主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」

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232 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/09(木) 07:54:38.83 ID:vznJ4/ECO
OFFJT第二回終了です。
時期的には今期の頭、新入社員研修が終わったあと辺りでしょうか?


他にも分かりにくい制度、仕組み、その他ありましたら言って頂けたら幸いです。

次から本編に戻ります。
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/09(木) 08:19:57.34 ID:jvNiHo2+o
工数扱いされたら日本人かイスラム以外は逃げ出すな
234 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/11(土) 00:06:59.81 ID:t+r8hJZp0



「本店からの追加工数を中心に支店に向かったようね」


「マズくないですか?何も知らなかったら支店からの折衝に耐えられるかどうか…」


「大丈夫よ。多分あの子達のチームだもの」フフ



『例の先方社員が2ブロック先に御来訪。どうしますか?』


「分かったわ、いま行きます。ご挨拶はまだ待っててね」スチャ、タタッ



(支店前で合流かしら?急がないとね)



235 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/11(土) 00:32:08.57 ID:4v3IRuaRO
ーー 仮出張所 AFV内 主査 ーー



主査「どうだ?回復できそうか?」


IT女「通信系統全面遮断痕跡確認.復旧確率……3%」カタカタカタ、タン、カタカタ



IT女で3%か…。つまり無理ってことだな。


主査「参ったなぁ…。でもアプリのライセンスはきちんと取れてるんだろ?半端な妨害だな」


IT女「…ライセンスサーバー所轄,IT事業部.通信インフラ所轄,本社管理部」カタカタ



主査「つまり管理部の中にこの事態の真因があるって訳だな。
あっ!アプリ動くなら労務管理sysとかのコメントで連絡すれば…」ピーン


IT女「不可.アプリ通信,ライセンスキー受信専用.端末CPU稼働,相互通信無」フゥヤレヤレ


主査「…アプリ自体は端末にあって、ライセンスを取得してるだけってこと?
あと、いま馬鹿にした?ねぇ馬鹿にした?」



IT女「…別支店or単独サーバー経由,通信ルート構築トライ」カタカタカタカタ、タン


主査「…引き続き頼む、俺は北拠点に戻るわ」カンカンカン、ガチャ


スタッ。オツカレシター、イジョウナシッス


主査「うん、ご苦労様。この後もよろしくな」スタスタ


アイツ絶対に馬鹿にしてやがった…。



しかし…大体状況が見えてきたな。



予想が正しければ本店回りの業務環境もヤバイ気がする。

誰か気が付いて対処してくれれば良いんだが…

236 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/11(土) 00:35:10.46 ID:4v3IRuaRO



『……という訳だ、お前達はすぐにこっちに戻って内定と業務環境の復旧をしてもらいたい』


??女「了解しました。確かにさっきから出てたサーバーの通信シグナルが気になってたんです」



『俺にその手のことを話すな。最近のIT技術など分かる訳がなかろう』


??女「申し訳ありません部長。移動しながら早急に対応致します」



『うむ、エリ男くんの実地研修の仕上げも兼ねて動いてくれ』



『頼んだぞ、営技女』プツッ

237 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/11(土) 00:38:26.65 ID:4v3IRuaRO
本日の投下終了

>>233 勤勉さというか、ある意味狂ってるというか…。
会社=人生 なんて考え方ができて、盲信的に死ぬまで働くのなんて我々日本人くらいなんでしょうね。
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/11(土) 01:25:05.72 ID:9x5+ZyPWo
>>230
>後輩女「私のは、特殊狙撃機A型。.30M弾、装弾数 10発、進捗範囲は約2000m。

.300WM弾のことかな?>.30M弾
もしそうだとすると、有効射程900mの弾でその倍の距離を狙ってるってことになるが……(驚愕

>>231
>後輩女「うーん…。業務環境にもよるんだけど通常OA補助での進捗で1200m/5cm
>衛星リンクの拡張補助で2000m/10cmくらいが限界かなー?」

補助ありとはいえ、0.15MOAって……どこのGさんですかwwwwww
239 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/11(土) 01:52:07.69 ID:t+r8hJZp0
>>239 ウィンチェスターとは言ってないwきっと凄いのが開発されたに違いないw

まぁネタバレするとM24のイメージなので1kmちょっとが物理限界でしょうね。
だが超抜機ならきっと2kmも夢じゃない

.338とか12.7だとイメージに合うツールが無かったのです。
240 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/14(火) 00:38:53.64 ID:1nag7zpe0

ーー 連絡列車内 営技女 ーー


タタンタタン、タタンタタン


営技女「ここからは本社サイドに対しても行動隠蔽するから、特例措置18を発動して」ピッピ


エリ男「報告義務免除及び偽装社員コードでの活動権限だっけ?了解」ピッピ



まずは管理セクションで何をしてるか探らないとだけどシンドイな…。

本社行って直接接続して探ってみようかな?


…ううん、ダメね。IT事業部が絡んでたら一発で露呈しちゃうな。



…………………。



タタンタタン、タタンタタン


エリ男「…技女。おい、営技女」


営技女「ん?なに?上司なんだから"さん"付けしなさいよ」


エリ男「はぁ…めんどくせ…。じゃあ営技女"さん"、結局俺は何をすれば良いんだ?」


営技女「めんどくせ…じゃないわよ。まぁいいわ、アンタは直接折衝はソコソコだけど
情報管理能力無いものね。現場出るまでは私の業務を見てなさい」


エリ男「マジかよ、暇そうだな…」


営技女「何言ってんの、見ながら覚えるに決まってるじゃない。
文句言う暇あったら情報技術のテキストでも読んで勉強してなさいよ」


『次はポイントK原、機甲車両接続の為…』


エリ男「はいはい、分かりましたよ」


営技女「"はい" は一回!」


エリ男「はいはい」フゥ


タタンタタン、タタンタタン
241 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/14(火) 00:48:19.81 ID:1nag7zpe0
ーー 支店手前 平地の真ん中 主任男 ーー


正体不明の先方社員を退職に追い込んだ。

動かなくなった ソレ はどこから見てもエリ男そのもの、一回しか会っていないけど間違い無い



雑木林にいたもう一体は片割れの退職を確認したのか音も出さずに去っていった。


二体同時進捗は無理だったとはいえ、後工程に課題を残してしまったのは痛いとこだな…。



端末『後輩女:住宅群に接近、警戒強化』


先の折衝で工数をロスしたAGrに代わりBGrが先頭を担ってくれている。


主任男「後輩女、観測機の設置頻度上げて」


端末『後輩女:了解。短距離で代わりに指向性高めで設定します』



先方の遺体と労災社員はさっきの民家においてきて進行を続けている。
主査Grが無事に回収、手当てしてくれてるだろ


うーんしかし…進行のペースは維持できているけど如何せん工数不足気味なのは否めないな…。


端末『後輩女:集合可能な施設発見、5S、安全確認に入ります』


端末『特技男:対象施設外縁に到着、周辺警戒業務に入ります』



ここまでは至って順調。

あとは支店で何が待ってるかだな…。



端末『後輩女:安全確認完了、合流どうぞ』


主任男「AGr施設に入れ、周辺はCGrに見てもらう」


端末『特技男:了解。みなさーん中に入って下さーい』



ターン、ビシッ、ターン、バスッ


主任男「っ痛!」バッ、ゴロゴロ

ターン、ビシッ、ターン、ビシッ



主任男「くっ!スナイパー!全員遮蔽物に入れ!誰か先方の位置確認できたか?」


運が良かった。ベストじゃなかったら退職コースの直撃だわ、これ。


端末『先方所在情報更新、表示します』ピッ


また見事に赤ぇなおい……。

242 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/14(火) 00:50:55.47 ID:1nag7zpe0
本日の投下完了
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/14(火) 21:46:35.37 ID:0unyDjAZo
244 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/17(金) 01:01:34.13 ID:FbWyXRxO0
ーー 農機具小屋 後輩女 ーー


後輩女「こっちに!早く!!」


特技男「皆さん!早く入って下さい!」ダダダッ



どこから?え!?囲まれた!!


建物の周囲が赤いマーカーで染められている。


さっきまでは何も反応なかったのにいつの間に?



特技男「しゅ、主任男さん達は!?」ゼェハァ



後輩女「軽度の労災はあるけど今のところ無事みたい。でも……」



端末『主任男:A,BGr大丈夫かー?』


特技男「はい、被災ゼロ。問題有りません」

後輩女「BGrも問題有りません。そちらから先方認識できてますか?」



端末『主任男:おー、見えてる見えてる。端末カウントで65か、どこから湧いたコレ?』



もぉこの状況で笑ってる場合じゃないでしょ。


後輩女「こちらから援護します、施設に退避できそうですか?」


端末『主任男:いや、無理だな。そこの出入口も射角に入ってる。お前らも迂闊に出るなよ』


その間にも先方の近接折衝員が詰めてくるのが見て取れる。


せめて、あれだけでも。


後輩女「モブDさん!フローティングセンサーの射出をお願いします!」



端末『モブD:…主任男さん…』


端末『主任男:許可する、CGrは遮蔽物の影に引き篭もってろ。頼むぞ後輩女』


後輩女「了解」カシン


245 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/17(金) 01:02:47.34 ID:FbWyXRxO0
ーー 木の塀隠れ中 主任男 ーー

「ぎゃあ」「ぐあ!」…………


後輩女のおかけで接近してくる先方は何とかなっている。けど……。



ドルルルルルルル、チュンチュンチュンチュン


なんで俺こんな木の塀に入っちゃったんだろう…


遮蔽物が端から削れていくのを眺めて自分の思慮の浅さに嫌気がさす。


よし、あっちのブロック塀なら…


ドルルルルルルル、ビシビシビシビシ


主任男「っしょっと!」バシュン

ズキッ


くっ…折れちゃいなさそうだけど痛むな…。


カシュン、カシュン


ドルルルルルルル、ビシビシビシビシ

パラパラパラ、ボロボロ


げっ!この壁でもダメ!?欠陥工事なんじゃね?


主任男「後輩女、あの先方の支援火器潰せない?正直ピンチです」


端末『後輩女:すみません、こちらからも射角とれない位置です…』


カシュン、カシュン

タタタタタタタタタタ、ドルルルル


やべぇ、どうにも何ねえなコレ…。



主任男「各自慎重に対応しろ、タイミングを計って俺が……」

ポフ、ポフ、ポフ


端末『地点進捗検知、本位置弾着予測範囲外』


主任男「まずい!後輩女!そこから緊急退避!地点進捗行くぞ!!」



ダメだ、間に合わない……クソッなんてこった。



246 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/17(金) 01:04:37.28 ID:FbWyXRxO0
本日の投下終了。

>>243 支援あざっす
行き詰まり感満点、打破したい…
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/17(金) 19:50:47.86 ID:6KgxmN1Wo
お おい、後輩女にまさかなことが起こるんじゃないよな?

俺が盾になるから後輩女は無事でいてくれ。。。
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/17(金) 20:19:48.53 ID:GPDnb1OIO
>>247
後輩女「問題ないですよ」速射

さすがに後輩女に関してはこんな未来しか見れん。
249 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/20(月) 01:27:03.29 ID:vGy0G97y0


ボン、ボン、ズン、ズズン

バラバラバラバラ、ガンガンガン


何が起きた?
迫撃弾が空中で全て暴発?した?

ポフ、ポフ、ポフ、ポフ


端末『地点進捗検知、本位置弾着予測範囲外』


主任男「くっ!モブD、迎撃弾…」


端末『??:一班、あれも対応して』

端末『??:了解』


ボンボン、ズズン



なんだ?認識不明からの内線?あれ?…この声…


端末『??:二班、発射元特定できてる?』

端末『??:特定完了、進捗開始します』


タタタタ、ドルル、ビシッビシッ



端末『??:ほら主任男くん、何してるの?今ならそこからでも進捗ルートあるでしょ?』


主任男「あっ、はい!」バシュン、カカカ

主任男「Cgr及び2課長さん、各自タスク形成し提出」


端末『了解』

カカカカ、カシュン、カシュン

タタタタ、タタン、ドルル



主任男「後輩女、入り口付近の業務環境整備完了。安全に留意の上施設外に展開」


端末『後輩女:了解しました。A,BGrの皆さん、私が先頭で状況整理します。
その後各自タスク形成お願いします』



何はともあれ状況打破のチャンスだ、ここで巻き返しとかないと。



端末『??:二班、目標完遂。次指示下さい』

端末『??:一班、待機中。指示待ちです』


端末『??:両班とも技術課さんの支援徹底。先方に所在を悟らせないでね』


端末『『了解』』


この声、この手際…やっぱり…間違い無いな
250 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/20(月) 01:29:48.72 ID:vGy0G97y0
ーー 施設外周 特技男 ーー


タタタタ、タタタタ、ドルル

ビシッビシッビシッビシッ


後輩女「まず認識可能範囲の進捗を進めます。BGrは私と一緒に業務環境安定を図りましょう」

カシン、パシュ、カシン、パシュ



特技男「BGrの支援を中心にまずは進めます。
その後状況が整理されてきたら我々が先頭で進行します、指示あるまでは前に出ないで下さい」


カカカ、カカカ


突然の来客と詳細不明の弊社社員?

状況が忙しなく変化し続けていて何が何だか…


タタタタ、タタタタン

カシュン、カシュン、カカカ



こんな時こそ"慌てず焦らず確実に"だな。


目の前の先方もBGrと詳細不明班で牽制仕切れている。間接進捗も防げる体制が整っている。


カカカ、カシュン、カシュン、パシュ


赤いマーカーも着実に数が減ってきている。



特技男「施設の逆から回り込んで側面進捗を掛けます。一列縦隊、3m間隔でお願いします」


一同「」コクッ


ササッ、タタタッ


主任男さんと後輩女さんが引き付けてる今なら裏が取れるはず


タタタッ、ピタッ

クイックイッ


よし、ここから…


タタタタ、タタタタ、タタタタ

技術24D「ぐぁ」 技能21F「ウグッ」

端末『技術24Dさんの…技能21Fさんの…』


なっ!?読まれてた!?


特技男「マズイ!角まで戻って!早く!!」カカカカカ

251 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/20(月) 01:31:32.87 ID:vGy0G97y0


端末『??:あらーせっかちな子がいるわねー。
しょうがないなー。二班、近接進捗開始、フォロー入って』


端末『??:了解』


ガサ、ガサガサガサ

ヒュパ、シュパッ

タララ、パスパスパス


そこに見えていた先方が次々に倒れ込み地に伏せていく。



「クリア」ササッ 「クリア」ササッ


??「おい、平気か?」ブォン



な、何だコイツら…

光学迷彩を解いた一人だけじゃない。
とても微小だけど周りに何人もいる気配を感じる



特技男「あ、アンタ達は一体…」


??「TEA社員だ、細かいことは後でな。まずはこの状況を片付けるぞ」ブォン



な、何だったんだ?………。


特技男「あっ!皆さん労災は?相互チェック、報告お願いします」


「異常無し」「問題無い」「こっちもだ」



パシュ、パシュ、タラララ


タタタタ、タタタタタタタタ


??「すまんが手が空いてるなら正面の進捗を頼む。我々は再度潜伏作業を試みる」ガサガサ


特技男「りょ、了解」



社員なのは分かったけど、どこの所属…

我々とは実力が桁違いなことは明らかだけど一体何者なんだ?


252 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/20(月) 01:36:59.73 ID:vGy0G97y0
本日の投下完了

>>247-248 支援あざっす。
また少し更新に間が空きますがご容赦下さい。
253 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/24(金) 00:49:30.55 ID:wSHjJ7cp0
ーー 支店手前 住宅地 主任男 ーー


ドルルルル、チュンチュンチュンチュン


まずはあの厄介な支援ツールから行きますか



主任男「後輩女!先方支援業務社員に退席頂く、周りを抑えてろ!」ブワッ、バシュン


タタタタ、タタタタン


端末『後輩女:了解、お気をつけて』



後方のブロックに隠れた先方まで辿り着くのは少し難儀だけど、


タタタタ、タタタタ


端末『先方所在情報から最適ルートを検索…表示します』



端末機能さえ正常に戻れば、これくらいの技能班くらいは、


主任男「2課長さん、右奥の三名お願いできますか?」バシュン、パスパス

「ぐわっ」「ぎゃっ!」

端末『タスククリア、次目標を設定します』


端末『2課長:了解!任せとけ!』

バシュン、バシュ、カカカカカカカカカ


大したこと無いっ!!!



端末『先方急速接近中、注意して下さい』

ババッ、タタタタ


ヤベッ!マーカー重なってて見落とした!?

ドシュ、ドシュ

「うがっ!」バタッ


端末『??:確認甘いわよ。まったく、世話が焼けるんだから』


主任男「すみません、ありがとうございます」パスパスパス

ドギャッ、バシュン

ドルルルル、ビシッビシッビシッ


弾幕濃いな、うぉっと近い近い。
舞い上がった土埃で視界悪いなぁ…

でもっっと!!!

バシュン


主任男「お世話にっ!なりっ!ますっ!」パスパスパス
254 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/24(金) 01:07:22.02 ID:wSHjJ7cp0


バスッバスッチュイン


「フン」ドルルルルル


ビシッビシッビシッビシッ…

ヒラッ、バシュン


土埃と射線が回避した後を追ってくる。チッ、9mmじゃ通らないか…。


主任男「そんなら!」スチャ、カカカカカカ


「フッ!」バッ、ドルルルル


くそ、案外身軽だな。しかしダメだなコレ、機動進捗じゃ全然安定しない。


ドルルルルルルル、チュンチュンチュンチュン


あっちは長尺物だ、なら懐に入れれば…

スラッ、ヒーン


主査から譲り受けたヒートナイフを抜く。

さて…


主任男「よいっ!しょっ!!」グッ、ドンッ!


「!!!」バッ


主任男「遅い!」ブワッ、ヒュパ


キン、カランカラン


浅いか!?だけど支援ツールのバレルはぶった切った。


「フゥー!」ガバッ


バレルと一緒にぶった切った鉄製のフェイスガードを投げ付けながら先方が突進してくる。

…そんな進捗受けるワケな…


主任男「な!?ど、同期お……」タジッ

「ガアァァ」グイッ、ギュ


主任男「グハッ」メリメリ、ミシミシ


おい、冗談だろ?…お前…いったい…なにし…




255 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/24(金) 01:11:12.65 ID:wSHjJ7cp0
本日の投下完了。

誰かーアイデア。アイデアをお持ちの
方いらっしゃいませんかー!?
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/24(金) 01:13:39.42 ID:INOZ1JKro
乙 東側の武器もった傭兵団とか N県からきた
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/24(金) 07:32:58.90 ID:oXz2ok5rO
ここできたか同期男…って
主任男よ、使ってる武器で予想…無理か
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/24(金) 20:13:18.32 ID:oqjA4AKso
wwktkと予想レスの狭間で揺れてレス出来なかったよ
退社時点で先方との渡りを付けた者の存在を想定してなければならなかったのね
259 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/27(月) 00:22:45.95 ID:ciLNTzfx0
ーー 農機具小屋脇 後輩女 ーー


端末『タスククリア、次目標を設定します』


カシン


これで13人退席頂いた。他のGrも順調そう。でんぱ端末カウントで残り27名か。

視覚拡張+フローティングセンサー環境だとやっぱり楽ね。お陰で大分業務整理が進んだわ。



それにしてもこの詳細不明の追加工数。

何人いるかも良く分からないし、それがどこで業務進捗してるかも全然分からない。


この声…あの人が指揮監督者か、なんだかんだで仕事の手際は見事ね…。



後輩女「あれ?」


そういえば主任男さんが見当たらない…あの派手な進捗ならどこかに見えるはずなのに


カシン、パシュ、カシン


端末『タスククリア、次目標を…』


半数以下になったせいか、先方の動きが鈍った。ここからじゃ進捗できる相手はもういない。



後輩女「本位置から移動します、安全確認を徹底して労災無いよう残課題終わらせましょう」



後輩女「特技男、状況は?問題無い?」


端末『特技男:先ほど先方からのノンアポ折衝を受け2名退職。
その後追加工数の支援を頂き状況安定してます』


2名退職か…。ウチのGrも1名退職したけど、この状況を考えたら被害軽微だし良い方だろう。


後輩女「了解、ところでそこから主任男さん見える?呼び掛けても反応無いんだけど」


端末『特技男:いえ、見えないですね』


後輩女「そう…。まぁいいわ、移動タイミング同期お願いね」


端末『特技男:了解です』


退職通知も受け取って無いし、緑のマーカーも健在だから大丈夫かな?


左右ヨシ、前方ヨシ。さて、進みますか…



端末『2課長:A,BGr!すまん、少し進捗早めてくれ、主任男くんが先方に捕縛された』


捕縛?どういうこと?
260 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/27(月) 00:32:32.30 ID:ciLNTzfx0


タタタタ、タタン、タタタタ


下火になった先方からの進捗を潜り抜け先に進む


後輩女「!!!主任男さんを目視確認、先方社員に拘束されている。
私が処置しますので手出し無用です、その間周辺5Sお願いします」スチャ



何で捕まってるんだろう…主任男さんを締め上げている先方重装社員に照準を合わせる。


後輩女「え?」



後輩女「同期男…さん…?」


良く知った顔がスコープの中にいる。

見間違いかと思いもう一度覗き込む。やはり結果は変わらない…。



後輩女「主任男さん、何が、どうして?同期男さんが…」


端末『主任男:後輩女…か…。見ての通りだ。グッ…コイツは只の先方社員だ』


後輩女「いや…でも…」


端末『主任男:でも、もクソもあるか…。さっさと進捗…しろ…ガッ』


後輩女「は、はい…」スチャ


剥き出しになった頭部に狙いを定める。
この距離で目標を外すことは絶対無い。
この指を絞れば………



端末『???:あらあら何か揉めてるわね?私がやりましょうか?』


端末『主任男:いえ、これは俺の班の問題…ガハッ…手出し無用で…す…』


…やっぱり…撃てない……



端末『主任男:そうか、仕方無いな…。グッ…あと二発だから温存したかったが…』

ドンッ!


同期男「グアッ!」 主任男「グゥ」


ドサッ、ズサー、キン…コロコロ


主任男「カハッ、ゴホゴホ。ぜ、全班員進捗…開始…」ゴロッ


カカカ、カシュン、カカカカカカ、カシュン

バスバスバスバス、チュインチュイン


同期男「グゥ…」バッバッ、ダダダッ
261 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/07/27(月) 00:39:49.11 ID:ciLNTzfx0
何とも半端ですが本日の投下完了。

>>256 あざます、その案頂きです。
>>257-258 支援あざっす。
またも暗中模索なこの頃。加えてリアルの現場も泣きそうです…。
262 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/02(日) 21:42:48.97 ID:hdggkiLIO
ーー 農機具小屋周辺 特技男 ーー


先方支援社員の離席と共に他の一団も現場を去って行った。


残ったのは地面に転がる先方社員のみ…。



ザシュ、ゴロ。ザシュ、ゴロ。

「6名様、退職確認しました」

「こっちも8名様確認完了」


進捗完了の念押し確認もここまで数が多いと結構面倒臭いな。


ゴロ、ガシッ

新人女「わわわわぁー」バタバタ

「ウグゥ…アァ、た、たすけ…」ズルズル


ドシュ


特技男「何やってんだ。残課題処理は指差し確認、対面確認の順だって習ったろ?」ヒュパ


新人女「うぅ…すいませんっす」


ザシュ、ゴロ、ザシュ……
…………
……

「5名様、退職確認しました」


モブA「よし、これで全部だね。総数42名、特技男、主任男さんに報告してきて」


特技男「了解、行ってきます」



進捗完了42名に対して退職4名か…

数字としては良いけど俺の不用意な進捗で2人グループ員を退職させちまった…。


他のグループはまだ1人しか退職してないのに俺のトコはもう6人も……。

後で振り返りと目標管理の見直ししなきゃだな



特技男「失礼します」トントン、ガチャ

2課長「報告かい?入りたまえ」



農機具小屋の奥にある作業用居室に入る。

8畳程度の狭い部屋だけど、臨時の会議室として活用されている。



263 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/02(日) 22:09:58.52 ID:evQczw/f0


特技男「進捗済みの先方社員の確認が完了しました。42名全員の名刺も収集完了です」


主任男「うん、ご苦労様。じゃあ戻って処理に…
いや、特技男もこっちに参加してもらうか」


特技男「え?あ、はい。」


机の向かい側に座った女性に目配せで許可を求めているのが分かる。

それにしてもこちらの方は一体?



主任男「モブA取れる?特技男はこっちでミーティング出てもらうから。
あ、うん、うん、そう。先方さんの廃棄処理しといてくれる。悪いね、じゃ」



顎先で着席を促され後輩女さんの隣に座る。

うん?心なしか後輩女さんの表情が固いような…



??「あらー。さっきのせっかち君じゃないの、あの後大丈夫だった?」


椅子に座るなり向かいの女性がきゃらきゃら笑いながら話し掛けてきた。


特技男「お陰様で私は…Gr員の労災も最小で抑えられました。
支援頂いたのって、そちらの方々ですよね?」


女性の後ろに無言で立つ如何にも屈強そうな二人。佇まいからも実務能力が滲み出ている。



??「そーよ。モブXとモブZ、ウチの班長達よ。それにしてもあの場面はねー。もう少し様子を…」


堰を切ったように業務指導が始まった。…って言うかこの方々は誰なんだ一体?



主任男「まぁまぁ教官、そこら辺で許してあげて下さいよ」


更に続きそうなお説教を主任男さんが遮ってくれ、教官と呼ばれた女性が話を止めてくれた。


主任男「紹介が遅れましたね、こっちはウチの班でGrリーダーを任せている後輩女と特技男」
あとこちらはWGとして参加頂いている技能2課長さんです」


各人「お世話になります」ペコ


主任男「で、こちらは営業技術2課長の教官だ。
ま、俺や主査にとっては営技2課長というより、技術研修教官の方が馴染み深いけどな」


特技男「技術研修教官?」


教官「ええ、この子達がまだ若手の頃に営業爺さんと一緒に色々教えてたのよ。
主査、主任男、IT女、先輩男あたりは貴方も知ってるかな?みんな元気?」

主任男「え、えぇ。まぁボチボチです…」


教官「…そう、良かった。あと、後輩女ちゃん、久しぶりね。元気?ちゃんとご飯食べてる?」

後輩女「ええ、元気よ。相変わらず元気そうね、母さん」
264 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/02(日) 22:26:50.11 ID:evQczw/f0
本日の投下終了。

ボチボチペースを戻したい
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/08/02(日) 23:44:58.35 ID:JGCToCjYO
>>262-264
業務お疲れ様です(汗)

主任男…結婚のハードル高いな(肩ぽん
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/03(月) 22:58:16.11 ID:vnKBbgBto
実はこちら側も知らないだけで全員例の先方社員とおなjターン
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/03(月) 23:48:09.96 ID:lnZAhRsXo
教官から後輩女への熱い援護射撃(お見合い写真)フラグ?
268 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/04(火) 23:34:54.97 ID:0ubzYSYV0
ーー 農機具小屋 作業部屋 主任男 ーー


主任男「え?」 特技男「え?」

後輩女「え?」


教官「ふふ」ニコニコ


聞き間違いかな?いま確か"母さん"って言っていたような気がするんだけど…


主任男「母さん?」


後輩女「言ってませんでしたっけ?私の母です」


教官「いつも娘がお世話になってますぅ。ふふふ、何か変な感じね」ニコッ



教官に娘?っていうか結婚してたの?

確かによく見ると似てる…っていうか何で今まで気付かなかったんだろ…
歳の差を抜いたとしてもソックリじゃん。

にしても、後輩女の歳の娘がいるってことは…
教官の実年齢って……


教官「何か?意見でもある?主任男くん?」ゴゴゴゴゴ、二ゴォ


主任男「イエナンデモゴザイマセン」ピシィ



教官「まぁ良いわ。で、主査くんは何て?」


主任男「あ、はい。原則は私の判断に任せる、とのことです。
勿論支店の実際の状況を加味した上での指示と理解しています」


後輩女「母さん…いえ、教官から頂いた情報と我々のここまでで得た情報を突き合わせると、
支店の背任行為は確実で、このまま訪問しても折衝になることは必至です」



2課長「うむ、ここも最早シェア内では無く、先方シェアだと考えるのが妥当だな。
この人員で正面から支店に向かうのは些か厳しいのは確かだな」



教官「で、どうする?主任男くん。営技としては計画主務の技術課の判断に従うわ」



……技術、技能WG 約40名。営技2課 13名

組織編成表からの支店工数予測…約160名
加えて詳細不明社員含めたFHW社員が数十名


主任男「うーん…ま、でも取り敢えず支店に顔見せしに行きますか」


後輩女「え?いや、お言葉ですが攻守の係数でも地勢的に見ても業務完遂するの無理ですよ」

特技男「俺もそう思います。この面子で折衝掛けても良い結果が出るとは…」


教官「理念その8、唱和」

一同「実行前から躊躇するのは考え抜いてないからだ、やれない言い訳を探すな、やり抜く方法を考えろ」

教官「決まりね。さ、業務計画たてましょ」ニコニコ
269 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/04(火) 23:50:50.94 ID:0ubzYSYV0
ーー 本店サーバールーム床下 営技女 ーー


…何これ?意図的な通信妨害が社内から仕掛けられてるじゃない…。


これじゃG県側のコンディションが回復する訳…



端末『!!ALERT!!攻勢防御プログラム検出』


チッ感づかれた?いや、自動応答プログラムね。

それなら


タタタタ、タタ、タタタタタ


シートキーボードだとやっぱり打ちにくいわね…
ま、バーチャルボードに比べらたマシだけど。


端末『攻勢防御プログラム隔離成功.起動プロセス消去……』


お願い、通って。


端末『成功.ログ消去確認しますか?』


ふぅ…何とかなったかな?

履歴に傷が残ってなければ良いんだけど。



エリ男「おい、何がどうなってるんだ?」ボソボソ


営技女「うるさいわね。どうせ分かんないだから黙ってそこで見張ってなさいよ」ボソボソ


エリ男「お前が見てろって言ったんじゃねーか」ブツブツ


それにしても工作の痕跡自体は探れるけど大元に全く辿り着ける気がしない…隠蔽能力高過ぎ。



営技女「これ以上掘っても何も出てこなさそうだから撤収するわよ」ボソボソ


エリ男「了解、ボス」ボソボソ



270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/08/04(火) 23:52:10.72 ID:VU5jDMgZO
>>268
主任男よ、見えてる地雷は踏む必要性無いぞw
271 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/05(水) 01:34:00.78 ID:qFP2B9qxO
あと一節と思ったけれど寝落ちてた…
本日の投下終了

>>265-267 スナイパー!スナイパー!全員退避ー!!

>>270 探知に掛からなかったらしい。
鈍い子ですね
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage SLBとか]:2015/08/11(火) 21:12:19.47 ID:wWN/PDceO
新人女がなんか見たことあるなーと思ってたら
某魔法少女のwと重なってたんだ。
273 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/18(火) 00:04:20.30 ID:6Epn293V0
ーー 北拠点 主査 ーー



主任男の報告に最初は耳を疑ったが、まさか教官がこっち側にいてくれるとはな…

しかも営技2班のボーナス付きか。

まさに大海に木片ってやつだな。



それにしても…前節の新J大橋からここまでG県内を移動してくるとは…。


普通は無理だよなー。そこは営技さん、流石としか言いようが無い、凄い、まじ凄い。



端末『IT女:先方機動車,通常社員接近.対応開始』


少し前から仮出張所への進捗が活発になってきてるな。

支店側と連携してるのか?何にしても余りよろしく無い状況だな…。



端末『IT女:対応完了.備品減少傾向.24時間以内補給要予測』


主査「了解だ。いざとなったら北拠点まで引いてくれ。タイミングは別途指示を出す」


端末『IT女:了解』




昨日の一斉退職で汎用ツールの補給品と糧食はそこそこ量が確保できたけど、
AFVの特殊補給品は4日間無補給運用なんて想定してないしキツくなってきたなー。



さて、どーすっかな。


274 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/18(火) 00:08:01.78 ID:6Epn293V0
更新滞っており申し訳ありません。
そして単発少量(いつものこと)でごめんなさい。
少し進行に注力致します。

>>272 ま、魔法……使えるかな(ゴクリ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/18(火) 06:33:14.64 ID:ExpWODM1o


「マジカル☆スナイプ(物理)♪」こうですか? 分かりません
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage SLBとか]:2015/08/18(火) 06:59:28.85 ID:J8T26ZvvO
>>274
某魔法少女innocentのチビ達に思わず萌えてしまった件。ノーヴェのあれは反則やorz

さすがに主砲弾は現地調達無理ですよね(汗)
277 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/18(火) 23:49:07.64 ID:JuV2fB5wO



SE男「ブフー、ブフー」バリボリ、カコカコ


SE男「さて、最新画像集Vol.26
"ホットチョコを熱そうにふーふーしながらチビチビ呑むIT女タン全集"
の編集をせねば」カコカコ、カチカチ



カコカコカコカコ、カチカチ、デュフフ

カチ、デュフ、カコカコカコカコカコカコ


SE男「んふー」ツヤツヤ



SE男「ん?」カチ、ピピッ



SE男「IこのレイヤのIDSからの応答が変だ…」バリボリ、ピタッ

SE男「浸入痕?俺様の帝国に。デュフ、デュフ。ふっ愚か者め」カコカコカコカコ


SE男「はっ!?もしやIT女タン!?」ブフーブフー



SE男「ちっ、違うじゃねぇか。IT女タンならこんな汚いログ吐かねえ。というか吐くとか何?IT女タンがそんなことする訳無いし。ドプフォ、っていうかIT女タンマジ女神、ホント女神。あぁーあの冷酷無比なコーディングで踏み躙られたい!ああぁあぁぁ踏み躙られたい!コポォ」フーフーフー、カコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコ


SE男「んーあーいかん、いかんですぞ。ボクとIT女タンの邪魔をするヤツは…」カコ





SE男「死ね」タンッ




.
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 00:11:26.23 ID:inpzyyR4o
お前が[ピーーー]
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/19(水) 07:50:03.40 ID:k5vb2+O8o
SE男の安定のキモさw
280 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/19(水) 23:38:39.11 ID:uYp7W11v0
ーー まだ床下 営技女 ーー

バシュン、バシュン、バシュン


エリ男「なぁ、なんか後ろの方から機械音がするんだが」ヒソヒソ、ゴソゴソ


営技女「そんなのどうでもいいからサッサとここから出るわよ」ヒソヒソ、ゴソゴソ



バシュン、バシュン、バシュン


エリ男「なぁ、前のほーでシャッターが下りていってるように見えるのだが…」



ビィー!ビィー!ビィー!ビィー!


『施設内にお客様ご来店の形跡有り!各員は所定の監視位置に。捜索班はお客様を……』

ビィー!ビィー!ビィー!ビィー!



エリ男「なぁ、何だかお客様来社呼び出しが鳴ってるように…」

営技女「っるさいわね!聞こえてるわよ!」


ビィー!ビィー!ビィー!ビィー!



ヤバい、まずったわ。
こんなに早く気付かれるなんて…。


エリ男「おい、どうする?通路塞がれたぞ」

営技女「いま考えてるわよ」ギリッ



ブシュー、モクモクモク


エリ男「ガスか…睡眠系だといいんだけど、神経系だったらマズいな」



こんなお客様おもてなし設備あったの?

…そういえば確かに本店の何年か前の予算にそんな計画があったわね…。



営技女「う、ゲホゲホ」

エリ男「致死性じゃないけど神経麻痺系か」スッ


営技女「ゲホ、ん、何よこれ?」

エリ男「水で濡らしてある、これで口塞いどけ。何も無いよりはマシだろう」


営技女「あ、ありがとう…」

エリ男「少しはその小うるさいのも防げるしな」ククッ


営技女「一言多い!」ポカッ

281 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/20(木) 00:43:11.39 ID:n2eYfjOi0
本日の投下終了。捗りません…

>>275-276
「エクスプロージョン!(ただの地雷)」
こうですか?わかりません。

>>278-279 安定の人気www
282 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/20(木) 00:47:50.62 ID:n2eYfjOi0
ちなみに毒ガス、生物兵器、地雷などは商法及び商い慣例で禁じられており、
使用すると公取委に罰せられます。
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 07:04:38.65 ID:cfRUd1cOo
まぁ、自社施設内に毒ガスは無いだろうね
284 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/23(日) 03:56:24.05 ID:yEM0e7XkO

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ビィー!ビィー!ビィー!ビィー!


「おいっ!一体どうなってんだ!」

「お、応接システムが、か、勝手に…」


「勝手に動くワケねぇだろ!さっさと止めろ!」

「そ、それが…少し前から応接システムだけでなく、本店の管理システム全部が外部掌握され…」


「外部からだと?」


「機密サーバーから何から何までこちらからのコントロールが効かない状況です」


ガンッ!


「なん……だと……」

ガチャ、ピッポッパ


「管理課か!?至急管理課長を。会議?いいから早く呼んで来い!!!」



「クソッ!ノロマが…さっさとしろ…あのシステムまで掌握されたら…」


「あっ!管理課長ですか?実は………で、………。はい、……培養施設と……制御系も……」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
285 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/23(日) 14:14:07.68 ID:uTuDq0h8O
ーー シャッター内引き籠り中 営技女 ーー



ふざけてる場合じゃないわね。


この区画の容量だと持って5分がいいとこ。

早く打開策を立案しないと…。



エリ男「この広さじゃシャッターを爆破しようにも巻き込まれるしな」


営技女「ええ、ツールじゃビクともしないの見え見えだし、跳弾被害も予想されるわ」



営技女「エリ男、アンタちょっとこじ開けてみなさいよ」クイッ


エリ男「え?は?手で?俺が?」


営技女「そ、他にどうやるのよ。女性社員の私に力仕事やらせる気?」



エリ男「はぁぁ分かりましたよっと…」ツカツカ、グイッ


エリ男「ふぅ……よいっしょっ!」フンヌ、グギギギギ



エリ男「ハァハァ…。いや普通に考えて無理に決まってるだろ」ゼェゼェ


営技女「やっぱりね、そんな簡単に開くわけ無いわよね」フム

エリ男「なんでやらせたし」ゼェハァ



マズい、頭が回らなくなってきた…


特例措置を解除して管理課に連絡取る?駄目ね難癖付けられて懲戒事案になるオチだわ。


どうしよう、落とし所が見つからない………。



286 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/23(日) 16:51:22.52 ID:PW5iRhrT0





…バキ……ゴシャ……




営技女「ん?何の音?」ぼー



…バキン……ゴシャ!


エリ男「近づいてきてるようだな」だらー


バキン!バキン!ゴシャ!



ガン!ガン!ガン!バキャ!ゴシャ!


目の前のシャッターが歪んで外の光が射し込んでくる。誰だ?管理課か?


営業部長「うむ、この忙しい最中にこんな所で業務遂行を怠ってる部員が二人もいるとはな…」


営技女「部長!!!」


営業部長「やれやれ、まだまだ俺も指導力不足だな」


287 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/24(月) 01:18:51.14 ID:lXpxB27F0
グダグダ更新ですが本日は終了
中々上手くすすみませんね…。

今節も残りあと三分の一くらいでしょうか?もう少しお付き合い下さい。

>>283 ですよねー
288 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/26(水) 18:04:27.12 ID:L5lCJD4tO
ーー 北拠点 主査 ーー



端末『IT女:主査宛緊急内線,発信…営業部長』



おっ!内線が復旧したか!


主査「代わりました主査です。お疲れ様です」


端末『営業部長:挨拶はいい。質問が一つと用件が一つだ』



端末『営業部長:本店の管理課がお前の背任の疑い有りと提起している。事実か?』


主査「お言葉ですが部長。仮に背任行為を働いてて "事実です" と答えるとでも?」


端末『営業部長:クハハ!まぁそうなんだがな。一応だ、一応、答えろ』


主査「ハァ…してたらこんなに苦労してませんよ。もしやるなら絶対に露見しないようもっと上手くやります」


主査「どっかの管理課長と違ってね」


端末『営業部長:ふむ、やはり分かっていたか。で、裏は取ってあるんだろうな?』


主査「はい、技能2係長とかいうのから証言は取れてます。後でデータ送っときます」


端末『営業部長:データ転送は無理だ。良く分からんが今は暫定接続らしく長くは持たんらしい』


端末『営業部長:次に用件だ。こっちから営技を二名送る。お前の課に組み込め』


主査「それはありがたい話しですが、どうやってコッチに?」


端末『営業部長:実は河底に通信用の埋設ケーブルがあってそこから人員の往来ができるんだ。
この後すぐにそちらに向かわせるから受け入れ準備をしとけ』


主査「へぇーそんなのあったんですか?少数名ずつなら退避に使えますね」


端末『営業部長:まぁそれも今後暫くは無理だろうな…』


主査「何か問題でも?」


端末『営業部長:現在サイバー攻撃と複数部署のストライキが発生して本店は業務停止中だ。
元M町近郊、河川沿いはスト勢に抑えられた』


主査「なっこんな時期にスト!?労組は何してるんですか!?」


端末『営業部長:想像に容易いだろう…しっかり組み込まれておるよ。
今のところ労使交渉は始まってないが、最悪直接折衝もありえる状況だ』


端末『営業部長:労使協議の体で仕掛けられているから一般社員に対応させる訳にもいかん。
本店職制のみでの対応になるからそちらには手が回らん状態だ』

289 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/08/26(水) 18:05:03.41 ID:L5lCJD4tO


主査「やらしい状況ですね…了解しました、こちらはこちらで支店の掌握を進めます」


端末『営業部長:あぁ、あそこの施設は色々と問題を抱えてるからな。確実に抑えてくれ』


支店の背任も上位は織り込み済みか…

なのに何故ここまで静観していた?



端末『営業部長:あと、このことは下位者には一切口外無用だ。IT女も分かったな?』


主査「了解です」

端末『IT女:了解』


端末『営業部長:色々と業務環境が悪くて苦労を掛けるな……頼んだぞ』





.
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/08/27(木) 00:28:19.24 ID:nuctYgMhO
支店落とすのには…

アバムー(ry
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage C88のカタログ…]:2015/08/28(金) 18:07:25.83 ID:VR9pdXKUO
「そろそろワシの出番かな?」fromマッコイ商会
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/29(土) 00:08:14.91 ID:Yet7ttLfo
>>291
お前んとこの弾薬、不良品が多すぎて信用できないんだけど……。
293 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/09/03(木) 22:12:18.80 ID:yYbItt9P0
ーー およそニ時間前 本店 営技女 ーー


「そっちは?」 「いや、見つからない」

「じゃあ俺はあっちを」ザッザッ

「了解、発見したら連絡をくれ」ザッザッ




営技女「ふぅ……」


営業部長とサーバー配線室で受けた指示を遂行する為に本店から出ようにも
社内安全巡視が厳しくて中々上手くいかない…


やらなきゃいけないタスクは山積みなのに先が思いやられるわ……。



エリ男「おい、別に社内なんだからコソコソしてないで堂々と出て行きゃいいだろ」


営技女「もぉ…アンタも少しは考えなさいよ。
偽装IDのまま巡視員に照会されたり、カメラに写ったらどうなると思う?」


エリ男「…内定業務が露見する」


営技女「そ、だからこのままやり過ごしてそっと出ていくのが一番なのよ」



とはいえ、内定業務もエビデンスがいまいちだし、混乱も治まってないし…




端末『全社員へ緊急連絡。傾聴下さい』


ん?何これ?年始社長挨拶以外で初めて聞いた



端末『労働組合より各社員へ。これより労働改善取り組みにより、48時間ストライキに入ります
各部署の組合員は労組委員の指示下に入って下さい。尚各ブロックの………』



緊急スト?このタイミングで?どっちの仕掛け?



ザワザワザワザワ。オーイストダッテー
マジデーハジメテダー。オレモー。ワシモジャ

アッチニアツマルッテヨー。リョウカーイ
ガヤガヤガヤ、バタバタ



営技女「…」エリ男「…」


シーーーーン


エリ男「…行くか」

営技女「え、えぇ」

294 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/09/03(木) 22:32:29.61 ID:yYbItt9P0
ーー 本店地下通路 営技女 ーー


タタタッ、ズサッ。


端末『エリ男:課題無し、クリア』クイックイッ

コクン、タタタッ


誰の思惑かは知らないけどこの状況を作ってくれたことには感謝しなきゃね。


エリ男「!」バッ


営技女『どうしたの?』


端末『エリ男:チッ、一応定期巡視員は残ってやがる。こっちに向かってくる』


この角を曲がればあと少しで非常口なのに

仕方ない、もど……


ガヤガヤ、ザッザッ。ヤベー…オクレター…
オマエガモタモタ……。サッサト…


まずい、挟まれた。

どうする?取り敢えず大人しく姿を見せるか?


カチャカチャ、ピー


端末『エリ男:おい、開いたぞ』

営技女「え?」


コイツ…なにシレッとセキュリティ解除してるのよ…いつの間に特別立入申請出したの?


営技女『どうやって開けたの?』


端末『エリ男:さっき部長と別れ際にこれを借りてたの忘れてた』スッ


営技女『部長のIDじゃない。そんなのあるなら早く言いなさいよ!』


端末『エリ男:さっさと入れ、もうそこまで来てるぞ』ガチャ


プゥン、モワッ


営技女「うっ!?クサッ!」

エリ男「なんだここ?ダストシュートか?」


ガサガサ、カタカタカタカタ
グフフアイティーオンナターンデュフ


営技女「ゴミ溜めの中に何か…いる…」スチャ



SE男「デュフフフフフ、デュフ?」クルッ


295 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/09/03(木) 22:45:42.45 ID:yYbItt9P0
不定期ですません。本日投下終了です。

C88面白いっすね、初めて知りました。
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/09/04(金) 13:15:17.68 ID:HpCgFFMNo
>>294
元凶の一つ制圧完了か
297 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/09/07(月) 23:45:12.76 ID:qiMmLzHz0
ーー 支店2ブロック手前 特技主任男 ーー


主任男「各自グループの引き継ぎは終わった?」


後輩女「労務管理表、業績表共に引き継ぎ完了してます、問題有りません」

モブA「同じく。問題有りません」

特技男「休業災害者のリストの更新も完了してます。システム復旧時に申請すればOKです」



主任男「よし、こっちは良いな。教官、準備は宜しいですか?」


教官「私達はOKよ、でもあそこの彼はどうするの?」チラッ



特技男「通信男!お前なんでここに!?」


通信男「動けるのに働かないなんて、そんな職務怠慢許される状況じゃないですよね」


被弾は軽微なものの精神、身体的な疲労は限界近いはず…。

いや、それを言い出したら全員一緒…か…


特技男「主任男さん…」


主任男「………」


新人女「バイタルシグナルは労務規定の基準値以内です。
………ギリギリですが」


この先は更に激務が続く。
通信男が業務破綻すれば周りの人員にも多大な影響が出る。



教官「成長のチャンスっていうのはそうそう落ちてるものじゃないわよ」


それは分かってる。



通信男「俺も連れて行って下さい!」


後輩女「感情論で貴方が決めることじゃないわ。少し静かにしてなさい」



モブA「そうかぁ?本人が行きたいって言ってるんだから連れて行けばいいんじゃない?」


後輩女「モブA…貴方まで何言い出すの」


モブA「ほら、やらない後悔より、やった後悔って良く言われてるじゃないですか。
ま、後悔じゃ済まないかもしれませんがね」



298 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/09/07(月) 23:46:38.62 ID:qiMmLzHz0



モブA「それに通信男の分、オレ達がカバーすれば良いんでしょ?
2係2班の結束、支店の奴らに見せてやりましょうよ」



主任男「なんだそら、根拠も合理性も欠片程も無いな」フゥ


だけど、ありがとうモブA。


主任男「特技男、休業申請のリスト修正」


特技男「はい!」



主任男「後輩女、タスク再配分頼むわ」ヒラヒラ


後輩女「了解しました」



通信男「じゃあ!」


教官「うん、決まりね。じゃあみんなサッサと準備してー」


「了解!」



よし、行くか。


299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/08(火) 18:01:02.38 ID:zTMsrVmEO
通信男が良い顔をしてそう。

フラグブレイカーのモブAもいるし、なんとかなりそうだw
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/28(月) 21:39:53.20 ID:9zA+JpHR0
保守あげ。
ストで折衝するのか…退職あるのか、模擬弾とかなのかどうなんだろう?
>>299 最近はフラグすら立って無い気がする(笑)
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/10/07(水) 15:22:32.99 ID:lO6SeGlmo
>>300
>298でしっかり死亡フラグ建ててる希ガス
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/10/20(火) 08:35:00.13 ID:YjrBk4mYO
スレ落ち回避の定期便ですよっと。

…某年度末業界だと、上流の仕込み終盤で受注合戦か…
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/11/01(日) 14:01:45.36 ID:XCP/jH7NO
そろそろ2ヵ月経過する…(´・ω・`)
304 :1 ◆tsERP5rFx9iS [sage]:2015/11/02(月) 02:00:53.93 ID:W37bN3LIO
>>299-303 放置しててすみませんでした。
保守ありがとうございます。

ボチボチ一年経っちゃいますね…。
この内容で一年って……

エタらず終わらせます、暫し暫しお待ちを
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/24(火) 11:31:08.43 ID:3FRKMSC9O
保守作業ノシ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/12/07(月) 20:25:35.78 ID:rdZQVauvO
保線作業ならぬ保守作業ですよっと。

艦これ秋イベは諦めた!
307 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 00:12:29.21 ID:s+FGnKIa0
ーー 支店へ移動中 特技男 ーー


新人女「備品チェックOKです、医療物資はあちらの班に移管しました」

新人男「ツール、端末正常稼動確認。通信男さん、リンクのチェックお願いします」


通信男「班内同期設定、チェック完了。営技さんの端末をホストに構築完了しました」


後輩女「周辺情報確認……。先方に動き無し、技能チーム移動開始を確認」



教官「営技1,2班、各員へ。2課長チームのバックアップ業務開始
各自の判断で支援業務遂行のこと」


端末『『『了解』』』


教官「さて、モブX,モブZ。準備できたかしら?」


モブX「問題有りません」スチャ
モブZ「いつでも行けます」ガチャ


モブA「おいおい、お前らいつからそんなロボットみたいになったんだ?」


さっき話を聞いたらモブAさんとモブX,Zさん達は配属はちがえど同期らしい。
ほんとに個性的な人の多い期だな。


主任男「おら、無駄口叩いてねぇでさっさと移動準備。お前はモブDとツーマンセルで殿だ」


会話もそこそこに全員が身支度を終えた。



2係2班に加え、モブDさん、教官、モブX,Zさんの総勢 11名。

主任男さん、新人男、俺
後輩女さん、通信男、新人女
教官、モブXさん、モブZさん
モブAさん、モブDさん


ここからはスリーマンセル、ツーマンセルでの業務形態を取ることになった。


308 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 00:16:04.17 ID:s+FGnKIa0


主任男「俺のチームが先行する。教官、後輩女チームは水平展開。モブA,Dは最後尾で後方警戒」


技能2課長の率いる40名弱が正面から牽制、その側面を突いてこちらのグループが進行。

少数で施設内に浸入して混乱を誘発。
その隙に本体が正面から強行進捗。


主任男さんの立てた業務計画だから文句は言わないがちょっと無理があるような気がする。

従事工数がこの倍なら有効なスキームだと思うけど如何せんこの工数だと……。



端末『主任男:行くぞ新人男、特技男。
もたもたしてるとあっちのグループとのタイミングがズレる』


端末『新人男:了解です』

特技男「了解。前方異常無し、進行開始します」


端末『主任男:おし!安全に留意してゼロ災でいこう!』

端末『『『ヨシッ!』』』



まぁグズグズ悩んでも仕方ない。

目の前の業務に集中だ。
309 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 00:17:52.36 ID:s+FGnKIa0


ーー T川地下 通信ケーブルダクト 営技女 ーー


SE男「ぶふー、ぶふー。ちょ、ちょっと休憩を…」


営技女「いい加減にして…さっきから時間ばっかり食って仕方ないわ」


SE男「ボクはインドア派でして、こういう業務は…」

エリ男「うるせぇ、さっさと歩け」ボカッ


SE男「ぬぷぉ!いかん、いかんですぞ暴力は!パワハラ反対!」


営技女「アンタねぇ…文句言う元気があるならとっとと前に進んで」


何の因果かこの気持ち悪いのを連れてくる事になっちゃった訳で…

臭いし、キモいし、ウルサイし、もぉ最悪。



SE男「ぬふっ、営技女タンのツンっぷりも…」ブツブツ

SE男「IT女タンを本妻として営技女タンも…」ブツブツ


ゾワッ!!


なにこの悪寒!?

SE男「…ブツブツ、…ブツブツ…」


こ、こいつの気配?

と、とにかくさっさと主査さん達と合流しなきゃ。


ピピッ

端末『ローカルネットワークを検出しました。自動接続します』


さて、もう少しで向こう岸ね。

310 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 00:19:10.12 ID:s+FGnKIa0
ーー 北拠点 主査 ーー


端末『IT女:T橋付近社員反応3名検出.ID照会………リスト転送』


3名?部長の話だと2名だったはずだが…

IT女とエリ男?あぁアイツか…中途採用したって聞いたな。あと一人は…

主査「ブフッ」

SE男!?なんでこいつまで一緒に??


IT女の声が機嫌悪そうだったのはこのせいか…。

まぁ事情は合流してから聞こう。



さてと、


主査「北拠点及び仮出張所社員に告ぐ。30分後、現地点を破棄、支店進捗に移行する
各班長健康チェックとツール点検を実施。各員移動準備にかかれ」


我々もボチボチ仕事しますか。

311 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 00:22:14.91 ID:s+FGnKIa0
>>310 IT女とエリ男 …誤
営技女とエリ男 …正

保守ありがとうございました!
少し余裕ができたのでやっと更新できそうです。
年内完了を目標に進捗します!
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/12/21(月) 10:12:44.20 ID:m/JOr2NEO
>>311
更新乙ですノシ

>>310
主任男、だから見えてる地雷を(ry
…てっきり『エビふりゃー!』で引き摺ってくるのかと思ったがw
313 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 23:15:39.88 ID:PLYvniGGO

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「支店のシステム通信、未だ復旧せず」


「ま、まずい。このままだと アレ の制御が…」


管理課長「喚くな!シーケンス6からもう一度トライ!チェックリスト再確認」


「ダメです。何者かに意図的な接続妨害を受けてます!」


管理課長「SE男はどうした!さっさとあの変人に対処させろ!」


「それが先程から呼び出してるのですが応答が…」


管理課長「グダグダ言ってないでヤツの居室を見て来い!」

「は、はい!」ダダダッ


管理課長「クソッ!役立たずどもが」イライラ


「管理モニターのみ復旧!制御系は依然接続不可」



管理課長「まずい…あちらに何て申し開きをすれば……」



管理課長「何見てるんだバカどもが!ボーッとしてないで手を動かせ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
314 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 23:32:57.16 ID:s+FGnKIa0
ーー 支店手前住宅密集地 後輩女 ーー


端末『2課長:こちらAgr。支店との交錯範囲に入った。折衝体勢に入る』


端末『主任男:了解、こちらも予定位置です。お気を付けて』


端末『2課長:ありがとう。お互いの無事を祈る』



支店が目視できる位置まで来た。

こちらのグループは教官達の端末による効果で所在は隠蔽できているはず。


後は折衝開始の混乱を待って裏口からの進入を試みる



……………タタ……カカカ………

…タタ…ターン…カカカ……ドルルル……カカ……



遠くから進捗音が聞こえ始めた。


後輩女「周辺警戒ヨシ。光学での先方認識無し」

端末『教官:周辺反応クリア。行けるわよ』



端末『主任男:よし、行くぞ。進入開始』

端末『特技男/新人男:了解』タタタッ



新人男がヘマしなきゃ良いけど。



後輩女「移動開始。まず二つ向こうの民家、その後もタスクに従って」

端末『通信男/新人女:了解』


視認目標をマークし共有タスクに送る。

後ろの二人の緊張が背中越しに伝わってくる。


端末『教官:移動開始』



……タタタ…カカカ………ドルルル……タタン…




315 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/21(月) 23:37:45.92 ID:s+FGnKIa0
ーー T橋付近 営技女 ーー


営技女「ふぅ…到着っと」

SE男「ぶはー、ぶひぃ」バタッ

エリ男「こら、こんな所で寝るな」グイッ



なんだかんだでやっとG県側ね。

ピピッ

端末『技術4係長:こちら技術課だ。念のためチェックだけさせてくれ』


土手の上に人影が四つ。全員がこちらにツールを向けている。


営技女「了解です。そちらに上がります」


両手を上げて土手を登る。

同僚とはいえこの環境だし、賢明な処置ね。




技術4係長「よし、オッケーだ。無礼な歓迎ですまなかったな」


営技女「いえ、問題ありません。早速ですが主査さんに着任の報告をしたいのですが」


技術4係長「構わんよ、内線は使えるからまずは連絡してくれ」



営技女「はい。主査さん、取れますか?営技女他2名着任しました」


端末『主査:おぅいらっしゃい、歓迎するよ。丁度そちらにIT女がAFVで向かっている。
屋根にでも乗っかって一緒にきてくれ』


営技女「了解」

SE男「ア、IT女タン、と、いっいっ一緒、、に!ブヒィ!」

エリ男「黙れブタ」


技術4係長「なぁ一つ聞いていいか?」

営技女「はい?」


技術4係長「そのブ…いや、その社員は一体……」


営技女「あ、これですか?行き掛かり上仕方なくというか、止むを得ずというか」

エリ男「邪魔臭いが社員だから始末もできないので連れてきただけだ。
仲間だなど思わないでくれ、心外だ」


営技女「目上の係長さんに何てクチのきき方するの!ったく、すみません礼儀が無くて…」


4係長さんもそれ以上は突っ込みも無く、ダクトの封鎖作業をしに下へ降りて行った。


それにしてもコイツどうしよう…。

………うん、主査さんにお任せしよう。

316 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/22(火) 00:03:31.39 ID:Rt5GmsNC0



端末『IT女:移動開始,到着予定…4分後』


技術4係長「よーし来るぞー。モタモタしてられないからタッチアンドゴーになる
各自、搭乗準備を万端にな!」


4係長さんの檄が飛ぶ。緊張が高まる。


AFVの移動を示すフリップをじっと見守る。



SE男「ぶふー、ぷぴぃ」ハァハァ


……先方より コレ の方が危険な気がする…。



端末『IT女:! 後方動体検知.機動車 10』


!?タイミング悪すぎ、移動中の後方対応だと流石のAFVも進捗が苦しいはず。


端末『IT女:相対速度分析.接触…7分40秒後』


私たちが乗るための減速停止を加味するとここへの到着直後に追いつかれる。

しかも定員が増えれば速度も落ちる。


…まずい状況ね…。


営技女「どうしますか?ここで進捗対応しますか?」

技術4係長「…微妙だな…主査指示下さい」


端末『主査:いや、相手は10台だ。そこの人員だと無理だろう。………。
車上対応しつつここまで逃げ切れ、すぐに工機男を向かわせる』


端末『IT女:了解』

技術4係長「了解しました」



遠くにAFVらしき車影が見える。

追跡車両はまだ見えない。


着任早々ハードな現場ね…。
317 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/22(火) 00:41:34.74 ID:Rt5GmsNC0
ーー 北拠点 主査 ーー


技術1係長「仮出張所、動体検知に感有り。先方一般進捗員来客、数…え?」


主査「どうした?早く報告しろ」


ピピッ

端末『先方情報を更新しました』


技術1係長「お、お客様、140名様来店!」


んな!?ここでこの規模の工数を投入だと!?


技術1係長「進行速度分析…速度 6kph、熱源、高速動体無し!…徒歩進捗と推察!」



さっきの機動車 10台は露払いか…ちっ、こっちの情報漏れてんな。


高速機動車とAFVの距離も画面上ではもうほぼゼロだ、このままじゃマズい。



主査「あっちの狙いはAFVと本グループの分断だ!
各班長、合流後の業務再編成をASAP,プライオリティSで実行
工機男ぉ!電源使い切っていい!AFVへのフォロー特急で頼むぞ!」


端末『工機男:承知。P-EX緊急稼働完了。現場へ急行する』


ヒュイーーン、フォンフォンフォンフォン



端末『営技女:あー!待った待った!その出動待ったぁ!』


端末『工機男:ぬ?』フォンフォン…パシュー

主査「何言ってるんだ営技女、そんな場合じゃないだろうが!?
工機男、スタンバイを解くな」


端末『営技女:えーと、それが何とも言い表し難い状況でして…』


主査「正確に報告しろ。一瞬の判断が命取りだぞ」



いかん、俺が落ち着け。まず話しを聴こう。



主査「…うん、営技女、急かして悪かった。そちらで対応が可能な理由を教えてくれ」

318 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/23(水) 02:34:53.71 ID:1iqCARK40
ーー T橋付近 ちょっと前 営技女 ーー


端末『IT女:停車 60秒前.停車時間 75秒間.緊急乗車要請』


技術4係長「了解しました、準備は完了しています。
お前ら!1秒たりとも無駄にするな、急げ!」



眼前に迫るAFV、その後ろには先方の機動車がはっきりと見えている。


キラッ


エリ男「進捗来るぞ!伏せろ!」


SE男「ブヒ?」

エリ男「頭下げろブタ!」ゴンッ


ダラララララ…


SE男「のわわわわわ。あ、悪霊退散!悪霊退散!」ガタブル


くっ、これじゃ立ち上がることさえ…


チュインチュンチュンチュン


技術4係長「RPG!進捗!進捗!AFVに寄るんだ!」


AFVが射線を遮り体勢を立て直す。

カカカカ、カカカ、カカカカ

窓から身を乗り出す複数の先方社員を進捗しつつAFVへと駆け寄る。


端末『IT女:後方アブソーバー出力全開.主砲回頭.牽制進捗開始』

ズン、ズズン。パゥ、パゥ、ズガッ


端末『IT女:乗車開始.発車55秒前』


技術4係長「しがみついてでも何でも良い!とにかく乗車ぁ!」カカカカ


端末『IT女:発車 5秒前,2,1発車.発動機出力全開,各員体勢拘束』


営技女「まっ…て…!4係長さんが!」

319 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/23(水) 02:35:38.24 ID:1iqCARK40


端末『IT女:……。』


端末『技術4係長:構わない、行って下さい。私はここで居残ります』カカカカカカ


営技女「そんな…じゃあ私も!」

エリ男「……」グイッ


営技女「何するのよ!」

エリ男「あの人の気持ちを無駄にするな。先につなげるぞ」フルフル



端末『技術4係長:皆さん、お疲れ様でした。では、お先に失礼します』



営技女「お疲れ…様…でした…」



端末『技術4係長:よっしゃー!掛かってこいやぁ!TEAの技術者魂見せてやるぜぇ!!!』



カカカカ、ズン、ズズン、ダラララララ…

カカカカ……ダララ…




技術4係長さんの姿が小さくなっていく…





端末『技術4係長さんの退職届けを受理しました』



ズン、ズガン




320 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/23(水) 02:37:14.22 ID:1iqCARK40
ーー AFV屋根の上 営技女 ーー


端末『IT女:先方機動車 8輌 速度低下,接触予測…2分20秒後』


北拠点からの支援範囲にギリギリ飛び込めるかどうか…際どい距離。


技術4係長さんの稼いでくれた時間のお陰で光明が見えてきた。


エリ男「マズいな」ボソ


進行方向に複数の障害物、先方車両への足止めが裏目に出た…


端末『IT女:旋回走行開始.各員体勢拘束.耐衝撃準備』


車体も大きく旋回性能の低いAFVは先方の機動車に対して速度減少が大きい。



技術4A「後方、機動車を視認、進捗準備!
お前ら、係長の仕事を無駄にするなよ!」ジャキッ


技術4係「「「おう!!」」」


SE男「フゴ、ウップ。ゆ、揺れが…グプゥ」


ゴンッ、グラッ


安定しないこの足場だと正直成果は望めない…


営技女「どうすれば…」


SE男「こ、こ、ここは拙者に任せるでござ…ウップ
エリ男氏、拙者の エクスカリバー を寄越すので…グェ」


エリ男「あ?これのことか?」


エリ男がバックからラップトップを出す。
SE男がどうしてもと言って持ってきた物だ。


営技女「何する気?アンタのことなんか信用できる訳…」

SE男「ぼ、ぼ、ボクがIT女タンのピンチを救う勇者ナリよ!早くそれを渡すナリ!」


エリ男「わ、分かった。但しおかしな行動をしたら…」



321 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/23(水) 02:38:05.08 ID:1iqCARK40


ガバッ、パカッ。フォン…パキポキ、コキコキ

営技女「な、何が始まるんです?」


SE男「フゥゥゥ…」カッ!

SE男「火と水と…風の精霊達よ……」カタカタカタカタカタ
SE男「封じられし…て冥界の七つの門…七つの鍵…」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


ピピッ

なに?端末に情報中継の表示?

SE男「失礼、ちょっと端末の通信出力をお借りするでゴザル」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


え?なにコレ?先方の車両制御システムのプロトコル?

『root権限確認.システム解放』


技術4B「先方の進捗体勢確認!来ます!」

ダラララララ


営技女「牽制開始!少しでも時間を稼いで下さい!」カカカカ、カシュン

この策が上手くいけば何とかなる。

ダラララララ、ピュン、チュン、ヒュバ


SE男「痛ぅ…ぐぅ鎮まれ……開け邪鬼…」タラー、カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


端末『主査:あっちの狙いはAFVと本グループの分断だ!
各班長、合流後の業務再編成をASAP,プライオリティSで実行
工機男ぉ!電源使い切っていい!AFVへのフォロー特急で頼むぞ!』


端末『車両管制制御システム展開.地域,車体ナンバーを指定して下さい』


女「あー!待った待った!その出動待ったぁ!」

いま支援が来ても無駄になる


気持ち悪いけど今はコイツを信じるしか無い


端末『主査:何言ってるんだ営技女、そんな場合じゃないだろうが!?
工機男、スタンバイを解くな』


SE男「我が身の中に眠りし古の魔神よ。この命によりその封印を解き顕現せよ!」カタカタカタカタカタ


端末『車両管制権限を取得しました,リモートパイロットON.操作命令待機』


SE男「名は吹雪!その身は剣!貫け!エタァーナルフォォースブリザードぉ!!!」タンッッッ!!


営技女「えーと、それが何とも言い表し難い状況でして…」

端末『主査:正確に報告しろ。一瞬の判断が命取りだぞ』


ガシャン!ズガッ!ボンッ
ゴシャ!バキャ!ボンッ!ボンッ!ゴゥ


端末『主査:…うん、営技女、急かして悪かった。そちらで対応が可能な理由を教えてくれ』
322 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2015/12/23(水) 02:42:07.35 ID:1iqCARK40
2日連続で寝落ちてました…
本日の投下完了。

祝(えない)一周年!
ホントにすみません。
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/23(水) 06:21:21.24 ID:QdbUFZRQo
おつかれー
でもキリの良いところまで欲しいぃー
324 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/04(月) 23:34:36.56 ID:RyATuCnbO
ーー 支店外縁 主任男 ーー


端末『特技男:周辺、動体及び社員反応無し。監視カメラダミープログラム注入』


端末『特技男:有視界上課題無し。席空きと判断します』


支店在籍社員は一般だけのはずだから、先方のステルスだけ警戒しとけば大丈夫かな。



主任男「了解、敷地内進入」タタッ


端末『教官:遅ればせながらも支店の安全巡視と外回りのローテ表よ
ま、配備変わってるだろうから余り参考にはならないかもだけど』ピピッ


動線と死角まで入った丁寧なマップ付きの業務表だな…内定作業が徹底してたのが良く分かる。



主任男「新人男、そのまま行くと見切れる動線だ。右に2m修正」

端末『新人男:了解です』


タタタッ、スッ、クイクイ


主任男「建物外縁に取り付いた、これより内部に訪問。各チーム状況どうか?」


端末『後輩女:Bチーム問題無し、敷地内に進入する』

端末『教官:Cチーム問題なしよ、敷地外縁沿いに移動開始』

端末『モブA:Dチーム問題無し、フェンスまで進行する』


主任男「教官、もう1ルートの確保お願いします。一ヶ所集中だとリスクが高過ぎるので」


端末『教官:了解、監視・アラーム解除。Dチーム着いてきて』

端末『モブA:了解』



おし、こっからが本番だ。

妙に静かなのは気になるところだが、鬼が出るか蛇が出るか。


時間掛けられないし、工数無いに等しいし、こうなりゃ伸るか反るかだな。

325 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/04(月) 23:41:03.91 ID:8lhAcDfg0
ーー 支店事務棟傍 特技男 ーー


静かだな…。

いくら2課長さん達のアポ無し訪問の最中とはいえ人がいなさ過ぎる…。


端末『主任男:特技男ボッとしてんな、建物内部にお邪魔するぞ。
教官、セキュリティカットお願いします』


端末『教官:了解、ちょっと待ってね。………解除完了。空いてるIDに偽装したわ。
そのまま扉から入ってちょうだい』


手際が良いな、突発業務とは思えない課題形成速度だ。


特技男「内部進入します」ピッ、ガチャ


タタッ、タタッ。


端末『新人男:クリア、課題確認できません』

特技男「1F廊下、進行します」タタッ



……タタン…タタタタ…カカカカ…ズズン……


冷たく静寂に包まれた空気の通路を進む。

遠くから聞こえてくる進捗音が彼方グループの仕事振りを伝えくれる。



端末『主任男:Aグループ進行、後のグループも追随してくれ』


端末『『『了解』』』


ここからは、即断即決の作業が続く。

集中だ。課題を見落とすなよ。



326 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/04(月) 23:42:48.35 ID:8lhAcDfg0
ーー 支店建物傍 通信男 ーー


教官の仕事振り、見事ですね。なんて美しい…。



通信男「ハッ、いかん。何を考えてるんだ」フルフル


後輩女「なにブツブツ言ってんの通信男?」


通信男「いえ、何でもありません」スチャ、クイッ



後輩女「これより別館傍まで進行します、Cグループ周辺警戒お願いします」


端末『教官/モブA:了解』



端末『後輩女:口頭連絡封鎖、無音通信に切り替え。さ、行くよ』


端末『新人女:了解っす』

通信男「了解です」



進入経路確認、周辺課題確認。共に問題無し。

営技さんの情報処理技能により班内各員の所在は把握できている。


主任男さん達は約20m先行中か…。

支援、後工程の僕らは距離を保ちつつ追随、と。



端末『主任男:こちら周囲に課題ゼロ。ちょっとおかしいなこの業務環境…』


端末『教官:あら、何もないなら越したことないじゃない。2課長さん達が良い仕事してるのよ』



楽観的に見ればそうとも言えるが…。


端末『主任男:まぁ悩んで消極的になり過ぎても仕方無いか。このまま二階へアプローチする』


端末『後輩女:了解、一階で待機します』


端末『後輩女:二人とも周囲警戒を厳に。ちょっとしたことも見落とさないでね』


端末『新人女:うっす』スチャ

通信男「承知しました、観測精度上げます」


窓の外が俄かにオレンジ色に染まってきた。

もうじき日も暮れる。




327 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/04(月) 23:43:47.03 ID:8lhAcDfg0
ーー 支店二号館階段 1F→2F 主任男 ーー


上の踊り場から特技男が手招きをする。
どうやらこの先にも課題は無いようだ。

新人男が階段を上がるのを後ろから見守る。


振り向くと廊下の端の方に後輩女達が見える。


余りの何も無さに緊張が緩んでしまいそうなシチュエーションだ。



主任男「二階へ進行する。指示するまで一階の定置確認を頼む」


端末『後輩女:了解です。Bグループ散開、各自指示あるまで移動しないでね』


廊下の各分岐点に三人がそれぞれ着くのを確認して階段を上る。


目標は4階の管制ルームとその掌握だ。

労務システム、応接システムを抑え、支店内、支店社員を管理下に置く。


OAとツールさえ抑えられればこの彼我比でも業務完遂できるはず…。



直接進捗で支店社員を処理しても良いんだが、如何せん人数が多いのでツラい。

加えて、若しかしたら支店社員達は上司の背任をしらずに業務と思い従事している可能性もある。


損失防止を考えれば多少のリスクを背負ってもなるべく穏便にコトを済ませたい。


踊り場から上を警戒する特技男の背後を回り二階の壁へと背中を着ける。


周囲に課題は無……!!


主任男「二階廊下に社員3名確認、音に注意しろ」


……おかしい。どう見てもウチの社員なのに端末に反応が無い。端末も未装着だし…。

は?社員IDどころかバイタルシグナルさえ検知できてないぞ、どういうことだ?


???「 」ユラユラ

スチャ


ツールを構え、フラついている社員の頭部に狙いを定める。

主任男「サブモニター、光学拡大。3名マルチ表示」


主任男「特技男、新人男、上に上がれ。ここは俺が見ておく」

端末『特技男/新人男:了解』



328 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/04(月) 23:47:03.45 ID:8lhAcDfg0


端末『教官:二号館北通路から建物内進入、課題確認できず』


主任男「了解、指示するまで教官は一階をモブAは外周の確保をよろしく」


主任男「後輩女、廊下対面方向に教官を確認したら階段まで移動。俺とスイッチ」


端末『『『了解』』』



???「 」フラフラ


3名の後頭部を眺めながら後輩女を待つ。


しかしこの社員達、どうにも様子がおかしい。

端末も着けて無いし足元もフラついている。

傷病休暇中の社員なのか?

だけどツールは持ってるな…社員認識無しで使えるのかあれ?



気付かれない限りは進捗するつもりは無いができれば同僚との折衝はしたく無いな…。


嫌な感じだ。良くない空気だ…。




329 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/04(月) 23:50:30.76 ID:8lhAcDfg0
本日の投下終了。

あけおめです。
今年もこのペースじゃ一体いつ完結するのやら……。

年度内を目標に進捗します。
あと少しお付き合い下さい。
330 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/06(水) 14:32:41.62 ID:Of1+St5Ko
乙!
まさかの哲学ゾンビ系……?
331 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/20(水) 00:15:12.17 ID:CV4O0njH0
ーー 北拠点 主査 ーー


技術1係長「先方連絡車信号途絶を確認。AFV到着まで2分30秒」


主査「よーし、AFVが着いたらそのままここから出発、業務拠点を支店に移す!
一般連絡車、準備できてるか?」


技術1特操「物資積み込み完了、乗車待ちです」



主査「1係長、先方の所在は?」


技術1係長「約15分の位置に140名、その後ろ約2kmに180名。
ったくどこから湧いてきたんだこんな数…」


広域表示の端を赤いフリップが埋め尽くしている。

ここの人数で業務形成するのはやっぱ不可能だな…


追い立てられて仕事をするのは好きじゃ無いが仕方ない。



主査「IT女、AFVの状態と燃料は?まだ進捗できるか?」


端末『IT女:燃料,装甲問題無.主砲弾残数少,その他補給品枯渇状態』


主査「上等上等、そいつが動いてるだけで課員のモチベーションが上がる。温存を心掛けろ」


端末『技術1B:AFVを光学で確認。速度確認、到着まで約1分』



主査「技術課、徒歩にて進行開始。技能課は連絡車に乗車開始。残留物無いように各班長はチェック」

主査「工機班、台車の牽引準備できてるか?」


端末『工機男:牽引、積み込み完了。班員搭乗確認、アイドルにて待機中』


よし、万端とは言えないが準備はできた。



主査「みんな、動きながらで良い。よく聞いてくれ」


技術1係長「全員傾聴!」


主査「これより支店への進捗業務を開始する。課題払拭は困難を極めることが予想される…」


主査「だが、ここが踏ん張りどころだ!ここまで良く頑張ってくれた。今節最後の仕上げだ!」



主査「ゼロ災に留意し、安全作業で行こう!!」


「「『「『「「ヨシッッッ!!!」」』」』」」

332 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/01/20(水) 00:17:50.09 ID:CV4O0njH0
単発で済みません。
取り敢えずで投下。。。

>>330
私のクオリアはもうございません。
会社との相対認識でのみの存在になっています
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/02/06(土) 19:53:05.02 ID:S5ssknG/O
保守業務
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/02/21(日) 11:51:51.83 ID:8MgyJfRtO
保守業務遂行中
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/03/15(火) 18:51:11.30 ID:EoPJGptGO
保守業務
336 :1 ◆tsERP5rFx9iS :2016/03/23(水) 02:28:47.86 ID:sHP4LCod0
更新できてなくてすみません。
年度内目標でしたが…。
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/03/25(金) 07:26:37.72 ID:JuGwcy4GO
>>336
31日までは年度内だよ、ブラザー。
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/04/22(金) 07:20:11.21 ID:SJn2DPaqO
ほっしゅほっしゅ
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/05/01(日) 14:11:34.81 ID:3PCVdrlgO
保守業務遂行中
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/20(金) 12:07:02.86 ID:5voRQHdpO
てs
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/22(日) 10:32:27.77 ID:geqUVq6s0
0523
342 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/05/22(日) 20:54:44.69 ID:9ih8m5nG0
相も変わらず更新できず…しかしエタらせたくない…。
書く時間を何とか捻出せねば
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/09(木) 18:14:00.14 ID:zv+jaV3wo
保守業務…

センターに補充物資送付要請
344 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/06/30(木) 10:37:38.46 ID:69vAEeO5O
ーーーーーーーーーーーーーーーー

ダララララララララ、チュンチュンチュン


技能21A「ここまで手厚い応対だと流石に進めませんね」カシュン、カシュン


2課長「うむ、なるべく相互に労災を出さずにとなると中々に難儀だな…」カシュン


ドルルルル、カカカカ、カカカカ


ウヘーアブネー。オーイソッチノケンセイ…



端末『営技2A:南側道路から西進して注意を引きます、その隙に前に出て下さい』


2課長「了解した、助かる」


ドルルルルルル、バシュバシュ


端末『技能21Fさんの退職…』

2課長「くっ!4班!!安全確認が甘いぞ!繁忙期ほど落ち着いて安全作業に徹しろ!」


ウェイ。ウース。オイ ソッチモテ。
カクジコエガケシッカリー。


カカカカ、カシュン、カシュン


2課長「もうじき日没だ、彼方も視界が取りにくくなってるはずだ!自分だったら何をされたら嫌か
相手の立場に立って折衝に臨め、気を引き締めろ!ここが踏ん張りどころだ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/30(木) 10:41:54.80 ID:SpDhSjBAO
おお更新か良かった
これからも期待
346 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/06/30(木) 14:09:23.95 ID:69vAEeO5O
ーーーーーーーーーーーーーーー


管理課長「まだシステムは復旧しないのか!!どうなってる!」


「管理デバイスへの接続トライ……ダメです、反応しません…」


「各個体ステータス確認、覚醒度6ポイント上昇!起動開始閾値まであと12ポイント」


管理課長「くっ!このままでは無制御のまま アレ が現場に…」


ガチャッ、バタン


「SE男さんの居室に行きましたが姿が見当たりません…。行き先板にも何も書いてなく…」


管理課長「チッあのブタめが!呼び出しを続けろ!」

「は、はい」


管理課長「ええい!仕方ない支店へ連絡して直接システム管理する、回線を開け!」


ーーーーーーーーーーーーーーー
347 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/03(日) 20:44:52.21 ID:veBA/uOX0
ーー 支店二号館 階段 後輩女 ーー


端末『主任男:後輩女、廊下対面方向に教官を確認したら階段まで移動。俺とスイッチ』


後輩女「了解。新人女、階段下まで移動。通信男、現位置で待機。新人女が二階に上がったら階段下へ移動ね」


端末『新人女/通信男:了解』



タッタッタッタッ


主任男さんと視覚共有している画面には3名の社員の後ろ姿が映されている。

何だろうこの得体の知れない嫌悪感。画面を見るだけで何かがこみ上げてくるような感覚。


後輩女『はい』トンッ


声を掛け主任男さんの肩を軽く叩く。
こちらに一瞥もせずスルスルと音もなく階段を登っていく。



端末『特技男:4F到着。視認目標無し』

端末『主任男:3F同じく』


端末『新人女:指定位置に移動完了、待機中』

端末『通信男:指定位置で待機中』



端末『教官:敷地内に入ったわ。Bルート確保』

端末『モブA:両ルート視認オッケー。異常無し』



支店内に動きは無い。不確定なのはこの目の前の不明社員3名のみ。

それ以外は今のところ順調にタスクが進行できている。



所属不明「」フラフラ


端末『新人女:はい』トンッ


肩を叩かれ階段を上る。

まずは管制室の掌握が先決、そっちに集中しよう。


後輩女『通信男は二階の所属不明と階下からの課題を定点確認。頼んだわよ』


端末『通信男:了解』

348 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/03(日) 23:08:15.22 ID:veBA/uOX0
ーー 支店二号館 4F 主任男 ーー


端末『新人女:4F到着、最後尾についてます』


主任男『了解、通信男以外揃ったな。じゃあ行くよー』



管制室があるのは本館だからこの先の連絡通路を通って向こうに渡る必要がある。

少し距離があるけど現在の把握状況ではまぁ問題無さそうかな。


タタタッ

支店社員A「っ!カフッ!」トス

支店社員B「どーした?居眠りでも…グブッ!」ヒュパ


端末『特技男/新人男:クリア』


タタタッ


主任男『これで定時報告までのタイムリミットが設定されたよー。ここからは時間との勝負ね
各自自身のタスク見直してー、抜け漏れ、手戻り無いようにしっかりね』


さっきの社員達からの定時報告が途切れたら異常が検知されて店内のシフトが厚くなる。

社規通りであれば次の報告は5分後、それまでに何としてでも


主任男『!』バシュ、ヒュパ

支店社員C「んグッ!」


主任男『クリア』


タタタッ


主任男『教官、二号館内部に進行願います。通信男と連携してルート確保を
モブA,Dは現在位置で固定、建物内部の異常にも目を光らせろ』


端末『教官:…了解、中に向かうわ』

端末『モブA:了解、任せとけ』


タタタッ


あと2区画、まだ何も起こるなよ…。



349 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/03(日) 23:11:31.63 ID:jjAGrFKXO
牛歩ながらにチョビチョビ進行。目標エタらせない。
>>345ありがとうございます!頑張らせて頂きます!
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/05(火) 22:54:38.54 ID:Aj7vux0wo
シリアス途中だとレス挟みにくいけど見てるよ
351 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/12(火) 01:23:30.66 ID:bQBilQR30
ーー 連絡通路 本館 特技男 ーー


タタッヒュパ


特技男『クリア』


支店背任の疑いとはいえ社員を進捗していくのは正直嫌なもんだ…。


もし何も知らずに上司の指示に従って業務に従事してるだけだとしたらと考えると…。



端末『主任男:通路突き当たりを右。死角に注意』


端末『後輩女/新人女/新人男:了解』

特技男『了解』



こちらはステルス作用中だからローカル相互認証相手にしか認識されない。

支店社員は端末に表示されるんだが、ちょっとおかしいのはチョロチョロ不認識の社員が混ざっている。


何かの隠蔽処理がされてるのか、それとも…



それもあって先頭で角を曲がるのは中々に危険な役割であり重要な役割でもある。


特技男『通路確認、クリ…!!!』


特技男『距離4m、認識無し社員 5名。各自対応願います』


クッ!言ってるそばからかよ!


端末『主任男:特技男、手前1人。後輩女、一番奥1人。新人女、新人男 手前2人目』


端末『主任男:3,4人目は俺が処理す……』

端末『主任男:る!!!っえ!技術3係長さん!?』



特技男「なっ!?」

後輩女「他の4人も技術課員の方です!」

新人女「え?あ?ほえ?どーすれば?」


主任男「進捗中止!!!!!」ザザーッピタッ



1人目の手前で主任男さんがギリギリ止まった。

俺のナイフも手を離れる前に何とか止められた。


352 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/12(火) 01:24:05.80 ID:bQBilQR30


危ない、技術課同士の誤進捗とか笑えな…


技術3A「 」スラッ、ヒュッ


主任男「っぶな!何するんで…っとわ!」タラー


技術2D/3C/4B「 」スラッ、ダダッ


技術3係長「 」ヒュバッ



な、な、な、何だ!?


主任男「各自、回避行動徹底!ちょ、ちょっと!3係長さん!」


後輩女「っと!皆さん何か変です!どうすれば!?」

新人女「わっ!キャッ!痛っ!」シュバッ


新人男「グッ!主任男さん!早く指示下さい!」


完全にこちらを認識して進捗しにきてる。ナイフの軌道も確実に急所を狙ってきている。


かわし続けるのは無理…ヒュパ、シュ

353 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/12(火) 01:24:37.03 ID:bQBilQR30
ーー 支店二号館 2F 通信男 ーー


端末『主任男:各自、回避行動徹底!ちょ、ちょっと!3係長さん!』


3係長さん?無事だったのか?何故ここに?何で主任男さんと折衝…?



端末『主任男:各自、退職させないように制圧!とり抑え…クッ!』


一体何が起きているのか音声だけだと理解できない


僕の職位では視覚共有も使えないし…



教官「ついに自課員に鉢合っちゃったわね…」ボソッ


通信男「!」



教官とモブX,Zさんが真後ろに立っている。音も気配もしなかった…いつ間に?


通信男「……ついに?」



主任男さん達に何が起きてるか理解している?この状況を予測していた?


通信男「あ、あの。一体何が…」ボソ


教官「しぃー」スッ


口に指を当て制される。…顔が近い。



端末『教官:あっちの事は気にしなくていいわ。自業務に集中しなさい』


気にするなと言われとも無理がある。だけど確かに人の事を気にしているほど僕にも余裕は無い。



通信男『…もしかしてですが、あそこの3名も技術課…むぐっ』


端末『教官:だから、しぃー』スッ


端末『教官:モブX、モブZ、そこの3名進捗。くれぐれも静かにね』


端末『モブX,Z:了解』フォン



光学迷彩を作動させた2人の姿が消える。

端末のフリップが廊下をフラつく3名に近づく



端末『モブX,Z:クリア』ゴトッゴトッ



混乱した頭でも廊下に横たわる3つのモノに何が起きたのかは理解ができた…。
354 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/12(火) 01:30:12.29 ID:bQBilQR30
投下終了。
>>350 サボり野郎に支援ありがとうございます。
なるべく間隔開けずに投下したいのですが中々捗りません…
355 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/13(水) 00:41:43.57 ID:geDo3wGx0
ーー 管制室1ブロック手前 後輩女 ーー


ヒュッ、シュッ、ピシュ


後輩女「っ痛」ガシッ


ナイフが突き出され顔を掠める。

すかさず伸び切った腕を掴み懐に入る。


後輩女「んっしょっと!」ヒュン、バン!


後輩女「制圧!」ヒョイヒョイ



投げ飛ばし倒した社員の腕を捻じ上げ、結束バンドで後手に拘束する。


特技男「制圧!」


特技男も一人組み伏せて拘束が完了したみたい

あとは…


技術3C「 」ヒュン、ヒュン、ビュッ

新人女「あわわ」バタバタ


技術4B「 」シュッ、ヒュッ

新人男「チッ、くそ」


やっぱり新人2人が拘束するのは無理そうね…。

元々の実務経験も違うし当たり前か。


後輩女「特技男、新人男のフォローお願い」

私は新人女のフォローっと



主任男「うおっ!っと」

技術3係長「 」ヒュンヒュンヒュン、スパッ


係長相手だけに主任男さんも進捗に難航してる。



後輩女「よいしょっ」ガッ

後輩女「新人女今よ、拘束して」


新人女「ハイっす!」チキチキ

特技男「制圧!」


特技男と新人男もオッケーね。


後輩女「拘束もう一つずつ念押しで追加。足もキッチリ拘束して」

356 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/13(水) 00:42:17.47 ID:geDo3wGx0


新人女「完了っす」


新人男「手足二重拘束しました」


よし、これで主任男さんのフォローに…



技術3係長「 」ヒュンヒュンヒュンヒュン


主任男「っと!はっ!ほっ!」


入れないなこれ…。動き速すぎるし間接進捗しようにも2人が近すぎるし…。



主任男「よっと!後輩女、先に行って管制室制圧しろ!このままじゃ追加工数が来る!」


後輩女「主任男さんは大丈夫ですか?」


主任男「おっと!大丈夫、ミスらないよ。いざとなったら…」



後輩女「了解です。ここは主任男さんに任せて管制室行くわよ、ツール確認」


「「「問題無し、進捗準備完了」」」



視界の端に映る主任男さんがちょっと気になる…



後輩女「今節の中でもプライオリティ高い課題よ、確実作業でいきましょう」



「「「よしっ」」」

357 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/13(水) 00:43:38.47 ID:geDo3wGx0
投下終了。
しまった…技術4Bが2箇所で被った…。
適当に脳内修正お願いします
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/13(水) 00:54:04.01 ID:4a97j89oO
この展開はドキドキする
359 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/15(金) 02:18:24.55 ID:4Kox3n960
ーー 北拠点から移動中 主査 ーー


営技女「営業技術 2名着任しました、業務指示書の確認お願いします」ピピッ



主査「お疲れ様、ほい、受領っと。で、来て早々で悪いんだがそろそろ現場に着いちゃうのね
ツールの準備とか補給とかデータリンクとかとかとか、チャチャッとよろしくね」



営技女「AFVの上でIT女さん経由でリンクは完了してます。備品もさっき受け取りました」


エリ男「予備弾倉の支給が少ない。技能社員に渡す分がある位なら俺に回してもらいたいんだがな」フン


営技女「このバカ!主査さんに何てクチきくの!」ポカッ


エリ男「っつ!何するんだ?事実だ。進捗効率考えても俺が使った…」

技能課員「…」ギロッ


営技女「っっ!!」ボカッ


エリ男「気安く頭を叩くなバカ女」


営技女「バカ女ぁ!?アンタ上司に向かって…」



主査「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。コッチも庶務課がいないから台所事情カツカツでね。
みんなで上手くリソース活用するしかないんだ、すまない」ペコッ


営技女「いえ、トンデモない。失礼なヤツで申し訳ありません」グイッ

エリ男「やめろ、掴むな」チッ


主査「ははっ、まぁ宜しく頼むよ」ヤレヤレ



端末『特操員:主査、この先3分後、道幅が狭くなり支店への最短ルート取れません。迂回しますか?』


さて、分かってたことだけど、どうしたもんかな…


後方の大折衝団は……約20分の距離ってとこか…


迂回路使うと徒歩進行の技術課員と離れるしなー

かといってここから徒歩に切り替えると到着遅れるし人員配置の密度薄くなるしなー。


主査「ウーン…。IT女どう思う?」


端末『IT女:徒歩,車両最適ルート検索.ルート提示,迂回推奨』ピピッ


ふーん、徒歩組は主任男の使ったルートを活用してショートカット、車両は北側回りか…。


どっちにしろ車両側が若干先行するな…。

徒歩組が孤立気味になるか…
360 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/15(金) 02:19:01.15 ID:4Kox3n960


営技女「なるほど、技術課員は技能2課長さんのグループに合流させて車両は裏手から進入か…
それならいっそ、こんな手はどうでしょう?」ピピッ


ほぉ支店北側を通って更に西側まで突っ込むか…。

確かにこれなら2課長さん側と二側面進捗ができるな…。


しかし積極的な課題形成する娘だな。いやー若さって素晴らしい。



主査「うーし、営技女案採用。特操員、ルートしっかり確認して。車内全員、周辺確認を厳に。
未整理課題がまだまだあるかも地域だ。よーく確認して、何かあったら報連相よろしくねー」


営技女「え?採用ですか?ありがとうございます」


端末『特操員:了解』

端末『IT女:了解』

ウェーイ。ヨクミロー。ソコーネテンナー。



主査「工機男、いつでも突発課題に対応できるように準備。いざとなったら頼む」


端末『工機男:承知』



主査「技術1係長、取れる?ってことで畑ん中ショートカットして2課長さんに合流。
合流後の指示は2課長さんに貰って」


端末『技術1係長:了解しました』



うん、何とか業務遂行できる体にはなったかな?


イリーガルな課題が起きなきゃいーんだけどなー。



端末『特操員:迂回ルートへ変針します。曲がり角がキツイので少し揺れます、ご注意下さい。
お立ちの方は、お近くの手すり、つり革にお掴まり下さい』


361 :後方班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/15(金) 02:23:48.98 ID:4Kox3n960
投下終了。
>>358 支援あざます。
なるべく更新間隔開かないようにチョコチョコ進捗します
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/07/15(金) 09:05:41.56 ID:BcYf60NEo
>>360
工機漢の折衝が見れるのか…
363 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/15(金) 16:10:55.14 ID:y4AVshpbO
ーーーーーーーーーーーーーーー


管理課長「特殊社員育成施設を稼働停止だ。内容物も破壊措置しろ」


支店管理『え?あ、はい。しかし宜しいので?』


管理課長「つべこべ言わずに対応しろ!貴様と議論している暇は無い!」


「起動閾値まであと2ポイント、上昇速度上がり続けてます。起動までの開始予測時間……およそ10分」


管理課長「さっさと止めろ!…ただ、サンプルゼロとサンプル6については停止後移動させる。
コーディネーターを手配するから引き渡せ」



支店管理『了解しました。ですが、あの施設の管制は独立してるのでここからだと対応できま…」

管理課長「それなら早く動け!口を動かす前に人を動かせ無能が!!」ダンッ


支店管理『りょ、了解致しました』




「技能課が支店南側に到着、折衝開始しました」


「技術課が移動開始、二手に分かれて支店に向かっています。AFVも健在の模様」


「先方技能課が仮拠点2つを抑えました。G県側の拠点がゼロになりました」


「労使交渉が開始されました。本店職制代表は営業部長と人事参与のようです」


「管理課長、3番に外線が入ってます」


「SE男さん依然行き先不明。ったく豚探ししてる場合じゃないのに…」


「応接システムに異常検知……」


「G県との連絡ルーターに通信障害………」


「衛星管理システムに一部障害発生…………」


「ツール管制システムのアクセス権限が…………」



管理課長「どうなってるんだ一体!各自状況確認徹底、正確に事態を把握しろ」ガチャ

管理課長「あっはい、お世話になります。今の状況は……」


ーーーーーーーーーーーーーーー
364 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/15(金) 16:11:40.08 ID:y4AVshpbO
ーー 支店二号館2F 通信男 ーー


端末『モブX:クリア。次目標確認、進捗開始』


端末『モブZ:認識済み残目標 6名、タスク割り振り。業務予定表提出します』


教官「はい、予定表承認。気をつけてね」


端末『モブX/Z:了解』フォン



通信男「あ、あの。一体どこへ?」


教官「んー」スタスタ


通信男「主任男さんの業務タスクからも外れますし…」


教官「んー」スタスタ


端末『モブX/Z:タスククリア。残課題、追加工数への警戒に移行します』



教官「はい、ありがと」ピッピッピッ


通信男「あ、あのー…」



教官「こちら教官です、取れますか?現在目標施設へ移動中。複数課題発生ありましたが問題無しです」



どこに報告?目標施設?


通信男「主任男さんへの報告とかって…?」


教官「んー」スタスタ


端末『後輩女:課題クリア。管制室前に到着。かあさ…教官、管制室のセキュリティ解除お願いします』


教官「はいはい、ちょっと待ってね」ピッピッ


教官「はいどうぞ、気を付けてね後輩女ちゃん」スタスタ


端末『後輩女:ありがとうございます。みんな入室のタイミングが一番危険だから集中して。
行くわよ、いちにの、さん!』


後輩女さんたちが管制室の掌握に入った。

これでほぼほぼ予定は完了か。


通信男「重点課題も進行してきましたし、そろそろ主任男さんの方と…」


教官「うん、そうね。そろそろいいかしら?」スチャ

通信男「え?」

パシュ
365 :後方班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/15(金) 16:14:28.33 ID:y4AVshpbO
時間早いけど投下終了。
>>362 支援あざます。さてどうなることやら…
(まだ考え中とは言えない…)
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/15(金) 19:18:39.10 ID:IzSKbbtYo
乙〜
wwktk
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/07/16(土) 18:09:02.40 ID:ejTI9jpEo
ちょ、まさかの教官が敵側とか洒落になってないw
368 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/16(土) 18:24:40.97 ID:nJySWYrL0
369 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/17(日) 12:27:43.03 ID:lKQzQ+Rm0
>>366 >>367 支援ありがとうございます。
最後をどうまとめるか悩み中なので少し間が空くかもです。
相変わらずの亀進行で申し訳無いですが暫しお待ちを。
370 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/18(月) 00:04:07.44 ID:IPCKUqa70
ーー 本館4F 進捗中 主任男 ーー


技術3係長「 」ヒュンヒュン、ヒュバッ


主任男「痛っ!やめて下さい!どうしたんですか!」


話しをする余地も無いな。

しかしナイフの軌跡も的確に急所を狙ってくるし、キレも落ちない。流石係長クラス。


主任男「って、感心してる場合じゃねぇ!」シュバッ


無音機動を吹かして距離を長めに取る。

これでダメなら3係長さんには申し訳無いが…。


ブワッバシュッ

無音機動出力全開。一気に距離が詰まる、ナイフの軌跡が首筋を狙っているのが良く分かる。


主任男「フン!」ドンッ


技術3係長「 」シュッ


すれ違いざまに鳩尾に拳を叩き込む。手応え有りだ。


主任男「痛うー」タラー


かろうじて首は繋がってるな。動脈も外れてる、浅くてよかった。ホッ


技術3係長「ゴフッ」ユラッ


え?まだ立つの?仕方ない…。


バシュ、ドンッ。バシュ、ドン。バシュ……。

371 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/18(月) 00:04:36.61 ID:IPCKUqa70


端末『後輩女:こちら管制室、課題進捗完了。新人男が軽度の被災。他問題ありません』


主任男「了解、お疲れ様。すぐ行くから警戒緩めないでね」チキチキ


技術3係長「 」ボロボロ、クタ


よし、これでひとつ大きな課題が払拭できた。



主任男「通信男、教官達と一緒に一旦管制室に。この環境だと籠った方が良さそうだ」


返事が無い……


主任男「通信男、教官、どうしました?何か問題でも発生しましたか?」


おかしい、退職通知も異常事態の報連相も無いのに…


主任男「モブA、外から2階廊下見えるか?通信男と連絡が取れない」


端末『モブA:さっき教官が合流したのは見えたけどその後は…。ちょっと様子を見てきます』


端末『後輩女:特技男が管制システムの解析を始めました。教官がいた方が効率良さそうですね』


主任男「ちょっと連絡取れないんだ。何かトラブルかな?取り敢えず俺もそっちに合流する」



何だこの気持ち悪い違和感みたいなものは…。


372 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/18(月) 00:07:06.01 ID:IPCKUqa70
本日の投下終了。
さて、この後どうしたものか…。
(回収する伏線多すぎ…。失敗したなー)
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 01:51:51.20 ID:h9xGAoHeo
乙乙
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/18(月) 20:28:19.31 ID:JOekxxlro
解決するタスク間違えたら折衝開始前に全滅か
375 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/20(水) 00:52:29.31 ID:SIFsO1SB0
ーー 管制室 システム処理中 特技男 ーー


『管理者権限のIDとパスワードが必要です。入力して下さい』



ちっ、またかよ。いちいち全部のシステムで出てきやがんなコレ。

こんなことならここのヤツら退職させないでおけば良かった。


特技男「強制ログインスクリプト作動、システムにアクセス」

端末『アクセス成功.……解除失敗.リトライしますか?』


特技男「アルゴリズムをCに変更してリトライ」


端末『……解除成功.システム展開します』


さて、これでコードを書き換えてっと。カタカタカタ

正面突破で1つずつ処理してると時間食うな…。

IT女さんとか教官みたいに裏口からいっぺんにバツッと掌握できれば楽なんだけどな。


この節終わったら上級情報処理検定受けるか。



主任男「ふぃー到着っと。お疲れ様、具合は?」


後輩女「1分前に応接設備管理システム、セキュリティゲート管理システム掌握完了。
ツール管制、端末管制、通信管制は現在作業中です」


主任男「やっぱそこら辺は堅いか。支店の業務状況とか出納関係は?」


後輩女「抑えました。先方との癒着が認められます、やはり支店丸ごと背任ですね」


主任男「了解、まぁそれは追々分析しよう。まずは追加工数の抑制しちゃお」


後輩女「了解です。待機中各課の居室強制ロック。周辺防火扉閉鎖します」ピッピッ、ポチ



端末『第一プロテクト解除.次のパスワードを入力して下さい』


特技男「端末管制システムプロテクトあと2つ。10分は欲しいです」


主任男「うん、丁寧にお願いね。ミスってアクセスブロック食らったら笑えないしな」


特技男「了解」カタカタカタ


端末『システム展開,表示域を指定して…』


あー目がイテー。



376 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/20(水) 00:53:16.06 ID:SIFsO1SB0
ーー 管制室 後輩女 ーー


母さん達と連絡途絶?何かあったの?


主任男「後輩女、支店設備の全体構成表示して。社員情報は?取れてる?」


後輩女「あ、はい。一般社員の所属、所在情報取れてます。メインに表示します」カコカコ、ピピッ



主任男「んー…。2Fは特に何も無さそうだなー。…分からん、ここで口開けて待ってても仕方無いな」


主任男「うん。後輩女、新人男、俺と一緒に2F確認に行こ。特技男はシステム対応継続。
新人女は管制室の定置業務。ここの居室は完全封鎖して外部進入防止して」


一同「了解」



主任男「教官、通信男取れますか?」


以前内線はつながらない…。

何か問題があったと考えるのが妥当だろう。


後輩女「新人女、頼むわね。間違えてもロック解除しちゃダメよ。新人男、準備大丈夫?」


新人女「うっす」シャキッ

新人男「問題ありません」



主任男「じゃあ行くよー。出たらすぐロック宜しく。後輩女、ルート内での折衝相手いそう?」


後輩女「現状一般社員は認められません。ルート外からの侵入も防げる計画でいけます」


主任男「2号館の進入口んとこだけは開けておいて、モブA達が来るかもだからね」


後輩女「了解です」



何か起こってるのは間違い無い。

課題抽出からの即時業務環境整備がキモね。


主任男「俺が先行する。新人男、追従して。後輩女は1オブジェクト離れて援護ね」


後輩女/新人男「了解」


377 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/20(水) 01:02:51.88 ID:SIFsO1SB0
本日の投下終了。
>>373 >>374 支援ありがとうございます
ちょいミス即退職の職場だったら私は既に無職……。
寛容な職場万歳(でも仕事量はもうちょい減らしてもらいたい…)
378 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/21(木) 23:26:27.29 ID:OrAxLzGa0
ーー 連絡車内 営技女 ーー


支店が目視確認できるところまできた。

もう少ししたら折衝開始ね。


周囲確認は技能さんにお任せして申し訳無いけど少し休ませてもらおう。


はぁそれにしても技術課さんとの仕事は相変わらず色々と起きるものね…。

技術課さん?あれ?先輩男さんは?


営技女『社員近況確認、営業部技術課2係』ボソッ


端末『営業部技術課2係の人員情報を表示します』


『先輩男…確認途絶後29時間経過.現況不明』



え?え?え!? ガバッ

営技女「主査さん!これって……」


「先方社員確認!進行方向左前方、距離80!!!」



な、ヤバッ見落とした!?


主査「全員けいか…」

ガチャンガチャンガチャン、チュンチュンチュンチュン



『技能……の退職届けを……』
『技能……の退職届けを……』
『技能……の退職届けを……』
『特操員さんの退職届けを……』

グァナンダ!?フセロー!オイダイジョウブカ!



主査「チッ!全員頭を低く!営技さん対応してくれ!」

エリ男「了解、進捗開始。そこ、邪魔だどけ」


主査「工機男、先方位置取れてるか?キャリアの上から進捗してくれ」

端末『工機男:位置認識完了、情報転送。遠隔進捗開始する』ドルルルルル



ピピッ『先方社員情報が更新されました』


え、1人だけ?いや、その後ろに20人弱か…とにかくまずは業務に集中!


営技女「光学で確認、捕捉完了。進捗開始します」カカカ、チュンチュン



まさか先輩男さんが……


379 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/21(木) 23:26:54.46 ID:OrAxLzGa0
ーー 連絡車内 主査 ーー


主査「通路空けて!俺が運転する」ダダッ


グイッ、ドサッ


ダラララララララララ、チュンチュンチュンチュン


主査「蛇行運転になる。全員捕まれ!」クルクル


ビシッビシッ


くそ、前が見えん。ガンガン、パラパラ


主査「営技!進捗できてるか?工機男、牽引問題ないか?」


「『問題無し」』


イテ、アタマウッタ。オイ!シセイヒククシロ!


双方向進捗の為にもムダな工数ロスは出せない。

何とかやり過ごすしかねーな。


端末『工機男:ここは我々が受け持つ。キャリアをパージしてくれ』


主査「お前らだけでか?電源は大丈夫なのか?」


端末『工機男:拠点に有ったバッテリーと発電機をキャリアに架装した。
大幅に活動時間は伸びている、問題無い』


……いつの間にそんなん加工してたんだ?


主査「分かった。キャリア連結機ロック解除。…3,2,1,分離、今!」


端末『工機男:分離確認。外部電源接続。工機班活動開始』

端末『工機A/B:ウェイ、シェシャシャース』



端末『工機男:本目標処理後このまま支店内に最短距離で進行する。宜しいか?』


主査「ああ、それで構わない。頼んだ」


端末『工機男:承知』


主査「IT女、進行に問題無いか?追従できてる?」


端末『IT女:問題無し.衛星情報,周辺環境情報 工機班同期.バックアップ開始』


端末『工機男:かたじけない、助かる』


主査「技能2課長に連絡を取る、IT女 回線を開け」


端末『IT女:了解,回線接続,技能2課長.回線確保』
380 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/21(木) 23:37:08.44 ID:OrAxLzGa0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「サーベイ4,5起動閾値超過。!!反応途絶!モニターできません!」


管理課長「何だ!破棄されたのか?それとも…」

「サンプルゼロ、バイタル低下。反応が微弱になっていってます」


管理課長「バカ者!早く介入しろ!サンプルゼロの維持だけでもいい!何とかしろ!」



「……何だ?…コレ」


管理課長「今度はどうした!?」

「サンプル6の覚醒度とバイタル値が一気に限界値を超えました!おかしい…こんなはずは…」


管理課長「支店管理!何してる!さっさと対応しろ!」


「…………」


管理課長「支店管理、返事をしろ!何が起きてる!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
381 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/07/21(木) 23:37:58.16 ID:OrAxLzGa0
本日の投下終了。色々迷走してます
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga 世界観に合わせて関西の大手を設定してみました(汗]:2016/07/23(土) 17:29:26.97 ID:HTI8klpCo
>>381
エタらなければいいですよ…。

スルッと関西維持委員会補給センター「TEA社救援物資発送開始」
383 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/03(水) 16:03:53.68 ID:MIa2qf6AO
ーー 二号館2F 主任男 ーー


後輩女「こちらの方も3係の人員ですね……」


廊下に点々と転がる道標

変わり果てた技術2課の同僚たちの姿を確認しながら先へと進む。



主任「ここにもか…。ん?」

あのベストのマークはウチの係…通信男か?


後輩女「係員確認、新人男バイタルチェック」

新人男「通信男さん発見。バイタル……微弱ですが維持できてます」


足を撃たれてる。意識が無い?薬剤か?


主任男「新人男、覚醒させてやってくれ。心音見ながら薬剤量気を付けて」


新人男「了解です」スッ…プスッ



通信男「っ痛……。ここは?主任男さん?」


後輩女「大丈夫、無理に起きないで。楽にしてて」


主任男「辛いところスマンが何があった?ゆっくりでいいから教えてくれ」


通信男「あ、はい…」

……………
………


主任男「そうか…教官が…」


後輩女「母さんが?一体、なんで…」


主任男「行動からすると元々ここに何かの目的があったと予想すんのが自然だろ。特技男取れるか?」


端末『特技男:はい、管制sys掌握はまだですが」


主任男「いやそれはいい。済まないがここのフロアの電源管理系統確認できるか?」


端末『特技男:ええっと…出ました。転送します』


後輩女「やけに配電されてますね…やっぱり何かの設備がここに」


主任男「うん、さっきからやけに端末に入る電磁ノイズが大きいから気になってな。
この先にやけに電源が集中してる居室がある。備品保管庫?そんなワケねぇな」


新人男「何かの秘匿施設が何かだと?」


主任男「分からん。分からんモノをいくら考えても意味無いからな。まずは現状確認だ、行くぞ」


後輩女/新人男「了解」
384 : ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/03(水) 16:04:43.06 ID:MIa2qf6AO
ーー 二号館2F 通信男 ーー


後輩女「足の傷は綺麗に動脈避けてるわね。痛むだろうけど安心して」


主任男「歩くのは無理だよな。とはいえここに一人で置いとくワケにも…」


新人男「俺が残りましょうか?」


主任男「んー…そうだな、頼むわ。通信男、何か異常があったら連絡してな」


通信男「あ、それが…。さっきから端末の調子が悪くて、何か破損しているみたいです」


新人男「すみません、報告遅れましたが俺もです」



電磁ノイズの影響か、物理故障かは定かでは無いですが、二人同時となると前者の確率が高そうですね



後輩女「いつから?異常報告は迅速にしなさい。報連相怠ると業務に支障が出るわよ」


主任男「まぁまぁ。しかし俺らのは問題無いんだけどなぁ。…仕方ない…二人とも気を付けてな、頼むぞ」


通信男/新人男「了解です」



あ、主任男さんに教官がどこかと連絡してたのを報告し忘れた…。

戻ってきたらちゃんと報告しよう。


新人男「傷大丈夫ですか?痛み止め打ちましょうか?」


通信男「あ、あぁ助かる。お願いするよ」


新人男「はい、じゃあじっとしていて下さい」ゴソゴソ、プスッ


新人男も気が利くようになってきたな。


新人男「それにしても相変わらず良く分からない業務環境ですね…一体何がどうなっているのか…」


通信男「うん、こういう不透明な時こそ基本に忠実に情報整理からだよね…。……薬が効いてきたかな?
少し眠くなってきた、申し訳無いが休ませてもらうよ」


新人男「ええ、無理しないで下さい。ごゆっくり」


385 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/03(水) 16:05:30.76 ID:MIa2qf6AO
ーー 二号館2F廊下 後輩女 ーー


母さんの行動目的が分からない。もしかして背任に関わっていた?

いや、違うかな…出世とか権力とか全く興味が無い仕事人間だからな。


じゃあ何が目的でこんな行動を?

もし課全体で関わってるとしたら背任じゃなくて会社から命令?

先期の孤立も行動し易くする為の工作?


主任男「考え事もいいけど気を抜くな。注意散漫になってるぞ」タタタッ


後輩女「あ、はい。申し訳ありません」タタタッ



何にしてもこの先に答えがあるはず、母さん本人に聞けば済む話しね。



主任男「…なあ後輩女」タタッ

後輩女「はい」タタタッ


主任男「もし…。教官が不正を働いていて是正に応じないようなことがあったら…」タタタッ

後輩女「業務処理できるか?ってですか?もちろんできますよ、仕事ですから」タタタッ


後輩女「でも…教官とモブX,Zさん3人に対して2人で対応できるかは別の問題かと…」タタタッ

主任男「あ……確かに」タタタッ

後輩女「近接業務は私専門外ですし、なにせあの3人ですし…」タタタッ

主任男「……。うん、教官はきっと潔白だ、何か特命があるに違いない」ウンウン


後輩女「ええ、そう願ってます」クスッ




廊下の角に突き当たり曲がる。

奥に見えるドアの前に転がる複数の社員と3人の後ろ姿を光学で確認した。


端末『主任男:突発折衝になる可能性大だ。気を引き締めろ』

後輩女『了解』


我々の推測が杞憂であることを願う。


386 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/03(水) 16:11:19.04 ID:MIa2qf6AO
早い時間ですが本日の投下終了。
少し時間ができたので何とか終わらせたい!
ここを逃したらきっと冬まで終わらない!頑張ります
387 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 10:07:34.14 ID:uArIWNpWO
ーーーーーーーーーーーーーー


ダラララララ、バチュンバチュンバチュン


『左上腕部に被弾.油圧系統に異常発生』


工機男「ぬ!1番遮断、補助系統に切り替え」ガチャ、カチッ

ドルルルルル、ドルルルルル


『タスク 8,9,12 クリア.残タスク 22です』

『業務過多状況です.上司の指示を確認して下さい』


工機男「確認不要!左方タスク 1に照準固定!」


工機男「工機A,B!まずはあの支援社員から処理を行う!射線を交差させて手前の遮蔽物に張り付けろ!」

ドルルルルル、ドルルルル


端末『工機A/B:ウェーイ、リョウカイっス』


バラララララ、バラララ

タタタタ、タタタン、チュンチュン


工機男「雑魚には構うな!多少の被弾は覚悟しろ」ドルルルルル



端末『工機A:っRPG!!大将!あぶねぇ!』ガチョンガチョン、ガバッ

ズガッ、ズガッ、ズガッ!ズンズズン


工機男「ぐぬ…。スマン助かった」

端末『工機A:へへ…良かった…大将が無事で…』

バチバチバチ、ジジジ


ダラララララ、タタタタ、タタタタン


端末『工機B:先方前進!突貫してきます!』


工機男「む!?」


端末『工機A:うぐ、まぁ任して下さいよ。大将』パシュ、バシュン

『外部電源 2送電カット.共有バッテリー残24%』

工機男「待て!そんな許可は出しとらん!」


端末『工機B:RPG!クソっ左右から!』バラララ


ブワッ、バシュン

端末『工機A:うおぉぉー!左腕射出ぅ!』バシュッ

端末『工機A:クレイモア発射後、爆破!』バラララララ、ボン!ドゴォ!


端末『工機B:バカ!死ぬ気か!戻れ!』
388 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 10:08:17.27 ID:uArIWNpWO


『タスク 4,7,10クリア.残タスク 19です』

『右前方 25°から熱源接近.着弾まで……』


端末『工機A:やらせてぇぇ!』ガチョン、バシュ

端末『工機A:たまるかよぉー!!!』バシュン


端末『工機A:右腕射出!クレイモア射出と同時に爆破だ!』バシューウ、ボンボン!ズガッ!



工機男「P-EX全sys!リミッタァカットォッッ!!」パシュ、フォンフォンフォン

『電源離脱.稼働停止まで 7:35.15』

工機男「ブースター点火!全ノズル出力全開!」キュンキュンキュン、バシュン!


工機男「ふんぬ!」ガチャ!グイ!

工機男「右マニュピレーター油圧制御カット!炸薬点火!掘削作業ぉ開始ぃ!!」

カッ!ズガッズガッ!ズガーン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
389 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 10:49:56.45 ID:uArIWNpWO
ーーーーーーーーーーーーーー


「ギギッ」キョロキョロ


『前右下方 40m.高速移動物』ピピッ


「……」ギロッ


シュバッ、ガチャン


ーーーーーーーーーーーーーー
390 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 14:05:50.05 ID:uArIWNpWO
ーー 支店北側道路 連絡車内 主査 ーー


カッ!ズガッズガッ!ズガーン!

バックミラーの奥に盛大な土煙が写る、工機男か。


主査「もうすぐ、目的ポイントに到着する。各自ツール最終確認」


カクニン、アレ?タマガナイ。バカヤロー。


営技女「私たちはどうすれば?技能さんのバックアップでしょうか?」


エリ男「フン。そんなクダラナイ業務はお断りだ」

営技女「だぁかぁらぁ!アンタわぁ!」ワナワナ


主査「いや、技能さんには連絡車を盾に定置で業務してもらう。君らと俺はAFVと一緒に更に進行する」ドードー


営技女「個別で更に進行?目標は何ですか?」フー


主査「支店ん中。さっき君から受け取った業務指示書に解凍型の暗号指示があってね」


営技女「暗号指示?ですか?」


主査「そ、本店総務部からの直特命事項…」


営技女「差し支えなければ内容を……」


バンッ!!ダダダダダッ


エリ男「!!車体上部後方接触音。先方反応…無し」


主査「いや来客だ!振り落とす!全員掴まれ!」

キャキャキャキャキャ、グゥン


ウワー。ゴロゴロゴロ。ツカマレー。


主査「IT女!ルーフ上確認できるか?」クルクル


端末『IT女:先方社員1名確認.射角車体交差.支援不可』


主査「ルーフなら当てて構わない!撃てぇ!」

端末『IT女:了解』ダラララララ


主査「総員、上方に向けて進捗!」バキンバキン、パラパラ


ウェーイ。ドコウツノ?イイカラウテ!

カカカカカカ、カシュンカシュン、パシュパシュパシュ


チッ!ここで来るか。ったくタイミング悪いな
391 : ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 14:06:21.93 ID:uArIWNpWO


端末『IT女:目標前方移動.進捗中止』


主査「前半分に射線集中!仕留めろ!」

カカカカカカカカカ、カシュンカシュンカシュン

ブワッガバッ


主査「ちぃ!」スチャ、パシュパシュパシュ


サベ4「フシュゥ」バッ、ヒョイヒョイ


営技女「先方浸入!な!?えっ!!」スチャ

エリ男「何ボッとしてる早く仕留め…なっ!」スラッ


サベ4「ギギギ」クルッ


営技女「何…これ……エ、エリ男がもう一人?」

エリ男「は?」


主査「説明は後だ!狼狽えるな!進捗しろ!」パシュパシュ


サベ4「フッ」ヒュン、ヒュバ


ザワザワ。オナジカオ?ドッチガセンポウダ?
ミリャワカルダロ!ウツナゴシンチョクスルゾ!


やべ、混乱max。
2人には先に話しておくべきだったか…。


サベ4「ガァ」ヒュパ

主査「ぐっ!!」ザシュ


キャキャキャ、ガシャバキバキバキ、キキキー

サベ4「ギギッ?」ブワッ

ドォンッ、ゴシャ………プシュー


主査「くっ…」クラクラ

営技女「主査さん!平気ですか!?」ダダッ


主査「あぁ…済まない操作ミスった。ヤツは?」


サベ4「グッ、ギギッ」グイッグイッ


衝突した拍子に投げ出されたのか。
支店の壁と車体に挟まれ目の前でもがいている。


エリ男「何だ?コレ?」スチャ

エリ男「何なんだよぉ!!!」カカカ、カカカ

バシュバシュバシュバシュ

392 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 22:27:35.13 ID:uArIWNpWO
ーー 支店管制室 特技男 ーー


『端末管制sys管理画面コンソールです...』


特技男「くぅ疲。やっと抜けたわ。支店社員用端末全機停止っと」ポチッ


『強制停止処理受付.,,,停止準備中,,』


まずはこれで支店社員の目と耳頂きっと。

次は手足をもいじゃる、ツール停止しちゃうぞっと。


特技男「ん?」チラッ


新人女「くうぅう」グラグラ


特技男「コラ!そこで舟漕いでるアホ!起きろ!」ヒュッ

新人女「あぅっ!」ゴビシッ

ヨロヨロ、ゴスン、ポチッ


新人女「痛ひ…」グスグス


ヨロケてコケるのはいいけどケガすんなよなー。


『機密情報フォルダの解凍を始めます,,,Y/N』


特技男「ん?なに押した?」カコカコ

特技男「メインモニターに表示っと」ブォン


新人女「すんませんっす。だいじょぶっすか?」


特技男「取り敢えずYESっと」タン


『解凍 35%,,65%,,,95%,,97%,,,』


いつも思うんだけどこの進行ステータスって最初早いのに最後で突っ掛かるよな…。


『解凍正常完了.フォルダを表示します』

<メニュー>
| 特殊社員育成管理シート_ ←
| F事案連絡会議事録___
| 特別会計予算出納帳___
| フォルダ内容一括削除__
| 戻る


え?

なに?

特技男「こ、これって……?」





.
393 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/04(木) 22:29:05.25 ID:uArIWNpWO
本日の投下終了。
あー少しは道筋がついた(雑さは否めない)
ちょっと考えさせて下さい。
394 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/05(金) 07:24:55.61 ID:sjcLIbuXO
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

<<特殊社員育成管理シート>>

.新規培養記録___ ←
.搬入/搬出記録__
.ステータス記録__
.思想再教育記録__
.出荷完了個体記録_
.戻る


ーーーーーーーーーーーーーー

<新規培養記録>

No.00:管理課長娘……12960h(o) ←
No.01:エリ男_2……04320h(c)
No.02:エリ男_3……02880h(c)
No.03:エリ男_4……02880h(c)
No.04:エリ男_5……02520h(c)
No.05:同期男_1……04320h(o)
No.06:先輩男_1……00049h(o)

_←←年度 戻_・ _年度 進→→_


ーーーーーーーーーーーーーー

<思想再教育記録>

***社**部員:04名 ←
xxx社xx部員:06名

……
FHW中途入職者:01名
………
……
技術2課3係係員:09名

_←←年度 戻_・ _年度 進→→_


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
395 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/05(金) 07:25:31.96 ID:sjcLIbuXO
ーー 支店北側 連絡車内 営技女 ーー


主査「全員速やかに降車、周囲に注意して慎重にな」

ガヤガヤ、オスナー。シャベルナ!マジメ二!
ア、アッチニセンポウハッケン!シンチョクー!!

カカカカカカ、タタタタ、カシュンカシュン


SE男「ブヒっ?」ソロ〜

営技女「ドサクサに紛れてどこ行こうとしてるのよ」ガシッ


SE男「フヒヒ、ちょっと花摘みに」ボリボリ、チラッ


エリ男「………」

サベ4「」



SE男「う、うぇえぇえぇ。エリ男殿がふ、ふたり〜!!ひぃ〜悪霊退散!悪霊退散!」ガタブル


エリ男「っ!!黙れ!この豚!!」バキッ

ガッ、ゴッゴッ、ボグッ

営技女「ちょ、アンタ!なにしてんのよ!やめ…」

SE男「ブ、ブヒィ…。ちょ、やめ…。グボォ、いや、ま、マジでや…やめ…」



主査「エリ男くん」

エリ男「…」ガッ、ゴスッ、ゴスッ

主査「エリ男くん」

SE男「ピュルルルル…、も、もう…ヤメ、死…」ズルズル


主査「エリ男!」ガツッ

エリ男「ってぇな!何すんだ!この!」グッ


営技女「落ち着いて!その手を…離しなさい」スチャ

エリ男「あぁ?お前、誰に向けて」ギロッ


営技女「もう一度だけ言うわ。手を離しなさい」グイッ



主査「ツールを下ろせ営技女。エリ男くんが混乱するのも無理は無い…」スッ


エリ男「…お前らは知ってるのか?コレは何だ?」


主査「いや、我々もつい先日認知した案件だ」


営技女「どう見てもエリ男……ですよね…」

エリ男「何なんだよ!一体!コレは…コレは…」


主査「だが………お前は知ってるよな?SE男?」



SE男「ぷひ?」ボロッ
396 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/05(金) 07:26:50.81 ID:sjcLIbuXO
ーー 支店北側 連絡車内 主査 ーー


端末『モブA:お疲れ様です、主査。そちらを光学で認識しました。色々状況錯綜中です』


主査「お疲れ、モブA。いまちょっと取り込み中だ。少し待ってくれ」


端末『モブA:了解。内線封鎖中のこちらのログだけ送っておきます』


主査「報告ありがとう。IT女、周囲警戒とログ確認。課題形成しておいて」


端末『IT女:了解.ログ授受完.確認開始』



主査「さて、と。お前、本店でこの案件関わってるだろ?」


SE男「え?」

主査「社員育成施設システムの隠蔽と運用だよ。トボけるな」


SE男「ん?……あー!あの案件でゴザルね!何だか有機化合施設とかゲノム解析とか…ゴベッ」ズザー


エリ男「知っていることを全て答えろ…」


主査「待て、エリ男くん。手を出すな」グッ

エリ男「触るなっ!…俺に…触るな」バッ


営技女「エリ男…」


主査「さぁ知ってることは話してもらおうか…。音声記録開始。エビデンスモードON」


SE男「グフゥ…知ってることも何も…」ボソリ


………………カクカク
…………シカジカ
……でゴザル


タタタタ、タタタン、カカカカカカ



エリ男「っな!このクソ豚がっ!」ガッ、ゴス


主査「いい加減にしろ。そいつを殴ったところで何も進まない。冷静になれ」


営技女「……信じられない…。そんなの…だって倫理規定とか!」


主査「営技女も冷静になれ。IT女、今の記録丸秘指定な。役職閲覧のみにしといて」


端末『IT女:了解.アクセス権設定.機密フォルダ格納完了』


端末『IT女:ログ確認完了.ToDoリスト作成完了.承認要求』ピピッ


主査「本内容で承認。モブA、こっちに合流しろ。まずはそこにいるカス達を処理する」

端末『モブA:了解。モブD移動だ、行くぞ』


………クソが……誰がこんなこと信じられるか…
397 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/05(金) 20:45:24.56 ID:hB+wptkT0
まだイケるかな?と思いましたが無理でした。
本日の投下終了です。ちょっと休憩。
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 00:46:44.65 ID:jsdak012O
乙です〜
お母さんが気になる…
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga 世界観に合わせて関西の大手を設定してみました(汗]:2016/08/20(土) 09:30:14.19 ID:o31JxAXEo
保守業務遂行中…

「ステルスドローン、偵察開始。陽動A大隊、FHW社支店迫撃開始」
400 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/23(火) 11:55:58.45 ID:In78di1cO
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なぁ…」

「何だ?手ぇ止めるとまた管理課長に怒られるぞ」カタカタカタカタ


「あぁ分かってる…。でさ、今更なんだけど…」

「もしかして俺らヤバいことになってんじゃね?」カコカコ

「ん?あー…それな。実は俺も…」カコカコ

「え?何々?内緒話し?俺も混ぜてよ」カタカタ


管理課長「そこぉ!何してる!ムダ口をを!」ダンッ


「すみません、作業タスクの割り振りを見直してま…」

管理課長「うるさい!黙って働けぇ!」ブツブツブツ

「はい!申し訳ございません!」



ブツブツブツブツブツ………



「うわー。壊れちゃってないアレ…」カタカタ

「このままだと俺らも……」

「それなら………」

「じゃあ俺から…………」




管理課長「どいつもこいつも…ブツブツ…役立たずども…ブツブツ……」カチャ、ピッポッパッ


トゥルルルル、トゥルルルル、ガチャ



管理課長「TEAの管理課長です、お世話になります。リボ男様いらっしゃいますか?」


管理課長「え?不在?お戻りは…」


管理課長「ま、待って下さい!何とか連絡を!あっっ!」



「ボソボソ…」「ヒソヒソ…」


管理課長「何を見ておる!貴様ら全員懲戒にするぞ!」フーフー

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
401 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/23(火) 11:56:42.27 ID:In78di1cO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「リボ男主査、3番にTEAさんです」


リボ男「ん?あぁ、席空きだと言っとけ」



「TEA技術課混成WGが支店へ到着しました。……先行グループが管理sysへアプローチ中の模様」


リボ男「進捗状況はモニターできるか?」


「すみません、流石にsys内部状況までは」



リボ男「まあいい。サンプル回収班の準備は?」


「現在編成中…ですが工数不足で編成に苦慮しています」


リボ男「本店に工数充当要請は出したのか?」


「出しましたが、T県との折衝が大詰めらしく、こちらには…」


リボ男「ちっ!アホ管理課が。このスキームがコケた時のリスクが分かってんのか」



リボ男「……。仕方ない、T市に詰めてる彼方さんに出張要請出して動いてもらうか…」


「し、しかし…」


リボ男「構わん、俺の責任でやる。包括業務提携だ、応じてもらえるさ。
技術交流会での地域監査って名目にしてもらえば直接的な問題はあるまい」


「それですと彼方は折衝行動できないのでは?」


リボ男「なーに、させりゃいいんだろ?」


リボ男「火の粉が飛べば振り払わざるを得ないだろ」クックックッ



リボ男「営技を一班待機させろ。厳秘作業、隠蔽レベル4で準備。でき次第俺に報告」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
402 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/23(火) 12:02:28.74 ID:In78di1cO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

タタタタタタタタ、ドルルルル
カシュン、カシュン、カカカ


技術1係長「技術1係混成Gr到着しました、お疲れ様です」

タタタタタタタタ、チュンチュン


2課長「おぅ、お疲れ!助かるよ」


技術1係長「進捗いかがですか?」


カカカ、カシュン、タタタタタタタタタタタタ
ガァッイテェ!!ケンコウカンリイイーン!



2課長「営技さんが来てくれて大分助かってる……が、正直な話をすると著しく停滞してるな」カシュン、カシュン

ドルルルルルルルルルル、チュンチュン、バシュ、バシュ
グォ!オイッシッカリシロ、ウンダイジョブダ!



技術1係長「っと。あの間接支援社員ですか。確かにこれは厳しいですね…」


2課長「そこ!頭低くしろ!安全作業が最優先だ!」

ウェーイ。ソコニドノウツモウゼ。イイネイイネ。テヲカセー。


2課長「あぁどうにもフォローが手厚くてな。あんな社員ウチにも欲しいくらいだ」


技術1係長「困りましたね……。定地業務専任か、ツールも備品も保護具も充実してますね」


ドルルルルルルルル、チュンチュンチュン


技術1係長「ふむ」スルスル、スチャ


2課長「ほほぅ狙撃機B型か、珍しいな。遠隔ツールの中でも滅多に見ない型式だな」


技術1係長「えぇ、こう見えても特殊遠隔持ちなんですよ。まぁ受けたのはかなり昔ですけどね。
対物限定なんて変な資格取ってしまったので取り回しが悪いB型支給になってしまいました」ガシャ、パカッキリキリ


タタタタタタタタタタタタ、チュンチュンチュン、シュパ


2課長「ハハッ、まあ確かに機動的な業務が多い技術課だと使わんだろうなぁ」

カシュンカシュン、カカカ、カカカ

技術1係長「そうなんです。重い、単発装填、メンテも面倒な困ったツールですね」チャキ、カション


2課長「酷い言いようだな」カシュン


技術1係長「ですが、定期メンテを欠かしたことは一度たりともありません」ジャコ



ガゥゥン ジャコ、カラン、チャキ

ガゥゥン ジャコ、カラン


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
403 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/23(火) 12:17:00.36 ID:In78di1cO
本日の投下終了。
>>398 >>399支援ありがとございます。
TWC社は東海地方ですね。最大手とはいえ闇雲に業務拡大はできないようです。
商い慣習的なものもあり色々と複雑のようです。
404 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/24(水) 23:26:41.68 ID:6P6UXldp0
ーー 支店二号館2F 後輩女 ーー

後輩女「母さん、なんでこんなことを…」


主任男「……」スッ


主任男さんに手で制される。感情的にはなってないつもりだけど…ここはお任せしよう。


教官「……」クルッ


主任男「どちらですか?」


曖昧な問い。でも結論だけを聞くには十分な問い。

向き合い無言のまま時間が流れる。



教官「……私は死ぬまでTEAの社員よ。それ以上でもそれ以下でも無い」


自嘲気味に放つ母さんの言葉は少し憂いを含んでいるように感じた。



主任男「俺もです。だからこそ…この施設とこの状況は看過できない。したくないです」


主任男さんは今までの状況とさっきの特命項目で事の全容を把握したようだ。



教官「その業務意識、眩しいくらいね」フフッ


主任男「茶化さないで下さい。上はこれをどこまで認知、承認してるのですか?」


教官「分かってるんでしょ?全部よ。計画外だったのは一部の能無しが背任、機密漏洩、個人利益に走ったことくらいかしら?」


主任「………」


重苦しい空気が場を支配する。どう対処すれば良いのか、私には判断できない。



端末『主査:主任男取れるか!たった今、二号館北に到着した。これからそこに向かう。
教官との口頭折衝を頼む、俺が行くまで場をつないでおけ!』


主任男「了解。ですが余り自信はありませんよ」


端末『主査:とにかく真意を聞き出すんだ、相手の考えを読め。何が肝かを見極めて折衝しろ』


主任男「最善は尽くします」



教官「主査くん?早い到着ね。さて、これ以上拗れないウチにさっさと処置しちゃおうかしら」クルッ


主任男「動かないで下さい」スチャ

後輩女「……」スチャ、カシン


教官「あらあら、困ったわね。……モブX,Zお相手してあげて。退職させちゃダメよ」


モブX/Z「了解」コキコキ

405 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/24(水) 23:27:24.23 ID:6P6UXldp0
ーー 支店二号館2F 主任男 ーー


主任男「後輩女!徒手近接進捗用意!」


後輩女「了解。……正直なところを申し上げるとツライと思うのですが…」


うん、その通り。俺も無理な気がして仕方ない…。

でもこれ以外選択肢無いし…。



モブX「労災になっても恨むなよ」フォン

モブZ「お前らレベルだと手加減が難しいからな」シュン


おぉ嬉しいお言葉、高く評価してもらってる。

…いややっぱ嬉しくないな。


主任男「っっっ!!!」ガキッ

後輩女「痛つっ!」ガシッ


はえー見えねーつえー無理だこれー。どうすっかな


主任男「でも、黙ってやられるか!」シュッ


ガッ、ゴキッ、ゴスゴス、ガンッ

……………
………


後輩女「ガハッ!」バタッ、ゴロン

主任男「クッ…」ガクッ


モブX/Z「……」



『セキュリティランクSセクションの扉を開放します.認証コードを入力して下さい』


くそッ、教官に行かれちまう。このままじゃ…



モブX「……なぁ主任男さん。何とかここは引いてはもらえないだろうか?」


主任男「なに?」


モブZ「やり方に疑問はあるかもしれないが我々はこれが最善策だと思っている」


モブX「俺たちが目を瞑ればそれで万事丸く収まる」


主任男「ふ ざ け ん な。その場凌ぎの疑問の残る対応で問題解決してもそんなもん一時凌ぎだ。
事実を明らかにして、根本から対応するのが仕事の基本だろ。こんなやり方…」



主任男「俺は認めない!」ブワッ、バシュン


406 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/24(水) 23:27:50.93 ID:6P6UXldp0


モブX「チィ!すみません課長!抜かれました!」


主任男「うぉー!!!」バシュ、グッ


教官「しょうがないわねー」フーヤレヤレ、ヒュン


ドン!ゴシャ、メキメキ!ゴロゴロゴロ


主任男「ガフッ!グボォ!」ゴプッ


な…ん…だ…?な…に…を…された?


教官「そこで少し寝ててね。ゴメンね♪本気で打っちゃって」テヘペロ


後輩女「主任男さん!」ガバッ

モブZ「おっと、大人しくしてて下さい」グイッ



教官「さてと、仕事終わらせちゃいましょ」ピッピッ


『コードを認証しました.扉が開きます,ご注意下さい』


ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン、プシュー


教官「……」コツコツコツ



主任男「ま…待て…」ググッ、パタッ



407 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/24(水) 23:28:25.42 ID:6P6UXldp0
本日の投下完了。
ヤバイ拗れた……。
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/25(木) 00:51:08.65 ID:KSgQ9BXgo


つまり
主任:何が起きているかの全容把握
教官:暴走した一部のバカの排除
が目標ってことか。そら混乱するわ……。

つうか本社が知ってたことなら、最初から教官たちのチームだけで強襲しかけりゃよかったんじゃね?
409 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/26(金) 18:54:52.83 ID:2E8ZRPuO0
ーー 支店二号館北 主査 ーー


主査「全員!左方先方一団に進捗!工機チームをフォローしろ!」カカカカカカ、ピンッポイッ


ウェーイ!ヤルゾー!マッテロー!!

カカカ、タタタタ、バシュ、ズズーン

ウワ!ココラアナダラケダ!アシモトチュウイー!



当初の業務計画は崩れた、ならまずは目の前の課題を片付けて次いで早急にリスケしないとだが…。



主査「IT女、ここは任せる!営技女、エリ男、モブA,モブD、集合しろ!主任男と合流する」


『『『「了解」』』』


厳しい状況だがIT女とAFVの業務遂行能力があればギリギリ何とかなるだろ。

それより教官の案件の方が先々を考えると放っておけない。



端末『特技男:主査、お忙しいところすみません!緊急で報告が』


主査「なんだ?要点だけ手短に話せ」カカカカカカ


端末『特技男:はい。データ転送します、見て頂いた方が早いかと…』ピピッ


端末『暗号化データを受信しました.解凍を開始します…….解凍完了ファイル展開,内容表示』


………全部裏が取れたか。なっ……先輩…男……。
いや、まずは指示に集中だ。この特命で本店の思惑はどこにある?俺はどう動くべきだ?



主査「報告ありがとう。お前は引き続き管制システムの掌握に集中しろ。この案件は俺が預かる」


端末『特技男:了解しました。よろしくお願いします』


すぐ行くからもうちょい粘ってくれよ主任男。



営技女「主査さん、全員集合完了しました」


主査「よしっ!二号館二階の秘匿施設に急行する。営技女、エリ男が先行。モブA、モブDは後方から追従」タタッ


「「「了解」」」タタッ


営技女「ほらエリ男!シャンとしなさい!行くわよ!」ポンッ

エリ男「あ、あぁ」タタッ


アレ?アナタドチラサマ?チカヅカナイデイタダケマスカ?

エ?オレ?アァ、ハイ……ゴメンナサイ……


教官と直接会話しないと会社の意図は完全に理解できないだろうな…。

会話できるのか?理解できるのか?……納得ができるのだろうか………。
410 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/26(金) 18:55:24.40 ID:2E8ZRPuO0
ーーーー 業務命令書(ランクS) ーーーー

発:営業部 営業部長
宛:営業部 主査

自動転送(参考)
IT女,技術課係長,主任男,後輩女


@支店二号館二階の社員育成施設の破壊
A施設で教育中社員の保護、若しくは処理
B支店データベースからの育成施設データ消去
C当該内容を認知した社員への箝口措置

上記実行に当たり手法は営業部 主査に一任する。

本指示書確認後、速やかに実行のこと。

※※※※転送厳禁※※※※
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
411 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/26(金) 18:59:32.61 ID:2E8ZRPuO0
本日の投下完了。
>>408その通りです、でも主任たちは元々支店への進捗予定無かったんです。
今の状況は会社的にイリーガルな環境なんですよね。

412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/27(土) 00:00:41.97 ID:ujL6uO7xo
なるほど、主任たちにとってみれば
・なんかこの辺おかしいから、統括してる支店を見に行くか→教官の作戦範囲でした……orz
って感じになるわけか。
しかも社外秘どころか、社内でも箝口令が敷かれるレベルの厄ネタとか。
これで退職したら浮かばれねぇ……。
413 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/28(日) 20:09:14.39 ID:LK9gVi++O
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※第1回 労使団体交渉※


組合書記「…でありますので、会社側の姿勢が…」コマゴマ


…………アーダ
………コーダ
……ドーダ



営業部長「なぁ人事参与……」イライラ


人事参与「何ですか営業部長?」


営業部長「面倒だからガッとやっちまっていいか?」グググッ



人事参与「ダメです…」



キイテマスカー?ソレデデスネー

…………
………
……

ーーーーーーーーーーーーーーーー
414 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/28(日) 20:09:44.55 ID:LK9gVi++O
ーー 二号館1F 営技女 ーー


営技女「建物内、動体反応無し進入します」ガチャガチャ


ってあれ?セキュリティー解除できてないし。



端末『主査:特技男、二号館北東入り口のセキュリティー解除』



端末『特技男:了解、解除完了。その区画は隔離済みですんで課題無しです。直接階段まで向かって下さい』


端末『特技男:扉はどうしますか?再施錠しときますか?』


端末『主査:ロックしといてくれ。ウチの社員も緊急退避以外では入れないでいい』



営技女「解除確認、進入します」カチャ、タタタッ


後続グループにはフォローさせないのね…

この人数で処理できる業務は限られると思うけど…

特命とはいえ達成目標は共有してもらいたいんたけどな、主査さんを信じるしか無いか。



エリ男「クリア」スッ、クイクイ


営技女「……」タタッ



エリ男も落ち着きを取り戻したし、もう大丈夫そう。



営技女『階段到着、進行よろしいでしょうか?』


端末『主査:二階通路の確認と安全確保を頼む、モブA、モブDこっち来て』


『『『了解』』』



非常灯だけの薄暗い空間。オレンジの光の中、音を殺して進んで行く。

課題無しと言われていても油断はできない、確実作業を徹底だ。



端末『有効視界低下,夜間モードに切り替えます』



夜間業務か…あんまりやったこと無いな。

これもいい経験だと思って取り組もう。

415 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/28(日) 20:12:08.67 ID:LK9gVi++O
投下完了。
>>412 しかも指示の一元化できてるかも怪しいですしね
※※予告※※
ここから酷い展開になる予感しかしない…
416 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/30(火) 01:05:15.83 ID:wkwpxR7u0
ーー 本館管理課管制室 特技男 ーー


端末『営技女:二階廊下進行開始します』


端末『主査:二階到着。特技男、周辺環境に変化ないか?』


特技男「当該区域も封鎖完了済み。モニターできる異変はありません」


端末『主査:了解。管制掌握と並行して状況確認を頼む。些細な異変でも報告してくれ』


特技男「任せて下さい」ピッピッ


『第3プロテクト解除,最終認証コードを入力して下さい』



とは言ったものの…あれやこれやで全然捗らん!あー効率悪い!



特技男「うしっ!端末管制掌握!!新人女、技能2課長さんに連絡し…。どうした?」



新人女「……何か……来るッス」ジー


特技男「あ?」チラッ



新人女が通路越しの窓を見つめてボソッと呟く。


いや俺の目には灯り一つ見えないんだが…。



特技男「いーから早く…。もういい、技能2課長、支店員の端末掌握完了しました!ツールはまだです」


端末『技能2課長:報告ありがとう、これで大分楽になる!
お前ら!技術さんがやってくれたぞ!もう一踏ん張りだ、手番再確認、安全呼称の上業務継続!!』


特技男「ふぅ…。次っと…」カコカコ



新人女「!!」ピクッ、ガバッ


特技男「どうした、新人女?さっきからどうしたんだ?お前」



新人女「あっちからも来るッス!」


特技男「はぁ?だから何が来るっていうんだ?寝ぼけて無いで真面目に…」



ビィー!ビィー!ビィー!ビィー!


『ALERT!ALERT!高速飛翔物が接近しています』

『ALERT!ALERT!高速飛翔物が接近しています』


ビィー!ビィー!ビィー!ビィー!
417 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/08/30(火) 02:46:36.29 ID:wkwpxR7u0

特技男「!!!な、な、マジか!」ピッピッ、カタカタカタ


『西北西 2500m.遠隔進捗弾確認 総数4+4.距離ゼロまでおよそ120秒』ビィービィー


『北北西 3000m,識別不明航空機 1機検出』ピッ

『西北西 4200m,識別不明航空機 2機検出』ピッ



特技男「ウソだろ!?」カタカタカタカタカタカタ


なんだそりゃ!?いきなり航空機からの遠隔進捗だと!?



特技男「音声入力サポートオン!遠隔進捗対応シーケンス展開!」カタカタカタカタカタ


無理!無理!無理!無理!こんなん専門外だって!


特技男「MDシステム全表示!いや、どれでもいいから作動!作動!!」


『指示が不適切です.マニュアルを参照して適正な処理をして下さい』


特技男「んな暇ねぇよ!クソッ」カタカタカタ、ピッピッ



ピピッ、ピピッ、ピィー

フォン、ピーーー、ピピピピッ



『管制システムライセンス更新……….完了』
『応接システムの管理権限を委譲します』

ピピッ

『全棟防護シャッター及び緩衝壁展開』
『赤外線シーカー撹乱開始』
『ダミー熱源連続放出開始』
『指向性EMS設備作動開始』
『対象物距離再測定,各システムへフィードバック』

ガシャーン……ガシャーン…ガシャーン


特技男「応接システムが勝手に!?」


端末『IT女:AFV,MDシステム連携完了,飛来物第一波捕捉,全迎撃設備全開運転開始』


ジャカ ウィーン ガション バララララララララ………

バシュバシュバシュバシュ


パッパッパッ……ズガンッ ズズーン


『第一波,3機の消失を確認.残数1機,着弾まで約2秒』
『従業員の皆さんは安全な区画へ……』


カッ!ガガァーン!

特技男「うぉ!」 新人女「きゃあ!」


『…退避し衝撃に備えて下さい』



418 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/09/01(木) 00:46:04.86 ID:bZnr/kt50
ーー 支店二号館2F廊下 主査 ーー


『従業員の皆さんは安全な区画へ……』

カッ!ガガァーン!

『…退避し衝撃に備えて下さい』


主査「何が起きた!報告しろ!」グラグラ ヨロッ


端末『特技男:先方からの遠隔進捗です!第二波きます!着弾、いま!』


カッ!ガガァーン!


「グオッ」「ウワッ」「キャ」ブワッ、ズザー、ゴロゴロ

ガラガラガラ…



ジリリリリ…カサイガハッセイシマシタ…ジリリリリ


モブA「ペッペッ!危ね…もう少し進んでたら…」

営技女「完全に巻き込まれてましたね…」


廊下が崩落しポッカリと空いた壁の穴から夜空が覗いている。


主査「全員労災無いか?相互チェック」


モブA「問題無し」モブD「問題無し」
営技女「問題無し」エリ男「問題無し」


主査「特技男、状況を正確に把握。焦らなくていい、先方所在含めて正確に情報整理しろ」


端末『特技男:了解、北北西目標を航A、西北西目標をそれぞれ航B、航Cと呼称設定。
現在航Aのみ支店へ進行の模様、航B、Cは座標に変化無し。双方に対し観測ドローン射出します』



主査「IT女、上空警戒とそこの折衝両立できてるか?状況教えてくれ」


主査「IT女?状況を報告しろ………IT女?おいっ!」



営技女「主査さん…あれ」スッ


営技女が指をさした先。ガレキの中に見覚えのある車両が……


主査「IT女ぁ!無事か!?返事しろぉ!!」ダダッ


タタタタ、タタタタン、チュインチュイン


モブA「うぉ!屋外先方から進捗!対応開始」カカカ

営技女「主査さん!このルートは無理です、退避を提案します!」カカカ


主査「クソッ!退避する!一旦階段まで戻って状況把握だ、急げ!」タタタッ


「「「「了解」」」」」タタタッ


419 :1 ◆tsERP5rFx9iS [sage]:2016/09/01(木) 00:46:58.94 ID:bZnr/kt50
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『右脚部駆動モジュール破損,機動性60%低下』
『外部電源ユニット残量15%,節電モードをお勧めします』


工機男「ハイパフォーマンスモード継続、省電力ウィザードオフ」ピッピッ


タタタタタタタタ、タタタタ、バシュ

工機男「ぬ!左腕アブソーバー全開!」ギュイ、ヒューン

ズガッ!ズズン、パラパラ


『左腕駆動モジュール破損,マニュピレーター作動停止,自動消火装置エラー』

工機男「ぐぬ…左腕分離、回路遮断。工機A、工機B、まだイケるか!?」



端末『工機B:右腕機銃残弾ゼロ!うぉー!クレイモア発射ぁ!』バシュバシュバシュ

端末『工機A:うはっ!マジキツイっす大将!』カカカ


『進捗目標が追加されました,タスク42から58で追加設定します』


カカカカカカ、タタタタタタタタ、カシュン

マタフエタゾー!エンジンボウギョヲキズケー!

カカカカカカカカカ、タタタタ、ボボン


『進捗目標が追加されました,タスク59から72で追加設定します』


「そこ!密集し過ぎ…ぐあー」バチュバチュバチュ
「健康管理い゛ぃ員…来でぐれぇ…俺の手がぁ」バタバタ
「あぁ、目が…あぁ…目がぁ…」ウロウロ


ヒサイシャヲウシロニサゲロー!
タマガナイ!ダレカタマヲクレー!


『……さんの退職……』『……さんの退職……』『……さんの退職……』『……さんの退職……』



工機男「……これまで…か…無念」ドルルルル、バシュバシュ


端末『工機B:先方機動車両3両追加確認。あー終わったかな?これ』


タタタタタタタタ、タタタン


工機男「マーカー散布」パシュ、パーン パラパラ

工機男「先方密度分布計算、中心座標確認」ピピッ



工機男「工機Bぃ!貴様は進捗中止しAFVの復旧、保全作業に掛れぇ!」

工機男「工機Aぇ!貴様は技能さんを集約してあそこの影まで退避!」


工機男「動力モジュールリミッター解除、臨界閾値消去、最大運転開始」


『注意!動力モジュール温度上昇.注意!動力モジュール温度上昇』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
420 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/09/09(金) 05:10:05.58 ID:AGpG3BDG0
ーー 支店管理管制室 特技男 ーー


『施設被害状況集計中….構造体破損箇所表示』

『小火災が発生しています.該当区画閉鎖,ハロゲン消化設備作動』


『航空監視外部センサー展開完了.状況を表示します』

『MDシステム消費18%.残64%』

『対遠隔警戒レベル9.管制員はマニュアルに従って所定の体制を維持して下さい』


『区画2Bの封鎖が解除……』

『外周部来客センサー,4,8,25番が破損……』

『本館………『2号館……『北部…』


うわぁ…全モニターがお祭り騒ぎだぁ…



特技男「IT女さん、お忙しいところ申し訳ありません。MD管制について相談があるのですが」

……………


ん?応答が無い。何かあったのか?

取り敢えず主査に報告しなくちゃ…


端末『後輩女:緊急…業務停滞中…。…至急…おうえ、ムグッ』


え?なに?主任男さんグループも課題発生?マジで?



新人女「…ッス」


特技男「なんだ?新人女。今はお前を…」


新人女「私も二階に向かうッス」ズダッ


特技男「おい!待て!ここで待機だって指示」

ダダダッ、カチャ、バタン

特技男「されただろ。って早ぇなおい!」


あーあーあーどうなってんだこりゃ。

まず非常時は報連相を徹底だ、主査に判断を仰ごう。




421 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/09/09(金) 05:11:38.69 ID:AGpG3BDG0
ーー 支店二号館2F 後輩女 ーー


モブX「おっとっと、もう少しだけ静かにしてて下さい」


後輩女「ムグムグ」キッ、ジロッ


モブY「すみません、我々もこれ以上手荒な対応はしたく無いので…」



状況は報告しきれなかった…でも異常事態なことは何とか伝えられたはず。


端末『特技男:こちら管制、各グループの業務実態把握中。間接各員は現状のタスクを報告下さい』


端末『特技男:管制から状況口頭報告。先方航空機からの遠隔進捗により設備一部損壊。
各員については上空の目視確認の励行及び異常発見時の即時報告をお願いします』

『課題共有リストが更新されました』ピピッ


二方面からの航空機の来訪、二波の遠隔進捗

随分と派手な原資の投入。


やはり目的はこの施設か…。


教官「先方も大胆に、っていうか結構雑な折衝してきたわねー。こちらも早く終わらせなきゃね」ピッピッピッ


部屋に並ぶ培養菅。立ち並ぶ10本の鈍い光に母さんが照らし出され奥に進んで行くのが見える。

母さんの目的もこの施設。私達の受けた特命と目的は違うのか?それとも…


教官「あら?先輩男。見ないと思ったらこんな所にいたの?」


え!?先輩男さん?


教官「うーん…。困ったわねー」


困る?社員がたいしてないことは労災抑制目標的にも良いことなのに。


教官「お疲れ様です。あ、いま大丈夫ですか?施設のサンプルの件でご相談なのですが」

教官「あーこちらから掛けておいてすみません、ちょっと待ってもらっていいですか?」カツカツ


教官「ゴメンちょっと寝ててね。おやすみ後輩女ちゃん」スチャ、パシュ


くっ…意識が……

………………


教官「ええ………新人能力開発の………が………に………」






.
422 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/09/09(金) 05:12:51.40 ID:AGpG3BDG0
本日の投下完了。
またも不安定化してます。終わらせ方が分からないです。
やばい…また忙しくなる…今年中に終わるのか?
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/21(水) 11:45:40.32 ID:9dSzFsXoo
保守業務遂行中…
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 12:03:49.02 ID:gSgU/seZO
新人女ちゃん無双に期待しちゃうぅぅぅう!!!
425 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2016/09/27(火) 01:35:41.95 ID:zEkqvQMF0
>>423>>424
支援ありがとうございます。早々に業務再開するべく鋭意状況整理中です!
(整理をしたからといって仕事が進むとはry
>>417
北西 2500m.遠隔進捗弾確認 総数4+4.距離ゼロまでおよそ120秒』ビィービィー
時速75km…ちょっと酷い間違いですね…20秒なら……それでも450km/hでまだ遅い………適当に読み替えて下さい。
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/20(木) 20:57:03.88 ID:U/dqe5/0o
保守業務遂行中…
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/07(月) 17:45:19.31 ID:IYrg7tWYo
幹線保守実行中…
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/07(月) 17:47:06.51 ID:IYrg7tWYo
幹線保守実行中…

待つ身は長い…
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/07(月) 17:54:08.71 ID:IYrg7tWY0
保線業務実行中…
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/07(月) 19:41:10.53 ID:IYrg7tWYo
oh...
多重書き込みorz
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/23(水) 23:21:13.13 ID:For1pNQYo
(`・ω・´)保守業務であります
432 :1 ◆tsERP5rFx9iS [sage]:2016/11/29(火) 00:26:12.74 ID:/1xqJq6X0
自己保守。二年経ってしまう…
いつもありがとうございます。エタらないのだけはお約束します
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/13(火) 22:02:34.85 ID:HlstaSURo
保守業務遂行中…
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/12(木) 01:37:04.04 ID:dETwm0pxo
あけおめことよろ保守業務であります
435 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2017/01/13(金) 02:07:37.11 ID:zQFlkMJ60
ーー 支店2号館3F 営技女 ーー


モブA「前方30、3名!」カシュンカシュン

営技女「エリ男、右奥」カシュンカシュン

エリ男「…」バシュ、ヒュパヒュパ


主査「よしクリア。モブD、先行して周辺探索掛けろ」

モブD「了解」ダダッ


さっきの倒壊でエリア封鎖が解けた?



主査「モブA、進行から離脱し後方警戒しつつ周辺確保」

モブA「了解。後ろは任せて先に行って下さい!後で追いつきます」スチャ



後輩女ちゃんのさっきの内線は…何にしても早く下に降りないと



主査「よし、一旦四階まで上がって反対の階段から下に降りるぞ。特技男、作業工程確認できてるか?」タタタッ


端末『特技男:各フロア……クリ…ア。問題ありません。…が、主査…』


主査「なんだ?話しがあるなら明瞭に言え」タタタッ


端末『特技男:すみません。新人女が単独で飛び出しまして…』


主査「何やってんだ!ちゃんと管理しろ!…っと言っても仕方ないな。どこへ向かった?」


端末『特技男:二階かと思われます。内線呼びかけてますが反応しません』


後輩女ちゃんのとこに向かったのか…


主査「分かった、こちらで対応する。お前はそこを死守し続け状況把握に勤めろ」


端末『特技男:了解』


IT女さんの労災チェック、AFVの状況確認と主任男さん、後輩女ちゃんのとこの緊急通信

優先度は……


主査「………新人女の回収と主任男の状況確認に二階へ向かうぞ」タタッ


営技女「了解」


急がなくっちゃ


436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 09:38:47.65 ID:axsZbDYqo
キター!
乙!
437 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2017/01/14(土) 15:19:48.68 ID:g2u4oDgI0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


リボ男「自己診断プログラム展開……オーケー異常無し」


「営技4班招集完了。先方支店距離200で待機」

「T社各機動班後退します」


リボ男「チッもう店仕舞いか…まぁいい」


『圧力規定値まで上昇.射出準備完了』プシュー


リボ男「25分後、本機を支店距離100まで寄せろ!回収ルートは別途指示する!」ポチポチ、パチ、ガシャン


「「了解!」」


リボ男「んじゃ…」シュインシュイン…

『射出指示受領.発射まで3,2,1 …』

リボ男「ちゃっちゃと仕事済ませちまうか!!」

『ゼロ』


バシュン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/02/03(金) 00:29:04.40 ID:frKDtijIo
保守業務遂行中…

???「対空誘導ミサイル発射準備スタンバイ」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/09(木) 09:43:55.99 ID:BF4w/SMYo
保守業務であります
440 :1 ◆tsERP5rFx9iS :2017/03/17(金) 00:18:00.27 ID:1wwsu62F0
自己保守。
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 10:58:26.30 ID:FTRzeek3o
保守業務遂行中…
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/07(日) 01:31:52.19 ID:fgKTcJkvo
保守
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 07:04:01.40 ID:9clnpClv0
新人女ちゃん無双を見るまで保守し続ける!
444 :1 ◆tsERP5rFx9iS :2017/06/06(火) 01:51:12.01 ID:vDCW0klU0
自己保守。ホントにホントにホントに申し訳無いです…
時間取れない、展開行き詰まりの業務環境を何とかして打破します
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 10:03:55.01 ID:/bNiKg8I0
ホッシュ
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/26(水) 18:31:49.80 ID:rEfdJ0Xwo
保守業務遂行中…

447 :1 ◆tsERP5rFx9iS :2017/08/17(木) 01:15:10.38 ID:noE/oeSU0
自己保守。状況好転セズ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 20:24:05.31 ID:ZccX+Lygo
撤退停滞は許可出来ない
進歩セヨ
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/22(金) 09:05:43.16 ID:OPisdV/Eo
実働支援部隊出張開始(定期保守
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/09(木) 09:23:37.94 ID:LJw95YfZo
保守業務遂行中…
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 16:02:37.93 ID:JS5qw3ux0
保守業務遂行中…
452 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2017/12/17(日) 04:34:12.33 ID:4G4s5MFz0
ーー 支店2号館 2F 主任男 ーー


「………を…して…」
「了解………こちら……」

「準備……です……起動まで…」


…ぐっ……ここは……?

そうか…教官たちと折衝して一発で…

打たれた腹が千切れそうなくらい痛む、あの細い身体のどこからこんな威力が出せんのか疑問だ


主任男「っ!……」


少し身体を捩っただけで喉から声が沸き上がってくる
耐えろ俺、覚醒してることを悟られるな


教官「よしっと、これでいいわね」

モブX「起動シークエンスチェック完了」
モブZ「いつでもいけます」


何かの管理コンソールに接続された端末で作業中みたいだな、一体何を?

ピッピッピッ

教官「常務、準備が整いました。開始してよろしいでしょうか?」

………

教官「はい、はい。状況に変化はありません。本当によろしいですね?」

………

教官「失礼しました。はい、ではそのように」ピッ



教官「ふぅー。…モブX,Z、起動後のシミュレーション再実行して報告お願いね」

モブX,Z「了解」


何を起動させ…なっ!?あの装置は!?
先輩男さん?エリ男??同期男???


モブX「コード入力、テストモード開始しました」

『休止モード解除、全個体の起動プログラムを受理。個体単位レベル5モニタリング開始』


モブZ「正常起動を確認、プロセス46までチェック完了」


教官「状況監視継続、目を離さないでね。……こっちにお客さんが向かってるみたいだけど」


お客?どこに?

端末『周辺業務状況を更新します』ピピッ

453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:57:45.36 ID:1gq37DbZ0
保守業務遂行中…
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/05(月) 22:04:34.67 ID:9XiRYeGg0
保守業務遂行中…
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/22(日) 22:11:07.55 ID:HkYRvynS0
保守業務遂行中…
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/29(金) 07:16:31.73 ID:SV7Xx78S0
保守業務遂行中…
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/04(土) 19:06:03.47 ID:kzJzEGPs0
保守業務遂行中…
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/10/20(土) 12:59:34.72 ID:PutgHDX30
保守業務遂行中…
459 : ◆SIJX2KryAg [sage saga]:2018/12/01(土) 23:43:31.32 ID:igTt7mMc0
テス
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/16(日) 01:03:19.95 ID:QBNsMtVv0
461 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2019/05/06(月) 10:19:59.44 ID:TR/58zLK0
ーー 二号館 階段 主査 ーー


主査「特技男、例のポイントまでの最効率ルート検討して提出、120秒以内だ」


端末『特技男:って、こっちも色々処置滞って…。あぁもぅ!えぇはい、ルート検討了解です、ちょっとお待ち下さい』



主査「俺と営技女、エリ男は教官のとこの業務を片付ける。モブA,DはIT女の様子を確認してこい。
全ての状況が不透明で何が起こってもおかしくない、KYしっかり!安全作業で行くぞ!」


「よしっ!」


営技女「3時方向、来客!」バッ、カシュンカシュン

エリ男「9時方向、来客」カカカ

タタタタン、ビシッ


主査「3時方向、モブA達の進行ルート確保する。エリ男、後方のケアを頼む」

エリ男「了解」カカカ


端末『モブD:先方6名様視認、進捗開始します』

端末『モブA:ここは大丈夫なんで気にせず先に行って下さい!』


カカカカ、タタタタン、タタン、カシュン



スガッ ズガーン パラパラ


主査「クッ…11時方向新規来客、俺が対応する」カシュンカシュン、パシュパシュ


端末『モブA:階段到達しました、後は二人で行けます』


主査「了解、安全確認怠るなよ、ゼロ災励行!」

端末『モブA,D:了解!』


状況は最悪だ、グループは散り散りで課題集約もできない

IT女も主任男も何らかの労働災害に巻き込まれてる可能性が高い


そこにきてプライオリティSの業務…しかも教官との交渉もあり得る


端末『特技男:ルート構成しました、送ります』

主査「了解、受領した。……おい、何か折衝相手多く無いか?」


端末『特技男:さっきの遠隔折衝で封鎖してたブロックがいくつか崩れている状況です。
相手の端末は掌握してあるんでそこまでの業務負荷ではないと判断しました』


おいおい、こっち3人に対して10人オーバーだぞ?


エリ男「残弾は十分ある」
営技女「相手もまぁ一般社員ですよね」


フッ、最近の若いのは優秀だしやる気もあって素晴らしいな


主査「よし!二号館2Fを業務計画に沿って進捗する!ここからは些細なミスが致命傷になるぞ!
ゼロ災励行!相互確認徹底!安全作業で行こう!』


「「「ヨシッ!」」」

462 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2019/05/06(月) 12:25:45.50 ID:TR/58zLK0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『動力モジュールに臨界の危険性が検出されました.搭乗員は直ちに退避して……』



端末『工機B:大将!やめて下さい!』ダララララ

端末『工機A:まだイケるっすよ!ほらほら!ウグッ』カカカカカ



『動力モジュールに臨界の危険性が検出されました.搭乗員は直ちに退避して……』


工機男「バカモン!今すぐに200m以上退避しろ!」



端末『工機A:何言ってんすか、大将置いて行ける訳ないっしょ』カカカカカ

端末『工機B:俺らがいなくてその機体どうやって運ぶんすか』バシュン、バシュン


「グプ…あ、安全衛生…」ズルズル
「こ、これを…アイツに…わた…」ガクッ
「弾ぁ、弾くれよぉ!誰かぁ!誰かぁ!」カチンカチン


端末『工機B:機動車対応します!最後くらいキッチリ仕事しなきゃっすもんね』

バシュッ、ズガッ

バラララララララ、ギャイン、ギャイン、ギャイン

端末『工機B:っとー!被弾多数、脚部ユニット稼働限界!』

端末『工機A:そっちに投擲するぞー工機Bー!』ピンピン


工機男「貴様ら…」シュインシュインシュイン




キラッ☆ ズガッ、ズガッ、ズガッ、ボンッ


『200m前方に社員反応を確認』


バシュン、バシュ、カカカカカ

端末『2課長:散開!班単位で自由進捗開始!』


端末『技術1係長:お疲れ様です、お忙しそうですね』ニコッ


エイセイヘーイ!コッチダー
オマエハミギヲカバー!コッチハマカセロー!
マズハホウイヲクズスゾー!

カカカカカ、カカカカカ、パシュパシュ



端末『2課長:総員!全力進捗!蹴散らせぇ!!』


ウオオ!イクゾー!イマタスケルカラナー

カカカカカ、カカカカカ、ガゥーン


工機男「か、かたじけない…」ピピッ


『動力ユニット強制停止.冷却,復帰モードに移行します』シュイーン、パシュー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
463 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2019/05/06(月) 12:41:20.53 ID:TR/58zLK0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※労使団体交渉中※

ガヤガヤガヤ
デスカラーアレガアアデコウデ…
イヤイヤソレハドーダコーダデ…


営業部長「なぁ人事参与…」

人事参与「ダメです」



ピピッ


端末『特別管理施設での特定状況が検出されました』

人事参与「始まりましたね」

営業部長「あぁ」メキャ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
464 :1 ◆tsERP5rFx9iS [saga]:2019/05/06(月) 20:19:57.19 ID:TR/58zLK0
ーー 二号館 2F 主任男 ーー

モブX「プロセス86まで検証完了」カタカタ

モブZ「NO.6の覚醒度が上昇しています。バラツキの範囲外、何かの異常を認められます」ピッ

教官「あらら。せっかちな子がいるみたいねー」


SYS『規定外の活性化が発生しました.鎮静薬を投入します』

教官「NOよ、投薬は中止。モブXその寝坊助さんだけ先に起こしちゃって」

教官「いっぺんに起きられたら流石に面倒だわ」


モブX「了解、NO.6個体の覚醒を進めます」カタカタ

モブZ「波形確認、正常稼働値ギリギリです」


何をしてるんだ?稼働?覚醒させる?


先輩男「…」ピクッ

先輩男さんの指先が動いている。良かった無事だったのか、同期男は…

それにしてもこの装置は…

端末『30分以上未開封の重要命令書があります.直ちに内容を確認して下さい』ピッ

このタイミングで命令書?


教官「主任男くん、君もタヌキ寝入りしてないでサッサと起きなさい」


気付かれてのか…しかし立ち上がろうにも身体の節々が中々いうことをきかない


主任男「痛つつ、いいんですか?俺はまだ動けますよ」

命令書確認、内容は…なるほど、なんてこった…


教官「構わないわ。もう何をされても結果は変わらないもの」

主任男「どういうことですか?」

モブX「機動コード入力。作業全行程完了しました」

教官「ってことよ。さ、お客様がくるわよ。業務準備をして」

お客様?一体どこに?何を言って…それより早く先輩男さん達の回復を…


端末『高速飛行物体が本座標に接近しています』


飛行物体!遠隔進捗か!?


端末『接近物体のID確認.FHW 特務主査 リボ男』

ガチャーン、パラパラパラ
ガゥン、ガゥン、ガゥン


端末『光学認識エラー.タスク設定できません』


くっ!この大口径の進捗は間違い無く昨日のマネージャー級だ

パシュパシュパシュ、ゴロゴロゴロー


教官「じゃあそっちのお客様はよろしくね」ヒラヒラ


教官「モブZ、モニタリングを続けて正常起動を確保!モブX、私のサポートね」シュバッ

ガチャーン、ザバー

先輩男「…………」
465 :広報班 ◆tsERP5rFx9iS :2019/05/06(月) 20:21:57.64 ID:TR/58zLK0
一年以上ぶりの更新。書き始め4年以上って何だこりゃ
取り敢えず自己満の為に最後までは書き切ってみよう
構成雑になります
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/18(土) 20:56:54.50 ID:MM+roRkk0
待ってたぜ!
467 :駄目社員 ◆tsERP5rFx9iS :2019/06/25(火) 23:38:27.00 ID:rFBm8B2LO

駄目だ!また更新ができない!!!

仕事のつもりでPC使って書き終わるまで継続進捗し続けるしかないのか!?
多くてもあと10更新程度なのに何故それができないんだ!

仕事だったら業務未完遂で査定マイナスだな…
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/14(木) 04:14:15.00 ID:z9BsUeMNO
保守
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 20:21:19.67 ID:gp74t4q10
保守
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:05:53.57 ID:9a7rEpEi0
保守
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2021/03/14(日) 13:26:17.75 ID:Yi4D13woo
>>467
保守
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2021/10/10(日) 23:03:15.76 ID:yiCjG8Iy0
保守
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/03/23(水) 22:38:21.96 ID:ztLiBlYf0
保守
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/08/05(土) 06:21:29.44 ID:Q0tTDZX90
保守
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/05(金) 23:15:43.58 ID:7irBu8Ry0
まだ残ってたか…
更新期待保守
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