小説を書いてみたんだが評価頼む

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27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 19:16:46.76 ID:BYtScqVM0
なんとなく推敲してみるしてみるテスト
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 19:38:19.96 ID:BYtScqVM0
少女は走っていた。ただひたすらに。
幼さの残る手には見るからに重そうな大刀が握られていたが、彼女のスピードは全速力の自転車程度に達していた。
無数の、殺気立った視線が彼女に向く。魔王の手下、魔物たちが少女を殺さとしていたのだ。殺せば褒美が与えられる。
しかし、彼らの「殺意」は全くの徒労に終わった。魔物たちが飛びかかろうとするよりも早く、少女の大刀は彼ら全てを一瞬のうちに切り裂き、切り刻み、肉片へと変え果ててしまったのだ。

「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」

20はいただろうか。多数の敵に対して「攻撃」を発動させたため、体力が対価として大量に消費され、肩で息をするまでになっていた。
ここに来るまでも何回も「攻撃」を使っていた。疲労は蓄積されていった。
あまりの疲れについ足を止めそうになるのをぐっと堪えて、しかしまた走り出した。
瓦礫と化した町をお構いなしに踏みつけ走り、足場が悪いと分かれば未だ残っている建物の屋根に登りそこからは屋根伝いに走った。

「待ってなさい…魔王‼︎私がメッチャメッチャのギッタギッタに倒してあげるわ‼︎」

少女は誰に聞かせるでもなく、強いていえば自分を奮い立たせるために叫び、ひたすら走った。
先に行った仲間に加勢するため、そして魔王を倒すため…少女は魔王の居城を目指した。
降り注ぐ瓦礫の雨を掻い潜り、視界に入った魔物の群れに攻撃をかました。
魔物達は自らの死を理解する事も叶わずただただ倒れて行った。

"認識を超える速度の攻撃"。
これが彼女の「攻撃」だった。この他にも魔法がいくつか使えたが、彼女の最も得意としたのは接近戦だった。
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2015/03/18(水) 19:58:58.59 ID:BYtScqVM0
「ちぃ・・・次から次へとうじゃうじゃ湧いて、これじゃあキリがないわね」

そうボヤく少女の前にワラワラと魔物が湧いた。その少し先に魔王が居城とする城がついに見えた。禍々しい殺気が充満しているのが離れていても分かった。

────────私には戦ってくれている仲間がいる。

「だから、私は一刻も早く着かなきゃいけないの。くたばりなさい、魔物ども!
…破壊の放流、怒りの豪火。大地に刃向かう愚かさを、その身を以って無駄と知れ。
砕けろ『天地熔災の流焰≪ヴォーゲン・ヴルカーン≫』」

呪文を唱え終えると魔法陣が少女の足元に展開された。魔法陣が光を発し、少女が胸に手を置くと光は一気に強さを増し広がりながら消えていった。
直後、魔物達の下から火柱が上がり、彼らの身体を焼き払った。わずかに生き残った魔物の悲鳴を、降ってきた大量の隕石が掻き消す。爆ぜる地面に波紋のように広がる衝撃波は、荒れ狂う暴風に見えた。

大小様々なクレーターが出来上がり、周辺の家屋は衝撃波によって軒並み倒壊していた。少女は大刀を構えて魔物が生き残っていないか確認すると、きっと前を向きまた走り出した。

走り始めてからおよそ10分が経過した頃、少女はついに魔王の城の門まで到達した。
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