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俺「僕はイエスマン」まどか「氏ね」織莉子「氏ね」かずみ「氏ね」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆.d0ivAXFLw [sage]:2012/11/23(金) 19:29:23.19 ID:NuMHGOIao
※魔法少女まどか☆マギカのSSです
※ハーレムものです
※いっぱい死にます
※嘘です
※キャラ崩壊上等
※外伝出ます
※他のまどかSSのネタを改変なしでまんまパクる予定です
※作者はおそらく予告なしにエタります
※叩き謗り罵倒にものすごく弱い>>1です
※タイトルに『俺』が入っているスレはもれなく糞スレの法則発動

それでもいいならドゾ
よくなくてもドゾドゾ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353666562
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 : ◆.d0ivAXFLw [sage]:2012/11/23(金) 19:32:12.83 ID:NuMHGOIao
おはようございます。冬の日のいい朝です。
こういう日には半袖で外出するに限ります。
なぜなら寒いから。

申し遅れました、私「俺」ともうします。
何故名前が「俺」かというと
両親が『俺って自分のことを呼ぶ子になったら困らない子になるから』そうしたそうです。
残念ながら自分で自分の名前を呼ぶことを避けて、一人称はもっぱら「私」か「僕」か「お僕様ちん」です。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 19:32:59.69 ID:oaa/JefDO
注意書の時点でいじめてオーラ全開とか…




第二のシオニーちゃんか……
4 : ◆.d0ivAXFLw [sage]:2012/11/23(金) 19:36:25.91 ID:NuMHGOIao
僕はいい子です。私が言うから間違いないのです。
そうでしょう?ほら、漂ういい子オーラ。
友達には困ったことありません。
休み時間は毎時間読書にふけっています。

ゴミや布が舞っている日が絶えませんが、読書をするにはうってつけです。
なぜなら

俺「ちーん!!!」

鼻をかむのに困りませんから。
ほら、泣ける話ってあるでしょう。そういうことです。

「ほーら俺、今日はどんなパンツ履いてきたの かなっ!!!」

バサア

女子「きゃあああああああああああ」

バリバリバリ

俺「どうしたの」

「無地パンかよつまんねーな」

俺「邪魔、あっちいって」

「なんだこいつ、なまいき」

ボカスカボカスカ

俺「きもちいマッサージだ」

僕のともだちです。僕に布をくれます。from僕のズボンですが。
僕は友達に困りません。
5 : ◆.d0ivAXFLw [sage]:2012/11/23(金) 19:39:54.27 ID:NuMHGOIao
こんな感じで、毎日愉快痛快な僕の人生。
今日も友達が僕を呼びます。人気者。

「よお、ゲーセン寄らね?」

俺「いいよ」

「お前の驕りな」

俺「いいよ」

「おい、カバン持てよ」

俺「いいよ」

5つほどカバンを持たされたので、今日は捨ててきました。
昨日はボットン便所の中身を汲み取るのに使ったら怒られてしまったので趣向を変えました。
川にぽいっと。川がかわいそう。座布団百まい。

多分彼らは気づいていません。これは友達だからこそ出来る悪ふざけというものですよ。
みなさんもよくやるでしょう?
6 : ◆.d0ivAXFLw [sage]:2012/11/23(金) 19:41:48.51 ID:NuMHGOIao
俺「ただいま」

母「お帰り。またパンツと半袖下校ですか俺さん」

俺「虐められてるんだ僕」

母「はいはい」

母には嘘をついてます。何故なら私は虐められてなんぞいませんから。
でも母はそんなコトお見通し。人気者の母は幸せです。
7 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 19:47:59.78 ID:NuMHGOIao
私はイエスマンで通っています。
さっきも見たでしょう。私は信頼されています。
何から何まで、ハイとしかいいませんから。

先公「んじゃこの問題俺解け」

俺「はい」

先公「何だ出来るじゃないか」

俺「はい」

先公「出来ないじゃないか」

俺「はい」

先公「くそったれ、廊下に立て」

俺「はい」

そう言って僕は席に座ります。
返事はしますが実行したくないことはしません。
だからカバンも捨てるのです。いいでしょうやりたい放題。

先公「なめてんのかお前」

俺「はい」

先公「死ねよお前」

俺「はい」

僕の先生はフィーバー。じゃなくて。
僕の先生はとても面白い方です。

ツンデレでしょうか。
先生の拳が、僕の右頬から左側へ貫通しました。
8 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 19:52:30.65 ID:NuMHGOIao
何でも係こと保健係の僕に連れられて僕は保健室に向かいます。


保健室の先生「死ねよお前」

俺「はい」

保健室の先生「包帯無駄になっただろうが。氏ね」

俺「はい」

保健室の先生「終わったぞ死ね」

俺「ありがとうございます」

返事もお礼も忘れません。それがイエスマン。
体面繕ってしたくないことはしなくていい。
そうすればほら、こんなに人気者になれます。
人生の勝ち組ですね。
9 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:00:57.25 ID:NuMHGOIao
今日も私は人から感謝された。気持ちのいいことです。
無病息災、順風満帆。至極恐悦にござる。
今日も私は半袖パンツで下校します
ブーメランパンツ穿いたら流石に脱がされた時にしかめっ面をされてしまいました。

「いや…さすがにこれはねーわお前。小島よしおじゃねーかよ。」

俺「そうかぁ、んじゃこれ封印するね」

「そうしてくれ。俺も俺もホモじゃないからな。」

俺「ははは、タカシはやっぱり面白いね。」

「だろ?あんま俺のギャグセン舐めんな?」

俺「んじゃまたゲーセンね」

「今日こそ来いよな流石に」

行きません。帰宅します。
途中で他の友だちに持つよう頼まれたカバンを、野良犬に差し上げました。
一つを食い、一つを大便用トイレ、一つを小便用、そしてもうひとつは
おや、オナホ代わりにしたようです。
一つ余ってしまったようなので持ち帰ることにしました。
途中で民家に投げ込みましょう。
10 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:04:54.69 ID:NuMHGOIao
俺「マンホールが開いてる」

工事中でしょう。カバンを投げ込もうとしましたが
作業中の方に命中して運悪く死んでしまったら洒落になりません。
だからやめました。僕はいい子ですからね。

俺「なんでだろう。すごく惹きこまれる。」

オナ禁二日目ですが、それはとてもとても魅力的な穴でした。
覗かないではいられません。そんな魅力を発していました。
カバンをそのへんの家に放り投げて、穴を覗きこむ私。
いやあ、いい穴だ。






と、その時。
11 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:08:58.06 ID:NuMHGOIao
俺「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

なんてことだ!!!勢い余って穴に落ちてしまった!!!!!!
てえへんだてえへんだ!!!!かける高さわるに2で三角形の面積だ!!!!!!!
僕はくらーいくらい縦穴の中をどこまでもどこまでも堕ちていく!!
加速がましてきた!!壁に触ったら、指が吹き飛んじまいそうだ!!!

私は僕がしたことを心の底から後悔しました。
ああ、若気の至りとは言えよりにもよって穴に欲情して、その末落下死だなんて。

俺「短い人生だったなあ(棒読み)」

様式美です。僕は死ぬまでいい子なのです。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/23(金) 20:10:50.43 ID:J1ochKeAO
うん、つまんね
13 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:12:36.98 ID:NuMHGOIao
ごめんなさい、神様。
僕があまりにいい子だから、嫉妬してしまったんですね。

ごめんなさい、先生。
僕のせいできっと貴方は一生自分を責めるでしょう。

ごめんなさい、母さん父さん。
ほんとに僕が虐められたと勘違いすることでしょう。

ごめんなさい、タカシ。
最後の最後でキミをホモにしてしまって。

ごめんなさい、妹。
プリンを食べたのは僕です。



穴の終わり、つまり底が見えてきました。明るいです。

……ん?明るい?どういうことだ?
14 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:13:16.65 ID:NuMHGOIao
>>12
そんなことないぞ



>>1めげるな頑張れ
15 :1 ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:13:45.24 ID:NuMHGOIao
>>14
ありがとうございます頑張ります
16 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:18:34.01 ID:NuMHGOIao
スポーンと音を立てんがごとく、私は穴から飛び出しました。
何故か助かったようです。よかった。
さすがにいい子の僕でも死ぬことに対してはイエスマンになれません。
修行が足りないようです。

ドドドカーンとドハデに地面に墜落したので僕は悶えました。
加速が加速だったので勢いも半端ありません。目から火が出ます。
痛みに対してはイエスマンになれます。
いいえマゾではありません。サドでもありませんがね。
17 : ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:23:25.69 ID:NuMHGOIao
?「起きなさい」

誰でしょう僕を呼ぶのは。生意気ですよ。誰に口聞いてんですか。

?「おい、起きなさい」

敬語使えよ。じゃなくて、敬語使いなさい。初対面でしょう。

?「しょうがない人ね」

お前俺の敵だわ。何勝手におぶってくれちゃってんの。死ねよ。おい死ね。クソ。クソ。

?「暴れないで。おい、暴れんな。」


僕は誰だかわからないこんちくしょうに負ぶさられてどこかに連れられて行きました。
僕はどうなるのでしょう。
18 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [sage saga]:2012/11/23(金) 20:24:54.72 ID:NuMHGOIao
今日分終わり。
あー今回もまたエタるだろうなこれ

酉変えるね


前酉
#かにさん
19 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 :2012/11/23(金) 20:26:49.03 ID:NuMHGOIao
下げたら人来ないよねそりゃ
お客さんいらっしゃーい
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 20:42:30.88 ID:dsxuhln0o
臭いからageないで
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 20:59:49.89 ID:By7Z3RkHo
氏ね
22 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 :2012/11/23(金) 21:05:11.53 ID:NuMHGOIao
ありがとうございます!ありがとうございます!
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/11/23(金) 22:10:41.43 ID:XRHf2x6xo
完結乙!まさかあそこであんな展開があるとは思わなかった
次回作にも期待するよ!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/23(金) 22:11:25.90 ID:rYpe6RrI0
>>1

やめろよカスくそつまらねえ(もっと続けてください超面白いです)
25 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:12:32.84 ID:NuMHGOIao
ご要望にお答えしてsaga進行でいきましょ
26 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:22:05.61 ID:NuMHGOIao
僕は目を覚ましましたが、どうにも様子がおかしいのです。

?「目が覚めたかしら。変態。」

体がモコい。服を着せられたようです。
半袖しかあまり着ない僕にとって邪魔で仕方ありません。
好意は嬉しいですがやはり彼女は僕の敵のようです。
脱ぎ捨てます。

?「……喧嘩売ってんの?」

俺「はい」

?「チッ」イラッ

頭イカれてますねこの女。初対面の人間に向かって色々と礼儀がなってません。
いい子の僕を見習うべきでしょう。
……女?にしてはすっとんとんです。色気の欠片もありません。
おっぱい無いとかそれこそ喧嘩売ってんのか。無乳め。

?「起きたならとっとと出ていきなさい。ここは貴方の住む場所じゃない。」

俺「誘拐しといてよく言いますね。見下げた根性です。」

?「そろそろ口を閉じないかしら。ドアタマに風穴空くわよ。」チャキ

なんと。チャカ持ちでしたか。これには私もおったまげです。
無乳低身長の色気ない女の曲して立派なものを。
死にたくはありません。癪ですが出て行きましょう。
いや、固より暮らすつもりなってありませんけどね。

俺「では失礼」

?「……」

見送りでしょうか。ずっと僕の後ろを見ています。
無礼なのか何なのかよくわかりませんねこの女。
27 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:27:15.72 ID:NuMHGOIao
俺「田舎者にとっちゃこの街はいやにハイカラに見えます」

マンホールに落ちた時点で僕はきっと正気を失ってしまったに違いありません。
空中に浮かぶチューブを走るモノレールなんてものがどこにあるのでしょう。
たとえるならばここは未来都市のような、とても今の日本の技術では実現し得ない代物がたくさんです。
いい子の僕が見るにしては、酷く趣味の悪い夢です。

ヒソヒソ…ヒソヒソ…

田舎者が珍しいのでしょう。都会の人間は教育がなっていませんね。
人を見て指さして内緒話とは苛つかせてくれます。

しかし、右も左もわかりません。このままでは日が暮れて、ゴロツキに喰われるでしょう。
都会とは、そういうものですから。
28 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:35:40.05 ID:NuMHGOIao
交番があれば良いのですが。
探してもそれらしきものは見当たりません。
見るところビル、ビル、ビル、ビル。
ビルばかりです。渡る世間はビルばかりです。

俺「もし、もし」

通行人A「ヒッ!?」

ウワーハナシカケタ ニゲヨウゼ カワイソー

まっこと、何から何まで身勝手でイラつく人間ばかりです。
タカシを見習えコラ。

俺「ここってどこでしょうか」

通行人A「えっ、えっ。えっと、えっ」

絶望しました。コイツ日本語喋れないのかよ。
仕方ないので誘導で質問します。

俺「ここは都会ですね?」

通行人A「えっ、えっ」

この糞野郎。

俺「はいと言えこのデコスケ野郎!!!!!!!!!!!」

いい子の僕が切れることは滅多にありません。それほどこのゴミクズはこの私を愚弄したのです。
怒り心頭。本当に頭にきました。野郎、ぶっ殺してやろう!!!座布団千枚!!!!!!!!!!!!

俺「この野郎!!!!!本当のことを言え!!!!!!!!どこなんだよここはよォ!!!!!!おらぁ!!!!」

マズイケイサツヨベ ダレカー!!ツヨイヒトー!!!!! アイツシヌゾ

外野も外野で苛つかせてくれます。誰も彼を助けようとはしないのですね。これだから都会は。
29 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:42:21.43 ID:NuMHGOIao
程なくして警察が来ました。こんな時に出てきやがって。公僕が。
でも助かりました。これで道が聞けます。
通行人を放り投げて警官の元に寄ります。
通行人は情けなくどこかへ逃げて行きました。

俺「助かりました。僕、道に迷ってしまいましt」

警官A「あー、ブーメランパンツの男が接触してきました、どうぞ」

警察無線「武器は」

警官A「所持してない模様。どうぞ」

警察無線「わいせつ物ぶら下げてるか」

警官A「隠してはいますがはみ出そうです、どうぞ」

警察無線「どんな感じだ」

警官A「例えるなら小島よしおです、どうぞ」

警察無線「確保。」

警官B「確保だァー!!!!!」

ガチャガチャガチャ
キャーリアルタイホダー マミッターデツブヤカナキャ ミチャイケマセン

えっ。

えっ。

逮捕ですか。


いい子のこの僕が。



絶望に暮れる僕の両手首に、冷たい鉄の輪がかけられました。
娑婆との接続を断つ、手錠。
30 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:43:39.14 ID:NuMHGOIao
(休憩。)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/23(金) 22:52:18.50 ID:naNMRlbK0
うん……普通につまらんな
32 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 22:58:04.10 ID:NuMHGOIao
俺的には面白いんだけどな。
価値観の相違。よくあるよくある。

SSwikiって編集難しいね
自分の書いてたら五分で投げた
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/23(金) 22:58:12.56 ID:DbKS8+lLo
読んでないけど頭おかしい奴だってことだけはわかった
34 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 23:35:16.11 ID:NuMHGOIao
なんでだ。僕は道を聞こうとしただけなのに。
なんでなんだ。僕が、僕がいい子すぎるから?
いい子罪なんてあるんでしょうか。
都会は非道だ。いい子であるだけで罪に問われてしまう。

私はパトカーに乗せられ…ようとしたその瞬間


?「なにやってるの!!この馬鹿野郎!!!!」

聞き覚えのある声。無乳女の声です。
しかし馬鹿野郎とは言ってくれます。打擲してやる必要がありましょう。

ここで異変に気づきます。
警官が動かない。
警官だけではない。

景色が止まっている。
35 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 23:40:10.97 ID:NuMHGOIao
おったまげその2です。こんどこそ僕の腰が抜けます。
恐ろしい。恐ろしいなんてもんじゃない。怖い。
周りの人や、宙に舞うホコリまでもがぴたーっと止まってしまっています。

?「早くこっちへ!」

不意に引っ張られる私。思わず彼女の胸元に倒れこんでしまいます。

フニッ

?「!?」

!?
今なんと!?
なんてことでしょう。この女、いえ、この子無乳じゃありません。着痩せするタイプなんだね。
あぁ、やらかい……やらかいおっぱいだぁ…

?「死ね!!!変態!!!!!」

この子もツンデレなんでしょうか。
彼女の拳が僕の右頬から左側へ貫通しました。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/23(金) 23:42:17.52 ID:naNMRlbK0
そうだね
多分アナタは、いくら叩かれても書き続けるだろうから最後まで頑張ってくれ
37 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/23(金) 23:56:12.60 ID:NuMHGOIao
同じ所を二度もぶん殴られました。先生についで、この子に。
父さんにも殴られたことないのに。
僕はそれくらいいい子だったのに。
やっぱり初対面の女の子におっぱい揉むのはマナー違反でした。反省。
態度を改めます。

俺「ご無礼を。して、名乗るのを忘れていましたね。」

俺「僕の名前は俺。人偏に夢庵の庵からまだれを引いたものと合体させます。」

?「……」

俺「人称代名詞の俺と全く同じです」

?「はぁ、調子が狂うわね」

どうでしょうこのいい子パワー。あっという間に和解です。
して、名前は。

?「ほむらよ。暁美ほむら。」

ほむら。いい名前だ。やらかいおっぱいに似合うやらかそうな名前です。
きっともちもちな肌なのでしょう。白い肌が素敵です。ああ、可愛らしい。
38 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 00:09:04.94 ID:vnSZ59ego
ほむら「しかし、俺だなんて変な名前ね。」

貴様が言うか。炎とか名前負けってレベルじゃねーぞ。なよなよ貧弱もやし。消し炭になって死ね。
人の名前馬鹿にするとか碌な死に方しねーわ。
おっと、口に出そうになった。
いえいえ、貴女に言われては参ります。可愛らしいお嬢さま。

俺「お恥ずかしい。」

ほむら「……家はこの辺じゃないのね」

肝心なことを。そういえば私は家に帰る途中だったのです。
カバンは…ああ、先程のいざこざ、というよりマンホールで失くしてしまったようです。

俺「ほむら、私の家を探して下さい。」

ほむら「そうね、そのほうが面倒事も減るわ。」

お前の口は減らねーけどな。
おっと。僕の悪い癖。
39 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 00:18:30.20 ID:vnSZ59ego
寝る。

次回予告
俺「滋賀は大津。皇子山中学校から参りました。山田(仮名)俺ともうします。以後お見知りおきを。」

俺「別に福山(仮名)俺でも木村(仮名)俺でも妻夫木(仮名)俺でもいいんですけどね。」

俺「あぁ、おっぱいって素晴らしい。」

俺「見滝原の女ってサイコォー!!!!!!!!!」


おやすみ。また見てね。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/24(土) 00:27:29.18 ID:Gkc+cByp0
病気的何かを感じる……。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 00:49:17.99 ID:HLJFHLrAO
育ち方間違ったんだろうなって思う
両親の育て方ももちろん間違ったんだろうなって思う
つか役所受理してんじゃねえよそんな名前
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 00:51:15.23 ID:3lLTOQ0n0
触れないでやるのが正解だな、こいつは構ってちゃんだ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 02:40:38.89 ID:wU6nOQ050
富山とかイナズマ以上に異常だこいつ
44 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 12:27:39.28 ID:vnSZ59ego
土曜だってーのに眠気ひっでぇ
折角の休みが勉強で潰れるとか嫌だよね
でも受験生は勉強しろ
これなんてブーメラン
二話始まれ。
45 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 12:37:39.86 ID:vnSZ59ego
どうやら僕は行方不明児として施設に預けられるわけでもなく
この子の家に居候することになるそうです。

ほむら「男性を家に泊めるのはどうかと思われるでしょうけど、やむを得ないものね。」

優しい子です。

しかしいきなり得体のしれない男が年端もいかぬ女の子の家になんて
彼女の近所の人が見たらいかがと思うことでしょう。
私は生憎いい子ですので、そのことについて思案をめぐらさずには参りません。

俺「差し出がましくも、提案がございます。」

ほむら「貴方、堅いわ。タメでいいのに。」

なんと謙虚なお嬢様。
口は悪いのに。やはりツンデレなのですね。そそります。

俺「いえ、私の癖でございます。」

ほむら「……提案ってなにかしら。」

俺「周囲の人間に、私の人となりを認知していただく必要がございましょう。」

ほむら「誤解を防ぐためかしら」

俺「いかにも」

ほむら「面倒事を増やさないで欲しいのだけれども。わたし、こう見えて忙しいから。」

どうやら距離を置かれていますね。うぅむ、難しい。
他人と関わり合いになりたくない。都会の嫌なところです。義理人情や友人関係。
そういう温かいものに囲まれていないから「火焔」という名前でもって、自らを温めんとしているのでしょうか。

ああ、実にさもしいことです。
日本国総都会化構想など、夢のまた夢でしょうな。
46 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 12:41:55.62 ID:vnSZ59ego
ですが、この子はまだマシな方でしょう。
いい子で家なき子のこの私を、泊めてくださるのですから。

俺「では、失礼します。」

今日既に厄介になったばかりの彼女の家に。j本日二度目。

ほむら「……忘れてた。貴方学校はどうするの。」

!!
そうでした。僕はいい子。
学校に行かないなどもっての外です。

俺「…手続きとか出来ますかね」

ほむら「お安いご用よ」

俺「ありがたいです。」

なんというお方。一生ついてゆきたい。
47 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 12:49:23.00 ID:vnSZ59ego
寝床すらも提供されました。感激です。
トイレですが。
くんかくんか。うん、この残り香。あの子のものに違いない。
ああ、オナ禁三日目。僕は耐えられませんでした。

俺「……ふぅ」

知らないかわいい女の子の家のトイレでフィニッシュ。オカズは大便の匂い。
いい子である僕にとって、その背徳感もさることながら
「いけないことをしている」感じがなんともたまりません。
悪い子はこうやって増えていくのでしょう。
ですが僕はいい子。落伍者にはなりません。
自責の念は皆無ですが、反省はします。
だって男ですから。僕だって。
48 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 12:57:26.39 ID:vnSZ59ego
夜。腕時計を見ると既に深夜の23時を回っていました。
いい子の僕はここで後悔をします。
ああ、何で勉強道具を失くしたのだと。
ああ、二時間も寝る時間が遅くなってしまったと。

今日はいざこざの所為で何も出来ませんでした。
したのはオナニー。なんということだ。

??「やぁ、聞こえるかい?」

俺「……」ピク

??「……驚いた。僕の声が聞こえるんだね。」

途方に暮れていると、不意に聞こえないはずのところから声がしてきました。
きっと僕はいい子的自責のあまり精神を病んだのでしょう。
はたまた行き過ぎた賢者タイムか。今日は手のひら一杯分の精子を出してしまったからその反動か。
僕はオバケやオカルトの類は大嫌いです。怖いし、よくわからないから。
死に通じるところでもあるので、やはりこれに対しても恥ずかしながらイエスマンになることはできなんだ。

??「聞こえているなら、返事をして欲しい。」

俺「……」

??「いいさ、人は未知なるものに恐怖心を抱く。わけがわからないけどね。」

??「だいじょうぶ、受け入れるまでそばに居てあげるよ。」

驚いたことに、この妄想は僕の自制を無視して、僕の意思の及ぶところにないところまで。
僕の恐怖心を理解したところまでずけずけと土足で踏み込んできました。

……僕が僕をいじめている?
妄想に対して恐怖を抱くとはこれはどういう喜劇でしょう。
49 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 13:04:02.32 ID:vnSZ59ego
そう思うと、なんだかおかしい気分です。
そうだ、知らないから怖いのだ。
では、知れば良い。

これは、僕が成長する鍵になるのかもしれない。
勇気を出して返事をしてみます。

俺「はい」

??「ほんとうに驚いた。キミは少年であるのに、僕の声が聞こえるんだね。」

そうすると、僕の目の前に白い塊がぼとりと落ちてきました。
僕は恐怖のあまり、またしても射精してしまったのかと勘違いしました。
ですが、もう何も怖くありません。
私はオカルトとオバケに対してイエスマンになれたのです。
そう思うと心が晴れやかになり、12月の寒気がとても心地よい女の子の二の腕の感触にさえ感じられました。

??「……ふむ、ふむ。興味深い。」

俺「なにか面白いことでもありましたか。」

??「キミは全てを喰らう空白だ。同時に紫色だ。いや、数えうる限り全ての色をしている。」

とたんに不愉快になりました。比喩でしかものを語れないのかこのブツは。
50 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 13:08:35.28 ID:vnSZ59ego
俺「何が言いたい。」

??「質問をしてもいいかい。」

無論です。

俺「はい」

??「キミはこの世界の住人ではないね」

俺「はい」

??「キミは生きていたいと思っている」

俺「はい」

??「キミの名前は俺だ」

俺「はい」

??「キミはイエスマンだ」

俺「はい」

??「キミは嘘つきだ」

こいつ、できる。
排中律を知っているかどうか試しているのか。
僕がイエスマンであることを知りながら。
僕にはいと言わせないために。
なんて生き物だ。とんでもない。

俺「その質問には答えがありません。」

??「……合格だ」

どうやら僕はイエスマンからは程遠く、まだまだ未熟であるようです。
51 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 13:13:13.15 ID:vnSZ59ego
中断兼休憩

予備校行く

と見せかけて本屋寄ってかずみ買って
その帰りにゲーセン寄って時間潰してくる。
マジアカ楽しいよマジアカ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/24(土) 15:12:06.66 ID:rxLgpTBR0
14 :◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:13:16.65 ID:NuMHGOIao
>>12
そんなことないぞ



>>1めげるな頑張れ
15 :1 ◆.d0ivAXFLw [sage saga]:2012/11/23(金) 20:13:45.24 ID:NuMHGOIao
>>14
ありがとうございます頑張ります


誰もこのことに突っ込まない件について
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 15:13:20.65 ID:+vUVmOrSO
突っ込んだら負けなのかなって思って。
54 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 16:24:27.53 ID:vnSZ59ego
うん、突っ込んだら負けよ
俺の

だってそこしか突っ込むところがない見所のないやつだって思われてるも同然なんだから

かずみ読んだら再開。
55 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 17:33:46.56 ID:vnSZ59ego
??「ともかくキミはまだこの世界に不慣れで、色々と知らなさ過ぎている。」

ごもっとも。少なくとも僕の知る都市でないのは確かです。
あまりに、その、なんというか。 ああ、言うこともはばかられる。

浮いてるんですね。僕は田舎者だから。
そしてするべきことは一つでしょう。
僕は生きなければならない。この街で。最悪一人で。

??「飲み込みが早い。キミは優秀だね。」

俺「はい」

だって、僕はいい子ですから。
56 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 17:44:48.61 ID:vnSZ59ego
…きなさい…

……お……

ほむら「起きなさい!俺!!!」

ドアに蹴飛ばされて起床。悪くはない目覚めです。

俺「おはようございます、ほむら」

ほむら「いいからどきなさい!!早く!!!!!」

俺「はい」

ほむら「……ねぇ、お願い。どいてくれないかしら。限界なのよ私も。」

俺「はい」

ほむら「ねえ!!!ねえったら!!!!!!!」

俺「はい」

ほむら「…ッ!!!!」

ほむら「うんちが漏れそうなのよ!!!!!!どいてくれないかしら!!!!!!」

俺「はい」スッ

ほむら「……もうっ!!!!」バタン

俺「……」

その言葉が聞きたかった。イエスマンの役得です。これくらいのことが無くては釣り合いが取れませんよね。
……おぉ、大きな音。さっきの言葉といい、これはいいオカズになりますね。ああ、彼女の肛門からほとばしる……

ほむら「俺っ!!!!さっさと向こうに行きなさい!!!!!!!!」

俺「はい」

ほむら「嫌っ!!!!!なんで居るの!!!!!!!!」

冷静沈着なはずの彼女がここまで絶叫なさる。これは貴重な貴重なシーンに違いありませんでしょう。
ああ、ムクムクと欲望が。
返事はしますが実行はしません。なぜならとてもイイ、イイ、イイオカズだからです。
当然でしょう。
57 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 17:58:44.56 ID:vnSZ59ego
おっと、小さい方もしてるのですか。とおもったらもっと大きいのも。おお、おお、ありがたやありがたや。


俺「ほむら、思うのですが」

ほむら「うぅ…何よぉ……」

おや、泣いていらっしゃる。畜生朝っぱらから抜いてしまいそうだ。模範的良い子のこの僕が。朝に、二度も。

俺「おそらく貴女は用便の音を聞かれたくない?」

ほむら「あたりまえでs」

俺「はいと言えこのデコスケ野郎!!!!!!!!!」

ほむら「ヒィッ!?」

なんてマナーの悪い。僕はこの事に関しては譲れません。
質問に、「はい」以外の答えを出せないそんな質問の場合ならともかく
出せる質問を用意してさし上げたのにもかかわらず「はい」以外の言葉で口答え……
ケツアナほじくり回してやろうかこんにゃろ。

ほむら「グスッ……はいぃ……」

いい子です。流石僕のオカズ。

俺「では、何故水を流して音を消さない?」

ほむら「ボットン便所なのよおおおおおおおおおお!!!!!見てなかったの!!!????」

俺「いえ、一晩そこで暮らせばわかりましょうぞ。なんせ、貴女の便の残り香を堪能させていただきましたが故に。」

ほむら「……」

俺「オカズにもさせていただきました。おっと、もしかしたら処理をし忘れたやもしれません。手のひら一杯ほどの…」

ほむら「死ね!!!!!!!!死ね!!!!!!!最低変態男死ね!!!!!!!!」

俺「栗の花の香か、イカの臭がしませんか?それは僕の子だn」

ほむら「くたばっちまえゲス男おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

とっさに耳をふさがなければ鼓膜をやられたかもしれません。
いやはや。やはり他人の家でオナニーなんぞするものではありませんね。
いい子としたことが、これはとんだマナー違反で且つ大失敗です。
58 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 18:14:30.33 ID:vnSZ59ego
その罰でしょうね。
その後私はほむらが登校するまでの間、近隣住民に説明と言う名の尋問を受けなければならなかったのですから。
しかし僕はいい子。あっという間に近隣住民の懐柔に見事成功いたしました。
質問や態度はそれこそ捻り潰して殺してやりたくなるほど下等な連中でしたが
悪いのはこの際一方的に僕なので、全て許してやることにしました。

住民A「ほむらちゃんを食らう糞男」

住民B「警察に通報した」

住民C「これはプレゼントだ!受け取っときな!!!」

生卵に魚の骨に高級そうな香りのする牛乳までも頂いてしまいました。
手渡しでなく投げ渡しなのはきっとツンデレなのでしょう。
なんという事でしょう。都会にここまでの温情が残っていたななんて。
私は嬉しさと感激のあまりに泣いてしまいます。

俺「ありがとうございます!ありがとうございます!このいい子代表こと俺、ますます精進して参ります」

住民A〜G「死ね。いいから死ね。」

俺「はい」

住民ども「おい本当に殺すぞコラ」

俺「はい」

ほむら(後ろから)「いいから下がれよクソ共。殺すぞ」

住民ども「すたこらさっさ」

なんという事か。近隣住民たちの温情をこの子は足蹴に。
僕はただただ呆れるばかりです。
59 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 18:19:03.79 ID:vnSZ59ego
ほむら「さっきのことは水に流すわ。トイレは水洗じゃないけど。」

おお、タカシにも劣らぬギャグセン。

ほむら「とりあえず風呂に入りなさい。それじゃあ家が汚れるから。」

俺「はい」

ここは飲み込むわけにはいかないので、話を切りましょう。
実行し得ないことは事前に設問者に問いなおすのがいい子の掟。
たまーに、本当に偶にですが、僕も設問者もそのことを忘れてしまうこともありますが。
ほら、僕だってイエスマンである前に男である前に、一人の人間なのですから。

俺「着替えはないのですよ。その提案は受け入れかねます。」

ほむら「あるわ。女物でもいいならね。」

俺「喜んで。」

ほむら「やっぱり貴方死んで。」

俺「はい」

ほむら「……はぁ、じゃあ私は行くわ。留守番頼んでもいいのよね。」

俺「はい」

俺「して、質問が。」

ほむら「はい」

学習能力もピカ一。素晴らしいお嬢様だ。

俺「何故、私をここまで信用なさる?初対面であるというのに。」

ほむら「は……コホン、完全な信用の裏返しよ。つまり私は貴方を全く信用していない。」

俺「パラドキシカルですね」

ほむら「でも、貴方は何も知らない。だからここに居る以外の選択肢はないの。」

俺「ほう、洞察力も高い。素敵だ。確かに僕はどこにもいけない、穴熊の王将だ。と金や桂馬に責められればひとたまりもない。」

実際は裸玉同然ですが。

さらば残念。私は既にこの近辺を出歩き情報収集に精を出すことに決めていたのです。
トイレで精を出してしまった、その打ち消し罪滅しともいいましょうか。
と言うより、世話になりっぱなしは嫌なのですよ。いい子の僕にしてみればそれはとてもとても耐えられるものではない。
親ならまだしも、まだ年端もいかぬ少女に僕の一切を預けられるほど僕は人間できていないのです。 あ、これはもちろん皮肉的な意味で。

ほむら「そういうこと。精々おとなしくしていることね。」

俺「了解です。お嬢様。」

僕は登校するほむらを見送り、体にまとわりついたプレゼントを惜しくも捨てなければならない事実に涙を流し。
そして、風呂に入りました。
服は叩けばわりかしマシな程には綺麗になりました。
汚いのは嫌です。だってほら、人間ですし。
60 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 18:19:39.01 ID:vnSZ59ego
書きながらだけどわかる
「俺」がブレ始めてきてる
展開おっせー。


休憩
61 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 18:43:06.28 ID:vnSZ59ego
ちょっとここまでにしてきたことをメモしましょう。
それがいい子の第一歩。
そして予定をば。
計画を立てても全て遂行できるとは限りませんが無計画よりはマシでしょうさ。
要は死なずに生き延びれば良いのです。

俺「……ふむ。一日でこれだけのことを。流石僕。いい子だ。」

・異世界突入
・仮の寝床を確保
・近隣住民を懐柔
・改めて仮の寝床を確保
・ほむらの用便音確保
・オナ禁リセット

俺「して、予定をば」

・散策
・ほむらの機嫌をなるべく取る
・学校の下見
・転校に備えての自習
・異世界の社会状況の把握

俺「最後に備忘録」

・元の世界の仲間たちにお別れの言葉を告げていない
・警察のお世話になりかけた
・暴力は振るっても振るわれてもいない
・白いブツの正体

俺「白ブツは、知らなさ過ぎていると言った。恥ずかし悔しながらまったくもってそのとおり。」

俺「僕は知らなさ過ぎている。知らなくてはならない。だから散策しに行くのだ。」

俺「あわよくば住処も見つけてしまおう。ほむらの機嫌はそれからでも遅くない。」


しかし、予定は未定と言う言葉にもある通り、きっとこの予定は完遂されまい。
なんせ、この世界には知らないことしかないのだから。


だが、兎に角学校に行かなくてはいい子とは言えません。
幸いにも、ほむらは中学生。僕と同い年。
アレほどの良い子なら転校生枠を斡旋してくれるに違いありません。
62 :かにさん ◆qAGyT.9Vok/8 [saga]:2012/11/24(土) 18:43:40.81 ID:vnSZ59ego
こんどこそ休憩
63 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/24(土) 18:50:57.05 ID:vnSZ59ego
酉変更。度々すまぬね。


前酉
#アバダケダブラ

まさか談義スレでハリポ談義になるたぁ思ってなかったから冷や汗モンだったよ
もうこれで怖がることもないな
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/11/24(土) 20:16:45.19 ID:Tqjt3Fmwo
わー独特ですねーわーおしゃれな文体ですねー
65 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga sage]:2012/11/24(土) 20:20:43.59 ID:vnSZ59ego
こいつ……
す、すけマギ…!

違ったらごめん
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/11/25(日) 13:22:48.90 ID:INoRg4Vno
乙乙!
もう二度と来なくていいよ!(斬新で面白いはよ続きかけ)
67 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 21:25:57.20 ID:HFVw++coo
風呂の焚き火を使ったので服はすぐに乾きました。

着替えの調達も済ませなければなりませんし、そうなると生活費も必要でしょう。
ああ、想像以上に大変な準備を強いられそうです。
どこかで融通を利かす必要も出てきましょう。
いい子とはいえ、窮すれば通じてもらわなければ困ります。
綺麗事だけで飯は食えません。

俺「さて、鍵も持ったし。電気は消して、カーテンを閉じましょう。」

普段ほむらが登校しているのとさほど変わらない環境で外出せねば、もしかしたら空き巣が入ります。
僕はいい子ですから念を入れます。
窓、雨戸、クレセント錠で戸締り。よし。いってきます。

合鍵は先程のどさくさに紛れてくすねました。いい子は抜かりがないと相場は決まっているのですよ。
68 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 21:36:53.76 ID:HFVw++coo
ほむらの家、アパートは思ったよりも田舎臭く(褒め言葉)周辺もあまり都会都会していません。
うん、やはり暮らすならほむらの家かこの周辺に留めておきたい気がします。
しかし、中学校はどこでしょう。
あの都市部の中心にあると仮定すればこの幹線道路にそって歩いて行くのでしょう。

郊外というのでしょうか。田舎というよりは、そんな感じがします。
シャープなコンクリート造りの建物も、整えられた緑の中に自重しててもらえれば
そんなに嫌な感じはしないものなのですね。

しかし、バスもタクシーもないのは不便ですね。
なまじ都会に近いが故、半端に遠いと歩くのには遠いかわりにバスやタクシーを利用するのは惜しいということなのでしょう
推察するに、このあたりは昼間人口が少ないでしょうから。
ふむ、田舎よりも便利なだけあって少しもどかしくも思えます。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/25(日) 21:47:56.94 ID:8eLGzbWZ0
なんだろう、こう...
言葉で言い表せない圧倒的な何かを感じる
70 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 21:50:00.77 ID:HFVw++coo
昨日の道とは意図して逆方向を歩いています。
やはりしょっ引かれそうになった、という経験は思いの外僕のトラウマとなっているよう。
でも、まあ、知ってる道を歩くよりはいいでしょう。

ちょっと公園を通り抜けましょう。遠回りよりはマシです。
そうすると。

???「よう、あんた、一人かい?」

俺「はい」

??「この辺じゃあ見ない顔だね」

俺「はい」

ほむらよりも少し背の低い少女と、その少女の腰ほどの背丈しかない幼女が僕の行く手を阻みます。
ほむらと同じような匂い。少し饐えてる気もしますが。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:52:16.76 ID:Uv0tE/fyo
なんか色々な意味で香ばしい
すっごい反応に困る
72 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 21:59:11.27 ID:HFVw++coo
ですが私は散策中です。少女とはいえ邪魔なもんは邪魔なのです。

俺「邪魔です。どけ。」

赤い髪の少女の眉が潜めがちに、緑色の髪の幼女は肩を遊ばせています。
挑発でしょうか。性的でないことが残念でなりません。

???「いやだ、と言ったら?」

??「言ったら?」

「はい」では無いにしろ、きちんと返事はできるようです。なにこいつ殴りてえ。
野人のくせに知能があります。ガキはリフレインしか出来ない残念な頭の出来のようですが。
ああ、締りがよさそうだ。じゃなくて。

俺「御暇させて頂きます。」

臭くて汚くてかないません。野人は大人しくウホウホ鳴いて交尾して暮らしてろ。
通りすぎようとしたその時。
73 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 22:12:08.80 ID:HFVw++coo
???「まあまあまあ、待てよ」

赤髪のほうが私の袖を掴みました。洗ったばかりなのに。この野郎離せ!!!!
振りほどきます。

俺「はい」

いい子には余裕があります。でなくてはいい子をやっていられません。

???「あたしらの縄張りに勝手に入って、タダで帰すわけにはいかないんだよなぁ?」

ははっ、こりゃ傑作。まさしく野人よろしく縄張り張って獲物を狩ってるということですか。
そしてその得物が僕。
タカシでももっと上手く集るものです。
ですがまあ、イエスマンですので僕には返事以外の選択肢はありません。
74 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 22:15:23.28 ID:HFVw++coo
俺「はい」

???「へへ、物分かりがいいなアンタ。金よこせ。」

下卑た笑みを浮かべる野人(赤)。歯がきたねえ。キスとかフェラは全力で遠慮したい。

俺「はい」

ごめん、金ないんだわ。
野人は右手をピンキーチョウダイの格好したまま固まっています。

???「……きこえてねーのかお前。金だよ金。」

俺「はい」

???「バカにしてんのか?」

俺「はい。実際バカでしょう。」

???「ンナロォ!!!!!!!」ブゥン

沸点低いn
ゴッ

俺「……!?」

脳が揺れるのがわかりました。頬骨ですが、間違って顎にヒットしたらもう昏倒ものです。
今のパンチは重さと速さがありました。タカシでも負けるだろうレベルです。
只者ではないのでしょう。

そういえばほむらも只者ではなかった。この野人たちも、似たような臭いがします。饐えてますが。
75 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 22:34:36.11 ID:HFVw++coo
まずった。逃げなくては確実にゲームオーバー。そんなレベルです。
しかし、さっききた道を引き返したら家が割れる。ほむらに迷惑をかける訳にはいきません。
公園の出口を探し、突っ切る。
しかし。

???「ざーんねーんでーしたぁ」

俺「!?」

野人(赤)!?なぜだ、さっき私の後ろを…

??「みがわりのじゅつ!」

ガキだと!?何時から入れ替わった!?
僕は呆気無く羽交い絞めにされてしまいました。

あ、ちょっといい匂い。つか、この感触はもしやノーブラ。うほぅ。
テンションあがってきた。

???「おら、大人しく財布だしな」


残念。無いんだ。これは本当。イエスマンで無くとも嘘はつけません。ほい、隙あり。
人差し指と中指で赤い彼女の両目を軽く突きます。

???「ぅぐぁ…っ!!」

??「!!キョーk」

???「名前を言うなっ!!!」

俺「ではこれにてドロン。」

???「あっ、待てっ!!」

俺「はい!!」

拘束を逃れ、僕は公園をあとにしました。
公園の出入り口には「見滝原東門原公園」という看板が立っていました。
見滝原。恐らくこの一帯の地名でしょうね。

しかし、どんどん行動範囲が狭まっていくようです。
76 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/25(日) 22:36:37.50 ID:HFVw++coo
俺くん、どう見てもどこにでも居る主人公。
しかもメアリー・スーですらない
すけマギマジすげえと思う
エタ確実確実ゥ!!!

寝る
平日とか更新できる気がしねえ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/25(日) 22:56:27.17 ID:s/qLw1vAO
こんなスレの為にまた一つSS速報からスレがdat落ちしたと思うと、
なんか言葉にできない憎しみを感じる
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/11/25(日) 23:07:35.32 ID:y2/PkHrAO
割と書きためを勧めたい
人のことは言えないけど行き当たりばったりだとそのうち矛盾しちゃうよ
79 :翠星石 [!red_res]:2012/11/26(月) 00:52:41.67 ID:yQtUGzCAO
[ピーーー][田島「チ○コ破裂するっ!」][あぼーん][たぬき][ネ申][ピザ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン [らめぇぇっ!][ヅラ]こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい[禁則事項です][スペランカー][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][切腹]┣¨┣¨┣¨┣¨[んでんでんでwww][スプーだ!]あぼーん[連絡無し]バーーーローー[アジフライ王国(キリッのドボドボ王子こと荒巻スカルチノフwww ★]
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/11/26(月) 04:56:03.29 ID:p/y/v0poo
乙乙!
二度とくんなっていったじゃねーか
はよしろ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 06:19:08.69 ID:T+YzkUXq0
二度と出てけ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/26(月) 12:48:52.15 ID:NXXtxveK0
豌上ュ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/26(月) 12:54:42.11 ID:O+wOay/m0
面白いなあ
84 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/26(月) 21:43:50.23 ID:X3s24JWzo
まじめに書いてるつもりだが
やはりスレタイ「俺」はアウトだったな
談義スレでおもっくそ濁った
やめないけどな
叩かれてなんぼ

ただ一言「俺は荒らしではない」
そう言わせてくれ

さあいくぞ
85 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/26(月) 22:44:17.11 ID:X3s24JWzo
公園も出て少しもしませんが、結局僕は元行こうとした道を歩くことにしたのです
少女二人も追いかけてくる気配はありません。

俺「こんにちは」

おばあさん「はいこんにちは〜」

挨拶は基本です。

なだらかな坂に曲がりくねった道。コンクリートでできていなければ、僕の家の近所の獣道そっくりです。
緑の量の急激な変化にまだ戸惑いも覚えますが
元いた世界の、僕の中学校を少し出れば、地元もこんな感じなのだろうか。
軽いホームシックに憂いを感じながら、坂を下っていきます。

突き当りの丁字路でやっと車の通りが出始めました。
そして目を疑います。

俺「車が浮いてますね。」

比喩でもなんでもなく。
昨晩はそんな余裕もありませんでしたが、たしかに往来の光量が多い割には静かだったように思います。
つまりは、こういうことでしたか。
未来都市。未来世界。そんな言葉が似合います。

進展する技術に遅れを取って、宅地の区画整理が欧米諸国のそれに比べ雑多なままなのも
なんだか生々しく感じつつも、日本らしいと思えて少し安堵を覚えます。
僕の地元もこんな感じで「いびつに」進歩していくのでしょうか。
86 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/26(月) 22:51:03.39 ID:X3s24JWzo
音が小さな自動車なので、狭い路地では避けるのに一苦労です。
死角から鳴らされるクラクションほど腹立たしく、また恐ろしいものはありません。
轢かれてもダメージの少なそうなフォルムですが、やはりいい気分はしませんでしょう。
タカシならきっと「轢いても死なねーよ」と宣いつつ歩行者をなぎ倒すでしょう。

しかし僕はいい子。「自分が歩行者なら、歩行者が悪。自分が運転者なら、運転者が悪。」のモットーを忘れません。
運転者に軽く会釈をして道を譲ります。

また少し太い道路に出て、はっきりと歩道と車道が別れた通りに出てきます。
先ほどの公園より、更に広い公園に出てきました。

そしてふと。


グゥゥウウ

お恥ずかしい。腹の虫の音を聞かせてしまうことになろうとは。
失念。私は朝食を頂いておりません。

しかし、食べ物屋もコンビニも見当たりません。
弱りました。
87 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/26(月) 23:01:56.75 ID:X3s24JWzo
イチレツニナランデクダサーイ

嗅ぎ慣れた、昆布だしの匂い。油揚げの香り。ふと家を思い出します。
これはもしや。

「はい、一列に並んでくださいね。」

しめた!炊き出しです。このような時代でも炊き出しはあるものなのですね。
流石は都会。地元のような田舎ではきっと餓死です。犬の小便で潤った野草を食らうしかありません。

しかし、このような進んだ社会でも宿命なのでしょうか。

ワイガヤワイガヤ

ホームレスというものを間近で見たことはありませんが
僕の世界の都会でもこのような光景があったのだと思うと
なんだかフクザツな気分です。
88 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/26(月) 23:14:44.98 ID:X3s24JWzo
最後尾に並んで順番を待ちます。
茶や紺、灰色の背中がゆらゆらと鍋に向かう様は
まるで地獄に落ちた者どもが、煮えたぎる釜に向かわされているように見えてしまいます。

知り合いや仲間なのでしょう、世間話のような会話を交わしながら、時折笑い声をあげています。
その中に、不意に自分の未来の姿を幻視してしまいました。

「生きていればそれでいい。」……本当にそうでしょうか?
便利であればそれでいいという都会人の身勝手な底の知れない欲望の影で
一体どれほどの人間の涙が流れるというのか
僕とて田舎者の中学生で、都会のことなど全く知りませんが
であるからこそそう思わずにはいられません。

そして自分の無知を恥じます。客観的に見れば、この意見こそやはり身勝手ではないのか。
無知は罪でしょう。無知は無力です。
白ブツはこんなところまで見透かしていたのでしょう。
アレに認められたとは到底思えないレベルで、僕は未熟です。
89 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/26(月) 23:33:24.58 ID:X3s24JWzo
彼らの笑い声の中にひときわ大きく甲高く響く声が混じりました。僕のすぐ後ろに並んだようです。
不意に漂う饐えた体臭の中に、微かに香る匂い。
もしかしなくても、そうです。

???「よお、また会ったな。」

かの少女二人と、数時間も経たないうちに再開してしましました。
これは小説でも感動しない再開です。
逃げるわけにも騒ぐわけにも行きません。しかしそれは向こうも同じ事。

彼女はフン、と鼻を鳴らして威圧めに言います。

???「目ェさぁ、痛かったんだよねぇー?」

俺「正当防衛を主張したいと思います。ですが、申し訳ありませんでした。」

???「け。…まぁ、さ。こっちも悪かった。まさか同じ身分の人間とは思わなかったからな。」

??「ごめんね」

俺「目、大丈夫ですか」

???「心配ねえよ。こちとらこんなこと慣れっk」

俺「はいと言って下さい」

???「…? はい」

俺「そうですか。安心しました。」

???「……変な奴」

先ほどの彼女らとは全然別人のようです。まるで借りてきた猫のようです。
人が居るから、手荒な真似はできないということでしょうか。
しかし、私には財布はおろか、着の身着のままでしかモノが無いということをアピールしておかねば、また狙われます。
誇張も交えて無一文であることを伝えます。

俺「気がついたらここに居まして。家も財産もない状況です。」

???「……へぇ、どうやら嘘じゃねーみたいだな。」

鼻を鳴らして僕の肩を嗅いでわかることなのでしょうか。
おお、チューブトップ。ずらしたらノーブラおっぱいがこんにちわしそうな。
おっと、危ない危ない。
90 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/26(月) 23:35:56.73 ID:X3s24JWzo
風呂。


なんか言いたいことあればどうぞ
答えられる質問なら答える

ちゃんと「はい」以外でも答えるから安心してどうぞ
91 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/27(火) 00:02:15.71 ID:+9DKobhDo
レス皆無で静かに絶望

再開。
92 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/27(火) 00:32:07.45 ID:+9DKobhDo
再開といっておきながら今日は中断
すまぬ
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/27(火) 14:29:22.64 ID:+aIU3RFSo
イナヅマはガチ厨房くさいけどこいつおっさんくさい
叩かれたりツッコまれたりするのをワクワクして待ってそう
94 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/27(火) 20:25:17.79 ID:+9DKobhDo
イナズマ氏は鋼のメンタル
そして毎日更新
何に対しても絶望せずへこたれない
この点は俺もお前らも見習うべき


叩きは別に期待してないが
曰く>>1の注意書きがマズいそうだから受け入れるしかない

さあいくぞ
95 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/27(火) 21:24:19.74 ID:+9DKobhDo
俺「貴女方はいつもここ周辺で暮らしてらっしゃるのですか?」

???「ああ、こk」

俺「私の質問は全て「はい」で答えて下さい。お願いします」

???「……はい。なんだよお前、感じわりーな」

俺「申し訳ありません。信念ですから」

???「ち。 ここいらに住んでるって言っちゃちげーねーけど、あたしらも実はこの辺は初めてなんだよね」

俺「なのに私を襲ったと?」

???「はい。足も着かねーだろうと思ったのさ。旅の恥はかき捨てだからな」

意味を履き違えてる気もしますが。
96 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/27(火) 21:26:21.31 ID:+9DKobhDo
列が進み、あと八人ほどで私たちの順番です。

俺「昔はどこに住んでたのですか?」

???「……お前さ。その他に聞くべきこととかあるだろーがよ」

俺「何でしょう。」

??「名前とか聞かない?普通」

俺「はい。では名乗って下さい」

ゆま「はい!私は千歳ゆまです」

俺「ゆまちゃん…ゆまさんの方がいいかな?」

ゆま「は、えーっと…」

俺「「はい」は返事だけで構いません。その他の要求があればその後に事付けて下さい。」

ゆま「はい。ちゃんでもさんでも、呼び捨てでもいいですよ」

俺「ではよろしく。ゆま」

ゆま「はい!」

元気な子供は大好きです。

???「あたしは杏子。佐倉杏子だ。よろしく。」

俺「はい。苗字が違うということは、お二人は姉妹ではないのですか」

杏子「はい、と言いたいが。まあ実質キョーダイみたいなものさ。な!」

ゆま「おう!」

複雑な事情でもあるのでしょう。
97 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/27(火) 21:33:40.12 ID:+9DKobhDo
杏子「昔は風見野ってところに住んでたよ。風見鶏の風見に、野原の野って書いて『かざみの』さ」

俺「なるほど。ここから遠いのでしょうか」

杏子「はい、って言うほど遠くもないけどな。……てかお前土地勘ゼロなのか?この辺のことなんにも知らないんだな」

俺「気づいたらここに居たのですから」

杏子「っと、そう言ってたっけ」

んー、と腕を後ろに組む杏子。胸が思い切り強調されます。
ノーブラは刺激が強い。それに寒さも相まって、その、なんというかトップが生地に浮いて見えてしまっています。
それでも杏子はそんなことも意に介さない様子です。
他の男の目線が集まってしまわないか心配してしまいます。

杏子「……本当にこの世界の住人じゃないんだな、お前」

俺「はい。僕はこの世界に馴染めないでいます」

杏子「見るからにな」

俺「そんなに浮いてますかね」

杏子「割と」

ゆま「捕まっても納得の風貌だしね」

子供の本音というものは、どうしてこうも心を抉るのでしょう。
98 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/27(火) 21:42:01.47 ID:+9DKobhDo
俺「でも、拠点をここに移したということは、きっと何か事情があるんですよね」

杏子「はい。 お前は本当、遠慮しねーな」

俺「はい」

ゆま「ゆまたちね、ホテルを追い出されたの」

俺「……事情やどうやって暮らしていたのかは敢えて聞きませんが。やはり不景気なのですかね」

杏子「あたしらには関係ないけどな、ここに居る連中見て『景気が良い』なんてほざく野郎がいたらこいつらからタコ殴り食らうぞ」

尤も。気のせいか、睨みつける視線が二三程向けられた気がします。

杏子「あたしらは無賃宿泊がとうとうごまかせなくなって追い出されたってだけさ」

ゆま「ほーんと、どこでバレたんだろうね」

彼女たちは僕の思っている以上にたくましい子たちのようです。
99 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/27(火) 21:46:30.70 ID:+9DKobhDo
俺「では、何故ここなのでしょう。他にアテはなかったのでしょうか」

杏子「はい。他にアテがないのも本当だし、ここはかつての知り合いが居たところだしな」

もしや、ホムラのことなのでしょうか。

杏子「……本当はその知り合いと気まずいことがあったから、あまりここには来たくなかったんだがよ」

俺「生きるためですものね」

杏子「はい、よくわかってんな」

俺「僕も今ほら、いっぱいいっぱいですから」

前の一人の配膳が終わり、いよいよ僕達の番です。
100 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/27(火) 21:47:14.83 ID:+9DKobhDo
風呂。
ガシガシ書いてると矛盾が出そうでこえー
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 21:55:29.54 ID:Yax4kwB40
ただでさえ叩かれるのが必然とも言えるSSを書いてるくせに矛盾がどうとかで弱気になんなよ
と、まどマギSS筆者の中で最も叩かれているであろう俺が生意気に言ってみる
102 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/27(火) 23:03:28.32 ID:+9DKobhDo
魔女スレからの出張おつかれさま
いやー二人も有名なSS作家に謁見できて俺ってば光栄だなー
次はキュベレイの1とか無限の1とか来るんじゃね

冗談は置いといて

いやいや
一応書かせてもらってる人間の矜持じゃね

つまり俺のエゴ
書けないくせしていいものを書きたい
そんな見栄とか誰にでもあるだろ

もしかして無いの
じゃあアンタは聖人君子か何かなんじゃね
おめでとう


さあいくぞ
103 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 00:04:21.03 ID:7VSOUrXso
人参とこんにゃく、大根にじゃがいもまで。
ありがたやありがたや。

俺「いただきます」

杏子「いただきます」

ゆま「いただきます」

はふはふ。うん、最高にうまい。出汁もうまい。具もうまい。脂っこくない。満点です。
ゆまは好き嫌いしない子供のようです。この子もいい子ですね。

俺「これからはあすこの公園で暮らすので?」

杏子「はい、じゃないな。たぶん、放浪だろう」

ゆま「公園は寒いからね」

俺「なるほど……」

困難はあるものです。
104 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 00:05:04.63 ID:7VSOUrXso
そして寝る

風呂入る前に書き切らないとダメだな
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 15:14:40.15 ID:gqquEYW7o
こんな糞つまらないSS初めて見た
[ピーーー]ばいいのに
106 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 18:01:06.09 ID:7VSOUrXso
それはそれはいい人生経験になりましょうなァ
これからはどんなにつまらないSSを見ても
怒らないで居られる賢者になれるのだから

さあさあ肩の力を抜いてゆっくりしてけや


化学講師がミズハスってた
やっぱ予備校は行くべきだったんや
勿体無いことをした


さあいくぞ
107 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 18:49:13.13 ID:7VSOUrXso
俺「して、質問しますが。」

杏子「なんだ。なんでも聞けよ」

俺「さっきの不思議現象。いったいどんな種仕掛けを使ったので?」

杏子「ああ、あれな。秘密だ。こればっかりは言えねえ。」

ああ、もはや確定でしょう。白ブツやほむらにも通じる不思議臭。
これは彼女らが何がしかの因縁でつながってなければ嘘です。

俺「ほむら。明美ほむら。」

杏子「……なんでも知ってんな。お前この世界で生きていくには不自由しねえよ。そんなたくましさを持ってる」

俺「はい。僕はなんでも知ってますよ。知ろうとしますから」

俺「ほむらは恩人です。この世界にきて、初めて僕が出会った人間です。彼女に合わなければ僕は死んでいたでしょう」

杏子「そうか。じゃあ、もう魔法少女のことも知ってるんだな。」

はて。今なんと。

俺「はい。」

杏子「自分の住処も明かさなかったのはそういうことだったか。ちっ、あいつもなかなか図太いねえ。イレギュラーの曲してよ」

ゆま「ほむら姉さん、家に男連れ込んでたなんて」

杏子「かーっ、美人は違うねえ!ちくしょー!」

今のところ、この情報の持つ価値はわかりませんが、彼女らの言った言葉は恐らく本当のことです。
魔法少女。どういう存在なのでしょうか。

俺「では、あなた方も魔法少女なんですね」

杏子「ああ、そうだよ。コイツは最近契約したんだ」

契約。契約とは何でしょうか。

ゆま「私はね、いろんな物を『治癒』せるんだ」

俺「すごいですね。感動します」

ゆま「えへへー」

魔法だなんてまやかし、信じたことは愚か聞いたことも見たこともありません。
まさか、こんなに技術の進歩した日本で、こんな夢物語のようなコトが。
108 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 18:58:25.55 ID:7VSOUrXso
汁をすすり、惜しむ様に最後の具をつまんで。

俺「ごちそうさまでした」

杏子「ごちそうさまでした」

ゆま「ごちそうさまでした」

箸とポリスチレンの碗を回収ボックスに捨てて、私たちは公園の中を目的もなく歩きまわります。

俺「ほむらと何かあったんですか?トラブルがどうとか、おっしゃってませんでしたっけ」

杏子「ほむらとソイツはちげーよ。ソイツは向こうのとこのでっけーマンションに住んでる」

杏子はここから東のほうに見える、都市部のビル群を指さします。


杏子「アイツは態度もでかけりゃ住んでる家もデケーってな。ほむらはどこに住んでんのかしらねーけどな?」

杏子がしたり顔でそう言います。きっと何かを勘違いしてますね。

杏子「なあ」

俺「はい」

杏子「一晩泊めてくんね?」

俺「はい」

杏子「おい、いいのかよ」

俺「はい」

杏子「やっりー」

ゆま「じゃあ私も!」

俺「はい」

何度も言いますが、彼女らはしたたかです。
109 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 19:00:37.91 ID:7VSOUrXso
杏子「んじゃ、六時ぐらいにさっきの公園な」

ゆま「待ってるからね!」

僕は杏子たちと別れ、探索を再開します。
公園の時計はまだ十二時。六時間もあります。

せっかくなので、公園を突っ切って、都市部に近い大通りを歩いてみます。
110 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 19:11:26.27 ID:7VSOUrXso
気分も晴れやか。日差しは高く、うららかです。
コンクリートの群れが急に出てきさえしなければ、もっと清々しく探索ができようものですが。
緑と灰色は、どうやったって相容れないのです。
ほむら家周辺のように、せめてグラデーションを付けるくらいはしてほしいものです。

公園を出た瞬間に、昨日警察に捕まりかけた場所が見えてきました。
夜の街灯だらけの都会もなかなか気味が悪いですが
それよりも交通量に似合わぬほどの静けさ。
大型トラックでさえも、地面を揺らさずに走るのです。
あまりにも不気味でかないません。

横断歩道で集団下校と思われる小学生の群れとすれ違いました。
時刻は正午をちょいとばかし過ぎたばかりだというのにです。
111 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 19:16:07.46 ID:7VSOUrXso
彼らは馬鹿騒ぎもせず、ふざけもせず、ただただ足元をじっと見つめて
列を崩さないで歩いています

ふと杏子とゆまの顔を思い出します。

列の子供を見ても、到底同じ年代の子供らとは思えません。
恐らく彼女らのほうが歳上であろうというのに、彼らはまるでさっきの浮浪者と変わらない顔つきです。
もしかしたら彼らのほうがまだ、生気があふれていたかもしれません。
112 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 19:45:31.24 ID:7VSOUrXso
疲れた休憩
書く体力も付いただろ

つか、つくだろ



見返して割と矛盾が多くて泣いた
警察に捕まりかけたとか、なんでゆまが知ってんねん
いやそれだけじゃねーが
でもまああれだ些細だ
113 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 20:56:29.78 ID:7VSOUrXso
しかしまあ、あんなに短い文で多彩に表現できるとはたまげたなあ
多より少
読みやすい方がいいに決まってるわな
まあ他所は他所だ
気にしたら負け


さあいくぞ
114 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 20:58:17.71 ID:7VSOUrXso
幹線道路沿いに本屋街が見えます。
ちょうどいい、暇つぶしになるだろうということで、その中の一つでひときわ大きい書店を回ることにしました。

そこで、ほむらは私に近所の中学校に転入することを薦めてきたことを思い出しました。

教科書ガイドの一つや二つ、置いてないわけがないでしょう。
115 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 21:06:53.66 ID:7VSOUrXso
───困惑します。
英語社会国語などの科目はほとんど僕の居た世界のものと単元の前後はあれど、ほとんどの違いはありません。



ところが。理科と数学。
僕は中学校二年生なのですが。

……微分積分が必修とは、どういうことなのか。
化学、物理、生物、地学。一分野二分野とは何だったのか?

この二科目に関しては、もしかしたら小学校から遡る必要があるのではないでしょうか。
116 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 21:13:08.99 ID:7VSOUrXso
転校したくねー。それが正直なところです。
いい子だから行きますけど。行きますけど。

……うぇー。小4の算数がやっと追いつくレベルです。
理科に至っては小2でやっとです。

俺「……ほむらのお世話になるしか無いのでしょうか」

時には人から教わることも大事です。
予習はきっと間に合わないでしょう。
117 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 21:39:12.51 ID:7VSOUrXso
度々休憩。

乗らねえええええ
118 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 22:14:46.66 ID:7VSOUrXso
え。


なにあれ。



クロスにケチつけて設定こねくり回して
ただ慣れ合ってる連中のほうがちやほやされるだなんて
そりゃ書きゃあいいってもんじゃないけどさ

これは泣く。ガチ泣きする。


さあいくぞ
119 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/28(水) 22:39:48.60 ID:7VSOUrXso
帰路につきます。
転校初日から落ちぶれる僕の姿が目に浮かびます。
ほむら、また貴女に頼ることを許してください。
ああ、本当は自立しなくてはならないのに。

来た道の支流を見失わないよう気を配りながら、私はその後商店街や、デパート街を見まわりました。
服もじきに調達せねばなりませんが、何より先立つモノがなくては話になりません。
この点もまだ解決してはいません。

針は四時。そろそろ公園を目指しましょう。
120 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/28(水) 22:56:17.38 ID:7VSOUrXso
ん、疲れた
今日はここまでだな

Wikiにも書いたが
癌ってその末路を見るにとても啓示的だよな
仲間増やしたら自分諸共、親玉(人間)も死ぬんだからさ



では再見。
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/11/29(木) 00:22:19.64 ID:wPDY+jlX0
怖い。ただひたすら怖い。
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/11/29(木) 01:25:08.48 ID:scyffcPIo
乙乙!
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/11/29(木) 08:08:30.44 ID:BfKiH+tAO
あなたもなかなかに人のことを言えないレベルでメンタルは強靭だと思うんだけどな
愚痴スレや批評スレに晒すとか普通はマゾじゃないと出来ないよ


この世界は単なる未来世界なのかな
124 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/29(木) 21:47:07.67 ID:N/JUpK2co
何が何でも完結させたいね、ほんと
支援マジありがたいっす

さぁいくぞ
125 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/29(木) 22:09:11.33 ID:N/JUpK2co
道中に大群馬線なる、空中メトロという電車の駅を見つけました。
昨日の夜、目を疑ったあの空中電車です。
夕方の太陽に照らされて、色あせて見えます。

見滝原駅、と書いてあります。
しかし、ここがかの魔境とうたわれた群馬だとは。
東京はどうなってしまっているのでしょう。
そして我が故郷滋賀は。
126 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/29(木) 22:28:46.60 ID:N/JUpK2co
魔法少女にとっての不潔の象徴
と、同時に命綱
それが魔女

しかし人間にとっては深刻な害悪となりうる
それは不幸や災害となって振りかかる

人間は食べ物食ってウンコ出すけど
魔法少女は食われてウンコになる
もちろん人間自身も魔女の食いもんとなりやがてウンコになる
魔女も魔法少女の食物となり以下略

自分らが食ってると思ってたらいつの間にか自分ら自身が食われてウンコになってると
うん、確かに食物連鎖だ

そんなウンコまみれの世の中からウンコ取り去ったら、そら土地がやせ細っていくよな
清潔は敵
みんな今日から杏子を見習ってくっさいくっさい体になろうぜ


再開
127 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/29(木) 22:37:40.71 ID:N/JUpK2co
道は段々細くなり、やがてほむらの家の近所に繰り出します。
そうでした、よってかなければならないところが。

東門原公園。日の傾きかけた公園は更に寂しく感じます。
まだ五時ですが、約束より早くても速すぎるということはありません。
杏子とゆまを待ちます。

そして程なく、僕は本日二度目の幸運を被ることになるのです。
128 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/11/29(木) 22:46:36.52 ID:N/JUpK2co
がさごそ、と衣擦れの音。その後からじゃばじゃばと水の流れる音。

もしや。

杏子「ほれ、ばんざーいしろー。寒いからすぐ終わらせるぞ」

ゆま「んー……」

夕方からなんという刺激的な光景。
二人の少女が一糸まとわぬ姿で、水道の水で水浴びを。
杏子、おっぱい、意外に。ゆまも、ふくらみかけ、おおぅふ、これはこれは。
駄目です。辛くて居ても立ってもいられません。座っても勃ったままです。
しかし、どんなに注視しても全く気づく気配なんてありません。
魅せつけてんのか。ちくしょう。
言うことを聞かない自分の体を恨めしく思いました。おさまれ。ちくしょう聞かん棒め。
129 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/11/29(木) 23:07:36.46 ID:N/JUpK2co
今日は本当に乗らんな
休憩して英気を養う
130 :かにさん ◆Kanib10EfQ :2012/11/30(金) 23:58:03.15 ID:CQxlx68jo
宣言
スレ立て直す

真面目にやる

でも「俺」ってキャラクター、この一人称の名前が割と大事だからそれだけは変えない。
131 :かにさん ◆Kanib10EfQ [sage]:2012/12/01(土) 00:03:03.12 ID:fBfrmIoWo
依頼完了。
これより立て直し作業に入る
132 :かにさん ◆Kanib10EfQ [saga]:2012/12/01(土) 01:36:14.61 ID:fBfrmIoWo
取り替えたスレです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354288004/


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