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照「菫ー、淡ー、誠子ー、尭深ー」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:33:35.30 ID:CgPU4sv30
全国大会先鋒 前半戦終了後


照「恐かったぁ……」ウルウル

菫「お、おいおい、どうしたんだいったい」

淡「珍しいね、テルーが休憩時間に戻るなんて」

誠子「何かあったんですか?」

尭深「……?」ズズー

照「……先鋒の人たち、皆なんか変」

菫「変?」

淡「あ! もしかして照魔鏡で覗いたの?」

照「うん。そしたら、何かおかしかった」

誠子「どんな感じでした?」

照「……阿智賀のは、ドラが集まる体質だった。手牌にも河にもドラが出ない……」

菫「まあ、それはこれまでの牌譜からもわかっていたことだが……照が覗いてそうなら、本当なんだろうな」

淡「こっちにドラがこないんじゃ、点をあげるのが大変そうだね」

照「それから、千里山の人……一巡先が見える」

尭深「……未来予知?」

照「わからないけど、たぶんそんな感じの」

淡「一巡先かー、そのうち二巡先とか見だしたりして」

照「どうだろう。でも……」

菫「まだ何かあるのか?」

照「千里山の人は、既に手負い……心配」

淡「へ?」

照「……倒れられたらどうしよう」ウルッ

淡「あ、わわわ大丈夫だって!」

誠子「そうですよ。さすがに倒れたりなんて……」

尭深「心配、ないと思います」

照「本当?」

菫「ああ。だから何も心配しないで、いつも通り打ってくればいい」

照「……分かった」コク


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千早「進撃の巨人?知らないわ。」 @ 2020/11/27(金) 22:31:53.54 ID:GGDBQggm0
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【魔王城でおやすみ】スヤリス姫「クッパ城でおやすみ」 @ 2020/11/27(金) 19:43:31.85 ID:RGvx+Kal0
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古泉「不思議探索で朝比奈さんと長門さんの3人で回ることになりました・・・」 @ 2020/11/27(金) 19:34:30.09 ID:OIOyL2yi0
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【ミリマス】松田亜利沙が写真撮影を依頼される話 @ 2020/11/27(金) 00:00:13.36 ID:zlRaz8c80
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麦野「好きな男を攫って物にするのは暗部の常識でしょ」 @ 2020/11/26(木) 22:36:47.62 ID:Or8qE2Zw0
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■ A雑総督府/萌竜会本部 ■ @ 2020/11/26(木) 21:20:36.48 ID:Fd6AGtjl0
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アプリで付き合ったことあるやつちょっと来い @ 2020/11/26(木) 11:58:41.98 ID:W4Ao5errO
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三葉ムツミ「どうにかしてタカトシ君をオカズにしたい」 @ 2020/11/25(水) 23:58:30.68 ID:HVJ4KGRV0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:34:31.51 ID:CgPU4sv30
「まもなく先鋒戦、後半戦を開始します。出場選手は速やかに対局室へお集まりください」

照「行って来る」ザッ

淡「テルー、頑張って!」

照「ん」

菫「……にしても、本当に大丈夫か照の奴」

淡「心配だね」

誠子「でも、前半戦を見る限りはそれほど心配する必要も無さそうですね」

菫「まあ、メンタルはともかく実力は飛びぬけてるからな」

尭深「邪魔されても、強い」

菫「連続和了を止めようと向こうも必死だろう。やられたほうは堪ったものじゃないからな」

淡「……でも、勿体ないよね」

淡「麻雀をしている時のテルーはあんなに強いのに……」

淡「ひとたび麻雀から離れれば」

菫「紙メンタルで極度の人見知り、加えて無口に口下手だな」

誠子「凄い差ですよね」

淡「って、スミレー! 私の言おうとしたこととらないでよー!」

菫「別にいいだろう」

淡「よくない!」

尭深「……淡、落ち着く」

誠子「でも、最初会った時は驚きましたよ。正直、インハイチャンピオンとは思わなかったです」

尭深「私も誠子も、気づけなかった」

菫「ああ……まあ、たしかにそうだろうな」

淡「……え? なになにその話。私知らない」

菫「話してなかったか?」

淡「まったくもって!」

菫「ふむ……なら、時間もあるし少し話してやるか」

誠子「ですね」

淡「……」ワクワクワクワク

菫「話しというのは、誠子と尭深が入部したときのことだ……」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:35:15.34 ID:CgPU4sv30

レッツ回想スタート


菫「ここ白糸台麻雀部は完全な実力主義だ。一年生のうちから大会に出場することも出来る、皆、上級生を打ち倒すつもりで頑張ってほしい」

一年生「はい!」


ワイワイガヤガヤ ツモ ロン リーチ


誠子「随分と打ったな……一度休憩しよう」

尭深「……」

誠子「あ、貴女はたしか、渋谷さん……だったか?」

尭深「……」コクッ

誠子「休憩?」

尭深「……うん。貴女は……?」

誠子「私も休憩。たしか休憩室があるって聞いたけど」

尭深「場所、わかる」

誠子「本当? じゃあ、一緒に行ってもいいかな?」

尭深「……」コクッ

誠子「ありがと。私は亦野誠子、よろしく」

尭深「よろしく」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:36:42.73 ID:CgPU4sv30

移動→休憩室

誠子「うわ、広……」

尭深「……」

誠子「あーっと……とりあえず、どっか座る?」

尭深「うん」

誠子「(元からかなりの実力校とは聞いてたけど、去年は全国優勝したからなぁ)」

誠子「(それで学校側から随分と優遇されたらしいけど)」

誠子「(休憩室だけで何十人入れるんだろう、広すぎる)」

尭深「……あ」

誠子「どうしたの?」

尭深「先客……」

誠子「え?」

照「……」読書中

誠子「私たちと同じ、休憩かな?」

尭深「たぶん」

誠子「(さっき見た一年生にはいなかったし、先輩だよな。でも、あの場には先輩たちも全員いた筈……先輩の数、思ったより少なかったけど)」

誠子「(そういえば、ここには個人で全国優勝した人がいるんだっけ。確か名前は)」

誠子「(宮永照)」

照「……」

尭深「……お茶、飲む?」

誠子「あ、ありがとう」

尭深「……」ズズー

誠子「……」ズズー

誠子「……」チラッ

照「……」ペラリ

誠子「(宮永照、雑誌で一度、見ただけだけど……)」

誠子「……あの……」

照「……」ペラリペラリ

誠子「宮永照さん、ですか? インハイチャンピオンの」

照「……」チラリ

誠子「……」ジーッ

尭深「……」ズズー

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:38:22.08 ID:CgPU4sv30
照「……」

誠子「……」ジーッ

照「……」

照「……」ウルッ

誠子「!?」

尭深「けほっ」

照「……」ウルウル 目そらし

誠子「……あの……」

照「!!」ビクッ

誠子「(あ、これは違う)」

尭深「(……別人)」

誠子「(あのインハイチャンピオンが、こんなにヘタレなわけがないよな)」

尭深「(小動物みたい)」

ガチャ

菫「ああ、照。ここにいたのか」

誠子「あ、弘世先輩」

菫「ん? 君たちは……亦野さんと、渋谷さんだったな」

尭深「はい」

菫「さっきまでの対局、見せてもらったが素晴らしい腕だな。私もうかうかしていられない」

誠子「い、いえ! そんな……」

菫「謙遜することは無いさ。さて……」

照「……」ソロソロ

菫「どこに行くつもりだ、照」

照「!!」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:39:22.86 ID:CgPU4sv30

菫「全く、いつまでも姿を見せないから探してみれば……ほら、行くぞ」

照「や、やだ」

菫「やだじゃない。全国優勝者が姿を見せれば、それだけで部員の士気が上がるんだよ」

誠子尭深「「え!?」」

誠子「(全国優勝者? ってことはインハイチャンピオン?)」

尭深「(照……じゃあ、やっぱり……)」

菫「というよりも、部活くらいきちんと参加しろ。先輩方が許したとしても、私は許さんぞ」

照「……菫は真面目。私には無理」

菫「無理なわけあるか」

誠子「あの……」

照「!!」

菫「なんだ?」

誠子「その、そちらの人って……」

菫「……宮永照だ。疑う気持ちもわかるがな」

尭深「やっぱり……」

照「……」コソコソ

菫「こら、人の後ろに隠れようとするな。もっと胸を張れ」

照「やだやだやだやだやだやだやだ」

誠子「えっと……」

菫「……すまんな。見ての通り、こいつは……あー……」

尭深「……?」

菫「人見知り、みたいなものだな。ほら照、後輩を困らせてどうするんだ」

照「知らない。菫が相手をすればいい」

菫「お前なぁ、我儘もいい加減に」

照「練習なら皆が帰った後でする。だから今はこっちにいる」

菫「だから! それが駄目だと言ってるんだ!」

照「弱い人の相手はしたくない」

菫「じゃあ私も入る。先輩方も入る。これでどうだ」

照「菫以外は嫌」

菫「先輩方も十分に強いだろう」

照「……この前も一人、辞めた」

菫「……」

照「手加減の仕方が分からない。また辞めさせてしまうかも」

菫「……手加減されることほど腹立たしい事は無い」

菫「辞めたことも、お前が悔やむことは無い」

照「……」ギュッ

菫「(やれやれ……)」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:40:21.35 ID:CgPU4sv30

誠子「ねえ、あれ、何だと思う?」ヒソヒソ

尭深「さあ……」ヒソヒソ

誠子「よく分からないけど……これって、チャンスなのかな」ヒソ

尭深「……宮永先輩と打てる」ヒソ

誠子「休憩室なのに雀卓あるし、一年の私たちが宮永先輩と打てるチャンス、早々無いよね」ヒソヒソヒソ

尭深「うん……やるなら、今」ヒソヒソヒソ

誠子「よし」ヒソ

誠子「あ、あの!」

菫「ん?」

照「……」ギューッ

尭深「よろしければ、お相手を……」

誠子「宮永先輩と、打ちたいんです」

菫「……ふむ」

菫「だそうだぞ、照」

照「……やだ」フルフル

誠子「お願いします!」

尭深「お願いします」

菫「照……」

照「一年生、でしょ? 困る」

菫「やってみなければわからないだろう?」

照「でも……」

菫「ほら」グイッ

照「わっ!!」

菫「亦野、渋谷。お前たちも早くしろ」

誠子「はい!」

尭深「よろしくお願いします」

照「……どうなっても知らないから」

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:41:06.93 ID:CgPU4sv30
闘牌は無理でしたすみません

誠子「飛んだ……」

尭深「同じく」ズズッ

照「……」

菫「照相手によくやったほうだ。お疲れ」

誠子「宮永先輩、想像以上の強さでした」

尭深「圧倒的だった」

照「……恐い?」

誠子「え?」

照「……」ビクビク

菫「照……」

尭深「……恐いです」

誠子「正直、私も」

照「!!」ビクッ

尭深「でも、それ以上に憧れます」

照「……え?」

誠子「宮永先輩みたいに、私たちも強くなりたいです」

尭深「だから、もっといっぱい、相手してほしいです。これからも」

照「……あ、う……」

菫「なあ、照。心配することは無かっただろ?」

照「菫……」

菫「大丈夫だ。それにこの二人は一年の中でもなかなか見どころのある二人だ」

菫「おそらくは、近いうちにレギュラー入りするだろうさ」

誠子「そ、そんな! さすがにそれは……」

尭深「弘世先輩、過大評価です……」

菫「悪いな。だが、期待しているんだ」

菫「お前たちならやれるよ」

誠子「先輩……」

尭深「……頑張ります」

菫「さて、それじゃあ照」

照「ん?」

菫「部室に行くぞ。少々時間をかけすぎた」

照「!?」ガタッ

菫「逃がすか!」ガシッ

照「っは、放して」

菫「そうはいかない。本当に時間が無いんだ」グイグイ

照「や、いやだぁああああああああ!!!」ジタバタ

誠子「……私たちも、行く?」

尭深「うん」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:41:48.67 ID:CgPU4sv30
移動→部室


照「新入部員の皆さん、頑張ってますか?」

照「全国大会に向けて、そして全国優勝に向けて、切磋琢磨し合いながら、皆で強くなりましょう」

照「私も一人の部員として、皆さんと打ちながら強くなっていきたいと思ってます」

照「なので、遠慮しないでどんどん誘ってください。学年問わず、ここでは誰もが平等です」

照「皆で、全国優勝しましょう!」

誠子尭深「「(誰)」」

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:42:16.20 ID:CgPU4sv30

菫「とまあ、これが誠子と尭深の照との初対面か」

誠子「ですね」

淡「へ〜。テルーってば、やっぱりその時からメンタル激弱だったんだ」

誠子「最初は目も合わせてもらえなかった。合ったら合ったで泣きそうになるから……」

尭深「麻雀の時と、全く違った」

淡「それは今も昔も変わらずなんだね」

誠子「打ち筋も今とそれほど変わりは無いけど、もっと荒かったかな」

淡「どんな感じ?」

誠子「んー……貪り食らうみたいな」

淡「……へ?」

菫「あの頃のあいつの打ち方は、まだ定まって無かったんだよ」

菫「だからその時の調子で全然変わったりしてた」

淡「今はもう落ち着いたの?」

菫「ああ」

菫「……そうだな。誠子の言うとおり、あの頃のあいつは相手の点棒をそれこそ毟りまくっていたな」

菫「あれでもまだ落ち着いた方だったんだ。私が初めて打った時はもっと酷かった」

尭深「……聞いてないです」

菫「なんだ、話してなかったか?」

誠子「はい。何だかんだ、菫先輩と照先輩がどうして仲良くなったのか、聞いてないんですよね」

菫「そうだったか……まあ、いい機会だな。話してやる」

淡「テルーとスミレの出会いか〜」ワクワク

菫「あいつと私が出会ったのはな……」


11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:43:12.45 ID:CgPU4sv30

菫「ようやくHRが終わったか。入学初日だというのに、よく話す担任だな」

菫「さて、さっそくだが麻雀部に行くとするか。入部届も用意したし」

菫「優勝とはいかずとも、全国クラスの白糸台高校麻雀部……その中で私がどれだけやれるのか、楽しみだな」

菫「……にしてもこの学校、無駄に広いな。部室に行くのにどれだけかかるんだ」テクテク

菫「ん? あれは……」

照「……」キョロキョロ ウロウロ

菫「(何をしてるんだ……?)」

照「……」キョロキョロ 首傾げ

菫「(持っているのは、この学校の地図、か? ということは、一年生か)」

菫「(広いとはいっても、地図があるなら迷うことは無いと思うんだが)」

菫「どうかしたのか?」

照「!?」ビックウッ

菫「うわっ! っと、驚かせてすまない。どうにも困っているように見えてな」

菫「(私らしくも無い。普段なら放っておく所なのに……どうしてだろうな、気になってしまった)」

照「……」オロオロ キョロキョロ

菫「今この場には私と君しかいないが?」

照「……」

菫「……」

照「…………でもない」

菫「ん?」

照「なんでも、ない」目逸らし

菫「そうか?」

照「……」コクッ

菫「ふむ……ああ、ところで君はどこに行こうとしていたんだ?」

照「ふぇ?」

菫「この先には部室棟しかないだろう? もう部活を決めたのか?」

照「ぁ、ぅ……」

菫「見たところ運動系には見えないが……文化系か?」

照「ぇ、っと……」

菫「(少し飛ばし過ぎたか? 思った以上に人見知りなようだが)」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:43:49.70 ID:CgPU4sv30
照「……麻雀」

菫「ん?」

照「麻雀部に、見学……」

菫「ほう、それは奇遇だな。実は私も麻雀部に入部しようと思っていたところでな」

照「……」

菫「よければ一緒に行かないか? 一人で行くのはどうにも緊張するんだ」

照「……ん」

菫「よかった。それでは、行こうか」

照「うん」歩き出し

菫「……ちょっと待て、どこへ行く」

照「?」

菫「そっちは逆方向だ。地図を見れば分かるだろう?」

照「……」地図(逆さま)

菫「……ああ、うん。地図はもういい。私に着いて来てくれれば」

照「……わかった」

菫「(さて、人見知りで方向音痴、といったところか。我ながら面倒な相手を捕まえたが、何故あんなにも気になったんだか)」

照「……」トコトコ

菫「(……ヒヨコみたいだ)」

菫「そういえば自己紹介がまだだったな。私は弘世菫、一年だ」

照「……宮永照」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:44:42.55 ID:CgPU4sv30

照「ツモ」

先輩A「っもう嫌!!」ダッ

先輩B「やってらんないよ!」バンッ

照「あ……」

菫「(これで五人目か)」

照「……」

菫「(体験、ということで練習に参加させてもらったが)」

菫「(これで宮永のトップは三連続、しかも今度は先輩二人を同時にトビ終了、か)」

照「……」

菫「(……麻雀の時とさっきまでの様子がまるで違うな)」

菫「(といより、まさかここまで強いとは。さっきから圧勝じゃないか)」

照「……」

菫「強いんだな、宮永」

照「っ」ビクッ

菫「……そこまで驚かなくても」

照「ぁ、ぅ、ぁ、ごめ、ぁう……」

菫「……なあ、私とも打たないか?」

照「え?」

菫「言っておくが、そう簡単に負けるつもりは無いからな。覚悟しろよ」

照「あ、えっと……」

菫「ほら」

照「ぅ……」

菫「(その後、私と照と同卓したのは同じく体験入部に来ていた一年生だった)」

菫「(私も当然ながら、それ以上に悲惨だったのはその一年生たちで)」

菫「(彼女たちもそれなりに強かったのだろうが、それを圧倒する照の実力)」

菫「(一方的な展開の後、部室を出て行った彼女たちが戻ってくることは無かった)」

部長「いやー、強いね君」

照「?」

部長「ね、入部してくれるんだよね? というか、是非ともしてほしいんだけどもさ」

照「あ、えっと……」チラチラ

部長「んー? ああ、出て行った人たちかい? 気にしなくていいよ」

照「で、も……」

部長「……珍しいことじゃないんだよね。大会の後とか、もっと悲惨だったりするよ」

照「?」

菫「どういうことですか?」

部長「麻雀の実力以外に、精神的な強さも必要ってことだよ。だから、何も気にしなくていいよ」

照「……」

部長「今年は豊作だねー、うん。これは、全国優勝も夢じゃない、かなー」


14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:46:08.72 ID:CgPU4sv30

菫「戸惑う照を半ば強引に麻雀部に入部させたのは、その時の部長だった。今にして思えば、あの人が一番、精神面が強かったよ」

淡「へー」

菫「誠子と尭深が入部した時、上級生が少なかっただろう? あれな、一年の時に照が相手した人の大半が、そのまま退部してしまったからなんだよ」

誠子「ああ、それで」

尭深「少ないと思ってた」

菫「……私も理由はわからないが、あの時の照は相手を完膚なきまでに潰そうとしていてな」

菫「放っておいたら三人全員ハコとか普通にやってたからな。さすがにまずいと思って、止めたんだ」

淡「え、なんで? 勝つんだったらそれでいいじゃん」

菫「照と打つたびに部員が減るんだぞ?」

淡「弱い人がいなくなるならいいじゃーん」

菫「まあ、実力主義と言えるから確かに構わないかもしれんが……後輩にまでそれじゃ、困るんだよ」

誠子「ああ……」

菫「育てるべき後輩を潰してたんじゃ、強くなれないだろう? だからどうにかしようと思ってな」

菫「照自身も自分と打った相手が辞めて行くことは気に病んでたみたいだし、何とか打ち方を変えさせたんだ」

尭深「それで、あれ……」

菫「今の打ち方が落ち着いたのは二年の半ばだからな。誠子と尭深は知ってるだろう?」

誠子「はい。何度も相手してもらいましたから」

淡「いいなー。私は今の照しか知らないよ」

菫「たぶん、部室に牌譜が残っていたと思うぞ? 帰ったら探してみればいい」

淡「ほんと? やったー!」

菫「あと、打ち方を変えさせ始めた頃からかな。あいつの猫かぶりが上手くなったのは」

尭深「……?」

菫「というより、後輩には立派な先輩になろうとあいつなりに頑張ってたのかもな……」

淡「それで、あんなに営業スマイル上手なの?」

誠子「たしかに、後輩の前に立つ時の宮永先輩は、同一人物とは思えなかったですけど」

菫「中身は全く変わってないのにな。あれだけは私も驚かされる」

尭深「……どうして」

菫「?」

尭深「どうして私たちには、あんなに素直?」

誠子「……たしかに、あまり気にしてなかったですけど」

淡「私はその方が嬉しいけどなー。特別って気がして」

菫「……まあ、あいつも私たち相手だと安心できるんだろう」

淡「どういうこと?」

菫「麻雀だってこうして全国に出られるだけ強いし、あいつと打っても辞める心配は無いからな」

菫「散々、辞めさせたからな。あいつにとってはトラウマなのかもしれない」

誠子「……まあ、普通はそうバンバン辞めさせませんから」

菫「だろう? 麻雀の時はああでも、その実は私たちの知るあれだからな」

淡「でもでも、私たちはそんな心配ないし!」

尭深「だから先輩も、安心」

菫「かもな。まあ、私たちに出来る事と言えば……」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:46:54.53 ID:CgPU4sv30

『園城寺さん!!』

菫「……ん?」

淡「え?」

誠子「なに?」

尭深「?」

『園城寺さん! 園城寺さん!!』

菫「……これは、また」

淡「あわあわ」

誠子「まさか……」

尭深「……倒れた」

菫「……さすがに、これはな」

淡「テルー、やばい?」

誠子「大丈夫、ですかね?」

尭深「……問題」

菫「…………まあ、私たちに出来る事と言えば」

バンッ

照「すみ、すみれ、淡ぃ、せいこ、たかみー」グズグズグズ

『(……こうなるよなぁ)』

照「園城寺さんがぁああ」

菫「……私たちに出来る事と言えば、泣いて帰るだろう照を受け止めてやることくらいだろうさ」

淡「みたいだね」



カン
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 10:48:36.79 ID:CgPU4sv30
ヘタレなてるてるを書きたかったが、途中で着地点を見失ってしまった……。
無理やり終わらせるのはよくないね、綺麗に終わらせたいなぁ。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/22(土) 10:54:27.96 ID:+KYG/wHqo
もっとやって どうぞ

現役第一線から引いてるすこやんは
これの延長線という感じがする
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 10:58:51.88 ID:YbxUxmzIO
あわあわとの出会い編と咲との別れ編はよ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 11:00:05.39 ID:rnixT9WP0

いい感じだし、続きみたいなー
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 11:45:29.46 ID:yKJtqJg8o
乙。

確かにこの照と淡の出逢いがどうだったのかは気になる。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 18:01:55.84 ID:CgPU4sv30
なんだか思ったより楽しめてもらえたようで驚いてます。
とりあえず、照と淡の出会いの方を書いてみようかな〜と思います。
書き溜めができたら投下……今日中に出来るかな?
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage saga]:2012/09/22(土) 18:35:03.73 ID:YJYR/YPA0
乙です
楽しみに、ゆっくり待ってます
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:02:29.96 ID:CgPU4sv30
淡「私が初めてテルーを見たのは、雑誌の記事だった」

淡「インハイチャンピオン、宮永照。偶然にも私が進学したのはそのテルーがいる白糸台で」

淡「私は思わぬところでばったり、テルーとの初対面を済ませるのだ」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:03:37.16 ID:CgPU4sv30

照「……」モクモク

淡「(……えーっと、これはどういう状況なんだろう)」

照「……」モキュモキュ

淡「(宮永照、だよね。うん、絶対そう、雑誌で何度も見た)」

照「……」ムグムグ

淡「(……状況を確認しよう。まずその一、今は昼休み、お昼ご飯の時間)」

照「……」ムキュムキュ

淡「(その二、目の前にあるのは空き教室。私は購買からの帰り道)」

照「……」コクコク

淡「(その三、教室内には宮永照一人。一人で昼食を食べてる模様)」

照「……」プリンアムアム

淡「(観察を始めてから人が来る気配無し、つまり)」

照「……」ウマー

淡「(ぼっち)」

淡「……いやいやいやいや、そんな馬鹿な」

淡「(雑誌の宮永照は人当りも良さそうな感じだったし、テレビなんかもそうだった)」

淡「(まあ、多少は猫被ってるのもあるかもだけど……にしたって、さすがに一人でお昼って)」

淡「(あの宮永照が、それは無い。無い、と思う)」

照「ん……?」

淡「あ」

照「……」

淡「(うわ、やば〜。思いっきり目合っちゃった)」

照「……」

淡「(どうしよっかな。この際だから話しかけてみようか)」

淡「あの……」

照「ひっ!?」ビクビクビクッ

淡「あわっ!?」

淡「(え、ちょっと待って! なんでそんな驚かれて)」

照「ひっ、ふぇ……」ウルウル

淡「わ、わわわわわわわわ!?」

淡「(泣きそうになってる!? なんで!」

淡「あ、あああのあのあの! 私、大星淡って言います! その、麻雀部に入部するつもりで!!」

淡「宮永照、さんですよね? その、えっと……あー、えっと! そうっ、あの、友達になってください!!」

淡「(私は何を言ってるのー!?)」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:04:29.44 ID:CgPU4sv30
照「……」

淡「……」

照「……」

淡「……」

照「…………ふぇ」ボロッ

淡「あわあわあわあわ!!!」


淡「(ど、どどどどうしよう〜!?)」


ガラッ


誠子「ああ、先輩。ここにいたんですか」スタスタ

尭深「やっと見つけました」テクテク

照「ふぇぅ……せーこ、たかみー……」

誠子「ちょ、なんで泣きそうなんですか!?」

照「だ、だって、だってぇええ」淡指差し

尭深「……金髪」

誠子「=不良」

照「恐いぃ」ガクブル

誠子「……よしよし。もう大丈夫ですよ」頭なでなで

尭深「ん、心配ないです」お茶差し出し

照「ぇう……」

淡「っ、ちょーっと待ってよ!」

照「ひっ!!」ビクッ

誠子「……あー、尭深。ちょっと先輩、頼む」

尭深「了解」

淡「あのね、言っておくけど……」

誠子「うん、ちょっと待って。とりあえずこっち」グイッ

淡「別に私不良じゃ、わわわわっ」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:05:26.82 ID:CgPU4sv30

誠子「……うん、ここならいいね」教室の外

淡「って、なにするのさ!!」

誠子「お願いがあって」

淡「……お願い?」

誠子「そう」

淡「なに、それ?」

誠子「さっきの宮永先輩、見たよね?」

淡「うん……言っとくけど、別に私が泣かせたわけじゃ」

誠子「それはわかってる。目が合ったら急に泣きそうになったんだよね?」

淡「な、なんでそこまで……」

誠子「……私がそうだったから。あはは……はぁ」

淡「(すっごい遠い目してるんだけど。何があったんだろ)」

誠子「先輩、ちょっと人見知りなところがあってさ。本人に悪気はないんだよ」

淡「……ちょっと、って言うには度が過ぎてると思うけど」

誠子「うーん、それを言われるとなぁ……」

淡「まあ、わかったけどさ。で、お願いって?」

誠子「ああ、うん。お願いって言うのは、先輩の前で声を荒げないでってこと」

淡「へ?」

誠子「あと、なるべくゆっくり話して。それから、先輩が言いたいことは察してあげること」

淡「ちょ、なにそれ!?」

誠子「それさえ守ってくれれば、先輩も早々泣いたりしない……と思うから。そういうことで、よろしくね」

淡「いやいやいやいや、ちょっとまっ」

誠子「宮永先輩」部屋戻り

淡「(人の話聞いてない!!)」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:07:07.23 ID:CgPU4sv30
照「……」ズズーッ

尭深「落ち着いた」

誠子「みたいだね。にしたって、どうしてこんなところにいたんですか?」

誠子「お昼、部室で食べるって弘世先輩も言ってたじゃないですか。探したんですよ」

淡「(……一応、ぼっちってわけじゃなかったんだ)」

尭深「……先輩、迷ってたって」

誠子「え、ほんと? 教室からは迷えず来れるようになった筈じゃ……」

照「……移動教室で、そのまま部室行こうと思った」

尭深「そしたら迷って、お腹空いたからここで食べてたって」

誠子「……あー、そうでしたか。それはまた……」

淡「(普通にしゃべってる……)」

照「誠子、誰?」淡指差し

誠子「ああ、えっと……あれ?」

照「誰?」

尭深「……誠子」

誠子「あー……えーっと……」

淡「……大星淡です。不良じゃないです」

照「……」チラチラ

淡「(ゆっくり、落ち着いて)」

淡「宮永照さんですよね。私、麻雀部に入るつもりなので、よろしくお願いします」

照「……麻雀?」

淡「はい」

照「…………やだ」

淡「……はい?」

誠子「だ、大丈夫ですよ。先輩」

照「や」

尭深「……心配ないです」

照「いや」

淡「(……なーんでここまで拒絶されてるのかな〜? 意味がわからない)」

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:08:21.16 ID:CgPU4sv30
誠子「……ああ、いけない。弘世先輩が部室で待ってるんだ」

尭深「急いだ方がいい」

照「……菫、怒ってる?」

誠子「どうでしょう。自分で確かめてください」

尭深「行きましょう?」

照「むぅ……」スクッ

誠子「えっと……大星さん、麻雀部に入るならいつでもどうぞ」

尭深「お待ちしてます……」

淡「あ、はい」

照「……」

淡「(行っちゃった……)」

淡「なんなんだろ、あの人。雑誌と全然違うじゃん」

淡「無愛想だしいきなり泣き出すし、変な人だったな〜」

淡「……それに、なんであんなに嫌がるのさ。私が麻雀部に入っちゃいけないわけ?」

淡「む〜っ…………あ、そうだ」

淡「いつでもどうぞ、って言ってたし」

淡「なら、今行ってもいいわけだよね!」

淡「ふふふ〜、それならさっそく」

淡「私が強いってことを見せつけて、むしろあっちから入ってくださいって、お願いしてもらっちゃおうかな!」タタタッ


→部室


照「……」コロコロ

菫「おい照、くすぐったいぞ」

照「ん……菫の膝、気持ちいいんだもん」

菫「まったく、お前は……」

尭深「宮永先輩、猫みたい」

誠子「だね。人見知りだけど、その実は甘えん坊なのかな」

尭深「……またたび、喜ぶかな?」

誠子「いや、さすがにそれは……」

照「……」ウトウト

菫「照、寝るなよ。午後が辛くなるぞ」

照「ここで寝ない方が、つらい……」

菫「おい、照」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:10:11.95 ID:CgPU4sv30

バンッ

淡「たーのもー!」

照「っ!?」ガバッ

菫「なんだ?」

誠子「あ、さっきの……」

淡「ふっふふ〜、いつでもいいとのことだったので、さっそく来ちゃいました!」

誠子「言ったけど、さすがに早すぎない?」

淡「あそこまで拒絶されて引き下がる私じゃないよ! 私が強いってこと、見せてあげる!」

誠子「(あー、この子わりと自信家……というより、あほの子、かなぁ?)」

菫「……尭深、説明」

尭深「……カクカクシカジカ」ズズーッ

菫「照の言葉を勘違いしたみたいだな」

照「……」コソコソ

菫「照、いい加減に知らない人が来たら私の後ろに隠れるのはやめろ」

照「……やだ」

菫「元はと言えばお前が原因だろう? せっかくの静かな時間を壊されたんだ、責任とって来い」

照「無理無理無理無理」

菫「……大丈夫だ、誠子と尭深も一緒に行くから」

尭深「え?」

誠子「弘世先輩、自分だけ……」

照「菫が一緒じゃないとやだ」

菫「照……」

照「だって……」

菫「……わかったよ」

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:10:43.55 ID:CgPU4sv30
菫「大星だったか、君の目的は照との勝負、ということでいいんだな?」

淡「いいよ。何なら先輩たちも一緒に相手しますけど?」

菫「ふむ、随分と自信過剰だな。なら私と照、誠子と打とうか。終わってもまだその口、叩けたら褒めてやろう」

淡「むむっ、馬鹿にした!」

菫「……ああ、あと。先輩に対する言葉づかいじゃないな、負けたらそれも改めてもらおうか」

淡「出来るものなら!」

菫「照、誠子、やるぞ」

誠子「はい……あー、結局こうなるんだ。大星、大丈夫かな」

照「……」チラチラ

菫「大丈夫だ、照。今のお前なら、前のようにはならない」

照「でも……」

菫「いざとなれば、私がお前を飛ばして終わらせてやるさ」

照「……」

菫「ん? どうした」

照「……負けないもん」

菫「ははっ。ああ、それでいい」

淡「なーに二人でこそこそ話してるんですか?」

誠子「先輩、準備できましたよ」

菫「ああ。さあ、始めようか」

照「……」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/09/22(土) 22:11:46.69 ID:QpXO67Hco
面白いし!
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:11:47.34 ID:CgPU4sv30

淡「(おっかしいなー)」

照「ロン」

淡「(私、結構強いつもりだったんだけど)」

照「リーチ」

淡「(あはは……なんだろう、これ)」

照「……」

淡「(まったくもって)」

照「ロン」

淡「(勝てないや)」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:12:18.99 ID:CgPU4sv30

菫「トップは照、か」

誠子「さすがです、宮永先輩」

淡「……」呆然

菫「(まずったな、いきなり照をぶつけるのは早まったか)」

照「……」チラチラ

淡「……」

尭深「……大星さん、大丈夫かな?」

誠子「どうだろう。私たちの時よりマシとはいえ、やっぱり……」

淡「……ごい」

照「……」ピクッ

淡「すっごい!!!」照の手掴み

照「!?」ビクビクビクッ

淡「凄い凄い凄い! 雑誌で見た通りだすっごい強い! ね、もう一回打って!?」

照「ぇあ……え?」

淡「今度は連続で和了させないから! ってかなにあのツモすっごいかっこよかった!!」

照「……っ……っ……」パクパク

淡「ね、早くはや」

誠子「ちょっとストップ」引き剥がし

菫「おい照、大丈夫か? 息してるか?」

照「ぁぅ、ぁぅぁぅぁぅ」

誠子「宮永先輩は人見知りだって説明しただろう? あんな勢いで話しても、先輩は固まるだけだ」

淡「え、あ……ごめんなさい」

誠子「わかればいい」

照「……う〜」ギュッ

菫「よしよし、落ち着いたか?」

照「ん」ギュー

淡「……」ジーッ

照「……」ピクッ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:12:59.20 ID:CgPU4sv30

淡「……ね」

照「!」

淡「もう一回、打とうよ。ってか、一回と言わず何回でも」

照「……だいじょーぶ、なの?」

淡「? なにが?」

照「恐く、ないの」

淡「なんで?」

照「……」

淡「すっごく楽しかったよ? それなのに、何が恐いの?」

照「……」ギュウッ

菫「……大星、悪いが今はここまでだ」

淡「ええっ!?」

菫「休み時間も終わりだ。なに、心配は無い……君は、麻雀部に入部するんだろう?」

淡「あ、うん。そうだけど……」

菫「それなら、そこで照といくらでも打てる。まあ、もっとも……」

淡「?」

菫「照は一軍だからな、二軍三軍では、打てる回数も少なくなるだろうな」

淡「っそれはやだ!!」

照「っ」

菫「なら、頑張って強くなればいい」

淡「一軍になれば、たくさん照と打てるってことだよね?」

菫「ああ」

淡「……わかった。すぐにでも一軍に入る、それでもっと、照と打つ!」

菫「だそうだぞ、照」

照「……大星、淡」

淡「?」

照「…………ばって」

淡「へ?」

照「ぅ〜」ギュギューッ

菫「待ってる、だそうだ」

淡「あ……うん!」

菫「ああ、それと」

淡「ん?」

菫「一軍に上がるまで、言葉遣いは改めるように。上がればまあ、多少は許してやるがな」

淡「え〜」

菫「返事は?」

淡「……はーい」

菫「ふふっ……楽しみに待っているぞ、大星」

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:13:28.48 ID:CgPU4sv30

淡「(テルーと打ちたい一心で、私は一年生ながらに一軍入りを果たした)」

淡「(一軍にあがって私が見たテルーは、私がそれまで思い描いていたものとは全然違ったけど)」

淡「(人見知りで、無口で、口下手で……でも優しくて甘えん坊なテルーが、私は大好きだ)」

照「うぅ……淡ー」

淡「わわっ、テルー、どうしたの?」

照「テレビの、取材……いっぱい……」

淡「あー、うん。大丈夫! スミレが代わりに全部答えてくれるから!」

菫「おい」


カン?
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/09/22(土) 22:14:58.52 ID:QpXO67Hco
面白かった
もいっこ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/22(土) 22:15:01.82 ID:CgPU4sv30
ご期待に応えられたのかどうか……照と淡の出会い、でした。
正直このあたり考えてなかったです。ぽんこつてるてるかわいい。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 22:34:25.07 ID:yKJtqJg8o
乙−。
すばらでした。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/09/22(土) 22:35:46.37 ID:Cw5rMC9AO
ぽんこつどころの話じゃないww
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/22(土) 22:38:39.13 ID:P6GmDHUf0
いいね
もっと見たいけど確かに何したらいいんだろう
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 22:53:54.12 ID:nVyOD4iwo
まだ嶺上牌残ってるよ
すばらに怯えるてるてると咲と別れる時のてるてるはよ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 22:57:32.14 ID:rnixT9WP0
後日、倒れた怜のお見舞いに行ったけどおどおどして何も話せない照
そして、、、、、、、、

みたいなのでもいいんだよ??
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage saga]:2012/09/23(日) 06:36:46.36 ID:p80yp9Cn0


とりあえず怜のお見舞いに行くべきですね
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/09/23(日) 06:37:18.44 ID:szMbsSwBo
ポンコツてるてるいいね
もっと読みたい
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/23(日) 08:48:12.05 ID:tAZnU9xUo

照さん可愛すぎる是非咲ちゃん編も
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/09/23(日) 11:18:17.40 ID:v7/vkHVvo
勝つと照が泣いちゃうからプラマイ0にしてたんだろうな
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/23(日) 11:41:57.02 ID:HVuIqtuNo


怜の見舞いとか街で煌や玄と遭遇してあたふたする
話も見てみたい
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/23(日) 16:43:16.14 ID:tAyCFO3O0
おつ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 18:02:23.04 ID:guU1/ohz0
照「……」ソワソワ

菫「……」

照「……」ウズウズ

淡「……」

照「……」ショボーン

菫「……はあ。おい、照」

照「……ん、なに?」

菫「こっちはもういいから、早く千里山のところに行ってこい」

照「!!」

照「……いいの?」

菫「構わない。むしろ、そこでそうやっていられるほうが気になるしな」

照「でも、菫たちの試合……」

菫「スタッフに聞いたが、それほど遠い病院でも無いし……まあ、早ければ中堅にも間に合うだろう」

菫「私の試合は別に気にしなくていいから、早く行って早く帰ってこい」

照「……うん。でも……」

菫「まだ何かあるのか?」

照「園城寺さんと、何話したらいい?」

菫「それはお前、そんなの適当に……」

淡「スミレ、テルーにまともな会話は無理だよ」

誠子「というより、病院に行けるかすら心配です」

尭深「迷子になって、行方不明……」

菫「……だったな。すまない、失念していた」

照「どうしよう……」

菫「……淡、一緒に行け」

淡「ん、いいよ。まっかせて!」

照「いいの?」

淡「大将戦は最後だからね、大丈夫だよ」

菫「役目としては単純だ。照の案内役と通訳、園城寺さんに失礼の無いようにな」

淡「はーい。行こう、テルー」手を引き

照「ん」退出

菫「……さて、私も行って来るか」

尭深「行ってらっしゃい」

誠子「頑張ってください」

菫「ああ……出来る限り、伸ばした方がいいかもな」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 18:03:26.70 ID:guU1/ohz0
とりあえずこんな感じで怜のお見舞いイベントスタート。
まだ書き溜めてないのでここまでですが……。
今日中に書きあがればいい、なぁ。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/23(日) 18:22:11.63 ID:ofN+Pyyjo
舞ってる
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/23(日) 20:57:06.11 ID:0ShcjW2Bo
期待して待ってます
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 21:56:03.12 ID:guU1/ohz0
書けたので投下。ただしいろいろうまくいかなかった……あと、怜と竜華の口調は見逃してくださいすみません。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 21:56:46.09 ID:guU1/ohz0
移動→病院


淡「園城寺さんの病室は三階だって」

照「ん……大丈夫かな」

淡「大丈夫じゃない? 倒れたのはびっくりしたけど、まさかそんな重傷なわけ……」

ナース「先生、麻雀の全国大会に出場した選手がまた体調不良を訴えていますが」

医者「またか……この時期は多いな、まったく」

照「……」

淡「……」

照「……ふぇ」ガクガクブルブル

淡「だ、大丈夫! テルーは何も悪くないし関係ないから!」

照「でも……」

淡「ほ、ほら! 早く園城寺さんのところに行こうよ、ね?」

照「うぅううう……」

淡「(でも、照の言った通り本当に手負いだったんだ。倒れるなんて、具合悪かったのかな)」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 21:57:46.02 ID:guU1/ohz0
移動→病室前


淡「ここが園城寺さんのいる病室だね」

照「……」コソコソ

淡「テルー、私の後ろに隠れるのはまだ早いよー」

照「だ、だって……」

淡「さて、とりあえず入って……あれ? 扉が開いてる」ノゾキ


竜華「怜、もう起きて大丈夫なんか?」
怜「心配性やなぁ、竜華は。見ての通り、ウチは大丈夫や」


淡「園城寺さん、起きてるみたいだね」

照「ん……」ホッ

淡「どうする? 起きてるのは分かったし、帰る?」

照「……お見舞い、してく」

淡「いいけど……テルー」

照「ん?」

淡「病室では、ちゃーんと私より前に立ってね」

照「え」

淡「失礼しまーす」ガラッ

照「ちょ、あわっ!?」

淡「(まあ、いざとなればテルーの猫被りが発動するし、問題ないよね)」

竜華「誰や? って、あんた白糸台の……」

淡「どうも、大将の大星淡です。園城寺さん、お体は大丈夫ですか?」

怜「なんや、わざわざ来てくれたん? それはありがとうな、見ての通り元気やー」

淡「だって、テルー」

照「……」コソコソ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 21:58:36.98 ID:guU1/ohz0

怜「ん?」

竜華「え? ……えぇえええええええ!?」

怜「なっ、チャンピオン!? チャンピオンまで来たんか!?」

照「……っ……ぁわっ……」ガクブル

淡「(うわ、やば。テルー、猫被るどろこじゃなくなってる)」

照「あわ、あわあわわわわわわ……」パニック

淡「て、テルー? 大丈夫だよ? ね、大丈夫だからちょっと……」

怜「まさかチャンピオンが来るなんてなー。びっくりしたわ」ジーッ

竜華「ほんまや。なんやいい人だったんやなぁ」ジーッ

照「わ、わ…………ふぇ」ボロッ

怜・竜華「!?」

淡「わわわわわわわっ!!」

照「ぅ、ふぇ、お、園城寺、さん、ふぇぇええええ」ボロボロボロ

淡「(やばいやばいやばい、本当にやばい! ちょっと油断してた!)」

淡「(最近ではとりあえず猫被って笑っとけば大丈夫ってスミレの教えがあったからどうにかなってたけど)」

淡「(今回のは色々条件が拙すぎた!)」

照「よ、かった、おん、じょーじさっ、おきた」ビェエエ

竜華「ちょ、ちょおまって!? なんでチャンピオンこんな泣いておるん?」

怜「なんや対局中とはえっらい違いやなー」

淡「あー、えーっと……少々、事情がありまして」

怜「ふーん……まあええわ」ベッド下り

竜華「と、怜?」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 21:59:42.66 ID:guU1/ohz0

怜「チャンピオン、そんな泣かんでええて。ウチはこんな元気や、ほら」ワー

照「ふぇ、ふぇぅう……」

怜「にしても、面白い人やなー。ウチ、誤解しとったわ」

照「ひっぐ、ごめっ、なさ」

怜「なに謝ってるんや?」

照「わた、しのせいでっ、園城寺さん、倒れた」

怜「馬鹿やなぁ。あれはウチが勝手にやり過ぎたせいやって。チャンピオンのせやない」

照「でも……」

怜「ウチな、チャンピオンと打つのめっちゃ楽しかったんやで?」

照「……ふぇ?」

怜「そりゃ、えげつないなー思ったけど。でもすっごい楽しかったんやもん。また打ってほしいわ」

照「……」

怜「駄目か?」

照「……いい、の?」

怜「いいもなにも、お願いしてるのはこっちや」

照「……打ち、たい」

照「私も、園城寺さんともっと、打ちたい」

怜「よっしゃ。なら、メアド交換しようや。そしたらいつでも連絡とれるやろ?

照「う、うん!」パアッ

怜「あっはは。なんや、泣いたり笑ったり素直な人やなー。でも、そっちの方がウチは好きやわ」

照「ぇ、ぇう……」

淡「(うーん、思いもよらぬ展開)」

淡「(思ったよりも園城寺さんのコミュニケーション能力が高かったなぁ。私の出番が無かったや)」

竜華「怜ー……」

淡「(ま、いっか。テルーも嬉しそうだし、園城寺さんの無事も確認できたし)」

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 22:00:26.46 ID:guU1/ohz0
淡「(……んー、でもなー)」

怜「な、あんたのこと照ってよんでもええ? ウチも怜でええよ」

照「う、うん……怜!」テレテレ

怜「顔赤くして、かわいいなーもう」

照「ぁぅぁ〜」

淡「(このテルーは私たちだけのものだったのになー)」

淡「(ちょっと、残念)」

照「淡!」ダキッ

淡「わ! どーしたの、テルー」

照「傍にいないから、驚いた……」ギュー

淡「あー……」

淡「(なんか居づらかったから離れてたって言ったら、テルー泣くかなぁ)」

照「淡、帰ろう?」

淡「もういいの?」

照「うん。早く帰って、スミレの試合も見たい」

淡「そうだね、じゃ、かえろっか」

照「怜、またね」

怜「ん。今日はありがとなー」

淡「それじゃ、失礼しまーす」バ゙タンッ

照「淡、早く帰ろう?」グイグイ

淡「わわっ、テルー、そんなに引っ張らないでよー」

照「スミレの試合が終わっちゃう!」

淡「わかったから、そんなに急がないでー」

淡「(……ま、いっか。今はまだ)」

照「淡!」

淡「(テルーは私たちの隣にいるんだし)」

淡「わかってるよ!」


カン
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/23(日) 22:02:29.00 ID:0ShcjW2Bo
いい… いいよ>>1
あんた最高だ!!!!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/23(日) 22:02:40.45 ID:guU1/ohz0
こ、これが俺の限界だったんだすまん(震え声)
期待に応えられた気がしない……orz
とりあえずこれで怜のお見舞いイベント終了。思った以上にレスがついてて驚いています。
レス見る限り、あとあがってるのは咲との別れにスバラとの再会、だけでいいのかな?
アンケとかリクってわけじゃないですけど、他にもありましたらネタとして参考にさせてもらいたいですので、いろいろ書いてくれると助かります。
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 22:09:31.37 ID:wAhfRiKGo
乙!
(これで)ええんやで

さあ、すばら遭遇とくろちゃー遭遇を書くんだ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 22:14:06.89 ID:81jNvZP90
菫さんの苦労(照の世話の)とか
菫さんに甘える照をもっとみたいな
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/23(日) 22:26:00.56 ID:0ShcjW2Bo
普通に日常編を希望する
何気ない一日的な感じだ
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/24(月) 00:27:13.30 ID:y4vVvs7h0
駄目だ駄目だいいながら書いてるのがまるでこの照みたいだね(煽て)
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/09/24(月) 07:14:28.69 ID:6twn21LAO
>>1
はツンデレだな。
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/24(月) 15:24:22.38 ID:TzBH6SeBo
乙でした
咲ちゃん期待してる
67 :べ、別にあんたの為に書くわけじゃな(ry :2012/09/24(月) 16:04:15.46 ID:nTpODJf70
思いがけずレスが返ってきてびっくり。
とりあえずどうしようかなと思いつつ咲編書いてみようとして重くなってえーってなった。
なんだか絶対方向性違うよなーとか、思うんです、けど……ダメですかね。
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2012/09/24(月) 16:20:54.26 ID:Uk1/o4wc0
<<66だいじょうぶだもんだいない
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/24(月) 16:38:05.41 ID:ia7dUmgWo
平気です
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/24(月) 17:03:04.49 ID:TzBH6SeBo
重くても大丈夫
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 17:19:56.02 ID:BAhuBGGDO
別れの話は悲しい終わり方が待ってるだろうし、
決勝後の和解もあれば嬉しいな。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/24(月) 19:40:22.11 ID:rOeyVKZjo
>>68
なんでキャプテンがこのスレに来たのかはわからんが安価つけようとするぐらいには成長したんだな
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/24(月) 23:03:59.37 ID:nTpODJf70
照の中学入学は東京という設定



淡「うわー、すっごいな〜」

照「何見てるの?」

淡「あ、テルー。これ見てたの!」

照「……牌譜?」

淡「テルーが一年生の時の牌譜だよ。スミレに聞いて探したんだー」

照「ああ……」

淡「すごいね、殆どが他家をとばしてのトビ終了ばっかり。点差が開きすぎだよ」

照「……うん、そうだね」

淡「でも、なんでこんな打ち方してたの? ここまでしなくても勝ちは確定してる気がするけど」

照「……」

淡「テルー?」

照「お腹空いた」

淡「へ?」

照「プリン食べたい……」

淡「あー、えっと、冷蔵庫に入ってなかったっけ?」

照「……大会中だから、買いだめしてない」

淡「あ、そっか」

照「プリン……」ウルウル

淡「わっ、わわわっ、泣かないで! ね、今から買いに行こう、そうしよう!」

照「淡も一緒?」

淡「当然! テルー一人じゃ迷子になっちゃうもんね」

照「……ん」手つなぎ

淡「さ、いこっ」

照「……」

照「(なんで、か)」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/24(月) 23:05:53.52 ID:nTpODJf70

照「(覚えてるのは、小学生くらいまで)」


幼咲「おねーちゃん、麻雀!」

幼照「うん、いいよ」


照「(ただ純粋に、家族で打つ麻雀が楽しかった)」


父「ははっ、照も咲も強くなったなー」

幼照「そうでもないよ」

幼咲「おねーちゃんはすっごく強いんだよー」


照「(あの頃の私は、まだそんなに泣き虫でも無くて。咲のいい姉であろうと、頑張っていた)」


父「せっかくだ、ちょっと賭けでもしてみるか」

母「ちょっと、あなた……」

父「大丈夫だって。そんな大したことじゃないよ」


照「(壊れ始めたのは、それが切欠だった)」

照「(おやつで始まったそれは、時にお年玉やお小遣いを賭けたものに発展していき、その中で)」

照「(強くなった咲や私が、頻繁に父や母を抜いて一位と二位を飾る様になると、二人の様子に変化が出てきた)」


母「咲! なんで今ので和了するの!」

幼咲「ひっ……ご、ごめんなさい……」

父「ま、まあまあ……そんなに怒らなくても」


照「(勝つと怒られ、負けると代償を払わされる。そんな歪んだサイクルが出来上がった)」

照「(私は気にしなかった。ただ強くなりたくて、それまで通りの麻雀を続けていた)」

照「(だけど、咲はそうではなかった)」


幼照「……」チャッ

幼咲「……」スッ

父「ロン」

幼咲「はい」


照「(不自然な捨て牌、不自然な上がり。違和感に気づくのはすぐだった)」

照「(咲が何をしているのか……結果を見て、咲が±0を敢えて行っている事に気づいて、私は咲を問い詰めた)」


幼照「ねえ、咲。なんでそんなことしてるの?」

幼咲「偶然だよ! 私、そんなの出来ないもん」

幼照「……本当に?」

幼咲「うん!」


照「(当たり前だが、咲は本当のことを言ってはくれなかった)」

照「(だからこそ私は、咲の±0を止めようと必死になった。勝ちを譲られていることが、手加減されていることが悔しかった)」


75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/24(月) 23:07:33.31 ID:nTpODJf70
幼照「っ、う……ひっくっ……」

照「(……止められなかった。私はトップで居続けて、咲は±0を続けていた)」

照「(悔しくて、部屋で一人泣く日々が続いた)」


幼咲「あ、おねえちゃ」

幼照「……」フイッ

幼咲「あ……」


照「(そのうちに、咲の顔をまともに見れなくなった。被害妄想だろうか、何故だか咲に馬鹿にされているような気になっていた)」

照「(妹に勝ちを譲られ続ける姉……立派な姉でいたいと思う私を、それが追い詰めた)」

照「(そのまま、喧嘩の多くなっていた両親は別離。母が東京に行くことになり、私は事後承諾も同然で連れて行かれた)」

照「(東京の中学に進学して、麻雀部に入った。乗り気では無かったが、麻雀はやはり好きだったし、どんな結果であれ咲との大切な思い出だったから)」

照「(だけど、そこで一つ問題があった)」


照「ぁ、れ?」


照「(同卓した子も、先輩たちも、さほど強いわけでは無かった。私自身、自分がこれほど強いとは思わなかったので驚いた)」

照「(普通に打っても勝てる、分かっていた筈なのに、私はいいようの無い恐怖に駆られた)」

照「(手加減されるのでは……咲の±0の打ち方が頭を過って、私はそれが恐かった)」


照「……ツモ」


照「(±0なんてさせない、実力で勝つ……そう思った私は、気づいた時には相手をハコにしていた。トバしてしまえば±0も何も関係なかった)」

照「(トバして、トバして、トバして、終わった後になって私は、目の前の子たちが泣いていることに気づく)」


「も、やだぁ……」

「麻雀なんて打ちたくない!」


照「(……同卓した子が、次々と辞めていった。一人、また一人と部室は寂しくなっていった)」

照「(そして私は、だんだんと、相手の顔を見ることが出来なくなっていった)」


照「(違う、私は強い。弱くなんて無い、負けたりしない。±0なんて……させるわけがない)」


照「(必死だった。私はただ、咲にとって立派な姉でいたかった。強い姉でいたかった)」

照「(それなのに思い出されるのは私を馬鹿にする咲ばかり、実際に馬鹿にされたことは無いのに、被害妄想のそれは他の思い出すら塗り潰す)」

照「(次第にすべての人が私を馬鹿にしているような感覚に陥った。それがただただ恐かった)」


「ひっぐ、ぅえっ、ぁあああああ……」

「ひっ……いや、いや……」


照「(やがて、部員は半分を割った。私はその時の部長を筆頭とした上級生に呼び出された)」

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/24(月) 23:08:20.34 ID:nTpODJf70

部長「あの、宮永さん……悪いんだけど、もう、来ないでくれないかな」

部員「宮永さんと打ってから、皆、麻雀を嫌がっちゃって」

部員「宮永さんはあの、もっと、ちゃんとした場所でやったほうがいいよ。私たちはさ」

部長「……私たちはただ、麻雀を楽しみたいだけなの」


照「(私に向けられた彼女たちの目は、どれもこれもひどく怯えていた)」

照「(馬鹿にされている、その妄想はその目に打ち消され、私はただ)」

照「(怯えられ、拒絶の目を向けられているのを見たく無くて、人の顔を見ることが出来なくなった)」


クラスメイト「あ……」

照「……」


照「(その後の中学生活は、殆どを一人で過ごす羽目になった。どこから聞いたのか、私の部活での行為は尾ひれをつけて学校全体に広がっていた)」

照「(私が知らない生徒からまで怯えの顔を向けられ、私は更に人の顔を見なくなった……結果)」

照「(確かな理由があった筈のその行為は、理由など関係なしに、私を極度の人見知りへと導いていた)」

照「(……中学生活の中、殆ど相手の顔を見てこなかったんだから、不意に目が合って緊張と恐怖に駆られるのは仕方ない事だと、言いたい)」


菫「強いんだな、宮永」


照「(高校生になった私は、母に言われるままに麻雀部に入部した。正直、私自身に入部の意思は無かった)」

照「(散々部員を辞めさせて、終いには来ないでほしいと言われた私だ。出来れば関わりたくないのが本音だった)」

照「(一度卓に着けば、途端に同卓した全員に馬鹿にされているような妄想に襲われる……それは変わらなかった)」

照「(だからトバしてトバしてトバし続けて、ああまた来なくていいと言われるのだろうと思った私を)」

照「(菫は、強いと言ってくれた)」


77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/24(月) 23:09:14.13 ID:nTpODJf70

菫「ん? どこに行くんだ、二人とも」

淡「あ、スミレ」

照「……プリン」

菫「プリン? ああ、やはり無くなってたのか」

照「ん」

菫「そう思ったから、ほら」ゴソッ

照「?」

菫「プリン、買って来たんだよ。そろそろ欲しがると思ってな」

照「!!」

淡「わっ、さすがスミレ。気が利くね」

菫「照との付き合いは長いからな。これくらいなら嫌でも分かる」

照「……さすが菫」

菫「誠子と尭深もそろそろ部室に来るころだろうし、休憩したら練習するぞ」

淡「はーい」

照「ん……菫」

菫「なんだ?」



菫「なあ宮永、私と打たないか?」



照「……ありがとう」

菫「気にするな」


照「(まだ、全てを克服したわけではないけど……)」

照「(あの時、菫の言葉があったから、私は麻雀を続けることが出来た)」

照「(だから……)」


照「ありがとう、菫」



カン
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/24(月) 23:11:23.21 ID:nTpODJf70
書いてる途中は重くなるかと思ったのに、書いてみたらそうでもなかった罠。
なんかいろいろどうなんだろうって気はするがごめんなさい俺にはこれがげんか(以下略)
まじめなてるてるも好きだけどヘタレなかわいいてるてるもっと見たい、みんなもっと書けばいいよ。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/24(月) 23:15:23.21 ID:ia7dUmgWo
1乙ですな
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage saga]:2012/09/24(月) 23:20:10.37 ID:At0c66xP0
ええ話や
乙です
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/24(月) 23:50:24.55 ID:DVpyhP1bo
一乙
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 09:13:20.23 ID:n0Jeojwj0
乙やでー
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 11:10:55.40 ID:XKKF8/zF0
照「(どうしよう……)」

ワイワイガヤガヤ


照「(菫たちとはぐれた)」

キャッキャッキャ

照「(今日は私たちの試合無いけど、控室で他の試合見るし……)」

トリャパッパー

照「(控室、どこだろ)」

?「あーっ!!」

照「!?」ビクッ

?「わー、わー!! チャンピオンだー!!」

照「(チャンピオンって、えっと、私のことだよね。あ、やば、どうしよう)」

?「どうしよう生チャンピオンだ、凄いよー」

照「(だ、大丈夫。菫が言ってた)」


菫「いいか、照。知らない人とあった時は、とりあえず笑って猫被れ。営業スマイルは完璧だからな」


照「大丈夫、私なら大丈夫」

?「あの、ちょっといいですかー?」

照「……はい、なんでしょ」クルリ

?「わわわっ! 振り返ってくれるなんて、ちょー嬉しいよー」

照「(え、あ、背、たか……あ、これ、無理)」

照「……」パタッ

?「え、えええええ!?」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 11:12:08.36 ID:XKKF8/zF0
こんな感じで書こうかと思ったけど、原作で接点無い絡みって怒られるかな(ガクブル
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 11:23:20.03 ID:YFQR4epIO
大丈夫だ
問題無い

SS速報なんだから
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/25(火) 11:38:36.57 ID:hiMrrS/+o
大丈夫だ 問題ない
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 11:43:39.25 ID:8rHiGMqDO
宮守やぁぁぁ!!
姉帯さんやぁぁぁ!!
すばらぁぁ!!
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 11:56:37.16 ID:Zck1c9gIO
続きを読まないとよくわからないな
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/25(火) 13:19:55.76 ID:ANBc+QxQ0
めんこい
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/25(火) 14:20:32.24 ID:ibDkb27F0
むしろ原作で絡んでない奴らが絡むとどうなるかを妄想するのはSSでしかでけへん
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/25(火) 15:07:08.56 ID:m3Al5a+t0
阿知賀編ではヤクザみたいなロードを普通な顔で歩いてたから倒れることはないんじゃね?
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/25(火) 18:55:36.07 ID:SyYYhWAKo
咲ちゃん編乙
サイン貰いに回ってる姉帯さんなら展開的にありえるから大丈夫
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/25(火) 18:59:59.14 ID:SyYYhWAKo
溜め込まなくても打ち解けられる友人(菫さん)が出来たから
照さん泣き虫になっちゃったんかな?
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage saga]:2012/09/25(火) 19:52:14.50 ID:/58Ot/5n0
姉帯さんって知ってるから、ちょーかわいいよーだけど・・・
普通に2m近い人に出会ったらびびるよね

初対面なら純でさえ驚くんだし・・・
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 22:11:19.52 ID:XKKF8/zF0

菫「いたか?」

淡「いない。照、どこ行っちゃったんだろう」

菫「さあな。どこかで迷っているんだろうが……くそっ、どうする」

誠子「GPSに反応は?」

尭深「……学校の部室から動かない。先輩、部室に置き忘れてる」

菫「あれほど携帯しておくように言ったのに……」

淡「とにかく、会場内を探すしかないよ。この中にいると思うし」

菫「外に出て無い事を祈るしかないか」

誠子「……出てたら、どうしようもないですよね」

菫「その時は警察に行方不明ということで届け出る」

尭深「……見つかるといいね」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 22:12:16.91 ID:XKKF8/zF0

?「ちょっ、どうすんのこれ!?」

?「だる……」

?「うぅ〜、ごめんなさい」

?「まあ、倒れたのを放っておくわけにはいかないけどさ……」

?「病気とかじゃないよね〜?」

?「そこまでは……」

照「……ん……」

?「ア!」

照「ここ……あれ、えっと……」

?「シロ! オキタ!」

?「……あ、ほんとだ」

照「? ……」ムクリ

照「(ソファー? ここ、控室……?)」

?「あー! よかった、起きたよー」

?「とりあえず安心、かな?」

?「ヨカッタ!」

照「……ぇ」

照「(誰? あ、いや。どこだっけ、確か宮守とか、だった、ような気が……)」

?「ドシタノ?」

照「ぅぁ」ビクッ

?「?」

照「ぁ、ぁあ、ぇぅぁぁぁぁ」

?「……どうしたの、チャンピオン」

?「さあ?」

照「……」ブルブル

?「シロ!」サッ

?「んー? あー、チャンピオン、病気?

?「ン!」

?「そういうのじゃないっぽいけど……どうすか」

照「(猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫)」

照「……えっと、こんにちわ。宮永照です」ニコッ

?「お?」

照「宮守女子の皆さんですよね、このたびは」

?「わー、よかった! チャンピオン元気そうだよー」ワッ

照「……」サーッ

照「(あ、うん、これ、駄目)」パタッ

?「ええええっ!?」

?「ちょっ、またー!?」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 22:12:57.63 ID:XKKF8/zF0

塞「とりあえず、自己紹介から。私は臼沢塞」

胡桃「鹿倉胡桃!」

豊音「姉帯豊音だよー。チャンピオンとお話しできるとかちょーうれしいよー」

エイ「エイスリン・ウィッシュアート、デス」

白望「……ダルい」

塞「こらシロ! ちゃんと自己紹介する!」

白望「……小瀬川白望……」

塞「とりあえず、別に危害を加えたりとか故意に誘拐したとかじゃないんで」

豊音「こっちに来てほしいかなー、とかとか……」

照「……」ブルブル

白望「(部屋の隅から動かない……)」

エイ「(カキカキ) ……ン!」サッ

白望「んー……チャンピオンに、犬の耳? 怯えてる、ってこと?」

エイ「ソウ!」

胡桃「まあ、たしかにそんな感じだけど」

塞「でもさ、雑誌とかだともっと笑ってるよ?」

豊音「試合の時はクールでかっこいいよー」

胡桃「ギャップが凄いね」

エイ「シロ、チャンピオン、ドシタノ?」

白望「さあ……んー」

白望「(ダルいけど……でもなぁ)」

照「(菫ー、淡ー、誠子ー、尭深ー……)」ゥル

『!?』

塞「え、ちょっと、泣きそうだよ!?」ビクッ

豊音「ど、どうしよー?」

胡桃「いやどうするも何も、チャンピオン雰囲気違い過ぎるよ」

エイ「シロー……」オロオロ

白望「あー……はあ……」テクテク

塞「おお、シロが動いた」

胡桃「シロ、がんばれ!」

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 22:14:11.18 ID:XKKF8/zF0
宮守女子が思った以上に書きづらいぞこれ……口調とかキャラこんなんだっけ? あれ?
とりあえず宮守みんなかわいい書きたいなーとか軽い気持ちでやったのが間違いだった。どうにかして書き終わりたいけどgdgdになりそうで怖いぜ……。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2012/09/25(火) 22:17:43.43 ID:/58Ot/5n0
大丈夫、問題無い
こういうときにダルいと言いながらもなんとかするのがシロだ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/25(火) 22:18:30.60 ID:hiMrrS/+o
構わない最後まで突っ走れ!!
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 22:34:59.05 ID:XKKF8/zF0

白望「ねえ」

照「ひぅっ!?」ビクッ

白望「……さすがに、そこまで怯えられるのは、ちょっと……」

照「ご、ごめ、なさぃ……」

白望「うん」

照「……」ビクビク

白望「……」ジーッ

照「……」目そらし

白望「……」ジーッ

照「……」ウルッ

白望「……ん」ナデリ

照「!?」ビックゥッ

白望「……」ナデナデ

照「……」硬直

白望「……」ナデナデ

照「……」

白望「……ダルいから」ナデナデ

照「……」

白望「あんまり、怯えないで」

照「……ふぇ」

白望「あと、皆……チャンピオンとちょっと、話したいだけだから」

照「ぅう……」

白望「だから、少し付き合ってくれると……嬉しい」

照「……ぅ〜」ボフッ

白望「う?」

照「ぇう〜……」ボロボロ

白望「あー……」

白望「(制服、濡れる……まあ、いっか)」

照「……い」

白望「ん?」

照「お手洗い、どこ……?」ウルウル

白望「……あー」

照「……」ウルルッ

白望「ダ……こっち」手つなぎ

照「!」

白望「(ダルい、けど……放っておくほうが、ダルくなりそう)」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/25(火) 22:35:48.49 ID:XKKF8/zF0
レスが優しくて泣けてくる……。
この後は書き溜めて一気に投下する予定。日にちまたがないようにしたいけど、ちょっと難しそうだなぁ。
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/25(火) 22:52:50.54 ID:hiMrrS/+o
行けそうか?
ダメなら日を改めたほうがいいぞ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/09/25(火) 22:57:13.17 ID:KaiZ/LkAO
さすが天然ジゴロのシロさん

無理なくのんびりやればいんじゃね?
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 22:57:34.12 ID:3uP3ZKeB0
まぁゆっくりで大丈夫よ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:49:08.18 ID:1c2iK9sg0
1です。なんかいろいろあって書けなかったけどようやく書き終わったんで投下します。
お待ちくださった方は、お待たせしました。
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:49:46.18 ID:1c2iK9sg0

白望「あー……」

照「……」ギュ

胡桃「さすがシロだねー」

塞「見事に懐いてるわ……」

豊音「チャンピオン、ちょーかわいいよー」

エイ「ショウドウブツ!」

照「……えっと……」

白望「どうかした?」

照「……私、なんでここに……?」

胡桃「今更!?」

塞「目が覚めてもすぐに気絶してたし、さっきまではあの状態だったからね……」

エイ「トヨネガツレテキタ!」

照「姉帯さんが……?」

豊音「そーだよー」

照「……そういえば、ロビーの近くで話しかけられたような、気が……」ブルブル

胡桃「また震えてる!?」

白望「何も怖くないよ」

照「……背、高い……おっきい……」

豊音「あ、わっ……ご、ごめんねー?」

照「ん……こっちこそ、ごめんなさい。もう大丈夫」

豊音「本当?」

照「……大丈夫」ギューッ

白望「(ちょっと痛い……)」

豊音「えーっと、えーっと……そうだ! 私、座ってるよ。そうしたら大きくないよー」

エイ「トヨネ、ナイス!」

胡桃「んー、そういう問題かなー?」

照「……ありがと」フニャ

豊音「あはっ、チャンピオンすっごく可愛いよー」

照「照でいい。チャンピオンは、なんだか変な感じ」

豊音「じゃあ私も豊音でいいよー」

照「豊音……うん、わかった」

豊音「えへへ……チャンピオ、じゃなかった。照に名前で呼んでもらえるなんて、ちょーうれしいよ」

照「ん……」

豊音「えっと、それでね、私が倒れた照を連れて来たんだよー」

照「そうだったの……ありがとう」

豊音「どういたしましてー」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:51:30.70 ID:1c2iK9sg0

照「それで、私に何の用事があったの?」

豊音「んー? あ! 忘れてたよー」ササッ

照「……色紙?」

豊音「うん! 照のサインもらえないかなーって、お願いしたかったんだー」

塞「欲しいなーって言ってたもんね」

豊音「見つけてびっくりしたよー。慌てて声かけたら倒れちゃったから、もっとびっくりしたけど」

照「……サイン」

豊音「駄目かなー?」

照「ん、いいよ。でも、私サインなんて書けないよ?」

白望「名前書くだけでいいんじゃない?」

照「そんなのでいいの?」

豊音「全然いいよー!」

照「……わかった」


キュッキュッキュ


照「はい」

豊音「わーっ、わーっ!! 凄い凄い! 宝物にするよ!」

照「……ん」テレテレ

エイ「アカクナッタ!」

胡桃「本当だ。チャンピオン、照れてるね」

照「……みんなも、照でいい。その方が嬉しい……」

塞「うん、わかったよ」

エイ「テル!」

照「ん……」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:52:08.96 ID:1c2iK9sg0

塞「さて、豊音もサイン貰ったし……どうする?」

豊音「どうするって?」

塞「この後だよ。このままっていうのも拙いんじゃないの?」

胡桃「そういえば、豊音ってば無断で照を連れてきたんだよね」

塞「今頃、チームメイトの人たちが心配してると思うんだけど」

豊音「あう……そうだねー。ごめんなさいー」

胡桃「謝るのは私たちじゃなくて照に!」

豊音「照、ごめんなさい」

照「ん?」ポリポリ

塞「って、何食べてるの!?」

照「エイスリンが、これくれた」

エイ「ポッキー!」

白望「エイスリン、私にもちょうだい」アー

エイ「ハイ」

白望「あむ」

照「豊音も食べる?」

豊音「うん!」

塞「……ねえ、考えてる私たちが間違いなのかな」

胡桃「ちょっと待って! そのポッキーは皆の物でしょ。私にもちょうだい!」

塞「お前もか!!」


110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:52:51.56 ID:1c2iK9sg0

胡桃「じゃあ照は、豊音と会った時から迷ってたってこと?」

照「うん。控室の場所が分からなくて……」

塞「携帯は?」

照「持ってない」

エイ「シロ。バショ、ドコ?」

白望「さすがに他校の控室はなぁ」

胡桃「しかも白糸台って反対のブロックだしね」

豊音「困ったねー」

照「ん……菫たち、どこにいるのかな」ウルウル

豊音「わわっ、泣かないでー」

照「ふぇぅ……」ポロポロ

胡桃「泣き虫だね」

塞「見れば見るほど、雑誌や試合中とは別人だわ」

豊音「えーっと、えーっと……そうだ!」ガタッ

照「っ?」ビクッ

豊音「いっくよー!」ガシッ

照「……へ?」腕掴まれ

白望「は……?」照に腕掴まれ

豊音「たかいたかーい!!ブンッ」

照「っうわあああっ!?」

白望「ちょっ、まっ、うわっ!?」

胡桃「何やってるの!?」

塞「照とシロを同時に持ち上げるとか……」

エイ「トヨネ、チカラモチ!」

豊音「もーいっかい!」ビュンッ

照「ひっあああああああ!?」

白望「うー、ああああああ」

豊音「まだまだいくよー!」グォンッ

照「やああああああああっ!!」

白望「わーああああああ」

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:53:21.95 ID:1c2iK9sg0

豊音「泣き止んだー?」

照「……」ピクピク

白望「……」グラグラ

エイ「テル、シロ?」

塞「照の方はかんっぺきに逝っちゃったね。シロー、おーい」

白望「……星が綺麗だなー」

胡桃「シロも逝っちゃった!?」

エイ「シロ、イキテ!!ガクガク

白望「ぅ……」パタッ

塞「あ、とどめ刺した」

エイ「シロー!!」

豊音「わ、大変だよー!」

エイ「シロー!!」

胡桃「どうすんのさこれ」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:53:55.82 ID:1c2iK9sg0

豊音「わーん。ごめんね、シロー、テルー」

白望「川泳ぐのだるくて座ってた……」

塞「それ三途の川だよ!?」

照「……高いの恐い」

豊音「ごめんねー?」

胡桃「というより、豊音はなんで突然あんなことしたのさ」

豊音「照が泣いてたからー、たかいたかいしたら泣き止むかと思って」

塞「赤ちゃんと同レベルってことか……」

胡桃「限度を考える!」

豊音「はーい……」ショボーン

エイ「ン!」サッ

塞「って、エイちゃんどうしたの? ……みんなで、手つないでる?」

エイ「ソト、イコウ?」

白望「……照の控室に行くってこと?」

エイ「ウン!」

胡桃「たしかに、そろそろ行った方がいいよね。遊んでる場合じゃ無かった」

豊音「でも、どうするのー? 場所が分からないんでしょ?」

照「……」落ち込み

白望「……だるいけど、探すかぁ」

塞「わ、どうしたのシロ」

胡桃「シロが自分から面倒な事をするなんて……」

照「……いいの?」

白望「まあ、しょうがないし」

白望「(このまま放っておくと胸が痛むしなぁ。だるいけど、仕方ない)」

豊音「それじゃ、照の控室を探しに行くよー」

エイ「オー!」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:56:21.51 ID:1c2iK9sg0

塞「で、探しに出たはいいけど……」

豊音「あれー?」

エイ「ココ、ドコ?」

胡桃「ここ会場だよね? あれ、なんで迷ってるの?」

白望「……だるい」

塞「まさか私たち纏めて迷うなんて……いつもならこんなこと無いんだけどなぁ」

照「……ごめん」

エイ「テル?」

照「菫が……あの、私と一緒にいたら、人によっては巻き込まれるって」

胡桃「巻き込まれるって、何に?」

照「……迷子」

『……』

塞「ねえ、迷子って巻き込めるものだっけ」ヒソ

胡桃「いや、それはないと思うけど」ヒソヒソ

豊音「そっかー。じゃあみんなで迷子だねー」

塞「いや、笑いごとじゃないよ!?」

エイ「ン! ダイジョウブ!」サッ

白望「……赤信号、皆で渡れば怖くない?」

エイ「イエス!」

胡桃「ああ、迷子も皆一緒なら……って問題はそこじゃないよ!」

照「ごめんなさい……」

白望「別に照のせいじゃないから」

照「でも……」

白望「だるいけど、あまり落ち込まないで。泣かれるのはもっとだるい」

照「……ん」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:56:51.20 ID:1c2iK9sg0

塞「とりあえず、今どこにいるのかだけでも把握しないと……」

豊音「どこかに地図が無いかなー?」

胡桃「って、そうやって思ってる間にまた分かれ道!」

塞「下手に選べないわ……」

エイ「Dead or Alive?」

塞「いやエイちゃん、流石に生死はかけないから大丈夫だよ」

豊音「どっちに行こうかー?」

白望「……んー……こっち」右指差し

胡桃「ふぇ?」

エイ「シロ?」

白望「……いこ」

照「わっ」引っ張られ

豊音「あ、待ってよシロー」

エイ「ワカレル、ダメ!」

塞「……シロが迷ってた、ってことは」

胡桃「きっとこっちが正解!」

塞「ま、今のこの現状より悪くなることは無い、か」

照「ね、ねえ?」

白望「んー?」

照「道、迷ってないの?」

白望「ん……迷ってるけど、たぶん、こっちだと思うから」

照「そうなの?」

白望「うん」

照「……なら、大丈夫だよね」ギュッ

白望「(さっきからずっと手握ったままだなぁ。ま、いいか……だるくないし)」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:57:55.84 ID:1c2iK9sg0

菫「照!」

照「菫!」パァアッ

菫「っこの馬鹿! 今までどこに行ってたんだ!」

照「ぅ……ごめんなさい」

菫「……あまり心配させるな」

照「……ごめんなさい」

菫「いや、それよりも無事でよかったよ。そちらは……」

塞「あー、私たちは」

菫「岩手の宮守女子だったか。照が迷惑をかけたようで、すまなかった」

胡桃「あ、いやそうじゃなくて」

豊音「ごめんなさい、私が照を連れてっちゃったんだー……」ショボーン

菫「……照、どういうことだ?」

照「えっと……カクカクシカジカ」

菫「つまりお前の人見知りが最大限に発揮されたわけか」

照「はい……」ショボーン

菫「……今に始まったことじゃないか。倒れた照を介抱してくれてありがとう、あと、ここまで連れて来てくれたのも」

塞「いやいや」

菫「……にしても、よくここまで来れたな。道には迷わなかったか?」

胡桃「あー」

エイ「マイゴ!」

菫「やはり迷ったか……」ジトー

照「ぅぅ……ごめんなさい」

菫「お前のはもう方向音痴とかのレベルじゃないな」

照「ぁぅ」

菫「重ね重ね面倒な事をすまなかった。宮守とは反対ブロックだが、決勝で戦えるのを楽しみにしているよ」

豊音「うん! 負けないからねー」

塞「お互い頑張りましょう」

菫「ああ。それでは……照、行くぞ」

照「うん」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:58:37.97 ID:1c2iK9sg0

エイ「テル、バイバイ!」

胡桃「またねー」

照「ん……あ」

白望「んー?」

照「えっと……あの……」

白望「ん……携帯」

照「え?」

白望「メアド、教えて?」

照「あ……うん!」

胡桃「凄い、シロがまた自分から……」

塞「これは……シロも成長したかなぁ」

エイ「シロ、エライ!」

豊音「いいなー、私も交換したいよー」

胡桃「まあ、後でシロに教えてもらえばいいって」

白望「……ん、これでいい」

照「うん!」

白望「……じゃ」ナデナデ

照「……シロ」

白望「!」

照「ありがと」フニャ

白望「(あー、うん。これは……)」

白望「またね」

照「うん」

白望「(やばいなぁ)」

照「えへへ……」携帯ギュッ



カン

117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/29(土) 21:59:35.31 ID:1c2iK9sg0
照と宮守終了です。宮守かわいいけど難しすぎワロエナイ。
口調とかもういろいろごめんなさいでした。
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/29(土) 22:00:55.20 ID:R4pAtnuDO
イッチ乙!!

宮守勢のあまりのかわいさに俺のテンションがカンストしたぜ!!

119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage saga]:2012/09/29(土) 22:00:55.98 ID:a2KgMCyG0
乙でした、待った甲斐があった!

迷子に巻き込むとかすげぇ
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/29(土) 22:15:34.77 ID:41uV0OTHo

まさかシロが落とされるとは
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/29(土) 22:18:14.39 ID:pv+EnyKfo
イヤッホオオオオオオオオオオオ!
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/30(日) 19:19:51.39 ID:b3xsVkRYo
ほう
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/06(土) 19:29:47.90 ID:7LigkglX0

淡「あ、これ……」カサッ

菫「どうした?」

淡「この牌譜ってテルーとスミレが一年生の時のやつ?」

菫「ん? ……ああ、そうだな。よく見つけたな」

淡「やたら奥にしまってあったけど、なんで?」

菫「……たぶん先輩たちがしまったんだろうな。後輩に見せないように」

淡「どうして?」

菫「それ、大会の時の牌譜なんだ。全国の」

淡「ほんと!? わっ、すごいすごい……あれ?」

淡「……副将まで、つまんないねこれ。みーんな弱いじゃん」

菫「それが、私と照が一年の時の白糸台の実力だよ。お前は弱いと言うが、十分に全国レベルだ」

淡「今のチームの方がずーっと強いよ。まあ、私とテルーがいるし当然だよね」フフンッ

菫「それで、お前がそれ以外に気づいたことはあるか?」

淡「うーん……まったくもっ、あ!」

菫「なんだ?」

淡「これ、大将がテルーだよね。副将はスミレ」

菫「そうだ」

淡「……テルー、一つしかトバしてないね。一年の時の他の牌譜、皆トバしてるのに」

菫「ああ……それが、大会用に私が照にさせた戦い方なんだ」

淡「手加減させたの?」

菫「いや、そうじゃない。狙いを変えさせたんだ」

淡「狙い……」

菫「照がトバしてるの、大将戦が始まった時点で最下位だろ?」

淡「うん」

菫「やり方は簡単だった。副将で私が他との点差を負けないように調整しながら、一校を狙い撃つ」

菫「あとはそのまま、大将戦に回すだけだ。照には最下位を狙ってトバすように言ってな」

淡「わぁ、えげつないね」

菫「他を圧倒して全部トバすよりマシだろう?」

淡「まあ、それはそうだけど……」

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/06(土) 19:30:43.81 ID:7LigkglX0
菫「先輩たちはこの結果を見せたく無かったんだろうな。たぶん、当時の部長とかではなく、それ以外の先輩たち」

菫「大方、見せ場の全ては照にとられた気分だったんだろう」

淡「醜い嫉妬だね〜」

菫「一年の時も二年の時も、照の打ち方はあの通りだったし。私は私でどうにかしようと必死だったからな。気づかなかったよ」

淡「ふーん……テルーはこれ、どう思ってるの?」

菫「……さあな。少なくとも、この時のあいつより、今の照の方が楽しそうだと……そう思うよ」

淡「そっか」カタン

菫「なんだ、もうしまうのか?」

淡「うん。面白かったけど……こんなの見るより、テルーと打った方が楽しいしね」

淡「今日こそテルーに勝ってみせるよ! 圧倒的に!」

菫「……ふっ、そうか。まあ頑張れ」

淡「あー、笑ったな!? いいよ、スミレも一緒にコテンパンにしてやるんだから!」

菫「ほう、それは楽しみだ」

淡「ふふふ〜。テルー早く来ないかなー」

菫「……というより、さすがに遅すぎるな。誠子も尭深も来てないし」

淡「どうしたのかな?」

ガラッ

誠子「菫先輩、大変です!」

菫「どうした?」

尭深「これが……」

淡「え、これ……テルーの携帯!?」

尭深「玄関に落ちてた」

菫「なに!? 照はどこに……」

誠子「目撃証言によると、外に出たとか……」

淡「……あ! そういえばテルー、コンビニの新作プリンが食べたいとか言ってたよ!!」

菫「まさか、それを買いに外へ……? くっ、まずいぞこれは」

尭深「先輩、携帯を持ってないから……」

誠子「迷っていても、GPSで探すことが出来ません」

菫「っ直ちに部員全員に通達! 白糸台周辺全てを探して照を見つけるんだ!!」

誠子「はいっ!」

尭深「わかりました」

淡「駅を包囲しないとヤバいね。電車に乗りでもしたら……」

菫「全国レベルで照を探す羽目になるぞ……」


バンッ


部員A「弘世先輩! 今、宮永先輩が電車に乗るのを見たという情報が」



カン
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/10/06(土) 19:33:17.82 ID:7LigkglX0
最後の最後にどうでもいいネタを投下して、これにて終了とさせていただきます。
ぽんこつテルテルかわいいですが書くのが難しすぎて悲しい。そして宮守もかわいいのに書くのが難しすぎて悲しい。
かわいいものほど書きづらいとは、世知辛いじぇ……。

次はシリアス方面でテルテル書きたい気がしますが、さてはて。あと宮守というかシロ書きたいシロ。でも絶対どちらも難しい。ってかかじゅも書きたいんです。
咲は好きなキャラが多くて困りますね、みんなかわいいです。

それでは、お付き合い下さった皆さんありがとうございました!
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/06(土) 20:01:03.15 ID:7jvT5Mi+0
おつ
面白かった

いくらか経ったら依頼だしといてな
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/06(土) 20:01:22.97 ID:SOM7XoHAO

乙です!

シリアス難しいですよね。
自分もちょうど今、照ハーレムのシリアス書いてるけど、難しい!

次回作期待してます!
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 20:52:32.42 ID:fiVIosqUo
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/09(火) 18:59:52.97 ID:QPFbwpDAO
楽しませてもらった
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/09(火) 22:33:28.56 ID:iKvhOtMao
>>127
くせえから[ピーーー]ks
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/10/10(水) 07:42:27.38 ID:QZXmRt3AO
>>130
あんまそういう言葉使うなや?(´・ω・`)
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