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美琴「嫌だよ・・・みんなにまた逢いたいよ・・・」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:06:44.12 ID:EpXRmkE0
とりあえず立ててみる

最初から書いたほうがいいのか

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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:11:16.41 ID:EpXRmkE0
美琴「(ここ・・・・・・どこ・・・・・?)」

ゴポ・・・ゴポ・・・と謎の音が美琴の耳に届いた。
辺りを見渡すと、大きな機械が何台も置かれ、その全てからケーブルのような管が出ている。
そしてそれらは全部、美琴の体に繋がっている

美琴「(どこなのよここ・・・体が動かない・・・)」

そこで美琴は気づく 自分は今培養液の入った水槽のような物の中にいることを

美琴「(いったい・・・何が・・・どうなって・・・)」

美琴は必死に体を動かそうとする
その時、部屋の扉が開く音がした

研究員「駄目です! 動かないで下さい!」

美琴「・・・?」

研究員「今あなたの生命維持に必要な機能のほとんどが、これらの機械で代用されているのです、無理に動こうとすればあなたは今度こそ死にます」

美琴「(何を・・・言ってるの・・・?)」

思えば、機械から出る管は自分の腹のあたりに固定されている

美琴「(私・・・誰かに捕まったの・・・? それにこの体・・・)」
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 04:11:22.23 ID:ALVOb72o
最初から希望です!
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:12:26.60 ID:EpXRmkE0
数日前、第七学区のとあるファミレスにて
いつもの四人組は昼食を食べながら話し込んでいた

ここ数日こうしてみんなで集まれる時間がなかったが、今日は黒子も初春も非番だったので久しぶりにこうして集まっている

佐天「それでその時初春がー」


美琴「えーっ、すごい気になるんだけど」

Pipipi・・・

黒子「あ、ちょっとすみません電話ですの」

黒子は席から立ち上がり少し席を外す
そして数分後困惑したような表情を浮かべて戻ってきた

美琴「あれ? 黒子どうかしたの?」

黒子「初春、固法先輩から伝言ですの 風紀委員は至急、各支部に集合するようにですって」

初春「ええ!? せっかくこれからあーいーすーを頼もうと思ってたのに・・・」

佐天「アイスって・・・最近寒いしお腹壊しちゃうよ?」

初春「何を言ってるんですか佐天さん! 私の能力ならアイスを何時間でもそのままにしておけるんですよ!? これならゆっくり味わって食べることが出来ちゃうんです!」

佐天「はいはい、分かったから・・・便利な能力だね」

黒子「初春・・・分かってるとは思いますけど、そんなことをしてる暇などありませんわよ」

初春「ちぇっ、分かりましたよう・・・」

黒子は渋る初春を従えてファミレスを後にした

美琴「何かあったのかな?」

佐天「さあ? でもけっこう白井さん深刻そうな顔してましたね・・・」

美琴「そういえば・・・今日天気予報がおかしかったけど、それが関係してるのかもね」

佐天「確かに・・・私初めてですよ、学園都市で降水確率20%とか天気予報で見たの」

学園都市の天気予報は外れることがない、とまで言われている
それほど、この街の科学力は凄まじかった
それが今日に限って、学園都市外で見られるごく普通の天気予報だった

佐天「さっきも春上さんが急に通り雨に降られたって、電話で愚痴ってきましたよ」

美琴「春上さんかー・・・最近会ってないけど、元気?」
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:14:31.43 ID:EpXRmkE0
>>3
おk 最初からやる(既に書いてるが)

佐天「すごい元気ですよ! 今度また遊びに来るって言ってました」

美琴「本当!? じゃあ今度は5人で遊びに行こうよ」

佐天「ええ、そうしましょう!」

風紀委員第一七七支部

初春「それってかなりヤバイんじゃ・・・」

黒子「ヤバイなんてものじゃありませんわ! 学園都市始まって以来の大事件ですわ!」

固法「今分かってるのはこのくらいね、また何か分かったら警備員から通達が来ると思うわ」

初春「分かりました・・・でも、学園都市の監視衛星が全て壊されるなんて・・・」

黒子「監視衛星を破壊するということは、上層部に感づかれたくないということ・・・つまり、侵入者がいる可能性がある・・・ってことですのね?」

固法「ええ、そういうことね・・・特に白井さん、巡回の時とかは気をつけてね」

黒子「はいですの」

ファミレス前・・・

佐天「じゃあ御坂さん、また遊びましょう!」

美琴「うん、気をつけて帰るのよー!?」

佐天「はーい! じゃあさようなら」

美琴「じゃあねバイバイ」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:15:00.30 ID:EpXRmkE0
佐天と別れ、美琴はぶらぶらと街を歩いていた
すると聞き覚えのある声が聞こえてきた

インデックス「とうま! 今日は絶対に焼肉なんだよ!」

上条「待て! 今月は本当に金がないんだ! 来月まで待ってくれ!」

インデックス「うう〜・・・しょうがない、あきらめるんだよ・・・」

上条「ごめんなインデックス」

インデックス「いいんだよ! それより来月楽しみにしてるんだよ!」

美琴「ちょっとアンタ!」

上条「いっ!? この声は・・・(無視無視、何も聞こえませんよー)」

美琴「って無視しないでよ!」

上条「さ、さあインデックス! 帰ろうぜ」

インデックス「気のせいかな? みことの声が聞こえる気がするんだよ」

上条「幻聴だろ? それより早く帰ろうぜ」

美琴「この・・・当麻さんってば!」

美琴が上条の腕を掴む

上条「だーっ! 気づかないフリしてたのに何てことしてくれたんだ!」

美琴「うっさいわね! こうして声かけただけでもありがたく思いなさい!」

インデックス「あ、やっぱりみことなんだよ」

美琴「インデックスは相変わらず元気そうね」

上条「それで何の用だよ? 俺たちもう帰るぞ」

美琴「いや・・・別に用事はないけど、アンタが視界に入ったからつい・・・」

上条「あのな・・・」

美琴「ああごめんなさい、私も帰らないとヤバイんだった・・・じゃあね」

上条「何しに来たんだあいつ・・・」

美琴はその場から走り去って行った
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:16:05.71 ID:EpXRmkE0
常盤台中学学生寮

美琴「ただ今戻りましたー」

寮監「おお帰ったか、白井が探してたぞ」

美琴「黒子が?」

部屋に入ると、そこには黒子が深刻な顔を浮かべていた

黒子「あっ、お姉さま! ようやく帰ってきましたのね」

美琴「どうしたの? そんな顔して」
黒子「お姉さま、これから話すことは内密にして頂けます?」

美琴「?」

黒子は先ほどの監視衛星の件と、学園都市に侵入者がいるかもしれないことを美琴に話した

美琴「それで急に呼び出しかかったのね・・・」

黒子「お姉さまも気をつけて下さいですの」

美琴「分かった、黒子も気をつけてね」

黒子「はうっ! お姉さまが黒子の心配を・・・感激ですの!!」

美琴「コラッ! ここぞとばかりに抱きつこうとすんな!」

暗部組織「アイテム」の隠れ家

フレンダ「そういえばさ・・・知ってる? 学園都市に侵入者がいるかもしれないってさ」

浜面「なんだよ藪から棒に」

フレンダ「麦野から聞いたから」

浜面「何であいつがそんなこと知ってるんだ?」

フレンダ「さあ、レベル5だからじゃないの?」

滝壺「zzz・・・」

フレンダ「それにしても遅いね麦野と絹旗」

フレンダが時計を見上げながら言った

浜面「やっぱり俺もついていったほうが良かったのか?」

フレンダ「結局、浜面がいても荷物持ちくらいしかできない訳よ」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:17:01.73 ID:EpXRmkE0
浜面「おい・・・」

フレンダ「あはは、ごめんごめん でも本当に遅いね・・・ちょっと麦野に電話してみるか」

初春『それは災難でしたね・・・大丈夫ですか?』

春上『うん大丈夫なの そうそう、今度遊びに行くね』

初春『本当ですか!? やったあ!久しぶりに会えますね!』

その時、春上の周りに5〜6人の男たちが現れ、春上を取り囲んだ

春上『・・・?』

初春『春上さん・・・? どうかしました?』

春上『ごめん初春さん、ちょっと用事が出来たから・・・また後でなの』ピッ

初春『ちょ、ちょっと春上さん!?』

春上「で、あなたたちは・・・?」

男「第八位、春上衿衣だな?」

男の一人が前に出てきて言った

春上「だったら・・・何ですか?」

男「やれ!」

男の指示で残りの男たちが春上に襲いかかってきた
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:19:22.03 ID:EpXRmkE0
春上「いきなりそういう真似は・・・行儀が悪いの!」

春上が地面に手を置き、演算する

バキイッ! バキバキ・・・ツ

すると地面が揺れて、男たちの攻撃を阻んだ

春上「ちょっと・・・ごめんなさいなの!」

ブゥーン・・・
春上が大気を振動させながら拳に力を溜める

そしてそれを一気に男に叩き込んだ

バキッ・・・ベキベキッ・・・
骨の砕ける音が響く

男「ぐ、ぐああああ!!」

攻撃を喰らった男はたまらず倒れる

春上「手加減したから大丈夫なの あ、肋骨は全部イっちゃったかもしれないけど」

男「ひいい・・・強すぎる・・・」

男たちは春上の能力を目の当たりにし、一目散に逃げ出した

春上「何だったのいったい・・・」

その様子を監視カメラが捉えていた

カメラの映像をモニターで見る男がいた

???「今のが学園都市レベル5の第八位、振動制御『春上衿衣』か・・・」



春上さんの能力はグラグラの実という超設定
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:19:56.48 ID:EpXRmkE0
その頃、春上と同じように残りのレベル5の7人の所にも数人の男が現れ、襲い掛かっていた

その一人、第三位 御坂美琴は・・・

武装した数人の男に取り囲まれていた
彼らはショットガンやマシンガンなどで武装している

美琴「あのー・・・私、急いでるんでそこ通してもらえますか?」

男「第三位、御坂美琴だな?」

美琴「だったら?」

美琴が答えた次の瞬間だった

男「撃て!!」

ズガガガッ!!
男たちは持っている銃を美琴に乱射した

美琴「いきなり!?」

美琴は能力で電気の壁を造り出した

ガンッ! ガンッ!

銃弾はすべて電気の壁に阻まれ、美琴には届かない

男「ちっ・・・やはり重火器は通用しないか」

美琴「何が目的? 私を仕留めたいならキャパシティダウンでも使わなきゃ」

男「馬鹿が、俺ら下っ端がそんなキャパなんとかなんて持ってるわけないだろ!」

美琴「自慢してどーすんのよ?」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:20:53.34 ID:EpXRmkE0
男「馬鹿め! 隙を見せたな!」

ズガンッ!
男がショットガンを美琴に放った

美琴「だから効かないって分かんないの?」

その攻撃も電気の壁に阻まれ美琴には通じない

美琴「目的は何なのか・・・洗いざらい吐いてもらうわよ!」バリバリバリ!!

美琴がそう言った途端、美琴の背中に青白い電気で翼のようなものが形成された

男「な・・・武器が・・・!?」

次に美琴は磁力で男たちの重火器を取り上げ、それを磁石のように自分の腕にくっつけていき
さながらそこに巨大な手があるかのように見せる

美琴「はああっ!!」

そしてそれをフルパワーで男たちの頭上に振り下ろす

男「うわあああ!!」

悲鳴をあげて逃げ惑う男たち

美琴「さあ吐いて頂戴、目的は何?」

男の一人に歩み寄り美琴は問いただす

男「し、知らない! 俺たちは雇われただけなんだ! レベル5の戦闘データを集めるように依頼されて・・・」

美琴「依頼? じゃあ依頼主の名前は?」

男「それ以上は俺も知らない、本当だ! だいたい俺らみたいなチンピラがレベル5に勝てるはずがないだろ!?」

美琴「そういえば・・・黒子が侵入者がいるかもとか何とか言ってたわね」

男「あ、あの・・・もう帰っても?」

美琴「あ、うんいいよ 今度向かってきたら黒コゲにするからそこんとこよろしく」

とびっきりの笑顔でとんでもないことを言ってのける美琴

男「ひい・・・すみませんでしたーっ!!」

美琴「何だろう・・・何か嫌な予感がする・・・」

美琴の予感は後に的中してしまうのだった…
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:21:27.62 ID:EpXRmkE0
絹旗「麦野、携帯が超鳴ってますよ」

麦野「あ、ホントだ・・・フレンダからね」

麦野『はいはーい、どうしたの?』

フレンダ『いや、帰り遅かったから・・・』

麦野『心配してくれたのー? クス、大丈夫よ変なチンピラに絡まれてたけど消し炭にしたから』

麦野たちの周囲にはやはり数人の男たちが倒れている

絹旗「(狙われてのは麦野だった気がしますが・・・何だったのでしょう?)」

モニターを見つめる男は椅子から立ち上がると、手元にある書類をめくった

『学園都市のレベル5』
第一位 一方通行 通称『一方通行』
第二位 未元物質   『垣根帝督』
第三位 超電磁砲   『御坂美琴』
第四位 原子崩し   『麦野沈利』
第五位 心理掌握   『三浦沙姫』
第六位 不死鳥    『魔堂幻ノ介』
第七位 念動砲弾   『削板軍覇』
第八位 振動制御   『春上衿衣』

???「この8人が学園都市の最高戦力か、こいつらを皆殺しにすれば学園都市は壊滅したも同然・・・」

翌日・・・

美琴「え? え? わ、私何か悪いことしたっけ?」

黒子「何が書いてありますの? その理事会から届いた文章」

美琴「召集に応じない場合は・・・貴女の持つレベル5としての全ての称号と地位を剥奪するって・・・」

黒子「まあ、それは穏やかではないですわ って召集?」

美琴「どうやら理事会から強制召集かかってるみたい・・・面倒くさ」

黒子「お、お姉さま・・・理事会からの命令を無視するのはさすがに・・・」

美琴「いや行くわよちゃんと でもさー」

黒子「何ですの?」

美琴「この書き方だと、レベル5全員が召集受けてるみたいなんだよね」

黒子「なら春上さんに連絡してみたらどうですの?」

美琴「うーん・・・そうする」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:22:37.50 ID:EpXRmkE0
春上『あっ御坂さん、丁度こっちから電話しようと思ってたところなの』

美琴『なら話が早いわ 理事会から話来てる?』

春上『はい、今朝届きました 御坂さんどうします?』

美琴『やっぱり行くしかないわよね・・・剥奪されたくないもん』

春上『そうですね・・・ところで御坂さん、昨日変な奴らに襲われませんでした?』

美琴『そうだけど・・・もしかして春上さんも?』

春上『はいなの、これってもしかして・・・』

美琴『狙われてるのは・・・レベル5ってこと?』



ここまでがVIPでの前々々スレ
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:23:31.00 ID:EpXRmkE0
三日後、第一学区
学園都市理事会本部の建物内

春上「私、御坂さん以外のレベル5の人に会うの初めてなの」

美琴「そうなんだ」

春上「私がレベル5認定されたの一か月前だから・・・」

美琴「ああ、そうだったわね・・・もしかして会うの楽しみにしてたとか?」

春上「はいなの、どんな人たちなのかなーって」

美琴「私も直接会って話したことがあるのは3人しかいないけどね」

春上「そうなんですか?」

美琴「うん、特に第一位とは昔いろいろあってね・・・まあ今は妹がそいつと暮らしてるんだけど」

春上「第一位と!? さ、さすがは第三位なの」

美琴「第三位なんてたいしたことないわよ、攻撃翌力なら春上さんの能力がレベル5最強じゃない?」

春上「でもあんまり使うと街が・・・」

美琴「地震だもんねー、日常生活では私の能力のほうが役に立ちそうかな?」

春上「それはそうですよ、御坂さんの能力って汎用性抜群なの」

美琴「電磁力は応用利くからね、演算大変だけど」

二人が話しながら歩いていると、集会室が見えてきた
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:24:25.48 ID:EpXRmkE0
扉の前には理事会の者と思われる黒服の男がいた

黒服「お待ちしておりました、第三位御坂美琴様と第八位春上衿衣様ですね?」

美琴「はい」

春上「はいなの」

黒服「もう既にみなさんお揃いです、どうぞ中へ」

黒服の誘導で二人は部屋の中に入っていく

既に部屋にいた6人は横一列になって座っている

黒服「御坂様と春上様もどうぞお掛け下さい」

黒服に言われて美琴と春上も席に腰を下ろした

春上「(こ、これがレベル5・・・なんか恐い・・・)」

美琴「(思えばこんな風にレベル5が集まるのって初めてかもね・・・)」

黒服「それではもう暫くお待ち下さい」

黒服はそう言って部屋から出て行った

垣根「ちっ、まだ待たせる気かよ・・・いい加減ムカついてきた」

麦野「クス、相変わらず気が短いわね カルシウム足りてないのねきっと」

垣根「あ?」

麦野「あらごめんなさい、気にしないで独り言だから」
一触即発の状態になる垣根と麦野

一方通行「おい、うるせェぞ 少しは静かにできねェのか」

美琴「(うわっ、一方通行まで絡み始めた・・・関らないほうが無難ね)」

春上「(早く帰りたいの・・・)」

その時、左から美琴に話しかける少女がいた

心理掌握(三浦沙姫)「ねえあなた、学校の先輩にくらい挨拶したらどうなの?」

美琴「あ、すいません三浦先輩 全然全く気づきませんでしたー」

三浦「相変わらずムカつく後輩ですこと・・・でもいいのかしら? そんな態度とると・・・」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 04:27:37.70 ID:ALVOb72o
ああこの話か
思い出したw
10日くらい前にやってたやつかw
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:27:52.63 ID:EpXRmkE0
美琴「!?」

三浦「ふーん、この間意中の男性にまた会っちゃったんだあ」

美琴「ちょ、何を・・・」

三浦「それで手を握っちゃった・・・恥ずかしい・・・はいはい青春してますこと」

美琴「か、勝手に人の心の中読まないで下さい!」

三浦「じゃ、後輩は後輩らしくしなさい」

美琴「うう、すみません・・・」

春上「(御坂さんが謝った!? もしかしてこの人が第二位か第一位!?)」

三浦「私は第五位よ、可愛らしいお嬢さん」

春上「読心!?」

美琴「ついでだから紹介しとくわね、この人は三浦沙姫先輩 常盤台中学の三年生、つまり私の先輩」

春上「能力は・・・?」

美琴「心理掌握って能力よ 簡単に言えば精神系のほとんど全部が支配できるわ」

三浦「紹介ご苦労ね、そういうあなたは第八位の子かしら?」

春上「は、はい! 春上衿衣なの」
美琴「先輩、あんまり私の友達を恐がらせないで下さいよ」

三浦「そういうこと言うと・・・」

美琴「はっ! ごめんなさい・・・」

そこで理事会の幹部らしき人物が入室してきた

幹部「お待たせした、それでは始めようか」

垣根「やっとか・・・」

麦野と睨み合いを続けていた垣根も前を向き直す

幹部「本日君たちレベル5に集まってもらったのは他でもない、先日起きた監視衛星破壊の件についてだ」

幹部の言葉は続く

幹部「単刀直入に言おう、学園都市に侵入者がいる」

美琴「(黒子が言ってた通りね・・・)」
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:29:01.59 ID:EpXRmkE0
幹部「まだ敵の正体、目的は調査中だが・・・」

そこでこの男が幹部の言葉を遮った

一方通行「回りくどい言い方はすンな 俺たちを集めた理由を早く話せよ」

幹部「やれやれ・・・察しがいいな では本題に移ろう」

幹部「先日君たちはある集団に襲われた筈だ」

美琴「・・・・・・」

春上「・・・・・・」

二人はこの間の件を思い出す

幹部「その者たちが通じていた黒幕は理事会が調べている、君たちレベル5にはその侵入者を撃破してほしい」

一方通行「やっぱりそういう話かよ」

幹部「それと一般学生はまだこの件について知らない、事件が大事になる前に我々としても手を打ちたい」

幹部「そしてこうしてレベル5の前に現れたということは、敵の狙いもまた君たちである可能性がある」

幹部「君たちは学園都市最強の8人、遅れをとることはないとは思うが 一応、用心しておいてくれ」

その後も幹部からこの件についての報告が続いた
大半は途中から話を聞いていなかったが

そして会議終了後・・・

美琴「なんだか厄介なことになってるみたいね・・・」

春上「どうしましょう御坂さん」

美琴「とりあえず襲ってきたらブチのめせばいいんでしょ? 割と簡単ね」

春上「大丈夫かな・・・」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:29:42.17 ID:EpXRmkE0
とあるマンション

打ち止め「おかえりーってミサカはミサカは家主の帰りを迎えてみる!」

一方通行「うるせェ」

打ち止め「はうっ! 容赦なく切り捨てられたってミサカはミサカは落ち込んでみる・・・」

一方通行「たくっ、このガキは・・・」

アイテムの隠れ家

麦野「はーっ疲れた」

絹旗「あ、お帰りなさい麦野」

浜面「帰ってきたか、どうだったんだ今日の 俺は垣根に喧嘩売ってるんじゃないかとヒヤヒヤしてたぞ」

麦野「あら浜面、私の心配してくれてたの? そんなんで高感度上げようとしても無駄よ」

浜面「何を言ってんだよ・・・俺が心配なのはお前のその性格だよ・・・」

とある廃ビルの一室・・・

部下「レベル5の身辺調査、完了しました」

???「ご苦労」

男は部下が持ってきた書類をめくりながら思案する

???「真っ向からレベル5を殲滅し学園都市に完全なる敗北を突きつけるのも面白いが、どちらにせよこの街の人間は全て[ピーーー]予定・・・」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:30:27.62 ID:EpXRmkE0
???「おいお前」

部下「はい?」

???「キングたちをここへ呼んで来い」

部下「は、はい!」

しばらくすると3人の男と1人の女が部屋に入ってきた

???「レベル5を一人ずつ選べ、そしてそいつを殺せ やり方は各自に任せる」

アイテムの隠れ家

フレンダ「浜面、夕飯の買い物行ってきて」

浜面「ああ」

絹旗「あ、私も行きますよ 浜面に任せては皆さん超心配でしょうから」

浜面「どんだけ信用ないんだ俺は・・・」

絹旗「さあ、さっさと行きましょう」

浜面を連れて絹旗は隠れ家から出て行く

麦野「・・・・・・・・・・」

滝壺「麦野、どうかした?」

麦野「いや、別に・・・」

麦野「(レベル5を狙ってる・・・としたら私たちの素性も調べられてるってこと?)」

麦野「(でも仮に襲われたとしても・・・この子たちはレベル4だし・・・大丈夫か・・・)」

考え事をしていた麦野だったが、やがて腰を下ろした
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:33:07.89 ID:EpXRmkE0
買い物を追え、隠れ家に戻る絹旗と浜面
そんな二人を見張る影があった

部下「どうやらあれが第四位の仲間みたいですビショップさん」

ビショップと呼ばれた男が絹旗たちを見る

ビショップ「あの男は誰だぁ? 確か第四位の仲間は女が3人だと書いてあったが・・・」

部下「奴は浜面仕上ですよ、レベル0の無能力者なので特に問題はないかと」

ビショップ「なんだそうかぁ」

絹旗「浜面・・・」

浜面「ん? どうした?」

絹旗が小声で続ける

絹旗「後ろを見ずに超聞いて下さい どうやら誰かに超尾行されてるようです」

浜面「尾行って・・・なんでまた?」

絹旗「もしかしたら麦野の言っていた事件と超関係があるのかもしれません」

浜面「レベル5襲撃事件か? ならこのまま戻るのはマズくねえか?」

絹旗「そうですね・・・隠れ家がバレるといろいろ面倒なことになりそうですし」

浜面「じゃあどうするんだ?」

絹旗「逆に捕まえて目論見を吐かせましょう」

絹旗がそう言った瞬間だった

ズガンッ!
銃声が辺りに響いた
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:33:38.81 ID:EpXRmkE0
浜面「!?」

絹旗「先に動かれたみたいですね・・・」

見ると、数人の男たちが二人を取り囲んでいた

部下「へへ、喰らいやがれ!」

部下が絹旗に向けて銃を撃つ

ガンッ!
鈍い音がしたかと思うと、ポロッと銃弾は絹旗にあたらずに地面に落ちた

絹旗「私の窒素装甲は拳銃なんかでは貫けませんよ」

ビショップ「ほうほうそれが窒素装甲かぁ! 面白い能力だなぁ」

浜面「誰だこいつ・・・?」

絹旗「どうやらあなたがこの事件の首謀者みたいですね」

ビショップ「そいつは違うなぁ、俺はただの幹部、こいつらは適当に雇った学園都市のチンピラだぁ」

絹旗「そうですか・・・別にどっちでも超構いませんけど」

絹旗はそのまま能力で手下どもを攻撃し始める

部下「うぎゃあああっ!」

数分後、そこには絹旗と浜面、ビショップが残った

絹旗「あとはあなただけですね」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:34:45.33 ID:U0iD3pYo
こっち来てたのか
頑張って完結させてくれ
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:37:11.21 ID:EpXRmkE0
ビショップ「ほおやるじゃねえかぁ そこのレベル0も」

絹旗「浜面をただのレベル0と思わないで下さい 浜面は超レベル0なんです」エッヘン

浜面「何を言ってんだお前は・・・」

ビショップ「そしてお前の能力は見たところ打撃系だなぁ」

絹旗「・・・・・・・・・」

余裕を崩さないビショップの態度に絹旗は警戒する

絹旗「負け惜しみですか? どの道あなたもここで倒しますが」

ビショップ「俺を・・・倒す? 面白い冗談だ」

絹旗「冗談ではないことを今教えてあげます!」

絹旗がビショップに突っ込み能力を用いて殴ろうとした

ガシッ!

絹旗「な・・・!?」

絹旗が驚く
窒素装甲の攻撃が受け止められたからだ

ビショップ「残念だったなぁ!」

ドゴッ!!
ビショップが絹旗の腹を殴った

絹旗「が、がはっ・・・」

浜面「き、絹旗!」

絹旗「く・・・(こいつ、なんて馬鹿力ですか・・・)」
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:37:49.08 ID:EpXRmkE0
ただの打撃で窒素装甲を破れる人間はそうはいない
そのことが絹旗は引っかかった

絹旗「(まさかこいつも能力者!?)」

浜面「絹旗! あぶねえ!」

絹旗「えっ・・・がはっ!!」

浜面が叫んだ時にはもう絹旗は殴り飛ばされていた

浜面「絹旗! しっかりしろ!」

絹旗「う・・・浜面・・・逃げて下さい・・・」

浜面「お、お前何言って・・・」

ビショップ「ほう自分より弱いレベル0を逃がすつもりかぁ さすがはレベル4だなぁ」

絹旗「私がこいつを食い止めます・・・浜面は麦野たちにこのことを・・・」

絹旗がフラフラと立ち上がる

浜面「ならお前が逃げろ! ここは俺がやる!」

絹旗「超馬鹿なことを言わないで下さい、浜面じゃ普通に殺されますよ」

浜面「でもよ・・・」

絹旗「でもも何もありません! 早く行って下さい!」

浜面「ちっ、分かったよ・・・すぐに戻る!」タタッ

絹旗「それでいいです・・・」
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:38:43.85 ID:EpXRmkE0
ビショップ「相談タイムは終わったかぁ?」

絹旗「そうですね、さあ始めましょうか」

ビショップ「超うるさいですよ それより答えて下さい、あなたの能力は何ですか?」

ビショップ「ああ俺の能力は・・・肉体強化だ」

絹旗「肉体強化・・・通りで馬鹿力な筈です」

ビショップ「俺の力は組織の中でも安い能力でなぁ・・・他に比べると見劣りするがなぁ」

絹旗「(この攻撃翌力からしておそらくレベル4級・・・防御も役に立ちませんし、攻撃は効かない・・・どうしましょうか・・・)」

絹旗が考えていると、突然ビショップの姿が消えた

絹旗「!?」

直後、背中に大きな痛みが走った

絹旗「ぐっ・・・!!」

ビショップ「ククク・・・」

絹旗「い、いつの間に背後へ・・・!?」

ビショップ「俺は人間の限界を超えた力が出せる」

絹旗「?」

ビショップ「ただ力が増すだけじゃねぇ 俺は全てを人間の限界を超える速度やパワーに変化させられる」

絹旗「人間の潜在能力を自由に引き出す力ってことですか・・・・・・・」

ビショップ「言い方を変えるとそうなるかぁ」

絹旗「(ただの強化系だとばかり・・・これは・・・超やばいですね・・・)」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:39:17.43 ID:EpXRmkE0
ドゴッ!

ビショップが絹旗の鳩尾を思い切り殴った

絹旗「がっ・・・は・・・」

絹旗はそのまま気を失ってしまった

ビショップは絹旗を見下ろしながら大声で言った

ビショップ「おい! こいつを捕らえておけ!」

部下「は、はい!」

戦闘に参加していなかったらしい部下が絹旗に近寄る

絹旗「・・・・・・・・」

気絶している絹旗の両手に何やら枷をはめ、絹旗を担ぎ上げた

ビショップ「なんだ簡単に行き過ぎじゃねえかぁ これならノルマ達成もすぐかぁ?」

その頃のアイテム隠れ家

滝壺「はまづらお帰り、どうしたの? 血相変えて」

浜面「た、滝壺・・・麦野は!?」

麦野「呼んだ?」

奥から麦野が出てきた

浜面「麦野大変だ! 絹旗が・・・」

麦野「絹旗がどうかした?」

浜面「妙な奴らに襲われて・・・きっとこの間お前を襲った奴らの一味だ」

麦野「浜面・・・その場所に案内しなさい」

浜面「ああ」

フレンダ「何々? どうしたの?」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:39:48.65 ID:EpXRmkE0
麦野「フレンダ、ちょっと出てくるから 何かあったら滝壺を守ってあげて」

フレンダ「へ? 行くってどこへ?」

麦野「絹旗を助けに」

フレンダ「絹旗を? どういうこと!?」

浜面「悪いけど説明してる時間はねえ! 滝壺を頼んだぞ!」

そう言うと浜面と麦野は隠れ家から出て行った

麦野「ここ?」

浜面「ああ・・・その筈だが」

麦野「誰もいないじゃない・・・まさか道間違えたの?」

浜面「そんなはずは・・・」

その時、麦野の携帯が鳴った
着信名は「絹旗最愛」

麦野『もしもし?』

ビショップ『お前が原子崩しかぁ?』

麦野『絹旗はどこ?』

ビショップ『安心しなぁ、まだ殺してはいない まあ動けない体にはなってるかもしれんがなぁ』

麦野『アンタ・・・!!』

ビショップ『分かってるとは思うが俺らの狙いはレベル5だ』

麦野はビショップの言おうとしていることが分かった

麦野『分かったわ・・・そこは何処?』

ビショップ『察しがよくて助かるぜぇ、そこから1キロ行った所に廃工場がある そこへ一人で来い』

麦野『ええ分かったわ』
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:40:31.44 ID:EpXRmkE0
浜面「麦野、あいつからだろ? どうだって?」

麦野「絹旗を助けたければ、レベル5である私一人で来なさいって」

浜面「一人で・・・? 駄目だ麦野! 罠に決まってる!」

麦野「はーまづらぁ・・・私を誰だと思ってるわけ?」

浜面「確かにお前はレベル5だが・・・敵は絹旗を簡単に打ち負かすような奴だ! 一人で行かせられねえよ!」

麦野「はいはい心配ありがと、ちゃんと絹旗連れて帰って来るから待ってなさい」

麦野はそう言うと走っていった

浜面「おい麦野! 大丈夫かよ・・・」

いや大丈夫、あいつはレベル5
レベル0の俺が行っても足手まといになるだけ・・・

浜面「くそっ・・・麦野頼んだぞ・・・」

やがて麦野は廃工場にたどり着いた

麦野「来たわよ・・・絹旗を返して」

ビショップ「来たかぁ、レベル5」

絹旗「・・・・・・・・」

麦野「絹旗!」

ビショップ「気絶してるだけだ さあまずは一人目・・・」

麦野「アンタ・・・ブチ殺し確定ね」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:41:18.96 ID:EpXRmkE0
廃ビルの一室

部下「麦野沈利と交戦状態に入った模様です」

???「そうか、他にレベル5に接触した者は?」

部下「先ほどナイト様が垣根帝督に接触しました」

???「ところで奴はどこへ行った?」

部下「さ、さあ・・・・先ほどまで部屋にいらしたのですが・・・」

???「奴は我が軍の重要な戦力・・・まさか独断でレベル5を仕留めに行ったか・・・?」

第七学区・・・

佐天「あーあ・・・今日も初春と遊べなかったなあ 最近忙しいみたいだし」

佐天「これからどうしようかなー・・・ん? 何だろうあのおじさん・・・」

佐天の視線の先には珍しい黄色のスーツに身を包み、サングラスをかけた壮年の男がいた

佐天「あんな人第七学区にいたっけ・・・」

佐天がそんなことを考えていると、男は佐天に気づいたようで佐天に近づいてきた
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:41:51.97 ID:EpXRmkE0
常盤台中学学生寮

美琴「つーわけだからアンタも気をつけなさい」

黒子「分かりましたですの、それとお姉さま」

美琴「ん?」

黒子「風紀委員でも情報を掴もうと躍起になってますが、まだ詳しい情報は分かっていませんの」

美琴「そうみたいね」

黒子「ですから敵側の戦力も分かりません、お姉さまも危険だと判断したらすぐに逃げて下さい」

美琴「うん分かった でも大丈夫よ」

黒子「そうだといいんですけど・・・」

美琴「あ、そうだ 明日お昼みんなで食べない? 春上さんも誘って5人で」

黒子「いいですわね!・・・と言いたいところですけど、この件が片付くまではのんびりしている暇はなさそうですの」

美琴「やっぱりかー・・・残念ね じゃあ早いとこ解決しなきゃね!」

黒子「はいですの」

美琴「(明日は当麻さん探しでもしようかな・・・)」

その頃の麦野・・・

麦野「くっ・・・この・・・」

ビショップ「そんなモンかぁ? レベル5の力ってのは」

麦野「ゼェ・・・ゼェ・・・(コイツ、想像以上に強い・・・!)」

絹旗「う、うーん・・・・・・」

その時、絹旗が目を覚ました

麦野「絹旗! 大丈夫!?」

絹旗「ふえ・・・? む、麦野!?」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:42:42.17 ID:EpXRmkE0
ビショップ「起きたか・・・」

麦野「ちょっと待ってなさい、すぐに助けてあげるから」

絹旗「そうだ私、そいつに捕まって・・・む、麦野! そいつ強いです! 気をつけて下さい!」

麦野「そういうことは私がここに来た時に言ってほしかったわ・・・」

ビショップ「ちょうどいい、見ていろ そこで原子崩しがなぶり殺されるサマを!」

麦野「くっ・・・!」

絹旗「麦野!」

ビショップ「お前の能力の弱点は、その破壊力故に発動に時間がかかるところだぁ」

麦野「(やっぱり私の能力のことまで調べて・・・!)」

ドゴォッ!!
ビショップが麦野の腹を殴る

麦野「ぐぅ・・・っ!」

絹旗「麦野! (このままではまずいです・・・どうすれば・・・)」

麦野「ゼェ・・・ゼェ・・・」

ビショップ「そろそろトドメといくか・・・」

ビショップの手が刃物のように鋭くなる

麦野「!!」

そしてそのまま麦野に突っ込んできた

ドスッ!
それは麦野の腹を貫く

絹旗「そんな・・・」

ビショップ「クク・・・レベル5もたいしたことはなかったなぁ」

ビショップが勝ち誇りほくそ笑む



この辺までが前々スレ
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:43:11.96 ID:EpXRmkE0
それが一瞬の油断を生んだ

ガシッ!

ビショップ「な!?」

麦野は自分の腹を貫いたままのビショップの腕を掴んだ

麦野「つーかまえたぁ・・・!!」

ビショップ「な、お前まさかわざと攻撃を!?」

麦野「いくらアンタでも、この距離から喰らえばどうなるか分かるわよね?」

ビショップ「くそ・・・!!」

麦野「遅い!」

ドゴォォォン!!
麦野の原子崩しが至近距離からビショップの右半身を吹き飛ばした

麦野「血がついちゃった・・・この服買ったばかりなのになあ・・・そうだ絹旗」

絹旗「む、麦野! 大丈夫ですか!?」

麦野「だ、大丈夫・・・急所は外すようにしたから」

絹旗「でも早く手当てしないと・・・」

麦野「大丈夫だって・・・それよりこの枷、どうやって外すのよ?」

絹旗「鍵ならあの男が持ってると思いますけど」

麦野が倒れているビショップを見ると、確かに近くに鍵のようなものが落ちていた

麦野「よっと・・・」

それを使って絹旗の枷を外した
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:48:22.09 ID:EpXRmkE0
絹旗「はあ・・・ようやく超解放されました」

麦野「アンタも結構やられたでしょ、さあ病院行くわよ」

ビショップ「ククク・・・・・」

その時、ビショップの笑い声が聞こえてきた

麦野「な!? まだ生きてる・・・!?」

ビショップ「これで・・・勝ったと思うなよ・・・お前らも道連れだぁ」

ビショップがそう言うと銃を持った集団が麦野と絹旗を取り囲んだ

麦野「やば・・・」

ビショップ「さあやれ!」

集団が銃を撃とうとした瞬間、何かが飛んできてそれが爆発し集団をなぎ払った

集団「ぐあああああああ!!」

ビショップ「な、なん・・・だと・・・」

麦野「これは・・・」

フレンダ「結局、来てみて正解だった訳よ」

浜面「麦野! 絹旗! 無事か!?」

滝壺「麦野、ひどい怪我・・・」

麦野「アンタたち・・・」

絹旗「超助かりました、ありがとうございます」

フレンダ「てか麦野大丈夫!? メチャクチャ血が出てるじゃん!」

麦野「だ、大丈・・・夫・・・」ガクッ

そこで麦野は倒れてしまった

浜面「麦野!? って気絶してるだけか」

滝壺「はまづら、麦野ときぬはたを病院に連れて行こう」

浜面「そうだな、奴らはどうする?」

フレンダ「適当に警備員でも呼んどけばいいんじゃない? それより早く行こう」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:49:28.28 ID:EpXRmkE0
その頃の佐天・・・

佐天「(わっ、あのおじさん近づいて来る・・・)」

黄色スーツの男「ちょっといいかねぇ〜」

佐天「は、はい! なんですか!?」

黄色スーツの男「レベル5ってのがどこにいるのか知ってるかねぇ〜?」

佐天「レベル5ですか? (この人、なんかヤバイ気がする・・・)」

黄色スーツの男「そう、レベル5」

佐天「いや・・・知りません、というか分かりません」

黄色スーツの男「なるほど、それなら仕方ないねぇ〜」

ピカッ!

佐天「!?」

男の体が光ったかと思うと、男は一瞬でそこから消えてしまった

佐天「き、消えた・・・今の人いったい何者なの? 一応、白井さんたちに言っといたほうがいいかな・・・」

廃ビルの部屋

???「キングとクイーンを呼び戻せ、予定に狂いが生じた」

部下「わ、分かりました」

???「それと・・・奴らもここに呼んでおけ」

同じころ・・・

手下「うぎゃああああ!!」

垣根「この程度か? 理事会が警戒してるくらいだからちょっとは期待したんだがよ」

ナイト「く、くそ・・・・・・」

垣根「俺の未元物質に水流操作なんかで勝てると思ってんのか?」

垣根はそのままナイトという水流操作の男にトドメを刺した

垣根「この程度の奴らを奴らを理事会は危険視してるのか・・・? だとしたら拍子抜けもいいとこだぜ」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:50:01.98 ID:EpXRmkE0
警備員隊長「夜行軍・・・? 確かにそう言ったのか?」

警備員「はい」

警備員隊長「理事会への報告を急げ! そしてまた何か情報を聞き出しておけ」

警備員「はい!」

翌日の朝、風紀委員一七七支部

佐天「みんな居ますか?」

佐天が部屋に入ってきた

初春「あ、佐天さん」

黒子「さ、佐天さん!?」

佐天「へ?」

固法「いいわよ佐天さんは、半分風紀委員みたいなものだし」

黒子「で、でも・・・」

佐天「あの・・・いったい何の話ですか?」

初春「今ちょうど理事会から重要な連絡が来てるんです」

佐天「あ、ああそういうことか」

黒子「あまり佐天さんを危険に巻き込みたくはないですが・・・仕方ないですわね」

初春「佐天さん、ここで聞いたことは絶対誰にも言わないで下さいね」

佐天「わ、分かった」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:54:14.32 ID:EpXRmkE0
『理事会から各風紀委員代表者へ』
今回の監視衛星破壊事件の首謀者について
先日捕らえた敵の一味と思われる者たちから夜行軍という言葉を確認した
我々は親船理事長の指示でアレイスター・クロウリー前統括理事長の過去の研究を調査した
そこで興味深い資料が見つかった
学園都市が完成し間もない頃、実験的にレベル5以上の能力者を創ろうとしていたことが分かった

初春「レベル5・・・以上?」

佐天「レベル5以上っていうと・・・もしかしてレベル6・・・?」

黒子「そうとは限りませんけど・・・そもそもレベル6がどういう物なのかは全然分かっていませんし」

固法「いいから続けるわよ」

固法は文章を読み続ける

資料には当時の人物の能力などの詳細や概要は書かれていなかったが
唯一、4人の人物について以下のようなものだけが記されていた
その4人の名称は不明であったが、それぞれコードネームらしきものが記載されていた
4人はどうやら色のコードネームで呼ばれていたようだ

初春「あ、青雉? 赤犬? 黄猿? 黒鬼? それがコードネームですか?」

固法「そう書かれてるけど・・・何のことかさっぱりね」

黒子「固法先輩、魔堂委員長は何か言ってましたか?」

固法「理事会や警備員と合同で本部はもう少し調べるそうよ」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:55:00.72 ID:EpXRmkE0
美琴「やっほー、みんないる?」

黒子「お姉さま! ようやく来られましたのね」

美琴「理事会の人からの電話が長くってさ・・・疲れちゃったよ」

初春「それはお疲れ様です、昨日の件ですか」

美琴「うん、その幹部を生け捕りにして尋問すれば良かったのに、麦野さんも垣根さんも襲ってきた奴ら殺しちゃったみたいで・・・」

初春「第四位の麦野沈利さんと第二位の垣根帝督さんですか?」

美琴「そうよ、でも大変みたいよ 麦野さん結構やられたみたいだから」

佐天「レベル5が・・・!? やっぱりレベル6って話本当なのかな?」

美琴「レベル6?」

黒子は理事会から来た文章を美琴にも見せた

美琴「青雉・・・赤犬・・・黄猿・・・黒鬼・・・?」

黒子「この報告だけでは何とも言えませんの 風紀委員では今後も調べていきますの」

固法「御坂さんも気をつけてね」

美琴「はい、黒子たちもね」

佐天「うーん・・・」

初春「あれ? どうしたんですか佐天さん?」

佐天「実はさ、昨日黄色のスーツでグラサンかけてた変な人見たんだよね」

黒子「またそれは奇抜な・・・」

佐天「なんかレベル5はどこにいるか知ってるかみたいなこと聞かれたけど、怪しかったから嘘ついたよ 知らないって」

美琴「レベル5を探してるってこと? もしかしなくてもそいつ敵の一味じゃないの!?」

佐天「あんな人学園都市内でも初めて見たし・・・もしかしてそうなのかも」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:55:38.79 ID:EpXRmkE0
固法「黄猿・・・」

黒子「え?」

固法「いや黄色のスーツ着てるみたいだから・・・もしかしてその人が黄猿なのかなって」

黒子「いや固法先輩・・・それはあまりにも安易すぎるかと・・・」

固法「冗談だって・・・どっちにしても、警戒しておくに越したことはないわね」

廃ビル

???「ビショップとナイトがやられたようだ」

キング「やはりレベル5級では純粋なレベル5には勝てぬか」

クイーン「相手を舐めてかかるからこうなるのよ」

キング「それで、今後の動きは?」

???「もう少し敵の戦力を削ったら行動に移すつもりだ」

黄色スーツの男「おっかしいねぇ〜」

???「どうした黄猿?」

黄猿「この黒髪の娘・・・わっしが訪ねた時には知らないって言っていたのにねぇ〜」

黄猿の見ているのは第三位、御坂美琴について書かれた文章
レベル5の周辺調査をしていた彼らは当然美琴の交友関係も調べていた

黄猿「佐天・・・涙子かぁ〜」

そこには佐天について書かれていた

黄猿「すぐに戻るよぉ〜」

黄猿は部屋から出て行った
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:56:10.59 ID:EpXRmkE0
佐天「じゃあ私はこの辺で・・・大変だろうけど頑張ってね 私も何か手伝えることがあったら言ってね」

初春「ありがとうございます佐天さん」

佐天「じゃあね」

佐天は風紀委員室から出て行く

美琴「レベル6って言葉にいい思い出はないけど、本当に今回の敵がレベル5より強い力を持ってるとしたら・・・まずいわね」

黒子「まあまだ調べている最中ですから何とも言えないですわ」

美琴「どっちにしても、理事会から指示が来るまでは動けないか・・・」

黒子「さて、そろそろ私も巡回に行ってきますわ」

初春「気をつけて下さいね白井さん」

第七学区、大通り

佐天「今日も暇だな〜・・・何しようかな?」

その時だった、突然佐天の耳に爆発音らしきものが聞こえた

佐天「!? え!? 何々!?」

音のしたほうへ行ってみる

佐天「これは・・・」

そこにはスキルアウトと思われる数人の男たちが倒れていた

佐天「だ、大丈夫ですか!?」

黄猿「見つけたよぉ〜」

佐天「!?」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:57:16.03 ID:EpXRmkE0
黄猿「君ィ〜、昨日はよくも騙してくれたねぇ〜」

佐天「き、昨日の・・・」

黄猿「わっしの名はボルサリーノ、黄猿で構わないよぉ〜」

佐天「ほ、本当にあなたが黄猿!?」

黄猿「君はレベル5と友達だと資料に書いてあってねぇ・・・それも二人と」

佐天「う・・・(ど、どうしよう・・・逃げなきゃいけないのに・・・恐くて体が動かないよ・・・)」

黄猿「嘘をつくような悪い子にはお仕置きが必要だよねぇ〜」

黄猿が佐天に指を向けた

ピュンッ!!

黄猿の指が光ったかと思うと、佐天の右肩に激痛が走った

佐天「う、うあああああ!! い、痛いよお!!」

黄猿「すまないねぇ〜・・・さて、死んでもらおうか」

佐天「ひいっ・・・嫌ああ・・・」

黒子「お待ちなさいな」

黄猿「おやぁ〜?」

佐天「白井さぁん・・・」

黒子「ジャッジメントですの! 暴行と殺人未遂の容疑で拘束しますの!」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:57:52.36 ID:EpXRmkE0
黄猿「そいつは困るねぇ〜」

佐天「うう・・・」

黒子「佐天さん立てますか? 立てるなら早くここから逃げて下さい」

佐天「し、白井さんは・・・?」

黒子「私はあの男を捕らえなければいけませんので、さあ早く!」

佐天「くっ・・・(御坂さんに・・・知らせなきゃ・・・)」ダダッ

佐天は肩を抑えながら走り出した

黒子「行きましたわね・・・」

黒子が金属矢を取り出す

黄猿「君も見たことがあるよぉ〜・・・レベル5の仲間だねぇ〜」

黒子「あなたは夜行軍の一味ですわね?」

黄猿「そうだよぉ〜、わっしを捕らえるって言ったね、どうやってだい?」

黒子「こうやってですわ!」ヒュン

黒子が金属矢を黄猿に飛ばした
だが金属矢は黄猿にあたったかと思うと下に落ちてしまった
正確に言うと黄猿の体をすり抜けていた

黒子「え・・・?」

黄猿「なんだい今のは・・・少しびっくりしたねぇ〜」

黒子「(目の錯覚ですの!? 今、攻撃がすり抜けたような気が・・・)」

動揺するも次の金属矢を構える

黒子「(と、とにかく動きをとめなければ・・・体内に直接転移させますの!)」ヒュン

スカッ

黄猿「・・・・・・・・・」

黒子「ま、また・・・!?」
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:58:23.30 ID:EpXRmkE0
黄猿「面白い能力だねぇ〜」

黒子「(目を眩ませて座標指定を狂わせてるんですの!? だったら・・・)」ヒュン

黒子は自分の体を黄猿の正面に転移させた

黄猿「ん〜?」

黒子「これでも喰らえですの!」

そのまま黄猿に回し蹴りを放つ

スカッ
しかし黒子の攻撃はまたもや空を切った

黒子「な、なんで・・・」

黄猿「無駄だねぇ〜・・・わっしの体は光だからねぇ〜」

黒子「ひ、光!?」

黄猿「速度は重さ・・・光の速さで蹴られたことはあるかい?」

ドガッ!!

黒子「ぐ・・・ううぅ!!」

黄猿に蹴飛ばされた黒子は近くのビルに激突した

黄猿「ちょっとやりすぎたかねぇ〜」

黒子「う、うう・・・(こ、殺さ・・・れる・・・)」

黒子は力を振りしぼって立ち上がった

黒子「く・・・」ヒュン

黄猿「おやぁ〜? 逃げる気かい?」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:58:50.91 ID:EpXRmkE0
黒子「(このまま戦っても殺される・・・一度退いて態勢を・・・)」

黄猿「八咫鏡」ピカーッ

黒子「!?」

黒子は驚く
自身の前に一瞬で黄猿が現れたからだ

黄猿「逃げても無駄だよぉ〜」

ドゴオオオン!!
再び黄猿に蹴られ黒子は地面に落下した

黒子「う・・・あ・・・」

黄猿「わざわざご苦労だったねぇ〜」

黄猿が黒子に指を向ける

黒子「お、お姉さまぁ・・・助けてぇ・・・」ポロポロ

佐天「御坂さん!!」

美琴「佐天さん? どうしたの?」

佐天「白井さんがあ・・・白井さんが殺されちゃう!!」

美琴「どういうこと!?」

佐天「黄猿ってやつが襲ってきて・・・それで白井さんが・・・」

美琴「黄猿!?」

固法「初春さん! すぐに理事会と風紀委員本部へ連絡を!」

初春「わ、分かりました!」

美琴「佐天さん場所は!?」

佐天「お、大通りの近く・・・」

美琴「出てきます!」ダダッ

初春「御坂さん!」

初春は叫んだが、既に美琴は部屋を出たあとだった
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 04:59:23.54 ID:EpXRmkE0
美琴「(黒子・・・黒子無事でいて!!)」

黄猿「おや・・・・?」

黄猿が持っていた通信機を手に取る

黄猿「おお撤退命令かぁ〜・・・命拾いしたねぇ〜風紀委員の娘」

美琴「黒子!」

黒子「お姉さま・・・」

美琴「アンタが黄猿ね・・・!?」

黄猿「そうだよぉ〜」

美琴「黒子をこんな目に遭わせたのは・・・お前かああ!!」

美琴は怒りに任せてレールガンを発射した

美琴「!?」

しかしその攻撃は黄猿の体をすり抜けた

黄猿「おお恐いねぇ〜・・・レベル5」ピュン

黄猿が指先から放ったレーザーが美琴を襲う

美琴「くっ!」

間一髪で美琴は避けるが、避けきれずに腕をレーザーが掠めた

黒子「お姉さま!!」

黄猿「今日はここまでにしようかねぇ〜・・・これからわっしたちが何をするのか、楽しみにしてるといいよぉ〜」ピカッ

そう言うと、黄猿は光になって消えた
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:01:25.70 ID:EpXRmkE0
美琴「この・・・」

黒子「お、お姉・・・さま・・・」ガクッ

美琴「黒子!?」

痛みを耐えながら、気絶した黒子を抱きかかえる美琴

美琴「早く黒子を病院に・・・」

数時間後、とある病院

初春「白井さあああん!! うわあああああん」

黒子「ちょ・・・抱きつかないで下さいまし!! 痛いですの!」

初春「あ、ごめんなさい・・・でも・・・良かったよぉ」グス

黒子「自分でも生きているのが不思議なくらいですわ・・・あの男、ありえませんの」

固法「黄猿のことね」

黒子「本当に殺されるかと思いましたの・・・お姉さまが来てくれなかったら・・・」

初春「御坂さんも大丈夫でしょうか・・・」

黒子「そうですわ! お姉さまはどの部屋に?」

初春「御坂さんなら第一学区の病院ですよ、理事会からそこに移送するように言われて・・・」

固法「御坂さんは『掠り傷だからいい』って言ったんだけど、レベル5も大変ね」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:02:02.42 ID:EpXRmkE0
第一学区 学園都市特別病院

美琴「はい、何をしたのかは分かりませんが、確かに攻撃の手応えが感じられませんでした」

理事会幹部「フム・・・一方通行のように攻撃を反射もしくは無効化しているということか・・・?」

美琴「それは分かりませんけど、レベル5級の力を持っていることは確かです」

理事会幹部「なるほど・・・どうやらのんびり調査している場合ではなさそうだな ありがとう、また追って連絡する」

美琴「はい」

美琴「(黄猿か・・・)」

美琴「(得体の知れない奴だったわね・・・たぶん私よりは絶対強い・・・)」

美琴「(確かコードネームは青雉、赤犬、黄猿、黒鬼の4つ・・・ってことは黄猿クラスの奴が少なくともあと3人いるってこと!?)」

美琴「(さすがに・・・ヤバイかもね学園都市・・・)」

麦野「険しい顔してどうしたの?」

美琴「麦野・・・さん・・・」

麦野「アンタがここにいるってことは・・・どっかやられたのかしら?」

美琴「私は大丈夫だけど・・・後輩が・・・」

麦野「そう・・・」

美琴「これから・・・どうなるのかな・・・」

麦野「さあ・・・確実に言えるのは近いうちに戦争が起きるってことね」

美琴「戦争・・・」

麦野「理事会も手遅れになる前に決断したほうがいいかもね」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:04:10.37 ID:EpXRmkE0
とある廃ビル

赤犬「何を独断で動いとるんじゃい、学園都市側にワシらのことがバレるじゃろうが」

黄猿「おお〜サカズキ・・・」

青雉「別にいいんじゃねーの?」

赤犬「おいクザン、またおどれは・・・」

黒鬼「フン・・・・・・・」

???「その辺にしておけ」

黄猿「・・・・・・・」

赤犬「・・・・・・・・」

青雉「・・・・・・・・」

黒鬼「・・・・・・・・」

???「これまで集めたレベル5の戦闘データから分析しても、我々が学園都市を制圧するのも時間の問題だろう」

黄猿「あの電気の娘が第三位とは、学園都市も堕ちたものだねぇ〜」

???「警戒すべきは第一位の一方通行・・・貴様たちの能力なら負けることはないが、易々と勝つこともできない、厄介な能力者だ」

赤犬「確かベクトル操作じゃったか? 仕掛ける前に殺しとくかのう」

???「まあ待て赤犬、今はまだいい そうだな・・・学園都市側に宣戦布告するのは・・・1ヵ月後だ」

???「第一学区の理事会本部を強襲し、学園都市の現最高責任者である親船最中を[ピーーー]」

???「(アレイスターに直接手を下せないのは残念だが・・・仕方あるまい)」

黄猿「それまではどうするんだい?」

???「お前たちは命令あるまで待機していろ」

???「戦争を始める前にもうひとつの危険因子を排除しておく必要がある この件に関してはクイーンとキングを向かわせてある」

黒鬼「例の幻想殺しか」

???「加えて禁書目録もな」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:05:04.75 ID:EpXRmkE0
第七学区の病院

黒子「はぁ〜、病院生活というのも退屈ですわね…」

初春「何を言ってるんですか白井さん! 私は本当に心配したんですから!!」

佐天「そうですよ、私は肩だけだったからいいけど…」

初春「とにかく、友達が怪我するのなんて私は見たくないです!」

「邪魔するぜ」

佐天「あ、誰か来たみたいだよ」

黒子の病室に風紀委員の腕章をつけた男が入ってきた

初春「ま、魔堂委員長!? ご、ご苦労様です!」

魔堂「おう、調子はどうだ白井」

黒子「まだ痛みますけど…大丈夫ですわ この病院には凄腕の医師がいますし、1ヶ月もすれば現場復帰できますわ」

魔堂「まあそれまではしっかり休め、他の仕事は固法や初春に任せてな つーわけで頼むぞ初春」

初春「は、はい! 任せてください!!」フンス

佐天「ねえ初春…この人誰?」ボソッ

初春「この方は学園都市230万人の頂点、8人のレベル5の第六位にして私たち風紀委員を束ねる風紀委員長様です!」

佐天「つ、つまり風紀委員のボスってこと?」

初春「ちょっと佐天さん! 委員長に失礼ですよ! も、申し訳ありません委員長!」

佐天「あ、ご、ごめんなさい!」

魔堂「気にするなそれくらい それにボスって表現は俺は好きだぜ」

佐天「は、はあ…」

黒子「それで、委員長はどうしてここに?」

魔堂「まあ近くに来たからな、それと報告だ」

黒子「?」

魔堂「コードレッドが発令された」

初春「ええ!?」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:05:55.10 ID:EpXRmkE0
黒子「まあ…当然といえば当然の処置ですわね」

第一級警報(コードレッド)とは、学園都市で最も高い警戒レベルを指す

魔堂「なんにせよこれからが大変だ 間違いなく戦争が起きる」

佐天「戦争…」

黒子「はあ…この間も魔術側と戦争になりかけましたのに、またですの?」

魔堂「戦争が起きないに越したことはないが…今回に限ってはそうはいかないだろう」

初春「・・・・・・・・」

魔堂「俺は一度本部に戻る、初春あとは頼んだぞ」

初春「は、はい! お疲れ様です!!」

佐天「もし戦争になったら…どうなるんだろう…?」

黒子「すべては理事会に任せるしかありませんわ、ところでお姉さまはまだ帰ってきませんの?」

初春「さあ…夕方には帰って来るんじゃないですか?」

インデックス「ねえとうま」

上条「ん?」

インデックス「最近不穏な空気が充満してる気がするんだよ」

上条「そ、それは最近の飯のレパートリーが少ないことを暗に怒ってらっしゃるのでしょうか…?」

インデックス「いやそういうことじゃないんだよ 最近…空気が重たいというか、不安というか…」

上条「お前がそんなことを考えてるとは…意外だな」

インデックス「わ、私だってたまには一端のことを言ったりするんだよ!」

上条「はいはい、ん? 何だあの二人…」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:06:30.96 ID:EpXRmkE0
上条の視線の先には男女が二人いた

キング「幻想殺しと禁書目録だな?」

上条「!?」

キング「危険因子は排除する!」

バリバリッ!!

上条「いっ!? 雷!?」

インデックス「とうま!」

上条「くっ!」

上条は幻想殺しでキングの放った雷を消した

キング「それが幻想殺しか…確かに危険因子だな」

上条「お、お前ら何モンだ!?」

キング「[ピーーー]相手に名乗る必要はない」

上条「(何だか知らねーがヤバそうだ…) インデックス逃げるぞ!」

インデックス「う、うん!」

走ろうとするインデックスの横を風が通り抜けたかと思うと、一瞬でインデックスの前に女が現れた

インデックス「!?」

クイーン「風から逃げ切れるとでも?」

ザシュッ

クイーンの放った風がカマイタチの原理でインデックスを切り裂いた

インデックス「う、うう…」

上条「インデックス! この野郎!!」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:07:04.74 ID:EpXRmkE0
上条がクイーンに殴りかかろうとする
しかし後ろからキングの電撃を背中に受けてしまった

上条「ぐあっ!」

インデックス「と、とうま!」

キング「その右手さえ警戒すれば何ということはない トドメだ」バリバリッ

上条「くっ…」

その時、衝撃とともに地面が揺れた

キング「!?」

上条「じ、地震!? なんでこんな時に!?」

キング「これは・・・」

「こんなところで暴れると…迷惑なの」

上条「お前確か…御坂の…」

春上「春上衿衣なの、よろしく上条さん」

クイーン「レベル5…振動制御ね」

春上「さあ、さっさと出てくの!」

ドオオォォン!!
春上が空を殴る

ビキビキッ…

キング「なんだ…大気にヒビ?」

次の瞬間、その場を大きな地震が襲った

キング「くっ…」

たまらずその場から離脱するキングとクイーン

上条「に、逃がすか!」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:11:04.64 ID:EpXRmkE0
春上「上条さん! 深追いは駄目なの!」

上条「そ、そうだインデックス!」

インデックス「大丈夫…痛いけど平気なんだよ…」

春上「奴らは…」

美琴「あ、やっぱり春上さんだ」

春上「御坂さん!?」

美琴「何だか揺れてたからもしかしてって思ったけど、って当麻さんとインデックスも!? ていうか怪我してるじゃない! 大丈夫!?」

上条「御坂か…」

その頃のキングとクイーン

キング「まさかレベル5が出てこようとは…俺たちは奴らとは違って物理攻撃は受け流せないからな…あのまま戦っていればまずかった…」

クイーン「とりあえず隙を見て任務続行ね」

「あいつらかァ?」

「そうみたいだな」

キング「奴ら…まさか…」

一方通行「残念だったなァ…こっから先は一方通行だァ!」

垣根「なんで俺がお前と一緒に戦わねーといけねえんだ…あームカつくぜ」

クイーン「一方通行に垣根帝督!?」

キング「まさか…学園都市は俺たちが幻想殺しを狙うのを読んでいたのか!?」

美琴「まあ、そういうことみたいね」

春上「私たちが通りかかったのは偶然みたいだけど…」

クイーン「御坂美琴に春上衿衣…これは…」

一方通行「さあ、とっとと殺っちまおうぜェ」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:12:48.58 ID:EpXRmkE0
垣根「[ピーーー]なって言われてなかったか?」

一方通行「そうだったか? まあいいかァ」

数分後…

キング「くそが…」

垣根「随分あっけなかったな」

美琴「こいつらはただのレベル5級よ、本当にヤバイのはまだいるわ」

垣根「そういや第三位よお、テメーは黄猿って奴とやりあったらしいじゃねえか」

美琴「そうだけど、垣根さんでも多分適わないわよ」

垣根「ああ?」

美琴「この二人と奴らには決定的な違いがあると思うの」

垣根「違いだあ?」

春上「ていうか…なんか寒いの」

美琴「そういえばそうね…何でかしら?」

「あららら…もうやられてんじゃないの」

キング「あ、青雉…」

美琴「青雉!? コイツが!?」

青雉「よおレベル5の諸君、悪いがこの二人から俺たちの情報は聞きだせないぜ」パキィンッ

青雉はそう言うと、クイーンとキングの二人を一瞬で凍らせた

クイーン「う、ああ…」

キング「く…そ…」

美琴「な、なにを…」

青雉「生きた人間を凍らせて…砕いちまうとどうなるか知ってるか?」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 05:15:33.02 ID:EpXRmkE0
美琴「やめ…!」

バリィィンッ

春上「うっ……!」

垣根「コイツ…」

一方通行「殺しやがったか…」

青雉「じゃあ俺は帰るぜ…次は戦場で会おうぜ」パキパキ…

垣根「消えやがった…」

美琴「あいつ…イカれてる…」

一方通行「・・・・・・」

そして、そのまま夜行軍側も学園都市側も目立った動きを見せることなく1ヶ月が経過した

理事会幹部「理事長、通信です」

親船「はい」

親船が通信機を手に取る
画面には男の姿が映った

???『親船最中だな?』

親船『そうですが、あなたは?』
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/28(日) 05:20:06.64 ID:U0iD3pYo
>>1
メル欄に"saga"と入力しておけば、
「殺す」が[ピーーー]に変換されないよ
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:28:20.15 ID:EpXRmkE0
>>56
なんだって・・・すまない、まったく気づかなかった

???『もう分かっているはずだ…それよりも3日後だ』

親船『3日後…ですか?』

???『我々は3日後に理事会本部にて貴様を[ピーーー]』

親船『・・・・・・』

???『もう分かっているだろう…これは宣戦布告だ』

親船『どうしても、戦争を仕掛けたいと?』

???『我々の目的は学園都市の壊滅だ、手始めに貴様の命を奪う』

親船『そうですか…分かりました』

???『精々残された人生を楽しむことだな』ブツッ

理事会幹部「り、理事長…」

親船「聞いていた通りです、すぐに学園都市全体に通達を出しなさい」

理事会幹部「はい!」



で、ここまでが前回
今日の分はあと少しで終わる予定
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:29:16.28 ID:EpXRmkE0
学生「戦争が起きるって本当か?」

学生「みんなそう言ってるし、避難勧告も出されたし間違いないよ」

学生「つーかヤバくない? 学校サボれるのはいいけど、もし学園都市が負けたら…」

学生「ええー!? ありえないでしょ、レベル5が全員揃ってるのに」

学生「はは、だよなー」

『第一学区に隣接する学区(第四、第五、第七、第八、第一六学区)の住民はただちに上記6学区以外へ退去せよ』
『また、今日から暫く上記6学区(特に第一学区)への立ち入りを禁止する』

『学園都市内の警備員及び、レベル4以上の風紀委員は第一学区へ集合せよ』

第一学区 理事会本部 会議室

親船「やはり気が進みません…私の命で事足りるならいっそ…」

幹部「何を馬鹿なことをおっしゃるのです! 敵の狙いはあなたの命だけじゃない、この学園都市そのものなんですよ!」

親船「し、しかし…」

幹部「学園都市が誇るレベル5が負けると思いますか!?」

親船「・・・・・・・・・」

幹部「王を守るのが我々の仕事です、3日後とは言っていたが奴らがいつ現れるのか分かりません 引き続き警戒します」

親船「分かりました…学園都市を守りましょう」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:32:22.01 ID:EpXRmkE0
美琴「にしても本当に頑丈よねアンタ」

上条「あんなのお前の電撃に比べればどうってことないからな」

美琴「それどういう意味?」

上条「ちょ、コラ! 電撃出すなって! 病院だぞここ」

美琴「冗談よ」

上条「お前が言うと冗談に聞こえねーよ…」

美琴「ねえ、当麻さん…」

上条「どうした?」

美琴「ううん、何でもない…じゃあ明日学園都市が無事にあったらまた会いましょう」

上条「おいおい…縁起でもないことを」

美琴「じゃ私は理事会本部に行くから、インデックスによろしくね」

上条「あ、ああ…」

病室から出て行く美琴

美琴「(やっぱり私…アイツのこと好きだ…)」

美琴「(アイツにはインデックスがいる…けど…諦めきれない…)」

美琴「(告白してみようかな…うん、この戦争が終わったら…)」

美琴「(そうよ、気持ちを伝えるだけ! とりあえずはそこからよ!)」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:36:28.36 ID:EpXRmkE0
第七学区 風紀委員一七七支部

初春飾利の座るデスクには大小8台のパソコンの画面がある

固法「どう初春さん、第一学区の映像取れそう?」

初春「あと少しです…」

そこでパソコンの画面が第一学区の現在の様子に切り替わった

初春「あ、繋がりました」

固法「さすがに閑散としてるわね…」

初春「戦争前ですからね…白井さんに御坂さん、春上さんも大丈夫ですよね…?」

固法「それは…」

初春「私は皆を信じてます! だからきっと大丈夫です!!」

佐天涙子は第二学区のとある避難所にいた

学生「第一学区どうなってる?」

学生「相変わらず警戒中だってさ、てか戦闘になったらさすがにラジオ切れるだろ」

学生「それもそうか」

佐天「(御坂さん…白井さん…春上さん…みんな無事でいて…!!)」

佐天はお守りをぎゅっと握り締めた
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:37:47.72 ID:EpXRmkE0
第一学区

8人のレベル5は敵の襲撃に備えて、東西南北に4つある学区入り口に配備されていた

東口には一方通行と垣根帝督
西口には御坂美琴と春上衿衣
南口には麦野沈利と三浦沙姫
そして北口には魔堂幻ノ介と削板軍覇がそれぞれ配備された

一方、理事会本部前は警備員と風紀委員で固められていた

警備員隊長「いいか! いつ敵が来るか分からん! 皆心せよ!」

警備員たち「はいっ!」

黒子「お姉さま…」

風紀委員「白井さん?」

黒子「いえ、大丈夫ですわ」

風紀委員「それならいいけど…」
東口

垣根「ちっ、よりによってテメーと共闘とはな…精々俺の足引っ張るんじゃねえぞ」

一方通行「ああ? 言ってくれンじゃねェか三下がァ」

垣根「ケッ、死なないようにしておけよ」

一方通行「誰に言ってんだ? てめェのほうが先に死なないようになァ」

西口

美琴「あのさ…」

春上「どうかしました?」

美琴「レベル5を2人ずつ4ヶ所に分散したけど、敵がバラバラに攻めてくるとは限らないよね」

春上「あ、確かにそうなの」

美琴「まさかいきなり本部のほうに現れることはないだろうけど…」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:38:36.17 ID:EpXRmkE0
南口

麦野「退屈ね…」

三浦「そうですね」

麦野「ホントに来るのかしらね…」

三浦「さあ? あ、そうそう、戦闘は全部任せますね」

麦野「は?」

三浦「私の能力って戦闘向きじゃないし」

麦野「アンタ今さらそんなこと言う!? だったら後方支援に回りなさいよ」

三浦「お構いなく、最初からそのつもりでしたから」

麦野「まったく…超電磁砲といいアンタといい、どうして常盤台の子はこう生意気なのかしら」

北口

削板「ええい! まだ来ないのか!? 根性が足りん!!」

魔堂「落ち着け削板、じきに来るさ」

削板「それならいいのだが」

魔堂「現れないのが一番いいけどな…」
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:39:20.35 ID:EpXRmkE0
本部前

警備員「ふう、それにしても今日は暑いな」

警備員「そうですね…」

その時だった、突然地面から灼熱のマグマが噴き出した

警備員「!?」

警備員「う、うわあああ!!」

噴き出したマグマは徐々に人の形を形成していく

警備員「まさか…」

赤犬「阿呆が…馬鹿正直に正面から攻め込むわけないじゃろうが」

赤犬はそう言うと、拳を巨大なマグマにして警備員を大勢なぎ払った

警備員「ぐあああ!!」

警備員「こ、こちら第7部隊…敵の一味と思われる男が…ぐあああ!!」ジュワアア

赤犬「・・・・・・・」

西口にいる美琴と春上にもこの情報は届いていた

美琴「本当に中にいきなり現れるなんて…(確か本部前は黒子がいる筈…)」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:40:02.80 ID:EpXRmkE0
春上「御坂さん、どうします?」

美琴「加勢にいったほうがいいわね、警備員じゃ荷が重いでしょ」

春上「そうですね…」

二人が学区内部に行こうとした瞬間、目の前が光った

美琴「くっ…これは…」

黄猿「また会ったねぇ〜」

美琴「ア、アンタは…!!」

春上「御坂さん危ない!」

春上が叫んだ時には既に美琴は黄猿の蹴りを喰らっていた

美琴「ぐ・・・うぅ!!」

黄猿「・・・・・・」ピュン

春上「御坂さん…うっ!」

美琴に駆け寄ろうとする春上の腹を黄猿がレーザーで撃ち抜いた

美琴「は、春上…さん…」

春上「うう…」

黄猿「こんなゴミクズが入り口を守っていてもどうしようもないよねぇ〜」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:40:42.76 ID:EpXRmkE0
美琴「ゴミクズ…? 言ってくれるじゃない…」

美琴はポケットに手を突っ込むと、そこから大量のコインを取り出した

黄猿「おお〜?」

美琴「これでも…喰らええええ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨ド!!

美琴は持っていたコインを次々とレールガンにして撃ち出した

黄猿「・・・・・・・・・・・」

春上「私も…!!」

ブゥゥーン
春上が大気を振動させ、拳に力を込める
そしてそれを一気に黄猿の体に叩き込む

黄猿「・・・・・・・・・・・」

春上「!?」

しかし、春上の攻撃は空振りに終わった

黄猿「無駄だねぇ〜」ピュン!ピュン!

黄猿の放ったレーザーが今度は春上の胸を貫いた

春上「がっ…はぁっ…」

美琴「春上さん!」バリバリッ

美琴は電撃で黄猿に攻撃するが、全身が光である黄猿には通用しない

黄猿「無駄だと言ったはずだよぉ〜」

春上「うああ!!」

黄猿は美琴の攻撃など意にも介さず、倒れている春上を踏みつけた

黄猿「止めようとしても無駄だよぉ〜、今死ぬよぉ〜」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:42:20.76 ID:EpXRmkE0
黄猿が春上の頭に向けてレーザーを撃とうとする

美琴「だめっ…やめて!!」

春上「くっ…」

ドゴォォン!!

黄猿「おやぁ〜?」

黄猿が春上にトドメを刺そうとした瞬間、どこからか飛んできた炎が黄猿の体を吹き飛ばした

美琴「こ、これは…」

春上「誰なの…?」

美琴「魔堂さん!?」

魔堂「すでに学区内に侵入者を二人確認した、お前たちは中の奴らに加勢してくれ」

美琴「でも…」

ピュン!
黄猿のレーザーが魔堂の胸を貫いた

春上「!!」

美琴「ちょ…大丈夫ですか!?」

魔堂「・・・・・・・」

すると魔堂の体から炎が出てきたかと思うと、瞬時に傷が塞がった

美琴「す、すごい…」

黄猿「参ったねぇ〜、不死鳥とは…」
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:43:02.97 ID:EpXRmkE0
美琴「あれが魔堂さんの能力…」

黄猿「困ったねぇ〜…さっさと合流したいんだけどね」

美琴「春上さん立てる?」

春上「うん、大丈夫なの…痛いけどこの程度なら死なないの」

美琴「無理しないでね…とりあえず学区内に行こう」

春上「御坂さんもなの、魔堂さん任せました!」

魔堂「ああ、早く行け!」

東口

一方通行「来やがったか…」カチッ

一方通行が電極のスイッチを入れる

垣根「コイツはあの時の氷野郎か」

垣根も能力を発現し、背中に翼を形成する

青雉「あらららら〜…レベル5の2トップとはな…」

垣根「けっ、薄気味悪い野郎だな」ドンドンッ

垣根が未元物質で造られた物質を青雉に向けて撃ち出す

青雉「へえ…」パキィィン

青雉は垣根の攻撃を凍らせて止めた

青雉「アイス塊 両棘矛!」ドシュドシュッ!

青雉が二人に向けて無数の矛状の氷を飛ばす

垣根は未元物質を用いてそれを防御する

そして一方通行はベクトルを操作し攻撃を無効化させる

青雉「・・・・・・・・・・」
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:43:51.04 ID:EpXRmkE0
その頃の学区内

美琴「ひどい…」

美琴は第一学区の現状に愕然とする

倒れている警備員、そして風紀委員の人々
いちいち無事を確認しているような余裕はないほど、被害は大きかった

春上「ひどいの…どうしてこんな…」

春上が怒りに拳を握る

美琴「春上さん、ごめん私先行くね 黒子が心配だから」

春上「…はい」

美琴は全身を電撃で包んで自らの体を加速させた

美琴「黒子…すぐ行くからね!!」
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:44:38.09 ID:EpXRmkE0
学区内、中央広場

麦野「ハァ…ハァ…」

息を荒げる麦野沈利
その前には敵の一人、黒鬼(名・マゼラン)

黒鬼「しぶとい奴だ」

麦野「(このままじゃやられる…どうすれば…)」

黒鬼「毒竜!」

黒鬼が体から放出した毒液を三つ首の竜の形にして、それで麦野に攻撃する

麦野「くっ…!」

黒鬼「逃がさん」

黒鬼が毒竜を操り、麦野に再び攻撃を仕掛ける

麦野「この…っ!」

麦野が原子崩しで撃ち出したレーザーが毒竜を相殺した

黒鬼「・・・・・・・・・」

麦野「ゼェ…ハァ…あ、あれ…?」クラッ

突然、眩暈が麦野を襲った

麦野「なによ…これ…」

黒鬼「毒霧だ、お前と戦ってる時に少しずつ仕掛けさせてもらった」

麦野「く…そ…」

猛毒の毒霧を長時間吸ってしまい、その場に倒れる麦野

黒鬼は再び毒竜を出し、麦野にトドメを刺そうとした
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:45:17.60 ID:EpXRmkE0
「はまづら、フレンダ、あそこ」

その声がした瞬間、拳銃を乱射する音と、爆弾が爆発する音が広場に響いた

黒鬼「くっ!」

フレンダ「麦野! しっかりして!」

麦野「アンタたち…どうして来たのよ…」

絹旗「超水くさいんですね麦野は」

滝壺「私たち仲間だよ、私たちも戦う」

浜面「ま、そーいうことだ」

麦野「ダメよ…逃げなさい…」

黒鬼「貴様ら…まあいい、そろそろ頃合いだ」

黒鬼が遠くに見える理事会本部の建物を見た
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:46:01.49 ID:EpXRmkE0
理事会本部前

黒子が金属矢を赤犬に飛ばす

赤犬「・・・・・・」ボコボコ

赤犬はそれを物ともせず進む

黒子「化け物…!!」

警備員隊長「撃て!」

隊長の指示で警備員たちは銃を乱射した

赤犬「フン、無駄じゃというのが分からんのか」

その攻撃は赤犬の体を突き抜けるばかりで、まったくダメージを与えられていない

赤犬「大噴火!」

赤犬の拳がマグマを纏い、その場にいた者たちへ攻撃した

警備員「ぐああああ!!」

黒子「きゃあああっ!!」

直撃こそ免れたものの、衝撃で黒子は吹っ飛ばされてしまった

黒子「う、うう…」
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:46:53.78 ID:EpXRmkE0
本部前の風紀委員はみんな赤犬にやられた
情報部によると学区内への侵入者は4人だという

黒子「たった4人にここまで…」

それでも黒子は一人、本部の入り口に立ち塞がった

赤犬「小娘…そこをどけ」

黒子「ハァ…お断りですの」

赤犬「そうか、なら…二度と頼まんわい」

黒子「頼まなくて結構! 学園都市の治安を守るのが私たちジャッジメントですの!」

赤犬「それならば…ここで[ピーーー]」

赤犬が黒子に攻撃しようとした時、ものすごい衝撃が赤犬の体を貫いた

赤犬「!?」

美琴「黒子!!」

黒子「お姉さま! ご無事で!?」

すぐに空間移動で美琴の傍に行く黒子

赤犬「超電磁砲の御坂美琴か…」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:47:40.76 ID:EpXRmkE0
先ほどのレールガンなど意に介さず、赤犬は美琴を睨みつけた

美琴「!! こいつも黄猿みたいに攻撃が効かないの!?」

黒子「こいつは全身がマグマみたいになるんですの!」

美琴「マグマ!? てか黒子、アンタだいぶ疲れてない!?」

黒子「これくらい…大丈夫ですの」

美琴「無茶ばっかして…私から離れないでよ」

黒子「勿論! もうずっとお姉さまと一緒にいますわ!」

美琴「そういう意味で言ったんじゃないけど…」

赤犬「そろそろ、通してもらおうかのう」

黒子「お姉さま、魔堂委員長はどこに?」

美琴「西口で黄猿と戦ってる」

黒子「そうですか…ならここは私だけで死守しませんと!」

美琴「当然!」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:49:53.92 ID:EpXRmkE0
東口

バリィィンッ!!

垣根の攻撃が青雉の体を砕いた

青雉「・・・・・・」パキパキ…

しかし、すぐに青雉は再生する

垣根「駄目か…!」

一方通行「たくっ、どうしろっつンだよ」

青雉「ああ、もうすぐ時間だな」

垣根「ああ?」

一方通行「・・・・・・・・」

青雉「30分だ」

一方通行「(コイツ…!)」

学区内の道路を走る人影がひとつ

削板「あの炎の男、俺を置いていくとは…」

削板「ええい! 敵はどこだぁ!!」



>>72 の赤犬の台詞「それならば…ここでしね」
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:51:00.45 ID:EpXRmkE0
本部前

美琴「ううっ!」

黒子「お姉さま!」

美琴「だ、大丈夫…ただの火傷ぐらい…」

赤犬「しぶといのう…そろそろ殺しておくか」

美琴「やれるもんならやってみなさい!」

黒子「くっ…」

黒子がガクッと膝をついた

美琴「黒子!? アンタやっぱり無茶して…!?」

赤犬「そっちの小娘から消すとするか…」ボコボコ

美琴「黒子危ない!!」

赤犬が拳にマグマを纏わせ、容赦なく動けない黒子を狙った
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:52:24.83 ID:EpXRmkE0
美琴「やめ・・・!」

黒子「(お姉さま…!!)」

白井黒子は目を閉じて死を覚悟した

ジュワアアア

次の瞬間黒子の耳に届いたのは、肉の焦げる嫌な音
そして…

美琴「がはっ!」ボタボタ

黒子「え…お姉さま…!?」

自分を庇って赤犬に攻撃を受ける御坂美琴の姿だった

初春「!! 御坂さん…!!」

パソコン越しにその惨劇を目の当たりした初春飾利
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:54:36.67 ID:EpXRmkE0
赤犬「ちっ邪魔を…まあいいじゃろう、レベル5は仕留めた」ズボッ

赤犬が美琴の腹からマグマの拳を引き抜いた

美琴「・・・・・・・・」

美琴は力なく黒子にもたれかかる

黒子「お姉さま! 早く手当てしないと…!!」

美琴「げほっ! がはっ! い、いい…の…」

傷口から、口から夥しい量の血を流しながら掠れる声で美琴は言う

赤犬「無駄じゃあ、その小娘の肺から下の内臓は全て焼き尽くした もう助からんわい」

赤犬の言葉が黒子に突き刺さる

黒子「嫌ですのお姉さま! 誰か…誰か助けて下さい! お姉さまの怪我を…お姉さまを助けて!!」

美琴「黒…子…もう…いい…よ…」

黒子「そんな言葉聞きたくありませんの! 先に…なんて許しませんから…」

美琴「あいつの言うとおりよ…分かるの…私…もう…」

黒子「駄目ですの…これ以上喋らないで下さい…」

美琴「いいから…聞いて…黒子に…頼みがある…の…」

黒子「うう…お姉さまあ…」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:56:15.21 ID:EpXRmkE0
美琴「当麻…さん…迷惑いっぱいかけ…ちゃった…けど…あなたのことが…ずっと…好きだった…って…アイツに…伝えて…」

黒子「うううう…」ポロポロ

美琴「それから…みんなにも…春上さん…佐天さん…初春さん…みんな…こんな私と…友達で…いてくれて…ありがとう…」

美琴「黒子…」

黒子「はい…お姉さま…」

美琴「私の…大切な…大事な後輩…黒子のおかげで…楽しかった…」

黒子「!!」

黒子の瞳からは大粒の涙が溢れて止まらない

美琴「ありがとう…黒子…大好き…愛し…てる…」ニコッ

最期に白井黒子に微笑みかけ、御坂美琴の体は力なくその場に崩れ落ちた

美琴「・・・・・・・・・・・・」

黒子「あ…ああ…」
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:56:52.61 ID:EpXRmkE0
『今日から同室になりました白井黒子ですの』

『私は御坂美琴、よろしくね黒子』

『くーろこっ! 一緒に帰ろ?』

『勿論ですわお姉さま!』

『今日は嫌に嬉しそうね、何かいいことでもあった?』

『ふふ…黒子はお姉さまと一緒にいられるだけで幸せですのよ』

美琴「・・・・・・・・・・・」

もう動かない美琴の体
その瞬間、黒子は全てを理解した

黒子「うああああああああああああああああああ!!」

白井黒子は絶叫する
それでも戻ってこない この人のためなら命をも懸けられると誓った人は
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:57:43.37 ID:EpXRmkE0
一七七支部

初春「う、ひぐ…御坂さん…嫌だよお…うわあああああああん!」

初春は泣いた
風紀委員としての職務を放棄して、ただ大声で泣き喚いた

第2学区

学生「超電磁砲が死んだって…」

学生「御坂美琴が!?」

その言葉が耳に入った途端、佐天は頭が真っ白になった

佐天「うわあああああああん!! うえええええん!!!」

その場に居合わせた人々が佐天を見る
佐天涙子は構うことなく泣き続けた
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:58:41.90 ID:EpXRmkE0
春上「御坂さん…?」

本部前についた春上の目に飛び込んできた光景は、文字通り惨劇だった

黒子「どうして…どうしてぇ…」

美琴の遺体に縋りついて泣き喚く黒子

それは彼女の理性を暴走させるには十分だった

春上「う、うあああああああああああ!!!」

春上が叫ぶと、辺り一帯を地震が襲った

赤犬「ぬぅ…小娘ェ…!!」

春上「うわあああああああ!!!」

春上は構うことなく赤犬に攻撃する

ジュワアアア

自分の腕が焼けても攻撃を緩めなかった
春上の能力により周りの建物が次々と倒壊していく
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 06:00:51.18 ID:EpXRmkE0
警備員「落ち着け! 学園都市を崩壊させる気か!」

駆けつけた警備員が必死に春上を止める

春上「離してええ!! この人が…この人が御坂さんを殺したんだ!! だったら私がこの人を殺してやるの!!」

警備員を突き飛ばし、赤犬に攻撃する

赤犬「何人かかってこようがゴミはゴミじゃあ!」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 06:04:03.81 ID:EpXRmkE0
とりあえず今日はここまで

もう少しで>>2の場面に行ける予定

84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 07:24:48.01 ID:zzKeELI0
乙!
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 10:28:59.47 ID:v1sn5wk0

おもしろい
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 10:39:26.75 ID:cYIkIh2o
美琴エースかよおおおお

てか本当に科学組は戦力足りてねぇな…
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [!red_res]:2010/03/28(日) 11:53:25.69 ID:U0iD3pYo
[ピーーー]回避は"sage"じゃなくて"saga"だよー
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 14:31:41.60 ID:McBqvqM0
委員長は覇気使えるんだな……
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:52:40.02 ID:/WKJERY0
てかさ、ダークマターは凍らないよな
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 04:40:43.68 ID:3ZzFjPQo
俺も思ったww
物理法則が通用しない物体らしいしなぁ
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/30(火) 01:48:56.71 ID:TEJWuPco
一方と垣根は永遠に決着のつかない勝負をしそう
へタレ全能能力者とヴェントなら勝てそう
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/31(水) 03:18:30.52 ID:Y5JnSJgo
ヘタレは覇気で気絶しそう
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/31(水) 13:32:06.82 ID:26qhFCUo
へタレは精神力と根性が削板並だったら最強だっただろうな
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:35:52.49 ID:fXbXuIU0
少しだけ投下

正直、垣根の能力はヨクワカラナイ・・・


赤犬「何人かかってこようがゴミはゴミじゃあ!」

その言葉がまた春上の怒りを沸騰させそうになる

狂ってる…この男にとっては、警備員も私も、たった今自分が殺した御坂さんも、御坂さんに縋りつく白井さんも等しくゴミなのだと言っている

春上「…もう我慢できないの」

赤犬「……ゴミが何かする気かのう?」

春上「死んじゃえーっ!!」ブゥゥーン

春上が泣き叫びながら、能力を全開で使おうとする

赤犬「・・・・・・」

パキィィンッ!

春上「な…!?」

その時、春上の右半身が氷漬けにされた

ピュン!

次に、何処からか飛んできた光線が春上の左胸を貫いた

春上「ぐぅぅ…!!」

赤犬「クザン、ボルサリーノ…」

黄猿「おお〜…ひとり殺したみたいだねぇ〜…」

青雉「あの時のねーちゃんか…」

春上「ゲホゲホッ!! ハァッ…ハァ…」

赤犬「まだ息があるようじゃのう…」

赤犬が血を吐きながら倒れている春上を見下ろした
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:36:30.98 ID:fXbXuIU0
理事長室

幹部「赤犬に加えて黄猿と青雉が本部前に現れただと!?」

理事員「はい!」

幹部「報告では青雉は一方通行と垣根帝督と交戦していた筈だぞ、まさかやられたのか!?」

理事員「それが…二人とも連絡がとれず…」

幹部「黄猿は魔堂幻ノ介が抑えていた筈、彼もやられてしまったというのか…」

理事員「わ、分かりません! どうしますか? 敵の戦力は思いの外強大です、このままでは…」

幹部「何を馬鹿な…例え私がやれと言っても理事長は絶対に動かないだろうな」

理事員「ですが…」

幹部「もういい、それより別件だ」

理事員「こんな時に…何ですか?」

幹部「御坂美琴だ」

理事員「はい?」

幹部「彼女の遺体を回収しておけ」
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:49:41.59 ID:fXbXuIU0
東口

辺り一面が凍りつき、その場の気温は氷点下に達しているようだった

垣根「おい、一方通行ァ…生きてるか…?」

一方通行「あァー…何とかな…」

二人は氷の大地に仰向けに倒れている

垣根「大体よお…30分しか能力使えねーなら先に言っとけっての」

一方通行「うるせーな…なンでてめェに言わなきゃいけねェンだよ…」

垣根「ゲホッ…あー…あいつどーするよ?」

一方通行「もう理事会まで行ってたりしてなァ…」

本部前

赤犬「・・・・・・・・・・」

青雉「どうかしたか?」

赤犬「こっちより先に殺しておくか…いい加減目障りじゃ」

赤犬がとある少女を睨みつけた

黒子「お姉さま…お姉さま…どうしてですの…?」

こうして話しかけ続ければ、いつものように…
と、黒子は淡い期待を抱く

黒子「私もお姉さまが大好きです…愛してます…」

美琴「・・・・・・・・・・・」

黒子「だから…うう…目を…あけ…て…」

赤犬「いい加減にせんか小娘」

黒子「!?」

赤犬「死人に何を言っても無駄じゃ」

黒子「嫌…(言わないで…言わないで…)」
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:50:34.33 ID:fXbXuIU0
赤犬「その小娘はもう死んだ」

黒子「うう…」

赤犬「貴様もすぐに追わせてやる」ボコボコ

赤犬がマグマの拳を黒子に向けて振り上げた

黒子「(お姉さま…)」

黒子は逃げようとしない
美琴の後を追うことを望んでいるようだった

赤犬「…[ピーーー]」

ドンドンッ!!

赤犬が黒子を仕留めようとした瞬間、銃声が2発、銃弾が赤犬を貫いた

黒子「・・・?」

赤犬「邪魔しよるのう…」

赤犬が後ろを睨みつけた

黒子「沙姫…先輩…?」

そこには銃を構える三浦沙姫の姿があった

三浦「何をしてるのよ!? 早く逃げなさい!」

黒子「で、でも…」

三浦「あなたまで死んだら、美琴ちゃんは何の為に死んだの!?」

黒子「!!」

三浦「生きてみなさいよ、しっかりね」

赤犬「馬鹿じゃのう…わしが逃がすと思うか?」

三浦「させないわよ!」

赤犬「!? なんじゃ…体が動かん…?」

三浦「あなたの脳信号の一部を一時的に遮断したわ せめてあの子が離れるまではおとなしくして頂戴」

黒子「先輩…」

赤犬「おんどれぇ…小娘が…」
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:51:25.23 ID:fXbXuIU0
黒子「! 先輩! 後ろ!!」

黄猿「何をやってるんだいサカズキィ〜」ピュン

三浦「うっ!」

黄猿のレーザーが三浦の腹を貫いた

黒子「せ、先輩!」

三浦「だ、大丈夫だから…あなたは逃げなさい…」

赤犬「逃がさんと言うた筈じゃ」

三浦「しまっ…演算が…」

三浦の能力を解き、赤犬が再び黒子を襲う

その時だった、炎の塊が赤犬の拳をなぎ払った

赤犬「ぬう…!?」

黒子「魔堂…委員長…」

魔堂「やっと追いついたか」

黄猿「おお〜早いねぇ〜…」

魔堂「そうか…御坂が…」

魔堂は羽織っていた服を美琴にかけてやった

黒子「わ、私は…」

魔堂「白井、お前はここから離れろ」

黒子「え?」

魔堂「風紀委員として戦うのはもう俺だけでいい」

黒子「委員長…」

魔堂「三浦! 白井を連れてけ!」

三浦「…分かった」

三浦が黒子の手を取り、その場から離れる

赤犬「どいつもこいつも…邪魔をしおって」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:52:20.48 ID:fXbXuIU0
その頃、麦野沈利とアイテム勢は…

フレンダ「麦野、本当に大丈夫なの?」

麦野「ええ、もう大丈夫よ…まだ少し頭がクラクラするけど…」

滝壺「無理するのは、よくないよ」

絹旗「さっきの男…逃げたんですかね?」

麦野「逆よ、私たちが見逃してもらったの」

絹旗「…今、どうなってるんでしょう?」

麦野「分からないけど、相当ヤバイのは確実ね…」

麦野が煙の上がっている学区中央を見る
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:52:58.89 ID:fXbXuIU0
青雉「あららら…何かすごいことになってんじゃないの」

赤犬「マゼランももう少しでここに着く、あとは…」

黄猿「まずはそこの地震娘にトドメといこうかねぇ〜」

魔堂「させると思うか?」

春上にトドメを刺そうとする黄猿を魔堂が止める

赤犬「フン…一人で止められると思うちょるんか」

春上「ぐ…はぁ…」

魔堂「おい待て!」

黄猿「させないよぉ〜」

黄猿の攻撃を受け止める魔堂

青雉「諦めな委員長さんよ、その子はもう死ぬ」

赤犬「まったく、末恐ろしい能力じゃわい…すぐにあっちの小娘のあとを追わせてやる」

春上「ぐ…ぐぐ…」

赤犬が春上の心臓に狙いを定め、トドメの一撃を放とうとした

ガァァンッ!!

赤犬「!?」

その時だった 何者かが赤犬の攻撃を阻んだ

春上「…?」

青雉「あれは…」

赤犬「素手でわしの拳を受け止めた…じゃと…!?」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:53:37.58 ID:fXbXuIU0
「うおおおおお!!」

赤犬を止めた少年は自分の右手を振りかぶった

赤犬「ああ? 殴る気かのう? 無駄じゃ…」

ドゴオオオオオン!!

赤犬の言葉を遮り、少年の右手が赤犬を殴り飛ばした

赤犬「ぐぅぅっ!?」

吹っ飛ばされ倒れる赤犬

青雉「おいおいマジかよ…」

黄猿「サカズキが殴られるなんて久しぶりに見たね〜…」

赤犬「く…貴様…!!」

ツンツン頭の高校生は御坂美琴の姿を一度だけチラッと見ると、高らかに叫んだ

「いいぜ…てめーらを殴れないって言うんなら…まずはその幻想をぶち[ピーーー]!」

上条当麻は赤犬の前に立ちふさがった
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 07:54:17.30 ID:fXbXuIU0
一方通行「おいコラ! 何ひとりで出しゃばってるンですかァ!?」

背に黒い翼を形成した一方通行が上条に言う

垣根「氷野郎よお…テメーにはムカついた」

同じように白の翼を背にした垣根も言った

削板「やっと着いたぞおおお!! 敵はどこだあああ!?」

そして何処から走ってきたのか、削板軍覇も現れた

赤犬「次から次へと…」

上条「ひとつだけ聞かせてくれ」

赤犬「?」

上条「…御坂を…殺したのはお前か?」

赤犬「あの小娘か? ゴミのように死んでいったのう」

上条「ああ…そうかよ…!!」

理事長室

親船最中は机に座り俯いていた

???「懺悔は終わったか?」

不意に聞こえた声
声のほうを向くと、そこには日本刀を持った青年の姿があった

???「悪く思うな…アレイスターの代わりに貴様を[ピーーー]…そして我々は学園都市を攻め落とす これで終わりだ」

とある通路
そこを走る少女の姿があった

打ち止め「ハァ…行かなきゃ…ハァ…あの人の所に…(ってミサカはミサカは全力疾走!)」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/01(木) 08:02:18.74 ID:fXbXuIU0
困ったときの上条さん

あれ? ピーーー回避出来てない・・・?

>>97 赤犬「…しね」

>>101 上条「その幻想をぶちころす」

>>102 ???「アレイスターの代わりに貴様をころす」

もしかしなくても半角じゃないと回避されなかったり?


結局>>2まで行けなかった・・・
もう少しかかる予定
今日の夜に書けたら書くかもしれない
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/04/01(木) 08:07:22.74 ID:ZWy5PHk0
>>103
回避は半角です
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 00:10:56.61 ID:w/o3ePEo
出番だ!ヴェント
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 05:21:26.87 ID:P8/pKrso
ロギア反則すぎるな…
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 12:12:50.52 ID:SnvvWKU0
今のところ上条さん以外はダメージを与えられてないからなぁ
今後海楼石みたいなのが出てくるんだろうか
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 13:04:32.22 ID:MoLE0nA0
ここからどうやって倒すんだ
三大将だけでも無理ゲーなのにまだマゼラン署長までいるし
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 13:33:42.86 ID:w/o3ePEo
エネルも出しておけば面白そうだったのに
黒ひげはいらんな。そんなに強いと思えないし
受け流せない時点で他のロギアより弱い気がする
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 14:58:28.97 ID:MnWpz6ko
黄猿って光の速さで動いたら
本体は光だから大丈夫だけど
服は焼け落ちちゃうから
光を屈折させて服を着てるように見せてるんだよね
だから黄猿と黒ひげが戦うと
黄猿が裸になって
「吸い込まれちゃってるねぇ〜」とか
言いながら黒ひげに吸い込まれていくんだね






能力は身につけてる物にも干渉するなんて知りません
アブサロムの戦闘スタイルなんか知りません
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 15:04:58.04 ID:w/o3ePEo
つうかワンピ側もモリアとエネルを出せばよかったのに・・・
垣根・一方対策にモリアが必要だった・・・こいつなら影とっちゃえば勝てるし
大将たちじゃ負けはしないかもしれないが勝てもしないと思う
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 15:08:59.58 ID:MnWpz6ko
>>111 光の速さで一方通行に突進してそのまま跳ね返ってUターンする
黄猿を想像した

エネルは美琴が死んでるから
出るとしたら学園都市側だな
「レールガンの再来」とか言って

全部妄想だけど
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 15:12:13.71 ID:w/o3ePEo
>>112
単純な電気の強さではエネルより御坂の方が上だったりするんだよなww
まあ電流がどんなもんかわからんけど

つうかモリアって評価低いなwwワンピファンでも強いって言うやつ少なそう
一方に勝てそうなのはこいつぐらいなのに
唯一の即死能力持ちなのに。星矢でいえばデスマスクだな
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 15:22:10.34 ID:MnWpz6ko
>>113 ローとか強くないか?
ベクトルを使わないから一方の反射は影響されないし

一方が光を反射したりしたら
影が出来なくなってモリアじゃ勝てなくなる
覇気と海蝋石が幻想殺しと同じ効果だとすれば
海蝋石のハンマーでボコボコに出来るし
ルフィに至っちゃ銃弾が効かないから
アクセラが圧倒的に負ける

電圧の強さなら御坂の方が上だけど
御坂対エネルなら
体が雷のエネルに負ける要素がない
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/02(金) 15:31:14.99 ID:P8/pKrso
ていうかこれは一応ワンピースとのクロスSSって事でいいのか?
飽くまで禁書主体っぽいけど
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 17:42:28.03 ID:ThdwVcAO
海楼石または海に突き落されたり水中の中にいても能力事態は使えます。ただし力が入らなくなります。(ルフィの様な超人系のみ確認済み)

自然系は物理的な物を受け流せなくなります。
もしかしたら自然系は超人系と違って体事態が能力の塊だから能力を完全に使うことが出来ない可能性が高いです。
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/02(金) 19:00:49.94 ID:ThdwVcAO
水中の中、ミス…
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/03(土) 00:26:45.40 ID:V/onzooo
御坂は大量の金属を腕にくっつけて巨大な手をつくって戦うべき
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/03(土) 21:51:52.36 ID:10td7Ygo
>>118 火傷するわ
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 17:53:15.55 ID:1gGn.hw0
三大将悪人すぎるwwwwww
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 20:30:35.39 ID:fnCtAIAO
『絶対正義』です
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:45:47.92 ID:QzlNdOE0
また少し投下


フレンダ「は? な、何言ってるのよ麦野」

絹旗「そうですよ、私たちも超行きますよ」

浜面「麦野、あんまり無理すんなって…」

麦野「いいから…言うこと聞きなさい、アンタたちはこの学区から早く離れて」

滝壺「やだ」

麦野「滝壺まで…ハァ…いい? ここにいたら、私についてきたら死んじゃうかもしれないのよ? 私はアンタたちを危険な目に遭わせたくないの」

浜面「なあ麦野」

麦野「何よ?」

浜面「俺たちだって同じなんだよ」

麦野「?」

浜面「俺たちだって麦野に危険な目に遭ってほしくない、麦野に傷ついてほしくない だから俺たちはここにいる」

麦野「浜面…」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:46:16.43 ID:QzlNdOE0
フレンダ「ま、結局そーいう訳よ」

絹旗「だから麦野は水くさいんですって」

滝壺「大丈夫だから、私たちも、戦わせて」

麦野「アンタたち…」

麦野は大切な仲間たちの顔を見た
その顔からはさっきの言葉は嘘偽りではないことが伝わってくる

フレンダ「分かったでしょ? 麦野が止めても私たちは行くよ」

麦野「ハァ…もう分かったわ 好きにしなさい」

絹旗「今度は私たちが麦野を守る番です」

滝壺「うん、さあ行こう」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:48:37.78 ID:QzlNdOE0
ドゴオオオン!!

青雉「何だぁその黒い翼は? 奥の手を隠してたのかよ」

一方通行「切り札は最後に取っとくもンだろうがァ」

バリィィンッ!!

一方通行は青雉を一撃で叩き潰し、青雉の体を砕いた

パキパキパキ…

だが、すぐに青雉は氷となり再生する

垣根「喰らいやがれ!」

今度は垣根の攻撃が再び青雉を砕いた

青雉「あらら」

ピキピキパキィ……

そのダメージを物ともせず青雉の体は完全に再生した

一方通行「こンの野郎がァ!!」

一方通行が再び青雉に攻撃する
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:50:38.27 ID:QzlNdOE0
黄猿「わっしもいるよぉ〜」ピュン!

黄猿がレーザーで一方通行に攻撃する

一方通行「効かねェよ!」

一方通行はベクトル操作によってレーザー攻撃を無力化した

黄猿「じゃあ君にするよぉ〜」ピュン!

今度は黄猿は垣根に攻撃する

垣根「おらぁ!」

垣根も未元物質で造った物体をレーザーにぶつけて相殺した

垣根「ちっ…このままじゃ埒があかねーぞ…」

削板「うおおお! すごいパーンチ!!」

ドゴオオオオン!!
今度は削板の攻撃が黄猿を貫く

黄猿「やれやれ…恐いねぇ〜…」
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:51:09.52 ID:QzlNdOE0
魔堂「お前は…上条当麻か?」

上条「そうだけど、アンタは?」

魔堂「風紀委員長の魔堂幻ノ介だ、ちっとばかし頼み聞いてくれるか?」

上条「共闘ってことだろ? いいぜ!」

赤犬「何をゴチャゴチャ言うとるんじゃ!」

赤犬がマグマで二人を攻撃する

二人はその攻撃をかわすと、左右から赤犬に攻撃を仕掛ける

ドオオオン!!

赤犬「ぐっ…! うっとうしいのう…」

魔堂に攻撃された箇所をマグマにして再生しながら赤犬は二人を睨みつける

上条「何なんだよコイツ!?」

魔堂「気をつけろ! コイツらの体は自然現象そのものだ!」

上条「自然現象!?」

赤犬「察しがいいのう…確かにわしらの能力は自然現象じゃ、しかしそれが知れたところで貴様らに打つ手は無いわい!」

上条「この…!!」

上条が右手を振りかぶる
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:52:07.98 ID:QzlNdOE0
その時、上条が赤犬を殴るより速く、閃光が赤犬の体を貫いた

赤犬「!?」

上条「な、何だ!?」

魔堂「これは…」

麦野「今、どういう状況なの?」

その場に麦野沈利とアイテムの面々が現れる

赤犬「原子崩し…それに…またゴミが増えたようじゃのう」

フレンダ「あいつが…赤犬…!!」

絹旗「どうします麦野?」

麦野「ちょっと待って…ねえ委員長さん」

魔堂「警備員と風紀委員はほぼ壊滅状態だ」

麦野「そう…レベル5は?」

魔堂「御坂美琴が死亡、春上衿衣が重症…だ」

麦野「そっか…あの子が死んじゃったのか…」

麦野はどこか物憂げな表情をすると、視線を前に移した
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:53:34.64 ID:QzlNdOE0
その頃の打ち止め・・・

打ち止め「ハァ…ハァ…とと、ここはもう第一学区の中だよね? ってミサカはミサカは一人で呟いてみる」

キョロキョロ辺りを見渡すと、打ち止めは街の中央から煙が上がっているのを目撃した

打ち止め「一方通行…あの辺りにいる気がする…」

打ち止めはそう呟き再び走り出す

打ち止め「ん…?」

打ち止めが足を止め、所々広がっている紫色の物体を凝視する

打ち止め「なんだか…すっごく体に悪そう…ってミサカはミサカはミサカの口を手で覆いながら警戒してみたり…」

黒鬼「ガキ…だと?」

打ち止め「!?」

黒鬼「なぜここにいるのかは知らんが…いずれ消す命だ、変わらん」

黒鬼の背後から三つ首の竜を模した毒の塊が出現した

打ち止め「な、なにアレ!?」

黒鬼「毒竜!」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:57:52.35 ID:QzlNdOE0
打ち止め「一方通行ぁ…助け…! う、うああああああ!!」

毒竜を受け、打ち止めは激痛にのた打ち回る

打ち止め「痛いよおおお!! 苦しい苦しい苦しいいいぃぃ!!」ジタバタ

打ち止め「う…ああ…」ガクガク

衰弱しだんだん動かなくなっていく打ち止め

黒鬼「フン…下らん時間だった」

黒鬼はそう言うと、本部前への道を歩いて行った

打ち止め「アクセ…ラ…レータ………」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 20:58:24.46 ID:QzlNdOE0
一方通行「あァ?」

青雉「?」

一方通行「(なンだ…今の胸騒ぎ…)」

青雉「おっと…ようやくお出ましか」

青雉の視線の先には黒鬼の姿があった

垣根「おいおい…ここで新手かよ…」

黄猿「随分遅かったねぇ〜…かなり殺したのかい?」

黒鬼「邪魔した者はほとんどな…最後はガキだったが」

黄猿「へぇ〜…子供…」

黒鬼「第三位の血縁者なのかは知らないが、よく似ていたガキだった」

一方通行「おい…今なンつった?」

黒鬼「ん? そういえば確かに一方通行がどうとかほざいていたな…お前の関係者だったか?」
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:06:15.82 ID:QzlNdOE0
一方通行「そのガキはどこだ?」

黒鬼「助けに行く気か? やめておけ、もう死んでる」

一方通行「うるせェ! どこだって聞いてンだよォ!!」

黒鬼「西街道だが…どの道…」

黒鬼が喋っている途中で、一方通行は猛スピードでその場所に向かった

削板「うおお!? いったいどうした!?」

垣根「(ああ、あのガキか…)」

上条「うおおお!!」

ドゴッ!!

赤犬「ぐっ! 幻想殺し…予想以上に厄介じゃのう」
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:07:08.54 ID:QzlNdOE0
一方、西街道のとある路地

一方通行「打ち止めァ…おい…」

一方通行は打ち止めを抱き抱え、ガクリと膝をつく

打ち止め「・・・・・・・・・」

一方通行「ちくしょォ…あの野郎…ぶっ殺す!!」

怒りに震える一方通行の腕を打ち止めが弱々しく掴んだ

一方通行「打ち止めァ!?」

打ち止め「ごめん…ね…って…ミサカは…ミサカは…」

一方通行「やめろ! もう喋ンな!」

打ち止め「う…ん…」
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:07:47.95 ID:QzlNdOE0
理事長室

???「何か言い残すことはあるか?」

親船「ひとつだけ…いいですか?」

???「言ってみろ」

親船「子どもたちには…この街の学生たちには、これ以上手を出さないで下さい」

???「却下だ 学園都市の人間を皆殺しにすることが我々の目的」

親船「そうですか…それなら仕方ありませんね!」

ズガンッ!!

銃声が部屋に響く

親船「今のが私の精一杯の抵抗です、さあ殺して下さい」

???「最初から当てるつもりもない癖に、本当にアレイスターと同じでイカれた奴だ」

???はそう言い終わると、親船の心臓を刀で貫こうとした
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:09:31.69 ID:QzlNdOE0
親船「…?」

???「そうか…クク…」

親船「どうしたのですか?」

???「そこの壁の先に部屋があるだろう」

親船「!! それが何か?」

男の指さす先は、よく見なければ判別不能なくらいの違いがある壁

???「学園都市を壊滅させてから、ゆっくり探そうと思っていたが…どうやらその必要はなくなったようだ」

親船「まさか…あなたの目的は…!」

男は壁を壊してその奥の部屋に入っていく
そこは部屋を埋め尽くすほどの本の山だった

???「これか…」

男が部屋の一番奥に厳重に保管されている黒い本を手に取る

親船「待ちなさい!」

???「無…低…異…強…大…超…そして、絶対と無限…」

男が黒い本に書かれている文章を読み上げていく
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:22:28.80 ID:QzlNdOE0
???「なるほど…親船」

親船「?」

???「気が変わった…まだ生かしておいてやる」

親船「・・・・・・・・」

???「精々一般人にはうまく誤魔化すんだな…」

親船「くっ…」

男が刀を納めたかと思うと、既に親船の目には男の姿は認識できなかった

本部前

黄猿「おやァ〜…用事は済んだのかい?」

黄猿が理事会本部から出てきた男の姿を視認して言った

???「計画変更だ 例の物はもう手に入った」

青雉「あらら…早いな」

???「行くぞ…」

男がそう言うと、4人はそれに従いついて行く

上条「待て! 逃げる気か!?」

???「逃げる? クク…ああ撤退だ しばらく命は預けておく幻想殺しの少年…そして出来損ないの超能力者どもよ」
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:29:41.57 ID:QzlNdOE0
垣根「消えやがった…」

上条「くそぉ!」

上条が地面を殴る

魔堂「奴ら…例の物だと…」

削板「どうなったのだ!?」

麦野「とりあえずは…休戦ってことかしらね?」

魔堂「どちらにしてもこれからが大変だがな…まずは怪我人の手当てを…」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:46:25.66 ID:QzlNdOE0
美琴『ハァ…ごめんね黒子…ハァ…しっかり守ってやれなくて…』

黒子『お姉さま…嫌だ…嫌ですの…』

黒子の掌が美琴の真っ赤な血で赤黒く染まる

美琴『黒子…大好き…だよ…』ニコッ

黒子『あ…あああ…』ポロポロ


黒子「う…うう……」

今日であれから3日が過ぎた
白井黒子はまた枕を涙で濡らす

黒子「お姉さま…お姉さまぁ…」

うわ言のように繰り返すと、黒子は再び泣き伏せる

自分がどうしようもなく愛した御坂美琴はもうこの世にいない
認めたくない現実と白井黒子は闘っていた

別の病室

春上「・・・・・・・・・」

眠っている春上衿衣の体にはいくつもの医療器具が取り付けられている

初春「春上さん…」

ガラス越しに春上の姿を見ると、初春飾利は呟いた
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 21:59:35.00 ID:QzlNdOE0
さらに別の病室

打ち止め「ねえ一方通行…」

一方通行「どうした?」

打ち止め「ありがと…ってミサカはミサカは少し照れながら言ってみる…」

一方通行「急になンだ…」

打ち止め「あの時…あなたに逢いたいって思ったんだ」

一方通行「・・・・・・・・・」

打ち止め「そしたら来てくれた」

一方通行「よせよ…俺はお前を守れてねェ」

打ち止め「次守ってくれるならいいもん! ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみる!」

一方通行「だァァ! くっつくな!」

冥土返し「どうやら随分元気になったようだね?」

打ち止め「はい! おかげさまで…とミサカはミサカはペコリと頭を下げてみたり」

冥土返し「しかしまだ暫くは安静にしといてほしいかな? まだ毒が完全に解毒されたわけじゃないんでね?」

一方通行「だそうだ…オラさっさと寝ろ」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:15:24.01 ID:hmurN/.0
>>526
これかな?
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQY56RkDA.jpg
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:15:53.26 ID:hmurN/.0
スマソ誤爆
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 22:17:48.70 ID:QzlNdOE0
とある研究所

(私…死んじゃったの…?)

(そっか…もう黒子と馬鹿騒ぎしたり…佐天さんたちとお茶して遊んだり…当麻さんにちょっかい出したり…)

(もう全部…出来ないんだ…)

(私…もうみんなに逢えないんだ…)

ゴポ…ゴポ…

(嫌だな…)

(嫌だよ・・・みんなにまた逢いたいよ・・・)

ゴポ…ゴポ…

(でも…もう何を言っても…)

(遅いよね…)
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/04(日) 22:24:33.84 ID:QzlNdOE0
今日は一旦終了

次回から美琴冷蔵庫篇(仮)です

今の美琴の状態は死んでるけど生きてるっていう状態ってことで(公には死亡扱い)
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:27:05.55 ID:1cO.msco
乙。第二位と同じような状態か
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:45:46.74 ID:hmurN/.0
乙なんだよ
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 22:51:54.31 ID:i4JWKjIo
なんだ。美琴の敵をエネルがとるのかとばかり…
生きてるのか…
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/04(日) 23:39:45.51 ID:wmRXEc.o
多分御坂がエネルの能力を得るんじゃないかと・・・



って俺は俺は予想してみる
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/04(日) 23:42:50.29 ID:i4JWKjIo
>>146 それは打ちとめの仕事なんだよ!って私は私は自分のSSのネタバレしてみる

違うスレだけどね



禁書「あんまりおいたが過ぎるとドラゴンブレスぶっ放すぞ」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 01:04:27.31 ID:6w/sh2Y0
>>147

なるほど、その手があったか
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 21:39:25.96 ID:8hkB/nA0
コンコン…
病室のドアをノックする音

初春「白井さん…入りますよ?」

黒子「・・・・・・・・・・」

黒子の目の下にはクマが出来ている

初春「春上さんはまだ目を覚ましません…お医者さんが言うには、内臓の損傷が酷く目覚めても暫くはまともに動けないだろうって…」

黒子「そう…ですの…」

初春「あの…白井さん…」

黒子「…?」

初春「御坂さんは…」

黒子「私が…」

初春「え?」

黒子「私が…私の所為で…お姉さまは…」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 21:40:01.28 ID:8hkB/nA0
初春「そんなこと…」

黒子「どうして…お姉さまが…どうして…私じゃない…」

初春「今の言葉…御坂さんが聞いたら怒りますよ…」

黒子「初…春…」

初春「自分を責めないで下さい…それに…」

初春は黒子を抱きしめる

黒子「う、初春…?」

初春「こんな時くらい…我慢しなくて…いいんですよ…」

黒子「う…うわあああああああ!!」

初春の言葉に堪えきれなくなった黒子は大声で泣き出した

黒子「ひぐっ…あああ…えぐ…うわあああああ…」

初春「・・・・・・・・」

黒子「逢いたいよお…お姉さまああ…うえええん…」

泣きじゃくる黒子を初春は抱きしめ続けた
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 21:40:41.37 ID:8hkB/nA0
学園都市のとある建物内

黒鬼「ラストオーダー?」

???「ああ、御坂美琴の体細胞クローンであるシスターズの上位個体…検体番号20001号、通称『打ち止め』と呼ばれる個体だ」

赤犬「そいつが必要なのかのう?」

???「幸い、毒竜を受けても死にはしなかったらしい…これで計画を早められる」

黒鬼「ああ…あのガキか…」

???「最も…必要なのはミサカネットワークだが…」

赤犬「ミサカネットワークじゃと?」

???「シスターズは脳波によるネットワークを構築している、その管理者が打ち止めということだ」

青雉「つまり…その子供を使えば、そのミサカネットワークを掌握できるってことか?」

???「ああ、そして計画に必要な人物はあと2人…」

黒鬼「二人?」

???「10万3000冊の魔道書の管理者『禁書目録』」

黄猿「殺さなくてよかったねぇ〜…」

???「そして最後の一人は滝壺理后…」

赤犬「確か…原子崩しの仲間じゃったかのう…」

???「この3人を確保してきてもらおう」

青雉「すぐにか?」

???「早いほうがいい、今は学園都市側も混乱しているはず…だが、まだ準備に時間がかかるのでな…それと平行してもいいだろう」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 21:42:34.76 ID:8hkB/nA0
とある研究所、地下の研究室

ゴポゴポ…

研究員「酷いですね…これ生きてるんですか?」

室長「いや…死んでるよ」

研究員「え!?」

室長「たかだか14歳の子供にこの状況…俺なら死にたくなるね」

研究員「は、はあ…」

室長「今はまだいいが…ここに運び込んだ時は凄まじかったぜ? なんせ、肺も肝臓も胃も腸も内臓が全部焼けてグチャグチャだったしな」

研究員「う…」

室長「それよりしっかり管理してくれよ? 大事なレベル5なんだからな…」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:09:46.10 ID:ZMOPzRIo
ていとくんと一方とヴェントとへタレはワンピ勢に勝てる気がするんだが・・・
ていとくんはなんでもありな物質を作れるし、この世に存在しない物質を作れるんだから光やマグマや氷より強いんじゃね?
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 22:15:52.07 ID:8hkB/nA0
(ここはどこ…)

(私…死んだんじゃなかったの…?)

(何…コレ…? 大きな機械…)

ゴポ…ゴポ…

(あ…私の体に繋がってる…?)

ガー…ガガ…

美琴を収めた培養器の隣のスピーカーから音がなる

室長「ああ、少し待て…」

室長はそう言うとスピーカーのスイッチを切り替えた

「…獄? 地獄なの…? ここは…」

室長「おはよう御坂美琴くん、質問に答えるとここは地獄ではない」

「あなた誰…? 私…生きてるの…?」

室長「俺はこの研究所の長、片桐だ それと今の君が生きてるか死んでるかだが…」

「・・・・・・・・・・」

片桐「半分生きていて、半分死んでいるってところかな…」

「なによ…ソレ…」

片桐「ま、世間的には君は死んだことになってるけどね」

「じゃあ…これって…現実なの…?」

片桐「ああそうだ、君だって死んでるより生きてるほうがいいだろう?」

「・・・・・・・・・・」

美琴はもう一度自分の体を見た

腹にある大きな空洞、そこに埋め込まれた機械、繋がれたケーブル、外の何台もの大型機械…

(何だか…自分の体じゃないみたい…)

「あの…」

片桐「ん?」

「私は…みんなには…もう逢えないの…?」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 22:21:09.86 ID:8hkB/nA0
数レスで終わるのもどうかと思ったが今日はここまで

>>153
!!


156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 22:24:59.53 ID:dC/iPU20
>>153
あいつらが使う氷とかマグマって明らかに普通のそれじゃないしなぁ
っていうか問題なのはこちらからの攻撃が効かないってことじゃね?
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:36:07.61 ID:ZMOPzRIo
>>156
一方とていとくんなら最悪勝てなくても負けはしない気がする
大将が覇気つかえるならわからないけど・・・
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/05(月) 22:42:59.32 ID:8hkB/nA0
正直なところ、普通の攻撃で大将たちを倒すのはほぼ不可能なので(覇気はワンピ側の概念だし)
キーマンはやっぱ一方と垣根になるかも(実はまだ結末決まってない)

159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/05(月) 22:46:38.84 ID:ZMOPzRIo
心理掌握の少女も強そう
物理攻撃が無効なら精神にダメージを与えればいい
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:05:43.10 ID:cMRvdyMo
ここの大将達は悪魔の実じゃなくて
レベル6の能力ってことだよな?
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:06:33.64 ID:yjh5XQA0
インデックスに打ち止めに滝壺
ヒロインがピンチだな
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/05(月) 23:12:54.76 ID:cMRvdyMo
姫神……
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:15:51.34 ID:sF1FXsY0
心理掌握って原作で名前出たっけ?
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:35:03.12 ID:pBtBKEwo
>>163
まだ不明
多分、最後まで不明だろ
超電磁砲が妹編の後も続くとかでもないかぎり
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 20:38:16.92 ID:sF1FXsY0
>>164
そうかサンクス
原作流し読みだったから、マジで三浦沙姫っていう人かと思ってたわ
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:05:58.69 ID:EU47fDYo
一端覧祭かレールガンの方で出てくるかもなぁ
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/06(火) 21:15:31.81 ID:sF1FXsY0
てか今の美琴の状態を見てると
もうハッピーエンドはかなり絶望的だな・・・
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 10:46:22.30 ID:y0O2MzIo
美琴をこんな状態にした奴を俺は許さない!!絶対にだ!!!
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 17:42:24.54 ID:FJS028M0
内蔵ほとんど焼けて無くなってるのに一応生きてるのか
さすが学園都市と言うべきか
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 18:02:18.02 ID:OBTPb6DO
一方さんは打ち止めがやられた時点で暴走するんじゃねーの、と
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/07(水) 20:56:18.42 ID:wLGSMAco
削板に覇王色・・・

麦野ってロギアには愛称悪いよな
黄猿に限っちゃ原子ないし
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/07(水) 22:08:42.73 ID:S.mCm1ko
ワンピ勢にいい勝負しそうなキャラ
一方、ていとくん、心理掌握、ヴェント、へタレ

ロギア以外で禁書勢にいい勝負しそうなの
ロー、ハンコック(石化能力)、モリア、












どのキャラも圧倒しそうな人
ウル―ジさん
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 00:40:06.98 ID:egtPqGQ0
すごパ覇気ありそうwww
でも一番活躍しなかったOrz
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 01:30:48.56 ID:r3W7J4w0
第五位の三浦沙姫と第六位の魔堂幻ノ介って、オリキャラ?
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 01:39:12.34 ID:yt0g1YAO
多分そうだろ
第6位に至っては原作で名前も能力もわかってないし
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/08(木) 04:22:56.49 ID:riV/9sg0
学園都市の科学力的に、内臓だけ造りだすくらいできるだろうから心配要らないぜ!多分
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 07:10:59.10 ID:MEJfkXko
モリアは一方には絶対勝てないよな

逆にローが最強か?

ハンコックとかウルージは知らん
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 09:13:13.92 ID:uMwu5VMo
>>177
むしろモリアが一番一方通行に勝てそうだと思うけど
モリアの影ワープ→影切り取り→気絶は反射じゃ防げないだろ
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 12:53:46.61 ID:egtPqGQ0
一方がモリアに隙をみせれば影取られてやられる。でもとられる前に一方が光のベクトル反射して影を作らなければモリアが負ける
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 13:08:34.99 ID:MEJfkXko
>>178 光のベクトルいじって影を作らない
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/08(木) 18:44:57.39 ID:3c0vTQI0
滝壺が心配で寝れない
死なないよね? よね?
半殺しにはされるかもしれんが…
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/08(木) 23:11:36.22 ID:MEJfkXko
ジャージ着て走りこみしてた姫神が代わりに捕まるんだろ
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/11(日) 03:39:02.69 ID:bh4JnEAO
続き待ってます!
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/17(土) 21:28:02.15 ID:vsHnzkw0
早く・・・
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:32:43.85 ID:yg2NVM20
学園都市 第七学区 理事会臨時会議室

そこに親船と5人の理事会幹部が集まっていた

幹部「いっそのこと全学生に通達するべきではないだろうか?」

幹部「おいおい…そんなことをしたら混乱は避けられないぞ」

幹部「しかし学生も馬鹿ではない…それに超電磁砲の死亡は公表されているんだ、この戦争の結果にいずれ感づく学生も出てくるかもしれない」

幹部「はぁ…御坂美琴は死亡、春上衿衣は意識不明の重体…こんな時にまた奴らが攻めてきたら…」

幹部「とにかく今は現状を把握するしかないか…」

幹部「ええ、今のところ確認した敵は9名…うち4名は既に倒しています」

幹部「しかし…先日第一学区に攻め込んできた4人は明らかに次元が違う、こいつらが敵組織の中核なのは間違いないだろう」

幹部「確認した情報によると、青雉は氷結、黄猿は光、赤犬はマグマ、黒鬼は毒の能力を得ていると思われます」

幹部「そんな原形を留めない能力が存在するのかと思ったが…目の当たりにしたら信じるしかないか…」

幹部「そして…理事長の所に現れた男…少なくとも5名か…」

親船「皆さん…」

そこでようやく親船が口を開いた

親船「あなたたちは絶対能力について何かご存じですか?」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:33:12.00 ID:yg2NVM20
幹部「絶対能力…レベル6ですか? 私はかつて一方通行の実験に協力していましたから、概要は分かりますが…現実にレベル6はいないので何とも…」

幹部「それにあの計画は頓挫するとこまでがアレイスター前理事長の計画だったらしいじゃないか」

親船「では…無限能力については?」

幹部「無限…能力…? 聞いたこともないですが…」

親船「私も完全に記憶しているわけではないですが、主犯と思われる男が持ち去った文献にその記述がありました」

幹部「そんな文献が…」

幹部「あの部屋には学園都市のあらゆる文献が保管されていたからな…」

親船「敵の真の目的が無限能力を手に入れることだとしたら、私たちは何としてもそれを阻止しなくてはなりません」

幹部「しかし…レベル5さえ歯が立たない相手にどうやって…」

幹部「それをこれから考える…そのための集まりだろう」

幹部「こちらが体制を整えるまで、動かないでいてくれると助かるのだが…」
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:33:46.06 ID:yg2NVM20
???「レベル6…神ならぬ身にて天上の意思に辿り着く者…科学者の言うことはいつの時代も大層なものだ」

???「神ではない者…すなわち人間の身で天上の意思…神の領域に辿り着く…その程度でレベル6になれると…?」

???「こんな物を産み出そうと躍起になったアレイスターは所詮それまでの科学者風情だったのだ」

???「レベル6など…俺にとっては目的への踏み台に過ぎない」

???「絶対にして無限の力…誰も抗えない無敵の力が俺の本来の目的…」

???「そうだな…ここでは便宜上、レベル7とでも呼んでおこうか」

???「それを手に入れる為に必要な者たちをまずは確保する」

???「邪魔するものは全て殺せ」
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:34:24.83 ID:yg2NVM20
3日後、学園都市第十九学区

路地裏に全身毒まみれで倒れている男が数人いた

黒鬼「滝壺理后はこの学区にいるはず…殺さない程度に痛めつけて連れて行くか…」

フレンダ「滝壺、他に買うモンある?」

滝壺「ううん、特にない」

フレンダ「じゃあ帰ろうか」

滝壺「うん」

買い物袋をぶら下げて、二人はコンビニから出る

滝壺「ねえフレンダ」

フレンダ「ん?」

滝壺「フレンダはなんでアイテムに入ったの?」

フレンダ「え…? なんでかって…」

滝壺「うん、私ときぬはたが入る前からフレンダはいるし」

フレンダ「うーん…麦野との腐れ縁かな…」
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:34:50.14 ID:yg2NVM20
滝壺「腐れ縁?」

フレンダ「私ってさ…ハーフじゃん?」

滝壺「うん」

フレンダ「まだ学園都市に来る前に麦野と知り合ったの…」

滝壺「そういえば麦野が言ってた…昔、海外留学してたって」

フレンダ「結局それでいろいろあって仲良くなって今に至る訳よ」

滝壺「私たち…何だか家族みたいだね」

フレンダ「そうだね、私も麦野も親なんてあってないようなものだし…滝壺と絹旗はホラ…」

滝壺「でも寂しくないよ、みんながいるもん」

フレンダ「麦野だってさ、普段はああだけど…本当は嬉しいんだよ 家族ができてさ」

滝壺「うん…早く帰ろうか みんな待ってる」
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:35:16.66 ID:yg2NVM20
第七学区、冥土返しの病院

インデックス「え…? とうま今なんて言ったの…?」

上条「御坂が…死んだ」

インデックス「みことが…死んだ…の…?」

上条「ああ…」

インデックス「……………」

上条「インデックス?」

インデックス「ごめん…ちょっと外歩いてくる…」

上条「……………」

インデックスが出て行ったドアを上条はしばらく見つめていた
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:35:44.87 ID:yg2NVM20
第十九学区、とあるマンション

絹旗「はぁ…超お腹が空きました…」

浜面「もう少しで帰ってくるだろ、それまで我慢しろ」

絹旗「むむ…今子ども扱いしましたね!?」

浜面「いやしてねーし…」

絹旗「確かに私は一番年下ですけど…浜面よりは大人なつもりです!」

浜面「はいはい、そうだな絹旗さん」

絹旗「うわーん麦野―っ! 浜面がイジメますー!」

麦野「うわ…浜面最低ね」

浜面「憐れんだ目で見るな…マジで悲しくなってくるだろ」

絹旗「それはそうと、フレンダさんたちはまだでしょうか? お腹空いたんですが」

麦野「それ2回目よ」
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:36:46.11 ID:yg2NVM20
絹旗「しかし…最近は平和ですね」

麦野「そうね…」

絹旗「このまま何も起こらずにいてくれると……え…!?」

浜面「絹旗? どうした、窓の外なんか見て?」

絹旗「む、麦野…どうしましょう…!? あ、アイツが…!!」

麦野「どうしたの?」

動揺する絹旗を不審に思い、麦野も窓の外を見る

麦野「!?」

そこには、マゼラン・黒鬼がいた
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 04:44:01.42 ID:yg2NVM20
次回はマゼラン署長による大量虐殺(予定)
そろそろ第2の死人が出ちゃうかも…
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 15:03:41.29 ID:ORXQUQso
うおお来てた
そして次回予告で鬱…
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:01:48.10 ID:yg2NVM20
麦野「フレンダと滝壺に連絡して!」

絹旗「は、はい!」

黒鬼「毒の道(ベノムロード)」

その瞬間、黒鬼が麦野たちの前に一瞬にして現れた

麦野「!?」

絹旗「うわあっきた!」

ガシャアアン!!

窓ガラスをぶち破り、黒鬼は麦野たちの部屋に乗り込んできた

麦野「二人とも逃げなさい!」

絹旗「でも…麦野どうするんです!?」

麦野「すぐに合流するから! 早く!」

浜面「絹旗行くぞ!」

絹旗「わ、分かりました…」

二人が部屋を出たのを確認すると麦野は臨戦態勢をとる
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:02:15.95 ID:yg2NVM20
黒鬼「原子崩し…滝壺理后はどこにいる?」

麦野「(滝壺…?) 教えるわけないでしょ」

黒鬼「そうか…ならば吐いてもらうぞ」ゴポポ

黒鬼の背中から毒竜が出現した

麦野「(この狭い部屋の中でコイツを相手にはできないわね…)」

麦野はそう思うと、原子崩しのレーザーを床に向けて撃ち出した

辺り一面に黒煙が立ち込める

黒鬼「逃げたか…だが、逃がさん」

黒鬼は再び毒の道を使い、下に降りた
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:02:49.80 ID:yg2NVM20
滝壺「あ…きぬはたとはまづらだ」

フレンダ「あれ本当だ」

絹旗「あ、滝壺さん! フレンダさん!」

フレンダ「どうしたの?」

絹旗「あの毒男が…今…麦野が…」

滝壺「?」

フレンダ「ちょっと落ち着きなさい」

滝壺「あ…今度は麦野だ」

滝壺が指差す方向には麦野の姿

麦野「良かった…みんな無事…」

麦野が言いかけた途端、黒鬼が目の前に現れた

麦野「くっ…もう追いついて…!?」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:03:21.79 ID:yg2NVM20
黒鬼「滝壺理后だな?」

滝壺「う…」

黒鬼「一緒に来てもらおうか」

麦野「コイツの狙いは滝壺みたい! 滝壺逃げなさい!」

滝壺「え…え…!?」

黒鬼「逃がすと思うか?」

浜面「させるか!」ズガンッ!

浜面が黒鬼に向けて拳銃を撃つ

黒鬼「フン!」

黒鬼の体から分泌された毒液が弾丸を飲み込んだ

浜面「いっ!?」

黒鬼「全員動けなくしていこうか…」
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:04:01.22 ID:yg2NVM20
絹旗「この…!」

絹旗が窒素装甲で黒鬼を殴ろうとする

麦野「駄目よ絹旗!」

絹旗「わわっ!?」

麦野の制止に絹旗は動きを止めた

黒鬼「賢明だな…俺の体に触れればたちまち毒に侵食される」

フレンダ「じゃあこれなら…どう!?」

今度はフレンダが爆弾を投げつける

黒鬼「無駄だ」

その爆弾さえも、毒液で一瞬にして溶解してしまった

フレンダ「あわわ…」
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:04:55.27 ID:yg2NVM20
浜面「おい麦野…逃げたほうがよくないか!?」

麦野「そうしたいけど…逃げても無駄かも…」

黒鬼「よく分かってる…」

麦野「滝壺!」

ドスッ!

滝壺「うっ!」

黒鬼に殴られた滝壺は気を失ってしまった

浜面「滝壺! てめぇ…!」

麦野「そのまま行かせると思う?」

フレンダ「滝壺は渡さない!」

絹旗「超怒りましたよ!」

黒鬼「そうか…邪魔をするのか」

麦野「当たり前でしょ!」

黒鬼「ならば全員…地獄へ堕ちろ! 毒竜!!」
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:05:29.29 ID:yg2NVM20
麦野「!?」

麦野は間一髪で攻撃をかわしたが、フレンダたちは毒竜をまともに喰らってしまった

麦野「み、みんな…!!」

浜面「く…そぉ…」

絹旗「うああああ…苦し…」

フレンダ「麦野…逃げて…」

麦野「そんな…やだよ…」
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:06:05.41 ID:yg2NVM20
なんで…殺すなら私を殺してよ…
これ以上…みんなに手を出さないで……

麦野「やめて…下さい…」

黒鬼「……………」

麦野「お願い…します…! これ以上…私の家族を…傷つけないで…」

麦野沈利は額を地面につけながら懇願した

麦野「お願いします…私…の命で…どうか…みんなは助けて…お願いします…お願いです…」

フレンダ「麦野…だ…め…」
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:06:52.16 ID:yg2NVM20
ガシッ!

麦野「がっ!?」

黒鬼が麦野の首を掴んで締め上げた

フレンダ「麦…野…」

フレンダは麦野を助けようとするが、毒のせいで体の自由が効かない
絹旗と浜面も生きてはいるが、もう動ける状態ではなかった

麦野「ぐっ…が…」

黒鬼「悪いが…それはできんな」

麦野「う…ぐっ…」

黒鬼「滝壺理后以外は全て殺す」

麦野「うぐっ! え゛っ!」ジタバタ

麦野は苦しそうに足をバタつかせながら黒鬼を睨みつけた
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:07:39.52 ID:yg2NVM20
麦野「がっ…ぐ…」

次第に力がなくなりおとなしくなっていく
もう麦野には能力を使う力もなかった

麦野「あぐ…」

ごめん…フレンダ…絹旗…滝壺…浜面…
私…もう駄目かも…
守れなくて…ごめんね…

黒鬼「毒竜…」

黒鬼の放った毒竜が麦野沈利を飲み込んだ…
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/04/18(日) 22:11:44.36 ID:yg2NVM20
アイテム全滅で今日はここまで
次回からも結構不定期になっちゃうかもしれない
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:15:03.00 ID:vbSL.Cso
どれくらいクロスさせる予定なん?
電気が死んだからルフィは出ないにしても
スモーカーとか
反乱因子かあいつは
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:20:03.45 ID:RsBYx.so
絹旗に毒効くのかよ
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 22:27:06.10 ID:vbSL.Cso
窒素を溶かすってちょっと無理あるよな。

青雉の能力を詳しく教えてくれ
氷になるのか
冷気になるのかわからん
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/18(日) 23:04:41.10 ID:O49MdAEo
ちょっとワンピ勢が強すぎかと思ったが
仲間思いの麦のんに泣いた
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 00:26:38.87 ID:4uw/c8oo
一方、ていとくん、心理掌握、アウレオルス、ヴェントあたりならワンピ勢ともいい勝負、もしくは勝てると思うけど
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 00:47:17.32 ID:GIP/1.M0
お前らフィアンマさん忘れてね?
数十キロの剣やら聖堂を吹き飛ばすやらができるんだぞ
・・・・・・噛ませ臭が多少するが
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 14:35:35.58 ID:rGvHsn.0
単純に強い奴ってかませにしやすいよね
それを倒した奴の異質さ、異常さを表現できるし
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 17:51:26.36 ID:ecvhfYI0
美琴と春上に続いて麦のんもリタイアか

てかレベル5の女の子の負傷率激しいな
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 18:33:07.96 ID:6ZTCffgo
オリキャラとかそういうのは萎えたが
今は期待している
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 18:48:51.64 ID:ecvhfYI0
不謹慎だが首を絞められる麦のんに激しく萌えたOTL
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 20:45:57.74 ID:gy2lZZw0
この流れでは結末が学園都市側の勝利になる可能性は全く思い浮かばないな
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 21:20:24.38 ID:66o2nUQo
かなり一方的にやられてるしな
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 12:49:42.39 ID:G7vYqaw0
原作準拠だけど所々改編されてるな
アイテムが仲良し家族だったり、心理掌握と美琴がそれほど仲悪くなかったり(のように見える)
てか佐天さん、美琴が死んだって聞いて泣いてたのが最後の登場か
大将やマゼラン署長に佐天さんじゃ無理だけど
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:52:03.76 ID:6muuy4Io
覇王色が佐天とかベタ過ぎるもんな
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 20:06:15.88 ID:G7vYqaw0
そろそろ敵のボスの正体が知りたい未だに???だし
刀持ってるってことはミホークやシャンクス?
口調的に考えるとシリュウか?マゼランは出てるし
でも日本刀を持った青年って書かれてるしなあ…
まさか…ゾロ!?
さすがにないな
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 23:27:47.85 ID:IeamLn60
ボスが誰であれ、大将たちは素直に従ってんのか?
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 16:08:51.26 ID:qAIWta6o
大将が悪役か…
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 18:09:20.36 ID:SYE6wlg0
>>221ボスに対して大将は敬語じゃないし絶対服従というわけではないんだろう

白ひげは赤犬を普通に殴ってたけど春上は無理か
てか委員長の能力は肉体再生レベル5ってこと?
不死鳥ってことはマルコの動物系幻獣種が元ネタなんだろうけど

しかしレベル7=無限能力か かなり設定が面白いからぜひ完結させてほしい
>>1000までに完結するのかは知らないけど
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:05:40.44 ID:ikpp5cw0
>>223
白ひげがロギアを殴れるのは覇気の力だろうからなぁ
今後この作品でロギアをどう攻略していくのかに期待してまってます
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 23:03:01.87 ID:JhiUPFoo
ルフィがエネル殴れたのは絶縁体だから電気を無効にしたからか?

第7位には覇気があってもおかしくないような気もするが
イワさんに覇気はないからな…

題材はすごい面白い
オリキャラとか知らん
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/22(木) 06:06:20.16 ID:LZrX8X60
クロコダイルに水
エネルにゴム

みたいに何か弱点になるものを使えば殴れるんじゃね?
ロギアじゃないけど、アッチーノも氷で殴れてたし
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/22(木) 22:51:16.81 ID:xg/j9lIo
やっぱり全裸で黒ひげに吸い込まれる黄猿を想像してしまう

で、なんで春上をレベル5にしようと思ったんだ?
228 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 05:26:07.45 ID:GWZV1No0
今のところ学園都市側の戦力は

一方通行、帝督、心理掌握、委員長、すごパ の生存レベル5と
それに加えて上条さんくらいか

死亡レベル5が美琴、春上さん、麦のんだけど
美琴はもう完全に退場かな・・・
今回、美琴以外で一番怪我してるのって実は春上さんじゃね?
麦のんがどうなるか・・・
229 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 11:18:54.80 ID:/5Q4gcDO
いや、美琴はこのssの一番最初で生きてる事がわかってるから
この状況を打開するのは意外と美琴かもしれないぞ
230 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 11:43:09.62 ID:7oUvW/Uo
美琴「10億Vヴァーリィィィィイ!」┣¨┣¨┣¨┣¨

なんで春上なんだか、いまだにわからん
>>1が好きなだけか?
231 : [sage]:2010/04/27(火) 18:48:30.85 ID:tfa92eE0
>>230春上かわいいからな
たぶん>>1が好きなだけなんだろうけど
春上の能力が白ひげだったから、春上もあそこで死ぬかと思ってた

ふと思ったがもし>>150>>1が今週のジャンプ発売後に書いてたら
黒子の台詞が「ほっぺたなら…ハァ…ちぎれる程つねりましたわ…!!
ハァ…夢なら醒める筈ですの…!!
…夢じゃないんでしょう…?
美琴お姉さまは…!!
死んだんでじょ゛!?」になってたかもと思うと切ない…あのままでも十分切ないけど
黒子のためにもハッピーエンドに…ならないかな…
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 18:50:28.16 ID:tfa92eE0
やべ別スレに書き込んで名前そのままだった
俺は>>1じゃねえ

失礼した
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/27(火) 21:37:38.73 ID:XYxhpFI0
C
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 21:09:24.06 ID:iM4iPO2o
まだかな?
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/01(土) 04:20:11.71 ID:IBlxTTg0
焦らすねぇ〜
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/04(火) 15:07:54.41 ID:M0WqFqQo
はよこい
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/04(火) 19:07:56.68 ID:L8BJSgU0
ていとくんがレベル6になれば無双できそうな気がする
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 19:16:03.53 ID:2ykruh20
わたし ま〜つ〜わ〜
くるまで ま〜つ〜わ〜

てか麦のん、電撃大王の今月号とのギャップが…
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 22:08:33.12 ID:bLcBWYMo
ジャンプが出るまで書かないんですかぁ?
書いてなくても生存確認レスぐらいよこせよ〜
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 22:20:08.20 ID:s355c3so
>>239
本当に死んでたらレスできねーじゃん
つまり死んだんだよ!
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/07(金) 00:19:17.42 ID:JjxU12DO
まさか>>1も赤犬に!?

冗談はさて置き、明日くらいには来てほしいなあ
過去のレス見るとこの人結構深夜に書き込んでるの多いから朝見たらもしかして・・・
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/07(金) 23:22:58.71 ID:HKtG3QAO
その後>>1の姿を見たものはいなかった……


―――――――完
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/08(土) 02:04:58.18 ID:pv8blsDO
良く解らないが海水使えば大将組には勝てないのか?
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 02:56:45.47 ID:yM9vmeY0
超待たせてすまなかった
今から投下します

麦野がマゼランにやられたところからスタート


245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 02:58:35.72 ID:yM9vmeY0
ジュウウウウウウウウ……!!

黒鬼の毒が麦野の全身を覆う

麦野「う…ぐ…ああ…うああああああ!!!」

黒鬼「毒竜の毒は麻痺性の神経毒…そのまま苦しんで死ね」

麦野「あ…あ………」

意識が遠退いていく…
もう指一本動かす力も麦野には残っていなかった

黒鬼「フン…」

黒鬼は麦野を放すと地面に投げ捨てた

麦野「う…」

滝壺が…滝壺が連れてかれちゃう…
助けなきゃ…私が…助け…

そこで麦野の意識は完全に途絶えた………
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 02:59:17.58 ID:yM9vmeY0
数時間後
とある部屋……

滝壺「助けて…誰か…助けてよ…」

後ろ手に枷をつけられた滝壺は泣きながら呟く

滝壺「うう…はまづら…きぬはた…麦野…フレンダ…」

滝壺「みんなぁ…グス…」

その時、部屋の扉が開き一人の男が入ってきた

滝壺「…?」

???「『能力追跡』の娘…気分はどうだ?」

滝壺「…返して…みんなを返して…」

滝壺「なんでこんな事…するの…ひどいよ…」

滝壺「私たちがあなたに何かした…?」

滝壺「もう…やだよ…」
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 02:59:45.96 ID:yM9vmeY0
???「………………」

ドスッ!!

滝壺「あぐ!? ああああああああああああっ!!」

男は鞘から刀を抜くと、滝壺の左肩を貫いた

滝壺「痛い痛い痛い痛いぃぃぃ!!!」

???「勘違いしないように言っておくが…俺はその気になれば今すぐにでも貴様を殺せる…それをしないのは貴様には利用価値があるからだ…よく覚えておけ」

滝壺「は…は…い…ごめん…なさい…」
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:00:12.97 ID:yM9vmeY0
理事会

理事会幹部「麦野沈利が…!?」

理事員「はい、彼女以外にも絹旗最愛、フレンダ=ワークス、浜面仕上の3名も重傷で今集中治療中です」

理事会幹部「“アイテム”の構成メンバーか…」

理事幹部「それで麦野沈利の容態は?」

理事員「かなり危険な状態でしたが、幸い一命は取り留めました」

理事会幹部「そうか…だが暫くは戦闘に参加させられないな…」

理事員「そうですね」

理事会幹部「春上衿衣のほうはどうだ?」

理事員「彼女はまだ…」

理事会幹部「そうか…」
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 03:00:19.67 ID:M2oNbMYo
キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:00:38.14 ID:yM9vmeY0
病院内

麦野「フレンダ…絹旗…滝壺…浜面…みんな…死んじゃやだ…ひとりにしないで…」

ベッドの上でうわ言のように麦野は呟く

麦野「あ…れ…?」ガバッ

冥土返し「気がついたね?」

麦野「ここは…病院…? ハッ! フレンダたちは!?」

冥土返し「安心するといい、君のお友達はみんな無事だよ?」

麦野「本当!?」

良かった…みんな…
でも滝壺は…!?
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:01:28.47 ID:yM9vmeY0
麦野「ねえ、ピンクのジャージ着た高校生くらいの女の子もここにいるの?」

冥土返し「うん? その子はいなかったね?」

麦野「じゃあ、あのまま奴に…!?」

冥土返し「おっとあまり動かないほうがいいね? まだ毒が抜けきっていないからね?」

麦野「でも滝壺が…!!」

冥土返し「君は患者だ、患者に無理をさせるわけにはいかないね?」

動こうとする麦野を冥土返しが諌める

麦野「ごめんなさい…」

その時、麦野の病室に黒服の男が3名入ってきた

冥土返し「おっと邪魔みたいだね? 失礼するよ?」バタン

冥土返しは病室を後にする

麦野「(理事会…)」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:01:56.91 ID:yM9vmeY0
理事会幹部「命はあったようだな」

麦野「……………」

理事会幹部「ついさっき理事会当てにメッセージが届いた」

麦野「?」

理事会幹部「滝壺理后の身柄を預かっているそうだ…」

麦野「滝壺!?」

理事会幹部「今、理事会と警備員それに風紀委員で奴らの行方を追っている」

麦野「わ、私も…!」

理事会幹部「駄目だ、君はまだ体調が万全ではないだろう?」

麦野「……………」

理事会幹部「状況はあまり芳しくないが…それでも食い止めてみせる」

麦野「…………はい」

理事会幹部「それではまた連絡する 失礼した」バタン

麦野「滝壺………」
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 03:02:25.22 ID:Xn5y0VQo
ワンピと同じでキャラはしなない世界観なんだな・・・ww
てっとり早く目的を達成したいなら敵も命を奪うつもりで襲ってくるだろうし
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:02:28.24 ID:yM9vmeY0
その頃、とある路上

インデックス「みことが死んだ…あのみことが…」

インデックス「だめだよ泣いちゃ…とうまが心配する…」ポロッ

インデックス「みこと…私ね、みことが羨ましかったんだよ?」

インデックス「分かるよ…だって私もとうまのことが…好きなんだもん…」

インデックス「私とは違う…本当はね…とても敵わないと思ってたんだよ…?」

インデックス「いっぱい喧嘩したけど…でもね…」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:03:12.07 ID:yM9vmeY0
ドスッ…

インデックス「え…? あ、あれ…?」ポタポタ…

インデックス「あ…ぐ…(なんで…これ…何…刀…?)」

インデックスが自分の体を貫く刃物に手を伸ばす

インデックス「う…ああ……」ドサッ

激痛の後、インデックスは地面に倒れた

「フゥー………」

男は葉巻を一服吹かすと、倒れたインデックスを担ぎ歩を進めた
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:03:41.59 ID:yM9vmeY0
病室にて

上条「インデックスの奴…遅いな…」

上条の視線が窓に行く
夕日が差し込み、もう日が落ちることを示している

コンコン…

その時、病室のドアがノックされる

上条「誰だ? こんな夕方に…」

上条がドアを開ける
そこには見慣れた顔が立っていた

上条「御坂…妹…」

御坂妹「こんな夕方に失礼します、とミサカは頭を下げます」ペコッ

上条「いや…いいよ…」
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:04:19.95 ID:yM9vmeY0
上条「すまん…」

御坂妹「どうしてあなたが謝るのですか? とミサカは尋ねます」

上条「俺は…御坂を…お前の姉さんを守れなかった…」

御坂妹「ち、違います…上条さんの所為じゃ…」

上条「いや俺の…俺がもっと早くに行ってれば…」

御坂妹「だから…違います!」バチッ

上条「いっ!?」

御坂妹「ハァ…ハァ……」

上条「なんでいきなり電撃!?」

御坂妹「お姉様が…死んでしまったのは…あなたの所為じゃ…ない…です…」

上条「お前…」
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:04:47.98 ID:yM9vmeY0
御坂妹「うっ…う…」ポロポロ

上条「な、泣くなって…」

御坂妹「分かりません…自分でも…どうして涙が…出てくるのか…」

上条「……………」

御坂妹「人の死を…一番近く感じるのは…親しい人が死んだ時だと…本に書いてありました…」

御坂妹「この涙は…姉を失ったからなのでしょうか……」

上条「討とうな…」

御坂妹「え…?」

上条「姉さんの…御坂美琴の仇…絶対…」

御坂妹「………はい」
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:05:39.86 ID:yM9vmeY0
春上衿衣の病室

初春「(まだ…起きてくれない…)」

春上「……………う……」

初春「は、春上さん!?」

春上「う…初…春…さん…?」

初春「よ、良かった…良かったよぉ…」

春上「私……」

初春「うわあああああああああん!!」

初春は緊張の糸が切れたのか、その場に座り込んで泣き出してしまった
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:07:15.00 ID:yM9vmeY0
春上「ごめん…心配かけたね……」

初春「うう…グス……良かったです…春上さんまで…ひっく…死んじゃったら…私…もう…………」

春上「ごめんね……(春上さんまで…か…)」

春上「(夢じゃないんだ…御坂さんはもう……)」ポロッ

初春「は、春上さん!?」

春上「私だって…友達がいなくなるのは…嫌なの…」

初春「(御坂さんのこと……!)」

春上「私…御坂さんを殺したあいつらを絶対許さない…!」

261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:09:17.20 ID:yM9vmeY0
初春「私もです!」

春上「次は…絶対に仕留める…!!」ビキッ…

初春「わわ!? 大気にヒビが…!?」

春上「初春さん…」

初春「は、はい!?」

春上「私が…人殺しになっても…友達でいてほしいの…」

ゾク……
初春の背筋が凍りつく
春上の瞳が今まで見たことないくらい冷たかったからだ

初春「もちろんですよ…私だって…力があれば…」

それでも初春は言葉を絞り出す

殺人が大罪なのは分かり切っている
風紀委員がこんなことを言うのはきっと許されない
それでも初春は言う

初春「力があれば…あの人たちを…殺したい…!!」
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 03:11:56.79 ID:yM9vmeY0
今日は終了

次いつ頃書くか予告しといたほうがいいよね
明日も同じ時間に書きます
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/08(土) 14:34:08.55 ID:zwDTP0g0


期待してます
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/08(土) 16:04:32.07 ID:9RQO6oDO
滝壺もインテグレータさんも捕まってしまわれた・・
残るは打ち止めだけど、一方さんいるしどうなるかな?

衿衣ちゃん復活おめでとう
けど死亡フラグが・・・

何にせよ期待して待つ
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/08(土) 20:48:43.58 ID:0FBEcNI0
超期待してます

畜生テストが近いwwwwww
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:20:06.81 ID:W1FshEo0
春上と話していると初春は改めて思い知る レベル5という存在感を

前に春上はこう言っていた
自分の力は“学園都市最凶の能力”だと
振動系の能力者は学園都市に23人ほど存在するが、それを極限まで活性化させ地震に匹敵するエネルギーを生み出せるのは春上衿衣だけだった

春上の序列が八番目なのは単にレベル5認定が遅かったからだけではない
中学1年生という幼さが一番の原因であった

現に、美琴が赤犬に殺された時
春上は学園都市が壊滅するのも構わず能力を全開で使おうとした

使い方ひとつ間違えば、共倒れの力

しかし、初春には分かっていた
友達を殺されては理性なんか制御できないと
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:20:48.98 ID:W1FshEo0
初春「春上さん……」

春上「分かってる…」

初春「無茶だけは…しないで下さい」

春上「う…ん……」フラ…  ドサッ

そこで春上が倒れた

初春「は、春上さん!?」

春上「ぐ……」

初春「しっかり…(そ、そういえば…今の春上さんの体は…!)」

初春「待ってて下さい! すぐにお医者さん呼んできますから!」

初春はそう言うと、慌てて病室から駆け出して行った…
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:21:21.58 ID:W1FshEo0
とある建物

赤犬「禁書目録を確保したようじゃ…」

???「そうか…あとは…」

赤犬「そいつの所へはもうマゼランが行っちょるハズじゃ」

???「ならば揃うのも時間の問題か…」

???「だが、標的に毒は使うなよ それだけ伝えておけ」

赤犬「ああ…」

???「(そろそろ俺も出るか…)」
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:21:51.47 ID:W1FshEo0
とある路上

一方通行「おい打ち止め、お前本当にもう大丈夫なンだろうな?」

打ち止め「うん! もう元気だよってミサカはミサカは元気いっぱいに応えてみる!!」

一方通行「ならいいンだがよ…あンまり心配かけンなよ」

打ち止め「あれ…なんか優しいね」

一方通行「別に…いつも通りだろうがよォ…」

打ち止め「一方通行……」

一方通行「あン?」

打ち止め「お姉様は…本当に死んじゃったのかな…ってミサカは…ミサカは…尋ねて…みる…」

一方通行「……………」
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:22:30.86 ID:W1FshEo0
打ち止め「他のミサカたちも…随分悲しんでる…」

一方通行「よくは知らねェが…」

打ち止め「?」

一方通行「超電磁砲は…後輩を守って死んだンだと」

打ち止め「後輩を…?」

一方通行「ガラじゃねェけどよ…俺にも分かる」

打ち止め「分かる?」

一方通行「てめェの大切な奴を守りたいって気持ちはよォ…」

一方通行「(って何言ってンだ俺は…)」

打ち止め「私にも…分かる…ってミサカはミサカは…」

打ち止め「え……?」

271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:23:00.83 ID:W1FshEo0
打ち止めの視線が目の前に釘付けになる

一方通行「!!」

同時に一方通行の目も前の人物の姿をとらえた

打ち止め「こ、この人は……」ガタガタ

一方通行「てめェ……」

黒鬼「そこのガキを渡してもらおうか…」

打ち止め「ひっ…!」

打ち止めが一方通行の後ろに隠れるようにして逃げる

一方通行「あァ!?」

黒鬼「二度は言わん…」

一方通行「てめェはコイツを殺そうとしただろうが!」

黒鬼「次の計画にはそいつが必要になってな…」

一方通行「勝手なことばかり言ってンじゃねェ!!」

黒鬼「二度は言わんと言った筈だ、渡せ」
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:23:35.71 ID:W1FshEo0
一方通行「断るぜ…」

打ち止め「(ア、一方通行…逃げよう…)」ビクビク

黒鬼「毒竜!!」

一方通行「ちっ!」ドン

打ち止め「きゃっ!?」

一方通行が打ち止めを突き飛ばした

その一方通行は毒竜を喰らってしまう

打ち止め「一方通行…!!」

一方通行「(こいつは…毒か!? 有害物質を弾くように設定してなかったらヤバかったかもな…)」

ベクトル操作の能力によって毒竜の効果は得られないようだ

黒鬼「貴様は無事でも…あのガキはどうかな?」

一方通行「何…?」
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:24:14.65 ID:W1FshEo0
黒鬼「俺の毒を喰らいながら生きているということは、そこのガキは解毒剤を使ったということだ」

一方通行「……………」

黒鬼「もう一度俺の毒を喰らえば…どうなるか分かるな?」

一方通行「打ち止め…」

打ち止め「は、はい!」

一方通行「ここから離れろ…ずっと遠くへ逃げろ!!」

打ち止め「で、でも…」

一方通行「早くしやがれ!! 死にてェのか!?」

打ち止め「ううう……!!」ダダッ

黒鬼「それで逃がしたつもりか?」

一方通行「うるせェ…ここでてめェを仕留めれば同じことだろうがァ」

黒鬼「(馬鹿め…)」
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:25:00.64 ID:W1FshEo0
ダダダダダ……
打ち止めは路地をひたすらに走った

打ち止め「ハァ…ハァ…」

さっきの場所からだいぶ離れたので、打ち止めは立ち止り呼吸を整える

打ち止め「ゼェ…ハァ…一方通行……早く来てよぉ…」

自分が走って来た道を見ながら打ち止めは呟く

「お前が打ち止めか?」

打ち止め「!?」

打ち止めが声がしたほうに振り向くと、そこには葉巻を咥えた男がいた

打ち止め「だ、誰!? ってミサカはミサカは警戒しながら聞いてみる…」

「俺は灰狐と呼ばれてる…まあ、それはどうでもいいことなんだ」

灰狐と名乗った男はスラッと刀を抜いた
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:26:32.69 ID:W1FshEo0
打ち止め「(やっぱり敵…! ど、どうしよう…!?)

灰狐「安心しろ…殺しはしない…」

打ち止め「ア、一方通行ぁぁぁ!!」

打ち止めが大声で叫んだ

それは一方通行と黒鬼にも届いていた

一方通行「今のは…打ち止めか!?」

黒鬼「クク…」

一方通行「まさか…てめェ!?」

黒鬼「今頃あのガキの所にはシリュウが行っている」

一方通行「シリュウ…だと?」

黒鬼「コードネームは灰狐…早く行かないとあのガキは半殺しにされるぞ…もっとも、俺が行かせないがな」

一方通行「てめぇらァ…!!」

一方通行が怒りを露わにする
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:27:50.07 ID:W1FshEo0
その頃の打ち止め

打ち止め「きゃああああああっ!!」

灰狐が指先から飛ばした液体を打ち止めは間一髪で避ける

ジュウウウ……

打ち止め「!?」

液体の付着した壁や地面が音を立てて溶けていく

打ち止め「(あ、あんなの…受けたら…)」

その頃、打ち止めがいる路地にほど近い場所に一人の男が歩いていた

垣根「さっきの声…どこかで聞いたような…」

学園都市レベル5第二位
“未元物質” 垣根帝督はそう呟きながら、声のした地点に向かっていた

277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:28:31.81 ID:W1FshEo0
打ち止め「あああああっ!!」

シュウウウ……

灰狐の発した液体を肩に受け、打ち止めは激痛にうずくまる

打ち止め「熱いよおおおおおお!!」ジタバタ

灰狐「悪く思うな…」

灰狐が打ち止めに手を伸ばす

その時だった、黒い塊が灰狐めがけて飛んできた

灰狐「!!」

灰狐はそれをかわすと、飛んできたほうを睨みつけた

垣根「ガキをいたぶって満足か? 最低のクソヤローだなテメーは…」

灰狐「貴様は…!」

278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:33:38.83 ID:W1FshEo0
垣根「さっさと失せろ」

打ち止め「(この人…確か…)」

灰狐「それは出来ねぇな…俺はこの子を連れていく命を受けている」

垣根「だからどうした こっちからしたら、ガキの誘拐なんざ胸糞悪いんだよ」

灰狐「貴様の知ったことではない」

垣根「第一学区では見なかったが…テメーも奴らの一味だな?」

灰狐「フゥー…だったらどうする?」

灰狐は葉巻を吹かすと、不敵に笑った

垣根「俺も借りの作りっぱなしは締まらないんでな…相手になるぜ」

垣根は背中に白い翼を現出させる

灰狐「それが未元物質の翼か…」

灰狐も黒鬼と同じように背から液体を出す

シュウウウ……

液体が垂れた地面が音をあげて溶けていく

垣根「テメーも能力者かよ…そいつはなんだ?」

灰狐「酸…俺の体は物体を溶かす酸だ」

垣根「酸…!?」
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/09(日) 03:38:25.57 ID:W1FshEo0
今日の分は終わり

一方通行vsマゼラン
垣根帝督vsシリュウ

続きはまた明日・・・かな?

280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 03:40:58.19 ID:9HQL8u.o
乙なんだよ
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 13:59:08.52 ID:R0lgu8Qo
春上って絶対能力の2ケース目だったのか
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 19:42:21.21 ID:41RDJEDO
手負いの春上が完全に白ひげな件


今日は来てくれるかなー?
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 19:52:28.93 ID:R0lgu8Qo
春上が色っぽいナースを何人も侍らせてる図を想像した
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:53:20.15 ID:41RDJEDO
>>283
想像して吹いたわwww

春上「馬鹿野郎なの、飲みたい物飲んで体に悪いわけないの」
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:36:39.18 ID:d0IRBjs0
ごめん、今日は一瞬で終わりそう(10レスぐらい?)
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:37:41.32 ID:d0IRBjs0
黒鬼「奴の異名は“雨のシリュウ”…」

一方通行「雨の…シリュウだとォ?」

黒鬼「大刀で敵を斬り殺し、血の雨を降らせるからだ…もっともそれだけではないが」

一方通行「?」

黒鬼「毒竜!」

一方通行「そンなもン俺には効かねぇよ!」

黒鬼「フン…俺の仕事は貴様を足止めすることだ」

一方通行「てめェ…!!」

一方通行「(くそ…早くしねェと打ち止めが…!)」
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:38:08.23 ID:d0IRBjs0
一方通行は焦りを感じていた
打ち止めの所にいるというシリュウという奴は恐らくこの男とも同格…

そんな危険な奴をいつまでも打ち止めと一緒にさせておくわけにはいかない

黒鬼「もう遅いかもしれんがな…」

一方通行「(時間がねェ…やるしかねェか…!!)」

一方通行は背中から黒い翼を出現させた

黒鬼「それは…」

一方通行「さっさと終わらせるぜェ!」

ドゴオオオン!!

黒鬼「ぬぅぅ…!?」
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:38:37.04 ID:d0IRBjs0
一方通行VS黒鬼・マゼランの地点より、北西に500メートル
垣根帝督VS灰狐・雨のシリュウ

垣根「酸だと…?」

灰狐「ああそうだ」

垣根「よく分からねえが…テメーもあいつらと同じってことだな?」

灰狐「フゥー…誰のことを言ってるのかは知らんが…ほぼ互角だと思ってくれて間違いじゃないぞ」

垣根「やれやれ…こいつぁ骨が折れそうだぜ……」

打ち止め「あ、あの…」

垣根「あぁ? ここにいたら怪我するぜ さっさと失せな」

打ち止め「な、なにその言い草! ってミサカはミサカは憤慨して…」

灰狐「……………」ドロッ…

灰狐の左腕が液体状に変化する
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:39:05.42 ID:d0IRBjs0
シュウウウウウウウ……

液体が垂れた箇所はたちどころに溶けていく

打ち止め「あ、あわわ……」

垣根「確かに…触れたらただじゃすまなそうだな…」

灰狐「その子供を渡せ…!!」

灰狐は今度は全身を液体化させ、打ち止めの背後に回りこんだ

打ち止め「ひいいっ…!?」

垣根「ちっ…!!」

垣根が打ち止めを抱えてその場を離脱する

灰狐「逃がさん…」

垣根たちの前に回った液体から突然刀が出現した

垣根「くっ…!」

間一髪、その攻撃を垣根はかわす
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:39:39.95 ID:d0IRBjs0
灰狐「………」ドロッ…ドロ…

徐々に酸の液体が人の形に戻っていく

垣根「あまり調子に乗るなよ!!」

ドンッ! ドンッ!

未元物質の光弾が灰狐に直撃する

だが、その攻撃は灰狐の体をすり抜けた

垣根「(やっぱり効かないか…)」

打ち止め「わ…わわ…」

灰狐「無駄だと分かってる筈だが…?」ドロッ…

垣根「(どうする…? 未元物質の性質を操作するか……?)」

垣根「(だが…このガキを守りながらコイツと戦うには…)」
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:40:06.27 ID:d0IRBjs0
垣根「さて…どうしたもんかね……」

灰狐「………」ドロドロッ…

灰狐は今度は右腕を液体化させ空に向けて手を上げた

垣根「何だ…!?」

液体が枝分かれし、まるで雨のように二人に攻撃し始めた

垣根「酸の雨か…!?」

ザアアアア……

垣根「(まずい…この量は避けきれねぇぞ…!!)」
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:40:57.45 ID:d0IRBjs0
垣根帝督が雨のシリュウ相手に奮戦していた頃、一方通行と黒鬼の戦いも次の段階に移ろうとしていた

一方通行「なァンだァ…そりゃあ?」

黒鬼の背後から巨大な毒の塊が出現する

黒鬼「俺にヒザをつかせようとは…学園都市第一位の能力者か…さすがに侮っていた」

一方通行「なンだ…!?」

黒鬼「毒の巨兵(ベノムデーモン)“地獄の審判”!!!」
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:44:39.84 ID:d0IRBjs0
7レスしかいかなかった・・・

次は週末になりそう
時間があれば書き溜めしておく
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 01:03:50.98 ID:g1jNA56o
乙!
しかしシリュウって能力者だったっけ?
オリジナル要素?
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 19:21:56.48 ID:tbOcMvM0
シリュウも自然系か
サンサンの実?
原作には出てないからオリ設定だな
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 19:57:47.15 ID:FUi8rkDO
美琴はどうなったのだろうか・・・
そろそろ出てくるんじゃないかと予想してみる
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/11(火) 22:09:22.98 ID:neJgq4Uo
クロコダイルが水で無力化されたんだから酸は中和されたら一瞬でオダブツしそうな気がwwww
未元物質なら楽勝だろ!
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/11(火) 22:39:21.82 ID:1H0zvuco
未元物質に対抗できそうなのってピカピカの実ぐらいだと思う
一方は永遠に決着がつかない
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 16:52:04.18 ID:gHDmW.g0
>>297
無力化されたわけじゃないよ
物理攻撃を受け流せなくなっただけで、能力自体は健在だった
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 18:04:47.72 ID:Gf9ChSAo
素直に強アルカリ性で特攻でいいと思うのは俺が単純だからか
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 14:04:29.19 ID:oK3BwpAo
>>300 水酸化ナトリウム人間の青髪ピアスが助けに来るんだな
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 17:40:46.45 ID:BHydMz.0
未元物質って物理法則を変えるから酸とか性質を変えられそう
光の性質すら変えるんだから、電気とか炎とか光じゃキツイだろ
石化とか影とか意味不明なものじゃないと
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 00:59:52.07 ID:/UL0V9Q0
正直、未元物質ってめちゃくちゃ強いじゃないの?
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 02:02:27.99 ID:uY2dvxwo
一方よりていとくんの能力の方が読んでて強そうに見えるんだよなぁ
ていとくんなら”反射”以外にも吸収とか無効化とかできそうだし
その気になればライダーRXみたいなこともできそうに思える
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 16:24:15.86 ID:FQ/i5FU0
マゼランは大将やシリュウみたいに攻撃を受け流せないのか
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:22:24.46 ID:oiyCZf.0
一方通行「辺り一帯を…腐食性の猛毒か!?」

黒鬼「この毒は“禁じ手”…学園都市全土を破壊しかねない」

ズズズズズ…
“毒の巨兵(ベノムデーモン)”の毒が地面や壁を瞬時に腐食させていく

一方通行「オイオイ…なんだよそりゃァ!? 浸食のスピードが早過ぎンぞ!」

黒鬼「だから禁じ手だと言っている…貴様でも全てを破壊し尽くされれば無事では済まないだろう…それに…」

一方通行「ゴチャゴチャうるせェ!」

一方通行が足元にあった石を黒鬼に向けて蹴飛ばす

黒鬼「無駄だ……!!」

シュウウウウウウ……

その石は猛毒によって一瞬で融解してしまった
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:23:06.26 ID:oiyCZf.0
一方通行「ちっ……」

黒鬼「向こうはそろそろ決着がついた頃合いか…」

一方通行「(打ち止め……!!)」

その頃の打ち止め

垣根「恨むなよガキ!」

垣根は抱えていた打ち止めを遠くに放りなげた

打ち止め「え…きゃあああ!!」

灰狐「何をしてる…」

打ち止め「あううっ!?」

地面に叩きつけられる打ち止め

垣根「悪いな…」

打ち止め「うう…痛い…ってミサカはミサカは涙目になって…ええ!?」

ザアアアアアアアア……

さきほどの酸の雨が垣根を襲う
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:23:32.38 ID:oiyCZf.0
打ち止め「まさか…私を庇って…!?」

灰狐「…………」

垣根「俺はガキを守って死ねるほどお人よしじゃねえよ」

雨の中から垣根の声が聞こえる

垣根の翼から放出された物体が灰狐の酸の雨を相殺していた

垣根「俺の未元物質にはこの世の常識は通用しねぇ」

灰狐「塩基性の物質を生み出し…それをあてて相殺したか…」

垣根「上手くいくかは賭けだったがな」

灰狐「貴様の能力は俺とは少し相性がいいみたいだな…」

垣根「…………」

灰狐「だが…早いとこここを離れたほうが良さそうだな」
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:25:21.93 ID:oiyCZf.0
垣根「ああ? 何言ってやがる」

灰狐はやや遠くに見える、不気味な赤い巨大物を刀で指差した

垣根「なんだありゃあ…?」

灰狐「分かったらさっさとその子を渡せ…早くしねぇとマゼランが来ちまうだろ…」

垣根「マゼラン…あの毒野郎か…」

灰狐「分かったら渡せ……」

垣根「はぁ…テメーにはムカついた…殺すぜ!!」

垣根は翼を広げる

灰狐「何の真似だ?」

垣根「テメーに物理的な攻撃が通用しねぇのは分かった…じゃあこれならどうだ?」

310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:25:52.69 ID:oiyCZf.0
垣根の背の翼に太陽光線、紫外線が収束されていく

垣根「ガキ! 俺に近づくんじゃねえぞ!!」

打ち止め「う、うん!!」

灰狐「フゥー……」

垣根「この翼を透過した光は、対象を殺す殺人光線だ」

灰狐「殺人か…だが当たらなければ意味はないな」

垣根「黙ってろ…きっちり当ててやるからよぉ……」

垣根が攻撃に移ろうとした時だった

311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:26:23.97 ID:oiyCZf.0
突然、垣根の背筋が凍りついたように冷たくなる

垣根「なっ…!?」ゾク

打ち止め「あ…あ…」ガタガタ

打ち止めの前に一人の男が立っている

灰狐「早かったな…」

???「黒鬼に毒の巨兵を引っ込ませろ」

灰狐「分かった…」

垣根「な、何モンだテメー…!?」

312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:27:03.50 ID:oiyCZf.0
???「レベル5…垣根帝督か…」

垣根「何モンかって聞いてんだよ!」

???「名乗るのも面倒だ」

ズバッ!!

垣根「ぐっ!?」

打ち止めの前にいた男が一瞬で垣根の前に現れ、垣根を斬りつけた

垣根「テ、テメェ…」

???「フン……」
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:27:51.02 ID:oiyCZf.0
その頃 一方通行vs黒鬼・マゼラン

黒鬼「シリュウか…何をしに来た?」

灰狐「ボスが来たぜ…さっさとソレを引っ込めろ」

黒鬼「そうか…」

黒鬼は毒の巨兵を引っ込める

一方通行「てめェがシリュウって奴か…? じゃあ打ち止めは!?」
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:28:34.74 ID:oiyCZf.0
???「お前の身柄は我々が預かる」

男が打ち止めに手を伸ばす

打ち止め「いやっ!」

垣根「待ち…やがれ…」

???「それだけ斬られてまだ立ち上がるか…もはや演算もままならないだろう」

垣根「ハァ…ハァ…うる…せぇ…」

一方通行「打ち止め!!」

打ち止め「あ、一方通行!」

一方通行「無事か!?」

垣根「第一位…」

???「何人になろうが…無駄だ」

一方通行「そのガキは渡さねェ!!」

???「ならば…守ってみせろ」
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:29:04.62 ID:oiyCZf.0
灰狐「いいのか? 加勢してさっさと終わらせなくてよ」

少し離れた場所で、灰狐と黒鬼が会話する

黒鬼「あの男に加勢など必要ない…見てれば分かる」

ズバッ!!

一方通行「な…!?」ポタポタ

一方通行の肩口から鮮血が滴り落ちる

打ち止め「ええ!?」

垣根「やっぱりか…!!」

一方通行「ぐ…(どういうことだ…なンで反射できねェ!?)」

316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:29:52.20 ID:oiyCZf.0
打ち止め「あの人…能力を…」

???「俺の前では全ての能力は無意味」

一方通行「くそ…が…!」

ドスッ!

鈍い音が響く
男の刀が一方通行を貫いていた

一方通行「ぐァ…!!」

垣根「お、おい!」

???「………」

ズバッ!!

今度は男は垣根を斬りつけた

垣根「く…そ…」

打ち止め「あ…ああ…」
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:30:43.15 ID:oiyCZf.0
???「行くぞ」

打ち止め「嫌だ嫌だ嫌だああああ!! お願い誰かあああ!! 誰か助けてええええ!!」

???「うるさいぞ」

ドスッ!!

男は泣き叫ぶ打ち止めの腕に刃を突き立てた

打ち止め「ひぎっ! ああああああっ!! 痛いよ゛おおおお!!!」

???「黙っていろ 耳障りだ」

打ち止め「ひぐっ……」

打ち止め「アクセラレータ…起きてよお…うう…」

打ち止めが祈るように倒れたままの二人を見る

打ち止め「うう…ううう…」ポロポロ

318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/17(月) 20:35:36.99 ID:oiyCZf.0
昨日投下しようと思ってたけど、できなかったので今日になっちゃった

319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 20:45:38.12 ID:KbWv53g0
おもしろい!!

けどもうちょっとペース上げてほしいかも
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:20:05.68 ID:tsk4dADO
ボスの能力は幻想殺し完全体か!?

確かにもう少しペース早いとこっちも悶々とせずに済むけど

ま、好きなように書いてくれい

でも打ち止めたちが心配だからなるべく早くお願いします(切実)
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 23:58:23.12 ID:uY2dvxwo
ボスは黒ひげ?

しかし黒ひげって攻撃を受け流せない時点で雑魚能力だよなww

素で戦闘能力の高いキャラにはボコボコにされそうだし
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/18(火) 00:17:17.85 ID:hXexLQ2o
ワンピ勢強すぎwwwwwwwwwwww


もう禁書側に勝てそうなやついないじゃん
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/18(火) 01:01:29.55 ID:cwdq06Io
魔術サイドはでてくるのか?
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/18(火) 02:44:52.70 ID:LtslsAo0
ステイル14歳ならやってくれると信じてる
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 11:04:28.75 ID:fB4TK3U0
アクセラロリータさんならきっと!
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/21(金) 19:37:06.20 ID:gwICSwDO
美琴「私はみんなにはもう逢えないの?」
からいつまで引っ張るんだ
答:もう逢えません
なんだろうけど……
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:04:30.20 ID:9qN5wS20
病院内

一方通行「放せェ!! この三下がァァ!!!」

上条「落ち着けって! まだ奴らがどこに行ったのかも分からねぇだろ!?」

一方通行「これが落ち着いていられるか!? 早くしねェと打ち止めが…!!」ガシッ

一方通行が上条の胸倉を掴む

上条「き、気持ちは分からんでもないけどよ…」

一方通行「だいたいテメェの所のガキも一緒に攫われたらしいじゃねェか!? ならさっさと助けに行くべきだ!!」

上条「だから落ち着け! 今、理事会が奴らの潜伏場所を調べてるからそれまで待て!!」

一方通行「ちっ…分かった」

一方通行は苛立ちを露わにしながら、上条の胸倉から手を放した
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:04:58.49 ID:9qN5wS20
とある研究所

所員「片桐さん、何だか大変なことになってるみたいです」

所員が片桐に報告用紙の束を渡す

片桐「…………」

片桐はその紙をパラパラ…と流し読みすると、口を開いた

片桐「行ってくる…」

所員「え? どちらにですか?」

片桐「美琴君のところだ」

エレベーターに乗って片桐は地下に降りて行く

やがて地下15階を差したところでエレベーターは止まった

そのエレベーターから、一直線に伸びる廊下の先にひとつだけ部屋がある

329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:05:30.10 ID:9qN5wS20
――御坂美琴収容フロア――

ゴポ…ゴポ…

ギィィィ……

美琴「(誰か…来た…?)」

片桐「朗報と…凶報かな…そいつを持ってきた」

美琴「(片桐…さん…ろ、朗報に…凶報…?)」

ゴポ…ゴポ…

片桐「君も気になっていただろう…“あの後”のことだ」

ザー…ザー…

スピーカーが美琴の声を拾い上げる

美琴「あの…後…?」

片桐「そう…君が死んでから学園都市がどうなったか」

美琴「黒子…は…あの…子は…無事…なの…?」

片桐「風紀委員の白井黒子か…大丈夫だ、彼女は生きてる」

330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:06:09.45 ID:9qN5wS20
美琴「良かっ…た…」

片桐「君がいなくなったことでかなり精神的に参ってる感じらしい」

美琴「(そっか…ごめんね黒子……)」

片桐「そして君と同じレベル5だが…」

美琴「…………」

片桐「今のところ、死ぬほどの重症者は出ていない」

美琴「春…上…さん…は…?」

片桐「第八位の春上衿衣か…意識不明の重体だったが、つい先刻目を覚ましたらしい」

美琴「じゃあ……」

片桐「ああ、君の友人は無事だ」

美琴「(良かった…みんな…)」

片桐「さて、本題はここからだ」

美琴「……!」

片桐「事態は火急…まあ、本音を言うと俺は学園都市が無くなろうが壊滅しようが興味はないんだがな……」

美琴「それで…どうなったの…今…?」

331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:06:38.51 ID:9qN5wS20
片桐「滝壺理后を知ってるか?」

美琴「滝壺…確か…麦野さん…の…」

片桐「禁書目録と、君の妹の打ち止めは知っているな?」

美琴「その子…たちが…どうしたの…?」

片桐「敵側はこの3人を使って何かしようとしているらしい」

美琴「!?」

片桐「既に3人は敵側に確保されている…今は理事会が奴らの潜伏場所を特定しようとしているところだ…」

美琴「わ…私…は…」

片桐「どうした?」

美琴「私に…何か…できる…ことは…」

片桐「おいおい、君は俺の話を聞いてなかったのか?」

美琴「…………」
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:07:07.18 ID:9qN5wS20
片桐「前に言った筈だ 君が友達にもう一度逢いたいのなら、それは全て君次第だと」

美琴「…………」

片桐「君の生存を知るのは俺と部下の二人だけ だいたいその体で動けると思ってるのか?」

美琴「それは……」

片桐「君は友達に逢いたいんだろ?」

美琴「は…い…」

片桐「ならば期が熟すまで待て 当面の問題は奴らを何とかすることだ」

美琴「分かり…ました…」

片桐「いや…いいんだ では事態が動いたらまた来る」

研究所廊下

所員「どうでした?」

片桐「いつも通りだよ…少し出てくる」

所員「分かりました」
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:07:36.55 ID:9qN5wS20
理事会

幹部「本当か?」

理事員「はい、非常に微弱ですが…滝壺理后のAIM拡散力場と断定されました」

幹部「場所は?」

理事員「第一…学区です」

幹部「第一学区…そうか、奴らはそこに潜伏していたのか…」

理事員「どうしますか?」

幹部「悪い予感がする…早い段階で何とかしたいが…」

幹部「この状況…こちら側に怪我人が多い状況では、安易な策は取れん」

理事員「しかし、急いだほうがいいのでは?」

幹部「分かっている…」
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:08:07.48 ID:9qN5wS20
理事会の建物の外、そこに耳にイヤホンをつけた一人の女性がいた

麦野「(第一学区…)」

麦野「盗聴器仕掛けさせといて正解だったようね…」

麦野「滝壺…待ってなさい…!」

「何処へ行く気だ?」

麦野「…!!」

魔堂「奴らのとこに攻め込む気か?」

麦野「アンタには…関係ないでしょ…」

魔堂「関係ある 俺は風紀委員長だ、学生を無闇に危険に晒すわけにはいかない」

麦野「私はレベル5よ、行かせなさい」

魔堂「俺もレベル5だ、行かせるわけにはいかん」

麦野「だったら…!!」

ドゴォォォンッ!!

麦野は原子崩しを魔堂に向けて放った

魔堂「…………」

魔堂の体にできた傷は、青い炎を纏いながら瞬時に再生する
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:08:40.44 ID:9qN5wS20
麦野「ハァ…ハァ…」

魔堂「分かってるはずだ、お前の能力では俺には勝てないと」

麦野「通してよ…」

魔堂「駄目だ」

麦野「滝壺を…友達を助けなくちゃいけないの!!」

魔堂「一人で行く気か? 奴らの強さを知らないわけじゃないだろう」

麦野「死んでもいい…だからあの子だけは…」

魔堂「死んでどうする? そんなことをお前の仲間たちは望んでいると思うか?」

麦野「でも…!」

魔堂「滝壺理后…置き去り(チャイルドエラー)出身で13歳の時に暗部組織アイテムに加入…」

麦野「…………」

魔堂「能力はレベル4の能力追跡(AIMストーカー)…しかし、今は能力を行使できない体になっている…」

麦野「…………」

魔堂「悪いが、お前の友達のことを調べさせてもらった」

336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:09:07.94 ID:9qN5wS20
麦野「居場所…」

魔堂「?」

麦野「私が…あの子たちの居場所になってあげられればいいって思った…」

魔堂「…………」

麦野「滝壺は…居場所を探してるって前に話してくれた…だからその時思ったの、私がこの子を助けてあげなくちゃって…」

魔堂「…………」

麦野「だから…通しなさいよ!!」

麦野が声を張り上げる
その時だった 数人の黒服の男たちが現れた

337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:09:36.85 ID:9qN5wS20
麦野「理事会の奴ら…」

理事会幹部「話は聞かせてもらった…」

麦野「そう…だったら話は早いわ、さっさと通して」

理事会幹部「駄目だ」

麦野「だったら…!! 殺してでも通るまでよ!」

魔堂「待て麦野、内部で殺りあってどうする気だ?」

麦野「それは……」

理事会幹部「まあ、そんなに恐い顔をするな」

麦野「…………」

理事会幹部「それに、ここを通すのは駄目だが、滝壺理后を助けに行くことも駄目だとは言っていないぞ」

麦野「え…?」
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:10:30.29 ID:9qN5wS20
理事会幹部「第一学区の元理事会本部の建物…そこが奴らの潜伏場所だ」

麦野「じゃあ…奴らはあのままあそこに…?」

理事会幹部「少なくとも滝壺理后はそこにいるはずだ」

麦野「行っていいの?」

理事会幹部「どうせ止めても聞かないだろう、少し話がある…会議室まで来てくれ」

麦野「…分かったわ」

魔堂「…………」
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:11:00.33 ID:9qN5wS20
6階 会議室

麦野「能力を無効にする能力…!?」

幹部「ああ、そうだな一方通行?」

一方通行「そうだ、奴に近づかれた途端 どういうわけか能力が一切使えなくなった…だろ? 垣根ェ」

垣根「そうだな…じゃなきゃ俺たちが敗けるかよ」

魔堂「上条当麻の幻想殺しとはまた違った感じなのか?」

一方通行「上条は右手で触ンねェと効果がねェだろ、あいつはそれとは違う…まるであいつの立ってる空間が全部能力を無効にする場所みてェだった」

削板「ふむ…よく分からんが、拙いのか?」

上条「いや分かれよ…」

一方通行「つーか上条ォ…なんでテメーがここにいやがる? てめェはレベル0だろうが」

上条「俺だってインデックスが捕まってんだ、当事者だろ」

一方通行「あン?」
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:11:33.39 ID:9qN5wS20
幹部「…話は以上だ 敵の能力はさっき説明した通り…それでも行く者は止めはしない」

一方通行「さて…」

まず一方通行が椅子から立ち上がった

麦野「…………」

次に麦野が立ち上がり、残りの者も続々と部屋を後にする

麦野は携帯電話を取り出すと、ある人物に電話をかける

麦野『あ…』

フレンダ『麦野!? アンタ今どこにいるのよ!?』

麦野『ちょっとね…』

フレンダ『ちょっとねじゃないわよ! 病院からいなくなってるから心配したよ!!』

麦野『ごめんごめん…ねえフレンダ』

フレンダ『何よ?』

麦野『今までありがとね』
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:12:00.18 ID:9qN5wS20
フレンダ『え…何を言って…?』

麦野『あ、絹旗と浜面にも言っといてね』

フレンダ『ちょ、意味が分かんないよ…』

麦野『覚えてる? アンタと初めて逢ったイタリアの喫茶店…』

フレンダ『意味分かんない! どうして今頃そんな話するの!?』

麦野『今しかできないからかなー』

フレンダ『麦野…アンタ…』

麦野『大丈夫フレンダ…滝壺は絶対に助けるから』ブツッ

ツー…ツー…

フレンダ「む、麦野!? 麦野!?」

フレンダ「あの…馬鹿っ!!」
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/28(金) 22:12:11.17 ID:kbDmBSgo
C
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:12:40.31 ID:9qN5wS20
病院

初春「春上さんがいなくなった!?」

看護師「申し訳ありません! 少し目を離した隙に…」

初春「謝ってる暇があったら、さっさと理事会に連絡して下さい!!」

看護師「は、はい!」ダダッ

初春「春上さん…なんで…」

「恐らく…お姉さまですわ」

初春「し、白井さん…」

黒子「ありがとう初春…私もう大丈夫ですの…」

初春「本当…ですか?」

黒子「私がこうしていても何も変わらない…お姉さまだってきっとそんなの望んでいない…」

黒子「風紀委員として…白井黒子は決着をつけてきますわ!」

初春「嘘ですね」
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:13:12.73 ID:9qN5wS20
黒子「いっ!?」

初春「御坂さんの敵討ち…ですよね?」

黒子「はぁ…まったく、初春には適いませんわ…」

初春「それはどうも」

初春はほんの少し安堵する
美琴が死んでからずっと塞ぎ込んでいた黒子に、少しだけ笑顔が戻った気がした

初春「それで春上さんも…御坂さんの敵を討とうと…?」

黒子「それしか考えられませんわね…」

『私が…人殺しになっても…友達でいてほしいの…』

初春は春上の言葉を思い出した
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:15:14.47 ID:9qN5wS20
第一学区へと続く道

春上「そこをどいてなの…佐天さん」

佐天「…………」

包帯から血を滲ませる春上衿衣の前には、佐天涙子の姿

春上「どかないなら…無理やりでもどいてもらうの!」

ビキビキ…バキッ…

大気が砕ける音が辺りに響く

佐天「…………」

それでも佐天は無言で春上の前に立ち塞がった
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 22:17:09.80 ID:9qN5wS20
ペース上がらなくて申し訳ない

次回は春上vs佐天…?

347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 23:49:59.23 ID:mlkNw0Yo
久々だな
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 02:19:17.31 ID:yrrenUAO
さらに盛り上がって参りました
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/29(土) 17:50:50.29 ID:dzv1mZA0
すげえ盛り上がってるじゃねぇか

>>1
ペースはお前が納得行くように気にせずやってくれ
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 00:43:05.70 ID:ChbgLgDO
全員集合でもしかして最終決戦?
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:33:22.66 ID:/xspVyQ0
春上「どいて…!!」

佐天「嫌だ……」

春上「友達に怪我させたくないの…もう一度言うの…どいて」

佐天「嫌だよ…行かせられない……」

佐天は背中に隠していた金属バットを取り出した

春上「ごめん…佐天さん…」

ビキッ……!!

佐天「あっ…!?」

佐天は春上の姿を見失う

大気が振動したことにより、それに気を取られて標的から目を離してしまった

佐天「くっ!」ブンッ!!
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:34:16.08 ID:/xspVyQ0
佐天は金属バットを思い切り振り回した
無論、佐天は春上の姿を視認していたわけではなかったが、当てずっぽうでも振らずにはいられなかった

春上「無駄なの…」ガッ

ビキッ…ボロボロ……

金属バットを右手で受け止めた春上は、バットに振動をぶつけて砕いた

佐天「な…!?」

春上「…………」ガシッ

佐天「ぐぅっ!?」

春上は佐天の首根っこを掴んで、そのまま地面に押し倒した

春上「ハァ…ハァ…うっ…げほっ!!」ポタポタ

佐天「は、春上さん!?」
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:34:54.53 ID:/xspVyQ0
突然吐血した春上を心配する佐天

春上「ごめんなの…痛かったでしょ…」

春上はそう言うと、佐天から手を放した

佐天「ホラ…やっぱり…」

春上「…………」

佐天「春上さん…もう戦えるような体じゃないよ!!」

春上「そんなこと…自分が一番分かってるの…」

佐天「もう嫌なんだよ私!!」

佐天が叫んだ

佐天「御坂さんが死んで…春上さんまで死んじゃったら…私……」

春上「じゃあ…分かるよね…?」
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:36:02.19 ID:/xspVyQ0
佐天「…………」

春上「私は止められないってことも…!!」

佐天「ひっ…」ゾクッ…

数分の後……

黒子「見つけましたわ!」

初春「春上さん!! と、佐天さん!?」

そこに初春を連れた黒子がテレポートしてきた

春上「初春さん…白井さん…」

佐天「…………」

初春「あわわ…佐天さん! 大丈夫ですか!?」

春上「気絶させただけなの…」

初春「気絶させたって…春上さん、どうしてですか!?」

春上「二人も私の邪魔をしに来たの?」
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:36:33.90 ID:/xspVyQ0
黒子「少なくとも私は春上さんと同じ目的ですわ」

春上「初春さんは…?」

初春「春上さんを止めるつもりでした…でも…」

春上「ごめん…初春さんまで傷つけたくないの…」

初春「分かりました…止めても無駄ですね…」

春上「初春さん……」

黒子「初春…佐天さんを頼みましたわよ、ここから先はあなた達では危険すぎますわ」

初春「あ、はい…あの…白井さん…春上さん…」

黒子「……」

春上「……」

初春「約束…して下さい…絶対…ぜったい゛…帰って…ぐるって…」ポロポロ

そう語る初春は涙をボロボロこぼしていた
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:37:02.12 ID:/xspVyQ0
黒子「勿論ですの…私は初春に寂しい思いはさせませんの…」

春上「私も…約束するの…必ず帰ってくる」

初春「約束ですよ…?」

黒子「はい」

春上「うん」

黒子と春上は初春と佐天を残して、第一学区の中へと消えて行った…
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:37:30.64 ID:/xspVyQ0
とある病院

フレンダ「浜面! 絹旗!」バンッ

フレンダが病室のドアを勢いよく開けて入って来た
ここには浜面仕上と絹旗最愛がいる

絹旗「どうしたんですか? 血相変えて」

フレンダ「麦野が…麦野が行っちゃったよ!!」

浜面「は?」

絹旗「まさか…麦野ひとりで…」

フレンダ「麦野は…滝壺をひとりで助けに行った…」

浜面「オイそれって…」

フレンダ「麦野は…あの子は…死ぬ気なんだよ…うう…」ポロッ
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:38:00.53 ID:/xspVyQ0
浜面「それをお前はただ見送ったのか!?」

フレンダ「私も知らなかったよ! さっき麦野から電話があって…」

絹旗「二人とも落ち着いて下さい、麦野が向かった場所は分かりますか?」

フレンダ「たぶん…第一学区の…理事会本部…」

浜面「理事会本部…?」

フレンダ「理事会の人から盗み聞きしたから…滝壺はそこにいるって…」

絹旗「じゃあ話は簡単ですね、フレンダさん、浜面 早く用意して下さい」

絹旗はそう言うと、机の上から缶をひとつ取りポケットに入れた

フレンダ「大丈夫、私は準備できてる」

浜面「お前ら…しょうがねえな」

絹旗「滝壺さんを助けて、麦野も絶対超死なせません!」
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:38:29.22 ID:/xspVyQ0
第一学区 理事会本部に続く道

一方通行「おい三下ァ…俺の邪魔だけはするンじゃねェぞ」

上条「別にいいじゃねえか…目的は同じだろ」

一方通行は打ち止めを、上条当麻はインデックスを助けるため


垣根「借りの作りっぱなしじゃ…締まらねぇよな」

垣根帝督は敵への借りを返すため


春上「白井さんは…もう大丈夫なの?」

黒子「ええ…もう大丈夫…ですの…」

春上衿衣と白井黒子は御坂美琴の仇を討つため
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:38:59.51 ID:/xspVyQ0
麦野「待っててね…滝壺…」

麦野沈利は滝壺理后を助けるため


フレンダ「浜面早く!!」

浜面「待てって…」

絹旗「焦るのも分かりますが、私たちも病み上がりです 無理は禁物ですよ」

“アイテム”の3人は滝壺理后の救出、そして麦野沈利を死なせないため


魔堂「行くか……」

風紀委員長、魔堂幻ノ介は学園都市を守るため


各々が多様な思いを抱きながら、第一学区・理事会本部へと突き進む…
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:39:39.08 ID:/xspVyQ0
第一学区 理事会本部 の地下

???「…………」

椅子に腰掛ける男
その横には5人の男たち

青雉・クザン
赤犬・サカズキ
黄猿・ボルサリーノ
黒鬼・マゼラン
灰狐・シリュウ

青雉「そろそろ…最終段階か?」

???「ああ…3人をここに連れて来い」
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/30(日) 05:41:43.76 ID:/xspVyQ0
とりあえずここまで

次はけっこう間が空いてしまうかもしれない・・・
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 11:48:07.42 ID:xsHUl/o0
すごパは?
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 20:34:29.01 ID:T/7itMk0
おお最終決戦っぽい
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 21:53:29.55 ID:0/BBBCg0
>>363
すごパは所属は一般人(?)だからなあ……
直前の会議に参加してたから来るには来るんだろうけど

心理掌握の人はどう絡んでくるのかな?
この話だといい人っぽいから後輩(美琴)の仇討とか?

そして何気に>>326の疑問に回答が出ている件
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 00:04:22.31 ID:4gTxM/.0
面白いけど6位の人強すぎじゃね
不死身な上に覇気使いとは・・・
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 17:42:35.25 ID:MVAbDgk0
いわゆる覇気的なものはないんじゃね?
マグマは形があるから打ち払えたけど、ダメージになってるわけじゃなさそうだし
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/26(土) 01:26:30.48 ID:7gpzAPMo
はたして>>1は生きているのか・・・
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 03:21:17.15 ID:qdHHiYk0
気長に待とうじェ
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:41:49.58 ID:8alKtdU0
暗く冷たい部屋の中、まるで牢獄のような空間に3人の少女はいた
彼女たちは全員、所々が刺し傷や切り傷によって血を滲ませている

さらに、後ろ手に回された両手に嵌められた枷が彼女たちの動きを封じていた

打ち止め「私たち……どうなるのかな……ってミサカはミサカは……」

いつも元気な打ち止めの声にまるで覇気がない
この中で最も幼い彼女にこの状況は耐えられないのだろう

打ち止め「殺されるの……かな……?」

滝壺「…………」

滝壺は顔を伏せたまま何も答えない
いや、答えることができなかった

打ち止め「うう……」ポロポロ

打ち止めは涙を零して嗚咽を漏らす
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:42:31.52 ID:8alKtdU0
ネットワークを使って自分の居場所を知らせるという選択肢も打ち止めにはあった
だが、捕まってすぐその選択肢は削除された

打ち止め「なんで……能力が使えないの……うう……」

能力を使おうとしても、まるで力が入らず演算不能
正確に言えば、まったく能力が使えないわけではなく彼の演算能力を手助けするくらいは辛うじてできるが、それ以上の使用は困難だった

能力を使えない点は滝壺も同様らしい

インデックス「大丈夫だよ……」

そこでようやくインデックスが口を開いた

滝壺「?」

打ち止め「え…?」

二人は呆気に取られた
この状況でいったい何が大丈夫だと言うのか

インデックス「とうまが…助けにきてくれる」

よく見ると彼女も肩を震わせている
打ち止めや滝壺と同じように、インデックスも恐いのだ

それでも彼女は上条当麻が助けに来てくれると信じている

インデックス「だから……大丈夫だよ」
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:43:57.06 ID:8alKtdU0
ジュウウウウウウウウ……!!

「!?」

インデックスがそう言った途端、部屋の入り口の扉が破壊された
と、言うよりは溶かされた

打ち止め「あ…ああ……」ガタガタ

打ち止めがあの時の恐怖を思い出して震え出す

滝壺「む、麦野たちは…どうしたの…?」

滝壺が入ってきた男に尋ねた

黒鬼「教える義理はないが、運が良ければ生きているだろうな」

滝壺「うう……」

黒鬼「お喋りは終わりだ 一緒に来てもらおうか」

打ち止め「やだ……」

打ち止めは黒鬼の申し出を拒否する

黒鬼「…………」ゴポゴポ

黒鬼は背から毒竜を出して威嚇した

打ち止め「ひっ!?」

黒鬼「抵抗するようなら、半殺しにして連れて行くが?」

打ち止め「うう……」

滝壺「…………」

インデックス「(ここは言う通りにしたほうがいいかも…)」

373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:46:26.99 ID:8alKtdU0
病院

佐天「う、うーん……」

初春「あ、気がつきました?」

佐天「初春…? ここどこ?」

初春「病院ですよ」

佐天「病院? 痛っ!?」

起き上がろうとした佐天を激痛が襲った

初春「ちょ、駄目ですよ動いたら!」

佐天「うう痛いよお……」

初春「肋骨が3本折れてる上に背骨にヒビが入ってますからね」

佐天「普通に言わないでよ……」

初春「佐天さんは馬鹿ですよ」

佐天「…………」

初春「レベル0のくせにレベル5の春上さんを止められる筈がないじゃないですか」

佐天「その春上さんは……?」

初春「もう行きましたよ、白井さんと一緒に」

佐天「そっか……」
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:46:57.43 ID:8alKtdU0
初春「…………」

佐天「そうだよね……夢じゃないんだよね」

佐天「私さー、けっこうみんなに自慢してたりしてたんだよ?」

佐天「友達にレベル5が二人もいるって」

佐天「学園都市に8人しかいないレベル5の二人と友達って凄いことだよねー」

佐天「みんなでお茶して、遊んでさ……」

佐天「なんで……死んじゃったんだよ……」ポロッ

初春「佐天さん……」

佐天「御坂さん……どうして……」ポロポロ

初春「うう…」

佐天「うわあああああああああああ!!」

病室に佐天の声にならない雄叫びが響いた……
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:47:28.90 ID:8alKtdU0
削板「さっきから俺を見ている視線を感じるのだが……」

削板軍覇が後ろを振り返ると、そこには常盤台中学の制服を着た少女がいた

削板「お前は……心理掌握」

三浦「奴らの所に行くんでしょう?」

削板「そうだが」

三浦「私も一緒に行っていいかしら?」

削板「別に構わんが……」

三浦「うふふ……ありがと」

削板「お前……何を考えている?」

三浦「別に……先輩ってのは大変なのよ」

三浦はそう言うと、さっさと歩き始めた

削板「コラ先に行くな!!」ダダッ

削板も三浦の後を追って歩き出した
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:48:17.19 ID:8alKtdU0
その頃、インデックスたちは……

???「禁書目録の少女……まずはお前からだ」

インデックス「私!?」

???「安心しろ、事が終わるまでは殺しはしない」

インデックス「な、何が目的……?」

???「君の持つ10万3000冊の魔道書、その中の一冊を貰う」

インデックス「貰うって……読み取る気!?」

???「そうだ」

インデックス「そんなの無理だよ!! コレは人間に耐えられるものじゃない!!」

???「やってみなければ分からんさ……」

インデックス「どうなっても……知らないよ」
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:48:55.53 ID:8alKtdU0
???「お互い様だ、それよりアリ共が近づいているらしい ここに近づけないようにあしらって来い」

赤犬「5人全員でか?」

???「アリはたくさん群がるからな」

黄猿「それじゃ行こうかねぇ〜……」

青雉「よっこらしょっと……」

黒鬼「またあいつらか…」

灰狐「斬れるならなんでもいい」

5人はそれぞれ部屋を出て行った

???「では、始めようか」

インデックス「(とうま……)」
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:49:24.60 ID:8alKtdU0
一方通行「待て三下、誰か来やがったぜ」

上条「あいつは……」

黒鬼「一方通行に幻想殺しか……あしらうには骨が折れそうだ」

一方通行「オイ! あのガキは無事なンだろうなァ!?」

黒鬼「答える必要はない」

一方通行「てめェ……!!」

上条「落ち着け、要はこいつを倒せばいいんだろ?」

一方通行「それもそうだな……とっととぶっ殺して行ってやらァ!!」

黒鬼「やってみろ!」
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:49:56.40 ID:8alKtdU0
青雉「あらら……まーたお前かよ」

垣根「それはこっちの台詞だよ 氷野郎」

青雉「しかも不死鳥までいるしなあ……」

垣根「は? って第六位!?」

魔堂「垣根帝督、お前ひとりじゃコイツに勝つのは無理だ」

垣根「いきなり現れて嫌味言いに来たのかてめぇは!?」

魔堂「そんなつもりはない、ただ俺もひとりじゃ勝ち目が薄いからな」

垣根「…………」

魔堂「どうだ?」

垣根「俺は奴らに借りを返せるならなんでもいい……乗ってやるよ」

青雉「相談は終わったか? それじゃ始めるとしますかね〜」
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:50:24.36 ID:8alKtdU0
ピュンッ!!

麦野「!?」

走っていた麦野に向けてレーザーが放たれた

麦野はそれを避けると、前方から来る男を睨みつける

黄猿「ハズレかぁ〜……」

麦野「アンタは……」

黄猿「ここから先には行かせないよぉ〜……原子崩し」

麦野「関係ないわ、蹴散らして進むだ「麦野見つけたーっ!!」

麦野の台詞に被るようにして聞きなれた少女の声が麦野の耳に届いた
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:51:18.55 ID:8alKtdU0
三浦「ねえ誰か来たわよ」

削板「敵の一味か?」

灰狐「フゥゥー……斬るか……」

灰狐はそう言って刀を抜いた

三浦「あの時はいなかったわね……新手かしら」

削板「そのようだな」

三浦「と言うわけでお願いね削板さん」

削板「なぜ下がる」

三浦「戦闘向きじゃないのよ私の能力、サポートはするから」

削板「根性が足らんわ!!」

三浦「って前見て前!!」

灰狐「行くぞ!」
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:53:41.83 ID:8alKtdU0
春上「運が良かったみたいなの……」

黒子「そうですわね」

赤犬「あの時殺し損ねたゴミか……」

春上「そのゴミが今度はあなたを殺しに来たの」

赤犬「笑わせるな小娘が」

黒子「お姉さまの仇は必ず取りますわ!」

赤犬「じゃから笑わせるなと言っとるがのう……ここで死ぬのは貴様らじゃ」

春上「その言葉そのまま返すの……このマグマ野郎」

赤犬「貴様……!!」
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:55:51.00 ID:8alKtdU0
折角なので質問系レスに答えておくと
88番:委員長は覇気使えるんだな……
 第六位の能力は一応炎みたいなもので体を覆っているので、それで体当たり的な攻撃は可能
よって覇気ではない

89番:てかさ、ダークマターは凍らないよな
90番: 俺も思ったwwww
物理法則が通用しない物体らしいしなぁ
 未元物質がよく分かっていない>>1の無知さが垣間見えた瞬間

107番:今のところ上条さん以外はダメージを与えられてないからなぁ
今後海楼石みたいなのが出てくるんだろうか
 序盤で絹旗が付けられてた枷と打ち止めと滝壺が付けられてる枷が海楼石的な演算を阻害する物体という設定

109番:エネルも出しておけば面白そうだったのに
 残念ながら敵はこれ以上は出ません これ以上出すと収拾がつかない気がするので

113番:つうかモリアって評価低いなwwwwワンピファンでも強いって言うやつ少なそう
 モリアさん強いよ!

115番:ていうかこれは一応ワンピースとのクロスSSって事でいいのか?
飽くまで禁書主体っぽいけど
 イエス、主体は禁書

153番:ていとくんと一方とヴェントとへタレはワンピ勢に勝てる気がするんだが・・・
ていとくんはなんでもありな物質を作れるし、この世に存在しない物質を作れるんだから光やマグマや氷より強いんじゃね?
 魔術サイド介入させればたぶん勝ってると思う

159番:心理掌握の少女も強そう
物理攻撃が無効なら精神にダメージを与えればいい
 ちょっと考えてる

160番:ここの大将達は悪魔の実じゃなくて
レベル6の能力ってことだよな?
 一応設定的にはそういうこと

167番:てか今の美琴の状態を見てると
もうハッピーエンドはかなり絶望的だな・・・
 頑張って締めます

384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:57:22.11 ID:8alKtdU0
170番:一方さんは打ち止めがやられた時点で暴走するんじゃねーの、と
 成長したんだよ彼も・・・・・・

173番:すごパ覇気ありそうwww
でも一番活躍しなかったOrz
 これから活躍するよ! たぶん

207番:絹旗に毒効くのかよ
 気合いで効きました
青雉の能力を詳しく教えてくれ
氷になるのか
冷気になるのかわからん
 青雉は恐らく冷気になる 氷でも相違ないけど

213番:てかレベル5の女の子の負傷率激しいな
 いつの間にかそうなってた・・・・・・

227番:なんで春上をレベル5にしようと思ったんだ?
 春上さん好きなんです そして春上の能力が判明するまで彼女の能力は地震を起こす力だと信じてた

253番:ワンピと同じでキャラはしなない世界観なんだな・・・
 それはどうかな
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/06/28(月) 02:59:18.43 ID:8alKtdU0
294番:しかしシリュウって能力者だったっけ?
オリジナル要素?
 イエス、オリジナル 原作じゃどんな能力か知らないけど

305番:マゼランは大将やシリュウみたいに攻撃を受け流せないのか
 マゼランだけは体が毒じゃなくて、体から毒を出す

321番:ボスは黒ひげ?
 能力的には黒ひげと似てるけど黒ひげではない

323番:魔術サイドはでてくるのか?
 出てきません 五和とか出したかったけど

350番:全員集合でもしかして最終決戦?
 まだもう一波乱あるかも

366番:面白いけど6位の人強すぎじゃね
不死身な上に覇気使いとは・・・
 覇気はないけどほぼ不死身

ということで次回も不定期だけど今回はこの辺で
そしてそろそろ敵側の誰か陥落します

386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 03:03:22.72 ID:BXW/OQAO
続きキテター!!

次の投下もwktkして待ってます
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 03:07:10.88 ID:WAd6juwo
おー来てたか
VIPでやってたころから見てるから最後までがんばってほしいわ
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 03:12:10.71 ID:sRnTqEMo
SS主さん、レスアンカで質問に答えてくれると見やすい
明日になるだろうけど、回答をコピペして俺がレスアンカつけといていい?
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 09:44:29.89 ID:lWiiFNE0
>>383-385
きちんとレスしてくれるのはありがたいな。
これからの展開に期待してるよ。
390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 10:23:21.43 ID:fETKmmgo
安価レスのがいいね
見た瞬間意味がわからんかった
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 14:58:19.22 ID:JgxQ5JE0
>>1はとりあえず原作読むか他のss読んで各々の呼称くらいは把握してから書けや
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 16:36:01.14 ID:BXW/OQAO
>>391
二次創作なンだからよォ、>>1の自由でいいじゃねェか。それが嫌なら読むなってことになるぜェ?呼称なんてこまけェこたァ(ry)

まぁ、結局俺が言いてェことはだなァ・・・









ぜってェ完結してくれよ>>1!応援してるからな!!
393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 20:28:55.47 ID:Rp7.8jM0
>>391
そんなに気になるか?呼称
自分は絹旗がフレンダを「フレンダさん」って呼んでても別に気にならないけど
まあ嫌なら読むなに尽きるな

僕も衿衣ちゃんに「この○○野郎」って言われたいです
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:20:54.00 ID:sRnTqEMo
レスアンカつけてみた
以下コピペ


折角なので質問系レスに答えておくと
>>88番:委員長は覇気使えるんだな……
 第六位の能力は一応炎みたいなもので体を覆っているので、それで体当たり的な攻撃は可能
よって覇気ではない

>>89番:てかさ、ダークマターは凍らないよな
>>90番: 俺も思ったwwwwwwww
物理法則が通用しない物体らしいしなぁ
 未元物質がよく分かっていない>>1の無知さが垣間見えた瞬間

>>107番:今のところ上条さん以外はダメージを与えられてないからなぁ
今後海楼石みたいなのが出てくるんだろうか
 序盤で絹旗が付けられてた枷と打ち止めと滝壺が付けられてる枷が海楼石的な演算を阻害する物体という設定

>>109番:エネルも出しておけば面白そうだったのに
 残念ながら敵はこれ以上は出ません これ以上出すと収拾がつかない気がするので

>>113番:つうかモリアって評価低いなwwwwwwwwワンピファンでも強いって言うやつ少なそう
 モリアさん強いよ!

>>115番:ていうかこれは一応ワンピースとのクロスSSって事でいいのか?
飽くまで禁書主体っぽいけど
 イエス、主体は禁書

>>153番:ていとくんと一方とヴェントとへタレはワンピ勢に勝てる気がするんだが・・・
ていとくんはなんでもありな物質を作れるし、この世に存在しない物質を作れるんだから光やマグマや氷より強いんじゃね?
 魔術サイド介入させればたぶん勝ってると思う

>>159番:心理掌握の少女も強そう
物理攻撃が無効なら精神にダメージを与えればいい
 ちょっと考えてる

>>160番:ここの大将達は悪魔の実じゃなくて
レベル6の能力ってことだよな?
 一応設定的にはそういうこと

>>167番:てか今の美琴の状態を見てると
もうハッピーエンドはかなり絶望的だな・・・
 頑張って締めます
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:22:17.93 ID:sRnTqEMo
>170番:一方さんは打ち止めがやられた時点で暴走するんじゃねーの、と
 成長したんだよ彼も・・・・・・

>>173番:すごパ覇気ありそうwww
でも一番活躍しなかったOrz
 これから活躍するよ! たぶん

>>207番:絹旗に毒効くのかよ
 気合いで効きました
青雉の能力を詳しく教えてくれ
氷になるのか
冷気になるのかわからん
 青雉は恐らく冷気になる 氷でも相違ないけど

>>213番:てかレベル5の女の子の負傷率激しいな
 いつの間にかそうなってた・・・・・・

>>227番:なんで春上をレベル5にしようと思ったんだ?
 春上さん好きなんです そして春上の能力が判明するまで彼女の能力は地震を起こす力だと信じてた

>>253番:ワンピと同じでキャラはしなない世界観なんだな・・・
 それはどうかな
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:23:47.66 ID:sRnTqEMo
>>294番:しかしシリュウって能力者だったっけ?
オリジナル要素?
 イエス、オリジナル 原作じゃどんな能力か知らないけど

>>305番:マゼランは大将やシリュウみたいに攻撃を受け流せないのか
 マゼランだけは体が毒じゃなくて、体から毒を出す

>>321番:ボスは黒ひげ?
 能力的には黒ひげと似てるけど黒ひげではない

>>323番:魔術サイドはでてくるのか?
 出てきません 五和とか出したかったけど

>>350番:全員集合でもしかして最終決戦?
 まだもう一波乱あるかも

>>366番:面白いけど6位の人強すぎじゃね
不死身な上に覇気使いとは・・・
 覇気はないけどほぼ不死身


以上、アンカ終了
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 12:10:10.26 ID:NjHRHOU0
次も期待して舞ってるんだよ!
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 21:55:12.54 ID:tgLRZ.AO
1きてたああああああ
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/30(水) 21:26:29.33 ID:2CXXUUU0
次もわくわく期待してまってるよ!ってミサカはミサカは
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/01(木) 16:51:56.87 ID:TO/XRlA0
>>253番:ワンピと同じでキャラはしなない世界観なんだな・・・
 それはどうかな

つまり誰か死ぬのか……おおふ……
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 09:20:18.41 ID:py3JkYko
ジャンプよんだ事無いけど
前にエース死んだとか聞いたけどデマ?
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 11:47:03.72 ID:8Ugdh0U0
>>401
コミックス派ならネタバレになって申し訳ないが、エースは死にました
最新刊の最後収録の「この時代の名を白ひげと呼ぶ」の次のタイトルが「ポートガス・D・エース死す」

死に方はこの話の美琴とほぼ同じ 黒子がルフィになった感じ
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 19:35:28.63 ID:py3JkYko
>>402
ワンピというか今のジャンプ自体興味なくて
主要?キャラと、そいつらが大体どんな奴って事位しか知らないww
ただキャラ死なないとか聞いてたから
あぁ、死者でたんだ・・・ って感じ
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 22:11:37.09 ID:YMVCh3Io
ワンピの作者って「自分の作品では人は殺さない」的なここと言ってなかった?
どうせエースも生きてるんでしょ
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/02(金) 22:43:35.31 ID:I7R5D7oo
飽くまでポリシーみたいなもんだろ
過去の話じゃ死人沢山でてるし
死ぬ描写が無かったとはいえ明らかに生きてないキャラもいるぞ
406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/11(日) 21:28:01.18 ID:HW8gC2go
禁書の作者が尾田先生だったら・・・

一方通行の妹達狩りのとき

御坂「なによ!何も知らないくせに!」

上条「ああ、しらねぇ」

御坂「帰ってよ!!」

上条「・・・」

御坂「・・・助けて、当麻・・・」

上条「(すぅ・・・) あたりまえだ!(ドーン!)」


ってなるのかな?
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 11:16:05.79 ID:xTPtj2g0
意外と違和感ないな
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/15(木) 17:46:44.29 ID:.Vw66CQ0
>>404
言ってないよ。
基本的に殺さないとは言ったけど、同時に絶対の決め事ではないとも言ってる。
実際過去編以外でもモブキャラは普通に死んでるし、ツメゲリ部隊とかMr13とかは死んだと明記された。
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/20(火) 17:53:22.16 ID:RSRi1Tg0
>>1です
長い間、スレを放置してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情で時間に余裕がなくなってしまったため、続ける事が困難になってしまいました。
大変残念ですが、ここで打ち切りという形にさせて頂きます。
スレ見ていただいた方どうもありがとうございました。
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/21(水) 17:44:23.73 ID:SD2zoN.o
>>409
これマジ
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/21(水) 23:04:45.03 ID:N8MxhTUo
ほぼ全てのスレに湧いた荒らし
412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 22:58:11.87 ID:KSQlSMo0
念のために言っとくけど>>409>>1じゃないよ


春上衿衣&白井黒子vs赤犬・サカズキ

対峙する三人
先に仕掛けたのは赤犬だった

赤犬「大噴火!!」

赤犬の腕がマグマに変化し、巨大化した拳が二人を襲う

黒子「相変わらず……馬鹿みたいな威力ですわね……」ヒュン

黒子はテレポートでその攻撃を躱した

春上「えいっ!!」ドンッ

春上は地面に手を置くように構え、そこから盛り上がった地面が赤犬の攻撃を阻んだ

赤犬「ほう……」

春上「喰らえっ!!」

春上が能力を発動しながら赤犬に殴りかかる
413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 22:59:35.99 ID:KSQlSMo0
ジュウウウウ……

春上「ぐっ……」

黒子「春上さん!」

赤犬「学習すら出来んのか……ワシにそんな攻撃は効かん」

春上「く……!」

赤犬「無策すぎるのう……自分の体が火傷していくだけじゃあ……」

黒子「(確かにこの男の言うとおりですわ……いざ相対してみても、どうすることも……)」

黒子「(いや何を弱気になっているんですの白井黒子!! 美琴お姉さまの仇を討つんですの!!!)」

春上「火傷…? 火傷程度でアンタを殺せるなら安い買い物なの……」

赤犬「貴様はワシを完全に舐めとるようじゃのう……春上衿衣」

春上「それは褒め言葉って受け取っておくの、赤犬さん」

赤犬「フン!」ゴポゴポ

赤犬の腕がまたマグマに変化し始めた

春上「(さすがに演算が容易じゃないね……でもコイツを倒すにはそうするしか…!)」

黒子「これでも喰らえですのっ!」ヒュン!
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:00:05.37 ID:KSQlSMo0
黒子が赤犬に向けて、金属矢を飛ばした

赤犬「何かしたかのう?」

しかし、その攻撃はやはり赤犬の体をすり抜けるだけでダメージは与えられない

春上「白井さん下がって!」

赤犬「流星火山……」

今度は赤犬が上空に向けて拳を突き出す
空に向かって撃ち出されたマグマの群れは上空で枝分かれして、雨のように地上に降り注いだ

黒子「!?」

春上「(やばい!)」

春上はさっきと同じように、地面を上手く操って赤犬の流星火山を何とか受け流す

春上「白井さん危ない!」ドン

黒子「きゃっ!」

415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:00:33.92 ID:KSQlSMo0
春上が黒子を突き飛ばして、その場を離脱させる
その直後だった

赤犬「隙を見せたのう……」ゴポゴポ

春上は赤犬に背後を取られてしまう

春上「しまっ……(さっきの攻撃は私と距離を一気に詰めるため!? やばい間に合わな……)」

春上は咄嗟に防御しようとしたが既に赤犬のマグマの拳が迫っていた

春上「がっ……は……」

赤犬「ほう……心臓を貫いたつもりだったが……咄嗟に体をずらして避けたか……じゃが、致命傷には変わらん」

春上「はぁ……はーっ……はー……」

春上は左脇腹を抉られ、その場に倒れた

黒子「は、春上さん……」

赤犬「もう動けんじゃろう……そこの小娘を殺してからトドメを刺してやる」

春上「うぐ……し、白…井…さん…」

黒子「あ…ああ……」

春上さんまで……どうして……
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:02:28.10 ID:KSQlSMo0
どうして……私の大切な人たちばかり……

赤犬「安心せい、御坂美琴と同じように殺してやる」

黒子「あ、あなたは……」

赤犬「?」

黒子「どうして……私の友達ばかり……傷つけるんですの……」ポロ…ポロ…

黒子は涙を流しながら赤犬に問いかけた

赤犬「貴様らがワシらの邪魔をするからじゃあ……それに御坂美琴に春上衿衣、二人のレベル5はどちらも貴様を庇って死んでいく……滑稽な話しじゃのう」

黒子「滑稽……ですって……!?」

その赤犬の言葉に黒子は金属矢を握りしめた

黒子「あなたみたいな人に……!!」

黒子は怒りに任せて金属矢を赤犬に飛ばした

赤犬「無駄じゃ」

しかし、その攻撃はやはり赤犬の体をすり抜ける

赤犬「もういいじゃろう……死ね」

赤犬はマグマと化した腕で黒子の右腕を掴んだ

黒子「う……ああああああああ!!」ジュウウウ
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:03:28.83 ID:KSQlSMo0
肉の焦げる嫌な臭いが黒子の鼻を突く

黒子「あああっ……放し…て…放…して…」ジタバタ……

苦悶の表情を浮かべながらもがく黒子だったが、次第に力が無くなってきたかのようにグッタリしていく

黒子「あ…が…」

赤犬「御坂美琴と同じ場所を貫いて殺してやる」

黒子「う…ぐ……」

赤犬は黒子の腕を掴んだまま、黒子を持ち上げた
そして、もう一方の腕をマグマに変化させ黒子を貫こうとする

その時だった

ビキッ……!!
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:03:55.55 ID:KSQlSMo0
赤犬「あ?」

黒子「………?」

二人の周囲の大気にヒビが入り、直後に大きな地震が辺りを襲った

赤犬「まさか……!?」

赤犬はさっきの場所を見る
そこには先程まで倒れていた春上の姿はなかった

赤犬「小娘……!!」

黒子「あうっ!」

黒子をその場に投げ捨てると、赤犬は春上を睨んだ

春上「すぐに私を殺さなかった……それが敗因なの」

春上が拳に力を込める

春上「いくら攻撃が効かなくても、この地割れに落とせば……!」

赤犬「貴様…!!」

春上は赤犬の足場を能力で完全に砕く

赤犬「おんどれぇ!! 小娘がぁぁ!!」

怒りの形相で春上を睨みながら、赤犬は地割れに飲み込まれていった

419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:05:21.72 ID:KSQlSMo0
春上「ハァ…ハァ…」

すぐに春上は倒れている黒子に近寄る

春上「白井さん大丈夫!?」

黒子「大丈夫……ですの……」

黒子がヨロヨロと立ち上がった

黒子「や、奴は……?」

春上「やったよ……御坂さんの仇……討てたの……」ガクッ

そこまで言って春上は両膝をつく

黒子「春上さん!?」

春上「うぐ…がはっ!!」ボタボタ

春上が口から大量の血を吐く

黒子「春上さん! しっかり!!」

420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/26(月) 23:05:46.37 ID:UK34xGAo
美琴がきたのかと思ったwwwwww
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/07/26(月) 23:15:32.80 ID:KSQlSMo0
久しぶりに書けたと思ったら僅かこの程度・・・

次回は麦野vs黄猿のオジキ

あと、呼称だけど
原作は完全に読んでるわけじゃないから、そうした人からすれば違和感あると思う


絹旗→フレンダの呼び方で「フレンダさん」なのはワザと
原作じゃ絹旗は滝壺だけさん付けだけど
結構素でミスってる箇所とワザとな箇所が入り乱れております

次回いつ書くかはちょっとまだ分からない・・・申し訳ない・・・
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/26(月) 23:22:19.13 ID:eCntGEAO
無理しないで頑張ってほしいんだよ!

続き超期待して待ってるんだよ!乙なんだよ!!
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 00:37:09.18 ID:IzrWs1Q0
ふと思った、一方通行なら毒だの酸だのが相手なら、宇宙に投げ捨ててしまえるんじゃ。
さすがに太陽にぶち込んじまえばねえ……

そして、インデックスのピンチに風斬は動かないのだろうか?
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 01:17:23.95 ID:rIHVqUDO
これは典型的な
「やったか!?」→やってない
のパターンではなかろうか……

それは置いといて黒子全然役に立たねぇwww
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 10:40:18.77 ID:GFx5XAYo
相手を海にテレポートさせたら圧勝できる件について
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 14:58:06.26 ID:QkuLACw0
黒子は結構簡単に演算不能状態になるしね。
ゴーレムに掴まれたくらいでもうだめだったから
マグマで溶かされそうになったら論外なんじゃないかとは思う。
でもあわきんさんなら……!
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/27(火) 15:13:32.28 ID:GFx5XAYo
ロギア系能力者の上半身と下半身を別々に密閉して海楼石を上半身と下半身にくっつけたらばらばら死体になるのかな?
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/07/28(水) 00:37:21.14 ID:agAjcZs0
ふと思った
光学系能力者って黄猿の攻撃あたらなくね?
学園都市で完全に姿を消せる光学系能力者って47人だっけ?
まぁこのSSには出でこないと思うけど……
あと一方通行なら自転砲の原理で相手を宇宙にふっ飛ばせば……
使いすぎると地球が大変なことになるか。
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/28(水) 11:26:49.25 ID:RHltKroo
水系能力者が海水操れば悪魔の実系の能力者は楽勝
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/28(水) 11:48:22.48 ID:c2HvQF6o
重要なのは海水である事じゃなくて水が溜まっている事だぞ
能力者は風呂の中でさえ下手したら溺れる
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/29(木) 12:42:33.73 ID:zDn5fLE0
>>421
つまり次回フレンダ真っ二つですね。
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/30(金) 23:18:52.33 ID:cs4oVYDO
衿衣ちゃんタフだなあ
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/03(火) 00:37:01.78 ID:d/iFnnE0
そろそろ敵の誰かやられるって言ってたけど誰だろ

赤犬vs春上 地割れに落としたぐらいで倒せたら苦労しないよね・・・春上が死ぬ未来しか見えない
黄猿vs麦野+アイテム? 勝てそうな気がしない
マゼランvs上条さん+一方 これが一番勝てそうな組み合わせかな
青雉vs垣根+不死鳥の人 頑張れば勝てそう
シリュウvsすごパ+心理掌握 一番勝敗が分からん

>>431
自分も麦野を庇ってフレンダ死ぬんじゃないかと思ってる 結構伏線張ってるし
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/08/03(火) 15:46:43.11 ID:Vz9E3d.0
赤犬は地割れで地底深くもで落ちて閉じ込められてる感じじゃない?
死んではいないだろうが飲み食いの出来る様な環境じゃないだろうし
しばらくしたら餓死しそうだ…
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/03(火) 22:58:23.50 ID:ynixboDO
完全な密室に閉じ込めれば自然系とはいえ倒せるかもしれないね
春上さん中々考えてるジャマイカ
でも多分倒せてないんだろうなあ
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/04(水) 08:04:16.94 ID:CBOK1G20
地面の中ならマグマで溶かしていけば出れる気がする…
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/11(水) 11:34:17.21 ID:q0fgKyEo
age
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/13(金) 07:50:59.05 ID:Pi4gfLk0
ってか実際に白ひげに地割れに落とされても地面溶かして復活したしな
439 :1 [sage]:2010/08/29(日) 03:34:36.75 ID:6mNmLZ.0
最近まったく書けないOTL
実際1_も続き書けてません

9月になったら少し落ち着くから9月は結構書きたいなあ……

今後の流れを少し
ボルサリーノ戦、クザン戦、マゼラン戦、シリュウ戦と順番に行って合間合間でインデックスたちの様子を書く予定

赤犬倒してない疑惑は予想され過ぎてて衿衣が可哀想だ……

440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/29(日) 04:06:32.93 ID:FfkptWso
まってる
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/08/30(月) 08:39:16.26 ID:XzMrLhA0
>>439
忙しいのに無理して書いても仕方ないし、
無理はしてほしくないな。
気楽にマイペースでがんばってほしい。

待ってるぞ
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 00:36:44.16 ID:TP95RUEo
私待つわ
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/25(土) 23:27:51.84 ID:JzoOPoAO
ここって落ちるの一ヶ月だっけ……?
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/26(日) 02:03:28.84 ID:5tAB6t.0
>>1はこのSSを完結させたくないのかよ?テメェら、ずっと待ってたんだろ?
このSSを落とさなくても済む、>>1の敵に回らなくても済む、
そんな誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な幸福な結末ってヤツを!
ずっと待ち焦がれてたんだろ?続きが投下されるのを!
>>1がやってくるまでの雑談じゃねぇ!
>>1が登場するまでの時間稼ぎじゃねぇ!
他の何者でもなく他の何物でもなく!テメェのそのキーボードで、
たった一つのこのスレを、支援し続けるって誓ったんじゃねぇのかよ!?
ずっとずっと続きが読みたいと思ってたんだろ!?
他のSSみたいにスレみたいに、命を賭けてたった一つのスレを守る、
そんな住人になりたかったんだろ!だったらそれは全然終わってねぇ!
始まってすらいねぇ!ちっとぐらい長い>>1の休暇で絶望してんじゃねぇよ!
待ち続ければ再投下されるんだ!


いい加減始めようぜ!>>1
445 :mヒno6666nt [jニlk5555l]:2010/09/26(日) 06:33:07.36 ID:AG1bNLw0
.:あイ!,1111:gttちチih4444hjttにニln6666otgひヒyx9888tqgbみミrq7777r
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/26(日) 06:40:22.13 ID:AG1bNLw0
5な
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 21:47:42.65 ID:f7ysjcc0
そろそろ続き来る気がする

なぜなら秋には禁書2期開始→>>1のモチベ上がる→続きがくる→俺wktk

と、ここで>>1に聞きたいんだが
今は全体的にはどのくらい?
3人娘救出篇が終わってももう一波乱あるかもって言ってたけど
448 :1 [saga]:2010/10/03(日) 21:51:23.06 ID:I1yfErM0
誰だー9月になったら落ち着くとか言ったのはー

というわけで続き全然書けていません・・・

書いたところまで投下します↓
449 :1 [saga]:2010/10/03(日) 21:52:19.70 ID:I1yfErM0
インデックス「うう……」

ポタ……ポタ……

???「…………」

インデックスの着ていた修道服が男の刀によって赤く染まっている

???「恐いか」ガシッ

インデックス「あうっ!」

男は口を開くと、インデックスの頭を掴んで持ち上げた
さらに刀を首筋にあてる

インデックス「…………!」

???「そう恐い顔をするな、じきに終わる……」

インデックス「だから……魔導書を読み取れば……あなたもただじゃ済まないよ……」

???「クク……それはどうかな……」

インデックス「!? どういう……意味……!?」
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 21:53:42.64 ID:I1yfErM0
???「…………」

インデックス「!?」

突然、インデックスを激しい痛みが襲った
その痛みは体の内側から湧き上がってくるような痛みだった

インデックス「何……これ……?」

インデックス「すごく苦しい……苦しいよ……!!」ジタバタ

インデックスが足をバタつかせながらもがき苦しむ

???「これか……」

インデックス「う……ああ……」

意識が飛びそうになるのを必死にインデックスは堪えた
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 21:54:55.77 ID:I1yfErM0
一方その頃……

黄猿「おやぁ〜……」

麦野「アンタたち……また……」

黄猿と対峙する麦野沈利
麦野が原子崩しを発動しようとした瞬間、聞きなれた声が聞こえた

フレンダ「いたいた麦野―っ!!」

絹旗「まったく……麦野は何でもかんでも超一人で背負い過ぎです」

浜面「もっと仲間を頼れよな」

絹旗「浜面が言ってもカッコよくありませんけどね」

浜面「お前な……」

麦野「フレンダ……ちょっと」

麦野がフレンダを手招きした

フレンダ「ん? 何?」

452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 21:58:49.35 ID:I1yfErM0
ガシッ

フレンダ「うぇ!?」

急にフレンダは麦野に胸倉を掴まれる

フレンダ「麦野……もしかしなくても怒ってる……?」

麦野「当り前でしょ! ちゃんと絹旗と浜面止めなさいよ!」

フレンダ「あのね……止めても無駄って分かってるよね」

麦野「…………」

フレンダ「滝壺だって仲間だもん」

麦野「…………」

フレンダ「私たち、家族でしょ?」

麦野「もう……いいわよ、勝手にしなさい」

麦野はフレンダから手を放すと、再び黄猿に向き合った

麦野「ただし……死んだりしたら許さないからね」

フレンダ「麦野もね」

453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 21:59:21.68 ID:I1yfErM0
絹旗「二人ともお喋りはその辺で……」

浜面「気ぃつけろよみんな」

4人が戦闘態勢に入ったのを確認しつつ黄猿は口を開く

黄猿「おおそうかぁ〜……君たちが“アイテム”って奴らか〜……」

麦野「だったら何?」

黄猿「滝壺理后を助けに来たのかい?」

フレンダ「そ、そうよ 滝壺は無事なんでしょうね!?」

フレンダが声を荒げる

浜面「落ち着けって」

フレンダが今にも黄猿に攻撃を仕掛けそうだったので、浜面はフレンダの前に右手を翳して静止する

フレンダ「ぐっ……」

絹旗「浜面の超言う通りですよ、超慎重に動かないと私たちなんか一瞬で殺されます……」

麦野「それはそうと……質問には答えてちょうだい」

黄猿「おお〜?」

麦野「滝壺は無事なの?」
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 21:59:49.46 ID:I1yfErM0
フレンダ「そうよ! 早く教えなさい!!」

黄猿「無事じゃないと言ったら……どうするつもりなんだい〜?」

麦野「その時は……アンタたちを殺すわ」

麦野は静かにそう言った

しかし、彼女は今にも原子崩しで黄猿に攻撃する勢いだ

黄猿「そういえばマゼランから聞いたよぉ〜……」

麦野「?」

黄猿「レベル5の癖に、家族ごっこかい〜?」

麦野「それが何よ……」

黄猿「まったく……気味が悪いねぇ〜……」

麦野「……悪いかよ」

フレンダ「む、麦野!?」

455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:00:18.74 ID:I1yfErM0
ドオオオオオンッ!!

絹旗「ちょ……麦野!?」

突如、麦野が黄猿に向けてレーザーを放つ

その攻撃は黄猿に直撃し、黄猿の体は真っ二つになった

黄猿「…………」

浜面「結局こうかよ……」

黄猿「おお……ひどいねぇ〜……」

絹旗「わわっ……あれで死なないなんて……」

黄猿の体は光に包まれたかと思うと、次の瞬間には無傷の黄猿が立っていた

麦野「…………!」

麦野はその黄猿を睨みつける

黄猿「次は……わっしの番だねぇ〜……」ピカーッ

黄猿の指先が眩く輝いた

麦野「みんな伏せなさいっ!!」
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:00:46.23 ID:I1yfErM0
麦野は叫ぶと同時に、黄猿に向けて再度レーザーを放つ

ドゴォォォオオオン!!

爆音が辺りに鳴り響く

麦野「ハァ……ハァ……」

黄猿「無駄だよぉ〜……」

黄猿は一瞬で麦野の背後を取る

フレンダ「麦野危ない!!」

フレンダが叫んだのとほぼ同時に、黄猿の攻撃が麦野を襲った

麦野「くっ……!!」

麦野は咄嗟に体を動かして、急所への攻撃を避ける

黄猿「やるねぇ……」

麦野「あ、危な……」ポタポタ……

麦野は肩から血を流しながら考える
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:03:05.86 ID:I1yfErM0
麦野「(さすがに……分が悪すぎるわ……)」

麦野「(敵の攻撃をかわすのは難しい、おまけにこっちの攻撃は効果なし……)」

麦野「(こいつはほっといて、さっさと滝壺を助けに行ったほうがいいんじゃないかしら……?)」

麦野「(って考えるだけ無駄ね……そもそもこいつから逃げ切れるとも思えない……)」

フレンダ「麦野大丈夫!?」

麦野「平気……少し掠っただけよ」

フレンダ「そっか……よかった」

麦野「ねえフレンダ……アンタたち何か持ってないの?」

フレンダ「へ?」

麦野「あいつを倒すとまでは行かなくても、せめて攻撃を当てられるみたいな……」

フレンダ「は? そんなのあったらこっちが教えてほしいっつーの!」

麦野「何よ、助けに来たんならそれ相応の準備してきなさいよ!」

フレンダ「はぁ!? だいたい麦野が一人で先に行っちゃうからでしょーが!」

麦野「はぁ……まあいいわ」

フレンダ「どーすんのよ?」

麦野「とりあえず打つ手無しね……」
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:05:09.01 ID:I1yfErM0
フレンダ「何それ……」

絹黄「あの〜、盛り上がってるところ悪いんですが 敵さん超狙ってますよこっち」

絹旗が黄猿を指差す

黄猿「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」

黄猿の親指と人差し指によって作られた輪から、無数の光の弾丸が発射される

フレンダ「いいっ!?」

麦野「この……っ!!」

麦野は黄猿の攻撃に原子崩しによるレーザーを当てて相殺する

浜面「麦野無茶だ! 数が多すぎる!!」

麦野「分かってるなら余計なこと言うな!」

黄猿「よく持つねぇ〜……」

麦野「ぐっ……」

フレンダ「絹旗!! アンタ何かバーンとかズドンとか技ないの!?」

絹旗「なんですかソレ!?」
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:05:42.16 ID:I1yfErM0
麦野「く……そっ……」

光の弾丸の雨が降り止んだ頃、麦野は息を切らせて膝をつく

黄猿「もう終わりかい……残念だねぇ〜……」

麦野「あ……」

黄猿は麦野に近寄ると、指先を彼女の額に向ける

浜面「おい逃げろ!」

麦野「(逃げれるなら逃げるっつーの……)」

肩で息をする麦野はもはや自力では満足に動けないほど疲弊していた

麦野「ハァ……ハァ……」

フレンダ「ど、ど、どうしよう絹旗!? 麦野が殺されちゃう!」

絹旗「…………フレンダさん」

フレンダ「え?」

絹旗「大至急出して欲しいものがあります」

フレンダ「出して欲しいもの……?」

絹旗「上手くいけばあの男を倒せるかも……確証はありませんが」
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:06:14.51 ID:I1yfErM0
フレンダ「わ、分かった! で、何を出せばいいの!?」

絹旗「それに失敗したら……たぶん死にます」

フレンダ「でもこのままだと麦野が死んじゃうよ! ホラ早く!」

絹旗「いえその場合、死ぬのは高確率でフレンダさんですが」

フレンダ「……はい?」

絹旗「大丈夫です、なんだかあなたなら胴体を真っ二つにされても生きてる気がします」

フレンダ「意味分かんないし、と・に・か・く! 麦野を助けるから何を出せばいいか早く言って!」

絹旗「分かりました……浜面」

浜面「おう!」

絹旗「とりあえずあいつに向けて発砲して下さい」

浜面「お、おう……」

461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:07:16.89 ID:I1yfErM0
インデックス「うう……」

???「クク……禁書目録、お前の役目は終わりだ」

インデックス「ど、どうして……?」

???「ん?」

インデックス「なんで……平気なの……?」

魔導書は猛毒
読み取ろうとすれば常人なら発狂する

インデックス「あなた……魔術師……?」

???「違うな……敢えて言うなら俺は無限の存在とでも言っておこうか」

インデックス「無…限…?」
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:07:44.28 ID:I1yfErM0
???「じきに分かるさ……さあ、次はお前だ」

男は刀の切っ先で部屋の隅を差した

滝壺「ひっ……」

???「能力追跡の娘……立て」

滝壺「嫌だ……」

???「強情だな、だがすぐに従うさ……」

男は懐からカプセルのような錠剤を取り出した

滝壺「え……!? ソレって……」
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/10/03(日) 22:15:21.41 ID:I1yfErM0
と、いうことでここまでしか書けてませぬ

>>447
正直に言うと自分でもよく分からない・・・
半分は過ぎてる筈・・・
あと、禁書2期でモチベが上がる可能性は大いにあるよー
チマチマ書く予定です
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/03(日) 22:31:44.32 ID:ZhKvgAco
キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
がんばれー
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/05(火) 00:06:01.15 ID:reCK.gDO
最終決戦予想

美琴「見せてあげるわ……最後のレールガンよ」
ドン!


ごめんなんとなく
気にせず続けて
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/05(火) 20:03:52.26 ID:yAHYrbs0
>>465
なん・・・だと・・・?
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 01:37:56.96 ID:jKHDZ4k0
灰狐=グレイフォックス
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 16:59:35.93 ID:8nTksKUo
美琴「見せてあげるわ、改造により組み込まれた昇圧回路の力…ギア…セカンド…」プシュー

美琴「時空すら歪め空間消滅させる1エクサボルトォォォォ!!!!」

ドンッ!!



天丼天丼
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/12(火) 02:33:01.21 ID:8VI/IwDO
このSSではフレンダの能力はアポートで決定みたいだね
最愛が出してとか言ってるし
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/20(水) 23:17:19.16 ID:T3N2v2g0
美琴が改造され、レベル6=ゴロゴロの実の能力を獲得する
471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/20(水) 23:55:24.83 ID:2QQIdMgo
弱くなってね?
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17:33:28.62 ID:l9zROyYo
ロギアは物理攻撃を大体無効化できるから、泳げなくなるけど。
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 12:02:02.78 ID:DThMUADO
ふと気になったんだが、レベル5の序列って戦闘力じゃなくてよく分かんない何かが基準だよね?

もし純粋な戦闘力で序列を決めると
一方>垣根≧委員長≧春上>美琴≧麦野>削板>心理ぐらい?
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 17:35:16.25 ID:FLX6uCgo
能力開発が生み出す利益云々が序列
でも実際は☆のプランの優先順位
あとたぶん削板は御坂よりは上
あと春上はアニメのオリキャラで正史じゃないから除外
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 10:49:01.83 ID:mPjIx2AO
軍覇は根性で電撃を叩き落とすらしいからな
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/07(日) 23:37:13.99 ID:t9jB3cw0
一方通行→アクセラレータ
未元物質→ダークマター
超電磁砲→レールガン
原子崩し→メルトダウナー
心理掌握→メンタルアウト
不死鳥→
念動砲弾→
振動制御→

六位〜八位の能力名の読み方は>>1が決めてるのかな? 書いてないけど
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 21:39:45.63 ID:ICt3A/s0
>>476
不死鳥→フェニックス(そのまんま)
念動砲弾→アタッククラッシュ(原作に出てた気がする)
振動制御→アースクエイク(地震繋がりで)
自分だったらそんな感じだな
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/12(金) 23:10:22.43 ID:gdjnsuE0
不死鳥は不老不死とかだったらおもしろいな
あとは意外と凡庸かも
479 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 02:52:55.09 ID:9N9Fa.AO
禁書二期もだいぶ盛り上がってきたな
480 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 15:32:44.57 ID:Flzmouw0
>>473
委員長と春上の能力は把握しきれてないからよく分からんが
少なくとも削板は御坂くらいなら余裕で倒せる強さを持ってると思う
481 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 16:26:18.81 ID:1C4E6PMo
>>480
偽典読む限り、勝てるだろうけど余裕ではない
482 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 21:25:25.85 ID:z7NkD8oo
かまちーが書かない限り勝敗は決められないよ
単純な戦闘力で勝負が決まらないのが禁書世界の魅力なんだし
成田もそれをわかってて偽典で軍覇も美琴も「このままやってたら負けてた」って終わり方にしたのに
483 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/07(火) 21:38:26.64 ID:PdEnRkAO
>>476
根性さんの能力は念動砲弾じゃなくね?
484 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/07(火) 22:01:17.22 ID:kpZY2Uw0
wiki見る限りじゃ念動砲弾は軍覇の技名だよね
485 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/07(火) 22:03:42.55 ID:PdEnRkAO
通り名?的なのはナンバーセブンだし
486 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/07(火) 23:33:59.30 ID:CvfyZQDO
>>471
そういややつの最大は二億ボルトだったな
487 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/07(火) 23:39:25.50 ID:.ael/S6o
オリキャラはともかくとして、能力名は4文字じゃないとなんだか禁書SSぽくない
488 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/08(水) 14:10:12.11 ID:pbj5yAAO
軍覇は原石だけど能力名出てないよねー
同じ原石のひ...なんとかさんは吸血殺しって能力名あるのに
489 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/08(水) 21:57:14.28 ID:JVdRFXQo
能力名ならあるぞ。「チート」。
490 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 03:08:12.76 ID:th5A7sDO
学園都市に平和が来るまでは〜
力を〜合わせるんだレベル5〜♪
491 : [sage]:2010/12/22(水) 03:13:31.26 ID:IwF9oQ60
>>490
懐かしすぎる
492 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 05:23:25.66 ID:IwF9oQ60
1ってなんだ・・・

私はどのスレの>>1でしょうー?
ゾフィースレでした
493 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/29(水) 16:48:47.33 ID:5HuJ9aw0
続きを!!
494 :1 [saga]:2011/01/08(土) 07:30:08.50 ID:pZqKTUE0
本当にお久しぶり

これまでのあらすじ
拉致られた打ち止め・滝壺・禁書を助けに廃墟と化した第一学区へ
対戦カードはこちら
赤犬(サカズキ)vs春上&黒子
黄猿(ボルサリーノ)vsアイテム
青雉(クザン)vs垣根&魔堂(委員長)
黒鬼(マゼラン)vs一方通行&上条さん
灰狐(シリュウ)vs削板&三浦(心理掌握)

生存報告がてら少しだけ投下
495 :1 [saga]:2011/01/08(土) 07:31:58.20 ID:pZqKTUE0
麦野「あぐっ……!」

黄猿が麦野の腕を踏みつけた
麦野は堪らず悲鳴を漏らす

浜面「この野郎……麦野から離れろ!!」ドン!

銃声が一発
その銃弾は黄猿に命中する

黄猿「何度言えば分かるんだい……? 無駄だよぉ〜……」ピュン

麦野「浜面!」

浜面「ぐあっ!」

麦野が叫ぶと同時に黄猿のレーザーが浜面の体を貫いた

黄猿「君から死ぬかい〜……?」
496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:32:28.16 ID:pZqKTUE0
フレンダ「結局そうはいかない訳よ!」

両手に大量のぬいぐるみを抱えたフレンダが間に割って入った

フレンダ「これでも喰らえ!」

フレンダがぬいぐるみを黄猿に投げつけた

黄猿「おお〜……?」

フレンダが投げたぬいぐるみは黄猿に激突したかと思うと、すぐさま閃光を放って爆発した

フレンダ「麦野! しっかりしてよ!」

フレンダが倒れている麦野に駆けより抱き起こす

497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:33:08.48 ID:pZqKTUE0
麦野「駄目……逃げ……」

フレンダ「まだそんなこと言ってんの!? とにかくあいつと距離を……がふっ!?」

麦野「フレンダ!?」

フレンダの顔が苦痛に歪む
見ると彼女は胸のあたりから血を流していた

黄猿「そのまま死んでなよぉ〜……」

眩い光が人の形を成し、黄猿が二人の背後に出現した

麦野「フレンダしっかりしてよ……」ギュッ

麦野がフレンダを抱きしめる

フレンダ「麦……野……」
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:34:51.12 ID:pZqKTUE0
絹旗「浜面! フレンダさん!」

黄猿「さ〜て……これで終了だねぇ〜……」ピカーッ

黄猿が指先を光らせながらフレンダにトドメを刺そうとした

フレンダ「そう……結局……終わりって訳……よ……」

黄猿「おぉ〜……?」

フレンダ「麦野……原子崩しで……煙幕張って……」

麦野「フレンダ……?」

フレンダ「いいから……早く……」

麦野「分かった……何か策があるんでしょーね!?」

フレンダ「うまくいくかは知らないけどね……」

ドゴオオオオン!!

原子崩しを地面に向かって放つ麦野

同時に土煙が辺りに立ち込める
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:36:15.15 ID:pZqKTUE0
黄猿「悪あがきだねぇ〜……逃がさないよぉ〜」

フレンダ「絹旗ぁぁぁ!! やっちゃってええぇぇ!!」

フレンダが叫ぶ

同時に絹旗が拳を振りかぶる

フレンダ「(お願い……成功して……!)」

絹旗「超(スーパー)窒素装甲(オフェンスアーマー)……」

黄猿「光に触れる気かい?」

絹旗「パーンチ!!」ズゴォォッ!!

黄猿「!!??」

その拳は黄猿の体を捉えた

衝撃で黄猿は後ろに吹っ飛ばされる

500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:38:28.31 ID:pZqKTUE0
絹旗「あ、当たった……」

フレンダ「やった……」

黄猿「ぐ……おっかしいねえ〜……」

絹旗「耐えましたか……超タフなんですね」

黄猿「どういうことだい? 光には普通触れないんだけどね〜……」

口から垂れる血を拭いながら、黄猿は絹旗を睨みつけた

絹旗「私だって超驚いてますよ 成功するかは超賭けでした」

黄猿「……!?」
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:42:11.21 ID:pZqKTUE0
絹旗「その枷、いったい何々でしょうね!!」

絹旗が拳をもう一度振りかぶった

黄猿「ぐっ……(こいつは……!)」

ドゴッ!!

再び絹旗の拳が黄猿の体を捉える

麦野「攻撃が当たってる……? アンタたち何したの?」

フレンダ「枷だよ」

麦野「枷?」

フレンダ「戦争の前に戦った奴から回収した枷、原理は良く分かんないけどアレは能力を封じれるみたい」

麦野「それをアイツに……」

黄猿「ぐ……やれやれ……きちんと回収しとくんだったねぇ〜……」
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:45:05.42 ID:pZqKTUE0
絹旗「麦野!」

麦野「オッケー……」

麦野が左手を構える

黄猿「まっずいねぇ〜……」

麦野「散々コケにしてくれたお礼……しなくちゃね!!」

麦野が原子崩しを放つ

黄猿「…………!!」

その光線が黄猿を吹き飛ばした

503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:50:35.92 ID:pZqKTUE0
フレンダ「やった……勝った!!」

浜面「お、終わったのか……?」

絹旗「3人とも大丈夫ですか!?」

フレンダ「結局 だ、大丈夫って訳よ」

麦野「ごめんねフレンダ、浜面 怪我させて」

フレンダ「もうそういうのはいいから、ホラ滝壺助けに行くよ」

麦野「そうね……他の奴らが出てくる前に急いだほうが良さそうね」
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:52:53.64 ID:pZqKTUE0
打ち止め「シ、シスターさん……大丈夫ってミサカはミサカは心配してみたり……」

インデックス「はぁ……はぁっ……」

打ち止めは倒れているインデックスに心配そうに声をかける

インデックス「う……ぐぅ……げほげほっ!!」

打ち止め「あわわ……しっかりして……」

吐血するインデックスの姿を見て、打ち止めは次は自分が……と怯える

「いやああああああああ!!」

打ち止め「ひっ!?」

打ち止め「(さ、さっきの女の人……!?)」
505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 07:54:48.88 ID:pZqKTUE0
滝壺「嫌……助けて……」

???「…………」

滝壺「そ、それ……」

滝壺は震えながら男の持つ錠剤を指差す

???「能力体結晶……貴様の能力を発現する薬品だ」

滝壺「や、やだよ……なんであなたなんかのために……」

滝壺の能力は能力体結晶(体晶)を服用することで発現する
体晶は意図的に能力を暴走させる

滝壺の能力『能力追跡』はこの体晶で一時的に暴走状態になることで発動する
506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 08:00:02.51 ID:pZqKTUE0
滝壺「私は仲間のため以外に能力を使いたく……」

???「足掻くな」ブンッ

そこで男が刀を一振りした

滝壺「ひぎっ!?」

男の振った刀は滝壺の胸を斬りつけた

滝壺「い、痛っ!!」

???「黙って能力体結晶を使え さもないと傷が増えることになるぞ?」

滝壺「う、うう……嫌だよ……みんな……助けて……」


507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 08:23:01.87 ID:pZqKTUE0
>>423
インデックスのピンチに風斬は動かないのだろうか?
今のところ風斬の登場予定はないのだよ〜

>>424
それは置いといて黒子全然役に立たねぇwww
ロギアが相手じゃ仕方ないね

>>433
そろそろ敵の誰かやられるって言ってたけど誰だろ
誰でしょう 候補はアイツ

>>436
地面の中ならマグマで溶かしていけば出れる気がする…
シーッ!!

>>469
このSSではフレンダの能力はアポートで決定みたいだね
最愛が出してとか言ってるし
イエス、勝手にアポートに設定しました レベルは4

>>475
軍覇は根性で電撃を叩き落とすらしいからな
マジぱねぇ

>>477
不死鳥→フェニックス(そのまんま)
振動制御→アースクエイク(地震繋がりで)
その案使わせて頂きます

>>485
通り名?的なのはナンバーセブンだし
ふと思ったが、春上が七位になった場合とかでも通り名はナンバーセブンなんだろうか
それとも序列は滅多に変更なしだったり?

>>490
学園都市に平和が来るまでは〜
力を〜合わせるんだレベル5〜♪
知ってるよ いい歌だよね って年齢がうっかりバレそう

508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2011/01/08(土) 08:26:34.84 ID:pZqKTUE0
気になったレスを並べてみた
レス番間違えてたらごめん

なんだかんだでもうすぐ1年経っちゃう・・・

でもこれから論文書かなきゃいけんので2月後半まではあまり来れないかも
生存報告は定期的にします
もしその時に書けてれば短くてもいいなら投下予定でゲソ
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 10:14:05.54 ID:S9gvsTso
うおおおおおおおおおおキテタあああああああああ
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/22(土) 09:05:55.58 ID:yw2A28lRo
>>1にはここで移転申請をお願いします
■ 【必読】 SS・ノベル・やる夫板は移転しました 【案内処】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/
511 :lain. [sage]:2011/02/20(日) 10:10:32.92 ID:???
SS・やる夫系スレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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