過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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タオ=イーレイ
◆auPC5auEAk
[saga sage]
2018/08/09(木) 17:00:13.36 ID:ROo/6Q+F0
>>9
(――――天使や悪魔、神や魔王に、鍼って効きますかねぇ……?)
【たとえ相手が世界最強の人間だろうと、それがこの世なる生物であれば、相応に立ち回るだけの自信は――――傲慢も含めて、イーレイにはあった】
【だが、こうまで規格外の存在相手となると、流石に我を通せる保証はない。手を離した鍼が、チリチリと青い電光に導かれ、いつの間にか開いていたポケットの箱へと収まっていく】
【こんなものを振り回したとて、今は意味がない。それを理解させられた故だった】
……これはこれは。確かに、人にはそうそう真似できないだけのものは持ってるつもりですけどね?
――――あなたたちの興味するところの「『人間』の底知れなさ」ってのは、私にはイマイチですが、こっちの意味での「『人間』の底知れなさ」なら、ある程度は、ねぇ?
刺激を与え、力を起こし、そこに指向性を与えてやれば……人間ってのは思いの外、とんでもない領域に至る事ができるんですよねぇ……
眠るようにして死んでいく事も、狂い回りながら死んでいく事も、至福に溺れるようにして死んでいく事も、私の鍼は切り開くって訳です
逆に、眠らせた力を呼び覚ますように命を昂らせる事も、燃え尽きるほどに全てをアクセル全開にしてやる事も、ヒトが本来的に克服できるはずなのに、克服できてない病と、対等に戦わせる事も、そりゃ有り得るでしょう
――――そんなこんなの人間の神秘ってやつをモノにするために、何百人と『人形』が必要になりましたけどねぇ?
【人体の神秘――――時に、現代医療では解明されていない現象が現実になった時、人はそんなありふれた言葉で、それを表現し、そして濁してしまう】
【彼女は、誰も知らないそれ――――それでも『一部』に過ぎないのだろう――――を、自らの鍼でモノにして見せたのだという。だからこそ彼女の鍼は、人生の処世術そのものとなった】
【自らの力の価値を正しく理解し、そしてその力を振るって生きていく。――――その足元には、技術の発展のための『尊い犠牲とやら』が、道を作り上げて】
(「彼女達にとっては目の敵」? ――――嫌ですよ、そんな尋常ならざる連中に目を付けられるのは……私の立つ瀬が無くなっちゃうじゃないですか……ッ
まさか、そんなこんなで繋がって、とんでもない所に行き着くなんて――――やれやれ、世界ってのはまだまだ、そこが知れませんねぇ……)
【――――どうやら、彼ら「得体の知れない不条理な存在」の中には、自分の事をこの技術故に敵視する類までいるらしい】
【それを仄めかされて――――イーレイは、胸中にため息をこぼしていた。これでは、自分の目指す生き方の逆を行く事になってしまう】
【そんな連中を敵に回す事は、可能な限り避けたいのだが――――この技が奇跡の域に達しているからこその、その敵意なら――――回避するのは難しい】
っ……ぅ、――――ん……
【そっと、触れていた指がさらに伸びてくる。先ほどの牽制も意味はなかったし、これ以上重ねるものでもない。それを理解したイーレイは、不本意ながら、それをなすがままとするしかなかった】
【――――唇が、無力感にわななく。これはハッキリと、力の差を見せつけられての蹂躙だ。それは屈辱でしかなかった】
……暗がりの中で、こそこそしてるのは面白くないって、そういう事を言いたいんですかね……?
これでも表向き、静かな裏稼業なんですよ……? この人生は、役不足に映る訳ですかねぇ……
――――けど、残念ながら……私はまだコンタクティを持ってない訳で。えぇ……接触をできれば、それに越した事はないんですよ?
賭けになっちゃうことは否めません、ですが……んっ――――それに勝てれば、私は一息に、人生をモノにできる……
【嵯峨野の言葉は、どこか抽象的だった。『何』と、彼は言おうとしない。ただ『動け』としか言わない。その先に何を求めるか――――その言葉は無かった】
【あるいは、ただ『動く』事そのものを求めているかの如く――――あくまで表と裏の顔を使い分けているイーレイにとっては、それは危険な話だが】
【――――きっかけを待っていた事は、事実だった。例の『黒幕』と『円卓』との争い。そこに割り込んでいくためのきっかけを】
【或いは、眼前の不条理な――――仮に神々と呼ぶ――――連中の為す事に関わり、その先に自分の人生が切り開けるのなら、それも悪くはない】
【ただ、自分はその中に割って入っていく事を選ばなければならない――――人生の勝ちをものにするか、棒に振るか――――その勝率を高めるための、この『技』なのだ、と――――】
【――――嵯峨野の指が耳に触れた瞬間、言葉は不意に詰まり、息は乱れた――――】
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