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話術士ラムザ「戦争めんどくせー」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 16:18:14.97 ID:6uCdZY5DO
オーボンヌ修道院


ラムザ「これで賊は粗方片付いたな」

ガフ「なぁにが『片付いたな』だ。戦場にも出てこなかったくせに」

ラムザ「だって皆出てったら誰が王女を守るんです?シモン先生ですか?あのハゲには荷が勝ちすぎるでしょう」

ガフ「ハゲって…」

ラムザ「あぁ、貴方のことじゃないですよ?」

ガフ「わかってるよ!つーか俺ァハゲてねェよ!」

ラムザ「はいはい」

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=^・ω・^= ぬこ神社 Part125《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2024/03/29(金) 17:12:24.43 ID:jZB3xFnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711699942/

VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711673687/

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 16:23:19.88 ID:6uCdZY5DO
アグ「何を遊んでいる!早く王女の元へ…」

王女「キャアアアアアア!!」

アグ「!?」

ガフ「!」

ラムザ「?」

バタン
ディリータ「…」ググ

王女「いや、離して!」

ディリータ「ふっ」ドス

王女「うっ…!?」ガク

アグ「しまった…!」

ラムザ「…あれは、ディリータ?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 16:29:37.60 ID:6uCdZY5DO
王立アカデミー
士官学校


ガヤガヤ
ラムザ「急に召集って一体なんだろうね?」

ディリータ「さぁな」

教官「静まれ!」

教官「今からお前たち訓練生には近隣に現れた賊の討伐に向かってもらう。本隊ではないにせよ、お前らには初めての実践だ。心してかかるように!」

ディリータ「残党狩りか…」

ラムザ「それでも民に被害がいかないように、早く済まそう。それが今の僕たちに出来ることだ」

ディリータ「そうだな」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 16:33:06.07 ID:6uCdZY5DO
魔法都市ガリアンヌ
裏路地

ディリータ「こんなもんか」

ラムザ「流石ディリータだね。…いてて」

ディリータ「大丈夫か?」

ラムザ「うん、なんとか。はは、天下のベオルブの名が重いよ」

ディリータ「大丈夫さ。あの兄さんや親父さんの血を引いてるんだ。これからだよ」

ラムザ「そう、だよね」

ディリータ「そうさ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 17:22:10.00 ID:N92zdWBIO
伝説のラムザさんやでぇ!!!
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/18(日) 17:27:06.69 ID:NKiso0PAO
期待過ぎる!
先が楽しみです。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 18:14:29.83 ID:6uCdZY5DO
マンダリア平原
帰り道


ラムザ「いっ…まだ傷が痛むや」

ディリータ「ポーションいるか?化膿しないようにな」

ラムザ「ありがとう。でも本当にディリータはすごいや。初陣なのにどんどん先に行っちゃうしさ」

ディリータ「そんなことない。俺だって怖かったさ」

ラムザ「ディリータも?」

ディリータ「ああ」

ラムザ「ふふ…そうか」

ディリータ「なに笑ってんだよ」

ラムザ「なんでもないよ」

ディリータ「ふ…変なやつ」

ラムザ「ん?…あれは」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2012/11/18(日) 18:47:14.03 ID:qE9lQ2a5o
久しぶりにやってみるか
と思ったけどソフトが見つからなかった
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 18:49:30.87 ID:FvMNAbCIO
>>5
ん?過去作とかあるの
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/18(日) 19:08:47.94 ID:7iK5pvFIO
>>8
VitaのPSストアかiPhoneのアプリで買えよ。
iでもなんていったってオススメはVitaだな。
tエアフォースワンで大統領が核爆発したときも俺はVitaでFFTプレイしてたおかげで事なきをえたし。
a持ってて良かったプレイステーションVita。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/18(日) 19:16:56.57 ID:dCIycj1S0
アグ様はまだか!
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 21:30:42.24 ID:6uCdZY5DO

アルガス「くそッ…こんなところでごろつきに絡まれるとは…!」

盗賊A「おーおー威勢の良いあんちゃんだな」

盗賊B「いいからさっさとバラしちまおうぜ」


ディリータ「盗賊か…!どうする?」

ラムザ「勿論助けよう。聞くまでもないだろう?」

ディリータ「そうだな」

ラムザ「いくぞ!」

盗賊A「なんだお前ら!?」

盗賊B「ちっ…めんどくせぇ」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/18(日) 21:37:55.80 ID:6uCdZY5DO
――――――
――――
――


ラムザ「はぁ…はぁ…なんとか、助けられた」

ディリータ「おい、あんた。大丈夫か?」

アルガス「あぁ…助かったよ」

ラムザ「はぁ…はぁ、き、君は?」

アルガス「俺はアルガス。騎士見習いだ」

ディリータ「ディリータ・ハイラル」

ラムザ「僕はラムザ・ベオルブ。よろしくね」

アルガス「ベオルブ…あのベオルブ家か!?俺はなんてついてるんだ!」

ラムザ「え、ちょ、え??」

ディリータ「おい、落ち着け。先ずは事情を聞こう」
アルガス「!、あぁすまない…実は」
14 :家帰ったのでPCから [saga]:2012/11/18(日) 22:18:52.46 ID:ZJ6p0Ebk0

アンガス「あいつらに、骸旅団の奴等に公爵様が誘拐されたんだ。早く手を打たないと…俺は、俺は」

ディリータ「だから落ち着けって」

ラムザ「そうだよ。それに誘拐って言うからには何か要求なりがあるはずさ。それまではきっと無事だよ」

アンガス「…それは」

ラムザ「まずはイグーロスへ戻ろう。きっと今頃大騒ぎになっているだろうし」

ディリータ「ラムザの言うとおりだ。まずは報告。だろう?」

アンガス「ああ…」


――――――
―――――
―――
――



イグーロス城
執務室


ダイスダーク「よく戻った。聞いたぞ、初陣を勝利で飾ったようだな。父上も草葉の陰から喜んでおられるだろう。流石はベオルブの血を引くものだ」

ラムザ「…ありがとう、ございます」

ダイス「なんだ?嬉しくないのか?」

ラムザ「い、いえ!そんなことは…」

ダイス「ディリータ。君も勇敢に戦ったと聞いている。我が事のように嬉しく思うぞ」

ディリータ「は。有難く存じます」

アンガス「お、恐れながら!!」

ダイス「ん?」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 22:21:20.23 ID:s5jGGWzmo
(あれ?コイツこんな名前だったっけ・・・?)
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 22:24:12.10 ID:/t8jLPZSo
アンガスワロタwwwwww
17 :家帰ったのでPCから [saga]:2012/11/18(日) 22:43:00.67 ID:ZJ6p0Ebk0

アンガス「閣下!私に百の兵をお与えください!公爵様を救うため、何卒…!」

ダイス「心配召されるなアルガス殿。手は打ってある」

ラムザ「手…とは?」

ダイス「バルザックに捜索隊の編成を命じてある。身代金などの要求にも対応を検討中だ」

アンガス「そんな悠長な…閣下!お願いします!友の…殺された仲間の仇を私に!」

ダイス「……手を打ったと申しておる。それがわからぬわけではあるまい」

アンガス「ですが…」

ダイス「くどいぞ!…貴公の身分をお忘れか?」

アンガス「ぐ…ッ」

ダイス「さて、ラムザ、ディリータ。お前達にはこの城の警護を命ずる。…なぁに、危険は及ばんさ」

ディリータ「はっ」

ラムザ「…はい」


―――――――――――

――――――――

―――――

―――




イグーロス城
城郭


アンガス「身分か…くそ」

ラムザ「アンガス…」

ディリータ「…」


アルマ「にいさーん!」

ラムザ「!…アルマ、兄さん」

ディリータ「ティータ!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/18(日) 22:44:55.63 ID:ZJ6p0Ebk0
名前間違いすぎワロタwwww


すいません、アルガスとダイスダーグで
PSの経験しかないので所々曖昧
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/18(日) 23:02:16.95 ID:ZJ6p0Ebk0

ザルバッグ「聞いたぞ。ガリランドでは盗賊どもをけちらしたそうだな」

ラムザ「…ありがとうございます」

ザルバッグ「ふふ、相変わらずか。ディリータ。君の活躍も聞いたぞ」

ディリータ「いえ、大したことは…」

ティータ「うそ!誰よりも勇敢だって聞いたわ!」

ディリータ「そんなことないさ。みんな勇敢だったよ」

ティータ「そうなんだ…ねぇ!もっと話聞かせて?」

ディリータ「ああ」


ザルバッグ「では、そろそろ」

ラムザ「例の件ですか?」

ザルバッグ「ただの盗賊狩りさ」


ザルバッグ「ああ、そうだ。…骸旅団から身代金の要求があった」

アルガス「!」

ザルバッグ「だが、どうにも腑に落ちん。…義賊を謡う奴等が身代金の要求か…」

アルガス「そんな…奴等はただのならず者だ!」

ザルバッグ「……ああ、これは独り言だが、放った草がドーターで行方を眩ました」

ラムザ「!」

ザルバッグ「城の警備なぞ、腕がなまる。そう思わんか?」


ラムザ「アルマ。僕らはもう行かなくちゃ」

アルマ「うん…ねぇ兄さん」

アルマ「大丈夫?…なんでも背負い込むのは兄さんの悪い癖だよ?」

ラムザ「はは、まるで母さんみたいだな。…じゃあいってくるね」

アルマ「…うん」


20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/18(日) 23:11:50.43 ID:ZJ6p0Ebk0
貿易都市ドーター
スラム街


???「…最後だ。公爵は?」

騎士「ひ…!?」

???「最後と言った筈だ」チャキ

騎士「さ、砂漠だ!?」

???「……そうか。ん?」

???「チィ、北天騎士団か」


アルガス「どうやら着た甲斐があったみたいだな」

ディリータ「あれは…」

ラムザ「来るぞみんな!」

ディリータ「!」

アルガス「上等だぁ!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 23:12:15.49 ID:2fPPd4aao
でも話術士って銃装備出来るんだよな・・・
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/18(日) 23:20:20.86 ID:ZJ6p0Ebk0
ゼクラス砂漠
砂ネズミの穴ぐら



ディリータ「ウィーグラフ!」

アルガス「公爵様!」

ウィーグラフ「動くな!」チャキ

アルガス「!…貴様ァ…!!」

ウィーグラフ「侯爵殿は無事だ。イグーロスへ連れて帰るといい」

ラムザ「…どういうことだ?」

ウィーグラフ「…このまま私を行かせてくれたら侯爵殿をお返しするが、どうかね?」

ラムザ「…いいだろう」

ウィーグラフ「…」ザザ

ラムザ「…」ジリ

ウィーグラフ「ではな」バッ


アルガス「公爵様!?」

エルムドア「うぐ…」

ラムザ「大分消耗しているけど、命に別状はなさそうだ」

ディリータ「ラムザ。回復魔法は使えるか?」

ラムザ「うん、僕の腕じゃ応急処置程度だけどね」

ディリータ「今はそれでいい。…イグーロスに戻ろう」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/18(日) 23:31:42.54 ID:ZJ6p0Ebk0
イグーロス城
執務室



ダイスダーグ「…説明してもらおうか」

ディリータ「自分がラムザを無理矢理、誘いました」

ラムザ「…いえ、自分の意志です。ディリータのせいじゃありません」

ディリータ「彼は嘘をついています。本当は自分が…」

ラムザ「僕を庇うのは止めてくれディリータ!」

ダイスダーグ「もういい!……全く、法を護る騎士も見本となるべきベオルブの人間が…恥を知れ!」

???「そこまでにしてやったらどうだ?ダイスダーグ」

ダイスダーグ「…甘やかされては他の者たちに対してけじめがつきませぬぞ、ラーグ閣下」

ラーグ公「若い才気は溢れるもの。それを退屈な警護だけでは発散できまいて。…なぁダイスダーグよ」

ダイスダーグ「……はぁ。…骸旅団せん滅作戦も大詰めだ。おまえたちの参加を許そう。下がれ」

ラムザ「ありがとうございます。では…」


バタン

ダイスダーグ「…申し訳ありませぬ」

ラーグ公「よい。貴公の弟君は結果的に我々を優位にしてくれた。…期待しているぞ、我が友よ」

ダイスダーグ「は…」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/18(日) 23:53:47.33 ID:ZJ6p0Ebk0
盗賊の砦



ミルウーダ「そう、本隊との連絡も途切れたのね。私たちも、もうおしまいのようね…」

白魔「そんなこと…」

シーフ「て、敵襲!北天騎士団だ!!」

ミルウーダ「遂にきたか…!」


アルガス「これも縁だ。この作戦までは付き合うぜ」

ラムザ「うん」

ディリータ「さぁいくぞ!」チャキ

ミルウーダ「いいか!最後の一人まで戦い抜くぞ!」


――――――――――――――


ギン ガキィン

ミルウーダ「くそ…何故よ!?何故私達を虐げるの!?」

アルガス「黙れ!貴様らは平民だ!ならば貴族の下で浅ましく生きろ!」

ミルウーダ「平民がなんだと言うの!?私達は人間よ!あんた達貴族と同じ、人間なのよ!?」

ラムザ「!!」

アルガス「はっ!人間だと!?笑わせる!貴様らは家畜と同じだ!ただ貴族の為に働き、死ぬ。そういう存在として生まれたんだよ!」ガキィン

ミルウーダ「そんなはずがない!貴様ら貴族がいくら暴言を振りかざそうとも、神が決して許しはしない!」キィン

アルガス「家畜に神はいない!!」ギンッ

ミルウーダ「!!!」

アルガス「死ねぇ!!!」

ラムザ「止めろ!」ガキンッ

アルガス「!?」

ミルウーダ「!」

ラムザ「この砦は墜ちた。…だから、もう止めるんだ…」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 00:07:28.95 ID:5rWqgXrp0

ミルウーダ「情けなどいらない!貴様らにとって私達は家畜なんでしょう!?なら、ならさっさと殺しなさいよ!!」

アルガス「家畜の分際でいい事言った!そうだぞラムザ!お前はベオルブの、貴族の中の貴族だ!殺せ、甘い夢は捨てて、現実を掴め!」

ラムザ「黙れ!!……彼女は家畜じゃない。そうさ、僕らと同じ人間だ…」

ミルウーダ「!」

アルガス「まだそんなことを…!」

ミルウーダ「…後悔するわよ」

ラムザ「後悔なんてしない。僕は、人の命は奪わない」

ミルウーダ「……」ザッ

アルガス「チィ…甘ちゃんが…!」ペッ

ラムザ「ディリータ…僕は間違っているのかな?」

ディリータ「…そんなことないさ」

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 00:19:05.70 ID:5rWqgXrp0
ベオルブ邸
ダイスダーグの寝室


ダイスダーグ「敵のアジトを落としたそうだな…。よくやった…。あとは、ザルバッグに任せてゆっくりと休むがいい…」

ラムザ「兄さん…ティータが旅団に攫われたと。…ティータはどうなるんですか?」

ダイスダーグ「…やつらの本拠地を発見次第、ザルバッグが総攻撃をかける」

ディリータ「!」

ラムザ「そんな!?」

ダイスダーグ「骸旅団はもうガタガタだ。逃げている者も数十人しかいない。頭目のウィーグラフは未だに捕らえていないが、それも時間の問題だろう…」

ラムザ「ティータを…見殺しにするんですか?」

ダイスダーグ「心配するな。手は打ってある。ティータの身柄を取り戻すまでは総攻撃などはせん。絶対にな…」

アルガス「…」


―――――――――――――――――


ベオルブ邸
玄関外


ラムザ「待てよ、ディリータ。どこへ行こうっていうんだ!」

ディリータ「ティータを、探しにいく」

ラムザ「どこにいるかもわからないんだ! あてもなく捜したって意味がないよ!」

ディリータ「意味がない?意味がないだと!?」グイッ

ラムザ「ぐッ…!?」

ディリータ「ティータは、たった一人の妹なんだぞ!!」ギリリ

ラムザ「に、兄さんも…言っていたじゃないか……。ティータを見殺しには…しないって…と…に…かく…今……動いても……く、苦しいよ……!」

バッ
ディリータ「ッ…!」

ラムザ「ごほッ…ゲホ」

ディリータ「すまない、ラムザ。大丈夫か…?」

ラムザ「あ、ああ…。ゴホッ、ゴホッ…」

バタン
アルガス「オレは“絶対”なんて言葉を“絶対”に信じないけどな」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 00:27:01.18 ID:5rWqgXrp0

ラムザ「兄さんが嘘をついているとでも?」

アルガス「ああ、オレだったら、平民の娘を助けるなんてことはしないな。平民は所詮、平民だ。貴族になれやしない。いいかディリータ。お前らはここにいちゃいけない“家畜”なんだ」

ディリータ「貴様ァ!!」

ラムザ「まてディリータ!」

アルガス「付き合ってられんな。俺は行くぜ。…ああそうだ、最後の土産にいい事を教えてやろう。やつらの本拠地はジークデン砦だ。きみの兄キに聞いたよ」

ラムザ「!」

アルガス「正面は厳しそうだが、裏からなら何とかなるんじゃないか?ま、せいぜい、頑張ってくれよ。クソ甘ったれた御曹司さん」

ラムザ「黙れ!」

アルガス「おお怖い怖い…ははは」

ディリータ「ぐ…!」ギリ


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 00:43:59.83 ID:5rWqgXrp0
レナリア台地


ミルウーダ「ここも、封鎖されているのか…。我々に逃げ道はないということね」

旅団白魔「もうあきらめましょう。おとなしく投降したほうが…」

ミルウーダ「投降して、その先にあるのは何?処刑台か、貴族の慰み者か…どっちもごめんよ」

旅団ナイト「き、来たぞ!」

ミルウーダ「どうせあるのは地獄だけ…なら、その地獄に一人でも多くの貴族を連れてってやる!」


ディリータ「貴様は…ウィーグラフはどこだッ! ティータをどこへやった!?」

ミルウーダ「ティータ? ゴラグロスが人質にしたベオルブ家の娘のこと?」

ディリータ「ティータはオレの妹だッ! ベオルブとは関係ないッ!!おまえたちがティータを人質にしても何の意味もない! お願いだ、妹を返してくれッ!!」

ミルウーダ「なら貴方たちは返してくれるの?貴方たち貴族が、私たちから奪ったすべてのものを貴方たちは返してくれるの?」

ラムザ「ミルウーダ…」

ミルウーダ「うあああああ!!」ブン

ラムザ「話を、聞いてくれ!」ガキンッ

ラムザ「…僕らが悪いのか? 僕らがきみたちをを苦しめているのか? 何がいけないんだ…?」

ミルウーダ「知らないということはそれだけで罪だわ!貴方が悪いわけじゃない。でも、現状が変わらない限り、私は貴方を憎む!貴方がベオルブの名を継ぐ者である限り、貴方の存在そのものが私の敵ッ!」

ラムザ「なら教えてくれ!僕が現状を変える!だから、君達の思いを話してくれ!」

ミルウーダ「何を、今更ぁあああ!!」ブンッ

ラムザ「……」スッ
カランカラン

ディリータ「!?ラムザ!!」

ミルウーダ「なッ!?」


ザシュッ!!
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 00:47:18.36 ID:82xWQqnvo
PS版でオケ
サブカップルなど見たくない
シナリオは本編準拠なのかな?
PSPでやる場合は、ダウンロードストアのPS版とPSP用の獅子戦争があるらしいので注意
獅子戦争は仕様がバグってるのでPS版プレイ済の俺には耐えられなかった
iOS版ではバグってる仕様がかなり改善されてるらしいのでプレイに値するはず
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 00:48:50.80 ID:5rWqgXrp0

ラムザ「…がはッ!」

ディリータ「ラムザ!…なんで剣を」

ラムザ「剣を棄て、戦いをやめ、話し合おう…どこかに解決策があるはずだ…それを、一緒に見つけよう」

ミルウーダ「な…」

ラムザ「そうだ…僕が兄さんに言おう…いや、ラーグ公に言おう。…僕を、信用して…く、れ」
バタッ

ディリータ「ラムザ!?」

ミルウーダ「なんで…そこまで…貴族の、ベオルブのくせに…」
カランカラン…

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 01:03:00.35 ID:5rWqgXrp0
風車小屋


ウィーグラフ「…何故、娘を誘拐した?逃げるだけならば途中で解放することもできたはず。まさかゴラグロス、お前まで…」

ゴラグロス「ギュスタヴと一緒にするのか!?…よく考えてみろウィーグラフ。我々骸騎士団は仲間の大半を失い 今も北天騎士団に包囲されている。この窮地を乗り切るためにはまたとない切り札となるぞ。この娘はベオルブ家の令嬢だからな!」

ウィーグラフ「逃げてどうする?それに我々は我々の子供たちのために未来を築かねばならない。同じ苦しみを与えぬためにも!」

ゴラグロス「そのために、我々に“死ね”と命ずるのか?」

ウィーグラフ「ただでは死なぬ。一人でも多くの貴族を道連れにだ」

ゴラグロス「…馬鹿げてる」

旅団モンク「ウィーグラス様!…ミルウーダの小隊と、北天騎士団がぶつかりました」

ウィーグラフ「なんだと!?…戦況は?」

旅団モンク「…北天騎士団は、健在です…」

ウィーグラフ「…そう、か」

旅団モンク「ミルウーダを破った小隊がここへ来るのも時間の問題です。ウィーグラフ様、ご指示を」

ウィーグラフ「わかった、ジークデン砦まで退けゴルグロス。…私は別の退路を確保しておく」
バタン

ゴラグロス「オレは逃げてやる……。死んでたまるかよ」

ゴラグロス「…」

ティータ「……!」


――兄さん…

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/19(月) 01:05:55.66 ID:5rWqgXrp0
今日はここまで

>>29
一応チャプター1までは本編準拠。そこからは>>1みたいなふざけた感じにするつもりです
まぁ今はオープニングみたいなものだと思ってください

あとついでなんで注意点
チャプターが変わると雰囲気も変わればキャラも崩壊する可能性が高いのでご注意を

ではお疲れ様でしたー
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 01:36:24.13 ID:lpV8baTDO
おつおつ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 01:42:11.37 ID:82xWQqnvo
おやすみー
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/19(月) 02:09:54.07 ID:ueQVS7xLo

チャプター変わるとキャラが崩壊するって言ってもリメイクで既に「やっつけろ♡」とか言ってるしな
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 02:28:50.96 ID:82xWQqnvo
持っててよかったフェニックスの尾
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/19(月) 05:59:04.72 ID:CG3SP+pwo
きっと一章終わりから二章開始の間の放浪〜ガフと行動をする間の期間で人間がスレてしまったというわけだな
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 09:55:16.25 ID:lpV8baTDO
>>36
ガラフ「それはどうかな?」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 10:05:26.89 ID:82xWQqnvo
>>38
ガラフなんで死んでまうのん?

ムスタディオをやっつけろ(はぁと)
の時はフェニ尾で復活だったはず
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 18:53:11.96 ID:4JXJSk3xo
あれリメイク前からあるシーンだけどな
慌てまくるラムザと冷静すぎるベスロディオに笑った記憶があるww
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 19:36:19.57 ID:S0IQrhaDo
言われんでも知ってるよ
俺は獅子戦争はチュートリアルのオーボンヌ修道院で絶望したので投げた
不動無明剣とか北斗骨砕打がラグ&音ズレ&音質劣化のせいで見るに耐えないほどカッコ悪いとかさすがに想像できなかったよ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 20:51:24.01 ID:rvCkksRV0
レナリア台地


ラムザ「う…」

ディリータ「起きたか、ラムザ」

ラムザ「ディリータ…?いつッ!?」

ディリータ「あんまり無理するな。剣で斬られたんだぞ?」

ラムザ「そうか…そうだったね。ディリータが手当てを?」

ディリータ「いや、あいつだよ」

ミルウーダ「……」

ラムザ「ミルウーダ?」

ミルウーダ「勘違いするなよ!…私はお前の“解決策”とやらを見届けてやる。もし約束を破れば、今度こそ私が斬る」

ラムザ「!…ああ。それでいいよ。ありがとう」

ミルウーダ「…ふんッ」プイ

ディリータ「すまないが、ラムザ」

ラムザ「ああ、時間を無駄にした。行こうディリータ。ジークデン砦へ」

ミルウーダ「…」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 21:11:46.80 ID:rvCkksRV0
ジークデン砦



ゴラグロス「さっさと、ここを立ち去るんだッ!この娘がどうなってもいいのかッ!」

ザルバッグ「我々北天騎士団は貴様たちの脅しなどに屈したりはしないッ!!」


ラムザ「兄さん!アルガス!?」

ディリータ「ティータ!!」

ミルウーダ「ゴラグロス…」


ゴラグロス「おかしなマネはするなよ!この砦の中には火薬がごまんと積まれているんだ!判ったらさっさと退け!!」

ザルバッグ「…やれ、アルガス」

アルガス「はっ」

バシュッ


ドッ…
ティータ「うッ!?、にい、さ…」バタ

ゴラグロス「な…?」

アルガス「死ね」バシュッ

ドスッ
「がッ…!?」

ディリータ「ティータァッ!!」

北天騎士「ザルバッグ将軍。山道に新たな敵兵が出現しました。その中に…」

ザルバッグ「わかった。では後は任せたぞアルガス」

ディリータ「アルガスッ!貴様!!」

アルガス「吼えるなよ。よぉラムザ。相変わらず家畜どもに囲まれてるな」

ラムザ「兄さん…なんで…?」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 21:27:41.70 ID:S0IQrhaDo
ミルウーダ生存か?俺得
さすがにティータは難しいか
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 21:48:24.57 ID:rvCkksRV0

ラムザ「何故だアルガス!なぜティータを…!」

アルガス「おまえの兄キの命令だぜ。何故はないだろ?それに、たかが平民の小娘のためにおまえは騎士団の誇りを捨ててあいつらの要求を飲むというのか?」

ディリータ「アルガスッ!よくもティータをッ!殺してやるぞ、殺してやるーッ!!」

アルガス「はっ!まるで獣だな!」

ラムザ「待てディリータ!」グッ

ディリータ「邪魔だッ!」バッ

ガキンッ! ザンッ!

ラムザ「ディリータ…」


アルガス「ぐっ!?…馬鹿力が…!」

ディリータ「死ねぇッ!!!」

アルガス「いきり立つなよ!どんなに喚こうとも、お前には何も変えられない!」

ディリータ「黙…れェ!!!」ザクッ!

アルガス「がは…ッ…くそが…!」

ディリータ「言いたいことは、それだけか…!」ブンッ


…ザンッ!
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 21:58:34.35 ID:rvCkksRV0

ディリータ「…ティータ」ギュッ

ゴゴゴゴゴ…


ラムザ「なんだ…?」

ミルウーダ「ゴラグロス…まさか」

ドォン!

ラムザ「ぐ…ッ、ディリータ!!」

ミルウーダ「ばかっ!?」グッ

ラムザ「離してくれッ!ディリータ!!」

ディリータ「…」

ドォンッ!!ドウンッ!!

ラムザ「ディリータァッ!!!」




―僕は今まで当然のように生きてきた―

―その“当然”が崩れたとき―

―僕はすべてを棄てて逃げ出した…―



Chapter1 終幕
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 22:14:46.29 ID:3b62UJkXo
乙?
懐かしいなあ 獅子戦争でもPS版と同じミスして以来起動してないな・・・
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage saga]:2012/11/20(火) 22:17:54.97 ID:4ADw11aw0
乙です!
2章以降のすれたラムザに期待w
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) :2012/11/20(火) 22:32:34.85 ID:DlKwKuZAO
乙です。
ラムザとミルウーダがどうなるか楽しみ、彼女を仲間にしたかった。
>>41 マジですか、いつか買ってやるつもりだったけど、おとなしくPS版やってます。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 22:36:55.46 ID:rvCkksRV0
礼拝堂前
―襲撃直後―


ミルウーダ「ラムザ。あれって…」

ラムザ「死んだと思ったら、何やってるんだろうねぇ」ハァ

ガフガリオン「なンだラムザ、さらっていった奴を知っているのか?」

ラムザ「…それより戦い終わったのになんで兜脱がないんですか?蒸れません?僕は貴方の輝かしい将来が心配で」

ガフ「余計だよッ!!」

バタン
アグリアス「オヴェリア様を連れているのだ、そう遠くへは行けないだろう」

ガフ「追うつもりか?」

アグ「無論だ!このままでは王家に顔向けができん…!」

ガフ「ご苦労なこった。俺たちは手伝わんぞ?契約外だ」

アグ「正式な騎士でもない輩の手助けなどこちらから断る!」


ラムザ「騎士だの契約だの堅苦しいことだね」

ミルウーダ「でもディリータが何故王女を?」

ラムザ「…惚れたか」

ミルウーダ「攫われた王女と悲しみを背負う騎士。…B級ね」

ラムザ「それは君が強い男が嫌いなだけだろう」

ミルウーダ「攫われた王子と悲しみを背負う女騎士。…悪くないわ」




51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/20(火) 23:23:35.13 ID:tqFVD4YOo
>>40
元々は♡じゃなくて♪だったはず
獅子戦争で♡に変えられてた
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 23:23:40.02 ID:rvCkksRV0

ミルウーダ「で、どうするの?」

ラムザ「ガフガリオンの言うとおりさ。契約外だ」


アグ「ではいってまいります。シモン殿」

シモン「アグリアス殿…お気をつけて」





ガフ「ったく。あいつらで大丈夫かね」

ラムザ「あいつら?」

ガフ「ああ、言ってなかったな。ありゃ狂言だ。俺らの仕事はお姫サマが無事誘拐されるようにあの女騎士サンをおびき出すことだ」

ラムザ「なるほど…そんなことをして得をするのは…ラーグ公か」

ガフ「そういうこった。全く、貴族も平民も邪魔になりゃ始末されるモンらしい。…まぁ今まで黙ってたのもお前の兄さんの依頼だが、そろそろ現実を知った頃だろう」

ラムザ「兄さんとも繋がってたんですか?」

ガフ「ああ。お前もめんどくせぇ生き方をしたもん…」

ドスッ
ガフ「がッ…んだと…!?」

ミルウーダ「…」

ラムザ「情報提供感謝しますよ」

ガフ「な…めんじゃねェ!」バシュッ

ミルウーダ「テレポ…逃げられたか」

ラムザ「まぁ、禿げてもあのガフガリオンだ。しょうがないよ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/20(火) 23:41:57.87 ID:rvCkksRV0

ミルウーダ「でもなんで黒幕がラーグ公なの?」

ラムザ「…わからなかったのに刺したの?」

ミルウーダ「貴方は判ったみたいだったから」

ラムザ「まぁいいや。今の国王はもう枯れかけだ。王様が死んで王女がいなくなったら次の王位は?」

ミルウーダ「たしか、なんとか王子」

ラムザ「オリナスね。でもあの子は子供。なら後見人を立たせるのが普通でしょ?」

ミルウーダ「ああ、だからラーグ公ね」

ラムザ「そういうこと」

ミルウーダ「でもそうなるとディリータの存在が不思議じゃない?あれゴルターナ公の服装だったよ?」

ラムザ「何か手違いでもあったんだろう。作戦に手違いはつきものだし、ゴルターナ公がその作戦を知っているなら今の状況は狂言を仕組んだラーグ公から王女を救った英雄だ。英雄という肩書きとライバルの失脚。利用しない手はないだろ?」

ミルウーダ「相も変わらず貴族どもは…」ハァ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 00:00:29.32 ID:wtZh++Ux0

ラムザ「それはそうと」プチ
ビィー♪

ボコ「クエッ!」バタバタ

ラムザ「ここにチョコボが一匹います」

ミルウーダ「…」

ラムザ「…」ニコ

ミルウーダ「ハァ…判ったわよ。顛末を見てくればいいんでしょ」

ラムザ「よろしくね。ああ、別にディリータだからって特に手助けはしなくていいから」

ミルウーダ「はいはい。ほらいくよボコちゃん」

ボコ「クエッ!」





シモン「…」

ラムザ「どうしましたシモン先生?そんなひょっとこみたいな顔して」

シモン「ラムザ殿…変わられましたな」

ラムザ「…変わらないものなんてありませんよ。人も、モノも」

シモン「何をなされるつもりですか?」

ラムザ「…さぁ?」ニコ
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 00:09:23.00 ID:wtZh++Ux0
今日はここまで
書くの遅くて申し訳ない


感想や要望などあれば書いてってください
実現するかはわかりませんが…


ではお疲れ様でした
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/21(水) 00:20:58.41 ID:z9y+bNNZo
おっつおっつ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 02:53:32.68 ID:MEYh2hWDo
期待してる
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 03:01:53.80 ID:YeK+dxGjo
おつかれー
いいね、とてもいい
ガフガリオンて禿げてたっけ?
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage saga]:2012/11/21(水) 06:31:58.97 ID:VLj3hd5Y0
乙乙
ここのラムザならルカヴィぬっ殺しつつ自分の名誉を守るとかやりそうで怖いw
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 16:40:59.71 ID:wtZh++Ux0
城塞都市ザランダ
―酒場―


客A「全く、最近この町も物騒になったもんだ」

客B「ああ、今朝の騒動だろ?この町に厄介ごとを持ち込むのは止めて欲しいよな」

ラムザ「…」ズズ

カランカラン

店主「…いらっしゃい。なんにする?」

ミルウーダ「この人と同じものを」

店主「ハァ…あいよミルクだ」コト

ミルウーダ「どうも」

―――――――――――――――――――

ラムザ「お疲れ様ー」

ミルウーダ「やっぱり王女は北天騎士団に狙われてたわ。けどアグリアスが間に合ってディリータと二人で撃退。今王女はアグリアスと一緒にいるわよ」ズズ

ラムザ「なるほどね。で、ごろつきに襲われてた若者を連れてこの町を去ったと」

ミルウーダ「やっぱり…彼らの動きを知ってたのね」

ラムザ「いやだなぁ、偶然だよ。ただ予想が当たりなら王女様の行く末はディリータかアグリアスさんのどちらかについたかで変わる。アグリアスさんならまず教会に庇護を求める為目指すはランベリー。ディリータなら…君がそのまま尾行するでしょ?」

ミルウーダ「…私がもしディリータよりお前との待ち合わせを優先したら?」

ラムザ「いや、別に期限は決めてないし。それに僕と君の仲だろ?僕の口約束を優先するなんて有り得ないよ」

ミルウーダ「…」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 16:57:08.96 ID:wtZh++Ux0
>>60はランベリーではなくライオネルでした。すいません



ミルウーダ「で、次の動きは?」

ラムザ「それがねぇ…気になることを耳にしたんだ」

ミルウーダ「気になるって?」

ラムザ「今朝アグリアスさん達が助けた若者だけど、襲われてるやつらにこう言ったんだ。『ルードヴィッヒのヤローに言っておけ。親父に指一本でも触れてみろ! 『聖石』は二度と手に入らないことになる』ってね」

ミルウーダ「性癖…親父…腐った匂いがするわね」

ラムザ「それは君の頭から出てる匂いだね。ルードヴィッヒってのはバート商会っていう組織の元締めさ。武器から麻薬、果ては魔術師や暗殺者の人材派遣なんてものまでしてるらしい」

ミルウーダ「それが気になるの?王女やディリータとは関係なさそうだけど」

ラムザ「ところがこのバート商会とライオネルの領主様が繋がってるっていう噂があるんだよ」

ミルウーダ「…その話なら傭兵の時に私も聞いたことあるわ」

ラムザ「だろうね。一緒にいるときにラッドから聞いたし」

ミルウーダ「…で?」

ラムザ「これからアグリアスさんが向かうのは?」

ミルウーダ「…あー」ポン
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 17:13:40.41 ID:wtZh++Ux0

ミルウーダ「じゃあ向かうのはライオネル?」

ラムザ「まぁね」

ミルウーダ「…そう」

ラムザ「あれ、不満?」

ミルウーダ「別に。ただ今回はやけに首を突っ込むのね」

ラムザ「そりゃ今までは世間を知る為の放浪生活だったからね。そのお陰で僕は世間を、現実を知った。あの時の僕は、やっぱり甘かったよ」

ミルウーダ「そうかもね」

ラムザ「だからこそ思うんだ。今は違う。今は、時代が変わる瞬間だ。そこに首を突っ込まなくていつ突っ込むんだ」

ミルウーダ「そう、ね」

ラムザ「じゃあ行こうか。おじさんご馳走様ー」

店主「…まいどー」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 18:33:06.28 ID:wtZh++Ux0
ライオネル城
―執務室―


枢機卿「ようこそいらっしゃいました。いや、今日はよくお客人の訪ねてくる日だ。それもまさか彼のベオルブ縁の者とは」

ラムザ「そのお客とは、オヴェリア王女ですよね?」

枢機卿「…さぁ。私とて教会の末席を戴くもの。救済の徒の素性は明かせませんな」

ミルウーダ「…」チッ

ラムザ「そうですか。では話題を変えましょう。猊下は『聖石』をご存知ですか?」

枢機卿「!」ピクッ

ラムザ「なんでもその『聖石』には凄まじい力があるとか…」

枢機卿「…なにが言いたいのですか?」

ラムザ「僕が聖石を猊下の元へ届けましょう。その代わり、教会へのパイプを作っていただきたい」

枢機卿「ほう。その理由は聞かせていただけるんでしょうな?」

ラムザ「取るに足らない野心ですよ。落ちぶれても僕はベオルブの人間ですしね」

枢機卿「ふふふ…はははは!いいでしょう、では先ずは機工都市ゴーグへ向かってもらいましょう。その間に教会への口ぞえは済ませておきましょう」

ラムザ「ゴーグ…そこに聖石が?」

枢機卿「ええ。貴公の働きを期待していますよ」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 19:01:31.09 ID:wtZh++Ux0
ライオネル城
―城門前―


ミルウーダ「いつの間に聖石のことなんて調べたの?」

ラムザ「…え?」

ミルウーダ「…まさか、ハッタリ?」

ラムザ「あはは…」

ミルウーダ「ばかじゃないの!?下手したら敵の巣で孤立するところだったわよ!?」

ラムザ「いや、ほら。バート商会って武器や兵力メインの組織だし、そこが求めてるんならすごい力があるんだろうなーって」

ミルウーダ「呆れた…」ハァ

ラムザ「ごめんなさい。あ、あとゴーグへは先に行っててよ」

ミルウーダ「いいけど…また悪巧み?」

ラムザ「まぁ、そんなとこ。あ、多分あとで追いつくからボコは置いてってね」

ミルウーダ「はいはい」





ラムザ「…もういいですよ」

ガフ「気づいてたのか」

ラムザ「ええ、まぁ」

ガフ「ならなンでミルウーダを先に行かせた?」

ラムザ「だって彼女がいたら出て来ないでしょ?貴方臆病だし」

ガフ「慎重といえってンだ。…で?そうした目的は?」

ラムザ「少し、お話しませんか?」

ガフ「あン?」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 19:40:23.21 ID:wtZh++Ux0
ライオネル城
―酒場―


ガフ「…で?話ってのは?」

ラムザ「今の雇い主…ダイスダーグ兄さんですか?」

ガフ「…」

ラムザ「いやいや、今更隠さなくても」

ガフ「そうだよ。ったく、とンだやつのお守りを頼まれたもンだ」

ラムザ「そんな貴方がライオネル城に現れた。目的は…まぁ王女でしょう」

ガフ「あぁ、そうだ」

ラムザ「でもライオネル城は教会の管轄だ。ラーグ公とておいそれとは手出しできないはず」

ガフ「…はぁ。この城の主とウチの雇い主は最初からグルだよ」

ラムザ「なるほど。もうそこまで手が廻っていましたか」

ガフ「なぁ。もうイグーロス城にもどらねぇか?兄貴も心配してたぜ?」

ラムザ「…兄さんが?」

ガフ「ああ。肉親なんだ。当然だろ?」

ラムザ「…でも、僕は、まだやり残した事があるんです」

ガフ「そりゃなんだ?」

ラムザ「それはまだ言えません。でも、それをやり遂げないと僕は胸を張ってベオルブには帰れない。…だから、もう少し待ってくれませんか?」

ガフ「つったてなぁ…」

ラムザ「お願いします…」

ガフ「しょうがねぇな。少しだけだぞ」

ラムザ「!…ありがとうございます」

ガフ「よせよ…むずがゆくなる」





66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 20:12:35.27 ID:YeK+dxGjo
このラムザはルグリア姓名乗ってないのかな?
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 21:02:40.27 ID:wtZh++Ux0
機工都市ゴーグ
―スラム街―


ルードヴィッヒ「さあ、言えッ!聖石をどこに隠したッ!?白状するんだッ!」

ムスタディオ「くそ…何故ライオネル軍は来ないんだよ…!」

ルードヴィッヒ「貴様…ここまで喋らんとは、よほど父親の命がいらんと見えるなぁ!」

ムスタディオ「チッ…そこの煙突の中だ」

ルードヴィッヒ「よし。お前、とってこい」

商会シーフ「へい」


――――――――――――――――


ミルウーダ「まだかラムザ…」

ミルウーダ「仕方ない、様子見だ」


――――――――――――――――


ルードヴィッヒ「ふはは!これがゾディアックストーンか!枢機卿様も喜ばれることだろう!」

ルードヴィッヒ「あとはおまえたちが片づけろ。生かしておくなよ!」

商会弓使い「はっ!」

ムスタディオ「くそが…!」

商会シーフ「へへ、怨むんなら自分の間抜け具合を怨みな…ぎゃぁ!?」ザクッ

商会弓使い「なに!?」

ミルウーダ「聖石は渡したはずだ。ならば約束は守るべきじゃないかしら?」

商会召喚士「馬鹿がッ!真相を知ってるそいつを生かすわけねぇじゃねぇか!!勿論お前も始末させてもらうぜッ!」

ムスタディオ「に、逃げろ!こいつらは本気だ」

ミルウーダ「心配しないで。…私だって本気よ」カチャ

ダッ!!
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 21:29:37.75 ID:wtZh++Ux0

商会シーフ「ひっ!?」

商会弓使い「この…!」バシュ

ミルウーダ「…」バチッ!バッ!

商会弓使い「なっ!矢を斬った!?」

商会シーフ「ぐぅ!?」ズバッ

商会召喚士「なめやがって…風、光の波動の静寂に消える時…我が力とならん…シ」

ミルウーダ「業に染まりし剣よ 闇の波動を解き放て!ダークウエポン!」ブンッ!

ザンッ!!
商会召喚士「なっ!??魔力が!?」

―――――――――――――――――――――


ムスタディオ「すげ…」

ラムザ「全く。何をしてるのかと思えば…」

ムスタディオ「ビクッ!?あ、あんたは?」

ラムザ「ああ、僕はラムザ・ルグリア。彼女の連れだよ」

ムスタディオ「はぁ…」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 21:43:58.25 ID:1E0YoQJ4o
暗黒騎士・・・だと・・・?
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 21:47:03.38 ID:YeK+dxGjo
どうやって殺害数稼いだんだろうね!
ガフガリオン涙目
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 21:59:55.11 ID:wtZh++Ux0
ドォン! ダンッ
  ワー ギャー!? ダークウエポンッ!


ラムザ「しかし、聖石は取られてしまったね。どうしたものか…」

ムスタディオ「ああ、それなら心配ない。あいつに渡したのは偽物だ」

ラムザ「へぇ。なかなかやるね」ニヤ

ムスタディオ「へへ」ニッ





ラムザ「お疲れ様」

ミルウーダ「…すまん。勝手に動いた」

ラムザ「いや構わないよ。お陰で面白い助かった」

ミルウーダ「???」

ムスタディオ「ドラクロワのやろう、今頃泡食ってるぜ」

ラムザ「でも枢機卿はまだ利用価値がある。だからその聖石、くれない?」

ムスタディオ「はぁ!?」

ラムザ「教会とのパイプを作るには彼を信用させるしかないんだよ」

ムスタディオ「いや、そりゃあアンタの都合だろ!?俺は聖石を守らなきゃいけないんだ!」

ラムザ「あとで返すからさ!ね?お願い!」

ムスタディオ「そんな簡単に渡せるか!」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 22:12:45.26 ID:wtZh++Ux0

ラムザ「そっか…仕方ない。君を助けたオヴェリア様やアグリアスさんも死んじゃうけど、それも君には関係のない事情だしなぁ」

ムスタディオ「!?…おいそりゃどういう」

ラムザ「だって枢機卿とルードヴィッヒはグルなんだよ?聖石が偽物とわかったら王女をダシに使うのが普通じゃない?」

ミルウーダ「だがそんなことをすれば王家が…」

ラムザ「あの聖石。ルードヴィッヒはゾディアックストーンって呼んでたから多分あのゾディアックストーンだろう。戦乱の世の中。争う二人の獅子。そこに現れる“ゾディアックブレイブ”判りやすい英雄像は王家よりも民衆の支持を得るだろうね」

ムスタディオ「そんな…」ギリ

ラムザ「君一人で聖石を守るか、僕に任せて聖石と恩人を守るか…どっちにする?」ニコ

ムスタディオ「ぐ…わかったよッ!」

ミルウーダ「鬼め」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 22:25:45.29 ID:wtZh++Ux0
バリアスの谷


ライオネル騎士「いたぞー!」ピィ!

アグリアス「く…!ここまでか…」

パァン!

ライオネル騎士「ぐぁッ!?」

アグリアス「銃声…まさか!」バッ


―――――――――――――――――――――


ラムザ「なにこれ!?超楽しい♪」

ムスタディオ「いや、俺の銃返せよッ!?」


―――――――――――――――――――――


アグリアス「ら、ラムザ??」

ムスタディオ「アグリアス!今助けるッ!」


タァン! パァン!


ラムザ「見てみなよミルウーダ!騎士がゴミのようだよ!!」

ミルウーダ「貴方…よっぽど自分が弱いことに劣等感があったのね…」


アグリアス「…あれは?」

ムスタディオ「色々あって…けど多分味方だ!多分」

ラムザ「あはははは♪」バンバン
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/21(水) 22:35:17.67 ID:4UNGOgueo
ああ…だから話術士に…
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 22:48:52.36 ID:wtZh++Ux0
バリアスの谷
―戦闘後―


ム<俺の銃返せよ!
      やだ。これもくれ>ラ
ム<ふざけんなッ!


ミルウーダ「えーと、私達は味方よ」

アグリアス「いや、助けてくれたことは感謝するが…正直状況が読めん」

ミルウーダ「でしょうね」チラ


    君騎士にジョブチェンジしなよ。今は騎士の時代だし>ラ
ム<お前さっき『騎士はゴミ』って言ってただろ!?
  ギャー ワー  バタバタ


アグリアス「…」ジー

ミルウーダ「え、と…私達も王女様を助けたいの」

アグリアス「それは何故だ?契約はとっくの前に終わっているはずだ」

ミルウーダ「それはそうだけど…えー…」チラ


ム<大体お前銃の事何にも知らないだろ!銃ってのは日々の整備が重要で…
    じゃあこうしよう。平時は君に預ける。戦闘中だけ貸してくれ>ラ
ム<それ整備だけさせる気だよね!?


アグリアス「…」

ミルウーダ「ちょっと、待ってて」スタスタ


     ワー バタバタ
ミ<血塗られた剣よ 闇の波動を解き放て!
    うわッ!ちょ、タンマおい、ムスタディオ!早く腕を撃て>ラ
ム<だから銃ッ!
    素手でも撃てるだろ!>ラ
ミ<ブラッドウエポン!


ミルウーダ「…」ズルズル

ズルズル
ラムザ「やあアグリアスさん。久しぶり」

アグリアス「あ、ああ。…大丈夫か?」

ラムザ「うん。フェニックスの尾って偉大だよね。争いすら止めるんだもの。それはそうと話があるんだ」

アグリアス「話?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――

        《只今アグリアス『説得中』》

―――――――――――――――――――――――――――――――――
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/21(水) 23:20:16.17 ID:wtZh++Ux0
ライオネル城
―執務室―


ガフガリオン「宝石を取り戻すためにお姫さまを囮に使おうって魂胆か。聖職者の考えることじゃねぇな」

ルードヴィッヒ「ぐぬ…!」

枢機卿「ダイスダーグ卿には約束どおり、オヴェリア王女を引き渡しますよ。こちら側の意志でもありますしね。それに聖石の心配ならば少し早いのでは?」

バタン
ラムザ「ああ、皆さんお揃いで」

ルードヴィッヒ「な、なんだ貴様はッ!?」

ガフガリオン「…」

枢機卿「落ち着きなさいルードヴィッヒ。で首尾は?」

ラムザ「ミルウーダ」

バタン
ミルウーダ「はい」

アグリアス「…」

ムスタディオ「…」

枢機卿「素晴らしい!そして聖石は?」

ラムザ「ここに」コト

ルードヴィッヒ「ふ、ふん!どうせまた偽物だろうッ!」

枢機卿「いえ、あれは本物ですよ。私には“わかる”」

ラムザ「では例の件は…」

枢機卿「いいでしょう。今から話をつけてきます」

ラムザ「ありがとうございます。で、この者たちは?」

枢機卿「地下牢にでも入れておいてください」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/22(木) 00:05:09.74 ID:8AD0NJzQ0
ライオネル城
―夜―


枢機卿「さぁお掛けください」

ラムザ「どうも」

枢機卿「教会の方にはお話を通しておきましたよ」

ラムザ「ありがとうございます」

枢機卿「ですが何故教会に拘るんです?ベオルブに戻れば政治の中枢を担うのも早いのでは?」

ラムザ「私は政には興味がないんです。目指すものは政治には出来ない」

枢機卿「目指すもの?」

ラムザ「民の平和です。おかしいでしょう?」

枢機卿「まさか。素晴らしいと思いますよ」


ウワー! タァン!


枢機卿「!?何事です?」

ルードヴィッヒ「猊下!地下牢の奴等が!」

ヒュッ! バキッ!!

ルードヴィッヒ「ぶげっ!?」

ミルウーダ「ラムザ。生きてる?」

ラムザ「大丈夫。アグリアスさん達は?」

ミルウーダ「派手に暴れてるわ」

枢機卿「全て計画というわけですか…くく」

ミルウーダ「…覚悟」

枢機卿「小賢しいぞ、人間が…!」チャキ

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/22(木) 00:07:24.90 ID:8AD0NJzQ0
ちょいと半端ですがここで終わります

お疲れ様でした
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/22(木) 00:12:29.21 ID:/ajz0DSAO
乙です。
この流れは実にいい!
ムスタディオの銃、速攻で取り上げてから、なんか白魔に銃持たせて、テレポで移動しながら算術使うキャラを使ってたの思いだした。
80 :1です :2012/11/22(木) 00:30:37.23 ID:iFnoCzoDO
ちなみにミルウーダが暗黒騎士になれた経緯は傭兵時代にラムザが戦闘をミルウーダに丸投げしてたからです。

このスレのラムザは戦闘力皆無の話術士ラムザ

一方ミルウーダは元革命軍だしそれなりの殺害数だろうと推定。そしてチャプター1から2の間の戦闘はほぼ単騎で地獄を見た暗黒騎士ミルウーダ


実は風水士ミルウーダと迷ったのは内緒(三つ編みミルウーダたんペロペロ)
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 01:04:06.69 ID:yzSH1Wrdo
ひんぬーミルも捨てがたかったがなー
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/11/22(木) 01:34:46.80 ID:ktpN1iFAO
つまりこのミル姉さんは黒魔顔か…アリだな!
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 01:50:53.51 ID:kiO2FZblo
風水してエロスが溢れ出てるよね
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/22(木) 09:19:16.28 ID:iFnoCzoDO
何でみんな暗黒騎士顔のミルウーダを想像してるんだ!
あの姿が固有グラだって良いじゃないか!

ウィーグラフは固有グラなのにジョブ合わせてコスプレするミルウーダたん…

あれ可愛い
85 :仕事前に少し投下 :2012/11/22(木) 09:38:46.64 ID:iFnoCzoDO
ライオネル城
―場内―


アグリアス「貴様は…ガフガリオン!?」

ガフガリオン「よう騎士サマじゃねぇか。奇遇だな」

アグリアス「今はそっちが雇い主か」チャキ

ガフガリオン「まぁな。昨日の友は今日の敵。傭兵家業じゃよくあることだ。残念だが、死ンでくれッ!」ダッ

アグリアス「誰が友だッ!!」ガキンッ

ゴゴゴゴ…

ムスタディオ「な、なんだこの地響き?」

ゴゴゴ…ゴゴゴゴ…!

アグリアス「近づいてくる?」

バタンッ!
ミルウーダ「!」ダッ

ラムザ「や、やぁ皆!」ダッ

アグリアス「ラムザ!?お前達枢機卿を討つ筈では!?」

ラムザ「いや、その筈だったんだけど…」

ゴゴゴゴゴ!!

ドカァンッ!!
キュクレイン「オオオ!!」

ラムザ「アレは流石に想定外!!」ササッ

アグリアス「なんだあれは…!?おい、ラムザ!私の後ろに隠れるな!」

ミルウーダ「む…」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 09:45:57.48 ID:kiO2FZblo
やきもちミルウーダかわいい
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 13:01:28.24 ID:iFnoCzoDO

ガフガリオン「おいおい、なンだありぁ」

ラムザ「貴方の雇い主ですよ」

キュクレイン「脆弱な人間共よ。この姿を見たからには覚悟をなさい」

アグリアス「ここは一時停戦だな」ジャキン

ガフガリオン「まぁ、しょうがねぇか。流石に化け物から給料貰うわけにゃあいかねぇか」チャキ

キュクレイン「黄泉の回廊に迷え、滅びゆく血肉と共に…バイオ!」グワッ

ラムザ「!退避ッ!!」バッ

アグリアス「ちぃッ!」バッ

ジュォ…

ガフガリオン「毒か?合わせろミルウーダ!」ダッ

ミルウーダ「ええ」ダッ

キュクレイン「ふはは!不浄に落ちろッ!!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 13:21:06.26 ID:iFnoCzoDO

ミルウーダ「血塗られた剣よ…闇の波動を解き放て!」

ガフガリオン「神に背きし剣の極意…その目で見るがいい!」

キュクレイン「ぬ…?」

ミルウーダ「ブラッドウエポン!」

ガフガリオン「闇の剣!」

ズバァン! ジャキン!
キュクレイン「ぐぬぁッ!?…ええい、鬱陶しい!バイオ!」

ミルウーダ「く…ッ!?」ドプ

ガフガリオン「ぐぉ…!力が、抜ける…!」ドプン

ラムザ「ミルウーダ!!」ダッ

アグリアス「近づくな!危険だ!」グッ

ムスタディオ「なら近づかないで倒してやるッ!」ダァン!
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 14:40:20.28 ID:kiO2FZblo
ラムザ「僕の銃を返せ!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/22(木) 19:05:17.06 ID:kVFpk8sAO
>>21
優しい言葉に銃を添えれば、優しい言葉だけの時より多くのものが得られる。
-アル・カポネ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 20:39:17.36 ID:LhM+/XZ5o
>>90
はぇ〜すっごいかっこいい・・・

キュクレインは陰陽師が居てくれたおかげで何とか勝てた印象
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 21:22:43.34 ID:kiO2FZblo
キュクレインはマンダリア平原でLv99まで上げたから何とか勝てた印象
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/22(木) 22:01:50.89 ID:ye7P79oqo
スクエニも半端な糞リメイク作るくらいなら
ミルさんとガフ生存ルートを作ってほしかった
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 22:46:26.16 ID:iFnoCzoDO
ダンッ!
キュクレイン「ぐぬ…!この、虫けらがぁ…!」

ムスタディオ「げ…」

キュクレイン「黒き滴の刻刻と刻む死の影を…」ゴゴゴ

ラムザ「ムスタディオッ!攻撃だッ!」

ムスタディオ「やってるよ!!」ダンッダンッ

アグリアス「間に合うかッ!」ダッ

キュクレイン「その胸に落とさん!」ニヤ

ラムザ「!避けろアグリアスッ!!」

アグリアス「ッ!?」バッ

キュクレイン「バイオラッ!」ドクンッ!

ギュオッ!!
ラムザ「くっ…!」グイッ

ムスタディオ「おいコラッ!?」
グォ!!

ムスタディオ「…ゲロゲロ」

ラムザ「ムスタディオがカエルに!?…よくも!!」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/22(木) 23:27:43.98 ID:iFnoCzoDO

ラムザ「アグリアス!奴の動きを止めれるか!?」

アグリアス「任せろッ!不動!明王剣ッ!」

ガキンッ!!
キュクレイン「ぬぅ!?足が凍った!?」ガチ

ラムザ「ミルウーダ!ガフガリオン!その腹を縫い付けろ!」

ミルウーダ「ぐ…あああああッ!!」ドスッ

ガフガリオン「小僧が…俺様に指示を出すたぁなッ!」ザクンッ

キュクレイン「ぐぉおおお!!」

アグリアス「鬼神の居りて乱るる心、されば人かくも小さき者なり!乱命割殺打!」ヅガン

ザンッ!!
キュクレイン「ガアアアアアッ!!」

ミルウーダ「地獄に帰れ、化け物ッ!!」ダンッ

ザクンッ!!
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/22(木) 23:44:53.56 ID:iFnoCzoDO
今日はこの辺で

明日も仕事中暇したら投下します

お疲れ様ですー
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:06:47.48 ID:OiCvsjODO
FFT懐かしいな
思い出しながら次回を待ってる
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/23(金) 00:17:31.67 ID:bbZbKMiAO
乙です。
もう一度リメイクして、この流れを裏ルートで追加して欲しい。
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/23(金) 00:23:52.55 ID:XRlsnIaBo
不動無明剣じゃないっけ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 02:23:43.01 ID:aWtFdJ6fo
>>99
新技とか
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 08:54:02.27 ID:qyQFpoaDO
>>99
無明剣だ、間違えました
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 09:06:25.85 ID:qyQFpoaDO
バチッ
キュクレイン「ぐおぉ…む、無念だ…!」バチチッ

ドォウンッ!
パチッ…カランカラン
アグリアス「枢機卿が…」

ラムザ「聖石に…?」

ガフガリオン「全く、とンでもねぇことに巻き込まれたもンだ…」

アグリアス「取り敢えず、先ずは傷を癒そう」


コト
ラムザ「これが、ゾディアックストーンの力?」

ミルウーダ「でもあの姿は…」

ラムザ「うん。僕らの知るゾディアックブレイブの伝説とは、別物みたいだね。…枢機卿は聖石を集めてた…教会はこの事を知っているのか?」

ミルウーダ「…」

ムスタディオ「ゲロゲロ…」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 09:44:27.60 ID:qyQFpoaDO
ライオネル城
―夜―


ラムザ「生き残った人たちは?」

アグリアス「私たちが相手にしたのは早々に逃げたようだ」

ラムザ「そっか。なら彼らはあの枢機卿を見てないんだね」

アグリアス「…安心したか?」

ラムザ「なんでさ?」

アグリアス「ふふ…いや、そう感じただけだ」

ラムザ「別に…ただ、信じた領主がアレじゃあ救われないなって、そう思っただよ。…ただの同情だ」

アグリアス「それは優しさだと、私は思うが?」

ラムザ「…おめでたい騎士様だね」

アグリアス「ふ…そうかもな」


―――――――――――――――
コソ
ミルウーダ「むぅ…」

ガフガリオン「お。なンだ?良い雰囲気じゃねぇか。小僧の癖に色気ずきやがって」コソ

ミルウーダ「ひうッ!?」ビクッ

ガフガリオン「思わぬライバルの登場だな。キャラ被ってるし」ニヤニヤ

ミルウーダ「うるさいハゲ」

ガフガリオン「だからハゲてねぇっつの!」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 11:29:09.20 ID:Gr08J+ORo
出歯亀ミルウーダかわいい
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/23(金) 15:45:17.68 ID:qyQFpoaDO

アグリアス「じゃあ、私はムスタディオの様子でも見てくるよ」スタスタ

ラムザ「…」

ミルウーダ「ラムザ…」

ラムザ「や、ミルウーダ」

ミルウーダ「これからは、どうするの?」

ラムザ「ラーグ公とゴルターナ公。教会…それに聖石。情報はボチボチ出揃ったかな」

ミルウーダ「貴方は…」

ラムザ「大丈夫、君との約束は忘れないよ。僕は…身分というものを叩き潰す」

ミルウーダ「あ、当たり前でしょ。もうひとつの約束も忘れないでよね…」

ラムザ「ああ、君が見限ったら、すぐに僕を殺して構わないよ」

ミルウーダ「なら…いい」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 15:47:59.56 ID:mnXvouuvo
あの追加イベントは絶許
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/23(金) 16:40:37.42 ID:qS3lfaTno
あれは絶許を通りこして製作スタッフに失望したよ
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 17:26:32.75 ID:jp6o1iCDO
どんなの?
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 17:35:13.81 ID:wUdNt4MD0
多分、ムスタディオがアグリアスに口紅(ティンカーリップ)を渡すイベントじゃないかな?
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 18:40:40.42 ID:aWtFdJ6fo
まったく受け入れられてない
事にワロタ...
無論俺も絶許
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 18:51:05.30 ID:jp6o1iCDO
それは何ていうか、まあ、あれだな・・・
どうでもいい人にはどうでもいいが許せん人には許せんのだろうな
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/23(金) 20:37:38.53 ID:yIfRSVSKo
逆に考えろ
あれはムスタが特に意識されてないということを証明するイベントなんだ
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/24(土) 00:54:14.02 ID:dnd6DamDO
ライオネル城
―執務室―


ラムザ「さて、皆の今後についてだけど」

アグリアス「無論、オヴェリア様を助け出す」

ムスタディオ「俺は…まぁ聖石が悪用されないか心配だな」

ガフガリオン「俺は元々成り行きだ。雇い主は他にいるンでね」

ラムザ「ダイスダーグ兄さんですか…でもあの人相当腹黒いですよ?」

ガフガリオン「そりゃお前もだろうが」

ラムザ「まぁ…否定はしませんが、状況を見ましょうよ」

ガフガリオン「状況?」

ラムザ「成り行きとはいえ貴方は協力関係にあるはずの枢機卿を殺害した。敬虔なグレバドス教の信者でもある兄さんの元に帰って無事にすむと?下手したら異端者ですね」

ガフガリオン「うぐ…しかしありゃあ…!」

ラムザ「枢機卿が化け物になったから倒しました。…完全に頭がイッちゃった人の発言ですね。その話を誰が信じます?」

ガフガリオン「ぬ…」

ラムザ「一緒に戦った、僕らしかいないじゃないですか」ニコ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 00:58:12.53 ID:dnd6DamDO

では今日はここまで

お疲れ様ですたー
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/24(土) 01:19:56.67 ID:3PH8NSVno
腹黒い兄に腹黒い弟
そりゃザルバック兄さんもハゲる
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/24(土) 01:28:50.36 ID:agGDax7Bo

これメリアさん加入したらさらにキャラかぶるなww
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2012/11/24(土) 01:30:30.24 ID:kqzGDS3N0
おつー

獅子戦争は知らんけどPS版は相当やりこんだから今でも覚えてるわ
これからの流れに期待
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/24(土) 11:12:38.28 ID:Cl9CLF45o
そもそもムスタがアグリアスを意識してるようなイベントが一切ないのに唐突に誕生日プレゼントだもんな
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/24(土) 12:50:06.73 ID:agGDax7Bo
あれには製作のセンスを疑ったわ
何の思い入れもなしに適当に作ってたんだろうなって
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2012/11/24(土) 17:14:26.97 ID:ymsgbVjlo
当時はCPとかどうでも良かったから特に気にならなかったな
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 19:11:36.86 ID:FWyh6c8Fo
ハゲガリオン仲間になるのだろうか。ミルもいるしユニット枠がユニークで埋まってしまう
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 19:23:06.68 ID:+wiGxamso
>>121
獅子戦争なら雇用枠拡がってるし
いざとなったらあの男にナニかされた妹やその兄とかをクビにすればいいじゃないか(ゲスト顔)
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 19:55:34.66 ID:s+aTIuTJo
ジャベリン発掘の使命があるだろ!いい加減にしろ!
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 20:17:14.46 ID:+wiGxamso
それ妹いらないよね
ラムザならブレイブ稼ぐのも簡単だから一時的に下げればいいだけだし
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 01:29:03.84 ID:uat5IKrqo
妹は可愛いから居て良い
兄貴?…ああ、惜しい奴を亡くしたよ
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 05:02:55.36 ID:rbM4WgoVo
[ピーーー]くらいなら解放してやれよwwwwww
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 09:52:53.36 ID:93hStuYfo


あのイベントについては触れてごめん。
もうちっと面白い追加があれば
PSPのやつも買うんだが……

っと、つい愚痴が。
このSS面白い!
地味にガフ爺生存がイイネ。
プレイ当時はまさか爺さんとは思わんかったけどw
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 10:59:51.65 ID:rbM4WgoVo
名前からしてフラグ立ってるんだよな
がふっ...ガフガリオン
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:00:54.62 ID:DtcYY3CDO

ガフガリオン「ぬ…う、む…」

ラムザ「はい、じゃあ決まりと言うことで…」

ガフガリオン「待て。報酬は?ボランティアをする趣味はねぇ」

ラムザ「いいでしょう。僕はベオルブを潰す。その後ベオルブにある財産は全て貴方の報酬とします」

ガフガリオン「!…その話、本当だろうな?」

ラムザ「勿論。なんなら聖アジョラにでも誓いますか?」

ガフガリオン「けっ、いらねぇよ。…乗ってやるよ小僧。お前の企みに」

ラムザ「では、改めてよろしくお願いします」スッ

ガフガリオン「あいよ」ガシ
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:13:21.80 ID:DtcYY3CDO

ラムザ「ではこれからの動きを話します。当面は聖石を追うものと王女を救うもの、二組に分けようと思います」

ラムザ「先ずは聖石を追うもの。枢機卿に取り付けたパイプを使い、教会へと接触。残りの聖石を追いながら教会の企みにや聖石に関することを探ってください。メンバーはミルウーダとムスタディオ」

ミルウーダ「わ、私達だけ!?ラムザは?」

ラムザ「僕は王女を追うよ。それにはラーグ公や兄さんに接触するのが一番だからね」

ミルウーダ「だが、教会の紹介はお前の名で…」

ラムザ「僕は“ベオルブとして”の名を使った。教会が一貴族の、それもうだつ上がらない末弟の顔まで知ってるとは考えにくい。だから僕の影武者はムスタディオにやってもらう」

ムスタディオ「お、俺!?」ガタッ

ラムザ「上手く立ち回ってくださいね?…そしてミルウーダは神殿騎士団に入団してもらうから、そこで情報収集」

ミルウーダ「なぜ神殿騎士団なんだ?」

ラムザ「そりゃあ教会が保有する最大戦力だからだよ。教会が本気で聖石を求めているなら、騎士団を使わない手はないだろうし」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 16:23:41.23 ID:DtcYY3CDO

ラムザ「では次に王女を追うものを。メンバーは僕、アグリアスさん、ガフガリオンさんで向かいます。兄さんは王女と引き換えに枢機卿と取引をしていた。そうでしたよね?」

ガフガリオン「ああ。あとお前にも戻れと言ってたぜ。抵抗しないならって前提付きだがな」

ラムザ「なら言う通りにしましょうか。僕はガフガリオンさんと共にイグーロスに戻ります。そこで王女の行方を探りましょう」

アグリアス「私は?」

ラムザ「まぁ、僕の仲間と言えばどうにかなるでしょう」

ミルウーダ「むー…」

アグリアス「二組に別れて…双方の情報共有は?」

ラムザ「それはボコに頼みます。大丈夫、この子は僕が見たチョコボの中でも一番優秀だ」

ボコ「クエッ♪」バタバタ

ガフガリオン「…大丈夫か?」

ボコ「グエッ!!」ザクッ

ガフガリオン「ぎゃあああああ!!」

ラムザ「ほらね。じゃあ、皆暫くお別れだ。旅立つ前に悔いのないようにね」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 16:27:47.81 ID:rbM4WgoVo
銃はどちらが持つのか?
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 18:11:45.07 ID:otvZghyDO
ミルウーダさんの嫉妬の炎が暗く燃え上がる……
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:00:13.34 ID:DtcYY3CDO
ライオネル城
―庭園―


ミルウーダ「はぁ…」

ラムザ「…ぼくの作戦、そんなに気に入らない?」

ミルウーダ「ら、ラムザ!?…そんなことはないけど、ラムザと出会ってから、離れて行動するのは始めてだし…」

ラムザ「心配?」

ミルウーダ「あ、や!そんな、ことないけど…」

ラムザ「大丈夫。今はアグリアスさんやガフガリオンさんもいるしね。それに、戦力にはなれないけど逃げるくらいは出来るさ」

ミルウーダ「…そう、だよね」

ラムザ「そうだよ。じゃ、そろそろ休むね。ミルウーダも早く休むんだよ」スタスタ

ミルウーダ「…そっちの心配じゃないよ…ばか」ボソ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:11:05.35 ID:DtcYY3CDO
ライオネル城
―見張り台―


アグリアス「どうした?こんなところに呼び出して」

ムスタディオ「いや、その…」

アグリアス「?」

ムスタディオ「あ、明日から別行動だろ?だから…これ!」バッ

アグリアス「?…銃、か??」

ムスタディオ「それ、古代の化石から出てきた銃でさ…魔法が撃てる銃なんだ!…今は壊れてて撃てないけど…」

アグリアス「はぁ…」

ムスタディオ「大したもんじゃないけど…お、お守りがわりに持っててくれ!」

アグリアス「へ!?い、いや…私は騎士だし…」

ムスタディオ「じ、じゃあ!気を付けろよッ」ダッ

アグリアス「あ、おい!…どうしろと言うんだ…??」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/25(日) 21:17:07.44 ID:DtcYY3CDO
ライオネル城
―城門前―


ガフガリオン「なぁ…いい加減機嫌直せよ…」

ボコ「グェッ!ガッ!」ザクザク

ガフガリオン「俺が悪かったって…いでッ!?ほれ、夕飯のサラダやるから」

ボコ「ゲッ!ガ、ベッ」バタバタ

ガフガリオン「あーあー、勿体ねぇ…」ヨイショ

ボコ「クァーッ!!…ェ」ガツガツ

ガフガリオン「食うのかよッ!?」



―ライオネルの長い一日


―それぞれの夜は更けていく…―
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 21:19:52.91 ID:uat5IKrqo
ボコさんはツンデレですか
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/25(日) 22:32:21.01 ID:5C+ggL7j0
ゼルテニア城
―城内―


ゴルターナ公「貴公か…、オヴェリア王女を救出したというのは…」

ディリータ「グリムス男爵配下の黒羊騎士団、副官ハイラル。名をディリータ。グリムス男爵の密命により王女を救出するために身分を偽り出兵。任務を果たし帰還いたしました」

グルワンヌ大臣「…ハイラルだと?聞かぬ名だ」

ゴルターナ公「男爵は先月、亮目団との戦いで戦死し黒羊騎士団も全滅したはず」

ディリータ「それ故に急ぎ帰還いたしました」

ゴルターナ公「ふむ…して王女は?」

司教カンバベリフ「長旅の疲れのためか、死んだように眠っておいでです」

オルランドゥ「…捕虜を連れてきたと聞いたが?」

ディリータ「ハッ。捕虜を連れてこい!」





ディリータ「何故、王女を誘拐した?」

捕虜「ゴルターナ公に嫌疑をかけることで王都ルザリアへの上洛を妨げ、摂政の位を与えぬためだ…」

ディリータ「誰がおまえに命じた?ラーグ公か?」

捕虜「…ラーグ公に取り入ろうとするゴルターナ公の側近の一人だ」

グルワンヌ大臣「バカな! そのような不忠者がおるはずもない!その痴れ者の口を閉じさせよ!」

ゴルターナ公「かまわぬ、聞け」

ディリータ「…それは誰だ?言えッ!!」

捕虜「…そこにいるグルワンヌ大臣だ」

グルワンヌ大臣「なんだと!ウソを申すな!わしはおまえなど知らぬ!!」

ディリータ「大臣殿…誰にそそのかされた?王妃か?」

グルワンヌ大臣「ばかなッ、わしには関係ないッ!」

ディリータ「主君を裏切った罪は重いぞ、大臣殿!」スラッ

グルワンヌ大臣「知らぬッ!わしは知らッ!!ガァッ!?」ズバッ

ディリータ「僭越ながら申し上げます!今すぐ南天騎士団を率いて上洛されるべし!さもなくば、大臣の謀り事の責任を公爵閣下にとらせようと言い出す輩が出て参りましょう。その前に速やかにオリナス王子と王妃を排斥し、オヴェリア様を御位に!!」

―――−―――――――――――――――――――――――――――


王都ルザリアへの上洛を果たしたゴルターナ公は、王妃ルーヴェリアを王女誘拐の首謀者としてベスラへ幽閉し、オヴェリアを即位させた…。

しかし、ラーグ公はオリナスこそが正統の王位継承者であるとして即位させると同時に自分は後見人として摂政の座についた

すぐにラーグ公は王妃救出のためにオリナス王子を総大将とした北天騎士団をベスラへ派遣した。一方、ゴルターナ公もオヴェリアを総大将とした
南天騎士団を派遣…

後世“獅子戦争”と呼ばれる大乱の始まりである…



Chapter2 終幕 
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/25(日) 23:01:50.89 ID:5C+ggL7j0
今宵はこの辺で

このこの辺りから妄想でストーリーが進むと思うのであたたたく見守ってくれたら嬉しいです
ではお疲れ様でしたー
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 23:09:39.68 ID:rbM4WgoVo
おつかれちゃん
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 23:19:15.88 ID:z5c2N3T+o
ミルウーダは報われて欲しいなあ・・・
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/26(月) 05:34:09.63 ID:dPJfjh3AO
乙です。
頑張れミルウーダ、負けるなガフガリオン。
……でも一番好きなのはアグリアスさんです。
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 05:45:24.27 ID:lykEM5Yoo
でもこのルートだと処刑場のあのセリフは言ってもらえないンだぜ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 12:37:58.33 ID:yd0mASsDO
イグーロス城
―執務室―


バタン
ダイスダーグ「…帰ったか」

ラムザ「やぁ兄さん。…久しぶりですね」

ダイスダーグ「ベオルブの名を貶めて進む道はさぞ楽しかっただろうな」

ラムザ「はは、相変わらず名誉や礼節ですか」

ダイスダーグ「まぁいい。今は有事だ。お前の行動は不問とする。ザルバッグの部隊に入り、戦線に参加しろ」

ラムザ「もう話を終える気ですか?久々の再会なんだ、もう少し語らいましょうよ」

ダイスダーグ「お前に話すことは何もない」

ラムザ「…何故オヴェリア王女の誘拐を企てたんですか?」

ダイスダーグ「!…ガフガリオン、貴様…」ジロ

ガフガリオン「〜♪」

ラムザ「別に責める気はありませんよ?なるほど確かに効果的だ。…ただそれが兄さんの言うベオルブの正義ですか?」

ダイスダーグ「…何事にも犠牲はつきものだ」

ラムザ「まぁ、別にいいんですけどね。僕の用事はただひとつです。オヴェリア王女の居場所を教えていただきたい」

ダイスダーグ「なんだと?」

ラムザ「南天騎士団の総大将とはいえ、彼女は只の傀儡です。僕が彼女を説得し、此方へ協力してくれるよう打診します」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 13:28:06.71 ID:lykEM5Yoo
さすが話術士
いったいどういう説得をするんですかねえ(ゲスト顔)
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 13:56:39.08 ID:rYB5Larbo
騙されるなガフガリオンっ!
そいつは話術士、資産をあげるとは言ったが(ry

ムスタのオチが見えすぎて泣けてきた……
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 14:59:34.29 ID:jevo+q7DO
俺の知ってるラムザと違う
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 16:01:26.58 ID:lykEM5Yoo
むしろ違わないほうがおかしい
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/26(月) 16:26:36.83 ID:sjkqBAl7o
確か話術の成功率は魔法攻撃翌力依存だったよな

つまりこのラムザは魔法も強いかもしれないぞ・・・!
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 17:53:17.92 ID:SIzsR8axo
ラムザならフェイス上げ放題ブレイブ下げ放題だからな…このラムザのフェイスって何だよとも思うが
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 18:46:06.24 ID:AQnfrTjIO
ここまでイズルードの話題無し…… 誰か、イズにも救いを……
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 19:16:42.34 ID:Pr74yIlLo
そりゃ出番がまだ無いんだから当然だろうに
ちょっとウザイぞ
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage saga]:2012/11/26(月) 19:28:25.35 ID:/EDcB6VP0
>>146
「寄らば斬る」が口癖の亡国の王女に、「祖国奪還手伝うからお前の城よこせ」って要求した盗賊少年が主役のSRPGを思い出した。
結局約束有耶無耶になったまま王女がとっ捕まったけどw
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 22:33:15.82 ID:yd0mASsDO

ダイスダーグ「…なんだと?」

ラムザ「オヴェリア王女は長く修道院に遣えた敬虔な教徒。そういう印象を持つグレバドス信者も少なくない。幼子を操るラーグ公と敬虔な王女を支えるゴルターナ公。国民はどちらに大義があると思うでしょうね」

ダイスダーグ「貴様ッ…ベオルブの、騎士の棟梁の家に生まれた身で主を愚弄するかッ!!」バンッ

ラムザ「いえいえ、僕はそんなこと欠片だって思ってないですよ?ただそう思う人間もいるだろうと言うことです。そしてそう思う人間は敬虔な教徒ほど多い」

ダイスダーグ「ぐ…何が言いたい…!」ギロ

ラムザ「五十年戦争で疲弊し、新たな戦争が起きようとしている今。グレバドス教会の力は絶大です。このまま戦線が拡大すればその影響もまた拡がり、民の感情は教会へ強く傾くでしょうね」

ダイスダーグ「ふ、民…民民民。貴様も父上と同じことを言うのだなッ!やはり貴様は甘い!現実を見ていないッ!」

ラムザ「現実を見ていないのは兄さんだ。民衆の力を侮ってはいけない。過去、どの時代。どの国に於いても為政者を倒すのは権力なき民衆です。…父上の言われたことは一理ある。兄さんは自分の天敵を自ら産み出す気ですか?」

ダイスダーグ「ぬ…ッ、ならば、貴様ならどうすると…!?」

ラムザ「だから初めから言っているじゃないですか。王女を此方側に引き込むと。王位を戴く二人が此方にいれば、それで先ほど言った民衆の感情はそっくりそのまま此方の利となる。どちらが王位に就くかは問題にすらなり得なくなります」

ダイスダーグ「む…しかし…」

ラムザ「邪魔ならその後に幾らでも手は打てる。優先すべきは天敵に武器を与えないことだ」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:01:56.92 ID:yd0mASsDO
ダイスダーグ「…ぐ、暫し、検討しよう」

ラムザ「検討?御冗談でしょう。名将知将と謳われ、我が国最強の北天騎士団を預かった兄上殿がこの程度問題に時間を使う?戦局は刻一刻と変化する。前線から退き、そんなことすら決断出来ないほど、兄さんは腑抜けたかッ!?」ダンッ

ダイスダーグ「ぐぬッ…えぇい、わかった!!良いだろう!そこまで言うなら貴様の空論!その行動でもって実現してみろッ!」

ラムザ「流石はダイスダーグ兄さんだ。英断、感謝します」

ダイスダーグ「だが、戦争の手を緩める気はない!やるならば貴様らだけで動くのだなッ。此方は一切関与しない!」

ラムザ「えぇ、元よりそのつもりです。敵陣に向かい総大将と合間見えるんです。失敗すれば命はないでしょう。ならば僕は、信頼する彼ら以外の力を借りる気はありません」

ダイスダーグ「…吐いた唾は飲めんぞ、ラムザ」

ラムザ「兄さんこそ。可愛い末弟の足を掬うような、器の小さい真似はしないでくださいね」スタスタ

ギィ…

バタンッ!
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/26(月) 23:23:28.02 ID:yd0mASsDO
イグーロス城
―城下町―


ラムザ「さて、これで北天騎士団からの妨害は止まるでしょう。はい、ガフガリオンさん」スッ

ガフガリオン「?なンだこりゃ?」

ラムザ「此方の状況と行動を書いた手紙です。まだ大したことはしてないですが、それでも出来るときに情報は送っておいた方がいいでしょうし」

ガフガリオン「なンで俺なんだよ」

ラムザ「だってガフガリオンさん、最近ボコと仲良いじゃないですか。昨日だって熱いベーゼを…」

ガフガリオン「顔に嘴を突き刺されたンだよッ!!」

ラムザ「照れなくたって良いじゃないですか。じゃあ宜しくお願いしますね」

ガフガリオン「ったく…!」バッ

スタスタ…

アグリアス「…」チラ

ラムザ「?どうしました?」

アグリアス「いや……少し、いいか?」





アグリアス「ラムザ…先程の話だが…」

ラムザ「あぁ、大丈夫ですよ。半分くらいは建前ですから」

アグリアス「…」

ラムザ「…信じられませんか?」

アグリアス「…教えてくれ。お前には、いったい何が見えているんだ…?」

ラムザ「アグリアスさんが。…って言ったら怒られる場面ですよね」

アグリアス「……」

ラムザ「ふぅ……何が見えてるか。ですか」

アグリアス「ああ」

ラムザ「特になにも?」

アグリアス「…へ??」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 00:07:28.55 ID:VJYIY7UDO

アグリアス「ど、どういう意味だ??」

ラムザ「意味もなにも、そのままですよ。僕は唯の一人間です。時代の流れや先を見るなんて芸当は出来ません」

アグリアス「だがさっきのは…」

ラムザ「あれは現状で優先すべきことを押し通す為に言った詭弁ですよ。まだまだ鍵は足りない。僕にはゴルターナ公の陣営の様子はわからないですしね」

アグリアス「では…何故先にイグーロスに?」

ラムザ「あっちの状況は全くわからない。そのまま突っ込んで、最悪北と南の挟み撃ちなんてことになったらひとたまりもないでしょう」

アグリアス「う、うむ」

ラムザ「これで後ろの不安は減りました。次はゴルターナ公やディリータをつついてみますよ」

アグリアス「わ、私は…」
ラムザ「?」

アグリアス「私は……お前を信じてもいいのか?」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 00:59:23.85 ID:VJYIY7UDO

ラムザ「……それは、僕には判りません。僕は弱い人間です。心も、体も…こんな僕が正しいなんて、僕自身が一番疑ってますよ」

アグリアス「ラムザ…」

ラムザ「これはミルウーダにも言いましたけど、僕を信用できなくなったらいつでも切り捨てて頂いていいですから」

アグリアス「そ、そんな!?」

ラムザ「少し、昔の話をしましょうか」

ラムザ「ベオルブは騎士の棟梁。その家に生まれたはずの僕には、騎士の素質なんて少しもなかった。……アカデミー時代の成績なんて酷いものでしたよ?長剣を持てば振り回される、短剣を持てば自分を刻んだ回数の方が多い。斧なんて正にお手上げです。……まともに就けたジョブはアイテム士くらいでした」

アグリアス「そ、そうだったのか」

ラムザ「それでも僕は、僕を信じていた。『なんとかなる』『いつかは騎士になれる』…そんな理由のない夢を見てました」

アグリアス「……」

ラムザ「でもそれは打ち砕かれた。そのとき僕は知ったんです。自分の甘さ、弱さ…そして状況を」

ラムザ「それでも叶えたいものはまだ消えなかった。だから僕は僕の持つ全てを武器にすると決めたんです」

アグリアス「武器に?」

ラムザ「結局の所、奇跡や覚醒なんて起こりはしない。いつだって出せるのは自分の中にあるものだけだ」

ラムザ「だから僕は僕に持てる全てを利用する。僕の言葉、僕の知識、そして僕の弱さも使う」

アグリアス「弱さ?」

ラムザ「自慢じゃないですけど、こと戦いなら僕は下手したら一般人にすら勝てません。それが騎士のアグリアスさんなら万にひとつも勝ち目はない。だからこそ、それを利用し信頼を得る」

アグリアス「私は、そんなことを思ったりは…」

ラムザ「いえ…これは別にアグリアスさんだからって訳じゃないんですよ……これが僕の見つけた戦い方なんです」

ラムザ「…あ、ガフガリオンさん、戻ってきましたね。さ、僕らも早く支度を整えにいきましょう」

アグリアス「……ああ」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/27(火) 01:00:17.35 ID:VJYIY7UDO
今夜の投下はここでおしまいです

お疲れ様でした
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 01:03:25.18 ID:gKm2U+IEo
乙カレー
ダイスダーグさんやっぱりすさまじい小物臭
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 02:08:39.51 ID:TmEXkKjJo
おつかれー
あの立派なヒゲで小物なはずがない!
グルワンヌ大臣て無実でディリータにハメられたんだよね?エロい意味じゃなくて
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/27(火) 17:48:16.56 ID:2GDWSH48o
>>161
そうだよ、ディリータにいいように弄ばれたのさ(意味深)
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/27(火) 20:43:04.57 ID:Q9rxtKUro
捕虜「ラーグ公に(性的な意味で)取り入ろうとする側近の一人だ・・・」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/27(火) 20:57:30.86 ID:VJYIY7UDO
ミュロンド
―グレバドス教会―


教会信徒「では、こちらで少々お待ちください…」

ミルウーダ「はい」

ムスタディオ「……」ソワソワ

ミルウーダ「(見苦しいぞ。もっと堂々としていて)」コソコソ

ムスタディオ「(だ、だって俺貴族の立ち振舞いなんて出来ねぇよ!?)」ボソボソ

ミルウーダ「(そんな演技力は求めてないから…いいから普通にしてること)」コソコソ

バタンッ
ムスタディオ「!」ビクッ

ローファル「神殿騎士団のローファル・ウォドリングと申します。ドロクロワ枢機卿からお話は伺っております」

ムスタディオ「あ、えと、どうも…」

ミルウーダ「……」パシッ

ムスタディオ「!…恐れ入りますッ、私はムスタディオ・べ、ベオルブと言います」

ミルウーダ「彼の世話役をさせていただいています。ミルウーダ・フォルズです」

ローファル「そう高くならずとも。で、ドロクロワ枢機卿からは詳しい要件は伺っておりませんが?」

ムスタディオ「えー…と」

ミルウーダ「それは私からお話しします」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/11/27(火) 21:08:28.14 ID:Skmj8Or1o
C
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/27(火) 22:04:12.61 ID:x+6mN6190

ミルウーダ(落ち着け…私はこれまで誰よりも近くでラムザを見てきたんだ…私ならあいつの代わりが出来るはずだ)

ローファル「まぁ先ずはこちらへお掛けください」

ムスタディオ「はいッ」

ミルウーダ「失礼します」





ミルウーダ「では、早速ですが我が主人と私を神殿騎士団に入団させていただきたい」

ローファル「…ふむ。それは何故?」

ミルウーダ「私と彼は、志を同じくして行動しています」

ローファス「ほう。その志とは?」

ミルウーダ「身分格差の打開。そして貴族による支配からの脱却です」

ローファス「なるほど…だが彼はベオルブの…」

ムスタディオ「お、俺は…」

ミルウーダ「彼も賛成してくれています。そして身内を敵に回しても構わないと言ってくれました」

ローファス「…そうですか、判りました。我が教主様も今の格差には嘆いておいでです。志は我らとて同じ。ならば手を取り合うことに何の異存もありません。…歓迎しますよ、我が同志よ」

ミルウーダ「ありがとうございます」

ムスタディオ「ありがとうございます!」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 22:14:27.40 ID:TmEXkKjJo
ヴォルガノスさんはいつ出てくるのかなわくわく
黒本は持ってたけど各キャラのファミリーネームなんて全然記憶にない
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/27(火) 22:32:36.94 ID:x+6mN6190

ローファル「では当面の目標ですが、我々は伝説のゾディアックブレイブを復活させるよう動いています」

ミルウーダ「ゾディアックブレイブ…」

ローファル「話くらいは耳にしたことあるでしょう。その力を持って危機に瀕しているこのイヴァリースを救済する。聖石を集め、我ら神殿騎士団が当代のゾディアックブレイブとなり人民を導くのです」

ミルウーダ「なるほど…」

ローファル「よって当面は聖石の収集に従事していただきます。今も他の団員が動いている。それに貴方たちも加わっていただきたい」

ミルウーダ「判りました」

ローファル「では他の団員を紹介しましょう。こちらです」ガタ

ミルウーダ「……」ガタ

ムスタディオ「…」ガタ

ローファル「…ああ、そうだ。ドロクロワ枢機卿が逝去された時の状況はご存知ですか?」

ミルウーダ「…!」

ローファル「貴方たちのお話をしていただいた直ぐ後に賊に襲われて亡くなったと聞いていますが?」

ミルウーダ「い、いえ…あの時は城全体が混乱していて…恐らくその時に…」

ローファル「……そうですか。いえ、ありがとうございます」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/27(火) 23:01:21.04 ID:x+6mN6190

ローファル「では…早速ですが、聖石の回収をお願いしたい」

ミルウーダ「何処にあるかはわかっているんですか?」

ローファル「ええ。ゴルランドの坑道。そこに住まうホーリードラゴンが光る不思議なクリスタルを守っているとか」

ミルウーダ「それが…聖石」

ローファル「可能性はあるでしょう。だがそのドラゴンは強大な力を持つといいます。なので我が同胞を二人同行させましょう。イズルード、メリアドール」

イズルード「神殿騎士、イズルード・ティンジェルだ」

メリアドール「同じく、メリアドール・ティンジェルよ」

ムスタディオ「ティンジェル?」

ローファル「彼らは姉弟だ。君達からしたら先輩になる。指示は彼らに従ってくれ」

ミルウーダ「……」

ムスタディオ「よろしくな」

イズルード「ああ。一緒に平和の為にがんばろう!」スッ

ムスタディオ「!ああ」ガシ

メリアドール「よろしく」スッ

ミルウーダ「…ああ」ガシ

…ギュッ!
ミルウーダ「ッ!?」

メリアドール「(弟に色目を使ったら…殺しますわよ?)」ボソッ

ミルウーダ「…はい?」

メリアドール「おほほほッ…しかと覚えておきなさい!」

ローファル「うるさいぞメリアドール」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/27(火) 23:20:18.22 ID:x+6mN6190
炭鉱都市ゴルランド


ミルウーダ「さて、先ずは情報収集かな」

メリアドール「お待ちなさい!なにいきなり仕切ってるのよッ!」

ミルウーダ「…別に仕切ってるつもりはないけど」

メリアドール「ローファルの言葉を聞いていなかったのかしら?ここは先輩足る私が仕切らせていただきますわッ!」

イズルード「ああ、ごめんね。…姉さん、初めての後輩で嬉しいんだよ」

ミルウーダ「教会で脅されたけど…?」

イズルード「えぇ!?…なんて?」

ミルウーダ「貴方に色目を使ったら殺すって」

イズルード「はぁ…気にしないでくれ…最近読んでる学園モノの生徒会長がそんなキャラなんだ」

メリアドール「さぁ!先ずは酒場に行きますわよ付いてらっしゃいセバスチャン!」グイッ

ムスタディオ「へ?お、俺!?」

ミルウーダ「…セバスチャン?」

イズルード「ごめん、僕も把握してない漫画が混ざってるみたいだ」

メリアドール「オホホホホッ!」





ミルウーダ「変なお姉さんね」

イズルード「まぁ、変わってることは否定しないけど…俺にとってはいい姉さんさ」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/11/27(火) 23:21:22.59 ID:x+6mN6190
今日はここで終わります

お疲れ様でしたー
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 23:38:54.32 ID:TmEXkKjJo
おつかれサマー
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/27(火) 23:39:34.99 ID:7cy78IAFo
おつ
イズルードはいい奴
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 23:45:41.27 ID:II5VuTta0

この姉弟は生き残れるかな、生き残ってほしいな
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 00:25:50.85 ID:Xmbr464wo
ミルウーダ、アグリアスにさらに続きメリアドールがやってきたか…
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 03:47:23.99 ID:oLOFwD+IO
あとはラファが入れば……あの花売り……仲間に出来たっけ?
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 12:07:46.49 ID:qM1mMBGuo


メリアドールのキャラが思い出せん……
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 13:08:33.05 ID:jpXkrBQPo
現実突きつけたら正気に返る程度にはまともな人
仲間にするといまいち使えない剛剣の人
セイブザクイーンとなんかアクセサリを献上してくれる良い人
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/28(水) 13:47:14.61 ID:1bx1FAZ2o
正直そのままだとミルウーダとキャラ被ってるよね
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 14:40:12.56 ID:ZskhEUrNo
メリアちゃんは禿げかわいい
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 15:05:12.18 ID:q5Da6siDO
ゴルランドの坑道


ミルウーダ「ここに、聖石が…」

イズルード「む…」ピク

メリアドール「何か感知した?」

イズルード「うん。闇の波動を感じるよ」

ミルウーダ「や、闇の波動??」

メリアドール「皆さん!気を引き閉めて行きますわよッ」





―坑道内―

ベイオウーフ「レーゼッ!今助けるッ!」

ホーリードラゴン「グオォオオ!!」

使い魔「オマエガ聖石ヲモッテイテモ意味ハナイ。サァコチラへヨコセ」

ベイオウーフ「どけぇモンスター共ォ!!」

ミルウーダ「先客がいたみたいね」

ムスタディオ「どうすんだ?」

メリアドール「決まっていますわ。私たちは正義の騎士団」

イズルード「聖なる力で蹴散らしてくれるッ!」チャキ

ベイオウーフ「くっ、誰か知らんが助太刀感謝する!」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/28(水) 15:15:46.25 ID:q5Da6siDO

メリアドール「おほほほッ!粗暴な魔獣ごとき、私の秘剣を疲労するまでもないですわッ」ズバッ

モンスター「グギァアアアアッ!!」

イズルード「他愛ない。これなら“ヤツ”が出てくる前に終われるな」ザシュッ

ミルウーダ(この二人、強いかも…)

モンスター「キィイイイ!!」バッ

メリアドール「! しまっ…!?」

ムスタディオ「危ないッ!」ダァン!

モンスター「ギィアッ!?」

ムスタディオ「大丈夫か!?」

メリアドール「え、ええ。貴方、なかなかやりますわね」

ムスタディオ「へっ、まぁな」

ミルウーダ「私も、動かなきゃ。ブラッドウェポンッ!」ズバンッ

使い魔「ギギッ…ナンダコイツラッ!?」

ベイオウーフ「隙だらけだぜッ!」ブン

使い魔「ギッ!?ガアア、シマッ、タ…」バタッ

ベイオウーフ「レーゼ、無事か!?」

ホーリードラゴン「ぐるる…」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/11/28(水) 22:05:23.15 ID:XgZtjbk4o
C
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage saga]:2012/11/28(水) 22:14:39.74 ID:N286uHrl0
ムスタディオ…銃返してもらえてよかったな…(´;ω;`)ブワッ
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 00:30:03.59 ID:27CbNipDO
すみませぬ…今日はあんまし更新出来ませんでした

また次回にがんばります
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/29(木) 13:03:49.42 ID:U3zMMWQdo
ヤツが出てくる前にとか言ってるけどイズルードはルカヴィの存在に気付いてるんだろうか
でもそうなるとローファルが胡散臭すぎるよなあ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 13:38:10.62 ID:27CbNipDO

メリアドール「ふふ、感動的ですわ」

イズルード「ああ。よほど大切なドラゴンだったんだろう」

ミルウーダ(……イズルードのあの言葉…『ヤツがくる』と言っていた。もしかして彼はあの化け物のことを…?)

イズルード「ぐっ!?」

ミルウーダ「!」

メリアドール「イズルード!?」

ムスタディオ「お、おいどうした?」

ミルウーダ(まさか、聖石に何がが!?)

イズルード「くそッ、右手の封印が、疼きやがるッ」

ミルウーダ「」

メリアドール「気をしっかりなさいッ!“ヤツ”を解き放ってはダメッ!」

イズルード「あ、ああ…へっ、悪足掻きしやがって」

ムスタディオ「いたたたた……あー、あれ知ってるよ。邪気眼ってやつだ」

ミルウーダ「お前ら目を覚ませッ!!」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 13:44:01.21 ID:kAJUbXzBo
これはひどいwwwwww
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/29(木) 13:44:35.80 ID:U3zMMWQdo
そっちかよwwwwwwちくしょうwwwwwwww
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 13:52:24.56 ID:27CbNipDO

ベイオウーフ「助かったよ。あんたたちは?」

ミルウーダ「私たちは神殿騎士団。ここには任務の途中で立ち寄ったのよ」

ベイオウーフ「へぇ。任務ってのは、こいつのことかい?」キラン

イズルード「! 間違いない。聖石『アクエリアス』だ」

メリアドール「その聖石を此方に献上なさい」

ベイオウーフ「ああ、いいぜ。…ただし条件がある」

イズルード「条件?」

ベイオウーフ「あんたたちはは聖石を探してるんだろう?実は俺もなんだ」

ミルウーダ「!」

メリアドール「その目的は?…事と次第によっては…」チャキン

ムスタディオ「お、おいッ!」

ベイオウーフ「俺が聖石を求めるのは、レーゼの為だ」

メリアドール「レーゼ??」

ベイオウーフ「あのホーリードラゴンさ。あいつは…彼女は俺の恋人なんだ」

ムスタディオ「なんだってー」

ミルウーダ(獣姦?)
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 13:57:33.52 ID:kAJUbXzBo
これは仕方がない
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/29(木) 14:06:52.72 ID:27CbNipDO

イズルード「いや、この場合は竜姦だろう」

ミルウーダ「ナチュラルに心を読むのは止めていただきたい」

イズルード「ああ、すまない」

メリアドール「詳しく説明なさい」

ベイオウーフ「ああ、そうだな。実は…」





ベイオウーフ「…と言うわけで、彼女は俺を庇って…!」

ムスタディオ「そうだったのか」

ベイオウーフ「彼女をもとの姿に戻すには聖石『キャンサー』の力が必要なんだ!」

メリアドール「なるほど…それで聖石を」

ミルウーダ「どうするの?」

メリアドール「知れたことですわ!私たちは聖アジョラに支えし神殿騎士団!困っている方を助けるのも任務の内ですわッ」

イズルード「そうだね。でもその後聖石は回収させて貰うよ」

ベイオウーフ「ああ!ありがとう!」

ムスタディオ「で、その『キャンサー』がどこにあるかは判ってるのか?」

ベイオウーフ「ああ。ネルベスカ神殿に安置されていると言う情報がある」

メリアドール「では目的地も決まりました。行きますわよ!」

イズルード「……竜と交わりし血脈…実に僕好みだ」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 15:24:53.11 ID:WUFHBrFDO
>>イズルード「……竜と交わりし血脈…実に僕好みだ」

セプティム王朝「」ガタッ
ドヴァキン「」ガタッ
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/29(木) 15:58:52.33 ID:PaFlL+Kzo
>>193
こらこらこらww
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 22:34:18.61 ID:fOWV1lHro
聖騎士っぽさを醸し出そうとして痛い姉と邪気眼で闇属性()な弟・・・
こんな見事な子育てをしたヴォルマルフさんを早く拝みたいなw
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 12:59:49.85 ID:y3Rv3pwDO
ネルベスカ神殿


ミルウーダ「ここに、『キャンサー』の聖石が…」

イズルード「くっ…この威圧感≪プレッシャー≫は…!」

メリアドール「まさか、今がそうだと言うのッ!?」

ミルウーダ「そこの姉弟。五月蝿いよ」

ムスタディオ「おい、なんかいるぞ?」





労働七号改「警告!警告!民間人ノ立チ入リハ禁止サレテイマス!」

ムスタディオ「鉄の、人形!?」

メリアドール「あら、可愛い」

労働七号改「30秒以内二ココカラ立チ去ッテクダサイ!30…29…ギッ、ガガッ…システムエラー発生!…2…1」ガタガタ

イズルード「な、なんだ??」

労働七号改「ジェノサイドモード二移行!侵入者ヲ排除シマス!」バチバチッ

ムスタディオ「ポンコツだー!!」

ベイオウーフ「来るぞッ!」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/11/30(金) 13:08:02.17 ID:y3Rv3pwDO

メリアドール「お待ちなさいッ!」

ミルウーダ「メリアドール?」

メリアドール「あの子は怯えてるだけですわ。私に任せなさい」

ムスタディオ「お、おい…」

労働七号改「ガガ…プシュー」

メリアドール「大丈夫、怖くない…私たちは味方よ?」スタスタ

労働七号改「ピガッ…目標、接近。排除シマス!」パンチッ!

バコンッ
メリアドール「ああああああーッ!!」

イズルード「姉さんッ!!」

ベイオウーフ「あれは…なんだったか…えぇと」

ムスタディオ「…ナウシカ?」

ベイオウーフ「それだ」

イズルード「姉さぁーん!」

ミルウーダ「そいつはもうダメよ、イズルード。捨て置きなさい」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/30(金) 16:17:37.01 ID:EH2naWixo
この姉弟残念すぎるww
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/11/30(金) 17:05:49.72 ID:tcS7RBAAO
わくわく
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 09:27:41.48 ID:MJBkycODO
ちょいと質問

地の文も少しはあった方がよみやすいですかね?
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 09:33:36.46 ID:HZ/7m6tco
ゲームをイメージだと地の文はほとんど出てこない印象だけどどうなんだろ
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 15:13:18.00 ID:AXQGxWUAO
好きに書けばいいかと。
結局は本人のやりやすい書き方が多分一番面白くなるんじゃないかと思う。
203 :試しに少し入れてみます [saga]:2012/12/02(日) 15:16:39.25 ID:MJBkycODO

労働七号改「ガガガッ…排除シマス!排除シマス!」

メリアドール「うーん…」

イズルード「姉さん危ないッ!」

ミルウーダ「あのバカッ…!」ダンッ

先の一撃でメリアドールは気を失っているようだ。

ミルウーダ(全く、世話の焼ける先輩だこと)

そんなことを思いながら地を踏みしめる。
浅い足跡と共にミルウーダはさらに加速した。

ミルウーダ(あの鉄人形の射程。ギリギリまで引き付け、斬るッ!)

しかし、次の瞬間ミルウーダの戦術は砕かれる。
鉄人形の胸が開くと共に。
労働七号改「更二敵影、高速デ接近ッ!排除シマス!」パカッ

ミルウーダ「なっ!?」

ドドドド、ドゥンッ!
ミルウーダ「うああああッ!?」

イズルード「ミルウーダ!畜生ッ!」

ベイオウーフ「こいつ、強いぞッ」

ムスタディオ「くそッ」

撃墜されたミルウーダの姿。それを受け三人は戦闘の体勢を整えた。

労働七号改「更二増援確認ッ!ジェノサイドモード継続ッ!」キュイイイン
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 15:38:21.06 ID:MJBkycODO

ベイオウーフ「魔法剣!ブラインッ」ザシュッ

労働七号改「攻撃行動ヲ確認!影響ナシッ!影響ナシッ!」

ベイオウーフ「なにッ!?」

ムスタディオ「壊れろポンコツッ!」ダンッダンッダンッ

カンッ! チュインッ
労働七号改「機体二被弾ッ!損傷軽微!迎撃モードッ!」パカッ

ドドドドッ!
ベイオウーフ「ぐぉっ!?」

ムスタディオ「うわぁッ!」

破壊の閃光。
その威力はベイオウーフとムスタディオを飲み込んだ。
しかし、そこにイズルードの影はない

労働七号改「??敵影一機ロスト。索敵モード二移行中…」

イズルード「こっちだデク人形ッ!」ヒュオン

ガキィンッ!
労働七号改「ギッ、ビビッ…!」バチバチ

中空からの奇襲。イズルードの一撃は固い装甲を貫いた

ミルウーダ「まだだッ、ブラッドウェポン!!」

ガコンッ!!
労働七号改「ガギ…ッ…損傷、拡大…エマージェンシー…」バチッ

ムスタディオ「げほっ、やったか!?」

労働七号改「作戦続行、不能…自爆モード二移行シマス!!」

ベイオウーフ「なっ!?」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 15:59:13.86 ID:HZ/7m6tco
ミルウーダ硬いな
暗黒騎士はアビリティだけ?
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 16:46:11.69 ID:cRi4RZ20o
地の文はいらないかも
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 17:20:45.29 ID:+logo5dl0
あってもいいんじゃない?
地の文なしで戦闘を描写するの割と難しいからな
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 19:11:35.93 ID:CbJLsoVEo
外野は気にするな…と言っても難しいだろうけど、
作者の書きやすいように書いて欲しいな
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 19:41:42.24 ID:62tx0OFuo
どちらかといえば地の文ない方がいいかも
210 :まぁ基本なしで行きますね [saga]:2012/12/02(日) 20:54:02.51 ID:MJBkycODO

労働七号改「予備回路接続!システムオールレッド!コレハ訓練デハアリマセン!押サナイ、駆ケナイ、喋ラナイ!」

ミルウーダ「ぐ、不味いッ !?」ヨロ…

ミルウーダ(くそ、思いの外ダメージが多いッ)

イズルード「あの距離じゃ、姉さんが!?」ダッ

ベイオウーフ「バカッ!危ないぞッ」ガシッ

イズルード「離せ!姉さんが、姉さんがッ!」

メリアドール「う、うぅん…」

イズルード「起きて姉さぁーん!」

労働七号改「カウント30…29…システムエラー!…9…8…」

ベイオウーフ「間に合わんッ!」ギリ

メリアドール「うッ…へ?」キョトン

ミルウーダ「メリアドールッ!」

ムスタディオ「くそッ!」ダッ!

労働七号改「7…6…」キュイイイイ…

ミルウーダ「ムスタディオ!?」

ムスタディオ(あの光ってるのが動力源か!)

労働七号改「5…4…」

ムスタディオ「うおおお!止まりやがれぇポンコツがぁ!!」ズボッ

ブチ ブチブチッ!
労働七号改「3、二…2……」キュウウウン…

ベイオウーフ「と、止まった?」

イズルード「姉さん…」

ムスタディオ「へへ…機械が機工士に敵うかっての」バタ

イズルード「いやったぁあッ!!」

ミルウーダ「は、はは…」ヘタ

メリアドール「な、何があったんですの???」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 21:58:10.63 ID:MJBkycODO

ミルウーダ「これが『キャンサー』」

イズルード「どうやらあの機械はこれで動いてたらしいね」

ベイオウーフ「これで、レーゼの呪いが…!」

ムスタディオ「ほらよ。大切な人なんだろ?これでハッピーエンドだな」

ベイオウーフ「ああ…ああ!」

レーゼ「ぐるるる…」

ベイオウーフ「さぁレーゼ!今もとの姿に戻してやるからな」スッ

バチバチ
レーゼ「ぐ、ぐるるッ!」

ミルウーダ(本当にもとに戻るのか、それともあの枢機卿みたいに…)

バチバチ…

バチバチバチッ
カッ
メリアドール「ッ!?」

ミルウーダ「!」グッ…

パチッ パチパチ…
ベイオウーフ「…レーゼ」

レーゼ「ベイオ、ウーフ…」

ベイオウーフ「レーゼッ!あぁ、会いたかった」ギュッ

レーゼ「愛しいベイオウーフ…私も会いたかった」ダキッ

ムスタディオ「よかったな、ベイオウーフ」

ミルウーダ「えぇ」

ミルウーダ(本当にドラゴンが人間に…聖石とは一体…?)
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 22:14:35.32 ID:MJBkycODO

ベイオウーフ「本当お前たちには感謝している」

レーゼ「ありがとうございます」ペコ

イズルード「いえ、当然のことをしたまでですから」

メリアドール「下々の者を助けるのは私たちの勤めですもの」フフン

ベイオウーフ「じゃあ、こいつは渡しとくよ」キラン

ミルウーダ「えぇ、確かに」

ムスタディオ「もうレーゼを変な目に合わすなよ」

ベイオウーフ「ああ!じゃあ俺らは行くが、何かあったらいつでも頼ってくれ。あんたらは俺ら二人の恩人なんだから」

レーゼ「このお礼はいつか」

イズルード「じゃあね」

メリアドール「これで聖石は2つ。お父様もお喜びになられるわ♪」

ミルウーダ「じゃあ、一度拠点に戻りましょうか」

ムスタディオ「そうだな」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 22:32:31.07 ID:MJBkycODO
炭鉱都市ゴルランド


ミルウーダ「ん、あれは…」

イズルード「どうしたのミルウーダ?早く支度をしなきゃ」

ミルウーダ「ああ、ちょっと先に行ってて。(…ムスタディオ)ボソ」

ムスタディオ「んあ?」

ミルウーダ「(こっち来るッ)」グイ

ムスタディオ「お、おい!?」





ボコ「クエッ」バタバタ

ムスタディオ「おおーボコじゃないか!」

ミルウーダ「ラムザの手紙ね。ありがとう」ヨシヨシ

ボコ「クエッ♪」

ミルウーダ「ムスタディオ、ボコを労ってあげて。私はラムザに返事を書いてくるから」

ムスタディオ「あいよ。ほらボコ!ギザールの野菜買ってやるよ」

ボコ「クワッ♪エッ♪」

ミルウーダ「さて…」

ミルウーダ(先ずは聖石を手にいれたことと…その時の出来事…)カキカキ

ミルウーダ(ねぇラムザ…貴方はこの国の事、どこまで掴んだの?)カキ…カキ

ミルウーダ(……無事、だよね。ラムザ)
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/02(日) 23:03:18.31 ID:MJBkycODO
今日はここまで

ありがとうございました
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 23:23:22.04 ID:AXQGxWUAO
乙です。
ミルウーダ頑張れ!
しかしドラゴン組はまともみたいでよかった。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 23:47:12.65 ID:Wf605VMKo
でも神殿騎士団にはウィーグラフがいるんだよな…
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 00:26:35.44 ID:ATLnIFeYo
子供二人のせいで別の意味でウィーグラフが心配でござる
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 01:10:07.24 ID:kjT+pkxGo
ウィーグラフ「クッ・・・!私の身体は私のものだ・・・!魔人よ、鎮まれ・・・!」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 09:22:17.84 ID:cKn1cOSDO
炭鉱都市ゴルランド
―町外れ―


盗賊アイテム士「どこだ!どこ行きやがった!?」

盗賊シーフ「上!屋上よ!」

オーラン「チッ」

盗賊親玉「何者だか知らないが、俺たちのアジトに立ち入ったのが運のつきだったな」ニヤ

オーラン「次からは入り口に『盗賊のアジト』とでも書いておくんだな」

盗賊親玉「その減らず口、すぐに塞いでやるッ!野郎共ッ」

野郎共「おぉー!」バタバタ

オーラン「やれやれだぜ」





ガフガリオン「なンだありゃ?」

アグリアス「全く、何処にでも不届きものはいるんだな」ハァ

ラムザ(あれは…)

ガフガリオン「どうするよ、ラムザ?」

ラムザ「彼を助けましょう」

ガフガリオン「へぇ。どういう風の吹き回しなんだ?」

ラムザ「か弱い一般人がならず者に囲まれている。そりゃ僕だって助けますよ」

アグリアス(なぜだろう、胡散臭い…)

ラムザ「大丈夫ですかー!?今助けますねー!」

オーラン「ん?」

盗賊親玉「なんだなんだ?お客さんの多い日だな。野郎共ッ纏めておもてなしだ!」

野郎共「ヒャッハー!」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 09:45:02.93 ID:cKn1cOSDO

アグリアス「はぁ!」ザクッ

ガフガリオン「うおりゃあ!」ザン

盗賊「ぐへぇ!?」

盗賊「きゃあッ!」

オーラン「へぇ、なかなかやるな」

親玉「感心してる場合かッ!?」

盗賊シーフ「切り刻んであ・げ・る」

盗賊アイテム士「おめぇにつけるポーションはねぇぜ」ジリ

オーラン「余計な心配だな。天球の運命をこの手に委ねよ…」

盗賊シーフ「な、なにこの魔力!?」

盗賊親玉「びびんじゃねぇ!こっちは三人もいるんだッ」

盗賊アイテム士「蜂の巣にしてやるぜ」ジャキ

ダン! ダンダン!
オーラン「我は汝、汝は我なれば…星天停止ッ!」

ドギュン!

ドス バキッ バコン
オーラン「…そして時は動き出す」

盗賊シーフ「うぐ…!?」バタ

盗賊アイテム士「バカな…一瞬で…!?」バタ

盗賊親玉「ぅぐ…!少しの時間差もなく、三人とも…!?」バタ

オーラン「ふぅ、やれやれだぜ」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 11:24:15.01 ID:iIR8w7FIo
そおいや、ジャベリンとエスカッション回収しないのか
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 13:36:12.28 ID:cKn1cOSDO

ラムザ「いやぁ強いね」

オーラン「アンタの連れもな」チラ





ガフガリオン「オラオラ!命か金か、好きな方をおいていけぇ!」

盗賊「ひぃい!?」

アグリアス「どっちがならず者かわからんな」

ガフガリオン「ばか野郎!世の中金だ!誰がお前らの旅費を管理してると思ってやがる!」





ラムザ「それでもさっきの技には勝てるかどうか…流石は雷神シドの息子さんだ」

オーラン「!! お前、何者だ?」

ラムザ「僕はラムザ・ルグリ…いや、こう名乗った方が分かりやすいかな。僕の名前はラムザ・ベオルブだ」

オーラン「! あのベオルブか」

ラムザ「君の義父さんには父がお世話になったよ」

オーラン「なるほど。しかしよく俺が雷神シドの息子だとわかったな」

ラムザ「噂話が好きなだけだよ」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 13:52:36.46 ID:cKn1cOSDO

オーラン「で?俺に近付いた目的は?」

ラムザ「雷神シドに会わせてほしい。あとできればディリータにも」

オーラン「ディリータ?ディリータ・ハイラルか?なんだ知り合いなのか」

ラムザ「まぁ、ね」

オーラン「…いいだろう。他ならぬバルバネス殿のご子息からの申し出だ。ディリータ殿は約束できんが、義父には会わせよう」

ラムザ「ありがとう」

オーラン「なに。ちょうど俺も道中だ」

ラムザ「なにかあったのか?」

オーラン「…義父が、南天騎士団の団長を下ろされるかもしれない」

ラムザ「あの雷神シドを下ろす??一体なぜ?」

オーラン「それを今から聞きにいくのさ」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 22:20:06.61 ID:cKn1cOSDO
ゼルテニア城
―オルランドゥ伯の部屋―


オーラン「只今戻りました」

ラムザ「お邪魔します」

オルランドゥ「ぅう…ヒック」

オーラン「義父上!?」

ラムザ(酒くさー)

オルランドゥ「オーランか?おかえりー」

オーラン「なんで酒浸りなんですか!?何があったんです!?」

オルランドゥ「まーったくよぉ、俺の考えはダメだってさぁーヒック…ったく民を蔑ろにして何が戦争だっての」グビグビグビ

オーラン「飲みすぎですッ!」

オルランドゥ「飲まなきゃなぁッ!やってられねぇよ…くそ…南天騎士団の団長は下ろされるしよぉ…」

オーラン「そういえば、腰の剣はどうしたんですか?」

オルランドゥ「ああ、なんでもハイラルっつー新団長にやるんだって没収されたよ」

オーラン「バカなッ!聖剣エクスカリバーは我が家の家宝のはず!?」

オルランドゥ「元々ぁ先代の領主から賜ったもんだから返せってよ…」グビグビ

ラムザ(この人が父さんの友人か…あ、まずい。涙が…)
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 22:28:23.72 ID:rSa5uw1Uo
剣聖酷いことになってた
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 22:39:00.73 ID:5PgLcfUCo
まぁ仲間にしても大抵没収されるからな
全て本人が強すぎなのが悪い
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 22:39:14.28 ID:EiUiln04o
エクスカリバーないと場合によっちゃアグリアスにポジションくわれるぞ
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 22:42:24.58 ID:bVHBNpMEo
ああ、雷神のアイデンティティの一つである初期装備なエクスカリバーが…w
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 23:33:30.61 ID:rSa5uw1Uo
まあエクスカリバー無しでもチートなのが剣聖だが
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 23:36:05.70 ID:7rBb+fzAO
ドラゴン組とオーラン、アグとガフ、ミルとムスタ。
まともというかそのままなのはこの辺か?……数えてみると意外といたな。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 23:38:30.27 ID:ay5esEUIO
しかし噂ではエクスカリバーはこの世に二本あるという。孤島に行けば拾えるが、運が悪ければ見落としてしまう…… マラーク……惜しい人を無くした……
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 23:46:05.57 ID:W5nz8jLBo
>>231
まったくだよな(苦笑)
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/03(月) 23:51:23.09 ID:cKn1cOSDO

バタン…
オーラン「すまない。どうやら義父は所用で出掛けているようだ」

ラムザ「いや、今いたよね?ドアの間から見えたけど」

オーラン「恐らく…そうだな。夕刻までには戻ると思う」

オルランドゥ『おーいオーちゃーん。酒持ってきてくれー』

ラムザ「あ、なかったことにする気なんだね。いや、いいんだけど」

オーラン「すまないが、暫く時間を潰してきてくれ。義父は必ず戻るから…!」

オルランドゥ『おーい。さーけー』ドンドン

ラムザ「うん、えっと…じゃあ頑張ってね」

オーラン「ああ」





ゼルテニア城
―城下町・酒場―

カランカラン
店主「いらっしゃい!お一人かい?」

ラムザ「いや、連れが先に来てますから」

ガフガリオン「おーい!こっちだ」

アグリアス「オルランドゥ伯はいないのか?」ワクワク

ラムザ「いやー…留守だったよ」

アグリアス「そうか…」シュン

ガフガリオン「残念だなぁ。一回話したかったンだが」

ラムザ「二人共そんなに楽しみだったの?」

ガフガリオン「ったりめぇだろ!?剣聖オルランドゥっていったら世界中の剣を使うやつの憧れさ!」

アグリアス「ああ!全ての剣を修めし偉人。最強の剣士だからな!」

ラムザ「そ、そうなんだぁ」

ガフガリオン「よし、今度こそ俺らもついていくぜ」

アグリアス「頼むラムザ!」

ラムザ「う、うん」

ラムザ(大丈夫かなぁ…)
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 00:09:53.92 ID:zHwlttpDO
ゼルテニア城
―夕刻―


ゴンゴン
ラムザ「すいませーん。オルランドゥさんいますかー?」

アグリアス「……」ワクワク

ガフガリオン「……」ドキドキ

ガチャ
オーラン「ああ、君たちか…」

ラムザ「オルランドゥさんは戻っ」

オルランドゥ「おぇ゛…げぇ!ギモヂワル…ゲロ」

アグリアス「」

ガフガリオン「」

ラムザ「…ってないみたいだね」

オーラン「すまん。無理だった」

オルランドゥ「あー、気持ちワル…向かい酒…」グビ





アグリアス「あれが、剣聖オルランドゥ…」

ガフガリオン「俺らの英雄が…」

オルランドゥ「お。ねぇちゃんねぇちゃん!こっち来て酌してくれ」

アグリアス「私ですかッ!?」

オーラン「えーと…君らは義父に会ってどうするつもりだったんだ?」

ラムザ「いや、実は…」カクカクシカジカ

オルランドゥ「きれいなねぇちゃんだなぁ」スッ

アグリアス「!? お尻ッ触られたーッ!」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 03:35:18.46 ID:DVQtflWOo
エクスカリバーなくても爺はつよいから問題ない
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 04:06:02.40 ID:Z6ioeOz5o
剣聖からマダオにジョブチェンジしてるから大幅にステータスマイナス補正かかってるんじゃね
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 09:30:16.35 ID:zHwlttpDO

オーラン「そうか。君らも民の為に…」

ラムザ「ていうか身分なんてものが世の中を動かしてるのが気に入らないだけさ」

オーラン「だがそれが民の為になるはずだよ。それにしても聖石か…」

ラムザ「なにか知ってることはあるかな?」

オーラン「最近教会に不審な動きがある。それにはディリータも噛んでると聞いてるな」

ラムザ「教会にゴルターナ公。兄さん達の動きもキナ臭いし…」

オーラン「中枢から義父が排斥されたとなると…ゴルターナ公に接触するのは難しいな」

ラムザ「それならいっそ…ってか義父さん大丈夫?アグリアスに氷付けにされてるけど」

オーラン「頭が冷えるならありがたい。そんなことより話をもどすが、なにか策が?」

ラムザ「いや、まだ手札が足りないな。やっぱり…」

オーラン「ディリータか」

ラムザ「うん。王女誘拐、そして次期南天騎士団長。多分ディリータは今いった勢力のどれもに深く関わっている」

オーラン「行動するなら、その真意を確かめてからか」

ラムザ「……」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/04(火) 13:46:49.21 ID:zHwlttpDO
ゼルテニア城


コンコン
ディリータ「…入れ」

オーラン「邪魔をする」

ディリータ「なんだ?珍しいな。俺が南天騎士団の指揮権を賜ったお祝いか?」

オーラン「…ッ」

ディリータ「…冗談だ。で、どうした?」

オーラン「お前に会わせたい人がいる」

ディリータ「俺に?」

オーラン「会う気があるならついてこい」スタスタ

ディリータ「……」





ゼルテニア城
―城下町・路地―


ディリータ「で、こんなところで会えるやつは誰なんだ?」

オーラン「それは…」

ラムザ「久しぶりだね。ディリータ」

ディリータ「!? ラムザ!?何故ここに…?」

ラムザ「『教会にいるはずなのに』かい?」

ディリータ「!!」

ラムザ「…その反応。やっぱり君は教会と…いや、神殿騎士団と繋がってたんだね」

ディリータ「影武者か…」

アグリアス「オヴェリア様は無事なのか!?」

ディリータ「アンタは…オヴェリアの私兵か何かか?ああ、無事だよ」

ラムザ「教えてくれ。君は一体何をしようとしている?」

ディリータ「……この世は今、大きな流れの中にあるその」

ラムザ「あぁ、そんな格好つけた台詞はいらないから。どうせ君は王女と婚姻でもしてイヴァリースの王にでもなるつもりなんだろ?」

ディリータ「…知ってるなら聞くんじゃねぇよ」

ラムザ「伊達に長い付き合いじゃないからね。でもそうなると…」

ディリータ「ああ。俺はラーグ公、ゴルターナ公。どっちも倒すつもりだ」

オーラン「!?」

ラムザ「でもそれだけじゃ足りない。二人の獅子がいなくなれば、そこには教会が立ちはだかる」

ディリータ「だからその前に教会の信頼を失わせる。いや、奪うかな」

ラムザ「なるほど。それでゾディアックブレイブか」

ディリータ「そういうことだ」

ガフガリオン「???」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 20:20:40.03 ID:eX5jGlNso
一体どうなるんです?
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 00:58:56.07 ID:dCjsVHlAO
待ってる
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 19:09:26.86 ID:sCPh+LsUo
久しぶりにやりたくなってGBAの買ってきたわ
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 19:14:28.94 ID:Zsm+tEACo
>>241
それは別もんだろ
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 20:53:42.47 ID:sCPh+LsUo
Oh
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 22:39:32.75 ID:TJdFvXAZo
GBAのはシステムも世界観もストーリーもまるっきり違うよ
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 23:18:39.94 ID:iokLduwQo
ジャッジキルだかなんだかとかいうのがめんどくさかった
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 02:06:25.18 ID:Fs3Gr7rAO
慣れればそうでも無くなるよん
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 05:03:43.41 ID:QUcKC2emo
あれはあれで面白かった
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 12:23:32.55 ID:JPE9MjZeo
同じかと思って買ったが、積んだ。
やっぱりこの世界観とキャラの魅力がイイんだな……
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 14:33:30.80 ID:Fs3Gr7rAO
DSのは今現在やってるけど割と楽しいよ
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 20:41:28.38 ID:HaU9IUXIo
一応イヴァリースだから同じ世界なんだけどね
時代が違うだけで
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/15(土) 21:37:30.14 ID:2b7DuCo9o
逃げるのかッ! >>1!! 出てこいッ! >>1!!
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 14:25:32.40 ID:WM1M/zlVo
ふぇ……
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/19(水) 18:55:34.54 ID:EeLAmuEDO
書術士>>1「書くのめんどくせー」

だけはやめてくれよ
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 12:32:00.84 ID:Gi/10M3AO
>>1にストップをかけたのは誰だ!
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 12:34:59.94 ID:62n/CCjuo
>>254
…今のはストップではない…
不動明王剣だ…
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 18:03:10.03 ID:oxj74SrAO
誰かエスナかレイズは持っているかい?
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/26(水) 21:22:49.39 ID:Q/oNKFFyo
泣いた
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 13:09:40.53 ID:1IYdU3hAO
>>1が戻って来たら獅子戦争を中古で買ってくるんだ。
というわけで>>1にエールを連発します。
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 14:26:16.19 ID:BqKrF9/Mo
>>258
もしその状態で1が戦闘不能になったら……
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 15:12:36.17 ID:1IYdU3hAO
>>259
……先にちょっとエクスカリバーもって叫んでくるわ。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 16:57:14.79 ID:tlCfmJtno
アー!
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 18:20:16.28 ID:gNiciqwho
>>1のネット環境は消滅し、そのスレッドはhtmlへと姿を変えた…
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 18:43:55.52 ID:1IYdU3hAO
>>262
>>1のspeedは3くらいだからまだ間に合うさ。
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/28(金) 23:37:31.35 ID:ABUw902DO
>>262
html化依頼出たかと思って探しちまったじゃねーか
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/29(土) 00:51:38.83 ID:R3GRoXBko
>>1がチキンになっちまうからあんまりおどすなよ。
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/01(火) 01:41:35.53 ID:nyM20mrAO
>>1さんあけおめです。
年明けた事ですし、そろそろ書きに来て下さいお願いします。

>>1にクイック
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 19:03:24.04 ID:OWiWi2MGo
FFアーカイブス半額セールとかやってたからこのスレのせいでFFT買ってしまった
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 23:21:45.14 ID:oiyNd11Xo
>>1は今まで、当然のよう投下してきた。

その"当然"が崩れたとき

>>1はすべてを棄てて 逃げ出した…。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:09:31.56 ID:j+qtmQUpo
このままエタってしまうのかい
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 09:44:31.32 ID:KY1WqF0jo
もう少しでクリスタルになっちまう。
お前の文才は受け継がれンぞッ!
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 18:32:57.23 ID:MJQqSk23o
くそッ!>>1を囲んでスピードブレイク連発したのは誰だッ!
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 00:29:25.35 ID:XZMv5vc8o
>>271
やめろ
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 22:40:27.35 ID:u257NLbOo
???「星天停止!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/20(日) 09:35:03.55 ID:BotB+vAAO
まさかとは思うが、誰か>>1に吸血してはいないか?
あいにく聖水は切らしているんだが。
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/20(日) 12:39:03.44 ID:9JvDnSAGo
ブレイクかもしれん
金の針を!誰か金の針を!
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/20(日) 14:01:50.82 ID:vC2bRfZIO
分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラ分史ミラははは、?んー、^_^
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/20(日) 14:20:37.99 ID:vC2bRfZIO
誤爆った
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/20(日) 17:06:32.93 ID:5qVsOPyJo
あと二週間と少しでこのスレごとクリスタル化しちまう…
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 17:46:35.15 ID:yhp0EqmAO
2日に1回は見に来てしまう、せめて生存報告だけでもお願いします、>>1さん。
フェニックスの尾、聖水、乙女のキッス、金の針、やまびこ草、……元に戻ったかい?
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/22(火) 20:03:40.78 ID:uSLOnPZJo
天駆ける風、力の根源へと我を導き そを与えたまえ! エスナ!
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/27(日) 15:11:52.91 ID:KP7jKfvAO
あと何日だっけ?
早く来てくれ>>1
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/27(日) 16:47:15.22 ID:aLrPJCt5o
最後の>>1から2ヶ月だから後1週間くらいでクリスタル化か
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/29(火) 19:14:58.05 ID:XF2i8NMAO
>>258だけど。
待ちきれずに買ったぞ、獅子戦争!やっぱり面白いぞ!
だから>>1よ、戻って来てくれ!




戻ってこなかったら>>1の家に、モルボルグレートの物量攻めしてもいいっすか?
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 11:02:49.31 ID:8z0aJlYYo
>>283そこはアーカイブズにしとけよとあれほど…
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 11:53:24.03 ID:gyjWH3bIo
>>284
iOS版買うなら問題ないんじゃね?
中古だからPSPだろうけど
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 12:08:23.21 ID:mkaoo2+co
まあ動作は慣れればどうということもないしな
個人的にはそこまで神経質になるほどでもない
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/02(土) 20:56:24.53 ID:Nv2h8W8AO
あと2日かな?>>1は今頃何をしてるのか……。
でも諦めないで待ちます
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/03(日) 23:51:06.33 ID:NFhFaPiAO
もう無理なんですか?>>1を信じてもダメなんですか?
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