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ほむら「シュタインズ・ゲート!?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 20:47:13.79 ID:K7g5DnTf0
魔法少女まどか☆マギカとシュタインズゲートのクロスオーバーとなります。
双原作のネタバレが観測されますので、ご注意ください。
また、二次設定は、なるべく入れないつもりですが、入ってしまう可能性も有ります。
そこはご了承ください。



≪Dive the wworld!!≫




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【ダンガンロンパ 】俺「安価で今度こそコロシアイ学園生活を生き残る」 @ 2021/09/16(木) 01:00:38.77 ID:sFI2RWsQO
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こんなご時世だし古の面白いSS読もうずwwwwwwww @ 2021/09/15(水) 23:00:22.49 ID:FijVezKx0
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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」 @ 2021/09/15(水) 22:56:09.76 ID:lkwcRuw6O
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【デレマスss】木村夏樹「ファースト・パッセンジャー」 @ 2021/09/15(水) 22:20:42.57 ID:TCAbkAPj0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631712042/

モンストスレ @ 2021/09/15(水) 17:54:21.36 ID:yL2Ww8s3o
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porque ellas nunca representaron una amenaza.  @ 2021/09/15(水) 17:11:24.80 ID:IvoxD9nao
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1が気長に歴代ポケモンを1からプレイする予定のスレ16 @ 2021/09/15(水) 08:07:06.63 ID:V+lRvOQfO
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めめたん(め_め,,)とみんなの遊び場!(癶_癶,,)たぶん41こめやのん! @ 2021/09/15(水) 05:34:59.58 ID:6eIme1Uzo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1631651699/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 20:55:16.05 ID:K7g5DnTf0
バタフライ効果……という言葉を知っているかしら?

知らない……わよね。当然だわ。だから、調べなさい。

でも、それぐらいの慎重さが求められている……という事を理解しなさい。

残念ながら、私の相方は慎重では無かったわ。

お陰で、とんでもない目に逢ってしまったみたいね。

私の嫁―何かおかしいかしら?―と彼の幼馴染。

それか、とても大切な、彼の助手。

どちらかを選ぶ、なんて事は出来ない。でしょうね。

だから、彼は選択に選択を重ねた。

結果として、彼は、勝利を得た……のだけれど。

そうね、これだけは言っておくわ。

”陰謀の魔の手は、直傍にあって、貴方を落としていれ様と、手ぐすね引いている”と。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 20:56:07.67 ID:K7g5DnTf0
ダイバージェンス1.137325 
『β世界線』 秋葉原 

ほむら「じゃあ、まどかは暫くここにいるのね」

まどか「うん!ほむらちゃんは安心してナカバチって人の講演会を聞いてくるといいよ!」

ほむら「お言葉に甘えて、行かさせてもらうわ」
ほむらはそう言うと、階段の方向に向かって歩き出した。

キュィィン!ズンッ!

ほむら「揺れ…?」

まどか「地震かな?」
まどかはそう言うと首をかしげる。
携帯には緊急地震速報が届かず、心の準備が出来ていなかったようで驚いている。

ほむら「どっちかっていうと、上からの衝撃。かしら?」
天井をほむらは指さす。

まどか「何かが落ちてきたのかな?」

ほむら「屋上の方から音がしたわ。行ってみるわ。まどかはここに居て」

まどか「そーするねー♪」

ほむらはそう言うと、階段を駆け足で登っていく。
まどかはそんなほむらを見て、しばらくすると、別の場所に歩いて行った。
タンタンタンタンタン……
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:01:55.30 ID:K7g5DnTf0
ほむら「あれは……人工衛星?」
屋上に鎮座しているのは、まったく傷のついていない人工衛星。
これは、落ちてきたのではなく。
打ち上げる為に用意された、と言えば信じてしまいそうな物。
それ程に、傷の一つもついていないのだ。

しかし、何かがあった事を示す、光の粉が浮翌遊している。

ほむら(他にも沢山人が居て、よく見えないわね)
ぽむらが観測したのはこれだけ。
入口に人が沢山群がっているので、余り観測を出来ないのである。

ほむら(……光の粉?)

係の女「お下がりくださーい、講演会は通常通り開催しますー」
そう言って、係のような者が、群衆の中から出てくる。
ほむらは、係の女の表情を、見た。
―あれは、何も知っていない顔、ね。

ほむら(どうやら純粋な事故のようね)
そう考えると、方向転換を行い、階段を下りていく。
傷一つついていな、という事だけは疑問ではあるのだが。

ほむら(それにしても、疑問ね)トントントン

ほむら(衛星の落下だとして、何故あんなに形を保っているのか?)
しかし、それも暫くすれば、マスコミが調べ上げるであろう。

ほむら(魔女……?……まさかね?)トントントン テン
二段上の階段から踊り場に向かって、彼女は飛び、着地する。

ほむら(こんなのんきな事するの、久しぶりかしらね)
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:06:09.43 ID:K7g5DnTf0
しばらくして
ドクターナカバチの講演会

岡部「貴方の語るタイムトラベル理論は何だ!ジョンタイターのパクりでは無いか!」ワーワー
白衣の男…岡部倫太郎が、ナカバチの語る理論を否定している。
彼の言ってる事は、ジョンタイターの語った理論と同じだ、と。
それは、つまり科学者が、sfを語っているのと同じ。
岡部はそれが許せなかったのであろう。

ほむら(何かしら、この人。まどかと秋葉に来て、興味深い物を見たから、来てみたのだけど……)
岡部の横に座っていたほむらは、岡部を見る。
不精ひげ。少し高めの身長。そして、自分に酔っているかのような語り方。

ほむら(まどかは『かわいい系キャラ』に夢中だから。まさかQBが営業しないわよ、ね)
彼女が思考するのは、あの宇宙人の事である。
ほむらがまどかから少し目を離そうものなら隙あらば契約を迫る。
はっきり言ってうっとおしくなってきたよ、とはまどか談である。

ほむら(まさかここまで痛い人を見るとは思わなかったわ)
そう、岡部は痛い人なのである。
俗に言う、厨二病。
巴マミとはまた違った部類の。彼女は、技名を付けてしまう様な物だが。
これは確実に≪邪気眼≫タイプ。

岡部「それでも科学者か!見損なったぞ!」ワーワー

クリス「ちょっと、あの」ヒッパッテク
赤い髪の女が、岡部を引っ張っていく。

ほむら(女の人に引っ張られていったわね……うるさいのがいなくなったから、普通に聞けるわ)

ドクター中鉢「ゴホン。邪魔が入りましたが……(中略)…以下の理論によって…(略)…ありがとうございましたー」

ほむら(結局ジョンタイターのパクりの否定はしないのね)

ほむら(さて、まどかを迎えに行こうかしら。確か……ガチャガチャフロアに居たかしら?)
そう考えると、ほむらは立ち上がる。
そして、その部屋を出て行った。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:07:22.27 ID:Qp/+DR2uo
シュタゲか……大丈夫なのか?
恐る恐る期待。最後まで頼むぞ
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:09:31.49 ID:K7g5DnTf0
ほむら(今回のループでは、まどかと良い関係を築けているわ)
巴マミのピンチを救った事で。
まどかはほむらの事に興味を持ち。
そして、ほむらが言うことを理解してくれた。

ほむら(って事でまどかの誘いで秋葉原に来たのだけれど)
今度は失敗させないよ。とはまどかの言葉。
ほむらちゃんが、この時間軸で成功させて見せる、って思うようにしてあげる。とも。

まどか「わーい!シャルロッテだー!」ガチャガチャ
まどかはガチャガチャをいじっていた。
カプセルをあけ、お気に入りのものを見つけたらしい。
そのお気に入りのものをポケットに入れる。
右の手には、大きな袋。左の手には、小物入れの様な物を持っている。

ほむら「まどか、講演会が終わったみたいよ」
ほむらはまどかに声を掛ける。
まどかはその声に反応し、振り向く。

まどか「そうみたいだねー、私も目当ての取れたよ♪」

ほむら「何が出たのかしら?」

まどか「クリームヒルトちゃん!」ミセツケル
まどかはそう言って、左手に持っている大きい袋から、人形を取り出す。
それは30cm〜40cmぐらいの大きさの物だった。

ほむら「クレーンゲームで取ったのかしら?でもその大きさだったら取るのは難しいんじゃないかしら?」
そう言いながらも、ほむらは顔を引きつらす。
何で、まどかの魔女形態の人形がここにあるのだ、と。

まどか「うん。だからねー、店員の人が取ってくれたんだよー♪」

ほむら「へぇ、それは良かったわね」

まどか「うんー♪」ニパァ
そう言ってまどかは、その人形を抱きしめる。

ほむら(まどかの笑顔が眩しいわ)

※クレーンゲーム等のゲームは沢山金をつぎ込んでいると店員が取ってくれます。
まどっちみたいな美少女だと尚更です。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:13:52.55 ID:K7g5DnTf0
ほむら「それにしても、驚いたわ。まどかが秋葉原に行こうなんて言うとは思わなかったわ」
そう言うと、髪をファサァとやる。
これが一つの癖となっているのだろう。
その長い黒髪が、風に靡く所はいつみても、素敵だ、とはまどかの隣の席の女子の言葉。

まどか「私、隠れオタなんだよー?」

ほむら「そうだったの?」

まどか「クラスのみんなには、ナイショだよ!」ズキューン

ほむら「でも貴方……所謂腐では無いわよね?どっちかっていうと……萌え萌えキュン♪って感じかしら」
そう言うと、手をネコみたいにし、ニャンニャンとやる。

まどか「ギャップ萌え……腐って何かなー?私は知らないよー?」シャフ度
まどかは純粋に疑問に思ったようで、首を傾げる。

ほむら「知らない方がいい「あああああああぁぁぁぁぁ!!」……!!!」
その時、とても大きな、男の悲鳴が聞こえた。
声の高さは低めであるが、とても悲痛な声。
5、6秒その悲鳴が続いたと思うと、急にピタリと悲鳴が止まった。

まどか「!!……悲鳴!?…魔女!?」ビクビク
まどかはその声を聞いて、ビクりと反応する。

ほむら「解らないわ…行ってみるわね」ダンダンダン
ほむらはそう言うと階段を駆け足で登っていく。
まどかもそれに続く。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:20:06.61 ID:K7g5DnTf0
ほむら「……これはッ!さっきの女の人」
ほむらは倒れている赤髪の女…紅莉栖を発見する。
彼女は岡部を、講演会の部屋から連れ出した人物である。

周囲の血溜まりに、うつ伏せで彼女は倒れている。
そして、紅莉栖の腹には刺されたかの様な染みがある。

まどか「ほ……ほむらちゃん、これって!?」ビクッ
紅莉栖を見た、まどかが反応し、ビクりと震える。

ほむら「殺された……のかしら?」
少なくとも、魔女の仕業では無いわね。
ほむらはそう付け加えた。

まどか「そ……そうみたいだね」ビクビク
それは、つまり、近くに犯人がいる、という事。
殺される危険性はなきにしもあらずなのである。

ほむら(そういえばまどかは、こういうの見慣れてないのだっけ?)
ほむら自身も慣れている、という訳では無いのだが。
目の前で首がちょん切られたり、という様な光景を見ているので、少しの耐性はある。

ほむら「それ以上見ない方がいいわ。行きましょう」
そう言うと、ほむらはまどかを連れて、歩き出そうとする。

岡部「だ、誰か救急車を呼べ!」ビクビクビク
指示を、岡部が出す。
彼も怯えている。

男A「あ、ああ!」プルルル

ほむら「あれは……?」
ほむら(血痕?屋上に向かって……?さっきの人工衛星と何か関係が?)

まどか「ほ……むらちゃん?何か発見したの?」

ほむら「まどか、貴方はこのラジ館から出なさい。しばらくしたら、私も行くわ」タッタッタッ
そう言うと、ほむらは駆け足で、歩いて行く。

ほむら(魔法か何かが関連しているかもしれないわね。行ってみよう)

まどか「わ……解ったよ。」
不安そうな表情で、まどかはほむらを見送る。


ズンッ!
ビル全体が先程より大きく、揺れる。

ほむら「また、揺れ!?でもそんなの気にしてられないわ!」
ほむらはそう言って、屋上のドアを開く。
そこには、空中に漂流している光の粉と、血のついたナイフが一本落ちていた。

ほむら「消えて……る?」
そして、人工衛星が消えていた。
まるで、元々何も無かったかのように。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:22:25.51 ID:K7g5DnTf0
今日はこんな感じで。
少しずつ少しずつ書き溜めて言ってます。



<シャルロッテ、クリームヒルトちゃん>
まどかが見ている、かわいい系アニメのキャラクター。
何故か、ほむらが今まで闘ってきた魔女の名前である。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/27(金) 21:27:00.61 ID:Qp/+DR2uo
乙〜

オカリンの魔眼(世界線移動)とほむらの時間巻き戻しではどちらの方が規模がデカイんだろうな……
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) :2011/05/27(金) 21:29:43.40 ID:R94Z5J8O0
乙!

>シャルロッテ、クリームヒルト

よかった……この時間軸では、彼女たちにも救いがあったのか……
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/05/27(金) 21:30:15.88 ID:R94Z5J8O0
申し訳ありませんでした
14 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/27(金) 21:36:34.69 ID:K7g5DnTf0
一応トリップつけて置きますね
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/27(金) 21:53:17.01 ID:Rbt6KjKDO

ガンバレー
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/27(金) 22:50:36.06 ID:5AezpP9Mo
がんばってほしい
ほむほむはラボメンとどう関係してくるのか気になるな
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/27(金) 22:51:15.85 ID:a8APq0rk0
シュタゲか...合わせるのはかなり難しいと思うけど
書き手しだいかなあ、まあがんばってくれ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/05/27(金) 23:16:06.26 ID:dYsTdwDP0

そういえば岡部って年齢とか考慮してもメンタル面ではほむほむより強いと思うんだが
どうなんだろう
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/05/27(金) 23:41:42.93 ID:KSlMOlSAO
>>18
オカリンはチキンだからなぁ…ほむほむのがしっかりしてるイメージ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/28(土) 00:02:52.28 ID:+52/K8PAO
すげー難しいお題だなwwwwww

期待して舞ってる
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/28(土) 00:12:23.67 ID:tgaSTC0Ao
>>12
救いがあったも何も、片っぽは元気にお人形ゲットして喜んでるような……


シュタゲクロスは前例があるから、どう変えてくるかが見物だな
期待している
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/28(土) 00:37:17.73 ID:sLg72XHF0
>>19
確かに岡部はチキンだったなw
まあ岡部はタイムリープした年月が圧倒的にほむほむより多いからメンタル面で勝ってると思っただけだ

それにしても共通点多いよなこの二人
大切な人の為にタイムリープしてたり、強い自分を演じていたりとか
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 01:56:26.77 ID:6IfxZhDEo
これは期待
両方とも観測者だしな
世界線移動の記憶がほむほむも持ち越せるのかどうか
24 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 07:53:19.97 ID:jNLCXg7v0
おはよウサマディンラディン

沢山コメントが来ているのが嬉しかったり。
25 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:19:09.74 ID:jNLCXg7v0
「ほむらちゃん?」

ほむらとまどかは、人が沢山歩く、秋葉原の街を歩いていた。
太陽からの光が秋葉原のアスファルトを照らす。
そして、アスファルトは太陽の光の熱を反射する。
『ヒートアイランド現象』―都会で問題となる現象。

そして、この街は人の多さが尋常でない。
おかげ、熱気が籠っているのだ。

「暑いわ……」
流石のほむらも、この暑さには参ったようであり、日陰を探しながら歩いている。
日陰に入ったところで対して気温が変わるわけではないが。
無いよりはマシ、という奴だろう。

「そうだね……」
まどかも、白のワンピースを着ているが、ここまで熱いと、暑さは変わらないようで。
そして、持っている袋の重さのせいで余計に暑さを感じる事になっている様だ。

「持ってあげるわよ?」
ほむらはそう言うと、手を差し出す。
大きい人形が入った袋―クリームヒルトちゃん―それを持ってあげる、と言いたいのだろう。
しかし、まどかは首を横に振る。

「これは私の物だから、ほむらちゃんに持たせるなんて、悪いよ」
まどかはそう言うが、とても大変そうである。

26 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:22:32.33 ID:jNLCXg7v0
「飲み物……飲むかしら?」
ほむらは近くにある自動販売機を指さす。
ウァクエリアスやウォカリスエット、ドクターペッパーと言ったものが販売されている。
前の二つは、暑い時に飲むとおいしい物。

「でも、私……お金ないよー」
まどかはそう言うと、財布をひっくり返す。
だが、何も出てこない。つまり、からっぽだ。と言いたいのだろう。

「……帰りの代金はどうするのかしら?」

「大丈夫だよー。切符は先に買っておいたんだよ〜♪」
そう言って財布の別のポケットから、切符を取り出す。
それには、秋葉原⇒見滝原、と書かれている。

「それを見て安心したわ。そういう所はしっかりとしているのね」
そう言ってほむらはまどかを撫でる。

「わーい、ほむらちゃんに褒められたー」
撫でられたまどかもまんざらでは無いようで喜んでいる。


「百合ですねわかります」
近くをあるいていたオタクが小さな声で呟いた。
彼は、橋田至。通称、ダル。
27 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:24:46.77 ID:jNLCXg7v0
「いいわ。それぐらいのお金は、私が出して上げるわよ」
ほむらはそう言うと、四枚のコインを財布から取り出す。
どれも大きさは同じで、100円硬貨四枚。
それをほむらはまどかに渡す。

「いいのー!?」
そう言ってまどかは、慌てる。

「いいのよまどか。私がメガネだった時は貴方から沢山借りたもの」
遠い目つきで、どこかを見る。

「……ほむらちゃん。ごめんね。私が無理なお願いしたばかりに……何度も、何度も」
そんなほむらの様子を見て、まどかは申し訳なさそうに言う。
今の自分がお願いした事では無い。
だが、ほむらにとってしてみれば、全て”鹿目まどか”なのだ。

「貴方が気に病まないで。これは、私が好きでやった事」

「それでも……!」

「この時間軸で成功させてみるわ」

「う、うん!」
まどかは、頷く。
ほむらが、永遠の迷宮から抜け出せれば、彼女はそう思う。

「それじゃあ、何か、買いましょう?」
そう言ってほむらは二枚の硬貨をまどかに渡す。
28 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:29:42.75 ID:jNLCXg7v0
「暑い時に飲む、ドクターペッパーは格別ね」
ほむらは、ドクターペッパーをゴクゴクと飲む。
そんなほむらの様子を、まどかは奇怪なものでも見るかのような目つきで見ていた。

「ほむらちゃん……暑いんだから、こういうスポーツドリンク飲まないと……」
そう言っているまどかが持っているのは、H2Oという名のドリンク。
電解質の物を多めにいれてある、ドリンクである。

「私は、好きな時に好きなものを飲むのよ?」
ほむらは微笑みながら言う。

「ほむらちゃん……イメージとは全然違うね……」
大方、まどかは、ほむらがお茶の様な渋い物を飲むと予想していたのだろう。

しかし、彼女は眼鏡時代からこうだったりするのである。
29 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:37:52.28 ID:jNLCXg7v0
「昔の私は眼鏡の三つ編みだったのよ?」
ほむらはそう言って、またも微笑む。

「そんなの想像出来ないよー?前にも聞かされたけど、あそこまで運動が出来るんだからー」
羨ましいよー、とまどかは付け加える。

「だったら、見滝原帰ったら、三つ編みしてみましょうか?」
そう言って長い髪をファサとやる。
美しい黒髪が、風に靡く。


岡部倫太郎 ⇒ ダル
題名:ヤバい。
……送信完了。


ほむらを強烈な目眩が襲った。
その眩暈は、視界が反転してしまうぐらいの物。

「何……こ、れ?」
喋っているのも辛そうであり、倒れかけている。

「ほむらちゃん…?ほむらちゃん!」
まどかが声を掛ける。

「ほむらちゃん!」
まどかがそう強く呼びかけると、ほむらの強烈な眩暈は治まった。

「どうしたの……?体調でも悪くなっちゃった?」
「ええ。何とか。というより、今のは?」
そう言って、ほむらは体を起こす。
しばらくまどかを見ていたが、視線を周囲に移す。
そして、ある一つの事に気づいた。


「人がいない…?」
先程まで、人だらけだったこの道路から。
このラジオ館から100mぐらい離れた場所から。
まどかとほむら以外の人間がいなくなっていた。
30 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:44:24.84 ID:jNLCXg7v0
ほむら「人が……消えた?」

まどか「え……本当だ……人がいない!?」
ほむらの言葉にまどかは周囲をキョロキョロと見回す。
だが、この通りを歩いている人はいない。
先程は数百人は居てもおかしくなかったのに。

ほむら「何が……起きたのかしら?結界……では無い様ね」
ソウルジェムを取り出し、その光を見て、ほむらも首を傾げる。
これが魔女の結界であるならば、風景の変化やソウルジェムが光を放つ筈なのだが。

まどか「あ!ラジ館の方に、人がいるよ?」
大きな声を出した後に、ラジオ館の方をまどかは指さす。
そちらの方をほむらも見る。

ほむら「あれは……さっきの男?」
そこには、ラジオ館にめりこんだ人工衛星と。
それを見上げている、岡部倫太郎と。
童顔の高校生―椎名まゆり、がいた。

まどか「い、行ってみよう?」
ほむらもコクリと頷き、岡部の方に向って走っていく。
31 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:47:25.86 ID:jNLCXg7v0

岡部「あ、先程の少女では無いか?」
足音がする方に向かって顔を向けた岡部は、ほむらとまどかの姿を見た。

ほむら「貴方は先ほどの、ドクター中鉢での会見で騒いでいた男?」

岡部「その言い方はやめて貰えるか?俺は一人の科学者として、奴の意見に反論していただけだ」
やれやれ、と岡部は言い足す。

ほむら「科学者なら少しの自重という物を……」

まゆり「あれー、オカリン、この女の子と知り合いなのー?」

岡部「オカリンでは無い、鳳凰院凶真だ!」ババーン!

まどか「か、かっこいい名前ですねー」

ほむら「真に受けちゃ駄目よ、そんな厨二臭い名前在る訳無いわ」ヒソヒソ

岡部「知り合い……というより、先ほどの講演会にて出会ったのだ」

まゆり「だからー、オカリン、講演会は無くなったのです☆」
32 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:54:03.24 ID:jNLCXg7v0
ほむら&まどか「え?」
まゆりの言葉にほむらとまどかは驚く。
その時まどかは、ガチャガチャでシャルロッテを手にいれ、ほむらは講演会を聴いていた。
だから、講演会は無くなっていない……筈なのだ。
少なくとも、記憶操作の様なものが行われていない限り。

まゆり「あれー?おかしいーなー☆あれが、墜落したから講演会が中止になったのです☆」

そう言って、まゆりはラジ館にめり込んでいる人工衛星を指す。
しかし、ほむらは違和感を覚える。
何故なら、人工衛星は先程、文字通り"消えた"筈だったからだ。
だから、ここでめり込んで居る筈ず無いのだけれど。

まどか「でも、その時私もほむらちゃんも……ラジ館にいたよ?」

岡部「そうだ、"華麗なる女神"(プリティビーナス)の言うとおりだ」

まどか「プ、プリティ、ビ、ビーナス?」

岡部の命名にまどかは困惑する。

ほむら「まどかに変なあだ名付けないで」
33 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 08:54:53.82 ID:jNLCXg7v0
まどか「そ、それで、殺人……事件が起きて…」ブルブル

そう言うと再びまどかはブルブルと震えだす。
けして、ブルーベリーでは無い。
先程の光景がフラッシュバックしたのだろう。

まゆり「殺人事件ー?そんなの、起きなかったのです☆」

ほむら「え?」岡部「何……だ、と?」

二人の声が重なる。
二回目の、違和感。
そして、目の前の少女が言っている事は嘘ではない。と岡部は感じた。

岡部「……ペンと紙を使って整理をしよう。よければ、我がラボに来い」

まどか「ラボ?」

ほむら「研究所の主任みたいな物なのかしら?貴方は?」

まゆり「仲良しサークルみたいな物なのです♪」

岡部「断じて、違うッ!!」
突如岡部が大声をあげる。
その大声にまどかは驚き、飛び上がる。
34 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 09:02:58.66 ID:jNLCXg7v0
ほむら「耳元で大声を上げないで貰えるかしら?」
そんなまどかの様子を見、ほむらは岡部を睨む。

岡部「良かろう、ならば説明してやろう!」
しかし、そんなほむらの言葉に耳を貸さず、彼は厨二フィールドを展開する。

ほむら「誰も説明なんて……頼んでいないのだけれど……」
これでも、大人なのね呆れるわ。とほむらは小声で付け足す。

岡部「世界の支配構造を変える為のマシンを作っているのだ!フゥーハハハ!」

まどか「世界の……支配構造……ですか?」

ほむら「だから、まどか、真に受けちゃ駄目よ」
この人は厨二病だから、とほむらは付け加える

岡部「だから、仲良しサークルなんて物ではない!断じて違う!」

まゆり「じゃあ、行ってみようー☆」
そうして、ほむらとまどかはまゆりに引っ張られて、ラボへ行くのであった。





35 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 09:07:03.62 ID:jNLCXg7v0
今日、午前はこれで終わりです。

午後も投稿しますお。




カオスヘッド面白い




36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/28(土) 09:13:39.92 ID:XrKs/ElQo
ブル…?
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/28(土) 09:21:23.91 ID:tgaSTC0Ao
すっかりわかさ生活ネタが定着してるんだなぁ……
まぁ乙
38 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 11:46:42.72 ID:jNLCXg7v0
今の所大体二三日分のストックが溜まっています。

投下は今日の四時ぐらいになりそうです。
39 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:16:24.54 ID:jNLCXg7v0
ラボにて

岡部「ただいま、帰ったぞ!我がラボよ!」

まどか・ほむら「お邪魔しまーす」

ダル「おかえ……」
そう言って岡部を迎えようとした巨体の男は……橋田至。
通称"ダル"と呼ばれている。
今は、岡部が二人の少女を連れているのを見て、固まっている。

ダル「リア充、爆発しろ」

岡部「何を言っているのだダルよ。それで、二人とも座ってくれ」
その岡部の言葉は届かず、ダルはひたすらキーボードを打ち続けている。
一回一回、エンターを打つ音が怨みがましい。

まゆり「さぁさぁ二人とも座ってー♪飲み物は……お茶でいいねー♪」
まゆりが、コップをまどかとほむらの前に置く。

岡部「俺にも、飲み物を持ってきてくれ」
まゆりは冷蔵庫をあけると、中を見る。

まゆり「ドクターペッパー?あ……二本あるのです♪どっちにするー?」
バナナを取り出し、それを剥きながら言う。

岡部「500mlの方を」
40 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:21:26.76 ID:jNLCXg7v0
ほむら「あー、じゃあ申し訳ないのだけれど、私にもドクターペッパーを頂けるかしら?」

岡部「今……なんと?」

ほむら「ドクターペッパーを、頂けるかしら?と申しました」

岡部「その年でドクペ……だと!?お、お前、科学者としての才能が有るようだな↑!」

まどか「ほむらちゃん、褒められてるよ?」

岡部「これからお前の事は…偉大な小さな科学者と呼ぶことにしよう<リトルグレイティストサイエンティスト>」

ほむら「変な……渾名を……付けないでくれるかしら」ハァ

岡部「そうだなお前にも真名をつけてやろう!」

ほむら「何よそれ?」

岡部「そうだな……鏡花 華仙とはどうだ!お前の外見にピッたしだぞ!」

ほむら「きょ、鏡花……駄目だわ、ついていけない」

岡部「鏡花水月の鏡花。そして華。いかにも美しい名前ではないか!」

ダル「その娘をそれ以上困らせるのはやめたまえお」
41 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:24:53.27 ID:jNLCXg7v0
岡部「それでは、鏡花よ。状況を紙に纏めるとしようか」
紙とペンを取り出し、岡部は言う。

ほむら「鏡花ではないと……ええそうしましょうか」
ふざけたムードが残ってはいるが、真剣な雰囲気にはなった。
ほむら自体、あまり厨二は好きでは無いのだ。

岡部「その前に……仮の名前を聞いていなかったな!名前を聞いておくことにしよう!」
しかし、彼はその雰囲気をブチ壊した。
その様子にほむらは、溜息を吐く。
何故だ、この男はここまでマイペースなのだろう。そうほむらは思った。

けれど、自己紹介は重要だと考え、ほむらは自分から紹介を始める事にした。

ほむら「いまさらなのね。私は暁美ほむら。見滝原中学に通う二年生よ」
そう言うと、髪をファサとやる。長い黒髪が、靡く。

ダル「オカリン、爆発しろ。こんな美人な中学生連れ込むとか爆発しろ」
先程よりキーを叩く音が大きくなる。
一回一回のキーの選択にどれだけの恨みが積もっているのだろうか。
それは、きっとエントロピーを凌駕するだろう。
ほむらはそんな事を考えた。

まゆり「見滝原ー?あー、嵐が起きた所でしょ?」
その能天気なまゆりの言葉にまどかとほむらが凍りつく。

まどか&ほむら「……え?」
42 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:30:14.60 ID:jNLCXg7v0
ワルプルギスの夜。
ほむらが、ループする原因となった物の一つ。
それが、過ぎ去った、とまゆりは言うのだ。

岡部「何を言うのだ、まゆりよ。今年は強い台風が来てないことで話題になっているでは無いか」
そう言って笑う。
しかし、口が引き攣っている。
自分の記憶と他人の記憶の齟齬への恐怖から来るもの。

まゆり「えー、今日のオカリンは何だかおかしいーよー?」
そんな岡部の様子を気にせず、まゆりは言う。

岡部「いや、おかしいのは俺では無くてだな……ええい、そんな事はどうでもいい!ダル、検索してくれ」

ダル「解ったお」
そう言うと、ダルはキーボードを打ち始める。
何か不思議な物を感じ取ったのだろう。
いつも、厨二フィールド展開の岡部が言っている事ならばまだしも。
初対面のこの二人の少女が言っている事は嘘をついている様に見えない。

ダル「あるおあるおー、ほらまとめサイト」
椅子からダルは離れる。

岡部「なん……だと!?」

ほむら「何よ……これ?」
そこに移し出されているのは、ビルがいくつも崩壊し、水びたしになっている街。
そして、雲のむこうに何か、巨大な物が映っている。
恐らく、ワルプルギスの夜だろう。

ほむらはマウスを手に取る。
そして、ホイールをくるくると回す。

ほむら「行方不明者5000人を超える!?」
まどか「死傷者……数千人!?」

二人は驚く。
既にワルプルギスが具現化した、というのだ。
それも、記事になっている物。
まゆりやダルが言っている、つまり妄想では無く。
実際に起きた、という事。

43 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:37:19.02 ID:jNLCXg7v0
ダル「ところで、オカリン」

岡部に、ダルが話しかける。
彼の話し方はなんというか……変だとほむらは感じた。

岡部「なんだ?三行で頼む」

ダル「講義。時間。マッハでヤバイ」

岡部はそう言われ、時計で時間を確認する。
彼達の講義の時間の始めは、1時30分。そして、今の時間は12時50分。
走らなければ、間に合わないであろう。

岡部「しかし、今はこの事をもっと調べておきたいのであってだな」

自分の記憶と、起きた事実の齟齬。
その把握を行っておきたい、とこういう状況になったら誰もがおもうだろう。

ダル「必修だお?」

岡部「マジでか?」

ダル「大マジだお」

途端岡部の表情が凍りつく。

岡部「!!少女達よ!俺は、講義に行ってくるので、自由に過ごしていてくれ!」
そう言うと、岡部はドクターペッパーを飲み干し、慌ててラボを出て行った。
ダルもその後に続く。

まゆり「えーっと、二人とも、とても慌てていたのです」
二人を見送ると、お茶を入れたまゆりがまどかの前にグラスの入ったお茶を置く。

ほむら「えーと……お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
まゆりに向って、敬語でほむらは話しかける。
名前の把握は対人関係において重要な事である。

まゆり「椎名まゆり……まゆしぃでーす★高校二年生、なのですー★」
そう言ってまゆりはくるくると回る。
その姿はまるで、華麗なバレリーナの様。
44 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:41:58.77 ID:jNLCXg7v0
まどか「私は……鹿目まどかです。ほむらちゃんと同じく見滝原中学二年生です」
言い終わると、まどかはお辞儀をする。

まゆり「二人とも、嵐の時は大変だったでしょー?」
そう言いながらまゆりは、首を傾げる。
だが、ほむらもまどかもその嵐は記憶に無い。

ほむら「どうも、記憶の違いがあるようね。まゆりさん、その時の状況を教えてもらえますか?」

まゆり「私はそこに居なかったから解らないんだけれどねー☆」
そう言ってまゆりは、積み上げられている書類の一つを取り出す。
そこには、『スーパーセルが原因?』との一面記事が切り貼りされている。

まゆり「オカリンがねー?あの嵐は組織の実験だー、とか言って調べたんだよー?」
あながち間違いでは無いわね。そうほむらは呟く。
あの嵐は、間接的に「インキュベーダー」という組織が関わっている。

まどか「そ、組織……ですか?」
表情を引き攣らせながら、まどかは言う。
まどかも、QBの正体をほむらから聞き、問い詰めた。
そして、真相を知った。

まゆり「結局何も解らなかったけれどねー?嵐の時の助かった人の証言だと、5つの光が、暗闇の中で光っていたんだってー?」

とてもロマンチックだよねー、とまゆりを続ける。
しかし、ほむらの様子は普通では無い。

ほむら「それは!?な、何色だったんですか?」

まゆり「えっとねー?赤、青、オレンジ、紫、それに……ビンクだったってよ?」
そのまゆりの言葉に、ほむらは、驚愕した。
何故、既にまどかは契約しているのか?―その疑問。
45 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:46:18.72 ID:jNLCXg7v0
ほむらは即座に携帯を取り出す。
電話帳を開き、電話を掛ける。
彼女が電話をかけるのは、美樹さやかの所。

ほむら⇒美樹さやか TEL
呼び出し中……。

しばらくたった後、呼び出し中と表示されている画面の文字が電話中に変わる。
そして、耳に携帯を当てる。

さやか「ん?誰かと思ったらほむほむかー。どうしたの?」

電話から聞こえてきたのは、のんきそうなさやかの声。
その声を聞いて、ほむらは少しだけだが安心した。
―生きているのね、良かったわ

しかし、彼女は聞きたい事がある。

ほむら「ワルプルギスの夜は、どうなったの!?」

ほむらは大きな声で言う。

しかし、次のさやかの言葉に、ほむらは驚愕せざるを得なかった。

さやか「ワルプルギスの夜?何それ?」

46 : ◆HzlafViPrYZp [sage]:2011/05/28(土) 14:56:14.75 ID:jNLCXg7v0
記憶の齟齬。
一体、何が起きているのだろうか。その疑問をほむらは抱く。

ほむら「さやか、魔女は分かるわよね?」

最低でも彼女が知っている筈の事。
少なくとも、この時間軸では彼女はマミと知り合い、魔女の事を知っている筈だ。
魔法少女が魔女になる、その法則の否定は出来ない筈。

さやか「魔女?何それ?」

しかし、さやかはそれすらも知らないと言う。

ほむら「……魔法少女」

さやか「私達の事でしょ?ほむほむ、何かおかしいなー?」

そして呼び方にも違和感。
この時間軸では、さやかは、ほむらの事をほむほむなどと親しく呼ぶ事は無い。
もっと余所余所しい、”転校生”や”アンタ”などという呼び方だった筈なのに。

―何かがおかしいわ。まるで、何か法則がゴロっと変ったかのような。





ほむら「一か月前、何があったのか。教えて」

さやか「うん。いいよ?けど、どうしたの?」

ほむら「……頭を打って一か月の記憶を失ってしまったの」
苦しい嘘。
だが、さやかを騙すのには、丁度良い嘘だった。

〜〜さやか、12話世界でのシステムを説明。そして夜は、魔獣が沢山海から来た事を説明〜〜


ほむら「なにが起きているの?」

まどか「どうだった?」

ほむら「ワルプルギスの夜は来ていない、って」



ほむら「この世界はなにかが、おかしいわ。いえ、おかしくなった。というべきね」




47 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/28(土) 15:00:52.50 ID:jNLCXg7v0
今日はこの辺りで終わりとさせていただきます。

しかし、文才が欲しいww

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/28(土) 15:07:00.40 ID:BoWqtkDfo

改変前から改変後の世界に飛んだって事でいいんだよね?
49 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/28(土) 15:11:26.38 ID:jNLCXg7v0
>>48
基本的にはその認識であってますが。
まどかちゃんは何故か存在しております。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/28(土) 15:11:49.74 ID:hoOCGcyOo
どの位の世界線に飛んだのだろうか……
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/28(土) 18:08:44.52 ID:JXnYRLlKo
あれ?下手に世界線かえるよりこのままの方がまどか組は幸せじゃね?
SERNってかラウンダーはほむほむならなんとかできないか?
52 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/28(土) 19:04:15.80 ID:jNLCXg7v0
クロスオーバー同士の対立とか駄目だよねー!?

一番やっちゃ行けないよねー!?
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/28(土) 19:12:14.54 ID:YXWnp3ejo
好きにやればいいだろ
能力系のクロスだと対立なんてよくあるしな
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/28(土) 19:37:18.92 ID:sLg72XHF0
>>51
ネタバレだがシュタインズゲートに到達しないと世界が大変な事になったりするぞ
もちろんまどか達にどうこうできないレベルで
55 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/28(土) 19:57:52.56 ID:ehyqAr6c0
>>53
解りました、元々好きにやる方向だったのですが、批判とか怖いな、と思いまして


56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/05/28(土) 22:59:16.27 ID:E/qvEvDAO
えーっと?
まどマギ側はβ線がそこそこ幸せifの12話前で、α線が本編12話の改変終了後
ほむほむとまどかがオカリンと一緒にα線に跳んできたってことでおk?
57 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 09:09:57.14 ID:4mFY35zP0
>>53
そうなりますね
58 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 09:10:25.78 ID:4mFY35zP0
>>56
そうなりますね




アンカみすったぁぁぁぁ
59 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 12:10:30.94 ID:4mFY35zP0
ほむら「……とりあえず、今日、私達は帰ります」

まゆり「うん、解ったー★」

ほむら「岡部さんにも伝えておいてください。あぁ、それと」

そう言うと岡部が先程取り出した紙とペンを手に取る。
そして、紙に何か書き始める。

数秒後、書き終わると紙をまゆりに見せる
そこには、メールアドレスと数字の羅列が書き込まれていた。

homuhomu.SG.GS.nacht@sg.epk.jp
0X0−4572−22X3

まゆり「メールアドレス?」

ほむら「私のメールアドレスと電話番号です。岡部さんとは情報の共有がしたいので、伝えておいてくれますか?」

まゆり「うん、分かった!」

ほむら「あと出来れば、まゆりさんのメルアドとかも教えていただければ嬉しいのですけど…?」


……岡部とまゆりとダルの携帯に『ほむら』が登録されました。
……ほむらの携帯に、『まゆり』が登録されました。
60 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 12:11:28.27 ID:4mFY35zP0
そんなやり取りを終え、ほむらはまどかと共にラボから出た。

ほむら「ソウルジェム」

そう言ってほむらはポケットから菱形のソウルジェムを取り出す。
そのソウルジェムは眩い紫色の光を放っている。

まどか「そういえばね……」

そう言ってまどかは自らのポケットをゴソゴソと探る。
しばらくして、ポケットから綺麗に輝く何かを取り出す。

―それはピンク色のソウルジェム。
即ち、まどかが契約してしまった。
その事を示すもの。

ほむら「え?」

まどか「うん。……私も何が起きたのか、さっぱりだよ」

ほむら「嘘……でしょ!?」

表情が途端に凍りつく。
逃れられない魔法少女の運命に囚われた、という事。

ほむら「貴方……!せっかく……!」

せっかく貴方とここまで、良い関係を築けたのに!
そう言おうとした時、

”大丈夫だよ、ほむらちゃん”

という声が、ほむらの脳内に聞こえた。
その声は、まるで、すべてを包容するかの様な声。

ほむら「え……まどか!?」
61 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 12:12:19.24 ID:4mFY35zP0
まどか「ど、どうしたの?」

突然名前を、ほむらに呼ばれたまどかは驚く。
当然だ、”自分”は何もしていないのだから。

ほむら「貴方、今…?テレパシーを…?」

まどか「え、ええ?わ、私そんな事していないよ?」

ほむら「じゃあ今のは、誰が?」

周囲をキョロキョロと見回すが、ピンク色の髪の毛をもった少女は目の前にしかいない。
しかし今の声は、間違いなく”鹿目まどか”。

まどか「わ、私には何も聞こえなかったよ?」

ほむら「そう……ね。聞き間違いだったかも知れないわ。……何か、来る!」

何かの波を感じ取ったのだろう。ほむらは臨戦態勢に入る。

まどかも、ほむらのそんな様子を見て、ソウルジェムをしっかりと握る。
62 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 12:14:13.06 ID:4mFY35zP0
景色の変貌。恐ろしいスピードでの。
今まで沢山の人が居た筈の空間から、一瞬で人が居なくなる。
垂直に建っているはずのピルが次々にぐにゃりと曲がる。

そして…左右に割れる。
左右に割れたビルはたがいに絡まりあい、形を形成する。
その姿はまるでムカデの様。

しかし、ムカデの姿を保ったままではなく。
上の方から、溶けはじめ、ゲル状の液体になり、周囲に飛び散る。
その飛び散ったゲルは、空に向かってかなりのスピードで延びる。
勿論その空の色も青色では無く、赤色。

まどか「な、なに!?これ!?」

ほむら「結界……ね」

そう言うほむらも不安そうな表情を浮かべる。
こんな結界、彼女は見たことが無かったのだ。

そのゲルが一本にまとまり、空への道の様なものが出来る。

空から沢山の白いマントを着た数体の何かが道を使って降りてくる。
それはまるで、聖職者の様で。
つまり、これは魔獣と呼ばれる物。
しかし、ほむらとまどかはそんな事を知るよしもない。
63 : ◆HzlafViPrYZp :2011/05/29(日) 12:15:53.90 ID:4mFY35zP0
ほむら「来るわ!」

そう言ってほむらは変身する。
じはらくの間光に包まれ、衣装が魔法少女の物になると、ほむらは一つの異変に気付いた。

ほむら「盾が……無い?」

砂時計の盾。
ループの原動力。
―あれが無ければ、やり直しが効かない。
―だが、ワルプルギスは既に来た。
これは、幸せな状況と言えるのではないか、とほむらは考える。

まどか「ほむらちゃん危ない!」

そう言ってまどかが叫ぶ。
ほむらの目の前には、魔獣の手から伸びてきた一本のレーザー。

ほむら(考えるな!まどかを護る事が先決よ!)

ほむら(機関銃!機関銃!)

必死にほむらは、機関銃の姿を想像する。
すると、ほむらの周囲の光が機関銃を形成する。

目の前のレーザーに向かって、機関銃のトリガーを引く。
そこから出てくるのは、沢山の紫色の弾丸。
その沢山の紫色の弾丸が、レーザーにぶち当たり、かき消す。
64 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 12:20:53.49 ID:4mFY35zP0
他の魔獣達からのレーザーがほむらに飛ぶ。
機関銃だけでは、対応できない。

まどか「い、いっけー!」

後で見ていたまどかが、変身し魔法少女の衣装になる。
手にある弓矢から魔翌力の矢を放つ。
その魔翌力の矢は、魔獣達に刺さり、そのまま魔獣達を後に向かって飛ばす。

ほむら「ありがとう、まどか」

まどかにほむらは礼を言う。

まどか「い、いやそれ程でも……」テレテレ

ほむら(手榴弾……そぉい!)

手元に複製された手榴弾を、ピンを抜いて、魔獣達に向かって投げる。
手榴弾を放物線を描き、魔獣達の近くに落ちる。
それを見た魔獣達はもがくが、まどかの矢の拘束から逃れられない。

手榴弾が爆発する。
その爆発に巻き込まれ、魔獣達が消える。
同時に、風景が元に戻る。

そして、魔獣が居た場所には、黒い立方体の物が落ちていた。
ほむらは、それを拾うと上や下から観察を行う。
しばらくして、まどかの方を見ると、言った。

ほむら「グリーフシード?かしら?」

まどか「何か違う気がするけれど……」
65 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 12:27:02.51 ID:4mFY35zP0
まどか「今のは…?何だったんだろうね?」

二人は風景が元に戻ると共に、変身を解除する。
服装は元のワンピースに戻り、ソウルジェムは彼女達の手の中にある状態となった。
そのソウルジェムに濁りがあるのをほむらは発見する。

ほむら(ソウルジェムは濁るのね)

ほむら「魔女ではないようね」

そう言ってほむらは、グリーフシードを自身のソウルジェムに近づける。
すると、ソウルジェムから一本の黒い筋が延び、グリーフシード(?)に到達する。
どんどんグリーフシード(?)は穢れを吸い取っていき、ソウルジェムが綺麗になると、吸引をやめた。

ほむら「ほら、まどかも」

そう言ってほむらはグリーフシード(?)を渡す。
そのグリーフシードを使って、まどかも自分のソウルジェムを綺麗にする。

まどか「あ、ありがとう。」

ほむら「なるべく早く、見滝原に戻らないとね」

そう言うと、ほむらは駅への道を歩く。
まどかもそれに続く。

ほむら「原因は、先程の頭痛。あの時に何かあったのかもしれないわね」

まどか「三つ編みの話をしていた時の事?」

ほむら「ええ。その時、私は強烈な眩暈を感じたのよ」

まどか「へぇ……」

ほむら「あの時に、何かが起きたのは間違いないわ。それによって、過去が変わった」
66 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 12:33:43.60 ID:4mFY35zP0
まどか「か、過去が変わったって?」

疑問を口にする。
いきなり、過去が変わった、と言われてもまどかは分からないだろう。

ほむら「頭痛が起きる前。その時、まどかは契約をしていなかった」

まどか「そ、そうだね」

ほむら「また見滝原にも、ワルプルギスは来ていない」

まどか「うん……そうだね」

ほむら「頭痛が起きた後には、既にワルプルギスは来ていて、まどかが契約している」

ほむら「これを考えると、私達は、未来方向への跳躍をした、と考えるのが正しいんじゃないかしら?」

未来方向への跳躍。
理論上は、可能であるといわれている事例。

ほむら「けれど、いくつかの疑問がある」

まどか「ぎ、疑問?」

ほむら「ええ。まず一つ目は、私の盾の消失」

ループの原動力となっていた砂時計の消滅。
これは、ほむらにとって見れば一番痛い事例。
もう二度と、やりなおしが効かないのだから。
67 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 12:51:45.20 ID:4mFY35zP0
ほむら「二つ目。美樹さやかが、魔女の存在を知らない、という事。そして、この世界には魔獣という存在が居る、という事」

まどか「魔、獣?」

聞き覚えの無い単語にまどかは首を傾げる。

ほむら「魔女の代わりを果たすような物だと思うわ。そしつ三つめ」

まどか「う、うん」

ほむら「時系列順に整理してみれば解るわ」

ほむら「まず私が転校したて来たのは4月。そして、ワルプルギスが到来したのは4月24日」

ほむら「この携帯の表示を見てみれば私が何を言いたいのか解る筈よ」

そう言ってほむらは携帯をポケットから取り出す。
ディスプレイの表示をまどかに見せる。
そこには、7月28日の表示。

ほむら「時系列の矛盾、よ」

まどか「う、うん!」

まどかも、ほむらの言いたい事を理解した。

ほむら「何故か、ワルプルギスが到来したのは、6月になっている」
68 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 12:57:55.56 ID:4mFY35zP0
ほむら「この事例を合わせて、考えると私達は、」








「未来方向への跳躍だけじゃなくて、並行世界へ飛んだ事にもなるわ」







69 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 12:58:47.50 ID:4mFY35zP0
今日はこの辺りで。

進行がかなり遅いです、さーせん。
70 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 13:09:26.13 ID:4mFY35zP0
A.R.のまどかMADが見たいのは俺だけでは無い筈!
誰か作ってくれよ!

71 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 13:12:07.85 ID:4mFY35zP0
A.R.のまどかMADが見たいのは俺だけでは無い筈!
誰か作ってくれよ!

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/29(日) 15:02:30.77 ID:U8nalKI2o
ドメインがあれなのは小ネタ・・・いや組織の陰謀か・・・
73 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 15:55:47.08 ID:4mFY35zP0
今日はこれで終わりとか言いましたが嘘つきました。


岡部視点になるまで、今日は投下します。
投下時刻はおそらくゴールデンタイムになると思います。

まどマギ視点では、三人称神視点で台本形式で書きますが。
岡部視点では、岡部視点でライトノベルっぽい書き方となります。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 16:00:05.16 ID:0ZpqoVyZ0
岡部視点はシュタゲノベライズ版みたいにするの?
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 16:04:41.72 ID:mappPQ3qo
なにげにここのまどかがかわいいから困る
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/29(日) 16:05:11.81 ID:mappPQ3qo
なにげにここのまどかがかわいいから困る
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/29(日) 16:25:33.96 ID:cJHkCQQIO
これは期待
78 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 19:32:52.89 ID:4mFY35zP0
電車の中にアナウンスが流れる。
そのアナウンスは電車が見滝原に着いた事を示すもの。
それを聞いて、ほむらは隣で自分に寄りかかって寝ているまどかを起こす。

「見滝原、着いたわよ」

まどかは、起こされ、ほむらが席から立ったのを見ると、慌てて席から立ち上がる。
ほむらはドアが開いたので、電車から降りる。
それにまどかも続く。

「ちゃんと切符持っているかしら?」

まどかは慌てて、ポケットを探る。
しばらくして、ポケットから切符を取り出す。

「ほら、あるよ!」
79 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 19:33:27.00 ID:4mFY35zP0
改札機を抜けると、そこには杏子、マミ、さやかが待っていた。
さやかがまどかとほむらの姿を見ると、走ってきた。
杏子とマミもゆっくりとそれに続く。

「記憶喪失って聞いたのだけれど、大丈夫?」

マミがほむらに問う。

「貴方達が誰なのか、は解るわ。けれど、何と闘っていたかとかの記憶が抜けているわ」

ほむらが答える。
記憶喪失では無いが、この状況を例えるならば記憶喪失と言うのが正しいだろう。
記憶改編、なんて物が存在する筈が無いのだから。

「どうしたんだ?魔獣にでも頭をガツんとやられたか?」

杏子が笑いながら言う。

「多分、そうだと思うわ」

「マジかよ……ほむらがやられるとか信じられないぜ……」

杏子が驚愕する。
80 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 19:33:54.20 ID:4mFY35zP0
「魔獣が何か、まず教えてもらえるかしら?」

ほむらが言う。
その問いに、さやかが驚く。
そんな事まで忘れてしまったのか、と。

「電話で話した通り、この世の絶望を原動力に生きている奴達だよ」

それはつまり、魔女と同じ存在。
魔女と同じ役割を果たすもの。

「どんな姿なの?」

そう言われ、三人はしばらく考え込む。
杏子が思いついたように顔を上げる。

「聖職者ってカンジだな。顔のデザインが不気味だけれどな」

聖職者、不気味な顔のデザイン。
そう言われたほむらには、一つの心当たりが遭った。
秋葉原の、魔女の様なもの。
その時に彼達が落とした物。それをほむらはポケットから取り出す。

「これは何かしら?」

黒光りする、立方体の物。

「グリーフシードだよ。私達のソウルジェムはそれを使えば浄化出来る」

さやかが答える。

「……ソウルジェムが濁りきると、どうなるの?」

先程まで静かにしていた、まどかが、三人に問う。
81 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 19:34:23.58 ID:4mFY35zP0
「円環の理に導かれるのよ?」

マミが真面目な顔で言う。
杏子が……腹を抱える。どうやら笑っているようだ。

「えwwwwwwんwwwwwwかwwwwwwんwwwwww」

つまり、杏子はマミの円環の理、という言葉に笑っている様だ。
マミは杏子の様子を見て、溜息を吐く。

「消える、と言えばいいかな」

そんな二人をさやかは放置して、言う。
しかし、ほむらは理解が出来ない。
何故なら、魔女という存在に魔法少女が昇華する、というルールがあるからだ。

「安らかな顔をして、逝くんだよ」
それは誰かに救済されているかの様で、とさやかは付け加える。

岡部倫太郎⇒暁美ほむら TEL 
82 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 19:34:57.27 ID:4mFY35zP0
さやかが言い終わる前に、ほむらの携帯が鳴る。
ほむらは、携帯を取り出す。
そこに表示されていたのは数字の羅列。

「誰ー?」

「解らないわ」

そう言ってほむらは携帯を開き、通話ボタンを押す。

「ほ、ほむらか?」

声から岡部倫太郎、と分る。
電話のむこうの彼は慌てている。
何があったのだろうか、とほむらは思う。

「ま、牧瀬紅莉栖が、い、生きていたぞ!」

「牧瀬紅莉栖?」

聞き覚えの無い名前。
しかし、彼が生きていた、と言うのは一人しかいないだろう。
ラジオ館で倒れていたあの女。

「ラジオ館で倒れていた、あいつだ!」

ほむらの予想は当たったのだ。

※ほむらの携帯に岡部倫太郎のメルアドが登録されました
83 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/29(日) 19:37:06.70 ID:4mFY35zP0
今日は本当にこの辺りで終わらせていただきます。
明日から岡部パートです。

>>74
岡部パートは岡部視点で物語が進んでいきます。
小説版は読んでいないので、どんな感じになのか分りませんが、軽めのタッチです。
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/29(日) 19:49:27.91 ID:4+GftYCHo
乙楽しみにしてる
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/30(月) 20:19:12.51 ID:IfRIeF160
1の文才が羨ましい
分けてほしいぐらいだ 乙
86 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:08:08.12 ID:ErXNoV/k0
ヒャッハァ!
帰宅だぜ!

それでは、岡部パートの投下、始まります。

『偶然のスパーク』

87 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:09:00.53 ID:ErXNoV/k0
ダイバージェンス 『0.589623』
β世界線
秋葉原 岡部倫太郎

まゆりがほむらから受け取った電話番号に連絡してから三十分。

「いいか、お前はしばらくここに居ろ」

そんな事を口で言っているが、俺の心は揺らいでいた。
何故なら、三人以上の人間が目撃した。
『牧瀬紅莉栖』の死亡が、無かったことになっているからだ。

どうしてこんな事になったか。

「いいわよ、私もその娘の話聞きたいし」

ラジオ館でこいつは倒れていた筈だ。
しかし、今現在は、ここに居る。
それはほむらが来たら話す、としよう。
88 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:09:49.11 ID:ErXNoV/k0
「しかしだな、客人をもてなさないというのは悪いな。ダル、バナナを使うぞ!」

俺達はある不思議な物を作り上げた。
約二週間前に完成した物で、名前は『電話レンジ(仮)』。
携帯電話を使って、電子レンジを遠隔操作する、という物。
これの操作は、まず温めたい時間を秒数で、番号を打つ。
その前に♯を打ち込む。

しかし、これにある不思議な機能が出来た。
どういう機能かというとだな。
♯と番号の順番をひっくり返す。
つまり120#と打ち込むのだ。
そうする事によって中にある物がゲル化する。という機能なのだ。

「オカリンオカリン、房ごと入れる必要はあるのかお?」

……言われてみれば、そうだな。
だが、自分のミスを直ぐに認める訳にはいかない。
科学者としての沽券に関わる。
マッドサイエンティストとしての!

「世界の支配構造を変える為のラボで資金の出し惜しみをしてどうするのだ!」
89 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:12:22.77 ID:ErXNoV/k0
「まゆしぃのお金で買ったバナナなんだよ〜!」

思わぬところから、思わぬ声。
もっともらしい反論をされた。

「わ、解った。まゆりがそこまで言うのなら仕方無い」

俺はバナナを一本もぎ取ると、電話レンジに入れる。
何故まゆりは、房ごと使うことの意味がわからんのだ!
そう思いながら、電話レンジへ電話を掛ける。

「こちらは……」

まゆりのアナウンスが聞こえてくる。
この声をスキップする機能をつけなかったのはミスかもしれない。
しばらく待っていると、アナウンスが終わる。
1…2…0…#。
これで、よし。

「お前、クリスティーーーーーーナ!とか言ったな!」

「言っとらんわ!」

反論をしてきたが無視する。

「電話レンジをよく見ていれば、何が起きるか!わかるだろう!フゥーハハハ!」
90 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:13:19.37 ID:ErXNoV/k0
そして、120秒後。
「消えた!?」

何を言っているのだろう、このザゾンビは。
物が消える訳が無いではないか。

「どうした?」

「レンジの中から、バナナが消えた」

そう言って紅莉栖が電子レンジを開ける。
そんな訳無いだろうが……俺はゲル化したバナナがくっ付いている房を見る。
ん?ゲル化したバナナがくっ付いた?

「うぉわぁ!?」

間抜けな声を上げてしまった。
これでは、マッドサイエンティストとしての威厳が台無しでは無いか。
しかし今はそんな事を言っている時間では無い。

「今度はどうしたのよ?」

「あ、あれを見ろ」

落ち着け、落ち着くんだ鳳凰院凶真。
そう自分に語りかけると、バナナを指さす。
91 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:14:16.88 ID:ErXNoV/k0
そして、120秒後。
「は、はいっ!?」

紅莉栖が素っ頓狂な声を上げる。
仕方が無い、俺も先程これを見て、驚いたのだから。

「い、いつからこうなったの?」

「俺がついさっき見た時には、こうなっていた」

「それで、この状態がゲル化バナナなの?」

紅莉栖はそう言ってバナナを指さす。
指先が震えている。当然だ、バナナがワープしたのだからな。
ワープを実現させてしまったのだ、これが驚かずにいられるか。

「ああ」

「おそらく、先程レンジに入れたバナナがこうなった。と言う訳でしょうね。
切断面も繋がっている……無理やりくっつけたという訳では無さそうね」

「となると、ワープした事になるのか?」

そんな事有り得ないのだがな。
天才ならまだしも、普通の学生―いや、俺はマッドサイエンティストだが―2人だけで作ったものが。
そんな物を作り上げた、という事があり得るのか?

「そんな非科学的な事……有り得るわけが」

紅莉栖がそこまで言いかけた時。
ラボのドアがコンコン、と二回ノックされた。
92 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:15:21.04 ID:ErXNoV/k0
まゆりが、はいはいー、と言ってドアを開けに行く。

「お邪魔します」

来たのは、黒髪の少女。
暁美ほむら―俺と同じ経験を先程した者―が居た。

「あ、ほむらちゃんだ★二時間ぶりだね〜★」

「ええ。牧瀬紅莉栖さんが生きている、と聞いて」

その言い方は無いぞほむらよ。
まるで、お前が紅莉栖を狙うエージェントの様ではないか。
……しかし綺麗な髪だな。

「貴方も、岡部と同じ事言うのね」

紅莉栖は不機嫌そうにほむらを見る。
しかし、ほむらはその紅莉栖の視線をかわす。
おいおい、喧嘩ムードにするなよ…やりずらい。

「いえ、あの時見た物が忘れられないので。
けれど、ニュースになっていないから、何が起きたのか、と疑問に思っていたのです。
でも、私の勘違いだった様で、良かったです。貴方が生きてて良かった……」

そう言ってほむらは微笑む。
紅莉栖はいきなりそんな事を言われ、頬を赤らめ…

オイこいつ今、何気なくフラグ建てたぞ。
女主人公による女ハーレムか。
百合フラグか、ダルが喜びそうだな。

ダルをみると、予想通りガッツポーズを取っている。
どうしようもないな、コイツは。我が右腕であるのにも関らず何故コイツは常に脳内花畑なのか。
俺も人のこといえないか?
93 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:18:21.78 ID:ErXNoV/k0
「それで、岡部さん。あれは何なのですか?」

コイツ、俺の名前は鳳凰院凶真だと言っているのに!
言うことを聞けないのか、ったく最近のゆとりは!

「ゲルバナ、ゲルったバナナね」

俺の代わりに紅莉栖が答える。
人の見せ場を邪魔するな、と言いたいが。

「俺は鳳凰院狂真だ。そして、わからん、紅莉栖、もう一度実験して見よう。
俺は、バナナを見張っている。お前とほむらはレンジの中を見ていてくれ」

バナナにくっつく瞬間を見れば、何か解るだろう。
いや、いきなり現れるとか困るのだが。

「岡部さん、何を始めるのですか?」

ほむらが俺に聞いてくる。
糞、鳳凰院凶真なのだが!

「実験だ」

腹立たしいが、大人の対応をしてやる。
将来の戦士となる者の育成も俺の仕事だからな。

それだけ聞くと、ほむらは電話レンジの前に行った。
俺は携帯を開き、電話レンジに電話を掛ける。

まゆりのアナウントが終わったのを見ると、文字の入力を開始する。
1…2…0…#と。
94 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:20:33.15 ID:ErXNoV/k0
「何も起こらないじゃないですか…?」

そう言いながらほむらは電子レンジに近づいていく。
いや、少しぐらい待てよ。

「おいっ、待て」

俺の言うことを無視して、ほむらがレンジを開ける。
刹那、電話レンジから放電が行われる。
それも、とても大きい物で、ヤバい。

「ッ!」

ほむらはその放電をみると、表情を途端に変え、紅莉栖をかばう様にして倒れる。
何だ、今の素早い動きは?普通の人間では無いかのような。

そんな事を考える暇では無い。
放電は止まらない。爆発などされたら困る。
これを止めるには、どうするのだ?

しばらくすると、放電が止んだ。

「な、何が起きた?大丈夫か!」

よく見てみると、電話レンジが机を貫いており、床にめり込んでいる。
これは、隠さなければならないな。

「ええ」「な、なんとか」

ほむらと紅莉栖が立ち上がり、答える。
良かった、二人とも無事か。
95 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:22:19.26 ID:ErXNoV/k0
「今のみたいな同じ状況が前にも起きたお」

一部始終を見ていたダルが横から言う。
なんでそれを、早く言わないのだ!

「前は……そうそう。オカリンからあのメールが来た時だったお」

それは確か、例のタイムスリップしたメールか。
『時を超えた郷愁への旅路(ノスタルジアドライブ)』と名付ける事にしよう。
うむ、我ながら素晴らしいネーミングセンスだ。

「僕の携帯をセットして、色々といじっていた時だったお。その時偶然放電して…」

ふむ、そういう事か。
ならばだな。
ドアをぶち壊せば、もっと実験データが取りやすくなるだろう。
そう思って、俺は電話レンジに近づく。

「我が右腕よ、悪魔との契約により、神の力を使いたまえ!」

これもカッコいい決め台詞だな。
そして、ドアをぶち壊した。

「ほむらちゃん、ああいうの真似しちゃ駄目よ?」

ザゾンビよ、何を言っているのだ。
ヒソヒソ声で話しているつもりだろうが、俺には聞こえているぞ。
96 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:26:15.88 ID:ErXNoV/k0
「ああ、なにやってるの★オカリン〜!」

まゆりが聞いてくる。
ああ、そうかまゆりはこれを唐翌揚げを温めるのに使っていたのだな。

「ドアを開けた時が、トリガーとなって放電現象が起きる。じゃあ元々ドアを開けておけばいいのね」

紅莉栖が関心した様に言う。
そんな事も思いつかないのだろうか、この天才HENTAI少女は。

それにしても、これはかなりの放電を起こすな。
それと共に、少々の振動も。
ん?振動……下にいるミスターブラウンに怒られるではないか!

「今日はもう実験はやめた方が良さそうだな」

「どうして?」

紅莉栖が残念そうな顔で聞いてくる。
ここがビルで、借家という事から解らんのか!
この実験大好きっ娘め!

「ここはビル。そして借屋。後は解るな?」

「ああ、成程」

何年もアメリカ暮らしだったから解らんのだろうが。
日本は、隣りづきあいというのを良くしなければならんのだ!

「それでは、今日のラボでの実験は今日にて終わりとする!
それと、牧瀬紅莉栖にはラボメンNO.004を与える事にする!」

「何でよ!」

「最重要機密を知ったからだ。お前の頭脳を活かしてもらうぞ」

「あ、成程ね。アメリカに帰るまで、だけどいいよね?」

納得できる答えなのか?
アメリカに帰るまで、だそうだがいい。
この現象を解き明かしたいのはここにいる誰もが、同じなのだろうから。

「勿論だ」

「ほむらちゃんは、どうするの?」

「いや彼女はまだ、ラボメンにはしない」

勿論理由がある。
彼女は、神奈川住まいらしい。
だから、毎日毎日ここに来させる訳にはいかない。
97 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:27:25.25 ID:ErXNoV/k0
「14歳という年齢では、機関と戦うのには早すぎるからだ」

勿論そんな事を言う訳にはいかないがな。
マッドサイエンティストらしい事を言わねば。

「厨二病乙」

「「えっ?」」

俺とダルの声が綺麗にはもる。
こいつ、@cH用語を口走ったのは今日が二回目だぞ。
気づいてないのか?

「えっ?」

慌てて紅莉栖が赤面する。
当然か、公共の場でネットスラングを口走ったのだから。

「さて、と」

そんな漫才みたいなやりとりはほおっておいて。
真先にやるべき事を開始する。

まず電話レンジを床にから持ち上る。
そして、凹んでいる部分にクッションをしき、電話レンジを上に置く。
せめて、下への振動を伝えないような媒体となってくれると嬉しいのだが。

そして、割れた机は……仕方ない、買うことにするか。
俺の財布から金がどんどん消えて行くぞ……トホホ。
98 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:28:19.93 ID:ErXNoV/k0
「じゃあ、私はそろそろ帰ります」

ほむらが言った。
しかし、こんな時間に秋葉原を中学二年生のこんなかわいい女子を歩かせていいのだろうか。
秋葉原のキモオタが襲いかねないのだが。

「もう時間的には、遅いぞ?ラボに泊って行ったらどうだ?」

「男二人が居るところにこの娘を泊める訳にはいかない!しかも片方は変態だしッ!」

紅莉栖が言う。
確かにまっとうな答えだ。
ダルはどうしようも無い変態だからな。

「嫌ぁ、それ程でも?」

「「褒めてないわ!」」

脳内花畑は格が違った。

「そうね、ほむらさん。電車乗れば大丈夫でしょうから、駅まで一緒に行きましょう?」

その手があったか。
それに、このセレセブは池袋のホテル住まいなのだっけか。
ならば安心だな。
99 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:31:50.38 ID:ErXNoV/k0
「ええ、じゃあそうさせて頂きます」

ほむらがほほ笑みながら言う。
それにしてもほむらの笑顔は何かあれだな。
ハートを打ち抜かれるというか、何というか。

「畜生せっかくのお泊まり会だったのに……」

ダルが残念そうに呟く。
何を考えているんだこの変態は。

「自重しろ変態!」

紅莉栖が言う。
その考えには、同意だ。

「それ以上ほむらに変態発言をしてみろ。我が右腕と言えど警察に突き出すぞ!」

「オカリンの右腕じゃなくて、変態紳士だお」

流石、@chで身につけたスルースキルと言うところだろうか。
自分に都合の悪い事は全部聞こえない。
そして、反論する所がおかしい。

「見滝原へ帰らなきゃ行けないのでそれでは」

ほむらがそう言って、靴を履く。
かなり急いでいる風に見えるが、仕方ないだろう。
もう六時だからな。
紅莉栖もそれに続く。

「ああ、気をつけてな」

二人を送り出す言葉を言う。
ラボメンとなった以上、二人は俺が守る。

ほむらは頭を下げると、ドアを押し、外に出て行った。

さて、と。
俺は後片付けをしなければならないな。

「オカリンオカリン」

ダルが俺を呼ぶ。
どうしても、コイツ達俺を凶真と呼ぶ気はないのだろうな。

「どうした?」

そう言って、パソコンのディスプレイを覗き込む。

「このジョンタイターって人、話題になってるお。なんでも、タイムトラベラーらしいお」
100 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 21:36:25.95 ID:ErXNoV/k0
今日はこの辺りで。
進行が遅いからどうにかしようという事で、電話レンジは放電とゲル化ワープを一緒にしました。
ですが、ちゃんと『閃光の指圧師』『フェイリス』『るか子』『鈴羽』とほむらの出会いは書きます。
ご心配無く。
……なんでだろう、このペースだと終わりが見えない。
何でだろうか。まどかdvd4巻発売時ぐらいに終わるといいな。

それでは、おやすみなさい。
今日中に、明日、明後日分を書き終われば、明日も投稿すると思います。
明日からはほむほむパートに移ります。

最後に、三巻のツインほむらかわいいですよね。
まじ萌える。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/05/30(月) 22:18:40.75 ID:varcbcECo
劇団乙カレー
「唐揚げ」にも変換かかるなんてSS速報はやりすぎだよ、あんまりだよ……
ツインほむは確かにヤバいっすね ハノカゲめ、最後の最後でやってくれたぜ!

しかし、投稿が早くて羨ましいなぁ
一週間あっても20レスも書けない俺じゃ太刀打ち不能
102 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/30(月) 22:25:49.31 ID:ErXNoV/k0
>>101
sagaと打ち込めば変換されなくなる筈なのですが……あるうぇ?

魔翌力

投稿が速いのは、頭の中にある文章そのまま形にしているからです。
頭の中に文章が無かったら、私も十行かくのにそのまま十分とかかかりますよ。
普段から、文章をイメージする事が重要ですよ!
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/30(月) 22:32:54.64 ID:IfRIeF160
乙 それにしても本当投下スピード早いですね
俺には真似できない
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/05/30(月) 22:53:43.43 ID:V5khWyvAO
乙乙

多分sagaが全角だからかね
半角じゃないと機能しないとか
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/30(月) 23:09:04.25 ID:varcbcECo
>>102
なるほど……まずクライマックスのシーンから考えちゃうタイプなんで、確かにそうかもです
文章も考えながらか……ありがとうございました
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/05/30(月) 23:23:38.14 ID:7oyM68lbo
くりすはなんだかんだで年下の面倒見よさそうだよな
107 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 20:05:03.73 ID:GNdZ2QTG0
帰宅っす。

ツインぽむを登場させたいおー。
まじカワイイ。


とりあえず、投下は九時ぐらいから、となります。
108 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 20:14:37.63 ID:GNdZ2QTG0
っと、その前に
魔力
109 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 20:15:20.84 ID:GNdZ2QTG0
っと、その前に
魔力
110 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 20:16:48.63 ID:GNdZ2QTG0
っと、その前に
魔力
111 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 20:17:37.62 ID:GNdZ2QTG0
っと、その前に
魔力
112 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 20:25:46.17 ID:GNdZ2QTG0
何か沢山連投してる。
ロックうんぬんかんぬんって出てきたから連打してたらこうなった。
すいません
113 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:02:43.20 ID:GNdZ2QTG0
秋葉原の駅へ通じる道。
もう太陽も落ち、月が出てくるか、出てみ来ないかというぐらいの時間帯。
つまりは、夕暮れ時。
その時間帯、ほむらと紅莉栖は歩いていた。

クリス「あれは、何だったのかしらね?」

紅莉栖がほむらに問う。
あれ、とは勿論電話レンジの放電現象の事。
ほむらはその答えを用意出来る筈が無い。

ほむら「私にもわかりません。しかし携帯と電子レンジが何かの共鳴を起こしたのは事実です」

クリス「共鳴ね……」

物理学を専攻している訳では無いので紅莉栖には良くわからない。

ほむら「全国的に使われている携帯の電波。そして、2.45ギガヘルツの電子レンジのマイクロ波。それが共鳴しているの事実でしょう」

クリス「かなり詳しいのね」

ほむら「ええ、物理学は詳しいので」

ほむらはそう言う。
彼女が物理学を詳しいのは理由がある。
ワルプルギスの夜に、いかに大きいダメージを与えるか。
それを数式にする為。
つまりは、まどかの為。
114 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:06:57.88 ID:GNdZ2QTG0
クリス「詳しいって……どれくらい?」

紅莉栖が再び質問する。

ほむら「そうですね……研究レベルぐらいですかね」

本当である。
彼女が出来る物は研究レベル。
それこそ論文を提出する事が出来るくらいの。

クリス「へぇ、凄いわね?どこかで教えてもらったの?」

このぐらいの少女がどれだけの人から教われば、そんなレベルに達するのだろうか。
紅莉栖は疑問に思い、質問した。

ほむら「独学です」

事実。
数多もの時間軸を超える際に手に入れた副産物。
物理、化学、数学。ワルプルギスと戦う為に用意した物だけでは無い。
古文、英語、社会。弱き自分との決別の為に、学んだ物。

クリス「へ……へぇ」

紅莉栖が顔を引きつらす。
仮にもこの子は中学二年生、厨二病かもしれない、と。
事情を何もしらない者の対応としては正しい。
115 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:14:40.88 ID:GNdZ2QTG0
ほむら「仮にですが、携帯の電波をマイクロ波が共鳴させた場合。東京全体が電子レンジ状態になるでしょう」

クリス「う、嘘でしょ!?」

紅莉栖が驚愕する。
しかし、ほむらは頭を横に振る。

ほむら「事実です。あれは、それ程の力を持っている。大学生二人が、どうしてあんな物が作り出せたのか、不思議です」

ワルプルギスを倒すことが。
不可能では無いかもしれない兵器。
最も魔女がいなくなった世界でそんな兵器が必要なのかは。
解らないが。

クリス「確かに私も不思議よ。物をワープさせる事が出来る物を大学生二人が作り出せるなんてね」

偶然。
まったくの偶然。
電子レンジを、携帯で操作する事が出来たら便利だ、と言うアイディアの物。

ほむら「あれは、ワープではありません」

ほむらが言う。

クリス「じゃあ、あれは何だと思うの?」

ほむら「まず、考えてみてください。ある境界点から先はすべてゲル化している」

岡部がもぎ取った所から先すべてのゲル化。
これは、理解ができない。
有機物である筈のバナナが何故結合しているのか。
その事をほむらが述べる。
それをクリスは真面目な顔で聞いていたが、ふと顔をあげる。

クリス「タイムトラベル?いや、まさかね」

ぼそりと呟き黙ってしまう。
116 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:15:53.32 ID:GNdZ2QTG0
クリス「それにしても、貴方大人びてるわよね」

紅莉栖が話を変える。
これ以上、SFに近づく様な事はしたく無い。
そう考えたのだろう。

ほむら「そ、そうですか?」

クリス「中学二年生とは言えないぐらい」

彼女の言うことは当たっている。
何百回という一か月のループ。
そのループを重ねに重ね続ければ、精神年齢はどんどん上がっていく。
もうほむらの精神年齢は中学二年生とは言えないであろう。

ほむら「大切な人を何度も失ってきたので……」

目の前で、まどかが死ぬのを見た。
一回では無い、何回も。

クリス「ご、ごめん。そんな事言わせるつもりじゃなかったんだ」

そう言って紅莉栖は手を目の前で何度も振る。
俗にいう、否定の動作。

ほむら「別にいいですよ。もう慣れているので」

そう言って微笑み、髪を風に靡かせる。

ほむら「紅莉栖さんは、サイエンス誌に論文が載るぐらいの天才だそうですね?」

クリス「て、天才だなんて、そんな大層なものじゃ」

ほむら「凄く、かっこいいですよ」

いきなり、そんな事を紅莉栖は言われ、赤面する。
117 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:18:19.46 ID:GNdZ2QTG0
クリス「ところで、岡部から聞いたのだけれど。ドクターペッパー飲めるって本当?」

話をまた、がらりと変える。
紅莉栖は、このままでは百合な展開になってしまう。そう考えたからだ。

ほむら「ええ、事実です」

クリス「奢ってあげるわ」

そう言ってクリスは自動販売機を指さす。
その自動販売機にはいくつかの清涼飲料水とドクターペッパーが売られている。

ほむら「あ、ありがとうございます」

クリス「気にしないで。それに先輩が後輩に奢るのは、当然でしょ?」

ほむら「せ、先輩?」

クリス「貴方、岡部とかと違って本当に、物理に詳しそうだから。私みたいに、論文が誌に載ったりするかも知れないし?」

そう言って紅莉栖は笑い、自動販売機に金を入れ、ドクターペッパーを買う。
つまり、彼女は、ほむらが物理で論文を発表出来るような存在になる、と言っているのだ。
確かに、見ただけでどんな事が起きているのかを理解出来ればそれぐらいの存在に成れるかもしれない。
しかし。

ほむら「そ、そんな事無いです。」

彼女はそんな大層な存在は望まない。
まどかの幸せさえ手に入れられれば、それで良いと。
そう考えるほむら。
118 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:19:08.37 ID:GNdZ2QTG0
ほむら(……それにしても……どこかで見たことが……)

自分の今日一日の記憶を辿るほむら。
しばらくして、頭痛が起きた時に立っていた自動販売機だ、と気づいた。
ラジオ館の方を向く。
そこには、やはり先程と変わらず、人工衛星がラジ館の壁にめりこんでいた。
……何かが変わる前の世界では、消えた人工衛星。

クリス「どうしたの?」

ドクターペッパーを二本買った紅莉栖が戻ってきて、ほむらに聞いた。
そのドクターペッパーの内の一本をほむらに渡す。

ほむら「あ、ありがとうございます。ちょっと、考え事を」

それを受け取りほむらは言う。

クリス「考え事?」

ほむら「ラジオ館の人工衛星。私が見たときには、めり込んでいなかった……ので」

クリス「へぇ……その日はラジオ館に行ってないから知らないかな」

そう言って紅莉栖は、ドクターペッパーを開ける。
ゴクリごくり、と飲むと、ぷはぁ、と息を吸う。
119 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:19:42.80 ID:GNdZ2QTG0
ほむら「何が、あったのでしょうかね?」

そうほむらは言う

クリス「その質問に面白い答えを用意してくれる人が居るかも知れないよ?私は信用して無いけれど」

そう言うと、紅莉栖は携帯を取り出す。
しばらく、いじっていると、ほむらにディスプレイを見せる。
そこに表示されいたのは、ジョンタイターの纏め、と書かれている。

ほむら「ジョン、タイター?」

クリス「ええ。今ネットで、話題になってるの。彼に聞いてみれば?」

ほむら「何故彼に?」

クリス「彼の述べている事に世界線という物が存在するならば、貴方は別の世界線の記憶を持っているのかもしれない」

ほむら「それは、興味深いですね。家に帰ったら、やってみますね」

クリス「うん。どうなったか、とか教えてね?」
120 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:20:50.70 ID:GNdZ2QTG0
ほむら「でも、紅莉栖さん、ネットとか見る人なんですね」

クリス「ふ、ふぇ?そ、それってどういう事?」

紅莉栖が驚きながら、聞く。
彼女は根っからの@チャンネラー。
しかし、後輩にそんな事を知られたくない。

ほむら「私のイメージだと、紅莉栖さんは、ネットなんて見ないっていう感じなんですよ」

ほむらはほほ笑む。

クリス「え、ええ。まぁ、今話題になってるから私も知っただけよ?」

そう言いながら、紅莉栖は内心焦っていた。
もう少しこの方向の話をされたら。
自分が@チャンネラーである事を隠せ切れる自身が無かったからだ。

ほむら「あ、着きましたね」

そう言ってほむらが顔をあげる。
秋葉原の駅前。
そこの明かりは、沢山の人々を照らしていた。

……ほむらの携帯に『クリスさん』が登録されました
……クリスの携帯に『ほむほむ』が登録されました
121 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/05/31(火) 21:24:55.20 ID:GNdZ2QTG0
フヒッ。作者です。
とりあえず、今日の投稿は終わりです。
明日も投稿出来るように、なんとか頑張ります。

しかし、ロックされててずっとクリックしてたらこうなった。
まさか、そう言うシステムだとは。

それでは、ありがとうございました。
おやすみなさい
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/05/31(火) 21:43:14.59 ID:8lH+mZ3ao
ほむらはほむほむに見えた

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/31(火) 21:59:18.88 ID:trxxfl/IO
乙&おやすみ
124 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:23:40.84 ID:qXheTACh0
ヒヤッハァ。
帰宅です、投下を開始します
125 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:34:32.33 ID:qXheTACh0
見滝原
ダイバージェンス 0.589623% 変化無し
IN ほむホーム(アニメ版)

ノートパソコンをほむらは開く。
偶然嵐の時にほむらの家は軌道から外れ残ったのだとか。
隣には、鹿目まどかも居る。
午後の不思議な体験を聞けるかもしれないと、聞きほむらの家に来た。

ほむら「ジョン・タイター、ね」

スレッドが立っていた。
ジョンタイターとの質疑応答の場の様だ。
それをほむらはクリックする。

265:名無しさん ID:ErXNoV/k0

>>前スレ825

三行で纏めると
タイターが、
鳳凰院とか言う奴と
話をしている

266:名無しさん ID:Tm8mit0mO

タイターは何の為にこっちに来たの?
>>243が言ってるように、
タイムパラドックスとかはどうなるんだよ?

277:名無しさん ID:Wa47puln5

鳳凰院NGにぶちこんだお。
お前に興味無いお。
126 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:35:25.34 ID:qXheTACh0
そこで行われていたのは、ジョンタイターとスレの住人との質疑応答。
一部は、固定ハンドルネームを付けている人物への煽りに成っているが。
ほむらは、ジョンタイターの述べている事を紙に纏めていく。

『2036年はSERNのディストピアが形成される』
『2034年に、SERNがタイムマシンを作る』
『2010年、つまり今年は、世界線のターニングポイント』

まどか「せ、世界線って何かな。私にはさっぱりだよ?」

ほむらにまどかが質問する。
世界線は、そう簡単に理解出来る物では無い。
ましてや、普通の中学二年生には。

ほむら「彼曰く、パラレルワールドの様なものらしいわ」

ジョンタイターは、世界線をパラレルワールドの様なものと例えた。

まどか「でも、さ。その世界線が存在しているならば、彼が来たのは意味ないよね?」

まどかの正確な突っ込み。
確かに、彼女が言っている事は一理ある。
SERNのディストピアが形成されない世界線とSERNのディストピアが形成される世界。
その二つがパラレルに存在する事になる。
そして、彼が来た意味は完全な慈善事業と同じである。
127 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:36:07.21 ID:qXheTACh0
ほむら「そうね、まずそれから質問してみましょうか?」

そう言ってほむらは打ち込む。

298:stellamagi ID:homu757O

ジョンタイター。
貴方の言っている事が理解出来ない。
世界線が、いくつも使用されているならば、貴方が来た意味は無い。
貴方が未来を変えると言っているけど、貴方のいた未来は変わらない。
来た意味は何?慈善事業?


まどか「ほむらちゃん、星の魔法使いって…?」

Stellaはラテン語で星。という意味。
日本語に訳すと、星の魔法使いという意味になる。

ほむら「何となく考えてみたの」

そう言ってほむらは髪をファサとやる。
しかし風は無いので、髪は靡かない。

ほむら「マミの厨二についていけなかったから、少し勉強したのよ」

少し冷や汗を書きながら、ほむらは答える。

まどか「それにね?ほむらちゃん、これほむらちゃんの口調がそのまま反映されているよ?」

確かに彼女の言うとおりである。
相手の事を、貴方と呼んだりする所は、まさに、である。
128 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:36:55.01 ID:qXheTACh0
しばらくすると、ほむらへの返信が来た。
それを見、ほむらはディスプレイを見る。
まどかも、ディスプレイを覗き込む。


305:John titer ID:amanesuo

貴方の言うとおりです。
Stellamagi。
私は慈善事業で来た、という事になります。

ですが、これは貴方達にとって得でしょう。
いえ、こういう言い方をするのは駄目ですね。
貴方達には幸せな未来を歩んで欲しい。
それだけです。


ほむら「じゃあ次の質問をさせて貰いましょうかね」

その質問をほむらは、キーボードに打ち込んでいく。

まどか「本当に慈善事業なんだね……」

まどかが、そう漏らす。
確かに、ここまで沢山の情報を教えるのは、慈善事業のレベルだ
129 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:37:20.25 ID:qXheTACh0
316:Stella Magi ID:homu7570

もう一つ質問させて貰います。
貴方の語る世界線、その原理は良くわかりました。

ところで、今日、人工衛星が墜落したのは知っていますか?
秋葉原のラジオ館に。
ですが、私はラジ館に衛星が、着地、したという世界線を覚えている。

これはどういう事なのでしょうか?
貴方の語る世界線原理では、世界線が変わると、記憶が再構成される。
その筈ですが。
しかし、私と私の友人がこれを覚えています。
いったいこの現象は何なのか、教えてくれませんか?

318:栗御飯とカメハメ波 ID:makis2eo

>>316
こいつの語る世界線とかはほぼsfだから気にしない方がいいと思われ
130 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:38:10.92 ID:qXheTACh0
321:Jhon titer ID:amanesuo

>>316
驚いた。キョーマだけで無く、貴方と貴方の友人までもが。
これは、未来での原理を再構築する必要がありそうです。
良かったら、詳しく話を聞かせてもらえませんか?
メール待っています、ステラマギ。

Johntiter@hardbank.ne.en

323:名無しさん ID:tirofinO

ここにきてまさかのジョンタイターびっくりですか。
これはこれは。

325:名無しさん ID:005agen0

どんまい、そして未来に帰れ
131 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:38:38.19 ID:qXheTACh0
まどか「メール、待ってるって」

まどかはジョンタイターからの返事を読むと、言った。
その表情はいかにも、期待した子供の様。
自分の記憶の齟齬が、解明できる事へのワクワクが止まらないのだろう。

ほむら「そうね、でもキョーマ?」

聞き覚えのある名前だったのだろう。
そう言って、マウスのカーソルを回転させ、ログを遡る。
この沢山のログをほむらは、かなりの速度で読んでいく。

ほむら「鳳凰院、凶真?」

上の方、30番台。
そこに彼のレスはあった。
いくつかの質問をした後、タイターからメアドを紹介され、消える。
喋り方、話し方で解った。

ほむら・まどか(岡部さん、だよね?)
132 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:40:15.67 ID:qXheTACh0
TO:ジョンタイター
題名:今日した経験

初めまして。
私は、書き込んでいた子の、友人です。
同じような経験を私もしました。

〜この後、まどっち視点で経験した事が続く〜

どう思いますか?


ほむら「いいんじゃないかしら?」

ほむらがそう言ったのを聞くと、まどかがうんうんと頷き、エンターを押す。

まどか⇒ジョンタイター
送信中……送信完了。
133 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:40:55.05 ID:qXheTACh0
表示がディスプレイに変わったとき

ほむら「ッ!?」







その二つがほむらを襲った。

それも、あれより遙かに強い、眩暈。
視界が反転するどころでは無い。
まるで、回転しつづける物に縛り付けられているかの様な。酔い。

そして、頭痛は。
頭をトンカチの様なもので直接殴られているかのような。
下手をすれば、気絶をしかね無いもの。

ほむら「何が、起きているのッ!?」

ほむらは声を上げる。
近くにいるまどかの姿が目に入らない。
手を握ってくれているのは解るのに。

そして、頭痛は中々治まらない。
あの時は直ぐに治まったのに、とほむらは思う。

聴覚が、視界が、嗅覚が。
ありとあらゆる感覚が、世界からシャットダウンされて行き、彼女の意識はそこで、途絶えた。


ダイバージェンス
『0.798542』
134 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 20:45:31.73 ID:qXheTACh0
今日はこの辺りで終わります。
シュタゲ9話、見ました。
ついに物語はどんどん進んでいきますね。
楽しみです、そして、制服まゆりと制服るか。かわいかった。

明日は、投稿てぎたらやりますが、今日は疲れ切ってて無理かもしれないです。
それでは、おやすみなさい
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/01(水) 20:53:40.05 ID:hDx0yoSJo
えっダイバージェンスが上がっただと・・・?
ちょっとの変化で世界はすごい勢いで変貌するのにこんなに上がったらどうなるのか・・・期待
136 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 21:09:02.66 ID:qXheTACh0
>>135
悪夢の、開演だ

ダイバージェンスが上がったら、世界が幸せになる訳では無いのです。
どれだけβ世界線と違うかを示すだけであって、幸せ度合を示す訳じゃあないです
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/01(水) 21:11:32.71 ID:dmngMDS3o
お疲れ様でした。
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/01(水) 21:28:40.92 ID:8otM8be30
岡部がラウンダーの世界線もあったりしたが、
あれ以上に状況が悪い世界線になったら大変だな

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/01(水) 22:16:19.17 ID:hDx0yoSJo
>>136
大丈夫そこは理解してるぜ
未知の世界線だから独自の世界が展開されていくことに期待してる
どうなることやら
140 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/01(水) 23:00:58.19 ID:qXheTACh0
βじゃないですねαですね
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2011/06/02(木) 00:08:30.65 ID:A0uvFFYAo
何故過去にメールを送ってないのにダイバージェンスが変わったのか
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/06/02(木) 03:13:25.38 ID:XVpO+GsAO
多世界解釈入ってしまってる気が…
143 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/02(木) 22:02:33.77 ID:dmuKvab70
うぃーす。
今頑張って書いてますが……今日の投稿は難しそうです。
昨日、一文も書けなかったのが痛いですかね。
すいません、明日は絶対投下しますから!
144 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:01:10.65 ID:hzwEuSGB0
こんばんわー。
約束通り、書き終わりましたー。
投下は9時くらいからになるかと思います
145 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:51:22.95 ID:hzwEuSGB0
ダイバージェンス『0.798542』
見滝原 ほむら宅―ほむら寝室


ほむらが原因不明の頭痛と眩暈で倒れてから、ざっと九時間。
彼女は発熱していた。
悪夢を見ている様で、時々、うなされる。

そんなほむらを見て、まどかは何もせずには居られなかった。
水と氷の入ったビニール袋をほむらのおでこに置いたり。
体温計を使ってほむらの体温を測ったりと。ちなみに39℃である。
九時間付きっ切りで、看病していたり。
そんな努力をしているお陰でほむらの体温が少しずつ下がる。
だが、うなされつづけている様で、ほむらが呻く度に、まどかは不安な表情になる。

「ほむらちゃん……大丈夫かな?」

そう言ってまどかは、ほむらのおでこに手を置く。
手から伝わる、ほむらの高い体温。

「さっきよりは、体温が低くなってるけど、大丈夫かな?」
146 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:51:48.88 ID:hzwEuSGB0
「う、うん……ま、まどか?」

ほむらが僅かに目をあける。
恐らく、今起きたのであろう。
更に、発熱しているが為に自分の体が動かない事に困惑しているのだろう。

「体が熱い……私、倒れてからどうなったの?」

「私からほむらちゃんをベッドに運んで……それで突然うなされ始めて……発熱して……」

そう言ってまどかはまた不安そうな表情になる。
ほむらは目を覚ましたものの、まだ大丈夫と決まった訳では無い。

「そう。ありがとうね、まどか」

まどかに礼を言い、ほむらは体を起こす。
体温が38度〜39度近く有る為に、彼女は体をうまく動かせないのだろう。
起き上がるのに、少し時間がかかった。

「だ、駄目だよ、ほむらちゃん。病人は、安静にしていなきゃ」

そんなほむらの様子を見て、まどかが言う。
しかし、ほむらはふるふると首を振る。

「心臓病を患わっていた時は、もっと酷いものだったわ」
147 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:52:50.32 ID:hzwEuSGB0
「珍しいね、魔法少女が風邪をひくなんて」

突如部屋に聞こえる声。
それは、ほむらが敵対している、インキュベーダーの声。
今のこの世界で、どういう関係なのかはほむらには解らないが。

「何の用……?」

今にも消え入りそうな声でほむらが問う。
声を出すことでのエネルギーの消費すら避けたいのだろう。
それ程に今のほむらは衰弱している。
少なくとも、まどかの眼にはそう映った。

「いや、何で僕をそんな邪魔者扱いするんだい?」

そう言ってキュぅべぇは体を表す。
紅く光る眼が、暗闇に浮かんでいるその姿はとても不気味である。

「白々しいよ、インキュベーダー」

まどかが追及する様な強い語調で言う。
しかし、キュうべぇは首を傾げる。
まるで、まどかが何を言っているか、解らないかのように。

「……僕は、責められる事をした覚えが無いんだけれどな」

「ソウルジェムが濁りきった魔法少女はどうなるのかしら……?」

ほむらは、また消え入りそうな声で問う。

「いや、それは僕達にも解らないんだよ」
148 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:53:22.60 ID:hzwEuSGB0
「さやかから聞いたよ。興味深い話だ。けれど、その話には無理がある」

キュぅべぇは言う。

「その話を実証する方法が無い」

「そう、かしら?」

ほむらがもうそろそろ死んでしまいそうな声で言う。

「ほむらちゃん、寝てて。それ以上喋ったら死んじゃう」

まどかは不安そうな声で言う。
魔法少女は、ソウルジェムが砕けなければ死なないのだが。
そんな事を忘れてしまうぐらい、ほむらは衰弱していた。

「僕達としてもそれは困る。しばらく、ほむらには寝ていて貰いたいのだけれどいいかい?」

ほむらはしばらく驚いた顔をした。
しかし、さやかから聞かされたこの世界の法則を思い出し、僅かに頷く。
そして、目を瞑り、直に眠りについた。
149 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:53:54.51 ID:hzwEuSGB0
「今のほむらに何が起きているか、それは仮説しか立てられないんだ」

ほむらが寝息を立て始めるのを見、キュぅべぇは、まどかの方を見て話を始める。

「聞かせて。魔法少女の発熱の理由」

まどかは、キュぅべぇを信用仕切っている訳では無い。
しかし、さやかに聞かされたあのルール。
それは、素敵なルールだとまどかは感じた。
信じてみたい気持ちになったのだろう。

「いいとも。まず君はジョンタイターの世界線理論を聞いたかい?」

そのキュぅべぇの言葉に、まどかは記憶を探るまでも無く答える。
パラレルワールドの実在。
世界線が再構築される度に、普通の人間の記憶は無くなる。

「聞いたよ」

「簡単に言おう。ほむらの能力は、世界線を越えても記憶が継続される。そういう物だ。
そして、君の能力もそうだ。」

「じゃあほむらちゃんは、何で発熱しているの?」

今の話では、何の説明にもなっていない。
まどかはそう考える。

「君は、発熱―40℃以上の発熱をした事があるかい?」

キュうべぇはまどかに聞く。
150 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:56:28.09 ID:hzwEuSGB0
「あるよ。幼稚園時代に……それがどうしたの?」

幼稚園の時。
あの頃は2000年問題がさかんに叫ばれていた時期。
その時期の長期的、一か月ぐらいの発熱。

「世界線のターニングポイント前の発熱。それがこの能力の発現条件なんだ」

「ターニングポイント?」

「ジョンタイターが語っただろう?今年はその分岐点だって。君が発熱した時代は2000年だろう?
彼が語る様に2000年も、大きな分岐点だったんだろう」

キュうべぇは言う。
その答えにまどかは納得した様な顔をする。

「正確に言うと違うのだけれどね、まぁ分岐点前の発熱がこの能力の発現条件と言ってもいいだろう」

「キュぅべぇ達もタイターさんと同じ結論を出しているの?」

まどかが質問する。
しかし、キュぅべぇはふるふると首を振る。
151 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:57:26.42 ID:hzwEuSGB0
「いや、僕達はタイムトラベルを必要としないからね。研究した事も無い」

彼達、インキュベーダーには時間の支配を必要無いと言うのだろう。

「そう……それと」

そう言ってまどかは、寝ているほむらを見る。
やはりまだ、辛そうだ。

「ほむらちゃん、いつまでこの状態なの?」

不安そうな表情でまどかは問う。
しばらく続くなどと、ここで言われてたら彼女はほむらを心配し。
何とかしようと、無茶をするだろう。

「普通の人間だったら一か月ぐらいだが、ほむらは魔法少女だ。能力の発現が完了するのに一日もかからないよ」

そのキュぅべぇの言葉を聞いて、まどかは安心する。
そして、台所へ歩いて行く。

「よ、良かったよ……うん」
152 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 20:59:49.46 ID:hzwEuSGB0
「やはり、ほむらの事は心配かい?」

キュぅべぇが問う。
まどかは、うんと頷く。

「そうか……けれど、あそこまで強いほむらの事だ。大丈夫だよ」

そのキュぅべぇの言葉にまどかは違和感を覚える。
キュぅべぇは、ほむらをそこまで強くない魔法少女だ、と言っていた。
一人では、ワルプルギスを倒しようの無い魔法少女。
しかし、今、キュぅべぇはほむらの事を強い、と言った。

「ほむらちゃんの能力は何か、教えて?」

そうまどかが聞くと、キュぅべぇはしばらく考えてから言った。

「本人から聞いてくれよ。僕から言うのは、彼女との約束に反するんだ」

「けれど、私もほむらちゃんも記憶を失っている。だからその約束も無かった事で、ね?」

そう言ってまどかは、ビニール袋に水と氷を入れる。
ほむらの体温を下げる為の物だ。

キュぅべぇは更にしばらく考えていたが、こう言った。




「脳内で想像した物質を作り出して戦う、それが彼女の魔法さ」
153 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 21:02:45.75 ID:hzwEuSGB0
こんな所で。

ほむらちゃんの能力の元ネタはカオスヘッドのメガロニアマックスです。

そして、ほむらちゃんリーディングシュタイナー覚醒。
世界線の大きな変動が、トリガーとなったんですねぇ。

明日、投稿出来るように今から書きますが、出来るかなぁ?w
それでは、おやすみなさいー
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/03(金) 21:07:10.08 ID:ZdoH/Y/Yo
ギガロマニアックスじゃないかと

155 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 21:13:25.16 ID:hzwEuSGB0
ギガロマニアックスですね、単位が間違ってます、すいません。
156 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/03(金) 22:24:36.01 ID:hzwEuSGB0
えーっと、何とか明日は投稿できそうです。はい。
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/04(土) 04:46:16.39 ID:JSGLmLCDo
結構いいところだなー。明日(今日)も期待してるよ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/06/04(土) 09:14:35.57 ID:3cGez2mk0


メガロじゃライブアライブですな
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/04(土) 10:35:38.75 ID:IuV238pDO

ほむらは何を願ったんだろうか
160 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:13:54.50 ID:dPHFnTmV0
うぃーす。
とりあえず、ほむらIN秋葉原になるまで投下します。
少しペースが落ちてきたが、明日書きまくるので大丈夫でしょう。

箱のひよれんやりたい。箱無い。
161 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:14:26.54 ID:dPHFnTmV0
3日後の昼。
体温がようやく元に戻り、体の調子が本調子になったほむらは活動を始めた。
ちなみに、彼女達の学校は休みである。

ほむらは、今、パソコンを使っている。

頭痛と眩暈は何だったのか。
それをジョンタイターに質問したいのだろう。

「メールした方がいいわね」

そう言って、ほむらは受信メールと送信メールを調べる。
彼女が寝て過ごしている間に。
まどかもジョンタイターに幾つかの質問をした様で、いくつかのメールがある。
そのメールを、プライベートな部分は読まぬようにして、読む。

それを全て読み終わると。
ジョンタイターへのメールアドレスを送信先に設定し、文面を打ち込んでいく。

To ジョンタイター
題名 昨日起きたこと

私は、昨日貴方にメールを送りました。
そのメールは友人が書いたものです。
メールを送った際の事です。
強烈な頭痛と眩暈が私を襲い、私は気絶しました。
その後、目を覚ますと発熱をしていました。
今になって、その発熱は収まりましたが、どうなのでしょうか。
これは私や友人の経験した事に関係があるのでしょうか?
162 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:14:53.96 ID:dPHFnTmV0
送信中……送信完了。



ディスプレイの表示が、送信完了の表示になる。
その瞬間に、またあの頭痛が来るのか、とほむらは身構えたが、何も起こらない。
安心したように、ほむらはパソコンのメールのページを閉じる。

この世界線において、メッセージがないかファイルを探る。
ファイルのドキュメント。メモというファイル。
それをほむらは開く。

「記憶を失くした、未来の私へ?」

それは、この世界線のほむらが、記憶を失くした状態の自分に送った文章。
ドキュメントの欄にあるのは、比較的に使用しやすいファイルの欄だからだろう。
カーソルを動かし、内容を読んでいく。
自分の能力は何かという事。戦い方。魔獣とは何か。

「へぇ……成程ね」

違和感。
どこか、ほむらは頭に引っ掛かるものがあるのだ。
何かを忘れている様な。

―何故、こんな物を用意したのか?
―いや、そうでは無い。もし自分だとしても、そういう物を用意している筈。
―自分?……?解らないこの、違和感。
163 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:15:29.26 ID:dPHFnTmV0
”メールを受信しました”

文字列が、ディスプレイに表示される。
それを見てほむらはメールのページを開く。


From ジョンタイター
題名 興味深い事例です

頭痛と目眩。
世界線を越える際に、この二つが起きる。
しかし、それは貴方だけの様ですね。
貴方の友人から来たメールでは、そう書かれていない。
恐らく、個人差があるのでしょう。

ステラマギ。
私は、未来からの要請で、戻らなくてはならない。
貴方とキョーマに、この世界の救世主になってほしい。


それを読み終えると同時にほむらは溜息を吐く。
救世主という言葉。
自分はまどかを救う為に迷走していただけの筈だったのに。
いつの間にか、世界を救う任務を任されるていたと、思わなかった。
164 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:16:34.77 ID:dPHFnTmV0
それにキョーマという人物。
あれは、岡部倫太郎という人間だ。

―世界にどうやって抗うのかしらね。

―私は、きっとあのままで、行ったとしても、勝てなかっただろう。

―ワルプルギスの夜に負けるというのは運命だった。

―けれど、ある偶然のお陰で。

―私とまどかは、幸せな生活を送れるかもしれない。

―間違っても。違う可能性の存在する世界に行こうなどと。

―私は思わない。60億人の自由とまどかの生き死に。私はまどかを優先する。
165 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:20:03.68 ID:dPHFnTmV0
携帯が鳴る。岡部からのメール。
その着信メロディをきいたほむらは、携帯を手に取り、開く。
そこに書いてあったのは、実験をするから来たければ来いというメール。

「実験ね、もしかすると、人類初のタイムトラベル実験に参加する、という事になるかもしれないわ」

ほむらが独り言を呟く。
彼達のやった事を纏めると。
タイムトラベルではないか、と。
放電現象が起きると同時に、過去ヘメールが送られる。

「少し、ワクワクしてきたかな。まどかを誘ってみようかしら?」

そう言って、ほむらは腰を上げる。
机の上のソウルジェムを手に取り、階段を下りていく。
166 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/04(土) 21:21:00.00 ID:dPHFnTmV0
今日はこんな物で。
明日の投稿はけっこうするつもりです。
それではー
167 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 20:34:57.47 ID:ca8qd2Fk0
うぃっーす。
今日は10時から投稿したいと思います。

次回から、ほむらも一人称になります。
しばらくは、三人称より一人称の方がやりやすいので。
今回は三人称ですけどねー
168 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:44:40.42 ID:ca8qd2Fk0
1時間後。
秋葉原のラボにほむらとまどかは居た。
真夏の秋葉原は、海に近い神奈川よりも二、三度温度が高い。
その為、急な温度の変化に対応出来なかったのだろう。
汗を滝のようにかいている。

「よく来た、ほむらにまどかー」

そう言って、岡部が歓迎をする。
既に紅莉栖とダル、それにまゆりはそこに居る。
ダルはパソコンをいじりながら。紅莉栖は携帯をいじりながら。

「この三日間に俺達はある事を知った。SERNの陰謀についてだ」

岡部は蓋が外れた電話レンジを指さす。
ほむらは、それを見る。

「この電話レンジはLHCとほぼ同じ役割を果たしているのだ!」
169 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:45:15.60 ID:ca8qd2Fk0
その岡部の言葉に、ほむらは驚く。
この小さいサイズの物が、LHCと同じ役割を果たしている。
いや、正確に言えば違うのだが。

「ど、どういう事?」

岡部は、落ち着け落ち着けと言い。

「まずは、ダル。ハッキングによって解ったことをほむらに教えてやってくれ」

「オーキードーキー。ほむらたん、こっち来るお」

そう言ってダルは、ほむらを手招きする。
ほむらは、ダルの方に歩いて行く。

「これ、とこれ。刺激が強いかもしれないから注意汁」

ディスプレイにいくつか表示されている画像をダルが指さす。
ほむらはその画像に目を注ぐ。
170 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:50:06.48 ID:ca8qd2Fk0
そこに表示されていたのは、Human is Deadの文字。
直訳すると、人間が死んだ、という事。

「ど、どういう事?」

ほむらとまどかは困惑した表情になる。
当然だ、いきなり人が死んだと言われたら驚くだろう。

「お前はこのバナナの事を覚えているか?」

そう言って岡部は棚から、ゲルバナナの乗った皿を出してくる。

「え、ええ。確かこの電話レンジでチンすると、こうなる。で、いいのかしら?」

「間違ってないな。他にもいくつかのサンプルを取った、がこうなったのはバナナだけだ」

岡部はそう言うと、写真が中央にプリントされている紙を差し出す。
ほむらは受け取ると、画像に注視する。

「これは?」

ほむらが問う。

「これは、このバナナの中身、だ。見ての通りスカスカだろ?」
171 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:51:49.37 ID:ca8qd2Fk0
「次に、この新聞記事を見ろ」

そう言って岡部はマウスのカーソルを下の方に移動させる。
ディスプレイを指さす。
そこには、ゲル化した人間を報じた新聞記事。

「なに、これ…?」

まどかが手を押える。
ゲル化した人間は、彼女には刺激が強すぎるたのだろう。
顔面を蒼白にさせて、ソファに座る。
紅莉栖は、そんなまどかを心配し、背中をさすっている。

「ゲルバナナと、同じ状態の人間…」

ほむらも、冷静さを保っていられる状況では無いようで。
動揺しているのだろう。
僅かながら、震えている。

「そして、ここだ」

岡部は新聞記事の上部を指さす。
そこには、1925年発行。という文字。
172 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:53:12.45 ID:ca8qd2Fk0
「つまり、どういう事…?」

ほむらは更に困惑した表情で問う。
連続的に情報が入ってきたために、情報の整理ができていないのである。

「このレポートによると実験日は、2007年の5月。後は、分るか?」

そういいながら岡部はカーソルを上の方に動かし、レポートを指さす。
2007年5月、との表記。

2007年5月にこの被験者に何らかの実験が行われ。
1925年にこの被験者が、現れた。
その、二つが現すのはつまり。

「タイム、トラベル?」

ほむらが驚愕する。
自分が経験した、タイムトラベル。
そのタイムトラベルが既に、実現されていた。という事。
173 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:54:20.17 ID:ca8qd2Fk0
「しかし、これだけでは、何が起きたのか分らんだろう」

岡部は、別のページを開く。
そこに表示されたのは、いくつかの楕円。
タイムスリップの方法を表示したページ。

「LHCは何か知っているな?」

「ええ」

ほむらが答える。
興味で調べた事。ワルプルギスに関連は無い。

「ブラックホールの構造も知っているだろう?」

「ええ。それで?」

ほむらは速く知りたい、という気持ちを抑えられないようで。

「特異点の中では、時間と空間の役割がひっくり返るんだ」

〜岡部、セレンのタイムスリップ理論について説明〜
174 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:54:54.21 ID:ca8qd2Fk0
その理論を全て聞き終わったほむらは、暫く考察していた。

「そんな事、本当にあり得るのかしら?」

疑問を口にする。
自分もタイムスリップを経験した事がある。
しかし、あれはあくまで魔法を使用した物。

「しかし、この現象が存在している」

岡部はそう言って、ゲルバナを指さす。
ゲルバナとゲル人間。
つまり、SERNの言っている事は真実だと。
証明する事。

「そうね……彼達が、そんな実験をしているだなんてね」

「そうだ、この七人分のレポート。その七人のレポートは、壮絶な実験があった事を示すもの」

「この電話レンジでも同じ事が起きているのだ」

そう言って岡部は電話レンジを指さす。
175 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:55:26.88 ID:ca8qd2Fk0
「そして、もう一つ。過去に送れるメールだ」

「過去に送れるメール?」

ほむらが聞き返す。
過去に送ることのできるメール。
岡部が、紅莉栖が倒れているのを見た時。
送ったメール。

「俺達は、沢山の実験データを採った」

岡部は机の上の紙をほむらに差し出す。
そこにはいくつかのデータが纏められていた。

「放電現象が起こった時、電話レンジにメールを送ると、過去へメールが送れるのだ」

「過去に、ね」

「そして、俺達はこれからもう一つの現象を確かめる」

「なにをやるの?」

「過去へメールを送った時に、過去が改編されるか否か、だ」
176 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:55:59.68 ID:ca8qd2Fk0
「過去の、改編?」

ほむらが問い返す。
過去の改編を、この電子レンジでやろうと言うのだ。
実感が湧かないのも仕方がない。

「ああ。といっても、そこまで大きな事をするつもりは無いのだ」

岡部が言う。
しかし、どんな事をするのか分らない、とほむらは首を傾げる。

「具体的に言うと、宝くじを当てるのだ!」

「宝くじ、ねぇ?」

ほむらが言う。
過去へ送る事のできるメールを、どういう物に使おうとしているのだ?と思ったからだろう。

「なんだよその顔は!まるで、俺が過去へ送れるメールを私利私欲の為に使っているかのようではないか!」

岡部が、腕をほむらに振り回し指さす。
しかしほむらは、そんな岡部を無視する。

「それで、どの宝くじにするの?」

紅莉栖が横から口を挟む。
177 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:56:53.09 ID:ca8qd2Fk0
「そうだな……ロト6とかどうだ?」

「毎週木曜日が当選日か」

紅莉栖が言う。
ダルが、体を上げ、検索を開始する。

「一等が……二億円だお」

「二億円ッ!?いや、じゃあ二等で……?」

岡部が大声を上げて驚く。
そんな大金を攫むつもりは無いのだろう。

「貴方、思ったよりチキンなのね」

ほむらが言う。
岡部はそう言われ、背筋をピンと伸ばして言う。

「機関に狙われる身としては、目立つ訳にはいかないのだ!」

「はいはい厨二病乙」

「え?」

紅莉栖が言う。
そこに居た、ダルと岡部が紅莉栖に注目する。

「お前……もしかして、ねらーか?」

紅莉栖はそう言われ、顔を真赤にする。

「違う、違う!違うったら違う!」
178 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 21:58:44.68 ID:ca8qd2Fk0
「二等は、1000万円だお」

ダルが読み上げる。
岡部が否定の印を出す。

「三等で」

「80万円」

「それ、それで!」

「岡部って本当にチキンね」

紅莉栖はそう言って、ペケロッパの前に立つ。

「人の事を言えるのか……ねらーよ!」

岡部が、にやにやしながら言う。

「ねらーじゃない!ねらーじゃない!」

今にも顔から火が出そうな程顔が真っ赤になっている紅莉栖。
それを無視して、岡部は、メールの文面を考える。

「そうだな……こんなんでどうだ?」

『185264783942』
『ロト6で買え』
『絶対に当たる』

「いいんじゃないかしら?」

ほむらが言う。
この文面ならば、宝くじを買うだろう。

「じゃ、じゃあ電話レンジを起動するわよ!」

顔を真赤にした紅莉栖が言う。

「放電が、開始されたよ!」

まゆりが言う。

「メールを送るぞ!」


岡部倫太郎⇒電話レンジ
送信中……送信完了

途端岡部とほむらを襲う目眩。
世界線が、変動した。

ダイバージェンス『0.621342』
179 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/05(日) 22:11:50.58 ID:ca8qd2Fk0
今日はこのあたりで。
それではおやすみなさい
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/05(日) 22:15:09.78 ID:3PPDpyBTo
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/05(日) 22:16:03.83 ID:dJQKjbW0o
お疲れ様でした。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/05(日) 23:50:49.62 ID:yfYDZZZAO
しかしHuman is dead.はおかしいよなw

A human subject is dead.あたりにしておけば…
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/06(月) 01:25:54.47 ID:2CvjFC9So
おつおつ。

>>182
表題としてならまぁ別にいいんじゃない?
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/07(火) 11:48:22.11 ID:y4pmVieIO
マミ「魔法少女が力尽きると消滅する現象…やっぱり名称が必要よね」

とある某巨大掲示板の某板
魔弾の射手「〜〜〜〜という事なのですがどの様な名称が良いかしら?」
鳳凰院凶真「ふむ…それは因果の鎖(アカシック・バインド)からの解放を意味する…つまり因果への到達と再誕(アカシック・デスティネーション・リバース)」
千葉の堕天聖「あなたの話が真実だとしたらその現象は黒き母の印による転生…ゲフ写本とグハーン断章の破片(シャーン)を解析し得られた秘法、円望(無限の希望)ではないかしら?」
郷土妖怪スマキン「宇宙の理には所々自然だが不自然な点が多々ありこれは因果律そのものが何度も書き換えられている事を意味しそれが真実だとするならば我々にそれ確認する事は不可能である」
魔弾の射手「ご意見ありがとう…因果と円の様に続く無限に変容を続ける宇宙の理…そうね…円環の理(えんかんのことわり)というのはどうかしら?」
鳳凰院凶真「ビューティホー!」
千葉の堕天聖「素晴らしいわ!」
郷土妖怪スマキン「妥当である」

マミさんマジ厨二病
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県) [sage]:2011/06/07(火) 15:41:38.92 ID:+DWUrtp/o
>>184
これよく見かけるけど郷土妖怪スマキンだけわからない
東方の八雲紫?
スレチなのは承知ですが知ってる方がいたら教えて下さい
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/07(火) 15:48:34.49 ID:a8jtD+CFo
電波女と青春男のエリオじゃないか?
187 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:15:05.66 ID:ryAymnjw0
うぃーす。
昨日は、忙しくて投稿できませんでした。
それでは、投下します
188 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:15:43.03 ID:ryAymnjw0
ダイバージェンス『0.621342』

目眩が無くなる。
そして、違和感を感じる。

先程、紅莉栖さんとダルさんは私の近くに居たはずなのに。
今はソファでまったりしている。
僅かな瞬間移動。

「岡部さん、目眩、感じました?」

岡部さんに問う。
この現象を感じる事が出来るのは、私と岡部さんだけなのだから。
仲間ができたようで心強い気がする。

「ああ。ほむらも感じたのか」

私は頷く。
つまり、あれは世界線が移動した事を示す。
まどかは、目眩を感じずに、世界線移動が出来るのだっけ?

「まどか、宝くじのメールを送った事、覚えて…」

振り向いた時に、まどかが、居なかった。
どこへ、彼女は行ってしまったのた?
慌てて携帯を取り出す。
そして、昨日まどかとやり取りしたメールを探す。
……ある。良かった。
189 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:16:10.18 ID:ryAymnjw0
「紅莉栖さん、私は今日、まどかを連れてきましたか?」

紅莉栖さんに聞く。
この人は、この能力を持っていない。
だから、再構成されたこの世界で、どうなったかを聞く際には一番良い。

「いや、今日は貴方一人だったわよ?」

という事は、まどかは見滝原に居るのだろうか?
電話帳を開き、まどかの携帯に電話を掛ける。

「ほむらちゃん?」

聞こえてきたのは、まどかの声。
無事の様で、良かった。

「まどかは、宝くじの事覚えている?」

覚えている筈。
彼女はラジオ館での出来事を覚えていたのだから。

「覚えてるよ?でも、岡部さんがメールを送って、まばたきしたら、ここに居たの」

やはり。
けれど、彼女は世界線を越える際に記憶を継続しても、頭痛が起きない。
私達の能力より、一つ上の能力なのだろう。
190 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:16:46.34 ID:ryAymnjw0
「解ったわ。ありがとう、まどかは見滝原に居て?」

態々来させるわけにもいかないし、ね。

「うん、解った♪じゃあね!」

「じゃあね、まどか」

私はそう言うと、携帯を耳から離し、通話を切る。

「それで、宝くじは当たったのか?」

岡部さんが、ダルさんに聞いている。
しかし、ダルさんは何のことだか、さっぱり解らないと言うような顔をしている。
やはり、あのメールの文面では買わなかったか。

私がそう思った時、ラボのドアがこんこん、とノックされた。
誰かしら?

「入れ」

岡部さんがそういう。
毎度思うけど、この人はマミ並に厨二病が酷いわね。
精神病院にぶちこんだ方がいいんじゃないか、と思うぐらいだわ。
191 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:17:16.63 ID:ryAymnjw0
「は、はい」

ドアのむこうから弱々しい声が聞こえる。
それとともに、ドアノブが捻られ、入ってきたのは。
ほっそりとした、少女。

「わー、るか君だー♪」

まゆりさんが、その少女を見て言う。
ちょっと待って、るか「くん」?
この人まさか、男なの?
とりあえず、初対面だから挨拶しておかなければ。

「は、初めまして。中学二年生の暁美ほむらです」

そう言って、私はるかさんに手を差し出す。
るかさんは私の手を握り返してきた。

「は、はい。漆原、る、るかです。高校二年生で、です」

高校二年生。
男でそれだと、かなり身長が低い方では無いのか?
保健の時とか、どうなってるんだろう。
にしても、男にしては、かわいいわね。
192 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:17:43.01 ID:ryAymnjw0
「そ、それで岡部さん」

るかさんは、ポケットから券を取り出す。
あれは、ロト6のかしら?
見たことが無いからわからないけれど。

「こ、これ。岡部さんが、買えっていってくれたのに……」

そう言って両手で券を掴み、岡部の目の前に見せながら頭を下げる。
器用な格好ね。

「お、お前これをどこで?」

岡部が動揺しながら、聞く。
どうやら、ロト6。
過去に送ったメールで変動したみたいね。

「お、きょ、凶魔さんにこの番号で買え、って……」

過去にメールを送る実験は成功したみたいね。
という事はこれを何とか利用すれば、過去改変を行えるのね。
例えば、一か月前の私に、絶対に魔法少女になるな、と送れば。
私が魔法少女にならない今が存在する事になる訳ね。

「そ、それで当たったのか!?」

確かにそこが問題ね。
過去に送ったメールの影響で当選番号が変わる、とか有り得るだろうし。
193 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:18:10.63 ID:ryAymnjw0
「い、いえ。記入の際に、番号を一つ間違えてしまって……」

るかさんの頭を下げる角度がもっと大きくなった。
具体的に言うと45度から60度くらい。

当選番号自体は変わらなかったのね。

「四等か。よくやったぞ!るか子、よ。それはお前にやろう」

そう言いながら、岡部さんは私の方に近づいてくる。

「本当、ですか?あ、ありがとうございます」

元はと言えば、貴方が買ったものなのでしょうけど。
るかさんは、それをしまうとまゆりさんと話を始める。

「どうやら過去に送るメールは成功したようだな」

岡部さんが私の近くで言う。

「そのようね」

私は頷く。
最も、その記憶を持っているのは、私と貴方だけなのでしょうけど。
194 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:18:38.16 ID:ryAymnjw0
「これはつまり、間接的ではあるが、過去にタイムスリップしているのと同じだな」

私は再び頷く。
過去に戻って未来を変えている訳では無い。
だが、過去を変えている、という点では同じだ。

「けれど、乱用するのは危険です」

岡部さんに向って言う。
これを乱用すれば、何があるか、解った物では無い。
バタフライ効果。その危険性。

「ああ」

彼も物理学を専攻しているだけあって。
その危険性はちゃんと理解しているだろう。

「ところで、話は変わるが」

「何ですか?」
195 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:19:04.54 ID:ryAymnjw0
「お前にまだ話していない事があった。SERNのデータベースに、文字列があったんだ」

文字列?
そんな物がどうしたというのだろう?

「その文字列は、IBN5100というレトロパソコンによって解明出来るんだ」

何故そんな事を私に言うのだろうか?

「そのIBN5100を使って何をするつもりなんですか?」

結論を聞きたい。

「SERNの最重要機密である事が隠されている可能性がある。それの解明だ」

成程。
相手の弱みを出来るだけ多く握っておくという訳ね。

「それで、そのIBN5100というのはどこにあるのかしら?」

「こちらだ」

そう言って岡部は奥のダンボールを指さす。
開けてみると、そこには、パソコン、というより大きい電卓が入っていた。
これが、パソコン?
196 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:20:10.09 ID:ryAymnjw0
「へぇ、いつそのハッキングをやるのかしら?」

「今は機材が足りない。色々あるのだ」

成程ね。
機材が足りないんだったら、ハッキングは出来ないわね。

「ちなみに、1つ聞いておきたいのだけれど、ラボメンは何人いるのかしら?」

岡部さんに問う。
私の知らない人がラボに居ると、誰だか解らない場合とかがあると困るのだ。

「るかの他に、閃光の指圧師、バイト戦士がいるぞ?」

閃光の指圧師……?バイト戦士?
この人は、いつもネーミングセンスがおかしい。
まどかに偉大なる女神とか名付けていたしね。

「閃光の指圧師とかバイト戦士じゃ解らないわ」

「下のブラウン管工房があるだろう?」

ブラウン管工房。
ああ、あれね。時代遅れの。

「あれのバイトやっているのがバイト戦士だ」

成程、バイトだからバイト戦士なわけね。

「そして閃光の指圧師は、恐ろしい速さで携帯を打つ者だ」

成程、だから指圧師な訳だ。
閃光の、と付いている訳が解らないが。

とりあえず、二人に会ったら挨拶はしておきたいわ。
この現象を解明したいし、ね。
ったく、私ったらまどかを救う為に動いている筈なのだけれど。
まぁ、いいわ。
これがあれば、まどかを救えるかもしれない。
もっとも、ここでは、まどかと幸せな生活を送れるかもしれないわ。
そうだと、嬉しいのだけれど……ね
197 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/07(火) 21:20:58.78 ID:ryAymnjw0
今日はこの辺りで。
しばらく忙しいので投稿スピードが落ちます。すいません
それでは、おやすみなさい
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/07(火) 21:26:13.86 ID:il3tghnI0


期待してる
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/07(火) 21:50:25.26 ID:BccIWe/Go
お疲れ様でした
200 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:31:52.25 ID:f98VL5/l0
うぃーす。
投下しますぜー
201 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:33:18.92 ID:f98VL5/l0
「昼御飯、食べに行く?」

紅莉栖さんから昼ごはんのお誘い。
行かない訳にはいかない。

「行きます」

「じゃあ私とほむらちゃんとで、昼ごはん食べてくるから」

紅莉栖さんが奥の方で色々とやっている岡部さんに声を掛ける。
なんでも、電話レンジをもっと使いやすくする為らしい。
その間に私は靴を履く。

「解った。二時間ぐらいしたら、会議をするので帰ってきてくれ!」

岡部さんが言った。
会議って、あの円卓会議って奴かしら。
円卓なんて存在しないけれど、何なのかしらね。
曰く、誰の心にも円卓は存在しているって言ってたわ。

訳が解らないわ。
202 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:33:45.32 ID:f98VL5/l0
ラボを出ると、そこには金髪ツインテールの人がいた。
その人は、マウンテンバイクの手入れをしている。
ブラウン管工房の、バイトさんだろうか。
物好きな人だと思う。

「こんにちわ」

挨拶をする。
ラボメンの一人だとしたら、是非話をしたい。

「こんにちわ」

挨拶が帰ってきた。
振り向き、こちらを見ると、途端に眉を顰める。
視線はどうやら私ではなく、紅莉栖さん。

紅莉栖さんもその視線を物ともせず。
睨み返す。

二人の間に何か、あったのだろうか?
私がいないこの三日間の間に。
203 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:34:11.13 ID:f98VL5/l0
「君は、この牧瀬紅莉栖と、知り合い?」

視線が私の方を向く。
相変わらず不機嫌そうだ。

「どうしたのですか?不機嫌そうですけど……」

そう聞いたのは失敗だったかもしれない。
二人の間で喧嘩があったのならば、それを問うのは良くない。

「別に……しえんだよ」

しえん……しえん……私怨!
難しい言葉を使う人だ。

「行きましょう、ほむらちゃん」

紅莉栖さんが後から私に言う。
頭を下げると、方向転換をして、紅莉栖さんの方に向って歩く。
204 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:34:43.72 ID:f98VL5/l0
「紅莉栖さん、あの人と何かあったのですか?」

紅莉栖さんに聞いてみる。
もし次会った時に、何が起きたのか知っておくだけで。
対処方法が変わる。

「別に。岡部とレトロパソコンを運んでいた時に初めて会ったんだけど、その時にすごい睨まれた」

レトロパソコン?……IBN5100か。
見た感じな通りかなり重い物なのだろう。
その時に睨まれる、昔何かあったのだろうか?
紅莉栖さんが覚えていないような子供の頃。

「名前は?」

「阿万音鈴羽。岡部はバイト戦士って呼んでる」

あの人がラボメンなのか。
紅莉栖さんと仲が悪いのにやっていけるのか?

「意味の解らない恨みを買うことはあっちでもあったからねぇ。慣れっこよ」

意味の解らない恨み。
確かに脳科学で論文を発表出来る紅莉栖さんならば。
ありえるだろう。

「私も、慣れています」

事実。
美樹さやかには、八つ当たりをされた。
巴マミには魔女の真相を明かさなかった事で殺されかけた。
あの二人は、個人的に苦手だ。
205 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:35:33.25 ID:f98VL5/l0
「まだ、14歳なのにそんな経験をしてきたの?」

紅莉栖さんが私に聞いてくる。
確かにこれは、魔法少女にしか理解出来ないと思う。
魔法少女でも、信じられないだろうが。

「ええ。子供の頃から」

「私と貴方って似てるかもしれないわね」

紅莉栖さんが呟く。
似てる……そんな訳無い。
彼女は少なくとも、私より凄い人だ。

「し、辛気臭い空気は捨てて、もっと明るい話にしましょう!」

確かに、辛気臭い雰囲気だった。
こういう雰囲気は良くないわね、確かに。
206 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:36:00.64 ID:f98VL5/l0
「どこ行きたい、ほむらちゃん?」

「そうですね……」

秋葉原の町を見回す。
牛丼、ファーストフード、ファミレス。
色々な店がある。
メイド喫茶とかあるけど、目に入らない。

「あれとかどうです?」

私が指さしたのは、イタリアンレストラン。
全国的にチェーン展開していて、見滝原にもある。
しばらく、アメリカ暮らしの紅莉栖さんでも、違和感無しに食べられるだろう。

「いいね、じゃあ行こうか?」

紅莉栖さんは笑顔になると、店の方向に向かって歩く。
私もそれに続く。

〜クリスティーナとほむほむのスーパー食事タイム〜
207 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:36:36.15 ID:f98VL5/l0
食事を終え、店から出る。
入って、一時間くらいしか経っていない筈なのに、暑い。
体が溶けてしまいそうだわ。

「熱いわね」

会計を済ませた紅莉栖さんが店から出てくる。
代金は、紅莉栖さん持ち。
色々と悪い気がする。

思うのだけれど、紅莉栖さんがセレブである、という岡部さんの見聞は間違っていないと思う。
ドクターペッパーを奢ってくれたり。
ご飯を奢ってくれたり。
毎日ホテルに泊まったり……とりあえず凄い人だ。

「なんかごめんなさい……代金払わせちゃって」

「いいのよ、気にしないで」

「今度、私からも何かプレゼントさせて貰います」

私がそう言うと紅莉栖さんがこちらをキラキラした眼で見る。
凄い輝いている……眩しいわ。

「じゃあ、スプーンをプレゼントしてくれる?」
208 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:37:06.73 ID:f98VL5/l0
ス、スプーン?
別に構わないのだけれど、何故スプーン?
私が首を傾げていると、紅莉栖さんが口を開く。

「私はアメリカ暮しだからさ、スプーンとフォークを使うんだけれど。
ラボで食事する際に、スプーンとフォークあった方がいいかなって」

成程……ん?
こっちに居るのは一か月ぐらいなのだから。
少し我慢するだけでいいのはないだろうか?

「あっちの大学に休みを伸ばしてもらったの。興味深い事例を発見したって」

興味深い事例……つまり、タイムトラベルか。
確かにあれは、興味部深い事例。
紅莉栖さんがいれば解明に近づくかもしれない。

「岡部は、物理的タイムトラベルをしたいって言うのだけれど、過去にメールを送れるってだけで凄いのよねぇ」

確かに。
魔法で過去に戻るならまだしも。
科学でそれをやってのけるのだから、それは凄い。

……視線を感じる。振り向く。

「どうしたの?」

「誰かが見ていた気がします」
209 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:37:49.77 ID:f98VL5/l0
紅莉栖さんにそういうと、彼女は微笑する。

「勘違いでしょー?多分」

そうだといいのだれど。
絶対とは言えず、たぶんとしか言えない。
sernへのハッキングがバレているならば。
過去へメールを送る事が成功したのがバレているならば。

確実に付けられる。

「そうだといいのですけれど」

「勘違いよ、勘違い。それより、岡部が会議するとか言ってたから急いでラボに戻りましょう?
アイツ、結構時間に厳しいし」

そうだったのか。
てっきり時間にルーズなタイプだと思っていた。
人は外見にやらない、とはこういう事なのね。

〜ほむら、ラボへ移動〜
210 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/10(金) 21:38:18.26 ID:f98VL5/l0
今日はこのあたりで。
それではー!
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/10(金) 21:42:48.54 ID:D2aOjodwo
乙っち乙まど
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/10(金) 22:20:32.67 ID:JzFYh7Wlo
そういえば鈴羽さん漫画の新話で自殺していたがこのSSではどうなるのだろうか
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/10(金) 22:30:11.21 ID:adJxtuxvo
お疲れ様でした
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/11(土) 00:39:26.95 ID:pRlidaoIO
シュタゲは原作通りなら最終話見た後にもう一回最初から見直すと伏線がかなり張ってあるのが分かるだろうな
215 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 20:26:53.03 ID:jnSZ9Z8j0
おりこ二巻が発売されましたね。
まどかは死んでしまうのは世界線で収束するんだろう。

それでは今日も十時くらいから、投稿する事になります
しばらく遅れたのは、学校の方で運動会が、ありまして。
書きだめとかしてないんですよね、うふふ。
そして期末テストもある。これやべぇんじゃね?と。
死に物狂いで書きますお
216 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:11:00.75 ID:jnSZ9Z8j0
「これより、円卓会議を開始する!」

私と紅莉栖さんが帰ってきて。
しばらくして、岡部さんがそんな事を言い出した。
また何を言い出すのだろうか、この人は。

「過去に送れるメールの命名をしたいと思う!」

そんなまた突拍子の無い。
どうしてくだらない事を直思いつくのだろうか?

「命名って、どうするんだお?」

ダルさんが岡部さんに問う。
岡部さんは”サイエンティストポーズ”を取って、口を開く。

「考えてあるぞ!」

何か物すごい嫌な予感がするわ。
とんでもない厨二臭い物が来そう。
217 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:11:28.60 ID:jnSZ9Z8j0
「その名も、ノスタルジアトライブ!」

岡辺さんがそう言うと同時に。
ラボの空気が、凍りついた。

「却下。覚えにくい」

その雰囲気を無視して。
紅莉栖さんが言った。

確かに覚えづらい。
けれど、そこじゃない。
突っ込む所はそこじゃない!

「ならば助手よ、もっといい名前を考えてあるのか?」

岡部さんが見下しながら言う。
この高圧的な態度、少し腹が立つわ。
けれど、こういう所もあるけど、アイディア性とかは良い人なのだろう。
ネーミングセンスは皆無だけれど。
218 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:11:58.55 ID:jnSZ9Z8j0

「そうね、遡行メールとかはどうかしら?」

遡行メール。
覚えづらいわ、紅莉栖さん。

「まゆしぃはね、そんな難しい名前憶え辛いのです」

まゆりさん、その考えには同意です。
もう少し、分かり易い名前の方が。
口にしやすいし、覚えやすい。

Eメールを過去に戻す。
Eより前。
D。Dメール。

「Eから戻る、という事でDメールとかどうでしょうか?」

私がそう提案すると、皆がこちらを見る。

「いい名前ね、ほむらちゃん。採用」

紅莉栖さんに褒められた。
これは思いつきなのですけれどね。

「成程、ほむらよ。お前には才能があるぞ」

才能って何の才能かしら。
厨二的ネーミングセンスかしら。
そうだったらとても褒められている気がしないわ。

「では、過去を送れるメールの名称はDメールに決定する!」
219 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:12:26.78 ID:jnSZ9Z8j0
〜しばらくして〜

「そして、もう一つの議題だ!」

もう一つの議題?
また命名とか作戦名とかそういう物かしら。

「このDメールを使用した物理的タイムトラベルだ!」

「無理諦めなさい」

「早ッ!」

紅莉栖さんが瞬時に否定する。
確かに難しい事だ。
どうやってゲル化せずに、過去に戻るか。

普通にタイムトラベルするだけだと。
18バイトの大きさになる為に圧縮される。

「しかし、SERNより先にタイムマシンを作らなくてはならないのだ!」

「でも、どうやってゲル化せずに過去に戻るのですか?仕組みも解っていないのに」

SERNのタイムマシンの仕組み。
それは解ってはいるが、レンジの仕組みとSERNのマシンが同じかどうかは解らない。

「確かに、ほむらちゃんの言うとおりだわ」
220 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:12:54.33 ID:jnSZ9Z8j0
「私がしばらくいじったけれど、余り解ってる事は少ないわ」

紅莉栖さん物理も出来たのね。
凄いわ。

「携帯の電波と電話レンジのマイクロ波が、何らかの共鳴をしているのは解るわ」

仮説、当たっていたのね。

「ほう」

「けれど、解るのはそれだけ。まさか電話レンジ内部でカーブラックホールが出来ているとは思わないし」

「それでは、お前には電話レンジの解明を命じる!」

「言われなくてもそのつもりよ」
221 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:13:29.67 ID:jnSZ9Z8j0
♪ テンデンテンデン ♪

岡部さんの携帯が鳴る。

「……誰だ?」

「見てあげなさいよ」

そう言われると岡部さんが携帯を開く。

「指圧師か。どうしたんだ?」

紅莉栖さんが携帯を覗く。
すると、表情が変わる。
それを見て、私も岡部さんの携帯を覗く。


from 閃光の指圧師

私も過去に送れるメール
を私も使っていい?
私もラボメンでしょ?
222 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:13:53.81 ID:jnSZ9Z8j0
「Dメールを使用したいのか」

岡部さんがつぶやく。
Dメールを使用する事によって過去が多少変わる可能性はあるが。
大して変わるような事は無いだろう。

「別に良いんじゃない?」

紅莉栖さんが岡部さんの方を向いて言う。
そう言われ、岡部さんは携帯を開いてメールを打ち始める。


TO 閃光の指圧師

構わん。
しかし送るメールの内容
は公開して貰う。
それが条件で、来れるの
ならば、今直に来い。


そして、そのメールを送信する。
ディスプレイの表示が送信完了に変わる。
223 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:14:25.99 ID:jnSZ9Z8j0
直にドアがノックされる。
岡部さんがドアに走って行き、開ける。
それで入ってきたのは、眼鏡の女の人。
この人が、閃光の指圧師さん。

突然指圧師さんは携帯を取り出し、メールを打ち始める。
そして、送信ボタンを押す。

♪ テンデンテンデン ♪

すると、岡部さんの携帯が鳴る。
今度は誰だ?
まさかとは、思うけれど……

「口で話せ」

岡部さんの一言で把握する。
口下手だからメールで喋っているのね。
私も眼鏡時代は似たようなものだったから、同情するわ。

「Dメール、送らせて」
224 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:15:03.79 ID:jnSZ9Z8j0
「内容を公開してくれ」

女の人にメールを紹介しろ、っていう岡部さんは。
とてもデリカシーが無い気がするわ。

「携帯を変えたいの……最近発売された……使いずらかったから」

「成程、それなら解り易いな」

その前に。
軽く自己紹介しておかなければ。

「私は暁美ほむらと言います、よろしく」

頭を下げる。
握手を出来る様な相手では無いであろうから。

「き、桐生萌郁」

そう言って彼女も頭を下げる。
225 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:15:55.57 ID:jnSZ9Z8j0
「では、二人の自己紹介が終わった所でメールを送るぞ!」

そう言って岡部さんがペケロッパに設定を打ち込んでいく。
しばらくすると、岡部さんは萌郁さんの方を向く。

「良いぞ、メールを送れ!」

そう言われると、萌郁さんはメールを打ち込む。
送信ボタンを打ち込む。

桐生萌郁⇒電話レンジ
送信中……送信完了。

「「ッ!?」」

またあの頭痛。
世界線が移動した印。
横を見る。
ぐにゃんぐにゃんに歪む視界。
奥の方に岡部さんが見える。
岡部さんもあの頭痛を感じた様だ。

divergence『0.503982』
226 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/14(火) 21:18:28.04 ID:jnSZ9Z8j0
今日はこのあたりで。
もうそろそろ例のパソコンが消えますよっと。

ほむほむスレ見ていると何かに目覚めそう。
というより既に目覚めている気がします
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/14(火) 21:53:15.50 ID:Ql8Cc46DO
乙・プサイ・コングルゥ
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/06/15(水) 08:10:30.65 ID:Kc0Ec8Qno
乙・プサイ・ホムホムゥ
229 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:18:42.42 ID:lF7/ES4c0
うぃーす。
今日は十時三十分くらいから投稿します。
明日は投稿出来ないかもしれません
230 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:42:46.76 ID:lF7/ES4c0
divergence『0.503982』

頭痛が治まる。
この頭痛は、世界線が移動した印。
変化した点を探してみる。

しかし、あまり見つける事が出来ない。
一つ見つけた点は、桐生さんが居ない事。

「指圧師は?ラボメンno.005の指圧師は!?」

岡部さんがまゆりさんに聞く。
しかしまゆりさんは困惑した表情になる。

「ラボメンは紅莉栖ちゃんまでのno.004だよ?それとほむらちゃんだけだよ」

何だって。
あの人、桐生さんがラボメンでは無い?
世界線が変動したから、あの人が居なくなったのか。
この世界から、消えたのか?

「な、何だと!?」

岡部さんが立ちすくむ。
231 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:43:23.29 ID:lF7/ES4c0
「恐らく世界線の移動ね」

岡部さんの近くで言う。
私と彼には、世界線を越えても記憶を継承出来る能力がある。

「ああ。そしてお前もやはり、覚えているのだな?」

そして彼はジョンタイターを知っている。
ならば話せるであろう。

「ええ。桐生さんはいなくなってしまったけれど」

何故かは解らない。
恐らく過去にメールを送った事で。
あの人がここに来る必要性が無くなったのだろう。

「このDメールは、人を消してしまうのだとしたら、恐ろしいな」

堂々と言ってはいるが。
声が若干震えている。

当然だ、人を殺したという経験は。
自覚すれば恐ろしいのだから。
それが確信で無いことが救いだ。
232 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:43:57.20 ID:lF7/ES4c0
「けれど、実験せずには要られない。そんな魂胆でしょ?」

彼はきっと。
狂気のマッドサイエンティストと言っているのだから。
人一人消えても何も怖がらないフゥーハハハとか言いそうだ。

「ああ」

やはりね。
この電話レンジをタイムトラベルマシンにする事は。
彼が一番望んでいる事でしょうから。

「今日の実験は中止だ!皆、帰ってくれ!」

突然岡部さんが言う。
今日何が起きたかを、把握したいのだろう。
余計なあいの手無しで。
仕方がない。
233 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:44:23.34 ID:lF7/ES4c0
三人のラボメンが退室したラボ。
熱気が少し下がったか、と思うぐらいの部屋。

「Dメールは過去を変える」

岡部さんの声は少し震えている。

「それだけだと思っていた。それだけだと」

「けれど」

「指圧師と俺達の出会いが無かったことになった。バタフライエフェクトという物を知っているな?」

カオス理論の一つ。
北京での蝶の羽ばたきが、ニューヨークで竜巻を起こす。
風が吹けば桶屋が儲かる。
などの突拍子も無い理論。

「これはそれを引き起こす、出来れば以降は使いたくない」
234 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:44:50.80 ID:lF7/ES4c0
「その考えには同意よ。これは、ポンポンと使っていい物では無い」

けれど。
少々の疑問。
彼女が来ていた理由は何だったのであろうか?
携帯が変わるぐらいでここに来なくなる理由なのだろうか?

「桐生さんと出会った理由を教えて」

気づけば、岡部さんに向ってため口で話している。
彼に敬語で話すのはどうも、合わない。

「あのレトロパソコン、IBN5100を見たいという訳だ」

あの巨大電卓か。

「へぇ、成程ね」

何故携帯を変えたぐらいでパソコンを見に来なくなるのだろう。
それは解らないが、バタフライエフェクトだろう。
これが、カオス理論。
235 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:45:16.48 ID:lF7/ES4c0
「Dメールは過去改変を行う」

「下手をすれば、バタフライ効果によってとんでもない変化が起こりかねない」

桐生さんの消失。
私達の目の前から消えただけで。
この世界には生きているかもしれないが。

「けれど過去改変を行えるのは、メールが送れる範囲だけ、ね」

電子メールを送れる機器を持っているか否か。
ポケベル、携帯電話。
電報とかは可能かどうかは解らないが。
それを行えば、とてつもない修正不可能な僻みが発生するけれど。

「そうだな。つまり、俺達が変えられるだろう範囲は。ここ20年ぐらいだな」

……このDメール。
杏子やマミに使わせてあげたいわ。
両親がいない、あの二人。

「そして俺達の能力」

ジョンタイターが述べる世界線理論。
それによれば、世界線を越えれば、記憶の修正が行われる。
けれど、私達にはその修正が無い。
236 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:45:54.82 ID:lF7/ES4c0
「この能力をリーディングシュタイナーと名付ける」

ドイツ語と英語の混合。
センスがあるのか無いのか解らない。

「特定多数の人間にしか備わっていない。お前は覚えがあるか?」

そんな特別な人間として選ばれる理由。
それは、魔法少女だから。
因果律から外れているから。
その二つしか思いつかないけれど。

「そうね、特には無いわ」

普通の人間に言っても信じてもらえないかもしれない。
それは、この厨二病人間においても同じだろう。

「特には?」

「余り無いわね」
237 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:46:23.77 ID:lF7/ES4c0
「ところで」

マミと杏子にDメールを使わせてあげたい。
二人にはお世話になった事もあるのだし。
けれど、私の考え方も平和になったわね。
以前なら、こんな風な喋り方しなかっただろうし、常に焦っていた。

「ふむ、何だ」

「バタフライ効果の色々を語っている所だけれど、友人にこれを使わせてあげたいのよね」

「と、いうと?」

「両親を亡くしちゃった子が二人、友人にいるの」

「成程、な」

岡部はうむうむと頷く。

「友達思いか、悪くないぞ」

「だが、少し待て。これの解明を少し行いたい」

そう言うと岡部さんは冷蔵庫まで歩いていき、開ける。

成程。
どうやって、メールを送っているかの確認や。
これが世界にもたらす影響の考慮もしなくてはいけないわね。
238 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:46:49.15 ID:lF7/ES4c0
「とりあえず、だ。ドクペ飲むか?」

岡部は中からドクターペッパーを取り出す。

「くれるかしら?」

私が言ったのを聞き、もう一本ドクペを取り出す。
そして、一本を私に渡すと、今持っている物を開ける。
私もドクペを開け、ごきゅごきゅと飲む。

どれくらいストックしてあるのかしら?

「良い飲みっぷりだな、ほむらよ」

「ええ。結構好きなのよね」

「ふむ」

そう言って岡部さんはドクペをごきゅごきゅと飲む。
この人も凄い好きなのね、ドクペ。

「しかし、こんな発明をする事になるとはな」

私も驚いている。
大学生二人に、過去を変える力が託されるなんて。
思ってもみない事だろう。
239 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:47:17.33 ID:lF7/ES4c0
さて、もうそろそろ。
見滝原に帰るとしよう。

「私はそろそろ帰るわ。明後日、また来るわ」

「明日は来れないのか?」

「ええ。色々とあるのよ」

ここに来なかった三日間の間に。
見滝原の状況を把握しておきたかったのだけれど。
熱が下がってもベッドから離れられなかったのよね。
まどかが、「ダメーダメー!」って上目づかいで言ってくるものだから。

「そうか、それじゃあな」

「ええ。それでは」

靴を履き、ドクターペッパーを持つ。

「これは貰って行くわね」

そう言って岡部に笑いかける。

divergence『0.503982』
240 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/15(水) 22:49:19.00 ID:lF7/ES4c0
今日はこのぐらいで。
少しずつ寝ないせい疲労が溜まっていきます。

次回はほむほむin見滝原です。
後の後に絶望にたたき落とす為に、いまは幸福を味わってもらうとしよう。
フゥーハハハ!
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/06/15(水) 23:02:25.68 ID:LQWPc8hD0
乙っしたー
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/15(水) 23:06:17.82 ID:U7y7DxgA0
乙・プサイ・コングルゥ
最後まで付き合うぞ
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/15(水) 23:47:25.00 ID:O7+CwRDIO
アニメシュタゲの方もそろそろ・・・
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/16(木) 17:45:35.40 ID:B07YCchbo
まだまだ先は長いががんばっていただきたい
Dメールって送る描写はあるけど受け取る描写はごく少数だよな、ってかあれくらいだからもっと受け取ってしどろもどろする描写があったら面白いかもな
245 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 17:06:53.19 ID:aibUPD+C0
うぃーす。
今日は投稿します。
大体9時くらいになります
246 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:36:52.54 ID:YjbL0FXv0
翌日。
見滝原にて。

「ほむらちゃん、おはよう」

まどかが、家の前で待っていた。
私が起きてでてくるのを待っていてくれたのかしら?
優しいわね。

「おはようまどか、待っていてくれたのかしら?」

「うん!ほむらちゃんと見滝原を歩きたいかな、って?」

待っていてくれたなんて嬉しいわ。

「じゃあ、そうしましょう」

生憎私は予定が無い。
見滝原の状況の把握、それとグリーフシードの入手。
この二つを行う必要があるが。
前者は、歩きまわれば可能だし。
後者は、夜でないと出来る事では無い。

「わー、ほむらちゃんにok貰った!」

そう言うまどかを視界に入れながら、靴を履く。
今日の服装は、黒ワンピース。
岡部と会った日に最初に来ていた服。
247 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:37:25.55 ID:YjbL0FXv0
「じゃあ行こうかしら?」

ポケットの中には、私のソウルジェムが入っている。
そのソウルジェムの色は昨日確認した。
けれど、色は余り濁っていなかった。

「うん、じゃあまず沿岸部に行こう?」

沿岸部。
嵐が来たと言われる海岸。
その海岸がどんな状態になっているのか。
それを知りたい。
まどかはどういう考えで行こうと言っているのか解らないが。

「どうなっているのかしらね。嵐が来たって事は、危ないのかもね」

「そうじゃないといいねー」

「ええ。瓦礫の山だったりすると危ないかもしれないけどね」

門を閉め、歩き出す。
248 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:38:37.07 ID:YjbL0FXv0
「ほむらちゃんは、秋葉原で何しているの?」

まどかが聞いてくる。
この事はまどかに話してもいいのだろうか?
まどかから他人に広がったりすれば。
sernに狙われるかもしれない。

もう隠し事はしないと、決めた。

「過去へ送る事の出来るメールを解明しているの」

私がそう言うと、驚いた様な顔をする。
まぁ、当然よね。

「過去へ送る事のできるメール。これを応用すれば、ワルプルギスを倒せるかもしれない」

一か月という決められた期間では無く。
かなりの期間、を改編出来る。
作戦を建てる事が可能になる。

「……杏子ちゃんやマミさんの親を助けてあげるって事は出来ないのかな?」

まどかはやはりその事を考えるわね。
どの時間軸でも、人助けを考える。
その考えに付け込まれて、彼女は……。
249 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:39:02.56 ID:YjbL0FXv0
「出来るかもしれないわね、けれど」

「けれど?」

未来から、メールが送られてきたとしよう。
これをどういう物だととるかは。
その人次第。

「貴方はメールが送られてきて、その通りにする?」

「あ」

まどかがぽかんと口を開ける。

「そういう事よ」

それと問題点が一つ。
36バイトのデータしか送る事が出来ない。

「でも内容を考えれば……」

「そうね。でも、送れる内容は18文字に限られるのよ」

「い、以外と不便だね……」

そうでも無いのだけれどね。
250 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:39:28.67 ID:YjbL0FXv0
「もう一つ、考慮しないといけない事があるの。それは、バタフライ効果と呼ばれるものだけれど」

「それは、私知ってるよ」

どうでもいい雑学知ってるわね。
こういう所が変に詳しいから困るのよね。
演歌とかまどかに合わないわ。

「過去にメールを送ったら、どんな影響が現在に出るか解らない。とっても怖いわ」

その影響が私のタイムリープ中に起きていてくれると嬉しかったのだけれどね。

「そうだね、私には難しいから物理は解らないなー」

カオス力学が物理だと知っている事自体、普通はすごいと思うわ。
251 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:40:00.49 ID:YjbL0FXv0
「教えてあげようかしら?勉強を」

「う、嬉しいな」

まどかの表情にかつての自分を見出す。

こんな会話。
もう出来ないと思っていたのに。
たった一つの偶然で。
まどかと日常を過ごせる、なんて。

思わず涙が零れる。

「ほ、ほむらちゃん?」

まどかが心配そうな表情で私の顔を覗き込んでくる。
まさかこんな所で涙零れるなんてね。
私らしくないわ。
しゃきっとしなさい、暁美ほむら。

「貴方とこんなに平和な時間が過ごせるとは思わなかったから、つい」

涙は止まらない。
一度、こういう状態になれば。
悲しき思い出が滝のように溢れ出てくる。
252 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:40:33.16 ID:YjbL0FXv0
目の前で苦しみながら魔女になった彼女。
苦しみながらも自分の世界を守る為に、自ら死んだ彼女。
力の使い道も解らず、暴走した彼女。

全てを見てきた。
その時も、いつでも、私は無力だった。
でも今ならば。
タイムリープより強い過去を変える力を持つ私ならば。
無力じゃない。

「な、泣きやんでよ?そんなほむらちゃんの顔、見ていられない」

そう言ってまどかは私にハンカチを差し出す。
そうね。
私が泣いてたら、何も始まらないよね。

ハンカチを受け取り、涙を拭いて。
それを返す。

「ありがとう。この時間軸を、私は諦めない。
”次は”なんて言葉は使わない。”今度は”なんて言葉も使わない。
それだったら、今までの私が無かったことになるから。失敗だったみたいになる。
でも違う。それは、今に到達する為の、積み重ねだった。無駄じゃなかった」
253 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:41:06.34 ID:YjbL0FXv0
「よ、良くわからないけど、その意気だよ!頑張って!」

「ふふ。そうね」

♪ ボクノシカイガー ケイケンヲシター ♪

携帯がメールを受信した事を知らせる音楽を流した。
今良いムードなのに、どうして空気を読めないのかしら?
取り出した携帯には、岡部倫太郎の文字。

from 岡部倫太郎

今からDメールの実験を行う。
頭痛があったら、俺に報告してくれ。


Dメールを送るという事実の共有。
これをしておこうという算段なのね。
内容は知られたくないのでしょう、察してあげるわ。

「ちょっと、返信してもいいかしら?」

まどかに尋ねる。
やはり、こういうのは尋ねなくてはならないだろう。

「いいよー♪ほむらちゃんが逃げる訳では無いし?」

いい子ね。
この笑顔、撫でたくなるわ。
254 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:41:41.49 ID:YjbL0FXv0
To 岡部倫太郎

いいわよ。
どんな内容を送ったか、教えてね。


暁美ほむら⇒岡部倫太郎

送信中……送信完了。

ディスプレイが送信完了の文字を出す。
そしてまどかの方を見る。

「メールを送り終わったわ」

「へぇ、岡部さんからー?」

「ええ。過去にメールを送るらしいわ」

どんな内容か教えてくれてもいいのだけれど。

「凄い実験やってるねー♪」

ほとんど私は何もしていないけれどね。
紅莉栖さんと、岡部。それにダルさん。
その三人は、発想力とかが凄い。

「ええ。あれがあれば……」

そう言い終わる前に。
またあの頭痛が来た。

岡部がDメールを送ったのだろう。
実験したいのはやっぱりなのね。
そう毒づきながら、目を閉じた

divergence『0.473256』
255 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/17(金) 21:42:22.02 ID:YjbL0FXv0
今日はこの辺りで。
ひよれんやりたいけど、箱ねぇー。
どうしようマル
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/17(金) 21:44:16.09 ID:KBkeMLPko

きっとPSPでも出るさ
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2011/06/17(金) 22:37:30.78 ID:QoDYZNeFo
出るのは一年掛かるだろうな
258 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/18(土) 23:04:12.19 ID:1eljdl4H0
今日は投稿できなさそうです。
すいません、そして期末テストが近づきつつある
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/18(土) 23:52:43.10 ID:tJYzcuF8o
無理はせずテスト優先しときなさいな
ゲーム未プレイで今日ダブルパック買ったから、それまでに攻略しておくわww
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) :2011/06/19(日) 11:41:27.23 ID:v/vvJnono
追い付いた
これは大作になりそうだ
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/19(日) 17:24:15.30 ID:FdIOVLKIO
0.4台・・・これは・・・
262 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:02:31.72 ID:1uO2uvS70
divergence『0.473256』

頭痛が治まった。
周囲の風景は何一つとして変わっていない。
目の前にまどかが居るのも変わらない。

「また、世界線が変わるぐらいの変革をしたのね」

バタフライ効果。
けれど、たった一つの事だけでそこまで変わるのだろうか。

「世界線?」

まどかが首を傾げる。
そういえば彼女とタイターのやりとりでは。
世界線についての話は無かった。

「パラレルワールドを線でしめした物よ」

「あ、ああ。タイターさんがネットで言ってたやつね」

そういえば掲示板の方では言ってたわね。
失念していたわ。
263 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:02:58.91 ID:1uO2uvS70
「Dメールはそれを移動させる効力を持つの」

「Dメール?」

説明するのを忘れていた。

「過去を送れるメールの略称よ」

「へぇ、かっこいいねぇ」

私のネーミングした物だから。
普通の名前のはずだけれど。

「世界線が変動したら何が起きるかは解っていない。私と岡部には、その移動が感知出来る」

まどかも一応は出来るのだけれど。
頭痛、目眩という形では無いから。
確かな確信を持てる訳では無いわね。

ッ!?

とても強い視線を感じて振り向く。
けれどそこには誰もいない。

「どうしたのほむらちゃん?」
264 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:03:24.26 ID:1uO2uvS70
まどかが聞いてくる。
彼女を心配させる訳にはいかない。

「大丈夫よ、心配しないで」

ハッキングや、過去を変える。
その行動は、とんでもない禁忌をしているかの様な。
そんな感覚に苛まされている、とでも云うのだろうか?

いや、少し気が立ちすぎているだけか?
そうだといいのだけれど。
もし、SERNがまどかを狙うと言うのならば。
その時は、手段を選ばない。

「困ったら、私に相談してね?」

「ええ、そうするわ」

全て私が一人で抱え込んできたから。
他人が自分を信用しないのは、他人のせいだと。
役に立たないならば、自分でどうにかしなければいけない、と。

けれどそんな事は無かった。
もっと他人を頼っていい。
まどかが、悩み事があるならば話して、と言ってくれたから。
成功の兆しが見えた。
見ることが出来た。
265 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:03:52.53 ID:1uO2uvS70
「あ!」

まどかが声を上げる。
その視線は、まえを見ている。
私も前を見る。
すると、そこにあったのは人工的な物が全て取り去られた海岸。

「綺麗、とは言えないわね」

一見すると綺麗である。
想像していたよりも、瓦礫も無い。
けれど、この海岸線は災害の印。
ワルプルギスの夜が去った後の世界は。
もっと酷い世界だった。

「次は、駅前に行こう?」

海岸の様子が変わっていないと言うのならば。
ここに留まる必要も無い。
私とまどかは海岸を後にした。
266 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:04:28.13 ID:1uO2uvS70
駅前の様子も変わっていなかった。
スタバ、本屋、CD屋。
全てが営業を行っていた。
変わった点があるとすれば、噴水が機能していなかったり。
そういう関連の物が使われていなかった所。

「水関連が使えないみたいだね」

まどかが言う。

「みたいね」

嵐の時に汚れた水が入り込んだのだろう。
噴水とかは使えないのがわかる。

「出来ればキュぅべぇと話をしたいね」

そんな恐ろしい事しても良いのだろうか。
私としてはアイツは体が拒否反応を起こすから嫌いである。
勿論、一番手っ取り早い方法はそれだ。
けれど、それを理解していも脳が完全にアイツを否定している。
267 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:04:58.77 ID:1uO2uvS70
「その通りだわ。けれど、私はアイツが嫌いなのが解るでしょ?」

「それは心外だよ、僕が何をしたと言うんだい?」

まるで待っていたかのようなタイミング。
私とまどかを見張っていたのだろうか?
だとしたら、この数日間に感じた視線はアイツだと言うことになる。

「予兆が無いのね。ところで、貴方数日間、私を着けていた」

こいつらは嘘を付けない。
そういう仕組みなのだ。
繰り返した時間軸の中で、それを知った。

「何でだい、そんなストーカーの様な事をする必要があるんだい?」

「イエスかノーで答えなさい」

そうしないとコイツ達はのらりくらりとかわすからね。
肯定か否定をはっきりさせないと。

「ノーだよ」

だとしたら、誰なのかしら。
まさか、本当に、sern?
268 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:05:25.09 ID:1uO2uvS70
そこまで考えていると。
携帯がメールの着信を示す。

今度は誰かしら?
携帯をポケットから取り出す。

表示されていたのは、見た事の無いメールアドレス。
携帯を開き、メールを参照する。


from p5ul7le4a4785@c.ne.jp
添付 WGKIA.jpg

お前は知りすぎた




そのメールを見たとき。
全身の気がよだつ様な。
とんでもない寒気を感じた。

消してしまおう。
このメールを無かったことにしてしまおう。
けれど、私の指は私の考えに反して動く。
添付を開く。
269 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:06:03.44 ID:1uO2uvS70
そこには。
胸に砕けたソウルジェムを乗せた。
魔法少女が映っていた。

名前は知らない。
髪の毛の色からして、ヨーロッパの人間。
表情は苦悶に満ち溢れていて。
sernは、魔法少女を殺せるのか。

「うわぁ!」

思わず間抜けな声をあげて携帯を落としてしまう。
周囲の人間が私に注目している。
けれど、そんな事より、別の心配が浮かぶ。

これを、まどかに見られたら。
親切なまどかは、解決しようとするだろう。
そうしたら、彼女を巻き込む事になる。
それだけは避けなくてはならない。
急いで携帯を拾い、待ち受け画面に戻す。

「ど、どうしたの、ほむらちゃん?」

まどかが困惑した表情で聞いてくる。
困ったことを相談しろ、と言われても。
この事に巻き込む訳にはいかない。
270 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:06:37.35 ID:1uO2uvS70
「いや、昔の友人から送られてきたビックリ系の画像に驚かされただけよ」

動揺が出ないように言う。
これはまずい。
心臓の動悸が抑えられない。

「ほむらちゃんにそんな所あるんだ〜。知らなかったー☆」

「私も昔は臆病だったからね、仕方ないでしょ?」

何とかしてこれを知られないようにしなくては。
まずい。

「それと、まどか。今日はこれぐらいにして、帰らない?」

しばらく話していたら。
ボロが出たりしてしまうだろう。
その前に、速めに別れておきたい。

「べ、別にいいけど」

「あ、ありがとう。じゃあ貴方の家まで送るわ」

何とか。
バレずに済みそうだ。

≪お前を見ているぞ が 解除されました≫
271 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:07:40.09 ID:1uO2uvS70
お前を見ているぞ


今日はこの辺りで。
明日投稿出来たらなぁ……今からがんばって書きますか
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2011/06/19(日) 20:19:12.22 ID:B/ebNKG2o
お疲れ。
カップリングありなんこれ?
273 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/19(日) 20:35:37.63 ID:1uO2uvS70
>>272

親友のまどほむ
古き友のまみあん
戦友のあんさや
夫婦漫才のオカクリ

ってカンジですね。
274 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:34:33.68 ID:UpLr/RAo0
期末が近い
期末が近い

そんな訳で投稿します
275 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:36:16.53 ID:UpLr/RAo0
まどかを家まで送り。
私自身も家まで帰る。
ドアの鍵とチェーンロックをどちらも掛けて。
パソコンの椅子に座る。

もう一度、携帯を開き、メールを確認する。
やはり、あのメールは夢では無かった様で。
確かにそこに存在していた。
「お前を見ているぞ」の文字。
それだけで、身の毛がよだつ。

添付画像を開く。
そこには、砕けたソウルジェムを胸に倒れている女。
瞳孔も開ききっている。
完全に、死んでいるようね。

この画像が指し示すのは。
メールを送ってきた人物が、魔法少女を殺せるだけの力わ持っている。
それは、つまりまどかがもし、人質に取られたら。
私が彼女を救出できるかどうか解らない、という事。
276 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:36:46.73 ID:UpLr/RAo0
「キュぅべぇ」

着いてきたきゅぅべぇに話しかける。
コイツなら、知っているかもしれない。
この組織がどんな力で魔法少女を殺したのか。

「何だい?」

携帯の画像を見せる。

「現代科学で、魔法少女を殺す事が出来るかしら?」

「無理だね」

即答。
恐ろしいスピードでの。

「やけに自身たっぷりに言うわね」

「君達魔法少女は、ソウルジェムが砕けない限り無敵だろう?」

そうではない。
それぐらいの事、私だって解っている。
問題はそこでは無い。
277 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:37:25.72 ID:UpLr/RAo0
「質問を変えるわ。現代科学でピンポイントにソウルジェムを撃ち抜けるかしら?」

「ソウルジェムは、魔法で無いと砕けないよ」

へぇ、それは初耳ね。
けれど、デザートイーグルで打ち抜けたけれど。

「魔法少女が、現代科学を使ってというなら話は別だけれどね」

「それ、って?」

「基本的に魔法少女は魔獣と魔法少女にしか殺せないね」

私は携帯の画面をもう一度見直す。
魔法少女は魔法少女にしか殺せない。
その事が指し示すのはつまり。

「この魔法少女は、魔法少女に?」

「そういう事になるね」

予想外の出来事。
このメールが、魔法少女から送られてきたメールだと?
それにしては、ふに落ちない。

お前を見ているぞという文面。
まるで私が犯罪を犯した事を知っているかの様な。
まさか、ラボメンに魔法少女が?
278 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:38:26.86 ID:UpLr/RAo0
しかし、そういう事をしたとして。
何の得になるのだ。

このメールを送ってきたのはほぼセレンで確定。
ハッキングがバレていないなんて訳が無い。
本当にバレていないとしても口を滑らしてしまうラボメン達の事だから。
外でついつい喋ってしまい。
セレンに嗅ぎつけられていたとしてもおかしくは無い。

となると、この魔法少女を殺したのは?
魔法少女。
SERNには、無理。
けれどこのメールを送ってきたのはSERN。
……そういう事か。

「ねぇキュぅべぇ?」

「何だい?」

私の発想が正しければ。
恐らく彼は次にイエスと言うだろう。

「魔法少女で組織に雇われている人っている?」

「……いるよ」

やはり、ね。
脳でバラけていたピースが重なって。
一つの事実を作り出した。
”sernの魔法少女”は私を監視している。

「ふふふ、いいわ。やってやろうじゃない」
279 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:39:30.34 ID:UpLr/RAo0
♪ 僕の視界が〜 経験をした ♪

私が呟いたとき、携帯がメールの着信を示した。
また、sernかしら?
そうだとしたら、家に盗聴器がしかけられている事になるわね。


from 岡部倫太郎

明日出来るだけ早くラボに来てくれ
二人きりで話したい事がある。


二人きりで話したい事?
何かしら。
またタイムトラベルの事について、かしら?

携帯を閉じて、電源を落とす。
それを充電器に接続させる。

パソコンを開き、sernについて検索を開始する。
ヨーロッパの機関であり。
ミニブラックホールの実験を行っているとの事。

まぁハッキングで見た限りではもう成功しているみたいだけれどね。
そういう所を隠してまで次元の支配を行いたいのかしら?
多数に公開してやれば、実験は成功かつ進歩しやすい。
それは私が一番解っている。
「ねぇキュぅべぇ?」

「何だい?」

私の発想が正しければ。
恐らく彼は次にイエスと言うだろう。

「魔法少女で組織に雇われている人っている?」

「……いるよ」

やはり、ね。
脳でバラけていたピースが重なって。
一つの事実を作り出した。
”sernの魔法少女”は私を監視している。

「ふふふ、いいわ。やってやろうじゃない」
280 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:40:00.77 ID:UpLr/RAo0
「sern?」

あら、意外ね。
彼が知らない、なんて。

「フランスの原子力機関よ。宇宙の秘密をときあかそうとしているらしいわ」

そんな事言いながらも。
タイムトラベルの為の実験しかしていないみたいだけれど。
あの計画書には、第四段階か書いてなかった。
普通に考えれば、第三段階まで終わったという事を示すのよね。
つまり、第三段階は成功した、という事になる。

小さい容量なら送れるのよね。
人間を圧縮して、送るとかしないのかしらね?
いやそしたら、元々ゲル状になってしまうからね。
意味ないわね。
それこそ、人間をデータ化とすれば……

「ッ!?」

強烈な頭痛。
また、か。
Dメールを使ったのかしら、岡部。

世界線を何度も移動させている。
それはとても、悪い事であるかの様な気がする。
けれど、何が起きるか分からない限り。
ひたすら実験を続けるのしかないのよね。

divergence『0.403256』
281 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/20(月) 22:42:59.41 ID:UpLr/RAo0
今日はこの辺りで。
すずちゃんが秋葉原に残ることになったDメール。
それは、悪夢の始まり。
フェイリスのメールをまだ送っていないのですね。
この後、送りますお。

原作ではもうそろそろ、佳境に入りますね。
OPは変わるのか。どうなのか。
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 22:47:09.78 ID:svgCCgTmo
お疲れ様でした
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/20(月) 22:53:51.76 ID:vMDrg5qAO
SERNの魔法少女…まさか!?ん、誰か来たな
284 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 21:16:21.41 ID:w+/LapkR0
迂闊な事をするなと。
軽率な事をするなと。

猛暑はお前の直ぐそばに居るのだと!


どうも。今日も十時くらいになったら投稿します。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage saga]:2011/06/22(水) 21:24:00.38 ID:CyAscZgAO
空気読めないヤツ覚悟で聞くがシュタインズゲートって面白いの?
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2011/06/22(水) 21:45:41.18 ID:60DC53Reo
原作はそれなりに評価されてる。
面白いか面白くないかなんて人それぞれだから分からん。
287 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:00:47.73 ID:w+/LapkR0
divergence『0.403256』

頭痛が治まる。
この世界線の私が調べていたことは変らない様で。
相変わらずパソコンにはセルンのhpが表示されていた。

しかし先程と違うのは。
携帯に新着のメールが『2件』来ている事と。
キュぅべぇがいない、という事。

こういう僅かな変化を見逃さない事が重要だと。
どこかの大学の教授が言っていた。
どこの大学の教授だっけ。
いや中学かもしれない。

『彼氏の僅かな変化を見逃すな』
これなら確実に早乙女先生だ。

いや、そんな事は置いておいて。
288 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:01:25.69 ID:w+/LapkR0
携帯を開き新着のメールを二件確認する。
片方は岡部から。
大方世界線の話だろう。

もう片方は、マミから。
これは、予想がつかない。

まずは岡部からのメールから確認する。

from 岡部

頭痛、世界線は確かに移動したという事だな。
俺の計画は成功した様だな。


想像していた通りね。

To 岡部倫太郎

何が成功した、よ。
こっちは意味不明の頭痛で悩まされまくっているのよ。
もうちょっと自重してアレを使ってほしいわ。

ほむら⇒岡部倫太郎
送信完了。
289 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:01:53.91 ID:w+/LapkR0
そしてマミの方のメール。

from マミ

時間逆行。
面白い話ではあるわね。
私も、出来るのならば。
過去に戻りたいわ。
迂闊なことをするな、と。


私は彼女に時間逆行について話していたんのかしら?
送信履歴を遡る。
私のメールに、過去に送れるメールという単語が存在する。

何をやっているのかしらね、私は?
彼女は旅行に行ったことを後悔しているのかしら?
両親を失ったのだから。
仕方ないのかもしれないわね。

To 巴マミ

その願い、かなうかも知れないわね


ほむら⇒マミ
送信完了。
290 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:02:27.40 ID:w+/LapkR0
それより先程考えていたこと。
もしかすると、肉体的タイムトラベルは無理かもしれないが。
記憶を飛ばす事なら出来るかもしれない。
それが出来たとすれば。

私が魔法でやっていた事を科学で出来るのだ。
そして、時間指定をして。

ただしそれには三つの障害が存在する。
一つは『記憶のデータ化』。
記憶をデータ化、つまり0と1にする。
その事が如何に難しいか。

二つ目は、『そのデータを如何に36バイトにするか』
人間の記憶容量は。
バイト数に変換すると、10tbとも100tbとも言われている。
その大きなデータをどうやって36bまでに圧縮するか。
二進数から16進数への変換を行ったとして、精々小さく出来るのは半分ぐらいまで。
291 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:02:55.35 ID:w+/LapkR0
最後の三つ目は『記憶を送ったとして、そのとき精神がどうなるか』
精神、性格という物は。
記憶の積み重ねによって、構成される。
だから、記憶を送ったとして。
精神がどうなるかは解らない。

この3つをどうやって解消するか、になるわね。
ラボに行ったら、話題として出してみましょうか?
案外、良い意見が出るかもしれない。

紅莉栖さんは脳科学専攻。
岡部さんは物理学専攻。
彼のアイデアだけはピカいちだからね。
そして、ダルさんはパソコンマイスター。

ところで、もうそろそろ寝ようかしら。
時計をチラりと見る。
十時七分。やはり眠いわ。

布団を被り、眠りにつく。
おやすみなさい。
誰に言っているのかしらね、私は。

睡魔によって、精神は少しずつ離れていく。
そして、ピタリと精神が離れた。
292 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:03:24.61 ID:w+/LapkR0
「ほむらちゃん……ほむらちゃん!」

息が苦しい。胸の辺りがやけに熱い。
まどかが、泣いている。
ほら、泣かないでよ、まどか。
折角ここまで到達したのだから。

「嫌だよう!嫌だよう!ほむらちゃん!」

泣き叫ぶまどか。
何わそんなに泣いているのかしら。

胸の熱いものは止まらない。
これは、血なのかしら?

「ェグゥッ゛ゥ……ぼむらちゃん!」

貴方も知っているでしょ?
魔法少女はソウルジェムがある限り死なないのだから。
ここにあるわよ。
右手を上げる。
手の甲を見ると、そこには砕けた紫色のソウルジェム。

「動、かない、で、ほ、ほむらちゃん。し、しんじゃうよ」

まどかが、私の上がる腕を押える。

これは夢。
夢なのよ。
早く目覚めなさい。

「お前は知りすぎたのよ」

まどかの後から白い服の女が歩いてくる。
その女は、刀を取り出すと。
まどかに突き刺した。
293 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:03:52.94 ID:w+/LapkR0
「ッ!?」

目覚める。
何だあの夢は。

私の顔の横を冷や汗がたれる。
汗でぐっちょりだ。
こないだの熱の時みたいだ。

私が力尽きて、まどかが殺される。
どういう事よ。

とにかく、夢で良かった。
あんな未来になったら、過去に戻るわ。直にでも。
疲れているのかしらね、私。

時計を見る。
針は六時七分を示していた。
ここから、秋葉原まで五十分かかる。
だとするなら、七時にはむこうに着くだろう。
岡部の事だ、徹夜でむこうに居るんだろう。

今から、行こうかしら。
いや済まさなければいけない事があるわね。
朝ごはんを食べて、風呂に入ってからだを洗ったとして、七時には終わる。
秋葉原には八時に着くことになりそうだ。
294 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/22(水) 22:05:18.59 ID:w+/LapkR0
どうも。

暑さがひかないですね。
書く気が二次関数的どころか三次関数的に下がっていきます。
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/22(水) 23:27:33.10 ID:FA/vALcIO
おつっちまどまど!
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/06/23(木) 22:21:35.48 ID:ZP3ta16AO
ねんがんのシュタインズゲートをてにいれたぞ!
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 01:02:35.85 ID:e6mVM3aQo
ニア殺してでもうばいとる
298 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/06/27(月) 22:38:40.48 ID:eXZGhJI50
どもー
作者です。

何かと多忙でして、投稿が出来ない状況となっています。
書きだめしてはいるのですが、余り時間がないのです。
まぁ、このスレを捨てる事は無いのでご安心ください
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/06/28(火) 02:05:28.10 ID:ulo7olTzo
頑張れー
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/06/28(火) 02:07:25.20 ID:ulo7olTzo
http://i.imgur.com/UWCRk.jpg
301 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 09:40:01.36 ID:GN0+jJGF0
おはようございます。
やっとテストが終了致しました。

今日は投稿できますよ、勿論。

>>300
これは、ひよれんだと聞いたのですが、どうなんでしょうか
302 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 10:43:48.90 ID:GN0+jJGF0
シュタゲ風のタイトル名付けたいけど
中々思いつきませんよね。

そこの辺りとかどうしようかと悩んでいたりします
303 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:25:37.04 ID:Dn1PyJS60
IBM5100が消えた。
フェイリスに探してもらう事を依頼する為に。
話をしたいとフェイリスに言うと。
普通にOKを貰った。

だが、交換条件はDメールを使用させる事。
これは、とても恐ろしい条件だ。
俺はそう考えている。
この事をほむらに相談したい。
何度も使っているのだが。な

自由に過去を変える能力を、使用していいのだろうか。
禁忌を犯している気がする。

……何を恐れている。
俺は、鳳凰院凶真。
狂気のマッドサイエンティストだぞ?

しかし、頭に引っ掛かっているのはあのメール。
赤いプリンが添付されたメール。
謎めいた添付画像と共にお前を見ているぞと。

どういう事なのだろうか。
ハッキングがバレている?
この事はほむらに話さない方が良い。
あいつも大人びているとは言え、まだ中学生。
この事に巻き込むわけにはいかない。
304 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:26:07.81 ID:Dn1PyJS60
「はぁ…」

自然と溜息が漏れる。
俺達は、知らぬ間にとんでもない事をしているのだ。
その自覚が足りないのかもしれない。
だから、あんなメールが送られてきたのだ。

今からDメールを使って、過去の自分にハッキングをやめろと送るか?
……それでは意味が無いな。
第一の目的は、タイムマシンを作ること。
その為になら、様々な物を犠牲にする覚悟がある。

ラボメンは、別。だが。

「今何時だ?」

大きく欠伸をしながら、腕時計を確認する。
眠い。7時50分。
五十分を指している針がずれて見えるぐらい眠い。

最近はラボに寝泊まりしている。
寝泊まりと言うのはおかしいな。
徹夜でずっと籠っているのだ。
もう二徹目か?

紅莉栖にはたまには休みなさいよ、と言われた。
助手も俺を心配するとは出来るやつだな。

アイツとは青森を行く約束をした。
その約束をしてやると言われた時の助手は可愛かったな。
普通にしていればかわいいのだがな。
305 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:26:35.43 ID:Dn1PyJS60
今助手はここに居ない。
久しぶりにホテルに戻って休むのだとか。
あのセレブセブンティーンめ。
羨ましい限りだな。
ホテルでVIP待遇されているんのだろうか。

コンコン

ラボのドアがノックされる。
ドアの向こうにいるのは、ほむらであろうか。
先程時計を確認した時は、七時だった。

「入れ」

俺はドアの向こうにいる人物に声を掛ける。
ドアが開いて、入ってきたのはほむらだった。
彼女がこれぐらいの時間に来る、という事は予想できていたのだ。

「早めに来てやったわ」

どこかの助手を彷彿とさせる喋り方だな。
助手二号と呼んでやろうか。

「俺が相談したいのは、物理的タイムトラベルをどうやるかについて、と。
Dメールを使用させてやりたい奴がいるのだが、良いか?」

前者の質問はすぐに答えられる事では無い。
しかし後者の質問は直に答えられる。

「Dメールについては良いと思うわ?」
306 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:27:02.26 ID:Dn1PyJS60
「ふむ、それじゃあ今日にでも送るとしよう」

フゥイリスの家の住所は知っている。
だから、奴の家まで行けばいいのだが、細かい設定をする必要がある。
その設定をする為には、オペレーターが必要となる。

そのオペレーターをほむらにしようと思っている訳だ。
助手がそれまでに来れば奴に任せるのだが。

「その前に、私もDメールを使用したいの」

ほむらが?
それはどういう事だ?
これは迂闊に使うべきじゃないと言っているほむらが?

「私が、じゃなくて友人が、なのだけれどね」

成程。
彼女の友人にこれを使わせてあげたい、という事か。
偉く出来ているな。

「良かろう。お前にこれのデータを渡しておく。好きな時に使うと良い。
しかし報告はしておけよ?」

実験のデータは少しでも欲しいからな。
ほむらはそう言われると、微笑んで、

「当然よ」

と言った。
307 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:28:48.57 ID:Dn1PyJS60
「それと物理的タイムトラベルの話だけれど」

おお、その話か。
ほむらはポケットから小さな紙を取り出す。
そこにはいくつかのメモ書きの様なものが。
注目すると、タイムトラベルについてと書いてある。

「出来るかも知れないわ」

何だと?

「送れるのは36バイトまで。
だとしたら、人間をデータ化して超圧縮して過去に送れば、出来るかも知れない」

超圧縮はやろうと思えば分割なりなんなりすれば良いので。

「人間のデータ化、それをどうするかが問題だな」

「そうね」

記憶のみのデータ化。
どこかで見た記憶があるが、どこだったけか。
ダルのバソコンでプラウザを起動し、検索をする。

「何?」

そこに書いてあったのは、人間の記憶のデータ化に成功という記事。
しかも、これを可能としてのは。

あの憎たらしき助手、「牧瀬紅莉栖」らしい。

しかしこれは、とても使える手段だ。
ラボメンとしてお願いすれば、彼女は引き受けてくれるだろう。
勿論、この話をするべき時は今では無い。

タイムトラベルを話題として出し、その時に話すべきだ。
何故だろうか、そうするべきだと、気分が言っている。
308 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:30:43.62 ID:Dn1PyJS60
「それにしても、岡部」

いつからコイツは俺を岡部と呼ぶようになったのだ。
年下に呼び捨てされるとか威厳が無いな。
何故だろう、岡部株がラボメンの中で大暴落!

「何だ?」

「貴方には守りたい人って、居る?」

どういう意味での質問だろうか。
守りたい人……まゆり。
あいつだけは守ってやらなくてはならない。
なんたって、俺の人質だからな。

「ああ。どうしてそんな質問をするんだ?」

そう聞かれた時、ほむらの表情が少し強張った気がして。
踏み込んではいけない領域に踏み込んだ気がした。

「ある理由があってね。その子は私の命の恩人なのよ」

命の恩人、か。

「そういう人物を一人は持っている事は大事だぞ。
道を見失ったとき、道を見直す方法になる」

今の俺かっこいい。

「ええ。そうね」
309 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:32:02.26 ID:Dn1PyJS60
「ハローグッモーニン」

ふ抜けた挨拶と共に紅莉栖がラボに入ってきた。
ほむらはノック有りだったがコイツは無いのか。
やはり育ちが違うのだな、育ちが。
メリケン処女と深窓の令嬢ではな。

「岡部今何か失礼な事考えたでしょ。……あ、ほむらちゃんおはよう」

ほむらの方を見て言う。

助手は読心術まで身につけたのか。
復活だけで無く。
やはり、計り知れない力を持つようだな。

「おはようございます」

ほむらよ、何故紅莉栖には敬語なので。
俺の方がこいつより年上だぞ!?

ったく、コイツ達には一度礼儀を叩き込んでやらなければな。
冷蔵庫を開ける。

「飲むか、ドクターペッパー?」

ほむらと紅莉栖にドクペを差し出しながら、俺はそんな事を考えた。
310 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/02(土) 22:36:02.23 ID:Dn1PyJS60
あ゛あ゛。
暑さが引かない今日この頃頃。
ss書く際に皮膚がキーボードと密着します。
そしてやる気が下がっていくと。

期末テストが終わり、喜んでいたのにも関わらず。
運命という名の非情な悪魔は。
つかのまの休息を楽しむ私達に課題を差し出す。
つまり、何が言いたいかというと、リアルが面倒だ、って事です。

設定資料集が発売されましたね。
どうやら、イラスト描いている人向の様で。
設定を知りたい私の様な人間には。
公式ガイドブックが良いようです。

今日はこの辺りで。
明日も投稿します、それでは
それでは、おやすみなさい。
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/02(土) 23:01:51.30 ID:O+jWGXuAO
乙!
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/07/02(土) 23:11:36.41 ID:ilvrAsBAO
お休み。
期待してるから頑張ってな!
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/07/03(日) 17:23:28.81 ID:JXK6WRkt0
おちゅ
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 21:22:32.07 ID:Xru5ujV10
昨日は私用で投稿できませんでした
申し訳ないです

今日は10時から投稿させていただきます
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:11:14.20 ID:Xru5ujV10
そんなこんなでフェイリスの家に行くことになった。
ラボに残してきたのは紅莉栖。
というより、付いてくると言ったのがまゆりとダルとほむら。
紅莉栖はラボで電話レンジの改良をするのだとか。

しかし、住所通りに来てみたが。
目の前にあるのは高くそびえたつマンション。
マンションに住んでいると言ってはいたが。
まさか、こういう所だとはな。

文字盤に、番号を入力する。
しばらくして、出たのは渋い声の男の声。
恐らくフェイリスのお父様だろうか。

「こちらは、フェイリス様の家です。ご用件は?」

フェイリス、様?
この渋い声の男は執事なのか?
そういえば聞いたことがある。

フェイリスは、秋葉原を後から操っている人物だと。
だが、ただの設定だと思っていたが。
……生憎、本当かもしれない。

「フェイリスちゃんの、友達です♪入れてくださーい♪」

おいまゆりよ。
不審者だと思われるかも知れないぞ。
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:12:21.28 ID:Xru5ujV10
「しばらくお待ちください。フェイリス様、フェイリス様」

むこう側で執事らしき人物がフェイリスを呼んでいる。
本当に最上階にフェイリスが住んでいるんだな。

「フェイリスだニャン。その声はまゆりかニャ?」

こういう時でもニャン語は使うんだな。
まった、ニャンニャン語だったっけか?
ええい、そんなのはどうでも良い。

「俺だ。凶真だ」

まゆりに代わって応答する。
すると、向こうで喜びを表現しているのだろうか。
バタバタとしているのが解る。

「凶真〜!今日はどういった要件だニャ?」

「過去に送れるメールについて、だ」

「解ったニャ。ドアを開けるニャ」

目の前の自動ドアがウィィィンと音を立てて開ける。
俺達はその中に入る。
エレベーターのボタンを押す。
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:13:42.17 ID:Xru5ujV10
「フェイリスさんっていう人はどんな人なのかしら?」

ほむらが聞いてくる。
フェイリスが、どんな人物か。
そうだな……敢えて言うなら不思議ちゃんと言っておこうか。

「不思議ちゃんと言う奴だ」

「ふ、不思議ちゃん?」

ほむらが驚嘆して声を上げる。
不思議ちゃんと出会った事ないのか?

「オカリンの方がよっぽど不思議ちゃんだお?」

ダルが横から口を挟む。
ええい、わが右腕よ。

「フェイリスは設定だが、俺は真実を語っているのだ」

決して設定等では無い。
設定では!

「設定?フェイリスたんも真実だお?」

真実では無いだろうが。
二次元に漬かり過ぎて脳味噌が紙になってしまったか。
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:14:18.93 ID:Xru5ujV10
ウィィィン。ガチャン。
音を立ててエレベーターが降りてくる。
エレベーターが扉を開く。

その中に俺達が入り込む。
講義の時に利用したエレベーターの4倍くらいの面積だな。
しかもクーラーがガンガン利いている。

しかし、ダルの放射熱がヤバいせいで。
熱いのか涼しいのか分らない状況になっている。

「ダルくん、熱いよー」

まゆりが言う。
それには俺も同意だ。
ほむらも同じ様でコクコクと頷いている。

「デブのキモオタには、未来は無いのかお?」

ダルよ。
お前が女にモテないのは。
デブだからでは無く、二次元に入り浸っているからだぞ?
世の中にはデブ萌えというのも居ると聞いたことがある。

待てよ、コイツ。

確か、三次元もOKだったか?

エレベーターの表示が最上階に達した事を示す。
俺達はエレベーターの外に出た。
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:14:49.69 ID:Xru5ujV10
うわぁ、すげぇな。
これを見た印象は、皆同じようで。
口を開けている。

「待ってたニャ〜!その子は、誰かにャ?まさか?」

フェイリスはほむらの方を指さす。
そういえば、ほむらとフェイリスは初対面だったけか。

「ラボメンの一人になるかもしれない奴だ」

この紹介が一番最もかもしれないな。

「へ〜!黒い髪がかわいいニャ〜」

そう言ってフェイリスはほむらの後に回る。
そして、冷房からの風で靡く黒髪に触る。

「ほ、ほむらです」

そんなフェイリスの様子に驚きながらもほむらは言う。

「フェイリスだにゃ〜。よろしくにゃ〜!」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:15:23.09 ID:Xru5ujV10
しばらくしてから。
フェイリスのDメールの事について話題が移る。

「送らして欲しいのニャ」

「それは解った」

そう言って俺は携帯を取り出す。
電話をするは、助手の元へ。

「おっれぇだぁ」

つーつーつー。
オイオイ、一発で電話切られた。
もう一度電話を掛ける。

「鳳凰院狂真だ、先程送ったメールの通りに電話レンジの設定を」

ツーツーツー。

「切ったぞ、また切ったぞ!」

おいほむらよ、俺をその憐れんだ目で見るな。
畜生。
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:16:01.87 ID:Xru5ujV10
「私岡部倫太郎と申すものですが、この度は先ほどをお送りさせていただいたおメールの通りに
おレンジのお設定をお願いしたいと思うのですが……」

俺が出来る精一杯の敬語。
何故助手相手に敬語を使わねばならないのだ。
いやしかし目的の為には、手段を選ばない男なのだ。

「うわぁ、オカリン凄い敬語だよー」

黙っておれ、まゆり。
これは仕方ないことなのだ。

「O.K. 解ったわ」

「頼むぞ」

そう言って俺は携帯の電源を切る。

「フェイリス。俺がメールを送れと言ったら送れ。後内容は?」

そう言うとフェイリスの顔が険しくなる。

「それは無いお、オカリン」

ダルが言う。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:16:48.99 ID:Xru5ujV10
「何故だ、メールの内容を知っていなければ、変化を知れないではないか」

しかしダルとまゆりが首を振る。
コイツ達まさか、スイーツ連合を作る気か。

「IBNを探す契約の代わりだから教えなくても良いニャン〜♪」

この猫娘め。

ほむらの方を見る。
彼女は頷くと、フェイリスの後の方に移動する。
こいつ、出来るな。
我が助手に相応しいのはコイツかもしれない。

ほむらが後まで回った後、戻ってくる。
そして耳打ちしてきた。

「何か脅迫じみてるけどふざけているだけだと思うわ」

成程、遊びと言う訳か。
このメールの実験の為に、遊びをさせるとは。
まぁ、ibnが有れば、話は変わるからな。
許してやろう。
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:18:06.88 ID:Xru5ujV10
♪ タンタタン ♪

携帯が鳴る。
どうやら、紅莉栖からのメールの様だ。
内容を確認する。
「O.K.」
との事。

「良かろう、送れ。フェイリス」

フェイリスは、メールの送信ボタンを押す。
その途端視界がゆがみ始める。

何度かこの経験をして、慣れた。
どうやら、世界線の移動が起きた様だ。
脅迫メール如きで世界線が変わるのか?

まぁいい。

ダイバージェンス『0.365982』
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:19:08.55 ID:Xru5ujV10
頭痛が直に収まる。
俺が先ほど立っていた位置は、ソファの近くであった筈だが。
窓の近くに移動していた。

ソファの方を見ると、まゆりとフェイリスが雷ネットで遊んでいた。
ダルがそれを見学しており、ほむらは……。
部屋を見回す。
居た。

カーペットで寝っ転がっている。
この世界線のほむらは何をしていたのだろうか。
少し見ただけだと、完璧超人なのにな。
抜けたところが沢山あるのが玉に傷か。

ほむらは立ち上がると、さも何も無かったかのように二人の雷ネットを見始めた。
適応しろ、という事か。

「もうそろそろ、帰るとするか」

皆に向かって言う。
ゲームが丁度終わったようで、まゆりとダルが立ち上がる。
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:19:45.48 ID:Xru5ujV10
「おお、岡部君、帰るのかい?」

紳士的な声が横の方から聞こえてくる。
そちらの方を見ると、薄桃色のかみの毛の男性が居た。

「お父さん!」

フェイリスが言う。
お父さん?

フェイリスに父親なんて居たのか。
それは知らなかったな。

「はい。それでは、さようなら」

「さようならだね。フェイリス、エレベーターの所まで送っていたらどうだ?」

…………移動。

「それじゃあ、ほむらニャン。バイバイだにゃ」

エレベーターの入り口でフェイリスが手を振る。
この世界線でもほむらとフェイリスは、初対面なのだろう。
世界線というのは、様々な共通点を持つのかもしれない。
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:20:34.13 ID:Xru5ujV10
エレベーターから降りて。
マンションから出ると、むわっとした熱けが俺達を襲った。
畜生これで、ラボまで帰らなくてはいけないのか。
そんな事を考えながら歩いていると。

ラボへ帰る道の途中。
秋葉原の道。
俺は、ある事に気づいた。
秋葉原が、オタクの町で無くなった。

ほむらにも確認をとった。
とらのあなが、メロンブックスが。
すべてが全て。消えている。

オタクの街が中野へと移った。

俺達はとんでも無いことをしてしまっているのかもしれない。
けれど、それを確かめる方法は無い。
今はただ、マシンの改良を進めるだけだ。

エルプサイコングルゥ。

ダイバージェンス『0.365982』
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/04(月) 22:21:09.41 ID:Xru5ujV10
消失する秋葉原。
岡部は、ほむらは、その時―。

さて、とdメールをもう一つ送ります。
オリジナルを仕込もうとこないだ決めました。

夏休みの予定がずこずこと埋まっていく
これも機関の陰謀なのかッ!?

それでは、おやすみなさい
328 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/04(月) 22:28:49.41 ID:Xru5ujV10
そういえばコテハンを忘れてましたね
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/07/04(月) 22:47:18.86 ID:Bl6eK5JAO
お つ か れ !!
疲れを癒す為に、俺とsexしようぜ\(^o^)/
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/05(火) 00:19:03.70 ID:Nc24626AO
乙・プサイ・コングルゥ
331 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:23:45.60 ID:J0dWDOMR0
ダイバージェンス『0.365982』
見滝原

マミの家。
私はそこで杏子とマミと会話をしていた。

ケーキがおいしい。
砂糖分が多くて好きだわ。

過去に送れるメールの事。
それを、使って過去を変えるか否か。
メールは、杏子はポケベルに、マミはパソコンに送れば良い。
しかし、使うかどうかの質問をした時。

マミはこう答えた。
「その事故があったから、今の魔法少女の自分が居る。
それを否定したくない」

紅莉栖さんと同じ意見。
芯が強いからね、当然かも知れないわ。

だけれど、杏子は。
マミとは違う意見の様で。
それを改変したいのだとか。
332 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:24:40.58 ID:J0dWDOMR0
♪ solitude ♪

「私の父親はね、それはとっても良い人だった」

この事は前にも聞いた。
別の時間軸において。

彼女は話す度に涙し、後悔する。
けれど、彼女は絶望しない。
何かの信念があるのだと思う。

「新聞を見て事故がある度に可哀そうだ、と言って涙する様な人だった」

「…」

私もマミも口を開かない。
ここで口を開かないのは、人間として。当然の事。

「父さんはね、神父で、宗教を説いていたんだ。
けれど、ある日、聖書に無いことまで、語りだした」

そこから歯車は狂いだす。
彼女の運命の歯車は。

「新しい時代には新しい教えが必要だ、って。
今考えれば、カルトみたいだよね。
でも、五分でも良い、話を聞いてくれれば、当然の事を言っているて解るはずなんだ」
333 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:25:06.91 ID:J0dWDOMR0
けれど。
信者達が求めているのは、彼女の父親の教えでは無い。
あくまで、天主の教え。

「誰も話を聞いてくれなかった。
私は、父さんの話を聞いて欲しかった、悔しかった」

「だから、QBに願った。父さんの話を聞いてもらえますように、ってね」

元の世界でも、彼女はそうだった。
魔法少女がどういう物であれ。

「それから信者の足は凄かったよ。
もう、凄い勢いで人が増えていった」

当然。
今まで話を聞かなかった信者が。
話を聞くようになれば、どうなるか。

「父さんも最初は努力が報われた、って思ってたみたい。
だけれど、気づいてしまったんだ。
信者の目が違う事に。
親父の教えを求めているんじゃない、違う何かを求めている」
334 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:25:36.80 ID:J0dWDOMR0
「夜が遅くなると、出ていく娘。
その奇行が始まってから、信者の数は増えた。
神を信じている様な人が、それを結びつけたらどうなるか、解るよね」

「私は魔女だと言って罵られた、家を追い出された」

ここから先は私も聞いていない。

「一晩したら、落ち着くだろう、と思っていた。
だから、私はそこら中を魔獣を探して歩いた」

「それが間違いだった。
魔獣を狩った私を、父さんは見ていたんだ。
……魔獣ってさ、聖職者に見えるだろ?」

……大体何が起きるかは理解できたわ。

「聖職者と闘っている私。
私を魔女や悪魔と勘違いしてもおかしく無いよね。
帰ってきたら…そこは一面血の海だったよ。
父さんが一家心中していた」
335 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:26:11.56 ID:J0dWDOMR0
「そしてテーブルには一枚の手紙が在ったんだ」

彼女の声は震えている。
今にも泣きだしそうだ。

「『お前を悪魔に売ってしまった私を許してくれ』って。
馬鹿みたいだよね、父さんは」

「今どれだけ後悔しても…もう遅い。
今になっては取り返しの付かないミス。
あの時、ドアをブチ破ってでも、おやじを説得すれば良かった。
何をしているのか説明すれば…良かった」

彼女の眼から涙が落ちる。
それとともに、崩れ落ちる。
それを私は受け止める。

「もう、話さなくていいわよ。
解った、貴方の気持ち。
明日私と秋葉原に来なさい、そうすれば、全て無かったことにしてあげるわ」

そう言って、私は彼女を軽く撫でた。

「ありがとう……ほむら」

♪ bgmここで終わり ♪
336 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:27:24.11 ID:J0dWDOMR0
「それにしても、ほむらって金持ちだよなー」

貴方がひもじすぎるだけじゃないの、と突っ込みたくなるが。
それは止めておいた。

「そうかしら?」

「だってほむらの家、ってすっげーデケーじゃん」

まぁ、ね。
たまぁに、時間軸が変になって、アパートに住んでいた事があったけれど。
基本的には、結構大きいわね。
一人で住むのには大きいくらい。

そういえば、両親と話をしたのはいつだろうか。
私の両親は、海外で仕事をしている。
その仕事は金が沢山入ってくる様で、ホログラムを沢山設置できた。

「私の実力じゃなくて、両親が金持ちなだけよ」

「私も住んでいいかー?」

「過去を改変したら、貴方は両親と共に過ごすんじゃないの?」

「そうだな」
337 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:27:53.69 ID:J0dWDOMR0
♪ 秋葉原〜 秋葉原〜 ♪

車内アナウンスで秋葉原に到着した事を知る。
私と杏子は立ち上がり、降りる。

「ちゃんと切符持っているかしら?」

「勿論」

そう言って彼女はポケットから切符を取り出す。
がさつな彼女がちゃんと持っていられた事を、褒めるべきだろうか。

「今失礼な事考えただろ?」

何故ばれたのかしら?
読心術ね、きっと。

「そんな事無いわ」

改札を出ると、そこには電気街が広がっていた。
やはりこれには多少の違和感がある。
秋葉原と言えば、オタク街の雰囲気が私の中にはある訳だからね。

「そんで、ラボまでどうやって行くんだ?」

「こっちよ」

〜ほむら、移動〜
338 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/05(火) 22:30:28.59 ID:J0dWDOMR0
今日はこの辺りで。
オリジナルの要素を少しずつ、少しずつ仕込んでいきます。
そうしないと、唯、原作基準で書いているだけでは詰らないので。

少しずつ描写のレベルをあげたいとは思っているのですが。
余り上がっていかないって言う事です。

それでは、おやすみなさい
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 11:25:11.25 ID:HlGVJnDDO
オツ・プサイ・コングルゥ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/06(水) 17:56:51.38 ID:u66gBdnDO
乙・Ψ・コントゥルー
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:37:04.63 ID:r9CaGPKb0
「おはよう」

そう言って私はラボの扉を開ける。
途端むわっとした熱気が私を襲う。

湿度が高くて外よりも温度が高いって何事よ。
後をみると、杏子も同じことを感じたようで、驚いた顔をしている。
こんな環境にいたら、直に熱中症になっちゃうわね。
大丈夫なのかしらね、この人達は。

中を見回すと、紅莉栖さんがマシンをいじくり回していた。
ダルさんは、パソコンを、当の岡部は居なかった。

「いらっしゃい、後の子は友達?」

紅莉栖さんが言ってくる。
友達という、か何というか、腐れ縁?

「腐れ縁です」

「何それ酷くね?」

「まぁいいわ。入って入って」

私は靴を脱ぎ、上がり込む。
杏子もそれに続く。
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:38:01.97 ID:r9CaGPKb0
「短パンに生足で中学生……ハァハァ」

しまった。
ここには変態のダルさんが居ることを忘れていた。
なんと、迂闊な。

「変態自重しろ」

紅莉栖さんが言う。

そういえば、こういうのに杏子って慣れているのかしらね。
少女が河原で寝てたりしたら襲われかねないけど。
その辺りどうなのかしらね。
ホームレス同然の生活しているんじゃないのかしら?

「そういえば、ほむらちゃん。一つ、面白いことが判ったわ」

面白い事。
それは、何だろうか。

♪ hack ♪

「これ、もしかしたら、タイムリープ出来るかもしれないわ」

タイムリープ。
記憶だけの時間跳躍。
私が岡部に提案した、例のアレ。
問題点をどうやって改善するのだろうか。



「それは興味深いですね」

「岡部から聞いたんだけど、問題点は改善できそう」

「へぇ、どうやるんですか?」

とっても興味深い。
記憶のデータ化と、そのデータわどうやって圧縮するのか。

「ほむらちゃん、私の論文が、サイエンス誌に載ったのは、覚えている?」

ふむ。
覚えている……そういえば、記憶のデータ化が論文の内容だったっけ。
最近同じような事を誰かから聞いた覚えがある。
誰だっけなぁ?

「今内容も思い出しました」

「そう、記憶のデータ化が出来るのよ」

「じゃあ圧縮はどうするのですか?」

「橋田」

紅莉栖さんがダルさんを呼ぶ。
すると、ダルさんはキーボードを打ち込みながら

「オーキードーキー」

こう答えた。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:42:25.41 ID:r9CaGPKb0
「これを見るんだほむらたん」

そう言ってダルさんはパソコンの前からどく。
何だこれは、msとか書いてあるけど。

「まず、この経路がフランスの評議会まで到達する時に使用する接続ルートなんだお」

へぇ。
パソコンは余り詳しくないわ。
今度学んでおきましょうかしら?

「日本の色んな所を経由して、それでこのサイトに辿りついている訳」

「つまり時間がかかる、という訳ね」

「理解が早くて助かるお。次に、sernのデータベースに辿りつく際に、使う経路が、これ」

そう言って再びキーボードにタイピングして行く。
しばらくして、ダルさんが退く。
ディスプレイには、一行のルートしか無かった。

何これ、直通?
しかも、msの桁が違うわね。
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:43:03.38 ID:r9CaGPKb0
「一本のルートで接続していて、更に滅茶苦茶早い訳」

「それって、どういう事?sernはありとあらゆる所に、凄い早い回線を通しているって事になるのかしら?」

まさかこんな雑居ビルに凄い早い回線を通す訳が無い。
って事は世界中に通して監視しているって考えるのが普通かしら。
まるで、エシュロンみたいね。

「いや、そうじゃないお。何故かこのビルにだけ。しかも僕達がここに来る前から」

「へ……へぇ」

良くわからない。
じゃあ、何のために?
私達の監視?

「だから、僕たちを監視する為に設置した訳じゃ無いみたいだお」

それも違ったか。

「とにかく、色々な危険性があるのと同時にメリットもあるお」

メリット?
監視されているかもしれないという事のどこに?
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:43:46.29 ID:r9CaGPKb0
「遠隔操作でLHCが使えるお」

何だって。
それは、凄いわね。

「しかも、ここでピッて押したら向こうで直ぐに始まるくらい」

「余りの具体的な話の無さに、実感が湧かないわ」

「女の子の服を脱がそうとしたら、全裸待機していたって事だお」

「成程、後その例え方をやめて」

「癖だお」

駄目だこの人。

「むこうでブラックホールを作って、このデータを通過させるんだお」

あ、そうすれば。
このデータは超圧縮されて、送信可能になる。

「もう気づいたみたいだお、まったくほむらたんは頭いいお」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:46:42.95 ID:r9CaGPKb0
「次は、私から説明させて貰うわね」

紅莉栖さんが言う。
私はそちらに注目する。

「この圧縮したデータをどうやって送るか、だけど」

そう言って紅莉栖さんはホワイトボードを指さす。


今の私 ヽ(*゚д゚)ノカイバー    記憶
Ad 2010 8 11        → 3.26TB → LHCで圧縮
 ↓
過去の私ヽ(*゚д゚)ノカイバー ← 過去に送る ←  電話レンジ
Ad 2010 8 9         解凍


ふむふむ。
つまり、記憶をこういうルートで送る訳ね。
所で、あの顔文字何かしら、ヽ(*゚д゚)ノカイバー って書いてあるけど。

「こういうルートな訳。おっけぇ?」

「は、はい」
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:47:15.03 ID:r9CaGPKb0
「これで、理論上は、全てokな訳よ」

そう言って、紅莉栖さんはホワイトボードの絵を消す。
理論上は……つまり実証してみないと解らないって事かし。

「人格はね、記憶だけで構成されるわけじゃないの」

「え?」

それは、初めて聞いたわ。
つまり、さやかみたいな娘とまどかは、生まれたときから一緒だったって事かしら?
そんな訳無いじゃない。

「例えば昔のほむらちゃんに、今の記憶を送ったらどうなると思う?」

それはつまり、昔の私に今の記憶を転送するって事よね。
……昔の私がこの記憶だけ与えられたらそれこそ廃人に成りかねないわね。

「大変な事になりますね」

「それを少しずつ、送り込むのじゃなくて。
一気に送り込むのよ。人格が崩壊するかもしれないわ」

な、成程。
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:47:53.81 ID:r9CaGPKb0
「それに、これは携帯の電話を利用するんだけど。
その電話を他の人がとったら記憶が織り交ぜになるでしょ?」

確かに。
私の記憶をマミとかに送ったら凄い事になるわね。
もう皆死ぬしかないじゃない、とか言いそうね。
割と真面目に。

「だから実験してみないとどうなるかはよく分からないのよね」

願わくば、これを使わない様な事態が来ないことを。

「こォの、実験大好きっ娘めぇー!」

ドアの方から声がする。
このテンションの高さからして、岡部ね。
そちらを見ると、居たのはやはり岡部だった。

入る音がしなかったから、来たのが解らなかったわ。
今までどこへ行っていたのだろうか?

「ふ、ふぇ?」

紅莉栖さんが驚く。
……驚きすぎじゃないかしら?
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:48:35.53 ID:r9CaGPKb0
「被検体を探しているのだろう!まったくマッドなサイエンティストにも程が有るな!」

何でこの人は直ぐにそういう思考に至るのだろう。
厨二病にも程があるわね。

「ところで、ほぉむらぁよぉ。Dメールはもう送れるぞ?送るときになったら言ってくれよぉ?」

何でこんなにハイテンションなんだろうか?

……聞いたことがあるわ。
人間には二つのタイプの人間がいると。
徹夜して、テンションが上がりまくる人間と下がる人間。
普通の人間は下がるけど、上がる人間は凄く上がる、と。

そういう人間なのかしらね。

「杏子の方はもう準備出来ているわ、内容は私が把握しているから大丈夫よ」

岡部のデリカシーの無さは凄いからね。
何でってぐらい凄いわよね。
まぁ、フェイリスさんの時のメールの件は私も内容を把握したのだけれど。
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:51:40.66 ID:r9CaGPKb0
「では直にでもメールを送るぞ!俺もメールを送りたくてウズウズしているのだ!」

実験大好きなのは貴方の方じゃないかしら。

「設定は私に任せてもらえるかしら?」

「杏子、あのレンジが放電し始めたら、メールを設定した所に送りなさい」

「放電?」

レンジが放電するなんて聞いたこともないだろうから、仕方ない事よね。
いや、その前にこの娘はレンジが何か知っているかしら?

「電気を放つのよ」

「へ、へぇ」

ペケロッパにデータを打ち込んでいく。
確か、5年前の七月ぐらいの事だった筈。
だからこれぐらいになるのかしらね……。

「杏子、どこへ送るか教えて?」

「こ、これ」

そう言ってメモの切れ端を差し出してくる。
その切れ端に書かれている内容を入力する。



「ok、後は起動させればいいのね」

ペケロッパの「go」と書いてある所までカーソルを持って行き、エンターを押す。
レンジがくるくる回っていたが、しばらくすると、放電を開始した。

「今よ、杏子」

私がそう言うと同時に、杏子がボタンを押す。

……ッ!

また、来たあの頭痛。
何度経験してもこの頭痛だけは慣れないわね。
この、感覚どうにかならないだろうか。

次の世界で、杏子が幸せになっていると、嬉しいのだけどね。

divergence『0.315687』

♪ bgm 終わり ♪。
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/07(木) 21:52:24.86 ID:r9CaGPKb0
うぃーす。
作者です。

夏休みに入ってからしばらくは忙しくなりそうです。
その時投稿が出来ないかもしれませぬ。
ご了承ください。

それではおやすみなさい
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/07/07(木) 21:53:11.00 ID:pEdZ6MYAO
ちんぽちんちん\(^o^)/
お疲れ様\(^o^)/
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/07(木) 22:34:54.11 ID:XEwXD4kIO
岡部×ほむら?
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/07/08(金) 15:50:31.53 ID:JH18VRHHo
岡村だな
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:33:37.14 ID:OzhtKHzt0
divergence『0.315687』

頭痛が何時もどおりに収まる。
杏子はここに居ない。
何故だろう……当然だ。
両親と今暮らしている事になっているのだろうからね。

携帯を開き、電話帳を確認する。
『佐倉杏子』の覧が存在する。
元の世界では、彼女は携帯を持っていなかった。
だからこそポケベルを使用したのだけれど。

今の彼女は携帯を持っている。
つまりは、それなりに幸福な生活を送っている事になるでしょうね。

間違っても死んでしまった事では無い様ね。
そういえば、指圧師さん……名前が思い出せないわね。
……そうだ、確か桐生さんって名前だったっけかしら。
あの人はどうなったのかしら、後で聞いてみよう。

「ほむら、頭痛を感じたか?」

「ええ」

「という事は世界線が変動した、という事か。
そうだクリスティーナよ、例の物は完成しそうか?」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:34:19.20 ID:OzhtKHzt0
例の物って何かしら?
タイムリープマシンかしら?

「ええ、後は足りないパーツが有ればいいのだけれど、買ってきてね」

「良かろう、この鳳凰院凶真必ずそのパー」

「そういうの良いから」

途中まで言おうとした岡部の言葉が紅莉栖さんに遮られる。
グッジョブ、紅莉栖さん。

「ぬるぽ」

岡部さん突然何を……?

「ガッ」

え……紅莉栖さん?
まさか、貴方……。

「ほ、ほむむちゃん、これは、な、何かの間違いで」

「ぬるぽ」

「ガッ」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:35:02.24 ID:OzhtKHzt0
途端、紅莉栖さんの顔が真っ赤になる。
この熱さだけで料理出来るんじゃないかしら。

いや、今はそんな事よりも。
紅莉栖さん『ねらー』だったのね。
しかも、反射神経レベルでの。

「ほむらちゃん、あのね、これは、ある事情が」

「いや、別に良いんじゃないですか?私もたまに使いますし」

「ふ、ふぇ?そ、そうよね!うん!ほら、岡部、ほむちゃんもそう言ってるし」

「リアルでネット用語使うのは人間としてどうかと思うがな」

「う、うっさいわね!ほむちゃん、別にそんなに問題無いと思うよね?」

何故そこで私に振ってくるのだろうか。
回答に困る。

「は、はぁ」

結局、余り言及せずに、答えておいた。

「それでは俺は行ってくるぞ…さらばだ」

「行ってらー」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:35:27.51 ID:OzhtKHzt0
しばらくして、私も外に出た。
うだるような暑さととんでもない湿気。
これが日本の夏だよねぇ。
そんな事を思う。

周囲を見回す。
工房の前でバイトさんが、マウンテンバイクを磨いている。
名前は、何だっけ?
バイト戦士としか聞かされていなかった様な?

……そうだ、阿万音鈴羽っていう名前だったっけ。
私が彼女と初めて会った時、ガン飛ばしまくっていたっけ。

「おっーす、ほむら師匠!」

え?
今何てこの人は言った?

「お、おはようございます」

「あ、この時代の師匠はまだ師匠じゃないんだっけ?やっちゃったなぁ、私……」

この”時代”の?
訳が分からないわ。

どこぞのタイムトラベラーみたいな事を言うわね、この人は。
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:35:58.85 ID:OzhtKHzt0
「そういえば、こないだ紅莉栖さんに眼飛ばしてましたけど、あれはどうしたのです?」

「敬語使わないでいいよー。牧瀬紅莉栖とはちょっと因縁があるんだよ」

因縁……かぁ。
大方、幼い時に何かあったのだろう。

その何かを態々探る様な事は私はしない。

「けれど、牧瀬紅莉栖には注意して」

「はい」

「岡部倫太郎から聞いたよ。ラボでタイムマシンを作ってるんだって?」

何故その事を知っているのだろうか?
……そういえば、この人もラボメンだったっけ。

「まぁ、タイムマシンと呼べるような物では無いのですけどね」

「十分凄いよー、なんでも、過去にメールを送れるらしいじゃん」

「ええ」

「それを使うと過去を変えられるのだとか?」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:36:37.39 ID:OzhtKHzt0
過去を変えると世界線が移動する。
普通の人には、それを捕える事が出来ない。

……ちょっと待って。
何かが引っ掛かる。

「普通の人はメールを送った記憶を脳内に留めておけないのですけどね。
私や岡部と言った人は記憶を留めておけるみたいですよ」

世界線を移動する、と記憶を留めておけないという事どうやって確認したのだろうか。
岡部や私と言った『リーディングシュタイナー』を持つ人物。
それがいないと確認出来ない筈だけれど。

そこじゃない。

意識の奥で何かが呟く。

「へぇ、過去にメールを送ると色々と変わるんだね」

「あ、そういえば」

過去にメールを送らなかった時。
それであるのにも関わらず、世界線が移動した事。

”まどか”のメール。

私のリーディングシュタイナーが発動した、という事は。
あのメールは過去を変えた、という事になる。

ジョンタイターに送ったあのメール。
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:37:08.25 ID:OzhtKHzt0
しかし、あのメールを送ったら過去が変わった。
一体全体、どういう事だろう。

「過去にメールを送っていないのに、過去が変わったことがあります」

「へぇ、それは興味深いね、話してもらえる?」

そう言われて、私は彼女にこの事を話した。
ジョンタイターと呼ばれた人物とコンタクトを取ったこと。
世界の救世主になって欲しいと言われた事。

それを聞いて彼女はニヤりとして、口を開いた。

「多分、そのタイターって人はその情報を持って過去に行くという未来が確定しているから、世界線が変動したんだと思う」

成程。
良く分からないが、納得。

それで良いのか?

「さ、参考になりました。ありがとうございます」

「いやいや、良いって良いって」

「おいバイト!何油売ってやがる!」

ブラウン管工房の中からどなり声が聞こえる。

「あ、じゃあ仕事だから、じゃあね!」

そう言って彼女は店の中に入って行った。
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/08(金) 22:37:53.38 ID:OzhtKHzt0
今日はこの辺りで。
世界線が例の悪夢の世界線へと到達しました。

迫りくるは8月13日。
その日に、神は審判を下す。
それは避けようのない事実。
『運命石の扉』の選択。

それでは、また逢いましょう

エル・プサイ・コングルゥ。
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2011/07/09(土) 09:54:39.63 ID:fvJvkwTAO
乙!

師匠wwww
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/09(土) 11:56:20.03 ID:eKY9fY8Vo
乙・プサイ・ホムホムゥ

師匠って何があったんだww
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県) [sage]:2011/07/09(土) 14:21:49.74 ID:XBI1fImWo
こんなんがあった

http://danbooru.donmai.us/data/c2152ad0d08c7b240fe17e83cddc5b1a.png
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/10(日) 08:23:32.58 ID:d4ZJE9aX0
>>365
消えててわかんね
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/10(日) 09:11:36.87 ID:hqtUq1pC0
13日の金曜日来るか……
ついさっきPSPのSteins;GateのED全部終わった……紅莉栖EDとトゥルーEDの分岐が多くて大変だったよ
前作のCHAOS;HEAD買いたくなった……そして次回作のRobotics;Notesに期待
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:26:51.67 ID:sajW7HxO0
AD 2010 8 11
20:55:42
見滝原


秋葉原で一日を過ごした。
タイムリープマシンの完成まで、ごく僅か。
紅莉栖さんが明後日には完成しているわよ、と言っていた。
流石だ、と思う。
天才だと他称される事だけあるわね。

ところで、どこに行こうか。
夜の一人歩きは、悪くないと思う。

最近まどかに逢っていない。
まどかの家に行ってもいい。
今は夏休み、という事の様だ。
だから皆は外で遊んだりしているのだろう。

ラジ館での出来事は7月の事だったらしい。
どうも、時間が逢わない気がする。
ワルプルギスが来るのは4月。
この世界では、ワルプルギスに相当する物は6月に来たらしい。
どういう事だろうか。

それに、岡部は言っていた。
今年は台風が来ないことで有名だった。と。
四月ぐらいに台風が来ないことでごだごだと言うだろうか。
それは無い、と考えると。

世界線の移動と、未来方向への跳躍は関係の無かった事になる。
私たちは秋葉に来る前に未来に跳んでいた事になる。
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:28:04.01 ID:sajW7HxO0
ふとカレンダーを見る。
AD2010 8 11。

……2010年?

…とんでも無い勘違いをしていたかもしれない。
ワルプルギスが来るのは、2011年の筈。
けれど、今は2010年。

慌ててインターネットプラウザを開く。
2011年に起きた事件を検索する。
しかし、ヒットしない。

何故だ。
論文を検索する。
これも、ヒットしない。

……本当に見落としていたのね。
西暦、を。

なんて、馬鹿な見落としをしていたのだろうか。
日付だけを見て、西暦を見忘れるなんて。
馬鹿にも程がある。
こんなのだから、まどかを救えなかったんだ。

私の言葉を修正するとこうなる。

過去方向の跳躍、つまりタイムトラベル。
それと同時に、私たちはパラレルワールドへの移動も行っていた
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:28:31.63 ID:sajW7HxO0
しかし、それが分かった所で、何かが変わる訳では無い。

……変わった杏子を見てみようか。
それはそれで、楽しそうね。
今彼女はどこに住んでいるのだろうか?
教会跡は見滝原に或ったのを覚えている。


そんな事を考えていると、携帯が鳴った。
誰からのメールだと思い、携帯を取り出すと、それはまどかからのメールだった。


FROM まどか

ほむらちゃんー。
家の前に来てます。
開けてー

♪ noisy times ♪

家の前に、まどかが来ている。
何しに来たのかしら?

まぁ、まどかだったら私は邪険にしないけどね!
私は玄関を開ける。
そこに居たのは、まどか。
それに杏子、さやか、マミ。
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:29:47.87 ID:sajW7HxO0
魔法少女オールスターとかやめて欲しいわ。

「い、いらっしゃい」

それに杏子の格好。
私の想像だと、世界線が変わっても、あの格好だと思ってたけど。

あの長い髪を、ポニーテール一本でまとめ。
長いジーパンに。
FLY TO THE AIRと書かれた派手なTシャツ。
男でも女でもカッコイイと思ってしまうような、杏子がそこに居た。

「遊びにきたよー、ほむらちゃん」

……何時だと思っているのかしら。
いやまぁ、夏休みだから仕方ないって言ったら仕方ないけど。

「それにしても、良く、杏子の父親さんはOKくれたねー?」

さやかが言う。
どうやら、この世界線では杏子の父親は生存している様だ。
格好を見れば、解るわね。

「いやさー、ほむらに勉強教えてもらうからって言ったらふつうにOK貰ってさぁー」

随分と想像と違う人だわ。
頑固そうな人だと思っていたのだけれど。
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:30:21.03 ID:sajW7HxO0
「ほむほむー、じゃあ教えてくれよー」

「いいけど、いつもの呼び方はしないのね。転校生、と」

「え?ほむほむ、何いってんのー?私とまどか、それに杏子とほむら、全員幼馴染じゃない?」

……最初から状況が違う。
世界線が一つ違うと、こうも違うものなのか。

「……ごめんなさい、私の間違いだったわ」

テレパシーでまどかに呼び掛ける。

”まどか、これはどういう状態なのかしら”

”私にも解らないよ、ほむらちゃんが過去を変えたからじゃない?”

そういえば。
私だけじゃない、まどかにもリーディングシュタイナーは有ったのだっけ。

”かもしれないわね、後で話したげる。全部”

この能力を持っている以上。
彼女には知る権利がある、義務がある。
私はそう思う。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:31:31.83 ID:sajW7HxO0
”ありがとう。あともう一つ”

”何かしら?”

”私達は中学一年生って事になっているらしいよ”

……やはり。
余り驚きはしない。
想像していた事だ。

”らしいわね、西暦2010年って事みたいだし”

”じゃあ、ラジオ館での出来事の時に?”

”違うわ、岡部さんの言う事を纏めるとね。
私達はどうやら、ラジ館の出来事の前に過去に行っていたみたいね”

その前兆すら無かった。
もしこれも、アイツのやった事だとすると、私は勝てないのかもしれない。
いや、そんな事は無いと願いたい。

きっと別の存在。

”え……そんな事が……”

”これも後で詳しく話しましょう、今は五人での会話を楽しみましょう?”

今はどうのこうの話し合うよりも。
目の前の状態を楽しもう。
私はそう考えた、まどかもそれに同意の様で。
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:32:12.12 ID:sajW7HxO0
「あー、ほむらとまどか、また目と目で会話してるー!?」

さやかが横から口を挟む。
何を勘違いしているのかしらね。

「ティヒヒ。私とほむらちゃんはもとからそういう仲だよ?」

更に勘違いされる様な事言わないで欲しいわね。
困るというか、うん。困るわ。
勘違いが加速するわ。

「親父が同性愛は禁忌だって言ってたぞ?」

「私達は魔法少女だからね、そんな柵(しがらみ)には縛られないぜ」

さやか、勘違いが二次関数的に加速しているわよ。
私とまどかはそういう関係で無いし、これからもそうでは無いわ。

何故かまどかが悲しそうな眼でこっちを見ているわ。
まさか、ね?

「それで、勉強教わりに来たって言うならいくらでも教えてあげるわよ」

杏子に言う。
彼女も雑談しに来た訳では無いだろう。
……彼女の性格なら有り得るわね。
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:32:50.14 ID:sajW7HxO0
<<時間経過>>

しばらくして、勉強会を行っていて。
時計の針が十時になった辺りで。
杏子やさやかが居眠りを始めた。

このまま起こして、家に帰しても良いのだけれど。
眠い状態で家に帰って大丈夫なのかしら。

魔法少女としての、仕事をしなくていいのかしらね。
生憎今日は、瘴気が濃くない。
だから、仕事をしなくては良い、という事もあるでしょうけどね。

マミはしっかり目を覚ましていて、十時になったのを知ると、帰って行った。
本当に、冷静でしっかりしている人物だと思う。
その場のノリに流される事は無い人物。

けれど、彼女はそこまで強い精神を持っている訳では無い。
思い出されるのは、あの時の事。

”皆死ぬしかないじゃない!”

……いや、よそう。
そんな事を考えても、意味がないと思う。

設置してある電話が鳴る。
この時間に電話を掛けてくるのは、誰か予想出来ない。
誰だろう、電話を取る。
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:34:12.93 ID:sajW7HxO0
「ああ、ほむらさんのお宅ですか?」

出たのは、威厳さが感じられる人の声。
……誰でしょうね。

「ええ、そうです。どなた様でしょうか?」

「杏子の父親です」

杏子の、父親。
やはり生存しているのね。
声を聞いて、確信が持てた。

「ああ、杏子さんの父親さんですか。どうも」

「杏子はそちらに居ますか?」

「……はい。今すぐ起こして、帰るように言いましょうか?」

「いえ、いいです。そちらに泊まりたいと杏子が言ったら泊まらせてあげてください」

……随分とまぁ杏子に優しいのね。

「はい、解りました」

「ありがとうございます。それでは」

「それでは」

そう言って電話を切る。
自分で言うのも良くないが、事務的な会話だったわね。
もっとちゃんとした会話を出来るようになりたいわね。
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/10(日) 22:34:45.10 ID:LQL1eNGIO
>>366
見れるぞ?
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/10(日) 22:36:19.19 ID:sajW7HxO0
今日はこの辺りで。

情景描写をするのを忘れがちだった事に最近気づきました。
感情描写しかしていないのか。

今回ほむらが気付いた出来事は、後にチャンスとなりますので。
それを覚えていてください。

それでは。
おやすみなさい。

五日間くらい投稿できません、お許しください
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/07/10(日) 22:42:44.84 ID:rgCx26AGo
五日か…
楽しみにしてるよ、頑張ってね
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/07/10(日) 23:30:45.72 ID:bfssE9Eu0
5日後に跳びたいなぁ
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/10(日) 23:34:02.98 ID:jRh3qWQAO
>>380
五日間寝てればおk
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/07/10(日) 23:41:00.07 ID:bfssE9Eu0
>>381
5日間寝たら留年確実だお
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 00:24:04.31 ID:ZLAsPAMR0
5日とべよおおおお!!
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/11(月) 00:31:27.08 ID:2M46tEYDO
その5日間の出来事を、無かった事にしてはいけない。
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/11(月) 03:06:09.61 ID:XDVMQBpy0
なぁに
遅くても早くてもこのSSが完結する未来に収束するのだから問題ない
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/12(火) 00:50:11.75 ID:FcgCEa2AO
>>296だけど、やっとクリアしたお
早くアニメの続きが見たくなってきたんだぜ



も…もちろん>>1のSSも楽しみにしてるお!
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/13(水) 01:31:55.33 ID:qCNG0DNy0
>>377
俺の場合、

403 Forbidden

--------------------------------------------------------------------------------

nginx/1.0.0


って表示されるんだ。
だから消えてると思ったわけなんだが。
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) :2011/07/14(木) 20:09:54.37 ID:aFPudbae0
>>387
そのURLをコピーしてアドレスバーに貼り付ければ見れるぞ。
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/16(土) 18:28:47.90 ID:smkjIGjDO
こ、ここはどこだ!?
俺は5日後の未来に飛べたのか!?
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/16(土) 21:33:25.19 ID:SICBOWSAO
>>389
ちょwwwいきなりどうしたん?
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/18(月) 20:34:55.92 ID:ER+nAXlm0
AD 2010 8 12 2:20

眠りきったさやかと杏子を見る。
私の前には、まどかが居るが、彼女もその内寝てしまうだろう。
なにせ、時計の針は既に翌日になった事を示しているのだから。

それにしても、杏子は変ったわね。
所々痛んでいた髪の毛が、今は完全にさらさらヘアーになっている。
今の彼女もきっと魔法少女なのでしょうね。
そこの因果関係はきっと変わりはしない。

「ほむらちゃんは、過去を変えているって言ってたよね?」

まどかに問われる。

「私では無いわ。あくまで、私はその実験に参加しているだけよ」

「過去を変える機械を作って、ほむらちゃんは何をするつもりなの?」

何をするつもり、といわれても。
ワルプルギスの夜と戦う必要が無くなった今では。
ただの知識欲を満たすためにやっているだけだ。
そこに明確な目的がある訳では無い。

「前までは、ワルプルギスに対抗する為の一つの手段として、用意していたけど。
今は違うわ、唯の知識欲を満たすための事」

「へぇ……私もそのラボに行っていいかな?」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/18(月) 20:35:24.44 ID:ER+nAXlm0
まどかをラボに。
別にこれと言って問題が無いわけでは無い。
岡部とまどかは初対面では無い。
二週間ぐらい前に会っている。

だがしかし、彼女と岡部の接点はそこだけ。
私がラボに行くとき彼女は何をしていたのだろうか。
そういえば、最近は彼女と共に過ごしていなかった。

「理由が知りたいわ」

プリティビーナスとか言うあだ名を付けていたのを思い出す。

「理由?」

まどかが聞き返してくる。

「何故、あそこに行きたいの?過去を変えたい?」

まどかが、過去を変えたい望むような出来事は無かった筈だ。
……私の知らない過去に何かあったのかしら?

「そういう訳じゃなくてね……?」

じゃあどういう訳なのかしら?
私の研究を知りたいのかしら?
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/18(月) 20:35:54.78 ID:ER+nAXlm0
♪ waiking on sleeping ♪

「明日、ほむらちゃんはラボに行くんでしょ?」

「ええ」

ほぼ日課の様な物になっている。
タイムトラベルに関して談義をする事はとても楽しい。

「私も行きたいなぁ……って」

まどかが、語尾で誤魔化す。
何を言いたいのか、さっぱりね。
……話が読めないわ。

「どういう事かしら?」

「だ、だからね……も、もう良いよ!明日、私はほむらちゃんに付いていく!良いでしょ!?」

また誤魔化された。
なにを言いたいのかさっぱりだけど、良しとしましょう。

「構わないわ。ただし、明日は暑くなりそうだから、その辺りは留意しておきなさい」

秋葉原は人口密度と、冷房の熱などでとっても暑くなっている。
見滝原と2、3℃の気温の違いがあっても可笑しくないと思えるぐらいにだ。
まどかに倒られたら、とっても困るからね。

「う、うん!」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/18(月) 20:36:22.44 ID:ER+nAXlm0
「それにしても、まどかは眠たそうね?」

さっきから、瞼がくっ付きそうになっている。
ここはコーヒーとか入れてあげるべきか。

「そ、そんな事無いよ!私はまだ起きていられるよ!」

毎日十一時ぴったしに寝てしまう娘が何を言っているのだろうか。

「コーヒーを淹れてあげましょうか?」

「う、うん!お願い!」

「解ったわ」

そう言って、席をたつ。
台所の方まで歩いていく。

熱湯はポットにいれてあるから、沸かさなくてもよい。

コーヒー豆を取り出す。
ろ紙を取り出し、セットする。

それに熱湯を注ぐ。

〜七分経過〜
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/07/18(月) 20:36:49.47 ID:ER+nAXlm0
コーヒーを淹れ終わり、まどかの所に歩いていく。
七分も待って、起きていられるのかしらね。

「ほむらちゃぁーん」

潰れていたまどかがむっくりと起きる。
眠気に堪えていたのね、まったくいじらしい。

「寝たければ寝ていいわよ」

「いいよぉー、ほむらちゃん、私は起きてるよぉ」

如何にも眠いのが手に取る様に解るわ。

「これ」

そういってコーヒーを差し出す。

「あ、ありがとう」

まどかは差し出されたコーヒーを飲む。
……大丈夫なのかしら。

「●▲■×★p●!!」

言わんこっちゃない。
まどかは悲鳴になっていない悲鳴を上げる。
396 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/18(月) 20:37:18.41 ID:ER+nAXlm0
私が今淹れたのは、かなり苦いもの。
常に私が眠い時に飲んでいるものだから、かなりきついと思うのだけれど。
まどかの為を思ってやったのだけれど、やり過ぎたかしら。

「目、目が覚めたよぉ!」

「それは良かったわ」

「こ、こんなのって無いよ!苦すぎるよ!」

「解ったわよ、もう飲めなんて言わないから」

「……苦すぎるよぉ」

まどかに渡したコーヒーのカップを取り、それを飲む。
ったく、まどかは本当に甘党ね。
ピンク髪は甘党だってどっかで聞いたことあるわね。

ふと、まどかがこっちを見る。

「!!」

二度目の悲鳴にならない悲鳴を上げる。
さっきとは違い、ぷすぷすと言っているのが解るくらい真っ赤になっている。
どうしたのだろうか。
397 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/18(月) 20:37:55.27 ID:ER+nAXlm0
コーヒーを飲みきり、カップを置く。

「どうしたの、まどか?」

聞いてみる。

「か……間接……」

「間接?」

「ほ、ほむらちゃんワザとやってる?」

顔を下に向けたまま、まどかが聞いてくる。

「何の事だかさっぱりだわ」

「も、もういいもん、寝る!」

そう言ってまどかは敷いてあった布団に包まってしまった。
このままでは、何が言いたかったのか、聞けないが。
まぁ、良いとしよう。

♪ bgm 終わり ♪
398 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/07/18(月) 20:39:28.06 ID:ER+nAXlm0
今日はこの辺りで。
まどっちまどまど
さあ貴方も一緒に。
まどっちまどまど!

ほむらさんにはその気は無いのですが。
まどっちには有ります。
ほらピンクは淫r……ゲフンゲフン。


連休の間、ずっとこれを忘れて。
ゲオで借りた「化物語」をずっと見ていました。

それでは.おやすみなさい
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 20:49:10.67 ID:O75qz2Tyo
乙!ここのほむほむはオカリン並に鈍感だなww
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 22:08:25.99 ID:n0DR+vqDO
その勢いで刀語をみるんだ!
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/07/18(月) 22:24:34.58 ID:dMUPx2nAO
まど×ほむ…だと…
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/07/19(火) 03:51:41.65 ID:qsDRsGDl0
オカリンは鈍感と言うより、こんな自分がモテる訳が無いと思ってるんじゃないかな。
まぁ、単にマッドな研究に夢中なだけかもしれないけど。
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/26(火) 10:29:15.82 ID:/68RIvieo
わたしまーつーわ
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/07/27(水) 09:11:20.85 ID:1ZT/DknAO
いつーまでーも、まーつーわ
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/08/02(火) 07:22:13.77 ID:GeDJjtJAO
刀の毒にやられたか…
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/08/05(金) 04:41:59.14 ID:D2xrs5+do
(´・ω・`)
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/08(月) 01:40:36.44 ID:B2iu28iSo
オカリンあんまり必要ないよね
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/08(月) 11:09:52.21 ID:odgydzMMo
今追いついた
これ完結するのかwwww
409 : ◆HzlafViPrYZp [saga]:2011/08/08(月) 20:23:35.01 ID:RUkrbxup0
さて完結するかどうかは解らない、と。
最近、忙しく、投稿出来ませんでした。
また理由は解りませんが、txtが消えました。畜生。

10回だか11回分ぐらいのプロットが貯めてあったのにもかかわらず消えてしまいまして。
それはもう……ウォワァァァァァ!な状況でした。

まぁ言い訳するとしたらあれです。
磁気嵐にやられたとでも言っておきましょうか。
とりあえず書くことは書きます。
クオリティを、上げつつ、かつ。
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/09(火) 09:42:56.08 ID:ysE+z8Wn0
>>409
どんまい…気長に待ってます
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 13:09:39.06 ID:GZagLxCIO
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2011/08/09(火) 23:08:21.91 ID:9V2LOTQAO
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 23:18:53.97 ID:9bB6YMtLo
待ってるよ

あと保守してるやつは半年ROMれ
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/08/13(土) 13:45:45.92 ID:5beyj+wR0
まどマギポータブルも楽しみ
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/07(水) 11:11:07.96 ID:dQeO1vnSO
まだかな。
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/12(月) 23:09:58.79 ID:LEsW8+kl0
放置はカンベン
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/14(水) 22:59:52.17 ID:Ifd3G8+n0
シュタゲ最終回ktkr
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 10:55:27.41 ID:9ZkvEbkT0
俺が保守しているのは、作者の心です
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/23(金) 19:56:24.31 ID:lczQxYeK0
投げるなよ?頼むから放置やめろよ?
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/26(月) 19:57:45.75 ID:UCTpniJW0
ほっしゅ
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/26(月) 20:22:02.15 ID:1318AagU0
ageるなよ
更新来たかと思った
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/26(月) 20:44:26.01 ID:oIj+QRgSO
TXT消えたとか嘘乙
ただ書いてなかっただけだろが
謝罪も誠意ないし、さっさと依頼出してこいゴミ
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/26(月) 21:31:42.69 ID:8Wex6/xSO
>>422
お前は主に金でも払ってんのか。
だとしたらお前には謝罪を求める権利があるな。
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/09/26(月) 22:09:10.22 ID:8lHpR8Uro
まぁ書く気ないんならそう言ってほしいね
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県) [sage]:2011/09/27(火) 19:00:19.73 ID:VEhyuYJn0
まだ慌てるような時間じゃなくね?
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/10/05(水) 10:29:50.79 ID:WItSDurF0
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) [sage]:2011/10/10(月) 16:32:38.71 ID:kVFuuqFk0
作者のカキコからそろそろ2ヶ月……
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/16(日) 15:52:06.57 ID:/WioZX/yo
まだだ、まだ慌てる時間じゃない
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/16(日) 15:52:40.02 ID:/WioZX/yo
まだだ、まだ慌てる時間じゃない
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/17(月) 20:25:36.61 ID:NFHFHKzJo
落ち着け
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 18:49:59.25 ID:g7kgGzTSO
失踪だな。
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) :2011/11/07(月) 02:27:19.04 ID:yeJnCC010
はいはいエターナル
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/07(月) 02:41:33.91 ID:B1290A1wo
シュタゲアニメも終わったし、もう熱がないんだろ
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