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以下、名無しにかわりましてA雑民がお送りします(フォン・ブラウン)
[sage]:2026/06/10(水) 11:53:13.05 ID:3uU13ulrO
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_ -――/^\ニニ\-‐…_ -=-_
√=-V//-=ニ \√///-=ニニハ
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{=- .::{ .| \_/ _、xxxx、,,_ /, V/-=/`¨{〈-=ニニ} /,
乂√..:{ .| 〃. ノ:{(;;)ハ_ |`¨´=/| v/≧=〈 ./,
{.: .{ 」 {. 乂`¨:乂.| ./へニ/ .| |V/-= > /,
__.|.: :|ゞ´_,,、、、 宀^¨´ .|:.|:. |i.V .:| | v// /, ラヴクラフトは恐怖を描こうとした、けれど恐怖というものは最終的には死に結び付く
.{v/|.: :| .Y笊r_ | |:. |i .i | V/ /, ラヴクラフトが描こうとしたのは死のその先の恐怖だ
.{/}.|.: .|ハ{ 乂ゞソ リ| |:. .l |i|.v/ /, 永遠の憩いにやすらぐを見て、死せるものと呼ぶなかれ 果て知らぬ時ののちには、死もまた死ぬる定めなれば
.乂 |.: .|:::.. ^冖^ヽ | |:. .| li| .V/ /, と彼は謂うけれど、そんなものは如何ほどでもない、私という自我の終わりに比べれば
_|.: .|.i/ハ | |:. .| レ }i:V/ /, 千なる異形のわれに出会わぬことを祈るがよい、われこそは這い寄る混沌、ニャルラトホテプ
. /i:|.: .|i:i:i八 「 ヽ .|.: |:. ./i:i:iV/ /, かなたより饗宴に列する名状しがたきもの、ハスター
⌒|.: .|i:i:i:i:i:\. ー ' .|.: |:. ./.i:i:i:i: V/ /, かつて地球を支配していた古のものによって作り出されし原始の奴隷、忌まわしい不定形の原形質、ショゴス
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i 、 r .|.: | .:/ .._ -…- _i:V/ /, けれども、それが何だというのだろうかそこにおける未知はなおも死以前の恐怖に近く、目に見える手でさわれるものとしてある
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧s。 .イ /乂|.: |: .:/ ./ .\'/ /, ラヴクラフトは冒涜的な神話的な形式において恐怖を描こうとしたけれど、それらはあまり成功していないように思う
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: >`¨¨⌒_うぅi|.: |: ..:/. .′ \ /, そして、その中でも幾つかはその先に行こうとして、結局、死と同義の恐怖を描くことしか出来ていなかったように思う
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:( / レ⌒_⌒Yハ. / ,′ \ /, だが、ラヴクラフトが異質な恐怖を描く事に成功した作品がある
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ノ⌒〉⌒_ ( ノ V/..′ ‘, /, イースの大いなる種族によって行われる精神の捕囚を描いた時間からの影、存在の不可避に変質を描いた宇宙からの色
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:v/./ Y⌒ソ /⌒){ } { ‘, /, 自己そのものが得体のしれない何かである事をしるインスマウスの影やアーサー・ジャーミン卿の秘密
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〈./ |⌒ソ ¨¨´.{ リ リ ‘, /, 無為に世界が転倒し続けるアウトサイダー、雷に逐われ地下に潜って異形の怪物へと変貌したマーテンス一族を描く潜み棲む恐怖
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.ゞ^¨ ⌒ヽ ./ V/ .′ ゙; /, ラヴクラフトの傑出した作品はクトゥルフ神話的な体系化可能な部分にはなく、自己という存在がなにか異様で異質な存在のもとにある、あるいは影響下にあるという
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:リ { / .| / .゙; .'/, 自己そのものがなにか自分自身の知らない得体のしれない異様なものなのではないかという狂気の狭間に位置するところにある
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ .丿=ミ ./| | / ..: .} ./, ただし、アウトサイダーだけは更に特別と言っていいだろう、そこには自己と把握可能な私すらなく彷徨い歩くだけなのだから
|.: .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i;/ / // /〉.| .| / /.: } /,
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