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桐生「L・O・V・E・ラブリー伊織!」遥「」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:20:10.91 ID:RPybeg5k0
龍が如くシリーズのネタバレ含みますので、ご容赦ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359472810
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:23:41.68 ID:RPybeg5k0
沖縄 アサガオ

桐生「……」

遥「おじさん? こんな早くからどこに行くの?」

桐生「遥か。大吾が、撃たれた」

遥「良く撃たれるね、大吾さん」

桐生「ああ。東城会が、揺れているんだ」

遥「私もついて」

桐生「ダメだ! 遥を危険な目に、合わせたくない」

遥「おじ、さん……」

桐生「あさがおのこと、少し頼む。なに、すぐに戻ってくるさ」

遥(そう言って、おじさんは東京へ向かいました。ただ……)

遥「かばんからうちわ、はみ出てたよ……」
3 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:29:19.33 ID:RPybeg5k0
遥(大吾さんが撃たれた。その言い訳は、先月も聞きました)

遥(東城会は別に揺れてなんかいません。おじさんが東京に行く理由は……)

遥「765プロ……ッ!」

太一「な、なんか顔怖いぜ?」

綾子「ど、どうしたの? 遥お姉ちゃん」

遥「う、ううん。何でもないよ。さぁ、今日の朝ごはんはカレーだよ!」

太一「やったー! って昨日の残りじゃん!」

綾子「朝からはちょっと重いかな……」

遥「それと私、今から東京に行くから」

太一「東京?」

綾子「ひまわりの用事?」

遥「うん。アサガオのことは幹夫さん達にお願いするから、言うことちゃんと聞いてね」
4 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:33:16.57 ID:RPybeg5k0
遥(全ての始まりはあの日、沖縄に帰ってから1年が経ったある日のこと……。大吾さんが撃たれたと言っておじさんが東京に行ってから、全てがおかしくなりました)

遥「おじさーん。ちょっといいか」

桐生「L・O・V・E・伊織! フー!」

遥「」

遥(私は見てしまったのです。おじさんが、765プロのライブDVDを見ながら合いの手を入れている光景を)

シラヌガー

桐生「H・O・T・O・K・E!!」

遥「お、おじさん?」

桐生「は、遥!?」

遥「こ、これ……何?」

桐生「こ、これはだな……」

遥(ソープのことをはぐらかそうとしたあの時のように、おじさんの目は泳いでいました)
5 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:35:29.15 ID:RPybeg5k0
桐生「秋山だ」

遥「へ? 秋山さん?」

桐生「ああ。秋山が強引に貸してくれたんだ」

遥「でもラブリー伊織って」

桐生「違うぞ遥。俺はラブリー良い匂いって言ったんだ」

遥「ごめん、意味が分からない」

桐生「最近遥も香水をつけてるだろ? その匂いがラブリーなだけだ」

遥「そ、そう?」

桐生「ああ。そうだ」

遥「良い匂いかぁ……。照れちゃうな」

遥(と、その時ははぐらかされちゃいましたが……)
6 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:39:50.74 ID:xtVFxN0z0
遥「みんなー、カレー出来たよ」

太一「あれ? これおじさんじゃね?」

宏次「ちげーだろ! 流石におじさんは有り得ないわ」

綾子「でも凄く似ているよ?」

遥「何見てるの? 765プロのライブ?」

アナウンサー『765プロのライブは今日も大盛り上がり。熱狂的なファンも押しかけていますね』

桐生『いーおり! おいっ! いーおり! おいっ!』

秋山『律っちゃーん!!』

冴島『まっこまっこりーんやぁ!!』

品田『あずささんフーッ!』

真島『お前ら! ちーちゃんの出番やでぇ! もっと盛り上げろやぁ!!』

谷村『サイッコー』

龍司『歌っちゅうんは、ええもんやなぁ……』
7 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:46:38.99 ID:xtVFxN0z0
遥「なに、これ……」

遥(テレビには半被とサイリウム片手に、合いの手を入れている堂島の龍、嶋野の狂犬、極道18人殺し、極道が頭を下げた金貸し、神室署のダニ、関西の龍が映っていました)

遥「信じられない……」

綾子「遥お姉ちゃん?」

遥「こんなのって、あんまりだよ……」

遥(その後帰って来たおじさんに問い詰めても)

桐生「ああ、あれは俺の偽物だ」

遥「偽物?」

桐生「桐生和真って奴だ。どうやらまだ俺の名を騙っていたらしいな」

遥「でもこの人たちは……」

桐生「偽物だ」

遥「でも流石に真島さんとかは」

桐生「偽物だ」
8 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:51:57.84 ID:VCdFhAm50
遥「はぁ、別におじさんがどのアイドルを好きになっても構わないけど、最近カラオケに行っても合いの手が前ほど情熱的じゃなくなったし……」

遥「これでもアイドルしてた身からしたら、ファンがとられるようで嫌だな」

遥「お金は有るし、東京に飛ぼう! おじさんたちの後を付いていって、765プロがどんな事務所か暴いちゃうよ」

遥「と言うわけで、幹夫さん。アサガオの世話お願いしますね」

幹夫「うん、任せときなよ」

太一「ヤンマガ買ってきてー!」

遥「はいはい」

綾子「いってらっしゃーい!」

遥「行って来ます!」

遥「さて、準備は出来たし東京に行こう。おじさんのことだから、神室町をしらみつぶしに探したら見つかるかな」
9 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 00:57:27.92 ID:MTvvswZC0
東京神室町

遥「さて、どこにいるかな。やっぱりニューセレナかな? でもこんな早くから開いてないよね。だったら喫茶アルプスに寄ってみよう」

アルプスへ向かえ!

チンピラ「お兄さんはっけーん」

ヤクザ「おいお前どこ見とんじゃい!」

ゾンビ「甘美な死を……」

遥(おじさんと歩いていたらいつも絡まれるのに、私一人だと全然からまれない不思議)

遥「喫茶アルプス。場所変わって無くてよかった。いつの間にかアイス屋が銀だこに変わってて驚いちゃった」

遥「お邪魔しまーす……」

桐生「――」

秋山「――」

冴島「――」

真島「――」

遥「目立つな、あの人たち……」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 01:00:58.98 ID:t/p3cM39o
相変わらずゾンビ発生してんだな
11 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:02:09.46 ID:zFxoDpo+0
遥「何を話しているんだろ……」

秋山「それでは、第6回! 推しメン自慢会議を始めたいと思います!」

桐生「ああ」

品田「やっほー!」

真島「いーっひっひっひ! 楽しみやないけぇ」

冴島「なんや、今日はあいつらおらんのか」

秋山「谷村はあれでも公務員ですからね。神室町にいた時ならともかく、警視庁にいる限り中々サボれないんでしょう」

桐生「龍司は今日、営業と言っていたな」

秋山「と言うことです。今日はこの5人で、やっていきましょう」

品田「待ってました!」

冴島「前回は兄弟の優勝やったからな。今日は負けへんで」

真島「言うやないけ、兄弟! それじゃあ俺から行ったるでぇ!」
12 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:08:54.73 ID:XxuzX8ll0
遥(推しメン自慢委員会? なんだろそれ)

真島「何と言ってもなぁ、ちーちゃんの魅力は! ずばりなんやと思う?」

冴島「千早の魅力か……。そら、歌やろ」

桐生「ああ。あの龍司も涙を流したぐらいだからな」

秋山「歌姫と言う言葉が似合う子も、そういませんね」

品田「あずささんの方が上手いとおも」

真島「あぁ? なんか言うたか?」

品田「な、なんでもないっす!」

遥(品田さんの場違い感が凄いなぁ……)

真島「まぁ素人はそう言うやろなぁ。やけど違うで! そんなん甘々や! 真のファンはな、胸に注目するんや!」

秋山「胸、ですか?」

真島「そうや! 72なんて呼ばれて馬鹿にされとうけどな、それこそがええんや!」
13 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:14:21.66 ID:ExzXjZn80
真島「周囲にでかい連中がおって、1人だけ無くて恥ずかしがるんやで? 水着の仕事も嫌々ながらもやっとる。見てみぃ、この恥らった顔を!」

秋山「今週のヤンマガのグラビアですね」

桐生「成程、恥じらいか……」

冴島「確かに、周囲と比べたら劣るかもしれへん。やけどそこにコンプレックスを持つがゆえに、恥らうっちゅうわけか」

秋山「歌さえあれば何もいらないと言っておきながら、心の中では胸も欲しいと願い続ける千早ちゃんねぇ。有りですね」

品田「デッドボール当たっても痛くなさそうなのがまたいいですね」

真島「それはお前だけや!」

秋山「それじゃあ最後に、真島さんの理想のちーちゃんとのデートを教えて貰いましょうか」

真島「ええでぇ! 耳ん穴かっぽじってよく聴けやぁ!」

真島妄想中

千早『ええ!? 今日はゾンビ映画を見に行くんですか!?』

真島『そうや! ものごっつう怖いやっちゃで!』
14 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:16:49.98 ID:U98eCKYP0
秋山「あれま。真島さんのことだから、カラオケかと思ってましたが」

真島「まぁ最後まで聞けや」

真島『なんや、自分ゾンビが怖いんか?』

千早『わ、私はそんなこと……』

真島『なら決まりやな! 大人一枚と高校生一枚や!!』

千早『ほ、本当に入るんですか?』

真島『当たり前や!』

上映中

ゾンビ『うがぁ!』

千早『きゃあ!』

真島『いーっひっひ! ええでええで! 俺に抱き着いてもええねんで!』
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 01:17:47.52 ID:Yged/3DAO
こえー
16 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:20:30.01 ID:zFxoDpo+0
濡れ場中

オーッイエィス!
カマンカマン!!

千早『――!』

真島『なんや顔赤くして。初心やのう』

千早『こ、こんなシーンがあるなら先に行ってくださいよ!』

真島『ゾンビもんのお決まりや。見てみぃ、こいつらもうすぐやられるでぇ』

カンビナシヲ・・・
キャー! トムー!!

千早『ひぃ!』

真島『TPOわきまえんで盛るからこうなるんや!』

千早『ゆ、夢に出て来そうです……』

真島『そない怖がることないやろ。そん夢には、俺がおるんやからな』
17 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:24:15.99 ID:RGkimI7K0
真島「って感じや」

秋山「怖がりな千早ちゃん、ありですね」

品田「いいなぁ! 俺もあずささんに抱き着かれてー!」

桐生「腕をあげましたね、兄さん」

冴島「やるやないけ、兄弟」

真島「やろぉ? 今回も俺が貰ったるでー!」

遥(うわぁ……。ひょっとしてこれって、朴社長にもしたことなのかな……。すみません社長。センス、無いです)

秋山「それじゃあ次は、俺が行きましょうかね」

真島「秋山の推しメンは律っちゃんやったな?」

品田「でも彼女プロデューサーですよ?」

秋山「皆さん知りません? 律っちゃんの現役アイドル時代のこと」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 01:29:38.70 ID:AzGBx4ZDO
こいつらがアニメで961社長がやらかした所業を知ったら961プロが物理的に潰されるな
19 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:30:17.11 ID:Xd3Oqna70
桐生「ファンになって浅いからな……」

冴島「だから時々舞台で踊っとったんか」

秋山「そう言うことです。その時の写真がこれです」

品田「えびふりゃー?」

桐生「三つ編みか」

真島「なんや、偉い地味やのう」

冴島「眼鏡はずっとかけとるんやな」

秋山「律っちゃん派の中にも眼鏡は拘束道具だ派と、眼鏡あってこその律っちゃん派で別れてるんですよ。俺は後者ですけどね」

品田「あんまりアイドルらしくないよね」

秋山「確かに皆様の言うとおり、律っちゃんはマニア向けなきらいは否定できません。本人も認めていますしね。アイドルよりプロデューサーの方が向いているのでしょう」

秋山「ですが、眼鏡と三つ編みの相乗効果は素晴らしいものが有ります」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/01/30(水) 01:33:56.64 ID:6ZD4zE0c0
もしかして下記SSと同じ人?

秋山「私がプロデューサーですか」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 01:38:09.85 ID:dfEnXCPi0
もし同じだったらそれのパラレルなのかな?
22 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:41:09.95 ID:Xd3Oqna70
秋山「分かりやすくするためにも、サンプルを用意してきました」

冴島「なんや、この漫画絵は」

品田「あっ、この子知ってるかも。アニメのキャラですよね?」

桐生「アニメ?」

真島「俺らがそんなん見るとおもっとるんか?」

秋山「まっ、想像したくないですね。彼女たちは眼鏡+三つ編みの代表格の子らです。どうですか? どんな印象を与えますか?」

真島「なんか固そうやなぁ」

冴島「勉強が出来そうに見えるな」

桐生「気が弱いか?」

品田「意外にムッツリだったりして」

秋山「まぁ色々と感想が有ると思いますが。やはり真面目そうと言うのが一番ですね。この眼鏡の子は委員長ですし、こっちの子は病弱な眼鏡っ子です。後々重火器ぶっ放すようになるんですけど、それは置いといて」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 01:42:38.07 ID:AzGBx4ZDO
1、2とゾンビ体験版しかやってないから知らない人が結構いるな
つか、なんで郷田さんが・・・
24 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:47:36.52 ID:Xd3Oqna70
秋山「ある種絶滅危惧種なんですよね。眼鏡+三つ編みお下げって言うのは。今の子らからすると、ダサイ、おたくっぽいと言う印象を与えちゃうでしょうね」

桐生「確かに遥がその髪型だと、少し違和感があるな」

秋山「律っちゃんはそのマイナスと取られがちな眼鏡+三つ編みお下げを見事にマスターしている。エビフライと呼ばれようとも、彼女はニッチ向けに徹しているんです。だから律っちゃんのファンは、他のアイドルのファンよりも結束力が強いんですよ」

品田「一種の宗教みたいなもんですか?」

秋山「アイドルなんてそう言うもんじゃない? まぁ、身近にアイドルしてた子がいたから、その偶像に縋るって言う気持ちも分からなくないですけどね」

冴島「で、秋山は律子のどこがええんや?」

秋山「ずばり、自分に自信が無いってとこですね。俺みたいな商売していると、こういう子を変えてみたいなぁって気持ちになるんですよ」

桐生「プロデュース、か」

秋山「ええ。キャバクラのオーナーってのもありますけど、彼女が変わっていくのも見てみたいですね。もちろん、三つ編みと眼鏡はそのままですけど」

冴島「それじゃあ秋山プロデューサーの理想のプロデュースはなんや?」

秋山「俺の理想のプロデュースはですね……」

秋山妄想中
25 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:51:34.61 ID:Xd3Oqna70
律子『はぁ!? 私が水着になるんですか!? この私が!?』

秋山『うん。先方はそう言ってるからね』

律子『どんだけ物好きなんですよ!』

秋山『そうでもないと思うよ? 律っちゃんは過小評価し過ぎだよ』

律子『いや、私の寸胴水着なんて見ても、誰も得しませんよ』

秋山『私はニッチ向けのアイドルだって言ったの自分じゃない。君のファンは、そう言うところも見たいんだよ』

律子『はぁ、分かりましたよ……。着替えますから出てってください』

秋山『よろしく頼むよ』

律子『どうですか? 鏡見たくないんで確認してないんですけど』

秋山『EじゃないEじゃない! それなら向こうも喜ぶよ』

律子『どうしてこんなことに……』

秋山『ほら、写真撮影始まるから行った行った』
26 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 01:55:32.87 ID:bcXEpeLN0
律子『はぁ、散々な一日でしたよ』

秋山『先方は満足してたよ?』

律子『そうですか? なら良いんですけど』

秋山『そうそう。水着来ているついでなんだけどさ、これ着てみない?』

律子『なんですか、これ』

秋山『最近はやりの紐水着だよ。花ちゃんも着てたよ?』

律子『無理ですよ! なんですかこの露出の多さ! ただの布じゃないですか!』

秋山『そこが良いんだって』

律子『いやいや! おかしいでしょ! それにこれを着て喜ぶ人なんて』

秋山『俺は、喜ぶぜ?(山寺本気ボイス、女は死ぬ)』

律子『はぅ……』

秋山『誰にも見せないよ。だから俺だけのために、ね?』

律子『はぁ、分かりましたよ……』

秋山『そう来なくっちゃ!』
27 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:01:57.07 ID:PsE3WPXv0
秋山「ってな具合に、紐水着着せますかね。三つ編み眼鏡で紐水着、恥らう律っちゃん。ギャップ萌えって奴ですよ」

桐生「ふっ、盛り上がって来たぜ」

真島「ええやないけぇ! 興奮するわ!」

品田「みるくちゃんに着て貰おうかな……」

冴島「下半身が熱くなってきたわ……」

遥(変態だ……。って花ちゃんってあの人だよね。紐水着着たの? 上下逆さで? あの花ちゃんが?)

真島「秋山もやるやないか」

秋山「伊達に律っちゃんのファンをしてませんからね。次は、品田で」

品田「あっ、俺っすか?」

冴島「品田は三浦あずさ推しやったな」

品田「俺年上派ですからね。とっても、あずささんは俺より年下なんですけどね」

秋山「この中じゃ俺が一番年下だからな」
28 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:08:18.49 ID:PsE3WPXv0
品田「あずささんと言えば、その豊満なボディと溢れんばかりの母性が魅力ですが! あえて俺はあずささんにチャイルドスモッグを着せたい!」

遥(チャイルドスモッグってあれだよね。堀江さんが着せようとして、朴社長が怒ってたっけ。その後朴社長が持って帰ったらしいけど、着てないよね?)

朴美麗(チャイルドスモッグ)『女の子には、母親が必要ね……』

遥(社長、ごめんなさい……)

品田「あずささんにチャイルドスモッグ、このドキドキ感は9回裏ツーアウト満塁で打席に立つよりも凄いでしょ!」

桐生「お前、そう言う趣味なのか?」

冴島「趣味趣向に口出しはせんけど、それはどうかと思うで」

真島「うわっ、引くわ」

秋山「そう言う店紹介しようか?」

品田「ひどっ!」

遥(真島さん素に戻ってる……)
29 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:15:51.97 ID:zIozksuh0
品田「でも考えてくださいよ。俺達男は、女性に安らぎを求めています。すさんだ心を受け入れてくれる女性こそが、男たちの憧れなんです」

冴島「確かに、安らぎは必要かもしれんなぁ」

桐生「ああ。いつ東城会が揺れるか分かったもんじゃない。そこは賛成する」

真島「一理あるわな。馬鹿騒がしい女の方は疲れるだけやしな」

遥(大吾さんも悪い人じゃないんだけどなぁ……。冴島さんが会長になれば万事うまくいく気がする)

秋山「でもそれとチャイルドスモッグがどう関係しているのさ」

品田「逆転の発想ですって。あずささんに甘えるんじゃなくて、あずささんに甘えて貰うんです」

桐生「甘えて貰うだと?」

品田「いつも年下の皆に頼られてますけど、あずささんってすっごく天然じゃないですか」

真島「せやな。あの方向音痴は大したもんやな」

冴島「東京のスタジオから網走まで来たときはただもんじゃないと思ったわな。馬場ちゃんも喜んどったわ」

遥(どう迷子になれば網走に到着するんだろ……)
30 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:20:38.71 ID:qAZJp5XC0
品田「そんな彼女なら、ノリノリでチャイルドスモッグを着てくれますよ。そして甘えさせるんですよ」

品田妄想中

あずさ『え、えーっと品田さん?』

品田『辰っちゃんって呼んでよ』

あずさ『た、辰っちゃん。流石にこの服は違うと思うんです』

品田『そう? 良く似合ってるよ。ほら、ここの名札なんか『七六五組みうらあずさ』って書いちゃって。ほら、もっと幼い感じで』

あずさ『辰っちゃん、あずさ、これ違うと思うなぁ……』

品田『ホームラン! いいの頂きました! ささっ、ご褒美に味噌カツ買ってあげるよ』

あずさ『わーい! ありがとう!』

品田『良いってことよ! もっと甘えて貰っていいんだよ?』

あずさ『うん!』
31 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:25:19.63 ID:KeSqy7i70
品田「そして最後は肩車して……」

桐生「ないな」

秋山「無いよね」

真島「それは違うわ」

冴島「そないなこと、あるわけないんや……」

遥(気持ち悪い)

品田「総スカンですか!?」

冴島「いや、頑張ってみたんや。なんとかあずさがチャイルドスモッグ着とるとこ。ただなぁ……」

品田「ただ?」

冴島「いや、お前は知らんねんな。何でもない」

秋山(あずささんに変換しようとしても)

桐生(あずささんは大人の魅力が強いからな)

真島(なんでや、靖子ちゃんで変換されたわ)

冴島(俺の妹がこんなにチャイルドスモッグが似合うわけあらへんのや)

遥(小沢真珠のチャイルドスモッグ……)
32 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:29:06.30 ID:MTvvswZC0
秋山「品田もまだまだだねぇ」

桐生「ああ。そんなのじゃ、伝説は継げないな」

真島「うちの組員やったら指飛んどるで?」

冴島「精進するんやな、お前も」

品田「いや、俺一般人ですからね……。そんな元極道とか、東城会現役大幹部とか、日本中の極道を従えた金貸しとは次元が違うと言うか……」

秋山「さてと。次は我らが妄想大王、冴島さんですね」

真島「待ってたで! 兄弟! 楽しませてくれやぁ!」

冴島「ああ。おもろいもん見せたるわ」

遥(? 丸太をどこからともなく取り出して……)

冴島「ふん! ふん!!」

遥(削り出したよこの人!)
33 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:34:00.11 ID:3sMGurQd0
冴島「ふん!」

品田「あのー、冴島さん。何やってるんですか?」

秋山「そっか。品田は知らないんだな、冴島さんの木像づくり」

真島「兄弟はこう見えて器用やからなぁ」

桐生「ああ、いつみても惚れ惚れするぜ」

遥(喫茶店で木像作る人初めて見た……)

冴島「天啓が……、来た!」

品田「うわぁ、この短時間で作っちゃったよ」

桐生「これは?」

秋山「真ちゃんですね」

真島「なんやこのポーズは」
34 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:40:32.09 ID:YdAA/8z60
冴島「まっこまっこりーんや」

真島「は?」

冴島「まっこまっこりーんや」

品田「可愛らしい感じで」

冴島「きゃっぴぴぴぴーん! まっこまっこりーん!」(CV小山力也)

真島「ど、どないしたんや兄弟……。ゾンビの毒にやられたか? デトックス一緒にいこか?」

冴島「俺は正常や」

遥(真島さん、意外に打たれ弱いな……)

秋山「真島さん。まっこまっこリーんっていうのは、菊地真ちゃんなりに精一杯可愛くしたつもりの結果なんですよ」

桐生「つもり?」

秋山「その、何と言うか……。彼女の可愛いと、世間一般で言う可愛いはまた別なんですね」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 02:45:29.11 ID:WDI4W8uao
> (CV小山力也)

草不可避wwwwwwww
36 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:45:53.59 ID:TQRVZDnM0
冴島「自分らも知っとると思うけど、真は王子様キャラで売っとる。男性ファンよりも女性ファンの方が多いやろうな」

真島「なんや、ヅカみたいなもんかいや?」

冴島「そういうとこや。ただな、真には夢が有るんや。可愛い女の子になりたいちゅう夢がな」

桐生「夢、か……」

品田「そう言われると、俺達は文句言えませんね」

冴島「そうや。誰にでも夢はある。大きい小さい関係なしにや」

真島「なんや、切ない話やのう……」

冴島「そうや。本当なら俺も、真と一緒に北海道でクマを狩りたいんやが、それは真の夢やない。だから俺が出来ることは……」

冴島妄想中

真『冴島さん! こんな可愛い服着ちゃっていいんですか?』

冴島『ああ。舞台じゃいつも王子様やからな。こういう時ぐらいは、羽のばせや』
37 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:53:02.87 ID:OxwnxPs60
真『えへへ。それじゃあ行きますよ! まっこまっこ』

冴島『りいいいいいん!』

真『菊地真ちゃんナリよ〜』

冴島『そうや、それでええんや。自分のなりたい自分になるのが一番ええんや』

カラオケ館

真『欲のネオンに』

冴島『おーるーじゅおぶらーぶ!』←正拳突き中

真『好き好きっ 大好きっ』

冴島『俺もやぁ!』

真『信じてみよう 私は』

冴島『KONNANじゃ!』

真『ないはず〜』

冴島『真とのカラオケは、楽しいもんやなぁ……』

真『へっへへ……』
38 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 02:56:31.14 ID:AncAFxo10
冴島「まっこまっこにされてもうたわぁ……」

真島「あかん。完全に自分の世界に入ってもうたわ」

秋山「網走での娯楽の無い生活を乗り切るために、毎日妄想してたみたいですしね」

桐生「大した奴だぜ……」

品田「刑務所ってこえー」

秋山「さてと。最後は桐生さんですね」

桐生「ああ」

真島「桐生ちゃんはあれや、あの凸の広い子を気にいっとんやっけ?」

桐生「水瀬伊織。俺の心に歌声が染み渡るぜ」

遥(おじさん……)
39 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:00:58.18 ID:AncAFxo10
秋山「でも意外でしたねー。桐生さんってああいう気の強い子が好みなんですか?」

真島「その分デレたら破壊力がパナイでぇ」

品田「ツンデレった奴ですね」

冴島「次はプリサーを撮るんや……」

遥(冴島さんまだ帰って来ていない……)

桐生「それはさほど重要じゃないんだ」

秋山「あらま」

品田「そうなんですか? 伊織ちゃんの魅力の大部分ってそこだと思うんですけど。罵られたいファンが集まるイベントもあるみたいですし」

真島「そんならどこがええんや?」

桐生「ふっ、全てさ」

秋山「またでかく出ましたね」
40 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:05:42.74 ID:Cl3VKiSZ0
桐生「特に声だ。あの声は不思議と俺の琴線を刺激する」

品田「例えるなら?」

桐生「天使の歌声、だ……」

遥(天使、っておじさん……)

桐生「どうしてか分からない。ただ、彼女の歌を聴くと泣きたくなってくるんだ」

真島「そら難儀な話やのう」

桐生「それだけじゃないぜ。伊織はああ見えて、かなりの努力家だ。与えられた現状に満足せず、自分の力だけでここまでのし上がってきた」

冴島「東城会にも聞かせたい言葉やのう」

桐生「ああ。ムショの相沢に伊織の歌を聞かせると、狂ったように『くぎゅうううううう』と言いだしたな。やつも、才能だけで人は生きていけないということに気付いてくれただろう」

遥(何か間違えてる気がする……)

秋山「それじゃあいつも通り聞きますか。桐生Pなら伊織ちゃんをどうプロデュースします?」
41 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:09:55.43 ID:2qZHi7/+0
伊織『にひひっ! 伊織ちゃんお腹すいちゃったなぁ。庶民の食べ物、牛丼を食べてみたいわ』

桐生『分かった』

伊織『あら、釣りスポットが有るじゃない。エスパー伊東釣って欲しいわね』

桐生『分かった』

エスパー伊東『はいぃ〜』

伊織『喉かわいたわね。スタミナンロイヤル買ってきて』

桐生『分かった』

カラオケ館

伊織『知らぬが〜』

桐生『H・O・T・O・K・E!』

伊織『せーのっ でもそんなんじゃ』

桐生『ダーメ!』
42 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:19:34.80 ID:MTvvswZC0
ドラムロール『ジャカジャカジャカ』

馬『200』 猫『200』 魚『200』 象『200』 カバ『200』

ランキング

1位 恋愛サーキュレーション    水瀬伊織    1000点
1位 KONNANじゃないっ!   澤村遥     1000点
3位 キミハイルカラ        キングカズノコ  970点
4位 ばかみたい          冴島大河     960点
5位 太陽のジェラシー       天海春香     920点

伊織『すっごく気持ちよく歌えたわ! 私の従僕にしてあげるわ! 感謝なさい!』

桐生『ああ』

桐生「って具合だな」

秋山(遥ちゃんだ)

冴島(それ遥や)

真島(姉ちゃんやないけ)

遥(それ、いつもの私だよね)

品田「むむむ、なかなかやりますね」
43 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:24:53.10 ID:MTvvswZC0
秋山「さて、全員が出そろったところで結果発表といきたいのですが」

真島「どうしたんや?」

秋山「そろそろライブ会場に行かないと始まっちゃいますね」

真島「なんや、もうそんな時間か」

冴島「そうや。メインを忘れるとこだったわ」

秋山「郷田さんと谷村は向こうに直行するみたいなんで、俺達も向かいましょう」

桐生「ああ。タクシーを捕まえていくか」

品田「うっす」

遥(あっ! おじさんたち出て行っちゃう!)

遥「すみません! 前の車、追っかけて貰えますか!!」
44 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:29:11.18 ID:i8gccqtV0
ライブ会場

谷村「こっちですよー!」

龍司「待ちくたびれたで」

遥(あの2人もいたんだ……。私も並ばなきゃ)

遥「え? 売切れちゃったんですか?」

バイト中のコータロー「そうなんだよね。765プロ人気だし、当日券なんてすぐ無くなっちゃうよ?」

遥「そう、ですよね……」

遥(うーん、どうにかして中に入る方法ないかな?)

遥「あれ? あの人って」

律子「はぁ、弱ったわね……」

遥「秋山さんが言っていた律っちゃんって人だっけ? なんだろう、困ってるみたいだけど……」
45 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:33:22.73 ID:i8gccqtV0
遥「あのー、どうかしたんですか?」

律子「へ? 伊織?」

遥「え?」

律子「あれ? 今伊織の声がしたような……。気のせいかしら? えっと、何か用ですか?」

遥「少し困ってるように見えたので」

律子「あー、そうね。ヤバい状態よねこれ……。って気のせいじゃない?」

遥「えっと、何がでしょうか?」

律子「やっぱり。ねえ、貴女水瀬伊織に声が似ているって言われたことない?」

遥「え?」

律子「地声は違うけど、何となく似てるのよね。ちょっと高圧的なお嬢様っぽくこの変態大人って言ってみて?」

遥「は、はぁ。この、変態大人!」

律子「ビューリフォーボイス……。ってそうじゃなくて! まんま伊織じゃない」
46 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:38:22.05 ID:noSPXwx50
遥「えっと、伊織さんがどうかしたんですか?」

律子「これは天啓がティンと来たわ! でも無理よね……」

遥「?」

律子「ここだけの話だけど、実はうちのアイドルの水瀬伊織がインフルエンザにかかっちゃって」

遥「それは、大変ですね」

律子「本人はにんにく注射打ってでも来てやるって言ってるんだけど、流石にそこまで強要できないわ。でも今日のコンサートは絶対成功させたいのよね。軌道に乗って来たときに、ずっこけるなんてことは避けたいの」

遥「そう言えば、さっき声が似ているって言ってましたよね」

律子「あー、そっくりよ。物まね芸人になれるぐらい。これであなたが踊れたらクリカンさんみたいに代理立てれるんだけど……」

遥「一応踊れますよ?」

律子「へ? そうなの?」

遥「はい。これでもアイドルしてましたし」

律子「ええ!? 渡しに舟ってこういうことを言うのかしら?」
47 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:41:28.53 ID:tdmMThLv0
遥「えっと……まさか」

律子「一生のお願い! どうか今日だけ、伊織の代わりにステージに出てくれないかしら!?」

遥「わ、私がですか?」

律子「頼めるのは貴女しかいないの。滅茶苦茶なこと言っているってのは分かってるけど、今日だけお願いできないかしら?」

遥「え、えっと」

>・受ける
・受けない

遥「分かりました。役に立つか分かりませんけど、手伝わせてください」

律子「本当にありがとう! この恩は一生忘れないわ! それじゃあ楽屋に行きましょう!」

遥(またステージに立つ日が来るなんて……。少し嬉しいかも)
48 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 03:42:56.02 ID:tdmMThLv0
眠いのでここで切ります。後数レスで終わると思います。
後数名の方が言ってくれましたが、龍が如くとのクロスは2作目です。前のSSのパラレルってことでお楽しみいただけたらと思います。
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/01/30(水) 04:16:52.94 ID:rfx74G2SO
おつ

本気の山ちゃんボイスは男でも死ぬ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 06:02:00.49 ID:EoyL3TIIO
無印の戦闘BGMだいすき
51 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:28:27.10 ID:n9q8JnaS0
書いていきます。無印の戦闘BGMは嶋野戦のBGMが好きですね。一番好きなのは3の風間戦の泪なき抒情です。
52 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:33:42.41 ID:CAifOxNz0
律子「と言うわけで、伊織の代わりに急遽出てくれることになった……。えっと」

遥(名前、偽名の方がいいかな)

遥「桐生、桐生遥です」

春香「私の同じ名前?」

遥「多分、漢字が違うと思います」

真「よろしくね!」

P「どこかで見た記憶があるような……。気のせいか?」

美希「でもこの人、でこちゃんより背が高いよ?」

雪歩「流石に声が似ててもばれちゃうような……」

遥「そうなんですか?」

律子「まっ、一応策は無いことは無いんだけどね」
53 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:40:00.31 ID:YdAA/8z60
貴音「それはどういう意味でしょうか?」

P「今回着る衣装だけど、上はストライプのものに変更しようかと思うんだ」

遥「ストライプ?」

律子「縦縞ね。着てみたら分かるけど……」

真美「着替えたよー!」

亜美「でもこれで意味あんの?」

やよい「あんまり違いが分からないです」

千早「あれ? 背が高くなった?」

響「ホントだ。3人とも大きく見えるぞ」

律子「そっ。もちろん身長自体は変わってないわ。ただ、そう見えるだけ。言わば目の錯覚よ」

美希「それで誤魔化すってこと?」

律子「そう言うことね。特に今回は激しいダンスが多いから、見ている人も気付かないと思うわ」
54 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:45:37.88 ID:U98eCKYP0
P「荒療治だが伊織が動けない分仕方ない。桐生さん、無茶は承知だと思うけど今からダンスを覚えて欲しい」

遥「はい」

律子「それじゃあちょっとだけメイクをするわね。せめて外見だけでも伊織っぽくしないと」

ダンスレッスン中

遥「――」

春香「凄い……」

響「驚いたぞ。こんなにすぐにマスターしちゃうなんて」

千早「これほどまでの実力を持っているなら、トップアイドルも夢でないと思いますが……」

律子「これは中々なものね。なんとかライブも乗り越えれそうね」

P「これ以上ファンの皆を待たせるわけにいかない。そろそろ舞台裏に行こう!」

一同『はい!』

遥「よし、いける」
55 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:49:51.48 ID:U98eCKYP0
春香「それじゃあ遥ちゃんも交えて!」

亜美「それじゃあはるるんが2人いるみたいだよー」

遥「ううん、気にしなくていいよ」

春香「コホン! それじゃあ気を取り直して、765プロ……ファイトー!」

一同『オー!!』

遥「行こう、私たちの夢のステージへ」

ブザー「ブー」

品田「よっ! 待ってました!」

秋山「日本一!」

真島「いーっひっひ! 楽しませてもらうでぇ!」

冴島「ふっふー!」

桐生「とことんやってやるぜぇ!」
56 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:55:11.15 ID:U98eCKYP0
伊織「ヘックション! な、なんでこんな時に限ってインフルにかかっちゃうのよ……、へくしょん!」

伊織「ぞういえば、りづごが秘策ありとか言ってたけど、何だったのかしら?」

伊織「丁度今始まったところね。どうなってるのかしらクチュン!」

桐生『おいおいおいおい!』

谷村『サイッコー』

龍司『ソイヤ!』

伊織「相変わらずこのファンたちは濃いわね……。あれ? 私の声が聞こえる?」

遥『私ナンバー1』

伊織「だ、誰!?」

電話「天に昇る龍が如く♪」

伊織「電話?」
57 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 10:59:55.61 ID:3sMGurQd0
P『伊織、大丈夫か?』

伊織「ちょっと! あれはどういうことよ! どうして私が映っているの!?」

P『ああ、律子が連れてきた助っ人の桐生遥さんだ』

伊織「桐生遥?」

P『伊織に声が似ていて、かつアイドル出身らしくダンスも歌も申し分なしだ』

遥『決めるよ!』

伊織「みたいね。今宙回転したもんね」

P『は、はは……。やり過ぎかな』

伊織「まぁ今回は体調管理の出来なかった私が悪いんだし、その桐生遥って子に託すしかないわね」

P『だな。早く治して、戻ってこいよ』

伊織「言われなくてもそうするわよ。それじゃあ切るわね」

伊織「桐生遥、ね……。どっかで見たことあるのよね。どこだったかしら?」
58 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:05:36.42 ID:OxwnxPs60
キミハイルカラ

遥「例えどんな辛いことが有っても ちゃんと乗り越えられる♪」

秋山「おいっ! おいっ! おいっ! おいっ! おい!」

冴島「アゲアゲやぁ!」

真島「アーイ!」

桐生「……」

品田「あれ? 桐生さん、伊織ちゃんですよ? どうかしたんですか?」

桐生「いや、なんでもない」

遥(そう言えば、おじさんがこうやってステージに立っている私を見るのは初めてなんだよね。なんだか、恥ずかしいかも)

桐生「伊織じゃない……」

品田「へ?」

桐生「あれは……遥だ」
59 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:10:23.43 ID:q2aF/L/U0
品田「春香? いや、伊織ちゃんで」

桐生「たーめて、おいっ!」

品田「桐生さん?」

遥「たとえどんな距離が離れていても きっと寂しくないはずさ いつでもここに キミハイルカラ」

桐生「L・O・V・E・ラブリー遥!! ゴーゴーレッツゴーレッツゴー遥!!」

遥(おじさん!?)

桐生「遥にささげるローマンッス!」

春香「あれ? 私呼ばれた?」

律子「あの人、有名な伊織のファンよね。ハルカって……」

美希「気付いているのかな?」

律子「まさか! 声はそっくりだし、見た目も限りなく近づけたのに」

あずさ「いいえ。きっと気付いているんだと思います。あのファンの人は、伊織ちゃんが遥ちゃんだということに」

桐生「タクシータクシー!」

遥(おじさん、私に気付いている?)
60 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:18:07.91 ID:uADZJ1tn0
品田「桐生さん、まさか彼女……」

秋山「みたいだね。流石に俺も驚いたよ」

冴島「ああ。遥がこのステージに立っとるとはな」

真島「お前の夢、しっかり生きとるで。美麗」

桐生「遥の歌声、心にしみるぜ……」


伊織「思い出した! あの子どこかで見たことあると思ったら……」


P「あの子、もしかして澤村遥か?」

律子「澤村遥ってあの伝説の!?」

美希「サワムラー? 凄いの?」

P「凄いってレベルじゃないぞ! 大阪のプリンセスリーグで優勝してメジャーデビューするも、デビューコンサートで姿をくらました伝説のアイドルだぞ! そりゃあれだけ出来るわけだ……」
61 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:29:46.04 ID:tdmMThLv0
P「ほら、お前たちも出番出番! 律子もゴー!」

律子「わ、分かりましたよ! はぁ、プロデューサー専門になれるのはいつの日やら……」

P「それじゃあ最後の曲はこの曲だ!」

P「KONNANじゃないっ!」

http://youtu.be/5Yl8t6o85sw

情熱オールスターズ「フォッフー!」

冴島「楽しませてもらうわ」

品田「いよっ! 待ってました!」

情熱オールスターズ「おおおおおおおよっしゃ行くぞー!」

情熱オールスターズ「タイガー! ファイヤー! サイバー! ファイバー! ダイバー! バイバー! ジャージャー!」

冴島「アゲアゲやぁ!」
62 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:39:01.77 ID:tdmMThLv0
あずさ「あの夢も憧れも 落書きのままぼやけて」

品田「たーのしぃー! あずささーん!!」

遥「消える寸前」

桐生「タクシータクシー!」

千早「これがいいの これでいいの ふてくされてる鏡に 何度も問いかけた」

真島「アーイ! ホアチャー! ナーニッ!」

春香「泣きたい日もくじけそうな日も乗り越えよう」

一同「あーきーらーめーず^」

律子「希望(ひかり)を浴びなきゃ夢というツボミは開かないから」

秋山「律っちゃーん!!」

一同「おおおおおおおよっしゃー!!」

遥「are you ready go 走り出そう 取り急ぎ さあ」

一同「スタート!」

真「うつむかない 振り向かない 明日は絶対もっとshiny」

冴島「まっこまっこりーん!」

遥「ジブン次第掴め未来 今すぐスタートボタン」

765オールスター&遥「押してみよう 私は」

情熱オールスターズ「KONNANじゃ!」

765オールスター「ないはず〜」
63 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:43:19.25 ID:/WZK5kq/0
情熱オールスターズ「らーらーららーらーららららららー」

KONNANじゃないっ!

P「いや、澤村さん! 本当に助かったよ」

遥「え? 私は桐生……」

律子「ごめんなさいね。気付いちゃったの」

遥「そう、ですか」

P「やっぱり君は才能にあふれている。もう一度、ステージに立ってみないか? 君ならきっと」

遥「ううん。私はもう、夢を叶えたから。ステージに、未練はないんです」

P「そっか。勿体ないけど、そう言うなら仕方ないか」

律子「ホント惜しいですね」

遥「ゴメンナサイ。でもこれだけは、私のケジメだと思うから。今日はありがとうございました。伊織ちゃんにも、よろしく言っておいてください」

P「そうだな、感謝の気持ちで受け取って欲しいんだけど、こんなのしか用意できなくてごめん」

金の皿を手にいれた
経験値2000を手に入れた
64 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:50:02.96 ID:hdvR6SPl0
遥「さて、帰ろう」

桐生「遥!!」

遥「おじさん?」

桐生「どうしてここにいたんだ?」

遥「おじさんこそ。大吾さんが撃たれたんじゃなかったの?」

桐生「そ、それは……」

真島「なんや桐生ちゃん。大吾を口実にこっちまで来とったんかい!」

品田「酷いですよ。堂島君を撃たれたことにするなんて」

冴島「やけど、大吾ならあり得ると思えるところが怖いな」

秋山「大吾さんも頑張ってるんですけどね」

桐生「こ、これはだな……」

遥「ううん。気にしてないよ。それに、今日は楽しかったし」
65 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:53:44.09 ID:IflZx9Xl0
遥「だけどおじさん。アイドルの追っかけは良いけど、時々で良いから私と遊んでよね」

桐生「しかし遥の年頃の女の子は。最近手も繋いでくれなくなっただろ? だから」

品田「あれ? 桐生さん手を繋ぎたかったんですか?」

秋山「なんだかんだ言いながら、甘々じゃないですか」

真島「子煩悩やのう!」

冴島「伝説の龍がこれじゃあ、先が思いやられるなぁ」

桐生「だ、黙っていろ!」

遥「手を繋ぐのはちょっと恥ずかしかったからだよ。ほら」

桐生「遥?」

遥「手、繋いでよ。前みたいに色んなところ回ってさ」

桐生「良いのか?」

遥「もう。おじさんと私の間に遠慮なんかいらないでしょ?」

桐生「そう、だな。遥、お土産買って帰るか!」

遥「うん!」
66 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:56:17.37 ID:IflZx9Xl0
秋山「良い話ですね」

冴島「なんや、目から汗が流れてきたわ」

真島「いーっひっひっひ!」

品田「でもあれ、どう見ても援交ですよね」

秋山「なに、大丈夫でしょ。この町の警察はそう動かないって」

桐生「それじゃあ、またな」

遥「また会いましょう!」

品田「次こそは、良いネタ仕入れてきますよ」

真島「じゃあの!」

秋山「それじゃ、俺も偶には集金に行きますかね」

携帯「欲のネオンに♪」

冴島「ん? なんや、電話か」
67 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 11:59:24.29 ID:ov6BaU5C0
遥「冴島さんが携帯ってなんか変だね」

冴島「おう、馬場ちゃんか。どうしたんや? あ? なんやて!? それ、ホンマかいや!」

真島「どうしたんや兄弟。顔真っ青にして」

冴島「偉いことになってもうたで……」

秋山「偉いこと?」

品田「いや、まさかねぇ……」

桐生「何が有ったんだ?」

冴島「大吾が……」

冴島「大吾が……、チャイニーズマフィアに撃たれよった」

桐生「え?」

遥「え?」

桐生&遥「「え?」」

龍が如く6 胸、撃たれし者
68 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 12:01:25.16 ID:ov6BaU5C0
なんじゃこりゃと思うかもしれませんが、これでこのSSはお終いです。もちろん龍が如くシリーズとは何ら関係は有りません。読んでくださった方、ありがとうございました。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/30(水) 12:07:08.57 ID:ghkkr6m3o
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 12:08:49.74 ID:ghkkr6m3o
すまん、ageてしまった
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 12:33:04.20 ID:Fqkd5lOSO
冴島さん交渉に行ったんじゃなかったんですかヤダー

乙です
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 12:44:12.45 ID:peO6QpgDO
大吾は次回作でもなんやかんやで負傷してピンチの登場回のたむににりそう。
操作キャラになればあるいは……
73 : ◆CiplHxdHi6 [saga]:2013/01/30(水) 13:03:12.73 ID:KPQJJazE0
訂正
>>7
遥(テレビには半被とサイリウム片手に、合いの手を入れている堂島の龍、嶋野の狂犬、極道18人殺し、極道が頭を下げた金貸し、神室署のダニ、関西の龍が映っていました)

遥(テレビには半被とサイリウム片手に、合いの手を入れている堂島の龍、嶋野の狂犬、極道18人殺し、極道が頭を下げた金貸し、非業の天才バッター、神室署のダニ、関西の龍が映っていました)

ですね。大吾も次回作使えたら良いのになと思うけど気の抜けた戦闘ボイスに笑ってしまいそうだ。谷村も役者の都合上使いにくそうだし勿体ない気が。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/30(水) 14:53:19.02 ID:Zq1BEQAIO
峯が死ななければ大吾さんもこんな事には
いやないかw

乙でした
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/31(木) 02:14:24.79 ID:6ILaJGGIO
背中の不動明王も泣いとるわ
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