ダンジョンの中のゴーレム

Tweet

322 : ◆4B11w35PgrOe [sage saga]:2026/09/26(土) 10:31:20.33 ID:mHAmq1fh0
     |_} \    __ _/  /   L    _Lへ}
     \_厂ヽ//  \ ̄ ̄> ‐ミー‐ Y___>‐'
      |    | /     \/  ̄ ̄ \
    | ̄ |\ /_{       |    _ O  ‘,
    | _|  \ :{       |   | |    i
      \    ∧        |   |_|    |
        「 ̄ /  \      ∧     O  .|
        ∨_ /    \__/  \__ __ /
        \      /|「\_/___//
           `''<__ /__|厂 ̄Γ≧x__/   _/`ヽ
               \__/   | ̄ ̄| ̄ト .,_ /}
                  `''<__|_ _/    }∠
                        `''<_/_ /
症状:カクヨム 縦組み切り替え 表示崩れ 横組みに戻せない
https://kakuyomu.jp/help/entry/preview_episodes
非対応端末なのかヘルプページに用意されたボタンを押しても直らず
詰み状態に陥ったかと考えたがCookie削除後に再ログインで回復
再ログインで対応ボタンが効いたのか単純に再ログインが効いたのか
わからない点はあるが検証は行わない
323 : ◆4B11w35PgrOe [sage saga]:2026/10/09(金) 20:40:42.15 ID:AjtHOamB0
「非公式の場とはいえ王に何という口を利くのだ下郎めが」
オーク王はブレードメイスを構えた。
「刑に処してやる」
おまえの骸はその辺りの《残飯漁り》にでもくれてやるとしよう。
消去スライムのことだ。強烈な溶融能力により遺骸の痕跡はたちどころに消える。
千年オーガ変異種に匹敵ないし凌ぐ戦棍の一撃が放たれた。
平伏し謝罪をしたところで既に遅かろう。もはや戦うほかない。
だが小細工なしの暴風と山崩れじみた一撃で迷宮下層の壁に身体が叩きつけられる。
強靭な壁さえも砕ける。高速自己修復こそあてにできるが五体が潰れ砕けている。
324 : ◆4B11w35PgrOe [sage saga]:2026/10/09(金) 20:42:18.38 ID:AjtHOamB0
 テーマ:機械 (400~10000文字)
 https://kakuyomu.jp/info/entry/koc2026aut1

 本文:

 ごうんごうんごうんごうん。

 ういいんういいんういいん。

 城壁に囲まれた迷宮の更に奥の裏手にあり、これもまた城壁に囲まれた小高い山の中から、ときおり機械の音がしていた。鋼鉄の巨船が揺れるような音。何かのモオタアの軸が回転するような音。だが、結局は得体の知れぬ正体不明の音だった。基本的には白昼に聞こえてくる音だ。だが夕方から聞こえてくることもある。極々まれには真夜中遅くから。
 迷宮は訓練施設のようなものである。むろん油断こそできぬが、兵や勘を忘れたくない予備役の道場じみている。じっさい道場のようなものなのだ。認められるまでは『教官殿』に鍛えられる。『教官殿』は迷宮の住人である。徒手空拳の鎧騎士。息の根を止める勢いではないが、殴られればもちろんそれなりに痛い。しばらく鍛えたそのあとに小鬼だとかといった化物と白兵戦闘をするのだ。

 ごうんごうんごうんごうん。

 ういいんういいんういいん。

 その日の昼間、昼下がりも例によってしばらく音が鳴っていた。詰め所にも音は伝播していた。「あれは何なのだろうか?」「わからん。調査は当面入らないようだ」「この迷宮すら調査されきっていない」『教官殿』が番人をしていることもあり化物たちは迷宮の外に出てこないが念のため詰め所がある。今後も今まで通りとは限らないからだ。「山羊頭の赤い鬼が下の方にいたらしい」「赤茶けた岩のような肌だそうだ」「それでも『教官殿』であれば難なく一蹴できるそうだが」「あれほどの戦士はなかなかいるものではない」

 ごうんごうんごうんごうん。

 ういいんういいんういいん。

 そして時おり裏の山から音がする。いっそどこか牧歌的であり不快な響きではないが、まこと得体の知れぬ気配の音である。名も無き精霊か某かの作業場の音なのかも知れぬ。詰め所のひとりが思うに、根拠などまったくないが悪しきものではないような気がしていた。
 だがこれでげにおそろしき邪悪の魑魅魍魎を生み出し地上へと送り込む地獄の作業機械であれば、冗談にもならぬし悲しきものがある。そうではないことを願いたいが、けしてそうとも限らない。楽観はしきれない。精々『教官殿』に稽古をつけてもらい備えるか。詰所番のひとりはそんなことを漠然と考えていた。

 そうしている内に、外は日が落ち沈み、じきに静けさの夜である。

 夜ともなれば機械の音も滅多には鳴らぬ。鳴ることもある。
 詰め所の夜番もそれをたまに聞き「あれは本当に何なのだろうな」と奇妙な気分になるのである。
 ためしに『教官殿』に聞いてみた者はいたが特に答えはなし。もし知っているものであれば教えていただきたいものであるが。そも『教官殿』は常日頃より黙して語らぬ。夜も遅くなれば迷宮より追い出される。何であれば詰め所の辺りまで転移させられる。

 そうして『教官殿』だけはそのまま残る。不寝番の防人である。
319.62 KB Speed:0.4   ↑ VIP Service AA独り言 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可):

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大4096バイト 最大45行


スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)