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男「お前らは悪魔か?妖精か?」【第三章】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 21:58:23.52 ID:seBpR.SO
第三章です
最終章になる予定です…

第二章には登場しなかった、第一章の主人公「男」が、復活するのか?しないのか?

あらすじ、登場人物紹介は>>2以降を御覧ください

前スレ
男「お前らは悪魔か?妖精か?」【第二章】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1268656657/

さらに前スレ
男「お前らは悪魔か?妖精か?」【第一章】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1250433886/
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悟空「ご、悟飯がオラの子じゃねぇ?」 @ 2020/06/02(火) 00:39:13.18 ID:00dsC1pO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591025952/

女の子A「女同士だと子供できないね…」女の子B「うーん…」ワイ「!」シュバババ @ 2020/06/02(火) 00:10:24.38 ID:fg3Tkgdso
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龍驤「1いいね毎に胸が0.1mm大きくなる装置やて!?」 @ 2020/06/01(月) 19:47:31.37 ID:wUe6z96EO
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【都市伝説】姉「ババアうざい」 @ 2020/06/01(月) 15:13:29.68 ID:iRXmbcA+0
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【2020年起】中日ドラゴンズ優勝への道 @ 2020/06/01(月) 12:51:44.18 ID:/lXwsdWK0
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【安価とコンマで】改めてマイライフ!(パワプロ) @ 2020/06/01(月) 11:16:30.22 ID:UMIklyBO0
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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 7巡目 @ 2020/05/31(日) 20:33:55.35 ID:UWkI0tnc0
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【セブンスドラゴン2020】真竜ニアラ「ニンゲンがいない・・・」 @ 2020/05/31(日) 20:01:53.10 ID:fq3BjVwS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590922912/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 21:59:39.08 ID:seBpR.SO
あらすじ(第二章を未読の方は、間違いなく読み飛ばしたほうがいいです)



黄の王が、狙撃された―。

その娘「エレカ」と、犯人の濡れ衣を着せられ、二人の妹を拉致された「テンコ」と「クロ」、そしてエレカの側近「ポチ」は、青の城、赤の城をそれぞれ目指し、激闘を繰り広げる

が、それらすべてはエレカの偽りであった
エレカの真の目的が、天使を滅ぼすための「兵器」の復活だと知ったテンコは、彼女を倒すために、最後の死闘を展開
結果、破れ去ったテンコは、極寒の雪山で死に追いやられるが…
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:06:16.82 ID:seBpR.SO
人物紹介


テンコ >>4
クロ >>5
イン >>6
シロ >>7

ポチ >>8
コヨーテ >>9

エレカ >>10
クレア >>11
ノエル >>12
シェアリ >>13

王族護衛隊隊長・センリ >>14
副隊長・ジーク >>15
囚人・パイタ >>16
ルシファル >>17

第一章より
メイ >>18
ロキ >>19
天使αβγ >>20
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:07:07.32 ID:seBpR.SO
テンコ(シャル・ヴィーノ・トリアンテ・ランバ)
18歳 11月14日生まれ 蠍座(スコーピオ) 四姉妹の長女
金髪ポニテの美少女
18になっても一切成長しない貧乳、もはやコンプレックス
上級悪魔のロキを倒したことにより、その名はさらに広がっていた

四つある「兵器の鍵」の最後の一つを「指輪」として継いでいる(ただし『神の力』による能力は継がれていない)

ちなみに和名は「蘭葉 紗瑠」。蘭葉はどうやら日本人である母の名字らしいが、そもそも「蘭葉」が本名であるのかは不明


地獄兵器 鉄製の指輪(四つ目の「兵器の鍵」)
能力:神の見えざる手(インビジブル・ハンド)
見えない手で物体を動かす能力
早さはかなり遅いし、範囲も7〜8m以内と、かなり狭い

『バイ・セカンド』危険な操作法(リスキー・ハンド・ラップ)
『引き寄せる力』…好きな物体を手元に持ってこさせる。物体が近くにあれば近くにあるほど、速く手元にやってくる
『弾き飛ばす力』…物体を見えない手で弾き飛ばしたり、浮かせたりする力。車でさえ飛ばすことができる。また、それ自体が壁を削る程度の威力を持つ。

『不可視の力撃(インビジブル・ブレイカー)』…「操る力」そのものを見えない拳(力の塊)として使って、相手を殴る。威力は圧倒的だが、通常の『バイ・セカンド』以上の精神力を消費するため、使用回数に制限がある(現時点では、日に6発が限界。7発使えば、動けなくなってしまう)

体術の実力も非常に高く、おそらくは三人の女王を上回る
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:08:09.22 ID:seBpR.SO
クロ(クロノ・ヴィーノ・トリアンテ・ランバ)
15歳 5月20日生まれ 牡牛座(タウロス) 四姉妹の次女
黒髪ロングの貧乳美少女
二年前よりも遥かに強くなり、テンコに引けをとらない力の持ち主になる
人質にされたインを救うため、エレカと共にシェアリに立ち向かう、が…


地獄兵器 ギター(ピック)
能力:漆黒を駆ける翼(フライ・ミィ・トゥ・ザ・ムーン)
背中から黒い翼を生やし、自由に飛び回る
精神力の度合いにより、翼をさらに大きくすることができるようになった

『バイ・セカンド』黒き胡蝶の舞い(バタフライズ・ダーティ・エフェクト)
翼を6枚に増やす能力。他人に翼を「貸す」こともできる
クロが翼の動きを操る「マニュアル」と、翼の主の意思で動く「オート」と、二種類のモードが存在する(ただしオートモードはマニュアルと比べて自由度が少ない)

『黒羽射撃(ブラック・バレット)』…羽を弾丸のように飛ばす
『黒羽風奏(ブラック・シルフィ)』…翼を羽ばたかせ発生した風圧で相手の攻撃を押し返す
『黒羽創剣(ブラック・スライサー)』…翼を腕に纏わせ、剣として使う
『漆黒の流星(シューティング・ジェット・ブラック)』…空高くから急降下して、羽を体ごとドリルのように回転させながら相手に突っ込む、クロの必殺技
他にも多彩な攻撃方法を持つ
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:08:48.87 ID:seBpR.SO
イン(レイン・ヴィーノ・トリアンテ・ランバ)
12歳 6月16日生まれ 双子座(ジェミニ) 四姉妹の三女
心優しいボクっ娘
相変わらずシロが大好きで、姉としての自覚も増した
シェアリにより人質にされてしまうが、地獄兵器の傘なしに『バイ・セカンド』を使うという驚愕の荒技を見せ、自ら脱出を謀るが…

地獄兵器 傘
能力:移り気な天気予報(レイニー・ブルー)
一日につき一度だけ、天候を自由に変えることができる
『バイ・セカンド』憂鬱な天の支配者(バニシング・ゲリラ・ストーム)
自分の周囲300mの気温、湿度を自由に変えたり、風を自由に起こし、天候を変える能力。インが動くと気候のエリアも動く。回数制限はなし
そこから生み出される本物の「落雷」はエレカのそれさえも上回る威力を持つ
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:09:27.70 ID:seBpR.SO
シロ(シロン・ヴィーノ・トリアンテ・ランバ)
8歳 3月23日生まれ 牡羊座(アリエス) 四姉妹の四女
二年前と比べかなり成長したが、相変わらず姉たちには甘えん坊
好物のツナを食べる頻度が三日に一度に減ったらしい
クレアにより人質にされてしまう

地獄兵器 子箱
能力:溢れる記憶の泉(ディープ・イン・トゥ・ザ・ナイト)
自分の好きな記憶をいくつでも保存でき、忘れないようにできる
『バイ・セカンド』恐怖(幸福)の再記体験(ネガティブ(ポジティブ)・フラッシュ・バック)
触れた相手の記憶を読み取る能力。そして相手にとって恐怖(幸福も可能)の対象である記憶をそのまま呼び起こし、相手に精神的なダメージを負わせることができる
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:09:52.76 ID:seBpR.SO
ポチ(ロッタ)
17歳 9月19日生まれ 乙女座(ヴァーゴ)
エレカの側近。テンコの護衛を任され、彼女と共に戦う
身体能力がかなり高く、非常に打たれ強い。スタミナも多いようで、完全な状態なら、能力を使用したまま2〜3時間は全力で走り続けていられるらしい

地獄兵器 リストバンド(流刑地に入る前のコヨーテのミサンガと取り替えた)

能力:聖域(サンクチュアリ)
地面に手を付けることにより、一定の範囲内にいる味方へのダメージをゼロにする能力(自分へのダメージは防ぐことができない)
ただし持続時間は10秒ほど

『バイ・セカンド』銀の踊り(シルバー・ダンス)
シフトチェンジの能力
脚力を数倍にはね上げる

銀と金の舞い(シルバー・アンド・ゴールド・ダンス)
コヨーテの『バイ・セカンド』金の踊り(ゴールド・ダンス)と同時に使うことによって発動する技
互いの肉体レベルを最大まで強化させ、最強の一撃を打ち込む
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:10:25.36 ID:seBpR.SO
コヨーテ
20歳 8/16日生まれ 獅子座(レオ)
ポチの兄
たびたび暴れ回って他人に危害を加える荒らくれ者だったらしく、『危険因子』として流刑地(デッド・エリア)にいた(実際はチンピラを懲らしめるために暴力を振るっていただけなのだが)
テンコの権限により一時的に流刑地から釈放され、ポチと共に彼女と行動するようになる
ポチ以上の身体能力を持つが、少し頭が悪い

地獄兵器 ミサンガ(流刑地に入る前に、ポチのリストバンドと取り替えた)

能力:危険地帯(デンジャーゾーン)
地面に手を付けることにより、一定の範囲内に地雷を埋め込む能力
地雷に触れると爆発が起き、同時に有刺鉄線が飛び出る
また、同じように地面に手を付けることで、半径700m(実際は684.9m)内にいる生物の存在を感知できる

『バイ・セカンド』金の踊り(ゴールド・ダンス)
シフトチェンジの能力
腕力を数倍にはね上げる

銀と金の舞い(シルバー・アンド・ゴールド・ダンス)
ポチの『バイ・セカンド』銀の踊り(シルバー・ダンス)と同時に使うことによって発動する能力
互いの肉体レベルを最大まで強化させ、最強の一撃を打ち込む
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:11:25.21 ID:seBpR.SO
エレカ(エレカ・グロード・アステリス)
18歳 10月9日生まれ 天秤座(ライブラ)
黄の城(chateau jaune シャトー・ジョーヌ)の女王
黄髪(金髪と大差ない)ロングの美少女。三人の中では最も貧乳(それでもテンコよりずっとマシ)

魔王マグナの娘であり、次期魔王の最有力候補

テンコに一方的な好意を抱いているらしい(いわゆる「百合」とは違うらしい)

三人の女王の中では最も強いと言われているが、本人はそう思っていない
しかし、カリスマ性においては二人を圧倒的に上回り、加えて、かなりの強運の持ち主でもある


地獄兵器 金の髪留め(四つの「兵器の鍵」の一つ)
能力:中央電波網(センター・ラジオワーク)エレカを中心とした半径50km以内に電波網を張り巡らせ、自由に会話などを傍受できる能力

『バイ・セカンド』雷神の裁き(ライトニング・パニッシャー)
全身のあらゆる箇所から放電する能力
シンプルだが、威力は最大クラスである
『落雷(ラクライ)』…指定した箇所に雷を落とす
『豪雷(ゴウライ)』…指定した箇所に力を集中させた巨大な雷を落とす
『雷門(ライモン)』…指定した箇所に雷の口が出現し、上下から相手の攻撃を砕く盾になる
『雷槍(ライソウ)』…手のひらから発生させた雷(『雷閃(ライセン)』)の形を変え、槍を作り出す
『雷槍・螺旋(ライソウ・ラセン)』…二本の雷槍を捻り合わせたもので、「抉る力」に特化している
『雷神槍(ライジンソウ)』…『雷槍・螺旋』を完全に融合させ、一つの槍に変えたもので、威力、速さ共に通常の『雷槍』を遥かに上回る。エレカの最強の武器
『魔翌雷の獅子(ライ・ライガー)』…雷のたてがみを纏った巨大な獅子で相手を襲う奥義

ちなみに、全身から電撃を発することができると言っても、唯一背中からは発電ができない
もし背中を攻撃された場合は、とっさに雷槍を出現させて防がなくてはならない(雷門=盾も、背中には出せない)。つまりエレカ唯一の弱点である
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:12:03.23 ID:seBpR.SO
クレア(クレア・ロシュディル・フレイン)
17歳 7月13日生まれ 蟹座(キャンサー)
赤の城(rojo castillo ロホ・カスティロ)の女王
父親(赤の魔王)の名は「ガルク」
赤髪ロングの美少女。三人の女王の中では最も巨乳
男勝りで強気な性格だが、「男みたい」と称されることを極度に嫌っている

エレカの計画に協力、シロを拉致し、連れ返しにやってきたテンコと戦った

地獄兵器 ライター

能力:呼吸熱(ブレッシング・ヒート)
あらゆる熱を吸収し体内に蓄えることができる能力(巨大な蝋燭などを使えば、多量の熱を吸収できる)

『バイ・セカンド』炎舞せし紅蓮の魂(バーニン・クリムゾン・ソウル)
呼吸熱で蓄えた熱を炎にして発射する能力

『旋焔殺(フレイム・ブラスト)』…巨大な炎を回転させながら打ち込む
『弐旋焔殺(ツインズ・フレイム・ブラスター)』…『旋焔殺』を二発同時に使用する
『流星導(メテオロード)』…相手の物理攻撃を炎に包んで押し返す
『灼熱の独眼竜(ヒートガンドラ)』…龍をかたどった巨大な炎で相手を襲う奥義
他にもさまざまな攻撃方法を持つ

ノエルの能力で周囲の熱を取り払わなければ、自身も危険な状態に陥ってしまうらしい
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:12:56.60 ID:seBpR.SO
ノエル
16歳 3月1日生まれ 魚座(パイシーズ)
クレアの唯一の側近(10年前から今まで、彼女の側近はノエルのみ)
中性的な容姿をしているが、性別はれっきとした男
恐らくクレアとの共闘ができる唯一の人物であり、彼女にとってはある意味、ライフラインと呼べる存在でもある

身体能力はさほど高くはないが、圧倒的な量の精神力を生まれつき持っている
他の干渉が一切ない状態なら、能力をほぼ永続的に発動できるほどである

地獄兵器 ペンダント

能力:斥力の膜(レポーション・オーラ)
全身から微弱な斥力を発生させる能力
一点に斥力を集中させることによって、強力な盾にもなる

『バイ・セカンド』空間歪曲(スペース・ディストーション)
素手で目の前の『空間』を掴み、歪めることにより、相手の攻撃を当たらないようにしたり、相手を空間ごと投げたりすることができる
クレアが戦闘時に発生する多量な熱を、この能力によって寄せ付けなくしていた
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:13:59.04 ID:seBpR.SO
シェアリ(シェアリ・サー・フレジャタン)
16歳 2月18日生まれ 水瓶座(アクエリアス)
青の城(blau schloss ブラウ・シュロス)の女王
父親(青の魔王)の名は「アレス」
青髪ロングの美少女。胸はクレアより小さく、エレカより大きい(要するに「普通」サイズ)
三人の女王の中では最も年下だが、部下からは「最も女王らしい振る舞いをする」と称される

クレアと共に、エレカの計画に協力し、インを拉致
その後クロと戦う


地獄兵器 水瓶

能力:夢幻の呼び水(ウォーター・イリュージョン)
水瓶から溢れる水に長時間触れている相手に、幻覚を見せる能力
様々な手段で、相手の負の感情を増長させ、戦闘不能の状態に追い込む(クロに使ったのは『親しい人物の幻と対面させる』という手段)

『バイ・セカンド』清なる泉水の女神(ラクス・アクア・ディオサ)
一定範囲内のあらゆる水を自由自在に操る能力
『旋水貫(アクア・スパイラル)』…水の塊を回転させながら高速で打ち出す
『硬水枷(ヴァダー・シェイクル)』…水を鞭状にして相手を締め付ける
『溺愛水泡(アクア・ラヴァーズ)』…相手の首から上を水の球で包み込み、溺死させる(本人はこの技を「溺死体は気持ち悪いから」と嫌っている)
『大津波(タイダル・ウェイブ)』…大規模な波を発生させ、広範囲にわたって攻撃する
『大海の王蛇(リヴァイアサン)』…大量の水を圧縮し、巨大な蛇の姿に変えて突撃させる奥義
他にもさまざまな攻撃方法を持つ

おそらく能力の規模や使い勝手の良さは三人の中で最も上である
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:14:31.09 ID:seBpR.SO
センリ
?歳 12月12日生まれ 射手座(サジタリウス)
青の城の王アレス、そしてシェアリの直属の配下で、王族護衛隊総部隊隊長
圧倒的な力の持ち主であり、王族からも絶大な信頼を寄せられている
己の力を過信しているようであるが、実際その実力は、上級悪魔に並ぶほどであるらしい


地獄兵器 黒い眼帯(右目)

能力:騎士の銀凱(レアメタル・アームズ)
全身を白銀の鎧で固める能力

『バイ・セカンド』魔帝の弓矢(アーチエネミー・ジ・アーチェリー)
シフトチェンジの能力
@Type1.左腕を小型の弓矢に変化させ、矢をマシンガンのように連射する
AType2.右腕を巨大な弓矢に変化させ、超強力な一撃を放つ
@は精神力が切れるまで使用できるが、Aはチャージが必要であり、矢を一度放てば解除される
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:15:00.03 ID:seBpR.SO
ジーク
?歳 1月17日生まれ 山羊座(カプリコーン)
青の城の王アレス、そしてシェアリの直属の配下で、王族護衛隊総部隊副隊長
実力はセンリとほぼ同クラスであるが、性格は比較的おとなしい
普段はセンリのサポートとして戦うことが多く、策を練ることを得意とする
自ら兵を率いて、軍師としての役割を務めることも多々ある


地獄兵器 白い眼帯(左目)

能力:深淵への道(ナイトメア・ロード)
ジークが走り抜けて行った箇所に黒い影のようなラインを引き、そこを踏んだ相手は動けなくなってしまう
ただしラインは一定時間が経つと消滅する

『バイ・セカンド』雄々しき黒山羊の猛進(カプリス・エス・インペトゥス)
シフトチェンジの能力
自らの肉体を黒山羊のような姿に変える(通称は『神獣化』)
肉体のレベル(攻撃翌翌翌力、速さ、耐久力など)が飛躍的に上がるが、精神面にも大きな変化が現れるため、非常に危険な能力である
ただし、姿はそのままに、肉体の部分的な強化だけを行うこともでき、その場合は精神面にほとんど変化が生じない
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/09/19(日) 22:16:23.60 ID:seBpR.SO
パイタ
流刑地の囚人
おそらく、流刑地イチの巨漢(いわゆるデブ)
常に飴を食べていないと気が済まない
とにかく言葉を伸ばして、ゆっくり喋る癖がある
「食事の邪魔」をしたテンコ・ポチの二人と戦う

地獄兵器 スプーン
能力:食王(ショッキング)
スプーンで触れた物質を直径3cmほどの飴玉に変える(生物は飴玉にできない)
保存、携帯が可能

『バイ・セカンド』暴食王(デス・ショッキング)
口に含んだ飴玉を吐き出すことで、飴玉を元の物質に戻す(キャノン・キャンディー)
飴を噛み砕けば、物質はばらばらになって戻る
一度戻した物質を再び飴玉にすることは可能だが、飲み込んでしまったりした場合は再生しない
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:17:41.09 ID:seBpR.SO
ルシファル・ヴィーノ・トリアンテ ?歳
テンコたちの父親

テンコが6歳のときから5年間、その圧倒的な力を持って魔王として地獄を支配していた(王族以外が魔王になった、唯一の例)
それ以前は流刑地(デッド・エリア)の看守長として、やはり圧倒的な力の持ち主として恐れられていた

地獄兵器:漆黒の指輪
能力:黒無導(クロムロード)
空間に黒い穴を開け、あらゆる攻撃を飲み込む(飲み込んだ先は『無』であり、要するにその攻撃は「なくなって」しまう)

『バイ・セカンド』悪 魔 神 - TheoS=DiaboloS -
黒い闇から恐ろしい姿をした悪魔を出現させ、あらゆるものを蹂躙し尽くす『具象化』と
肉体と同化させ、凄まじい力を得る『憑依状態』の、二つの使い方がある(前者はあまりにも規模が大きすぎるため、仮に使われても出現するのは「腕」などの一部分だけである)

エレカの『雷の力』、クレアの『炎の力』、シェアリの『水の力』と同じく、鍵に込められた『神の力』として、代々継がれてきた能力(テンコたちは継いでいないので、ルシファルが最後の代になる)
しかし決して他の三つと同列にあるわけではなく、それらを遥かに凌駕している
おそらく、地獄史始まって以来ずっと、『最強』の攻撃型『バイ・セカンド』と称されるほどである
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:19:14.93 ID:seBpR.SO
メイ(シルバ・メイズ・グローキシリア:本名)/(シルバ・メイズ・トリアンテ・ランバ:メイド後)
第一章に登場(第二章には登場せず)
18歳 メイド
身長166cm 体重47kg
地獄兵器 縦笛
能力:天なる魔笛の呼び声(パイド・パイパー)
笛を吹くことで、無数の親衛隊を呼び出すことができる
ただしメイの意志に反して行動することも多い
『バイ・セカンド』神曲(ディビーナ・コンメディア)
あらゆる天使と悪魔を支配する最強の能力
ただし莫大な精神力を消費する
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:21:18.86 ID:seBpR.SO
ロキ
第一章に登場(第二章には登場せず)
6人の上級悪魔(ネオンテーゼ)の一人であり、身体能力を強化された、数少ない強化型(レア・スタイル)
同時にメイの古くからの知り合いであり、兄代わりだった男

地獄兵器 マント
能力:『バイ・セカンド』無敵の外装(インビンシブル・アームズ)
あらゆる物理攻撃の威力を[ピーーー]マント

強化型の肉体強化能力
・超跳躍(ハイジャンプ)
一度のジャンプで、数分は滞空することができ、かつ空中を飛ぶように移動するができる
ただし着地が難しいため、狙った場所から大きく逸れて落ちることが多い

・超速回復(ハイリカバー)
悪魔や天使は元々治癒能力が高いが、それをさらに高めたもの
物理的な外傷ならすぐに消えてしまい、骨折などによる痛みもすぐに引き、また骨そのものの再生スピードも早い
ただし、多量の出血を止めることができなくなった

・超速移動(ハイスピード)
悪魔や天使の元来の移動速度をさらに速くした移動法で、瞬時に10m移動することさえできる(プロの陸上選手とは違い、ほぼノーモーションで動くため、瞬間移動に見せ掛けることもできる)
ただし肉体的に連続使用は難しく、停止するためのブレーキがうまく効かないことがある

・超速反応(ハイリアクション)
悪魔や天使は元々反応速度が速く、テンコなどは意識を集中させることによりさらに速く反応することができる
しかし強化型は常にそのスピードで物を捉え、それに対しての超速移動を行うことができる


強化型の弱点は、長時間の戦闘を不得意とするところと、耐久力が低いというところである
ただし通常の能力を使用する上での精神力は個々によって違う
また、寿命が圧倒的に短い(通常の悪魔は70〜80年だが、強化型は肉体強化を受けてから20年ほど。ただし老化はまったく見られなくなる)
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 22:21:35.89 ID:YJwe.Ygo
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从へ从へへ从  ; ζ  | Γ从 | |;:.. |从Γ | |    \\ ∠___/|
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21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:22:06.05 ID:seBpR.SO
3人とも、第一章に登場

α 天使
β、γと共にメイが能力によって召喚した天使
3人の中ではリーダー格

能力:剣の帝(ハート・オブ・ソード)
全身から自由に剣を出現させる能力
剣の切れ味は非常に高く、電柱や塀を簡単に切り刻むことができる
ただし剣を飛ばしたりすることはできない


β 天使
α、γと共にメイが能力によって召喚した天使

能力:魔幻の弧光(まげんのアーク)
触れた相手の精神に直接ダメージを与える能力
触れなくても相手が一定の範囲内にいれば、幻覚を見せたり幻聴を聴かせたりすることができる


γ 天使
α、βと共にメイが能力によって召喚した天使
『キシシシ』と特徴的な笑い方をする

能力:鏡からの侵略者(マン・イン・ザ・ミラー)
鏡写しの自分を出現させる能力
出現した分身は本体と全く同じ姿、力、性格だが、意識は別々になっており、二人で違うことを考えたりすることができる
分身は一定量のダメージを受けると消滅し、その際本体は直前に分身が受けたダメージと全く同じダメージを受ける
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 22:28:15.38 ID:Sk21wEDO
新スレおめでとう
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 22:48:42.77 ID:rLrj1mIo
3章乙
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 22:53:54.53 ID:2.0nsYE0
仕方ない、、、俺も乙してやんよ!
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/19(日) 22:55:33.01 ID:cAgMK920
>>1おつー
テンプレ終わるまで待とうぜ
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 23:01:35.35 ID:seBpR.SO
・二章と違って、行き先不透明なので、言動や設定やその他もろもろがぐちゃぐちゃになるかもしれません
・一部、史実と異なる設定が出てきますが、これはあくまでも独自の考えです

この二点をどうかご了承ください

また、二章ラストにて皆さんから能力案をいただきました
これらの内いくつかはそのまま、いくつかは若干設定を変えて、使わせていただこうと思います
ご協力いただき、ありがとうございました
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/19(日) 23:07:39.91 ID:kSl4pwAO
新章始まった!
これは期待
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 10:36:33.71 ID:Y0Ib.oSO
黄の王「マグナ」の死から一週間後

青の城


バタバタバタバタ…

兵士「シェアリ様」コンコン

シェアリ「…なんですの?」

兵士「…『魔王様』からのお電話でございます」

シェアリ「……入って」

ガチャッ


シェアリ「魔王様…ですわよ。アナタの呼称」

エレカ『まだ魔王になって四日しか経ってないのにね』

シェアリ「分かっていますの?」

エレカ『…自覚は…あるよ。私も正直、魔王になる、って言った瞬間に、どこかから撃たれるんじゃないかと思って…』

シェアリ「……まるでどこかのお父様みたいですわね」

エレカ『そうだね。あはははは……』

エレカ『……昨日、父上の埋葬に立ち合ったよ』

シェアリ「…!」

エレカ『秘密裏に行ったんだ…墓は私の城の地下にある。今度墓参りに来る?』

シェアリ「アナタ…」

エレカ『…なに?』

シェアリ「泣きましたの?」

エレカ『……いや。泣けなかったよ』

エレカ『私が殺すように仕向けたんだから。…泣いたらそれさえも偽りになる』

シェアリ「……」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 10:46:58.80 ID:Y0Ib.oSO
シェアリ「で…わざわざ電話なんて…何の用ですの?」

エレカ『うん。それなんだけどね』

シェアリ「……」

エレカ『……』

シェアリ「…エレカ?」

エレカ『…今から、黄の城に来てくれるかな』

シェアリ「なぜ?」

エレカ『兵器を復活させる』

シェアリ「な…!?」

エレカ『予定より20日ほど早めた。少し嫌な予感がするんだ』

シェアリ「い、今すぐだなんて…!」

エレカ『とにかく、城に来てくれ』

シェアリ「…仮にも『魔王』の命令…断るワケにはいきませんわね」

エレカ『命令なんて、そんなつもりはないよ…』

シェアリ「…クレアには?」

エレカ『まだ伝えてない。できたら、君から…』

シェアリ「……」

シェアリ「分かりましたわ」

ガチャ
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 10:57:08.58 ID:Y0Ib.oSO
シェアリ「……」

シェアリ「クレア…に…連絡を…」

シェアリ「……」カタカタ

シェアリ(…これだけのこと…なのに…)

シェアリ(…どうして…手が震えていますの…)

カチッ



クレア『……』

シェアリ「…く、クレア?」

クレア『……』

シェアリ「よ、用件だけ話しますわ。エレカが今から兵器を…」

クレア『……復活させる、か?』

シェアリ「そ、そうですわ…アナタもこれから黄の城に…」

クレア『…なぁ』

シェアリ「…な、なんですの?」

クレア『アタシらの地獄兵器は「鍵」になっちまったから…今は能力を使えないんだよな』

シェアリ「エレカから『計画』を聞いた後…二つ目の地獄兵器を用意していたはずですわよ?」

クレア『…ああ、そうだった…そういえば、ずぅっと身につけてたよ…』

シェアリ「……」

クレア『これであいつを気の済むまで焼いてやれる』

シェアリ「!?」

ブツッ

シェアリ「あ……」

シェアリ(クレア…?)
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 11:15:12.66 ID:Y0Ib.oSO
数時間後

黄の城

シェアリ「…エレカ。来ましたわよ」

エレカ「ありがとう。クレアは?」

シェアリ「……まだ、ですわ」

エレカ「そうか…。じゃあもう少しだけ待とう」

シェアリ「……」ソワソワ

エレカ「…どうしたんだい?」

シェアリ「いえ、別に…」

シェアリ「…そうですわ、待ってる間に、『兵器』の正体について、教えていただけませんの?」

エレカ「…兵器の正体について、か」

シェアリ「計画を説明したときも、そこだけは話してくれませんでしたわ」

エレカ「……話さなかったんじゃないよ」

シェアリ「…え?」

エレカ「話せなかったんだ。兵器の正体は分からない。私もさまざまな文献を調べつくし、この地獄の創世記をほとんど理解したつもりでいるけど」

エレカ「兵器がどういったものなのか…それについてはどこにも記されていなかった」

シェアリ「…では、この城にある兵器は…どんな形状をしていますの?」

エレカ「それも、分からない」

シェアリ「ここに『ある』んじゃありませんの!?」

エレカ「…兵器は、『ある』よ。見てもらえれば分かる」

エレカ「問題なのは、何のための『鍵』か…と言うことさ」

シェアリ「……」

ガチャン…

シェアリ「!」

エレカ「……クレアか」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 11:16:53.50 ID:Y0Ib.oSO
ギギギ…

クレア「……」スタスタ

エレカ「…やぁクレア。来てくれてありが」

クレア「とりあえず、殴らせろ」

バキンッ!!

シェアリ「!?」

エレカ「……」ヨロッ

クレア「…まだ」ガシッ

ドスッ

エレカ「ぐっ…」

クレア「まだまだ…」グイッ

ボゴォン!!

シェアリ「……クレア!なにをしてますの!?」ガシッ

クレア「…離せ…」

シェアリ「やめなさい!」

クレア「離せ!」

エレカ「…いいよ、二人とも…」ポタポタ

シェアリ「!…エレカ、アナタ…」

エレカ「大丈夫…少し…額と唇を切っただけさ」

シェアリ「大丈夫には見えませんわ」

エレカ「…クレア、君が何を考えているかは、分かっているよ」

クレア「…お前に分かるはずがねぇよ」

エレカ「ノエルのことだろう」

クレア「……!!」
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 11:32:48.42 ID:Y0Ib.oSO
エレカ「私が立てた自分勝手な計画のせいで」

エレカ「君の大事な側近、ノエルは死んだ」

エレカ「君はそのことを悔いている」

エレカ「だから私を倒し、彼の仇を取ろうとした」

エレカ「そうだろう?」

シェアリ(……クレア)

エレカ「いや、もしかしたら…私を…」

エレカ「殺そうとしたのかな?」

クレア「……」ギリッ

エレカ「…『その程度の力』でね。まったく、笑わせるよ」

シェアリ「!?エレ…」

クレア「『バイ・セカンド』炎舞せし(バーニン・…」

エレカ「…遅い」バリリッ

クレア(槍…!?)

ピタッ

クレア「……!」

エレカ「君が私を討とうとするのは可能性としては十分にあり得たからね」

エレカ「すでに『バイ・セカンド』を発動して、帯電させていた。いつでも雷槍(ライソウ)を出せるように」

クレア「……ちっ」

エレカ「でも…その精神、私は高く評価するよ」

クレア「…次は…ねぇか。いいぜ、魔王に逆らったアタシは死刑だ。そのまま槍で首を吹っ飛ばせばいい」

エレカ「…ううん。そんなことしないさ」スウゥッ

クレア「!?」

エレカ「だって、『兵器復活』が計画の最終段階なんだ。君にはそれまでは生きててもらうよ」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 11:35:41.11 ID:Y0Ib.oSO
シェアリ「と…とにかく、三人揃いましたわ!早く兵器の所に…」

エレカ「そうだね…」クルッ


エレカ「行こう」スタスタ

シェアリ「……」スタスタ

クレア「……」

クレア(全部、お見通しの上でアタシを呼んだか)

クレア(このふざけた計画を邪魔できるなら邪魔してみろ)

クレア(…そういうことか?)

クレア「くだらねぇよ。本当に…」スタスタ


スタスタスタ……
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 21:39:23.56 ID:Y0Ib.oSO
黄の城 地下

エレカ「…この部屋だ」

シェアリ「……部屋?ただの壁にしか見えませんわ…」

エレカ「…王族の精神力にだけ反応するんだ」ヒタッ

エレカ「開け…」

ゴウン

シェアリ「!」

ゴゴゴゴゴ…

エレカ「ほら、開いた」

クレア「…隠し部屋か。こんなところに隠してあるんじゃあ、天使も見つけられねぇな」

エレカ「……入って」

シェアリ「……」スッ

クレア「……」スタスタ
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 21:50:22.10 ID:Y0Ib.oSO
隠し部屋

シェアリ「…真っ暗ですわ」

エレカ「電気は通ってないからね。ランプに火を点けなきゃならない…」スタスタ

パチッ パチッ パチッ

シェアリ「灯りが…」

クレア「……!!」

エレカ「見えるかい?」

シェアリ「こ、これが…!?」

エレカ「そう、これが兵器」


エレカ「ただの球体さ。高さ3m程度の」

クレア「こんなもんが、兵器なのかよ…」

エレカ「…ただの物質じゃないのは、明らかさ。例えば…」スタスタ

エレカ「これを使うよ」ガチャ

シェアリ(ショットガン…?)

エレカ「これを…至近距離から…」スッ

エレカ「撃つ」バンッ!!

シュウウウ…

シェアリ「…な…!」

エレカ「…球体は無傷だ。それどころか、弾が変形してる」

クレア「どういうことだ?ただの球じゃねぇのか?」

エレカ「特別な方法でしか、干渉できないのさ…」

エレカ「そのために…ここ…凹みがある」スッ

シェアリ「…『鍵穴』ですわね」

エレカ「そういうこと」ニコッ
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 22:03:21.83 ID:Y0Ib.oSO
エレカ「…やることは簡単だ。今から私たちは、この鍵穴に鍵を収める」

エレカ「そうすれば、兵器は復活する」

エレカ「あとは、時間の問題だ。兵器復活を聞いた天使が仕掛けてくるか、こちらから天国を狙うか」

エレカ「どちらにせよ、これまでの争いは」

エレカ「驚くべき早さで、決着を迎えるはずだ」

シェアリ「……」

エレカ「それが私の計画。魔王としてやるべきこと」

エレカ「そして」

エレカ「神話に決着を…」

クレア「……神話だのなんだの…お前は居もしない神を信じんのか」

エレカ「いるかいないかはどうでもいい。重要なのは」

エレカ「神さえ私に届かない、ということさ」

シェアリ「…アナタ、ずいぶんと立派な野心家になりましたわね」

エレカ「あはは。そんなふうに毒づかないでよ」

エレカ「野心の一つでもなくちゃ、魔王なんてやってられないからね…」ゴソゴソ

エレカ「ほら、鍵。元は君たちの地獄兵器だ」スッ

エレカ「青い鍵はシェアリに」チャラ…

エレカ「赤い鍵はクレアに」チャリ…

エレカ「それぞれ返すから、君たち自身で鍵穴に収めるんだ」

シェアリ「…残る二つは?」スッ

エレカ「私が」

クレア「いいのか…アタシに鍵を渡して、もしそのまま逃げたりしたらどうする?」

エレカ「大丈夫、逃がさないから…ね」

クレア「…ふん」パシッ

エレカ「…では、始めよう」
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 22:13:20.24 ID:Y0Ib.oSO
エレカ「まず、私だ…」スタスタ

エレカ「黄の鍵を…」スッ

エレカ「Set」コトッ

カシャッ

エレカ「!…なるほど、一度入れると、もう出てこなくなるのか」

エレカ「次は、シェアリ」

シェアリ「ええ」スッ

シェアリ「青の鍵をSet…これ、いりますの?」コトッ

カシャッ

エレカ「クレア。君も…」

クレア「……」

エレカ「クレア」

クレア「…お前の計画に乗ってやるのは」スッ

クレア「これが最後だ」コトッ

カシャッ

エレカ「ありがとう」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 22:34:43.66 ID:Y0Ib.oSO
シェアリ「これで三つ…最後の鍵は?」

エレカ「ふふ…シェアリはさっきから、少しでも早く兵器が見たくて見たくて、仕方ないんだね」

シェアリ「べ、別にそういうことじゃありませんわ…」

エレカ「…最後は…この、黒の鍵…」スッ

クレア「黒、か…あいつから奪ったんだろ?」

エレカ「……うん」


転『お前は…遺伝子レベルの大馬鹿オンナか!!』


エレカ「…あんなふうに私を責めたのは、彼女だけだ」

シェアリ「…?」

エレカ「でも…私は…」スッ

エレカ「バカでも構わない」コトッ

カシャッ
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 22:43:08.43 ID:Y0Ib.oSO
カシャッ…

クレア「四つの鍵が…」

シェアリ「…入りましたわね」

エレカ「……」

エレカ「…さぁ」スタスタ

エレカ「兵器よ、蘇れ!!」





クレアリ「…何も起こらないじゃねぇか」

シェアリ「…兵器が…蘇らない…?」

エレカ「……!?」

エレカ(そんな…!神が封印に使った四つの鍵は…すべて揃ってるのに…)

エレカ(……神…)

エレカ「……まさか…」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 22:51:23.41 ID:Y0Ib.oSO
エレカ「……」ズズズ…

エレカ「……」トサッ

シェアリ「…エレカ…?」

エレカ「…計画…は…」

エレカ「失敗だ…」

クレア「!!」

エレカ「私たちでは」

エレカ「兵器を蘇らせることはできない…!」

シェアリ「え…」

クレア「鍵がいるってのは確かなんだろ!?」

エレカ「…確かに、鍵は必要だ…実際、兵器も鍵は受け付けた」

クレア「なら、なんでだよ…!」

エレカ「……」

エレカ「私たちは、資格を有してないんだ…兵器を蘇らせる資格を…」

エレカ「鍵があれば、誰でも蘇らせることができるわけじゃないんだ…!」

シェアリ「……じゃあ、誰が…」

エレカ「…神め…!」

クレア(……いったい、何万年、何億年の縁か知らねぇが)

クレア(計画が失敗なら、アタシはもうこいつと付き合ってやらなくていいってわけだ)

クレア「……」スタスタ

シェアリ「クレア…どこへ行きますの…!?」

クレア「もう終わりだろ。兵器復活計画は失敗だ。なぁエレカ!!」

エレカ「……」ブツブツ

クレア「…あばよ。クソ魔王が」スタスタ…

シェアリ「…クレア」
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/20(月) 22:52:01.07 ID:Y0Ib.oSO
今日はここまでにします
第三章も、応援よろしくお願いします
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/21(火) 00:00:26.77 ID:GHrD4.AO
>>1

シェアリ可愛いよシェアリ
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/22(水) 22:09:39.79 ID:khwHbYSO
人間界

某病院

スタスタ…

看護師「〜♪」スタスタ

ドンッ!!

看護師「きゃっ!?」

?「あ…すいません!」タタタ

看護師「病院で走らないでください!」

?「…そうでした」スタスタ

看護師「……まったく」ブツブツ


スタスタスタ…

?「…308…ここか…」

?「…失礼します……」ガチャ


母「……」シャリシャリ

母「あ、ホントに来た」ピタッ


男「お袋!」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 22:15:22.29 ID:khwHbYSO
母「なに」

男「なにって…ああもう…」

男「事故ってなんだよ!事故って!」

母「ちょっと、バイクにぶつかっただけ」

男「それじゃ分からん!」

母「バイクが、こう、ぐらっと倒れて、そのままズザザーッと私のところまで突っ込んで来ただけ」

男「だけってあんた」

母「……なに?」

男「いや、足。思いっきり折れてるよな。ギブスついてるし」

母「…人間、骨折くらい一度は体験するものだから」

男「……はぁ」

男「…そのりんご、もらうよ」ヒョイパクッ

シャリシャリ

母「……」

母「半年ぶりの登場がこれじゃあ…」

男「そういうことは言わんでよろしいっ!」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 22:22:22.34 ID:khwHbYSO
母「…で、最近、どう」

男「……どうって、何が」

母「大学」

男「うん、まぁ、悪くないよ」

母「一人暮らしは、慣れた」

男「…そーだな。思ったより苦労してない」

母「病気には気を付けてね」

男「その状態でよく言えるなあんた…」

母「事故にも気を付け…」

男「いちいち言わんでも分かってるよ。だいたい、お袋ももっと電話とかメールとかしてくれていいんじゃねーの?」

母「…だって、めんどくさい」

男「うわぁ正直」

母「でも、あれをやってる」

男「あれ?」

母「『病院なう』」

男「……」

母「……」

男「……Twitter!?」

母「そうそれ」
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 22:29:55.00 ID:khwHbYSO
男「え、なんでお袋がそんなんやってるんだよ」

母「なんとなく。テレビで見て面白そうだったから」

男「だって、あんなの若い人向けのやつだろ?むしろ俺がやってるって方がそれらしいと言うか…」

母「男」

男「な、なに」

母「病院の先生、私になんて言ったか知ってる?」

男「…いや…知らんよ」

母「…『えっ!もうすぐ40なんですか!?全然そんな風に見えませんよ』って」ニヤリ

男「お世辞お世辞」

母「とにかく、私も『なう』くらいやるよ」

男「ツイッターな、気に入ってるなら名前ぐらい覚えろよ…」

母「そこの携帯取って」

男「さっそく呟く気か?『息子がお見舞いに来たなう』って」

母「いや退屈しのぎにGREEを…」

男「あんたどんだけ若者色に染まってんだ」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 22:32:46.46 ID:yIeHKcDO
リアルタイムでの更新キターー(・∀・)ーー
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 22:35:13.65 ID:khwHbYSO
母「……」チキチキチキ

男「……」

母「……」チキチキチキ

男「……」

母「…あっ、死んだ…」

男「なぁ、なぁおいお袋さんよ、なんかおかしくないかこの状況」

母「なにが?」

男「さっき病院から呼び出されてさ、急いで来たってのに、手術はとっくに終わって、今こんなくつろいでるし」

母「私が男の番号言うの忘れてただけ」

男「…とにかくさ、俺、心配したんだぜ、結構。電話の向こうじゃ病院の人がうるさくて、よっぽど酷いことになってんのかと…」

母「両足骨折は酷い?酷くない?」

男「いや、酷くないとは言わんけども」

母「……なら」チキチキチキ

男「…ん?」

母「心配してくれるなら、もう少しここにいて」

男「……」

男「まぁ、どうせ暇だし、いいけど」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 22:43:59.34 ID:khwHbYSO
男「……」シャリシャリ

母「……」

男「…俺のアパートさ」

母「…うん」

男「隣が空き部屋なんだよ…」

母「…うん」

男「なのにときどき、寝てる時にさ」

母「…うん」

男「なんか、ガリガリ、壁を引っ掻く音が聞こえるんだよ」

母「へぇ…」

男「ちょっと怖くてさ、最近寝不足なんだ」

母「…うん」

男「どうすりゃぐっすり寝れるかね」

母「……」

母「…音が怖いなら、耳栓でもつければいいんじゃないの」

男「おお、その手があった」

母「あとは、小さい音で、音楽かけながら寝るとか。コンポ持ってったでしょう」

男「なるほど、クラシックとかなら、よく眠れそうだな」

母「……」

男「……」

母「……」チキチキチキ

男「お袋はどーなんだよ」

母「…どうって、何が」

男「一人で、いつも何やってんの?」

母「宛てもなくぶらぶらしてる」

男「…お袋らしいっちゃお袋らしい」
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:04:20.98 ID:khwHbYSO
男「でも、あれだろ。最近、景気悪いじゃん」

母「うん」

男「お袋の仕事、大丈夫なのかよ」

母「『どの』仕事?」

男「どの、も何も、お袋二つ目の仕事教えてくれてないだろ」

母「これからも教えない。遺言状には書くかも」

男「まだまだ先になりそうだな」

母「……」

母「…私は、大丈夫。不定期だけど、稼ぐ分はしっかり稼いでる」

男「なんだよ、ちゃっかり稼いでんのかよ…。俺なんてバイト代だけじゃギリギリだ」

母「最初に渡したお金は。一人暮らしお祝い金」

男「いや、もちろんあれもあるけど、なるべく使わないようにしてるんだぜ」

母「偉い」

男「どうも…」

母「仕送りはいいの」

男「まだ、な。そのうち頼ることになるかもだけど」

母「早い内に頼らないと気が変わって、一切送らなくなるかもよ」

男「勘弁してくれよ。一年近く頑張ってきたのに…」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:08:20.74 ID:khwHbYSO
男「俺、今日はバイト休んでここ来たけど」

母「…待って、何のバイトだった?」

男「言ってなかったっけ。コンビニだよ、アパートの近くにある」

母「ふぅん」

男「大変だぜ、今」

母「時給が低いの」

男「いや、俺が大変なんじゃなくて、お客さん」

母「…客?」

男「基本、夜入ってんだけどさ、たまーに、それでも2日に1度は、来るんだよ」

母「誰が?」

男「ぼろぼろの服着た、いつ死んじまうかも分からないようなおじいさんとか」

男「最近じゃ背広着たサラリーマンも増えた、明らかに失業した後の」

母「……そう」

男「大変だぜ、ホントに。どこもかしこも絶望的だ。お袋も事故に遭うしさ」

母「……」

男「お袋も、気を付けろよ。これから…さすがに二度も事故に遭うってことはないと思うけど」

母「分かってる」

男「……しょーもないこと呟いてる母親と、声高に真面目なこと言う息子ってどうよ」

母「しょーもなくない。フォロワー数27000だから」

男「27000…!?どんなこと呟いてんだよ!」

母「教えない」

男「なんだよ…気になるだろ」

母「気になるなら自分で調べて」

男「ピンポイントでお袋の呟きが見つけられるもんか?」

母「さぁ。でも、見つかるつもりないから」

男「そりゃ、呟きだもんな」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:21:39.90 ID:khwHbYSO
母「……男」

男「ん?」

母「楽しい?」

男「何が?」

母「今…日常生活、というか」

男「…まぁまぁだな」

母「そう…」

男「……」

母「……」

男「今日は、もう帰るよ」

母「早いね…」

男「わざわざ電車とバス乗ってきて、結構時間かかってんだぞ?」

母「帰りのお金、出そうか」

男「いいよいいよ、怪我人から金なんて受け取れるか」

母「冗談なのに」

男「ひでぇ」

母「……また、来れそうだったら、来てね」

男「……!」

母「……」

男「…ったく、お袋もいい加減に子離れしろよな」

母「今のも冗談」

男「なんだよ冗談か…って、さすがにキレるぞ!」

母「分かった分かった」

男「……じゃあな、お大事に」スタスタ

母「…ん」

バタン…
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:26:58.89 ID:khwHbYSO
男「…はぁーあ…まったく…手のかかる母親で大変だよ」スタスタ

男「なーんてな…」スタスタ

男「……そういや、帰りのバスは何時発になるんだ…?」スタスタ


バス停

男「……」

男「…6時32分…?今5時15分だから…まだ一時間も待たなきゃならんのか!」

男「なんで病院の近くのバス停なのに、こんなにバスが来ないんだよ…おかしいだろ絶対…」ブツブツ

男「……しゃあない、時間までこの辺りうろうろしてるかぁ」スタスタ

男「すぐにうろうろふらふらしちゃうあたり、やっぱり俺はお袋に似てるんだな…」スタスタ…
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/22(水) 23:29:19.17 ID:khwHbYSO
今日はここまでにします

これからの話は「だれそれがメインです」というふうにはなりません
いくつかの人物による視点?から、話が進んで行くことになりそうです

すでにシェアリ、男がメインになってますし、ここからさらに少し増える予定です
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/22(水) 23:31:36.51 ID:yIeHKcDO
1乙〜
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 00:11:12.44 ID:O67zPOY0
乙です。
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/23(木) 07:49:34.69 ID:EN584wAO
>>1
>>1はツィッターやGREEやってるの?
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 21:25:24.68 ID:4HZcTYSO
病院付近のアーケード通り

男「……」スタスタ

男「……」キョロキョロ

男「…全然、人がいないな…」ボソッ

ビュウッ!!

男「寒っ…」

男(上着着てくればよかったなぁ…)

スタスタ…

男「……お?」


「ホカホカ!肉まんあります」

男「なんじゃこりゃ。コンビニか?珍しいやつだなきっと」

男「…肉まんか…」ピタッ

男「……」

ガーッ
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 21:46:25.88 ID:4HZcTYSO
ピロピロピローン♪

店員「いらっしゃいませー」

男「……」キョロキョロ

男(中はまぁ、普通のコンビニか)スタスタ

男「……!」

男「ゴルゴの新刊…!出てたのか…!買おう!」スッ

男「後は…もう今日の夕飯、ここの弁当で済ませちゃおうか…」スタスタ

男「幕の内弁当…三種の唐揚げ弁当…うーん、何かいいのは…」ブツブツ

店員「おでんありますよ」

男「おでん?そうか、それもいいなぁ」クルッ

店員「今夜はまた一段と寒くなりそうですからねぇ」

男「うーん、じゃあおでんにしようかな…」

店員「お兄さん、学生さん?」

男「ん…?ああ、いや、学生だけど、ここには見舞いに来たんですよ」

店員「向こうの病院?」

男「ええそうです」

店員「この辺りに住んでるの?」

男「いや、今日は電車やらバスに乗って来ました」

店員「あらあら、大変ねぇ」

男「でもまぁ、たまにはこういうのも悪くはないですよ」
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 21:49:46.16 ID:4HZcTYSO
店員「あ、そういえば、今日は降るみたいよ」

男「雨?」

店員「うん。6時から、降水確率90%」

男「あー、でもすぐにバス停に戻れば…間に合うかな?」

店員「どうだかねぇ…。おでん、どれにします?」

男「じゃあ、大根と玉子とこんにゃくと…えっと」

店員「大根、玉子、こんにゃくね」

男「たくさんあるなぁ…悩むよ」

店員「どーせ他にお客さんいないんだから。ゆっくり悩んで選びなさい」

男「うーむ…」

ポツ ポツ………
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 21:50:39.20 ID:4HZcTYSO
男「…これも美味しそうだなぁ…どうしようか」

店員「お兄さん、ちょっと」

男「?」

店員「降ってきたわよ」

男「えっ」

ザァアアアアアアアアアア…

男「…ホントだ。こんな、一気に」

店員「これは、しばらく止みそうにないわねぇ」

男「まいったなぁ…おでんはこれだけでいいや。ビニール傘、ある?」

店員「ありますよぉ」スタスタ

店員「はいはい、これですね」スタスタ

男「じゃあ、それも買って…」

男「…あと、何が欲しかったんだったっけな」

店員「そんなの、さすがに分かんないわよぉ」

男「まぁ、いいか…」

店員「はいはい…お会計、974円です」ピッピッ

男「974円……あっ、一円玉足りないな。じゃあ、千円札で」

店員「はい、1080円お預かりします…」ガラッ

店員「106円のおつりです」チャリン

男「どうも」ガサッ

店員「気を付けてね、結構雨強そうだから」

男「大丈夫大丈夫」ガーッ

ピロピロピローン♪
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 22:26:03.30 ID:4HZcTYSO
ザアアアアアアアーッ…

男「うわ…酷いなぁ…」スッ

バサッ!!

男「ビニール傘なんて初めて買ったよ」スタスタ

男「……はっ!」

?「……」バシャバシャ

男(大変だなぁ。いきなり降ってきたんだもんな…)

?「はっ…はっ…」バシャバシャ

男(……ん?)

?「はぁっ…はぁっ…!」バシャバシャ

男「」

?「はぁっ…は……」ピタッ

男「…えっと、もしかして」

?「…え……!」


男「女か!?」

女「男くん!?」




ザアアアアアアア…
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 22:38:08.70 ID:4HZcTYSO
男「な、なんで…こんなところで…」

女「お…男くんこそ…」

男「……!」

女「……」ビショビショ

男「と、とりあえず、傘、入るか?」

女「え…、い、いいの?」

男「このままってワケにもいかないだろ…向こうに、バス停あるから、そこで…」

女「あ、うん…」スッ

ザアアアアアアア…
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 22:38:50.12 ID:4HZcTYSO
男「…女、どうしてこんなとこにいるんだよ?」

女「今、バイトが終わって、帰ってくるところだったの」

男「バイト?」

女「うん。本屋さん」

男「いや、だからなんでこんなところに?」

女「……?」

男「わざわざ電車とか乗ってきたのか…?」

女「あ、そっか…男くんは知らないんだっけ…」

女「私、この辺に住んでるんだよ」

男「!」

女「一人暮らし。男くんも、そうじゃなかった?」

男「あ、ああ。まあ、一応」

女「…男くんは何しにここに来たの?」

男「……」

男「…見舞いに」

女「誰のお見舞い…?友達?」

男「いや、お袋…」

女「えっ!?お母さん、病気なの!?」

男「違うんだ、事故に遭ったらしくて、両足骨折…で、入院することになったって」

女「そ、そっか…それで…」

男「でも、まさか女が、こんなところで一人暮らししてるなんてな…」

女「変かなぁ…」

男「変って言うか、両親、許してくれたのか?」

女「…お母さんはすんなり許してくれたよ。お父さんは、大学、結構大変みたいで、そんな真剣に考える余裕がなかったみたい…」

男「はぁ…」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 22:49:47.92 ID:4HZcTYSO
女「まさか会えるとは思わなかったよ…」

男「だな…」

女「…一年ぶり、だよね?」

男「そーだな…大学受かってからは、ほとんど会わなかったし…」

女「家、近かったのにね」

男「意外と顔見ないもんだ」

女「男くんは、受かってすぐに一人暮らし始めたの?」

男「ああ。大学にそこそこ近くて、かつ安い部屋がすんなり見つかったからな」

女「そっかぁ。私は、なかなか見つからなくて、結局こんなとこまで来ちゃったよ」

男「うーん…でも、住みにくいわけでもないだろ?」

女「さすがにもう馴れたけど、最初は、こんなとこ来なきゃよかった、って思ったの」

男「なんで?」
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 22:52:43.00 ID:4HZcTYSO
女「…ここはもう、そうでもないけどね、少し離れたところなんてホントに、シャッター通りなんだよ」

男「人がいないのか?」

女「うん。どこ見ても、空っぽ」

男「それは確かに嫌だなぁ」

女「でしょ?…今はもう、あんまり気にならないけどね」

男「でも、近くに病院があるのはいいよな」

女「そうだね。大きい病院があると、なんとなく安心するもん」

男「…それはよく分からんなぁ」

女「あれ?私だけ?」


男「お。よかった、バス停、誰もいないぞ」

女「え?」

男「ん?」

女「バス停って、こっちの?」

男「…こっちって?」

女「病院の裏に、もっとちゃんとしたのがあるんだよ。ここ、全然バス来ないでしょ?」

男「…知らなかった。なんだ、じゃふらふらする必要なかったな」

女「そっちに行こうよ」

男「よし」クルッ

ザアアアアアアアア…
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 22:53:30.34 ID:0iC6HgDO
リアルタイム更新きてた〜
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/25(土) 23:00:41.50 ID:4HZcTYSO
今日はここまでにします

あんまりたくさんは書けないなぁ

女書くのが久々で、どんな感じのキャラだったかよく思い出せん
一応「人間の」ヒロインなのに…
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:03:38.55 ID:0iC6HgDO
1乙華麗〜
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:29:39.96 ID:fcDoUw2o
久しぶりにヒロイン登場キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/25(土) 23:55:25.39 ID:nS67euco
おっ
主人公に続いてメインヒロインも出てきたか
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 07:42:47.92 ID:d.N7ssAO

大学生編か、NTRはあるのかな?
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/26(日) 08:25:26.50 ID:ZNmBvsM0
>>73
入院中の母に何をする気だ
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/28(火) 03:07:25.08 ID:uEDXGF.o
大学生で一人暮らしとか・・・
はああああああ
まぁテンコルートだしいいか
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 12:07:34.56 ID:JVxhEos0
マダー?
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/09/29(水) 19:48:57.02 ID:KOKmmFA0
乙です。
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/29(水) 22:11:46.66 ID:hUFlHkSO
ごめんなさい、今日も書けません

ネタが浮かばないんじゃなくて、体調不良です…明日には書けるようになると思います
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/29(水) 22:40:23.68 ID:rvR8WMDO
お大事にね♪
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 02:27:54.14 ID:6u13so2o
他のスレに比べてお前は頑張ってるほうだラストまでかんば
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/30(木) 22:15:39.52 ID:NGdIAUSO
バス停

女「ほら、ここなら大丈夫だよ。大きい屋根が付いてるから」

男「ふぅー…」

女「傘、ありがとね」

男「ああ、別にいいよ。濡れなかったか?」

女「平気だよ」ニコッ

男「そっか…」

ザアアアアアアアアア…

男「………」


男(あれ!?)

男(なにこの雰囲気…!)


女「…男くん?どうしたの?」

男「い、いやいや、久しぶりだから、さ、少し、緊張してるっつーか…」

女「緊張…?」

男「その…なんと言えばいいのか分からんけど…」

女「……」

男「…また会えて、嬉しいよ」

女「……そうだよね。下手したら、一生会えなかった可能性だってあったんだもんね」

男「さすがに、こんなに早く会えるとは思わなかったけどな」

女「うん…」

男「……」

女「…ね、ねぇ、男くん」

男「…ん?」

女「……家、来る?」

ザアアアアアアアア…
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/30(木) 22:22:18.23 ID:NGdIAUSO
男「……え」

女「……」ハッ

女「ち、違うの!ただ、一緒に、ご飯でも食べないかってことで…」

男「いや、でも…いいのか?俺…」

女「……」

男「……」

女「…一人って、寂しいんだよ」

男「……」

男「…そうだったよな」



ブロロロロロ…

男「……」

女「……」

男「そういや」ボソッ

女「?」

男「ゴルゴ買ってなかったなぁ」

ブロロロロロロ…



バチャ バチャ

?「……移動した、か」
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/30(木) 22:37:41.44 ID:NGdIAUSO
スタスタ…

男「バス5分でシャッター通り、確かに住むのをためらうかもな…」

女「でしょ?」

男「…しかし…まぁ…」

ズゥウウウウウウン

男「まさかこんなちゃんとしたアパートとは…」

女「これでも、家賃は安いほうなんだよ」

男「いくら?」

女「……言わなきゃダメ?」

男「やっぱ怖いからやめとく」

スタスタ…

男「おー、エレベーター…!俺んとこは階段しかないからなぁ…」

女「これも、ちゃんと自分で確認したんだよ。階段じゃ大変だもん」

男「なんだお前、相変わらず運動はダメダメなのか」

女「そ、それもあるけど…」

男「けど?」

『4』チーン♪

ガーッ

女「見てくれたら、分かると思うよ…」スタスタ

男「…?」

女「ここが私の部屋…」ガチャガチャ

ガチャッ…

女「ただいま」

男「……あ」
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 22:44:56.67 ID:mEqen2DO
更新キター(・∀・)
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 22:57:17.81 ID:NGdIAUSO
犬「ワンッ!」

男「お、お前…ひのきか…?」

女「そう…ひのき」

男「……」

犬「……」ハッハッ


男「…両足は…?」


女「…引っ越すちょっと前に、事故で…」

男「……」

男「…じゃあ俺が、見なくなって、すぐ、か?」

女「うん…そうだね」

男「最後に見たときは…ちゃんと歩いてたのに…」

女「今は、この、歩行器があるから、動けないわけじゃないんだけどね」

男「…だから、ここにしたのか?」

女「うん。治療費とかもかかって、大変だから、なるべく安いとこにして、ひのきはもう階段上れないから、エレベーターありにして」

男「それでもお前、結構かかってるんだろ」

女「うん。治療費までは、お父さんもお母さんも出してくれた。ひのきは家族だもん」

女「でも、一人暮らしについては、ちょっと無理なこと、言い過ぎたのかな…」

男「…なんで一人暮らしにこだわるんだ…?ひのきが事故に遭ったなら、そのまま向こうにいればよかったんじゃ」

女「……そうだよね」

男「……」

女「……分かんない。私…やっぱり、間違ってるのかなぁ…無理やり、怪我したひのきを連れて一人暮らしするなんて…」

男「あ、いや…」

女「…ごめんね、ひのき」

犬「……」ハッハッ
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/30(木) 23:04:59.59 ID:NGdIAUSO
女「…立ち話、疲れちゃうから、上がっていいよ」

男「あ、ああ…」

女「……」スタスタ

男「……」

犬「……」テッ テッ


女「……」

男「……」

女「一人暮らしするって決めて、そのあと、ひのきが事故に遭ったの」

男「……」

女「ショックだったよ。ひのきの脚、なくなっちゃったんだもん」

男「……」

女「…それから、何も考えないで、動くようになっちゃったのかな。私」

男「いや、無理もないと思う。そんな、自覚できてるんなら」

女「……男くん」

男「……?」

女「お茶、いれてくるね」スッ

男「……」
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/09/30(木) 23:07:45.69 ID:NGdIAUSO
すみません、今日はもうやめといて、また明日続きやります


はっきり言ってこの人間界編、話の本筋とはあまり関係しません
ただ人間界でも「いろいろあるんだ」ってことです

なんかバトルしまくりんぐより支援されてるので、ちょっとびびった。別に期待されるようなものじゃないですよ…
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/09/30(木) 23:39:38.22 ID:N0kaHSI0
おつ
あのお姉さんも出てくるかもしれないのか
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/01(金) 07:07:22.30 ID:gjULR.AO
>>1
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 21:36:29.10 ID:OCGlxQSO
女「はい、お茶」コトッ

男「あ、ありがとう」

女「……」スッ

男「……」

女「ひのきの話はもうしないよ」

男「えっ?」

女「だって、まだ何か聞きたそうな顔してるもん」

男「いや、聞きたいことっつーか」

女「……」

男「あんまり悩まん方がいいぞ。俺も、お袋が入院してるけどさ」

男「はっきり言って、不安はまったくないんだ」

女「…でも、お見舞いには行くんでしょ?」

男「ああ、見舞いは行くよ。お袋が来いっつったらな」

女「えー…それでいいの?」

男「別に、俺が心配することはないと思うんだよ」

女「…それって、結局、他人事、って意味?」

男「そうなるな」

女「……」

女「…男くん、ずいぶんさばさばした人になったねぇ」

男「かもなぁ」ズズ…

女「うん…」

男「……そうだ、おでん買ったんだ」ガサゴソ

男「食うか?」トン

女「……」

女「うん」
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 21:48:54.77 ID:OCGlxQSO
男「まぁ、二人で食うには、少なすぎたな」

女「でも、おいしかったよ」

男「だなー」

女「…男くん、どうする?」

男「どうするって?」

女「ご飯。今日、一緒に食べる?」

男「……一緒に?」

女「せっかく来たんだし、どっか、食べに行こうよ」

男「いいのか?俺なんかと」

女「なんか…?ごめんね、普段、一人で食べてるからかな、二人でご飯食べるのって、そんな大変なことだっけ」

男「……んなこたぁないな。分かった。一緒に食いに行くか!」

女「ありがとう」

男「……」

男(寂しいんだな。やっぱり)

女「…でもまだ、も少し、ゆっくりしてようよ」

男「そーだな。お前の話、いろいろ聞きたいし」

女「私の話かぁ…」
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 22:05:28.30 ID:OCGlxQSO
男「大学、どうよ」

女「楽しいよ」

男「やっぱ女の子ってのは友達作り易いのか?」

女「まず、うちの大学、女の子の方が多いもん」

男「なるほど」

女「でも、私は法学部だけど、みんな頭いい子ばっかりで、大変なんだよ」

男「お前だって、高校のときはまぁまぁ成績よかっただろ?少なくとも俺よりはずっと上だ」

女「うん、まぁ、一応…」

男「……」

女「法律って、難しいよ」

男「だろーなぁ…」

女「最近、いろんな事件が起きてるでしょ。そういうのニュースで見て、講義受けて、それを繰り返してるとね…」

女「……何が正しいのか、分からなくなるの」

男「……」

男「何がいいとか悪いとか、そんなの個人の勝手なんだろうよ」

女「結局、そうなんだろうね。みんな同じこと考えてるわけじゃないんだし、そういうとこも、ズレがあるんだろうね」

男「俺としては、ああいうのが一番悪いやつなんじゃないかな」

女「なに?」

男「お前のやることは間違ってる、って決め付けるやつ」

男「…そういう決め付けって、よくないと思うんだ」

女「でも…それ、矛盾してない?」

男「そうなんだよ。俺が『決め付けるやつは悪いやつだ』って決め付けてんだからな」

女「……」

男「つまり」

男「たぶん、みんなどっかが間違ってるよ」

女「そうかもね…」
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 22:15:24.88 ID:OCGlxQSO
男「って、なんでこんなワケの分からん話になってんだ」

女「もっと軽い話にしようよ」

男「今やってるテレビとか」

女「…あんまり、知らないや。本は読むんだけどね」

男「俺もテレビは見なくなったなぁ…」

女「いつも、何してるの?」

男「特に何も。バイトが結構忙しいから、のんびりできてるわけじゃないけど、たまにゲームするくらい」

女「ゲームかぁ…私、ゲームもやらないなぁ」

男「じゃあ、何がある?」

女「……」

女「あれにはまってるの」

男「…ん?あれ、なんかデジャヴ…」

女「Twitter!」

男「」

女「…どうしたの?」

男「いやぁ、どうやら俺は完全に世間離れしちまったらしくて」

女「大丈夫だよ。ツイッターやってない人の方が、きっと多いよ」

男「そ、そうか…?しかしこうも道近な人間がはまってるっつーと…」

女「もうすぐフォロワー数30000だよ!嫌でもはまっちゃうよ!」

男「ざまあみろお袋!現役女子大生には勝てなかったな!」

女「??」
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 22:33:36.37 ID:OCGlxQSO
なんやかんやで30分経過

女「…で、ここに呟きを…」

男「ふんふん」

女「相手のツイートをリプライするっていうのは…」

男「ほー…難しいなぁ」

女「慣れだよ、慣れ」

男「俺なんてすぐに飽きちゃいそうだよ」

犬「わんっ!」

男「!」ビクッ

女「どしたの?ひのき」

犬「ウ〜ッ…!」ガルルル

男「玄関…?」

女「誰かが外にいたんじゃないかな?」

男「そーいや、もう6時だな」

女「あ、ホントだ。そろそろ食べに行く?」
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 22:35:41.70 ID:OCGlxQSO
男「どこか決まってるのか?」

女「近くにね、おいしい洋食屋さんがあるんだよ」

男「いいね。洋食」

女「ちょっと高いけどね」

男「…あれ、もしかして、俺がおごるの?」

女「それでもいいよ?」

男「なっ…」

女「冗談だよ。私、そういうのあんまり好きじゃないの。自分の分は自分で出す。ちょっとくらいならいいけどね」

男「ちょ、ちょっと…?」

女「あはは。冗談だってば。お金、ある?」

男「一応な」

女「じゃ、行ってみよっか」

男「おお」

女「あ、待って、雨、まだ降ってるのかな」

男「見てみるよ」スッ

男(カーテンも綺麗だな。家とは大違いだ)シャーッ

男「お…だいぶ、弱くなってきてるぞ。行くなら今のうち、って感じだ」

女「じゃあ、早く行こ!」

男「……!」

男(…なんだ?今…誰もいなかったのに…誰かに見られた感じが…)

女「男くーん」

男「あ、ああ」クルッ
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 22:48:42.10 ID:OCGlxQSO
女「じゃあ、ひのき。お留守番しててね。帰ってくるの、7時過ぎになると思うけど、いい子にしててね」

犬「……」パタパタ

男「退屈そうだなぁ」

女「いつもなら、お散歩の時間だもん。でも、さすがに今日は無理だから…」

男「ああ、それで…」

ゾクッ

男「…っ?」

犬「!…ワンワンっ!」

女「ひのき?」

男「……女、ちょっと待ってろ」

女「え?」

男「…誰か…いる」

女「……?」

男「……」グッ

ガチャッ


男「あれ……気のせい、か…?」

女「な、なに?どうしたの?」

男「いや、なんでもない…」

男(…なんだ、さっきから…変な感じだ…)

女「傘…いらないの?」

男「あ、そうだった…」バサッ

男(さっきのは、まるで…)
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 23:09:31.39 ID:OCGlxQSO
男「……」

女「……」

男「……」

女「……」

男「……」

女「……」

ガーッ

男「……」

女「エレベーター、来たよ…」

男「…ああ」スッ

女「1階…」カチッ

男「……」

女「……」

女(…ホントに、どうしたんだろう?)

ガーッ

男「……」スッ

女「……」スタスタ


ザアアアアアアアッ

女「…あれ、思ってたより、激しいね…」

男「さっき見たときは、もう少し弱かったんだけどな…」

バサッ バサァ

女「……」スタスタ

男「……」


?「もしもし」
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 23:10:43.15 ID:OCGlxQSO
男「…!」バッ

?「………神を知りませんか」

男「……は?」

女「え…な、なに?」クルッ

?「………」

男「…あんた…誰だ?」

?「神を探しているのです」

女(…女の人…このアパートに、こんな人、いたっけ…)

?「神を知りませんか?」

男「……知らないよ」

?「神を見たことは?」

男「ないよ」

?「嘘だ」

男「知らないって。つーかあんた…」

男「人じゃないな。雰囲気があいつらにそっくりだ」

女「!?」

ザアアアアアアアアアア


?「……ほら、神を知っている」
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/01(金) 23:12:09.51 ID:OCGlxQSO
今日ここしま
もうgdgdでわけわかめ\(^o^)/

やっぱり自分には、ひたすらドンパチやる展開のほうが書きやすいってことが分かりました
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/02(土) 07:17:30.24 ID:20oWWwAO
乙を知りませんか
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 12:41:27.01 ID:mpH5lxk0
乙です。
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/04(月) 20:52:05.11 ID:1xRtlcSO
すみません、今日も書けません
さっそくネタが詰まってきました…
ゆっくり考えようと思います
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/04(月) 21:23:37.32 ID:4xarDoDO
待ってるよ〜。
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 22:48:22.89 ID:Lv2IJASO
ただでさえ話が浮かばない状況なのに、用事で一週間くらいこっちに手が付けられなくなってしまいました

テンポ遅くて、本当にすいません
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/06(水) 23:19:47.54 ID:8BPg7ADO
別にいいよ〜
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/07(木) 20:09:58.28 ID:nSkbOgSO
今日はなんとか書けそうです
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 20:30:43.49 ID:nSkbOgSO
男「俺は神なんて知らない」

?「いいえあなたは知っている、出会っている」

ザァアアアアアアアアアアア…

男「……」

?「……」

女「……」ドキドキ

男「…あんた、名前は?」

?「……セイラ」

男「…セイラ…あんたは…人間じゃないんだろ?」

セイラ「……」

セイラ「…なぜ、そう思う?」

男「俺は『人間じゃない奴』に面識がある」

男「2パターンの」

セイラ「それは?」

男「…悪魔と、天使」

セイラ「……」

男「ここにいる女も」

女「!」ビクッ

男「少なくとも、悪魔とは交流があるんだ。そうだよな?」

女「…!」コクコク

男「あんたはどっちだ?」

セイラ「……クッ」

セイラ「ハハハッ…アハハハハ…」

男「なにがそんなにおかしいんだよ……」ゾッ

セイラ「面白い、人間だな」スッ

男「…!」
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 20:32:13.03 ID:nSkbOgSO
男「……女、下がって」

女「え…?」


ブンッ!!!


男「!!」

女「……っ!?」

ピタッ

セイラ「臆するな。これはただの手刀…」

男「……」

セイラ「されど万物は滅をなす」

女「お、男くん、この人…」

男「……」


その瞬間、二人は奇しくも、同じ感情を抱いていた。

それは、畏怖。

あるいは、純粋な…

恐怖。


セイラ「……私は天使だ。そして」

セイラ「神によく似ている」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/07(木) 21:04:55.44 ID:nSkbOgSO
男「やっぱり…」

女「天使…」

セイラ「……」

男「で、でも、なんだよ…神に似ている、って」

セイラ「私より神に近い天使はいない…ということだ」

男「神に近い…?」

セイラ「……」

女「あ、あの、セイラ…さん?」

男「…女?」

女「私たち…ご飯を食べに行くんですけど…」

男「そ、そうだ!いきなりあんたみたいなのに絡まれて、忘れてたけど…」

セイラ「……」

セイラ「同席しても…構わないね?」

セイラ「金はない、が。神はそんな些細なこと、気に留めはしない」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

女「……」ポカーン

男(こっ…こいつ…)

男(色々とやべぇ…!)
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 21:16:04.78 ID:nSkbOgSO
ザァアアアアアアアアア…

セイラ「……」スタスタ

女「……」トボトボ

男「……」

男(どうしてこうなった…)

男「おい女…あいつ、なんで俺たちより前に出てんだ?」ボソッ

女「わ、分かんないけど…でも方向は合ってるよ…」

男「どこに行くかまでは、言ってないよな…」

女「……う、うん」

男「あいつ、バカなのか?」

セイラ「聞こえているぞ」

男「!」ビクッ

女「あ、あれ?あなた、女の人じゃ…?」

セイラ「性別など…俺には関係ない」グニャン

男「性別が変えられるのか…!」

セイラ「男だろうが女だろうが、俺は私、私は俺」グニャン

女「えーっ…」

男「む、無茶苦茶だ」

セイラ「最も神に近い我故に。無茶など存在しないのだ」

女「場所、分かるんですか?」

セイラ「勿論」

男「……」

男(ますます、パニクってきた…)

男(こいつ、何だ??)
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 21:37:28.80 ID:nSkbOgSO
男(お袋、先立つかもしれない不幸、ホントにすまん)

男(俺は齢18にして…)

男(これまでに感じたことのない圧倒的恐怖のど真ん中にいる!)


とある洋食店


店員「お客様、ご注文…は…」カタカタ…

店員(あれ…なんで手が震えて…)

セイラ「アイスコーヒーを」

店員「あ、アイスコーヒーですね…」

女「私は、この…シーフードのクリームパスタを…」

店員「シーフードのクリームパスタですね…」

男「お、俺はこの…」

セイラ「Tボーンステーキ」

男「!?」

店員「!…Tボーンステーキ…ですね…」

男「お、俺は、この」

セイラ「以上だ」

男「!!??」

店員「よ、よろしいのですか?」

セイラ「以上だと言ったのが、聞こえなかったか」

店員「は、はいぃ!?」ビクゥ

男「……」

男(これは現実か…?)

セイラ「……」ニヤリ
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 21:44:46.83 ID:nSkbOgSO
男「……」ブルブル

女「お、男くーん…」

男「!」カッ

男「セイラお前ーっ!」ガタン

セイラ「落ち着けよ」

男「なっ…」

セイラ「なにをそんなに怒っている?」

男「俺の注文を、勝手にTボーンステーキにしたことだ!俺はこの…」

セイラ「ステーキを食うのは私だが」

男「」

女「えーっ…」ポカーン

店員「あ、アイスコーヒーです…」コトッ

セイラ「有り難う」

男「…って、おかしいだろ!なんでお前がステーキを頼むんだよ!」

セイラ「食いたいからに決まっているだろう」

男「お、俺はどうなる!」

セイラ「水がある」

男「」ガクン

女「男くん!しっかりして!」

セイラ「……」ゴクッ

セイラ「ニホンの珈琲というのも、やはり苦いか」

男(現実せちがれぇ…)
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 21:53:21.82 ID:nSkbOgSO
男「」

セイラ「いつまでそうしているつもりだ」

女「お、男くん…」ユサユサ

男「はっ!」パチッ

男「危ない危ない…現実という名の鬼から逃げ回ってる夢を見たぜ…」

女「たぶん現実だよそれ…」

セイラ「確認するが…人間。お前は確かに神と出会っているはずなのだ」

男「だーかーらー、知らないって!」

セイラ「事実、私が神だ」

男「てっめぇ、そういうとんちか!?」

セイラ「違う。神はもう一人いる」

男「……ん?」

セイラ「俺は、神に最も近い天使だ。つまり…」

女「神に最も近い悪魔がいる…?」

セイラ「正解だ。私はお前のような察しのいい女は嫌いじゃない」

男「いや、どっちにせよ、そんなの知らないって!あとお前、俺か私かどっちかに定めろ!」

セイラ「ステーキが来るぞ」

店員「お待たせしました…Tボーンステーキです」コトッ

男「……」ジュルリ

セイラ「コーヒーのお代わりをくれ。それと、こいつに水を」

店員「かしこまりました」

男「おぉい!?」

女「私のパスタ分けてあげるから、落ち着こうよ、ね?」
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 22:17:20.76 ID:nSkbOgSO
セイラ「いいか…私の言う神とは、今はこの世には存在しない。三界のいずれにも」

男「じゃあ、あんたは…?」

セイラ「俺は神に近いと言うだけで、決して神そのものではない」

男「近いってなんだよ。パッとしないな」

セイラ「血の問題だ」

男「……血?」

セイラ「生けとし生けるすべての存在において、俺は最も濃い神の血を継いでいる」

男「すまん全然分からん」

セイラ「…こうだ」スッ

セイラ「まず…始まりが『神』」

セイラ「その血は、枝分かれを繰り返し、徐々に薄くなっていく」

男「……」

セイラ「しかし…偶然だ。本当に、ただ一度の偶然」

セイラ「薄くなった神の血を継ぐ者…それら同士が交わったのだ」

男「……ん?」

セイラ「片親が神の血を継いでいるのとは違い…両親が神の血を継いでいる」

セイラ「つまり、現在、俺は最も濃く神の血を継いでいるのだ」

男「……」

男「でも、その血ってのは、時を経るごとに薄くなってんだろ?なら、大したことないんじゃ…」

セイラ「重要なのは、周囲との差だ」

セイラ「俺より上がいるか、いないか」

女「…いない…?」

セイラ「そうだ。俺以外の存在は、すべて俺より下にいる」

セイラ「だから神。こう名乗っても差し支えはないだろう?」
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 22:42:25.19 ID:nSkbOgSO
男「い、いや…差し支えも何も…」

男「その神に、軽々しく話してる俺らはどーなる?」

セイラ「……そうか」

セイラ「軽々しく話せない状態にして欲しいか」スッ

男「!」

女「っ…!」ビクッ

セイラ「冗談だ…そう怯えるなよ」

セイラ「なぁ神の子。お前たち人間もまた、遠い我が同胞なのだから」

女「ど…同胞…?」

男(意味が分かりませぬ)

セイラ「……」ゴクッ

セイラ「女よ、コーヒーのお代わりを」

女「えっ?私?…す、すいませーん」

男「あっ!?そういやお前、いつの間にステーキ食い終わったんだ!」

セイラ「さぁな」

男「しかも骨さえ残ってない!」

セイラ「なかなか旨かったぞ。人間の食事も」

男「お、おのれ…」

セイラ「そんなに食べたかったのなら、頼めばよかっただろう」

男「お前が注文の邪魔をしたんだろーが!」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 23:00:58.54 ID:nSkbOgSO
セイラ「さて…」

セイラ「思い出したか?」ズイッ…

男「……!!?」

思  ィ 出し 夕  力?

男(これは…そうだ、2年前…天使と戦ったときに、精神攻撃をくらった時の感覚と似てる…!)

セイラ「お前が出会った、もう一人の神とは、誰だ」

男「し、知らないっ!」

セイラ「では…知らないのか、思い出せないのか…はっきりさせようか」スッ

男「!」

セイラ「この指先を見ろ」

男「……」

セイラ「お前はもう、目を離すことができない…」

男(なにを言って…)

男「…え?」

セイラ「…目を離すことができない」

男「……!」

男(本当だ…視線を…そらせない…!)

女「お、男くん!?」

男「ぐ…」

セイラ「いいか…私の質問に答えてもらうが…お前は何も考えるな」

セイラ「私はお前の精神に問う。そこに思考の割り込む隙は無い」

男「考えずに答えろって…!?そんなもん…」

男「無理に決まっ」セイラ「質問だ」ガシッ

男「……!」
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 23:01:31.57 ID:nSkbOgSO
セイラ「お前と悪魔の関係を、すべて答えろ」

男「……」

女「…男くん?」

セイラ「こいつは今、私が掴んでいるこの頭から、答えを探している。私はそれを見るだけだ」

女「え…?」

セイラ「…何年か前の記憶のようだな…少し褪せている部分が多い…」

女(これ…知ってる…似たようなことをあの時、シロちゃんが…)

女(男くんの記憶を読んでいる!?)

セイラ「ほう…あのルシファルの娘…なるほどな…よく知らんが…私の戦闘天使3体を倒していたか」

セイラ「そして…こいつが…」

セイラ「……!」パッ

男「ぐっ!?」ガクンッ

セイラ「こいつが…神か…」

セイラ「なるほど…なるほどな…確かに…面影はある…」

男「せ、セイラ…!お前、今、何を…!」

セイラ「…面白かったぞ。その記憶」

セイラ「…さまざまな心理…それらすべてが…目覚めへの引き金となったようだな」

セイラ「そして、あの能力…」

男「何を言ってんだ!?」

セイラ「……」チラッ

女「!」ビクッ

セイラ「早くそれを食ってしまえ」

女「え!?あ、はい…!」パクパク
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 23:14:43.85 ID:nSkbOgSO
セイラ「…さて、人間」クルッ

男「!」

セイラ「私は、お前から神の血の匂いを感じとった。つまりお前は、どこかで神と出会い、身近に関わったことがあったのだ」

男「…それで、俺のところに…」

セイラ「……徒労ではなくて、本当によかった。あとは、向こうで実物を見やるだけ…」

男「……」

セイラ「礼だ。コーヒーをやる」

男「いらねぇよ!しかも飲みかけ!?」

セイラ「そうか、いらないか」ズズッ

セイラ「御馳走様」カタッ

男「…え…あ、いや、お粗末さまでした」

セイラ「…コーヒーもお前たち人間も」

セイラ「神に飲(呑)まれるために生まれたようなものだな」

女「……」

男「……」

女「えっ?」

セイラ「帰るぞ」ガタッ

男「…呑まれたのは事実かも知れんけど…今のは大してうまくねぇよ」ボソッ

セイラ「聞こえているぞ」

男「う、嘘!今の超面白い!」

セイラ「……ふん」

男(やっぱ世知辛い)
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/07(木) 23:21:58.41 ID:nSkbOgSO
今日はここまでにします

今までにやったことのないような、ぬるいトーク…こういうのも書いてて楽しいです


次の更新は、一週間ほど後になりそうです
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/07(木) 23:26:11.83 ID:PLaul2DO
1乙華麗〜
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 02:33:53.35 ID:v7GhOUDO
お袋か
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/08(金) 06:50:03.11 ID:tKVIJkAO
メイか
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/09(土) 02:12:55.99 ID:qXF0x6DO
乙です。
更新を楽しみに待ってます。
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/10(日) 20:13:11.30 ID:XW48FiU0
乙です。
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/21(木) 21:41:03.85 ID:quBnncSO
お久しぶりです、>>1です
一週間書けなかった後にさらに一週間鯖落ちってのは予想外でしたが、無事に復旧してよかったです

しかし申し訳ないことに

書 き た め 等 は 一 切 し て お り ま せ ん

いつも通り、即興で書いていきます…
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 21:49:59.44 ID:quBnncSO
〜前回のあらすじ〜

自らを「神」となのり、圧倒的存在感を放つ謎の人物『セイラ』

我らが一般人代表、男と女は、どうすることもできないようで…
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 21:53:14.97 ID:quBnncSO
「お会計4650円です」

男・女「!!」

男(えっ…4000円越え?)

女(そっか…あの人がステーキ食べたから…)

セイラ「……金がないのか」

男「無一文のお前が言うな!」

セイラ「……」

女「だ、大丈夫…一応、一万円持ってきてるから…」

男「わ、悪い…今度必ず返すよ…」

セイラ「……貸せ」バシッ

女「あっ」

セイラ「……」スッ

店員「一万円お預かりします…」ガチャガチャ

ガラッ

セイラ「……」ヒュッ

店員「?…あ…あれ?」

セイラ「なんだ。早く釣りを出せ」

店員「は、はい…5350円のお釣りです」スッ

セイラ「ああ」パシッ

店員「???」

セラ「行くぞ」スタスタ

男「あ…ちょっと待てよ!」ダッ

女「お、お釣り返してよー!」タタタ

店員「あ、ありがとうございました…??」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:07:37.07 ID:quBnncSO
セイラ「……」スタスタ

男「おい、待てって!」タタタ

女「お、男くん、傘!」

セイラ「……」ピタッ

男「!」

セイラ「……返すぞ」スッ

女「…?」

セイラ「さっきの代金だ。受け取れ」

女「…5350円……え?」

男「どうした?」

女「5000円札が2枚ある…」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:13:35.57 ID:quBnncSO
男「2枚?…おい、あんた、それ…何の金だよ?」

セイラ「食事代だ」

男「…食事代…でも、さっき金持ってないって…」

セイラ「……さっきまではな」

男「……?」

店員『一万円お預かりします…』ガチャガチャ

ガラッ

セイラ『……』ヒュッ

店員『?…あ…あれ?』

男「!?お前…!」

セイラ「…ん?」

男「盗ったのか!?レジから!!」

セイラ「よく見ていたな」

女「え!?いつ、そんなことを…」

男「…お前…!」

セイラ「……いらないのか?」

男「……女、金なら俺が必ず返す。だから、それは受け取るなよ」

女「ほ、本当にレジから盗んだお金なら、受け取れないよ…」

セイラ「いらないのか」

男「盗った金だろ!?」

セイラ「そうだが…」


セイラ「何が悪い?」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:28:30.62 ID:quBnncSO
男「てめ…!」ガシッ

セイラ「……なんだ」

男「ふざけんのも大概にしろよ…!」

セイラ「俺はふざけてなどいない…」

男「なら…何が悪いかなんて聞いてんじゃねぇよ!」

女「お、男くん…」

セイラ「分かるのか?」

男「……は?」

セイラ「俺は金を盗んだな。では、それがなぜ、悪いことなんだ?」

男「……なぜ、って…そりゃ…決まりだからだよ!」

セイラ「…その決まりとは?」

男「法律だ!」

セイラ「では法律は誰が決めた?」

男「だ、誰って…政府…政治家だ!」

セイラ「……」

セイラ「だろうな」

男「っ…何が言いたいんだよ!?」

セイラ「例えそれが政治家でなくとも…おそらく誰もが似たような法律…決まりを設けようとするだろう」

女「…誰もが…?」

セイラ「それはなぜだ?」

男「…知るか!」

セイラ「しょせんお前たちは皆、似たような事しか考えていないのだ」

男「……!?」
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:28:36.38 ID:quBnncSO
セイラ「痛いのは嫌だ。苦しいのは嫌だ。自分は平等に扱われたい。誰かが不平等な立場にいればいい」

セイラ「全て。お前たちは似たような考え方しかできないのだ」

男「……だから、誰も彼もが同じ決まりを作るってのか」

セイラ「そうだ」

男「それと、お前が金盗ったことと、何の関係があるんだよ!」

セイラ「…何もない」

男「なら…」

セイラ「勘違いするなよ。俺は『俺以外の全て』と何の関係もない、と言ったんだ」

男「だから…意味が分からねぇんだよ!」

セイラ「…神相手に…お前たちのつまらない決まりを押しつけるなよ…」

男「自分は神だから、君たち人間の法律なんかに縛られません……ってか?」

セイラ「ああ」

男「イカレてんのか!!??」

セイラ「お前たちの基準で俺を計るなよ」


女「もうやめてっ!!」


男「!」

セイラ「……」

女「お金は…もういいよ。そっちの、お釣りだけ返して…」

セイラ「これか…」スッ

女「……男くん、もう、行こ…私、こんな人の話、聞いてたくないよ…」

男「あ、ああ…こいつ、無茶苦茶だ…!」

スタスタ…

セイラ「……」

セイラ「悪かった」

男「…!」ピタッ
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:42:16.73 ID:quBnncSO
男「い、今、なんて…?」

セイラ「悪かった。ここが人間界である以上、俺はここの規律に従わなくてはならなかったな」

男「……」

セイラ「それに…俺も帰らなくてはならん」

セイラ「だが、このままお前たちに悪い印象を与えたまま去るのは、良くないだろう」

男「…だからなんだよ」

セイラ「土産をやる」

女「み…土産…?」

セイラ「……」ゴソゴソ…

セイラ「…これだ」スッ

男「箱?」

セイラ「…中身はここでは見ないほうがいい」スッ

女(私にも?)

男「な、なんだよこれ」

セイラ「使い方は簡単だ。中にあるものを、額に押し当てろ」

男「はぁ…?」

セイラ「使うまで、これが何かは分からない。だから、お前が気に入らないと思ったなら、使わずに捨ててしまえばいい」

女「??」

セイラ「俺はただ、暇潰しになるだろうとこれを持っていただけだ。敵情視察のためにもなる」

男「敵情視察?あんた、ホントに何を言って…」

セイラ「…暇潰しだ」クルッ

男「……」

スウッ

女「あっ…」

男「消えた!?」
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:53:48.03 ID:quBnncSO
ザアアアアアアアアアアア…

男「なんだったんだ…」

女「…わ、分かんない…」

男(神を名乗る天使…土産の箱…)

男「…久しぶりに…巻き込まれたなぁ…」



天国 とある広場

ザッザザッ…ザーッ

ザザッザッザ…ザーッ

ザザザッ…

ザザーッ…

?1「…なんだぁ?」

?2「……巨大モニターにノイズが…?」

ザワザワ…ザワザワザワ…


ブンッ

?3「誰か映ったぞ…」


?(モニター)『……』

?『さぁ、準備をしろ』

?『……』ザザーッ

ブツッ


?1「…終わり?」

?2「なんだ?今の…電波ジャック?」

?3「…つーか、準備って…?」

ザワザワ… ザワザワザワ…
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/21(木) 22:56:20.75 ID:quBnncSO
今日はここまでにします
再開したはいいけど、あんま書けませんでした…明日続きをやろうと思います

「は?なにこれ?意味分かんない」な方が多いと思いますが、今はそんなに真剣に考えなくて構いません
自分でもよく分からんのです
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 23:04:30.20 ID:v9U2aMDO
1乙〜
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/21(木) 23:17:11.04 ID:.qhmKPE0
おひさしぶり>>1
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 06:54:33.04 ID:4mNcLQAO
久しぶり、乙!
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 11:34:23.50 ID:JY7qFgDO
2週間ぶりの1乙
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/22(金) 12:21:57.72 ID:TD/0JQDO
乙です。
再開待ってました。
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/24(日) 22:56:53.92 ID:pNN/sMSO
放置していてすみません
部屋のリフォームやらなにやらで、結局2日も書けませんでした…
明日、必ず続きを書きます
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/25(月) 22:55:42.27 ID:AfFWmkSO
遅くなりましたが、今から書きます
でも、そんなに書けないかも…
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/25(月) 22:57:34.18 ID:Ym4Crg20
了解ー
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 23:30:28.70 ID:AfFWmkSO
再び人間界

男「……」

男(あのまま結局、よく分からんままあいつは帰って)

男(俺もバス乗って、電車乗って、家に帰ってきたわけだ)

男(…それでいいのかよ?)


女の家

ザアアアアアアアアアアアアア…

女「…雨、止まないね」

犬「ハッハッ…」

女「やっぱり、今日はお散歩行けないよ。ひの…」クルッ

犬「ワンッ!」クンクン

女「あ、駄目だよ。それ、貰ったやつ…」

女「……中身、なんなんだろ…?」

セイラ『ここでは見ないほうがいい』

女「でも…普通…気になるよね…」ソーッ

ピリピリピリピリピリピリピリ!!

犬「ワンワンッ!」

女「!…電話?」
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 23:34:09.15 ID:AfFWmkSO
ガチャ

女「はい、もしもし女です…」

女「あ、お母さん?どーしたの?」

女「みかん?ううん、届いてないよ。いつ送ったの?…うん、じゃあ、明日かなぁ」

犬「……」クンクン

女「えっ、お金も?いいよ、こないだも送ってくれたばっかりだし…あ、まだだよ。たぶん、来月から」

女「…うん。うん。ずっと雨。止んでないよ」

犬「……」ガジガジ

女「ひのき、噛んじゃダメ」

犬「クゥン」ポトッ

女「…えっ?あ、うん、大丈夫、なんでもないよ」

女「うん…うん…じゃあ、今日はもう寝るね。明日も早いし。それじゃ、荷物届いたらこっちから電話するから、またね。おやすみ…」

ガチャン

女「……ふぅ」トサッ

女「…お母さん…また仕送りなんて…嬉しいんだけど、大丈夫なのかなぁ」

女「…あれ?」


女(ひのきが遊んでたから、箱がちょっと開いたんだ…!)


女「…な、中身…」ドキドキ

女「……」チラッ

女「……えっ?」

女「これって、えっ?…えっ!?」バッ
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 23:49:06.03 ID:AfFWmkSO
数分後

男の家

男「……」ウトウト

ピリリリリリリ!!

男「!」ビクッ

ピリリリリリリ!!

男(け、ケータイ、ケータイ…)ゴソゴソ

ピッ

男「もしもし?」

女『男くん、男くん!!』

男「女か?どうしたんだよ、何をそんなに慌ててんだ?」

女『それが、さ、さっき貰った箱ある!?』

男「箱?あるよ」

女『中身、見た!?』

男「いや、まだ見てない」

女『私のやつ、中に、変なのが…』

男「…変なの?」

女『わ、私、びっくりして、でもこれ、本物なのかな…?』

男「あー…ちょっと待ってろよ。今開けてみるから…」

男(なんだ?そんなに慌てるようなもんが…)スッ

パカッ

男「………」

男「えっ?あ、ええっ!?な、なんだこれ!?」
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/25(月) 23:50:33.18 ID:AfFWmkSO
女『お、男くん、何入ってたの!?』

男「い、いや、それがどうにも…」

男「なんかの『目玉』にしか見えないものが…」

女『私も、目が入ってたの!』

男「…これ、本物…か…?」

女『た、たぶん…』

男「……」

女『……』

男「とりあえず、箱に戻しておくよ。お前もそうしたほうがいいよ、たぶん」

女『あ、うん…そうだよね…』

男「…以後、しばらくは放置しておこう」

女『う、うん…』

男「何なんだろうな。気になったらまた電話なりメールなりしてくれよ」

女『うん。ごめんね、もう遅いのに…』

男「ああ、いいよ。それじゃあな。おやすみ」

女『お、おやすみ、男くん』

男「……」パチッ

男「目玉って…これは一体何なんだ?」
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 00:04:47.87 ID:sbuuukSO
男「…うーん…」

その夜、男は夢を見た。

燃え盛る炎に向かって、無防備のまま自らが突っ込んでいく。

そんな、荒唐無稽な夢だった。

後にこれは、限りなく正夢に近い状態で再現されるのだが

その局面において、彼ら人間がどのような役割を果たすのか?

それは誰にも分からない。

たとえ神にも分からない。


地獄・黄の城

コンコン

エレカ「……入って」

部下「失礼します。明日の会合の資料と、頼まれていたモノです」

エレカ「…ありがとう」

部下「……お疲れのようですね」

エレカ「そうだね…思いがけないことがあって…いつまでもそれを引っ張ってる。自分でも情けないと思うよ」

部下「…『思いがけないこと』が連続しないことを、祈るばかりですね」

エレカ「そうだね…」

部下「今日はもうお休みになられては?」

エレカ「…うん。そうするよ」

部下「では、おやすみなさい。魔王様」

バタン

エレカ「……明日、どうなるのかな」

エレカ「途中までは完璧だった…私の計画…」

なぜ兵器は、復活しなかった?

エレカ「……私はそれが知りたい」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/26(火) 00:06:48.59 ID:sbuuukSO
5レスとかワロエナイ…
また明日続き書きます
最近ペース遅くて、本当にすいません
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 00:24:26.19 ID:hh7IBQDO
1乙〜
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 01:06:56.03 ID:etefbBI0
乙です。
楽しみに待ってます。
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/26(火) 06:41:00.26 ID:sHqA62AO
箱の中に電話が入っていたのかと思った
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/26(火) 22:59:46.58 ID:sbuuukSO
翌日

黄の城

エレカ「…ざっと見た感じ、15人前後か。思ったより少ないかな」

部下「あなたが魔王になられて初の共同議会ですよ…十分ではありませんか」

エレカ「……」

共同議会とは、地獄における最重要な議会である。

年四回のこの議会では、様々なことが決められるが…

今回はエレカが魔王になって、初めての

いや、初の「女性魔王」による議会なのである

エレカ「ふふ…反対派も来てくれたようだね」

部下「…魔王様、あまりそのようなことはおっしゃられないほうが…」

エレカ「構わないさ…」ガタッ

エレカ「さぁ、始めよう」



始めようって、何を?



エレカ「……?」

部下「え…」

部下「エレカ様!!頭上に…」

エレカ「!」バッ

?「……」フワッ

スタッ

エレカ「…誰だ…?」

?「……私か?私は…」

?「熾(し)天使。熾天使セラフィム」
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [Sambaもどき…だと…?]:2010/10/27(水) 00:06:52.14 ID:TOLFY.SO
議員1「熾天使?」

議員2「まさか、あの…!?」

ざわざわ… ざわざわ…

熾天使「……」

部下「エレカ様…こ、これは一体…?」

エレカ「心配しなくてもいい。私にとっても不測の事態だからね」

部下「は、はぁ…しかし、彼は…」

エレカ「…分かってるよ。熾天使セラフィム」

エレカ「天国、その頂点に立つ天使。地獄における私の立場と同じようなものさ」

エレカ(つまり)


目の前にいるのは、史上最強の天使。


熾天使「……」

エレカ「…何をしに地獄へ?まさか今さら争いなどを…」

熾天使「……」

エレカ「…?」

熾天使「……」ヒュッ…

議員1「え?」パクゥ

議員1「」ブシュウウウウウ

部下(首を…!?)

議員たち「う、うわあああああ!」
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:10:41.29 ID:TOLFY.SO
議員1「」ドチャッ

わああああああ…!

エレカ「……」

エレカ(いきなりこんな…面倒だな…)

エレカ「…静粛にっ!」バッ

議員たち「…!!」

シーン……

エレカ「……なぜ議員を殺した?」

熾天使「見せしめだ」

エレカ「何が目的だ?」

熾天使「……」

エレカ「…これ以上…無関係な彼らを傷つける気か?」

熾天使「そうだ…」

エレカ「なぜ?」

熾天使「……」

エレカ「質問に答えない。つまりあなたは…」

エレカ「理由なく、ここにやってきた?ただ、この議論たちを殺すために?」

熾天使「……」

エレカ「…部下」

部下「…はっ!」

エレカ「彼らを、この会議場から一度出してくれ」

部下「かしこまりました」

熾天使「…逃がさないぞ」スッ

エレカ「いや…やめてくれ」ガシャン
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:14:09.18 ID:TOLFY.SO
熾天使「…!」ピクッ

エレカ「雷槍…これ以上あなたが、何かをするというのなら、問答無用で斬らなくちゃならない」

エレカ「だけど私は、あなたが何のためにやってきたのか知りたいんだ」

エレカ「なんせ、あなたのような来客は…ここ10年なかったことだろうからね…」スッ

熾天使「…なぜ槍を下ろす…」

エレカ「争うつもりはないからです」ペコリ

エレカ「…お初にお目にかかれますね、熾天使殿。私はこの地獄を代表しております、エレカ・グロード・アステリスと申します」ニコッ

熾天使「……ふざけているのか?」

エレカ「…何が?」

熾天使「…この熾天使セラフィムが単身地獄に乗り込んできたのに、その態度は…」

エレカ「おっしゃっていることの意味が、私には分かりません」

熾天使「その槍を振るわぬなど、ふざけている!」ブンッ!!

エレカ「……つまり」

ガキンッ!!

エレカ「戦えと?」ギロッ

熾天使「そうだ」

エレカ「……これは重罪、下手すればこの地獄にてその処罰を決めることになりますが」

熾天使「構わない」

エレカ「……」
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:15:07.28 ID:TOLFY.SO
地獄には、決闘という古来からの掟がある。

それは『議論でどうしても決まらないことがあったならば、お互いの同意の上で決闘を行い、勝者の意見を優先する』というものだ。

しかし、こんなルールを律儀に守る者など、まず存在しない。

決闘を行う前に、なんらかの形で議論が終結してしまうことが多いからだ。

だが……

エレカ(彼は議論をする気すらないみたいだ。まさかこの古いルールを適用することになるとはね)

エレカ(それに…私は熾天使の力など聞いたこともない)

エレカ(…が)

熾天使「…どうした?来ないならこちらから…」ギラッ

エレカ(……武器はあの、薙刀か)

エレカ「…分かりました。始めましょう」スッ…
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:16:10.09 ID:TOLFY.SO
熾天使「……」

エレカ「……」

熾天使「……」

エレカ「……」

熾天使「…デヤァッ!」ダッ

エレカ「……!」


エレカ(なんだ…)


ガキィン!!

熾天使「…!」


エレカ(全天使の頂点に立つ熾天使…)


熾天使「ム……」グググ

エレカ「……」グググ

ギギギギギ……


エレカ(全然…)グッ


バキィン!!

熾天使「…!?」


エレカ(大したことない…)ブンッ


ブシュウッ!!!

熾天使「ぐ……」フラッ

ドサッ

エレカ(…弱すぎる…仮にも史上最強を名乗る立場なのに…?)
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:19:55.19 ID:TOLFY.SO
エレカ「…決闘は終わりだ。早くあなたが来た理由を…」

ズズ…

エレカ「……!」

熾天使「……」ズズズ

エレカ(これは…なんだ…!?)

熾天使「……」ズズズズッ…

エレカ(熾天使の『影』が広がって…)

ズ  ズ ズッ…

エレカ「……!!?」

エレカ(何かが『出てきた』…!?)


?「…ふぅ」ズルッ…


エレカ「お…お前…は?…

?「……」

?「本物の、熾天使」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:24:19.50 ID:TOLFY.SO
エレカ「…本物!?」

?「ああ、そうだよ」

?「こいつは偽物だ。本物は俺。今までずっと、こいつの影から今までのやりとりを見せてもらっていた」

エレカ(偽物…?)

?「…とりあえず、まぁ、名乗っておくよ。俺の名前は」

?「《熾天使》アヴァロン・セラフィム」

エレカ(アヴァロン…?)

セラフィム「そしてこいつは、熾天使なんかじゃない。おい、起きろよ」

熾天使「……」ムクッ

エレカ「!」

セラ「名乗ってやれ」

熾天使「…熾天使改めて、《四大天使》スレイダ・ミカエルだ。どうぞよろしく」

エレカ「四大天使…!?」

セラ「…まぁ、早い話が、俺は…こっそりここにやってきて…」

セラ「この地獄に、戦いを申し込みに来たんだ」

エレカ「え……?」

ミカエル「…セラフィム様の言葉の意味が分からないのか?」

ミカエル「天国と地獄の戦い。その意味が分からないのか?」

エレカ「…な…何を言って…」

セラフィム「…急すぎてピンと来ないだろうから、はっきり言うよ」


セラフィム「俺の天国は、お前たちの地獄を潰しにかかる。つまり、戦争だ」


エレカ「戦…争…?」
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:26:12.59 ID:TOLFY.SO
セラフィム「まぁ、心配するなよ…今日は、新魔王の顔を見に来ただけだ」

ミカエル「セラフィム様の顔見せも、でしょう」

セラフィム「また近いうちに邪魔するから、その時には…もっと強い奴を用意しておけよ。じゃなきゃ俺たちは止められない」

ミカエル「……セラフィム様、お出口を用意しました」ズズズ…

セラフィム「ああ。…じゃあな」フッ

エレカ「……」

エレカ「……え…?」



それは時間にして、わずか数分の出来事。

そして

この後わずか数日で、天地は崩壊に向かっていくことになる。
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/27(水) 00:27:34.08 ID:TOLFY.SO
今日はここまでにします

相変わらずよく分からないっすな
またゆっくり話を考えなきゃまずい気がしてきました
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 00:32:46.25 ID:bou1SsDO
1乙〜

これまたwktkな展開になってきたな
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/27(水) 06:45:11.20 ID:tjbaekAO
乙!
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/29(金) 22:18:32.42 ID:hw3TswSO
天使による共同議会襲撃事件の翌日

部下「被害を受けたのは最初に首を切り裂かれた議員一名のみで…残りは全員、外に出すことができました」

エレカ「……うん」

部下「……」

部下「…あの後、彼に何を言われたのです…?」

エレカ「……」

エレカ「彼は本物の熾天使ではなく、その配下だった」

部下「偽者だった…と?」

エレカ「本物も出てきたよ」

部下「!」

エレカ「ただ一言、戦争しようと、そう告げにね」

部下「……」

部下「……戦争!?」

エレカ「うん。戦争。地獄と天国、悪魔と天使の、戦争だ」

部下「なぜ今になって、そのようなことを…?」

エレカ「……」

エレカ「…思い当たる節があるとすれば、『兵器』のことだ」

部下「兵器を、本格的に奪取する気…ですか?」

エレカ「……可能性としては、大いに有り得る」

エレカ「それか」

部下「…?」

エレカ「彼らは私が気に入らないのかもね」

部下「ま、まさか…そんな子供みたいな理由で…」

エレカ「…とにかく、戦争の動機は曖昧だ。そして、それは間違いなく引き起こされる」

部下「……」

エレカ「魔王就任早々、忙しくなりそうだね…」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 22:27:15.08 ID:hw3TswSO
赤の城

クレア「…エレカの所に天使が来たんだってな」

シェアリ「ええ、聞きましたわ…」

クレア「……まったくアイツも、苦労が絶えなくて大変なんだろうな」

シェアリ「……」

シェアリ「…アナタ、そんな話がしたくて、ワタクシを呼び出しましたの?」

クレア「…こんな話なら、電話でも手紙でもできる」

シェアリ「じゃあ、なぜ…」

クレア「…今言ったよな。アイツも苦労が絶えなくて大変だ、って」

シェアリ「……?」

クレア「アタシがその苦労の要因の一つになるって言ったら、どうする?」

シェアリ「…クレア、アナタまさか……」

クレア「…アイツのとこに天使が来て、何をしたのかまではよく知らん」

クレア「けど、それとアタシの復讐は関係ないよな?」

シェアリ「…無謀ですわよ…仮にもエレカは魔王…彼女に楯突くことなんて…」

クレア「楯突いて何が悪い?」

シェアリ「!」

クレア「アイツのふざけた計画のせいで、ノエルが死ぬ羽目になった。結局いい思いしてんのはアイツだけだ」

クレア「…だからアタシは、エレカを殺す」


クレア「この、最強の業炎で」ボウッ!!!


シェアリ(…クレア……もう、アナタは…)
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 22:49:54.24 ID:hw3TswSO
再び、黄の城

部下「…本当に戦争が起こったのだとしたら、我々は天使たちに勝てるのでしょうか?」

エレカ「…どうだろうね」

部下「彼らは…我々と違い、完全な『縦組社会』を形成しています」

部下「より強い者が、上に」

エレカ「そして弱い者が、下に。だろう。分かっているさ」

エレカ「《天》九階位のことぐらい」

部下「……」

エレカ「彼ら天使の恐ろしいところは、彼らすべてが統率された一つの集団であるということ」

エレカ「この地獄のように、王族が三つに別れているわけでも、凶悪なテロ集団がいるわけでもない」

エレカ「すべてが《天》九階位の下に従い、等しく彼らを主としている」

部下「…し、しかし、統率力ならエレカ様にも……」

エレカ「…そんな温いものじゃないよ…彼らは集団としての完成体とも言えるレベルだ」

部下「……」

エレカ「でもたぶん個々の力はこちらに劣る。我々悪魔は、彼ら天使が持ち得ぬ、強大な力を有するからね」

部下「…『バイ・セカンド』ですね?」

エレカ「そう。『バイ・セカンド』は王族の兵の大半が使える…これは大きなアドバンテージになるだろうね」

部下「…我々にしか使えない、強力な武器…ですね」

※『バイ・セカンド』は、『兵器』の鍵に宿された神の力が生み出した能力である。
ゆえに鍵を手にした悪魔にしか、それは発現しない。
ただし、すべての悪魔が発現するわけではない(血脈の問題による)
詳しくは第二章のVSエレカ辺りを参照
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 22:51:34.99 ID:hw3TswSO
エレカ「だけど……戦争とは結局、なるべく犠牲者を出さずに、敵の頭を潰すのが一番なんだ」

エレカ「頭を失った集団は瓦解する。そうすれば戦争なんて、すぐに終わるんだ」

部下「…つまり、あなたの狙いは…」

エレカ「《天》九階位。彼らを全滅させれば、残りの集団はもはや機能しなくなる。それが一番手っ取り早い」

部下「しかし、それは彼らからしても同じことでは?」

エレカ「うん。そうなんだ。だからこれは…」

エレカ「大規模な戦争に紛れた、個人戦になり得る。私たちと《天》九階位の戦いだ」

部下「……」

部下「…本当に、そうなんでしょうか」

エレカ「え?」

部下「い、いえ!何でもございません!…すぐに、用意できるだけの、天使たちのデータを持ってきます!」

エレカ「待った。他に、頼みたいことがあるんだ…」

部下「…何でしょう」

エレカ「人を集めたい…《天》九階位と互角に渡り合える、強力な悪魔たちを…」
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 23:16:58.33 ID:hw3TswSO
数時間後

部下「エレカ様、城内に保管されていた《天》九階位についてのデータを集めるだけ集めました。御覧ください」スッ

エレカ「ありがとう」

部下「ですが…なにぶん10年以上前のデータですので…最新の情報はほとんど記されていませんでした」

エレカ「……みたいだね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《天》九階位

〜上位三隊〜
第一位 熾天使(セラフィム)

第二位 智天使(ケルビム)

第三位 座天使(スローンズ)

〜中位三隊〜
第四位 主天使(ドミニオンズ)

第五位 力天使(デュナメイス)

第六位 能天使(エクスシアイ)

〜下位三隊〜
第七位 権天使(アルカイ)

第八位 四大天使(クアドラ・アークエンジェルズ)(ミカエル、ラファエル、ウリエル、ガブリエル)

第九位 戦闘天使(ファイティング・エンジェルズ)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 23:18:09.37 ID:hw3TswSO
エレカ「正直…あまり役に立たないよ」

部下「…申し訳ありません」

エレカ「…これは…立場が上の方から順に記されているんだね」

部下「はい。上位三隊、中位三隊、下位三隊と下がっていき、その強さ、そして従える部下の数も減少しています」

エレカ「…この、戦闘天使、というのは?」

部下「α〜ωと名付けられた、二十四体の天使だそうです。通常の天使たちの中から、戦闘に精通した者を引き抜き、ここに所属させていると…」

エレカ「なるほどね…使い捨ての効く駒のようなものか」

部下「また、ここには記されていませんが、武装天使(アームド・エンジェルズ)という武装集団も存在するようです。これは九階位には含まれていませんので、一般の兵士と考えるべきでしょう」

エレカ「…九階位と言っても、第八位は四体。第九位に至っては二十四。結構な人数だね」

部下「やはり、一筋縄にはいかないでしょう」

エレカ「…でも私が狙うのは」

エレカ「第一位の熾天使(セラフィム)、ただ一人だ」

部下「……」
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 23:25:13.41 ID:hw3TswSO
翌日(天使襲来から二日後)

某所

「……?」

「……、…」

「…!…!」

「……!」


?(……なんだ?…うるさいなぁ…)

?(…誰かいるのか…?)

?(……って、その前に、私は何で寝てるんだっけ?)

?(……)

?(…いかん、頭がぼーっとする…)

?(…なんでもいいや。ずいぶん長いこと寝てた気がするし、もうそろそろ、起きようかな…)

?(……)


転「……」パチッ
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/10/29(金) 23:27:38.51 ID:hw3TswSO
Good morning!なトコですが、今日はここまでにします

最近書けなすぎてヤバい
1日10レス前後は書いていきたいのになぁ…二日に一度も、守れてないし…
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:07:55.89 ID:orDgUU.0
乙です。
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 01:29:15.57 ID:0jyFBEDO
1乙〜
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 02:37:57.76 ID:crqWsj2o
チンコ復活
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/10/30(土) 07:26:49.82 ID:b6BlbEAO
乙乙〜
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 00:58:23.71 ID:l2UX6ISO
転「……」キョロ

転「……」キョロ

転「……」


転(あ れ っ ?)


転(私、なんで生きてるんですか?)

転(確か、あいつにやられて…)

転(そのまま雪山に連れてかれたはずじゃ…)

転(…そうだ!兵士をやっつけて、そこで体力を使いきって)

転(動けなくなって、後は死ぬだけ…そんな状態だったはずなのに)

転(はずなのに…)

転(なんで私、ベッドの上なんかで寝てるんですか?)

転(うーん……)

転(あっ、もしかして…)

転(これ、夢?)

転(ふーん、死人も夢を見るんですねぇ…)

転(なんか、ピンと来ないけど…まぁ夢ってことで…)

転(もう一眠り……)


シオン「……おや」スッ


転「……!」ビクッ

転(私の夢なのに、知らない奴が出てきた!?)
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 01:13:15.00 ID:l2UX6ISO
シオン「…起きてるのかい?」

転(な、な、もしかして、これは)

シオン「起きているんだろう?」

転(これは…夢じゃない!?)

転「っ!」ガバァ

シオン「…やっと起きた」

転「…はぁーっ…はぁーっ…はぁーっ」

シオン「……」

転「……だ、誰ですか…あなた…」

シオン「…私はシオン。医者だよ」

転「医者…?」ハッ

転「お前…エレカの手下か!?」

シオン「…命の恩人に対して『お前』はないだろう」

転「命の恩人…?」

シオン「そうだ…私が君をここに連れてきて、治療したんだ。半死半生の君を。感謝してもらいたいんだがね」

転「…こ、ここは…一体…!?」

シオン「…質問が多くないかね……」

シオン「……地下だよ」

転「地下…?どこの…」

シオン「大木の地下さ」

転「は…?」
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 01:27:25.54 ID:l2UX6ISO
シオン「…覚えてないかね?君は…この雪山に、大怪我した状態で倒れてたんだ」

転「…じゃあ、なんで生きて…」

シオン「君がいた場所は…ここのすぐ近くだったのさ」

転「……雪山には、何もない…こんな、医療施設なんて…」

シオン「…君は『血骨の木』のすぐ近くで、倒れていたんだ。もう一人、兵士のようなのもいたが…彼は見殺した」

転「血骨の木…?」

シオン「雪山には数多の死者がいる。その血を吸収し…骨をその糧とし…紅色に染まった大木。それが血骨の木…知らなかったのかね?」

転「…知らない…でも…じゃあ、ここは…」

シオン「……その木の地下。雪に埋もれているが、入口があるんだ」

転「……」

転「……なぜ、私を助けたんです…?」

シオン「…エレカ様の命令だよ」

転「……!!」

ヒュッ

シオン「……おっと」ヒョイ

転(…外れた…!)

シオン(…いきなり殴りかかってくるとはね…思った以上に好戦的なようだ)

転「くそっ!エレカ…」

転「…許さないッ!」ブンッ

シオン「…鋼鉄の診断書(アイアン・カルテ)…」スッ

ガキン!!

転「っ……能力!?」

シオン「いや、ただの鉄板さ」ニヤリ
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 01:29:33.89 ID:l2UX6ISO
転「…っらぁあああっ!!」ブンッ

シオン「……」ブンッ

バシッ

転「くっ…このぉ!」シュッ

シオン「遅い遅い」ブンッ

バシッ

バシッ

バシッ

転「痛い!痛い!」

シオン「あはははは」バシバシ

転(くっ…!)


ゼクト「おいおいシオン先生、さっきから、何を騒いで…!」

シオン「ああ、ゼクト。やっと起きたよ、彼女」

ゼクト「…やっとか。もう二度と起きないんじゃないかと」

転「…お前も…敵かっ!!」グッ

ゼクト「…ん?」

転「らぁああああああっ!」ブンッ

ゼクト「…殴れるもんなら、殴ってみろよ。お前じゃ無理だろうけどな」スッ


ズ シ ンッ……


転「!!?」ガクンッ

転(腕がっ…重…!?)

ゼクト「…しばらくおとなしくしとけよ」クルッ

シオン「病み上がりなんだからね…。そうだ、私はエレカとは何の関係もないよ。あれはただの冗談さ…」スタスタ…

転「ぐっ…ちくしょう…!なん…だ…これぇ…!?」ガクガク…
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 01:34:20.49 ID:l2UX6ISO
すみません、始めるの遅すぎましたね…明日続きやります

新キャラ(第二章ラストにもちょっと出たけど)「シオン」と「ゼクト」については、後できちんと説明しますので、今はよく分からんままで構いません
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 02:36:51.50 ID:IMapzoDO
1乙〜

ゼクトの能力ってまさか俺が提案したやつなのか?
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/01(月) 07:44:11.13 ID:Gig7oAAO
乙〜
テンコ動揺しすぎだろwwwwwwww
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:11:44.40 ID:l2UX6ISO
数分後

シオン「……」ヒョコッ


転「……」

シオン(……また寝たのか)スタスタ

転「……」パチッ

シオン「!」

転「かかったな!」ガバァ

シオン「寝たフリか…!」

転「さっきはよくもバシバシと叩いてくれたな!お返しだ!」ブンッ

シオン「…やれやれ…」スッ

サクッ

転「……え」ピタッ

転「…め…メス…?」ボタボタ

シオン「…心配しなくてもいい。『治療なら後でいくらでもする』から…」

シオン「安心して刺されておくれ」ニタァ

転「な……!」ゾクッ


?「シオン先生」バタンッ!!

シオン「…なにかね、今いいところだったのに」

?「ま、また…アイツが暴れて……」

シオン「……ちっ」

シオン「…君はじっとしていることだね」スッ

?「先生…早くなんとかしてくれよ!」

シオン「分かったよ」スタスタ…
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:15:47.35 ID:l2UX6ISO
転「た…助かった…」ドキドキ

転(でも刺された腕がむちゃくちゃ痛い…どこの世界にメスを武器代わりに使う医者がいるんだ!)


ぐわぁああああ!

ドスンッ!!

転「!?」ビクッ

転(な、なんだ…?じっとしてろなんて言われると、余計気になる…)チラッ


?「あるるるるるららららららららららぁ!!!」ブンッ

ガシャアン!!


転(!?…誰か知らないけど、めっちゃ暴れてる!なんだあのぐるぐるメガネの男!?)


シオン「…アーティエ!」

?「!」ピタッ


転(アーティエ…?あいつの名前か?)


シオン「いい加減にしないと…また両腕を使えなくするよ」

アーティエ「い、い、嫌だだだだだ……」

シオン「なんでまた暴れたりしたのかね」

アーティエ「お、おおおお俺のぬ、ぬいぐるみががががが…」

?1(やられた奴)「わ、わざとじゃねぇよ!足下に落ちてて…たまたま踏んづけちまったんだよ!」

アーティエ「た、たまたままままじゃ済まさささささない…」
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:17:59.38 ID:l2UX6ISO
?2(関係ない奴)「でもよぉ、お前さ、いつまであんなボロいぬいぐるみを…」

アーティエ「……ボロい?」

シオン「!」ピクッ

アーティエ「ぼぼぼろろろろボロくないいいいい!」ドシュッ!!


転(!…なんか出た!あれは…)


?2「ひぃっ!?」ヂャリンッ!!


転(鎖…!体から鎖を…!?)


アーティエ「ぶ、ぶぶぶぶぶぶっとべべ…」グイッ


シオン「アーティエ!!!」


アーティエ「……!」ビクゥ!!

シオン「……悪い子だ…そんなにお仕置きされたいかね?」

アーティエ「で、でででも…シオンせんせせせせ…」

シオン「…でも?」ギロッ

アーティエ「……ご、ごごごごごめんなさささいいいい」シュルッ

?2「うっ…げほっげほっ!死ぬかと思ったじゃねぇか!」

シオン「……」シュッ

サクッ!!

?2「…メス…!」

シオン「もう、アーティエを煽るんじゃないよ…次は本当に当てるからね」

?2「…すいませんでした」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:22:37.13 ID:l2UX6ISO
転「はぁー……」ポカーン


ゼクト「…ずいぶんと間の抜けた顔つきだな」


転「…っ!?お、お前さっきの…!」バッ

ゼクト「…心配するな。俺は別に何もしない。シオン先生みたいに、他人をいたぶる趣味はないからな」

転「…は…はぁ」

ゼクト「…傷はもう平気みたいだな」

転「傷…」チラッ

転「…あれだけやられてたのに…ほとんど塞がってる」

ゼクト「シオン先生は凄いからな…だがお前、なかなか酷かったぞ」

ゼクト「まるで高熱の刃物で切り裂かれたような跡がいくつも付いているし、弾丸まで打ち込まれてる。死体だと思ったぐらいだ」 
転「……」

転「私、倒れてたんですよね」

ゼクト「ああ」

転「血塗れで、失血死が先か?凍死が先か?って状態で」

ゼクト「ああ」

転「そんな私を、なぜ助けたんです?」

ゼクト「…シオン先生が医者だからだな。見つけたのが彼女じゃなかったら、きっとお前はあのまま死んでいただろう」

転「それだけ…?」

ゼクト「……いや」

ゼクト「下手すれば、治療に『飽きた』シオン先生に殺されていた可能性もあった」

転(治療に飽きる、って…)

ゼクト「…が」
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:33:41.95 ID:l2UX6ISO
転「…が?」

ゼクト「シオン先生も、俺も、誰も、お前を殺せなくなったんだ」

転「…なぜ?」

ゼクト「お前のその傷が、誰に付けられたものなのか」

ゼクト「そしてお前が誰なのか、知ってしまったからだ」

転「…どういうことですか」

ゼクト「…シオン先生がお前の治療を始めた、数日後」

ゼクト「エレカ・グローク・アステリスが魔王になった。ある事件をきっかけにな…」

転「……まさか」

ゼクト「エレカは目の前で父親を狙撃され、その犯人を自らの手で倒した」

ゼクト「…犯人は、シャル・ヴィーノ・トリアンテ・ランバとその他数名」

ゼクト「つまり、お前だ」

転「……」

転「違う!!私じゃない!あれは全部あいつの…」

ゼクト「自作自演…だろ」

転「!」

ゼクト「…分かってる。俺らだって巻き込まれた側なんだからな」
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:42:43.94 ID:l2UX6ISO
転「…え?」

ゼクト「さっき言ったろう。犯人はお前と『その他数名』…」

ゼクト「この『その他数名』ってのは、他でもない俺たちだ。ここにいるほとんどの奴らが、あいつによって悪人に仕立てあげられた」

転「…あなたたちは一体、何者なんです?」

ゼクト「…そうだな。まぁ、お前にも分かるように一言で表現すると…」

ゼクト「……『テロ集団』、か?いや、『反乱軍』?」

転「……え」


ルシファル『不安要素がいくつかある。最近活動を始めたテロリスト集団だとか…』

ワンスー『…反乱軍とは、ここ半年で、何度か王族を襲撃している集団です』

ワンスー『そもそも王族に手を出したなんて、いつかのテロリスト集団依頼のニュースですし…正体は未だに掴めていませんね』


転「あ…!!」

ゼクト「…分かるか?俺たちテロリストは、あいつが事件の犯人に仕立てあげるには、打ってつけの存在だったんだ」

転「…ほ、本当にそんなのが…」

転「ってことは…!」ハッ

転「ここ、テロリストたちの隠れ家!?」

ゼクト「…そうだ。雪山に立つ『血骨の木』。その地下がテロ集団『ヘルアクロウズ』の本拠地だ」

転「ヘルア…クロウズ…」

ゼクト「つまり奇しくも…」

ゼクト「俺たちとお前は、同じ境遇に置かれてるわけだ。あいつの狂言に利用された偽の犯人同士…」

ゼクト「そんなお前を死なせるわけにはいかない。あわよくば利用してやろうと、シオン先生は治療をした」

転「……は、はは」

転「…これが一ヶ月前の私なら、たぶん信じてませんけど……」

転「…こんな…偶然って…あるものなんですね…」

ゼクト「……」

ゼクト「本当に偶然なのかは分からないがな…」
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:57:18.27 ID:l2UX6ISO
転「……私を助けてくれたことには、感謝しています」

転「…ですが、私は何の役にも立ちませんよ」

ゼクト「…役に立つか立たないかは、俺たちが判断する」

転「私に出来ることなんて、何もありません…」

ゼクト「……」

ゼクト「…じゃあ、どうする?」

転「……?」

ゼクト「お前の治療は完了した。ここから出て、再び生きていくことは可能になった」

ゼクト「……しかしお前は、社会的には『魔王殺害』という地獄最大の犯罪に手を掛けた女だ」  
ゼクト「そんな奴が、この先どうやって生きていく?」

転「……!」

ゼクト「誰かがお前を助けてくれるか?犯罪者を?いいや、いずれは駄目になる」

転「そ、それは…」

ゼクト「……だけど、生きていくための拠り所がないわけじゃない」

ゼクト「ここだ」

転「…犯罪者同士よろしくやっていこう、と?」

ゼクト「…そうだ」

転「私がさっさと見捨てられる可能性もありますよね」

ゼクト「…ああ」

転「……」

ゼクト「……」

転「…あなたたちの目的はなんです?」
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/01(月) 23:59:03.20 ID:l2UX6ISO
ゼクト「…目的、か」

ゼクト「強いて言うなら、奴(エレカ)を魔王から降ろすことだ」

転「…そのために、私を仲間に引き込みたい?」

ゼクト「ああ、なんせお前は、一度あいつと戦ったんだろう?…負けてはいるが、その事実は大きい」

転「私は負けてない!!」

ゼクト「…負けず嫌いか。熱くなるなよ」

ゼクト「……そうだ。こういう考え方もできるな。お前は、俺たちと一緒にいれば、奴に復讐できるかもしれない」

転「……復讐」

ゼクト「再戦(リターンマッチ)、敵討ち…呼び方はなんでもいい」

転「……」

ゼクト「…どうだ?」

転「……わを…」

ゼクト「…なに?」

転「…指環を…取り戻せますか…?」

ゼクト「…指環…?よく分からんが、あいつに盗られたものなら、取り返せるかもしれないな」

転「……」

転「………」

転「…分かりました。あなたたち『ヘルアクロウズ』に協力します」

ゼクト「それでいい」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/02(火) 00:01:33.18 ID:UUgo1kSO
今日はここまでにします
…やっとエンジンかかってきた、って感じです。これからも張り切っていきたいところです

相変わらず行き先不透明ですが…
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/02(火) 06:49:45.49 ID:dOgT8sAO
乙!
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/02(火) 07:27:26.30 ID:IUvrNoDO
1乙〜
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/03(水) 23:53:13.74 ID:YwndJsSO
転「……」

わいわい がやがや

転「…何人…いるんです?」

ゼクト「31人だ。今ここいないのを含めると39人」

転「…多いですね」

ゼクト「最初はもっと少なかった。わずか十人足らずだ」

ゼクト「それでも俺たちは、待ち続けた。この組織の復興を」

転「なるほど…」

転「…って、復興?」

ゼクト「……この『ヘルアクロウズ』は、20年以上も前からある。だが、ある日組織は壊滅状態に陥った」

転「なぜ…?」

ゼクト「天使たちに、リーダーを殺されたのだ」

転「!」

ゼクト「リーダーだけじゃない。当時…60人ものメンバーを抱えていたのに…その半数も殺された」

ゼクト「さらにその半分は行方を暗まし、わずかに残ったのは俺と数人だ」

ゼクト「…そこから数年間…、俺たちはずっと、頭を失ったこの組織を守り続けていたんだ」
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/04(木) 00:02:44.87 ID:7OhZGISO
転「…頭を失ったなら、それはもう組織じゃないでしょう…なぜ守り続けたんです?」

ゼクト「その時は…理由なんて分からなかった。ただ、本能がそうしろと伝えてきたんだ」

転「本能?」

ゼクト「いや、神の意思、とも言うべきか…?」

転「……と、とにかく、今、この組織があるのは、あなたのおかげなんですよね?主であるあなたが…」

ゼクト「違う」

転「…何が?」

ゼクト「俺じゃない。リーダーは、あの方だ」

転「……どなたです?」

ゼクト「……」

ゼクト「…いずれ、お前も知るだろうな」

転「教えてくださいよ」

ゼクト「お前みたいな新入りにはまだ早い」

転「新入りって…」
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/11/04(木) 00:07:25.35 ID:7OhZGISO
ゼクト「…ちなみにこの組織は、力の度合いがナンバーとして付けられている。はっきり定められているのは、リーダーをと始めとした5人」

転「ナンバー?」

ゼクト「俺がNo.3」

転「…39人中のNo.3!?」

ゼクト「そうだ。そしてシオン先生がNo.4」

転「あの怪しい女医が!?」

ゼクト「そしてアーティエがNo.5だ」

転「あのぐるぐるメガネの大男!?」

ゼクト「いちいちうるさい奴だな…ちなみにお前は最下位だ。強いて言うならNo.40」

転「最下位…」

ゼクト「まぁせいぜい、精進することだな。ナンバーが上であればあるほど、強い権利の持ち主ってことになる。もっとも、ただ強いだけじゃナンバーは低いままだ」

転「じゃ、あなたは、ここで三番目に偉いってことですか」

ゼクト「そうだ」

転「…ふーん…テロ集団って…こんなあからさまな力関係があるんですね」

ゼクト「当然だ。こういった組織には裏切りが付き物。だが、こうして『強者』の存在を知らしめれば、勝手な真似はできなくなる」

転「強者…ね…」

転「……」ハッ

転「そういえば、あなたの名前、まだちゃんと聞いてませんよね」

ゼクト「名前か?俺は…ゼクト。ゼクト・ヴァズィーラだ」
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 00:22:52.89 ID:6g/IbvIo
クレイモアみたいや
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 01:58:07.79 ID:F.KkOADO
もう終わりかな?
もし、そうなら1乙〜
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 06:48:40.99 ID:pVp9Y2AO
連日更新乙
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/04(木) 21:43:54.65 ID:7OhZGISO
昨日はネオ血してしまいましたので、続きをやります
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [ネオ血じゃなくて寝落ちでした]:2010/11/04(木) 21:58:28.91 ID:7OhZGISO
ゼクト「さて、新入り」

転「新入りって呼ばないでくださいよ」

ゼクト「実はお前がここに加入するのは、俺の一存では決められないんだ」

転「…え?あんな強引に話を進めたくせに?」

ゼクト「なんせ俺はNo.3だ。上に二人いる」

転「その二人に話をしなきゃいけないってことですか?」

ゼクト「ああ。ただし、二人とも、俺たちの前には滅多に姿を出さない。いつも、この地下拠点の奥のフロアにいる。用がある時には、こっちから向かわなきゃならない」

転「…じゃあ、もしもその二人が指示を出すとしたら、どうするんですか」

ゼクト「その時でさえもリーダーだけは動かない。No.2が指示を出す」

転「何者なんです?」

ゼクト「……」

転「だから、なんでそこで黙るんですか!」

ゼクト「会えば分かる」

転「むぅ…」

ゼクト「ただ…そうだな」

転「?」

ゼクト「軽い気持ちで対面すれば、きっとお前は正気を失う」

転「……怖いこと言わないでくださいよ」

ゼクト「怖い、なんて感情さえも湧いてこない。そこにあるのは『絶望』だ」

転「絶望?」

ゼクト「まるで、眼前には巨大な炎、背後には断崖絶壁…そんな空間に突然放り込まれるような…」

転「え?あなたと同じ、悪魔なんですよね?」

ゼクト「だから恐ろしいんだ。本当に同じ悪魔なのかどうかさえも、たまに分からなくなる」

転「はぁ…」

ゼクト「いいか。とにかく、絶対に逆らうなよ」

転「……分かり…ました」
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/04(木) 22:19:10.55 ID:7OhZGISO
ゼクト「じゃあ、着いてこいよ」スタスタ

転「…あ、ちょっと…」タタタ

ざわざわざわ…(※以下、メンバーはほぼ全員No.〇〇で統一します)

No.29「あ、ゼクトさん!」

No.31「何してるんすか」

ゼクト「こいつをリーダーに会いに行かせる」

No.29「じゃ、そいつが噂の新入りですか!」

No.26「マジかよ新入り!?」ガバッ

No.34「すげー!女の子だ!」

No.32「でもよ、まだガキじゃねぇか…なんでこんな奴が…」

No.4(シオン)「ただのガキじゃない」

No.32「シオンさん!」

シオン「彼女は、元魔王襲撃犯さ」

No.32「!」

No.31「こいつが噂の!?」

No.29「シャルなんちゃらかんちゃらなんちゃら!」

転「シャル・ヴィーノ・トリアンテ・ランバです!」

No.26「喋った!」

転「そりゃ喋るわ!あと、私は犯人じゃない!」

シオン「知ってるよ」

転「く……もう覚えましたよ!いちいち腹立つこと言うあなたが、女医シオン!」

シオン「シオン・ルーベンカルド。君の命の恩人だと言うことを、忘れないでくれたまえ」

転「何が『くれたまえ』ですか!メスで腕刺したくせに!」

No.34「俺なんてもう5回も刺されたぜ」

No.26「甘いな、俺なんて20回だ!」

『はははははは!』
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/04(木) 22:30:29.26 ID:7OhZGISO
転「っ……なんなんだこいつら…」

ゼクト「騒がしい連中だろ」

転「付き合ってられませんよ!」スタスタ

ゼクト「……」

ゼクト「だが、皆頼りになる」

転「……」

転「…そりゃよかったですね」

スタスタ…

シオン「…シャル・ヴィーノ・トリアンテ・ランバ…元『々』魔王ルシファルの娘」

シオン「そしてリーダーの……」

No.31「シオン先生どーしたんすか?」

シオン「…いや、なんでも」


コーン… コーン…

転「…さっきまでは広いフロアだったのに…急に狭い通路になりましたね…」

ゼクト「この組織の利点はそこにある。もし連中にここが知られても、俺たちはこの狭い通路を通って自由に移動できる」

ゼクト「奴らはここを把握できていないから、右往左往とするしかない。もっとも、まだ加入して日の浅いメンバーは、たまに迷ったりするけどな」

転「確かに迷いそうですね…」

転「…で、連中って誰です?」 
ゼクト「王族だ。俺たちを執拗に狙う部隊が、護衛隊にはいくつかある」

転「ここがバレたことはあるんですか?」

ゼクト「…二度あったな。さっさと始末したから、王族全体には知られずに済んだ」

転「……もうバレてるかも知れませんよね」

ゼクト「そうだとしても、変わらない…力ずくでねじ伏せるだけだからな」

転「……」

転(王族をねじ伏せる、か。今思えば、あの時エレカと戦ったのは、王族に逆らうのと同じ)

転(きっと私は、遅かれ早かれ殺されてたんだな…)
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 23:32:26.62 ID:7OhZGISO
ゼクト「ここだ」ピタッ

転「この扉の奥に?」

ゼクト「ああ。これから中に入るが…」

ゼクト「絶対に気を抜くな。油断したら意識を持っていかれるぞ」

転「絶望とやらに?」

ゼクト「ああ。まぁ…」

ゼクト「入れば分かる」スッ

ガチャッ

転「……」

転「……」

転「…え?」

シーーン……

転「誰もいない…?」

ゼクト「な…!?」バンッ

ゼクト「…リーダー!リーダー!?」

シーン…
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 23:36:59.05 ID:7OhZGISO
転「本当にこの部屋で合ってるんですか?」

ゼクト「当たり前だ!俺を誰だと思ってる!」

転「あ、いや、バカにしてるわけじゃ…」

ゼクト「しかしそうなると…まさか、外にいるのか?二人だけで?」

転「…何かまずいことでもあるんですか?」

ゼクト「あのお二人が俺たちに黙って動くと言うことは、よっぽどのことがあったってことだ…!」

転「……!?」

ゼクト「くそっ…」スッ

転(無線?)

ゼクト「非常事態だ!No.1、No.2がいなくなった!何があるか分からない!お前らは俺が許可するまで一切外に出るな!!繰り返す!」

『非常事態だ!No.1、No.2がいなくなった!何があるか分からない!お前らは……』

転「放送…ですか?そんなに大変なことには思えないんですが…」

ゼクト「SHUT UP(黙れ)!!」

転「!」ビクッ

ゼクト「…大変なんてものじゃないぞ…一体、何が起きてる…!?」

転「…と、とりあえず落ち着いては…?」

ゼクト「…そうだな…悪いが、一度戻るぞ」

転「…分かりました…」

ゼクト「……」スタスタ

転(よく分からないけど…No.1、No.2って、そんなにヤバい奴なのか…?)
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/04(木) 23:38:09.65 ID:7OhZGISO
また寝落ちしちゃいそうなので、今日はここまでにします

No.1がリーダーなら、No.2は何て呼んだらいいんでしょうね
サブリーダー??よく分からん…
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/04(木) 23:50:26.68 ID:AqwBtRc0
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 00:01:16.45 ID:JnxhUEw0
乙です。
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/05(金) 00:05:42.30 ID:kiJQpTw0
乙でした

サブリーダー以外にAide leader又はDeputy leaderがあるようです
ニュアンスの違いやカタカナ表記は分からんかった
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/06(土) 22:22:54.02 ID:jAkz6kSO
同日・夜

黄の城

エレカ「来てくれてありがとう。歓迎するよ」

エレカ「…センリ、ジーク」

センリ「何をおっしゃる」

ジーク「あなたにはつい最近手を貸したばかりだ」

エレカ「うん…君たちがいてくれたから、計画は滞りなく進んだよ」

センリ「しかし、よく『八百長試合』で我々を本気にさせられたな」

ジーク「あの小娘がいなくなったら、戦いを中断する。そういう話だったんだが…」

エレカ「…ふふ。最初はそのつもりだったし、クロもちゃんと先に行かせた。でも君たちの力の前じゃ、どうも闘志が収まらなくてね」

センリ「あなたは貪欲な王だ」

ジーク「今までの誰よりも」

エレカ「そうだね。私は誰よりも貪欲な魔王…」

エレカ「だから、君たちを呼んだのさ」

センリ「では…聞かせてもらおう」

エレカ「…もうすぐ、戦争が始まる。悪魔と天使の最終戦争だ」

ジーク「最終戦争…我々はそのための戦力か?」

エレカ「話が早いね…君たちには《天》九階位と戦ってもらうことになる。もちろん、他にも有力者を集めるつもりだ」

センリ「《天》九階位。ずいぶんと久しい響きだ…」

ジーク「俺たちが王族護衛隊『総隊長・副隊長』の地位を得たのは、かつて『第七位』を倒したからだ。あれから奴らは強くなったのか?」

エレカ「どうだろう。少なくとも、私一人じゃ勝ち目がないね」

センリ「だから優秀な駒を集める、か…やはりあなたは貪欲だな」
ジーク「……血が騒ぐ」ニヤリ
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/06(土) 22:34:46.31 ID:jAkz6kSO
センリ「…それで、天使がいつ仕掛けて来るのかは、分かっているのか?」

エレカ「まだ、分からない。向こうは決して不意討ちのような形を取る気ではないようだけど…」

ジーク「……こちらから先手を取る、という手は?」

エレカ「戦力が整い次第、そうしても構わない」

エレカ「ただ…天国で戦うのはなるべく避けたいんだ」

センリ「何故だ?」

エレカ「向こうにどれほどの兵がいるのか分からない。わざわざその中に飛び込んでいくなら、向こうからやってきた兵を討つほうが確実だろう?」

センリ「わざわざ被害を広げる必要はない、と?」

エレカ「それが私なりの戦争のやり方だ」

ジーク「…悪くはない。が、やはりお前は青いな」

エレカ「…否定はしないよ。でも、その青い私に従っているのが君たちだ」

ジーク「…心配するな。俺たちを誰だと思っている?」

エレカ「……この地獄で、最強の兵士だ」

ジーク「そうだ。俺たちはこの地獄の全兵力を束ねる頂点」

センリ「《天》九階位など、この矢ですべて撃ち抜いてやろう」

エレカ「…頼もしいね。君たちには期待しているよ」
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/06(土) 23:00:36.02 ID:jAkz6kSO
数分後

部下「…センリ様とジーク様は、もうお帰りに?」

エレカ「お茶の一杯も飲まずにね」

部下「……エレカ様」

エレカ「…うん?」

部下「…いったい、他に誰を集めるつもりなのですか?」

エレカ「…察しがいいね」

部下「いくらあのお二方が強大な力を有しているとは言え、九階位を孅滅させるのはさすがに不可能です…」

エレカ「そうだ。不可能なんだ…」

エレカ「だから、君にはまだまだ働いてもらうよ」

部下「…お聞きします…次は、誰をお呼びに?」

エレカ「上級悪魔の『双剣使い』を」

部下「…双剣…使い……!?」

エレカ「彼ならきっと、九階位と渡り合える」

部下「無茶です!あの方はもう何年も消息が…!」

エレカ「別に、君が彼を探す必要はないよ。彼の行方を知る者を当たればいいんだ」

部下「……そんな方がいるのですか?」

エレカ「一人だけ…白幻(はくげん)姫なら…連絡を取れるはずだ」

部下「白幻姫!?私に、上級悪魔を二人も呼べと言うのですか…!?」

エレカ「できるさ。私だって、機皇ユーカイと千骨のドクロ、彼ら二人の手を借りた。もっとも、計画の全貌は知らなかったはずだけどね」

部下「…しかし……」

エレカ「……いや、できないならいいんだよ?」

エレカ「そうしたら君は用済みだけどね」ニコッ

部下「……!」ゾクッ

部下「す、すぐに連絡を致します…!」ダッ

エレカ「…そう。ありがとう」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/06(土) 23:20:58.60 ID:jAkz6kSO
部下「……まったく…エレカ様も人使いが荒い…」ブツブツ

部下2「よお、ヘイセ(部下の名前)。どうしたんだ?」

部下(ヘイセ)「メージ(部下2の名前)…お前は、出世したいと思うか?あの方の下で働きたいと思うか?」

部下2(メージ)「当たり前だろ。エレカ様は俺たちの永遠の憧れだ!彼女の下で働けることか、どれだけ幸せなことか分かってるのかよ?」

部下(ヘイセ)「……」

部下(ヘイセ)「超カリスマだなんて…馬鹿馬鹿しい」

部下2(メージ)「なっ…!」

部下(ヘイセ)「そう思っているのに…あの方から逃れられない…俺は自分が恐ろしい…」

部下2(メージ)「……」

部下2(メージ)「ま、まぁ、無理すんなよ。お前が同期だってのは、俺の誇りなんだからな」

部下(ヘイセ)「……ああ、分かっているさ…」フラフラ



わりとどうでもいいエレカの部下たち

ヘイセ…エレカ直属の側近(ポチの後任)。苦労が絶えないが、皆がこの立場を狙っている
ショーワ…元・エレカの側近(ポチの前任)
タイショ…エレカの側近だったが、彼女の計画を察してしまい、排除された(第二章冒頭を参照)
メージ…ヘイセの同期。そこそこ優秀な部下
エド…王族護衛隊の小隊長だったが、怪我で現役を引退。現在は黄の城にて兵士の指導を行う
ムロ…黄の城の料理長。最高齢の部下
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/06(土) 23:41:47.55 ID:jAkz6kSO
再び、某所(改め、テロ組織『ヘルアクロウズ』本拠地)

チッ チッ チッ チッ チッ…

ゼクト「……」

…ピピッ…チッ…チッ…

ゼクト「…日付が変わった。が…リーダーとサブリーダーはまだ帰って来ない」

No.14「こりゃ久しぶりに、捜索隊を出すべきですかね」

ゼクト「あの方々が無断でいなくなるとは、何かあるに違いないんだ。…だが今は、どうしようもない」

No.9「やっぱり待ってるしかねーのかよ?」

ゼクト「ああ」

No.16「…なら、俺一人でも探しに行く!」

No.18「俺もだ!俺も一緒に…」

シオン「やめておきなよ」

No.16「シオン先生…!」

シオン「もしも君たちがボロボロになって帰ってきても…私は治療を一切しないよ」

No.18「くっ…」

シオン「今はおとなしく待つ…それが正しい選択だと思わないのかね?」

No.9「だけどよ、シオン先生…もしも、いつまでも帰ってこないなんてことになったら、どうすんだ?」

シオン「どうするもこうするもないさ」

No.9「…まぁ、あんたがそう言うんなら、仕方ねーな…」スタスタ

No.9「俺ぁ寝るぜ…あんたらも無茶すんなよ」バタン
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/06(土) 23:43:42.14 ID:jAkz6kSO
シオン「…ゼクト、一応君に従ってはいるが…これが判断ミスなら、取り返しの付かないことになりかねない…」

ゼクト「ああ、分かってる」

シオン「……なぜ二人がいなくなったと思うかね」

ゼクト「さぁな。リーダーもサブリーダーも、俺たちには到底理解できない考え方の持ち主だ。そして俺たちは皆…」

シオン「その考え方に惹かれてる。…それこそ分かってるよ」

ゼクト「……」

シオン「捜索隊…出す必要はないだろうね」

ゼクト「ああ。何があったのかは知らんが、必ず帰ってくる」

シオン「…多少、嫌な予感はしているがね」

ゼクト「……シオン先生、あんたも寝たら?夜更かしは肌に悪いんだぜ」

シオン「…余計なお世話だよ」

ゼクト「あ、でもシオン先生は肌の手入れどころか手術で何とかしちゃうから……」 

シオン「黙れ」

ゼクト「……はい」


治療室(シオンの部屋)

転「……」

転「テロリストのリーダー、か…」ボソッ
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/07(日) 00:17:58.26 ID:QdHck.SO
今日はここまでにします

テロ本拠地について作中では説明できそうにないので、ここで説明しときます

『ヘルアクロウズ』本拠地

・リーダー、サブリーダーの部屋
…かなり広い。
長い通路を経由しなくてはたどり着けない。
ただし、メンバー全員が無線を所持しているため、連絡が一切取れないわけではない。

・各メンバーの部屋×14
…No.3、4、5は一部屋ずつ所有。残りの部屋には順に4人ずつ。
食事、入浴、排泄などはこの部屋で行う。
部屋毎に広さの違いはないが、シオンの部屋は治療室を兼ねているため、少し広くなっている。

・広間
…いわゆるリビング的なフロア。
かなり広く、50人以上を収めることができる。
巨大なテレビや、多少の娯楽、酒や煙草などの嗜好品も揃えられている。
なぜか巨大な宝石が飾られているが、どうやらこれは遥か前に王族から奪取したものらしい。
左右に各部屋が並んでおり、後方には出入口とNo.1、2の部屋への通路がある。

・出入口
…1m四方の扉で、広間から『血骨の木』の根元に繋がるものが一つと、非常用のものが各部屋に一つずつある。
前者は階段になっており、後者は曲がりくねった梯子になっている。後者が使われることはほとんどないが、今回No.1、2はここから外に出たと思われる。

・武器庫
…通常の部屋二つ分の広さの武器庫。
長い年月を掛けて集めた武器が保管されている。
しかし、部屋毎に短剣と長刀、そして火器(猟銃、マシンガン、マシンランチャーなど、様々な種類の中からランダムで一つ)が置いてあるため、武器庫の武器はあまり使われていない。

・倉庫
…地図などが閉じられたファイル、覆面、非常用の食料、酸素ボンベ、とにかくたくさんの物が詰まった倉庫
頻繁にメンバーが片付けをしているらしく、中は常に整っている。

各部屋を隔てるものが扉一枚であるため、もしも爆弾を投げ込まれたりしたら大ピンチである。

それでも誰も改善しようとしないのは、彼らが周囲との交流が少なくなるのを恐れているからであろう。

彼らは一つの集団としての高い団結力を持つが、故に、集団に依存し切っている甘い部分も捨て切れていないのだ。
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/07(日) 01:13:44.57 ID:MlwILkDO
1乙〜
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/07(日) 07:11:36.29 ID:oGzHnQAO

細かい設定まで拘ってるのだな
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 12:59:11.21 ID:/13hb0U0
乙です。
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 21:56:17.63 ID:.AJa8cSO
翌朝

転「……」コクリコクリ

転「……」コクリ…

転「……ん」パチッ

わいわい がやがや

転(あれ…なんだここ…私なにして…)

転「…って!そうだ!ここはテロ組織の拠点!」ガバッ

転(うーむ。いまいちピンと来ない)

転「それにしても…よく無神経に寝てられたなぁ…」


No.34「お、起きたか」ガチャガチャ

転「ども…何やってるんです?」

No.34「皿の片付けだ。食事の用意、片付け、その他もろもろは、俺たち新入りの仕事だからな」

転「片付けねぇ…」

転「……」

転「え、もしかして、もう食べちゃったとか?」

No.34「だから片付けてんだよ」
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 22:04:19.01 ID:.AJa8cSO
転「…うそぉ…なんで誰も起こしてくれないんですか…」

No.34「甘いこと言ってんじゃねーぞ。ゼクトさんなんかは、一睡もしてないんだぜ」

転「でも…ああ、お腹すいたぁ…」

No.34「……ったく」ガサガサ

転「?」

No.34「…ほれ。これで我慢しろ」スッ

転「あっ、クラッカー」

No.34「携帯食ってやつだな。お前も持っといたほうがいいぞ」

転「…ありがとうございます!」パクッ

No.34「…食ったな」

転「……ふぁい?」モグモグ

No.34「これでお前は俺に貸しができた」

転「貸し?はい?」

転「ってことで、食器洗い、代わりにやってくれねーかな」ガシャ

転「…そういうことか…卑怯者め」

No.34「卑怯なもんか。いつまでも貸しを引きずるよりマシだろ。じゃ、頼んだぞ。」

転「……はぁ。さすがにタダでクラッカーくれるほど優しい人はいないか」ヒョイ

転(重っ。何枚あるんですかこれ…)
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 22:22:23.89 ID:.AJa8cSO
ガチャガチャ

転「……」ジャブジャブ

No.35「偉いな新入り。ちゃんとやってるのか」

転「クラッカー食べちゃったんで…」ジャブジャブ

No.35「ありゃある意味儀式みたいなもんだな。新入りはみんな経験することになる」

転「あー…みんな同じことやってるんですね…」ジャブジャブ

No.35「お前もいつか新入り来たらやってみろよ」

転「そうします」ジャブジャブ

ざわざわ

転「…さっきから彼ら、何を話してるんです?10人ぐらいで固まって」

No.35「ああ、あれな。いつもああやって、ゼクトさん(No.3)からNo.10番台が集まって、その日の行動を決めるんだ」

転「行動…」

No.35「今日は何すんだろうなぁ」

転「普段は何を?」

No.35「最近は特に、これと言ったことはしてねぇよ。王族の奴らが管理できてない無法地帯に行って、配給みたいなことやったり…」

転「なんですかそれ。テロリストって言うより、まるで慈善団体みたいじゃないですか」

No.35「俺たちは王族が嫌いだからな。同じように王族を嫌ってる連中を放っておくわけにはいかんのよ」

転「……」

No.35「お前も王族と縁があるみたいだな」

転「…!」ギクッ

No.35「別にあーだこーだ言うつもりはねぇよ。お前だって、もうここの一員なんだからな」
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 22:23:37.51 ID:.AJa8cSO
転「…警戒しないんですか?」

No.35「なにを?」

転「私が王族から送り込まれたスパイとかだったら…」

No.35「だったら、判明した時点で俺たち全員で叩きのめす」

転「!」

No.35「単純だろ。むしろ、お前みたいな女がよく気軽に俺たちに話し掛けるよなぁ」

転「え…」

No.35「だってよ、もしも俺たちがお前にエロいことしようとしたらどうすんだよ」

転「た、叩きのめす?」

No.35「多勢に無勢だぜ?」

転「じゃあ逃げます」

No.35「ハハハ。まぁ、んなことする奴はいないだろうから、心配すんなよ。お前も悪い奴には見えないしな」

転「……」

No.22「お前ら、手を動かせ、手を」

No.35「へーい」カチャカチャ

転「は、はい」ジャブジャブ
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 22:34:08.42 ID:.AJa8cSO
数分後

ゼクト「お前ら!一度手を止めろ!」バンッ

転「!」ビクッ

ゼクト「…結局、リーダーたちは帰って来ていないようだが、実は入り口に手紙が置かれているのが見つかった」スッ

転「手紙…って、紙じゃないじゃないですか」

No.35「雪山だからな…風が吹いて飛んじまう紙より、鉄板に刻み込んだ方がいいんだよ」

ゼクト「手紙によると、二人は誰かに連れ去られた、とかそういうわけではないようだ。ただ」

ゼクト「帰還はまだだと、そう書かれている」

No.32「どこで何をしてんだろうなぁ」

No.26「いつ帰ってくるんだ?」

No.18「本当にリーダーが書いたのか?」

ざわざわ…

ゼクト「…まぁお前らにも気になることは色々あるだろう。しかし俺はここに書いてある通りのことしか分からない」

ゼクト「とにかくしばらくは、いつも通り俺と、シオン先生がリーダーの代わりだ。いいな」

メンバー全員「ラジャー!」

転「ラジャーって…古くさいなぁ」

ゼクト「新入り!お前も返事しろ」

転「ら、ラジャー…」

ゼクト「別にラジャーは強制してないぞ」

転「……そーですか…」
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 23:01:52.82 ID:.AJa8cSO
転「……」ジャブジャブ

転「……」カタン

転「……ふーっ…やっと終わったぁ」

No.35「なに疲れ切ってんだ。たかだか30枚だろ?」

No.37「俺はとっくに終わらせたぜ。40枚!」

転「別に競ってないんだから、いいじゃないですか」

No.37「ハングリー精神だぜ」

転「いや関係ないです」

No.34「こいつ、俺のクラッカーに釣られたんだぜ」

No.37「やっぱりハングリーなのか」

転「いやだから関係ないって!」グー…

転「……っ…!」カァアア

No.37「ほら、ハング…」

No.35「三度目はさすがにやめとけ」

No.37「お、おう」

転「……お腹すいたなぁ」


スタスタ…

ガチャ

シオン「…おや」

転「あ…」

転(そうだ。ここって治療室なんだった)

シオン「何か用かね?」

転「あ、いや、私が使っていい部屋なんですよね?」

シオン「……」チッ

転「そんな露骨に嫌そうな顔しないでくださいよ」
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 23:03:21.15 ID:.AJa8cSO
シオン「…傷の具合はどうかね」

転「傷?ああ…」グイッ

転「もう…ほとんど気になりませんね。この包帯の下、どうなってるのか知りませんけど」

シオン「ふん。私が治したんだから、当然だ」

転「名医なんですね」

転「……」

転「名医?」

テンコが不思議に思ったのも無理はない

本来地獄には、『病院』などと言った医療施設が存在しないのだ

元来、体が丈夫な悪魔は、ちょっとやそっとのことじゃ病気にかかったりしないし(テンコは風邪を引いたけど)

軽い怪我ならすぐに治ってしまう

それでも、どうしても大きな負傷を負ってしまった場合は…

三つの王族の城、いずれかの医療班を頼らなくてはならないのだ

転「…王族の下で働いてたんですか?」

シオン「…誰がかね」

転「あなたですけど」

シオン「まさか。私が王族と関わったことなんて、一度もないよ」

転「じゃあ、なんで…」

シオン「かつて、私には師がいたんだ」

転「師…?」

シオン「私は彼から医療術を教わった。もっとも能力に依存した医療術だがね」

転「能力に依存した…?」

シオン「とにかく私が、君の怪我を治したんだから、感謝しなさい」

転「あ、それはもう感謝しまくりですよ」

シオン「…妙に腹の立つ態度だが、まぁ良いかね…」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/08(月) 23:09:28.65 ID:.AJa8cSO
今日はここまでにします

テロリストのメンバー、No.〇、No.△って、いちいちややこしいよね
でもそれぞれに名前付けて使い分けるのはあまりにもしんどそうなので、このままにします
登場回数多いメンバーには名前が付くかも…

あと、医者について、第二章ラストでインを診た医者は、ルシファルの城専属の医者です
一般の悪魔には、どうも医者の存在が浸透しきっていないのです
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 23:22:48.86 ID:coOExgDO
1乙!
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/08(月) 23:31:19.11 ID:5UJ8UXA0
>>1おつー
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 06:49:01.02 ID:fTSdYEAO
乙!!
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/09(火) 16:48:01.18 ID:WEVjkuk0
乙です。
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 22:34:15.50 ID:u8oTmASO
ルシファルの城(黒の城)

クロの部屋

クロ「……」カリカリ

クロ「……」カリカリ

クロ「……!」バンッ

クロ「…バカじゃないの…勉強なんておとなしくしてられるわけないじゃない…!」

クロ「…どうしろって言うのよ…」


シロの部屋

シロ「……」

コンコン

シロ「!」ピクッ

イン「…入っても、いいかな」

シロ「……うん」コクン

ガチャッ

イン「……」スタスタ

シロ「…お姉ちゃん」

イン「……寝てばかりじゃ、退屈なんだ。まだ体のあちこちが痛いけど」

イン「それに、何も思い出せない」

シロ「……」

イン「…記憶をなくす前の僕は、どんな感じだったのか、教えてほしいんだ」

シロ「……」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 22:43:40.44 ID:u8oTmASO
シロ「…ないよ」ボソッ

イン「え…?」

シロ「変わって…ないよ…」ポロポロ

イン「……」

シロ「なのに…みんな忘れちゃってるの…」

イン「……うん」

シロ「怖いよ…お姉ちゃん…」ポロポロ

イン「……ごめん…ね…」

イン(僕は僕が忘れてるだけで、僕のままなんだ)

イン(でも、僕じゃない僕なんだ…)

シロ「う…ひっく…」ポロポロ

イン(じゃあ僕は誰なんだ…!?)

イン「……」クルッ

スタスタ

シロ「あっ…」

イン「…ごめんね」

バタン…
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 22:46:24.70 ID:u8oTmASO
ルシファル「インの記憶が自発的に蘇ることはほぼあり得ないそうだ」

クロ「でも…あれじゃあんまりよ…!インもシロも…別人みたいに…」

ルシファル「…分かっているよ。だが、記憶が戻る、戻らないに関わらず」

ルシファル「二人は、変わらない」

クロ「……」

ルシファル「本質的な部分は、何も変わらないんだ」

クロ「…父様…じゃあ私は…私はどうしたらいいの…?」

ルシファル「……」

ルシファル「…何もしなくていいんだ」

クロ「…え…?」

ルシファル「今はただ、耐えなさい。どれだけ不安であろうと、耐え抜くんだ」

クロ「無理よ…もう…私…」

ルシファル「信じなさい」

クロ「……何を信じろって言うのよ!!」

ルシファル「…自分を。君を一番よく知ってるのは君自身だ。それはただ一つの、不変の事実だろう?」

クロ「……」

ルシファル「いいかい。諦めてはいけないよ。きっと近いうちに…」

ルシファル「大きな事件が起きる。そこで君がどうするか…それですべてが変わるんだ」

クロ「事件…?」

ルシファル「……すぐに分かるさ」
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 22:58:29.41 ID:u8oTmASO
転「……」

転「……クロ」ボソッ

シオン「…なにか言ったかね」

転「…なんでもありません」ゴロン

転(…イン…シロ…父さん)

転(みんなは今、何をしてるんだろう)

転(本当にあいつは、約束を守ったのかな)

転(……ポチくんも、コヨーテも…)

転(本当に…無事なのかな…)

転「……」

転(…そうだ。私は…)

転(あいつに、負けたんだ…!)


転「……」フルフル…

シオン「…震えているのかね…」

転「放っておいて…くださいよ…」フルフル…

シオン「……まぁいいさ…好きにしなさい」クルッ

転「……」フルフル…

転(私は…)

転(負けたんだ…!!)

転「うぅ…!」ギリッ…

転「……あぁあああああああああああああああ!!!」

シオン「……」
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 23:00:35.88 ID:u8oTmASO
シオン(……騒がしい子だ)スタスタ

シオン「うるさい新入りには…鋼鉄の診(アイアン・カ……」ブンッ

転「……」ギロッ

シオン「…!」ビクッ

シオン(…こいつ…この眼は…!)

転「……ねぇ…シオン女史…」

シオン「…な…なにかね…」

転「強くなりたいんです…どうすればいいんですかね…?」ユラァ…

シオン「つ、強く…?」

転「…もう、負けたくないんですよ」

シオン「……」

シオン「…無闇に強くなるだけじゃ、何の役にも立ちやしない」

転「…そんなことない」

シオン「だが…」

シオン「…決意のある強さなら…あるいは…」
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 23:10:09.42 ID:u8oTmASO
コンコン…

シオン「…入るよ」ガチャッ

ゼクト「……」

シオン「…ゼクト」

ゼクト「……」パチッ

ゼクト「…ああ…シオン先生か…」

シオン「寝てたのか…すまないね」

ゼクト「ああ…いいよ。20分寝られた」

シオン「…この新入りから、君に頼みがあるそうだ」

ゼクト「…頼み?」

転「……」

転「ここで今、一番強いのはあなたですよね」

ゼクト「……ああ。そうだ」

転「…私を、強くしてください」

ゼクト「なんだ、急に」

転「強くなりたいんです。そして、今度こそあいつに勝つんだ」

ゼクト「…あいつってのは、魔王のことか」

転「魔王としてのエレカではなく、一個人であるエレカを」

ゼクト「……」

転「それがあなたの目的なら、魔王としてのエレカは生かしておきます」

転「私はただ、この手でもう一度エレカと戦って、倒したいんです」

ゼクト「……なぜだ?」

転「別に深い理由はありませんよ」

転「悔しいから」

ゼクト「……!」
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 23:34:27.35 ID:u8oTmASO
ゼクト「…ふふ…なるほどな」

ゼクト「なるほど、なるほど…悔しいから、か…」

転「……」

ゼクト「ふざけるな」シュッ

転「!」

ドゴォン!!!

メンバーたち『!!?』

転「…ぐっ!」ドサァ

No.35「どーした新入り!ゼクトさんに喧嘩でも売ったか?」

No.30「無理すんなよ!絶対に勝てないからよ!」

転「っ…効…くなぁ…!本気で蹴りやがって…!」ダッ

No.23「おいおい…マジでゼクトさんとやり合う気かよ」

転「この野郎ぉ!」ブンッ!!

ゼクト「……」パシッ

転「…!?」

ゼクト「……」ギシギシ

転「なっ…!」メシメシ

ゼクト「潰してやろうか」

転「…放せっ!」グルンッ

ゼクト「ああ」パッ

転「!!」フワッ

シオン(馬鹿だな。あんなふうに体を捻ったりしたら…)

ゼクト「……」グッ

シオン(殴るポイントを提供するようなものだ。しかもあれは…)

ゼクト「抜き手…」ズボッ!!

転「……うっ…!?」
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/10(水) 23:38:01.69 ID:V.yMk0Io
ふざけるなぁ!
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 23:43:13.16 ID:u8oTmASO
転「うえっ…!」ドシャアッ

転「…げほっ、げほっ!」

No.35「あーあ。ありゃひでぇ。ちゃんと朝飯食ってたら全部吐き出してだろうな」

No.30「しっかし、えげつねぇなゼクトさん…」

No.23「あの女がどんな能力持ってんのか知らねぇが、このまま使わなかったら、マジで死ぬぜ」

転「…ちくしょう…まだだ…」フラッ

ゼクト「懲りないな…」

転「あなたは強いんでね…このままやられっぱなしなのは気に食わない!」シュッ

シオン(やれやれ…こいつ、典型的な負けず嫌いって奴かね…?)

ゼクト「…お前の蹴りは中途半端だな。速さが足りない。だから簡単に止められる」パシッ

転「じゃ、しっかり支えといてくださいよ!」ブンッ!!

シオン(すかさず逆方向からの二段目か…よく動く体だ)

ゼクト「すぐに止まらないところは評価してやる。だが、威力も足りないぞ。片手で防げる」ガンッ!

転「…!?」グラッ

ゼクト「隙も生じやすいな」ガシッ…

転「!…やば…」

ズダァン!!

転「がっ…!!」

No.23「すげぇ音だな。思いっきり叩きつけられたぞ」

No.30「見てて痛ぇよ」

転「……く…」

転「そぉっ…!」ムクッ…
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 23:46:15.40 ID:u8oTmASO
シオン(起きてきた…?)

No.35「おい新入り!もうやめとけって!」

転「はっ…はっ…」グラグラ

転(視界が揺れる…くそ…)

転(……!)ビキィ!

転「ま…負けてられるか!」ブンッ!!

ゼクト「おっと……」スッ

転「……」グラッ

ゼクト「ん?」

転「」ドサッ

シオン「…限界だったようだね」

ゼクト「…だな…先生、一応診ておいてくれないか」

シオン「またかね…」

ゼクト「…その後は俺が預かる」

No.35「!?」

No.30「…マジかよ?」

No.23「ゼクトさんが…」

シオン「…本気かね…!リーダーたちの行方が知れないこんな時に…」

ゼクト「だからこそ、だ」

シオン「……」

ゼクト「こいつみたいな負けず嫌いは、必ず強くなれる」

ゼクト「…ほら、見ろよ。俺が本気で叩きのめして、気を失っても」スッ

シオン「…!」

ゼクト「拳は固く、握られたままだ」
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/10(水) 23:49:47.30 ID:u8oTmASO
今日はここまでにします

最近、この先の展開を考えるために、一度に書く内容を薄めまくってましたが、それでも話は少しずつ進んでしまいますね…
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 01:53:17.66 ID:NUUXsIDO
1乙〜
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/11(木) 06:53:27.86 ID:FkgX26AO
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/12(金) 17:58:57.02 ID:obhA9XE0
乙です。
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 22:31:39.19 ID:Lu3dx.SO
人間界…男の住むアパート

男「……」イライラ

憂鬱な土曜日だ

男「……」イライラ

どう考えてもリラックスのために設けられてる休日に

男「……」イライラ

俺がイライラしている理由は一つ…

男「……」イライラ

バイト先が潰れた


昨日の朝

男「Zzz…」

ピピピピピピ!!

男「Zzz…」

ピピピピピピ!!

男「Zzz…」


電話が鳴ったのは6時ジャスト

俺が普段起きるの一時間も前だ

ぐっすり眠ってた俺は電話に出なかった


ところが!
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 22:34:46.37 ID:Lu3dx.SO
その日の晩
バイト先のコンビニ

男「こんばんはー」ガチャ

シーン…

男「……ん?」

いつもあいさつを返してくれる従業員が、その時は何も言ってくれなかった

男(なんだよみんな…聞こえてないのか…?)

男「…!」

俺の視界に飛び込んできたのは、紐で束ねられた雑誌だった

男「…これ、いいんすか?先輩、何度も読み返してた本じゃ…」

先輩「いーんだよ…」

先輩はぶっきらぼうに返した。表情もひどく冷たい。あれ?先輩こんな人だったか?

もう一人、小太りの先輩に目を向ける

小太り先輩「……」ピコピコ

ゲームやってる。珍しいなぁ

男「あの…先輩、どーしたんですか」

小太り先輩「どーしたって、そりゃこうなるよ」

男「?」

先輩「……お前よ、もうロッカー片付けたのか?」

男「ロッカー…?いや、年末に大掃除してからは、大して使ってないっす」

先輩「もう使わないんだからよ、全部片付けちまえ」

男「えっ?」
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 22:41:05.47 ID:Lu3dx.SO
先輩「えっ?じゃねーよ…今日で最後だろ」

男「なにが?」

先輩「ここで働くの。俺もお前も、明日からニートだよ」

男「えっ?」

先輩「店長から電話あっただろ!?このコンビニはもう潰れんの。だから俺たち若手バイトは先に解雇だ。つまり、クビ!」

男「……クビ」

俺は慌てて携帯を取り出す

朝は寝呆けてて、よく見てなかったが、確かに着信履歴の一番上には

「店長」と表示されていた


男「……え」

先輩「おいおい…お前マジで聞いてねぇの?確かに店長もいい加減なトコあるけどよ、朝イチで電話来たぜ」

男「来てた…」

先輩「…出なかったのかよ?」

男「寝て…た…」

先輩「……嘘だろ。お前、なんでそういうヘマやらかすんだよ。真面目な奴だと思ってたのによ、最後にかましたなぁ」

男「マジで最後なんですか!?」

先輩「せめてもの慈悲として、出なくてよくなったバイトの1週間分の給料貰えんだ」

小太り先輩「今月残り1週間分のね」

男「……」

先輩「今日が最後だぜ。マジだからな」

小太り先輩「君はいいよね、大学生だから、まだ未来があって」

男「………」


どーしてこんなことになった…?
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/13(土) 22:43:54.57 ID:KhDmmaso
ただバイト先が潰れただけだろwwww
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 22:48:59.18 ID:Lu3dx.SO
…と、言うわけで、俺は悶々としたまま土曜日を迎えてしまっている

男「……」チラッ

携帯に反応はない

男「頼むから…震えてくれよ…」

携帯に反応はない

男「もう一回だけ…今度は出るから…!」

携帯に反応はない

男「頼むよ!店長!電話してくれ!本当はコンビニ潰れないよ、って一言くれ!」

携帯に反応はない

男「神様助けてくれよ!!」

ピピピピピピ!!

男「!?」

ピピピピピピ!!

男「で…電話だ…!うおっしゃああああああ!!」

ピピピピピピ!!

男「よし…切れない内に落ち着いて携帯を…!」スッ

パチッ

男「もしもし店ちょ…」

男「……」


男「…女?」
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/13(土) 23:13:37.32 ID:Lu3dx.SO
>>249
男は仕送りをもらってないので、収入源の消失は何よりも恐ろしいんです!


数時間後

女「ご、ごめんね男くん…いきなり呼び出したりなんかして」

男「いいよ…気にするな…どうせ暇だったんだ…」

女「本当にごめんね」

男「もう…どうでもいいんだ…」

男「……それで、俺を呼んだ理由ってのは…」

女「うん…見ての通りなんだけど…」

犬「……」グテーン

女「ひのきがいきなり気を失っちゃって…」

男「犬が気絶してるところなんて初めて見たな」

女「私も初めて見たよ…でね、本来なら、獣医さんを頼るべきだと思うんだけど」

男「けど?」

女「これ…」スッ

男「…!」

女「前に貰った『目玉』…箱にしまっておいたんだけど、ひのきが勝手に開けちゃったみたいで…」

女「取り上げようと思ったら、いきなりひのきが倒れちゃったの。本当に、失神したみたいに、ぱたん、って…」

男「これか…言われたから持ってきたけど…」ゴソッ

女「すごく怪しくて…男くんの話が聞きたかったの…」

男「俺より獣医のが役に立つ気がするんだけどな…」

女「……」シュン

男「あ、いや、別に、断るつもりはないぞ!?」

女「ごめんね…でも、ひのきがこんなふうになっちゃって、私…前の事故の時みたいに、冷静になれないような気がして…」ポロポロ

男「わ…泣くなって…!」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 23:14:24.32 ID:Lu3dx.SO
女「うっ…」グスッ

男「……」

男「むしろ俺が泣きたいよ」ダーッ

女「……え…?」

男「お袋が事故って入院する羽目になって、バイト先は潰れて…!」

女「バイト先、潰れちゃったの…?」

男「ちくしょう!全部この目玉…いや、あの怪しい奴に絡んだせいだ!」

女「お、お母さんの事故って、それより前なんじゃ…」

男「でも、こいつ(ひのき)がこうなったのも、きっと目玉のせいだ!」

女「いや、そこまではいかないんじゃ…」

男「!」ピーン

男「……そういえばあの男、これを渡したときに…」

セイラ『使い方は簡単だ。中にあるものを、額に押し当てろ』

男「…ひのきはこれを額に当てちまったんじゃないか!?」

女「へ?」

男「ってことは…やっぱりこの目玉、何かあるぞ!」カパッ

ギョロッ…

男「……」スッ

女「お、男くん!?何する気なの?」

男「こいつが不幸の元凶だ!!」

女「違うよ!よく分かんないけど、絶対違うよ!」
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 23:17:07.71 ID:Lu3dx.SO
男「女!俺に何かあったら、お袋に伝えといてくれよ!病室の番号は…」

女「男くん色々と早とちりしすぎだよ!」

男「よし…行くぜ…!乗るか!そるか!この眼の許に!」

女「ちょっと待っ…」

男「……!」ピタッ

男「……」

男「……」

女「……え?」

男「……」

女「…うそ…ホントに気絶したの…!?」









男「……はっ!?」ガバッ

男「えっ…あれ?」キョロキョロ

男「……な、なんだ…夢か…」

男「そうか。夢!コンビニが潰れるってとこから夢だったのか!」

男「まったく…マジで焦ったぜ…」

男「…ふわぁ…」ノビー

男「……さて」

男「ここはどこだ?」
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 23:31:29.32 ID:Lu3dx.SO
男「……」

男「家のベッドはこんなにでかくないし、壁は木で出来てたりしない」

男「床はこんな洒落たカーペットじゃないし」

男「なにより、俺はこんな服を持ってない…!」

男「うーん…」

男「とりあえず、この部屋出るか」スッ…

男「……」ピタッ

男「…ポスター?」

男「…あ、動いた」

男「いぇーい」ピース

男「……」

男「……違う!鏡だ!!」

男「…誰だこれ!?」



コンコン


男「!」

?「おい、いるのか?」

男「え、あ、え?」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 23:34:25.27 ID:Lu3dx.SO
?「いるんだな。入るぞ」ガチャッ

男「!」

?「何してるんだ。惚けた顔をして…」

男(え、こいつ誰だ?)

?「まぁいい。今後の予定が決まったぞ。この紙に書いてあるから、よく読んでおけ」ピラッ

男「……」ポカーン

?「…いや、不安なのは分かる。お前はまだ若いし、幾多の戦いを経験してきたわけではない」

?「だがお前には才能がある!こんなに早く戦闘天使(ファイティング・エンジェルズ)の一員になれるとは、お前も思っていなかっただろう」

男(…ふぁいてぃんぐえんじぇるず?)

?「俺は武装天使(アームド・エンジェルズ)に降ろされたが…今でもお前の師でいる。お前が《天》九階位になれたことは、俺の誇りでもあるんだ」

男(てんきゅーかいい?)

?「…自信を持てよ、α(アルファ)」

男「……」

男「ある…ふぁ…?」
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 23:42:18.73 ID:Lu3dx.SO
?「……ん?」

男「…お、おい、おっさん…今、αって…?」

?「お前はαだろう。それとも本名で呼ぶか」

男「本名!?」

?「……なに驚いてる?お前の名前はアギル・レイシュダートだろ」

男「はぁ!?」

?「…どうかしたか」

男「いや、俺の名前はそんなんじゃねーよ!日本人だぞ!?」

?「ニホン?人間界の国か。あれがどうした?」

男「人間界…?」

男「……ここはどこだ!?」

?「て、天国に決まってるだろ。お前、おかしくなったのか?」

男「天国……?」フラッ…

?「……!?どうした!」

男「…俺、おかしくなったみたいだ」

?「…きっと疲れてるんだろう。俺も戦闘天使になったばかりの頃は、妙なプレッシャーに襲われて神経をすり減らしてきた」

男「……」

男(天国…天使(エンジェル)…α…)

男(……どういう意味なんだよ…!?)
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/11/13(土) 23:45:44.87 ID:Lu3dx.SO
今日はここまでにします

だんだんカオスになってきましたな…まだ本腰入れて書くには遠いはずなのに…
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/13(土) 23:56:10.32 ID:QhtqcUY0
>>1おつ
αって前に出てきた天使と同じ名ってことか
一体どうなってるんだ
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 01:58:26.34 ID:.bPxtGUo
これはひどい
260 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/14(日) 07:20:45.24 ID:TKnHjcAO
前のαは死んだから、その後任、って事だよな?
261 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 22:36:16.64 ID:spfM4sSO
?「おい、どうした。なに固まってるんだ」

男「……えっと」

男「…おっさん、あんたの名前は…」

?「…!?」

男「えっ?」

?「お前、俺の名前を忘れたのか!?」

男「忘れたっつーか、元から知らな…」

?「そうか…俺をからかっているんだな?」

男「いや、違…」

?「…確かに俺だって、多少は緊張しているさ。なんせこれから起こるのは…」

?「戦争だからな…天使と悪魔の、最終戦争」

男「……」

男「……戦争…?」

?「そうだ。昨日から散々言ってたじゃないか」

男「………」

男「…おっさん…あんたの名前は…?」

?「…だから、いい加減に冗談はやめにし…」

男「冗談なんかじゃねぇよ!俺は俺が誰なのかも、あんたが誰なのかも、ここがどこなのかも、何も知らねぇんだよ!」

?「!」

男「仕舞いには…戦争ってなんだよ!?一体なにが…」

?「……俺の名前は、ゼルガだ。そしてお前は、α。《天》九階位の戦闘天使(ファイティング・エンジェルズ)だ」

男「…あと、ここがどこかも教えてほし…」

ゼルガ「天城(テンジョウ)だ。九階位の天使のみが住まう広大な城。これで満足か?」

男「あ、ありがとう…」
262 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 22:45:06.91 ID:spfM4sSO
ゼルガ「……なんだかよく分からんが、お前、変わったな」

男「…だろうな。俺、αじゃねーし…」ボソッ

ゼルガ「なに…?」

男「いや、なんでもない!」

ゼルガ「…そうか。…少し、この部屋に居させてもらうぞ。読みたい本がある」

男「…あ、ああ…どうぞ…」

ゼルガ「……」ギシッ

男(……本当に座って本読んでる)

ゼルガ「……」ペラペラ

男(…さて。俺はどうやら俺は天国に送り込まれたらしいな)

男(原因はやっぱり、あの目玉か?なんか怪しいとは思ってたが、まさかこんなことになるとは…)

男(…とりあえず…今の俺は、姿も声もまるっきり別人だ。マジで天使になっちまったのか?)

男(それに、αって…2年前の…)

男(…天使…悪魔…戦争…)

男(…あいつらは、地獄にいるのか…?)

男「……テンコ」ボソッ

ゼルガ「…何か言ったか?」

男「あ、いや…」

ゼルガ「そうか…」ペラッ…
263 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 22:51:06.07 ID:spfM4sSO
男「……」

男(このゼルガっておっさんは、俺の師的な奴なのか?)

男「な、なぁ…おっさん…」

ゼルガ「……」ギロ

男「…!」

ゼルガ「さっきからおっさんおっさんと…いつからそんな舐めた呼び方をできる立場になった?」

男「…いや、すいません。よく分からないんで…」

ゼルガ「……」

男(…ゼルガ…さん?は、やっぱり俺の師にあたる存在なんだな?よし、だんだん分かってきたぞ…)

ゼルガ「…そういえばお前、そろそろ訓練の時間じゃないのか」

男「訓練?」

ゼルガ「戦闘天使になったからと、張り切っていたじゃないか」

男「??」

ゼルガ「……いつも能力を鍛えるために、あれこれやっていただろう」

男(……能力!!)
264 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 23:05:10.74 ID:spfM4sSO
ゼルガ「…お前その顔、まさか、自分の能力が分からないなんて言わないだろうな…」

男「……分からない…です」

ゼルガ「だんだんお前が怖くなってきたよ」


数分後

男「…ここは?」

ゼルガ「お前がいつも訓練に使っている林だ。狭いが、ここの木々は丈夫でね」スッ

ゼルガ「見ろ。あちこちが凹んでいるだろう」

男「……ホントだ」

ゼルガ「お前がいつも能力を使って、こうしているんだ。…どうだ?思い出したか?」

男「全然…」ブンブン

ゼルガ「……」ハァ

男「た、ため息はやめてくれ!なんか辛くなる!」

ゼルガ「空気だ」

男「え?」

ゼルガ「周囲の空気を操る能力。それがお前の『空天掌(エアクルーラー)』だ」

男「…空天掌(エアクルーラー)」

ゼルガ「さぁ、いつもみたいにこの木を凹ませてみろ」

男「いや、できない!」

ゼルガ「できないわけがないだろう!精神力が不足しているわけでもないんだし、必ずできる!」

男「やり方が分からないんだって!」 

ゼルガ「そんなバカな!体が覚えているはずだ!」

男(体がって…アレか?自転車の乗り方と同じか?)

ゼルガ「さぁ、やるんだ!」

男「…ええい、ままよ!」バッ

男「空天掌(エアクルーラー)!」
265 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 23:14:38.86 ID:spfM4sSO
シーーン……

男「……ほら、何も起こらない」

ゼルガ「…いつもお前は、木に向けて拳を突き出していたじゃないか」

男「先言えよ!かざしてたよ!」

ゼルガ「さぁ、今度こそやるんだ!」

男「……よし…」スッ

男「…空天掌(エアクルーラー)!」


シーーン…


ゼルガ「……」

男「……」

ゼルガ「どうしたんだ…?」

男「だから、能力の使い方が分からないんだよ…」

ゼルガ「……お前やっぱり、少し休んだらどうだ」

男「……そうする」トボトボ

ゼルガ「……」

カサッ…

ゼルガ「……ん?」クルッ

ゼルガ「……!」


ユラユラ…

ゼルガ(…なんだ?あの木…枝が折れて…)

ゼルガ(いや、『切れて』いる…?)

ゼルガ「……」スタスタ

ゼルガ「…これは、まるで細い刃で引っ掻いたかのような…」ジッ

ゼルガ(……まさか!!)
266 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 23:29:48.17 ID:spfM4sSO
ゼルガ「おい!アギル!」

男(アギル?…あ、俺か)クルッ

ゼルガ「戻ってこい!」

男「な、なんだよ」スタスタ

ゼルガ「…さっきのをもう一度やってみろ」

男「さっきの、って?空天掌?」

ゼルガ「そうだ」

男「でも、さっきは失敗し…」

ゼルガ「いいからやるんだ」

男「…わ、分かったよ…」スッ

男「……」

男「空天掌(エアクルーラー)!」

シーーン…

男「やっぱりダメじゃ…」

ゼルガ「もう一度だ。今度はパーで」

男「ぱぁ?」

ゼルガ「手を開いてやれ。最初にやったように」

男「…こ、こうか?」バッ

ゼルガ「ああ」

男「……空天掌(エアクルーラー)!」

シーーン…

男「…もう帰りたい…」

ゼルガ「…しっ!」

男「?」


ビッ
267 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/15(月) 23:30:59.30 ID:spfM4sSO
ゼルガ「…聞こえたか、今の音」

男「ビッ、て…何かが、弾かれた音か?」

ゼルガ「…いや、切れた音だ」スタスタ

男「あ、おい!」

ゼルガ「……」スタスタ

ゼルガ「…見ろ」スッ

男「あ…!」


ヒラヒラ…


ゼルガ「枝が切り落とされたんだ。さっきは『掠めた』だけだったが、今度は直撃した」

男「こ、これって…もしかして…」

ゼルガ「お前の能力がやったんだ」

男「…マジか?」

ゼルガ「空天掌(エアクルーラー)。俺は『空気を固めてぶつける能力』だと思っていたが、どうやら使い道は一つじゃないようだな」

男「……」

ゼルガ「面白いな。来たる戦争に向けて、お前はさらに強くなれそうだ」

男「は、はぁ…」

男(なんだそれ。おい、俺はそんなやる気ないぞ…?)
268 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:03:37.79 ID:jYXYCYSO
男が能力の訓練を開始した、数時間後

地獄・『ヘルアクロウズ』本拠地

転「……」

転「う……」パチッ

転「っ!?」ズキッ

シオン「まだ痛むかね?」

転「女医…!」

ゼクト「そう怖い顔するな…別にこれ以上お前に手を出すつもりはないからな」

転「ゼクト…」

転「って…ここ…昨日の部屋じゃ…?」

ゼクト「そうだ。No.1、No.2が普段使用している部屋だ。ほとんど何もないけどな」

転「な、なんでまたここに?二人ともいないんじゃないんですか?」

ゼクト「ああ。いない。いないから、使わせてもらうことにした」

転「使う…?」

シオン「君はゼクトにやられて、しばらく気を失っていた」

転「……」

シオン「その間にゼクトは、いろいろ考えていたらしいんだがね…君に提案があるようだ」

転「提案?」

ゼクト「なに…大したことじゃない…」

ゼクト「お前は、強くなりたいんだろ?さっきそう言って、俺に向かってきた」

転「…結果、一方的に負けましたけどね」

ゼクト「強くしてやろうか」

転「……え?」

ゼクト「力を与えてやろうか」
269 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:05:38.38 ID:jYXYCYSO
転「…どういう…ことですか」

ゼクト「どうもこうもない。力を与える。言葉の通りだ」

転「ど…どういう風の吹き回しです…?」

ゼクト「嫌ならやめておこう」

転「ちょ、待っ…」

ゼクト「お前、地獄兵器を持ってないんじゃないか?」

転「!!」

転「な、なぜそれを…」

シオン「君の体を…治療していて、気付いた。精神力の波長をほとんど感じないことに」

転「波長…」

シオン「本来、どの悪魔も基本的に、自身の精神力よりも地獄兵器の精神力に頼って戦うことが多い」

シオン「が…君にはその地獄兵器の精神力がちっとも感じられなかった。自らの精神力で辛うじてやっている状態だ」

転「……」

シオン「君は地獄兵器を持っていない。違うかね?」

転「…持ってかれたんですよ。エレカに」

シオン「…!」

転「大事な指輪だったのに。…だから私は、通常の能力ならともかく、『バイ・セカンド』は使えないんです」

ゼクト「なるほどな…。昨日言ってた『指輪』はそれのことだったわけだ」

転「…だから…どうすればいいか…」

ゼクト「俺の言ったことを聞いていたか?」

転「え…?」

ゼクト「俺はお前に、力を与えてやろうと言ったんだ。お前はそれを受けるだけでいい」

転「で、でも、そんなの…」

ゼクト「じゃ…お前に一つ質問する」

転「質問?」

ゼクト「強さとは、なんだ?」
270 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:34:27.61 ID:jYXYCYSO
転「…強さ…?」

ゼクト「……」

転「……わ、分かりませんよ…そんな、漠然とした質問されても…」

ゼクト「そうだ。強さとは、なんだ?この質問は漠然としてるし、故に答えも無数にある」

ゼクト「…だから、俺の考える強さの答えを、一つだけ教えよう」

シオン「……」

ゼクト「答えは『受け入れる』ことだ。受け入れることが、強さに繋がる」

転「…受け入れる…?」

ゼクト「何事においても、すべては」

ゼクト「受け入れなくては始まらない。拒んでいては始まらない」

ゼクト「痛みも、恐怖も」

ゼクト「悲しみも、怒りも」

ゼクト「楽しみも、愛でさえも」

ゼクト「何もかもが、受け入れなくては意味がない」

転「……」

ゼクト「少し、大袈裟な言い方になったが…そうだな」

ゼクト「お前の目の前にとんでもなく強い相手が現れたとしよう」

ゼクト「そいつはとてつもない重圧感(プレッシャー)を、気迫を放っている」

ゼクト「じゃあお前は、それをどうする?」

転「え…どうするって…」

ゼクト「これは無しだ…もっと単純な話にしよう」

ゼクト「…今そこにいるシオン先生が、お前を押さえ付けて、無理矢理注射を射とうとしてきたら、どうする?」

転「そんなの、なんとかして振りほどくしか…」

ゼクト「それでいいのか?」
271 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:37:14.83 ID:jYXYCYSO
転「……?」

ゼクト「振りほどくことが、抵抗することが、正解か?」

転「いや、だって、注射射たれるわけには…」

ゼクト「なぜだ?」

転「…そりゃ…怖いですし」

ゼクト「……駄目だな。怖いなんて、そんな感情は抱えちゃならない」

転「なんで…」

ゼクト「恐怖というのは、ふとした瞬間にやってくる」

ゼクト「例えば、目の前で突然手を叩かれたら、反射的に目を閉じてしまう。これは生物が生まれながらに持ち合わせている本能だ」

ゼクト「だが、もしもそいつを手懐けることができたら?」

ゼクト「恐怖という感情を、受け入れてしまえたら?」


ゼクト「……それはある種の覚醒と言えないか?」


転「…あり得ない。恐怖を手懐ける?本能は操作できません。無意識の世界なんですよ…」

ゼクト「だが、不意に目の前で手を叩かれて、なのにまったく動じなかったら、それはどれほど脅威的なことだろうな」

転「…あり得ない…」

ゼクト「…お前は今、無意識の世界だとか言ったな」

ゼクト「何事にも『慣れ』は存在するんだ」

転「……つまり、恐怖に慣れろ、と?」

ゼクト「ああ」

ゼクト「…まぁ…お前の言うとおり、そんなことできるわけないんだけどな」

転「……じゃ、なんなんですか!?」
272 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:46:09.10 ID:jYXYCYSO
ゼクト「要するに、受け入れること、その真の目的は、『慣れてしまうこと』だ」

ゼクト「自分の中の、とある感情一つをシャットアウトすれば、もうそれは、生物らしさを失った機械の人形も同然だ…」

ゼクト「だからこそ得られる強さがある」

転「得られる強さ…」

ゼクト「シオン先生、もしも痛みを失った生物がいたら、そいつはどうなる?」

シオン「きっと、肉体が崩れるまで活動を続けるだろうね」

ゼクト「…そういうことだ。つまり、受け入れて、感覚を麻痺させて、慣れてしまえば、その果てには無尽蔵の、ある意味で狂気的な、強さが待っている」

転「……」

ゼクト「お前をほんの少しだけ…そのレベルに近付けてやる」
273 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:53:52.99 ID:jYXYCYSO
ゼクト「…と言っても、精神面を、感情をどうこうするのは無理だ。何十年もかかりかねないからな」

転「じゃ、どうするんですか」

ゼクト「さっき闘って思ったが…お前、体術に関してはいいセンスを持ってるみたいだな」

転「…まぁ、基本的に、能力だけで攻め切れることはありませんしね」

ゼクト「お前のような気だるそうな顔した女が、両足使って思い切り蹴ってくるなんて、なかなか予想できなかった」

転「……」

ゼクト「俺はお前の体を強くしてやろうと思ってる。痛みに強い体にして、単純に身体能力も上げる」

転「できるんですか?」

ゼクト「ああ。無理矢理、慣らす」

転「……無理矢理、ですか」

ゼクト「さっきも言っただろ。お前は俺が与える力を、ひたすら受けてればいいんだ」

転「それだけ?」

ゼクト「ああ。例えば腕立てしろ、だの、サンドバッグ蹴れ、だの、そんなことはさせない」

ゼクト「ただ、受け入れろ

ゼクト「それが一番難しいんだけどな」

転「……分かりました。やります。私に力をください!」
274 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 00:56:14.05 ID:jYXYCYSO
ゼクト「じゃあ、さっそく始めよう。お前、もう少し向こうに行け」

転「……」スタスタ

ゼクト「もう少し、右…そう、ちょうど部屋の真ん中辺りだ」

転「ここですか」

ゼクト「よし…。じゃ、リラックスして、楽な姿勢をしろ」

転「……」ダラーッ

ゼクト「ああ、そうだ。いいか?絶対に…座るなよ。膝を付くのもダメだ」

転「…座るな?私はただ、その力を受けてればいいんじゃないんですか」

ゼクト「そうだな。とにかく、座るなよ」

転「…よく分かんないなぁ」

ゼクト「…じゃ、シオン先生…ちょっと離れててくれ」

シオン「分かってるよ」スタスタ

ゼクト「……よし」スッ

ゼクト「受け入れろよ、この、降り注ぐ力を…」カッ


ズ シ ンッ !!!!


転「……!!??」ガクンッ!!


転(え…?…あれ…?これって…もし…かして…)チラッ


ゼクト「……」ニヤリ


転(ああ…なるほど…ね…)


転「さっきから…力、力って…」ガクガク


転(重『力』のことかよっ…!!?)


ゼクト「…この部屋は今、『10Gの空間』…さぁ、お前はどれだけ保つ?」
275 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/16(火) 01:00:49.28 ID:jYXYCYSO
今日はここまでにします

たくさん書いたと思ったけど、大半が長ったらしい説明だったでござる
276 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 01:08:13.85 ID:HxQfDgDO
1乙〜!!
やっぱりゼクトの能力って俺のアイデアのやつだ〜(∀`*ゞ)
277 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 01:19:45.44 ID:uJAi3tU0
>>1おつ
278 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 06:52:31.10 ID:yMK0SUAO
279 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/16(火) 18:48:13.94 ID:WCV6ioDO
乙です。
更新が楽しみです。
280 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 22:16:00.69 ID:EHjFPYSO
ズ シン……!!

転「ぐ……!」

ゼクト「……」

転(これは重力…それは分かる…けど…)

転(いったいどれだけの重さが掛かってる…!)

転「……っ」グググ…

転(体が動かせない…!)

ゼクト「受け入れろ」

転「…!」

ゼクト「お前ももう分かっただろうが…俺は重力を増加させる能力を使う…」

ゼクト「今、俺を中心に、この部屋には『10G』の重力が掛かっている」

転「10G…?」グググ…

ゼクト「すべての重量が10倍になるってことだ」

転「!?」グググ…

ゼクト「肉体にどれだけの負担が掛かっているか、理解できたか?」

転「……!」グググ…
281 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 22:20:34.01 ID:EHjFPYSO
転(10倍なんて…耐えられるわけがない…!)

ゼクト「…お前が何をしようが、この重力空間では一切意味をなさない。だから俺は受け入れろと言ったんだ…」

転「…無理です!こんなの、ふざけてる!」

ゼクト「無理…?何度も言わせるなよ。大事なのは受け入れることだ。『耐えられる』『耐えられない』の問題じゃない」

転「でも…!」

ゼクト「受け入れろ」

転「……くっ」

ゼクト「…シオン先生を見てみろ」

転「……!」

シオン「……」

ゼクト「…あの人は…長いこと俺と一緒にいる…つまり、この重力空間にも慣れてるんだ」

転「あ…あり得ない!」

ゼクト「…てめぇの常識を持ち込むんじゃねぇよ」

転「!?」
282 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 22:25:53.43 ID:EHjFPYSO
ゼクト「ここは俺の空間だ!てめぇの常識だの理屈だのは、この超重力には通用しないんだよ…」

転「で、も…」

ゼクト「……」スタスタ…

転「……うっ!」ズシンッ…

ゼクト「俺との距離が近くなれば、さらに重力は増すぜ…これで12Gだ」

転(か、体が潰れる…!)グググ…

ゼクト「…お前には一切の抵抗も許されない。自分で『やります』って言ったんだからな…!」

転「…う…あぁ…!」グググ…

ゼクト「…一つ教えておいてやるよ。俺は中心、15Gだ」

転「え…!?」

ゼクト「重力は俺にも掛かってる」

転「…じゅ…15Gが…?」

ゼクト「そうだ。だから、不公平だなんて言うなよ…」

転「……や」

ゼクト「……?」

転「やって…やりますよ…何が重力…たかが降り注ぐ力だ…受け入れて…みせる…」グググ…

ゼクト「……」

ゼクト「…そうか」


シオン(…貧弱な体の持ち主であれど、屈強な肉体の持ち主であれど、重力の負荷は変わらない)

シオン(だからこそ、物を言うのは強い精神だ)

シオン(……私も、久しぶりに手術以外で汗をかくことになりそうだね…)ズシィ…
283 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 22:36:19.08 ID:EHjFPYSO
30分後

転「……」ガクガク…

ゼクト「……」

ゼクト(少しずつ、感覚が麻痺してきたはずだ)

ゼクト(自分の体に降り掛かる重力が、感じにくくなる)

ゼクト(そしてそこからが本当の苦痛…)

ゼクト「……」チラッ

シオン「……」コクン

ゼクト「…おい…聞こえてるか」

転「…なん…です…か…」ガクガク

ゼクト「…2時間1セット」

転「…は…?」ガクガク

ゼクト「これを残り1時間半続けたら、いったん止めにする。シオン先生に体を診てもらって、3時間後に再開だ」

転「こ…これっきりじゃ…ないんですか…!?」ガクガク

ゼクト「当然だ。少なくとも、その震えが止まるまでは、何度でも繰り返す」

ゼクト「お前はこれだけの苦痛を味わいながらも、3時間後にはその感覚を忘れてしまっている。だからもう一度やるんだ」

転「そ、そんなこと繰り返すなんて…意味ないんじゃ…」ガクガ

ゼクト「いや、少しずつ体が覚える。その体が無意識の内に、この重力を受け入れ始める」

転「……」ガクガク

転「…くそっ…!」ガクガク

ゼクト「罵りたければ罵れ。ただし、お前が一言そんなことを溢すたびに、俺は一歩近づく」

転「っ……」ガクガク

ゼクト「…いいな」

転「……」ガクガク

転(…当然だ…私は今まで…本当に強くなろうしてなかった…)

転(強くなるってのは…それだけ辛くて厳しいことでしょうが…!)
284 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 22:49:25.53 ID:EHjFPYSO
転「………」

転「……う…」パチッ

シオン「……」ギロッ

転「え…あれ…なんで…」

シオン「…1時間39分」

転「…何の時間ですか…」

シオン「君が10Gに耐えた時間だ。2時間は保たなかった」

転「……え」

シオン「君は途中で気絶したんだ。耐えきれずにね」

転「……!」

シオン「さて…君は3時間眠っていたから、今からまたあの部屋に行かなくちゃならない」

転「また…あそこに…」

シオン「しかも、耐えられなかったペナルティとして、30分追加だ」

転「……」

シオン「どうするかね…?」

転「……悩むようなことじゃない」

シオン「…行くかね」

転「それがエレカを倒すために課された試練なら、私は乗り越えなくちゃならない!」

シオン「……」

転「…絶対に、諦めませんよ…やりきってやる…受け入れてやるとも…!」

シオン(…負けず嫌いって…つくづく苦労が多そうだね)
285 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 23:05:47.15 ID:EHjFPYSO
天国

天城(テンジョウ)近辺の林

男「はぁ…はぁ…はぁ…」

ゼルガ「…いいぞ。今の感じで、もう一度やってみるんだ。集中力を切らすなよ」

男「……よし…」ザッ

男「…空天掌(エアクルーラー)…」スッ…

男「高飛刀(コウヒトウ)!」ブンッ!!


ザクッ!!!


ゼルガ「…そうだ!よくやったぞ!見ろ…」

ゼルガ「木の幹が切り裂いた!ここまでの威力があるとは…!」

男「おお…やったぜ…」フラフラ…

ゼルガ「……少し、休憩するか」

男「…だな…これ、すっげー疲れる…あいつらはこんなの使って戦ってたのか」

ゼルガ「あいつら?」

男「あ、いや、別に…」
286 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 23:08:58.09 ID:EHjFPYSO
男「…こう…手の平ってよりは、指先に集中させて…打ち出すっっーか…」

ゼルガ「今までのお前は拳から打ち出していた気がするが…」

男「とにかく!それで空気をカッターみたいに飛ばすんだよ」

ゼルガ「なるほどな…」

男「この調子ならたぶんそっちもできる気がする!後でやってみるか!」

ゼルガ「ああ。…ちなみに、高飛刀とはなんだ?」

男「…技名…?だって…空天掌で一括りにしたらつまらないだろ?」

ゼルガ「つまらない…?」

男「まぁ、深い意味はないよ」

ゼルガ「お前、本当に変わったな」

男「……」

男(そうだ…俺、こんな真剣に能力の訓練してる場合か!?)

男(……でも…)スッ

男(…自分が強くなってきてるのが分かる…だから…もう少し…)

男「よし…やってやる!」グッ

ゼルガ「…ああ…」

ゼルガ(本当に、変わった…まるで、他人のように…)
287 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/18(木) 23:09:46.48 ID:EHjFPYSO
今日はここまでにします

来週以降はほとんど書けないかもしれません
288 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/18(木) 23:42:57.12 ID:JozIBfM0
>>1おつ
>>287把握した
289 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 00:29:24.52 ID:shL/ZkDO
1乙〜
290 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/19(金) 06:54:39.29 ID:pXMFcwAO
291 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/21(日) 00:06:40.89 ID:kJbJFRA0
乙です。
再開される日を待ってます。
292 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:14:56.47 ID:53wnqISO
お久しぶりです
一週間と少しぶりに書きますが、その前にまとめを…

テンコ…エレカに敗れ、半死半生の状態だったが、テロ集団『ヘルアクロウズ』に救われ、これに加わる。
現在はゼクトの『10Gの空間』で頑張ってる

男…第一章から2年と少し、平凡な人生にその身を置いていたが、謎の天使に接触してから状況は一変。母親は事故に遭い、バイト先のコンビニは潰れ、自らは精神のみが天国に送り込まれてしまう…(ただし一つは天使との接触前の出来事です)
現在は戦闘天使αとして、師であるゼルガと共に能力を使う練習中

三姉妹…インの記憶喪失に伴い、クロとシロも茫然自失の状態に。
だが、ルシファルの目は死んでいない…?

エレカ…テンコとの戦いに勝利し、魔王に就任
計画はうまく行ったかに思えたが、最終段階である『兵器の復活』に失敗
さらに、熾天使セラフィムに戦争を持ちかけられ、絶対絶命の状況に…
現在は、《天》九階位を倒すために必要な実力者を集うのに必死な模様

クレアとシェアリ…側近ノエルを失い、エレカの計画に激しい怒りを抱くクレア。
その様を見るシェアリにも思うことがあるようだが…

《天》九階位…熾天使セラフィムを始めとし、その他数名からなる天国の最重要戦力
最終戦争の鍵は、ほとんど彼らが握っている

『兵器』…エレカが復活させるために一大計画を企て、鍵を全て入手したが、復活の段階で失敗
そのため、正体は未だ明らかになっていない
293 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/27(土) 22:16:40.53 ID:z0swIwMo
女ちゃんはー?
294 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:38:44.90 ID:53wnqISO


男(天使α)「…行くぜ…おっさん…」

ゼルガ「…来い」

男「……」スッ

男「…高気砲(エアバースト)!」

シュウウウウウウ…

ゼルガ「…!」バッ

ボ ン ッ !!!

男「……よしっ!」

ゼルガ「…なるほどな…空気が爆ぜるとは…直撃すれば確かに効く」

男「おっさんだって、すげーよな。目に見えない空気の弾丸を、動く音で捕らえるなんて…」

ゼルガ「なに、伊達に戦闘天使をやってたわけじゃないからな」

男「…今は、俺がその戦闘天使なんだよな」

ゼルガ「ああ」

男「俺はそれ相応の力を持ってんのかな?」

ゼルガ「……」

ゼルガ「…わずか半日で、ここまで成長したお前は十分…」

男「そうじゃなくてっ…!」

ゼルガ「……」

男「…俺は…強いのか…?」

ゼルガ「……お前は…」


?「熱心じゃないか」

男「誰だ…!?」バッ

ゼルガ「……あ」
295 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:45:03.25 ID:53wnqISO
?「…俺が誰だか分からないのか」

男「!…お前は…」

ゼルガ「熾天使様!?」

男「セ…」

男「…え…シテンシ…?」

熾天使「そうだ俺は熾天使。この天国で最も強い、熾天使セラフィムだ」

男「違う!お前はあの時のあいつだろ!」

男「…セイラ!」

熾天使「ああ…セイラとセラフィムって似てないか?」

男「……!」

熾天使「…あの時はステーキどうもありがとう。旨かった」

男「え、いや、どういたしまして…。って、何を言って…!」

ゼルガ「α!お前、熾天使様と食事したのか?」

男「そうじゃなくて、あいつは…」

熾天使「細かいことはいいじゃないか。戦闘天使αことアギル・レイシュダート」

熾天使「そしてお前は…元戦闘天使σ(シグマ)ことゼルガ・マキラービンか」

ゼルガ「わ、私の名を覚えていてくださったのですか」

熾天使「部下の名は全部覚えてるよ。現役だろうと、そうじゃなかろうと」

ゼルガ「全部…!?」
296 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:48:28.93 ID:53wnqISO
男「そ、そうだ!これ、どうしたら元に戻るんだよ!」

熾天使「…元に戻る…?さぁ、そんな方法があるんだろうかね」

男「…!?おい!冗談じゃねぇぞ!まさかこのまま戻れないなんてこと…」

熾天使「何ならその体で、一度死んでみたらどうだ?」

男「なっ…!」

熾天使「…冗談だよ。…それにしても、熱心なのはいいことだ」

熾天使「…だが、あまり無理するな。まだ慣れ切ってないんだろ。もうすぐお前の出番も来るしな」

男「…お前のせいだろ…!」

熾天使「そうだな…俺のせいだ」

熾天使「…おやすみ部下たち」ボシュッ

男「…消えた!?」

ゼルガ「……α」

男「!」

ゼルガ「…お前はいったい何者なんだ?」
297 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 22:50:38.16 ID:53wnqISO
>>293
女…気絶(?)したままの男とひのき(犬)を前にして大慌て
ある意味、一番可哀想なのは彼女かもしれない…
298 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:02:50.68 ID:53wnqISO
天城・廊下

セラフィム「……」スタスタ

ズズズ……

セラフィム「…ん」

ミカエル「……」ズズズ

セラフィム「…いきなり『影』から出てくるな」

ミカエル「申し訳ありませんセラフィム様…しかし…」

ミカエル「先ほどの話…貴方は何を仕組んだのです?」

セラフィム「盗み聞きでもしてたか」

ミカエル「貴方が私を連れていたのです」

セラフィム「そうだったな…お前が知りたい仕組みと言うのは、これのことか?」スッ

ミカエル「そうです…その…目玉…」

セラフィム「これは『悪魔の目玉』だ。額に押し当てることで、対象の悪魔の意識を奪い、その天使の物にすることができる。面白いだろ」

ミカエル「ですがあの様子を見ると、あれは、天使αの目玉では?」

セラフィム「ああ…俺としたことが、下らないミスをしたんだ。悪魔の目玉と天使の目玉を間違えて、人間に…」

ミカエル「ミスではないでしょう。セラフィム様」

セラフィム「…さすがにこんな嘘、通じないか」

ミカエル「貴方は何をお考えになられているのです?」

セラフィム「……」

セラフィム「どんな計画であれ、それがトントン拍子で進むというのが、気に食わない」

ミカエル「なぜ…?」

セラフィム「苦労した感じが味わえないだろ。だから俺は、自ら障壁を作り出すんだ」

ミカエル「苦労するために…?」

セラフィム「しかも、面倒にならない程度に。これがなかなか難しいんだ」

ミカエル「…では貴方は、ちっぽけな人間一人を、障壁に仕立てあげたおつもりなのですか」

セラフィム「つもり、じゃない。あれはもうすぐ、厄介者になってくるぞ」
299 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:21:31.74 ID:53wnqISO
翌朝

地獄・ヘルアクロウズ本拠地・シオンの部屋

転「…うむ…ぐぐぅ…」モゾモゾ

シオン「……」ジーッ

シオン「…3…2…1…」スッ

サクッ

転「痛っ!!?」ビクッ

シオン「…お早う。ジャスト6時だ。よく眠れたかね?」

転「ね、寝起きは最悪ですよ」ズキズキ

シオン「そうかね。さて…」

転「すぐに準備しますっ…!」ガバッ

シオン「…よろしい」ニヤニヤ


バシャバシャ

転「あーあ…また頬っぺた切られた…これが痛いの何のって…」

転「それに…6時間寝たはずなのに…まだ体が重い気がする…」

転「きっと気持ちが負けてるんだ…でもまたあの部屋に行くの…嫌だなぁ…」

転「……」

転「…頑張れ!頑張るんだシャル!まだまだ私はやれるはず!」

ゼクト「おい」

転「!!」ビクゥッ
300 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:34:47.67 ID:53wnqISO
転「…お…おおはようございます…何の用ですか…?」ビクビク

ゼクト「…水を出しっぱなしにするなよ」

転「!…すいません止めます止めます!」キュキュッ

ゼクト「……じゃ、今すぐトレーニング再開だ」

転「えええ今すぐですか!?」

ゼクト「当たり前だ。行くぞ」グイッ

転「嫌だぁああ…」ズルズルズル…

No.1、2の部屋

転「……」ズーン

ゼクト「どうしてそんなに沈み込んでる?まだ何もしてないぞ」

転「分かってます…分かってますけど…やっぱり怖いんですよね」

ゼクト「そうか」スッ

転「そこはなんらかの励ましの言葉を掛けるタイミングでしょうよ」

ゼクト「知らん。昨日は結局一度も耐えきれなかったから、その分を持ち越して…」

ゼクト「…約3時間」

転「…嘘ですよね?」

ゼクト「嘘じゃない。最後の10分、20分、これに耐えられなかったお前が悪いんだ」

転「……わ、分かってます!」

ゼクト「…じゃあ、一つだけ助言をやろう」

転「えっ…?」

ゼクト「…眠ったような感覚になれ。眠りというのは、あらゆる生物が無抵抗になる唯一の瞬間だ」

転「…10Gの中で!?」

ゼクト「できなけりゃ辛いままだ。…太陽の超重力(グラヴィティ)」

ズ シ ンッ!!
301 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:35:49.78 ID:53wnqISO
転「……っ!!」ガクンッ!!

転(や、やっぱり重い!昨日と何も変わってないじゃないですか…!)

ゼクト「…この重力の中で…立ったまま…眠れるようになれ…」

転「無理ですって…!!」ガクガク


『10Gの空間』 二日目スタート…
302 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:56:06.93 ID:53wnqISO
同時刻

黄の城

エレカ「……」パラパラ

エレカ「……これで全部…か…」

コンコン

エレカ「…誰?」

部下「私です」

エレカ「ヘイセか…どうぞ」

部下「失礼します…」ガチャッ

エレカ「……」

エレカ「!」

部下「……」フラフラ

エレカ「や、やつれたね…」

部下「そうです…か…」フラフラ

エレカ「…昨日頼んだ…」

部下「上級悪魔のお二方…『双剣使いレクラン』と『白幻姫サエ』に連絡をしました」

部下「白幻姫を介してレクラン様の了解は得ましたが、肝心の白幻姫からは特に何も…」

エレカ「…彼女は争いが嫌いだからね」

部下「…とにかく、レクラン様にはご協力いただけるようです」

エレカ「うん…ありがとう」

部下「……」

エレカ「…ところでこの…《天》九階位についての資料なんだけど…」

エレカ「一晩かけて読んでみたけど、正直あまり役に立ちそうにないね…」

部下「…申し訳ありません…」
303 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:58:03.87 ID:53wnqISO
エレカ「…君には、感謝してるんだよ。本当に…」

エレカ「でも私は…自分のやってることが正しいのかどうか…分からないんだ…」

部下「……」

エレカ「だから…」スッ

ギュウッ

部下「…え…エレカ様…!?」

エレカ「……もう少し、私に協力してほしいんだ」

部下「……」

部下「…分かり…ました…」

エレカ「……ありがとう」



部下「失礼します」バタン

エレカ「……」

エレカ「…自分のやってることが正しいのかどうか分からない」

エレカ「……なーんて、嘘に決まってるじゃないか」

エレカ「悪いけど、利用できるものは何でも利用させてもらうよ」

エレカ「勝つのはこっちだ。絶対にね…」
304 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/27(土) 23:59:32.88 ID:53wnqISO
今日はここまでにします


…長い!いつになったら戦争に突入できるんだ?そもそも戦争らしい戦争にできるのか??
まったく、難しいものですね
305 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/11/27(土) 23:59:52.00 ID:rym6t9oo
能力の行使による現象をモララーに飛ばす能力
306 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 00:00:42.93 ID:fYw8jB.o
誤爆しちゃった
乙かれい
307 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 01:27:57.18 ID:WNxnNoDO
>>305

氏ねよ
308 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 02:20:26.84 ID:uK9HJfA0
乙!
男とテンコが対峙した時ややこしくなりそうだな・・・
309 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 07:17:21.67 ID:iei17cAO
久しぶりの更新乙
310 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 08:31:48.84 ID:XTweyTc0
乙です。
311 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/28(日) 14:06:40.42 ID:acCfR6DO
1乙〜
312 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 22:13:59.57 ID:rTpxNESO
天国

男「ふーっ…ふーっ…ふーっ…」

ゼルガ「…あ、α…もう、今日は、やめにしないか…」

男「いや…まだできるぞ…俺は…」

ゼルガ「…お前は一体なにを目指してるんだ」

男「……」

男「…別に、なにを目指してるってわけじゃ…」

ゼルガ「なら休め。そろそろ精神力が切れるぞ」

男「……」

男(本当は、アイツ…セラフィムを倒せるだけの力が欲しい)

男(そうすれば俺は、元に戻れるんじゃないか?)

男「…そううまくは、行かないよなぁ」

男(結局おっさんにも、俺が誰なのかは、話してないし)

男(あくまでも俺は、天使αか)
313 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 22:14:38.92 ID:rTpxNESO
男「…だけど最後に…もう一発っ…!」バッ

ゼルガ「!待っ…」

男「高気砲(エアバースト)!」

シュウウウウウウ…

……ボンッ!!

ゼルガ「…満足か?」

男「……イマイチ」

ゼルガ「十分じゃないか。これでもうお前は元のコンディションに戻っ…」

男「その『元のコンディション』が分からねーんだよな」

ゼルガ「…なに?」

男「えっと…俺は…αは…今の技が限界だったんだろ」

ゼルガ「?…まぁ、だいたいこんな感じだ」

男「それじゃダメだろ。俺が目指すのは…」スッ

男「今の10倍は強い技だ!」グッ

ゼルガ「……!」

ゼルガ(こいつ…ここまで純粋な野心の持ち主だったか…)

ザワザワザワッ…
314 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 22:26:34.19 ID:rTpxNESO
地獄

本日四度目の、10Gの空間


転「ふっ…ふっ…」ガクガク

ゼクト「……」

ゼクト(未だに…二時間耐え切ったことはない。が…)

転「くっ…」ガクガク

ゼクト(…少し『おとなしく』なったな…)

転「っ……」ガクガク

転(キツい。キツい。キツいキツいキツい。全身が重い。痛い。頭が落ちそうで…)

転(でも…だんだん…)

転(この重さにも馴染んできた…?)

転(いや、まだだ…まだまだ…)

転(この震えが…止まるまで…!)


ドサッ…



ゼクト「……シオン先生。時計は?」

シオン「……」スッ

ゼクト「…2時間32分、か」
315 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 22:34:40.17 ID:rTpxNESO
転「……あっ!」ガバァッ

転「痛…!」ズキン

シオン「…目覚める時間も早くなってきたね」

転「女医!わ、私…何時間保ちました!?」

シオン「…二時間保ったよ」

転「やっ…!」

シオン「でも…忘れてないかね…今までに何度も途中で力尽きた…」

シオン「その差分の時間は、合わせて一時間弱。つまり君は、約三時間耐えなくてはならなかったんだ」

転「あ…そ、そうでした…」シュン

シオン「……」

シオン「…次は三時間を目安に、頑張ることだね」

転「…!」

シオン「さて…と。私は食事を摂って…」ガタッ

転「あ、あのっ!」

シオン「…なにかね」

転「……頑張り…ますから。私自身のためにも…」

転「そして、協力してくれる、あなたたちのためにも」

シオン「……」

転「……」

シオン「…当然だね」クルッ

スタスタスタ…

転「……」

転「…ありがとうございます。『シオン先生』」
316 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 22:44:36.65 ID:rTpxNESO
さらに再び天国、天城(テンジョウ)


セラフィム「…なぁミカエル」

ミカエル「…なんでしょうか」

セラフィム「…俺とお前で地獄の魔王のところに訪れて、今日で何日だ」

ミカエル「三日…いえ、四日だったかもしれません」

セラフィム「なんだ。お前も覚えてないのか」

ミカエル「何日経っていても、あまり気にならないもので」

セラフィム「……」

セラフィム「そろそろ、仕掛けるか…」スッ

セラフィム「…『集え、我の下に(ラ・セーラヴィジュ・ヌ・ヴァハ』…」

ブゥンッ

ミカエル「…これは」

セラフィム「《天》九階位全メンバーの立体映像だ。お前も後ろ姿が映ってるだろ」

ミカエル「何をなさるおつもりで?」

セラフィム「ただ連絡を取るだけだよ…」スッ

セラフィム「いや…連絡というか、命令、か?」
317 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 22:55:23.14 ID:rTpxNESO
セラフィム「あ…あ…テスト…テスト…」

セラフィム「……」

セラフィム「第二位、智天使 レジエル・ケルビム」

セラフィム「第三位、座天使 クレセリア・スローンズ」

セラフィム「第四位、主天使 シャウラ・ドミニオンズ」

セラフィム「第五位、力天使 ガンダル・デュナメイス」

セラフィム「第六位、能天使 コバルト・エクスシアイ」

セラフィム「第七位、権天使 ネイズ・アルカイ」

セラフィム「第八位、四大天使 スレイダ・ミカエル」

セラフィム「同じく、四大天使 リオン・ラファエル」

セラフィム「同じく、四大天使 ベーツェ・ウリエル」

セラフィム「同じく、四大天使 ギルシウス・ガブリエル」

セラフィム「第九位、戦闘天使(ファイティング・エンジェルズ)全24名」

セラフィム「計34名にこの俺、第一位、熾天使 アヴァロン・セラフィムが命ずる」

セラフィム「我々は地獄を襲撃する。決行は明後日」

セラフィム「やり方は特に指示しない。なぜならこれは…」

セラフィム「天使と悪魔の最終戦争だからだ」


男「…!」

ゼルガ「どうした?」

男「…おっさん、今の聞こえなかったのか?」

ゼルガ「…何の話だ?」

男「……せ」

男(戦争って、何だよ…!?)
318 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 23:13:53.82 ID:rTpxNESO
地獄・『ヘルアクロウズ』本拠地

シオン「……」ゴクゴク

シオン「ふぅ…」

No.19「シオン先生…ココア飲んでくつろいでるとこに悪いんだけど…」スッ

シオン「ん…怪我人かね」コトッ

No.20「それがよ…外に客が…」

シオン「……?」


No.19「ゼクトさんを呼ぼうと思ったんだけど…あの人、リーダーの部屋にいるみたいで…」ザクザク…

シオン「何があると言うのかね?」ザクザク…

No.20「それが…なんであの方がいらっしゃっているのか…」

No.19「…あそこです…ほら、あの木に…」スッ

シオン「……」

シオン「……!」


ルシファル「…急に、すまないね。シオン・ルーベンカルド」

シオン「ルシファル・ヴィーノ・トリアンテ…!」
319 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 23:17:24.86 ID:rTpxNESO
ルシファル「私のことを覚えていてくれたか」

シオン「…同然だ…だって…あなたは…」

シオン「デュロイ様のご盟友…!」

ルシファル「…盟友、か。悪くない呼び方だ…」

ルシファル「だが、そんなことはどうでもいい…私の要件はただ一つ」

シオン「…?」

ルシファル「私の娘はまだ生きているね」

シオン「…!」

ルシファル「分かっている。別に隠さなくてもいい。君たちから彼女を取り返す気は『今は』ない」

ルシファル「…ただ、これを渡してやってほしいんだ」スッ

シオン「それは…」

ルシファル「私の地獄兵器の指輪だ。来たるべき時が来たら、彼女に渡してやってくれ」

シオン「なぜ…?」

ルシファル「……頼む」

シオン「……確かに…受けとりました」

ルシファル「ありがとう…それと…」

ルシファル「リーダーは元気か?もう二年も会っていないんだ」

シオン「リーダーは……」

シオン「…あの方もあなたも、何を考えているのか、私には分からない」

ルシファル「……」

ルシファル「君は若いころから聡明だったけれど、少し堅苦しいところがあるな」

シオン「…!」

ルシファル「…まぁ、いいさ。生きていられたら、また会おう。君とも、ゼクトとも、ゆっくり話がしたい」

シオン「…是非。その時を、お待ちしております」
320 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/11/29(月) 23:27:07.05 ID:rTpxNESO
今日はここまでにします

ルシファルのキャラが定まってなかったって事実に今さら気付くなんて…
321 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/29(月) 23:28:10.31 ID:IOpAr6DO
1乙〜!!
322 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 00:32:27.57 ID:AIOPMS20
おつー
九階位が24名と思ったより多かったww
323 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 06:15:45.09 ID:d5pMRP20
乙です。
324 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/30(火) 06:50:34.44 ID:T2SVSgAO
325 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/01(水) 22:20:29.29 ID:pNxFGQSO
転「……」ジリジリ…

転「……」ジリッ…

転「う…」プルプル

転「……っ」ガクガク

ゼクト「無理に歩こうとするな。どうせまだ動けん」

転「くぅ…で、でも…」ガクガク

転「せっかく目標タイム、クリアしたんだから…シオン先生に伝えたいんですよ!」

ゼクト「シオン先生ならまた後で来る」

転「今がいいんです!」

ゼクト「うるさいぞ」グッ

転「うぎゃ」ズシンッ

転「……」ピクピク

ゼクト「…休憩だ」

転「……はい…」

ゼクト(…自分から動こうとまでするとは)

ゼクト(これは…思った以上に大きな成果をあげられるかもしれないな)
326 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/01(水) 22:25:38.30 ID:pNxFGQSO
ゼクト「…おい」

転「…なんですか」ムクッ

ゼクト「俺を殴ってみろ」

転「え!…分かりました!」

ゼクト「思いっきりだぞ」

転「言わずもがなですよ!」グググ…

転「うおりゃあ!」ブンッ

ゼクト「…太陽の超重力」ボソッ

ズシン…!!

転「あ…!?」ビキィ

転「ああああああ!腕が!腕だけが重いいいい!」ガクンッ

ゼクト(…だがやはり、まだまだだな)

シオン「……」ガチャ

ゼクト「…ああ、シオン先…」

転「シオン先生!私、三時間保ちましたよ!」

シオン「……」

シオン「…そうかね」

転「えっ…」ガーン

シオン「……」フイッ

転「そ、そんな…もっと褒めてくれたっていいじゃないですか…」

シオン(ルシファルが訪れたこと…ゼクトには伝えなくては…しかし…)

シオン(娘(シャル)には…まだ…)

転「ひどい…やっぱり鬼畜女医だ…」ボソッ

シオン「……」ギロッ

転「う、嘘ですよ…!」
327 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/01(水) 22:43:31.58 ID:pNxFGQSO
青の城・王族護衛隊本部

エレカ「ざっと…400人はいそうだね」

シェアリ「…突然来たかと思えば、なんですの?」

シェアリ「『王族護衛隊の兵士たちを見てみたい』って…今さら、珍しいものでもないはずですわ」

エレカ「いいじゃないか。この地獄の戦力というのを、一度細かく復習っておきたいんだ」

シェアリ「……まったく」

シェアリ「…王族護衛隊総部隊隊長センリ・副隊長ジーク。要するに、この二人は全兵力の指揮権を握る、トップの存在ですわ」

エレカ「それは知ってるさ」

シェアリ「そして…その下に戦闘のエキスパートである、特殊部隊『カデナ・17(セブンティーン)』が配置されていますの」

エレカ「特殊部隊か。馴染みのない名前だね」

シェアリ「そこに、全四十の部隊。各メンバーは3〜10人。これがもっともよく見る兵士たちですわ」

エレカ「……残りは?」

シェアリ「志願兵ですわ。言ってしまえば、素人の集団。実戦向きではありませんわね」

エレカ「なるほどね」

シェアリ「そして、王族護衛隊以外にも、重要な戦力がありますの。分かりますわね」

エレカ「……上級悪魔(ネオンテーゼ)か」

シェアリ「そっちに関しては、アナタのほうが詳しいはずですわよ」

エレカ「そうだね。何かと世話になってる」

エレカ「機皇ユーカイ、千骨のドクロは相討ちの形を取ってしまったけど…まぁ、それは仕方ないね」

シェアリ「…アナタって本当に嫌な奴ですわね」

エレカ「王様って、どこかで必ず嫌われてるものなんだよ」
328 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/01(水) 22:52:15.78 ID:pNxFGQSO
シェアリ「エレカ。アナタが着々と戦力を集めているのは分かりますわ」

シェアリ「だけど、向こうも人数はバカになりませんわよ」

エレカ「確かに…《天》九階位だけで34名。これは驚異的な人数だ」

エレカ「でも、どうにもならないわけじゃない…」

エレカ「特に下位三隊の戦闘天使なんて、大部分を締めてる割りには大した力は持ってないんだろう?」

シェアリ「噂ですわよ。いくらワタクシでも、戦闘天使と戦うことは有り得ませんもの」

エレカ「するとなんだかんだで、本当に強い天使たちは10人と少しに納まる。これならなんとかなるんじゃないかな」

シェアリ「……」

シェアリ「…ずいぶん楽観的ですのね」

エレカ「…楽観的か。なんせ、初めての戦争だからね。手探りでやっていかなきゃならないんだ」

シェアリ「……本当に、勝てると思っていますの?」

エレカ「さぁ?」

シェアリ「不安ですわね」

エレカ「やるだけのことはやるよ」クルッ

スタスタスタスタ…

シェアリ「……」

シェアリ「…戦争。そんな軽いものじゃないはずですのに」

シェアリ「何か…実感がわきませんわね」
329 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 05:14:17.62 ID:jcufsn60
乙です。
更新感謝
330 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/02(木) 06:38:29.13 ID:Jhu.ekSO
すみません、寝落ちしてしまいました…前にもこんなことが…
今日、続きを書きます…
331 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/02(木) 06:47:34.75 ID:6DZwfYAO

シェアリ可愛いよシェアリ
332 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/02(木) 23:34:20.29 ID:Jhu.ekSO
すみません
今日続きをやる、と今朝伝えましたが、書けそうにありません
明日書くつもりでいますが、またそれ以降、書けない日が多くなりそうです…
333 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 00:33:24.50 ID:q9zG/cDO
気にするな
俺は待ち続けるよ
334 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/03(金) 21:36:36.13 ID:MWy0acSO
ずるずるひっぱりましたが、やっぱり書けません
1週間ほど考えさせてください

楽しみにしている方々には、本当に申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください
335 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/03(金) 23:32:31.22 ID:g8/e6.s0
了解したー
これから年末にかけて忙しくなるだろうし、気にしすぎなくてもいいんよ
336 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/04(土) 05:02:56.53 ID:P3o.skY0
乙です。
委細承知
御自愛下さい。
337 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/10(金) 00:08:47.95 ID:xlwqYISO
明日には書けるように、なるべく努力します
338 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/11(土) 11:46:50.85 ID:lR/xTgSO
放置してしまってごめんなさい
今から書きます
339 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 11:56:54.31 ID:lR/xTgSO
男「……」ボケーッ

男(空が…綺麗だなぁ。雲一つない…)

男(天国ってのも案外…悪くないかもな…)

コンコン

男「…はい?」

ゼルガ「……」ガチャ

男「おっさんか」

ゼルガ「その『おっさん』と呼ぶのをやめろ」

男「今さら名前で呼ぶのもなんかなぁ…」

ゼルガ「…まぁいい」バタン

男「何しに来たんだよ?」

ゼルガ「俺がここに来る理由は一つしかないだろう」

男「……修行?」

ゼルガ「そうだ。どうせお前、退屈してたんだろ」

男「空見てたんだよ。有意義だ」

ゼルガ「知らん。来い」クルッ

男「……はぁ」ガタッ


男「…で、おっさん…たぶん俺、もうすぐ戦いに駆り出されるんだろ」

ゼルガ「それは昨日言った通りだ」

男「……マジなんだよな?」

ゼルガ「俺も、詳しくは知らない」

男「あいつ…セイラ…じゃなくて、セラフィムは何が目的なんだ?」

ゼルガ「目的?お前、そんなことが気になるのか」

男「おっさんは気にならないのかよ」

ゼルガ「あの方が『やれ』と言ったら、黙って従えばいいだけだ」
340 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 12:08:55.63 ID:lR/xTgSO
男「…天使、ってのは、その、悪魔を嫌ってるんだよな」

ゼルガ「当たり前だろう」

男(その当たり前ってのがよく分かんねーんだけどな…)

男「なんかこう、平和的に解決できないのか?」

ゼルガ「何をだ」

男「りょ、両者間の争いを」

ゼルガ「……無理だな」 

男「なんでだよ」

ゼルガ「お前はそこら辺を這い回ってる害虫と同じ部屋にいたいと思うか」

男「害虫……?」

ゼルガ「駆除しようと思わないか」

男「まぁ、害虫なら、駆除する」

ゼルガ「そういうことだ」

男「…何がだよ。やっぱよく分かんねーよ」

ゼルガ「…物分かりの悪い奴だな」イラッ

男「だって、悪魔と害虫は別じゃないか」

ゼルガ「……何を」

男「お前ら天使は本当に、悪魔が害虫みたいなもんだと思ってるのか…?」

ゼルガ「…お前はそう思ってないのか」

男「ああ。だって俺はたぶん」

男「お前らの知らない悪魔の本当の顔を知ってる」

ゼルガ「…なに?」
341 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 12:10:43.02 ID:lR/xTgSO
男「あいつらだって、言うほどお前らを憎んでないよ。たぶん、個々が向き合って話すれば」

男「言うほど悪くはならない」

ゼルガ「……」 

男「なんかなぁ…天使も悪魔も、お互いを忌み嫌うように、教育されてるっつーか…」

男「意識の刷り込み?洗脳?よく分からんけども」

男「当たり前だと思い込んでるだけなんじゃねーの?」

ゼルガ「…妄言だな。まさかお前がそんなことまで言い出すとは思わなかった」

男「それは…俺があんたの知ってるαと違うから…」

ゼルガ「…!」ピクッ

男「あ、い、今のは冗談だ!さぁ、修行やるんだろ?早く始めようぜ!」

ゼルガ「……ふん」
342 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 13:04:09.98 ID:lR/xTgSO
男「……」

男「…おっさん…その棒…なんだ…?」

ゼルガ「ん?」スッ

男「え?武器?まさか、あんたとの実戦で鍛える…とか?」

ゼルガ「そんな感じだ」

男「なんだよそれ!聞いてないぞ!」

ゼルガ「言ってないんだから、当然だろ」

男「そんな武器使うなんて…」

ゼルガ「武器?なんだお前、まさか能力も使うなと言う気か?」

男「……能力?」

ゼルガ「ああ」

男「おっさんの…?」

ゼルガ「……」

ゼルガ「…その顔、まさかまた…」

男「わ、悪い…最近、物忘れが激しくて…」

ゼルガ「…鬼面斧…」ズッ

男「えっ…!」

メキメキ…

男(棒の形が変わって…なんだ…あれ…?)

メキメキメキ…

男(…円だ…でかい…自転車の車輪ぐらいはあるぞ…?)

シャキッ!!

男(左右から刃が生えた…!)

ゼルガ「これが俺の能力『鬼面斧(きめんふ)』だ…」ガシャンッ
343 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 13:05:38.79 ID:lR/xTgSO
男「…!」

男(あの円の真ん中…よく見たら、顔みたいになってる。あれは…)

男「能面…?」

ゼルガ「…ほう。お前、能面(NO-MEN)のことを知っていたのか?日本(JAPAN)に古くから伝わる、能楽(NO-GAKU)用の面だ」

男(まぁ俺、日本人だしな)

ゼルガ「…いいか?俺はこれから、この鬼面斧でお前を攻撃する」

ゼルガ「お前は能力、体術を駆使して、とにかく耐え続けろ」

男「の、能力ったって俺の『空天掌(エアクルーラー)』じゃ…」

ゼルガ「行くぞ…!」ググッ

男「そんな斧…」

ゼルガ「鬼面・破蕘波(きめん・はじょうは)!」ブンッ!!!

男「防げ……!」

男(……見える…!?)

バシュウン!!!

男「高…気砲(エアバースト)…」シュウウウ…

ゼルガ「そうだ。そうやって耐えろよ」バッ

男「ちょっ…!」

ゼルガ「鬼面・弩履流(きめん・どりる)!」ギュルンッ!!

男(回転…)

男(……なんで)

男(…なんでこれが目で追えてるんだ…?)

男「っ…」サッ

ゼルガ「そう簡単に避けきれんぞ!」ブンッブンッ!!
344 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 13:06:44.85 ID:lR/xTgSO
男「…高気砲!」ボシュッ

ボンッ!!

ゼルガ「……くっ?」グラッ

ゼルガ(回転する斧の『刃』ではなく軸を狙ったか…!)

男「さらに…」スッ

男「高飛刀(コウヒトウ)!」シュッ!!

ギュウウウン

ゼルガ「空気の刃か…ちっ!」ブンッ

ゼルガ「鬼面斧の強度を舐めるなよ!」ガシャン!!

男「…さすがにそんな簡単に当たってくれないか…!」スタッ

男「しかし…」

男(今までは…ただ能力を鍛えてただけだから、気付かなかったな…)

男(この…天使の体は…)

男(元の人間の体より、ずっと動きやすい)

男(単純に、身体能力も跳ね上がってるだろうし)

男(何よりもこの動体視力…!あいつの斧を目で追える!)

男(これなら…!)

ゼルガ「どうした?まだまだ休むには早いぞ!」グアッ

ゼルガ「鬼面・漠採掘(きめん・ばくさいくつ)!」

ズガガガガガ!!!

ゼルガ「どうだ!地面も抉るこの強力は…」

男「上だ!」バッ!!

ゼルガ「な…!」

男「高気砲(エアバースト)!!」ボシュッ

ゼルガ「ぐああっ!」ボンッ!!
345 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 13:08:41.28 ID:lR/xTgSO
男(よし…!)ザザァッ

ゼルガ「く……」フラフラ

ゼルガ「なぜ…上に…?」

男「飛天来(エアフロウ)!空気で俺の体を持ち上げたんだ!砂煙のせいで見えなかったろ?」

ゼルガ「なるほどな…」

ゼルガ「だが」ギロッ

男「!」

ゼルガ「たかが一発入れたくらいで、あまり浮かれるなよ…」ズズズ…

男(なんだ…何か様子が…)

男(!!)

男「そ、それ…!さっきは、能面だったのに…!」

ゼルガ「…気付いたか」

男「顔が変わってる!なんか…凶暴な顔に…!」

ゼルガ「…これが『鬼面斧』の神髄だ…」

ゼルガ「これは、強い一撃を打ち込めば打ち込むほど、その形相を変え…」

ゼルガ「さらに強力な斧になる!」

男「要するに…『少しずつパワーアップする斧』ってワケだな?」

ゼルガ「そしてそのレベルは『八段階』!」

男「…八…!?」

ゼルガ「これはまだ四段階目…『能面』から『鬼面』に変わり始めた頃…」

男(やばい…おっさん、強いぞ…!)

ゼルガ「さぁ、体は暖まったな?…戦いはここからが本番だ!」
346 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 13:18:25.07 ID:lR/xTgSO
今日はここまでにします

少なくてすみません
しかもまた先延ばし…
347 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 13:26:25.77 ID:i7DgiGI0
乙―
昼更新とは珍しい
348 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/11(土) 13:29:56.95 ID:lR/xTgSO
>>347
昨日→書かなきゃ、書かなきゃ、ZZZ…
今日→うわああやっちまったあああ(携帯片手に寝てた)

つまりそういうことです
349 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 13:38:56.86 ID:K26NDfUo
慌てなくていいのにww
プロじゃないんだからリアルも大事にしてくれてなおかつココに投下してくれるだけで嬉しいんだぜ
350 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 14:28:42.51 ID:1mDsgoDO
1乙
351 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/11(土) 19:52:32.37 ID:XOKoQ9.0
乙です。
352 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/12(日) 06:20:53.37 ID:oVmsFQAO
乙乙乙乙乙
353 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/13(月) 21:43:37.66 ID:.eVvFsSO
ゼルガ「鬼面斧・四之面(しのつら)…」ググッ…

ゼルガ「鬼面・絶覇斬(きめん・ぜっぱざん)!」ブォンッ!!!

男(横…!くそ、これは止められねぇ…!)

男「高気砲!」ボシュッ!!

ゼルガ「そんなものは通用せん!」

ボッ!!!

男「……!」ブワッ!!

ゼルガ「…なるほど、空気の爆発を利用して、後方に無理やり避けたか…」

ゼルガ「そして…」

男「空座包(エアクッション)…!」バフッ

男(空気の壁で衝撃を殺し、さらに体勢を整えて…)

男「爆ぜろ!」

ボフンッ!!

男(その勢いで一気に…!)

ゼルガ「……」

ゼルガ「…甘い」

鬼 面 斧 ・ 五 之 面(ごのつら)

ゼルガ「鬼面・振武超打(きめん・ぶぶちょうだ)!」ブオォンッ!!

男「!?…でか…」

ゼルガ「諦めろ。お前の能力は力押しに向いてない」

ゴシャッ!!!
354 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/13(月) 22:09:15.88 ID:.eVvFsSO
男「……」ブワッ

ドシャアッ…

ゼルガ「……ふん。まぁ、初めての戦闘訓練で、『五之面』まで引き出した甲斐はあったな」スッ

男「……」

ゼルガ「お前ももっと、能力の使い方を磨くんだ。まだまだそんなところで止まってはいられないぞ…」

男「……あァ、そうだな…」ユラッ…

ゼルガ「……!お前、まだ動けるのか…!?」

男「…むちゃくちゃ痛ぇけど…あんたが」

男「まだ成長の余地がある、みたいなこと言うもんで…」

男「あと…この(天使の)身体がどこまで保つか、気になるんでね…」ザッ…

ゼルガ「…ふ…ふふ」

ゼルガ「鬼面・振武超打は、この巨大な斧で『打ち据える』技…中途半端に斬られるよりも、よっぽどダメージは大きいはずなんだがな」

男「心配すんな…ちゃんと効いてるよ…」フラフラ

ゼルガ「…まさか弟子相手に、ここまで力を出すことになるとは思わなかったな…」ガシャ

ゼルガ「……はぁっ…」グッ…!!

メキメキ…メキメキメキ……

ゼルガ「こいつは最大で『八段階の強化』が可能だと、さっきは言った…」

ゼルガ「だが実は、俺は八段階目をまだ使ったことがない…」

ゼルガ「なぜなら、こいつは七段階目で既に無類の力を誇る最強の武器になるからだ」

メキメキ…メキ…

ゼルガ「そして…その前段階が…こいつだ…」

メキメキメキ…!!!

男「これは…」

般 若 の 面!!
355 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/13(月) 22:12:30.01 ID:.eVvFsSO
ゼルガ「さっきまでと同じものだと考えるなよ…」

鬼 面 斧 ・ 六 之 面(むつのめん)


ゼルガ「菩提薩婆訶般若(ぼうじそわかはんにゃ)!!!」シュッ


男「……!」

音もなく、周囲を漂う木の葉が、木端微塵に砕け散る

それほどの威力。それほどの速さ

その刹那の蹂躙を…

男(力で潰す!!!)


ボゴオオオオン!!!!



ゼルガ「……!?」

パラパラパラ…

ゼルガ「なんだ、今のは…あいつがやっ…」

ゼルガ(…!!)

ゼルガ「馬鹿な!これは…そんなはずが…!」


般若の面が凹んでいるっ…!!??


男「……」

男「……」ニィ

バタッ
356 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/13(月) 22:40:11.17 ID:.eVvFsSO
ゼルガ「…!…お、おい!大丈夫か!」タッ

男「……」

ゼルガ(気絶している…今のはそれほど強力な技だったのか…)

ゼルガ(……)

ゼルガ(…『諸刃の剣』と言うワケだ)




男「…う…ん?」パチッ

男「あれ…俺、なんで寝て…」ムクッ

ズキンッ!!

男「あ…!?痛たたたたたたた!!」

ガチャ

男「たたたたた…」

ゼルガ「…やっと起きたか」

男「…俺、なんで寝てるんだっけ?ここに戻って来た記憶がねーんだけど」

ゼルガ「お前は気を失ってたんだ。だから俺が運んできた」

男「気を失ってたって…なんで…」

ゼルガ「むしろそれは俺が聞きたいことだな」

ゼルガ「お前が最後に撃ったあの技はなんだ?」

男「最後…?」

男「…あー!そうだ!あん時おっさんがすげー強い技使ってきて…」

男「俺は…」

ゼルガ「……」

男「全力の高気砲をぶつけたんだ」

ゼルガ「…全力の?」
357 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/13(月) 22:58:46.32 ID:.eVvFsSO
男「ああ。全力。今までは片手で撃ってたけど、両手使って、周りの空気集めまくって、渦巻きを作って」

男「それを無理やり押し縮めて、高気砲みたいに撃ち出しただけだよ」

ゼルガ「…なるほど。確かに理屈だけで聞くと、ただの『全力の高気砲』だ」

ゼルガ「だが…」スタスタ

ゼルガ「外を見ろ」シャーッ

男「……?」

ゼルガ「俺たちが戦っていたのは、もちろんあそこだ」

男「……げ」

ゼルガ「木の葉が散りに散って、酷いことになってるぞ」

男「周りが枯れ木ばっかになってる…」

ゼルガ「よほど大量の空気を掻き集めたんだな」

男「ま、まぁ、加減とかはできないし…」

ゼルガ「……」

ゼルガ「…いいか、α。お前はあれを撃ってから今まで、六時間気絶しっ放しだった」

男「……六時間!?」

ゼルガ「肉体の疲労、精神力の急な消費…あの技一つで、お前は戦闘不能の状態に陥ったんだ」

男「!」

ゼルガ「ここが戦場なら、お前はもう死んでいる」

男「で、でも…」

ゼルガ「あの技は…ほぼ『一撃必殺』と呼んでもいいほどの破壊力を持っている。般若の面を正面から潰したほどだから、直撃すれば相当の威力が出る」

ゼルガ「しかし、リスクが大きすぎるんだ」

男「……」

ゼルガ「…あの技はもう使うな」
358 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/13(月) 22:59:44.69 ID:.eVvFsSO
ゼルガ「俺の言いたいことが分かるな?」

男「……ああ」

ゼルガ「…お前は強い」

ゼルガ「だからこそ、その身を削るような、無茶をしてはならないんだ」

男「……」

ゼルガ「来たるべき時まで、その命、その身体、その精神力を、浪費するな」

男「…分か…った」

ゼルガ「…本当に、お前は強くなったよ」スタスタ

ゼルガ「また後で様子を見に来る。もうしばらくは大人しくしてろよ」バタン


男「……俺、強くなったのか…」

男「…強く…なった…んだ」


では、何のために?


男「……自分のために…決まってる」

男「…俺自身のために…」
359 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/13(月) 23:01:29.98 ID:.eVvFsSO
今日はここまでにします

画的なイメージしかできない戦いだ…
セリフだけじゃうまく表現できん…
360 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 00:21:18.87 ID:Z5qOVEDO
いちおつ!

俺は面白いと思うから、別に気にしなくてもいいと思うよ〜
361 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 06:40:23.87 ID:EnWvtIAO
乙!
362 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/14(火) 08:23:14.64 ID:I/l7lcg0
乙です。
脳内再生、余裕ですwww
363 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 22:42:46.57 ID:OILoLMSO
翌日

地獄

転「……」パチ

ワイワイ ガヤガヤ

転(…あー…これ…また寝坊か…?)

転「まったく…早起きに何の得があるって言…」ムクッ

転「……うっ…!?」ビキィッ

転「き、筋肉痛…!?」

ゼクト「無理に体を動かしたからだ」

転「あ、ゼク…ト…」

ゼクト「…もたもたしてると、飯がなくなるぞ」

転「え、いや、それはまずい!」

ゼクト「食ったらすぐにあの部屋だ」

転「分かってますっ!」タタタ…

ゼクト「……さて、三日目…どこまでいけるか…」
364 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 22:48:09.95 ID:OILoLMSO
広間

転「……」

No.21「よぉ新入り。飯か」

転「そのつもり…だったんですけど…」

No.21「?」

転「なんですかこれ!?食パンwithバターとサラダだけ!?」

No.21「野菜嫌いはいかんぞ」

転「そうじゃなくて!これっぽっちじゃ足りませんよ!」

No.21「なんだよ贅沢だな。太るぞ?」

転「でもこれじゃ力が…!」

No.21「……そうか。じゃあ」ゴソゴソ

No.21「ここにクラッカーがある」スッ

転「どうせ皿洗いさせる気でしょう。もうその手はすでに見てますよ」

No.21「クラッカーが3枚ある、って言ったら?」

転「なん…だと…?」
365 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 22:51:42.57 ID:OILoLMSO
ジャブジャブ…

No.21「いやー何か悪いな」

転「クラッカー3枚に釣られた私って…」ジャブジャブ

No.21「明日はもっといいもんやるよ」

転「もー金輪際やりませんから!」

No.21「言うだけなら誰にでもできる」

転「くっ…」

転「……はっ!」


ゼクト「……」ギロッ


転(しまった…食べたらすぐに部屋に行かなきゃいけないんだった…)

No.21「おい新入り、手が止まってんぞ」

転「あ、あの、やっぱり皿洗いやめていいですか」

No.21「は?」

転「いや、あの、マジでもう行かなきゃヤバいんで、ホントごめんなさいなんですけどヤバいんですいません!」ダッ

No.21「はぁ!?おい、待っ…」

タタタタタ……

No.21「もー金輪際クラッカーやらねぇ…」
366 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 23:04:50.06 ID:OILoLMSO
ゼクト「やる気あるのか?」

転「も、もちろんです…」

ゼクト「…まぁいい。さっさと始めるぞ」スッ

ゼクト「太陽の超重力(グラヴィティ)」カッ!!

ズシィンッ…

転「…っ!!」ググッ

ゼクト(…だいぶ、慣れてきたようだな…)

ゼクト(10Gには)

転「…ふー…ふー」

転(深呼吸…深呼吸…落ち着いて、力を抜け…)

転(押し潰されないように踏ん張るのは…最初だけだ…)

転(あとは受け入れる…!)

転「…う…」プルプル…

転(筋に…く痛…やっぱ効く…!)

ゼクト「……」

転「あの…ゼク…ト」

ゼクト「…ん?」

転「あなたは…この能力…使いこなせるようになるまで…どのくらい掛かりました…?」

ゼクト「意識して使いこなそうとしてから…6年は掛かったな。『バイ・セカンド』を取得したのは7年目だ」

転「…6年…ですか…」

転「じゃ…やっぱりもう…辛いとか…感じないんですか…?」

ゼクト「そうだな」

転「……凄いなぁ…私じゃ遠く…及ばない」

転「…けど…」


転「近づいてる…実感はある…」
367 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 23:17:47.68 ID:OILoLMSO
ゼクト「近づいてる?…俺の領域に、か」

転「少しずつ…少しずつ…ね…」

ゼクト(…自惚れじゃないな…こいつは確かに…)

ゼクト(成長している。こいつ自身が思うより速く…)

転「…ふー…ふー…」


治療室

シオン「……」ブツブツ

ガチャッ

シオン「誰かね。ノックくらい…」クルッ

シオン「……なんだ、アーティエか」

アーティエ(No.5)「し、しし、シオン先生いいい…」

シオン「どうしたのかね。そんな死にそうな顔をして」

アーティエ「こ、こここれれれれ……」スッ

シオン「…蛇かね?これは」

アーティエ「さっきききそそ外でででで散歩しししてたらららら…」

シオン「…こいつを踏んづけてしまったのかね」

アーティエ「し、ししししし死んでるるるるる…?」

シオン「…ああ、死んでるよ」

アーティエ「おおお俺が殺ししししし…」

シオン「いいや、これは事故だ…君が故意にやったわけじゃないんだろう」

シオン「君はもう昔の君と違うんだ…分かるかね」

アーティエ「…う、ううううん…」
アーティエ「ううう埋めてくるるるるる…」

シオン「そうしなさい」

アーティエ「……」トボトボ

シオン「…かつて殺人鬼と呼ばれた君が…本当に変わったよ」
368 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 23:24:56.56 ID:OILoLMSO
転「……」グッ…

ゼクト「……」

転(…動こうとしちゃダメだ…呼吸以外のすべての活動を止めるような…)

転(そのくらいの脱力…)

ズシッ……

転(どれだけ踏ん張っても、重いことに変わりはないから…)

転(…重さをなるべく意識しないように…する…)

転(時の経過を忘れるように…)

転(この辛さからも意識を遠ざける…)

転「……」

ゼクト「…二時間だ。残り一時間」

転「……」ニヤ

ゼクト「どうした。なんで笑ってる…?」

転「……来た」

ゼクト「…なにが来た?」

転「これがあなたの言う、『慣れ』ってやつですね…?」

ゼクト「そんなこと言われても、やってるお前にしか分からん」

転「そうか。そうですよね。でも」

転「残り一時間、余裕ですよ」

ゼクト「……面白い」
369 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/16(木) 23:28:19.67 ID:OILoLMSO
今日はここまでにします

まだ終わる気配のない重力修行ですが、この先の話を詳しく考えるためにわざと長々とやってます
展開遅くてすいません…
370 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/16(木) 23:43:42.56 ID:SO/rJpA0
乙です!
たとえそうだとしても新しい文章が書かれているだけで嬉しいよ!
371 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/17(金) 01:02:34.70 ID:abqvIsDO
乙です。
更新、感謝
372 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/18(土) 15:15:10.70 ID:zJD4ZOo0
1乙
面白いから気にしやんでいいよ
373 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/18(土) 23:35:14.76 ID:z4MdmsSO
「奴らの進撃は突然始まった。最初は何なのか分からなかった」

そう語るのは彼ら「地獄の門番」だ。


その日、彼ら2人…セキフとガリュー…は、いつものように地獄の門の前に並び立っていた。

そしていつものように、地獄に無断で入ってくる者がいないか、見張っていた。

いつものように、誰も来ないと思っていた。

来る者を拒み、去る者を追わない彼らであるが

最後に侵入者がやってきたのは、いったいいつであろう?

最後に正式な使者以外の者が、この地獄にやってきたのは、いつだったろうか?

答えは「ついこないだ」だ。

「それ」は彼らの気付かぬ内に地獄に入りこみ

エレカの合同議会に割って入り

平然と一人殺して、帰っていった。

彼ら「地獄の門番」は気付いていない。

そのときも、今も

「知らない扉」が門の近くにあることを。


権天使 ネイズ・アルカイ

天国の最高権力を握る《天》九階位の『第七位』の天使だ。

彼の能力は『天地創造(アグルディミオ)』

これは『他に一切干渉されない新たな空間を作り出し』

さらに『空間とまた別の空間を強制的に繋ぐ』

この二つが行えると言うことはつまり…

これほど侵入にうってつけの能力は、他にないのだ。
374 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/18(土) 23:45:43.23 ID:z4MdmsSO
まず、能力の使い手であるネイズが、『外』と『中』とを強引に繋ぐ扉を作り出す。

ここまではバレなかった。

次に、ネイズに続いて、《天》九階位『ほぼ』全員が侵入。

ここまでもバレなかった。

そして、数の知れない武装天使(アームド・エンジェルズ)が次々に侵入。

ここまでもバレなかった。

最後に、《天》九階位の第一位、つまり『最強の天使』がゆっくりと門番たちの前に歩み寄り…


セラフィム「お邪魔するぜ」


地獄の門番二人が腕を振り上げたときには、すでに門は開いていたと言う。


「進撃は突然始まった」

彼らは嘘を吐いてない。

ただ彼らは彼らの知らない内に百人余りの天使たちを地獄に入れてしまっただけであり

彼らは彼らが気付かない内に熾天使セラフィムに敗れていただけなのだから。
375 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/18(土) 23:51:06.70 ID:z4MdmsSO
こうしておよそ8分…実際には7分49秒…掛けて

天国の最高戦力は地獄内に入り込んだ。


つまり、この戦争において、先手を仕掛けたのは、彼ら天使ということだ。








決着はそれから八時間後になる。


ここで開戦前の様子を見てみよう。
376 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:07:54.07 ID:R2V/o2SO
開戦の七時間前

天国・天城


セラフィム「…こうして見ると…なかなか少ない兵士たちだ」


セラフィムの眼下には、《天》九階位の第四位から第八位までが一列に

その後ろに第九位である戦闘天使(ファイティング・エンジェルズ)が三列に

さらに後ろには100人以上の武装天使(アームド・エンジェルズ)や単純に「強い天使たち」が六列に

計十列が並んでいる。

セラフィム「これっぽっち。これっぽっちの兵力だ。こんなんで俺たちは戦争をしなきゃならない」

セラフィムは左右にいる二人…第二位、智天使ケルビムと第三位、座天使スローンズ…を横目で見る。

セラフィム「俺にはお前たちの力が必要だ。今日このときのために、堅実に蓄えられているはずの、お前たちの力が」

何人かの天使が声を挙げる。

セラフィムは少し高い場所から彼らを見下ろしているから、今、声を挙げたの集団もよく見える。

セラフィム「お前たち、武装天使の…『護聖白天(ホワイト・ガーディアン)』か」

今度はあちらこちらからどよめきが起きる。「なぜそんなことを覚えている?」そういうどよめきだ。

セラフィム「部下の名前を忘れる主がいるか?特に集団なんかは…特に印象に残る」

ありがとうございます、と『護聖白天』の天使が声高に言う。

セラフィム「お前たち、俺のためにいつでも死ねるか?」

もちろんです、と『護聖白天』の天使が声高に言う。

セラフィム「なら今、ここで死ね」

『護聖白天』の天使は、今度は何も言わなかった。

セラフィム「冗談だよ。ただでさえ数少ない兵力を、こんなところで減らすわけがない」
377 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:21:22.63 ID:R2V/o2SO
セラフィム「さて、俺は今までお前たちに、あえて戦争の詳細を語らなかった」

セラフィム「なぜだか分かるか?」

天使たちは一瞬、ためらったように辺りを見たが、誰も答えはしない。

答えを知っている《天》九階位も、答えようとしない。

彼らは特に…セラフィムがこの答えを『他人の口から言われたくない』ことを知っているからだ。

セラフィム「分からないか?なら俺が答えよう。それは…目的があまりにもつまらないからだ」

どよめきが再び起こった。

セラフィム「この『つまらない』と言うのは…お前たちにとってのつまらない、だ」

セラフィム「だが、俺にとっては、とっても大事なことなんだ」

彼らはまだ、その『目的』を知らない。

セラフィム「いいか?一度しか言わないからよく聞け。俺の目的とは…」

その目的とは

セラフィム「兵器の奪還だ。なんてことはない。これはずっと昔からやってること。地獄から兵器を奪い返す」

セラフィム「だが近年…俺たちはどうもそれを怠けてたようだ」

セラフィム「それに、兵器について詳しく知ってる奴なんて誰もいないだろ?」

天使のどよめきが何故かそこで止んだ。

セラフィム「俺は兵器を奪い返す。ついでに復活させて、100人と少しじゃできない作業を、そいつでこなす」

その作業とは?

セラフィム「つまり、この戦争の最終的な目標は、地獄を『完全崩壊』させることだ」

セラフィムはマイクから口を離し、よろしく諸君、と呟いた。


天使たちの雄叫びが、天城内に響き渡る。

そしてその反響にどうしようもない怒りを感じているのが、戦闘天使αだ。
378 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:38:31.16 ID:R2V/o2SO
男(地獄を完全崩壊させる…?)

男(ふざけんなよ…!!)


〜〜〜〜〜〜〜その一時間前〜〜〜〜〜〜〜〜

α。α!…おい!アギル

男「……!」

ゼルガ「寝てる場合じゃないぞ!起きろ!」

男「なんだよ…まだ…6時になったばっかじゃねーか…」

ゼルガ「あと一時間で始まるぞ!」

男「なにが?」

ゼルガ「集会だ!」

男「……集会?」

ゼルガ「紙を渡してあっただろ!?」

男「紙?」

ゼルガ「四日か五日…そのくらい前に渡したはずだ!」

男「紙……」

ゼルガ『まぁいい。今後の予定が決まったぞ。この紙に書いてあるから、よく読んでおけ』ピラッ

男「……!!!」


男「こ、これか…」

ゼルガ「書いてあるだろう!あと一時間しかないぞ!早く支度しろ!」

男「し、支度ったって…」

ゼルガ「いいから早…ええい、戦闘天使を降ろされたから、準備に参加せねばならん!とにかくお前、遅れるなよ!」バタン!!

男「お、おい、おっさ…」ガチャ

バキィッ

?「!…痛ェ!」

男「…!?」
379 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:38:33.75 ID:R2V/o2SO
男(地獄を完全崩壊させる…?)

男(ふざけんなよ…!!)


〜〜〜〜〜〜〜その一時間前〜〜〜〜〜〜〜〜

α。α!…おい!アギル

男「……!」

ゼルガ「寝てる場合じゃないぞ!起きろ!」

男「なんだよ…まだ…6時になったばっかじゃねーか…」

ゼルガ「あと一時間で始まるぞ!」

男「なにが?」

ゼルガ「集会だ!」

男「……集会?」

ゼルガ「紙を渡してあっただろ!?」

男「紙?」

ゼルガ「四日か五日…そのくらい前に渡したはずだ!」

男「紙……」

ゼルガ『まぁいい。今後の予定が決まったぞ。この紙に書いてあるから、よく読んでおけ』ピラッ

男「……!!!」


男「こ、これか…」

ゼルガ「書いてあるだろう!あと一時間しかないぞ!早く支度しろ!」

男「し、支度ったって…」

ゼルガ「いいから早…ええい、戦闘天使を降ろされたから、準備に参加せねばならん!とにかくお前、遅れるなよ!」バタン!!

男「お、おい、おっさ…」ガチャ

バキィッ

?「!…痛ェ!」

男「…!?」
380 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:41:24.60 ID:R2V/o2SO
?「バカな奴だ。よそ見してるから…」

?「黙れβ!」

β「それより…おいγ。こいつアレだぜ。新入りの…」

γ「…!お前が新しいαかァ!?」

男(??こいつら、俺以外の戦闘天使って奴か?なんか見覚えが…)

β「新入り…前のαは強くて良い奴だったぜ。人間界で殺されちまったけどな」

γ「あの四姉妹のせいでなァ!ちくしョう!この戦争で必ず殺してやる!」

男(…!そうか、こいつら、テンコたちを倒しにきたあの天使だ!!)

β「まぁ、お前もせいぜい頑張れや」スタスタ

男「ち、ちょっと待て…!」

β「あ?」クルッ

男(あ…いや、ダメだ…俺もこいつも、今は同じ天使なんだ…)

男「なんでも…ない…です…」

β「なら呼ぶんじゃねえよ」

γ「へッ。てめェー、俺たちに迷惑かけんじャねーぞ」スタスタ

男「…そうだ…」

男「俺は…天使なんだ…」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男(さっきは…天使に順応するしかないと思った…)

男(けど…地獄を滅ぼさせたら…テンコたちも死んじまうじゃねーか!)

男(そんなことは絶対にさせねぇぞ…!)

男(俺が『内側』から天使たちを潰していくしかない!)
381 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:52:41.76 ID:R2V/o2SO
開戦の五時間前

地獄

転「すー…すー…」

ゼルガ「…ん…?」ピクッ

ゼルガ「……」

ゼルガ(しまったな…俺としたことが…立ったまま眠っていたのか…)

ゼルガ(やはり…俺自身も能力の連続使用は応えるな…)

ゼルガ(……さて)チラッ

転「すー…すー…」

ゼルガ(今、倒れたまま寝ているこいつは…何時間耐えたんだったか…)

ゼルガ(…三?四?…いや…)

ゼルガ(そう…最終的には五時間耐え続けるまでに至った…)

ゼルガ(昨日だけで計、十五時間以上はこの修行をしていたわけだ)

ゼルガ「なるほど、確かに応える」コキッ コキッ

ゼルガ「…さて」スッ

転「すー…すー…」

ゼルガ「目覚まし代わりだ…太陽の超重力(グラヴィティ)!」

ズシンッ…

ゼルガ「さぁ、起き…」

ゼルガ「……!?」

転「すー…すー…」

ゼルガ「…ば、バカな」

ゼルガ(起きないだと?まさかこいつ…眠ったまま、重力を受け入れているのか…!?)

転「すー…すー…」
382 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:57:39.83 ID:R2V/o2SO
ゼルガ(やはりこいつ…凄まじいな)

ゼルガ(本当に、わずか数日で、この段階に来たか)

ゼルガ「なら、残るは…」


ゼルガ「最後の修行」


転「すー…すー…」

転「重…いぃ…むにゃむにゃ…」

ゼルガ「…シャル・ヴィーノ・トリアンテ・ランバ…」

ゼルガ「今のこいつなら、きっとリーダーも…」
383 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/19(日) 00:58:58.44 ID:R2V/o2SO
今日はここまでにします

わざと時間を飛ばしてから、巻き戻しっぽくしてみました
なんだかんだ戦争開始にはも少しかかりそうです
384 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 01:04:59.04 ID:8j4t196o
おつ
385 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 07:08:39.69 ID:2iLMt.AO
386 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/19(日) 23:43:14.09 ID:eZqtVeo0
乙です。

更新が楽しみ
387 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/21(火) 03:48:01.90 ID:62TDl2DO
1乙〜
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 22:04:21.88 ID:BMcaKESO
無断で休んですみません
体調不良でくたばってました

さっそく訂正
>>381-382
×ゼルガ→〇ゼクト

こいつらどっちもゾで始まる三文字だし師匠ポジだしたまに分からんくなるが…ついにやっちまったぜ
389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 22:22:25.65 ID:BMcaKESO
開戦の四時間前

転「すやすや…」

転「すや…」

ギュウッ…

転「…!?…痛い!いたたたたたたた痛い痛い痛い痛い!」ジタバタ

ゼクト「……」ギュウ……

転「痛い痛い痛い!!なにこれ!?え!?痛い痛いホンっト痛い!!」

ゼクト「起きろ」パッ

転「はぁっ…はぁっ…い、痛い…」

ゼクト「いつまでも寝てるからだ」

転「……」イラッ

転(こいつ…ちょっと重力操れるからって調子に…)

転「乗るんじゃ…」

ゼクト「お前を調子に乗らせない」スッ

転(!来る!重力!!でも大丈夫…もうこんなの慣れ…)

ゼクト「太陽の超重力(グラヴィティ)…」

ゼクト「…『15G』」

メキッ……

転「……!!??」

ゼクト「…まぁ、今さらくどくど言う必要はないだろ」

ゼクト「俺がお前にしてやれる最後の修行だ。俺自身お前に修行をやらせてるつもりはないがな…」

転「じゅう…ご…?」メキメキ…

ゼクト「重力『15G』の空間だ。目標タイムは」

ゼクト「6時間」

転「は…」

転「はぁぁあああああああああああ!?」
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 22:39:05.03 ID:BMcaKESO
テンコが「はぁぁあああああああ!?」と思わず叫んだ理由は2つある

1つは単純に、「ものっそいキツい!」のを予感したから

もう1つは

「15Gって、ゼクトが常に体感してる重さじゃないっけ?」

…と言うヤツである


つまりこの時テンコは、さらなる進化を予感していた

もっともっともっと…


転「強くなれるんですか!?」

ゼクト「6時間耐えたらな」


ズシンッ!!!


転(でもこれ…し…死ぬ…かも…)


ラスト修行・スタート!
391 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 23:03:03.53 ID:BMcaKESO
ラスト修行開始の20分前(開戦の4時間20分前)

転「すー…すー…」

ゼクト(そろそろ起こすか)

コンコン

ゼクト「…誰だ?」

シオン「私だよ」

ゼクト「ああ…入ってくれ」

シオン「……」ガチャ

ゼクト「10Gの段階はクリアした。実は少しずつ近づいてたから、最終的には12Gになっていたけどな」

シオン「……」

ゼクト「…どうした?シオン先生」

シオン「……」スッ

ゼクト「…なにを持って…」

シオン「…リーダーからの手紙だ(※正しくは鉄板)」

ゼクト「……!」
392 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 23:08:09.23 ID:BMcaKESO
『気を付けろ 戦争が始まる』


ゼクト「…戦争だと…?」

シオン「裏もある」

ゼクト「……裏」


『天使の進撃はまず この雪山の集落に及ぶ そこで止めろ』


ゼクト「天使…戦争…」

ゼクト「…そうか」

シオン「ほう…ずいぶん冷静だね」

ゼクト「天使の進撃…久しぶりに聞いたが、何も初めてじゃない」

シオン「…そういえば…ここでリーダーの帰還を待っていたときも一度…」

ゼクト「シオン先生がここに加入する前にも来たことがある」

シオン「…その時はどうしたのかね?」

ゼクト「……力づくで叩き潰した」

シオン「……」

ゼクト「…天使の進撃だと?…来る者は拒まず、去る者は追わず、だ」

ゼクト「今回も叩き潰す」

シオン「……ま、その時は私も少しはやる気を出そうかね」
393 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 23:20:33.50 ID:BMcaKESO
再びラスト修行

ズズズ…

転「ううああああああ…!!?」グググ

転(15Gって…なんだこれ…今までのとはまるで違う…)

転(重い、とかそういうレベルじゃない!)

転(全身に、熱湯に浸した厚紙を貼り付けられたかのような苦痛と行動制限!)

転「息まで…苦しいっ…!」ハッハッ

ゼクト「15G…お前が10Gでうだうだ言ってる間、ずっと俺はそれを受け続けてたわけだ」

ゼクト「キツいだろ?」

転「ぐ…ううううう…!」ガクガク

ゼクト「だが、これでもまだ耐えられるはずだ。本当に辛くなってくるのは…」

ゼクト「そう…三時間…ちょうど半分越えたあたりからだな」

転「く…うっ…あ…あな…た…」

ゼクト「…?」

転「最初も…そんな…こと…言ってました…よね…」

ゼクト「だから耐えられると?」

転「だから…耐えられる…」


ゼクト「…せいぜい粋がってみろ」
394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/23(木) 23:23:20.92 ID:BMcaKESO
ダメだ書けねぇ
先延ばし先延ばしじゃどうにもならん
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/24(金) 00:10:31.17 ID:Shf7H2DO
1乙〜
おもろいから気にするな
つまり、お大事にね
396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/24(金) 03:49:45.12 ID:vZX0d8go
男がこのまま真空を使えるようになると恐ろしいな
397 :めりーくるしみます [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 06:28:28.22 ID:lorju2DO
乙です。
ペースは気にせずに
ありがとう お疲れさま
398 :めりーくるしみます [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 06:34:37.82 ID:UramsQAO
冷え込む時期だからね、お大事に
399 :Are you enjoying the time of eve? [sage]:2010/12/24(クリスマスイブ) 11:09:37.96 ID:cQ1LTuE0
>>396
よくわかんないけどそれだと男自身もやばいんじゃね?
400 :MerryChristmas!!(明石家サンタやってるよ!) [sage saga]:2010/12/25(クリスマス) 18:28:23.24 ID:rHdByoSO
今年もクリスマス番外編、やろうと思いましたがネタが浮かばず断念…

「クリスマス?そんなのカンケーないねっ」てな具合に受け止めてほしいです
401 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/28(火) 12:27:22.94 ID:xCi926DO
乙です。
どんまいw
402 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 21:54:51.78 ID:hEiPVMSO
開戦の二時間前

赤の城

ゴオオオオオッ!!

クレア(……もっとだ!もっともっと、この『黒炎』を激らせろッ…!)

コンコン

クレア「…あぁ!?誰だ!」

ガチャッ

シェアリ「……」

クレア「…シェアリ…!?お前、何をしに…」

シェアリ「……」ズルズル…

ゴトッ

クレア「それ…水瓶か…お前いったい、何を…」

シェアリ「……」

シェアリ「…旋水貫(アクア・スパイラル)」ボソッ

ギュルルルルルッ

クレア「あ…!?」バッ

クレア「…旋炎殺(フレイム・スパイラル)!」

ギュオオオオオッ

シェアリ「……」

ギギギギギ…

バシャアッ!!

クレア(相殺…クソが…!)
403 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 21:56:49.05 ID:hEiPVMSO
クレア「ちっ…シェアリてめえ、いきなり何のつもりだ…?」

シェアリ「……」

クレア「…まだだんまりか!あぁ!?」

シェアリ「……」

クレア「……」ブチッ

クレア「何度同じこと言わせる気…」

シェアリ「線水貫(アクア・レーザー)」ピッ

シュンッ!!!

クレア「だ……」ピシュッ

クレア「……!?」ドロッ

クレア(頬…かっ裂きやがったか…!?)

シェアリ「…勝負ですわ、クレア」

クレア「…あ?」

シェアリ「勝負ですわ!アナタを包む闇を、ワタクシが掻き消してやりますわ!!」
404 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 22:05:08.41 ID:hEiPVMSO
クレア「闇??あぁ…」

クレア「あいつ(エレカ)の差し金か!?」

シェアリ「三連旋水貫(トリプル・アクア・スパイラル)!!」ドドドンッ

クレア「…ちぃっ!!」ババッ

クレア「灼熱の独(ヒート・…」

シェアリ「結合!」クルンッ

ギュルルルンッ

クレア(水球どもがくっつきやがった…!?)

シェアリ「圧迫水葬(アクア・スクアッシュ)!!!」

クレア「なッ…」

グオオオオッ!!!

クレア「……ちくしょうがぁ!」

バシャアアアアアアアアン!!



シェアリ「……」

クレア「…ク…ソ…お前…こんなに強かったか…?」

シェアリ「…アナタが余計なことに力を使うからですわ」

クレア「……」

クレア「…見てたのか」

シェアリ「……分かっていますの?あの炎はアナタたち赤の王族の『禁忌』!使えばアナタも…」

クレア「んなこた分かってんだよ。お前でさえ知ってる赤の王族のことを、当人のアタシが知らないワケがねぇ」

クレア「…アタシが今、必死になって修得しようとしてたのはその『禁忌』で間違いねぇよ」

シェアリ「エレカを倒すためですの…?」

クレア「倒す、じゃねぇ。殺すためだ」

シェアリ「……」
405 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 22:10:46.60 ID:hEiPVMSO
クレア「お前、止めに来たんだな。アタシを。でも無駄だ。いくらお前が本気になってアタシを倒しにかかっても」

クレア「アタシの殺意の炎は消せねぇ。アタシはお前を殺す気はねぇし、止めるってんなら戦ってやる」

クレア「でも、お前に何べん負けても、あいつを殺すって、それだけは諦めねぇ」

シェアリ「……」

シュルルルル…

シェアリ「水剛腕(アクア・ナックル)!」ググッ

クレア「!?おい、ちょっ…」

ドッパァン!!!


クレア「…痛ぇな…ずぶ濡れだし…」

シェアリ「…目は…覚めましたの…」

クレア「……アタシがイカれてるって言いたいのか?」

シェアリ「今のアナタは異常ですわ」

クレア「そうだ、アタシは異常だ。イカれてる」ムクッ

シェアリ「!」

クレア「疲れた。少しだけ休む」スタスタ

シェアリ「クレア!話はまだ…」

クレア「…やめてくれ」

シェアリ「……」

クレア「これは…お前を殺すために使いたくねぇんだよ」ギロッ

シェアリ「……!」ゾッ

クレア「…帰るなら帰ってくれ。別に居座っててもいいけどよ。アタシはしばらく相手しねぇ」スタスタ…

バタンッ

シェアリ「……」

シェアリ「…『禁忌』…あれは…あれだけは…」
406 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 22:19:49.08 ID:hEiPVMSO
クレアの部屋

クレア「……」

復讐なんて馬鹿げてる

クレア「……」

ノエルが死んだのは、アイツがアタシと戦ったからだ

あの、クソムカつく女に

アタシが、負けたからだ

クレア「……」

なのになんでアタシは、アイツを責めない?

アイツも被害者だったからか?

クレア「……」

エレカの仕掛けた事件の被害者

アタシたちは加害者だ

クレア「……」

ノエルが死んだ

誰が悪い?

クレア「…マジで…ムカつくんだよ…」

クレア「どいつもこいつも…」ポロポロ

アタシは誰を責めりゃいいんだ?
407 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/28(火) 23:37:18.15 ID:hEiPVMSO
またほとんど書けませんでした
年末年始もやっぱり書けなさそうなので、明日明後日両方使って書いてしまおうと思います

最近、ホントにすいません
408 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:15:53.89 ID:L2/FD/A0
乙です。
気にしなさんなw
気負いで潰されないか心配
409 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 00:41:27.76 ID:h/fMmhQ0
乙ー
クレアがシェアリをおもうセリフが良かった
410 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/29(水) 07:20:53.15 ID:6yk4ioAO

年末年始は忙しいだろうからね
411 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:00:24.89 ID:WI9O8kSO
開戦の一時間前

黄の城

エレカ「……」トン…トン…

エレカ(これで集まった戦力は、まだ予定の半分…)

トン…トン…

エレカ(細かい戦力なら王族護衛隊の兵士がいるが、それだけじゃ力不足だ)

トン…トン…

エレカ(圧倒的に、足りない)

トンッ

エレカ「…あと、どれくらいの時間があるんだろう」

エレカ「数日?数週間?」

エレカ「そもそも本当に、彼らは争うつもりなのか…?」

エレカ「……ちっ…」

トン…トン…

エレカ(こんな考え方するなんて…私も相当…)


?「追い込まれているようだな」


エレカ「!?」バッ
412 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:02:11.12 ID:WI9O8kSO
?「……」バサバサッ…

エレカ「お、お前は…誰だ…?いつからそこにいた…?」

?「…直接会うのは初めてだったか。魔王エレカ」

エレカ「質問に答えろ!」バリバリバリッ!!!

?「ずいぶん荒れているな…」

エレカ「…敵なら、容赦はしない…!」ガシャンッ

?「…誰かは今は言わない。だが、お前も名前ぐらいは知ってるだろう」

エレカ「……敵か?味方か!?」

?「お前と同じ悪魔だ。だが…」

?「敵か味方かは後で分かる」スッ…

エレカ(!窓から入ってきていたのか…)

?「……」タンッ!!

エレカ「なっ!」

ヒュウウウウ…

エレカ「落ち…」

ズダンッ!!

エレカ「てない…着地…!」


?「ふん……」バサァ

スタスタスタ…

エレカ「まさか…彼は…」
413 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:46:08.36 ID:WI9O8kSO
同時刻

ヘルアクロウズ本拠地

ゼクト「……」

15Gの空間修行、三時間経過

ゼクト「…やっと半分だ。ここまでよく保ったな」

転「はなし…かけないでくだ…」

ゼクト「なんだ…はっきり言えよ」

転「話し…」

転「か」フラッ

転「け」ガクンッ

転「な」ガクガク 

転「いで…くださ…い…よぉっ…」ググググ…

ゼクト(ギリギリか)

ゼクト「…よし…少しだけ重力を弱めてやる」

転「!」フッ

ゼクト「……」スタスタ

転「え、ど、どこ行くんですか…」


ゼクト「なに…少し…」ズルズル…

ゼクト「立ちっ放しは疲れるんで、椅子を用意しただけだ」ガシャ


転「……!!」ブチッ

転「ふざけん… ゼクト『太陽の超重力』

ズシンッ!!!

転「あああああああっ!!?」
414 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:48:09.45 ID:WI9O8kSO
ゼクト「見ろ。お前は、目の前で膝を組んで座る無防備な俺に」

ゼクト「触れることさえできない。髪の先一つも、俺に届かない」

転「ぐっ…!」ギギギギ…


ゼクト「…だから駄目なんだ」


転「な…に…?」

ゼクト「だからお前は駄目なんだ。このまま先へ進めない。勝者になんてなれやしない」

ゼクト「『届かない』と言われて、それを真に受けてるからな」

ゼクト「自棄になって殴りかかることさえできないんだからな」

転「…なっ…にが…言いたい…!」ギギギ…

ゼクト「お前はお前が思ってるほど、弱いままじゃないはずだ」スッ…

バキィッ!!

転「ぐっ!!?」フラッ…

ゼクト「目を覚ませ!」ガシッ

転「う…!」グイッ

ゼクト「俺はお前の『可能性』に賭けた!だが、可能性は可能性のままじゃ駄目だ」ブンッ!!

バキャッ!!!

転「がはっ…!」ズザザァ

ゼクト「可能性を目覚めさせろ!もうお前は…」

ゼクト「そのレベルにまで這い上がって来た!そのための超重力だろうが!!」シュッ!!!

転(……!)

ユラッ…

転「……」パシンッ!!

ゼクト「…!」

ゼクト(…止めた…)
415 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 22:53:52.48 ID:WI9O8kSO
転「…いいか…ゼクト…」

転「それが私のためなら…それが力になるなら…何時間だって、この重力に耐えてやる…」

転「でも…でも…!」グッ…

転「殴られ、蹴られするのは…嫌に決まってるでしょうが!!!」バキィッ!!

ゼクト「……!」フラッ…

転「ふー…ふー…」

ゼクト「…ふん」ザッ


ゼクト「…この地獄の苦痛に耐え、なお拳を握る…これほど見ていて楽しい姿はない…」

ゼクト「力を与えてやったお前に一丁前に反撃される…これほど受けて嬉しい拳はない!」

ゼクト「…強くなったじゃねぇか。お前。この間よりずっと、力強い拳だ」

転「…ありがとうございます、ゼクト」ポロ…

ゼクト「…さぁ、やっとここまで来たな…」

ゼクト「行くぞ。最後の三時間だ!!」

転「…はい!」ポロポロ…
416 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 23:02:19.05 ID:WI9O8kSO
この重力は辛いはずなのに

彼の拳は痛いはずなのに

もうこの苦痛から逃げ出したいと思わない

「強くなった」って一言、そう言われただけなのに

ここまでのこと

重い、痛い、辛い

全部!

この涙と一緒にどっか行った

だから…

転「……来い!15G!」ヨロヨロッ

私はまだやれる!!



シオン「……」チラ

その他メンバーたち『……』ジーッ…

No.13「すげぇな。15Gだってよ」ボソッ

No.15「ホントにぶっ通しなのか」ボソッ

No.20「あの娘、マジで強くなってそうだな」ボソッ

No.24「俺なら30分で逃げるね」ボソッ

ボソボソ…

シオン(…なるほど、彼が託してみたくなる)スッ

シオン(この…指輪を…)
417 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage saga]:2010/12/30(木) 23:05:00.89 ID:WI9O8kSO
今日はここまでにします

次の更新は新年明けて、4日以降になりますが、いよいよ開戦後の話になる予定です!

今年も一年間、ありがとうございました
418 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします :2010/12/30(木) 23:31:49.45 ID:dkzXslEo
今年一年乙
419 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 00:36:47.77 ID:VgILwoDO
1乙〜!!
此方こそ今年1年楽しかったよ
また来年も楽しませて下さいね
420 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/12/31(金) 07:14:10.36 ID:ukYky2AO
今年も乙!
421 :あはっぴぃにゅうにゃぁ2011! [sage]:2011/01/01(正月) 00:40:02.97 ID:GNDUiVg0
乙です。
今年も宜しくです。
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 20:06:12.84 ID:ZGsBw6SO
久方ぶりにやりますん
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 20:24:29.53 ID:ZGsBw6SO
開戦の5分前(AM 11:35)

悪魔(子)「おかーさんおかーさーん」

悪魔(母)「なーに」

悪魔(子)「おひるごはんはなーに?」

悪魔(母)「そういえば考えてなかったわ」

悪魔(子)「わたし、ハンバーグ食べたい!」

悪魔(母)「お昼にハンバーグは多いわよ。でも、何にしようかしらねぇ…」

悪魔(子)「あ、そうだおかーさん!ハンバーグで思い出したんだけどね…」

悪魔(母)「ちょっと待って。鍵、鍵…」


「もし」


悪魔(母)「…?」クルッ

?「ごきげんよう奥さま。買い物帰りですか?」

悪魔(母)「あ、いえ、黄の城で働いている主人に忘れ物を届けに…」

悪魔(子)「おかーさん…この人だれ…?」

悪魔(母)「え、えっと、あなたは…?」

?「申し遅れました。私、『護聖白天(ホワイトガーディアンズ)』の隊長、イルマです」

悪魔(母)「ほわいと…?」

イルマ「あなた方の嫌いな天使ですよ」スッ

悪魔(母)「てん…!」

イルマ「FIRE」パチンッ


ボッゴォオオオオン!!!!
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 20:36:34.86 ID:ZGsBw6SO
?1「…あーあ…惨いことするなぁ…」

?2「仕方ないだろ…俺たちはイルマさんの言うとおりにしただけなんだから」

?1「でも普通、民家丸々ぶっ壊させるか?」

?2「イヤならやらなきゃよかったんだよ」

イルマ「そうとも、イヤならやらなきゃいい」ヌッ

?1「!!」ビクッ

イルマ「しかし忘れてはならない。私たち『護聖白天』は主である熾天使様のために動いているのだよ」

?1「…熾天使様」

イルマ「そう。これがどれだけ重要なことか、分かるね?」

?1「わ、分かります…!」

イルマ「では、この一帯の民家をすべて焼き払ってしまおうか」

?1「…え…!?」

?2「僕が引き受けます!」ダダッ

?1「!ま、待て…」

イルマ「新入りくん」ズイッ

?1「!!」

イルマ「いいかい。これは熾天使様の意思なんだ。私に逆らうということはつまり…」

イルマ「…理解(わか) るョよ ネ…??」

?1「……!」ゾクゾクッ

?1「わ…分かりました!!!」ダダッ

イルマ「……」ニヤァ


4分後、8件におよぶ民家と、住人である悪魔13名が焼き殺された。

これが『天獄戦争』最初の被害であり、つまり開戦の合図である。
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 20:48:51.78 ID:ZGsBw6SO
『護聖白天(ホワイト・ガーディアン)』改め(ホワイトガーディアンズ)です
特に違いはありませんが…

黄の城・屋上

兵士1「しかし、本当にツイてたぜ」

兵士2「ツイてた?なにが?」

兵士1「屋上(ここ)」

兵士2「?」

兵士1「こないだエレカ様とルシファル様が戦って、結構な被害が出ただろ?」

兵士2「ああ」

兵士1「でも屋上は無事だ。よかったよかった」

兵士2「屋上以外にも無事なところはたくさんあるぜ」

兵士1「でもよぉー俺は屋上が好きなんだよ」

兵士2「だから今もこうやって怠けてるんだな」

兵士1「……」

兵士2「ほら、仕事に戻るぞ」グイッ

兵士1「イヤだ〜…もう少し休け…って、うおぉ!?」ズリズリ

兵士2「……ん?」

兵士1「お、おい!いま、今!」

兵士2「なんだよ。さっさと戻らないと叱られるだろ」

兵士1「違うんだよ!あれ!あれ!」バッ

兵士2「……!」

兵士1「集落のほう…!」

兵士2「燃えてる…!?」

兵士1「か、火事だ!」

兵士2「早くエレカ様に報告だ!」ダダダダダ…

兵士1「お、おお!」ダダッ
426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 21:08:43.86 ID:ZGsBw6SO
青の城

『王族護衛隊』砲撃部隊長「なに?集落で火事?」

部下「は、はい!ただいま黄の城から連絡が…!」 

隊長「シェアリ様に伝えたのか!?」

部下「そ、それが、どうやら外出されているようで…」

隊長「なに…!?」

部下「ど…どうしましょう!?」

隊長「…とりあえず我が砲撃部隊を向かわせる!お前は他の部隊にう『事件だ』と伝えろ!」

部下「じ、事件!?しかし、ただの火事では…」

隊長「隊長の勘を部下が信じないでどうする!」

部下「……は、はい!」ダダッ

隊長「…嫌な予感がする…!一刻でも早く向かわなくては!」バッ



男「……」

男(燃えてる…家か?もう誰かが…)

ゼルガ「α」

男「!」

ゼルガ「俺たちは指示があるまで待機だ」

男「な、なんだよ」

ゼルガ「疼きは堪えろ」

男「……疼いてるとか、そういうんじゃねーよ…」

ゼルガ「そうか?俺はさっさと暴れたくて仕方が…」

男「あんたと一緒にすんじゃねーよ!」

ゼルガ「!!」

男「…あんたら天使と一緒にすんじゃねーよ…」ボソッ

ゼルガ「…?」
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 21:44:05.68 ID:ZGsBw6SO
男(俺は今の今まで普通に人間やってきたんだよ…!)

男(だのにいきなり『天使』?しまいにゃ『戦争』!?)

男(俺に道を選ぶ権利はないのか!)

男「ちくしょう…!」ギリッ

ザザッ…!!

ゼルガ「α!トランシーバーだ!」

男「!」ハッ

『ザザ…ザー…ータ)班、ε(イプシロン)班、θ(シータ)班、出動の許可を出…』

男「なにが出動だくそったれ!!」

ゼルガ「おい!α…」

ザザッ!

男(切り替わった!?)

ザザ…ザー…

『…吠えてるな、戦闘天使α』

ゼルガ(熾天使様…!?)

男「…セイラ……!」

『いいか?お前の班はまだ動くな…ちゃんと指示が出るからそれまで…』

男「なんで俺が従わなきゃならん!!」

『…お前が天使で、ついでに俺の信頼している部下だからだよ』

男「俺はお前の部下じゃ…」

『ない。なら、どうする?』

『俺を見つけだして殺すか?』

男「!」
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 21:47:20.16 ID:ZGsBw6SO
『…まぁ、それも悪くないだろうな。出来るだけのことをやってみるのも』

男「お前、今どこにいる!」

『お前らをそこに配置させて、後は上位、中位三隊計六人で移動中だ』

男「どこに!」

『どこって、そりゃ、…だよ』

男「…なに!?聞こえない!」

『…だよ……だよ。ざざざざー』

男「…!」ブチッ

男「ふざけんな!」ブンッ

ガシャアン!!

『……』

『おいおい…今、投げたのか?やめてくれよ…トランシーバー越しでも痛いぜ』

男「黙…」

『俺の元にきっとお前もたどり着く』

男「……あ?」

『これは神が定めた、そういう運命だ』

男「なにが運命だよ…じゃあお前…」

男「俺が台無しにしてやろうか…!?」

『…そりゃ、期待できるな』

『おっと、次の指示まで動くなよ』

ブツッ

男「っ……」
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 21:58:31.80 ID:ZGsBw6SO
ブツッ…

セラフィム「…ったく、張り切りやがって」

スローンズ(第三位)「五月蠅い奴…」

ケルビム(第二位)「…ど『コマデ』来れるか『見物ダ』な…」

ドミニオンズ(第四位)「どうせ口先だけだって」

デュナメイス(第五位)「せめて顔くらいは見てやりてぇな。どんな大口してやがるんだ?」

エクスシアイ(第六位)「大口、はお前だ」

セラフィム(第一位)「まぁまぁ諸君…俺は真面目だぜ…なんたって俺は」

セラフィム「神に一番近いからな。神に次いで『確かなこと』を言ってるつもりだ」

ドミニオンズ「分かってるよ…だから僕たちは『あんた』に着いてきてる」

デュナメイス「じゃ、そんな神に一番近い『てめえ』のルートを話してくれや」

セラフィム「あんた、に、てめえ、か。生意気だぞ中位三隊」

エクスシアイ「貴方にはかなわない」

セラフィム「…まぁ、いい。じゃ、ルートを話す」

セラフィム「このまままーっすぐ…一切のショートカットなしに、ひたすら徒歩で」

セラフィム「黄の城へ向かう」
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:02:57.12 ID:ZGsBw6SO
ゼルガ「……α、さっきの会話、お前は一体なにを…」

男「……別に、あんたが気にすることじゃないって」

ゼルガ「…だが相手は熾天使様…だぞ」

男「…いいから…」

ゼルガ「α、お前は…」

男「いいから!!」

ゼルガ「…!」

男「頼むからおっさん…訊かないでくれよ…!」ギリッ

ゼルガ「……」

ゼルガ「…そうだな。悪かった」


男「……」

男(俺は…)
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:08:24.50 ID:ZGsBw6SO
今日はここまでにします
本格的に、最終章『天獄戦争編』スタートです

各天使たち(上位三隊と中位三隊)のイメージがまったく掴めない方が多いと思うので、せめて外形だけでも書いてみます
俺に絵が描けたらなぁ…
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:25:08.11 ID:ZGsBw6SO
【上位三隊】第一位
熾天使 アヴァロン・セラフィム

パッと見は若い青年
色白であまり活動的には見えなぃ
ジト目

銀髪のロングヘア(ぐりぐり捻ってる箇所が左右一つずつ)
フード(白いファー)付きの、クリーム色(?)のマントを常時身に付けている

上半身…鎧(漢字の『天』にも見える鎧)
下半身…白い腰布(長い)&同色長ズボン(脛の辺りに鋲がいくつか)
肩…鎧(肩当ては箱みたいになってて、黒い角が一本ずつ)
両腕…肘から下に手首を守るアーマーが付いてる(軽くて丈夫)

靴…黒い。靴底の横の部分に鋲が一周打ってある

分かりにくい!
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:31:35.83 ID:ZGsBw6SO
【上位三隊】第二位
智天使 レジエル・ケルビム

身長2mはある大男
金髪だが、中心辺りだけ赤い
正方形が下に出っ張ったような五角形の仮面を着けている(ビー玉のような赤い点が四つあり、そこから物を見てる?)

首から足首まで、まるまるでかいワンピースみたいなので覆ってる(※みたいな模様)
両腕もでかい袖(およそ1m)。手の先まですっぽり覆う

まだ少し分かりにくい?
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:40:06.62 ID:ZGsBw6SO
【上位三隊】第三位
座天使 クレセリア・スローンズ

女性
ところどころ跳ねてる金髪ロング
セラフィム以上のジト目と濃い隈
ナース服とゴスロリファッションを足したような服着てる(上下くっついてる)
ナースキャップ(ゴスロリ調)
白黒ボーダーのニーソックス
小さなリボンの付いた黒い靴

胸のど真ん中、両肩、両掌、両足に、太い釘が突き刺さってる
髪も釘に巻いている(なお余り腰までの長さがある)

分かりやすくなった…?
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:43:30.96 ID:ZGsBw6SO
【中位三隊】第四位
主天使 シャウラ・ドミニオンズ

見た目は小学生ぐらいの少年
無邪気そう
外見は言うほど特徴的でなし

笏(しゃく)を持っている


第五位
力天使 ガンダル・デュナメイス

黒髪ツンツン
見た目荒れてる、悪っぽい
他は言うほど特徴的でなし
ていうか具体的なイメージがない
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:46:12.03 ID:ZGsBw6SO
【中位三隊】第六位
能天使 コバルト・エクスシアイ

若いようにも、老けてるようにも見える茶髪の男

純白の羽で出来たようなマントを羽織っている
右腕は黒い包帯のようなもので包まれている
左側は常にマントの中

能力ありきの格好なので詳しく説明できません…
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/07(金) 22:48:52.16 ID:ZGsBw6SO
これで分かったでしょうか
自分なら分かりません

自分は書いてるときにマンガをイメージしてるので、読んでる皆さんがどんな姿だと思ってるのかは、まったく分かりません

これからそういう外見描写が明確になるかどうかは分かりませんか
今はとにかく皆さんが皆さんの好きなようにイメージしてください

しかし天使たちの外見は、はっきりさせておきたかったのです…
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 23:00:41.16 ID:mdCczQDO
1乙〜
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 23:11:59.61 ID:XClA/yE0
乙でした!始まったな
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 04:04:59.32 ID:JUjClZ6o
女ちゃんまだー?
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 05:18:29.79 ID:86C/8Lo0
乙です。
待ってました!
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 07:23:47.43 ID:X3QZDQAO
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 22:34:27.69 ID:LxZbkdQSO
黄の城

バタバタバタ…

兵士1「エレカ様!大変です!」ガチャッ

兵士2「集落が…集落が…」

エレカ「……燃えてる。知っているよ。今、青の城から連絡があった。たかが火事で狼狽えるんじゃない…」

兵士2「え…あ、はい…」

兵士1「し、しかし…かなり規模が大きな火災です…死者が出ていてもおかしくは…」

エレカ「いいんだ。死者が出ないはずがない」

兵士1「…は?」

エレカ「これは戦争だよ。天使による攻撃だ。たぶんもうとっくに入り込んできていたんだ」

兵士2「戦争…天使…まさか、この間の…」

エレカ「そう。彼らは宣言通りにやってきた」

兵士1「し、しかしなぜ侵入を行えたのです!」

エレカ「さぁ…?でも、ただ一つ言えるのは、彼らが本気だってことだよ」

兵士2「……」

エレカ「あ…。嘘、ごめん。もう一つ言えることがあるね」

エレカ「こっちも本気で彼らを潰す」スッ

カチッ

ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!!

兵士1(城内緊急放送か…!)

エレカ「諸君、天使が来た!各兵士は直ちに防衛体制を取れ!」

エレカ「繰り返す!天使が来た!目的は我々悪魔の殲滅行為!直ちに防衛体制を取れっ!」

兵士1、2『……』ポカーン

エレカ「君たちもだ!これは訓練じゃない!分かっているだろう!?」

兵士1、2『は、はいっ!』ダダダダ…
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 22:59:00.33 ID:LxZbkdQSO
エレカ「……」

エレカ「…予想外だな…こんなに早くやってくるとは…」

エレカ「だが…そう簡単にはやらせないよ…!」


青の城

センリ「…来たな。天使ども」

ジーク「ああ。エレカ様の言っていた通りだ」

センリ「しかしあの『小娘』、ロクに対策を立てていないんじゃないか?」

ジーク「さあな…もし仮にそうだとしても…」

ジーク「そうだとしても、我々『王族護衛隊』の全勢力を持って連中を駆逐するだけだ」

センリ「…行くぞジーク。行くぞ王族護衛隊!」バッ

隊員たち『うおおーッ!!』
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 22:59:25.80 ID:LxZbkdQSO
雪山のとある廃墟

ズズズン…!!!

ゴロツキ1「ひ、ひィイイイイ!」

武装天使1「なるほど…地獄は天国のように管理の行き届いた場所ではない…こんな山奥にゴロツキ共が群れてるとはな」

ゴロツキ2「な、なんなんだよ、お前ら!」

武装天使2「天使だ」カチャッ

ズダンッ!! ズダッ! ダダダダダ!!!

ゴロツキ2「ぐげ」ドチャッ

ゴロツキ3「ぎゅぶ」パァン

武装天使1「…こういうときにサブマシンガンは便利だな」

武装天使2「そうか?」

ゴロツキ4「……うおおおお!」バッ!!

武装天使2「!!上に隠れていやがったか…」

ゴロツキ4「よくも皆を殺しやがッたなッ!!」ブンッ

武装天使1「…ふん」カシュッ!!!

ドスッ!!

ゴロツキ4「ッ…!あああああああッ!?」ドサァ

武装天使1「スペツナズナイフだ。こんなオモチャみたいなもんでも」

武装天使1「5、6はあるとなかなか使える」カシュ、カシュカシュ

ドスッ! ドスドスッ!!

ゴロツキ4「い、痛ぇ…て…腕が…」

武装天使1「うるせぇ早く死ね」カシュッ

ゴロツキ4「やめ」グチャッ
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 23:00:03.79 ID:LxZbkdQSO
武装天使1「…まったく。面倒くさいな」

武装天使2「仕方ないだろ。これだけでかい山なんだ。2人ペアを20組。そのぐらいないと潰しきれん」

武装天使1「違う、この武器だよ」

武装天使2「…まだ言っで」ドスンッ

武装天使2「……」グラッ

ドサッ

武装天使1「…あ…?」バッ

ゴロツキ5「う、動くんじゃねぇぞ…この『石のナイフ』の能力で殺してやる…!」ガクガク

武装天使1「っ…害虫どもが粋がってんじゃねぇぞ!」ガチャッ

ゴロツキ5「!」

武装天使1「おらぁああああ!」ズダダダダダダダ

ゴロツキ5「げ」ドバッ

武装天使1「はぁー…はぁー…糞が…やっぱりこのマシンガンのが使いやすいぜ…」

武装天使1「もらっ…てくからな!」タタタタ…



これがこの戦争初の『交戦』だった
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 23:10:42.87 ID:LxZbkdQSO
「山岳地帯からも火が上がっています!こちらに近づいているようです」

エレカ「山際までで止めろ!」

「流刑地付近で爆破が発生!囚人が脱獄する恐れがあります!」

エレカ「囚人はいい!放っておけば潰し合う!」

「王族護衛隊隊長、センリからの連絡が入っています!」

エレカ「…繋げろ!」

センリ『王…魔王…聞いているか?』

エレカ「聞こえてる!」

センリ『こちらは只今数隊を引き連れて出入口に向かっている』

エレカ「出入口…?」

センリ『目立った動きを見せているのは武装天使だけだと確認した』

エレカ「武装天使…他の天使はまだ出入口周辺にいる、と?」

センリ『優勢になり次第動きだす可能性がある』

エレカ「…了解。そのまま進行を続けて」

ブツッ


エレカ「…武装天使の相手は護衛隊たちに任せておけばいいとして…」

エレカ「問題なのは九階位の連中…あれは並みの兵士では押さえきれない!」

エレカ「すぐに位置を特定して、陣形を形成しなくては…」
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 23:39:49.30 ID:LxZbkdQSO
山奥の集落

一般の悪魔「さっきから外が騒がしい気がするが…なにかあったのか?」ガチャッ

一般の悪魔「……ん?」

ゴオオオオオ…

一般の悪魔「ん!?向こうが燃えてる!?なんで!?」

ザッザッザッ

一般の悪魔「!」

武装天使「……」ザッザッザッ

一般の悪魔「…?」

武装天使「……」チラッ

武装天使「なに見てんだよ」スッ

一般の悪魔「え?銃…!?」

武装天使「死ね」ダンッ

一般の悪魔「ひ…!」

カキンッ!!!

一般の悪魔「…え?」

?「下がってろ!」

一般の悪魔「あ、あんたは…?」

?「いいから!早く!」グイッ

一般の悪魔「うわわ!」

武装天使「邪魔を…」スッ

武装天使「するなっ!!」ダンッ ダンッ!!

?「白刃の盾(プラチナム・シールド)!」カキン カキンッ!!

武装天使(なにっ…!)
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 23:45:54.07 ID:LxZbkdQSO
?「お前、天使だろ!?リーダーの手紙に書いてあったから見回りをやってたが…」

?「マジで戦争しに来たとはな!」ブンッ

武装天使「!?盾を投…」

ヒュンヒュンヒュンッ!!!

武装天使「げ!?」ザシュッ!!

?「…白刃の盾は、切れ味を持った攻防一体の盾!」

武装天使「……」ドサァ

?「既存の武器にしか頼れない軟弱な天使とは違うんだよ!」

一般の悪魔「あ、あの…これは…っていうか、あなたは…?」

?「…特別に教えてやる…俺は『ヘルアクロウズ』のNo.23、アレンだ」

一般の悪魔「ヘルア…??」

No.23「とにかく!こいつら天使はこの一帯にいる奴らを皆殺しにする気だ!」

一般の悪魔「皆殺し…」

一般の悪魔「……ひっ!?」ビクッ

No.23「あぁ!?」グルッ

No.23「!」

武装天使たち『……』ゾロゾロ

No.23(1、2、3…やべぇ、6人もいる!俺一人じゃ勝てねぇ!)

No.23「すぐに本部に連絡を…」スッ

武装天使たち『……』ダンッ! ダンッ!!

No.23「っ…くそっ!」カキンッ カキンッ!!
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 23:47:05.05 ID:LxZbkdQSO
一般の悪魔「あ、危ないっ!」

No.23「だったら早く逃げろ!」バッ

一般の悪魔(トランシーバー?)

No.23「急いで伝えないと…」カチッ

ザザ…ザザザ…

武装天使「させるか」ダンッ

No.23「ぐあっ!?」バキッ

No.23(野郎、手を…くそ、トランシーバーが落ちた…!) 

武装天使たち『今だ!撃て!撃て!』バンッ バンバンッ バンッ

No.23「ちくしょおおお…!!」
バスッ ズダダッ ドドッ

No.23「お……」ゴフッ

ドサッ…

武装天使「…結局こいつがどこに連絡しようとしていたのか分からんが、まぁいい。行こう」クルッ

武装天使たち『……』スタスタ

一般の悪魔「あ…あ…」ガクガク

一般の悪魔「…う、おおお!」バシッ

武装天使「!?」クルッ

一般の悪魔「こ、ここか!?」カチッ

武装天使(トランシーバーを拾ってやがる…!)
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/10(月) 23:48:31.56 ID:LxZbkdQSO
一般の悪魔「だ、誰か分からんが、助けてくれ!これの持ち主のアレンとやらが殺された!」

武装天使「…撃てっ!殺せ!」

バンッ!! バンッ!!

一般の悪魔「う…ぐっ!」バスッ

一般の悪魔「て…天使…だ…!天使が攻めに来…」

武装天使「早く…早く殺せーッ!!」

ダダダダダダダダダダダダッ!!!!

一般の悪魔「ぎご…ぶっ…」ドシャア

一般の悪魔「たす…け…助…け…てく…」

武装天使「黙れ!」ザンッ

一般の悪魔「れ」ゴロンッ

武装天使「ちっ!…もういい!今さらどんな雑魚に知られようが、関係ない!」
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/11(火) 00:03:37.83 ID:TNn2oGvSO
ヘルアクロウズ本拠地

『だ、誰か分からんが、助けてくれ!これの持ち主のアレンとやらが殺された!』
『…撃てっ!殺せ!』『バンッ!! バンッ!!』
『う…ぐっ!』『バスッ』『て…天使…だ…!天使が攻めに来…』
『早く…早く殺せーッ!!』『ダダダダダダダダダダダダッ!!!!』
『ぎご…ぶっ…』『ドシャア』『たす…け…助…け…てく…』
『黙れ!』『ザンッ』

…ザザザザー……

シオン「…アレンのトランシーバーからだ。つい2分前のメッセージ。どうやら彼は天使に殺されたようだ」

No.8「リーダーからの手紙の通りか…」

シオン「そのようだね」

No.19「やっぱこの地下の弱点は…目で直接、状況を追えないことだ。なんらかの情報を待ってなきゃいけないってのは…」

シオン「そんなことはどうでもいい!」

No.19「!」

シオン「…アレンが殺された。どうする?」

シオン「天使を潰しに行くかね?ここに隠れているかね?」

No.19「そんなの決まってんだろ…!」

No.25「俺は今まで、ほぼ同時期に入ったあいつと一緒にやってきたんだ!絶対に許せねぇ!」

No.34「ぶっ殺してやる!」

シオン「アーティエ…キミはどうするかね?」

アーティエ「い…いいいいい行くくくく…」

アーティエ「……行く」

No.12「!?アーティエが落ち着いた…!」

No.16「よし!こうなりゃもう時間の問題だ!早く行くぞ!」

シオン「待て…リーダーが…No.2がいない今…最終的な決定的はNo.3、ゼクトが持ってる…」

シオン「彼の所に行ってくるから、少し落ち着いて待ってるんだ…」

No.8「…ああ、そうだな」

シオン「すぐに戻る…」タタタ…
453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/11(火) 00:14:41.23 ID:TNn2oGvSO
ヘルアクロウズ本拠地・リーダーの部屋

転「ふー…ふー…」

ゼクト「…そうだ…その落ち着きを保て…」

転「ふー…ふー…」

シオン「…ゼクト!」ガチャッ

ゼクト「シオン先生…どうしたんだ、そんなに急いで…」

シオン「……」チラッ

転「な…なんですか…?」

シオン「…ゼクト、耳を…」

ゼクト「…?」

シオン「アレンが天使に殺された」ボソボソ

ゼクト「……!」

シオン「…私たちはこれから天使たちを狩りに行く。君はどうする?」

ゼクト「……」

ゼクト「…すまんがあと2時間、動けん」

シオン「…分かった。なら…」ゴソッ

シオン「…これを彼女に」スッ

ゼクト「…?」

シオン「彼女の父親…つまりルシファルから預かった…指輪だ」

ゼクト「…!」

シオン「早くこの修行を終わらせて、彼女にそれを渡して、手を貸してくれ」

ゼクト「…分かった」

シオン「…頼んだよ」バタンッ

ゼクト「……」
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/11(火) 00:16:38.53 ID:TNn2oGvSO
転「…ゼクト…今、何の話を…?」

ゼクト「…なんでもない。続けるぞ」

転「なんでもないわけないでしょう…!そんな…明らかに動揺して…」

ゼクト「いいから…集中しろ!」

転「でも…」

ゼクト「黙れっ!」

転「…!」ビクッ

ゼクト「アレンが…仲間が、死んだ」

転「……え」

ゼクト「戦わなくてはならん時が来たんだ」

転「……」

ゼクト「修行を…続けるぞ」

転「……はい」



シオン「さて…反対する者はいないようだが…」

シオン「行くかね天使狩り(ハンティング)」バサッ

メンバーたち『おおおおおッ!!!』
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/11(火) 00:27:42.59 ID:TNn2oGvSO
今日はここまでにします
最後に悲劇のヒーロー、アレン君の能力解説を…

「白刃の盾(プラチナム・イージス)」
※さっきの(プラチナム・シールド)はミスでした

白金のような美しさと、鋼鉄の如く硬さ、そして真剣のような切れ味を持った盾
投げれば丸ノコのように回転しながら飛んでいき、相手を切り裂く
大きさをある程度変えることもできる


数ある能力の中でも、このような武器を作り出し操る能力を特に『(武具)生成能力』と呼ぶ
このアレンの能力を初め、第一章に登場した『元・戦闘天使α』の『剣の帝』や
第二章、本章に登場する『王族護衛隊総隊長センリ』の『魔帝の弓矢』や
本章に登場する『ゼルガ』の『鬼面斧』などがある

これらの能力によって出現した武器は、本人が能力を解除しない限りは他人も使用することができる(ただしセンリの弓矢は腕と一体化しているため、他人は使用不可能)
しかしこの場合、武器単体を使用できても、効力は一切発動しない(つまり、ゼルガの鬼面斧の場合、何度斬り付けても性能が上昇しない)
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 00:49:17.61 ID:IJ9ztptq0
乙でした
457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/11(火) 01:14:09.29 ID:TNn2oGvSO
いい機会なので、その他の能力の種類についてもまとめてみました
質問があれば、また明日にでも答えますので、どうぞ

『超能力』…おそらく最も多く見られる能力。自分の周囲になんらかの影響を及ぼしたり、また、自身に影響を与えるものもある。一度の精神力の消費量は大したことないが、多用されることが多い
例・危険な操作法(テンコ)、漆黒を駆ける翼(クロ)、太陽の超重力(ゼクト)、鏡からの侵略者(戦闘天使γ)など

『精神操作能力』…強制的に眠りに付かせる催眠術や、幻覚攻撃など、肉体的なダメージはないものの、精神に被害をもたらす能力。
直接、肉弾戦に持ち込むリスクがないため、非常に便利だが、発動に条件があることが多く、多用も難しいとされる
例・夢幻の呼び水(シェアリ)、魔幻の弧光(戦闘天使β)など

『肉体強化能力』…身体能力を向上させる、至ってシンプルな能力。
ポチやコヨーテのように、肉体の一部分しか強化できない能力が多いが、全身を強化できる能力も存在している
王族護衛隊副隊長ジークの『雄々しき黒山羊の猛進』がそれである
これは、全身に動物的な変化さえもたらし、精神をも狂暴化させてしまう、『神獣化』を可能とする稀有な能力である
例・銀の踊り(ポチ)、金の踊り(コヨーテ)、雄々しき黒山羊の猛進(ジーク)など

『自然操作能力』…自然界に存在する物質を自由に操る能力。
超能力に似ているが、こちらは数が少なく、得てして非常に強力な能力であることが多い。消費する精神力の量が多いのも特徴
ちなみにエレカ、クレア、シェアリがそれぞれ有する雷、炎、水の操作能力は、これらの原型(アーキタイプ)であり、また、すべての能力(バイ・セカンド)の原型である
例・憂鬱な天の支配者(イン)、空天掌(男/現・戦闘天使α)、『バイ・セカンド』の原型(エレカ、クレア、シェアリ)など

『物質強化型』…既存の物質を強化する能力。こちらもあまり見られない。強化された物質を他人が使用することはできない(強化されていない状態になる)
基本的に防御のためのものが多い。消費する精神力は少なく、気軽に使える。
例・騎士の銀凱(センリ。着ている衣服を強化。防御タイプ)、無敵の外装(ロキ。マントを強化。防御タイプ)、鋭利な刃物(シオン。メスを強化。攻撃タイプ)など

『武具生成能力』…武器を作り出し、自由に操る。特殊な効力を持つ場合もある。基本的に精神力の消費が少ないが、効力によっては大きく変動する
例・魔帝の弓矢(センリ)、鬼面斧(ゼルガ)など

『分類不能の能力』…だいたいが超能力として扱われがちだが、少し違うのでは?という能力
例・シロの二つの能力…自らの記憶の管理、他者の記憶への干渉は超能力ではない?
中央電波網(エレカ)…あまりに限定的すぎるため、超能力として扱いがたい?
悪魔神(ルシファル)…『憑依状態』だけなら肉体強化能力として扱えるが、『具象化』は別であろう
天なる魔笛の呼び声(メイ)…天使の親衛隊を呼び出した能力。
悪魔神『具象化』も同じ呼び出しなので『召喚能力』として一括りにしてもいいかもしれない
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 02:28:09.21 ID:IJ9ztptq0
どんどんこの世界が固まっていくなあ、いいね!
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 07:10:11.24 ID:mWuJVTzAO
男の能力って、そんなにレアな能力だったのか
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/11(火) 20:19:33.03 ID:TNn2oGvSO
>>459
そうですね、数少ない『自然操作能力』使いの肉体を得た男はツイてるんじゃないでしょうか
ただ、他の同種能力所持者と比べると、まだ能力を完全に使いこなせていません
その力を十二分に発揮するには、数年の厳しい鍛練が必要なのです
クレアやシェアリも、10年近く掛けてあのレベルにたどり着きました


ちなみに、天使たちが能力を一つしか持っていない(『バイ・セカンド』が存在しない)ことは何度か書きましが
天使たちの中には武器を使って戦う者も多くいます
(特に武装天使なんかは、武器のみで戦う天使です)
能力+武器で、悪魔と対等に渡り合うのです
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 22:44:46.64 ID:Ag2AO99SO
天獄戦争開戦から、およそ30分が経過…

被害の詳細はまだほとんど伝わっていないが

悪魔が劣勢なのは誰の目にも明らかだった

武装天使たちによる、山間部の襲撃

まず、戦力が皆無である地点を叩き

戦力をそちらに寄せ…

その間に残りの天使…つまり《天》九位階総員で進撃を行う

これが天使側の作成である



セラフィム「…と、奴らは思い込んでるんだろうが、実際は全然違う」

セラフィム「山間部を襲撃したのは、たまたま近くに広がってたからだし」

セラフィム「武装天使に暴れさせているのは、単にこの戦争を知らしめたかったからだ」

セラフィム「最後まで『え?戦争?知らなかったなぁ』なんて言う奴がいたら嫌だからな」

ドミニオンズ「嫌だとか嫌じゃないとか、そういう問題なの?」

セラフィム「何かまずいことがあるか?」

ドミニオンズ「奴ら悪魔は、もっとちゃんとした理由がないと、怒ると思うよ」

セラフィム「理由なんてどうでもいい」

ドミニオンズ「あんたと違って、たまにこだわるのがいるんだよ」

セラフィム「そうか?……ん?」ピクッ
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 22:47:15.13 ID:Ag2AO99SO
セラフィム「……」

セラフィム「…来るな。600m手前からだ」

ドミニオンズ「僕らがやろうか?」

セラフィム「…そうだな。お前たちに任せよう」

ドミニオンズ「だってガンダル」

デュナメイス「ちゃんと聞いてたぜシャウラ」

セラフィム「……視えるぞ」


?「うおおおおおおおおっ!!」ドギュンッ!!!


デュナメイス「なんだ、はえーなおい」

ドミニオンズ「…参ったね。ああいうのとはなるべく戦いたくないんだけど」

エクスシアイ「あの速さ、能力か?」ズイッ

ドミニオンズ「たぶんね。肉体強化じゃないかな」

エクスシアイ「私が、出よう」スッ…

セラフィム「…おい、俺は四位五位に…」

セラフィム「…まぁ、いいか」


?「見つけたぞ天使ィイイイイイイ!!」ギュオッ


エクスシアイ「直接、突っ込むつもりか…?」シュルッ

「『UNIT』白蘭(ビャクラン)」バサァッ…
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 22:50:30.69 ID:Ag2AO99SO
?(マントが翼に変わった!?…いや、関係ない!この速さなら…)


エクスシアイ「おい」シュンッ

?「!!??」

?(一瞬で…間合いが…!?)

エクスシアイ「名乗って、みろ」

?「!?なに言っ」

エクスシアイ「遅い、時間切れだ」スッ

グシャアッ!!!

?「……」ゴキッ

ドサッ…

エクスシアイ「…脆い、奴だ」

デュナメイス「おいおい…待てよ…結局、こいつはどこのどいつだったんだ?」

ドミニオンズ「さぁ…でも、正規兵じゃなさそうだね。フリーの傭兵かもよ」

セラフィム「……」



「…ええ。No.27、やられました」

「信じられませんが、一撃です…どうやら敵は飛行能力を有しているようです。それと…」

「早すぎてよく見えませんでしたが…黒い腕で叩き潰していたように見えます」

「…分かりませんが…どうします?」

「…了解」

ブツッ

「…来い、天使ども…『ヘルアクロウズ』を舐めるなよ」
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 23:16:43.19 ID:Ag2AO99SO
黄の城に向かい歩いて進行する《天》九階位

彼らに特攻していき、一撃で散った『ヘルアクロウズ』No.27

それを遠距離から監視していた別メンバー

さらに別の場所でその報告を受けたメンバー


「ヘルアクロウズ」の最大の武器である「何事にも縛られない行動権」が

九階位を初めてターゲットにした


後は…

No.8「仕留めるのみ…!」ギュウウウウン…

No.8「上位メンバーとして今までやってきた…その力を…」

No.8「最強の遠距離攻撃を見せてやる…!」ギュウウウウウン…!!!

No.8「チャージ完了…!いくぜ『バイ・セカンド』究極波動砲(アルティメット・バーストショット)」

この能力の射程距離ギリギリの、およそ1km離れた箇所にいる九階位

だが、既に回避は100%不可能!

No.8「去ねやぁああああああああああ!!」カチッ!!!


ドギュウオオオオオオオオオッ!!!


セラフィム「……また来るぞ。でかい力だ」

セラフィム「これは…遠距離砲撃だな」

ドミニオンズ「砲撃?…オッケー。今度こそ僕らが」

デュナメイス「やってやるよ!」ザッ

ギュオオオオオオオオオッ!!!

デュナメイス「おし、来たぜ」

ドミニオンズ「本当にレーザー砲か…」スッ

『封吸笏(フウキュウシャク)』

フシュッ…
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 23:27:47.27 ID:Ag2AO99SO
No.8「!」

No.8(…なんだ…?砲撃が…消えた…?)

No.8(当たったのか…!?)


デュナメイス「よし…そのまま…」

『弾(ダン)』

ドギュウオオオオオオオオッ!!!


No.8「……え?」

No.8「そ、そのまま…帰って…来た…?」

ボゴォオオオオオン!!!


ドミニオンズ「なるほど弱いね」

デュナメイス「だから結局誰なんだよ」


だいぶ離れたところ

No.14(通信係)「…ええ。No.27に続き、待機していたNo.8までも…」

No.14「想定外すぎます…奴ら…」

No.14「No.8の砲撃を、はね返した…!」

No.14「……ええ、そうです。今までに動きを見せたのは3人…それも、一人は子供のようです…」

No.14「どうします?やはり当初の予定通り…」

No.14「……はい?今、なんて?」


シオン「全員は止めきれない。だから…」

シオン「一人ずつ潰そう」
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 23:31:21.47 ID:Ag2AO99SO
No.14「…しかし、シオン先生…」

No.14「いくらなんでも一人ずつ、というのは…」


シオン「いや…話を聞いてだいたい理解したよ」

シオン「奴ら、強すぎるんだろう。きっと、何階位…とかそういうやつかね。聞いたことがある」

シオン「多少の犠牲はやむを得ない」

シオン「直接見ていた君なら、そう思ったんじゃないかね?」


No.14「……」

No.14「ええ。あいつらは間違いなく止めきれません」

No.14「…あなたのおっしゃる通り、犠牲はやむを得ないでしょう」


シオン「…私もできればそちらにいたいが」

シオン「もうしばらくは城周辺に身を潜める。この通信だけが頼りなんだ」


No.14「……ええ、分かってます」

No.14「しかしまだこちらも23人います。ただじゃ終われませんね…」

No.14「とにかく、そちらが何も起こらないことを祈っていますよ」
467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/12(水) 23:36:49.52 ID:Ag2AO99SO
ちょっと少ないですが、今日はここまでにします

なんだか分かりにくい書き方をしましたが、実質、九階位の強さを見せつけただけの話でした…(しかも3人…)

シオン―――(??km)―――No.14―(およそ5km)―九階位

と、いくらか距離があります

No.14は、千里眼的な能力の持ち主でして、それでもって遠くの九階位を観察して、逐一報告しているんですね
ちなみに報告・通信というのは、件のトランシーバーによるものです
トランシーバー便利杉…
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 06:40:30.32 ID:H/shYphAO
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 14:15:43.98 ID:5yoL90bDO
1乙〜
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:50:21.01 ID:/MnTI0rf0
乙です。
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/13(木) 22:41:20.61 ID:9yH7YZUSO
移転かぁ…
パー速→製作→SS板
これで二回目だ
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

472 :真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 03:06:43.60 ID:d00Uf+3jo
>>1まだー?
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:50:29.32 ID:fUp3E6KSO
今日も書けませんでした…
本当にすみません…

明日は必ず書きます!
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:23:53.25 ID:AbLaxpjyo
慌てるな!
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 23:29:52.87 ID:K4y30GgSO
なかなか話が固まりませんが、とりあえずちょっとだけ書いてみます
少しでも活路を見いだせる…かな…?
ついでに、このスレがものすごい下の方にあったので、上げました


各人物の動向

《天》九階位…黄の城に向かってぞろぞろ進行中。徒歩のため、時間がかかる

ヘルアクロウズ…シオンを筆頭に、天使たちを倒すために奮闘中

武装天使…現在は、比較的規模の小さい集落などを攻撃中

王族護衛隊・各城の兵士…武装天使たちを殲滅させるために出撃

テンコ…ゼクトと共に、ヘルアクロウズ本拠地で最後の修行中

そして、男……
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:32:20.62 ID:d5Fum5QLo
実は《天》九階位の1人だった女ちゃんに期待
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/18(火) 00:29:08.55 ID:swBX+QYSO
男…ゼルガと、その他戦闘天使「ν(ニュー)」「λ(ラムダ)」の班と共に、未だ待機中
男「……」

男(俺が…俺が勝手に動けば…こいつらはどうする?)

男(例えば俺が、こいつらに向かって、いきなり攻撃を仕掛けたら…)チラッ

男(…『戦闘天使』は俺含めて、1、2、3人…それと、班員は各4名ずつ。おっさんも俺の班員だ…)

男(……無理だ…。11人を同時に相手にして、勝てるワケがない…!)

男(ならやっぱ、おとなしく指示を待つしかないのか?)

トントン

男(?)クルッ

?「おいα…あいつ…あそこにいる男…挙動が妙じゃないか」

男「あ、えっと、あんたは…」

ν「同じ戦闘天使のν(ニュー)だ。いい加減に覚えろよ」

男「わ、悪い…」

男「それで…妙な男ってのは…?」チラッ


?「……」ソワソワ


男「…あいつか…確かに怪しい…」

男(って、俺は何を真面目にやってんだ!?)

ν「……」パパパ

男「?なんだ?今、何した?」

ν「……」

ν「ハンドシグナル。班員に伝えただけだ。お前、まさか分からないのか?」

男「……こ、小言で伝えれば、大丈夫だろ?」

ν「…お前もすぐに班員に伝えろ。λ(ラムダ)にもな…あいつの場所からじゃ見えないだろう」

男「あ、ああ…注意しろ、と…」

男「……」

男「そのλはどこだ?」
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/18(火) 00:31:58.10 ID:swBX+QYSO
ν「なに?」クルッ

ν「…いない。なんだと?班員ごと…あいつらどこに行った?」

男「??」

ゼルガ「α…どうした?」ボソッ

男「お、おっさん…λってのがいなくなったんだ…」

ゼルガ「バカな。λ班は、確かに俺たちの後ろにいるが、距離は20mも離れてない。目立つ動きがあったら、分かるはずだ」

男「…だよな」


ν「ああ…目立つ動きを見せる間もなかった、ということだ」

男「え?」

ν「…俺の班員が見つけてくれた。あそこに…」スッ

ν「脳の欠片がぶちまけてある」

男「…!…いつのまに攻撃を…!?」

ν「…慌てるなよ。よく考えろ。脳がぶちまけてあるってことは当然、脳をぶち抜かれたんだ」

男「それがなんだよ…」

ν「近距離から殴り付けたり、撃ったりしたら、さすがに音で分かる」

男「…じゃ、遠くからやった、ってことか」

ν「ああ。恐らくこれは…」

ν「矢。それも、通常の矢じゃない。空を切る音さえしない、つまり能力による矢だ」

ゼルガ「…矢を使う悪魔…か。当てはまるのは」

ν「俺の知る中でただ一人だ。王族護衛隊のセンリ。あれを相手にするのは厄介だな」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/18(火) 00:36:17.45 ID:swBX+QYSO
男「王族護衛隊?センリ??」

ν「…戦闘天使ならそれくらい知っていろ」

ゼルガ「とにかく、奴が遠くから、矢でλ班を仕留めたわけだな」

ν「α、お前より部下のほうがまともだな」

男「……」

ν「そうして、誰かが死体をさっさと回収した」

ゼルガ「ちっ。俺たちより少し離れていたλ班を狙うとは、タチが悪いな」

男「……待てよ」

ゼルガ「?」

男「その…センリ?が、今度は俺たちを狙ってくる可能性はないのか?」

ν「ない。矢の攻撃を気付かせずに俺たちを全滅させられるとは、奴も思っていないだろう…」

男「でも、あのまま気付かなかった可能性も…」

ν「…まぁ、ないわけじゃない」

男「なら…!」

ν「落ち着けよα。本来なら俺たちは、遠くから矢を飛ばすセンリより」

ν「近くにいる『その仲間』に注意をするべきだろ」

男「!」

ゼルガ「センリが静かに殺したλ班を、さらに静かに回収した奴がいるな…そいつに攻撃される可能性の方が大きい」

ν「そもそも、あの挙動不振な男がそれかもしれない」

男「どうすりゃいいんだ!?」

ν「簡単だ」スッ

サッ サッサッ

ν班班員たち『!』ババッ

ν「臨戦体制を取る。目立った動きを見せる奴がいたら、すぐに迎撃する」

男「そ、そうか…」

ゼルガ「聞いていたな?α班。皆、用心しろよ」

α班班員1「はい!」

α班班員2「!?…あれ、え?」

ゼルガ「なんだ?」

α班班員「あ、あれが…もしかしたら…」スッ

ゼルガ「……?」クルッ

ゼルガ「…!?」


『DANGER』


ゼルガ「爆弾だッ!」

男「!?」バッ

ν「なるほど、な…しかも複数個…」

ゼルガ「しまった…!爆弾なんて使われたら、迎撃のしようがない!」

ν「こちらの反撃を許さない…一方的な攻撃か」

男「ど、どーするんだよっ!?」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/18(火) 00:43:46.57 ID:swBX+QYSO
ν「まぁ…死ななきゃいいだろ…」スッ

カキカキ カキ…

男「?」

ν「…俺の能力は『滅減と転移の算法(ディズィリューション・トリック)』」カキカキ

ν「簡単に言えば、相手の攻撃の威力を削って、その分を別の箇所に飛ばす能力だ」カキカキ

ν「ただし、どこに飛ばすかを、わざわざ矢印で書かなくちゃならんから、急な攻撃にはほとんど対処できないんだ」カキカキ

ν「だが、こういうときにはその力をフルに発揮できる。お前ら俺と一緒でよかったな」カキカキ…

ピタッ

ν「全方位に飛ばせば、敵がどこにいようが関係ないだろ」

男「全方位…!」

ν「爆発するとほぼ同時に、敵もダメージを負う。削り切れる威力には限度があるから、当然俺たちも痛い目を見るが…」

ν「きっと奴らに与えるダメージの方がでかい」

ν「奴らが怯んだと同時に動き出せ。もう待機は必要ない」

男「動き出せって、どこに!」

ν「考えれば分かるだろ。俺たちの最終目標は黄の城にある!」

男「黄のし…」


『DANGER』カチッ!

ドゴォオオオオオオオン!!!!


男「うおおおおお!?」

ν「ぐ…う……!」

ν「に、ν班、出動だ!」ダッ!!

男「!」

ゼルガ「α、俺たちも早、く!」

男「あ…」

男「…α班、出動だっ!」ザッ

ゴオオオオオオ…

燃え盛る炎の中から駆け出した二つの班は

自らが仕掛けた爆発の『転移』を受けて、倒れた悪魔たちを飛び越えて

それぞれ別の方向に動き出した

スレが壊れたところ、直します。。@荒巻 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/operate/1161701941/
482 :真・スレッドストッパー :停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
483 :真・スレッドリペアー :再開
修復しますた。スマソ・・・
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/18(火) 01:27:43.20 ID:68oMEK370
tes
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 01:33:23.10 ID:DCtisduU0
ピンポイントで災難に遭ってしまったね
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 06:41:51.03 ID:TIjhEyOAO
停止ワラタ
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 07:21:55.36 ID:q+sBApqpo
停止(ストッパー)の能力と
修復(リペアー)の能力も
是非、読みたくなりますたw
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/20(木) 23:02:37.21 ID:nidLXxYSO
男「はぁっ、はぁっ…」タタタタッ

ゼルガ「α!このままどこに行くつもりだ!?」タタタタッ

男「また周りから攻撃されるかもしれないだろ!とにかく逃げる!」タタタタ…

ゼルガ「逃げる?…逃げるだと!」ガシッ

男「うわっ!」グイッ

ゼルガ「それは俺が許さん!」

男「な、なんだよおっさん…!」

ゼルガ「ここは戦場だぞ!戦場で許される行為は二つだけだ!」

ゼルガ「『戦って生きる』か『戦って死ぬ』か、どちらかだ!」

男「…戦う以外の選択肢はないのかよ!」

ゼルガ「そこが戦場だ!!」

男「……っ!」

隊員1「…隊長!敵です!」

男「!?」クルッ


悪魔1「っしゃぁああああっ!!」バッ

悪魔2「もらったァ!」ジャラッ


男(二人!やば…)

ゼルガ「鬼面斧(きめんふ)!」ブンッ!!

悪魔1「がっ!?」ゴシャッ

男「!」

悪魔2「てめぇ!」ジャラララッ!!!

ゼルガ「鎖鎌か。くだらないな」

隊員2「ですね…!」サッ

隊員2「固駕甲羅(こかこうら)!」ガキィンッ!!

悪魔2「弾かれた…!なら『バイ・セカンド』で…」

悪魔2「!!」

悪魔2「おい…今…腕にあった甲羅は…?」

隊員2「ん?上だけど」

ガコンッ!!

悪魔2「なっ…!」

隊員2「降下甲羅(こうかこうら)!」

悪魔2「くs グシャッ

男「……」ポカーン
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/20(木) 23:48:37.10 ID:nidLXxYSO
男「は…早くね…?」

ゼルガ「なに惚けてる。3人目がいるぞ」

男「なっ…」

悪魔3「ちっ…」スッ

悪魔3「気付いてやがったか…それにしても…てめぇら…」

悪魔3「さっきから…調子に乗るんじゃねぇぞォ!」ダッ


隊員2「向かってきた…!」サッ

悪魔3「広打鞭(ワイドウィップ)!」ヒュパンッ!!

隊員2「!?…くっ!」ガキンッ

ゼルガ「鞭か…!甲羅でガードしても、そこからさらに『しなり』で背中まで届く…」

隊員2「うっ…とうしいっ!」ブンッ

悪魔3「ふんっ!」ズダンッ!!

隊員2「…馬鹿め!さっきのを見てなかったのか!跳んで避ければ頭上から…」

ガコンッ!!

悪魔3「落ちる甲羅だろ?そんなもん、通じねぇよ!」バッ

悪魔3「『バイ・セカンド』爆打鞭(ボンバー・ウィップ)!」ブンブンッ

隊員2(鞭を上に向けて回した!?)

ボゴンッ!!

隊員2「爆発…!?」

ゼルガ(爆ぜる鞭だと…!)

ゼルガ「直撃はまずい!避けろ!」

隊員2「くっ!」バッ

ゼルガ「俺は『避けろ』と言ったんだ!ひび割れた甲羅じゃガードは…」

悪魔3「爆打鞭!」バシュッ

ボンッ!!

隊員2「…防げたっ!?」

悪魔3「まだまだだッ!鞭(ウィップ)!!鞭(ウィップ)!!!」ビシュシュッ

隊員2「!!」バキキッ

隊員2(音が変わった…!駄目だ、これ以上は耐えきれな…)

悪魔3「とどめの爆打鞭(ウイィィィィップ)!」ビシュッ

隊員2「…っ…!」


男「空・天・掌(エアクルーラー)!」バッ


490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/20(木) 23:51:36.45 ID:nidLXxYSO

ゼルガ「!」

悪魔3「あぁ!?」

隊員2「隊ちょ…!?」


男「高気(エア)…」

男「砲(バースト)ッ!」

悪魔3「……!?」


ボッ!!

悪魔3(!…なんだ、これっ…!!)

悪魔3「ぐあっ!」ズザザァ

男「…分かった…分かったよ…!」

男「これが戦争!戦いなんだろ!」

ゼルガ「α…!」

男「来い悪魔ッ!」

悪魔3「じ…上っ等だあああっ!」ブンッ!!

男(ただの鞭か、爆発する鞭か、どっちだ…!)

男「…関っ係ないけどな!!」バッ

ボフッ…!!

悪魔3「ギリで止めたァ…!?」

男「空座包(エアクッション)だ!さて、爆発しなかった!な!ら!」ガシッ

男「こっち来いッ!」グイッ!!

悪魔3「!?」グンッ!!

男(片腕で簡単に、鞭ごとあいつを手繰り寄せられる…それだけの力があるなら…!)

男「…空(エア)……」スッ

男「上掌(アッパー)!!!」ブンッ

ドパァン!!

悪魔3「ぐうっ…!」

ゼルガ「空気の拳!」

悪魔3「…があっ!」ズザザァ…!!
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/20(木) 23:59:10.72 ID:nidLXxYSO
悪魔3「ち…く…しょう…」ドサッ

男「…っしゃぁ!」


隊員2「隊長ッ!後ろ!」


男「っ!?」バッ

悪魔1「あんな斧一振りで…伸されてられねぇんだよ!」シュッ!!


男(最初におっさんが倒した奴!起きてきたのか…!)


ゼルガ「…一振りで伸されないなら…」ガシャッ

ゼルガ「二振りだ」ブンッ


鬼面・破蕘波(きめん・はじょうは)


ズパッ!!

男「……!!」

悪魔1「あ…あああ…」

悪魔1「俺の腕がぁああああああ!」ブシュウウウ!!!

ゼルガ「ふん。腕だけじゃ物足りないな…」スッ

悪魔1「あああああああ…」

悪魔1「…なんてな」ニヤッ

ドスッ

ゼルガ「……」ガフッ

ゼルガ「!…なん…だ…?」ドクドク…

男「…腕から吹き出した血が…!?」

悪魔1「…血液中の鉄分を操り…血液を鉄そのものに変える…」

悪魔1「それが俺の能力…凝装血痕(ブラッド・マリアージ)!」

悪魔1「つまりてめーが俺の腕を切り落としたおかげで!便利な武器が二本手に入ったわけだ!」

ゼルガ「…ぐ…そんな捨て身な攻…撃が…」

悪魔1「ウチには地獄一の名医がついてるからな!捨て身覚悟で戦えるんだよ!てめーらとは違ってなぁ!」ブンッ!!

ゼルガ「ちっ…!」サッ

フラッ…

ゼルガ「……!」ガクンッ

悪魔1「…無理すんなよ。確かに腹を貫いてんだ!」

ゼルガ「まさかいきなり…こんな手負いの状態になるとはな…」

悪魔1「悔しいか!」

ゼルガ「ああ、悔しい」

ゼルガ「α、あまりいいところ…ばかり…持っていくなよ…」

悪魔1「なに…?」
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/20(木) 23:59:36.25 ID:nidLXxYSO
男「いいところばかりったって…」ガシッ

悪魔1「!」

男「まだ二回目だ!」グイッ!!

悪魔1「ちっ…!離せ!」シュッ

男「その、血の針…吹き出した血が固まってるワケだろ?…なら」

男「つまり腕と繋がってんだよな!?」ボシュッ!!

悪魔1「!?」バキンッ

男「打ち上げてそれで…ガードが空いたぞ!」

悪魔1「……!」ハッ

男「くらえゼロ距離…」

男「高気砲(エアバースト)ッ!」ボッ


ボンッ!!!


悪魔1「……ごぼっ…!」ヨロッ…

悪魔1「……」ドサッ

ゼルガ(い…一撃…!)

男「う…」

男「っっしゃああああっ!」

隊員2「隊長、こんなに強かったっけ…!?」
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/21(金) 00:02:12.35 ID:pD1lmThSO
今日はここまでにします 

軽く男無双になってたけど、実戦(ゼルガとの修行除く)はこれが初めてなんだよなぁ…ちと強すぎたかな…

改行が80行までに増えたから、レス数がさらに少なくなりそうです…
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 00:08:17.65 ID:4YCQ9YUqo
ここからどう転ぶか期待!
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 00:18:10.81 ID:mPp4rHVDO
1乙〜
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/21(金) 06:47:52.08 ID:NTLVVBUAO

497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/22(土) 08:01:37.51 ID:ne+MLnOz0
乙です。
盛り上がってまいりました。
更新が楽しみです。
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:19:37.33 ID:tXVLa5gSO
男「ふーっ…なんとか勝てた…ギリギリだったなぁ…」

ゼルガ「言うほど苦労していたようには見えなかったが…」

男「いやいや、汗出まくりアドレナリン出まくりでヤバかったって!」

男「…つーか血ぃ出まくりのおっさんは大丈夫なのかよ!?」

ゼルガ「ああ…」ドクドク…

ゼルガ「まぁ、痛みはもうないから…止血さえしておけば平気だろう」

隊員2「ゼルガさん、応急処置を…」スッ

ゼルガ「すまんな…」

男「……ん?」

男「あと一人どこ行った?」

ゼルガ「!!」バッ

隊員2「……!」キョロキョロ

ゼルガ「…いない…ぞ。いつの間に…」


?「一人いたら三人…三人いたら五人…五人いたら十人いると思え!」


男「誰だ!?」グルッ


?1「ヘルアクロウズNo.11、キルト!」

?2「ヘルアクロウズNo.30、メーラー!」

?3「ヘルアクロウズNo.17、クスハ!」

?4「ヘルアクロウズNo.24、ゼレーヌ!」


男「よ、四人も…!?」

ゼルガ「まだ仲間がいたのか!」

隊員2「隊長!!あれっ…!」

男「!」


キルト(No.11)「お…こいつのことか…?」スッ

隊員1「たい…ちょ…」

男「いた…!」

キルト「お前たちが戦ってる間に、こっそり殺らせてもらったぜ」

男「…ま…まだ生きてる!」

キルト「そこに噛み付くか。なら…」スッ

ゴキッ…

隊員1「……」カクン
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:26:52.22 ID:tXVLa5gSO
隊員2「そんな…首…を…」

男「てめぇ…!」ギリッ

クスハ(No.17)「お?やるか?」

男「当たり前だ!仮にも俺の隊員を…」

ゼルガ「α!」

男「…!な、なんだよおっさん…」

ゼルガ「よく考えろ!こっちは三人、向こうは四人だぞ!まともに戦って勝てると思うか?」

ゼレーヌ(No.24)「それはまぁ、冷静に考えれば分かるよね」

男「で、でも…!」

ゼルガ「でも、じゃない!こいつら…特に真ん中の奴は、かなり強いぞ!これ以上無駄な犠牲は出せん」

男「ならどうすりゃ…」

メーラー(No.30)「ぐちゃぐちゃと…」

メーラー「うるさいゼ天使共!」バッ

隊員2「来…」

ゼルガ「…お前は一番弱そうだな」

メーラー「あぁ!?」

ゼルガ「α。『ならどうすりゃ』いいか、教えてやろう」スッ

ブンッ!!

メーラー「!!?」バキィッ!!

ゼルガ「犠牲は、負傷した俺一人で事足りる」ズッ

男「おっさん!?」

ゼルガ「…この鬼面斧はもともと…一人で複数の敵を潰すのに適しているからな」

男「だけどあんたは今…」

ゼルガ「心配するなよ。こう見えて俺は、元戦闘天使なんだ」

男「知ってるっ…!」

ゼルガ「なら、早く行け」

男「ち、違っ…」

ゼルガ「なにが違う?」

男「…あんた、負傷してんだぞ…」

男「それに…あんたを一人にしたら、それをいいことにあいつら、また仲間を呼ぶかもしれないだろ…!」

ゼレーヌ「呼ばないよ」

男「嘘つけ!」

キルト「嘘じゃないさ。この辺りに向かっていたのは俺ら七人だけだ」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:28:28.56 ID:tXVLa5gSO
男「…もう…黙れ!」バッ

男「空天掌(エアクルーラー)・高気砲(エアバースト)!!」ボッ

クスハ「来たな?」スッ

クスハ「…葉散らす大樹(メイプル・シューター)!」

シュシュシュッ!!!

男(何かが飛んで…)

ボンッ!!

男「阻まれた…!」

ゼレーヌ「…見えないけど…何か爆発したね、今」

クスハ「爆発か。じゃあ俺の『木の葉』は効かんな…」

メーラー「なら、俺がやる!」スッ

メーラー「大地の大欠伸(テラヨーン)!」

ビキビキ…

バカッ

男「…え?」

隊員2「地面が割れた…!」

男「くっ!?…飛天来(エアフロウ)!」ブワッ!!

メーラー「飛んで逃げたか!だが…」

キルト「隙だらけだぜ、今」ギュオンッ!!!

男「なっ…!!」

隊員2「固駕甲…」

キルト「死を覆う大鎌(デス・レス・ヘルサイズ)!」ブオンッ!!

隊員2(速い!これは間に合わ…)

男「っ…!」


ガキィン!!!
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:31:07.79 ID:tXVLa5gSO
キルト「……ふぅん」

キルト「見かけ倒しじゃなさそうだな、その斧…」

ゼルガ「当然だ。なんせまだ『四之面』。ここからが本領だからな」

ギギギギギ…

男「おっさん…!」

ゼルガ「…α…」グググ…

ゼルガ「いいか…これが最後だ…もう二度と言わんぞ…」

ゼルガ「俺が一人で残る…!」

男「……う…」

ゼルガ「……先に、行け」

男「い、嫌だ…!」

ゼルガ「αぁ!!」

男「!?」ビクッ

ゼルガ「俺はお前に、教えられることは全部教えた」

ゼルガ「だがお前はいつも、その上を行く力を見せた」

男「……」

ゼルガ「…お前は強い。だから、こんなところで、その力を無駄遣いするべきじゃないんだ」

男「!」

ゼルガ「頼む…」

男「……」ググッ

男「必ずっ…必ず戻るからな!!」

ゼルガ「…今は、任せてくれるんだな?」

男「…その代わり、ぜってぇー死ぬなよ!…『命令』だ!」

ゼルガ「……」

ゼルガ「…任せろ『α隊長』」

男「…行くぞ!」

隊員2「…はいっ!」
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:40:24.42 ID:tXVLa5gSO
キルト「おいおい…逃がすなよ!」ギギギギ…

メーラー「分かってるよ!大地の大欠伸!」バンッ

男「もう効くか!」ピョン!!

クスハ「今度は飛んだだけじゃ避けられないぜ!」スッ

クスハ「…葉散らす大樹!」

ブワッ!!

男「下(亀裂)から…!」

隊員2「固駕甲羅!」ガキィン!!

クスハ「…止めたぁ!?」

隊員2「今度は…間に合った!」

男「お前…」

隊員2「早く行きますよ!隊長!」ダッ

男「…ああ」ダダッ


キルト「簡単に行かせるかよ…!」ガキンッ

ゼルガ「ぐっ!」グラッ!!

キルト「大……」ググッ

キルト「絶覇!」ブォンッ!!


男「……!」グルッ!!

隊員2「!」

男(おっさんとの戦いで見た…衝撃波!)

男「……高気砲!」ボッ

ドパァン!!


キルト「相っ殺…だぁ!?」

男(あの時は威力が足りなかったからな…!)

隊員2「隊長!」

男「分かってる!もうあいつらとは戦わない!」ダッ

男(これでいいんだろ…おっさん…!)

キルト「ちぃ……!」ギリッ
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:41:09.69 ID:tXVLa5gSO
ゼルガ「…さて!」ブォン

キルト「!!」サッ

ガキィン!!

キルト「ぐ…重いな…!」

ゼルガ「…さっきの技は…絶破か」

キルト「大絶覇だ!」

ゼルガ「一流の刃物使いのみが会得できる、強力な斬撃…」

キルト「よく知ってるな…」

ゼルガ「当たり前だ。あの技のオリジナルは、俺たちの主、熾天使様のものだからな」

キルト「!…なるほどな…!」スッ

ゼルガ「……」ググッ

キルト「大絶覇!」ブォンッ!!

ゼルガ「鬼面・絶覇斬!」ブォンッ!!


ドゴンッ!!!


キルト「…面白ぇ。大鎌VS大斧か…!」

ゼルガ「俺の得物に勝てると思うなよ…!」


クスハ「…普通、斬撃同士のぶつかり合いで、地面が凹むか?」

ゼレーヌ「いや…力と力のぶつかり合い…だよ」

メーラー「ち、近付けねぇだろ…!」


ゼルガ(…この傷でどれだけ保つか…)

ゼルガ(やってやろうじゃないか!)
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 00:49:16.68 ID:tXVLa5gSO
今日はここまでにします

疲れてんのか、頭があんまり周りませんでした
四人のメンバーの能力もとっさに考えたので、かなりいい加減な気がします

せめて、出しそびれたNo.24、ゼレーヌの能力だけちゃんと書いときます
「反転地点(ターニング・ポイント)」…空間上に見えないポイントを3つまで設定することができる
ポイントに触れた攻撃は威力に関係なく、向かって来た方向とは逆の方向に返っていく
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 00:51:46.48 ID:ZxtlccODO
1乙〜!!
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/23(日) 06:43:00.13 ID:dZi4osnAO
おっさん……

507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/23(日) 15:47:59.59 ID:tUAAOnCw0
乙です。
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 21:23:58.65 ID:tZCrFZiSO
《天》九階位、依然移動中…

エクスシアイ「妙だと、思わないか」

セラフィム「…ん?」

エクスシアイ「我々が、侵入を開始してすでに一時間…いや、それ以上経過している」

エクスシアイ「なのに、なぜ兵士が来ない?」

デュナメイス「兵士ならさっき、俺たちが倒したじゃねーか」

エクスシアイ「あれは、正規の兵士ではないはずだ」

ドミニオンズ「出てこられないんじゃないの」

エクスシアイ「なに?」

ドミニオンズ「いや、なんとなくそう思っただけ」


セラフィム「敵がいないならいないだけ、さっさと事を進められる」

セラフィム「不都合なことはなにもないだろ」


エクスシアイ「そう、だが…」

セラフィム「だが、敵がいないとつまらない」

セラフィム「イベントのないゲームなんて、何の面白みもないからな」

エクスシアイ「……」

ドミニオンズ「…これがゲームなら、まだまだ序盤の序盤だね」

デュナメイス「かったりいゲームだぜ…」

セラフィム「…じゃあお前たち…」

セラフィム「この辺りにいる『正規じゃない兵士』はどうする?」

ドミニオンズ「……」ピクッ
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 21:25:49.33 ID:tZCrFZiSO
デュナメイス「ああ…?いるのかよ。面倒臭えな…」

エクスシアイ「…どのくらいいる?」

セラフィム「お前たちは『気』の一つもロクに読めない…情けないぜまったく…」

セラフィム「…6人だな」

ドミニオンズ「あんたが正確に『読めすぎる』だけだと思うよ…」

セラフィム「お前たち、なんとかしろよ」

エクスシアイ「たかが、6人。わざわざ相手にするのも面倒だ」

デュナメイス「だな」

セラフィム「……おっと、そうだそうだ、言い忘れてたことがあるぞ」

ドミニオンズ「…なに?」

セラフィム「強いのが一人混じってるぞ」

フッ

デュナメイス「あ…!?馬鹿でけぇ影が…」

ドミニオンズ「…急に…だね。見てみなよ、上」

ドミニオンズ「あんな大きな鉄球、見たことないよ」

グオオオオオッ…

セラフィム「…へー…」


グシャアアアアアン!!!!



エクスシアイ「……」ボボボボ…

デュナメイス「…んだよ…お前が止めたんかよ…」

ドミニオンズ「次はもっと余裕を持って使いなよ」

エクスシアイ「それが、どうやらこれはただの鉄球じゃないらしい」グググ…

ジャラッ……

セラフィム「数千本の『鎖』を絡ませただけだ。それがどうした?」

エクスシアイ「気付いて、いたのか。ところがこの鎖」

エクスシアイ「腕に絡み付いて外れない」

デュナメイス「はぁ?」

エクスシアイ「どうやら奴ら、俺を一人にしたいらしい。ものすごい力で引っ張られている」グググ…

デュナメイス「ああ、なるほどな…そりゃお前が真っ先に手ぇ出したからだろ」

ドミニオンズ「踏張るのやめちゃいなって」

エクスシアイ「…熾天使様。すぐに戻ります」タンッ

セラフィム「ああ」

エクスシアイ「では」ギュウンッ!!!


ドミニオンズ「速いね」

デュナメイス「鎖を引っ張る力が強いのか、あいつが『白蘭』使ったのか、どっちかだな」

セラフィム「どっちも、だろ」

セラフィム「さて、障壁もわらわらと涌いてきたようだし、さっさと進行を進めるか」ザッ
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 21:51:27.14 ID:tZCrFZiSO
ヒュウウウウウウ…

エクスシアイ「……」

エクスシアイ(さて…この『鎖』の使い手は…我々を狙って攻撃をしてきて…)

エクスシアイ(たまたま、鎖に触れた『誰か一人』を引っ張ってきたようだな…)

エクスシアイ(それが我輩か…)

ヒュウウウウウウ…

エクスシアイ「……ん?あれか…」

エクスシアイ「…目標を、捕捉。ただちに攻撃態勢に入る。UNIT『白蘭』を砲撃形態に…」


?「……」スッ

ジャララララララララ!!!


エクスシアイ(また、別の『鎖』を…)

エクスシアイ「命令変更。『白蘭』を防御形態に…」バサァッ…


ゴッシャアン!!!


?「……」


パラ…パラパラ…

エクスシアイ「…手荒い、歓迎だな…」ムクッ

?「きききききき効いてないいいい??」

エクスシアイ「…効いて、いない」

?「こ…ここここいつ強いいいいい…」ニタァ…

エクスシアイ(…なんだ、こいつ)

エクスシアイ「お前、三秒以内に名を名乗れ」

?「…ああああアーティエえええええ…」ギュンッ

エクスシアイ「……」バサァッ

ガキィン!!

エクスシアイ「…アーティエ…か。我輩は《天》九階位・第六位、能天使コバルト・エクス」

エクスシアイ「シあ゛」ゴシャ

アーティエ「なななながなが長いいいい…」ブンッ
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 21:55:35.36 ID:tZCrFZiSO
エクスシアイ「……」プッ

エクスシアイ(『鎖』の先、を縛って、大きくしているのか。おかげで歯が一本折)

グシャ

エクスシアイ「…ち…!」バサァ

シュルシュルシュル…

アーティエ「…あああああ当たれ当たれれれれ…」ブンッブンッ

ゴシャ メキッ

エクスシアイ「……」

エクスシアイ「無駄、だぞ」

アーティエ「むむむむ無駄だだだ……?」ピタッ

エクスシアイ「無駄だ、我輩が造り出した『UNIT 白蘭(ビャクラン)』は、我輩の身体を包み込む、白き鎧だ」

エクスシアイ「機能、その一。この無数の羽は攻撃の威力を殺す」

アーティエ「……ななななららら」

独 裁 者 の 束 縛(デスポット・バインダー)

ギュ ギャギャギャギャンッ

エクスシアイ「これは…」

エクスシアイ(無数の鎖…我輩を縛り付ける気か)

エクスシアイ「だが、それも無駄」ジャコン

ボボボボボボッ

ドドドドドドンッ!!

アーティエ「!…ああああ当たらななななななな…」

エクスシアイ「『白蘭』の機能、その二。この羽すべてが我輩の意思で射出できる『弾丸』なのだ」

エクスシアイ「着弾点は、すぐに起爆。そんな鎖、触れるまでもなく止められる」

アーティエ「……」

エクスシアイ「……ところで、さっきから」

エクスシアイ「お前が大事そうに持ってるその人形はなんだ?」ジャコンッ

ボボボボッ!!

アーティエ「……!」バッ

ドドドドンッ!!

エクスシアイ「…そんなに大事なものなのか」

アーティエ「…ここここれに触るなななな…」

エクスシアイ「分かった。一々気になるものでもないしな」スッ

エクスシアイ「ではいくぞ。我輩、さっさとお前を倒して、熾天使様の所に戻らねばならん」

アーティエ「いいい行かせなななななぁああああああい…」
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:30:21.52 ID:tZCrFZiSO
アーティエ「……」スッ

ジャラジャラジャラ…

エクスシアイ(こいつの、能力は…鎖の操作。量や長さも自由自在に操れるようだな)

エクスシアイ(だが、我輩の『UNIT』には勝てるはずがない…)チラ

エクスシアイ「…ガードは、しない。すべて迎撃してやろう」バサァ…

アーティエ「……」グンッ

ギュルル ギュルンッ!!

エクスシアイ(回転、なるほど…動きが読めないな…)

エクスシアイ「だが、関係ない」ボンッ!!

アーティエ「…!」

エクスシアイ「我輩の、羽も全方位に砲撃できる。弾数はほぼ無限だ」

アーティエ「…なななななななななななななななななな」ジャラジャラジャラジャラジャラ…

アーティエ「らららららららららららららららららららら」ギャルルルルルルル…


アーティエ「これでもくくくくくららららららららららえ」ブンッ!!

エクスシアイ「さっきの、鎖の鉄球か」ボン ボンッ

ジャラッ!!

エクスシアイ「!?」

エクスシアイ(鎖の球、の中からさらに鎖…!)

エクスシアイ「…やむを、得ないか」スッ

ガシッ
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:36:40.00 ID:tZCrFZiSO
アーティエ「……!」グンッ

アーティエ「止めめめ…られれれれ……」


エクスシアイ「『UNIT 黒翳(コクエイ)』」グググ…


アーティエ「……??」

エクスシアイ「見えるか、この黒い腕が…そして…」

エクスシアイ「鋭利な鉤爪が…」メキメキ…

バキィン!!

アーティエ「げぎいいいあああああ砕けけけけけたたたた!!」

エクスシアイ「黒翳は、腕力を上昇させる鎧だ。ただし右腕にしか付けられない」

エクスシアイ「左は、左で忙しいからな」

アーティエ「…ぐぎぎぎぎぎぎぎ…」

エクスシアイ「…ずいぶん、悔しそうだな」

アーティエ「ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ…」

エクスシアイ「もっと、悔しめ」

アーティエ「……」

シーン……

エクスシアイ「……?」

エクスシアイ(なんだ、なぜ黙った?)

アーティエ「あ…」

アーティエ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

アーティエ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

アーティエ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

アーティエ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

エクスシアイ「うるさい、ぞ…!『白蘭』!」ボボボボッ!!

アーティエ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

ヒュルルルル…

アーティエ「あ゛」

ドン ドン ドン ドンッ!!

エクスシアイ(…回避、どころか防御までしなかったか)

エクスシアイ「雑魚、だ。しょせん雑魚…」

シュウウウウウ……


アーティエ「……」ヌウッ…


エクスシアイ「!?」

エクスシアイ(出てきた、だと!?しかも、ほぼ無傷…!!)

アーティエ「……」フラ…フラ…

アーティエ「……あ」

アーティエ「あ゛りがどう」ニタァ…

アーティエ「お゛がげで目が醒め゛だ…」

エクスシアイ(雰囲気、が変わった…こいつは一体、なんなんだ…!?)
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/25(火) 22:37:32.25 ID:tZCrFZiSO
今日はここまでにします

今までで一番、先行き不透明な戦いになりそうです
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 00:53:04.37 ID:6rk/lZqDO
1乙です〜。
俺は完結まで見続けるからね〜
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 02:25:07.35 ID:2bBn4sxko
おもしろい
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/26(水) 07:09:53.07 ID:S7lG3l1AO

518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/26(水) 19:17:48.80 ID:4wLIr0an0
乙です。
バトルが熱いな好物です。
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 21:22:49.36 ID:u8qDzROSO
アーティエ「……」ユラユラ

エクスシアイ(…こいつ、さっきとは何かが違う。それは、分かる…)

アーティエ「……」ピタッ

エクスシアイ(…来る…!)


ボシュッ!!!


アーティエ「…防いだな゛…!」スッ

ジャララララララララッ

エクスシアイ(速い…!)バッ

エクスシアイ「…黒翳(コクエイ)!」ジャキンッ!!

ギュルルルンッ

エクスシアイ「腕に、巻き付いたところで…」

グググ…

アーティエ「…!?」

エクスシアイ「黒翳の、力の前には無意味!」グイッ

アーティエ「!」ヨロッ

エクスシアイ「すかさず、白蘭!」ガチャン

ボ ボ ボ ボ ボボシュッ!!!

アーティエ「……」ジャラッ

グルルルルルルルッ!!

ボゴォン!!!

エクスシアイ「……鎖の、膜か」

アーティエ「……」シュウウウ…

アーティエ「ぐ…ぐ…ぐ…」

アーティエ「ぐがががががががががあぁあああ!!」ドシュッ

ギャララララッ…

エクスシアイ(全身から、上空に向かって鎖が…!?)

ギャラララララララ…

エクスシアイ(捻れ、ていく…これは…)

ギャララララララララララ…

アーティエ「……大鎖鎚(チェーン・ギガトール)」

ユラユラユラ…

エクスシアイ(最初に、我々を狙ってきた、巨大な鉄球!)
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 21:37:33.94 ID:u8qDzROSO
アーティエがこの技を使うたびに思い出すのは、少し昔のことだ

『殺人鬼』と呼ばれ、民間人を脅かしていた自分

そんな自分を止めた恩師

自分たちを押さえてくれる強い者たち

ありとあらゆる命を見てきた、ぐるぐるメガネ

アーティエは、いつもそれを思い出す



…数年前

?「……」ザッザッ

アーティエ「……」ザッザッ

?「……」ザッザッ

アーティエ「……」ザッザッ

?「……?」クルッ

独裁者の束縛(デスポット・バインダー)

ギャララララララララッ

?「!」



「また被害者が出たそうです…」

魔王「そうか…これで何人目だった…?」

「20人目です。皆、首や手に『凄まじい力で締め付けられた』ような跡が残っており…」

魔王「鎖だろう。それで殺傷したんだ」

「…その通りです。しかし…一体誰が…」

魔王「……私には分からないな」

「とにかく…このまま放っておくわけにはいきません。兵士を捜索隊として出動させるべきです!」

魔王「捜索隊、か」

「ルシファル様、ご決断を…」

魔王「……そうだな」スッ

魔王「我が城の兵士による、鎖の殺人鬼の捜索を、本日をもって開始する」


魔王が直々に兵士の指揮をし、たかが一悪魔の確保を目指す

それは、その一悪魔がいかに恐ろしい存在かを、よく表していた


ルシファル「…抵抗するようなら、動けないようにしても構わない」



アーティエ「……」ザッザッ

ズルズル…

アーティエ「……」ザッザッ

ズルズル…

アーティエ「……」ニタァ
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 21:54:15.87 ID:u8qDzROSO
兵士1「…あいつ…だな」

兵士2「だろ!?」

兵士1「しかしまさか本当に…この雪山に潜んでいたとはな」

兵士2「単純に、被害者がこの雪山に多かったから、気になったんだよ」

兵士1「で…あれは、何だ…何を運んでる?この双眼鏡じゃよく分からないな」

兵士2「…死体じゃないのか?」

兵士1「……」

兵士1「今すぐ本部(城)に連絡だ!」バッ



アーティエ「……」ズル…ズル…

アーティエ「…あど少じ…」ズルズル…


「待て!」


アーティエ「……」クルッ


兵士3「お前が鎖の殺人鬼か!」


兵士2「…おい!なんでだ?なんで先に来てるヤツがいるんだ?俺が一番じゃないのかよ!」


アーティエ「……」バッ

兵士3「な、なんだ!俺も絞め殺す気か!」

アーティエ「……」ジリ…ジリ…

兵士4「そうはさせないぜ!」ザッ

アーティエ「…!」クルッ


兵士2「はぁ!?次から次へと…皆ここだと踏んでたのか!」

兵士1「今、応援が来るそうだ!」

兵士2「応援なんていらねぇよ!見てみろ!もう…」


兵士たち『見つけたぞ!』ゾロゾロ

アーティエ「……!」


兵士2「終わっちまうぞ」
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 22:09:37.56 ID:u8qDzROSO
アーティエ「……」ジリッ…

兵士たち『……』ジリッ…

アーティエ「……」クルッ

兵士たち『逃げる気だ!』

パンッ!!

アーティエ「……!」ブシュッ

兵士たち『今のは威嚇だ…次は肩じゃなくて胸に当てる!』

アーティエ「……ぐ」

アーティエ「がああああああっ」バシュッ


兵士2「あれが噂の鎖か!」

兵士1「能力だったのか」


ジャララララララララッ

兵士たち『撃て!』

パンッ パン パンッ パンッ

アーティエ「!!」ブシュ ブシュッ

…ジャリン


兵士2「鎖が落ちた…」

兵士1「あれじゃ死んじまうぞ」


兵士「…我々には、君の殺害を許可されていない。が、やむを得ない事情があった場合は、それが許される」

兵士「おとなしく確保されろ。そうすれば、とりあえず発砲はしない」

アーティエ「……」

アーティエ「…独裁者の(デスポッ…」ジャラッ


兵士「……撃て!」

パ パパン パンッ パンパンッ

アーティエ「……!」

ジャララララララララ

兵士「!…鎖を盾に!?」

アーティエ「ぐぎ…」ブシュッ

ギャララララルルルルルルル…

兵士「…な…!」

アーティエ「ぎごががががああああああああ!!」ブンッ

兵士「鉄きゅ…」

兵士「う゛」グチャ
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/28(金) 22:10:14.93 ID:u8qDzROSO
兵士たち『……!』ゾクッ

アーティエ「ぎぎぎぎぎぐごごごごおおおお!」ギュルン ギャギャギャッ

兵士たち『撃て、撃て!』バンバンッ

アーティエ「!」ブシュッ

アーティエ「ぎぎぎいいい…」ギュルルルル…

アーティエ「いいいいいいいぎぐぐぐぐぐがああああああ!」ビシュッ

兵士「!?」ズボッ

兵士「!」ザシュッ

兵士「ぐっ!?」ギュルッ


兵士1「おいおい…嘘だろ…?」

兵士2「ほとんど伸しちまった…」


アーティエ「ぎごああああああああ…」ボタボタ

アーティエ「あああ……」ズル…ズル…


兵士2「!まだ動けるのか!?ヤバい、早く追わないと…」

兵士1「待て!手負いの奴なら、応援が来てからでも確保できる!焦れば返り討ちに遭うぞ」

兵士2「そうだけどよ…奴はどんだけタフなんだ…!」


アーティエ「……」ズル…ズル…
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/29(土) 00:58:24.92 ID:s/6iSKqAO

兵士弱いよ兵士
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/29(土) 02:23:01.85 ID:YiC4DhjSO
いかん寝てた…
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/30(日) 01:17:38.32 ID:B2F2hB/DO
1乙
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/30(日) 22:45:42.56 ID:9VhYZFhSO
このところ、しっかり書けなくて、申し訳ありません
特に立て込んでるとかそういうわけじゃないんです

いろいろ矛盾を生じさせないように考えたりしなくちゃいけないので、とどのつまり、未だ構想が固まっていない部分が多い…というわけなんです
明日には続きを書くつもりでいます…
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 00:08:06.43 ID:zgGBCoq4o
かまわん じっくり練りたまえ
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/31(月) 21:32:44.69 ID:fIpjqwMSO
ルシファル『…兵士たちが返り討ちに?』

兵士1「はい。全部で五人いたのですが…ほぼ倒されてしまいました」

ルシファル『……そうか』

兵士1「と、とにかく一刻でも早く応援を…」

ルシファル『…ああ』ブツッ

兵士1「…切れた。大丈夫なのか?」

兵士2「な、なぁ!やっぱあいつ、追っ掛けようぜ!」

兵士1「…あいつ、かなり強いぞ…俺とお前じゃどうにもならない…」

兵士2「でもこのまま放っておいたら…」

兵士1「……」

兵士1「攻撃はしない」

兵士2「…!」

兵士1「しかし…追わないわけにはいかないよな…あいつの行き先は少し気になる」

兵士2「お…!?」

兵士1「行くぞ!」ダッ


アーティエ「……」ズル…ズル…

アーティエ「……」ドロッ…

ポタ ポタ



兵士1「…血の跡がちゃんと残ってるな」

兵士2「しっかしなんで、撃たれたのにあんな平然としてたんだ?」

兵士1「平然としてたか?」

兵士2「大してひるみもせずに反撃してきただろ。4発は直撃してたのに」

兵士1「……我慢強いんだろ」

兵士2「…そういうレベルじゃ…」

ガサガサッ

兵士2「うおッ!?」ビクッ

ガサガサガサ…

兵士1「なにビビってんだ…野良オオカミだぞ」

兵士2「な、なんだ…」

ドチャッ

兵士2「……?」ドロッ

兵士1「!?…お、おい!」

兵士2「?何が飛んできたんだ?」グイッ

兵士2「……」ベットリ

兵士2「血の塊だぁあああああ!!」

兵士1(違う…オオカミの頭だけが飛んできたんだ)

兵士1(まさか奴が?俺たちを追い払うために?)


アーティエ「……」ズリ…ズリ…

アーティエ「……」ニタァ
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/31(月) 21:58:49.64 ID:fIpjqwMSO
もう無理…
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 06:46:25.93 ID:BYb/pj4AO
諦めるな……
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/01(火) 21:17:52.19 ID:QBxjqUTW0
乙です。
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 22:57:44.50 ID:5An7XOaSO
すみませんが、しばらくはぽつりぽつりとしか更新できなさそうです
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/01(火) 23:10:07.48 ID:ZH6K6ExL0
>>1が納得のいくまで待つ
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/02(水) 03:50:51.10 ID:dV0yGRNa0
乙です。
待ってます。
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/06(日) 15:51:03.85 ID:YIx3FB7SO
兵士2「な、なぁ、ヤバいぜ!殺されちまうぜ!」

兵士1「うろたえるな!いいか?応援が来るまで、俺らはあくまで追うことしかしない」

兵士1「そうすりゃ奴も下手に攻撃したりしないだろ」

兵士2「お前なんでそんな根拠ないこと得意気に言えんの!?」

兵士1「根拠がないからだ」

兵士2「はぁ?」

兵士1「直感で、あいつは追わなきゃならん気がする!」ダダダ

兵士2「……」

兵士2「や、やばくなったらお前を盾にするからな!」ダダダ



数分後


兵士1「……おい…急に暗くなり始めたぞ…」

兵士2「わざと暗いとこ通ってんじゃねぇの…?」

兵士1「このままじゃ…応援、来れないかもな…」

兵士2「えっ!!?」

兵士1「はぁ…はぁ…見ろ…」スッ

ハラ ハラ…

兵士2「ゆ…雪…」

兵士1「これが積もり始めたら…奴の血の跡も、俺たちの足跡も消える」

兵士1「そうすりゃもう、誰も追い掛けられなくなる…」

兵士2「ど、どうすんだ?」

兵士1「…急ぐぞ!」ダッ

兵士2「あ…」

兵士2「…真面目かっ」ダダダ
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 17:31:41.34 ID:YIx3FB7SO
?「さて…と。雪が強くならないうちにさっさと帰ろうか…」スタスタ

グルルルル…

?「……また野犬か」

ギャオンッ!! ワンワンッ!!

?(珍しく喚いてるな…普段はおとなしいのに)

バキッ

グギャンッ!!

?「……」

ギャンッ!! ギャンギャンッ!!

?「何かいるのかね」スタスタ

野犬「ギャオンッ!!」バッ

?「…ほう…私に飛び掛かってくるかね」

?「気が動転してるんだろうが…お仕置きが必要だな」スッ

?「鋭利な刃物(M・E・S)」ブゥン

トスッ

野犬「!?ギャ…」ドサッ

野犬「……」ピクピク

?「……」

?「…で…誰かね一体…」


アーティエ「……」フラフラ


?「……」

?「…知らない顔だね」

アーティエ「……」ヨロヨロ…

アーティエ「……」ドサッ

?「…やれやれ」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 17:59:21.99 ID:YIx3FB7SO
某所

チクチク…チクチク…

アーティエ「……」

アーティエ「!!」パチッ

?「……お早う」

アーティエ「…!…!?」

?「ああ…口…塞いでるよ…」

アーティエ「…!!」バンバン

?「……」

?「分かった、今取るよ…」スッ

ビリビリ…

アーティエ「ぐぎぎぎゃあああああっ」

?「うるさいな…」

アーティエ「…お゛…」

?「?」

アーティエ「お゛ま゛えは誰だ?」

?「…しがない天才女医…かね」

アーティエ「ふざげるな゛…!」

?「分かった分かった…ちゃんと名乗る…」

?「シオン…シオン・ルーベンカルド」

アーティエ「……な゛…何をじでいる゛?」

シオン「…見てのとおり…手術さ…もう…大方終えたところだね」チクチク

シオン「ずいぶん負傷していたね。弾丸が6つ、体に入ってた。野犬か?オオカミか?どれかに噛まれた跡もある」

アーティエ「…お゛…俺は…」

シオン「……手術中なんだ。患者が喋らないでくれ…」

アーティエ「……分がっだ」

シオン「……」チクチク
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 18:21:24.19 ID:YIx3FB7SO
数十分後

ゼクト「…手術は終わったのか?」

シオン「ああ…終わったよ…」

ゼクト「奴は何者だ?」

シオン「…さぁ。ただ…」スッ

ゼクト「それは…」

シオン「彼に撃ち込まれていた弾丸だ」

シオン「―全て、見慣れたやつだよ」

ゼクト「……!」バッ

ゼクト「…王族の…お馴染みのやつか」

シオン「ああ…つまり…」

シオン「彼は王族に撃たれて、負傷したようだね」

ゼクト「…何か…触れ込みがあったかもしれない。あいつらに聞いてみる」クルッ

シオン「ああ…待ったゼクト…もう一つ…」

シオン「彼が大事そうに握り締めていた袋には…死体が入っていた」

ゼクト「死体…?」

シオン「身柄は分からないがね。それと、血塗れの人形が一つ」

ゼクト「……何かあるな。そいつ」





兵士1「はぁっ…はぁっ…」

兵士2「おい…どうなってんだ…?」

兵士2「この木の根元で!血の跡が途絶えてんぞ!?」

兵士1「…真っ赤な…木か…奴はこの木に…食われたのかもな…」

兵士2「…ふ、ふざけんなよ…ここまで必死こいてたどり着いたのに…!」

兵士1「……」

兵士1(…真っ赤な木……)

兵士1「…!!」

兵士2「ちくしょう…結局応援も来ないしよぉ!このままじゃ戻れないかもしれねーぞ!!」

兵士1「血骨の木だ…」

兵士2「…けっこつ…?」

兵士1「雪山の死者の流した血を吸って…赤く染まった大木…」

兵士2「あぁ?何の話だよ…!」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 18:21:54.75 ID:YIx3FB7SO
兵士1「…かつてあの…『テロリスト』たちが…俺たち兵士と真っ向からぶつかったことがあっただろ…!」

兵士1「奴らは…たった数十人で…100人以上いた兵士を撤退させた…」

兵士1「あのとき!あのとき奴らは、どこからともなく武器を調達していたんだ!」

兵士2「…だから、何の話だよ!?」

兵士1「…この辺りにはもしかしたら…何か…」

兵士1「隠れ家…のようなものがあるんじゃないか…?かつてテロリストたちは…そこに武器を隠していたんだ…」

兵士1「そして…血痕は…この木の根元で消えている!」

兵士2「…じゃあ…もしかして…」

兵士1「この木だ!これを調べれば、その隠れ家の入り口が見つかるかもしれないぞ…!」


兵士2「す…すげえ…すげえよお前!大発見だ!俺、お前に着いてきてホントによかったぜ…!」

兵士1「早く…早く探すぞ!どんどん暗くなってくし…雪も…」ガサガサ

兵士2「すげえ…帰ってこれを報告すれば…俺は…」


?「悪いがてめぇら…」ガシッ

兵士2「……え?」クルッ

?「ここは王族、及びその兵士は立ち入り禁止だぜ」ボッ

兵士2「え…」

ボゴォン!!!

兵士1「……!!」

?「…けっ」ポイッ

兵士2「……」ドサッ

兵士1「な…!」

?「てめぇらよくここが分かったなぁ…だが…」

?「分かっただけじゃ駄目だな…それを伝えられなきゃ意味が…」ボッ

兵士1(…やられる!)

?「ね…」


バサッ…


?「え……?」

兵士1「……あ」

バサッ バサッ

ルシファル「まさかここにいたとはな…」

兵士1「魔王様!!?」
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 19:06:26.85 ID:YIx3FB7SO
シオン「……」ジッ

アーティエ「……」

ゼクト「シオン先生。入るぞ」コンコン

シオン「ああ…」

ガチャ

ゼクト「…そいつの正体が分かった」

シオン「誰かね?」

ゼクト「鎖の殺人鬼…そう呼ばれている」

シオン「…鎖の殺人鬼…!」

アーティエ「……」

ゼクト「…鎖で首…手足を絞め…殺害する…凶悪この上ない連続殺人鬼だ」

シオン「…なるほど…それなら合点がいく…死体を連れているところを王族に撃たれ…負傷していたか…」

シオン「…では、なぜ死体を引き摺っていた?」

ゼクト「それは分からな…」

ゼクト「!」

アーティエ「……」ユラァ…

ゼクト「シオン先せ…」

アーティエ「ぐがあああああっ!!」ガシッ

シオン「…!?」

アーティエ「俺の正体を…知っだな゛ぁ…」

シオン「…う…」ギチッ

ゼクト「貴様…シオン先生をどうするつもりだ…」

アーティエ「ごいづは…人質だ…殺ざれだぐなげれば…俺を外に出ぜ…」

ゼクト「…いや…まだ貴様には用がある」

アーティエ「い゛いがら出ぜ!!」

ゼクト「……」

ゼクト「分かった。着いてこい」クルッ

アーティエ「…ぞれでい゛い゛…」ニタァ

シオン「……」
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 19:09:27.12 ID:YIx3FB7SO
ゼクト「…ここから出られる…」ピタッ

アーティエ「…梯子が…」

ゼクト「お前がそうやってシオン先生を羽交い締めたままでは…昇ることはできない」

アーティエ「…分がった…手…」パッ

アーティエ「…手『は』放ぞう゛…」ジャララッ

ゼクト(鎖…!)

ギュルルルル

シオン「ぐっ!?」ガシャッ

アーティエ「鎖を引き摺っだま゛ま゛…梯子を昇る」

ゼクト「ならこっちも…」バッ

アーティエ「手を出ずな…ごのま゛ま゛この女を絞め殺すぞ…」


ゼクト「分かった…手は…出さない…」スッ

ゼクト「が…重力は増やすぞ」カッ


ズ シンッ!!!

アーティエ「!!?」グラッ

ユルッ… 

ゼクト(鎖がゆるんだ!)

ゼクト「今だシオン先…」

アーティエ「っがああああああああ!」ガシッ!!

シオン「……!?」

ゼクト「なっ…まだ…!」

アーティエ「よぐも…よぐも攻撃でぎだな゛ああああ!ごい゛づはごのま゛ま゛…」

アーティエ「絞め殺…」

ザクッ

アーティエ「…ず……?」

ボタボタ…

シオン「ふー…鎖が解けて手が自由になれば…」

シオン「メスを使える…」

アーティエ「ぐ…」グラッ

ドサァ…
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 21:30:18.20 ID:YIx3FB7SO
シオン「ふー…ちょっと…ホントにちょっとだけ…焦ったが…どうってことなかったね」

アーティエ「……」

ゼクト「…何も傷口を狙わなくてもよかったんじゃないか?」

シオン「やむを得なかったんだ。それとも、君が助けてくれたかね」

ゼクト「…いや、言いたいことは分かる。分かるんだが…」

ガチャガチャ

ゼクト「……ん?」

シオン「上か…」

バタン!!

ゼクト「……ジャノン…!?」

シオン「…後ろにいるのは…」

ジャノン「…あー…悪いな…」

ジャノン「魔王に…見つかっちまった…とりあえずてめぇら…上がってこい」

ゼクト「……一難去ってまた一難とは…」

シオン「…このことかね……」



※Who is ジャノン?
リーダー不在の時期に、集団をまとめあげていたのはゼクトとシオンである
しかし、単純な実力だけなら彼らに勝る唯一の男
それがジャノン・アル・ベルデである
つまり、集団内に序列をつけるとするならば、3番目に偉いことになる
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/06(日) 21:31:19.53 ID:YIx3FB7SO
久しぶりに書きました
なんとか続けられそうです

まだ、アーティエの回想だってことをお忘れないように…
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 00:29:18.95 ID:cX0CvaT30
乙です。
更新感謝
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/07(月) 06:34:36.98 ID:qvPQfYTAO
兵士1は重要なキャラになるに違いない……
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:54:36.14 ID:qfUXwoFSO
ゼクト「…どうする、シオン先生」

シオン「どうするって…上がるしかないだろう」

ゼクト「……だな…重力軽減(グラビティ・カット)」フワッ

シオン「おっと」フワッ


スタッ

ゼクト「……」スッ

シオン「ありがとう」ガシッ

ゼクト「さて…」


ジャノン「……」

ルシファル「……」


ゼクト「何をしに来たんです?魔王ルシファル」

ルシファル「…君たちの居場所がなかなか掴めず…苦労した」

ゼクト「まさか、ここにいるとは思わなかったでしょう」

ルシファル「ずいぶん広くなっているようだが…君たちが作り上げたのか」

ゼクト「ええ。ゆくゆくは、隠れ家ではなく本拠地に」

ルシファル「再興は楽ではないだろうね」

ジャノン「…おいゼクトォ。こいつ…魔王だぜ。何を呑気におしゃべりしてやがる?」

ゼクト「魔王だが…我らの恩人でもある。今は亡きリーダー…デュロイ様の大切なご友人だ」

ジャノン「はっ…なぁにが大切なご友人だよ…気色悪ぃ」

ゼクト「それに…お前は一時期抜けていたから分からんが…」

ゼクト「リーダーを失って一度解散した俺たちに、再興を呼び掛けたのは他でもないこの方だ」

ジャノン「……」

ジャノン「で?」

ゼクト「…ジャノン」

ジャノン「俺はあんまり頭良くねーからよ…お前の言いたいことがさっぱり分からねぇわ」

ジャノン「こいつは魔王だろ?だったら…」

ジャノン「ぶっ殺しゃいいだけだろ!!?」バッ

ボゴォオオオオン!!!

ゼクト「能力を…!」

ルシファル「……爆撃使いか」スッ…


ズギュゥゥゥゥ…ン


ジャノン「あ゛…!?」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 22:55:01.44 ID:qfUXwoFSO
ルシファル「黒無導(クロムロード)…君の爆撃は強力だ…しかし私の前ではすべて無力」

ジャノン「無力だぁ…?なんだそれ…俺を…」

ゼクト「ジャノン!もうやめろ!」

ジャノン「俺をナメてんのか!!」ボゴォオオオオ!!!

シオン「大きい…!」

ジャノン「その黒い穴に収まらないでかさなら、消せねぇだろ!!」

ルシファル「……悪魔神」


フッ…


シオン「……え」

ゼクト「…な…?」

ジャノン「消えたぁ…!?」


ルシファル「上だ」バサァ

ジャノン「!」

グイッ

ジャノン「ぐ…!」バタバタ

ルシファル「部分憑依…翼だけとは言え、私はあまりこの能力を使いたくないんだ」

ジャノン「ぐ…暴落する(ダーク・エリミナス……」

ルシファル「……少し痛い目を見てもらう」ブンッ


ドゴォン!!!


ジャノン「……」ゴボッ


シオン「……」

ルシファル「…心配しなくてもいい。木に当たって、止まったろう。何もなかったらずいぶん遠くまで飛んでいただろう」

ゼクト「まだまだ…現役か…」

ルシファル「残念ながら、私は若いんだ」
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 23:12:53.05 ID:qfUXwoFSO
ゼクト「……」

ルシファル「……」

ゼクト「…要件を…聞こう」

ルシファル「あくまでも…一組織の代表として振る舞うか」

ゼクト「当然だ…いくらあなたに恩があると言えど…いくらあなたが強くとも…下手に出るわけにはいかない」

ルシファル「それでいいさ…」

ルシファル「……要件は…なんてことない。君たちが匿っている男の身柄を引き渡してもらいたいだけだ」

ゼクト「…彼は、あなた方が追っていたのか」

ルシファル「凶悪な殺人鬼だと、知っているか?」

ゼクト「…ああ」

ルシファル「魔王としては、見過ごすわけにはいかないんだ、そういうのを」

ゼクト「……」

ゼクト「…シオン先生!連れてきてくれ」

シオン「…わ…分かった」


ゼクト「…魔王」

ルシファル「……なんだ?」

ゼクト「娘は元気か?」

ルシファル「……ああ。元気だよ。実は、次女、三女もいるんだ」

ゼクト「それは知らなかったな…しかし」

ゼクト「俺は、看守長だったあなたと、魔王であるあなたと、父親であるあなたを知る、数少ない悪魔なのかもな」

ルシファル「…きっと、そうだろう」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/08(火) 23:17:06.68 ID:qfUXwoFSO
す、すいません…眠いんで…今日は切ります…
明日続き書けそうだったら書きます…
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/08(火) 23:43:12.75 ID:RCr+Pl6T0
更新乙です。
ゼクトはある程度親しそうにしてたのか―
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 06:46:28.56 ID:7m9DmGxAO

553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/09(水) 09:13:57.69 ID:ajm9z4730
乙です。
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 22:33:29.55 ID:OtEknYUSO
それじゃ、昨日の続きから書きます
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 23:01:28.16 ID:OtEknYUSO
ゼクト「俗っぽい言い方をすると…あなたは親馬鹿なんだ」

ルシファル「…馬鹿、か」

ゼクト「今さらこんなことを言いたくないが…もし…我々の内の一人でもあなたに怨みを抱いていて…」

ゼクト「あなたの娘に手を掛けようとしたら、どうする?」

ルシファル「…降り掛かる火の粉はすべて払いのけるだけさ」

ゼクト「それだ。あなたはきっと、大事な娘たちを思い、盲目になり、道を踏み違うぞ」

ルシファル「ずいぶん大それたことを言うな」

ゼクト「大それてなどいない。俺は…あなたがただ非情なだけでないことを知ってる」

ゼクト「あなたはひたすらに強い…向かう敵は躊躇わずに排除する精神的な強さもある」

ゼクト「だけどどこかで…少しズレた強さだ」

ルシファル「…ズレた強さ」

ゼクト「あなたは俺の知る誰よりも強いが、それは俺の目指す強さとは違う」

ルシファル「ずいぶん厳しく言うじゃないか」

ゼクト「……」

ルシファル「…なんだ。まだ何か言いたかったか」

ゼクト「俺は…もしかしたら…」

ゼクト「今のあなたなら倒せるんじゃないかと思ってる」

ルシファル「…私を倒す、か」

ゼクト「ジャノンを叩きのめした、その光景を目の当たりにしたのに」

ゼクト「俄然、戦意が湧いてきた」スッ

ルシファル「…君と戦うのは、初めて会ったとき依頼だな」

ゼクト「あの時はリーダーが制止に入ったが、今なら…」

ゼクト「誰も止めない!」バッ

ズシィイイイン…

ルシファル「…これだけの広範囲に重力を掛けられるようになったか…」

ゼクト「押し潰せッ!」

メキメキ…

ルシファル「…強い瞳だ…」グググ…

ルシファル「…本気でぶつかってくれたことに感謝しよう」ブンッ


ゴシャッ!!!


ゼクト「……か」ドシャッ

ルシファル「……」

ルシファル「…日に二度も使いたくなかったが…まぁいいだろう」

ゼクト「や…はり…強いな…あなたは…」

ルシファル「君も強くなっていたようだが」

ゼクト「あなたには届かない」

ルシファル「だが…もう成長できない私と…なお強くなり行く君とでは…まだ分からない」

ゼクト「……」

ゼクト「…ありがとうございます」
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 23:19:00.65 ID:OtEknYUSO
ルシファル「…ところで、シオンはどうした?」


シオン「……」

シオン「いない…」

シオン「…おかしい…さっき気絶させたんだ…倒れたままのはず…」

シオン「誰かが移動させたのか…?」

ガチャ

シオン「!?」

?「あ…シオン先生すか」

シオン「キセノ…」

シオン「…このぐらいの…不気味な男を見なかったかね?」

キセノ「不気味な男?知らねっすよ」

シオン「そうか…おかしいな…しかし…あの傷で動けるのか…?」

キセノ「…俺、寝てたんで分かんないすけど」

キセノ「別の奴の部屋にいるんじゃねぇすか?」

シオン「……」

シオン「見て来てくれキセノ」

キセノ「えっ、ちょ、俺すか、そこはシオン先生が行く流れでしょ」

シオン「……」ジトー

キセノ「…な、なんすかその目…分かりましたよ…見てくればいいんでしょ…」スタスタ

キセノ「まずこいつの部…」スッ

シオン「…一つ言い忘れてた。その男、殺人鬼なんだ。気を付けてくれよ」

キセノ「屋…殺人鬼すか。そりゃ怖いすね」ガチャ

キセノ「…あれ?開かね」ガチャガチャ

…ィイイン

シオン「……」

キセノ「鍵掛ってんのか?」ガチャガチャ

…ヴィイイイン

シオン「キセノ…キセノ、何か音が…」

キセノ「え?…くそっ、もう壊すか?」ガチャガチャ

ヴィイイイイイイイン!!!

シオン「キセノ!!」

キセノ「!」ハッ

バリバリバリバリバリッ!!!

キセノ「ドアが破れ…」

シオン「危ないっ!!」グイッ

ギュイイイイイイイイイ!!!

キセノ「…な…!?」ドサッ

シオン「これは…!」

イイイイイイイン…

シオン「…チェーンソー…!?」
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/09(水) 23:23:09.35 ID:OtEknYUSO
ダメだ全然書けません。気分が乗らない…

これからは80行を目一杯使わずに、少しずつ分けようかなぁ
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 06:45:28.10 ID:G8p9uc2AO
引き延ばしですか?
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/10(木) 07:17:37.77 ID:4dVuJPSO0
乙です。
行は気にしない方が良いと思いますよ。
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 22:10:06.72 ID:HEZmGpeSO
3日もほっぽっててすいません
今から書きやす
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 22:43:20.66 ID:HEZmGpeSO
ヴィイイイイイイイイイイイ!!!

シオン「ちっ…チェーンソー…!」

キセノ「えっ…?はっ!?なに、なに!?」

アーティエ「ぐぐがあああああああっ!」ブォン

シオン「っ!」サッ

スパッ

キセノ「シオン先生ぇー!?」

シオン「…大丈夫、袖だ!君は離れてろ!」バッ

キセノ「い、言われなくても…!」ダダダ

シオン(鋭利な刃物(MES)…!)ブゥンッ

アーティエ「…!」ピクッ

シオン「はぁっ!」シュッ

アーティエ「がごうっ!」シュッ

バヂヂヂヂヂヂヂ!!

アーティエ「火花…な゛んだぞれ゛は!?」

シオン「……」

シオン「ふっ!」クルンッ!!

ヂヂヂヂヂィ!!!

アーティエ「!?」

バキィン!!

アーティエ「…な゛…に…」

ヴィイイイイイイイ…ィイン

アーティエ「刃が欠げでいる゛…!」

シオン「…私の能力は『鋭利な刃物(MES)』…すごくシンプルだ」

シオン「ただ、手にした刃物の切れ味を増加させるだけ…」

アーティエ「…俺の…ヂェーンゾーが欠げるほどの゛切れ味が…!?」

シオン「そう…この能力は『メス』に関して…効力を最大限に発揮するんだ」

シオン「こんなふうに!」シュッ

アーティエ「!!」バッ

カキンッ

アーティエ「……?」

シオン「チェーンソーでガードしても無駄だ…メスが手から離れると、効果がなくなるからね」スッ

アーティエ(二本目…!!)

シオン「だが!手にしたメスなら、どんな物質だろうと切り裂ける!」シュッ


パキィン!!!
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 22:48:03.56 ID:HEZmGpeSO
アーティエ「な゛……」

シオン「…その立派なチェーンソーも…半分になったら意味がないだろう…」

アーティエ「ぐ…ぐぐ…」

アーティエ「がぁああああああああ!」バシュ バシュ バシュ!!

シオン「!?」

ギュルルルルルルッ

シオン(鎖!…こっちのほうが厄介か…)

シオン(だが、こんなの簡単に切り裂け…)スッ

ヌウッ…

アーティエ「……」ガシッ

シオン「え」

アーティエ「掴…ん゛だ…」ニタァ

シオン「くっ…!?」グイッ

アーティエ「離ざな゛い゛……」メシメシ…

シオン(馬鹿な…わざと手を貫かせるなんて…)

アーティエ「よぐも゛…俺を舐めでぐれだな゛…!」

シオン「…ふん…君みたいな化け物の面子なんて…」

シオン(大丈夫だ…左手は空いてるし、メスはまだまだある!)パシッ

シオン「知ったことじゃないね!!」ブンッ!!!

アーティエ「……」ギロッ

シオン(もらった!鋭利な刃…)

アーティエ「あ…」


アーティエ「ああああああああああるぎゅろすうううううう」バッ!!


シオン「!?」


アーティエ「…すとりーむ」

ヴィイイイイイイイイイイイイイイ!!!


シオン(…二本目の…チェーンソー…!)

スパッ
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 23:21:32.96 ID:HEZmGpeSO
ボト ボト

シオン「……」

アーティエ「……ぐ」

アーティエ「ぐぐぐぎあがががががが!!」

アーティエ「指!指を゛!指ィを落どじだぁああああ!」ゲラゲラ

シオン「……」ボタボタ

シオン(…五指…綺麗に切り落とされたか…)

シオン(…「綺麗に」切り落とされてよかった)

シオン(そしてこいつ…)

アーティエ「あぎががががががががが!」

シオン(…油断している!今なら…)

ユルッ

シオン「手がゆるんでるぞ!」パッ

アーティエ「!」

シオン「そのメスはもういらない」シュッ

アーティエ「ぎ」チッ

アーティエ「…!?…な゛んだ…!?擦っただげな゛の゛に…!」グラッ…

シオン「脳を揺すった…力がなくても、ある程度の技術があれば君くらい簡単に落とせる」

ジャラララララララッ

シオン(やっと忌々しい鎖が解けたか)

アーティエ「ぐ…ぎぎ…」ブンッ ブンッ

シオン「立ち上がれなきゃ届かないだろう」スッ

アーティエ「……!」

シオン「…ん?これかね?…ただのメリケンだよ。いつも持ち歩いてる」グッ

シオン「メス付きのお手製武器だ」ブンッ

アーティエ「!!」バッ

シオン「…ほう…その体勢で躱したか」

シオン「それに、こいつの危険性も分かったようだね」シュッ!!

アーティエ「ぐ…」ジャララッ

シオン「そんな細い鎖でしのげると思うな!」スパッ!!

アーティエ「ぐぎ…」グググ

シオン「そのチェーンソー、今度こそ使い物にならなくしてやろう!」ブンッ!!

アーティエ「……」バッ

シオン(!?…メスの刺さったままの右手を…)

ザクッ!!

アーティエ「い゛…痛い゛…血もい゛っばい゛出でる…」ボタボタ

アーティエ「…ぐら゛え゛!!」ブシュウウウッ

シオン「!」ビシャアッ

シオン(血で前が見えな…)

ヴィイイイイイイ…

シオン(…しまった!)
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 23:29:55.96 ID:HEZmGpeSO
アーティエ「終わ゛りだだだだだだだだぁああああああ」ブンッ

シオン「……!」ビクッ

スカッ

シオン「……」

シオン「……?」

アーティエ「……な゛に…?体が…」ズルズル

アーティエ「後ろに゛…下がっでい゛ぐ……!?」ズルズル

シオン「はぁ…はぁ…」

シオン「……ゼクト…」

ゼクト「……」

アーティエ「な゛んだごれ゛は…!!」ズルズル

ゼクト「俺の『バイ・セカンド』の効果の一つ…引力の操作だ」ガシッ

アーティエ「!」グイッ

ゼクト「引力の方向を操作し…俺の方に向けた」

アーティエ「は…離ぜぇええええええ」

ゼクト「…ほらシオン先生に『ごめんなさい』しろ」スッ

ズズズ…

アーティエ「……!」ズシャアン!!!

ゼクト「…きちんと頭を地に着けてな」



ゼクト「…悪いなシオン先生。つい邪魔したくなったんだ」

シオン「いや…ありがとう」

ゼクト「……おかしいな。普段のシオン先生はこんなに素直じゃなかったはずだぞ」ニヤッ

シオン「…本当に…負けそうだった。あそこまで追い詰められたのは久しぶりだ」

ゼクト「…確かに…かなり強いみたいだな」チラッ

アーティエ「……」

シオン「指を…切り落とされたよ」スッ

ゼクト「おいおい。いくらなんでもやられすぎじゃないのか」

シオン「相性と言うのがある。君の超重力はこの戦いに有利だが、私のメスは不利だった」

ゼクト「まぁ、シオン先生はもともと戦い向きじゃないからな…」

シオン「……!そうだ…魔王は…」

ゼクト「外にいる。シオン先生がやばそうだ、と言ったらすぐに解放してくれたが、さすがに帰る気はなさそうだぞ」

シオン「…もう少し世間話でもしていたらどうかね…」

ゼクト「…?」

シオン「指をくっつけてくるから…待っていてくれ…」フラフラ

ゼクト「あ、ああ…」
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/13(日) 23:46:43.62 ID:HEZmGpeSO
シオン「ふー…ふー…」フラフラ

ガチャ

シオン「…ふー……」ギシッ

シオン「……さて」チラッ

ドクドク…

シオン「…五本すべて…第一関節少し下から持っていかれたか…」

シオン「…とりあえず…まぁ…繋いでおけばいいだろう」

シオン「…『バイ・セカンド』」ブゥン


アーティエ「……」ドクドク

シオンの最後の攻撃を『あえて』受けたアーティエだったが

その傷は決して浅いものではなかった

…血管を、神経を、筋肉を、綺麗に断ち、骨にまで達していたのだ

吹き出る血は、やがて溜りを形成し

散らばる刃物を浸していった


シオン「っ…ふぅ…」

シオン「…縫合…完了。断面がもう少し崩れていたら…もっと手間がかかったろうね」

シオン「よし…戻ろう…」スッ

ガチャ

シオン「……」スタスタ

シオン「……」ピタッ

アーティエ「……」ズル…ズル…

シオン「な…」

アーティエ「……」ズル…ズル…

シオン「な…なぜ…動いて…」

アーティエ「……」ドサッ

シオン「……!」

シオン(あれは…最初に持っていた袋…)

シオン(…そんなに中身が大切なのか…?)
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 00:24:04.07 ID:wPTrl6RSO
ゼクト「…驚いたな」

ルシファル「……私もだ」

ゼクト「まさか…たった数分で…こんなことになっているとは…」


兵士1「はぁっ、はぁっ…」


ルシファル「…こうなるのは目に見えていた。だから私は一人で来たのに…」

ルシファル「なぜ応援を呼んだ」ギロッ

兵士1「!!」ビクッ

兵士1「ま、魔王…あなたがいけないんだ……テロリストたちが目の前にいるのに…部下が殺されたのに…何もしないなんて…!」

兵士1「あなたがやれないなら、俺たちがやる!」

兵士たち『おおおおお!』

ゼクト(ざっと…20人近くいるな。面倒なことになったぞ)

ゼクト(せめてジャノンが戦えたら、このくらいなんてことないんだが…)

兵士1「撃て!」バッ

パンッ!! パンッ!! パンッ!!

ゼクト「ちっ…超重力の壁(グラビティ・ウォール)!」スッ

ズシィン…

バラ バラバラ

兵士たち「弾丸が届かないだと!?」

ゼクト(弾丸はな)

兵士1「広がれ!多方向から撃つんだ!」

ゼクト「……まずいな」

兵士たち「撃て!撃て!」

ババババババババ

ゼクト(多方向からの銃撃…止められないわけじゃないが…)

ゼクト(…今、止めたら、次は間違いなく能力で攻めてくる)

ゼクト(こんなたくさんの兵士にバラバラの能力を使われて、対応しきれるはずがない)

ゼクト「…とりあえず避けるか」


ズズズズ…


ゼクト(…なんだ…手?)

ガシッ

ゼクト「!?」


兵士1「…隔離された入国門(アンターミナル・ゲート)…肉体の一部分を別空間に移す能力だ!」

ゼクト「なにっ…!?」

兵士1「逃がさないッ!」


ズギュウウウウウ……


兵士1「!!」

兵士たち「弾丸が…!」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 00:29:51.84 ID:wPTrl6RSO
ゼクト「…いや…俺にとっては望ましいが…」

ゼクト「止めてよかったのか、魔王」

ルシファル「……」

兵士1「…なぜそいつを庇うのです!」

ルシファル「…目的は…殺人鬼の捕獲だ」

兵士1「そいつらに仲間が殺された!」

ルシファル「……だが…目的と違った行動は許さない」

兵士1「…何を血迷ったことを…!」

兵士たち「とうとうイカレたか魔王様!」

ルシファル「………」

ルシファル「分かった…」

ルシファル「彼らを殺したいのなら、殺せばいい」

兵士1「!…魔王様」


ルシファル「ただし、それは私を止めてからだ」ザワザワ…


兵士1「…!?」

ゼクト「…なるほど…ずいぶんと無茶なことを言う」
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/14(月) 00:30:31.41 ID:wPTrl6RSO
今日はここまでにします
次で回想終わるかな?
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 01:18:15.76 ID:0/lKC79X0
乙ー
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/14(月) 06:23:20.29 ID:QCLMgwjAO

なんか、こう云う状況って、兵士達を応援したくなる
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/17(木) 02:33:36.20 ID:PU4fqDIf0
乙です。
面白い!
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/18(金) 23:07:08.29 ID:0XWXBOtSO
ちょっと書かなすぎましたね…
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/18(金) 23:43:07.98 ID:0XWXBOtSO
戦場で戦う兵士は…周囲に合わせて動かなくてはならない

得てして彼らは、『周囲が戦うから自らも戦う』と云う理由を欲するのだ

彼らは自己正統の下に戦っているのか…

なりふり構わぬ強い意志を従えて戦っているのか…

どちらだろうが関係はない


兵士たち『おおおおおおおおお!』


彼らは、彼らの信じる正義のために、彼らの主にだって牙を剥く

研ぎ澄まされた、冷たい牙を…


兵士たち『テロリストたちを許すな!』ダダダッ


ルシファル「まずは私を倒せと言っている…」ブゥウン

ルシファル「憑依は…指先一つで十分だ」ピッ

ズパァン!!!

兵士たち『うわああああああっ』

ゼクト(軽く振っただけで…真一文字に衝撃波を発生させるとは)

ゼクト(腕の一振りで軒並みを潰してしまうだけの力はあるな)


兵士「くっ…そぉ!」バンッ! バンッ!!

ルシファル「…優しいな、君たちは」ズギュウウウ…ウン

兵士1「銃は効かんぞ!出し惜しみせず能力を使え!」バッ

ルシファル(……それでいい)


ゼクト「……さて、俺はどうするか」

ゼクト(あのリーダー格の兵士、察しがいいのか偶然なのかは分からんが、俺の腕を封じやがった)

ゼクト(腕を向けなければ能力は使えない…掴まれていては、全体を重くしても、離れないだろう)

ゼクト(……まぁ、手を出せても、出すべき状況ではないな…)
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/18(金) 23:43:45.75 ID:0XWXBOtSO
戦場で戦う兵士は…周囲に合わせて動かなくてはならない

得てして彼らは、『周囲が戦うから自らも戦う』と云う理由を欲するのだ

彼らは自己正統の下に戦っているのか…

なりふり構わぬ強い意志を従えて戦っているのか…

どちらだろうが関係はない


兵士たち『おおおおおおおおお!』


彼らは、彼らの信じる正義のために、彼らの主にだって牙を剥く

研ぎ澄まされた、冷たい牙を…


兵士たち『テロリストたちを許すな!』ダダダッ


ルシファル「まずは私を倒せと言っている…」ブゥウン

ルシファル「憑依は…指先一つで十分だ」ピッ

ズパァン!!!

兵士たち『うわああああああっ』

ゼクト(軽く振っただけで…真一文字に衝撃波を発生させるとは)

ゼクト(腕の一振りで軒並みを潰してしまうだけの力はあるな)


兵士「くっ…そぉ!」バンッ! バンッ!!

ルシファル「…優しいな、君たちは」ズギュウウウ…ウン

兵士1「銃は効かんぞ!出し惜しみせず能力を使え!」バッ

ルシファル(……それでいい)


ゼクト「……さて、俺はどうするか」

ゼクト(あのリーダー格の兵士、察しがいいのか偶然なのかは分からんが、俺の腕を封じやがった)

ゼクト(腕を向けなければ能力は使えない…掴まれていては、全体を重くしても、離れないだろう)

ゼクト(……まぁ、手を出せても、出すべき状況ではないな…)
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/19(土) 00:05:42.41 ID:oYqjrvVSO
兵士たち『能力で!全包囲から攻めろッ!!!』

ドゴ ドドドドドッ

ルシファル「…大した規模だ」スッ…

グルンッ!!

兵士たち『回っ…』

ドパァン!!

兵士たち『た!?』

兵士1「全て消したのか…!」

ルシファル「甘い。まだまだ…」

ルシファル「弱いぞお前たち」ギロッ

兵士たち『!!』ビクッ

兵士1「そ…そうやって…俺たちを舐めてるんだ…」

ルシファル「…なんの話だ?」

兵士1「どうして…どうして『反撃』しない!?」

ルシファル「……」

兵士1「あなたの力があれば…俺たちなんて数秒で殺せるはずだ!なのにあなたは俺たちの攻撃を消すだけ…」

兵士1「見くびってるんだろ…!」

ルシファル「……私には分からないな」

兵士1「こ…」

兵士1「殺すッ!」ドシュ ドシュッ!!

ゼクト(俺から手を離したが…これは…)

バババババババババ…

ゼクト(空間をあちこち飛び回る…言うなれば残像の連拳か)

兵士1「これを捉えて、消してみろ!」

ルシファル「…いや…消せないな」

兵士1「ならこのまま叩きのめすッ!!」

バババババババババババ!!!!

ゼクト(こ…これは俺ですら…重力を掛けスピードを落とさないと…)

兵士1「死ね魔王!」


パシッ


兵士1「……え」

ルシファル「…よくやった…今のはいい攻撃だ」

ルシファル「久しぶりに、素手で戦ってみたくなった」グググ…

兵士1「!…!?い…ッ」ゴキゴキ…

ルシファル「……」パッ

兵士1「う…手、手が…!」

ルシファル「指の関節をいくつか外した…無理に動かさないほうがいいだろう」

兵士1「……!」
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/19(土) 00:26:52.58 ID:oYqjrvVSO
ルシファル「……」スタスタ

多勢に無勢

ルシファル「…どうした」スタスタ

片や武装した兵士に

ルシファル「来ないのか…」ピタッ

片や素手の王

ルシファル「…さぁ…今なら私は無防備だ」

なのに誰も…

兵士たち『……』

誰も動かない。動けない!

兵士1「…な…なんで…なんでこんな…」

兵士1「……!」ピクッ

ゼクト(あれは…)

兵士1「…こ…」パシッ

ゼクト(ナイフ…)

兵士1「こんな魔王が強いんだぁあああああああ!!!」シュッ

ルシファル「……」

ザクッ

ゼクト「……!」

兵士たち『あ…』

ポタポタ

兵士1「…手…に」

ポタポタ

ルシファル「私が強いのはたぶん」

ルシファル「生まれながらに、そういう悪運の持ち主だからだ」

兵士1「…ふ…」

兵士1「ふざけるなぁ…」ガタガタ

ルシファル「…まだ…私が許せないなら…刺せ。もう防ぎはしない」

ルシファル「ただ…少しでも理解してほしかった…」

ルシファル「私は今までの誰とも違う…無骨な力だけで伸し上がってきた…不純な魔王なんだ」

兵士1「…う…」

兵士1「…も…申し訳ありません…でした…魔王様…」ズポッ

ルシファル「……」

兵士1「私は…いや、我々は…その無骨な魔王様に惹かれて…従ってきたのです…」

ルシファル「…それは嬉しいな」

ゼクト「……」

ゼクト(決着…か…)


パァン!!
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/19(土) 00:28:57.96 ID:oYqjrvVSO
ゼクト「…!」

ルシファル「!」

兵士1「!?」


「て…てめぇら王族が…」

「…『俺らの家』の前で何やってやがる!!?」


ゼクト「!……ば…」


兵士たち『う…撃たれた…?』

兵士たち『後ろの奴が撃たれた!』

兵士たち『ちくしょう、テロリスト共だ!いきなり出てきやがった!』


ゼクト「…バカ野郎がァ!!」


メンバーたち『王族は皆殺しだ!』

兵士たち『テロリスト共を許すな!!』

ゼクト「……冗談が…過ぎるぞてめぇら…!!」
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/19(土) 00:43:45.90 ID:oYqjrvVSO
ルシファル「…これは…予期していなかったな」

兵士1「あ…ああ…?」

ドロッ

ルシファル「…心配しなくてもいい…あんな…突然後ろで発砲なんかが起きて…慌てるなというのは難しい」

ルシファル「だがまさか…うまくナイフが突き刺さるとはな…」ドクドク…

兵士1「う…そだ…」

ルシファル「やはり私は…凄まじい悪運の持ち主だな…」ズズ…

ガクンッ

兵士1「嘘だぁあああああああああああッ」



メンバーたち『うおぉおおおおおおっ!』

兵士たち『はあぁあああああああああっ!』

ガギンッ

メンバーたち『なんで王族がここにいやがる!?』

兵士たち『貴様らこそ…どこから涌いてきた!?』


互いの高揚は既に最大限まで高まっており、問いに答える余裕などあろうはずもない

では、なぜメンバーたちがこのタイミングで突然出現していたのか?

そもそもは、地下空間内に「ほとんどメンバーがいなかったこと」が原因である

シオンがアーティエの攻撃を受けたとき、その場にいたのはキセノのみである

一体残りはどこにいたのか?なぜ、あの騒ぎに気付き、出てこなかったのか?

答えは一つ、あの時地下には、わずか6人(それも、シオン、アーティエ、キセノを含む)しかいなかったからだ

当時のメンバーはおよそ20人弱である

ゼクト、ジャノンは地上…血骨の木付近にいたので残りは15人前後

その15人は、それぞれ複数組で外で行動していたのだ

そして彼らは、血骨の木周辺でなにやら騒ぎがあることを察知し、慌てて帰還

複数組だったメンバーはやがて血骨の木に繋がる狭い一本道で合流し…

ほぼ全員が、『王族の兵士たち』の存在を確認

さらにメンバーの一人が、驚異的反応速度で銃を手に取り、眼前の兵士を狙撃した

誰にとっても想定外の遭遇だったのである
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/19(土) 00:55:39.72 ID:oYqjrvVSO
戦場で戦う兵士たちは…周囲に合わせて動かなくてはならない

彼らは本能に従うままに、真っ向から『敵』を潰し合う!


ゼクト「止めろお前ら!」バッ

兵士「うあああああ!」パンッ

ゼクト「!!」ビスッ

ゼクト(ぐ…落ち着け…どうする…どうすればこの騒乱は収まる?)

メンバーたち『うおあああああああああっ!!』

ゼクト(あいつらは…兵士たちと比べて明らかに数が少ない!…このまま止めなければ、絶対に負けてしまう!)

ゼクト(かと言って、今兵士を攻撃するのはまずい…仮にも魔王が目の前に…)

ゼクト(……!?)


ルシファル「……」

兵士1「魔王様あああああ!!?」


ゼクト(…刺されている…いつの間に…!あいつが…やったのか!?)



兵士たち『あああああああああああ』

メンバーたち『あああああああああああ』

兵士1「あああああああああああ」


ゼクト「……欝陶しいぞお前らァ!!!」



「ぐらららるるららるるる…」


ゼクト「!」バッ


ギャララララララララララ…


「ぐががががががああああああああああっ!!!!!」

ギュンッ!!!

ゼクト(巨大な鉄球…!?)


ズ ド ンッ!!!


シオン「…君の言ったとおりだねアーティエ」

シオン「こういうときはどちらも潰せばいい…つまり両成敗ってやつ…かね」


ゼクト「シオン先生…!?」
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/19(土) 00:56:38.50 ID:oYqjrvVSO
今日はここまでにします
あれ、回想終わらなかった…
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:10:57.18 ID:ycwbdKg50
乙でした!
長くなった分状況が分かりやすいのはいいと思う
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:27:05.85 ID:pT+x4UDLo
なんでナイフ刺さったの?
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:33:40.27 ID:oYqjrvVSO
>>582
兵士刺す→ルシファルの手に刺さる→兵士猛省→直後、背後で銃声→兵士ビビってフラッと倒れかける→あれ?ナイフは?→刺さってる

みたいな感じです
いやいやあり得ないだろ…と思われるかも知れませんが、そこは「悪運強し」と心の内で三度唱えて、勘弁してください
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:37:37.83 ID:ycwbdKg50
刺されどころが悪かったのかと思ってたわ
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 01:58:58.42 ID:pT+x4UDLo
解説thx
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 06:45:39.07 ID:2jcTvkpAO
乙!
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/19(土) 09:21:01.25 ID:oYqjrvVSO
兵士猛省→ナイフを抜く→銃声 でした
分かりにくいwwwwwwwwww
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 21:28:12.96 ID:pI9ZOI7SO
ゼクト「……シオン先生!?」

メンバーたち『!』

兵士たち『鎖の殺人鬼…!?』

ルシファル「…すぐに戻ってくると思っていたが…なるほどそれは時間が掛かる」

ルシファル「…手懐けたのか?彼を」

アーティエ「…ぐぐう゛う゛う゛…魔王るるるしふぁるるるる…」

シオン「…どうしたんです?魔王。あなたともあろう方が、そんなちっぽけなナイフなんかに…」

ルシファル「嫌味たらしい言い方は止してもらおうか…これは只の事故だ」

シオン「事故…ふふ、まぁいい。後で治療しろと言ったって、私は手を貸さない…よ」

ルシファル「…それで、彼は…」

シオン「……少し話をしただけさ。別に私は何もしちゃいない」

アーティエ「……」

シオン「…さて…今の一撃は…君たちを分かつ大きな壁だ。この壁は互いの攻撃を阻むし」

シオン「壁を越えれば、即・殺害のサインと見なそう」

兵士たち『……』ジリッ

メンバーたち『さ、さすがシオン先生…むちゃくちゃだ…』


ルシファル(…場が固まった…仕掛けるなら今…だが)

ルシファル(そうあるべき形に進めないのが今の私だな。まったく、ツキがない)

ルシファル(それにしても…彼が着けているあのメガネはなんだ…?)


ゼクト(理解(わか)らんな。どうやってあいつを使いこなせるようにした…?)

ゼクト(…とにかく、二人の乱入で、彼らのほとぼりも少しは冷めたはずだ)

ゼクト(……後は隙を見て、兵士共(あいつら)全員『超重力』で動きを押さえる…)

ゼクト(しかし、あの男…さっきまであんなぐるぐるメガネは着けてなかっただろう)

ゼクト(確かあれ…シオン先生のものじゃなかったか…?)


シオン「……」チラ

アーティエ「ぎ…ぐ…がぐががが…」


シオン『どれだけ…理性を保っていられそうかね?』
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 22:32:33.29 ID:pI9ZOI7SO
>>565
シオン・指の縫合完了から数分後…

シオン(あれは…最初に持っていた袋…)

シオン(…そんなに中身が大切なのか…?)

アーティエ「……」

シオン(気を…失っているんだろうが…袋は掴んでいる。しっかりと!)

シオン(なんだ?なんだなんだなんだ?あの袋の中身…)

シオン(すごく気になる…!)

アーティエ「……」

シオン(だが、彼が大事そうにしてる袋なんだ…奪っていいものかね?ちと可哀想な気も…)

シオン「…しない…。どうせ気を失っているんだし…」スッ…

シオン「……」ガシッ

グイッ

アーティエ「……」ダラン

シオン「大丈夫だ、後で返すよ」ゴソゴソ

シオン「?…ん?…なんだ…これは…」ゴソッ…

シオン「…ぬいぐるみだ…熊の…たしかティ…違う…テディベアとか言う…」

シオン「……なぜ真っ赤なのかね?そういう色?いや、違う…」

シオン「血だ。この熊は…なぜか分からないが血に染まっている…」

シオン「……」ゴシゴシ

シオン「…まだ新しい血だ…殺してきた悪魔の血を吸って、赤くなったのか」

シオン「血を染み込ませて、染み込ませて、染み込ませないとこんなにどす黒い赤色にはならないはずだからね」

シオン「……!なんだ?何かが書いてある…」

シオン「……『アーティエ』?」


アーティエ「……」ユラァ


シオン「…そうか…なるほど…」


アーティエ「……」ブンッ

シオン「君の名前だね」クルッ

アーティエ「!」

ドスッ

シオン「…その傷ついた体で…よく動けたじゃないか」

アーティエ「ぐ…ぎ…」

シオン「…アーティエ君。君の体の治療をしてやろうかね?」

アーティエ「!?」

シオン「ただし、君の話を聞かせてもらうよ」

アーティエ「……」

シオン「いや、別にこのまま放置しておいたっていいんだ。私に手を出した奴は、どんな大ケガを負っていようが見捨てることにしてるからね」

アーティエ「ぞれ゛は…」

シオン「…困るだろう?」

アーティエ「……」
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 22:48:32.05 ID:pI9ZOI7SO
シオン「……」ガチャガチャ…

アーティエ「なん゛で縛る゛!?」

シオン「暴れられると困るからに決まっているだろう」ガチャガチャ

アーティエ「……」

シオン「よし…そろそろ始めるかね」スッ

アーティエ「一人でやる゛の゛が?」

シオン「当然だろう。この地獄に、まともな医術を身につけている者は、そういない」

シオン「それに私一人で、手術室は出来上がる」

アーティエ「???」

シオン「…まず君に麻酔をかけようと思う…が。その前に質問をさせてもらうよ。構わないかね?」

アーティエ「…なん゛だ…?」

シオン「君の名前は『アーティエ』。間違いないかね」

アーティエ「…確がぞん゛な名前だった」

シオン「…フルネームは?」

アーティエ「……」

アーティエ「…忘れ゛だ。名前なん゛で、長い間使わな゛か゛った゛」

シオン「…そうかね」

シオン「…『バイ・セカンド』……手術を始めよう」

アーティエ「……」

ガクンッ

アーティエ「……?」

シオン「…心配しなくていい。君は一瞬、ほんの一瞬眠っただけだ」

アーティエ「眠っだ…?」

シオン「君はおとなしく私に従っていればいいんだ。指示は三つしかない」

シオン「一つ、私のしていることに質問をするな。なぜ何も持っていないのか?とか」

シオン「一つ、私の質問には必ず答えろ。少しでも回答を躊躇ったら、手術は即座に打ち切る」

シオン「一つ、私を敬え。私は君の命の恩人だ。一日に二度も君を治療するんだからね」

アーティエ「……」

シオン「分かったかね」

アーティエ「…分がっ…だ……」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 23:14:01.44 ID:pI9ZOI7SO
シオン「……」グリグリ

アーティエ「……」

シオン「……」グチャグチャ

アーティエ「……」

シオン「……」ブチブチッ!!

アーティエ「……」

シオン「……」ポイッ

アーティエ「……」

シオン「質問」

アーティエ「……」

シオン「君の持っていた袋に入っていた熊のぬいぐるみ、あれはなんだね?」

アーティエ「…俺の大事な゛もの゛だ…」

シオン「答えになっていない」

アーティエ「……」

アーティエ「…昔…本当に…俺がまだ小ざい゛ごろ…母親に貰っだ…」

シオン「…母親」

アーティエ「……」

シオン「何を黙っているのかね。続きは?」

アーティエ「…続ぎ…?」

アーティエ「……ぬいぐるみを貰っだの゛最後だ…」

シオン「最後?意味がよく分からないな」

アーティエ「…分がっだ…最初から話ず…」

アーティエ「……昔の俺は普通に…親と暮らず子供だった」

アーティエ「だが…あ゛る゛日…俺の゛誕生日に…家に帰っだら…」

アーティエ「知らな゛い゛奴らがいだ…王族の連中だ…」

シオン「…なぜ王族が?」

アーティエ「奴らば…俺の親を捕ま゛え゛て゛…連れでい゛ごう゛どじでいだ…俺には理由が分がらな゛がっだ…」

アーティエ「俺が訊ぐど奴らば答えだ…」

アーティエ「俺の両親は…非常に珍じい゛体質の持ぢ主で…研究をじだいがら、連れでいぐんだと…」

アーティエ「俺にば意味が分がらな゛がっだ…今でも分がらな゛い…どに゛がぐ親ば…連れでいがれだ…」

アーティエ「連れでいがれる前に親は…俺に誕生日だがらど…贈り物をぐれ゛だ…」

シオン「…それが熊のぬいぐるみが」

アーティエ「ぞう…だ…」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 23:32:35.63 ID:pI9ZOI7SO
シオン「……なるほど。君の両親は、連中のふざけた研究のために連れていかれたのか」

シオン「…それじゃ、その熊が血塗れなのはどうしてかね」

アーティエ「ぞれば…」

アーティエ「…俺は両親が連れでいがれでがら…どうずればい゛い゛が分がらな゛がっだ」

アーティエ「どに゛がぐ行ぎ抜ぐだめに、必死になっだ」

アーティエ「寝る場所を見づげで…食料を盗んで…がむじゃら゛に生ぎだ」

アーティエ「…ぞんな゛生活を何年も続げで…俺はあ゛る時…山で王族の兵士にあ゛っだ」

アーティエ「そいづは…俺の両親を連れでい゛っだ連中の一人だっだ」

アーティエ「俺は何も考えずに…ぞいづを絞め殺じだ…」

アーティエ「兵士が反撃しでぎで…俺は少じ怪我をじだ。血が出で、それが、い゛づも持ぢ歩いでい゛だぬいぐるみに着いだ…」

アーティエ「血は落ぢな゛がっだ」

シオン「……」

アーティエ「ま゛たあ゛る日、別の兵士にあっだ。そいづも、あの時の連中の一人だっだ」

アーティエ「俺の親にづいで訊いだら、もう死んだと答え゛だ」

アーティエ「俺はぞいづを、鎖でめった打ぢにじだ。そいづが血を吐いで、ぬいぐるみにかがっだ」

アーティエ「そいづは四肢をもいで殺じだ」

アーティエ「ぞうやっで、見がげだ兵士を片っ端から殺じでいっだ。なぜがぬいぐるみには、必ず血が着い゛だ」

アーティエ「ぞの内、ぬいぐるみに血が着ぐだびに、俺が両親の無念を晴らじでい゛るよ゛う゛な゛気になっだ」

シオン「…無念…か」

アーティエ「…まだあ゛る日…俺ばどごがに身を潜め゛…休んでい゛だ…」

アーティエ「ずるど…眠っでいだ俺のどごろに誰かがやっでぎて…俺の持ち物を盗もうどじだ」

シオン「悪い奴がいるものだね」

アーティエ「そいづは当然、ぬいぐるみも持っでい゛っだ。俺はすぐにぞいづを捕まえ゛で、三日かげて殺じだ」

アーティエ「初めて兵士以外を殺じだ。ぞれ゛以来…」

アーティエ「ぬいぐるみに触る奴ば、皆、殺じで来だ」

シオン「……」

アーティエ「…俺は兵士に追われるよう゛にな゛っで…ぞの頃には、ぬいぐるみに゛はいづも血が滴っでいだ…」

シオン「…そうか。そんなことがあったのかね」

アーティエ「今でも…俺にぬいぐるみをぐれだどきの両親の無念が…まだ消えでないよ゛う゛な゛気がずる…だがら俺ば…殺ずのをやめな゛い…」

シオン「…とりあえず…君がそんなにしっかり話せることに驚いたよ。まとめ方は下手だけどね」
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 23:49:16.34 ID:pI9ZOI7SO
アーティエ「…も゛うごれ以上…分がりやずぐ説明でぎな゛い…」

シオン「いや、大丈夫だ。伝わったよ」

アーティエ「……どごろで手術は?」

シオン「傷はほとんどふさいだよ」

アーティエ「…!?…な゛ぜぞんな゛に早い!?何をじだ…?」

シオン「……」

シオン「…君から私への質問はなし…そういう話だったろう。忘れていたかね」

アーティエ「…わ…分がっだ…」

シオン「…とにかく、君の殺しの理由は分かった。納得なんてできないし、する気もないけど、私は君の業を咎めるつもりはない」

アーティエ「俺も悪いどは思っでない…」

シオン「いや、君は思いなさい」

アーティエ「……」

シオン「…さて…手術も一段落ついたし、私は少し休憩するとしようかね…」スタスタ

ガチャ…

アーティエ「……!」ピクッ

シオン「君はしばらく寝ていなさ…」

アーティエ「外が」

シオン「…ん?」

アーティエ「外の音が増えだ…」

シオン「…音…?」

アーティエ「ざっぎまで…静かだったのに…今は激じい音がずる…」

シオン「?…何も聞こえないだろう…今、ここで活動している者は少ないし…」

アーティエ「…違う…ごごの外だ…」

シオン「……」

シオン「地上の音が聞こえるのか…!?」

アーティエ「あ゛あ゛」

シオン「…待て…よ」

シオン(…異常な聴力…)

シオン(…何度倒されても起き上がる、圧倒的な耐久力…)

シオン(…両親は王族が研究するために連れていかれた…)

シオン(まさか彼は…)

アーティエ「何かが…戦っでいるのが?銃の音や、斬り合う音も聴ごえ゛る…」

シオン「……」

アーティエ「…う゛る゛…ざいな゛…」

シオン「アーティエ」スタスタ

アーティエ「?」

シオン「嫌な予感がするんだ」

アーティエ「……?」

シオン「仮退院させてやろう…ほんの少しだけ、君の力を借りたい」

アーティエ「…な゛に゛…?」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/23(水) 23:54:34.63 ID:pI9ZOI7SO
シオン先生が図らずも寒いギャグをかましたところで、今日はここまでにします

…以下は、行数の関係で削ってしまった部分です
アーティエ「あ゛あ゛」から
シオン「…待て…よ」の間に入ります


地下拠点は、外部への音が漏れることを防ぐために、防音加工がなされている。

しかしそれは逆に、地上での音がほとんど拾えない、という欠点でもある。

梯子を登り、出入口付近で耳を澄ませば、まあ聞こえないこともないだろうが…

室内から外部の音を聞き取るのは、まず不可能であろう。

つまりアーティエの聴力は、誰がどう考えたっておかしいのだ。
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 00:03:39.58 ID:nesJ60z20
乙ー!
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 06:45:23.15 ID:2UbkxaHAO
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/02/24(木) 08:36:26.97 ID:hCV5c7Jx0
乙です。
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/02/26(土) 23:31:54.00 ID:db7G5EnSO
シオン「…さ、上がるんだ」

アーティエ「……」

シオン「早く」

アーティエ「外で何が起ごっでる゛…?」

シオン「王族の兵士たちが沸いてきたんだろう。ゼクト一人じゃさすがに保たない」

アーティエ「…ぞの兵士だぢは何をじに来だ?」

シオン「決まってるだろう…君の捕獲だよ」

アーティエ「ぞれは分がる」

シオン「なら早く上がって…」

アーティエ「多ずぎる゛。音が。俺一人を捕獲じだいな゛ら゛、せい゛ぜい゛20人い゛れば事足り゛る゛」

シオン「…それ以上いるのかね」

アーティエ「多分な゛」

シオン「……最悪のパターンを想定してみよう。もしかしたら兵士たちは…兵士たちと…」

シオン「ウチのメンバーたちが、衝突してるのかもしれない…!」

アーティエ「……ぞれはまずい゛のが?」

シオン「かなりね」

アーティエ「…分がっだ…俺はぞいづらを倒ぜば…」

シオン「違う。メンバーは殺すな」

アーティエ「……見分げがづがない゛」

シオン「確かにそうだ…なら、兵士も殺すな」

アーティエ「どうずればい゛い゛んだ!?」

シオン「……」

アーティエ「…面倒だ…両方倒ず!」

シオン「だから駄目だと言って…」

シオン「……」

シオン「いや…両方倒す…か。確かに、これ以上戦わせなければいいだけなんだから、死なせなきゃ何をしても平気なはずだ」

シオン「よし。君の鎖の能力で、兵士もメンバーも全員、鎖で縛ってくれ」

アーティエ「……嫌だ」

シオン「え?」

アーティエ「ぞんな細がい゛ごと、でぎない゛!」

シオン「…融通が利かないな…」

アーティエ「まどめで潰ぜばい゛い゛んだ!」

シオン「……じゃあ」

シオン「一つ約束してくれ。誰も…殺さないでほしい」

アーティエ「…な゛ぜだ?」

シオン「メンバーの手前…王族は敵として見ているが…本当は彼らを殺したくないんだ」

シオン「…殺すのは簡単だけど…治すのは難しい。だから私は…時々こんなところにいる自分が嫌になる」

アーティエ「よぐ分がらない゛」

シオン「分からなくてもいいさ。とにかく、約束してほしい」

アーティエ「……」コク

シオン「では、やってみようか」
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/01(火) 00:18:14.42 ID:vIq7Jfyy0
乙です。
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/05(土) 20:56:17.79 ID:abGvWvqSO
もう数日、お待ちください
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/05(土) 20:59:40.59 ID:cnsNYpjF0
了解!お待ちしております
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/11(金) 22:42:12.62 ID:LcEEJbeSO
本当にすいません、まだ書けません

地震の被害を受けた方々がどうかご無事でいられるように願っております
地震情報:http://ex14.vip2ch.com/earthquake/
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 21:33:41.93 ID:RKyz7WaSO
久々に書きます、が、2週間以上開いてしまったので…

〜これまでのあらすじ〜

ついに始まった天使と悪魔の最終決戦『天獄戦争』
熾天使セラフィム率いる《天》九階位は、ヘルアクロウズのメンバーたちを一蹴しながら進んでいくが、そこにNo.5アーティエが奇襲を掛ける!

能天使エクスシアイとの戦いの最中、アーティエはかつての自分と、メンバーたちを巡る争いを思い出し…
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:08:31.49 ID:RKyz7WaSO
ゼクト「お前ら…これ以上無駄な諍いはやめろ!余計なことはすらな!」

ガシャン ゴシャン

ゼクト(聞こえてないか…!?)

兵士A「…背後を取れ!」

兵士B「!よし!いける!」

ゼクト「ちっ……」グルッ

兵士B「!?」ベキッ

兵士B「うおおおお!?腕がああああ!!」ゴキバキ


兵士A「何をした…!?」

ゼクト「…ったく…好き勝手しやがって…」ググッ

兵士A「!!?」ズズズ…

ゼクト「てめぇら全員…吹き飛ぶか…!」バッ

兵士A「あああああああ!?」ブオッ!!

兵士たち『なんだあいつ…!』

兵士たち『触れずに吹っ飛ばした!』

兵士たち『重力を操るんじゃないのか!?』

ゼクト「…どいつもこいつも…黙れよ」スッ

兵士たち『!?』

ゼクト「重力が…縦に降り掛かってくるだけだなんて…思うなよ…」グッ

兵士たち『うわっ!』フワッ…

ゼクト「こうやって…下から押し上げることもできる」グググ…

兵士たち『お…降ろせ…!』

ゼクト「無理やり向きを変えて…」グンッ!!

兵士たち『……!?』ブワッ

ゼクト「『真横』にだって吹き飛ばせる!!」

兵士たち『ぎゃあああああああ!』ドシャアアアア

ゼクト「覚悟しろ…てめぇら…板金みたいにしてやるからよ…」
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:18:37.06 ID:RKyz7WaSO
兵士「な…一人であんな…滅茶苦茶だ…!」

兵士「に、逃げよう!魔王様は動く気なさそうだし、このままじゃ全滅するぞ…!」ダッ

兵士「…うっ!?」ボフッ

アーティエ「……」ヌッ

兵士「…あ…!」

アーティエ「どごを見でる゛…」スッ

兵士「ひっ……」ビクッ

シオン「…違う…アーティエ。叩くのは…」グイッ

シオン「あの危険な群衆だ」ピッ

アーティエ「!…分がっだ」ジャラララララララッ

ギュルンギュルンギュルン…

シオン「……へぇ。まるで球体だ」

アーティエ「…まどめで叩ぎ潰す…まどめで叩ぎ潰す…」

ギュルルルルルルルルル…

アーティエ「まどめでっ…」

ジャジャリジャリリリリリリリ…

シオン「思った以上に…でかいぞ…?」

アーティエ「叩ぎ…」

ギュルルルルルルルルルル…

シオン「もういい!アーティエ!それ以上規模をでかくしたら死者が出る!」

アーティエ「潰(づぶ)」

シオン(駄目だ、さっそく暴走してるのか!…なら…)

シオン「これでも掛けろ!」サッ

アーティエ「ず…」カチャ

グルグルグル…

アーティエ「…!?」

…ユラッ

シオン(よし!回転の勢いが落ちた!)

グルングルン…

アーティエ「ぐ…がががががああああああああ!」

グラッ…


ルシファル「なん…だ…!」

ゼクト「…影…!?」


シオン「強制終了(ABORT)だ!」

ブワッ

兵士たち『…鉄』

メンバーたち『球!?』

ギュンッ


ズ ド ンッ!!!
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:35:09.44 ID:RKyz7WaSO
後に、メンバーの一人は、そのとき拠点内で待機していた他のメンバーに、こう語った

『そりゃびっくりしたとも。シオン先生の声が聞こえた気がしたんだ。そうしたら…』

『いきなり頭の上からでっかい鉄球が降ってきてさぁ…』

『え?どのくらいのでかさだったかって?…うーん…どうだろうなぁ…』

『…そうだな…例えば、世界一大きいシャンデリアは、幅が8mあるんだよ…写真で見たことあんだけど』

『それが横に2つ並んだ感じ』

『ま、15mくらいあったように見えたけどね、フリスビーみたいなもんだな、ありゃ』


『痛かったかって?いやぁ、痛かったっつーか』


直後に目に入った二人組が怖くて怖くて!


『シオン先生ね、マジで怒らせたらあーなんだよ、怖かったなー…』



シュウウウウ…

ゼクト「ぐ…げほっ…げほっ…!」

ゼクト(これは…鎖…か…?)ジャラ…


シオン「…君の言ったとおりだねアーティエ」

シオン「こういうときはどちらも潰せばいい…つまり両成敗ってやつ…かね」


ゼクト「……シオン先生!?」

メンバーたち『!』

兵士たち『鎖の殺人鬼…!?』


シオン(あれ…意外と…ギリギリで避けたやつが多いな)
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:39:20.69 ID:RKyz7WaSO
ルシファル「…すぐに戻ってくると思っていたが…なるほどそれは時間が掛かる」

ルシファル「…手懐けたのか?彼を」

アーティエ「…ぐぐう゛う゛う゛…魔王るるるしふぁるるるる…」

シオン(!…あなたに一番おとなしくなって欲しかったんだが…必要なかったかね)

シオン「コホンッ…どうしたんです?魔王。あなたともあろう方が、そんなちっぽけなナイフなんかに…」

ルシファル「…嫌味たらしい言い方は止してもらおうか…これは只の事故だ」

シオン「事故?…ふふ、まぁいい。後で治療しろと言ったって、私は手を貸さない…よ」

ルシファル「誰も頼みはしないさ…それで、彼は…」

シオン「……少し話をしただけで、別に私は何もしちゃいない」

アーティエ「……」

ルシファル(何も…なわけない。こんなに落ち着いた『凶悪殺人犯』はいないだろう)

シオン「…さて…今の一撃は…君たちを分かつ大きな障害だ。これは互いの攻撃を阻むし」

シオン「これを乗り越えれば、即・殺害のサインと見なそう」

兵士たち『……』ジリッ

メンバーたち『さ、さすがシオン先生…むちゃくちゃだ…』


ルシファル(ふむ…場が固まった…仕掛けるなら今…)

ルシファル(だが、そうあるべき形に進めないのが今の私か。まったく、ツキがない)

ルシファル(それにしても…彼が着けているあのメガネはなんだ…?)


ゼクト(…理解(わか)らんな。どうやってあいつを使いこなせるようにした…?)

ゼクト(とにかく、二人の乱入で、彼らのほとぼりも少しは冷めたはずだ)

ゼクト(……後は隙を見て、兵士共(あいつら)全員『超重力』で動きを押さえる…)

ゼクト(しかし、あの男…さっきまであんなぐるぐるメガネは着けてなかっただろう)

ゼクト(確かあれ…シオン先生のものじゃなかったか…?)
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:44:36.27 ID:RKyz7WaSO
シオン「……」チラ

アーティエ「ぎ…ぐ…がぐががが…」

シオン「……」スッ

アーティエ「が…」カチャ

シオン「どうだい。私のぐるぐる眼鏡…世界が変わるだろう?」

アーティエ「ぎ、ぎぎ、ぎぎぎ、ぎも゛、気持ち悪ぐなった!!」

シオン「落ち着いたじゃないか…」

アーティエ「ぐぐぐるるるる…ごれでよがっだのが…?」

シオン「ああ。上出来だ…」グイッ

シオン「よ…」チュ

アーティエ「ぎ…!?」

兵士たち『はっ!?』

メンバーたち『し、シオン先生ッ!?』

アーティエ「や゛め゛ろ゛!!」ブンッ

シオン「おっと…!」サッ

シオン「!…ふふ…アーティエ…私は…この顔が見たかったんだ…」

シオン「ご覧よ、この…腑抜けた顔…みんな…ぽかーんとしちゃって…」

シオン「く…くく…」

シオン「…あーっはっはっはっは!あーっはっはっはっはっはっはっは!だ…大…大成功!」

アーティエ「……」

兵士たち『……』

メンバーたち『……』

シーーーン

ゼクト「……」ポカーン

シオン「あーっはっはっはっはっは!」チラッ

ゼクト「……!」

シオン「あーっはっはっはっはっはっはっは!」パチッ パチパチ

ゼクト「…目配せ…?」

シオン(今のうちに こいつらを 押さえろ!)

ゼクト「!そうだ、忘れてた…」

ゼクト「……15Gの空間…」

ズシィン…!!!


兵士たち『ぐ…!?しまっ…た…!』

メンバーたち『ゼ…ゼクト…さん…!?』


シオン「あーっはっはっはっはっはっはっは!!」


ルシファル「……本当に無茶苦茶だな」


こうして、ヘルアクロウズ本拠地付近による兵士とメンバーの抗争は

女医シオンとその患者アーティエの乱入により

強引に、乱暴に、終わりを迎えた…
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:58:47.84 ID:RKyz7WaSO
ジャラ……

シオン「これで全員かね」

ゼクト「ああ」


メンバーたち『ひでーよシオン先生!俺たちまで縛らんでもいいだろ!?』

シオン「…ダメだ!君たちががむしゃらに吹っかけたのが問題なんだ。動けないようにするのは当然じゃないかね?」

メンバーたち『うっ…』


ルシファル「……」

兵士たち『本当に…これでいいんですか…!?』

ルシファル「…ああ。私が刺され、君たちも彼女らに呑まれた。戦局的には完全な敗北だ」

ルシファル「しかし私たちは生かされたんだ。その代わりに、今回の件はなかったことにする…」

兵士たち『あいつらにやられっぱなしじゃないですか!!』

ルシファル「…それはそうだ。が…当初の目的はなんだった?」

兵士1「…鎖の殺人鬼の確保」

ルシファル「私はそれを、彼らに一任することにした」

兵士たち『なぜです!?』

ルシファル「……殺人鬼は死ぬまで殺人鬼だろうか?」

兵士たち『……!?』

ルシファル「…あるいは…更正して…いつの日か善の側に回るかも知れない…」

兵士たち『…な、何を…』

ルシファル「私たちが捕まえたところで、どうせ流刑地に送るだけだ。あそこにいても『更正』はあり得ない」

ルシファル「だから私は、彼女に任せることにした」

兵士たち『…はぁ…?』

ルシファル「…要するに私の我が儘だ。非難なら、城に戻ってから受ける。あまりにも君たちが私を責めるようなら」

ルシファル「今度は何の加減もせずに、全力でここを攻撃する」

兵士たち『……』

ゼクト「…まぁ俺としては…このゴタゴタはなかったことにしてほしいんだがな…」

ゼクト「あんまり騒がれると不安で不安で…もう一度重力を増加させてしまうかもしれない…」

兵士たち『お…脅しのつもりか!?もう、お前の顔と名前、能力は完全に記憶したぞ!』

兵士たち『テロ組織ヘルアクロウズ《リーダー》・ゼクト!』

ゼクト「……リーダー、か」クルッ

ゼクト「そこだけ間違ってるぞ」スタスタ

兵士たち『!?…お、おい!』

ルシファル「………」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 23:14:34.36 ID:RKyz7WaSO
シオン「…さて。では、君たちを解放しようと思う」スッ

兵士たち『…鍵!!』

シオン「君たちの手錠は、すべて、この鍵一つで開けられる」スタスタ

ルシファル「!」

シオン「あなたに渡そう」

ルシファル「…もしも今…私がこの場で彼らを解放させたら?」

シオン「今度は負けるかも知れないかね」

ルシファル「それでも渡すのか?」

シオン「渡す」スッ

ルシファル「……」チャリ

シオン「……ロープのほうは、少し手間がかかるかもしれないが、自分たちでなんとかしてくれ」

ルシファル「はは…厳しいな…」

兵士たち『ま、魔王様…』

ルシファル「…皆、今回はおとなしく引き上げよう」

兵士たち『……』

ルシファル「幸い、大きな負傷をした者は少ない。せいぜい皆、打撲傷、裂傷程度しかないだろう」

ルシファル「かくいう私は刺されているがね…」

兵士たち『……』

ルシファル「…異論はないようだが…」

兵士たち『後悔…しますよ。奴らを捕らえなかったことを』

ルシファル「今…じゃなくて、後のことなら、構わないさ」

ルシファル「なんせ今の私は、とてつもなくツイていない」

兵士たち『……』

ルシファル「行こう。ここでは何も起こらなかった。これはすべて私の責任だ」

兵士たち『了解…しました』


ザッ ザッ ザッ…


シオン「後悔、か…先のことなど分かるまいに」

ゼクト「…悔やみに悔やめんさ、あの王じゃあ」

メンバーたち『……』

ゼクト「俺たちも戻るぞ」

シオン「そろそろ冷えてきたしね」

メンバーたち『あの、俺たちは?』

シオン「もちろん、然るべき罰は、与えるつもりだ。一晩このまま放置、とか」

メンバーたち『嘘…だろ…』
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 23:34:57.39 ID:RKyz7WaSO
数分後

キセノ「シオン先生ぇえええ!」ブワッ

シオン「なんだね」

キセノ「なんだね、じゃないすよ!俺、めちゃ心配してたんすよ!?」

シオン「そうかね」

キセノ「な、なんでそんなに冷たいんすか!?あ、あれすか!俺が出てこなかったから怒ってるんすか!?」

シオン「……」

キセノ「違うんす違うんす!別に怖かったとかそういうんじゃなくて、心の準備が整ってなくて…」

シオン「…暇なら、食事の準備をしてなさい…」スッ

キセノ「え…!?」

シオン「私は…部屋にいる…」スタスタ

キセノ「し、シオン先生!やっぱ怒ってるんすね!?」アタフタ

ゼクト「…キセノ、お前も少し休んでろ。一人で騒ぎすぎだ」



外…血骨の木


ジャノン「…く…」パチッ

ジャノン「あ…?俺ぁなんでこんなところに…」

ジャノン「……あー…」

ジャノン「誰だてめぇ…」

アーティエ「……」

ジャノン「その木から降りな…いや別に挑発してんじゃねぇ…折れたら困るんだよ」

アーティエ「……」バッ

ザスッ

アーティエ「……」

ジャノン「…てめぇ、もしかしてあれじゃねぇか、鎖の殺人鬼」

アーティエ「…殺人鬼は死ぬ゛まで殺人鬼が?」

ジャノン「……あ?」

アーティエ「……」スタスタ

ガチャンッ

ギギギ…

ガチャンッ

ジャノン「…なんで平然と中に入ってんだ?…俺が寝てる間に何があった?」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 23:57:49.18 ID:RKyz7WaSO
キセノ「シオン先生に嫌われたら俺は、俺はぁああああ」

ゼクト「分かった、分かったからちょっと黙れ!」

スタスタスタ…

ゼクト「……おお、てっきり逃げたのかと思ったぞ」

アーティエ「……あ゛の゛女は」

ゼクト「…その部屋だ」スッ

アーティエ「……」バタン

キセノ「……あ、ああ、あいつ…ちち、ちぇーん、チェーンソーの…」

ゼクト「ああ、そうだ」

キセノ「ななななんでシオン先生の部屋に入ってんすか!?俺ですらまだ、怪我した時にしか入れないのに!」

ゼクト「シオン先生に気に入られてたからな」

キセノ「な、なんなんすか?何があったんすか!?」

ゼクト「…さて…俺も少し…寝るか…」ガタッ

キセノ「ゼクトさぁああん!!?」
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 23:58:48.02 ID:RKyz7WaSO
ガチャ

シオン「……!」

アーティエ「……」

シオン「…アーティエ」

アーティエ「……」

シオン「…まぁ…座りなさい」

アーティエ「……」ギシッ

シオン「…どうしたのかね」

アーティエ「……お゛」

アーティエ「俺は…どうじだら゛い゛い゛?」

シオン「……?」

アーティエ「俺…あ゛い゛づら゛に…」

アーティエ「復讐…親の復讐…でぎな゛がっだ!」

シオン「……恨んでたのに、かね?」

アーティエ「ずっどずっど、恨んでだ!」

シオン「……きっと…今までの君は…」

シオン「…王族が許せなくて…奴らを殺して…それが生きてくことだと思ってた」

アーティエ「…ぞう゛…だ…」

シオン「…それも…道の一つとしては…決して何も間違っちゃいない。私は君の進んできた道を、否定はしない」

アーティエ「……」

シオン「ただ君は…少しだけ、盲目すぎたんだ」

アーティエ「…盲目ずぎだ…?」

シオン「君の道は…真っ直ぐ伸びてるだけなんだ…」

シオン「脇道が一つもない…つまらない一本道…」

アーティエ「……?」

シオン「だから少し…寄り道してごらん…」スッ

シオン「視点を変えてごらん…」カチャ

アーティエ「!」

シオン「ぐるぐる眼鏡…君にやろう…」

アーティエ「ご、ごれを着げでるど…頭が痛ぐなる゛…!」

シオン「ふふ。それがいいんだ」
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 00:05:45.98 ID:FMqt24NSO
シオン「同じ異常者として…君に言いたいことは…」

シオン「あれやこれや、いろんなことに巻き込まれ、振り回されれば」

シオン「また、別の生き方も見えてくるだろう、と言うことさ」

アーティエ「……」

シオン「すぐには見えてこないだろうがね…」

シオン「君の『殺人鬼としての道』とはまた別の道が…きっと見つかる」

アーティエ「……!」

シオン「君は…魔王が嫌いだろう?死ぬほど」

アーティエ「殺じだい゛ほど嫌い゛だ…!」

シオン「…だが彼も、元は流刑地の監守長。むしろ君の心理に近いものに、何度も何度も触れてきてる」

アーティエ「ぎ…!?」

シオン「何が正しい道なのかなんて、別にはっきりさせなくていい」

シオン「彼の言ったこと、私の言ったこと」

シオン「ましてや善と悪、どっちが正しいのかなんて…どうでもいい」

シオン「大事なのは、迷うことだ。いろんな道を見つけて、どれを選ぶか、悩むことだ」

シオン「その答えは、死ぬまでに見つかればいい。いや、見つからなくて、死ぬまで苦しむのもいい」

シオン「私も、道案内ならしてやれるが、答えを見つけてやることはできないからね」

シオン「ゆっくり、ゆっくりやればいいさ」スッ

アーティエ「……」

シオン「ヘルアクロウズへ…ようこそアーティエ」ギュッ

シオン「ここは病院だ…君は私の患者で…私は君の医者…そう思えば、単純だろう?」

シオン「君は永遠に迷い続けて、その中で、苦痛を味わうことにもなるだろうけど」

シオン「それを和らげてやれるのが私だ」

アーティエ「……ぜん…ぜい…」

シオン「シオン、だ。シオン先生と呼べ。君はこれからもアーティエだ。いいかね?」

アーティエ「…ありがどう…」

シオン「ああ…」

シオン「お大事に」
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 00:09:30.07 ID:FMqt24NSO
アーティエの回想は、一旦おしまいです
あんまり考えずに書き始めたら、思った以上に手間取ってしまいました

次からは、VSエクスシアイに戻ります!
未知なる武装『UNIT』を操る強敵に、アーティエはどう立ち向かうのか!?


次回予告的な煽り方しましたが、まだ決着は考えてません!
乞うご期待!
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:27:24.11 ID:FTuIp9hb0
乙でした!
>>1も無事なようで安心した
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:27:02.55 ID:vsflj57Ro
おい おい ちょっと感動した
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:35:03.55 ID:Qw7/VyS30
乙です。
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 22:19:28.47 ID:201XuV4SO
アーティエVSエクスシアイまとめ

アーティエ
元・殺人鬼で、現・テロ集団ヘルアクロウズのNo.5
能力「独裁者の束縛(デスポット・バインダー)」は、全身から無数の鎖を出現させる
特に、それらを束ねて巨大な鉄球にして振り下ろす「大鎖鎚(チェーン・ギガトール)」は超強力


コバルト・エクスシアイ
《天》九階位・第六位の能天使
身体能力は並程度だが、自ら造り上げた兵器『UNIT』を使いこなす

『UNIT』には

『白蘭(ビャクラン)』
無数の羽(正しくは花弁なのだが)を弾丸として射出する「砲撃形態」と、
全身を純白の羽で覆い、敵の攻撃の威力を削ぐ「防御形態」がある
どちらの形態でもないときは、ローブとして身に纏っており、この状態で飛行を行うことができる

『黒翳(コクエイ)』
右腕を黒い包帯状の物質が覆い、手には鋭利な鉤爪が生える
腕力が跳ね上がり、包帯を自由に伸ばし、相手を攻撃することもできる
ただし、この包帯を切られると、力が急激に減少してしまう。再生も容易ではない

とが存在している
他にもあるかもしれない
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 22:40:59.24 ID:201XuV4SO
>>519より、現在――

アーティエ「……大鎖鎚(チェーン・ギガトール)」

ユラユラユラ…

エクスシアイ(最初に、我々を狙ってきた、巨大な鉄球!)

エクスシアイ(いや、より大きく、より凶悪な形になっている…!)

ユラユラ…

エクスシアイ(さっきは、黒翳で止められたが…今回は…)

エクスシアイ(……いや、止める)スッ

エクスシアイ(我輩が、止めてくれる!)バッ

シュ シュシュ シュッ!!

アーティエ「!?」

エクスシアイ(包帯を、伸ばして…鉄球を支えているあの鎖を…)

シュシュシュシュルルルルル…

エクスシアイ(あの細い部分を潰せば…!)

グイッ

アーティエ「……」

ガクンッ

アーティエ「!?」

ユラ…ユラ…

エクスシアイ「ぐ…千切れろ…鎖…」グググ…

エクスシアイ「黒翳、の力があれば…こんなもの…!」ググググッ…


グラ グラグラッ

アーティエ「ぎ……!」

アーティエ「ぎぃいあああああえあああああああ!」ブンッ


ゴッ!!


エクスシアイ「!」

エクスシアイ(間に合わなかっ…たか…)


ヒュオオオオオ…


エクスシアイ(黒翳の、全力でも止められないだろう。白蘭の一斉射撃など、蚊が刺すも同じ…)

エクスシアイ(……)

エクスシアイ(こうなっては…もう)

エクスシアイ(なりふり構っていられ


グシャアッ
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 22:42:28.93 ID:201XuV4SO
地震怖ぇ
ちょっともう書いてる場合じゃないです
ニュース見ます
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 22:48:56.21 ID:201XuV4SO
やっぱ書きます
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 23:25:19.40 ID:201XuV4SO
アーティエ「……」

アーティエ「……く」

アーティエ「くききけけけけけ」

アーティエ「けけけけここくかあああああああ」

アーティエ「あああああああああああああああああああああ!」

アーティエ「ふーっ…ふーっ…」

アーティエ「弱い゛…天使ば全員殺ず!」

アーティエ「……ぎぎ」ジャラララララ…



「待て」



アーティエ「……」

アーティエ「あ゛…!?」クルッ


エクスシアイ「まだ、引っ込めるなよ」ギュンッ

アーティエ「!!?」

バキッ!!

アーティエ「ぐげご…」ズザァ…

エクスシアイ「……」スッ

アーティエ「が…だ…ば…」

アーティエ「な゛ぜ生ぎでる゛!?」

エクスシアイ「…白蘭を、捨てた」ポイツ

バサッ…

アーティエ「…ぎ…」

エクスシアイ「黒翳も…爪がすべて折れた」ボロッ

アーティエ「……」

アーティエ「や゛っばり俺の勝…」

エクスシアイ「だが、我輩には翼がある」バサァ

アーティエ「ぢ…!?」

エクスシアイ「最初の『UNIT』最強の『UNIT』。名を」

エクスシアイ「翠翼(スイヨク)」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 23:34:37.40 ID:201XuV4SO
アーティエ「ずい…?」

エクスシアイ「……翠翼だ」

エクスシアイ「…いいか、こんな言葉がある」

エクスシアイ「綺麗な、薔薇には刺がある」

エクスシアイ「一方で、だ」

エクスシアイ「綺麗な、羽には毒がある」

エクスシアイ「この翼は」

エクスシアイ「触れたものの、生気を奪い、食らい」

エクスシアイ「力にし…」

エクスシアイ「羽ばたくのだ」シュッ


アーティエ「……!」ピクッ

ギュルルルルルル…

エクスシアイ「鎖の膜、か。いい判断だ」

エクスシアイ「が…無駄」


バシュンッ…!!


アーティエ「……な゛ん…!?」

バシュンッ!! バシュンッ!!


エクスシアイ「蓄積、された生気は、力に変えて放つことができる」

エクスシアイ「一度放つと、空っぽになってしまうがな」

バシュンッ バシュンッ!!

エクスシアイ「つまり…」

エクスシアイ「それまでに、蓄積された力がどれだけ大きかろうと小さかろうと」

エクスシアイ「必ず、一撃として、爆ぜる」

バシュンッ…


バシュンッ!!!


アーティエ「……!!」メキッ


エクスシアイ「…その、鎖の膜を完全に破壊し、なお有り余る」

エクスシアイ「それが、さっき使ったお前の鉄球の力だ」

アーティエ「ぐぎがあああああああああ!?」ドゴォン!!

エクスシアイ「……理解、しただろう」

エクスシアイ「お前が、10の力で5回攻撃してきたら」

エクスシアイ「我輩は、50の力で一撃返す。これはそういう戦いだ」

エクスシアイ「さぁ、最後まで立っていられるのは、どちらだろうな…」
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 23:41:22.31 ID:201XuV4SO
アーティエ「ぐ…く…」

エクスシアイ「ちなみに…能力による攻撃は、すべて生気に由来する」

エクスシアイ「全力で、攻撃すれば、それだけ多くの生気を奪えるし」

エクスシアイ「生気を、奪われたくなければ、弱い攻撃をしなくてはならなくなる」

エクスシアイ「もっとも、これに力を吸われたくないなら、そこらに散らばっている石ころを投げて戦うという手もある」

エクスシアイ「…もちろん、我輩はそんなまだるっこしい戦いは望まないが」スッ


エクスシアイ「黒翳…網状展開」バシュッ

シュン シュン シュルシュルッ

アーティエ「……!?」

エクスシアイ「…黒翳の、包帯の部分は、自由に伸ばせるんだが」

エクスシアイ「こんなふうに、複雑に絡ませて展開すれば…」

シュル シュルシュル シュルルッ

エクスシアイ「いわゆる、結界の型になる」

アーティエ「結界ぃい゛…?」

エクスシアイ「そうだな、実際に試してやろう…」ゴソッ

エクスシアイ「この、ライターを包帯に触れさせると」ポイッ


バチィッ!!


アーティエ「…!?」

エクスシアイ「電撃、だ。何度も食らえば肉が焦げるぞ」

アーティエ「…ぎぎ…ぐ…邪魔ぐざい゛ぃ…」

エクスシアイ「それが、狙いだ」

エクスシアイ「黒翳による移動の制限。そして、お前が攻撃をすれば、翠翼が力を吸収し、即・反撃」

エクスシアイ「これが…貴様を殺す算段だ」

アーティエ「な゛ら…やっでみろ゛」
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/03/16(水) 06:52:23.76 ID:5eQLYKwAO
乙!
他の天使の翼もUNITなのか?
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2011/03/18(金) 12:59:20.81 ID:vaU4joHV0
乙です。
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/18(金) 23:14:43.05 ID:XhqNjxySO
よりにもよって、やっぱやります発言してからの寝落ちとは情けない…
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/18(金) 23:41:39.93 ID:XhqNjxySO
アーティエ「…ぐぐがあああああああ!」バッ

エクスシアイ「…ふん。今の、話を聞いた上で突っ込んでくるか」

アーティエ「ぎごおおおおっ」ブンッ

エクスシアイ「…一応、防いでやる…」スッ

バシュッ

アーティエ「……ぎ」

エクスシアイ「生気の吸収…さて」

エクスシアイ「落ちろ!」バシッ

アーティエ「……!」フワッ

バリッ

アーティエ「ぎぐげ…!?」ビシビシッ

エクスシアイ「この、電撃…小さな鞭で思い切り打たれように痛むそうだな」

アーティエ「がぐ…」

エクスシアイ「もう少し、痺れてろ」シュルシュル…

アーティエ「ぎ…」

エクスシアイ「黒翳!」バシュ バシュッ!!

アーティエ「……がぁあっ!」ヒュッ

ジャララララララッ

エクスシアイ「!」

ギシッ!!

アーティエ「止めだぞ…」

エクスシアイ「…確かに、向かってくる包帯は、鎖で止められるな…」

エクスシアイ「だが…『何本』まで出せる?」シュルシュル…

バシュシュシュシュッ

アーティエ「…!」

エクスシアイ「我輩の、包帯は無限だ。この腕が潰されない限りは何本でも伸ばしていける」バシュシュシュシュ

アーティエ「ぞれがどう゛じだ…!」ジャララララララララッ

グルルルルルルルル…

エクスシアイ(…鎖を『渦巻状』に…)

アーティエ「防げばい゛い゛んだろ゛!」

ドス ドス ドス ドスッ

エクスシアイ「…包帯じゃ、『盾』は壊せんな」

アーティエ「ごれ以上ぐだら゛な゛い゛ごどずるな゛ら゛…」

エクスシアイ「くだらないこと?」シュルルルルル

エクスシアイ「なに、言ってる…くだらないのは」ルルルルル…

エクスシアイ「そんな、チャチな反抗だ」シュルッ

アーティエ「!?」
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/18(金) 23:45:28.91 ID:XhqNjxySO
エクスシアイ「爪は、折られた。が、こうやって包帯を拳に幾重にも巻き付ければ」

エクスシアイ「そこそこ、使える」ニヤァ

アーティエ「…グロ゛ーブ…に゛?」

エクスシアイ「黒包電撃拳(ブラックサンダーナックル)!」ブンッ!!

ガシャンッ

アーティエ「ぎ…」ググッ

ガシャガシャ…シャン…

エクスシアイ「しょせんは、鎖。殴れば簡単に崩れるだろ」

エクスシアイ「…次は、お前を梱包してやろう」バシュッ

アーティエ「!?」グルグルグルッ

エクスシアイ「触れただけ、なら、耐えられる」

エクスシアイ「では、長時間、全身から浴びせられたらどうだ?」バリッ

アーティエ「ご…」

バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!

アーティエ「があああああああああああああっ!!!」

バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!

エクスシアイ「…我輩は、もともと、こうやって相手を甚振(いたぶ)り殺すのが好きでな…」

バリバリバリバリバリバリバリバリッ!!!

アーティエ「ぎぃあああああああああああああああ!!!」

エクスシアイ「そういう、叫び声を聴くのが堪らなく好きなのだ」

バリバリバリバリバリバリバリ!!

アーティエ「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

エクスシアイ「もっと、その絶叫を聞かせてくれ!」

アーティエ「ああああああああああああああああああああああああああああああ」


ズブッ


エクスシアイ「……」

エクスシアイ「……?」ズブブ…


アーティエ「ああああああああああああああるるるぎゅろろろろす………すとりりりりいいいいいいいむ」ズズズッ


エクスシアイ(…チェーンソ)

ズバッ!!!
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/19(土) 00:05:07.95 ID:eABNEhoSO
アーティエが電撃を浴びせられていたのは、およそ10秒間である

彼はその間、もちろん、想像を絶する激痛に全身を突かれていたのだが…

彼は初めて『長考』した

これまでの彼は、とにかく何も考えずに、思いついたことを片っ端からやってみるタイプだったのだが

今回は、この強烈な電撃攻撃が彼になんらかの刺激を与えたか

初めて『考えること』をしたのだ


そして彼は、電撃を受け続けながら

あることについての思案を巡らせた


アーティエ「…どう゛や゛ら゛…当た゛り゛だったみだい゛だな゛」

エクスシアイ「ぐ…貴様ァ…!」

エクスシアイ「わ…我輩の…左腕を…!!」ボタボタ

アーティエ「お前はざっぎ…ぞの翼が…生気を吸収ずる゛ど言っでいだが…」

アーティエ「俺の能力は…腕をチェーンソーに゛『変える』能力…」

アーティエ「俺の体がら出る鎖ど違っで…このチェーンソーはも゛う゛」

アーティエ「ぞう゛い゛う゛一つの『物質』だ!生気なんで関係な゛い゛」

エクスシアイ「…なに…!?」


彼が思い出したのは、初めてシオンと出会い、彼女と戦ったときのことだ


あの時、彼女のメスは、チェーンソーの刃の部分を削り取った

それはつまり、腕の表面を削ぐのと同じではないのか?

しかし、能力を解除した後の彼の腕には、何の被害もなかった


また、その後一度だけ、メンバーの一人…当時のNo.5ジャノンと本気で戦ったことがあった

あの時、ジャノンの強力な爆撃攻撃は、チェーンソーの刃を粉々に砕いてしまった

アーティエはてっきり、腕がなくなってしまったかと思ったが…

戦闘後、結局、彼の腕は無事だった(チェーンソーはしばらく使えなかったが…)

そこで彼はこの結論に至った

チェーンソーは、彼の能力によって出現した『物質』であり

例えば彼の体から出現させる鎖とは物が違う

完全に一つの、独立した物なのだ
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/19(土) 00:13:10.34 ID:eABNEhoSO
アーティエ「お゛前はも゛う゛翼を使え゛な゛い゛…」

アーティエ「腕ごと落と゛し゛た゛か゛らな゛…」

エクスシアイ「貴様よくも…!」ボタボタ

アーティエ「終わ゛り゛だ」バッ

ジャララララララララララッ


エクスシアイ「!?な…なにをする気だ…!」ギュルルルル…

アーティエ「ふーっ…ふーっ…」

エクスシアイ「っ…動けない!おい!これを外せ!」ギュルルルッ

アーティエ「も゛…う゛…」

アーティエ「我慢じなぐでい゛い゛な゛!?」ヴィイイイイイイイ!!!

エクスシアイ「!?」

ガシャ! ガシャ!!

エクスシアイ「お…おい…外せ…これを…」

アーティエ「ふーっ…ふーっ…」ヴィイイイイイイイイイ

エクスシアイ「たの…頼むから…やめろ…やめてくれ…!」

アーティエ「…ふーっ…ふーっ」ヴィイイイイイイイイイ

エクスシアイ「わ、我輩は…《天》九階位の第六位だぞ!!」ガシャガシャ!!

アーティエ「お゛…れ゛…は…」

アーティエ「No.5だ…!」ヴィイイイイイイイイイイイイ!!!

エクスシアイ「ひっ…」



アーティエ「紅の十字架 (ブラッディ・ブラッディ)!!」シュッ シュッ


ブチッ

バギュ

ゴキ

ガリッ

ボギン
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/19(土) 00:16:55.32 ID:eABNEhoSO
ヴィイイイイイイイイイイイ…

イイイイイイイイイ…

イイイイイ…

イイイイィン…


アーティエ「ふーっ…ふーっ…」

アーティエ「ふーっ…」

アーティエ「ぐぎぎぎがあああああああああああああ!!」



『UNIT』白蘭・黒翳を破壊され、自身もバラバラにされ

能天使 コバルト・エクスシアイ、死亡
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/03/19(土) 00:22:06.29 ID:eABNEhoSO
今日はここまでにします

アーティエの回想がメインみたいになってしまいましたが、とりあえず、エクスシアイ撃破です

アーティエが強かったのか、エクスシアイが弱かったのかは、皆さんのご判断に任せます…

最後の「紅の十字架」は、相手を鎖で捕らえてから、左右のチェーンソーでぶった斬る強引な技です
分かりにくくてすみません
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/03/19(土) 06:50:25.24 ID:I9F9UFzAO
乙!
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/21(月) 11:11:58.96 ID:x6vYuJQ30
なんということでしょう
スマホで長文はムズカシイ!
慣れるまで書けない・・・かも…
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/21(月) 23:07:44.08 ID:8lXgbB3Po
俺も昨日スマホ買ったばっかでメールとか全然打てねえ
このくらい早く打てるようになりたい
ttp://www.youtube.com/watch?v=ClDenxOxeeM
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/03/22(火) 08:24:37.24 ID:bZpTxV1z0
乙です。
イイネ〜
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/27(日) 16:10:19.65 ID:9mXlJxfz0
てすと
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 00:40:45.05 ID:erd2J2r30
明日書きます、必ず!
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:48:30.25 ID:y+UjgVfo0
セラフィム「……!」ピクッ

デュナメイス「どうかしたか」

セラフィム「……意外と早く…終わったな」

ケルビム「……エク『スシア』イか?」

セラフィム「ああ…」

セラフィム「死んだよ」

デュナメイス「…!?」

ケルビム「…意『外ト呆気ナ』いものだ『ナ』」

スローンズ「あれだけの武器があって…」

ドミニオンズ「……使わせてもらえなかったのかもね」

セラフィム「…まぁ…思ってたより早かったが…一人目の犠牲はあいつだ」

セラフィム「弔ってやりたいが、これ以上時間を掛けたくないんでね…さっさと進むぞ」

デュナメイス「……こりゃどうなるか分からねぇな」

セラフィム「…あいつはもともと、UNITに頼りきった戦いばかりだったからな」

セラフィム「人のお古をまったく…無駄にしやがって…」

ケルビム「…とにかく油『断ハデキ』ないぞ」

セラフィム「その言葉は散らばった部下共に聴かせて欲しかったな」

ドミニオンズ「……戦闘天使らならまだしも、四大天使ならよっぽどヘマやらかしたりはしないよ」

セラフィム「そう、信じてやりたいところだ」


642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 23:53:02.51 ID:y+UjgVfo0
セラフィム「……!」ピクッ

デュナメイス「どうかしたか」

セラフィム「……意外と早く…終わったな」

ケルビム「……エク『スシア』イか?」

セラフィム「ああ…」

セラフィム「死んだよ」

デュナメイス「…!?」

ケルビム「…意『外ト呆気ナ』いものだ『ナ』」

スローンズ「あれだけの武器があって…」

ドミニオンズ「……使わせてもらえなかったのかもね」

セラフィム「…まぁ…思ってたより早かったが…一人目の犠牲はあいつだ」

セラフィム「弔ってやりたいが、これ以上時間を掛けたくないんでね…さっさと進むぞ」

デュナメイス「……こりゃどうなるか分からねぇな」

セラフィム「…あいつはもともと、UNITに頼りきった戦いばかりだったからな」

セラフィム「人のお古をまったく…無駄にしやがって…」

ケルビム「…とにかく油『断ハデキ』ないぞ」

セラフィム「その言葉は散らばった部下共に聴かせて欲しかったな」

ドミニオンズ「……戦闘天使らならまだしも、四大天使ならよっぽどヘマやらかしたりはしないよ」

セラフィム「そう、信じてやりたいところだ」


643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 00:57:28.87 ID:kAIErqw50
赤の城

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ

兵士「緊急事態だぞ!兵器製造班も一旦作業中止だ!」

作業員たち「おいおい…王族護衛隊が応戦してんじゃないのか…!?」

兵士「黙って聞けぃ!!」


ビーッ ビーッ

クレア『城内にいる全兵士、及び全従業員に命令だ』

兵士(クレア様…!?)

作業員たち(命令?)


クレア『てめぇら全員使えそうな武器持って外に出ろ』

クレア『そして天使共を全滅させてこいっ!!!』

兵士「…!!」

従業員たち「…なっ…!」

クレア『…以上だ』

ブツッ

従業員たち「………」ポカーン

兵士「………く」

兵士「クレア様直々のご命令だ!」

兵士「全員、武器を持って、天使を迎え撃つぞ!」

従業員たち「……お、おおお!!」ダッ


クレア「これでいんだろ、シェアリ」

シェアリ「……ええ」
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 01:01:28.83 ID:kAIErqw50
数十分前

ドタバタ

シェアリ「…城の中が騒がしくなってきましたわね」

クレア「……ああ」

シェアリ「天使ですわ。見なくても分かるでしょう?」

クレア「……ああ」

シェアリ「……わ」

シェアリ「分かってますの!?本当に危険な事態が迫ってますのよ!?」

クレア「……ああ」

シェアリ「…クレ」

クレア「…ならねぇよ。なるようにしか」

シェアリ「…アナタいったい…どうなると思ってますの」

クレア「……さぁな。ただ…」

クレア「あのクソムカつく魔王が必死こいて連中を返り討ちにしようとするだろ…」

シェアリ「……」

クレア「でもアイツじゃ止められねぇよ。だって」

クレア「アタシは…赤の城は一切手を貸さないからな…」

シェアリ「…!?」

クレア「なに驚いた顔してんだ。当然だろ」

クレア「アタシがアイツに協力すんのは、あの計画が最後だったからな。それにアイツは晴れて魔王になったんだから、王族護衛隊っつー便利なコマを自由に使える」

シェアリ「まだそんなことを…」

クレア「確かにうちの兵士は使えるよ。未使用の武器だって大量にある。別に自慢するわけじゃねぇけど…」

シェアリ「なら…」

クレア「でもアタシは、そんな兵士を見殺す気なんてさらさらないんだよ」

クレア「ノエルみたいな、犠牲にゃしたくねーんだ」

シェアリ「……い、いつまでもいつまでも、過ぎたことを引っ張って!」

クレア「それが悪いか」

シェアリ「こんなの…ワタクシの知ってるクレアじゃありませんわ!」

クレア「……じゃあ、お前は」

クレア「どれだけアタシを知ってんだよ」

シェアリ「……た、たくさん知ってますわ!例えば」」

クレア「ノエルはお前より長く、アタシのそばにいた!」

シェアリ「……!」

クレア「お前が得意気になに言おうが、あいつにとっては全部当たり前のことなんだよ!」

クレア「…だから…お前なんかが…」

クレア「アタシのこと知った気でいるんじゃねーよ…!」ボロボロ

シェアリ「……クレア…」

645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 01:17:13.94 ID:kAIErqw50
クレア「…早く帰れ…お前が青の城の兵士引っ張って、魔王様を助けてやればいいだろ…」

シェアリ「……」ギリッ

クレア「早く帰…」

シェアリ「この分からず屋!バカ!短気!赤信号!ムダおっぱい!男女!」

クレア「!…誰が男女だ…!?」

シェアリ「…アナタですわ…!」ヒュッ

パンッ

クレア「…っ!?」ドサッ

シェアリ「…いい加減に目を醒ましなさい!今朝ワタクシがあれだけ言ったのに、まだアナタは…」

クレア「うるせぇ!アタシの目ならとっくに醒めて…」

シェアリ「…ならどうして、悲しい顔してますの!?涙を流していますの!?」

クレア「!?」

シェアリ「アナタの時間はあの瞬間から止まってますのよ…だけど」

シェアリ「もうノエルはいませんの!!」

クレア「んなこと分かってる!!」

シェアリ「でもアナタは、ワタクシともういない彼を比べましたわ!」

クレア「比べちゃ悪いかよ!!」

シェアリ「…悪くありませんわ、むしろ、アナタのことを一番知っていてくれる人がいるなんて、素晴らしいことですわ」

シェアリ「……でも、クレア。大事なのは今ですわ」

クレア「…今、だと?」

シェアリ「ええ。…アナタはあれから、ずっと同じところにいる。前に進めてませんの」

シェアリ「今を…そしてその先を見ることができてませんわ!」

クレア「…こんなふざけた『今』なんて、アタシにはいらねぇんだよ!」

シェアリ「……いつまでも、子供ですわね」

シェアリ「やっぱりノエルのほうが、ずーっとしっかりしてましたわ」

クレア「てめーがノエルのことを知ったふうに…」

シェアリ「あなたこそ、彼のことを、本当に知ってますの?」

クレア「…あ?」

シェアリ「彼とワタクシは同い年ですわ」

クレア「それがなんだよ」

シェアリ「だけど彼はあなたの側近だから、なかなか周りと関わりませんでしたわ」

シェアリ「でも、そんな彼も、ワタクシには何度か話しかけてくれましたの」

クレア「なんの話だよ!」

シェアリ「…あれは確か5年くらい前…その日、帰る支度をしていたワタクシの元に、ノエルがやってきましたわ」

クレア「…?」

シェアリ「普段アナタと一緒にいる彼が一人で来るのは珍しいことだったから、何か大事な話でもあるのかと思いましたの。そうしたら、彼…」

ノエル『シェアリちゃん、いつもクレア様と仲良くしてくれてありがとう』

クレア「……!?」
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 01:47:55.73 ID:kAIErqw50
シェアリ『どうして急にそんなこと言いますの?』

ノエル『…今日は久しぶりの実戦練習だったよね。それも、好きな人とのペアを組んでの練習』

シェアリ『ええ』

ノエル『シェアリちゃん、すぐにクレア様のところに来てくれたよね』

シェアリ『……?それなら、今までもペアを組んでましたわよ』

ノエル『だからだよ。シェアリちゃんは、ペア練習のときはいつもクレア様と組んでくれる』

シェアリ『……』

ノエル『シェアリちゃん、きっと他の人が一緒にやりたがってるだろうに、一個上のクレア様とすぐに組んじゃうから、みんな諦めてるんだよ』

シェアリ『そ、そうでしたの?気付きませんでしたわ…』

ノエル『それとね、これは怒らないで聞いて欲しいんだけど』

ノエル『クレア様、戦闘演習の成績は、いつもすごく優秀なんだ』

シェアリ『もちろん知ってますわよ。先生だって倒しちゃうほど強いんですの!』

ノエル『…そんなクレア様も、ペア練習の成績は、少し低いんだ』

シェアリ『……もしかして、ワタクシのせい…?確かにクレアと比べれば、ワタクシの戦闘演習の成績は低いけれど…』

ノエル『いや、だから別にその…ペア組むのをやめろ、とかそういうことを言う気はなくて…』

シェアリ『…じゃあ、いったい何を…』

ノエル『…クレア様は、戦闘演習が大得意だ。いい成績を残せる唯一の科目だからね』

ノエル『そして当然、ペア練習の成績が少し低いのも知ってる。得意の戦闘演習なのに…』

ノエル『でもね、クレア様はいつだってシェアリちゃんの誘いを断らない。むしろ楽しそうに応じてくれる』

シェアリ『それは、他に誘う人がいないからじゃありませんの?』

ノエル『違うよ、きっとクレア様は』

ノエル『シェアリちゃんと一緒に演習できるのが嬉しいんだ』

シェアリ『成績が低くなるのに?』

ノエル『うん、でも、逆に考えてみてよ』

ノエル『シェアリちゃんの戦闘演習の成績は、ペア練習のおかげで、少しよくなってるはずだよ』

シェアリ『…言われてみると、確かにそうですわ。ということは、ワタクシ』

シェアリ『知らないうちに、クレアに助けてもらってますのね』

ノエル『…クレア様に助けてもらってるって、本当にそう思ってるなら…』

ノエル『シェアリちゃんにも、クレア様を助けてほしいんだ』

シェアリ『…ワタクシがクレアにしてあげられることなんて、ほとんどありませんわ』

ノエル『今すぐじゃなくていいんだ。でも、僕一人でできることなんて限られてるから』

ノエル『僕の手が届かないときは、シェアリちゃんが手を伸ばしてあげてね』

シェアリ『…分かりましたわ。アナタ、本当にクレアのことを考えてますのね』

ノエル『それが僕の役目だからね。でも』

ノエル『シェアリちゃんはたぶん、僕の次にクレア様のことを考えてるよ』

シェアリ『…かもしれませんわね』

ノエル『……あっ!しまった、もう、こんな時間だ!クレア様怒ってるかも…』

シェアリ『早く行ってあげなさい、きっと退屈してますわ』

ノエル『うん、ありがとうっ。じゃあね!』タタタタタ…

シェアリ『…ふふっ』
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:06:57.80 ID:kAIErqw50
シェアリ「…なんて…彼との会話はこれだけ、しっかり覚えてますわ」

クレア「……それがなんだよ」

シェアリ「きっと彼は」

シェアリ「もし自分がいなくなったら、自分の代わりをシェアリちゃんにやってほしい」

シェアリ「そう、言いたかったんですわ」

クレア「……』

シェアリ「クレア、アナタとノエルは強い絆で結ばれていたけど」

シェアリ「けれど彼はもういない」

シェアリ「だから」スッ

シェアリ「……ワタクシが、ノエルの代わりにアナタの側にいますわ」ギュッ

クレア「……!」

シェアリ「アナタとノエルほどの信頼関係を築けるかは分からないけど」

シェアリ「ノエルはアナタの未来を、ワタクシに託してくれたんだと思いますの」

クレア「…ふざけんなよ……」

クレア「ノエルは…ノエルはどこにいっちまうんだ…!」

シェアリ「……何を言ってますの?ノエルなら」

シェアリ「アナタが大事そうに身に付けてる、そのネックレスの中にいるはずですわよ」

クレア「……!」ハッ

シェアリ「…ノエルの姿形は、この世にないけれど」

シェアリ「意志は確かに存在する」

シェアリ「このワタクシが、引き継ぎましたのよ?」

クレア「……ノエルの…意志…」

クレア「……」

クレア「…アタシから離れろ」

シェアリ「……!?」

クレア「早く…」

シェアリ「………」スルッ

クレア「……」ユラァ

シェアリ「……ク」

クレア「……」クルッ

スタスタ……

シェアリ「……」

シェアリ(やっぱりワタクシにその資格はありませんの…?)


クレア「……」カチッ

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ

シェアリ「!」
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 02:19:46.55 ID:kAIErqw50
クレア「城内にいる全兵士、及び全従業員に命令だ」

……………………

クレア「…以上だ」

カチッ

シェアリ「……」


クレア「…これでいんだろ、シェアリ」

シェアリ「……ええ」

クレア「……たぶんノエルは」

クレア「戦うと思った」

シェアリ「……アナタは?」

クレア「…戦う」

シェアリ「……ありがとう、クレ」

パンッ

シェアリ「あ……?」

クレア「さっきの仕返しだ」

シェアリ「あ、アナタらしいことしますわね…」

クレア「これで文句ナシだ」

シェアリ「ええ」

クレア「…行くぜ!地獄は潰させねぇ…!」

シェアリ「二人で、ね!」
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 02:22:41.69 ID:kAIErqw50
今日はここまでにします
今までやれなくてすいませんでした


というわけで次回からはクレア・シェアリの王族娘ペアメインです
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/04(月) 07:13:28.83 ID:gzmYs4PAO

651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/04/04(月) 23:45:05.24 ID:4m+uUFnU0
乙です。
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/05(火) 22:46:44.02 ID:qiN3Ykvs0
ヒュオオオオオオ……

兵士「嫌だァッ!!まだ死にたくないィイイイ!!」

?1「……だってよ。どうするベーツェ」

?2「無論…[ピーーー]しかないである」

兵士「助けてくれぇえええええっ!」

?1「間抜けた声出すんじゃねーよ…」

兵士「…死にたくな…」

?1「大丈夫じゃん。だって」シュシュッ

兵士「…?」

ピシ…ピシピシ…

?1「全身凍っちゃってんだもん。痛まねーじゃん?」

兵士「ひっ…!」

ピシッ

?1「あばよぅ」

バリィイイイイン!!!

?2「実に骨のないやつらである」

?1「しかもこいつら何が可笑しいって…数いりゃ勝てると思っちゃってるとこじゃん?」

?2「ひいふうみい…うーむ」

?2「皆、バラバラなので数えられんである」

?1「うっひゃひゃコイツら藁(ワラ)えるじゃん!?」
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/05(火) 22:47:37.25 ID:qiN3Ykvs0
彼らは《天》九階位の第八位

四大天使(クアドラ・アークエンジェルズ)の二人

リオン・ラファエル

そして、ベーツェ・ウリエルである


ラファエル「まったくダンナもこーんな簡単な仕事俺らに任すなんて酷いんじゃん?」

ウリエル「我、欲求不満である」

彼ら四大天使は、他の九階位との同行を許されていない

その役目は一人でも多くの悪魔を殺害すること…

そして、二人が殺害した数はおよそ70人!

ラファエル「この辺りにゃもう兵士いねーじゃん?」

ウリエル「そろそろ移動するである」

ラファエル「……の、前にィ!!」ゴッ


ビュオオオオオオオオオ…


ラファエル「進路に小石の一つも残したくないじゃん?」

ウリエル「これで歩きやすくなったであるな」

ラファエル「そんじゃ、さっさと行くじゃん」スタスタ…

ウリエル「我、先に歩くである」ツカツカ

ラファエル「いや、そこは俺が先じゃん?」

ウリエル「君の足跡などこの美しい景色には似合わないである」

ラファエル「いやいや、綺麗にしたのは俺じゃん?見てたじゃん?」

ウリエル「……」

ラファエル「……」

ウリエル「じゃんけんである」スッ

ラファエル「…受けてたとうじゃん?」グッ
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga 忘れてた]:2011/04/05(火) 23:08:46.81 ID:qiN3Ykvs0
シェアリ「……クレア、これは…」

クレア「…ああ」

シェアリ「氷塊。しかも中身は」

クレア「…兵士だな。王族護衛隊の名が泣いてるだろうよ」

シェアリ「真っ直ぐ続いてるみたいですわね」

クレア「…アタシたちとルートは同じみたいだな」

シェアリ「と、言うことは」




城。


シェアリ「…アナタどうして…黄の城に向かおうだなんて言い出しましたの?」

クレア「…全兵士をぶっ込めば、アタシらがわざわざ雑魚と戦わなくていいだろ」

クレア「で…少し面倒だけど、黄の城にいる魔王を殺そうとしてる主戦力を狙う」

クレア「これが一番効率のいいやり方じゃねーか?」

シェアリ「でも…天使の主戦力なんて、きっと手強いはずですわよ…」

クレア「ああ…まぁな」

シェアリ「まぁな、って…」

クレア「強いか弱いかなんて、別にどーだっていい」

クレア「大事なのは動くことだ。時間は限られてんだぜ」

シェアリ「なんの時間ですの?」

クレア「お前なぁ…これ以上兵士を見殺す気か?」

シェアリ「…そういうわけにはいきませんわね」

クレア「だろ?だからまずは」

クレア「この氷塊の発生源をぶっ叩く」ザッ

シェアリ「……」

シェアリ(何ですの?この違和感)

シェアリ(やたら攻撃的なところも、ぶっきらぼうなところもいつものクレアなのに)

シェアリ「何かが…」

クレア「おい、ぼーっとしてる場合じゃねぇって。今言っただろ?」

シェアリ「え、ええ」タタタ…

クレア(………)
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga 忘れてた]:2011/04/05(火) 23:44:17.87 ID:qiN3Ykvs0
ウリエル「あいこで…」

ラファエル「しょっ!」グー

ウリエル「あるっ!」チョキ

ラファエル「…!よしゃっ!やっと勝ったじゃん!?」

ウリエル「…うーむ、仕方ないである。言い出したのは我であるから…」

ラファエル「言われなくても…お先に自然の生み出す豊かなハーモニーを堪能するじゃん」ヒョイッ

ベシャッ

ラファエル「……ん?」

ウリエル「……む?」

ラファエル「おかしいじゃん?もう溶けてきてるじゃん?」

ウリエル「…我の作り出した雪が、こんなに早く溶けるはずないのである」スッ

ズチャ

ウリエル「……なぜ溶けてるであるか?」

ラファエル「…溶けたんじゃなく、誰がが溶かしたかもしれないじゃん…」

ウリエル「……許さんである」

ラファエル・ウリエル『………』

くるっ!
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga 忘れてた]:2011/04/05(火) 23:48:47.47 ID:qiN3Ykvs0
オーマイガッ<(^o^)>
コピーしようと思った部分消しちまったぁああ
行数制限うぜぇ…(#^ω^)ビキビキ
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:06:52.23 ID:+xCsq49R0
ザクザク…

シェアリ「…地面まで凍てついてますわ。これはいったい…」

クレア「……」

シェアリ「…クレア、アナタさっきからどうして黙ってますの?」

クレア「…悪いな…今、集中してんだ…」シュウウウ…

シェアリ「…熱を蓄めてますのね?」

クレア「ああ…でも呼吸熱(ブレッシング・ヒート)は、ロウソクだのなんだの熱源がなきゃ、なかなか熱を集められない…」

シェアリ「ましてやこんな『冷えた』ところじゃ…」

クレア「…かなり手間取りそうだ」

シェアリ「…大丈夫ですわ。まだ、敵は見えて来ませんもの…」

クレア「……」チラ

クレア「…敵は見えないな。けど」

クレア「なんか飛んできたぜ…」

ギュオオオオオオッ

シェアリ「なっ…?!」

クレア「氷柱か…?」

シェアリ「く…『バイ・セカンド』清なる泉水の女神(アクア・ラクス・ディオサ)…」シュルルルル…

シェアリ「旋水貫(アクア・スパイラル)ッ!」バシュッ

バシャアアアアン!!!

ザラザラザラ…

シェアリ「…い、いきなり来ましたわね…飛ぶ氷柱なんて見たことありませんわ!」

クレア「敵さんにはアタシらのことバレてるみたいだな」

シェアリ「どうしてバレましたの!?」

クレア「そんなのどうでもいいだろ。問題は」

クレア「今の氷柱、恐らくアタシらが見えない距離から飛んできたのに」

クレア「かなり『正確に』突っ込んできたよな」

シェアリ「…それが、なんですの?」

クレア「氷柱を作る、こっちに飛ばす、正確にコントロールする」

クレア「これを全部こなすなんて相当難しいぜ」

シェアリ「確かに……」

シェアリ(…!)ハッ

シェアリ「…分かりましたわ…!」

クレア「…何が?」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:14:35.99 ID:+xCsq49R0
シェアリ「さっきから何か…変だと思ってましたの…」

クレア「何が?」

シェアリ「違和感ありまくりですのよ!」

クレア「だから、何がだよ!?」

シェアリ「アナタですわ!」ビシッ

クレア「…」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:42:49.37 ID:+xCsq49R0
シェアリ「さっきから何か変だと思ってましたの…違和感ありまくりですのよ!」

クレア「だから、何がだよ!?」

シェアリ「アナタですわ!」ビシッ

クレア「…は?」

シェアリ「アナタさっきから、全然アナタらしくありませんわ!」

クレア「な、なんでだよ」

シェアリ「…『冷静』すぎますの!焔の皇女と呼ばれるアナタが!なんだかクールすぎますわ!」

クレア「冷静ったってそんな…」

シェアリ「アナタの口から『これを全部こなすなんて相当難しいぜ(キリッ』なんておかしいですわよ!」

クレア「お、おかしくねーよ真面目に言ってんだぞ!?」

シェアリ「アナタは考えるより、とにかく特攻するタイプのはずですわ!」

シェアリ「…なのに、今のアナタは……」

クレア「…悪いかよ」

シェアリ「……せっかく、また一緒に戦えるようになったのに…」

クレア「…んなこと言われても…」

シェアリ「アナタはっ!」バッ

シェアリ「クレアの姿をした偽物ですわ!」ギューッ

クレア「ち、違げーよ!なんでそうなるんだ!」

シェアリ「偽物!偽物!」ギリギリ

クレア「引っ張んな!痛ぇ!」

シェアリ「…にせ…もの…!」ポロポロ

クレア「…!」

シェアリ「う…あ…ひっく…」ポロポロ

シェアリ「クレ、あぁ」ポロポロ

クレア「……な、泣くなよ…」 

シェアリ「ふぇ…ひっく…」ポロポロ

クレア「シェア…ああもう…」

クレア「…泣くなーっ!」ベチンッ

シェアリ「…!」

クレア「…冷静すぎるってお前なぁ…相手は天使だぞ?何人いるか、どういう能力使うかも、まったく分かんねーんだ!」

クレア「しかもアタシはとても完全な状態とは言えない…こう見えても全身傷だらけなんだぞ!」

クレア「それを目の前でピーピーピーピー…子供かお前はっ!!」

シェアリ「…う…」グスッ

シェアリ「やっといつものアナタに戻りましたわね…!」

クレア「……ちっ」

クレア「…あー、いいよ。どうせアタシにクールなんて言葉は似合わねーよ…」

クレア「いつも通り熱くやってやるよ!」ボオッ

シェアリ「…ほ、炎の無駄遣いしろとは言ってませんわよ…?」

クレア「さっさと相手見つけてぶっ潰す!文句ねーだろ!?」

シェアリ「…も、勿論ですわ!」
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 00:45:17.31 ID:+xCsq49R0
今回はミスが多い、多すぎた!
シェアリマジ池沼wwwとネタにもならない話でしたが
次回からはちゃんとした戦闘に入るつもりです
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 01:39:53.01 ID:2/Z3R6gA0
乙でした
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/04/06(水) 20:12:24.14 ID:lph+2NVF0
乙です。
期待期待
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/08(金) 06:56:46.54 ID:ncTHvl0AO
シェアリ可愛いよシェアリ
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 22:50:50.61 ID:iOcgXeAK0
ウリエル「……なぁーベーツェ。今の当たったと思うか?」

ラファエル「君の風が飛ばしたんだから、我関せず、である」

ウリエル「俺的にはだめ押しにもう一回撃っときたいじゃん」

ラファエル「無駄撃ちならごめんである」

ウリエル「…俺が撃つんなら文句ないじゃん?」スッ

ウリエル「……鎌射絶(カマイタチ)」

ザザザザザッ……

ウリエル「…発射!」

シュシュシュシュシュッ!!!

ウリエル「さぁ、あぶり出してやるじゃん」



クレア「しかし、いつになったら出てきやがる?」

シェアリ「分かりませんわよ…本当にこっちにいるのかも、はっきりしてませんのに」

クレア「……お」

シェアリ「…クレア?」クルッ

クレア「…見ろよシェアリ。そこの木の下にウサギがいるぜ」

シェアリ「ウサ…アナタ、なにふざけてますの?」

クレア「…ふざけてねーよ。でもよ、可愛いだろ、ウサギ」

シェアリ「……まぁ、それは認めますわ。けど」

ザワッ

シェアリ「……?」

シェアリ(木々が大きく揺らいだ?)

ガサガサガサッ!!

シェアリ「クレ……」

シェアリ「…ああ、もうアナタはそのままウサギを見てなさい!」バッ

シェアリ「防水障壁(アクア・リフレクト)!」ザバァアアア

クレア「…!」

バシュ バシュ バシュ

シェアリ(なんですの?これ…見えない何かが水の盾を…)

シェアリ(刻んでいるっ…!?)

バシャアアアアッ

シェアリ「くっ…!」

クレア「だ、大丈夫かよ、シェアリ」

シェアリ「…いえ…なんとか防げましたわ。しかしアナタ、呑気にウサギなんて…」

シェアリ「と、責めようと思ったけど止めましたわ」

クレア「?」

シェアリ「アナタがウサギのことを言ってくれたおかげで、木の動きに気付けましたの…」

クレア「…お、おお、結果オーライだな」

シェアリ「しかしいよいよ…敵は近づいてるようですわね」

クレア(…気ィ引き締めねーと、次はマジで怒られるな)
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/09(土) 23:32:21.75 ID:iOcgXeAK0
すいませんこれ以上書きません

ストレスがマッハで、書いてる途中に叫びそうになった
スマホになってからはどーもダメだ
専ブラが糞だし、専ブラなしだとすごく不便
挙げ句書いてる最中強制終了
詰んでるだろこれ

あと>>664で、ウリエルとラファエル逆でした
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/04/10(日) 23:06:17.64 ID:oxuVF7Nq0
乙です。
スマホ詰んでますか。御疲れ様です。
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/12(火) 06:36:21.48 ID:M7O/eXsAO
更新に気が付かなかった
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/16(土) 23:46:55.74 ID:TuvlsJzB0
書く気がおきない。
明日には書きたいけど、正直もうめんどくさい
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/17(日) 06:26:51.69 ID:eDFhSD9AO
どうしたんだ……?
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/04/17(日) 20:34:23.47 ID:o56Z2Zxm0
乙です。
放置しても落ちないから、気が向いたら宜しくです。
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/17(日) 21:40:01.80 ID:Phsd7f430
頭ン中に浮かんだ情景とかを文章化してくれるシステムがあったらば、こんなにダレることはないだろうに
でも、自分でちまちま書くから意味があるんだよね
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 22:12:24.20 ID:Phsd7f430
シェアリ「今の攻撃…明らかにワタクシたちを殺す気でしたわね」

クレア「だろうな。こーんなバラバラになってやがる」

クレア「木が」

シェアリ「…このままやられっぱなしというのは少し癪ですわ」

クレア「じゃ、さっさと見つけ出すしかねーな」

シェアリ「…どうやって?」

クレア「…さっきから相手の攻撃は…向こうからしか来てないだろ。だったら向こうに走ってきゃ、いずれ見つかるだろ」

シェアリ「……走る?」

クレア「……なんかおかしいか?」

シェアリ「…あ、いえ…おかしいとか別にそういうわけじゃ…」

シェアリ「……」

シェアリ「…で、でももしも移動中に続けざまに攻撃されたら、追い付けないかもしれませんわよ!」

クレア「動かないよかマシだっての」

シェアリ「…うぅ」

クレア「……シェアリお前まさか―」

クレア「走るのは『嫌』とか思ってねーよな…」

シェアリ「…!」ビクッ!!

クレア「…やっぱりか」

シェアリ「だ、だって…」

クレア「だって、じゃねーだろ、こういうときのためにお前は…」スッ

クレア「新しい地獄兵器を『携帯用(ポータブル)水瓶』にしたんだろ!」

シェアリ「…そ…それは」


シェアリは、かつて地獄兵器に、そこそこ大きく、重い『水瓶』を所持していた

そして彼女は、クロとの戦いを室内で行った

床を大量の水で浸し、いつでも「催眠術の能力」を掛けられるようにしておくのは、彼女の常套手段だが…

つまり彼女は野外での戦闘をほとんどこなせない、言うなれば「屋内型(インドアタイプ)」なのだ!

前々からこれを自らの欠点だと承知していたシェアリは、エレカが兵器復活の鍵である地獄兵器に代わる新たな地獄兵器として

『携帯用水瓶』を自ら造り上げたのだ


シェアリ(確かにこの携帯用水瓶なら、身につけたまま動き回ることができる…)

シェアリ(でも、でも問題はもっと根本的なところで…)

シェアリ「違いますの…クレア、ワタクシは…」

クレア「お前が運動苦手なのはとっくの昔から知ってんだよ!」

シェアリ「!?」

クレア「でも行くぞ!」グイッ

シェアリ「ちょ、ちょっと!引っ張らないで!ころ、転びますわ!」

クレア「たらたらしてると次が来るぞ!戦いはもうとっくに始まってんだ!」ダッ

シェアリ(こんな強引に…クレアにはやっぱり敵いませんわね…)ズルズル…

クレア「お前引き摺られてないで自分の足で動けよっ!」

シェアリ「わ、分かってますわ!」
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 22:29:53.69 ID:Phsd7f430
クレア「……」タタタタ

シェアリ「…はぁ…はぁ…はぁ…」フラフラ

クレア「……」タタタタ

シェアリ「…はぁ…はぁ…クレア、早…」ヨロヨロ

クレア「あぁ!?」クルッ

シェアリ「も、もう無理…ですわ…」

クレア「はぁ!?まだ5分くらいも経ってねーぞ!」

シェアリ「で、でもこれ以上は、足が…」ガクガク

クレア「…早すぎんだろバテんのが…」イライラ

シェアリ(…クレア、怒ってますのね…当然ですわ。ワタクシがこんな…)

クレア「…じゃあ、ちょっとだけ休ませてやるから、そしたらまた自分で走れよ!」

シェアリ「…!あ、アナタの口からそんな優しい言葉が…」

グイッ

シェアリ「…え?」

ガバッ

シェアリ「きゃ!!ちょ、ちょっと、クレア!?」

クレア「なんだよ!」

シェアリ「なんで、なんでワタクシを抱え上げてますの!?」

クレア「少し休ませてやるって言ったじゃねーか」

シェアリ「……」

シェアリ「ま、ま、ま、まさかアナタ、このまま走るつもりですの?ワタクシを抱えたまま…」

クレア「途中でまた降ろすからな」

シェアリ「えええええ!?む、無理ですわよ!いくらアナタでもワタクシを抱えたまま走るだなんて…」

クレア「少しなら平気だって。お前、アタシより軽いだろ?」

シェアリ「でででででも!!」

クレア「あーもうお前うっさい!いいからじっとしてろ!」ダッ!!

シェアリ「降ーろーしーてー……!?」

シェアリ(え…は)

シェアリ(速い!?)

クレア「はぁっ、はぁっ、はぁっ…!」ダダダダ

シェアリ(い、いくら)
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [途中送信してしまいました]:2011/04/17(日) 23:08:50.47 ID:Phsd7f430
シェアリ(い、いくらクレアに力があるからって、こんなスピードは…)

クレア「な、なぁ、シェアリ…」

シェアリ「!…なんですの?」

クレア「アタシ…これどーなってんだ?」

シェアリ「……?」

クレア「動いてねーのに勝手に進むんだよ!」

シャアアアアアアーッ

シェアリ(!地面が凍って、まるでスケートリンクのように…!)

シェアリ「クレア、止まって!木にぶつかりますわ!」

クレア「だからアタシは動いてないんだって!」

シェアリ「くっ…止まらないなら…」バッ

シェアリ「打ち上げますわ!」

バシャアアアアアア

決 壊 水 管 (アクア・コラプス)!

クレア「!…下から水が…!?」

ドパァアアアン!!

クレア「っ…」ブワッ

シェアリ「はっ!」ピョン

クレア「!」ガンッ

シェアリ「華麗に着地!ですわ!」シュタッ

クレア「……」

シェアリ「…く、クレア…大丈夫ですの…?」

クレア「…お前よくも…」

シェアリ「ご…ごめんなさい、咄嗟だったからつい加減を忘れて…」

クレア「せめて『危ない』とか…一言く…」

シュンッ!!!

シェアリ「!?…うし…危ない!」

クレア「れっ…」ギュルンッ!!!

ガシャアン

クレア「…ホントに危ねぇな…」スタンッ

シェアリ「…び、びっくりしましたわ…」

クレア「…氷柱か」


ははははははははは!


シェアリ「…え!」
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/17(日) 23:56:18.93 ID:Phsd7f430
クレア「誰だ!?」バッ

ガサッ

クレア「…!」

ラファエル「おいおい誰かってぇ…!?訊かれなくても教えてやるじゃん!?」

ラファエル「俺の名はリオン・ラファエル!階級は《天》九階位…」

クレア「てめーか!」ブンッ

ラファエル「うお!?」サッ

ラファエル「…訊いといて自分は殴りかかるとかひでーじゃん!?」

クレア「うるせぇ!てめぇよくもさっきから何発も…」

シェアリ「……違う」ボソッ

クレア「あ?」

シェアリ「さっきの氷柱は逆方向から来まし…」

ラファエル「…」ニヤァ

ズバッ!!

シェアリ「……!」ブシュッ

クレア「シェアリ!?」


?「…うーむ、予想外である」

クレア「!」バッ

ウリエル「よもや二匹いたとは…道理でなかなか仕留められないわけである」

クレア「……こっちのセリフだ!」
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 00:02:08.03 ID:V3NQ7FU10
シェアリ「二人…組…でしたのね…」

クレア「おいシェアリ…今の、平気なのか?」

シェアリ「ええ…肩を少し抉られただけですわ…」ポタポタ

クレア「…ちっ……おい、てめぇ!その木から降りてこい!」

ウリエル「?…我であるか?」

クレア「当たり前だ!」

ウリエル「うーむ、では…」バキンッ

ウリエル「…氷柱針(ツララスパイク)」シュッ

クレア「…凍らせた木の枝だぁ…?」ググッ

クレア「くッだらねぇな!」ブンッ!!

パキィン!!

ウリエル「だが凍った枝は『氷柱』と呼ばんであーる」グオッ

クレア(!?…肘から氷柱出して突っ込んできやがった!こっちが本命か!)

シェアリ「クレア、それは拳じゃ無理ですわ!」

クレア「分かってる!」ガシッ!!!

ウリエル「!…うーむ、素手で止めるとは…」

クレア「つ……」グググ…

クレア「冷ってぇ!!」ブンッ!!

ウリエル「うー……」ヒュウウウ

ウリエル「むっ」ザンッ

クレア「くそっ…しもやけってなったことねーけど、今みたいな痛みがずぅっと続くんなら、最低だな…!」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 00:13:34.43 ID:V3NQ7FU10
ラファエル「なんだなんだ、女にしちゃ意外と動けそうじゃん?」

ウリエル「うーむ、だが我が氷はしもやけより痛いである」

シェアリ「……」

シェアリ「…アナタたち、何者ですの…」

ラファエル「…はぁ?さっき名乗ろうとしたのに、その赤髪女が邪魔してきたじゃん!?」

シェアリ「……」チラッ

クレア「こ、今度は殴らねーよ!」

シェアリ「…名乗りなさい……」

ラファエル「…《天》九階位第八位・四大天使(クアドラ・アークエンジェルズ)が一人、リオン・ラファエルじゃん!」

ウリエル「同じ四大天使、ベーツェ・ウリエルであーる」

シェアリ「第八位…四大天使…?」

ラファエル「おい!俺たちが名乗ったんだから、お前たちも名乗るのが筋ってもんじゃん?」

シェアリ「……クレア」

クレア「…いいんじゃねぇの、減るもんでもねえし」

シェアリ「…ワタクシは三大女王の一人『青の皇女』!シェアリ・サー・フレジャタンですわ!」

シェアリ(よし!こんなときに思うことじゃないけど、今のはかなり決まってましたわ!)

クレア「アタシはクレア!」

シェアリ(なッ……!?)

クレア「てめーら二人とも、しもやけ(なったことないけど)なんかよりももっと酷い、全身火傷負わせてやるぜ!」

シェアリ(そこはアナタ、ワタクシに倣って『紅の皇女』とか名乗るところじゃありませんの!?せめてフルネーム言いなさい!火傷がどうとか要りませんわ!)

ラファエル「…三大女王か。聞いたことねぇけど、そのうち一人とただのお供、って、とこじゃん?」

シェアリ(!名乗らなかったことが幸いして、クレアが大したことない『お供』って印象を植え付けられましたの!?あ、あらぬ方向でツイてますわ…)

クレア「誰がお供だ!アタシも『赤の女王』だぞ!」

ラファエル「なに!?おいおい、品がなさすぎで分からなかったじゃん!」

ウリエル「危ない危ない、たかがお供と侮るとこだったである」

シェアリ「クレアのバカぁああああ」
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/18(月) 00:23:04.81 ID:V3NQ7FU10
今日はここまでにします

なんだがすごくギャグキャラっぽくなってしまった皇女ペアですが、次回からは真面目に戦う予定です
次はまた、一週間後とかになってしまうかも…

前回のラストと言い、さっきと言い、愚痴こぼしてましたが
ここからあれやこれやで話は長くなりそうなので(間違いなく4スレ目まで行きます)まだまだ頑張りたいと思います
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/04/18(月) 02:01:37.82 ID:10G+NGJV0
乙です。
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/18(月) 03:28:39.24 ID:pMd6qTWL0
乙です!
シェアリから中二病患者のにおいがするwwww
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/18(月) 06:39:48.51 ID:MBhLdbFAO
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/25(月) 00:49:39.77 ID:MaBqaV6T0
ラファエル(しかしこいつら…女の二人組…こんなのが王女?)

ラファエル「……ベーツェ!自己紹介は済んだ…さっさと始めるじゃん!」

ウリエル「もちろんである」

シェアリ「!…クレア!来ますわよ!」

クレア「……」

シェアリ「…クレア!?」バッ

クレア「シェアリ、ちょっと耳貸せ…」

シェアリ「……?」

ウリエル「…何故後ろを向いているのであるか」

ラファエル「楽しいガールズトーク(笑)ってか?随分…」

ラファエル「余裕じゃんッ!?」ブンッ

シェアリ「っ…水柱栓(アクアカラム)!」バシャア!!

ラファエル「ちっ!さすがに背後(バック)は取らせちゃくれねーか…!」

シェアリ「……アナタに一つ、質問がありますわ」

ラファエル「質問?」

シェアリ「…アナタたちの目的はなんですの?」

ウリエル「それは我ら二人のことか、天使全員のことか、どちらを指してるであるか」

シェアリ「……どっちもですわ」

ラファエル「そんなの言うまでもねーじゃん!俺たちは、この地獄をぶっ潰しに来たじゃん!?」

シェアリ「アナタたちの役目は?」

ウリエル「邪魔な悪魔を潰す役である」

シェアリ「それは、誰かに命令されてやってますの?」

ラファエル「当たり前じゃん…天使は全員、熾天使様の命令で動いてんじゃん?お前も知ってんだろ?」

シェアリ「熾天使…」

ラファエル「でも俺たちは特別じゃん!四大天使は他のどの天使とも違う熾天使様『直属の部下』!」

ラファエル「通常の天使は、熾天使様以外…例えば中位三隊とか戦闘天使の部下じゃん!?」

ウリエル「だが我らは、他の誰も経由せずに、『直接』熾天使様からの命令を受け、行動するである」

シェアリ「…つまりアナタたちは、熾天使についての詳しい情報を知る数少ない天使ですのね」ザザザザ

ラファエル「まさか俺らから何か聞き出そうとか考えてるんじゃねーだろな」

シェアリ「少し、ですわよ」ザザザザ

ラファエル「話すわけねーじゃん!?」

シェアリ「剛水腕(アクア・ナックル)!!」ブンッ!!

ラファエル「っとお!」ヒョイッ

ウリエル「だから、話しながら攻撃するのは止めるであーる」バッ

シェアリ「……」ザザザザ

ラファエル(あ?…消えてないじゃん?)

シェアリ「剛水腕は、水で両腕を覆う技ですわ。だから発動に少しだけ隙がありますの」

ラファエル「だからペチャクチャ喋ってたってのか?」

シェアリ「そうじゃありませんわ。ワタクシが言いたいのは」

シェアリ「隙だらけのワタクシを狙わないアナタたちは」ググッ

シェアリ「かなり間が抜けてるってことですのよ!」ボシュ ボシュ
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/25(月) 00:53:50.76 ID:MaBqaV6T0
ボシュ ボシュ!!

ウリエル「ロケットパンチ…!?」

ラファエル「ちっ!言いたいことはそれだけかよ?まったく…」

ラファエル「女ってのは!グチグチ回りくどい言い方しかできねーみたいじゃん!?」ブンッ!!

バシャ!!

シェアリ「…!」

ラファエル「俺の能力にかかれば、こんなもん一吹きじゃん!」

シェアリ「…やはり、風…!」

ラファエル「!なるほど…俺らがどんな反撃するかを見るためでもあったわけか…」

ラファエル「いかにも!俺の能力は『風神(リュクウゼ)』!風を操る能力じゃん!!」

シェアリ「…やっぱり間が抜けてますわ」

ラファエル「…はぁ?」

シェアリ「得意気に能力名を披露せずに、すぐに追撃すればいいものを…」

シュルルルル…

シェアリ「アナタの風が斬った水、まだ生きてますわ」

バシュシュシュシュ!!!

ラファエル(しまった、よく考えりゃ水って不定形じゃん!?)

シェアリ「水弾連射(アクアマシンガン)!水の粒でも勢いがつけば効きますわよ!」

ラファエル「……や、ヤバ…」


ラファエル「……くな?いじゃん?」


シェアリ「……え?」


ピキィン!!!

シェアリ「…!?」
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/25(月) 01:24:56.79 ID:MaBqaV6T0
シェアリ(こ、これは…ワタクシの水弾が…)

シェアリ「凍ってる…!?」

ウリエル「…ふん…このくらい…」ピキパキ

シェアリ「!」

ウリエル「造作もないことであーる!」シュッ!!

シェアリ「うあっ!」スパッ

ウリエル「む…少し浅かったであるな」

シェアリ(つ…氷柱…あと少しあれが鋭かったり長かったら…ざっくりいってましたわ…)

シェアリ「でもやっぱり…こうやって氷柱を使い、ワタクシの水を凍らせるということは…」

シェアリ「アナタは氷の能力を使いますのね…!?」

ウリエル「その通り。これが我が能力『氷神(グラデミド)』であーる…」ピキパキ

シェアリ「ワタクシに同じ手が通じると思ってますの!?…今度はその氷柱、砕いてやりますわ!」バッ

ウリエル「……」ニヤッ

シェアリ「旋水…」ギュルルッ

ラファエル「お前の方がよっぽど間ぁ抜けてんじゃん!?」ピョンッ

シェアリ「…しまっ…!」

ラファエル「二人組なんだよ、簡単に挟み撃ちができんだよ!俺らを舐めてんじゃねーじゃん!」バッ


ウリエル「氷柱剣(ツララセイバー)!」ブンッ

ラファエル「旋裂風(つむじさきかぜ)!」ビュオオッ

シェアリ「……!」


クレア「舐めてんのは お前らだろ」スッ…


ウリエル「!?」

ラファエル「いつの間に…!」


クレア「暴火薬(ボウ・ガンパウダー)」バサッ




ウリエル「!…塵!?」


クレア「伏せてろシェアリ」

シェアリ「…!」サッ


ラファエル「んだァてめぇはァ!?」

クレア「焼けてろお前らは」パチンッ♪


ボゴォオオ!!!


ウリエル「がっ!?」ブワッ

ラファエル「熱(あづ)ッ!?」ドサッ

シェアリ「…危っなっ……!」
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/25(月) 01:58:31.43 ID:MaBqaV6T0
クレア「…悪ぃなシェアリ、待たせちまって」

シェアリ「ま、巻き添えになるとこでしたわ!」

クレア「ああ…とりあえず…」

クレア「『時間稼ぎ』ありがとな…見ててイラつくぐらい危なっかしかったけどな」

シェアリ「…いつものアナタですわね」


ラファエル「時間…稼ぎ…だとォ!?」

ウリエル「なんの話…で…あるか…!?」


クレア「…どうする、シェアリ…聞きたがってるぜ」

シェアリ「あら?確かアナタたちは、ワタクシたちの会話をガールズトークと貶してたはずですわよ?」

ウリエル「!!」

ラファエル(あの時かッ…!)

シェアリ(ふふ…実際、まさかうまくいくとは思いませんでしたわ…)


クレア『シェアリ、ちょっと耳貸せ』

シェアリ『…?』

クレア『今のままじゃかなりヤバい』

シェアリ『ヤバい…?』

クレア『まだなんだ』

シェアリ『何がまだなんですの…?』

クレア『…まだ炎が使えねーんだ…』

シェアリ『…な…時間はあったはずですわよ!?』

クレア『ああ…時間はあった!だけど何でか、まだ火が着かねーんだよ…』

シェアリ『そんな…どうしますの!?』

クレア『お前一人で戦え!』

シェアリ『…ワタクシ一人……?』

シェアリ『って、えええええええ!?』

シェアリ『一人だなんて、あ、アナタよくそんな無茶苦茶なこと…』

クレア『無茶苦茶じゃねぇよ…今、アタシが下手に動き回ったら、炎を使えるようになるまでさらに時間食っちまう』

シェアリ『…で、でもワタクシじゃ…二人も倒すなんて…』

クレア『何も一人であいつら倒せとは言ってないだろ…ただ、攻撃を止めておいて欲しいんだよ』

クレア『つまり、時間稼ぎしとけってことだ…』

シェアリ『…時間稼ぎ…この世で一番危険な単語ですわ!』

クレア『炎使えるようになったら、すぐにでかいのぶちかます!だからそんな、不安そうな顔すんなよ』

シェアリ『……やれるだけやってみますわ』

クレア『…頼むぜ』

686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/25(月) 02:02:31.72 ID:MaBqaV6T0

クレア「今使った『暴火薬』は、いわゆる爆薬だ。塵に炎が触れると、一瞬で膨れ上がる」

クレア「てめーらみたいに二人がかりで向かってくるやつを吹っ飛ばすにはちょうどいいだろ」

ラファエル「く…今の今まで完全に忘れてたじゃん…!」

クレア「シェアリの質問に真面目に答えてっから、アタシから意識が逸れんだよ」

ウリエル「そのための質問だったであるか…!?」

シェアリ「急だったから…くだらないことしか浮かびませんでしたわ」

ウリエル「くっ…!」

クレア「何はともあれ、これでこっちも二人組だ」

シェアリ「2VS2。やっと同じ条件になりましたわね」

クレア「そっちの能力も、風だの氷だの、アタシたちのに似てるしな」

シェアリ「…さぁ、来なさい『下部』天使!」

ラファエル「しも…!?」ピクッ

ウリエル「我らはしもべではなく、直属の配下であるッ!」

クレア「おーおー、ずいぶん誇ってんだな!だったらアタシたちに勝ってみろ!」

シェアリ「今のうちに怒ってなさい…ここからアナタたちには、反撃する余地など与えませんわ!」

ラファエル「…言ってくれるじゃん…!」
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/25(月) 02:04:53.72 ID:MaBqaV6T0
今日はここまでにします

途中で半分くらい消えて泣きそうになった
次はもう少し早めに書きたいです…一週間は開きすぎ…
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/25(月) 02:28:08.78 ID:tDzjbzPv0
乙!
この属性の組み合わせは面白いな
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/04/26(火) 22:18:10.17 ID:yHMhbRI60
乙です。
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/28(木) 06:42:18.99 ID:SLeVM6fAO
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/01(日) 21:31:22.81 ID:Ne5oGejK0
なんだかんだで一週間経ってしまった
死にたい
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/01(日) 22:26:43.81 ID:Ne5oGejK0
ラファエル「ちくしょうが…俺たちを舐めやがって…!」

ウリエル「……」ブツブツ

クレア「どうした?まだ一発くらっただけじゃねーか」

シェアリ「ずいぶん繊細ですのね?」

ラファエル「……」イラッ

クレア「来な。てめーら二人とも炭焼きにしてやるよ」

ラファエル「…ベーツェ!!」

ウリエル「…把握っ」バッ

ラファエル「旋裂風!」ビュオゥッ

ウリエル「氷柱針(ツララショット)!」シュシュシュッ

シェアリ(上下から!…でも…クレアなら…)

クレア「ったく…ンなもん…」スッ

クレア「通ると思ってんのかよ!!」ボオッ

ボゴオオォッ

ウリエル「!」

ラファエル「ちいっ!」ジュウッ

クレア「火砕爆壁(ファイア・ウォール)…悪いけど出し惜しみはしねぇ。最初から全力で…」

クレア「行かせてもらうぜ!」ダッ

ラファエル「…ベーツェ!」

ウリエル「…並杭氷柱(ツララ・パイリング)!」ペタッ

ゴゴゴゴゴ…

クレア「?」

シェアリ「!…地面(下)から来ますわ!」

ボッ!!

クレア「ハッ!」ヒュッ

ボッ
ボッ
ボッ

クレア「数打ちゃ当たるってぇ…?」ググッ

クレア「効かねぇよ!」ビュッ

バキィン!!

ウリエル(蹴りで…!)
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/01(日) 22:28:30.84 ID:Ne5oGejK0
なんだかんだで一週間経ってしまった
死にたい
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/01(日) 22:42:32.07 ID:Ne5oGejK0
クレア「よっ」スタッ

ラファエル「旋巻風(つむじまきかぜ)ぇ!」シュルルルルッ

クレア「…隙を突いたつもりか?…狙うんなら着地の瞬間だろうが…」スッ

クレア「よぉッ!」ゴオッ!!

ラファエル「!」

ギュルルルルルルル!!!

シェアリ(クレアの十八番『旋焔殺(フレイム・ブラスト)』…!)

ラファエル(こ、この風じゃ止めきれねぇじゃん!)

ラファエル「ウリエ…」

ウリエル「もう出来てるである!」ブンッ

ドスンッ

クレア「?」

ゴオオオオオオオ…

クレア(なんだ…?アタシの火を阻んでやがる。あれは…)

シェアリ(巨大な氷塊…!)

パキキ…ピキ…パキ…

クレア(ちっ…あんなペースじゃ砕ききれねぇな…一度この炎は止める!)フシュッ

シュウウウウ…

クレア「……あ?誰もいな…」

シェアリ「クレアっ!」

ヒュウウウウウウウウ

クレア「!」

ラファエル「ちっ」

クレア「なっ…いつの間に上に…!?」

ウリエル「氷柱を落とすであるよ」

ラファエル「おう」

ガコンッ

クレア「!?」

ウリエル「氷柱崩落(フォーリン・ツララ)!」

ゴォッ

クレア「っ…火炎(ファイア)……」ググッ

ボッ!!

クレア「…腕撃(ナックル)ッ!!」ブンッ

ドゴンッ!!
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/01(日) 23:14:15.55 ID:Ne5oGejK0
ウリエル「むぅ…!」

ラファエル「ご、強引に…」

ビキビキビキッ

ラファエル「砕く気かッ」

ビシビシビシッ

クレア「片…手じゃ…」グググッ

クレア「う…おぉ!」ボウッ!!

ピシピシッ!!

クレア「らぁっ!」ググッ

バキィイッ!!!

ラファエル「うおぉ!?」ドサァ

ウリエル「何と…!」スタッ

ラファエル「……お前だけ着地してんじゃねーよ!」

ウリエル「す、すまんである…」

ウリエル「…しかし、あの女…」

ラファエル「…ああ」


シェアリ(…強い!力ずくであの氷柱を砕くなんて…)

シェアリ(このままいけば簡単に…)

クレア「おいシェアリ!」

シェアリ「!?…な、なんですの?」

クレア「なんですの、じゃねぇ!」

シェアリ「え…」ビクッ

クレア「後ろで見てたんなら、あいつらがどう動いてたのか教えろよ!」

シェアリ「え、あ…あの風使いが氷使いを抱えたまま飛び上がって…」

クレア「遅ぇよ!」

シェアリ「!な、なんでそんなに怒っ…」

シェアリ「…!」

クレア「はぁ…はぁ…」ポタポタ

シェアリ(汗…!?…あんなに大量の…)
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/01(日) 23:19:37.39 ID:Ne5oGejK0
クレア「…はぁっ、はぁっ……」

クレア(…旋焔殺はまだいい

クレア(だが火炎腕撃みたいに、直接身体に纏って使うのはまずいな…)

クレア(熱い…はぁ…くっそ…これじゃ身体がすぐバテちまう…)

クレア(……止まったら…負けだ)ギロッ


ウリエル「あの女…否、あの二人…」

ラファエル「典型的な『一人ずつでしか戦えない』パターンじゃん?」

クレア「おおお…!」ダッ

ラファエル「まぁ確かに…」

クレア「らッ!!」ブンッ

ラファエル「実力はあるみたいじゃん?」ヒョイッ

クレア「…!」

ウリエル「だが我々との大きな違いは…」スッ

クレア「っ触んじゃ…」

ウリエル「こちらが二人で戦っているのに対して君は…」

ウリエル「極端な『ソロプレイ』しかできていない」

ヒヤッ…

クレア(!?…凍)

ピキピキ

クレア「…らされてたまるかァ!!」ゴォッ!!

ウリエル「!!」バッ

クレア「っぶねぇな…!」

ラファエル「だからさぁ…」ヌッ

クレア「!」

ラファエル「2VS1じゃん?完全に」ギリッ

クレア「くっ…!」

ラファエル「お前だったかあっちの女だったか、どっちかは忘れたけど…これで2VS2だとか言ってたけどよ」グググ…

クレア「ぐうっ!?」

ラファエル「できてないじゃん?……二人で。何も」

クレア「…!!」
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/01(日) 23:23:08.71 ID:Ne5oGejK0
ラファエル「ベーツェ」

ウリエル「既に」スチャ

クレア「なっ…」

ウリエル「氷柱針!」バシュシュッ

クレア「ちィっ!」バッ

ガキン ガキンッ!!

ウリエル「あ、足で叩き落としたあるか…」

ラファエル「は、はは…ホンット、単体の強さなら大したもんじゃん?」ギリギリ…

クレア「かっ…離…せ…」

ラファエル「でも所詮」

ラファエル「一人は一人、二人相手じゃキツいじゃん?」グッ!!

クレア「……!!」


シェアリ「旋水貫(アクア・スパイラル)!」バッ

ウリエル「!?」

ギュルルルルルルッ

ラファエル「うお!?」

ドパァン!!

ラファエル「うおおお!!」ドシャアッ

クレア「っ…はぁっ!」プハッ

シェアリ「ふー…ふー…」

クレア「げほっ!…はー、はー、シェアリ、てめー…遅いんだよ!」

シェアリ「…ごめんなさい、ワタクシ…」

クレア「…四の五の言ってる場合じゃねぇだろ!追撃だ!」バッ

シェアリ「え、ええ!」バッ

クレア「炎の多連銃(ファイアバルカン)!」

シェアリ「水の多連銃(アクアバルカン)!」

ボボボボボボボボボボ!!!!!

ラファエル「…ベーツェ!」

ウリエル「氷柱(ツララ)…」

ウリエル「防御布陣(ガードポジション)!」バッ

ズドドドドドドドッ

クレア「壁か!…薙(な)げシェアリ!」

シェアリ「了解!…線水(アクア)…」

シェアリ「鞭(ウィップ)!」ヒュパンッ!!!

ヂヂヂヂヂヂヂ!!!
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/01(日) 23:45:03.12 ID:Ne5oGejK0
ウリエル「…何かと思えば…そんな細い鞭じゃこの壁は壊せないであーる!」

クレア「…おい!あいつの言う通りだぞシェアリ!」

シェアリ「……もっと細く(モア・ネロウ)!」

ギュウウウッッ……

ラファエル「……!あれはヤバそうじゃん…ベーツェ!」

ウリエル「氷柱剣であるな?」

ラファエル「違うッ!伏せ…」

ラファエル「ろオッ!」バッ

ウリエル「!?」ガクッ


ズパンッ!!!


ラファエル・ウリエル『………!』

シェアリ「くぅ…一刀…両断ッ!」ビリビリ…

クレア「予想以上…に切れたな」

シェアリ「クレア!これで隙ができましたわ!」

クレア「…おう!」バッ

ラファエル「やべぇじゃん!おい!ベーツェ!盾!盾!」

クレア「二人共仲良く焼いてやるよ!…弐旋焔殺(ツインズ・フレイム・ブラスター)!」

ボゴオオオオオオオオオオオオッ!!!!

ウリエル「ま、間に合わないである…!」

ラファエル「くそっ!くそぉ…」


ラファエル「……なんてね」ニヤッ

ボヒュウンッ!!!


シェアリ「!?…飛びましたわ!」

クレア「なにっ…!?」

ヒュルルルルルルル…

ラファエル「…緊急回避成功じゃん」スタッ

シェアリ「今…何を…!」

ラファエル「竜巻浮遊(タツマキフロート)…足元に竜巻を発生させて、無理矢理宙に浮く技じゃん…もっとも勢いが強すぎるから、吹っ飛ばされる、って感じか」

ウリエル「でもマフラーを引っ張るのはやめるである…」

クレア「竜巻だと?…ちっ…めんどくせー奴らだな…!」

ラファエル「でもよ…俺らがあれだけ言わなきゃ動けなかった片割れってどーなんだ?」

シェアリ「…!」

ラファエル「…ま…一人ずつ倒しても何にも楽しくないから、お前たちをけしかけたんだけどな…」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/02(月) 00:25:45.40 ID:z2xoCf+f0
シェアリ「…舐めてますわねワタクシたちを…!」ギロッ

ラファエル「いやいや…別に舐めてるわけじゃないじゃん?でも…」

ウリエル「我らと君たちでは、二人で戦ってきた長さが違うである」

シェアリ「くっ…!」

クレア「シェアリ。あいつらの言うこと真に受けんなよ」

シェアリ「で、でも…」

クレア「アタシらはアタシらのやり方でやりゃいい」

シェアリ「どうする気ですの…?」

クレア「肉弾戦に持ち込む。たぶんあっちが氷柱でアタシの邪魔するから、お前は『邪魔の邪魔』をしろ」

シェアリ「大丈夫…ですの…?」

クレア「素手のが楽だ」

シェアリ「…援護(サポート)…ですわね」スッ

クレア「頼むぞ」

ダッ

ラファエル「来たな?闇雲に突っ込んでくるなんて…」

ラファエル「バカ丸出しじゃん!?」グワッ

クレア「…迂闊に手ぇ出すお前の方がよっぽど…」ガシッ

グルンッ

ラファエル「!?」

クレア「バカ丸出しだろ!」グイッ

ラファエル「てめ…折る気か!?」

クレア「折る!」ギギギ…

ウリエル「やらせんであーる!」スッ

クレア(来る!氷柱!大丈夫だ、シェアリの攻撃なら簡単に砕ける!)

シェアリ(来ましたわね!硬水鞭で縛り上げて…)

ウリエル「雹の吹雪(ヘアストーム)!!」

ビュウオオオオオッ

シェアリ(…え!?)

ドドドドッ!!!

クレア「……がっ!」ドサッ

シェアリ「…く、クレア!」

ウリエル「…氷柱が来ると思ったあるか?」

クレア「まんまと…騙されちまったか…」

ウリエル「心配無用である。今度こそ氷柱で…」ジャキンッ

クレア「…!」

シェアリ「今度こそ硬水鞭(ヴァダー・シェイクル)!」バッ

シュルル ルルルル

ウリエル「なに…をっ!?」ギュウウウッ…

ウリエル「う…動けないである…!」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/02(月) 00:28:47.65 ID:z2xoCf+f0
ラファエル「…てめぇ青髪ィ!!」ギュオッ!!!

シェアリ「ワタクシを直接叩く気?殊勝な考えですわね…」

シェアリ「だけど…アナタに直接、一撃いれてやりたいのは…」

シェアリ「ワタクシも!同じですわ!!」ボッ

ギュルルォオッ!!!

ラファエル(…!ゼロ距)

ラファエル「り」グシャッ

ラファエル「」ブワッ

ドシャアッ


ウリエル「リオ…」

シェアリ「硬水鞭は解けてませんわよ!クレア!」

クレア「…任せろ!旋焔(フレイム・スパ…」バッ

ウリエル「……」ピキピキ…

クレア「!?」

ボオオオゥッ!!!

シェアリ「よし!直撃(あた)りましたわ!」

クレア(…いや…今のは)


ウリエル「……」ググ…

ウリエル「……」ユラァ…

シェアリ「…!?」

ウリエル「…咄嗟だったから、うまくいかなかったである…氷の薄い膜なんて…」パラパラ

クレア「やっぱりか…!」

ウリエル「だが火傷は免れた……リオンッ!」

ラファエル「」ムクッ

シェアリ「!」

ラファエル「分かってるじゃん」ガシッ

シェアリ「くっ!?離しなさ…」

ラファエル「さっき言ったよな竜巻…アレをこの位置でぶつけたら…」

シェアリ「!!」

ラファエル「さっきの仕返しじゃん」ヒュオオッ

クレア「シェアリ!!!」

シェアリ「クレ…」


ズバババババ!!!!


シェアリ「…あ……」

ブシュッ!!!
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/02(月) 00:30:59.49 ID:z2xoCf+f0
クレア「…てめっ…」

ウリエル「君、我から逃げる気あるな?」

クレア「…逃げんじゃねぇよ!あいつをぶっ飛ば…」

ドス ドスッ

クレア「…!?」

ウリエル「氷柱で足を留めた。抜くと痛いであるよ」

クレア「ぐ…あ…!」ガクンッ

ウリエル「この水の鞭も…解けたであるな。では…」

ウリエル「また2VS1である」スタスタ

クレア「や…やめ…ろ…」

ウリエル「……」スタスタ

クレア「シェアリ…に…傷つけ…んな…!」

ウリエル「……」ニタァ

クレア「やめろ…」

シェアリ(クレ…ア…)

クレア「やめろぉおおおおお!!!」


ブシュッ!!!
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/02(月) 00:38:06.49 ID:z2xoCf+f0
二レス続けて同じ音で終わるとは情けない
今日はここまでにします

なかなか書けない中で、もう700越えましたか
予定ではまだあと7戦ほど残ってるんですが、こんなペースじゃ終わらんぞマジで…
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/02(月) 06:45:20.85 ID:1km/h59AO

終わらないなら、4章に入ってしまえば良いじゃない
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/05/02(月) 16:24:21.84 ID:sHtSUvkU0
乙です。
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 03:49:26.00 ID:n6DqW5E/0
明日から再開したいです
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/22(日) 06:12:39.14 ID:9XJBRaqP0
わーい!そろそろ続きが来てほしいなって思ってた頃だった
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 22:48:20.16 ID:n6DqW5E/o
クレア「やめろおおおおおおおおっ!!!」ググッ

ブシュッ!!!

クレア「…っ!?」ズキッ

ウリエル「下手に動こうとすると足が千切れるであるよ」

クレア「…黙れっ!!」バッ

クレア「旋焔…」

ウリエル「……!?リオン!」

クレア「殺!」ゴオオオオッ

ラファエル「なっ…!」バッ

ラファエル「……ああ?来ねーじゃん?」


ウリエル「…なるほど」

クレア「……くっ…」ゴオオオオ…

ジュウウウウ…

ウリエル「足を…氷柱を溶かすための炎であるか…」

ポタポタ…

クレア「こんなか細ぇ氷柱…すぐ溶けるっての…!」

ウリエル「…だが今のお前…」ジャキッ

ウリエル「隙だらけであるッ!氷柱剣(ツララセイバー)!!」ブンッ

ガシッ

ウリエル「…むっ!?素手で止め…!」

ジュウウウウ

クレア「隙だらけ?…ばーか…左手(こっち)も放熱中だ…そんで…」

クレア「足の氷柱は溶けた!」ズボッ

ウリエル「!」

クレア「らぁッ!」シュッ

ウリエル「がっ!!」バキッ

ラファエル「…な…あの状態でベーツェを押してやがるのか…!?滅茶苦茶じゃん!」

シェアリ「……」

シェアリ(攻撃してこない…今なら…)

シェアリ(がら空きのこめかみ(テンプル)を撃ち抜いてやりますわ…!線水…)スッ

ラファエル「ちっ」グルンッ

シェアリ「…え…?」

ラファエル「雑魚はおとなしくしとくもんじゃぁん??」ググッ

シェアリ(まずいっ!…線水貫!)ビシュッ!!!

ラファエル「っ…!?」ボッ

シェアリ(そんな…拳を貫いたのに…!?)

ラファエル「だから大人しくって…いい加減にしとけよ雑魚ォ!!」ブンッ!!!

シェアリ(……あ)

シェアリ(た…)
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 22:50:52.07 ID:n6DqW5E/o
ゴッ

シェアリ「…っ…!」


クレア「………シェアリッ!!?」バッ


ラファエル「ふん…お前は見かけ通り…か弱い奴みてーじゃん?」ニヤニヤ

シェアリ「くっ…う…げほっ!」

ラファエル「ほぉらもう一ぱ…」

ヒュッ

ラファエル「つっ!?」バキイッ

シェアリ「……!?」


ラファエル「…ぐあっ!」ザザアッ

ウリエル「!」ドサッ

シェアリ(!?飛んで来た…)


ラファエル「…ってぇなぁ」

ウリエル「す、すまんである…まさか投げられるとは…」


クレア「はぁー…はぁー…はぁー…」


ラファエル「…お前さっきから鬱陶しいったらねぇじゃんよぉ…」イライラ

クレア「シェアリを殴ったな…許さねぇぞてめぇ!!」

ラファエル「……」

ラファエル「あっそう…じゃ…もういいよ、こいつは」ザッ

ウリエル「そこまで確執されたらたまらんである」スッ…

ウリエル「氷柱剣山(ツララ・フロッグ)」ビキキキキィィィン……

シェアリ(……あん…なにたくさんの氷柱…どうする気ですの…?)

ラファエル「お前のご所望は2VS1だろ」

シェアリ「!」
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 22:55:25.30 ID:n6DqW5E/o
ラファエル「分かるぜ紅髪…お前がそんなにこっちを攻撃されたくないってんなら…」

ラファエル「俺たち二人を一度に相手するしかねぇ…ま、当然じゃん」スゥッ…

ラファエル「…暴風波(ワイルドウィンド)!」ビュオッ

シェアリ「…え」

ウリエル「我の氷柱とリオンの風。これが我らの合体技」

ラファエル「卑怯と言うなよ?」

ラファエル・ウリエル『氷柱注意報(ツララ・アドバイサリー)!!』

ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン!!!!

クレア「っ……!」


ヒュン! ヒュン!! ヒュン!!!


シェアリ「クレア…逃げて!!」


ヒュン!!!! ヒュン!!!!! ヒュン!!!!!!


クレア(まだ片足封じられてんだよ…!)



ヒュンッ!!!!!!!



シェアリ「クレア!!!」



クレア(……こうなりゃもう…)

燃やし尽くすしかねーか…!


ボッ
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 23:04:46.42 ID:n6DqW5E/o
ラファエル「…あぁ?」

ウリエル「なんであるか…あれは…」

ラファエル「…火柱…か?」


ゴオオオオオオ…

クレア「……」


ラファエル「当たってねぇ。当たってねぇ!?全部上に弾き飛ばしやがったのか!」

ウリエル「何を考えている…あるか」

シェアリ「…クレア…まさか…」


クレア「…第一の炎柱…」ボソッ

メラメラ…

ウリエル「…その火柱…いったい何であるか?どこまでも空高く伸びているである」

ラファエル「ただの炎じゃないじゃん?」

クレア「……」

ウリエル「黙り…あるか」パキキキッ

ウリエル「氷柱射出(ツララ・スパイク)!!」ドンッ!!!

ギュオオオオッ

クレア「……」

ウリエル「……」

オオオオオオオオオッ

クレア「…第二の炎柱」スッ

ボッ!!

ラファエル「…!」

ゴオオオオオオオオッ!!

ウリエル「む…また氷柱を…弾いたであるな」

クレア「……」

ラファエル(ただの火柱じゃねーのか…?なんだ…この…)

ラファエル(異様な雰囲気は…)
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 23:15:58.31 ID:n6DqW5E/o
ラファエル「ふーん…よく分からんがその火柱…好きな場所に出せるみたいじゃん?」

ウリエル「探知能力であるか?」

クレア「……さぁな」

ラファエル「じゃあよぉ…探知出来ない速さなら…」

ラファエル「どうなる!?」ダッ

ウリエル(!あれをやる気であるか…製氷…)バッ

ラファエル「行くぜぇ…!」ヒュオオオオオッ…

クレア「……」

ラファエル「風豹飛鎧(ふうひょうひがい)!…風の鎧を纏った!俺の身体能力は大幅にアップするぞッ!」バババババ!!!

シェアリ(!?目で追えないほど速い…!)

ラファエル「加えて…ウリエル!!」

ウリエル「即凍…氷柱霜刃(シャープネス・ツララピック)!」ジャキィン!!

シェアリ(武器まで!?)

ラファエル「切れ味抜群の氷の剣!完全な戦闘形態じゃんッ!!」パシッ

ヒュンヒュンヒュンヒュンッ

クレア「……」

ウリエル(奴には動きが追えていない!行けるである!)

ラファエル「…貰った!」ヒュッ…


クレア「…三、四、五の」

クレア「炎柱ッ!!!」

ボッ! ボッ!! ボッ!!!


ラファエル「なっ…!?」

ウリエル(奴を囲うように地面から…!?)

ラファエル「三つ…だとォ!?避けきれん…っ!」ジュッ!!

クレア「過加熱(ヒートアップ)!」

ボゴォッ!!!

ラファエル「があああああああっ!!?」
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/22(日) 23:22:31.08 ID:n6DqW5E/o
ウリエル「…り、リオン…!?」

ラファエル「がぁあああああああああああああ!!!!」

クレア「……別に見えなくても何も問題はねぇだろ」

クレア「三つも出せばどれかに当たる。…飛んで火に入るなんとか…だな」

ウリエル「ぐっ……」

クレア「…いいか。2VS1だ。お前らは二人でアタシと戦うんだ」

クレア「アタシには十一の炎柱がある!」

ウリエル「十一の…炎柱…!?」

ラファエル「ぐ…う……!てめぇ…」

ウリエル「…!?」ハッ

ウリエル(今出した三つの炎はともかく…)

ウリエル(先に使った二本の火柱もまだ消えていない…!?)


シェアリ「これは…やはり…」


ラファエル「何が…十一の炎柱…だァ…」ヨロッ…

ラファエル「たかが一撃で!粋がってんじゃねぇぞ!!」


クレア「粋がってるのはそっちだ…」ギロッ


ラファエル「……っ!?」ゾッ

クレア「シェアリに手ぇ出した罪は…こんなもんじゃ消えねぇぞ…」

ラファエル「…罪だぁ…!?俺たちは四大天使だぞ!誇り高き俺たちに罪などありゃしねぇ!」

クレア「だったら…その誇りを抱いたまま、塵になれ…!」

ボッ

ウリエル(さっきよりも強い炎…!)

シェアリ「……」

シェアリ「禁忌の…力」

713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/23(月) 00:07:56.24 ID:hOeLfXeTo
落ちてました…きりがいいので今日はここまでにします
この話はあと三回くらいで終わらせたい…
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/23(月) 00:09:34.16 ID:cM+IcjcAO
久しぶり、乙
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/05/23(月) 00:22:32.59 ID:BQb5tx8R0
乙です。
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/23(月) 00:47:32.28 ID:JuxmO8i00
乙!
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/28(土) 23:18:12.88 ID:jkBpoTIMo
ラファエル「熱ぃ…!くそ…っ」ヨロヨロ

クレア「行くぜ…!」ダッ

ラファエル(素手でやる気か?…だったらこっちも拳の型!)

ラファエル「迅風流拳(じんぷうりゅうけん)!」ババッ

クレア「……!」

ラファエル「白虎爪痕(びゃっこそうこん)!」ヒュバッ

ザゥ ザゥッ!!

クレア(地面が抉れた…!風の爪か!)

ラファエル「まさかなにも考えずに突っ込んできたわけじゃねーじゃんよ!?」

クレア「当たり…」

クレア「前だ!」ブンッ

ラファエル(蹴り!こりゃ何かネタがあるだろな…んじゃ避けとくのが…)

ラファエル「吉!」サッ

クレア「……」ニィ

ボオオオオオオッ

ラファエル「…また炎柱!?危ね…反撃なんかしてたら直撃してたじゃん」

クレア「次はそっちだ!」グルンッ

ウリエル「なに!?」

ラファエル「……そっちもなにも…」

ラファエル「敵に背中向けるって、どんだけ間抜けじゃん!?」シュッ!!

クレア「……」サッ

ラファエル「避け…!」

クレア「…どうした?当たってねーぞ」

ラファエル「てめ…」イラッ







718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/28(土) 23:28:03.07 ID:jkBpoTIMo
ウリエル「リオン!そいつ、何か企んでいるである!」

ラファエル「…企みだァ?知ったこっちゃねーじゃん!当てりゃいんだからよぉ!」ブンッ

クレア「…無駄だっての!」サッ

ラファエル「じゃあこれは避けられるかよ!?白虎猛爪痕(びゃっこもうそうこん)!」

ヒュバババババ

ザウッ ザウッ ザウッ!!!

クレア(さっきの風の爪!)

ラファエル「オラ当たるぜぇ!?」

クレア「別にお前の攻撃はどうでもいい…」バッ

ラファエル「…は?」

クレア「向こうに近づければそれでいいんだよ」ボッ

ウリエル「……!?」

ボゴオオオオオオオオオ

ウリエル「むうっ!」ジュウウ

ザゥッ ザゥッ!!!

クレア「ぐあっ!」ブシュッ

ズザザァ

ラファエル「…てめー、マジで何を企んでやがる?」

クレア「大したことじゃ…ねーよ…」

ラファエル「…大したことじゃねぇ?確かに、俺の攻撃を受けたり、ベーツェに炎柱を直撃させなかったり、お前は大したことねーじゃん…」

クレア「…あれはわざと外したんだよ…!」

ラファエル「…わざと?」

ウリエル「ぐ…リオン…この炎柱…」

ラファエル「?」

ウリエル「最初の炎柱と比べると明らかに…」

ラファエル「……」

ラファエル「!」バッ
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/28(土) 23:30:58.72 ID:jkBpoTIMo
ゴオオオオオオオオオ…

未だに消えていない炎柱

数が増すごとに徐々に大きくなる

わざと当てなかった

炎柱の発生場所は、俺たちのいる箇所じゃない?

ゴオオオオオオオオオ…

ラファエル「…まさか…ベーツェ…おい」

ラファエル「…ベーツェ!お前の回りまだ『空いてる』じゃん!?」

ウリエル「空いてる…?」クルッ

ラファエル(奴は特定のポイントに炎柱を置いていた)

ラファエル(そのポイントとはつまり…)

ラファエル「ベーツェ!そこから『出られる』じゃん!早く!」

ウリエル「…??」

ラファエル「閉じ込められるじゃん!!」

クレア「遅ぇよ」


クレア「…第八の炎柱!」ボッ



ボゴオオオオオオオオオオオ!!!!


ウリエル(う、後ろ…!?)クルッ

ウリエル「!!」

ラファエル「ちぃっ……」ギリッ


クレア「…さすがにもう、分かっただろ?」

クレア「八つの炎柱でお前らを囲んだ。もう逃げ道はねーぞ」

ラファエル「このために…無駄打ちみてーな真似を…!」

クレア「言ったろ。当てる必要なんてない」

クレア「さて、一つ問題を出すぜ。ここは約850℃の灼熱空間。アタシは攻撃しない。じゃ、お前らは耐えられるか?」


    ●
   ●   ●
 ●  ∴  ●
   ●   ●
    ●

●…炎柱
∴…クレア・ラファエル・ウリエル
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 00:04:55.28 ID:2wBbCAcco
シェアリ「……炎柱の囲い…中はいったいどうなってますの…?」


クレア「こうなったらもう、お前らにまともな戦いなんてできないぜ」

ラファエル「く…黙れ…まだまだ能力は使えるっての…」

クレア「使ってみな」

ラファエル「…旋巻…」ヒュルルッ

ボオオッ!!

ラファエル「っちィ!?」

クレア「炎の中で風を操るなんて、自殺行為みたいなもんだ」

ウリエル「氷柱…!?」ボタボタ

クレア「この高温じゃ氷もろくに作れないだろ」

ラファエル「ば…バカな…これだけで俺たちが完封されるのか…!?」

クレア「そして、なにもしなくてもお前らは熱にやられる!」

ウリエル「っ…おのれ…」

ポタッ

クレア「……」

クレア(汗…)

クレア(!?しまった…!)

炎を操るクレアにとって

高温・高熱の中で戦うのはごく当たり前のこと

だからこそ生じる感覚の麻痺

そう、クレアは

熱を感じにくいだけであり

肉体的な影響ははっきりと現れる!


クレア(まずい…!)


だからこそクレアには、ノエルの能力による『除熱』が必要不可欠だったのだ

クレア最大の武器であり、最大の弱点でもある

それがこの『熱』!!


クレア(…根比べ…かよ!?)


ラファエル「……」ギロッ

クレア「!」

クレア(アタシにも熱が効いてること、悟られたら終わりだ!いくらアタシが多少熱に慣れてるからって)

クレア(よく考えたらすでに熱は充分すぎるほど受けてた…!)

クレア(凌げるか…!?)
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 00:13:28.03 ID:2wBbCAcco
ウリエル「…妙…であるな…」

クレア「…!な、なにがだよ」

ウリエル「確かにこの熱なら我らはいずれ力尽きる…だが」

ウリエル「この炎は本当にそれまで保つであるか?」

クレア「なんだ…そんなことかよ…」

ウリエル「答えるである」

クレア「…この炎柱は、対象…つまりお前らを焼き尽くすまでは、自然消滅はしねぇ!心配しなくても、死ぬまで閉じ込めておいてやるよ」

ウリエル「……」

ウリエル「ならお前は、我らが死んでいるのを黙って見てるだけあるな」

ラファエル「…そりゃいいな。つまり今、俺たちには…」

ラファエル「てめーを一方的に攻撃できるチャンスがあるってわけだ!」ブンッ

クレア「がっ!?」ドスッ

ウリエル「息ができるうちに、好きなだけ攻めさせてもらうである!」シュッ

クレア「ぐっ!」バキッ

クレア「…く…第九の…炎柱…!」ボッ

ボゴオオオオオオオオ!!!

ラファエル「…へっ…焼かれて死ぬより、じわじわ熱に食われてく方がよっぽど怖ぇじゃん…」

クレア(なっ…もう炎柱を避けようともしない…!?)

ウリエル「だがお前は…刺し違えてでも殺すである…!」

クレア「第十の炎柱っ!!」

ゴオオオオオオオオオオッッ

ラファエル「があああああああああああっ!!!」

ウリエル「ぐううううううううううっ!??」

クレア(倒れろ…)

ラファエル「ああああああああああ…」

ウリエル「うううううううううううう…」

クレア「倒れろおおおおおおおおおおお!」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 02:06:23.86 ID:2wBbCAcco
シェアリ「炎がより激しくなって…」

ボゴオオオオオン…!

シェアリ「……クレア!」


ラファエル「おおおおおおおおっ…!」

ウリエル「ぐうううううううううう…!」

クレア「ああああああああああああ…!」

身を焦がす灼熱地獄

耐えられるリミットは、残り数十秒…

コンマ一秒の世界の中で、生への執着は強くなり

かつてないほど大量のアドレナリンが彼らの脳を浸していく!

ラファエル「死…なん…ぞ……俺たちはァ…!」

ウリエル「こんな炎…生温いである…!」

クレア「やせ我慢してんじゃねーぞ…!」

が、三者共に、もう限界…

クレア(冗談じゃねぇぞ…このままじゃマジで……くそっ)

クレア(とっとと死にやがれ…!)

ウリエル「…刺し違えてでも…!」ガシッ

クレア「!?」

ウリエル「ここで殺す…!それが我らの役目である!」ピキピキ

クレア(腕を…凍らせ…!?)

ウリエル「ぐ…うぅ…!」

ピキ…ピキ……

クレア(駄目だ…死ぬ…!)

クレア「…ここまで…か」


「剛水瀑布(ヴァダー・フォルス)!!」


ラファエル「…あ゛…!?」

ウリエル「水…!」

クレア「……」


ザバァアアアアアアアン!!!

723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/29(日) 02:22:41.51 ID:2wBbCAcco
ドドドドドドドドドドド……


ラファエル「…ぐ…げほっ!」

ウリエル「…かはっ!」


シェアリ「…はぁ…はぁ」スタスタ

クレア「……」

シェアリ「クレア…まだ…生きてますの?」

クレア「……起こしてくれねーか」スッ

シェアリ「……」グイッ

クレア「……すま」

パンッ!!

シェアリ「…無茶しすぎですわ…アナタ」

クレア「…アタシだってここまでひどいことになるとは思わなかったよ」ガクンッ

シェアリ「……立てませんの?」

クレア「…まだちょっと無理だな」

シェアリ「……はぁー…」グスッ

クレア「…泣いてんのか」

シェアリ「…水がたくさん…目に入ったんですわ…」

クレア「……まぁとにかく、泣いてる場合じゃねーよな」

クレア「…あいつらまだ生きてるし」


ラファエル「……」ムクッ…

ウリエル「……」ユラァ…


クレア「本気で終わらせてくるだろうな…」

シェアリ「……」

クレア「どうする?」

シェアリ「…こっちも本気で」

クレア「頼んだぞ…」

シェアリ「期待は…しないでほしいですわ」


ラファエル「…ウリエル…行けるか」

ウリエル「もちろん…である…」ピキパキ…

ヒュオオオオオオオオ…

ラファエル「氷風合体…」

ウリエル「氷山の一角(ドライコーン・ユニコーン)」
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/29(日) 02:28:40.68 ID:2wBbCAcco
今日はここまでにします

最近の更新数が少なく、且つ急ぎ足(これでも)なんですが
伝わってますでしょうかこの戦闘今今までで一番ひどい『その場のアイデア合戦』だと思ってます
別に自嘲してるわけではありませんが
もしこの戦闘の内容が「はっきり言って全然分からん」という方がいらっしゃったら、なるべく簡潔にまとめてみます
SSの表現に限界を感じているのです
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/05/29(日) 06:41:10.00 ID:PSamcGXAO
判るよ、乙
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/06/02(木) 23:44:26.09 ID:qkJ2OR+I0
乙です。
脳内補完、余裕です。
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/05(日) 22:40:27.07 ID:La4FNSALo
今日はちょっと少ないかもしれないです
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/05(日) 23:10:21.53 ID:La4FNSALo
ピキピキ……

シェアリ「……ずいぶん無骨ですのね」

パキキッ…

ウリエル「…だがその質量、今までの比ではないである」

ラファエル「加えてて…」

ヒュオオオオ…

シェアリ「…!」

ラファエル「風による超回転じゃん!」

ギュオオオオオオオオッ!!!!

シェアリ「成る程…厄介ですわね…!」

クレア「…おい、これはさすがにキツいんじゃねーか?」

シェアリ「ボロボロのアナタが気にすることじゃありませんわ…心配しなくてもワタクシ、精神力にはまだまだ余裕がありますの」

クレア「…にしたってこれは」


ギャオオオオオオオオオッ…


まるで氷のドリル!


シェアリ「触れたら一瞬で凍らされて、細切れになってしまいますわね」

ウリエル「分かっていて、逃げないであるか…」

シェアリ「さっきまでとは事情が異なりますわ」

ラファエル「異なるってのは…そっちの紅髪が『使えなくなった』ってことじゃあん?」

シェアリ「……そうですわ」

ラファエル「…ヒャヒャッ!否定しねーのかよ!とんだ性悪オンナがいたもんじゃん!」

シェアリ「何がいけませんの?」

ラファエル「……あ?」

シェアリ「クレアは、ワタクシとは比較にならないほどの戦闘センスを持ってますわ」

シェアリ「そのクレアが、まずアナタたちの力を見るために一人で戦う」

シェアリ「ある程度実力が知れたら、ワタクシが…」

シェアリ「本気で戦う」
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/05(日) 23:12:00.65 ID:La4FNSALo
ラファエル「……はぁ?」

ウリエル「…そこまで考えてたようには到底見えなかったである」

シェアリ「だから、何か不満がありますの?」スッ

ラファエル(構えた…?)

ウリエル「不満は特にないである…だが…」

ウリエル「一人で止められるほどこの技は弱くはないであーる!」グッ

ラファエル「っしゃあ!風力全開ィ!!!」

ギュオオオオオオオオッ…

シェアリ「……」

ザバァアアアアアアアアア

クレア「…?なんだ?あんな水、どっから用意した?」

ギュルギュルギュルギュル…

シェアリ「……」

ウリエル「…何か盾でも用意する気あるか?だとしたら…」

ウリエル「まったく無意味!であーる!」

ラファエル「この超巨大な氷塊、超強烈な回転、超冷酷な一撃!何人も止められるはずねーじゃん!!」

ウリエル「氷風合体!
『固』の奥義!」


ラファエル・ウリエル『氷山の一角(ユニコーン・ドライコーン)!!』

ボゴオオオオオオオオオ!!!!!


シェアリ「…やっぱり無骨ですのね…」

シェアリ「そんなものに盾は必要ありませんわ…」

ギュルギュルギュル…

シェアリ「皆々様方ご覧になる?…ワタクシの洗練された美しき奥義…」

ギュオオオオオオオオオオ…

ラファエル(…水が一気に圧縮されていく…!?)

ウリエル「無駄であーるッ!この距離ではもう…」

ゴオオオオオオオオオオオオッ!!!

シェアリ「……」フフッ

シェアリ「大海の王蛇(リヴァイアサン)」

ボッ…

その瞬間、巨大な氷塊(ドリル)に向かって、一筋の細い水が迸り

ガシャアアアアアアアン!!!!!!

銀の欠片が宙に舞った
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/05(日) 23:27:26.82 ID:La4FNSALo
ガラガラガラッ…

ラファエル「……」

ウリエル「……」

ガシャアン…

ラファエル・ウリエル『……は?』

パラ…パラ…

シェアリ「ふふ…このくらい粉々にしたほうが…よっぽど綺麗ですわね」

ウリエル「な…なぜ…氷山の一角が…」

ラファエル「一瞬で砕かれた…?」

シェアリ「……別に難しいことはしてませんわ」

シェアリ「この一帯の水をかき集めて、その全てを限界まで圧縮…」

シェアリ「細くなった水は蛇の如く速さで、アナタたちの氷に真正面から激突」

シェアリ「そのまま氷を貫通し、内側で圧縮されてた力を一気に解放!」

ラファエル「…内側から潰したってのか…!?」

シェアリ「そう…ああいうのは、見た目に派手だけど、中は脆弱…案外簡単に崩せますのよ」

ウリエル「ば…馬鹿な…では、その大量の水はどうしたである!?」

シェアリ「……?」

ウリエル「いったいどこからそんなに多くの水を…」

シェアリ「……アナタ頭が悪いようですわね」

ウリエル「!な…何を…」

クレア「『氷』だろ」

シェアリ「……正解ですわ」

クレア「ここにはてめーが散々使った氷がある。これ全部水にして再利用したんだ。だから尋常じゃねぇ量の水であの技を使えた」

クレア「…前見たときよりずっと強そうだったな」

シェアリ「あの技はどうも…近くに海でもないととても完全なものにはなりませんの」

クレア「今回は氷で代用か」

シェアリ「ええ」

ウリエル「…我の氷を再利用だと
!?…おのれ…!」ギリッ

ラファエル「……」

731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga 忘れてた]:2011/06/06(月) 00:40:05.24 ID:zWWSqJA3o
シェアリ「…さて…アナタの奥義とやらはこれでお終い。次はどうしますの?」

ウリエル「…もちろんまだ手はあるである…」

ウリエル(砕けた氷を…)

ウリエル「…全方向から撃ち出す!」

ドシュシュシュシュシュッ!!!!

シェアリ「……成る程。先ほどと比べればいくらか無駄が減りましたわね」

バシュシュシュシュシュシュッ!!!!

シェアリ「千光の雨(サウザンド・レイン)」

ウリエル「…ぐ…!?」

クレア(普通に全部撃ち落とすか…アタシの炎じゃまずできねぇな)

ジャリッ

クレア「ん…」クルッ

ラファエル「じゃ、今度はお前じゃん」ブンッ!!!

クレア「!」サッ

ラファエル「惜しいってほどでもねぇか…」

クレア「…もうそこまで回復したのかよ」

ラファエル「俺もちょっとはタフさに自信があってね」

クレア(こっちはまだキツいぞ…少なくとも反撃は…)

ラファエル「大人しく殴られとけ!」ブンッ

クレア(できな…)

ゴッ

ラファエル「…ぎ!?」

クレア(は、反射的に蹴りが出ちまった…)

ラファエル「……」

ラファエル「烈嵐迷宮(ゼルフォア・ラビリンス)」

ビュオオオオオアッ

クレア「!?」
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/06(月) 00:42:35.87 ID:zWWSqJA3o
ゴオオオオオオオオ…

シェアリ「な…?」バッ

ウリエル「…リオン!?」

ギュルルルルルルルル…

クレア「渦巻…?」

ギュルルルルルルルルルル…

ラファエル「切り刻んでやる…」

ビュオ ビュオオッ!!

クレア「っく…!」バッ

シェアリ「クレア!後ろにまだまだ…」

クレア「分かってる!」

クレア(…けどよ)

ギュオオオオオオ!!!

シュルシュルシュルシュルッ

ビュオオオオオオオオッ!!!!

クレア(この数は止められない!)

クレア「っ…」

ピタッ

クレア「…!?」

クレア(目の前で止まった…?)

ラファエル「心配すんな…まだ止めは刺さねぇよ」

クレア「…なに?」

ラファエル「これは壁だ。青髪は越えられない。みじん切られる覚悟があんなら別だけどな」

クレア「…なんだいきなり…雰囲気変えやがって」

ラファエル「お前たちにはいい加減怒れるぜ…何度も俺たちを舐めやがって……」

クレア「…アタシがいつお前らを舐めたよ」

ラファエル「俺たちの前で!対等だと思ってること!」

ラファエル「そこがもう、気にくわねえ」スッ

クレア「…!」

ラファエル「まずはお前一人…本当に辛い死を味わってもらうぞ」

ラファエル「ベーツェ。『気』の奥義だ」

ウリエル「…!」
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/06(月) 00:49:04.92 ID:zWWSqJA3o
シェアリ「アナタ…なにする気ですの!?」

ラファエル「……ベーツェ」

ラファエル「まだ精神力はあるだろ」

ウリエル「も、もちろん…やれるである」

シェアリ「反応しないつもりなら!…旋水…」

クレア「シェアリ!」

シェアリ「…!?」

クレア「…聞こえてるな?姿は竜巻で見えねーけど…」

クレア「撃つなよ」

シェアリ「!な、なんで…」

クレア「こいつ、マジで殺しに来てる。さっきまでもそうだったが」

クレア「今は目の色が違う。おちゃらけた感じが一気に抜けた」

シェアリ「…で、でも、わざわざ攻撃を受けてやる必要なんてありませんわ」

クレア「…そうだな」

クレア「でも、いいんだ」

シェアリ「……な」

シェアリ「……」

シェアリ「…分かりましたわ…アナタを信じますわよ」

クレア「ああ…」

ラファエル「…この期に及んで仲良くお話しか…やっぱり気にくわねぇな」

クレア「お前が言うな」

ラファエル「言っとくが、これ、かなり最強だぜ」

クレア「問題なしだ…アタシにもまだとっておきがある。今…」

クレア「…やろうと覚悟した」
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/06(月) 00:51:00.74 ID:zWWSqJA3o
ここまでにします

すっかり、週一ペースが板についてしまいました
もう平日は書く気になれない…
でも早く進めたい…
これがジレンマってやつですか……
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/06(月) 06:56:30.52 ID:W+NOXbgAO

無理して書くのは良くない
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/06(月) 19:19:41.83 ID:s9iQESjt0
おつです!
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/06/07(火) 09:02:38.76 ID:2vMfYbn50
乙です。
しゃぁんめ
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/12(日) 22:30:15.13 ID:3vmR4zEFo
無数の竜巻

クレア「……」

クレアとシェアリを阻む壁…

ラファエル「…とっておきだぁ…?そりゃ一体どういう…」

クレア「言葉通りのとっておきだ。…使えば必ずケリがつく。アタシとアンタの戦いはな」

ラファエル「………なんかこう…お前ってさぁ…」

ラファエル「相手を怒らせる…天才じゃん!?もういい、さっさとぶち殺…」

クレア「待てよ」

ラファエル「…あぁ?」

クレア「こっちだって準備がいるんだよ…そんな簡単に使えるもんじゃねぇ。なんたってとっておきだからな」

ラファエル「黙れ。俺に追い込まれてんだよてめぇは。呑気してる場合じゃねぇんだよ!死ぬんだ!もうすぐ!死ぬんだよ!」

クレア「…違う」

ラファエル「あ?」

クレア「アタシはお前なんかに追い込まれちゃいねぇよ」

ラファエル「……馬鹿は[ピーーー]!」バッ

クレア「…言われなくてもアタシは死ぬ。だから」

クレア「…聞け」ヌッ

ラファエル「!!?」ガシッ

クレア「…アタシだって死ぬ前に…自分の過去を振り返りたくもなる…」グイッ

ラファエル「てめ…なにッを…っ」

クレア「けどな…ここ最近…いや数日…」

クレア「…アタシにはもう何もないことが分かった」

ラファエル「ンの話だよ!ぶっ[ピーーー]ぞ!!」

クレア「黙って…聞けって…」グッ

ラファエル(は…離れねぇ…!?こいつ、どんだけ力込めてんだよ…!)

クレア「…アタシには…なぁ…大事な側近がいたんだ…」

ラファエル「側近…!?知らねぇよ、離せっ!」

クレア「アタシ…側近ってそいつ以外にいなくてさ…だからいつも一緒にいたんだ」

クレア「姉弟みたいだって、よく言われた」

ラファエル「…知らねぇって…」

ラファエル「…言ってんじゃんっ!?」ブンッ

バキッ!!!

クレア「…っ…」ツー

クレア「…でもよ」

ラファエル「…!?」

クレア「…そいつ、死んじまったんだ。この間。ホントに、つい、この間だぜ」ボタボタ…

739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/12(日) 22:43:29.48 ID:3vmR4zEFo
クレア「アタシ…びっくりしてさぁ…10年近く一緒にいた、弟みたいなあいつが」

クレア「…アタシを庇って、目の前で死んじまってさぁ…」

クレア「ちょっとだけ、ちょっとだけ」

クレア「泣いちまったんだよ…アタシ、ガキん頃から全然泣かなかったんだけど…あん時は急に涙が出てきて…」

クレア「そこにびっくりした…アタシに涙が流せたって、それに驚いたんだ…」

ラファエル「……妙な話でっ…同情でも引こうってのか!?」シュッ

ゴスッ!!

クレア「……」

ボタ…ボタ…

クレア「……そんで、その時気付いた」

クレア「…アタシはあいつが全部だったんだ」

クレア「だから涙が出た…」

クレア「あいつがいない10年間なんて、ありゃしない…」

クレア「アタシ一人で生きてきた10年間なんて、ありゃしない…」

クレア「ましてや…アタシには…目標も夢も特になかったから…」

クレア「あいつがいなかったらアタシには…何もねぇんだよ…!」

ラファエル「……だからなんだってんだァ!!!」ブンッ!!!

クレア「…!」バキィッ

ラファエル「もういいだろ!つまんねぇお話なら、死んだ後に仏相手にしてやがれ!」シュッ!!

クレア「……聞け…!!」ギロッ

ラファエル「…な」ピタッ

クレア「アタシにとって一番大事なものがなくなっちまったんだよ」

クレア「ちょうどこの体から…心臓くり貫かれたみたいに…」

クレア「もう生きてくのもどうしようもねぇんだ!」

クレア「アタシには生きる理由がなくなっちまったんだ!!」

クレア「だから……こんな命…」


クレア「燃やし尽くすしかねぇだろ…!」


ラファエル「……!」ゾクッ…


クレア「心残りが一つだけある」

クレア「シェアリだ」

クレア「アタシのせいで、アイツが傷ついちまった」

クレア「傷つけたのはお前だし」

クレア「そうなっちまったのはアタシが原因だ」

クレア「そこでアタシは」

クレア「お前も一緒に裁くことにした」

ラファエル「な…何が裁くとどうのこうのとォおおおお!!!」バッ!!!

ラファエル「ベーツェ!!やるぞ!!!」


ベーツェ「!!わ、分かったである!」

シュオオオオオオオオ…
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/12(日) 23:23:28.45 ID:3vmR4zEFo
ラファエル「へっ…今、ベーツェが…強烈な冷気を発生させてる…あの竜巻の向こうでな」

ラファエル「冷気はそのまま氷となり…風のフィルターを通して粉々になる…」

ラファエル「そしてそのまま、お前のもとにぶつかって、お前の体は刻まれまくる!!」

ラファエル「痛いどころじゃねぇぜ!」

クレア「……」

クレア「…で?」

ラファエル「……!」

クレア「…悪いけどお前が何をしようが…こっちには菅家いねぇんだ」

クレア「さっき言ったろ…覚悟できてんだ。こっちは」

クレア「終わらせる覚悟…とっくにな」

ラファエル「終わらねぇよ!今さらてめぇに何ができる!?」

クレア「…一つ、嘘を吐いてた」

ラファエル「…は?」

クレア「お前らに炎柱…使ったとき…全部で十一だって言ったよな」

ラファエル「…そんなもん忘れたじゃん!?」

クレア「実は、十プラス一本だ」

ラファエル「……は!?馬鹿じゃねぇの!?なにが違うってんだよ!」

クレア「心配すんな…最後の一本は特別だ…前のとはものが違う」

クレア「具体的に言うと…もうアタシの力でも、消すこともできない」

ラファエル「…なに…!?」

クレア「そして起点はアタシ。つまり、今こうやってアタシの目の前にいるお前には」

クレア「直撃だ…」

ラファエル「!!ふ、ふざけんな!離せ!!」

クレア「言ってあったよな…炎柱はお前が死ぬまで消えない炎だ。無理やり逃れることも今はできない」

クレア「…死ぬ覚悟はできてるか」

ラファエル「……ッ」

ベーツェ「ラファエル!いけるある!!」

ラファエル「!撃て!すぐにだ!出ないとこいつが…」

ブオオオオオオッ!!!!

ラファエル「熱が吹き出……早く!!」

ベーツェ「…風氷合体!『気』の奥義!!」

ラファエル「吹雪く嵐の惨劇(ディスファル・ラ・ドーム)!!」

ゴオオオオオオオオオッ!!!!


クレア「…禁忌、発動」


『咎人を裁く冥王の豪炎(メフィフト・フェア・フレア)』
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/12(日) 23:41:41.72 ID:3vmR4zEFo
ウリエル「まさか…こんな力が…」


シェアリ「……!」


ゴオオオオオオオオオオ…


眼前に広がる光景は、ただただ驚異的

猛吹雪が弧を描く

そして中心には、巨大な炎柱

『死ぬまで消えない』

それはつまり当人にとって

文字通りの地獄を体現する世界!




クレア「……」

ラファエル「……」

互いに声が出せない

息ができない

ただじりじりと、灼熱に骨まで溶かされる

『ような』苦痛

絶叫さえ許されぬ極地

両者共に既に瀕死!!


クレア(…なにも…)

クレア(怖くない…最初から)

クレア(こうする…つもりだった…)

クレア(………)

クレア(…もう、なにも……)



「それでいいんですか?」


「クレア様」


クレア(…!)


クレア(……ノエ…ル…?)
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/12(日) 23:43:58.51 ID:3vmR4zEFo
クレア様、あなたが僕のために悩み、苦しむ必要なんて」

「どこにもないんです」

「あなたは僕の主なんですから」

「あなたのために[ピーーー]た僕に悔いはない」

「あなたも」

「いなくなった僕を『すべてだ』なんて言わないでいいんです」

「もっと大事なものが、あるはずですよ」


クレア(……ねぇよ、そんなもん…)


「じゃあ、これならどうでしょう」


「あなたを、必要としてる人がいる」


クレア(……)


「まだ、死ぬべきじゃありませんよ、クレア様は…」

「ほら、僕がお手伝いしてあげますから…」


クレア(……無理だ。この炎はアタシでも消せないんだ…)

パチパチ…


「さっきは消えてたじゃないですか」

クレア(え?)


「忘れちゃダメですよ。クレア様には」

「素敵なご友人がいるじゃありませんか」


ポタッ


クレア(…ああ…そうか)

クレア(……まだ)

クレア(まだ、[ピーーー]ないか)
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/12(日) 23:50:14.99 ID:3vmR4zEFo
ミスってた死にたい


クレア(なぁ…ノエル…一つ…一つだけ…)


「なんですか?」


クレア(アタシさぁ…お前と一緒にいられて…)

クレア(ずっと…幸せだったんだ…)


「……僕もですよ。あなたと過ごしたすべての時間が」

「幸せでした」


クレア(…幸せに…なりてぇなぁ…また……)

クレア(幸せになれるかなぁ……)


「なれますよ、きっと…」

「生きていれば…また、必ず」


クレア(……そっか)



ザバァアアアアアアアアアア
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/13(月) 00:15:23.40 ID:h5i5O4Iyo
ザバァアアアアアアアアア……


シェアリ「はーっ…はーっ…はーっ…」



クレア「……」

ラファエル「……」

ドサァッ…


ウリエル「……リオン!」ダッ


シェアリ「…はーっ…はーっ…」

シェアリ「……クレア…クレ…ア…」ヨロヨロ…

ベシャッ

シェアリ「クレ…アぁ……」

クレア「………」

シェアリ「アナタまた勝手に…死のうとしましたわね…」

クレア「……」

シェアリ「駄目ですわよ…そんなの…」

シェアリ「もう…死のうと思わないで…!」

クレア「………」

シェアリ「でないと…ワタクシ…アナタが死んだら…」

クレア「……ゆ…に…」

シェアリ「……!」

クレア「理由に…なってくれ…」

クレア「アタシの……生きる理由に………」

シェアリ「……当たり前ですわ…!」

クレア「……ごめん、な…めー…わくばっか…かけて…でも…」

クレア「もう…大丈夫だから……今ので…」

クレア「……またやってけそう…だ…」

シェアリ「う……」

シェアリ「ひっ……えぐっ……クレア…クレア……!」

クレア「一緒に……しあわせ…に…」

シェアリ「……なれます…わ…!」


クレア「……」ニコッ



ラファエル「…決着を……つけようか…」
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/13(月) 00:18:18.53 ID:h5i5O4Iyo
シェアリ「…!」バッ


ラファエル「俺の誇り…炭にならずに…残った…ぜ…」

クレア「……」

クレア「キツかっただろうに…大した…もんだな…」スッ

シェアリ「……」ギュッ

クレア「……一発…撃てる…後はもう…空っぽだ…」

シェアリ「ええ……」

クレア「…たぶん向こうも…同じ…だろ」


ラファエル「……」

ウリエル「リオン…我らは…」

ラファエル「ああ…四大天使、その誇りは…」

ラファエル「死してなお…残り続ける…!」

ウリエル「…風氷合体…『波』の奥義…」

ラファエル「…大雪崩(アヴァランチ)」


ドドドドドドドドドドド!!!!


クレア「…アタシたちも…やるか…」

シェアリ「…奇遇ですわね…ワタクシも今、同じことを考えましたわ」


クレア「…全熱放射(オーバーヒート)」

シェアリ「大津波(タイダル・ウェイブ)」

クレア・シェアリ『炎水合体…』


紅蓮の大津波(クリムゾン・ウェイブ) !!



ラファエル「…初めて合わせたにしちゃ…上出来じゃん?」

ウリエル「見事…である!」


ドパァアアアアアアアアアアン!!!!!
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/13(月) 00:23:20.45 ID:h5i5O4Iyo
今日はここまでにします
炎と水の二大皇女VS風と氷の四大天使、ようやく終了です
中身はもう読み返せるレベルじゃありませんが、なんとか一区切りつきました

次はようやく、主役の出番が来そうです
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/13(月) 00:53:52.71 ID:OpZi0FKk0
乙!
なんだかんだでボリュームあった
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/06/13(月) 06:15:54.22 ID:UXWFugfAO
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/13(月) 21:11:28.54 ID:3E/qGEd2o
遂に女ちゃんの出番か
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:14:00.85 ID:psT3bWNQ0
ザッ…ザッ…

シェアリ「くぅ…!」

ズリズリ…

シェアリ「重いぃ…ですわ…!」

クレア「……」

シェアリ「ワタクシだって…疲れてるのに…」

シェアリ「なんで…こんなぁ…」

シェアリ「キツいことを…」

ズリズリ…

シェアリ「はぁ…少し…休憩を…」


クレア「大丈夫か…」

シェアリ「!起きてましたの…?」

クレア「今…起きた」

シェアリ「……(思ったより早く意識が戻ったみたいですわ)」

クレア「ここ、どこだ?なんでアタシお前に背負われてるんだ?」

シェアリ「アナタさっきの戦いで…最後の一撃を使った直後に気絶しましたの」

シェアリ「でもほっとくわけにはいかないから、こうして引きずってきましたわ」

クレア「どこ行くんだよ…」

シェアリ「…黄の城」

クレア「……この状態でか?」

シェアリ「アナタは本当にもう満身創痍の状態ですわ」

シェアリ「でもワタクシは少しなら余裕がある…」

シェアリ「はずですわ」

クレア「…アタシ、もう歩く力もねーぞ」

シェアリ「また引いてきますわ」

クレア「…お前ちょっと厳しくなったか…?」

シェアリ「そうだ、クレア」

クレア「?」

シェアリ「アナタ、体重は?」

クレア「体重?…54だか55だか…そんなもんだったと思うぜ」

シェアリ「……重いわけですわ」

クレア「あ、アタシが太ってるって言いてーのか!?」

シェアリ「そうでもありませんけど…少し…」

クレア「ちげーぞ!太ってるんじゃない、筋肉だ!」

シェアリ「……ふーん」

ズリズリ

クレア「あっ、おい、ちょっ、痛ぇっ!背中っ!」

シェアリ「だったら自分で歩きなさい!」キッパリ

クレア「……うう」

ズリズリ…
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/20(月) 00:12:04.56 ID:ONj9lmluo
数十分前


シェアリ「はぁ…はぁ…やった…勝ちましたわ…」

クレア「……」フラッ

ドサッ

シェアリ「クレア!」


ラファエル「………」

ウリエル「負けた…であるな…」

ラファエル「ああ…」

ウリエル「自惚れでも何でもなく…まさか負けるとは思っていなかったであーる」

ラファエル「俺らの中にもどっか甘さがあったじゃん?」

ラファエル「あいつらの最後の一撃…大したもんだ。俺らのとっておきに打ち勝つなんてよ」

ウリエル「……」

ラファエル「一度きりとは言え…あの合わせ技は、俺らの10年以上かけた技術を上回ったんだ」

ウリエル「…きっと奴らも」

ウリエル「もしかすると我々に劣らない…強い絆があるのかもしれないあるな」

ラファエル「…四大天使の面子丸つぶれじゃん」

ザッ

ラファエル「……ん、まだやるか?」

シェアリ「…はぁ、はぁ……」

ラファエル「ってわけじゃねーか…」

シェアリ「アナタたちは何が目的ですの?」

ウリエル「知ってどうする?」

シェアリ「…王族として、聞き出す義務がありますわ」

ウリエル「…『兵器』である」

シェアリ「!…やっぱりそれですのね」

ウリエル「もっとも我々は熾天使様の命令を受けて、悪魔らを狩っていただけ…兵器奪還に直接関与することはないである…」

シェアリ「じゃあ…」

シェアリ「……『兵器』の正体は知っていますの?」

ウリエル「……」

ラファエル「…答えてやろうか?」

ウリエル「!リオン…さすがにそれは…」

ラファエル「良いじゃねぇかベーツェ。どうせ知ってるような知らないような…あんま変わんねーんだからよ」

シェアリ「……?」

ラファエル「その『兵器』ってのは…どうやらお前らが想像してるような、ごっつい大砲とかミサイルとか、そういうのじゃないらしい」

シェアリ「なら、いったいどういう…」

ラファエル「それ以上は知らねーじゃん…でも、ま」

ラファエル「熾天使様が本気で奪いにかかるほどのモノ…期待して損はないはずじゃん?」
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/06/20(月) 00:17:53.65 ID:ONj9lmluo
シェアリ「……その熾天使は今どこに?」

ラファエル「さぁ?詳しい場所は分からんけど」

ウリエル「目的地は黄の城…それだけは確かである」

シェアリ「兵器は黄の城にあるから…当然ですわね」

ウリエル「だが熾天使様の周りには、我々以上に強い天使が何体もいるである」

ラファエル「具体的に言うと中位三隊…そして」

ラファエル「熾天使様の両腕…あの二人にゃ、お前らじゃ到底敵わないじゃん」

シェアリ「…敵わないことは、止める理由になりませんわよ」

ラファエル「まぁ…そうだな」

ウリエル「行くなら早く行くである。我らが動けない内に…」

シェアリ「……ずいぶんと意識が低いようですわね」

ラファエル「戦争に対する?心配するな…直にもっとひどいことになってくるぜ」

シェアリ「…そうですわね。きっと」クルッ

シェアリ「クレア…行きますわよ」

クレア「……」

シェアリ「仕方ありませんわね…」グイッ

ズルズルズル……


ウリエル「クールであるな…」

ラファエル「意外とああいうのこそ…大物になったりするじゃん」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


シェアリ(熾天使セラフィム…そして兵器の正体…)

シェアリ(気になることばかりですけど…とにかくまずは…)

シェアリ(この身体で…歩いて黄の城まで行けますの…?)

シェアリ(まったく、地獄ってところは…狭いようで広いですわね)
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:45:30.29 ID:ONj9lmluo
ズズズズズズズ……

ゼクト「……」

血骨の木・地下

ヘルアクロウズ本拠点

No. 1、2のフロア

重力15Gの空間…


ゼクト「……驚いたな」


最後の修行開始から


ゼクト「保ったか」


目標タイム6時間…経過!


ゼクト「……おい」

転「……」

ゼクト「お…」

転「聞こえてます…」

ゼクト「……六時間経った」

転「…で?」

ゼクト「重力を解除する」

転「どうぞ…」

ゼクト「…能力解除…」

フシュッ

ここからテンコが蹴りかかるまで、0.83秒

転「はあぁっ!」シュッ

ゼクト「…!」ガッ

転「……」

ゼクト「……」

転「…止め…ましたね?前はすぐに重力でしたけど」

ゼクト「…読めてはいたがな、少し遅れた」

転「…修行、終わり?」

ゼクト「…ああ」

転「じゃ」

転「も一発蹴らせろ!」ギュルンッ!!

ゼクト「…ここで暴れるな、外でやれ」

転「ゼクトぉ!」ブンッ

ゼクト「……」バッ

ゴキィン!!!
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:48:21.55 ID:ONj9lmluo
ゼクト(急だったが…効果はあったようだな)

ゼクト(より重い…いい蹴りだ)ビリビリ

転「…はっ!」スタッ

ゼクト「…調子はどうだ?」

転「体が軽い。前とは比べ物にならないくらいに」

ゼクト「それでいい」

ゼクト「…お前はもはや『15Gの感覚』を全身に刻み付けた」

ゼクト「肉体の限界を越えた動きができるはずだ!」

転「…どういうことです?」

ゼクト「超重力の中で動こうとすると必然的に、何倍も力を掛けなきゃならんだろ」

ゼクト「お前はその力を、何の負荷も掛かってない状態で『当たり前』に出せる」

転「素で出せる力が増した?」

ゼクト「そういうことだ」

転「…なるほど、大したことはやってない。得るものもシンプルですね」

ゼクト「……」

転「……?」

ゼクト(これだけで、こいつがどれだけ強くなったか試してやりたい)

ゼクト(が、時間がない、な)

ゼクト「外に出るぞ」

転「…はい!」
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:51:42.52 ID:ONj9lmluo
今日はここまでにします
やっとテンコの重力修行終了です

驚くべきことに、ゼクトが「最後の修行だ」とか言っちゃってからの六時間
現実ではおよそ六ヶ月間が経過!

時の流れは早いですね
話はまだ半分も進んでないのに…
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 00:59:55.54 ID:A3f9SMiT0
乙です!
テンコ久しぶりー。
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/20(月) 06:48:18.14 ID:bS65s6xAO
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/02(土) 21:46:24.71 ID:znDykN/no
ガン! ガン!

ガン!ガン!ガン!

ガコンッ!

ゼクト「……」ヌッ

転「いますか?誰か」

ゼクト「いや…出てきていいぞ」

転「……」ヒョイッ

ストッ

転「……うーん」

転「外、ひっさしぶりですね」ノビー

ゼクト「……」キョロキョロ

ゼクト「誰もいない。荒らされた跡もない」

転「問題ありませんね」

ゼクト「ああ。行くぞ」

ダッ

転「…っいきなり全力ダッシュか!」タタッ

転「……」クルッ

転「なるほど真っ赤な木…血に染まったってアレ本当なんですかね」

ゼクト「早くしろ」

転「あ、はいっ」
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/02(土) 21:48:52.68 ID:znDykN/no

少し前…

転「なんかすごく疲れた気がします」

ゼクト「まぁ…あれだけやって疲れを感じるなと言う方が無理だ」

ゼクト「少し休め」

転「…いいんですか」

ゼクト「少し、だからな」

転「ではお言葉に甘えて…」グダー

ゼクト「やっぱやめろ、お前 見てて腹立つ」

転「…いやー…だってやっぱり疲れたものは疲れてますしー…」

転「…!」ハッ

ムクッ

ゼクト「ん?」

転「そういや私、患者服のままじゃん…!」

ゼクト「…何かまずいことがあるか?」

転「ダサ…じゃなくて…動きづらい!着替えてきます」

ゼクト「お前、着替えなんて持ってないだろ」

転「いやシオン先生の」ガチャ

ゼクト「」

バタンッ

ゼクト「これが平常時なら間違いなく刺されてるなあいつ…しかし、シオン先生はほとんど似たようなのしか着ない気が…」


転「は…白衣しかない!」

ゼクト「やっぱりな」

転「くっ…さすがBBA(ババア)趣味が悪い」

ゼクト「バ…もう知らんぞ」

転「ゼクトさん服持ってません?なんならそのジャージみたいなのでいいんですけど」ヒョコッ

ゼクト「ジャージじゃないが、これが一番おとなしい服だ」

転「おとなしい服?」

ゼクト「……」
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/02(土) 21:50:07.82 ID:znDykN/no
うわああああああなんだこれぇあああああああああっ


ゼクト「見ての通りだ…これぐらいしかない」

転「いやだってこれ…パンクロック?ヴィジュアル系?とてもテロリストの幹部が着るようなのじゃ…」

ゼクト「悪いか…」

転「わ、悪いとは言わないけど…」

ゼクト「いくつかまともなのがあるだろう。好きなのを着てけ」

転「…なんかすいません文句言って」

ゼクト「ああそうだ…あと」ゴソッ

ゼクト「これを持ってろ」スッ

転「え…」

転「黒い指輪…これ、父さんの地獄兵器!?なんであなたが…」

ゼクト「お前に渡すように言われてな…預かっていた」

転「まさか…ここに来たんですか?」

ゼクト「ああ」

転「…父さんは私が生きていること知ってるんですね」

ゼクト「根拠はなくとも、分かるんだろう。親なんだからな」

転「……でもどうして…父さんは指輪を…?私のじゃないから能力は使えないのに…」

ゼクト「理由までは知らんが…指輪は本来装飾品。着けておけばいいだろ」

転「まぁ…確かに少し…」

転「指輪のない手に違和感覚えてたとこですし」スッ…

ゼクト「…着替えたらすぐに来いよ」

バタンッ

転「……」

転(この服むしろクロに似合うんじゃ…)
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/02(土) 22:09:06.91 ID:znDykN/no
ガチャ

ゼクト「…着替えたか」

転「……」スッ

ゼクト「…なんだ…ぶつくさ言ってた割には、しっかり選んだみたいだな」

転「私パンクロックは知らないんですけど…こんな袖の取れる服があるんですね」

ゼクト「まぁな」

転「チェーンとかジャラジャラしてて邪魔だったんで…全部外しました…」

ゼクト「……仕方ないか」

転「……あと…聞きたいことが一つ」

ゼクト「?」

転「あなたもしかして厨

ゼクト「黙れ」


と言うわけで修行を終えた新型テンコ(通称パンクテンコ)は

ゼクトと共にようやく、実に10日ぶりの外出

しかし…


転「違う…」

ゼクト「…何か言ったか?」

転「違うんです…何か…空気が違う…」

ゼクト「そりゃそうだ…火薬と血と…憎悪の混じったドス黒い空気…この地獄中に漂ってる」

転「……」

転「戦争」

ゼクト「そうだ…悪魔と天使の最終戦争」

転「…考えたこと、なかった」

ゼクト「それが本来望ましい…戦争なんて…考えたことないのが普通…」

ゼクト「だがもう…一度戦えば…
二度と戻れんかもな」

転「いえ、必ず戻る。戻って、妹たちと平和に暮らす」

ゼクト「……簡単じゃないぞ」

転「覚悟ならできてますよ…とっくにね」

ギュンッ!!

転(…エレカ…お前にも勝たなきゃならない)
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/02(土) 22:36:14.18 ID:znDykN/no
転「で…今どっち向かってるんです?」

ゼクト「…そうか、お前もう完全に位置が分からんのか」

転「はい…」

ゼクト「ここは流刑地に近い林だ」

転「流刑地…ですか?」

ゼクト「まさか知らんと言う気じゃないよな」

転「知ってますよ!知ってますけど…」

転「この林が流刑地のエリアで…そこを越えるってことは…行き先…」

ゼクト「黄の城だ」

転「それはそれは…話が早いッ」


赤の城と青の城、そして黄の城は三角の上に配置されている

そして黄の城の後ろに流刑地…テンコたちは今その辺りにいる


ところで、なぜ流刑地は黄の城の『後ろ』にあるのか?


理由の一つは、なるべくその存在を隔離しておきたいから

もう一つの、理由は…

黄の城の付近を進むと行き当たる不思議な空間

断崖絶壁。これに依る

なぜそんなものが存在するのか?

そもそも『地獄』に『底』があるのか?

とにかくそれが、流刑地を囲むように広がっており

つまり地獄の端

終わりの地点を意味している

流刑地から逃げ出したものたちは、必然的にその崖に向かうことになるが

それを避けたくば、黄の城の方へ向かうしかない…

逃げ場を排した結果、流刑地は黄の城と断崖絶壁に挟まれたのだ


転「黄の城行ってどうするんですかっ」

ゼクト「どうもこうもない。俺たちは最初から王族を潰すために動いてる」

ゼクト「天使たちとは今回、たまたまその最終目標が同じってだけだ。鉢合わせたら倒さねばならんが」

ゼクト「結局、天使も悪魔も関係ない。俺たちは自分たちのためだけに動いてる」

転「…いーんじゃないですか?それで!」


☆ミ


ゼクト「…ん?」ピクッ

転「……?」


?「どうしてお腹は減るのかな〜?☆」


ゼクト「何かいるぞ」
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/02(土) 22:52:22.80 ID:znDykN/no
転「歌ってる…?」


?「……」クルッ

?「悪☆魔…見〜つけたっ☆」


ゼクト「…俺が今なんて言ったか覚えてるな」

転「ちょうどそのフレーズ言おうとしましたよ」

ゼクト「…鉢合わせたら」

転「……倒すっ!!」


?「きゃはっ☆ミ」


ゼクト「重力解放…」

フワッ

転「飛んっ…!?」

ゼクト「……」スタッ

ゼクト「先に行ってるぞ」

転「…え?…??」

転「…えええええええええっ!!?」

ゼクト「わざわざ二人で戦う必要はないだろうが」

転「で、でもっいきなり一人でやれなんて…」

ゼクト「…不安か?」

転「そりゃ…まぁ…」

ゼクト「なら一つアドバイスだ…」

ゼクト「…アレに耐えた時点で、お前はほとんどの障害を越えて行けるようになったはずだ」

転「障害…?」

ゼクト「来てるぞ…」

転「…!」ハッ

?「やっ☆」ブンッ

転「…やば…」

ゼクト「飛べ」

転「っ…!」タンッ

フワッ…

転(あ…)

ベシャアッ

ゼクト「…どうだ」

転「さすがに飛べませんよ…でも」

転「なんか行けそうな気がする…」

ゼクト「…そう思えただけで、お前は強くなっている」

転「……」

転「…よし…」クルッ

転「闘りますか、天使!」

?「いいけどあたし、強いよ?☆」
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/02(土) 23:05:28.03 ID:znDykN/no
ゼクト「……」

ゼクト(あのガキ…妙な感じがするな…)

ゼクト(とくにあの…腕…)

ゼクト「黄の城で合流だ」ヒュンッ


転「よかったんですか?…彼を止めなくて…」

?「問☆題なしだよっ☆あたしの役☆目は…」

?「流刑☆地(デッド☆エリア)から逃げ出した囚☆人を刈ること☆あいつら邪☆魔になりそうだからっ☆」

転「な〜るほど…で…どんなもん倒しました?」

?「ん〜☆30…くらいかなっ?☆」

転(あの囚人を30体も…?)

?「だから囚☆人以外は通せんぼしないっ☆」

転「じゃあ私も…」

?「あなたは別っ☆」

転「え…?なんで…」

?「服☆装が悪い奴…つまり囚☆人っぽいからっ☆」

転「……なんだそりゃ」


パンクテンコ、早くもこの服装に後悔…

そしてそのまま…


転「っしゃあっ!」シュッ!!

?「うっ!☆」バキッ


爆発…!


転「悪いけど、あなたは強くなった私の実験台です!」

?「そんなの何☆事?」

転「ふっ!」ダッ

?「……!☆」サッ

転「ぬるいっ!」ガッ!

?「あれっ☆」ガクンッ

転「てぇ…」クルンッ

転「のっ!」バギィッ!!

?「…っ痛!☆」

ドサァッ
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/02(土) 23:38:02.52 ID:znDykN/no
転(なんだろう…変な感じだ…)

転(加減してるのに…本気の力を出してるみたいな…)

転「これがゼクトの言ってた…今までの『本気』の力を『素』で出せるってことか…」

?「あなたなか☆なか強☆烈ね!☆」ムクッ

転「あなたが弱すぎるんです」

?「弱すぎ?☆……じゃ」

?「これ☆使うねっ☆」スッ…

転「…は?なに…それ…」

?「車輪の刃(ツーリング・カッター)☆」ジャキンッ!!

転(輪っか…?いや、あの淵のきらめきは…)

?「えいっ!☆」シュッ!!

キュルルルルルルッ

転「っ!」サッ

ザクッ

転(後ろの木に『刺さった』…やはり刃物!)

?「ふふふ☆…ここで戦いの始まりよ〜☆」

転(徒手VS刃物…面白い…!)


そもそもテンコ、刃物を使う相手と戦うのは初めてではない

刃物相手の訓練は幼少期から幾度か受けていたし

かつて人間界で戦った(元)戦闘天使αも、剣を操る強敵だった

だがしかし…能力なし…素手で戦うのは初めてのこと

つまり今回はスタートラインが少し後ろ…やや不利な戦闘…しかも相手の刃物は妙な形状…


転(さて…どうしたものかな…)

?「えいっ!☆」シュッ!!

キュルキュルキュルキュル

転(言うなればこれは丸ノコ!当てて止めるのは得策じゃない…)

転「避けるっ!」フッ!!

?「!…下…☆」

転「はあっ!」ブンッ!!

?「!?☆」ゴスッ

転(…よし!思ったより簡単に倒せそうだ!このまま…)

ザッ

?「……痛い…よ☆」

転「!…クリーンヒットしたのに…倒れませんか」

?「結☆構強いんだよあたし☆」

転「…あなた、名前は?」

?「…聞いちゃう?☆聞いちゃうの?☆それ☆」

転「どっちでもいいですけど…天使のことなんて…」

?「…四大天使、ギルシウス・ガブリエル」

転「…!?」
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/02(土) 23:56:35.67 ID:znDykN/no
天使についてはほとんど知らないテンコだったが

それでもこの『四大天使』の名は聞いたことがあった

転(四大天使って確か…天使の中でも一番偉い奴…その部下のエリート四人組だったか…)

転(こいつ、全然そんなのに見えないのに…)

ガブリエル「ふふふ…☆こっちの自己☆紹介はOKね☆次はそっちだよ☆」

転「……え?あ、えっと…」

転「…て、テロ組織、ヘルアクロウズ…新参者の…」

ガブリエル「じゃ、いくよ☆」ググッ

転「いやまだ名前言ってな…」

ガブリエル「車輪の刃(ツーリング・カッター)☆」シュ☆シュッ☆

転「二つ同時に!?」

キュルキュルキュル キュルキュルキュルル

転「駄っ…」サッ

キュルキュルキュル

転「目だぁっ二つはキツイって!」バッ

ガブリエル「あー☆ガードしちゃうんだ?☆」

ザクッ!!

転「っ!…いった…」ググッ…

転「……いなぁっ!!」ブンッ!!!

ガブリエル「上に…☆打ち上げたっ!?☆」

転「お返し…」

転「だっ!!」シュッ

ガキンッ!!

ガブリエル「なっ☆…危な…」

ガブリエル「くな〜いっ☆」サッ

ギィンッ!!

転(二つ目!…いつの間に回収を…)

ガブリエル「ふぅっ☆」パシッ

転(まずい。全然余裕じゃないな…予想外だ)
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/03(日) 00:07:56.92 ID:jKbVUtWio
転「参りましたね…結構厄介だ」

ガブリエル「そんなことない…よっ☆」シュ☆シュッ!☆

キュルキュルキュルキュル

転「休む間なしか…だけどもう…」

転「当たらないっ!」ダッ

ガブリエル「?☆なんで向かって…☆」

クルンッ

ガブリエル「えっ…☆」

スカッ

ガブリエル「いなした…!?☆」

転「そして…」バッ

転「がら空きだ…!」ググッ…

ガブリエル「……☆」ニィ

サクッ

転「……え」

ガブリエル「…がら☆空き☆なのはあなたの背☆中よ〜☆」

転「なんっ…で」ガクッ

ガブリエル「この輪はあたきの意のまま☆に動くのよ☆」ヒュンッ

パシッ

転「…くっ…」ズキズキ

転(背中を二箇所も…深く入ったわけじゃないけど…)

転(切り傷は嫌なんですよ…血が出るから…)

ガブリエル「さぁて☆…第三弾☆」スッ

転「…っ!…さ」

ガブリエル「えいっ☆」シュッ

転「せるかぁ!」ブンッ

ガブリエル「えっ!?☆」バキッ

グワンッ…

転「!」

転(輪の軌道が歪んだ?)

グワングワングワン…

転「…!」サッ

シュルシュルシュル…

転「こっちも…」

シュルシュルッ

転「避けられるっ」グンッ

スカッ

ガブリエル(膝を崩して無理☆矢理…☆)

転「ど…うだっ!星女!」

ガブリエル「既に息上がってるくせに…!☆」

768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/03(日) 00:23:28.67 ID:jKbVUtWio
転「はぁ…はぁ…」

転(さっき…なんであいつを殴ったら輪の動きが歪んだ?)

転(あいつが操ってるからか…?)


ガブリエル「これならどうっ☆」バッ

ガブリエル「波打つ車輪(シャリング・ウェーブ)☆」シュッ!!!

グワングワングワンッ

転(!?それ!その動き!それ波打ってるって言うか…)

転(歪ませてるだけ!)

転「はっ!」タンッ!!

ガブリエル「今度は上に…☆でも☆」

ガブリエル「それ以上☆逃げ場はないよっ!☆」グイッ

グンッ

転(輪っかが上向いた!来る!)

ガブリエル「えいっ☆」ブンッ

グワングワングワンッ

転「歪みっぱなしなら…」バッ

転「ギリ打ち落とせるっ!」ブンッ!!

ガブリエル(!?かかと☆落とし…!☆)

ギャギィン!!

転「よしっ!」スタッ

ガブリエル「ま、まさかあの状☆態から返すなんてっ☆」

転「ぶっちゃけ輪の威力自体は取るに足らないレベルですね…」

ガブリエル「……むっかー☆」

転「それに…なんとなく分かりました」

ガブリエル「?」

転「輪の動かし方」

ガブリエル「!☆」ギクッ

転「……なるほどよく考えれば、そんな輪っか一つ、簡単に動かせるんですよ」

ガブリエル「…黙って食らえっ!☆」シュッ

シュルシュルシュル!!

転「…だーかーらー」

ガシッ

転「無駄だって」


テンコが掴んだのは、輪

ではなく、宙

でもなく…


転「ワイヤー…ですね」グイッ

キュルルルルルッ

ガブリエル「くっ…☆」
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/03(日) 00:42:26.15 ID:jKbVUtWio
転「これなら簡単に…誰にだって輪を動かせる」

転「こうやって輪にワイヤーを付ければね…」ブンッ

カランカランッ

ガブリエル「…!☆」

転「でもあなたは別に、自由自在に輪を操ってるわけじゃない」

転「ワイヤーを引いて、輪の動きを歪ませ、軌道を変えてただけなんです」

ガブリエル「…いつ気づいたの?☆」

転「いつ…っていうか、あなたの言ってることは、あながち間違ってない」

転「打ち緒とされた輪をワイヤーで急いで手繰り寄せるのも」

転「避けられた輪をワイヤーで引っ張って、私の背中にぶつけるのも」

転「すべてあなたの操作によるもの…ホント、不思議な力かと思いましたけどね」

転「でも、最後のあれがまずかった…」

ガブリエル「…なに?☆」

転「上に飛ばすやつですよ…」

転「あなたが本当に自由に輪の動きを操れるなら、輪は正確に私を狙って動いたはずです」

転「でも実際、輪の動きはおかしかった…歪んで乱れて揺れでブレブレ…なんてったって」

転「ワイヤーで無理矢理動かしても、輪を勢いよく上に飛ばすなんて到底不可能」

転「指でワイヤーを押さえて、輪の進行方向を上に向ける…そこまではなんとかなるでしょう」

転「でも、いくらワイヤーを上に動かしたって、輪が勢いよく持ち上がったりはしない。物理的に無理!」

ガブリエル「……!☆」

転「ま、きっと何度も何度も練習したんでしょうが…しょせんスーパーヨーヨーとかそういうレベルってわけです」

ガブリエル「……」カチーン☆

転「これであなたの輪は完封しました。ワイヤーごと止めちゃえばいいんですからね」

ガブリエル「……で?☆」

転「…はい?」

ガブリエル「それで…なに!?☆」

転「何って…」

ガブリエル「あなたもしかして、あたしの輪を攻☆略して、それで勝ち☆だと思ったの?☆」

転「…まだ何かある…と?」


ガブリエル「甘いッ☆★」


転「!?」
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/03(日) 00:56:36.75 ID:jKbVUtWio
ガブリエル「あなた今自分で言ったのよ☆…あたしの輪はしょせんヨー★ヨー程度のお遊び☆…誰にでもできるって…☆」

ガブリエル「で…気づいてないって…☆」

ガブリエル「誰にでもできるんだから!★これは能力とは関係ないの!!★」

転「……え」

ガブリエル「輪っかはあくまでも『武★器』!最初に言ったはず!★」

転「…あ…」

ガブリエル「あなたはあたしのお遊び★に付き合ってただけ!★あたしはまだ★まだ本★気なんて出してない!★」

バッ

ガブリエル「見せて…あげる…★」

メキッ…

ガブリエル「あたしの…★」

メキメキッ……

ガブリエル「能力ッ…★」

ズロォッ

転「……え」

転「……腕?」


四本ある


ガブリエル「これがあたしの能力★」

ガブリエル「★『豪神(ユクレンシー)』よォッ!!★」


転「…あれは…ヤバそうだな…って言うか」


ガブリエル「この★はあなたの黒星!★…すり★潰★して★あげる★!!」

転「キモッ…腕四本…もはや怪物じゃん」


素手VS刃物の筈が

腕二本VS腕四本に


転(やっぱり不利じゃん)
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/07/03(日) 01:00:59.30 ID:jKbVUtWio
今日はここまでにします
一週間以上普通に空いてしまったので、少し多めに書いたつもりです

これで四大天使が全員、一通り揃いました(スレイダ、リオン、ベーツェ、ギルシウス)
次からはテンコVS腕四本の怪★物娘!
そろそろ本格的に話も進んでくことになるはず…
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/03(日) 08:56:32.84 ID:zneVRYqW0
乙です!
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage ]:2011/07/04(月) 11:20:57.32 ID:o6G9FF7S0
乙です。
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/18(月) 22:40:37.28 ID:3mem+pBHo
ほんのちょっっっとだけ投下します…
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/18(月) 22:58:51.05 ID:3mem+pBHo
ガブリエル「…『豪神(ユクレンシー)』ィイイイイイイイ!!!」ブンッ!!!

転「っ…!」サッ


ドゴォォンッ!!!


ガブリエル「…なに★避けてんの!?★」ズボッ

転「いや…だって…ねぇ?」チラッ

ボコッ

転(陥没してる…あれだけごっつけりゃ力も上がりますか)

ガブリエル「ムッカツクし★…ぺっ★ちゃん★こ★に…」ググッ

ガブリエル「してやるっ★」ドドッ!!

転「…二発!?…くっ!」タンッ

転(一発目は蹴りで飛び越えて…)

シュッ!!!

転(二発目は…)

ガブリエル「飛んで★どーすんのっ!?★」

転(ダメだヤバいどうにもならない!)バッ

ゴッ!!!

転「っ…!!重ッ…」

ガブリエル「そんな★ショボい★ガードじゃ…」

ガブリエル「防げ★ま★せーん!!★」グッ

ブンッ!!!

転「!?なんっ…て、力で…」

転「!!」ドシャアン!!!

ガブリエル「ア★ハ★ハ★ハ★ハ★ハ★ハ!!」

転「……う…」ガラガラ…
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/18(月) 23:00:42.11 ID:SyM6XsXS0
投下キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/18(月) 23:05:17.92 ID:3mem+pBHo
ガブリエル「弱い★全★然っ★弱いよ!★」

ガブリエル「見かけ★通りの★貧弱女!」

転「あなたこそ…見かけ通りの怪物(モンスター)だ」

ガブリエル「…だったら★どーなの!?★」シュッ!!

転「………」

転(弱点がないわけじゃない…行けるか?)

フッ

ガブリエル「……あれ?★いなく★なった★??」

転(例えば…)

転「太くて長ーいその腕…案外死角だらけですよ!!」バッ!!

転(巨大な腕が邪魔して、私を視界から阻んでいる!)

ガブリエル「下★!?」

転「しゃがんで…かかんで…ダッシュして…」タタタタッ

転「そのまま殴るッ!」ブンッ!!

ガブリエル「ふーん★」

パシッ

転「あ」

ガブリエル「…一応★言って★おく★けど★…」

ガブリエル「普★通の★腕も★使えるから★ね★」グッ

転「…放っ」

ガブリエル「今★度こそ★叩き★潰してあげる!★」スッ…

ガブリエル「土竜★潰し(モール★スクラジェン)!」ブンッ

転「……!」

ズシンッ…!!

転「くっ…あ…」グググ…

ガブリエル「へぇ?★止められるの?★」

転(…重い…散々、重力に耐える修行してたのに…こういう物理的な重さには…)

ガブリエル「…なら★」

ガブリエル「もう★片★方も!★」ブンッ!!!

ドゴンッ!!!

転「!」ガクンッ

転「う…ああああああっ…!!」ガクガク…

ガブリエル「…!まだ★耐えるの!?★」
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/18(月) 23:19:17.67 ID:3mem+pBHo
転(いやいやいや!このままじゃマジで潰れるのも時間の問題だ…)

ガブリエル「さっさと★潰れちゃいな★よ!★」ググッ…

転「駄目…か…!?」ガクガク…

転(…でも…)

転(この…危機に瀕して…ここで耐え切れないで…)

転(何のための修行…!!)

ググッ…

ガブリエル「…嘘?★押し返して…★」

転「あああ……」

ググググ……

ガブリエル「そんな★はずがっ…★」

転「ああああああああああああっっ!!!」

バッ!!!

ガブリエル「……!★」

転「お…」

転「お返しだぁッ!」ギュルンッ!!

ガブリエル(回し蹴…)

ボキッ

ガブリエル「……は★」

…ブランッ

ガブリエル「★!?あ?★え!★これっ…★はぁっ!?★」

転「……」ニヤッ

ズキン

ガブリエル「…折れ…ってえああああ!?★★★」

転「はーっ、はーっ…小指一本折られたくらいで…ピーピー喚かないでくださいよ…!」

ガブリエル「あああああこのッ★殺してやるゥウああああ★★」ブンッ

転「そんな大雑把なのは…もう食らわない!」サッ

ドゴォン!!

転「…さーて」スッ…

転「次は…どこを折るかな」ペロッ

ガブリエル「ひっ!?★」ビクッ
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/18(月) 23:20:03.65 ID:3mem+pBHo
転「……」

転(強い…強い…でも弱い!)

転(心が!脆弱すぎるんだ…これなら…崩せる!)

転「あなたのその立派な腕…もぎ取られたくないのなら、もう諦めるべきでしょう…さっさと引いた方が…」

ガブリエル「……う…!★」

転(…少し、ストレート過ぎたか?)

ガブリエル「な…何言ってんの…★まだ★…まだ★あたしには…★」

ガブリエル「★これ★がある!」ジャキィン!!!

転「!」

ガブリエル「車輪の四ツ刃(シャリング・カルテットカッター)!!★★」

転(今度は四枚刃…!)

ガブリエル「小★指の恨み!★あんたは★五★分★刻★み★にしてやる!★」ヒュンヒュンヒュンヒュン…

転「……五分刻みねぇ」

転「それなら私は…五分以内にケリ着けてやる!」バッ

転(まぁ…勝つ算段なんてついてないんですけどね)
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/18(月) 23:28:01.09 ID:3mem+pBHo
ここまでです
この二週間、全然話が浮かばなかったんですが、でもここからはなんとか持ち直せそうです
ペースも取り戻せたらなぁ、とは思っておりますが…
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 23:31:24.37 ID:rXxS1Lvco
おつおつ楽しみにしてるよー
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/18(月) 23:43:38.49 ID:SyM6XsXS0
乙ー!
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/07/19(火) 06:38:25.46 ID:Gsgzd4iAO
乙!
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2011/07/19(火) 10:30:49.30 ID:xYOhKn5w0
乙です。
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/24(日) 22:39:22.97 ID:qkEaqtJ4o
ガブリエル「……ぬっ殺して★やるわ★」ヒュンヒュンヒュンヒュン…

転「……」タラー

転(四つはヤバい。全部避けるなんて絶対無理)

転(と、なると…)

ガブリエル「…死に★八ツ裂き!★」

転「…だぁっ!」サッ

ザシュ ザシュッ

転「…!」ブシュッ

ガブリエル「しかもぉ…★戻って来★る★から!★」グイッ

シュルルルルッ

転「……ふっ!」ズダンッ

ガブリエル「…!★」

スカッ…

転「…バーカ!行きさえちゃんと見ておけば、帰りの動きも読めますよ!」ザッ

ガブリエル「…そりゃ★そうだけど★あんな動き★フツー★できないよ!★」

転「だって私鍛えてますし!バーカ!」

ガブリエル「二回も★言うな!★」シュッ!!

グワングワングワングワン…

転「…揺れ」

ガブリエル「この★縦★揺れ★の動きは★読め★ない★でしょ!?★」

転「……」ニヤッ
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/24(日) 22:39:57.49 ID:qkEaqtJ4o
転「読めませんけど…いや…問題はないです」

ザクッ

ガブリエル「…当たったぁ!★」

転「…結論はとっくに出てますから」ブシュッ!!

ガブリエル「…!?★」

転「避けられないなら…まぁ…当たるしかない…ですよね」ポタポタ…

ビィンッ

ガブリエル「え!?…なっ…★」

転「あ、気づきました?」

転「ワイヤー…掴んでます…」ググッ…

転「よォッ!」グイッ!!!

ガブリエル「……!!」

フワッ…

転「刃ぁ四つで…猛攻仕掛けるつもりでした?…残念ですが」

転「最初っからこっちのターンだ!!!」ブンッ

バキッ!!!!

ガブリエル「かっ…!?」

転「ワイヤー引いてぇ!」グイィ

ズリズリ…

ガブリエル「…やめっ…」

転「もう一発!」シュッ

ゴッ!!!

ガブリエル「…!」ガクンッ

転「……大事なのって、思いッ切りやることですよ…そんなオモチャに頼らないでね…」
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/24(日) 23:37:28.12 ID:qkEaqtJ4o
ザシャアッ

ガブリエル「ぐ…がはっ…!」

転「二発…本気で殴りました…効くでしょう」

ガブリエル「はっ…はっ…はぁっ…!」

転「…!」ズキッ

転(…やっぱ一つくらい避けとけばよかったかな)ドロッ

ガブリエル「ぐっ…うぅ…」

転「…まだやりますか?」

ガブリエル「…にを…っ」

転「…?」

ガブリエル「何を笑ってる…!?」

転「え…私、笑ってました?」

ガブリエル「……」ギリッ

ガブリエル(このまま終わってなるか…)

ガブリエル(あのお方のためにも…!)

ガブリエル「あああッ!」バキゴキッ!!

転「…!」

ガブリエル「……」グインッ!!!

転「あー…起きちゃうんだ…そっか
…」

ガブリエル「そんなに嫌だったの?」スッ

転「もちろん…今ので終わらせる気だったんで」

シュッ

転「!」バキッ!!!

ガブリエル「四大天使ナメすぎ」

ガブリエル「…でもいいよ。無理ないから…」
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/24(日) 23:39:09.70 ID:qkEaqtJ4o
転「…何…が?」

ガブリエル「★…付けてる内は加減してたの…全然本気出してないって言ったのに…」

ガブリエル「ここからが…本当の本気よ!!」ブンッ!!!

転「……」

ガッ!!

ガブリエル「!?…足で…止めた…?」

転「そっちこそ…ナメすぎでしょ…」グッ…

ガブリエル「嘘…こっちの腕は…通常の何倍もの力があるのに…」

転「…加減してましたって…こっちは…」ググッ…

ガブリエル「……!!」

転「…いつだって全力なのにぃっ!!!」グイッ!!!

ガブリエル「……あ…?」

ガブリエル(なんであたし…肘を…引いて…)

転「…押し勝ってるんだよ…こっちが…!」

ガブリエル「……認めないィイイイイイイイイ!!!!」バッ

無限土竜潰し(モア・モール・スクラジェン)!!

ドドドドドドドドドド!!!!!

転「……」
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/24(日) 23:39:45.39 ID:qkEaqtJ4o
転「……」スクッ…

思い出せ…

あの重さ…束縛…

転「……」

騙す…身体を…

ズシィッ!!!

転「……!!」

来た!

この重さ!嘘(きょ)の負担!!


限界(リミット)を越える!


転「……!」ギンッ


フワッ


ガブリエル「……!」

ガブリエル(え…?)

飛んでる…?


転「……」ギリッ

ダンッ!!

ガブリエル「…は…!」

転「……」ダッ

ガブリエル「え…!はっ!?あ!?」

転「……」ダダダ…

ガブリエル(腕の上を…!?)

転「…行くぞ」ダンッ

ガブリエル(っ…ガードを…!)バッ

転「……やーめた」ピョン

ガブリエル「えっ…?」

転「うーしーろーがー…」ググッ

転「がら空きだぁッ!!!」シュッ

ゴッ!!!

ガブリエル「あッぐぅううううっ!!?」ビキィッ

転「……不意討ちみたいな真似してすいません」

転「でも、肘って堅くて強いんですよね」

ガブリエル(こいつっ…!!また…)

転「効いたでしょ…」ニタァ

ガブリエル(笑ってる…!!)
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/25(月) 00:13:59.25 ID:MIL/aJP9o
転「……」フー…

転(偽の重力で…無理矢理負担をかけて、力を引き出す…)

転(ちょっとキツいけど…使える。あの修行は必要だったんだ)

転(これからはこう呼ぼう)

転「仮想解束…」

ガブリエル「……」

ガブリエル(さっきの動き…いくらなんでも滅茶苦茶すぎる…)

ガブリエル(あたしの拳…しかもラッシュを!飛んで回避するなんて…)

ガブリエル(いや、回避自体は出来ないこともない…見切ることさえできればなんとか…)

ガブリエル(…違う…そこじゃない…あいつの本当に恐ろしいのは…)

ガブリエル(眼前に迫る猛攻…それに対する恐怖心が見られなかった…)

ガブリエル(全身に浴びせられる拳の雨…砕ける骨…潰れる肉…すべて、一瞬で想像できる)

ガブリエル(そこから否応なしに恐怖が生まれる!はずなのに!)

ガブリエル(あいつは見てたのに…恐怖がなかったの…?)

ガブリエル(それとも…)

あたしの攻撃を見てなかった?


転(仮想解束…必要なのは集中力だ)

転(尋常でない集中力が…あの苦痛を再現させる…)

転(でも闘いってどうしても…集中が途切れる瞬間がある)

転(常にハイでいることなんてできない)

転(だからこの状態になるためには…)

転(本物のダメージで、自分を追い込まなければならない!!)

転(『架空の苦痛』を生じさせる集中力を、『現実の攻撃』から産み出す)

転「痛みを知らなきゃ、強くなんてなれないってことですか」スッ

転「…ほら、さっさと起きてください」

ガブリエル「!」

転「これで終わりだなんて思ってませんよね」

ガブリエル「……」ゾクッ
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/25(月) 00:15:45.56 ID:MIL/aJP9o
ガブリエル「あ…あんた」

転「…なにか」

ガブリエル「なんであたしの攻撃を見てビビらないの…?」

転「…そのビビらないって言うのは、すぐに攻撃に転じたことを指してるんですか?」

ガブリエル「……そうだよ」

転「見てたんですけどね、情報が入ってきませんでした」

ガブリエル「…?」

転「あなたの攻撃なんて、眼中になかった。それくらい集中してたんです」

ガブリエル「…っ」バッ

ガブリエル「はあぁっ!!」ゴッ

転「仮想解束…」ズシィッ

シュバッ

ガブリエル(!早い…)

転「でかいだけじゃ駄目ですよ」スッ

ドンッ!!

ガブリエル「ぐっ…!?」ピタッ

転「経穴とか…そういうのは同じなんだから」ガシッ

ガブリエル「……?」

グリンッ

ガブリエル「あ…っっ痛いぃ!!」

バタバタ…

転「…もがいたって離しませんよ」ググッ

ガブリエル「……くそっ!」ブオンッ

転「……」

スカッ

転「無駄です」

ガブリエル「また…避けたのかぁああああああ!?」ブン ブンッ!!

転「がむしゃらに振っても意味ないですよ」クルッ

ヌッ

転「ほら、間合い」

ガブリエル「!!」

ガブリエル(何!?なんなの!?なんなのよ…こいつ…!!!)

ガブリエル「気持ち悪いいいいいいいいいい!!!!」

転「……!」ムカッ

バキッ!!

ガブリエル「……」フラッ

ドサァ

転「面向いて『気持ち悪い』なんて言われたの、初めてですよ!」グスッ
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/25(月) 00:29:58.37 ID:MIL/aJP9o
今日はここまでにします
なるべく短い戦いにしようと思ってたんですが、もうちょっとかかりそうです

最後に『仮想解束』の説明を少し

・ゼクトの重力修行によって得た力。あの超重力を受け続けていた時の感覚(苦痛)を引き起こし、自らの肉体に偽りの負担をかけ、意識下に制限されていた力を発揮させる
・脳を騙し、全身に誤った命令を出すという、自己催眠に近いもの
で、要約すると『ハッタリで本気になる技』
・あくまで能力とは無関係で、やろうと思えば誰でもできる(たぶん)
・『仮想の負担で、束縛を解放する』ので、この名称
・生半可な集中力では、この状態にはなれない。よってダメージを受けるなどして『追い込まれる』ことが必須条件になる
・普段以上の力を平均レベルで出せるようになるが、それゆえ疲労もたまりやすい
・集中力が切れればその時点で力は元のレベルに落ちてしまう(疲労も相当なものなので、一変して窮地に陥る可能性が大きい)
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/25(月) 00:42:44.83 ID:RQjhmB/N0
乙です!
うおおお!!>>789がめちゃくちゃ熱かった!
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/07/25(月) 06:40:38.02 ID:Pp39NEGAO
乙乙
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/31(日) 22:25:44.03 ID:LvbhIXPyo
ガブリエル「……」

ガブリエルは…四大天使の中でもかなり特殊な立ち位置だった

紅一点…肉体強化の能力…

そして『あまり強くない』という事実…

ではなぜ彼女が四大天使としてやっていけるのか?

それには彼女の病的な『ある感情』が絡んでくる


狂愛


四大天使の中で唯一、ガブリエルは身内を持たない
いわゆる捨て子である

地獄と違い、治安のよいはずの天国で、彼女の親は彼女を捨てた

その奇妙な能力ゆえに


天使も悪魔も能力は生まれつき持っているが、使えるようになるのは生まれてから数ヶ月…あるいは数年後だ

だが彼女は少し特別で、生まれたときにはすでに能力を使えていた

腕四本の赤ん坊、まるで奇形の子

忌み子…

両親は彼女に、普通の子として接した

愛情はあった



数年後、彼女の腕は初めて他者を手にかけた。些細な喧嘩だ

しかしその力は、決して些細ではなく
恐れを抱かせるのに十分すぎるものであり…

愛情は恐怖に変わった


最後に呼ばれたのは名前ではなく『化け物!』

彼女は捨てられた


「おお可哀想に」

ある男が彼女を助けた

「まだ目が死んでないからな」

神になろうとするその男は、アヴァロンと名乗った


796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/01(月) 00:04:33.96 ID:AoH9FslIo
「ギルシウス」と名前を告げると、アヴァロンは冷たく言った

「男みたいな名前だな」

それから四本の腕を見て

「いいんじゃないか」

と呟いた



彼はまだそのとき『熾天使』ではなく…あくまで一人の青年に過ぎなかった

もちろん既にその才気、自らが神に成り上がろうとする気概はあったのだが

とにかく彼は、後に《天》九階位と呼ばれる集団…その定員(メンバー)を集めていた

ギルシウスはその四人目として、彼と行動を共にするようになったのだ



アヴァロン「今日からお前は俺の部下、ガブリエルだ」

ギルシウス「ガブリエル…?」

アヴァロン「俺が今…理想としている体はこうだ」

アヴァロン「俺とほぼ同等の立場の二人…これはもう居る。ケルビムとスローンズ」

アヴァロン「そして、今最も欲しいのが…」

アヴァロン「俺の真下に四人。『四大天使』だ」

ギルシウス「…あ、あたしをその一人に…?」

アヴァロン「ああ」

ギルシウス「……」

アヴァロン「なんで…?って思っただろう」

ギルシウス「そ、それは思いますけど」

アヴァロン「俺がお前を拾ってやったのはな…いい目をしてたからだよ」

ギルシウス「目…?」

アヴァロン「強い目だ。勝つ者だけが宿す光が見えた」

ギルシウス「勝つ者だけが宿す光…」

アヴァロン「…闘争(たたかい)とは…維持の張り合いだ。こっちが勝ってる、と思ってる限り敗けはない」

ギルシウス「…思ってるだけで…?」

アヴァロン「必要なのは意志だ。勝つことだけを考えていれば、力だとかそういうのは後から勝手に着いてくる」

アヴァロン「お前は意識してないだろうが…本能的にそういうものが宿ってる」

ギルシウス「…でも…あたしにそんな大役は」

アヴァロン「本当に出来ないことなんて、実はそんなにないんだよな」

ギルシウス「…あ、あなたが神になることも?」

アヴァロン「…っていうか、もう六割くらい神だろ、俺は」

その時、彼女は思った

彼のためなら、なんだってできる、と

死ぬまで付き従おう、と


ガブリエル「……」ギンッ!!


幸せだった!!!!
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/08/01(月) 00:34:56.66 ID:AoH9FslIo
《天》九階位 が完全に成立してから、さらに数年後

セラフィム「……」

ガブリエル「…あ、あの…」

セラフィム「なんで呼んだんだ…って?」

ガブリエル「……」

セラフィム「…お前さ…今回…しくじったろ…」

ガブリエル「…はい…申し訳ありませんでした」

セラフィム「いや…しくじったこと自体は仕方ない」

セラフィム「誰だって必ずどっかで手痛い失敗をして…そこから学習する。必要なことなんだ」

ガブリエル「…はい…」

セラフィム「でもな…それでもどうしても許せないんだよな」

セラフィム「お前の『しくじり方』…が」ギロッ

ガブリエル「!」

セラフィム「ミカエルは四大天使のリーダーだ。ちゃんとお前らの行動を影から視てる…」

セラフィム「で、あいつは俺に伝えてくれた」

セラフィム「お前、対象を逃がしたんだって?…独断で」

ガブリエル「う…」

セラフィム「…魔が刺したんだろ…?」

ガブリエル「そ、そうです…本当はそんなつもりなかったんですけど…」


セラフィム「嘘を吐くなガブリエルッ!!!」


ガブリエル「!!?」

ガシッ!!

セラフィム「今言ったよな…ミカエルは全部視てんだ…頼まれた仕事が終われば、内容全部俺に話すんだよ…」

セラフィム「聞くところによれば!お前は!以前にも!同じことやったんだってなぁ!!」

ガブリエル「ひッ!」

セラフィム「不本意なミスなら、俺は怒らない…だが、魔が刺していいのは一回だけだ」

セラフィム「一回目は見過ごしてやったのに、お前は、二度もやったんだ!!!」グイッ

ガブリエル「く…かはッ!」バタバタ


セラフィム「俺がこの世で最も嫌う者は『裏切り』だ!」
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/08/01(月) 00:39:37.04 ID:AoH9FslIo
セラフィム「分かってるはずだぞ…この俺を裏切るというのは、許されぬ行為!絶対的な悪!最大級の罪!!」スッ

セラフィム「そして…罪には罰が必要だ…!」カッ

ズズズズ…

ガブリエル「!?」

セラフィム「神剣…」ヒュンッ

ガブリエル「も…申し訳ございませんでした…!」


ボッ!!!


ガブリエル「……っ」

パラッ…

セラフィム「……謝るのが後一秒遅れてたら…」ガシャンッ

セラフィム「四大天使が一席空くところだった」スタスタ…


ガブリエル「はぁ…はぁ…はぁ…!」ガクガク


セラフィム「そうだ…もう一つだけ言っておくが」ピタッ

ガブリエル「!」

セラフィム「裏切りは弱者の行為。今ので俺はお前を弱者と見なした」

ガブリエル「…え?」

セラフィム「俺の好きな強者(ガブリエル)に戻るのに…どれだけかかるかな」

セラフィム「頑張れよギルシウス」

ガブリエル「……!!?」

バタンッ

ガブリエル「せ…熾天使様!?熾天使様!!」ドンドン!!

ガブリエル「熾天使様ぁ!!」


強者として認められ、与えられた名を失ったのは、僅かな期間

だが、その僅かな間で、どれほど痛みに苦しんだか…!!


ここで…

ガブリエル「……」

ここでお前に負けたら…

ガブリエル「……」

また弱者になってしまったら…

ガブリエル「…しは…」

あたしは…


ガブリエル「二度とあの方のお力になれないぃ!!!!」ガバァ


転「……!」


必要なのは意志だ


ガブリエル「ああああああああああッ!!!」ドンッ!!!

転(…こいつ…っ!!)
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga ]:2011/08/01(月) 00:41:26.31 ID:AoH9FslIo
ちょっとしか書けませんでした
また今週中にどっかで書きたいです
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/08/01(月) 00:44:22.94 ID:dwEOqZRn0
乙です!
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/08/01(月) 06:41:53.07 ID:OVYrBelAO
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 17:44:19.76 ID:vafhj9FCo
ガブリエル「あああああああああああああッ!!!」ブン ブンッ!!!

転「くっ!」バッ

ゴスッ!!

転「う……!」ビリビリ

ドサッ

転「…まだやるってんですか!!」ギュルンッ

ガブリエル「当たり前でしょおおおおお!?」シュッ!!

バキッ

転「っ!?」ドサッ

ガブリエル「あんたに負けたらぁ…」ブンッ

転「ち…!」サッ

ドシャアァ

ガブリエル「クビだからぁああああああああ!!!」ブオンッ

転(…やばい!)バッ

グオオオオッ

転(防…げるか…!?)ガチンッ

ドッ!!

転「重…!駄…」ビリビリ

バゴォオオン!!!!

ガブリエル「…ハラハル…ララ…」

ガブリエル「ララ…ル…ハラハルハララ…」

ガブリエル「簡単よ…いつもやってきたことじゃない…」

ガブリエル「戦法なんていらないの…ただ殴る。殴る。それだけでいい」

ガブリエル「でも…あたしに一瞬でも嫌な思いさせたあいつには…もっとひどい目に遭わせてやらなきゃ…!」

ガブリエル「やっぱり…これでね…」スッ

ガブリエル「ハルハラ…ハラルル…ル…」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 17:49:16.86 ID:vafhj9FCo
転「……」

ズルッ…

転(駄目だ…あれは…)

ベシャッ

転(四本腕でがむしゃらに打ってるだけ…なのに)

転(止めようがない……)

ポタポタ

転「……」

転(考えてみれば…そう…四本腕…)

転(ただの一つも…弱点ないんじゃないか…?)

転「…ぷっ」

ビシャッ

転「血ぃ吐いちゃった。全然防ぎきれてなかったわけだ」グイッ

ガブリエル「ハラ…ララルル…ラ…」

転「…おい。呑気に歌ってる場合じゃないだろ」ムクッ

ガブリエル「……潰すわよ」

転「やれるもんなら…ね!」タンッ

転(ハイスピードで一気に詰め寄るッ)

シュ シュ シュ シュ シュンッ

ガブリエル「!」

転(…狙いはやっぱり…)

転(身体だけ!!!)ググッ

ガクンッ

転「……え?」

ガブリエル「…捕まえたわよ…」

ギリギリ…

転(これ…はっ…)

ワイヤー…!!

転「あの輪っかに使ってた…!」

ガブリエル「もう遅いわ!」シュッ

グルングルンッ

転「……っ!!」ギシッ

ガブリエル「…このままどうすると思う?」

転「さぁ…知りませんね…」

ブラーン ブラーン

ガブリエル「宙吊りよ。一つしかないでしょ」

転「殴る?…蹴る?」

ガブリエル「……甘い」スッ

ガブリエル「刻む!!」ジャキィン!!!

転「……!!」

ガブリエル「さっき言った通り…五分刻みにしてやるわ…!」
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 18:49:31.53 ID:vafhj9FCo
ガブリエル「この輪…わざわざワイヤー着けなくても…手持ちで使えばいいのよね」

転「……」ブランブラン

ガブリエル「…こうやって…ね、」シュッ

スパッ

転「……!」パラッ

ガブリエル「…脅かしただけよ…服切っただけ…」

転「いや…これ借り物なんで…」

ガブリエル「ああ…そう…」

ガブリエル「じゃ身を斬るわ!!」ブンッ

転「くっ!!」グインッ!!

スカッ

ガブリエル「!…そ、その状態で避けるなんて…」

転「はっ…はっ…」ブラン

ガブリエル「でも…上半身狙いなら…どうやったって回避は不可!」シュッ!!!

転「……」

ガッ

ガブリエル「……なっ!?」

ガブリエル「あ…足で…!無理やり挟んで止めた!」

転「くぅ〜…っ!!」グググ…

ガブリエル「離しなさい!」シュッ!!

転「!」バッ

ガキンッ!!

ガブリエル「蹴りあげた!?な…なんなのあんたさっきからぁああああ!」

転「足が使えればそれで十分…!」クルンッ

パシッ

ガブリエル(!今、打ち上げたのを…)

転「輪っかなら…足に通して使える!」クルンクルン…

転「でもここからどうやって反撃を…」クルンクルン

ガブリエル「ふざけんなぁっ!!!」ブンッ

転「は、弾けっ!」サッ

カキンッ

転「よしっ!…しかもこのコース…」

スパッ

転(軌道が上にずれたおかげで、ワイヤーが切れた!)

転「ツイてるっ!」ボトッ

ガブリエル「…あああもおおおおおおおお!!」

転「…?」ギシッ

転「あっ、駄目だ、体に巻き付いたのは取れてない!」ギシギシ
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 18:53:39.16 ID:vafhj9FCo
ガブリエル「ああもうpじょいylfがえrqあああああああああ」ググッ

転「ちょっ、待っ」

転(そ、そうだ!これを蹴りあげて…)ブンッ

転(背後で縛り上げられてる手でキャッチする!)パッ

ザクッ

転「痛っ!?」

ガブリエル「…殺す殺す殺す殺す殺すぅううううあああああああ!!!!!」シュッ!!!

転「足が自由…手には武器…」

転「ばっちぐー…ですよ今」クルッ

ガキィン!!!!

ガブリエル「!?」

転「くっ…!」

ガブリエル(嘘よ…なんで…)

ガブリエル(万全の状態で降り下ろしたあたしの刃と)

ガブリエル(不自由な手で、振り返り際に慌てて向けた刃が)

ガブリエル「…なんで釣り合ってんのよ!!??!!?」

転「…どんな状態であれ…負ける気はしませんよ」

転「普段からちゃんと鍛えてますし」

ギギギギ……

パキャアン!!!

ガブリエル「!??」

転「!?」

ガブリエル「割れ…た…?」

転「……今がチャーンス」スパッ

ガブリエル「…!」ハッ

パラパラ…

転「割れた刃でワイヤーをカット…と、こんなとこですか」

ガブリエル「な……」
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 18:54:53.03 ID:vafhj9FCo
ガブリエル「…なんで…なんで効かないの…?」

転「?」

ガブリエル「本気で殴って…動きも封じて…何回も斬りかかったのに…!」

転「さぁ…でも…」

転「内心、楽しいんですよね」

ガブリエル「……」

楽しい?

ガブリエル「…違う…違う…そんなの違う…普通…怖いとかそういうのじゃ…」

転「なにが怖いんです?」

ガブリエル「……」

転「…死ぬことが?」

ガブリエル「ち…違う…」

ガブリエル「違う…違うチガウ違う!こんなのおかしい!壊れてる!!!あんた…」

ガブリエル「絶対どっか壊れてるぅううう!!!」ブンッ

転「…でもやっぱり怖くないんです…」

転「追い込まれるほど強くなれる気がして…」スッ …

転「夢中になれる」

バギョォッ!!!

ガブリエル「……!」グラッ

転(渾身の蹴りだ…これで…)

転(倒れろ!!)

ドッ

転(よし…――――)

転(え)
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 18:57:24.81 ID:vafhj9FCo
ガブリエル「ふー…はー…ふー…はー…」

転「片膝…付いただけ…?」ザッ

ガブリエル「なるほど…なるほどね」ヨロッ…

ガブリエル「通りで…めちゃくちゃやるわけ…」

転「……?」

ガブリエル「聞いたこと…あるわ…」ポタポタ…

ガブリエル「あんたみたいなの…はぁ…」グイッ

ガブリエル「病気…」

転「?…私は健康です。いやあちこち痛いけど」

ガブリエル「戦闘狂(バトルマニア)…熾天使様はご自身のことをそう呼んでいたわ」

転「バト…?」

ガブリエル「戦えば戦うほど、恐怖とかそういう感情が消えて」

ガブリエル「全部、闘争心に注ぎ込まれるって」

ガブリエル「常に本能が戦いを欲してて…一度動き出したら、どんなにキツくても止まらない…」

ガブリエル「戦闘狂い…BattleManiaよ」

転「…は?」

ガブリエル「もう、たぶんあんた…激しく戦えば戦うほど」

ガブリエル「気持ちよくなってんじゃない?」

転「…訳の分からないことをゴチャゴチャとぉ!!」ビュッ!!

バキャア!!!

ガブリエル「…ぐっ!!」ビキィッ

転「私が戦闘に狂ってる!?ふざけんな!!」

ガブリエル「なんでもそうだけど中毒って…自覚ないこと多いから…」ヨロッ

転「黙れっ!!」グッ

ドゴッ!!!

ガブリエル「がふっ!!」ドサァ


転「はぁ…はぁ…はぁ…」スッ

この手は…

殴ることを欲している…?

転「……」

この足は…

蹴ることに…他者を傷つけるためだけに動いてる…?

転「…違う…」

転「私は…そんなんじゃ…」ポロポロ


ガブリエル「隙ありッ!!!」ド ドンッ!!!
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 19:01:43.87 ID:vafhj9FCo
転「……かっ…」ブワッ

ズシャアッ…

ガブリエル「……」スッ

ガブリエル「あんた…もう無理よ…


ガブリエル「だってそんな立派に…」

ガブリエル「今の攻撃さえ…無意識にガードしてた…」

転「……!」

ガブリエル「あんたはもう戦いなしじゃ生きられない…そういう体に完成しつつあるのよ!!」

転「…違う…!」ボロボロ

ガブリエル「じゃあ……せめてあたしが…」スッ

ガブリエル「あんたの闘争生涯を終わらせてあげる…」

転「はっ…はっ…」ボロボロ

違う…

私はそんなんじゃない…

私は…


…………のために…


何のために戦う?


転「……!?」


なんで?何のために?

なんだっけ?

転「はぁ…はぁ…!」


戦うために戦ってる?


転「……違うっ!!!」


ガブリエル「その体が知ってるはずよ」シュッ

転「くっ!」バキッ!!
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/04(木) 19:02:42.70 ID:vafhj9FCo
あーなんかよく分からんしガブリエル別人みたいになっちゃったしここまでにします
なんかもうまともに考えられなくなってる…

また今週
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 22:50:03.96 ID:w8t7M3kyo
ガブリエル「あはははははっ!!」ブンッ

転「!」バキッ

ガブリエル「あんたはもう駄目なのよ、おかしくなってんのよ!」

転「違…うっ…!」シュッ

ガブリエル「…はっ!」サッ

ガブリエル「こんな状態でもまだ歯向かってくるくせに…あんた、戦わない自分が想像できる!?」ガシッ

転「っ!?」グンッ

ガブリエル「出来ないでしょ!?」ググッ…

バキッ!!!

転「…かはっ!」

ズザザザァ

ガブリエル「さぁ…そろそろ楽にしてあげるわ」シャンッ

ガブリエル「車輪の刃!」ブンッ

転「!」スパッ!!

転「…はぁっ!」バキッ

ガブリエル(片方…蹴り飛ばしたっ!?)

転「……」タンッ

パシッ

ガブリエル「!まずい…!」バッ

転「あああぁっ!!」ブンッ

ガキィン!!!!

ガブリエル「また…奪ったわね…!?」ググ…

転「……っ」

ギギギゴギギギギ…

ジャリンッ!!!

ガブリエル(相討ち!?生意気な…)
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [s saga]:2011/08/10(水) 22:50:35.90 ID:w8t7M3kyo
転「くっ」ザザァッ

ガブリエル「二度も砕かせないわよ…あたしの大事な武器…」

転「…!?」ズキンッ!!

転(しまった…腕を斬られてたか…!)

ガブリエル「…ぷっ」

転「!」

ガブリエル「あはははははは!あんた、やっぱりおかしいわよ!斬られたのに、その痛さに気付くより早く反撃するなんて!」

ガブリエル「ホンっトーに戦闘に狂ってるわけ!?」

転「…違うって言ってんのに!」シュッ

ガブリエル「あはっ!」ブンッ

ガキィン!!!

ガブリエル「同じ武器同士で打ち合ったら…どっちが勝つと思う!?」シュッ!!

転「くっ…」シュッ!!

ギャリィン!!

ガブリエル「…実力、持ってるほうよ」クルッ

キンッ!!!

転(腕を掬い上げられ…ヤバ…)

ガブリエル「ほォらとどめ!!」ギュルンッ

斬速力(アクセルカッター)!!

転「……!」

ズッ…

転「ぐ…!」ギリッ

ブシュウッ!!

転「…はっ!」

グルッ

ガブリエル「!?」ガクンッ

ガブリエル(回て…!?)

転「…っああああああ」ググッ

ガブリエル(ん……)

転「吹っ飛べ!」ブンッ

ガブリエル「…!」ゴッ

ブワッ!!

ガブリエル(そ…んな)

転「うっ…!」ボタボタ…

ガブリエル(腹を抉られてるのに…腕を斬られてるのに…)

ガブリエル(無理矢…)

ドシャッ!!

ガブリエル「…く……っはぁ…!」

規格外…この女の力…!
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 23:33:43.91 ID:w8t7M3kyo
ガブリエル(何故!?)

ガブリエル(何故…これほどまでに…)

強い!?

転「はぁ…はぁ…」ポタポタ

転(腕はまだ浅いほうだ…でも脇腹は…結構ざっくり…)

転「はぁっ…!」グッ

転(耐えるしかない…)


ガブリエル(あり得ない…尋常じゃない…あんなの…)

ガブリエル(単に…肉体としての強さ…攻撃力とかスピード…そういうのはまだ受け入れられる範疇…)

ガブリエル(じゃあ…)

あの打たれ強さは何!?

ガブリエル(何発殴っても倒れない…それだけならまだ全然マシ…でも)

ガブリエル(あいつは殴られたら『最低限その倍にして返してくる』…それくらいの狂暴さを持ってる…)

ガブリエル「…なんでよ…」

ガブリエル「…なんであんたみたいなのがそんなに強いのよ!!」

転「!?」

ガブリエル「はぁ…はぁ…あんた…おかしいわよ…強い!強いのよ!異常なほど!」

転「鍛えて…ますし…」

ガブリエル「そうじゃないっ!!」

転「…!」ビクッ

ガブリエル「精神(なか)が…!」

転「……」

ガブリエル「戦うことでしか生きられない戦闘狂(バトルマニア)…あんたは…」

ガブリエル「なんでそんなに強いのよ…!」

転「………」

ガブリエル「なんのためにそんなに強いのよ!!!」

転「……………」

転「私は……」ボソッ


強くなる理由がない


ガブリエル「……は?」
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 23:34:20.39 ID:w8t7M3kyo
転「さっきあなたに言われて…ちょっと考えた…」

転「…なんのために戦ってるのか…って」

ガブリエル「……」

転「なんのためにって、そりゃ、強くなりたいからだし…」

転「さっきもそう答えようと思った」

転「でも」

転「じゃ、どうして強くなりたいのか…その答えが出ないんです…」

ガブリエル「……!」

なぜ強くなりたいか?

誰かを守れるように・憧れのあの人を越えたくて・主に尽くす・何かを支配したい・世界最強を目指して

すべてが遠い!!

転「強くなる理由なんて…私にはないんです…」

ガブリエル「……どうかしてる」

転「…そうかも…しれないですね」

無欲な欲…

貪欲な無欲…

転「…………」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 01:01:09.37 ID:Q4c4m8Wbo
幼い頃から…『最強』が身近にいた

父ルシファル

その力で王族でないにも関わらず、魔王に成り上がった唯一の男

私はその長女

父が自らの強さについて説いたことは、一度だってなかった

でも、子は親の背中を見て育ち、直接教わらなくなって学ぶこともある


力は絶対的だ


およそ、10歳にも満たない当時の私が知るには、あまりに重すぎる事実


この世はしょせん力がすべて

いかに効率良く暴力を押し通せるか…

私は少しだけ、そんな力を手に入れたいと思ったことがあるかもしれない


三人目の妹…シロが生まれたその翌年、母が死んだ

母は悪魔でなく、脆弱な人間だ

私たちには、悪魔である父の血が、人間である母の血より濃く継がれている

脆弱じゃない

持てる力は果てしない

悪魔は皆、そうであるはずなのに…


素質はたぶんあった

私は比較的早いうちに能力を手に入れ

戦えるだけの体に成長した

学校では頻繁に戦闘訓練を行っていた

最初はみんな強い、というか、それほど大きな差はない

でもやがて…その内のいくらかは…少し多く勝ったり…大人に誉められたり…

そうして段々と、自分が強いと自覚していく

もちろん逆だっている…そういうところは変に不平等だ

私は自分が強いと思ったことは、あまりなかった

周りからは強いと言われる…でもそんなの、私だけじゃない

エレカとか、クレアとか、シェアリでさえ本当に強いと思ってる

私はそこに並んでるとは思わない

でも強いと言われる…
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 01:02:45.69 ID:Q4c4m8Wbo
ある夜…ベッドに横たわって…考えていた

『強さってなんだろう』

その時たまたま出来ていた生傷を見て、こんな傷を作ったりしないことか、と思った

違う…いくら傷が多くたって、何度も勝ってるクレアがいる

どんな技も身に付けてしまうこと?

違う…エレカは教わった技を片っ端から身に付けてるけど、でも時々負けたりする

強さってなんだろう…


この手で、なんだって掴み取れること


じゃ、私が掴みとりたいものって?

学校で周りに聞いて回った

…色々あった

私にはない、望み



理想とする姿が


私には何もない

なのにどうして

毎日ちょっとずつ、強くなっていくんだろう

鍛えることはツラいし厳しい

でも、誰かに強制されてるわけじゃない

やめたくなったらやめればいい

…私はやめられない

ツラいし厳しいから…強くなれると知っていた

それなら構わない、と思った


でもそうして得た強さは、何も目指していなかった


目標がないのに努力できる


たぶん変わってる

私はなんかちょっと変なんだろう
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 01:08:08.38 ID:Q4c4m8Wbo
二年前…人間界で、男さんに出会った

彼と一緒に、天使と戦った

上級悪魔ロキとも

私はあのとき初めて…身の危険を振り払うために戦った

勝ち負けが命に危害を加える戦い


そりゃ勝つしかない…


命を失う可能性がある限り、戦って、勝ち続けるしかない

そこで、鍛えた甲斐があったものだ、なんて思う

じゃあ、そのために鍛えていた?

違う

たまたま蓄えていた力が役に立っただけ

強くなるのと、戦いに勝つことは別だ

勝つために強くなってるわけじゃない

強いから、戦いに勝てる


私の強さって、どこから来てるんだろう?

そしてどこに向かってるのだろう


スタートとゴールのないすごろくをやってるみたいだ

いつの間にか始まっていて

サイコロを振って、出た目の数だけ進んで

時々止まったり、戻ったり

その時は悔しいな、って思うけど

スタート地点もゴール地点もないから

行くも戻るも、曖昧なままで

でもきっと総体的には、ちょっとずつ進んでる

このすごろくは、何か事情があってゲームから抜けない限り

延々と、死ぬまで続くんだろう


なんと無為な生涯…

目標を持たず、ただ黙々とやれることだけをこなしていく

スパートをかけるタイミングなんてない

ただ、この身が危うくなったら、その都度本気を出して

それ以外はグータラしてる

それはもう、妹たちも心配するくらいに

私は半端なのだ

強くなろうとする一方で、目指してるものが何もない

だからただ、戦うことだけでなんとか保ってる

…気がしてる、だけで

本当はギリギリなのかもしれない
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 01:22:09.09 ID:Q4c4m8Wbo
転「…どうせ…ギリギリなら…」

転「いつ倒れちゃってもいいように…」

転「ギラギラ生きてるのが…いいと思うんです」スッ

ガブリエル「…何の話よ」

転「私には何もない」

転「だからこそ…」

転「なんとか後悔だけはしないように、やっていくんです」

ガブリエル「死ぬまで?」

転「…死ぬまで」

ガブリエル「その場しのぎでずるずると!!」ブンッ

転「…!」バッ

ガキィン!!!

転「何が悪い!」ググツ

ギャリリリッ

ガブリエル「つまんないんじゃないの!?そんなの…退屈すぎて死にたくなるわ!!」タンッ

斬速力(シャリングアクセル)!!

転「退屈しのぎの相手なら…いるじゃないですか」サッ

ガブリエル「ち…!」クルッ

転「……あなたとか」

ガブリエル「…!?」ピタッ

転「…はぁっ!」ドゴッ

ガブリエル「ぐ…うっ!」ガクンッ

こいつは…

戦うことでしか生きられないんじゃない

生きてく手段に戦いを選んだ…

依存ではなく、利用?

ガブリエル「…冗談じゃないわよ…!」

ガブリエル「あんたの退屈しのぎの相手なんかぁああああああ!!」ブオンッ!!!

転「……」

強くなることに理由がいる

それが普通だって言うんなら私は

転「戦闘狂(バトルマニア)…なんでしょうね」ブンッ

ガブリエル「…!」

バキィン!!!

ガブリエル(…あ……)

転「今度は…ずいぶん硬い刃でしたね」

カランカラァン…
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 02:07:30.40 ID:Q4c4m8Wbo
ガブリエル(自分が戦闘狂と、認めるなんて…)

ガブリエル(…確かに認めろ認めろと攻めたのはあたしだけど)

ガブリエル(こいつやっぱり違う)

熾天使様と!!

『目標のために戦い続ける』熾天使様

『目標がないから戦い続ける』こいつ

まったく別でありながら、同じ戦闘狂…

奇妙な対比…

ガブリエル(そう…こいつはおかしい…普通じゃない…)

ガブリエル(危険過ぎる!―それも)

ガブリエル(これからさらに、その度合いを増していく…!)

ガブリエル「ここは一つ…あたしの命を賭けて…」ズズッ

ガブリエル「潰しておこうか!」ズオオオオッ

転「!…四本腕…しかもさっきより大きくなってる…?」

ガブリエル「あんたは熾天使様の計画の危険要素!!今さらだけど理解したわ!必ず、ここで止める!」

転「…最初からそのつもりだと…ね」スッ


ガブリエル「…『豪神(ユクレンシー)』!!」

転「…来い!最後の勝負だ!」


ザンッ!!

ガブリエル「…必★殺…」ググッ

土竜星・無獄潰し(メテオモール・スクラジェン)!

ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!


転「……」ゴクッ

転(四本の腕による、高速のラッシュ)

転(臆したら、負けだ…必要なのは)

転(目を逸らさないこと)

ギリギリまで…

ドドドドドドドドドドドド!!!!

後悔しないように

ドドドドドドドド!!!!

ガブリエル「流星群の如く無数の拳で!潰しに潰してあげる!!!」

転「…無数じゃない…腕四本で四発…」ジッ…

フッ!!!

ガブリエル(……え?)

避けてる?二発…

転(…二発までは避けられる…でも)

転(残りは絶対に無理。だから)

もう避けない

ゴッ!!!
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 02:11:06.12 ID:Q4c4m8Wbo
転「!!」ブシュッ

ガブリエル(!…当たった!しかも怪我してる脇腹に!)

転「……!」グラッ

転(ヤバい…死ぬほど痛い…)

けど…

ガブリエル「化け物退治もこれで終わりよ!!」

グオオッ!!!

転(残り一本は…)スウッ

『仮想解束』!!

ズンッ…

転「…はぁ…」スッ

ガシッ

ガブリエル「……!?!?」

転「…このままァ…」ググッ…

ガブリエル(え…!あたしの腕を支えに)

転「ああああああああああああ…」グイッ

ガブリエル(逆立ち!?)

タンッ

ガブリエル「…え…」

飛んだ…?

転「……」フワッ

転「ああああああああっ」グルグル

転「ああああああああああああああああああああああああっ!!」グルンッ!!

転「テンコぉお…」ブンッ

バキッ

ガブリエル「ぐっ!」

転「おおおおおおおお…」ブンッ!!

ガブリエル「!?」バキッ

転「おおおおおおおおおおおお」ブンッ

ガブリエル「なっ…!」ガッ

転「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ブンッ

ガブリエル「ちょっ…」ベキッ!!

転「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…」ブンッ

ガブリエル「まだっ…!?」バキャァ!!

転「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」

バキッ ビシッ ドガッ ゴキッ

ガブリエル「!!!!????」ブシュッ

転「っっ……」フワッ…


転「墜撃脚(ドロップキック)!!」ズドォ!!!!


ガブリエル「……!!!」ゴフッ
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 02:15:10.58 ID:Q4c4m8Wbo
転(…9発の浴びせ蹴りに…とどめのドロップキック…計10発の本気の蹴り…!)

ガブリエル「………」ヨロッ…

転「…倒れろっ!!!」

ガブリエル「………」ガクンッ

転「…!」ベシャッ!!


グラッ

ガブリエル「……」

ドシャアア…


転「…ど…うです?」

転「鍛えてるって…言ったでしょ」ニヤッ


四大天使『豪神』ギルシウス・ガブリエル

ドロップキックにより気絶(ダウン)
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2011/08/11(木) 02:19:38.20 ID:Q4c4m8Wbo
今日はここまでにします
テンコVS四大天使ガブリエル、終了です

最後の蹴りは『テンコ墜撃脚(ドロップキック)』って名前が付いてますが
「テンコおおおお…」って伸ばしてる間に考えたのかもしれません

次からは…またしても別サイドに軸を移すことになりそうです
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/08/11(木) 03:44:55.09 ID:4eOe1PrR0
乙です!
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/08/12(金) 06:52:01.38 ID:MrrmpEQAO

 乙
  乙
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 22:05:13.61 ID:w2+gwzxlo
スレ建てて二年です。昨日気づきました
特に語ることはありませんが、とりあえず次スレまで行くことは確定です
あいかわらずののんびりペースをお楽しみください…
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 22:08:05.26 ID:w2+gwzxlo
転「ふー…」トサッ

転「……」チラッ

ガブリエル「……」

転「…起きませんよね…さすがに私ももうこれ以上は…」

転「ちょっと休みますか…全身あっちゃこっちゃ痛いし」スリスリ

キラッ

転「……」スッ

転「…指輪…父さんの」

転「いったいなんのつもりでこれを…」

転(っていうか…)

転「無事なのかな…クロ…イン…シロ…」

転「エレカはあのとき、私の指輪と引き換えに助けると約束した…けど…」

転「うーん…」

転「…ま、考えても仕方ないか…」ゴロン

転「……お」

ヒラヒラ…

転「蝶だ。こんな寒いのによく…」スッ

クロ『黒き胡蝶の舞い(バタフライズ・ダーティ・エフェクト)!!』バサァ


転「あーもう!私の脳内で飛ぶなクロっ!」ガバッ

転「……大丈夫かなぁ。本当に。心配だ」

転「考えても仕方ないとは言え…妹だもんなぁ、気にするなっていうほうが無理ですよ」

転「……よし」

転「黄の城に行く…エレカにリベンジして、勝つ」

転「そしたら、妹たちに会おう。胸を張って。うん、それでいい」

転「…私の望みなんてそれでいいんだ!」

転「もう少し休んだら、行こう、黄の城」

転(……)

転(そうだ、黄の城に行くんだ)

転(今度は一人で、自分の足で)

転「…ポチくん」ボソッ


誰かの力を借りなきゃ 戦えない


転「……私ってそういう頼りないものだと思ってたんだけどな…」

転「戦闘狂(バトルマニア)…か」
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 22:45:06.92 ID:w2+gwzxlo
まさかの1レス終了とは大誤算です
明日やります
本当にすいません!
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2011/08/17(水) 01:18:00.85 ID:/sP6ngLJo
あわてないあわてない
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/17(水) 23:33:40.73 ID:BAaYBpOCo
四大天使ギルシウス・ガブリエルの
敗北は、開戦してから三時間が経った頃だった

この間、他の天使たちはどうしていたのだろうか?


セラフィム(熾天使・第一位)
ケルビム(智天使・第二位)
スローンズ(座天使・第三位)
ドミニオンズ(主天使・第四位)
デュナメイス(力天使・第五位)
アルカイ(能天使・第七位)
ミカエル(四大天使・第八位)
……以上7名は、黄の城に向かい進行中

エクスシアイ(権天使・第六位)
ラファエル(四大天使・第八位)
ウリエル(四大天使・第八位)
ガブリエル(四大天使・第八位)
……以上4名は、既に死亡及び戦闘不能の状態


PM 2:36

セラフィム「駄目か」

デュナメイス「どうかしたのかよ」

セラフィム「ガブリエルがやられた」

ドミニオンズ「あの女が?へぇ、案外早かったね」

セラフィム「四大天使もこれで…残り一人。ミカエルだけだ」

スローンズ「………脆弱」ボソッ

セラフィム「……」

ケルビム「珍し『イナ』…お前がそこま『デ嫌悪感ヲ顕』にするとは」

セラフィム「当たり前だ…四大天使…強いだけのお前らとは違う」

セラフィム「この俺が信頼するに価するはずだった」

ケルビム「だ『ガ敗』れ『タ』」

スローンズ「敗者に…同情するなんて…不快」ボソッ

セラフィム「…その通りだよ。だからこそお前らに」

セラフィム「過剰な期待をせざるを得ない…このままじゃ『つまらない』からな」

アルカイ「戦闘天使たちもそろそろ本格的に戦い始めたのでは?」

セラフィム「…さぁ…どうだか」


戦闘天使及びその部下たちは、襲撃場所を指定されていない

各々好きなようにせよ、と

だがしかし、彼らの攻撃対象は自然と集中する

赤の城

青の城

そして、黒の城こと

元魔王・ルシファル邸…


829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/17(水) 23:55:33.49 ID:BAaYBpOCo
PM 2:47

黒の城

クロ「……来てる」

クロ「来てるわ!もう目で見える距離にいる!」

ルシファル「……そうか」

クロ「…どうしてそんなに落ち着いてるの!?天使よ!?天使が来てるの!!」

ルシファル「…分かって…いたからかな」

クロ「……父さまっ!私だってバカじゃない!…この間言ってた『大きな事件』って!これのことでしょう!?」

クロ「どうして天使が今さらやってきたの!?何が起こってるのよ!!」

ルシファル「……」

クロ「父さま!どうして何も言ってくれないの!?一昨日も勝手にどこかに行ってたわ!それも関係あるんでしょ!?」

ルシファル「……いいのかい」

クロ「な…何が?」

ルシファル「…お前にすべてを知る覚悟があるのかい?」

クロ「…聞かなくちゃ…分からないわよ…」

ルシファル「……いや、まだ駄目だ」

クロ「!?ど、どうして!!」

ルシファル「お前をシャルと同じ目に遭わせるわけにはいかないんだ」

クロ「…ね、姉さまが関係あるの?」

ルシファル「……」

クロ「答えて父さま!!!」

ルシファル「……」

ルシファル「…『兵器』と…『戦争』だ」

クロ「…え?」

ルシファル「この地獄は今…最大の危機に瀕している」

ルシファル「はっきり言えるのはそれだけだ」

クロ「…どういう…こと…?」

ルシファル「百聞は一見に如かず…お前もすぐに…否応なしに知らされるさ」

ルシファル「私としては、なんとしても止めたいんだがね」

クロ「?…なに…?何を言ってるの…?」

ルシファル「…部屋に戻りなさい。心配しなくても、あの天使たちがこの城を襲撃する恐れはない」

クロ「…父さま…」

ルシファル「…クロ、これ以上私は何も話さないつもりだ…」

クロ「それならそれでいいわ。でも私は…」

クロ「あなたの娘よ」

ルシファル「……」

クロ「こんなとこでじっとしてられるほど、大人しい血じゃないの」

ルシファル「…なら、どうする?」

クロ「……親子喧嘩って…もしかしたら初めてかしら」スッ

ルシファル「!……」ピクッ
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/17(水) 23:59:11.07 ID:BAaYBpOCo
コンコン


クロ「!」

ルシファル「…入りなさい」

ガチャッ

シロ「……」スッ

ルシファル「シロか。どうしたんだい?」

シロ「…こわいの…」

ルシファル「なにが?」

シロ「外…いつもとちがう…」

ルシファル「……」

シロ「どうなってるの…?」

ルシファル「…シロ。大丈夫だよ。クロと一緒にいなさい」

クロ「父さま…!」

ルシファル「…間違っても…私と戦おうなんて思うんじゃない」ボソッ

クロ「……」

シロ「……お姉ちゃん…?」

クロ「…部屋に戻りましょう、シロ」

シロ「……」

シロ「…うん」


ギィ…


ルシファル「……」


バタン


ルシファル「…ふ」

ルシファル「まさかあの子が…力ずくで私から情報を引き出そうとするとは…」

ルシファル「…強い子になったものだ」

スッ

ルシファル「……迷わせるのは簡単だが…迷うのは難しい」

ルシファル「クロ。お前に答えが出せるか?」
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 00:20:44.34 ID:daP39jFZo
シーーーーーン……


無音の空間

広いだけのこの部屋は

まるで僕の心みたいだ


イン「………」


こうして、ベッドの上で座っている


それしかすることがない

それ以外に何もできない


僕はいったいなんなんだろう?


イン「………」


記憶喪失…

僕の記憶はすっぽり抜け落ちてると、お医者さんは言ってた

抜け落ちたのは記憶だけじゃない

心だ

こんなに、からっぽになってしまって

もう、僕には何もない

何も………


イン「………、」

ゴソッ

この傘が、何か大事なものだって言うのは分かる

でも、何でこんなボロボロの傘が大事なんだろう?

バサッ

イン「…焦げてる」


思い出せない

僕はこの傘を持って

どこで何をしてたんだろう


イン「……別に、いいや」

ポスッ


壁に掛かった一枚の写真


背の高い女の子と、小さい女の子と、その間くらいの大きさの子

そして、僕

この人たち、誰だろう

思い出せない

なのにどうして

イン「涙が…止まらないよ…」ポロポロ
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 00:21:34.38 ID:daP39jFZo
キィ…


イン「!」ハッ

クロ「…イン、起きてたの?」

イン「……」コクン

この人は僕の姉だそうだ

黒い髪が綺麗で、服も真っ黒で、まるで影みたいだ

クロ「お腹空いてない?」

イン「…大丈夫、です」

クロ「……そう」

少し悲しそうな顔してる

やっぱり、記憶をなくす前の僕とは違うんだ

だからがっかりしてるんだ…

クロ「…ねぇ、イン?」

イン「な、なに…?」

クロ「……」キシッ

ベッドに腰かけてくる

柔らかそうに髪が揺れた

クロ「私はあなたのお姉ちゃんだから…あなたのこと、絶対に守るわ」スッ

ナデナデ

イン「……」

撫でてくれる

優しい手つきで

クロ「いま…姉さまはいないから…」フワッ

イン「……あ」

ギュウッ

クロ「絶対に…守るからね…」

イン「……」

あったかい

でも、震えてる

イン「……うん」

ちゃんと、分かってる

この人は、僕の大事な人だったんだ


ただ

まだぼんやりしてる…
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 00:41:53.36 ID:daP39jFZo
クロ「……イン…」ギュウッ

イン「……」

クロ「……ん」スッ

イン「……もう、いいの?」

クロ「ええ…でも、あなたのこと抱きしめるのなんて、久しぶりだったから…」

クロ「思ったより、大きくなってたのね」

イン「…分かんないや……」

クロ「…そうよね」

トスッ

クロ「!」

シロ「…シロもぎゅーってして…!」

クロ「…いつの間にいたの?まったく…」ヒョイッ

クロ「ぎゅーっ…」

シロ「……」

この子は僕の妹だって聞いた

僕とすごく仲が良かった、って

クロ「…あなたはいつまでもちっちゃいわね」

シロ「そんなことないよ!シロもちゃんとおっきくなってるよ!」

クロ「ふふっ…そうかしら?」

イン「……」ジッ

イン(…ん…?)

あの子のポケット、光ってる?
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 00:44:12.39 ID:daP39jFZo
イン「あの…」

クロ「?」

シロ「?」

イン「その…ポケット…」

シロ「えっ?」チラッ

クロ「光ってる?」

シロ「あっ!」スッ

クロ「どうして光ってるの?…箱…」

イン「…箱…?」

シロ「たぶんね、お姉ちゃんにくっついてたから、お姉ちゃんの『きおく』を読みとろうとしてたんだよ」

クロ「無意識のうちに能力を使ってたの?」

シロ「でも、シロが読まなかったら、こうしてるあいだはずーっと箱の中に入ってるの」

クロ「へぇ…不思議ね、シロの『バイ・セカンド』…」

イン(…記憶を読み取る…?そんなことができるんだ…)

クロ「…ねぇ。これ、どうしたら中を見られるの?」

シロ「分かんない…」

クロ「え?」

シロ「だってシロ、自分じゃこれ使えないの」

クロ「どうして?あなたの能力でしょ」

シロ「でも、使おうとしてできたこと、ないよ」

クロ「じゃあいつ使えるのよ」

シロ「今みたいに、ぎゅーってくっついてたとき?」

クロ「少し不便ね。使える機会も少なそうだし…」

シロ「すぐ使えるようになるもん!」

クロ「いいのよ、あなたはのんびりで。2年前…6歳で『バイ・セカンド』を習得した。それだけで十分すごいんだから」

シロ「そうなの?」

イン「……」

そうか。この子は、僕の妹はすごいのか

クロ「だって私が『バイ・セカンド』を手に入れたのは13歳のときだし…」

シロ「じゃあ、シャルお姉ちゃんは?」

クロ「姉さまは…10歳のときだったかしら」

シロ「じゃあシロすごいんだね!!」


イン「……」シュン

楽しそうだなぁ…
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 01:03:46.95 ID:daP39jFZo
イン「…………」ウトウト…

シロ「お姉ちゃん」

イン「ふぇっ、え?あれ?」

シロ「寝るときはお布団かけなきゃダメだってクロお姉ちゃんが言ってたよ」

イン「ぼ、僕、寝てた?」

シロ「寝そうだったから起こしてあげたの!」

イン「…ありがとうね」ナデナデ

シロ「……う」

シロ「う…うぅ〜…」ポロポロ

イン「…!?」

シロ「やだよ…やだよ…お姉ちゃん…」

シロ「このままシロのこと分かんないまんまなんて、やだよ…」ポロポロ…

イン「……」

そうだ…僕の記憶は…

この子にとっても大事なんだ…

シロ「うえ〜ん……」ポロポロ

イン「……」スッ

ギュウッ

シロ「…う…?」ポロポロ

イン「ごめん…ね」

イン「今はまだちょっと…君のこと思い出せない…」

イン「でもこうやって、君を抱きしめて、一緒に寝ることはできる」

イン「記憶は…ないけど…」

イン「少しでも君が…寂しくないように…」

イン「君の好きだった僕になるから…!」
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 01:05:22.48 ID:daP39jFZo
シロ「…違うよぅ…」

イン「…え?」

シロ「シロ、お姉ちゃんのこと嫌いなんて言ってないもん…」

シロ「ずーっと大好きだもん…!」

イン「……!」

シロ「でも…今のお姉ちゃん、ぜんぜん元気ないから…」

シロ「こんなの、お姉ちゃんじゃない、って…」

イン「……」

イン「……それじゃあ…」

ゴシゴシ

イン「…いーっ…」

シロ「?」

イン「もうちょっと、笑ってみるよ。君のために」

シロ「……ぷっ」

シロ「あははははは…!お姉ちゃん、変な顔…!」

イン「…へ、変じゃないよ…!」

シロ「変だよー!にらめっこしてるみたい!」

イン「……くっ」

イン「ふふふふっ…にらめっこじゃないよ、笑ってるだけ…!」

シロ「……!」

シロ「そっちのほうが、いつものお姉ちゃんらしいよ!」

イン「…うん」


そのまま僕と彼女は、くっついたまま眠ってしまった

二人で寝るとあったかい

少し懐かしい感覚だと思った


ポッ…


布団の中で箱が光っていることに、僕らはまだ気づかない
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/18(木) 01:06:39.64 ID:daP39jFZo
今日はここまでにします
今回はどっちかというと日常パート系でしたね
でも次からは戦闘ラッシュ再開です
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/08/18(木) 01:51:14.11 ID:WPaXqERU0
乙。
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [下から数えたほうが早いってどういうことよ]:2011/08/19(金) 21:53:28.46 ID:XY6G3IbIo
書けそうなので書きます
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/19(金) 23:13:14.85 ID:XY6G3IbIo
一般の悪魔と、襲撃する天使

それらの抗争があらかた過ぎ去ったその地域を

ひたすら走る二人の天使がいた

男(戦闘天使α)「はっ、はっ、はっ…」タタタタッ

隊員2「はぁっ、はぁっ…」タタタタッ

男「もうっ…結構走ってる…よなぁっ」タタタタッ

隊員2「そう…ですねっ…」タタタタッ

男「少し休まないか…!?」タタタタッ

隊員2「…隊長!勘違いされないように!確かに悪魔との遭遇がたまたまないとはいえ、これは戦争!休んでいる暇はないんです!」タタタタッ

男「っ…そうだよな…悪い…」タタタタッ

隊員2「……ですが」ユルユル…

隊員2「もう二時間近く走っている…このまま馬鹿みたいに走り続けるのもよくないでしょうから」ノロ〜ッ

隊員2「休みましょう」ピタッ

男「休みます!」ピタッ


男「…なぁ、俺たち今どこに向かって走ってるんだ?」

隊員2「そうですね…方向的には…」バサッ

隊員2「…青の城…」

男「……」

隊員2「えっ!?なんで『知らないなぁ』って顔してるんですか!?」

男「えっ、いや…」

隊員2「三つの王族…地獄の支配者ですよ!」

男「青の城…三つの王族…」

男「!聞いたことある!あいつが変える前に話してくれた…」

隊員2「か、変える前?とにかく、常識でしょう」

男「ちなみに今…ここの王って誰なんだ?なんか跡継ぎが女の子しかいないみたいなこと聞いたけど」

隊員2「……隊長、大丈夫ですか?」

男「…いや…これは…き、君の知識を試そうと思ってだな…」

隊員2「…現在のこの地獄の王…魔王は」

隊員2「先日就任したばかりの…黄の王、エレカ・グロード・アステリスです」

男「エレカ!それも聞いたことある!」

隊員2「あの、僕の知識を試したんじゃなかったんですか…?」

男「じゃあそのエレカが、この地獄で一番偉くて強いんだな」

隊員2「いえ、確かに彼女は偉い。魔王ですからね。だから熾天使様が直々に排除しに向かっている…」

隊員2「しかし、一番強いというわけではないでしょう。僕はまだ彼女の戦闘を資料でしか見たことがありませんが」

隊員2「最強は、かつての魔王『黒王ルシファル』です。それは間違いありません」

男「ルシファル…ルシファル…」

男「テンコたちの親父…!?」

隊員2「彼の子供まで存じているのですか。よく敵を調べていらっしゃる」

男「…そうか…あいつらがいるんだ。この地獄に」

隊員2「?……」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/19(金) 23:14:00.34 ID:XY6G3IbIo
隊員2「た、隊長、やっぱり変わりましたよね…?」

男「え?」

隊員2「いえ、隊長の部隊に配属されることは前々から決まっていましたので、あなたのことを少し調べていました」

隊員2「実力は確かだが、戦闘天使になったばかりというだけあって、まだ精神的な弱さが見られる」

隊員2「資料にはそう書かれていました」

男「しょ、所詮は資料だろ?」

隊員2「…そういう反応をされる方だと思っていなかったのです。なんというか、とても余裕があって…おおらかと言うか…」

男「……」

隊員2「あ、いえっ、別に悪く言っているのでは…」

男「なぁ、お前さ」

隊員2「は、はい…?」

男「名前、なに?」

隊員2「……れ、レトルです」

男「だよな!?だと思った!」

隊員2「???」

男(実は知らなかったなんて言えねーよ)

男「レトル君!君ももっと気持ちに余裕を持たなくちゃ、いざというときに実力を引き出して戦えないぞ!」

隊員2「え?な、なんですか?急に…」

男「…深い意味はない…かな」

男「……」

男(こいつ、なんだろう)

男(あいつらをごちゃまぜにしたみたいだ)

男(インみたいに真面目で、シロみたいに無垢で、でもクロみたいにちょっと棘があって)

男(テンコみたいに、敬語…?)

隊員2「……?」ジッ

男(しかも、顔もなんかちょっと可愛」ハッ

男「違うッ俺にそんな趣味はないっ!」

隊員2「!?」ビクッ

男「……行くか、そろそろ」スッ


ズドッ
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/19(金) 23:34:18.50 ID:XY6G3IbIo
男「……は?」

レトル「……え」

ドオオオオオオ…

レトル「光の矢…?まさか…」

ヒュウウウウウ…

レトル「!いけない…!」バッ

装改甲羅(ソウカイコウラ)…

レトル「巨化甲羅(キョカコウラ)!」ボンッ

ズドドドドッ!!!

男「!??」

レトル「…ふぅ…間に合った…」

男「……な…今のは…?」

レトル「また…王族護衛隊の…」

男「!センリとかいうやつか…!」

男「また俺たちを…いや、その割りには雑なやり方だ…周りもあちこち射たれてるし」

レトル「…ということは…単純に、何発もの矢を掃射した?」

男「のかな?」

レトル「しかしあの男…もう一般の天使は狩り終えたはず…熾天使様の狙いもそれ(時間稼ぎ)だったのに」

レトル「もしかしたら…戦闘天使以上の天使と交戦しているのかもしれません」

レトル「四大天使とか…中位三隊が動いてもおかしくない相手だ…!」

男「……おっさん、大丈夫かな」

レトル「!隊長!まだゼルガさんのことを…」

男「…分かってる!」

レトル「……なら…」

男「でもやっぱり…気になるんだよ…もしかしたらもうやられてるかもしれない…相手は4人だし…」

レトル「……」

男「そんなの気にしてる場合じゃないのは分かってるんだ…分かってる…」

レトル「…王族護衛隊隊長…彼が本格的に戦っているということはもう」

レトル「悪魔たちも本当に本気を出してきたのかもしれません…」

レトル「ゼルガさんも…あの4人に加えてさらに敵が増えたら…」

男「……」グッ…

レトル「戻りましょう」

男「…え?」

レトル「今すべきでないことかもしれない。でも」

レトル「今しなくては後悔するかもしれない」

男「…お前…」

レトル「こればかりは、隊長のご判断にお任せせざるを得ません」

男「……おっさんの…意思には背く…けど」

男「助けにいこう」

レトル「…分かりました。すぐに向かいましょう」

レトル(しかし既に二時間近く経っている…急いで戻っても一時間はかかる…間に合うのか…?)
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/19(金) 23:57:09.46 ID:XY6G3IbIo
あ…れ…?
全然書けなかったぞ…?

今日はここまで…に…します…?
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/20(土) 00:06:10.79 ID:BVSltCr2o
あ、最後に一つ

男…というより戦闘天使α部隊の隊員レトル君の能力ですが

能力名な『装改甲羅(ソウカイコウラ)』
天使ですので能力はこれ一つですが
これはいわゆる武具生成能力
効果が複数あり、自由に使い分けることができます

@『固駕甲羅(コカコウラ)』…もともと硬い甲羅をさらに硬化し、盾として使用する
A『巨化甲羅(キョカコウラ)』…甲羅を巨大化させ、規模の大きい攻撃を防ぐ。目一杯大きくすれば、非常用のシェルターにもなる
B『降下甲羅(コウカコウラ)』…甲羅を上空から落とし、その重量で攻撃する。どこから落とすかは指定できるが、範囲はだいたい目の届く距離まで

こんな感じです
まだあるかもしれません
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/08/21(日) 06:24:51.38 ID:ehQ3v3TAO
乙 乙
 乙
乙 乙 
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/28(日) 23:00:55.16 ID:zIj+5+kbo
タタタタタタッ

男「こっちでッいいんだよなっ!?」タタタタ

レトル「分かりません!とりあえず来た道を戻ってるだけです!」タタタタ

男「とにかく急ぐか…!」

ギュンッ

レトル(隊長そんなに飛ばしたらすぐに…)

男(体が軽い…あれだけ走った後なのにまだこんなに速く走れる!)

レトル「隊長っ」

男「なに!」

レトル「ゼルガさんなら負けませんよ!」

男「だったらいいけど!」

レトル「だからバテない速さで…」

男「いや急ぐ!」

タタタタタタタタ

レトル「…ああ、もうっ」

ギュンッ


?「今のは確か戦闘天使αとその部下レトル」

?「なぜ黄の城のほうから走ってきた?」

?「…逃亡、か?」

?「すぐに連絡だな」



別の場所

『おそらく彼らの進行方向的に、鉢合わせるかと…』

「…ふむ…それはそれは…逃亡者だったら大問題だね」

「熾天使様に背く者は、たとえ戦闘天使であれ、それ以上の位であれ、早急に始末しなくてはならない」

「この護聖白天(ホワイトガーディアンズ)隊長、イルマ・スールキシルがね」

?「隊長!」

イルマ「…なんだ?さっそく二人を見つけたか?」

?「いえ、それが…先ほどから大きな力がいくつか…」

イルマ「……天使か悪魔か、どちらだ?」

?「どちらもです…」

イルマ「……なんだと?」


ズンッ


イルマ「…!?」バッ

?「!こ、これは…」

岩壁に穴…!?

イルマ「今…何かが物凄い速さで通っていったな。光線か、その類いが…」

?「…光線…ということはもしかして…」

イルマ「……あの二人か」
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/28(日) 23:35:57.99 ID:zIj+5+kbo
また別の場所

「なぜだ…なぜあれほどの力を…」


「だから言ってるじゃねぇか。今のは全部『お前の力』だ」

「僕らはそれをそのまま使ってるだけなんだよ」


ジーク「…センリ…厄介だぞ、こいつら」

センリ「ああ、まさか俺の矢が完封されるとはな」


中位三隊
第四位、主天使シャウラ・ドミニオンズ

第五位、力天使ガンダル・デュナメイス

ドミニオンズ「王族護衛隊ってのも案外大したことないね」

デュナメイス「こんなんに負けた前任どもが情けねぇな」


センリ「ガキが。嘗めた口を利きやがる」

ジーク「だが…《天》九階位とやらも今日で終わりだ」



遡ること数十分前

熾天使セラフィムが、四大天使ガブリエルの敗北を知った直後のことであった


アルケイ「戦闘天使たちもそろそろ本格的に戦い始めたのでは?」

セラフィム「さぁ…どうだか…」


ボッ


アルケイ「……あ?」

ケルビム「…攻撃『サレタ』か…」

スローンズ「……速い…」ボソッ


セラフィム「危ない危ない」シュウウウウ

セラフィム「…周りにはそこそこ気を張ってたんだけどな…」

セラフィム「…どこに…いる?」グルンッ

セラフィム「……」ギョロ

スローンズ「…来た」


ギュアアアアアッ


ケルビム「……矢『カ』?」

セラフィム「見た感じはな。さて…」

セラフィム「頼むぞお前ら」


デュナメイス「やっと俺らか」

ドミニオンズ「待ちくたびれたよ」
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/28(日) 23:39:44.14 ID:zIj+5+kbo
ドミニオンズ「『封吸笏(ふうきゅうしゃく)』…」スッ


フシュッ…


デュナメイス「…どうってことねー攻撃だな…返すか?」

セラフィム「まだ、いい」ザッ

ケルビム「…どうす『ル気』だ?」

セラフィム「待ってやろう」

セラフィム「向こうの意図が次で分かる」

セラフィム「俺を直接狙ってくるか」

セラフィム「はたまた他所を狙ってくるか」

シーン……

デュナメイス「……」

ドミニオンズ「……」

チカッ

スローンズ「……前者」ボソッ

セラフィム「っぽいな」


ギュオオオオオオオッ!!!


アルケイ「さっきより速いっ…」

セラフィム「敵、確定か…ドミニオンズ」

フシュッ!!

ドミニオンズ「…ガンダル、今度は返そう」チョンッ

デュナメイス「くくっ、待ってたぜぇ…」コォォォォ

デュナメイス「裏写(りしゃ)…弾(だん)ッ」

ズギュウウウウウウウン

デュナメイス「…おし、どーだ?」


ドゴォオオオン


ドミニオンズ「…止められたね」

デュナメイス「ま、そりゃそうだ…目視できねー距離だからな…」

ドミニオンズ「……どうする?セラフィム」

セラフィム「…お前らに任せる。別に放っておいてもいい。…が」

セラフィム「これ…なかなか強そうだな」

デュナメイス「…やったろうじゃねぇか」

ドミニオンズ「どうせ黄の城まで行っても、あんたたちがほとんど倒しちゃうだろうしね」

ケルビム「……」

スローンズ「……」

セラフィム「……じゃ、よろしく」


ドミニオンズ&デュナメイス『了解』バッ
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/08/29(月) 06:36:25.04 ID:A7oElsXAO

 乙
  乙
   乙
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 22:00:13.87 ID:yMolbWPAo
そして此処に至るのだが…


センリ「…三発…どれも手応えがない。まして反撃までしてくれるとはな…」

ジーク「直接叩きに行くか?」

センリ「いや、たぶん来る」

ジーク「……」スッ

センリ「……」ジッ…


ザッ ザッ……


ジーク「…あれか」

センリ「……だな」


ザッ…


フッ


デュナメイス「『待ち』かよお前ら」シュンッ

ジーク「!」

デュナメイス「余裕だなぁオイ!」ブンッ!!


ガキンッ!!!


センリ「騎士の銀凱(レアメタル・アームズ)…」ピキピキ

デュナメイス「…あ?」

センリ「勢いよく飛び出したはいいが」ガシッ

センリ「遅すぎるぞ」ブンッ

ドシャアッ!!!

デュナメイス「……!」ブッ


ジーク「……なるほど、陽動のつもりか」

ジーク「お前らも二人で闘るようだな」クルッ

ドミニオンズ「あ、バレた?」シュッ

ジーク「ああ。なんたって」ガシッ

ジーク「遅すぎる」ギュルンッ

ドミニオンズ「!」グルンッ

ジーク「寝ていろ小僧」ガシッ

グシャアッ!!!
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 22:01:14.92 ID:yMolbWPAo
デュナメイス「……」

ドミニオンズ「……」


ジーク「三人目まではいないようだな」

センリ「さっさと片付けるぞ…『バイ・セカンド』」ガシャンッ

デュナメイス「……おい」

センリ「……」キュイイイイイン…

デュナメイス「射たないほうがいいぜ」

センリ「知らんな」ドシュン

ボシュッ

ジーク「……!」

センリ「おい…」

ドミニオンズ「……」キュウウウウ

センリ「防いだのか?今のを…」

ドミニオンズ「そうだね」キュウウウウ…

ジーク「その小物…厄介そうだな」
ブンッ

ドミニオンズ「遅いよ」チョン

デュナメイス「だから射つなっつったのにな」コォオオオオオオ

ジーク「!」バッ


『離射弾(りしゃだん)!!』


ボッ!!!!


ジーク「……」シュウウウ…

デュナメイス「ははっ。焦げただけかよ。すげーぜあんた」

ジーク(光線か…?)
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 22:01:47.28 ID:yMolbWPAo
デュナメイス「……おい、シャウラぁ。こいつら堅ぇぞ」

ドミニオンズ「知らないよ、ならもっと強い攻撃を使ってもらえばいい」

スッ

センリ「……なんだお前らは?」

ドミニオンズ「…?それは名乗れっていうこと?」

センリ「…天使には…いろいろ階級があるだろう。お前らどれだ?」

デュナメイス「俺は第五位『力天使』だ」

ドミニオンズ「僕は第四位『主天使』」

センリ「四位に五位…か」

ジーク「一度倒してる…ということは二代目だな」

デュナメイス「!?一度倒しただと…?」

ドミニオンズ「…まさか」

センリ「心配するな」ヒュバッ

ドミニオンズ「!」

センリ「次の代と戦うことはないだろうからな」ブンッ

ドギュウッ

ドミニオンズ「……!?」ググッ

センリ「今度こそ滅べ九階位」

ドゴォン!!!!

デュナメイス「シャウラ!」

ジーク「なに余所見してる、お前もだ」ググッ

デュナメイス「!」

ジーク「防げ。痛いぞ」シュッ

デュナメイス「はや…」

バゴォン!!!

デュナメイス「がはっ!」ドサァ

ドミニオンズ「ぐ…!」ズザァ


センリ「気のせいか?お前ら…」

ジーク「前代より弱くなってるぞ」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 22:31:37.59 ID:yMolbWPAo
ドミニオンズ「…く…」

ドミニオンズ(前任を倒した二人…聞いている…王族の飼い犬)

ドミニオンズ(しかしこんなにも…こんなにも強いとはね…)

ドミニオンズ「…ガンダル!」

デュナメイス「…んだよ…」

ドミニオンズ「今のは防げなかった…たぶんこの先もいくらか食らうと思う」

デュナメイス「…だったらどうするよ」

ドミニオンズ「食らってもとりあえず殴るよ」

デュナメイス「…つまりいつもと一緒ってことだ」

センリ「喋ってる場合か?」ガシャン

センリ「ずいぶん焦ってるみたいだな」キュウウウウウウン…

デュナメイス「そっちこそ…焦ってるだろ」

センリ「……」ピクッ


裁きの光矢(ジャッジメント・レインボー)!

ピカッ!!


デュナメイス「…おお…こりゃ綺麗だな」

ドミニオンズ「当たれば穴だらけだろうけど」

デュナメイス「だったらどうするよ」

ドミニオンズ「やれやれ…」スッ

ドミニオンズ「全部止める」ブンッ

ギュパパパパパパパパパパパパ!!!!!!

ジーク「!」

センリ「これしきで防ぎきったつもりか!?」ドギュギュギュギュ!!

ドミニオンズ「多いね…ガンダル!もう無理!」チョンッ

デュナメイス「これだけやりゃ十分だろ」スッ

『離射分弾(りしゃぶんだん)』

ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン!!!

ボボボボボボボボボボボボ!!!!

センリ「…!」

ジーク「すべて打ち緒とした…!?」
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 22:39:41.32 ID:yMolbWPAo
デュナメイス「おい、こっちはまだ残ってんぞ」

センリ「なに?」

『離射弾』!!

ボッ!!!

センリ「…どういうつもりか知らんが…」

センリ「俺には効かんぞ!」

デュナメイス「いや効く。効かないわけがない」

ドンッ!!!!

センリ「……」ザザァッ

センリ「……ふん…」

センリ「痛いな」ジンジン

デュナメイス「だろ?」

センリ(この鎧を纏っていれば大抵の攻撃はシャットアウトできる)

センリ(ましてや実弾ではなく、こんな光線…)

センリ(効かないはずだろうが)

センリ「俺になにかしたか?」

ドミニオンズ「いやいや何も…」

デュナメイス「『俺にこんな攻撃効くわけない』ってか?」

センリ「……」

デュナメイス「そんなことはねぇんだよ…ただあんたは知らないだろ」

デュナメイス「自分の力を」

センリ「なに?」

デュナメイス「自分の拳で、全力で、自分を殴ったことがあるか?」

センリ「……」

デュナメイス「ないだろ?」

センリ「無いな。だが…」

ギュンッ!!

デュナメイス「!!!」

ドミニオンズ(速い…間に合わない!)

センリ「お前みたいなのは全力で殴る」ブンッ

ドゴォォン!!!

ドミニオンズ(重すぎだろ…!?)

ドミニオンズ「ぐおぁ…!」ズザァ
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 22:56:12.51 ID:yMolbWPAo
ジーク「…たぶんセンリはもうしばらくあいつを殴るぞ」

ドミニオンズ「!」

ジーク「その間に確認しておく。あの光線は俺たちの攻撃の力をそのまま利用しているんだな」

ドミニオンズ「…もう気づいたのかい?」

ジーク「お友達のヒントで思い出した。さっき食らったあの一撃、センリの矢を受けたときの傷みそのままだ」

ドミニオンズ「……」

ジーク「そしてお前が持ってるそいつは…俺たちの攻撃を吸収する」

ドミニオンズ「その通り。封吸笏は触れた攻撃の威力を吸い取る」

ジーク「……ネタが知られたんだ、もっと焦るなりしてみろ」

ドミニオンズ「知られる分には構わないさ。大事なのは」

ドミニオンズ「どう突破するか?だよ」

ジーク「……泥仕合になりそうだな」ズズズ…

『雄々しき黒山羊の猛進(カプリス・エス ・インペトゥス)』

ジーク「だが久々に全力で暴れられるのは、少し嬉しいぞ」ニィ

ドミニオンズ「うん…僕もそう思うよ…」


ドミニオンズの言う通りなら、本来この「二人を分割した戦い」は非常に不味い

ドミニオンズとデュナメイスにとって…だが

ドミニオンズが吸収し、デュナメイスが放出する

この単純なプロセスも、二人が分割されては形を成さない

つまりこの1対1の戦いは、センリとジークにとって望ましいと言えよう

ただしこの時

ドミニオンズもデュナメイスも、自分が不利だと思うことはまったくなかった

それは彼らが己の能力ではなく

単純な力に自信があったからだ
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 23:05:05.27 ID:yMolbWPAo
ドミニオンズ「君のその姿、ずいぶん凶悪そうだね」

ジーク「化け物じみてるだろう。見た目も」

ジーク「そして強さも」

ゴウッ!!!

ドミニオンズ「…封吸笏(ふうきゅうしゃく)」

ボギュウウウ…

ドミニオンズ「いいねッさっきの数倍強い!笏を通じて伝わるよ!」

ジーク「止められるだけ止めておけよ」ググッ

ドドドドドドドドドド!!!!

ドミニオンズ「一発でももらったら終わりってこと!?」

ギュババババババババババババ!!!!

ジーク「そうだ」

ドンッ!!!!!

ドミニオンズ「…!」ビリッ

ジーク「さぁ吹っ飛べ」

ズズ…

ドミニオンズ「…大丈夫、ちゃんと止めてるからね…」

ジーク「二歩ほど下がった。完全に吸収しきれてないようだな」

ドミニオンズ「…目ざとい」

ジーク「俺は目がいい」

ドミニオンズ「眼帯してるくせに」

ジーク「山羊は目が悪いからな」

ドミニオンズ「どっちかはっきりしてよ…」

ズドンッ!!

ドミニオンズ「…!!」ズズゥ

ジーク「お前がはっきりさせてくれ」

ドミニオンズ「強いよ君は!今まで戦った誰よりも強い!」

ジーク「…いや、それはたぶんお前が経験不足なだけだ。俺より強いのはいくらかいる」

ドミニオンズ「例えば?」

ジーク「……」スッ

ドミニオンズ「…彼が?」
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 23:12:42.59 ID:yMolbWPAo
デュナメイス「ぐおおおおおおお!?」

ドドドドドドドッ!!!

センリ「よく避けるな」

デュナメイス「ギリギリだぜ!?」

センリ「そうか」キュウウウウウウウン…

センリ「ならもっと増やす」

ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

デュナメイス「…多すぎんだろぉ!!」

センリ「悪いな」

パパパパパパパパパンッ

センリ「…なに…?」

デュナメイス「…こっちこそ、『悪いな』だ」シュウウウウ

デュナメイス「避けるだけじゃなくて、弾くこともできる」

センリ「光の矢を素手で…面白いことするじゃねぇか…」 キュウウウウ…


ビシュンッ!!

デュナメイス「……」スッ

クルンッ

センリ「!」

ボッ!

デュナメイス「分かったか?」

センリ「能力の類いじゃないようだな」

デュナメイス「その通り、これは技術だ」

デュナメイス「力の向きを読んで」

デュナメイス「別方向から力を掛けて流す…」

センリ「…お前、武術家か」

デュナメイス「家はいらん。長けてるだけだ」

デュナメイス「熾天使様は俺たちに、能力に頼らぬ戦いをしろと言った」

デュナメイス「だから俺は武を極めた」

センリ「武を極める…簡単には吐けん台詞だろうが…試してやる」

デュナメイス「俺は強いぜ。来な」


この時

おそらく矢を放ち続ければ常に優位でいられたセンリを

デュナメイスは武の戦いに持ち込んだ

この戦いに、もはや有利不利など無意味なのだ
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 23:41:57.30 ID:yMolbWPAo
二週間も空いちゃってすいませんでした
今日はここまでです

地獄でもトップクラスの実力を持つセンリとジーク(能力発動状態)を相手に素手で闘うドミニオンズとデュナメイス

うーん、こうやって書いてもやっぱり強そうに思えない…
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/11(日) 06:34:01.72 ID:4okouYfAO
乙!
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/11(日) 06:34:34.17 ID:4okouYfAO
乙!
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/11(日) 06:36:15.44 ID:4okouYfAO
乙!
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/11(日) 06:52:04.73 ID:4okouYfAO
乙!
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/18(日) 23:09:38.17 ID:synJYj+Oo
「落ちない」とは言うものの
下がりすぎてて怖いage

たしばらくしたら書きます
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2011/09/19(月) 00:08:51.24 ID:sjDB6Za5o
しばらくしたらと言ったらいつのまにか日が変わる、それが俺!
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 00:29:26.17 ID:sjDB6Za5o
デュナメイス「いいよな悪魔は…能力二つまで持てるってんだからな」

センリ「…お前たちには無い進化だ」

デュナメイス「進化か。確かにそうかもしれねぇ」

デュナメイス「だがな…俺にはこの肉体がある!それで充分!お前らとは対等以上だ!」

センリ「そうか。ならさっさと打てばいい」

デュナメイス「…潰してやるよ。行くぜオイ!」ジャリッ

センリ「……」

デュナメイス「おらっ!」シュッ

センリ「…!」バッ

パンッ!!

センリ(破裂音…なるほど、チンピラの喧嘩式(ケンカスタイル)ではこんな音は出せない)

デュナメイス「止めても痛いはずだぜ!」ギュバァッ

センリ(身のこなしも良い)

デュナメイス「おらァ!」ブンッ

センリ「……」スッ

ドパンッ!!!

センリ(……だが)

ガシッ

デュナメイス「!」

センリ「肝心の威力が足らんようだな」グイッ

ブォン!!!

デュナメイス「また投げ…くそぉっ!」バッ

デュナメイス「ぐっ!!」ズシャアッ

センリ「お前はたいそう…自分の腕に覚えがあるようだが…」

センリ「そう思ってるのはだいたい自分一人だ」ヒュッ

デュナメイス「ちっ!」ゴロンッ

ドゴォン!!

デュナメイス「…な…地面が…!?」

センリ「不確かな実力だな。お前の強さなど俺にはまるで見えてこない」

デュナメイス「……」ギリッ

センリ「弱いぞお前」

デュナメイス「ナメてんじゃね…」ヒュバッ

センリ「それはそのままお前に返す」グッ

メキャアッ…

デュナメイス「……!!」

センリ「俺と対等以上だと?…ナメるな。本当に」
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 00:51:21.30 ID:sjDB6Za5o
ジーク「可哀想にな彼…おそらくセンリの片膝つかせるくらいはやれると思ってたんだろうが…」

ジーク「残念ながら全然届かない。壁は高いぞ」

ドミニオンズ「……」

ジーク「もっともお前も似たようなものだがな」ブンッ

ドミニオンズ「ぐっ!」バキッ

ジーク「……なぜ攻撃を吸収しない」

ドミニオンズ「武で戦う…ガンダルがそう決めたならこちらも合わせなくちゃならない」

ジーク「能力の所為か?難儀だな…」ビュッ!!

ドミニオンズ「そうは思わないけど」パシッ

ジーク「……なに…?」

ドミニオンズ「僕たちが本当に口先だけの雑魚だったら…この階位は嘘になる」ググッ

ジーク(…防いでいる…なぜだ?…ここに来て急激に力が増した)

ドミニオンズ「分かるかな」スッ

ジーク「…!」

ドミニオンズ「何も知らない人から見れば、ただの錠剤」

ジーク「強迫薬か…!」

ドミニオンズ「さすがに知ってたか…そう、これは肉体改造のための薬『強迫薬』」パク…

ドミニオンズ「の、さらに効き目を増したもの!!」ゴクンッ

ジーク「……」

ドミニオンズ「ふー…君たち悪魔は肉体そのものを弄って怪物を生み出そうとしてたそうじゃないか」

ジーク「強化型(レア・スタイル)のことか?」

ドミニオンズ「こっちはそれを外部からの薬物投与によって簡易化させた…!」グイッ

ジーク「……!」パッ

ドミニオンズ「さぁ本当の武を見せてやろう!」グオオッ!!

ジーク「…要するに、だ」

ド パァン!!!

ジーク「ドーピングで勝とうと言うわけだな」シュウウウウ

ドミニオンズ(…そんなバカな…強化された僕の攻撃を…)

ドミニオンズ「片手d…」メキッ

ドミニオンズ「!?」ブワッ


ドゴォオオオオン!!!!


ジーク「だから高いと…そんなもので越えられる壁じゃない」
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 01:13:04.52 ID:sjDB6Za5o
ジーク「…センリ!」

センリ「なんだ!」

ジーク「こいつらは簡単だ…ドーピングで強くなってる」

センリ「ドーピング…?」

デュナメイス(…!シャウラのやつ、もう使ったのかよ!?)

ジーク「…たぶんいくら殴ろうが、無理矢理に体を動かして反撃してくるだろう」

センリ「殴った数だけ起き上がってくるのか。それは楽しいな!」

ジーク「だが使ってるのは『強迫薬』だ」

センリ「…!」

ジーク「分かるな?」

センリ「あれを使ったやつのほとんどは…理性が飛んで豹変する。そうすると少し面倒だな」

ジーク「……とにかく今までとは少し違う。持久戦に近い形になるはずだ」

デュナメイス「ベラベラベラベラうるせぇんだよ!」シュッ

センリ「……」ブンッ

デュナメイス「!?」ドゴッ

デュナメイス(カウンターの蹴り…!?速すぎんだろ…!)

ジーク「分かったなセンリ!もう後は好きにやれ!」

センリ「最初からそのつもりだけどな」ガシッ

デュナメイス「!」

センリ「おい…」グイッ

センリ「使えよドーピング。できるだけ強くなってくれたほうがこっちとしてもやりがいがある」

デュナメイス「ぶ…ぶっ殺す!」スッ

パクッ

デュナメイス「…『強迫薬』!」ゴクンッ

センリ「よし飲んだな」ググッ

デュナメイス「…!」

センリ「少しはマシになるか」ブンッ!!!

パシッ!!

デュナメイス「マシになったろ?」ニィ

センリ「……やっぱり駄目だな」

センリ「ただの突き一つ止めた程度で浮かれてちゃあ…」

センリ「たかが知れる」シュッ

ズンッ!!

デュナメイス「が…!」メシッ…

センリ「俺が爪先まで力を集中させてる一方、お前は腹部さえノーガード…一体その自信はどこから来てる?」

ズルッ

デュナメイス「……」ドサッ

デュナメイス(なんだこいつ強すぎる駄目だ負ける)
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 01:38:05.22 ID:sjDB6Za5o
この『強迫薬』は決して使えぬものではない

例えば、ロクに運動をしない中年男に、フルマラソンを走りきってしまうくらいの力と持久力を与えるほどの代物だ

だがそれにしても埋まらない圧倒的な実力差は

やはり彼らの天性の強さが由来するのだろう



デュナメイス(クっソ無理だこいつには勝てねぇ!!)

センリ「どうした?早く起きてきてもっと強い攻撃をしろ…でなきゃ」

センリ「こっちから攻めるぞ」ブンッ

デュナメイス(やべぇえっ)パクッ

ゴクンッ

デュナメイス「うおおおっ!」バッ

センリ「文字通り飛び起きたな」

デュナメイス「はぁ…はぁ…」ザッ

デュナメイス(強迫薬二つ目!一気に力が溢れてきた!戦える!)

デュナメイス(でもそれとこいつに勝てるってことは別だ…俺じゃ勝てない!)

センリ「……」シュッ

デュナメイス(くそっなんで俺わざわざ肉弾戦なんて挑んだ!?こんなのに素手で勝てるわけねぇのによ!)サッ

デュナメイス(そもそも俺たちは二人で戦うから強いんだ!一人で戦ってもロクな力は出せないに決まってる!)ギュオッ

デュナメイス「おォらぁッ!」ボッ!!

センリ「……」シュッ

ガキッ

デュナメイス「……!」ヨロッ

デュナメイス(またカウンター…あり得ねぇ!こんな技術…こんな…こんな差…!)

デュナメイス(どうすりゃいい…どうすりゃいい)

デュナメイス「どうすりゃ勝てるんだよシャウラぁ!!」



ジーク「答えはない」

デュナメイス「!?」バッ

ジーク「残念ながら頼りの相棒も…」ポイッ

ドミニオンズ「はっ…はっ…」ボロッ

ジーク「ご覧の有り様だ」

デュナメイス「…っちくしょうがぁああああ!!!」ブンッ!!

ジーク「…怒れば強くなるのか?」スッ

パシッ

デュナメイス「……、あ」

ジーク「そういう戦いもあるが…これは戦争だろう」

ジーク「死ぬときは死ぬ。苦しむ暇も、悔やむ間も、嘆くこともなく」

グルンッ!!

デュナメイス(死ぬ…)

景色が一気に回転して

代わりに闇が湧き出した
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 02:02:23.56 ID:sjDB6Za5o
確かに誰もが…死ぬときは呆気なく死ぬ

だがその瞬間、脳の奥では数多の記憶がひしめき合う

いわゆる走馬灯というやつかもしれない


死ぬときは死ぬ…

だからこそ生きてるうちに精一杯足掻いておけ

『見苦しくてもな』


デュナメイス「……」


熾天使(セラフィム )…そうだ…俺は…俺たちは…


あんたに選ばれた『強者』なんだ!


デュナメイス「!」ギンッ

地面までの距離はわずか数十cm

わずかでもいい

みっともなく足掻けばどうにでもなる!


ズダンッ!!!


ジーク「!!」

センリ「片腕で…!」


デュナメイス「……」メキメキ…

デュナメイス「ふぅうううう……」グググ…

スタッ

デュナメイス「目が覚めたぜ…」

デュナメイス「やっぱり俺は強かった」ギロッ

センリ「目が覚めたのにそれか」

ジーク「手遅れだな色々と」

デュナメイス「いやこれが案外…やってみなくちゃ分からねぇかもな」
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 02:10:31.93 ID:sjDB6Za5o
デュナメイス「シャウラ!起きろ!」

ドミニオンズ「……?」ハッ

デュナメイス「俺は強いよなぁ?」

ドミニオンズ「…そうだね」

デュナメイス「俺たちは強いよなぁ?」

ドミニオンズ「…そうだね」

デュナメイス「いけるかよ」

ドミニオンズ「……よく分かんないけど」

ドミニオンズ「…やる気はまだあるよ」スッ

デュナメイス「体は薬で追い付かせろ」

ドミニオンズ「無茶しろって?」

デュナメイス「しなきゃ勝てねぇ」

ドミニオンズ「……」

ドミニオンズ「…だろうね」ガリッ ガリッ

ドミニオンズ「んぐっ」ゴクンッ

デュナメイス「さて…」クルッ

デュナメイス「俺の小手調べに付き合ってくれてありがとうよ」

ジーク「小手調べ?冗談にしても酷すぎるぞ」

デュナメイス「いやここからは能力を使ってもらっても構わねぇ。好きにやれ」

センリ「本気で言ってるのかお前…死ぬぞ」

デュナメイス「いいや死ぬのはてめぇらだ」

デュナメイス「強い方が勝つのが戦いだからなぁ」

センリ「武がどうのこうの…薬がどうのこうのと…散々余計なものに拘ったな」

デュナメイス「全部俺の強さだ」

ジーク「ネジが飛んだか?頭に深刻なダメージがあるようだが」

デュナメイス「お前らの頭が弱ぇんだよ」

ジーク「……」

デュナメイス「俺はこの箔がついた名前守るためなら、やれることなんでもするぜ…」

センリ「面子のために本気出すってわけか?」

デュナメイス「文句あるか?」

センリ「いや…分かりやすくていいじゃねぇか」

デュナメイス「いけるなシャウラ!!」

ドミニオンズ「オッケー…!」ニィ…
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/19(月) 02:12:22.41 ID:sjDB6Za5o
今日はここまでにします

なんかとんでもなく遅筆になってるの気がしたので、話をいろいろとはしょってしまいました
回想を飛ばしたけど、やっぱり書こうかな?
ことの次第によってはまた進展が遠退きます…
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/19(月) 07:02:53.57 ID:OELfYmTAO

873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/25(日) 23:17:52.99 ID:rMpb40Ogo
ドミニオンズ「はぁああああ……」

ドミニオンズ「……OK」

ドミニオンズ「行けるよガンダル」ニタァ

デュナメイス「おう…こっちもバッチリだ」

デュナメイス「本気だぜ」ギロッ

ジーク「俺たちは余力を残したまま倒せる相手じゃない。今更理解したのか」

デュナメイス「そうじゃねぇ」

ジーク「…なに?」

デュナメイス「てめぇらに本気出させるためだ。お互いに出し惜しみなしの方がいいだろうよ」

センリ「…ならその力で…」

センリ「本気にさせてみろ」キュイイイイイン…

デュナメイス「!」

センリ「魔帝の弓矢(アーチエネミー・ジ・アーチェリー)!」ドンッ!
ドンドンッ!!

ギュオオオオオオオオッ

ドミニオンズ「ふん…そんなもの
!『封吸笏(ふうきゅうしゃく)』!」バッ

フシュッ…

ドミニオンズ「ガンダル!返すよ!」スッ

ジーク「何を返すって?」ギュンッ

ドミニオンズ「速…!」

ジーク「雄々しき黒山羊の猛進(カプリス・エス・インペトゥス)」メキメキ…

ジーク「突角掌(せんかくしょう)!!」シュッ!!

ドミニオンズ「…封吸笏ッ!」バッ

ズギュウウウウ…

ジーク「よく反応できたな」

ドミニオンズ(ただの突きが…鋭利な角をイメージさせるほど重い!)
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/25(日) 23:18:48.52 ID:rMpb40Ogo
ドミニオンズ「っ…ガンダル!」チョンッ

デュナメイス「任せろ!裏射…」ズオッ

デュナメイス「弾…!」カッ

センリ「螺旋迎射(スパイラルアロー)!」ズドドドドド!!

デュナメイス(!細い矢が何本も捻れて…一つの矢に…!)

ボゴォオオオン!!!

デュナメイス「裏射弾を潰した…!?」

センリ「ジークの攻撃ならすべて知っている。どの程度の威力で相殺できるか…」

センリ「そしてどの程度の威力でダメージを負わせることができるか…!」キュイイイイイ…

デュナメイス(弓を上に…対空!?ちィッ!)バッ

センリ「狩猟(ハンティング・エス)!」ボッ!!

キュンッ!!

デュナメイス「…!」

ドミニオンズ「封吸笏!」フシュ…

センリ「!」

ドミニオンズ「今の僕は結構高く跳べる…ギリギリだけどね」

ジーク「なら叩き落とすッ」グオオッ

ドミニオンズ「…いいの?モロだよこれ…!」チョンッ

ジーク「!しまっ…」

デュナメイス「悪ぃな…裏射弾!!」カッ

ズドンッ!!!

ジーク「……!」ブシュッ

センリ「ジーク!」

ドミニオンズ「隙、見せちゃまずいって!」ガキッ

センリ「!」

センリ(腕…関節…!?)

ドミニオンズ「その邪魔な弓、腕後と潰す!」グルッ

ギギ…

ドミニオンズ「……!?」ピタッ

ドミニオンズ(な…!腕を取った、このまま僕が落ちれば関節が外れるはずだぞ…!)

センリ「…ガキが…軽いんだよお前…」グググ

ドミニオンズ「え…!?」
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/25(日) 23:41:17.84 ID:rMpb40Ogo
デュナメイス(腕一本であいつを…おいやべぇぞ!!)

デュナメイス「シャウラ今すぐ外れろ!」

センリ「遅い…!」ググッ

ギュルンッ!!!

ドミニオンズ「っ…!?」クラッ

フワッ…

デュナメイス「シャウラ!笏で防げ!」

センリ「遅いって言ってんだよ」ブンッ

ドゴォ!!!!

ドミニオンズ「……!!!」

デュナメイス「あんな状態から蹴りを…クソッ!どうなってやがる!!」

ヌッ…

デュナメイス「…!?」ハッ

ガシッ

ジーク「どうもこうもあるか…」

デュナメイス「!!?…お前…拳を潰したのに…」

ジーク「俺たちを嘗めすぎだ」ググッ

メキャッ!!!!

デュナメイス「……!!!」


ズゴォオオン!!!


センリ「さっき…本気にさせてみろ、と言ったが、実は俺たちは最初から加減なんかしていない」

ジーク「お前たちの態度が気に入らないからな…何度でも、真っ向から受け、潰してやってる」


ドミニオンズ「……」

デュナメイス「……」

ドミニオンズ「あはははははははは!!!」ムクッ

デュナメイス「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」ガバァ

ドミニオンズ「なるほど凄く…重い!あんな豪快な蹴りは初めて受けた!」

デュナメイス「裏射弾を拳に直撃したのに平気な顔で殴ってきやがる!あり得ねぇぜ本当に!」

ドミニオンズ「でも耐えられる!」バッ

デュナメイス「だが耐えられる!」 スッ

ジーク「…薬の効果だな…痛みにとても鈍くなる」

デュナメイス「そうだ!てめぇらの攻撃じゃ俺らは倒せねぇ!」

センリ「くだらないな…痛みに鈍くなるのと傷を追うのは別だ」

センリ「腹に穴が空けば、痛みを感じずともいずれ死ぬ」

センリ「とても…無敵とは言えんぞ」

ドミニオンズ「無敵じゃなくてもいいさ!」

ドミニオンズ「君たちを殺せればそれで十分!」ヒュバッ!!

デュナメイス「この薬は言うなれば『鞭』!どんだけ傷つこうが、無理矢理にでも体を奮い起こせば問題じゃねぇ!」ダンッ!!

ジーク「捨て身だな…どうしようもない」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/26(月) 00:09:14.36 ID:huwf9RTzo
センリ「止まらずに動き続けるか…」

センリ「なら、矢の雨の中を走り抜ける覚悟があるか?」キュイイイイイイン…

ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!

センリ「百万の鋭光(ミリオン・レインボウ)…」


ドミニオンズ「全部…止める!」バッ

バシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!!!!

デュナメイス「さっきまでの『雨』とは量が段違いだぜ!」

ドミニオンズ「分かってる!でも正確にこっちに降ってきてるのはその少数だ!」ババババババババッ

デュナメイス「ははっ!…楽しいなァ!こんな戦い!」

ドミニオンズ「余裕かましてる場合じゃない…来る!」

ジーク「直接殴ったほうが手っ取り早いな」ドンッ!!

デュナメイス「相変わらず速ぇな!どういう動き方してやがる…!」バッ

ゴキィン!!

デュナメイス(よし、止め…)

ジーク「どういう動き、だと?」ザッ…

ジーク「獣の動きだ」

ギュオンッ!!!

デュナメイス「…っ…!」

デュナメイス(一瞬ですり抜けやがった…!)

ドミニオンズ「!ガンダル!なんで止まってるんだ!?僕から離れたら矢に当たる!」

デュナメイス「え…あ…?」ギチッ

デュナメイス「!?…あ…動けねぇ!?」

ジーク「…深淵への道(ナイトメア・ロード)…俺の走り抜けた跡に残る影は…触れた者の移動を封じる」

デュナメイス(やべぇ…矢が来た…!)

センリ「……」ドドドドドドドド

ドミニオンズ「掃射で押し返すしかないッ!」チョンッ

デュナメイス「ちっ!」バッ


『裏射弾・葬撃』


ギュパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ

センリ「!」


ジーク(これだけの光線を…!?マズい…いくらセンリでもこれは…)

ジーク「間に合えッ!」ズドンッ!!!
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/26(月) 00:14:39.59 ID:huwf9RTzo
センリ「…なんて数を…これは予想外だな…」

デュナメイス「吸収した力を限界まで細分化し、一度に発射する!これが葬撃だ!」

センリ(…『百万の鋭光』は二度続けて射てん。まさかこんなところで手詰まりになるとは思わなかったぞ)

センリ「……耐えきれるか…」スッ


ドドドドドドドドドッ!!!


センリ「……」

センリ「な……」

センリ「…ジーク…!?」

ジーク「馬鹿みたいに数で押すからこうなるんだ…」ボタボタ

センリ「盾になったのか…!」

ジーク「悪いがここでお前に死なれるわけにはいかない」ボタボタ…

ジーク「この戦いですべてが終わるわけじゃないんだ…」

センリ「…だが…」

ジーク「分かってる…何発かは…当たりどころが悪かったな。致命傷だ」

センリ「……」

ジーク「『Type2』を使え。すぐに終わらせれば俺の傷だってまだ治せる」

センリ「信じられない…お前が俺を庇うなんて…今までにあったか…」

ジーク「…呆けてる場合じゃないぞ」クルッ

ジーク「『神獣化』…」グルルル…

センリ「…ああ。悪かった」

センリ『CHANGE WEAPON…T
ype2』ギュイイイイイイイン…

ジーク(……そうだな。お前を庇うなんて、初めてだ)


デュナメイス(ちっ…やっと効いたと思ったら…)

デュナメイス「どうやら向こうも本気になってくれたみてーだな」

ドミニオンズ「次に隙見せたらたぶん死ぬね」
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/26(月) 06:32:59.10 ID:iLXoTeyAO
乙 乙 乙 乙 乙
乙 乙 乙 乙 乙
乙 乙 乙 乙 乙
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2011/10/11(火) 02:14:45.81 ID:VzEGA6LS0
乙です。
更新楽しみに待ってます。
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/15(土) 22:59:55.09 ID:xBRDwWqQo
ちょうど、この話をあまり楽しくないなと思い、しばらくもう少し面白くできないか考えましたが、なかなかいいアイデアが浮かびませんでした

自分じゃ客観的にこの話を評価することができないし、もうここまで来て話の筋を変えることもできないので、とりあえず今考えてる展開のまま書こうと思ってます

今日は書けませんが明日、続きを書きます
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 16:44:05.49 ID:NMdByZGPo
思うままに書けば良いと思います!
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 00:41:24.56 ID:4RFMjbjMo
ジーク「……この姿は…」ズズズ…

ジーク「強い。強いが…理性が保たん…」

ドミニオンズ「へぇ…それじゃどうする?」

ジーク「さっさと終わらせる」グッ

ズドンッ!!!

ドミニオンズ「…!たいしたスタートダッシュだね!」

ジーク「スタートダッシュ?違うな」

ジーク「俺は『終わらせる』と言ったんだ…クライマックスダッシュだぞ」ブンッ

デュナメイス「聞いたことねぇなそんな言葉!」バッ

ドゴッ!!

デュナメイス(重い…!ガードしてもまるで意味がない!)ビリビリ…

ドミニオンズ「ガンダル!駄目だやっぱり僕が防ぐ!」

デュナメイス「の方がいいみてーだな…」

デュナメイス「……しかし」チラッ

デュナメイス「もう片方は何してやがる?」


センリ「……」ギュイイイイイイイイイン…


ドミニオンズ「『溜め』の最中だねあれは」

デュナメイス「!なるほど…でかいの一発撃つつもりか」

ジーク「それまでお前らが立っていられるか分からんがな」ドン ドンッ

ドミニオンズ(左右から一発ずつ!まず左を僕が受けて…)

ドミニオンズ「封吸笏!」スッ

フシュッ

ドミニオンズ「ガンダル!右を潰せ!」チョン

デュナメイス「余裕だぜ!裏射弾ッ!」バッ

ドンッ!!

ジーク「……!」

デュナメイス「どうだ!全力で自分を殴った感想はよ!」

ジーク「温いな…」シュウウウウ

デュナメイス「て…」

デュナメイス「てめーの拳だぜ!?やせ我慢しやがって!!」ヒュバッ!!

ドミニオンズ(飛び蹴り!?まずい!)

ドミニオンズ「近づきすぎだ!」

ジーク「そうだ…間合いだぞ」ガシッ

デュナメイス「……!」ゾッ

ジーク「何を思ったのか知らんが…あまり付け上がった真似をするなよ」ポイッ

デュナメイス「うおお!!?」

ジーク「全力の拳…今度こそ食らってみろ」ブオンッ!!

デュナメイス「っ!!」バッ

ジーク「ガードは無意味…学習しなかったか?」

ボキッ!!!
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 00:42:25.63 ID:4RFMjbjMo
デュナメイス「…っが」ブワッ

ドシャアアア

ドミニオンズ「ガンダル!」

ドミニオンズ(今の音は…!)

デュナメイス「あああああああああああっ!!?」ダラン…

デュナメイス「腕っ…砕けやがった!左腕がああああああああ」

ドミニオンズ「なっ…」

ドミニオンズ(なんだこの…怪物は…!?)

ジーク「今のは…一瞬でも俺を軽んじたお前が悪い」

ジーク「そして…」

ジーク「もう一度言わせてもらおう」

センリ「さっさと終わらせる…だな」ガシャン

ドミニオンズ「あ…あ…」

センリ「分かるだろ?ピンチだぜお前」

ジーク「俗にいう『絶対絶命』だこれは」

ドミニオンズ(なぜ…なぜこんな一方的に、圧倒的な差をつけられ、絶望的な状況に追い込まれた…!?)

ドミニオンズ(僕らは無敵だ…相手の攻撃を吸収し、発射する、鏡の如く最強の能力…なのに…)

ドミニオンズ(まるで効かない!耐久力が違いすぎる!)

ドミニオンズ(攻撃力もだ!たった一撃で、ガードしていたガンダルの腕を砕くなんて…桁違いにも程がある!)

ドミニオンズ(加えてまさかこんな…莫大な力…)

センリ「……」ギュイイイイイイイイイイイイン

ドミニオンズ(あの光は分かる!僕らを確実に消し飛ばす力を持ってる!切り札の一撃!)

ドミニオンズ(せめて…そう…さっき言ってたあの獣の理性とやらがなくなれば…なんとかなるんじゃないか?)

ドミニオンズ(いや…駄目だどっちにせよあと数発殴られれば僕は死ぬ!防ぐにしても二人相手じゃ意味がない!)

ドミニオンズ(無理だ死ぬ!詰んだ!ああああもう駄目だっクソっ何が最強の能力!何が《天》九階位!)

あの男…熾天使(セラフィム)は分かってない

この地に踏み込んだ僕らこそ淘汰されるべき存在なんだ…!

ジーク「…いろいろ考えてるみたいだが…もう無理だろう。生き残る術はない」

センリ「奇跡でも起きない限りはな…」

ドミニオンズ(奇跡…?奇跡だと…)

ドミニオンズ「そんな甘い現実なんて!奇跡なんて起き」


デュナメイス「起きる!」


ドミニオンズ「!」

ジーク「…腕を潰したんだぞ…まだやる気か」

デュナメイス「…まだやるも…何も…」グググ…

デュナメイス「これっぽっちで諦めるなんて…プライドが死んでも許さねぇ」

デュナメイス「《天》九階位第五位!力天使ガンダル・デュナメイスとしての誇りがな!」
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 00:48:40.61 ID:4RFMjbjMo
ドミニオンズ「ガンダル…!」

センリ「誇り、か…それがあれば戦えるのか?」

センリ「若いうちは誰もがそう思うもんだ。根性論というかなんというか…リアリティのない強さに頼りたくなる」

ジーク「…悪いがお前…そんなちっぽけなものを打ち砕く力が俺たちにはあるんだ」

デュナメイス「ちっぽけでも…ないよりマシだ!!」バッ

センリ「その状態で向かってくるか…大したもんだな」

デュナメイス「腕一本使えねぇだけだ!いいハンデだろ!」ブンッ!!

ジーク「そうだな…」スッ

ジーク「足掻け」ヒュッ…

パンッ!!

デュナメイス「ぐお…お…」グラッ

ドシャッ

ジーク「…センリ、もう撃てるか?」

センリ「そろそろだ。もうこいつは虫の息だがな…」

デュナメイス「誰が…虫の息だよ…」ググッ…

センリ「!」

ジーク「…しぶといな…」

デュナメイス「何度でも…何度でも…起きるぜ俺は…」フラフラ…

ドミニオンズ「ガンダル…もういい!退こう!こいつらには勝てない!」

デュナメイス「……」

デュナメイス「…いや…できねぇな」

デュナメイス「逃げるより立ち向かう方が…俺には向いてる…」

ドミニオンズ「!」

デュナメイス「そうだろ…尻尾巻いて逃げるなんてキャラじゃねぇよ…だったら潔く死んじまいてぇ」

ドミニオンズ「な…ガンダル!本気で言ってるのか!?」

デュナメイス「本気だ…つーか…そんなに逃げたきゃよ、お前一人で逃げとけ…」

ドミニオンズ「…え」

デュナメイス「セラフィムも…あの野郎もそろそろ黄の城に着くだろ…」

デュナメイス「俺たちの役目は、あの一行の邪魔をする悪魔どもの足止めだ…しかも今んとこうまくいってる…上出来じゃねぇか…」

デュナメイス「見ろよ。俺一人の前に化け物二人が突っ立ってるんだぜ…」

デュナメイス「つまりこいつら俺より弱いってことだろ?」
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 00:54:26.23 ID:4RFMjbjMo
センリ「…この状態で言うかそんなこと」

デュナメイス「足がすくんで動けねぇか?」ニヤ

ジーク「死に損ないがくどくどと…」グイッ

デュナメイス「……うぉらぁ!」グルンッ

ジーク「…!関節を…!?」ギシッ…


デュナメイス「このままへし折ってや…」ググッ…

ジーク「小賢しい!!」ブンッ!!

ドシャアアアアッ

デュナメイス「……」

ドミニオンズ「ガン…ダル」

デュナメイス「…でも…まだ…」

デュナメイス「まだちょっと食い止める必要があるな…俺はまだ死ぬには早えぇ…!」ガクガク…

ジーク「しぶとい…しぶとすぎる…!なぜこんな力を…」

センリ「…なんだこいつは…」


このときセンリが矢を放てば、目の前の半死半生の天使は呆気なく葬り去られたはずである

だがこの天使の見せるその立ち姿は…

折れた腕をぶら下げ、全身から血を流す様は…

異様な迫力を以て、センリとジークの動きを完全に止めていた

さらにそのとき、ドミニオンズは気づいた

戦ってるうちに自分達が少しずつ、少しずつ移動していたことに

そしてそこに

また別の戦闘の痕跡があったことに…

ドミニオンズ(血に染まった羽…どす黒い鉤爪…ちぎれた手足…)


ドミニオンズ(エメラルド色の巨大な翼…)


ドミニオンズ(お前はここで戦っていたのか…!)


その発見、あるいは遭遇は

奇跡と呼んで、何ら差し支えの無いものだった


ドミニオンズ「……」

ドミニオンズ「ガンダル!」

デュナメイス「…おお」

ドミニオンズ「僕は逃げない」

デュナメイス「おお…」

ドミニオンズ「まだ戦える!」バッ

デュナメイス「…おお!」


ジーク「…センリ。乗れ」

センリ「ああ…王族護衛隊最強の実力を…惜しみ無く見せてやろうか」
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 01:34:29.45 ID:4RFMjbjMo
ほぼ同時刻

セラフィム「負けるだろうなあいつらは…」

ケルビム「…『何故ソ』う思う?」

セラフィム「敵が…相当強い。見なくても分かる」

ケルビム「お前らし『クナイ』な」

セラフィム「勿論、勝ってほしいと言うのが本音だが…どうもあいつらは決定的に力不足だ」

セラフィム「こうなるともう奇跡でも起こしてもらうしかないな」

ケルビム「奇『跡ナド』…」

スローンズ「………妄言」ボソッ

セラフィム「意外と何が起きるか…最後まで分からないのが戦いだぜ」
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 01:37:26.84 ID:4RFMjbjMo
別の場所

タタタタタタタタタ…

男「はっ…はっ…」

レトル(男の戦闘天使αとしての部下)「隊長!飛ばしすぎです…!」

男「っ…」

レトル「このペースだとまたバテてしまいますよ!」

男「それは分かってるけど…でも急がないと…!」

レトル「急ぐのと慌てるのは別ですよ」

男「…そうか…そうだな」

レトル「一度落ち着いて、それからまた急いでください」

男「む、難しいな…」

レトル(でも…まさかこんなに急ぐなんて)

レトル(これならまだ間に合うかもしれない…)

ザッ

レトル「!」バッ

男「…え?」

?「戦闘天使αですね」

男「あ、ああ」

?「何故こちらに?貴方の本来行くべきは反対方向のはずでは?」

男「いや、そうなんだけどちょっと事情が…」

?「熾天使様に歯向かってまで果たす事情が?」

男「は、歯向かうとかそんなんじゃなくて…」

?「直ちに戻りなさい、今ならまだ見逃しますよ」

男「見逃すって…あんたなんなんだよ…?」

?「3…2…1…」

男「は?」

?「0…従わないのですね」

?「殺します」ジャコッ

男「マシンガン!?ちょっ待っ…」

レトル「隊長!下がってください!」バッ

降下甲羅!

?「!」ドスゥン!!

男「なっ…なんなんだよいきなり…!」

レトル「何か様子がおかしいです彼…同じ天使のはずなのに…」

同じじゃないさ

男「!?今度は誰だ…!?」

君たちは裏切り者…たった今そう判断したよ

レトル「その声は…!」


ザザザザザッ


レトル「護聖白天(ホワイトガーディアンズ)か…!」
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/17(月) 01:47:33.03 ID:4RFMjbjMo
今日はここまでにします
久しぶりに書いたのに量少なくてすいません

センリ、ジークVSドミニオンズ、デュナメイスの決着は後回しにして
次からは戦闘天使αVS護聖白天です

野良試合ですけどね…
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 19:43:06.45 ID:5+EoA2Cdo
乙っス!
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/10/18(火) 00:24:12.35 ID:KrrG9vOAO
乙!!!!
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/28(金) 23:18:05.45 ID:xNhHeV+Ho
?「いかにも…我々が護聖白天(ホワイトガーディアンズ)」

イルマ「そして私が隊長のイルマ・スールキシルだ」

レトル(厄介な奴らに捕まったな…急がなきゃいけないのに…)

男「ほ、ホワイトガーディアンズ…?」

イルマ「君も知って通り、天国の最高権力者にして絶対支配者である熾天使様の配下だ。その我々がここに来て君を呼び止めた意味は分かるね?」

男「いやあいつの配下って四大天使とか言う奴だろ、おっさんから聞いたぞ」

レトル「ちょ…隊長!?」

イルマ「……」

男「誰だよお前ら」

イルマ「…まさか我々を知らない?…いや、そんなはずない…我々の活躍はあらゆる天使が耳にしているはずだ」

男「ん…いや、ちょっと待て!ホワイトガーディアンズ…」

男「!思い出した!お前ら…あの時!熾天使(あいつに)」

男「『死ね』って言われてた奴等だな!?」

レトル(いやあれは冗談だって本人がちゃんと…)

イルマ「…そうだ…私はその隊長の…」

男「自己紹介はもう聞いたよ。どいてくれ」

イルマ「断る…なぜなら我々は熾天使様の意思に従い裏切り者を…」

男「くどい。いいからどけよ」

レトル「!?」

イルマ「……!」

男「お前らは俺を裏切り者と判断した…」

イルマ「…だからそうだと言って」

男「だったらなんだ!?」ギロッ

レトル(!た…隊長…さっきまでの表情とまったく違う…まるで別人だ…)

男「お前たち邪魔だ。どけ!」

イルマ「話を聞かない奴だ…早急に始末しなさい」パチンッ

護聖白天『はっ!』ガチャッ!!!

レトル「銃…!」

男「…話を聞かないのはお前だろ…」


男「邪魔をするなと言ってんだ!!」バッ


高気砲(エアバースト)!


護聖白天たち『……?』

ボンッ!!!

イルマ「!!」

護聖白天たち『なっ…!』

男「…撃つなら撃てよ。俺はその前にこいつを殺すぞ」
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/28(金) 23:23:28.95 ID:xNhHeV+Ho
イルマ「ぐっ…」

イルマ(か…肩を…!脅しのつもりか…!!)

イルマ「構わず撃て!どうせ何も出来ん!」バッ

護聖白天たち『りょ、了解!』ジャキンッ

男「……レトル、盾を」ボソッ

レトル「!」ハッ

レトル「…巨化甲羅!」カッ!!

護聖白天たち『!!?』

ズズゥン…

イルマ「!シェルターか…銃は効かんな」

イルマ「…潰せるか…」


甲羅内

レトル「ギリギリ間に合いましたけど…無茶し過ぎですよ隊長…」

男「…いんだ」

レトル「え?」

男「時間がないんだ…!」

レトル「!」

レトル(…それは分かってます…分かってますよ…でも)

レトル(今のあなたは僕の知る隊長じゃない…)

レトル(今日のあなたはかつての隊長とは全然違いますが)

レトル(その表情はもっと知らない誰か…)

レトル「隊長…あなたは…」

レトル「あなたは誰なんです?」

男「……!」

レトル「ずっと不思議に思っていたんです。あなたはまるで今までの記憶がすっぽり抜け落ちていたようだった」

レトル「でももしかしたらそれは…そんな記憶、あなたには元からなかったのでは?」

男「…俺は…天使だ。戦闘天使αだ」

レトル「違います…あなたは別人です。絶対に」

男「……やっぱそうだよな」

レトル「偽者…?」

男「…ちょっと違う…この体は戦闘天使αのものだ…それは間違いないんだけど」

男「中身は…俺は天使じゃない」

レトル「天使じゃない…天使ですらない!?じゃあまさか…」

男「悪魔でもない…」

レトル「…え……」

男「俺は…」

男「俺は人間だ」
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/28(金) 23:27:08.24 ID:xNhHeV+Ho
男「俺はただの人間だった…でも」

男「あいつに…熾天使に意識だけここに連れてこられて」

男「なぜかこの体に入れられた…」

男「…と、俺は思ってる」

レトル「…にん…げん…?」

男「…ごめん。隠してたっていうか、バラしたところでなんか変わるわけじゃないし…」

レトル「変わりますよ…」

男「…え?」

レトル「人間!?僕は隊長のふりした人間に従ってた!?そんなの認めませんよ!」

レトル「あなたが人間なら!いったいどうしてあんなふうに戦えるんです!?」

男「……」

男「おっさんが俺を強くしてくれたんだ」

レトル「!」

男「たぶんおっさんも…俺のこと天使だと思ってたんだろうけど…」

男「俺はたった数日だけど…おっさんのおかげで強くなれたんだ」

男「だから助けたい」

レトル「……っ」

男「でももしお前が…天使のふりしてた俺を許せないなら、それでもいい…」

男「全部終わったら、いくらでも責めてくれ」

男「だけど今はまだ…」

男「俺…『隊長』やるから…手伝ってくれ…」

男「時間がないんだ…たぶん…もう……」

レトル「…そんな顔…しないでくださいよっ…」

レトル「僕だって…分かってます…でもどうすればいいのか…」

レトル「あなたを信じていいんですか!!」

男「……」

男「…信じなくてもいいよ…でも」

男「ここで死ぬわけにはいかない」

レトル「……!」


ドゴォオオン!!!


男「!!?」
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/28(金) 23:29:00.43 ID:xNhHeV+Ho
レトル「…爆発…!?まずい、甲羅を破る気だ…!」

男「…もう…いいよこれ。解除してくれ」

レトル「戦う気ですか!相手は7人!しかもイルマの能力は…」

男「逃げるわけにもいかないだろ!」

レトル「……」ギリッ

男「時間がない…お前が嫌だって言うなら俺が内側からぶち破る…」

レトル「……隊長」

レトル「…死なせませんよ絶対に。隊長も、ゼルガさんも」

男「!」


キュウウウウウン …


護聖白天たち『甲羅が消えた!』

イルマ「……」

イルマ「!」


男「後ろ、任せるぞレトル」

レトル「僕の能力って大勢相手に使えるものじゃないんですけどね…」


イルマ(戦う気か。部下まで一緒に…)

イルマ「たかだか二人!さっさと始末してしまえ護聖白天!熾天使様の御意志だ!」

護聖白天たち『了解!撃てッ!』ジャキッ

ズダダダダダダダダダダダ!!!


男「…一つだけ言っておくぞ…俺は…」

男「その熾天使様を倒すためにこの戦争に参加した!」スッ


イルマ「!!?」


男「レトルお前は自分の防御だけしておけ」

レトル「隊長!なにを…」

グググ…

男「空気の…」

グイッ

男「壁!」


ポフッ


レトル「…え?」

ポフ ポフ ポフッ

イルマ「弾丸が…」

護聖白天たち『届いていない!?』
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/28(金) 23:33:42.96 ID:xNhHeV+Ho
バラバラバラ…

男「空座包(エアクッション)」

男「皮肉なもんだ…俺はもうただの弾丸なんてちっとも怖くない。この間までただの人間だったのにな」

イルマ(人間…?)

男「銃はもう使えねーぞ。でもわざわざ銃を使うってことはそこまで能力に自信があるわけじゃないんだろ?」

男「素手でやるか」スッ

護聖白天たち『くっ…』ジリッ

イルマ「……」パチンッ

護聖白天たち『!!』ビクンッ

男「……?」

イルマ「…いや、相手は私一人で十分だ…」ザッ

男「あんたは武器を持ってないのか」

イルマ「?武器ならあるじゃないか」

イルマ「こんなにたくさんな」パチンッ

護聖白天『……』グオッ

男「!?」

ドゴッ

男「ぐっ…た、体当たり…!?」

レトル「うわっ!」

男「!レトル!?」バッ

レトル「こ、これは…!」グググ…

護聖白天『……』ガチンガチン

レトル「噛みつく気か…!?」ググググッ…

護聖白天『』ガチンガチンガチンガチン

男「おっりゃあ!」バキィッ

護聖白天『』ドサァ

男「大丈夫かレトル!」

レトル「は、はい」

男「くそっ…」


護聖白天たち『……』ユラユラ


男「…なんなんだこいつら!今までとは明らかに違うぞ!なんかおかしい!」

レトル「当然です!彼らは意識がない」

男「…意識がない?どういうことだ?」

レトル「あの男…イルマの能力は『集団催眠』!」

レトル「長期間、催眠を掛けた者たちの意識、身体を完全に操作(コントロール)する能力です!」

男「なるほどね…あいつの武器ってのは、他でもないあの『部下たち』ってことか」


イルマ「熾天使様に逆らう者…その罪に罰を…!」ニヤァ
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/29(土) 00:20:41.60 ID:v6RsxhZ0o
男「催眠ってことは…本人を直接叩けばいいんだよな」スッ

レトル「でもあいつらがそれを阻んでくるはずです」

男「大丈夫、六人だろ。俺とお前とで三人ずつ倒せばいい」

レトル「簡単に言いますけど、結構厳しそうですよ…」

男「その辺がまだ…」

男「分かんないんだよなァ天使になったばっかだから!」ダッ

レトル「…開き直りすぎですよ!」ザッ

護聖白天たち『』ザザザザザッ

男「!動き方が普通じゃねーぞ!気持ち悪いな!」スッ

男「高飛刀(コウヒトウ)!」ブンッ!!

シュッ!!!

護聖白天『』バッ

護聖白天『!?』ズバッ

男「空気の刃だ!ガードしたら腕が斬れる!」

護聖白天『』クルゥ…

男「…?」

護聖白天『』ブオンッ!!

男「…うおっ!」サッ

レトル「気を付けて隊長!意識がないということはつまり、どれだけ攻撃を受けても『痛がらずに反撃してくる』ということです!」

男「ゾンビみたいな奴だな!でも決定的な違いが一つ…」スッ

男「高気砲(エアバースト)」ボッ

男「…×2!」ボッ

シュウウウウウウウウ…

護聖白天『……』ピタッ

護聖白天『!』ボ ボッ!!!

男「不死身ってわけじゃない!」

護聖白天『』ドサッ

イルマ(さっそく一つダメになったか…思ったより強いな。さすがは戦闘天使だ)

イルマ(だがもう片方は…)チラッ
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/29(土) 00:24:38.88 ID:v6RsxhZ0o
レトル「くっ!こいつら…」

護聖白天たち『』ブンッ!!!

レトル「一度に攻撃してくる!」バッ

ガキンッ!!

護聖白天たち『』シュッ

ガキキン!!

レトル「…防ぎきれない!?」サッ

レトル「やっぱり防戦一方じゃ駄目だ…押し潰す!」

降下甲羅!!

護聖白天たち『!』

ズシィン……

レトル「よしっ!これなら…」

レトル「!」

護聖白天たち『……』ギギギギ…

レトル「さ、三人がかりで止めて…!?」

護聖白天たち『……』クルッ

レトル(しまった…甲羅を奪われた!)

護聖白天たち『』ダダダダダダ

レトル「うわぁあああああっ…!?」

男「高気砲(エアバースト)ッ!」バッ

シュウウウウウウウ…

ボンッ!!!

護聖白天たち『!!』ブワッ

ドシャアッ

男「レトル!やっぱバラバラに戦うのはキツいぞ!」

レトル「あ、ありがとうございます…そうみたいですね」

男「……いや、待てよ」

男「あいつは催眠術でこいつらを操ってるんだよな?」

レトル「ええ、確かそのはずです」

男「それってラジコンみたいなもんか?」

レトル「…?」
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/29(土) 00:26:55.48 ID:v6RsxhZ0o
男「まぁいいやってみる!あのシェルターもう一回出してくれ!」

レトル「防御ですか?」

男「違う!俺ごとあいつらをシェルターに閉じ込めろ!」

レトル「!?どうしてそんなことを…」

男「いいから!」

レトル「分かりましたよ…!降下甲羅!」

ズズゥン……

レトル(隊長、一体なにを…)

イルマ「…クソッ!中はどうなっている!?」

レトル「!…そういうことか…!シェルターでイルマから隊長とあいつらの姿を見えなくすれば…」


男「操作(コントロール)は不可能になる!」

男「本体を見ずにラジコン動かすようなもんだ!正確に俺を狙えるはずがない!」

男「そして狭いここなら…適当に暴れてるお前らは自滅しやすくなる!視覚も今は正確に操作できてないんだろ?」

護聖白天たち『!』バキン ゴキンッ


男「袋小路だ…これでまとめて倒す!」バッ

男「無限飛刀(ムゲンヒトウ)!」ヒュン ヒュン ヒュン…

ヒュババババババババババババ!!!

護聖白天たち『…!!!』

ブシュッ!!


イルマ「!?」

イルマ(今の感覚…まさか全員やられたのか!?)


男「レトル!解除してくれ!」


レトル「……はい!」

フシュッ…

男「全員…倒したぜ…!」

イルマ(馬鹿な…こんなにも呆気なく…)

男「さて…あとはお前だけだ!」

男「自分の手で戦ったことがあるかどうかも疑わしいけどな!」ニィッ

イルマ「貴様…!この私を侮辱するか…ッ!!」
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/29(土) 00:35:55.05 ID:v6RsxhZ0o
今日はここまでにします

思ったより早く倒してしまいました
男もとにかく焦ってましたし、こんなもんじゃないんでしょうか…

男「シガンガナリタッルルラロー!!!」
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/29(土) 01:42:42.65 ID:s1Nzw8K40
乙!
今日はいつもより進んだね。戦闘面白いわ
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/10/31(月) 01:25:29.17 ID:Qk2nM85AO
久しぶり!乙!
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:09:29.82 ID:ZV1NurYmo
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903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:10:06.09 ID:ZV1NurYmo
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904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:11:05.71 ID:ZV1NurYmo
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905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:11:34.37 ID:ZV1NurYmo
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906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:12:00.69 ID:ZV1NurYmo
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907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:12:28.64 ID:ZV1NurYmo
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910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:14:15.96 ID:ZV1NurYmo
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911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:14:41.75 ID:ZV1NurYmo
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912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:15:18.93 ID:ZV1NurYmo
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913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:15:48.53 ID:ZV1NurYmo
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914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:16:39.93 ID:ZV1NurYmo
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915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:17:08.49 ID:ZV1NurYmo
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916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:17:42.45 ID:ZV1NurYmo
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917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:19:00.26 ID:ZV1NurYmo
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918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:19:25.60 ID:ZV1NurYmo
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919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:20:06.47 ID:ZV1NurYmo
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920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:20:41.49 ID:ZV1NurYmo
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921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:21:13.14 ID:ZV1NurYmo
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922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:21:45.12 ID:ZV1NurYmo
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925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:23:35.16 ID:ZV1NurYmo
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926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:24:02.03 ID:ZV1NurYmo
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927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:25:56.64 ID:ZV1NurYmo
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928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:42:30.64 ID:ZV1NurYmo
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929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:42:56.37 ID:ZV1NurYmo
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930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:44:03.96 ID:ZV1NurYmo
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933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:45:44.88 ID:ZV1NurYmo
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934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:46:10.31 ID:ZV1NurYmo
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935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:46:36.56 ID:ZV1NurYmo
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936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:47:36.54 ID:ZV1NurYmo
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937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:48:15.26 ID:ZV1NurYmo
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938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:49:06.48 ID:ZV1NurYmo
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942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 14:53:00.54 ID:ZV1NurYmo
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943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 16:14:27.95 ID:kDf0J6yOo
なんかスゲー新着レス増えてるから『誰かが誤爆したか?』と思ったのに…

何でだ!何で埋め立て荒らしが!
早く書けということか!
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/12(土) 18:44:55.34 ID:5lPghcWgo
たしかにかいてほしい
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/12(土) 22:30:33.41 ID:d6TRGPPLo
びっくりしたー
もう書き込めないかと思ったー

…二週間も放置してしまい大変申し訳ありませんでした
思ってた以上に筆が進まなかったのですが
またこんな目に遭ってはたまらんので、とりあえず書いていきます
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/12(土) 23:10:13.29 ID:ZTkR3fP/0
今思ったらレスが900行ってたんだなww
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga ]:2011/11/12(土) 23:54:31.25 ID:d6TRGPPLo
>>946
話し的にちょうど1000直前で一区切りつけて、次スレに移るつもりだったんですが…
ちょっとずれ込んでしまいそうです

イルマ(この私の駒たちが…『無感動な人形劇(コードレス・マリオネット)』が敗れるとは…)

イルマ(これはまずい…まずいぞ…)

イルマ(なぜなら私は…自力で戦い勝ったことが、一度もないからだ!)

イルマ(悔しいがこいつの侮辱は的確だった…どうする…どうする!?)


男「後はあんただけだ、イルマ!」

イルマ「ぐっ…」ザッ

レトル「待ってください隊長」

イルマ(!奴を制した…!?まさか、同じ天使として私に危害を加えるつもりはないのか…!)

イルマ(よし!助かる!助かるぞ…)

レトル「部下を倒したとは言え、油断はできませんよ…まだ彼には何か奥の手があるかも…」

男「!そうだな…慎重にならないと…」

イルマ「ふっ…」

イルマ(…奥の手だと?……そんなものはない!あるならとっくに使ってる!当たり前だろうが!)

イルマ(まずい…非常にまずい!このままじゃ本当に殺されてしまう…)

イルマ(なにか…なにか突破口は…)チラッ

イルマ「…!」

男「…本当に何もしてこないなら…こっちから行くぞ!」

イルマ「……そうはさせん!」バッ

男「!?」

イルマ(私の部下…確かこいつが…)ズザザァ

ゴソゴソ…

イルマ(…あった!もしもの時に自爆させようと持たせていたこいつがあれば…)

男「死体漁りか?趣味が悪いぜあんた!」

イルマ「!」ビクッ

イルマ「…ふん!見ろこれを!手榴弾だ!これで貴様らを吹き飛ばして…」バッ

ブンッ

男「ふんっ!」カキンッ!!

イルマ(け…蹴り飛ばし…た…)

男「奥の手なんて無さそうだぜレトル!」

レトル「みたい…ですね」

イルマ「……」

イルマ(終わった…なんということだ。この護聖白天が…)

イルマ(……いや…まだ終われない…!)
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga ]:2011/11/12(土) 23:58:38.17 ID:d6TRGPPLo
男「さぁ、悪いけど先に…」

イルマ「行かせん…」

男「!な…なんでだよ!もうあんたには俺たちを止める手立てはないはずだぞ!」

イルマ「…ああそうだ…無いとも…私にはもうそんな力はない」

イルマ「だがそれがどうした!意思は…いや、裏切り者を始末しろという神の『意志』は、依然としてここにある!」

イルマ「熾天使様が目的を達成されるまでは、私もここを退くことができない」

男「なんでだ…!」

イルマ「それが私の…我々『護聖白天』の使命だからだ!」

レトル「使命…」

イルマ「分かるまい貴様には!特に戦闘天使などにはな!」

男「……」

男「ああ分からない…分からないさ!なんたって俺は戦闘天使になったばかりだからな!」

男「だが!あんたが俺たちを意地でも通さない理由があるのと同じように…」

男「俺たちにも、意地でもここを通らなきゃならない理由がある!」

男「そういうのを押し通すのが戦いなんだろ!それぐらい俺にも分かる!」

イルマ「私はまだ負けていない!貴様らを通さない限り、永遠に敗けはない!」

男「なら倒すぞ…!」

イルマ「それでも負けぬ…!」

レトル「た…隊長…」


男「……」

イルマ「……」


男「…だいたい、な…」

男「どうしてあの男が神なんて呼ばれてる!?ただの天使じゃないのかよ!!」

イルマ「!!貴様!熾天使様を…」

男「そいつの何がそんなに偉い!」

レトル「…隊長!いくらなんでもあの方を侮辱することは許せません!発言を撤回してください!」

男「分からないんだよ俺には…なんなんだあいつ!」

男「俺がこっちに送ってこられたのも、元はと言えばあいつが寄越した『目』のせいだ!」

男「そもそもどうしてあいつは地獄に戦争を仕掛けた!?」

レトル「隊長っ!!!」

イルマ「なにも知らない、では済まされんぞ…正気か貴様!」

男「俺は人間だ!」

イルマ「…人間…!!?」
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga ]:2011/11/13(日) 00:17:10.51 ID:HgUJlgaEo
男「俺には天使のことなんて何も分からない…『戦闘天使α』の役を押し付けられてやってるだけだ!」

男「だから教えろ!あいつがすべての元凶なんだろ!?何者なんだあいつは!」

イルマ「…き…貴様は狂ってる…」

男「俺からすれば天使全員があいつを『神』呼ばわりしてることの方が、よっぽどおかしく見える!」

イルマ「なんだと…!」

男「『神』なんて軽々しく使っていいもんじゃないだろ!」

イルマ「違う!…あのお方は!最強に!神になるべくして生まれたのだ!」

男「っ…だからそこが分からないって言ってるんだよ!」

イルマ「分からぬなら分からぬまま戦え!死んでいけ!それが貴様らの役目だろう…」

イルマ「これは歴史を終わらせる戦いだ!!!」

男「……な」

レトル「…歴…史…?なんの話を…」

イルマ「……ふん」

イルマ「舐めてもらっては困るぞ…私は貴様らよりも遥かに多くの…『情報』を持っている」

イルマ「悪いがすべてを明かすことはできん…だがこれだけは教えてやる」

イルマ「あのお方を頂点として、新たな世界が、歴史が、もうじき動き出す!」

イルマ「そしてそのための道は、もうほとんど完成しているのだ…」

イルマ「だから私は貴様らを始末する!『神の道』に妨げなど…一切存在してはならない!!」

男「神の道…」

男「……」

男「そうか…そういうことかよ…」

イルマ「……!」

男「なんでわざわざあんなものを渡すのかと思えば…ふざけた奴だなやっぱり」ケラケラ

イルマ「何を笑っている!」

男「理解したんだよ…俺は…」

男「イルマ…俺は元・人間…現・天使だ」

男「どういうことか分かるか?」

イルマ「…そもそも元・人間人はどういう…」

男「俺はあいつの手によって作り出されたイレギュラーなんだよ!」

男「神の道とやらを潰す…それが俺の役目だ、そしてたぶんあいつもそのつもりで『目』を渡した…」

男「理解したぞ熾天使!!俺は…」

男「お前を倒すためにここに呼ばれたんだ!!」


イルマ「何を…!!」

男「もう一度だけ…言ってやる」



男「邪魔するな!!」スッ


ボンッ!!!!
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga ]:2011/11/13(日) 00:32:16.98 ID:HgUJlgaEo
イルマ「……!!」グラッ

イルマ(及ばなかったか…当然…だな…)

イルマ(この世は…)


この世は―


セラフィム『力がすべて。』


ドシャッ


951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga ]:2011/11/13(日) 00:38:46.46 ID:HgUJlgaEo
男「……」

男「…さぁ、急ぐぞ…もう本当に時間がない」クルッ

レトル「……う」

男「…なんか…言ったか?」

レトル「隊長…あなたは…」

レトル「あなたは敵ですか?」

男「……」

男「…少なくとも…お前の『ボス』の敵だ」

レトル「…僕は…」

レトル「僕は…たぶんあなたが…この戦争で大きく名を上げるんじゃないかと…思ってました」

レトル「でもそれは…こんな…こんな形じゃないんです…」

男「……」

レトル「悪魔を倒して…地獄を滅ぼして…それが僕たちの目的です…なのになんで…」

レトル「なんで熾天使様を倒そうなんて言うんですか…!!」

男「……だって俺は、あいつのせいでここに来ちまったんだから」

男「あいつを倒して、ケジメをつけないと」

レトル「…答えになってませんよ…!!」

男「……なぁレトル」

男「俺の名前を言ってみろ」

レトル「……隊長は隊長です…戦闘天使α…」

男「違う!!!」

レトル「!!」

男「俺は『戦闘天使α』でも『アギル・レイシュダート』でもない」

男「『ただの人間』なんだ『男』なんだ!」

レトル「……」

男「言ったよなさっき…許してくれないならそれでもいい、って…」

レトル「……っ」

男「戦う気なんだろ俺と…!そりゃそうだろうな、俺はお前の慕う『神』の敵なんだから!」

レトル「…だって…」

レトル「だって僕は天使だから…」ガタガタ…

レトル「例えあなたが相手でも!倒さなくちゃいけないんだ…!!」ボロボロ

男「……そうだな」

男「それが『普通』だ…でも…」

男「…『正解』なのは強い方…勝った方なんだよ…!」


セラフィム『ふふ…未来ある天使たち…これから俺の下で動くという上で、一つだけ言っておきたいことがある…』

セラフィム『この世は力がすべて。どんなことにおいても、正しいのは強い方、勝った方だ!』

セラフィム『お前たちは常にそこに向かって努力しろよ』


レトル「…隊…長…っ!」グッ…

レトル「……ぅぅうあああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!」 ダッ

男「……空天掌(エアクルーラー)!」スッ
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga ]:2011/11/13(日) 00:43:30.62 ID:HgUJlgaEo
今日はここまでにします
二週間空けてこれっぽっちじゃあ埋め立てられても仕方ないかも

最後のセラフィムのセリフは、《天》九階位の下で働くことになったレトル(と同じ境遇の天使たち)に対して放ったものです
決して男に向けたものではないので、ご了承を…
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/14(月) 00:59:28.48 ID:CJ35LraAO
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/14(月) 04:28:19.29 ID:/NGvKoP50
乙です!
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga]:2011/11/23(水) 22:33:49.44 ID:sZ/hM3Bko
レトル(空天掌(エアクルーラー)…空気を自在に操り、多彩な攻撃を可能にする自然操作能力…)

レトル(確かに驚異的だけど、特別に威力が高いわけじゃない…)

レトル(僕の盾なら…行ける!)

レトル「硬化甲…」

男「飛翔砲(エアジェット)!」ボッ!!!

レトル「!?なっ…」

レトル(後方に空気の爆発を…しまった、速い!)

男「…空纏殴(エアナックル)!」ギュルンッ

レトル「くっ!」サッ

ガキィン!!!

レトル(防げた!)

ヒュッ

レトル「後ろっ!?」クルッ

男「うおおおおおおっ!!!」ブンッ!!

レトル「層化甲羅(そうかこうら)!」ブゥーン…

スススススス…

男「!盾が増えた…!?」ガキンッ

レトル「ただ増えただけじゃない…これは」スッ

レトル「武器になる!」バッ!!

シュシュシュシュシュシュッ!!!

男「お…押し切る気か!」バッ

ドドドォッ

男「重いっ…!!」

レトル「まだあと三つ!」ググッ

ドドドッ!!!

男「ぐ…ああああああっ!!」ブワッ

男「!!」ドシャアッ!!

レトル「はぁ…はぁ…もういいでしょう隊長…もうこんな戦いなんて…」

男「まだ…」グッ

男「まだ始まったばっかだ!」ガバッ

レトル「…分からず屋だあなたは!降下甲羅!!」ブンッ
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 22:42:22.04 ID:sZ/hM3Bko
レトル「降下甲羅!!」バッ

ヒュオオオオオオ!!!

男(押し潰す甲羅!なら…)ススッ

男「空座包(エアクッション)で動きを止めて…」ボッ

グ…グ…グ…

レトル「無駄です!そんなものじゃ止められない!」

男「止めるのは一瞬だ!あとは…ずらす!」グイッ

グラッ…

レトル(甲羅の軌道を歪めた!くっ…すぐに回収を…)バッ

レトル(次が来る!)

男「うおおおおおおおお…」ググッ…

男「高気砲!!」ブンッ!!

シーーン……

レトル(いや…この一瞬の静寂…!ここで急いで離れれば…!)タンッ

男「!?」

ボンッ!!!

男「外れた…いや、避けた…!」

レトル「何度も見ましたからね!もうあなたの攻撃は通用しない!」ビシュッ

降下甲羅!!

男(!しまった、飛び上がった状態から…!)

ヒュオオオオオオオ!!!

男「高気…」バッ

レトル「いいんですか!その近距離で甲羅を狙ったら…」

男「砲…」

ボンッ!!!

男「……がっ…!!」シュウウウウ…

カランカラン…

レトル「自分の爆発に巻き込まれる!」

男「くそっ…」ガクン

レトル「僕が防御しかできないと思いました?残念ながら僕たち天使に必要なのは、『能力に依存しない戦い方』です!」

レトル「あなたに…この力はないでしょう!」

男「……確かに…な」ヨロッ

レトル「…?」

男「俺はそういう…あれこれ考えながら戦うってのができない…お前と比べたら遥かに程度の低いやり方しかできない…」

男「でもなレトル…お前はまだ俺の力の底を見てない!」
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 22:59:17.90 ID:sZ/hM3Bko
レトル「底…?」

レトル「あなたの攻撃なんてせいぜい10パターンもないはずですよ…!」

男「…能力の、な」

レトル「……それは、能力以外に得手があると言う意味ですか」

男「…そのつもりだ!」ニイッ

レトル「たかだか人間に!そんな力あるはずない!!」ブンッ

男「……」

男「それ…腕を降らないと甲羅を操れないんだろ?」

ズンッ

レトル「か…はっ…!?」

男「つまりちょっとした隙があるわけだ」

レトル(く…肘で…)

男「お前の言う通りだよ。俺は元々ただの人間。生身の戦い方なんてほとんど知らない…」

男「……と思ったら…大間違いだぜ」

レトル「なにを…?」

男「ふぅー…」スッ

男「はっ!」ビシッ

レトル(??なんだこの型は…空手?いや違う…八極拳?いや違う…サバット?いや違うっ…)

男「これはいわば様式美だ…意味なんてないよ」スッ

トンッ

レトル「……!!」フラッ

ザザァ…

レトル(今…何を!?なぜ僕はふらついた…!?)

男「…さすがに本で得た知識だけでダウンは無理か」

レトル「本…?」

男「…俺が独り暮らしを始めてから…お袋が俺に本を送ってきたんだ…」
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 23:02:44.79 ID:sZ/hM3Bko
男『お…なんだ?お袋から荷物…?』

男『手紙だ…へー珍しいな。こんなこと絶対しない性格なのに』


『男へ
元気にやってますか
私は最近ものすごく退屈です
きっとそっちも退屈してるだろうから、本でも読みなさい
私が読み飽きたやつだけど

追伸:ブック○フとかに持ち込んでお金に換えたりしないように… 』


男『…退屈すぎて寄越した手紙か……いやしかし…これは…』


『人体の急所まるわかり本』
『サバイバル〜熊をも倒せるワザ〜』
『戦わなければ生き残れない!リアルファイト用格闘術100選』
『強いオンナの作り方〜狙いは急所編〜

※実在するタイトルではありません


男『…他にもたくさん…どうしろってんだ』
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 23:05:37.88 ID:sZ/hM3Bko
男「…だけど俺は読んだ…ちゃんと読んで、見よう見まねでやってみた」

男「二年前…強くなりたいと思ったからな」

レトル「…本で…本で得た技なんてっ…!!」

男「そして!」ダンッ

レトル「…!」

男「言わずもがな今の俺には能力もある!」スッ

レトル(やばい『上』を取られた!さっきの僕の動きを真似たのか…!?)

男「あれこれ書いてあったけど、大事なことは結局これだ…」

男「全力でやる!…全力でッ!降り下ろすッ!」

降撃空拳(エアインパクト)!

レトル「っ…固駕甲羅!!」バッ

ゴキィイイン!!!!

男(さすがに…砕けないか…!!?)

レトル(まずい…!拳は防げても…このまま耐えきるのは…!)

男「なら…」スッ

男「もう一発!」ボッ!!!

レトル「なっ…」

男「行くぞッレトル!」ブンッ!!!!

レトル「あああああああああっ!!?」


バキャアアアアアン!!!


レトル「あ…ああ…」

男「どう…だ…」

ドサッ

レトル「くっ…僕の…僕の盾が砕けるなんて…」

レトル「く…う…ううううううう!!!」

男「……!」ハッ

レトル「まだだ!僕だって素手の戦闘訓練は何度もやった!あなたより経験を積んでるはずだ!」バッ

男「…いいぜ…見せてみろよ天使の格闘…!」ズダンッ

レトル「はあぁっ!」グッ

ギュルンッ!!!

男「!!」パァン!!

男(裏拳ってやつか…!)

ズザァッ

男(上等だ、やってやる)
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 23:10:53.72 ID:sZ/hM3Bko
男「今度は…こっちの…番だッ!」ザッ

レトル(!起き上がりが早い…何が来る!?)

男「…本にはこうも書いてあった」ボソッ

レトル「!?」

男「綺麗じゃなくてもいい、勝つためのワザを使え!」ヒュオッ!!

ザッ…

レトル「っ!!」ズキンッ

レトル(砂…!?…空気で巻き上げたのか…!)

男「隙は作った!悪いな、長期戦はキツそうなんで…もう決着だ!」スッ

パンッ!!!

レトル「え……!」カクンッ…

ドサッ

男「…気絶…成功…か」

男「顎先狙った…たぶんもう二度と…できないこんなこと」

男「……」

男「……すまん。レトル…俺だってこんな戦いしたくなかったんだ」

レトル「……」パチッ

男「!」ビクッ

レトル「……謝らないでください」

男「…いや、でも俺」

レトル「僕はあなたに負けた。それも盾を砕かれた。他に何があるんです」

レトル「…やはり素晴らしい実力をお持ちですね。隊長」ニコッ

男「…レあなたの勝ちだ。行ってください…ゼルガさんの元に…」

男「いいんだな…」

レトル「あの人を救いたいのは僕も一緒です。止めたくなかった。でも止めなきゃいけなかった。そして…負けた」

レトル「…僕はあなたに着いてきたのに…あなたの邪魔をした…」

男「邪魔なんかじゃない…俺がお前を裏切ったんだ」

レトル「……優しいな隊長は。僕なんて全然及ばない…」


……ら切りモのはシ末する


レトル「……え?」


護聖白天『裏切離者は始末すルルルルルルルルル』ガバァ
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 23:14:24.85 ID:sZ/hM3Bko
男(!しまった!目を覚ましたのか…!!)

護聖白天『ルルルルルルルルルルルルル……』ガチャッ

男(銃…!)

男「高気砲!!」スッ

男(!?…しまった!これはダメだ!爆発までにタイムラグがある…間に合わな…)


ズダンッ!!!

ボッ!!!!


護聖白天『………』

護聖白天『ルルルルぅあ……』グラッ

ドサッ


男「…んで…」

男「…何で…だよ」

レトル「ご無事ですか…隊…長……」ボタボタ…


男「なんで…何で俺を庇ってんだよ…!!!」


レトル「だっ…て…」フラッ

レトル「僕の役目…盾だか…ら…」

ベシャッ


男「あ……」

男「レトルっ!!!!」バッ


レトル「……」ゴボッ


男「レトル!しっかりしろ!レトル!」


レトル(撃たれたのは肺か…当たり所が悪かった…なぁ…)


男「レトル!血…止めるから!待ってろ…しっかりしろよ!」


レトル(だから…隊長そういうの、苦手じゃないですか…)
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 23:16:55.64 ID:sZ/hM3Bko
男「レトル…!」グッ


レトル(……)

いいんだこれで


男「レトルっ!目ェ閉じるな!レトル!」


レトル(これが…僕の…)

レトル(役目だったんだ…)


男「レトル!!駄目だ!!!!」


レトル「…ね…ぇ…さいご…に…一つ…」

男「…おい…最後って…最後ってなんだ…おい…!」

レトル「この世…は…」

男「おいレトル!!!」

レトル「何がほんとにただしくって…」ゴボ…

レトル「何がまちがって…るんだろ……」

レトル「う…」


レトル「…………」ダラン


男「………っ」

男「レト…ル…」

男「…うう…あああ…」

男「ううううううううううう……」

男「レト…ル…ごめんな…レトル…」

男「お前は…いろいろ言ってくれたけど…」

男「やっぱり間違ってるのは…俺なんだ…」

男「お前が俺のために死ぬ必要なんて、なかったんだ…」

男「ごめんな…ごめんなぁ…」

男「ううううう…ううううううううううう…」
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga sage]:2011/11/23(水) 23:20:38.84 ID:sZ/hM3Bko
今日はここまでにします

突っ込みどころが多いかもしれませんが、レトルくんは死にました
男の心ボロボロ一人旅のスタートです

なんか、クレアとノエル辺りの焼き直しみたいになってしまった…
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/23(水) 23:23:05.65 ID:P57ckiOHo
乙乙!
続き楽しみにしてますぞ

男「本で読んだ知識だ、程度が低いと思うかい?」
レトル「いいや、だが底は見えた」
ってかかなきゃいけないと思った
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道) [sage]:2011/11/26(土) 06:36:38.96 ID:C+ExtzDAO
ブック〇フは買取価格が安いからな
母の言う通り、持ち込まない方が良い
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/12/04(日) 23:15:53.17 ID:hEUHyPzto
いつ投下できるかちょっと分かりません
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/04(日) 23:22:30.48 ID:6CRL1LE3o
ちょくちょく顔出せば落ちないしいいんでない
寂しいけどな!
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/12/04(日) 23:30:16.79 ID:hEUHyPzto
あーいや、そんな大袈裟なもんじゃありません
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/04(日) 23:41:00.98 ID:6CRL1LE3o
ならいいのではないかしら
続きが待ち遠しいぜ
970 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 21:36:00.34 ID:o4JqgExeo
クリスマスまでに…書きたい…
971 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/20(火) 00:29:43.54 ID:emNkHkpao
まっとるよー
972 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/22(木) 20:08:43.83 ID:fMdCNVcPo
今日は書く!!
絶対に書く!!!!
あわよくば次スレ建てる!!!!!!
973 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/22(木) 20:09:56.16 ID:fMdCNVcPo
ってなワケでしばらくお待ちください…
974 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/22(木) 20:52:47.91 ID:riNZm95I0
なら俺は全力で待つ!全力で期待!
975 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 22:28:11.54 ID:fMdCNVcPo
〜前回までのあらすじ〜
『天獄戦争』開戦から約4時間
熾天使含む《天》九階位、依然進行中
迎え撃つ王族、ヘルアクロウズの実力者たち

そしてそんな中、男(戦闘天使α)は唯一の部下・レトルを失った
976 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 22:52:15.82 ID:fMdCNVcPo
転「……」

転「…すー…」

転「…すー…すー…」

転「…うー…ん…」ピクッ

転「……すー…」


開戦から4時間経過


男「はぁっ…はぁっ…」

男(行かなきゃいけない)

男(おっさんを…助けなきゃいけない)

男「はぁっ…!」

男「全然っ…キツくねぇよ…この程度の運動…」

男「……なぁっ!!」


レトルが死んで男は…はじめて「味方」の死に対面しても、驚くほど落ち着いていた

彼の死体は、その場に埋めた

ただ、悲しみや怒りなんかよりもっと大きな「後悔」が渦巻いていた

男(もう…死なせたくない)

一人きりで走る、ひたすらに疾走る、雪の上を滑走る

しかし体は誤魔化せても、心は誤魔化せない

男「!」ズキッ

男(……クソっ)

レトルがいたからさほど辛さを感じずに走り続けることができた…それは紛うことない事実である


だが…

そのレトルを失ったからこそ

男「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

男には遮二無二走る力があった

男(俺はいったい何のために戦ってる!?)

――熾天使を倒すため

男(あいつはなんで…俺をこの天使の体に移した!?)

――俺を試してるんだ

男(レトルはあいつを倒そうとする俺を許さなかった)

――レトルが天使だからだ

男(俺はいったいなんなんだ!?)

――今は、天使

男(………)

男(戦争だかなんだか知らないけど…)

男(俺がすべきことは二つ…)

男(おっさんを助けることと、熾天使の野郎を倒すことだ!!!)
977 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 23:03:03.74 ID:fMdCNVcPo
セラフィム「見えてきたな…『本拠地』」
※《天》九階位第一位・熾天使。すべての天使を束ねる最強の天使


ケルビム「ここま『デ我々ノ足』止めを出来た『者ハ皆』無だ『ッタ』な」
※《天》九階位第二位・智天使。セラフィムの右腕である強力な天使

セラフィム「…ここまではな。確かに順調だった。そしてつまらなかった…」


セラフィム「お前らも退屈だったろ…」ニタァ


ケルビム「全く『ダ』…」

スローンズ「……同意」
※《天》九階位第三位・座天使。ケルビムに並ぶ力を持つ女性天使

アルケイ「退屈すぎて死にそうですよ…ケケ…」
※《天》九階位第七位・権天使。階級は低めだが、地獄への浸入に一役買った優秀な天使

ミカエル「全くでございますね」
※《天》九階位第八位・四大天使の最後の一人。常にセラフィムの影に潜んでいる

セラフィム「…だがそれも、そろそろ終わる」

セラフィム「嗚呼、恋い焦がれた『兵器』はもう目前だ…」



黄の城

エレカ「…そろそろ…私も動かないと…ね」

エレカ「……ヘイセ、あれを」

ヘイセ「!…はっ、こちらに」サッ
※ポチの跡にエレカの側近になった悪魔

エレカ「…ふふ…まったく」

エレカ「まさか眼帯をつけて戦う日が来るなんて夢にも思わなかったよ」スッ…

ヘイセ「…やはり、戦いは取り止めるべきでは…」

エレカ「取り止める?…まだ分からないのかい?これは由緒正しき決闘じゃない…戦争なんだ」

エレカ「ヨーイドンなんてない…いつ誰が死んだっておかしくない…そういう戦いだ」

エレカ「そして私は…その大将」

エレカ「片目が潰れたくらいでこの地獄を手放すつもりはないさ」

ヘイセ「せめて…その傷が治ってからの戦いなら…!」

エレカ「……これは、私がシャルから指輪を奪おうとして付けられた傷」

エレカ「非があるのは私だよ」

ヘイセ(……指輪…いや)

ヘイセ(…『兵器』の鍵…まだ詳しくは聞かされていないが、いったいどのようなものなんだ…)

エレカ「………」
978 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 23:22:23.61 ID:fMdCNVcPo
ザクッ ザクッ ザクッ

男「はぁっ…はぁっ…!」

ザクッ ザクッ…

男「はぁっ…」

男(そうだ…高校ん時に持久走で…一度雪の中走らされたな…)

男(今は雪が降ってない…でも足元には積もってる…)

ザウ ザウッ

男(こんなに…キツいか…!)

ガクンッ

男「はーっ…はーっ…」

男(いくら体が強くなったからって…限界はあるよな…そりゃ…)

男「はーっ……」チラッ

男「……あ?」

男「これ…木の葉…!?なんでここだけ雪の『上』に散らばって…」

男「!」ハッ

クスハ『…葉散らす大樹(メイプル・シューター)!』シュシュシュッ!!!

男(そうだ!あの四人の悪魔の中に、木の葉を散らして攻撃してくるやつがいた…!)

男(ってことは…)バッ


クスハ「」


男(…いた!倒れてる!)ダッ

男「…おい!お前!おっさんはどこに行った!」

クスハ「」

男(完全に意識がない…おっさんはこいつを倒したんだな!)

男「残りは…どこに行っ…」


メーラー「」


男「もう一人…!こいつは確か、地割れを起こしてきたやつだ!」バッ

メーラー『大地の大欠伸(テラヨーン)!』ビキビキ…

メーラー「」

男「こいつも意識が途絶えてる…はぁっ…はぁっ…」キョロキョロ


男「!!」

地割れの痕跡!!


男「これを辿っていけばもしかしたら…!」ダッ


ザクザクザクッ
979 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 23:25:14.73 ID:fMdCNVcPo
男「はぁっ…はぁっ…!」

男(どこだ…!どこに…)

ガッ

男「!?」フラッ

男「うおっ!」ドサッ

男「っ…なん…」

ゼレーヌ『それはまぁ、冷静に考えれば分かるよね』

ゼレーヌ「」

男「三人目…!!」

男(おっさんは倒したんだ!三人…いや、たぶん…)

男「全い……」

男「……ん」


ゼルガ「」


男「あ……お…」

男「おっさんっ!!」
980 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 23:48:23.33 ID:fMdCNVcPo
男「はぁっ…はぁっ…」

男「はぁっ……!」

男「…おっさんっ!?」


ゼルガ「」

男「おっさん!おっさん!おっさんッ!」バッ

ゼルガ「」ドクドク…

男(!血…なんでこんなに…)

男「!」


キルト「」


キルト『死を覆う大鎌(デス・レス・ヘルサイズ)!』ブオンッ!!


男「最後の…一人…!!」

男「…おっさん!!おっさん!!起きろよ!起きてくれよ!」

男「おっさん!」バシッ

ゼルガ「……」ゴフッ

男「…あ…」

ゼルガ「…ぐ……」パチッ

ゼルガ「…う…?」

男「おっさん…よかった…まだ死んでなかった…」

ゼルガ「α…無事…だったのか…」

男「…敵は全員倒したんだな…!」

ゼルガ「…!」

男「ボロボロだけどあんた…勝ったんだな!?四人相手に…」

ゼルガ「……覚えて…いない…勝ったのか…?俺は…」

男「…そこにいる悪魔が…真っ二つになってる…あんたがやったはずだ…」

ゼルガ「……」

ゼルガ「たぶん…意識が飛ぶほど…力を出したんだな…」

男「…よし…」ガシッ

ゼルガ「!どう…する…つもりだ…」

男「安全な場所まで移動するぞ!」

ゼルガ「……」

ゼルガ「…安全な場所など…ない…」

男「!ど…どっかにあるだろ!」

ゼルガ「いや…ない…よく考えろ…」

ゼルガ「これは戦争…仕掛けたのは俺たちだ…」

ゼルガ「ここは奴ら悪魔の巣…入ったら最後…もう…安全な場所などどこにも…」

男「でも、このままってわけには…!」
981 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 23:51:03.58 ID:fMdCNVcPo
ゼルガ「……俺の脚…見てみろ…」

男「脚…?」チラッ

男「……!」

ゼルガ「…大鎌使いにやられた…ほとんど皮一枚で繋がってる状態だ…」

男「そんな…それでこんなに血がっ…」

ゼルガ「…この傷じゃ俺は…動けないし…もし仮にお前が…お前が俺を運び続けても…」

ゼルガ「どちらにせよ血は止まらんから、死ぬ…」

男「だったら、血を止めて…」

ゼルガ「…できないだろ…お前…」

男「……え」

ゼルガ「お前は…戦闘だけしか脳がない…非常時に味方を処置することもできない…」

ゼルガ「お前が隊長になったとき、俺はそれだけが不安だった…」

男「…なに…言って…」

ゼルガ「何も…ただ…昔のお前を思い出していた…」

男「昔の…」

ゼルガ「……がはっ!」ドロッ

男「!おっさん!行くぞ!早くここから離れて…」

ゼルガ「はっ…はっ…」

ゼルガ「…なぁ…α…」

ゼルガ「お前は…ここ数日で…変わったよなぁ…」

ゼルガ「俺がお前に対した抱えてた色んな不安…」

ゼルガ「それ全部を吹き飛ばすくらい…強くなった気がする…」

男「…俺は…強くない…」

ゼルガ「いいや…強いさお前は…少なくとももう…俺の知ってるαじゃない…」

ゼルガ「…何かあったんだろ…俺じゃ理解できないような…何かが…」

男「……!」ズキッ

レトル『隊長…あなたは…』

レトル『あなたは誰なんです?』


男「…お…俺…俺は…」

ゼルガ「…言うな。いいんだ俺は…ただ、嬉しいんだ…お前みたいな…」

ゼルガ「強い弟子を持つことができて…」
982 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/22(木) 23:54:20.67 ID:fMdCNVcPo
男「…で、弟子って…バカ言うな…」

男「俺…何にも分かんなかったんだぞ…あんたのこと…つーか今でも分かんねーし…」

ゼルガ「…だから…だ。だからよかった…。お前にまた、一からいろいろ教えてやれて…」

ゼルガ「なんだか…昔に戻ったみたいで…」

ゼルガ「だから俺は…もう…」

ゼルガ「……うぐっ…!」ボタボタ…

男「…やめろ…それ以上喋るなよ…!」

ゼルガ「…はぁ…はぁ…俺はもう…いつ死んだって構わない…」

男「ふざけんな!!!死ぬなんて…冗談じゃねぇぞ!!」

ゼルガ「いいじゃないか…お前は…強くなったんだ…何度も言って悪いがな…」

ゼルガ「弟子が強くなる様を見届けて死ねる…俺はこれ以上に幸福な死に方を知らん」

男「ふざけんなって言ってんだろ!死ぬなよ!まだ俺はあんたにお…」

ゼルガ「…なぁ、α…いや、アギルよ…」

ゼルガ「お前は…この戦争が終わったら…きっと大躍進するぞ…超大物だ…」

ゼルガ「お前は生き残る…気がするからな…」

男「俺じゃない…おっさんが生き残らなきゃ駄目なんだ…!」

ゼルガ「いいんだよ…俺は…」スッ

男「!」

ゼルガ「鬼面斧…」ガシャンッ

男「…お…おい…おっさんあんた…まさか…」

ゼルガ「α…なぁα…俺は…」

ゼルガ「お前の強さを…誇りに思うぞ」ブンッ

男「おっさ」


ザクッ


男「……」

男「あ…ああ…ああああ…?」


ゼルガ「」ドクドク…


男「あぁあああああああああああああああ!!!」


また…死んだ…

もう誰も死なせないって、決めたのに…


男「うぅううああああああああああああああああああああああああ!!!!」
983 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:07:00.96 ID:U+h8X/vDo
死んだ――

誰も死なせない

そのつもりだったのに

レトルもおっさんもいない

どうしてこんなことになった

俺はどうすればいい?

もう何もできない

強い隊長?

強い弟子?

違う、俺は無力だ

しょせん形だけの天使だ

もう駄目だ―これは戦争、俺もすぐ死ぬ

おっさんも生き残れなかった

全部なくなっちまう

俺が

俺という存在が

消えてなくなる

死ぬ――



男「ああああああああああああああああああああ!!!!」


男の自我はその時まさに崩壊寸前にあった

天使の体を無理矢理動かしてきた『ただの人間の心』は

その脆弱さをむき出し、音を立てて崩れはじめていた


ああああああああああああああ

おっさんは死んだ!

こんな戦争さっさと終わればいいのに

ああああああちくしょうちくしょうチクショウ!!

早く俺をもとに戻せ糞天使!!


もはや狂人一歩手前の彼の…その意識を引き戻したのは

足音ひとつだった


ザッ
984 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:12:23.98 ID:U+h8X/vDo
ザッ


男「……」


ザッ


男「……だ」


ザッ


…誰だ…


ザッ


誰が来た…


ザッ


男「……」

悪魔か?天使か?


ザッ


男「…もう…関係ねぇよ…」


ザッ


男「全っ…員…」

全員 ぶっ殺す!!


ザッ


男「……おっさん」

男「あんたの斧に付いてる般若の面(それ)…借りるぞ」スッ


ザッ


男(来い…姿見せた瞬間に顔面吹き飛ばす!)


ザッ


男(来い…)


ザッ


男(来い!!)


ザッ


?「……」スッ
985 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:15:00.83 ID:U+h8X/vDo
男(来た!!!)

男「くらえ…!高気(エアバー…」バッ


男「……」


男「え?」


一瞬、周りにあるものすべてが動きを止めた

風も、傷口から流れる血も、激しい疲れを訴えて震えていた脚も、命の鼓動も

涙さえも


男「……」


こいつは知ってる

誰よりも会いたかったんだ

なのに今は


…誰よりも会いたくなかった


男「テ、ン…」



テンコ

なんでお前に会っちまうんだ?


986 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:20:23.81 ID:U+h8X/vDo
転(…叫び声が聞こえてきたから来てみれば…)

転(組織(ヘルアクロウズ)のメンバーが倒れてる…)

転(今、私の目の前に立ってるこいつがやったのか…?)


男「……て、ん…」


転「天使か…!」バッ


男「!?」

男(…そうか…)

男(今の俺は天使…この姿じゃ面を取っても分からないか…)


転「……」

転(しまった…動くとまだ…さっきの奴(四大天使ガブリエル)との戦いの傷が痛む…)

転(こいつが誰だか分かりませんが…)


男「…いや…」

男「いいんだ…もう…」

男「こいつは…敵なんだ…」


転「…私が少し休んでる間にも事態はどんどん酷くなってるようなので…」


転「さっさと倒させてもらいます」スッ

男「ただ、殺すだけだ…!」ザッ
987 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:35:11.05 ID:U+h8X/vDo
基の城へ続く道

セラフィム「……基の城まであと少し…だな」

ケルビム「これで我々の『悲願ガヨウ』やく果た『サレル』」

スローンズ「……兵器」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

基の城

エレカ「…まだ事が始まって…数時間しか経ってない」

エレカ「でも、すべてはもう終わりに近づいてるんだ」

エレカ「ここに集う者たちすべてが、私に何を与えてくれるだろう…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

黒の城

ルシファル「さすがにこの時期は…日が傾くのも早い…」

ルシファル「闇と滅亡…どちらに蝕まれるのが先か…」

クロ「父さま!」ガチャッ

ルシファル「そんなに慌ててどうかしたのか…」

クロ「朗報よ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

シェアリ「クレア…もうそろそろ歩けるんじゃありませんの!?」

クレア「……さぁな…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゼクト「そろそろあいつも…修行の成果、とやらが出始めたか?」

ゼクト「…俺ものんびりしちゃいられないな」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

シオン「黄の城まで…ずいぶん呆気なく来れたが…」

シオン「他のメンバーがいない…まさか私が一番乗りかね?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

セラフィム「さて…」バサッ


セラフィム「神話の続きを綴ろうか」
988 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:38:53.81 ID:U+h8X/vDo
第三章  完


天獄戦争  未完
989 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 00:40:31.98 ID:U+h8X/vDo
第三章はここまでです
続きは次スレ、最終章で…

残った数スレで本編とは無関係のおまけ
『帰ってきたクリスマス編』
やるかもしれないしやらないかもしれない…
990 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 00:50:29.94 ID:B9m0NKIf0
三章完結乙でした!
こういう形で男がテンコに敵意を向けるとは思わなかったなー
>>987のシーンを思い浮かべるとなんだかわくわくしてくる
991 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage saga]:2011/12/23(金) 01:01:10.65 ID:U+h8X/vDo
次スレ建てました

男「お前ら悪魔か?妖精か?」【最終章】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324568968/

いろいろまとめてますので少々お待ちを…
992 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:54:06.76 ID:Dc169EElo
うめ
993 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:54:32.26 ID:Dc169EElo
うめ
994 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:55:09.00 ID:Dc169EElo
995 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:55:29.30 ID:Dc169EElo
996 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:56:22.36 ID:Dc169EElo
997 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:57:13.59 ID:Dc169EElo
うめ
998 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:57:52.02 ID:Dc169EElo
うめ
999 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:58:24.71 ID:Dc169EElo
うめ
1000 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 01:58:54.07 ID:Dc169EElo
うまったー
1001 :1001 :Over 1000 Thread
              わ〜い、>>1001ゲット〜
               __
                    ‖ _~",ー 、,,_
      |           ‖ /  |ノ  ,>
   \ |  /      ‖ /ヽ_,:-−'´
                ‖/~         ヽ | /
                    ‖     ,   ))
       ,、      ,、   /'ll__/ ヽ
      / ヽ__/ ヽ/ _‖   _  ヽ.    ∧___∧
    /       /  ´ ‖ー/  `   l ロ. / _    _
    / ´ 、__,  ` |.    ‖∨      ,! || | l--l `
   _l    ∨    ヽ/ ̄)( ̄ ̄`"::::ノ (⌒ヽ, ..ヽノ   ,
  ( ヽ_        /   /ll `'ー、....::ノ ∀\/ー- /`l  ヽ
   ヽ、       ,ヽ:..:ノ ‖   '::::|⊃  iー- l (_〕i__     SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
     l          : :::Y  ‖     ::|   |"|ー-,|   |( .      http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
嫁宣言して60分以内に嫁AAにお断りされなければ結婚避難所 @ 2012/01/02(月) 01:15:13.03 ID:0F6BCyKHo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1325434512/

10歳年下のメル友が気になる @ 2012/01/02(月) 00:55:43.89 ID:ZH9xGOgzo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1325433343/

VIP-World TRPG 灰色のくま2ch版 Part747 @ 2012/01/02(月) 00:30:29.54 ID:qZvb5HJyo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1325431829/

【実況】女だけどアナルにブレスケアで屁がミント @ 2012/01/02(月) 00:10:52.36 ID:A5ucPwj1o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1325430652/

インデックス「ベランダにウニがひっかかってるんだよ!」 @ 2012/01/02(月) 00:09:26.83 ID:kUIWuMOh0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1325430566/

C81配布プロダクトIDスレ @ 2012/01/01(日) 23:58:41.32
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1325429916/

さーくらさきーwwwwwwwwwwww @ 2012/01/01(日) 23:52:22.27 ID:loDwjfdCo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1325429542/

糞スレ総合 @ 2012/01/01(日) 23:44:22.72 ID:HSCjJayAO
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