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No.00000号「試験個体それが私の名前・・・・・・」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 : ◆DGo8FNliSc :2010/04/19(月) 23:20:04.77 ID:4Ra9gBo0
初めての投稿です。
学生身分ですので進行は遅いと思われますが、それでも見ていただけるなら幸いです。
MNWのネタがちょくちょくでてきます。
至らないところはありますが、よろしくお願いします。

がんばるよ!
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【ラブライブ】翼「決めたよHand in Hand」【ハチナイ】 @ 2019/12/16(月) 11:12:34.45 ID:yab/SipT0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576462354/

チノ「今日から私がお姉ちゃんです!」 @ 2019/12/16(月) 02:47:32.51 ID:f5IYiclco
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576432052/

右京「万引き家族?」 @ 2019/12/16(月) 01:32:38.92 ID:w7wIwWN50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576427558/

【たぬき】小日向美穂「令和狸合戦ぽんぽこひなた 〜さらわれたPさんを追え〜」 @ 2019/12/16(月) 00:31:29.75 ID:hoAtpnXu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576423889/

小日向美穂「グッバイ、ネヴァーランド」 @ 2019/12/16(月) 00:14:06.27 ID:nY0iWbpOO
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【アズレン】ローン「指揮官の心を癒すには……>>5でしょうか」 @ 2019/12/15(日) 23:24:07.97 ID:0eRI9ebm0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576419847/

モバP「ミホホン」 @ 2019/12/15(日) 23:23:36.12 ID:2fDrl/Q30
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576419815/

妹「茗荷は酒飲みを裏切らない」 @ 2019/12/15(日) 22:57:13.58 ID:iq4BXqg60
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1576418233/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 23:21:14.92 ID:Dz8Jfys0
頑張れ
応援するぞ
3 : ◆DGo8FNliSc [sage saga]:2010/04/19(月) 23:21:31.41 ID:4Ra9gBo0

 深夜、学園都市のただ一つも交通機関が寝静まった頃。とある研究所で一つの実験が始められた。
 完全秘匿、研究の全貌を知っているものは統括理事長しか知らない研究が始まった。その研究所の中にはレベル5、第三位超電磁砲のDNAマップを使用して製作されたクローン体の初めての個体。仮称、試験個体<プロトタイプ>と銘打たれた個体が静に培養液の中で揺れている。動き出すまであと数時間……



 とあるワンルーム、その一室。
 電子音によるアラームで起き上がる一人の女性が一人ベッドから立ち上がる。

「ふぁ・・・・・・ふ」

 眠い頭を振り起こしながらその女性は頭を起こす。
 なぜなら――

MNW内部

 朝の一言をどうぞ

 1以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:00000
 みんな、おはよう。みんなはどうでしょうか?

 2以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:10032
 おはようございます、姉さん。
 こちらは比較的平和です、とミサカは姉に報告します。

  ・
  ・
  ・


 日課である妹達の近状を知るために全員に問いかけるのがこのミサカ00000号、試験個体[フルチューニング]の朝の始まりである。
 とはいっても、試験個体の姿はオリジナルである超電磁砲とほぼ同じ姿形をした妹達とは見た目の年齢からして違う。作った人物が違うのもあるが歳は十八、それに加えて長く伸ばした長髪。決定的に違うのがオリジナルとは正反対の体つきである。

「さて、今日も学校には行かないとね」

 ルームメイトもいない広々とした部屋で独り言を漏らしつつ、朝食を頬張り見なれた制服に着替え、学校へ向かっていく。寮のネームプレートにはこう書いてあった『御坂琴音』と





携帯に変えるので投稿速度落ちます(見てる人はいるのだろうか
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 23:23:00.35 ID:qfcYCtso
見てるぜー
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/19(月) 23:25:53.27 ID:zNTDHwAO
レス数×10000は見てると思え



ロム専より
6 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/19(月) 23:36:29.10 ID:N5IpILY0
外に出て思う事は一つ、妹達の事、否。家族の事だ。
琴音の存在は戸籍状、御坂家の長女となっている。しかし、妹、と言ってもDNAマップを提供した本人はその事を知らされてはいない。そんな存在が試験個体、御坂琴音である。

今日、学校へ行くのは年に一度の補習を受けに行くのだ。例外的に琴音は通常の時間割が免除されているからだ。
そんな朝の登校風景。しかし……

「かみやんはそろそろ俺たちに殴られてもいいと思うにゃー」

「は? 突然なにを言い出すんでせうかこの金髪グラサンは」

「かみやんはいろんな所でフラグを立てまくるからにゃー、いっぺん死ぬべき」

「わけがわからん。かみじょーさんはまったく女の子に縁が無いって−−」

ぼんやりと通学路を歩いていたら誰かにぶつかった。毬栗のようなツンツン頭をした少年に覆いかぶせられる形で倒れた。

友人なのか金髪の少年は額に手を当てて天を仰ぐ。またか、といった表情で。
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/19(月) 23:42:31.89 ID:2kaDL6DO
期待
8 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/19(月) 23:46:46.57 ID:xWx5OgI0

「うー、何事ですかー?」

「かみやんかみやん、死刑ぜよ」

金髪の男が毬栗頭の少年を力付くで立ち上がらせてそんな事を言う。
それを横目に何事もなかったかのように琴音は立ち上がり少年達の方へ向き直り、

「しっかり前を向いて歩いてね、上条くん」

この毬栗頭の名前は知っている。妹達が御執心の上条当麻、琴音の通っている高校の後輩でもある。

「ありゃ、琴音さんじゃないかにゃー! うちのかみやんが失礼しました!」

慌てたようにまくし立て上条を無理矢理頭を下げさせている。なかなかレアな姿が見れた、と思いこの状態を他の妹達に流す。朝から過激だ、とも思いつつ。

「あらあら、別にいいわよ。そんなに気にしてないからね。じゃ、しっかり勉強に励みなさい」

「ははぁー、ほら! かみやんも頭下げる!」

そんな頭を下げ続ける後輩を止めて学校へと


9 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 00:00:56.44 ID:wwo2OyE0

学校に入るとすでにたくさんの生徒が登校している。久しぶりとあって一時的とはいえ同じクラスだった人達からひっきりなしに声をかけられる。

それ全てに丁寧に返しながら目的の場所、職員室に到着。

「失礼します」

乱雑に散らかった、と言うのは一部で整理された職員室から目当ての教師を見つける。

「おはようございます黄泉川先生、さっそくですが補習をお願いいたします」

「おー、琴音じゃんか、わかったじゃんよ。いつもの教室で待っててくれじゃん」

「ええ、分かりました」

既に事務的になるまで簡略化された補習の受講に対して苦笑しながら目的地へあるく。
その途中、男子からは好色の視線で、女子からは羨望の眼差しを向けられつつ、すこし頬が朱色に染まったのは内緒である。

そんないつまでたってもなれる事の無い学校特有の空気にふれあいながらゆったりと空き教室で待つ。

「遅くなったじゃんよー、んじゃ今日も頑張るじゃん」

「分かりました、内容はいつも通りですよね?」

「変更は無いじゃん、このPCから学校のダミーサーバーに侵入する速度を測るじゃん」

「分かりました」

琴音の能力は特殊だ。直接先頭に関わる大電力を動かせる訳ではなく、オリジナルには若干遅れを取るものの、繊細な電気操作ができる。そのため琴音は大能力者の位を持っているのだ。

そのため、その正確さを測るには様々な対策を講じられたダミーをどれ位の早さで攻略するかが補習である。
10 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 00:11:35.61 ID:wwo2OyE0

始まりは静かに。しかし的確に電気を操る。それが30分。それで補習は終った。

「お疲れさまでした」

「おーう、なかなかタイムが縮まって来たじゃん。この調子でながんばるじゃん」

その言葉を微笑みで返し学校をあとにする。特にこの後に予定はなく、ただふと思いついた所へと行こうと思った。




ぴんぽーん
間の抜けたチャイムがなる。その部屋の主ではなく、居候が出てきた、それは

「お姉ちゃんだーってミサカはミサカは抱きついてみたりー!」

「ふふっ、相変わらず元気ね打ち止め、安心したわ。一方通行は?」

「あの人ならおくで寝てるよーってミサカはミサカはお姉ちゃんに報告してみるの」

「そう、じゃあお邪魔していいかしら?」

「どうぞどうぞってミサカはミサカは嬉しそうにはしゃいでみたり」

末の妹、打ち止めの所に遊びに行ったのだ。一方通行とも話してみたいのもあったのだが。



次のレスは御坂琴音の設定を書いてみる。
だれかSSオリジナル混ざったミサカの表があったら欲しいかも!
11 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 00:17:30.42 ID:wwo2OyE0

御坂琴音
No.00000試験個体(フルチューニング)
大能力者で電気を操作する事に長けている。
全ミサカの優しいお姉さん。戸籍状は御坂家の長女となっている。高校三年生。
美琴とはちがいグラマラスで長髪。
他の妹達と違い感情表現が豊か。

上条と一方、どちらも普通に付き合う程度

毎朝妹達の調子を確認するためMNWに接続する。その時に他の妹達からの相談事を受けたりと、高いお姉さん度をもつ。


あと寝ます。
明日早いんだよー…
お休みなさい、、、

12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:28:45.44 ID:R8KH4dUo

ミサカ表…どっかにあったなぁ
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:30:04.64 ID:P5U2wbM0
これはwwktkせざるを得ない
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:36:00.63 ID:R8KH4dUo
あったあった、ほれ
93 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 09:21:08.25 ID:y5kvhcM0
ついでに、色々足してみた。欠けてるのあったらプリーズ。
VIP及びGEP派生妹達リスト1/2

9982 実は死んでませんでしただったり、美琴の記憶を移植されて欠陥電気(レディオノイズ)と呼ばれてたりと立場色々。
10032 基本。御坂妹とも呼ばれる個体。上条ラブ。上条から貰ったネックレスを着用している。学園都市在住
10039 痩せている。学園都市在住
10050 グアテマラ在住
10090 フィリピン在住
10501 オーストリア在住
10855 ポーランド在住
10854 スペイン在住
11899 ベネズエラ在住
12053 インド在住
12083 タイ在住
12481 スロベニア在住
13072 フランス在住
13576 囲碁センターがお気に入り
13577 学園都市在住
13874 三重県産ミサカ。略して三重サカ。北欧とは大違い
14440 弱味握って一方さんとデートしたりするやり手。一方ラブ ←NEW
14510 異端。一方ラブ。表情等感情表現がやや豊か
14889 漢前。冷静。やだ…カッコいい…。アップルマンゴーとたこわさと唐翌翌翌翌翌翌翌揚げが好物。一方ラブ?
15000 青春アミーゴ好き。事あるごとにミ・アミーゴ

15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:36:45.09 ID:R8KH4dUo
94 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 09:21:53.73 ID:y5kvhcM0
VIP及びGEP派生妹達リスト2/2

15327 韓国在住
15110 アルゼンチン在住
15555 中立を貫く完璧超人 ←NEW
17600 プロスネーク
18264 北欧在住 あけすけでドクゼツンデレ。一方ラブ(?)
18413 管理人(ドラゴン)とも呼ばれる。コンビニバイトしてたりマンション管理人だったり、行動だけで無くMNW自体からも非常にフリーダム。一方ラブ
18820 アメリカ在住
18022 スイス在住
19009 中国在住
19090 痩せている。学園都市在住
19900 南極在住
20000 自称ロシアのノボシビルスク出身の変異体の変態。三重サカの相棒を務める事も。一方ラブ
20001 幼女上位個体にして運営。一方ラブ
番外固体 一方通行を[ピーーー]のが目的らしい。一方ラブ(?)
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 00:36:58.67 ID:X0EfHeko
リロードしてよかった……あやうく被るところだったぜ
17 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 06:54:45.59 ID:7CL1CEg0
おはようございます。学校に行くまで書きます。表を貼っていただいてありがとうございます!


きれいに整理整頓された部屋、学園都市第一位の部屋の中には調度品があまりなく、ソファの上で仰向けになって寝ている白い塊がある。

「一方通行さん、起きてくださいな」

「ほら起きろー!ってミサカはミサカはあなたの上に飛びかかろうとしてみたり」

打ち止めがソファで気持ちよさそうに寝息を立てている一方通行の上に飛び乗ろうとするのを抱きかかえるようにして止めつつ、空いたてで揺さぶり起こす。

「起きない、ミサカはミサカはあの人の寝起きの悪さに辟易するー」

「ふふふ、よしよし。じゃあお姉さんが一発で起こしてあげようじゃない」

くすくすと琴音は笑いながら打ち止めをソファから見えない位置に隠し、なにも知らないままぐっすりと寝ている一方通行の横に中腰になった。

「起きてくださーいってミサカはミサカはあなたを揺すって起こすの!」

少しいつもより声の調子を上げて打ち止めの声真似をする。
それに加えて腕を抱きしめて胸に寄せたりと、自分の体の使う。

「あァ?」

当然一方通行は聞こえる声と自分の体に接触している感じが違う事に違和感を覚えて起きる。若干の問題といえばMNWのなかで、感覚共有してくれー、という他の妹達の声が上がり続けると言うものだ。
18 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 07:14:24.93 ID:l7BY1V.0

この人も愛されてるな、そう思いつつ薄く目を開けた一方通行にさらに畳み掛ける。

「あなたはいつまで寝ているつもりですかってミサカはミサカは注意してみたり」

「あァ、悪かった? いや、てめェ誰だァ?」

「あなたはとうとう頭の言語じゃなくて記憶もなくしたの? ってミサカはミサカはちょっと怒りぎみに頬を膨らましてみたり」

「……打ち止め? いや、そんな事はねェ。と言うかこんなにデカくねェしなァ」

いい感じに寝ぼけた頭で理解しようと懸命に努力している所で打ち止めを呼び出す。

「あァ? 打ち止めェ……? じゃァこちらさんはどなたですかァ」

「ぷくく、この人は全妹達のお姉さんだよってミサカはミサカは混乱してるあなたに真実を告げてみる」

さらに訳がわからないといった風に頭をひねる一方通行。MNW内部では何人かが暴走し始めている。あとで釘を刺さなければ。

「初めまして、本当は違うけれどあなたは覚えてるかしら?」

「はァ、ヨロシク。打ち止めァこんなに年いったのが妹達の一人なのかァ?」

「本当だよっNo.00000番。全てのミサカの原型となってるからあなたは知らないのってミサカは隠された真実を告げてみる」

じろじろと疑り深そうに一方通行は私を見るが彼が留守の時何度か打ち止めと遊んだりしているのでここにくるのは始めてではないが、面と向かって合うのは初めてだ。

19 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 07:22:24.21 ID:sS8pVSk0

「まァ、お前ェが言うんなら本当なんだろうな」

「わかってもらえたかしら? 私が最初のクローン体。他の妹達とは製作者が違うため些か仕様が違うんだけれど、そんな事はいいわね。いつも打ち止めがお世話になっています、いつもありがとね」

「けッそんな言葉悪党には勿体ねェんだよ」

……打ち止めから聞いた通り素直じゃない人ね、そこがあの子達を刺激するのかしら……?

「なんですかァ? 人の顔になにか付いてるんですかァ?」

「ああ、失礼したわ。少しお話しません?」

「断る」

即断だった。
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 07:34:19.50 ID:sS8pVSk0

「そうですか、じゃあ打ち止めとお話でもしましょうか」

「わーいってミサカははしゃいでみる」

小動物のようにちょこちょこと小走りに近づいてした打ち止めを後ろから抱きしめて体のうちに納める。

「あら? 打ち止めすこし身長が伸びたかしら?」

「んー、そうかもしれないってミサカは日々変化する自分の体について説明する」

すこし会わないだけで成長するのは幼子の特権。他の妹達にも言える事だが一番打ち止めの成長が著しい。
琴音と打ち止めの話してる横で一方通行は不貞腐れたようにソファの上で狸寝入りをしている。琴音の能力で生態電気を読み取れば一発である。

「他に何か変わった事はあったかしら?」

「んー、この前お姉様が来たよーってミサカは衝撃の事実を伝えてみる」

「それは珍しいわ」

「お姉ちゃんはまだ会ってないの?ってミサカは聞いてみる」

痛い所を突かれた。
んー、とすこし唸りながら丁のいい言い訳を考え用としたが止めた。

「会えてないわ。まだ怖いみたいね……」

「がんばってお姉ちゃん! ミサカは全ミサカの総意を伝えてみる」

やはり癒される。多少自分の寮からは遠いがすこしは報われるものがあると言うものだ。
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 09:45:36.07 ID:dNW6FZc0

「ねー、お姉ちゃんはどこであの人と会ったの? ってミサカは聞いてみる」

「それは……、一番最初の実験だったかしら? あまり覚えてないんだけれど、聞きたいの?」

苦笑を浮かべながら打ち止めに聞く。あまり楽しい話ではないことは確実。

「聞きたい! 聞きたい! ってミサカははしゃいでみる」

「つまらないことよ? ただ私のちっぽけなプライドと必死な話なんだから−−」





シリアル、じゃなくてシリアスですこしの戦闘描写を書くんだー!
授業中だけどテンション上がってきたー(
22 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 10:56:24.52 ID:D0278QI0

酉つけるの忘れてた。これだからもしもしはー




深夜の研究室、その地下。
どれ位の深さがあるのか分からない、周囲は学園都市製の建築素材で作られた体育館ほどの広さを持った何もない空白。

ただ、今日は違った。
灰色の空間の中心に真っ白な人影。実験対象、一方通行。

その正面のゲートから表れたのは常盤台の制服に身を包んだ試験個体。まだ他のミサカとの差がない最初の実験。

「あなたが一方通行ですね?」

「それがどォしたッてんだァ? お前らは殺されるためだけに生かされてんだろォーが」

口の悪い、卑下た笑を口の端に浮かべながら一方通行は試験個体に言葉を叩きつけた。

「いいえ、わたしは違います」

胸に手を当てて、一方通行に向かって口を開く。光のない妹達の双眸とは違い、どこか決意に満ちていた。

「わたしには義務があります、この先あなたは沢山の妹達を[ピーーー]でしょう」

一息、

「あなたに傷一つつけられないで死んで行くでしょう。だからわたしは最初にあなたに傷をつけます」

「後から続いてしまう妹達の先駆けとしてやらなければならないんですよ……!」

言い切った。学園都市第一位を目の前にして、自身の死ぬ姿を確定させていてもなお、後に続く妹達を思う。

「それがどォしたッてんだァ? てめェはここで死ぬ。一瞬でなァ。この一方通行に傷なんてつけられるわけねェだろォ!」

ゲヒャヒャヒャヒャと不吉に笑う。挑発する。だが、試験個体の決意は硬い。
ちっぽけなプライド、他の妹達のために傷を残す。機械的に妹達が殺されたとしても、試験個体のつけた傷は消えない。
学園都市最強と謳われている人物にクローン体が傷をつけたとなれば続くもの達が楽だと思い、試験個体自信を奮い立たせる。


23 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 11:04:40.32 ID:D0278QI0

楽しい楽しい学園都市最強とのお喋りは無情な実験開始を伝えるアナウンスにより終った。

[今回の実験は試験個体を正面からぶつける。その時の被験者の反応を見るものとする]

その言葉とともにブザーが鳴り響いた。
試験個体から一方通行までの距離、約250メートル。試験個体が視線を向けた時にはベクトル操作により距離が半分以上縮まっていた。

「はッ! 正面からの戦いなんて馬鹿らしいんだよォ! てめェをミンチにして終わりたァ!!」

直線的に、しかし馬鹿みたいな速度で一方通行が試験個体に突っ込んで行く。
その姿を見て試験個体は薄く笑った。

一瞬。
一方通行のベクトル操作により強化された拳が交差した瞬間、吹き飛んだ。
ただ飛ばされただけ、血も出ていない。

「予想通り、です」


24 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 11:22:25.17 ID:TFSFTH20






吹き飛んだ物は白い影。
試験個体をミンチにすると息巻いていた被験体の方だ。

「あァ!? おィおィォいおィ! どう言うことですかァ!? 」

吹き飛ばしたといってもすぐさまベクトル操作て体勢を空中で立て直す。
喚き散らした。

「貴方なんかに説明するつもりなどありません。そのまま貴方は愚直に突っ込めば良いのです」

人差し指を動かし、最強を誘う。
学園都市製の資材が蜘蛛の巣状に破砕音とともにヒビが入る。
音が遅れてくる速度をもって、一方通行は突っ込む。

右拳を前に、突き刺すように一方通行は殴ろうとする。

それを試験個体は一歩下がったかのように見えたが無理矢理方向が、向きが変えられ前進し、試験個体の細腕が一方通行の腕に触れないように逃げる。
しかし、吸い込まれるようにつき、投げた。

その間ゼロコンマ三秒以下の流れるような試験個体の動きによってもたらされた。
最強が二度地面にへばり付く様という結果を。

「さぁ、どうですか? ちゃんと傷ついていますか最強? 地面はひんやりしていて気持ち良いでしょう。風邪、引きますよ?」

「……あァ、お陰で目ェ覚めたわ」

「そうですか、ではとっとときてください」

再三に渡る挑発。
試験個体は知っている。一方通行はベクトル操作さえなければただの軟弱な少年だと。
試験個体は知っている。学習装置を使用してまで研究し尽くした一方通行の性格、行動パターン。
他のクローン体の初期、大元だからこそできる若干の自由を全て一方通行のプライドを傷つけることにかけてきた。

25 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 11:37:27.97 ID:nEYMPiM0

肉体的に傷つけることが不可能ならば精神を攻撃すれば良い。
製作者である天井をも使い、学習装置を使ってインストールした各種武術。
挙げ句の果てには自身の能力の研究。放出するのではなく、肉体へと細かく流す事により起こる現象の研究。
そして発見したベクトル操作の弱点。

「貴方を傷つけるために私は戦う……!」

吐き捨てるように身中の言葉を吐露する。
血を吐いてでも足りない努力を元に最強相手に構える。

起き上がった最強の紅い眼差しをは殺しの一文字が見えるほどに鋭く、冷めていた。

「そォかい、その願望を抱いたまま溺死しろォ!!」

愚直。と試験個体は評する。
まだ投げてしかいない、無様に地面に這いつくばらせて冷静な思考を奪う。

あとは、本当の意味で傷をつける。

「あァァァァァァあァッ!」

同じ動作で一方通行の攻撃をいなす。ただ違うのは、受け流しに使った左手と逆。右手に自身の能力で傷つくほどまで溜め込まれた拳が握られている事。

その拳を浮かせた一方通行の背中に袈裟懸けに振るう。撫でるような優しい触れ方だが逃げようとする手を一方通行自身の力がつかんで放さず、服などは炭化して消え、白い肌 は焼け焦げる。

試験個体は正しく、最強の背中に傷を乗せた。この傷は医者によって消されるだろうが、記憶には残る。それでいい、と試験個体は思った。

26 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 12:34:35.18 ID:IXF5IDs0
一人で投下ほど寂しい物はないなぁ……
でも負けない! たぶん




体はぼろぼろ、当然である。肉体酷使に加えて、反射神経などを底上げするために流し込んだ微弱電流にレーダーの様に外に流した電気。
多重並列で能力を酷使した結果だ。
末端神経、視神経など各種神経系全てが焼き切れた。
目も見えない、最初で最後の一撃。

筋肉の断裂、倒れる事すら許されない身に衝撃が走る。

「てめェ……!」

息も絶え絶えで、死にそうだろう。試験個体の気持ちは晴れ晴れしい。一矢報いた、この先の妹達のためにも、よくやったとほくそ笑む。

痛みなどなく、あとは世界から消えるだけ。手を下すのは一矢報いた相手。
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 12:42:40.49 ID:y.qhWhIo
きちんと見てるから安心汁
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 17:46:47.14 ID:5omFd1w0
フルチューニングとはワクテッカ

メ欄にsaga(sageじゃないよ)で
[ピーーー]→殺 す
[ピーーー]→死 ね
[たぬき]→ド ラ え も ん
等なるのを防げるよ
29 : ◆DGo8FNliSc [saga]:2010/04/20(火) 19:26:23.22 ID:0wYqlHo0

相打ち、一方通行は皮膚が裂け、ぴくりとも動かない。
実験がそれで終了した。

一方通行は沢山の研究者達により担架に乗せられ運ばれた。
実験動物として扱われた試験個体は物のように扱われ、運ばれて行った。
運ばれた先は培養液の中。製作者である天井が修復を始めた。

全身の神経系の修復に加え、無茶な挙動による筋肉の断裂。各部位をパーツの様に分解して移植してしまえば簡単なのだが、生憎試験個体は生産性度外しで作ったプロトタイプ。替えは聞かないのだ。

「おい、天井」

そんな試験個体に興味をもってやってきた男が一人。
白衣に付けられたネームプレートは[木原数多]。

「そいつの行動パターンのデータ、抽出できねぇか?」

「可能ですが、そんな物を何に使うんですか」

「なに、どうでもいいことだ。ただ少しそいつに興味が湧いたからだ」

「まぁ、そう言うのは研究者として気になりますよね」

乾いた笑を漏らしながら試験個体の脳内から行動パターンを抽出し、そのデータを木原に渡した。

「あまり変な事に使わないでくださいよ?」

「そいつは無茶な話だぜ」

その言葉に天井は苦笑を漏らしつつ息用々と戻って行った木原を見送る。

「さて、直してやらないと、な」

その言葉にが微かに聞き取れたあたりで試験個体は深い眠りに落ちた。




木原に渡った試験個体のデータは後に木原本人により一方通行を苦しめる事となるのはこの時、誰も知らない。否、ただ一つ。一方通行と引き分ける事も、データが木原に渡る事すら予測した物がある。
それは今となってはスペースデプリとなったが。
30 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 19:39:19.01 ID:vky7GAM0




「これでお終い。あまり良い話じゃないでしょう?」

苦笑しつつ打ち止めに聞く。
すると、

「そんな事はない! すごい事だよってミサカはミサカは叫んでみる!」

「でも、私は戦ったけれど負けたわ。私のあとに生まれた妹達に私の事は伝わらなかったでしょう? それが真実なのよ」

「でも……!ってミサカは食い下がってみる」

「でも、ちゃんとした報酬もあったんたがら。一方通行と戦ったあと、天井博士によっていまの妹達と同じ調整を施されたの。それに加えて、統括理事長から自由が約束された」

あとは……

「オリジナル、御坂美琴の家に引き取られたことかな」

それに、普通の妹達よりレベルが高くなってるしね。

とあとから付け加える。

「へぇー、凄いんだねって呆然と驚いてみたり」

「あと、打ち止め。一方通行の背中にたぶんまだあの時の傷が残ってると思うわ」

片眼を閉じて人差し指を打ち止めの唇に乗せて言う。

「あとね、たぶん一方通行は起きてるわよ。回路電気<ショートサーキット>侮っちゃダメよ?」

「えっ!? なんでわかるのってミサカはあの人の方を振り向いて確認してみる!」

「ふふ、だって自動反射のない一方通行を見れば生態電気が覚醒状態で動いてるのがわかるからよ」

くすくすと意地悪げに笑いながら種明かしをする。少し腕の中からいなくなった打ち止めの温かさを残念に思いつつ。
31 :not ◆DGo8FNliSc [saga]:2010/04/20(火) 19:42:36.25 ID:vky7GAM0
ちょっと休憩。
少し雑談をば、
読んでくれている人達の支援やら雑談やら突っ込みが私の原動力です。
変なところなどがあったら容赦なく突っ込んでください。

名前今度からこれにするか……
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:46:25.50 ID:/QZAWcAO
なにこの俺得
頑張れ
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 19:47:36.05 ID:In9q.j20
期待
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 19:49:53.89 ID:X0EfHeko
 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/       構わん続けr続けてください
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、
 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ
35 :not ◆DGo8FNliSc [saga]:2010/04/20(火) 20:03:14.52 ID:AjkFvUU0

書いてる途中でデータが飛んだぁぁあ

いつも遅いけれどさらにマシて登校速度が落ちるでごさる……

書き溜めるかなぁー
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 21:32:35.94 ID:P5U2wbM0
こんな素晴らしいものを書いてくれてありがとう>>1
いつまででも待ってる
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/20(火) 21:52:36.44 ID:z2TPyj.0
支援。
頑張って!!応援してるぜ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/20(火) 22:07:03.60 ID:CjDEC6oo
適度な位置で改行してくれるとうれしい
39 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/20(火) 23:38:17.55 ID:O87Bdu.0

三回書いてる途中でBB2Cが落ちるとは……

上条さんばりに不幸だー
朝のうちにノートとかに書き溜めて夜に一気に投稿したいと思います。

レス有難うございます!
楽しみにしていただけて幸いです。

さぁ、がんばってフルチューニングを他のSSスレに使われるほど成長させるぞー!
40 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/21(水) 11:19:54.74 ID:usNRS4U0


打ち止めをおろして空いた右手を伸ばして一方通行を揺すり起こそうとする。


一回二回、なんどか揺すって行く間に琴音の手から微弱電流を流す。回数を増すごとに熱量をあげていく。

「さぁ、いつまで狸寝入りを続けるつもりですかね?」

くすくすと笑いながら一方通行を無理矢理覚醒させようとする。痙攣し始めた頃

カチッ

「だァぁぁぁあ! 何なんですか! なんなんですよ!?」

「あら、やっと狸寝入りをやめたのかしら?」

チョーカーのスイッチを入れて電撃を反射させてやっと起き上がった。


四方八方に飛び散った電流は全て琴音が操作したため周りへの被害はなかったが、一方通行のベクトル操作を加えられた腕が迫っていた。


「相変わらず短絡的で、単調ですね」

腕が琴音を捉える前に鈍い音が後ろに控えていた打ち止めそばから響く。


「だァァぁぁぁあ! 木原とは違ってなんでてめェに吹き飛ばされんだよォ!」

「自分で考えなさいな、なんのために頭がついているんですか」

床にへばりついた状態で一方通行が叫ぶ。

「へぶァ!」

吹き飛ばされたあと、打ち止めが一方通行の背中に飛び乗ってカエルが潰れたような奇怪な声が出た。


「あらあら、打ち止め? 最後に止めをさしちゃダメじゃない」

「えへへーってミサカはミサカは笑ってごまかしてみる」

「程々にしなさいよ?」

「はーいってミサカは元気よく返事をする!」

「人の上ではシャイでんじゃねェよ……」

41 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/21(水) 11:33:23.62 ID:usNRS4U0



「気にしない気にしないってミサカはどしどし飛び跳ねながら貴方を励ましてみる」


一方通行と打ち止めのほほえましい(?)姿を眺める。

「さて、そろそろ私は帰るね。打ち止め、良い子にしてるのよ?」

「はぁーいってミサカは元気よく返事をする!」

「ふふ、それくらいにしないと一方通行はまた寝ちゃうわよ? さよなら」

戯れている二人をそのままに、一方通行が恨めしそうに見ていたが、一方通行達の家を後にする。


そとは既に日が沈みかけて街並みが朱色に染まっている。

そこから見えた窓の無いビルは燃えるように赤く輝いていて、正確な天気予報が立たないモニターを見る。

「私のやった事は正しかったのかな……」


打ち止めに話して思った。全ては樹形樹の設計図によって書かれたシナリオ通りに事が進んだのではないかと。

「でも、あれが私の最善だった。良かれと思ってやった事、後悔はないわ」


歌うように口ずさむ。言いなれた定形句なのか、澱みない。ただ、夕陽に照らされて赤く染まった琴音の顔には後悔の色が見て取れた。


「さて、明日もいい日でありますように……」





42 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/21(水) 11:35:24.15 ID:usNRS4U0

ふぅー、取り敢えず試験個体の過去ばなし編終了。

途中アクシデントなどなどがあったけど、できて良かったー

この先の話は(見ている人がいれば)私が戻ってくるまでネタを下さい……

どんな物でもいいです!

ではまた夜にでも
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 17:42:50.29 ID:bzhkEMAO


00000号対木原神拳とか
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/21(水) 21:53:23.22 ID:UOK2rgDO
漫画の長髪妹+巨乳か素晴らしいな
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/22(木) 09:29:23.69 ID:ckgMcQSO
オリジナルの片思いをあらあらうふふな感じで見守る試験固体とか
46 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/22(木) 11:18:12.36 ID:CKWzM9Q0
>>45
のネタを使わせてもらいましょうか……

もしもしiPhoneだとMNWが書きにくいけど、そこは私のはっそうの見せ所かなぁ
47 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/22(木) 11:26:24.33 ID:CKWzM9Q0

ある日の午後。
なにもない一日を怠惰に。いや、優雅に読書をしている琴音。

南向きの窓近くに置かれた机に座り、ゆったりとした時間を過ごす。

ピピピピ

その優雅な時間の中、琴音のこめかみを刺激する。MNWから直接通信が飛んできた合図だ。

『もしもし、どうしましたか?』

『姉様、ちょつとMNWの掲示板の方にきていただけませんか? ミサカは切羽詰った様子で呼びかけます』

『あらあら、今度はなにをやっているんですかね』

そう伝えると本を閉じ、MNWへと意識を傾けていく。
48 :not ◆DGo8FNliSc :2010/04/22(木) 11:28:46.49 ID:CKWzM9Q0

49 :not ◆DGo8FNliSc :2010/04/22(木) 11:42:58.85 ID:CKWzM9Q0
さっきのは誤爆でず


[あの方とデートの約束を取り付けたんだが、助けてくれ]

1 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたしますID:10032

お前ら助けてくれないか?


2 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたしますID:13413

2get
状況をくやしく説明汁

3 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたしますID:14889

応援してるぜ、あと、こんな問題のためにスネークと姉様を呼んでおいた。

4 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたしますID:16458

>>3GJ

5 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたしますID:00000

呼ばれて来ました。
あらあら、上条くんについてですか

6 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたしますID:10032

姉様来た! これでかつる!

>>2
くやしくは無理だが把握した。

簡潔にいうならたまたまあの人が当てた遊園地のチケットで行く事になった。
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/23(金) 20:17:31.96 ID:aCbN0sDO
まだかな
51 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/23(金) 23:57:08.58 ID:fllKsgo0
すいません、急な用事で月曜日までこれません。
待っている方には悪いですが、お待ち下さい
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/26(月) 20:17:53.22 ID:84OyDUDO
そして、月曜日である
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/27(火) 00:19:44.53 ID:10tTM7co
そして火曜日である
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/28(水) 00:23:56.06 ID:5E3CiyUo
そして水曜日である
55 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/28(水) 18:51:18.63 ID:MpNJn6M0
ふぉーーっ
やっと電波がつながるところに帰ってきたぞー! ソフトバンクの馬鹿やろーう!

家についたらがきます。お待たせいたしました。
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/28(水) 19:40:46.85 ID:0r.0ekAO
北ー!期待
57 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/28(水) 20:28:38.37 ID:xKlfUy.0

一度MNWから離れ、部屋から出るために準備を始める。普通の学生を装ったシンプルな黒いパンツに飾り気のないYシャツ。
クローゼットから引っ張り出した適当な上着を羽織り、髪を結う。形は簡単にサイドテール。

そして、極めつけは黒いセルフフレームの伊達メガネ。一つのアタッシュケースをつかみ、学園都市に存在するテーマパークへ歩を進める。

「あの子たちも行ってるだろうけれど、基本的な格好は一緒だからばれてしまいますからね」

普通よりも、他のミサカよりも大人という事もあってかある種の芸術品を思わせるほど整ったいでたちで向かった。





MNWから流れてくる情報を耳に、移動中すらも気を払いながら動く。既に視界には和気藹々とはいい難いが楽しげな雰囲気が広がっている。


それを見て琴音は感慨を覚える。人形のようだった妹達がここまで感情表現豊かになった事を

「幸いだと、思います」

口にしてしまう程深く思った。





「あ、あのですね! ミサカは赤面しつつ貴方に呼びかけます」

「なんですか? 」

「今更向かうテーマパークにはとても面白いと評判のお化け屋敷がありましてね……! ミサカは勇気を出して言います」

真っ赤な顔をしてツンツン頭の上条少年に話しかけるミサカ妹、と個体認識されている妹達の一人がバスの中で話し合っている。


周りにいる学生はどこか恨めしそうな空気を醸し出しているが、ミサカ妹は気にしていない。

58 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/28(水) 20:42:23.49 ID:NlUg5Vo0

それでも幸せそうに、上条少年が謳うような不幸がそこには無かった。


「へぇー、そんな楽しそうな所なのか。いやー、上条さんは一緒に行ってくれるような女の子がいて幸せですよー」


バスの室内温度がマイナス五度ぐらい落ちた。


「し、幸せですか。ミサカはその言葉を噛み締めます」

何度かそんなやりとりのうちに目的地についた二人は電子マネーを支払い、降りて行った。

その後ろには琴音がついて行く。



59 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/29(木) 08:32:21.32 ID:7oZX7Sk0
10以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたします。ID:00000

見つけました。一応このままついていきますので、何かアクシデントがあっても私がなんとかしますので。


11以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたします。ID:10032

はいっ姉様
10035頑張ってきます!

12以下、名無しに変わりましてミサカがお送りいたします。ID:00000

良い傾向です。全てを私に任せて楽しんでね





スネーク、変態。と称される特殊な性癖を持った妹達よりも先に二人を発見できたことを琴音は僥倖だと思った。

「あそこら辺の妹達は何かと特化しすぎですからね……」

他にも色々と変化の見られる妹達も居るが、その筆頭だろう。

「楽しんでください10032番、その遠く明るい世界の中で−−」

人ごみの中へ中へと自分を消していく琴音。周囲に溶け込み、ただの一般客のように音もなく進んでいく。

60 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/29(木) 08:42:43.19 ID:mJwXrQI0
同時刻。
テーマパークの上条達が入った入り口とは反対側。3つある入り口の駅から遠い場所に杖をついた細身の少年と、その少年にしがみつく様にくっついている子供。

その珍妙な2人組が足を運んでいる。

「ねぇねぇ、今日はやけに素直じゃない? ってミサカはミサカは貴方に聞いてみる」


「あァ? べつにいいじゃねェか、たまにはてめェの希望も聞いてやるよ」

心底面倒くさそうに、でも表情からは優しげな感情が見え隠れする。

こんな一方通行も悪くないな、と思う打ち止め。この時ばかりは幸せそうである。

「ふふふってミサカは意味深な微笑を浮かべ幸せに浸るの」

あァそうですかァ、やる気のなさそうな声が打ち止めの頭の上から降り注いでも気にしない。

「開いたぞ、行くぞクソガキ」

「はいはーいってミサカはミサカは返事する!」

この二人もまた、テーマパークの中へと。雑踏の中へと身を投じて行った。
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/29(木) 20:40:06.50 ID:tiZItwAO
支援
62 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/29(木) 22:28:20.49 ID:GBcMrGw0
人人人人。
人の洪水、ではなく。程よい込み具合で人気アトラクション以外あまり並ぶことが無い程度の込み具合。

テーマパークは限られた土地しかない学園都市らしく、地下10階、地上20階と言う地震大国日本にあるまじき建造物の中に収容されているのだ。

なかに地上と地下、全てをいったりきたりする人気のジェットコースターなどが存在するのだ。

だが、上条と10032ことミサカ妹はおばけやしきをチョイスした。

「なかなか味のある入り口ですね……ミサカは目の前にある奇怪なオブジェをしげしげと眺めつつ言います」


「ま、学園都市の中でゆうれいなんて代物にお目にかかることなんてないからなー」

「でもここはパンフによると最新鋭の心理測定機があって来る人が変わるたびに出てくるモノが変わるみたいです。とミサカはパンフに目を落としながら教えます」

「これもなんかの実験の一環なんでせうかねぇ」

しげしげと学園都市から浮いている非現実的な、オカルトを並べるアトラクションを眺める二人。

「そんなことは置いておいて、さぁ入りましょうか、ミサカは貴方の背中をぐいぐい押しながら言います」

「わ、まったまった。自分で歩くからそんなに押さなくても……」

エコーを残しながら二人はおばけやしき野中に入って行った。

「さてと、私もあの二人を追わないとね。いるんでしょう? 17600番さん」

「やれやれ、姉様には敵いませんね。しっかりと隠れたつもりなんですが、とミサカは少し悔しく思います」

「ふふ、昔よりは上手くなってるわよ? でも、その特徴を悪用したりしたらだ・め・よ?」

笑顔で、慎ましやかな笑顔で17600番、通称スネークに釘を刺す。

さながらかの孫悟空の様に菩薩の手のひらで転がされている様だった。


「肝に命じておきます姉様。ミサかは若干の恐怖を隠し切れません……!」

「そんなことはないわよ、さぁ、昔みたいに楽しく追いかけてみましょうか」

妹の一人であるスネークの手を握り二人のあとを追っていった。



##################################

そう言えばこのSSの琴音さんがGEP産ミサカ表に乗っていたのを発見した。少し嬉しいです。

でもなんで私の所は雑談とか始まらないのだらうか、ううむ。ネタか? ネタなのか……?
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 01:26:05.81 ID:sUbiVyUo
俺は見ているのですよ?
雑談はたまあにしかせんけれど。多分
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 01:49:16.43 ID:pYZIcbEo
見てますよー?
雑談にはあまり加わりませんけどねww
65 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/30(金) 07:25:08.32 ID:HcMCMRc0
あんまりこうやって出るとかまってチャン扱いは嫌だから引っ込みますよーっと
でも、雑談みてるのは好きだが、、、


再開
相変わらず遅いですが

##################################

お化け屋敷の中は古城をイメージした作りになっており、あまり暗くはないが不気味な空気が流れている。

その中、追跡されていると走らずに若干の怯えた表情をもち、それでも会話をとぎらせない様に努力していた。

「い、いつもあなたはどんなモノを食べてるんですか?ミサカは気持ちをごまかしつつ話題を振ります」

声に若干の震えを孕みながらも気取られない様に努力する。涙ぐましいものである、


「ん? 上条さんは適宜発生する特売品で食いつないでいる状態ですよ?」

まぁ、ほとんど食べられないのが現状ですがねー、と悲しげなことを苦笑とともにもらす。

「それでしたらミサカが材料を持ってあなたに夕飯を作ってあげず! ミサカは他の個体より上をいけることを嬉しく思います!」

「ま、まじか! 今の上条さんの家のエンゲル係数を抑えてくれるんですね!?」

「え、ええ(し、しまった。私達はお姉様のクローン! 今の所壊滅的なまでの料理の腕しかない)ミサカは少し苦笑いを浮かべます」


>10032:姉様! お料理を教えて下さい!

>00000:ええ、聞かせてもらったわ。今度おうちにいらっしゃいな

>10032:ありがとうございますっ

>00000:かわいい妹達のお願いだもの、なんでも聞いてあげますよ?

>20000:姉ちゃん姉ちゃん! セロリたんのぱんつが欲しいよ!

>10032:んなっ、個人回線なのになんで割り込んでくんだよ!?

>20000:はっはっは、変態に不可能は無いんだよ!

>00000:20000、今すぐここにきなさい。その願いを叶えてあげましょう。今すぐに、です

>20000:いゃっほーーーー!

20000さんがログアウトしました。
00000さんがログアウトしました。
66 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/30(金) 08:00:20.46 ID:Rre5/oM0


ログアウトを示す文字がミサカ妹が確認した瞬間。

「ぎゃァぁぁァァあぁあ」

おおよそ人の声とは似つかない程の絶叫が背後から聞こえてきた。


「な、なんの声でさうか!?」

「ほ、ほかのお客さんだと思います!ミサカは叫び声の方にいくあなたを止めます!」

……あ、あの声は確実に20000番! 確実に般若の顔をした姉様とあってしまう! それだけは避けなければ……!

「とりあえず奥へ進んでいきましょうとミサカは必死で提案します」



所変わって二人の後ろ、視認範囲ギリギリの所。

二人の同じ顔とその顔をもっと成長させた顔が揃っていた。

「20000番、なにか言い残すことはありますか?」

そう言って20000番の顎したから突き上げる様にして構えるコルトSAS。

弾丸は硬質ゴム弾を使用しているものの流石にこの至近で当たったらひとたまりもないだろう。

「姉様、どこからそんな骨董品を……ミサカは目の前で起きたことが理解できません」

「ふふ、20000番。いくら貴女がお祭りが好きでも流石にこれは、ね?」

怒り心頭。
コルトSASの銃身を20000番に押し付ける。その時の琴音の顔は何者も映すことのない鏡のような無表情。

「なにかいうことがあるんじゃなくて?」

「せろりたんは私の嫁ぇぇ! あの人に引っ付く子がうらやま……」

快音一発、骨董品と思われる銃からはあまり音が出なかった。

火薬の匂いもなく、ただ銃身から紫電が漏れるだけで。

「おーい、生きてますかーとミサカは2000番に呼びかけます」

「大丈夫、かなり速度は落としてるし10分したら起きるでしょう。さぁ、先に行きましょう」

颯爽と、何事もなかったかのようにコルトを懐のガンホルダーに納めて追いかける。

(あまりやり過ぎたら姉様に殺されるかなー……あははは)
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 17:54:51.23 ID:EEFgFMM0
姉様koeeeeee!
つか変態に容赦ねェw
これは10033号も危ないなw
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 18:04:46.17 ID:gR0ETew0
あとアステカの魔術師も危険だなww
でも逆に14510号にはすごく優しそう
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/04/30(金) 18:42:31.98 ID:5LFE13Io
レ、レールガンガン?
70 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/04/30(金) 19:09:52.40 ID:VdcQKio0

そんなスネークのやってきた行いを知ってか知らずか、琴音は追いかけて行く。

洋館をイメージした作りなのか全ての通路が絨毯がひかれていた。

「音が出にくくで追跡が楽ですねミサカは足元の感触を確かめつつ言います」

「そうね、でも、こう言うのは下らないブービートラップが隠しやすかったりするんだから−−」

壁から細やかな振動。なにかを巻き取る音が微弱に琴音の鼓膜を刺激する。

違和感の存在を確かめているうちに視界の中に捉えていた二人が消えた。

「は? ミサカは目の前から消えた二人を恐ろしく思います」

驚きながら琴音達は二人が消えた場所あたりへと近付いた。

先行していた琴音が突然止り、後ろに続いていた17500番がつんのめり琴音より一歩先へ進んでしまった。その時、

フッと、17500番が感じていた柔らかな絨毯の感触が消え去り、代わりになんとも言えない全身を包む空気に浸された感職を得る事となった。

「あ、え!?」

重力に引かれて落ちて行く17500番。
その底は見える事なく、ただ暗い洞穴のよう。

71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 19:15:06.93 ID:Q701oUAO
MNWスレまとめてある所とかない?
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 19:17:39.43 ID:tkl8876o
自分用まとめでぐぐりれ
73 :not ◆DGo8FNliSc :2010/04/30(金) 21:26:31.72 ID:rv1asNs0

がらんどうの穴に落っこちる寸の所で助けの手が伸びる。

幸いな事に落とし穴の側面は金属製。琴音の能力で側面に吸いつき抱きつくように17500番の落下を止めた。

「ほら、落ち着いて。足の裏に電気流して捕まえて見るのよ」

「は、はひぃミサカは姉様のきようさに惚れ惚れし、ひぃ」

どんなに側面にくっ付いていてもベクトル操作でないため頭に血が登ってしまうのは避けられない。

「しかたありません、落ちますよ?」

「え、ちょまってほ。ァぁあぁぁ−−」

足元へと流していた電気の演算を切り自由落下させはじめる。

落ちはじめると周囲はなにも見えず、かなりの速度を持って落ちているのがはっきりとわかるほどだ。

「わぁぁあァぁあぁぁミサカは絶叫しますぅうぅ」


74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/30(金) 22:01:27.17 ID:xNS/7Os0
おお!来てた!
個人的には一方×琴音を多く所望したい
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/01(土) 10:13:22.09 ID:T7js0zo0
途中からスネークが17500になってますぜ
脳内変換余裕だけれども
76 :not ◆DGo8FNliSc :2010/05/02(日) 00:23:54.86 ID:0f0xvTg0
おおう、なんか違和感あるなーとか思ってた結果がこれだよ!

##################################


「ミサカは自由落下してますぅぅぅ」

「あらあら、少し落ち着きなさいな17600番」

「無理ですぅぅうミサカはミサカはぁあぁあ」

落ち着き払った声と大慌てで錯乱ぎみの声が落下して行く。


77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/02(日) 01:08:17.60 ID:cq5KdDA0
キテタヨーマッテタヨー
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/02(日) 16:15:06.42 ID:/57.l4o0
一方さんが出る事を信じて紫煙
ついでと言っちゃなんだが一方さんはァィゥェォンな
79 :not ◆DGo8FNliSc :2010/05/02(日) 17:12:43.77 ID:BKAT1S20


落下の最低地点に到達。柔らかく、母親に後ろから抱きしめられるような暖かな感触に包まれる。17600番。

視界は悪く、もがくように手を伸ばす。


「んっ」


身が悶えるような声と、17600番の手からこぼれるほどの柔らかいもの。

「あらあら、17600番はそう言う気があるのかしら? 姉としては複雑だけれども、いい傾向よね?」

事音の声が17600番の耳に入る。その声はレズの気があると勘違いしたもので、しかも肯定されてしまったのだ。

「そ、そんな事ありません! ミサカは姉様のいう事を全力で否定しながら手からあふれるものを掴みます!」


「ふふふ、激しいのね? 着衣プレイかしら?」


回路がショートしたかのような小さな爆発音が聞こえそうなほど真っ赤に17600番は顔を染める。

「きゅーミサカはばったりとおぉお……」

「あら? 流石にいじわるし過ぎたかしら?」
80 :not ◆DGo8FNliSc :2010/05/02(日) 17:20:39.58 ID:y2w43fk0

少し17600番をいじり過ぎたか、と若干反省しながら落下時にはだけた服をたって整えはじめる。

それが終わると17600番を抱き抱える。

「そろそろ起きないとあられも無い姿にしてMNWに晒してしまいますよ? うふふ」

幸か不幸か、落下してきた所の素材は柔らかく、程よい反発力を持っている。

耳元で囁くが17600番は顔を染めたままうわ言を呟き続ける。

「返事なしは肯定ですよ? では、いただきます」


しばし姉様が17600番を覚醒させる仕事を開始しました。しばらくお待ち下さい。


81 :not ◆DGo8FNliSc :2010/05/02(日) 18:28:42.72 ID:xOsVYW60

「はぁ……、はぁ……」

火照った体が艶やかにされた17600番。

「特にはなにもしてないんですが……そんなに耳が良かったんですか?」

「そんな事は、ありません。ミサカは断言、うひぃ。ひます!」

「そんな事は無いみたいだけれど? まぁいいわ、二人を追いかけましょうか」

既におばけやしきに入ってから15分経過している。

「流石に離れてるんじゃありませんか? ミサカは弄ばれた時間を考慮していいます」

「そんな事はないわ、あの二人はこの施設で一番長くて怖いルートに行ったんだから」

ちっちっちと指を揺らしながら17600番に告げる。

「なぜそんな事がわかるのですか? ねえ様はどこからか不思議電波を受信する電波かと勘ぐります」

「端々に毒を感じるけれどわかるのは簡単よ。だって、上条くんが落ちて行ったのよ」

「なるほどミサカは姉様の会もしれぬ説得力に納得します」

目を暗闇にならしながら進んで行く。この施設、かなり広い。
そして現れるオバケの類いがものすごくリアルにできていた。

17600番には耐性が無いのか、出てくるオバケ全てに驚き、おおきくさけびごえをあげていた。



「さて、そろそろあちらのルートとの合流地点ですね」
82 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/05/02(日) 19:35:08.03 ID:iYlNkt.0

遠くから叫び声が連続して聞こえる。

琴音と17600番が通ってきたルートは研究所をイメージしたモノだったが、上条達が行ったルートはどのようなモノだったのだろうか。

「そろそろ来ますね、隠れましょうか」

「了解です。ミサカはカプセルのようなオブジェの影に隠れます」






「ぎゃやぁぁぁあーー……」

「お、おいていかないで下さいさぁぁい、ミサカは全力で走りつつ叫びますぅう」

かなりの速度で、声を潰さんばかりに絶叫をあげながら通り過ぎて行く

走り抜ける先にはチューブ状の通路が長く、怪しく光りながら伸びている。

「ちょ、なんなんですか、なんなんですよ、なんですかー!?」


縦横斜め、チューブのなか縦横無尽に触手が伸び、足を絡めようとぐねぐねとうごく。

「このぬめぬめが気持ちが悪いぃミサカはこの感触が嫌いです!」

「これはきっと転んだらからめ取られるんですよね!?」

「え!? きゃあ! ミサカは転んでぬるぬるにダイブしました、頭から!」

83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 17:37:45.32 ID:8Dphnko0
続き楽しみにしてるんだよ! 支援
84 :not ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/05/08(土) 21:13:06.37 ID:DqZ7z.I0
や、やっと繋がった……
病院で治療中のみのため、書くのがとことん遅くなります。
点滴の棒がわたしの友達だー……

まってる方には申しわけないです。。。

85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/08(土) 21:26:12.72 ID:NXiUTtwo
無理はいかんぜよ
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/08(土) 23:00:36.83 ID:mxzRRYQo
無茶すんなよ
87 : ◆DGo8FNliSc :2010/05/11(火) 12:24:38.31 ID:7JhHyx60
みんな、日本の危機だ。ベッドに縛られててなにもできないが動く事ができるみんなに言う。VIPの口蹄疫についてみてきて欲しい。
ぐったりしてるのが悔しくて仕方がない。。

頼む
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/11(火) 12:28:45.29 ID:Iib84Jso
うrlを
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/11(火) 15:38:18.36 ID:epnMHMYo
見るのはここらでいいのかな。
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1273470584/
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1273380549/
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1273539856/
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/13(木) 17:21:31.82 ID:1B0CkU60
続きはまだかな?
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 15:02:24.78 ID:6ewdz6Io
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92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 08:17:14.00 ID:2S4oeYAO
いつまでも待ってますよ
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 20:17:10.18 ID:LamTlLYo
そろそろ、おなかすいたんだよ
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 20:47:28.73 ID:ErnBXgQ0
生存報告から一カ月か
あげとこう
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 03:55:11.14 ID:K1rI0YQo
書き手のレスがないまま1ヶ月が経過したのでご案内

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
みんなで仲良く製作速報を使えるようになるべく放置スレを減らしましょう
96 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/06/15(火) 20:16:40.20 ID:SeJJRCU0
ごめんなさい。iPhoneのほうが一時期規制が入って書き込めませんでした。
加えてですが、話の内容をすべてリセットしてシリアス路線を突っ走って行きますのでご容赦下さいませ。

待っていただいた方にはとても申し訳ありません。
書き込みがiPhoneからのみの為、書き込みもありませんがゆっくりとお楽しみ下さいませ
97 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/06/15(火) 20:29:54.85 ID:loWlxbs0

00000号試験個体、登録抹消。
以下、打ち止めまでの妹達のデータすべて消去しますか?

YES/NO
.
.
.

登録抹消完了しました。以後この端末は使用不可能となります。繰り返します。以後…………

「全ての妹達は解き放たれた。私の業はこれで少しは軽くなるのかしら……?」



朝。
起き抜けの頭を使って朝の行動の最初を始める。

MNW接続中です……
MNW接続中です……
MNWが検出されませんでした。

その時私の時は止まった。

全ての妹達において他の電撃使いとは一線をかした擬似ネットワーク、MNWの接続が不可能になった。

寝ぼけているのかと少し頭を振ったり、体を動かすなどして面完全に覚ましてみる。

MNWが検出されませんでした。

文字が踊る。

確かに私は普通の妹達とは違いMNWへの接続環境があまり良いとは言えなかったが、接続できない。と記されることはなかった。

脳内から発せられる微弱な電磁波によって構成されるMNWは強固とは言えないもののそれなりの強度はある。

「確かめれば、いいんですよね」

わざとつぶやき自分がここにあることを認識させる。この試験個体、御坂琴音の存在をMNWへ接続できない妹達と思わない為に
98 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/15(火) 20:38:44.16 ID:loWlxbs0


そこからの行動は早かった。
少し学生身分には分不相応な部屋にあるクローゼットやダンスの中から着替えを出して着替えていく。

季節は秋。
少し寒くもあるこの頃、少し厚着をして外へ出ていく。朝食は行きがけに買ったゼリー状の栄養剤ですませた。

早足で向かう先は全ての妹達の総括を執り行っている打ち止めと呼ばれる少女のところだ。そこには最強の保護者もいる。多少なりと心が踊るが、所詮多少だ。

学生しか居ない学園都市の朝は比較的に遅く、起きてすぐに行動を起こした琴音には朝のラッシュには完全に無関係。朝に強くてよかった。

音のでないバスに揺られ、目的のバス停に到着すると、小走りで目的地へと急ぐ。この異常な自体の早急な解決を求める為に琴音は急ぐ。

北風が頬をうち、妹達とは完全に色の違う黒い長髪が踊る。何かの名残なのか恨めしげに茶髪が何房か固まって残っているのが恨めしい。染める気はないが。

99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 20:41:23.81 ID:Cw1VQsAO
一方通行の嫁、〇〇〇一号は出てきますか?
100 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/15(火) 20:44:26.54 ID:loWlxbs0

歩いている間も突然復帰するかもしれない、という淡い希望をもちながら賢明にMNWへのアクセスを続けるが帰ってくる返答は全て同じだった。

数分間バス停皿歩いたところに目的の人物の家がある。突然の為、アポも何もとって居ないが緊急なら問題は無いだろう。

すでに知っている打ち止めの家の番号を押し、出るのを待つ。

出た。

じゃんじゃんと口喧しい人だったが打ち止めの保護者の一人である黄泉川だろう。いや、それ意外にそんな特徴的な口癖の人間は居ないか。

そうエレベーターに乗りながら思案にふけっていると目的の階層に到着した。

そこから少し動けば打ち止めの家である。

その部屋にあるインターフォンを鳴らし家主を呼び出す。
101 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/15(火) 20:44:59.47 ID:loWlxbs0
>>99
誰だか分からないや、最近これなかったからね……
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 20:52:18.64 ID:oF/UIeYo
キタワーーーーーーーーーーーー
103 : ◆DGo8FNliSc [sage]:2010/06/15(火) 20:55:47.62 ID:ztfh.nY0

「はいはいすこし待つじゃんよー」

どったんばったんとおよそ玄関に向かう時に出る音とは思えないが扉一枚先でなっているのをいぶかしみながらも待った。

合成樹脂で作られた扉が開くと見覚えのある緑色のジャージを着た長身の女が立っていた。

「おー、ひさしぶりじゃんよー琴音」

「お久しぶりです、黄泉川教諭」

「そーんな固っ苦しい呼び方しなくて良いじゃん? それと打ち止めと一方通行は留守にしてるよ」

「え……?」

この瞬間ありとあらゆる可能性が頭の中に駆け巡る。

一つの回答に行き当たるのはそんなに時間のかかることではなかった。
打ち止めの頭に打ち込まれたウィルスが悪化。直すために前々から漏らしていたエリザリーナ独立同盟国への逃亡。私には学園都市全ての情報が筒抜けであるが故。MNWの恩恵の一つでもあるが。

「確認ですが、その二人はどこへ行くと?」

「海外旅行とか何とかいってたじゃん? この忙しい時によく上層部が許可出したと思ったけどな」

「そうですか……、帰って来たらよろしくいっておいて下さいませんか?」

「その程度ならお安い御用じゃん」

「では、失礼します」

情報は得た。しかしMNWの使用不可能になった原因についてはまったくもって手がかりが無くなった。

あと頼れるとしたらあのカエル顔をした医者のところへ行くことぐらいである。
104 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/15(火) 21:05:26.60 ID:ztfh.nY0

希くばそこで答えが見つかる、またはヒントが貰えることを……



結果は、

ん? あの二人かい? 僕は知らないなぁ……

それに彼は僕を脅してバッテリーの設計図とかもって行ってしまったし、なんだか冬服を買いためてたみたいだよ?

まぁ、僕には関係ないんだけとね?

それに、MNWついては僕には分からないよ、僕が開発した訳じゃ無いし。

それにここにいた妹達は常任理事会の幹部の一人が殺された時の事件で倒れてしまったままだから話を聞くこともできないしね。

君は特殊なケースなんだよ、あの全ての妹達の脳に高い負荷をかける現象の中でなんの影響を受けることなく生きている事がね。

ん? どこへ行くんだい?

やめときなよ、僕は患者を治すのが仕事だけと、けが人を増やすような事はしたくないんだよ、分かるよね?

それでも行かなくちゃ。って君も物好きだねぇ……

そこ、机の上にある物を使いなさい。本来なら舞台に上がる事ができるのは第三位のはずだったけど、あの子は自力でどうにかする子だし。

ははは、面白いことをいうね。本当だったら行って欲しく無いけど、行くなといっても行くんでしょ? だったらなるべく怪我の少ないルートを辿らせてあげるのが僕の心情だからね。

じゃ、行ってらっしゃい。

ああ、後おまけでこれを渡しておこう。便利な物だから到着するまで開けちゃダメだよ?

じゃ、また合う時は病院のベッドの上じゃ無いと良いね?

105 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/15(火) 21:11:36.37 ID:ztfh.nY0

のらりくらりと本題はあまり答えてはくれなかったが、代わりに舞台に上がる事ができるチケットを手に入れた。

さぁ、そろそろとうじょうだ。

第22学区の音速旅客機による派手な登場。

しっかりと体の調子を整える。
動きやすさと寒冷に対する防護も万全に、私の能力を最大限に使うための物はウェストポーチの中に全て納めた。行ける。

音速旅客機に乗り込み、体をシートに固定する。MNWは使えず、自分がなんなのかすら分からない。

だが使命はある。倒れ伏した妹達の為、原因をいち早く究明する。

全てはそのことに集約され、舞台は白銀のエリザリーナ独立同盟国へ




今回はこれで終わり。
地の文が多いのは私の癖です、読みにくかったりしたら言ってくださいませ。
最大限直す努力はします。
では次の更新まで。
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 21:19:17.63 ID:KCipLEAO
読みやすい、冥土返しがとてもらしかったな。引き込まれる構成だよ、次回を楽しみにしてます。
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/15(火) 21:46:41.75 ID:oF/UIeYo
なんとなく、行き先は北欧かと思ってたww
108 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/16(水) 07:33:50.83 ID:G4vwMwU0
わたしは学生の為、更新時間が不定期になることをお許しくださいませ。

なんで北欧なんでしょうか……?



じわりじわりと私の体を圧迫して行く感触。まだ最高速度を出して居ないのか、まだ不快な圧迫間は纏わり付いている。

上空一万メートルオーバー。
他国の前時代的とされてしまう旅客機が飛び交う空域の上。成層圏の少し下を高速でエリザリーナ独立同盟国を目指して飛ぶ。

いくら体を固定しても降りかかる強烈なGは不快でしかなく、腰に巻いたポー値の中身の重さも合間って拷問に近いものがある。だが、そんな時間は数分で終わる。


私の正面右側に取り付けられたスピーカーから倉庫の方へと移るよう機長から指示が飛ぶのを聞き、シートベルトを外し飛行機の後ろの方へと歩く。

普通、高いGがかけられている中でたって居られるはずもなく、能力で足元を固定しているために余裕であるいて行ける。

照明のまったく無い飛行機の貨物室。最後尾には物資搬出用の拉致が存在する。そんな場所。

「今回の私のミッションは簡単だ、貴女をエリザリーナ独立同盟国の近くへ連れてくること。到着したら最後尾のラッチを開く。それだけだ」

「ええ、有難うございます。あの医者によろしくお願いしますね」

ランプが灯る。
赤から青へ

「ハッチ開くぞ、良い旅を」

「ええ、貴方も無事て帰れると良いですね」

一歩身を踊らせる。
パラシュートもつけないまま。
109 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/16(水) 08:08:59.71 ID:VmbgwWI0

恐ろしいほどの暴風の壁が私の身を叩く。私の体を守るのは普通の服と、ある特殊なメガネ。臆する事は無い、理論上行ける。

空に身を踊らせ、重力に引かれて落下する。数秒で加速を手に入れ、さらに速度が上がっていくのが感覚で分かる。

右手をメガネの蔓に這わせてスイッチを入れる。一瞬のノイズが視覚に走るがすぐにクリアなセカイが見える。

落下速度。
温度。
湿度。
.
.
.

能力使用の最高翌率化のために自作したメガネは本来ならMNWの補助があってこそ進化を発揮するが、MNWが無くともその稼動領域を他のアプリケーションに積み替える事で実現した一品。

ものすごい勢いでデジタルで記された地上までの距離が減っていく。

正確にメガネが動作しているのを確認すると違うアプリケーションを起動する。

それは簡易的に書かれた人間模型の両手両足の横にエンジン回転数を示すメーターと似通った物が映る。

落下中の少ない時間の中で確認し始める。

まず右腕に紫電を纏わせ強弱をつけ、感覚的に行う上げ下げをメガネで確認する。正常に動くのを確認。

その他の確認を行い周囲を見渡す。

「!」

私と似通った、それでいてとてつも無く毒々しい雰囲気をもった雷が迸ったのを見つけた。

そこからの行動は早かった。
110 : ◆DGo8FNliSc :2010/06/16(水) 08:13:43.25 ID:VmbgwWI0

メガネでその雷の位置までの距離を算出。落下予測地点から約10キロ東。

私は体を回転させて雷の落ちた方向に向け、メーターにどれほどの出力を出すかの目印が付くのを確認。放電開始。

両手と足全体から雷を吹き出し無理矢理飛行する。

こんな事をすれば周囲の電化製品全てが全滅するが幸いここはロシアの辺境。気兼ね無く全力で飛ぶ。

目指すは雷の地点へ。

まる

今の時間はこれだけで。


111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 23:26:03.58 ID:3NFgB5Eo
まだか…
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/29(火) 21:58:09.17 ID:IGrPuf.0
気長に待つさ
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 20:56:28.00 ID:PXErtyoo
音沙汰なしだな…
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/20(火) 17:32:24.37 ID:RSRi1Tg0
>>1です
長い間、スレを放置してしまい申し訳ありませんでした。
諸事情で時間に余裕がなくなってしまったため、続ける事が困難になってしまいました。
大変残念ですが、ここで打ち切りという形にさせて頂きます。
スレ見ていただいた方どうもありがとうございました。
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/08/02(月) 20:27:07.59 ID:tepdPG.0
適当にage
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/04(土) 12:14:51.57 ID:WvwJvlEo
書き手のレスがないまま”2ヶ月”以上が経過したのでHTML化のご案内です

続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/

続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
住み良い製作速報を作るため放置スレの削減にご協力お願いします
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/12(日) 00:37:33.07 ID:3uCBuAEo
1週間の間に書き込みが全くなかったので、放置スレと判断してHTML依頼してきます
おつかれさまでした
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