【ギャルゲ】初心者◆Z62ETnTQwwの成長を見守るスレ【シナリオ】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

22 :以下、三日土曜東R24bがお送りします :2011/12/27(火) 23:19:41.65 ID:z04Te7Mto
>>17
コピペするなら最後までしようぜ

147 名前:2[] 投稿日:2011/12/27(火) 01:38:43.92 ID:8Ugb4YU/0 [54/135]
そこには・・・死んだ魚のような目をした先輩たちがいた。
昔の合唱曲を機械のように歌う先輩達を見て瑞希は思った。
違う。こんなのは音楽じゃない。音楽っていうのは何かにしばられてやるもんじゃない。
もっと楽しく、自由にやるものの筈だ!

その日、瑞希は帰りに寄ったハードオフで一本のストラトギターを購入。
次の日からは部活にも顔を出さず、家に直帰してはひたすらギターの練習に励んだ。

そして半年の月日が過ぎ、ついに先輩達をこの無機質な世界から解放する時が来た。

放課後、音楽部の部員達はいつものように、無機質な音楽を奏でる為音楽室へと集まってきていた。
しかしその日はいつもとは違っていた

音楽室には彼らを待っていたかのように、ギターを持った一人の男が立っている。
彼は部員達は入ってきたのを確認すると近くにあったアンプのGAINをゆっくりと上げていく。
ギターとアンプの奏でるハウリング音が部屋中に響き渡る。
そして彼の柔らかなストロークとともにゆっくりと泣き出すギター。
豊かなハーモニクスと残響音が部屋中を包んだかと思うと、突然カッティングの嵐・・・!
そして彼は叫ぶ
「ぶおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁあああああああああ!!!!」

その重厚なサウンドに自然と体が大きく揺れた。
それがヘッドバンギングと云われるものだという事はあとで知った。
音楽部員達は本能で悟っていた。これが本当の音楽であると・・・!

どれくらいの時間が経っただろう・・・警察が駆けつけ、全てが終わった。
彼は無言のまま、反抗する事も無く、警察と共に音楽室を去った。
彼が去ったあとにはまっぷたつに折られたギターと、大きく凹んだアンプだけが残された。

彼の努力も虚しく、音楽部に変化は無かった。今でも音楽部はつまらない合唱曲を歌うだけの部活だ。
しかし、彼らは本当の音楽を知っている。彼らの胸に深く焼き付いたロック魂は決して消える事は無かった。

END
12.56 KB Speed:0   VIP Service 製作速報VIP(クリエイター) 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大4096バイト 最大50行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)