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▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-19冊目-【超電磁砲】 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :◇◇ 認知度アップのためにも 『age進行』 にご協力ください。 ◇◇ [saga]:2010/12/12(日) 18:02:29.20 ID:XBTR.TEo

 [ このスレなあに? ]
「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS投下用総合スレッドです。
2chは規制されている、スレを立てにくい、という方は当スレをご利用ください。

・どんなに短くても長くても迷ったらGO投下!
・未完成作品、投下中断もOKです。中断回数はほどほどに。
・再開時には前回投下したものをお知らせしてください。
・可能な限り話の趣旨(カップリング、エログロ表現、ジャンル等)やレス数について投稿前に一言記述を。
・投下は他の書き手さんの迷惑にならないように速やかに行いましょう。

その他にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換など、いろいろとお役立てください。


 [ 前スレ ]
 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-18冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1291435546/


 [ 姫神秋沙さんとのおやくそく ]
・投下する時は。名前欄に。タイトルや総レス数を。記載するといい。
・新刊のネタバレ解禁は。発売日の翌日。破ったら。魔法のステッキでお仕置き。
・ここは。複数の書き手さんがいる。安価作品は。やめた方がいい。
・毎月中旬。接続できなくなる。数日で元に戻るから。心配しないで良い。
・荒らしや変な人は。スルーしましょう。公式での。私や御坂さんの扱いのごとく。


 [ その他ルール ]
>>980を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価を。
・可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください。
・前スレが埋まったのを確認した人は以下のスレにて『前スレのHTML化依頼』をお願いします。
・またその際、重複依頼を回避するために現行スレで宣言を行ってください

 HTML化依頼スレ Part1
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/


 [ その他注意 ]
・この板では、一部の単語にフィルターがかかっています。
・メール欄に半角で『saga』(←sageじゃないよ)と入れると解除できます。
・下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます。

 パー速機能覚書・テスト
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1274855909/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 18:05:17.41 ID:XBTR.TEo
 [ 過去スレ一覧 ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-16冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1288/12884/1288428782.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-17冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1290/12900/1290001348.html


 ◇これ以前のログはこちらから。
 http://ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1285/12856/1285633664.html#a2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1285633664/2(専ブラ用)



 [ 誘導 ]

 お勧めの禁書・超電磁砲SSを教えろください4
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1291464750/

 ふと思いついた小ネタ(タイトル含む)を書き込むスレ5
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1291964299/



 [ 関連リンク ]

 とある魔術の禁書目録U〈インデックスU〉公式サイト
 http://www.project-index.net/

 とある魔術の禁書目録 Index@wiki
 http://www12.atwiki.jp/index-index/

 自分用まとめ ◆「とある総合スレ記事一覧」
 http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1515.html

 禁書SS@製作速報 まとめWiki
 http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/
3 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 18:25:52.44 ID:zFAeHhwo
             _ ̄>三二   ミ、  ,、ゝ‐- 、 |r-、/  /  |.    
              二` ミ-  _  ヽ/  - 、 `   ヽ / // }/ 
              ―= ニ ― ニ   .〉,ィ‐- 、__,〉  _,, 〉  ///-
             :‐:'": ヽ三 _  /〈 弋エヽ ヽ /ィェュ}.|////:
             : : : \ミ.二 _彡, -、}    /´'  } l`ヽ  〉 // 
             : : :ヽ-=ニ__ '" { ヾ `ヽ     ィ  ヘ  / 〉彡':,
                `メ‐ '' ~   ヽ、lイ } _,z孑于テミx、Yr' : / 
                  :.ノ//ィ  _ヽ! 弋二二二二{r‐'了    >>1乙ですねー
                    :  ̄:` ―:l\  ̄  ̄  ̄. .|::::::| 
                          :|  `> -- ‐ '<'_::::
                    | ア¨¨¨¨¨゙\::::::::::八'/\:::∨/\
                   │/      ∧::::::|\ ̄ \く\/〉
                    j/      //ハ:::::|  丶  \:`丶、
                  /      //  }:ノ    \/  \:::`ヽ
                /        //          ヽ   `丶::)
               /       .イ/          . : '; : .   \
              /       /ーY . : : : : : : : : : : : : .ニ二二二    \
             /       ∠( 二i{: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}: : : : : .   }
          _/      / _,>圦 : : : : : : : : : : : : : : : : ノ : : : : : : : : : ;
           /     /{∧.     \ : : : : : : : : : : :二二二ニ: : : : : : :/
           /      // 'ーヘ       ー-=ニ二ニ=<: : : : : : : : : :/


そろそろテッラさんの時代が来てもいい筈だ
4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:05:28.11 ID:.7I8ts6o
>>1乙々

前スレ>>996
語尾程度で特徴が無いなんていうのは書き手のレベルの問題だと思うのである
5 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:08:12.08 ID:39IftdQ0
前スレ度胸だって言われたから投下します!
15スレくらいお借りします。
アステカの人と打ち止め
6 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:08:59.38 ID:39IftdQ0


打ち止め「今日も日課のお散歩ってミサカはミサカは元気いっぱい!」トテトテ

打ち止め「大好きな公園のベンチに座ってお小遣いで缶ジュースを買うんだ! ってミサカはミサカには届かないことに気づいて驚愕」

打ち止め「ぐぬぬ…… やるなこの自動販売機ってミサ」

???「どうされました? 可愛いらしいお嬢さん」

打ち止め「あなたはだれ? ってミサカはミサカは声をかけてくれた人に尋ねるの」

???「僕ですか? 僕は通りすがりのしがない学生ですのでお気になさらず」

打ち止め「でも、そういってもあなたの名前が分からないとお喋りするのにちょっと困るの、ってミサカはミサカは考え込んじゃう」

???「そうですねそれは困りましたね。貴女を困らせるのは僕の本意ではありません。越有と呼んでください」

打ち止め「えつありさんなのね? ってミサカはミサカは再確認」

越有「ええ、その通りです。聡明な貴女に敬意を表します。よろしければお名前を拝借してもよろしいでしょうか?」

打ち止め「えへへ♪ あらお上手ね。悪いお方。なんてマンガで読んだような台詞をいっちゃう。ミサカの名前は打ち止め(ラストオーダー)っていうの、ってよく考えるとミサカなのか打ち止めなのか初めて聞いた人は困っちゃうね、ってミサカはミサカは悩んだりして」

越有「あははは、では打ち止めさんと呼ばせて頂きますね。お近づきの印に飲み物でもご馳走しましょう」

打ち止め「わーい! 思わぬ棚から牡丹餅にミサカはミサカは喜んだりーー!!」

越有「難しい言葉を知っているのですね。素晴らしい。ヤシの実コーラでいいですか?」

打ち止め「……うん! ありがとー、ってミサカはミサカは思わずご馳走してもらえるとに喜びを体で表現」ピョンピョン!

7 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:10:17.04 ID:39IftdQ0


越有「どうぞ」プシュッ

打ち止め「あっ、開けてくれたんだね! ありがとう! ゴクゴクってヤシの実コーラの味を味わいつつ、ミサカはミサカは炭酸の凄さに驚きを隠せない」

越有「打ち止めさんはいつもお一人で公園を散歩してらっしゃるのですか?」

打ち止め「うん、だいたいそうかなー? たまにヨミカワとかヨシカワとかとも散歩するけどミサカはミサカは思い返してみる」コクコク

打ち止め「でも、本当はあの人とと一緒に散歩したいんだー」

越有「……失礼ですが、あの方とはどんなお人なんですか? よろしければ教えていただけますか?」

打ち止め「いいよ。ってミサカはミサカは答えたり、って…… あっ、あの人には内緒だよ? って念押し」

越有「ええ、約束は守りましょう。ご安心ください」

打ち止め「うん。あのねあの人は顔は怖くて見た目真っ白でツンデレさんだけど、心はとてもとても白くて純粋なの」

越有「そうですか、その方を相当慕っているのですね」

打ち止め「うん! ミサカはあの人が大好きなの。燃えるような真っ赤な目も、透き通るくらい真っ白な髪も肌も、優しいけどぶっきらぼうに撫でてくれる手や怒ったときの拳骨も、優しく抱き寄せてくれる腕も、私にしか向けない捻くれた笑顔が大好き」

越有「とても、好きでいらっしゃるんですね」

打ち止め「なんでわかるのー?」

越有「フフッ、それはですね。貴女のその方を思い返すときに出る顔を見ると、その方がどれだけ好きか分かりますよ?」

打ち止め「きゃー恥ずかしい!、ってミサカはミサカは赤面する顔を手で隠してみたり」
8 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:11:23.09 ID:39IftdQ0


打ち止め「でもね…… あの人は最近ずっと帰ってこないの。家に置手紙みたいなものを置いていったまま」

越有「そう…… なのですか」

打ち止め「あの人の顔が見たい。MNWで思い出せるけどちゃんと顔が見たいの! 抱きしめて欲しいの! あの人の手を握り締めたいの握り返して欲しいの!!! 打ち止めって名前を呼んで欲しい、ううん、クソガキでもいいあの人の声で私をちゃんと……! ちゃんと!! わぁあああああんんんん」

越有「す、すみません! 余計なことを聞いたせいで思い返させてしまって。まさかそのような複雑な事情があるとは思いもよりませでしたので」ナデナデ

打ち止め「えっく…… ふえっ…… ひぐっ……… ううんミサカこそごめんなさい。あなたと話していたらなんだか思い返してしまって」

越有「私と…… ですか?」

打ち止め「うん。そうなの…… うまく言えないけど、感じというか匂いというか、なんだかあの人と同じ感じがして」

越有「それほど慕われている方と同じような感じと思ってくださるとは、とてもとても光栄です」purururur

打ち止め「あなたのでんわ?」

越有「おやそのようです、ちょっと失礼して…… ええ、その近くです。分かりました」pi

越有「名残惜しいのですが、ちょっと急用ができてしまいまして」

打ち止め「ううん、いいの。ありがとうお話できて楽しかった、ってミサカはミサカはえつありさんに感謝!」

越有「いいえ、私こそお逢いできて本当によかった。またいつか機会がありましたら」
9 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:12:17.19 ID:39IftdQ0


打ち止め「またお話しようねー! ミサカはミサカは手をブンブン振ってみたりー」

越有「僭越ながら少しだけ」

打ち止め「ん? 何かなって、ミサカはミサカは手を下ろしてみたりする」

越有「多分彼も打ち止めさんと同じように思っているはずです。でも、何かしらの事情で貴女の傍に居られないだけ」

打ち止め「そ、そうかなぁ? ってミサカはミサカは首を捻ってみたり」

越有「貴女が言うように私も彼に似ているところがあるんしょう。何故だか分かります。打ち止めさんもお辛いでしょうけど、彼も辛いことと思います」

打ち止め「そうなら…… いいんだけど」

越有「手を見せて頂けますか?」

打ち止め「いいよ、ってミサカはミサカは手を差し出すのはいどうぞ!」

越有「ありがとうございます。可愛い手ですね」

打ち止め「えへへへーーー でもなにするの?」

越有「占いをしばしば嗜んでおりまして打ち止めさんの未来を占ってみようかと。ふむ…… いい手相です。もう少しの辛抱だと思います。彼と出会えるのは」

打ち止め「えーーーーーー!? そうなの会えるのいつ? ねぇねぇいつなのいつなの! ってミサカはミサカは興奮を隠せないの」

越有「残念ですが、いつとはお答えできません。それと酷なようですが貴女には少し辛く苦しい道が待っています」
10 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:13:26.19 ID:39IftdQ0


打ち止め「………」

越有「でも、その辛いことも苦しいことから全て彼が守ってくれます」

打ち止め「!?」パァァァ!

越有「彼とは出会えませんが苦しいことも辛いことも回避する方法はいくつかありますが…… 聞きますか?」

打ち止め「ううん聞かない!! 私はどんな辛いことがあってもあの人と会いたいから」

越有「ふふ、そうですか。ならば私から貴女にプレゼントを」

打ち止め「えええ? 何かくれるの?」

打ち止め「?? 小さいわらじ? 携帯ストラップみたいなんだね」

越有「お守りです。これは私の故郷に伝わるものなんですが、きっと幸運(彼)が貴女の元に運ばれてくることでしょう」

打ち止め「そうなの!? ありがとう!! じゃあ、お返しに私からもえつありさんにおまじない!」
11 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:14:36.74 ID:39IftdQ0






 chu!!








越有「!!!!?」

打ち止め「ほっぺにチュー! 私からのプレゼントなの♪ なんてミサカはミサカは、ましょうの女を演じてみたり」

越有「フフッ、これはこれはイケナイお嬢さんだ。素敵なおまじないありがとうございます」

打ち止め「いいえどういたしました、ってミサカのミサカの胸のない胸を張ってみたり」

 キキーーーッ

越有「おや、どうやら私の迎えが来たようです、それではまた。失礼します。お帰りの際は気をつけて帰ってくださいね。彼と…… 早く会えるといいですね」

打ち止め「うん!! またねーーーー! ジュースありがとう!! ってミサカはミサカはこれでもかこれでもかって手を振ってあなたをお見送りするの」ブンブン!!

打ち止め「あれ? 今えつありさんはあの人のこと『彼』って言ってたけど、ミサカはミサカは一方通行が男の人って言ったかなぁ?」

12 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:15:35.56 ID:39IftdQ0


 ……


海原「お待たせしました。ブリーフィング始めてください」

土御門「今回の仕事はチャイルドエラーを売買している組織の壊滅だ。コイツラは表では児童養護施設を装ってその裏では非合法なAIM拡散力場の実験や能力開発、児童買春もさせているとの情報だ。遠慮はいらない確実に潰せ」

一方通行「ケッ、反吐がでンぞ。底辺でもそのまた底辺ってのは必ずいるンだけどよォ流石に呆れてモノも言えねェわ。けど、ゴミの掃除は迅速にってなァ」

結標「子供を取引に使うってこと自体万死に値するわ。死んで詫びても足らないくらい。で、誰がでる?」

海原「……僕がでましょう。で、シナオリは?」

土御門「OKだ海原。リミットは10分。通報で警察をそちらに駆けつけさせる。同士討ちで全滅がシナリオだ」

一方通行「ワザと表に知らしめてアホな考えを起こそうとする奴等の警告か?」

結標「しかし海原、珍しいわね貴方が率先して出るなんて」

海原「しばし思うところがありまして」

結標「まあ、誰が出ても構わないけど私は。で、一方通行は?」

一方通行「構わねェよ。楽できる分大歓迎だ」

土御門「よし。作戦開始だ」
13 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:16:25.80 ID:39IftdQ0


海原「では」ガチャッ…

一方通行「オイ」

海原「何でしょう?」

一歩通行「……」

海原「?」

海原「何もないなら僕はでますよ?」

一方通行「……好みはヤシの実サイダーだ」

海原「……? ………!? これは失礼しました」

一方通行「次は間違えるな」

海原「(次? あっ!?)……ふふっ、ありがとうございます。次は必ず」
14 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:17:23.13 ID:39IftdQ0


施設員「さっさと椅子に座れ! 電極ブッさすんだから」

幼女「見えないよ! こわいよやだよーー! いたいのやだ!! みんなのところに帰りたいの!!」

所長「あーうっせぇ!」ゲシッ!

幼女「いたいよーわぁああん! うごけないよぉーー」

施設員「よっと、ベルトで拘束出来上がりってな。泣かすと五月蝿いんだからやめて下さいよ所長」

所長「いいじゃねぇか泣き止むまで殴ればどうせこの後は変態に売り捌くんだからよ」

施設員「売れるんですか? そんなボコボコにし……」ドサッ

所長「居るんだよボコボコじゃないと燃えないつー顧客も…… ん、なんだ?」

所長「お、おい! どうしたA!?」

???「ごきげんよう、所長さん」

所長「だ、誰だ!!?」

海原「彼はどうやらお疲れのようですね。寝てしまいましたよ? もっとも永遠に目覚めることは…… ないでしょうけど?」

所長「ア、アンチスキルか!」

海原「それならどれほどよかったんでしょね。貴方達にとっては」

所長「じゃ、じゃあな、何者なんだ貴様は!!!?」
15 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:18:16.62 ID:39IftdQ0


海原「死んでいく者にとって聞いても…… 意味はないと思いますが?」

所長「ひっ!? ひぃぃぃぃいいいい!!!」

 パシュッ!!

所長「カハッ………  ヒュッ …! ……!!(い、息がで、できない!?)

海原「襲撃から四分。通報まで後六分。到着まで…… そう十分程度。計十六分というところでしょうか?」

所長「(く苦しい!!)た、ひュっ……ガけフッ…… てヒひュッ………」

海原「苦しそうですね? まあ、世界記録に挑戦でもしてみたら如何ですか?」

所長「……ひふ   ひょう(畜生!)」グググッ

海原「死ぬまでの数分、無様に悔やんでくださいね?」

 パン!

海原「グッ!?」

所長「かひゅー……ハヒューー(ひゃはは! 道連れだ死ね!)」

海原「フフッ…… やはり女神のキスって効果は絶大ですね(槍に当たりましたか)」ポロッ

所長「………(胸に……あ、当たった筈なのに! クソッ)」

海原「僕の浅はかな悪知恵で馬鹿な目にあう所でしたねいい勉強になりました。では、早速ですが殺しましょう」
16 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:19:27.74 ID:39IftdQ0


所長「……! ………!!(ヤメてくェェェ!! 死にたくない! た、助けてくれぇ!!)」ブンブン

海原「頭を振って涙を流していますが、何を言っているのかさっぱり分かりませんね。それではさようなら」

 パン! パン! パン!

幼女「だ、だれなの? どうなったの?」

海原「もう大丈夫です。そのまま大人しくしていれば貴女もここにいる皆もアンチスキルが助けてくれます」

幼女「もしかして正義の味方の? ねぇねぇこの目隠し取って」

海原「……」

幼女「私たちを助けてくれたんだから正義の味方だよね? ヒーローの顔見せて」

海原「ダメです」

幼女「なんでなの?」

海原「僕は正義の味方でもなんでもありません。ただの人殺しです」

幼女「う、……うそ」

海原「嘘でも何でもありません本当のことです。僕が所長他全員殺しました。それに僕は返り血で真っ赤に染まっています」

幼女「……」

海原「出来れば今日のことは黙っていて…… いえ、忘れて精一杯がんばって生きてください」

17 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:20:32.08 ID:39IftdQ0


海原「確約はできませんがいつかは幸せになれるはずです。今が不幸だからといって、その人がずっと不幸になるなんてほど、世界は冷たくありませんから」ナデナデ

幼女「……!?」ビクッ!!

海原「おっと、余計なことをしてしまいました。それではさようなら」

幼女「違うよ! 優しい手つきだったからびっくりしただけ。ま、待って!! ヒーロー!」

海原「……」

幼女「助けてくれてありがとう! ここであったことは忘れるね。でもねでもね! ヒーローのことは絶対絶対忘れないから!!!」

海原「……忘れてください」ボソッ







  ―――でも、ありがとう。







18 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:22:09.22 ID:39IftdQ0








 ふぅ…… 似合わないことをしました。

 あの子が打ち止めさんに似ているから、つい感情が高ぶってしまいました。

 まだまだ修行不足ということですね。

 またあの笑顔を見たい……

 そう思うのも僕の酷い我侭。

 会えない彼女を打ち止めさんに重ねて……

 本当に酷いものです。

 彼にはバレていたようですが、色々と汲んでくれたようです。

 似合わずお優しい…… おっと、彼女も言っていましたね。

 彼は優しいのだと。

 では、その優しさにかまけて、もう一度だけ逢わせて貰いましょう。

 今度は打ち止めさんの大好きなヤシの実サイダーを持って。

 また、あの笑顔に逢いに




 終わり。

19 :少女と彼とヤシの実サイダー [sage saga]:2010/12/12(日) 19:25:33.81 ID:39IftdQ0
ご清読ありがとうございました。
海原、エツァリ(?)だってたまには格好よくてもいいじゃない?w
なんて思い打ち止めと絡めました。
楽しんで貰えたら幸いです。
20 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:31:06.73 ID:XS1aqlUo
エツァリがイケメンなんて……良いね!
また、書いてくいれよなっ!!
21 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:35:21.81 ID:T5dpZdk0

確かにエツァリがいい意味で目立つSSって少ないかも、自分が知ってるのはみことにっきぐらい
ところでヤシの実サイダーはあの自販機の中でも数少ないマトモな飲み物だと思うんだ
22 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:35:53.24 ID:RIjKoPUo


ショチトルがアップを始めたようです
23 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:44:20.61 ID:8Igr.tso
乙。グループはやっぱいいわ。

>>21
中の人スレ知らないのは損してるぞ
24 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:50:06.26 ID:ZuChjpwo
おつおつ
エツァリかっこいいのはいいねぇ
25 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:51:09.69 ID:HN2cvUAO
格好いいエツァリさんおつ!
(でもあわきんと海原が変態同盟組むのを書こうとしてたなんて言えない…!)

>>21
一方さんがどうかしてるやつは海原がめちゃくちゃアレだと思う
26 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:58:31.82 ID:zFAeHhwo
一方さんがどうかしてるスレは変態三人衆が異様にカッコよく見えてきて困る
馬とオバマと大仏なのに
27 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 19:59:18.40 ID:zFAeHhwo
しまった言い忘れてた乙!

エツァリはもっと増えるべき
28 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 20:08:34.89 ID:DagyOxAo
乙乙
前スレよりも下にあるからage

age進行をもう少し強調して書いたほうがいいかな?sageのままが多い気がする
29 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 20:11:57.96 ID:ZuChjpwo
スマン、スレ移るたびにsageチェック外すの忘れるんだぜ・・・
>>27
エツァリが分身するのかとオモタww
30 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 20:13:01.21 ID:X5smi2AO
>>25
書こうとしてた……?書いたの間違いだよな?
31 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 20:32:49.34 ID:jWPR/r.0
>>19
乙、エツァリいいです

前スレで、人見知り上条さん書いていたものです

また書いたので5,6レスほどもらいます

上条さんキャラ崩壊注意 上琴気味

上条さんが人見知りで学園都市でまともに会話できるのが
美琴、青ピ、土御門のみという状況です

32 :無茶な事その1 :2010/12/12(日) 20:34:55.88 ID:jWPR/r.0
土御門「と、言う訳でイギリスに行ってもらうんだにゃー」

上条「ああ、任せてくれ」

土御門「頼んだぜよ」

上条「お前には学校で世話になってるからな。手伝いくらいするさ」

土御門「上やん」

上条「何だ」

土御門「早く飛行機に乗り込め」

上条「わかってる」

土御門「上やん」

上条「まだあんのか」

土御門「俺のアロハの裾から、手を離せ」

上条「……無理だ」

土御門「俺は行かないんだぞ、離せ」

上条「い―や―だー!! 絶対無理! 知らない人ばっかな上に日本語通じねーよ!!」

土御門「アイツら結構喋れるから大丈夫だ! 禁書目録とステイルも行くから!」

上条「喋れると、『英語話せません大作戦』ができねぇよ! もっと無理! お前か青ピか御坂がいないと無理! 絶対無理!」

土御門「俺は他に仕事だ! 青ピは事情知らない! 無茶言うな!」

上条「無理だ! 絶対いかねぇぞぉぉぉぉ!!」

土御門に対して、ひたすらに駄々をこねる上条
ここで諦めると知らない人だらけのイギリス一人旅
そんな恐ろしい事は不可能だ

33 :無茶な事その5 :2010/12/12(日) 20:35:39.60 ID:jWPR/r.0
美琴「で、私が呼ばれたわけね」

上条「本当にすまん。イギリスとか、俺には無理だ」

美琴「ま、仕方ないわね、ところで」

上条「なんだ?」

美琴「何で私の後ろを歩くの? 隣歩きなさいよ」

振り向きながら背後のばかに
問い掛ける

上条「そいつは難しい」

美琴「何でよ」

上条「お前の隣だと、飛行機に乗り込む時に乗務員さんが俺に話しかけてくるかもしれない」

美琴「はぁ」

上条「そんなリスクはできる限り減らしたい」

美琴「……そうなの」

上条「ああ、常に考え抜いて行動している」

美琴「……」

もうちょっと、その労力を違う方に向ければいいのに
せっかく頑張った時は凄いのに
美琴たちもそれで助けられているのに
34 :無茶な事その3 :2010/12/12(日) 20:36:38.46 ID:jWPR/r.0
ステイル「二人とも、来てくれたんだね」

美琴「まあね。頼まれちゃったし」

上条「おお」

インデックス「二人がいれば百人力なんだよ!」

専用超音速機の客室には見知った顔が二つ
後ろのばかが作った縁だ

美琴「ま、私に任せておきなさい」

上条「うむ」

席に着くと、隣のばかは
さっそく非常用マスクの説明文を真剣に読み始める

ステイル「先日のアックアの件でも世話になったね」

インデックス「二人の協力でなんとか追い払えたんだよ」

美琴「まさか、レールガンをあれだけ打ちこんでも倒れないとはね」

上条「ふむ」

ちょっとは会話に参加しろ

インデックス「イノケンさんと、とーまとかおりが動きを阻害して、54発目で倒したんだよ」

美琴「良く数えてたわね」

上条「ああ」

ステイル「インデックスは完全記憶能力を持っているからね。おっと、そろそろ出発だね」

インデックス「はやすぎて、ざんねんだけど飛行中はお話できないんだよ」

ほっとした顔をするな

35 :無茶な事その4 :2010/12/12(日) 20:37:43.02 ID:jWPR/r.0
美琴「今回もいろいろあったわね」

上条「王族の人との面会中に調度品を見てるふりをしてたら説明が始まった時は、上条さん終わったかと思った」

帰りの飛行機の中、インデックス達を待つ間に
今回の事を振りかえる

美琴「クーデターにも巻き込まれたしね」

上条「お姫様のテンションに、ついていけなかったな」

美琴「前のアックアってのもでてくるし」

上条「コインが何枚か、めり込んだままだったな」

美琴「終わったと思ったら、フィアンマとか言うのが来るし」

上条「あいつも会話が噛み合わなかった」

美琴「まさか、アンタの人見知りが勝利につながるとはね」

相手の戦闘力もよりも確実に強くなる右手
そんな右手だったが、必要悪の教会と対峙した際に
いまいちみんなの輪に入れない上条と
そのフォローをしていた美琴が
戦闘力の計算に入らなかった
それが奇跡的に勝利に繋がった
36 :無茶な事その5 :2010/12/12(日) 20:38:26.10 ID:jWPR/r.0
上条「でも、アイツもそんな根っから悪い奴じゃなそうだったな」

美琴「後から聞いた話だとね。世界の歪みを直そうとしたんだっけ」

上条「極端なだけで、他の人たちを救おうとしたんだ。ただ、ちょっと視野が狭かっただけで」

美琴「そうね。みんなを救うために戦争なんて目的と手段がぐちゃぐちゃね」

上条「世界を知れば、アイツもわかるさ。いつか友達にだってなれる」

笑顔でそんなことを言ってくる
ちょっといつもと違うように見えたから

美琴「アンタ、あいつと話せるの?」

意地悪な質問をしてしまう

上条「……その時は助けて」

美琴から視線を外して上条が言う
やっぱり、いつものこいつだ

美琴「はぁ、仕方ないわね」

だから、自分が傍にいなくては


37 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 20:40:24.79 ID:jWPR/r.0
以上です

>>33はその2です。タイトルミスしました

あと、アックアとフィアンマの倒し方は適当こいてますので本気にしないでください

お目汚し失礼しました
38 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 20:41:15.45 ID:8Igr.tso
>>34>>35の間がすげぇ見たいww
今回も面白かった。乙
39 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 21:00:43.28 ID:ZuChjpwo
アックアさん54発も喰らいながら耐えてたのかwwwwww
すげぇしんどい目にあってるなwwwwwwww
乙です!
40 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 21:10:41.28 ID:ixPsos.o
姫神→上条←吹寄


「ねえ、姫神さん……あたしね、上条当麻と寝たの」

吹寄は何を口走っているんだ?
確かに俺は昨晩、吹寄と一夜を共にしたさ。上条さんだって健全な男です。
ちょっとユニークなところもあるけど基本的に真面目キャラの吹寄がメイド服を着て
上条さんのベッドの上で涙目であたしを好きにしていいと誘惑されたのならば、
ギャップ差に萌えてついつい欲望に屈してしまうのも仕方ないことなのです。

恐る恐る姫神を見ると案の定、青ざめた顔で言葉も無く立ち尽くしている。
「本当なの。上条君」
罪悪感から目を逸らす俺を見て、姫神も吹寄の言うことが真実であると気付いたようだ。
どうしたものかと俺がうろたえていると、突然、「バチン!」という乾いた音が響き渡った。

「吹寄さんの泥棒猫」

一瞬、何が起きたのか分からなかった。
姫神は普段の常に眠たそうな様子からは考えられないような大声を上げて、険しい顔で吹寄を睨みつけている。
吹寄が痛そうに頬を押さえていることを見て――姫神がビンタをしたのだと気付かされる。

突然のビンタに吹寄も呆然としていたが、気を取り直したかと思うと姫神に向き直り、
右手を振り上げ姫神の左頬に強烈なビンタを浴びせ返した。
「泥棒猫って何よ! 上条はあたしを選んでくれたんだから!」

姫神も黙ってはいない。吹寄に負けじと再びビンタを食らわせる。
「私が上条君と付き合っているのを。知ってたくせに」
「ふられたからってやつあたりしないでよ!」
「上条君を返して」

目の前で繰り広げられる女同士のビンタの応酬を前にして、
俺は恐れをなしてただ見ていることしか出来なかった。
しばらくするとお互い疲れたのか、息を切らせて座り込んでいたものの、
頬を真っ赤に腫らしながら相変わらず互いを睨みあっていた。

「姫神さん、いい加減に負けを認めたら? 上条はエッチさせてくれない姫神さんに愛想尽かしたんだから」
そうだ。
姫神が三沢塾でされていたことを考えると姫神を押し倒すことを躊躇してしまって何もできないんだ。
「そんなことない」
そう言うと突然、姫神が服を脱ぎ始め、
「私は上条君の恋人だから。上条君に抱いてもらう」
そう言って、俺になだれかかってきたのである。
41 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 21:11:41.61 ID:ixPsos.o
終了
42 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 21:13:16.28 ID:/UI.bGMo
つまりスクイズ
43 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 21:21:37.42 ID:XBTR.TEo
  ( ゚∀゚) 
  (    )
   | 彡つ
   し∪J
44 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 21:23:08.63 ID:NDiPqeA0
誤爆?

>>37
見る度上条さんが可愛くて仕方ない
そして美琴さんマジ面倒見良すぎwww
45 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 22:03:19.27 ID:D97v4ao0
『ピンポーン』

とある平和な休日の朝、上条の家のチャイムがなった、風呂場ではなく自分のベットで上条は目を覚ました。
そのベットを占領していた大食いシスターは今は学園都市にいない。戦争後、彼女はイギリスに帰ってしまった、
今頃はステイルや神裂と仲良くやっているだろう。

「はーい今出ますよー」
どーせセールスでしょう朝っぱらから不幸だ……と呟きながら上条は玄関へ向かい扉を開ける。

そこにはにこにこ笑顔のシスター、オルソラが立っていた。

「オルソラ?何でここに?」

「おはようございますなのですよー」

「あっおはようございますー……じゃなくて何で学園都市にいるの?」

「交流を深めるために学園都市に教会をつくるとかのことで代表としてここに呼ばれたんでございますよ」

「へーそういえばオルソラってそういうの得意だったよな」

「泊まるところを断ってしまいましたので一週間ほどここでお世話になるのでございますよ」
ほんわかシスターが爆弾発言をしながら、上条の家に上がろうとする。上条はそれを「ちょっと待て」と止め。

「そんなの聞いてないぞ、嘘だろ…」

「今初めて言ったのでございます、学園都市の高級ホテルを用意されていたのでございますが、せっかくの学園都市なのであなた様の家に泊まった方が楽しいかなーと思ったのでございますよ、助けていただいたお礼もまだ成し遂げていませんし」

「まじ?」
「まじなのでございます」

オルソラがにっこり笑顔で返事をする、上条もいやなわけではない、いや嬉しいのだが彼の鉄の理性が邪魔をする。

「でも男と女なわけで……いろいろと問題があるんじゃねえか」

「OKーでございます、それにあなた様はインデックスさんと同居していたではないですか、あの方が良くて私が駄目なんておっしゃらないでくださいね」
オルソラが軽く威圧してくる、上条ではオルソラに口で勝てない。元々オルソラに口で勝てる人間なんて限られているだろう。

「はあ……まあもう泊まる場所断っちゃったんなら仕方がねえか、本当にこんな狭い所でいいんだな」
「よろしいのでございますか!」
オルソラの顔が満面の笑顔で染まる。

上条とオルソラで一週間の同居生活が始まった。
46 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 22:04:49.07 ID:D97v4ao0

今上条とオルソラは2人で部屋の掃除をしている。掃除しなくても良いくらい上条の部屋は綺麗なのだが、さすがに上条も女性が泊まるとなると気になるようだ、初めは一人でしていたのだがいつの間にかオルソラも手伝ってくれていた。

彼女は家事全体が得意なのか掃除も手際がいい、結構掃除と料理が得意と自負している上条なんか比べ物にならない手つきで掃除を済ましていく。

「なあオルソラ」
上条が台所を磨きながら呟いた。
「何でございましょう」
「聞いてなかったけど学園都市に教会を作るって話の会議って一週間もかかるのか?それだけ大切とかか?」
大変だなーと続けながらオルソラに聞くと意外な答えが返ってきた。

「今日の夕方に行かしていただいてそれで私の仕事は終わりでございますね」
へっ……彼が目を丸くする。だがオルソラはそれを無視して言葉を続ける。
「丁度学園都市に行く仕事が入ったので、ついでにそれにあわせて休暇をとったのでございますよー、せっかくなのであなた様にお礼を申しなければとおもったのでございます。それにあなた様とも遊べたらなーと」

「じゃあこの家に泊まる意味は?」
「まあ会議の大切さは大したことはありません、もうほとんど上で話がついているようでございますので」

「……オルソラさーん言葉のキャッチボール」
まあ上条としてもオルソラといるのが嫌な訳でも全然ないのでまあいいかオルソラにもいろいろあるんだろう…と勝手に一人で納得してしまった。

「あーじゃあ後で買い物行かなきゃな、明日からここで食うんだろ」

「あなた様といたほうが楽しいかなーとおもっただけで意味は特にないのでございます、あと今日の晩は食べてくるのでございます……昼は私が作らせていただきますよ」

47 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 22:06:45.33 ID:D97v4ao0

おっマジで、と上条が食いついた、オルソラの料理は一回食べただけだがとにかく美味しい、一度だけインデックスに頼まれてオルソラに一度食べさせてもらったのと同じ料理を作ったことがあったのだが、上条のとオルソラのでは比べ物にならなかった。
それに掃除をするのもめんどくさくなってきた。
「じゃ今から一緒に行くか!」


「あー暇ねー」
学園都市第三位、御坂美琴は特にどこに行く当てもなくふらふらと歩いていた。
さっきまで病院の妹達に会いに行っていたのだが、その後のことを何も考えていなかったのでとりあえずコンビニへ行って立ち読みにでも行こーかな
といった感じだ。

「おっアイツじゃない」
20メートルほど前にツンツン頭の高校生を見つけた。

「おーいアンター?」
暇なのでその高校生を呼び止めようとしたが、御坂は突然電気が走ったかのように固まった。
……少年の横に女性がいた、正確に言えば巨乳のシスターさんと顔を赤らめて手を繋いで歩いていた。
無意識の内に御坂の全身から電撃がもれる。

『ビリッバリバリ』
その音で上条は後ろを振り向いた、すると見覚えのあるレベル5が何故か放電して上条とオルソラを睨んでいる。

「あはっ……あははっ」
「あれっ御坂さーん……何でそんなにビリビリさせてるんでせうか」

何故か段々放電が強くなってきている。

「あんたはいつもいつも……」

放電が止まり御坂の右手に電気が集まっている。

「あー…えーと御坂さんわたくしこと上条当麻は忙しいのでさようなら」

不幸を予感した上条はオルソラをお姫様抱っこで抱きかかえて御坂から逃げるように走り出した、御坂はそれを見て全力で追いかける。
ちなみにオルソラは「あなた様は本当に……」と呟きながら上条をグーで殴っている。

「ちっチクショウ…不幸だー!」
上条は気付いていない、その発言が逆に彼女達の怒り?を買っていることを
結局御坂を撒くまで上条はいつもより長い時間全力疾走で逃げまくり、
よく時間を見るともう今から買い物して飯作って食ってだったらオルソラ会議に間に合わないじゃん、という時間まで来てしまい、
結局オルソラの手料理を食べることなくオルソラを会議場所へ送り、明日作ってもらうための材料を買って家に帰ろうとしたらまた不幸に巻き込まれてしまった。

               おそらく終了
48 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 22:21:45.85 ID:xwiuX3Ao
>>47
おのれビリビリ……!でございますよー!乙!
オルソラ好きな俺へのちょっと早いクリスマスプレゼントでございますね、分かります。
続き待ってるぞ。いいか、待ってるからな!
49 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 22:22:32.38 ID:RIjKoPUo


続きをHKB
50 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 22:41:26.41 ID:jWPR/r.0
>>47



6,7レスほどもらいます

キャラ崩壊気味 通行止め、番外通行要素あり
51 :しゅらば1/6 :2010/12/12(日) 22:44:10.29 ID:jWPR/r.0
番外個体「何してるの? 上位個体?」

日曜日、何となく街を散歩していると
見慣れた小さな影が植え込みの隙間から
見え隠れしていた

打ち止め「! 大きな声出しちゃダメ、隠れて! ってミサカはミサカは腕を引っ張る!」

番外個体「何なの? もう」

打ち止めによって植え込みの陰に
隠れさせられる

打ち止め「アレ! 見てってミサカはミサカは指をさす」

番外個体「……あれは一方通行と、女ぁ!」

打ち止めの指差した先には見慣れた白い少年と
見知らぬ露出度の高い少女

打ち止め「声抑えて! 見つかっちゃう!」

番外個体「何! どう言う事! ミサカは聞いてないよ!」

打ち止め「ミサカもわかんない! さっき見つけたとこ! ミサカはミサカは状況を説明してみたり!」

番外個体「どどどどっど、どうしよう、どうしようか」

打ち止め「ほんと、どうしようかなってミサカはミサカは思案中」

番外個体「えーと、うーんと、どうしようか」

打ち止め「そうだ!」

番外個体「なにか思いついた!」

打ち止め「うん! ミサカはミサカはこしょこしょ」

番外個体「なるほど、それで行こっか」

少女二人が植え込みを出る
向かう先は

52 :しゅらば2/6 :2010/12/12(日) 22:45:19.19 ID:jWPR/r.0
一方「で、今回の仕事は何なンだ」

一方通行は偶然、遭遇した同僚に問いかける
待ち合わせをしたわけではない
これから、仕事なので仕方なく一緒に歩いている

結標「さぁ、これから土御門から説明されるんじゃない?」

一方「かったりィなァ、ン?」

道の反対側から見知った顔が歩いてくる
番外個体と打ち止めが歩いてくる
しかし

一方「何だァ? あの格好」

何故か、紺色の和服姿の番外個体と
園児服姿の打ち止め、ご丁寧に『すずしな らすとおーだー』と
名札までつけている

一方「オマエら、何だ、そいつはァ?」

53 :しゅらば3/6 :2010/12/12(日) 22:46:00.53 ID:jWPR/r.0
番外個体「その女は誰! ミサカとこの子を捨てる気なの!」

一方「はァ?」

打ち止め「ママー、何でパパは知らないおねえちゃんと歩いてるの? ってミサカはミサカはズバッと聞いちゃう」

そう言って、打ち止めが番外個体にしがみつく

一方「おィ、オマエら何のつもりだァ」

番外個体「ミサカが気づかないと思ってたの! Yシャツについた口紅もその人のね」

一方「Yシャツなんて仕事に着てった事無いンですけどォ!」

打ち止め「パパもう帰ってこないの? ってミサカはミサカは寂しげに見上げる」

番外個体「そうならないために、話してるの」
54 :しゅらば4/6 :2010/12/12(日) 22:47:15.79 ID:jWPR/r.0
一方「何がなンだかァ……。おィ、オマエからもなんか言ってくれ」

結標「もしもし、土御門? 今面白い事になってるから海原と一緒にすぐ来て」

一方「何電話してンだァァァァァァ!!!」

結標「ん? あ、そうね……。ひどい、奥さんがいるなんて言ってなかったじゃない(棒)」

一方「オマエェェェェェェ!!!!」

番外個体「やっぱり!」

打ち止め「そういう事なのね! ミサカはミサカは真相にたどり着いてみたり!」

一方「オマエらァ……。ん?」

美琴「もしもし」

上条『なんだ、御坂か。どうしたんだ』

美琴「大変なの! 一方通行が妹達の一人に子どもを産ませて……。私、どうしていいか」

上条『なんだって! わかった、すぐ行く!』

一方「何時の間に居たのォ! オマエェ!!」

禁書「もしもし、ステイル? 大変なんだよ! 凄く彷徨える子羊なんだよ! かおりと一緒にすぐ来るんだよ!」

一方「だからァァァ何でいるンだァァァァ!!」
55 :しゅらば5/6 :2010/12/12(日) 22:48:06.72 ID:jWPR/r.0
番外個体「さあ、その女の事を説明してよ」

打ち止め「さあ、観念して! ミサカはミサカは詰め寄ってみる」

一方「だからァ! ただの仕事仲間! 何考えてンだァ!」

番外・止め「嘘!」

一方「本当だァ! ……信じられないのか」

二人の目を交互に見つめる
自分は確かにどうしようもない奴だと思う
でも、こいつらにだけは誠実でいたい

打ち止め「……信じるよ」

番外個体「上位個体がそう言うなら……」

一方「ありがとうなァ」

打ち止め「疑ってごめんなさいってミサカはミサカは謝ってみたり」

番外個体「じゃ、帰ろうか。お仕事頑張ってね」

一方「あァ」

番外個体と打ち止めが帰っていく
その後ろ姿が自分の力の源なのだと思う
56 :しゅらば6/6 :2010/12/12(日) 22:49:17.65 ID:jWPR/r.0
上条「御坂! 一方通行はどこだ!」

土御門「面白いものってどこかにゃー」

海原「……早く戻って仕事しませんか」

ステイル「懺悔すべき白い人っていうのは君かな」

神裂「この少年が、子持ち……」

一方「オ、オマエらァ……」

二人が去るのと入れ替わりで
メンドクサイ連中が現れる

美琴「どういうことなの! 説明しなさい!」

結標「奥さんたち帰っちゃったね―」

禁書「さあ、とっと主の前で全てを告白するんだよ」

一方「オマエラァァァァ!! 俺がそンなに人間に見えンのかァァァ!!」

全員「「「うん」」」

一方「どういう意味だァァァァァァ!!!」



57 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 22:50:53.36 ID:jWPR/r.0
以上です

一方さんと打ち止め、番外個体が可愛すぎてやりました

お目汚し失礼しました
58 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 22:52:54.87 ID:HN2cvUAO

着物のワーストとスモッグの打ち止めと不倫相手のあわきんとかハマりすぎてて噴いた
59 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 22:54:38.45 ID:6EVqpMAO
一方さんが気の毒すぎるwwww
腹いたいww
60 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 22:55:58.73 ID:RIjKoPUo


でもこっちなら………

         _____
        ´ ̄.≧=--ミ≦ ̄ミ 、_
          /      ̄`  -ミ   \
        , '    /  i|   、丶 \ 丶
     / /  /   i|     \\ \∧
      {/  /i  /  リ   从 \`≧==}=-
      /  /i ! /{  /  / / }厶 、Yヽ |
   .ノi イi.i ,」 !」厶ki イi/},ィ筏}Y}从ヽY、   
     、 、i从| iy芹ミ\{  ″Vリ从V}`V从{    
     ∨\|爪 Vリ      ´ // {_人{ `
          |.!.ハ`   } .    /イi リ  `
          |.!、人    ___    从/
       八{\介; . _     イ/}″
             ,_j仏}Y¨´  |{────;;=、、  
           /_,x≦{〔____ ノ ,〕}≧x,__;{___}}  
            '´ / ̄,≧===≦爪   「`'く:::::::i|
          /{ /  /       ∨ i/,ハ:::i|
          . ∨  ,′          |_ { ,  |:::i|
         {  {   {           {  ∨ 、{:::i|
       /}  |   |          ∨ |   Y
       〔_   |冖 |          };=J    }i|
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         }   }=}       \  `T}「   |::i|

61 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 23:17:07.94 ID:ZuChjpwo
次々集まる糾弾者に腹抱えてワロタwwwwwwwwww
62 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 23:28:04.14 ID:HN2cvUAO
なんかかっこいいエツァリが投下されたのにキャラ崩壊してるストーカーとショタコン話、すいません。犬に噛まれたもんだと思って下さい
63 :結標「ふたりは!」海原「キューピッド!」 :2010/12/12(日) 23:29:59.07 ID:HN2cvUAO



某部屋にて


結標「……やっぱりこの世界、この物語、あまりにもショタが少なすぎじゃないかしら」

海原「唐突ですね。もう、何回そのセリフ聞いたことでしょう。毎度毎度ショタコンお疲れ様です」

結標「そちらこそ、アンパン常備で超電磁砲のストーカーご苦労さま」

海原「あははは」

結標「うふふふ」



海原「………、それで自分はどういった条件で呼び出されたのでしょうか」

結標「協力要請、いや、同盟へのお誘いかしら」ニタァ

海原「随分凶悪な顔で笑いますね」

結標「一々煩い、と普段なら言うところなのだけど、今日ばかりは下手に出てあげるわ」

海原「それでご用件は」

結標「そう、急かさなくても良いじゃない。コーヒーでも」

海原「結構です、後が仕えてるので」

結標「…白い奴もそうだけど、せっかちな男は超電磁砲に嫌われちゃうのよ」

海原「……」

結標「まぁ、良いわ。

私はあなたに『二代目養成計画』に協力してもらいたいのよ」

海原「…エンジェルグロウン?」

結標「名前はどうだって良いわ、ちなみにアレイスターにもプレゼンして、ちゃんと許可はとってあるのよ」

海原「…えらく本気ですね」

64 :結標「ふたりは!」海原「キューピッド!」 :2010/12/12(日) 23:31:22.83 ID:HN2cvUAO



結標「そうね、本気よ。だって、私は気付いたのだから」

海原「何にですか」


結標「男子児童が居ないのなら」

結標「作ればいいんです。…ってね」

海原「……」ゾクッ

結標「簡単な話よね、何で気づかなかったのかしら。…誰かたちに小さい男の子を作ってもらって、私はそれに感謝しつつ愛でれば良い。ただそれだけだわ」

結標「精子だけ移動させて、そこら中で処女懐妊☆なんて極悪非道な方法を思いついたりもしたけど、流石に自重したわ」

結標「出来ないのなら、正攻法に戻るのよ」

結標「身近なカップルをくっつけて、子供に恵まれれば良いじゃない、みんなハッピーよ」

結標「よく考えてみなさい。私たちの周りの男女二人組をね。英日ハーフ、色白真面目っ子、元気いっぱいっ子、赤髪の永遠ショタ、にゃーにゃー家事スキル持ち、良いわね、良いわね、最っ高じゃない!!!!」

海原「…」

結標「ふふっ!!あははははっは!はははははっ!

あらあら?心配しなくてもみんな平等に可愛がるわよおお!」

海原(末期だ)

結標「…ひー、萌えたぁ…、それで海原」

海原「…………はいっ」

結標「どうも超電磁砲は、あの状況下でも彼を諦めきれないみたいじゃない?」

65 :結標「ふたりは!」海原「キューピッド!」 :2010/12/12(日) 23:32:17.90 ID:HN2cvUAO




海原「…歯がゆい思いです。おはようからおやすみまで健やかな生活を見守る自分にとっては、御坂さんの不遇っぷりが嬉しくもあり、同情の念もあり…」

結標(ただのストーカーじゃない)

結標「そうね、その通りだと私も思う。あんな負けが分かってる試合、かわいそうで仕方がないわ」

海原「そもそも、彼は一級フラグ建築士でした…!御坂さんは愛しさとせつなさと心強さをいつも感じてるんですよ!」

結標「あなたへと向かってね」

海原「御坂さん、ああ御坂さん、御坂さんゲコ太パジャマがとってもキュート」

結標「こんなに底が浅い短歌初めてだわ」

海原「だって自分アステカですもん」

結標「不器用でも何でも無いなら頑張りなさい、あと語尾にもん付けるなら2歳は若返ることね」

海原「で、お話の続きを」

結標「ああ、急に路線チェンジするのね、驚いた。

端的に言うと、幻想殺しを他の女の子とくっつかせるから、あなたが頂いちゃえば?」

海原「ご協力させて下さい」

結標「食い気味に来たわね…!まぁ、良いわ。利害関係が一致してるのだからお互いに頑張りましょう!」

海原「ええ!」


ここに結標−海原間の同盟、締結したり


66 :結標「ふたりは!」海原「キューピッド!」 :2010/12/12(日) 23:34:05.14 ID:HN2cvUAO



10年後




土御門「…とか言ってたお二人がこうやって晴れの席を迎えるのは喜ばしいことですにゃー、どうぞお幸せにい。土御門元春」
司会「新郎の友人代表の土御門さまありがとうございました、それでは新婦の友人代表の一方通行さまお願い致します」

パチパチパチ

一方通行「一言だけ言わせて下さい


どォしてこォなった?」

67 :おわり :2010/12/12(日) 23:35:46.09 ID:HN2cvUAO
あれ、エツァリとあわきん相性良くねと思ってどうやったらくっつくか真面目に模索したら、こうなりました。愛の完全形を書けて良かったです。ありがとうございました
68 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/12(日) 23:36:49.07 ID:ZuChjpwo
そのオチかよwwwwwwww
いや俺は全然アリだと思います(キリッ

おつおつ
69 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 00:41:26.19 ID:jE3WmAk0
GJ!
上条さんとくっつけようとするシーンも書くべきだな
70 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 03:20:21.69 ID:tRT6..Eo
真面目な通行止めとか、真面目なアウレオルス・イザードとか、熱血バトルものが書きたいんですけどおおお
時間がない…。
71 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 03:23:30.62 ID:Nsbr0BAo
まだ今年は三週間近くあるぞ。やればできるって。世の中には毎月新刊出す作家とかいるし
72 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 04:27:49.83 ID:ebXq95k0
青ピメインの話を、3レス投下させてもらいます
73 :とある青ピの日常風景 1/3 :2010/12/13(月) 04:28:35.33 ID:ebXq95k0

夕日の差し込むパン屋には数人の買い物客がいた。 棚には空になった商品プレートが目立ち、メイド服
に似た制服を着た少女が空になったプレートを回収している。 レジに陣取った主人は、店にいる常連と
談笑し、時おり店内に豪快な笑い声を響かせている。来客を告げるドアベルが鳴ったのは、そんな時だった。

「ただいまぁ」

「お帰りなさい、青ピさん」

現われたのは、青い髪にピアスをつけた大男であった。 従業員の少女が声をかけると、にへらとだらし
のない笑みを浮かべた。

「すまへんなぁ。 仕事手伝うはずだったんやけど遅れてしもうたわ」

「いえいえ。 後片付けが残ってますから、そっちを頑張ってくださいね」

青髪ピアスは頭を下げると、今度は力強く胸を叩いた。 「任せてや。 ボクがキレーに片付けるやさかい」

そのまま彼は奥に引っ込み、2階の彼にあてがわれた部屋へと向かう。 少女と話せたのがよほど嬉しいのか、

へらへらと表情をゆるめたまま鼻歌を歌いだす始末だ。

しかし部屋のドアを開けた瞬間、彼の表情は一変した。

74 :とある青ピの日常風景 2/3 :2010/12/13(月) 04:29:29.28 ID:ebXq95k0

ゆるんだ口元は一文字に引き締められ、糸のように細められた目は鋭い眼光を放っていた。
部屋に入り、ゆっくりとドアを閉める。 じろりと虚空を見つめると、彼は口を開いた。

「いつまで盗み聞きするつもりや? アンタのことはとっくにバレとるんやけどなぁ」

ややあって、青髪ピアスはため息をついた。 「やれやれ、逃げ足だけは速いんやなぁ」

その瞬間、彼の携帯が鳴った。メールを受信したのだ。 彼は携帯を手に取ると窓から外を確認する。
彼の住むパン屋は繁華街の一角にあり、大通りに面していた。 その大通りを一台のキャンピングカー
が通りかかった。 
それはパン屋の前を通り過ぎると、短くクラクションを鳴らした。
青髪ピアスの目が見開かれる。

「これから店の手伝いしなきゃあかんのになぁ」

ポツリとつぶやく。 しかしその口元は愉悦に歪んでいた。 「こんな能力、使わへんですむ日は遠いわなぁ」




「ホンマ、第六位っちゅーても面倒なだけやでぇ」


そして、彼はメールを確認した。

75 :とある青ピの日常風景 3/3 :2010/12/13(月) 04:30:57.42 ID:ebXq95k0




Sub:当選おめでとうございます!
------------------------------------------------
本文:厳密な抽選の結果、あなた様は学園都市が
   極秘裏に開発した『能力進化促進ドリンク』
   のモニターに選ばれました。

   付きましては以下のWebページで手続きを
   お願いします。

   ⇒http://●●●●●



青ピ「…………」

青ピ「……くっくっく」

青ピ「ハーッハッハッハッハァ!!」

青ピ「いややわぁ。 ボクが学園都市第六位で特殊部隊所属ぅって妄想してたらメール来るんやもん!」

青ピ「もうタイミングよすぎやぁ!! 我ながら雰囲気ですぎ! 本気で能力に目覚めたかと思ったでぇ!!」

青ピ「そんで届いたメールがこんな迷惑メールって! ボクのドキドキ返してぇな!!」

青ピ「ハッハッハッハァ」

青ピ「……はぁ」

青ピ「さて、お手伝いせなぁねっと」

76 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 04:33:53.30 ID:ebXq95k0
以上です

青ピの妄想にビビッときた方もいるんじゃないでしょうか。かく言う私もしょっちゅう……

ありがとうございました
77 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 06:03:57.71 ID:ynOsXMAO
>>76ほっといてください!乙!
78 : ◆xl6jkKkFVM :2010/12/13(月) 11:13:17.00 ID:pb04FoDO
最近投下が多くて良い流れですね
書き手の皆様乙です

宣伝スレに、と思いましたがこちらに。

御坂「とある魔術の禁書目録1レスリレーSSよ!」2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1290323379/l20

よろしければ、こちらも気軽に利用してください^^
書き込みお待ちしてます
79 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 11:25:49.69 ID:GxX3q4oo
>>76
おい俺の黒歴史をほじくるなよ!乙!
80 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 11:31:24.83 ID:PFwcT6DO
前に自分が第六位って妄想で上条さんと戦ったら妄想なのに負けた

陽炎舞踏(サイコダンス)、念動力系統のレベル5

単純に物を操るだけじゃなく、周囲の空気を歪ませ相手の目測などを誤らせることが出来る。更に自身の周りに念動力を纏うことで攻防一体と化すことが可能

第六位となっている理由は念動力という研究されつくしたジャンルで利益がほとんどないから

こんな厨設定まで考えたのに負けた。幻想殺しマジパネェ
81 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 11:51:30.16 ID:cHaMF2AO
すごくどうでもいい
82 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 11:52:47.14 ID:7PZzuoM0
>>76
巷で囁かれる青ピ第六位説を拾って、青ピ自身の妄想オチに繋げるとは…
こういうセンスが俺も欲しい
乙です
83 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 12:26:46.13 ID:Lir/8.DO
以前VIPで書いたSSの続きを書き溜めてるんだが、VIPで書くかこっちでスレ立てるか迷ってる
84 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 12:58:29.22 ID:.GfNgMso
>>83
こっちに立ててくれたら俺の楽しみが増える
85 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 13:35:02.44 ID:8dv67Ego
hkb
86 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 16:23:47.15 ID:lGc2C0E0
>>76
これはいい青ピ

2,3レスもらいます

上琴です
87 :ずっと一緒に1/2 :2010/12/13(月) 16:25:04.28 ID:lGc2C0E0
美琴「ねぇ、まだあの娘の事好きなの?」

夏祭り、打ち上げ花火を眺めながら
美琴が上条に問いかける

美琴「ま、別にいいんだけどね」

上条の方を見ず、空を見上げたまま美琴は続ける
夜空に浮かぶ光の乱舞に、照らされた横顔は寂しげで

美琴「終わっちゃったね。帰ろっか」

上条「待てよ」

思わず、歩き出す美琴を呼びとめてしまう

美琴「何? どうしたの」

上条「確かに、アイツの事は大切だった。
今でもアイツが、困ってるんなら絶対に助けに行く。
でも、今俺が大切で傍にいたいと思うのお前なんだ。
もしも、お前が俺の事が不安だっていうのならそんな幻「ぷっあははは」

上条の言葉の途中で、美琴が遮るように笑い始める

上条「み、美琴?」

88 :ずっと一緒に2/2 :2010/12/13(月) 16:25:44.12 ID:lGc2C0E0
美琴「ごめん、ごめん。そういうつもりで言ったんじゃないの」

笑いながら上条の手を取り握り締める
美琴の体温が心地よい

上条「じゃあ、どういうつもりなんだよ」

いまさら、手を握られた程度でドギマギしてしまったことを
誤魔化すように上条は言う

美琴「うん、言葉のまんま」

美琴は言いながら、今度は上条に腕を絡める

「アンタが誰を好きでも、絶対に逃がさないってだけ」

耳元で熱い吐息とともに囁いてくる

上条「別に逃げねーよ」

美琴「そう? アンタ結構だらしないいし」

上条「そんなことねえよ」

何年も一緒にいるのに
まだまだ魅了され続けている
一緒にいるだけでこんなにも胸がわくわくする
だから、そんなことはありえない

美琴「どんな手を使ってもね」



89 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 16:26:51.59 ID:lGc2C0E0
以上です

そげぶ中に笑いだす美琴さんのイメージが浮かんで書き始めました

お目汚し失礼しました
90 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 16:27:44.66 ID:ZdpO1KEo
乙!
91 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 17:05:19.57 ID:RjjzskY0
乙!!
92 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 18:09:16.13 ID:pJR0dYAO
超乙!!
93 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 18:27:42.39 ID:lyQy88co
GJ〜
94 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 19:22:56.12 ID:gskOTfI0
書くって言ったのに全然書いてねえな…どうしよ
95 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 20:24:07.67 ID:Lir/8.DO
>>84
よしまだ全部書けてないけど日付変わったらスレ立ててみる
製速は初めてなんだがスレを落とす以外は他とかわりないかな?
96 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 20:26:22.45 ID:Nsbr0BAo
>>1のその他注意を見てくれ
死 ね・殺 す→[ピーーー]とかドラ えもん→[たぬき]のようにいくつかの単語にフィルタがかかる
メ欄にsaga(下げじゃなくて佐賀な)って入れれば回避できるからお勧め。下げとも併用できるよ
97 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 20:28:30.48 ID:2ux8NTgo
>>95
vipと違って「殺 す」や「死 ね」 など一部の単語が[ピーーー]みたいな伏字になったりするね
それを防ぐにはメール欄にsagaと入力する必要がある
他に気をつけることは特にないかな、何を書くか知らんけど頑張ってね
98 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 20:53:21.77 ID:lGc2C0E0
>>95

頑張ってください

前スレや>>32で人見知り上条さんを書いてたものです

またおもいついたので6,7レスほどもらいます

上条さんキャラ崩壊注意 上琴気味
99 :うらやましい事その1 :2010/12/13(月) 20:54:21.09 ID:lGc2C0E0
上条「おう、御坂か」

美琴「ん、奇遇ね」

学校帰りに見慣れた顔に声をかけられる
怪しげな外国人がらみでなく会えると
何となく嬉しい

上条「奇遇ってほどでもないな。この辺でよく会うし」

美琴「あんたに呼び出される事も多いしね」

上条「そ、それは今、関係ないだろ」

慌てた顔がなんとなく可愛くみえて
ちょっと意地悪してしまう

美琴「そーねー。大覇星祭の前に、ローマシスター知らない人だらけって呼び出されたくらいだもんね」

上条「今、関係無い。……すまん、迷惑掛ける」

美琴「ま、別にいいけどね」

本当に申し訳なさそうな顔になる前に
軽く切り上げる
困らせたいわけじゃないのだ
100 :うらやましい事その2 :2010/12/13(月) 20:55:11.31 ID:lGc2C0E0
佐天「御坂さーん!」

初春「こんにちは」

美琴「佐天さんに、初春さん。こんにちは。今帰り?」

上条と話していると
友人二人が反対側から歩いてきた

初春「はい、ちょうど学校が終わったとこです」

佐天さん「そんなことより! そちらの人は!」

言いながら佐天が美琴に詰め寄ってくる
初春もまさに興味津々といった表情だ
肝心のばかは、二人が現れた瞬間に道路標識を
真剣な表情で見詰めている
それはたいしたものじゃない
お前が以前に殴った最強と、同じ名前なだけだ

美琴「ち、違うわよ! そういうんじゃないわよ!」

佐天「ほんとですかぁー。仲よさそうでしたし」

初春「じゃあ、どんな関係なんですか?」

美琴「なんていうか、腐れ縁?」

佐天「へぇー」

初春「そうなんですかぁー」

にやにやと笑う友人二人
そして、今度は看板を見上げているばか
お前の話をしているのだ

101 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 20:55:45.33 ID:Lir/8.DO
>>96-97
ありがとう、伏せ字はパー速と同じと思えばいいのかな
1ヶ月ほど前に立て逃げのスレを使って書いた上琴の続きで、クリスマスSSです
102 :うらやましい事その3 :2010/12/13(月) 20:55:57.00 ID:lGc2C0E0
上条「さっきのは友達か? 学校違うみたいだったけど」

美琴「まぁね。黒子が風紀委員やってる関係で知り合ったの」

佐天と初春が去った後、上条が口を開く
二人がいる間、一言も発さなかった

「お二人とも、こんにちわとミサカは挨拶します」

美琴「あら、こんにちは」

上条「……よし、おっす」

曲がり角で遭遇した妹に挨拶を返す
上条もちょっと遅れて帰す
何だ、今の間は

美琴「今、暇? せっかくだからお茶でもしない」

上条「しない?」

御坂妹「いえ、これから検査がありますのでとミサカは辞退します」

美琴「そっか、じゃあ仕方ないわね」

上条「仕方ない」

御坂妹「また誘ってください、それではとミサカはこの場を去ります」

美琴「うん、またね」

上条「また」

103 :うらやましい事その4 :2010/12/13(月) 20:57:13.43 ID:lGc2C0E0
美琴「ねえ、どうでもいいことかもしれないんだけどさ」

上条「なんだ? 言ってみろよ」

美琴「あの子が挨拶してからさ、アンタが返すまでちょっと間が無かった?」

上条「御坂妹か、知らない妹達か確認してただけだ」

美琴「どうやって?」

あの子たちを、見た目でだけで見分けるのは
オリジナルである美琴にだって難しい

上条「前にあったときにお前と間違えてさ、お詫びと見分けの為に」

美琴「為に?」

上条「近くの店でネックレス買ってやったんだ。安物の」

美琴「……ネックレス」

上条「残念ながらアイツともまだまだ、ちゃんと話せないからさ。ほとんど押し付けただけだけど」

美琴「だけど」

上条「つけてくれてて良かったよ」

そう言って上条が笑顔を見せる
それがなんとなくおもしろくなくて
104 :うらやましい事その5 :2010/12/13(月) 20:58:38.26 ID:lGc2C0E0
美琴「……ずるい」

上条「へ?」

美琴「私には何にもくれないくせにずるい」

上条「え、あ、うん」

美琴「何時も助けてあげてるのに、巫女さんと塾の外人の時なんか、ポルターガイスト事件の真っ最中だったのに、それでも行ったのに」

上条「あ、ああ。……感謝してる」

美琴「私には何にもなしなんだぁ」

ちょっと俯いて、上目づかいに見上げてみる

上条「……わかった! 今度お礼するから!」

美琴「……本当?」

上条「ああ。確かにお前には世話になってるしな。感謝してるよ」

美琴「……約束だからね」

上条「期待しとけ」

美琴「うん!」

本当はお礼なんてどうでもよくて
こうやってただ、じゃれっているのが楽しい
それだけだったりする

秘密だけど


105 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 21:00:25.68 ID:lGc2C0E0
以上です

一レス短くなりました。このあと、前スレの映画の話に続きます。多分

お目汚し失礼しました
106 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 21:13:02.93 ID:pJR0dYAO
>>105
超乙!!
107 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 21:17:31.60 ID:xuKQTQDO
ああもう、あーもー!二人とも可愛いなあちくしょー!
108 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 21:17:47.32 ID:lyQy88co
乙〜
ニヤニヤ止まらない…
109 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 22:49:26.66 ID:KH8ZuBYo
乙!
ほのぼのいいすなぁ〜。
110 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/13(月) 23:00:30.03 ID:33WCNu2o
こちらではお初ですが、五レスほどお借りします
111 :ミサカの穴 [saga]:2010/12/13(月) 23:01:39.99 ID:33WCNu2o
 ミサカは穴に落ちた。と思った。
 そこまでは覚えている。
 次に気がつくと、ここにいた。
 なぜだか周囲の様子がわからない。
 鼻を摘まれてもわからないほどの真っ暗闇。それなのに、何となく周囲の気配がわかる。どことなく懐かしい、温かい気配。
 思い当たる節は、ただ一つ。

「誰かいるのですか? とミサカは当惑気味に周囲へ問いかけます」

「いますよ、新入りさん。とミサカは少々の優越感を持って答えます」

 やっぱり、この気配はシスターズだった。

「ここはどこですか? とミサカ18932号は至急に情報を要求します」

「まずは落ち着きなさい。とミサカ10032号は慌てている個体を窘めます」

 おう。と18932号は呟いた。
 10032号と言えば、実験を生き延びたシスターズの中で最も若い個体番号である。
 そのためか、ミサカの代表的存在だとお姉さまや上条当麻にも認識されていたはずだ。行動を共にすることも多い。
 妹達の中では最も頼れる存在の一人と言ってもいいだろう。
 だから、18932号は素直に指示に従うことにした。
 待っていれば、周囲の状況に自分の感覚も慣れていくかも知れない。
 視覚、嗅覚は今のところ全く当てにならない。聴覚はとりあえず大丈夫のようだが。

「ところで、ミサカは周囲の視覚情報を取得することが出来ないようなのですが、とミサカは不安を感じていることを告白します」

「それに関しても、もう少し待つことを、ミサカはさらに勧めます」

「わかりました。とミサカは先達を尊重して了解します」

 少し黙って待つことにした。
 その間でも周囲が見えるようになるかどうか、じっと目を凝らしてみる。
 しかし、輪郭すら見えない。
 声の様子からしてすぐ近くにいるはずの10032号の姿も見えないのだ。そもそも自分のいる場所もわからない。
 いや、自分の姿すら見えないのだ。
112 :ミサカの穴 [saga]:2010/12/13(月) 23:02:18.34 ID:33WCNu2o
(……もしかして、ミサカは目を負傷したのでしょうか)

 治療されたという覚えも感覚もない。だからといって、痛みもない。

(……不安感はありませんね)

 実験の順番を待っていた頃なら、それもわかる。不安を感じる心など同時の自分たちにはなかったものだ。
 しかし今は違う。不安も喜びも感じることは出来る。
 それなのに、暗闇の中だというのに不安は全くない。

(10032号の存在でしょうか)
(それとも……)

 自分たちは常にMNWで繋がることができる。最悪、自分の目が駄目になったとしても、他のミサカと視覚共有すれば、脳神経が無事である限りは、物を見ることが出来る。
 と、そこまで考えて18932号は気付く。
 今の自分はMNWに接続できない。

「再び質問します。とミサカは姿の見えない10032号に問いかけます」

「質問は何ですか? とミサカ10032号は尋ねます」

「10032号はMNWに接続可能ですか? と接続できないミサカは不安を隠せずに尋ねます」

「上位個体がここにやってくれば、使えるようになるかも知れません。とミサカは誤魔化します」

「今、誤魔化すと言いましたか? とミサカは自分たちの話し言葉による情報の漏洩可能性を今更ながらに再認識しながら確認します」

「間違えました。MNWに関しても、もう少し待てばわかります。とミサカは含みを持たせて答えます」

 少し考えて、18932号はわかったと答える。
 同じミサカを疑うことは出来ない。ある意味では、ミサカにとってのミサカはお姉様以上に信用できる存在だ。
 ミサカの相違点はすなわち経験の差。この場所にいるのが自分よりも長い10032号が、自分よりもこの場所に詳しいのは当然のことだ。
 そのミサカが「少し待て」と言うのだ。ここは待つべきなのだろう。
113 :ミサカの穴 [saga]:2010/12/13(月) 23:03:03.14 ID:33WCNu2o
「ところで、18932号に聞きたいことがあるのですが」

「はい? 何でしょう。とミサカはいかなる質問にも答える心準備を整えます」

「貴方がこの環境に適応するまでの間、お話を聞かせてもらえませんか?」

 これは10032号ではない。とミサカは判断した。しかし、声からするとミサカの一人ではあるようだ。

「構いませんが、どのようなお話を聞きたいのですか? とミサカはMNWのデータベースにアクセスできないことを悔やみながら尋ねます」

「大丈夫です。私たちが聞きたいのは貴方の経験ですから」

「経験ですか。ミサカは上位個体や番外個体、御坂妹と呼ばれる10032号とは違い、それほど特異な個体ではありません。とミサカはやや凹みながら事実を伝えます」

 某変態とか某スネークのような、妙に個性を伸ばしたミサカ達とも違う。平々凡々、単なる一ミサカなのだ。
 そのミサカの経験など、他のミサカに話して面白がってもらえるような代物でもない。

「それでいい。というより、それがいいの。貴方の経験を話して。そう、ここ数ヶ月くらいの」

 上条当麻はどうしているのか。一方通行は。お姉様は。上位個体は。
 どんなことでもいい。
 ミサカ達の知る人たちについて、この数ヶ月何をしていたか、どんなことを言っていたか。
 出逢ったのか。話したのか。見かけたのか。動向を耳にしたのか。

「10032号の方が……」

 詳しいはず。と言いかけて18932号は絶句する。
 何故。
 どうしてこんなことを忘れていたのか。
 こんな重大なことが記憶から欠落していたなんて。
114 :ミサカの穴 [saga]:2010/12/13(月) 23:04:03.33 ID:33WCNu2o
「10032号。いますか? とミサカは疑念と共に尋ねます」

「はい。ここにいますよ。とミサカは疑念とは何かと首を傾げながら答えます」

「貴方はどうしてここにいるのですか。とミサカは重大な疑惑を抱きつつ尋ねます」

「その質問の意味がわかりません。とミサカは努めて冷静に聞き返します」

「10032号、貴方は……」

 死んだはずだった。
 友人とのショッピング中、暴走車に巻き込まれ、正面から轢かれて即死。
 近くにいた友人達にも何も出来なかった。特に、助けられる可能性があったはずだと本人が言い張った白井黒子は、見ている方が怯えるほどに狂乱していたものだった。

「もし、あれが死んだふりだというのなら、ミサカは貴方を許しませんよ。とミサカは親友となった白井黒子の憔悴しきった姿を思い出して憤然とします」

「では、その白井黒子のお話をしてもらいましょう」

 10032号のものではないミサカの声に、18932号は尖った口調で言葉をぶつける。

「まずは自分が何者なのかを言うべきでありませんか。とミサカは他人の気持ちを察しようとしないミサカに苛立ちます」

「……まだ、気付かないの?」

 さらに尖った声をぶつけようとして、ミサカは気付いた。
 何かがおかしい。
 いや、おかしいと思っていたことを受け入れつつある自分がいる。
 これは……
 自分が、この環境に適応しつつある。
 ああ。
 ここは。
 この場所は。
 そうか。
 そうだったのか。

「自己紹介が遅れました。とミサカ00001号は謝罪します」




115 :ミサカの穴 [saga]:2010/12/13(月) 23:05:02.09 ID:33WCNu2o
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「最後は18932号だって、ミサカはミサカは哀しいけれど思い出してみる」

「あァ、わかってンよォ。……その花ァ、供えるンだろォ? 三下よォ」

「ああ。でも、それは俺の役目じゃない。美琴の役目だ」

 打ち止めと一方通行。そして、上条と美琴。四人は年に何度か、ここに集まるようになっていた。
 学園都市の共通墓地から少し離れた場所。そこには、小さな特別製の墓碑がある。
 美琴は上条から花を受け取ると、墓碑の前に跪いた。

「私も打ち止めも元気。他の妹達も、元気でやってるわよ」

 一人一人別々の墓などいらない。そう言ったのは誰が最初だっただろうか。
 打ち止めに聞けば、MNWですぐにわかるだろう。
 それでも、美琴はその答えを聞く気にはなれない。
 妹達の共通の望み。それだけで充分だ。
 00001号から10031号までの墓碑があると知ったとき、他のミサカ達も死後はそこに納められることを希望した。
 そんなつもりで作ったわけではない。と墓碑を作った男は言った。
 それでも、墓碑のあることが嬉しいのだと、ミサカ達は答えたのだ。
 もし、ミサカの一人としてではなく、別の誰かとして死ねるのなら、それを認めた者が墓を作ってくれるだろう。
 でも、最後までミサカであったのなら、そのままミサカとして葬られたい。
 それは贅沢な望みですか? とミサカは尋ねた。男に返す言葉はなかった。
 そして、わかったと答えたのは別の男だった。だから簡単に死ぬなんて言うな、とその男は言った。
 わかりました、ミサカは答える。
 その翌年、ミサカの一人が死んだ。
 殺されたのではなく、死んだのだ。
 一人の人間として。単なる事故で。
 それは祝うべきことだと、ミサカは言った。
 実験体でなく。標的でもなく。兵士でもなく。クローンでもなく。ただの事故として、一人の平凡な人間として死んだのだ。
 だから哀しまなくていい。それは、ミサカが一人の人間になれた証なのだから。

 だから、かつてミサカを殺した男は哀しまない。
 だから、かつてミサカを助けた男は哀しまない。
 だから、かつてミサカを認めた女は哀しまない。
 だから、ミサカは哀しまない。

 

 きっとミサカ達は、何処かでまた集まっているのだろうから。
116 :ミサカの穴 [sage]:2010/12/13(月) 23:06:03.45 ID:33WCNu2o


以上、お粗末様でした。

117 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 23:09:32.52 ID:ZiKsYdIo


しんみりくる良い話だった
118 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 23:14:07.84 ID:K0.jX.ko


こういう話書ける人っていいと思います
119 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 23:22:19.53 ID:eHPc5yY0

こういうのが落ち着いた作品は好きです
120 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 23:22:24.52 ID:lGc2C0E0
>>116


良い話でした

あと、できたらageながら投下した方が良いかと
121 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 23:32:53.00 ID:Z5Ct0Fco
いい話だ…乙

穴に落ちてるんだからあげれないんだよ!
多分
122 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/13(月) 23:33:50.72 ID:lGc2C0E0
>>121

なるほど、深いな
123 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/14(火) 00:10:03.61 ID:t3IQIkk0
>>122
穴の中だからな
124 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 00:55:05.95 ID:8gfHHoAO
タイトルからひわ…何でもない
125 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 01:33:16.05 ID:uch3VQAO
今このスレの雰囲気が
 お通夜みたいに静まりかえってるのは、気のせいか?

もちろん>>124 が原因ではないな
126 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 01:34:42.72 ID:qhS31Sco
いやさすがに寝るだろww
127 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 04:29:52.70 ID:nH5UOa.o
最近神SSラッシュで俺の2828がアクセラレート
128 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 05:18:33.20 ID:R8hY0WEo
>>105
相変わらずの2828っぷり…
>ローマシスター知らない人だらけ
くそふいたwwwwよっぽど怖かったんだろうなwwwwww

>>116
なんかすげえ心にしみる…9982号もいるんだろうなあ
129 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 11:59:41.34 ID:a1sGNUwo
みんな乙
130 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/14(火) 13:34:43.64 ID:08FeGoco
ここんところの良作・大作ラッシュで、かかるプレッシャーがマッハなんだが……大丈夫か俺
だいぶ間隔空いちゃったけど、「幻想殺しが見る幻想」の第二話、行っちゃいます

7レスほど
131 :幻想殺しが見る幻想 第二話 1/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:36:23.53 ID:08FeGoco
「へぇ、上やんは常盤台の超電磁砲にお熱なのか」
「お恥ずかしながらわたくし上条当麻、中学生に惚れてしまいました」
「御坂も隅に置けないなー」

 俺は今、隣に住む土御門の家にお邪魔し、恋路の相談ついでに飯をごちそうになっていた。
 ちょうど舞夏が遊びに来ていたため、幸運にも超豪勢な料理にありつけた俺は、今日の本題を切り出したのだ。
 この一見軽薄そうな悪友は、なんだかんだで真剣に相談に乗ってくれる、ということを俺はよく知っている。

 ちなみに居候シスターは、今晩小萌先生の家で鍋パーティーをやるらしく、姫神とともに出かけている。

「ん? 舞夏、お前御坂と面識あったのか?」
「まあなー。メイドの研修で常盤台の寮にはよくお邪魔するのだ」
「な、なるほど……」

 意外なところで接点があるもんだな。
 ……という俺の動揺を見抜いたのか、舞夏はにんまりと笑って言った。

「なんだなんだー? 上条当麻の顔に『御坂に関する情報が欲しいです』って書いてあるぞー?」
「上やんはわかりやすいからにゃー」

 義兄妹にいじられる俺。
 二人ともニヤニヤしすぎだこんにゃろう。

「ぐっ……舞夏様、モテない男上条当麻めに、御坂美琴のことを教えてくださいませんか」
「(よく言うぜよ、この旗男が)」

 兄貴の方が何かつぶやいたように見えたが、あまり気にせず俺は妹に懇願する。
132 :幻想殺しが見る幻想 第二話 2/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:38:06.21 ID:08FeGoco
「そうだなー。まああんな性格だし、男はいないみたいだぞー」
「ほ、ホントか!」
「ふふん、私の情報網に狂いはない」

 俺は自分でもわかってしまうほどにほっと胸をなで下ろした。

 あんなビリビリ凶暴女(俺に対してだけだけど)でも、外見、さばさばとした取っつきやすい性格、そしてその圧倒的な存在感から、寄ってくるであろう男はごまんといる。
 現に俺は、そんな男の一人と一発やり合い、『御坂とその周囲の世界を守る』という約束までしたのだ。
 それだけに、御坂に特定の男がいないとわかると一安心だ。

「だが安心はするなよー。これは女の勘だが」

 しかしそんな俺の安堵は、次の舞夏の一言により、一瞬で崩れ去ることになる。

「奴には、惚れている男がいる!」
「なん……だと……」

 これほど「がーん」という文字が似合う場面が、今までの俺の人生にあっただろうか。

「そ、そんな……御坂には、すでに意中の相手がいるってのかよ……っ」

 普段の御坂の態度から顧みて、その男=上条当麻でないことは確かだ。
 だとすると、もはや俺が御坂の心をつかむのは絶望的と言える。
133 :幻想殺しが見る幻想 第二話 3/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:39:23.53 ID:08FeGoco
 意気消沈した俺を横目に、兄はやれやれといった感じであきれ、妹はなぜか少し楽しそうにして俺に言う。

「フフフ、あきらめるな少年」
「どうしろってんだよ……」
「先も言ったとおり、御坂には気になる男こそいるが、まだ恋仲にはなっていない」

 得意げに人差し指を立てて、舞夏は鼻息荒く宣言した。

「つまり! これから奴の心が上条当麻に向くチャンスも十分あるのだ!」
「……そううまくいくもんかね」
「もーしゃきっとしろよー上条当麻」

 未だに立ち直れない俺の背中をバンバンとたたいて、舞夏はそういえば、と付け足した。

「御坂が見たいって言ってた映画があったなー」
「映画?」
「そうそう。なんか一緒に見に行く人がいない、ってため息ついてたぞー」

 舞夏が口にしたタイトルは、対象年齢5歳前後という、ファンシー全開のお子様向けアニメ映画だった。
 まぁ、中学生が好んで見に行くようなもんじゃないな…………御坂を除いて。

「まぁ、どうするかは上条当麻次第だなー」
134 :幻想殺しが見る幻想 第二話 4/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:41:00.91 ID:08FeGoco
 そう言うなり舞夏は、机の上の食器をまとめてキッチンへ引っ込み、洗い物を開始した。
 土御門(兄)はお茶を飲みながら、俺の方を見た。

「それで? 上やんは、超電磁砲にはもう好きな男がいるからあきらめちゃうのかにゃー?」
「それは……」

 俺は言葉に詰まる。
 御坂に好きな男がいる、ということはかなりのショックだ。
 俺に御坂が振り向いてくれる、ということもあまり考えられない。

 だが、それでも俺は決意した。

「俺は……やっぱり、御坂のことをあきらめたくない。あいつがどうしても好きなんだ」
「ほう」

 その俺の言葉を受け、土御門は湯飲みを机の上に置く。
 コトリ、という音とともに、いきなり部屋の空気が変わった気がした。

「一つだけ聞かせてもらおうか、上やん」

 冷たい声に、俺は驚いて土御門を見やる。
 するとその表情は、すでにいつものバカなクラスメートのものではなく、驚くほど真剣なものになっていた。

「もし、お前と超電磁砲が結ばれることによって、悲しむ人間が何人もいるとしたら?」
135 :幻想殺しが見る幻想 第二話 5/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:42:29.93 ID:08FeGoco
 舞夏は洗い物に集中していて、こちらの様子にはまったく気づいていない。

「土御門……お前、何を言って――――」
「いいから答えろ。もしそうだとしても、お前は超電磁砲を追い求めるのか?」

 土御門が言っていることの意味が、よくわからない。
 俺と御坂が恋人同士になったら、何人もの人間が悲しむ?
 一体誰が?
 どうして?

 土御門の質問の意味も、そしてそんな質問をする意図もわからない。
 だが、俺が答えることだけは決まっていた。

「…………俺が御坂のことを好きだってことに間違いはないし、それはずっと変わることはないと思う。周りの人間がどう思おうとなんと言おうと、俺は御坂を求める」
「…………」
「だけど」

 俺は一呼吸置いて、土御門の顔を改めてまっすぐ見た。
 自分が思っているままのことを言う。

「それで他の人が悲しむってんなら、俺はそいつらの不幸もまとめてぶち殺してやる。俺も御坂も、それ以外の人間も誰一人不幸にならない結末を迎えてみせる」

 土御門は、一瞬黙り込んだ。
136 :幻想殺しが見る幻想 第二話 6/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:43:59.92 ID:08FeGoco
 しかし、すぐにいつもの不敵な笑みを取り戻すと、ニヤリとしながら言った。

「はは、上やんならそう言うと思ったぜよ」
「こ、これでいいか?」
「上出来だ」

 なんでこいつ上から目線なんだよ。
 さっきの冷たく張り詰めた空気が嘘のように解け、俺たちは笑った。



 □ □ □



「色々サンキューな、土御門」

 玄関先で、俺は改めて土御門に礼を言った。

「なあに、もし上やんに彼女ができたら、青ピと一緒に精一杯いじらせてもらいますたい」
「それはご勘弁を!」

 じゃあな、と言って俺が背を向けると、土御門が「上やん」と呼び止めた。

「ん?」
「お前が進もうとする道には、多かれ少なかれ……間違いなく苦悩や苦難が待っている」
137 :幻想殺しが見る幻想 第二話 7/7 [saga]:2010/12/14(火) 13:46:27.98 ID:08FeGoco
「……あぁ」

 言われるまでもなく、わかっていることだった。

「だが、その歩みを止めるなよ。前に進むことをやめたら、上やんらしくないぜい」
「あぁ」

 俺は今度こそ土御門に別れを告げた。
 別れ際の、土御門のつぶやきは小さすぎて聞き取れなかった。

「……ねーちんや五和も大変だにゃー」



 俺の腹は決まった。
 迷うことなく、俺の足は映画館の券売所へと向かう。



つづく!

あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!
「俺は上琴SSを書いてた思ったら、美琴が登場していなかった」
何を言ってるのかわからねーと思うがry

上条さんの心理描写のみで上条さんの鈍感具合を出すことが恐ろしく難しいってことがわかった
あと土御門との友情とか結構好き
ではまたそのうち、おそらくそんなドロドロ真っ暗なお話にはならないと思います
138 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 13:53:45.75 ID:9fq.5/Qo
乙!
続き楽しみにしてる。
139 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 14:14:04.87 ID:yNV/bz60
>>137

乙!
だったら次は上条さんの登場しない上琴を書いてバランスを取るんだ
140 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 14:21:16.71 ID:a1sGNUwo
うまいなぁ
一人称でここまでのを書ける人は尊敬できる、乙
141 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 14:21:37.35 ID:R8hY0WEo

ニヤニヤがとまんねえ
142 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 14:58:20.54 ID:ASE1KISO
GJ
土御門△

>>139
上条さんの一人称で進むらしいからそれ無理じゃね?
143 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 15:23:00.73 ID:oPCtoKE0
土御門さん素敵すぎます。



なんかよくわからないけど、8歳くらいになっちゃった一方通行さんと3歳くらいになっちゃった打ち止めさんが周りに愛でられるお話。おっきい頃の記憶はないってことで。設定&キャラ崩壊きわまっているので、苦手な人は避けてください(平身低頭)。

ショタセラレータさんはアニメ一期のでよろしくお願いします。アルビノ美少年ですよねわかります。

とりあえず「ショタとロリは世界を救う」キリッ

144 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:24:28.94 ID:oPCtoKE0
上条「そんなわけで小さくなった一方通行と打ち止めを預かることになったわけだが」

打ち止め「ミシャカはミシャカはえほんよんでー!」

一方通行「・・・どれ読めば良いンだ?」

打ち止め「えーとね、ミシャカはミシャカは『げこたん』! だっこ!」

一方通行「よし。貸せ」ダッコシナガラ

上条「何か普通に兄妹に見えるんだよなぁ・・・」

打ち止め「げこたん♪ げこたん♪」ワクワク

一方通行「おとなしく座ってろ。・・・『げこたんとむらまつり』」

上条「(ちょっと無愛想で能力全開しかも既にレベル5だけど、一方通行は普通に凶悪さ皆無な子どもだし、打ち止めは一方通行べったりだけど子どもってあんなもんだよなぁ・・・)」

禁書「あくせられーたはちゃんとらすとおーだーが読む速さにあわせて、絵本の文字を指で追ってるんだよ。ああすることで文字と音を照らし合わせて、幼児は文字を覚えるんだよ。実践してて偉いかも」

上条「へぇそうなんだ。何だかんだいって何かと面倒見良いよな、あいつ」

禁書「詳しくは『多魔護駆羅舞』『罷豫琥駆羅舞』『国誇駆羅舞』等々専門書を読んで欲しいかも」

上条「それが専門書なのかどうなのか怪しいがな。つーかなんで損な知識があるんだよ。それにしても子どもってやっぱ可愛いよなぁ。このまま純粋に優しい子に育ってくれたらと思うと上条さんは胸がいっぱいですよ(特に一方通行)」

御坂「・・・ぅ、そよ・・・」

上条「? どうしたー、ビリビリ」

禁書「どうしたの? 短髪」

御坂「私と同じ遺伝子の打ち止めのちっちゃい頃が可愛いのはともかく、一方通行が可愛いだなんて認めないわ!」ドーン

禁書「それって暗に自分が可愛いってことを主張してるんだよ。ちょっと自意識過剰かも」

上条「まあそれはさておき、上条さんだって信じられないけど、ちっちゃい一方通行可愛いじゃん」

禁書「普通にかなりの美少年なんだよ」
145 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:26:01.75 ID:oPCtoKE0
打ち止め「げこたんピンチ! ってミシャカはミシャカはあわわわわ」

一方通行「膝の上で暴れンじゃねェよ・・・『そのときでした。「げこたんがんばれー!(裏声)」というこえがきこえてきました』」ペラリ

打ち止め「・・・(ドキドキ)」ギュウウウ 

一方通行「『それは、むらのなかまたちでした。「まけるなー、げこたん(低い声)」「がんばれー!(大き目の声)」』」ペラリ

打ち止め「ミ、ミシャカもミシャカもげこたんがんばれー!」キャー!

一方通行「・・・〈頭なでなで〉・・・『「ようし、がんばるぞー!」 げこたんはげんきひゃくばいです』」


上条「ちゃんと打ち止めの面倒もみてるしさ」

御坂「でもでもでも! 私は信じない! 認めない! だってあの一方通行なのよ?! 大事なことなのでもう一回言うけど、 あ の 一 方 通 行 な の よ ?! 妹達1万人殺して服装変で喋り方変で笑い方変で借金8兆円で黒翼(笑)でコミュ障で厨二病乙で最近では『一通さんマジ天使』な一方通行なのよっ!」

上条「本人の前で大声で言うなって・・・あ」

一方通行「・・・・・・」ジー

打ち止め「・・・・・・」ジー

一方通行「・・・・・・」

打ち止め「うううううう・・・」エグエグプルプル

上条「え、えと? あの?」オロオロ

御坂「ラ、打ち止め? (あぅ、ってかさすがにちっちゃい一方通行にあんな顔されたら罪悪感がわくんだけど一方通行なのにあの一方通行なのに!)」オロオロ

禁書「ど、どうしたの?」オロオロ
146 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:27:40.21 ID:oPCtoKE0
打ち止め「・・・ぁ、く、しぇりゃ、れーたの、わぅくち、いったーっ!って、みしゃか、はっ、みしゃかっ、わああああああああああ!!!!!!」ビエエエエエン

御坂「ちょ、・・・痛っ」

禁書「本投げるのはさすがに良くないんだよ。短髪、大丈夫?」アワワワワ

打ち止め「きりゃいー!!!!!」ワァアアアアアン

一方通行「・・・別に俺は気にしてねェし。むしろオマエが泣く方がしンどいンですけどォ」ギュットシテナデナデ

御坂「打ち止めに指差されて『嫌い』発言されたわ・・・」ガーン

上条「上条さんとしては、『オマエ何打ち止め泣かせてンだよ死にてェみてェだなオイこの三下がよォ』って眼差しを送ってくる一方通行さん(8歳)に非常に恐怖を感じているのでありますが」

禁書「とうま、そんなことよりもショックでバチバチ言ってる短髪をどうにかした方が良いかも・・・」

上条「ってかさ、今のはビリビリがよくないと思うぞ? そもそもまだ本人経験してないだろ」

御坂「・・・っ、だって!」

上条「いろいろと複雑な気持ちはわかるけどさ、子どもに言うことじゃねえだろ? 謝っとけよ」

御坂「・・・・・・」

打ち止め「ふぇっ・・・うう・・・」グスグス

一方通行「悪口とかもォ言われなれてるから気にしねェっつってンだろ。いいかげン泣き止め」ナデナデ

御坂「・・・っ!」

禁書「あくせられーた、可哀想なんだよ・・・」グスッ

上条「おい、ビリビリ」

御坂「・・・・・・一方通行」

一方通行「あ?」

御坂「(打ち止めの敵を見るような目が痛いわ・・・) 先刻の、・・・ごめんなさい。私もアンタに対していろいろあったんだけど・・・今のアンタに言うことじゃなかったわ。ごめんない」
147 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:28:18.37 ID:oPCtoKE0
一方通行「・・・だから気にしてねェっつーの。おい、打ち止め」

打ち止め「なに? って、ミシャカは、」グスグス

一方通行「あっちは謝ってきたンだ。オマエも本ぶつけたこと謝れ」ポンポン

打ち止め「・・・・・・ごめんなしゃい、ってミシャカはミシャカはごめんなしゃいしてみぅ」ペコリ

御坂「あ、うん! 別に痛くないから! 大丈夫だから気にしないでね! 打ち止めも、・・・えーと、一方通行のこと悪く言ってごめんね?」

打ち止め「もぉ、いっちゃ、ダメだからね、って、ミシャカはミシャカは、やくそく、なの」スンスン

御坂「うん、わかった。約束するね! (ってか一方通行が大人だわ)」

一方通行「よし、これで終わりだァ」ナデナデ

上条「おお、和解が成立したぞ」ホッ

禁書「良かったんだよ」ホッ

一方通行「洗面所借りる。オマエ冷やさないと目元バリバリになるぞ」ヒョイ

上条「お、じゃあ洗面所案内するわ。あとタオル出しとくから」

一方通行「あァ、・・・ありがとうございます」ペコリ

上条「一方通行が礼儀正しい、だと・・・?」ドキドキ

一方通行「? (なンかビクビクしてるぞこいつ)」


148 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:30:25.01 ID:oPCtoKE0
上条「おっと、そろそろ昼だな」

禁書「おっ昼っご飯っ♪」

打ち止め「おっひるっごはん♪」

一方通行「(ハンバーグが良いなァ)」

御坂「どうすんの? 作るの?」

上条「いや、朝こいつらを預かるとき、黄泉川先生から昼食代貰ってあるからさ。ファミレス行こうぜ」

禁書・打ち止め「「わーい!」」ハイタッチ!

一方通行「(この二人、精神年齢一緒なのかヨ)」

上条「よーし、準備ができたら出発進行なのですよー」


〜〜〜移動中〜〜〜


打ち止め「きょーそー! ってミシャカはミシャカはよーいドンっ!」トテトテ

一方通行「待て! 急に走ったら転ぶだろっ!」チッ

禁書「待つんだよー! 負けないんだからね!」

打ち止め「わー! ぁ?」ドッテーン

禁書「らすとおーだー、大丈夫?」

一方通行「言わンこっちゃねェ。大丈夫か?」

打ち止め「ううううう」ヒックヒック

上条「あちゃー、見事な擦り傷だな」

御坂「あ、待って! 私、絆創膏持ってるから」

禁書「ナイスなんだよ短髪」

御坂「はい、っと」ペタン

打ち止め「あ、げこた」ヒックヒック

御坂「そ、ゲコ太の絆創膏シリーズ。可愛いでしょ」

149 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:30:59.50 ID:oPCtoKE0
打ち止め「うん!」ニコ

御坂「! (何この可愛い生き物)」ズッキューン

上条「中学生でその絆創膏はないわ」

御坂「う、うっさいわね! あ、あと打ち止め、『痛いの痛いの飛んでけー』」

打ち止め「? あれ、いたいのなくなったよって、ミシャカはミシャカはあれれ?」キョトン

御坂「痛くなくなるおまじないよ☆ (ホントは体内の電流をちょっといじって、痛感覚を鈍らせたんだけどね)」

打ち止め「ありぁとう! ってミシャカはミシャカはありがとうしてみる!」キラキラ

御坂「いえいえ、どういたしまして(やばい可愛いわ)」ドキドキ

禁書「らすとおーだー、危ないから手を繋いでいこっか」

打ち止め「はーい! ってミシャカはミシャカはいんでっくしゅとぎゅってしてみる!」

禁書「えへへ〜なんだか妹ができたみたいで嬉しいんだよ」ナデナデ

御坂「あ、そうだ。一方通行」

一方通行「ン?」

御坂「この絆創膏セット、アンタにあげるわ。小さい子ってよく転んで怪我するから、打ち止めに使ってあげて」ヒョイ

一方通行「〈じーっ〉・・・ありがとうございます」ペコリ

御坂「た、大したことじゃないし! (上目遣いからのお辞儀! 絆創膏ケース両手持ち! な、何か可愛いんだけど!)」ズッキューン

打ち止め「あくしぇられーたともぎゅってする! ってミシャカはミシャカはしゅちょおしてみる!」

一方通行「あー、はいはい」トテトテ ギュ

禁書「あんまり横に広がり過ぎないように注意しながら歩くんだよ」

上条「インデックスもあわせてなんか仲良しきょうだいみたいな感じだよな」

御坂「そ、そうね!」

上条「癒されるなぁ」ホワワン

御坂「(っていうか、あの三人がきょうだいだったら、私とコイツは何? もしかして親? 親ってことはコイツが父親で私が母親で・・・ってことは夫婦? コイツと夫婦だなんてっ!)/////」

上条「(何か隣でビリビリがおかしくなってるけど、スルーした方が安全だよなぁ)」ジャッカンキョリヲトッテミタリ 
150 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:32:32.57 ID:oPCtoKE0
〜〜〜ファミレス〜〜〜


  上 一
窓<テーブル>打(お子様椅子)
  イン御

上条「何にしませうか? 上条さんはハヤシライス増量かな」

インデックス「私はランチセットのA・B・Cがよいかも」

御坂「そんな細っこいのによく食べるわね。えーと、じゃあパスタセット。ドリンクは紅茶ね」

一方通行「チーズインハンバーグ」

打ち止め「げこたがいる! ミシャカはミシャカはこれにすゆの!」キャー

御坂「えーと、どれどれ・・・『ゲコ太のお子様プレート』ね(いいなぁ、私も食べたい・・・オムライスの旗がゲコ太だし、ハンバーグとポテトもゲコ太型だし、おまけもつくし、ゼリーもゲコゲコゼリーだし・・・小さい子は羨ましいなぁ)」

上条「よーし、じゃあ注文するぞー」

打ち止め「ぼたんおしたいーってミシャカはミシャカはじたばたー!」

一方通行「店で暴れンなっての」チョップ

上条「はいよー、打ち止め。でもお行儀よくしないと駄目だぞ。あと一方通行、言ってることは正しいが叩くのは駄目だ」

打ち止め「はーい! ってミシャカはミシャカはぴんぽーん♪」

一方通行「はァい」

禁書「早く来ないかなぁ」ワクワク


上条「よーし、全員分そろいましたね? それでは『手を合わせてください』」

禁打一御「「「「『はいっ!』」」」」

上条「『いただきます』」

禁打一御「「「「『いただきます!』」」」」

151 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:34:47.91 ID:oPCtoKE0
禁書「美味しいんだよ!」ムシャムシャ

上条「ああ、人様のお金で食べる自分で作ったり片付けたりしなくて良いご飯ってうまいよな」シミジミ

御坂「ね、打ち止め、食べる前に写メ撮っても良いかな?」

打ち止め「? よいよーってミシャカはミシャカはよくわぁんないけど、どうぞってしてみる」

御坂「ありがとう! えへへへへ可愛いなぁゲコ太えへへへへ」パシャパシャ

一方通行「(ハンバーグうめェ)」モキュモキュ

打ち止め「ミシャカはミシャカはおいしいーっ!」キラキラキラ

上条・御坂「(一方通行と打ち止めが小動物っぽくって可愛いすぎる)」ズッキューン

禁書「AセットもなかなかだけどCセットの方がボリュームがあってよいんだよ!」モグモグ

上条「(いやいやいやいや、そうは言ってもあの一方通行なんだぞ?)」

御坂「(あの一方通行がこんなに可愛いわけがないのよ!)」

打ち止め「おみゅらいす、ひとくちどーぞ」アーン

一方通行「ン、あンがと」アーンモキュモキュ

打ち止め「えへへ〜」

一方通行「じゃあこっちも・・・ほらよォ」アーン

打ち止め「あーんっ」モキュモキュ 

打ち止め「〈ごっくん〉・・・おいしいー!」パァアアア

一方通行「そりゃ良かったなァ」ナデナデ

打ち止め「うん! ありがとうなにょって、ミシャカはミシャカはおいしかったよ」エヘヘ

上条・御坂「「か、可愛い・・・っ!」」ドッキュンコ☆

禁書「こうかは ばつぐんだー なんだよ」ムシャモグ


152 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:35:35.95 ID:oPCtoKE0
上条「こ、これがカルチャーショックっていうやつか・・・!」ドキドキ

御坂「あるいはセカンドインパクトってやつよね・・・!」ドキドキ

上条「この可愛さだけはそげぶできないぜ」ドキドキ

御坂「こんなに可愛いんですもの、誘拐とかされそうで心配だわ」ドキドキ

上条「そんなこと許されるわけないだろ! 俺たちでこの幻想を守りぬかないとな!」グッ

御坂「ええ! この超電磁砲の名にかけて!」グッ

一方通行「おい、ソースついてンぞ」フキフキ

打ち止め「うみゅー。ミシャカはミシャカはありあとぉ!」

禁書「ふぅ、ごちそうさまでしたーなんだよ。とうまと短髪は全然食べてないんだけど、もらっちゃってもよいのかな?かな?」

打ち止め「げこたのおまけのつけて、って、ミシャカはミシャカはおねがいしてみゆ」クイクイ

一方通行「ヘアピン・・・? こっち寄れ。〈ぱっちん〉・・・ほらよォ」

打ち止め「ありがとー! かぁいい? かわいい?」キラキラ

上条・御坂「「超可愛い」」bb

禁書「とっても似合ってるんだよ。可愛いんだよ、らすとおーだー」ニコ

一方通行「まァ良ィんじゃねェの?」

打ち止め「・・・」プクー

一方通行「・・・・・・・・・よくわかンねェけど、可愛いンじゃないですかァ?」

打ち止め「えへへ〜/////」ニコニコ
153 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:36:12.20 ID:oPCtoKE0
上条「(こ、この気まずそうに視線を逸らしつつのぶっきらぼうな賛辞! しかもちょっと顔が赤い!)」グハァ

御坂「(でれた一方通行(8歳)の破壊力はいったい何なの?! こ、これが学園都市唯一の絶対能力者になれるかもしれない存在の実力・・・!)」ガタガタ

上条「(そして打ち止め・・・ちょっとおしゃまな女の子、だと・・・? ちくしょう、何だよ何なんだよこの破壊力は・・・っ!)」フルフル

御坂「(このふにゃあっとした打ち止めの笑顔・・・世界に夢と平和と愛と希望をもたらす笑顔だわ。や、やだ、涙が零れそう・・・)」グスッ

禁書「とうまと短髪がさっきからおかしいんだよ。二人とも食べてないからもらっちゃうんだよ」ヒョイパク

一方通行「オマエよく食うなァ」

打ち止め「ミシャカはミシャカはおなかいっぱい♪」

一方通行「ン、じゃあ」

打ち止め「てをあわせてくだしゃい!」パンッ

一・打「「ごちそうさまでした(ァ)」」

上条・御坂「「ぐっはぁああああっっつつつ!!!!!!!!」」クリティカル

禁書「私もごちそうさまでしたなんだよ」

上条「って、俺の飯がない?!」

御坂「わ、私のもないんだけど?!」

禁書「美味しかったんだよ」ゲフー

上条「インデックスお前なあ・・・はぁ、不幸だ・・・」

御坂「まあ別の意味ではお腹いっぱいなんだけどね」

禁書「午後から何するのか、決めちゃいたいかも」

上条「そうだなあ・・・二人はどうしたい?」

打ち止め「ミシャカはミシャカはおそとであそびたいー!」ハイハーイ

御坂「よし、じゃあ公園に行きましょう!」

一方通行「(公園とか遊びに行ったことねェなァ・・・)」

禁書「スフィンクスも連れてくればよかったかも」

上条「また今度な」
154 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/14(火) 15:36:52.05 ID:oPCtoKE0
〜〜〜公園〜〜〜


打ち止め「わーい! ミシャカはミシャカはにゃにしよう♪」

一方通行「暴れるとまた転ンだりするぞ」

禁書「あくせられーたがちゃんと手を繋いでるから大丈夫なんだよ」クスクス

一方通行「おい、手ェぶンぶンふるな! いてェっての!」

打ち止め「すべりだいー! ってミシャカはミシャカはきめてみりゅ!」ワーイ☆

禁書「あくせられーた、滑り台は一人だと危ないから、らすとおーだーと一緒に滑ってあげて」

一方通行「・・・ほら、行くぞ」

打ち止め「♪」ルンルン♪

上条「やべ、和むわ」ホワホワ

御坂「可愛すぎるわ」ホワホワ


???「先刻から私のショタショタセンサーに何か引っ掛かるものがあるんだけど・・・この公園かしら?」

???「は、あれは御坂さん・・・と、ツンツン頭と・・・おや、あの御坂さんそっくりの可愛らしい子どもは何者なんでしょうね。ちょっと行ってみましょう」

???「ありゃ? かみやんと超電磁砲と禁書目録がいるんだにゃー。ちょっとからかってやるんだぜい」
155 :ショタセラレータとラストロリータ :2010/12/14(火) 15:37:56.27 ID:oPCtoKE0
とりあえず終わり! ありがとうございました! 意味深に???を出してみたけど、ノリです。オチが思いつかなかったんだよ言わせんなよ恥ずかしい///
とりあえずショタセラレータ&ラストロリータな通行止めは『そげぶ不可能(そげぶキャンセラー)』だと思うの! マジで!
あと頭なでなでは正義! だっこも正義! そして二人は天使☆

まあ、なんだ。別人過ぎて申し訳なかったです。あと打ち止めの言葉遣いがかなりウザかったかな・・・すみません。ではではノシ

156 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 15:39:38.13 ID:nH5UOa.o
おつかれ

ちょっと公園行ってくる
157 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 15:52:29.95 ID:z7Oe/.so
乙乙
5人ともかわよいwwww
158 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 16:10:57.00 ID:j2tASoA0
最近作品が多くて読むのも書くのも大変になってきた
それもこれも乙ってなもんだけどね

4〜5レスいただきます
159 :どうやらオリアナさんは―― :2010/12/14(火) 16:11:45.35 ID:j2tASoA0
オリアナさんは学園都市に来たみたいです。
ですが仕事もなく、ただただ時間を流している状態。
と、そこへ学生グループが……。
「良い事思いついちゃった」ぺろっ



どうやらオリアナさんが学園都市の女の子で遊ぶ様です。




「暇だし玩ぼうかしら……あの子が良いわね」


「……で聞いてよー、またアイツはビリビリって言ってさぁ。私には御坂美琴っていう名前が――
――っと……あるのにさぁ何なのって「ちょっと、そこの可愛いお嬢さん」」

「「「「私(ですか)(ですの)!?」」」

「貴女よ、茶色い髪のショートカットの貴女。お姉さんにぶつかっておいて何か言うことは?」

「あ、えっとごめん……(服が! 肌が! 見えそうで見えてる!)」

「ごめんなさい、でしょ?」

「あ、ああ、すいません!」

「ふふ、いいのよ、気にしてないから。……やっぱり可愛いわね。もちろん、他の子も食べちゃいたい位可愛いけどね」

「「「「いやぁ/////」」」」

「でもスカートの下にショートパンツはないと思うわよ?」

「え、え/////」

「まぁ、脱がせる楽しみは一つ増えるんだけど……。焦らしが趣味なの? お姉さん、焦らされると壊れていくわよ?」

「ぬがっ……!? じらっ……??!!!/////」

「お姉様、そんな理由でしたの?」

「「御坂さん大胆〜」」

「ち、違うわよ!/////」

「ショートパンツまで濡れ濡れになるっていうのも、そそるわねぇ。欲しくて欲しくて唾垂らしてるみたいで♪」

「「「「濡れっ/////」」」」

「ふふふ……ホントに可愛いわ。じゃーね、お嬢さん達♪」
160 :どうやらオリアナさんは―― :2010/12/14(火) 16:12:19.02 ID:j2tASoA0
「さて、次は……あの子が面白そうだわ」


「ふぅ、裏の仕事もなれたものね――っと、ごめんなさい」

「見かけによらず素直ね。お姉さん、そういうの好きよ」

「っ!!///////」

「あら、急に目を反らすなんてルール違反♪」

「ふ、服はきちんと着た方がいいですよ//////」

「そっくりそのまま貴女にお返しするわ。でも、下着も着けないで包帯だなんて……私には真似出来ないわ」

「これは包帯じゃなくて……ま、まぁ似たようなものだけど//////」

「ずっと顔赤くして可愛いわ。ミニスカートの中も包帯巻きなの?」

「ち、ちゃうわい!//////」

「じゃ、お姉さんに見・せ・て(はぁと)」

「っ! わたわた私はそそそんな趣味はっ//////」プシュー

「ちょっとからかい過ぎたかしら? じゃぁね♪」
161 :どうやらオリアナさんは―― :2010/12/14(火) 16:12:44.40 ID:j2tASoA0
「さて……次は……あらホントに可愛い子みーっけ♪」

「ふんふふーんふふーん♪ ――っとすいません!」

「いいのよ、お姉さん慣れてるから」

「!! ま、まず服を着てください! こんなとこで水着はダメですよ!」

「あら、意外と強いのね」

「猥褻物陳列罪ですよ!!」

「難しい言葉知ってるのね。偉い偉い♪」ナデナデ

「誤魔化さないでくださいぃ……」

「じゃ、問題♪ その猥褻物って何処にあるのかしら? 当たったらご褒美プレゼント☆」

「だ、だから……先生の話を聞いてください……」ウル

「あぁ、ちょっと……。涙を流すのは好きな子の前でだ・けっ。それも大事な時だけよ、分かった?」

「……はい」

「いい子ね。偉い子、お姉さん大好きよ♪ じゃぁね☆」
162 :どうやらオリアナさんは―― :2010/12/14(火) 16:15:47.23 ID:j2tASoA0
「さすがに泣かれたら困るわ」

「……次は……っと、はぁい☆」

『運び屋、あなたの力をいと借りたきなのよ』

「なぁに? 最大主教のお相手なら聖人にさせたら? お姉さん忙しいの」

『変な事言わずに、仕事、お願い申しけるわ』

「お姉さんが手取り足取り日本語のお勉強してあげる?」

『い、いらないいらない! 用事は済みにつきだから切るわねっ!』




「もぅ、せっかちさんなんだから。ま、暇も潰せたし、ここら辺で切り上げようかしらね♪」








異常です。オリアナさんってこんな感じ? ローラってこんなk(ry
最近登場キャラを散歩させるマイブーム到来中
お目汚し失礼でした
続くなら次は海外で玩んじゃおうかしら♪
163 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 16:20:11.71 ID:a0Qp3AAO
アクセラにいちゃん思い出した
164 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 16:21:58.92 ID:z7Oe/.so
オリアナさんのエロ姐さん的キャラはイイよなぁ
色んなキャラと絡ませて反応を見たいですな
乙乙
165 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 16:22:23.08 ID:j2tASoA0
そういやさ、「生卵運んでた時ぶつかったらどーするのー?」って人の名前何だっけ?
ツナマヨ?
166 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 16:59:34.39 ID:yNV/bz60
>>162


前スレや>>98で人見知り上条さん書いてたものです

また思いついたので8,9レスほどもらいます

上条さんキャラ崩壊注意 上琴気味

167 :似ている事その一 :2010/12/14(火) 17:00:38.55 ID:yNV/bz60
美琴「ねぇ、せめてあの二人とはもうちょっと話したら」

上条「上条さんはかなり努力してます」

またまた巻き込まれた魔術がらみのトラブルの後
寮まで送っている途中に、美琴が会話の中で
インデックスやステイルとの事にふれてくる

美琴「あれで?」

上条「あれで」

美琴「はぁ、ま、無理する必要はないけど」

前にも美琴には同じような事を
言われたと思う
やはり、心配をかけているみたいだ

上条「いや、頑張ってるぞ。昨日だって……」

美琴「昨日? 何?」

上条「あ、いや何でもない……」

美琴を少しでも安心させようとしたが
つい、余計な事まで言いそうになる

美琴「何、私に言えない事?」

それが、余計心配そうな顔をさせてしまう

上条「いや、酔っ払った人を介抱したんだよ。昨日」

美琴「ああ、アンタ困った人はほうっておけないもんね。私と初めて会った時もそうだったし」

上条「がんばって会話したんだぞ」

美琴「偉い、褒めてあげるわ」

そう言って、笑顔を浮かべる美琴には言えなかった

その酔っ払い、お前のお袋さんだったなんて

難しい年頃だし……
168 :似ている事その2 :2010/12/14(火) 17:01:43.89 ID:yNV/bz60
美鈴「ごめんねー。みずちょうだーい」

上条「はい」

その夜、コンビニからの帰り道
酔っ払いとそれに絡まれている少年を見つけた
助けようとした結果

美鈴「ありがとー。よし! ビールもってきてぇ」

上条「ないです」

一方「まだ呑む気かァ、コラァ」

どっちも、顔は知っているけど
ちゃんと話せない相手だった

仕方なしに家に連れ帰る

一方「おィ、俺帰るからな。後よろしく」

美鈴「えー、もっとあいてしてよぉー」

一方「人の足つかむンじゃねェ! 離せ!」

上条「話せないな」

一方「あ?」

上条「何でもない」

美鈴「ふたりとーもー、かまってーよー」

騒ぎ立てる美女の介抱を
以前殴った白い人とともに行う
放ってはおけない
普段、世話になっている子の母親だし
169 :似ている事その3 :2010/12/14(火) 17:02:27.09 ID:yNV/bz60
美鈴「すぅー、すぅ」

ようやく、酔っ払いが寝ついた
上条のベッドの上でだらしなく転がっている

目の前には疲れ果てた白い人
上条も、決して元気いっぱいとはいえない

一方「……」

上条「……」

一方「……」

上条「……」

会話が続かない
そもそも、はじまりさえしない
前に会った時はあんなにテンションが高かったのに

もしかして、こいつも

一方「……」

人見知りなのでは?

以前、美琴や妹達を助けるためにケンカした時は
もの凄くテンション高くて、何を話していいかわからなかった
だから、とりあえず殴った
会話せずに、美琴達を守って殴った
170 :似ている事その4 :2010/12/14(火) 17:03:10.50 ID:yNV/bz60
上条「……」

でも、こいつは上条とは違うタイプの
人見知りなのではないだろうか

一方「……」

あのテンションは人に話しかけられるのを
防ぐバリアーだったのではないだろうか

上条「……」

テンション高く、ひたすらバリアーを張っていたら
いつの間にかあの実験に協力させられていただけでは無いのだろうか
一方「……」

だとしたら、殴りまくって悪い事をした
美琴たちを助けた事に後悔は無いが、
違う方法があったのかもしれない
171 :似ている事その5 :2010/12/14(火) 17:03:54.18 ID:yNV/bz60
上条「……」

でも、あの時はああするしかなかった
情報を集める時間も無かった
そもそも、この白い男の名前さえ知らないのだ

一方「……」

美琴が勝てない相手なのだから
第一位か第二位だと思う
どっちなのだろうか
話題のていとくんなのだろうか

一方「……おィ」

上条「何だ」

唐突に、白い男が口を開く

一方「コイツの事頼むはァ」

幸せそうに眠りこける
美鈴を指さして
白い男が言う

上条「任せろ」

一方「じゃあな。それと……」
172 :似ている事その6 :2010/12/14(火) 17:04:35.02 ID:yNV/bz60
上条「何だ」

一方「あ、ありがとな」

白い男が上条から顔をそむけながら言う
少しだけ、顔に赤みが差している

上条「大した事してない」

一方「……大した事なンだよ。いつか礼さしてもらうわァ」

「この学園都市第一位、一方通行がなァ」

そう言って、足早に部屋を出ていく

そうか、一位の方だったか
173 :似ている事その7 :2010/12/14(火) 17:05:15.10 ID:yNV/bz60
美琴「じゃあさ、ちゃんと会話できたご褒美あげよっか」

上条「別にいい。世話掛けてんのは、俺だしな」

美琴「人の好意は素直に受け取りなさいよ。何が良いかなー」

美琴が楽しそうに呟く
むしろ、上条の方が美琴に何か礼をしなくてはと思う
前の映画はちょっと思惑と外れたし
喜んではくれたけど

「はやくはやく! ミサカはミサカはせかしてみたり!」

「急がなくても中華料理屋は逃げませン! 走るなァ!」

「ミサカ的には中華より、イタリアンが良いんだけど」

「黄泉川達が先行ってンだァ! 文句はアイツらに言えェ!」

道路の反対側の道を、昨日の白い男と
小さな女の子、高校生くらいの少女が歩いて行く
少しだけ笑って、二人と話しているのがみえる
174 :似ている事その8 :2010/12/14(火) 17:05:42.26 ID:yNV/bz60
上条「あいつにも、ちゃんと話せる相手がいるんだな」

美琴「ん、どうしたの?」

美琴が疑問の声をあげる
どうやら、反対側の一団には気づいていないみたいだ

上条「なんでもねぇよ」

美琴「そう? じゃ、今度の日曜いつもの公園ね」

上条「別にいいけど、どうしたんだ?」

美琴「さっきも言ったじゃない。ご褒美よ」

そう言って美琴がまた笑う
アイツに二人の少女がいるように
自分には……


175 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 17:07:51.95 ID:yNV/bz60
以上です

時系列がぐだぐだなのは、上条さんが美琴さんを電話で呼び出すせいで
事件の起こる順番が変わっているからです
たぶん、顔芸とヘタ錬は同時処理です

お目汚し失礼しました
176 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 17:12:07.34 ID:LyK/4AAO
おつ
話題のていとくんで噴いた
177 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 17:13:35.66 ID:R8hY0WEo
まさかの一方通行も人見知り説
相変わらずのニヤニヤ乙
178 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 17:13:46.97 ID:ej4n92DO

早くスレ建ててくれww
179 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 17:46:49.32 ID:iHXwHec0
今日心理掌握の夢を見たので記念に1レスもらう
180 :心理掌握の拉致りかた [sage saga]:2010/12/14(火) 17:48:55.87 ID:iHXwHec0
9月1日の昼下がり、学園都市最高の精神系能力者にして常盤台中学最大派閥の女王サマである心理掌握は、寮へ通じる道の真ん中を闊歩していた。

自分でもかなり上位レベルであると言い切れる彼女の顔の眉間には、深いしわが寄っている。

理由は単純、面倒な学校行事の所為だ。

「まったく、2学期始まって早々全校生徒で大掃除なんて、ばっかばかしいったらありゃしない…」

 去年までこんな下らない掃除はなかったし、終業式でも予定を聞いた覚えがない。

 何でも「最近の常盤台は風紀が乱れている為、世話になっている校舎を自ら掃除することで心も清める」のだそうだ。

 大方あの電撃女が夏休み中に何かやらかしたのだろう。あのじゃじゃ馬は気品のキの字も無い、信者たちには隠せても私にはわかる。

 まぁ、そんな面倒事もいつも通り「私は帰らせていただくわ。掃除お願いね」の一言で片付いたのだから何の問題も無いのだが。

 通りには全く人がいない。

 この通りの先にある寮を利用する学生たちは、今頃せっせとお掃除中だろうからあたりまえか……

と、そこまで考えた少女は立ち止まった。
181 :ゴメン3レスだ [sage saga]:2010/12/14(火) 17:50:34.70 ID:iHXwHec0



      且

182 :ゴメン3レスだ [sage saga]:2010/12/14(火) 17:51:35.66 ID:iHXwHec0
行く先に一台の掃除ロボが停止している。故障でもしたのだろうか。

「どきなさい……って人間じゃないから意味ないわね」

何だか癪だが通りの端を通ろうとする。すると…

   〜且 且

 進行方向にもう一台のロボがいつの間にか現れている。まるで歩みを邪魔するかのように。

「……、調子狂うわね」

 イラつきながらも反対方向に避けようとして……

    且 且 且〜

 また一台。

「ばっ、馬鹿にして……」

 〜且 且 且 且 且〜

 さらに二台。これでもう前には進めない

「……っ、何なのよ!」

 思わず声を荒げ、もと来た道を戻ろうとするが……

  且 且 且 且 且

「い、嫌っ!」

 後ろにも掃除ロボット。何かがおかしい。

「だ、誰よ!出てきなさいよ!」

 掃除ロボットは少女の周りで輪を描き始める

「あ、あっちいってよ!!」

 輪はみるみるうちに

「来ないで!」

 狭まっていき

「ヤダ…」

 遂に

   バチィ!
183 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 17:52:07.70 ID:iHXwHec0
ここで目覚ましが鳴って起きたんだぜ
184 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 17:53:20.70 ID:LyK/4AAO
夢での心理ちゃんの見た目が気になる
おつ
185 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 18:33:40.72 ID:LyK/4AAO
ちょっと荒川パロさせて下さい、5レス程度お借りします


186 :荒川パロ :2010/12/14(火) 18:36:28.37 ID:LyK/4AAO
あらすじ

滝壺と浜面はなんやかんやでロシアに行こうとしましたが浜面と乗ったのは何故かアックアでした
ツッコミ不足の学園都市で滝壺が変な電波を受信し始めたのでツッコミをマスターすることにしました
187 :荒川パロ1 :2010/12/14(火) 18:37:43.98 ID:LyK/4AAO


☆「いや難しいな、ツッコミというものは…
浜面仕上は特殊な訓練でも受けていたのだろうか…」

滝壺「ゆーんゆーん」

結標「あ、あきらめちゃダメよ皆!!
滝壺の受信をやめさせなくちゃ!」

結標「他にも色んな方式のツッコミがあるのよ!
例えツッコミとかワンフレーズツッコミとかユニゾンツッコミとか……」

エイワス・☆「……」ジー

結標「はっ!」

☆「…結標淡希、君やっぱりツッコミ出来るのでは…」

結標「うんまぁ瞬間移動者として基本ぐらいは…ってバカ!!できないわよ!!!」ズバン

☆「そうか、できないなら仕方ないか…」

結標「ハァ…ハァ…」

滝壺「ゆー」

エイワス「しかしその例えツッコミというのは…対象を何かに例えてツッコむのだろうか…」

結標「え、ええそうよ…」

結標「そうだちょっと、私に例えツッコミしてみなさい!」

☆「君に?

あーー……、そうだな……」


☆「お前ってほんとフルンティングみてーなやつだよな!」

結標「…えっ…?」

188 :荒川パロ2 :2010/12/14(火) 18:39:11.14 ID:LyK/4AAO


エイワス「ちょっ理事長、エグいじゃないか(笑)」

エイワス「そんな的確に例えていいのか?」

☆「良いのではないか?よおしのってきたぞ!」

☆「お前はスタブソードか!!?」

エイワス「伝承が交差したってお前!!」

結標「ちょ…や…」

結標「やめてぇぇ!!私の知らない世界で例えないで!!」ガビーン


結標「いやよ何かこれ傷つく…。

例えツッコミはいやよ!!」

10032号「では次はミサカ達がユニゾンツッコミですねとミサカは出番に向けてスタンバイします」

打ち止め「『なんでやねん』って言って少し叩くんだよ!ってミサカはミサカはアドバイス」

10032号「ツッコミとは『なんでやねん』と言わなきゃ駄目なのでしょうか?とミサカは問いかけます」テテテー

結標「えっ…いえ別に大阪弁でなくても…」

打ち止め「へぇ〜じゃあ標準語で…」テテッ

スッ

10032号「なぜ…何故ですか!!」ポカポカ

打ち止め「なんで、なんでなんだ、なんでなんだァァァアア!!!」ペシッペシッ

結標「」

滝壺「ゆーん」

189 :荒川パロ3 :2010/12/14(火) 18:40:39.94 ID:LyK/4AAO


10032号「結標さんどうして…!どうしてですか!!」

打ち止め「どうして、なんで……!!!」

結標「やめて、何この重いツッコミ!!」

結標「何もしてないのに罪悪感でいっぱいだわ…!!やめて!ごめんなさいごめんなさい!!!」ウワァァァァ


エイワス「何だか、私も分かってきた…!」

垣根「おお…っ、皆かなりツッコミがサマになってきてるぜ!!」

垣根「見ろよ、滝壺のうわごとも段々すくなくなってきたんだ…」

滝壺「」ゆー

エイワス「おぉっ…学園都市にツッコミが充実してきたからだな!」

垣根「良かったな滝壺!」

エイワス「これだけツッコミがいればもう浜面仕上がいなくても−−…」

滝壺「」ゆゆゆ


190 :荒川パロ4 :2010/12/14(火) 18:41:13.50 ID:LyK/4AAO





滝壺「いやだから…」


滝壺「お前らのやってる事エブリシングボケだよ!!!」ガビーン



垣根「…す…」

☆「すみませんでした…」


間の取り方から声のはり方まで完ペキでした。



191 :おわり :2010/12/14(火) 18:43:34.18 ID:LyK/4AAO
配役は
リク→浜面
ニノ→滝壺
高井→アックア
村長→☆
P子→あわきん
☆→垣根
ラストサムライ→エイワス
鉄人兄弟→御坂妹・打ち止め
でお送りしました

本当はナルシストセロリな一位と冷蔵庫でリクと☆をやってみたかったけど無理っぽかった。
お粗末様でした
192 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 19:18:04.52 ID:ng.jOLMo
何だこの投下ラッシュww
みんな乙!
193 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 19:26:42.01 ID:zQ537kw0
元ネタ知らないけど笑ったww
乙!

最近投下ラッシュが凄くて追いつけない
俺もはやく長編ss書いてスレ建ててみてえよ
194 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 20:52:35.16 ID:yNV/bz60
>>191

すげえはまってました

上琴書きました 3,4レスいただきます
195 :嫁に出す日1/3 :2010/12/14(火) 20:54:08.89 ID:yNV/bz60
上条「うぅぅーいんでっくすぅー」

美琴「ちょっと、呑み過ぎじゃない。遅刻したらどうするのよ」

言いながら、美琴は夫―上条当麻からグラスと酒瓶を取り上げる

上条「うるせぇー、もうちょといいだろぅ」

呂律が回っていない
強くない癖に随分と呑んだらしい

美琴「ダメよ。明日のあの子の式に、酔っ払いを連れてけないもの」

上条「よてねぇよ」

真っ赤な顔で当麻が言う
息もアルコールの匂いがする

美琴「全く、アンタが認めたんでしょ。相手の事も含めて」

上条「そーだけどよー」

身寄りも記憶も無いインデックスは還俗したあと
美琴と当麻を家族として婚約者に紹介してくれた
その時の当麻の緊張した顔は忘れられない

上条「かおみしりだったし、いいやつなことしってるしよ」

美琴「そうでしょ。だから笑って祝福しましょうよ」

上条「うるせぇー、アイツは俺の家族だったんだよ。娘とか妹とかそんなんだったんだよー」

美琴「はいはい、良く知ってるわよ」

当麻とインデックスの絆の強さは
美琴も良く分かっている
その絆は美琴ですら入り込めない
196 :嫁に出す日2/3 :2010/12/14(火) 20:54:48.49 ID:yNV/bz60
上条「一発殴っときゃ良かったー」

美琴「アンタもうちのパパに殴られてたもんね『世界に足りないものパンチ!』とか言い出して」

あの父親が何者なのか
娘でも今だによくわからない

上条「ううう、なんか泣けてきた」

美琴「さっきから泣いてたわよ」

上条「うるせぇー」

美琴「そんなんじゃ、また泣く事になるわよ」

上条「だいじょうぶだ、そこにいるのはおとこのこだ」

美琴の腹部を指さしながら
当麻が断言する

美琴「まだわかんないでしょ」

事前に調べる事もできるが会えてしなかった
生まれてくる日までの楽しみにしておこうと
二人で決めた
197 :嫁に出す日3/3 :2010/12/14(火) 20:55:15.62 ID:yNV/bz60
上条「おんなのこだといっちゃうじゃないか」

美琴「男の子でもわかんないわよ。夢追いかけてこの街を飛び出しちゃうかも」

上条「えーいやだぁ」

美琴「いやだじゃないでしょ。でも、大丈夫よ」

当麻の横に腰掛け、その瞳を見詰めて
さらに、全ての幻想を砕く右手を握る

美琴「私は傍にいるからね」

上条「……うん」

頼りなく呟く当麻に
ぴったりと寄り添う
みんなを守ってきたこいつを
孤独にはさせやしないから


198 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 20:56:37.02 ID:yNV/bz60
以上です

お目汚し失礼しました
199 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 20:59:13.08 ID:O.P90QDO
乙!

出来ればスレ立ててじゃんじゃんやってほしい
200 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 21:00:24.24 ID:SjaQkqMo
なんでもかんでもスレ立てろって言うなよ
スレ乱立を防ぐ総合スレなんだからさ
201 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 21:02:38.70 ID:/pU8Lhso
設定が同じでも短くて一話完結してる短編を落としまくるなら総合でもいいのでは
202 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/14(火) 21:26:57.08 ID:UTP19Bg0
>>155
今更だけど乙
楽園でしたハァハア
203 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 01:10:39.35 ID:pz5oWMDO
ありそうっぽい話を書いてみた

カップリングなし、キャラ崩壊なし、シリアス、時系列はラスボス手前、3レス
204 :アレイスター「汚れた神を浄化するためには」 [sage]:2010/12/15(水) 01:13:03.64 ID:pz5oWMDO
 「アレイスター! テメェの幻想はここで終わりだ!」

 「私の幻想は終わらない」

 上も下も右も左も更には時間さえも分からない空間に二人の人間が対峙していた。

 ここは地下でも地上でもましてや上空でもない。明るいのか暗いのかさえ分からない空間は、この時代の知識では理解の出来ない場所に存在する空間である。

 仮に一から十までの説明を受けたとしても、普通の人間には時代の違いにすら気付かずにおかしな答えを出す。その空間に二人の人間がいる。

 一人はかつて世界最高最強の魔術師と呼ばれ、今では科学の長として君臨するアレイスター=クロウリー。

 もう一人は無能力者のレッテルを貼られながら、幻想殺しと言う特殊な力を持つ少年、上条当麻。

 アレイスターは自らのプランの完成のために上条を。上条は一人の少女と平和に暮らすためにアレイスターを。お互いはそれぞれの目的のために拳を握る。

 「知っているか幻想殺し。人類史上最大の罪を」

 「んなもん俺が知るかよ」

 「ならば教えよう。人類史上最大の罪は『神』を創ったことだ」

 「……は?」

 「この世界が神という見えない架空のものに少なからず縛られている」

 「それがなんだって言うんだよ」

 アレイスターは上条の疑問に答えるように話を進めていく。

 「それぞれの宗教には必ず信仰する神、又は神とするものが存在する。人々はその神を信仰し、神の教えに従い行動を起こす。これがどういうことが分かるか?」

 「そんなこ――っ!!」

 上条は過去を振り返る。アニェーゼ達によるオルソラへの糾弾に始まるローマ正教の行ったことを。

 「気がついたようだな。教えのためならば何をしても構わない、と言うのはおかしいと思わないか?」

 「それは……」

 上条は言葉を繋げられない。あのアレイスターが疑問に思っていることだからだ。言いたいことは山ほどあり、その全てをアレイスターにぶつけたかった。しかし上条は俯き口を閉ざしてしまう。
205 :アレイスター「汚れた神を浄化するためには」 [sage]:2010/12/15(水) 01:13:47.02 ID:pz5oWMDO
 「かつての私も神を信仰する者の一人だった」

 アレイスターは「少し昔話をしよう」と言い、静かに語り始めた。

 「私の生まれた家は幸いにも裕福で父も母も優しく大変恵まれた家庭だった。しかし10歳の頃にそれは起こった。私の母が教えに反しているとされ殺され、その二年後に父も同じ理由で殺された」

 アレイスターはじっと上条を見つめる。その目には人間らしさが戻っていた。

 「私の両親は自らが信じた神によって殺された。従順に教えに従い生きてきた両親を神は殺した。それから私は教えを捨て魔術に走った」

 「そして私はもっと広く魔術を学ぶために様々な組織に所属しながら旅をした。その内に私はエジプトで一人の女生と出会い結婚し、娘を授かった」

 上条はじっとアレイスターの言葉に耳を傾ける。アレイスターは「だが」と話を続ける。

 「妻と娘は殺された。またしても神の教えに反したという理由でだ。私はその事実に涙を流した」

 それまで無表情だったアレイスターの口が一瞬歪む。

 「教えに……神に絶望した私は一流の魔術師でもあった妻の体を媒体にしエイワスを呼び知識を求めた」

 「それって……法の書のことか」

 上条はアレイスターの話に相槌ように答えた。

 「それを読み解くには長い年月を要したが、法の書は私にこれまでの魔術的知識の全てを教えてくれた」

 「そして私は一つの答えに辿り着いた。汚れた神を浄化するためには、私が神になればいいと」

 「テメェが神だって? 馬鹿げたたこと言ってんじゃねぇぞ……」

 上条の静かな怒りにアレイスターは眉をひそめ、不快感を露わにする。その様子は実に人間らしいものであった。更に上条は話を続ける。

 「過去や理由はどうあれテメェは多くの人の幸せを奪ったことには変わりねぇ。そんな奴が神なんて『幻想殺し』」

 アレイスターが上条の話に割って入る。
206 :アレイスター「汚れた神を浄化するためには」 [sage]:2010/12/15(水) 01:15:05.02 ID:pz5oWMDO
 「お前は私と同じ目に遭っても同じことが言えるか?」

 「なんだと」

 「お前の両親が私に殺されたとしよう。お前はどうする? 私を憎むだろう」

 上条はじっと拳を握っている。

 「まだ足りないか。では禁書目録。御坂美琴も――」

 「アレイスターッ!!」

 上条は我慢できずにアレイスターに右の拳を振り上げ殴りかかった。だがアレイスターは空中を漂うかのように拳を避ける。

 「これで分かったか。神という存在しないものに教えを与えられ、教えのためならばなんでもする。まさに人の皮を被った悪魔だ」

 「……それで、神になるってのがテメェのプランとやらか?」

 冷静さを取り戻した上条がアレイスターに問う。

 「そうだ。そのためには魔術だけの知識では足りなかった。だから科学に手を伸ばした」

 「それで一方通行や滝壺を利用したのか……!」

 上条は奥歯を噛んでアレイスターを睨む。

 「時代と時代の接点となる一方通行。その一方通行を量産する滝壺理后。そして唯一違う世界の力を持った上条当麻。この三人をプランの最適化のために私は求めた」

 「一方通行は見事に科学と魔術を交錯させた。後は“彼”が始末するだろう。滝壺理后については不完全だが時間の問題だ。そして幻想殺し。お前には今ここで死を受け取ってもらう」

 アレイスターは霊装を上条に向け、改めて目的を宣言する。

 「神浄し悪魔を討魔して私は本物の神となる」

 上条もアレイスターを見据え、右手を突き出し宣告する。

 「俺がお前と同じ立場だったら同じことをしていないとは言い切れない。けどな、俺はお前みたいに『誰かのせい』にして戦うんじゃなく『誰かのため』に戦う」

 アレイスターは一息吐いて霊装を持ち直し戦闘の構えを取る。

 「vere875。我、真理の力を持って生きる者。これが私の魔法名だ」

 「上等だ。お前の幻想は俺がぶち壊してやる」
207 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 01:17:12.61 ID:pz5oWMDO
おわり

この裏で一方通行vs彼とか滝壺救出戦をする浜面、麦野、絹旗も書こうと思ったけどバテた


wikiに魔法名載っててびっくりした
208 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 01:28:30.06 ID:f1Sca0so

そもそも魔法名って黄金系列が提唱してるものじゃなかったっけ?
209 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 01:29:59.06 ID:utavr1wo
俺も30すぎて童貞でいれば魔法名名乗ってもいいのかな
210 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 02:16:25.51 ID:xphFT420
「諸君 私は幼女が好きだ
 諸君 私は幼女が大好きだ
 諸君私は 幼女が大好きだ
211 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 02:17:15.52 ID:xphFT420
小さいのが好きだ  ツルペタが好きだ  アホ毛が好きだ
プニプニが好きだ  つぶらな目が好きだ  泣き顔が好きだ
甲高い声が好きだ  もち肌が好きだ  無邪気なのが好きだ
幼稚園で 保育園で 小学校で  公園で プールで 遊園地で
海で 遊園地で 幼児服売り場で お菓子屋で 玩具売り場で
この地上で行われるありとあらゆる幼女が大好きだ
幼女をならべた幼稚園の一斉行動が先生と共に目的地に向かうのが好きだ
空中高く放り上げられた幼女がトランポリンで楽しそうに笑う時など心が踊る
幼女の操るリカちゃんが立花わたるくんを撃破するのが好きだ
可愛い声を上げて 燃えさかる立花わたるくんを窓から投げ出して車が轢き潰した時など胸がすくよ

うな気持ちだった
212 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 02:17:55.93 ID:xphFT420
スモックをそろえた幼女の横隊が動物の絵を写生するのが好きだ
肝試しで恐慌状態の幼女が既に息絶えで何度も何度も悲鳴を上げて逃げ惑う様など感動すら覚える
悪戯っ子の幼女を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ幼女達が 躾の為に私の降り下ろした手の平とともにごめんない!と泣き叫びに許しを請うのも最高だ
遊戯で可愛い幼女達が 雑多な玩具で健気にも立ち上がってきたえーい!えーい!
とがんばって自分に向かってくる時など絶頂すら覚える
幼女の団体に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった幼女に蹂躙され自分が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ
幼女の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
幼女に追いまわされ 害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君 私は幼女を 地獄の様な幼女を望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君  君達は一体 何を望んでいる?
更なる幼女を望むか?  情け容赦のない 天使の様な幼女を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の幼女を愛でる 女神の様な幼女を望むか?
よろしい  ならばラストオーダーだ」
213 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 02:25:11.78 ID:v8Q0QEAO
すごいのきたにゃー
214 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 02:29:54.42 ID:C5ZC9WIo
アンチスキルじゃん
詳しい話は後で聞くじゃん
215 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 02:40:25.14 ID:0.zahSMo
なんという…なんという…
とりあえず 一方さん乙
216 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 03:22:43.24 ID:9b8Ve2AO
>>210-212
少佐殿! 少佐!! 代行殿!
少佐殿! 大隊指揮官殿!!

「大隊総員 傾注<アハトゥング>!!」
ザガッ

諸君 夜が来た
無敵の敗惨兵(ロリコン)諸君
最古参の新兵(ロリコン)諸君

万願成就の夜が来た
(幼女をめぐる)戦争の夜へようこそ!!


まさかこんな所で
「ヒラコー」ネタが登場するとわ…
217 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 09:40:36.57 ID:LRJ7lCg0
最近、打ち止めの年齢がわからなくなってきた。
SSによって、幼稚園児だったり小学生だったり。
どれが真実なんだ。
218 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 10:09:55.69 ID:J.BnzEDO
原作に明記されてるのは見た目十歳程度。
実年齢に関しては一年未満くらいだろ


精神年齢はかなり上のように見える
むしろ一方さんより精神年齢上じゃね?レベル
219 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 10:11:06.28 ID:OPHUSXUo
>>217
答えはいつも君の心の中に
220 :Lvダウン 1 :2010/12/15(水) 11:26:12.72 ID:PcuA.Zc0
 ねぇ、アナタ最近弱くなってない?ってミサカはミサカは気になってるんだけど…

ある日そう指摘されて初めて気づいた。
確かに最近不調だったような気がしていたが、気のせいだろう。
と気にしないようにしてきた。

一方「そォか?」

打ち「うんってミサカはミサカは即答してみる」

…即答された。これは少し精神的ダメージがある。
仮にも学園都市最強のLV5。「弱くなった」と言われてなにも思わないはずが無い。

打ち「ってゆーか、ミサカ達も最近能力測定のとき結果が下がってたとかいう子が多いのってミサカはミサカは少し疑問を持ってみたり」

一方「偶然…じゃねェの?」

そう。これは偶然。
そう考えるのが普通である。
221 :Lvダウン 2 :2010/12/15(水) 11:33:01.20 ID:PcuA.Zc0
打ち「偶然…そうだよね。偶然だよねってミサカはミサカは同意してみたり」

一方「あンまりくだらねェこと考えてンじゃねェよ」

打ち「きっとアナタが弱くなった気がしたのも気のせい気のせい!ってミサカはミサカは気にしないことにしてみる」

一方「(そォだァ。ただの偶然。なンでもねェ)」

だが、そう簡単に一方通行は思い込めなかった。
絶対守ってみせると誓った女の子に「弱くなった」と言われたのだから」

一方「(能力測定…久々にしてみるかァ)」

考えるよりは行動にとる方がいい。
そして一方通行はとある研究所に向かった。
222 :Lvダウン 3 :2010/12/15(水) 11:40:09.26 ID:PcuA.Zc0
―とある研究所

一方「よォ」

研究員A「なんですか?」

一方「能力測定したくてなァ。今すぐ準備しろ」

研究員A「じゃあ10分ほど待っててください。準備しろ」

研究員B「はい」


〔能力測定中〕


コレハ・・・
イヤ。タダチョウシガワルカッタダケジャ・・・
デモコノケッカハナイダロ・・・

一方「結果は出たかァ?」

研究員A「あ、はい…ですが…」

一方「見せてみろ」

一方通行は強引に結果が書かれた用紙を奪う。
どうしてもすぐに結果が知りたかった。
このとてつもない不安を…取り除きたかった。
だが、そこに書かれていたのは

【測定結果 LV4】

一方「!?」
223 :Lvダウン 4 :2010/12/15(水) 11:50:52.40 ID:PcuA.Zc0
これが驚かずにいられるだろうか?
能力が芽生えたときからLV5だった。
なのについさっきの計測した結果はLV4。

一方「…ァ?」

研究員A「きっと機材の調子が悪かったんですよ」

研究員B「ま…また計ればLV5ですよ」

一方「機材の調整くれェちゃンとやっとけ帰る」

一方通行はそのあと何十という研究施設に回った。
だが結果はそこでも【Lv4】

一方「まじ…かよ」

不安でいっぱいの一方通行の目にある少女が映った。

一方「オリジナル…」

いつもならスルーするところだが、今日だけはひとつ聞きたいことがあった。

224 :Lvダウン 5 :2010/12/15(水) 11:57:31.22 ID:PcuA.Zc0
御坂「え…!?」

御坂はいつもは話しかけられることなどないものだから、超貴重生物を見るような目で一方通行を見ていた。

一方「ンな目つきで人を見ンな。…少し聞きたいことがあンだ」

御坂「…ちょうどよかった。私も聞きたいことがあったのよ」

一方通行は御坂がいつもと違うことに気づいた。
いつもとは違う、とても真面目な顔つき。
これは御坂が自分に聞きたいことと言うのもただ事ではないなとなんとなく悟った。

一方「で、その聞きたいことっつゥのがよォ」

御坂「なに?あ、一方通行からでいいわよ」

ゴクリと一方通行は息を呑み、言った。

一方「お前、最近の能力測定で結果が落ちてたりしてねェか?」
225 :Lvダウン 6 :2010/12/15(水) 12:06:08.08 ID:PcuA.Zc0
御坂「!?」

御坂は一瞬ものすごい形相になった。
だが、すぐにもとの顔に戻り、

御坂「…私もそのことを聞きたかったの。私さ…LV、下がっちゃったのよ。LV4よ。しかもギリギリ」

一方「お前の周りで他にLVが下がったとかいう話を聞いたりしなかったか?」

御坂「黒子がね…LV3になっちゃって、すごく落ち込んでるの。あの子あれでもすごく努力してたからさ…」

御坂「もしかしてだけど、一方通行もLv…下がったの?」

一方「…」

一方通行は考える。
Lvが下がったことを御坂に話してもいいのか?
悩んだ。そして

一方「ンなわけねェだろ。ちっと数値が下がっただけだァ」

御坂「そう…でも下がったのは下がったのね」

一方「ちっとだけなァ」

一方通行は考え抜いた結果、こう言うのが一番いいと思ったのだろう。
御坂は不安そうな顔つきになる。
一方通行は今、Lvが下がったことを言わなくてよかったと本気で思っていた。
226 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 12:12:27.43 ID:yO5/LyM0
>>207
風の谷のナウシカに出てくる荘園の主と皇弟をアレイスターに重ねてしまった。
乙です
227 :Lvダウン 7 :2010/12/15(水) 12:44:17.73 ID:PcuA.Zc0
御坂「でも、LVが下がるなんておかしいと思わない?」

一方「まァそォだけどよォ…偶然が重なったンじゃねェか?機材の不調を体調の不調とかが」

御坂「…89回も続くと思う?」

一方「…ねェな」

御坂「これは…なにか起こってると思う」

一方「ァ―?ンなの気のせいだっつの。俺は帰る。じゃあな」

御坂「ちょ、ちょっと!」

一方通行はこれはなにか事件性のあるものとかかわっていると確信していた。

一方「(芳川に聞いてみっかァ)」



―黄泉川家 

芳川「え?LVが下がるかですって?」

一方「ァあ」
228 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 12:51:17.99 ID:Y0yIa8co
遅い
229 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 12:54:47.57 ID:J.BnzEDO
なあまさかと思うが書きながら投下してんの…?
230 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 12:58:40.57 ID:J/O3GbYo
お話は面白そうなんだけど・・・
総合スレは雑談も含めた大勢で使うスレなんでSS投下であまり間隔あけ過ぎるのはNGだべさ
231 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 13:11:10.43 ID:pz5oWMDO
これから投下するよー

一旦確認

しっかり書きためたものを投下

終わったよー

これが自然な流れか。でもまぁそんなにカリカリしなくてもいいじゃない
2chではこれが普通だし次から気をつけてもらえればオーケーオーケー
232 :Lvダウン 7 :2010/12/15(水) 13:14:16.29 ID:PcuA.Zc0
すまん。突然の来訪者にイライラMAXで手間取ってた。


芳川「…そういう話は聞いたこと無いわね」

一方「そォか」

芳川「なんでそんなこと?」

一方「いンや。なンとなくなァ」

芳川「(なんとなく聞く内容じゃないでしょうが)」

芳川は違和感ありまくりな一方通行の質問の真意が気になってしかたなかった。


芳川「そう。私は今ドラクエクリア最短記録に挑戦中なんだからあんまり話しかけないでくれる?」

一方「…クソニート」

芳川「あら。自分の限界に挑戦するのはいいことよ?」フフン

一方「なンか超ムカつくわァ。こいつゥ」
233 :Lvダウン 8 :2010/12/15(水) 13:23:23.20 ID:PcuA.Zc0
芳川「とりあえず出て行って」

一方「言われなくても出てくわ。さっさと職見つけやがれクソニートがァ」

キィーガチャン

芳川「さて…と。久々に調べてみるか」


―数日後

打ち「あーなーた!ちょっと起きてー!ってミサカはミサカは必死に訴えてみたりー!」

打ち「起きるわけ無いか…ってミサカはミサカ準備運動」

打ち「おーきーろー!ってミサカはミサカはダーイブ!」

一方「ゴハァァァァ!打ち止めァちゃァン!?何回言ったら分かるンですかァ!?」

打ち「ちょっと来て!ってミサカはミサカはアナタを引きずれ…ないぃー」

一方「行くからちょっと待てェ。ったく」ガチャ

一方通行は杖を装備し、打ち止めに引っ張られながらリビングへと向かった。
234 :Lvダウン 9 :2010/12/15(水) 13:31:02.28 ID:PcuA.Zc0
そこで目にしたのは、衝撃の事実だった。

『学園都市の能力者のLvがどんどん下がっています!今では最高LVは4、LV5は全滅という情報が入っています!』
『つまり、あの学園都市最強のLV4に?』
『はい。▲月●日に複数の施設で能力測定し、すべての測定結果がLV4だったということが分かっています』
『ちなみに第2位以降はもう…?』
『はい。LV3です』
『この現象はどういうことなんでしょう?』
『まだ良く分かっていません』
『…』

打ち「…というわけなのってミサカはミサカはアナタがLV4になってたことに驚いてるの」

一方「…」
235 :Lvダウン 10 :2010/12/15(水) 13:38:31.53 ID:PcuA.Zc0
一方「ンなこと…」

芳川「一方通行」

一方「ンだァ。芳川」

一方通行は不穏な空気を放っていた。

芳川「LVが下がった原因が分かったかもしれないわ」

一方「!?いますぐ教えやがれェ!!」

芳川「これはまだ100%確実ってわけじゃないんだけど…」
236 :Lvダウン 11 :2010/12/15(水) 13:51:24.46 ID:PcuA.Zc0
芳川「空気中に能力のLVを下げるような物質が入ってるんじゃないかと思うの」

打ち「そうなの?ってミサカはミサカはいまやLV2だったり」

一方「犯人の検討はついてンのか?」

芳川「これもたぶんなんだけど、無能力者か学園都市外部の組織」

一方「はァン。いいじゃねェか。やってやる」

芳川「…行ってらっしゃい。一方通行」

打ち「どこかに行くの?ってミサカはミサカはたずねてみたり」

一方「散歩だァ」

打ち「嘘でしょ。ミサカも連れてってってミサカはミサカはアナタをみつめてみる」

一方「いいからお前はここで待ってろ。芳川。黄泉川に伝えとけ」

芳川「…分かった」

一方通行は杖を持ち直し、靴を履く。
ついて来ようとする打ち止めをそっけなく追い払い、戦場へ向かった。
237 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 13:59:33.98 ID:FLRTf/go
書き溜めて出直すのかと思ったらそんなことはなかった
238 :Lvダウン 12 :2010/12/15(水) 14:05:23.53 ID:PcuA.Zc0
一方「さて…どォすっかなァ」

?「一方通行!」

名を呼ばれ、一方通行は振り向く。
するとそこには、ヒーローとオリジナルが立っていた。

御坂「―…一方通行もLVが下がってたのね?」

一方「…ァあ。俺はあの日能力測定を数十回やった。しかも全部違う研究所でなァ」

御坂「なんで本当のことを言ってくれなかったの?」

御坂は怒りを悲しみが混じったような顔で一方通行に問いかけた。

一方「…関係ねェだろ。俺はやらなくちゃいけねェことがあンだ。じゃあな」

一方通行が立ち去ろうとした瞬間

上条「待てよ」

一方「ァ?」

上条「やらなくちゃいけないことっていうのは…LVが下がっていくこの事件についてか?」

一方「…だったらなンだよ」

上条「俺達もこの事件について調べてるっつっても収穫は0だけどな」

一方「あっそォ。だったらなンだってンだ」

上条「一緒に行っていいか?」

一方「断る」

239 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:08:51.71 ID:b8SDSMDO
遅いよ…
240 :Lvダウン 12 :2010/12/15(水) 14:13:50.66 ID:PcuA.Zc0
一方通行は即答した。
一人の方が自分にはあっていると分かっていたから。

御坂「一人より三人のほうがいいでしょ?」

一方「一人の方がいいっつゥの」

上条「お願いだ。一方通行」

御坂「一方通行、アンタのことだからなにか手ががりがあるんでしょ?怪我しようが死のうが私達はなにも文句は言わない。だから一緒に行かせて」

?「わたくしからもお願いしますの」

三人がいっせいにふりむく。
そこには空間移動能力者・白井黒子がいた。

白井「テレポートできないのは不便ですわね」

御坂「黒子っ!!」

白井「黒子はお姉様がいるところならたとえ火のなか水の中。いつでもどこでも参上いたしますわ」

白井「まぁ…LVも下がりに下がってしまい、いまやLV2。お役にはたてないと思いますが…」

白井「それでも黒子はお姉様のおそばにいたいんですの」ニコリ
241 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:20:57.21 ID:LmzmhDMo
まだ投下してたの?
何で1回ごとに7分も開くんだよ。1分くらいでテンポ良く投下しろ。
242 :Lvダウン 14 :2010/12/15(水) 14:21:16.39 ID:PcuA.Zc0
御坂「黒子…」

上条「白井、お前…」

白井「一方通行さん。お願いしますの」

一方通行は悩んだ。自分以外の人間を傷つけたくなかったから。
だけど、だけど…

一方「…死んでもしらねェぞ」

上条「一方通行!!」

白井「さて…一方通行さん、なにか情報はありますの?」

一方「二つある」

一方通行は芳川から聞いたことを三人に伝えた。

御坂「…確信がないのが残念ね」

上条「まぁ、0よりはいいじゃねぇか」

白井「わたくしは一応初春に調べてもらってますの」
243 :Lvダウン  :2010/12/15(水) 14:23:11.05 ID:PcuA.Zc0
とりあえずいったん投下終了します。
244 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:30:14.15 ID:J/O3GbYo
乙乙
実際お話は楽しそうだし先の展開も気になるんでいつか見せて欲しい

>>1の注意書きにもあるけど、SS投下中は他の人の投稿も、雑談も実質全部封印されるようなものだから、
一回の投下を20分程度以内、内容が長い場合でも1レス辺り3〜4分以内くらいじゃないと
他の人が書き込めない時間が長くなり過ぎて迷惑になってしまうので注意だ
このスレは不特定多数で使うスレだからね

中編以上のお話をじっくり自分のペースで投稿したい場合は、面倒だろうけど自分でスレ建てる事を推奨するよ
245 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:31:44.49 ID:Kk2ZOAYo
おつおつ
246 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:34:43.45 ID:2UVJO9wo
乙。内容的には期待してる
ただ、投下中にレスが欲しいならVIPでやろうな
それと>>244に付け足すなら、投下予告は基本だぞ
247 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:40:15.65 ID:J.BnzEDO

話はとても面白そう
しかしいかんせん投下間隔がほんとに長すぎる。
1人で二時間以上占領してたようなもんだからな…
248 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:43:38.49 ID:CDg1UEDO
この程度の長さどんだけ時間かかってんだよ
投下予告くらいしろ
もう書かなくていいよ
249 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:46:16.25 ID:dneJR6Q0
自身が携帯で投下した時ふつうに3〜7分かかったことがあるし
回線の重さとか考えるとあまり責めることはできん
投下予告もそうだが時間がかかるなら○/○とレス数を名前欄に記入したりとか
何レスぐらいかかるとか報告したほうが親切だな
ながら投下なら問題外
250 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 14:57:34.39 ID:J/O3GbYo
んむ、>>244で書いた数字は飽く迄俺感覚の適当な奴なんで参考程度にね
実際俺も投稿欄にコピりながらミス見っけて修正してたら5分以上空いちゃったなんて良くあるし
大切なのは他に利用する人が居ることを意識した上で可能な限り配慮して利用することじゃき

この話題引っ張っても幸がないのでなんか話題を振ろうと思うのだが何も思いつかない
今とあるネタでスレ建てしようと書き溜めてるけど何回分書き溜めてから建てようか迷い中
一回の投下せいぜい5〜6レスのほのぼのコメディ系時々ちょっぴりシリアスだったりなんだけど
みんなは建てる時そんな事で迷ったりはしない?
251 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 15:13:25.50 ID:FLRTf/go
>>250
見る側の意見からで悪いけど
内容が良かったら1回の投下が短くても全力で張り付くよ
252 :Lvダウン  :2010/12/15(水) 15:36:01.45 ID:PcuA.Zc0
なんかめちゃくちゃ悪いことしてましたね…
すみません。
253 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 15:40:36.36 ID:C5ZC9WIo
次からはちゃんとできる限り素早く投下するんだぞ
ちょっと気持ち悪いの湧いてるけど諦めんなよ
254 :Lvダウン  :2010/12/15(水) 15:50:54.13 ID:PcuA.Zc0
ちょっと相談よろしいでしょうか?

投下時間、めちゃがんばってるんですけど修正したり誤字脱字確認したりいろいろしてるとどうしても10分近くかかってしまうんですよね。
なので、前にたてたスレ(一方「学園都市最強をなめんじゃねェぞォォォ!!」)に移動して続き書こうと思ってるんですが…

いいでしょうか?
255 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 15:55:44.65 ID:FLRTf/go
確認や修正は"投下を開始する前に済ませる"もんであって投下しながらするもんじゃないだろう…
立てるならもちろん止めはしないけど
256 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 15:57:26.93 ID:J/O3GbYo
自分で建てたスレだったらどう使おうが別にいいんじゃないの?
あと修正や誤字確認は投下開始する前に何周してでもやっておいて
もうあとコピペしてボタン押すだけでOKの状態にしとけば少しはマシになるかもね

それとこれは蛇足だけど、そのスレ、バリバリに叩かれて空気悪いかもだから
そこの>>1だと表明するだけでまた叩いてくる人が湧くとは思う・・・
上手くスルーするか無かった事にするとかまあ頑張ってくらはい
257 :Lvダウン  :2010/12/15(水) 16:03:14.52 ID:PcuA.Zc0
〔投下中に気づいてやべッ〕パターンとか〔こことかこうのほうがよくね?〕パターンとか(後者の方が多いです)が
あるんですよ…すみません。マジすみません。

じゃ、(一方「学園都市最強をなめンじゃねェぞォォォ!!」)の方に今後は投下させていただきます。

ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
次の投下はPM05:00〜PM06:00ぐらいにはじめようと思っています。
よろしくお願いします。
258 :Lvダウン  :2010/12/15(水) 16:04:47.99 ID:PcuA.Zc0
今後は誤字脱字確認めちゃくちゃやってから投下開始したいと思います。

259 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 16:05:24.80 ID:ehNAuhEo
だからそれを先にやれよ
つーか案の定そこの1で吹いたんだが
ちょっと>>1読み直してROMってろ
260 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 16:10:32.70 ID:C5ZC9WIo
あのスレか
「助からなかった一方通行」と「助けられなかった幻想殺し」の話かと思ったら最後幼女ぶっ殺して終わりとか吹いたわ
261 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/15(水) 16:51:38.30 ID:ZLk2JNg0
発想はいいだけに残念だよな
262 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 16:57:50.78 ID:FLRTf/go
あのスレもここでの話もちゃんと書けばもっと面白いんだよな…惜しすぎる
263 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 16:58:10.61 ID:DmKQnAU0
3、4レスほどもらいます

ちょっと下ネタ気味、苦手な人注意
264 :たおる :2010/12/15(水) 16:58:54.87 ID:DmKQnAU0
夏休みの午後

上条「コンビニにでも、行くかぁ」

財布を掴み、ズボンのポケットに突っ込む
そう言えば、今日は暑くなるとTVで言っていた
念のためにタオルでも持っていこうか

上条「お、使いかけっぽいけど、これでいいか」

ベッド脇に転がっていた
化学繊維を首に巻き
立ち上がる

さぁ、でかけよう



美琴「あれ? 一枚足りない」

どこにやったのだろうか
昨日一日の行動を振りかえる

美琴「あ、あそこか。……黒子!」

黒子「何でございますの?」

美琴「ちょっと出かけてくるね」

黒子「行ってらっしゃいませ」

恥ずかしいので、
あいつに見つからないようにとってこよう
265 :たおる :2010/12/15(水) 16:59:58.37 ID:DmKQnAU0
上条「おぅ、一方通行じゃねえか。奇遇だな」

一方「おゥ、オマエかァ……あァ!」

上条「ん、どうしたんだ?」

一方(な、何でこいつはルーズソックスを、く、首に巻いてやがンだァ!?)

しかも、時折顔に擦り付けて
爽快そうな表情をしている

一方「な、なンでもねェよ」

上条「しっかし、今日は汗かくなぁ」

一方「あ、あァ」

むしろ、今は冷汗で背中がぐっしょりだ

上条「じゃ、俺コンビニいくんで。またな」

一方「お、おゥ、、またな」

ルーズソックスを首にかけたまま
上条が去る
どう反応していいのか、わからない
でも……
266 :たおる :2010/12/15(水) 17:00:52.25 ID:DmKQnAU0
佐天「いらっしゃいませー」

コンビニでバイトにもようやく慣れてきた
夏休みは変な客も多いが多少の事では動じなくなったと思う

佐天「ん、あれは御坂さんの……へ!?」

首に、ルーズソックスを巻き付けた男が入ってくる

その顔だけは知っている
以前、友人に写メを見させてもらった

佐天「な、な、な」

男は雑誌コーナーで立ち読みを始める
ごく普通の行動すぎて、むしろ怖い

佐天「ま、まさかそーゆープレイ……」

しばらく、友人の顔をちゃんと見られそうにない
まさか、あんな趣味だったとは……
267 :たおる :2010/12/15(水) 17:01:19.20 ID:DmKQnAU0
上条宅

美琴「ええと、あった、あった。うん、アイツに見つかる前に帰ろう」

しばらくして

上条「あれ? さっきのタオルどこやったっけ? ……まさか落としたのか、不幸だ」

その後

美琴「ん、佐天さんどうしたの? 私の足に何かついてる?」

佐天「いえ、なんでもありません(やっぱ、あの時の……)」

同時刻、某所

番外個体「ん、ミサカ達の足もとに何か落ちてる?」

打ち止め「さっきからずっと見てるよね? ミサカはミサカはあなたの様子がおかしい事を気にしてみたり」

一方「な、何でもねェよ」

不思議そうな二人に
聞こえないように小さく呟く

一方「……やべェ、目覚めちまったァ」


268 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 17:02:34.32 ID:DmKQnAU0
以上です

広げたルーズソックスってタオルに似てるよね! っていうお話でした

お目汚し失礼しました
269 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 17:07:25.61 ID:mW26XJoo
突っ込みどころが多すぎるww
似てるのかと言うか汗ふいたらさすがに感触で気づくだろwww
てかそもそも何故上条さんの家に御坂のソックスが転がってんだww
んでもって一方さんも目覚めるなよwww

乙乙なんだぜ
270 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 17:12:42.93 ID:J/O3GbYo
突っ込んでいいのか突っ込んじゃまずいのか非常にもどかしいなんていうかこう・・・
・・・その、お幸せに?
271 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 17:24:56.64 ID:FLRTf/go
どういう状況なんだよwwwwwwwwwwwwww
272 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 18:04:15.05 ID:JLtaB6DO
乙!
とりあえず上条さんが美琴に突っ込み済みなのは良く分かった
273 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 18:19:27.66 ID:.t5OQ4Uo
>>272
誰が上手いこと言えとww
274 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 18:25:47.04 ID:751J2cAO
目覚めた一方さんサイドが気になるなあ
おつ!
275 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 18:26:18.10 ID:SHKGFwAO
乙!
まあ確かに上条さんの部屋で脱いだってことは…
つまり…そういうことか
276 :とある3人の正ヒロイン [sage]:2010/12/15(水) 18:28:52.17 ID:751J2cAO
えっと、4スレほどもらいます。
インデックスと打ち止めと滝壺は仲良しです。そして、どこかの地で鍋パーティーをしています


−−−−−−



打ち止め「だからね、ミサカは子供の純真さだけでなく影がある女になろうと決意したのってミサカはミサカは宣言してみる」

インデックス「はふ、はふ」ガツガツ

打ち止め「もう、お鍋ばっかりじゃなくってちゃんとインデックス聞いてよって」

滝壺「らすとおーだー、取る?」

打ち止め「あっ、お願いします!ってミサカはミサカは器を渡してみたり」

滝壺「うん、いんでっくすは?」

インデックス「おかわりなんだよ!」

滝壺「分かった」


打ち止め「…タキツボは大人の女だよねってミサカはミサカはため息をついてみたり」

インデックス「どうしたの?らすとおーだー」

打ち止め「うん…、ほら、あの人のまわりってあの人より年上の女の人多いよね?ってミサカはミサカは確認してみたり」

インデックス「…あー、そうかも」

打ち止め「それに対してミサカは見た目だけでも6つ離れてる…、いつゲットされるか気が気じゃないの!ってミサカはミサカは想像した状況に震えてみる」

滝壺「はい、2人ともどうぞ」

インデックス「りこうありがとう!」

277 :とある3人の正ヒロイン :2010/12/15(水) 18:31:38.67 ID:751J2cAO


滝壺「いんでっくすは本当にいっぱい食べるんだね」

インデックス「うん、みんなで作ったご飯は美味しいんだよ」

打ち止め「そう言えば、インデックスこそカミジョーとどうなの?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

インデックス「とうまと?別に普通だよ」

打ち止め「普通って?てミサカはミサカは…お豆腐美味しいー!」

インデックス「えっと、のんびりしてゴロゴロしてご飯食べて」

滝壺「楽しそうだね」

インデックス「そうだね。…平和な時間はとっても楽しいんだけど」

打ち止め「何か問題でもあったり?ってミサカはミサカは眉を潜めてみたり」

インデックス「とうま、私のこと家族としか思ってないのかもなあって思うんだよ」

打ち止め「そうなの?」

インデックス「…うん、鈍感だからもあると思うんだけど。
でも厄介者と思われるよりはずいぶんマシなんだよね」

滝壺「…きっと大丈夫だよ」

インデックス「そうかなあ」

滝壺「うん、かみじょうのこと、そんなに知ってるわけじゃないけど、いんでっくすと居るときはいつも優しい顔だよ」

打ち止め「そう、ヒーローさんも今まで忙しかったから、のんびり出来る人と休んでいたいんじゃないかなってミサカはミサカは考察してみる」
278 :とある3人の正ヒロイン [sage]:2010/12/15(水) 18:32:28.06 ID:751J2cAO


滝壺「そんないんでっくすをわたしは応援してる」

打ち止め「ミサカも微力ながらねってミサカはミサカは可愛らしくウィンクしてみたり」パチン

インデックス「2人ともホントにありがとう。そうだね、とうまはたくさんの女の子にとっても好かれてるけど、私も頑張るんだよ!」

滝壺「がんばってね」

打ち止め「ヒーローさんゲットだぜ!ってミサカはミサカは叫んでみたり」

インデックス「あと、らすとおーだーったら両目つぶっちゃってるんだよ」

打ち止め「はっ…!このウィンクはあの人の前で何度もしてきたってミサカはミサカは愕然としてみたり…」



279 :おわり :2010/12/15(水) 18:34:40.80 ID:751J2cAO
人によっては正ヒロイン違ったりするかもですが私の中ではこの三人がヒロインなのでこのタイトルにさせていただきました
とりあえず、作中で邂逅したら面白そうだななんて思ってます
お付き合いいただきありがとうございました
280 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 18:40:45.66 ID:HSD2vTM0
滝壺お姉さんがなかなかどうして良いなぁ…三人とも可愛いです
乙でした!
281 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 18:41:33.18 ID:mW26XJoo
俺にとってもこの3人が聖ヒロインだなぁ
この組み合わせは和むよね、乙乙です
282 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 19:12:27.60 ID:FLRTf/go
>>275
バレないうちに回収したのが「はじめての翌日だから恥ずかしい」って
考えるとすげえ萌えることに気付いた
283 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 20:02:09.54 ID:QhOxYbAo
>>279
乙!
美琴と番外個体と麦野で鍋パーティーはまだですか?
284 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 20:09:33.41 ID:DmKQnAU0
>>279
乙!


>>282
そこに気がつくとは、やはり天才か……
285 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 20:38:49.14 ID:Al2IpEDO
>>283
その3人だと、愚痴と言う名の大惚気大会しか想像つかねぇww
286 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 20:39:17.65 ID:DmKQnAU0
3レスほどもらいます

ちょっと百合気味注意 インデックス←佐天
287 :いんさて :2010/12/15(水) 20:40:14.30 ID:DmKQnAU0
佐天「ちょっと、やめてください!」

スキルアウトA「げははは、いいじゃねぇかよぉ、ちょっとくらいよぁ」

スキルアウトB「まだガキじゃねぇか、お前も好きだな」

スキルアウトC「穴がついてれば、なんでもいい」

遊んでいたら、暗くなってしまい
普段と違う道で近道をしようとした結果
最悪に事態になってしまった

佐天「だ、誰か……」

自分の行いを後悔して
助けを求めても

スキルアウトA「誰も助けにこねぇよ! ひゃっは!」
288 :いんさて :2010/12/15(水) 20:41:01.53 ID:DmKQnAU0
「ちょっと、待つんだよ」

スキルアウトB「なんだぁてめえはぁ」

佐天と悪漢達の間に割って入るのは
白いシスター服をまとった
十字教の修道女

歳の頃は佐天とさほどかわらない
銀色の髪が風になびいている

シスター「まったく、どこでもこういう輩はいるんだよ」

スキルアウトC「ちくわでもいい」

スキルアウトA「邪魔するんじぇねェよ」

男がシスターに殴りかかる
シスターが殴り飛ばされるを想像してしまい
思わず目を閉じる

「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

夜の街に響き渡る

シスター「ちょっとは考えて行動するべきかも」

男の悲鳴が
シスターを殴りつけた瞬間
男の指の骨の砕ける音とともに
289 :いんさて :2010/12/15(水) 20:41:52.67 ID:DmKQnAU0
スキルアウトB「てめえ! レベル2の俺をなめんじゃねぇ!」

男が掌に炎を作りだし、投げつける

炎がシスターにぶつかる

だが、燃え上がらない
炎がシスターを包みこんでも、燃え移らない

シスター「この『歩く教会』の前には無駄なんだよ」

スキルアウトB「ひ、ひぃ! バケモノォ!!」

炎を出した男が逃げ出す

スキルアウトA「ま、待ってくれぇ!! 置いてかないで!!!」

スキルアウトC「もう、お前らでいい」

残りの男たちも慌てて、後を追う

佐天「あ、あの……ありがとうございます」

シスター「お礼を言われるほどの事はしてないんだよ。では失礼するかも」

佐天「せめてお名前を!」

シスター「名乗るほどのものじゃないんだよ」

片手をあげてシスターが去っていく
その後ろ姿を見ているうちに胸がドキドキしてくる

佐天「また、あえるかな……」


290 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 20:42:58.86 ID:DmKQnAU0
以上です

かっこいいインデックスさんを目指したはずでした

お目汚し失礼しました
291 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 20:43:04.26 ID:ylokQNUo
なんだろう……言いたいことは色々あるのに文字に出来ないこのもやもや……もしかしてこれがっ!
292 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 20:50:22.35 ID:J/O3GbYo
スキルアウトCの台詞のインパクトが強過ぎた・・・wwww
293 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 20:52:30.55 ID:jQNo7E.0
ちwwwwwwくwwwwwwわwwwwwwwwwwww
スキルアウトCは何がしたいのwwwwwwww
294 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 21:16:04.91 ID:GcMe2MDO
そりゃあナニがしたいんだろ
言わせんな恥ずかしい
295 :とある3人のサブ(?)ヒロイン :2010/12/15(水) 21:57:40.30 ID:751J2cAO
>>276です、1日2回も本当にすみません。感想で別ヒロインサイドのことについて頂いたので対比がてら書いてみました、4スレほどもらいます


美琴と番外個体とむぎのんの仲は良くも悪くもありません。ただとても三人だととっても姦しいです


−−−−−−−



番外個体「ジャガイモ美味しい」

美琴「ちょっとあんた、ちゃんと人参も食べなさいよ」

麦野「フランスパンも美味しいわね」

美琴「あー、野菜ばっかになっちゃったじゃない…。ホント唯我独尊なんだから」

番外個体「ミサカはお姉さまのクローンなんだけど?」

麦野「第三位サマには言われたくないね」

美琴「くっ…!

ていうか、そう言った非常識な態度とるから、あんた達は、好きな奴に振り向いて貰えないのよッ!」ズビシ

番外個体「ひっどぉい、流石にミサカだってキレちゃうかも!あっ、だけどお姉さまも絶望的だったりぃ?ぷーくすくす」

美琴「こ、こらぁぁ!」

番外個体「ぎゃはは!お姉さまの真っ赤な顔ちょーぱねぇ!」

美琴「くぅぅぅ」

296 :とある3人のサブ(?)ヒロイン :2010/12/15(水) 21:59:38.88 ID:751J2cAO


番外個体「あひゃひゃ、お姉さま弄んのもあいつと同じぐらい面白いなーって、さっきから静かな第四位はどうしちゃったの?」

麦野「……非常識ね……」

番外個体「ありゃりゃ、落ち込んじゃってるぅ?」

美琴「ちょっと番外個体!」

麦野「落ち込んでなんかないけど、あれじゃいけないって、分かってたんだけどね」

美琴「あ、あの麦野さん?」

麦野「普通は、大人しくて優しくて守りたい子選ぶっつーの」

美琴「っ」グサッ

番外個体「……ちょっとミサカにも響いたかも」

麦野「あら、珍しくしおらしいじゃない」

番外個体「……ミサカもさあ、調子に乗ってあいつんとこ詰ったり脅したり馬鹿にしたり蔑んだり辱めたり陥れたり苛めたり弄ったり怒らせたりしたからなー…」

美琴(今だけは一方通行に同情するわ)

麦野「やっぱり、暴力的な女は嫌いだったのかな…」

美琴「あー、麦野さん!ポジティブポジティブ!」

麦野「あんた達は、まだ見込みあるじゃん。ていうかあんたも同じじゃないの?家電壊したり、街中で」

美琴「あーあー!もう止めてぇぇ!」

番外個体「まあまあ、同じ傷を持つ仲間なんだから仲良くしようよ」

麦野「あんたはなに諦めてんの」

番外個体「へ?」
297 :とある3人のサブ(?)ヒロイン :2010/12/15(水) 22:01:51.18 ID:751J2cAO

麦野「まだ一方通行ってあんた達の妹に手は出してないんでしょ?」

番外個体「多分ね。神聖ロリコンにはなってないと思う」

麦野「だったらNTR」

番外個体「ねとり?」

麦野「なに?知らないの?寝取るっつうのは」

美琴「はぁぁあい!しゃ、喋ってるんなら美琴センセーがチーズフォンデュ全部頂いちゃうんだからね!」

番外個体「あっ、止めてよお姉さま!」


麦野「あらあら、御坂って思春期真っ盛り?」ニヤニヤ

美琴「ち、ちがうわよ!」

麦野「じゃあエロいお嬢さまなわけ?どこのAVかっつうの」

美琴「ばばば、馬鹿っ!そんなことあるわけないんだから」

麦野「あら、うんって言っときゃ私も協力してあげようかなと思ったんだけどにゃー?超電磁砲サマには要らなかったのね。ああ残念」

美琴「えっ!?」

番外個体「ねぇー、NTRって何なの」

美琴「Shut up!!」

麦野「教えてあげれば良いのに」

美琴「妹には健全に育ってもらいたいの!」

麦野「これだからムッツリは」

美琴「くぅぅぅぅ!」



298 :おわり :2010/12/15(水) 22:04:49.96 ID:751J2cAO
この三人では正ヒロインみたいなグータン○ーボらしさは出せないし、恋以外でも強く生きていきそうかなと思ってます
タイトルの?は「俺の正ヒロインは麦のんに決まってんだろォォおお!」みたいな可能性を入れた感じの
御託がすぎました、どうも1日2回もすみませんでした
299 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 22:13:53.63 ID:OPHUSXUo


この三人なら逆レイプ→責任とってねのコンボが出来そうだww
300 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 22:52:35.61 ID:QhOxYbAo
乙ww 本当に書いてくれるとは!

ちなみに三主人公の俺の超個人的ヒロインはオルソラ、打ち止め、絹旗でございますのよってミサカはミサカは(ry
301 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 22:57:44.47 ID:J/O3GbYo
全てがヒロインで、全てが主人公ッ!
それが禁書ワールドッ!

とか適当にそれっぽいこと言ってみる
とりあえず6人ともかわいいよ
302 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:11:13.39 ID:cmkF1os0
乙! しおらしい麦のん可愛いよ!

ちょっと電波を受信してしまったので、5レスもらいます

若干上条さんのキャラ崩壊がありますので苦手な人は避けてください
303 :禁書「……『幻想物語』?」 1/5 :2010/12/15(水) 23:12:05.29 ID:cmkF1os0

上条「学校に行ってくるよ。留守番たのむな、インデックス」

禁書「任せてとーま。 行ってらっしゃい」

上条「おお、行ってきます」バタン タッタッタ

禁書「……とーま行っちゃったね」

禁書「よーし! 作戦開始なんだよ! スフィンクス」

スフィンクス「ニャー」

禁書「とーまにはたくさんお世話になってるんだよ。 だから私も、とーまにお返ししなきゃ
   なんだよ!」

禁書「この日のために、小萌に家事全般のやり方、家電の使い方を教えてもらったんだよ」

禁書「部屋をきれいにしておいしいご飯を作れば、とーまはきっと喜んでくれるんだよ!」

禁書「まずは掃除から、頑張るんだよ!」

禁書「ふんふんふ〜ん♪」ガーガー

禁書「掃除機は便利なんだよ」ガーガー

禁書「ふんふ〜ん♪……あれ?」

304 :禁書「……『幻想物語』?」 2/5 :2010/12/15(水) 23:12:37.13 ID:cmkF1os0

禁書「壁と机の間に本が落ちてるんだよ」

禁書「ん〜とぉ。 ……取れた!」

禁書「ノートなんだよ。 何が書いてあるんだろ?」ペラ

禁書「……『幻想物語』?」

禁書「これとーまの字だよね? 『登場人物』『幻想殺しについて』『魔術について』『世界
   観』……いろいろ書いてあるけど、魔術についての考察、なのかな?」ペラペラ

禁書「! もしかしてとーま、魔術について勉強してたのかも!」

禁書「水臭いんだよとーま。 言ってくれれば手伝ったのに」

禁書「よーし。 とーまのために添削してあげるんだよ。 まずは『登場人物』から」

禁書「イラストもついてる。 とーまって絵上手かったんだ」
305 :禁書「……『幻想物語』?」 3/5 :2010/12/15(水) 23:13:24.86 ID:cmkF1os0

禁書「まずは……『主人公・神常討魔。 あらゆる異能を打ち消す右手・幻想殺しを持つ』かぁ」

禁書「これってとーまのことだよね……。 絵もとーまそっくりなんだよ」

禁書「! そっか、自分を客観視するために自分のこと書いてるんだね! えっと、幻想殺し
   についてはっと」ペラ

禁書「『あらゆる異能を打ち消すことができる……(中略)……切断された右腕から竜王の顎
    が出現した……』」

禁書「『……その正体は神常討魔の体に眠るドラゴンである。 神上の存在であるドラゴンは
    自浄作用を持ち、存在するだけで空間そのものを清めることができる。 その空間で
    は全ての存在があるべき状態へと落ち着こうと働くため、それを乱す行為――魔術に
    よる世界への介入は不可能となる。 幻想殺しは、その自浄作用が限定的に発現した
    ものである』……?」

禁書「流石に飛躍し過ぎかも。 それに所々に誤解が……」カキカキ

禁書「ふぅ。 添削は思ったより時間かかるかも。 さて次は……」

禁書「『雷の神に祝福されし皇女』 短髪に似てるんだよ。 『魔術を司りし巫女』 あ、
   これ私に似てるんだよ!」

禁書「『銀髪灼眼の討ち手・鈴科百合子』……これ、あくせられーたなのかな? 似てるけ
   ど女の子なんだよ」

禁書「ノートの半分以上が設定とか人物紹介なんだよ。 北欧神話とかいろんな国の神話や
   英雄の話が引用されてるんだよ。 意欲は感じるけど、どれも中途半端で分かりにくく
   なってるかも」カキカキ

禁書「小説も書いてるみたいだけど……見せ場だけを書いてるみたいで分かりづらいかも。 
   でも発想は悪くないし、添削のし甲斐があるんだよ」カキカキ




306 :禁書「……『幻想物語』?」 4/5 :2010/12/15(水) 23:14:02.74 ID:cmkF1os0

上条「ただいま、インデックス。 いやー、今日は補修もないしセールに間に合ったし、上条
   さん幸せですよー」

禁書「おかえりー、とーま」

上条「あれ、なんか部屋がスッキリしてるけど……まさか掃除してくれたのか!?」

禁書「えへへ、時間なくなっちゃって簡単にしかできてないんだけど」

上条「インデックス……上条さん、今モーレツに感動してますよ……!」ジーン

禁書「あとね、とーま。 魔術の勉強してるなら、先に言って欲しかったかも!」

上条「? ってインデックス! そのノートはっ!!」

禁書「私は魔術の専門家なんだよ。 言ってくれればいくらでも手伝うのに」

上条「い、いいいいや、インデックスさん。 そ、そそそそのノート……見ちゃったんですか……?



禁書「うん! とーまって絵が上手だったんだね。 考察も、今まで見たことない切り口だっ
   たから面白かったんだよ!」

上条「」

禁書「……とーま?」

上条「………………ぃ、ぃ」

禁書「い?」

上条「いやぁぁぁぁぁぁぁあぁああああああぁぁあぁぁぁぁぁ!!!!」ダバダバダバダバ

禁書「とーま!? どこ行くのとーまぁぁぁぁ!!」

307 :禁書「……『幻想物語』?」 5/5 :2010/12/15(水) 23:14:59.89 ID:cmkF1os0




美琴「今日は、アイツと会えなかったなぁ」ハァ

美琴「アイツ、今何やってんだろ?」

上条「ぅ……えぐっ……えぐっ、うぅぅぅ 」

美琴「! ちょっとアンタ、どうしたの? なんで泣いてんのよ!?」

上条「ぅぅ……み゙ざかぁ」グス

美琴(やだっ、泣き顔カワイイ……って違う!)

美琴「ほら、落ち着いて。 いったい何があったの?」ナデナデ

上条「み゙ざかぁ……俺、俺ぇ……恥ずかしいの、見られ、ちゃったぁ……」

美琴「」

上条「インデ、ックス……完全きおくっのお、りょく……もって……から……忘れてくれないぃ」

美琴「なっななな何言ってんのよアンタは!!?」

上条「もう、俺……生きていけないぃ〜」ビェーン ギュウゥー

美琴「ちょ、抱きつくなんてっ。 てか顔が胸に当たって……! 恥ずかしいものって!?」

美琴「な、何なのよ一体ー!?」

308 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:17:39.24 ID:cmkF1os0
以上です

黒歴史ノートの一つ二つ、皆さんも持っていると思います 管理には十分に気をつけましょう
かく言う私は以前……

ありがとうございました
309 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:18:38.25 ID:dPNk2Uko
まぁ上条さんも高校生だから厨二な妄想の一つや二つあってもおかしくはないなwww
ただインデックスに見られたからって年下に泣きつくってメンタル弱すぎだろww
310 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:21:10.19 ID:T31Gsf.o
燃えるゴミに出した俺に隙は無かった
乙!
311 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:24:09.91 ID:DmKQnAU0
乙!

上条さんに萌えた!
312 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:25:22.33 ID:J/O3GbYo
ボロ泣きの上条さんかわいいwwwwwwwwww
俺の家にもあるよそのデスノート・・・
何故かその隣に高校時代の友人のもあるのが謎だが
313 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:28:03.24 ID:4pmoYhQo
>>310
甘い
隙だらけだぞ
ゴミ袋に入れておいたらトーチャンに回収された思い出がだな

それ以来、確実に処分したい物は粉々にしてよそのゴミ捨て場に捨てるようになった
314 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:30:25.08 ID:967Fx/Eo
むしろ残して置けばよかったと思ってる俺
315 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:38:01.26 ID:pz5oWMDO
右腕から竜王の顎ってやっぱ関係あったよね。つまり2巻はかなり重要なわけだ。つまり『姫神』が重要であるのは確定的に明らか


神を持つ上条さん。神の姫を冠する姫神。つまり正ヒロインは姫神だったんだよ!!姫神マジ姫神!!
316 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:47:14.19 ID:rbANN6.o
>>315
ああ…えっと、うん……
317 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 23:48:51.50 ID:DmKQnAU0
2,3レスほどもらいます

上琴です
318 :かわらないひと :2010/12/15(水) 23:49:50.42 ID:DmKQnAU0
上条「変わらないな、君は」

美琴「いきなりどうしたのよ」

日曜日、洗濯物を畳んでいると
唐突に夫が呟く
娘は高校の部活で
息子は空手道場に
久しぶりの二人きりだ

上条「いや、何でもない」

美琴「そう?」

そう言って夫は本の世界に戻る
ソファに沈むそのツンツン頭こそ
変わらないと思う

美琴が好きになった
上条当麻そのものであり続けている
319 :かわらないひと :2010/12/15(水) 23:50:24.39 ID:DmKQnAU0
だから、ちょっと
悪戯心が湧いてきて

美琴「わ!」

叫びながら、ソファの上の夫に倒れ込む
嗅ぎなれた匂いと親しんだ体温に包まれる

上条「おい、お前」

美琴「たまにはいいじゃない」

上条「……まあな」

言いながら、夫が髪を優しく撫でてくれる
決して上手くは無いけど、でも心地よい

上条「……やっぱ短パン」

美琴「そこかい!! つか、どこみてた!!」

何年覗き続けるのだ
このばかは

ま、べつにいいけど


320 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/15(水) 23:51:12.92 ID:DmKQnAU0
以上です

お目汚し失礼しました
321 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:52:01.86 ID:4V4Qmqco
ニヤニヤ
322 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:53:59.57 ID:J/O3GbYo
ニヤニヤ
ああ、何年経ってもあまずっぺぇなこの二人は・・・
323 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/15(水) 23:56:05.21 ID:KmGJvw6o
ニヤニヤ
癒されたよ……
324 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 00:07:28.74 ID:5mSkUdM0
えーっと、すみません投下後すぐでほんとすみません。今日しか無理なので落とさせてください。
・一方通行と黄泉川家とインデックスさん
・記憶障害
・厨二病満開
・ifもの
・前回総合10冊目にて4.5で止まってたアレ
ちゃっちゃと投下終わらせるのでご容赦ください。
本文14レス+別ルート7レス。
たったこれだけ書くのにずいぶん経ってしまいました。すみません。
325 :忘却の空5(最終) [sage saga]:2010/12/16(木) 00:08:30.77 ID:5mSkUdM0

コン、コン、とためらいがちな音が二回聞こえて、一方通行は表情を険しくしながらドアを振り返った。
内側から鍵をかけ、さらに誰も入らないように言い含めてあるので、ドアの向こうの人物は入室する気はないようだ。

「ね、ねえ、日記読んでくれた? ってミサカはミサカは低い可能性に希望を抱いてみる」

おずおずと、覇気の無い掠れた声。
苛立ちのピークはとっくに迎えている。発散するものも無い。眉間の皺をさらに深く刻み、一方通行はぶっきらぼうに吐き捨てた。

「知るか。 くっだらねェ、俺が日記なンざ書くわけねェだろォが。 とっくに破いて捨てた」

「っ!」

ドアの向こうで息を飲む音が聞こえたが、無視する。

「ごちゃごちゃとうるせェくらい書き込ンであったカレンダーも一緒に捨てた。俺はオマエらと日和るつもりなンかねェ。どンな方法で掻き集めた小道具だか知らねェが、今更なンだよ」

「そ、んな…いっぱい、いっぱい思い出があったのに、破いちゃったの? どうして? 何も思わなかったの? どうして読んでくれなかったの? どうして、」

どうして。どうして。
そんなものは決まっているのに。
「あれ」は「俺」ではないから。

「うるせェンだよ、クソガキがァ! ピーピーわめくンじゃねェ、拾った命、もっぺン捨てますかァ!?」

ガン! と壁を殴りつける。 その瞬間、叩きつけた拳にひどい痛みが襲いかかってきて、一方通行は顔をしかめた。

(チッ……能力が使えねェってのはどォいう事だ…クッソがァ…!)

ひりひりと痛む手を撫でながら忌々しい思いで舌打ちする。

(能力は使えねェ。 知らねェ場所。 ご丁寧に用意されてる小道具。 こりゃ一体なンの実験だァ? あのガキはそもそも本人か? 俺に何をやらせるつもりだ。
 AIMジャマーでも設置されてるってのか。 それにしては、窓の外は普通の街並みに見える… あの日記の筆跡は俺のもンだ。 だが、偽造くらいいくらでも出来る。
 いまさらマットーな道歩ませましょォってか…? ……くっだらねェ、甘すぎンだよ、ンなのは。
 あるいは一旦平和な時間を過ごしたと錯覚させて、もう一度闇に突き落とし、反動と衝撃で絶対能力の糸口でも掴む…マトモな精神じゃレベル6にはなれねェ、ってのは十分承知だろォしな…
 こいつらと仲良くなって殺せ、とか言われるンか…? それを反復させ自分だけの現実を曖昧にし、引き上げる…
 ありえない話じゃねェ、それだけ七面倒臭い事をやらせてまで使い潰す価値がこの俺にあンのかどうかは置いといて、だ)

(あのガキが本人でも偽物でも、一緒に暮らしてるあの女二人も、胡散臭ェ。 信用ならねェ。 信用するな。 誰も信じるな…
 自分の現状がわかってねェ状態で、他人を信用するわけにはいかねェな)

すすり泣く声が遠ざかっていく。
子どもは壁を殴る音に驚いたか、あるいは日記やカレンダーを破かれてしまったことがショックだったのか、泣きながらその場を離れていったようだ。
326 :忘却の空5(最終) [sage saga]:2010/12/16(木) 00:09:18.31 ID:5mSkUdM0





キッチンでぼんやりとじゃがいもの皮を剥いていた黄泉川愛穂は、自分の携帯が軽快なリズムを奏でていることにやっと気づいた。


「…ぁ、ああ、電話か。 …あれ…月詠センセとこのワルガキじゃん」



「もしもし?」

『あっ、黄泉川先生!』

「どしたじゃん、急に。イギリスにいたんじゃなかったか?」

『それが、一昨日帰国したばっかなんですけど……』

「そうだったじゃんか。そうそう、出席日数ならバッチリ足りてないぞ! 籍しかないもんだから、すっかり幽霊扱いじゃん」

『うぐっ……!』

ケラケラと笑いながら教え子をからかう。 教師なんていう職業についていると、顔色を隠すのもうまくなるものだ。

「ははは。…で、どうした? 帰国早々私に連絡するなんて。何かあったか?」

『…そ、そうなんですよ。出席日数のことは置いといて…えっと』

またぞろ面倒事にでも首をつっこんだのかと、黄泉川は呆れ混じりに嘆息しながら上条の言葉の続きを待つ。
しかし、飛び出した単語に思わず顔がひきつった。

『黄泉川先生は今も一方通行と暮らしてるんですよね…?』

「……そ、うじゃん。でもなんでその話題が出る?」

『俺、帰国してすぐ食料と日用品を買いにセブンスミストへ行ったんです。……そこで一方通行に会いました』

「………っ!?」

「上条っ! そのとき、あいつの様子はどうだった…?おかしくはなかったか?苦しそうだったりしなかったか、何か違和感とか―――」
327 :忘却の空5(最終) [sage saga]:2010/12/16(木) 00:09:53.38 ID:5mSkUdM0

気が急いて質問攻めになる。
一昨日一方通行は「外に出たい」と言って買い物に出かけたのだ。「こう」なってから初めての外出だった。
その間、自分が学校へ行っていて様子をみていてやることは出来なかった。
ただ帰宅後なんだか落ち込んでいるようだとは思っていたのに、何も触れなかった。 街の変化が寂しかったのかもしれないし、気疲れもあるだろうからとそっとしておいたのが裏目に出た。

『お、落ち着いて下さい!どうしたんですか? 一方通行に何かあったんですか?』

「何か、というか……。うまく説明出来ないじゃん。ただ、昨日急に一年前と同じで……」

『……本当は一方通行と話がしたかったんですけど…無理みたいですね』

「そう、だな…。 あいつ、今朝も荒れてて…部屋から、出てこないし…」

『先生。 一昨日の事、話せる部分だけでも聞いて欲しいんですけどいいですか?』

「いや、電話じゃまどろっこしい。すぐ行く。 …知ってること、全部教えて欲しい」

黄泉川は三十分後に喫茶店で会う約束を取り付けると、同居人達の食事の準備を済ませるべくじゃがいもの皮むきを再開した。
昼食はコロッケを作る予定だったが、変更だ。
テーブルの真ん中にどっかりと大量のゆでた(だけの)じゃがいもを鎮座させ、唖然とする芳川と打ち止めに一方通行のことを頼んで家を飛び出す。
他に作っている精神的余裕なんてないし、胡椒やマヨネーズの場所くらい把握してるはずだ。 多分。

黄泉川が家を飛び出してからやや経ってから、芳川はため息をついてじゃがいも(ゆで)を菜箸でブスリと刺し、顔の横でふりふりしながら打ち止めに呼びかける。

「ねえ打ち止め。 ポン酢と桃ラー、どっちがいいかしら?」

「…普通にポテマヨがいいって、ミサカはミサカは答えてみる……」

冷蔵庫からキウイジャムを取り出そうとしていた芳川は、冒険心の無い打ち止めにガックリと肩を落とした。

328 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:10:56.03 ID:5mSkUdM0


「黄泉川先生」

息を切らして約束の喫茶店のドアをくぐると、すでに上条当麻は席について待っていた。

「よう、不良少年。 カノジョとはうまく行ってるじゃん?」

無理に笑って茶化して見せるが、帰ってきたのはかえってつらそうに眉を歪めた、気遣うような苦笑いだった。
上条は、一体いつの時代の言葉ですかとつぶやいてから、挨拶する。

「お久しぶりです、先生。半年くらいは会ってませんよね」

「そうだな。キミがイギリスに行ったのが去年のお彼岸くらいだったから…月詠センセ、寂しがってたじゃんよ」

「泣かせてたらすみません。 また顔を出しに行こうと思ってますよ」

今度は上条が気まずげに笑う番だった。
彼の担任である月読小萌はとっても生徒思いでとっても真面目でとっても情に厚くて、とっても寂しがり屋の教師なのだ。
半年の間に彼女に連絡したことは数えるほどしかない。
うぬぼれではなく、この街を離れた素行のよろしくない無鉄砲な生徒を思って、気丈に笑いながらも心を痛めていただろう。
イギリス土産は紅茶と相場が決まっているが、アルコール大好きな彼女のための今回のおみやげはセブンスミストで見つけたお中元のビールセットにしようともう決めている。

やってきたウエイトレスにアイスコーヒーを頼んで、黄泉川も上条の向かいに腰掛けた。
そして、まっすぐ目の前の少年を見る。 上条はわかっていますと言うようにひとつ頷いて。

「じゃあ、話します。 ほんとうに、大した話じゃないかもしれないです。 けど…一方通行が荒れてるなら、その原因にはきっと俺との会話があるはずです。
 …先生、俺のこと怒ってくださいね。 噛み癖のあるうちのシスターは慰めてくれるばっかりで、こんな時に限って責め立ててくれねぇから」

「私は叱るけど怒らない教師を目指してるじゃん。だけど、今日はもしかしたら怒るかもしれない。感情的に詰られたいなら、まさにうってつけの精神状態じゃん。 まかせとけよ少年」

不甲斐なさに、かみしめた奥歯がキシキシと擦れて頭に響いた。 黄泉川も、上条も。


329 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:11:59.79 ID:5mSkUdM0



カチ、コチ、カチ、コチ、

アナログ時計の秒針の音だけが響いている。
芳川は食事の前に一度だけ一方通行を呼んで、返事がないのでそのまま『ゆでじゃがいものラー油添え〜桃屋風〜』を美味しくいただくとサッサと部屋に戻ってしまった。
ビルの屋上から今にも飛び降りそうな顔をした打ち止めに「深刻に考えすぎないほうが、物事は好転するものよ」と言い残して。

打ち止めだって、ただ考えあぐねるだけでいいことが起きるとは思っていない。
けれど、いちど考え始めるとどうしても悪い方にばかり転がっていく想像だけが加速する。
今朝方だってショックな事を言われて、情けなくもグスングスン泣きじゃくって黄泉川と芳川に慰めてもらったのに。
いま滲んでくる涙を堰き止めているのは、すぐにでも折れそうな弱々しい心だけだ。

「日記…破いちゃったんだよね、って、ミサカはミサカは自分の記憶に確認を取ってみる」

大切な日記。一年分の記録。 その事実を言葉に出すだけで、涙腺が決壊しそうになってしまった。

(なにが、どんなことが、書いてあったんだろう。 あのひと以外読むことのなかったあの本。 最初にほんのすこしだけ、頼まれて付箋を貼ったことはあるけど。
 ミサカはあれに何が綴られているのか知らないまま、あれはもう無くなってしまったのねって、ミサカはミサカは勿体無いことをしてしまったなぁ)

椅子の上で膝を抱えて縮こまった自分の姿はきっととても「らしくない」。
けれど、彼女が彼女らしくあれるための支えは今ひどく揺らいでいた。 支えである本人だって、「らしくない」有様なのだから当然かもしれない。
打ち止めの支えは一方通行だったし、一方通行の支えは打ち止めだった。 どちらかが傾けば一緒に転がっていくしか無い二人なのだ。
どこまでもそっくりでどこまでも不似合いでどこまでも不器用な子どもたち。

(…読みたかったな。 知りたかったな。 …あのひとの文字、もっとたくさん見たかったな……)

すと、と足を下ろして、打ち止めは椅子から降りた。
ふらつく足取りでキッチンを出ると、毎朝通った扉の前まで茫然としたまま歩みを進める。

「………見せて欲しいなぁ、ってミサカはミサカは希望を述べてみる」

寝ているだろうか。 それともお腹をすかして怒っているだろうか。
打ち止めには分からないが、この家から出ていっていない事だけはわかる。 だって扉の向こうの空間に、彼を感じるから。

330 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:12:37.80 ID:5mSkUdM0


コン、コン、とためらいがちな音で、朝と同じようにノックしてみる。
返事は無い。でも、気にしない。

「ねぇ。 起きてる? お願いがあるのって、ミサカはミサカはたとえ貴方が聞いてなくても別にいいからとりあえず主張だけは続けてみるね」

ドアにぺたりと額を押し付けて、凭れかかりながら口をひらいた。 倒れこみそうだからではなくて、少しでも近づきたいだけ。

「貴方が破いちゃった日記、ミサカ読みたいんだけど、集めに入っても構わない? 構わないよね? 入るよ? ってミサカはミサカは貴方の意見はまるっと無視してこっちの都合で事を運ぶつもり満々だったり」

そう言って返答を待たずにドアノブを回した。 そしてドアは予想に反して簡単にひらいてしまった。

(…そりゃそうか。あのひとの非力っぷりじゃバリケードなんて作れるほどの体力も筋力もないし、ってミサカはミサカはべ、別に馬鹿にしてるわけじゃないんだからってツンデレ的思考回路で誤魔化してみる)

半ばまで開いているドアから部屋の中が見える。ベッドの毛布が膨らんでいて、規則正しく上下していた。 寝ているようだ。緊張して損した。
警戒していたはずの一方通行だが、どういうわけかベッドに寝転がると妙に気が落ち着いてしまい、そのまま寝入ってしまったのだ。
すっかり熟睡している彼だが、打ち止めはいつ怒鳴られるかわからないので慎重に慎重に部屋に忍びこみ、そろそろとゴミ箱に近づく。あった。
律儀にゴミ箱につっこんであるあたり、彼は生来からの几帳面なのかもしれない。

(みぃぃぃつけたぁぁぁぁ。いちにーさんしー、よーし六冊全部ある)

にやぁり、と悪い笑みを浮かべて打ち止めはきれっぱしもノートの背もちみちみと拾い集めた。
それほど細かくなっているわけではない。 逆上したからといって人間の腕力が飛躍的に増大するわけではない。
そもそも一般人より非力な彼が火事場の馬鹿力を発揮したところでたかが知れている。薄っぺらいノートの背表紙を横に真っ二つにすることすら不可能である。
ちなみに黄泉川ならばこの厚みのノート、三冊重ねても敵ではないだろう。頼もしい。

(くふふ…いいよね声もかけたし。本人聞いてないけど! ってミサカはミサカは聞いてなかったのはズバリこの人の落ち度だし問題ないって結論づけてみたり)

それほど苦も無く集まった日記帳の残骸を大切に胸に抱いて部屋を出る。
じっとベッドの膨らみを見つめたが、彼が身体を起こす気配はなかった。少し悲しくなる。

音を立てないようにドアを閉めて、それをリビングで広げ、順番もバラバラ、内容も飛び飛びの日記を少しずつ読み始めた。
331 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:13:35.99 ID:5mSkUdM0


******************************



たったっと小さな少女が街を駆ける。 その顔は今にも泣き出しそうで、それを必死に堪えている表情だった。
そんな彼女を見つめて、行ってらっしゃいと保護者は引き止めず送り出してくれた。きっと彼女も望んでいるのだろう。何かはわからないけれど、おそらく自分と同じものを。
少女が走るのは、彼女にとっては見知らぬ道である。 けれど、誰かが知っている道だった。 だからなんの迷いもなく角を曲がり、正確に道順を辿ることが出来る。
駆け抜けた先にはとある高校の学生寮。 見上げた先にある部屋を確認して、手提げのバッグに詰めた淡い希望とともに鉄製の階段を駆け上がった。

ぴんぽん。 必死に背伸びして押したインターホンは、こちらの焦燥など知った事ではないと言わんばかりの軽い音。
だれもいなかったらどうしよう、という考えがぶわりと広がる。 そもそも「あの人」は黄泉川と話をするそうなのだ。ここに居るはずはない。
けれど、彼の周りにはいつも不思議な力があったことを少女は覚えていた。
打ち止めは、今までそういう超能力とは違う「不思議」と行動を共にしている彼を見たことがあるのだ。彼女の目で。彼女たちの目で。
いつも笑顔に囲まれていた少年。 打ち止めが大切に思う彼とは違う、ちゃんと笑い方を知っている少年。

黄泉川が決死の表情で家を飛び出した。その直前には彼との通話。きっと大切な話だろう。上条当麻という人物はなんでも一人で抱える癖がある、ように思う。

(ということは、大切な話し合いには一人で臨むはず。けど、あの人は半年前からイギリス暮らしだった。
 みんなに愛されてるあのひとが、たった一人で帰国するなんて考えられない。きっと一緒に誰か、来ているはず――そう例えば、「不思議」が使える人。魔術が使える人。
 …………いつも一緒にいた、シスターさん)

きゅ、と手を握りしめた。
小さな手だった。子ども特有の柔らかな、小さな手。 のばせばいつも彼が握り返してくれた、たった一昨日まで繋ぎ合っていた手のひら。

――取り戻して見せる。
全部きっと、絶対に。


すぅ、と深呼吸して、電磁波をソナー代わりに発信する。
キン、キン、という反響の音が打ち止めの脳内にだけ響き、正確に部屋の中を探っていく。

(人がいる。ひとり。もうひとつ生体反応。動物。猫。あ、怯えた。人は動かない。呼吸してる。寝ているだけ)

電磁波の故意的な放出を止めた打ち止めはもう一度チャイムを鳴らした。
人がいる。やはり誰かと一緒に帰ってきていた。
そしてこの部屋で眠りこけるほどの人物なら、きっと打ち止めだって知っているあの少女しか居ないだろう。
というかどいつもこいついも寝すぎだ、昼間っから!

332 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:14:20.21 ID:5mSkUdM0


一秒が一時間にも感じる。 ともすれば近所迷惑も考えずに連打してしまいそうだ。
打ち止めはあと十数えて反応がなかったらもう一度ならそうと決めた。

「よーし、数えるぞーってミサカはミサカはあえて口にだすことでミサカ自身を落ちつかせようと画策してみたり。 アン、ドゥ、とr……」

『ふぁ、スフィンクスくすぐったいよ…なぁに? どうかした?』

「おっと起きたぁぁぁぁ!! 気づいて気づいてミサカはここにいるよーってミサカはミサカは結局インターホンを一秒間に十六連打ぁぁぁぁ!!!」

十六回には届かないながらも激しく連打されたチャイム。これなら寝ぼけた彼女だって気付くだろう。
案の定、あーとかわーとかどたどたーとか聞こえたあと、カチャリと鍵が開けられた。

「…ど、どちらさまーなんだよ」

そっとドアを開けて顔をのぞかせたのは銀髪の。

「お久しぶり! ってミサカはミサカはミサカの推理がドンピシャばっちりど真ん中過ぎてちょっと興奮してみたり!」

「貴女は…あの時の女の子かも」

「頼みたいことがあるんだ! ってミサカはミサカは一刻もはやくのっぴらきならない状況だからお部屋に入れて? って可愛らしく首を傾げてみたりして」

銀髪の少女――白布と金糸と銀髪に彩られた修道女である禁書目録は、打ち止めの勢いにやや押されながらもにっこりとわらって彼女を迎え入れた。

「狭いしなんにもないけど、いらっしゃいなんだよ。 私は紅茶しか淹れられないけどそれでもいいかな」

333 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:15:01.50 ID:5mSkUdM0



「それで、お願いしたいことって何かな? わたしはイギリス清教のシスター、迷える子羊を導いてあげるのはわたしの使命なんだよ」

ほかほかと湯気の立つティーカップを前にして、握りこぶしでどんと自分の胸を叩くインデックスはそう言った。
その言葉に打ち止めは心強さと希望を感じて、思わず満面の笑みになる。

「うん! あのね、あなたの不思議な力で、あのひとを助けてあげてほしいの!!」

「あのひと? えっと…不思議な力っていうのはもしかして魔術のことかな」

「あのひと…ミサカのとっても大切な人なの。 でも傷を負ったせいで、何も覚えられなくなっちゃったんだよってミサカはミサカは前提を本来あったあの熱く切ない美しくも悲しいドラマをまるごと省いて説明してみる。
 だから貴女の不思議な…魔術を使ってあのひとの怪我を治してください。 そして記憶も取り戻して欲しいの。今までの、覚えていられなかった一年分の記憶を!
 ってミサカはミサカはミサカの瞳をキンキラキンにしてシスターさんを見つめてみたりー!」

魔法なら、脳の傷などあっという間に治せるに違いない。瞬きひとつの間で、杖を一振りするだけで、こぼれ落ちた記憶を蘇らせることだって。
なのに、インデックスは表情を曇らせてしまった。

「…らすとおーだー…それは、…難しいかもなんだよ…」

「え…どうして…? ってミサカはミサカはキョトンとしながら理由を問いただしてみる」

「えっとね。 そもそも魔術は万能ではないし…それになにより、私自身には魔術を使うことは出来ないから、なんだよ…」

「…ど、え? どういうこと? シスターさんは、だって魔法使いなんでしょ? 不思議な力で何でもできるんじゃないの…ってミサカはミサカはアニメやゲームの魔法使いの万能っぷりを思い出してみる」

「魔法じゃなくて、魔術。 これは世界の法則からはずれたことを可能にする、生命力を源にして具現させる術式の事。 …術式だけでも、生命力だけでも使えない。
 わたしはたくさんの知識――術式を覚えているけど、それを具現化するためのマナは全部『他のところ』へ回してしまっているから、魔術を使うことが出来ないんだよ…」

儚い希望が、落ちて砕ける音がした気がした。

334 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:15:38.70 ID:5mSkUdM0


「そんな… じゃあ、あのひとは…誰にも助けられないの…? って…ミサカは、ミサカは…」

「助ける、っていうのは…記憶を取り戻したり、怪我を治すことでしか完成されないものなのかな? 他に道はない?一緒に考えようよ」

「…わかんない。わかんないよ…。 だってミサカは一年間、それでもいいって思って、傷が治らなくても、覚えていられなくても、きっと大丈夫だって思ってた…
 でも、でもね。 ミサカがよくても、なんの解決にもならないの。 ずっと不安定な状態を維持することにしかならない……、ってミサカはミサカは悩みを打ち明けてみる。
 あの人は忘れるたびに本当は苦しかったんだと思う。 忘れないようにしてあげたい。 病院では不可能だって言われた。 だから…、」

ぐすっ、と打ち止めが鼻水を啜った。
話しているうちにぼろぼろと涙が溢れて、結局我慢していた涙腺の堤防はあっさり崩壊してしまった。
頬も耳も鼻の頭も真っ赤にして、ずるずると音を立てて鼻を啜り上げながら涙を手の甲でぬぐう。

「…ごめんなさい、らすとおーだー…わたし、シスターなのに、何も出来なくて…」

ポケットから真っ白なハンカチを取り出し、インデックスはテーブルを回り込んで打ち止めの傍に跪いた。
やさしく涙で濡れるまぶたを押さえてやりながら、どうしたものかと思案する。
すると、打ち止めが持ってきた手提げかばんが目に入った。

「ねぇらすとおーだー、そのかばんには何がはいってるの?」

「ひぐっ、う、これは…これはね、あのひとが今まで書いた日記なの。 あなたに、元に戻してもらおうと思って、持って、ぐすっ、きたの。でも…」

使えないんだよね、魔法。 涙声に飲まれた先は聞こえなかったが、そういうことだ。

「日記…?」

「や、やぶかれちゃって、。あの人、忘れちゃったから。書いたこと。だから読みたくないって思ったんだと、思う、。って、ミサ、見解を述べてみたりっ、く」

「…らすとおーだーの大切な人は、その日記を破いて、読んでくれなかったんだよ、ね…?」

「う、うん」

「らすとおーだー! 破けちゃった紙を元に戻すのは魔術だけじゃないかも。 科学でも出来るよ! 科学の結晶、セロハンテープで!!」

「………………………、。 へ?」


335 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:16:15.93 ID:5mSkUdM0


そこからインデックスの活躍は目覚しいものだった。
泣きじゃくってべたべたになった打ち止めを洗面台まで連れて行って顔を洗わせ、その間にセロハンテープを用意。
上条当麻が学園都市を離れる前、お徳用のセロハンテープ(十個組)を購入していたのが幸いした。
打ち止めが戻ってくると、ばらばらになったそれぞれのピースをパズルのように少しずつ組み合わせていく。

打ち止め一人では何時間もかかったであろうその作業を、インデックスはみるみるこなした。
どの紙片がどういう破け方をしていたか。 さっき見かけたあの形の紙切れをどこに置いたか。文字と文字の切れ方、つながるのはどの紙片か。
インデックスは完璧に覚えて、効率よくパズルを完成させていく。
打ち止めはそれに驚き、魔法だと喜び、インデックスが組み合わせた紙を丁寧に慎重に、しわが寄らないようにセロテープでつなぎ合わせた。
二人で協力してつながりを探すこともあったし、一人が紙を押さえて一人がセロテープをちぎるという共同作業をすることもあった。
一枚完成するたび、二人は顔を見合わせて微笑んだ。

―ーそして、世間一般でおやつの時間と呼ばれる時刻、6冊のノートは復活した。

「出来たーーー!ってミサカはミサカは達成感と心地よい疲労感に身をゆだねてみる!」

「うわぁーい! やったんだよーっ! …でももうおなかぺこぺこかも! まったくとーまは何をやってるのかな!?」

「へへ…。 これでちゃんと読めるんだねってミサカはミサカは本当に、本当に嬉しいよ」

セロテープで貼り合わせたせいで、もとのノートよりもずっと分厚くなってしまった日記帳。ごわごわしているし、端もところどころ折れている。
けれどそれは確かに一方通行が書いた日記そのものだった。
ぺらぺらとめくりながら、貼っている途中でちょこちょこと読んでいた内容を思い返す。




『これ以上、忘れたくない。』



『朝は打ち止めが起こしに来るまで寝たふりすること。打ち止めが椅子を引いてくれるまで座らないこと。』



『ごめんじゃなくて、ありがとうって言え。』


336 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:16:54.00 ID:5mSkUdM0



どのページを見ても、懐かしくて涙が止まらない。もとから「だれかの涙」でよれているページもたくさんあるので、これ以上滲ませてはまずいのに。

そして最後の。



『打ち止めのプレゼントを買った。ネックレス(引き出し、上から二番目)』



日記帳の最後の日付、八月二十四日の日記の最終行。
打ち止めは知った。 彼が何故突然出かけたいなどと言い出したのか。


「ミサカの誕生日、だから…」


「らすとおーだー、よかったね。 …これ読ませれば、絶対解ってくれる。わたしが、保証するんだよ」

ぎゅっと打ち止めを抱きしめるインデックス。悲しさと嬉しさが入り混じった雫はもう零れ落ちない。 全て、教会の中に吸い込まれていった。



暗くなる前に家に帰り着いた打ち止めは、先に帰宅していた黄泉川にこってりと絞られた。
当然、黙って行かせた芳川も先にごってりと叱られていたようだった。

上条当麻から聞かされた先日のことを黄泉川に教えられた打ち止めは日記の表紙を見つめる。 セロハンテープでてかっている日記。
それは記録であって記憶ではないけれど、たしかに彼が綴った思いの形だ。

コンコン! と元気良く一方通行の部屋をノックする。
中から『あァ!?』といらだった声が聞こえるが、気にしない。

「ねぇ。 起きてるよね? お願いがあるのって、ミサカはミサカは貴方に聞く気が無くても勝手にするから最後まで黙っててねってこれまた貴方の意見はまるっと無視して要件を果たすべく突撃ーッ!!」

「だから殺されてェのかァァァァ!」


337 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:17:33.10 ID:5mSkUdM0



そして、八月三十一日。


「黄泉川ァァァ―――ッ!!!」

朝っぱらから少年の部屋から叫び声がする。 緊迫した雰囲気だが、別段慌てることもあるまい。

「はいはい、なにごとじゃん…」

「黄泉川! オマエ、この日記のこれ、知ってっかァ!?」

「んえ? なんじゃんよ…私はお前の日記なんて…」

ビシィと指差されたセロテープのつぎはぎだらけの日記帳の一ページを覗き込むと、そこにはなにやら書いてある。

「えーと…プレゼントは机の二段目? これがどうかしたのか?」

「ねェンだよ、机の!引き出しの!二段目にっ!」

「…んじゃ他のところに直したじゃん」

「わっかンねェかなァ!? 覚えてねェの! わからねェの! オマエなンか知らねェかよ、俺がなンかどっかに直したとかしまってたとか!」

「知るわけないじゃんそんなの! お前の部屋なんかほとんど入らないのに」

「使えねェェェェェこの女ァァァァァァァ」

「お前よっぽど殴られたいじゃん!?」

びきりとこめかみに青筋を浮かべた黄泉川が拳をにぎるが、一方通行はそちらを見もせずがたがたと引き出しの二段目を漁っている。
くっそ、と一人ごちて拳を下ろした彼女はおや、と表情を変えた。

一方通行が漁りまくっている机の、いちばんわかりやすい真正面にでんとこれ見よがしに置いてある、長方形の箱を綺麗にラッピングしてあるそれはどうみても。

「…あー…お前さぁ、ちょっと他のところも探してみたほうがいいじゃん?」

「探した! もォあっちこっち探したンだよ! あのガキに見つかりづらそうで俺にはわかりやすそォな場所を!!」

338 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:18:11.43 ID:5mSkUdM0


わき目もふらず、相変わらずがさごそやっている彼は、そもそもどんなサイズのものなのか想像もついていないのかもしれない。 ペンケースの中まで覗き込んでいる。
おそらく昨晩、翌日のパーティのためにすぐわかる場所に置き直したのだろうが、どうやらそれを日記に綴り忘れているらしい。
お前が探しているものは、箱に入っていてラッピングされていてリボンがかかっていて丁度目の前にありますよーと言えば事は収まるのだが。

「…まあ、打ち止めの誕生パーティーは夜だから。 それまでにがんばってみつけるじゃーん? ファイトー」

黄泉川は意地悪をすることにした。 どうせ自分は使えない女だし?
ひらひらと手を振って部屋を後にする。 夕方までに見つけられなかったら指差して大笑いしながら教えてあげよう。





八月三十一日の日記の最後には、こんな文があった。


覚えていなくても、多分俺の中にはちゃんといろいろと積み上がってるもんがあるんだと思う。
この家もベッドもキッチンもマグカップも何もかも懐かしいのに、全部初めてのものばかりだ。
初めて出逢った奴と一緒に、一日しか一緒に居なかったガキの誕生日を祝ってる。
すげー不思議だけど、どきどきしてる。毎朝新鮮すぎて困るくらいだな。

なんか、毎日この世界に初恋してるみてぇ。

いつもありがとう。あしたもよろしくな。



おわり。







339 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:21:37.85 ID:5mSkUdM0
ここで、ハッピーエンド。です。
忘却の空、結局短編程度の長さにまとまってしまいましたが、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
前半は一方通行の一人称で進んだので、最後は打ち止め中心で書いてみました。
小ネタスレから始まった妄想ですが、完結させられてよかったです。
あと、上条さんは動かしづらすぎて筆ストッパーなので退場していただきました。すみません。
主人公すぎて動きませんでした。ごめんねせっかく出てきたのに。

ここから先はバッドエンドバージョンです。
340 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:22:44.84 ID:5mSkUdM0
※BADENDルート。最初はこっちでした。



「ごめん…なさい。 自動書記【ヨハネのペン】は…もう、壊れちゃったの」

打ち止めが訪ねた白い少女は、そう言って俯いた。
金糸を織り込んだ白磁のティーカップのような修道服を身にまとう銀髪のシスターは、美しいローブの裾をきつく握り締める。

「…そん…な」

「わたしには、もう力は無いの。 本当にただの図書館になってしまったの。
 私は――インデックスは、ただの無力なシスターだから…っ、 …あなたの大切なひとを、助けてあげられない…っ」

ぱたぱた、と床に雫が落ちた。 魔道書図書館と呼ばれ、膨大な「奇跡の業」を記録する小さな少女は己の無力を悔いた。
彼女の自動書記はかつて中途半端に破壊され、その後体調と精神を保持するために一旦完全に取り除かれた。そして、蓄積された魔道書は容量を圧縮され、本人からも外部からも干渉を受け付けない術式が施されたのだ。
だから、彼女にはもう魔術は使えない。
使えるのは、英国のスリートップが揃って頷き遠隔操作霊装を揮った時だけ。
霊装も禁書目録も、英国のためだけに起動する。 そう「設定」されたから。

「ま、魔術は…! 魔術は、犠牲や媒体なく何かを生み出すことは出来ないの。 誰かの正は、誰かの負になるんだよ。
 信仰が、対立を生むように。 世界の人々が、今の今まで経ってもひとつになれないように。
 誰もが望む最高のハッピーエンドを作り出せる奇跡は、魔術じゃ起こせないんだよ…!」

「じゃあ、あの人は…どうやっても助けられないの…?」

「…どうしても治さなきゃならないの? そのひとは、今を嘆いているの?」

「…ミサカは、治らなくても大丈夫だって…思ってた。 だってあの人は、記憶が毎日リセットされているのに、段々ミサカ達に優しくなって…ミサカ達との日々を覚えているみたいに、振舞ってくれるから。」

「だから大丈夫だって思ってたの。 きっとこのまま幸せになれるって。 このままの日々が続いていってくれるって信じてた。
 でも駄目だった。 …あの人はもう日記を読まない。積み重ねた記録に怯えてる。自分が見えなくて苦しんでる。 ミサカ、もう見ていられないの。ミサカをあんなふうに見つめるあのひとの視線に耐えられないの!!」

「らすとおーだー…」

「全然大丈夫じゃなかった。 あの人の中には何も無かった! 増えたのは記録だけ。 あの人の心には何も残ってない!!」

悲痛な声だった。
打ち止めが望んでいるのは、暖かな日々。 ただそれだけでよかった。 今までそれが叶っていると思っていた。 優しい幻想。
341 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:23:28.67 ID:5mSkUdM0


インデックスは瞑目する。 泣きながら大切な人を想う打ち止めの姿は、まるでかつての自分のようで辛い。 
大切な人にほんの小さな怪我ですらしないでほしかった。何事も無く幸せになりたいだけだった。穏やかでなだらかで温もりのある平穏を信じていた。 でも、本当のそれを手に入れるまでたくさんの痛みを味わったのだ。
インデックスの小さな体にも、上条当麻のたくましい体にも、たくさんたくさん傷が残った。 心のなかにも数えきれない後悔が残っている。
それでもあがき続けて手に入れたちいさな現実は、ふたりをいつも笑顔にしてくれている。

だからインデックスは、傷だらけのこの少女を救いたいと心から思った。

「らすとーだー。 らすとおーだーはどうしたい? 記憶を取り戻すのはとってもムズカシイ。 科学技術で手も足も出ないケガを、魔術の理で完治させるのもムズカシイ。
 ただ、ちょっとだけ誤魔化すことはできるかも。 …それでも、大きな代価が必要だけど」

「…だいか、って?」

「術式にはあなたのクローン全員の協力が必要になる。 そして、術式に関わった全ての人物の事を完全に記憶からデリートする。 それで初めて、”毎日忘れる”を”毎日を覚える”にずらすことが出来る『かもしれない』」

「ど、どういうこと…?」

「あなたが助けたいあの白い人は今、みんなに助けられながら生きてる。 でも、怪我を治す生命力は突然生まれたりしないの。 どこかから持ってくるの。
 助けるための力は、いまあの人が繋がっているすべての人。 その記憶」

「あくせられーたが積み重ねた15年間の記憶と、今あくせられーたを支えている人々の思い。 全てを代償に…これから15年を、覚えていられるように、なる、かもしれない」

小さく区切るように、不安を滲ませた声でインデックスは言う。

「忘れられてしまう悲しみを、今以上に背負わせることになるよ。 覚えていない苦しみを、今以上に背負わせることになるよ。 …でも、これから積み重ねていける希望は、ある」

「そんなの…ミサカは…ミサカは…」

「急がなくってもいいんじゃないかな…。 …正直、あまりオススメしたくない方法なんだよ。 だって、この術式を使ったら、あの人がらすとおーだーを覚えていないばかりか、らすとおーだーもあの人の事を思い出せなくなる。
 揺るがない絆があっても、繋がりを取り戻すのは困難だと思う。 わたしにも、思い出したくても思い出せない大切な人達がたくさん、いるから…」


342 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:24:17.79 ID:5mSkUdM0


黙りこくってしまった打ち止めを見つめて、インデックスは悩んでいた。
このことを話してしまっても良かったのだろうか。
こういう術式は、確かにある。 自分は魔術を使えないが、記憶に関する魔術について造詣が深い友人がいるからそちらに頼めばどうにかなると思った。
インデックスの記憶を消さずに済む方法を必死で探してくれた、大切な友達がいる。 彼らに記憶を消す魔術を頼むのは気が引けたが、それでこの少女が助かるのならきっと協力してくれるはず。
だが、悩みはそれだけではなかった。
だって、これで本当に救われるのだろうか? 
打ち止めの事をかろうじて記憶している今の一方通行と、過去を全て忘れた一方通行。
どちらを打ち止めは望んでいるのかなんて、その点だけを見れば明らかなのに。


みんなで一緒に幸せになれる道はどこにもない。




343 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:25:02.69 ID:5mSkUdM0






「打ち止め、一方通行は?」

「まだ寝てる、ってミサカはミサカは答えてみる。 さっきまですごくうなされてたけど、ちょっぴり落ち着いたみたい」

「…参ったわね…」

病室。
それは、一ヶ月の間ずっと一方通行が過ごしたあの個室だった。
すこし空気が篭っているな、と黄泉川愛穂は判断し、窓のロックを外した。 全開にしてしまうと寒いので、半分ほど開けて空気を入れ替える。
白いカーテンがふわふわとはためいて、止まった室内に風を導いた。

「…空気が冷たくなってきたわね」

「ああ。 …また、一年前と同じだな」

「…ミサカが、ミサカが、あの人にちゃんと日記を渡してあげられたら、何かかわってたのかな…」

「詮無いことを言うのはよすじゃん。 たらればで話しても目の前の現実が変わるわけじゃなし。 今は一方通行が目を覚ますのを祈るしかない」

8月31日――― 打ち止めが一方通行と出会い、そして一方通行が打ち止めを救った日。 ちょうどそれから一年経って、一方通行は再び覚めない眠りへと落ちていってしまった。
それでも、前回は一週間ほどで目を覚まし、リハビリを兼ねて大覇星祭に出歩く余裕もあった。
だが今回は、彼は目覚めない。 深い眠りの奥底で、毎日魘されている。 叫んでも揺すっても目を開けようとしない。 頑なに、何かを拒むように、そのまぶたは閉じられたままだ。









そして。





344 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:25:54.88 ID:5mSkUdM0



少年は血溜まりの中で目を開けた。
その血は自分のものではない。ただ粛々と、赤くそれはあった。

「……だ、れ?」

彼は何も覚えてはいない。それなのに、何が起きたのか全て理解してしまった。
すぐそばの血溜まりに沈む小さな少女が、何をしたのかを。
目を開いた自分の代わりに、目を閉じた幼気な少女。

茫洋とした時間が流れる。それが一瞬だったのか、一時間だったのかは判然としなかった。

ふと、指先に触れるものがあった。
かさりと乾いたそれは、いくらか血飛沫を浴びてから固まったちいさな紙切れ。でこぼことした質の悪い表面に、インクが滲んでいる。たしかこういう紙を、羊皮紙というのだったか?

そこに描かれた不思議な模様と無数の記号の羅列。

読めない文字を辿っても、なんのことだかさっぱりわからない。
ただ、奇妙な重圧を発する紙片だった。

徐に、震える手で子供に触れる。
ひんやりとした――けれどまだほのかにあたたかい体は、ぴくりとも動かない。
確かに呼吸をして生きている少年のほうが凍えたように震えているのに、少女は今にも止まりそうなか細い呼吸を、数拍おきに繰り返すだけ。
ぐ、と抱き上げ、膝に抱えあげた。 だらりと垂れ下がった少女の細い腕が、液体をバシャリと撥ね上げる。
子供の軽い身体は、力が抜けているせいでひどく重たい。非力な彼には尚更その重みが、命の重みがのしかかった。
だくだくと流れすぎた生命力は、にじむ程度にしか残っていない。
だが確かにそこに、僅かに、幽かに、残ってはいる。
鮮やかな赤色だった命溜まりは、急速な酸化によってどす黒く色を変え始めていた。


345 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:26:34.56 ID:5mSkUdM0


少年は何もかもわからないまま、ギシュリと音が鳴る程羊皮紙を握り潰し、


「――――――――――――大丈夫だ」


なにが。

そんなものは自分にだってわからない。
自分が誰かもわからない。
この少女のことなどもっとわからない。
この状況を理解するような知識も記憶もない。
それでも。
だとしても。

なぜか、
何を失ってもこの血溜まりに沈む少女の、こぼれ落ちる命を、留めなければならないのだと確信出来ていた。


わらう。
冷たく暖かく鋭く優しく痛みを伴うほどの決意をもって。
魂を握りしめて嘲笑う悪魔のようにも、神の身許で祈りを捧ぐ天使のようにも見える奇怪な表情で。


難しい数学の知識などなくとも、大仰な霊装などなくとも、人は魔法を使える。
ボン! と前触れなく唐突にその背に噴出した真っ白な翼が、まるで鮮血を吸い上げていくかのように根元から切っ先まで一気に真っ赤に染まり上がる。
少年の鼓動に合わせて燐光を発する紅の翼は、幾重にも幾重にも空間に折り重なり、部屋中にチョークで書き綴られた幾何学的な紋様をなぞってゆく。
握り締めた意味を持たない紙切れが切り裂くような鋭く局所的な光を放ち、ジリジリと焼け焦げ、一方通行の拳の中で燃え尽きた。


命を詠う天使は吟い続ける。 引き裂く笑みで、名も知らぬ少女に捧げる祈りを。


346 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:27:10.51 ID:5mSkUdM0







打ち止めは生温いぬめりを頬に感じ、うっすらと目を開けた。
眼前に広がる赤の中に、白い部分とまだらになった赤い塊は――。
失敗した、瞬時にそう判断した打ち止めは即座に羊皮紙を探した。 体に痛みは無く、バネ仕掛けの人形のように跳ね起きるとぬるつく床に溜まった液体をパシャパシャと掻き回す。
―――無い、何処にもない。


どす黒い赤を絡みつかせながら、チャプ、と液面を揺らして打ち止めはへたりこんだ。

「……ねぇ」

かろうじて人の形をしている塊に静かな声で話しかける。

「…………ミサカ、諦めないから」

打ち止めは大きく息を吸い込み、夢の中で聞いた旋律を奏で始める―――――――――――




歌声は響く。 遥か遠く、忘却の空の彼方まで。





おわり


347 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 00:28:27.44 ID:xcORVQQ0
ずっと待ち続けてた甲斐があった……!!
本当に良い話でした、乙!
348 :忘却の空5(最終) [saga]:2010/12/16(木) 00:28:36.69 ID:5mSkUdM0
はいというわけで、もったいないので投下したバッドエンドルートもこれでおしまいです。
魔術の解釈や一方サンマジ天使とかいろいろアレですがノリと雰囲気で読んでもらえればいいかと思います。
深く突っ込んだら黒歴史に飲まれて死ぬのでやめてくださるとありがたいです。

では、ありがとうございました。
バイビー
349 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 00:31:21.76 ID:aEkVcVEo
個人的にゃグッドのが好きだが両方とも色々と琴線に触れたぜ
長い感想は苦手だから最後にただ一言 乙 と言わせてもらう!
350 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 00:52:38.24 ID:jUg/NPU0
>>348
気になってました…続きが読めて嬉しいです
話の流れが好みですので、このお話の番外編でも、何か別の話でも、またアイデアが浮かんだら投下よろしくお願いします
おつ!
351 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 01:28:59.78 ID:W/u2rg60
乙!!
半ば諦めかけてた…最後まで読めてほんとに良かったです
352 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 02:59:40.02 ID:9A4NNOI0
>>348
待っていた甲斐がありました 完結が本当に嬉しいです

>>303を書いたものですが、続きが書けたので投下します

6レス頂きます

前回と同じくキャラ崩壊しています 苦手な人は回避してください
353 :禁書「……『幻想物語』?」2 1/6 :2010/12/16(木) 03:00:34.39 ID:9A4NNOI0

美琴(コイツ、泣き疲れて眠っちゃったけど、一体どうしたんだろ?)

美琴「とりあえずベンチに寝かしてっと」

禁書「とーまー! どこ行ったのー! とーまぁー……って短髪!」

美琴「アンタは!」

禁書「良かった、とーまも一緒なんだよ」

美琴「ちょっと待ちなさい! アンタ、コイツに何したのよ? コイツがこんな風になるなん
   て、尋常じゃないわよ!」

禁書「私にもよく分からないんだよ。 ただ、このノートを読んだって言ったら、急に走り出
   したんだよ」

美琴「ノート?」

禁書「これなんだよ」

美琴「どれどれ……ってこれは!」

美琴(なにこれ……すごくかっこいいっ!!)

美琴「これ、コイツが書いたの」

禁書「うん……多分とーまが書いたのかも」

美琴(すごい! コイツにこんな才能があったなんて……っ!)

美琴「じゃあ、これは私が預かっておくわね」

禁書「え、でもそれは」

美琴「だ、大丈夫よ。 コイツから預かっておいてくれって頼まれたんだから」アセアセ

禁書「……なら短髪に預けとくんだよ」

354 :禁書「……『幻想物語』?」2 2/6 :2010/12/16(木) 03:01:11.50 ID:9A4NNOI0

上条「ぅぅ、ん……インデックス?」

禁書「! とーま。 目が覚めたんだね」

禁書「ごめんなさい、とーま。 私、とーまのこと傷つけちゃったよね」

上条「……いや、俺も取り乱しすぎたよ。 ごめんなインデックス」ナデナデ

上条「ビリビリにも迷惑かけっちゃって、悪かったな」

美琴「そ、そんなことは無いわよ。 そ、それじゃ私は用があるんでこれで」タッタッタ

上条「……俺たちも帰ろうぜ」

禁書「うん。 とーま、ごめんね。」

上条「もういいって。 お互い水に流そうぜ」

禁書「うん! ねぇとーま、こんど私が魔術教えてあげるね」

上条「は、はは。 お前、よく分かってないだろ」

禁書「?」

上条「ま、いいっか」

355 :禁書「……『幻想物語』?」2 3/6 :2010/12/16(木) 03:01:44.73 ID:9A4NNOI0

翌日

上条「学校に行ってくるよ」

禁書「いってらっしゃい。 留守番は任せるんだよ!」

上条(インデックスも家事手伝ってくれるようになって、楽になったな)

上条(ノートのことは誰にも言わないって約束したし、まあ幸せ、かな?)

黒子「おや、上条さんじゃないですの」

上条「おー、白井か。 珍しいな」

黒子「風紀委員の早朝掃除の帰りなんですの。 おはようございます、『竜王を宿す者』
   <ドラゴンハート>さん」

上条「」

356 :禁書「……『幻想物語』?」2 4/6 :2010/12/16(木) 03:02:17.75 ID:9A4NNOI0

黒子「どうしました? ドラゴンの封印が弱まっているのでしょうか?」

上条「お、おま、どうして」

黒子「『幻想物語』、拝見させていただきましたの。 なかなか、ふふっ、興味深い内容でした」

上条「」パクパク

黒子「『神常討魔、その身にドラゴンを宿す、神上の存在へと到達できる可能性を持つ存在。
   ドラゴンの存在を確認されてから『竜王を宿す者』<ドラゴンハート>と呼ばれ……』」

上条「止めてーっ!! どうして!? どうして白井が知ってんのー!?」

黒子「さぁ、とうしてでしょう? 私だけが知っているとも限りませんですし」フフッ

黒子「では、ごきげんよう」シュン

上条「不穏な言葉を残して消えないでーーーー!!」

357 :禁書「……『幻想物語』?」2 5/6 :2010/12/16(木) 03:03:07.86 ID:9A4NNOI0




小萌「神常ちゃーん、遅刻ですよー」ニヤニヤ

土御門「元気がないぜよ『竜王を宿す者』」ニヤニヤ

青ピ「どうかしたんかいな『竜王を宿す者』」ニヤニヤ

吹寄「栄養ドリンク飲むか? 『竜王を宿す者』」ニヤニヤ




上条「」



358 :禁書「……『幻想物語』?」2 6/6 :2010/12/16(木) 03:04:36.89 ID:9A4NNOI0


上条(学校のみんなに知られてた)

上条(この分だと、常盤台にも知れ渡ってるんだろうな)

上条(道歩いてたらやたら視線感じたから……下手をすると学園都市中に……)

上条「不幸だ」グスッ

一方「……三下ァ」

上条「ア、一方通行!」

上条(何でこんなところに……まさか、みんなみたいにバカにしにっ! ひょっとして、百合
   子のモデルが一方通行だってばれてお礼参りですか!?)

上条(い、いや、中二病患者ともっぱらの噂の一方通行のことだ。 案外設定に共感して語り
   合えるようになるかも……っ!)

一方「……これ、やるよォ」

上条「……缶コーヒー?」

一方「新しくでたヤツなンだが、なかなかイケる。 ……うめェぞ」

一方「それ飲めばちったァ落ち着くだろ。 あとは……その、なンだ」

一方「負けンなよ。 じゃァな」

上条「」

上条「……くしょぅ」

上条「なんだこれ……何でこんなに苦しいんだよ。 優しさが痛ぇよ……」

上条「ちくしょうーーーー!!」


359 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 03:07:30.78 ID:9A4NNOI0
以上です

一方さんは人の痛みを理解できる人だと思っています

ありがとうございます
360 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 03:11:02.06 ID:4ebFE6SO
乙!
どこまで布教したんだ美琴ww
361 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 03:16:30.42 ID:tJZTPmko
美琴は純粋に格好いいと思ったからなんだろうが
ひでえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
362 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 03:36:28.96 ID:Z.fxVQAO
ヒーロー、それは「痛みを知る者」全てを表す
363 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 03:42:31.43 ID:u4pzUzso
Fukou666『竜王を宿す者』

上条さんの魔法名はこれで決まりだな
364 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:00:07.17 ID:o3RNlNU0
最近の総合スレは活気があってとても良いですねとミサカは評価してみます

注意
1キャラ崩壊
2どうみても会議じゃない
3長い
4眠い
365 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:01:31.50 ID:o3RNlNU0

麦野「フレンダを復活させよう!」

絹旗「そうですか。浜面、醤油取ってください」

浜面「はいよ」

滝壷「珍しいね、ファミレスじゃなくて定食屋に集まるの…」

絹旗「麦野が焼鮭定食超食いてー! とか言ったからです。まったく、鮭はムニエルでしょう」

滝壷「ルイベ」

浜面「まだその話してんのかよ」


麦野「私の話を聞けぇぇぇぇえええええええええ!!!!!!!!」


絹旗「麦野、ここは泣く子も最新テクノロジーで二度と涙を流せない体にできる学園都市ですよ」

浜面「なにそれこわい」

絹旗「復活させるとか生き返るとか俺のターン!死者蘇生発動!とか超ありえませんから」

麦野「クックックッ…」

滝壷「はまづら、あーん」

浜面「あーん♪」

麦野「科学? オカルト? 関係ねぇ! 関係ねぇんだよおおおお!!!」

浜面「ほら滝壷、あーん」

滝壷「あ、あーん/////」
366 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:02:25.34 ID:o3RNlNU0

麦野「昨日の話だけど、私はとあるシスターに出会ったのよ」

絹旗「そうですか」

麦野「まあこんな感じだったんだけど」


【回想】

インデックス「うーん…お腹が空きすぎてもう一歩もあるけないかも…」

麦野「……」

麦野「そんなとこで昼寝してると風邪ひくわよ?」

インデックス「……」

麦野「…ま、楽しそうだから良いか」スタスタ

インデックス「楽しくないんだよ、全然楽しくないんだよ」がしっ!

麦野「ちょ、足首掴むな!」

インデックス「パワーは弱いけど掴む力は強いんだよ!」

麦野「何サバスだよ!?」
367 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:04:00.60 ID:o3RNlNU0

インデックス「お姉さん、美人でヤンデレっぽいそこのお姉さん。敬虔なる子羊は飢えて死にそうなんだよ、助けてほしいんだよ」

麦野「やだ、美人で優しくてスタイル抜群でレベル5で歌って踊って資産運用のアドバイスができちゃう
   学園都市のアイドルむぎのんだなんてそんな♪」

インデックス「そこまで言ってないんだよ…」

インデックス「そんな事より何か食べさせて欲しいんだよ。えーっと、美人で優しくてスタイル抜群でレベル5で
       歌って踊ってねじれ国会で迅速な関連法案の採決ができちゃう学園都市のアイドルむぎのん」


麦野「だが断る」


インデックス「な、何ィィィィィーーーーーッ!?なんだよ!」

麦野「この麦野沈利が最も好きな事の一つは、希望を持たせた後に一気に絶望の底に突き落としてやる事だァッ!!」

インデックス「あくまだ、あくまが居るんだよ…」

麦野「じゃあの」スタスタ

インデックス「待つんだよ!」がしっ!

麦野「だから足首を掴むな!」

インデックス「タダとは言わないんだよ! ご飯くれたらいいものあげるんだよ!」

麦野「良い物? 臓物?」

インデックス「その発想は無かったんだよ」
368 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:06:13.21 ID:o3RNlNU0

インデックス「はふぅ、お腹いっぱいなんだよ♪」

麦野「コイツ、10分でファミレスの全メニュー達成しやがった…」

麦野「それじゃあいただこうか、臓物」

インデックス「ほ、本気!?」

麦野「大丈夫! 肺も腎臓も心臓も脳も二つあるから!」

インデックス「私の脳と心臓は一つしかないんだよ!」

インデックス「臓器はあげられないけど」

麦野「チッ」

インデックス「私の脳にある10万3000冊の魔導書からなら何かあげても良いんだよ! 本当はダメだけど」

麦野「10万3000冊?」

インデックス「かくかくしかじかなんだよ」

麦野「じゃあカップ麺にお湯を入れる程度の気軽さで世界を支配できる魔導書をちょうだい」

インデックス「そんなものはない」

麦野「チッ、使えねーな。この劣化版ブックオフが」

インデックス「ひ、酷いんだよ! 言い過ぎなんだよ!」

インデックス「世界を支配できる本は無いけど、例えば不老不死の本とか、死者を復活させる本とかならあるんだよ」

麦野「kwsk」

【回想終了なんだよ!】
369 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:07:18.17 ID:o3RNlNU0

麦野「というわけで、人体練成の魔導書から重要な部分だけ抜き取ったメモがここにありけり」

滝壷「はまづら、ほっぺにシャケがついてる」ひょい、ぱくっ

浜面「ありがとう滝壷」

滝壷「むしゃむしゃ」

麦野「いい加減にしろこのバカップルが!! もげろ!!」

浜面「でもよぉ、その人体練成だっけ? 本物なのかそれ?」

絹旗「浜面は魔術とか信じてるんですか?」

浜面「え? ああ、まあな…色々あったし」
370 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:08:00.30 ID:o3RNlNU0

麦野「さあ始めようか。まずは手順だが」

麦野「水35l、炭素20s、アンモニア4l…etcを用意する」

浜面「めんどくせぇな」

麦野「フレンダの骨を混ぜる」

浜面「なにそれこわい」

麦野「フレンダの血を垂らす」

浜面「なにそれもこわい」

麦野「そんじゃ材料集めよろしくね、はまづらぁ」

浜面「えっ」

麦野「えっ」

浜面「……」

麦野「……」

浜面「……行ってきます」

麦野「よろしく」
371 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:09:03.45 ID:o3RNlNU0

浜面「はぁはぁぜぇぜぇ…」

麦野「ご苦労浜面……べ、べつに感謝なんかしてないんだからね/////」

浜面「感謝しろよ!」

麦野「じゃあますは床に材料をぶちまけなさい」

浜面「へいへい」

どしゃっ!

麦野「次にフレンダの骨をまく」

浜面「よくあったよな、ごめんフレンダ」

パラパラ

麦野「最後にフレンダの血を」

浜面「ごめん麦野、さすがにそれは見つけられなかった」

麦野「じゃあサバ缶の汁で良いよ」

浜面「えっ」

ドバドバッ…

麦野「フレンダならこれで良いだろ」

浜面「良いのかな…」
372 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:10:10.90 ID:o3RNlNU0

麦野「これで準備は整った。後は誰が術を行使するかだが…」

麦野「あのシスターによると、能力者は魔術が使えないらしい」

絹旗「じゃあ私と麦野と滝壷さんはできませんね」

麦野「ってことで浜面」

浜面「ちょっと待て!俺レベル0だけど、一応能力開発受けちゃってるんだが?」

麦野「大丈夫だ、問題ない」

浜面「問題あるから言ってんだろ!!」

麦野「浜面の馬鹿! 意気地無し!」

浜面「クララじゃねぇ!」

絹旗「浜面が勃った!」

浜面「立っ、待て! 漢字が違ぇし勃ってねぇから!」

滝壷「分かった、私がやる」

麦野「滝壷、お前は仮にもレベル5候補だ。お前がやるには危険過ぎる」

滝壷「でもはまづらを危険な目には遭わせられないから…」

373 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:11:01.84 ID:o3RNlNU0

浜面「待て!」

滝壷「はまづら?」

浜面「滝壷がやるなら俺がやる」

滝壷「ダメだよ、危ないよはまづら」

麦野「ああもう仕方ないわね全く! 滝壷がやるなら代わりに私がやるわ」

絹旗「麦野がやるなら代わりに私がやります」

滝壷「ううん、私がやるよ」

浜面「いいや俺がやる!」

麦・絹・滝「どうぞどうぞ」

浜面「えっ」

麦・絹・滝「えっ」

浜面「……」

麦・絹・滝「……」

浜面「頑張るよ…」
374 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:12:03.93 ID:o3RNlNU0

麦野「すみませーん、焼鮭定食おかわryyy」

店長「了解した」

絹旗「すみません、勝手にお店の中で人体練成しちゃって」

浜面「ちょっ! 何これ!? 何か変な扉が!?」

絹旗「その上何か良くわからない練成陣まで書いてもらって、超助かりました」

店長「偶然、私もその道を少々齧っていてな」

浜面「うわあああ何か黒い手が沢山出てきたあああああ!!!!」

滝壷「はまづら楽しそう…」

店長「ところでなぜお前達は人体練成など試みているのだ」

絹旗「超かくかくしかじか」

店長「釈然、それは美しき友情だ」

浜面「返せよ!! たった一人の弟なんだよ!!」

麦野「浜面って兄弟居たの?」

絹旗「超初耳です」
375 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:13:06.10 ID:o3RNlNU0

【復活したわけよ!】

フレンダ「やっほーみんな! 黄泉の国から戻ってきたわけよ!」

麦野「……」

絹旗「……」

滝壷「……」

浜面「……」

店長「唖然」

フレンダ「あれー? どうしたの?」
376 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:14:32.48 ID:o3RNlNU0

麦野「細い足」

フレンダ「自慢の脚線美ってわけよ」スラリ

絹旗「つつましい胸」

フレンダ「大きなお世話よ!」ぺったんこ

滝壷「サラサラの金髪」

フレンダ「フフン♪」サラサラ

浜面「それで…」


全員「何で顔だけサバなんだよ!!!!」


サバンダ「うぐっ! 陸上だと息が…くるじい…」

サバンダ「うっ…」バタッ

サバンダ「……」ピクピク…

サバンダ「………」


BGM :アッテムト鉱山


絹旗「見てください、世にも珍しい半漁人の死体ですよ」

麦野「あれー? 何がいけなかったんだろ?」

浜面「120%サバ缶だろ」

滝壷「大丈夫、顔がサバでもフレンダはトモダチだよ」
377 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:15:34.17 ID:o3RNlNU0

【第二ラウンドである】

麦野「チッ、結局失敗に終わったか」

浜面「あの…俺の命懸けの努力は?」

麦野「仕方ない、直接連れ戻すしかないか」

絹旗「直接っていくらなんでもそれは…」

麦野「黄泉比良坂よ!」

浜面「きいずみひりょうさか」

麦野「よもつひらさかだばかづら」

浜面「ぐすっ…」

滝壷「大丈夫、少しくら馬鹿な方が可愛いよ?」

絹旗「イザナギノミコトが死んだイザナミノミコトを連れ戻しに行ったというアレですね」

絹旗「でもそれって誰かが黄泉の国に行く必要があるんですよね?」

麦野「イエス! はまづら!」

浜面「……」

麦野「無事に帰ってきたらアンタにビッグボスの称号を与える」キュィィイイン

浜面「ちょっ! 馬鹿やめr」


チュドォォォオン!!!!

378 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:16:43.70 ID:o3RNlNU0

浜面「ううん…ここは…?」

浜面「たしか、麦野にレーザーくらって…」

駒場「おい浜面」

浜面「……」

駒場「説明が面倒だから色々と省くが、お前は死んだ」

浜面「うっそーん!」


【中略だけどまだ続くよ】


浜面「つーわけなんすよ」

駒場「そうか…」

駒場「俺の記憶が正しければ、あの洞窟で金髪の女を見かけたな」

浜面「マジっすか!? じゃあさっそく行ってきます!」

駒場「おい待て……まったく、せっかちな奴だ」
379 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:17:45.54 ID:o3RNlNU0

浜面「うわ…なんかジメジメしてるな…これが死後の世界なのか?」

ミサカ「いいえ、正確にはこのトンネルを抜けた向こう側が死後の世界になりますとミサカは説明します」

浜面「へー、そうなんだ…」

浜面「ってうわあああああ!!!」

ミサカ「そんなに驚かれるとミサカの乙女心が傷付きますとミサカ00001号は嘘泣きをしてみますぐすん」

浜面「嘘泣きって言っちゃダメでしょ」

ミサカ「あなたは女性を泣かせる趣味があるのですか?」

浜面「違ぇよ! つーか誰だよお前!?」

ミサカ「かくかくしかじかミサミサカ」

浜面「なるほど。ところでこの辺で金髪の女の子を見なかったか?」

ミサカ「見ましたよ」

浜面「本当か!?」

ミサカ「ミサカウソツカナイ」

浜面「なんでカタコトなんだよ」
380 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:18:51.57 ID:o3RNlNU0

?「浜面?」

浜面「この声は!?」

ミサカ「塩沢兼人!?」

?「違う!!」

浜面「フレンダ! そこに居るのか!?」

フレンダ「ダメ! 来ちゃダメよ浜面!」

浜面「何でだよ!?」

フレンダ「恥ずかしくて見せられないの!」

ミサカ「黄泉平良坂では、イザナミは“くさったしたい”みたいになっていたので、
    彼女はその姿を迎えに来たイザナギに見せる事を頑なに拒みました」

ミサカ「結局、イザナギは好奇心を抑えられずに見てしまい、イザナミは怒ってしまったのですとミサカは補足説明をします」

浜面「そうか、フレンダは“くさったしたい”なのか」

フレンダ「“くさったしたい”って言うな!」
381 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:20:13.76 ID:o3RNlNU0

浜面「フレンダ、お前を迎えに来たんだ」

フレンダ「私を…? でも…」

浜面「フレンダ、お前が欲しい(アイテムに)」

フレンダ「えっ…!?」

浜面「忘れられないんだ、お前の事を。お前の事はいつだって大切に想っていた(たぶん)。
   むしろお前の事を想わない日なんて無かった!(たぶん)」

フレンダ「い、いきなりそんな事言われても私…////」

浜面「俺…お前が居なきゃダメなんだよ!(みんな)お前の事が好きなんだよ!」

フレンダ「はまづら…/////」

フレンダ「分かった、黄泉の神様に聞いてくるよ! 待っててねダーリン!」

浜面「ダーリン?」

ミサカ「罪な人ですね、あなたも」

浜面「え?」
382 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:22:13.25 ID:o3RNlNU0

浜面「まだかなー」

ミサカ「……」

ミサカ「絶対にフレンダさんの姿を見てはいけませんよとミサカは注意します」

浜面「分かってるよ、日本神話の二の轍は踏まねぇ」

ミサカ「おおっと! ミサカが偶然持ってた軍用懐中電灯を偶然落として偶然フレンダさんの全身がライトアーーップ!!!」

浜面「ぜぇぇぇぇったいにわざとだろぉぉぉおおお!!!」

フレンダ「きゃあああっ!!」

浜面「ちがっ! 違うんだフレンダ! これは……なッ!?」

ミサカ「おや? “くさったしたい“だと思っていましたが…」

フレンダ「見ないで! 見ないでーっ!!」

浜面「ぶはっ! フレンダ! お前何で“全裸”なんだよ!?」

フレンダ「さっき浜面達が中途半端に復活させた時に、あのまま服を置きっぱなしにしちゃったわけよ!」

浜面「ああ、サバンダか…」

ミサカ「反対から読むとこのザマですね」

浜面「それはアマゾンだ」
383 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:23:08.31 ID:o3RNlNU0

フレンダ「サバンダでもサバンナでもkonozamaでもない! はまづらぁ…よくも見たわねぇ…」

浜面「いや、見たというか見せられたというか…」

浜面「ごちそうさま?」

フレンダ「むっきぃーっ!!」

ミサカ「逃げましょう! とミサカはさり気なくあなたの手を握るというドキドキシチュエーションを!」ぎゅっ!

浜面「そんなシチュエーションじゃないだろ今現在!?」

フレンダ「逃がすかーっ! 行け! マイシスターズ!」

ミサカ妹達「イエスユアハイネス!」

浜面「いつの間にあの世を掌握したんだアイツは!?」

ミサカ00001「天国掌握(アウターヘブン)ですねとミサカは天界ジョークをかましてみます」

浜面「やかましいわ! あとその英語たぶん間違ってる!」
384 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:24:13.95 ID:o3RNlNU0

【というわけで】

滝壷「おかえりはまづら」

浜面「うーん……アレ? 戻ってきたのか?」

麦野「浜面、確かフレンダを迎えに行ったのよね?」

浜面「ああ、だけどすまん、しくじっちまった…」

絹旗「それで、何でこの娘が居るんですか?」

浜面「え?」

ミサカ00001「よっ!」

浜面「よっ!じゃねぇ! なんでお前ここに居るの!?」

ミサカ「二人で愛の逃避行を繰り広げておきながら何を言ってるんですか////」

浜面「はぁっ!?」

滝壷「はまづら…どういう事…?」ゴゴゴゴゴ

浜面「いやっ! 違うんです! 違うんですよ滝壷さん!!」

麦野「はぁ…まぁ良いわ」

浜面「良いんだ!? その発言は任務の失敗も俺が死にかけた事も全てがどうでも良いってニュアンンスになるけど良いんだ!?」

絹旗「超うるさいですよ浜面」

麦野「ま、無事に帰ってきた事には変わりないし」

浜面「ぜんっぜん無事じゃないですよ!?」
385 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:25:10.26 ID:o3RNlNU0

麦野「約束通り、アンタにビッグボスの称号を与える」

浜面「そんな事言ってたっけ!? ていうかそんなどうでもいい話を最後に持ってくるってどうなの!?」

麦野「おめでとうビッグボス」

絹旗「超カッコいいですよビッグボス」

滝壷「びっぐぼす…」

浜面「うわー…死に物狂いで帰ってきたら変なあだ名付けられた…」

ミサカ「ビッグボス…いや、VICBOSS(勝利のボス)!?」

浜面「頼むからちょっと黙ってて」

全員「VICBOSS! VICBOSS! VICBOSS!」

浜面「………」

店長「VICBOSS!! VICBOSS!! VICBOSS!!」

浜面「えっ」

店長「あっ…ごほん!」

浜面「そう言えば中の人同じだったな」

店長「当然、たまには思い出してくれると嬉しい」
386 :新生アイテム会議2 [sage]:2010/12/16(木) 04:26:16.92 ID:o3RNlNU0
以上です

何が書きたいのか途中で分からなくなったけど
フレンダにダーリンって呼ばれたいのは確かです
387 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 04:38:27.59 ID:Z.fxVQAO
寄り道ネタ多すぎだwwww
相変わらずノリが良い

でもお願い、かいぎのひと。ふれんだを復活させてあげて。

それと神裂さんに「下がってて下さい、雨の日は無能なんですから」って言われてショげるステイルを見たいのは確か。
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 04:39:10.99 ID:AimnPfMo
フレンダ!フレンダ!フレンダ!フレンダぁぁああうわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!フレンダフレンダフレンダぁああぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!フレンダたんの金色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
超電磁砲5巻のフレンダたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期決まって良かったねフレンダたん!あぁあああああ!かわいい!フレンダたん!かわいい!あっああぁああ!
本編21巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!超電磁砲なんて本編じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
フ/レ/ン/ダ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!さばかぁああああああん!!学園都市ぃいいいい!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のフレンダちゃんが僕を見てる?
表紙絵のフレンダちゃんが僕を見てるぞ!表紙裏漫画のフレンダちゃんが僕を見てるぞ!15巻カラー絵のフレンダちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのフレンダちゃんが僕に笑いかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはフレンダちゃんがいる!!やったよアレイスター!!ひとりでできるもン!!!
あ、コミックのフレンダちゃああああああああああああああン!!いやァあああああああああああああああ!!!!
あっあっあああ!!! 麦野ォお!!た、滝壺!!絹旗ぁああああああ!!!はーまーづらぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよフレンダへ届け!!学園都市のフレンダへ届け!
389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 04:50:30.31 ID:M/rgtAMo
誰か書いてあげて・・・。
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 08:11:59.86 ID:mD5lJADO
サバンダかぁ。瀬戸の花嫁にマグロの変なのいたから意外と大丈夫じゃね
391 :ショタセラレータとラストロリータ [sage]:2010/12/16(木) 10:11:41.92 ID:BfLvQJ60
サバンダが某アリスの魚の従者で出てくるんだ・・・鬱だ・・・
とにかく乙でした!

そそて流れを断ち切って、>>144あたりにあるショタセラレータとラストロリータの話の続きを調子にのってかいてみました。20レスくらい頂きます。小さい子がいちゃいちゃしてるの可愛いよね!

・一方通行さん(8歳)は最強アルビノ美少年だよ! 通常よりも素直で礼儀正しいよ! 打ち止めを可愛がってるよ!
・打ち止めさん(3歳)はアホ毛天使可愛いよ! 一方通行大好きだよ! 通常と喋り方が違うよ! 喋り方のウザさが五倍くらいになってるよ!
・禁書さんは弟&妹ができたみたいで嬉しいらしいよ! 
・上条さんと御坂さんは小さい通行止めの可愛さに骨抜きだよ! 

以上の点をおさえた上でお読み下さい。いろんなものが崩壊していますのでご注意ください。

392 :ショタセラレータとラストロリータ1 [sage]:2010/12/16(木) 10:12:38.40 ID:BfLvQJ60
打ち止め「つぎはあれー! って、ミシャカはミシャカはゴー!」キャー

一方通行「だから走るなっつってンだろォがよォ」ハァ

禁書「カボチャブランコってやつかな? 一時期安全性に問題があるから撤去されたんだけど、復活したのかな?」

それなりに広い公園は遊具やフィールドが充実している。まだ幼い可愛らしい少女は、整った顔立ちの白い少年の手を引き、面倒見の良いシスターを従えて、元気いっぱい公園内を遊びまわっている。

上条「・・・良いなぁ」ホワワン

御坂「ええ」ホワワン

全く血の繋がりのない三人がきょうだいのように戯れている光景に、上条当麻と御坂美琴はめろんめろんになっていた。時刻は昼の一時半。日はまだまだ高い。動き回ればそれなりに暑い。

御坂「あ、そういえば子どもは水分摂取が自分で上手くできないって話、聞いたことがあるわ」

上条「そうか。じゃあ飲み物でも買ってくるかな。アイツらが日射病とか熱射病え倒れたら大変だし」

ほわほわと癒されながら、二人は件の自販機に向かう。――三人から目を離したことを、後悔することになるとは気付かずに。

393 :ショタセラレータとラストロリータ2 [sage]:2010/12/16(木) 10:13:47.46 ID:BfLvQJ60
一方通行「しっかりつかまってろよォ!」

打ち止め「きゃー!」ワーイ!

禁書「あくせられーた、も、もうちょっとスピード落として欲しいかも・・・!」

ベクトル操作のおかげで漕ぎ手がいなくてもブランコが大きく揺れる。絶妙なバランスとスピードで落ちることはないものの、なかなかスリリングな状況だ。

数分後、インデックスのギブアップ宣言により、漸くそのレベルの遊具にしてはオーバースペックな遊びは終焉を迎えた。

禁書「あわわわわ〜目がぐるぐるなんだよ〜」

一方通行「ごめんなさい・・・大丈夫か?」

打ち止め「いんでっくしゅ、だいじょおぶ?」ナデナデ

禁書「大丈夫なんだよって、インデックスはインデックスは笑顔を浮かべてみるかも」

一方通行「・・・大丈夫じゃなさそォなのは、わかった」

砂場の近くのベンチに座り、三人は暫しの休息をとる。心配そうな一方通行と打ち止めに、インデックスは笑いながらで快活な声をあげる。

禁書「それじゃあもうちょっとだけ休んで、次になにするか考えよっか」

打ち止め「うん! じゃあね、ミシャカはミシャカは・・・」エートエート

一方通行「気分が悪ィなら無理すンなよ」

禁書「うーん・・・じゃああんまり動き回らなくっても良いし、そこの砂場で遊ぶっていうのはどうかな?」

打ち止め「わーい! おしろつくるのってミシャカはミシャカはがんばってみる!」

禁書「らすとおーだーはどういったお城が良いのかな? 日本の姫路城とか、中国の紫禁城とか、インドのタージマハルとか、ドイツのノイエシュタイン城とか、お城にもいろいろあるんだよ」

打ち止め「うーん、わかんないけど、ぜんぶ!」

一方通行「・・・まかせろ」グッ

禁書「(あくせられーたの目が本気なんだよ・・・!)」
394 :ショタセラレータとラストロリータ3 [sage]:2010/12/16(木) 10:14:42.03 ID:BfLvQJ60
三人が砂場に向かった、そのときだった。

???「あら、砂遊び?」

誰かが声をかけてきた。高校生くらいの知らない人だ。長い髪を頭の後ろで二つに分けて束ね、ブレザーを肩に羽織らせている。インナーのような薄いピンク色の包帯状の布を胸に巻いているだけで、ブラウスなどは着ていない。スカートは短く、警棒のようなものをベルトからぶら下げている。

そんな、明らかに怪しい女だった。

???「うふふ、可愛いのね、お名前は?」ウフフフフ

その怪しい女が、怪しい笑みを浮かべながら三人に――視線はアルビノの少年にロックオンして――近付いてくる。

???「あ、そうそう、お姉さんはね、結標淡希っていうのよ」ウフフフフ

結標「お名前は? 一緒に遊ぼっか? 何作る?」ウフフフフフフフフフ

ゾゾゾゾゾッ! と悪寒が一方通行の背に走った。しかし、最悪なことに気配は一つではない。

???「おやおや、奇遇ですね」

こちらも高校生くらいに見える、知らない人だった。仕立ての良いスーツを着て、人の良い笑みを浮かべた好青年。しかし、どこか得体の知れない感じと妙な気配を放っていて、外見とのギャップがあるぶんだけ余計に不気味である。

そんな、明らかに怪しい男だった。

???「自分も混ぜていただけると嬉しいのですがね」アハハハハ

その怪しい男が、怪しい笑みを浮かべながら三人に――視線はアホ毛の少女にロックオンして――近付いてくる。

???「あ、怖がらないでくださいね。私は海原と言います」アハハハハハハハ

海原「アステカですとお城というよりは、神殿の方が有名なんですけどね。頑張って作りますよ、小さい御坂さん」アハハハハハ

一方通行「・・・・・・何者だ、オマエら」

結・海「「通りすがりの子ども好きよ(ですよ)」」ニヤニヤニヤニヤハァハァハァハァハァ

にたり、と歪んだ笑みを浮かべた二人が、じわじわと三人に近付いてくる。

禁書「な、何をしようとしているんだよ!」

年長者として、気丈な様子で子ども二人を庇おうとするインデックス。

結標「ただ私はそこの可愛い男の子と一緒に遊びたいだけよ?」ニッコリ

海原「私もそこの可愛い小さい御坂さんとちょっと戯れてみたいだけですよ?」ニッコリ

良い笑顔を浮かべた二人。しかし、どこかどす黒いものを感じた。しかも何だか息が荒い。
395 :ショタセラレータとラストロリータ4 [sage]:2010/12/16(木) 10:15:33.64 ID:BfLvQJ60
幼い少年は考える。この二人は何者なのか、と。

もしかしたら――実験個体として自分を連れに来た研究者あるいはその手先か? そして自分だけではなくて・・・打ち止めまでも狙っている?

・・・あのクソったれな実験を、打ち止めにまでもやろうというのか?

そこまで考えると、少年の予感は恐怖へと変貌する。

一方通行「・・・っ、シスター!」

禁書「!」

一方通行はインデックスの手を引っ張り、打ち止めと共に自分の背に来るようにすると、砂場の砂を蹴り上げた。

ベクトル操作で無数の散弾となった砂粒が、怪しい二人組に襲い掛かる。一瞬生れた隙に、一方通行はとん、とインデックスと打ち止めの背をおす。

一方通行「逃げろ! ここは俺が何とかする!」

禁書「あくせられーたも一緒に行くんだよ!」

一方通行「大丈夫だ! 行け!」


少年は一人だった。ずっとずっと一人だった。幼かった少年は、最強になるために暗い闇の中に放り込まれてから、ずっとずっとずっと一人だった。

実験動物を見るような目で、あるいはバケモノを見るような目で、己を見る研究者(オトナタチ)しか知らなかった。

だから、今朝見知らぬ場所で目覚めた自分に対し、一瞬きょとんとした表情を浮かべた後で、「おっはよーございまーす! って、ミシャカはミシャカはあしゃのあいさつをしてみぅ!」と満面の笑みで懐いてきた初対面の少女に対して、少年は非常な驚きを覚えた。

自分を恐れることもなく慕ってくる少女に多大なる動揺と戸惑いを感じながらも、彼は嬉しかった。

兄弟が欲しかったのかもしれない。家族が欲しかったのかもしれない。友だちが欲しかったのかもしれない。関係性の名前などどうでも良かった。少年は、自分以外の他者との優しい繋がりを、いつだって求めていた。

暗闇の底でずっとずっと孤独だった少年の前に、突然現れた存在を、大切にしたい、失いたくないと、彼はシンプルにしかし強く願った。

だから。

一方通行「行け!」

そんな少女に害をなすような存在を、少年は許すことができなかった。

少年は知っている。自分の能力が『人を[ピーーー]ことが出来る』能力だということを。少年は、能力の発動の結果あるいはその能力を使った実験の延長で、自身の意志がないにも関わらず何人もの人間が死んでしまったことを知っている。

ソレを今ココでしてしまえば、きっと自分は再び少女の前に立つことは出来ないのだろう。それは酷く悲しくて、寂しくて、辛いことだった。それでも、一方通行は満足だった。

一瞬でも自分に幸福というものを教えてくれた少女が、闇を知らずにすむのなら。
396 :ショタセラレータとラストロリータ5 [sage]:2010/12/16(木) 10:16:16.41 ID:BfLvQJ60
結標「いたたたた・・・ちょっと君、やんちゃすぎるんじゃないの?」

座標移動を使って一方通行のもとにルパンダイブ(ただし脱がない)をしてくる結標を反射とベクトル操作で撹乱し、

海原「こんな攻撃をして、小さい御坂さんに当たったらどうするんですか!」

とさり気無く少女たちの方に移動しようとする海原(ニコニコハァハァ)に、再び砂の散弾をぶつけながら、一方通行は己の大切なモノを守るために立ち向かう。

悲痛な決意を胸中に秘めた少年にむかって、大声で泣く打ち止めを抱かかえながらインデックスは叫ぶ。

禁書「とうまたちを呼んでくるから! 信じて! あなたは、一人じゃないんだよ?」

打ち止め「やぁああだぁぁああああ!!!!! あくしゃりゃっ、れーたと、ぃ、っしょ、なの!!!!!!!!!!」ビェェエエエエエエン

禁書「約束して! ・・・絶対に、自分が傷付くようなことをしないって!!!!!」



一方通行「・・・行け」

必死になって訴えかける少女たちに対して、一方通行はほんの少しだけ表情を崩して告げる。

笑顔を浮かべようとしたのだができなかった。少年が最後に笑ったのがあまりにも遠い昔すぎて、笑顔をどうやって作ればよいのか忘れてしまっていたから。強張った口元は、まるで泣くのを堪えているように見えた。
397 :ショタセラレータとラストロリータ6 [sage]:2010/12/16(木) 10:16:56.51 ID:BfLvQJ60
次の瞬間、逃げ出した少女たちの背後を守るかのようにしてガラガラと遊具が倒れた。その傍らに立って少年は感情の色のない瞳で襲撃者を睨みつける。

結標「やんちゃな子を躾けなおすってのも悪くないわよね。あと君、ハーフパンツじゃなくって短パンにすべきじゃないかしら?」フフフフフ

海原「歪みない変態ですね。小さい御坂さんには手を出さないでください」フゥ

結標「あら、ロリコンストーカーに言われたくはないわ。今度はペドストーカー?」

海原「違いますよ。まあ小さい御坂さんとは仲良くなりたいとは思いますが、あくまでも本命は御坂さんです」フンス

一方通行「(研究者じゃねェかもしれねェが・・・少なくとも男の方は潰さねェと、打ち止めが危ない) ・・・行くぞォ、変態ども」

一方通行は掴んだ遊具をベクトル操作で投げつける。轟! という音を響かせながら、それは先ほどまで二人が立っていた場所に突き刺さる。

海原「危ないですね。子どもに怪我をさせる気はないのですが」

悠々とかわした海原は、謎の少年に見せ付けるようにして黒曜石のナイフを取り出す。

海原「でも行き過ぎたやんちゃはスキルアウトとかわりませんよ? お仕置きですね」

結標「・・・その台詞、所かまわず電撃出すあんたのストーカー先に言えば?」

海原「御坂さんは良いんですよ(あ、でも御坂さんにお仕置きというシチュエーションは悪くはないですよね)」フフフフフ

結標「まあストーカーバカは置いといて、君のハーフパンツを座標移動で短パンに交換よ!」トリャアッ!

海原「って結標さん、児童用短パン常備ですか?!」エエエ

一方通行「反射ァ!」
398 :ショタセラレータとラストロリータ7 [sage]:2010/12/16(木) 10:17:51.05 ID:BfLvQJ60
海原「反射されて自分のズボンが短パンに?! ぱっつんぱっつんなんですけど?!」ギャー

結標「うわ、ないわー」ドンビキ

一方通行「キモイ」

海原「酷っ?! あれ、って言うか反射? そして白髪赤眼って・・・どこかで」

結標「短パンはまだまだあるのよ! 座標移動!」ソォレイッ!

一方通行「反射ァ!」

海原「またこっちに?! 児童用短パン二枚重ね?! きつい、二重の意味できついですよ?!!?!?! どんな拷問なんですかぁぁああああああ!!!!!!!!!!!! 助けてぇショチトルぅぅぅぅうううううう!!!!!!!!!!!!!!」

結標「訴えたら勝てるレベルね」パシャパシャ

海原「何で写真撮ってるんですか!? そろそろ泣きますよ?!」

一方通行「キモイ」

結標「まあ犯罪レベルすぎるわね。戻してあげるわ」シュン

海原「あ、ありがとうございます・・・ショチトル、エツァリお兄ちゃんは頑張ったよ・・・」サメザメ

結標「うっさい海原。さてと、私をここまで梃子摺らせるだなんて、やるわね君」

一方通行「・・・知るか」

結標「そろそろ良い子になって、お姉さんといちゃいちゃしましょう♪ 協力しなさいよ、海原」

海原「横暴ですよ・・・まあここまできたんですし、犯罪にならない程度なら良いでしょう」ハァ
399 :ショタセラレータとラストロリータ8 [sage]:2010/12/16(木) 10:18:41.12 ID:BfLvQJ60
一方通行「つーかよォ、とっくの昔に犯罪の域に達してるだろうが、この変態ども」

だん、とベクトルと操作して三メートルほど飛び上がった一方通行は、掴みあげた一握の砂を四方八方から降らせるように二人にぶつける。

トラ(ry槍でそれを相殺した海原と、座標移動で辛くも避けた結標。既に何度も使ったこの技を、二人が避けるくらいのことを一方通行は予想していた。目的は、一瞬でも隙を作ることだった。トン、と飛び乗った遊具を蹴倒す。ベキボキバキッと轟音を上げた鉄製の遊具が、ぐにゃりと支柱を曲げながら二人に襲い掛かる。

だが、それも難なく弾かれる。

一方通行は、確かに最強だった。まだ8歳である現時点でさえ、目の前の二人よりレベルが高い。しかし、一方通行の二倍近く生き、そして現在進行形で暗部に所属している超能力者と魔術師と比べて、彼には圧倒的に経験値が足りなかった。

さらに最悪なことに、結標も海原も、彼に正しい意味での『攻撃』をしようとはしていなかった。銃弾を向けられれば反射してそのまま貫通させる。物理的に攻撃してこようとすれば二倍の力に跳ね返す。しかし、二人とも一方通行に対してそれを行なわなかった。

結標は単純に、可愛らしい少年をぎゅっと抱き締めてクンカクンカスーハースーハー(ryしてお持ち帰りしたい、というだけだった。海原は単純に、この少年を通じて小さい御坂さん(=打ち止め)ときゃっきゃうふふしてあわよくば御坂さん本人にも近付けたら、というだけだった。

つまり二人には、『捕獲』する意志はあっても、怪我をさせてまで攻撃しよう、という意志はない。

そのことが一方通行を迷わせる。今まで彼が人を[ピーーー]、あるいは怪我をさせるといった事態に陥ったとき、その原因は『相手側からの攻撃』を一方通行が反射させたことによるものだった。言い逃れするようだが、彼は加害者であったとしても、あくまでも消極的かつ受動的にしか他者を傷つけたことがない。更に言えば、それらは実験の上の出来事だ。

攻撃をしてこない相手に対して、一方通行は『自分で攻撃』するしかない。しかも、これは実験ではない。
400 :ショタセラレータとラストロリータ9 [saga]:2010/12/16(木) 10:19:31.56 ID:BfLvQJ60
少年は葛藤する。この二人を倒すには、『自分で攻撃』しなければならない。自らが進んで他者を傷つけ――最悪の場合、殺してしまう結果になるかもしれない。

イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ

それでも、あの少女を、そして周囲の人を守るためには、両手の指をワサワサさせている怪しげなこの二人組を何とかしなければならない。

イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ

迷いは捨てなければならない。遅かれ早かれ、きっと自分は自らの手で人を殺すような実験をさせられるであろうことを、闇の中にいる少年は予感していた。

イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ

クソったれな実験で意味のわからない『観測』だの『測定』だののために人を傷付けたり殺すよりは、大切な少女を守るために人を傷付けたり殺したりするほうが、まだ正当性がある、と少年は自分自身に思い込ませる。

イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ

優しくて、温かくて、そして何よりも明るかった。そんな一瞬の幻想(しあわせ)を守るために、少年は己の有するものならば全てを差し出そうと決意をかためる。

コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセ

このハァハァしている変態どもが、二度と打ち止めを狙うことがないように。狙ったことを後悔するように。完膚なきまでに、容赦なく、同情することなく、一切の感情を排除して、ボロボロに、粉々になるまで、叩き潰してやる、と。

コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセ

血を吐くような絶叫が、細い少年の喉から溢れ出す。

コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセ


一方通行「死ねェェェえええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
401 :ショタセラレータとラストロリータ10 [saga]:2010/12/16(木) 10:20:25.18 ID:BfLvQJ60
だが――


「歯を食いしばれよ、変態ども――」


幼い少年の幻想(こうふく)は――


「――俺の保護者(代理)としての怒りは、ちっとばっか響くぞ」


破られることはなかった――

402 :ショタセラレータとラストロリータ11 [saga]:2010/12/16(木) 10:21:15.12 ID:BfLvQJ60
だが――


「歯を食いしばれよ、変態ども――」


幼い少年の幻想(こうふく)は――


「――俺の保護者(代理)としての怒りは、ちっとばっか響くぞ」


破られることはなかった――

403 :間違えたこっちが11 [saga]:2010/12/16(木) 10:22:34.05 ID:BfLvQJ60
結標「ビブルチ!?」

海原「この電りゅ・・・?! ご、がぁぁぁああああああああ」ゴ、ゴホウビト、オモイ…タ…イ…

ツンツン頭の少年の拳によって跳ね飛ばされた変態女と、学園都市第三位の放つ紫電によって跳ね飛ばされた変態男。

呆然とした一方通行が、次に認識したものは、

禁書「大丈夫だった? あくせられーた」

と、心配して駆け寄ってくるシスターと、

打ち止め「うゎわわああああああああああん」

大声で泣きながら、自分にしがみ付いてくる打ち止めだった。
404 :ショタセラレータとラストロリータ12 [saga]:2010/12/16(木) 10:23:28.35 ID:BfLvQJ60
時は数分前に遡る。場所は件の自動販売機の前だ。

土御門「かみやーん、こんなところで超電磁砲と何やってるんだにゃー? デート? デート?」

御坂「デデデデデデデデート???!!!!?!?!?!?!???」//////

上条「何言ってんだよ土御門。子守だよ子守」

御坂「//////」オーバーヒート

土御門「(残酷なんだぜい) 子守? バイトでもしてるのかにゃー?」

上条「いや、一方通行と打ち止めがさ、いきなり小さくなっちゃって」

土御門「・・・はぁ?」

上条「お前も見ればわかるよ。めっちゃ可愛いし癒されるから」

土御門「意味がわからないんだぜよ」

上条「俺もびっくりしたけど、本当に可愛いんだぜ? 原因不明だからって一応幻想殺しを試してみたけど、変化なしでさ。黄泉川先生に頼まれて、今日はそのまま預かってるんだ」

土御門「・・・俺も見せてもらってよいかにゃー?」

上条「おう! 原因調べるの手伝ってくれよ! あ、ただし変なことするんじゃねーぞ」

禁書「とう、ま!」ダッシュ!

上条「ん? インデックス、どうしたんだ?」

打ち止め「びええええええええ」ワアアアアアアン

御坂「は! 打ち止めがめちゃめちゃ泣いてるじゃない!」リセイサンガログインシマシタ

土御門「(ほ、本当に打ち止めが小さくなっている・・・だと・・・)」

禁書「変な二人組みに、急に襲われそうになって・・・っ!」

上条・御坂「「何だと?!(何ですって?!)」」

禁書「今、あっちであくせられーたが一人で止めてるんだよ! お願い、とうま、短髪。あくせられーたを助けて!」

御坂「当然よ!」

上条「行くぞ!」

土御門「俺もついていくぜよ」

405 :ショタセラレータとラストロリータ13 [saga]:2010/12/16(木) 10:24:10.09 ID:BfLvQJ60
インデックスの示す方向に向かって、御坂美琴は走り出す。

突然小さくなったという一方通行に、最も動揺したのは実は彼女だったのかもしれない。一万人もの自分の妹を殺して、自分を絶望の淵へと追い込んだ悪魔が、打ち止めの世話を焼く優しさをもった、あまりにも可愛らしい少年だったから。だからこそ、朝の一悶着に繋がるわけだが、それも致し方あるまい。

その朝の一悶着の中で、御坂美琴は少年の発した一言が酷く心に引っ掛かった。


『悪口とかもォ言われなれてるから気にしねェっつってンだろ』


周囲から悪意を向けられることを、さも当然と言った口調で、さらりとなんの感情の色もなく語った一方通行。

御坂美琴はそれに衝撃を受けた。まだ幼さの残る少年が、悪口を言われて傷付かないはずがない。少なくとも自分はそうだ。それなのに、それを『当たり前のこと』として少年は受け入れている。

それが、何故だか酷く悲しかった。


『あの人はね、本当は実験をやりたくなかったんじゃないかなって、ミサカはミサカは一つの推測をお姉様に告げてみる』


打ち止めからその話を聞いたとき、ふざけるな、バカにするなと思った。アイツは悪魔だ。クローンとは言え大量虐殺者だ。実験をやりたくなかっただと? 許せない。

それでも、感情の色なく自分に向けられた敵意を当然のものとして認識している幼い少年を見たとき、御坂美琴の胸に一つの疑問が過ぎった。…彼の白い悪魔の本質を自分も研究者もそしてきっと自分を掬い上げた上条当麻でさえも、気付くことができなかったのではないか? と。

悪意を当然のものとして受け入れることしか許されない世界にずっとずっと閉じ込められていたのだとしたら。

その悪意を、そして全ての感情を、反射することで自分を守ろうと考えたのだとしたら。

バケモノとして認識されたまま、人間らしい心をぶちぶちとぶちぶちとぶちぶちと潰され続けてきたのだとしたら。
406 :ショタセラレータとラストロリータ14 [saga]:2010/12/16(木) 10:25:02.31 ID:BfLvQJ60
御坂美琴は走り続ける。


――誰かが、あの少年の優しい心を、認めてあげていたとしたら


御坂美琴の手のひらに、バチバチと紫電が生まれる。


――妹達は死ななかったかもしれないし、一方通行は殺さなくてよかったかもしれない


御坂美琴は、怪しげな古い革製の布のようなものを身体に巻きつけた、どこか見覚えのある男にその紫電の照準を当てる。


――ifの話は、しても仕方のないことだとはわかっている、でも、だからこそ


「く、」


――もし、今がいつかの過去に続いているとするならば


「ら、」


――もし、今がどこかの未来に続いているとするならば


「えぇぇええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――どうか、もう二度と、あんな悲劇が起こりませんように


紫電は音速の三倍の速さで変態男を飲み込んだ。



407 :ショタセラレータとラストロリータ15 [saga]:2010/12/16(木) 10:25:50.32 ID:BfLvQJ60
意識を取り戻したとき、結標と海原は拘束されていた。

上条「・・・どういうことなのか」

御坂「説明してもらいましょうかねぇ?」

真っ黒い笑みを浮かべた二人が詰め寄ってくる。その後ろでは、糾弾するように睨みつけてくる修道女と、未だに涙の乾かない少女を抱えた少年が並んでいた。そしてその隣で、何とも微妙な表情を浮かべた土御門がいる。

土御門「(わ〜い☆ 『グループ』勢揃いしちゃったんだにゃー)」アハハハハ

結標・海原「「そ、それは・・・」」

ところで。暗部の組織の一つである『グループ』は、目的を同じにした小集団である。それぞれがそれぞれの利益のために動き、そのためならば他者を利用することを辞さない。必要とあらば即座に切って捨てる。故に、一つの組織とはいえ、仲間意識は限りなく希薄である。

繰り返そう。たまたま共通した利益や目的の為に結びついた集団がグループである。だから、『結標淡希は自分の身を守るために、海原看光貴を犠牲にすることを厭わない』。

結標「すみません、コイツに言われてやりました」

海原「ちょ、ちょっと?!!?!! 何を言い出すんですか、結標さぁぁぁあああああんんんん???!?!?!!!?!」

御坂「ほう」バチバチ

海原「(御坂さんの蔑んだ目・・・これはこれで捨てがたいのですか、できればもっと愛情溢れる眼差しを頂たかったですね・・・)」トオイメ

上条「覚悟はイイかァ? この三下がよォ・・・あァ?」ゴゴゴゴゴゴ

土御門「かみやん、怒りのあまり口調がおかしくなってるんだにゃー」

上条「離せ、土御門! コイツを殺せない!」

土御門「えーと、かみやん? 超電磁砲もおさえておさえて。尋問はちょっと俺に任せてもらって、あのちみっ子たちを落ち着かせてやるんだぜい」

上条「う・・・」

御坂「・・・わかったわよ」

五人の視線を浴びながら、土御門は今回の元凶である二人をしょっ引いてゆく。
408 :ショタセラレータとラストロリータ16 [saga]:2010/12/16(木) 10:26:41.19 ID:BfLvQJ60
土御門「これはいったいどういうことなんだ?」ヒソヒソ

海原「自分は無実ですよ?! ただ御坂さんに似た小さい可愛い子がいたから、一緒に遊ぼうと思っただけですよ?」ヒソヒソ

結標「私だって無実よ?! ただ可愛いしょたっこがいたから、仲良くなろうと思っただけよ?」ヒソヒソ

土御門「・・・よーく解った。有罪だということが」ヒソヒソ

変態コンビ「「そ、そんな!!」」ガーン

土御門「ここで衝撃の報告だ。何が原因か解らないが、あの白い子どもは『一方通行』で、あの小さい超電磁砲は『打ち止め』が・・・子ども化?したものらしい」ヒソヒソ

海原「なん・・・ですって・・・?」ヒソヒソ

結標「あの可愛らしいしょたっこが、あの一方通行だって言うの・・・?」ガーン

土御門「ああそうだ。まあ確かに面影があるといえばある」ヒソヒソ

海原「ど、どういったことなのでしょうか?」ヒソヒソ

土御門「さっぱりだ。ただし幻想殺しでももとに戻らないとすれば、科学でも魔術でもない『何か』が原因かもしれない」ヒソヒソ

結標「一方通行・・・ショタ・・・短パン・・・10歳以下・・・青い果実でしょ・・・」ブツブツ

結標「決めた・・・私決めたわ!」ピキーン

土御門「ど、どうした?」

海原「どうなさったんですか?」

結標「私は・・・私は、あの小さくなった可愛い可愛い可愛い一方通行とあとついでだから打ち止めを、あらゆる悪から、災いから守ってみせる! そのためなら、こんな忌々しい傷だって乗り越えてみせる!!!」

土御門「」

海原「」

結標「今日から『グループ』はあの二人の絶対的な守護者となるのよ!」

海原「は、はぁ?」

土御門「うーん、でも一方通行と打ち止めという二つのカードを確保し続けることは、発想としてはあながち悪くはないんだぜい」ヒソヒソ

海原「そりゃそうですけど」
409 :ショタセラレータとラストロリータ17 [saga]:2010/12/16(木) 10:27:44.05 ID:BfLvQJ60
結標「そういうわけだから、昨日の敵は今日の友! 幻想殺し、超電磁砲! 私たちがその二人の可愛い子どもたちを、あらゆるものから守ってあげる!」

上条「何言ってんだよ」

御坂「信用できないわね」

禁書「寧ろあいつらからこの二人を守るべきなんだよ」

打ち止め「ひっくひっく」ギュウウウウウウウ

一方通行「よしよし」ナデナデ

上条「ってか、土御門はあいつらの知り合いなのか?」

御坂「そもそも『グループ』って何よ」

土御門「(わ〜い☆ 暗部組織ばれちゃったんだにゃー)」アハハハハ

海原「(あはははは、御坂さんに『グループ』の存在を知られてしまいました)」アハハハハ

結標「『グループ』は『グループ』よ。いい、何かあったらすぐ呼んで? 私の能力はレベル4の座標移動――1秒としないうちに、助けに行くから」キリッ

結標「それに、あなたたちのためなら――私はレベル5の壁だって、乗り越えてみせるわ」キリッ

上条「コイツらを守る戦力が増えることは嬉しいけどさ・・・信用しきれないっていうか」

結標「それは行動で返して行くから。ね、一方通行、だから、その・・・困ったときは、」クネクネ


結標「『淡希お姉ちゃん』って、言ってね」ネ?


上条「」

御坂「」

禁書「」

土御門「」

海原「」

一方通行「・・・」

打ち止め「ぐすんぐすん」
410 :ショタセラレータとラストロリータ18 [saga]:2010/12/16(木) 10:28:38.19 ID:BfLvQJ60
上条「ず、ずるいぞ! なあ一方通行、打ち止め、俺のこと、ちょっと『当麻お兄ちゃん』って言ってみてくれないかな」ドキドキ

御坂「ならなら! 私も『美琴お姉ちゃん』って言ってみて!」ドキドキ

禁書「わ、私も『インデックスお姉ちゃん』って言ってみてほしいかも」ドキドキ

土御門「俺のことを兄と呼んで良いのは舞夏だけなんだぜよ」

打ち止め「えーと、『とぉまおにぃちゃん』、に、『みことおねぇたん』、に、『いんでっくしゅおねぇちゃん』?」クビヲカシゲテミタリ

上御禁「「「ぐ、っはぁぁぁああああああ!!!!!!!!!!!!!!」」」クリティカル

海原「打ち止めさん、ぜひ、ぜひ私を海原・・・いえ、『エツァリお兄ちゃん』と!」ドキドキハァハァ

一方通行「・・・・・・淡希お姉ちゃん」

結標「なななななな何かしら?????(か、可愛いすぎる)」ドキドキドキドキ

一方通行「あの変態がァ、打ち止めのこと変な目で見てて怖いンですけどォ」

結標「うぅうううぅぅぅうううなぁあああああぁぁぁあああばぁぁあああああぁああぁらぁぁああぁぁぁああ!!!!!!!!」

海原「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」アッー

411 :ショタセラレータとラストロリータ19 [saga]:2010/12/16(木) 10:29:17.30 ID:BfLvQJ60


とある晴れた日の昼下がりの公園で、一方通行(8歳)と打ち止め(3歳)は、『グループ』という学園都市暗部の中でも優秀な組織を味方につけることに成功した。

しかし、幼い彼らはまだ知らない。

暗部の闇は、どこまでも深いということを。

暗部の組織は、『グループ』だけではないということを。


412 :ショタセラレータとラストロリータ20 [saga]:2010/12/16(木) 10:30:00.41 ID:BfLvQJ60


打ち止め「ねぇねぇ、ミシャカはミシャカは、く、え、れ、ぷ? たべたい!」クイクイ

一方通行「ン、『クレープ』のことか? ・・・一個だと多いから、半分こなァ」ナデナデ

打ち止め「うん、くえれぷ! ミシャカはミシャカはあくせりゃれーたとはんぶんこしゅる!」ワーイ

一方通行「だから『クレープ』だっての。どれが良いンだ?」

打ち止め「いちごとくりーむの!」

上御禁結海「「「「「(可愛いなあ)」」」」」メロンメロンデレンデレン

土御門「こうかは ばつぐんだー ぜよ」

413 :ショタセラレータとラストロリータおわり [saga]:2010/12/16(木) 10:32:54.90 ID:BfLvQJ60
以上です。ほのぼのを目指したのに、暗部を出すとどうしてもシリアスになりますね。あと地の文難しかったです・・・読みにくかったら申し訳ありません。
あとコピペミス申し訳ありませんでしたorz 誤字脱字は脳内補完をよろしくお願いします。

最後に言い訳ですが、結標も海原も大好きです。『グループ』が変態集団だって言うんだったら・・・まずは、その幻想はぶち殺す!
そして終ってみたら、一方通行さん(8歳)と打ち止めさん(3歳)の出番が少なかった・・・あれれれれ?

それではお付き合いくださってありがとうございました。ではではノシ
414 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 10:33:03.99 ID:Zsz/Ms.o
安定の変態集団『グループ』wwwwww
415 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 12:13:08.77 ID:bafzieI0
>>413
乙!

2,3レスもらいます

ちょっとだけ番外通行気味
416 :ふくはしゅみその1 :2010/12/16(木) 12:14:25.97 ID:bafzieI0
方「うーン、どうすっかなァ」

番外個体「どうしたの、珍しく真剣な顔して、変なものでも食べた?」

一方「どういう意味だ、コラァ。いやそンな事はどうでもよくてよォ、マジどうすっかな」

番外個体「だから、どうしたのよ。ミサカには言えない事?」

一方「そうじゃねェけどォ……」

番外個体「だったら話してみてよ」

一方「……余っちまいそうなンだ」

番外個体「なにが?」

一方「……前売り券」

番外個体「前売り券? 映画の?」

一方「……そゥ。新作ウル○ラマン映画の」

番外個体「はぁ、なんでそれで前売り券が余るの?」

一方「わかんねェかなァ。特典が付くんだよ」

番外個体「特典?」

一方「そォ、ゼロとカイザーベリアルの2種類」

番外個体「じゃあ、2枚買ったんだね。上位個体でも誘えば?」

一方「……6枚」
417 :ふくはしゅみその2 :2010/12/16(木) 12:15:02.25 ID:bafzieI0
番外個体「はぁ?」

一方「どっちも保存用、観賞用、実用と」

番外個体「……そんなに買って、見に行けるの?」

一方「それをなやンだろォ」

番外個体「……はぁ、じゃ、一回はミサカがついてくよ」

一方「マジでか!」

番外個体「残りは自分でなんとかしてよね」

一方「悪いなァ」

番外個体(なんでそんなに嬉しそうなんだろ)

一方「そういやァ、誰かと映画に行くなンて初めてだなァ」

番外個体「……ミサカもはじめて」

一方「ン? なンか言ったかァ」

番外個体「べっつにぃ、これまで一人映画館オンリーのあなたを憐れんでただけ」

一方「ひどィ!」


418 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 12:16:23.83 ID:bafzieI0
以上です

ウルトラマ○映画、普段の恰好からして見に行きそうだなと思いまして

お目汚し失礼しました
419 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 12:45:22.84 ID:O/39TNco


20超えた今でもウルトラマンかっけーって思ってる俺がいる
420 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 15:04:07.31 ID:QFGrjiwo
ほんわかするのが続いたな

二人ともおつかれじゃん
421 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 16:36:56.78 ID:9A4NNOI0
>>413
次はアイテムの出番ですね、わかります

>>418
番外個体かわいいよ番外個体


>>353を書いたものです。

続きが書けたので4レス頂いて投下します

上条さんがキャラ崩壊起こしているので、苦手な方は避けてください
422 :禁書「……『幻想物語』?」3 1/4 :2010/12/16(木) 16:37:40.99 ID:9A4NNOI0

不良A「お嬢さん、俺らと遊んでいかねぇか」

不良B「嫌、なんて言わないよなぁ」

不良C「へっへ、楽しませてやるよぉ」

少女「い、いや……誰かっ」

上条「よう、ここにいたのか。 探したぜ」

A「おいおい、なんなんだお前」

上条「いやー、彼女の連れでして。 ほら、はぐれるなって言っただろ。 早く帰るぞ」

少女「え、ええ?」

B「ちょっと待てよ。 嬢ちゃんはお前のこと知らねえってよ」

C「大体、お前誰なんだ……ああん?」

A「待てよ。 そのツンツン頭……、お前、もしかして『竜王を宿す者』
  <ドラゴンハート>か!?」

上条「」

423 :禁書「……『幻想物語』?」3 2/4 :2010/12/16(木) 16:38:14.19 ID:9A4NNOI0

B「な、なんだって! あの『その身にドラゴンを宿す、神上の存在へと到達できる可能性
  を持つ存在』か!?」

C「その強大な力で、世界中の魔術機関に狙われている、あの!?」

少女「世界を創り変える存在『竜王を宿す者』<ドラゴンハート>……っ!」

上条「」

A「いやまだだ! まだドラゴンには封印が施されている! つまりお前は能力を打ち消
  す以外に、あの強大な力を使えないはずだ!」

A「いくら『竜王を宿す者』とはいえ今なら――『ドラゴンストライクッ!!』――ぐはぁ!!」

B C「「Aーーーーッ!!」」

B「ばかなっドラゴンの力を振るっただと!? すでに封印は解けているのか!?」

C「それだけじゃねえ。 奴の目を見ろ!」




上条「おかしいかよ……ちょっと設定考えるのがそんなにおかしいかよっ!!」




少女「まさか――暴走っ」

424 :禁書「……『幻想物語』?」3 3/4 :2010/12/16(木) 16:39:12.24 ID:9A4NNOI0

上条「最強主人公考えるのがそんなに悪いかぁぁ!!」ガシッポカ

A「こ、これが、神を超える力――げぼぉ」




B「なんてこった……このままじゃ世界が」

C「もう、どうすることもできないのか……ッ!」

少女「まだよ!」

B C「「ッ!!」」

少女「ただ一人、『雷の神に祝福されし皇女』なら『竜王を宿す者』の暴走を抑えられるわ!」

B「だ、だが、どうやって探せば……」

少女「諦めちゃダメよ! じゃなきゃ世界が!」

C「……嬢ちゃんの言うとおりだ。 『雷の神に祝福されし皇女』を見つけられなけりゃ世界
  が滅ぶ! 腹括るぞB!」

B「!」

上条「厨二の何がいけないんだぁぁぁぁ!!!!」ガシッポカ

A「や、やめ、ぐふぅ」






美琴「やめなさい!! アンタたち!!」





425 :禁書「……『幻想物語』?」3 4/4 :2010/12/16(木) 16:39:43.71 ID:9A4NNOI0

少女「『雷の神に祝福されし皇女』! 軌跡だわ」

B「見ろ! 『竜王を宿す者』が動きを止めたぞ!」

C「あれほどの力を押さえ込めるとは、さすがは『雷の神に祝福されし皇女』」

上条「み、御坂ぁ〜」ウワーン

美琴「はいはいよしよし。 もう大丈夫だからね」ナデナデ

美琴「アンタたちもさっさと帰りなさいよ」

B C 少女「「「は〜〜〜い」」」スタコラサッサ

A「は、はぁい」ヨロヨロ

上条「俺、俺……『竜王を宿す者』じゃ、ないもん」サメザメ

美琴(私も『雷の神に祝福されし皇女』なんて呼ばれて困ってるなんて、言えないわね……)ハァ

美琴「もう大丈夫だから。 噂なんてすぐに忘れられるから、ね」ナデナデ

上条「『神常討魔』なんかじゃないもん。 上条当麻だもん」エグエグ

426 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 16:40:32.78 ID:9A4NNOI0

以上です

この上条さんは、きっと強く生きていけると思います

ありがとうございました



ちなみに、この『ドラゴンストライク』は力一杯の右ストレートです

427 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 16:42:23.82 ID:IS.d2EAO
やだなにこの上条さん可愛い

あわきんが暴走しちゃうくらい可愛い
428 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 16:49:45.43 ID:HIUFPUDO
実態知らない人には都市伝説とか幻のレベル5とかなってそうだな。
つうか幻想殺し(イマジンブレイカー)な時点でな……
429 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 17:00:39.43 ID:tJZTPmko
上条さんかわいいwwwwww
430 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 17:42:45.05 ID:ypA7fAE0
御坂お前のせいだろwww
431 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 17:47:43.43 ID:bafzieI0
>>426
乙! 
上条さん可愛い

前スレや>>166>>98で人見知り上条さん書いてたものです

また投下します 5,6レスほどもらいます

上条さんキャラ崩壊注意 上琴気味

432 :たのむ事その1 :2010/12/16(木) 17:49:02.36 ID:bafzieI0
上条「悪いな、宿題教えてもらっちゃって」

美琴「別にいいわよ、昼間に世話になったし」

上条「あれはホットドッグと昼間見てもらった分でちゃらだろ」

夏休み最後の日にファミレスで
美琴は上条の宿題を手伝う
すでに日は沈んでいるが
寮の門限までは少し時間はある

美琴「で、でもその後……」

上条「どうしたんだ?」

あの後、このばかは……

美琴「な、なんでもない!」

上条「そうか。あ、この問題教えてくれ」

美琴「う、うん。これはね……」

質問された問題に答える
わりと簡単にごまかせた
433 :たのむ事その2 :2010/12/16(木) 17:49:42.11 ID:bafzieI0
「あ、みこと! それにとーまも!」

「奇遇だね、二人とも」

見知った顔が店に入ってくる
目の前のばかの人見知りで
呼び出されて知り合った二人

美琴「こんばんは。今から夕ご飯?」

上条「おす」

インデックス「一応、もう済ませたけど、おなかすいたから来たんだよ」

ステイル「相席いいかな」

美琴「うん、いいわよ」

隣の上条が先ほどより
2割増し程度に真剣な顔で
宿題に向き合っている

返事くらいしておけ
434 :たのむ事その3 :2010/12/16(木) 17:50:16.16 ID:bafzieI0
インデックス「店員さーん、ここからここまでおねがいするんだよ」

ステイル「僕は紅茶で」

美琴「良くそれだけ食べれるわね。夕飯すんでるんでしょ」

インデックス「これくらい朝飯前、むしろ夕飯あとなんだよ」

ステイル「はは、上手い事言うね」

美琴「……そうかしら」

宿題を睨みつけ
ひたすらに、ペンを進める上条
ちょっとは反応しろ

その時、一瞬だけ空気が震える
甲高い音を立てて、店のガラス全てが砕け散り
黒い影が、疾風のごとく
四人の前に降り立つ

「禁書目録……、悪いが一緒に来てもらうぞ」

黒いスーツを着込んだ男が静かに言った
435 :たのむ事その4 :2010/12/16(木) 17:51:01.45 ID:bafzieI0
美琴「なるほど、呪いにかかった人を助けるためにインデックスを狙ったのね」

ところどころ焦げているスーツの男の前で
美琴が呟く
三人がかりで、襲撃者を倒し
その動機を聞きだした

ステイル「そういう事情があったとはね」

インデックス「意外と泣かせるかも」

上条「御坂、ちょっと」

無言で戦ったばかが
美琴を手招きする

美琴「ん、何? 今、結構シリアスなんだけど」

上条「上条さんが喋るたびにボケてるような言い方はやめろ。……助けに行こうと思う」

美琴「誰を」

上条「その呪われてる人」

美琴「言うと思った」

自分もそのつもりだったし
こいつも話を聞いて
放っておけるような奴じゃない
436 :たのむ事その5 :2010/12/16(木) 17:51:48.20 ID:bafzieI0
美琴「じゃ、ちゃちゃっと行こっか」

上条「いや、お前はのこれ」

美琴「はぁ? なんでよ」

上条「門限」

美琴「そんなの黒子に頼めば……」

上条「門限」

美琴「大丈夫だって」

上条「門限」

美琴「……わかったわよ! そのかわりきっちり助けてきなさいよ!」

上条「ああ、任せておけ」

普段はどうしようもないやつだけど
こういうときは誰よりも頼りになる

上条「でも、その前に頼みがある」

美琴「ん、何よ」

上条「みんなに、俺が助けにいく事を伝えてくれ……」

頼りになるけど、
やっぱりこういうやつだ
でもこいつがいれば
その人も絶対に助かると思う

あの時、美琴達を助けてくれたように……


437 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 17:53:09.22 ID:bafzieI0
以上です

闇咲さんはこの面子相手に結構頑張ったんじゃないかと思います

お目汚し失礼しました

438 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 17:54:40.05 ID:tJZTPmko
ステイルと美琴がいるところに突っ込んだだけでも表彰モノだと思う
そして安心のニヤニヤ乙
439 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 19:33:51.08 ID:wCW2UyY0
おつおつ
その美琴を助けたシーンを一番見たいけど、それがこのシリーズの最終回な気がしてならない
440 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 19:42:18.03 ID:C/fzfGw0

上条さんと御坂さんのやり取りががかわいくて死にそうになりました

小ネタ投下、5−6レスお借りします
十数年後の上イン+番外通行+御坂さん
男性陣がヘタレ
441 :伝言ゲーム 1 [saga]:2010/12/16(木) 19:44:01.06 ID:C/fzfGw0
上条「先生!! 俺の嫁は大丈夫なんですか!?、インデックスの身体はどうなんですか……っ!?」

一方「旦那さン、とりあえず落ちついて下さい」

上条「これが落ち着いてられるかッ!」

禁書「と、とーま。ここ病院だから……。静かにしよ? ね?」

一方「ほら、奥さンも落ち着けって言ってますし。他の患者の迷惑になりますから。声のトーンを下げて頂けますか?」

上条「先生、インデックスの体調はどうなんですか!!? 答えによっちゃあ、オマエの頬にまた俺の最弱を叩きこみますけど!!」

一方「だァかァらァー、黙れつってンだよ、三下」(ギロ

禁書「ちょっと、あくせられーた先生にしつれいなこと言わないでよ、とーまっ」

上条「……いいぜ、オマエが黙れっていうんならまずはそのふざけた幻想を「うるせェな! 『おめでた』だよ!」……へ?」

一方「オマエの嫁は別に病気じゃねェよ。妊娠したンですゥー」

上条「………………………………………………………………………えっ?」

禁書「おめでた……ってことは、わたしのお腹の中に、その、あ、赤ちゃんがいるってこと……なのかな?」(///

一方「はい、そォですよ」

禁書「そっかぁ……」
442 :伝言ゲーム 2 [saga]:2010/12/16(木) 19:44:58.54 ID:C/fzfGw0
一方「おめでとうございまァーす。丁度2カ月目ですね」

禁書「2カ月目ってことは。そっか、……あの時、か」(ゴニョゴニョ

上条「妊、娠……? ……………俺が?」

一方「阿保か。妊娠したのはオマエの嫁だろ」

禁書「……とーまってば、混乱しすぎ」

一方「まァ、仕込んだのはオマエなンだろォけどよ」

禁書「もう、あくせられーた先生ったら! そんな恥ずかしいこと言わないでほしいかもッ!」(バンバンッ

一方「すまン。つい、ノリで」

禁書「そっか。わたしととーまの赤ちゃんかぁ……」

一方「母子手帳は届け出を出せば自治体の窓口で貰えますので、時間をみつけてもらってきてくださいね」

禁書「わかったんだよ。……その、わたし初めての妊娠だから不安も結構あるかも」

一方「大丈夫ですよ。旦那さンと二人三脚でがンばりましょう。俺も出来る限りのサポートをするので」

上条「……………………………へ? え?」

禁書「……………赤ちゃんが出来た、って聞いて未だにフリーズしてる人と二人三脚とか、ちょっと不安かも」

一方「病気だと思って心配してたら、おめでたって聞いて、色々混乱してンだろ」

禁書「まぁ、そうだと思うけどね」(ハァ
443 :伝言ゲーム 3 [saga]:2010/12/16(木) 19:46:23.84 ID:C/fzfGw0
―――

一方「つーことが、この間あったンだわ」

御坂「ふーん。そっか。それはおめでたいわね」

一方「…………へェ」

御坂「なによ。珍しいものでも見たような顔して」

一方「いンや、別にィ? ただ、たいした反応が返ってこなくて意外だなァって思っただけだ」

御坂「わたしが泣き喚くとでも?」

一方「おゥ」

御坂「アンタ、馬鹿ぁ? アイツとあの子が結婚してどれくらい経つと思ってんの」

一方「……結婚式に出席したのは3年くらい前だったか? 確か」

御坂「正確には2年半前。諦めはついてんのよ、とっくのとうにね。昔から、初恋は叶わないって言うし」

一方「それを俺に言うのか」

御坂「釘をさしてんのよ」

一方「やめろ。俺のガラスのハートが木端微塵に砕けちりそォになるから」

御坂「私の可愛い可愛い妹にとって、アンタとの事は「初恋」だからねぇ。さて、いつ現実を知ってアンタを見限るのかしらねぇ?」

一方「だからやめろって」

御坂「お黙り。最初に人の心を抉ろうとしたのはアンタだからね。容赦しない。姉の立場を最大限に利用してある事ない事吹き込むから」

一方「わたくしが悪ゥございました。ちょっと調子に乗ってました。深く反省してますので勘弁して下さいお義姉さン」

御坂「言ったでしょ。容赦しないって」

一方「ちょ!? お義姉さンンンン!!!???」(ガタッ

御坂「勤務先でその呼び方やめてくれません? 一方通行先生」

一方「…………御坂せんせェ。マジで頼みます」(ダラダラ

御坂「どんだけ顔真っ青にしてんのよ……」

一方「アイツ、キレると手に負えないンだよ。俺が口で勝てるわけねェし」

御坂「……はいはい。わかったわよ。わかりましたよ。たっく情けない義弟だこと」

一方「うるせェ」
444 :伝言ゲーム 4 [saga]:2010/12/16(木) 19:48:07.92 ID:C/fzfGw0
―――

御坂「ていう事があったんだだけど、アンタどんだけ旦那のこと尻にしいてる訳?」

番外「別に尻にしいてるつもりはないんだけどなぁ」

御坂「そうなのー? アイツの怖がりようは凄かったわよ。チワワみたいに震えて『すみませン』って言うんだもん」

番外「ぎゃっはチワワとかうけるんですけど♪ ていうか、あの人のリアクションが大げさなだけだよ」

御坂「そっか。……ていうかさ、もし私がある事ない事言ってたら、アンタはどういう行動に移ってたの?」

番外「例えば、どんなある事ない事をミサカに言おうと思ってたの?」

御坂「えーっと、例えば一方通行が自分のとこの女性スタッフ(産婦人科)のみならず、私のところの女性スタッフ(内科)にも毒牙にかけた」

番外「……のみならず? それってつまりあの人のところの女性スタッフには手を出してるってこと?」

御坂「……え? あの、番外個体さん?」

番外「後者に手を出したってのが嘘でも、今の話しぶりだと、前者には手を出してるってことだよね? ってミサカは冷静に聞き返してみるんだけど」(ゴゴゴゴ

御坂「え、ちょ、冷静とかいいつつ、背景に阿修羅がみえるんですけど……」
445 :伝言ゲーム 5 [saga]:2010/12/16(木) 19:50:37.36 ID:C/fzfGw0
御坂「え、ちょ、冷静とかいいつつ、背景に阿修羅がみえるんですけど……」

番外「ねえ、それで、本当のとこはどうなの? お姉さま」

御坂「本当もなにも……。えっと、だからさ、ほら「ある事ない事」だって」

番外「うん。「ある事」も吹き込むつもりだったんでしょ? 要は前者は「ある事」だったんだよね?」

御坂「(あああああああ! そうだった、この子はそういう捉え方をする子だったぁぁああああ!!)」(ハッ!

番外「女性スタッフで誰? あの人のところってコトは産婦人科の人だよね? 
   看護師? 助産師? 女医? ああ、それもとこの間実習に来てたっていう学生?
   お姉さまはミサカの味方だよね? ミサカはお姉さまの妹だもんね? だから、誰かって教えてくれるよね?」

御坂「あ、あの番外個体…―――その、今の嘘、だからね?」(ダラダラ

番外「嘘? 別にそんなフォローはいらないよ。
   あ、もしかして、ミサカが真実を知って傷つかないようにしてくれてるの? お姉さま優しいね。
   でも、ミサカはあの人の妻だから。夫の不貞にはちゃんと立ち向かうよ。
   だから、相手が誰か教えて? 同じ病院で働いてるんだから知ってるよね? 分かってるんだよね?
   ああ、別にその相手の名前を知ったところで殺すとか物騒なコトはしないよ? 
   ミサカは誰も傷つけないってあの人と決めたから。殺すことはしないよ? 
   ただ、ちょこっと社会的に抹殺をね――――――」(ペラペラペラ

御坂「……………………」

御坂「(ゴメン、義弟よ。私は押してはいけないスイッチを押してしまったようです………)」




一方「―――ッ!? な、なンか今、すっごい勢いで寒気が走ったンですけど……」
446 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 19:52:57.63 ID:C/fzfGw0
以上。
オチも何もない。
余談でだが、一方さんと御坂さんはゲコ太先生の病院で働く同僚
447 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 20:07:04.07 ID:wk7jCIDO
上条さんがテンパってるのは身に覚えがないから?
448 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 20:10:52.26 ID:jUg/NPU0
女性陣は立派に成長してるのに、男性陣へたれですな
いつの時代も女は強いって事ですね
乙です!
449 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 20:27:25.51 ID:mD5lJADO
浜面達は学園都市じゃないばしょで幸せになってそう


前スレだかで書いた上条×吹寄の完成版を書いてきた。改行にミスがなければ30レスと長いです

カップリングは上条×吹寄、キャラ崩壊なし、オリキャラではないけど勝手に下の名前を付けたキャラはいる、ほのぼの、時系列は大覇星祭前と入学式

ではスタート
450 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:28:22.85 ID:mD5lJADO
 「皆さーん。明日からの大覇星祭に備えて、しっかり体を休めるのですよー」

 担任の話が終わると生徒たちは思い思いの物で自分を扇ぎながら席を立ち教室を後にする。

 時刻は陽がまだまだ高い正午過ぎ。9月の半ばに差し掛かっているというのに気温は30度近くもある。

 今日は9月17日。明日の18日から行われる学園都市最大とも言われるビッグイベント、大覇星祭の前日である。

 前日である今日は体力を温存するということで早めの帰宅が義務付けられている。なぜ義務付けられているかというと……

 「いやー女子のチア、熱が入っとんなー」

 「いやはや至福の時ですなぁ」

 こういった者達が残っている実行委員や、他の生徒達と盛り上がって『面倒なこと』を起こしかねないからだ。

 季節としては秋なのに、脳内お花畑の二人の生徒に一人の女生徒が近付き声をかける。

 「貴様ら、ここでなにをしている」

 「ふ、吹寄! なにって別に……なぁ青――っていねぇ!?」

 太陽を背にしての仁王立ち。その姿、正に威風堂々!

 「あいつなら私の気配を察してかマッハ5くらいで逃げてったわよ」

 「ああ、どうして俺だけ……」

 「上条。お前は本当に不幸なのね」

 「仰る通りで……」

 太陽を背に吹寄とその陰で小さくなる上条。その構図は偶然にも二人の上下関係を表していた。
451 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:28:53.77 ID:mD5lJADO
 「ま、不幸ついでに私にちょっと付き合いなさいよ」

 「なんだ? 実行委員の仕事か?」

 「まぁそんなとこ」

 「前日だってのに忙しいんだな」

 「前日だから、よ」

 「そうか。それじゃぐぇ」

 吹寄は上条の襟を掴み引き留める。

 「なにナチュラルに帰ろうとしているの? 私に付き合ってと言ったばかりでしょ?」

 「いやだぃ! 上条さんは帰って体を休めるんだぃ!」

 「女子を眺めていた元気があれば十分よ」

 「……」

 上条当麻、完全に沈黙。

 「それにちょうどいい機会だから上条に確かめたいことがあるのよ」

 「確かめたいこと? 俺のスリーサイズかなにかか?」

 「それじゃあスリーサイズで」

 「よしきた。上から90、60、90だ!」

 「…………」

 上条当麻、撃沈。

 「さ、行くわよ」

 「はい……」

 吹寄はテンションだだ下がりの上条の手を引っ張り、校舎内を適当な空き教師を探して歩いて行く。
452 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:30:04.84 ID:mD5lJADO
 「なぁどこに行くんだ?」

 「いいから付いて来る」

 「あ、おい!」

 吹寄は上条の手を初めて握った時を思い出す。それは意外にも入学式の日だった。










 幸と不幸が出会ったあの日、二人の物語は始まった。
453 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:30:42.25 ID:mD5lJADO
 私と上条当麻の出会はよくある、ありふれたものだった。たまたま同じ高校に入って、たまたま同じクラスになった。ただそれだけ。そう、ただそれだけ。



 ここはなんてことのないとある高校。今日はその入学式である。

 学園都市の中学校からこの高校を受験し、合格した大勢の者が集まる日。その中に吹寄と上条もいた。

 式は終わり、高校生活最初のホームルームが始まる。

 「皆さーん! 入学早々に申し訳ありませんが、クラスの仮の代表を決めなければなりません。代表と言っても名前を借りるくらいの簡単なお仕事ですよー」

 このクラスの担任となった月詠小萌の言葉でクラス全体が暗く沈み込む。無理もない。入学初日でほとんどの人が初対面の環境の中、仮とはいえこんなことをやりたい思う人間はまずいない。

 吹寄もこの暗い雰囲気に浸かっていると、同じ中学校出身の誘波珠洲(いざなみすず)が話しかけてきた。

 「せいちゃんせいちゃん」

 「どうしたの珠洲」

 「代表やらないの?」

 「やらないわ」

 「どうしてー? 中学の頃よくやってたじゃーん」

 「中学は中学。ま、正式に委員を決めるときになったら考えてみるわ」

 「そんなこと言ってたらいき遅れちゃうよー」

 「結婚じゃないんだから……」

 「分かんないよー? ここに将来のだんな様がいるかもよー?」

 「話ズレてるわよ」
454 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:31:32.13 ID:mD5lJADO
 私を「せいちゃん」と呼ぶ彼女は誘波珠洲。中学からの付き合いだ。緩いアホっぽい感じでちゃっかり者だ。ちゃっかり者であるが故にだろうか? ちゃっかり私に代表のことを尋ねてきた。



 「あ、分かった」

 「なにが分かったの」

 「おバカさんがいないからだっ」

 吹寄の肘がガクッと机から落ちる。

 「ねぇ、違う?」

 誘波はそんな吹寄を無視して話を進める。

 「あのね、私がバカフェチみたいに言わないでもらえる?」

 「えー」

 「なにが『えー』よ。私はノーマルよ」

 と、吹寄は反論するが誘波は納得いかないのか頬を膨らませる。

 「私は私を信じるっ」

 「どうぞお好きに」

 よく分からない自信に満ち溢れた誘波を吹寄は軽くあしらって前を見る。

 すると小萌が左右に首を傾げていた。
455 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:32:15.15 ID:mD5lJADO
 「うーむ。なかなか現れませんね……」

 小萌がクラス全体を見回す。簡単に立候補者が出ると思っていたのだろうか。吹寄は今まではこの名物ロリ教師のために手を挙げるバカがいたのだろうと勝手に予測する。

 「やはり慣れない環境でいきなり代表をやれというのは難しいお願いですよね……。先生はどうしたらいいのですか……?」

 小萌が涙ぐむ。これはわざとではなく素である。これに突き動かされた生徒は数多い。

 「僕がやりまーす!!」

 「俺がやるにゃー!!」

 「なら俺も立候補だーっ!!」

 先生のそれに突き動かされた三人がテンポよく立候補の手を挙げた。

 「なんやと!? 僕が最初に立候補したんや! にゃーにゃーとツンツンは引っ込んでな!」

 「にゃー。じゃあ俺は引き下がるぜよ」

 「え?」

 「なんや。なら僕も大人しくっと」

 「えぇぇ!?」

 男たちのバカな駆け引きをみた吹寄は、額を押さえ溜め息を吐く。

 「せいちゃんせいちゃん」

 「今度はなに?」

 名前を呼ばれた方を見ると、誘波が自信に満ちた表情していた。

 「おバカさんがいたよ? しかも三人っ」

 「…………………………」

 誘波の指が二本立っている。三人なのに二本。

 「Vサインかややこしい!」

 「え?」

 誘波は予想していなかったツッコミに困惑して指と吹寄を交互に見て「あーっ」っと指を三本にする。祭り前だが後の祭りである。
456 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:32:49.61 ID:mD5lJADO
 「お前ら何で手を下げるんだよ!?」

 「さぁ。なんでやろなー?」

 「俺にも分からんですたい」

 「お前ら……」

 二人にしてやられた上条に勝ち目はなかった。

 クラスに「これはダメだ」という空気が流れる。かといって他に立候補する者はいない。大多数の人間はそういうものである。

 「えっと名前名前、上条ちゃんですね。まずは一人目決定! 上条ちゃんの他に立候補者はいないですかー?」

 「はは、初日からこれかよ。不幸だ……」

 「――、」

 “不幸だ”と、うなだれる上条と呼ばれたクラスメートを見た吹寄の左手は条件反射のように挙がっていた。この男を放っていけないとばかりに。

 「先生。私がやります」

 「あれ、いいのですか?」

 小萌が確認を取る。上条に決めるつもりだった小萌には予想外の立候補だった。

 「はい。私にやらせて下さい」
457 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:33:46.55 ID:mD5lJADO
 私はバカを放っておけない性格だ。これがきっかけで私は初めて上条当麻と言葉を交わした。忘れたくても忘れることの出来ないこの瞬間。それを上条当麻は“覚えて”いるのかな……。



 「えっと名前名前……あ、吹寄ちゃんですね。上条ちゃんに吹寄ちゃん。他に立候補者はいませんかー?」

 吹寄の立候補によりクラスがざわつく。そのざわつきの中から吹寄の耳に男の声が聞こえてくる。

 「あのー、なんで立候補を?」

 あの二人に釣り出された上条だ。

 「上条君とか言ったっけ? 私が単純にやりたかっただけよ」

 「そ、そうか。てっきり俺は――」

 「皆さーん、静かにして下さーい。では他にいないようですから多数決を取りますよー!」

 「?」

 上条の声は途中で小萌の声にかき消され聞こえなくなってしまう。そして多数決が始まる。

 「それじゃあ上条ちゃんが相応しいと思う人は挙手をお願いします!」

 挙がった手は二本。さっき立候補しかけた二人の手だ。

 「はーい二人ですね。では吹寄ちゃん。少しの間代表をお願いするのです」

 小萌は吹寄の多数決を取らずに決を取る。

 釣り出されたうえに、情けない姿を見せた立候補者に賛同する者はいない。当然の結果であった。

 「二人……俺はお前らを大事にするよ!」

 「みんなあかんなぁ。あの女子に手を挙げた気持ち分からへんでもないけど、後々大変やでー?」

 「そうそう。こういうのは裏で動かしやすい奴をトップに据えるのが基本ぜよ」

 「くぅ! 持つべきものは友だよなぁ!」

 この二人に釣り出されたのに何故か賞賛し感激する上条。この時「立候補して正解だ」と、吹寄は心から確信した。
458 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:34:39.26 ID:mD5lJADO
 「よかったねせいちゃん」

 誘波がニヤニヤしながら話しかけてくる。

 「なにが?」

 「おバカさんがいてさー」

 「だ、か、ら。私をバカフェチみたいに言わないでよ」

 誘波は気にせず「でも」と繋げ、吹寄の核心を突く。

 「あの上条……君だっけ? あの人がいなかったらせいちゃん、立候補しなかったでしょ?」

 「うん……まぁ、多分」

 誘波の言う通り、上条のあの姿を見ていなければ立候補の手は挙がっていなかっただろう。

 吹寄はそのの時に挙げた自分の左手を見つめながら無意識に上条のことを考えていた。

 「やっぱりせいちゃんは委員長向きだよっ」

 「……あ、そうだ珠洲」

 「なに?」

 「どうせ暇するでしょ? 手伝いよろしくね」

 「え、えぇ? 私は全然――」

 「暇でしょ?」

 「うん……暇」

 ズイッと迫る吹寄に万年帰宅部である誘波が勝てるはずがなかった。

 「さっすが珠洲ね」

 「けっ」

 狡い笑みを浮かべる吹寄に誘波は目線を反らす。
459 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:35:18.79 ID:mD5lJADO
 入学やクラス替えの後の休み時間はなんとなく変だ。開放的な空気になるのに、その中で互いに話せる者同士が申し訳なさそうに話をする。私もその内の一人だった。



 クラスの仮の代表も無事決まった後の休み時間。誘波は吹寄をトイレに誘った。

 「せいちゃんトイレ行こう?」

 「私はいいわ」

 「えーなんでー」

 「なんでって私は別に行きたくないから」

 「えーなんでー」

 「だから」

 「えーなんでー」

 「……」

 「えーなんでー」

 誘波は呪文のように同じ言葉を繰り返して吹寄の体に纏わりつく。

 「……分かったわよ。入り口のそこら辺で待ってるから」

 「うん。……ん? 入り口のそこら辺て割と離れてない?」

 「気のせいよ」

 「気のせいじゃないってー」
 「そしたらそこら辺の入り口で待ってるから」

 「ついにトイレとか関係なくなっちゃたよっ」

 いつもの会話をしながら吹寄達は席を立ちトイレに向う。

 トイレは案の定、女子だけ混み合って。次々と入れ替わる男子と比べると圧倒的に回転率が違う。

 (男子の倍は作るべきよ!)

 吹寄はトイレの前で世の中の理不尽さを嘆いた。

 (他人のトイレって意外と長く感じるのよね……)

 待っている以外に特にする事もないし、と暇つぶしに携帯をいじる。すると隣から聞き覚えのある声がした。
460 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:35:53.53 ID:mD5lJADO
 「えっと、確か吹寄……だよな?」

 どこか自信なさげに声をかけてきた相手は、先ほど不幸なことになっていた上条当麻だ。

 「そうよ。あなたは上条君よね。私になにか用?」

 「その、用っていうか。ちゃんと礼を言いたくてさ」

 「礼?」

 「そう、礼」

 上条は頬をポリポリと掻き、照れくさそうにしている。

 「私、なにかしたっけ?」

 「立候補してくれてただろ? それでさ」

 「礼を言うくらいなら立候補しなければ良かったじゃない」

 「そう、なんだけどさ……吹寄がダメな俺を見かねて立候補してくれたように見えて余計なことさせたかなって」

 「そんなことないけど……」

 上条の言ったことは間違ってはいない。しかし、礼を言われるほどのことでもないと思った吹寄はなんとなく言葉を濁す。
461 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:36:32.02 ID:mD5lJADO
 「だから、ありがとうな」

 「ありがとうって……。私はそんな立派なことしてないわよ
 「でもなかなか出来ないことだと思うぜ」

 「そう? 私なら大丈夫かなって思っただけよ。こういうの慣れてるから」

 吹寄は少し動揺した。今まで吹寄の周りにはこのような人物がいなかったからだ。しかし上条はこのような人物だった。

 「そっか。吹寄ってなんか委員長キャラって感じだもんな」

 上条の何気ない言葉に吹寄の心が動く。今まで幾度なく聞いてきた勝手なレッテルを貼り付けられて生まれたイメージだから。

「はぁーあ。やっぱり私ってそういう役回りなのね」

 吹寄も慣れた対応で言葉を返す。しかしその後、上条から返ってきた言葉は意外なものだった。

 「羨ましいな……」

 「――え?」

 吹寄は上条が代表をやるのを嫌がっていたと思っていた。しかし上条は『羨ましい』と言ったのだ。

 「羨ましいってどういうこと?」

 「いや、なんでもない。なにかの間違いだろ」

 代表が羨ましかったのか。委員長のような役割が羨ましかったのか。上条の言葉が吹寄の喉元に引っかかる。

 「あー、そうだ。手伝えることがあったらいつでも手伝うからさ、必要になったら声かけてくれよ」

 上条は強引に話を変えようとる。そこにタイミングよく打ってつけの人物が現れる。
462 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:37:05.27 ID:mD5lJADO
 たった10分、されど10分。珠洲の誘いから始まった10分間の休み時間は、私のこれからを決めた10分だった。まだなにもなかったこの頃に戻ってみたい。私は“あの日”から何度それを願っただろう。



 「せいちゃんは人使い荒いよー?」

 「へ?」

 「せいちゃんお待たせー」

 誘波が混み合ってる女子トイレからマイペースに手を拭きながら出てきた。

 「トイレ混み過ぎだよー」

 「ちょっと珠洲、変なこと言わないでよ」

 「なんのこと?」

 「私が人使い荒いとかなんとか」

 「違った?」

 「違うわよ」

 「そうかなー?」

 「そうよ」

 「えっと……どちら様でしたっけ?」

 二人の不毛な争いに上条がおずおずと入っていく。

 「ん? 私?」

 「そう、あなた」

 上条は誘波と吹寄を交互に見ながら頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。
463 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:37:38.21 ID:mD5lJADO
 「私は誘波珠洲。せいちゃんとは中学からの友達だよー」

 誘波は上条の顔の前にVサインを突き出す。人懐っこい子だと上条は思った。

 「誘波か。悪いな、ちゃんと覚えてなくて」

 「なんもだよー」

 「それで、君は上条君でいいんだよね?」

 「ああ。そうだ、ちゃんとした自己紹介がまだだったな。俺は上条当麻。二人ともよろしくな」

 そう言って上条は手を差し出す。

 「よろしくー」

 誘波が握手をする。

 「私も自己紹介が必要ね。私は吹寄制理。よろしくね」

 「ああ、よろしく」

 吹寄も誘波に続き上条の手を握る。

 「なぁ誘波。吹寄ってやっぱクーデレ委員長キャラか?」

 「いや、ツンデレ委員長キャラ――と、見せかけてツンデレ近所のお姉さんキャラだよっ」

 「なんと」

 ここは日本なのだからきちんと日本語を話して欲しいと吹寄は理解に苦しんだ。
464 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:38:14.83 ID:mD5lJADO
 「はぁ。イメチェンしようかな」

 とりあえずまた変なレッテルを貼られることを嫌った吹寄は何気なく呟いた。

 「イメ」

 「チェン?」

 突然のことに誘波は目を丸くし上条は眉をひそめた。

 「そ。髪をばっさり切るとか」

 「入学早々イメチェンっ? てかせいちゃん、イメチェンするって言って髪を伸ばしたんじゃんっ」

 「そうだっけ? でも別に髪にそんなにこだわりないし」

 吹寄は腰まで伸びた長い髪の毛を持って毛先をくるくると遊ばせる。

 「勿体ないよー」

 「そこまで伸ばすっていったら結構かかるだろ?」

 「そうだけど、ほっとけば伸びるしね」

 「まぁそうだけどー」

 誘波はもったいないお化けでも喚びそうな雰囲気を放っている。

 「イメチェンされたら俺は――つらいな」

 「――え?」

 上条はまた意外なことを言った。吹寄にとっては今日三度目の出来事だ。

 「今なんて……?」
465 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:38:48.95 ID:mD5lJADO
 この時だったのかな。俗に言う“フラグ”が立ったのは。きっとそうだ。じゃなかったらこの日から上条当麻を気にしたりしなかったから。



 「いや、髪の長い姿で知り合って顔と名前を覚えられたのに、イメチェンされたら次話しかけづらいかなって」

 「あ、そう」

 単なる聞きそびれに話に肩の力が抜ける。軽く小突いてやりたいと思ったが初日はマズいと軽く流す。

 「ねぇせいちゃん」

 「なに?」

 「もしも上条君が明日いきなり丸坊主にして話しかけてきたら『え? あ、あぁ』ってならない?」

 「妙にリアリティのある反応ね」

 「上条さんはなぜか胸に痛みを感じましたよ……」

 誘波の質問に答えず思い思いの反応を示す二人。

 「私の演技の感想は聞いてないよっ」

 「確かに丸坊主にされたらそうなるかもしれないけど……うーん」

 「……切るのか?」

 何故か二人からあまりいい目をされないことに吹寄は納得いかない。切るなと言われると切りたくなるのが人間というものだ。
466 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:39:25.35 ID:mD5lJADO
 吹寄は長く伸びた髪を持って、手で作ったハサミで切ってみる仕草を取る。

 「頼む吹寄。俺のために切らないでくれ」

 上条は突然吹寄の手を掴み懇願する。

 「えぇ!?」

 「頼む」

 たまたま同じ高校に入学して、たまたま同じクラスになり、たまたま知り合う機会が今日なだけだった上条が吹寄に頭を下げている。

 「お、俺のためとかそんな大袈裟だって!」

 「この通り!」

 「えーっ!?」

 吹寄の顔が沸騰する。俺のためのと手を握られ、頭を下げられる。そんなことをされたらどうなるか上条は今も昔もこれからも分かっていない。

 「分かった! 切らないから切らないから! 上条君のために切らないから頭を上げて!」

 周りの生徒はそれぞれに予想する。ある人には上条が、ある人には吹寄が、ある人には誘波が、と好き勝手な視線で三人を見る。

 「――――――っ!!」

 周りの視線を感じた吹寄はスカートをギュッと握って俯く。

 そんな吹寄を知ってか知らずか上条は頭を上げる。
467 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:40:01.27 ID:mD5lJADO
 「ほんとか!? ありがとうな吹寄!」

 笑顔で礼を言う上条に吹寄はなにも言えなくなる。

 「あれれー? せいちゃんったら照れてるのー?」

 二人のやり取りを間近で見ていた誘波はニヤニヤしながら吹寄を肘で小突く。

 「だって……お、俺……」

 「なになにー?」

 もじもじとする吹寄の顔を覗き込んで問い詰める。

 「お、俺のためにとかいきなり言われたら照れるわよ!」

 「そりゃまぁ確かに」

 ポンッとわざとらしく手を叩いて納得してみる。

 俯く吹寄、ニヤニヤする誘波、困惑する上条。周り生徒は痴情のもれと判断した。

 「えーっと……。あのさ、特に深い意味はなくてさ。ただ俺は――すまん」

 「ちょっと驚いただけだから大丈夫よ」

 吹寄は思い出せばすぐにでも赤くなりそうな顔を落ち着け、また頭を下げる上条を見る。

 「ほら、頭をあげる」

 「は、はい」

 上条は苦笑いしながら頭をあげる。吹寄はそれにまた赤面する。

 「私は置いてけぼりかー」

 コホンッとまたわざとらしい咳払いをし、誘波は棒読みの台詞を吐き捨てた。

 「私は白馬の王子様を待ってるからいいですよーだっ」

 誘波の謎の宣言が終えると、休み時間の終了を告げる鐘が鳴る。
468 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:40:29.97 ID:mD5lJADO
 「――寄! 吹寄!」

 「!! ごめん。少しボーっとしてた」

 上条に呼ばれ吹寄の時は現在に戻る。

 今二人のいる場所は校舎内の三階。大覇星祭では使われず、立ち入りが禁止となる階だ。

 「ったく。ボーっとするなんて珍しいな。具合でも悪いのか?」

 「この私が具合悪いなんてことは有り得ないわ」

 「ですよねー」

 健康(グッズ)オタクである吹寄には愚問だった。

 「じゃあどうしたんだよ」

 「どう、見える?」

 「んぁ? そうだな……」

 上条は左手を顎に持って行って大袈裟な態度を取って考えてみせる。吹寄は足を止め、俯き加減で上条の答えを待つ。

 「なんつーか、実は男の娘でしたー! みたいな?」

 「……それじゃあ貴様は実は女の子だと言うのね?」

 「上条当子でごさいまーす!!」

 吹寄は握っていた右手を素早く持ち直し、前回り捌きで踏み込んで体を沈め、右肘を上条の右脇の下に入れ、肩越しに投げた。

 「お゛おっ!!」

 上条当子の野太い声が廊下に響いた。
469 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:41:16.87 ID:mD5lJADO
 「いい、背負い投げだったぜ」

 廊下の硬い床にたたきつけられても、清々しい顔を浮かべて親指を立てられるのは日頃の死闘の賜物だろう。

 「バカじゃないの」

 「ははは」

 「ほらとっとと立ちなさい上条当麻。私の話はこれからなんだから」

 吹寄は背負い投げで倒れている上条に手を差し伸べる。

 「いてて……お、サンキューな」

 上条は吹寄の手を掴み起き上がる。

 (あの日に初めて手を握って、今も手を握っている。なのにお前はなにが変わってしまったの? ――――当麻)
470 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:41:46.11 ID:mD5lJADO
 吹寄が上条を引っ張り入った空き教室は、元々使われていない教室だ。元々使っていないから閉め必要のない教室である。

 机などは全て下げられ、黒板は落書きを消した跡が残っている。吹寄は蒸した教室の窓を開け、近くの適当な席に座る。

 上条はこれといったものがなにもない教室を見回し、吹寄の隣に座る。

 「なぁ、この教室に実行委員の仕事なんてあるのか?」

 「ないわ」

 「そうか――って今なんて仰いましたか吹寄サン?」

 「ないって言ったのよ」

 「はぁ!? えと、んと……じゃあ俺は投げられ損かよ!?」

 実行委員の仕事を手伝う気でいた上条は出鼻を思いっきり挫かれ、とりあえず思い付いた文句を言う。

 「ごめんなさい。実行委員の仕事は嘘。でも確かめたいことがあるのは本当」

 「だったら――……、」

 吹寄のいつもとは違う雰囲気を感じ取った上条は「はいはい」と座り直し、話を聞くために耳を傾ける。
471 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:42:21.75 ID:mD5lJADO
 9月も半ばに差し掛かってくると陽の傾きも早くなってくる。窓側に座った吹寄の顔が傾きかかった陽に照らされている。

 上条は机に反射する光の眩しさに目を細め吹寄が話すのを待つ。

 「…………」

 「…………」

 外では運営警備を担当するアンチスキルの人達が最終確認のための訓練を行っている。

 「アンチスキルの人達も大変みたいだぞ。大覇星祭では手当て出ないだってな」

 上条は頭の後ろで手を組み、全く関係のない話をして場を誤魔化す。

 そしてようやく吹寄が口を開く。その開かれた口からは上条の天敵とも言える言葉が発せられた。

 「7月の27日」

 「え?」

 「7月27日に自分がなにをしてたか覚えてる?」

 「……、」

 上条にとっての天敵。それは記憶を失った7月27日以前の過去である。

 これまではのらりくらりとかわしてきたが、今のように正確な日時を出されるとそうもいかない。

 上条は頭の後ろでもう一度手を組み直して外を見る。まだ温い風が吹き込んでいる。
472 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:42:56.23 ID:mD5lJADO
 「7月27日って夏休みの最初の方だよな? なにしてたっけなー」

 上条は7月27日を想像する。その頃はステイルや神裂と戦闘していたという事実は知っているが、全て後から聞いた話であり、その日に具体的にどういう行動を取ったかまでは分からない。

 その日の事をどうして吹寄が聞いてくるのか。なにか約束でもしていたのだろうか? 上条は様々な憶測を巡らすが当然答えは出ない。

 吹寄は手を組んでじっと上条の答えを待っている。

 「んー、そんな前の話よく覚えてねーな。なにかあったか?」

 真剣な様子で答えを待っていた吹寄に悪いなと思いつつ、当たり障りのない回答をする。

 「本当に……本当に覚えてないの?」

 「ひぃぃぃ! すいませんすいません! 覚えてなくてなくて申し訳ございません! ですから肩の力を抜いてここは穏便にでどうか!」

 上条にとってはここで一発でも殴られて話題が終わる方が良かった。

 吹寄は「そう」と、短く返事をし、携帯電話を取り出し操作をし始めた。

 (なんなんだよ……)

 上条はその日、なにがあったか分からない。もっと言えば、なにがあったかすら分からない。だが吹寄は何かを知っている。

 魔術やインデックスのことでなければいい。ましてや記憶のことなど……。と、上条は思っていた。しかしその幻想は脆くも崩れ去る。
473 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:43:30.33 ID:mD5lJADO
 「これを見てもまだそんなことが言える?」

 吹寄が何かを見せようと差し出したのはつい先程まで操作していた携帯電話。

 断ることの出来ない上条は黙って携帯電話を受け取る。

 「これを見てけばいい、のか?」

 「分かってるなら早く見て」

 上条は「はいはい」と携帯電話を操作し始める。間もなくして上条の体が寒くもないのにブルブルと震えだす。

 「な、なぁこれ」

 「始めに言っておくわ。これは全て事実よ」

 「なん、だよこれ……? は、はは……。悪い、冗談……だよ、な? ははは、はははは……」
474 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:44:06.03 ID:mD5lJADO
 吹寄が上条に見せたのはメールの送受信。そのメールには二人の過去の残滓が色濃く残っていた。

 上条にとっては全く分からない存在しない過去であるが、吹寄にとっては存在する一つの過去である。

 「冗談なんかじゃない。これは私達の過去」

 「…………」

 上条はなにも言えない。なにを話せばいいか分からない。沈黙だけが唯一の答えだった。

 「ねぇ7月27日。あの日、なんで私と別れたの?」

 吹寄に叩きつけられた絶対的な過去。今までのらりくらりと逃げてきた過去。インデックスにも隠している過去。

 その事実を目の当たりにした上条の思考は停止する。出力は出来るが『考える』という過程が抜け落ち、しどろもどろな態度を取る。

 「やっぱり記憶、ないのね」

 その一言に上条の幻想が脆くも崩れ去る。
475 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:44:43.45 ID:mD5lJADO
 「気づいて……たのか」

 「確信はなかったけどね」

 二人の間に重い沈黙がのしかかる。陽は大分傾いて建物の陰に隠れてしまい、もう吹寄の顔を照らしていない。

 「………………」

 「………………」

 騒がしかったアンチスキルの人達の声も聞こえなくなった。残っていた実行委員もほとんど帰ってしまっただろう。今この教室には二人だけの時間が流れている。

 「なんで……こんなことになってんだ……」

 「上条……」

 「俺は、お前に……」

 上条は頭を抱え髪をグシャグシャと掻き乱す。

 「吹寄」

 「なに?」

 「今すぐメールを消して俺を忘れてくれ」

 「――え?」

 「俺が最初からいなければこうはならなかった。吹寄にこんな思いをさせ――がふッ!!」

 ガダンッ!!
 全部言い終わる前に吹寄の拳が上条の鼻を真正面から殴り飛ばした。

 「う、ぐぅ……」

 吹寄は怒りに身を震わせている。

 「私は貴様を――当麻をどれだけ好きだったかメールを見て分かったしょう!?」

 「だけど……!」

 上条は鼻血を腕で押さえながらながら立ち上がる。
476 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:45:16.81 ID:mD5lJADO
 「記憶がなに!? 当麻がどんな事情で記憶喪失なって私を忘れたのか分からないけど、私が当麻を忘れる必要がどこにあの!?」

 「……ごめん」

 「私が気がつかないと思った? 他の人は私達のことを知らなかったから誤魔化せたかもしれないけど、私が変わりように気がつかないと思う? ねぇ、あの日何があったの?」

 「ごめん……言えない」

 上条には謝ることしか出来ない。10万3000冊の魔導書、必要悪の教会、魔術のことを話すわけにはいかないからだ。

 「どうしてなの?」

 上条は歯を食いしばる。なぜならば自分自身を否定する説明をしなければならないからだ。

 「吹寄。俺の話を聞いてくれ」

 「……分かった」

 「まず27日の俺の状況についてだ。これは吹寄であっても話すわけにはいかないんだ。それは土御門や青ピ、小萌先生や両親にもだ。それは分かってくれ」

 「……、」

 「そして俺の……あの時以前の上条当麻の記憶はもう二度と……二度と戻ることはないんだ」

 「戻ることはないって……どういうこと?」
477 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:45:53.86 ID:mD5lJADO
 「7月27日、吹寄制理の知る『上条当麻』は死んだ。今ここにいる『上条当麻』は、死んだ上条当麻の血肉を利用して生きてる別人なんだよ」

 上条は自分を別人と言い、上条当麻でもなんでもないと存在自体を否定する。

 「そんなこと――」

 「全部本当なんだ! だから俺は吹寄との過去も知らないしお前の気持ちも分かんねぇ!  俺はお前を不幸にしちまっただけの最低の屑野郎なんだよ!」

 上条の哀しい声が教室に響き渡る。

 「不幸? 私が、不幸……。困ったわね」

 「………………」

 自責の念に囚われ俯く上条の右手に吹寄は自らの左手を重ねた。

 「ねぇ覚えてる? 私が当麻になんと言って告白したか」

 吹寄は深呼吸を一つ挟み、もう二度と言うことはないだろうと思った台詞を言う。

 「『                                』って言ったのよ。……恥ずっ」

 言うやいなや吹寄は顔赤くして机に突っ伏して頭をブンブンと振り唸って悶える。

 「今思えばプロポーズみたいじゃない」

 一通り頭を振り回し冷静になった吹寄は上条の方を見る。すると――

 「ちょっと、一体どうしたのそれ……?」

 「本当にどうしちまったんだろうな……。本当に……」

 ――上条の目から大粒の涙が溢れていた。
478 :吹寄「心に、でしょ」 [sage]:2010/12/16(木) 20:46:45.76 ID:mD5lJADO
 「なぁ吹寄。俺さ、吹寄との過去は本当に全く記憶がないんだ」

 上条は涙を拭きながら話始めた。

 「だから吹寄の言ったことも知らないはずなんだ。なのに何故か懐かしくて涙が止まらねーんだよ。本当にどうしちまったんだろうな、俺」

 吹寄は涙を流す上条に、上条当麻という人間の全てを肯定するように微笑みかける。

 「どうして涙が出るか教えてあげようか?」

 「……、」

 「私の知る上条当麻は生きてるからよ。じゃなかったら懐かしさなんて感じないし、涙も流れない」

 「でも、俺、記憶を」

 「頭にじゃなくても残ってる場所があるのよ」

 「――――――」

 「心に、でしょ」


 外は薄暗くなり、涼しい風が吹き込んでいる。その風は二人の重い沈黙を払いのけ、二人の止まった時間を再び動かし始めた。

 「なぁ吹寄。話してくれるか。俺達のことを」

 「そうね。大覇星祭が無事成功したら話してあげる」
479 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 20:49:38.74 ID:mD5lJADO
おわり


小ネタスレで吹寄が対カミジョー属性を有しているのは、すでにフラグが回収済みだからって妄想から始まってこのように落ち着きました

なんとか原作やアニメに侵食し過ぎないように書いてみた



この後、時系列としては二人の過去の話になって小萌編、上条編、吹寄編、誘波編、インデックス編、その裏での暗部編が構想としてあるけどはたして書けるのか…
480 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 20:52:25.12 ID:euWcnDAo
そこまで構想があるなら多少長くなりそうだから書き溜めてスレ立てた方がいいかもね
全部今回と同じくらいのレス数と仮定すれば200レス近くになりそうだし
まぁ総合スレでもスレ立ててもどっちでも良いから続きを書いてくれ!
乙乙
481 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 20:52:33.43 ID:..6xTEAO
なんかすげーしっくりくる切ない話だった…、おつ!
482 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:23:08.51 ID:bafzieI0
>>479

続きも頑張ってください

上琴書きました
7,8レスほどもらいます
483 :くうきみさか1/7 :2010/12/16(木) 21:24:05.89 ID:bafzieI0
上条「ま、俺にとって空気みたいなもんかな。御坂って」

一方「ふーン」

美琴「……」

夕暮れの街かど
少し先を歩く見知った顔を見つけて
追いつこうと駆け出そうとした瞬間
聞こえてきた、その一言

ああ、やっぱり

怒るよりも、先にそう考えてしまう

そのまま、あいつと逆の方向に走り出す
それ以上そこに居たくなかった
484 :くうきみさか2/7 :2010/12/16(木) 21:24:58.62 ID:bafzieI0
佐天「御坂さん?」

美琴「……佐天さん」

公園のベンチに座っていると
友人が現れる

佐天「……どうかしたんですか」

美琴「ふぇ」

その一言で
堪えてきたものが
溢れだしてしまう

佐天「だ、大丈夫ですか!」

慌てた様子で佐天が美琴に駆け寄る
申し訳ない気持ちもあるけど
涙がとまってくれない

佐天「最低じゃないですか! その人!」

美琴「そんなことないよ」

佐天「だって普通言いますか! 女の子のこと空気なんて!」

美琴の話を聞いたらすぐに
佐天が自分の事のように怒りだしてくれる
その、優しさに涙が一休みしてくれた
485 :くうきみさか3/7 :2010/12/16(木) 21:25:34.41 ID:bafzieI0
佐天「文句言ってきます!」

美琴「だめ、やめて」

佐天「どうしてですか!」

美琴「おねがい……」

佐天「……わかりました」

美琴「ありがとう」

佐天「でも、このままでいいんですか。やっぱりひどいですよ!」

本気で美琴の為に動こうとしてくれている
そんな友達がいる事に感謝して
自分がどうしたいのかを考える

美琴「……あって話してみる」

佐天「御坂さん」

美琴「ショックを受けて泣いてるだけなんて、私らしくないもの。ふざけて事抜かしたら電撃してやるんだから!」

佐天「それでこそ御坂さんです!」

心配してくれる友達に
精一杯の笑顔を向ける
頑張ろうと思う
486 :くうきみさか4/7 :2010/12/16(木) 21:26:09.58 ID:bafzieI0
美琴「ちょっと、アンタ」

いつもの通学路
激しく鼓動する心臓を抱えて
アイツが来るのを待っていた

上条「おぅ、御坂か」

いつも通りの声
それが耳に届くだけで
逃げ出したくなる

美琴「ちょっと話があるんだけど」

上条「なんだ、特売があるんで手早くな」

言わなくては
そして
どんな言葉が帰ってきても
自分らしくいよう
487 :くうきみさか5/7 :2010/12/16(木) 21:27:23.64 ID:bafzieI0
美琴「空気ってどういう事よ」

上条「へ?」

美琴「人の事を空気なんて言っちゃってさ、どういうつもり」

上条「な、なんでおまえがそれを!」

美琴「いいから! 答えなさいよ!」

上条「どういうつもりって、そのまんまだけど……」

ああ、やっぱり
そんなところだろうとは思ってた

美琴「そ、じゃあね」

それ以上傍にいると
御坂美琴らしくない行動に
出てしまいそうで

上条「おい、御坂!」

アイツの言葉も聞かずに走り出す
488 :くうきみさか6/7 :2010/12/16(木) 21:28:01.95 ID:bafzieI0
美琴「どうしよっかな……」

自分が呟く言葉の意図さえ
いまいち掴めない

涙はでてこない

ただ、どうしようもなく
胸が痛いだけ

上条「御坂!!」

アイツの走る足音が近づいてくる
いつもは嬉しいのに
今はただ、苦しい

美琴「何しに来たの」

上条「急に走り出すから、追いかけたんだろうが」

荒い呼吸のまま上条が言う
心配そうなその様子が
逆につらい

美琴「ほっといてよ」

上条「ほっとけるかよ」

美琴「ほっときなさいよ! どうせ空気なんでしょ!」

言わないつもりだった
言葉が溢れだす
489 :くうきみさか7/7 :2010/12/16(木) 21:28:36.14 ID:bafzieI0
美琴「いてもいなくても同じなんでしょ! だったら!」

上条「ふざけんな!」

上条が美琴の言葉を遮るように叫ぶ

美琴「な、何よ」

上条「お前、頭いいくせにバカか」

溺れていた人間が
やっと水中から出てきたような呼吸で
上条が言う

上条「空気がないと! 死んじゃうだろうがァァァ!!」

美琴「え」

上条「空気が無いと! お前が当たり前のようにいてくれないと!」

バカだ、こいつは
そんな例えで女の子を表現するな
でも
そんな言葉でも

美琴「……何言ってんのよ、ばか」

嬉しくなってしまう自分もバカだ


490 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:30:51.09 ID:bafzieI0
以上です

冒頭の会話は一方さんが打ち止めのふくらはぎや番外個体の脇について語っていて
上条さんも自分語りを始めたんだと思います

あと、上琴を書くと何故か佐天さんを出したくなります

お目汚し失礼しました
491 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:31:19.76 ID:IS.d2EAO
もゥ結婚しちまえよお前らよォ
492 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 21:31:34.25 ID:BsfKCRgo
おつおつ

>上条「空気がないと! 死んじゃうだろうがァァァ!!」

上条さん必死なんだろうけど小学生みたいな台詞って思ってつい笑っちゃったぜwwww
493 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:37:51.25 ID:zUO9SWI0
>>490 乙!!

絵本風に、ある人のことをかいてみました。

駄文さーせんwwwwww
494 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:39:30.60 ID:zUO9SWI0
あるところに、小さな天使がいました。

とても小さくて、弱くて、脆いものでした。

ですが、その天使は、とても優しい心をもっていたのです。

ある日、天使は、『人間』の手によって底なしの闇へと落とされてします。

天使は、必死にもがこうとしました。

でも、天使は自分がもがく事によって『人間』が傷つくのはいやでした。

天使は沈んでいきます。だって、ここは、底なしの闇なのですから。

沈んで、沈んで、もう自分がなにか忘れそうなくらいに沈んだとき。

希望の光が見えました。

光はだれにも助けてもらえなかった天使に、手を差し伸べてくれたのです。

天使は、再び地上をめざします。

光を救いたい。それだけの理由で・・・

天使は上へと上がります。

上へ上がるたびに、傷つきましたが、かまいません。

悪魔がいました。

悪魔は、光を消してしまおうと、考えていました。

天使は悪魔を、倒しました。

光は、救われました。

なのに、天使は・・・



光が、消えようと、していました。

天使は、祈ります。



      奇跡が、起きました                  

495 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:40:55.72 ID:zUO9SWI0
人間=悪意
光=打ち止め
天使=一方通行

の設定です

目汚しすいませんでしたwwwwww
496 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 21:42:54.93 ID:BsfKCRgo
中々新鮮な切り口だな・・・面白いね

でももうちょっと前の人の投下と間空けて星井美希
497 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 21:45:16.83 ID:UbWL9M2o
ほのぼの絵本系SS書きてぇなぁ……
冬になると本屋が絵本でいっぱいになってすごく楽しいんだけど買うのは恥ずかしい……

図書館で読みたいけど20過ぎた男がなぁ……
498 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 21:46:54.35 ID:bafzieI0
>>497
領収書をもらうorプレゼント用の包装をしてもらう
499 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 21:49:55.93 ID:mD5lJADO
>>490
安心と信頼の安定感を乙乙


しかしアニメの影響か人が増えたな。この中のどのくらいがデジタルラバーという魔導書に手を出してしまうのか…
500 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:03:52.04 ID:WakVrUSO
突発的に思い付いた小ネタを投稿します。
4、5レス程いただきます。上条と一方通行が、夏休み前から親友だったら、という設定。
501 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:04:49.20 ID:WakVrUSO
「あー。今日の授業も終わり、かぁ。」

そうつぶやきながら、特徴的なツンツン頭の少年、上条当麻は大きく伸びをした。

「にゃー。カミやん、今日はタイムセールはいいのか?いつもならダッシュして行くのに。」 「せやなー。なんか珍しいでー。」

そう言ったのは、上条の住む学生寮の隣人である、土御門元春と青い髪にピアスをしている学級委員の少年だ。
502 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:06:06.31 ID:WakVrUSO
「ふふふ……。よくぞ聞いてくれた!!聞いて驚け!!なんと、毎日不幸の連続である上条さんが昨日、商店街の抽選で、十万円分の商品券なんてものを手にいれたのです!!いやっほー!!幸せだー!!」

あろうことか、涙まで浮かべながら上条は全力で小躍りする。 そんな上条に、親友二人は心の底から哀れみの視線を送るのだが、上条の方はあまりの嬉しさに全く気付かない。
「まぁ、そんなことはどうでもいいんだがにゃー。それなら今日は、久しぶりにゲーセンでも行こうぜい。」
503 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:07:07.82 ID:WakVrUSO
「あぁ、そうするか。じゃあ四人で……ってあれ?あいつは?」

気が付けば、教室からいなくなっていたもう一人の親友のことを、上条は尋ねた。

「あぁ、あいつやったら小萌先生に呼ばれとったでー。羨ましいわぁ。放課後に小萌先生と二人っきりやなんて……。」 「相変わらずのロリコンだな、お前。」 「ちっちっち。ちゃうでー、カミやん。ロリ『が』好きなんやないでー。ロリ『も』好きなんやでー!!ぼかぁ、」

己の持つ大量の趣味嗜好を一気に言おうとした青髪ピアスを、上条は拳で強制的に黙らせる。
504 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:07:52.58 ID:WakVrUSO
そんな風にもう一人を待っていると、教室の扉が音を立てて開かれ、誰かが入って来る。 その人物は、とても真っ白な肌と髪、それに真っ赤な瞳をしていて、青髪ピアスと同じくらい、目立っていた。 そして、その人物は上条達を見ると、呆れたように尋ねた。
「なンだよオマエら、わざわざ待ってたのかァ?」
505 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:08:33.60 ID:WakVrUSO
その少年−−学園都市最強の超能力者(レベル5)一方通行(アクセラレータ)に上条は答えた。

「まぁな。どうせ、すぐに戻ってくるだろうし、お前だけ置いてくのも悪いしな。」 「ったく……。別にそンな気ィ使わなくてもイイっつゥのォ。オレが戻って来なかったら、どォすンだよ。」 「にゃー。そんなこと言ってるけど、ずいぶんと嬉しそうな顔してるぜい、一方通行?」 「土御門くゥゥゥゥゥゥン?挽き肉になりてェならそォ言えよォ。」
506 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:09:25.15 ID:WakVrUSO
「わー。アルビノ美少女に殺されるー。」
「誰が、女だァァァァ!!!」
「アルビノ美少女か……それもええなぁ……。」 「オマエもイイ加減にしやがれ、この変態がァ!!」
「なんていうか……お前も大変だなぁ。」
「そンなこと言ってる暇があるなら、こいつらどォにかするのを手伝いやがれ、上条!!」

こんなやり取りの後、上条達は、地下街に最近できたというゲーセンへと向かう。
507 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:10:14.66 ID:WakVrUSO
「なぁなぁ、今すれ違った子ら、めっちゃ可愛かったことあらへん?」
「オマエ、さっきもそンなこと言ってたじゃねェか。なンですかァ?女ならなンでもいいンですかァ?」
「いややな〜。この前言った通り、ぼかぁ、」
「もォ黙れ。ホントに黙れ。」
「一方は、まだまだ青ピ慣れしてないからにゃー。しょうがないぜい。」
「オマエは、その呼び方をまずやめながれ。」
「そればっかりは、しょうがないんじゃないか?お前の名前長いしさ。」
「だとしてもよォ、もォちょっとまともなのがイイっつゥのォ。」
508 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:11:11.48 ID:WakVrUSO
「うーん……。せやけどそんなこと言われてもなー。」
「そんなこと言われてもにゃー。アクセロリータもダメ、セロリに、白もやし、ウサギもダメと来たし、もうこれ以上はないんだぜい?」
「どれもこれも、ただのイヤガラセじゃねェかァ!!あと、オレはロリコンじゃねェ!!」
「あれ、違うのか?てっきり、上条さんはお前はロリコンなんだと……ち、ちょっと一方通行さん?なんかドス黒いオーラが背中から出ているのは、上条さんの気のせいでせうか?」
「いいぜェ、上条くゥン。オレがロリコンだなンて、その口が抜かすってンなら」
509 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:11:50.35 ID:WakVrUSO
「まずは、そのふざけた口をぶち[ピーーー]!!」

「いや、意味わかんないからな!?ついでに言うなら、そんなことされるために上条さんはいるわけじゃありませんのことよ!!」
「さてと、俺達は先に行っててますかにゃー、青ピさん?」
「そうでんな〜、土御門くん。」
「いやいや、お前ら!俺を見捨てるなよ!だいたい元はと言えば、お前らが……。」
そう、言いかけて上条の言葉が止まる。

背後から、すさまじい程の殺気を感じたからだ。 ゆっくりと、体を震わせながら、振り向くとそこには。
510 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 22:13:05.47 ID:WakVrUSO
「さァーて、と。楽しいお料理の時間だ。今日のメニューは、三下の活け作りってなァ。」

その日の第七学区の路上では、「不幸だぁぁぁぁ!!」という、とても大きく、悲痛な叫びが轟くことになった。
511 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 22:16:29.05 ID:WakVrUSO
以上です。
ss書くのは、初めてなので、とても緊張しました
文章って難しいですね。
スレ汚し、失礼しました。
512 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 22:17:21.93 ID:MzIEfKgo
乙、みんな可愛い!

ただやっぱり前の人ともう少し投下間隔あけようぜ。
513 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 22:27:14.20 ID:AimnPfMo
目安は30分くらい?
少し感想タイムが少ないかな、最近

でじらばは今は俺妹黒猫とはいえ……
514 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 22:27:59.51 ID:4WfHGtw0
テンプレに入れたりしたほうが良いのか?>投下間隔
515 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 22:59:30.69 ID:bafzieI0
>>511


>>514
入れた方が良いと思う
投下間隔の目安がある方が
新しい書き手さんに分かりやすい
516 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 23:22:01.92 ID:bi8dJXAo
・投下間隔は。30分が目安。前の人の投下直後だと。流れちゃってかわいそう。

とでもおやくそく辺りに追加するとか?
喰らえ!ロングパス!>>980
517 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 23:22:51.03 ID:kBwiQnAo
30分が目安、じゃなくて最低30分にするべきだと思う。
正直30分でも短いくらい。
518 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/16(木) 23:24:32.05 ID:AimnPfMo
ただ投下ラッシュが予想されるイベント日にはある程度詰めてもいいかもね
クリスマスとかバレンタインとか
519 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 23:25:58.54 ID:cZFihpso
クリスマス?
今年こそ中止になったんじゃないの?
520 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 23:36:04.91 ID:MzIEfKgo
投下が増えるのはありがたいよね。
ただろくに乙も言えなくなるのは悲しいし書いた人もつまんないだろう。

クリスマス? ああ何だかよく分からないけど沢山投下が来る日だよな。楽しみ!
521 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 00:37:39.58 ID:Stqqi2DO
誰か
上条当麻、上条飾利、上条涙子3人兄妹

なSSを書いてくだされ
522 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 00:42:52.34 ID:tUsXCsAO
自分的には30分って長いと思うなぁ
投下のタイミングが早い者勝ちだと

あれ被った、30分待つか…→ヨシ30分経った、投下っ…てまた被った…→

ってことになると軽く時間過ぎちゃうし、それこそ投下のタイミング逃しちゃうことにならないかな?

少し遡れば流れた作品も読めるんだし
・誰かが投下してるときは割り込んで投下しない
・近い時間に投下した人の作品には乙の一言を添える
・投下の際はタイトルと、可能であれば何レス使用予定かを宣言する
くらいでいいんじゃないかなーと思う
あくまで個人的な意見だけどね
523 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 00:47:08.76 ID:OkYFP4Mo
30分は最低ラインでしょ
一つ目、三つ目なんか当たり前だし、二つ目はどう見ても適当につけたような乙とか嬉しく無いと思うが
524 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 00:52:06.18 ID:tUsXCsAO
ってほぼ今のテンプレと変わらん事言ってるね、スマン
確かに流れて感想貰えなかったら書き手としては悲しいよな
525 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 00:55:32.05 ID:lb/eQSAo
自分としては投下タイミングを見合わせるハメになる事と感想や乙を一つも言われない事を比べたら
圧倒的に後者の方が悲しい、かな
まあこの辺は人によりけりなんだと思うし難しい所だよね
526 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 01:30:22.68 ID:t8UKAY2o
新しい作品一つ飛ばして前の作品にだけレス付けるとか普通にやっちゃう俺には隙はなかった
悪いとは思ってるけど感想無理矢理かけないし
527 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 02:03:49.70 ID:jcfzMT60
>>526
あるある
定期的に見に来ると大抵複数投下されてたりするからまとめて感想つけたりなー
しかし前のものに感想書くのに抵抗あるのもわかる

流れが速くて感想言えない、言われない
そんなあなたに自分用まとめさんのコメント投稿機能!
二ヶ月前のものにコメントが書かれてたりすると感慨深いものがある
528 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 02:44:09.08 ID:XIhUk2Io
ところでここ数日の投下ラッシュは(良い意味で)何なの
「うっし新スレになったらちょっと長いの投下するか」とか考えてたら、書き終わらないうちに新スレが半分終わってたでござる
529 :とある3人の主人公 :2010/12/17(金) 05:04:08.35 ID:cn8b1oAO
おはようございます
流石にこの時間は誰も居ないとは思うわけですが、5レスほどもらいます


上条さん一方さん浜面の三人はどこぞで焼き肉をやっているそうです



−−−−−−−

上条「あー、この肉うまい…」

浜面「さっきからそれ何回目だよ」

上条「本当に美味しいから!っていうかまあ、肉の時点で美味しいの確定済だけどな!」

浜面「お前の食生活心配すぎるわ。

っ!一方通行も静かに肉ばっか取ってんじゃねえ!!!」

一方「安い肉だけなンだから気にすンじゃねェ。つゥか堅すぎンだろ」

上条「や、安い…!?」

一方「スーパーで帰るような安物なンだよ。野菜でも食ってろ三下ァ」

上条「が、がるるるる!」

浜面「ダメだ、こいつら金銭感覚に差がありすぎてやがる…!





とか言いつつ俺が奪うんだけどねっっ!」ヒョイパク

「「!」」

浜面「まあまあだな」

上条「…一方通行」

一方「あァ、三下ァ…」

浜面「なにやら不穏な空気…!」

「「死にさらせェェェェ!!!!!」」


浜面「ぎゃふっ!」
530 :とある3人の主人公 :2010/12/17(金) 05:05:31.99 ID:cn8b1oAO


浜面「滝壺、俺は頑張ってます」

上条「そういや、滝壺は元気か?」

浜面「ああ、今日も晩ご飯どっか出かけて行ったみたいだし、落ちついてるってよ」

上条「それなら良いんだけどさ」

一方「無理させンじゃねェぞ」

浜面「ありがとよ」

浜面「で、俺からも質問があるんだけど」

一方「またくだらねェことかよ」

浜面「いやいや?多分?すげー大事?」

一方「いちいち語尾あげンじゃねェ」

上条「で、何なんだよ」

浜面「単刀直入に言うと、お前ら二組はどうなんだよ、そもそもコクったのか?」

上条「いや、その」

浜面「良いじゃん、ここの仲だし」

上条「……コクってはねえよ」

浜面「駄目じゃん!毎回さ『次回は俺も彼女持ちだからな』とか威勢良いのに!そこは男見せようぜ!」

上条「うぅ……、その、本当に俺で良いのかって」

一方「記憶のことか」

上条「…まあな。ほら、あいつは単に俺の知らない俺を慕ってくれてるだけだとしたら、今の俺があーだこーだ言うのって、前との記憶を利用してるだけじゃないかって思っちゃうわけですよ」

浜面「なるほど」

上条「それ思うと踏みとどまるんだよ、止めといた方が良いって。言わなきゃ波風立たないだろうって」

一方「どっちにしよォが、お前の好意も葛藤もシスターには言わなきゃ分かンねェンじゃねェのか」

浜面「俺も同じ。全部ブチマケてそれからあたふたすんのが上条達の性にあってるだろ」



531 :とある3人の主人公 :2010/12/17(金) 05:06:37.61 ID:cn8b1oAO

一方「つゥか、男のナイーブほど鬱陶しいものはねェ」

浜面「間違ってはねえけど一方通行に言われちゃお終いだ」

上条「はは、その通りだ」

一方「お前ら居直れ」

上条「まあ、今度こそは頑張ってみるとか言うと失敗フラグなんだろうけどさ。クリスマスまでには何とかしたい」

浜面「おう。俺に出来ることなら手伝うから」

一方「あれだ、ベクトル操作で雪でも降らせてやろォか」

上条「期待しとく。雪は多分俺は風邪引くだろうけど」


上条「はい、ここで一方通行に交代っと」

一方「はァ?」

浜面「よしきた、打ち止めとどうなんだよ、ってシアゲはシアゲは尋ねてみたり」

一方「言ってる意味が分からねェしキモイし不快でしかねェ」

上条「お前こそ打ち止めのことどう思ってんのかってことだってカミジョウはカミジョウは首を傾げてみたり」

一方「お前らがその口調は止めろォ!」

浜面「独占欲ですか」

一方「ざけンなァァ!男がやると気持ち悪いことこの上ねェ!」

上条「つまり、打ち止めがやると可愛いと」

浜面「ミサカはミサカは、は良いんだと」

一方「……くっ」
532 :とある3人の主人公 :2010/12/17(金) 05:07:55.78 ID:cn8b1oAO

浜面「否定はしないのか」

上条「沈黙は肯定でよろしいと?」

一方「…勝手にしろ」

上条「うおうっ!」

浜面「盛り上がって参りました」

一方「あと、俺はロリコンじゃねェから」

上条「好きな奴がたまたま小さかった、のパターンなんだよな?」

一方「俺は、家族愛っつゥもンだと認識してンだが」

浜面「じゃ、打ち止めが彼氏連れてきても受け入れられる」

一方「あァ!?」

浜面「単に一例じゃん!」

一方「無理に決まってンだろォがよォ!
浜面くンはなンて愉快な妄想をしてンのかなァァ?つゥか数年後だったら俺だってなァ!」

上条「俺だって、なんだよ」

一方「俺らの……年の差も……。やっぱ今のナシ」

上条「ええ!そこまでだったら全部言えよ!!」

浜面「俺らの年の差も!?」

一方「……19と25だったら法律ひっかかンねェだろ」

浜面「一方通行が無意味にデレたー!けど、絶対9年も待てねえから!」

一方「俺自身揺らぎかけてンだから励ましやがれ」

浜面「もう揺らいでる奴が14と20の一番背徳感あってエロいシーズンで勝てるわけねえ!」

一方「オーケェ、まずは浜面の活け作りからだな」

上条「一方通行落ちついて!」



533 :おわり :2010/12/17(金) 05:14:19.15 ID:cn8b1oAO
これで自己満足3部作は終わりです。各カップルの恋愛的な成熟度の差を表現したかったのですが私には難しかったと言いますか。浜滝は見守るポジションで上インがドタバタして通行止めが理性とガチンコバトル状態、一方さんが20ぐらいで負けるんじゃないかなというのは願望です


それではお付き合いいただきありがとうございました
534 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 05:19:56.86 ID:zzhzGVMo
>>528
大規模規制の反動じゃない?
535 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 07:05:36.64 ID:LECTdiM0
乙よ
このシリーズいいな距離感が
536 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 07:20:43.97 ID:WoBCIcDO
>>533
乙!いいなあ!
一方さん頑張れマジ頑張れ
でも20で負けて良いのよ!
537 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 09:54:34.32 ID:6rjQBUDO
ヒーローと来たらヒロインだってことで替え歌1レス小ネタを


『ヒロイン参上!』

ひぃ、ふぅ、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ

右手には 不思議な力が やどってて 私の服は あの日壊れた

あの人に 着いて行けば 無視をされ 挙げ句の果てには ミサカ裸に

ロシアでも 体を張って 私の身 守ってくれて どうもありがとう

窓辺にて いつもあなたを 待ってます だから私を 早く攫って

こんな聖歌隊でも やらせじゃない
こんな私らでも 役に立つ
目指してるのは 空気じゃない
たどり着くのは 神上じゃない

私らヒロイン(Yeah!)
修道服で参上参上(お腹空いたー!)

あなたはヒーロー(Yeah!)
事件現場は惨状惨状!(ってミサカはミサカはー!)

無敵のヒロイン(Yeah!)
能力乗っ取り最強最強(だいじょーぶ!)

清く正しく潔く ヒロイン達は絶賛 活動中!

「ちょっと待ちなさいよ! 不幸だーっ!」
538 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 10:19:24.52 ID:MS.cQT60
>>533
乙!
主人公三人が仲良いとニヤニヤするwwww
539 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 10:32:45.20 ID:NTJCDkDO
クリスマスと言ったらサンタクロース。
サンタクロースと言ったら赤い。
赤いと言ったらフィアンマ。
つまり、サンタクロース=フィアンマ。
540 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 10:55:19.67 ID:0hSG0LE0
>>539
クリスマスの色と言えば白も重要だぞ
というわけでライバルとして一方さンタも
541 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 10:57:40.31 ID:cn8b1oAO
>>537凄くかわいい

もみの木的な緑からしてテッラさんもですねー?
542 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 11:11:07.02 ID:jcfzMT60
少しでいいから、ワシリーサさんも思い出してあげてくださいね……
543 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 11:18:20.97 ID:6rjQBUDO
魔術側だとクリスマスって休戦日みたいな感じになってそう
544 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 11:40:38.10 ID:sBJNHUAO
>>533


>浜面「ああ、今日も晩ご飯どっか出かけて行ったみたいだし、
ってことは逆サイドも期待して良いってことだよな?
545 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 12:39:28.57 ID:pT/3Kg.0
2,3レスもらいます

上琴です
546 :みさかせんせい1/3 :2010/12/17(金) 12:39:56.99 ID:pT/3Kg.0
「起立、礼! 着席」

美琴「じゃ、教科書28ページを開いて」

私語一つ洩らさず
生徒たちが教科書を手に取る

当然だ

自身もレベル5にして能力開発のスペシャリスト
『超電磁砲』御坂美琴の授業なのだから

エリート揃いの常盤台の生徒だから
その恐ろしさは分かっている

美琴「では出席番号8番から、教科書を読みあげて」

生徒「はい」

生徒が立ち上がり、朗読を始めようとした瞬間
547 :みさかせんせい2/3 :2010/12/17(金) 12:40:37.10 ID:pT/3Kg.0
「美琴―。弁当忘れてたぞ」

ツンツン頭の男がガララッと
扉を開けて入ってくる

美琴「と、当麻! な、なんであんた!」

上条「なんだとはなんだよ。せっかく弁当を届けに来てやったのに」

美琴「い、いらないわよ!!」

上条「いらないとは、なんだよ。上条さん特製弁当を……。ま、いまはお前も上条さんだけど」

美琴「ちょっと、 やめてよ! 職場では旧姓で通してるんだから!」

上条「じゃあ、御坂。弁当忘れんなよ……。ビリビリのほうがいい?」

美琴「なつかしいわね、それ。じゃなくて! はっ」

気がつくと生徒たちが興味深そうに
二人の様子を観察していた
548 :みさかせんせい3/3 :2010/12/17(金) 12:41:04.48 ID:pT/3Kg.0
やばい。
このままではせっかく作り上げたイメージが

美琴「と、とにかくお弁当は受け取るから! さっさと帰って!」

上条「せっかくだから、生徒さん達に挨拶した方が……」

美琴「いらない!」

上条「でも、一言だけ。いまだにゲコ太パジャマで寝てるような先生ですが、ちゃんと授業を聞いてあげてくださいね。みなさん」

美琴「帰れ―!!」

叫びながら、夫を教室の外に追い出す
早くしないと教師の威厳が……

その日から、努力の甲斐なく
美琴のあだ名は
「上条先生」「ゲコ先」のふたつになった


549 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 12:43:01.89 ID:pT/3Kg.0
以上です

美琴さんは女教師とかも会いそうです

お目汚し失礼しました
550 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 14:29:37.19 ID:4403rgko
教室に母ちゃんが来たような感じだなwwww
551 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 14:33:01.22 ID:bQGXaMwo
上条さん素でやりそうだから困るwwwwwwww
552 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 15:01:48.80 ID:OlZTccAO
上条さんの弁当は家計の心配なくなっても質素(※貧相では無い)に違いない
553 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 15:08:12.02 ID:jBTJIsk0
O2
554 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 15:20:19.39 ID:Ec6eyLQo
いいな、みさか◯◯のシリーズは同じ人かな?

好き
555 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 15:25:40.22 ID:2paVoPY0
いいな、コレ。うん、良いね。ともあれ乙!
556 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 16:27:55.64 ID:NTJCDkDO
この上条さん、御坂父の仕事を引き継いでそうだな。
「世界に足りない物、そーげぶ」
557 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 17:31:15.47 ID:gANGpgDO
>>556
そげぶしちゃだめだろwwwwww
558 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 17:33:41.10 ID:bQGXaMwo
語呂が無駄に良いwwwwwwwwwwwwwwwwww
559 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 18:15:23.22 ID:dmTNR2Mo
インデックスが上条さんじゃなくて一方通行のところに行っていたら…、
みたいなSSのタイトルなんだったっけ…?
560 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 18:26:24.70 ID:2paVoPY0
>>559
インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」
http://punpunpun.blog107.fc2.com/blog-entry-1627.html

インデックス「お腹がすいたんだよ」一方通行「そォか」
http://punpunpun.blog107.fc2.com/blog-entry-1628.html

インデックス「行こ!あくせられーた!!」一方通行「…おォ」
http://punpunpun.blog107.fc2.com/blog-entry-1664.html

この3部作じゃね?

あとSS探すならココのSS検索スレに行ったほうが良いと思うぞ。スレ違いだしさ。
561 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 18:35:24.98 ID:dmTNR2Mo
>>560
d!スレチすまん
562 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:35:12.79 ID:qw60JH20
>>549

美琴がかわいくてニヤニヤするww

>>422を書いたものです

続きが書けたので投下します

キャラ崩壊しているので、苦手な方は避けてください

8レス頂きます
563 :禁書「……『幻想物語』?」4 1/8 :2010/12/17(金) 20:36:23.21 ID:qw60JH20

上条「黒歴史ノートが暴露されて数週間。 噂は消える気配がありません」

上条「それどころか尾びれ背びれがついて学園都市中を駆け巡っています」

上条「もう『竜王を宿す者』<ドラゴンハート>って呼ばれることのほうが多いです」




禁書「とーま、また壁に向かって独り言言ってるんだよ」

禁書「とーま、ご飯できたよ。 一緒に食べよう?」

上条「ああ、ありがとう、『魔術を司りし巫女』」

禁書(目が死んでるんだよ……)

禁書「私はインデックスなんだよ……。 さあ、ご飯食べよう」

上条 禁書「「いただきまーす」」モグモグ




上条「ごちそうさま。 それじゃ、学校に行ってくるよ」

禁書「とーま、大丈夫? ちゃんと行ける?」

上条「あはは。 何心配してんだよ『魔術を司』……インデックス。 上条さんは元気ですよ」

禁書(ダメそうなんだよ)



564 :禁書「……『幻想物語』?」4 2/8 :2010/12/17(金) 20:36:59.31 ID:qw60JH20



上条「……インデックスに心配かけちまったな」

上条「こんなことじゃいけないよな。 気合、入れなおさないと」

不良A「おやあ。 『竜王を宿す者』じゃないか」ニヤニヤ

不良B「あの『大戦』に生き残ってたのかぁ」ニヤニヤ

不良C「愛しの『雷の神に祝福されし皇女』を残して[ピーーー]ないってか」ニヤニヤ

不良D「夜は『竜王を宿す者』の『ドラゴンストライク』が炸裂ってか」ニヤニヤ

上条「……最近じゃ、こうやってからかっていく人たちが増えました。 まあ、もう慣れたけど」

上条「ちなみに、俺と御坂が付き合っているってのも、尾ひれのついた噂のひとつです」

A「お前、誰に向かって話してんだ?」

565 :禁書「……『幻想物語』?」4 3/8 :2010/12/17(金) 20:37:46.59 ID:qw60JH20

B「『竜王を宿す者』さーん、いつになったら封印解けるんですかぁ」

C「おいおい、滅多なこというなよ。 世界滅びちゃうぜ」

D「大丈夫だよ。 『雷の神に祝福されし皇女』さまがいるんだぜ。 愛の力で一発よ!」

A「違えねえ」

「「「「はっはっはっはっはっ!」」」」




                  ブチィ




上条「『ドラゴンストライクッ!!』」バキバキィ

A「ぐはぁ!」

B「こ、こいつ。 まさか暴走……がっ!」

上条「『ドラゴンストライクッ!!』」バキィ

C「こいつ、本当に我を失って……うぐぅ!」

D「封印が解けちまったのか!?」

上条「ウォォォォッ!!」

566 :禁書「……『幻想物語』?」4 4/8 :2010/12/17(金) 20:38:43.80 ID:qw60JH20

上条「フーッフーッ」

美琴「そこまでよアンタ! いくらなんでもやりすぎよ!」

D「た……助けて『雷の神に祝福されし皇女』」

美琴「……そこの人、意外と余裕ね」

上条「ウ、ウワァァァァァ!!」

美琴「アンタ、正気を失って……。 なら、私がアンタを止めてあげる!」ビリビリ

美琴(この私……『雷の神に祝福されし皇女』が『竜王を宿す者』の恋人として!)

上条「『ドラゴンストラァァァイク!!』」





禁書「とーま! 短髪! 大丈夫!?」

美琴「来ないでインデックス! くぅ!」

禁書「短髪!」

美琴「逃げなさいインデックス、いいえ『魔術を司りし巫女』! このバカ完全に我を失ってる、
   ドラゴンの封印が解けているのよ!」

禁書「! ……短髪を、ううん『雷の神に祝福されし皇女』を置いて逃げられないんだよ。 
   『竜王を宿す者』、お願い、正気に戻って!」

上条「ウォォォ……『ドラゴン……』」ググッ

美琴「だめっ! 私じゃ止められない……っ!」

一方「そこまでだ三下ァ!!」ゴゥ

567 :禁書「……『幻想物語』?」4 5/8 :2010/12/17(金) 20:39:30.56 ID:qw60JH20

禁書「竜巻が、とーまを吹き飛ばしたんだよ!」

美琴「アンタ……助けてくれたの……?」

一方「勘違いすンなァ。 俺はただ、あのバカ面を一発殴りに来ただけだ」

禁書「あくせられーた、ううん『銀髪灼眼の討ち手』ありがとうなんだよ」

上条「ウォォォ……スズシナァ」

一方「……礼なンていらねェよ。 いくぜェ三下……いや『竜王を宿す者』!」

上条「『ドラゴン……ストライクッ!!』」

一方「黒翼ッ!!」

上条 一方「「ウォォォォォォッ!!」」

568 :禁書「……『幻想物語』?」4 6/8 :2010/12/17(金) 20:40:02.12 ID:qw60JH20





一方「ここまでだァ!」ズシャァ

上条「ガァッ!!」

禁書「とーまが黒翼に捕まったんだよ! 動きを封じられたかも!」

美琴「ようやく……終わるのね」

上条「ガァァァ……」

一方「いい加減目ェ覚ませよ、ヒーロー! いつまでこいつらを悲しませる気だァ!!」

上条「アァァァ……」パァァァ

美琴「何? アイツの右手が光って……!」

一方「この期に及んでなにを……!」

禁書「とーま……!」

569 :禁書「……『幻想物語』?」4 7/8 :2010/12/17(金) 20:40:34.35 ID:qw60JH20








竜王「がぉーっ」








一方 禁書 美琴「「「なんかでたーーーーっ!!」」」ガビーン

570 :禁書「……『幻想物語』?」4 8/8 :2010/12/17(金) 20:41:04.56 ID:qw60JH20


窓の無いビル


            \ナンカデターーーーッ!!/


エイワス「こういう時何と言うか、君は知っているかね?」

アレイスター「……」

エイワス「こう言えばいい――『それにしてもこの竜王、ノリノリである』と」

アレイスター「黙れ」

アレイスター「……空気を読みすぎだ……あの駄竜……っ!」
571 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:43:12.92 ID:qw60JH20

以上です

「がぉーっ」ができたので良かったです

ありがとうございました
572 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/17(金) 20:45:16.33 ID:vSS2V6o0
クッソワロタwwwwwwwwww
573 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:45:52.56 ID:XIhUk2Io
それにしてもこの竜王、ノリノリである
574 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:48:35.10 ID:lb/eQSAo
このシリーズ大好き過ぎますwwwwww
575 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:51:15.03 ID:2paVoPY0
ワロタwwww
576 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:51:38.81 ID:cn8b1oAO
とっても、なんていうか心抉られるな…
577 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 20:51:47.13 ID:Cb2tY9.o
竜王空気読み杉だろうwwwwww
578 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 21:12:28.50 ID:5R9Jhz6o
もうやめて!上条さんのライフはもう0よ!
579 :性格反転 [sage]:2010/12/17(金) 21:20:18.39 ID:cn8b1oAO
とっても心が抉られたのは自分だけじゃないと信じてます。そして4レスほどお借りします

キャラ崩壊の前提で書いてるのでご注意下さい


−−−−−−−


ツンデレ×滝壺


滝壺「はまづら」

浜面「どうしたんだ滝壺」

滝壺「あのね、やっぱりその着こなしはおかしいと思う」

浜面「……えっ」

滝壺「なんで、わざわざ頭わるいことあぴーるするの?はやってるのかな?」

浜面「いや、そんなことはねぇけど…」

滝壺「腰ではくのも足短いはまづらがやると、ちょいわる系でも無いよ。とらんくす見せたいのかな、って」

浜面「ぐっ……」

滝壺「ジャージ着るなら、せいいを持って着て欲しいし、どっちにしたってちゅうとはんぱだよ」

浜面「…す、すいません」

滝壺「だからね」グイ

浜面「おっ?」

滝壺「わたしが、はまづらの服選んであげても良いよ」

浜面「滝壺……」

580 :性格反転2 :2010/12/17(金) 21:22:01.34 ID:cn8b1oAO



滝壺「かんちがいしないでね。はまづらのせいで隣のわたしが恥ずかしいだけなんだから」

浜面「そうかい、悪かったな」ポン

滝壺「分かってくれれば、良いんだけど、あっ、なでないで」

浜面「ほんとに滝壺は可愛いなー」ナデナデ

滝壺「そ、そんなことないよ」

浜面「あー可愛い。超可愛い」

滝壺「変なこと言ってるんだったら行かないよ」

浜面「ごめんなー」

滝壺「……ばかづら」


581 :性格反転3 :2010/12/17(金) 21:23:11.55 ID:cn8b1oAO




クーデレ×インデックス

インデックス「今日のご飯はなに?」

上条「カレーだ、野菜たっぷりの上条さん特製カレーだぞ!」

インデックス「…辛くはないかな」ゴクッ

上条「大丈夫!インデックスさんも食べれる仕様に!」

インデックス「…嬉しいな」

上条「お、おう」

インデックス「これで、いっぱい食べれるんだね」

上条「辛いの苦手だもんなー」

インデックス「そんなに、くりかえさないでほしいかも…」

上条「顔、赤いぞ」

インデックス「こ、これは」

上条「そんなに楽しみにしてくれてるなんて、モチベーションも上がるぜ」

インデックス「…その解釈かあ」


582 :性格反転4 :2010/12/17(金) 21:24:50.15 ID:cn8b1oAO


上条「あれ?なんか心なしかしょんぼり?」

インデックス「…地顔だよ」

上条「…うーん、お前の地顔はもうちょっと可愛いと思うんだけどなあ」

インデックス「…」

上条「何、キョトンとしてんだよ」

インデックス「……ぁ」

上条「よおし!じゃあ最後に味でも整えてきませうっと」

インデックス「…と、とうま」

上条「うん?どうした」

インデックス「えっと、あ、ありがとう。カレー楽しみにしてるね」ニコリ

上条「お、おお!待ってろよ!」


583 :おわり :2010/12/17(金) 21:28:21.31 ID:cn8b1oAO
元々は反転禁書をやろうとした名残です、ツンデレやクーデレをはき違えてます、殴られます。そして打ち止めのヤンデレがあまりにあれでほのぼのは難しいと分かりました、また挑戦したいと思います
お付き合いいただきありがとうございました

>>544
とある3人の正ヒロインのお話です
584 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 21:58:13.55 ID:0HgeQ.6o
古傷をえぐられすぎて俺のHPも0です
585 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 22:08:13.05 ID:W.sl2H.0
五和にボコられた災誤の代わりにアックアさんが非常勤講師やってるネタが浮かんで消えた
586 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 22:32:21.61 ID:cBGPI6AO
アックアさんは教師というより用務員って感じだな
587 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 22:36:32.90 ID:bQGXaMwo
>>571
なんかもう楽しそうだなこいつらwwwwwwwwww
588 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 22:49:02.21 ID:CGth0jM0
5,6レスもららいます

ステイルと美琴の話 上←琴、イン←捨て要素あり
589 :コイバナ1/5 :2010/12/17(金) 22:49:44.93 ID:CGth0jM0
美琴「ねぇ、アンタやっぱりあのシスターの事好きなんでしょ」

ステイル「ブッ―――!! ゲッホ、ゴホ」

美琴「うわっ、きたな! 気をつけなさいよ」

あの子に会いに来た久しぶりの日本、
その前に公園のベンチで休憩していると
知り合いの知り合いに声をかけられた

適当に挨拶するだけのつもりが
唐突に核心を突かれて
呑んでいたお茶を吹き出してしまう

ステイル「君がおかしな事を言うからだろ」

美琴「別におかしくないでしょ。で、どうなのよ」

楽しそうに笑いながら
御坂美琴が言う

この年頃の女の子は
本当にこういう話が好きらしい

同年代だけど
590 :コイバナ2/5 :2010/12/17(金) 22:50:18.75 ID:CGth0jM0
ステイル「君には関係ないだろ」

美琴「いいじゃない、教えなさいよぉ」

ステイル「言いたくないね」

美琴「仕方ないわね、じゃ、あのシスターに聞いてこよ」

ステイル「だぁー!! ちょっと待つんだ!!」

御坂美琴が立ち上がって歩き出す
それを慌てて呼び止める

美琴「じゃ、教えなさいよ」

ステイル「……ああ、そうだよ。僕はインデックスが好きだ」

美琴「おっしゃぁ!! 思った通り!!」

本当にうれしそうにガッツポーズを取っている
他人の恋愛感情のどこが面白いのだろうか
591 :コイバナ3/5 :2010/12/17(金) 22:50:56.98 ID:CGth0jM0
ステイル「これで満足か」

美琴「ね、ね! 告白はしないの!」

ステイル「しない」

美琴「なんで? しちゃいなさいよ」

ステイル「良いだろ別に」

美琴「しちゃいなさいよー」

しつこく食い下がってくる
多分、こっちが根負けするまで
えんえんと繰り返すのだろう

ステイル「はぁ、しかたないな」

美琴「するの!」

ステイル「しない。僕は、あの子が笑っていればそれでいいんだ」

こんなところで何を語っているのだろうか
しかし、一度動き始めた口は止まらない

ステイル「隣にいるのが僕じゃなくても、僕は彼女の幸せの為に生きているんだ」
592 :コイバナ4/5 :2010/12/17(金) 22:51:47.27 ID:CGth0jM0
美琴「なるほどね、それも一つの愛の形ってヤツ?」

ステイル「そんなに大層なものじゃないさ」

美琴「でも、絶対にうまくいかないわよ、それ」

ステイル「は?」

美琴「その他なりにいる奴ってアイツ……、上条当麻よね」

ステイル「ああ、それが」

美琴「だったら無理」

ステイル「どうして?」
593 :コイバナ5/5 :2010/12/17(金) 22:52:26.26 ID:CGth0jM0
美琴「だって、あの子から私が寝取るもの、アイツを、上条当麻を!」

自信たっぷりの笑顔で
この街の頂点レベル5の一人
超電磁砲が断言する

美琴「ん、寝取るってこの用法であってたかしら……。ま、いっか」

ステイル「いや、よくないだろ」

美琴「ま、それは置いといて、アイツの隣じゃあの子が笑えなくなるなら、どうするの」

ステイル「……僕は」

美琴「あの子の幸せのために、アイツらの仲を応援するのなら止めない」

にやりと、不敵に笑いながら

美琴「アンタごと粉砕して、アイツをあの子から奪うだけ」

美琴は力強く言い切る

美琴「じゃあね。好きにしなさい」

言いたい事だけ言って
美琴は去ってしまう

ステイル「僕は……」

あの子の為
そう思って進んできた
でも今度は
どの選択肢を選ぼうか……


594 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 22:53:45.57 ID:CGth0jM0
以上です

少数派かもしれませんがステイル×インデックス派です
自家発電です

お目汚し失礼しました
595 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 22:56:00.62 ID:lb/eQSAo
ステインが少数派だって言うんならその幻想をなんとかかんとか!

この四角関係っていいよね
恋愛関連でなくていいから原作でもこの4人が仲良く話するシーンとか見てみたいな
596 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 23:03:08.14 ID:0HgeQ.6o
上条「お前達が俺の翼だ!」
597 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 23:04:23.61 ID:bQGXaMwo
俺もステイン好きだ
報われることは原作ではないだろうから余計に来るものがある
598 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 23:25:58.38 ID:Ihrq3Kco
ス      琴

↓      ↓

禁 → ← 上



なんという複雑な様式だ……
599 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 23:53:19.84 ID:LUW2GLko
おつー
ここって投下テストあり?
600 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/17(金) 23:55:13.63 ID:ykxtsc6o
テストは>>1で頼む
601 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 23:59:11.76 ID:LUW2GLko
ああ、言葉足らずだった

>>1のリンクが死亡してるんでこっちで投下テストあり?
602 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:02:10.36 ID:dHe7kfco
1000いったみたい。新スレ↓

パー速機能覚書・テスト
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1288790079/

>>980URL変更頼む
603 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:02:26.56 ID:IEsx5sDO
VIP見てふと思いついた小ネタ

ありがちですが
604 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:02:56.12 ID:SwQIeaEo
スレタイ検索くらいしろ
605 :ポケモンごっこ 1/3 :2010/12/18(土) 00:03:39.53 ID:IEsx5sDO
上条「ピカチュウ!天使のキッスだッ!!」

美琴「」

美琴「……ピカ?」

上条「? 聞こえなかったか?天使のキッスだッ!」

美琴「ピカァ!?」
606 :ポケモンごっこ 2/3 :2010/12/18(土) 00:04:40.09 ID:IEsx5sDO
美琴(きききききき、キスゥ?!)

美琴(な、な、何恥ずかしいの命令してんのよッ!!///)

美琴(そんなの出来るわけないじゃない!)

上条「? どうした?」

美琴(……でも)

美琴(命令は絶対だし……)

美琴(そうよ、命令だから仕方ないのよ)

美琴(仕方なく、なんだから……)
607 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:05:17.75 ID:IEsx5sDO
美琴「……ピカー」

美琴「……チュー///」




  「」


608 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:06:40.30 ID:IEsx5sDO
おっと最後に3/3入れるの忘れてた

上琴注意と入れるのも
すいません

スレ汚し失礼
609 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:08:56.92 ID:dHe7kfco
『かみじょう は めろめろになった!』

カップリング自体はBLGLガチホモガチレズを除いて別にいいんじゃないかな
「」とかまた久し振りに見たぜ……
610 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:16:40.68 ID:dHe7kfco
ごめん、こんらんだったね……俺がこんらんしてたみたいだ
611 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:17:00.91 ID:qRWyHTco
早くあまえる、なきごえ、メロメロを書く作業に入るんだ!
612 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:20:41.97 ID:SwQIeaEo
なきごえでエロ方向しか浮かばない俺は正常
613 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:21:15.26 ID:uc6EObIo
や、やるじゃねぇか・・・俺がメロメロになるわそんなん・・・
614 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:30:27.81 ID:osjcNek0
自分の掲げる正義のために頑張るあわきんを書いてみました。
6レスほどお借りします。
615 :結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」 :2010/12/18(土) 00:31:29.94 ID:osjcNek0


―― グループ所蔵のキャンピングカー内 ――


結標「で?こんな朝から呼びだしといて一体何なのよ?」

土御門「ああ。実は暗部小組織の一つが能力者を『外』の研究組織へと引き渡す計画を立てていてな」

海原「しかし一体どんな方法で?能力者を無理やり連れ出すなど簡単にはいきませんよ?」

土御門「ああ、その計画とは――――能力者を身も心も幼児化させることだ」

結標「なん……ですって……?」

土御門「高位能力者ほど幼児化する確率が高まるというウイルスをバラ撒くことで、心すら幼児化した能力者を誘拐する算段らしい」

一方通行「つまり今回の任務はそのウイルスを使おうとする組織を潰せっつーことなンだな」

海原「なら早速その組織の下へと参りましょう」

結標「……………」


616 :結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」 :2010/12/18(土) 00:32:09.47 ID:osjcNek0


―― とある暗部組織が占有する研究所内 ――



一方通行「見張りは何人か倒したがァ、コイツらの核になる場所は何処なンだよ」

土御門「ああ。資料によればあそこの部屋がウイルスを拡散する要となるらしい」

海原「ではそこを潰せば取り敢えずは任務完了ですね」

一方通行「いいぜェ、なら俺がまず強襲かけてやら、………ァ……」

土御門「――――― 一方通行?」

海原「一体どうしたんですか一方通……あ!一方通行さんのチョーカーが!!」

土御門「消えている……だと……!?」

結標「――――― ゴメンなさい、悪いとは思ってる………それでも、あなた達にこれ以上邪魔されちゃ困るのよ」


617 :結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」 :2010/12/18(土) 00:32:51.51 ID:osjcNek0


突如として結標の座標移動が炸裂し、彼女のコルク抜きが土御門と海原の身体を刺し貫いた。
激しい激痛に襲われる中何とか反撃を試みた土御門はズボンのベルトから拳銃を引きぬき結標を狙い撃つ。
しかし、11次元を支配する彼女にちっぽけな銃弾は掠りもしなかった。


土御門「くっ……!!」


銃弾を聞きつけた、今にもウイルスを流そうとしていた組織の面々は部屋の外の惨状を見て唖然とする。
外に配備していた自分たちの仲間は全滅し、自分達を狙ってやってきた筈の人間はあろうことか仲間割れしているのだ。


結標「あなた達、一体何をしているの!?」


組織の面々は結標の言葉にハッとする。
一度は自分達に無駄な説得を試みようとしているのかと思い、彼らは結標に銃を向けようとした。
だが、


結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」


彼らは彼女の真摯な瞳に、一瞬で結標が仲間である事を理解した。
結標の言葉に必死に頷くとウイルス流出に必要な道具を抱えて部屋を飛び出る。


組織「あなたの、あなたのお名前は……!!」

結標「私は結……いえ、一度は誰かを裏切った人間が真っ当な名を名乗るだなんて、不躾でしょうね。
―――――私はショタコン。コードネーム・ショタコンと呼んで頂戴」

組織「必ず、必ず生きて御帰還ください!!同志ショタコン!!」

結標「――――互いにね」


618 :結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」 :2010/12/18(土) 00:33:27.49 ID:osjcNek0


海原「……結標さん。あなた、自分が何をしているのか解っているのですか?」

結標「……あなたこそ、解っているの?この街はいずれショタとロリで溢れる楽園となる!!何故それを阻もうとするの!!」

海原「……結標さんは、自分をロリコンと言いました。でも違います。僕はミサコンなんです!!
   今御坂さんの周りには愛する御坂さん、ちっこい御坂さん、大きい御坂さん、同じくらいの御坂さん、
   個性溢れる様々な大きさの御坂さんが出揃っているんです!!皆ロリになってしまったらこの価値が下がってしまう!!」

土御門「……俺も同感だ。舞夏はあの年齢でのちっぱいが似合うんであって、
そりゃあロリ舞夏も可愛いが俺が今まで細かに調節してきた性格・体格が崩れてしまうのは惜しい」

結標「――――― そう。あくまで立ち憚るつもりなのね、………なら」

土御門「いざ」

海原「尋常に」

結標「勝負!」

「「「うぉおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」」」


619 :結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」 :2010/12/18(土) 00:34:35.97 ID:osjcNek0


組織『同志ショタコン、ウイルス流出まであと1分です。そちらの部屋に防護マスクがありますので着用して下さい』

結標「ええ、こちらも終ったわ。あなた達もしっかり付けるのよ、この通信テレパスなんでしょ?」

組織『お気遣い感謝します、同志ショタコン』


結標がマスクを装着すると、直後プシュゥ…という音と共に煙の様なものが各所から漏れ出した。
今この現象は学園都市中で起こっていることだろう。

結標にはこの煙が流れる3分間がまるで何十日ものように感じた。
ああ、早く。早く見たい。
そして徐々に煙が引いて行き、その中から現れたのは―――――


結標「アルビノ系ショタ……!!!イける、イけるわ……!!!」


元々能力者でない海原と無能力者の土御門は失敗したようだが、超能力者の一方通行はこの魔の手から逃れることが出来なかったらしい。
今や元着ていた服がブカブカとなり、頼みのチョーカーすら結標の手の内となった無力なショタに過ぎなかった。

結標はそのショタの小さな体をそっと抱えると、ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。


結標「これで、これで学園都市中のショタは私のもの……!!!!
    アハハハハハハハ!!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」


620 :結標「ここは私が食い止める!!だからあなた達は早く行きなさい!!」 :2010/12/18(土) 00:35:55.37 ID:osjcNek0


結標「アハハハハハハハ!!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」

ピピピピピピピ………

結標「アハハハハハ―――――あれ?」


結標が目覚めたのはボロアパートの一室、煎餅布団の上だった。
一体何がと驚く結標の前には小学生くらいのやけにしっかりした女の子がひとり。


小萌「結標ちゃん。いくらお休みの日でももう起きなきゃダメなのですよ、流石に!!」

結標「………小萌?……え、ショタセラレータは?え?」

小萌「何寝ぼけてるんですか。ホラホラ、早く朝ごはん食べちゃって下さい」

結標「………夢?」


プルルルル……
混乱する結標の都合など全く考えず、彼女の携帯は彼女への着信を告げていた。
『番号1』と表示されたそれは土御門のものだ。


結標「……もしもし」

土御門『――――結標か、任務だ。実は学園都市に厄介なウイルスが……』


それは果たしてただの夢か。
頑張れ結標、負けるな結標。


結標「――――行くわ」


自身の掲げる、正義の為に。


結標「……世界のショタを、護る為に」




結標の戦いはまだまだ続く(完)
621 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 00:37:39.98 ID:osjcNek0
レス番付けるの忘れました。申し訳ありません。
自分の護りたいもののために頑張れる女の子は、その目的がなんであろうとカッコイイと思います。
黒子がお姉様のために頑張る感動の8巻となんら変わりません。

では!
622 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:38:34.85 ID:nL/elUwo
黒子とかまちーに謝れ
623 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:40:39.80 ID:rDcpbr.o
だめだこのあわきん……はやくなんとかしないと……
624 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:42:46.75 ID:./g64NE0
あわきんずりぃよ…こんなに変態でも愛しいもの。ショタになりたいもの
625 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 00:51:41.97 ID:qRWyHTco
これは酷いwwww
626 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 01:08:20.86 ID:KQ/QQZco
どうすんだよこのあわきんww

さて、そろそろアニメ待機に入るか
627 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 03:21:08.07 ID:uc6EObIo
なんか色々ともやもやして来たのでその内スレ立てようと書き溜めしてたネタの一回分だけ試しに投下しちゃう
こんな方向性でいいのかなと若干不安に思えても来たので・・・

7レスほど
登場は上琴だけどカップリングというより保護者的な関係です
628 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:21:46.50 ID:uc6EObIo

御坂「今日そこ勝負しょうぶー!」

上条「なんのだよ」

御坂「超能力バトルよ!」

上条「…………はぁ」

御坂「この学園都市第三位の御坂美琴さんが、アンタみたいのに負けるわけには行かないのよ!」

上条「そりゃお前は確かにここの第三位だけどよ、それtt」

御坂「問答無用、くらえ雷撃の槍! びりびり〜!」

上条「…………」ツカツカツカ

御坂「あっ! 何よ、私の攻撃喰らいなさいよ!」

上条「はいはい、いいから静かにしようなー」ポム

御坂「うっ! ま、またその右手を使うか、卑怯よー!」ジタバタ

上条「俺の右手がなんだってんだよ」

御坂「その右手は全ての異能の力を打ち消す、伝説のイマジンブレイカー……!」

上条「……そういえばそんな設定だったっけ」

629 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:22:23.91 ID:uc6EObIo

 さて、状況が理解できない方も多かろうと思うので説明しよう。

 東京都の西側に広がるここ、学園都市は、その名の通り多くの学校が寄り集まって出来た都市だ。

 そのほぼ全てが全寮制で、人口の多くは学生が占める。

 しかしてその実態は……。

 元々この辺りに多く点在してた優秀な学園達と、日本政府の教育事業の改革により計画的に作られた、
 
 ”た だ の 教 育 特 化 地 域 ”である。


 学生の多い地域の為独自の街作りや文化を形成してる節はあるものの、それ以外はごくごく普通の発展した都市であり、

 決して異常に進んだ科学がどーとか、超能力がどーとか、闇に潜む組織がどーとかいう事は、無い。無いったら無い。


 そりゃあ学生が多いから外部との境目にゲートのようなものを設けて安全管理等を行っているが、ときおり変質者が鉄条網を越えて忍び込んだり、それがあっさり見回りの警備会社のバイトに捕まったりする位には、ぬるい。

 まあ要するに、少し施設や住人が偏ってるだけで、結局は普通の都市との差なんて大袈裟にはない、そういう街だ。

630 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:22:56.41 ID:uc6EObIo

 え、じゃあなんでこの御坂美琴とかいう茶髪ショートの女子中学生(しかも美少女)が超能力とか雷撃の槍とかほざいてるのかって?

 うーんと、まあ、それを説明するのはちょっと抵抗があるんだが……。


 コイツがそういう” 残 念 な 子 ”だって事なんだよ、困ったことに……。


 これをご覧の諸君は、”中二病”という言葉があるのをご存知かと思うが。

 コイツは所謂そのお脳の病気を患ってしまっているのだ。



 繰り返し言うが、学園都市は学生がその人口の多くを占める。

 それはすなわち。

 件の”中二病”が発症しやすいお年頃のお方の割合が、その分濃くなるという事も意味するのだ……。


 あと、なんていうか……相乗効果って、怖いよね。

631 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:23:44.54 ID:uc6EObIo

上条「ま、勝負は俺の勝ちでいいだろ? それよりクレープかなんか食おうぜ、奢ってやるからさ」

御坂「く、クレープ?」パァァ

上条「ああ。この先の公園で売ってただろ、確か」

御坂「じゃあじゃあ、私イチゴのある奴ね!」トテトテ

上条「はいはい」

御坂「♪」

上条(これが、学園都市第三位ねぇ……とてもそうは見えないけど)

御坂「なんか言った?」ジッ

上条「んーにゃ、何も」ヒラヒラ

御坂「むー」

632 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:24:18.68 ID:uc6EObIo

御坂「おいひー♪」パクパク

上条「おいおい、そんな慌てて食べるとこぼすぞ」

御坂「うっさい、だって美味しいんだもん。ほっといてよ」ムグムグ

上条「やれやれ……」

御坂「♪」

上条(こうして見てると、ほんとただのお子様中学生なんだけどな……)

上条(これでいて学園都市で第三位、それどころか世界でも指折りの頭脳を持っているってんだから)

上条(世界って不思議だよなぁ……)ハァ

御坂「…………?」モグモグ

633 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:25:17.65 ID:uc6EObIo

御坂「どうしたのよアンタ。あ、また成績落ちたとか?」

上条「ぐはぁっ! い、痛い所ついてきますな御坂さん……」

御坂「もー、そんなんじゃまた補習だらけになっちゃうわよぅ。な、なんだったらまた、勉強見てあげよっか?」

上条「年下の女子中学生に教えられるとか、屈辱だから遠慮します……って言いたい所なんだけど」

御坂「なんだけど?」

上条「ちょっと次の考査マジやばいので、恥を忍んででもお願いしたく……」ズーン

御坂「しょ、しょうがないわね! あ、アンタがそんなに困ってるってんなら、この美琴センセーがばっちり面倒見たげるわ!」フンス

上条「へへー、ありがたやありがたや……」

御坂「んじゃー、クレープ追加してもいい?」

上条「え」

634 :御坂「出たわね、幻想殺し!」上条「……はいはい」 :2010/12/18(土) 03:25:48.93 ID:uc6EObIo

上条「そ、それは……上条さんの財政的にはちょっと、その」

御坂「えー、けちんぼー」

上条「いいとこのお嬢さんが一介の貧乏学生にたかるんじゃありませんっ!」

御坂「なによー、だったら勉強教えてあげないわよー?」

上条「ぐっ、脅しとは汚いぞ御坂さん……!」

御坂「…………」ジー

上条「う、いや、えっと……」

御坂「…………ダメ?」ウルッ

上条「ぐはっ! わ、分かったよ! でもあんまし高いのは無理だからな!」

御坂「わぁーい、ありがと!」パァァ

御坂「よっし、じゃあ今度はチョコレート系にしようかなぁ」トテトテトテ

上条「く、上条さんの今月の残金、800円。しかしだ……美少女のスマイルは、プライスレス……!」

上条「お金で買えない物を得ることが出来たんだ、本望だろ、上条当麻ぁ……!」シクシクシクシク

635 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 03:27:52.15 ID:uc6EObIo
以上でげす

平和な学園都市を妄想してたら別の意味で平和じゃない世界が出来上がりつつあります
この世界の登場人物は中二病(邪気眼?)発症組とそれに振り回せる保護者組に大別される予定
インデックスさんとかは当然発症組
636 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 03:32:40.75 ID:eoA7zoDO
一方さんは中四病に増えるの?
637 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 03:36:07.04 ID:dHe7kfco
>>630で吹いたww
ありそうでなかったんで楽しみだ。是非やってくれ


これでいいのかって言ってるから僭越ながら口出しをば

1になるであろう>>628が若干引きこみが弱い気がする
御坂視点の描写で字の文をガッチガチの厨二描写を入れて書いて、その後で上条さんの冷めた視点に移るとかはどうだろう?


あと参考までに厨二病を取り扱ったラノベ。知ってたらすまん

『電波女と青春男』(入間人間/電撃文庫)
『AURA〜魔翌竜院光牙最後の戦い〜』(田中ロミオ/ガガガ文庫)
638 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 03:37:59.65 ID:eoA7zoDO
ttp://folderman.tv/up/s/fotv4735.jpg
639 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 03:38:18.72 ID:eoA7zoDO
ミス
640 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 04:18:46.85 ID:uc6EObIo
確かに投下した後引き込み弱いし言葉不足だなって思った・・・
thx色々見直してみる!
641 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 05:38:43.35 ID:SwQIeaEo
>>635
発病中のステイルとねーちんvs上条さん想像して笑っちゃったじゃないか…
642 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 12:23:01.31 ID:2EzdmMAO
神裂「七閃!」

上条「などと叫びながらお琴をつなびいていらっしゃる際どい格好のおねいさんがいるのですが……」

土御門「ほっといてやって欲しいんだぜい……」シクシク

シェリー「エリスゥー」スリスリ

青ピ「あの褐色系ゴスロリおねいさんはなんで石像に頬擦りしてるん? もしかしてそういうプレイなん?」

土御門「そっとしといてやってくれ……」シクシク

ステイル「魔女狩りの王!」ペタ

吹寄「誰が魔女よ失礼ね!」

ゴツン!

ステイル「」

土御門「哀れだにゃー……」シクシク



いやなんでもない
643 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 13:04:32.06 ID:t/y1qADO
キャーリサ「そろそろクーデター起こそっかなー」

騎士団長「は?」

キャーリサ「だってほらこのままだとイギリス……ヤバくない?」

騎士団長「いえ、全く」

キャーリサ「これが計画書だし」

騎士団長「(無視ですか。どれどれ……カーテナにバンカークラスター? いやいやいや……ん?) はぁ!?」

キャーリサ「どーした?」

騎士団長「私も入ってるんですか!? その、クーデターに……」

キャーリサ「もちろんだし。お前がいなくてどーする?」

騎士団長「……」



王女(三十路手前)の厨二病で世界がヤバい
644 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/18(土) 14:47:34.02 ID:MKvIJCQ0
ツッチー苦労してるな…
645 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 17:22:54.90 ID:ql.bTcAO
常盤台とかマジカオスなんだろうな
生暖かい目で見守る寮監が目に浮かぶ
646 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 17:30:12.74 ID:/sqJsMDO
ラッシュかと思えばぱったりこない
波があるなあ
647 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 18:19:54.17 ID:6toG6lY0
>>563を書いたものです

続きが書けたので、7レス頂いて投下します

キャラ崩壊しているので、苦手な方は避けてください
648 :禁書「……『幻想物語』?」5 1/7 :2010/12/18(土) 18:21:13.02 ID:6toG6lY0

上条「前回の騒ぎから一週間、いろいろ大変だったけど上条さんは元気です」

上条「竜王の竜ちゃんも言うこと聞いてくれるから、ちょっとしたペット感覚です。
   普段は腕に擬態してくれるんですよ」

上条「幻の超能力者第八位とか噂が大きくなったけど、上条さんは大丈夫です」



一方「誰に話しかけてンだよ、三下?」

上条「一方通行! この間は世話になったな」

一方「……俺はただ、オマエをぶん殴っただけだ。 感謝されるいわれはねェよ……」

一方「それより、もう大丈夫なのか?」

上条「みんなには心配かけて悪かったと思う。 もう我を忘れて暴れたりしないよ。 俺には、
   支えてくれる竜ちゃんとお前たちがいるからな」

竜王「がうがう!」

一方「……三下」ニッ

通行人A「お前! 『竜王を宿す者』じゃないか!」

通行人B「なんだと! あの第一位すら下した幻の超能力者の!?」

通行人C「『雷の神に祝福されし皇女』や『魔術を司りし巫女』、さらには『銀髪灼眼の討ち手』
    すら手篭めにしたっていうやつ?」

通行人D「カッコイイ! サイン下さい!!」

上条「」

一方「うっとォしいヤツラだ……三下?」

上条「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

竜王「がぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

一方「三下ァァァァァァァァァ!?」

A B C D「「「「ヒィィィィィィィィィ!」」」」

649 :禁書「……『幻想物語』?」5 2/7 :2010/12/18(土) 18:21:46.42 ID:6toG6lY0


上条「ごめんなさい」

一方「面倒かけンじゃねェよ。 辛ェのは分かるが、ところ構わず暴れるのはよせ。
   大体、竜ちゃンはもう制御できるンじゃないンですかァ?」

上条「いや、我を忘れるとつい……スイマセン」

竜王「がぉぅ」シュン

一方「少しは冷静になれよォ。 ……オマエの強さはそンなもンじゃねェだろ」ボソ

上条「面目ないです。 あ、学校に遅刻するからもう行くな」タッタッタ

一方「……チッ」




小萌「上条ちゃん、からかっちゃってごめんなさい」

土御門「悪かったぜよ。 かみやん」

青ピ「堪忍してェな、かみやん」

吹寄「私も調子に乗りすぎた……すまない」

上条「みんな……もういいんだ。 謝ってくれて嬉しいよ」

650 :禁書「……『幻想物語』?」5 3/7 :2010/12/18(土) 18:22:37.65 ID:6toG6lY0

姫神「これで一件落着。 上条くん。 えらい」

青ピ「さっすが『竜王を宿す者』やな! 太っ腹やで!」ポン

上条「」

青ピ「?」



上条「キシャーーーーッ!!」

竜王「がぉーーーーっ!!」



「一体なんなんですかー!?」

「や、やめて! ボクなんておいしくないでっ……イヤーーーー!!」

「青ピが竜に食われたぜよー!!」

「上条くん……大胆。 ぽっ」

「や、やめろ貴様っ! 放せっ!!」

「大変だー! 姫神と吹寄が連れていかれるぞーっ!」

一方「三下ァァァァァ!!」ガシャーン



651 :禁書「……『幻想物語』?」5 4/7 :2010/12/18(土) 18:23:27.25 ID:6toG6lY0




上条「申し訳ありません」

一方「一言あの単語言われたくらいで暴走しないでくれませんかァ。 大丈夫大丈夫って全然
   ダメじゃねェか。 いっぺん入院して療養しますかァ?」

一方「ンで竜ちゃン。 オマエも三下と一緒に暴走すンな。 そういうときこそ三下を支えて
   やらなきゃだろォ」

竜王「がぉ」シュン

一方「おら青いの。 なァに人の心の傷抉るようなことしてくれるンですかァ。 冗談でも言
   っていいことと悪いことがあるって、小学校で習わなかったンですかァ?」

青ピ「ホンマ、申し開きもございません」

一方「謝る相手が違ェだろうが」

青ピ「かみやん、ホンマすまんかった」

上条「いや……俺もあのくらいのことで暴走しちまって……ごめん」

モブ「……やっぱ封印が」

一方「なンか言いましたかァ」ギロッ

モブ「……っ!」フルフル

一方「よーし、これで一件落着だァ。 オマエら、今日からあのことは忘れろよォ」

クラスメイト『ハーイ』

上条「みんな、一方通行……ありがとう」

竜王「がうがう」ニパー

美琴「アンタ、大丈夫!?」バン

652 :禁書「……『幻想物語』?」5 5/7 :2010/12/18(土) 18:24:06.95 ID:6toG6lY0

一方(やべェ、めンどくさいヤツが来た)

上条「御坂!? とうしてここに?」

美琴「竜ちゃんの光線が見えたから、何かあったと思って……」

美琴「だ、だからって、アンタのことが心配になった訳じゃぁ、ないんだけど」アセアセ

上条「わざわざ来てくれたのか。 ありがとな」

美琴「う……ど、どういたしまして///」

美琴(そんな……来るに決まっているでしょ。 私とアンタ、『雷の神に祝福されし皇女』
   と『竜王を宿す者』は恋人同士なんだし///)

美琴「……あら一方通行、いたの?」

一方「……ォォ」

美琴(コイツがアイツを助けてくれたのか。 ……でも待って)

美琴(確かネットの噂で、『竜王を宿す者』と『銀髪灼眼の討ち手』が付き合ってるってのが
   あったような)

美琴(一方通行って見た目男か女かわかんないし、最近アイツとよく一緒にいるのよね……)

美琴(そんなまさか。 あれはあくまでも噂であって、一方通行も男のはずだし……でも
   万が一ってことが……!)

653 :禁書「……『幻想物語』?」5 6/7 :2010/12/18(土) 18:24:39.81 ID:6toG6lY0

一方「三下、よく見たら血が出てるぞ」

上条「え、どこ?」

一方「額だよ。 髪で隠れてたのか。 こりゃァ傷は浅いな」ピト

美琴「! ダメッ『竜王を宿す者』の恋人は『雷の神に祝福されし皇女』なのよ!」

一方 上条「「!!」」

美琴「あ」

一方「何やってくれるンですかァァァ!? オリジナル!!」

上条「う、うぉぉ……っ」

子萌「みんな、避難するんですよー!」

竜王「がおーーーー!」

654 :禁書「……『幻想物語』?」5 7/7 :2010/12/18(土) 18:25:12.58 ID:6toG6lY0

一方「竜ちゃン!?」

美琴「竜ちゃんがアイツの体に巻きついて、頭に頬ずりを始めるなんて」

竜王「がーお、かーお」スリスリ

上条「あ……。 竜、ちゃん」

一方「三下ァ、正気を取り戻したのか!」

子萌「上条ちゃん、竜ちゃん……美しい友情なのですよぉ」グス

青ピ「あかん、こんなん反則やわぁ」グス

吹寄「くぅ、いい話じゃないか」グス

上条「みんな……俺、もう大丈夫だよ」

美琴「アンタ、おめでとう」

一方「オリジナル、オマエは後で説教だ」

美琴「」




土御門「……」

土御門(【『雷の神に祝福されし皇女』と『銀髪灼眼の討ち手』が『竜王を宿す者』をめぐって
    痴話喧嘩。 そこに竜王が美少女メイドになって光臨】っと)カコカコ

土御門(こんなもんかにゃー。 掲示板に書き込み完了っと)

655 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 18:25:41.80 ID:6toG6lY0

以上です

今回は友情をテーマにしてみました

ありがとうございます
656 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 18:27:12.55 ID:tx0U3Two
最後煽ってる奴がいんぞ
657 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 18:36:43.69 ID:/sqJsMDO
竜ちゃんが可愛すぎて辛い
658 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 18:45:37.55 ID:t/y1qADO


最後のでシャナ思い出した
659 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 18:58:41.24 ID:WdopiYAO
おつ

面白いし竜ちゃん可愛いんだがどうしてもひぐらしだったりうみねこを連想して混乱状態だった
660 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 19:18:24.40 ID:ZXo3Abko
竜ちゃんが超可愛い件
乙!
661 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/18(土) 19:21:03.28 ID:MKvIJCQ0
>>635の普通の学園都市と>>655の幻想物語が続いて投下されると、
感慨深いものがあるな
662 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 20:13:34.94 ID:2EzdmMAO
乙だが竜ちゃん言うな、普通にダチョウ倶楽部の方連想するからwwwwwwwwwwww
663 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 20:32:31.25 ID:ZKF1OTI0
一通さんの優しさが素敵です。ところで一通さんは「女性」って設定に突っ込まないのかな。


でもって>>392くらいからのショタセラレータとラストロリータの話の続きを調子にのってまたかいてみました。10レスくらい頂きます。可愛いは正義って偉い人が言ってたような気がします。

・一方通行さん(8歳)は最強アルビノ美少年です。通常よりも素直で礼儀正しいようです。打ち止めを可愛がっています。
・打ち止めさん(3歳)はアホ毛可愛い、一方通行大好き天使です。通常と喋り方が違います。かつ喋り方のウザさが五倍くらいになっています。
・上条さんと禁書さんと御坂さんは、小さい二人の可愛らしさに骨抜きです。
・『グループ』は、変態集団→可愛い二人を様々なものから守るダークナイト集団へとクラスチェンジしました。『グループ』≠変態。 

以上の点をおさえた上でお読み下さい。いろんなものが崩壊していますのでご注意ください。
664 :ショタセラレータとラストロリータ [saga]:2010/12/18(土) 20:33:36.84 ID:ZKF1OTI0

垣根「あのくっそ忌々しい第一位が『小さくなった』とかいうわけの解らない話を聞いて、わざわざ『スクール』の代表として確認しに来てみたわけだが」

麦野「奇遇ね。私もそんな話を聞いて、『アイテム』のリーダーとして確認しにきてみたんだけど」


打ち止め「すべりだいー!」ワーイ

一方通行「オマエ飽きないなァ」ハイハイ


麦野「まさか本当だとはね」

垣根「非常識な」

麦野「あら、『俺に常識は通用しねえ』んじゃなかったのかにゃーん?」

垣根「『常識がない』のと『常識が通用しない』のは違うんだよ」

麦野「ふーん。どうでもいいわね」

垣根「スルーすんなよ第四位・・・悲しくなっちゃうだろ」

一方通行「・・・・・・」ジー

打ち止め「どぉしたの? ってミシャカはミシャカはきいてみたり」クイクイ

一方通行「また変態っぽいやつがいる」

垣根・麦野「「変態ちゃうわ!!!」」

垣根「(小さくなっても第一位は第一位・・・相変わらずムカつく野郎だぜ)」フルフル

打ち止め「おねぇしゃんだれ? ってミシャカはミシャカはしらないひと?」

麦野「(お、お姉さん・・・!) 私は麦野沈利っていうのよ。あなたは?」ナデナデ

打ち止め「ミシャカはミシャカは『らすとおーだー』だよ」

麦野「あなたはお兄さんかしら?」

一方通行「違う。他人だ」

打ち止め「あくせりゃれーたはあくしぇられーただよ、って、ミシャカはミシャカはおしえてあげる!」エッヘン

麦野「そう・・・『一方通行』に『打ち止め』ちゃんね (どうやら本当に本人らしいわね)」

一方通行「で、あっちは?」
665 :ショタセラレータとラストロリータ2 [saga]:2010/12/18(土) 20:34:58.05 ID:ZKF1OTI0
麦野「あ、あれは変態だから無視して大丈夫よ」

垣根「第四位後で屋上な。俺は学園都市第二位のイケメルヘンこと垣根帝督だ。能力は『未元物質(ダークマター)』で座右の銘は『俺に常識は通用しねえ』」

打ち止め「うーん、ミシャカはミシャカはよくわかんにゃい」

麦野「ちょっと可哀想な人なのよ、あの人。イケメルヘン(笑)」

一方通行「確かになァ。イケメルヘン(笑)」

打ち止め「かわいしょうなひとなの? ミシャカはミシャカはがんばってっておうえんすりゅよ!」

垣根「第一位と第四位は後で体育館裏な。あと最終信号、悲しくなるからやめてくれ」グス

打ち止め「おにぃさんはにばんめなの?」

垣根「・・・・・・まあな」

打ち止め「じゃあいちばんはだれなの? おねえさん?」

麦野「私は第四位だにゃーん。第一位は、そこの『一方通行』よ」

一方通行「・・・・・・(そうだったっけ?)」←8歳時点なので自分の序列をよく覚えていない

打ち止め「すっごーい! あくせられーた、いちばん!」キャー

一方通行「あンまり気にしてねェけどな (あれ? 第一位だっけ?)」ナデナデ

垣根「おいこら、今の発言色んな意味でバカにされた気がするんですけどぉ」

麦野「子どもの発言じゃない。気にしなきゃいいのに」

垣根「はあ? 子どもとはいえ あ の 第 一 位 なんだぞ? テメェこそ何言ってんだよ」

麦野「いや、正直言って・・・こんなガキ相手にムキになってるの、アホくさくってさ」

垣根「そんなんだから第四位止まりなんだよ『麦野沈利』」

麦野「8歳の子どもにムキになって、3歳の子どもに同情されるイケメルヘン(笑)」

666 :ショタセラレータとラストロリータ3 [saga]:2010/12/18(土) 20:37:36.73 ID:ZKF1OTI0
垣根「はい殺す第四位殺す俺の中で今決定した死ね」

麦野「ふん、カ・エ・リ・ウ・チ・か・く・て・い・ね」バチバチバチ

垣根「笑わせる」ファサ

一方通行「本当にメルヘンだァ」オオゥ

打ち止め「・・・・・・けんか、しゅるの・・・?」グス


*説明しよう! 打ち止めは先日の一方通行対ショタコン&ロリコンの戦いが怖かったらしく、『喧嘩、絶対ダメ!』な子どもに成長しているのだった!


垣根「う」

麦野「えーと・・・」

打ち止め「けんか、だめなの・・・」グスグス

一方通行「・・・・・・」ギュッ

垣根「(な、何だこの罪悪感は?!)」ズキズキ

麦野「(日常茶飯事なやり取りなのに、どうしてこんなに心が痛むの?!)」ズキズキ

垣根「(そして第一位からの「オマエらガキ泣かせてまでケンカするとかほんっと三下以下のゴミ屑だな」という侮蔑の目が痛い)」ズキズキ

麦野「(どうして? 子どもだってブチコロシてきたことあるのに、どうしてこんなに胸が痛むの?!)」ズキズキ

打ち止め「・・・けんか、」ウルウル

垣根「するわけねえだろ! な、麦野☆」アハハハハ

麦野「そ、そうよ! ね、垣根☆」アハハハハ

打ち止め「・・・ほんと?」

垣根「そうさ!」

麦野「だって!」

垣根・麦野「「二人は仲良しだから☆」」キラキラキラーン☆

打ち止め「なかよしは、けんかだめなの!」ニコ

一方通行「仲良しねェ (顔引きつってるしうさンくせェけどなァ)」

667 :ショタセラレータとラストロリータ4 [saga]:2010/12/18(土) 20:38:38.57 ID:ZKF1OTI0
打ち止め「ミシャカもミシャカもあくしゃられーたとなかよし!」ギュウウウ

一方通行「あー、はいはい」ナデナデ

垣根・麦野「「?!」」キュン☆

垣根「(な、なんだ・・・俺、今、この二人を見てよく解らない胸の高鳴りを感じたぞ・・・?)」ドキッ

麦野「(やだ、可愛い・・・って、まって、冷静になって、麦野沈利。こいつらあの第一位本人とあの第三位のクローンなのよ?)」ドキッ

垣根「(第一位が照れくさそうに最終信号の頭を撫でたところで、キモいだけだろうが常識的に考えて)」ドキドキ

麦野「(子どもという見た目に騙されちゃだめ。可愛いとかマジでありえないっての)」ドキドキ

打ち止め「だっこー」

一方通行「服引っ張るなボケ」ヒョイットナ

打ち止め「えへへー、ぎゅー」ペター

一方通行「アホ毛がみにょンみにょンしてるぞ、オマエ」

麦野「がふっ、げふ・・・なに?」ダラダラ

垣根「だ、大丈夫かよ麦野」アセアセ

麦野「ほっとけよ未元物質! 私はなぁ、今、今何かと戦ってんだよっ! これは私の戦いだ、×××引き千切られたくなかったら、指くわえてみてろぉ!」ギャー

垣根「・・・だったらよぉ」

麦野「なんだよこのイ×ポ野郎」

垣根「違うわ。つーかよ、何でオマエ・・・泣いてるんだ?」
668 :ショタセラレータとラストロリータ5 [saga]:2010/12/18(土) 20:39:13.30 ID:ZKF1OTI0
麦野「!」

麦野「・・・あれ?」

麦野「私・・・どうして・・・泣いてるんだろ・・・」ポロポロ

麦野「・・・あは」

麦野「私が、泣く?」

麦野「ガキどもの、可愛さにやられて?」

麦野「あは・・・あはは・・・ははははははははははははははは」

麦野「ふざけんじゃねぇぇえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」ドーン!

垣根「落ち着け麦野!」ファサファサガード!


一方通行「・・・ベクトル操作」ボソッ

打ち止め「あれ? おにいたんとおねぃちゃんのこえがしないよってミシャカはミシャカはきこえないー」

一方通行「聞いちゃいけませン」

669 :ショタセラレータとラストロリータ6 [saga]:2010/12/18(土) 20:39:50.80 ID:ZKF1OTI0
麦野「はぁ・・・はぁ、はぁ」

垣根「落ち着いたか、第四位」グデー

麦野「何とか、ね」

垣根「それにしても、アイツら結局どうするんだよ」

麦野「そうねー、・・・何って言うか、あんなのだとクソ忌々しい第一位なのに、ブッ潰して第一位の座を奪ってやろうって気がしなくなってくるのよね」

垣根「実を言うと俺も・・・って、お、おい、麦野」

麦野「何よバ垣根」

垣根「死ね。それよりよぉ、今、俺けっこう洒落にならねえことに気付いてしまったんだが」

麦野「躊躇ってないでとっとと言いなさいよこの遅漏野郎」

垣根「遅漏じゃねえし。ギンギンだっつーの。まあいいから聞け。俺たちの目標は『自分だけの現実』を強化して、能力を向上させることにある」

麦野「・・・まあね」

垣根「それには当然、自分よりも高いレベル、強い力を持つ野郎に勝ちたい、上回りたいからって要素も含まれてくる」

麦野「その通りよ」

垣根「じゃあ今の現状は何だ?! どうして俺たちは、自分よりも上位に立つ『第一位』を越えてやろうって気持ちが起こらないんだ?!」

麦野「!」

垣根「アイツは俺たちの『自分だけの現実』の拡大をしようという意志を、失わせているんだぞ!?!」

垣根「その時点で俺たちは、アイツに絶対勝てねえんだよ! 俺達の『自分だけの現実』は・・・もう、既に、一方通行(8歳)と最終信号(3歳)によって、侵されているんだぉ!!!!!」

麦野「なん・・・だと・・・」

垣根「だから、俺たちは・・・俺たちは、あのガキどもが可愛いなんて幻想をぶち殺さねえといけねえんだよ!」ドーン!



打ち止め「ねえねえ、ミシャカはミシャカはゆきだるましゃんのあいすくりーむたべたい」クイクイ

一方通行「あー、やっぱり多いから半分こなァ」ナデナデ

打ち止め「わーい! ミシャカはミシャカは『いちごみるく』にするね!」

一方通行「えーと・・・(コイツが好きそうなもン)・・・チョコチップ&マシュマロ入りチョコミックスで」
670 :ショタセラレータとラストロリータ7 [saga]:2010/12/18(土) 20:40:51.39 ID:ZKF1OTI0

垣根「・・・・・・」

麦野「・・・・・・ねえ、第二位」

垣根「堪えろ、堪えるんだ第四位! よく考えろ、あれは、あの一方通行だぞ? 大事なことなのでもう一回言うが、 あ の 一 方 通 行 だ ぞ ?! 服装変で喋り方変で笑い方変で借金8兆円で黒翼(笑)でコミュ障で厨二病乙で俺のことメルヘン呼ばわりしたくせに輪っかまでつけて『一通さんマジ天使』な一方通行なんだぞ?!」

垣根「その一方通行が、『チョコチップ&マシュマロ入りチョコミックス(笑)』だぞ?!」

麦野「(一方通行(15歳)「あはぎゃは!『チョコチップ&マシュマロ入りチョコミックス』をとっとと寄越しやがれェ!」クカカカカ )・・・よし、私強く生きていけそう」グッ


一方通行「・・・あ、でかいマシュマロ」

打ち止め「いいなー、って、ミシャカはミシャカはいいなー」キラキラ

一方通行「やる」アーン

打ち止め「ありあとお!」アーンモキュモキュ


麦野「ご、がァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ズッキューン

垣根「麦野? しっかりするんだ、麦野!」

麦野「ダメみたい・・・私には、あの幻想は・・・ぶち殺せ、な・・・・・・い・・・・・・」

麦野「あく・・・せら、れーた・・・は・・・『かわいい』・・・・・・わ・・・? もう・・・もう、みとめるしか、ないのよ・・・?」

垣根「――テメェは、第一位を越えたくないのかよ?」

垣根「テメェは、ずっと待ってたんだろ? クソったれの第一位よりも下の序列に甘んじなくて済む、第一位に『哀れな三下だなァ』と見下されなくて済む、そんなテメェが笑って第一位が嘲笑われる最っ高に最っ高な幸福な結末ってヤツを!」

垣根「ずっと待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を! あのクソ憎たらしい第一位が『反射反射ァ圧縮圧縮ゥ』とかほざいてるんじゃねえ! 白くてムカつくモヤシな黒翼(笑)でもねえ! 他の何物でもなく他の何物でもなく! テメェのその手で非力なガキの姿をした第一位を倒して越えてみせるって誓ったんじゃねえのかよ!?」

垣根「ずっとずっともっと上の序列になりたかったんだろ! 超電磁砲も未元物質も越える、圧倒的な一方通行を越える、そんな超能力者になりたかったんだろ! だったらそれは全然終ってねえ!! 始まってすらいねえ!! ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!」

垣根「いい加減に始めようぜ、原子崩し!」


打ち止め「おいしー! ってミシャカはミシャカはおいしいよ!」キラキラ

一方通行「あァ良かったなァって、アクセ・・・」

打ち止め「?」

一方通行「・・・・・・喋り方、うつった」プイ/////

671 :ショタセラレータとラストロリータ8 [saga]:2010/12/18(土) 20:41:40.73 ID:ZKF1OTI0
垣根「ぐ、ぅ、ァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ズッキューン

麦野「――垣根帝督は『自分だけの現実』が、ガラガラと崩れて行く音を聞いた」

垣根「ォ」

麦野「――そして訪れるのは、一つの暴走」

垣根「ォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」

麦野「――背中が弾け飛んだ。そこから天使のような六枚の翼が飛び出した。正体不明の白い翼。彼の意識すら飛ばし、自我すらも叩き潰すほどの『幻想(一方通行(8歳)と打ち止め(3歳)が可愛いすぎて生きるのが辛い)』を受けて爆発的に展開される三対の翼は、あっという間に数十メートルも伸びて芝生を薙ぎ払い、公園の遊具を削り取った」

打ち止め「あのおにいちゃん、おっきいはねだしてゆよって、ミシャカはミシャカはびっくりしてみゅ」

一方通行「あァ本当だなァって、一方通行は一方通行はスルーしてアイスを食べてみる。早く食わねェと溶けるぞ」

打ち止め「! たべる!」

一方通行「それにしても傍迷惑過ぎンだろ」ハァ

打ち止め「あいしゅくりーむはおいしぃね」ニコニコ

一方通行「まァなァ」ハムハム

麦野「圧倒的な力を前に、公園の遊具のどれもが希望を失った。その力に巻き込まれないように、固定された体をガタガタいわせて震えている事しかできなかった」

打ち止め「あ、あくせりゃれーた、あいすついてるよって、ミシャカはミシャカはおしえてあげるね!」

麦野「そんな公園の遊具の前に、」

一方通行「ン? どこだ?」ヌグイヌグイ

麦野「――最後の希望が舞い降りる」

打ち止め「ここー♪」チュ

垣根「が・・・ば、ァ!! な、何が、一体何が――ッ!!」グハァ!

一方通行「ば、なめるなよバカっ!///」チョップ

打ち止め「みゅう、とったげたのにー、ってミシャカはミシャカはむぅ」プクー

一方通行「これくらい自分でやりますゥ」プイ

麦野「やっべ、可愛いわ」●REC

垣根「ちくしょう。テメェ、幼児と幼女のいちゃいちゃが可愛いとか反則すぎるだろうが常識的に考えろ!」ハナヂドクドク
672 :ショタセラレータとラストロリータ9 [saga]:2010/12/18(土) 20:42:23.01 ID:ZKF1OTI0
麦野「んー? イケメルヘンは変態の仲間入りしてショタロリメルヘンになるのかにゃーん?」

垣根「そういうテメェだって、五十歩百歩だろうがよっ! どうして録画してんだよ!」

麦野「え、この可愛いすぎる生き物たちを記念して、保存用と観賞用と布教用と加工用に?」

垣根「何『当然のこと言わせんなよこのバカメルヘン』って顔しちゃってるんですかあこの同類がっ! つか俺にも後でよこせ!」

打ち止め「おにぃちゃん、ちがでてるよ? ってミシャカはミシャカはしんぱいしてみたり」アワアワ

一方通行「あー・・・〈カバンをがさがさ〉・・・ほらよォ、ティッシュ使え」つポケットティッシュ

垣根「!」

打ち止め「げこたのばんそこ? もあるよ! ってミシャカはミシャカはどうぞ、ってしてみりゅ!」つ絆創膏

一方通行「絆創膏はいらねェンじゃねェの?」

打ち止め「いるもん! ね?」キラキラ

垣根「お、おう・・・ありがとう・・・」

打ち止め「へへー、どういたしまして」ドヤ!

一方通行「あー、はいはい」ナデナデ

打ち止め「ふふー♪」マンゾクゲ

垣根「――は、は」

麦野「垣根?」

垣根「認める。俺は認めてやるよ――『一方通行(8歳)と打ち止め(3歳)の可愛さに常識は通用しねえ』ってことを」

麦野「・・・垣根」

垣根「俺の負けだ、第一位。俺は生まれ変わった。この『ショタロリ通行止め(ラブリーエンジェルズ)』のためなら、俺は世界の常識を変えてみせる」キリッ

麦野「あんたのネーミングセンス、微妙」

垣根「突っ込むな。自覚はある」デモチョットキズツイテミタリ

麦野「ま、私もこの可愛い二人のためなら、協力してやっても良いかにゃーん?」フフフ

垣根「・・・とりあえず、『スクール』と『アイテム』に召集をかけて、今後について話し合うか」スッ

麦野「わかったわ」スッ

垣根・麦野「「全てはこの『幻想(ラブリーエンジェルズ)』を守るために」」ガシッ

673 :ショタセラレータとラストロリータ10 [saga]:2010/12/18(土) 20:42:53.01 ID:ZKF1OTI0

打ち止め「なんのおはなし? ってミシャカはミシャカはおしえてほしいの」クイクイ

一方通行「・・・俺もよくわかンねェ。帰るかァ」

打ち止め「はーい!」

一方通行「待て、危ねェから手ェ繋ぐぞ」

打ち止め「わーい! ミシャカはミシャカはあくしゃられーたとぎゅってするよ!」

キャイキャイ

垣根「なあ。麦野」

麦野「なぁに。垣根」

垣根「幸せってさぁ、・・・こんなところにあったんだな」グス

麦野「――そうね」グス

674 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/18(土) 20:44:16.74 ID:ZKF1OTI0

以上です。垣根と麦野の口調がわかりませんごめんなさいorz 個人的に垣麦好きなんです、大人カップルって感じで。全くいかせなかったけど。かっこいい垣根とか、可愛い麦野んとか大好きです!
そして打ち止めの言っている「ゆきだるまのアイスクリーム」は、31とかのダブルアイスみたいなもののことです。二人でアイス(カップ)をスプーンでつついてるって可愛いよね!それだけでジャスティスだよね!知ってる!

それではお付き合いくださいましてありがとうございました。ではではノシ
675 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 21:19:39.52 ID:ZXo3Abko
ていとくんが無駄に熱いww
676 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 21:20:31.99 ID:CZaCVygo

アホスww
677 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 22:41:54.94 ID:1bnFRGk0
4,5レスもらいます

もしも上条さんが勉強が得意で
かつ美琴と同学年だったら

ある意味キャラ崩壊注意してください
678 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 22:42:32.70 ID:1bnFRGk0
美琴「いよいよ、雪辱を果たす時が来たわね……」

放課後、帰ろうとした上条当麻の前に
クラスメートの御坂美琴が立ちふさがる

上条「何を唐突に言い出すんだよ、お前」

美琴「うるさいわね! 忘れたとは言わさないわよ!」

言いながら美琴が詰め寄ってくる
ふわっと微かに甘酸っぱい匂いが漂う

上条「上条さんに心当たりはありませんよ」

内心の動揺を悟られないように
つとめて冷静に返す

美琴「ふざけんな! 今のところアンタに2連敗中なのよ!」

上条「だから、何だよ」

美琴「だ・か・ら! 一回目は私の電撃を打ち消した事!」

上条「ああ」

そう言えば、そんな事もあったような気もする
入学式の前日
絡まれている女の子を助けようとしたら
チンピラごと電撃を浴びせられた

まさか、その女の子と
クラスメートになるとは思わなかった
679 :ライバル2/4 :2010/12/18(土) 22:43:42.66 ID:1bnFRGk0
美琴「あの時の悔しさは忘れないわ……」

上条「お前って意外と根に持つタイプだよな」

美琴「うるさい! そして二回目! 中間テスト!」

上条「俺が学年トップだったな、お前が2位。でも理数系はお前のが上だったろ」

美琴「総合点で負けてちゃ意味無いの!」

上条「ま、そうだな」

実は上条も理数系で負けた事は、ちょっと悔しかったりする
なので、今回は理数系に力を入れた
不幸をばねに勉強とスポーツに打ち込んできたのは伊達ではない

美琴「ふふふ、首を洗ってまってなさいよ!」

上条「ふん、そう簡単に上条さんを倒せると思うなよ」

垣根「……仲いいな、お前ら」

学園都市第2位にして中間テスト第3位の
クラスメートが何か言っている

でも、今は美琴しか見えない
ラブとかではなく

……いや、ほんと
だから、ラブ的意味じゃないって
680 :ライバル1/4 :2010/12/18(土) 22:44:09.90 ID:1bnFRGk0
美琴「期末テストに続いて、黒星が増えたわね……」

上条「お前は何でも勝負で考えんのか……」

包帯グルグル巻きの姿でベッドに横たわりながら
見舞いに来た美琴に突っ込む

美琴「そうでもないわよ」

上条「どーだか」

期末テスト後の夏休み
美琴のクローン『妹達』を巡る事件
美琴と『妹達』を守って上条は
学園都市最強の能力者に挑み、
ギリギリで勝利をもぎ取った
681 :ライバル3/4 :2010/12/18(土) 22:44:37.03 ID:1bnFRGk0
美琴「……一度しか言わないわよ」

上条「ん、何だ」

上条から目を背け
ほんの少しだけ頬を赤く染めて

美琴「……あ、ありがとう」

消え入りそうな声で美琴が囁く

美琴「でも、二学期の中間テストでは手加減しないからね!」

顔を真っ赤にしたまま
大きな声で美琴が叫ぶ

看護婦「上条さん! 他の患者さんの迷惑です!」

上条「あ、すみません。……お前のせいで怒られたじゃないか」

美琴「う、うるさ……ごめん」

素直に美琴が頭を下げる
しょんぼりとしたその姿が
何故か可愛らしくみえてしまい

上条「ま、次のテストも俺がいただくけどな」

その自分の感情を誤魔化すように
美琴に対して宣言する

美琴「ふん、アンタの時代は終わりよ」

上条「ふん、返り打ちにしてやるぜ」

看護婦「仲良いわね、貴方達」

担当の看護婦さんが何か呟いていたが
気にしない事にする
今は美琴しか見えない


682 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 22:47:41.16 ID:1bnFRGk0
やばい、名前欄であり得ないほどミスしまくり

順番は普通に>>678>>679>>680>>681です

これ、夏休み明けにていとくんが記憶喪失とかじゃないですかね

微妙にかいていて某少女漫画を思い出しました

お目汚し失礼しました
683 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 23:30:43.77 ID:fIooTDIo

もちろん続くんだよな?
684 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 23:35:37.57 ID:SwQIeaEo
なんかもうクラス中から早くくっつけよお前らとか思われてそうだ
685 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/18(土) 23:42:29.85 ID:6toG6lY0
>>663

ていとくんとむぎのん、もう付き合っちゃえばいいのにww

>>一通さんは「女性」って設定

『禁書「……『幻想物語』?」』のことを言っているのですよね
『銀髪灼眼の討ち手』が上条さんの書いた幻想物語の登場人物で女性です
上条さんは一方さんをモデルにして彼女をデザインしました

このSSの中で、一方さんは男です
686 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/18(土) 23:53:05.87 ID:ZKF1OTI0
>>685さん

ありがとうございます!

一方さんが男性だっていうのはわかっていますし
一方さんをモデルにした『銀髪灼眼の打ち手』というのが女性だということはわかっていたのですが
一方さん自身がそれについていろいろと突っ込まないのかなぁ・・・と思いまして。

混乱させるようなコメントをしてしまって申し訳ありませんでした! ありがとうございました!

次回更新をを楽しみにしています。頑張って下さい!
687 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 00:15:28.26 ID:oay.yAgo
>>682
乙!
美琴より頭いい上条さんってなんか想像できないなww
688 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 03:55:20.93 ID:/SwSwyIo
>>682
GJ!
これは続きが読んでみたいかも…
689 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 09:21:35.40 ID:F2Y70YAO
これは周りに夫婦と言われ、後に上条さんが小さくなってしまうフラグか!
690 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 10:52:32.64 ID:MkbR3.DO
>>682
GJ!ヒーローが首輪つけてる某少女漫画思い出したww
691 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 11:25:33.42 ID:EbzoVoAO
美琴と頭脳明晰上条さんが同級生だとカレカノっぽくなりそうな気が
692 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 12:58:02.02 ID:EFjLloAO
皆さんお疲れ様です。個人的には上条さんは国語だけは得意なんじゃないかと思っていたりします

某所某所の素敵なお話と設定が肉薄していて非常に申し訳ないのですが、六年後の通行止めを投下させていただきます。7レスほど頂きます
どうやら一方さんがとても丸いです、苦手な方はお気をつけて下さい

693 :『私の愛しい数学者』1/7 :2010/12/19(日) 13:00:36.95 ID:EFjLloAO




『偏屈で無表情で何を考えてるか分からなくて、数式の方が私より良いかもしれない』

『それでもあなたを愛してるのよ』



日付がそろそろ変わる頃、明日は学校も無いし、若干の眠気をこらえつつ、洋画の再放送を一つしかないソファに座りながら見ていた。


「今日のは外れだなあってミサカはミサカは残念がってみる」

何を言いたいのか伝わってこない、ただ撮ってる自分に酔っているようなそんな陳腐な作品に2時間も時間を潰してしまった。全く勿体ないことをしたものだ。


「あなたもそう思うでしょ」

「…よく分からねェ」

心あらずと言うべきか、彼はどことなく落ち着きがない。

「ミサカにはこの映画、ちっとも面白くないんだよね」

「先週もそンな事言ってたじゃねェか」

「あれ、そうだったかな?」

相変わらずこの人の頭脳は素晴らしい、高校生のミサカにもいただけないものか。

『俺なんかで良いのか』

『あなたが良いのよ』

694 :『私の愛しい数学者』2/7 :2010/12/19(日) 13:02:06.30 ID:EFjLloAO

「最後はまあまあなんだけど、最初のこの人の変人っぷり見ちゃったから、どうにもこうにも感情移入出来ないというか」

「数学者なンて大体こンなモンだ」

「あなたも含めて?」

「言うじゃねェか」

隣の彼が少しむくれたから、おかしくなって笑ってしまった。


「あははっ! きっとあなたはあなたたちの中でも一番変わってるよ」

「ほォ」

「数学者なのに数式に狂ってないもの。まだまだ理性がある感じ」

「ひでェ偏見持ちやがって。他の奴が聞いたら卒倒すンぜ」

「他の奴って、変わってる自覚あるんじゃないってミサカはミサカは確信をついてみたり」

「ハイハイ、その通りですゥ」

「素直でよろしい」

この何気ない会話がミサカにはとても愛おしい。


695 :『私の愛しい数学者』3/7 :2010/12/19(日) 13:03:55.61 ID:EFjLloAO





−−ミサカとこの人が出会ってから、これで6回目の冬を迎える。

月日と言うのはなかなか偉大で、実験終了の直後と今のミサカの隣に座る彼とではまるで別人のようだ。戦闘から遠ざかっていれば自然にこうなるのかもしれないが、今の彼はとても穏やかなのだ。そして、これが誰からも虐げられてきた、この人の本質なんだろうと思う。


激戦の末に手に入れた、この平和な学園都市でこの人は学者をやっている。本人曰わく、ただの自己満足で居られるから数学を研究しているそうだ。自己満足の癖にその世界ではとんでもない天才らしく、一年前には莫大な懸賞金のかかった問題を解いてお金を貰っていた。

おかげで、2人で住むのには広い部屋を借りるお金はあるらしいし、打ち込める物が見つかったあの人を見るのはこの上ない幸せだから数学者の道を頑張ってもらいたいなと密かにミサカはミサカは応援していたり。


696 :『私の愛しい数学者』4/7 :2010/12/19(日) 13:05:27.19 ID:EFjLloAO



そして、ミサカ。ミサカは現在高校一年生をやっている。特筆すべき点も無いような、普通の一高校生である。まあ、検体番号を名前にするわけにもいかないし、ちゃんと戸籍上の名前もある。まあ、友達にもミサカや打ち止めと呼んでもらうようにお願いしているのだが。

何故か、御坂美琴のクローンであるのに、高校生だったときのお姉さまよりは背が低くて胸が大きい、具体的には身長160cmのあとちょっとでDカップ。
お姉さまや下位個体や番外個体には「男受けする体をしやがって」と睨まれるが、結構女性としては平均的な体型だと自分では思う。
つまり、姉妹の体が貧相…と昔に言おうとしたことがあったがヨシカワに止められた。妹に負けるのは姉として辛いものがあるのよ、とも言っていた。


697 :『私の愛しい数学者』5/7 :2010/12/19(日) 13:07:12.74 ID:EFjLloAO


「先輩は超まあまあ好きって言ってたんだけどなあ」

「どっちなンだよ」

「うーん。好きなんじゃない?ってミサカはミサカは半信半疑」

「そォかい」


茶色のショートカットをした二個上の先輩を思い出す。

“そうですね。今の御坂たちには超ぴったりだと思いますよ”

うん、確かそんなことを言っていた。
公称C級映画の申し子も珍しく外すこともあるものだ。

そんなことを言ってみると、何故かこの人は落ち込んだようだった。

「…おせっかいのつもりかァ…?」

「思うところがあったり?」

「まァ少なくとも、お前がちゃンと見たことに意味があンだろうよ。俺にとってはそォだ」

「うん?」

「…分かンねェならそれで良い」

がっくし、と音がしそうな程に背中を丸めたものだから何が何なのかよくは分からないが、申し訳なくなってくる。

698 :『私の愛しい数学者』6/7 :2010/12/19(日) 13:08:47.68 ID:EFjLloAO



「ごめんね?」

「謝るな、俺が惨めだ」

「ますます意味が分からないんだけどってミサカはミサカは首を傾げてみる」

こんな読解力では次回の現国のテストは厳しいんじゃないか、あの優しくて美人の先生(先輩は猫を被っているだけだと言っていた、ブチコロシカクテイには超気を付けて、とはどういうことなのか)に迷惑をかけるのかと思うと背筋がゾッとした。

「よぉし!ミサカは小説文の演習でもするよ!」

「…マジ?」

「大マジ!ってミサカはミサカは焦ってみたり!」

「そ、そォかよ…。…俺はまだ起きてるから分かンねェことあったら聞きにこい…」

「うん、ありがとう!」

「あァ…」

床を見ているため横顔しか分からないが、苦しそうな、辛そうな、恥ずかしそうな色んな表情がごちゃごちゃした複雑な顔をしていた。

「何か疲れてる?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

「自分に落ち込ンでるだけだァ…」

「そう?何かあったらミサカのこと呼んでねってミサカはミサカは言ってみたり」

「…あァ」

「それじゃあお休みっ!」

「…お休みィ」


699 :『私の愛しい数学者』7/7 :2010/12/19(日) 13:10:34.91 ID:EFjLloAO


結構彼はナイーブで、最近は特にそれが顕著だ。

ミサカを呼びかけてやっぱり良いわとか、顔を凝視してきたりとか、やたらため息を吐いたりとか、人見知りの小学生女子と遜色ない行動をとる。


全く困ったものだが、それより大事な問題が一つ。


「なんで皆はあの行動の意味分かるのかなあ」

自分以外は彼のその行動の真意を掴んでいること、そしてニヤニヤ笑ってくること。

「とりあえず問題でも解こう」

さすれば、汝の真実を手に掴めんや。


何となく天の声が聞こえた気がして、ミサカは勉強机に向かうことにした。


700 :終わり :2010/12/19(日) 13:14:09.37 ID:EFjLloAO

通行→止めが書きたかったのと麦のんに教えてもらいたい欲望が詰まってます。あとこのヘタレな一方さんはリーマン予想でも解いたのではないでしょうか。
お付き合い頂きましてありがとうございました
701 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 13:23:21.82 ID:N.t0RMDO
乙!
へたれな一方さんもまた良いものだ…!!
通行←止めや通行→←止めは結構あるけど通行→止めはめずらしいよな
乙乙可愛いよへたれ
702 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 13:37:12.41 ID:d84xLoAO
乙。ほのぼのよかった。
タイトル見たとき何故か「博士の愛した数式」的な話かと思って心配したぜ。
703 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 13:44:56.18 ID:ShNhYJ60
おつおつ
個人的に先輩も超気になりますね
704 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 14:11:47.81 ID:nmcmSQDO

俺も麦のんに手取り足取り色々教えてもらいたい
705 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 14:18:10.38 ID:TkPYj.A0
授業中は光線じゃなく壁にめり込むくらいのチョークが飛んでくるわけですね
706 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 14:35:27.39 ID:uPo3BVso
おつおつ

通行→止めは珍しいな
ほんわかする

絹旗と楽しいスクールライフをおくりたいよぅ
707 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 14:56:14.50 ID:odv7rvE0
>>678の勉強ができる上条さんを書いたものです

続きを書きました。3,4レスほどもらいます

もしも上条さんが勉強が超得意で
美琴も同学年で二人とも長点上機一年だったら

上琴気味 ある意味キャラ崩壊
708 :ライバルA1/3 :2010/12/19(日) 14:56:53.75 ID:odv7rvE0
美琴「ごめんなさいね、昨日の恩を仇で返す事になっちゃいそうで」

上条「いや、それはないからな」

新学期初日
通学路でクラスメートの御坂美琴に
休み明けのテストの事で勝負を
吹っかけられる

美琴「くくく、今のうちにせいぜい調子に乗っておくといいわ」

半分くらい予想通りとは言え
昨日のちょっぴりいい雰囲気はなんだったのか
綺麗な顔に嫌らしい笑顔を浮かべる美琴を見て思う

上条「ふん、そのセリフはそっくりそのまま返してやるよ」

美琴「舐めた口をきけるのも今日までよ……ふふふふ」

上条「ふふふふ……ん、あれは」

少し前をクラスメートのホスト風男が
歩いているのを見つける
709 :ライバルA2/3 :2010/12/19(日) 14:57:35.53 ID:odv7rvE0
上条「おーす、垣根!」

垣根「ん、お、おお」

ちょっと間があってから
垣根が返事をする
少し様子がおかしい気もする

美琴「何よ、元気ないわね」

垣根「……おまえらみたいなバカップルといっしょにすんな」

上条「誰が! 上条さんを、こいつとセットにすんな!」

美琴「ちょ、ちょっと! こ、この御坂美琴さんが、何でこんなヤツと!」

つい、声をあげて反論してしまう
自分の頬が熱いのがわかる
絶対に昨日の出来事のせいだ
710 :ライバルA3/3 :2010/12/19(日) 14:58:26.66 ID:odv7rvE0
美琴「…何よ、私とカップル扱いに不満でもあるわけ」

自分も否定したくせに美琴が不満げに
睨みつけてくる。理不尽だ

上条「あ、当たり前だろ! お前みたいなすぐビリビリするヤツ」

美琴「何ですって! こっちこそアンタみたいなのはお断りよ!」

上条「なんだと!」

美琴「何よ!」

美琴が詰め寄ってくる。上条も距離を詰める
顔がかなり近いが、ここで目を逸らすと負けだ

垣根「……上条に、御坂か」

上条「ん、なんか言ったか」

美琴と言い争っている横で
垣根が何か小さな声で呟いた気がした

垣根「いや、仲いいなお前らと思ってよ」

上琴「「良くない!」」

ハモってしまった
でも、仲良くないから
ホントだから


711 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 14:59:51.39 ID:odv7rvE0
以上です

この上条さんは勉強はできるけど、多分、原作より頭悪いと思います

お目汚し失礼しました
712 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 15:05:10.71 ID:fD.ZNjQo
何コレニヤニヤする
この垣根さんなら冷蔵庫にならない上にインデックスもお腹いっぱい食えるんだろうなあ
713 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 15:09:15.29 ID:uc1aVXYo
ってごめん、某スレと間違えてたわ……
714 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 15:09:48.21 ID:uc1aVXYo
ごめん誤爆の誤爆
715 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 15:55:22.75 ID:EFjLloAO
今回も安定して面白かったです
716 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 16:53:25.85 ID:DQUdJIAO
勉強モノで思い出したが
土御門が古典の教師になるみたいな企画どうなったんだ?
717 :演説1/4 [sage]:2010/12/19(日) 17:42:50.17 ID:XNSn/u60


諸君 私は電撃が好きだ
諸君 私は電撃が大好きだ
諸君私は 電撃が大好きだ

718 :演説2/4 [saga sage]:2010/12/19(日) 17:43:47.42 ID:XNSn/u60


雷が好きだ  電気が好きだ  発電が好きだ  
ゲコ太好きだ  静電気が好きだ  電子線が好きだ 
電磁場が好きだ 陽子が好きだ  ア…… アイツ …が、す、好き///
学園都市で 研究所で 常盤台で 街道で 道端で 
高架で 川原で セブンスミストで 第177支部で 寮で コンビニで
この地上で存在しているありとあらゆる電気が大好きだ
スキルアウトをならべて超電磁砲の発射で轟音と共にクズを吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられたスキルアウトが電撃でばらばらになった時など心がおどる
10億ボルトを操り電撃の槍がスキルアウトを撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて 燃えさかる盗難車から飛び出してきたスキルアウトを砂鉄剣でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

719 :演説3/4 [saga sage]:2010/12/19(日) 17:44:49.31 ID:XNSn/u60


低能力者をそろえたスキルアウトの横隊を敵の戦列ごと黒コゲにするのが好きだ
雷を落とし恐慌状態のスキルアウトが既に息絶えた仲間を助けようとしているところは何度も何度も感動すら覚える
敗北主義の低能力者達を感電させ痺れている様などはもうたまらない
泣き叫ぶスキルアウトが 私の降り下ろした砂鉄剣とともに金切り声を上げるチェーンソーの刃に
ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな低能力者達が 雑多な能力で健気にも立ち上がってきたのを超電磁砲の最大出力で
都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
ア、アイツに滅茶苦茶にされるのが好きだ(されたい)
必死に守るはずだったアイツが蹂躙され女子供に犯されていく様はとてもとても……
悲しいわけあるかゴルァァァ!! 殺意しかないわッ! ぜってぇ殺す!!
アイツの右手に電撃を消され追い回すが好きだ
アイツに逃げまわられ 害虫の様に地べたを這い回って探すのは、く、屈辱の極みだ でも、ちょっと好き///
諸君 私はアイツを クソバカ無神経の超鈍感なアイツを望んでいる
諸君 私に付き従う妹達(シスターズ)諸君  君達は一体 何を望んでいる?
更なるアイツを望むか?  情け容赦のない旗男の様なアイツを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界のアイツを殺す(獲得する) 嵐の様な闘争を望むか?

よろしい  ならばとある男子寮だ

720 :演説4/4 [saga sage]:2010/12/19(日) 17:45:28.52 ID:XNSn/u60


我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ちんさとする雷撃だ
だがこの暗い闇の底で数ヶ月もの間堪え続けてきた我々にアイツしかいない!!

アイツを!!
一心不乱にアイツを!!

我らはわずかに一個大隊 一万人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力9968人と1人の軍集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけているアイツを叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
アイツに私の味を思い出させてやる
アイツに我々の雷撃の音を思い出させてやる

天と地のはざまにはアイツの説教では思いもよらない事があることを思い出させてやる
9968人と1人の電撃使いの戦闘団で
アイツを萌やし尽くしてやる

「LEVEL5序列第二位電撃使いの姉より妹達へ」

目標第七学区男子寮!!

第二次、個別デート申し込み作戦 状況を開始せよ!
721 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 17:57:52.77 ID:N.t0RMDO
乙 こいつは酷いwwww

あと序列は三位だぞ
722 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 18:03:54.89 ID:fD.ZNjQo
1万人の女子中学生が押し寄せるとか…ゴクリ
723 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 18:09:11.00 ID:PzA4/iwo
前序列第二位は単なる冷蔵庫と化したというのか
つか一騎当千なのに総力増えてねぇww
724 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 18:10:50.86 ID:rV0UPpko
さりげなくスキルアウト殺してんじゃねえかww
725 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 18:11:48.98 ID:EFjLloAO
一方さんがレベル6になって、一番ずつ上がったのかと思った
726 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 18:12:29.60 ID:PzA4/iwo
>>725
ああ成程
727 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 19:00:10.00 ID:J1WsOeE0
質問なんだが
上条さん以外の人物と御坂妹の話を書くときって10032号以外の設定の方がいいのかな?
というか、勝手にミサカの個体の話を書いても大丈夫だろうか
MNWとかの影響でそういうの嫌いな人もいるだろうし……

ちなみに欠陥物質(ミサカとていとくん)なんだが、既に書いている人います?
728 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 19:03:53.70 ID:fD.ZNjQo
10032号が美琴好きになったり一方通行好きになったりするSSもあったし気にしないでいいと思う
あとその組み合わせは俺は見たこと無い
729 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 19:49:25.61 ID:DKfNwl60
SSってか2次創作は謂わば「IF」だからね。
原作設定をきっちり踏まえなくともいいわけで(キャラの性格等は踏まえてないと誰も読まないだろうけど)
なので>>727の好きにやれば良いんじゃないかな。

それにしてもすげー稀有なカップリングだな。稀有って言うか見たことない。
730 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 20:08:34.55 ID:DrGDPmM0
以下より投下させて頂きます。
「学園都市がもし霊能都市だったら?」というコンセプトで1巻のパロディです。
長くなってしまった為に、申し訳ありませんが17レス程お借りします。
731 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 1/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:09:37.61 ID:DrGDPmM0



「待ちなさいっていってんでしょーが、大人しく私と勝負なさい!!」


有名な私立女子中学校の制服に身を包んだ可憐な少女にその見た目に反するようなガサツな台詞を吐かれながら、
上条当麻は完全下校時刻を過ぎて人通りの少なくなった大通りを逃げ回っていた。


必死に走りながらも後ろを着けるビリビリと全身から紫電を発する少女を尻目に、
アレまともに喰らったらマジ死んじゃうから!万が一って言葉を知らないのかあのお嬢は!?
と疲労を訴える足に叱責を入れてスピードを上げる。


「……つーか俺が何したって言うんだよう!?」

「この御坂美琴より強い人間が居る、理由はそれで十分!!」


答えながら次の瞬間には既に詠唱を口ずさむ美琴にもう逃げられまいと悟った上条は、
咄嗟に彼女の方角へと自身の右手を向ける。
高位能力者の詠唱は恐ろしく速い。


「――――天に棲まわる火雷神(ほのいかづちのかみ)よ、その威光を貸し与えたまえ!!」


唱が終わると共に迸る、時に『超電磁砲』と称される美琴の一撃は
しかし瞬間、避雷針のように突き出された上条の右手の前で砕け散った様な動きを見せ、消えた。


「〜〜〜っ、本当に何なのよアンタ!?何で学園都市第三位の私が勝てないのよ!!」



学園都市。
そこは科学と霊魂が交差する、異教の街。





732 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 2/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:10:39.59 ID:DrGDPmM0


七月二十日、晴れ。
夏休み初日にも関わらず強制補習の呼び出しから暫く学校へ通うことが決定された上条当麻のテンションは低い。


授業の方についていけないのは確かに自分の責任であるが、能力開発の分野については全く非が無い。
これは生まれ持った体質から来るどうしようもないもので、それを何とかしようと自分はこの学園都市にいるというのに。


「補習なんかでどうにかなったら苦労しねーっつーのに…………不幸だ」


考え出したらネガティブ思考が無限ループだ。
モチベーションを上げるためにも、帰ってきたらフカフカのベッドにダイブできるように今のうちに布団でも干しておこう。
思い直してベランダへと向かえば、おかしい。何故だか既に布団が干してある。


俺ん家、布団コレしか無かったよな。
自分の中で一応確認してから(何せ自分の不幸体質は何を引き起こすか分からない)恐る恐るそこへ続く扉を開ければ


可愛らしい外国人の女の子が、ベランダで干されてた。


(……は、あぁ!?)
割と本気で驚きながら、その柔らかそうな頬をプニプニ突いて反応を確かめる。
『もしも』を考えると、脈を測るようなダイレクトな真似なんて出来なかった。


「あ、あの〜?生きてらっしゃいます?てゆうか日本語通じてます?」


あいどんとすぴーくいんぐりっしゅ、なんて今時小学生でももっとマシになりそうな発音で付け加えながら
根気強くその死体かもしれない女の子の頬を突き続けると、「ん……、」と艶めかしく呟きながら女の子はソロソロと思い瞼を開けてくれた。


暫く目をパチパチとさせていた彼女は考え込むようにして押し黙り、そして、
なんと人の家の鉄棒の上にグッタリと乗っかったまま呑気にこう仰ってくれた。


「取り敢えず、自己紹介が必要だね」


…………それは一先ずウチに上がってから致しましょうか。出来れば玄関から。


733 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 3/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:11:32.75 ID:DrGDPmM0


少女をリビングへと回収し改めてじっくりと観察してみた上条は、
彼女が着ている服が実は修道服であることに気付いて思わず納得した。ああ、ナルホド。


「もしかして『外』から来たシスターさん?どこの宗派の人?」

「私の名前はインデックス。所属はイギリス清教だよ」


……………………。
おかしい。いやはや、おかしい。
イギリス清教は良い。なんたってイギリスの国教だ、俺だってそれくらいは知っている。
だが何だ『インデックス』って、目次か!?
てゆうかよくよく考えてみれば『外』の来客だって普通ベランダに吊るされたりしないぞ!?


「正式名称はIndex-Librorum-Prohibitorum、禁書目録。
魔法名はDedicatus545『献身的な子羊は強者の知恵を守る』だよ、よろしくね。ハイ、あなたの番」


「いや『インデックス』ってやっぱり解らなっ……まあいいや。
本場の人には俺らみたいな似非宗教家には理解できない何かがあるんだって考えることにする。
俺は上条当麻。見ての通り学園都市で霊能力について学ぶ健全な学生です」


本場、似非。
総人口230万人の内その8割を学生が占める学生の街である学園都市は、その実態を超心理学について霊能専門で取り扱った独立霊能教育機関とする。
『精神と魂の関係性においての科学的解明』をモットーにした研究の副産物として
昨晩の美琴のような霊能力者を人工的に生産しているのだが、一般には『霊能者を創る街』という認識の方が圧倒的に強かったりする。


「似非宗教家って……学園都市の霊能者のそーゆーところ嫌いだよ、信仰や信心がなってないんだもん」

「本物のシスターさんに言われると申し訳ないばかりです、ハイ。
 でもウチは『個人の能力を最も引き出す手段』の利用を最優先にしてるから仕方ないってゆうか……」


通常霊能者というのは仏教や神道,キリスト教など何らかの宗教に基づいて除霊や退魔を行うのだが、学園都市の霊能者というのはその意識が殆どない。
仏教の真言(マントラ)を攻撃の主軸にしながら神道方式の祈祷を補助として使うなど
色々な宗派が雑に混ざり合った宗教観などまるで無い学生が大抵であり、学校もそうなるよう様々なものを教え込んでいる。


個人の能力がどの宗教のどの宗派で最も発揮されるか分からない。したがって偏らない教育を目指す。
それが学園都市の方針でもあった。


734 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 4/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:12:24.29 ID:DrGDPmM0


「それよりもお前、なんでウチのベランダに居たわけ?そっちの説明まだだけど」

「それは………」

上条が尋ねたのはごく自然なことだ。
だがそれをチラチラとこちらを見遣り答えるのを躊躇うのは、やはり何か複雑な事情があるのだろう。
大方見ず知らずの人間を巻き込みたくないとかそんなところかと見切りをつけた上条は先手を打つことにした。


「いいよ、どんな突拍子のないことでも素直に言っちまって。
お前がここに来た時点で俺ももう関わっちまったんだ、こうなったら何も知らない方が万一のときに危険だ」


上条の言葉にインデックスも決心が付いたらしい。
おもむろに口を開くと、上条が思った以上に『突拍子もない事』を彼女は喋り出した。


「私……追われてるの、私が持つこの10万3000冊の魔道書の所為で」


――――――へ?魔道書?


上条の反応にインデックスはやはり彼が何も気付いていなかったことを悟る。


「あの……霊能者を育てる学園都市の学生さんだし、『禁書目録』って聞いて少しは感づくと思ってたんだけど……
 本来の『禁書目録』は非道徳な書物から信徒を護ることを目的に作られた危険な書物を纏めたリストなんだけど、
 私も同じでそうゆう危険な魔道書を知識として記憶しているの、10万3000冊分」

「――――――ゴメン、俺バカだから全く気付かなかった。先生やっぱり補習って必要なんだネ」


10万3000冊。
あまりにも膨大すぎて上条には最早想像もできないが、それだけの知識を有していれば彼女が狙われる理由は何となく理解できる。


735 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 4/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:13:04.28 ID:DrGDPmM0


「あー、それなら一つ聞いておかないといけない事があるんだけど」


上条の切りだしにインデックスは唾を飲む。
彼女の表情は、出て行けと言われることを想定し覚悟していた。
しかし上条の発言は彼女にとって思いがけないものだった。


「お前、自分隠すような霊装持ってたりしない?」

「え……?ううん、持ってないけど………」

「よかったー!!いや、さっきベランダから引き上げるときにお前に触っちゃっただろ?
 俺の右手、『幻想殺し』て言って他人の霊装や術式を何でも構わずブチ壊しちゃう一品でさ〜
 ――――俺が昔住んでた『外』の町。霊能者さんが張ってくれた結界を俺が壊しちゃうもんだからいつも幽霊だらけで、
 お蔭でいつも疫病神だのなんだの言われてたんだけどさ……よかった、お前持ってなくて」


話していた上条は、インデックスが静かに涙を流していることに気付く。
同情されたのだろうかと感じそれを否定しようとするが、インデックスはひどく嬉しそうに上条の手を握ってきた。


「ありがとう!!本当にありがとう!!霊装や術式を全部壊せるってことは、私を探知するための術も全部効かないってことなんだよ!!
 とうまは疫病神なんかじゃない、私は今、とうまに救われたんだよ!!!」


上条は、インデックスに手をとられたまま動けなかった。
『ありがとう』、『救われた』………そんな事を他人から言われたのは初めてだ。
―――――俺が誰かの役に立てたなんて、初めてだ。


「う……グスっ、ひぐっ……うぅ……」

「とうま……?泣いてるの………?」

「―――俺、この能力の所為で、ずっとレベル0で……努力したって右手が邪魔して皆みたいに術の一つも使えなくてっ、
 こんな右手……皆の邪魔しか出来ないと思ってた、誰かの役に立てるなんて……思わなかったっ!!!」


インデックスは泣き崩れる上条の頭をそっと撫でた。


「とうまは私を助けてくれた、私をこうやって受け入れてくれた……本当に、ありがとう」


子を愛しむ母のように、慈愛に満ちた聖女のように。


736 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 6/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:13:47.50 ID:DrGDPmM0


上条とインデックスはそのまま彼の部屋で幾日かを過ごした。
その中で彼は、彼女が自身の持つ強力な魔術を使えなくなっていることを知る。
そして――――



ドガァアアアン!!!
と、美琴の猛攻を知る上条ですら首が竦む様な爆発音が近くで轟いた。
一体何がと驚愕する上条を尻目に対するインデックスは周囲の警戒を始める。


「魔術の感じがする……きっと最後にここで気配が途絶えた私がそのまま見つからなくて、最終手段に出たんだよ!!」

「おい、最終手段って……まさか!!」

「私を……炙り出すことだよ、一般人を人質に」


上条は顔を真青にした。
ここには上条の学友達 ―――それも底辺校のほとんどチカラを持たない学生が大勢暮らしているのだ。
何の危険も知らないままに。
何の罪もないままに。


「………っ、巻き込んでたまるか………巻き込んで、たまるかよっ!!」

「とうまっ!!」


突如飛び出した上条を懸命に引きとめようとするインデックスの手は、しかし虚しく上条の手を掴めずに空ぶった。
いくら上条が『全ての術式を打ち破る右手』を持つとしても、それで自分という強力な魔術師を追ってきた人間に叶うとは思えない。
インデックスは慌てて上条を追い外へ出た。
だがインデックスは知らない。
派手な爆発を起こした囮の他に、もう一人魔術師がいることを。



「――――久しぶりですね、インデックス」


『幻想殺し』と離れたことで探知に関する一切の防護を失ったインデックスは、そこで運命を喫することとなる。


737 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 7/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:16:23.06 ID:DrGDPmM0


上条は爆発音が聞こえた階下へと向かった。
するとエレベーター……ではなく、その横にある非常階段からヌクリと大柄の男が突如として現れた。
二メートル近い伸長を誇るその白人は、インパクトの割に上条よりも何処か幼げに見えた。


「………お前が、インデックスを追っている『魔術師』か?」

「そうだよ。僕が禁書目録を『処分』しに来たエクソシストだ」


バーコード型の刺青で彩られたその顔から判断するにインデックスと同じ年ごろであろう漆黒の修道服に身を包んだ男は
各所に散りばめた毒々しいピアスや指輪、そして口元に添えた煙草の所為で『神父』とも『不良』とも呼べない奇妙な出で立ちを描いていた。


「………エクソシストは司祭以上じゃなきゃ名乗れないんじゃなかったっけ?」

「馬鹿そうな見た目の割に知ってるじゃないか。―――でも言うだろう?必要なのは資格じゃない、技術だ」

「っ、この不良神父め!!」


言葉は、合図となった。上条は一心不乱に拳を作った右手を振りかざす。彼の武器はそれしかない。
相対する男はそれを余裕の笑みで交わしながらさも可笑しそうに笑みを浮かべる。


「待ちなよ。君が僕らを邪魔するって言うなら、僕もそれなりの礼儀を通したい。
 ――――Fortis931。敢えてステイル=マグヌスではなくそう名乗った意味が、君には解るかな?」


上条は先を待たずに再びステイルへと殴りかかる。インデックスにも、ここの学生たちにも危害を加えることは許せなかった。


「殺し名、だよ ―――― 炎よ。巨人に苦痛の贈り物を」


ステイルが呟いた瞬間、オレンジ色の軌道が轟を上げて爆発した。上条がとっさに顔を庇った指先の向こうで、彼は確かに笑っていた。
信念と決意に満ち足りた瞳で。


「やりすぎたか、な?」


自身の意思を阻もうとする存在を葬る事に関して、ステイルは躊躇わない。
しかしここは学生寮だ。人の出入りはチェックしたものの全員が確実に安全であるという保証はできない。
だがそこで、首を竦めて溜息を吐いたステイルは不穏な音を耳にする。ザリ……というコンクリートを踏みしめた自分以外の足音。


「―――お前にどんな考えがあろうと、それでも、インデックスを殺すことが『正義』なんてワケがねえ」
738 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 8/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:20:06.00 ID:DrGDPmM0

ビクッ!と自身が作りあげた灼熱地獄から聞こえてきた声に、ステイルの動きが一瞬で凍結する。
轟きと共に辺り一面の火炎と黒煙が渦を巻いて吹き飛ばされた。
まるでその中央でいきなり現れた『何か』が、全てを掻き消したかのように。
上条当麻はそこにいた。


上条は再び拳を振りかざす。
脅えた様にそれを見上げたステイルは、それでも足を踏み止め詠唱を発する。


「――― 世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる炎よ。それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する捌きの光なり。
 それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり。その名は炎、役割は剣。
 顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ ―――――――――ッ!!!」


次の瞬間、ステイルの修道服の胸元が大きく膨らみボタンを幾つか弾き飛ばした。
酸素を大きく吸いこみながら現れたのはただの大きな炎の塊ではない。必殺の名を与えられたっ灼熱の巨人。
そんな『常識外れの存在』を見て息を呑んだ上条は、


「無駄だ」


彼が呟いた瞬間、ジリリリリリリ!!!!と途端周囲のベルが合唱を広げた。まさに魔法でも起こったかのようなタイミングで人工の雨が降り注ぐ。
ステイルは違和感を拭えない。おかしい。火災報知機は作動しないよう自身の『霊装』であるルーンを敷いたはずだ。
それが、どうして。


「インデックスはお前から逃げる中で、必死に対抗策を考えていた。だから俺達はこの数日間で幾つかの護符を各所の水場に張り付けた。
 ――――― 一定以上の魔力を察知したら、その近辺に置かれた『霊装』に停止命令を下す護符だ!!」


ステイルは慄いた。
つまりは水場から一番遠い此処でも先程の『魔女狩りの王』という巨大な魔力を察知されるということは避けられなかったということだろう。
だがそれがどうした。『魔女狩りの王』はこんな水程度で消される程軟ではない。
しかし、彼のそんな希望すらも上条の言葉は次々と打ち消してしまう。


「『ルーン』を形作ったコピー用紙は壊れなくても、それを印刷するインクは落ちちまう。―――これで終ぇなんだよ魔術師」


上条の言葉に魔術師は体全体を震わせた。
それでも、彼は折れなかった。ここで諦めてしまう訳にはいかなかった。


「ァ、――――灰は灰に、塵は塵に。吸血殺しの紅十字!!!」


だが、世界は動かない。
上条当麻はそれを認識するとステイルの懐へと飛び込んだ。握り込んだ拳は、脅えた彼の顔面へと正確に注ぎこまれた。
739 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 9/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:22:26.29 ID:DrGDPmM0

「―――お前にどんな考えがあろうと、それでも、インデックスを殺すことが『正義』なんてワケがねえんだよ。
 なのにどうして、どうしてお前はそんな眼で!そんな決意を持った眼でアイツを殺そうとするんだよ!!!」


ムクリと起き上ったステイルは暫く何も答えなかった。
そして上条の言葉にギリ…と唇を噛み締めると、酷く悲痛な貌でこう吐き捨てた。


「……僕に彼女を殺すことなんて出来ないよ―――― だって彼女は、既に『死んでいる』んだから」


ステイルの唐突な答えに、上条は呆然とするしかない。
インデックスが、死んでいる?
アリエナイ。だってアイツは俺と一緒に普通に暮らして、普通に喋って。大体俺は霊視なんて……


「君は強い霊視を持っていながらその強さ故に人間と幽霊の判別が付かないらしい。彼女は確かに幽霊だ、だから生前の様な魔術が使えない」


言葉が出なかった。
インデックスが死んでいる?一体どうして、何故死んだ?
ステイルは続ける。


「10万3000冊の知識を有する彼女が疚しい人間に狙われたら?このまま彼女が地上を彷徨い続ければ?―――学園都市の人間なら解るだろう」


いくら落ちこぼれの上条だって、簡単に解る。答えは。


「……悪霊に、……なる………?」

「そうなれば彼女は酷く苦しむことになる。優しさを持ったあの手が、多くの人々の血で汚れることになる。僕にはそれが、耐えられない」


真実、ステイルはインデックスの為に動いていた。
インデックスの為に上条と対峙しインデックスの為に上条を殺す覚悟をしていた。
彼女の手を汚さない為に、自身の手を汚そうとしていた。


「それでも、インデックスを消しちまうなんて、やっぱりダメなんだ」

「っ、だからそんな詭弁は!!」

「だって、成仏できないってことは、アイツは何か未練があるってことなんだろ?だったらそれを無下にしちゃいけないんだ」


ステイルは上条が憎かった。自分に出来なかった、『足掻く』という選択肢を選んだ上条が。
それと同時に彼は願った。自分が道を選び直すことが、未だ遅くはない事を。
740 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 10/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:23:26.57 ID:DrGDPmM0


インデックスは路地裏を走っていた。
彼女を襲った日本刀を武器とする黒髪の魔術師は、
その和装に反する左脚部分を根元から切ったジーンズと臍丸出しに余剰を縛られたTシャツという異様な姿でまだ近くの大通りを探っている。


インデックスにとって、誰かを巻き込まないで済むということだけが救いだった。
敵側の人払いのルーンが張り巡らされている為にこの近辺を出歩くものは誰もいない。
しかしそれは同時にそんな場所にただ一人存在するインデックスがどうしても目立ってしまうことを示唆していた。
このままでは直ぐに見つかってしまう、そんな考えが彼女の頭に浮かんで消えた。


すると、思考を走らせ意識を反らした一瞬で、その魔術師はインデックスの前に姿を現した。
彼女には魔術師が使う探知を防ぐ術がない。
そして彼女を護る為に常時展開していた霊装『歩く教会』と呼ばれる彼女の修道服もまた何故か魔力を発揮できない今では使用できなかった。


やられる。
そんな一言が彼女を支配した。今の彼女には逃げる手段も防ぐ手段も攻める手段も残っていない。
だが、魔術師が返したのはあまりにも意外な反応だった。


「―――― やはり、あなたは私達を覚えてはいないのですね?」

「………え?」


どうゆう事?
インデックスがそう聞き返す前に魔術師は彼女に刀を突きだした。そのまま大きく振りかざされる刃に、インデックスは為す術がない。


「――――っ、」


だが、覚悟を決めて息を呑んだインデックスに与えられたのは頭に乗せられた大きな手だった。


「インデックスに、手を出すな………コイツを消すなっつったんだよ!!!」


彼女の目の前に立っていたのは、刀を構えた魔術師の腕をしっかりと捉えた上条当麻の姿だった。


741 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 11/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:25:33.73 ID:DrGDPmM0


「この場所が判った―――― ということはステイルですね?彼は負けましたか」

「ステイルの顔を見ても、お前の顔を見てもはっきりと解る……お前らコイツが大事なんだろ!?
だったらどうしてコイツの未練を断ち切ってやろうとしねえんだ!!なんで、コイツを成仏させてやらねえんだ!!」


インデックスには、2人の会話が理解できなかった。
『未練』?『成仏』?それではまるで自分が――――――――――


魔術師は上条の手を振り解きながら再びその剣を振るった。
すると次の瞬間、上条の後ろに聳えていた風力発電のプロペラがバターのように斜めに切り刻まれた。


「あなたの言う通りですよ、少年。私は彼女の同僚で……親友でした。
 しかし、私は知っている。彼女の様な力ある善良な魂が悪霊と化したときどうなるか。
そして、その自分の罪に気付いてしまった時どうなるか」


魔術師が持つ攻撃性のあまりの威力に一瞬慄いた上条だが、彼はそれでも自身の唯一の武器である拳を翳した。
魔術師はそれに動じない。強大な力を持ちながら、警告するように上条の頬を掠める様なゆるい一撃を加えた。


「私の名は神裂火織。もう一つの名を名乗らせる前に――― どうか此処から立ち去って下さい」


一切の応えを見せない上条に、神裂は今度こそ『攻撃』と呼べる一撃を見せた。
一瞬だけブレた神裂の右手が織り成したその一撃は、都合七つもの直線的な刀傷を何十メートルにも渡って地面へと走り描いた。
砕かれた拳大のアスファルトが上条の肩、胸、膝、腕―――― 至る所を穿つ。


「今の一撃、『七閃』の斬撃速度は一瞬と呼ばれる時間に七度殺すレベルです。そして七閃を潜りぬけた先には真説『唯閃』が待っています」

「降参できるかってんだよ、魔術師!!」


上条は己でも気付かぬ内に血が滴っていた拳を握りしめ、眼の前の女の顔面を抉り潰そうとする。
が、それより前に恐るべき身体能力を誇る神裂のブーツが上条の鳩尾へと突き刺さった。
肺に溜め込んだ空気と共に血を吐きだしきる前に、既に神裂は刀を納めていた黒鞘で上条を殴り飛ばす構えに入っている。
上条の体が竜巻のように回転し、地面を転がった。


インデックスにはそれを見ているしか出来ない。
彼女は彼どころか自分を守る術だって何も持たない。
インデックスは願った、チカラが欲しい。
自身を受け入れてくれた上条当麻という少年を護るだけの、立った一つのチカラを。
そして、その願いを受け入れた彼女の体は見る見るうちに光を彩り――――

742 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 12/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:27:03.16 ID:DrGDPmM0


「いけません、インデックス!!」


余裕を保っていた神裂が突如悲鳴をあげた。彼女の視線の先を追い上条も目を向けると、息を呑んだ。
そこには、黒々とした光に包まれて轟きを奏でるインデックスと呼んでいた筈の人物がそこにいた。


「………インデッ、クス?」


恐ろしいほどに両眼を真っ赤にさせたインデックスが、何かを爆発させた。
するとそれだけで先程まで優位に立っていた神裂の体が遥か後方へと吹き飛ばされてゆく。
上条はそれを、彼女と認めたくなかった。
今あるこの現状を『インデックス』と称するには、あまりにも『それ』は禍々し過ぎた。


「…………始まってしまったんだ、………彼女の悪霊化が………」


呟いたのはステイルだった。
そう言えば神裂が人払いを施したのはステイルであると告げていた。彼ならば此処に立ち入れるのも頷ける。


「なんとかアイツを元に戻す術はないのかよ!?」

「ないから僕らはこうなる前に彼女を消そうとしたんだ!!こうなった彼女が誰かを傷つける前に!!」


上条は歯噛みする。
なんとかインデックスを元に戻し、共に彼女の未練を果たして成仏させてやろうと考えるが自分の落ちこぼれな頭では何も策が見つからない。


「『聖ジョージの聖域』を発動、魔術師2名の破壊を優先に攻撃を開始します」


両目から深紅の魔方陣を宿らせたインデックスが小さく呟くと、その魔方陣が凄まじい音を立てて一気に拡大した。
重なるように配置された直径二メートル強のそれら2つは彼女が持つ左右の眼球の動きに合わせ静かに動く。
インデックスが何か、最早人の頭には理解出来ない様な『何か』を謳った。
瞬間。インデックスの両目を中心軸としていた魔方陣が輝き、発生した巨大な亀裂の奥から現れた光の柱が上条達に襲いかかった。


否、それは明らかにステイルのみを狙っていた。
隣に立つ上条には目もくれず一直線に彼を襲った光の柱を、ステイルの前へと躍り出た上条は自身の右手で受け止める。
お前の助けなど要らないというように顔を顰めたステイルに上条は叫んだ。


「俺にはアイツの生い立ちも人生も解らねえ!!考えろ、アイツの未練は何だ!!アイツはどうしたら安らかな眠りに就ける!?」

743 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 13/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:28:30.15 ID:DrGDPmM0


「そんなの僕にだって解らないさ!!僕がイギリスを離れ戻って来た時には、既に彼女は死んでいた!!
彼女が何故死んだのか、それすら僕は理解できない!!」


悲痛なステイルの叫びを前に、上条はどうすればインデックスを救えるか。それだけを考える。
インデックスを元に戻す方法、あるいは彼女を無事に成仏させる方法は彼女の『未練』にある筈だ。
彼女をこの世に縛り付けるほどの強い『未練』。
それが彼女を苦しめている。


ステイルが光の柱を巻き散らすように『魔女狩りの王』を顕現させる。
人型までに膨れ上がった巨大な火炎が両手を広げて、柱に打ち消される度に復活する盾と変わった。


「警告、炎の魔術の術式を逆算に成功しました。対十字教用の術式を組み込み中…命名『神よ何故私を見捨てたのですか』完全発動まで12秒」


純白だった光の柱が血の様な真っ赤な色へと変化してゆく。
それと共に『魔女狩りの王』の再生スピードが格段に弱まり、徐々に光の柱に押され始めた。
完全に掻き消された『魔女狩りの王』を前に、光の柱は強烈な速さで二人を襲う。


「――――― Salvare000!!」


光の柱がぶつかる直前、上条は神裂の叫びを聞いた。神裂の持つ二メートル近い長さの日本刀が大気を裂き、インデックスの足場を崩す。
突然にバランスを失った彼女の体が揺らぎ、連動するように光の柱の軌道が逸れた。
その隙をついて上条はインデックスの傍へと駆け寄る。


彼女の下へ走ったとして、自分に何ができるのかは解らない。
もしかしたら、自分は死ぬかもしれない。
そうだとしても、上条に後悔はなかった。
『ありがとう』――――― 自身が死ぬほど望んでいた言葉をくれた彼女を、自身の死と引き換えにしても助けたかった。


「インデックス!!!!!」


上条はインデックスへと自身の右手を必死に伸ばした。
全てのあらゆる術式を打ち壊すこの右手。
上条の右手が彼女の体を捉えた瞬間。右手は、確かに『何か』を打ち壊した。


そして彼が打ち壊した『幻想』は、インデックスの『記憶』と『感情』を爆発させた。


744 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 13/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:30:41.14 ID:DrGDPmM0

上条が壊した何かによって、決壊したダムの様にインデックスの『記憶』と『感情』が上条の中へと流れ込んでゆく。
それは後ろに控えたステイルと神裂も同じらしく、突然の状況に二人も目を白黒させている。


『―――― 助けて欲しいんだ』


上条の知らない草原で、インデックスの『記憶』の中の男が彼女に言った。


『君の知識で、私を助けて欲しい。私にはまだ為さねばならないことがある。生きねばならない理由がある。
だから、君の知識で私を助けて欲しい』

『……あなたの決意は素晴らしいものだと思う。だから、私もあなたの力になりたい』


インデックスは男の願いを受け入れた。そっとその白い手を乞う様にして差し出された男のそれへと重ねる。
場面展開。
インデックスの『記憶』が何処か遠くの教会へと流れてゆく。
インデックスは修道服を着た大勢の大人に囲まれながらも凛とした態度を崩さない。
しかし彼女のそんな表情も、彼女の想いを抉るかの如く告げられた次の言葉に崩されてしまう。


『君が助けようとしたローマ正教の男は死んだよ。ローマ正教から、イギリス清教との密通の疑いで処分された』


インデックスの顔が氷づいた様に固まり、その顔色が段々と青く染まっていった。
大人達は続ける。


『悲しいものだね。―――――― 君には、誰かを救うことなんて出来はしないんだよ』


うぁあああああああああ!!!!!!!!!!!
悲痛な叫びを上げるインデックス。しかし、教会の人間はそれに動じない。
無情にも剣に近い何かを取り出して、その切先をインデックスへと差し向ける。


『君にもそれ相応の、処罰を受けて貰わなければならない』


彼らにインデックスを殺すつもりはなかったのかもしれない。
剣から放たれたのは斬劇ではなく、彼女を捕える様にして現れた光の縄状の物体だった。
だがインデックスは大粒の涙をポロポロと零しながらその刃を両手で受け止める。
そして、


――――――― インデックスは向けられた刃を、自身の心臓部へと深く突き刺した。

745 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 15/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:33:37.92 ID:DrGDPmM0


「まさか……彼女を殺したのは教会の者だったというのか!?」


驚愕に満ちたステイルの声が上条の耳を撃った。
教会の人間。つまりインデックスは、自分の仲間に殺されたというのか。
否、それよりも。


「お前の『未練』は、………『救おうとした人を救えなかった』こと、なんだな………」


上条の正面で禍々しい光を放ちながら立つインデックスは、抱きしめる程の近い距離で聞かなければ解らない小声で終始呟いていた。


「――――― とうま、を……とうまを、護らなくちゃ……とう、ま、を………」


インデックスは自分の『未練』を自分自身で断ち切ろうとしていた。
自分を護る為に、自身を追ってきた魔術師と対峙しボロボロに傷ついてゆく上条を、インデックスは今度こそ救おうとしていた。


「護ら、なくちゃ。……こん、ど、こそ。ちゃんと、救わなくちゃ。……とうま。……私が、護ると決めた人………」

「インデックス……――――――――」


上条はゆっくりと彼女の体を受け入れた。
『幻想殺し』を宿した右手と、何の力も持たない左手をそっと彼女の背中へと回す。


「インデックス……――――― 俺はとっくに救われてんだよ、お前に!!
お前は俺に『ありがとう』って、『救われた』って言ってくれた!それだけで俺は……もうとっくに救われてんだよ、インデックス!!!」


機械の如く真っ赤に染め上げたインデックスの瞳から音もなく一筋の涙が伝い落ちた。
インデックスの唇が小さく震え、そして静かな言葉をつくる。


「……と、うま。――― 私は、あなたを救えたの?……ほんとう、に、ちゃんと護れた、の?」


上条は力強くインデックスを握り締めた。
彼女の顔を隣に、上条は自分の言葉を、想いを、ただインデックスへと伝える。


「俺は自分が嫌いだった、この右手が憎かった。――― でも、お前が教えてくれた。
 俺には一人の女の子を救うだけのチカラがあるって。誰かを護れるって。……お前が教えてくれたんだよ、インデックス」

746 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 16/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:35:57.74 ID:DrGDPmM0


「――――― とう、まぁ………!!」


インデックスの涙が上条の右手に触れた。
黒々とした何かに取り巻かれていたインデックスの体が徐々に正常へと戻ってゆく。


「インデックス―――――!!」


しかし、一度闇に包まれた彼女を素直に解放するほど世界は甘くなかった。


「……っ、な!!」


インデックスから急に発せられた爆風はステイル戦、神裂戦で消耗した上条の体に絶大なダメージを与えた。
インデックスが再び禍々しい光に取りつかれてゆく。今度は、彼女の意思とは関係なしに。


「……とうまぁ!!……っ、とうまぁ!!!」


恐怖に怯えたインデックスが上条の名を叫ぶ。
途端、ビクンと大きく反り返った彼女の体が一瞬大きく膨らみ、その背から純白の光の羽根が大きく翼を広げた。


「それは『竜王の吐息』―― 伝説にある聖ジョージのドラゴンの一撃と同義です!
いかなる力があるとはいえ、人の身でまともに取り合おうと考えないで下さい!!」


神裂の言葉を背にしながら、しかし上条は見た。
その『竜王の吐息』が上条ではなく、それを媒介とするインデックス自身を狙っている事に。


「――――――っ、インデックス!!!!!!」


上条が自身の意思に逆らおうとしていることに気付き、『竜王の吐息』は狙いの標準をインデックスから上条へと定め変える。
頭上には何十枚と舞う光の羽根、
眼の前にはたった一つの想いすら打ち壊され、叶えようとした願いも潰されようとする一人の少女。
どちらかを救えばどちらかが倒れるという、たったそれだけのお話。
勿論、答えは決まっていた。



(神様……この物語が、アンタの作った奇跡の通りに動いてるってんなら――――まずは、その幻想をぶち殺す!!)

747 :上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」 16/17 [saga]:2010/12/19(日) 20:37:44.16 ID:DrGDPmM0









「なんつってな、引っかかったぁ!あっはっはのはーっ!!」


ナースコールがぷーぷー鳴る。
頭のてっぺんを思いっきり丸かじりされた少年の絶叫が病棟中に響き渡った。





―――――――― けど、あれで良かったのかい?
―――――――― けど、あれで良かったんじゃないですか?




そして。
一度『死んだ』上条当麻の物語の一幕は、君達が知る通りの結末を迎える。







―――――――― 俺、なんだかあの子にだけは泣いて欲しくないなって思ったんです。









                                   ≪上条「どうせ俺はレベル0の霊能力者ですよ……」≫(完)




748 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 20:40:19.94 ID:DrGDPmM0
以上で終了です。
お付き合い頂いた方はこんな駄文を長々と読んで下さりありがとうございました。

戦闘シーンの練習も兼ねて書いたのですが、まんま1巻ですね。
できるだけ短く収めようと省くところはかなり省きましたしレス数も途中で間違えてしまったので読みにくかったと思います。
申し訳ありませんでした。
それでは。
749 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 20:54:05.03 ID:3BsQYkSO
乙!おもしろかった!
750 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 20:57:23.51 ID:d84xLoAO

最初は霊能?と思ったけど、読み出したら面白かった。難しいだろうけど続き気になる。

ところで、結局インさんはどうなったんだ。浮翌遊霊か守護霊にでもなったのか、それとも全部上条さんの作り話?
751 :>>748 [sage]:2010/12/19(日) 21:09:46.02 ID:DrGDPmM0
>>750
インさんは納得しましたが何故かまだ成仏できていません。
これは後々また書きたいと考えているのですが何かと時間と構想が……3巻分はネタがあるのですが。
分かり辛くて本当に申し訳ありませんでした。
752 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 21:16:04.26 ID:odv7rvE0
>>678
>>708の勉強ができる上条さんを書いたものです


続き書きました
6,7レスほどもらいます

もしも上条さんが勉強が超得意で
美琴も同学年でクラスメートだったら

上条さんキャラ崩壊 上琴、ちょっとだけ通行止め気味
753 :ライバルB1/6 :2010/12/19(日) 21:16:52.60 ID:odv7rvE0
美琴「久しぶりね……一方通行」

一方通行「おゥ、オマエかァ」

美琴「ふん、あの実験の事は忘れたりしてないからね」

一方「……あァ」

美琴「絶対に仕返ししてやるんだから」

一方「……そうか」

美琴「まずは手始めに、明後日の模試でコテンパンにしてあげるわ!」

一方「はァ?」

一方通行を睨みつけながら
美琴が宣言する

美琴「くくく、覚悟して起きなさい……。あのバカもろとも叩きのめしてやるわ!」

上条「……何やってんだ、あいつ」

一方通行もわけのわからないという顔をしている
というか、さりげなく人の事をバカと言うな

垣根「お前もな」

上条の後ろの席の男が呆れた口調で言う

上条「は、何でだよ」

垣根「アイツらが話してるのを凄い顔で見てたぞ」

上条「……凄い顔?」

垣根「彼女が他の男と話すのを、睨みつける束縛男みたいな顔」

上条「そんな顔してねえよ!」

反論しようとするが
垣根は興味なさげにあくびをしやがる
そんな顔はしてないのに
……してないよな
754 :ライバルB2/6 :2010/12/19(日) 21:17:30.73 ID:odv7rvE0
「こんにちは! ってミサカはミサカは挨拶しながら教室に入ってみたり!」

教室に元気な声が響く
声の主は中学生くらいの女の子
栗色の髪に綺麗な顔立ち
元気いっぱいなその子の顔を
どこかで見たような気が……

上条「御坂、お前の妹か?」

美琴「私の妹は……。って妹!」

『妹達』
美琴のクローンとして造られた少女たち
悪夢のような実験で消えていく運命だったが
上条と美琴の手によって救われた

上条「ちょっと年下な子もいるのか?」

美琴「知らないわよ。私も初対面だし」

上条たちが話していると
その少女が教室の中に入ってきて
一人の生徒の前でとまる
755 :ライバルB3/6 :2010/12/19(日) 21:18:18.64 ID:odv7rvE0
打ち止め「はい、忘れものだよってミサカはミサカは紙袋を差し出してみたり!」

そう、一方通行の前で

一方「な、何しに来たンだ! オマエェ!」

打ち止め「ひどい、せっかく持ってきてあげたのに! ミサカはミサカは好意を怒声で返されてショックを受けてみたり!」

一方「いらないンだよ! その袋はァ! 俺は全部置き用具してっからァ!」

打ち止め「せっかく持ってきたのに……あっ」

少女がこちらに気づき
近寄ってくる
近くで見るとますます美琴にそっくりだ

打ち止め「はじめまして、お姉様! ミサカは検体番号20001『打ち止め』ですってミサカはミサカは自己紹介してみたり!」

美琴「あ、どうも御坂美琴です」

上条「上条当麻です」

打ち止め「ミサカ達を助けてくれた人だね! その節はどうも!」

上条「いえいえ、大した事は……」

美琴「ってそうじゃなくて! やっぱりあんたも『妹達』なわけ? なら、なんで中学生くらいなの!?」

上条「アイツの趣味だろ」
756 :ライバルB4/6 :2010/12/19(日) 21:19:04.92 ID:odv7rvE0
一方通行に視線を送りながら
美琴の質問に口をはさむ

美琴「あ、なるほど……」

一方「納得すンなァ!」

こっちに駆け寄りながら一方通行が叫ぶ
白い顔を真っ赤にしながら

垣根「だってお前、同い年の女の子と話せないって顔してるしよ」

一方「してねェよ!つか、オマエだってアレじゃん」

垣根「アレってなんだよ」

一方「まえ見たぞォ、オマエが巫女さん侍らしたり、シスターと歩いたりをォ」

垣根「あ、あれは違うんだよ!」

第一位と第二位が互いの性癖を暴露し始める
仲いいなこいつら

打ち止め「あの人もクラスに溶け込んでるんだね、良かった」

打ち止めが優しげな笑顔で
一方通行を見詰めながら呟く
あの会話内容でいいのか
757 :ライバルB5/6 :2010/12/19(日) 21:19:44.96 ID:odv7rvE0
美琴「しっかし、すごい子だったわね」

放課後、二人っきりの教室で
美琴が上条に洩らす

上条「遺伝的な問題じゃないのか」

美琴「どういう意味だコラ。ていうか、すごいってそういう意味じゃないわよ」

上条「じゃあ、何だよ」

美琴「一方通行と普通に話せる事。私には無理だもん」

上条「結構、普通に話してないか」

美琴「無理無理。話しかけるたびに『妹達』の事がよぎってケンカ腰になっちゃうもん」

上条「……お前は誰にでもケンカ腰だろ」

美琴「そんなこと無いわよ。何にも気にしてない相手にケンカ腰になったりはしないわよ」

手を仰ぎ軽く笑いながら美琴が言う
その様子につい口が滑る
758 :ライバルB6/6 :2010/12/19(日) 21:21:04.79 ID:odv7rvE0
上条「でも、お前。いつも俺にはケンカ腰じゃないか」

余計な事を聞いてしまう
なんで、こんなことを聞いてしまったのか
自分でもわからない

美琴「そう?」

上条「そうだよ」

美琴「そうかなぁ」

上条「そうだって言ってるじゃねえか。俺は―――」

初めて出会った日、電撃を消されて驚いた顔
中間テストで上条が勝った時の悔しそうな顔

「お前の事が」

『妹達』を守るために決意した悲壮な横顔
上条に偽装デートを頼んだ時の照れた顔

そして、さっき一方通行と話していた横顔

それらが上条の脳裏を駆け廻り
口が勝手に言葉を紡ぐ

「好きなのにな」

ああ、確かにバカもしれない

自分の声を聞くまで
気付かなかった

この想いに……


759 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 21:22:55.68 ID:odv7rvE0
以上です

最初、垣根が一方さんにシスターの件で突っ込まれるシーンを浮かんで
書き始めたのに

気づいたら上条さんが告白してました
なぜですか

お目汚し失礼しました
760 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:24:45.45 ID:hDP4i5ko
>>748
すげえ、面白かったです
乙!
761 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:28:31.85 ID:lg0BRSwo
うおおお、気になる引きで終わりおったwwwwwwww
おつおつ
762 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:29:55.28 ID:fD.ZNjQo
>>748

何この新しい切り口
3巻ちょっと見てみたい 一方さんどうなるの

>>759

ニヤニヤ度がMAXレベルで俺の顔の筋肉がヤバイ
ていうか垣根wwwwwwww
763 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:30:35.35 ID:EFjLloAO
>>747
設定がとても面白そうだ、霊能VS魔術とかお疲れ様!
764 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:38:47.66 ID:/Omi9cDO
俺はどの作品に乙ればいいんだ
ゼロは何も教えてくれない
765 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:40:27.82 ID:/7NVgUDO
>>759
そこで止めるなばかぁ

766 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 21:41:47.69 ID:Hjj7TWQo
>>764
つ[自爆スイッチ]
767 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 22:13:52.35 ID:83LfTyA0
>>748
めちゃくちゃ面白かった!
3巻まで出来てるみたいだしできればスレ立ててほしい
768 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 22:16:13.00 ID:cwQpunso
打ち止めが中学生なら一方さんのロリコン度が下がるなww
769 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 22:18:41.02 ID:oay.yAgo
>>759
何つー引きだww

続きを期待しつつ乙しておこう。
770 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 22:49:23.93 ID:9o/vv8g0
>>759乙!
ほんわかっていうか、日常敵っていうか
地の文がとても上条さんたちの心情をあわらしていて良かった

スレチですまんが製速ってバカテスおkか?
今禁書×バカテス書いているんだけどそれがきになった
771 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 23:09:50.49 ID:odv7rvE0
>>770
良いと思います
受けがいいかどうかは分かりませんが。でも俺はバカテス好きなので期待してます

1、2レスもらいます

番外通行です
772 :カレー :2010/12/19(日) 23:11:12.33 ID:odv7rvE0
番外個体「……なんでこんな事になっちゃったのかな」

一方「ン、カレー嫌いかァ?」

お手製カレーを抱えて
一方通行が言う
スパイシーな香りが食欲を刺激する

番外個体「嫌いじゃないと思う」

一方「ンだよ。その曖昧な答えはよォ」

番外個体「食べた事無いけど、味は知ってるからかな」

一方「はァ?」

番外個体「ミサカネットワークで味だけ知ってるの。ミサカ自身は食べた事無い」

一方「そォかァ。じゃ、もう二度とそのデータにアクセスできねェな」

番外個体「何で」

一方「俺のカレーがうますぎるからだァ!!」

大きな声で一方通行が断言する
にやにやとだらしなく笑いながら

番外個体「そうなの」

一方「そうなンだよ」

本当にどうして、こうなったのだろうか
自分はコイツを[ピーーー]ために造られたのに
いつの間にか手料理を振舞われている

いやというと、そうでもないけど

一方「どうだァ! 上手いかァ!」

番外個体「普通」

でも、甘やかしてやるつもりもない


773 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 23:12:08.88 ID:odv7rvE0
以上です

お目汚し失礼しました
774 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 23:23:45.33 ID:hAjS4Q.0
一方さんテンション高いなとか、何でカレーなんだろうと不思議に思いつつ、二人の奇妙な関係に何か引き込まれたり
乙!
775 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 23:27:21.25 ID:lg0BRSwo
オチに吹いたwwwwww
一方さん自信満々なのに粉砕されてカワイソス
776 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 23:31:06.15 ID:hDP4i5ko
製作はものを作りさえすれば何でもOKな懐の広い板だ
最後にhtml依頼さえ出すのならだれも文句は言うまい
かまわん やれ
777 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 23:32:21.72 ID:hDP4i5ko
しまったレス番付け忘れた揚句にリロしそこねとは…がっでむ

>>773
乙でした。
可愛いなwwwwww
778 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/19(日) 23:37:16.51 ID:UNs5SADO
妹達がいるから、本体はもう必要ない。
ツンデレは、(ツンデコの)吹寄がいるから、御坂はもう必要ない。
恋するレベル5は、むぎのんがいるから、御坂はもう必要ない。
最強の女性能力者は、あわきんがいるから、御坂はもう必要ない。
ダブルヒロインには五和がいるから、アニメには御坂はもう必要ない。
滝壺が覚醒したら誰でも超電磁砲になれるから、御坂は必要ない。
電の天使は風斬が担当するから、御坂は必要ない。
ヒロインになれなかったヒロイン担当は姫神がいるから、御坂は必要ない。
上やんにはインデックスがいるから、御坂は最初から必要ない。
779 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 23:48:59.33 ID:qWmTPh6o
このコピペ考えた時の顔みてみたい
780 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/20(月) 00:02:50.31 ID:wG083sU0
みんな乙!
垣根×妹達はひょっとして小ネタで昔あったやつだろうか、そうでもそうじゃなくても期待
バカテスも好きだし投下される日を待ってるぜ

>>778
御坂の存在意義云々はさておき、あわきん>麦野になってたり電より雷のほうが格好いいとかは思わなかったのかね?
781 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 00:06:35.05 ID:SmdlArUo
あっちこっちで見たけどほんとどうしようもないなキャラアンチって
782 :第一位より愛を込めて 1/7 :2010/12/20(月) 00:12:39.40 ID:ZKGE4YAO
こんばんは。タイトルを付けるセンスを非常に所望しています。30分以上考えるのはもうザラです
>>693の続きを投下させて頂きます。
未来設定通行止め、帝春
更に一方さんがヘタレっぷりを見せつけているので苦手な方はご注意下さい。7レスほど頂きます



−−−−−−−−


−−あいつをガキと呼べなくなったのは、果たしていつからだったのだろう。


考えすぎのせいで寝不足でジンジンする頭を引きずって、必要も無いのだが大学に出てきたのだが、如何せん恥ずかしくて誰とも会わせる顔がなく構内のカフェテリアの一つの席を占領し、テーブルに突っ伏している最中である。

何故出てきたか。それは家の中で2人っきりだと、どうしようもなく緊張−−

「一方通行さんおはようございます、ああまた失敗したんですね?」

ネガティブな思考をシャットアウトしたのは可憐なソプラノだったが、こんな甘ったるい声色を持っている女を、一方通行は一人しか知らない。


「……初春かァ」

「ええ」

顔を伏しているので見えはしないが、彼女はどうやら自分の隣に腰を下ろしたらしい。


783 :第一位より愛を込めて 2/7 :2010/12/20(月) 00:15:40.63 ID:ZKGE4YAO


別に尋ねられたわけではないのだが、なんとなくで一方通行は語ることにした。

「……昨日こそいけると思ったンだがなァ」

「これで17連敗ですか、うちの学部でも一方通行さんが何連敗するか食券の賭になってますよ?」

「どれが一番レート低いンだ…?」

「“いつまで経っても成功しない”です。1.5倍となってますね」

「…クソ野郎ども…」

「私は30回台にかけました。

と言いますか、学生に恋愛事情を知られちゃってるのは良いんですか」

「ありがとよォ。つゥか良くねェよ、本当に忌むべき事態だわ。野郎どもに打ち止めのこともバレたらどォしよォか…。絶対アホな奴が狙うだろ…だってあいつすげェ、その、可愛いし…」

テーブルに顔を乗せ呪詛のごとくぶつぶつと吐き出す愚痴の中に、彼女の前では恥ずかしくて言えないような言葉を混じっていることに別に初春はツッコミを入れやしない。

この学者が同居している少女への愛を語ることは、日常茶飯事だからだ。

784 :第一位より愛を込めて 3/7 :2010/12/20(月) 00:18:29.62 ID:ZKGE4YAO




「一方通行さんの需要のないデレは携帯のレコーダーにでも録音して、アホ毛ちゃんに聞かせてあげたいです」

「止めろォ!羞恥で俺が死ぬゥ!」

「なら私に言ってるこれはどうなるんですかぁ」

「たまには俺だって吐き出したいンだよ…このフラストレーションをよォ」

本人に打ち明けたら良いだろうにと初春は内心毒づく。

「…まあ、アホ毛ちゃんのプライバシーは、お友達を名乗らせて頂いている身の私に任せて下さい」

「お前が情報統制を…?」

「まあ、ここのスイーツ全種食べさせていただけたらですけれど」

「それぐらい奢ってやンよ!」

「わぁい、そんな一方通行さんだったらアホ毛ちゃんもメロメロですよぉ」

「そ、そォなのか」

「はいー、きっとそうですって」

スイーツ、スイーツ!と初春が話半分で応対していることに全く気づかない一方通行は、背中を正してどことなく嬉しそうな弛みきった顔をした。


785 :第一位より愛を込めて 4/7 :2010/12/20(月) 00:19:39.78 ID:ZKGE4YAO

−−−−−−−−



「ちょっとミサカ!超マジですか!?」

「マジですよ」

「えー……、あの白髪超ありえねー……どこまでへたれてるつもりなんでしょうか」

「先輩の言っていることがやっぱり理解できないってミサカはミサカは呟いてみる」

「いや、超鈍感な御坂のままで居て下さい」

「なんでですか?」

「その方が超面白いからです」

「即答なのか…」

「勿論です」


786 :第一位より愛を込めて 5/7 :2010/12/20(月) 00:21:06.47 ID:ZKGE4YAO


暗闇の中できゃいきゃいと盛り上がる女子高生を尻目に、彼はスプリングの利いていない椅子に深く腰掛け、鬱屈とした感情を鎮めるためにコーヒーを一杯飲んだ。

「ぬる…っ」

最近の彼の飲食物はとある人物のおかげで全て定温保存されているため、普通ならコーヒーが冷めてしまうことも忘れていた。胃に生ぬるい液体が到達したことが分かった。


「つーかお前ら少しは映画見ろ。一応映画研究会なんだから」

「そういえば垣根先生はどうして今日に限って居るんですかってミサカはミサカは率直な疑問をぶつけてみる」

「……彼女が大学で、暇だったんだよ」

「うわ、なんか超ひきました」

「うるせえ、集中しやがれ」

「ミサカ達は二回目なんだし、展開も話しちゃおっかなってミサカはミサカは提案してみたり?」

「止めろ、フリーパス持ちのお前らと違って俺は自腹なんだ」


彼、垣根帝督はとある高校で物理教師をやっている。そして同時に、この2人しか所属していない映画研究会の顧問も勤めているのだった。


787 :第一位より愛を込めて 6/7 :2010/12/20(月) 00:22:43.22 ID:ZKGE4YAO


「なあ御坂」

「何ですかってミサカはミサカは先生のポップコーン頂きます」

「あっ、てめえ!」

「先輩パス!」

「超ナイスですよ御坂!」

もしゃもしゃ、と垣根が買ったはずのポップコーンは2人の少女に食われることとなった。まあ、それに愛着があるわけでもないので、自分からの旅立ちを受け入れることにする。さようなら、お前のことは殆ど食べなかった。

結局、空になった箱が返ってきてから気になっていたことを質問することにした。

788 :第一位より愛を込めて 7/7 :2010/12/20(月) 00:25:39.35 ID:ZKGE4YAO


「お前らの進展状況は」

「…はあ、ナシに超決まってますから」

「何故お前が答えるんだ?」

「御坂は何一つ理解してませんし、ですよね、御坂?」

「まず、おっしゃってることが分からないですねっ!」

どれほどこの少女が鈍感だったら、一方通行が自分に好意をよせていることに気づかないのだろうか。
そういえば初春が“鈍感さにかけては幻想殺しと良い勝負じゃないですか?”と言っていたなと思い出す。全く、言い得て妙な例えをしてくれるじゃねえかと愛しさが溢れ出したりもするのだが

「こりゃあ苦労するわけだ…」

珍しく第一位に同情してしまった。かといって垣根は何か手伝いをする感情にはならない。とりあえず、一刻も早く初春と会いたかった。理由はない。


789 :おわり :2010/12/20(月) 00:28:53.71 ID:ZKGE4YAO
この一方さんはヘタレです、そしてデレます。そしてていとくんはMです。
書いてる自分からあまりにも原作の雰囲気と違ってビックリしました、しかし筆が進むったらありゃしない。とりあえず打ち止めと初春と絹旗ちゃん超可愛い
790 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 00:33:09.10 ID:o/8upOMo
乙乙
やべーヘタレ一方さんが可愛過ぎて辛面白い
いいぞもっとやれ
そのデレの需要はここにあるとも
791 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 01:01:49.46 ID:g8fy.q20
超乙!!面白かった
792 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 02:37:32.01 ID:Wxnw6.SO
すみません。何レス続くか良く分かりません。ちょびっと長く貰うと思います



キャラ崩壊っつうかもう別キャラです
793 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:39:02.70 ID:Wxnw6.SO
打ち止め「きゃぁぁぁぁあ!!」

ダダダダ
ズザーッ

一方通行「どうした打ち止めァァァ!…あ?なンだこの臭い?」

打ち止め「一方通行ァ……血が……」

一方通行「血ィ?血なんて……」

打ち止め「お股から血が……ウッ」クラァ

一方通行「おィ!しっかりしろ!股から血が出るぐらいなンだ!」

打ち止め「大丈夫なの?変な病気じゃない?ってミサカはミサカは涙を浮かべて尋ねてみる」

一方通行「あァ、安心しろ。股から血がでるくらい……血が………で……」

一方通行「ェェェエエェェエェェ!!?」

打ち止め「みぎゃぁぁあ!!」

一方通行「血が出ェェェイッ!?股から血が出ェェェイッ!?なンなンですか、そりゃァァァァ!!」

打ち止め「判らないよってミサカはミサカは自分の身に突如として降り掛かった怪現象に畏れを抱きながらもそれ以上にびびっているもやしな貴女を見て少し落ち着きを取り戻しつつ隅では漠然としたえもいわれぬ不安に取り付かれている事に自らの弱さを見せ付けられたようでだが真実故に逃るること出来ずにただ感情の有りの儘を一種狂気ともとれる形で叫んでみたりりりりりりり」

一方通行「落ち着けェ!落ち着くんだ学園都市第一位であるところのきみ、つまりオレェ!!こういう時に最高の頭脳使わねェでなンになる!
そして打ち止めの長台詞が怖いです!」
794 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:40:55.47 ID:Wxnw6.SO
打ち止め「客観的視点における事象の観察をAとし、主観的視点における事象の観察をBとした場合、箱の中における猫の存在とはつまり死と生が両立する状態にあるんだよってミサカはミサカは貴女に助言してみたり」

一方通行「なンの助言だァァア!とにかくなンか怖いンで素数でも数えていて下さいィ!」

打ち止め「23541113171923293137……」ブツブツ

一方通行「あァ!クソッ!どうすりゃ良いンだよォッ!全然浮かばねェ!」

打ち止め「101103107109113127131137139……」ブツブツ

一方通行「仕方ねェ…こうなりゃ安価だァ!
そして、素数数えさせたの若干後悔してます」

一方通行「ってことで、こっからどォしたら良い?>>795
795 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:43:43.46 ID:Wxnw6.SO
一方通行「なンて言うかよォォオ!一応ルールは守るぜェ!」

一方通行「それによォ!下手に安価なンかしたら、禁書に対する学の浅さが露見しちまうだろォが!」

一方通行「尚、この偽安価の流れは本筋とは一切関係がありませン。ご了承下さい」

―――――――――――

打ち止め「101103107113(以下略」ブツブツ

一方通行「はっ!そうだァ!こンな時のヒーロー(笑)を呼ぶ時じゃねェか!
そして、素数数えさせたの若干後悔してます」

ピポパ

一方通行「うォォォオ!出やがれェェェエ!!」

ガチャッ

上条『はい、上条さんですよ』

一方通行「三下キーー(゚∀゚)ターー!!」

上条『一方通行!どうしたんだ?』

一方通行「おォ、そォだった。実はな、大変な事が起きたンだ!」

上条『お前の言う大変な事が上条さんにどうこう出来るとは思いませんが、どうぞ続けてください』

一方通行「股から血が出た!!」

上条『……』

ブツッ

一方通行「あァはァァァン?切りやがったァァア!!」

一方通行「ふざけやがってふざけやがってふざけやがってふざけやがってふざけやがって!!」

打ち止め「523541547551563569571……ウッ」ガクッ

一方通行「!どうしたァ!!」

打ち止め「目眩がするかもってミサカはミサカは症状を伝えてみる」

一方通行「目眩ィッ?血が原因なのか?」

打ち止め「判んないよってミサカはミサカは少し怒ってみたり」

一方通行「あァ、そうだよな。クソッ!ヒーロー(笑)は使えねェし……」
796 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:46:07.37 ID:Wxnw6.SO
打ち止め「ねぇ」グイッ

一方通行「あ?」

打ち止め「ミサカ、死んじゃうのかな……」

一方通行「!」

一方通行(何手詰まりみてェな事思ってンだ俺は!まだなンもしてねェだろうが!)

一方通行(守ると誓ったンだ!一人がダメなら……総当たりだっ!)

一方通行「待ってろ打ち止め!」

ピポパ
プルルル、ガチャッ

土御門『何かにゃー?一方通行が自分から電話してくるなんて珍しいんだにゃー』

一方通行「聞いてくれ土御門!股から血が出やがってさらには目眩がすンだ!!」

土御門『……それは』

一方通行「おォ!なンか判ンかのかっ!?」

土御門『オ●ニーのし過ぎだぜい』

一方通行「そォなのか?」

土御門『うん。経験者が言ってるんだから間違いないにゃー』

一方通行「判った!有り難う土御門!話せて良かった!!」

土御門『お大事にねー』

ブツッ

一方通行「打ち止め!判ったぞ!ズバリオ●ニーのし過ぎらしい!!」

打ち止め「そんなにするワケないじゃんってミサカはミサカは貴方に抗議してみる!」

一方通行「ち、違うのかァ?」

打ち止め「違う!ってミサカはミサカは貴方に堂々て宣言してみせる!」

一方通行「あンのゴミ葛がァァァ!!」
797 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:48:05.03 ID:Wxnw6.SO
一方通行「次だっ!」

ピポパ
プルルル、ガチャッ

青ピ『なんや、一方通行やないか。どうしたん?』

一方通行「聞け青ピ!!股から血が出て目眩もすンだ!!これ一体なンなンだ!」

青ピ『あー、それはあれやなぁ』

一方通行「早く言えっ!」

青ピ『オ●ニーのしすっ―ブツッ

一方通行「使えねェカスがァァァ!!」

一方通行「次っ!」

打ち止め「……ウッ」ガクッ

一方通行「どォしたァッ!」

打ち止め「お腹痛いかもって……ミサカはミサカは報告してみたり」

一方通行「クソッ!次々とォッ!!」

ピポパ
プルルル、ガチャッ

黄泉川『どうかしたじゃん?一方通行』

一方通行「黄泉川ァ!大変だァ!股から血で目眩はしてンのに腹痛がプラスされちまったンだ!!」

黄泉川『……心を…強く持つじゃんよ』

ブツッ

一方通行「ファァァッック!!!」
798 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:49:40.07 ID:Wxnw6.SO
一方通行「次だっ!」

ピポパ
プルルル、ガチャッ

垣根『なんか珍しいな。どうした?』

一方通行「股から血、目眩、腹痛の三重苦に会ってンだ!どうにかしてくれェ!!」

垣根『え?何それ?俺の未元物質でなんとかしろってこと?』

一方通行「出来んのか!」

垣根『いや、知らん。未元物質だからな』

一方通行「不確定な要素持ち出してんじゃねェェ!!逆に悪くなったらどうすンだ!!」

垣根『お前、何故俺に電話したし』

一方通行「クソッ!期待外れだ!」

ブツッ

一方通行「次っ!」

プルルル、ガチャッ

木原『一方通行ァァァアアアッッッ!!!』

一方通行「うるせェ!!」

木原『あ、すんません』

一方通行「こっちはなァ!股から血が出て目眩も有って腹痛も有るッつゥ大変な状況なンだよ!!」

木原『それは大変っすね』

一方通行「てめェ、なンか判ンねェか?」

木原『知らんっす』

一方通行「キィィィルゥゥゥユゥゥ!!」

ブツッ
799 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:50:44.11 ID:Wxnw6.SO
一方通行「次ィッ!」

打ち止め「……はぁ」ドサッ

一方通行「打ち止めァッ!!」ガシッ

打ち止め「ただの貧血みたいだから心配しないでってミサカはミサカは言ってみる」ヨロッ

一方通行「クソッ!クソッ!クソッ!」

プルルル、ガチャッ

海原『どうしたんですか?』

一方通行「血が出たンです!」

海原『……はい?』

一方通行「股から血が出たンです!そして目眩がするンです!腹痛がするンです!貧血なンです!」

海原『えーと……ごめんなさい』

ブツッ

一方通行「エッツァァァアリィィィイ!!!」

一方通行「次ッ!」

プルルル、ガチャッ

浜面『……何でしょうか?』

一方通行「股から血が出て目眩はするわ、ポンポン痛むわ、貧血起こすわで大惨事なンだッ!!」

浜面『ごめん。理解が追い付かない』

一方通行「だァかァらァ!!股から出血、目眩に腹痛に貧血でお後が大変よろしくないンだよォォオ!!」

浜面『うん。わからん』

一方通行「使えねェウジ虫短小包茎童貞生ゴミ能無し汚染物質野郎ォがァァァア!!!」

浜面『ちょっ!それはひどっ―ブツッ
800 :赤☆パニ :2010/12/20(月) 02:52:27.55 ID:Wxnw6.SO
一方通行「次次次だァッ!」

プルルル、ガチャッ

美琴『なに?あんたから電話掛かってくるなんて気味が悪いんだけど』

一方通行「聞けェッ!股からの出血に目眩、腹痛、貧血と言った症状が見られンだ!!どォすりゃ良いッ?」

美琴『………打ち止めのこと?』

一方通行「当たり前だろォがッ!!」

美琴『取り敢えず、病院連れて行きなさい。全部話してくれるし、処置もしてくれるから』

一方通行「盲点ッ!腐れ盲点だったわソレ!!」

美琴『結構デリケートな話だから、あんたはちゃんと外で待機しとくのよ』

一方通行「おォ!判った!有り難うオリジナル!助かったわ!」

美琴『どういたしまして』

一方通行「あァ!ホント有り難なっ!じゃ、切るぞ」

美琴『あ、待って』

一方通行「まだ何か有ンのか?」

美琴『病院では、打ち止めが初潮みたいなんですって言いなさい』

一方通行「初潮ォ?良くわからねェが、そう言えば良いンだな」

美琴『そうよ。それじゃぁね』

ブツッ

一方通行「ヨッシャァァァア!!喜べ打ち止めァ!!お前のお姉様すげェわ!」

打ち止め「お姉様が助けてくれたのってミサカはミサカは流れから推測してみる」

一方通行「あァ!取り敢えず病院行けってさ!」




二人はその後、病院で適切な知識を得て、安心して家に帰りましたとさ。



――HAPPY END――
801 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 02:54:01.71 ID:SmdlArUo
腐れ盲点ふいた
802 :赤☆パニの人 :2010/12/20(月) 02:55:34.64 ID:Wxnw6.SO
ごめん。何か言うほど長くなかったわ、うん


マジごめん。夜中のテンション過ぎてごめん
803 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 03:05:43.23 ID:OFqun9go
これはまた……その……最初に注意書きぐらいはすべきだと思うのである

>>789

あれ?初春は俺の嫁なんだけど?なんでイケメンといい感じになってるの?あれ?

ちょっと第二位虐殺してくる
804 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:34:46.40 ID:3y54bP20
寝る前に投下します

注意
1キャラ崩壊
2少し長い
3フレンダが生きてる
4眠い
805 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:35:42.13 ID:3y54bP20

浜面「あれからもう一カ月か…」

浜面「一カ月か? まあいいや」

浜面「思えば、駒場さんが第一位にやられて、スキルアウトのリーダーになって、そげぶされてスキルアウトやめてアイテムの雑用になって…」

浜面「そう言えば、初めてアイツらと会った時ってどんな感じだったっけ?」

浜面「確か……」


【回想】

浜面「えーっと、ここで良いんだよな?」

浜面「つーかファミレスかよ。もっと何かマフィア的なアジトかと思ってたんだが」

浜面「確か○○番のテーブルだったかな」

浜面「……あった、ここか。よし!」

浜面「あのー…」


麦野「コンビニのシャケってやたらパサパサしてて堅いのよね」

フレンダ「何これ? サバ缶!? 超美味いんだけど!!」

絹旗「フレンダ、超は私だけのセリフです。ジャロに超訴えますよ?」

滝壷「南南西から信号が…」


浜面「……」
806 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:37:38.10 ID:3y54bP20

あ、ありのままに今起こった事を話すぜ! アイテムとかいう暗部組織と合流するためにここに来たら、
美少女4人がシャケとかサバとかマナガツオとか訴えて勝つよ!とかシンゴー!とか言ってた。
何を言ってるのか分からねーと思うが、俺も何を言ってるのか分からない。何言ってんの俺?


絹旗「誰ですかあなた?」

そう言えば、最初に話しかけてきたのはコイツだったな

浜面「……」

絹旗「もしもーし? 人の話聞いてますか? 超シカトですかこの野郎」

浜面「あ、すまん、あの…もしかして」

浜面「あんた達がアイテムとかいう組織なのか?」


その言葉を聞いた瞬間に、フレンダと絹旗が同時に銃を突きつけてきた


浜面「うおっ! ちょっ! ちょっと待て!?」

ちなみに滝壷は相変わらずどこか遠い目をしながら虚空を見つめ、麦野はシャケの骨と格闘してたっけ

絹旗「あなたは何者ですか?」

フレンダ「場合によっちゃ生かして返すわけにはいかないってわけよ」


俺は確信した。一見どこかのアイドルグループに見えるコイツらは、絶対にカタギじゃねぇ。
こんな中学生くらいの女の子が無駄のない動作で銃を突きつけてくるなんて普通じゃねぇ。
はっきり言ってションベンちびりそうだった。だが、俺だってそこそこの修羅場を潜ってきてんだ! 怖気づくわけにはいかねぇ!
807 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:39:38.19 ID:3y54bP20

浜面「お、俺は!」

麦野「浜面仕上君ね」

浜面「え? あ、ああそうだ…いえ、そうです」


カラカラに干上がった喉の奥から絞り出す様に、やっとの思いで声を出したが、
すかさず奥でシャケをつついていた女がそれを遮ってきた。


麦野「話は聞いてるわ、今日からアイテムの雑用係に配置されたんでしょ?」

浜面「あ、はい…」


思わず敬語を使っちまったけど、この女にはそうさせるだけのオーラっつーか、まあそんな物があった。
見た目も雰囲気もお嬢様みたいで、何というか、華のある女だったな。
俺は直感で、この人は美人で優しくてカリスマのある人だと思った。



ほんと、直感って全くアテにならねぇよな。アンタもそう思うだろ?



絹旗「コイツが新しい雑用ですか?」

フレンダ「冴えないっつーかエロそうな顔してるけど本当に使えるの?」

しばいたろかこのガキゃ

麦野「そういう事言わないの」
808 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:41:10.47 ID:3y54bP20

麦野「えーっと、浜面クンだっけ? まあ立ち話もなんだからさ」


その女は、目の前のティーカップにジョロジョロとお茶を注いでいる

そして、得体の知れない液体で満たされたティーカップを差し出しながらこう言った


麦野「お茶でも飲んで、話でもしようや」


浜面「麦茶ですか?」

麦野「紅茶よ」


一瞬だがどす黒いオーラがこの人から滲み出ていたのは、きっと気のせいだろう




というわけで今俺は、この女の園に腰掛け、優雅にティーカップなんぞ片手にしてるわけだが…

正直居づらい!

こっちとらまだ純情な高校生だ。その俺が、こんな美少女に囲まれて放課後ティータイムとかマジでもう……ふぅ…
809 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:42:21.81 ID:3y54bP20

浜面「そんじゃ、いただきます…」


一言そう言い、俺は差し出された紅茶に口を付けた。
分かってるよ一方さん、オマエ紅茶なンてガラじゃねェだろォがよォって事くらい。

だがそんな事はどうでも良い、何で彼女ら達はやたら興味深そうにじーっと俺の顔を見てるんだ?


浜面「………」


ああ、そうか。もしかしたらコイツら、俺に惚れてんのか?

……なんてな、言ってみただけぶぐぼがほげががががががががががががが!!!!!!!


浜面「ひぎゃおあああああああああああ!!!!!」

麦野「ぷっ!あっはははははは!!」

絹旗「浜面wwww何言ってんだか超わけわかんないwwwwwwww」

フレンダ「HAHAHAHAHAwwwwwwww」

滝壷「……クスッ」


喉が! 喉が焼ける!!! なンだなンだよなンですかこれはァ!!!

悶え狂う最中、俺は見てしまった。

麦野の手に握られた、タバスコの瓶を。
810 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:43:47.88 ID:3y54bP20

麦野「ゴメンゴメン、ちょっとしたイタズラよ。緊張してたみたいだったからね」


そう言いながら、麦野は俺に冷水を差し出してきた


浜面「げほっ、ゲホッ!!」


緊張をほぐすにしてもやり方ってもんがあるだろ!
と叫びたいところだったが、喉が焼けて声がでない。

とにかく俺は差し出された冷水を一刻も早く喉に通す事だけを考えていた。





だから気付いてなかったんだ。地獄の洗礼はまだ終わっていなかったという事に





ゴクッ…!


浜面「おうああああああああああああアッー!!!!!」


そう言えば、なんか冷水も妙に赤くて、まるでトマトジュースみたいだった気がする。

悶える俺、それを見て腹を抱えながら笑う少女達。

駒場さん、ブラック企業に就職したんだがもう限界かもしれない…
811 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:44:49.66 ID:3y54bP20

麦野「さて、浜面クン」

浜面「……」

え? 何か俺の名前を呼ばれた気がする

滝壷「大丈夫? はまづら…」

浜面「……」

今思えば、心配してくれたのは滝壷だけだったな。さすがは俺の彼女

麦野「面接をはじめましょうか」

浜面「……」

浜面「溶接?」

麦野「私は工場長かっての。面接よ、め・ん・せ・つ♪」

浜面「あれ? 一体どういう…」


駒場さん、どうやら俺、まだ正社員じゃなかったみたいです。

まあそんな事愚痴っても仕方ない、面接はとにく元気よくハキハキとしゃべる事が大切だ。
812 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 03:45:49.01 ID:qzLO.II0
>>802
色々と言いたい事が多すぎて追いつかねぇ…とにかく俺は好きです
お姉様すげェ!
乙!
813 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:45:49.63 ID:3y54bP20

麦野「浜面クン、好きなAVのジャンルはなにかにゃー?」

浜面「はい!バニーです!!……って何言わせんだゴラァ!!!」

麦野「バニーね。アンタ達、絶対にウサミミ付けちゃダメよ」

絹旗「超了解です」

フレンダ「やっぱりはまづらはエロいってわけね」

滝壷「バニー…うさぎさん?」

浜面「俺が襲うって前提なのかよ!! つーかお前ら普段ウサミミとか猫耳とか付けてんのか!?」

麦野「冗談よ浜面」

浜面「悪質だ! 陰湿だ! 純情少年の性癖を暴露された事の苦しみがお前に分かるのか!?」

麦野「冗談だぴょん♪」

浜面「やめろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
814 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:47:30.34 ID:3y54bP20

麦野「浜面クン、次の質問だぴょん」

浜面「すみませんごめんなさいごめんなさい…」

麦野「長所と短所を言ってみなさい」

浜面「え?」

そう言えば、俺の長所と短所って何だ?
これってある意味就活生にとっては最大のテーマだよな。


………


つーかよォ、どうせまた俺の解答を聞いてみんな爆笑するんだろ?

だったらこっちから笑わせてやろうじゃねぇか!!


浜面「ちょうしょ! たんしょ! はい言ったー!!」

麦野「……」

絹旗「……」

フレンダ「……」

滝壷「……」

浜面「……」

浜面「……あれ?」


なに? なんなのこのエターナルフォースブリザードな空気は?


フレンダ「お前は何を言ってるんだぴょん」

絹旗「超寒いんですけどぴょん」

滝壷「ぴょん…」

麦野「アンタ、まじめにやる気あるぴょん?」

浜面「はい、すみませんでしたぴょん…」
815 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:48:48.21 ID:3y54bP20

麦野「はい、これで面接は終わりね」

浜面「やっと終わった…」

麦野「本日はご苦労様でした。今後のあなたのご活躍をお祈り申し上げます」

浜面「やめろ! 急に丁寧な口調になるのはどう考えても不採用フラグだろ!」

麦野「そんなのただの都市伝説でしょ。なんなら今ここで結果聞きたい?」

浜面「え? あ、ああ…」

麦野「浜面クン、君の面接の結果だが…」

浜面「ゴクリ…」ドキドキ


麦野「フ・サ・イ・ヨ・ウ・カ・ク・テ・イ・ネ」


浜面「伝説じゃねぇじゃねぇか!!」

麦野「冗談だぴょん♪」

浜面「もうやめてくれないその語尾? あと冗談って?」
816 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:49:33.00 ID:3y54bP20

麦野「採用よ浜面」

浜面「……」

浜面「えっ? もう一度言ってくれない?」

麦野「採用だぴょん♪」

浜面「いえもういいです…」

麦野「ま、そういうわけで。歓迎するわよ浜面」

絹旗「私の名前は絹旗です。超ってほどでもないけどよろしくお願いします」

浜面「よ、よろしく…」

フレンダ「私はフレンダよ、沢山こき使ってあげるから覚悟しなさいってのよ」

浜面「富蓮蛇? 凄い名前だな」

フレンダ「どこの族だっての!?」

滝壷「よろしくね、はまづら」

浜面「ああ、よろしくな…」
817 :なれそめアイテム [sage]:2010/12/20(月) 03:51:00.12 ID:3y54bP20

採用されたよ駒場さん。

職場は美少女4人と一緒…

あれ? これって…俺勝ち組じゃね? 浜面仕上に春がきたんじゃね!?

ははははっ!!うらやましいか野郎ども!!今日から俺はリア充なんだせヤッホー!!!





浜面「そう思っていた時期が私にもありました」




はまづらードリンクまだー?

はまづら、ちょっとコンビニでシャケ弁買ってきて

はまづらー!


浜面「………」

浜面「職場は美少女に囲まれてるハーレム(笑)。給料は雀の涙。福利厚生は皆無、労災とかクソ食らえ、死亡率は中東の紛争地帯以上」

浜面「羨ましいだろ? 羨ましいだろお前ら?」

浜面「なあ、代わってやっても良いんだぜ? いや代わってくださいマジで!!!」

818 :なれそめアイテム :2010/12/20(月) 03:51:28.12 ID:3y54bP20
以上ですぴょん
819 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 03:52:13.06 ID:SmdlArUo
乙だぴょん
820 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 03:52:42.76 ID:.5/KkbYo
いや、なんていうかさ、すげー面白くて小ネタもいい感じで笑ってたんだけどさ

そこかわれ。いいからかわれ
821 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 03:55:33.20 ID:3omwIp.0
乙ぴょん

最近滝壺を滝壷って書く人多いな…細かいが前者が正解なんだぜ
滝壺ファンにとってはアニェーゼをアニューゼって間違えるのと同じくらいもやもやする
822 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 04:03:00.82 ID:qzLO.II0
いや、普通に羨ましいですよ浜面さん。アスリート並の体力を持つあなたでなければ
耐えられないヘビーな現場だし変われないですけど
フレンダの在りし日の姿に少し涙してみたり

そして>>812の馬鹿野朗は俺です…折角の投下を邪魔して本当にスミマセンでした…
823 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 05:57:56.41 ID:b0enhwDO
乙だぴょん
うさぎ麦のんかわいすぎて[ピーーー]るぴょん
824 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 07:52:23.95 ID:Bc5KYcAO
>>717
ち……ちょっと好き///そそそそんなに好きってわけじゃないんだから///
>>764
感情のままに行動するべきだと俺は教わった
>>766
お前は正しいのか?
825 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 11:31:03.34 ID:tLhYUkIo
>>802
こういうの大好き
一方さんかわいいよ
美琴さんだけ冷静でよかったな・・・

>>818
実際にこんなノリで採用してそうwwwwww
このアイテムは仲間割れして欲しくねぇなぁ
826 :えほん「国の嘘つきねこ」 :2010/12/20(月) 16:20:43.68 ID:fnfvaHk0
またまた投稿。
今度こそ、時間が空いているはず!!!!

・・・といっても時間の見方がわからない・・・・・
827 :えほん「国の嘘つきねこ」 :2010/12/20(月) 16:21:34.86 ID:fnfvaHk0
あるちっぽけな、でもとてもステキな国が、ありました。

にゃぁ

そこには、うそ付きな、ねこが一匹いました。

にゃぁ

嘘つきねこは、国に一匹。

にゃぁ

国にはねこが一匹。

にゃぁ

だぁれも知らない。

にゃぁ

ねこが、嘘つきねこだってこと。

にゃぁ

だぁれも知らない。

にゃぁ

嘘つきなねこがいる事。

にゃぁ

だぁれも知らない。

にゃぁ

嘘つきねこが、国を立派にしたこと。

にゃぁ

だぁれも知らない。

にゃぁ

ねこは他の国からきたってこと。


にゃぁ


828 :えほん「国の嘘つきねこ」 :2010/12/20(月) 16:23:50.75 ID:fnfvaHk0
『嘘つきねこ』→土御門
『ちっぽけな国』→学園都市
『他の国』→必要悪の教会

目汚し失礼!!
829 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 19:39:17.85 ID:EFtDDG6o
良い雰囲気素敵な作品
830 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga sage]:2010/12/20(月) 19:49:49.55 ID:wG083sU0

皆乙!
とりあえず浜面そこ代われ絹旗に挨拶されるのは俺だあああああああああああああああ
間違ってないか確認しようとする以前に滝壺がいなかった俺に死角はあった

投下します、1レス

※替え歌です 元の曲はSM○Pの「FIVE RESPECT」 知らない人はスルーかようつべあたりで探してくれ
※「打ち止め」は「うちどめ」、「超能力者」は「ちょうのうりょくしゃ」と読んでね
※軍覇ェ…
831 :FIVE RESPECT [saga sage]:2010/12/20(月) 19:51:12.52 ID:wG083sU0

You're Marchen,NO.2! Never gonna give up! エロエロ好き?
原子も窒素も オーラで弾く 感じたままに貫け フェザー
メインプランに 近づけないよ 近づきたいよ君臨したいよ
Beat Beat Beat Beat Heart 鼓動を聞きたい 帝督!

マイペース Going my way Going item 強引な君
裏切られても キレないで 仲間の扱い Dead or Alive
体晶イキイキ シャケ弁噛み噛み 浜面と和解した時点
速攻乙女に変身分身 一撃強すぎ 沈利!

Wanna be cool Wanna be hot Wanna be pop Wanna be high
Wanna be star Wanna be up We wanna ホントにLevel5?
You're fine You're shine 今俺fine 素敵なmind
Shit,Heat,bet,Check it out We wanna 勝手にRESPECT!

エビバディー Smoky Crazy Party ピンチはほら チャンスだと
エビバディー Crazy Feeling Party Coming World

この人いないとやっぱりLonely 頭撃たれてI'm sorry
コーヒー以外も飲みなさい 暗部しながらがんばりなさい
打ち止めを 守れるの 君だけなんです
インテリ革張り雨降りあやまりクソガキファミリー 一通!

美琴センセー ストラップゲッチュ 心勝手に すぐツンだYeah
めちゃくちゃ 努力 better better I got it,PERFECT
豪快です 痛快です ビリビリです TOO BAD
ロシアにGO あ、妹 レッツラgo! 美琴!

あいつはヤンキー あいつは根性 あいつは原石 こいつがすごパ!

You're fine You're shine 今俺fine 素敵なmind
青いなhip チープなhip Your Body Nice Hip
時間が過ぎたぞTime up 現実見てみろHeat up
Hip up,Shape up,up up up Wake up
We're Great We're the Best そうさWe're Level5!
超・能・力・者 1・2・3・4 FIVE RESPECT!

エビバディー Smoky Crazy Party ピンチはほら チャンスだと
エビバディー Crazy Feeling Party Coming World

so fine so fine so fine so fine

エビバディー Smoky Crazy Party どこにいてもわかってる
エビバディー Crazy Feeling Party Very fine Buddy 感じてる
エビバディー Smoky Crazy Party ピンチはほら チャンスだと
エビバディー Crazy Feeling Party Coming World
832 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/20(月) 19:52:53.02 ID:wG083sU0

終了、見てくれた人がいたら超感謝
もしかしてジャ○ーズダメな人とかいるんだろうか?まあ曲自体はけっこういいので、とミサカは勝手にオススメしておきます
833 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 20:49:45.90 ID:GvW/sR.0
乙です


みんなに質問なんだが
他作品にでてる妹達をつかった話は投下してもいいのだろうか?
誰?って言われると思うから先に言っておくと主に一方通行派の妹達
(14510とか18264とか20000とか10033とか)がいっぱい出る。あと14889も出る
それとキャラ崩壊も酷いって、もはや自己満足の話なんだ
あと12禁……?なのかもしれない
834 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 21:00:46.41 ID:mOa861Y0
割とみんな使ってるし良いんじゃないかな
むしろ使わないといけない圧迫感があって書きにくい
835 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 21:46:22.58 ID:zEOP.eUo
注意書きを最初にかいて
NGしやすいようにタイトルつければいいんじゃね?

まあ、俺得な匂いがするから投下してくれるとうれしい
836 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 22:03:30.61 ID:H3fbQdk0
>>678
>>708
>>752
の勉強ができる上条さんを書いたものです

続き書きました

12、13レスもらいます

もしも上条さんが勉強が超得意でかつ、美琴も同学年のクラスメートだったら

キャラ崩壊 上琴
前回、上条さんが好きとか言い出しました
837 :ライバルC1/12 :2010/12/20(月) 22:04:45.85 ID:H3fbQdk0
美琴「あの、今時間良いかな」

中学時代の後輩経由の縁で知り合った友人に電話する
電話を前に悩んでいたせいで、少し遅めの時間になってしまった

佐天『はい、大丈夫です。どうしたんですか』

美琴「ええとね……ちょっと相談があるんだけど」

佐天『相談ですか?』

美琴「……うん」

今日の放課後の事を誰に相談するべきか
さんざん迷った挙句、最後に浮かんだのは
彼女の顔だった

クラスメートには、恥ずかしすぎて
常盤台時代の後輩は役に立ちそうもない

美琴「前に、クラスに気になってる人がいるって言ったでしょ」

佐天『ああ、言ってましたね。学年トップの人でしたっけ』

美琴「うん、私より成績が良い事はいつかぎゃふんって言わせるつもりだけど」

佐天『……ぎゃふんですか』

美琴「それは置いといて、今日の放課後、そいつに……」

佐天『はい、その人に』

美琴「あのね、そのね」

すぐには言葉が出てこない
音になる前にしぼんで消えてしまう
838 :ライバルC2/12 :2010/12/20(月) 22:05:50.39 ID:H3fbQdk0
佐天『はい』

待たせてしまって、申し訳ないと思う
でも、思い出すだけで顔が熱くなる
口に出そうと思っているだけで
心臓が破裂しそうな気さえする

美琴「……す、好きって言われたの」

佐天「そうなんですか! おめでとうございます!」

華やいだ声が、携帯電話越しに聞こえる
でも、まだ本題では無かったりする

美琴「……で言われたんだけど」

佐天「だけど?」

美琴「い、言われただけなの」

佐天「そうなんですか。え!?」

美琴「う、うん」

佐天「好きってだけ!? 付き合ってとか、お前はどうだとか無かったんですか!?」

美琴「無かった」

と言うよりも、聞いた直後
驚きすぎて、その後の記憶が曖昧だ
気がつくと何故か自分の部屋にいた
839 :ライバルC3/12 :2010/12/20(月) 22:06:44.27 ID:H3fbQdk0
佐天「ど、どんな流れで言われたんですか?」

美琴「ええと、……」

簡単に昨日の出来事を説明する
相手――上条当麻が美琴の事を
誰にでもケンカ腰と言いだして
それを否定していたら、
俺にはケンカ腰と言いだして……

佐天「そこで好きですか」

美琴「……もしかしたら、そういう好きじゃなかったのかも」

ケンカばかりだけど仲良くしよう
その程度の意味だった気がしてきた

佐天「そ、そんなこと無いですよ。絶対告白ですって」

美琴「そうかなぁ……。だったら、やっぱり付き合えとかも言うんじゃ」

口に出してみると、ますますそんな気がしてきた
アイツから告白してくるなんて……

佐天「大丈夫ですって」

美琴「……ほんと?」

佐天「はい。じゃあ、明日確認してみればいいじゃないですか」

美琴「……確認」

明日、アイツに確認する
言葉にすれば簡単そうなのに
明後日の模試よりも、ずっと難しそうに感じる
840 :ライバルC4/12 :2010/12/20(月) 22:07:50.02 ID:H3fbQdk0
佐天「で、御坂さんはどうなんですか? その人の事!」

美琴「私?」

佐天「はい。気になってる人って言ってますけど、どうなんですか?」

御坂美琴が上条当麻をどう思っているのか
いつも口げんかばかりで
テストの事でも張り合って

美琴「どうって……」

でもあの時、美琴の為に立ちあがってくれて
偽装デートにもぶつくさ言いながらも合わせてくれて

佐天「好きなんですか」

レベル5の『超電磁砲』じゃなくて、いつも等身大の美琴を見てくれていて

美琴「……好き、うん、大好き」

きっかけは、たくさんあった
でも何よりも
アイツはアイツだから

佐天「よし! じゃ、頑張りましょう!」

美琴「……頑張る?」

佐天「はい! その人と、彼氏彼女になっちゃいましょう!」

元気いっぱいに励ましてくれる声
やっぱり相談して良かった

美琴「うん、頑張るね」

さぁ! 明日は決戦だ!
841 :ライバルC5/12 :2010/12/20(月) 22:08:40.29 ID:H3fbQdk0
一方「おィ、夫婦喧嘩かァ?」

美琴「……唐突に何よ」

一時間目の授業の後
後ろの席のモヤシに失礼な事を言われる
どういうつもりだ

一方「今日一回も会話してないだろォ、オマエら」

美琴「なんでアンタが、そんな事確認してるわけ」

わざわざ、人が会話をチェックしているのか
暇なモヤシだ

一方「オマエら飽きもせずに、毎休憩ごとにでけェ声で言いあってンじゃねぇかァ」

美琴「……そうかしら」

一方「少なくとも、俺が転校してきてからは確実にそうだなァ」

美琴「そんなに目立ってた?」

一方「目立ってた。なンかあったのかァ、オマエら。お互いの事チラチラ見てるしよォ。……それはいつもの事かァ」

美琴「……そう?」

言われてみれば
授業中の上条が簡単に思い浮かぶ
無意識のうちに見ていたのか

好きと気付いたのは昨日なのに
842 :ライバルC6/12 :2010/12/20(月) 22:09:25.84 ID:H3fbQdk0
一方「やっぱ、ケンカかァ? 早く仲直りしろよ」

美琴「違うわよ」

一方「でもよォ」

美琴「ええい、うるさいわね。……見てなさい」

呼吸を落ちつけて
静かに自分自身を整える
そして

「上条当麻ぁぁぁぁぁ!!!」

腹の底から声を出す

上条「お、おおおう」

上条が驚いた顔を浮かべている
でも、かまわずに

美琴「放課後にっ!!! 屋上に来なさいぃぃぃぃ!!!」

全力で続ける

上条「お、あ、何で」

美琴「良いから!! 来る!!」

上条「はい!」

一方「……やっぱケンカじゃねェか。ついにシメンのかァ」

白いのだけじゃなく
クラス中に注目されているが
もはや、気にしない
今は、放課後のことしか考えられない
843 :ライバルC7/12 :2010/12/20(月) 22:10:08.47 ID:H3fbQdk0
美琴「……来たわね」

風が吹き抜ける屋上
秋とは思えないくらい
照りつけてくる太陽の下

上条「おう」

待ち人が現れる
いつも通りのツンツン頭
でも、今日はそんなに見てない
見られなかった

美琴「用件は分かってるわね」

上条「いや、さっぱり」

美琴「昨日の事よ!!」

上条「お、おう。あれか……」

上条当麻の頬が赤くなる
そして、美琴の顔も熱い

たぶん、同じような顔をしているのだろう
844 :ライバルC8/12 :2010/12/20(月) 22:10:44.44 ID:H3fbQdk0
美琴「き、昨日のあれどういうつもりなの」

上条「あ、あれはな」

美琴「う、うん」

そこで上条が黙りこむ
美琴も、何を言っていいのかわからない

(何やってるんだろ、私)

いつもだったら、コイツとどうでもいい事で
言い争って
明日のテストの事でも張り合って

でも、最後には一緒に笑いあう

そんな時間なのに

そういうのがずっと続いて行くと思っていたのに
そうであってほしいと、心のどこかで願っていた

でも、

昨日もコイツの事の言葉を聞いて

もっと、奥底にあった願いに気づいてしまった

だから
845 :ライバルC9/12 :2010/12/20(月) 22:11:22.14 ID:H3fbQdk0
美琴「アンタが、どういうつもりで言ったかわかんないけどさ」

その実現のために

「私は好きだよ、アンタの事。一人の男の子として……」

精一杯の言葉を伝える

美琴「昨日まで、自分でも気づいてなかったけどね」

結局のところ
そうすることくらいしかできない
少なくとも、今の美琴には
846 :ライバルC10/12 :2010/12/20(月) 22:11:51.63 ID:H3fbQdk0
上条「俺もさ、自分で言うまで気付いてなかったけど」

真っ直ぐに美琴を見詰めてきながら
上条が言葉を紡ぎ始める
美琴の大好きなその瞳を逸らさずに

「お前の事、好きなんだ。一人の女の子として」

美琴が聞きたかった言葉を、囁いてくれる
自分でも気づかないくらい無意識な願いのなかの

美琴「……うん」

上条「だから、俺と」

「付き合ってください」

「うん」

昨日まで
ただのライバル、よくて友達だった
無意識にそう思い込もうとしていた
でも、今日からは
847 :ライバルC11/12 :2010/12/20(月) 22:12:26.15 ID:H3fbQdk0
美琴「と、ところで明日の模試なんだけど……」

上条「あ、ああ」

美琴「しょ、勝負しない?」

上条「ん? いつもやってるだろ」

美琴「ば、罰ゲームつきの」

上条「罰ゲーム?」

美琴「そう、負けた方は勝った方の言う事を何でも聞くの」

上条「い、いいのか。付き合い始めた以上、上条さん手加減しないぞ罰ゲーム」

美琴「て、手加減しないって」

どんな要求をしてくるのだろうか
つい、上条の唇に目が惹き付けられてしまう
まさか、そういうことなのか

美琴「ふ、ふん。どーせ私が勝つからいいのよ!」

上条「言ったな。手加減しないぞ、罰ゲームも模試も」

美琴「ふ、ふん。望むところよ」

言いながら目が離せない
むしろ、美琴が勝ったときも……
848 :ライバルC12/12 :2010/12/20(月) 22:13:02.84 ID:H3fbQdk0
上条「……て、手とか握るぞ。罰ゲーム」

上条が小さな声でなにか言っているが
もう頭に入ってこない
でも、上条の事しか考えられない

昨日までライバルとして
今日からは彼氏として

明日も、明後日も、その次も
これから先ずっと……


849 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 22:15:23.14 ID:H3fbQdk0
以上です

今回出番のなかったていとくんは、多分なんか別件で戦ってます
あと、この話の美琴は目つきの悪くない番外個体みたいな感じだと思います
打ち止めは原作美琴

お目汚し失礼しました
850 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 22:15:53.78 ID:c7ZWlvoo
手を握るwwww
上条さんウブ過ぎるだろwwwwww
乙!
851 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 22:24:31.16 ID:s40K3ywo
相変わらず顔ドラムしたくなるほどのニヤニヤ乙
手加減しない罰ゲームが手を握るとかなにそれ可愛い
852 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 22:30:29.31 ID:7kpJqxMo
総合スレのいいところは、上条さんに萌えることができる作品がいくつかあるってことだよな
853 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 22:35:27.27 ID:.c9BXMDO
ちょっとまて
打ち止めが中学生で美琴が高校生なら…番外個体は大学生くらいの容姿なのか!?
ちょっと大人なお姉さんVer番外個体にちょっかいかけられる一方通行が羨ましいんで変わってくださいこんちくしょう
854 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/20(月) 22:39:33.52 ID:mZgJKMAO

おい天使の指切りが脳内再生されたぞ
855 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/20(月) 23:30:20.97 ID:GvW/sR.0
>>834>>835
ありがとうございます

それでは一方さんと打ち止めと妹達(一方通行派多数)の話を投下したいと思います
856 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:33:34.68 ID:GvW/sR.0
この話は一方通行と一方通行派の妹達を含む妹達が出ますのでご注意ください
それとキャラ崩壊も酷いです
それでも大丈夫な人だけが見るようにしてください。それと若干12禁?(性的描写ではありません)ですのでお気を付け下さい


この話は妹達が王様になった場合は選んだ番号が自分に色々命令し、一方通行が王様である場合は、
番号を選んでその個体と箱の中にある紙に書かれた内容を実行する。という妹達の妹達による妹達のための王様ゲームです
一方通行はそれに巻き込まれているだけです

それでは投下します
857 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:34:51.19 ID:GvW/sR.0

………………


「「「「「「「王様だ〜れだ(ァ)」」」」」」」

14510「ミ、ミサカですね……では、2番の人がミサカをう、後ろから抱き締めてくださいっ」

打ち止め「に、2番は誰?」

一方通行「……俺だァ」

14510(いよっしゃぁぁぁあああああ)

10033・20000「ちっ」
18264「……うわー、春厨が一番手とかマジないわー」

14889「良かったじゃないか、まあ頑張れ」

14510「姉御、ありがとう。行ってくる」


一方通行「……ンじゃ、いくぜェ」

ギュ

14510「……ん(やばいやばいやばい何か一方通行さんから良い匂いがする)」
858 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:35:39.61 ID:GvW/sR.0
一方通行(あとは頭を撫でるンだよなァ)

ナデナデ

14510「あぅ//(あわわわわわわわわわわ)」


打ち止め「うぎぎぎ、それはミサカだけの特権なのにぃってミサカはミサカはあああああ」

14889「まあまあ、あとで上位個体もしてもらえばいいじゃないですか」

18264「あんなもやし抱き締められて何が嬉しいんだか全然分かんねーし」

20000「あの程度でショートになりかけるとはお子様だぜ、もっと変態的な要求をしろよ。クンカクンカとかペロペロとかさぁ」

10033「それで全部自爆してんじゃないですか、やらされたミサカの身にもなってください。何でご主人様以外なんかと……」



一方通行「……ほら、もォいいだろ」

14510「あ、ありがとうございます、とミサカは幸せで一杯です」ポー

打ち止め「ほらっ!次行くよ次!」


「「「「「「「王様だ〜れだ(ァ)」」」」」」」

859 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:37:23.61 ID:GvW/sR.0
一方通行「……うわ、俺かよ」

((((((来たーーー!))))))

14889(彼が王様になれば)

10033(誰かしらの個体とすることになる……!)

18264(つまりミサカに当たる確率は)

打ち止め(六分の一!)

20000(フヘヘ、セロリたんに[ピーーー]や[らめぇぇっ!]が)

14510「で、では何番のミサカを……?」

一方通行「……あァー、……一番で」

14510(……!ミサカじゃない)

打ち止め「うぅ、外れたぁ」

14889「ミサカも違います」

10033「……ミサカもです」

20000「ちくしょー、ミサカとの濃厚な絡みが……」

(((((ってことは)))))

860 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:38:17.42 ID:GvW/sR.0
18264「……うわー、外れ引いちゃったし、マジ最悪だし」

14510「外れ引いたとか舐めてんのか!?ならミサカと変われっ!いや変わって下さい!」

18264「は?嫌だし、何で変わらないといけないの?まあ確かにこんなもやし相手なんか最悪だけど
他の個体を喜ばせるのも癪だし?しょうがないからやってあげるよ、あーあ嫌だなー」

(((((顔がニヤついてる奴が何を言ってる)))))


14889「ではこの箱の中にある紙を取り出して書いてある内容を実行してください、とミサカは王様である一方通行に説明します」

一方通行「お、おォ」ガサゴソ

((((((ゴクリ))))))

一方通行「これだァァァ!」

861 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:39:01.89 ID:GvW/sR.0


『耳たぶはむはむ』

一方通行「」
18264「」
14510「」
打ち止め「」
14889「うわあ」


10033「……おい、これお前が書いたろ」

20000「え?何でわかっtあbbbbbbbbb」


打ち止め「こ、これは駄目!ってミサカはミサカは審議を申し立ててみる!」

14510「ミサカも同意します!!!」

18264「……別にミサカは構いませんが?それにルールを決めた上位個体が今更変えるとか如何なんでしょう?」

14889「確かにいかなる異論も認めない、と発言したのは上位個体だが……」

14889「10033号と20000号はどうなんだ?」

10033「ミサカは構いませんよ(まだチャンスはありますし)」

20000「ん?ミサカも全然OK(ミサカに置き換えれば全然イケる)」

14889(だろーな)

862 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:40:30.97 ID:GvW/sR.0
18264「はい多数決でも決まり、まあ癪だけどしょうがないなー、あーやだやだ、何でセロリなんかと」

打ち止め・14510「うぅ……」



一方通行「おィ、本当にやンのかァ?」

18264「それがルールなんだからさっさとやれよこのもやし変態セロリが」

一方通行「ったく、やりゃァいいンだろやりゃァ」

ぺろ

18264「……んっ」ゾク

はむっ   ちろちろ   ぴちゃ

18264「はぅっ……ん…………んっ!…」



打ち止め「あばばばばばばばばばばば」

14510「ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい」

10033「なんて羨ましいことを」

20000(これは何杯もいける)ハアハア●REC

14889「これはもうカオスだ」
863 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:42:12.56 ID:GvW/sR.0



一方通行(なんだァ?随分しおらしくなっちゃってンなァ)

つー   ぺろ

18264「ひゃんっ(ちょ、耳の裏舐めるなぁぁぁあああああぁぁぁああ)」ゾクゾク

はむはむ   かりっ

18264「んっ!!……あぅ…………一方…通行ぁ…」ビクビク

一方通行「っ!」

打ち止め「駄目ぇぇぇぇええええええええええええぇぇええええ」ガシッ

一方通行「うォ!?」

14510「終わりです!!!やりすぎです!!!ずるいですっ!!!!!」

一方通行「あ、あァ、そォかァ。……おィ、大丈夫かァ?」

18264「……ふ」

一方通行「ふ?」

18264「ふにゃー////」パタリ

一方通行「!おィ!?しっかりしろォ!?」
864 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:43:11.59 ID:GvW/sR.0


20000「あーあ、イっちゃったか」

14510「イっちゃう言うな!意味違う!!」



一方通行「……はァ、とりあえず終いだァ」

打ち止め「!ま、待って!もう一回だけやろう!ってミサカはミサカはお願いしてみる!」

一方通行「あァ?何いってやがる、もォやってられっかよ」

14889「ミサカも一方通行に同意します。ていうか一人リタイアしていますし、これ以上続行しますと大惨事になる予感がしてなりません」

打ち止め「ねえ!あなたたちもまだやるよねっ?」

10033「上位個体が言うのならミサカは構いませんが(20000号にダビングの約束を取りましたし、次はミサカが来るかもしれません)」

20000「右に同じっす(今日は色々入手できんじゃね?)」

打ち止め「ほらっ、もう一回だけ!ってミサカはミサカは必死にあなたに縋ってみる」

一方通行「……おィ、オマエはどうなンだ?」

14889「……そうですね、一方通行の指示に従います、とミサカは面倒なので一方通行が決めてください」
865 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:44:24.04 ID:GvW/sR.0

一方通行「ったく、ラストだぞ」

打ち止め「やったあ!今度はミサカがあなたといちゃいちゃするんだからってミサカはミサカは気合を入れてみる!」

一方通行「ハッ、何言ってやがる、そうそう2連続も来るわけが――」



一方通行「」

打ち止め「いよっしゃー!ってミサカはミサカは天に腕を掲げてみたり」

14889「まあ、あの発言でフラグが来るんじゃないかと思いましたが、いやいや凄いな」

14510「ま、またミサカに回ってくんじゃね?」

20000「お前にフラグはねーよ、次はミサカがだろjk」
866 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:45:24.80 ID:GvW/sR.0
10033「そう言う発言するお前こそフラグこねーよ(あれ?ミサカもこのセリフってフラグじゃなくね?)」

10033(ということは次のご主人様のお相手は……、いやいやいや…………)


打ち止め「じゃあ、あなたは何番を選ぶの?ってミサカはミサカは聞いてみる」

一方通行「はァ……じゃァ5番で」

14510「あーミサカじゃないぃ」←3番

20000「ちょ、またかよっ!」←1番

10033(…………まさか)←4番

打ち止め「なん……だ…と…?」←2番
867 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:46:05.58 ID:GvW/sR.0

14889「」←5番



14889「いや、あの……何かすいません上位個体」

打ち止め「ううん、あなたならミサカは大丈夫ってミサカはミサカは潔く認めてみる」

20000「ちぇー、つまんねぇ」

14510「まあ、姉御ならミサカは安心です」

10033「さあご主人様、箱から紙を取り出して下さい(まさか最後でこんな結末になるとは誰が予想できるのだろうか)」

一方通行「まさか2連続でやるとは思わなかったぜェ」ガサゴソ


一方通行「よし、これだァ!」
868 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:46:40.06 ID:GvW/sR.0


『首筋ペロペロ』


一方通行「」
14889「」
14510「」
10033「」

打ち止め「」ギロ

20000「え!?ちょっミサカじゃnあbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb」

10033(まさかここでミサカが書いたやつを引くなんて、後で姉御に謝っておこう)


20000「」プシュー

10033「最後ですしパッパとやっちゃいましょう(20000号よ、これは日ごろの行いが招いた結果だ。だが安心しろお前の死は無駄にしない)つ●REC

14510「うぅ、こんな羨ましいことを……でも姉御だし、いやでも……」
869 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:47:31.85 ID:GvW/sR.0


14889「上位個体……」

打ち止め「……大丈夫!ここまで来たら我儘言わない、ミサカは二人の勇姿を見届けるってミサカはミサカは二人を応援するっ」

一方通行「いろいろ間違ってンぞ、こンなの勇ましくねェよ」

10033(上位個体のライフが限りなく0になっていますね)

14889「一方通行、上位個体の勇気を無駄にしないためにもパッパと終わらせましょう」



一方通行「じ、じゃァいくぜェ?」

ちゅ

14889「……んっ(こ、これは……!)」

ペロペロ  ちゅっ  ちゅ

14889「んぅ………っ……ん!(いやいやこれ首筋ペロペロじゃねぇぇぇだろぉぉぉぉぉ!?いやちょ、鎖骨舐めるな!!)」ゾクッ



870 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:48:14.00 ID:GvW/sR.0

打ち止め「くgrぁj@ghがjtじぁiん:」

14510「あがががががががががががががががが」

10033「うおぉ (こりゃ後でジャンピング土下座だな……)」●REC



一方通行(なァンかこいつの鎖骨って良いなァ)

ちゅ、ぺろぺろ   ちゅぅぅぅ

14889「……ふっ……んあっ!……(ちょ、吸うなぁぁぁああああああ)」ゾクゾクッ

ぽんぽん

一方通行「ンあァ?」クル

10033「ご主人様、多分もう良いと思います。というかそろそろ止めないと二人が大変です」

一方通行「ン?」

打ち止め「」呆然
14510「」呆然

一方通行「」
871 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:48:57.68 ID:GvW/sR.0

10033「もう死屍累々化となっていますし、今度こそお開きでしょう、姉御もダウン寸前ですよ?」

14889「はあ……はあ……」グッタリ

一方通行「だ、大丈夫……かァ……?」

14889「…………う」

一方通行「……う?」

14889「うわあああああああああああああああああああああ//」

ダダダダダダダダダダ  ガチャッ、バタン!!

一方通行「」

10033「まあ、ああなっちゃいますよね。ご主人様、ご主人様は結構いやかなり凄いことしたんですよ?」

一方通行「ああ、不味かったかァ?……後で謝っとくか」

10033「そうした方がいいじゃないんですか(しばらく出てこないと思いますが)」
872 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:49:25.44 ID:GvW/sR.0

一方通行「はァ……おィ、打ち止め帰ンぞ」

打ち止め「…………え……?」ボー

一方通行「駄目だこりゃァ、……しゃァねェ――よっと」

打ち止め「」←お姫様抱っこ

一方通行「じゃァ、俺は行ぜェ?」

10033「あ、はい。後はこっちで何とかしますので」

バタン

10033「ふぅ、ほらさっさと起きて下さい」ゲシ

20000「ぐえっ、……あれ?終わったの」

10033「はい、ついさっき解散しました」

20000「はあ、まあ面白いもの見れたからミサカは満足なんd……いやいやミサカ何にもしてもらって無くね?」
873 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:50:08.15 ID:GvW/sR.0

10033「20000号はお仕置き貰ったじゃないですか、ミサカこそ何もして貰って無いですよ」

20000「お仕置きといえばおいコラ、あれは10033号が書いたやつだろ、何でミサカがお仕置きされないといけないんじゃい」

10033「20000号が変態だからに決まってるじゃないですか」

10033「そんなことよりミサカは18264号を運びますから20000号は14510号を何とかして下さいね。それじゃ」

20000「待たんかい、ミサカのビデオを返してもらおうか」

10033「ちっ、ばれてたか。ダビングして後で返しますから後日渡します」

20000「約束だぞ、……よっと」
14510「うーん」

20000「そういや今日の出来事って凄いんじゃね?」
874 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:50:44.35 ID:GvW/sR.0

10033「確かに、他の個体に知られたら大変なことになるでしょうね。でも此処にいる個体はみんな共有を切っていますから漏れることはないでしょう」

20000「ミサカも今日のことは黙っておく方がいっかあ」

10033「是非そうして下さい。では――」

20000「んじゃな――」









?????「――フフ」●REC
875 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:51:11.30 ID:GvW/sR.0
………………

…………

……


14889「あ、一方通行は何を考えているのでしょうか……(これはもう誰が見てもキ○マークにしか見えないだろ)」

14889「でも……まあ……」

14889(こういう日もあってもいいんじゃないかって思っている俺がいる……)

14889(とりあえず、しばらく外にもミサカネットワークにも出ない方がいいな)

14889「(次に一方通行に会う時に普通にいられるか……)ま、なるようになるか」




876 :王様ゲーム(?) :2010/12/20(月) 23:51:54.55 ID:GvW/sR.0
終わりです。いやほんとキャラ崩壊しすぎです、もうこいつ誰?状態ですね、ほんとすいません
この話の変態二人がまともというか、新鮮すぎて逆に気持ち悪いですね
18264号と14889号の二人かなり動揺している感じの話が見たくて書き始めたんですがどうしてこうなった

話も書き慣れていないので下手くそです

批判は大いに受け付けますので
それでは失礼します
877 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 00:09:22.31 ID:zq/u5460
>>876
これを要求できるミサカ達もエロイし、淡々とこなせる一方さんもエロイし…
個性が多種多様に変化しつつ、変態性がどいつもこいつも高い気がするのはどういう訳か
乙!
878 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 00:55:23.16 ID:b3eK3XIo
>>876
俺は大好きだ
ネタがあれば是非続けて欲しいと思う

おつかれじゃん
879 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 01:17:57.27 ID:WYtlhcAO
スネークさん…
880 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 01:29:33.91 ID:k8LD26oo

、とミサカは〜がほとんど無かったのがちょっと気になったかな
めんどくさいんだよなこれ・・・・
881 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/21(火) 11:22:23.87 ID:.StvxhE0
乙! 北欧と姉御可愛い。

番外→通行止めで3レス借ります。駄文失礼。22巻以降設定。何ちゃってシリアスです。いろんな意味で破綻してます。
882 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/21(火) 11:23:19.00 ID:.StvxhE0
「はァ? 炊飯器でムニエル? 冗談だろォ?」

『本当なんだよってミサカはミサカは目の前の驚愕の事実を伝えてみる』

「どこまで行くンだよアイツは・・・」


ロビーの端で観葉植物の陰に紛れるようにして、あの人が電話を掛けている。
通話の相手は最終信号――『打ち止め(ラストオーダー)』と呼ばれる個体だ。
漏れ聞こえてくる話し声からして、随分と他愛のないことを会話しているらしい。近況だの、夕食だの、なんだの。
しかし、

「相変わらずくっだらねェなァおい」

『むぅ、そんなことないもんってミサカはミサカは理解のないあなたに主張してみる』

「はいはいはいはいわァかりましたァ! ・・・これで満足したかクソガキ」

『ひっどーい! ミサカはミサカは不満でいっぱい!』

会話は途切れることなく続く。くだらない内容ならば通話をやめてしまえばよい話なのに、そうされることはない。
そもそも確認できる限り、あの人の表情はいつもよりも豊かで、時々ほんのりと口の端に笑みがのっている。声音だって普段以上に柔らかくて優しい。

――ミサカの前では絶対に見せない表情だ、と、簡単にわかるくらいに。
883 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/21(火) 11:23:46.70 ID:.StvxhE0
今は『暗闇の五月計画』をもととした能力進化計画を進行中のため、ミサカとあの人は行動をともにしている。
随分と付き合いも深くなったように思う。何だかんだで配慮してくれるあの人は優しかった。
そして魅かれた。あらゆる意味で、あの人はミサカに意味と居場所を与えてくれたから。

それゆえに、常に愕然とさせられる。
最終信号と比べたとき、ミサカとあの人との距離はあまりにも遠過ぎる。


最終信号を救うために、あの人はロシアまできた。
最終信号を守るために、あの人は絶望の権化である『番外個体(ミサカ)』と対峙した。
最終信号を助けるために、あの人は己を殺そうとした相手に頭を垂れた。
最終信号を生きさせるために、あの人は血まみれになっても歌い続けた。

そうやってあの人は命がけで最終信号を崩壊の淵から掬い上げた。

最終信号が「ずっと一緒にいたい」と願ったとき、あの人は初めて笑った。
そして言った。「俺も、ずっと一緒にいたかった」と。
今もあの人が闘っているのは、その願いを叶えるためなのだ。――『最終信号と共にいたい』という願いを、叶えるために。


確かにあの人はミサカのために尽力してくれる。ミサカも最終信号と同じくあの人の『守るもの』の一端だ。
でもそれは、あくまでも一万の中の一。最終信号のように、絶対でも唯一でもない

その差はいったい何? 何処に由来する? 製造計画やその目的の差? 早く出会っていたか否か? 容姿? 性格? 能力? 性質? それともそれら全て?
繰り返してもわからない。埋まることはない葛藤。絶望的な差異。違い。同じクローンなのに? どうして? 何故?

884 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/21(火) 11:24:14.56 ID:.StvxhE0
「ン、そろそろ切るぞ」

『・・・また、電話するねって、ミサカはミサカは寂しさと名残惜しさを隠しながら次回の約束をお願いしてみる』

「そうだな・・・週末あたりには顔出せるかもしンねェ」

『ホントに?! ってミサカはミサカはすっごく嬉しい! この喜びを表すためにソファーの上でぴょんぴょん跳ねてみたら、ヨミカワに注意されちゃった』

「オマエはアホかァ? 大人しくしてろクソガキ。また電話する」

『はーい! ってミサカはミサカは週末をとっても楽しみにしてみる! 絶対無茶したり怪我したりしないでね! あなたはけっこう危なっかしくて、ミサカはミサカはいつも心配してるんだよってミサカはミサカはあなたに訴えてみたり。あと番外個体にも、無茶したり怪我したりしないようにしてねって伝えて欲しいな、ってミサカはミサカは最後にもう一つ大事なことをお願いしてみる』

「――わかった。番外個体にも伝えとく。じゃあな」


表情も声音も優しい。あの人は最終個体との時間をひどく大切にしていた。通話を終えた後も暫く携帯電話を握り、それを見つめたままだ。
それが、とても悲しかった。寂しかった。悔しかった。妬ましかった。羨ましかった。虚しかった。――辛かった。
どうして、その視線の、行為の、思いの対象がミサカではないのか、と。何かが少しでもずれていれば、最終個体とミサカの立場が逆転していたのかもしれないのに。思ってもどうしようもないこととはいえ、その思考を止めることはできなかった。


――ミサカも、あの人の『無二』になりたい
――ミサカは、あの人の『無二』になりたい


――ミサカ、は、『彼の最も大切な存在(ラストオーダー)』に、なりたかった


――・・・・・・そこにはどうやったら辿り着けるの? と、ミサカは、・・・ミサカは――――     

885 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [saga]:2010/12/21(火) 11:26:18.23 ID:.StvxhE0
終わり。

ロシア編を久しぶりに読んだら一方通行さんの打ち止めしか見えていないっぷりを再確認した。さすが地の文=プロポーズ男。
にしても打ち止め復活のあたりの番外個体の置いてきぼりさは、うん。あれだ。御坂遺伝子はスルーされるか溺愛されるかの二択かもしれない。

あとどうでもいいけど気になっているのが、一方通行さんの携帯にはいってる打ち止めの写真はいついかなる状況で得たものなのか。待ちうけ? 気のせい? だーれーかーおしーえて くーれーませーんか?

886 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 11:58:30.26 ID:7TYrVcAO
>>885

通行止めが最近ちょっとずつ増えて嬉しいぜ
ま、原作であれだけ絆の強さを見せられたらかえって創作意欲は湧かないかもしれんな
887 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 12:26:04.39 ID:QT6t.EAO
>>885
携帯にカメラがついてるって言ったら勝手にとられたピントもクソもない下手くそなやつだった気がする
888 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 12:57:18.20 ID:YEsYyMAO
エリザベス「メギドラオンでございます」
一方通行「反射――できねェ!?」

ペルソナクロス考えたけど無理だった
889 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 12:58:37.63 ID:RSEzEV.0
>>885

番外個体せつないのが良く似合う……

3,4レスもらいます
上琴です
890 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 12:58:44.14 ID:L3hCMIDO
>>885
乙!
一方さんは地の文での大告白ぶりに定評があるからなwwww
ロシア編に限らず常に打ち止めしか見えてないよなあの人…
891 :仕事帰りに1/3 :2010/12/21(火) 12:59:43.78 ID:RSEzEV.0
美琴「もういっけんいくぞぉ!」

上条「呑み過ぎですよ、御坂さん」

寝静まった街の中
年上の部下に、背負われながら叫ぶ
酔っ払ったふりをしたら
仕方なさそうにおんぶしてくれた

その広い背中の体温が心地よい

美琴「いいじゃん! いくぞぉ!」

上条「だめですって」

美琴の部下になってから
上条は美琴に対して
敬語を使うようになった
それがなんとなく、さびしい気がする
タメ口でもむかつくが

美琴「あったしさぁ、ちゅーがくの時アンタの事好きだったんだぞぉ」

正確には、今も

酔っ払ったふりを続けて
ずっと秘めていた想いを伝える
892 :仕事帰りに2/3 :2010/12/21(火) 13:00:16.85 ID:RSEzEV.0
上条「そうですか。……俺は」

「今、好きですけど貴女の事」

何でもない事のような口調で
伝えられた言葉が
美琴の思考を停止させる

美琴「な、な、な、なに」

上条「高校の頃は、ケンカ友達くらいにしか思ってませんでしたけど。今一緒に働いて、近くで貴女を知っていくうちに」

そんなことを世間話みたいに言うんじゃない
なんて答えればいいのか

上条「いや、あの頃から貴女は近くで助けてくれてたのに俺がバカだっただけですけど」

街灯に照らされたその横顔が
あの頃以上に頼もしく見えて

美琴「じゃ、付き合っちゃう?」

上条「いいんですか?」

美琴「いいわよ。私、今彼氏いないし」

本当は今いないどころか、できた事さえなかったけど
何故か女の子にばかりもてていたけど

上条「……じゃ、付き合いますか」

やっぱり簡単な事のように
上条が言う
慣れているんだろうなと思う
893 :仕事帰りに3/3 :2010/12/21(火) 13:01:01.96 ID:RSEzEV.0
美琴「うん。……あのね」

上条「なんですか」

美琴「二人きりの時はさ、昔みたいな話し方して昔みたいに呼んで」

上条「でも」

美琴「お願い」

上条「わかったよ、ビリビリ」

美琴「呼び方はそこまで戻んなくていい」

上条「じゃあ、美琴。……これでいいのか」

美琴「……うん」

大切な思い出の中の声
でも、これからは思い出だけではなくなるのかもしれない

大事なのはこれからだ



894 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 13:02:26.41 ID:RSEzEV.0
以上です

美琴に対して上条さんが敬語を使うシーンを書きたかった

お目汚し失礼しました
895 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 13:43:03.69 ID:8pohL9Ao
美琴が一途過ぎて可愛い乙
896 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 18:33:53.62 ID:RSEzEV.0
2,3レスもらいます

番外通行気味 キャラ崩壊注意
897 :一方「オマエェェェェェ!!! 何してンのォォォォ!!!」1/2 :2010/12/21(火) 18:34:43.31 ID:RSEzEV.0
一方ハウス

一方「オマエェェェェェ!!! 何してンのォォォォ!!!」

番外「なにって、掃除してやってるのに何、その言い方」

一方「それはどうもありがとう。じゃなくてェ!!」

番外「だから何?」

一方「俺の1/8綾波レイちゃンに力いっぱいハタキかけてンじゃねェェェェ!!」

番外「綺麗にしてあげようと思って」

一方「あァ、 塗装が剥がれてンじゃねェかァ!」

番外「何その死にそうな声」

一方「俺のレイちゃンがァ……。レイちゃンはなァクローンなのに健気に生きて」

番外「ふーん」

一方「最後の最後に誰かの人形であることを否定して……」

番外「……あんまり語らないでくれる、キモいから」

一方「なンだとォ!!」

番外「……でかけてくるね」

一方「おィ、何怒ってンだ?」
898 :一方「オマエェェェェェ!!! 何してンのォォォォ!!!」2/2 :2010/12/21(火) 18:35:55.61 ID:RSEzEV.0


番外「全く、あのモヤシオタクは! ホントキモい!」

「おまぇぇぇ!! 俺の1/8惣流さんになにしてくれんだぁぁ!!」

「ええと、掃除してんだけど」

「壊れる! そのガサツな手つきじゃ壊れちまう!」

「失礼ね、大丈夫よ」

「惣流さんはな、エリートである事を自負して生きていてそれゆえに肩肘張っていて、本当はいい子で、初めて本気で好きなったシンジきゅんとは温度差があって」

「語らないでくれる? 気持ち悪いから」

「ボディーはやめて! 電撃は打ち消せるけど、ボディーは無理だから!」

番外「……どこでも同じようなケンカしてるんだ」

一方「おい」

番外「……何」

一方「暗くなってきたから帰るぞォ」

番外「……迎えに来てくれたの?」

一方「コーヒー買うついでにな」

番外「じゃ、帰ろうか」

一方「おゥ」


899 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 18:36:55.68 ID:RSEzEV.0
以上です

お目汚し失礼しました
900 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 18:54:25.65 ID:z0YUo9oo


駄目だこのヒーロー達………
901 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 19:15:49.04 ID:VXhvOuQo
この二人とならすっげぇ気が合いそうww
902 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 20:10:48.58 ID:tv1p5xMo
レイもアスカも一方さんには他人には思えないのかw
903 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 20:19:05.01 ID:k8LD26oo
>>902はなんか勘違いしてる気がする
904 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 20:39:05.29 ID:imwmFQgo
マジレスするのもアレだが、番外個体≒レイ、美琴≒アスカで対比してるんだろ
905 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 20:56:19.15 ID:42PszEAO
2レス投下
ほのぼの番外止めかもしれない
906 :お姉ちゃんのオムレツ 1/2 :2010/12/21(火) 20:59:00.32 ID:42PszEAO
「はあ……またなの?」

「むうー! イイじゃんイイじゃん! ってミサカはミサカはワガママを貫き通してみたりー! じたばじたばたー!」

 ……ああ、やるんじゃなかった。昨日たまたまオムレツを調理中の現場を見つかり、仕方なく最終信号の分も作ってやったらこのザマだ。
 なんか一方通行の気持ちが分かった気がする。あんな奴の気持ちなんて分かりたくなかったけど。
 なんかMNWですげーじゃん!とか世紀末が来るとか騒いでる奴がいる。黙れ15000号。

「あのさ、ミサカだってそんな毎日オムレツ食べてるわけじゃないのよ? 卵のストック切れて」

「ると思って買ってきたのってミサカはミサカは気が利く女であることをアピールしてみる! だからまたオムレツ作って欲しいなーってミサカはミサカは可愛らしくお願いしてみる!」

 けっ。それが効くのは一方通行だけだっつの。なんでこのミサカがガキンチョに優しくしなきゃなんないんだっつの。

「ねえねえ作ってオムレツ作って作ってー! ってミサカはミサカは諦める事なく怒涛のお願いラッシュ!」

 ポカポカとミサカの脚を叩きまくる最終信号。あーめんどくせー無視無視。誰が作ってやるもんか。けけけ。
907 :お姉ちゃんのオムレツ 2/2 :2010/12/21(火) 21:01:12.97 ID:42PszEAO
 しばらくするとミサカを叩く手が止まる。やっと諦めたか、あーウザかった。

「どうしても、作ってくれないの? ってミサカはミサカはしょんぼりしてみたり……」

 無視無視。

「さーって今日は何作ろっかなー?」

 確か野菜が結構残ってたっけ。今日は野菜炒めだー。

「どうしても……ダメ?」

 駄目駄目無視無視。

「お姉ちゃん……」

 ………………………………。

「あっれえ〜? 卵のストックこっちにも入れてたハズなんだけどなあ〜」

「………………へっ?」

「あっちゃ〜思い違いかあ〜。どっかから都合よく卵出てこないかなあ〜?」

「あ、あの、卵……」

 最終信号から卵パックを受け取り、そそくさと調理開始。
 数分後、テーブルには野菜炒めと二つのオムレツ。何やってんのよこのミサカは……あーあ、ったく。

「いっただっきまーすってミサカはミサカは番外個体の愛情たっぷりなオムレツを攻略開始!」

「なーにが愛情たっぷりだ、んなもん入ってないっつの。ってコラ! ちゃんと野菜炒めも食べなさい!」

 つくづく甘いわ、このミサカ。たった一言でオトされちゃうなんてね。

(『お姉ちゃん』……かあ。えへへ)
908 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 21:04:30.01 ID:42PszEAO
おすまい
なんだかんだで打ち止めのいいなりになっちゃう素直じゃない番外個体さんでしたとさ
909 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 21:28:10.52 ID:Zst0yGo0
>>908

二人ともかわいい
打ち止めパネェ
910 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 21:35:20.21 ID:z0YUo9oo
流石上位個体汚い
911 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 22:28:11.99 ID:RSEzEV.0
>>908

お姉ちゃんな番外個体かわいい

3,4レスほどもらいます

未来設定上琴
912 :黄昏1/3 :2010/12/21(火) 22:29:34.99 ID:RSEzEV.0
上条「ちょっと出かけてくる」

長年連れ添った夫が、読んでいた新聞を
閉じながら美琴に言う

美琴「はい、どちらまで」

上条「一方通行のところだ」

美琴「またですか」

定年退職後、夫は義弟のところに良く顔を出すようになった
妹夫婦が近くに住んでいる事もあって
ほとんど毎日顔を出している

美琴「5時には帰ってきてくださいよ、今日はあの子たちが来るんですからね」

上条「わかってる」

今日、予定では息子夫婦が来る事になっている
学園都市に住む孫たちが夏休みで帰ってきたので、
美琴たちに顔を見せにくるそうだ

美琴も夫も前から楽しみにしている
913 :黄昏2/3 :2010/12/21(火) 22:30:29.49 ID:RSEzEV.0
上条「……学園都市と聞いて懐かしくなってな。昔話をしてくる」

美琴「私でも付き合えますよ」

上条「それは後に取っておく」

皺が大分増えた顔で上条当麻が微笑む
どれだけたっても、美琴の好きなその笑顔

美琴「そうですか」

上条「……あの街は変わったかな」

美琴「あなたが変えたのでしょう」

いろんな事があった
その中核にいたのは間違いなく
上条当麻そのひとで
914 :黄昏3/3 :2010/12/21(火) 22:31:14.48 ID:RSEzEV.0
上条「そうか?」

上条に影響された人間
さらにそれに影響された人間
連鎖的につながった人の絆が
全てを変えていった

美琴「はい、でもまた変わっているでしょう」

上条「そうだな」

美琴「今の子供たちの街ですから、あそこは」

世界は変わっていく
時間と世代を重ねていく事で
それは寂しいことかもしれない
でも嬉しくもある

上条「ああ。では行ってくる」

美琴「行ってらっしゃい」

あの子たちが来たら話してあげよう

かつてあの街に住んでいた者から
今、住んでいる者に」

学園都市の物語を……


915 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/21(火) 22:34:09.27 ID:RSEzEV.0
以上です

妹夫婦って一方さんと誰なんですかね

お目汚し失礼しました
916 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 22:45:14.17 ID:fXg2fv2o
おつー

妹夫婦
遺伝子レベルで御坂と同じだから、ぶっちゃけ擬似的NTRだよな
917 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 22:46:19.68 ID:8ENC96Ao
別人なんだからNTRとは言わん
お前は双子もNTRとか言い出す気か

乙!
918 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 23:04:34.69 ID:fXg2fv2o
ぎ‐じ【疑似/擬似】

[名](スル)
1 本物によく似ていてまぎらわしいこと。また、そのもの。「―コレラ」

擬似的が見えなかったのかな?
919 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 23:09:31.65 ID:L3hCMIDO
乙!妹夫婦も是非かくべきと思うがどうかね?


擬似ですらねーよって事かと思ったが違うのか
920 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 23:14:54.37 ID:Wh/zwbMo
嫁と同じ顔の人間が他の男といちゃついてたらもやもやするかもしれん
921 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 23:17:09.15 ID:mlhKvkAO
黒子って腕とか切断されてもテレポートによる埋め込みで無理矢理繋げられるのかな
仮に繋がったとしても少し短くなるけど
922 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 23:27:00.19 ID:E5UX3W.o
ただ繋がってるだけだと思うぞ
923 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 23:30:17.41 ID:hsMHh5co
切断面くっつけて鉄芯差しまくればいける
924 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 00:41:44.45 ID:Wi9EzADO
みんな乙乙!!

そして自分>>885なんだが、「最終個体」って誤字はないわ常識的に考えて
そんなわけで

打ち止め「フュー」

番外個体「ジョン」

打・番「ハッ!!」


最終個体「『最終個体(ミサカファイナル)』!!」ドーン

一方通行「…アホ毛と隈のあるオリジナル?」

最終個体「番外個体のときより胸がなくなってるってミサカはミサカは衝撃のあまりいろんなところが勃っちゃいそうな気分になってみたり!!」モミモミ

一方通行「クソガキの口調で番外個体の台詞を言うオリジナルとかトラウマにしかならねェだろォがっ!!やめろォ!!」


…以上だorz

あと携帯の写メ教えてくれてありがとう!!じゃな
925 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 00:45:35.03 ID:dr8Bacwo
>>920
俺もそうなんだが、こういうのって処女厨的発想なんだろうな・・・
926 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 00:49:48.83 ID:OyVVrMco
双子じゃなくてクローンだってのがまた一層そう思える要因なのかもしれないけど、
少なくとも妹達は皆美琴とは随分違う性格してるし、上条さん自身が一人一人違う人間じゃねーか宣言してるから大丈夫だろ

だが妹達が他の男とくっついた場合、妹達を嫁にした男同士は複雑な気分になりそうな気がしなくもない
927 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 01:24:34.36 ID:kgqD4BQo
ttp://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1158.html
ねーちん・・・
928 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 01:26:51.00 ID:p78ck6AO
話変えてすまん
少し前にSS書こうと思い立って細々と書いていたんだけど
22巻の素養格付で滝壺の重要性が上がって、やりにくくなったのよな
今後も似たような事が起きるかな、と思うと書けないんだけど…

2次創作と割り切って原作を踏まえずにシリアス物を書く、というのはありなのかな?
929 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 01:29:15.27 ID:tsN5I1Ao
22巻発売以前から書いてた連中は軒並み爆死してるしいいんじゃね?
原作を踏まえるのは当然なんだけど話の展開上不都合になるならあえて無視するというのも一つの手法
930 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 01:38:54.28 ID:dEMAtc2o
次巻が出る前に投下する  以上。
931 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 01:56:11.04 ID:35cwBIMo
パラレルでおk
932 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 02:07:59.80 ID:Et.9n3oo
投下中に次の巻が出て爆死したならまだ開き直れるが、
投下する前に爆死したらもう投下する気も失せるよな

おかげでお蔵入りが何本かある
意地で完結はさせたけど、もはや日の目を見ることはあるまい

さて、今書いてる作品は次の巻が出るらしい三月までに書き終わるかどうか
933 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 02:08:23.20 ID:OyVVrMco
原作の都合の悪い設定は見なかったことにする
もしくは自分の強引解釈で捻じ曲げる、だな
934 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 03:07:52.42 ID:L7LGOUAO
完結までしてるのに世に出せないってのは切ないな。

原作をまともに踏まえようとした作品は見応えある奴が多いから、そうやって埋もれてる名作も結構あるのかな…。

935 :ひまじんアレイスター [sage]:2010/12/22(水) 06:44:24.09 ID:5Qr3Tg20
出かける前に投下します

注意
1キャラ崩壊
2そんなに長くない
3シリアス
4寒い
936 :ひまじんアレイスター [sage]:2010/12/22(水) 06:45:15.18 ID:5Qr3Tg20

アレイスター「…」

アレイスター「……」

ぷかぷか

アレイスター「………」

アレイスタ「……鉄アレイスター」

アレイスター「……」

結標「……」

アレイスター「言ってみただけだ」

結標「……」

ヒュン!

アレイスター「……」

アレイスター「……行ってしまったか」
937 :ひまじんアレイスター [sage]:2010/12/22(水) 06:46:15.66 ID:5Qr3Tg20

アレイスター「……」

アレイスター「ぷかぷか」

アレイスター「……」

アレイスター「…暇だ」

アレイスター「この弱アルカリ性の液体に満たされた容器の中に居るだけでは運動不足になってしまう」

アレイスター「と思うだろう?」

アレイスター「実は微弱に筋肉が刺激されてるから問題ないのだよ」

アレイスター「つまり、私は世界で一番健康的な引きこもりなのだ」

アレイスター「これってトリビアにならないか?」

結標「……」

アレイスター「言ってみただけだ」

結標「……」


ヒュン!


アレイスター「行ってしまったな…」

アレイスター「何が気に食わなかったのだろう」
938 :ひまじんアレイスター [sage]:2010/12/22(水) 06:47:50.20 ID:5Qr3Tg20

アレイスター「この容器は弱アルカリ性の液体に満たされている」

アレイスター「だが、もしも代わりに炭酸水で満たしてみたらどうなるかな?」

アレイスター「案内人、結標淡希よ」

結標「はい」

アレイスター「初めて喋ってくれたな。正直シカトされたらどうしようかと内心ハラハラしていたぞ」

結標「……」

アレイスター「コーラとペプシと三ツ矢サイダー、どれが良いだろうか?」

結標「ファンタ」

アレイスター「よろしい、では三ツ矢サイダーを買い占めてきてくれ」

結標「……」


ヒュン!

939 :ひまじんアレイスター [sage]:2010/12/22(水) 06:49:11.54 ID:5Qr3Tg20

結標「ただいま戻りました」

アレイスター「御苦労」

アレイスター「ところで結標よ」

結標「はい」

アレイスター「なぜファンタを買い占めてきたのだ?」

結標「……」

アレイスター「まあ良い、ファンタオレンジというのは中々いい線を行っている。
嫌がらせでキューカンバーを買ってこなかっただけマシな結果と言えるだろう」

アレイスター「これでプラン952から901を省略できるな」

アレイスター「ではこの容器の中の液体を、全てファンタと入れ替えてくれ」

結標「全てですか?」

アレイスター「あ、弱アルカリ性も1リットルくらい残しといて」

結標「はい」


ヒュン!

940 :ひまじんアレイスター [sage]:2010/12/22(水) 06:50:36.06 ID:5Qr3Tg20

アレイスター「おお、これは…」

アレイスター「シュワシュワする…すごいシュワシュワする…」

アレイスター「そして痛い、目や鼻を想像を絶する痛みが襲う」

アレイスター「そうか、結標よ、私は気付いたぞ」


アレイスター「私はなんと愚かなことをしてしまったのだろう」


結標「……」


ヒュン!


アレイスター「……」

アレイスター「行ってしまったか」

アレイスター「できれば助けてほしかったのだがな…」


…………………


アレイスター「ということがあったのだよ」

カエル医者「どうやら頭に重大なエラーが発生してるみたいだね」

アレイスター「そう褒めないでくれ、優しい優しい私の友よ」

カエル医者「こりゃ酷いね」
941 :ひまじんアレイスター :2010/12/22(水) 06:52:22.55 ID:5Qr3Tg20
異常です、ありがとうございました
942 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 08:18:37.47 ID:YOGhRQQ0
うん…確かに異常だな
943 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 08:52:30.58 ID:HLXPrIAO
アレイスター「学園都市と"うかつ"理事長の話でした」

ぷかぷか

アレイスター「……仕事納めの時期か……」
944 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 10:21:23.48 ID:DFYrciAo
和んだ。
もう>>1000行くのか。早いな
みんな投下乙なんだぜ。
945 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 10:24:32.04 ID:OyVVrMco
230万人もの人口を抱える学園都市
多くの教育・研究機関や暗部組織をまとめ、コントロールする頂点である理事長の苦労がしのばれます
僕達の知らないアレイスターさんの意外な一面が見ることが出来て大変興味深かったです

どこがシリアスなんだよ
946 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 13:42:19.62 ID:sNRFSmUo
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51672323.html
947 :とある晴れの日 [sage]:2010/12/22(水) 13:43:08.86 ID:AIKbrqg0
>>941
乙w笑った

3レスほど投下させて頂きます。
登場人物は我が嫁フレンダと麦野。
948 :とある晴れの日 1/3 :2010/12/22(水) 13:43:43.18 ID:AIKbrqg0
フレンダ「結局、なんでこんな天気のいい日に暗い車の中で待機なわけ?」

麦野「文句言うな。仕事よ」

フレンダ「大体浜面いないってどういうことよ。私に運転押し付けるなんて生意気!」

麦野「おい、怪我させたのあんたじゃない」

フレンダ「ちっ違うわよ。結局あのとき絹旗と浜面がじゃれてたのが原因ってわけよ」

麦野「爆弾処理しろって何度言ったらわかるのよあんたは。オシオキが甘いのかしら」

フレンダ「あ、えっと、そうだ、絹旗と滝壺は?」

麦野「絹旗はもうすぐ来る。滝壺は浜面の病院に付き添い」

フレンダ「……いいの?」

麦野「何が」

フレンダ「別に」

麦野「……」
949 :とある晴れの日 2/3 :2010/12/22(水) 13:44:45.00 ID:AIKbrqg0
フレンダ「ねぇ」

麦野「何よ」

フレンダ「浜面と滝壺は仲いいよね。すごく」

麦野「……」

フレンダ「結局つき合ってるのかな」

麦野「は? 何? 浜面が好きなわけ?」

フレンダ「私は結局超麦野一筋ってわけよ、わかってるくせにぃ」

麦野「結局何が言いたいのよ」

フレンダ「結局麦野は諦めてるの?」

麦野「結局……やめた。何が言いたいのよ」

フレンダ「……」

麦野「何が言いたいんだっての」

フレンダ「浜面が好きなんでしょ?」

麦野「誰が?」
950 :とある晴れの日 3/3 :2010/12/22(水) 13:45:43.13 ID:AIKbrqg0
フレンダ「……小学生相手にしてる気分」

麦野「あ?」

フレンダ「もういい」

麦野「……チッ」

フレンダ「あ、あそこにいるの暗部の奴じゃない? 3人組の一人、グラサンの」

麦野「……」

フレンダ「ゲーセン入ってったわけよ。いいなぁ。ぬいぐるみ取りたい」

麦野「……」

フレンダ「でも結局あそこのやつアームゆるくてさぁ、商品はいいんだけど」

麦野「……ねぇ」

フレンダ「何?」

麦野「仕事終わったら謝りにいけ、浜面に」

フレンダ「……」

麦野「私も行く」

フレンダ「りょーかい」
951 :とある晴れの日 :2010/12/22(水) 13:47:22.66 ID:AIKbrqg0
おしまいです。あざっした。SSって難しいね

地の文とかべろんべろん使って心理描写がぐっちょんぐっちょんして
てんやわんやなSS書けるようになるのが目標です。
952 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 14:12:13.56 ID:OyVVrMco
乙乙
麦野とフレンダのコンビとか俺得すぎる
なんかほのぼの4コマ系の癒され空気を感じます
953 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 15:46:53.95 ID:XtMitMDO
>>946
ねーちんニュー速で祭られてんのか。
954 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 18:05:21.21 ID:tsN5I1Ao
ちとすまん、ちょっとこっちでも挙げさせてくれ
自治スレで少し話になってるんだが、乱立や立て逃げ、放置スレに対処したいって事なんだが何かいい案はないだろうか

現状、製速スレの内かなりの数を禁書SSが占めていて結構風当たりが強い。個人的にも少し多すぎるとは思う
この総合スレも元々乱立を防ぐためのものなんだが収まりきらなくなってるし、少し協力してはもらえんだろうか
955 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 18:14:18.13 ID:dDKKncoo
取り合えずスレの残り少ないし誘導させて欲しい
■GEP自治スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/
956 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 18:24:34.99 ID:wwFr/VI0
>>891の上琴を書いたものです

同じ話の上条視点を書きました

3,4レスもらいます
957 :仕事帰り 上条編1/3 :2010/12/22(水) 18:25:49.03 ID:wwFr/VI0
美琴「もういっけんいくぞぉ!」

上条「呑み過ぎですよ、御坂さん」

酔っ払いと化した年下の上司を背負いながら
夜の街を歩く
酒で少しだけ火照った体に夜風が気持ちいい

美琴「いいじゃん! いくぞぉ!」

上条「だめですって」

上条の背中で子どものように騒ぐ上司を宥める
綺麗になったのにむしろ昔よりも子供っぽい気がする

美琴「あったしさぁ、ちゅーがくの時アンタの事好きだったんだぞぉ」

言われれば、思い当たる事は多い
ペア携帯、よく街中で用も無いのに呼び止める事
そういった事があったのに
気付かなかった過去の自分は鈍いとしかいえない

上条「そうですか。……俺は」

勤務中はスマートだが、たまに今のように隙をみせる
この女上司は上条にとって

「今、好きですけど貴女の事」

いつの間にか、どうしようもないくらい大切な存在になっていた
958 :仕事帰り 上条編2/3 :2010/12/22(水) 18:26:45.65 ID:wwFr/VI0
美琴「な、な、な、なに」

上条「高校の頃は、ケンカ友達くらいにしか思ってませんでしたけど。今一緒に働いて、近くで貴女を知っていくうちに」

上条「いや、あの頃から貴女は近くで助けてくれてたのに俺がバカだっただけですけど」

あの頃も、守りたい人の一人ではあった
大切な友人だった
でも、それだけだった
だが、今は違う

美琴「じゃ、付き合っちゃう?」

上条「いいんですか?」

軽く言われた言葉に、心臓が跳ねあがる
自分は冷静に返しているのだろうか

美琴「いいわよ。私、今彼氏いないし」

上条「……じゃ、付き合いますか」

普通に返事ができている事が、奇跡だと思う
いい年して彼女の一人もできた事のない自分が
959 :仕事帰り 上条編3/3 :2010/12/22(水) 18:27:28.38 ID:wwFr/VI0
美琴「うん。……あのね」

上条「なんですか」

美琴「二人きりの時はさ、昔みたいな話し方して昔みたいに呼んで」

上条「でも」

昔とは違う
上司と部下であり、さらに
今は上条の方が惚れている側だ

美琴「お願い」

上条「わかったよ、ビリビリ」

美琴「呼び方はそこまで戻んなくていい」

上条「じゃあ、美琴。……これでいいのか」

美琴
あの頃は何も気にせずに口に出していた言葉が
こんなにも、今は愛おしい

美琴「……うん」

その小さな美琴の呟きに
嬉しさが混じっているのが
何となくわかる

こうやって、この先も彼女を喜ばせていきたい
それだけは守り続けたい



960 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 18:28:41.60 ID:wwFr/VI0
以上です

お目汚し失礼しました
961 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 18:41:11.70 ID:JuTlchYo
5レスくらい投下します
962 :フィアンマ、家を買う 1/5 :2010/12/22(水) 18:42:11.32 ID:JuTlchYo
フィアンマ「神の右席グッズをつくろう」

アックア「いきなり何を言いだすのであるか?」

フィアンマ「いやー、家が欲しいんだ、そのために金が要る」

ヴェント「ひとりでやってよ」

テッラ「まあまあ、グッズを売り出せば認知度が上がり、人気もアップするかもしれませんよ?」

ヴェント「テッラはもう出番がほしくても貰えないから必死なんだろうけど、ぶっちゃけ私は人気なんてどうでもいい」

フィアンマ「そういわず見てくれよ、俺の考えたお前のグッズを」
963 :フィアンマ、家を買う 2/5 :2010/12/22(水) 18:43:17.62 ID:JuTlchYo
フィアンマ「ヴェン時計だ」

ヴェント「 」

フィアンマ「ちなみにこの舌みたいなのが振り子だ、舌ブラブラさせえるお前らしくていいだろ?」

ヴェント「……」

フィアンマ「ちなみに三十分ごとにお前の舌ピアとハンマーが当たる時の音が大音量でなる」 カッチーン!!

ヴェント「 」 ゴゥッバッ!!

フィアンマ「ああっ!ヴェン時計がぁぁああ!!」

ヴェント「やっぱ一人でやってろ」
964 :フィアンマ、家を買う 3/5 :2010/12/22(水) 18:44:40.25 ID:JuTlchYo
テッラ「ちなみに私のグッズは考えていますかねー?」

フィアンマ「グス……も、もちろんだ」

フィアンマ「じゃーん!テッラ人形!!」

テッラ「…普通ですねー、地味すぎて売れないような」

フィアンマ「そんなことないぞ、ほら見ろよ」

カパッ

フィアンマ「ロシア人形のように上半身をとってもとってもとっても、中に上半身がある」 カパッ、カパッ、カパッ

テッラ「 」

フィアンマ「つまり『テッラは上半身とれても死にません』と訴えるものとなっている」

テッラ「 」 ギャリィィン!!

フィアンマ「テッラ人形ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

テッラ「一抜けますねー」
965 :フィアンマ、家を買う 4/5 :2010/12/22(水) 18:46:22.41 ID:JuTlchYo
アックア「我輩はいいのである」

フィアンマ「なぜ?お前のもつくってあるぞ」

アックア「お主の作ったものなどロクなものではない筈だ」

アックア「我輩には自分の執筆した『第三王女の傭兵への想い』という本があるのである」

フィアンマ(……アックア、ナルシストだったのか?)

アックア「とある第三王女がとある傭兵に片思いする話である」

フィアンマ(第三王女『が』片思いしてるか、確実にナルシストだ…)
966 :フィアンマ、家を買う 5/5 :2010/12/22(水) 18:47:45.98 ID:JuTlchYo
フィアンマ「じゃあ!最後の俺のグッズみてくれ!!」

ヴェント「どうせ一番気合入れてるんでしょ?」

フィアンマ「よく分かったな!まあ、見ろよ!!」

テッラ「まあ、見るだけならいいですがねー」

アックア「見せてみるのである」

フィアンマ「どーん!まず、俺様の1/8フィギュア!」

フィアンマ「そして俺様抱き枕!!裏側は俺様が上半身裸でズボンが脱げかかっているぞ!!!」

フィアンマ「どうだ!?」

ヴェント「 」

テッラ「 」

アックア「 」

ヴェント「 」

テッラ「 」

アックア「 」

フィアンマ「何かいえよ」


へこたれずフィアンマはグッズを売り出したがまったく売れなかったとさ
967 :フィアンマ、家を買う 5/5 :2010/12/22(水) 18:48:38.90 ID:JuTlchYo
おわりです
お目汚し失礼しました
968 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 18:53:58.02 ID:dDKKncoo
>>960
お前らもう結婚しろ
969 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 20:57:12.46 ID:wwFr/VI0
>>967
乙!

ただ、もう少し間を空けてから投下した方が……
970 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 21:13:45.36 ID:JuTlchYo
>>969
マジですいません
もう少しで終わりそうだったので焦りました
971 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 21:39:36.42 ID:HRp13YAO
もうすぐ1000かぁ…。早いなあ、クリスマス前に一個終わっちゃうのか

次のお約束はどうする?あと、投下時間と間隔とかルール付け足しとかすべきなのかね?
972 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 21:41:16.99 ID:tsN5I1Ao
投下間隔については入れた方がいいな
あとジャンルはあまり細かく書く必要はないんじゃないかな。人を選ぶような内用だけで
973 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 21:49:27.73 ID:dDKKncoo
カップリングとかも書いてあれば親切だけどね
投下時間は諸々の事情を考えると難しいとこだけどやっぱある程度の明文化は必要かな
974 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 21:54:19.89 ID:OyVVrMco
 [御坂美琴さんとのおやくそく ]
・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数、人を選ぶネタには注意書きを記載してね!
・新刊のネタバレ解禁は発売日の翌日よ。フライングでネタバレしたらビリビリだからね!
・ここは複数の書き手さんが書いていくスレだから、安価作品は避けてくれると嬉しいわ。
・投下間隔は最低30分は空けてね。前の人の投下直後だと、流れちゃって勿体無いわ。
・毎月中旬は接続できなくなる事があるらしいわ。でも、数日で元に戻るから心配しないでね。
・荒らしや変な人はスルーよ、スルー。って、私の事までスルーすんなやゴルァァァァッ!!


こんな感じでどうでせう
975 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 21:56:32.43 ID:tsN5I1Ao
フラゲ対策に

・新刊のネタバレ解禁は公式発売日の翌日よ。フライングでネタバレしたらビリビリだからね!

と明確にした方がいいと思う。前回それで荒れたし
976 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 21:58:02.13 ID:HRp13YAO
間隔は最低でも30分以上離してねみたいな感じで載せておけば良いのかな。見返すと一つも感想ないやつとかあるし、次に投下するであんまり間隔開いてないなって人は感想書くなり配慮してもらいたい感じだがすげー個人の意見なんでスルーして下ちい。

今まで

2 インデックス
3 小萌
4 建宮
5 オルソラ
6 キャーリサ
7 フレンダ
8 御坂妹
9 ローラ
10 舞夏
11 上条さん
12 黒子
13 一方さん
14 土御門
15 絹旗
16 黄泉川
17 サーシャ
18 姫神←new!
977 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:00:18.03 ID:dEMAtc2o
15 絹旗さん
16 黄泉川せんせー
17 愛の伝道師・青髪ピアスくん
18 サーシャさん
19 姫神秋沙さん

青髪は…
978 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:02:22.93 ID:OyVVrMco
>>974-975
他に修正箇所は無さそうかな?

無ければあとは>>980任せた
979 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:02:25.07 ID:HRp13YAO
>>977
お恥ずかしながら一個ずつ間違えた

>>974>>975を合わせてが良いと思いまする
980 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:02:58.73 ID:/k.4omwo
980だったら連続でスレ立て
981 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:03:29.32 ID:/k.4omwo
よし踏んだ、今踏んだよ
スレ立ててくるね、一応減速注意
982 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:12:11.21 ID:HRp13YAO
>>981
おつかれぇぇ!
983 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:12:53.53 ID:/k.4omwo
次スレこちら、時間かかってすまんね

▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-20冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1293023260/

変更点
>>602を参考にパー速のスレURL変更
○○とのお約束で投下間隔について言及
984 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:13:54.11 ID:wwFr/VI0
>>981



新スレたったみたいなので

一発ネタで1,2レスもらいます

Zガン○ムパロでかつ、次世代もの注意
985 :Zパロ :2010/12/22(水) 22:14:28.55 ID:wwFr/VI0
白井「ちょっと、麻琴!」

麻琴「……」

幼馴染の少女が大きな声で呼びかけてくる
母親同士が学生時代の先輩後輩であり
物心つく前からの腐れ縁だ

白井「返事してよ! 麻琴」

麻琴「……でかい声だすなよ、俺が麻琴だったわかっちゃうだろ」

白井「だって麻琴は麻琴でしょ」

魔術師「麻琴と言うから……なんだ、男か」

少し離れた場所に立っている男が
麻琴たちの方を見て呟く

麻琴「……今、なんて言いました」

白井「ちょっと、やめなさいよ」

幼馴染が制止しようとしてくるが
かまわずに男に詰め寄る

魔術師「失礼、美しい少年だったので……」

その言葉で限界を超えた

右ストレートで男を殴り飛ばす

大きな騒音を立てて男が植え込みに
頭から突っ込む

麻琴「麻琴が男の名前で何が悪いんだよ!! 俺は男だよ!!」

男が口元の血を拭いながら起き上がる

もう、後には引けない……



986 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:16:27.80 ID:wwFr/VI0
以上です

上琴のこどもでよく使われる「まこと」って男にも使えるってとこから思いつきました

あと、幼馴染は声がおかん似だと思います
987 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:22:02.17 ID:OyVVrMco
>>983素早いスレ建て乙!

>>986
確かに男にも女にも使える名前ではあるな・・・
黒子さんが誰とくっついたのか気になる所だww
988 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:23:35.44 ID:N1Z82k.o
上琴の子供って女ばっかだよね。
まぁ男書いても華やかさが無いからなんだが。
乙。
989 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:31:18.61 ID:HRp13YAO
おつ!

穴埋めで貰います

とある控え室

美琴「じゃあ、お先にー」ガチャン


ステイル「…………」

神裂「…………」

結標「…………」

海原「…………」

浜面「…………」

滝壺「…………」

麦野「…………」

打ち止め「あ、あれ?そう言えばミサカ達回ってこないねってミサカはミサカは疑問視してみたりっ…」

芳川「あなたはまだ良いじゃない」

番外「ぎゃはっ!口調立ってねえとここは抜けられないよ!!」

冥土「案外僕なんか面白いんだね?」


さてさて、次のおやくそくで抜けるのは誰でしょうか!
990 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:37:38.96 ID:wwFr/VI0
>>989



この面子いがいのマイナーキャラがだったりして
991 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:46:16.03 ID:OyVVrMco
じゃあ次スレのお約束は>>989で上がったキャラ以外にしようかなっと
992 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 22:48:07.74 ID:HRp13YAO
>>991
じゃあ馬場でよろしくお願いします
993 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 22:50:34.89 ID:/k.4omwo
実は温めておいた火野神作&エンゼルさまがあったけど投下間隔に対応できず>>974のをお借りしたのはココだけの話
お礼言うの忘れてたね、ID:OyVVrMcoさん、コピペさせていただきました、ありがとうございます
994 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 23:21:25.58 ID:tsN5I1Ao
よし、んじゃこっちは埋めにいくかね
1000なら年内にスレ立てる
995 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 23:23:48.97 ID:C.Gk6zIo
こっちが残り6レスでSSが4、5レスで終わるなら次スレじゃなくてこっちで投下しても良いと思うの
まぁ感想付きにくいから賛否両論はあると思うけど
996 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 23:25:04.13 ID:OyVVrMco
埋めてしまったほうがいいだろうと思うから埋める
>>993次スレは是非火野ちんで
997 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 23:28:50.04 ID:kqGdPFYo
埋めるかー。
次スレはクリスマスまで果たして持つのか
998 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/22(水) 23:35:08.32 ID:HRp13YAO
>>1000なら次スレは冬の通行止め祭り
999 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 23:35:49.64 ID:QP1HimUo
>>999なら上条×インデックス祭り
1000 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/22(水) 23:36:25.31 ID:KkL1YPYo
>>1000なら願いが叶っちゃうぞ☆
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
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    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
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