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一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 19:55:08.25 ID:AQs5zMAO
立つかな…?
立ったら書く!
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いつまで旅にでんちゅう? @ 2019/09/19(木) 09:04:08.47 ID:mT+QuOjqO
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先輩「もしもし」 後輩『しもしもー先輩?』 @ 2019/09/18(水) 23:08:40.86 ID:4/BGdP0W0
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【うちの娘。】ラティナ「ルディ、ラティナの縦笛で何やってるの?」 @ 2019/09/18(水) 21:36:16.69 ID:Cezk8JZZ0
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vipクラシック村おこし計画 2019「SEO検索ワード編」 @ 2019/09/18(水) 17:24:45.73
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小日向美穂「観光案内Masque:Rade」 @ 2019/09/18(水) 16:43:58.47 ID:bY3revutO
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【ダンガンロンパ】苗木「まさか大和田クンが>>3だったなんて……」【安価】 @ 2019/09/18(水) 13:50:50.66 ID:bWbXmlD5O
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奴隷商「お前がママになるんだよ!!」女エルフ「ひっ…!?」 @ 2019/09/18(水) 11:56:23.00 ID:cn6lKhIvo
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【コンマ・安価】リキシマン「超人界の頂点にたつ」旧:キン肉マンSS PART肉 @ 2019/09/18(水) 09:34:11.21 ID:FZIsIPBB0
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2 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 19:55:47.25 ID:OGToshco
wwktk
3 :【禁書】一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/28(日) 19:58:48.17 ID:AQs5zMAO
とある魔術の禁書目録の一方通行と打ち止めによるシリアス通行止めssです。

@基本マイペース更新。グダグダになるかもですが、暖かく見守ってやって下さい。
Aこれは通行止めの純シリアス全開ssとなります。ネタやギャグなどは一切ありません。悪しからず。
B情景描写長めです。文章読むの嫌いor会話文好きという方は注意して下さい
C誤字、脱字はご勘弁を
Dこのssの設定↓
・時間軸は一方通行が暗部落ちした後になりますが、22巻の後と考えて貰えるとしっくりくると思います。
・もちろんこの二人は離れて暮らしていますが、もう3ヶ月以上お互いに会っていない状況だと考えて下さい。

それではまったり行きます
4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 20:03:22.17 ID:lByCj2I0
期待
5 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/28(日) 20:05:37.45 ID:AQs5zMAO

「悪ィが、もうお前とはお別れだ。今後一切俺に関わンな」

 学園都市第一位、全ての能力者の頂点に立つ一方通行は両手をポケットに突っ込みながら静かに、それでいてはっきりとそう告げた。

 彼の背中越しにいる少女に聞こえるように。振り返らずとも伝わるように。

「ど、う、して…」

 今にも途切れそうな掠れた声で少女は言葉を絞り出す。
 妹達の司令塔でもある打ち止めには、彼の口からそんな台詞が出てくること自体、全く理解出来なかった。

 目を見開き、体を硬直させ、呼吸も満足に出来ず、ただただ立ちすくむ。

6 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/28(日) 20:13:25.78 ID:AQs5zMAO

「俺と一緒にいたらお前まで命を狙われる。そンなことは絶対にあっちゃならねェンだ。だから……」

「嫌だよ!ずっと一緒にいてくれるって約束したのに、ってミサカはミサカはあなたの矛盾を指摘してみる……」

 彼の言葉を遮るように打ち止めは声を荒げるが、台詞の後半はあまりに弱々しく、全くと言っていいほど力が籠もっていなかった。

 そんな声を聞いて一方通行は大きくため息をつき、目線を下に落とす。しかし、それでも彼は振り返らない。

「あの約束か…、ありゃ無かったことにしてくれ」

 そう言い放ち彼は歩き始める。彼の背中はどこか寂しげであった。
そんな姿を見た打ち止めは彼の腕を慌てて掴んだ。

 彼女の手の感触が、温もりが、震えが、一方通行の右腕へと直に伝わる。

「嫌……、嫌だよ!そんなの絶対に嫌!ミサカはあなたとずっとずっと一緒にいたいよ!ってミサカはミサカは……」

「駄目だ」

 必死に強く訴えかけてくる少女の願いを一方通行ははっきりと断り、拒絶した。そして自分の腕を握っている彼女の指を一本一本ゆっくりと、丁寧に離してゆく。

 やがてその全てを離し終えると彼はまた歩き出した。
7 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/28(日) 20:20:10.48 ID:AQs5zMAO

「待って…、お願い、行かないで…、どこにも、行かないで…ってミ、サカは、ミサ、カは……」

 打ち止めは震える声を必死に振り絞り、彼に懇願する。無駄だと分かっていても、心のどこかで彼が自分から戻ってきてくれることを期待したのかもしれない。

 ……しかし彼は歩みを止めない。振り返りすらしない。たった一言の返答をする気配もない。

 言いたいことはたくさんあるのに。伝えたいことはたくさんあるのに。一刻も早く、目の前の彼の歩みを止めたいのに。

 腕が、足が、口が、自分の体の全てが、金縛りにあったように動かない。
 彼の背中がどんどん小さくなっていく。

 結局、彼の姿が見えなくなるまで少女は一歩も動くことが出来ず、少女の姿が見えなくなるまで彼は一度も彼女と目を合わせることが出来なかった。

 「あ、あ…、あぁぁ……」

 それからしばらく時間が経ってから打ち止めは力尽きたように膝をガクッと折り、その場に崩れ落ちていった――
8 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/28(日) 20:23:27.93 ID:AQs5zMAO
すんません……
急遽、妹と晩飯食いに行くことになってしまった…
とりあえず帰ってきて気力が残ってたら更新します
9 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 20:31:52.61 ID:qfEx0HIo
激しく期待
10 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 21:06:20.48 ID:05HsWIAO
とっても期待
11 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 21:12:06.38 ID:5GEsgG2o
>>1「お別れだ妹、オマエと一緒に飯は食いにいけない」
妹「えっ……?」

これは期待
12 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 22:17:30.32 ID:SPhe7.AO
>>1妹「さぁ早く支度しなさい、と1妹は兄を母親の様にせかしてみます」

なるほど了解した期待
13 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 23:27:04.77 ID:DpU/HEwo
>>1
妹「貴方には妹とご飯を食べるよりもっと大切なことがあるの、って妹は妹は急かしてみる」

理解した。期待。
14 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 00:05:43.43 ID:phlk0IAO
やっと帰ってこれたぜぇ…
あのクソ妹の付き添いのせいで、俺妹見れなかったし…はあ…最悪。
まあ明日テレ玉で見れるしいいけどさ

さて、今日は遅いし寝ようと思いましたが、皆さんが期待してくれてたのが嬉しかったので今から更新しちゃいます!

期待してくれた方々、本当にありがとうございます。マジ泣けるわぁ…

それではどうぞ!
15 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 00:16:16.02 ID:phlk0IAO

――刹那。
彼女の周りの世界が変わる。まるで景色が瞬間移動したかのように。
 そこは建物と建物の間に挟まれた、暗く、埃っぽい場所。

どこかの路地裏だろうか、打ち止めはふとそんなことを考えながら辺りを見渡した。

そして気づく。
目の前に広がるおびただしい量の、赤い、紅い、朱い、液体に。その鮮やかなカーペットの上でうつ伏せに転がっている人間に。

 少女は思わず口を手で抑えた。体全体が硬直し動けない。しかしそれ以上に動かないのは目の前に横たわる、人。

 かすかに震える少女と、まるで無機質な物体のように微動だにしない少年。
その少年は彼女が世界中の誰よりもよく知る少年にあまりにも似すぎていた。

「うそ…、な、んで…」

この体型は。
この服装は。
この髪型は。
この電極は。
16 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 00:19:41.41 ID:rgi9huQo
私だ
17 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 00:19:47.84 ID:phlk0IAO

「だって…、そんな…」

 彼と違う部分を探そうとすればするほど、彼と同じ部分が見つかっていく。
例えるなら、異なる部分が一つも無い二つの絵を見比べて、間違い探しをしているような感覚。

 もちろん異なる部分が一つも見つからないということは、この少年は彼女のよく知る少年と完全に一致したということであり、それはすなわち目の前にいる少年が彼女のよく知る少年そのものだということである。

「ねぇ……、何か、言ってよ、ってミサ、カは…」

 真っ赤に染まった少年の体に彼女は手を伸ばした。

ツメタイ。

触れた瞬間に感じる圧倒的なまでの温度差。
 たて続けに少年を仰向けにして、胸へと耳を当てる。

ナニモキコエナイ。

聞こえるのは、さき程からうるさいほどに乱れた自分自身の呼吸音だけ。

 ゆっくり少年の顔へ目を移すと、瞳は固く閉じられ、普段とは比べものにならないほど青白くなった肌が鮮明に視界に飛び込んでくる。

「……っ!!」

 彼女は全てを理解した。いや正しくは、理解させられた。

 数秒後、暗い路地裏には一人の少女のこの世のものとは思えない、悲痛な叫び声が響き渡る。
18 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 00:27:15.83 ID:phlk0IAO

「っ!!」

 気がつくとそこは見慣れた景色。見慣れた部屋。そして見慣れたベッドの上。
打ち止めは乱れきった呼吸を整えながら体を起こし、ゆっくりと周りを見渡す。

気持ち悪いほど汗だくになった自分の体、窓の外からはうるさいほど耳につく雨の音。
時計が指す時刻は午後十一時。

そしてようやく状況を理解する。

「はあ、はあ…、ゆ、夢…?」

どうやら気づかないうちに寝てしまっていたらしい。確かに、考えてみれば夕方頃からの記憶がない。
 家の中は真っ暗で人気がなく、雨の音だけが途切れずに響きわたっている。

そういえば今日は芳川も黄泉川も用事で出かけてるんだっけ、と彼女は頭の中で二人のことを思い出した。
19 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 00:29:57.89 ID:phlk0IAO

 ゆっくりと深呼吸を繰り返し自分を落ち着かせ、ぽつりと呟く。

「……それにしても妙に現実味のある夢だったなぁ、ってミサカはミサカは戦慄してみたり」

普通の夢ならば夢で良かったと安堵し、早々に二度寝の体勢に入るのが妥当だろう。
しかし、彼女の見た夢はあまりにも鮮明で、残酷で、現実的すぎた。

 嫌な予感が頭をよぎる。
言うまでもなく彼女が見たのは所詮夢であり、今ある現実とは全く違うもの。

 だが、もしも。
これが現実に起こったら?
これから起こることだとしたら?
既に起こっていたとしたら?

そう考えただけでも恐ろしく、いてもたってもいられない。
20 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 00:30:21.49 ID:/SFe/wAO
なんて不吉な悪夢を…これは期待
21 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 00:34:34.16 ID:RE0txQAO
酷い…
真逆の内容の「どうかしてるぜェ!」スレと並ぶとか
間違えて選んだ人のテンション壊れるってばよ
22 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 00:35:06.67 ID:phlk0IAO
「あの人に、会いたいよ…、ってミサカはミサカは正直な気持ちを言ってみる…」

そう呟くと彼女は受話器を手にとり、震える手で一方通行の携帯へと電話をかけた。

数コールの呼び出し音。
その音は気味が悪いほど機械的で、思わず受話器を持つ手に力が入る。

「お願い…、繋がって…」

その願いは虚しく、聞こえてきたのは留守を知らせるアナウンス。

何回繰り返してみても、彼の家の電話にかけてみても、結果は変わらなかった。

 ――不安は募る。
どうしても、夢の中の彼と重なってしまう。
今でも明確に思い出す、さっき見たばかりの悪夢。色、音、景色、全てが脳に焼き付いて離れない。

 胸が締めつけられ、呼吸は苦しくなり、体は小刻みに震え始める。

彼女は言われなくても気づいていた。考えているだけでは何も変わらないということを。
 そう、行動しなければ始まらない。迷ってる暇なんてない。

 気がつくと打ち止めは彼の家に向かって走りだしていた。

23 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 00:40:20.53 ID:phlk0IAO
今日はここまで!
何度も言うようですが、この作品はシリアス全開ですww
最近はネタのssばかりなので、新鮮かなーと思い書き始めました。
とりあえず、期待してくれる人がいる限りは頑張って更新していきたいです。
それでは、さよならすとおーだー。
いい夢を。
24 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 00:47:16.23 ID:NtEuwi6o
おつー
25 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 00:55:11.59 ID:ckobsjk0
おつおつ

最近こういうシリアス系の通行止めって少ないから頑張って
超期待してる
26 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 01:02:49.26 ID:EaiSNhE0
>>1乙!!
期待してる。
真逆の「どうかしてるぜェ!」スレと続けて読むと、色んなモノが倍になって込み上げてくるな……。
27 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 01:18:00.14 ID:4BsWfYAO
スタンドバイミサカー!!
28 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 01:26:12.06 ID:/SFe/wAO
怖いけど読んでしまう…乙!妹さんと仲良く
29 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 13:01:15.85 ID:phlk0IAO
昼だけどおはよーございます
とりあえず、期待してくれてる人が結構多いことが分かりました
本当にありがとうごさいます
それじゃ、今から少し投下していきまっせー
30 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 13:07:23.00 ID:phlk0IAO

「はぁっ、はぁっ…」

 外は予想を遥かに超えるどしゃ降りだった。しかし彼女はそれを気にする余裕など無く、傘もささずにひたすら走る。
時間も夜遅く、雨も降っているからか、外には誰一人として歩いている者はいない。

 今振り返ってみれば、彼女があの少年の夢を見ることはこれが初めてのことではなかった。以前のように、いつも一緒に過ごすことが出来なくなった今となっては、むしろ彼の夢を見ないことの方が少なくなっている。

 その度に胸は痛み、彼に会いたい気持ちでいっぱいになる。
だが、実際に会うわけにはいかない。会えばきっと自分はあの人の迷惑になってしまう。あの人をまた傷つけてしまう。
それだけは絶対に避けたくて、彼女は自分の気持ちを無理やり抑えこみ、ずっと我慢してきた。

 しかし、あの夢を見てしまった今となっては、それはもう限界であった。

31 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 13:10:20.04 ID:phlk0IAO

 雨は瞬く間に彼女の全身を次々と濡らし、流れていく。それは幼い少女の小さな体を確実に冷やしていった。
しかし、彼女はそんなことは全く気にもとめない。

「はっ、はぁっ、早く……」

 あの人に会いたい。その気持ちだけが彼女を走り続かせる。息はあがり、胸は苦しく、口の中はカラカラに渇いていた。

 息を荒げながらも、心の中で彼女は考える。
 あの人に、ミサカと最後に会ったのはいつだったか覚えてる?って聞いたらどう答えるかな。
きっと無愛想に二ヶ月、三ヶ月前くらいかァ?って答えるんだろうね。
そしたら、ミサカは言ってあげるの。
違うよ。三ヶ月と十六日前だよ、って。

 会いたいと想う気持ちは日を追うごとに増していき、今日に至る。

 しばらくして、彼女は家を出てから一度も休むことの無かったその足を止めた。

32 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 13:15:25.34 ID:phlk0IAO

「はあ、はあ…、着いた……」

 全力で走ってきた甲斐もあってか、一方通行の家には比較的早く着くことが出来た。
外から見る限りでは、部屋の電気はついていない。物音もしない。

それでも、わずかな可能性を信じて、震える指先でゆっくりとインターホンを押す。
独特なチャイムの音が二回、部屋の中へと響くのが聞こえた。

……しかし、いつまでたっても反応は無い。

もう一度押してもやはり反応は無く、何度押してみても一向に彼が出てくる気配は無かった。 会えないことによって彼女の不安は更に募る。

「どこに、いるの…、ってミサカは、ミサカは…」

何度否定しても、何度忘れようとしても、夢の中の彼と重なってしまう。もしかしたら二度と会えないのではないか。
 そんな気持ちが頭をよぎった。

 再び、彼女は勢いよく走りだす。行くあてなんかあるはずもなく、彼がいそうな場所なんて検討もつかない。

 それでもあの人に会いたい、彼女はその一心で彼を探すために必死に走って、走って、走った。
33 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 13:20:27.57 ID:phlk0IAO

 雨は相変わらず止む気配などなかったが、彼女は休むこともなく走り続ける。ただ、彼を捜すことにあまりに夢中になりすぎて、足元の小さな段差に気づくことが出来なかった。

「あっ!?」

不意に足をとられてバランスを崩し、そのまま地面へと派手に転倒する。

「いっ、たぁ……、く、ない、ってミサカはミサカは、あの人に会えない苦しみに比べたらこんな怪我…、全然痛くなんか……」

服は泥だらけになり、膝と腕を擦りむき、少なからず出血もしていたが彼女はそれらを気にせず、すぐに立ち上がりまた同じように走り出す。全ては彼と会うためだけに。

もちろん、この広い学園都市で簡単に彼を見つけられるわけが無いことは分かっている。
 しかし、それでも捜すことによって会える可能性は少しでも上がるはず。彼女はそう考えて少年を捜し続けた。

彼の家の周り。
公園。
コンビニ。
それから路地裏。

必死な彼女の長時間による捜索も虚しく、どこを捜しても彼の姿は見つからなかった。

34 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 13:23:56.61 ID:phlk0IAO
ここで一休み!
続きは今日の夜8時過ぎくらいになるかなー
とりあえず、気長にごゆるりとお待ちくださいww
35 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 18:27:16.84 ID:mwx1Wgwo
ちょっと打ち止め保護してくる
36 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 18:49:59.19 ID:fGhAjgAO
「いっ、たぁ……、く、ない、痛くないわーあの人に会えない苦しみに比べたらこんな怪我、全然痛くなんかないわー……でも大事とって病院いこ☆」
37 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 18:54:40.75 ID:ckobsjk0
>>36
はいはいワーストちゃんは大人しく病院に行こうね
38 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 21:07:58.19 ID:phlk0IAO
ちょっと遅れてしまいましたが、今から少し投下しまーす
39 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 21:10:18.64 ID:phlk0IAO

「はぁ…、はっ、げほっ、げほっ!」

 呼吸することさえ苦しくなったのか、初めのうちにあったはずの元気はすっかり無くなり、その容姿は普段の彼女からは想像も出来ないほどボロボロになっていた。
見ているこっちが思わず、顔をしかめてしまうくらい、あまりにも痛々しい。

 幼い少女の疲労は心身共に、とっくに限界を超えていた。

「っ…、くっ、うぅ……」

 結局、彼を見つけられなかった彼女は彼の家の近くの公園へと戻ってくる。
フラフラと足を引きづり、目は虚ろで生気は無く、服は泥にまみれびしょびしょで、小さな体は芯まで冷え切っていた。

「っ!!」

 両足がもつれ、地面に尻餅をつく。すぐに全身に力を込めて立ち上がろうとしたが、体が言うことを聞かなかった。

「ごほっ…、あ、はは…、もう、限界なのかも、ってミサカはミサカは…、自分の体力の無さを実感、してみたり…」

 彼女はそのままそこへ座りこむ。雨は一層激しさを増し、冷え切った少女の体を容赦なく襲った。
何度力を振り絞ってみても、何度立ち上がろうとしてみても、ボロボロの体は一向に動く気配はない。
40 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 21:13:04.07 ID:phlk0IAO

――動けなくなってから、どれくらいの時間が経っただろうか。

「結局…、あの人のこと、見つけられなかった…、ってミサカは、ミサカは……」

 不意に、彼女は自分自身へと暗示をかけるように言い聞かせ始める。

 今日はたまたまあの人が見つからなかっただけ。
きっと、待っていればあの人はちゃんと帰ってきてくれるはず。ミサカが助けを呼べば一目散に駆けつけてきてくれるはず。

だけど……
もしも、あの人に二度と会えないとしたら…?
もしも、あの夢が現実になったとしたら…?

「嫌…、だよ。このまま、お別れなんて…。あなたに、二度と、会えないなんて、絶対に嫌だよ……」

 そんなことを考えただけで、胸が張り裂けそうに痛い。
体中が悲鳴を上げ、視界は霞み、周りの音は聞こえなくなっていく。周りの匂いも、雨が肌に触れる感触も、全ての感覚が体から消えていく。

41 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 21:15:51.84 ID:phlk0IAO

『もうお前とはお別れだ』
彼が夢の中で彼女に向けて放った言葉。今でも頭の中から離れない。思い出すだけでも哀しく、切ない気持ちになる。

「ねぇ…。お願いだから、二度と会わないなんて、言わないで…。あなたの、言うこと…、ちゃんと素直に聞くから…」

息が詰まる。胸が痛い。呼吸も満足に出来ず、死んでしまいそうなくらい苦しい。

「ミサカね、もう騒いだりしないよ…? ちゃんとあなたに言われた通り大人しくする…。嫌いな野菜も残さず食べるし、欲しい物だって我慢する…。勉強も頑張るし、掃除だってちゃんとする…。料理だって作れるようになるし、もうあなたの迷惑になることは絶対しない…。あなたの言うことも全部聞くし、ちゃんといい子にするよ…。だから、だからお願い…、ミサカを一人にしないで……。どこにも行かないで…、って、ミサカは…、ミサカは……」

 それは雨の音にかき消されてしまうほど小さく、今にも途切れてしまいそうな儚い声。
しかし、そこには彼女の哀しいほどの望みが、切ないないほどの願いが込められていた。

42 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/11/29(月) 21:18:29.15 ID:phlk0IAO

 ふと考える。
思えば、あの人はミサカをいつだって命がけで助けてくれたのに、ミサカはあの人に一体何をしてあげられただろうか?
ミサカがいなければ、あの人は能力を失うこともなく、傷付くことも無かったのではないか?

 普段は考えもしないような疑問が次々と頭の中に浮かんでくる。何度違うと言い聞かせても、頭の中にこびりついて離れない。負の感情に押し潰され、狂ってしまいそうだった。

「ああ…、そっか、そうなんだ。きっと、これは罰なんだ…。ミサカがあの人に、何もしてあげられないから…、神様が怒ったんだね…。なら、仕方ない、よね…。だって、悪いのは全部ミサカ。あの人は、何も悪くない…。だからミサカは、あの人には…、もう二度と……あ、えな……」

やがて、彼女は壊れた人形のように全身の力が抜けた。頭は支えが無くなったようにうなだれ、両腕は力が抜けたように垂れ下がる。

そして絞り出すように一言。

「た、すけ…、て」

 それからは、もう何も感じなかった。何も気づかなかった。
 体の震えが止まらないことも、声が出なくなっていることも、うるさいくらいの雨の音も、泥臭い地面の匂いも、目の前にいる人の存在さえ。

何一つとして、気づかない。
43 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/29(月) 21:19:39.29 ID:phlk0IAO
とりあえずここまで!
てか今更ですが、このss思ったより全体の文字数少なかった…
なんだかんだレス数上がらずに早く終わってしまいそうですww
でもだらだら続けるのも嫌なので、予定通りに進めたいと思ってます。
こんなことなら、まとめて総合スレにあげれば良かったと今更後悔……
44 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 21:22:26.41 ID:/SFe/wAO
乙です!ああ…打ち止めァ…
45 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 22:07:24.73 ID:5Krn6QI0
ちょ、続きが気になって眠れない

どうしてくれンですかァ?
46 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 22:14:50.72 ID:ckobsjk0
>>45
あなたはさっさと打ち止めを迎えに行きなさい
47 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 22:20:08.96 ID:245gAxQo
>>目の前にいる人の存在さえ。

誰なんやろか。
48 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 22:40:50.78 ID:ItsZUoAO
私だ
49 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 23:19:19.62 ID:ZV6K8NQo
お前だったのか
50 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 01:50:54.31 ID:w7zcw9ko
まったく気付かなかったぞ
51 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 03:40:24.27 ID:zqs/Fd6o
暇を持て余した
52 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 04:19:05.31 ID:aZzu6EQo
アステカの
53 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 09:23:51.25 ID:g5yOIAQo
皮被り
54 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 10:56:04.94 ID:wAJLPkAO
エツァリお兄ちゃん…
55 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 15:33:41.57 ID:ZDPw.IAO
えー>>1です
今日は更新できないかもです
続きが気になる方もいるみたいですが、どうか気長に待ってて下さい

>>48‐58
ちょww
この展開は思いつかなかったww
こーゆーのも悪くないなww

56 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 15:36:22.75 ID:ZDPw.IAO
安価ミスったorz
>>48-54
57 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 21:10:04.20 ID:qz1AjfEo
趣向としては好きだけど台詞が陳腐で携帯小説臭がする

もっと単純な感情を羅列してるほうが打ち止めにはあってるとおもうって>>57>>57は批判ともとれる感想を羅列してみる
58 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 02:35:54.63 ID:gmYvUcAO
>>57
それは仕方ないんだww
俺がシリアスもの書くとどんな作品でも携帯臭くなっちまうのさww
自分でも自覚してるww
でも貴重な意見ありがと
誉め合い馴れ合いが好きじゃない俺にとっては、駄目な部分はちゃんとこんな感じに指摘して貰いたいんですよ
まあ携帯臭さは直せないがww
59 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 16:42:56.30 ID:hUrbwAAO
BGM
山崎まさよし「One more time, One more chance」
http://www.youtube.com/watch?v=BqFftJDXii0&sns=em
60 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 19:07:07.75 ID:ZMOrN.AO
>>59

泣いた
61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/01(水) 22:10:43.27 ID:gmYvUcAO
>>59
これは泣いたww
ぴったりすぎるだろww


そんじゃ展開早すぎますが、この話も後半へと入ります。
張り切って投下ー
62 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/12/01(水) 22:17:47.69 ID:gmYvUcAO

 奇跡。
それは普通では起こりえないような出来事を指す言葉。
もし、そんな綺麗なものを本気で信じてる人がいるのなら笑い飛ばしてやりたい。
信じるだけ無駄だと。
それは、誰一人予想していない時にだけ突然やってくるものだから。

「……っ!」

 遠くから何かが聞こえたような気がした。ついに幻聴まで聞こえるようになってしまったかとも考えたが、違う。今でもはっきりと聞こえてくる、誰かの足音。

 きっと、顔を上げてみればその音が誰のものかなんて簡単に分かるはず。しかし、現在の打ち止めはそんな簡単なことすら叶わないほど衰弱していた。どんなに頑張ってみても、ぐったりと俯いたままの顔を上げることが出来ない。

 足音は時間が経つに連れて段々と近づき、やがて彼女の前でピタリと止まる。
そして、何者かが彼女の肩を掴み、前後に体を優しく揺すった。

「おい…」

その声を聞いた瞬間。
その手が触れた瞬間。
彼女の全身に今までの感覚が蘇る。動けなくなってから、何も感じることのなかった体に次々と力が戻っていく。

土の匂い。
震える体。
冷たい雨。
乱れた息。
誰かの声。
聞き慣れた少年の声。
それは、懐かしいあの人の声。

「おいっ!聞いてンのか!?」

体が動くようになっていることに気づいた彼女は、その声がする方向へ視線を上げていく。
震える体を抑えつけて、高鳴る鼓動を抑えつけて、静かに、けれど確実に。
ゆっくりと、ゆっくりと。

そして。

63 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/12/01(水) 22:19:44.08 ID:gmYvUcAO

――視線がぶつかる。

 そこには、彼女にとって余りにも見慣れすぎた少年の姿が。
紅い瞳に白い髪。
細い体に白い肌。
彼女が今誰よりも一番会いたかった相手。長い間ずっと待ち焦がれていた相手。

 学園都市最強の超能力者、一方通行がそこにいた。

「お前、何やってンだ…?」

その声は彼女がずっとずっと聞きたかった声で。
その姿は彼女がずっとずっと会いたかった姿で。
何一つとして変わることもなく、彼は目の前に立っていた。

「っ……」

時間が止まり、景色が揺らぐ。
喉が詰まり、上手く話せない。
これはもしかしたら、また夢なのかもしれない。試しに頬を指でつねってみる。
……痛い。夢じゃない。

「だから、何してンだって聞いてンだよ!」

彼の真剣な眼差しが痛いほど訴えかけてくる。
そう、これは現実。夢でも幻でも偽物でもない、本当の世界。
それなら目の前にいるこの人は…、誰?

64 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/12/01(水) 22:21:31.99 ID:gmYvUcAO

「本、物…?ってミ、サカは、ミサ、カは…、尋ねて、みた、り…」

 震え続ける声を必死に振り絞り、どうにか言葉にすることが出来た。
胸が強く締め付けられ、鼻の奥がツンと痛む。
視界が段々ぼやけて、喉から何かがこみ上げる。
後から後から溢れてきて、どんなに頑張っても抑えきれない。

「はァ? …ったり前だろォが。俺はクローンなンざ作った覚えはねェぞ」

その声はそのまま彼女の耳を通して心に突き刺さり、そしてようやく確信する。
今目の前にいる彼は本物だ。やっと会えた。彼はどこにも行っていないし、死んでなんかいなかった。あれは全部悪い夢だったんだ…、と。

 それらを理解した瞬間、彼女の心の中で何かがはじけた。

「ふ…、う、…うわぁぁぁぁぁああああああああああん!!!!」

気づくと目の前にいる彼にしがみついていた。彼の存在を、大切な人の存在を確かめるように。
 彼女の目からは大粒の雫が次々とこぼれ落ちていく。
まるで限界までせき止められたダムが決壊するかのように、切ない想いがこみ上げて、溢れる涙は止まらない。
65 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/12/01(水) 22:23:25.38 ID:gmYvUcAO

「お前……」

 突然の出来事に一方通行は戸惑いを隠せないようだったが、今の彼女の状況を見て推測し、ある結論を出す。

「お前まさか…、また誰かになンかされたのか!?」

彼のこの疑問は、今の状況だけを取って見てみれば正常な考えだった。
 幼い少女が深夜遅くに誰もいない公園に一人でいること自体がおかしい。おまけに全身ずぶ濡れになり怪我もしていて、声をかけた瞬間に泣き始めるのだから、何もないと考える人の方が異常だろう。
 しかし今回の場合に限っては、結果的に彼の推測は取り越し苦労の的外れ。全くの誤解であることを伝えなければいけない。

「ひぐっ、うううぅぅぅぅ…」

彼の心配した言葉を聞いて、彼女は情けない気持ちになる。

ああ。
まただ。またこの人はミサカの心配をしてくれている。
こうなったのは自業自得なのに。
笑わなくちゃ。泣いてなんかいられない。
心配しなくても大丈夫だよ。あなたが心配することなんて何にもないんだよ、っていつものように笑わなくちゃ。

泣いてなんかいられないのに、笑わなくちゃいけないのに、溢れ続ける涙は一向に止まってくれない。

66 :一方通行「お別れだクソガキ」打ち止め「えっ……?」 :2010/12/01(水) 22:26:22.19 ID:gmYvUcAO

「くそったれ…、誰だァ?どこの誰にやられた!?今すぐに見つけ出して…」

「ぐすっ…、ちが、う…、違うの、ってミサ、カはミ、サカは…、誤解を、解いてみる…」

彼の言葉を遮って彼女は声を絞り出す。
 涙を抑えることが出来ないのなら、笑ってみせることが出来ないのなら、せめて彼に今までのことを全て話そうと彼女は考えた。
今の自分が彼に対して出来ることなどそれくらいしかないのだから。

「違う…?だったらなンで…」

「夢を…、ひっく、…夢を、見たの…」

「…夢?」

「ひぐっ、うん…、夢の、中で、あな、たが…、ミサカに二度、と会わ、ないって言って…」

「…あァ」

「ミサ、カを一人、にして…、どこか、遠くに行っ、ちゃうの…、ぐすっ…」

「……」

「それ、でね…、ひぐっ…、最後には、あな、たが、ミサ、カの前で、血を、流して、し、死ん、じゃってる、の……」

「もうイイ……」

「ぐすっ…、それ、が…、それ、が現実、になっちゃったら、って思う、と…、ひっぐ…、怖、くて、怖くっ、てぇ…、いても、たっ、ても、いられなく、なって…、ってミサ、カはミ、サカはぁ…、うぅぅぅ…」

「もうイイ分かったから、それ以上喋ンな……」

 一方通行はそれだけ言うと、力強く打ち止めを抱き締めた。
雨で冷えた体を温めるように、怯えた少女を安心させるように。

「…ぐすっ、ううぅぅぅ…、こわ、かった…、こわかったよぉぉぉぉ…」

 彼女も彼に応えるように力を込めてしがみつく。
彼がどこかに行ってしまわぬように、二度と離れることなどないように。

67 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/01(水) 22:27:33.08 ID:gmYvUcAO
ここまで!
それにしても臭ぇ台詞ww
ここまでベタでありきたりなssしか書けない自分が怖いww
誰でもいいから俺に文才分けやがれww
68 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 22:37:21.07 ID:Jr3q5Ss0
おつおつ

この俺を泣かすとはやるじゃねーか
69 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 22:58:34.02 ID:/6O7DlIo
でもベタっていいよね
王道っていいよね

支援するんだよ!
70 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/01(水) 23:31:15.98 ID:hUrbwAAO
原作しっかり読み込んでるだろ
文体にオーバーラップさせるもんがある
なんつーか読んで得した気分だ
幸せってこーゆー出会いも指すもんだろう
71 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/02(木) 00:39:03.60 ID:JEu0mSI0
なかなかおもしろいと思う支援
72 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/08(水) 21:01:09.28 ID:67QtGi20
続きが楽しみ支援
73 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/02(日) 17:51:16.21 ID:qD8mjqco
もう1月立つんだが
74 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/04(火) 23:13:20.35 ID:wCG6.2AO
待ってるぜ
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:12:28.87 ID:r9M0NMLd0
ちょっと上げてみる
まだかなぁ
76 :lain. [sage]:2011/02/19(土) 00:57:43.51 ID:???
SSスレッドは、SS速報VIP【http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/】へ移転することになりました。
それに伴いこちらのスレッドをHTML化させて頂きます。
スレッドを立て直す際はSS速報VIPへお願いします。
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