【グラブルSS】空に憚れきくうしさま!【カイオラ編】

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1 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 00:55:14.32 ID:C0KaJnfe0
キャラの口調おかしかったら指摘お願いします。

加入済みキャラはアギエルバ以外(ランスロット、ヴェイン、ソイヤ三人組、ジョエル、イッパツ)途中キャラ名出てくるけど騎空団員かどうかは各自判断よろ。

また、ストーリー読んでいる前提で書いているので、色々雑
2 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 00:55:39.96 ID:C0KaJnfe0
オイゲン「おい! 町で面白い話聞いてきたぞ。何でもノース・ヴァストに珍味があるらしい」

ルリア「おいしいものですか!?」

グラン「・・・お前ら相変わらず寄り道好きだな」

ルリア「だって珍味ですよ珍味!」

グラン「ま、俺も気になるし、いっちょ行ってみるか」

ソリッズ「俺は反対だ」

ジン「まあまあソリッズ殿。カツウォヌスもおいしかったではないか。それに」

ソリッズ「っつってもなあ。気が乗らねえ」

グラン「お前の気なんか知るか。俺が行くっつったら行くんだよ」

ソリッズ「」

ジン「こういうことだ・・・」

オイゲン「他にも温泉なんかがあるって聞いたなぁ。そっちで一緒にあったまろうぜ」

ソリッズ「温泉!? そいつはいいな!」

グラン「・・・まあいいか。んで、行くやつ選定しないとな。さすがにこの大所帯じゃ無理だろ」

ルリア「そうですね」
3 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 00:56:17.36 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「ランスロットとヴェインとイッパツが行きたいんだな」

ヴェイン「ああ! フェードラッヘには海ないからな。楽しみだぜ! なあランちゃん!」

ランスロット「そうだな。柄にもなくワクワクしてきたよ」

イッパツ「私もラーメンに合う食材を探している身としては是非食してみたいですねえ」

グラン「ジン、オイゲンは行く気だったし、ソリッズも行く気んなってるし、連れてくか」

ルリア「この人数くらいなら大丈夫そうですね」

グラン「あと一人くらい大丈夫だろ。おいジョエル!」

ジョエル「水場は僕の出番だからね」

グラン「万一落ちた場合の事も考えとかなきゃな。頼むぞ」

ジョエル「元監視員として海での事故は防いでみせるよ」

グラン「じゃあカタリナ、留守は任せた」

カタリナ「任された・・・が、ルリア、本当に大丈夫か? 男ばかりだし、治安も悪いそうじゃないか」

ルリア「大丈夫ですよ!」

グラン「こいつがそんなたまかよ。飯のこととなったら目がねえ」

カタリナ「君のその口の悪さはいつ治るのか・・・」

ビィ「いやぁ、一生治らねえと思うぜ」

グラン「やかましい。さっさといくぞ」

ルリア「あ、ちょっと待ってくださ〜い!」

ビィ「心配ねえって。オイラも見張ってるし、オイゲンもいる」

カタリナ「ああ、任せたぞ」

ビィ「おう!」
4 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 00:57:24.45 ID:C0KaJnfe0
〜〜
ランスロット「取り合えず情報を集めないとな」

ジン「そこの御仁」
旅人「俺か? 何か用か?」

グラン「ここら辺の珍味ってのを捕まえに来たんだが何か・・・」

旅人「君みたいな子供が!? はっはっはっ。あんな巨大なもの、君じゃあ無理だな」

グラン「ああ・・・?」

ビィ「落ち着けっての!」

旅人「喋るトカゲ!?」

ビィ「オイラは(ry

ルリア「あの!」

旅人「何だい嬢ちゃん」

ルリア「その珍味の情報を知ってるんですか?」

旅人「ああ。ここの名産品らしいからな。名前はマツヴァガニっていうらしい。俺は温泉目当てで来たから食べてないがな」

ソリッズ「温泉!?」

ルリア「ソリッズさん、まずはご飯ですよ」

ソリッズ「それでm「ソリッズさん!」

ルリア「ご飯食べに行きましょ?」ゴゴゴゴ

グラン「ソリッズ、あきらめろ」

オイゲン「後で行くんだからちょっと待ってろ」

ジン「そうだ。さすがにルリア殿には勝てん」

ソリッズ「・・・何で俺はこんなところにいるんだ」

ランスロット「それでそのマツヴァガニっていうのはどこで捕れるんですか?」

旅人「捕るのは無理だってば。めちゃめちゃ大きいらしいぞ。あ、でも」

ヴェイン「なんだなんだ?」

旅人「あっちに町があったから、そこで情報収集したらどうかな? 俺は詳しくないから」

ジョエル「ありがとうございます!」
5 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:00:32.59 ID:C0KaJnfe0
〜〜
オイゲン「どうやら探査工船にのっけてもらわにゃいけねえようだな」
グラン「一昔前のRPGかよ」
ソリッズ「あん?」

グラン「何でもねえよ。さっさと行くぞ」
イッパツ「そうですねえ。そろそろ私もお腹空いてきました」

青年「あんたら、旅の人か?」

オイゲン「うおっ!? なんだいきなり」

青年「ここらの珍味でも勧めてやろうと思ってな」

ルリア・イッパツ「「本当ですか!?」」

青年「うおっ!?」

オイゲン「落ち着けお前ら」

ジン「それはマツヴァガニのことか?」

青年「おうそうだ。あんたら知ってんのか」

ソリッズ「俺たちゃあそいつをとっ捕まえようとここまでやってきたンだよ」

青年「とっつか・・・ククク。酔狂なやつもいたもんだなあ」

グラン「何がおかしい」

青年「悪かったなボク。少し・・・な」

グラン「・・・」

ルリア「グラン! この人知ってるって!」

グラン「・・・ああそうだな」

オイゲン「それで、乗るにはどうすりゃいいんだ?」

青年「まあわざわざ乗らなくても、町はずれの食事処で食えるよ。ますはそっちいってみな」

ジョエル「わざわざありがとうございます」

イッパツ「そうときまれば早速行きましょ!」

青年「それに・・・」

ソリッズ「何だ?」

青年「何でもない。いい旅を」
6 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:01:08.48 ID:C0KaJnfe0
〜〜

露店の爺「あんたら、珍味ば食いさきたのが?」

ルリア「はい! ここでマツヴァガニが食べられるって聞いたんですけど!」

露店の爺「そすたらウヂさあるやづちょこっとかせでやっぺ」

ルリア「えぇと、おじいさんのお店でマツヴァガニを食べられるんですか」

露店の爺「んだ。魚ごとが、酒ことが、売ってんだ」

ソリッズ「ここで合ってたみたいだな。早速食わせてくれよ!」

露店の爺「そすたら、まぁついてきなさんしょ」

オイゲン「親切な人でよかったな」

グラン「・・・」

ジン「どうしたでござるかグラン殿」

ルリア「〜♪ ? どうしたんですかみなさん? 置いてっちゃいますよ!」

グラン「いや、何にも。早く行くぞ」

オイゲン「ああ! 今行く!」
7 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:01:35.39 ID:C0KaJnfe0
〜〜

ルリア「モグモグ・・・?」

ソリッズ「噂じゃあ頬が落ちるくれえうめえって話だったが・・・」

グラン「ファスティバの飯のがいいじゃねえか」

オイゲン「新鮮味に欠けてるようだな」

ジン「やはり直に捕まえるしかないな」

ソリッズ「ああ。おい店主! 勘定を頼む!」

露店の爺「そいだば、じぇんこさ払ってけれ」

ソリッズ「!? おうおう、こいつはぼったくってンじゃあねえのかァ!?」

露店の爺「マツヴァガニば食べたんだば、こんげれぇ払って、貰わねば」

グラン「・・・金額くらい先聞いとけっての」

オイゲン「こんなん払えるわけねえだろ!」
8 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:02:05.23 ID:C0KaJnfe0
露店の爺「なんだが! はんかくせことしゃべって、食い逃げするつもりが!」

オイゲン「そうは言ってねえよ! だがこんな金額・・・」

露店の爺「払わねってんだば、こっちさもやり方ちゅうもんがある! おいっ!!」

イッパツ「これは理不尽過ぎやしませんかねえ・・・?」

ジョエル「無茶苦茶だ!」

グラン「切った張ったなら俺らの方が得意だろ」

ランスロット「一般人に手をあげるのは騎士道に反するが・・・」

ヴェイン「どうみてもカタギには見えねえし」

ソリッズ「全力だしてもよさそうだなァ!」

露店の爺「おめたづ、いでめにあわしてやれ!!」

ならず者ども「「「「「おう!」」」」」

グラン「お前ら任せた」

ソリッズ「また我らが団長様はお休みかよ」

オイゲン「こんくらいなら問題ねえだろ」

ジン「某たちの腕の見せどころではないか」

イッパツ「目にもの見せてやりましょっ!」
9 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:02:38.50 ID:C0KaJnfe0
〜〜

オイゲン「ったく、これに懲りたらあこぎな商売二度とやんじゃねえぞ!」

グラン「終わったか。んで、正規の代金てのはいくらなんだ? ここまでやられたんだ。何なら踏み倒してもいいぐらいだが・・・」

ルリア「グラン!」

グラン「はいはい」

露店の爺「ぐぐ・・・助けでけろぉ〜! 食い逃げだぁ〜!!」

グラン「だーっもう面倒くせえ!」

ランスロット「あれは憲兵か!」

ビィ「逆らうわけにもいかねえな、こりゃ」

グラン「ルリア、俺の中戻れ」

ルリア「え、あ、はい」キュイン

ソリッズ「おい離せてめえらァ!」

グラン「ライトウェーイト!」

オイゲン「あ、おい!」

ルリア『ちょ、ちょっとグラン!』

グラン「いいから俺に任せろ」

ソリッズ「あンにゃろォ! 俺たち見捨てて逃げやがった!」

ビィ「いや、そりゃねえな」

ランスロット「ないな」

ソリッズ「・・・はァ。俺だってわかってんだがよォ」

憲兵長「ええい! 大人しくしろ! 1,2,3! 逃げたヤツを追え!」

憲兵1、2,3「「「はっ!」」」

イッパツ「大将信じて待ちましょ」
10 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:04:01.12 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「・・・来たな。全部で三人か」

ルリア『どうするんですか?』

グラン「あいつらボコして情報を吐かせる」

ルリア「ちょっとグラン!」

グラン「顕現すんなアホ! ちっ、あぶねえから下がってろ」

憲兵1「やっと見つけたぞ!」

2「逃げられると思うなよ!」

3「まだガキじゃねえか・・・」

グラン「アローレインV」

憲兵1,2,3「「「ギャー!」」」

ルリア「ちょっと!」

グラン「憲兵のタイミングがよすぎる」

ルリア「え?」

グラン「それにあんなくそみたいな露店推しやがった野郎もグルっぽいな。こいつら縛って・・・おい、起きろお前」
11 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:04:28.56 ID:C0KaJnfe0
3「ん、んん・・・ひぃっ!」

グラン「お前らのお仲間は皆おねんねだ」

3「クソガキ!」

グラン「うるせえ! 大声出すな!」ドガッ

ルリア「グラン!」

グラン「・・・俺の質問に答えて文句はない。賢い選択してくれよ」

3「・・・何だ」

グラン「質問ってのはな・・・」
12 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:04:54.22 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「なるほど。やっぱ全員グルだったか。もういいぜ。もう一回寝とけ」ガスッ

3「ガッ!」

グラン「さてと、こいつの服着て潜入でもするか。こいつらは茂みにでもかくして・・・」

オイゲン「探したぞ!」

グラン「あれ、何でもう出てきてんだ。さすがにはやすぎじゃねえか?」

ジン「探査工船出してる方が保釈金を出してくださってな」

ソリッズ「お前よかよっぽどいい船長だぜ」

グラン「お前また喧嘩売りに来たのか」

「おい! どこ行くんだ! 保釈金分くらいは働いてもらう約束だろうが!」

ランスロット「すいません。僕らの他の仲間が」

サンザ「そういうことなら仕方ねえか。そいつにも働いてもらおう」

ヴェイン「船か・・・空飛ぶ船は毎日乗ってるけど、海に浮かぶのは初めてだな!」

ジョエル「海は危険がたくさんあるから気を付けてよ」

ヴェイン「だいじょぶだいじょぶ」

グラン「何で俺まで」

ジン「楽しんでいこうではないかグラン殿!」

ルリア「グラン! 早く行きましょう!」

グラン「・・・はぁ」
13 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:05:23.17 ID:C0KaJnfe0
〜〜

アギエルバ「アルドラた〜ん。元気で待ってるんでちゅよ〜♪」

アルドラ「もちろんでしゅ!」

グラン「なんだあいつは・・・」

オイゲン「ほかっとけ。さっさと乗り込んじまうぞ」

サンザ「何ぼさっとしてる! 早くこい!」

ソリッズ「わかってらァ!」
14 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:05:50.20 ID:C0KaJnfe0
〜〜

サンザ「船長のサンザだ。この船では俺が絶対だ。逆らったら海の中に放り込んじまうから覚悟しとけよ」

ビィ「お前気を付けろよ」

グラン「うぜえ」

サンザ「勝手に口開いてんじゃねえ!」

ビィ「す、すまねえ!」

サンザ「まずは網を仕掛けとけ。昼までにだ」

オイゲン「ちょ、ちょっと待った! どうやってやりゃあいいんだ?」

サンザ「んなこと自分で考えろ!」

ジョエル「・・・少し厳しいな」

アギエルバ「何だ? あの船長の野郎」

ジン「先ほどの御仁ではないか。まあ落ち着いて」

オイゲン「ここじゃああいつに逆らうのは不味そうだ。協力してこなしていこうぜ」

野蛮な船員「何やってんだ新入りども! 油売ってんじゃねえぞ!」

グラン「そこのお前」

野蛮な船員「おい、先輩に向かってその口の利き方は・・・」
15 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:06:18.14 ID:C0KaJnfe0
オイゲン「わりいな。まだ年端もいかねえガキなんだ。見逃してやってくれ」

ビィ「交渉事はオイゲンとかに任せて、お前は体を動かそうぜ! な?」

グラン「・・・オイゲン、任せた」

オイゲン「おうよ! んで、網の張り方なんだが」

野蛮な船員「うるせえ! お前ら船長に言われたこともう忘れたのか!?」

ソリッズ「話が通じねえンじゃどうしようもねえなァ」

イッパツ「ジョエルさん。網の張り方とかわかりませんかねえ?」

ジョエル「僕は泳ぎ専門だからな・・・力になれなくてすまない」

グラン「いいよ。あそこで酔ってる奴よかましだ」

ヴェイン「わりい・・・」

ランスロット「大丈夫か?」

ヴェイン「ああ・・・」

アギエルバ「また怒鳴られても適わん。取りあえず網放り投げとくか?」

ジン「そうだな。何もしないよりかはやってみるとするか」
16 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:06:54.59 ID:C0KaJnfe0
〜〜

サンザ「こんな簡単なこともできんのか! 今日は晩飯抜きだ!」

イッパツ「それは理不尽じゃありませんかね!」

サンザ「黙れ! 働けないやつに食わせる飯はねえ!」

ソリッズ「なンちゅう横暴な・・・ある程度の横暴さには慣れたつもりだったが」

グラン「何か用か?」

ソリッズ「何でもねえよ」

ルリア「うう〜お腹すきました・・・」

ランスロット「ヴェインも体調悪そうだし、何か食べさせないと」

ジン「あ、グラン殿。どこにいかれる」

グラン「情報収集。郷に入っては郷に従え。ここの習わししらねえとどうにも動きにくい」

ソリッズ「またそれで問題起こすんじゃあねえだろうなァ!?」

グラン「当たりはつけてある。それに交渉は一対一だ。最悪寝かしつければ問題ない」

オイゲン「朝になったら騒がれるんじゃないか?」

グラン「ガキに負かされたなんて言えねえだろ。んじゃ行ってくる」バタン

アギエルバ「何いばりくさってんだあのガキ」

ジン「団長だからな、あんな齢で我々を率いている」

ビィ「誰彼かまわずあんな態度なのは昔からだけどな。オイラ一応様子見てくるぜ」

ルリア「頼みましたよ、ビィさん」
17 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:07:22.90 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「ビタねえ・・・。それでここ牛耳ってんのか」

卑屈な船員「あ、ああ。ここで働けば働きに応じてビタがもらえる」

グラン「情報どうも。引き留めて悪かったな」

卑屈な船員「お、おい」

グラン「何だ?」

卑屈な船員「少し分けてやるよ。賭博なんてのもあるから増やすなら元手がいるだろ?」

グラン「賭博?」

卑屈な船員「そ、そうだ。魚の色や数を当てるゲームで、当たれば大量にビタが手に入る。負ければ・・・やばいが」

グラン「・・・んなのもあるのね。こいつはありがたくもらっとくよ」

卑屈な船員「ま、負けるなよ」

グラン「こんなでも団長だからな」

卑屈な船員「・・・か、かっこいいな」
18 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:07:49.95 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「というわけだ」

ソリッズ「お前脅したンじゃねえだろうなァ?」

グラン「はあ? するわけねえだろ。今度余計な事言うと口を縫い合わせるぞ」

ビィ「落ち着けお前ら! 大丈夫だったって!」

ソリッズ「ちっ」

オイゲン「しかしバクチか」

グラン「こんなことならガルマ連れてきてすらせりゃよかったな」

ルリア「グラン!」

グラン「ああ。食料くすねる方がはええか」

ルリア「そういう問題じゃありません!」

グラン「取りあえず稼いだビタは一旦俺に全部預けろ」

ソリッズ「なっ」

オイゲン「寝てるやつ起こすなよ」

ソリッズ「ッ!!」

ジン「それが一番の得策であろうな。総資産を知っておくと何かと便利だろう」

アギエルバ「俺は団員じゃあねえし、しなくていいだろ?」

グラン「ああ。お前まで強制する気はねえ」

アギエルバ「そうか。寝る」

ソリッズ「俺も預ける気は」

グラン「命令だ」

ソリッズ「・・・わあったよ」

グラン「寝ている奴にも説明しといてやれ。俺も寝るとする」

ビィ「明日も頑張っていこうぜ? な?」

ソリッズ「大丈夫だってえの」
19 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:08:23.71 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「今日のビタはこんなもんか。博打は止めといた方がいいな」

オイゲン「ああ。腹の空き具合がやべえのが何人かいるからな」

イッパツ「は、腹が」

ルリア「ご飯ご飯ご飯・・・」ブツブツ

グラン「んじゃあ俺は飯買ってくるから、お前らは休んどけ」

ジン「某も行こう」

ソリッズ「それがいいな。お前だけなんか買って食われても困るしな」

ジン「そういうわけじゃないが・・・」

グラン「・・・じゃあついてこい」バタン

ジン「ソリッズ殿。あまりグラン殿を困らせるな」

オイゲン「年下にこき使われて嫌になんのはあるかもしんねえけどよお」

アギエルバ「プライドがねえのかお前らは」

オイゲン「アギエルバか。ま、もう慣れたし、認めてるからな」

ジン「おっと、待たせては悪い。もう某は行く」バタン

ソリッズ「・・・頭じゃ理解してンだよ。あいつは優秀で現実的で、正しいっつうことは」

ビィ「口は悪いけどな・・・」

ソリッズ「・・・」

オイゲン「長く騎空団にいてここまで折れない奴も珍しいな」

アギエルバ「それでもどこかで認めてるから噛みつこうとも最終的には言うこと聞くんだな。おもしれえじゃねえか」

グラン「飯買ってきたぞ」

ルリア「ご飯!」

グラン「おいてめがっつくな!」
20 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:08:53.36 ID:C0KaJnfe0
〜〜

アギエルバ「か〜っ! うんめえ!」

ソリッズ「一人で酒飲みやがってんにゃろう!」

アギエルバ「飲みたきゃ自分で稼げばいいだろ! 俺はそうしてきたぜ」

ソリッズ「グラン!」

グラン「だめだ」

ソリッズ「・・・っ!」

ランスロット「ソリッズさん落ち着いて」

ヴェイン「そうだぜ。ただでさえ疲れてんのにこんなところで騒いだら」

ソリッズ「うるせえ! 若造はだあってろ!」

グラン「わかったよ・・・好きにしろ。その代りもう暴れるな」チャリン

ソリッズ「わあってンよ。これで俺も・・・」

ジョエル「よかったのか?」

グラン「ランスロットやヴェインに被害が及ぶ可能性があった。これからも働いてもらうのに怪我されたら不味い」

オイゲン「ヴェインがダウンしてたときの教訓だな」

ヴェイン「す、すまねえ」

グラン「これから取り返せ」

ヴェイン「おうよ!」

イッパツ「しっかしソリッズさん大丈夫ですかねえ?」

グラン「しらん。ほかっとけ。もう寝るぞ」

ジン「ヒートアップしなければいいのだが」
21 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:09:20.10 ID:C0KaJnfe0
〜〜

ソリッズ「ぐ・・・」

グラン「それみたことか」

オイゲン「今日からは堅実にやっていこうぜ?」

ソリッズ「まだだ。まだ俺は・・・」

グラン「俺も少し余裕出来てきたし手出ししてみるか」

ジン「大丈夫なのか?」

グラン「任せろ。かけるのは俺の分だけだ」
22 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:09:51.62 ID:C0KaJnfe0
〜〜

アギエルバ「っしゃあ!」

グラン「また勝ち」

ソリッズ「なにィ〜〜〜!?」

オイゲン「またソリッズの野郎負けやがったか」

ルリア「アギエルバさん強いですね。ここまで負けなしです」

ビィ「アイツもめっちゃ勝ってるな」

ジン「アギエルバ殿は勘がよく、ソリッズ殿も勘で選んでいるが・・・」

オイゲン「全然だな」

ジョエル「グランは今までの傾向からやってるからな・・・また勝ってる」
23 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:10:21.97 ID:C0KaJnfe0
〜〜

アギエルバ「ほらよ」

ソリッズ「握り飯! ありがてえ!」

アギエルバ「ハッハッハッ!」

オイゲン「餌付けされてやがる」

グラン「今日の飯は少し豪勢になったぜ」

イッパツ「さっすが大将!」

グラン「そろそろだな」

ヴェイン「何がだ?」

ランスロット「グラン!」バタン

グラン「落ち着け。向こうで話そう」

ランスロット「あ、ああ」

ヴェイン「え? グラン? ランちゃん?」
24 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:10:51.43 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「八百長ね。そろそろ仕掛けてくると思ったぜ。誰に頼んでた?」

ランスロット「あの赤いバンダナの。しかし何でわかったんだ?」

グラン「ここの船はビタによる支配を行っている。与える側はサンザしかいないから奴の言うことを聞かなくちゃいけない。賭博も船員間でのやり取りだから、ビタの総量が増えるわけじゃない」

グラン「しかし、今アギエルバに大量のビタが集まっているとどうだ。アギエルバはサンザに従う必要がなくなる」

ランスロット「それでもアギエルバ一人なら問題ないんじゃないか?」

グラン「さっき言った与える側になれるんだよ、勝ち続けることができれば。そうしたらアギエルバにつく人間も出てくることは想像がつく」

ランスロット「! それで二分されると困るってことか!」

グラン「そうだ。だからお前にサンザ見張るように言ったんだ。さらにサンザからすれば自分の支配下に置けない、つまり働かないやつがいれば船員の士気は落ちる」

ランスロット「何てやつだ・・・!」

グラン「ランスロット。他の奴には言うなよ」

ランスロット「何でだ!?」

グラン「血の気の多いやつらばっかだからだ。一応保釈金の恩がある以上手荒な真似はできねえとは思うが、頭に血が上ればなにしでかすかわかんねえ」

ランスロット「・・・わかった」

グラン「それに・・・八百長わかってんならそれを逆手にもとれるしな」ニヤリ

グラン「っと。行くところがあった。お前は早く休めよ」

ランスロット「あ、ああ」
25 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:11:20.23 ID:C0KaJnfe0
〜〜

野蛮な船員「おら張った張った!」

アギエルバ「俺は今日は・・・」

野蛮な船員「俺はこうだな」

グラン「奇遇だな。俺もだ」

野蛮な船員「・・・ほう」

ソリッズ「当たってるアギエルバのとこに一点賭けだァ!」

アギエルバ「おこぼれもらおうってか? 仕方ねえなあ」

オイゲン「そいじゃあ網あげるぞ!」

ジョエル「せえの!」

ヴェイン「おらあ!」

イッパツ「次は仕分けですね」

アギエルバ「・・・ちっ! 負けたか!」

ソリッズ「そりゃねえぜアギエルバ!」

アギエルバ「知るか!」

野蛮な船員「俺とお前の勝ちだな」

グラン「ああ。今日は調子がよさそうだな」

アギエルバ「次だ次!」
26 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:11:53.65 ID:C0KaJnfe0
〜〜

アギエルバ「」

ソリッズ「ようこそ底辺の園へ。握り飯でも買いに行くか?」

野蛮な船員「今日は調子よかったぜ・・・しっかし、全く一緒とは俺のぱくりか?」

グラン「ちげえよ。奇跡的にお前と一緒のとこに賭けようと思ってただけだ」

野蛮な船員「・・・そうかよ」

グラン「さてと。今日も勝ったし大盤振る舞いしてやるよ」

イッパツ「よっ! 大将全空一!」

ランスロット「・・・」
27 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:12:23.61 ID:C0KaJnfe0
〜〜

ソリッズ「グランてンめえ!」グイッ

グラン「・・・何だいきなり」

ソリッズ「八百長のこと知ってて俺らに黙ってやがったな!?」

グラン「・・・ランスロット」

ランスロット「すまない・・・。ソリッズさんがどうしても不憫でならなくてな」

グラン「こいつバカなんだからこうなるに決まってんだろうが・・・はあ」

ソリッズ「あァン!?」

ヴェイン「落ち着けって!」

イッパツ「そうですよ! 大将責めても始まりませんって!」

ジョエル「・・・でも何で言ってあげなかったんですか?」

ジン「グラン殿が言っていればソリッズ殿もアギエルバ殿も勝てたはずだ」

グラン「こちら側が全員同じとこかけてたらおかしいだろ。八百長ばれてるのがばれる。それに、今のこいつを見てみろ。逆手にとって相手を逆にはめるっつう頭があると思うか?」

オイゲン「確かにそうだが、それもお前が指示すれば・・・」

グラン「ガキじゃねえんだぞ。そんなことまで一々言ってられるか」

ソリッズ「この野郎!」ブン

グラン「それに」ガシッ

グラン「自分の金は自分で管理するって言ったのはお前だぞ? それに八百長も考えて俺はランスロットに指示をだしていた。どっちが悪いかは明白だろ」

ビィ「お前も落ち着けっての!」

グラン「ちっ!」
28 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:12:49.52 ID:C0KaJnfe0
ルリア「そうですね。今回悪いのは一目瞭然です」

ソリッズ「・・・そりゃ俺よかグランの味方するよな」

ルリア「何言ってるんですか! 私はソリッズさんの味方でもありますよ! 今回悪いのはサンザさんです!」

グラン「そりゃまた随分穿った見方ではあるが、保釈金の恩義があるんだ。こちらとしても強くは出られんだろ?」

ルリア「それでも、こんな騙すようなやり方、私は認められません」

ソリッズ「・・・そうだな。その通りだ」

アギエルバ「・・・何の騒ぎだ?」ガチャリ

ジン「アギエルバ殿、実はな・・・」
29 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:13:17.46 ID:C0KaJnfe0
〜〜

アギエルバ「おいお前ら! よくも八百長なんざしてくれたなあ!」

ソリッズ「覚悟はできてんだろうな?」

野蛮な船員「はあ? どこにそんな証拠があるんだよ! 負けたからって逆恨みか!?」

サンザ「何暴れてんだお前ら!」

野蛮な船員「頭ァ! こいつらが八百長だのなんだのと」

サンザ「賭博のことか? しっかり働いてんなら目をつぶってやろうかと思ったが・・・」

アギエルバ「諸悪の根源が何言ってんだ!」

サンザ「・・・おい。あいつひっ捕らえろ」

アギエルバ「ふざけんな!」ドゴッ

船員1「ぐへっ!」

船員2「なろっ!」ガシッ

サンザ「よくやった。・・・よくも大事な船員を殴ってくれたな・・・」

アギエルバ「離せくそっ!」

ソリッズ「アギエルバッ!」

サンザ「おいお前ら。この言いがかりつけてきたクソを殴り飛ばせ!」

ジン「なっ!」

サンザ「そうしたらビタをやろう。悪い話じゃねえだろ。強く殴れば強いほど大量のビタをやろう」

ソリッズ「・・・ほう」

アギエルバ「ざけんな!」

船員2「んの馬鹿力めっ!」

サンザ「ケヒッ。早くしろ。じゃねえと逃げちまうぜ」

ソリッズ「・・・歯食いしばれ」
30 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:13:43.43 ID:C0KaJnfe0
アギエルバ「!」

ソリッズ「フンッ!」バキッ

船員2「ヴォホオッ!」

ソリッズ「・・・正式じゃあねえにしても一緒に飯食った仲間だ。そいつを見捨てる程落ちぶれちゃいねえよ」

ジン「ソリッズ殿・・・」

オイゲン「・・・だよな」

サンザ「お前・・・保釈金払ってやったんだぞ!」

グラン「嘘だな」

サンザ「は?」

ランスロット「グラン?」

グラン「お前から八百長の話を聞いた後、俺は少し出てただろ?」

ランスロット「ああ」

グラン「そんときにビタと情報をくれたやつに恩返ししに行ってな。少し話をしたんだ」
31 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:14:11.27 ID:C0KaJnfe0
@@@

グラン「しかしお前海の漢って感じはしねえよな」

卑屈な船員「お、俺だって船乗りになるなんておもってなかったよ。でも、食い逃げで捕まっちまった時に船長に助けてもらってよ」

グラン「・・・それって町はずれの」

卑屈な船員「そ、そうだ。うまい珍味があるって聞いて食べに来てみればそこまでなうえに高すぎてよ」

グラン「憲兵に引き渡されたところをってことか」

卑屈な船員「あ、ああ」

グラン「なるほど。じゃあ俺はそろそろ行くとするよ。この間はほんと助かった」

卑屈な船員「そ、それはいいけどよ。お、お前は、そ、そのままでいてくれよな」

グラン「・・・何だいきなり」

卑屈な船員「お、俺は卑屈だからよ。お、お前みたいに傍若無人なやつは、憧れるんだよ。み、みんなに慕われてるみたいだしよ」

グラン「・・・言われなくとも、俺は俺だよ。じゃあな」

卑屈な船員「お、おう!」

@@@
32 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:14:37.76 ID:C0KaJnfe0

グラン「この後何人かに聞いてみたがこんなやつが殆どだった。つまり、お前は憲兵と店と組んで無料で手足を雇ってる。そうだろ?」

サンザ「だから何だ! 俺が助けたことには変わりがねえだろ!」

グラン「開き直りやがったか。恩がねえならこっちにもやりかたっつうものがある」

サンザ「・・・野郎ども!」

グラン「お前ら開戦だ!」
33 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:15:03.86 ID:C0KaJnfe0
〜〜

サンザ「たらばっ!」ドサッ

グラン「こいつは適当に縛り付けておこう」

オイゲン「ったくとんでもねえやつだな」

ジン「まったくだ」

ランスロット「一件落着だな」

ヴェイン「ああ!」

グラン「丁度漁業にも慣れてきたしな」

ビィ「ああ! これでマツヴァガニも捕れるな!」

イッパツ「これでようやくお腹いっぱい食べられるんですねえ!」

ジョエル「肩の荷が下りたよ」

アギエルバ「ソリッズ、さっきはその・・・あんがとよ」

ソリッズ「はっ! 握り飯の恩だよ」

ルリア「マツヴァガニ! マツヴァガニ!」キラキラ
34 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:15:31.81 ID:C0KaJnfe0
〜〜

グラン「ルリア食い過ぎだ!」

ルリア「ん〜おいしい〜っ!」ヒュゴウ

ランスロット「しかしこんな巨大なカニよく引き揚げられたな・・・」

オイゲン「一致団結すりゃあ楽勝楽勝」

ヴェイン「綱引き思い出して俺途中から楽しくなってたぜ」

ジン「ヴェイン殿は一際声も出ていたからな」

ジョエル「それに引っ張られて僕もいつも以上に力が出せた気がするよ」

ヴェイン「それはよかった!」

イッパツ「ん〜今すぐにでもラーメンにしたいですが私の腕では扱いきれませんねえ。保存できればいいんですが・・・」

ビィ「皆仲良くマツヴァガニを食べましたとさ」

おしまい

ソリッズ「温泉は〜〜〜〜〜〜!?」

アギエルバ「まあどうでもいいじゃねえか!」
35 :雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ [saga]:2016/02/15(月) 01:16:57.86 ID:C0KaJnfe0
やっぱ勧善懲悪だよね

店と憲兵の方は裏でグラン君がしばいてた

以上終了
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