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モバP「雪美の日々」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:27:08.61 ID:xKWCiTk9o

P「んっふっふー、この漫画面白いな」

佐城雪美「……P……」

P「どうしたんだ、雪美?」

雪美「……私…最近……色んな人に……会った……」

P「そう言えば何かしら出かけてる事が多かったな」

雪美「……うん……楽しかった……」

P「へぇー、良い事じゃないか」

雪美「……いっぱい…遊んで……貰った……」

P「良かったら聞かせてよ」

雪美「……わかった……」


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■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:19:40.03 ID:18EBmG5ho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326779/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:18:42.26 ID:gHVs3V2Bo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326721/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:17:43.58 ID:CUG0Xd8uo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326663/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:15:09.21 ID:LauNR6Z4o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326508/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:10:16.33 ID:18EBmG5ho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326215/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:09:17.30 ID:gHVs3V2Bo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326156/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:08:26.26 ID:CUG0Xd8uo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326105/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/10/31(木) 07:07:33.02 ID:+TTLda6Oo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730326052/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:29:53.21 ID:xKWCiTk9o

佐城雪美(10)
http://i.imgur.com/DZ8ORbA.jpg
http://i.imgur.com/TrsChiw.jpg
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:34:18.67 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

三村かな子「みんな、準備はできましたか?」

大原みちる「あははー! いつでもおっけー!」

椎名法子「お手伝いお願いね、雪美ちゃん! チームワークでっ!」

雪美「……うん……」

かな子「じゃあ、美味しそうなケーキのレシピを見つけたのでケーキを作りましょう」

みちる「実家のお手伝いをしてるので、あたしもパン作れるんですよ!」

法子「ドーナツ作りなら任せてよっ!」

雪美「…………?」

法子「雪美ちゃん、どうしたのかな?」

雪美「……何…作るの……?」

みちる「もちろんパン! 美味しいパンはそのままでウマイ!」

かな子「えっ!? さっき、今日はケーキ作るって……」

法子「あたしはドーナツ作る気満々だったんだけど!?」

雪美「……どれか……1つ……」

みちる・かな子・法子「…………」

みちる「パン!」

法子「ドーナツ!」

かな子「ケーキ!」

雪美「……はい……」

かな子「どうしたの? 雪美ちゃん?」

雪美「……ドーナツの形の…パンケーキ……作れば……良いと…思う…」

みちる「…………」

かな子・法子・みちる「それだ!!」

-----------

P「それで納得してくれたんだ……」

雪美「……満足…してくれた……」

P「で、雪美もそれを食べたのか?」

雪美「……クッキー…美味しかった……」

P「いいね、俺は雪美のそういう所が好きだよ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:34:45.99 ID:xKWCiTk9o

三村かな子(17)
http://i.imgur.com/Ase0MOi.jpg

大原みちる(15)
http://i.imgur.com/sYVTEBP.jpg

椎名法子(13)
http://i.imgur.com/S6zoolx.jpg
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:38:03.28 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

鷹富士茄子「みなさんとこうして参拝できるなんて、今日は良い日ですね」

雪美「……でも…人……多い……」

道明寺歌鈴「混んでますから仕方ないですよ。雪美ちゃん、はぐれないように気をつけて下さいねっ!」

雪美「……うん……」

歌鈴「ふぇっ!?」

ドテッ

茄子「だ、大丈夫ですか?」

歌鈴「いたた……ちょっとつまづいて……あれ、こんな所にお金が……」

雪美「……500円……」

茄子「幸運に恵まれたみたいですね♪」

歌鈴「えへへっ、ラッキーですけど後で交番に届けておきますね」

雪美「……前が…見えなくなってきた……」

茄子「私でも見えないですね、いつの間にこんなに人が……」

歌鈴「あわわ……茄子さん! 雪美ちゃん! 助けてー!?」

雪美「……歌鈴が…どんどん……前に……」

茄子「い、いけない! 人ごみに飲まれてるみたいですね!」

「おめでとうございます! 滑り込みであなたが1万人目の来場者です!!」

歌鈴「ふぇっ!?」

茄子「な、なんなんでしょう?」

雪美「……歌鈴…なんか……当たった…みたい……」

歌鈴「なんか、いっぱい景品もらっちゃったんですけど……」

茄子「ふふっ、おめでとうございます。良かったですね」

-----------

P「なるほど、ドジも全部ラッキーに変わるってわけか」

雪美「……あの日の…歌鈴……凄かった……」

P「幸運の女神は伊達じゃ無いな」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:38:35.97 ID:xKWCiTk9o

鷹富士茄子(20)
http://i.imgur.com/qVm0e7N.jpg

道明寺歌鈴(17)
http://i.imgur.com/wsabhmi.jpg
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:41:35.88 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

高峯のあ「なかなか良い場所ね」

神崎蘭子「魔力が足りぬ!(お腹すいた……) 」

雪美「……何……食べる……?」

のあ「私はこれにする」

雪美「……親子丼……」

のあ「卵……鶏肉……二つが合わさる事で成り立つ新たな可能性」

のあ「ご飯という存在を軸に取り巻く……1つのエレメント……」

雪美「……好きなの……?」

のあ「さぁ……私が丼物を頼むことに意味があるか」

のあ「それとも気まぐれなのか……其処に意味を見出すのは雪美、貴方次第よ」

雪美「…………?」

蘭子「魂の波動が!(ピンときました!)」

雪美「……蘭子…は…なに…?」

蘭子「無限に絡み合う運命の糸に紅蓮の魔力を!(スパゲッティーミートソースにします)」

雪美「…………」

のあ「雪美……あなたはどうするの?」

雪美「……どう……しよう……?」

蘭子「我が友雪美。黒き稲妻の大雪山などどうか?(雪美ちゃん、チョコレートサンデーとかどうかな?)」

のあ「肉と玉ねぎの……化学変化が生み出す価値が……鉄板を熱狂させる。……わかる?」

雪美「…………」

のあ「焼き肉定食よ。何故、目をそらすの?」

-----------

P「ファミレスでも色々思いつくもんなんだな」

雪美「……私…よく……わからない……」

P「心配するな、俺も今の話は雪美には少し難しいと思ったよ」

雪美「……良かった……」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:42:02.23 ID:xKWCiTk9o

高峯のあ(24)
http://i.imgur.com/y8N1Iuy.jpg

神崎蘭子(14)
http://i.imgur.com/enWAl7s.jpg
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:46:07.47 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

松原早耶「…………」 カタカタ

雪美「……早耶…の……ブログ……凄い……」

早耶「あっ、雪美ちゃん。こんにちわぁ」

雪美「……毎日……書いてるの……?」

早耶「はい、もーっと多くの人に早耶を知ってもらいたいなぁって」

早耶「てへっ、ファンのみんながコメントくれたりしてぇ。とっても楽しいですよぉ☆」

雪美「……頑張って……」

大石泉「もっと多くの人に見てもらいたいならSEO対策が有効ですよ」

早耶「へっ? え、SEO……?」

雪美「……泉…それ……なに……?」

泉「簡単に言えば早耶さんのブログがみんなの目につくようにすることかな」

早耶「へぇー、泉ちゃんとっても物知りだねぇ」

泉「早耶さん、良かったら私も協力します」

雪美「……泉…こういうの……得意…だから……」

早耶「えっ、じ、じゃあお願いしちゃおうかなぁ」

泉「わかりました。まずはサイト構成を見直しましょう、ピンクが凄く多いので白を少し混ぜる感じで……」

泉「後は早耶さんのチャームポイントを前面に押し出して行きましょう」

早耶「雪美ちゃん、早耶のチャームポイントってどこかなぁ?」

雪美「……唇…とか……?」

早耶「それなら、ちょうどここに可愛くとれた写真がありますよぉ」

泉「じゃあ早耶さんの唇の写真をトップに貼ってと……」

早耶「うふふっ、なんだかドキドキしてきました☆」

-----------

P「あぁ、それでしばらくどこ見ても彼女のブログが目に入ったのか……」

P「でも、なんでSEO対策をやめたんだ?」

雪美「……コメント……多すぎて……処理…しきれないって……」

P「なるほど、ファンを大切にしてるだけに難しい問題ではあるな……」

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:46:34.94 ID:xKWCiTk9o

松原早耶(18)
http://i.imgur.com/g2EzmD9.jpg

大石泉(15)
http://i.imgur.com/1JJOMDG.jpg
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:50:00.98 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

棟方愛海「あぁー……ふれあいたいなぁー……」

雪美「……ふれあい……?」

愛海「そう……女の子のやわらかーい部分には夢が詰まってるよぉ……ふれあいたい……」

高橋礼子「何をしてるの二人とも?」

愛海「あ、礼子さんだ! うひひ、頬が緩んじゃうねぇ」

雪美「…………」

モミモミ

礼子「あら? どうしたの雪美ちゃん?」

愛海「!?」

雪美「……愛海が……夢が…詰まってる……って……」

礼子「どう? オトナの魅力、感じる?」

雪美「……よく…わからない……」 モミモミ

愛海「あっ……あっ……あぁ、やわらかそう……」

礼子「ふふっ、雪美ちゃんにはまだ早いんじゃないかしら?」

雪美「……うん…そう……思う……」 モミモミ

愛海「あ、あのあたしにもゴホウビ! ゴホウビは!?」

礼子「あなたは駄目よ、悪意があるもの」

愛海「なんなんだこの差は!」

雪美「…………?」 モミモミ

-----------

P「…………」

雪美「……P…も……したい……?」

P「あぁ、世の中に法律が無かったらやってるかもな」

雪美「……私……ので……良かったら……」

P「そうだな、また今度な」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:50:30.64 ID:xKWCiTk9o

棟方愛海(14)
http://i.imgur.com/lHwz0Ze.jpg

高橋礼子(31)
http://i.imgur.com/dj8Y74e.jpg
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:55:04.80 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

雪美「……ふぁー……」

持田亜里沙「あらぁ……雪美ちゃんお疲れかしら……」

亜里沙「そうだ、少しお休みする?」

雪美「……お休み……?」

ポンポン

ウサコ「先生のお膝でお昼寝するウサー」

亜里沙「あは……どうかな?」

雪美「……うん……」

ポンポン

亜里沙・雪美「?」

三船美優「…………」 ポンポン

亜里沙「あの、美優さん。どうしたんですか?」

美優「こ、こっちの…膝枕も良い感じですよ……」

雪美「……どういう…こと……?」

美優「…………」

ウサコ「美優お姉さんは雪美ちゃんに膝枕したいんだウサー」

雪美「……そう…なの……?」

美優「雪美ちゃんさえ…良ければですけど」

亜里沙「うふ、じゃあ先生はまた今度にしようかな」

雪美「……じゃあ…美優の…膝……で……寝る……」

美優「ふふっ、ゆっくりどうぞ……」

-----------

P「膝枕したいって人もいるんだな」

雪美「……P…は……私が……して…あげる……」

P「あぁ、俺が眠たくなったら頼むよ」

雪美「……任せて……」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 22:55:33.71 ID:xKWCiTk9o

持田亜里沙(21)
http://i.imgur.com/IdVyRoW.jpg

三船美優(26)
http://i.imgur.com/qQimLyg.jpg
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:00:50.46 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

『キャッツ。ここで代打を送るようです』

『マスコットキャラのねこっぴーもこの逆転のチャンスに必死に応援しています』

姫川友紀「かっ飛ばして行こーっ!」

雪美「……わくわく……」

ガチャッ ピッ!

『と思ったら華麗な3ポイントが決めた―っ!!』

愛野渚「よしっ! 間にあったね!!」

雪美「!?」

友紀「なぬっ!? 今良い所なんだから変えないでよっ!」 ピッ!

『マスコットのねこっぴー、相手選手にも敬意を忘れずお辞儀をしていますね』

渚「ごめん、友紀さん! 今日だけはどうしても見たい試合なんだっ!」ピッ!

『だが、いきなり牙をむいた! あの態度はフェイクだったのか!』

『凄い、相手選手を寄せ付けない素晴らしいドリブルだ!!』

友紀「だめだめ、あたしだって大事な試合なんだよっ!」 ピッ!

『さぁ、マスコットのねこっぴーも帰っていき、試合再開となります』

渚「そこをなんとかっ!」ピッ!

『しかし、あざ笑うかのように振り返ってダンクシュートを決めた! 巨体に見合わず凄いバネだ!!』

雪美「…………」

友紀・渚「ぐぬぬ……」

ピッ! ピッ! ピッ! ピッ! ピッ!

『ねこっぴー』『何を思ったのか』『相手選手を』『ボコボコに』『笑顔で』『殴り倒しています』

-----------

P「テレビ一つしかないともめることって多いよな」

雪美「……ねこっぴー…凄い……」

P「雪美はどうしたんだ?」

雪美「……携帯で……見てた……」

P「……流石、雪美はたくましいな」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:01:21.44 ID:xKWCiTk9o

姫川友紀(20)
http://i.imgur.com/lNIEPNB.jpg

愛野渚(18)
http://i.imgur.com/5gKJbcl.jpg
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:05:18.97 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

大和亜季「よし! ワレ仕事ニ成功セリ!」

雪美「……これ……何……?」

亜季「戦車のプラモ! 我ながら中々良い出来だね!」

雪美「……わからない……」

亜季「うーん、雪美殿に戦車はまだ少し早いかなぁ」

亜季「でも、これの本当に凄い所は……」

キュラ キュラ キュラ キュラ

雪美「……動いた……」

亜季「んっふっふー、こんな事もできるんだよ!」

亜季「構えーっ!」 ポンッ!

雪美「……弾が…出た……」

亜季「これを作るのにどれだけ苦労を重ねた事か……」 ポンッ! ポンッ!

雪美「……亜季…人は……乗って無いの……?」

亜季「む、私は人を作るのは苦手だからなぁ……」 キュラ キュラ キュラ

雪美「……じゃあ……これは……」

亜季「おぉ、素晴らしきかな! 軍服があるから早速着せてみよう!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:06:37.18 ID:xKWCiTk9o

数日後……

岡崎泰葉「あれ? 私のドールが一体足りない……」

雪美「…………」

泰葉「雪美ちゃん、私のドール知らないかな?」

雪美「……ここ……」

キュラ キュラ キュラ キュラ

泰葉「…………」

雪美「……こんなのも……できる……」

ポンッ! ポンッ! ポンッ!

泰葉「な、なんで軍服着てるのかな……?」

雪美「……亜季…の……趣味……」

泰葉(私のドールが……)

雪美「……泰葉も……したい……?」

泰葉「わ、私は遠慮しとくね……」

-----------

P「……その後どうなったんだ?」

雪美「……亜季と……2人で……泰葉に…怒られた……」

P「ま、そりゃそうだろうな。人の大事なものを勝手に使っちゃ駄目だぞ?」

雪美「……うん…反省……」

P「でも、戦車作るなんて器用なんだなぁ」

雪美「……泰葉の…ドールハウスの隣に……戦闘機とか……いっぱい…ある……」

P「それはかまわないのか……」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:07:31.64 ID:xKWCiTk9o

大和亜季(21)
http://i.imgur.com/xcRtsbz.jpg

岡崎泰葉(16)
http://i.imgur.com/YO3vwh7.jpg
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:13:22.37 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

奥山沙織「いづまでも、いづまでも幸せにくらしましたとさ」

雪美「……良かった……」 パチパチ

沙織「ふぅ、これで全部読み終わったですけんども」

雪美「……もっと……無い……?」

沙織「んー、わだすの持ってる絵本はこれくらいしかねーですね」

雪美「……これ…事務所に……置いてあった……」

沙織「スポーツ起源異聞……聞いた事ない本ですね」

雪美「……読んで……読んで……」

沙織「わっかりました、なんか、こっぱずかしいですね」

てんがいそしんだん

 棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。
 この技の創始者宋家二代呉竜府(ごりゅうふ)は正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。
 この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は、運動力学的観点からいっても
 弾の飛距離・威力・正確さを得るために最も効果的であることが証明されている。
 ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが、
 最近では前出の創始者呉竜府(ごりゅうふ)の名前でもわかるとおり、
 中国がその起源であるという説が支配的である。

沙織・雪美「…………」

ガチャッ

脇山珠美「いやー、珠美としたことが忘れ物をしてしまいました」

雪美「……あっ……」

珠美「おや、それは珠美の秘蔵の時代小説ではありませんか?」

沙織「た、珠美さんのだったんですか?」

珠美「えぇ、その本には武術の参考となる事が山ほど書いています」

珠美「他にも色々ありますよ?」

雪美「……これ……ほんと…?」

珠美「えっ、本当に決まっているではありませんか?」

沙織「け、けんども、これに書いてあることって嘘っぺーというかなんというか……」

珠美「う、嘘ちゃうし……!」

-----------

P「えっ!? いや、あれは本当だろ!?」

雪美「……みんな……うさんくさいって……」

P「嘘じゃないよ、俺も結構参考にしてるんだから」

雪美「……P…が…そういうなら……私……信じる……」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:13:52.05 ID:xKWCiTk9o

奥山沙織(19)
http://i.imgur.com/Bk5Blaj.jpg

脇山珠美(16)
http://i.imgur.com/mv0GHsj.jpg
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:17:41.97 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

服部瞳子「…………」

岸部彩華「…………」

雪美「……汗…凄い……」

彩華「あ〜ん、嫌だなぁ……でも、これでカワイくなれるんだから雪美ちゃんもガンバろぉ〜」

雪美「……でも…なんで……岩盤浴……?」

彩華「今日はオフってコトで、あやかの大好きな岩盤浴〜!」

雪美「……瞳子…は……?」

瞳子「あれだけ温泉が好きだってアピールしてるのに……」

瞳子「温泉の仕事が来ないなんて納得いかないわ!」

彩華「あやかはぁ〜、どっちかって言うと岩盤浴のが好きなんだけどなぁ〜」

彩華「でも、あやかも出たいし諦めないからぁ〜」

瞳子「こうなったらもっともっとアピールを続けるのよ!」

雪美「……そんなに…出たい……?」

瞳子「私……こう見ても負けず嫌いなところがあるのよ……次は必ず出て見せるわ」

雪美「……少し……疲れてきた……」

彩華「あやかもちょっと涼みたいかなぁ〜」

瞳子「もう結構いるし一旦上がりましょうか」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:18:42.29 ID:xKWCiTk9o

屋外……

雪美「……コーヒー…牛乳……美味しい……」 ゴクゴク

彩華「お風呂上りの牛乳ってなんか意味があるんですかぁ〜?」 ゴクゴク

瞳子「ま、そこは個人の好みよね。嫌いならスポーツドリンクが無難よ」 ゴクゴク

彩華「みてみてぇ〜、雪美ちゃん。お肌プルプルでセクシーじゃなぁ〜い?」

雪美「……私も……プルプル……」

瞳子「ふふっ、若いって良いわね……」

彩華「えーっ、瞳子さんだってぇ〜。みんなにカワイイって言われるのが夢じゃないんですかぁ〜?」

瞳子「……夢、か。昔デビューした頃、思い出すな……」

雪美「……夢……なにか…あったの……?」

瞳子「ふふっ、それはまた今度教えてあげるわ。湿っぽいのはサウナだけで良いわよ」

彩華「ちょっと気になるけどぉ〜、もっと皆に愛されるように、一緒にがんばろぉ〜ね、瞳子さん、雪美ちゃん!」

雪美「……次は…どうする…の……?」

瞳子「次はそうね、○○温泉に行きましょうか」

雪美「……うん…楽しみ……」

彩華「アゲアゲでいこぉ〜!」

瞳子「さぁ、行くわよ……。これで次はゆけむり温泉の仕事をゲットよ……!!」

-----------

P「お、女の人って大変なんだな……」

雪美「……綺麗になる……努力…惜しまない……」

P「雪美もそうなの?」

雪美「……見て……わからない……?」

P「いや、ゆきみんはホントに美人だなぁ」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:19:55.18 ID:xKWCiTk9o

服部瞳子(25)
http://i.imgur.com/HdXEfn3.jpg

岸部彩華(19)
http://i.imgur.com/xq5fp88.jpg
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:23:47.19 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

新田美波「次はどうしようかな……」

相川千夏「無難な線を攻めるなら技術試験の無いものが一番ね」

雪美「……何の……話……?」

美波「あぁ、雪美ちゃん。資格の話ですよ」

雪美「……資格……?」

千夏「雪美ちゃんにはまだ少し難しいかもね」

美波「簡単に言うとお勉強をしてテストを受けるんですよ」

雪美「……テスト……」

千夏「雪美ちゃんはお勉強はできるの?」

雪美「……ぼちぼち……」

美波「ふふっ、困った事があったら私に相談してね」

雪美「……美波…は……どんな…資格……あるの……?」

美波「んー、私はこれくらいかな……」

雪美「……わっ……凄い……」

千夏「ふふっ、美波は資格取るのが好きだからね」

雪美「……千夏…は……?」

千夏「私はほとんど……読書は好きだけどそれは勉強には繋がらないわ」

雪美「……私…も……何か欲しい……」

美波「えっ、雪美ちゃんが取れる資格かぁ……」

千夏「イイじゃない、付き合ってあげましょうよ」

美波「雪美ちゃんはどんな資格が欲しいの?」

雪美「……これ……」

きのこマイスター

千夏・美波「…………」

千夏「それなら私達よりも……」

美波「とっても頼りになる先輩がいるよ……」

-----------

星輝子「フヒ……私に…何か用?」

雪美「……とりあえず…ここに行けって……言われた……」

-----------

雪美「……Pは……何か…持ってるの……?」

P「車以外は無いかなぁ」

雪美「……私……これ…買ってきた……」

P「カ、カッパ捕獲許可証!? 何に使うんだ?」

雪美「……カッパ…取る……」

P「ま、まぁそりゃそうなんだろうけどさ……」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:24:19.02 ID:xKWCiTk9o

新田美波(19)
http://i.imgur.com/4oRZLPv.jpg

相川千夏(23)
http://i.imgur.com/xAVaW0g.jpg
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/09(日) 23:27:08.26 ID:d8qw6nvoo
カッパ捕獲許可証、ググったら実在していて笑ったwwww
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:27:59.18 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

ギィィィィ

星輝子「フヒヒ……ここ…私の秘密の場所……」

雪美「……ジメジメ……」

輝子「雪美は親友だから……入ってもいいよ……フヒ……」

雪美「……何が…あるの……?」

輝子「ここ……全部キノコ…だよ…わ、私が育てた…フヒヒ……」

雪美「……いっぱい……ある……」

輝子「雪美……親愛のしるしに……キノコの原木をプレゼントする……」

雪美「……ありがと……」

輝子「シイタケ……エリンギ……ブナシメジ……キノコ…いっぱいあるから……」

雪美「……ここで……何…するの……?」

輝子「……ライブの…練習……フヒ……雪美は…観客……」

雪美「……わかった……」

輝子「……じゃあ……いくよ……」

輝子「フハハハハ!! ブラァァックミサァァァッ! よくきたな……!!」

輝子「これから行われる儀式、その生贄にお前らを選んだのだ、感謝しろ!」

輝子「さぁ、ブラッディパーティーの始まりだ!!」

雪美「……おー……!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:29:35.29 ID:xKWCiTk9o

ガタッ

輝子「地獄の業火だ!……ん?今誰か……」

雪美「……誰か……いる……?」

輝子「ヒャッハー! 逃げても無駄だぜぇ!!」

森久保乃々「ひっ!?」

雪美「……乃々……」

乃々「あうぅ……あの…えっと…その…あ……」

輝子「フヒヒヒヒ……何の用だ……?」

乃々「何もしませんから、いないものと考えてくれたら……」

輝子「ノコノコやってきてビクつくのか! 乃々もこの饗宴を楽しむといい!」

輝子「……キノコパーティーだけど」

雪美「……なんで…ここに……?」

乃々「プロデューサーから……に、逃げてきて……」

乃々「ここなら見つからないし……少しの間で良いので……」

乃々「あ、あのもりくぼは半畳あれば生きていけるのでもうお構いなく……」

雪美「……でも…隠れてても……」

輝子「乃々もトモダチトモダチー……フフ……」

乃々「や、やっぱり……も、もう帰りますから……」

ガシッ

乃々「!?」

輝子「キノコ食べれば元気になる……はず」

乃々「ほんとにむーりぃー……」

雪美「……がんばって……」

-----------

P「その後は無事に帰れたのか?」

雪美「……2人で…ゴートゥーヘルって……やってた……」

P「あっ、それちょっと見たいな」

雪美「……乃々…目がおかしかった……けど……」

P「ま、まぁ……勇気を出すハードルが少し高かったな」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:30:14.68 ID:xKWCiTk9o

星輝子(15)
http://i.imgur.com/Wb82m1D.jpg

森久保乃々(14)
http://i.imgur.com/r6SQdQl.jpg
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:33:51.02 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

ヘレン「ごきげんよう、よくきたわね」

雪美「……凄い……大きい……」

速水奏「ふぅん……想像した以上にヘレンさんの家って凄いんだね」

ヘレン「ふふっ、これくらいで驚いていたら世界レベルにはまだまだよ」

雪美「……でも……私達…だけ……良いの……?」

奏「ま、今はプライベートだからいいってことで。体面と本音を使い分けられるのが大人のいい所よ♪」

ヘレン「ゆっくりしていくと良いわ、今日は新作映画の上映会だから」

雪美「……設備……凄い……」

奏「へぇー、専用のプロジェクターもあるんだね」

奏「普段は映画館ばっかりだけど……こういうのなら家で見るのも良いわね」

雪美「……奏は……どんなの…みるの……?」

奏「恋愛映画以外は色々かな……」

ヘレン「あら? 恋愛映画は嫌いなの?」

奏「こう見えて恋愛映画は苦手なの。見てて恥ずかしくなるし……」

ヘレン「大丈夫よ、今日の映画はドキュメンタリーだから」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:35:09.82 ID:xKWCiTk9o
『私があなた達に世界のレベルを見せてあげる。イタリアは相応しい舞台だわ。さぁ、マイクを取りなさい』

雪美「…………」

奏「あの、ヘレンさん。この映画……何?」

ヘレン「感動ドキュメンタリー『世界を照らすのは……私』よ」

『ワイン、料理、フットボール。この国には世界レベルのものがたくさんある。私もそう。あなたたちはどう?』

雪美「……これ……聞いたこと…ある……」

ヘレン「この前のイタリアライブツアーをまとめたのよ」

奏「でも、ヘレンさんしか出てきて無いけど……」

『優秀なストライカーは、時にワガママなものよ。でもその自由奔放さがステージ上での輝きになるの!』

ヘレン「それが何か問題でも?」

奏「いや、こういうのは相手が出て無いのはなんか変だなって……」

ヘレン「あぁ、言われてみればそうね。忘れてたわ」

雪美「……私……全然…でてこない……」

『アドリア海から昇る朝日は美しいわ…。でも今日、それ以上にまぶしく輝くのは、この私よ!』

奏「……なんていうか、個性的ね」

雪美「……これ……どれくらい…あるの……?」

ヘレン「4時間よ」

『そろそろシエスタの時間よ。あなた達には泣きながら眠る姿が似合うのでは?』

奏「よ、4時間!?」

雪美「……長い……」

ヘレン「そう? これでも大分と短縮したんだけど……」

『イタリアの観衆は正直よ。冷めた歌には見向きもしない。ひとりのアイドルとして……勝負よ!』

ヘレン「いくら私が美しくても、斜塔を倒してしまうわけにはいかないでしょ? だから、そういうこと」

雪美「……奏…どういうこと……?」

奏「……知らない」

『どこからか漂ってくるオリーブの香り……。刺激的ね……。私の中に眠るリズムを目覚めさせてくれる……!』

雪美「……少し……ねむい……」

ヘレン「ふふっ、雪美にはここらへんは退屈かしら? 心配しなくても寝たら叩き起こしてあげるわ」

奏「…………」

『どんな祭りにも終わりはある。私とあなたのカルナバルにもね。さぁ、最後のLIVEをはじめましょう!』

ヘレン「感動的なラスト……ふっ…爽やかね……」

雪美「……よくわからないけど…凄かった……」 パチパチ

奏「……アイドルって本当に大変な仕事だわ。ホントに」

-----------

P「それ映画化するの?」

雪美「……無理…だった…みたい……」

P「今時、4時間はきついからなぁ……」

雪美「……でも……面白かった……」

P「雪美にも作ってあげようか?」

雪美「…………」 フルフル
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:35:48.39 ID:xKWCiTk9o

ヘレン(24)
http://i.imgur.com/CcGhQ75.jpg

速水奏(17)
http://i.imgur.com/76QuCa6.jpg
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:45:08.63 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

矢口美羽「悩むぅぅー!」

雪美「……どう……したの……?」

美羽「あっ、雪美ちゃん」

雪美「……悩み…ごと……?」

美羽「うん、アイドルとしての方向性で悩みが絶えません……。可愛くか面白くか……どっちが人気に……」

雪美「…………」

美羽「雪美ちゃんはどっちが好きかな?」

雪美「……せっかくだから……面白い方……」

美羽「面白いか……わたしも1発ギャグとか考えてみようかなぁ……?」

雪美「……大丈夫……私…知ってる……」

美羽「えっ? 何かあるのかな?」

雪美「……着いてきて……」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/09(日) 23:45:10.99 ID:jlW2OSNb0
何やってんだよヘレンwwwwww
奏もさっさと雪美連れて逃げろよwwwwww
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:46:08.05 ID:xKWCiTk9o

難波笑美「雪美が相談事って珍しいな、ウチにまかしときー!」

上田鈴帆「笑いなら任せんしゃい!」

美羽「…………」

笑美「で、美羽は一発ギャグが欲しいんかいな?」

雪美「……そう…みたい……」

鈴帆「しっしっし、美羽しゃんもやっとこっちに来る気になったとね」

美羽(鈴帆ちゃんと笑美さんは凄いけど……まだ心準備が……)

笑美「今はなんかギャグをもっとるん?」

美羽「うーん、まだまだトークを含めて勉強中ですね」

雪美「……そっか……」

鈴帆「とりあえず何か見せて欲しいっと!」

美羽「よしっ……じゃんっ! いっきまーす!」

美羽「あの……ガム、かむ?」

笑美・雪美・鈴帆「…………」

美羽「あ、あれ……スベっちゃった……あはは……次、行ってみよう!」

笑美「あかんな、仲間内ならともかくステージでやるギャグちゃうで?」

美羽「思ってたより……お笑い路線って……難しい……?」

雪美「……だと……思う……」

鈴帆「まずはウチを笑い負かせんしゃい! お客さんはもっと手ごわいっちゃよ〜?」

美羽「うううどうしたら……」

笑美「まぁ、いきなりステージで笑い取れってゆうても難しいやろな」

鈴帆「こうなったらみんなで美羽しゃんが笑いを取れるように手伝うばい!」

雪美「……わかった……」

笑美「まずは誰かの背中を追いかけるのを止めることやな、参考は良いけどマネはあかん」

美羽「そっか、一番大事なのはわたしらしさ、ということですね!?」

鈴帆「次は一発ギャグやけん、美羽しゃんと言えばコレっていうのを見つけるばい」

美羽「どんなギャグがいいかな?」 カチカチ

雪美「……美羽……がんばれ……」

-----------

P「なかなか頑張ってるな、この調子ならステージでファンを笑顔にできる日も近いな」

雪美「……結局……こんな…感じ…になった…」

P「……ん? 携帯に写真とってあるのか」

雪美「……見て……」

P「……俺は何も見なかった事にするよ」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:48:08.11 ID:xKWCiTk9o

矢口美羽(14)
http://i.imgur.com/XntB4lk.jpg

難波笑美(17)
http://i.imgur.com/zpEmsPd.jpg

上田鈴帆(14)
http://i.imgur.com/fsviar5.jpg
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:53:10.71 ID:xKWCiTk9o

―――――――――――――――――――

及川雫「はーい、みんなー。じゃあ今日は乳搾りのお手伝いお願いしますねー」

メアリー・コクラン「アタシにまかせておけばバッチリなんだから!」

雪美「……がんばる……」

雫「こんな可愛いお手伝いさんが来てくれて牛さんもとっても喜んでますよー」

雪美「……メアリー…こういうの……好きなの……?」

メアリー「ウフフ、雪美はわかってないわね」

雪美「…………?」

メアリー「アタシは立派なレディになるんだもん♪ こういうのもレディの嗜みの一つよ!」

雫「えっとー、よくわかりませんけど確かに乳搾りできる人は少ないですねー」

メアリー「シズク、今日はしっかり教えてよね。アタシと雪美は立派なレディになるんだから!」

雪美「……うん……」

雫「ふふっ、わかりましたー。みんなで頑張りましょうねー」

メアリー(あのダイナマイトボディの秘密は絶対ここにあるはずだワ……)
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:53:52.35 ID:xKWCiTk9o

雫「じゃあ、まず人差し指と親指で根元を挟んでー」

雫「こういう風に絞り出すようにしてくださいねー」

モォー

メアリー「フフン、コレくらいなら簡単だワ」

雪美「……面白い……」

雫「2人とも上手ですねー、筋が良いですよー」

メアリー「搾った牛乳はどうすればいいノ?」

雫「飲むのも良いですけど、今日はアイスクリームにしてみましょうかー」

雪美「……アイス…楽しみ……」

雫「じゃあ、早速運んでしまいましょうー」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:55:06.06 ID:xKWCiTk9o

雪美「……冷たくて……美味しい……」

メアリー「ウフフ、自分で1からだと全然違うものね」

雫「そうですよ、やっぱり自分で作ったアイスは格別ですからー」

メアリー「シズク、今日は楽しかったわ、ありがとう♪」

雪美「……また……きても…良い……?」

雫「いつでも大歓迎ですよー」

メアリー「後はあれが無ければ完璧だったのに……」

雪美「……いつも…来てるの……?」

雫「んー、そうですねー。暇さえあれば大体……」

メアリー「アタシも方向性を間違えたらああなるのね……」 チラッ

愛海「うひひひ……来るべき日に向けて指の運動を……」 モミモミ

-----------

P「たくましいもんだな……」

雪美「……でも……乳搾り…楽しかった……」

P「そういうのってなかなかないもんな、良い経験になったと思うよ」

雪美「……P…も…搾りたい……?」

P「ちょっと語弊があるよな、その聞き方」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/09(日) 23:55:32.17 ID:xKWCiTk9o

及川雫(16)
http://i.imgur.com/Qqv35fx.jpg

メアリー・コクラン(11)
http://i.imgur.com/pzjVPA3.jpg
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:00:13.77 ID:jkNpt7Spo

―――――――――――――――――――

丹羽仁美「良いよねぇ……萌える……」

雪美「……仁美…何それ……?」

仁美「おほっ! 雪美ちゃん! 帰りに戦国ショップで慶次様のフィギュアをゲットしちゃったわけよ!」

雪美「……慶次……?」

仁美「あ、慶次ってのはマイフェイバリット武将の前田慶次様ね!」

雪美「……そうなの……」

仁美「雪美ちゃん、虎はなぜ強いと思う?」

雪美「……わからない……」

仁美「もともと強いから!……コレ慶次の名言ね! メモって!」

雪美「……うん……」 メモメモ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:01:56.36 ID:jkNpt7Spo

ガチャッ

大西由里子「なかなか良い趣味してんねー」

雪美「……由里子……」

仁美「え? 由里子さんも武将萌え?」

由里子「ちょっち毛色が違うけど……仁美っちにこの本をあげる! あ、電車では読んじゃダメよ」

仁美「こ、これは……」 パラパラ

雪美「……なんの……本…?」

由里子「ゆきみんにはちーっと早いかなぁ」

仁美「慶次様の朱槍が奥村様の×××を貫いて……」 ゴクリ

雪美「……仁美…ちょっと……読んで……」

仁美「お前の城門から、大事な天守閣が丸見えだぞ?」

仁美「だがそれがいい」

雪美「……天守閣……?」

由里子「おおっ、テンション上がってきたじぇー!」

仁美「ウホッ! ゆ、由里子さん、これの続きは!?」

由里子「新刊はまだないかなぁ、でも武将系はいっぱいあるよー!」

仁美「武将の本屋巡り! いきたーい!」

由里子「おっ、わかってんねー、早速行こう!」

仁美「あやめっちもつれて行こう! あやめっちだったらこの魅力を分かってくれるはず!」

雪美「…………」

-----------

P「……あやめは何て言ってた?」

雪美「……わたくしは……ノーマルですって……」

P「ちょっと安心したよ」

雪美「……P…どういう……意味……?」

P「愛にも色々あるってことさ」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:02:29.85 ID:jkNpt7Spo

丹羽仁美(18)
http://i.imgur.com/xceObl6.jpg

大西由里子(20)
http://i.imgur.com/ipcPz2S.jpg
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:06:15.53 ID:jkNpt7Spo

―――――――――――――――――――

前川みく「にゃんにゃにゃにゃにゃにゃ♪」

雪美「…………」 ニャー ニャー

相原雪乃「猫カフェというものは始めてきましたが、こういう所でティータイムも良いものですね」

みく「雪美チャンも雪乃チャンもみくに言えばいつでも連れて行ってあげるにゃ!」

雪美「……みく…は……よく来るの……?」 ニャー ニャー

みく「ここら辺の猫カフェは全部みくの庭みたいなものにゃ」

雪乃「ふふっ、お詳しいんですね」

みく「まっかせっにゃさぁ〜い!!」

雪乃「では、みなさん、お茶にあうお菓子も持ってきましたので、温かい紅茶と一緒にぜひ♪」

雪美「……この子…たちも……食べたいって……」 ニャー ニャー

みく「にゃー? 雪美チャン! 猫には猫用のクッキーがあるにゃ!」

雪乃「そのようですね、こちらは私達用ですわ」

雪美「……わかった……」 ニャー ニャー

雪乃「ふふっ、いっぱい食べて下さいね」

雪美「……美味しい……」 モグモグ

みく「…………」 モグモグ

雪乃「あら? みくさん、急に静かになってどうかされたのですか?」

みく「な、なんでもないにゃ!?」

みく(な、なに……このクッキー凄くマズイ……)

雪美「…………?」 モグモグ

みく「ゆ、雪美チャン! みくのクッキーも食べるかにゃ?」

雪美「……いらない……」 モグモグ

みく「じゃあ、雪乃チャンは?」

雪乃「私も自分の分だけで大丈夫ですわ」 モグモグ

みく「な、なんで二人とも食べ続けてるのに……みくのはいらないのかにゃ?」

雪美「……だって…それ……」 モグモグ

雪乃「猫用のクッキーですもの……」 モグモグ

みく「は、はかったな!?」

-----------

P「普段からやってると勘違いしてしまうよな……」

雪美「……みく……怒ってた……」

P「彼女は自分を曲げないからこれくらいへこたれないよ」

雪美「……そう……」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:06:53.48 ID:jkNpt7Spo

前川みく(15)
http://i.imgur.com/DJSay1F.jpg

相原雪乃(22)
http://i.imgur.com/tMa74ZC.jpg
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:10:52.25 ID:jkNpt7Spo

―――――――――――――――――――

雪美「……みんな…気合い……入ってる……」

トレーナー「契約とは違いますけど私も頑張りますよ〜!」

日野茜「今日も全力でいくぞーっ!!!」

北川真尋「すたんばーい! おっけーい!」

雪美「……みんなは…何に…でるの……?」

トレーナー「今日はトレーニングも兼ねたマラソンですね」

真尋「陸上で鍛えた成果、見せたげる!」

茜「なんでもどーんと来いっ!!!!」

雪美「……マラソン……?」

トレーナー「はい、種目はこんな感じです」

爽やかな汗を流そう町内マラソン大会!!

雪美「……町内……」

トレーナー「えーっと、ここから町内の色んなところを回りながら走るんですよ」

真尋「えーっ! マラソンかぁ、私短距離派だからスタミナはないんだよぉーっ!」

茜「ふっふっふ…!! ボンバーっ! 燃えてきましたよーっ!!」

トレーナー「雪美ちゃんも出てみますか?」

雪美「……遠慮…しとく……」 フルフル

真尋「じゃあ私が優勝もらっちゃおうかな!」

茜「待ちきれなくなってきました! さっそく会場に向かいましょう!!」

茜「元気ですかー! 元気があれば何でも出来る!! いくぞー!!!!」

真尋「全力でいっくよーっ!」

トレーナー「私も手は抜きませんよ!」

雪美「……がんばって……」

-----------

P「へぇー、マラソン大会ね。誰が優勝したんだ?」

雪美「……茜…は…まっすぐ進んで……コースアウト…で…失格……」

雪美「……真尋……は……全力疾走…して……1キロ……で…バテてた…」

雪美「……優勝は……トレーナーさん……」

P「走り方でも色々個性がでるんだな……」

雪美「……良いのかな……って…言ってた……」

P「まぁ、良いと思うけど……」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:11:19.41 ID:jkNpt7Spo

トレーナー(23)
http://i.imgur.com/bInWPWQ.jpg

日野茜(17)
http://i.imgur.com/KMjMjsC.jpg

北川真尋(17)
http://i.imgur.com/N1nbNwR.jpg
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:15:33.41 ID:jkNpt7Spo

―――――――――――――――――――

佐久間まゆ「そうそう、そうやって編んでいくんですよ」 チクチク

雪美「……これ……難しい……」 チクチク

まゆ「ふふっ、最初はそうですよ。編んで行くうちになれていきますから」 チクチク

まゆ「丁度、まゆも作ろうと思ってましたから一緒に頑張りましょうね」 チクチク

雪美「……がんばる……」 チクチク

まゆ「でも雪美ちゃんがマフラーを編みたいなんて意外ですね」 チクチク

雪美「……そう……?」 チクチク

まゆ「こんな思ってくれるなんて、雪美ちゃんのプロデューサーさんは幸せですね」 チクチク

雪美「……そう…だと……嬉しい……」 チクチク

ガチャッ

喜多日菜子「むふふ……お2人ともなにしてるんですかぁ?」

雪美「……日菜子……編み物…してる……」 チクチク

まゆ「雪美ちゃんがやってみたいって言うんで、2人でマフラー作ってるんですよ」 チクチク

日菜子「そうなんですか、本命の人から貰われるマフラーなんて妄想がはかどりますねぇ」

まゆ「本命……? それ以上ですよぉ♪」 チクチク

雪美「……喜んで……もらえるよう…がんばる……」 チクチク

日菜子「それにしてもまゆさんはお料理もできるし家庭的ですよねぇ」

日菜子「いつでもお嫁さんにいけるんじゃないんですかぁ?」

まゆ「うふふ……そんな、お嫁さんだなんて、まゆ恥ずかしいです」 チクチク チクチク

雪美「……まゆ…凄いから……」 チクチク

日菜子「きっと『まゆ、俺の人生もお前に編んで欲しい』なんて言われたりするんですよぉ」

まゆ「Pさんから迫られるなんて……」チクチク チクチク チクチク

雪美「…………?」 チクチク

日菜子「そのうち『まゆ、俺はお前がいないと駄目だ』なーんて」

まゆ「Pさんが……まゆを……」 チクチク チクチク チクチク チクチク チクチク チクチク

日菜子「むふふ、雪美ちゃん。どうしたんですかぁ?」

雪美「……う…ううん……」

まゆ「うふふ……ずっと……ずーっと……」 チクチク チクチク チクチク チクチク チクチク チクチク

日菜子「むふふが止まらないですね♪」

雪美「…………」

-----------

雪美「……まゆから…これ……貰った……」

P「な、ながっ!? なんでそんな長いマフラーになったんだ!?」

雪美「……まくと……こうなる……」

P「ミイラみたいだな……あったかそうだけど……」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:16:02.08 ID:jkNpt7Spo

佐久間まゆ(16)
http://i.imgur.com/MBdK4S2.jpg

喜多日菜子(15)
http://i.imgur.com/dFfDfrP.jpg
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:19:48.34 ID:jkNpt7Spo

―――――――――――――――――――

輿水幸子「ボク、カワイイですよねぇ……」

雪美「…………」

幸子「ん? どうしたんですか雪美さん? ボクのカワイさに見惚れてました?」

雪美「……幸子…の……言う……カワイイ…って…なに……?」

幸子「変な事聞きますね、誰もがボクを愛してやまない。それがカワイイってことですよ」

雪美「……幸子…から……みて……カワイイって…他に…ある……?」

幸子「ボク以外でってことですか……」

雪美「……うん…知りたい……」

幸子「みなさんはなかなかだとは思いますけど……例えばホラ」

中野有香「♪〜」

雪美「……有香……」

有香「雪美ちゃん? 私をジロジロ見てどうしたんですか?」

雪美「……有香…が……カワイイって……」

有香「えっ!? か、かわいいですか? 私が……」

幸子「武術ばかりに目がいってしまっていますがカワイイと思いますよ」

幸子「ま、ボクが一番ですけど」

有香「ちょっと恥ずかしいですけど、そう言われるのも悪くないかも……」

雪美「……もっと…自信を……持って…良い……」

有香「でもあたし筋肉質だし……ほらココ、こんな固いんですよ?」

幸子「フフン♪ それは可能性が詰まってるんですよ!」

有香「か、可能性……?」

雪美「……うん……有香…は……アイドルに…なって…変わった……から……」

幸子「ボク程じゃありませんが、その内に溢れる魅力がどんな人もトリコにしますよ!」

有香「は、はずかしっ!!」 バンッ!

バキャッ!!

雪美・幸子「!?」

幸子(つ、机が半分に……)

雪美(……われた……)

幸子「……雪美さん。ボクは初めてカワイイという言葉に恐怖を覚えました」

雪美「……やりすぎは……よくない……」

有香「可愛いって……良いかも……えへっ」 テレテレ

-----------

P「あの自信が褒める方向に向かうとこうなるのか」

雪美「……嬉しいけど……恥ずかしい……」

P「ま、素直に受け止められる人はそうそういないわな」

雪美「……幸子……そう言う…意味では……凄い……」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:20:24.05 ID:jkNpt7Spo

輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/vp5HXr9.jpg

中野有香(18)
http://i.imgur.com/LARFVgB.jpg
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:31:29.19 ID:jkNpt7Spo

―――――――――――――――――――

雪美「…………」

南条光「なぁ、雪美。何か困った事は無いか?」

雪美「……別に……ない……」

光「む、そうか……」

雪美「……なにか…あるの……?」

光「うーん、アタシは皆に夢と希望を届けるアイドルとして頑張ってるのは良いんだが」

光「なんかこう、もっとみじかの困ってる人達を助けたいと思ってたんだよ」

雪美「……意外に…みんな…ない……」

光「そうなんだよ、どうしたらいいもんか」

小関麗奈「アーッハッハッハッ! 簡単な話よ、困ってないなら困らせてやればいいんだわ」

横山千佳「えーっ、駄目だよれいなちゃん。困ってる人には愛する心をあげないと!」

光「そうだぞ! 困ってる人を助けるのがヒーローなのに困らせてどうするんだっ!」

麗奈「困ってる人を地道に待つなんて地味すぎんのよッ!」

麗奈「やるならもっとドーンとでかい事をやりなさいよっ!」

雪美「……ドーンと……?」

麗奈「そうね、例えば何かあったらアタシの事を思い出す程、印象付けてやるとか……」

光「む、確かにヒーローは知名度も重要だな」

千佳「助けに行って、誰って聞かれたらチカちょっと泣いちゃうかも」

雪美「……それは……掛け声…みたいなの……で……登場…すればいい……」

光「なるほど、雪美は頭良いな!」

千佳「でも、最初の1人はどうするの?」

麗奈「そうね、最初は誰も知らないから呼びようがないわ」

雪美「……よし……わかった……」

千佳「何か良い事思いついたの? ゆきみちゃん?」

雪美「……こうすれば…いい……」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:32:32.47 ID:jkNpt7Spo

神谷奈緒「まいったなぁ……」

雪美「……奈緒…どう……したの……?」

奈緒「雪美、まぁ別に大したことじゃないんだけどちょっと困った事があったんだよ」

雪美「……困ってる……?」

奈緒「ん? ま、まぁ困ってるけど……」

雪美「……じゃあ…助けてって……言って……」

奈緒「何でそんな事言わなきゃなんないんだよ」

雪美「……いいから……」

奈緒「わ、わかったよ……えーっと、困ったなぁー助けてー」

バンッ!

奈緒「!?」

光「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ! 悪を倒せとアタシを呼ぶ!」

光「聞け! 悪人ども! アタシは正義の戦士、マスクドナンジョー!!」

麗奈「クイーンデビルレイナ様の登場よ! アンタをもっと困らせてるやるわ! ひれ伏しなさい!」

千佳「じゃじゃーん! お助けエンジェル、スーパーラブリーチカ! ただいま参上!」

奈緒(なんかいっぱいきたー!?)

雪美「……完璧……」 パチパチ

-----------

P「で、問題は解決したのか?」

雪美「…………」 フルフル

P「う、うん…みんな方向性が違うしな……」

雪美「……うん…みんな……意見が…バラバラ……」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/10(月) 00:33:07.07 ID:jkNpt7Spo

南条光(14)
http://i.imgur.com/jR4Qt90.jpg

小関麗奈(13)
http://i.imgur.com/5xwRDkx.jpg

横山千佳(9)
http://i.imgur.com/Ihi9HVq.jpg

神谷奈緒(17)
http://i.imgur.com/wmd5z2H.jpg
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/10(月) 00:34:53.30 ID:jkNpt7Spo

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます

今日はここまで、ぼちぼちやります
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/10(月) 01:37:29.12 ID:+LPZFokxo

雪美かわいい
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/10(月) 10:17:25.79 ID:bEyLed1C0
アットホームな事務所だ
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/10(月) 14:01:57.12 ID:9D4HAghEo

雪美ちゃん意外とアグレッシブかわいい
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/10(月) 15:57:44.40 ID:oLuFqZTDo
おっつおっつ
ゆきみんマジ天使
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/11(火) 01:39:35.50 ID:T1zYNRJao

―――――――――――――――――――

そら『はろ〜☆ わたし野々村そら! 世界中にはっぴーを振りまく女の子!!』

そら『今日はお仕事でいたりあに来てるの!ってことは今日はろーまの平日☆』

そら『観光スポットもいっぱいあるし、お菓子も料理も美味しいし、はっぴー!』

男の人『はぁ〜、今日もついてないなぁ〜』

そら『むむむ、あそこにいる人がぶるーちーずな気分☆』

そら『ふぉるつぁ☆』 ビビビビビ

男の人『ぎゃぁぁぁ!! はっぴー!!』

そら『びばっ、いた〜りあ〜☆』

女の人『お化粧のノリが悪いわ……』

そら『れっつ・こんちぇると!』 ビビビビビ

女の人『いやぁぁぁ! はっぴー!!』

そら『あたしの大活躍で、イタリア中がはっぴー☆』

民衆『た、大変だ! 斜塔が倒れてくる!!』

そら『おっとぉ! 倒れそうなピサの斜塔を支えちゃうよ、がっしーん☆』

民衆『ヒィィィィ! はっぴー!!』
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/11(火) 01:40:59.74 ID:T1zYNRJao

荒木比奈「あの……ホントにこんなんでいいんッスか?」

雪美「……ばっちし……」

野々村そら「いえ〜っす☆ さっすが比奈!!」

比奈「はぁ……じゃあ私は〆切が近いんで自分の作業に戻るッス」

そら「ゆきみん、第2話はどうする!?」

比奈「えっ? まだ描かないといけないんスか!?」

雪美「……イタリア…らしい……もの…が良い……」

そら「いたりあといえば! まふぃあ!」

雪美「……ぴざ……」

そら「れっつばっかーの☆」

比奈「そ、そんなにこっちも余裕が無いッスよ!」

雪美「……でも…比奈……描いて…くれるから……」

比奈「こ、断れない性格なんでスよ……」

そら「じゃあじゃあ、次はぴざのいたりあんまふぃあをー」

そら「そらちんのはっぴービームではっぴーにしちゃうのだ☆」

雪美「……わくわく……」

比奈「あーっ! もうどうにでもなれッス!!」

-----------

P「もしかして、事務所に大量に置いてたやつってそれ?」

雪美「……うん……全48話……」

P「嘘っ!? 長期連載!?」

雪美「……さすがに…そらも……疲れたって…」

P「頑張った作画さんは?」

雪美「……描きながら……寝てた……」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/11(火) 01:41:37.62 ID:T1zYNRJao

荒木比奈(20)
http://i.imgur.com/MxekDNo.jpg

野々村そら(15)
http://i.imgur.com/K3MqsLw.jpg
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/11(火) 01:48:36.06 ID:T1zYNRJao

―――――――――――――――――――

杉坂海「ん? 雪美、ボタン取れてるよ?」

雪美「……ほんと……」

海「貸しな! せっかくの服が台無しじゃないか」

雪美「……何…するの……?」

海「へへっ、まぁ見てなって……ちゃちゃっと手際よくね!」

雪美「……裁縫…できるの……?」

海「こうしてよく弟たちの服も縫うんだ。あいつらやんちゃでさ……」

雪美「…………」

海「なかなかの腕前でしょ?」

雪美「……うん…海……凄い……」

海「ガサツなウチが裁縫なんて似合わないかな。弟たちの世話をしてたら自然と身についてさ」

雪美「……そんなこと……ない……」

海「へへっ、雪美は褒めるのが上手いね……これでよしっと!」

雪美「……ありがと……」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/11(火) 01:49:44.56 ID:T1zYNRJao

川島瑞樹「ふふっ、そうよ。見た目と中身のギャップって大事よ?」

海「ん? 瑞樹さん、どういうこと?」

雪美「……ギャップ……?」

瑞樹「見た目はアクティブでも実は家庭的な所もあるなんて魅力的じゃない」

海「へへっ、ウチも一応、女だからさ!」

雪美「……瑞樹…は……あるの……ギャップ……?」

瑞樹「もちろんあるわよ」

海「へぇー、見せてよ」

瑞樹「……アイドルミズキ、登場〜♪ ぴーす☆」

海・雪美「…………」

瑞樹「うん、このセリフなら若い子の心もグッと掴めると思うんだけど、どうかしら?」

雪美「……予想…通り……」

瑞樹「なっ!? 見抜かれてたの!?」

海「CD出した時もそれやってたしね……」

瑞樹「もうこの路線は定着しすぎてるか……難しいわね……」

海「でも、無理にそういうのは探さなくてもいいと思うんだけどなぁ……」

雪美「……うん…ギャップ……ありすぎも…よくない……」

瑞樹「なるほど、原点回帰ってわけね。わかったわ」

-----------

P「まぁ、基本のスタイルを忘れない事は大事だな。雪美もそこら辺は一貫してるし」

雪美「……うん……私…そういうの……できないから……」

P「で、原点回帰って何をやる事になったんだ?」

瑞樹『フン。小娘なんかには負けないんだからっ!』

雪美「……こんな……感じ……」

P「あぁ、こうやって昔の発言聞くと大分と変わったんだな」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/11(火) 01:50:11.33 ID:T1zYNRJao

杉坂海(18)
http://i.imgur.com/gDjD7u8.jpg

川島瑞樹(28)
http://i.imgur.com/ut0sEMD.jpg
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/11(火) 16:38:31.75 ID:MinmEfCro
おつおつ
かわいいなぁ……いや、川島さんじゃなくて。川島さんもかわいいけど、そうじゃなくて
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/11(火) 22:48:20.22 ID:iu2Zwo1ko
何この素晴らしい

雪美は聞き役にぴったりだな
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/12(水) 00:29:46.88 ID:9cf3WNTso

―――――――――――――――――――

「すみません、ただいま満室なんです……」

城ヶ崎美嘉「えー、ここも駄目かぁー……」

雪美「……お休み…だから……混んでる……」

美嘉「困ったね、せっかく二人でカラオケ行ける日なのに……」

雪美「……うん……」

美嘉「雪美ちゃん、何か良い方法ある?」

雪美「…………」 ピコン

美嘉「おっ、なになに? 何かひらめいたの?」

雪美「……良いこと……思いついた……」

美嘉「さっすが雪美ちゃんだね。へへ★」

雪美「……ついてきて……」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/12(水) 00:30:42.55 ID:9cf3WNTso

村上巴「んー? うちの家に行きたい?」

雪美「……うん……巴の…家……」

美嘉「雪美ちゃん、巴ちゃんの家とカラオケって何か関係あるの?」

巴「あぁ、雪美の言いたい事はよぉーわかった」

美嘉「どういうこと?」

巴「……親父がアイドルになった記念とか言いだしての、カラオケセットを買ってきよったんじゃ」

雪美「……凄い…ホーム……カラオケ……」

巴「ったく、親父の親バカにはウンザリじゃけえ」

美嘉「もしかして、そのホームカラオケで歌わせてもらって良いの?」

巴「まぁ、歌いたいなら好きにつこうたらええ」

美嘉「へへっ、やったね雪美ちゃん★」

雪美「……うん……」

美嘉「アタシの歌、聞かせてあげるよ★」

雪美「……楽しみ……」

巴「ちぃーと若いのがうるさいがかまわんかの?」

美嘉「大丈夫、ファンだと思えば! アタシは本番に強いんだから、任せてよ!」

雪美「……じゃあ…行こう……」

巴「仕方なぁ、行こうかの」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/12(水) 00:31:55.32 ID:9cf3WNTso

「おらぁ!! お前ら! お嬢のご友人が歌うんじゃ! 気合い入れて応援せいやぁ!!」

ウォォォォーーーーーーー!!!

美嘉「ひっ!?」

L・O・V・E ミーカ!! TO・KI・ME・KIエスカレート!!

巴「……家で歌うといっつもこうなんじゃ」

雪美「……凄い……応援……」

巴「どうじゃ、雪美も一曲歌わんか?」

雪美「……私…やっぱり……遠慮…しとく……」 フルフル

巴「そうか、残念じゃの」

美嘉「と、TOKIMEKIどこまでも エスカレート……」

ウォォォォーーーーーーー!!!

美嘉(ふ、ファン層がいつもと違いすぎる……)

-----------

P「ドッキリの企画みたいだな……」

雪美「……美嘉…汗……凄かった……」

P「その状況で歌えるだけでも凄いよ」

雪美「……結局……アンコールで……2時間くらい……歌ってた……」

P「アイドルって大変だよな……」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/12(水) 00:32:34.60 ID:9cf3WNTso

城ヶ崎美嘉(17)
http://i.imgur.com/3kdEzyb.jpg

村上巴(13)
http://i.imgur.com/QcjmFO7.jpg
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/12(水) 00:39:18.64 ID:9cf3WNTso

―――――――――――――――――――

諸星きらり「いらしゃーい☆」

雪美「……お邪魔…します……」

橘ありす「失礼します」

きらり「おっつおっつ☆ 今日はゆっくりしていってー!!」

ありす「ここが、あのきらりんルームなんですね……」

雪美「……涼しくて……気持ちいい……」

きらり「うきゃー、今日は雪美ちゃんとありすちゃんがくるからぁ」

きらり「暑くないようにきらりが涼しくしておいたにぃ☆」

ありす「あ、ありがとうございます……」

きらり「ささっ、きらりんルームにいらしゃーい☆」

きらり「二人はなにか飲みゅ?」

雪美「……うん……」

きらり「オレンジジュースにミルクにサイダー、なんでもあるにぃ☆」

ありす「大型冷蔵庫があるんですね……じゃあ、すみませんがオレンジジュース下さい」

雪美「……私…ミルク……」

きらり「うぇへへー☆ おっつおっつぱーぺき☆ きらりにおまかせねー!」

雪美「……でも…何して……遊ぶの……?」

きらり「ぬっふー☆ 雪美ちゃんにはこれー!」

雪美「……かわいい……お人形……」

ありす「お人形遊びですか、私は別にそういうのは……」

きらり「にょわー! ありすちゃんにはゲームを買ってあるにぃ! いっしょに選ぶー?」

ありす「……え? これって最近発売したやつじゃないですか?」

雪美「……他にも……いっぱい…ある……」

きらり「うぇへへ……ありすちゃんが喜ぶと思って、きらりいーっぱいお仕事してきたにぃ!」

きらり「そんでそんで、お小遣い貯めてー、買っちゃった! うきゃー☆」

ありす「そんな……良いんですか?」

きらり「うきゃー☆ ありすちゃんが喜んでくれるならオッケーい!」

ありす「は、はい……ありがとう。きらりさん」

雪美「……きらり……ありがと……」

きらり「むふむふ☆ みんなで一緒に遊ぶにぃ☆」

-----------

P「……グスッ……」

雪美「……P……泣いてるの……?」

P「ええ子や……」

雪美「……今…きらりんルーム……凄い…混んでる……」

P「彼女の願いが叶ってなによりだよ……」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/12(水) 00:39:58.02 ID:9cf3WNTso

諸星きらり(17)
http://i.imgur.com/2T5sm7W.jpg

橘ありす(12)
http://i.imgur.com/WkN5LbO.jpg
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 00:48:55.21 ID:zi/nXoFmo
きらりが怖くないなんてきらりじゃない
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 01:13:05.01 ID:prG/qg92o
>>75
http://i.imgur.com/n3zaP97.jpg
「きらり、怖くないにぃ★」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 01:14:10.27 ID:i1LkBOsFo
なんでや!きらり天使やろ!!
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 01:41:40.39 ID:yVvt0rW4o
http://i.imgur.com/8UqMX1R.jpg
怖くないにぃ…
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 03:12:38.28 ID:XV0iIfFlo
別スレから持ってくるんやない
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/12(水) 18:46:38.14 ID:iHdlFOUBo
普通じゃないよね、悪い意味で
監禁を連想させちゃったのが良くない
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/13(木) 01:05:27.86 ID:UkbNPyaAo
>>80
そうですね、軽率でした
きらり好きの方はすみませんでした
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/13(木) 01:12:08.16 ID:UkbNPyaAo

―――――――――――――――――――

東郷あい「ふぅ……こんなもんだな」

雪美「……上手……」 パチパチパチ

今井加奈「あい姉さんすごーい!」

あい「ふふっ、趣味でやってるだけだからそこまで褒められるほどではないよ」

雪美「……そんなこと…ない……」

加奈「……あのう、あい姉さん、わたしも吹けるようにいろいろ知りたいです!」

あい「習いたいか? 楽器はそう簡単なものではないが……」

雪美「……加奈…も……するの……?」

加奈「えへへっ! わたし、もっともーっと色んな事をやってみたいんです!」

あい「ふむ、ではまずは楽器に慣れる事だ」

あい「1つ1つの音がしっかり出せるようになる、当たり前だけど重要だよ」

加奈「なるほど、基本は大事ですもんね!」

雪美「……難し…そう……」

あい「他には吹き方、こういう吹奏楽器は吹き方一つで全然変わってくる」

加奈「あっ、メモ取っておこうかな……」 メモメモ

雪美「…………」 チラッ

今日は雪美ちゃんと一緒にあい姉さんにサックスを聞かせてもらった
教えてもらえるようにはなったけど、うまくなるためにはひたすら練習練習
音を出せるのが大事らしくダカダカダカダカとおさえる技術が必要

後、えーっと……そう吹き方……プップーと力強く吹くように
プップープップープップー……

あ、これちょっと楽しいかも!
そう言えば今日はクマのプップーさん録画してきたかな?
後で確認しておこう

雪美「…………」

加奈「どうしたの? 雪美ちゃん?」

雪美「……ううん……」

あい「フッ……しっかりメモしておくんだぞ」

-----------

P「メモってのは後で自分で分かれば良いしそんなもんさ」

雪美「…………」

P「ん、どうしたんだ?」

雪美「……加奈…メモ見ながら……コーヒーと……そばつゆ…間違えてた……」

P「ま、まぁ……そう言う事もあるよな……」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/13(木) 01:12:41.90 ID:UkbNPyaAo

今井加奈(16)
http://i.imgur.com/5MLKsU1.jpg

東郷あい(23)
http://i.imgur.com/8cqUhUk.jpg
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/13(木) 01:17:05.15 ID:UkbNPyaAo

―――――――――――――――――――

櫻井桃華「いい雰囲気ですのね。品があって、わたくしにピッタリですわ」

雪美「……外で…飲む……紅茶…美味しい……」

堀裕子「おっ、丁度良いスプーンがここに」

雪美「……スプーンが……どうか…したの……?」

桃華「それは事務所に置いてあったものですわ、別に変わったものではないと思いますけど」

裕子「まぁまぁ、見てなさいって!」

桃華「何をする気ですの……」

雪美「……わから…ない……」

裕子「ムムッ、ムーンッ!!」 グニャッ

桃華「あら? 曲がりましたわ!」

裕子「ふっふっふっ、まいった? 毎日訓練してるからっ!」

雪美「……もっと……やってみて……」

裕子「簡単簡単! こうして念じると…………ムンッ! ほら曲がった! ね? ね?」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/13(木) 01:17:56.27 ID:UkbNPyaAo

15分後……

雪美「……面白かった……」

桃華「ふふっ、では頂きましょう。くつろぎの一杯ですわ♪」

裕子「あっ、高そうなケーキだ。さっすがー!」

桃華「有名店から取り寄せたケーキですの」

雪美「……でも……どうやって……食べるの……?」

裕子「えっ? どういう……」

グニャァァ

桃華「スプーンが全部曲がってますわ……」

裕子「…………」

雪美「……裕子……戻せる……?」

裕子「ふぅ、ふぅ、待って……パワー放出しすぎちゃった。チャージしなきゃ……」

桃華「さっきまで元気そうでしたのに……」

裕子(し、しまった……そこまで考えて無かった……)

-----------

P「戻すのは専門外ってわけか……」

雪美「……でも……ちゃんと…食べれた……」

P「スプーン曲がってたのにそのまま食べたのか?」

雪美「……ううん……裕子…が……戻した……手で……」

P「力技で戻したのか……」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/13(木) 01:18:30.20 ID:UkbNPyaAo

櫻井桃華(12)
http://i.imgur.com/3JXwLGZ.jpg

堀裕子(16)
http://i.imgur.com/IT9Xfjf.jpg
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/13(木) 06:48:35.73 ID:MQKCKhryo
ゆっこはかわいいなぁ
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/13(木) 18:16:50.87 ID:8Q1qg1xZo
うむ、かわいい

>>81
たぶん公式のほうを言ってるんじゃないかな?
杏がきらりんルームから脱出とか言ってたからさ……
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/13(木) 21:03:02.58 ID:N3MsPcERo
>81
勘違いさせて申し訳ない、ここではその辺を払拭できていい感じだと思う
こういう風にやってくれればいいのになーって思ったのでつい
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:25:36.56 ID:+W752S1Jo

>>88
なるほど、早とちりしてしまいました
フォローありがとうございます

>>89
いえ、こちらこそ勘違いしてすみません
disにならないようにと考えてたので過敏になってました……
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:33:59.02 ID:+W752S1Jo

―――――――――――――――――――

楊菲菲「ユキミ、ふぇいふぇいの料理、おいしいネー?」

雪美「……うん……美味しい……」 モグモグ

菲菲「よかたヨー! まだまだ沢山あるからいっぱい食べるヨ!」

雪美「……わかった……」 モグモグ

菲菲2「ユキミ、こっちも食べるヨー!」

雪美「……ふぇいふぇいが……2人……」 モグモグ

菲菲3「こっちもいっぱい作ったヨー!」

雪美「……3人……」 モグモグ

菲菲「ユキミ! 手が止まってるヨ! ふぇいふぇいが食べさせてあげるヨ!」

雪美「……もご……もご……」

菲菲2「ささっ、遠慮せずにいっぱい食べるヨ!」

菲菲3「ユキミ育ちざかりだからいっぱい食べて大きくなるヨ!」

雪美「……もう……食べれ……」

ガバッ!

雪美「……ゆ…夢……」

バン!

菲菲「ユキミ! ふぇいふぇいが遊びにきたヨー!」

雪美「!?」 ビクッ
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:34:58.61 ID:+W752S1Jo

菲菲「んー、怖い夢を見たのカ……」

雪美「…………」 コクッ

菲菲「ヨシヨシ、ふぇいふぇいが来たからにはもう大丈夫ダヨ!」

雪美「……う…うん……」

菲菲「ふぇいふぇいはユキミのお姉さんネ! 困った時は何でも相談するヨ!」

雪美「……わかった……」

菲菲「ふぇいふぇいだって頼れるところ、見せちゃうヨ!」

ガチャッ

池袋晶葉「なんだ、菲菲。ここにいたのか?」

菲菲「アキバ!」

晶葉「雪美も一緒か、何をしていたんだ?」

雪美「……お話…してた……」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:36:31.84 ID:+W752S1Jo

菲菲「アキバ、ふぇいふぇいに何か用カ?」

晶葉「あぁ、頼まれてた物が完成したぞ」

ドンッ!

雪美「……人形……?」

晶葉「8分の1サイズの菲菲フィギュアだ」

菲菲「凄い! ふぇいふぇいそっくりダヨ!」

雪美「……おもちゃ……ついてる……」

晶葉「そうだ、アタッチメントに中華料理と中華鍋、おたまもついてる」

菲菲「アキバありがとネ! 沢山の人に喜んでもらえるようにふぇいふぇいの人形、見てもらうヨ!」

雪美「……これ……頭に…ボタン…ついてる……」

晶葉「それを押すと喋るんだ」

菲菲「ふぇいふぇいがリクエストしたんだヨー!」

雪美「……そう……」

晶葉「ふぅ……お礼はジュースだ! 頼むぞ!」

菲菲「わかったヨー! 嬉しいデスネー!」 タッタッタッ

雪美「…………」

カチッ フェイフェイガタベサセテアゲルヨ!

カチッ エンリョセズニイッパイタベルヨ!

カチッ ソダチザカリダカライッパイタベテオオキクナルヨ!

雪美「…………」

晶葉「ん? 何をしてるんだ、雪美?」

雪美「……な…なんでも……ない……」

菲菲「アキバ! ユキミ! ジュース持ってきたヨー!」

-----------

P「なるほどね、人気が出るとそういうグッズも作っていかないとな」

雪美「…………」

P「どうした? 何か気になる事があるのか?」

雪美「……どうしても…夢が……忘れられない……」

P「雪美は菲菲を何だと思ってるんだ」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:37:04.93 ID:+W752S1Jo

楊菲菲(15)
http://i.imgur.com/dWedkl2.jpg

池袋晶葉(14)
http://i.imgur.com/8eApXQ3.jpg
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:38:44.00 ID:+W752S1Jo

―――――――――――――――――――

ザァァァァァ

向井拓海「チッ! 降ってきやがったな……」

雪美「……困った……」

白菊ほたる「あの……す、すみません……!」

雪美「…………?」

拓海「なんで謝んだよ?」

ほたる「その……私のせいで……」

拓海「んなわけねーだろ、ほたる一人で雨が降るかっつーの」

雪美「……うん……もともと…雨……だし……」

ほたる「そ、そうですね……」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:40:16.27 ID:+W752S1Jo

ザァァァァァ

雪美「……凄い…雨……」

拓海「あー、これは濡れずに帰んのは無理だな」

ほたる「拓海さん…そっちには……空き缶が!」

拓海「いてっ!?」 ドテッ

雪美「……拓海…泥……だらけ……」

拓海「……んだよ、こんな所に空き缶捨ててあるなんてあぶねーだろーがよ!!」

ほたる「だ、大丈夫ですか……?」

拓海「これくらいどうってことねーよ」

雪美「……拓海……不注意……」

拓海「あぁ、バイクじゃなくて助かったぜ」

ほたる「あ……雪美ちゃん…足元に水たまりが……あっ!」

雪美「…………」ドテッ

拓海「おいおい、大丈夫かよ? 泥だらけじゃねぇか」

雪美「……雨で…すべった……痛い……」

ほたる「け、ケガはない……?」

雪美「……うん……」

拓海「雪美も気をつけねーとな」

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:40:51.59 ID:+W752S1Jo

ほたる「すみません……すみません……!」

雪美「……どうしたの……?」

拓海「なんでさっきから謝ってばっかなんだよ」

ほたる「私がいると……みんな不幸に……」

拓海「…………」

雪美「…………」

ほたる「疫病神って思われてるんじゃ……」

拓海「……だぁッ!こまけぇこたぁイイんだよ! いつまでもウジウジしてんじゃねぇ!」

雪美「……私…ほたるといると……楽しい……」

ほたる「えっ……」

拓海「アタシはそんなこと思っちゃいねーよ、くだらねぇこと言ってんじゃねぇ」

雪美「……私も……」

ほたる「あっ……うん…うん……」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:49:01.77 ID:+W752S1Jo

雪美「……ほたる…笑って……? ……元気…でるから……」

ほたる「え、笑顔……むずかしいですね……」

雪美「……笑顔は……拓海が…上手……」

拓海「笑顔? こ、こんな…感じか……? ニヤァ……」

雪美「…………」

ほたる「ふふっ……」

拓海「おい……わ、笑うなよ……」

ほたる「……行きましょう! 私、今元気が出てとっても幸せです!」 タッタッタッ

雪美「……そっち…危ない……」

拓海「お、おい! ぬかるみがあるからあぶねーぞ!」

ほたる「ふべっ!」ドテッ

ほたる「えへへっ、これくらいじゃへこたれません!」

雪美「……ほたる……元気になった……」

拓海「元気になったのは良いけどよ……一番泥だらけになっちまったな……」

-----------

雪美「……ほたる……七転び…八起き……だって…言ってた……」

P「良い人達に囲まれて彼女は幸せなんだろうな」

雪美「……P…は……不幸……?」

P「ん? 不幸じゃないけど運が悪い事が続くと気持ちはヘコむな」

雪美「……P…が……不幸…なら……私…が……幸せに…する……」

P「やだ……ゆきみんったら男前……」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/14(金) 01:49:40.00 ID:+W752S1Jo

向井拓海(18)
http://i.imgur.com/lU8mZXi.jpg

白菊ほたる(13)
http://i.imgur.com/YEY1N92.jpg
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/14(金) 13:57:01.22 ID:81K/nfEmO
ゆきみんが男前なので、みくにゃんのファン辞めます
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:25:54.78 ID:DoR4lJR2o

―――――――――――――――――――

雪美「……ラーメン……久しぶり……」

雪美「……いただき…ます……」

prrrrr……

雪美「…………」 ピッ

島村卯月『あっ、雪美ちゃん! こんにちは!』

卯月『今電話大丈夫かな?』

雪美「……うん……」

卯月『てへっ、良かったぁー』

雪美「……今日は……どう…したの……?」

卯月『えへへ! 今日は未央ちゃんとお買い物に行って来たんですよ!』

雪美「……うん……」

卯月『それで、とっても可愛いコート見つけてですね』

雪美「……買ったの……?」

卯月『買っちゃいました! 今度着て行こうかなって!』

雪美「……楽しみに……してる……」

卯月『そう言えば、お買い物してたら凛ちゃんに偶然出会ったんですよ!』

雪美「……凛…に……?」

卯月『ホント偶然ですよね! 凛ちゃんも丁度買い物に来てたみたいです!』

雪美「……そう……」

卯月『やっぱりみんなと一緒って良いですね! とっても楽しいです!』

雪美「……卯月…が……楽しそうで…良かった……」

卯月『それでそれで、買い物の途中にとっても美味しそうなケーキ屋さん見つけたんですよ!』

雪美「……ケーキ屋さん……」

卯月『はいっ! 雪美ちゃんも今度一緒に行きましょうね!』

雪美「……わかった…行く……」

102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:27:06.79 ID:DoR4lJR2o

2時間後……

卯月『あっ、また長電話しちゃいましたね! 私、そろそろ出かけなきゃ!』

雪美「……うん…また……」

卯月『はい! また遊びに行きましょうね!』

雪美「……わかった……」 ピッ

prrrrr……

雪美「……また……電話……」 ピッ

赤城みりあ『あっ、雪美ちゃん! みりあだよーっ!』

雪美「……知ってる……」

みりあ『雪美ちゃん! 雪美ちゃん! 今度近くの神社でお祭りがあるんだよ!』

雪美「……そう…なの……?」

みりあ『うんっ! 屋台もいっぱいあるみたい!』

雪美「……楽し…そう……」

みりあ『私ね、チョコバナナ食べたいなー! 甘いの大好き♪』

雪美「……行く…つもりなの……?」

みりあ『うん、一緒に行こう?』

雪美「……でも……二人だと…危ない……」

みりあ『あうぅ……そっかー、人が多いもんね……』

雪美「……みりあ…ファン……多い……」

みりあ『お出かけしちゃいけませんってママに言われちゃうかも……』

雪美「……やっぱり……危ない…から……」

みりあ『雪美ちゃん、何か良い方法はないかなぁー?』

雪美「…………」

みりあ『どうしたの?』

雪美「……卯月…連れて……行けば良い……」

みりあ『卯月さん? なんで卯月さんなの?』

雪美「……さっき……話したから……多分…大丈夫だと……思う……」

みりあ『えへへっ、さっすが雪美ちゃん! なんだかワクワクするねー!』

雪美「……でも…みりあ……すぐ…寝る……」

みりあ『だ、大丈夫……寝ないよ! うん、大丈夫だもん……』

雪美「……そう……」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:27:45.07 ID:DoR4lJR2o

2時間後……

みりあ『あ、もうこんな時間だ……えへへっ、またお喋りしちゃったね!』

雪美「……うん……」

みりあ『また、おしゃべりしようね! あっ、お祭りも楽しみにしてるね!』

雪美「……わかった……」ピッ

雪美「……ラーメン……」

デローン

雪美「……しまった……油断…した……」

-----------

P「雪美はメールはしないのか?」

雪美「……してる……」

P「そうなのか、雪美のメールは淡白だから電話派と思ってたよ」

雪美「……P…への……メールは……長い……」

P「…………」 カチャッ

佐城雪美『P、あそぼ?』

佐城雪美『今日ネコと遊んだ』

佐城雪美『P、明日のお仕事一緒に』

P(えっ!? このメール長い方だったの!?)

雪美「……どう…したの……?」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:28:11.82 ID:DoR4lJR2o

島村卯月(17)
http://i.imgur.com/kbqRZgZ.jpg

赤城みりあ(11)
http://i.imgur.com/1FN306f.jpg
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:29:38.87 ID:DoR4lJR2o

―――――――――――――――――――

雪美「…………」 チャリン

土屋亜子「おっ、雪美は貯金してんの?」

雪美「……うん……お小遣い…貯めてる……」

亜子「えぇ心がけや、嫁入り前にガッツリ稼がんといかんで〜」

雪美「……うん……」

亜子「ふひひ、ブタさんの貯金箱やなんてかわいいもんやな。どんくらい貯まってるの?」

雪美「……わからない……これくらい……」

亜子「!?」 ズシッ

亜子(お、おもっ!? なにこれ……)

亜子「なんでこんなに重たいん!?」

雪美「……多分……500円しか……入れない…から……」

亜子(500円でこの大きさやと200枚は入るやろうな……)

亜子(ってことは500×200で10万円か……)

雪美「……もうすぐ……20匹目……」

亜子「えっ!? に、20匹……!?」

亜子(500×100×20で200万……)

亜子「たいしたもんだね……雪美……」

雪美「……ありがと……」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:32:14.31 ID:DoR4lJR2o

ガチャッ

ベテラントレーナー「雪美、朗報だぞ」

雪美「…………?」

亜子「あれ? ベテトレさん?」

ベテトレ「土屋といたのか珍しいな」

亜子「まぁ、ちょっと雑談をね。それよりどうしたん?」

ベテトレ「あぁ、今回の仕事で雪美の目標金額達成だぞ」

雪美「……そう……」

亜子「目標金額? そんなん決めてたん?」

ベテトレ「ははっ、雪美がお金の事は良く分からないと言うんでね」

ベテトレ「目標まであとどれくらいか私が計算しているんだ」

雪美「……うん……私…よくわからない……から……」

亜子「なるほどね、まぁお金の話はゆきみんにはまだ早いしな」

ベテトレ「しかし、雪美の努力には目をみはるものがある。見てるだけでも楽しいな!」

亜子「雪美はなんで貯金しようと思ったん?」

雪美「……ひみつ……」

ベテトレ「……うむ、今回もなかなかいい結果じゃないか」

雪美「……いま……どれくらい……?」

ベテトレ「現在は…………円だ! また次の目標を決めないとな!」

亜子「はぁ!?」

雪美「……やった……」

ベテトレ「ははっ、雪美は無欲だからどんどん貯まるな!」

亜子(ゆきみん……恐ろしい子……)

-----------

P「あの貯金箱もそんなに貯まったのか」

雪美「……うん……ブタさん…19号……」

P「また、新しいの買ってきてあげるよ」

雪美「……ありがと……」

P「そう言えばなんでそんなに貯金してるんだ?」

雪美「……Pが……お金に……困った時…に……」

P「……気持ちは嬉しいんだけど、雪美にそこまで心配はかけれないよ」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/15(土) 23:32:45.36 ID:DoR4lJR2o

土屋亜子(15)
http://i.imgur.com/kBFVAVS.jpg

ベテラントレーナー(26)
http://i.imgur.com/94e0WRr.jpg
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 01:55:32.10 ID:QESoX0SGo

―――――――――――――――――――

ミーン ミーン ミーン ミーン

雪美「…………」

伊集院惠「雪美、何をしているの?」

雪美「……あの子……ずっと…あそこに……いる……」

惠「セミ……羽が欠けてるわね」

雪美「……うん……飛べないの……?」

惠「どうかしら? 虫の気持ちはわからないわ」

雪美「……そう……」

惠「ここでずっと見ているつもり?」

雪美「……うん……飛べるように…なるまで……」

惠「気の長い話ね……」

ミーン ミーン ミーン ミーン

雪美「……惠は……セミ…いっぱい……みたの……?」

惠「そうね、旅先では嫌と言うほど見るわ」

雪美「……旅……?」

惠「私、旅が好きなの。新しい土地に行って、見たことない物見て」

惠「新鮮な景色を見ると、なんだか自分が自分じゃないみたいな」

雪美「……よく…わからない……」

惠「雪美にはまだ少し早いかしら」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 01:56:06.24 ID:QESoX0SGo

2日後……

ミーン ミーン ミーン ミーン

惠「……まだ、ここにいたのね」

雪美「……うん……羽が…欠けてるから……わかる……」

惠「あの様子だと飛んでなさそうね」

雪美「……うん……」

惠「はい、ツインソーダアイス買ってきたわ。食べる?」

雪美「……食べる……」

惠「美味しいわね……」 モグモグ

雪美「……ソーダアイス…好きなの……?」 モグモグ

惠「えぇ、暑い日にはよく食べるわ」

雪美「…………」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 01:56:40.03 ID:QESoX0SGo

1時間後……

ミーン ミーン ミーン ミーン

惠「全然変化がないわね」

雪美「……私…お仕事……だから…戻る……」

惠「そう、じゃあ続きは私が見ておいてあげるわ」

雪美「……お願い……」

惠「気をつけてね」

雪美「……うん……」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 01:58:01.30 ID:QESoX0SGo

雪美「…………」

惠(よく見るけど不思議な子ね……)

ブゥゥゥゥン!

惠(車!?)

惠「雪美! 車が来ていて危ないわよ!」

雪美「…………」

惠(気づいてない!?)

ブブブブブブ! ピタッ!

雪美「……痛い……」

惠「えっ……」

惠(よ、良かった……セミに気を取られて止まってくれた……)

タッタッタッタッ

雪美「……惠…この子……飛んだ……」

惠「わざわざ戻って来なくても私も見てたわよ……」

惠「それにしてもセミに助けられるなんてあなた本当に珍しい子ね……」

雪美「……でも…ちょっと……痛い……」

惠「いつまでも頭にひっつけてないで木に戻してあげましょうか」

ブブブブブブ!

雪美「…………」

惠「……その心配もなかったようね、もう自由に飛んでいるわ」

雪美「……うん……」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 01:59:31.81 ID:QESoX0SGo

一週間後……

セミ「…………」

雪美「…………」

惠「…………」

雪美「……惠……この子…動かない……」

惠「セミの一生は一週間と言われてるわ、本当はもっと生きるみたいだけど」

雪美「……一生……?」

惠「……その子はもう前みたいに鳴けなくなったのよ。死んじゃったから」

雪美「……死……?」

惠「えぇ、もう会えないわ」

雪美「…………」

惠「泣いても良いのよ?」

雪美「……私…泣かない……この子…頑張ったから……褒める……」

惠「……お墓……作ってあげましょうか」

雪美「……うん……」

惠「本当はね、こういうのは自然のままにしておいてあげるのが一番だと思う」

惠「でもね、今回だけは私も見知った相手だから特別にね」

雪美「……今日の…惠……よく…喋る……」

惠「そうね、自分でもそう思うわ」

雪美「……私…お墓……作る……」

惠「雪美がそうしてくれるなら、きっと喜ぶと思うわ」

雪美「……惠…この子……どこに行くの……?」

惠「旅に出たのよ、遠い旅にね……」

雪美「……惠の…話……難しい……」

惠「今回はわざとよ……」

-----------

P「…………」

雪美「……P…どうしたの……?」

P「なんでもないよ、今日は少し暑いな」

雪美「……うん…あの日と……よく似てる……」

P「そっか……」

ミーン ミーン ミーン ミーン
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 02:00:03.02 ID:QESoX0SGo

伊集院惠(21)
http://i.imgur.com/bjFPjXB.jpg
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 02:33:15.94 ID:QESoX0SGo

―――――――――――――――――――

市原仁奈「こっちの方が近道でごぜーますよ!」

雪美「……川の……上……?」

仁奈「ここは仁奈達でも充分渡れるですよ!」

雪美「……わかった……」

-----------

仁奈「ここをジャンプして超えればあそこのイヌには気づかれねーです!」

雪美「……飛ぶの……?」

ピョン

仁奈「雪美も早く飛びやがってください! 早くするですよ!」

雪美「……うん……」

-----------

仁奈「ちょっと人が多いけど頑張って抜けるでごぜーますよ!」

雪美「……迷い…そう……」

仁奈「事務所まであと少しでごぜーます! 雪美、頑張るですよ!」

雪美「……がんばる……」

-----------

「おっ、ニナちゃん! 今日も買い物かい?」

仁奈「ここのおじさんはいつもコロッケをおまけしてくれるですよ!」 モグモグ

雪美「……コロッケ…美味しい……」 モグモグ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 02:34:01.09 ID:QESoX0SGo

雪美「……荒れ狂う…大海原を……渡って……」

氏家むつみ「おぉ、ドキドキですね!」

雪美「……凄い…高さの崖を……飛び越えた……」

むつみ「…………」 ゴクリ

雪美「……その後…大勢の……海賊の中を…走りぬけて……」

むつみ「海賊って……アドベンチャーですね」

雪美「……金色に輝く……お宝を…手に……入れた……」

むつみ「お宝! ゆ、雪美ちゃん! その冒険はどこで!?」

雪美「……仁奈…に……ついて行った……」

むつみ「仁奈ちゃん!? 早速私も連れて行ってもらいます!」

タッタッタッタッ バタン!

雪美「…………」

-----------

P「見る角度を変えれば確かにそうなるよな……」

雪美「……むつみ……はしゃいで…た……」

P「へぇー、大冒険の感想は?」

雪美「……とっても…素敵……だったって……」

P「あぁ、彼女も想像力豊かだからな」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 02:34:32.45 ID:QESoX0SGo

市原仁奈(9)
http://i.imgur.com/Jr7j8bC.jpg

氏家むつみ(13)
http://i.imgur.com/hlNJBUe.jpg
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 02:43:53.98 ID:WyELBiE0o
あぁ、かわいい
素敵だわ
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 03:22:28.51 ID:QESoX0SGo

―――――――――――――――――――

スカッ

雪美「…………」

早坂美玲「ちがうだろ! もっと右だ!」

柳瀬美由紀「えーっ! 違うよ、美玲ちゃん。雪美ちゃんはみゆきのくまさんを狙ったんだよ」

美玲「ウチはクマじゃなくてネコが欲しいんだ!」

雪美「……なんで…私……?」

美由紀「みゆき、北海道に居た頃からこういうところ行った事ないから」

美玲「ウチもクレーンゲームは得意じゃないからな」

雪美「……そう……」

美由紀「えへへっ、それにしても美玲ちゃんもカワイイ人形が欲しいんだね!」

雪美「……美玲…ぬいぐるみ……好きだから……」

美玲「な、なんだよ……ウチを珍しい物でも見るような目でみやがって……」

雪美「……そんなこと……ない……」

美由紀「そうだよねー、雪美ちゃん?」

美玲「……うぅ、もう怒ったぞーッ!」

ガチャガチャ!

雪美「……あっ……」

美由紀「だ、駄目だよ美玲ちゃん! そんなことしたらなにも取れないよ!」

ガシッ!

美由紀「わっ! 凄い!」

雪美「……二つ……取れた……」

美由紀「えへへっ、やったね! くまさんもねこさんも取れたよっ!」

美玲「べ、別に本気じゃないしッ! もー、それくらい分かれよッ!」

雪美「……美玲…上手……」 パチパチ

美玲「な、なんだよッ! ほ、褒めたってなんもでないぞッ!」

雪美「……美玲……代わって……?」

美由紀「みゆき、次はあのくまさんが欲しいなー!」

美玲「ま、まぁどうしてもって言うならとってやるけどッ!」

-----------

雪美「……その後は……取れなかった……」

P「最近のクレーンゲームは難しいからな」

雪美「……でも…美玲……調子悪い…だけだって……」

P「結構頑張ったの?」

雪美「……うん……最後は…店員さんが……くれた……」

P「なんで?」

雪美「……美玲…が……涙目…だったから……」

P「そ、そうか……」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 03:23:10.26 ID:QESoX0SGo

早坂美玲(14)
http://i.imgur.com/i2SzwQU.jpg

柳瀬美由紀(14)
http://i.imgur.com/rYG2S5Q.jpg
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 03:23:40.71 ID:uc7DrjY2o
ゆきみん天使どすなぁ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 04:18:44.17 ID:QESoX0SGo

―――――――――――――――――――

雪美「…………」

ツンツン

雪美「…………?」

白坂小梅「ゆ、雪美ちゃん……い、今暇……?」

雪美「……それなりに……」

小梅「や、やった……これ一緒にみ、見ませんか?」

本当にあった怖い怖いお話

雪美「……私…怖いの……だめ……」

小梅「だ、大丈夫……これは血とかな、内臓とか……でないから」

雪美「……そういう…問題じゃ……ない……」

小梅「うぅ……じゃ、じゃあどうしたら……?」

雪美「…………」

小梅「今日は……い、一緒に見てくれる人が…い、いなくて……」

雪美「……わかった……なんとか…する……」

小梅「えっ……ほ、本当ですか……?」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 04:19:50.51 ID:QESoX0SGo

木場真奈美「全く……雪美に呼び出されたと思えばホラー映画の上映会とはね」

雪美「……真奈美が…いれば……安心……」

真奈美「人使いが荒いことだな、全く」

小梅「木場さん……あの、わ、私のワガママなんです……」

真奈美「あぁ、冗談だから気にする事は無い。たまにはこういうのも良いだろう」

小梅「えへへっ……よ、良かったです……」

雪美「……早速……見る……」

真奈美「雪美は大丈夫なのか?」

雪美「……こわい……でも…Pの写真……あるから…大丈夫……」

真奈美「そ、そうなのか……」

小梅「じ、じゃあ……再生します……」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 04:21:04.21 ID:QESoX0SGo

ヒヒヒヒヒ! オバケダゾー!

「きゃっ……やだ……」

雪美「…………?」

小梅「ゆ、雪美ちゃん……どうしたの……?」

雪美「……ううん……」 フルフル

真奈美「…………」

バンッ! ギャーーーーー!

「こ、こわい……もうやだ……」

雪美「…………」 チラッ

真奈美「どうしたんだ? 雪美、さっきからチラチラ私を見て?」

雪美「……真奈美……こわい……?」

真奈美「ふふっ、バカを言うんじゃない」

小梅「ここから……もっとこ、怖くなる……」

雪美・真奈美「…………」

ブワッ! オバケダーーーー!!

「……グスッ……怖い……」

雪美「……さっきから……何か…聞こえる……」

真奈美「き、気のせいじゃないか?」

小梅「ゆ、幽霊……?」

-----------

P「結局泣いてたのって誰だったんだ……?」

雪美「……暗かったから…わからない……」

P「真相は全て闇の中か……」

雪美「……でも……私……」

P「どうかした?」

雪美「……ううん……」 フルフル
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 04:21:30.60 ID:QESoX0SGo

白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/I0rgqb0.jpg

木場真奈美(25)
http://i.imgur.com/avJv7YQ.jpg
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 04:27:48.03 ID:QESoX0SGo

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます

今日はいったんここまで

またボチボチ書いていきます
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 04:59:14.66 ID:yHCpgDDAO
おつおつ
セミの鳴き声でメルヘンデビューかと思った…
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 06:00:51.93 ID:5JKAxite0
いい雰囲気だな、蝉の話はノスタルジックな気分になれる
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 10:37:35.42 ID:ISiK0fD0o
素晴らしい
やはりゆきみんは天使
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 16:38:57.24 ID:QESoX0SGo

―――――――――――――――――――

日下部若葉「これで完成です〜」

龍崎薫「わぁー、わかばちゃんすごーい!!」

若葉「ふふふ、オトナですから〜」

若葉「それに、ジグゾーパズルは得意なんですよ〜」

薫「えへへっ、次はなにをやってもらおうかなぁー!」

雪美「……若葉……」

若葉「雪美ちゃん? どうしたんですか〜?」

雪美「……私…これ……完成…させたい……」

薫「あれれ? これ、絵がかいてないよー?」

雪美「……うん……真っ白……」

若葉「ピースの数も凄く多いですね〜」

薫「これむずかしい?」

雪美「……凄く……だから…若葉に……」

若葉「ふふっ、ど〜んと任せてください〜!」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 16:39:34.46 ID:QESoX0SGo

2時間後……

薫「zzzz……」

雪美「……若葉……大丈夫……?」

若葉「うぅ……大丈夫です〜……お、お姉さんですから……」

雪美「……汗……凄い……」

若葉「こ、ここは少し暑いですね〜」

雪美「……そう……?」

薫「ふぁー……あっ、わかばちゃん、ゆきみちゃん。完成した?」

雪美「……ううん……」

若葉「さっき、やっと合わさるピースが見つかりましたよ〜」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 16:40:34.43 ID:QESoX0SGo

4時間後……

雪美「…………」

若葉「ふ、ふぅ……ゆきみちゃん、あとどれくらいですか〜?」

雪美「……これ…くらい……」 ジャラジャラ

薫「あうぅ……全然へってないよー!」

若葉「…………」

薫「わかばちゃん、だいじょうぶ?」

若葉「ど、どうしましょう〜……私、これ以上は……」 オロオロ

雪美「…………」

薫「ゆきみちゃん、どうしようー?」

雪美「……応援……頼もう……」

-----------

P「ミルクパズルか……完成したのか」

雪美「……うん……20人…くらいで……やった……」

P「ピース数が多いからそれでも苦戦しそうだな」

雪美「……8時間…で……完成……」

P「み、みんな根性あるな……」

雪美「……若葉……喜んで……泣いてた……」

P「もう……カワイイんだから!」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 16:41:00.59 ID:QESoX0SGo

日下部若葉(20)
http://i.imgur.com/BxFtrDo.jpg

龍崎薫(9)
http://i.imgur.com/SxeJ7oY.jpg
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 16:42:21.84 ID:QESoX0SGo

―――――――――――――――――――

本田未央「本田未央ゲーム! いえ〜い!」

雪美「……いえーい……」

未央「本田!!」

黒川千秋「未央……」

未央・千秋「ミオミオ!」

雪美「……本田……」

千秋「飽きたわ……」

未央「はやっ!?」

雪美「……千秋……楽しく…ない……?」

千秋「そうじゃなくて、このゲームの意味が分からないのよ」

未央「あららー? ゲームに意味とか求めちゃいけないよーっ!」

千秋「それ以前にこれってまんまパクりじゃないかしら……?」

雪美「……パクリ……?」

未央「うー、それを言われると辛いなぁー!」

千秋「そうね、もうちょっとオリジナリティが溢れる方が良いと思う」

未央「オリジナルかー、ゆきみん。何か良いアイデアはあるかな?」

雪美「…………」 ピコン

千秋「なにか思いついたの?」

雪美「……こう…すれば……いい……」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/16(日) 16:44:16.02 ID:QESoX0SGo

未央「よーし、クジができたよーっ! じゃあいっせ―のーでで引いてね!」

「いっせーのーで!!」

雪美「……千秋……」

未央「私はゆきみん!」

千秋「未央になったわ……」

未央「……えっと……こんな…感じ……?」

雪美「……多分……合ってると……思うわ……」

千秋「くっ……えー、ゆきみんも千秋さんもー、もうちょっと頑張ってよー!」

未央「……私……がんばってるよ……」

千秋「そ、そんなことないよーっ! ミオミオがいっちばん、がんばってるんだからーっ!」

雪美「……未央は……そんなこと…言わないわ……」

千秋「ちょっと待ちなさいよ! なんで私だけ元気キャラなのよ!?」

未央「……そうは……言われても……メンバーが……」

雪美「……雪美は……元気よ……」

千秋「困ったわね……普段はこんな事やらないから」

未央「……それっぽく……すれば…良いよ……」

雪美「……もう……やめるのかしら……?」

千秋「私だってアイドルよ、やるからには妥協はしないわ」

雪美「……未央……あなたの実力……見せてもらうわ……」

未央「……がんばれー……」

千秋「……よしっ!」

千秋「今日は、思いっきり楽しんじゃおうっ♪ あ、でもでも、やりすぎだったら教えてね? さー、楽しむぞー♪」

未央「おっ、これは凄いねーっ! そっくりだよ!」

雪美「……千秋……似てる……」

ガチャッ

卯月「……えっと、未央ちゃん?」

千秋「……卯月、今のは忘れなさい」

-----------

P「キャラを交換したのか」

雪美「……うん……楽しかった……」

P「でも、さっきのを聞く限り雪美ってそんなに変わってないよな」

雪美「……そう……?」

P(口調は変えれても、この独特の間は変えれないからか……)

雪美「……Pは……元気な…方が……好き……?」

P「俺は今の雪美ままで充分だよ」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/16(日) 16:44:44.82 ID:QESoX0SGo

本田未央(15)
http://i.imgur.com/kh5TlPI.jpg

黒川千秋(20)
http://i.imgur.com/k6egljs.jpg
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/16(日) 16:45:41.76 ID:kG6xycMA0
  。゜::       。.゚: : : : : : : : : : : : : :`: .        
   。:.         〃..: : : : : :i : : ||: : :|i: : : : :ヽ      i *
   。:        /:..: : :..i: : : :| : : ||: : :||: : : i: : : :.     人
    。:.     ,': : : : : :|: : : :| : : ||: : :||: : : l: :i: : :.  ̄ `Y´ ̄
    。:..    l: : i: : : :|: : : :| : : ||: : :||: : : |: :! : : i   * |
     ゚ i 。:...|: : l!: : : |: : : :| : : ||: : :||: : : |: :!: : :.|!        スれッドが立ってしまいました・・・
      __人*  |: : |!:..: :.Lェエ工_ ̄ _工エェ」:..: :.!! 。:゚  ゚:。
   ̄ ̄`Y´ ̄.|: : |l: : : !  (rリ      (rリ  l..: :..l:! 。:  :。
       |*   |: : l:! : : ト _ ノ _ 、_ ノ!: : :.l:l  ゚ ゚
          |: : |:!:..: :| :::::::    |  !  :::::: ! : : |:!
     。: ゚ ゚ :。| : 从:..:..ト       ー'   .イ:|: : :.l:|       !
   。:     |: :〃 ヽ:|::::::::∩─、‐,‐七∩:|:.!: : ハ   *__人__
   。:     |: :{:::::::::::ヽ::::ノ Lf⌒V⌒l:」 !_!:|: /:::::}。。 ̄`Y´ ̄
    。:..  ..:。|: :|::::::::::::::〃  ヽノ}ト〃  Y:::::::::::!   ゚:.。 i
        ゚ ゚   |: :|:::::::::::::::〉、_ 人.八人  ノ:::::::::::|     ::。
          |:八:::::::::::/::::::::::|:::::::∨:::::ヘ='::\:::ノ     .:。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/17(月) 23:16:06.71 ID:34bAAkLSo
なんとも面白い組み合わせ
雪美は触媒としてかなり優秀なのか?
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/18(火) 02:02:42.20 ID:DGDHlH5E0
雪美大好きな私にはたまらんSSだわ 超支援
雪美と一緒にいるだけで優しい気持ちになれるよね
あと>>105の亜子ちゃん、正しくは500×"2"00×20だね
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:35:33.86 ID:G+H+eSMvo
>>138
本当ですね、うっかりしてました
ご指摘ありがとうございます
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:36:07.32 ID:G+H+eSMvo

雪美「……ここは……?」

柊志乃「そこも有名よね、楽しみだわ」

雪美「……うん…北海道……初めて……」

志乃「北海道には色々良い物があるわよ」

雪美「……志乃…は……どこか…行きたいの……?」

志乃「私はそうね、ワインツーリズムが目的かしら」

雪美「……ツーリズム……?」

志乃「ふふっ、簡単に言えばワインをつくっている所に遊びに行くの」

雪美「……楽しそう……行きたい……」

志乃「雪美ちゃんにはまだ早いわ、後10年たったらね」

雪美「……長い……」

志乃「でも、今度の旅行は私と同じ組よね。雪美ちゃん達はお土産でも見に行く?」

雪美「……私…も……遊びに…行きたい……」

志乃「困ったわね……」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:37:12.35 ID:G+H+eSMvo

雪美「…………」 テクテク

榊原里美「あっ、雪美ちゃん! 一緒に一休みしませんかぁ〜?」

雪美「……里美……何…してるの……?」

里美「あま〜い紅茶とお菓子でひと休みですぅ」

雪美「……私も……ゆっくり…する……」

里美「ふんふ〜ふふんふんふ〜♪ 楽しいですねぇ〜」

雪美「…………」 モグモグ

里美「美味しいですかぁ?」

雪美「……うん……このチョコ……どうしたの……?」

里美「ほぇ? それはお取り寄せしてきたんですよぉ」

雪美「……お取り寄せ……?」

里美「簡単に言えば、遠くで作っている物を送って貰うんですよぉ〜」

雪美「…………」

里美「すごいですよねぇ、頼んだら三日くらいで届いちゃうんですから」

雪美「……これ……どこで……作ってるの……?」

里美「ん〜、確か北海道だったはずですけどぉ」

雪美「……これだ……!」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:38:46.05 ID:G+H+eSMvo

「みなさん、ちゃんと揃っていますでしょうか?」

志乃「いち……」

雪美「……に……」

里美「さぁ〜ん!」

「今日は工場見学に来て頂きありがとうございます」

「では、今からチョコレートを作る過程を見て頂きます」

雪美「……わくわく……」

里美「ほぇぇ……甘い匂いがいっぱいしますぅ〜」

志乃「ふぅ……私は飲みながらゆっくり行くとするわ」

「あっ、すみません。工場内では飲食禁止です」

志乃「…………」

志乃(そりゃそうよね……)

「終わった後に美味しいチョコレートをお配りしますので」

志乃「あの……チョコレートボンボンみたいなのはあるかしら?」

「え? いや、うちはミルクチョコレート専門工場ですからちょっと……」

雪美「……志乃……これなら…みんな…でいける………」

志乃「まぁ、確かにそうね……」

里美「見て下さい〜、あそこにチョコレートに滝がありますよぉ!」

志乃「そう言えばここって競争率が凄く高いはずだけど、よく予約が取れたわね?」

雪美「……私……これ…持ってるから……」

里美「わぁぁ、キンピカのチケットですぅ!」

志乃「ゴ、ゴールデンチケット!? どうして、それを……」

雪美「……チョコ……いっぱい…食べた……」

-----------

P「工場見学か、小学生に一回行ったくらいだな」

雪美「……志乃…おつまみ……できたって…喜んでた……」

雪美「……里美も……お腹いっぱい……食べてた……」

P「雪美はどうしたんだ?」

雪美「…………」

P「ん?」

雪美「……チケット…欲しくて……チョコ…いっぱい……食べたから……」 シュン

P(飽きちゃったのか……)
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:39:50.15 ID:G+H+eSMvo

柊志乃(31)
http://i.imgur.com/s2YUqip.jpg

榊原里美(17)
http://i.imgur.com/K2ix2Oy.jpg
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:41:07.83 ID:G+H+eSMvo

―――――――――――――――――――

ナターリア「ユキミ! ナターリア、スシが食べたい!」

雪美「……お寿司……?」

首藤葵「へっへー、ナターリアも好きっちゃね!」

ナターリア「アオイも好きなノ?」

葵「好きっっていうか、作れるっちゃ!」

雪美「……葵…できるの……?」

葵「まぁ素人技だけど一応出来るっちゃよ。雪美にも作っちゃろうか?」

雪美「……うん……食べたい……」

ナターリア「ウフッ♪ 凄く楽しみ!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:41:43.89 ID:G+H+eSMvo

葵「おとうちゃんがお店使って良いって言ってくれたっちゃ!」

雪美「……凄い……」

葵「へへっ、さぁ何でも注文するっちゃ! がんばって握るよ!」

ナターリア「えっと、じゃあナターリア、ミートボールがタベタイ!」

葵「ミ、ミートボール!? そんなんあるとね?」

雪美「……うん…この……チラシに…のってる……」

葵「オスシパラダイス……最近できた回転寿司っちゃね」

葵「ほぇー、鴨ロースに燻製玉子……こんなんも寿司にするとね……」

雪美「……私……アボガド……」

葵「うーん、雪美も変化球でくるっちゃね……」

ナターリア「早く! 早く!」

葵「まぁ、やってみるけど材料があったかなぁ……」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:42:49.13 ID:G+H+eSMvo

30分後……

ナターリア「ナターリアは次ハンバーグ食べル!」

雪美「……私……タマゴサラダ……」

葵「人の食べるものは自由だと思うけど……」

雪美「…………?」

ナターリア「ンー? アオイ、ドウシタ?」

葵「あんたらいい加減に魚も食えっちゃ!」

-----------

P「まぁ、今時のお寿司は色々あるからな」

雪美「……うん…その後……みんな……呼んで……お魚…食べた……」

P「みんなって、握るの一人なのに大丈夫なのか?」

雪美「……手が……痛くなったって……」

P「まぁ、そりゃそうだろう……」

雪美「……葵の……料理…美味しい……から……」

P「ふるまう料理を寿司にしてしまったのが失敗だったな……」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/19(水) 22:43:17.74 ID:G+H+eSMvo

ナターリア(14)
http://i.imgur.com/jokGeRk.jpg

首藤葵(13)
http://i.imgur.com/Ve9byXT.jpg
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/19(水) 23:13:00.37 ID:BKqnvmTeo
おっつ、この調子でどんどん続けてください

http://i.imgur.com/x7s3c.jpg
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/20(木) 01:47:30.55 ID:pGBEksj+o
http://i.imgur.com/ckEQSOY.jpg
おっつおっつ
ここをチェックするのが最近の楽しみです
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/21(金) 01:05:17.92 ID:IJGlRsd/o

―――――――――――――――――――

関裕美「よっと……」

雪美「……裕美…上手……」 パチパチ

裕美「みんなにアピール……イェイッ!これはちょっと違うかな……うーん……」

雪美「……アピール……?」

裕美「うん、明日の雪美ちゃんと一緒にLIVEバトル、私もしっかり頑張らないとって!」

雪美「……大丈夫……裕美……変わったから……」

裕美「私……変われた……のかな?」

雪美「……うん……よく…笑うように……なった……」

裕美「……ありがとう、雪美ちゃん」

雪美「…………」

裕美「そうだ! これ良かったらつけてて」

雪美「……これは……?」

裕美「ふふっ、私が作ったんだよ? 明日のLIVEが上手くいきますようにって」

裕美「ほらっ、私とおそろいなんだ!」

雪美「……ありがと……私……がんばる……」

裕美「うん、一緒に頑張ろうね!」

雪美「……大丈夫……きっと…上手くいく……」

雪美「……頼もしい……味方…いるから……」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/21(金) 01:06:18.89 ID:IJGlRsd/o

上条春菜「さぁ! 行きましょう」 スチャッ

雪美「……がんばる……」 スチャッ

裕美「声援に笑顔で応えるの……!」 スチャッ

春菜「ハッ……ライバルは眼鏡をかけていないなんて、この勝負はもらいましたね」

雪美「……これなら……勝てる……」

裕美「でも……眼鏡をかけただけで勝てるんですか?」

春菜「おやおや、変な事を聞きますね?」

雪美「……前が……くらくら……」

春菜「じゃあ、眼鏡を超えるアピールポイントを考えてください!」

裕美「え、えっと……」

春菜「……ないですね!」

雪美「……難しい……」

春菜「裕美ちゃんの笑顔に眼鏡! 雪美ちゃんの可愛さに眼鏡! そして私にはツインドライブ!」

裕美「ツ、ツインって二つ眼鏡をかけるんですか?」

春菜「……ふふふ、力がみなぎってきますよ!」

雪美「……私…は……一つで…いい……」

裕美「なんだか…少し心配になってきました……」

雪美「……裕美……?」

裕美「雪美ちゃんはとっても可愛くて、春菜さんは凄く元気で……」

裕美「私だけ……邪魔になってないかなって……」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/21(金) 01:07:45.11 ID:IJGlRsd/o

春菜「ふぅ……まったく弱気ですね〜」

雪美「……裕美……大丈夫……だから……」

裕美「雪美ちゃん……でも…やっぱり相手の人も凄いし…私……」

春菜「……ほら、この眼鏡を見て下さい」

雪美「……普通の……眼鏡……?」

裕美「眼鏡を縦にしただけで何かあるんですか?」

春菜「ふふふ……この眼鏡、縦に見てると数字の8……」

春菜「では、横にすると何に見えます?」

雪美「……あっ……」

裕美「む……無限大(∞)……」

春菜「今日のLIVEが大成功する夢見たんです。正夢にしますよ!」

雪美「……裕美……私の……眼鏡も……無限大……」 スチャッ

裕美「ふふっ……」

裕美「ありがとう、雪美ちゃん! 春菜さん!」

裕美「悩んでた自分がバカみたいっ! 明るく歌っていいんだよねっ? 楽しく! 笑って!」

春菜「もちろん! 行きますよ!」

春菜「眼鏡よし、メイクよし、髪型よし、衣装よし、マイクよし……眼鏡よし!」

雪美「……行こう……」

-----------

P「LIVEバトルには勝てたのか?」

雪美「……うん…なんとか……」

P「なんとかって、なにかあったのか?」

雪美「……みんな……歌ってる時に……眼鏡…はずれた……」

P「そりゃ、歌って踊るならしっかり固定しとかないと……」

雪美「……春菜……次は……大丈夫って……」

P「……なにがだ」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/21(金) 01:08:20.36 ID:IJGlRsd/o

関裕美(14)
http://i.imgur.com/z23sWww.jpg

上条春菜(18)
http://i.imgur.com/BTVqs1F.jpg
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/21(金) 02:01:26.39 ID:1W1YjQfYo
メガキチさんさすがです

・・・W眼鏡は正直どうなんだww
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/21(金) 02:07:49.41 ID:PrTAJSEpo
ミレニアム眼鏡を持ってこよう(提案)
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/21(金) 08:24:49.38 ID:ZC2K5OtFo
>>154
ダブル眼鏡は律子から受け継いだ伝統だから。
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/21(金) 15:11:22.29 ID:gQSHACYco
いいオチだ>眼鏡が飛んだ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/21(金) 15:32:28.18 ID:uHHZ1Xzx0
春菜においてもうメガネは宗教だよな
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 18:31:44.45 ID:b8lo0vkzo

―――――――――――――――――――

海老原菜帆「あ〜〜!!」

雪美「……菜帆……どう…したの……?」

菜帆「わ、私の楽しみにしていたおやつがぁ〜」

雪美「……それって……」

菜帆「かな子ちゃんに美味しいって勧められて楽しみにしてたのに〜」

雪美「……菜帆……また…買いに……行こう……」

菜帆「グスッ……そうですけど、残念です〜」

バンッ

安斎都「話は全て聞かせていただきましたよ!」

雪美「……都……」

都「この事件、単純なように見えて実はとても恐ろしいものなのです!」

菜帆「じ、事件?」

都「えぇ、ではまず菜帆さん。事件発生時の話を聞かせてもらえますか?」

菜帆「え、えっとぉ〜」

菜帆「雪美ちゃんとさっきそこでバッタリあって〜」

菜帆「一緒にこの部屋に帰ってきたら、私のお菓子がなくなってました〜」

雪美「……私……おつかいの……帰り……」

都「ふむ……そういうことですか」

菜帆「なにかわかったんですか〜?」

都「真実は、都のもの!」

雪美「…………」

都(決まった……!)
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 18:32:48.24 ID:b8lo0vkzo

都「では事件を一つ一つ紐解いていきましょう」

都「菜帆さんのおやつはいつからこの部屋にありましたか?」

菜帆「そうですね〜、朝から置いておいたんですけど〜」

都「この事件の重要な所は何故菜帆さんのおやつが狙われたか? というところです」

雪美「…………」

菜帆「それがどうかしたんですか〜?」

都「何か、おかしいと思いませんか?」

雪美「……わからない……」

都「菜帆さんのおやつを食べるだけなら菜帆さんに聞けば良いだけの話……」

都「わざわざ秘密裏で食べる事なんてないでしょう?」

菜帆「ど、どういうことでしょうか……雪美ちゃん……?」

雪美「…………」 フルフル

都「簡単な話ですよ、犯人には本当の目的があったんです」

雪美「……もくてき……」

都「この部屋でもう一つなくなっているもの……」

都「それは、衣装のデザインが入った資料です!」

菜帆「あら、言われてみればありませんねぇ〜」

都「……つまり犯人はこの部屋に自由に出入りできる人物であり」

都「なおかつ仕事の衣装に不満を持っている者……」

雪美「…………」

都「ここまで言えばもう分かりますよね?」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 18:33:50.71 ID:b8lo0vkzo

都「スポットライトは真実を照らす! ズバァーン!!」

都「犯人は……」

雪美「……はい……」

都「どうしたんですか? もうクライマックスですよ?」

雪美「……さっき……都が…食べてた……」

都「えっ!?」

菜帆「そうなんですかぁ〜?」

雪美「……うん……私…見てた……」

都「も、もしかして……食べられたおやつって……」

菜帆「あんぱんですけど〜」

都(頑張った私への差し入れじゃなかったんだ……)

都「じゃ、じゃあ奪われた書類は!?」

雪美「……私…が……おねがい…されて……持って行った……」

都「…………」

菜帆「あ、あの〜……都ちゃん?」

都「す、す、すいませんでしたぁ!!」

-----------

P「……悲しい事件だったな」

雪美「……そう……?」

P「概して、事件の外見が奇怪に見えれば見えるほど、その本質は単純なものだ」

P「平凡な顔ほど見わけがつきにくいように、ありふれた特徴のない事件ほど、本当は厄介なんだよ」

雪美「……P……どういうこと……?」

P「えっと、探偵ごっこ……」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 18:34:28.95 ID:b8lo0vkzo

海老原菜帆(17)
http://i.imgur.com/tyy7QgL.jpg

安斎都(16)
http://i.imgur.com/bEHJlQ4.jpg
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 20:12:00.76 ID:b8lo0vkzo

―――――――――――――――――――

高森藍子「こんな休日も素敵ですよね」

雪美「……涼しい……」

藍子「とっても落ち着くお店でしょ? 最近見つけた私のお気に入りのカフェなんです」

雪美「……うん……いい……お店……」

江上椿「ふぅ……これで全部終わりましたね」

雪美「……椿……何…してたの……?」

椿「これですか? 撮った写真をアルバムに入れてたんです」

藍子「ふふっ、椿さんも私と一緒で写真を撮るのが好きですからね」

雪美「……二人とも……よく…写真……とってる……」

椿「藍子ちゃんとはよくカメラのお話をしたりしてるんですよ」

雪美「……藍子…は……どんなの……とってるの……?」

藍子「私は……そうですね、風景とかみんなの写真とか……」

藍子「撮りたいなって思ったらシャッターを切るようにしてるかな」

雪美「……椿…は……?」

椿「私も似たようなものですね、カメラはできるだけ持ち歩いてますから」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 20:13:18.15 ID:b8lo0vkzo

椿「あっ、そうだ。雪美ちゃんの写真もいっぱいありますよ」

雪美「……私…の……」

椿「えっと、例えばこの写真は前のライブの時とか事務所でゆっくりしてるときとか」

雪美「……ほんと……」

藍子「ふふっ、こうして見ると雪美ちゃんって写真撮られても驚かないんだね」

雪美「……そうでも……ない……」

椿「えっ? だいたい全部の写真がいつもと同じ表情ですけど……」

雪美「……これは……喜んでる……」

藍子「そ、そうなのかな?」

雪美「……うん……」

椿「よく見たら、いつもと微妙に違いますね」

藍子「じゃあこの写真は?」

雪美「……急に……撮られて……びっくり…してる……」

雪美「……口が……少し…あいてる……から……」

椿「い、言われてみれば」

藍子(でも、瞬時に見分けられるのは雪美ちゃんのプロデューサーさんだけかな……)

雪美「……ふたりに……撮られると……嬉しい…から……」

椿「ふふっ、じゃあ今日もみんなで写真撮りましょうか」

藍子「そうですね、この後みんなでお散歩に行きましょうか」

-----------

P「雪美の写真か、そういえばまとめてたやつがあったな」

雪美「……P…は……わかる……?」

P「ははっ、雪美の気持ちならわかるよ。ずっと見て来てるしな」

雪美「……じゃあ……今……私……どんな…きもち……?」

P「……楽しいだな、眉と口元の角度的に」

雪美「……ふふっ……あたり……」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/22(土) 20:13:45.35 ID:b8lo0vkzo

高森藍子(16)
http://i.imgur.com/bk5po6K.jpg

江上椿(19)
http://i.imgur.com/0SCCymq.jpg
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 00:15:04.37 ID:vIOIFjZuo

―――――――――――――――――――

雪美「……夕美……」

相葉夕美「あれっ? 雪美ちゃん、そのサボテン……」

雪美「……うん……元気…無くなった……」

夕美「本当、少し棘の根元の色が変わってるね……」

雪美「……どうすれば……いい……?」

夕美「うん、サボテン自体は病気にかかっていないから」

夕美「日差しや水やりのタイミングをこまめにチェックするくらいかな……」

雪美「……うん……がんばる……」

夕美「大丈夫だよ、きっと元気になるから! ねっ!」

雪美「……お薬……いる……?」

夕美「うーん、弱っている状態であげると逆効果かな」

雪美「……そう……」

夕美「えへへっ、私達と一緒で植物も自分のペースがあるからね」

雪美「……私と……いっしょ……」

夕美「どうしたの?」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 00:15:40.58 ID:vIOIFjZuo

ガチャッ

雪美「……マストレ……」

夕美「こんにちわー!」

マスタートレーナー「うん……? 雪美に相葉か、何か用かな?」

雪美「……この子にも……レッスン……」

マストレ「サボテン? これを私に?」

夕美「ゆ、雪美ちゃん、一緒ってそういうことだったの!?」

雪美「……うん……」

マストレ「……雪美は物好きだな。まぁ、余興とでも思って……やるか」

夕美「でも良いんですか?」

マストレ「やるからには全力だ。任せろ、私がこいつを必ず一流のサボテンにしてみせる」

雪美「……マストレに……きたえて…もらう……」

夕美「あ、あはは……大丈夫なのかな」

マストレ「ふむ、よかろう…ッ!」

雪美「……夕美……どう…したの……?」

夕美「確かに一緒とは言ったけど、そういう意味じゃないんだけどな……」

マストレ「なんだ? 相葉は私を信用していないのか?」

夕美「い、いえっ……そういうわけじゃ」

マストレ「なぁに大丈夫、私に任せておけば問題ない!」

夕美「でもいったいどうするんですか? 植物はレッスンできませんよ?」

マストレ「アイドルにはアイドル、植物には植物の育て方がある」

マストレ「雪美、サボテン用特性ドリンクをやろう。さぁ、飲ませるがいい……」

雪美「……うん……」

夕美「サボテン用特性ドリンク、こんなのもあったんだね」

マストレ「後は育成スケジュールを組むぞ、体調、成長具合を考えながらな」

雪美「……わかった……」

夕美(な、なんか本格的だな……)
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 00:16:42.63 ID:vIOIFjZuo

一週間後……

マストレ「うむっ、なかなかいい仕上がりのようだな」

雪美「……これで……安心……」

夕美「…………」

ビキビキ

雪美「……元気…に……なった……」

夕美「で、でも少したくましくなったというかなんというか」

夕美「なんか前より2倍くらい大きくなってるよね?」

マストレ「よく成長してきたとみえる。だがあと一歩足りないといったところか」

雪美「……まだ……大きくなるの……?」

夕美「こ、これ以上大きくさせるの!?」

マストレ「なんだ、相葉。なにかあるのか?」

夕美「え、えーっと。このままでも充分カワイイんじゃないかなって……」

雪美「……うん……かわいいけど……元気に……なって…ほしい……」

マストレ「こいつは私と雪美の自慢だ。この調子でどんどん成長して欲しいものだ」

雪美「……夕美…も……一緒に…育てよ……?」

夕美「よ、よぉーし! こうなったら私も手伝おっかな!」

-----------

P「…………」 チラッ

雪美「……がんばった……」

P「あのやたらでかいサボテンの経緯はそれか……」

雪美「……うん……」

P「まだ成長するの?」

雪美「……夕美と……マストレが……手伝ってくれてる…から……」

P(そろそろ、天井に届くな……)
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 00:17:10.70 ID:vIOIFjZuo

相葉夕美(18)
http://i.imgur.com/sMiRZEx.jpg

マスタートレーナー(28)
http://i.imgur.com/MjIBrOu.jpg
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:04:46.08 ID:vIOIFjZuo

―――――――――――――――――――

藤居朋「雪美ちゃんの今日の運勢はまぁまぁね」

雪美「……まぁまぁ……?」

朋「そ、でも年単位で見れば良い方だから落ち込む事はないわ」

兵藤レナ「あら? なにやってるの?」

朋「レナさん、雪美ちゃんが占って欲しいってるから見てあげてるの」

雪美「……レナ…も……見て…もらう……?」

レナ「トランプ……普通のトランプで占いってできるの?」

朋「カードは占いの基本にして多くの人に使われてるからね」

朋「普通のトランプでやる占いも結構あるのよ」

雪美「……朋の……よく…あたる……」

レナ「ふーん、でも私はいいわ。ツキは自分で引き寄せるタイプだから」

雪美「……それとは……また…べつ……」

朋「これも結構バカにできないよ?」

レナ「……じゃあ一回やってもらおうかしら」

朋「うん! まかせてよっ!」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:06:10.72 ID:vIOIFjZuo

朋「よしっと、じゃあこの中から3枚引いてね」

レナ「ちなみに聞くけど何が出ると一番運が良いの?」

朋「この占いだとエースよ、なかなかでないんだけどね」

雪美「……私……735だった……」

レナ「……引いたわ」

朋「じゃあ、引いた3枚を見せてよ」

雪美「…………」

レナ「これよ」

A A A

朋「う、うそっ!? 全部エース!?」

レナ「どうかしら? 私の運勢は?」

朋「これなら最高の運勢だよ! 運気も急上昇しているはず……」

レナ「ふふっ、今日はツイてるみたいね♪」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:06:55.58 ID:vIOIFjZuo

雪美「……レナ…まほう……つかった……?」

朋「魔法?」

レナ「なんのことかしら?」

雪美「……私……わかる……レナ…まほうつかう時……目が…違う……」

朋「どういうことなの?」

レナ「やれやれ、雪美ちゃんに見破られるなんてね。私も勘が鈍ったかしら」

パラパラ

朋「ト、トランプ……隠し持ってたの?」

レナ「言ったでしょ? 運気は自分で引き寄せるタイプだって」

レナ「まぁ、小さな女神には見破られちゃったみたいだけど」

雪美「…………」

朋「はぁ……色んな人占ってきたけどレナさんみたいな人は初めてだわ」

レナ「ふふっ、でもこういうのって自分の思い通りにならないから面白いのよね」

朋「で、魔法を使わなかったカードはなんなの?」

レナ「これね……」

7 7 7

雪美「……全部……7……」

朋「はぁ!? な、なんでこんな……」

レナ「うふふっ、何ででしょうね?」

-----------

雪美「……レナ…まほうつかい……」

P「そうだな、まぁ魔法が無くても凄いもんだよ」

雪美「……P……は…できる……?」

P「……雪美、じゃあこのカードを引いてみろ。雪美はエースを引くから」

スッ

雪美「……ジョーカー……でた……」

P「……失敗したわ」

雪美「……P……やっぱり…エース…だった……」

P「な、慰めてくれてるのか……」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:07:39.26 ID:vIOIFjZuo

兵藤レナ
http://i.imgur.com/Xo9ctuF.jpg

藤居朋
http://i.imgur.com/wN145ab.jpg
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:08:45.45 ID:vIOIFjZuo

年齢忘れてました

兵藤レナ(27)
http://i.imgur.com/Xo9ctuF.jpg

藤居朋(19)
http://i.imgur.com/wN145ab.jpg
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:55:30.81 ID:vIOIFjZuo

―――――――――――――――――――

「以上が今話題のメイク特集でした〜」

井村雪菜「はぁ〜、やっぱり良いなぁ」

雪美「……すごく……変わってた……」

雪菜「新しいチークとマスカラ、買いにいかないと……」

雪美「……雪菜……また…買うの……?」

雪菜「メイクはアイドルの基本だよ♪」

雪美「……私…いつも…してもらってる……から……」

雪菜「雪美ちゃんが自分でするにはまだ少し早いかなぁ」

雪美「……なにすれば……いいか……わからない……」

雪菜「私はもっともっと綺麗になりたいから、メイクは大好きなの」

雪美「……道具……いっぱい…ある……」

雪菜「家にはもーっとコスメあるよ」

雪美「…………」

雪菜「いつもメイクやコスメをちょっと変えてるんだよ。毎日新鮮でしょ?」

雪美「……雪菜…お願い……ある……」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:56:07.66 ID:vIOIFjZuo

佐々木千枝「ほ、本当にこれで大人になれるんですか!?」

雪美「……うん……なれる……」

雪菜「女の子はメイクと気持ちで……何にだってなれるのよ♪」

千枝「お、お願いします。千枝を大人にしてください」

雪菜「うん、千枝ちゃんはお肌が綺麗だからメイクしやすくて良いね!」

雪美「……メイク……で…変わる……から……」

千枝「なんだか緊張します。ドキドキしてきちゃいました」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:56:43.88 ID:vIOIFjZuo

雪菜「……こんなところかな」

千枝「わぁー、凄いです! 全然変わりました!!」

雪美「……千枝……綺麗……」

雪菜「大胆に変身しちゃって驚いてる?」

千枝「はいっ、とっても! 雪美ちゃん、雪菜さん、ありがとうございます!」

雪美「……よかった……」

雪菜「うふふ……衣装だけじゃなくてメイクでも女の子はどんな姿にだって変われるんだから!」

千枝「雪美ちゃん、千枝、大人っぽいですか?」

雪美「……だと…思う……」

千枝「えへへっ! 良かったぁ〜」

雪菜「女の子はたまには大胆に……ね!」

千枝「あ、あの……雪菜さん。千枝にこのメイク教えてもらって良いですか?」

雪菜「うん、別にかまわないよ」

千枝「これで明日からみんなをびっくりさせちゃいます!」

雪美「……楽しみに……してる……」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/23(日) 03:57:56.45 ID:vIOIFjZuo

「今日紹介する新作コスメはこちら!」

雪美「……また……新しいの…出てる……」

雪菜「うーん、これも欲しいなぁ」

雪美「……雪菜…きれい……なのに……?」

雪菜「私はもっともっと輝きたいから!」

雪美「……きれいって……むずかしい……」

ガチャッ

千枝「おはようございます!」

雪美・雪菜「!?」

千枝「雪菜さんに教えてもらった事、実践してみました!」

雪美「……誰……?」

雪菜「ち、ちょっと塗りすぎなんじゃないかな……色々」

千枝「どうですか? 千枝、大人っぽいですよね?」

雪菜「う、うん……えーっと……」

雪美「……雪菜……」

千枝「あれ? なんでふたりとも千枝の事をみてくれないんですか?」

-----------

P「男の俺にはメイクの事は全然分からないからな」

雪美「……私も……分からない……」

P「まぁ、メイクさんが大抵やってくれるから大丈夫だよ」

雪美「…………」

P「どうしたんだ?」

雪美「……P……女の子は……一生の…お願い……いっぱい…できる……」

P「それじゃあ一生のお願いじゃないじゃないか」

雪美「……女の子は……何回も……生まれ…かわるから……」

P「哲学的な事言うね。どこで覚えたんだ?」

雪美「……雪菜に……きいた……」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/23(日) 03:58:30.91 ID:vIOIFjZuo

井村雪菜(17)
http://i.imgur.com/p4L2sS7.jpg

佐々木千枝(11)
http://i.imgur.com/qkY1dsx.jpg
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/23(日) 05:55:25.41 ID:ihs2u241o
おっつ、千枝は可愛いな
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/23(日) 10:20:08.78 ID:Lbp3TueJo
おつおつ
あぁ、かわいい!レナさん流石だな
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/23(日) 11:39:42.97 ID:21zTXdeV0
今更だがミルクパズルワロタ。
宇宙飛行士が訓練でやるやつだっけ?
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/23(日) 12:51:37.85 ID:F28k5RjSo
なんか豪雪地帯に入ったようだ
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 02:23:40.18 ID:psIelUpKo

―――――――――――――――――――

雪美「……釣れない……」

藤原肇「ふふっ、釣りは忍耐ですよ。釣れない時もまた面白いんです」

雪美「……うん……肇は…好きなの……?」

肇「岡山に居た頃はこうしておじいちゃんと二人でよく釣りに行ってたんです」

肇「釣りをしてると気持ちが落ち着いて、何て言うか……リフレッシュできますから」

雪美「……そう……」

肇「雪美ちゃんは楽しいですか?」

雪美「……楽しい……肇と……お話できる……」

肇「ふふっ、そうですね。こうして二人で遊びに行ける日も少ないですから」

ピク ピク

雪美「……肇…揺れてる……」

肇「あっ、よいしょっと……!」

ピチピチ

雪美「……釣れた……」

肇「ふふっ、そうですね」

雪美「……肇…だけ……いっぱい……」

肇「うん、ここの釣り堀はかかりやすいですね」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 02:25:23.71 ID:psIelUpKo

雪美「……上手なのは……がんばってる…から……?」

肇「……何でも頑張るの、好きなんです」

肇「おじいちゃんに『やるからには完璧を目指せ』って……私もそう思うから頑張ろうかなって」

雪美「……肇……おじいちゃん……好き……?」

肇「ふふっ、そうですね。おじいちゃんっ子ですから」

肇「でも……孫に無茶を言うおじいちゃんなんですよ……困りものです」

雪美「……でも……肇……おじいちゃんの…話……楽しそう……」

肇「ふふっ、そうですね。何だかわかりませんけどよく話してしまいます」

雪美「……私も……肇の…おじいちゃん…みたいに……釣り…上手になりたい……」

肇「えっ? どうしてですか?」

雪美「……肇と……釣りに…いけるから……」

肇「ふふっ、ありがとう……雪美ちゃん」

雪美「……どうすれば…上手に……なれる……?」

肇「……じゃあ、まずはイメージが重要です」

雪美「……イメージ……?」

肇「そう、魚がどういう風に動いているか、どうやったら餌に食いつくかを考えてみて」

肇「後は少し集中して釣り針を眺めておけば大丈夫ですよ」

雪美「……わかった……それなら…できる……」

ピク ピク

雪美「…………」 シュッ

ピチピチ

雪美「……釣れた……」

肇「えっ!? す、凄いですね……もうコツを掴んだんですか?」

雪美「……うん…いつも……やってるから……」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 02:27:34.86 ID:psIelUpKo

双葉杏「ぐー……ぷぴ〜……すやすや」

コツン

杏「んー、なんだこれ……飴が浮いてる?」

杏「ふふふ……寝てても飴が杏の所に来るなんて、良い時代になったもんだね」

杏「いっただきまーす」

ヒョイッ

杏「あ、あれっ!? 何でよけんの?」

杏(あの位置だと起き上がらないと食べれないなぁ……)

杏「はぁ……めんどくさ…よっこらセット……」

雪美「…………」

肇「…………」

杏「…………」

雪美「……肇……釣れた……」

肇「いつもやってるって、こういう事だったんですね……」

雪美「……うん……立ち…あがらせるように……頼まれてる……」

杏「ま、また雪美かっ!? 杏をなんだと思ってるんだよっ!?」

-----------

P「釣りかぁ、そういや俺はほとんどやったことないな」

雪美「……Pも…しよ……楽しいから……」

P「それにしても雪美が釣りとはね。何か釣りたいのはあるのか?」

雪美「……カジキ……」

P「な、なんでカジキなんだよ!?」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 02:28:15.91 ID:psIelUpKo

藤原肇(16)
http://i.imgur.com/0HZTtkm.jpg

双葉杏(17)
http://i.imgur.com/Nx1UpwC.jpg
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 03:15:02.86 ID:psIelUpKo

―――――――――――――――――――

雪美「……清良……助けて……」 ニャー

柳清良「あら? 雪美ちゃん、傷だらけでどうしたの?」

雪美「……この子……診て…あげて……」 ニャー

清良「まぁまぁ、足を怪我をしてるのね……でもこんなに暴れてちゃ治療もできないですね」

雪美「……おとなしく……して……怖く…ないから……」

ニャー バリバリ

雪美「……痛い……」

清良「悪いネコちゃんですねー、おイタはダメですよ〜」

ニャー ビクッ

雪美「……大人しく……なった……」

清良「はーい、じゃあすぐに治療しちゃいましょうね」

清良「雪美ちゃんも大分ひっかかれてるから、消毒しておきましょうね」

雪美「……消毒……痛い……?」

清良「痛くないですよ〜」

雪美「……我慢…する……」 ニャー
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 03:15:53.05 ID:psIelUpKo

ニャー

清良「大分とよくなってきたみたいですね」

雪美「……うん……」

ニャー バリバリ

雪美「……痛い……」

清良「でも、一向に雪美ちゃんには懐かないんですね」

雪美「……むりやり……連れてきた…から……怒ってる……」

清良「じゃあ、消毒して包帯変えましょうねー」

ニャー ニャー ニャー

清良「大丈夫、少々痛くても死にはしませんから。はーい、観念してくださいね♪」

雪美「……清良が…いると……大人しく…なる……」

清良「こういう患者さんはいっぱいいましたからね」

雪美「……ねぇ……この子…大丈夫……?」

清良「怪我の具合も良くなってきていますから後少しでしょうね」

雪美「……うん……後…少し……がんばって……」

ニャー バリバリ

雪美「……だから…痛い……」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 03:17:17.21 ID:psIelUpKo

ニャー

雪美「……ペロリーヌ……もう…痛くない……?」

清良「ペロリーヌ? そんな名前なんですか?」

雪美「……うん……つけてあげた……」

ニャー バリバリ

雪美「……痛い……」

清良「もしかして気に入って無いんじゃないかしら?」

雪美「……もっと……かっこいいのが…良いって……」

清良「おませなネコちゃんですね」

雪美「…………」

清良「最近はひっかく回数は減ってきてますけど」

清良「まだまだ雪美ちゃんをひっかくなんて悪いネコちゃんですね」

ニャー ビクッ

雪美「……大人しく…なった……」

清良「雪美ちゃん、後でちゃんと消毒しておきましょうね」

雪美「……うん……その前に…ペロリーヌに……これ……」

清良「あら、可愛い首輪。鈴がついてるんですね」

雪美「……元気になった……お祝い……」

フー フー フー

清良「なんだか怒ってるみたいですけど……」

雪美「……いらないって……」

フー フー フー

雪美「……ここ……置いて…おくから……」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 03:24:47.15 ID:psIelUpKo

雪美「…………」

清良「あれ? ネコちゃんはどうしたのかしら?」

雪美「……出て…いった……」

清良「まぁまぁ、何も言わずに出て行くなんて寂しいですね」

雪美「……これ……置いて…あった……」

清良「猫用のにぼし……たしかおやつにあげてたやつの?」

雪美「……うん……お礼…みたい……」

清良「照れ屋さんなのね、でも雪美ちゃんには感謝してると思いますよ」

雪美「……清良にも……ありがとう…って……」

清良「元気になった姿が見れなかったのは残念だけど、良かったですね」

雪美「……うん……」

ニャー チリン

雪美「……あっ……」

清良「どうしたんですか? 窓から何か見えました?」

雪美「……うん……見えた……」 ニコッ

-----------

P「雪美でもネコと仲良くなれない事もあるんだな」

雪美「……うん……よく…ある……」

P「でも、ちゃんと雪美の気持ちは伝わったと思うよ」

雪美「……そう……?」

P「きっとさ、俺が保証するよ」

雪美「……Pが……そういうなら……私…嬉しい……」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 03:25:14.13 ID:psIelUpKo

柳清良(23)
http://i.imgur.com/DVRFkJh.jpg
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/24(月) 07:40:28.92 ID:oFkyreWqo
ペロリーヌペロペロ
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/24(月) 11:47:00.22 ID:VieRXtUgo
ゆきみん何気にハイスペック
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 23:40:30.66 ID:X90KdNFjo
>>182
亀ですが
ミルクパズルは宇宙兄弟で宇宙飛行士の試験の時にやってましたね
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 23:41:21.71 ID:X90KdNFjo

―――――――――――――――――――

宮本フレデリカ「フンフンフフーン♪ フレデリカー♪」

雪美「…………」

フレデリカ「やっほー! ゆきみんどうしたの?」

雪美「……フレデリカ……」

フレデリカ「なになに、何読んでるの?」

雪美「……これ…読める……?」

盥回し

フレデリカ「なにこれ?」

雪美「……わからない……」

フレデリカ「あははっ、暗号みたいだね〜」

雪美「……意味……知りたい……」

フレデリカ「アタシはちょっとわっかんないかな〜」

雪美「……分かる人……いる……?」

フレデリカ「そうだねー、ケイトとかこんなの好きなんじゃないかな?」

雪美「……ケイト……?」

フレデリカ「よく日本の雑誌呼んでるから、漢字とか詳しいはずだよ」

雪美「……わかった……聞いてみる……」

フレデリカ「がんばってねー♪」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 23:42:25.77 ID:X90KdNFjo

ケイト「♪〜」

雪美「……ケイト……」

ケイト「Wow! ユキミ! どうしましたデスカ?」

雪美「……これ……読める……?」

盥回し

ケイト「Oh……こんな難しい字を知りたがるなんて雪美は勉強家デスネ!」

雪美「……気になったから……」

ケイト「Yeah!! これはタライマワシと読むんデス!」

雪美「……たらい……まわし……?」

ケイト「自信は無いけど、当たってるハズ! 日本語勉強しててヨカッタ……」

雪美「……どういう……意味……?」

ケイト「アー……えーっとデスネ……Yes! タライを回すデスヨ!」

雪美「……たらいを……回す……」

ケイト「ソウソウ! クルクルーっと回しちゃうデース♪」

雪美「……くるくる……」

ケイト「きっと回すと何か意味があるヨ!」

雪美「……わかった……回してくる……」

ケイト「ユキミはChallengerネ! 頑張ってクダサーイ!」

雪美「……たらい……どこにあるの……?」

ケイト「えーっと……確かクラリスがもってたデスヨ!」

雪美「……借りて…くる……」

ケイト「イッテラッシャーイ! ユキミにユニオンジャックの祝福を!」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 23:44:09.18 ID:X90KdNFjo

クラリス「えっ? たらい……ですか?」

雪美「……クラリス…もってる……?」

クラリス「えぇ、ここにありますわ」

ドンッ!

雪美「……大きい……」

クラリス「でも、雪美さん。このようなものをどうするのですか?」

雪美「……まわす……」

クラリス「まわす……? まわして何か意味があるのでしょうか?」

雪美「……わからない……でも…これに……書いてある……」

盥回し

クラリス「あら、難しい字ですね。私には読めませんわ」

雪美「……ケイトが……たらい……回して…こいって……」

クラリス「ケイトさんがですか、それなら何か意味があるのですわね」

雪美「……でも……何も…おきない……」

クラリス「何か……足りないのでしょうか?」

雪美「……クラリス……どうしよう……?」

クラリス「困りましたわね……」

雪美「…………」

クラリス「そうですわ、こんな時はイヴさんにお聞きするなどはいかがでしょう?」

雪美「……イヴ…に……?」

クラリス「えぇ、イヴさんは世界を回ってきておりますし。きっと何か知っているはずですわ」

雪美「……わかった……たらい…借りてく……」

クラリス「お気をつけて下さいね。雪美さんに神の導きを……」

-----------

P「イヴに聞いて意味はわかったのか?」

雪美「…………」 フルフル

P「良い事教えてやろうか雪美」

雪美「……なに……?」

P「その雪美のやってたことが盥回しっていうんだよ」

雪美「…………」

P「今、明らかに落胆した顔になったな」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/24(月) 23:44:55.49 ID:X90KdNFjo

宮本フレデリカ(19)
http://i.imgur.com/FlF6uMn.jpg

ケイト(20)
http://i.imgur.com/1foLksK.jpg

クラリス(20)
http://i.imgur.com/eJAh0sP.jpg
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/25(火) 01:39:31.86 ID:c8V/ajNro

―――――――――――――――――――

塩見周子「……ふぅ」

雪美「……周子…おつかれ……」

周子「あい、ありがと」

周子「最近は忙しくてこれなかったけど、やっぱりたまにはきとかないとねー」

雪美「……献血…好きなの……?」

周子「ふふっ、あたしは親不孝もんだからね」

周子「せめて誰かの役に立つ事はしときたいかなって」

雪美「……注射…怖い……」

周子「ゆきみんは年齢的にも献血はできないし、こーゆートコ、あんまり来ないのかな?」

雪美「……うん……」

周子「そりゃそうか。ほいっ、貰ったオレンジジュースあげる」

雪美「……ありがと……」

周子「さって、この後どうしよっか? 遊んで帰る?」

雪美「……悩んでる……」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/25(火) 01:40:32.78 ID:c8V/ajNro

片桐早苗「あー、終わった終わった。やっぱり病院は苦手だわ」

周子「おろ?」

雪美「……早苗……」

早苗「あらー、周子ちゃんに雪美ちゃん。あなた達もケガしたの?」

周子「違うよ、今日は献血。ゆきみんは付き添い」

雪美「…………」 コクッ

早苗「……ねぇ、この後暇かしら? 良かったらスーパー銭湯に行かない?」

周子「スーパー銭湯? 献血後のお風呂はあんまよくないんだけどなー」

早苗「あー、違うわよ」

早苗「新しくできた所があってね、かなりおっきいみたいだから遊びに行こうかと思ってたのよ」

早苗「お風呂意外にも遊ぶとこがいっぱいあるみたいよ?」

雪美「……おっきい……?」

周子「なるほどねー、それならお風呂に入らなくても楽しめるっちゃ楽しめるか」

早苗「そうよぉー、行ってみると結構楽しいんだから♪」

周子「ゆきみんはどうする?」

雪美「……私…行った事……ない……」

周子「ふふっ、じゃああたし達も行ってみよっか」

早苗「よぉーし、そうと決まれば今日はマッサージしてもらうわよー!」

雪美「……周子……私…も……」

周子「おっ、マッサージかぁ。あたしもやってみたかったんだよねぇ」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/25(火) 01:42:05.07 ID:c8V/ajNro

早苗「いやー、コリがとれたわね!」

雪美「……ふにゃふにゃ……」

周子「ふふっ、ゆきみんにはまだ早かったね」

早苗「さぁ、ちょっとゆっくりして行きましょうか」

周子「そこでたい焼き売ってたから買ってきたよ、みんなで食べよっか」

早苗「まぁ、お酒が無いのは残念だけど、今日はみんなのお姉さんしないといけないから我慢するわ」

雪美「……食べる……」

周子「ねぇねぇ、ゆきみんはたい焼きはあんこ派? それともクリームとかの変わり種が好き?」

雪美「……クリーム……好き……」

周子「クリーム……? 邪道め……異端主義者はゆるさーん!」 ガバッ

雪美「……周子……苦しい……」 ジタバタ

早苗「ウッフッフ……お子様ねぇ」 モグモグ

周子「早苗さんだってそんな変わんないと思うけどなぁ」

雪美「……なにか……いつもと…ちがう……?」

早苗「チッチッチ……わかってないわねぇー」

早苗「マッサージでほぐされた身体に少しはだけた服……」

早苗「絶対真似できない大人の魅力全開でしょ! みんな視線は釘付けね♪」 モグモグ

雪美「……周子……そうなの……?」

周子「えっ? そ、そうなんじゃないかな……」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/25(火) 01:45:08.19 ID:c8V/ajNro

早苗「どうよこのあふれそうなワガママボディー! いやー、思春期の青年の視線が困るわ」 モグモグ

周子「あー、早苗さん。あんまり目立つのはちょっと……」

雪美「……早苗……すごい……」

早苗「なになに、もっと見たいのー♪ うっふーん、セクシーポーズ♪」

ピンッ ペシッ

雪美「……痛い……」

周子「今、何か飛ばなかった?」

雪美「……ボタン……」

早苗「…………」

雪美「……これ……早苗の…服の……」

周子「ま、まぁ……さっきからずっと食べてたしね……」

早苗「……二人とも、機密事項よ。バラしたらタイホしちゃうぞ☆」

雪美「……周子……私……たいほ……されるの……?」

周子「私もこんなことで逮捕されそうになるとは思わなかったなぁ……」

-----------

P「それ、言ったらまずいんじゃないのか?」

雪美「……あっ……」

P「おいおい、雪美。どうするんだ?」

雪美「……Pも……一緒……」

P「き、共犯にするつもりか!?」

雪美「……大丈夫……Pとなら……寂しくない……」

P「なんで捕まる前提になってるんだよ!?」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/25(火) 01:45:36.32 ID:c8V/ajNro

塩見周子(18)
http://i.imgur.com/Ph6UCNs.jpg

片桐早苗(28)
http://i.imgur.com/xKAPBAN.jpg
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/25(火) 01:47:16.24 ID:c8V/ajNro

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。

100人超えた記念に上げときます
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/25(火) 01:56:09.55 ID:sUvO8cnTo
おっつおっつ
ゆきみん好きなのでこういうSSはとっても嬉しいです
まだまだ続くのかな?
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/25(火) 02:15:12.32 ID:gwgj4dzAO
雪美には総受けの素質があると思う
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/25(火) 02:59:13.43 ID:DEpDvp8E0
すごい和む
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/25(火) 09:24:32.70 ID:p3MsPxVJo
おつおつ

実に癒される。かわいい
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/26(水) 02:59:26.31 ID:HZCyE+3Ao
>>206
全員書ききるくらいまでは続けるつもりです
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/26(水) 03:01:44.97 ID:HZCyE+3Ao

―――――――――――――――――――

雪美「…………」 ポロン ポロン

木村夏樹「おっ、そんな感じそんな感じ。ヘヘッ、雪美も大分と上達したな」

雪美「……うまく…なった……?」

夏樹「その年にしちゃ弾ける方だと思うぜ」

雪美「……でも…李衣菜や…夏樹……もっと……すごい……」

夏樹「アタシは前からやってるし、だりーはまぁ……インパクトはあるよな」

夏樹「でも、雪美がアコギやりたいなんて意外だな」

雪美「……そう……?」

夏樹「なんかそういうの興味無さそうなイメージだしさ」

雪美「……上手になって……P…に……聞かせてあげたい……」

夏樹「へぇー、雪美のプロデューサーにね。良いじゃない、ロックな感じがするよ」

雪美「……夏樹の……ロック…って……なに……?」

夏樹「ロックってのは情熱! それだけだ!」

雪美「……情熱……?」

夏樹「あぁ、心の炎をガンガン燃やしてファンにぶつけるんだ!」

雪美「……炎……」

夏樹「雪美の誰かに聞かせてあげたいって気持ちをもっと強く出して行けってことだよ」

雪美「……どう…すれば……いいの……?」

夏樹「ははっ、今は練習あるのみだな。いっその事、全国にストリートライブでも行ってくるくらいにさ!」

雪美「…………」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/26(水) 03:02:53.36 ID:HZCyE+3Ao

並木芽衣子「るるっるる〜ん♪」

雪美「……芽衣子……」

芽衣子「雪美ちゃん、どうしたの?」

雪美「……旅行……いくの……?」

芽衣子「んー、今度のオフに旅行するならどこがいいかなって」

雪美「……パンフレット…いっぱい……」

芽衣子「旅行のパンフって、想像が膨らんでお仕事もやる気になるよね!」

雪美「……いきたいとこ……ある……?」

芽衣子「どこもかしくもいいとこばっかりで悩んでるかな〜」

雪美「……芽衣子……私…いきたいとこ……ある……」

芽衣子「えっ? なになに、雪美ちゃんも一緒に旅行行く?」

雪美「……うん……芽衣子…連れてって……」

芽衣子「もっちろん! どこに行きたいの?」

雪美「……それは……」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/26(水) 03:04:20.64 ID:HZCyE+3Ao

--- 北海道

芽衣子「さぁっ! パパッとやっちゃおう!」

雪美「……わかった……」

雪美「……はんぺん……はんぺん……♪」 ポロン ポロン

「なんだあの女の子……?」

「弾き語りしてるのかな?」

-----------

--- 仙台

芽衣子「まだまだ!もっと行くよーっ!」

雪美「……おでんに……すると……美味しい……♪」 ポロン ポロン

「あら、かわいい」

「それにしても変わった歌だね」

-----------

--- 名古屋

雪美「……ちくわ……ちくわ……♪」 ポロン ポロン

芽衣子「雪美ちゃん、絶好調すぎるかもっ! 誰にも止められないかもよー?」

「なんだかおでんが食べたくなってきたな」

「妙に中毒性がある歌だな」

-----------

--- 大阪

雪美「……指に……はめる……♪」 ポロン ポロン

「はぁ……今日も疲れたな……」

芽衣子「そこの君っ、顔をあげてっ! この歌を聞いて元気になって!」

「えっ!? は、はい……」

-----------

--- 広島

雪美「……でも……私……♪」 ポロン ポロン

芽衣子「ほらほら、今ならゆきみんライブの特等席が空いてるよっ♪」

「な、何だか面白そうだな!」

「がんばれゆきみん!」

-----------

--- 福岡

雪美「……ケーキが……好き……♪」 ポロン ポロン

「て、天使や……天使がおる」

「アンコール! アンコール!」

芽衣子「うん、ラストライブも文句なし! 私的にっ!」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/26(水) 03:07:18.95 ID:HZCyE+3Ao

「本日のロック特集は各地で目撃された謎の弾き語り少女です」

「アコースティックギター一本で観客を魅了し、一躍有名となったのですが」

「名前も語らず、ふらっと次の街に行っては路上ライブを繰り返してるようです」

夏樹「へぇー、ストリートライブか……今時骨のあるやつもいるもんだな」

ガチャッ

雪美「……ただいま……」

芽衣子「いやー、楽しかったね。雪美ちゃん!」

夏樹「あれっ? 雪美に芽衣子さんじゃん。どっか行ってたのか?」

雪美「……ちょっと……旅行……」

夏樹「ふーん……まぁ、それより見なよ! ストリートライブ少女だってさ!」

芽衣子「へぇー、珍しい話だね。そんな凄い子がいるんだ?」

雪美「……私…も……負けて…られない……」

夏樹「でも、歌ってる歌がおでんの歌らしいんだってよ、変な話だよな」

芽衣子「おでんねぇー、雪美ちゃんはおでんは好き?」

雪美「……ケーキの…ほうが……好き……」

-----------

P「…………」

雪美「……ケーキ……美味しい……」

P「雪美ってたまに行動力あるよな」

雪美「…………?」

P「い、いや……気づいてないなら良いけどさ」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/26(水) 03:08:09.85 ID:HZCyE+3Ao

木村夏樹(18)
http://i.imgur.com/v5m6OfW.jpg

並木芽衣子(22)
http://i.imgur.com/oPuHIK3.jpg
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/26(水) 03:42:53.97 ID:MPHTic1ro
100人超えてるのか、すごいなおつ
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/26(水) 03:43:42.92 ID:F/2wF5Vqo
ゆきみんパネェな・・・ww
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/26(水) 04:09:26.89 ID:W7QaLRjWo
うちに秘めた情熱のままに動くとこうなるのかw
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/26(水) 22:37:45.80 ID:hvs/aKyfo
だりー、負けてんぞ!
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 00:05:10.25 ID:uPUjBoM5o

―――――――――――――――――――

五十嵐響子「留美さん、どんな感じですか?」

和久井留美「ん……美味しくできたと思うわ。響子ちゃん、味見してみる?」

雪美「……美味しそう……」

響子「あれ? 雪美ちゃん、どうしたんですか?」

雪美「……お料理……してるの……?」

留美「そうよ、響子ちゃんに見てもらってるの」

響子「でも、留美さんはとっても覚えるのが早いから私が教える事なんてほとんどないですけど……」

留美「なにを言ってるのよ、響子ちゃんはやっぱり教えるのが上手いわ」

雪美「……留美……お料理……するの……?」

留美「ふふっ、私も少し勉強してみようかなって思ったのよ」

雪美「……テレビ……出る……?」

響子「あっ、それ面白そうですね! 料理番組って一回やってみたかったんです!」

留美「まだ人に見せられるほどの実力は無いわ、それにそういうので勉強してるわけじゃないし」

雪美「……でも……一回……見てみたい……」

留美「もう……物好きね。それなら遊びで一回やってみる?」

響子「それなら私もご一緒させてもらって良いですか?」

雪美「……うん……楽しみ……」

留美「じゃあ、雪美ちゃんは何か食べたいのあるのかしら?」

雪美「……笑美…から……これ…もらった……」

響子「あれ? これはなんなんですか?」

雪美「……面白い……缶詰…だって……」

留美「魚の缶詰? これ、なんか見た事あるわね……なんだったかしら」

雪美「……これで……お料理…番組……」

響子「よぉーし、張り切っちゃいますよ!」

221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 00:06:15.59 ID:uPUjBoM5o

留美「和久井留美と……」

響子「五十嵐響子の……」

留美・響子「わくわく! 今日は何作ろう!!」

雪美「…………」 パチパチ

響子「さーて、留美さん。今日は何作るんですか?」

留美「今日は一風変わった料理に挑戦しましょうか」

響子「一風変わった料理?」

留美「アシスタントの雪美ちゃん、アレを持ってきて頂戴」

雪美「……はい……」

トン

響子「今日は缶詰を使うんですね。これはなんなんですか?」

留美「シュールストレミング……お魚の缶詰よ」

響子「へぇー、外国の缶詰なんですね?」

雪美「……手に入れるの……大変…だった……みたい……」

留美「今日はこれを使ってサンドイッチを作りましょうか」

響子「わかりました! 助手の私も精一杯お手伝いしますね!」

留美「じゃあ、響子ちゃん。この缶詰を開けてもらえるかしら?」

雪美「……はい……缶切り……」

響子「任せて下さい! 缶詰は家でもよくつかってますから」

留美「じゃあ、私は野菜を切るわね」

雪美「……がんばって……」

留美「レタスとトマトはこうやって切るのよ」 タン タン タン タン

雪美「……留美……切るの…はやい……」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 00:07:17.72 ID:uPUjBoM5o

響子「さて、こっちも缶詰開けますね!」

キリキリキリ パカッ

響子・留美・雪美「!?」

留美「うっ……」

雪美「…………」

響子「ゴホッ! ゴホッ! な、なんですかこれ!?」

雪美「……目に……染みる……」

留美「お、思い出したわ、これ凄く臭い発酵缶詰よ!」

響子「えっ!? ど、どうしたら良いんですか!?」

雪美「……えい……」

ドンッ

留美「はぁ……、蓋をしてくれたのね、助かったわ……」

響子「うっ……まだ匂いが……こ、こんなものあったんですね」

雪美「……こまった……これ…食べるの……?」

留美「くっ、蓋をしてても凄い匂いね……流石に食欲がわかないわ……」

響子「うーん、私もこれを料理するのはちょっと……」

雪美「……どうしよ……」

留美「雪美ちゃん、笑美ちゃんから貰ったのよね?」

雪美「……う…うん……」

響子「ふふっ、そうでしたね……」

雪美「……響子……どう…したの……?」 ビクビク

響子「私、やる時はやる子ですから!えっへへー♪」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 00:08:24.71 ID:uPUjBoM5o

笑美「♪〜」

ジャジャジャーン!

笑美「な、なんやこの音楽は!?」

留美「和久井留美と……」

響子「五十嵐響子の……」

留美・響子「わくわく! 今日は何作ろう!!」

笑美「和久井さん!? 響子っち!? な、なんで鼻を洗濯バサミでつまんでんの!?」

雪美「…………」 ガタガタ

笑美「ん? 雪美もなんでふるえてんの?」

響子「和久井さん、今日は何作るんですか?」

留美「今日はサンドイッチよ」

笑美「えっ、な、なに言うてんの……?」

響子「はい、ちょうどここに完成品があります」 パカッ

留美「ふふっ、相変わらずの手際ね」

笑美「くさっ!? そ、それってもしかして……」

留美「あなたが買ってきた缶詰で作ったサンドイッチよ、素材の味を生かしてみたの」

笑美「しょ、正気かいな!? ハムとちゃうんやで!?」

留美「さぁ、笑美ちゃん。たんと食べなさい」

響子「笑美さんが苦労して買ってきたのを美味しく料理したんですよ?」

笑美(し、しもた……まさかこんな事になるとは……)

雪美「……あわわ……」 ガタガタ

-----------

P「まわりまわって自分の所に帰ってきたか……」

雪美「…………」 ブルブル

P「どうしたんだよ、雪美?」

雪美「……P……私…いたずら……しない……」

P「お、おう……そうか」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 00:09:08.33 ID:uPUjBoM5o

五十嵐響子(15)
http://i.imgur.com/7iEWplH.jpg

和久井留美(26)
http://i.imgur.com/qp6jw7D.jpg
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 00:19:04.74 ID:v1Hlpax3o
シュールはガチで危険なのでネタ半分で扱ってはいけない(戒め
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 00:57:39.73 ID:iWwi35npo
水の中で開けないとやばいんだっけ?
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 01:07:46.33 ID:srk+qr/No
いじめの復讐で使ったネタ?を思い出した
たぶんこんなほのぼのでは絶対すまないと思う

料理した場所が事務所なら確実に使用不可能になってるはず
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 01:09:05.54 ID:uPUjBoM5o
>>226
汁が飛んで悲惨なので
この話みたいに普通に開けるととんでもない事になります
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 01:12:36.06 ID:uPUjBoM5o
>>227
そうですね、物が物だけにあまり後味の良い話では無かったかもしれません
気分を害した方はすみませんでした

この話はちょっと取りやめて違う話にします
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 01:25:22.82 ID:uPUjBoM5o

―――――――――――――――――――

成宮由愛「わっ……凄く良い景色です……」

西園寺琴歌「ふふっ、新しくできた場所ですけど、本当に高い所なのですね」

雪美「……うん……高い……」

由愛「あの……琴歌さん、雪美ちゃん……絵を描いてもいいですか?」

琴歌「かまいませんよ、ご自由になさってくださいな」

雪美「……後で……見せて……」

由愛「えへへ……頑張って描きますね」

琴歌「こういう所なら良い絵が描けそうですわね」

雪美「……琴歌は……よく…来るの……?」

琴歌「こんな高いところは、あまり……」

由愛「わっ……」

琴歌「どうなされたのですか?」

由愛「ここの…足元……すごいです……」

雪美「……ほんと……透けてる……」

琴歌「ひっ!?」 ペタン
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 01:26:21.43 ID:uPUjBoM5o

由愛「こ、琴歌さん……大丈夫ですか……?」

琴歌「こ……このような姿をお見せしてしまって、お恥ずかしい……」

雪美「…………」

琴歌「はわ……へうぅ……ゆ、雪美さん」

ガシッ

雪美「……どう…したの……?」

琴歌「ど…どうかお助けくださいませんか……」

雪美「……助ける……?」

琴歌「あっ、あの、下を見たら、もう私…腰が引けてしまって……た、立てないのです……」

雪美「……わかった……手…にぎって……」

琴歌「は、はい……きゃっ!?」

ドシーン

由愛「琴歌さん…雪美ちゃん……け、ケガ無いですか……?」

雪美「……巻き…込まれた……」

琴歌「……も、申し訳ありません!」

由愛「あの……立てますか……?」

雪美「……琴歌が……離して…くれない……」

琴歌「ふぇぇぇん……お助けを……」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 01:27:30.19 ID:uPUjBoM5o

1時間後……

琴歌「あうぅ……」

雪美「……動けない……」

由愛「ど、どうしたら……良いのかな……?」

雪美「……由愛…マイク……持ってきて……」

由愛「マイク? ……何に…使うんですか?」

雪美「……いいから……」

琴歌「グスッ……雪美さん」

タッタッタッ

由愛「ちょうど……イベントやってたので……貸してくれました……」

雪美「……ありがと……琴歌…持って……」

琴歌「……グスッ……これは?」

雪美「……元気…出るから……」

パシッ

琴歌「……ふふっ、怖気づいている時ではありませんでしたね」

由愛「えっ……琴歌さん…どうしたんですか?」

琴歌「忘れていました、私はアイドル……たとえ断崖絶壁に立っていようとも気にしていられませんわ!」

雪美「……琴歌…マイク持つと……元気に…なる……」

由愛「そ、そうだったん……ですか……」

雪美「……うん…これで……大丈夫……」

琴歌「……雪美さん?」

雪美「…………?」

琴歌「腰が抜けて立てません……」

由愛「性格は変わっても……身体の状態は……変わって無いです……」

雪美「……しまった……」

-----------

雪美「……琴歌…高いとこ……だめ…みたい……」

P「まぁ、下が見えると大分と怖いからな。雪美は平気なのか?」

雪美「……ううん……怖い……」

P「それでよく行ってきたな」

雪美「……私も……動けなかった…から……」

P「二人揃って固まってたのか……」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/27(木) 01:27:59.85 ID:uPUjBoM5o

成宮由愛(13)
http://i.imgur.com/63QjO7f.jpg

西園寺琴歌(17)
http://i.imgur.com/hr2tvTJ.jpg
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 02:58:46.54 ID:v1Hlpax3o
さっちゃんが圧倒的に有名だが、琴歌さんもドヤ顔かわいいアイドルだよね
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/27(木) 08:24:51.98 ID:AwTklYjNo
あのほこらしげな顔はいいよね、かわいいwwww
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 01:09:04.51 ID:0FBmRkNao

ガチャッ

イヴ・サンタクロース「雪美さん、こんにちわ〜♪」

ブリッツェン「フゴッ!」

イヴ「聞いて下さい! 私達、海に行ってきて雪美さんにプレゼントがあるんですよぉ〜」

雪美「…………」

イヴ「えへへ、何だと思います?」

雪美「…………」

イヴ「見てください〜っ! 海ってすごいですねぇ〜、プレゼントがいっぱい穫れましたぁ〜☆」

雪美「…………」

イヴ「雪美さん、欲しいプレゼントはどれですかぁ? カニもウニも美味しいですよぉ〜?」

雪美「…………」

イヴ「あっ、コンブもいいダシが出るとおもいます〜♪」

雪美「zzz……」 コクリ コクリ

イヴ「あ、あれっ? お休み中だったんですねぇ〜」

イヴ「えっと、じゃあここに置いておきますね。氷があるからしばらく持ちますよぉ〜」

ブリッツェン「フゴッ! フゴッ!」

イヴ「そうだね、ブリッツェン。そーっと帰ろうかぁ〜」

雪美「zzz……」

ブリッツェン「フゴッ……」

イヴ「また、いっしょに煙突探しに行きましょうね……ではでは〜♪」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 01:09:46.45 ID:0FBmRkNao

ガチャッ

梅木音葉「こんにちわ……」

雪美「…………」

音葉「雪美ちゃん……少し、良い?」

雪美「…………」

音葉「この前、時間ができたから……久しぶりに森に行ってきたの」

雪美「…………」

音葉「その時に……偶然、知り合いに出会って……山菜やキノコなんかを頂いたの」

音葉「沢山もらってきたから……良かったら雪美ちゃんもどうぞ」

雪美「zzz……」 コクリ コクリ

音葉「あら? お昼寝中……だったのね」

雪美「zzz……」

音葉「ふふっ……綺麗な寝息の音」

音葉「邪魔をしては悪いから……私は行くわ」

雪美「zzz……」

音葉「また今度、ピアノ……聞いてね」

雪美「zzz……」

音葉「風邪をひかないように……お休みなさい」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 01:13:17.98 ID:0FBmRkNao

ガチャッ

五十嵐響子「雪美ちゃん、こんにちわっ!」

雪美「……んっ……」 ムクッ

響子「あっ、ごめんなさい、起こしちゃいましたね」

雪美「……大丈夫……」

響子「あれっ? この袋はなんだろう?」

雪美「……しらない……」 フルフル

響子「何かのお土産なのかな……」

ガサゴソ

雪美「……こんなの……入ってた……」

響子「えっ!? す、すごい……ウニにカニにキノコに山菜……」

雪美「…………」

響子「これって、雪美ちゃんのなのかな?」

雪美「……多分……」

響子「多分?」

雪美「……うん…お土産……だと…思う……誰がくれたか…わかる……」

響子「そ、そうなの?」

雪美「……お礼……しとく……」

響子「うん、そうだね。また、後でお礼に言っておいた方が良いよ」

雪美「……うん……響子…私……これ…食べたい……」

響子「でも、こんなに沢山一人じゃ食べきれないよ?」

雪美「……響子…や……みんなと…一緒に……」

響子「ふふっ、わっかりました! 愛情込めて何か作りますよ♪」

-----------

P「そんな普段からお土産って貰えるもんなの?」

雪美「……うん……みんな…いっぱい……くれる……」

P「へぇー、羨ましいものだな」

雪美「……この前も……これ…貰った……」

P「こ、これって有名店のクッキーだよな……並ばないと買えないやつ」

雪美「……うん……桃華の…お土産……」 モグモグ

P「な、なんだ……よくわからないけどなんか凄いぞ……」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 01:13:45.06 ID:0FBmRkNao

イヴ・サンタクロース(19)
http://i.imgur.com/Jk5CmMs.jpg

梅木音葉(19)
http://i.imgur.com/Sd7WlfG.jpg

五十嵐響子(15)
http://i.imgur.com/7iEWplH.jpg
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/28(金) 01:19:08.62 ID:CsttLaxho
ブリッツェンの鳴き声ってブモッのイメージだけど劇場だっけカードだっけ
二次創作かね
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/28(金) 01:23:58.64 ID:doIuZTnzo
ゆきみん流石の人徳である
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 02:26:18.23 ID:0FBmRkNao

―――――――――――――――――――

浅野風香「…………」 カリカリ

雪美「……風香……なに…かいてるの……?」

風香「あ、雪美ちゃん。ちょっと小説を……」

雪美「……今日は…どんなの……書いてるの……?」

風香「今日はえっと……お姫様と王子様の物語を……」

雪美「……面白そう……」

風香「あの……良かったら完成したら一緒に読んでくれるかな?」

雪美「……うん……聞かせて……」

風香「じゃあ、もう少しで完成するからもうちょっと待っててね」

雪美「……今回も……お姫様……?」

風香「私、こういうお姫様に憧れてるの……」

雪美「…………」

風香「いつかきっとこんなお姫様みたいにキラキラできるかなって」

雪美「……今も……キラキラ…してる……」

風香「えっ!? そ、そんな事ないと思うけど……」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 02:27:27.19 ID:0FBmRkNao

ガチャッ

赤西瑛梨華「じゃじゃーん、瑛梨華ちん登場!」

雪美「……瑛梨華……」

瑛梨華「風香ちゃんにゆきみん! おいーっす!」

雪美「……おいーっす……」

風香「こ、こんにちわ……」

瑛梨華「ねね、風香ちゃん、ゆきみんちょっと借りて良いかな?」

風香「はい、私は小説を書いてるんで……」

雪美「……なにか…あるの……?」

瑛梨華「はいはいー! ゆきみんとお笑い談義をしにきたよー☆」

雪美「……わかった……しよう……」

瑛梨華「ほらほら、今度バリ島ツアーあるでしょ?」

雪美「……ある……」

瑛梨華「バッキュン☆ 瑛梨華ちゃんと、バリの人にBARI☆BARIアピールしておこうよ。はいっ、歌ってみよう!!」

雪美「……BARI…BARI……あぴーる……♪」

瑛梨華「って、本当に歌うんかいっ! ゆきみんったらDA・I・TA・N☆」

風香「…………」 カリカリ

雪美「……瑛梨華…は……なにか…準備…してるの……?」

瑛梨華「もっちろーん☆ パリだろうがエッフェル塔だろうが瑛梨華にO・MA・KA・SE!!」

雪美「……瑛梨華……次は…バリ…だから……」

瑛梨華「あちゃー☆ ゆきみんったらてきびしー!」

雪美「……そこは……間違えると……大変……」

瑛梨華「さぁ、じゃあ瑛梨華ちんの決めのポーズいっくよー☆」

雪美「……ポーズ……?」

瑛梨華「指を前に出してー…イェイ!」

雪美「……いぇい……」

瑛梨華「どうかな、流行間違いなし☆イェイ!

雪美「……良いと……思う……」

風香「…………」 カリカリ
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 02:29:34.27 ID:0FBmRkNao

風香「ふぅ……やっと形になってきたかな」

雪美「……風香…書けたの……?」

瑛梨華「おっ、なになにー? 何か書いてたの?」

風香「ちょっと恥ずかしい……」

雪美「……見せて……」

風香「え、え、えっと……どうぞ」

王子様はお姫様に口づけをしてそっとこう言いました

「A・I・SHI・TE・RU☆」

「ぎゃふ〜ん! ハートをバッキュン! カ・イ・カ・ン☆ナイスエンターテイナー!」

「私のサイコーの相方になってくれ、これからもYO・RO・SHI・KU☆」

もう、二人の間に障害は無いのだ
これからどんな困難が待ち受けていようとも力を合わせて乗り越えて行くことだろう

雪美「…………」

風香「ご、ごめんなさい! ごめんなさい!」

雪美「……きに…なってたの……?」

風香「か、かなり……」

瑛梨華「おやおやー、二人ともどうしたのー?」

-----------

P「集中してるつもりでも周りって気になるよな」

雪美「……風香……しばらく……瑛梨華…の喋り方で…書いてた………」

P「えっ? なんでまた?」

雪美「……これはこれでって……言ってた……」

P「確かにお姫様としては新しい形だとは思うな……」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/28(金) 02:30:06.25 ID:0FBmRkNao

浅野風香(16)
http://i.imgur.com/XPDFyzq.jpg

赤西瑛梨華(16)
http://i.imgur.com/UkoYcnm.jpg
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/28(金) 09:22:12.55 ID:Z/NWyYSjo
とんでもないOHIMESAMAだぜHAHAHA
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 21:17:14.71 ID:+sVaazeLo

―――――――――――――――――――

雪美「……これ……下さい……」

鷺沢文香「はい……あら?」

雪美「……文香……」

文香「雪美ちゃん……今日はお使いですか?」

雪美「……絵本…買いに来た……」

文香「そうですか……雪美ちゃん……本は……お好きですか?」

雪美「……うん……」

文香「では……今度一緒に本屋巡りに……行きませんか?」

文香「……絵本なら……いっぱい置いてあるお店……知ってますから」

雪美「……わかった……」

文香「……約束……ですよ」

雪美「……文香は……何してるの……?」

文香「……店番です……叔父の手伝いで」

雪美「……忙しそう……」

文香「……そうでもないです……こうして本に囲まれているのは好きですから」

雪美「…………」

文香「……あの……雪美ちゃんは……何でアイドルになったんでしょう?」

雪美「……Pが……喜んで…くれるから……」

文香「……プロデューサーさんが……ですか」

雪美「……文香は……なんで……?」

文香「……新しい自分に……興味が……アイドルになったらもしかしたらって……」

雪美「……そう……」

文香「……でも…人前……抵抗があります」

文香「……せめて、顔くらい俯かずにいようかと思っているんですが……」

雪美「……私……手伝う……」

文香「……雪美ちゃん……何かあるんですか?」

雪美「……考えてみる……」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 21:18:20.94 ID:+sVaazeLo

翌日……

『カン! カン! カン! ウォォォォーーーー!!! 』

桐野アヤ「うっしゃ! 良い勝負だったぜ!!」

雪美「…………」 パチパチ

アヤ「どうだよ、雪美? たまにはプロレスも良いだろ?」

雪美「……うん……」

アヤ「へへっ、次はテレビじゃ無くて生で見に行こうぜ! ハマるからよ」

雪美「……アヤ…あの人……マスク…してる……」

アヤ「ん? あぁ、あの選手はマスクマンだからな」

雪美「……マスク…マン……?」

アヤ「あぁ、ああやって人前では常にマスクしてるんだよ」

雪美「……なんで…してるの……?」

アヤ「んー、そう言われてもなぁ……まぁ理由は色々あるけどよ」

アヤ「単純に謎の存在でありたいとか」

アヤ「上がり症だからマスクを着けてると緊張しなくなるって選手もいたな」

雪美「……緊張……」

アヤ「自分の顔が見えないってだけで、結構変わるもんらしいぜ」

雪美「…………」

『では、次の試合に行きたいと思います』

アヤ「おっ、始まる始まる!」

雪美「……これだ……」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 21:20:09.44 ID:+sVaazeLo

翌日……

アヤ「へぇー、シラットって格闘技があるんだな……」

ガチャ

雪美「……アヤ……」

文香「あ、あの……雪美ちゃん…やっぱり私……」

アヤ「…………」

雪美「……どう……?」

アヤ「ど、どうって……なんで二人揃ってマスクしてんだよ!?」

雪美「……これで……緊張…しない……」

文香「……すみません……まだマスクに慣れていないので……お恥ずかしい」

アヤ「いや、気になってるのはそこじゃねーよ!」

アヤ「っていうか、なんで文香もやってんだよ?」

文香「……まだまだ新米のアイドルですけれども……」

文香「私、せめて顔を上げて……こうして……目を見てお話できるように頑張りたくて」

雪美「……一緒に…がんばる……」

アヤ「目を見てって……マスクしてるんじゃなぁ……」

雪美「……でも……大分…ちがうって……」

文香「……はい…人前でも……少し…笑えるようになりました」 ニコッ

アヤ「笑っててもわかりづれぇんだけど……」

文香「……ゆ、雪美ちゃん……」

雪美「……うかつ……だった……」

-----------

雪美「……緊張って……難しい………」

P「そりゃ、いくつになっても人前で緊張はするもんだよ」

雪美「……P…も……するの……?」

P「そりゃもちろん。俺も結構上がり症だからな」

雪美「……大丈夫……私が…ついてる……」

P「それって、言う立場が逆だと思うんだ」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 21:20:43.06 ID:+sVaazeLo

鷺沢文香(19)
http://i.imgur.com/oaPrsXK.jpg

桐野アヤ(19)
http://i.imgur.com/mgC9t6X.jpg
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 22:05:04.14 ID:+sVaazeLo

―――――――――――――――――――

槙原志保「このシュークリームは美味しいですね!」

雪美「……クリーム……いっぱい……」

十時愛梨「えへへっ、いつの間にかこんなにスイーツが出てたんですねっ!」

雪美「……うん…みんなから……聞いてきた……」

志保「さぁ、みなさんのオススメのスイーツの中からシンデレラスイーツを選びますよ!」

雪美「……がんばる……」

愛梨「がんばりましょうね! でも、こんなにいっぱい食べきれるかなぁ?」

志保「まぁ、被りがほとんど無かったんで種類は沢山ありますね」

雪美「……ケーキ…シュークリーム……クッキー…パフェ……」

愛梨「でも、私もよく作りますからこれだけあると参考になりますっ!」

志保「あはは、冷たぁい♪ これ、アイスシュークリームですよ!」

雪美「……バナナ……パフェ……美味しい……」

愛梨「うーん、後でちょっと体重計に乗るのが怖いですね……」

志保「こ、これも一応お仕事なんですから!」

雪美「……無理……だったら……みんなで…食べる……」

愛梨「えへへっ、それなら安心ですねっ!」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 22:06:13.19 ID:+sVaazeLo

1時間後……

雪美「……けぽっ……」

愛梨「うー……わ、私はもう駄目ですぅ……」

志保「クリーム系以外のスイーツもたくさんあるんですね♪ 私もう迷っちゃいます〜」 モグモグ

雪美「……今……どれくらい……?」

愛梨「多分半分もいってないですよぉ……」

雪美「……私…しばらく……ケーキ…いらない……」

志保「雪美ちゃん、はい、あーん……なんて、パクッ!」 モグモグ

雪美「……う…うん……」

愛梨「し、志保さんはよく食べれるんですね……」

志保「甘いものを食べ過ぎて大丈夫って? また、後でレッスンするから大丈夫!」 モグモグ

志保「あっ、このアップルパイは誰のオススメなんですか?」

雪美「……それは……愛梨の……」

愛梨「それは私の手作りなんですよぉ〜」

志保「ん〜、美味しい♪ ねぇねぇ、愛梨ちゃん。また作ってくれませんか?」

愛梨「…………」

志保「どうしたんですか?」

愛梨「嬉しいですけど……し、しばらくは作らないと思いますっ!」

志保「あら? 残念ですね、雪美ちゃん?」

雪美「……し…仕方ないと……思う……」

-----------

P「あの企画か……食べなくても良いっていったのに」

雪美「……美味しそう……だったから………」

P「数が多かったらな。結局みんなで食べたんだろ?」

雪美「……うん……志保も……げんかい…だって……」

P「まぁ、あれだけ量なら無理もないよ」

雪美「……だから…明日……食べるって……」

P「えっ?」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 22:06:42.41 ID:+sVaazeLo

槙原志保(19)
http://i.imgur.com/OcYOsaT.jpg

十時愛梨(18)
http://i.imgur.com/PkAlwck.jpg
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 23:39:18.80 ID:+sVaazeLo

―――――――――――――――――――

雪美「……翠……」

水野翠「雪美ちゃん、どうしたんですか?」

雪美「……これ……当てて……?」

翠「おもちゃの弓……ですか?」

雪美「……うん……」

翠「わかりました、あの的に当てればいいんですね?」

雪美「……おねがい……」

翠「…………」

シュッ ピトッ

翠「ふぅ……」

雪美「……すごい……まんなか……」 パチパチ

翠「ふふ、今日は調子が良いみたいです」

雪美「……そうなの……?」

翠「えぇ、涼しくて静かで……雑念もなく集中しやすい一日ですね」

雪美「……しゅうちゅう……」

翠「弓を射る時は真っ直ぐに目標を見据える事が大事ですから」

雪美「……翠の…目……じっとしてた……」

翠「集中している時はいつもそうなんですよ」

雪美「……いつも……凄い……」

翠「ふふ、そう言ってもらえると私も嬉しいです」

雪美「……翠……私も…しゅうちゅう……したい……」

翠「集中? 何かするんですか?」

雪美「……うん……ちょっと……」

翠「……そうですね、練習方法は色々あると思います」

雪美「……教えて……私…がんばるから……」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/29(土) 23:47:51.95 ID:+sVaazeLo

雪美「…………」 シュッ ピトッ

小室千奈美「あら、ブルに当たる確率が上がってるわね……やるじゃない!」

雪美「……今日は……負けない……」

千奈美「ふふ、面白いわ。雪美がどのくらい成長したか見てあげるわ!」

千奈美「…………」 シュッ ピトッ

雪美「……また……真ん中……」

翠「凄い……真ん中に2つも……」

千奈美「余裕よ、余裕」

翠「雪美ちゃん、落ち着いて下さい。まだ勝負はついていません」

雪美「……うん……」

千奈美「あら? いつもみたいに動揺しないのね。先生がついているからかしら?」

雪美「……翠に……しゅうちゅうりょく……教えて…もらった……」

翠「千奈美さん。よく、雪美ちゃんとダーツしてるんですか?」

千奈美「えぇ、やりたいって言うから子供用のやつで教えてあげてるの」

千奈美「熱心だから教えてて面白いわよ。私も少し本気になるくらいだわ」

雪美「…………」 シュッ ポトッ

雪美「……あっ……」

千奈美「……勝負、あったわね」

翠「雪美ちゃん……」

千奈美「でも大分と上達したじゃない……思わず熱くなっちゃったわ」

雪美「……また…勝てなかった……」 シュン

翠「負ける事もまた勉強ですよ。また一緒に頑張りましょう」

雪美「……うん……」

千奈美「じゃあ、みんなで何か食べに行きましょうか。楽しませてもらったお礼に何か奢るわ」

翠「えっ、良いんですか?」

千奈美「別に遠慮する事ないわよ」

雪美「……千奈美…ありがと……」

千奈美「ふふっ、あなたもなかなか負けず嫌いよね雪美」

-----------

雪美「……いつか……勝つ……」

P「雪美ってそんなこともやってたんだな」

雪美「……うん……」

P「カウントアップの勝負だよな、最高得点はどれくらいなんだ?」

雪美「……これくらい……」

P「スコアシートなんて使ってるのか、本格的だな」

雪美「……まだまだ…千奈美には……遠い……」

P(お、俺より数段上の得点じゃないか……)
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/29(土) 23:48:20.57 ID:+sVaazeLo

水野翠(18)
http://i.imgur.com/YRlmN4F.jpg

小室千奈美(19)
http://i.imgur.com/jqv9ZEz.jpg
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 01:49:06.71 ID:Jwdcd/11o

―――――――――――――――――――

雪美「……人…いっぱい……」

松永涼「ふーん、あんまり有名じゃない遊園地だけどわりと混んでるもんなんだな」

吉岡沙紀「今日は仕事の下見だからね。一日遊んで帰るっす」

雪美「……わかった……どこから…いくの……?」

沙紀「遊園地って言ったらやっぱりジェットコースターっすね。早く並ぶっす!」

雪美「……私……乗れない……」

沙紀「うわ、言われてみれば雪美は身長が足りないっすね」

雪美「……でも…みてるから……大丈夫……」

沙紀「せっかく来たんだからそういうわけにもいかないっすよ」

涼「へへっ、そこはアタシに任せときなよ」

雪美「……なにか……あるの……?」

涼「遊園地といえばお化け屋敷だろ」

沙紀「お化け屋敷、アタシはあんまり得意じゃないんっすけどね……」

雪美「……涼は……大丈夫…なの……?」

涼「どうせ作りもんだろ? こんなの余裕余裕!」

沙紀「ま、みんなで行けるとこって言ったら限られてくるしアタシも付き合うっすよ」

雪美「……うん……私も…がんばる……」

涼「大丈夫だって、アタシがついてるし怖くなんかないよ!」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 01:52:53.40 ID:Jwdcd/11o

--- お化け屋敷

雪美「……暗い……」

涼「へへっ、明るいお化け屋敷なんか怖くねーだろ」

沙紀「へぇー、こんな雰囲気も良いっすね。暗い絵ってあんまり描かないから参考になるっす」

雪美「……前……よくみえない……」

沙紀「雪美、危ないから手を貸すっすよ」

雪美「……ありがと……」 ギュッ

沙紀「でも、涼はオバケとか駄目なんじゃなかんったんすか?」

涼「本物は嫌だけどこういう作り物なら好きなんだよ」

涼(小梅とお墓行くのに比べたらどうってことないしね……)

雪美「……涼…楽しそう……」

沙紀「雪美は大丈夫っすか?」

雪美「……怖い…けど……がんばる……」

涼「ま、アタシが先頭歩くから大船に乗ったつもりでいなよ」

沙紀「じゃあ、アタシは後ろを歩くから頼んだっすよ」

涼「へへっ、なんでも来いってんだ!」

バァッ!

涼「…………」

雪美「…………」

沙紀「なかなかリアルなゾンビっすね」

沙紀「ふむふむ、特殊メイクの色使いなかなか良いっすね。今度真似してみようかな」

涼「ギャーーーーーーー!!!」

雪美・沙紀「!?」

涼「ゆ、雪美! 怖いだろ? 先を急ごうぜ!」 ギュッ

雪美「……わっ……」

沙紀「へっ!?」

ダッダッダッダッ ジャジャーン!

涼「ギャーーーーーーー!!!」

雪美「……なにか…あったの……?」

沙紀「り、涼! そ、そんなに早歩きで行くと何にも見れないっすよ!」

ダッダッダッダッ
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 01:55:09.94 ID:Jwdcd/11o

涼「はぁ……はぁ……」

沙紀「雪美、目がうずまきになってるけど大丈夫っすか……?」

雪美「……くるくる……する……」

涼「こ、腰がぬけちまった……すまないね、雪美」

雪美「……早く歩いた…だけだから……大丈夫……」

沙紀「あんなに驚くなら入らなかったら良かったんすよ……」

涼「だって、あんなにリアルなゾンビが出てくるとは思わなかったんだよ!」

雪美「……涼……これ……」

涼「ん? なんだよこれ……」

旋律のゾンビ迷宮 (大人気ゾンビ映画とコラボキャンペーン中)

涼「…………」

雪美「……こういう……とこだから……」

沙紀「へぇー、そんなに有名な特殊メイクだったんすね……もう一回見てこようかな……」

雪美「……私も……よく…見れなかった……」

沙紀「じゃあ、雪美ももう一回行くっすか?」

雪美「……うん…がんばる……」

涼「お、オイ! 待ってよ!」

雪美「……涼……」

涼「アタシも行くよ、よく見れなかったしな!!」

沙紀「でも、あの驚き方じゃあ身体が持たないっすよ。涼はここで休んでた方が良いっす」

涼「へへっ、最初は驚いちまったけどもう大丈夫だよ、アタシはそこまでやわじゃないって」

雪美「……わかった……3人で…いく……」

沙紀「はぁ……本当に大丈夫なんっすかね」

涼「こんなのに何回もビビってたら映画もみれないしね、同じヘマは二度としないよ!」

-----------

15分後……

涼「はぁ……はぁ……」

沙紀「雪美、目がうずまきになってるけど大丈夫っすか……?」

雪美「……くるくる……する……」

-----------

雪美「……その後……観覧車…行った……」

P「確か結構有名なお化け屋敷だったよな、怖かったのか?」

雪美「……多分……」

P「多分って、もしかして……」

雪美「……最初の方しか……みてないから……」

P「なるほどね……」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 01:55:57.66 ID:Jwdcd/11o

松永涼(18)
http://i.imgur.com/S8HPX4b.jpg

吉岡沙紀(17)
http://i.imgur.com/GEIxGfa.jpg
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/30(日) 01:59:44.74 ID:Jwdcd/11o

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます

今日はここまで、また後少しボチボチ書いていきます
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/30(日) 02:16:01.75 ID:tC0hjOKdo
おっつおっつ
http://i.imgur.com/3TT3AQg.jpg
お分かりいただけただろうか?
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/30(日) 02:18:49.03 ID:aGjW6wRoo
乙ー
かわいいなぁ、なごむぜ
それにしてもゆきみんハイスペックだなwwww
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/30(日) 09:51:54.00 ID:45Ya4heGo
腰に手があるんだよな
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 14:49:02.17 ID:xiK0ikoSo

―――――――――――――――――――

若林智香「んん〜、応援したーい!!」

雪美「……智香……急に…どうしたの……」

智香「雪美ちゃん! 私、最近はライブもないしお仕事でも応援されてばっかりなんですよ!」

智香「でも、私はみんなを応援したいんですっ☆」

雪美「……そう……」

智香「はぁ〜、チアしたいなぁ……」

ガチャッ

仙崎恵磨「うっす! 雪美に智香、何してんの?」

智香「あっ、恵磨さん。聞いて下さい、最近応援ができないんです!」

恵磨「はぁ? 応援?」

雪美「……智香……おうえん…したいって……」

恵磨「おっ、面白そうな事やってんなー!」

智香「恵磨さんもいっしょに応援します? へへ」

恵磨「ならイギリスツアーで使ったフラッグ持ってこようか! やるぞー! やっほーっ!!」

雪美「……でも……誰を…応援するの……?」

智香「えっと……雪美ちゃんを?」

雪美「……私…は……大丈夫……」

恵磨「えー!? じゃあ誰を応援すりゃいいんだーっ!」

智香「あうぅ……後少しなのに……」

雪美「……わかった……なんとか…する……」

智香「ホントに!?」

恵磨「すげぇ! 雪美、頼りになる!!」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 14:49:46.50 ID:xiK0ikoSo

神谷奈緒「はぁ……」

雪美「……奈緒…どう……したの……?」

奈緒「雪美、しょうもないことだけどちょっと凹んじゃってさ」

雪美「……元気…ない……?」

奈緒「ん? ま、まぁちょっとな……」

雪美「……じゃあ…おうえんだんって……言って……」

奈緒「何でそんな事言わなきゃなんないんだよ」

雪美「……いいから……」

奈緒「わ、わかったよ……えーっと、おうえんだーん」

バンッ!

恵磨「オッシャー!! いくぞー!!!!」

智香「はいはぁいっアタシに任せて♪」

奈緒「!?」

恵磨「フレー! フレー! か・み・や!!!」 ブンブン

智香「イケイケゴーゴー☆ ファイトー! オー!」

恵磨「ウオォー! 智香スゲー! でもアタシのテンションもさらに上がっちゃったよっ!」

智香「よしよし乗ってきたよーっ!」

奈緒(ま、またこのパターンかよ!?)

雪美「……完璧……」 パチパチ

-----------

P「ちなみに聞くけど結果はどうだったんだ」

雪美「…………」 フルフル

P「何に凹んでたんだ?」

雪美「……宿題……終わって…なかったって……」

P「そ、そりゃタイミングが悪かったな……」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 14:50:20.24 ID:xiK0ikoSo

若林智香(17)
http://i.imgur.com/wcXrg6b.jpg

仙崎恵磨(21)
http://i.imgur.com/IUoiMt7.jpg
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 16:00:19.82 ID:xiK0ikoSo

―――――――――――――――――――

雪美「…………」

篠原礼「あら? 緊張してるの?」

雪美「……ううん……」

礼「大手プロダクションの記念パーティーだからかなり盛大ね」

雪美「……お料理……美味しい……」 モグモグ

礼「今日は髪形を変えてきたのね、珍しいじゃない」

雪美「……うん……おさげ…してもらった……」

礼「ふふっ、可愛いものね」

「あの、良かったら一緒に回りませんか?」

礼「……目にかけてくれて嬉しいわ、でも残念。先約があるのよ」

「そ、そうですか……すみません」

雪美「……礼……さっきから…声……かけられてる……」

礼「ま、パーティーと言えば声かけられるのはよくある話よ」

雪美「……緊張…しないの……?」

礼「あらあら……お姉さんにはこの程度余裕よ」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 16:01:56.64 ID:xiK0ikoSo

雪美「……礼……私……かわいく…ない……?」

礼「どうしたの? そんな事ないと思うわよ」

雪美「……そう……それなら…いい……」

礼「お姉さんに隠し事はダメよ、まぁ言いたい事は大体わかるけど」

雪美「……P……来て…くれない……」

礼「約束の時間より1時間遅れてるわね、仕事が忙しいのかしら?」

雪美「……うん……そう…みたい……」

礼「うふふ、お姫様を待たせるなんてダメなプロデューサーね」

雪美「……大丈夫……Pが…待っててって……言ったから……私…待つ……」

礼「ちゃんと言われて待つなんて、雪美はしっかりしてるわね」

雪美「……でも……今日…いっぱい……おしゃれしたから……早く…見て…欲しい……」

礼「……じゃあ一つ、私からなぞなぞを出してあげる」

雪美「……なぞなぞ……?」

礼「そばにはいないけど、ちゃんと雪美の事を見てくれているもの……なんだと思う?」

雪美「……わから…ない……」

prrrr……

礼「答えはその携帯よ」

雪美「…………?」 カチャッ

P『雪美、遅れてすまない。もう少しで到着する』

雪美「…………」

礼「王子様は来てくれるのかしら?」

雪美「……うん……」 コクッ

-----------

P「あの時は遅れてすまなかったな」

雪美「……ううん……」 フルフル

P「いや、予定通り行けなかったのは俺がちゃんとしてなかったからだよ」

雪美「……Pが……来てくれたから……それだけで…いい……」

P(礼さんからメールの一つくらい入れろってお怒りがきて助けられたな……)
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 16:02:24.70 ID:xiK0ikoSo

篠原礼(27)
http://i.imgur.com/WCoTGxu.jpg
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/30(日) 19:21:56.00 ID:exyz12Oho
かわいいなぁ……かわいいなぁ!
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 19:30:48.10 ID:xiK0ikoSo

結城晴「オーバーヘッドシュートッ!」

バシュッ!

雪美「……ごーる……」

晴「ヘヘッ、これくらい軽いっての!」

晴「おい、雪美もオレとサッカーしようぜ!」

雪美「……私……できない……」

晴「ん、そうか残念だな」

雪美「……茜とか……拓海とか…呼ばないの……?」

晴「そこら辺は強すぎるしなぁ……」

雪美「……そう……」

晴「もっと近い年齢でサッカーできそうなやついるか?」

雪美「……晴…と……同い年……?」

晴「そうそう、5人いればフットサルの試合もできるぜ!」

雪美「……わかった……呼んでくる……」

晴「おっ、流石雪美だな。悪いけど頼んだぜ!」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 19:31:41.42 ID:xiK0ikoSo

古賀小春「えへへ〜、小春がんばります〜」

城ヶ崎莉嘉「フットサルの試合するんだよね!? アタシたちが絶対勝〜つ☆」

ヒョウくん「…………」

雪美「……この5人で……がんばる……」

晴「おい! なんか違うやつが混ざってんぞ!」

雪美「……だれ……?」

莉嘉「雪美ちゃん、見て見て! へへへ〜、カブトムシ見つけたよ☆」

パクッ

莉嘉「あっ……」

ヒョウくん「…………」

小春「ああっ、ヒョウくん! そのカブトムシさんは……た、食べちゃダメです〜!」

晴「あいつだよ! 今カブトムシたべようとした奴!」

雪美「……少し…小さいけど……大丈夫……」

小春「そうですよ〜。小春はいつだってヒョウくんペロペロです〜。大事なパートナーですよ〜」

莉嘉「アタシ的にはヒョウくんってイケメンだなーって思うんだケド☆」

晴「顔の問題じゃねーよ!」

小春「も〜、はるちゃんもそう言わずにヒョウくんに触ってあげて下さい〜!」

ペロン

ヒョウくん「…………」

晴「ヒッ!?」

莉嘉「おっ、晴ちゃんには全然警戒しないんだねっ!」

雪美「……ぺろぺろ……されてる……」

小春「えへへ〜、ヒョウくんも気に入ってくれたみたいです〜」

晴「ぐっ……あー! もう何でも良いや! サッカーやるぞサッカー!!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 19:33:45.46 ID:xiK0ikoSo

小春「は〜い!」

雪美「……小春……どう…したの……?」

小春「小春、サッカーってあんまり知らないです〜」

晴「んー、そりゃ困ったな」

莉嘉「アタシもルールくらいは知ってるけど、ほとんどやった事ないよー?」

ヒョウくん「…………」

小春「ヒョウくんも知らないって言ってます〜」

晴「そいつは知ってたらこえーよ」

雪美「……晴……どう…しよう……?」

晴「まぁ、ボールに慣れてもらう所から始めるか」

莉嘉「ねぇねぇ晴ちゃん。必殺シュートとはできるの?」

晴「必殺? まぁオーバーヘッドくらいならできるぜ」

小春「すご〜い、カッコいいですぅ〜」

雪美「……必殺…シュート……私も…ほしい……」

晴「でも、必殺っていうくらいなんだからそんな簡単にできたら苦労はしねーだろ」

莉嘉「えー、お姉ちゃんに借りた漫画だとみんなポンポン打ってたんだけどなぁ」

晴「うし、じゃあまずは必殺シュートに向けて練習するか」

小春「小春は閃光(ライトニング)って呼ばれてみたいです〜」

ヒョウくん「…………」

雪美「……私……マーキュリー…ドライブ……フォング……」

莉嘉「じゃ、じゃあ! アタシは雷獣シュートやりたい!」

晴「よぉーし、とりあえず練習するぞ! 練習!」

-----------

P「みんなサッカーに関しての知識がバラけてるな」

雪美「……そう……?」

P「結局どんな練習したんだ?」

雪美「……パス…回しと……ドリブル……」

P「あ、案外普通なんだな……」

雪美「……今度……みんなで……練習…試合…する……」

P「ちょっと待てよ、一匹おかしいのが混じってるぞ?」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 19:34:14.09 ID:xiK0ikoSo

結城晴(12)
http://i.imgur.com/AT6S9jg.jpg

古賀小春(12)
http://i.imgur.com/cusjJl5.jpg

城ヶ崎莉嘉(12)
http://i.imgur.com/Fh3dpzS.jpg
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 19:40:39.38 ID:xiK0ikoSo
>>274
抜けてたので追記です

雪美「……ヒョウくん…は……監督…だから……」

P「監督だったのか!?」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 22:31:18.51 ID:xiK0ikoSo

渋谷凛「ハナコ、頑張っていこうね!」 ワンッ

太田優「アッキーっといっしょー♪」 ワンッ

水木聖來「わんこは可愛いよね!」

雪美「……聖來…の……イヌ…は…来てないの……?」

聖來「うちのわんこはこういう場所が苦手だからねー、雪美ちゃんは出場しないの?」

雪美「……ペロ…が……いや……だって……」 ニャー

聖來「ペットとアイドルの運動会か、中々面白い企画なんだけど参加できないのは残念だなぁ」

凛「ふふっ、ハナコとの絆を試すなら私は負けないよ!」 ワンッ

優「アッキー、カメラ目線だよぉ♪」 ワンッ

聖來「あははっ、みんな頑張ってきてね」

雪美「……何……するの……?」

凛「種目はこれだけみたいだね」

1.かけっこ
2.飼い主あて
3.ラブラブアピール

優「ねぇねぇ、ラブラブアピールって何するのー?」 ワンッ

聖來「ペットと遊んで仲の良さを競うみたいだね」

雪美「……面白そう……」 ニャー

「それでは、選手のみなさんはゲートに集まって下さい」

凛「よしっ、じゃあ行ってくるね!」 ワンッ

雪美「……がんばって……」 ニャー

聖來「じゃあ、私達は観客席に居るからね」

優「いこっアッキー☆ あはっ♪」 ワンッ
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 22:32:28.66 ID:xiK0ikoSo
-----------

1.かけっこ

ポンッ

凛「ハナコ! あそこがゴールだからね!」 ワンッ

優「アッキー♪ がんばれー!」 ワンッ

ダッダッダッダッ

雪美「……ハナコ…と……アッキー……早い……」

聖來「へぇー凄いじゃん、あの2匹がぶっちぎりだね!」

「ゴール!!」

凛「よしっ! よくやったね、ハナコ!」 ワンッ ワンッ

優「いやーん、アッキーざんねーん☆」 ワンッ

-----------

2.飼い主あて

「では、飼い主の元に走って下さい!」

凛(ハナコ……こっちだからね……)

優(アッキー! まってるよー!)

「それまで! トップは太田優ちゃんのワンちゃん、アッキー!」

優「やぁん♪ あはっ♪ アッキー、えらい!」 ワンッ ワンッ

凛「んー、残念……最後は頑張ろうね、ハナコ!」 ワンッ ワンッ

聖來「また、あの2匹がぶっちぎりだね……」

雪美「……なんか……すごい……」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 22:33:09.27 ID:xiK0ikoSo

-----------

休憩中……

聖來「最後の種目まではまだ時間があるね」 ワンッ ワンッ

雪美「……凛と……優は……?」

聖來「ちょっと、ジュース買ってくるって。私達はハナコ達とお留守番だよ」 ワンッ ワンッ

雪美「……そう……」

聖來「にしても、2匹とも凄いね。なんでこんなにおりこうさんなんだろ?」 ワンッ ワンッ

ワンッ ワンッ ワンッ ワンッ

雪美「…………?」 ニャー

聖來「どうしたの、雪美ちゃん?」 ワンッ ワンッ

雪美「……ペロが……二人は……えいえんの…ライバル……だって……」 ニャー

聖來「えっ!? ら、ライバル……?」

雪美「……そう……みたい……」 ニャー

聖來(それであんなに競ってたって言うの……)

雪美「……シンデレラペット……の座は……わたさないって……」 ニャー

凛「雪美ちゃん、セイラさん。お待たせ」

優「あはっ、最後はアッキーをもふもふしてくるからねー♪」

聖來「う、うん……」

雪美「……がんばって……」

-----------

P「ペットの世界も大変なんだな……」

雪美「……王座は……がんばって…勝ちとるって……」

P「そういやペロは参加しなかったのはなんでなんだ?」

雪美「……興味……ないって……」

P「ペロって達観してるよな……」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 22:33:41.32 ID:xiK0ikoSo

渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/UBjN2Z1.jpg

太田優(21)
http://i.imgur.com/1xsnfbV.jpg

水木聖來(23)
http://i.imgur.com/Meuz4gz.jpg
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/06/30(日) 22:39:58.40 ID:TlaTvo/co
>>280
ハナコ様とかアッキー様の名前は載っけないのかい?
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/06/30(日) 22:48:52.01 ID:xiK0ikoSo

>>281
ではこれで
画像は一緒ですが

渋谷凛(15) と ハナコ
http://i.imgur.com/UBjN2Z1.jpg

太田優(21) と アッキー
http://i.imgur.com/1xsnfbV.jpg
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/06/30(日) 23:07:00.01 ID:xiK0ikoSo

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます

今日はここまでにします
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/01(月) 02:03:02.22 ID:NF/eK/Lko
おっつおっつ
ペット達の性別も知りたいところだな
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/01(月) 02:19:55.48 ID:RvSDQSYVo
ヒョウくんさん出なかったんだ…
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/01(月) 02:30:06.07 ID:L8Nxpcqmo
ブリッツェンさん出たらぶっちぎりだというのに…
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/01(月) 05:27:08.91 ID:IVN/eTk1o
おつー
ゆきみん完全に一目置かれてるw
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/01(月) 08:17:09.40 ID:sBGTcWFko
さすが雪美だはんぱねぇぜ
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/03(水) 01:07:30.02 ID:HSL8WOICo

―――――――――――――――――――

松尾千鶴「そこ、計算間違ってるよ」

雪美「……ほんと……」

千鶴「そこは多分テストに出ると思うからしっかりと覚えておいた方が良いと思う」

雪美「……わかった……」

ガチャッ

藤本里奈「ちょりーっす☆」

雪美「……里奈……ちょりーす……」

千鶴「…………」

里奈「ゆきみんー、千鶴ちゃん、ねーねーヒマなら、かまちょー」

雪美「……だめ……千鶴と……お勉強…してる……」

里奈「そっかー……2人とも忙しいかぁー……どうしよっかなー……んー」

雪美「……もうちょっと……後…でなら……」

里奈「イェーイ! 終わったらとりま連絡よろー☆」

タッタッタッタッ

千鶴「……雪美ちゃん」

雪美「…………?」

千鶴「藤本さんと仲良いの?」

雪美「……うん…友達……」

千鶴「ふぅん……そ、そうなの」

雪美「……里奈…が……どうか…したの……?」

千鶴「私はあんまり話した事ないから」

雪美「……そう……でも…一緒に居ると……楽しい……」

千鶴「楽しい……そうなのかな」

雪美「……千鶴も……里奈と…遊びにいきたい……?」

千鶴「べ、別に、興味ないし。……遊びに行きたいわけじゃないのはホントだし……ホントだし……」

雪美「……じゃあ……これ…終わったら……一緒に…行こう……」

千鶴「……えっ…あっ……そ、そんな勝手に……」
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/03(水) 01:09:00.19 ID:HSL8WOICo

雪美「……里奈……お待たせ……」

里奈「おつにゃん! おっ、千鶴ちゃんも来てくれたんだねー☆」

雪美「……今日は……3人で…遊ぶ……」

千鶴(……何話そう……何話そう……)

里奈「ほいっ、頑張った2人に差し入れのジュースあげちゃうねー☆」

雪美「……里奈……ありがと……」

千鶴「…………」

里奈「んー? どうかしたの?」

雪美「……千鶴……」

千鶴「えっ……」

雪美「……里奈に……ありがとう…は……?」

千鶴「あの……ありがとう」

里奈「ま、ジュース一本でそんなに気にしなくって良いって!」

雪美「……でも……珍しい…から……」

里奈「えー? アタシこれでも結構尽くすタイプなんだけど!」

雪美「……そう……」

里奈「いやマジだし!」

千鶴「ふふっ……」

里奈「おっ?」

雪美「……どう…したの……?」

千鶴「2人ともなんでそんなに笑顔なんですか?」

雪美「……千鶴…も……だけど……」

千鶴「……わ、私も笑って……る?」

里奈「アタシ、バカだし、難しいことはよくわかんないけど、笑ってる千鶴ちゃんはカワイイと思うけどなー」

千鶴「……今褒められた? 今確かに褒められた……?」 グイグイ

雪美「……千鶴……苦しい……」

里奈「あははっ、2人とも仲良いねー! アタシもまぜてもらおっかなー」

雪美「……うん……そろそろ…遊びに…行く……」

千鶴「ところで、どこに行くんですか?」

里奈「ここはいつものコースっきゃないでしょ☆」

雪美「……わかった……」

-----------

P「ちゃんと、勉強してるんだな。えらいぞ」

雪美「……千鶴…に……教えてもらってる……」

P「ま、年上がいっぱいいるから先生には困らないよな」

雪美「……私…里奈……からも…色々……教えてもらえる……」

P「そうなんだ、何か教えてもらったのか?」

雪美「……おこぷん……!」

P「そ、その言葉を雪美から聞くとは思わなかったよ……」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/03(水) 01:09:33.79 ID:HSL8WOICo

松尾千鶴(15)
http://i.imgur.com/uIq6GVO.jpg

藤本里奈(18)
http://i.imgur.com/7TVWc6Z.jpg
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/03(水) 01:17:06.61 ID:5ZTW2stbo
http://i.imgur.com/V1Grdkc.jpg
おこぷんゆきみん
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/03(水) 01:18:02.12 ID:Yv7Sw5Sao
ゆきみんがほっぺたぷくっと脹らまして「・・・おこぷん」とか言ってるの想像したら鼻血でそう
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/03(水) 08:50:19.16 ID:ViF+rRdXo
鼻血出た
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/05(金) 00:50:13.47 ID:A2pcjddho

―――――――――――――――――――

安部菜々「えっと……これと、これと……」

雪美「……これも……捨て…がたい……」

菜々「むふふ……これは大ヒット間違いなしですね♪」

福山舞「あの雪美ちゃん、菜々さん……ちょっと良いですか?」

菜々「はぁーい、なんでしょ♪」

舞「これはなんなんですか?」

雪美「……菜々…の……グッズ……」

菜々「えへへ、ウサミン星グッズですよっ!」

舞「わぁ、色々ありますね!」

菜々「でも、まだまだ企画段階なんです……」

雪美「……この中…から……選ぶ……」

舞「私にも見せてもらっても良いですか?」

菜々「どうぞ、どうぞ♪ 舞ちゃんも手伝って下さいねっ!」

舞「これはなんなんですか?」

雪美「……ニンジン…の……ペン……」

舞「へぇー、凄いですねっ! じゃあこれは?」

菜々「えっとこれはLIVEで付けるウサミミですよっ! これであなたもウサミン星人♪」

舞「他は……ニンジンパンに赤いサングラス……」

雪美「……いっぱい…ある……」

菜々「舞ちゃんはどれが良いですか? 雪美ちゃんはこのウサギの鈴が良いって言ってましたよっ!」

舞「あの……これって……」

雪美「…………?」

菜々「ど、どうかしたんですか?」

舞「え、えっと、なんだかウサちゃんのグッズみたいですね♪」

雪美「……確かに……」

菜々「うぅ……い、言われてみれば……」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/05(金) 00:51:42.05 ID:5Le8Io/Ao
ウーサミン! はいっ!
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/05(金) 00:53:41.68 ID:A2pcjddho

数日後……

舞「雪美ちゃん、一緒に来て欲しいって何かあるんですか?」

雪美「……うん……少し……」

舞「私、ここって初めて来ました」

雪美「……菜々…が……来てって……」

ピンポーン ガチャッ

菜々「はーい、今出ますよ〜♪」

雪美「……菜々……来た……」

菜々「あっ、雪美ちゃんに舞ちゃん。ウサミンハウスへ、ようこそー☆」」

舞「ウ、ウサミンハウスってなんですか?」

菜々「まぁまぁ、細かい事は気にしないでください♪ 今日は二人に重大任務があるんですよっ!」

雪美「……任務……?」

菜々「ナナ、あれから考えたんですよ。ナナのグッズとは何かって……」

菜々「今日は二人に完成品を見てもらいたくて♪」

雪美「……何か……作ったの……?」

ガチャン ガチャン ガチャン

菜々「これです! 小型ウサミンロボ! これは大ヒット間違いなしですよ♪」

舞「わぁー、凄く可愛いですっ!」

ウサミンロボ「ナンデモ、メイレイシテクダサイ」

菜々「とってもおりこうさんなんですよー! キャハっ☆」

雪美「……ジュース…欲しい……」

ウサミンロボ「ワッカリマシター! ナナハラブリー17サイ! キャハッ☆」

舞「……あ、あれ? 今関係ない事言ってませんでしたか?」

菜々「……あ、あははー☆」

ウサミンロボ「ウサウサウサ ウサミン! ウサミン ウサミン グルコサミン!!」

舞「なんか、ずっと歌ってますね……」

雪美「……歌……好きなの……?」

ウサミンロボ「ウサウサウサ ウサミン! ウサミン ウサミン プロビタミン!!」

舞「ち、ちょっと音がおっきいです……」

雪美「……かわいい…けど……歌…止まらない……」

菜々「ぐっ……よ、余計な機能を付けすぎたかも……」

-----------

P「たかがグッズ、されどグッズ。個性を出すのって難しいな」

雪美「……私…も……グッズ……作って…もらう……」

P「え? 何か作って欲しいのあるのか?」

雪美「……お人形……」

P「雪美の人形ね、デフォルメしたやつとかなら人気でそうだな」

雪美「……P…に……持ってて…もらう……」

P「それって、グッズじゃなくて俺専用じゃないか」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/05(金) 00:54:59.15 ID:A2pcjddho

安部菜々(永遠の17歳)
http://i.imgur.com/chjOlET.jpg

福山舞(10)
http://i.imgur.com/Y6p68nq.jpg
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/05(金) 00:58:00.14 ID:gmeEmY+8o
僕もゆきみん人形欲しいです
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/05(金) 02:01:34.95 ID:A2pcjddho

―――――――――――――――――――

雪美「…………」

瀬名詩織「雪美ちゃん、何してるの?」

雪美「……今度…の……お仕事…みてる……」

詩織「そう、次は確か海の近くだったわね……」

雪美「……うん……詩織は……楽しみ……?」

詩織「うん、楽しみ……久しぶりだから」

詩織「……ねぇ、雪美ちゃん。海は好き……?」

雪美「……好き……詩織は……?」

詩織「そうね……私も海が好きだわ」

詩織「海風がそよぐのが好き……。夕日を反射しながらさざ波がうちつけるのも好き……。波音だけの世界が好き……」

雪美「……そう……」

詩織「いつか雪美ちゃんに故郷の海を見て欲しいわ……。本当に素敵なところよ……」

詩織「きっと気に入ってくれると思うの……ふふっ」

雪美「……詩織……楽しそう……」

詩織「こうやって海の話をすることってあまりないから……」

雪美「……海…行きたい……?」

詩織「行っても、私は泳げないからみてるだけよ……」

雪美「……そうなの……」

詩織「うん、それでもあの潮風の匂いやさざ波の音が恋しくなる時はあるわ……」

雪美「…………」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/05(金) 02:02:32.02 ID:A2pcjddho

雪美「…………」 テクテク

小松伊吹「おいっす、ゆきみん!」

雪美「……伊吹……」

伊吹「ゆきみんもグアバジュースで一息入れなよー」

雪美「……グアバ……?」

伊吹「あっ、知らないかな? これだよっ!」

雪美「……甘い……」

伊吹「ふひー、極楽極楽♪ だらだらーん♪」

雪美「……伊吹……なに…してるの……?」

伊吹「あー、ほらっ! 今度バリツアー行くじゃん?」

雪美「……うん……」

伊吹「海があって、森も綺麗で、おまけに休みも多めでさ!」

伊吹「リゾートでのんびり……はー、極楽気分をシミュレーション中〜。なーんて、あはは♪」

雪美「……シミュレーション……」

伊吹「そうそう、ゆきみんもゆるーい感じでいこーよー」

雪美「……伊吹……」

伊吹「ん? どしたの?」

雪美「……バリって……海…あるの……?」

伊吹「あるもなにもありすぎて困るくらいだってば」

雪美「……そう……」

伊吹「おやおや、また何か考えてんの?」

雪美「……うん……伊吹も…手伝って……」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/05(金) 02:04:15.64 ID:A2pcjddho

ザァー ボァン ボァン

雪美「…………」

伊吹「いやー、極楽だね〜♪」

詩織「……そうね」

雪美「……グアバ…ジュース……美味しい……」

伊吹「潮の匂いに波音に合わせたゆったりした音楽……少し蒸し暑い室内……南国って感じだね!」

詩織「レッスン場でここまで用意するとは思わなかったわ……」

雪美「……詩織……海……感じる……?」

詩織「そうね、写真が貼ってあるだけでも潮の匂いと波音があるだけでこんなにも近く感じられるなんて……」

伊吹「これ用意するの結構苦労したんだよ!」

詩織「でも、なにも水着まで着なくても良いと思うけど……」

伊吹「あはは、やっぱり海と言えば水着だよね〜」

雪美「……気持ちが……大事……」

伊吹「……ぶっちゃけ、バリにはまだ行ってないんだけどね」

詩織「バリ……きっと、綺麗な海なんでしょうね……」

雪美「……うん…泳ごう……」

詩織「えっ? 泳ぐってどこで……?」

雪美「……ここ……」 ジタバタ

伊吹「おっ、ゆきみん楽しそう! アタシも泳ごっかな」 ジタバタ

詩織「それって、泳いでるふり……?」

雪美「……うん……これなら…詩織も……」 ジタバタ

詩織「…………」

伊吹「ほらほら、詩織ちゃんもやりなよ♪」 ジタバタ

詩織「う、うん……やってみるわ……」 ジタバタ

-----------

P「……そういうことだったのか」

雪美「……なにか……あったの……?」

P「あぁ、雪美達がレッスン場で水着着てジタバタしてるって言われたから何かなと思っててさ」

雪美「……泳いでた……」

P「なるほどね、まぁ良いんだけどさ……」

雪美「…………?」

P「トレーナーさんに『何の練習させてるんですか!?』って言われたよ……」

雪美「……あう……」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/05(金) 02:04:47.41 ID:A2pcjddho

瀬名詩織(19)
http://i.imgur.com/BzjW1HA.jpg

小松伊吹(19)
http://i.imgur.com/fngg4FX.jpg
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/05(金) 09:35:27.52 ID:WpMljpPAo
仕方ない、一緒に泳ごう
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/07(日) 00:08:59.95 ID:oX8f4zNjo
え?
セナさんとこまっちゃんて同い年だったの?
うそーん…
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/07(日) 14:05:07.32 ID:Uvqrd2U9o
スレタイだけ見た時雪美がPの右腕に乗り移る話かと思った
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/07(日) 17:35:24.31 ID:QbWIFuST0
>>305
私も意外だった
瀬名さんがお姉さんに見えるよなー
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/08(月) 02:11:22.46 ID:R5EIJ5U4o

―――――――――――――――――――

雪美「……よいしょ……」 フラッ

ルーキートレーナー「雪美ちゃんはそこが苦手なんだね」

雪美「……難しい……」

ルキトレ「確かに難易度が高い組み合わせだから、しっかりと練習していくしかないかな……」

雪美「……こまった……」

ルキトレ「うーん、それなら発想を変えてみるのはどうかな?」

雪美「……発想……?」

ルキトレ「うん、雪美ちゃんのダンスは少し動きが固いからもう少し柔らかく踊るようにしてみると良いと思うよ」

雪美「……やわらかく……」

ルキトレ「といってもそれもなかなか難しいけどね……」

ルキトレ「できたらわたしも教えて欲しいくらいかな!」

雪美「…………」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/08(月) 02:12:20.13 ID:R5EIJ5U4o

雪美「……穂乃香……」

綾瀬穂乃香「雪美さん? どうかしたんですか?」

雪美「……穂乃香…の……ダンス……やわらかい……」

穂乃香「やわらかい……多分バレエをやってたからだと思いますけど」

雪美「……バレエ……?」

穂乃香「そうですね、ずっとやってきてますから」

雪美「……好き…なの……?」

穂乃香「はい、趣味も特技もバレエですよ」

雪美「……穂乃香……教えて…私……やわらかく…なりたい……」

穂乃香「わ、私がですか?」

雪美「……うん……」

穂乃香「ふふっ、わかりました、なら楽しみましょうね」

雪美「……楽しむ……?」

穂乃香「えぇ、表現を楽しむ事、それが上達する秘訣だと思います」

雪美「……うん……がんばって…みる……」

穂乃香「じゃあ、早速基礎から初めてみましょうか」

雪美「……あっ……もう一人……習いたい…人……いる……」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/08(月) 02:13:32.56 ID:R5EIJ5U4o

穂乃香「そこはワルツのリズムで!」

雪美「…………」 クルクル

ルキトレ「まだまだ!」 クルクル

穂乃香「良い感じです、そのまま流れを意識して……!」

雪美「…………」 ピョン ピョン

ルキトレ「うっ……む、難しい……」 ピョン ピョン

穂乃香「ラストは背筋を伸ばして!」

雪美「……決め……!」 ピシッ

ルキトレ「やったー!」 ピシッ

穂乃香「ふぅ、とっても良い感じでしたね!」

雪美「……うまく……できた……」

ルキトレ「これならみんなの代わりに、わたしがデビューしちゃおっかな♪」

穂乃香「ふふっ、お二人とも熱心だから私も良い刺激を受けます」

雪美「……穂乃香…も……ルキトレも…すごい……」

ルキトレ「雪美ちゃん、実力をつけてるみたいだね! これからもがんばろうね!」

穂乃香「じゃあ私も自分の練習しますね。ルキトレさん、ご指導お願いできますか?」

ルキトレ「…………」

雪美「……どう……したの……?」

ルキトレ「え、えっと……何を教えたら良いんだろう、あははっ……」

-----------

P「トレーナーさんも大変なんだな」

雪美「……穂乃香……ダンス……上手だから……」

P「雪美も教えてもらったんだろ?」

雪美「……うん……こんな…感じ……」 ピョン ピョン

P(あっ、これはカワイイかも……)
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/08(月) 02:14:02.05 ID:R5EIJ5U4o

ルーキートレーナー(19)
http://i.imgur.com/M8RU064.jpg

綾瀬穂乃香(17)
http://i.imgur.com/TbMejrr.jpg
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/08(月) 07:27:21.72 ID:DIwDfdgno
見たいです
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 01:30:13.37 ID:9FLKLd6vo

―――――――――――――――――――

根性 気合 努力

雪美「……なに……これ……?」

キャシー・グラハム「チッチッチッ。これはTシャツにプリントする文字だよ♪」

大槻唯「んー、どれにするか悩んでるんだけどぉ……ゆきみんもちょっと見てもらってもいい?」

雪美「……うん……」

キャシー「やっぱりこういうのはインパクトが大事だよねっ♪」

唯「でも、ゆい的にはもっとカワイイ感じが良いんだけどなぁー!」

雪美「……これって……誰が……書いたの……?」

キャシー「アタシだよっ! へへっ、なかなかのもんでしょ♪」

唯「あははー! キャシーってば達筆だもんね!」

雪美「……うん……」

キャシー「ニューヨーク生まれ浅草育ちをナメちゃいけないって事よ!」

雪美「……でも……なんで…この……文字……」

唯「直感だよ! ゆいたちが思いつくままに書いたらこうなっちゃった♪」

雪美「…………」

キャシー「どう? 雪美も何か書いてみる?」

雪美「……もうちょっと…かわいく……」

唯「んー、あんまりグッとこなーい?」

雪美「……うん……自分らしさ……必要…だと……思う……」

キャシー「自分らしさ……雪美もなかなか鋭い意見を言うねっ♪」

唯「あっ、それならゆいも書きなおそうっかなー!」

キャシー「でもそうなると何を書けばいいのかなぁ?」

雪美「……馴染み……深いもの…が……良いと…思う……」

唯「馴染み深いかぁー、何かあったかなぁ?」

キャシー「雪美はあたしたちに馴染み深いものって何だと思う?」

雪美「…………」
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 01:30:46.35 ID:9FLKLd6vo

ネコ 浅草 飴

雪美「……これだと……思う……」

唯「きゃはっ、ゆきみんってゆいの事よく見てるんだねぇー」

キャシー「浅草……これはサムライのソウル見せる時!」

雪美「……これなら……大丈夫……」

キャシー「決まったね! 早速このTシャツ着ようよっ!」

唯「いやーん、漢字じゃなくてカタカナにすればよかったかなぁー?」

キャシー「パッと明るく、そしてジューシー! 次のLIVEはこのシャツ着て行こうかなっ♪」

唯「色もいろいろあるんだねー! ゆいはイエローにしよっと!」

雪美「……私……青……」

キャシー「良い感じ! じゃあまずはどうする?」

唯「まずはみんなに自慢しに行こー!」

雪美「……わかった……」

-----------

P「修学旅行のお土産みたいなもん作ったんだな……」

雪美「……うん……作って…もらった……」

P「みんなの評価はどうだったんだ?」

雪美「…………」

P「……駄目だったんだな」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 01:31:26.46 ID:9FLKLd6vo

キャシー・グラハム(15)
http://i.imgur.com/5raFmP0.jpg

大槻唯(17)
http://i.imgur.com/H2G1Ggx.jpg
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 02:42:06.56 ID:9FLKLd6vo

―――――――――――――――――――

------ 昔々

北条加蓮「ふぅ……」

雪美「……お疲れ……さま……」

加蓮「お疲れ様、あなたは確か……」

雪美「……佐城……雪美……」

加蓮「そう……アタシは北条加蓮、よろしくね」

雪美「…………」 コクッ

加蓮「雪美ちゃんもアイドル目指してるの?」

雪美「……うん……」

加蓮「へぇー、そうなんだ」

雪美「……加蓮…は……なりたくないの……?」

加蓮「アタシか……アタシは別になれなくても仕方ないかなって」

雪美「…………」

加蓮「ほらっ、アタシ特訓とか練習とか下積みとか……」

加蓮「努力とか気合いとか根性とか、なんかそーゆーキャラじゃないんだよね。体力ないし」

雪美「……じゃあ……なんで…ここに……いるの……?」

加蓮「それは……プロデューサーがやれって言うし……ちゃんと居るだけいいっしょ?」

雪美「…………」

加蓮「どうしたの?」

雪美「……うそつき……」

加蓮「えっ……」

雪美「……そう……思うなら……そんな…顔……しない……」

加蓮「ゆ、雪美ちゃんに何が分かるっていうの?」

雪美「……わからない……でも…加蓮……悲しそう……だから……」

加蓮「…………」

雪美「……いっしょに……がんばろ……?」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 02:43:08.82 ID:9FLKLd6vo

------ 昔

雪美「……加蓮…大丈夫……?」

加蓮「ふふっ、ちょっと風邪引いただけだから大丈夫だよ」

雪美「……良かった……」

加蓮「あはは、心配かけちゃったかな……ん、でも私は大丈夫だよ」

雪美「……大切な…人……来て…くれたの……?」

加蓮「うん、プロデューサー、ホントに来てくれたんだ……」

加蓮「忙しいんだから、無理しなくてよかったのに……」

雪美「…………」

加蓮「それにね、凛と奈緒もお見舞いに来てくれて!」

雪美「……そう……」

加蓮「みんな、ゼリーとかプリンとか……もう、こんなに買ってきちゃって……食べきれないよ……」

雪美「……美味しそう……」

加蓮「……雪美ちゃんもプリン食べる?」

雪美「……うん……」

加蓮「じゃあ、一緒に食べようか」

雪美「…………」 コクッ

加蓮「ねぇ、雪美ちゃん……」

雪美「…………?」 モグモグ

加蓮「あの時はありがとう……」

雪美「……あの時…って……なに……?」 モグモグ

加蓮「ふふっ……なんでもない。ふふっ」

雪美「……加蓮……楽しそう……」

加蓮「楽しいよ、とっても!」

加蓮「アイドルになれるなんて全然思ってなかったからホントに嬉しいんだ。あきらめなければ夢って叶うんだね」

雪美「……そう……」

加蓮「雪美ちゃん、これからも一緒に頑張ろうね!」

雪美「……うん……」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 02:44:17.66 ID:9FLKLd6vo

------ ちょっと前

加蓮「雪美ちゃん、こんな所に居たんだ?」

雪美「……加蓮……」

加蓮「ふふっ、アニバーサリーパーティーはまだやってるのに外に出てどうしたの? Pさんがいないとやっぱり退屈?」

雪美「……そう…じゃない……ちょっと…疲れたから……」

加蓮「そっか……ねぇ、隣良いかな……少しお話しよ? ふふっ、たくさん話したいことがあるんだ」

雪美「……うん……」

加蓮「雪美ちゃんに出会ってもう1年か……なんか……あっという間だったね」

雪美「…………」

加蓮「思えば本当に色々あったね……。なんだかあっという間に時間が過ぎた感じがするよ」

雪美「……ほんと……」

加蓮「私、みんなに出会えて本当に良かった……今こうしていられるのもみんなのおかげかな……」

雪美「……私…も……加蓮に…会えて……良かった………」

加蓮「ふふっ、そう思ってくれてると嬉しいな」

「おーい、加蓮! そろそろ、LIVEの準備を始めないといけないぞ!」

加蓮「あっ、プロデューサーさんが呼んでる……」

雪美「……加蓮…LIVE……がんばって……」

加蓮「……雪美ちゃんも見に来てくれるよね?」

雪美「……うん…P…と……行く………」

加蓮「きっとだよ! 絶対見に来てね、最高の私を見せるから……!」

雪美「……約束……」

-----------

P「あのLIVEは本当に凄かったな……」

雪美「……うん……」

P「……そう言えば彼女から雪美に手紙が来てるぞ」

雪美「……手紙……?」

P「イベントでウェディングドレスを着た写真付きだ」

雪美「……加蓮……きれい……」

P「幸せそうな顔してるな、雪美は嬉しいか?」

雪美「……とっても……」 ニコッ
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/10(水) 02:44:45.33 ID:9FLKLd6vo

北条加蓮(16)
http://i.imgur.com/1Opt6d6.jpg
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 08:21:52.83 ID:EZ950/a9o
雪美にもウエディングドレス着せたいよぅ
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/10(水) 11:16:58.50 ID:kLK7/Bwgo
http://i.imgur.com/gszkddn.jpg
はい
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 20:51:03.12 ID:UXlX2B56o

―――――――――――――――――――

雪美「…………」 モグモグ

工藤忍「あっ、雪美ちゃん」

雪美「…………?」

忍「そのチョコのおまけ、集めてたりするのかな?」

雪美「……ううん……」 フルフル

忍「あの、もし良かったらアタシにくれない? それ集めてるんだ……」

雪美「……じゃあ…あげる……」

忍「ふふっ、ありがとう! これで全部揃ったよ!」

雪美「……集め…てるの……?」

忍「うん、このシリーズは集めてたんだけど、アタシあんまりチョコって食べないからさ」

雪美「……そう……」

忍「他にもいっぱいあるんだよ、ジュースのおまけとかお菓子のおまけとかさ」

雪美「……おまけ…好きなの……?」

忍「おまけってオトクな感じ、しない?」

雪美「……すると……思う……」

忍「ふふっ、こうやっておまけが揃って行くのを見るのがアタシ大好きなんだ!」

雪美「…………」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 20:52:02.92 ID:UXlX2B56o

月宮雅「雪美ちゃん、ショッピングって楽しいねぇ」

雪美「……うん……」

雅「みやびぃママ以外とショッピングってあんまりしないから何か新鮮だなぁ」

雪美「……そう……なの……?」

雅「うん、それにしても雪美ちゃん、お買い物のセンスあるよぉ。後でみやびぃのも選んでぇ」

雪美「……わかった……」

雅「さぁ、次は何を見に行こうか目移りしちゃうなぁ」

雪美「…………」

雅「あれ? 何見てるのぉ?」

雪美「……あれ……」

本日限定! くじびき所

雅「ふーん、新作のポップコーンを買うと1回くじ引きができるんだねぇ」

雪美「……うん……」

雅「でも、みやびぃあんまりポップコーンは食べないんだよねぇ」

雪美「…………」 クイクイ

雅「ど、どうしたのぉ?」

雪美「……あれ……あれ……欲しい……」 キラキラ

1等 ポップコーンの被り物

雅「ゆ、雪美ちゃんあんなのが欲しいのぉ?」

雪美「…………」 コクコク

雅「そっかぁー、じゃあ1つ買ってみよっかー」

雪美「……だめ……」

雅「えっ? どういうことぉ?」

雪美「……ポップコーンの…おまけ……だから……集める……」

雅(まずい、雪美ちゃんのスイッチが入っちゃったぁ……)

-----------

P「あぁ、今被ってるのその景品だったのか」

雪美「……うん……」

P「何個ポップコーン買ったんだ?」

雪美「……10…くらい……」

P「それだと、ポップコーンがおまけになってるよな」

雪美「……新作の味は……コンプリート……した……」

P「でも二人でよく食べれたな」

雪美「……みんな……呼んだから……」

P「そ、そんなに欲しかったのか……」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 20:52:30.48 ID:UXlX2B56o

工藤忍(16)
http://i.imgur.com/udZqNG1.jpg

月宮雅(18)
http://i.imgur.com/ABZeyna.jpg
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 21:22:44.54 ID:UXlX2B56o

―――――――――――――――――――

和久井留美「まったく、書類整理がなって無いわね」

雪美「……留美……なに…してるの……?」

留美「あぁ、雪美ちゃん。ちょっと事務所が片付いて無いから整理してるのよ」

雪美「……気になる……?」

留美「前の職業柄かしらね、こういうのは我慢できないのよ」

雪美「……しょくぎょう……」

留美「雪美ちゃんには言ってなかったかしら、秘書をやっていたのよ」

雪美「……ひしょ…って……なに……?」

留美「社長みたいな偉い人達のサポートをするお仕事よ」

雪美「……サポート……」

留美「そう、まぁ細かい雑用やお客様への応対まで色んな事をやってたわ」

雪美「……留美……私…やってみたい……」

留美「秘書を? 雪美ちゃんは誰の秘書をするの?」

雪美「……ちがう……社長……」

留美「しゃ、社長役なの……?」

雪美「……うん……留美が……ひしょ……」

留美「うーん……やってみたいのかしら?」

雪美「……やって…みたい……」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 21:25:09.73 ID:UXlX2B56o

コンコン

留美「佐城社長、アイドルを連れてきました」

雪美「……入って……」

留美「失礼します」

アナスタシア「プリヴェート♪ 雪美」

雪美「……アーニャ……御苦労…さま……」

留美「じゃあここに座って、アナスタシア」

アナスタシア「ダー、今日は何かあるんですか?」

雪美「……アーニャ……シンデレラ…ガール……上位…だった…から……」

留美「佐城社長がアナスタシアに労いの言葉をかけたいそうよ」

アナスタシア「佐城……シャチョー? よくわからないけどそう言ってもらえるなら嬉しいです雪美」

アナスタシア「バリショーエ スパシーバ!」

雪美「…………」

留美「どうもありがとうって言ってるのよ……」 ヒソヒソ

雪美「……うん………ところ…で……」

アナスタシア「……シトー?」

雪美「…………」

留美「あの、アナスタシア……社長面談とは言ったけどできたら日本語で話してあげてもらって良いかしら……」

アナスタシア「ダー……すみません」

留美「い、いいのよ……」

雪美「……留美……」

留美「どうしたの、雪美ちゃん?」

雪美「……社長は……まだ…はやかった……」

留美「そ、そう……」

アナスタシア「どうしたんですか、雪美?」

雪美「……にぇーと……」

-----------

P「色んな人に対応しないのが社長の難しい所だな」

雪美「……私……あーにゃに……言葉……教えて…もらう……」

P「いいね、そういうのは若いうちからやっておいた方が良いよ」

雪美「……がんばる……」

P「あれ? そういや他にも習って無かったっけ?」

雪美「……うん……今…4つ…くらい……教えて…もらってる……」

P「凄まじいな……」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 21:26:13.88 ID:UXlX2B56o
訂正

× P「色んな人に対応しないのが社長の難しい所だな」

○ P「色んな人に対応しないといけないのが社長の難しい所だな」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/10(水) 21:26:43.10 ID:UXlX2B56o

和久井留美(26)
http://i.imgur.com/gqkhVsc.jpg

アナスタシア(15)
http://i.imgur.com/1JLqh2o.jpg
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/11(木) 00:28:30.95 ID:dPyz7ukx0
さじょうしゃちょう!
噛みそう
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/11(木) 00:43:40.00 ID:9xFRdllr0
雪美何カ国語喋れるようになるんだろ。
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/11(木) 00:44:13.75 ID:F8i5q1oLo
潜在能力は高そうだけどなゆきみん
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/11(木) 06:37:15.40 ID:XyCslETMo
感受性が高そうだしねぇ
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/11(木) 08:22:42.62 ID:/zgvRar4o
きゃわわ
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 00:50:35.36 ID:WK8mXRi+o

―――――――――――――――――――

カコーン!

浜川愛結奈「ストラーイク!」

雪美「…………」 パチパチ

愛結奈「雪美、ハイタッチしよ!ほら、手を出してっ」

雪美「……はい……」

パンッ

愛結奈「たまにはボウリングも良いわよね」

長富蓮実「喜んでもらえてよかったです、ここは私のお気に入りの場所なんですよ」

愛結奈「蓮実もこんなイイとこ知ってるなんて、やるわね。見直しちゃった」

蓮実「ふふっ、次は私の番ですね」

雪美「……蓮実……がんばって……」

蓮実「……えいっ!」

ギュルルルル カコーン!

雪美「……上手……」 パチパチ

蓮実「うまく……出来たと思います」

愛結奈(う、うまいなんてレベルじゃないわ……なんなのよあれ……)

雪美「……次……私……」

愛結奈「……がんばりなさいよ雪美」

蓮実「とりあえずは真っ直ぐ投げる事を意識してくださいね」

雪美「……えいっ……」

コロコロコロ ガコン

雪美「…………」

愛結奈「ま、最初はガーターなのは仕方ないわ」

蓮実「でも良い感じですよ、少し続ければすぐにストライクが取れるようになります!」

雪美「……うん……」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 00:52:48.03 ID:WK8mXRi+o

9ゲーム目……

 あゆな:139
はすみん:163
ゆきみん:0

蓮実「今日は何だか調子が良いです♪」

愛結奈(得意とは聞いてたけどまさかここまでなんて……)

雪美「……こまった……蓮実…良い……方法…ない…?」

蓮実「えっ? うーん、そうですね……今からガーター無しに変えますか?」

愛結奈「そうね、雪美はボウリングの玉に振り回されてるしその方が良いわ」

雪美「……わかった……そう…する……」

蓮実「じゃあ、変えますね」 ポチッ

ウィーン

雪美「……これなら……大丈夫……」

愛結奈「さ、そろそろストライク決めちゃいなさいよ、雪美」

雪美「……まかせて……」

蓮実「真っ直ぐ前を見て投げて下さいね」

雪美「…………!」

ギュルルルル ガンッ! ガコッ!

雪美「…………」

蓮実「飛び越えない高さなのに飛び越えちゃいましたね……」

愛結奈「ガーターの神様に好かれてるのかしら……」

雪美「…………?」

蓮実「どうしたんですか、雪美ちゃん?」

雪美「……うでが……なまった……」

愛結奈「雪美はボウリングやるのは今日が初めてでしょ……」

-----------

P「まったく負けず嫌いだな雪美も」

雪美「……ストライク……とりたかった……」

P「ボウリングに行くなら一回くらいはとっておきたいよな」

雪美「……うん……私……うまく…なりたい……」

P「練習あるのみだな、まぁでも聞いた感じだとなかなか道のりは険しいだろうけど……」

雪美「……雪美…は…まだ……10だから……♪」

P「ど、どこで覚えたんだそれ……?」

雪美「……蓮実…が……歌ってた……」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 00:53:22.10 ID:WK8mXRi+o

浜川愛結奈(22)
http://i.imgur.com/3CRkiYS.jpg

長富蓮実(16)
http://i.imgur.com/0YVn3C6.jpg
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 01:16:39.84 ID:WK8mXRi+o

―――――――――――――――――――

浜口あやめ「んっふっふー、誠に美味ですね!」 モグモグ

雪美「……うん……」 モグモグ

あやめ「このような団子屋があるとはわたくし知りませんでした!」

雪美「……本に……のってた……」

あやめ「もう一本頂きますね」

雪美「……私…も……」

あやめ「ふむ、それにしても雪美殿はそのような調べ物もやっていたのですね」 モグモグ

雪美「……雑誌…いっぱい……あるから……」 モグモグ

あやめ「あぁ、確かにみなさんが読んでそのままにしていますからね」

雪美「……雑誌…いっぱい……あるから……」

雪美「……もう…少し……食べる……」

あやめ「ではわたくしももう二本」

あやめ「ふぅ、昼下がりの茶屋でお茶とお団子……まさに時代劇と言う感じがします!」 モグモグ

雪美「……時代劇……?」 モグモグ

あやめ「雪美殿は興味ありませんか? 時代劇と言えばよくこのような事をしていますよ」 モグモグ

雪美「……そう……」
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 01:17:30.71 ID:WK8mXRi+o

訂正 消し忘れてました

あやめ「あぁ、確かにみなさんが読んでそのままにしていますからね」

×雪美「……雑誌…いっぱい……あるから……」
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 01:19:27.84 ID:WK8mXRi+o

雪美「…………」 チラッ

あやめ「いやぁー、また是非とも一緒に行きましょうね!」

雪美「……あやめ……こういうの……好き……?」

あやめ「えぇ、もちろん大好きですよ! 特にモノクロの時代劇とかたまりません!」

雪美「……そう……刀……ふったりとか……できる……?」

あやめ「殺陣ですか? ふっふっふ、それなら得意中の得意ですよ!」

雪美「……見せて……」

あやめ「わかりました、では軽くお披露目いたしますね!」

雪美「…………」 パチパチ

あやめ「ヨッ! ハッ!」 シュッ シュッ

雪美「……上手……」 モグモグ

あやめ「ヨッ……あ、あれ?」

雪美「……どう……したの……?」 モグモグ

あやめ「ゆ、雪美殿……そのお団子……」

雪美「……美味しい……」

あやめ「それは最後の一本では無いですか!」

-----------

P「二人とも普段からそんな感じなのか……」

雪美「……お団子……美味しかった……から……」

P「……なぁ、一つ面白い事があるぞ」

雪美「…………?」

P「二人で割り切れる数を頼んだはずなのに、なんで最後の一本とかになると思う?」

雪美「……あっ……」

P「つまり、あやめも1本こっそり食べてたってわけだ」

雪美「……やられた……」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/12(金) 01:19:56.10 ID:WK8mXRi+o

浜口あやめ(15)
http://i.imgur.com/PgXWrOM.jpg
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/12(金) 01:21:10.70 ID:WK8mXRi+o

そろそろ上げときます

後、あやめちゃんSRおめでとう

342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 03:29:40.08 ID:x1jnaA8yo
あやめちゃんSRよりバレ凛の復活で俺の預金が大ピンチ
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 04:13:40.53 ID:QKZUF+SMo
あやめ=サンは欲しいがボックスを引ききるような予算はない・・・むむむ
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 07:22:48.71 ID:U/sEOJSuo
引ききったら10万円超えるって、狂気だよね

蓮実はやっぱりボーリング上手いんだろうか?
ところで東京にボーリング場ってまだあるの?
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 08:21:30.20 ID:Ppa4GNWEo
まだまだあるね。
ラウンドワンとかの複合施設的な形で残ってるよ
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 10:06:11.86 ID:4HuqiwnzO
>>338
暗に「お前も片付けろ」と言ってるのかと
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/12(金) 12:22:29.75 ID:f1K34fwko
>>346
アヤメ=サンは巻物しか読まないだろう
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/14(日) 01:16:24.58 ID:Gnwoh1+wo

―――――――――――――――――――

斉藤洋子「やっぱりランニングって気持ちいいですね!」

斉藤洋子「今日は天気もいいし、絶好のランニング日和です!」

相馬夏美「身体動かすのってキモチイイわよね!」

雪美「……疲れた……」

洋子「ふぅ……雪美ちゃんも途中までついてこれるなんて凄いわ」

雪美「……でも……最後まで……走れなかった……」

夏美「洋子ちゃんがに先頭なんてツイてないわね。でも、それはお互い様かな」

洋子「あははっ、走ると気持ちよくなってついペースが上がっちゃうんですよね……」

雪美「……ランニング……いつも…してるの……?」

洋子「うん、夏美さんとたまにね。適度な運動と睡眠が健康の秘訣! 美肌にも効果あり!」

夏美「私も毎日、ランニングは欠かさないの!」

雪美「……なんで…なの……?」

夏美「あんまり言いたくないんだけど……これでも昔は結構、残念な体型だったの」

洋子「えぇっ!? そんな感じ全然しないのに!」

夏美「だからこのままじゃ駄目かなって。私、がんばったのよ?」

雪美「……夏美……がんばった……」

夏美「そう、鏡に向かって笑顔の練習をしたり、こうやって毎日ランニングしたり……」

夏美「最初は自分が嫌で始めた事だけど、今じゃアイドルとして自分を磨くのが凄く楽しいわ!」

洋子「ほへー、何だか凄いですね……」

雪美「……洋子も……そうなの……?」

洋子「あははっ、私は単純に汗を流すのが好きなだけかな!」

雪美「……そう……」

洋子「ランニングもそうだけど、半身浴とか汗をかくって気持ち良い!」

夏美「あら、半身浴も良いわね。私も今度やってみようかしら」
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/14(日) 01:21:51.33 ID:Gnwoh1+wo

雪美「…………」

洋子「雪美ちゃん、何か考え事?」

雪美「……洋子……夏美……私…も……きれいに……なりたい……」

夏美「ふふっ、おませさんね。雪美ちゃんはまだ気にしなくても良いんじゃないかしら?」

雪美「……そんなこと……ない……」

洋子「でもいきなりどうしたの? 今日もランニング一緒にしたいって言ってたし」

夏美「見て欲しい人がいるから、今まで以上に自分を磨くのよね♪」

雪美「……うん……」

洋子「わっかりました、私もランニング仲間が増えるのは嬉しいので私にできる事なら協力しますよ!」

夏美「雪美ちゃんを見てると自分の昔を思い出すわ……」

雪美「……昔……?」

夏美「えぇ、誰かのために変わりたくて、なんとか輝ける方法を探して……」

雪美「…………」

夏美「ふふっ、雪美ちゃんって大人しそうなのに情熱を感じるわね!」

雪美「……私……そうなの……?」

洋子「うーん、私もそう思うかな。雪美ちゃんって凄く好奇心あるものね」

雪美「……よく……わからない……」

夏美「まぁ、雪美ちゃんはそれが自然体だからそう思うのも仕方ないかしら」

夏美「……じゃあ、次は皆で汗を流しにお風呂に行きましょう!」

洋子「あっ、それなら私は近くのスーパー銭湯が行きたいです!」

雪美「……うん……汗…流す……」

洋子「いやー、楽しみですね。ゆっくり疲れを落とせそうです!」

夏美「せっかくだから早苗さんや、瞳子さんも呼びましょうか」

雪美「……みんなで……いこう……」

-----------

P「美にかける努力ね、やっぱり普段からの姿勢が大事なんだな」

雪美「……私…も……がんばる……」

P「ははっ、雪美はまだ気にしなくても良いだろ」

雪美「……そんな…こと……ない……ランニングと……お風呂で……お肌…ぷるぷる……」

P「そ、そうなのか?」

雪美「……うん…触って……Pなら……良い……」

プニプニ

P「こ、これは……」

雪美「……どう……?」

プニプニ プニプニ プニプニ プニプニ

雪美「…………」

P「く、くそっ……このほっぺたの感触は癖になる……!」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/14(日) 01:22:28.70 ID:Gnwoh1+wo

斉藤洋子(20)
http://i.imgur.com/K1uFecS.jpg

相馬夏美(25)
http://i.imgur.com/O4HZxRW.jpg
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/14(日) 09:16:50.43 ID:9KoHXDKro
俺もぷにぷにしたいです
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/14(日) 23:10:46.46 ID:QnIA+AxL0
雪美ちゃんのぷにぷにほっぺだと…!?
ほぺちゅーしたいです
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 03:50:35.66 ID:mi7xdOnmo

―――――――――――――――――――

水本ゆかり「できれば、周りの雑音が聞こえなくなるのはありませんか?」

多田李衣菜「んー、それならこれかな? へへへ、これは中々オススメだよ!」

雪美「……なに……してるの……?」

李衣菜「あっ、雪美ちゃん」

ゆかり「今、事務所でクラシックを聞こうと思って李衣菜さんのヘッドホンを貸してもらおうと思ってたんです」

李衣菜「雪美ちゃんも必要なら貸してあげるよっ!」

雪美「……いっぱい……ある……」

ゆかり「そうなんです、どれにしようか迷ってしまって……」

李衣菜「ふっふっふ、良いロックを聞くには良いヘッドホンからってことで!」

雪美「……私も……みて……いい……?」

李衣菜「うん! どうぞどうぞ、好きなだけ見てね!」

雪美「……これ……ぶかぶか……」

ゆかり「ふふっ、それは雪美ちゃんにはサイズ的に大きいですね」

雪美「……李衣菜……これ……どんなの…なの……?」

李衣菜「えっ? あー、それは首にかけるよう!」

ゆかり「く、首にかけるよう?」

雪美「……そう……こうすれば…良いの……」

李衣菜「おっ、良い感じだね! 雪美ちゃんもロックな感じがするよ!」

ゆかり「は、はぁ……」

雪美「……李衣菜……他にも……ある……?」

李衣菜「へへっ、そう聞かれると思ってた! 家にはまだまだいっぱいあるよ!」

雪美「……じゃあ……今度…ゆかりと……遊びに…いく……」

ゆかり(これ以上いっぱいヘッドホンのある家ってどういう感じなんだろう……)
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 03:51:50.54 ID:mi7xdOnmo

------ 李衣菜の家

李衣菜「いらっしゃーい!」

ゆかり「凄い、色んなアーティストのポスターにCD……」

李衣菜「へへっ、カッコいいでしょ?」

雪美「……あれが……ヘッドホン……?」

李衣菜「そうそう、私の大事なコレクション!」

ゆかり「あっ、あれって新しく出てたやつですよね、確か……」

李衣菜「うん、とっても音が良く聞こえるやつだよ!」

ゆかり「…………」

雪美「……あっち…は……?」

李衣菜「あっちは……音の聞こえ具合はイマイチだけど形がロックかな」

ゆかり「ろ、ロック……?」

李衣菜「ゆかりちゃん、もしかしてロックってあんまりよくわかってない?」

ゆかり「は、はい……お恥ずかしい話ですけど」

雪美「……私…も……」

李衣菜「へへっ、二人ともまだまだだね! このリーナがロックとは何かを教えてあげましょう!」

雪美「……ロック…って……なに……?」

李衣菜「えーと……カッコよさ? とかだよねゆかりちゃん?」

ゆかり「わ、私に聞かれても……」

李衣菜「ま、まぁまぁ……好きなヘッドホンを選ぶと良いよ!」

雪美「……おすすめ…は……あるの……?」

李衣菜「んー、それならこれとかかなぁ?」

ゆかり「あっ、これって音質が凄くクリアに聞こえるやつですよね!」

李衣菜(えっ? そ、そうなの……?)

ゆかり「何て言いましたっけ、この機能……」

李衣菜「あ、あははっ……機能はあんまり気にせず自分の好きなので良いよ!」

雪美「……あそこに……あるのは……どんな…感じ……?」

李衣菜「……えーっと、これが良く聞こえるやつ、これがまぁまぁ聞こえるやつ、あれがカッコいいやつ……」

ゆかり(そ、そういう覚え方してるんだ……)

-----------

P「へぇー、そんなにコレクションがあるんだな」

雪美「……うん……私も……貸して…もらった……」

P「良いヘッドホンはやっぱり違うみたいだな、でも外では危ないから付けないようにな」

雪美「……大丈夫……首に…かける……だけだから……」

P「……そっちの用途で使うつもりだったのか」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 03:52:35.66 ID:mi7xdOnmo

多田李衣菜(17)
http://i.imgur.com/DNNP7Ci.jpg

水本ゆかり(15)
http://i.imgur.com/ctoM9Fg.jpg
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 04:22:03.99 ID:KH5FuKGJo
りーなが賢いとおもったらやっぱりだりーなだった(´・ω・`)
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 12:39:11.39 ID:mi7xdOnmo

―――――――――――――――――――

緒方智絵里「わ……わたしがお祭りの主役なんて……」

雪美「……智絵里……がんばって……」

松本沙理奈「せっかくの夏祭りなんだから思い切り楽しまないとねっ!」

智絵里「さ、沙理奈さんの衣装……凄いです!」

沙理奈「イェース! アタシのエロカワ衣装で、みんなを熱くしてア・ゲ・ル!」

雪美「……二人とも……浴衣…が……ミニ……」

智絵里「……すーすー…します……」

沙理奈「雪美ちゃんは浴衣着ないの?」

雪美「……私…は……別に…いい……」

智絵里「うぅ……なんだか恥ずかしいです……プロデューサーさんも見てるのかな?」

沙理奈「うふふっ、智絵里ちゃん。なに顔赤くしてるの〜?」

智絵里「あっ、えっと……ちゃんと見てくれてるのかなって……」

雪美「……うん……Pが…連れてくるって……言ってたから…大丈夫……」

智絵里「雪美ちゃん……良かった……」

沙理奈「うーん、呼ばれないと来ないなんて鈍感なプロデューサーね……」

智絵里「そ、そんなことないですよ……」

沙理奈「ま、時間もある事だし、LIVEまで少し出店を回りましょうか」

雪美「……うん……行こう……」

智絵里「えへへっ、私も少し回ってみたかったんです♪」

沙理奈「じゃあ、ちゃっちゃっと行きましょうか!」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 12:40:12.35 ID:mi7xdOnmo

沙理奈「あっ、あったあった! お祭りと言えばコレよねぇ」

智絵里「これって……」

沙理奈「チョコバナナ! アタシ好きなのよねぇ。バナナだけでもおいしいのに、チョコ付きなんて最高じゃない?」

雪美「……私…も……好き……」

沙理奈「はい、ちゃんと雪美ちゃんと智絵里ちゃんの分もあるよっ」

智絵里「わぁっ、ありがとうございます!」

雪美「……沙理奈……ありがと……」

沙理奈「あーん、パクッ。はむはむ……」

智絵里「あ、あの……雪美ちゃん?」 ヒソヒソ

雪美「…………?」

智絵里「な、なんだかわたしたちさっきから……凄く注目されてないですか……?」 ヒソヒソ

雪美「…………」 キョロキョロ

沙理奈「あー、汗ばむよね〜、い・ろ・い・ろと♪」 パタパタ

智絵里「ほ、ほら……あの人達にみられて……」 ヒソヒソ

雪美「…………」

沙理奈「どうしたの? 雪美ちゃん」

雪美「……沙理奈……ゆうわく…だめ……」

沙理奈「やりすぎ?」

雪美「……うん……」

沙理奈「うふふっ、そろそろ止めとこうかな。ちょっとハメ外しすぎたね」
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 12:41:07.27 ID:mi7xdOnmo

雪美「……智絵里……これで……大丈夫……」

智絵里「あっ、何だか視線を感じなくなりました……」

沙理奈「せっかく浴衣着たんだから、見てもらいたかったのよねぇ」

雪美「……それは……また…今度……」

沙理奈「そうしよっかなぁ」

智絵里「えへへっ、これで安心して食べれます……」

沙理奈「智絵里ちゃんもゆっくり食べてて良いからねぇ」

智絵里「はい……え、えへへ」

沙理奈「そう言えば智絵里ちゃんは今日のLIVEで何か新しい事するんだっけ?」

雪美「……そう……なの……?」

智絵里「えと……そ、そうなんです……」

沙理奈「へぇー、それは面白そう〜♪ アタシ、今ちょっと見てみたいなぁ〜」

雪美「…………」 モグモグ

智絵里「そんな、見せるようなものじゃ……」

沙理奈「うふふっ、一回だけ、こっそりで良いからさぁ〜」

雪美「……私…も……見て…みたい……」 モグモグ

智絵里「じゃ、じゃあ……ちょっとだけがんばるから……見守っててください」

雪美「……うん……」

智絵里「いぇいっ、ですっ……え、えへへ」

ウォォォォォォォ!! ちえりん! ちえりん!

雪美「…………」

智絵里「あわわ……さ、沙理奈さん!」

沙理奈「ど、どこにこんなに人が潜んでたの!?」

智絵里「あうぅ……ゆ、雪美ちゃん。ど、どうしよう……!?」 グイグイ

雪美「……智絵里……苦しい……」

-----------

P「アイドル3人で祭りにいれば目立つもんだよ」

雪美「……うん……その後…大変……だった……」

P「何かあったのか?」

雪美「……智絵里…が……慌てて……ずっと……グイグイ…されてた……」

P「まぁ、いきなりそんなんになるとパニくるよな……」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 12:41:36.64 ID:mi7xdOnmo

緒方智絵里(16)
http://i.imgur.com/QPwObyi.jpg

松本沙理奈(22)
http://i.imgur.com/6hVBQAz.jpg
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 12:42:37.37 ID:Wd7dKYCEo
うおおお!!!!ちえりん!!ちえりん!!!!!
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 13:24:24.48 ID:mi7xdOnmo

―――――――――――――――――――

バリッ

雪美「……あっ……」

西島櫂「ああっ、そんなに荒っぽくやると駄目だよ」

雪美「……むずかしい……」

櫂「金魚すくいはこうやって……逃がすか金魚っ! えいっ!」

雪美「……とれた……」

櫂「はい、まず1匹ー!!」

雪美「……櫂……上手……」

櫂「金魚すくい、じつは得意なんだよね。あたし水泳してるから、魚の泳ぎたい方向がわかるっていうかさ」

櫂「浴衣で少しぐらい動きにくても、なんとかなるって! せーの、ヨッと!! おーし!」

雪美「……どうしたら……上手に…なれるの……?」

櫂「そうだね、金魚すくいのコツは見る、すくう、落とさない!」

雪美「……そう……」

櫂「ね? 簡単でしょ?」

雪美「……がんばってみる……」
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 13:25:16.00 ID:mi7xdOnmo

翌日……

桃井あずき「……次の作戦はどうしよっかなぁー」

雪美「……あずき……」

あずき「雪美ちゃん、あずきに何か用かな?」

雪美「……うん……あずき……金魚すくい……得意……?」

あずき「!?」 バンッ!

雪美「!?」 ビクッ!

あずき「……ふふっ、雪美ちゃんも人が悪いよ? 金魚すくいと言えばあずきだよっ!」

雪美「……そう……なの……」

あずき「そうそう、金魚すくいが趣味なのにまったくピックアップされなくてあずきも困ってたの!」

あずき「何か忘れさられてるんじゃないかなぁーって……」

雪美「……そんな…こと……ない……」

あずき「えへへっ、雪美ちゃんはちゃんと覚えててくれたんだね!」

あずき「……で、雪美ちゃんは金魚すくいの何を知りたいの? あっ、作戦立てた方が良い?」

雪美「……作戦…は……いい……」

あずき「そっかぁー、じゃあ何かやりたいことがあるのかな?」

雪美「……うん……櫂…みたいに……上手に…なりたい……」

あずき「櫂? 西島さんも金魚すくい得意なの?」

雪美「……上手……」

あずき「…………」

雪美「……どう…したの……?」

あずき「雪美ちゃん、こんな事してる場合じゃないよっ! これは頂上決戦大作戦だよっ!」

雪美「…………」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 13:26:47.32 ID:mi7xdOnmo

そして……

雪美「……ルール…は……多く…すくった方の……勝ち……」

あずき「えへへっ、シンプルな勝負だね!」

櫂「へぇー、あたし以外にも得意な子がいたんだね」

あずき「悪いけど、この勝負はあずきがいただくよっ!」

櫂「水にまつわる勝負ならあたしも負けるわけにはいかないんだよね!」

雪美「……じゃあ……はじめ……」

櫂「見えたっ、いただき!!」

あずき「はやいっ!? これはあずきも遊んでられないよっ!」

バリッ

雪美「……おじさん……もう一回……」

「はい、どうぞ」

あずき「……ここはあの手を使わせてもらうよっ!」

櫂「2匹同時すくい!? なんて技術力!!」

バリッ

雪美「……もう一枚……ちょうだい……」

「はい、どうぞ」

あずき(正直甘く見てたよ……ここまで凄い人がいるなんて……)

櫂(あずきちゃんの動きは普通の人とレベルが違うね……)

バリッ

雪美「…………」

-----------

P「金魚すくいって俺もあんまりうまくないんだよな」

雪美「……P…も……今度…いこ……?」

P「あずき達とはいかないのか?」

雪美「……2人とも……すくいすぎて……出禁…だって……」

P「ど、どんだけすくったんだ……」
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 13:27:22.82 ID:mi7xdOnmo

西島櫂(19)
http://i.imgur.com/JdJmjgf.jpg

桃井あずき(15)
http://i.imgur.com/FGSqkHb.jpg
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 14:26:04.31 ID:mi7xdOnmo

―――――――――――――――――――

衛藤美紗希「はぁ……いい恋したぁい……」

雪美「……いい……恋……?」

美紗希「雪美ちゃんもこのミュージカル見てよぉ」

美紗希「うぅ……2人の恋物語、ちょー泣けるぅ! あたし途中から泣きっぱだったぁ」

雪美「……そう……」

美紗希「ミュージカルって、演技の勉強って感じですごく良くないぃ?」

雪美「……うん……私…も……みてみる……」

美紗希「あたしもあのミュージカルの主役みたいにドラマチックな恋したり出来るかなぁ?」

雪美「……美紗希は……好きな…人……いるの……?」

美紗希「はぁ……それがまだいないんだよねぇ……」

雪美「…………」

美紗希「ねぇねぇ、雪美ちゃんもコイバナとか……ってPさんだよねぇ、雪美ちゃんは」

雪美「……うん……」

美紗希「あたしももっと女子力を磨いていかないとなぁ……」

雪美「……女子力……?」

美紗希「うん、やっぱり王子様に振り向いてもらうにはまずは注目されないとぉ」

雪美「……どう…するの……?」

美紗希「そうねぇ、やっぱりみんながあたしにクギヅケになるくらい魅力的になるのが一番かなぁ」

雪美「……魅力的……」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 14:27:11.67 ID:mi7xdOnmo

松山久美子「えっ? 魅力的になりたい?」

雪美「……うん……久美子……何か……知ってる……?」

久美子「それはキレイになりたいって事なの?」

雪美「……そんな……感じ……」

久美子「ふふっ、雪美ちゃんは今でも十分可愛いのにキレイになりたいなんてね」

雪美「……私……女子力……アップ…する……」

久美子「女子力……そうだね、ピアノをやってみるとか。良かったら教えてあげるけど」

雪美「…………」 フルフル

久美子「そっか、雪美ちゃんならピアノ似合うと思ったんだけどね」

雪美「……他に……何か…ある……?」

久美子「……そうね、本当にキレイな人って言うのは目が違うみたいだよ」

雪美「……目……」

久美子「うん、雰囲気もそうだけど……美人に見られるとたじろいじゃう男の人って多いでしょ♪」

雪美「……たしかに……」

久美子「礼子さんとか、レナさんとかあんな雰囲気って魅力的に感じるかな」

雪美「…………」

久美子「雪美ちゃんもまずは目ヂカラから意識して見たらどう?」

雪美「……目ヂカラ……」

久美子「そうそう、見るだけで男の人をクギヅケにしちゃう目の力!」

雪美「……がんばる……」

久美子「ふふっ、私も頑張ろうかな。一緒にキレイになろうね!」

雪美「……うん……」

-----------

P「魅力的ねぇ、難しいもんだな」

雪美(Pを……釘づけ…にする……目ヂカラ……)

P「どうしたんだ、雪美?」

雪美「…………」 パチン☆

P「……急に片目を閉じて、目にゴミでも入ったのか?」

雪美「…………!」 ポカポカポカ

P「い、痛いよ! なんで急にポカポカ殴ってくるんだ!?」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 14:27:39.11 ID:mi7xdOnmo

衛藤美紗希(22)
http://i.imgur.com/IAG0mHS.jpg

松山久美子(21)
http://i.imgur.com/HwtwedI.jpg
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 16:44:41.55 ID:BLpd7KRGo
かわいい
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 18:03:43.11 ID:mi7xdOnmo

―――――――――――――――――――

望月聖「大きな……絵…ですね」

古澤頼子「聖ちゃんにはこういう印象派の絵画がおすすめ、かな……」

雪美「……頼子…これ……何の…絵……なの……?」

頼子「これは夜の港を描いた絵なの」

聖「月の色が……とっても…きれい……です」

雪美「…………」

頼子「こういう風に光の色なんかを表現しようとしているのが特徴だから……」

雪美「……そう…なの……」

聖「色々……あるん…ですね……」

頼子「ふふっ、こういうのは頭で考えるより素直に綺麗って思える気持ちが大事だと思うかな」

雪美「……頼子…は……描けるの……?」

頼子「……ううん、私は見る専門だから」

聖「でも、頼子さん……とても…詳しい…です……」

頼子「私は絵画や美術が好きなだけで……」

頼子「聖ちゃんも、雪美ちゃんも自分の感じるままに楽しんでくれたらいいかな……」

聖「私……あの絵……好き…です……」

雪美「……お嫁さん……」

頼子「あれは、草原での結婚式を描いた絵ですね」

聖「うん……とても…幸せそうで……」

聖「雪美さんは……どんなのが……良い…ですか……?」

雪美「……あれ……」

頼子「天使の絵……雪美ちゃんは天使が好きなの?」

雪美「……聖に……似てる……」

聖「わ、私……ですか……」

雪美「……うん……あっちは……頼子……」

頼子「怪盗の絵……」

雪美「…………」

聖「私……あんなに……壮大じゃ……ないです……」

頼子「私も怪盗ってイメージじゃ……」

雪美「……そう……」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 18:04:47.66 ID:mi7xdOnmo

数日後…… LIVEバトル会場

雪美「……今日も……がんばろう……」

聖「はい……がんばり…ます……」

頼子「……フフ、お手柔らかに」

雪美「……聖…は……今日は…どう…するの……?」

聖「えっと……サビの所で上から……ライトアップで…舞い降りてきます……」

雪美「……頼子…は……?」

頼子「私は1曲目が終わった後に、暗転と同時に登場みたい……」

雪美「……わかった…行こう……」

聖「世界中の人達が……幸せになれるくらい……響かせて…歌うの……」

頼子「誰かに奪われるくらいなら私が奪ってみせる……たった一つ大切な……」

雪美「…………」

-----------

P「イメージって自分じゃ気づかないものだよな」

雪美「……二人とも……すごい…から……」

P「聖は大人しいからそれくらいやって丁度良いってのもあるけどな」

雪美「……P……私…にも……なにか……ある……?」

P「うーん、女王様キャラで登場してみるとか?」

雪美「……P…に……命令すれば……良いの……?」

P「……冗談だ、今のやっぱなしで」
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 18:05:16.35 ID:mi7xdOnmo

望月聖(13)
http://i.imgur.com/RDjNlgx.jpg
http://i.imgur.com/UZwJ2KI.jpg

古澤頼子(17)
http://i.imgur.com/OBOigcJ.jpg
http://i.imgur.com/fspo6TA.jpg
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 18:54:11.30 ID:2YNnw4puo
おおう、一挙更新

あずきの趣味は完全に忘れてたな…
モバマスのプロフィールって色々適当な部分が多い気がする
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 19:01:15.44 ID:hfzJ5YwRo
雪美にふまれたいです
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 19:24:51.95 ID:mi7xdOnmo

―――――――――――――――――――

村松さくら「新婚のお家は、キッチンもトイレもお風呂も全部ピンクがいいなぁ♪」

雪美「……私……ネコ柄…が……いい……」

ガチャッ

高垣楓「お疲れさまです……あら?」

さくら「あっ、楓さんお帰りなさぁい!」

雪美「……楓……お帰り……」

楓「はい、ただいま。二人だけなのかしら?」

雪美「……うん……」

楓「ふふっ、そう。今日は何をしていたの?」

さくら「えっへへー、これですよぉ!」

流行最先端! 新婚のお家!

楓「新婚……まだ二人には早いんじゃないかな?」

さくら「ぶー、そんな事ありませんよぉ! 今からいーっぱい勉強しておくんですぅ!」

雪美「……家……大事…だから……」

楓「ふふっ、じゃあ私も少し見せてもらって良いかしら?」

雪美「……うん……」

さくら「あのぉ、楓さん。花嫁修業って何したらいいんですかぁ? やっぱお料理?」

楓「そうね、家事を一通りできるようにしておけば良いと思うけど」

雪美「……むずかしそう……」

さくら「うぅ……わたし、お料理も家計も全然うまくできないしぃ……」

さくら「わたしでも、お嫁さんにもらってくれる素敵な人、いるかなぁ?」

楓「ふふっ、大丈夫よ。さくらちゃんは可愛いからきっと素敵なお婿さんが見つかるわ」

雪美「……うん……私…も……そう…思う……」

さくら「雪美ちゃん、楓さん……ありがとうございますぅ!」

雪美「……私…も……がんばる……」

楓「それならキッチンはキチンとね……ふふっ」 ボソッ

雪美「…………」 チラッ
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 19:27:42.93 ID:mi7xdOnmo

さくら「そう言えば、楓さんはお料理もお洗濯も完璧なんですよねぇ?」

楓「私は一人暮らしが長いからそこら辺は自然と身に着いたかな」

雪美「……楓……さっきから……手に持ってる……袋……なに……?」

楓「これですか? ふふっ、夜に晩酌でもしようと思っておつまみです」

さくら「あれぇ? お料理できるのに買ってくるんですかぁ?」

楓「家で作るには手間がかかるものは出来合いを買ってきた方が良いの」

雪美「……焼き鳥……美味しそう……」

さくら「わぁー、いっぱいあるんですねぇ」

楓「今日は焼き鳥屋さんにいった気分を味わおうと思って」

さくら「こういうのができるせんぎょー主婦? がいいなぁ♪」

雪美「……楓……なんでも…できる……」

楓「専業主婦はオススメしまセンギョー……ふふっ」 ボソッ

雪美「…………」 チラッ

楓「みんなご飯まだなら少しつまみますか?」

さくら「えっ? 良いんですかぁ?」

楓「えぇ、お酒じゃ無くてジュースで晩酌しないかしら?」

雪美「……うん……やってみたい……」

楓「ふふっ、じゃあ早速用意しましょうか」

さくら「えっへへー、楽しみですぅ!」

-----------

ガチャッ

和久井留美「お疲れ様、今戻ったわ」

楓「雪美ちゃん、そこのつくねをとってもらって良い?」

雪美「……うん……」

さくら「このチキン南蛮はオレンジジュースにとってもあいますぅ!」

留美(えっ? な、なに……この居酒屋みたいな雰囲気……)

-----------

雪美「……P…は……どんな…お嫁さんが……良い……?」

P「んー、可愛くて気立てが良くて、俺の一番の理解者でいてくれる人かなぁ」

雪美「……わかった……私……楓に……花嫁修業…してもらう……」

P「花嫁修業? 流石に10歳からは早くないか?」

雪美「……大丈夫……もう…覚えて……きたから……」

P「は、はぁ……何か覚えたのか?」

雪美「……キッチンは……キチンと……」

P「それを真っ先に覚えてどうするんだ……」
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/15(月) 19:28:25.72 ID:mi7xdOnmo

村松さくら(15)
http://i.imgur.com/2xJh5mW.jpg

高垣楓(25)
http://i.imgur.com/ebUedM0.jpg
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/15(月) 19:30:42.28 ID:mi7xdOnmo

ちょっと休憩するのでいったんここまでです

後10人くらいなので今日中には終わるかも
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 20:10:52.84 ID:xY/+ABSGo
組み合わせ変えて2週目いってもいいんやで…いいんやで!

年齢層の違う別の子メインのアナザーでもいいんやで!
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 20:33:05.11 ID:EqbN4qTmo
もうか……寂しいじゃないか
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 20:40:28.49 ID:2YNnw4puo
おう・・・おわるのか・・・

このスレほどタブに置いといて期待に答えてくれるスレはあまりない
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/15(月) 22:45:30.88 ID:SLAG39lEo
気づけば1ヶ月以上やってるんだな…寂しくなるな…
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/16(火) 00:54:38.02 ID:zRrkLhdAo

―――――――――――――――――――

雪美「…………」 パチパチ

涼宮星花「素晴らしい歌声でしたわ」

西川保奈美「流石、有名なオペラ歌手って感じだったわね」

雪美「……凄く……高い…声……だった……」

保奈美「この公演は滅多に聞けないのよ、星花さんが誘ってくれてラッキーだったね」

星花「お父様から宜しければお友達どうかと、チケットを頂いたのです」

星花「保奈美ちゃんは前からお好きとお伺いしておりましたし、雪美ちゃんにはいつもお世話になっておりますから」

保奈美「凄く素敵だったよ、ありがとう星花さん!」

雪美「……星花……ありがと……」

星花「喜んでいただけて幸いですわ」

雪美「……星花…と……保奈美は……あんな声……出せる……?」

星花「わたくしはあれ程の声量と喉は持ち合わせておりませんわ……」

保奈美「私も歌は自慢だけど……あれは無理よ」

雪美「……そう……」

保奈美「なに、雪美ちゃんもやってみたいのかしら?」

雪美「……ううん……ちょっと……気に…なっただけ……」

星花「それにしてもあの歌声は素晴らしいものでしたね、雰囲気が良く出ていましたわ」

保奈美「そうね、あれを歌いながらあそこまで表現するのは大変だと思うわ」

雪美「…………」 ピコン

星花「雪美ちゃん、何かひらめいたのですか?」

雪美「……うん……歌いながら……踊る……」

保奈美「それっていつものステージと変わらないんじゃないかしら?」

雪美「……後……お話も……する……」

星花「お話……ミュージカルみたいなものでしょうか?」

雪美「……それ……」

保奈美「あら、面白そうね。私、そういうのも好きなのよ」

雪美「……うん……みんなで……練習…する……」

星花「楽しそうですわね、わたくしも是非ご一緒させて頂きたいですわ」

-----------

P「ミュージカルか、良い練習になると思うよ。どんなのをやったんだ?」

雪美「……王子様と……お姫様の……お話……」

P「なるほどね、雪美は何の役をやったんだ?」

雪美「……村人……A……」

P「何でそれをチョイスしたんだ……」

雪美「……王子様が……P…じゃ……ないから……」

P「ははっ、そっか。じゃあ今度2人で王子様とお姫様をやろうか」

雪美「……する……今すぐ……」 グイグイ

P「こらこら、気が早いって……」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/16(火) 00:55:07.45 ID:zRrkLhdAo

涼宮星花(19)
http://i.imgur.com/3EAQRZS.jpg

西川保奈美(16)
http://i.imgur.com/NoCxc0t.jpg
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/16(火) 01:03:45.36 ID:zRrkLhdAo

―――――――――――――――――――

喜多見柚「へへっ、いっぱいゲームがあるんだねっ!」

三好紗南「やっとあたしにもこういう仕事が来たね!」

雪美「……これ……どうするの……?」

紗南「新作ゲームをプレイして、感想を書くだけ。こんなん簡単だよ」

柚「んー、でもそういうのって意外と難しいと思うんだけどナ……」

紗南「大丈夫、3人いるしこんなのクリアしたも当然だよ!」

雪美「……とりあえず……やってみる……」

柚「りょーかい、まずはどれから始める?」

紗南「まずはコレ! 新作のアクションゲーム!」

雪美「……むずかしそう……」

柚「へぇー、アタシ、最近はゲームってしてないけどこんなんあるんだね」

紗南「有名なゲームの続編だよ、あたしはこれ前作もちゃんとプレイ済みなんだ!」

柚「一人用のもいっぱいあるけど、どうすんの?」

雪美「……紗南の……お仕事……だから……」

柚「そっか、アタシとゆきみんは多人数で出来る奴だけ参戦なんだね」

紗南「大丈夫、1人用でもすぐにコンプリートしちゃうよ!」

雪美「……私……感想…かくの……?」

紗南「うん、雪美ちゃんと柚さんも思った事どんどん書いていってね!」

柚「ま、今日は紗南チャンの家に泊まりだしボチボチ行こっかっ!」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/16(火) 01:09:20.47 ID:zRrkLhdAo

翌日……

1.スーパーアイドルファイターズ

  三好紗南:面白かった!

  喜多見柚:何か攻撃を喰らうと反射的に痛いって言っちゃうねっ!

  佐城雪美:……指が……痛い……

2.アイドルクエスト7

  三好紗南:やり込み要素バッチリ!

  喜多見柚:寝てたからあんまりよくわかんないかな

  佐城雪美:……紗南……ずっと…戦ってた……

3.アイドルレース3

  三好紗南:雪美ちゃんが異常なまでに早かった!

  喜多見柚:主人公の絵が雑すぎてレースどころじゃ無かった

  佐城雪美:……車よい……した……


雪美・柚・紗南「…………」

柚「これで本当に出さないといけないのかナ……」

雪美「……みんな……本当に…ひとこと……」

紗南「ゆ、柚さんはゲームの感想が少ない……」

柚「ア、アタシも感想書いたりするのは得意じゃないよっ!」

雪美「……どう…しよう……」

紗南「とりあえずこれで一旦提出するしかないかなぁ……」

柚「大丈夫なのかな?」

紗南「ま、まぁ……プロデューサーさんが一回見てくれるって言ってたから」

雪美「……それなら…安心……」

-----------

P「あぁ、それであいつ頭抱えてたのか……」

雪美「……P……知ってるの……?」

P「あぁ、その後に相談されてさ、俺と2人でゲームして俺も感想を書かされたんだよ」

雪美「……どんなの……?」

P「えっと確か……これだったっけな」 ガサゴソ

1.スーパーアイドルファイターズ

 P:すっごくリアルに格闘してる感じが味わえる!
   必殺技もなんかこう『ドッカーン!』って感じ!

雪美「…………」

P「……ん? 何で黙ってるんだ、雪美?」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/16(火) 01:10:09.94 ID:zRrkLhdAo

喜多見柚(15)
http://i.imgur.com/SXgGuYP.jpg

三好紗南(14)
http://i.imgur.com/9QmkmPT.jpg
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [もsage]:2013/07/16(火) 01:24:06.11 ID:Yui6kqemo
Pも子供みたいな感想しおってからに
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/16(火) 01:43:43.10 ID:zRrkLhdAo

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます

ネタが思いつかなかったので、今日はここまで

更新を待っていてくれたり、見て下さっている方には本当に感謝です

いけるかなと思ったけどおかげ様で何とか書ききれそう

途中でネタ切れになったりしたので2週目はないけど

後少しだけ、お付き合いください
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/16(火) 08:11:18.47 ID:lihhfAy1o
おつおつ
寂しくなるぜ
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:21:27.74 ID:0om3Ny6bo

―――――――――――――――――――

ザァァァァ

雪美「……あう……」

沢田麻理菜「んー! 海、サイコー!」

真鍋いつき「えへへ、はしゃいじゃいます!」

麻理菜「お仕事で来たのにサーフィンまで楽しめちゃうなんてね」

雪美「……サーフィン……むずかしい……」

麻理菜「あら、雪美ちゃんもまだまだこれからよ、波に乗れるようになるとすっごく楽しいんだから!」

いつき「雪美ちゃんもしばらくは私と一緒に浅い所で練習ですね!」

雪美「……うん……」

麻理菜「それにしても、やっとみんなにお姉さんのサーファー姿を見せられるわ」

麻理菜「華麗に波を乗りこなす姿を見せて夢中にさせちゃうぞ♪」

雪美「……麻理菜……すごい……」

いつき「麻理菜さんは普段からやってるって言ってましたからね」

麻理菜「さて、私はもう充分楽しんだし、雪美ちゃん達にコーチしてあげようかな」

いつき「ホントですか? よかったぁー、私も説明は聞いてたんですけどイマイチ上手く出来なくって……」

雪美「……私…も……」

麻理菜「ま、一回講習受けたくらいじゃ上手くいかない事もあるわよね。感覚で覚える所も多いし」

雪美「……さっきから……おし…もどされる……」

麻理菜「それでいいのよ、最初は流されてでもタイミングや感覚を掴むのが大事よ♪」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:22:48.70 ID:0om3Ny6bo

雪美「……よいしょ……」 バシャバシャ

麻理菜「そうそう、まずは手を使って移動しながら……」

ザァァァー

雪美「……ただいま……」

いつき「あ、あははっ……雪美ちゃんは波が来ると戻ってきちゃいますね」

麻理菜「そうね、それならある程度の所まで私達で運んであげよっか」

雪美「……うん……おねがい……」

いつき「よぉーし、じゃあ超特急で移動しちゃいますね!」

麻理菜「雪美ちゃん、しっかりとバランスを取ってね」

雪美「……どんな……感じ……?」

いつき「落っこちても私達がいますから雪美ちゃんのやりやすいようにしていれば大丈夫ですよ!」

雪美「……じゃあ……これで……」

麻理菜「あら、正座で良いの?」

雪美「……うん……落ち着く……から……」

ザァァァァ

いつき「あっ、波が来ましたよ!」

雪美「……がんばる……」

麻理菜「よしっ、じゃあ波に合わせて立ち上がってみて!」

雪美「……足……しびれた……」

麻理菜「えっ!?」

ザァァァァ

雪美「…………」

いつき「……雪美ちゃん、正座したまま砂浜の方に行っちゃいましたね」

麻理菜「っていうか、足痺れるの早いわね……」

-----------

雪美「……サーフィン……むずかしい……」

P「サーフィンね、俺もやってみたいんだけどな」

雪美「……P…は……やったこと……ない……?」

P「ははっ、波に乗るのは芸能界の荒波だけで充分だよ」

雪美「……丘……サーファー……?」

P「よ、よく知ってるな……」
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:23:19.83 ID:0om3Ny6bo

沢田麻理菜(26)
http://i.imgur.com/8iDKYtk.jpg

真鍋いつき(22)
http://i.imgur.com/L9Ne4Vp.jpg
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:24:20.47 ID:0om3Ny6bo

―――――――――――――――――――

小日向美穂「わぁっ! 凄く綺麗な泉ですね!」

間中美里「ここ、すごく憧れてたんだぁ。お仕事でホントに来れちゃうなんてすごいねぇ」

雪美「……ここ……なんて…言うの……?」

美里「トレヴィの泉って言うんだよぉ、映画にも出てた有名な所なの」

美穂「あっ、それわたしも見ました! 後ろ向きにコインを投げると願いが叶うんですよね?」

美里「そうだねぇ、この泉にコインを2枚投げると、ずっと一緒にいられるんだって」

雪美「…………!」 ピクン

美穂「ど、どうしたの? 雪美ちゃん」

雪美「……コイン……投げる……」

美里「うふふ、雪美ちゃんも好きだねぇ。はい、コインをどうぞ」

雪美「……うん……」

美穂「が、頑張ってね!」

雪美「…………!」 ポイッ

ヒュルルルルル

美里「そ、そんなに力いっぱい投げなくても大丈夫だよぉ」

美穂「あれ? コインはどこにいったんだろう?」

コツン コツン

雪美「……痛い……」

美穂「ゆ、雪美ちゃん!? 大丈夫?」

美里「雪美ちゃんの頭の上に落ちてきちゃったねぇ……」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:26:32.23 ID:0om3Ny6bo

雪美「……大きな……顔……」

美穂「これが有名な真実の口なんですね!」

美里「ここも来たかったんだぁ、色んなところに行けて楽しすぎちゃうよぉ♪」

雪美「……みんな……口に……手…入れてる……」

美里「そうそう、ここにも言い伝えがあるんだよぉ」

美穂「あっ、それってう、うそつきは手が抜けなくなるって……」

美里「そうだよぉ、かじられちゃうとも言われてるみたいだけどねぇ」

美穂「よしっ、次はわたしがが、頑張ってみます!」

雪美「……美穂……がんばって……」

美穂「えいっ!」 ズボッ

美里「どう、手は噛まれてないかなぁ?」

美穂「えへへ、大丈夫みたいでした!」 スポッ

雪美「……じゃあ……私…も……」

美里「雪美ちゃんもチャレンジャーだねぇ、じゃあ持ち上げてあげるよぉ」

雪美「……うん……」

ズボッ

雪美「…………!」

美穂「ど、どうしたの、雪美ちゃん?」

雪美「……抜けない……」

美里「えっ? ほ、ホントにぃ?」

雪美「……うん……」

美穂「あわわ……ど、どうしましょう?」

美里「……雪美ちゃん、手を横にしたら抜けるんじゃないかなぁ?」

雪美「……ぬけた……」 スポッ

美穂「よ、よかったぁ……」

美里「でも、なんで手を縦にしちゃったのぉ?」

雪美「……奥に…あった…コイン……取れると…思って……」

-----------

P「ローマの休日か、イタリアツアーは観光地が多くて楽しかったな」

雪美「……ローマの…休日……って…なに……?」

P「映画だよ、ベスパっていうバイクで2人乗りして走るシーンとか有名だな」

雪美「……それなら……私と…P…も……やった……」

P「えっ? そんなことやったっけ?」

雪美「……この前……お仕事……遅れそうに…なった……時……」

P「……あぁ、車が故障しててママチャリで雪美を運んだ時か」

雪美「……P……との…休日……」

P(ヘルメットはともかく、チャイルドシートに乗ってチャリンコで移動するローマの休日ってのもなぁ……)
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:27:17.87 ID:0om3Ny6bo

小日向美穂(17)
http://i.imgur.com/6WtPIn5.jpg

間中美里(20)
http://i.imgur.com/lfuMGzW.jpg
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 00:59:51.57 ID:0om3Ny6bo

―――――――――――――――――――

小早川紗枝「はい、こうやるとカニになるんどすえ」

雪美「……紗枝……上手……」 パチパチ

紗枝「うちが知っとる折り紙の折り方はこれくらいどすなぁ」

雪美「……いっぱい……できた……」

紗枝「ふふっ、子供のころはようやってたんですけど覚えてて良かったわぁ」

雪美「……紗枝……他にも……なにか……あるの……?」

紗枝「えぇ、折り紙以外にもおはじきやら色々やっとったさかい」

雪美「……教えて……」

紗枝「かまいまへんえ、今日は時間もあるしゆっくり遊びましょか」

雪美「……うん……」

紗枝「えっと、確かうちの荷物に色々入れてあったと思うんやけど……」

ガサゴソ

雪美「……このボール……なに……?」

紗枝「これは手毬どすなぁ、こうやって手でついて遊ぶんどすえ」 ポンポン

雪美「……ビー玉…も……ある……」

紗枝「びー玉は指ではじいて、作った円の中からはじき出して遊ぶんどす」 ピンッ

雪美「……草……どうするの……?」

紗枝「この草は草笛のためのどすなぁ、ほらっこうやって……」 ピ-!

雪美「……長い……紐……」

紗枝「あら、雪美ちゃんやったら知ってると思うたんどすけど……」

紗枝「これはごむとびのための紐どすえ、こうやって紐を張ってその上を飛ぶんどす」 ピョンピョン

雪美「……こっちの……短い…紐…は……?」

紗枝「ふふっ、こっちの紐はあやとり言うてこうやると……ほら、ほうきに見えますやろ?」

雪美「……紗枝……聞いて……いい……?」

紗枝「どないしはりましたん?」

雪美「……どうして……こんなに……遊び…道具……あるの……?」

紗枝「…………」

雪美「……なんで……目…そらすの……?」

-----------

P「いつも持ち歩いてるのってそんなのが入ってたのか……」

雪美「……P……も…見た事……ない…?」

P「あぁ、流石に人の荷物の中身は聞けないからな。どこからともなく持ってくる遊び道具の謎が解けたよ」

雪美「……私…も……紗枝…みたいに……持ち歩く……」

P「何か持ち歩くようにしたのか?」

雪美「……これ……」 ドンッ

P「チェス盤って雪美はチェスなんて出来たのか?」

雪美「……わりと……できる……」

P「わりとってなんだ……」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 01:00:18.23 ID:0om3Ny6bo

小早川紗枝(15)
http://i.imgur.com/zMYniMU.jpg
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 01:42:31.54 ID:0om3Ny6bo

―――――――――――――――――――

雪美「……くしゅん……!」

栗原ネネ「あっ、雪美ちゃん。風邪ですか?」

雪美「……わからない……」

ネネ「……ちょっと待ってて下さいね」

雪美「…………」

ネネ「はい、ジンジャーティーです。身体があったまりますよ」

雪美「……ありがと……」

ネネ「季節の変わり目で体調を崩しやすいから気を付けて下さいね」

雪美「……ネネは……風邪…ひいたり……しないの……?」

ネネ「えっ? そうですね、ここ数年病気とは無縁ですね」

雪美「……すごい……」

ネネ「凄くなんかないですよ……」

雪美「……どう…したの……?」

ネネ「……何でもないです。ちょっと雪美ちゃんが妹に似てるなって」

雪美「……妹……」

ネネ「うん、雪美ちゃんと同い年くらいの妹がいるんですよ」

雪美「……そう……なの……」

ネネ「妹はちょっと身体が弱くて、よく風邪をひいたりするんです」

ネネ「そんな時はよくこうやってジンジャーティーを入れてあげてるんですよ」

雪美「…………」

ネネ「そんな事くらいしか、私にはできないから……」

雪美「……ネネ……」

ネネ「?」

雪美「……大丈夫……ちゃんと……伝わってる…から……」

ネネ「雪美ちゃん……どういうこと?」
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 01:43:25.10 ID:0om3Ny6bo

数日後…… LIVE会場

ネネ(今日のLIVE、あの子はちゃんと見ていてくれるかな……)

雪美「……ネネ……」

ネネ「雪美ちゃん? どうしてここに……」

雪美「……P…に……連れてきて…もらった……」

ネネ「そうなんですか、応援に来てくれたんですか?」

雪美「……うん……」

ネネ「ふふっ、ありがとう。今日のソロLIVEもしっかり頑張ってきますね!」

雪美「……ネネ……これ……」

ネネ「えっ? 手紙……ですか?」

雪美「……○○病院……から……預かって…きた……」

ネネ「!?」

雪美「……ちゃんと……見てる…って……」

ネネ「どうしてそれを……」

雪美「……私……ネネの…妹……友達に……なったから……」

ネネ「…………」

雪美「……がんばって……応援…してる……」

ネネ「……はいっ! 元気いっぱい頑張ってきますね!」

-----------

P「ははっ、雪美もニクい事するね」

雪美「……P…も……協力……して…くれた……」

P「ま、そういう理由なら協力しないわけにもいかないだろう」

雪美「……ありがと……ネネ…喜んでた……」

P「それにしても、雪美のおせっかいもなかなかのもんだな」

雪美「……したら…だめ……?」

P「……いや、やっぱり雪美のプロデューサーで良かったと思ってるよ」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/17(水) 01:43:51.83 ID:0om3Ny6bo

栗原ネネ(15)
http://i.imgur.com/LY8lADs.jpg
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/17(水) 02:07:27.53 ID:0om3Ny6bo

今日はここまでにします

残りはダチャーン一人のはず

明日にでものんびり書きます
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/17(水) 08:39:14.69 ID:MBR94cuLo
おつおつ
いつまでだって読んでたいのに……!
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/17(水) 08:40:32.57 ID:QwCnLqF60
マジか。全員書くとはやりおるな。
最後まで期待。
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/18(木) 14:19:03.46 ID:xhAcC07Ko
雪美ちゃんSRオメシャス!
406 :新SR貼っとく [sage]:2013/07/18(木) 17:46:03.04 ID:0HulptLeo
http://i.imgur.com/utJMjlw.jpg
http://i.imgur.com/vmWFUuw.jpg
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/18(木) 18:47:11.48 ID:w/lTb8tAO
なんで上位報酬ばっかりなんですか…なんで…
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 00:40:26.06 ID:qseeq4aWo
>>406
ありがとうございます! やはりゆきみんは天使

明日でいいやと思ってたら
速報は落ちるわ、ゆきみんは上位報酬になるわ、新しい子は増えるわ
気がついたらえらい事になってた……
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 00:45:26.82 ID:qseeq4aWo

―――――――――――――――――――

八神マキノ「ふむ……」

雪美「…………」

マキノ「雪美、そこにいるのはわかっているわ。私に何か用?」

雪美「……何……してるの……?」

マキノ「……ライバルプロダクションの事を少し調査しているの」

雪美「……そう……LIVEバトル……勝ち…たいの……?」

マキノ「そうよ、雪美は理解が早くて助かるわ」

雪美「……でも……マキノ…LIVE……初めて……」

マキノ「それは論理的に考えたこと……?」

雪美「……ろんり……てき……?」

マキノ「そう、私は勝つために今こうやって調べているの」

マキノ「当日は貴方も一緒にいてくれる。なら、負ける道理は無いでしょう?」

雪美「……むずかしい……」

マキノ「これでも、雪美の事は信頼してるっていうこと」

雪美「…………」

マキノ「貴方が私の事を信頼しているのは理解してるわ。ならば、私も応えてあげるのが義理でしょ」

雪美「……うん……がんばろ……」

マキノ「特に心配する事はないわ。何事もスマートでなければね」

雪美「……明日は……大丈夫……心強い…味方……いるから……」

マキノ「雪美がそう言うならきっと何かあるのね……」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 00:46:18.97 ID:qseeq4aWo

そして…… LIVEバトル会場

上条春菜「猫型眼鏡を初お披露目ですね!」 スチャッ

雪美「……うん……」 スチャッ

マキノ「これが……LIVE……? 想像外ね」 スチャッ

春菜「どうですか、今日のために二人に用意してきた眼鏡は?」

雪美「……今度は……はずれない……」

マキノ「春菜、伊達眼鏡というのは非論理的な存在ではないの?」

春菜「んー? マキノちゃんは変な事を聞くんですね?」

マキノ「目の悪くない雪美まで眼鏡をかけるなんて必要性を感じないわ」

雪美「……でも……今度のは…クラクラ……しない……」

春菜「ふふふ、これは布教しがいがありますね……!」

マキノ「布教?」

春菜「あっ、こっちの話ですよ?」

雪美「……春菜……なんで…今回も……眼鏡…かけるの……?」

春菜「なぜ眼鏡がいいかって? 花が美しいのに理由はありませんよ!」

マキノ「ふむ……そうきたか……なるほど」

雪美「…………」

春菜「いくよっ!眼鏡ぱわーっ!」

タッタッタッタッタッ

マキノ「雪美」

雪美「…………?」

マキノ「アイドル……未知の存在だわ」

雪美「……そう……」

-----------

P「論理的にね、難しい事言うもんだな」

雪美「……P……ろんりてき…って……なに……?」

P「ん? そうだな、何かをする時に納得のいく理由があるって事だよ」

雪美「……りゆう……」

P「例えば……明日行く所は遠いから車で行こう、みたいな?」

雪美「……私なら……P…と……一緒に…いく……」

P「それは雪美的思考って感じだな」
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 00:46:50.15 ID:qseeq4aWo

八神マキノ(18)
http://i.imgur.com/QrG31YB.jpg
http://i.imgur.com/BDDk6Vu.jpg

上条春菜(18)
http://i.imgur.com/pwmT0h1.jpg
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 01:09:52.56 ID:qseeq4aWo

―――――――――――――――――――

ガチャッ

雪美「…………」

冴島清美「そこのあなた! ここは部外者立入禁止ですよ!」

雪美「……私……ここに……用事…ある……」

清美「あ、そうなんですか。もしかしてアイドル?」

雪美「……うん……佐城…雪美……あなた…は……?」

清美「私は風紀委員の冴島清美です!」

雪美「……ふうき……いいん……?」

清美「ただの風紀委員じゃないです。超☆風紀委員です!偉いんです!」

雪美「……そう……」

清美「私が来たからにはこれからはビシビシっといきますよっ!」

雪美「……でも……うちは…そういうの……なかった……」

清美「そうですね……なぜうちのプロダクションには風紀守る部が設置されていないんでしょうね?」

雪美「……その……うでに……ついてるの…は……?」

清美「腕章、手作りですがそれが何か?」

雪美「……手作り……」

清美「誰かがやらなければいけないことです! 私は誇りに思います!」

雪美「…………」

清美「雪美ちゃん、このプロダクションで風紀の乱れている所はありますか?」

雪美「……別に……早苗…いるから……」

清美「早苗? その人は何かあるんですか?」

雪美「……うん……警察…だった……」

清美「な、なんですって!? 雪美ちゃん! 私達も風紀を守るために負けていられませんよ!」

雪美「……私……まだ…入ってない……」
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 01:11:03.52 ID:qseeq4aWo

ガサゴソ

清美「……とりあえず、雪美ちゃんもこれを付けていて下さい」

雪美「……これ……なんて…読むの……?」

清美「『超☆風紀委員』です。 あっ、『超☆アイドル』もありますよ?」

雪美「……じゃあ……ちょう☆アイドル…で……」

清美「はい、どうぞ! じゃあ次は眼鏡ですね」

雪美「……私……目…悪くない……」

清美「あ、メガネは伊達です。形からです」

雪美「……わかった……」 スチャッ

清美「これで雪美ちゃんも立派な風紀委員ですね! これからは共にがんばりましょう!」

雪美「……うん……」

清美「いやぁー、風紀が守られた社会はとても美しいですね!」

雪美「……清美……」

清美「どうしたんですか?」

雪美「……私……何…すれば……良い……?」

清美「ふむ、例えばプロダクションを綺麗にするとか?」

雪美「……みんな……やってる……」

清美「む、じゃあ寄り道はしないとか?」

雪美「……帰り……送って…もらってる……」

清美「ふむ……問題無さそうですね。アイドルは清く美しく、ですよっ!」

雪美「……じゃあ……私達……なに…するの……?」

清美「しばらくは様子見ですかね……」

雪美「……ふうき…って……たいへん……」

-----------

P「ははっ、こりゃまた厳しい子が入ったもんだな」

雪美「……これ……また…つけとく……」

P「腕章? あぁ、お手製のやつか」

雪美「……ふうき……いいん…の……証…だって……」

P「風紀委員ね、雪美に言われたら大抵の人は聞くだろうし案外あってるかもな」

雪美「……P……最近…お酒……飲み…すぎ……」

P「おいおい、嫁さんみたいな事言うんだな……」
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 01:11:31.48 ID:qseeq4aWo

冴島清美(15)
http://i.imgur.com/yDaj3mn.jpg
http://i.imgur.com/aafvwtK.jpg
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/19(金) 01:18:29.33 ID:Nk8Mc+Zmo
ここまできたらお嫁さんでも問題ないんじゃないかな(錯乱
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/19(金) 01:53:58.90 ID:i2hFt9eFo
早速新キャラ達もやってくれるとは流石だな
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 02:15:26.40 ID:qseeq4aWo

―――――――――――――――――――

遊佐こずえ「……すぅー」

雪美「…………?」

こずえ「……ふわぁ……あなた、だぁれぇー?」

雪美「……佐城……雪美……あなたは……?」

こずえ「……こずえー……」

雪美「……アイドル……なの……?」

こずえ「こずえー……ぷろでゅーさーとー……あいどるやるぅー。 ……ふわぁ」

雪美「……そう……どこから…きたの……?」

こずえ「……こずえはねー……ここじゃないところからー……きたんだってぇ」

雪美「……ここじゃない……」

こずえ「……ぷろでゅーさーはねー……たぶんねー? こずえをつれてってくれるのー」

雪美「……そう……」

こずえ「……でも……こずえ……おにんぎょうなのー……」

雪美「…………」

こずえ「……こずえ……むずかしいことよくわからないからー……」

こずえ「ぷろでゅーさーに……めいわくかけちゃうかなー……」

雪美「……迷惑……かけたくない……?」

こずえ「うんー……こずえ、がんばりたいー……」

雪美「……じゃあ……協力する……」

こずえ「ゆきみちゃん……こずえをおてつだいしてくれるのー?」

雪美「……まかせて……」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 02:16:37.83 ID:qseeq4aWo

雪美「……じゃあ……レッスン……がんばる……」

こずえ「こずえも……おうたのれんしゅうー……」

五十嵐響子「さぁ、はりきっていこうね!」

雪美「……じゃあ……この歌…歌おう……」

こずえ「………ふわぁ」 パラパラ

響子「うわー、いつもと違って激しい曲だから難しいね……」 パラパラ

こずえ「…………」

響子「あれ? こずえちゃん読まないの?」

こずえ「……もうおぼえちゃったよー……? つぎのはー?」

雪美「……こずえ…歌って……みて……」

こずえ「……♪〜……」

響子「凄い、完璧だよ!」 パチパチ

こずえ「ゆきみちゃん、きょうこちゃん……あいどる……もっとおしえてー……? ねぇー?」

響子「こずえちゃんは凄く飲み込みが早いんだね」

雪美「……でも……こずえは……」

響子「どうしたの?」

こずえ「うー、なんだかぽかぽかして……ねむくなってきちゃったー……すぅ」

雪美「……おねむさん……」

響子「あはは……また何か凄い子が入ってきたね」

こずえ「……すぅ……すぅ」

雪美「…………」

こずえ『コズエ、オメメパッチリ!!』 パタパタ

雪美「……こうすれば……起きてる…みたい……」

響子「ふ、腹話術……雪美ちゃんも凄いね……」

-----------

P「のんびりとしてる子なんだな」

雪美「……こずえ……1人の時は……大体…寝てる……」

P「へぇー、それだけ寝れるってのもなんだか凄いもんだよ」

雪美「……あったかいと……ねむく…なる……みたい……」

P「気持ちはわかるよ、俺も暖かい日は眠気が凄いから」

雪美「……P…は……よふかし……?」

P「何で知ってるんだ……」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/19(金) 02:17:31.39 ID:qseeq4aWo

遊佐こずえ(11)
http://i.imgur.com/qEQGFS7.jpg
http://i.imgur.com/XSbkmVG.jpg

五十嵐響子(15)
http://i.imgur.com/MZx4rb0.jpg
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/19(金) 02:21:33.93 ID:qseeq4aWo
>>92
>>93
読み直していたら気づいたので訂正
晶葉好きには本当に申し訳ないです

 アキバ ⇒ アキハ
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/19(金) 02:22:45.48 ID:qseeq4aWo

今日はここまでにします

また、明日にでも続きを書きます
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/19(金) 02:32:07.51 ID:C58vq20n0
ダチャーン楽しみにしてるぜ。
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/19(金) 10:11:09.07 ID:7wKCccvHo
おつおつ
雪美はおよめさんでいいよ、うん
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 04:16:34.95 ID:bonswuebo

―――――――――――――――――――

千川ちひろ「よいしょっと……」 ドサッ

雪美「……ちひろ……これ…なに……?」

ちひろ「雪美ちゃん、これはプロデューサーさん達が注文したスタドリとかなの」

雪美「……スタドリ……」

ちひろ「えーっと、スタドリにエナドリ、後は高級かき氷かな」

雪美「……かき氷……あるの……?」

ちひろ「うん、今度のイベントで必要らしいの。変な話よね」

雪美「……美味しそう……」

ちひろ「あっ、これは……」

雪美「……どう…したの……?」

ちひろ「新製品のサンプルみたい、スタミナドリンクのイチゴ味だって」

雪美「…………!」 ピクン

ちひろ「味を変えてもそんなに意味は無いとは思うんだけど……」

雪美「……ちひろ……私…飲んで……みたい……」

ちひろ「えっ? そうね、サンプルはいっぱいあるから私達でちょっと試してみましょうか!」

雪美「……うん……」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 04:17:39.31 ID:bonswuebo

雪美「……この…ジュースは……?」

ちひろ「これは微炭酸エナドリね。炭酸入れると数が飲めないような気がするけど……」

雪美「……P……エナドリ……美味しくないって……」

ちひろ「Pさんが? そう言えばPさんはあんまりこういうの飲まなかったわね」

雪美「……うん……」

ちひろ「今回はそんな人達にも飲んでもらえるようにって意味合いもあるみたい」

雪美「……そう…なの……」

ちひろ「そうだ、雪美ちゃん。かき氷は食べるかしら?」

雪美「……食べる……」

ちひろ「ふふっ、はいどうぞ。余ってるから私達でちょっと頂いちゃいましょう」

雪美「……美味しい……」 モグモグ

ちひろ「うーん、たまにはこういう冷たいのも良いわね」 モグモグ

雪美「……でも……これ…何に使うの……?」 モグモグ

ちひろ「今度のプロデュースに必要みたいよ」 モグモグ

雪美「……プロデュース……」

ちひろ「この前は和菓子、昔はおせちなんてのもあったわ」

雪美「……そう言えば…みりあ……いっぱい…おせち……食べたって……」

ちひろ「ホント、プロデューサーさん達のプロデュース術って謎よね……」

-----------

P「……まぁ、こればっかりは色々あるんだよ」

雪美「……なんで……かき氷…食べるの……?」

P「話しかけられたら食べるとコミュニケーションが上手くいくんだ」

雪美「……そう…なの……」

P「あぁ、俺も理由はよくわからないけど」

雪美「……お腹……いっぱいに…ならないの……?」

P「それもよくわからないけど大丈夫みたいだ」

雪美「……P…って……不思議……」

P「こればっかりは俺も自分でそう思うな……」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 04:20:56.12 ID:bonswuebo

―――――――――――――――――――

雪美「……車…いっぱい……」

原田美世「ふふっ、Pさんも来ればよかったのにね」

雪美「……美世…は……よく来るの……?」

美世「うん、やっぱりモーターショーって興奮するよね!」

雪美「……早く……色々…見よう……」

美世「はしゃがなくても車は逃げないよ」

雪美「……でも…楽しそう……」

美世「ふふっ、雪美ちゃんはこういう所はあんまり来ないかな?」

雪美「……うん……」

美世「じゃあ、今日はいっぱい見て行くと良いよ、雪美ちゃんも車に興味を持ってくれると嬉しいな!」

雪美「……美世……車……好き……?」

美世「小さい頃に赤いスポーツカーを見て、一目で恋しちゃったんだ♪ それからはずっとこんな感じ」

雪美「……そう……」

美世「あっ、でもバイクも好きだよ。だからモーターショーは私にとっては最高の遊び場なんだ」

雪美「…………」

美世「どうしたの?」

雪美「……あれ……美世…の車に……似てる……」

美世「……あれは!」

雪美「……なにか……あるの……?」

美世「試乗、今空いているから早く行こう!!」

雪美「……美世……いそがなくても……車……にげない……」
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 04:21:27.93 ID:bonswuebo

4時間後……

美世「……も、もう一回良いかな?」

雪美「……駄目……」

美世「ゆ、雪美ちゃん! お願い、一生のお願いだから!!」

雪美「……それ…3回目……」

美世「うぅ……Pさんと同じ事言うんだね」

雪美「……行こう……」

ズルズル

美世「ひ、引っ張らないで! お願い! 後一回だけで良いから試乗させて!」

-----------

美世「うぅ……後一回だけ乗りたかったなぁ」

雪美「……美世……これ…あげる……」

美世「えっ? これって、車のサブレ?」

雪美「……うん……買った……」

美世「ふふっ、ありがとう雪美ちゃん!」

雪美「……美味しい……?」

美世「うん、でも車の形してると食べるの勿体無いね!」 モグモグ

-----------

P「美世はなかなか諦めないからなぁ」

雪美「……引きずるの……大変…だった……」

P「その後はどうしたんだ?」

雪美「……美世が……バイク…も……みたいって……」

P「へぇー、見に行ったんだ」

雪美「……遅くなるから……ちょっとだけ……」

P(ど、どっちが保護者かわからないな……)
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 04:22:19.12 ID:bonswuebo

原田美世(20)
http://i.imgur.com/WBfecgl.jpg
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/20(土) 04:35:43.42 ID:bonswuebo

―――――――――――――――――――

雪美「…………」

P「あれ? どうしたんだ?」

雪美「……おわり……」

P「残念、もう終わりなのか。終わってみるとあっという間だったな……」

雪美「……うん……」

P「…………」

雪美「……P……私の…顔……何か…ついてる……?」

P「……いや、別になんにも無いよ」

雪美「……P……嬉しそう……」

P「ははっ、雪美が楽しそうだからな」

雪美「……P…が……喜んでくれる…なら……私…嬉しい……」

P「……おっと、もうこんな時間なんだな」

雪美「……夕方……」

P「そろそろ雪美も帰るか? 送って行くけど?」

雪美「……うん……」

P「じゃあ、行くとするか」

雪美「…………」

P「どうしたんだ?」

雪美「……P……」

P「……あー、今日は車が無いから歩きで送ることになるけど大丈夫だよな」

雪美「……うん……!」 ニコッ

P「よしっ、行こうか」

雪美「……P……手…繋いで……」

P「ほらっ、危ないから離すなよ」 ギュッ

雪美「……大丈夫……はなさない…から……」

P「さっ、帰りに何か食べて帰りますか」

雪美「……うん……一緒に…いこ……」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/20(土) 04:37:33.36 ID:bonswuebo

今日はここまで

これで本編は終わりだけど
エキストラコミュのゆきみんが可愛すぎたので
おまけをちょっと書いて終わりにします
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 11:55:46.80 ID:HmLYJ/JHo
おつおつ!

うわぁ終わりかと思ったらエクストラ!待ってる!!
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 12:53:40.91 ID:bonswuebo

―――――――――――――――――――

おまけ 数日後……

P「花火ともなると流石に混んでるか……」

雪美「浴衣……浴衣……浴衣で…お出かけ……ふふっ」

P「それにしても雪美が浴衣を着るなんて珍しい、でも似合ってるな」

雪美「これ……選んだ……。P…好きかなって……」

雪美「P……もっと……浴衣…見て……」

P「心配しなくてもちゃんと見てるよ」

雪美「……うん……ありがと……」

P「さっ、さっさと撮影終わらせて遊んで帰ろうか」

雪美「……わかった……」

P「……ふぅ、それにしても今日は少し暑いな」

雪美「…………」

P「雪美、大丈夫か?」

雪美「夏……暑い……すこし……にがて……。暑いと………ふらふら……」

P「じゃあ、ほらっ。これを食べて少し涼むと良い」

雪美「……これ……」

P「かき氷だよ、高級じゃないけど」

雪美「ふふっ……やっぱり…Pと…一緒なら……がんばれる……」

P「やっぱり夏と言えばかき氷だ」 モグモグ

雪美「……P…べろが……緑……」 モグモグ

P「メロン味だからな、雪美はイチゴ味だからあんまり変わらないか」 モグモグ

雪美「……痛い……」 キーン

P「ははっ、そんなに急いで食べたら頭が痛くなるからゆっくりな」

雪美「……そうする……」
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 12:55:18.53 ID:bonswuebo

P「そう言えば、今日はペロは連れてきてないのか?」

雪美「今日……ペロ…お留守番……本当は……一緒……よかった……」

P「なるほどね、まぁ人が多いし仕方ないか……」

雪美「……うん……ペロも…暑いの…ダメ………P…おうちに…見に……来て……」

P「そうだな、また遊びに行くよ」

雪美「……いつでも……きて……」

P「ははっ、雪美の家に行くのもこれで何回目になるだろうな」

雪美「…………」

P「ん? 急に立ち止まってどうしたんだ?」

雪美「……P……ペロ…見つけた……」

P「それは……風鈴か」

雪美「ほら…そっくり……。これ…よろこぶ……?」

P「友達が増えてペロも喜ぶんじゃないかな」

雪美「……そう……」

P「……すいませーん、この風鈴貰えますか?」

雪美「……P…買ってくれるの……?」

P「ま、記念にこれくらいは良いだろう」

ギュッ

雪美「……ありがと……ずっと…大切に……するから……」

P「ははっ、風鈴一つで大げさだよ」

雪美「……ペロ……あたらしい…友達…ふえた…ふふっ……」
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 12:56:36.07 ID:bonswuebo

ドーン ドーン ドーン

P「おっ、花火が始まったな」

雪美「…………」

P「これだけ大きいとこんなところからでもよく見えるな」

雪美「花火……どーん……大きい音…ちょっと……こわい……」

P「あぁ、あれだけでかい花火だと音も凄いな」

雪美「P…大丈夫……?」

P「俺は別に大丈夫だよ」

雪美「…………」

P「耳ふさぐほど怖い物なのか……?」

雪美「……しまった……耳…ふさぐと…Pの声……聞こえない……」

P「音も花火の良い所さ、聞いておかないともったいないぞ」

雪美「……じゃあ……Pと…一緒に……慣れる……がんばる……」

P「…………」

雪美「…………?」

P「……ほら、手を繋いでおけば怖くないだろ?」 ギュッ

雪美「……うん……」 ニコッ

P「そう言えば、雪美とこうやって花火を見るのは初めてだな」

雪美「……花火…空…きれい……大きいのも…小さいのも…みんな…キラキラ……」

P「まだ時間はあるからゆっくりして行こうか」

雪美「……私…このまま……ずっと…見てたい……」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 12:58:39.78 ID:bonswuebo

撮影終了後……

P「お疲れさま、雪美」

雪美「……うん…大丈夫……」

P「今日はこれで終わりだから、後はゆっくり屋台でも見て帰ろうか」

雪美「……撮影……上手に…できた……」

雪美「……きれいに……花火……一緒……撮れたって……」

P「あぁ、良い感じに撮影できていたな」

雪美「……撮影……きれい……浴衣…ほめられた……」

P「新しい衣装だけど、凄く好評みたいで良かったよ」

雪美「…………」

P「ん?」

雪美「……Pも……褒める……?」

P「そうだな、今日の雪美はとっても綺麗だよ」

雪美「……P……ほめる……うん……よかった……」

P「これでまた雪美の人気もアップだな」

雪美「……P…もっと…プロデュース………いいよ……」

P「……言われなくてもそのつもりさ」

雪美「……ふふっ……これからも…ずっと…ずっと…Pと……一緒……イイ……?」

P「それなら俺も頑張って行かないとな」

雪美「……大丈夫……一緒なら……がんばれる……」

P「……がんばろうな、雪美」

雪美「……まかせて……」 ニコッ

おわり
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2013/07/20(土) 13:08:44.03 ID:bonswuebo

佐城雪美(10)
画像は>>406さんに貼って頂きましたのでそれで

437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/20(土) 13:09:24.16 ID:bonswuebo

ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます

これでこの話は終わりです

ネタを考えるのにかなり悩んだので
短い話でオチを付けられる人って本当に凄いと思った

ちょっとハイパー10歳児になっちゃったけど
少しでも雪美を可愛いと思ってもらえる人が増えたら幸いです

このスレはHTML化依頼を出しておきます
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 13:13:04.58 ID:zEY81fL+o
うおお、完結か!おつおつ
いつまでもいつまでも読んでいたいと思ってたよ。すごくよかった!
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 13:13:48.38 ID:MHrma9Reo
おつすぎる
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/20(土) 13:18:07.07 ID:LQRCZTkuo
おつおつ、よくやった!
雪美カワイイよね。
年の割に泰然としてるし。
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 14:36:34.93 ID:i6+vtwueo
マジでおっつおっつ
いつまでも読んでいたいくらい好きな話でした
ゆきみんは天使
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 15:34:36.79 ID:4d+XoL88o
すごく良かった
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 16:46:56.15 ID:Eu9Mb79co
雪美ちゃんかわかわ
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/20(土) 20:33:07.89 ID:ikfoWIzLo
いい智香でしたっ☆
本当にありがとう。
そして、ありがとう!
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/21(日) 00:28:47.39 ID:f0h32ktZ0
最高でした
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/21(日) 03:16:45.19 ID:siiGIk3t0
ついに書ききったのか 凄いなぁ…乙!
お前こそ真のゆきみんPだ!

最後の最後に雪美のエクストラコミュだなんて、
>>1もさることながら運営もなかなか粋な事をなさる
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/07/21(日) 09:23:59.40 ID:uLPuQaqdo
雪美かわいいよ!

このスレは運営に監視されていました…ってことか!
走るしかないじゃないか!
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