ゼロ「オレを目覚めさせてどうしようっていうんだ」×艦これ2

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244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/30(金) 21:08:29.31 ID:9k8RphJVO
>>243
4ぬほどヤバいのか?
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/10/31(土) 09:18:29.15 ID:gi89zzz0O
乙ー
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/03(火) 19:32:37.99 ID:NcPAD6wzo
おおぅ追いついた
247 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:35:12.84 ID:lJ1fWm0k0
鎮守府 執務室


提督「…遅いわね」


曙 「あの屑鉄がいるから大丈夫よ」


提督「叢雲」


叢雲「一応、捜索隊を編成しておいたわよ」


提督「ありがとう。日が落ちる前に向かわせましょう」


ドア<コンコン!


長門「提督、いいか?」


提督「どうしたの?」


長門「それがだな…」


ハルピュイア「失礼する」


提督「!」


ハルピュイア「突然の訪問で申し訳ないな」

248 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:36:05.87 ID:lJ1fWm0k0
深海棲艦アジト


如月「…ここは独房かしら?」ムクッ


  「当然、扉は開かない。艤装も取り上げられたわ」


  「なんとかしないと」<キサラギチャン…キコエル?


如月「え?睦月ちゃん」


ドア<ヨカッタ、スコシマッテネ


ドア<カチャカチャ…カチカチ!ガチャリ!!


睦月「ふぅ…少し手こずっちゃいました」フキフキ


如月「睦月ちゃん!」


睦月「しーっ。直ぐに逃げないと」


如月「睦月ちゃん…逞しくなったわね」


睦月「睦月だけ、攫われたり、…漏らしちゃったり、轟沈したりしてるもん」ボソッ


  「強くなるしかないもん」


如月「アッハイ」


睦月「朝潮ちゃん達も助けないとね」

249 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:37:27.41 ID:lJ1fWm0k0

数分後


朝潮「睦月さん、助かりました」


満潮「感謝するわ」


霞 「…ありがと」ボソッ


睦月「ここにはゼロさんがいませんでしたね」


如月「違うところにいるのかしら」


朝潮「艤装を取り返して助けにいかないと」


朝潮「ゼロさんのDNAデータを抜き取ると言っていましたよね」


睦月「DNAデータってなんだろう?」


霞 「それ…」


一同「?」


霞 「あ・赤ちゃん…作るのに…必要なんじゃないの///」


満潮「はあ!赤ちゃんですって!」


如月「それって人間の男性から出る…」


睦月「にゃーし!にゃーし!」


朝潮「それがあればゼロさんの子どもを孕めるのですね」


霞 「孕むとか言うな!」


睦月「にゃまにゃましい」


如月「それが奪われたら深海棲艦とゼロさんの愛の結晶が出来るのね」


睦月「違うよ!」


朝潮「睦月さん」


睦月「無理やりなら愛の結晶じゃないよ!」


朝潮「何としても止めないと」
  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!

睦月「正妻の座は渡しません」
  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!


睦月・朝潮「どんな手を使ってもゼロさんを取り戻します」
     ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!

250 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:38:03.04 ID:lJ1fWm0k0
鎮守府 執務室


ハルピュイア「六角蒼子提督、艦娘を兵器としてではなく人として扱い」


「艦娘からの信頼は厚く、地域復興にも協力的だ」


「しかし、本部からの評価はよくないようだな」


「艦娘の被害を抑える為に数多の命令違反を犯した」


提督「当然です。私は艦娘達を家族のように愛していますから」


ハルピュイア「…家族か」


提督「そうです」


ハルピュイア「ここに来たのは、大佐鎮守府に所属していた艦娘を保護するのが目的だったのだが」


提督「…」


ハルピュイア「他にも目的がある」


提督「なんでしょうか」


ハルピュイア「いるのだろ?ゼロが…」


251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/05(木) 23:45:42.59 ID:TbPHbWofO
睦月ェ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/06(金) 09:13:39.93 ID:0X3QSXnjO
乙ー
253 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:19:51.58 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト 倉庫


朝潮「艤装を取り返す事が出来ましたね」


満潮「見張りがいないから楽だったわ」


霞 「艤装を点検するのよ」


如月「弾薬、燃料も溢れるぐらいあるわ///」


朝潮「ゼロさんの装備も回収しました」


睦月「あれれ、これは?」


如月「どうしたの?」


睦月「空母の人が使う弓かな?」


朝潮「どうしてここに弓が」


霞 「あんまり考えたくないけど奴らが倒した艦娘のじゃないの」


満潮「矢がないじゃない」


矢<ココニイルゾ


睦月「ありました。紫色の矢です」


朝潮「私達に使えますかね」


如月「何かに使えるかもしれないわ」

254 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:20:52.55 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト 牢獄


ゼロ「…睦月達は無事なんだろうな?」


装甲「第一声が部下の心配か」


南方「一応無事だが貴様の協力次第だ」


ゼロ「協力だと」


装甲「お前のDNAデータを貰う」


南方「大人しく渡せば仲間は無傷で返してやろう」


ゼロ(仲間の無事が優先だ。従うしかないか)


ゼロ「好きにしろ」


装甲「賢明な判断です」


南方「体を楽にしてください」


ゼロ(何故こいつらはDNAデータの存在を知っている?)


  (それにオレを被弾させた兵器はレプリロイド用のものだった)


  (誰だ…こいつらに協力しているのは?)

255 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:22:17.14 ID:aZKNqYdK0
睦月「こっちかな」


朝潮「私もそう思います」


霞 「なんでわかるのよ」


如月「愛ゆえにかしら」


睦月・朝潮「ゼロさんの匂いがする・します」


満潮「なんなのよ…あんたらは」


睦月「何としてもゼロさんからDNAデータを取り出す行為を防がないと」


<グワアァァァ!


如月「今の声は!」


霞 「あいつの声…」


睦月「ゼロさんだ!」


ゼロ「ぐぅ…」ガクッ!


装甲「まだ始まったばかりですよ」バキバキ!


南方「どんなに堅い装甲に覆われていても」メキメキ!


ゼロ「…はぁ…がぁ!」バチ!バチバチバチ!


南方「内部はどうしようもありません」ドシュ!


ゼロ「…」ガラン!ガラガラ!


南方「装甲は特別仕様です。堅くて軽い」


装甲「機械人形かと思えば一部は我々と同じでしたか」


南方「見た目は全く違うのに中身は我々と同じ」


装甲「目標は達成しました。行きましょう」

256 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:24:35.50 ID:aZKNqYdK0


睦月「うぅ!ぐぅ!」


如月「駄目よ。落ち着いて睦月ちゃん」ガシッ!


睦月「けど、けど、けど、ゼロさんが」ポロポロ


満潮「あんなの拷問よ」


霞 「麻酔無しで胸部解放するもんじゃない」


朝潮「あの二人…許さない」


如月「今は我慢よ。隙をついてゼロさんを助けないと」


朝潮「誰か来ます」


ゼロ「…」グッタリ


泊地「何てことだ」


  「おい。大丈夫…な訳ないよな」


  (内蔵は機械と我々の艤装の部品が組み込まれている)


ゼロ「…ぐはっ!…」バチバチ!


泊地「楽にしてやる」スッ


ゼロ「…ぐ…」


<ゼロサン!


泊地「誰かいるのか!」


シーン…


泊地「南方も装甲もいないからゆっくりするか(棒)」

257 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:25:20.38 ID:aZKNqYdK0
睦月「ゼロさん、ゼロさん」


ゼロ「…」


如月「大変意識が無いわ。直ぐに鎮守府に戻らなきゃ」


朝潮「鎖を外さないと」


霞 「刃物なんて無いわよ」


睦月「えぃ!えぃ!」ガキン!ガキン!


満潮「固すぎるわ」


如月「睦月ちゃん、どこにナイフを隠していたの?」


睦月「そうだ!」


睦月はゼロにZセイバーを握らせスイッチを押させる。


Zセイバー<ブォン!


睦月「やったぁ!動いた」


朝潮「なるほど、その手がありましたか」


如月(睦月ちゃん///本当に逞しくなったわね)シミジミ


睦月「さあ、脱出です」ガシッ!


ゼロ「…」
258 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:25:54.82 ID:aZKNqYdK0
泊地(これでいいだろう。ゼロと勝負が不本意な形で終わるのは嫌だし)


  (しかし、薬を使って強くなったが肌が変わったような?)


鏡<オレヲミロ


泊地「なんだこれは!」


  「肌が髪が服が中途半端に変化している…」


  「なんか…艦娘みたいになってる」


「あの二人め、私を騙したな!」

259 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:26:44.06 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト付近


満潮「まだ起きないの!」ドォン!


朝潮「あんな事されてたんですよ。起きるほうが不思議です」ドォン!


霞 「あぁ!もう!起きなさいよ。このクズ」ゲシッ!


如月「通信機の有効範囲までまだ遠いわ」ザージー!


睦月「撃ち続けて敵の追撃を防ぐのです」ドォン!


ゼロ「…」


霞 「頼むから起きなさいよ」ガシガシ!


満潮「叩いて起きるわけないでしょ!それより撃ちなさいよ」ドォン!


睦月「霞ちゃん、帰ったらお話しましょう」
   ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!バシュン!バシュン!

霞 「ひぃ!お願いだから起きなさいよ」ユサユサ

260 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:27:46.22 ID:aZKNqYdK0
南方「油断しました」


装甲「まさか逃げだすとはね」


南方「装甲わかっていますね」


装甲「もう発艦している」


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


睦月「艦載機が来ます!」ドォン!ドォン!


朝潮「制空権を確保されたら不味い」ドォン!


艦載機<ヒューーーーーーーーーン!


満潮「爆撃よ!」


ドカ―――――――ン!


睦月「…みんな大丈夫?」


朝潮「まだ…戦えます」


霞 「ゼロも…無事よ」


如月「敵艦載機…直上よ」


艦載機<ヒューーーーーーーーーン!


睦月「うにゃ!にゃめだぁ!」
261 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:28:47.48 ID:aZKNqYdK0
艦載機<被弾…被弾!ドカン!


睦月「…あれ?」


如月「もしかして、ゼロさんが助けてくれたの?」


ゼロ「…」


霞 「まだ目を覚まさないわよ」


朝潮「一体誰が」


泊地「残念だったな。私だ!」ビシッ!


満潮「なんで敵のあんたが!」


泊地「今は見逃してやるから逃げろ」


睦月「助けてくれるの?」


泊地「いいから逃げろ!小娘達」


如月「もう少しで通信可能範囲よ。頼るしかないわ」


南方「何をしている」


装甲「艦娘に協力した?」
262 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:30:19.01 ID:aZKNqYdK0
泊地「協力?違うな。見逃してやっただけだ」


  「私はゼロとの真剣勝負を望んでいる。その為だ」


南方「そんな事の為にか」


装甲「理解出来ません」


泊地「それと貴様らに聞きたい。あの薬はなんだ!この姿はなんだ!」


装甲「あれは開発中の薬です」


南方「使用者の潜在能力を過度に引き出すようですね」


泊地「深海棲艦である私に艦娘の力があるのか」


装甲・南方「それは違います。あなたは我々に沈められた艦娘です」


泊地「…艦娘だと…私は深海棲艦の姫だ」


装甲「それはあなたが生まれ変わったからです」


南方「我々は二人の艦娘を沈めた」


装甲「暫くしてその場所にあなたがいた」


泊地「嘘だ!また私を騙すのか!」ドオン!


南方「これは真実だ」


装甲「その時に沈めた艦娘の名前は…」


泊地「違う!私は深海棲艦の誇り高き姫の泊地棲姫だ」


装甲「聞く耳持たず」
263 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:31:28.46 ID:aZKNqYdK0
如月「はい…そうです。至急救援をお願いします」


  「鎮守府と通信出来たわ!」


朝潮「後は後退しながら迎撃するだけですね」


霞 「最後まで油断するんじゃないわよ」


満潮「霞…ゼロはどこよ?」


霞 「満潮が運んでたでしょ?」


睦月「えーと…オレが時間を稼ぐから撤退しろ、って」


霞 「ばっかじゃないの!あいつ」


如月「お願い早く来て!ゼロさんが単独で姫と戦っているの!」無線


満潮「どうして止めなかったのよ」


睦月「にゃって…大丈夫だ。オレに任せろって言って」


朝潮「言って?」


睦月「頭をナデナデされたら///」


朝潮「くっ!それは仕方ない」


如月「ゼロさんは心臓剥き出しで戦っています!」無線

264 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:32:34.06 ID:aZKNqYdK0
泊地「くっ…」大破!!!


南方「何を思って我らに歯向かったのか」小破!


装甲「だが、これまでだ」小破!


泊地(時間は稼げただろう)


南方「二度目の死だ」


装甲「もう会う事はないでしょう」チャキッ!


泊地(あぁ…ゼロと戦いたかったなぁ)


<バシュン!


装甲「なに!」ビリビリ!


南方・装甲「ぐぬ!」ドギャン!


泊地「どうして…ここに?」


ゼロ「借りを…返しに来ただけだ」


南方「その体でよく動けるな」


装甲「心臓が剥き出しですよ」


ゼロ「それがどうした?問題無い」


南方「今度こそスクラップにしてあげましょう」チャキッ!


装甲「行け!艦載機よ」


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


ゼロ「動けるか?」


泊地「え…あぁ、動ける」


ゼロ「なら逃げろ。オレが奴らを倒す」

265 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:33:08.99 ID:aZKNqYdK0
鎮守府 レヴィアタン格納庫


提督「後どれくらいで出撃出来るの!」


明石「2分です」


提督「長い!40秒で支度しな!」


明石「了解!」


提督「ハルピュイアさん、申し訳ないけど」


ハルピュイア「職務を全うしてくれ」


提督「ご理解ありがとうございます」


明石「提督、行きますよ!」


提督「今行くわ」

266 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:33:40.71 ID:aZKNqYdK0
レヴィアタン船内 格納庫


アイリス「ゼロの胸部が開いたままと聞きました」


  「直ぐに修理出来るように準備します」


夕張「胸部開いたままってどういうことですか!」


電 「それって…はわわ」


雷 「心臓丸出しよ」


暁 「きゃー!」


響 「それは…恥ずかしいな」


夕張「違うそうじゃない」

267 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:34:14.18 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト付近海域


南方「沈め!」ドオン!


装甲「穴だらけにしてあげる」ズドドドド!


ゼロ「…」シューシュタッ!


南方「逃げてばかりか」ドオン!


ゼロ「ハア!」ガキン!


艦載機<ブオオオオオォォォォ!


ゼロ「そこだ」バシュン!


艦載機<!!!墜落


装甲「攻め続けて消耗させますよ」


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!


南方「ふふ…本当は力が出ないのではないですか?」


ゼロ「…」


装甲「沈黙は肯定です」


泊地「ゼロ…やはり負傷したせいで」


ゼロ「ぐっ…」被弾


泊地「駄目だ!主砲が破壊されて…何も出来ない」


ゼロ「…ぐは!」中破!!


南方「バラバラにしてやる」
268 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:35:56.60 ID:aZKNqYdK0
睦月「ゼロさん!」ドォン!


霞 「無茶するんじゃないわよ」ドォン!


満潮「全弾撃ち込むのよ!」ドォン!ドォン!


泊地「お前ら…」


如月「私達の後ろに隠れてください」ドォン!


朝潮「あなたがゼロさんを治療していたのはわかっています」ドォン!


睦月「あなたは敵ではありません」ドォン!ドォン!


泊地「うぅ…」


如月「もう少しで救援が来るけど…弾薬が心もとないわ」


睦月「この弓矢使えるかな?」


霞 「力が足りないわよ」


如月「みんなで使えばどうかしら?」


泊地「やらせてくれ」


朝潮「え?」


泊地「私の力なら飛ばせるはずだ」


朝潮「しかし…どうしましょう」


睦月「必ずゼロさんを助けてください」


泊地「任せろ」


如月「これをどうぞ」

269 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:36:44.79 ID:aZKNqYdK0
泊地「やはりな…実に手に馴染む」


  (私が使っていたんだろうな。私は…)


矢<集中しろ


泊地「え?」


矢<今はゼロを助ける事に集中しろ


泊地「矢がしゃべっている!」


矢<見た目はかなり変わったが中身はそのままだ


泊地「ゼロを知っているのか?」


矢<早く射ろ


泊地「終わったら聞かせろよ」


グッ!キュキキキキキ!


泊地「…この一撃は外しはしない!」


ヒュン!キュイ―――――――ン!ピカーン!

270 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:38:57.64 ID:aZKNqYdK0
装甲「艦載機で何ができる!」ドオン!


イーグリード「空中で負けるかよ」ズドドドド!


装甲「ぐっ!ただの艦載機じゃない」被弾


睦月「すごい!あの紫色の艦載機とっても速い」


南方「なんだ!」被弾


イーグリード「これで今までの貸しは帳消しだ!」
     ヒューーーーーーーーーン!

ゼロ「紫色の…鷲」


ドカン!ビュオオオオオオオオ!


紫の艦載機から放たれた魚雷が爆発し巨大な竜巻が発生する。


装甲「この竜巻は!」バリバリ!


南方「飛ばされる!」バリバリ!


イーグリード「ゼロ!」


ゼロ「あぁ…解っている」キュイン!キュイン!


装甲・南方「!!!」


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」
   シュパ!シュパン!ザシュ!シュパ!


装甲・南方「きゃあぁ!」大破!!!


竜巻により飛ばされた二人に止めの連続斬りを浴びせる。


ゼロ「また助けられたな。イーグリード」


イーグリード「礼なら彼女らに言え」


一同<やったー!


ゼロ「…そうだな」

271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/18(水) 18:48:13.81 ID:nxMI63KiO
来てたか
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/18(水) 23:35:10.42 ID:JTVevbyYO
乙ー
273 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:18:43.86 ID:Me9xPSFn0
イーグリード「また助けが必要なら矢を飛ばせ」


ゼロ「イーグリード、お前は」


イーグリード「悪いな。あまり長く話せないようだ」


ゼロ「これだけは言わせてくれ」


イーグリード「なんだ?」


ゼロ「…ありがとう」


イーグリード「当然だろ」…シュン


南方「ぐっ…ここまでとは」


装甲「目標は達成しました。ここは退きましょう」


ゼロ「待って!ぐっ…」ガクッ!


南方・装甲「それでは失礼」


ゼロ「…深追いは無理だな。合流するか」

274 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:19:27.81 ID:Me9xPSFn0
―――――


南方「もう少しだったのですが」


装甲「DNAデータを手に入れただけよしです」


南方「…まだ副砲が生きています」ガチャン!


装甲「奴は危険すぎる」


南方「イレギュラーは排除する」ドォーン!


―――――
275 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:20:13.16 ID:Me9xPSFn0
睦月「ゼロさん、大丈夫ですか?」


ゼロ「大丈夫だ」


霞 「そんな体で無理するんじゃないわよ!」


如月「もう少しで提督達も到着します」


ゼロ「泊地、助かった」


泊地「貴様との決着がついていないからな。死なれては困る」フンス


ゼロ「そうだったな。ぐっ…」ガクッ!


朝潮「今は休む事が優先です」


泊地「全力で戦いたいからな。万全の状態で…危ない」バッ!


ビシュッ!……ポタッ…ポタポタ…


泊地「…ごふっ…」ビシャン!


ゼロ「泊地!」

276 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:21:01.49 ID:Me9xPSFn0
泊地(あぁ…そうか。南方に狙われてたゼロを庇って…)


ゼロ「目を覚ませ!」


朝潮「血が止まりません!」


如月「こっちです!直ぐに救護班を」無線


満潮「あいつら許さない!」ドォン!


霞 「ふざけるんじゃないわよ!」ドォン!


睦月「ゼロさん、話しかけ続けて下さい!」


ゼロ「泊地、大丈夫だ!もう少しで助けが来る」


泊地(…もう無理だ。急所に当たったのはわかっている)


ゼロ「起きろ!オレと戦うのはどうした!」


泊地「……てを…」


ゼロ「手なら握っているぞ!」


泊地「…さいご…に…さびしくない」フッ


ゼロ「…」


泊地(…生まれ変わったら…ゼロと…一緒に…いたいな)

277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/19(木) 12:30:56.45 ID:yW+5sMl5O
乙ー
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/19(木) 12:49:04.23 ID:OWI5pq2co
おっつ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/19(木) 15:24:09.92 ID:Y8yVDQ/zO
どうしてわざわざ根絶やしにされる道を選んだんだ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/05(土) 00:44:58.69 ID:WPP4TblN0
まってる。
281 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:33:19.73 ID:s7J9RdL40
ゼロ「…如月」


如月「…なんでしょう」


ゼロ「鎮守府の港湾達と話したい。無線をくれ」


如月「どうぞ」スッ


ゼロ「ゼロだ。あぁ、大丈夫だ。それより港湾達と話したい呼んでくれ」無線


朝潮「…あの」


睦月「朝潮ちゃん、今は…」


朝潮「わかりました」


ゼロ「…それが一番いい方法なんだな。大丈夫だ。わかった」


指揮船<みんなー!


ゼロ「お前達は先に行け」


睦月「ゼロさんはどうするのですか?」


満潮「まさか、あいつらを追うなんて言わないでしょうね」


ゼロ「違う」


ゼロは泊地を抱きかかえ答える。


ゼロ「泊地棲姫を海に還してくる」

282 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:34:30.65 ID:s7J9RdL40
――回想――


泊地「何てことだ」


  「おい。大丈夫…な訳ないよな」


ゼロ「…ぐはっ!…」バチバチ!


泊地「楽にしてやる」スッ


ゼロ「…ぐ…」


泊地「我々の使う傷薬だ。何もしないよりはましだ」


ゼロ「…」


泊地「私はこんな卑怯な方法でゼロに勝とうなんて思っていなかったのに」


ゼロ「…」


泊地「そこにお前の仲間がいる。上手く逃げろ」


  「次こそは一対一でゼロと戦いたい」
283 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:35:03.44 ID:s7J9RdL40
ゼロ「あの時、お前の治療がなければオレの命も危なかった」


  「ありがとう」


  「ゆっくり眠ってくれ」


ゼロは泊地棲姫に弓を握らせ海に沈める。


ゼロ「出来る事なら…」


  「敵としてで無く仲間として出会いたかった」


ゼロ「…」バチバチ!


ゼロ「…そろそろ限界か」
284 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:35:39.65 ID:s7J9RdL40
鎮守府 工廠


ゼロ「悪い」


アイリス「悪いと思うなら無理をしないで下さい」カチャカチャ


ゼロ「お前が…」


アイリス「え?」


ゼロ「鎮守府に戻ればアイリスが直してくれるからな」


アイリス「もう…そんな調子の良い事言って///」テレテレ


妖精1「天然ジゴロです」


ゼロ「どれくらい掛かる?」


アイリス「明日の朝までにはなんとか」


ゼロ「そうか」


アイリス「ただ、動力炉付近の損傷が…」


ゼロ「無理やり開けられDNAデータを取られたからな」


アイリス「…DNAデータを?」ピキッ!


ゼロ「あぁ、専用の機械で抜き取られ」


アイリス「一大事じゃないですか!」


ゼロ「!」


アイリス「そのデータがあればなんでも出来ちゃうのですよ」


ゼロ「わかっている。だからだ。…直ぐに取り返しに行く」


アイリス「…わかりました。朝までには終わらせます」


ゼロ「…アイリス」


アイリス「なんですか?」


ゼロ「本当にありがとう」


アイリス「もう///本当にずるいですよ」

285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/12/05(土) 03:36:52.63 ID:N2meeyTGO
乙ー
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/05(土) 15:19:00.00 ID:3cMGgLxIo
乙乙
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/21(月) 17:20:45.68 ID:CYHh645AO
待ってるよ。
288 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/01(金) 01:00:32.46 ID:u0SK2Hu50
アイリス「…すぅー」zzzz


ゼロ「ありがとう。さて、行くか」


エックス「行くのかい?」


ゼロ「あぁ、止めるのか?」


エックス「止めないよ。君の単独行動は必ず意味があるから」


ゼロ「そうか」


エックス「君が不在の間は僕がみんなを守るよ」


ゼロ「身体も無しによく言う」


エックス「それなりに出来る事はあるよ」


ゼロ「…そうだったな。行ってくる」


―――
――


1週間後


睦月「うにゅーゼロさんー」


如月「睦月ちゃん…」


北方「ゼロ…1週間も帰って来ない」


睦月「大丈夫だと思うけど」


早霜「…寂しくて乾きそうよ」


北方「濡らすか?」


早霜「心が乾くのよ」


如月「女は潤いが必要なのよ」


睦月「ゼロしゃーん」


天龍「おーい!ゼロが帰って来たぞ!」


一同「ゼロさん!」


―――


289 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/01(金) 01:04:04.74 ID:u0SK2Hu50
ゼロ「戻った」


睦月「ゼロさん!心配しましたよ」


ゼロ「悪いな」


北方「ゼロ!おかえり!」


早霜「ゼロ…待っていたわ」


ゼロ「悪いな。もう少し早く終わる予定だったのだがな。だが、収穫はあった」


??「……」


如月「あの…後ろのは?」


装甲「……」武装解除済


ゼロ「…捕虜だ」


睦月「あの時の姫じゃないですか」


早霜「…一人で倒したの?」


ゼロ「最初はそのつもりだったが…」


??「二対一は卑怯ですから」


如月「あなたは?」


??「私は…」

290 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 01:09:15.60 ID:Ecbg5ywAO
久しぶりの再開だ!

待ってたよ!
291 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/01(金) 01:17:27.11 ID:u0SK2Hu50


多忙につき再開が遅れました。


一週間に1回は投稿出来るようにしたいです。


今年もよろしくお願い致します。
292 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 03:40:35.86 ID:shf2ppTGo
待ってた
あけおめ!ことよろ
メリィイークリスマァス
293 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 06:17:48.07 ID:Nog+/jMD0
乙。まっててよかったよ。
294 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 13:21:53.28 ID:7Xl177Noo
乙です
295 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage saga]:2016/01/01(金) 21:40:54.80 ID:21jr+ok4O
乙ー
296 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/10(日) 11:23:07.67 ID:YoftbEQG0
3日前


装甲「準備は整いました」


南方「奴のデータを早く届けましょう」


装甲「取引場所は我々二人で問題無い」


南方「アジトを転々するのも終わりだ」


装甲「これで…」


ゼロ「どうなるんだ?」


装甲・南方「!」


ゼロ「随分と念入りに移動していたな。それほどオレのDNAデータが重要なのか?」


装甲「何故ここがわかった?」


ゼロ「オレが捕まったアジトから虱潰しに怪しい場所を探しただけだ」


南方「全てに護衛もいたはず」


ゼロ「あぁ、全員相手にしてやった」


南方「だが、我々に一人で挑むとはいい度胸だ!」


装甲「この際、お前の体も奴に届けてやる!」


ゼロ「来い。取引相手の情報も話してもらうぞ!」


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


ゼロ「フン!」シュー!シュタッ!バシュン!


艦載機<被弾…ボン!


南方「この!」ドオーン!


ゼロ「ハア!」スパン!


装甲「沈め」ズドドドドドド!


ゼロ「…」キン!キン!キキン!バチン!


南方「シールドか。ならば、これでどうだ!」チャキッ!


ゼロ(あれは不味いな)


南方「喰らえ!」ズドオオ――ン!!
297 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/10(日) 11:24:58.38 ID:YoftbEQG0
南方「…消し飛んだか」


装甲「行きましょう」

ザバア―――ン!

ゼロ「残心を忘れるな」ザシュッ!


南方「槍だと!」ビリビリ!


ゼロ(貫くつもりだったが…)


装甲「よくも南方を!」…カチャリッ!


ゼロ「躊躇ったな」ドゴ!ドゴ!ドゴン!


装甲「ぐはっ!」小破!


海中から飛び出したゼロはトリプルロッドで南方に刺突し、リコイルロッドで装甲を殴り飛ばす。


ゼロ「見事な連携だが接近戦が得意な者がいないのではな」


南方「舐めるな!」ズドオオ―ン!


ゼロ「ハア!」ガキン!


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


装甲「ならばこれでどうだ」ガシッ!


ゼロ「なに!」


装甲「南方、私ごと撃て!」


南方「くっ…当たれ!」ズドオオ―ン!


ゼロ「仲間ごと撃つとはな」小破!


装甲「…それでいい」中破!!


南方「我々は何としても勝たなければいけないのだ!」


ゼロ(…不味いな。左腕がやられたな)


南方「お前も連れていくぞ!」カチャリッ!

ヒュン!

南方「ぐっ…!主砲が!」ドカン!


ゼロ「矢だと」


??「…ゼロ置いていくなんて酷くないか?」


ゼロ「お前は…誰だ?」


??「私か?」


翔鶴「泊…翔鶴!ゼロの艦娘だ!」
298 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage saga]:2016/01/10(日) 22:49:23.39 ID:eKgiL7HGo
あけおめ乙ーことよろー
299 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/10(日) 23:17:53.26 ID:Z3UDoDby0
翔鶴がおとこらしく感じてしまう。乙。
300 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/29(金) 23:01:08.31 ID:KVjceQ1b0
ゼロ「翔鶴…それがお前の名前か。置いていくとはどういう事だ?」


翔鶴「お前が最初のアジトを襲撃した時にドロップしたのだ」


ゼロ「もしかして、あの奇妙な光か」


翔鶴「お前が倒した敵の屍を辿って来た」


ゼロ「そうか。…ところで、」


翔鶴「やれるぞ」


ゼロ「あぁ、援護を頼む」


翔鶴「援護?私も前に出るぞ」


ゼロ「…いくぞ」


翔鶴「ゼロ…共に戦えて嬉しいぞ」


南方「生まれたばかりの練度の低い艦娘が調子に乗るな」カチャリッ…


翔鶴「練度の低い?」ヒュン!


南方「ぐっ」ドス!ドス!ドス!ドス!


翔鶴「悪いな。艦載機は一機しかいないから…うふふ」


装甲「南方…逃げてください」


南方「しかし…」


装甲「あなたがデータを届ければ勝ちです」


南方「わかりました。私の艤装の一部を渡します」
301 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/29(金) 23:03:41.15 ID:KVjceQ1b0
翔鶴「南方が逃げるぞ。奴を射抜く」グッ!キュキキキキキ!


ゼロ「頼む」シュー!シュタッ!


翔鶴「逃さない」ヒュン!キュイ―――――――ン!


装甲「そんな矢でどうにか出来ると思うな」ガキン!


ゼロ「喰らえ」バシュン!


装甲「そんな光る弾が通るか!」ガキン!
  ズドーン!ドオーン!


ゼロ「…」シュタッ!ガキン!


翔鶴「悪いな…盾がないと攻撃と回避しか出来ん」


ゼロ「名前の通り固いな…矢はあるか?」


翔鶴「数本だがな…私に考えがある」


ゼロ「わかった」


翔鶴「ふっ…思い切りのいい奴だ」


装甲「死ぬ覚悟は出来ましたか?」カチャカチャ


ゼロ「行くぞ!」シュタッ!


翔鶴「あぁ」グッ!キュキキキキキ!


装甲「消し飛べ!」
  ズドーン!ドオーン!ズドドドド!

ゼロ「フン!」ガキン!ガキン!カキン!


装甲(奴め…打ち合いに勝てると思っているのか?)


翔鶴「まずは1本」ヒュン!


装甲「諦めの悪い!」ズドドドド!

ドガン!

装甲(煙幕。しかし、これなら艦娘は狙え…)


装甲「!」ドス!ドス!ドス!ドス!


翔鶴「ゼロを射抜くと思ったか?」


装甲「砲身に矢を…」


ゼロ「燃えろ!」ザシュン!


装甲「ぐわああ!」


翔鶴「…爆ぜろ」


装甲「こんな…奴らに」艤装完全破壊!
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/29(金) 23:35:18.88 ID:sS9LkLQk0
乙。待ってた。ところでこの翔鶴は男勝りな感じだな。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/01/30(土) 14:17:48.67 ID:4Aei9E5ko
乙ー
304 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/04(木) 01:59:41.07 ID:3Hcls+H/0
翔鶴「勝負あったな」


ゼロ「艦載機を積んでいないから矢に魚雷を付けたか」


翔鶴「お前の破壊したアジトには無くてな…中々の物だろ?」


ゼロ「あぁ」


装甲「…ぐっ…」


翔鶴「さて、連れ帰るか」ガシッ


装甲「…た…れ…」


翔鶴「なんだ?」


装甲「く…た…ばれ」カチッ


ドゴオオオン!!!


翔鶴「…げほっ!ごほっ!…」


ゼロ「自爆するとはな」


翔鶴「助かったぞ…お前が奴の右腕を斬り飛ばさなかったら」


ゼロ「その腕はどうした?」


装甲「…」


ゼロ「何故だ!お前がレプリロイド用の腕をしている」グイッ!


装甲「…」


ゼロ「答えろ!」


翔鶴「無駄だ気を失っている。それに…悪いが足を」


ゼロ「…まずは立て直すぞ」
305 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/04(木) 02:01:24.65 ID:3Hcls+H/0
元深海棲艦アジト


ゼロ「どうだ?」


翔鶴「厳重に拘束しておいた」


装甲「…」


ゼロ「艤装を見せろ。可能なら修理する」


翔鶴「本当か?」


ゼロ「必要なものは確保した」


翔鶴「悪いな」


ゼロ「被害は艤装だけか…身体は?」カチャカチャ


翔鶴「問題無い」


ゼロ「お前が来てくれてよかった」


翔鶴「追って来た甲斐があったな」


ゼロ「…」


翔鶴「…」


ゼロ「泊地棲姫なんだろ?」


翔鶴「…ぁ…そうだ」


ゼロ「やはりそうだったか」


翔鶴「私も解らないんだ…気がついたらこの姿で海の中で目覚めた」


ゼロ「オレが弔った時、お前は確かに…」


翔鶴「死んでいた…最後に手を握ってくれたな///」


ゼロ(どういう事だ?艦娘が深海棲艦化する事はあるが逆もあるだろうが…死人が生き返る事は無い)


翔鶴「その…やっぱり気持ち悪いし信用できないか?」


ゼロ「そんな事は無い…三度も助けられたんだ」


翔鶴「そうか…ありがとう」


ゼロ「後でいくらでも調べられる…よろしく頼むぞ」スッ


翔鶴「勿論だ!」アクシュ
306 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/04(木) 02:02:09.52 ID:3Hcls+H/0
某所


南方「はあ…はあ…」


??「ボロボロだな」


南方「奴のDNAデータだ」


??「確かに受け取った」


南方「これで妹を…」


??「任せておけ…装甲はどうした?」


南方「奴らを足止めして…わからん」


??「そうか。見付かれば儂がなんとかしよう」


南方「お願いします…バイル様」


バイル「あぁ…ゼロのDNAデータが手に入れば…くっくく…ははははは!」


南方「バイル様?」


バイル「待っていろよ…貴様から全てを奪う!」

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/04(木) 02:43:10.09 ID:6+OMcYJMO

相変わらずこの爺さん元気だなあ
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/02/04(木) 07:14:19.62 ID:mN1wR2luO
乙ー
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/16(火) 09:48:59.37 ID:rNIgHQTZ0
乙です。
310 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 10:54:04.27 ID:QmpN4jF/0
元深海棲艦アジト


ゼロ「資材に弾薬に燃料・・・これだけあれば充分だな」


翔鶴「ゼロ、奴を縛り付けておいたぞ」


ゼロ「引き続き見張っておいてくれ。もう少しでそちらにいく」


翔鶴「わかった。抵抗はしないが油断しないのが一番だな」


ゼロ「・・・小型船もあるのか」


翔鶴「使えるか?」


ゼロ「時間は掛かるが問題無い」


翔鶴「よーし。私が見張っているから安心しろよ」


ゼロ「その前に紫の矢を置いていけ」


翔鶴「この矢か?」


ゼロ「そうだ。調べたい事がある」


翔鶴「最初から持っていたが艦載機にならなくて困っていたんだ」スッ


ゼロ「見ておくから任せろ」


翔鶴「見張っているぞー」


ゼロ「さて、もういいぞ」


矢「・・・」


ゼロ「・・・違ったか」


矢(イーグリード)「間違いでは無い。オカマ野郎」


ゼロ「さっさと答えろ。鳥ガラ」
ーー

イーグリード「なるほど・・・そんな事があったのか」


ゼロ「オレのわかる範囲だがな」


イーグリード「だから見た目が少し違ったように思えたのか」


ゼロ「昔のオレを知る者は皆そう言うんだ」


イーグリード「話の続きは基地に戻ってからだ。エックスもいるのだろ」


ゼロ「それどころか奴の子どもに当たるレプリロイドもいる」


イーグリード「あのエックスにか・・・」


ゼロ「頼りになる仲間と後輩もいる。・・・娘(北方)もな」


イーグリード「子持ちかよ!?」
311 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 11:01:22.37 ID:QmpN4jF/0
装甲「・・・」


ゼロ「交代の時間だ」


翔鶴「そうか。船はどうだ?」


ゼロ「二日以内になんとかなりそうだ」


翔鶴「ようやくお前の鎮守府に行けるのだな。楽しみだ」


ゼロ「提督も歓迎してくれるだろうな」


翔鶴「・・・え?ゼロが提督じゃないのか?」


ゼロ「オレは提督じゃない」


翔鶴「そんな!?じゃあ、ゼロの元で戦えないのか?」


ゼロ「全体の指揮は提督の仕事だからな」


翔鶴「しょ、しょんなぁ〜」ションボリ


ゼロ「大丈夫だ。信頼出来る提督だ」


翔鶴「それでも〜」


ゼロ「それに・・・オレも提督を目指して・・」


翔鶴「その時は秘書艦にしろ!」


ゼロ「お、おぅ。わかった」


翔鶴「絶対だぞ!(秘書艦なら提督と密接な関係になれるぞ///)」


ゼロ「とりあえず休んだらどうだ?」


翔鶴「いや、晩飯の魚を獲ってくるぞ!」
312 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 11:01:50.45 ID:QmpN4jF/0
ゼロ「お前の右腕は誰が作った?」


装甲「・・・」


ゼロ「レプリロイド用装備はどこで手に入れた?」


装甲「・・・」


ゼロ「まあいい。鎮守府で話してもらう」


装甲「必ず・・・あなたを倒す者が現れる」


ゼロ「そうか・・・オレを倒したとしても今は頼りになる仲間がいる」


装甲「・・・その仲間があれですか?」


翔鶴「ごぼぼぼぼぼぼぼぼ!?」バシャン!バシャン!


ゼロ「泳げないのか!?」


装甲「こんなのに負けたのか」
313 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 11:12:32.57 ID:QmpN4jF/0
ゼロ「何をしていた」


翔鶴「魚を獲ろうしたのだ。けど、前みたく泳げなくて・・・」


ゼロ「水中での呼吸も出来ないのか?」


翔鶴「そうだ」シュン


ゼロ「まあいい。オレがなんとかする」


翔鶴「すまぬ」


ゼロ「魚ぐらいしか獲れないがいいか?」


翔鶴「デカイのがいい!」


ゼロ「フッ・・・任せておけ」


ーーー


翔鶴「うまい!デカイ!」ガツガツ


ゼロ「・・・それはなによりだ」


翔鶴「焼き魚は最高だな」ムシャムシャ


ゼロ「蘇った時の事だが何か覚えていないか?」


翔鶴「うーむ。そうだな。気がついたらこの姿だったしな・・・そうだ!」


ゼロ「なんだ?」


翔鶴「髭でハゲのおっさんが出て来た気がするぞ」


ゼロ「・・・誰だ?」


翔鶴「知らん」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/29(月) 12:30:39.32 ID:WM8un4BTo

泊地翔鶴可愛い
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/29(月) 12:45:23.70 ID:hUP8OeTAO
乙!
アホカワイイな!
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/29(月) 20:29:04.99 ID:CYzL6xpJ0
姉がポンコツになっちゃったずい。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/02/29(月) 22:13:18.27 ID:ap+g9hD0O
乙ー
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/05(土) 01:26:39.53 ID:dQH81Eg10
髭でハゲ・・・一体何リーなんだ・・・
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/03/05(土) 09:30:33.80 ID:R3GEQ/ArO
下げよう
320 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:11:11.28 ID:/kiRwEV+0
翔鶴「走馬灯で知らないおっさんを見るとは」モグモグ


ゼロ「そうか」


イーグリード「こりゃ駄目だな。食う事しか考えていない」


翔鶴「なんだと?!この鳥妖精め」グリグリ


イーグリード「よせ。やめろ!」ジタバタ


ゼロ「許してやれ。こいつもやるから」


翔鶴「いいのか!?」


ゼロ「オレは食べなくても問題無い」


翔鶴「やっぱりゼロはいい奴だな!」ガツガツ


ゼロ「・・・デカイ北方が増えた気分だ」


ーーー

装甲「・・・」


ゼロ(抵抗がする気はないようだな)


翔鶴「私も見張るぞ」


ゼロ「オレが見張っているから寝ていろ」


翔鶴「大丈夫だ。起きていられる」


ゼロ「仮眠室のベットで寝ておけ」


翔鶴「やだ」


ゼロ「・・・好きにしろ」


翔鶴「ふふーん」ドヤー


ー数分後ー


ゼロ「・・・」


翔鶴「zzzzz」


ゼロ「・・・風邪ひくぞ」ファサッ


イーグリード「お前は昔から面倒見がいい奴だったな」


ゼロ「そうだったのか?」


イーグリード「そうだ」
321 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:12:10.18 ID:/kiRwEV+0
ー現在ー鎮守府ー執務室


提督「帰って来ないと思ったらそんな事になっていたのね」


ゼロ「収穫は装甲棲姫と奴らのアジトにあった物資だ」


西門「俺と妙高型姉妹で回収するか?」


提督「ゼロの持って帰って来た量で充分だから。暫くは隠しておきましょう」


西門「万が一の隠れ家に使えるかもな」


翔鶴「私はどうすればよろしいですか?」


提督「後で部屋を案内するから待っててね」


翔鶴「わかりました」


ゼロ「無理しなくていいぞ」


提督「え?」


ゼロ「お前らしくいろ。いつも通りで問題いい」


翔鶴「そうだな!?じゃあ、いつも通り。なあ、はやくここを案内してくれ」


ゼロ「来い」


翔鶴「食堂もみたいな。ご飯うまいのか?」パタパタ


ゼロ「最高だ」


翔鶴「おぉ!最高だな///」


西門「こりゃ随分と個性的な」


提督「大きな子犬ね」
322 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:12:47.04 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ー工廠ー


イーグリード「ヘッドパーツは役に立ったようだな」


エックス「イーグリードさん!?」


イーグリード「よせよ。呼び捨てでいい」


エックス「けど・・・」


イーグリード「相変わらずだな」


エックス「まさか、また会えるなんて思ってもいませんでした」


イーグリード「まったくだ。俺が死んでから何があった教えてくれ」


エックス「長い話になりますよ」


イーグリード「あぁ・・・わかっている」


エックス「まずは・・・どこから話せばいいかな?」


イーグリード「お前の見てきたものを教えてくれ」

323 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:13:34.93 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ーゼロの部屋の前ー


翔鶴「・・・私はゼロの艦娘だからな。寝床を共にするのは当たり前だ///」


ドア<ガチャッ…キィー


??「zzzzzz」


翔鶴「し、失礼しまーす」ソローリ


??「zzzzzz」


翔鶴「寝ているみたいだな」ゴクリ


??「zzzzzz」


翔鶴「あ、暑いな〜寝間着が邪魔だな〜」シュルシュル…


??「zzzzzz」


翔鶴「はあ〜はあ〜添い寝だけだから」


??「う〜ん」


翔鶴「あぁ〜きれいな茶色の髪?」


睦月「ふぇ?」


翔鶴「・・・ゼロじゃない」


睦月「ひぃ〜にゃんですか!?にゃんにゃんですか!?」


翔鶴「違う!添い寝だけだから」


睦月「ゼロさんが来るのを待っていただけなのにぃ」


早霜「・・・待っていただけ?楽しんでいたじゃない」


朝潮「このマントも新鮮な匂いが薄れてきまし・・・ナニをしているのですか!?」


翔鶴「私は無罪だ!」


朝潮「なんで裸なんですか!?」


如月「あらあら楽しそうね」


北方「パジャマパーティか?」


港湾「またみなここに集まっていたのね」
324 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:14:09.80 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ー工廠ー


エックス「どうしたんだい?」


ゼロ「部屋が騒がしくてな」


イーグリード「来たな・・・元特殊0部隊隊長さん」


ゼロ「その部隊名はなんだ?」


エックス「君の部隊名だよ」


イーグリード「特殊0部隊・・・くっくく」


ゼロ「・・・本当なのか」


エックス「オレが部隊名を決めたって自慢してたよ」


ゼロ「・・・」


イーグリード「くっく・・・」


アイリス「私はカッコいいと思いますよ」


レヴィアタン「まあ、悪くないんじゃない」


妖精1「誰だってそういう時期があるです」


イーグリード「これからも頼むぜ。ゼロ隊長」


ゼロ「鳥アタマ。戦場で酷使してやるからな」

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/12(土) 13:19:01.28 ID:ydCGctP6o
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/12(土) 14:05:44.79 ID:r6Z9Oiqx0
第0特殊部隊ってもともとマグネ・ヒャクレッガーが所属してた部隊じゃなかったっけ
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/03/12(土) 21:36:15.57 ID:zaE3HuCSO
乙ー
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/19(土) 22:54:44.48 ID:PCz015LBo
お、追いついたー乙
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 00:49:58.40 ID:5d66y3bN0
乙ー

面白すぎて一気見しちゃった。
レジスタンスビデオレターとか泣くしかなかった。
330 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:45:37.25 ID:tvhjgL+L0
ー大和孤児院ー


雪風「やまとさーん、お客さんですー」


大和「お客さん?今行きますね」


雪風「大きな男の人です」


大和「一体誰でしょうか?」


ハガー「はじめまして、このたび市長となりました。マイク・ハガーです」


大和「テレビで見ました。当選おめでとうございます。けど、市長さんがどうしてここに?」


ハガー「若い娘さんが孤児院を開いていると聞きまして是非とも支援したいと思いまして」


大和「それは…ありがとうございます」


ハガー「街にある孤児院を全て訪問していまして」


大和「そうなんですか。それは大変ですね」


ハガー「そんな事はありません。市長の務めですから…早速ですが困っている事はありますか?」


大和「そうですね…」


VAVA「学習道具が足りん。その次は食料だ」


大和「あらVAVAさん」


ハガー「なるほど」


VAVA「物は直せるが消耗品はどうにもならん」


ハガー「直せるというのは?」


VAVA「スクラップを修理しただけだ」


ハガー「なんと!」


VAVA「あいつらには学ぶ事と食べる事は必要だ」


ハガー「わかりました。直ぐに手配しましょう」


VAVA「あぁ、頼むぞ」


大和「ちょっと、VAVAさん」


VAVA「貰えるならありがたく貰っておけ」


ハガー「そうです。遠慮する必要はありません」


大和「はい。ありがとうございます」
331 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:46:41.94 ID:tvhjgL+L0
数日後ー鎮守府ー海上訓練場ー


提督「みんなお疲れ様」


潮「提督どうでしたか?」


提督「日増しに上達していくね」


潮「ありがとうございます」


夕立「夕立は?」


提督「勿論だよ」ナデナデ


夕立「えへへ」


大淀「提督に急ぎの電話が着ています」


提督「ちなみにどこから?」


大淀「陸軍です」


提督「陸軍?」

332 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:47:53.86 ID:tvhjgL+L0
ー鎮守府ー


ゼロ「…」


??「…」ジー


ゼロ「…」ツカツカツカ…


??「…」サササッ…


ゼロ「…」ヒュッ!


??「!?」ダッ!


??「いない…どこに」


ゼロ「何をしている?」


??「ひぃっ!」


ゼロ「お前は…青葉だったな」


青葉「はい。覚えて頂き光栄です」


ゼロ「何をしていた?」


青葉「えーと…一応取材なんですが」


ゼロ「コソコソと嗅ぎまわるのがか?」


青葉「それは謝ります。ごめんなさい」ペコリ


ゼロ「もういい。何が知りたいんだ?」


青葉「取材してもいいんですか!?」


ゼロ「答えられる事ならな」


青葉「ゼロさんの覚えている範囲で結構ですので」


ー緊急出撃です!!−各員は会議室に集合してください!!


ゼロ「話は後だ。先に向かう」


青葉「はい!」


青葉「………」ニヤリ
333 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:49:51.68 ID:tvhjgL+L0
ー鎮守府ー会議室ー


提督「大淀お願いね」


大淀「はい。先程、陸軍との共同作戦が決まりました」


  「内容は暴走した貨物列車をどんな手段を使ってでも止めろとの事です」


天龍「どうして俺らにも命令が来たんだ?」


大淀「一応は陸軍から支援要請ですね」


天龍「今回ばかりは陸がメインだろ?出番なさそうだな」


提督「そうでもないわよ。列車を止めないと街が大惨事になるわ。なんとしても止めないと」


ゼロ「何をすればいい?」


提督「列車に乗り込んで止めれればいいんだけど」


大淀「陸軍が協力してくれれば…」


ゼロ「協力的じゃないのか?」


西門「海軍と陸軍は昔から仲が悪くてな…それと今じゃ海軍が主戦力だからな」


ゼロ「…なるほど」


提督「それじゃあ、こちらも作戦を考えないとね」


334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/31(木) 06:07:47.60 ID:gn3E55Bs0
乙です。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/31(木) 06:29:56.39 ID:QiQDBQvX0
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/03/31(木) 11:46:53.69 ID:gBEgLB59O
乙ー
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 21:10:02.80 ID:/Qop6VL00
ロックマンxとロックマンゼロ大好きで俺得ですな
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/04/02(土) 22:10:26.72 ID:BFhPYwHYO
下げよう
339 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:23:07.86 ID:arAPgZzo0
ー現場付近ー臨時作戦本部ー


提督「陸上での作戦指揮は初めてね」


大淀「不安ですか?」


提督「みんながいるから大丈夫だよ」


大淀「しかし、いつもとは違いますので注意しましょう」


陸将「…よろしく頼む」


提督「はい。本日は宜しくお願い致します」


陸将「海軍の列車を陸軍が止めるとは…情けない話だ」


提督「はい。本部の管理能力の無さは私たちも困っています」ニコッ


陸将「……」


提督「それでは陸軍さんはどのような作戦で海軍の列車を止めるのですか?」


陸将「既に行動済みだ。ヘリに乗った部下達が…」


兵士1「大変です。ヘリが撃墜されました!」


陸将「…」


兵士1「列車から攻撃を受けた模様です」


陸将「ただの列車じゃないのか!」


提督「では、私たちが…」


大淀「提督、橋で待機していた部隊からです」


提督「どうしたの?」


長門<すまない!>


提督「何かあったの?」


長門<爆破予定の橋付近にヘリが落ちてきて>


陸将「おい!橋を爆破する予定だったのか!」


電<ごめんなさい。陸軍さんを助けていたら通り過ぎちゃったのです>


雷<電は悪くないから怒らないであげて>


暁<あのまま爆発させたら巻き込んでいたわ>


響<人命を優先したんだ>


提督「よくやったわ。次の策があるからいいのよ」

電<本当にごめんなさいなのです>
340 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:29:11.73 ID:arAPgZzo0
大淀<…ゼロさん、聞こえていましたね>


ゼロ<あぁ>


大淀<情報によるとただの貨物列車ではありません。おそらくは偽装された武装列車でしょう>


ゼロ<被害が広がる前に止める>


大淀<先頭車両にある動力炉を停止すれば止まるはずです>


ゼロ<動力炉が攻撃してこなければいいのだがな>


大淀<え、動力炉が攻撃ですか?>


ゼロ<何でもない。目標を確認した…任務開始>シュタッ!
341 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:29:59.55 ID:arAPgZzo0
ー武装列車ー車内ー


ゼロ「全員いるな」


天龍「これくらい楽勝だぜ」


龍田「あらあら…最後に飛んだのは誰だったかしら?」


翔鶴「これが列車か…ガタガタと揺れるな」


ゼロ「各自、武装を確認しろ」


天龍「いつでも戦えるぜ」


龍田「天龍ちゃんと同じよ」


翔鶴「ゼロの命令を待っているのだが」


ゼロ「よし。行くぞ」

ーーー


天龍「誰もいないな」


龍田「何を運んでいたのかしら?」


翔鶴(なんか…揺れて…気持ち悪い)


ゼロ「このポットはなんだ?」


天龍「でけえな…内側から壊されてないか」


龍田「何だかとっても嫌な予感がするわ〜」


天龍「これの中身が逃げて暴れたとか…」


ゼロ「そうみたいだ」


天龍・龍田「!?」


ゼロ「…見張りの兵士の死体だ」


天龍「…なんだよ…こりゃ…」ブルッ…


龍田「引き千切ったり、抉ったりかしら?随分と乱暴みたいね」


翔鶴「…」ガクッ!


ゼロ「翔鶴…無理するな」


翔鶴「うん(…駄目だ。この列車に乗ってから気分が悪い)」

342 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:30:54.51 ID:arAPgZzo0
ゼロ「この扉の先が動力炉だ」


天龍「生き残りは…誰もいなかったな」


龍田「そうね…可哀想だけど」


翔鶴「…」


ゼロ「行くぞ」


ウィーーーーン!ガシャーン!


天龍「動力炉だけみたいだな。ポットの中身が兵士を殺して逃げたのか?」


龍田「なんか焦げ臭くない?」


翔鶴「…血の匂いだ」


……グォン!


ゼロ「全員下がれ!」


ボワッ!ゴオオオォォ!


天龍「熱!」


龍田「あら」


翔鶴「なんだ!」


パンテオン・コア「…目…標確…認」


ゼロ「また、こいつに乗っていたとはな」
343 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:33:50.69 ID:arAPgZzo0
【頭脳特急】パンテオン・コア

ネオ・アルカディアへの列車による物資、兵士輸送ルートを全て管理するホストブレイン
EXスキルはブレインプレッシャー


天龍「なんだよ。知り合いか?」


ゼロ「前に殺されかけたから破壊しただけだ」


龍田「いい関係じゃないわねえ」


ゼロ「奴の攻撃は巨大な火炎放射器と天井の棘だ」


翔鶴「火炎放射器に気を付ければいいんだな」


ゼロ「棘を甘く見るな…一発で死ぬぞ」


翔鶴「ひぃ!ごめんなさい(おぉ…気を付ける)」


龍田「確かに気を付けたほうがいいみたいよ。天井の棘に串刺しになった兵士がいるわ」


天龍「焼かれて串刺しはごめんだぜ!」


ゼロ「コアを破壊すれば止まるはずだ。(しかし、以前とは見た目が違うな。何かあるな)」


天龍「あの頭だな」チャキッ!ドォン!


パンテオン・コア「…」ガキン!


龍田「そう簡単にはいかないわねえ」


ゼロ「オレが行く…援護してくれ」シュタッ!


天龍「任せろ!」ドォン!ドォン!


龍田「天龍ちゃん、援護もいいけど…」グイッ!


天龍「うおっ!」


ガシャーン!


翔鶴「常に動きながら撃つしかないな」グッ!キュキキキキキ!


ゼロ「決して無理をするな」シュタッ!


パンテオン・コア「…認識」


ボワッ!ゴオオオォォ!


ゼロ(攻撃は前と変わらない)
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 00:34:29.07 ID:ewJ4YK4z0
続きまってました。乙。
345 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:35:03.83 ID:arAPgZzo0
ガシャーン!


ゼロ「今だ!」ザシュッ!


天龍「決まったか!」


龍田「…残念だけどそうじゃないみたいよ」


ゼロ「コアから体が…」グググ


??「ニクイ!ニクイ!ニクイ!ニクイ!ニクイ!」メキメキ!


ゼロ(血まみれの体…奴がポットの中身か?)


天龍「ゼロ!棘が近づいてる!」


ゼロ「なんて…力だ」グググ


翔鶴「すまない」ヒューーン!


ドカン!


龍田「あら〜」


天龍「ここで誤射かよ!」


ゼロ「問題無い。爆風で逃げれた」


パンテオン・コア「ツブス!ツブス!ツブス!ツブス!ツブス!ツブス!」


天龍「このままだとペチャンコだ」スッ!


龍田「焼かれちゃうわね」スッ!
346 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:36:26.61 ID:arAPgZzo0
ゼロ「翔鶴…さっきのまた頼めるか?」


翔鶴「ゼロの体は大丈夫か?」


ゼロ「問題無い…それと龍田もいいか?」


龍田「あらあら、面白そうな事ならいいわ」


ゼロ「…行くぞ」シュタッ!


翔鶴「…」ヒューーン!


ゼロはシールドブーメランで翔鶴の魚雷矢を防ぎ


パンテオン・コア「!?」


ゼロ「ハアァ!」ブォン!


爆風を利用しパンテオン・コアに接近し、回転斬りを浴びせる。


パンテオン・コア「グガア!」


天龍「畜生!防ぎやがった!」


ゼロ「龍田投げろ!」


龍田「えーい」ヒューーン!


パンテオン・コア「ギャアアアアア!」


龍田の投擲した薙刀はパンテオン・コアに突き刺さる。そして、


ゼロ「貫け!!」ドゴン!


ゼロナックルで殴られた薙刀はさらに奥深くに突き刺さった。

347 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:38:17.33 ID:arAPgZzo0
パンテオン・コア「……」

天龍「床が動かねえ…止まったのか?」


翔鶴「まだ早いぞ」グッ!


パンテオン・コア「…」メキメキ…


龍田「しぶといわ…息の根止めちゃおうかしら」


ゼロ「待て…オレが見る」


翔鶴「どうだ?」


ゼロ「機能停止したようだ。だが、中身には逃げられた」


天龍「あの状況から逃げたのかよ」


龍田「列車…止まらないわ」


翔鶴「むしろ…速さが増している?」


ゼロ「最後に動力炉を暴走させたみたいだな」


提督<みんな大丈夫?>


ゼロ<全員無事だが、動力炉が暴走し止められそうにない>


提督<そんな…お願いだから逃げて>


ゼロ「しかし、このままだと街に被害が」


??<あー聞こえるか?>


ゼロ<誰だ?>


??<どうせ直ぐに面合わせるからいいだろ。お前らのいる車両から後ろを切り離せ>


ゼロ<どういう事だ?>


??<受け止めるなら軽い方がいいに決まってんだろ。早くしろ>

ーーー

天龍「走っているのはこの車両だけだ」


ゼロ<切り離したぞ>


??<それでいい。列車が見えてきたぜ>


翔鶴「ゼロ!線路上に何かあるぞ」


ゼロ「なんだと!?」


龍田「あれは…」


天龍「紫色の戦車か?」


ファーブニル「さあ来な!止めてやるぜ!!」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 10:17:54.48 ID:HQMx8xF+o
βακαキター!
349 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 11:53:46.60 ID:arAPgZzo0
ゼロ「全員捕まれ!」


天龍「捕まれってどこにだよ!」


龍田「よいしょっと」グサッ!


翔鶴「もうだめだー!」


ファーブニル「うおらー!!」ガシッ!


ギイーーーーー!


天龍「あの戦車なんなんだよ!」


翔鶴「うぎゃー!」ゴロゴロ


龍田「止まるかしら?」


ゼロ「まだ止まらない」


ファーブニル「俺様の力をなめんじゃねえ!」グギギギ!


翔鶴「うわー!助けてー。捕まる物がない」ゴロゴロ


ゼロ「こいつで…」キュイン!キュイン!


龍田「あら、その刀は大きくなるのね」


ゼロ「止める!」ザシュン!


キイーーーーー!


ファーブニル「うおらー!!!!!!」


ゼロ「止まれ!!!」


ーーー


天龍「止まったのか」


龍田「そうみたいね」


翔鶴「もう…列車…やだ」


ゼロ「任務完了だ」


ファーブニル「おい。生きてるか?」


ゼロ「あぁ…」


ファーブニル「そうか、この前の続きだ!」


ゼロ「!?」


ファーブニル「ゼロと戦うのを待っていたぜ!!」


ゼロ「…相手してやる」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/04/29(金) 17:38:58.99 ID:V0Wx681bo
乙ー
351 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/07(土) 01:15:44.47 ID:wIGXUbI/0
ファーブニル「うおら!」ドン!ドン!


ゼロ「…」ヒュッ!


ファーブニル「そうだ!オメーは避けてばっかりだったな」ドン!ドン!


ゼロ「お前みたいに無駄な動きをしないだけだ」シュッ!


ファーブニル「相変わらずムカつく奴だ!」ドン!ドン!


ゼロ「お前は…感情的な奴だ」ガキン!ガキン!


ファーブニル「そら!」ズドドドド!


ゼロ「そこだ!」ザシュッ!


ファーブニルのチャージ攻撃を躱し、Zセイバーで斬りかかる。


ファーブニル「そうくると思ったぜ!」ドン!


ゼロ「!?」バシッ!


ファーブニルも予想していたのだろう。ゼロはソドムの一撃を至近距離で喰らう。


ファーブニル「いつもこのチャージの後に喰らってたぜ」


ゼロ「そうだったな…ハア!」ドギャン!


ファーブニル「ぐっ!…」


しかし、ゼロはシールドブーメランで防ぎリコイルロッドのチャージを叩き込む。


ファーブニル「くそっ!…上手くいくと思ったんだがな」


ゼロ「オレが…今までどれだけ戦ってきたと思っている?」


ファーブニル「旧型が…調子に乗るなよ」バッ!


ゼロ「親友の息子を虐めたくはないのだが」シュッ!
352 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/07(土) 01:16:49.47 ID:wIGXUbI/0
ーーー


ハルピュイア「様子を見に来てみれば」


ファントム「両者そこまでだ」


レヴィアタン「熱くなってんじゃないわよ」


ファーブニル「テメーら…なんでここにいんだよ?」


ファントム「お主らが馬鹿騒ぎに興じていたからだ」


レヴィアタン「提督に頼まれたのよ。遠征で疲れているのにね」


ハルピュイア「職務を全うしただけだ」


レヴィアタン「遊んでないで撤収作業を手伝いなさいよ。それと提督が列車の調査に入るわよ」


ゼロ「…了解した」


ファントム「待ちやがれ!」


ハルピュイア「これ以上の戦闘は無視できないぞ」


ファントム「お主の立場が悪くなるわけではないのだぞ」


ファントム「ちっ!興が覚めちまったぜ」


レヴィアタン「私も撤収作業に行くから。じゃあね」


ファントム「拙者も鳳翔殿に使いを頼まれていた故。失礼」


ハルピュイア「…戻るか」


天龍「似たようなのが5人もいたな」


龍田「喧嘩は終わったみたいね」


翔鶴「入る隙がなかった」
353 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/07(土) 01:17:36.55 ID:wIGXUbI/0
ー現場付近ー臨時作戦本部ー


兵士1「いてえ」


兵士2「生きてるだけましだ。誰か包帯持ってないか」


電「巻いてあげますから待ってほしいのです」


兵士2「いや、自分で出来るから」


電「けが人は無理しちゃだめなのです」


雷「そうよ。今は陸とか海とか関係ないわ」


兵士2「すまない」


響「暁、手伝おうか?」


暁「これくらい平気よ。包帯ぐらい巻けないと立派なレディになれないわ」


兵士3「もご…ふご…」


響「暁。ミイラを作ってるのかい?」


暁「多めに巻いただけよ」


長門「肩を貸そう」


兵士4「…一人で行ける」


長門「無理する必要は無い。共に戦った仲ではないか」


兵士4「…感謝する」


大淀「はーい。沁みますからね」


兵士5「っ…」


大淀「大丈夫ですか?」


兵士5「気にしなでください」


長門「提督はどこにいった?」


大淀「先程、列車の調査に向かいましたよ」
354 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/07(土) 01:23:14.59 ID:wIGXUbI/0
ー武装列車ー車内ー


陸将「これは酷いな」


提督「可哀想に」


陸将「これが問題の積荷か?」


提督「内側から壊されている。これは…血?」


陸将「これだけ破壊されていたら何もわからんな」


提督「いや、名前みたいなのがあるけど」


陸将「血で読み取りずらいな」


提督「V‐No.09」


陸将「結局得られるものもなかったか」


提督「…」


陸将「…」


提督「話したい事があるから」


陸将「わかっている」


提督「話が早くて助かるわ」


陸将「何年あんたの友達だと思っているのよ」


提督「じゃあ、撤収作業に行かないと」


陸将「部下に死人がいなくてよかった。ヘリは…まあいいや」

355 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/07(土) 01:24:16.75 ID:wIGXUbI/0
ー陸軍トラックー


兵士1「艦娘…可愛かったな///」


兵士2「電ちゃんに包帯巻いてもらった///」


兵士3「ふご…もご…(暁ちゃんに巻いてもらった包帯を家宝にしよう)」


兵士4「俺は長門さんに肩貸してもらって///いい匂いがした」


兵士5「大淀さんにもっと責められたかったな」


ファーブニル「テメーらいい加減にしろ!どいつもこいつも浮かれやがって!」


兵士1「隊長!安全運転でお願いしますよ」


兵士2「ただでさえ運転が荒いんですから」


ファーブニル「うるせー!明日から訓練を倍にするからな!」


陸将「ファーブニル、落ち着きなさい」


ファーブニル「くそっ!まだ戦えたんだ。なのにあいつらが」


陸将「列車を止める事が目的だったんだ。また喧嘩吹っ掛けるような事をするな」


ファーブニル「知るか!次会ったら必ずぶっ飛ばしてやる!」

356 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/07(土) 01:24:57.14 ID:wIGXUbI/0
ー数日後ー鎮守府ー食堂ー


ゼロ「…」


レヴィアタン「…」


ファントム「…」


ハルピュイア「…」


ファーブニル「…」


エックス(…気まずい)
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 01:47:18.00 ID:CqlgWtiv0
乙です。
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 02:22:19.31 ID:9p9ATSk1O

そういや四天王の中でファントムだけは、ゼロに覚醒形態での戦いを挑む機会がなかったんだっけ
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/07(土) 12:49:23.39 ID:B5pARMEqo

一部だけファーブニルがファントムに
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/07(土) 20:22:15.37 ID:qeVF8x8dO
乙ー
361 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/17(火) 10:50:29.83 ID:W837VrSd0
少し前ー鎮守府ー工廠ー


ゼロ「可能か?」


夕張「前までは不可能でしたけど…」


明石「今なら可能だと思うわ」


エックス「急げば明日の朝には出来るはずだよ」


夕張「エックスさんが来てくれてから解析が捗りますよ」


エックス「僕に出来る事なら喜んで協力するよ」


明石「艤装に関しては得意分野だけど」


夕張「ゼロくん達の装備は分野が違い過ぎて」


ゼロ「これで戦闘の幅が広がるな」


あきつ丸「ゼロ殿、こちらでしたか」


ゼロ「どうした?」


あきつ丸「ゼロ殿に来客が来ているであります」


ゼロ「来客だと?」
362 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/17(火) 10:51:21.48 ID:W837VrSd0
ー鎮守府ー食堂ー


ゼロ「…お前か」


ハルピュイア「ここに来るのは二度目になる」


ゼロ「…」


ハルピュイア「ここでも大活躍らしいな」


ゼロ「要件はなんだ?」


ハルピュイア「鎮守府の調査もあるのだが」


ゼロ「…」


ハルピュイア「戦いに来た訳では無い。身構えるな」


離島「ゼロ様。紅茶でもどうでしょうか?」


ゼロ「ありがとう。二つ頼む」


ファーブニル「オレさまも貰おうか」


ゼロ「三つだ」


離島「かしこまりました」


ファーブニル「うちの親分がこの前の件を謝罪しろ、とよ」ドサッ!


ハルピュイア「菓子折りを持参して謝罪とは…まるで子供だな」


ファーブニル「相変わらずの上から目線にはウンザリだぜ」


ハルピュイア「祖業の悪い貴様にもな」


レヴィアタン「あら?キザ坊やに戦闘バカじゃない」


ファントム「再度終結」


エックス(まさか、鎮守府でみんなが集まるなんて)
363 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/05/17(火) 10:51:56.04 ID:W837VrSd0
ー鎮守府ー食堂ー入口


早霜「…」ジー


響「早霜さん、どうしたんだい?」


早霜「あれを…見て」


響「中山徹デザインが集まっているね。それとインティ20周年おめでとう」


早霜「え?」


響「感動の再会ではなさそうだね」


早霜「そ、そうね」


響「あの四人は兄妹なのかな?」


早霜「性格も…容姿も…全く違うのに…根本が同じに見える」


響「お昼ご飯の時間なのに入りずらいな」
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/17(火) 12:07:53.27 ID:8TUUjdcyO
乙ー
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/17(火) 21:07:49.99 ID:OM8omchH0
一気読みする位面白いぜ
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/18(水) 07:48:16.67 ID:zdXv67lwo
なぜ響は知ってるんだ
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/05/29(日) 01:08:09.03 ID:5F2Z9vkH0
続きが楽しみ
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/01(水) 00:41:35.59 ID:3R3sP5Z4O
楽しみにしてる
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/01(水) 06:32:18.10 ID:M6cJ0hsfo
下げ
370 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 22:55:01.28 ID:u5SyoyTr0
ファーブニル「おい、ファントム!てめえなんで生きてんだよ?」


ハルピュイア「自爆したのではなかったのか?」


ファントム「如何にも。しかし、自爆した拙者はサイバー空間を彷徨う事になった」


エックス(親としては命を粗末にしてほしくないな)


ファントム「死ぬほど痛いぞ」


ゼロ「端で自爆されたら危なかった」


エックス(忘れていると思うけどゼロも自爆しているからね)


ファントム「そんな拙者をアルエット様が見つけ新しい体を作って下さった」


ハルピュイア「あのレジスタンスの少女か」


ファーブニル「敵に顎で使われてんのかよ」


ファントム「もう敵では無い。戦う理由も無い」


ハルピュイア「エックス様は死にネオ・アルカディアも無い」


レヴィアタン「お役御免で自由の身ね」


ハルピュイア「今の我々を見たらエックス様はどう思うか」


ゼロ「おい、言ってやれよ。お父さん」ボソッ


エックス「ネオ・アルカディアは子供たちに任せていたから」ボソッ


ゼロ(放任主義は北方によくないな)


レヴィアタン「お父様はどう思います?」


エックス「!!」


ゼロ(また面倒を)


ハルピュイア「どういう事だ!?」


ファントム「父上」


レヴィアタン「さあ、お父様」


エックス「や、やあ」


ファーブニル「…親父だあ?」


ハルピュイア「父さん!」
371 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:01:11.53 ID:u5SyoyTr0
エックス「その色々と言いたい事はあると思うけど」


ファーブニル「あぁ!当たり前だろ!」


エックス「…」


ファントム「ファーブニル…口を慎め」


レヴィアタン「お父様が困っているじゃない」


ハルピュイア「きっと考えあったのだろう」


ファーブニル「戦うのが嫌になって逃げたんだろ」


エックス「…」


ファーブニル「伝説のレプリロイドがただの腑抜けで呆れ…」


ゼロ「お前に…エックスの何がわかる」ガシッ!ドギャン!


ファーブニル「ぐは!」


一同「!?」


ゼロ「一人で百年も戦っていた腑抜けがいると思うか」


レヴィアタン「あらあら」


ハルピュイア「ファーブニルを軽々と」


ファントム「テーブルを修理する必要があるな」


エックス「ゼロ、もういいから。ファーブニルの言い分もわかるからさ」


ゼロ「…」


ファーブニル「くそが」

372 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:05:36.41 ID:u5SyoyTr0
エックス「これを見てほしかったから」


ファントム「前に暴走した貨物列車の映像か」


エックス「問題は積荷なんだ」


レヴィアタン「このポットね」


ゼロ「V‐No.09か」


ハルピュイア「中身も気になるが、この名前は」


エックス「なにかわかる事はあるかな?」


ファーブニル「バイル」


ゼロ「!?」


ファーブニル「Vはバイルじゃねえのかよ?」


ハルピュイア「確か奴には、バイル八審官とういう部下がいたが」


ファントム「その9体目か」


レヴィアタン「けど、あいつはゼロが倒したんでしょ」


ゼロ「オレが倒した。そしてラグナロクと共に燃え尽きたはずだ」


エックス「バイルがもし生きていたら」


ゼロ「…」ガタッ


ファントム「どこに向かう」


ゼロ「心当たりが身近にいた」
373 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:11:21.17 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー隔離施設ー


翔鶴「…」ペラッ…ペラッ


ゼロ「入るぞ」


翔鶴「おぉ!どうした。私に会いに来たのか!」


ゼロ「違う。奴に用がある」


翔鶴「ぐっ…そうか。見張っていたが怪しい様子もないぞ」


ゼロ「そうか」


ドア<ガシャーン!


装甲「…」


ゼロ「バイルを知っているな」


装甲「…」ビクッ!


ゼロ「オレのDNAデータを奪い奴に渡したな」


装甲「…」


ゼロ「お前の右腕も奴が作った物だな」


装甲「…」


ゼロ「答えろ」


装甲「…」
374 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:12:02.27 ID:u5SyoyTr0
ゼロ「そうか…では、」ブォン!


装甲「!?」


ゼロ「泊地を殺した償いを左腕でしてもらおうか」


装甲「なっ!」


ゼロ「話す気になったか?」


装甲「…」ブルブル


ゼロ「そうか…残念だ」ブォン!


装甲「ひぃっ!」


翔鶴「やり過ぎだぞ」ガシッ!


ゼロ「…翔鶴」


翔鶴「ゼロらしくないぞ。頭を冷やせ。それとも私が冷やしてやろうか?」


ゼロ「…悪い」


翔鶴「後で聞かせてくれ」


ゼロ「あぁ」


翔鶴「さて、と」


装甲「…」


翔鶴「話した方がいいと思うぞ」


装甲「…ふざけるな」
375 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:15:10.99 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー空室ー


睦月「これはどうかな?」


如月「あら///素敵ね」


早霜「これも…いいわよ」


朝潮「これは…いいですね」


睦月「はあ〜写真でも素敵ですぅ〜ゼロさん///」


早霜「あの綺麗な髪…お守りにしたいわ」


如月「ゼロさんの髪は抜けないし切れないのよねえ」


朝潮(ゼロさんが使っていたマント…匂いが薄まっちゃったな)


睦月「うーん。けど〜」


如月「新しい写真が欲しいわねえ///」


早霜「レアな写真…」


青葉「こちらなんてどうでしょう?」パサッ!


ゼロのポニーテール写真


朝潮「これは!?」


睦月「にゃんと!?」


如月「あらあら///」


早霜「…とても似合っているわ」


青葉「いい写真でしょ?サービスしちゃいますよ」


睦月「青葉さんはどうしてここに!?」


青葉「大変興味深い集まりがあると聞きまして青葉もご一緒して宜しいでしょうか?」


朝潮「どうしましょうか?」


早霜「ばれているなら…仕方ないのでは」


青葉「まだまだ沢山写真がありますよ」


如月「まあ///」


青葉「だから、ゼロさんについて教えてくださいね」
376 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:16:04.88 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー


エックス「わかった事はあるかい?」


ゼロ「装甲はバイルを知っている」


エックス「本当かい?」


ゼロ「あぁ…あの様子は間違い無い」


エックス「バイルが生きている…」


ゼロ「そう考えるのが妥当だ」


エックス「だとしたら奴は…」


ゼロ「本部連中の中にいるだろうな」


エックス「翔鶴さんが見たパンテオンの事もある」


ゼロ「皆に話す」

377 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:16:45.98 ID:u5SyoyTr0
レヴィアタン「あの親父がねえ」


ハルピュイア「こちらでも探りを入れる」


ファーブニル「あいつは気に喰わねえから、協力してやる」


ファントム「拙者もだ」


エックス「みんなありがとう」


ハルピュイア「ゼロ、こいつをやる」


ゼロ「アイスチップか」


ハルピュイア「認めたくないが貴様にしか扱えない」


ゼロ「これで全部のエレメントチップが揃ったか」


提督「ゼロ!直ぐに出撃よ!」


ゼロ「どうした!?」


提督「鎮守府の前に南方が現れた」


ゼロ「直ぐに向かう」
378 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/09(木) 23:17:24.05 ID:u5SyoyTr0
ー鎮守府ー正面海域ー


ゼロ「無事か?」


潮「はい!みんな無事です」


夕立「何もなかったっぽい」


陸奥「攻撃もしてこないわ。不気味ね」


ゼロ「オレが行く。攻撃に備えていろ」


一同「了解」


南方「…」


ゼロ「止まれ」


南方「…」ピタッ


ゼロ「何が目的だ」


南方「…す…て」


ゼロ「?」


南方「…けて」ゴポッ!


ゼロ「!?」


南方「た…す…け…て」バシャン!


ゼロ「おい!?」


南方「…」


ゼロ<提督。重傷の南方が助けを求めてきた…わかった。直ぐに帰還する>


379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/10(金) 03:17:23.49 ID:+fZ24QtCO
乙ー
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/06/10(金) 11:15:40.68 ID:FkirT7pG0
おつ
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 10:13:10.53 ID:k0vg8+aPo
やっと追いついた
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/12(日) 12:46:53.30 ID:GSHswlgnO
ロックマン好きとしてはたまらないスレだ

383 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:25:10.52 ID:LE9zIHOj0
ー寒冷鎮守府ー


寒冷「突然の訪問だな」


ペンギーコ「全くだグワッ!」


寒冷「本部から直々にこんな所まで来るとは」


ペンギーコ「偉そうで嫌な感じだっグワッ!」


寒冷「…」


ペンギーコ「寒冷提督?」


寒冷「これが終わったら狩りにいくぞ」


ペンギーコ「久しぶりグワッ!皆も喜ぶグワッ!」


ドア<ガチャッ…


軍人「遅いじゃないか」


寒冷「突然でしたので、事前に連絡があれば多少の準備をしていたのですが」


軍人「ふん…まあいい」


ペンギーコ(やっぱり嫌な奴だったグワッ!)


寒冷「どのような用件でしょうか?」


軍人「単刀直入に言う…ヴェールヌイを回収に来たのだ」


寒冷「どうしてでしょうか?」


軍人「貴様に説明する必要は無い。本部が決めたのだ」


寒冷「…わかりました」

384 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:25:58.75 ID:LE9zIHOj0
ー寒冷鎮守府ー


ヴェールヌイ「…」


寒冷「こんな別れになるとはな」


ヴェールヌイ「どうしてもいかなきゃだめかな?」


寒冷「本部の命令でな」


ヴェールヌイ「みんなにお別れ言えてないよ」


寒冷「私から皆に伝えておく」


ヴェールヌイ「…うん」


寒冷「これは餞別だ」


ヴェールヌイ「いいの?高そうな時計だけど?」


寒冷「これは特・別・性だ」


ヴェールヌイ「!」


寒冷「わかるな?」


ヴェールヌイ「うん。特別性なんだね」


軍人「何をしている。いくぞ」


ヴェールヌイ「あの…」


寒冷「直ぐに会える」


ヴェールヌイ「わかったよ」
385 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:26:46.16 ID:LE9zIHOj0
ー輸送トラックー


ヴェールヌイ「…」


軍人「貴様を回収するのにここまで来たのだ。感謝の一言もないのか?」


ヴェールヌイ「…」


軍人「しかしだ…本部に着くまでの間…貴様で楽しませてもらおう」


ヴェールヌイ「!?」


軍人「どうせ。あの鎮守府で奴らの相手をしていたのだろ?」ジリッ…


ヴェールヌイ「そんなことない!」


軍人「叫んでも無駄だ。ここは頑丈で音も漏れない」


ヴェールヌイ「ぐっ…」


軍人「諦めるんだな」


ヴェールヌイ「…最低野郎だね」


ドガーーン!!!


軍人「何事だ!?」


<敵襲です!な、なんだ!こいつら!


軍人「何をしている!逃げろ!」


<ぐわー!
ーーーー
ーーー
ーー


386 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:29:26.98 ID:LE9zIHOj0
ー海軍本部ー


中将「そうか…わかった」


バイル「どうしました?」


中将「寒冷鎮守府が壊滅したようだ」


バイル「それはそれは」


中将「艦娘を回収に行った部下も巻き添えだ。まあ、使えん男だったがな」


バイル「面倒事が片付いた、と思えば」


中将「そうだな」


バイル「生産も順調で最終段階に入りました」


中将「わかった。そのまま頼むぞ」


バイル「はい…仰せのままに」

387 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:35:19.66 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー隔離施設ー


提督「ふぅ…なんとかなったわ」


叢雲「お疲れ。これでも飲んだら」


提督「ありがと」


曙「敵に高速修復剤を使うなんてお人よし過ぎるわよ」


提督「まあ、仕方ないじゃない」


曙「…助かるの?」


提督「なんとか安定しているけど」


叢雲「見張りが必要ね」


曙「全くもっていい迷惑ね」


提督「迷惑かけるね」


曙「ふん!いつもの事じゃない」


叢雲「装甲には話すの?」


提督「…安定してからかな」
388 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:36:39.64 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー食堂ー


西門「大きな戦闘はここ最近なかったからな」


妙高「では、本部が指揮した作戦ではないと?」


那智「ならば、仲間割れが原因ではないか」


羽黒「だとしたら…それはとても悲しいですね…」


足柄「羽黒は相変わらず優しいのね」


西門「そこがいいんだよ」


羽黒「そんな///」


妙高「私たちはいつでも対応出来るようにしないいけませんね」


ファントム「だが、その前に飯を食う事だ」


西門「…どうしたんだ?その恰好は」


妙高「板前さんですか?」


ファントム「拙者も何か出来る事が無いかと思いな」


足柄「本当は鳳翔さんのためでしょ?」


ファントム「…他意は無い」


那智「料理は出来るのか?」


ファントム「それは…」


鳳翔「料理の基本を覚えてからですので、まだですよ」


羽黒「料理のさしすせそ、ですか?」


鳳翔「材料を、闇十文字や苦無で斬られたら困りますからね」ニコッ


ファントム「整備もして綺麗に…」


鳳翔「ファントムさん?」ニコニコ


ファントム「皿を…洗っています」


西門「まあ…頑張れよ…」


足柄「よくあんな大きな手裏剣で切ろうとしたわね」


西門「使いやすかったんだろ」
389 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/06/29(水) 23:37:31.64 ID:LE9zIHOj0
ー鎮守府ー甘味処「間宮」


間宮「はい。特性パフェですよ」


北方「でかい!」


港湾「美味しそう」


アイリス「では、いただきます」


レヴィアタン「レプリロイドでもわかる…これはとても美味しいわ///」


ゼロ「だが…すごい量だな」


港湾「甘いものは別腹だから///」


北方「べつばら!べつばら♪」


エックス「すごい高さだ」


間宮「ゼロさんも食べに来てくれたのでサービスしちゃいました」


ゼロ「間宮券を配ってばかりだったからな。たまには自分に使わないとな」


離島「甘美ですわ///」


中間「毎日食べたいな」


空母「手伝いをしたらもらえる…がんばろ」


提督「いやー大賑わいだね」


間宮「提督、ご注文は?」


提督「私は羊羹をお願い」


間宮「はい」


ゼロ「南方はどうだ?」


提督「安定はしているよ。あとは本人次第かな」


エックス「一体何が起きているのだろう?」


提督「…本当にわからないわね」
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/06/30(木) 04:15:00.95 ID:3csPpW+yO
乙ー
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/30(木) 23:40:26.60 ID:kOP3ixuro
392 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:24:23.87 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー工廠ー


アイリス「これでどうですか?」


夕張「うん♪バッチリね」


明石「アイリスさんも手伝ってくれるから整備が捗るわ」


アイリス「私に出来る事をしているだけですから」


港湾「こっちも終わった」


夕張「まさかお昼前に終わるなんて」


アイリス「みんなでお昼に行きません?」


明石「そうね。そうしましょう」


港湾「北方も呼んでくる」


ーーーー!ーーーー!−−−−!


一同「!!!!」


大淀<鎮守府前方海域に深海棲艦が出現しました。直ちに出撃してください>


長門「直ぐに出るぞ」ダッ!


夕張「艤装の整備と補給は完了しています!」


陸奥「いつもありがとね」ジャキン!


明石「気を付けてね」


長門「出撃する!」

393 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:25:18.94 ID:6ujXHNQH0
ー遠征海域ー


卯月「遠征大成功だぴょん♪」


弥生「卯月…最後まで気を抜かないで」


清霜「これだけ回収したんだから戦艦に近づけたかな?」


早霜「そうね…きっとそうよ」


朝潮「あの駆逐艦は戦艦には…」


ゼロ「…いいんだ。他に方法があるはずだ」


朝潮「はい!ゼロさんの言う通りです」


島風「みんなーおっそーい!」


ゼロ「島風、警戒を怠るな」


島風「大丈夫…おぅ!」


卯月「どうしたぴょん?」


島風「鎮守府の様子…おかしくない?」


ゼロ「全員迂回して戻れ。警戒を怠るな」


朝潮「もしもの時は回収した物資は廃棄します」


ゼロ「いい判断だ。朝潮、皆を頼むぞ」


朝潮「了解しました!ゼロさんは?」


ゼロ「オレが様子を見に行く」
394 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:26:00.55 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー正面海域ー


??「お願いだよ!僕たちに戦う意思はない!」


長門「待て!これ以上近づくな」


??「本当なんだ…頼むよ…早くしないと」


陸奥「どうするの?数は多いどなんとなる戦力だし」


??「助けてよ…艤装だってここで切り離すから」スッ…


長門「動くなと言っているだろ」


ゼロ「何が起きている」


陸奥「深海棲艦達が突然押し寄せてきたのよ」


長門「戦う意思は無い、と言っているのだが…」


??「あんた…ここにいたのか」


ゼロ「レ級か。背負っているのは…」


レ級「駆逐棲姫…こいつ戦えないのに僕を庇って…戦艦棲姫(アイリス)がいるんだろ?助けてよ」


ゼロ<アイリス…聞こえるか?>


アイリス<工廠まで運んでください。直ぐに準備します>


ゼロ「来い。アイリスが診てくれる」


レ級「本当!?」


長門「危険ではないのか?」


ゼロ「あの駆逐棲姫は直ぐにでも治療が必要だ。それにアイリスなら言うはずだ」


ゼロ・アイリス「<目の前で苦しんでいる人に敵も味方も無い>」


ゼロ「オレも救われた一人だった」


長門「…そうか…そうだな。負傷者を運ぶぞ」


陸奥「了解したわ」


ゼロ<朝潮。直ぐに戻って来い。人手がいる>


朝潮<全速力で戻ります>
395 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:26:46.40 ID:6ujXHNQH0
ー軍事病院ー


提督「もう終わるからね」チャキッ…カチャッ…


吹雪「司令官、いつもありがとうございます」


提督「いいのよーこれで…はい。終わりっと」


吹雪「はい。思った通りに動きます」


提督「これで林檎の皮も上手に剥けるかな?」


吹雪「えーっとそれは…やっぱり司令官がやってくれた方が」


提督「甘えん坊だねー吹雪は」


吹雪「えへへ///」


提督「ごめん。通信だ」


大淀<提督。宜しいでしょうか?>


提督<何かあったの?>


大淀<鎮守府に複数の深海棲艦が押しかけて来まして>


提督<押しかける?>


大淀<アイリスさんの治療を受けたい、と>


提督<直ぐに戻るから>


吹雪「鎮守府は大丈夫なんですか?」


提督「大丈夫だから安心してね」


叢雲「司令官、戻るわよ」


提督「わかっているよ」


吹雪「叢雲ちゃん…」


叢雲「大丈夫よ…司令官は私が守るから」


吹雪「うん。お願いね」
396 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:27:21.86 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー工廠ー


アイリス「重傷者はこちらに!」


レ級「助かるよね?大丈夫だよね?」


アイリス「無事を祈っていて」


明石「包帯が無いわよ!」


雷「直ぐに持ってくるのです」


長門「辛いだろうが…耐えるんだぞ」


レヴィアタン「レスキュープログラムをここで活かすわよ」


ファントム「御意」

ーーー
ーー


ゼロ「何があった」


レ級「僕らの隠れ家に急に現れたんだよ。そして暴れたんだ」


翔鶴「何か言っていなかったか?」


レ級「叫び声だけだよ。まともな声をしていなかった」


イ級「破壊するためだけに生きているようで哀れじゃったよ」


西門「あんた、話せるのかよ」


イ級「若造、ただの魚型だと思っておったか?」


西門「すまねえ」


イ級「奴だが昔会った事があったと思う」


エックス「昔?」


イ級「装甲棲姫様と南方棲姫様とよく一緒にいたと思うのだが」
397 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:28:02.84 ID:6ujXHNQH0
ー鎮守府ー執務室ー


提督「それで大暴れしていたのは装甲と南方の知り合いである可能性があると」


西門「イ級が言うには…だが」


提督「それで深海棲艦達は?」


西門「全員治療を受けて今は休んでいる」


提督「…」


西門「見張りは一応いるから大丈夫だ」


提督「まあ、そこは問題無いと思うけど」


ゼロ「南方は目を覚まさないのか」


提督「えぇ」


ゼロ「時間がない。次に奴は街を襲うかもしれない」


提督「直ぐにでも出撃出来るようにしておいて」


ー鎮守府ー工廠ー


イ級「おぉ…これは北方棲姫様。大きくなられましたね」


北方「元気だった?」


イ級「えぇ。あの島で別れて以来ずっと元気じゃよ」


港湾「北方がお世話になったわ」


イ級「港湾棲姫様もお綺麗で」


港湾「また会えるなんて思わなかったわ」


イ級「お二人とも元気そうでなによりです」


北方「北方もゼロみたく強かったらいいのにな」


港湾「え?」


北方「お姉ちゃんやここのみんなを守ってあげれるもん」


港湾「ありがとうね。けど、あなたは今のままでいいのよ」ナデナデ


北方「うーん。そうかな?」


港湾「そうよ」

398 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:28:35.33 ID:6ujXHNQH0
ー???ー


西門「さて、お邪魔します…っと」


  「まあ…今は廃墟同然だがな」


  「登山博士が住んでいた家か…」


  (何か情報があればいいが)


ーーー
ーー



西門「地下には水槽か」


  (昔住んでいただけで重要な物は持ってかれたか)


ガタッ!


西門「!?」


  (隠し金庫か…これはレポートか?)
399 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/07/26(火) 19:29:39.33 ID:6ujXHNQH0
登山博士のレポート


海軍から深海棲艦が届いた。


魚型のイ級が5匹だ。


これで新しい実験が出来る。


まずは解体して中身を調べる事から始めよう。


イ級の中にとても知能が優れた一匹がいる。


この個体は迷路にも迷わず、私の言葉がわかるような動きをする。


この個体だけ別の水槽で様子を見よう。


やはりそうだ!私の指示通りの動きをする。


この個体は特別だ!


額に傷があるからキズアリと名付けよう。


キズアリが動かなくなりもう1週間だ。


餌も食べずにずっと眠っている。


何かに感染したのかもしれない。だが、今の私にはわからない。


これは大発見だ!


キズアリから少年が生まれた。


いや、芋虫が蛹となり羽化して蝶となる事に似ている。


深海棲艦に女性型がいる事は知っていたが男性型が私の前に現れてるとは…


キズアリは順調に成長している。


とうとう言葉を話したぞ。


どうやら名前があるらしく、それを伝えたかったようだ。


名前は「バイル」だ。


キズアリではなく「バイル」と呼ぶことにしよう。
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/07/26(火) 21:53:38.02 ID:xXSEsyIso
乙ー
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 22:29:57.97 ID:vF5/JcV9o
バイルが体だけ若くなってたらやべえな
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/26(火) 22:54:18.43 ID:OXyrZlX/O
403 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/08/17(水) 03:34:13.47 ID:UBM+z1QS0
西門「雄の深海棲艦で名前はバイルか…まだ続きがあるな」


登山博士のレポートー続き


バイルは順調に成長している。


特にロボットに興味があるのか色々と質問してくるようになった。


海軍の連中にはこの事を隠し私の手でバイルを育てよう。


捕獲した深海棲艦を改造する事に成功した。


しかし、バイルの協力があっての成果だ。これで深海棲艦の生態調査が行える。


バイルは本当に天才なのかもしれない。


私はもう年だ…ここの研究をバイルに任せるのもいいかもしれない。
ーーー
ーー

西門「深海棲艦の雄が海軍にいるのかよ。直ぐに知らせないと…」


ギィー


西門「!?」


??「…」


西門(誰だ?不動産屋じゃないよな…となると)


バイル「久々に帰ってきたが先客がいるようだな」


西門(畜生!)
404 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/08/17(水) 03:36:11.87 ID:UBM+z1QS0
ー指揮船ーレヴィアタン内ー


アイリス「私たちはレ級さん達が襲われた場所を調査します。何が起こるかわからないのでくれぐれも注意してください」


大鳳「艦載機で周囲を捜索すればいいのですね」


龍驤「それならうちらに任せてや」


比叡「みんなで協力ですね。気合い入れていきます!」


翔鶴「直ぐに終わらせてやるさ」


ゼロ「何かあれば直ぐに報告しろ」


一同「了解!」


ーーー
ーー


大鳳「どうやら何もいないようですね」


龍驤「残念やけどうちもや」


比叡「捜索範囲を広げますか?」


ゼロ「まずは提督に報告してからだ」


アイリス「ゼロ、いいですか?」


ゼロ「どうした?」


アイリス「実は鎮守府に報告しようとしているのですが繋がらなくて」


ゼロ「繋がらない?通信機の故障か?」


アイリス「何度も確認したのですが…」


ゼロ「翔鶴、イーグリードを飛ばせ」


翔鶴「もう飛ばしている」


イーグリード「距離が遠すぎて鎮守府は確認出来なかったが…」


ゼロ「なんだ?」


イーグリード「…鎮守府の方向から煙が見えた」


アイリス「ゼロ!これを見て」
405 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/08/17(水) 03:38:07.41 ID:UBM+z1QS0
ーTV映像ー海軍本部からの放送ー


中将「皆様に重大な発表があります。それは艦娘に関する事です」


  「我々は艦娘を運用し海の平和を守っていました」


  「しかし、艦娘にはある問題がありました」


  「深海化という艦娘のみに発症する奇病です。症状は深海棲艦に変化する」


記者「それは深海棲艦となり人を襲うという事ですか?」


中将「はい。その通りです。残念ながら治療法も無く、凶暴化してしまうので…その場合は処分していました」


女記者「今までその事実を隠していたのですか?」


中将「とても公に出来る内容ではありませんでしたので」


記者「では、これからはどのように海を守るのですか?」


中将「心配ありません。こちらをご覧ください」


パンテオン「…」


中将「これからの海を守るのはこのパンテオンです」


<ロボットか?<強そうには見えないな


中将「簡単に言えばロボットです。我々の命令のみを聞きどんな危険な場所でも活動出来ます」


  「他の兵器に比べ低コストで大量生産が可能」


  「艦娘とは違い、傷ついても部品交換すれば直ぐに戦えます」


女記者「今すぐにでも実践配備出来るわけですか?」


中将「勿論です」


記者「艦娘についてどうするのですか?」


中将「直ぐにでも除隊してもらいます」


女記者「応じない場合は?」


中将「実力を持って対応します」
406 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/08/17(水) 03:38:52.98 ID:UBM+z1QS0
ー鎮守府ー談話室ー


<ピロピロリン


足柄「西門提督から電話だわ。もうどこに行っているんですか?」


西門<みんな…にげろ…


足柄「え?聞こえないわよ?」


西門<…やら…れ…ちま…う


足柄「もうなんですか?」


西門<…パーン!パーン!ツー


足柄「切れちゃったわ」


妙高「どうしました?」


足柄「西門提督からの電話だったけど切れて繋がらなくなったわ」


妙高「電源が切れたのでしょうか?」

407 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/08/17(水) 03:41:56.16 ID:UBM+z1QS0
ー鎮守府ー執務室ー


提督「どうだった?」


大淀「通信機が繋がりません」


明石「テレビも映らないわ」


叢雲「停電作業でもやってるのかしら」


提督「どう考えても不自然だわ。みなに…」


ドオ―ーーン!!


大淀「襲撃!どこから」


提督「全員に艤装を装備するように…」


ドオ―ーーン!!!


提督「きゃっ…」


明石「提督!しっかりして」


叢雲「逃げるわよ!」


大淀<至急、艤装を装備して下さい!>


どうなってるの!?


直ぐに艤装を装備しろ!


どうなってやがる!?チビ達を逃がすぞ!


深海棲艦ではないであります!?


あのロボットはなんなのです!?


囲まれているわ…逃げられない


どうして、海軍のマークだよね?


何故だ!?我々は見捨てられたのか!?


海軍が攻撃してくるなんて嘘だよね?


助けて!動けない!


私たちが何をしたっていうのよ!


司令官はどこ!?
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/17(水) 08:03:10.58 ID:Oe9iAveyo
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/08/17(水) 08:25:27.61 ID:V84FjKvy0
待ってた。乙。
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/08/17(水) 13:24:00.34 ID:JIi5we7to
乙ー
411 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/09/05(月) 12:48:54.55 ID:S5P/mJyv0
データが飛んだので時間が掛かります。

必ず完結はさせますので
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/05(月) 15:50:19.63 ID:3R+w5VqAO
気長に待ってます。
413 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/09/14(水) 23:50:44.04 ID:aT+iaBGy0
ー大和孤児院ー


大和「私たちが何をしたというのですか!?」


軍人1「艦娘は全て来てもらうぞ!」


少女1「お姉ちゃんをどうするの!」


少女2「連れて行かないで!」


軍人「邪魔をするな!」バシッ!


少女2「きゃっ!」


大和「それでも軍人ですか!?」


軍人「黙れ!いいから行くぞ」


VAVA「どこに行くんだ?」


軍人「邪魔を…ぐっぼえええぇ」


VAVA「擦り剥いているな。大和、診てやれ」


大和「えっと…」


VAVA「直ぐにここを出ろ。いいな」


大和「…わかりました」
414 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/09/14(水) 23:51:48.27 ID:aT+iaBGy0
VAVA「どうした?」ガシッ!


軍人「貴様…わかっているのか?我々は…」


VAVA「知るか。それより何が目的だ」グシャッ!


軍人「がぁ…」


VAVA「ふん…時間の無駄か」


バイル「儂が代わりに答えよう」


VAVA「…誰だ?」


バイル「海軍兵器開発を任されている科学者じゃよ」


VAVA「見た目の割に爺さんみたいな話し方だな」


バイル「昔からの癖が抜けなくてのう。VAVA-MkU…全身武器庫のようなレプリロイドだ…旧型じゃがな」


VAVA「…」


バイル「データでは何度も見たが実物を見るとデザインも古く…まるで骨董品じゃな」


VAVA「その骨董品に殺される覚悟は出来ているんだろうな」カチャッ!


バイル「焦るな。お前の相手はこいつだ」


オメガ「…」


バイル「こいつに負けた事は無いのじゃろ?」

415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/09/15(木) 00:18:55.53 ID:H2EnzXoLo
乙ー
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/10(月) 19:47:33.73 ID:Na/v/dO/o
417 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:02:32.75 ID:yJ8COtCZ0
ー指揮船レヴィアタンー


比叡「鎮守府が攻撃されているのですか!?」


アイリス「駄目です…誰とも繋がりません」


翔鶴「直ぐに戻るぞ。北方や港湾は戦えないんだぞ」


龍驤<表に来るんや!生存者やで>


ーーー
ーー

大鳳「直ぐに治療しますからね」


ゼロ「どうだ」


龍驤「艤装がやられとるけど、体は平気や」


榛名「榛名は…大丈夫ですから」


ゼロ「何があったかだけでも教えてくれ」


榛名「囲まれていて…警告無しで撃たれました。みんな…どうなったかわかりません」


比叡「他のみんなは?金剛お姉さまは…?」


榛名「…ごめんなさい」


比叡「そ…そんな」


翔鶴「今は休ませてやれ」


ゼロ「アイリス」


アイリス「カタパルトなら準備済みです」


ゼロ「オレが敵を引き付ける。皆は救助を頼む」
418 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:03:47.45 ID:yJ8COtCZ0
ー鎮守府ー


ファントム「投<トゥ>!」ヒュン!ヒュン!


パンテオン「…」グサッ!グサッ!ボン!


ファントム「鳳翔殿!!何処に!?」


パンテオン「目標…破壊」


ファントム「退け!」ザシュッ!


パンテオン「は…か…」ボン!


レヴィアタン<聞こえてんの!?>


ファントム<レプリロイド同士の通信は正常か>


レヴィアタン<こっちは長く持ちそうにないわよ>


ファントム<これだけの数での奇襲だ。仕方あるまい>


レヴィアタン<何が仕方あるまいよ!悟りでも開いたの?>


ファントム<…そこに鳳翔殿はいるか?>


レヴィアタン<残念だけどいないわ>


ファントム<そうか>


レヴィアタン<私たちは指揮船を目指すわ。遠くだけど確認出来たから>


ファントム<提督殿は?>


レヴィアタン<…わからない>


ファントム<拙者はまだ残る。先に行け>


レヴィアタン<何言ってんのよ>


ファントム<もしもの時は拙者は飛ぶ事が出来る。お主よりは有利だ>


レヴィアタン<…合流したら直ぐに戻るわよ>


ファントム<了解した>


ファントム「そこだ!」ヒュン!


??「…」ガキン!


ファントム「!?」


レッドパンテオン「…」ブォン!


ファントム「ゼロのDNAデータから生まれた傀儡め」ガキン!
419 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:06:09.89 ID:yJ8COtCZ0
満潮「いいから逃げなさいよ!」ドォン!


睦月「まだ戦えるから」ドォン!


清霜「この場はお任せください」ドォン!


霞「ささっと行きなさいよ!」ドォン!


ーーー
ーー


清霜「戦艦に…なりたかったなぁ」…轟沈


睦月「清霜ちゃん!」


満潮「もっと…素直になれば…よかった」…轟沈


睦月「…」


霞「朝潮を…頼んだわ」…轟沈


睦月「ぐぅ…うわー!」ドォン!ドォン!


ーーー
420 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:06:58.72 ID:yJ8COtCZ0
朝潮「あの…私は…」


早霜「気が付いたわね…」


如月「ごめんなさいね。朝潮ちゃんの艤装は完全に壊されちゃったから」


朝潮「そうでした…武器庫が爆発して…それからみんなは!?」


早霜「私たちを逃がすための囮に…」


朝潮「そんなの…直ぐに戻らないと」


如月「無理なの…弾薬も僅かなの」


早霜「戦う手段が無い」


パンテオン「発見」ドォン!


早霜「…しつこい」ドォン!


パンテオン「…」ボン!


早霜「今のが最後だったわ」


如月「私も弾切れよ」


パンテオン「発見…抹消」×10


朝潮「私を置いて逃げてください!」


如月「出来るわけないのよね」


早霜「けど…間に合ったみたよ」
421 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:07:51.14 ID:yJ8COtCZ0
パンテオン「!?」ボォン!×10


ゼロ「遅くなった」


如月「ゼロさん、大変なんです。鎮守府が攻撃されて」


朝潮「司令官とも通信出来なくて混乱状態です」


早霜「港湾さんに北方ちゃんもどうなったか」


ゼロ「指揮船が近くに来ている。そいつを目指せ。それとこいつを使え」


朝潮「これはゼロさんの武器じゃないですか!?」リコイルロッド


ゼロ「夕張と明石に頼んで皆にも使えるように改造してもらった」


如月「今はこれに頼るしかないわよね」トリプルロッド


早霜「今だけ借りる…けど、絶対に返すわ」チェーンロッド


ゼロ「後は任せろ」


如月「睦月ちゃんがまだ戦っているの。だから…お願い」


朝潮「満潮ちゃんと霞ちゃんもお願いします」


ゼロ「わかった」
422 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:08:46.82 ID:yJ8COtCZ0
ー鎮守府ー隔離施設ー


装甲(騒がしいですね)


提督「さあ、行くわよ」ガラッ!


装甲「な、なんですか?」


提督「ここは安全じゃなうなったのよ」


装甲「南方が来たのですか?」


提督「南方なら隣の部屋で寝てるわよ」


装甲「どういう事ですか!?」


提督「私たちに助けを求めて来たのよ。今も眠っているわ」


装甲「そんなの…ありえな」


提督「あり得るのよ。しかも鎮守府を攻撃しているのは海軍本部で私たちは見切りつけられたのよ」


装甲「艦娘と人間が仲間割れか?」


提督「わからないわよ!」


装甲「!?」


提督「鎮守府の全員を避難させる事しか…出来ないのよ」


装甲「…」


提督「南方は眠ったままだから、あなたが運んで…そのあとは好きにしていいから」


装甲「何故敵である我らを助ける?」


提督「このまま死なれてもいい気分がしないからよ」
423 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:09:27.52 ID:yJ8COtCZ0
装甲「南方…本当にここにいたのですね」


南方「」


提督「直ぐに逃げなさい。ここはもう駄目だわ」


装甲「礼は言いません」


提督「いいわよ。早く行きなさい」


曙「このクソ提督、何考えてんのよ」


提督「ごめん。やっぱり放っておけなくて」


曙「直ぐに避難するわよ!」


ドカーン!


叢雲「伏せなさいよ!」


提督「え?」


ーーー
ーー

提督(…あれ?なんでこうなったんだっけ?)


  (曙が何か言ってる?なんで泣いているの?叢雲も泣いてるし)


  (あ…さっきの爆発の破片が刺さって…)


  (……死んじゃうのかな。そりゃ…そうか。こんなの刺さってるし)


  (あれ?装甲が戻ってきた。まさか…二人に…なにか…しないよね?)


  (だめだ…ねむくて…もう…だ…め……)

424 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/11(火) 03:20:07.49 ID:yJ8COtCZ0
ゼロ「すまない」


睦月「…沈みました。睦月以外…沈んじゃいました」


ゼロ「…」


睦月「清霜ちゃん、満潮ちゃん、霞ちゃん」


  「どうしてですか!?」


  「どうしてこんな目に合わなきゃいけないんですか!?」


  「睦月たちは…一生懸命戦っていたのに」


  「怖いの我慢して、夜だって寝れなくて、艦娘だから人を守らなきゃって」  


  「普通の女の子みたいに学校だって行きたかったのに」


  「いらなくなったんですか!?だから…殺されちゃうんですか?」


ゼロ「…」


睦月「これから…睦月はどうすればいいのですか?」


ゼロ「生き残れ」


睦月「…」


ゼロ「それしか言えない。バスターガンをやる。それと後ろにいろ」


睦月「え?」


パンテオン「ゼロ…発見…最優先抹消対象」×30


ゼロ「どんな時でも諦めるな」


睦月「…はい」


ゼロ「覚悟しろ」


睦月(ゼロさんの体が紅色から黒色になってる)


ゼロ「全てを破壊する」

425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/11(火) 06:24:59.87 ID:RQr67UeLO
乙ー!
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/11(火) 08:30:34.85 ID:8JQuDhKSO

辛い展開になってきた
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/11(火) 08:51:10.53 ID:8LtSwkAC0
乙。つらいな。全滅エンドじゃないよね。
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/11(火) 10:10:46.49 ID:hFppvuE5o
乙です
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/15(土) 22:56:32.69 ID:AtsIhYp+O
どうせみんないなくなる
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/16(日) 04:03:13.41 ID:np3j1t0Po
さげー
431 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/18(火) 23:30:25.63 ID:YtbWwWDd0
レッドパンテオンーゼロのDNAデータより作られたパンテオン
         セイバーによる接近戦が得意で動きも素早い
         体の色は赤
  

島風「駄目だよ!一緒に逃げようよ!」大破!!!


連装砲ちゃん1「それは出来ません!」


連装砲ちゃん2「主を守るのが我らの役目」


連装砲ちゃん3「生き残ってください」


島風「いやーいっちゃだめー!」


龍田「天龍ちゃん!天龍ちゃん!」


天龍「……誰も…守れなかったか」…轟沈


響「また…独りぼっちだ」


弥生「…卯月はどこ?どこに…」


レヴィアタン「よく聞きなさい!指揮船が来ているからそれを目指しなさい」


伊19「レヴィアタンはどうするのね?」


レヴィアタン「私はアレを止めるわ」


伊19「あれって…」


ヒッタイド・ホッタイド「…」キュラキュラキュラ


レヴィアタン「超弩級自走弾頭…全て吹き飛ばす気ね」
432 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/18(火) 23:31:28.12 ID:YtbWwWDd0
離島「どうやら人間による攻撃のようですわ」


空母「提督も連絡が取れず、ここも長くは無い」


中間「準備が出来た」


北方「ここ大丈夫なの?」


港湾「北方、よく聞いてね。鎮守府はもう危ないの」


北方「ゼロがいるから大丈夫だよ」


港湾「私も信じているわ…けど、必要なことなの」


北方「そんな…北方一人なの?ロッポウも一緒じゃないの?」


港湾「直ぐに会えるから大丈夫よ」ニコッ


北方「またお家がなくなっちゃうの?」


港湾「大丈夫よ。またみんなで暮らせるわ」


北方「…約束だよ」


港湾「えぇ、約束ね」


中間「北方様、私の艤装の中へ」


ギイィー…バタン…


中間「鋼殻艤装は指示通りの場所に向かう」


港湾「ありがとう」


離島「皆様…生き延びたら先程話した場所で会いましょう」


中間「北方様を一人に出来ない」


空母「当然」


港湾「ゼロ…必ず会えるわよね」

433 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/18(火) 23:33:03.48 ID:YtbWwWDd0
ゼロ「テイ!セイ!ハア!ヤア!ウオリャ!ハア!」
   シュパ!シュパン!ザシュ!ゴオ!バシュン!

パンテオン「…」ボォン!×6


睦月「えい!」パシュン!


パンテオン「…」ボォン!


ゼロ「鉄クズが…目障りだ!」ガシッ!


パンテオン「…」メキメキ…ギチギイ…


ゼロ「砕けろ」グチャッ!


睦月「ゼロさん?」


ゼロ「ほらよ!」ブン!


パンテオン「」ヒュン!


レッドパンテオン「…」シュパ!


ゼロ「…」ザシュ!


レッドパンテオン「…」ガキン!


ゼロ「オレのつもりか?」キュインキュイン!


レッドパンテオン「殲滅」


ゼロ「殺ってみろ」バシュン!


レッドパンテオン「」バシャン


睦月(やっぱり様子がおかしいよ。体が黒くなっちゃったし戦い方が乱暴だよ)


ゼロ「どうした!オレはここだ!相手してやる!」


バイル「威勢がいいな」


ゼロ「バイルか!?」


バイル「黒焦げだな。火事にでもあったか?」


ゼロ「姿が変わってもお前だと解るぞ!」キュインキュイン!


バイル「私の家にお前の仲間のネズミがおってな。始末したのだが…」


ゼロ「ハア!」ブォン!


オメガ「フン!」ガキン!


睦月「ゼロさんが二人!?」


バイル「懐かしいじゃろ?まあ、覚えておらんか。貴様のDNAデータと探し当てた設計図から作り上げた」


  「イレギュラーハンター時代のゼロじゃよ」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/18(火) 23:34:02.65 ID:GO1QGNg60
続きがきたー。
435 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/18(火) 23:34:59.39 ID:YtbWwWDd0
ー鎮守府ー厨房ー


パンテオン「…」


鳳翔(もう逃げることも出来ません。敵の手に掛かるぐらいなら…)


パンテオン「発見」


鳳翔(厨房が死に場所になるなんて)


パンテオン「排…じょ…」ドス!ドス!ドス!ボォン!


ファントム「ここでしたか」


鳳翔「ファントムさん!?」


ファントム「さあ、行きましょう」


鳳翔「そんなボロボロじゃないですか!私に構わず逃げてください」


ファントム「少々傷を負いましたが問題ありません」


パンテオン「はっ…」ザシュッ!ボォン!


ファントム「時間がありません!」


鳳翔「ごめんなさい」


ファントム「拙者が背負いま…危ない」ドン!


鳳翔「きゃっ!」


レッドパンテオン「発見」ザシュッ!グリ!×4


ファントム「ぐはっ…」


鳳翔「ファントムさん!」


ファントム「闇十文字!」ヒュン!


レッドパンテオン「…」ボン!×4
436 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/18(火) 23:35:30.48 ID:YtbWwWDd0
鳳翔「あぁ…そんな…大丈夫ですか?」


ファントム「情けない…動力炉を傷つけられた」


鳳翔「動けないのですか?」


ファントム「…」コクリ


レッドパンテオン「目標発見」×10


ファントム「ここまでか…女性一人守れないとは無念」


鳳翔「そんな事ありませんよ。ここまで来てくれたじゃないですか」


ファントム「…」


鳳翔「私と一緒に逝ってくれませんか」


ファントム「しかし!」


鳳翔「私の足ではもう逃げる事も出来ません。敵の手に掛かるなら…せめて、あなたと」


ファントム「よろしいのですか」


鳳翔「はい。せめて、最後はあなたの胸の中で」


ファントム「一瞬ですから痛みもありません」


ファントム(アルエット様…申し訳ありません)


ピカーーーーーーン!!!


レヴィアタン「この止まりなさいよ!」ドスッ!


ヒッタイド・ホッタイド「」ドカーン!


レヴィアタン「なんて頑丈なのよ。けど、これでなんとか…」


ヒッタイド・ホッタイド「…」キュラキュラキュラ×3


レヴィアタン「冗談でしょ!何体いるのよ」

   
ドカ―――――ン!!!


レヴィアタン「爆発!?間に合わなかった」

 
   「え…ファントムの反応が消えた」
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/19(水) 02:23:12.12 ID:9cz2MCBwo
乙ー
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 07:12:14.28 ID:KTZv4ZjOo
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/19(水) 09:39:36.11 ID:gO2MEKUyo
イデが発動しそうな勢いで死人が出始めたな
440 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/20(木) 03:09:13.22 ID:Lpc9ihCg0
ゼロ「電刃」キィキィキィキン!


オメガ「龍炎刃」ボワッ!


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!


オメガ「無駄ダ」ガキン!ガキン!ガキン!


睦月「援護します」カチャッ!


ゼロ「下がれ」


睦月「え?」


ゼロ「落鳳破!」ドゴン!!


オメガ「滅閃光」ドゴン!!


睦月「きゃっ!」


ゼロ「喰らえ!」ブン!ブォン!ドス!


オメガ「遅イ」ガシッ!


ゼロ「ぐっ!」メキメキ…ミシ


オメガ「腕ヲモラウ」


ゼロ「があぁぁ!」バキッ!


睦月「腕が折れちゃう!」バシュン!


オメガ「邪魔ダ」ガキン!


ゼロ「雷神撃」バチバチバチ!


オメガ「フン…遅イナ」シュッ!


睦月「ゼロさんが押されるなんて…」
441 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/20(木) 03:10:03.06 ID:Lpc9ihCg0
バイル「当然だ。満足な修理も受けていないコピーにオメガが負けるものか」


睦月「そんな事無い!みんな一生懸命ゼロさんを直してた」


バイル「レプリロイド用の設備は整っておったか?」


睦月「え…」


バイル「交換用パーツ・武器・アーマーは充実しておったか?」


睦月「それは…」


バイル「科学者だから解るぞ。奴は本来の力を発揮せずにいた」


睦月「そんなの嘘だ」


バイル「その結果があれじゃよ」


ゼロ「…」ギチギチガチ


オメガ「ハハハ」ギチギチガチ


ゼロ(押し負ける…だが、)ヒュン!バシュン!


オメガ「!?」バチ!


ゼロ(セイバーを破壊した!叩き斬る!)


ドゴオン!!!


ゼロ「ぐはっ!」


オメガ「セイバーダケダト思ッタカ?」


ドゴオン!ドゴオン!ドゴオン!


ゼロ「バスター…か」


オメガ「消エロ。伝説ノ英雄」シュピン!

442 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/20(木) 03:10:35.88 ID:Lpc9ihCg0
レヴィアタン「はあ…はあ…」


ヒッタイド・ホッタイド「…」キュラキュラキュラ


レヴィアタン「間に合わない。みんな離れて!」


伊19「そんなの無理なの!囲まれているの!」


レヴィアタン「なんとかして止めないと…」


ビイ―――――――!!!


ヒッタイド・ホッタイド「」ドカーン!


レヴィアタン「ビーム!?一体どこから」


伊19「ロボットも吹き飛んだの!逃げるなら今なの!」


レヴィアタン「そうね。みんな逃げるわよ!」

443 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/20(木) 03:11:27.33 ID:Lpc9ihCg0
ー大和孤児院ー


VAVA「これで報酬分は働いたはずだ」


大和<VAVAさん、聞こえますか?みんな無事です>


VAVA<そうか>


大和<あの…>


VAVA<ここには戻るな。どこかに身を隠せ>


大和<私たちは追われる身なのですね>


VAVA<そういう事みたいだ>


大和<どうしてこんな事に…>


VAVA<考えるのは後でいい、逃げることを優先しろ>


大和<…>


VAVA<大丈夫だ。直ぐに追いつく>


大和<本当ですね?>


VAVA<必ず行く>


大和<みんな待ってますからね>


VAVA<あぁ>


大和<信じてますから>


VAVA<…>


大和<VAVAさん?>


VAVA<通信機の調子が悪いみたいだ。切るぞ>


大和<わかりました>


VAVA<大和>


大和<はい>


VAVA<必ず行くからな>


大和<待ってますからね>


VAVA「……これでいい」ゴクゴクゴク


VAVA「…」カラン


VAVA「」


バタン…
444 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/20(木) 03:12:54.19 ID:Lpc9ihCg0
睦月「直ぐに見つかりますよ」


ゼロ「」


睦月「ここにあるはず」


ゼロ「」


睦月「みんなで直しますから」


ゼロ「」


睦月「…何とか言ってよ」


ゼロ「」


睦月「ゼロさん…」


ゼロ「もういい」


睦月「そんな事言っちゃだめですよ」


ゼロ「わかっている」


睦月「もう見つかりますから」


ゼロ「オレを置いて逃げろ」


睦月「嫌です!」


ゼロ「命令だ」
445 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/10/20(木) 03:14:05.36 ID:Lpc9ihCg0
睦月「絶対に嫌です!」


ゼロ「睦月」


睦月「出来ません!ゼロさんの下半身ないんですよ!沈んじゃいます!」


ゼロ「…」


睦月「みんなと合流すればきっと大丈夫です」


ゼロ「動力炉もやられた…長くない」


睦月「…」グスン


ゼロ「聞いてくれ」


睦月「ひぐっ…ぁい」


ゼロ「みなを…たの…む」


睦月「わかりました」


ゼロ「じゃあ…な」ドン


睦月「ゼロさん!」


バシャン!ブクブクブク…


睦月「いや!いやーーーーーー!いやだよ…」


睦月たちは…大切な場所、お友達、大好きな人を失いました。


どうしてこんなことになっちゃったんだろう
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/20(木) 22:48:28.79 ID:7lP8+MFm0
全滅エンドみたいな感じだ。
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/21(金) 02:30:52.30 ID:/pAG9RNxo
乙ー
448 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/06(日) 01:40:55.87 ID:mhcOgFjy0
ー数時間後ー海底ー

ーーーー
ーーー
ーー


レヴィアタン「こんな所にいたのね」


   「どうしたのよ?起きなさいよ!」


「伝説の英雄なんでしょ!前みたいに救ってみなさいよ!」


「あの艦娘らを救ってみなさいよ!」


「救いなさいよ…」


「助けてよ…」


妖精エックス<聞こえるかい?>


レヴィアタン<!?…聞こえるわよ>


妖精エックス<どうやら無事みたいだね>


レヴィアタン<そうでもないわ。それに目の前に死にかけのゼロがいるわ>


妖精エックス<ゼロが!?>


レヴィアタン<えぇ…左腕は取れかけで下半身は無い。動力炉を破壊されているわ>


妖精エックス<…>


レヴィアタン<親友が死にかけてるのに!仲間が死んでいったのに!お父様は何をしていたのよ!>


妖精エックス<…>


レヴィアタン<本当に…何をしていたのよ>


妖精エックス<ごめん。僕にしか出来ない事をしていたんだ>


レヴィアタン<そう。私たちを助けれない程の事をしていたのね>


妖精エックス<僕の指定した場所までこれるかい?>


レヴィアタン<無理ね。もう動けそうにないわ>


妖精エックス<諦めないでくれ!>


レヴィアタン<けど、このまま死にはしないわ>


妖精エックス<どうする気だ?>


レヴィアタン<私の動力炉をゼロに繋げるわ>


妖精エックス<駄目だ!そんな事をしたら君が死んでしまう!>


レヴィアタン<いいのよ…生き残るべきなのは私じゃないわ。ゼロよ>
449 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/06(日) 01:42:15.24 ID:mhcOgFjy0
妖精エックス<絶対に駄目だ!>


レヴィアタン<なら止めに来なさいよ>


妖精エックス<行けるなら止めに行くよ!>


レヴィアタン<ふーん。やっぱり動けないのね>


妖精エックス<君をマーティのようにはさせたくない!>


レヴィアタン<お母さんみたいに?>


妖精エックス<マーティは君たちを守って…死んだ>


レヴィアタン<お母さんが…>


妖精エックス<僕がいない時に基地が襲撃を受けた。その時にマーティが君たちを守る為に…>


レヴィアタン<そうだったのね>


妖精エックス<だから>


レヴィアタン<それを聞いたら止めるわけにはいかなくなったわ>ガシャン!


妖精エックス<他に手方法があるはずだ!>


レヴィアタン<これが最善なのよ>ガチッ!


妖精エックス<止すんだ!>


レヴィアタン<ぐうっ!…あっ…ぁ…ぁん…はぁ…あぁ…>


ゼロ「…」


レヴィアタン<これでいいのよ。今ならお母さんの気持ちが解る>


   (命にかえても守るべきものがある)


   (みんなの希望を助けれるなら…)


   (希望ね…まったく最後まで素直に…な…れ…な…い)  


   (まだゼロと共に戦いたかった)


   (頼んだわ…伝説の…英雄)
450 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/06(日) 01:43:01.34 ID:mhcOgFjy0
ー数か月後ー


ここ最近の出来事、と聞かれたらあり過ぎて困るわ。


海の平和を守るのは艦娘からロボットになる。


病院に入院していた全ての艦娘が姿を消す。


憲兵が自動車事故で吹き飛ぶ。


陸軍で…まあ…色々とね。


確かに深海棲艦の脅威はかなり減ったわ。


けど、街は良くなったか?、と聞かれたらそうでもない。


海軍は街にもロボットを配備した。


街の為だとは言うがそうじゃないよ。


海軍に対し否定的な者を見つけだし排除する。


ちょっと文句を言っただけで老若男女問わずに収容所に送られる。


記念すべき第一号はハガー市長だったわ。
ーーー
ーー

あんた、記者なんだって?もしかして記事にするつもりなの?


女記者「勿論よ。取材に協力してくれそうな人紹介してくれない?」


いいけど、大丈夫なのかい?


ネージュ「危険は承知。真実を伝えるのがジャーナリストの使命なんだから」
451 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/06(日) 01:43:48.33 ID:mhcOgFjy0
ー不明海域ー孤島ー


朝潮「燃料はまだ大丈夫ですが」


如月「弾薬が厳しいわね」


朝潮「ゼロさんの武器がなかったらどうなっていたか」


如月「みんな…どうしているのかしら」


朝潮「…」


如月「あ…ごめんなさいね」


朝潮「きっとみんな大丈夫です!」


如月「そうよね」


早霜「二人とも…奴らが来たわよ」


如月「すぐに行くわ」


朝潮「いつでも出撃出来ます」

ーーー


如月「ロボットが壊れているわ」


早霜「何が…あったの?」


朝潮「見てください!マントで姿が見えないけど戦っています」


??「…」ザシュッ!


パンテオン「…」ボン!


如月「あれは…Zセイバーよ!」


早霜「もしかして…」


??「…」


「ゼロさん!」「ゼロ!」


??「!?」


如月「え…」


朝潮「どういう事ですか」


睦月「ごめんね…ゼロさんじゃなくて」


  「本当に…ごめんね」
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/06(日) 03:09:36.37 ID:9tva/H8wo
乙ー
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/06(日) 07:06:08.52 ID:1+IAJKxe0
乙です
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 18:59:38.32 ID:BIipc0jVo
455 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/25(金) 00:24:05.59 ID:z3SJVMDK0
睦月「うーん…あれっ!ここは?」


如月「とっても疲れていたのね。私たちに会って直ぐに倒れたのよ」


早霜「ここは安心よ…ゆっくりと休んで」


朝潮「みんなはどうなったんですか!?」


睦月「…」


如月「朝潮ちゃん…今は休ませて」


睦月「…沈んじゃったよ」


「「「!?」」」


睦月「清霜ちゃん、満潮ちゃん、霞ちゃんが…」


早霜「戦艦になる事も…叶わずに」


朝潮「そんな二人が…」


睦月「それと…」


如月「まって!」


睦月「!?」


如月(ゼロさんが生きていたなら睦月ちゃんを独りにするわけがないわ…受け入れなきゃいけない。けど!)


如月「ごめん…耐えられないの…少し待って」ポロポロ


睦月「うん…」


朝潮「前を見てください」


イ級「…」


早霜「深海棲艦ね」


朝潮「一匹。罠でしょうか?」


イ級「つい…て…こ…い」


如月「ついてこいって、言ったわよね」


イ級「あるじに…あわ…せる。こい」


睦月「行こう」
456 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/25(金) 00:24:54.81 ID:z3SJVMDK0
ー深海棲艦アジトー


睦月「こんな場所があるなんてね」


早霜「私たちの工廠と同じ役割みたいね」


如月「敵意が無くても怖いわ」


朝潮「主とは誰でしょうか」


睦月「見て!主砲も魚雷もある」


如月「ずっとゼロさんの武器で戦ってたからね」


朝潮「何故ここに艤装が」


レ級「これから開始する作戦の為だよ」


「「「「!?」」」」


レ級「好きなものを使ってね」


睦月「ここはレ級さんの基地なの?」


レ級「違うよ。お手伝いだ」


朝潮「私たちの知らない深海棲艦の姫ですか?」


駆逐「まあ…そうとも言えるかな」


早霜「どういう事…」


レ級「そろそろ戻って来るよ」
457 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/11/25(金) 00:25:48.05 ID:z3SJVMDK0
ー深海棲艦アジトー工廠


姫様がお戻りだ


せい…れつ!せい…れつ!


睦月「こんなに深海棲艦がいるなんて」


レ級「みんな住処を奪われてここに来たんだ」


駆逐「傷ついたり、仲間を失ったりして」


朝潮「…同じだ」


「整列はいいわ。作業を続けて」


如月(綺麗な深海棲艦の姫ね)


わかりました!


「私たちは住処を奪われ仲間を失った!このまま全てを失うか!?」





「否!断じて否だ!全てを取り戻し人間どもに復讐する!」


うおー!そう…だ!


「私たちの怒りを思い知らせてやる!」


睦月(怖いくらいの熱気だ)


「正義の一撃作戦を必ず成功させよう!」


アカルイミライヲ―!!


北方「この北方棲姫に力を貸してくれるか!?」


アカルイミライヲ―!!


睦月「…北方ちゃん?」

458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/25(金) 07:00:03.64 ID:akk1L6LzO
アカルイミライヲー
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/26(土) 04:44:34.53 ID:YH23QlGlO
乙ー
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 13:40:10.19 ID:kkqQpR0To
アカルイミライヲツー
461 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:13:53.74 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー広場


北方「…」ツカツカツカ


如月「あの…北方ちゃん?」


北方「!?」


朝潮「人間違えなら申し訳ありません」


北方「…」ワナワナ


早霜「…?」


北方「よかった!生きてた!」ダキッ!


如月「あらあら///」


朝潮「この数か月後で何があったのですか?」


早霜「私たちよりも大きい…成長期?」


北方「それはこれから話す。それよりみんなの仲間がいるぞ」


睦月「港湾さんたちは一緒じゃないの?」


北方「…」


北方「この部屋にいる。再会を喜ぶといい」


ドア<ガチャッ…


翔鶴「!?」


朝潮「!…翔鶴さん」


翔鶴「飯食うか…腹減って…る。だろ?」グスン
462 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:16:12.40 ID:VJZpd0sh0
翔鶴「悪い。会えてうれしくてな」


朝潮「いえ、私たちもです」


如月「とてもおいしいわ」


睦月「…」


翔鶴「睦月食わないのか?遠慮せずに食え。沢山あるから」


睦月「…はい」


翔鶴「もしかして酒か?それならいい拾い物が…」


睦月「あの!」


翔鶴「!?」


睦月「他のみんなはどうしているんですか?」


翔鶴「…」


早霜「気になるから教えてほしいわ」


翔鶴「はぁ…そうだな。先延ばしはよくないな」


  「アイリス、大鳳、龍驤、比叡、榛名、夕張、明石、伊19、弥生、響、龍田、長門、大井」


  「ここにいるのは…これだけだ」


如月「そんな…」


翔鶴「伊19が潜水で調べに戻ったが何も回収出来なかった」


朝潮「…何もですか?」


翔鶴「艤装も…遺体もだ」
463 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:17:13.04 ID:VJZpd0sh0
早霜「司令官は…」


翔鶴「ここにはいない…鎮守府の崩壊に巻き込まれたようだ」


睦月「死んじゃいました」


翔鶴「?」


睦月「ゼロさん…死んじゃった」


早霜「…」ギリッ!


朝潮「嘘ですよ…嘘ですよね!」ガシッ!


睦月「ぐっ…」


如月「朝潮ちゃん、落ち着いて!」


睦月「ゼロさんみたいな敵に斬られて…真っ二つになって沈んじゃったよ!」


「嘘を言うな!!!」


北方「ゼロは強い!絶対に負けない!嘘を言うなら睦月でも許さないぞ!」


睦月「本当だよ…目の前で沈んで」


北方「嘘で混乱させて指揮を下げる気だな!」


睦月「信じたくなけど真実だよ」


北方「絶対に信じないぞ!お前を牢に入れる!」


翔鶴「おい!いい加減に…」


北方「ここの指揮官は私だ!私に従え!」


睦月「…わかった。牢に案内して」
464 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:18:38.41 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー独房


睦月(みんなに会えて嬉しかったけど…こんな事になるなんて)


睦月「…」グキュ〜


睦月「お腹減ったのです」


駆逐「スゴイ音だね」


睦月「にゃしい///」


駆逐「はい。ご飯だよ」


睦月「食べていいの?」


駆逐「北方様の命令で持ってきたけど。いらない?」


睦月「食べます!」
ーーー
ーー

睦月「ごちそうさまでした」


駆逐「どういたしまして」


睦月「あの、聞いていいですか?」


駆逐「どうぞ」


睦月「北方ちゃんがここの指揮官なんですか?他の深海棲艦の人は?」


駆逐「そうだよ。私とレ級だけなんだ」


睦月「港湾さん達もいないんですか?」


駆逐「逃げきれたのは北方ちゃんだけだったみたい」


睦月「北方ちゃんも独りぼっちだったんだね」


駆逐「けど、なんであんなに成長したのかはわからない。私たちが機械人形に襲わていたのを助けてくれたのが北方様で付いてきたんだ」


睦月「これからどうなるのかな」
465 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:19:38.70 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー北方の部屋


北方「ゼロが死んだ」ゴロン


北方「睦月が嘘を言う訳がないのはわかってる」


北方「けど…信じたくないよ」


ゼロ『戻った。北方いい子にしていたか?』


港湾『強くなくてもいい。友達を大事にする優しい気持ちを忘れないでね』


北方「ゼロ。港湾お姉ちゃん…約束守れなかった」


??「何があったんだい?」


北方「なんでもない」


??「そう。ここも大きくなった」


北方「そうだ。大きく強くなった。これなら海軍と戦える」


??「過信してはいけない」


北方「私は一度も負けていない!」


??「それは運がよかっただけだ。次は敵の本拠地が目標なら簡単にはいかない」


北方「黙れ!」


??「よく考える必要があるんだ」


北方「大事な家族を奪った奴らに同じ目に遭わせてやる」


??「私もそうだった。出来の悪い作戦のせいで多くの部下が死にしまいには力を求めて暴走してしまった」


北方「私は違う!」


??「…」


北方「ごめん。言い過ぎた。必ず成功させるから心配いらない」


??(昔の自分を思い出し力を分けたが…このままだと私と同じ目にあってしまう)

466 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:24:17.78 ID:VJZpd0sh0
ー海軍本部ー


バイル「パンテオンの生産も順調で街の配備も間も無く完了します」


中将「海だけでなく陸も守る。このままでは陸軍の存在意義が無くなるな」


バイル「空にも対応出来るように改良中ですので、全てが我々の思い通りになるでしょう」


中将「それはよいな」


バイル「しかし、快く思っていない者もいるようです」


中将「その為の特別収容所だ。軍人も民間人も関係無く牢に入れればよい」


バイル「監視はパンテオンが行っています」


中将「それより面倒なのは逃げた艦娘だ」


バイル「捜索中ですが範囲が広く中々」


中将「全く面倒な奴らだ」


バイル「考えがあります」

467 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:25:17.97 ID:VJZpd0sh0
ー街より離れた場所ー


ギュキュキュキュ!


大和「こんな所で故障なんて」


時津風「くるま、壊れちゃったんですか?」


大和「残念ですけどそうみたいです」


少女「けほっ…ごほっ…」


大和(薬も切らしちゃったし病院まで距離もある…どうすれば)


時津風「あれ?雪風は?」


菊月「雪風なら車直せるお医者さんを呼んでくる、って出ていったよ」


大和「大丈夫でしょうか?」


時津風「しれぇ」


大和「!」


時津風「あ…ごめんなさい」


大和「私も同じことを考えてましたから」


雪風「もうだいじょうです!車も直せるお医者さん連れてきました」


コルボー「困っていると聞いて来たのですがまずは何をすればいいですか」
468 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:26:14.38 ID:VJZpd0sh0
大和「本当に助かりました。ありがとうございます」


コルボー「車は部品交換で済みました、少女には薬を飲ませて休ませてください」


雪風「ありがとーございます!」


時津風「あのお願いがあります!しれぇも治してください!」


大和「時津風ちゃん!?」


コルボー「しれぇ?」


時津風「しれぇ…ずっと寝たままなんです。みんなで起きて―って言っても起きてくれなくて」


コルボー「…」


時津風「お兄さんなら何とか出来そうだから」


コルボー「まずはそのしれぇさんを見せてもらっていいかな?」


大和「…こちらです」


コルボー「!?」


VAVA「」


時津風「しれぇを元気にしてください!」


雪風「お願いします!」


菊月「私からも頼む」


コルボー<こちらコルボーリーダー応答せよ>


??<どうしましたか?>


コルボー<至急報告したい事があります。司令官に繋いでください>


大和(VAVAさん…)

469 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:27:30.58 ID:VJZpd0sh0
ー商店街ー


ヘチマール「売上減ったよね」


マッコイーン「そうだな」


タイガード「グルル!」


ナマズロス「ほんまや!商売出来へんわ」


ローズレッド「売れ残り枯れる花を見るのは悲しいよ」


ヘチマール「鎮守府の艦娘ちゃんたちは沢山買ってくれたもんね」


マッコイーン「艦娘だけでなく地域住民も買物をしない」


ナマズロス「そもそも街に人がおらんやん」


タイガード「グルル!」


ローズレッド「海軍があんなものを街にばらまくからだよ」


ヘチマール「海軍の悪口言っただけで捕まっちゃうらしいよ」


マッコイーン「怖くて外にも出れないか」


タイガード「本当に艦娘は危険だったのか」


ローズレッド「彼女たちはいつも嬉しそうに花を買ってくれたよ」


マッコイーン「漁船の護衛もして手伝ってくれたな」


ナマズロス「テレビ買って喜んでたわ」


ナマズロス「凶暴な深海棲艦になって暴れるなんて」


ヘチマール「嘘なんじゃないの?」


マッコイーン「…わからんな」


ヘチマール「マサイダーもいなくなっちゃったし店じまいかな」


タイガード「そう簡単にはこの街から出られん」

470 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:28:56.57 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー独房


アイリス「睦月ちゃん」


睦月「アイリスさん!」


アイリス「久しぶりね。怪我はない?」


睦月「…はい」


アイリス「ずっと一人で大変だったでしょ」


睦月「はい…けど、親切にしてくれる人もいました」


アイリス「そう」


睦月「ほとんど海の中に隠れてたから」


アイリス「…海の中?」


睦月「はい。ほとんど深海棲艦化しちゃいました」


アイリス「!?」


睦月「海の中もへっちゃらなんですよ」


アイリス「…」


睦月「それにイルカさんと泳いだり…海の中って綺麗ですから」


アイリス「…」


睦月「それより、ゼロさんのことですよね」


アイリス「聞いたわ」


睦月「…あのZセイバーなんですけど」


アイリス「それは、睦月ちゃんが持っているべきよ」


睦月「いいんですか?」


アイリス「大丈夫…必ず必要になるから」


睦月「?」


アイリス「北方ちゃんがごめんなさいって謝っていたわ」


睦月「北方ちゃんはどこに?」


アイリス「仲間と街に向かったわ。海軍と戦うと言って」
471 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:30:22.54 ID:VJZpd0sh0
ー深海棲艦アジトー


夕張「大変です!直ぐに来てください」


長門「何が大変なんだ?」


夕張「明石さんとテレビを修理してたら」


TV<投降しなければ処刑する


比叡「これ…映っているの司令ですよね」


大鳳「生きていたんですね。よかった」


響「けど、変な機械の中で眠らされているよ」


明石「時間内に全員が投降しなければ提督を処刑する」


龍田「場所は鎮守府跡地だなんてねぇ」


伊19「どうするのね?」


翔鶴「素直に投降して提督が返ってくるか」


夕張「罠でしょうね」


長門「間違い無いな」


龍田「けど、提督を見殺しには出来ないわよねぇ」


長門「出撃準備しろ!提督を取り返すぞ!」

472 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:31:16.72 ID:VJZpd0sh0
ー海軍本部ー


中将「これで艦娘どもがここに来る」


バイル「潜入させていたメカニロイドの情報によると深海棲艦もこちらに向かっているようです」


中将「これで全てが片付くな」


バイル「しかし、これでは街や民間人に被害が」


少将「今更何を言っている。多少の犠牲は仕方ない」


バイル「わかりました。パンテオン達を鎮守府跡地に向かわせます」

473 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:32:07.06 ID:VJZpd0sh0
ー鎮守府跡地付近海域ー


北方「敵は海軍の機械人形だ。関係ない人間を傷つけるな」


北方「みんなの海を取り返すんだ!」


北方「正義の一撃作戦を開始する!」


アカルイミライヲー!!!!

ーーー
ーー


如月「北方ちゃん…無事でいてね」


早霜「これって…深海棲艦の死体ね」


睦月「そんな」


朝潮「すぐに行きましょう!」
474 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:33:49.69 ID:VJZpd0sh0
北方「…」


睦月「北方ちゃん、しっかりして!」


北方「…睦月?」


睦月「大丈夫だよ。すぐにアイリスさんに診せるからね」


北方「みんな…死んじゃった…作戦ばれてた」


朝潮「そんなことがあったなんて」


北方「北方を逃がそうとして…囮になったり…して」


如月「いまはいいから」


北方「よくない!…この時のために頑張ってきたのに」


朝潮「すぐに指揮船に向かいましょう」


翔鶴「…それは無理みたいだ」


パンテオン群「目標発見」


如月「北方ちゃんを助けに来るのを狙っていたみたいね」チャキッ!


朝潮「通信機が繋がりません」ドォン!ドォン!


翔鶴「こいつらを何とかするぞ!」ヒュン!


艦載機<ズドドドドドド!


北方「小さい機械人形はいい…大きいのが強い」


睦月「大きいの?」


ゴォン!ゴォン!ゴォン!


ゴーレム「…」ギュォン


如月「本当に大きい」


北方「あいつだ…あいつにやられたんだ」
475 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:34:40.31 ID:VJZpd0sh0
ゴーレム「破壊」キュイーーーーーン!


朝潮「あの光はなんですか!?」


翔鶴「わからないが当たったら痛いで済みそうにないぞ」


如月「あれだけ大きければ!」ドォン!


ゴーレム「…」ガキン!


早霜「まるで効いていないわ」


睦月「頭だよ!頭を狙って」ドォン!


ゴーレム「!」バシッ!


朝潮「効いている。弱点は頭みたいです」ドォン!


睦月「一斉攻撃だよ!」ドォン!ドォン!


ゴーレム「!!!」ズシン!


翔鶴「どんな奴でも頭は弱点か。直ぐに仲間に知らせないと」


如月「一体だけじゃないみたいよ!」


ゴーレム群「目標破壊」


朝潮「なんて数ですか!」


キュイーーーーーーーン!!!ドオーーーン!!
476 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:37:44.42 ID:VJZpd0sh0
睦月「みんな…大丈夫?」大破!!!


如月「…」大破!!!


早霜「…」大破!!!


朝潮「っ…」大破!!!


翔鶴「ぐ…」大破!!!


北方「みんな起きろ!」


ゴーレム群「目標確認」キュイーーーーーン


睦月(だめ…みんなうごけないよ。北方ちゃん逃げて)


ゴーレム群「発射」


睦月(ゼロさん…ごめんなさい。約束守れませんでした)


ドオーーーン!!!


睦月(ぐっ…あれ?まだ生きてる?)


北方「睦月!起きろ!睦月!見ろ!」


睦月「そんな…」
477 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/12/23(金) 03:38:35.63 ID:VJZpd0sh0
睦月が見たのは


燃えるような紅いボディ


棚引く黄金の髪


緑色に輝く剣


もう二度と会えないと思っていた


本当に会いたかった


大好きな…


睦月「うぅ…ゼロ…さーん…」


ゼロ「あぁ…待たせたな。安心しろ。もう大丈夫だ」

478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/23(金) 03:43:43.69 ID:fKLnZSoAO
乙ー!
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/23(金) 16:31:16.68 ID:Ld99aPzYO
乙!
480 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/01/20(金) 23:04:10.57 ID:WP3530ki0
ゼロ<こちらゼロ…問題無い。睦月達を確認した。応援を頼む>


<了解しました。しかし、既に応援は向かっているそうです>


ゼロ<既に?>


<はい。どうやら居ても立っても居られないみたいだったようです>


ゼロ<なるほど>


ゼロ「さて、みなを頼む」パリン


妖精さん達「さあ、仕事だ!仕事!直ぐに直すよ」トンテンカン!トンテンカン!


如月「ゼロさん…しばらく見ないうちに体が逞しくなった?」


朝潮「…来てくれてありがとう…ございます!」グスン


ゼロ「待たせたな」


北方「ゼロ!」


ゼロ「大きくなったな」


北方「会いたかった!」ダキッ!


ゼロ「よく頑張ったな。ここからはオレたちに任せろ」


翔鶴「オレたち?」


ゴーレム群「目標確認」ビュオーン!


北方「まだ来る!たくさんいる!」


ドゴオオオーーン!!!
ヒュー――ーン
ドギャン!!!

ゴーレム群「!?」破壊!

481 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/01/20(金) 23:04:45.90 ID:WP3530ki0
早霜「凄いわ…戦艦?それ以上だわ」


ゼロ「この通信機を付けろ」


<早霜お姉さまー!


早霜「」キーン


ゼロ<聞こえているから叫ぶな>


<私、気づいたんですよ。戦艦には直ぐになれないけど…


早霜「あなた…」


清霜<条件付きで戦艦の主砲を扱うことなら!!>


ドゴオオオーーン!!!


清霜<出来ます!>


ヒュー――ーン
ドギャン!!!


早霜「生きていたのね。けど、どうやって」


清霜<それはですね!>


<長話している場合じゃないわよ!>ドォン!


<このウザいのよ!>ドォン!


睦月「この声!」


霞「あんたらの武器弾薬よ!さっさと装填しなさいよ!」


満潮「次の指示!直ぐに指示しなさいよ!」


朝潮「…」


満潮「ほら、しゃきっとする」


朝潮「は、はい!」


霞「心配で海の底から戻ってきたわ」


朝潮「お、おかえりなさい!」


満潮「それは全部終わってからよ」


ゼロ「みんなを助けに行くぞ」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/20(金) 23:46:52.87 ID:UXfAjWUS0
待ってました。乙です。
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/21(土) 10:37:39.51 ID:qeQpikXlo
乙ー
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 12:32:40.92 ID:czhUTXuBO
乙!
485 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/07(火) 23:10:53.22 ID:Y2hjL4LP0
ゼロ「オレが先行する。満潮と霞は盾を展開しろ」


満潮「これ大丈夫なんでしょうね?」ガシャン!


霞「一発で壊れたらただじゃおかないわよ!」ガシャン!


ゼロ「問題無い」


睦月「司令官が鎮守府跡地で捕まってます」


朝潮「直ぐにでも迎えます!」


ゼロ「オレたちは指揮船に向かう」


如月「そんな…司令官はすぐそこよ」


北方「いいのか?」


満潮「これでいいのよ」


翔鶴「…信じていいんだな」


ゼロ「あぁ」


翔鶴「ならばよし!」

486 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/07(火) 23:11:33.90 ID:Y2hjL4LP0
ー鎮守府跡地付近海域ー


龍田「やっぱり多いわねぇ〜」ドォン!ドォン!


響「けど、鎮守府までもう少しだよ」ドン!ドン!


比叡「気合い!入れて突撃しますか!?」ドゴォン!


榛名「榛名も行きます」ドゴォン!


長門「よせ!無謀過ぎる」ドゴォン!


龍田「けど、このままだと全滅よ〜」ザシュッ!


長門「…わかっている」


龍田「どうせ沈むなら一体でも多く巻き添えにしてやりたいわ」ザシュッ!ザシュッ!


響「姉さんたちの仇を取りたい」ドン!


長門「提督を助ける事を忘れるな!」


ドゴオオオーーン!!!


明石<指揮船に直撃!このままでは危険です!>


長門「ぐっ…」


龍田「指揮船を守ってね〜」


響「ついてくよ」


長門「よせ!」
487 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/07(火) 23:12:57.63 ID:Y2hjL4LP0
榛名「鎮守府が見えてきました」


比叡「あんなにボロボロになってるなんて…」


龍田「許せないわねぇ〜」ギリッ!


響「いたよ。司令官だ!」


榛名「変な機械に入れられてますね」


比叡「直ぐに出しましょう!」


パンテオン群「発見」


龍田「邪魔よ」ザシュッ!


響「もうすぐだから」


バシャッ!


比叡「海の中から!」ドゴォン!


龍田「わざわざ斬られに来たの?」ザシュッ!


パンテオン「…」ガシッ!


龍田「あら〜まだいきてるんですかぁ?」


響「ダメだよ!龍田さん離れて!」


パンテオン「起動」カチッ!


龍田「えっ?」


ドオーーーン!!!
488 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/07(火) 23:13:37.26 ID:Y2hjL4LP0
比叡「龍田さん!」


榛名「自爆なんて…」


龍田「うっ…」中破!!


響「もう少し早く気付ければ」


龍田「…いいのよ。それより…」


パンテオン群「一斉掃射」


響「囲まれっ…!」


ドォォォォォ!


比叡「あれ…?」


榛名「大丈夫みたいです」


「死ぬまで戦わせろよって…よく言ってたけどよぉ。ありゃ駄目だ」


「勿論デース。紅茶も楽しめないのはゴメンデース」


龍田「…天龍ちゃん?」


比叡「金剛お姉さま!?」


天龍「おうよ!天龍様の参戦だぜ!」


金剛「ティータイムの前に終わらせマース」

489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/02/08(水) 14:20:42.29 ID:gEqUM/pdO
乙ー
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 07:14:21.66 ID:FJ0vYFwXo
乙ー
491 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/27(月) 02:42:06.86 ID:1FJm2+zZ0
ー指揮船ーレヴィアタン船内ー


長門「補給が完了したら直ぐに出るぞ」


夕張「…これが最後の補給になります」


長門「提督は目の前だというのに」グッ


明石「このままだとみんなが危険です」


長門(このままでは全滅だ。どうすればいいんだ)


アイリス<高速で接近する機影を確認!>


長門「新手か!?」


アイリス<これは…そんな…>


大鳳「何が来るんですか?」


アイリス<ゼロ>


明石「え?」


アイリス<ゼロです!ゼロが戻ってきました!>


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!


パンテオン「…がっ!」ボン!
492 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/27(月) 02:42:38.59 ID:1FJm2+zZ0
アイリス<ゼロ!聞こえますか!>


ゼロ<聞こえている>


アイリス<よかった…生きていたのね>


ゼロ<アイリス、皆に伝えてくれ>


  <前線に出過ぎないようにしろ、と>


アイリス<わかったわ。それとゼロ…>


ゼロ<なんだ?>


アイリス<おかえりなさい>


ゼロ<それはまだ早いな>


アイリス<うふふ。そうね♪>


睦月「むー。イチャイチャしないで指示を下さい」


如月「まあ、いいじゃない」


アイリス<ごめんなさいね。じゃあ、帰ってからで>


睦月「もおー!」


ゼロ「指揮船を守りきる」


「「「「了解!」」」」
493 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/27(月) 02:43:29.93 ID:1FJm2+zZ0
ー鎮守府跡地ー


バイル<いいか。人質を殺すんだ>


パンテオン「…対象の処刑を開始する」


提督「…」


パンテオン「…?」ビシ!ドス!


「戻ってきたぞ!生き恥曝し戦場に!」


パンテオン「!」ボン!


ファントム「投<トゥ>!」ヒュン!ヒュン!


パンテオン「がっ…」ボン!


ファントム「行け!お主等の主を取り戻すのだ!」


叢雲「言われなくて!」ザシュッ!


曙「わかっているわよ!」ドォン!


パンテオン群「…」ボン!


曙「この機械なんなのよ!空きなさいよ!」ガシッ!ガシッ!


ファントム「拙者が機械ごと運ぶ。雑魚を頼むぞ」


叢雲「了解したわ!」ドォン!ザシュッ!


ファントム「罠も無し…提督の体も異常無し」


曙「どうなのよ?」


ファントム「問題無い。行くぞ」

494 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/02/27(月) 02:44:49.88 ID:1FJm2+zZ0
ー指揮船レヴィアタンー


夕張「艦載機?大きすぎる」


ファントム<拙者だ。提督を救助した。長居は無用>


夕張「ファントムさん!?」


ーーー
ーー


明石「なんとか逃げ切れたみたいですね」


アイリス「みんな無事でよかった」


明石「ここはいいから早く会いに行きなさい」


アイリス「けど…」


夕張「いいから、いいから」


アイリス「ありがとうございます」タッタッタッタ


夕張「これから修理が大変ね。何日かかるのかしら」


明石「指示通りここまで来たけど」


グオン!


夕張「何?船ごと持ち上がっているの?」


明石「外を見て!」


夕張「格納庫の中?」


ーーー
ーー


明石「凄い見た事も無い機械が沢山ある」


夕張「ここはどこかの基地なの?」


「ここは安全ですから。安心してください」


明石「あなたは誰ですか?」


「ごめんなさい。自己紹介がまだでした」


アルエット「司令官のアルエットです」


  「ガーディアンのみんなはあなた達を歓迎します」

495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/02/27(月) 19:06:21.04 ID:+OO+L7xRO
乙ー
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 23:43:54.54 ID:wa7Cj9HBo
497 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/03/16(木) 22:21:22.35 ID:ehzA8Ii50
アルエット「負傷者はいませんか?直ぐにメディカルルームに案内します」
   (やった♪ちゃんと司令官ぽく言えたかな?)

夕張「この女の子がここの代表?」ヒソヒソ


明石「いや、お手伝いとかでしょ?」ヒソヒソ


アルエット「どうしました?」


明石「そうよね。若すぎるし」ヒソヒソ


夕張「お手伝い偉いね」


明石「ここの一番偉い人に会わせてもらえるかな?」


アルエット「…私です」


「「え?」」


アルエット「私なんです」ウルウル


ファントム「アルエット様」


アルエット「もう!様はいいから」


ファントム「提督をメディカルルームに運びます。チェックしましたが問題ありません」


アルエット「みんな準備しているから直ぐに運んであげてね」


ファントム「御意」


アルエット「ゼロお兄ちゃ…ゼロ隊長からの報告が無いけど?」


ファントム「今は動けないようです」


アルエット「負傷したの!?」


ファントム「違いますが…行ってしまったか」
498 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/03/16(木) 22:38:26.92 ID:ehzA8Ii50
ゼロ「皆無事で何よりだ。オレに何があったか説明するから」


睦月・如月・早霜・朝潮・北方「…」ダキッ!


ゼロ「離れてくれないか」


睦月・如月・早霜・朝潮・北方「…」ギュー


翔鶴「こら!ゼロが困っているだろ。離れるんだ」


睦月・如月・早霜・朝潮・北方「…はーい」


ゼロ「翔鶴、助かっ…」


翔鶴「会いたかったぞ!」ダキッ!ギュー!


睦月「ずるにゃしぃ!」


如月「大人げないわ!」


早霜「…やるわね」


朝潮「卑しいずい!」


北方「もっとしたいのに!」


翔鶴「騙されたな!会いたかったぞ〜」ギュー!


ゼロ「…」グイッ!


翔鶴「あぁん///」


アイリス「その姿はとても懐かしい」


ゼロ「そうか?」


アイリス「えぇ…イレギュラーハンターゼロ」


ゼロ「イレギュラーハンターか」


アルエット「ゼロお兄ちゃん!」


ゼロ「アルエット、報告を待っていたか」


アルエット「えっと…遅いから負傷かなと思って」


ゼロ「大丈夫だ。心配させてすまない」


アルエット「そんなことないよ。無事でよかった。けど、セルヴォさんのところでチェックしてきてね」


ゼロ「了解した。皆を頼む」
499 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/03/16(木) 23:01:15.44 ID:ehzA8Ii50
天龍「おい!いい加減に離れよ」


龍田「もう絶対に離さないから〜」ギュー!


天龍「あー!まともに歩けねえだろ」


比叡「金剛お姉さまー!」ヒエーン!


榛名「よくぞご無事でした。榛名は信じていました」


金剛「ヘイ!ドントクライ。霧島も無事だから会いにイクネー」


ロシニョル「いいかい?怪我している娘はメディカルルームに連れていくよ」


響「…」


ロシニョル「あんた顔色悪いね。大丈夫かい?」


響「平気だよ。それより…」フラッ


ロシニョル「はい。連れていくわ」ヒョイッ


響「平気だから降ろして」ブラブラ
500 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/03/16(木) 23:04:08.87 ID:ehzA8Ii50
ーメディカルルームー


ロシニョル「注射が怖いとか言わないわよね?」


響「別に怪我してないから」


ロシニョル「フラフラしてたら危ないからね。休んでなさい」


響「平気だって言ってるじゃないか」


ドア<ウィーン


雷「響じゃない!?どうしたの?怪我したの?」


電「響ちゃん、大丈夫なのです?」


響「…」


雷「響?」


電「響ちゃん?」


響「ウラー!」ウエーン!


雷「泣いてるじゃない!」


電「もう大丈夫なのです!」


暁「一人前のレディーでナースな暁に任せなさい」


響「ウラー!ウラー!」ダキッ!ズリズリ!


暁「こら!鼻吹かないでよ!」


ロシニョル「なんだい姉妹だったのかい。連れてきて正解だったわ」
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/17(金) 05:04:24.68 ID:kkyl7u+rO
乙ー
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/17(金) 09:59:39.81 ID:PRMdSALnO
更新きたか
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/19(日) 04:55:08.27 ID:zMItKiztO
下げ
504 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/04/12(水) 22:24:01.72 ID:fnXlCE4A0
セルヴォ「隣が賑やかだな」


ゼロ「あぁ」


セルヴォ「体の方はどうだ?」


ゼロ「問題無い」


セルヴォ「それはよかった。もうあんなのはごめんだぞ」


ゼロ「すまない」


ドア<ウィーン


アイリス「失礼します」


ゼロ「アイリス?」


アイリス「ゼロ!」ダキッ!


ゼロ「どうした?」


アイリス「本当に心配したんですから」ギュー


ゼロ「…すまない」


アイリス「反省していますか?」


セルヴォ「ゼロはボロボロになる度に「すまない」で誤魔化してたぞ」


ゼロ「おい、セルヴォ」


セルヴォ「少しは反省しろ。バラバラのお前を見たアルエットが気絶してどんなに大変だったか」


ゼロ「…」


セルヴォ「まあいい。その話は後でにしよう。君は?」


アイリス「アイリスです。鎮守府ではメディカル担当でした」


セルヴォ「兵器開発整備主任のセルヴォだ。よろしく頼む」


アイリス「ゼロから聞いてましたよ。腕のいい技術者と」


セルヴォ「そうか。苦労させられたがな」ハハッ


アイリス「私もです」クスクス
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/13(木) 00:08:01.72 ID:7qTLQTjl0
まってた
506 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/04/13(木) 00:21:50.23 ID:GXkoPz9d0
ーーー


提督「…」


叢雲「私の事…わかる?」


提督「えぇ」コクン


曙「長い間、眠らされていたのよ」


提督「!?」


叢雲「みんな無事だから落ち着きなさいよ」


提督「…よかった」


曙「けど、鎮守府は壊滅して」


提督「いいのよ。みんなが無事ならそれでいい」


叢雲「今は休みなさい。明日に今までの事を話すから」


提督「吹雪は?それに入院していた艦娘たちは?」


曙「私たちもわからないわ」


提督「そう…きっと大丈夫よね」


叢雲「きっと大丈夫よ。だから寝なさい」


提督「二人とも」


曙「なに?」


提督「助けてくれてありがとう」


叢雲「それはみんなにいいなさいよ」


提督「そうね」


ーー
507 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/04/13(木) 00:48:36.81 ID:GXkoPz9d0
ー翌日ー会議室ー


如月「ここでいいのよね?」


睦月「うん。ここの人たちが教えてくれたけど」


朝潮「おはようございます。もう少しで会議が始まるみたいですよ」


睦月「もしかして遅刻しちゃった?」


早霜「大丈夫…ここの司令官は来てないから」


如月「よかったわ。そこ座っていい?」


清霜「勿論です。まだ座れますから」


如月「昨日は寝れた?」


早霜「清霜と遅くまで話して…」


清霜「嬉しくて話が弾んじゃいました」


睦月「睦月は沢山食べたらグッスリでした」


朝潮「あの…そろそろ始まるみたいです」
508 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/04/13(木) 00:50:24.72 ID:GXkoPz9d0
ーー


アルエット「おはようございます。ガーディアン司令官のアルエットです」


  「この数か月で何があったのか説明します」


睦月(私たちと同じ年かな?)


アルエット「海軍は会見で艦娘には深海棲艦化という病があり最終的に深海棲艦となり人を襲うと説明しました」


   「そして、艦娘に代わり海を守るパンテオンというメカニロイドを導入する、と」


長門「我々はいずれ敵になると海軍本部は説明したのか!?」


アルエット「…はい。あの放送を見た限りそのように説明していました」


  「その最中にあなた達の鎮守府が反乱を起こし鎮圧に向かった」


大鳳「深海棲艦化は事実ですが…反乱だなんて」


龍田「今までさんざん利用してきたのにねぇ〜」ギリッ!


アルエット「あなた達がいなくなってからは街は悲惨の一途でした」


  「メカニロイドが住民を監視し少しでも海軍に反抗的な態度、証言すれば収容所に送られます」


  「街は封鎖され逃げも助けも呼べない」


  「それがあの街の現状です」


龍驤「酷すぎて何も言えへんわ」


夕張「これからどうする気なんですか?」


アルエット「数日後に海軍本部を攻撃し捕まった人々を助けます」


朝潮「海軍と戦うのですか?」


アルエット「海軍の行いをこのまま見過ごす訳にはいきません。それに…」


ゼロ「倒さなければならない奴がいる」


睦月「ゼロさんの偽物ですか?」


ゼロ「それもあるが、バイルを倒す」


早霜「バイル?」


アルエット「私達がガーディアンを結成する前からの宿敵です」


翔鶴「なあ、そのガーディアン?について教えてくれないか?」


アルエット「そうですね。少し長くなりますからね」
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/13(木) 04:20:46.33 ID:+HtXpQGJO
乙ー
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 08:24:33.56 ID:DYrWhtdNO
511 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/03(水) 23:08:14.11 ID:IprfsmBy0
アルエット「ガーディアンは最初はとても小さな組織でした。その頃はレジスタンスと呼ばれていました」


  「初代司令官シエルお姉ちゃんは不当なイレギュラー診断を受けた私達と脱出して『切り札』を探していました」


如月(もしかしてこの娘は私よりも年上かしら?)


アルエット「多くの犠牲を払い見つけたその切り札は『伝説の英雄』と呼ばれた…」


翔鶴「『ゼロ』だな」


アルエット「『ゼロお兄ちゃん』でした」


翔鶴「『ゼロお兄ちゃん』」


睦月「『ゼロお兄さん』いいかも」


早霜「『ゼロお兄様…』…ありね」


アルエット「ごほん!サイバーエルフの力によって復活したゼロの活躍によりレジスタンスは何度も危機を救われました」


  「そう。まさに…伝説の英雄と呼ばれるのに相応しい強さと美しさ」ウットリ


朝潮「昔から強かったんですね」


アルエット「戦いが終わりレジスタンスは『ガーディアン』と名のり新たな活動を始めました」


セルヴォ「私たちの技術力を困っている人達に役立てようとしたんだ」


アルエット「弱き者、迫害される者に救いの手を差し伸べる。それが『ガーディアン』です」
512 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/03(水) 23:10:35.33 ID:IprfsmBy0
ーガーディアン本部ー鎮守府が襲撃された日ー


セルヴォ「工業プラントの拡大は順調だ。5日後には完成する」


アルエット「あとは農業プラントの収穫率の向上ね」


セルヴォ「…そろそろゼロに会いに行ったらどうだ?」


アルエット「え?」


セルヴォ「司令官として頑張っているんだ。少しぐらい休んでも問題ない」


アルエット「けど、私がここを離れる訳には」


セルヴォ「みんな心配しているんだ。働き過ぎだと」


アルエット「そ、そうかな?」


セルヴォ「たまには年長者の言うことを…」


<<緊急事態発生!!司令官はトランスサーバーまで来てください>>


セルヴォ「!?」


アルエット「直ぐに行きましょう!」
513 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/03(水) 23:11:37.45 ID:IprfsmBy0
ーーー
ーー


アルエット「何があったの!?」


イロンデル「司令官!彼らがいきなり転送されてきたんだ」


アルエット「彼ら?」


ファントム「…」ボロボロ


鳳翔「…」グッタリ


アルエット「ファントム!」


ファントム「ここは…何処?」


アルエット「ガーディアン本部よ。何があったの!?」


ファントム「鎮守府が襲撃を…受けました。拙者は…自爆したはず…」


アルエット「自爆しようとしたら転送されるように設定したの」


ファントム「拙者が生きているなら…鳳翔殿は無事ですか?」


セルヴォ「一緒に来た女性か?気を失っているだけだ。安心しろ」


ファントム「あぁ…そうか…修理してくれ。直ぐに…助けに行かなければ」


アルエット「ゼロお兄ちゃんは?」


ファントム「おそらく…最後まで戦っているはず」


セルヴォ「司令官…指示を」


アルエット「ガーディアンは鎮守府に向かいます!」


<<了解!!>>
514 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/03(水) 23:13:52.10 ID:IprfsmBy0
ー鎮守府前海域ー襲撃から1日経過ー


<こちら捜索隊…生存者は確認出来ず。捜索を続行します>


アルエット「了解…そろそろ交代の時間だから戻ってきて」


<いえ、まだ捜索出来ます>


アルエット「無理しないでね」


<了解!>


アルエット「…」


セルヴォ「ファントムの修理は完了した。後は目を覚ますのを待つだけだ」


アルエット「疲れたでしょ。休んでて」


セルヴォ「いや、これから大物が来るからな」


アルエット「…」


セルヴォ「ゼロなら大丈夫だ」


アルエット「…うん」


<報告します!生存者を発見!>


アルエット「続けて!」


<海中に少女を複数確認しました。息があります!>


アルエット「どういうこと?」


<バリアーが少女を守っていたようです>


アルエット「バリアー?まさか…」


<ゼロ隊長を発見!映像を送ります>


セルヴォ「…上半身だけじゃないか」


アルエット「…」フラッ


セルヴォ「アルエット!」


<こんなにボロボロなのに動力炉は僅かに動いています>


セルヴォ「直ぐに運んでくれ!」
515 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/03(水) 23:15:12.51 ID:IprfsmBy0
ーメディカルルームー


セルヴォ「レヴィアタンがゼロに動力炉を繋げた事により死なずに済んだか」


ゼロ<機能停止>


レヴィアタン<機能停止>


セルヴォ「だが、一番の功労者は…」


妖精エックス<治療中>


アルエット「エックスさんがみんなを守ってくれた」


セルヴォ「そうでなければ全滅だったな」


アルエット「準備はいい?」


セルヴォ「任せろ。絶対に死なせるものか」


アルエット「では、お願いします」


セルヴォ「シエルの残した設計図だ。これでゼロは生まれ変わる」

516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/04(木) 07:09:13.06 ID:S0ewCfxUO
乙ー
517 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/31(水) 23:02:24.70 ID:tqwMusEj0
ー会議室ー


天龍「沈んだけど死なずに済んだのはエックスが守ってくれたからだ」


金剛「バット、目を覚ますのに時間が掛かってみんなをロストしたデース」


アイリス「そんな事があったんですね」


アルエット「これがあなた達がいない間の出来事になります」


提督「なるほどね。それでどうやってあの街を攻略するの?」


「提督!」「司令官!」


提督「みんな助けてくれてありがとうね。それとアルエット司令官」


アルエット「はい。なんでしょうか?」


提督「我々を受け入れてくれた事に感謝致します」


アルエット「こちらこそ。よろしくお願いします」


提督「これからの事について話し合いましょう」


アルエット「大丈夫ですか?目が覚めたばかりでは…」


提督「問題ありません。海軍本部の暴走を止めなければいけません」


アルエット「わかりました。皆さんの力を貸してください」


提督「よろしくお願いします。それとここはガーディアン本部なんですか?」


夕張「私も気になっていました」


アルエット「ここはガーディアンのみんなで協力して作った「シャリテ号」の中です」


提督「素敵な名前の船ですね」

           
アルエット「はい。とても優秀な船です」


セルヴォ「説明することが山ほどある。まずは…君達の艤装に詳しい子は私のラボまでついてきてくれ」


アルエット「提督は引き続きお話ししましょう」


睦月「あれ?ゼロさんはどこですか?」


アルエット「…たぶん、メディカルルームだと思います」
518 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/31(水) 23:04:10.85 ID:tqwMusEj0
ーメディカルルームー


ゼロ「…」


妖精エックス<治療中>


レヴィアタン<治療中>


ウィーン


ゼロ「誰だ」


睦月「む、睦月です」


ゼロ「何故ここに来た」


睦月「ゼロさんが気になってつい。あの…二人とも目を覚まさないのですか?」


ゼロ「あぁ…エネルギーを使い過ぎたんだ」


睦月「…」


ゼロ「エックスは皆を守る為に…レヴィアタンはオレを生かす為に」


睦月「そうでしたね」


ゼロ「治療受けてかなり経つ…もしかしたら」


睦月「大丈夫です!」


ゼロ「睦月?」


睦月「絶対に二人とも元気になります!だから…」


ゼロ「…」


睦月「今は信じて待ちましょう!」


ゼロ「!?」


睦月(どうしよう!?偉そうな事言っちゃったよぉ!怒られる!)


ゼロ「そうだな」


睦月「?」


ゼロ「大丈夫だ」


  「ーーーーとその娘だ。必ず戻って来る」

519 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/05/31(水) 23:05:07.17 ID:tqwMusEj0
ーセルヴォのラボー


夕張「凄い…見た事ない工具が沢山ある!」


明石「船の中にこんなに大きな工廠があるなんて感動ね」


セルヴォ「まあ、今は我々しかいないから広いだけでスタッフが来れば狭く感じるさ」


夕張「このバーナーの火力はいくらですか?」


明石「ゼロくんが使ってた装備もあるわ!」


セルヴォ「ここにある設備は全て好きに使ってくれ」


夕張「全部…これだけの設備なら今まで出来なかった開発が出来る」


明石「資材は気にしなくていいの!?」


セルヴォ「まあ、空にならないなら」


明石「夕張!あなたを最速の艦娘にするわ!」


夕張「それもいいですけど主砲をビックリするぐらい大きく改良しちゃいましょう!」


セルヴォ「…資材追加してもらうか」


榛名「…」ジー


セルヴォ「彼女は金剛型の榛名だったか?何か気になるものでも…」


榛名「はぁ〜大きなクレーン。素敵///」


セルヴォ「…」


榛名「動いたらもっと素敵なんでしょうか」チラッ


セルヴォ「クレーンの動作点検するぞー」

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/01(木) 13:42:48.97 ID:hmOsG+bdO
乙ー
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 02:05:30.19 ID:7M6szPa3o
522 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/06/27(火) 18:39:09.90 ID:fg1E5dW70
ーゼロー


オメガとの戦闘で大破したゼロはレヴィアタンが自身の動力炉を繋いだ事により生き延びる。


ガーディアンではゼロの帰還を信じ研究と失われたデータの捜索が続けられていた。


発見されたデータの中に過去の姿の記録を発見したシエルはあるものを制作した。


その一つが「ゼロアーマー」だった。


アーマーを纏った姿はイレギュラーハンター時代のゼロそのものである。

523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/27(火) 18:40:21.95 ID:fg1E5dW70
ー会議室ー


アルエット「現地の隊員からの情報では海軍本部は厳重な警備で守られています」


提督「本部だけじゃないでしょうね」


アルエット「はい、街中にメカニロイドが配備されています」


提督「住民はどこにいるの?」


アルエット「ほとんどは収容所に残っているのは女性や子どもに老人です」


提督「街にほとんど住民がいない」


ーーー
ーー


アルエット「艦娘の皆さんが無傷で済むとは思いません」


提督「…覚悟の上です」


アルエット「わかりました。けど、大丈夫です。私たちもいますから」


提督「本当にありがとうございます」


アルエット「救いの手を差し伸べるが私たちですから」


提督「装備はどうなっていますか?」


アルエット「艤装は修理出来た物を使ってもらっています。どうしても我々の技術でも直せなくて」


提督「完全に壊れてしまうと妖精さんの力が必要になりますから」


アルエット「艤装が壊れてしまった娘にはガーディアンの装備を配備しますから」


ジョーヌ<司令官、報告があります>


アルエット「何があったの?」


ジョーヌ<パトロール隊からコンテナを発見したと報告があります>


アルエット「罠ではないの?」


ジョーヌ<はい。爆発の危険性や発信機もありません>


アルエット「近くに島があるようならそこに運んで調査しましょう」


ジョーヌ<了解しました>
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/27(火) 18:41:19.19 ID:fg1E5dW70
ー回収したコンテナ前ー


龍驤「こんなもん海に捨てるなんて酷い奴や」


響「ウラー!」


雷「ゴミはルールを守って捨てないとダメじゃない!」


電「こんなに沢山だとお金が掛かって大変なのです」


暁「私のお小遣いで払えるかしら」


龍驤「いや、そこは提督が払うやろ」


電「けど、司令官さんのお金は凍結されて無一文なのです」


暁「ここの自動販売機が無料で泣きながら飲んでたわね」


響「ウラー」


龍驤「しょっぱいコーヒー飲んでたんやな」


セルヴォ「…金剛もここに来た時は紅茶が無くて大変でな」


龍驤「セルヴォのおっちゃん…苦労かけたな」


セルヴォ「さて、紅茶プラントを作った話は後にするぞ」


暁「え、作ったの?」


セルヴォ「…何かいるな」


龍驤「…いるって敵か?」


セルヴォ「いや、それにしては小さいな…沢山いる?」


<ガチャ…ガチャ…


妖精さん1「提督いる?」


セルヴォ「え…あぁいるぞ」


妖精さん1「みんなーついたぞー」


妖精さん2「長かった」


妖精さん3「運べ。運べ」


電「妖精さんがいっぱいなのです!」


妖精さん1「これ提督に渡して」スッ


雷「この手紙を渡せばいいのね。わかったわ」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/27(火) 18:42:02.84 ID:fg1E5dW70
ー陸軍基地−


陸士「よろしかったのでしょうか?」


陸将「何がだい?」


陸士「コンテナを海に放棄した事ですよ」


陸将「あれは海軍が押し付けてきた廃棄物だ。どう処理しようと自由だ」


陸士「…艤装も解体せずにですか」


陸将「…」カチッ


陸士「それに弾薬も」


陸将「弾薬は使えないものだ。暴発しても困るだろ」シュボッ!


陸士「…」


陸将「海軍本部の護衛任務が始まるから準備しろ。本部の構造も覚えてけ」フー


陸士「了解しました」


ドア<バタン…


陸将「…さて、後は向こうに合わせますよ。提督さん」

526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 20:40:03.38 ID:oWuEukL5O
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/01(土) 14:57:54.87 ID:piLkVDyrO
乙ー
528 : ◆TVL/mUIGHbiS [saga]:2017/07/26(水) 22:19:59.50 ID:UhiF94pH0
投稿が遅れます
完結は必ずさせますので宜しくお願い致します
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/26(水) 23:00:20.25 ID:o9SVbwH/0
了解。
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/27(木) 00:17:59.86 ID:pJRHZ5ebO
待ってる
531 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/08/24(木) 10:17:24.44 ID:SM5kCXMu0
ー海軍本部ー


中将「艦娘が集まっているだと!?」


バイル「この街の正面海域に集まっているのを発見しました」


中将「なぜ、逃げずに戻ってきた?」


バイル「わかりません。復讐のつもりでしょうか」


中将「そんな事はどうでもよい。必ず全員沈めろ!」


バイル「パンテオンを海に向けて出動させました。ここの守りはどうしますか?」


中将「陸軍にでもやらせておけ。どうせ暇な奴らだ」


少佐「私から伝えておきましょう」


バイル(奴らが考え無しに来るとは思えん…何を企んでいる)
532 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/08/24(木) 10:17:57.87 ID:SM5kCXMu0
ー海軍本部ー


中将「艦娘が集まっているだと!?」


バイル「この街の正面海域に集まっているのを発見しました」


中将「なぜ、逃げずに戻ってきた?」


バイル「わかりません。復讐のつもりでしょうか」


中将「そんな事はどうでもよい。必ず全員沈めろ!」


バイル「パンテオンを海に向けて出動させました。ここの守りはどうしますか?」


中将「陸軍にでもやらせておけ。どうせ暇な奴らだ」


少佐「私から伝えておきましょう」


バイル(奴らが考え無しに来るとは思えん…何を企んでいる)
533 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/08/24(木) 10:18:41.50 ID:SM5kCXMu0
ー陸軍基地ー


陸将「はい。直ぐにそちらに向かいます」


兵士「どうしました?」


陸将「艦娘が集結しているようだ」


兵士「なんと!」


陸将「我々の任務は海軍本部の護衛だ」


兵士「本部の護衛ですか?」


陸将「周辺だけだ。内部は薄気味悪いロボットが担当だ」


兵士「…そうですか」


陸将「だが、手を抜くような事は決してない。全兵力で任務遂行だ」


兵士「了解!」ビシッ
534 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/08/24(木) 10:19:20.23 ID:SM5kCXMu0
ーCAPCOM街正面海域ー


ゼロ「来たな」


翔鶴「なんて数だ。海が見えないぞ」


ゼロ「奴らを引き付けるのが目的だ。負傷したら直ぐに指揮船に帰還しろ」


如月「大丈夫よ。ゼロさんから貰った武器があるから」


朝潮「はい!肉薄して叩き潰してみせます!」ブォン!ブォン!


満潮「考えなしに突撃しないでよ」


睦月「みんながいるから大丈夫です!」


早霜「そうよ…みんながいるわ」


ゼロ「必ず勝つ。全てを取り戻し、悪の権化を叩き斬る」


  「この一戦にオレ達の全てがかかっている」


  「CAPCOM街解放作戦開始」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 12:27:27.84 ID:yIcWEnQMO
久しぶり乙
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/25(金) 03:37:01.84 ID:t8z0rTGzO
乙ー
537 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:11:16.02 ID:7ELbCp540
翔鶴「艦載機…発艦」ギリギリ…ヒュン!


艦載機<ヒューン!ズドズド!


パンテオン「!?」ボォン!


朝潮「撃ちます!」ドォン!ドォン!


パンテオン「…」ガキン!カン!


如月「敵も種類が増えたみたいね」


早霜「盾持ち…厄介ね」


ゼロ「オレが行く」シューシュタッ!


翔鶴「おい!無理するな」

ーーーー

ゼロ「ハア!」ザシュッ!


パンテオン「!」ボォン!


ゼロ「フン!」スパン!


パンテオン「?」…ボォン!


パンテオン「ゼロ…確認」ドドドド!


ゼロ「…」ガキン!カキン!ガキン!


パンテオン「!?」


ゼロ「セイ!」ドゴ!


パンテオン「ギギッ」ガシッ!


ゼロ「っ!」


パンテオン「自…爆…」


ゼロ「させるか!」ザシュッ!


パンテオン「…」ボロ…ボォン!


ゼロ「どうした?そんなものか!?」
538 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:12:11.44 ID:7ELbCp540
ーシャリテ号ー


アイリス「ゼロ交戦中です。前線で敵を引き付けています」


アルエット「そのままサポートをお願いいます」


セルヴォ<司令官、こちらはいつでもいいぞ>


アルエット<はい。コルボーチームを待つだけです>


セルヴォ<頼むぞ。ゼロたちも長引くと危険だ>


アルエット<大丈夫です。彼らは必ず成功します>
539 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:12:47.48 ID:7ELbCp540
ーCAPCOM発電所ー


パンテオン「!?」ボォン!


コルボーチーム1「制圧!」


コルボー「直ぐに設置するぞ」


コルボーチーム2「敵の増援を確認」


コルボー「起動まで守り切ればいい」


コルボーチーム3「了解!」


コルボー「この作戦の成功は我々にかかっている」

540 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:13:20.70 ID:7ELbCp540
ーCAPCOM街正面海域ー


長門「撃てえぇー!!」ドオーーン!!


パンテオン「ごぉ…」ボォン!


パンテオン「…」シュ!


武蔵「長門!」


長門「せい!」ドゴ!


パンテオン「」ベコグシャ!


長門「どうした!殴り合いなら大歓迎だぞ!」


武蔵「流石だな。負けてられ…なんだ?…なんどと!」


長門「何があった?」


武蔵「海中だ!奴ら海中から指揮船に潜入したぞ!」

541 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:13:50.03 ID:7ELbCp540
ー海軍本部ー


バイル「オメガを出撃させました。奴らが全滅するのは時間の問題です」


中将「街にいたテロリストはどうした?」


バイル「増援が制圧するでしょう」


中将「そうか。これでもう安心だな」


バイル(オメガだけで問題ないだろうが…念のためだ。起動させておくか)

542 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:16:16.51 ID:7ELbCp540
ー指揮船レヴィアタンー


オメガ「ヨワイ」ザシュッ!


陸奥「うぐっ」大破!!!


潮「ひぃっ!」ドォン!


オメガ「失セロ」ガキン!ドス!


潮「きゃっ!」大破!!!


陸奥「…行かせないわ!」ガシッ!


オメガ「邪魔ダ」ブォン!


陸奥「あぁ!」ドゴン!


オメガ「殺ス」


パン!パン!パン!パン!


オメガ「…」


提督「私の仲間から離れなさい!」


オメガ「愚カナ人間ダ」キュイン!キュイン!


提督「いいから離れろ!」ドォン!


バッ!バシュン!


大井「まったく落ち着きなさいよ」


北方「やっつける!」ドゴン!


提督「北方ちゃん!」


北方「提督いないと困る!逃げて!」


大井「あんたも逃げるのよ!」


北方「いいから逃げて!」シュッ!


オメガ「邪魔スルナ」ブォン!


北方「やっつけろ!」


浮遊要塞1「ガアッ!」ドォン!


オメガ「フン!」ザシュッ!


浮遊要塞1「ギャ…」破壊!

543 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/09/16(土) 10:17:33.21 ID:7ELbCp540
北方「あぁ…そんな」


オメガ「シネ」ブォン!


??「死なせない」


北方「え?」


港湾「絶対に死なせない!」ガシッ!


オメガ「!?」


北方「港湾お姉ちゃん!?」


港湾「ゼロのニセモノ!」ブォン!


オメガ「ッ!」


港湾「ここからいなくなれ!」ドゴン!


オメガ(投ゲ飛バシタノカ!?)


港湾「北方…大丈夫?」


北方「港湾お姉ちゃんなの?」


港湾「今までごめんね。寂しかったでしょ」ダキッ


北方「お…おねえーちゃんー!」ギュッ
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/18(月) 10:40:00.91 ID:ebTF2foZO
乙ー
545 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/10/13(金) 00:02:39.99 ID:6RSf9hc40
あきつ丸「はぁ!」バッ!


艦載機<ヒューン!ズドズド!


天龍「おらよ!」ザシュッ!


パンテオン「!」ボォン!


あきつ丸「そろそろ艦載機が心もとなくなったであります」


比叡「補給に戻りましょう!」


天龍「だったら援護してやるからよ!」ドォン!


あきつ丸「それは皆必要であります」バッ!


離島「だったら、みんなで行けばいいじゃない」


あきつ丸「離島殿!」


天龍「生きてたのかよ!」


離島「あら?そう簡単に沈んだと思ってたの?」ズドズド!


天龍「うるせえ!だったら!」カチッ…カチッ


パンテオン「!」バッ!


天龍「やべぇ!弾切れ…」


離島「もう…」ドゴォ!


パンテオン「ギャ…」メギャ!


離島「ここは私たちに任せなさい」
546 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/10/13(金) 00:04:43.91 ID:6RSf9hc40
ー指揮船レヴィアタンー


港湾「北方が世話になったな」


提督「無事だったのね」


港湾「逃げ延びて仲間を集めていたの。皆に仲間がいることを伝えたい」


提督「これを使ってみんなに聞こえるから」


港湾「えぇ」


ーーーー
ーー
港湾<この場にいる全ての艦娘に聞いてほしい>


電「港湾さんなのです!」ドゴォ!メキャ!バキッ!


雷「もう!聞こえないじゃない!」ドス!グリ!


港湾<この場にいる全ての深海棲艦は仲間です>


暁「この場にいる全て?」


港湾<互いに争い続けた者同士でしたが今は違います>


  <私たち深海棲艦も共に戦います!>

響「砲撃音…着弾するよ!」


ヒューーーーーーン!


暁「きゃー!あーたーるー!」


ガキン!ドゴォ!


暁「ふえ?」


ル級「ぶじか?」


暁「あ…大丈夫よ」


ル級「うしろにいろ。盾になる」


電「一人じゃ無理なのです!」


ル級「ひとりじゃない」


ル級群「たくさんいるぞ」


響「ハラショー」
547 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/10/13(金) 00:06:28.36 ID:6RSf9hc40
朝潮「沈んだと思っていましたよ」


レ級「生き恥をさらして逃げてたよ」


満潮「ここに来たのなら協力するんでしょうね」


レ級「さあ、どうかな?」


霞「クズ鉄になりたいの?」ガチャッ!


レ級「きみそんなに強かった?」


霞「…」ドォン!


レ級「!?」


パンテオン「!」ボォン!


霞「これが終わったら覚悟しなさいよ」


レ級「お互い生き乗ったらね」ドオーーン!!


如月「火力は敵わないわね」


早霜「えぇ…けど」


睦月「ゼロさんから貰った武器がある!」


朝潮「肉薄し叩き潰します!」
548 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/10/13(金) 00:07:17.67 ID:6RSf9hc40
オメガ「アノ鉄爪女…必ズ殺ス」バシャッ!


ゼロ「ハァ!」ブォン!


オメガ「マタ殺ラレニ来カ!」ガキン!


ゼロ「…」


オメガ「偽物ガメシア二勝テルト思ッタカ!」


ゼロ「救世主だと笑わせるな」ブォン!ヒュン!


オメガ「グッ!」


ゼロ「お前はただの破壊者だ」ザシュッ!


オメガ「ソレハ貴様ダ!」バシュン!


ゼロ「フッ!」ガキン!


オメガ「貴様ガ創ラレタ事デ世界ガ崩壊シタ!」バシュン!


ゼロ「…ッ!」


オメガ「存在ガ罪ナンダ!」バシュン!


ゼロ「罪だと!」シューシュタッ!


オメガ「ソウダ!過去ノ厄災ハ貴様ガ原因ダ!」ザシュッ!


ゼロ「…」ガキン!


オメガ「メモリー二無イ?ソンナ事デ逃レラレルト思ウナヨ!」ブォン!


ゼロ「逃れる?」ガシッ!


オメガ「グッ!」ギリギリ!


ゼロ「それが事実なら全て背負ってやる!」

549 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/10/13(金) 00:07:48.21 ID:6RSf9hc40
ー海軍本部ー


中将「深海棲艦の襲撃?」


兵士1「はい!」


中将「丁度いい。艦娘と戦えば共倒れに」


兵士1「それが…」


中将「どうした?」


バイル「深海棲艦は艦娘と同盟を結んだようです」


中将「同盟…だ…と」


バイル「偵察機からの情報です」


中将「…」


兵士1「…どうしましょうか?」


中将「そんなもの決まっているだろ!全滅だ!街に被害が出ても構わん!」


兵士「しかし…」


中将「ここを陥落されたらそれこそ終わりだ」


ドオーーン!!


中将「な、なんだ!」


バイル「流れ弾ではなさそうですな」


兵士2「本部周辺に所属不明部隊が現れたようです!」
550 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2017/10/13(金) 00:08:27.06 ID:6RSf9hc40
ーCAPCOM発電所ー


コルボー「起動成功だ」


コルボーチーム1「各地に設置した転送装置から友軍が続々と転送されています!」


コルボーチーム2「隊長やりました!」


コルボー「…そうだな」


コルボーチーム3「やりましたが…」


パンテオン群「…」ザッザッザッ!


コルボーチーム2「脱出は無理そうですね」


コルボーチーム3「弾はまだある」


コルボー「それに最後の大物を転送させていない」


コルボーチーム4「そうでしたね」


コルボー「もう一仕事だ!いくぞ!」

551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/10/13(金) 03:35:54.13 ID:mLS1ROtpO
乙ー
552 : ◆Q1uOHMPjXrYw [sage]:2017/11/12(日) 03:25:50.57 ID:0RmAuePcO
投稿が遅れます
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/25(土) 23:09:47.49 ID:QkpDIJX/0
了解しマシた。
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/26(日) 05:19:35.03 ID:BbO3B26ko
はよー
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 22:38:46.13 ID:XICpHe2J0
テスト
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 22:43:08.56 ID:XICpHe2J0
テスト
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 21:37:50.35 ID:zUf3HdAA0
捕手
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/25(木) 10:00:37.87 ID:EtQF0pBwO
まだ?
559 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/01/25(木) 21:05:52.84 ID:qZ2M4aY60
ー海軍本部ー


中将「守りはどうなっている!?」


バイル「ほとんどのパンテオンは海で戦闘中ですので時間が掛かるかと」


中将「えぇい!呼び戻せ」


兵士1「陸軍に応援を要請してはどうでしょうか?」


中将「そうだ!奴らがいたではないか。直ぐに呼び出せ」


兵士2「通信つなぎます」


陸将<こちら陸将、如何なさいましたか?>


中将<海軍本部が襲撃を受けている。直ぐに来るんだ!>


陸将<………>


中将「どうした!?」


陸将<自分の身は自分で守ったらどうでしょうか?>


中将<…あぁ?>


陸将<我々は民間人の救助で余裕がない>


陸士<隊長!民間人が助けを求めています!>


陸将<そうか。では、直ぐに行くぞ!>


中将<待て!そんなどうでもよい!>


陸将<どうでもよいだと?ふざけるなよ!クソ野郎!>


中将<!?>


陸将<守るべき者を守らずして何が軍人だ!訓練所からやり直せ!>


兵士2<通信…切れました>


バイル(…)
560 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/01/25(木) 21:07:08.99 ID:qZ2M4aY60
ー海軍本部ー付近ー


陸将「あぁー言いたい事を全部言ったわ」


陸士「見ていてスッキリしましたよ」


陸将「さて、我々は民間人を守る事が優先だ」


陸士「はい!」


陸将「ここを離れることになるが…問題ない。なるようになるさ」


  (そうだろ?提督)

561 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/01/25(木) 21:08:49.82 ID:qZ2M4aY60
ー海軍本部ー


中将「役立たず!何が民間人を守るだ!」ドガッ!


兵士1「…」


中将「何をしている貴様ら!私を守らないか」


…コロン…コロン…


兵士2「あ…?」


ボン!ピカーーーン!!!


ドォン!バン!バン!バン!ババン!


中将「目が…なんなんだ!?」


バン!ドガッ!バキッ!ミシッ!


中将「があぁ!」


叢雲「全員動くんじゃないわよ!」


曙「こいつの頭をぶち抜くわ!」」


兵士1「わ、わかった」


中将「き、貴様ら!」


叢雲「黙ってなさい!」ドガッ!


中将「ぐっ!」


龍田「動いたら〜腕を切り落とすわよ〜」


天龍「お前ら本当に軍人か?だらしねえな」


叢雲「もういいわよ。入りなさい」


提督「お久しぶりです」ニコッ


中将「貴様…」


提督「ふん!」ドゴ!


中将「うぐ…」


提督「こんなもので済むと思わないでよ」ガシッ!


曙「後で殴らせるから。それより先に…」


提督「あの忌々しい機械人形を止めなさい」


中将「…」
562 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/01/25(木) 21:10:21.39 ID:qZ2M4aY60
「それは出来ない」


提督「!?」


バイル「お嬢さん達、それは出来ない」


天龍「動くんじゃねえ!」


バイル「もう止まる事は…」サッ!


「「「「「!?」」」」」


バイル「絶対に無い」ガシッ!


提督「ぐっ!」


叢雲「司令官!?」


バイル「動かないでくれ。首を折る」


叢雲「人間じゃない」


曙「くっ…撃てない」


中将「でかした!」


−・−−− ・−・− 


バイル「手足ぐらい撃つべきだったな」


天龍「どうだ?」


龍田「だめ。距離がある。先に折られるわ」


天龍「畜生」


−−−・ ・−・ 


提督(もう…ここで足を引っ張るなんて。私ごと撃ってもらえば…?)


−−−・ ・−・ −・−−− ・−・− 


提督(聞こえる…これは…)


バイル「なんだ?」
563 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/01/25(木) 21:11:16.77 ID:qZ2M4aY60
ドオン!ドオン!ドオン!ドオン!ガラガラ!


バイル(床が抜けた!?いや、爆破!)


提督「えい!」ドン!


バイル「逃が…」


ドン!ドン!ドォン!ドォン!ドォン!


バイル「がぁ…」バシュ!ビシュッ!グチャッ!


??「ズタボロで眠れ!!」


ドン!ドン!ドォン!ドォン!ドォン!


バイル「…」バシュ!ビシュッ!グチャッ!


??「撃ちすぎだ!止め!止め!」


「「「「了解」」」」ドォン!


??「こら!羽黒!」


羽黒「申し訳ありません。提督を傷つけた相手でしたので」


西門「そいつは深海棲艦だ。少しでも動いたら発砲しろ」


提督「西門!?」


西門「まさか同じ日に作戦を決定するとはな」


提督「どうやってここに?」


西門「地下を掘って来た。後で説明する」
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/25(木) 23:32:36.24 ID:H5yQpsJYo
待ってた!
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/26(金) 11:19:43.71 ID:1LVSvN2Ho
乙ー
566 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/02/24(土) 00:10:37.30 ID:xAkbcanK0
2月28日投稿予定
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/24(土) 14:36:38.06 ID:OIKlmNYvO
楽しみにしてるよ
568 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/02/28(水) 23:12:23.02 ID:vbQRjNF40
「司令官、大丈夫?」


提督「大丈夫!西門達が助けてくれたから」


「二人降りるわ」


提督「ダメ!そのまま中将たちを見張って」


「了解!」


ーーー
ーー

バイル「まさか生きていたとはね」


西門「黙ってろ」


提督「ねえ、深海棲艦なの?」


西門「そうだ。深海棲艦の突然変異だ」


提督「深海棲艦に雄がいるなんて」


バイル「いや正確には元人間だ」


提督「[ピーーー]ない人間なんていないわ」


バイル「ほう…君はどこまで知っている?」


提督「生かされるだけの体の老人」


バイル「そうだったよ」


提督「海軍に深海棲艦が潜り込んでいたなんて」


バイル「それは違うな。彼らは知っていた」


提督「…知っていた?」


バイル「そうだ。君らの上官は全部知っていた」


西門「まさか」


バイル「君たちよりも先に深海棲艦と組んでいたのは我々だったのだ」


中将「…」

569 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/02/28(水) 23:14:08.47 ID:vbQRjNF40
「司令官、大丈夫?」


提督「大丈夫!西門達が助けてくれたから」


「二人降りるわ」


提督「ダメ!そのまま中将たちを見張って」


「了解!」


ーーー
ーー

バイル「まさか生きていたとはね」


西門「黙ってろ」


提督「ねえ、深海棲艦なの?」


西門「そうだ。深海棲艦の突然変異だ」


提督「深海棲艦に雄がいるなんて」


バイル「いや正確には元人間だ」


提督「死ねない人間なんていないわ」


バイル「ほう…君はどこまで知っている?」


提督「生かされるだけの体の老人」


バイル「そうだったよ」


提督「海軍に深海棲艦が潜り込んでいたなんて」


バイル「それは違うな。彼らは知っていた」


提督「…知っていた?」


バイル「そうだ。君らの上官は全部知っていた」


西門「まさか」


バイル「君たちよりも先に深海棲艦と組んでいたのは我々だったのだ」


中将「…」

570 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/02/28(水) 23:14:34.78 ID:vbQRjNF40
提督「停戦協定を妨害したのも」


バイル「我々だ」


中将「貴様!話しすぎだ」


キュイン!キュイン!キュイン!


提督「後で詳しく話してもらうわ。それよりパンテオンを…」


バシュン!


叢雲「危ない!」


ドゴオーン!


提督「叢雲!大丈夫?」


叢雲「平気よ…それより…」


CPエックス「バイル様迎エニ来マシタ」


バイル「さて、行くか」カチッ


西門「待て!何を押した!」


バイル「焦土作戦モード」

571 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/02/28(水) 23:15:07.41 ID:vbQRjNF40
ーCAPCOM街正面海域ー


パンテオン「…!?」


如月「動かなくなったわ。司令官たちが止めたんだわ!」


睦月「私たち勝ったの?」


早霜「待って…」


パンテオン「焦土作戦モード起動」


朝潮「逃亡でしょうか?」


早霜「止めなきゃ」


如月「え?」


早霜「街で自爆するつもりよ!」

572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/02(金) 00:36:18.55 ID:PBoSuo+yo
乙ー
573 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/03/24(土) 23:10:54.15 ID:soi5jss30
ー海軍本部ー


提督「ぐっ…待ちなさい!」


バイル「ここにいる理由はもう無いからな。失礼する」


提督「ちっ…!」バン!バン!


バイル「ふん」ガキン!ガキン!


大淀<応答願います!>


提督<大淀、今は…>


大淀<街中でパンテオンが破壊活動を開始しました!>


提督<街を攻撃している!?>


西門「焦土作戦ってそういうことかよ!」


大淀<西門さんもそこにいるんですか!?>


西門「敵に奪われるぐらいなら焼け野原にするって事だ!」


提督「そんな…住民はどうなるのよ」


西門「決まってんだろ…」


<助けて!ロボットが暴走して…きゃー!

<どこに逃げればいいんだ!

<私は味方だ!だから、撃たないで…ぐぅぁ!

<この子だけは見逃してくだ…あぁ!そんな!

<お母さん!お父さん!どこ!?

<死にたくない…死にたくないよ…

<だれか…助けてよ


バイル「いいのかい?市民が助けを求めているぞ」


提督「この!」パン!パン!


バイル「街や市民に危害を加えない、と思っていたのか?」ガキン!ガキン!


提督「ふざけるな!」パン!パン!


バイル「君らが招いた結果だ。君らが殺した」カチッ!


30…29…28…27…26…


バイル「これから死ぬ人間もだ」


西門「何を押しやがった!」


バイル「街中の爆弾が爆発する」
574 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/03/24(土) 23:12:22.55 ID:soi5jss30
ーシャリテ号ー


アルエット「街が…燃えている」


アイリス「隊員達の情報によるとパンテオンが暴走しているようです」


アルエット<セルヴォさん?>


セルヴォ<いくらこの船でも全市民は無理だぞ>


アルエット<わかっています…けど、>


セルヴォ<悪いが選ぶしなかない>


ルージュ「病院施設を優先しましょう」


アルエット「…」


ジョーヌ「司令官」


アルエット「…転送装置による救助は病院を優先します」


セルヴォ<アルエット…>


アルエット<格納庫に医療チームの配備をお願いします>


セルヴォ<わかった>


ルージュ「コルボーチームから救援要請です!」


アルエット「動けるチームは直ぐにコルボーチームの救援に向かって」


メナート<こちらが一番近いが10分は必要です>
575 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/03/24(土) 23:13:16.62 ID:soi5jss30
ーCAPCOM発電所ー


コルボーチーム1「まだ来るぞ!」パン!パン!


コルボー「メナートが助けに来てくれる!それまで耐えろ!」パララララ!


コルボーチーム2「どれくらいですか!?」ドォン!


コルボー「10分だ!」カチャッ!


コルボーチーム1「耐えられ…ぐあ!」ドォン!


コルボー「大丈夫か!?」


コルボーチーム1「腕が…腕がやられた!」


コルボー「無理するな!下がれ!」


コルボーチーム1「…まだ戦えます!」パン!パン!


コルボー「頼む。早く来てくれ」パララララ!


コルボーチーム2「隊長」


コルボー「どうした?」


コルボーチーム2「申し訳ありません…動力炉付近を被弾…したようです」


コルボー「医療キットがある。待ってくれ」


コルボーチーム2「自分に構わず脱出してください」


ゴーレム「捜索中…」


コルボー「絶対に諦めるか!」バシューーーン!


ゴーレム「!?」ドオン!


コルボー「最後のランチャーだったが…」


ゴーレム「目標確認…破壊」


コルボー(ゼロ隊長…後をお願いします)
576 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/03/24(土) 23:14:06.11 ID:soi5jss30
ー海軍本部ー


バイル「不発だと?」


??「貴様の爆弾は拙者が全て解除した」


CPエックス「ソコダ」バシュン!


??「空蝉!」ボシュン!


ファントム「隠将ファントム」
577 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/03/24(土) 23:14:35.91 ID:soi5jss30
ーCAPCOM発電所ー


コルボー「生きてる?」


ゴーレム「?!」ドォン!


ハルピュイア「賢将ハルピュイア」


ドオン!ドオン!ドゴオン!


ファーブニル「闘将ファーブニルだ!」

578 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/03/24(土) 23:15:17.55 ID:soi5jss30
ーCAPCOM街正面海域ー


伊19「もう大丈夫なの!?」


レヴィアタン「いつまでも寝てられないのよ」


   「妖将レヴィアタン」


「「「「ネオアルカディア四天王、見参!」」」」
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/25(日) 10:30:26.99 ID:P5l2vqF4O
乙ー!!
580 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/04/26(木) 00:03:00.91 ID:eolZs9QE0
ーCAPCOM街正面海域ー


レヴィアタン「ヤッ!」ザシュッ!


パンテオン「!?」ボン!


レヴィアタン「敵に回したら数の多さが厄介よね」


伊19「海の中にも魚みたいなのがいるの!」


レヴィアタン「潜水艦はあんただけでしょ。よく頑張ったわね」


伊19「仲間の深海棲艦も頑張ってくれたのね」


レヴィアタン「それでもよく持ちこたえたわよ。これ使いなさい」


伊19「補給が必要だったから助かったのね」


レヴィアタン「潜水するわよ!」


伊19「了解なの!」
581 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/04/26(木) 00:07:30.07 ID:eolZs9QE0
ーCAPCOM発電所ー


ファーブニル「なんだ!てめえらぁ!こんなもんか!」ドオン!ドオン!


ゴーレム「!?」ドゴォ!


ファーブニル「弱すぎて欠伸が出るぜ」


コルボー(味方なのか?)


ハルピュイア「なぜここにいた?」


コルボー「大量の転送装置の起動に発電所のエネルギーが必要だ。だから、占領していたんだ」


ハルピュイア「まだ時間が必要か?」


コルボー「住民の避難が済んでいない。ここを失う訳にはいかない!」


ハルピュイア「ここに残る。ファーブニルは他に行け」


ファーブニル「あぁ!俺様に命令するのかよ!」


ハルピュイア「ここで防衛しているより遊撃しているほうが暴れられる」


ファーブニル「…けっ!てめえの考えに乗ってやるぜ」


ハルピュイア「あいつの攻撃は防衛向きではない」


コルボー「協力してくれるのか?」


ハルピュイア「この街の人間を守るんだろ?」


コルボー「人間だけじゃない。艦娘に深海棲艦もだ」


ハルピュイア「そうか」


メナート「コルボー生きて…ハルピュイア!?」


コルボー「味方だ!それより医療キットはあるか?」


メナート「あぁ…弾薬も医療キットも遠慮なく使ってくれ」


ハルピュイア「天候を操る。誰も近づかせない」
582 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/04/26(木) 00:08:32.83 ID:eolZs9QE0
ー海軍本部ー


ファントム「街中に爆弾を設置するとは何たる外道」


バイル「よくあれだけ数を解除した」


ファントム「設置個所は見当がついた。量は多かったがな」


CPエックス「流石元諜報活動ノ長ダ」


ファントム「エックス…さ…ま」


CPエックス「ソウダ君ガ従エルノハコノボクダ。自爆マデシテ忠誠心ヲ示シテクレタ」


ファントム「…」


叢雲「…」カチャッ!


提督「大丈夫」ヒソッ


叢雲「けど、」


提督「信じて」


ファントム「闇十文字!」ヒュン!


CPエックス「!?」ガキン!


ファントム「傀儡化した御主に従うと思ったか」ガシッ!


CPエックス「ボクニ歯向カウノカ」


ファントム「拙者は弱き者を守る刃だ!」


バイル「エックス、こいつを破壊しろ!」


ファントム「吹き飛べ!」


ドオーーン!!
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/03(木) 00:40:23.92 ID:xtmJJD7Ro
乙ー
584 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/05/24(木) 01:44:47.39 ID:dgDuT/lG0
ーCAPCOM街正面海域ー


響「ここまで聞こえるなんて。すごい爆発だね」


暁「司令官達は大丈夫なの?」


雷「心配だけど信じるしかないじゃない」


パンテオン「…」ドォン!


響「―ッ!」ビシュッ!


電「なのです」ブォン!


パンテオン「グギャ…!」メキ!ボコ!


暁「大変、燃料が漏れてる!」


響「えっ?」ゴポ!ジョロロロ…


パンテオン「ロックオン」ガシン!


響(そんな…火炎放射器!)


ボワッ!


暁「響ーーー!」


響(熱い!あれ?…熱くない。というか寒い?)


パンテオン「!?」パキパキピキ!


キェーーケケケケケ!!


パンテオン「!」パリン!


電「凍ったパンテオンが砕けたのです!」


ペンギーコ「楽勝グワー!」


雷「ペンギン!?」


マイマイン「僕の守るべき<美>を汚させないよ」


電「カタツムリなのです!」


バッファリオ「加減したら丸焦げだったブモ―ッ!」


響「うぅ…寒いけどありがとう」ブルブル


ペンギーコ「さて、会わせたい仲間がいるグワー」


ヴェールヌイ「待たせたね。一緒に戦うよ」


響「ヴェールヌイ!」


雷「もう無事なら連絡ぐらいしなさいよ」
585 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/05/24(木) 01:47:01.10 ID:dgDuT/lG0
寒冷提督「色々あって出来なかったのだ。大変申し訳ない」


電「はわわ。大変だったのですね」


暁「けど、どうやってここまで?」


寒冷提督「歩いてきた」


暁「え?海の上を!?」


寒冷提督「凍らせて歩いてきた」


響「それは…とてもクールだね」


ヴェールヌイ「うん。そうだろ」


寒冷提督「海軍本部はどうなっているかわかるかね?」


暁「それが海軍本部の方で爆発が…」


寒冷提督「海軍本部が吹き飛んだのか!?」グワッ!


暁「ひぃ!海軍本部の方向だから…」


寒冷提督「フフフ…ハハハハハ!そうか奴らは吹き飛んだか!」


暁(人の話を聞かないタイプだわ)


寒冷提督「同志諸君!我らの愛娘(ヴェールヌイ)を奪おうとした海軍本部は亡き者となった!」


オオオォォォ-!!!

586 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/05/24(木) 01:47:37.98 ID:dgDuT/lG0
暁「え、なにこれ?」


響「それと深海棲艦は仲間だよ」


寒冷提督「なんと!聞いたか!今まで争っていた深海棲艦と同盟を結んだようだ!」


オオオォォォ-!!!


寒冷提督「では、戦うべき相手は」


雷「海軍本部の残したパンテオンというロボットよ」


寒冷提督「なるほど」


パンテオン「ギギッ!」ヒュン!


電「危ないのです!」


寒冷提督「ふん!」ザシュッ!ガシッ!


電「見ないで斬ったのです」


寒冷提督「いいか!我々の強さをこのガラクタ共に叩きつけてやれ!」


オオオォォォ-!!!


響&ヴェールヌイ「「ウラーーー!!」」


電「”な”の”で”す”ー!」


暁「うわー!」


雷「おぉー!」
587 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/05/24(木) 01:48:32.75 ID:dgDuT/lG0
ーCAPCOM街正面海域ー


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!


オメガ「フン!」ガキン!ガキン!ガシッ!


ゼロ「―ッ!」グッ!


オメガ「ソコダ」バシュン!


ゼロ「グッ!」シューシュタッ!


オメガ「ドウシタ?バスターガ怖イカ!?」


ゼロ「…」グッグッ!


オメガ「…」キュイン!キュイン!


ゼロ「ハアァ!」ヒュン!


オメガ「消エ去レ!」バシュン!


ゼロは肉薄し斬り込もうとするがオメガはバスターで迎え撃つ。


ゼロ「フン!」バチバチ!ガキン!


シールドブーメランでバスターを反らすが


オメガ「アースクラッシュ!」ドゴォ!


ゼロ「―ッ!」バチ!パリン!


しかし、耐え切れずにシールドブーメランが砕けてしまう。


オメガ「滅ビヨ!」


ゼロ「!?」


オメガのバスターがゼロを狙う。が…


キラン!ビシュ―――――――ン!!!


オメガ「何!?」


何かがオメガのバスターに当たった。


ゼロ「ハア!」ザシュッ!


オメガ「ガアー!バスターガー!」
588 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2018/05/24(木) 01:50:03.59 ID:dgDuT/lG0
ーCAPCOM街ー


VAVA「当たったか?」


雪風「しれぇ…まだ動いています」


VAVA「様子は」


雪風「主砲の腕に当たって…けど、ゼロさんが腕を斬りましたよ!」


VAVA「そうか。それで十分だ」


大和「VAVAさん、無理してはいけません」


VAVA「あぁ…ありがとう。お前が支えてくれたから当てれた」


大和「狙ったのは、VAVAさんじゃないですか」


VAVA「いや…お前のおかげだ。本当に感謝している」


大和「VAVAさん///」
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/24(木) 09:27:55.59 ID:F7K5Fn/8O
乙。
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/04(月) 23:46:15.67 ID:B/8Zb7gfo
乙ー
591 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/25(月) 09:14:40.68 ID:Iqcc3Mlm0
6月30日投稿予定
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/25(月) 22:50:51.04 ID:2xsPELZSO
楽しみにしてるよ
593 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/30(土) 11:43:57.37 ID:wubPybhA0
ーCAPCOM街正面海域ー


オメガ(バスターヲ破壊サレテタ!)


バスターを斬られたオメガは素早くバスター機能を停止し左手に切り換える。


オメガ(腕トシテハ機能スル)


ゼロ「ハア!」ヒュン!


オメガ「グッ!」バチ!バチ!


オメガ(押シ負ケテイル!?出力ガ落チテル)


ゼロ「フッ!」ドゴ!


オメガ「グハッ!」バキッ!


ゼロ「ハア―!」ドゴ!ドゴ!ドゴ!


オメガ「ッ!!」バキッ!バシッ!


鍔迫り合いに勝ったゼロはゼロナックルで殴り飛ばす。


ゼロ「終わりだ!」ヒュン!


バシュン!


ゼロ「ッ!」シュタッ!


CPエックス「何ヲシテイル?」バシュン!


ゼロ「チッ!」シュタッ!


オメガ「バスター機能ヲ破壊サレタダケダ」


CPエックス「油断シタナ」


オメガ「ッ!黙ッテイロ」


ゼロ「クッ!」


オメガ「スクラップニシテヤル!」ブォン!


CPエックス「悔イ改メヨ!」キュイン!キュイン!
594 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/30(土) 11:45:18.67 ID:wubPybhA0
ーシャリテ号ー


ルージュ「ゼロがCPエックスと戦闘開始しました」


アルエット「誰か応援に行けない?」


ジョーヌ「暴走中のパンテオンの対応で精一杯です」


ルージュ「砲撃支援はどうでしょうか?」


アルエット「そうね。直ぐにゼロに連絡して…」


セルヴォ<アルエット!聞こえるか!>


アルエット「どうしたの!?」


セルヴォ<提督たちが転送された。バイルの確保は失敗だ>


アルエット「みんな大丈夫なの?」


セルヴォ<ファントムが負傷しているが…動力炉は無事だし直ぐに修理出来る>


アルエット「良かった…けど、無茶させないでね」


セルヴォ<それは本人…>


ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!


アルエット「狙われている!?」


ルージュ「シールド展開済みです。問題ありません」


ドゴオオオオオオオオオ!!!


ジョーヌ「直撃してんじゃないの!?」


ルージュ「そんな…シールドは確かに起動していたのに」
595 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/30(土) 11:46:06.39 ID:wubPybhA0


アルエット「落ち着いて…高エネルギー弾で撃たれたのよ。シールドの出力を上げて」


ジョーヌ「動力炉を損傷しています!シールドどころか…」


ルージュ「高度を維持出来ません!」


アルエット「推進装置を優先しシールド機能は停止!」


ジョーヌ「シールド停止ですか!?」


ルージュ「当たったら沈みますよ!」


アルエット「シールド貫通している時点でダメです。守りは捨て逃げるしかありません!」


ジョーヌ「了解しました」


アルエット<セルヴォさん!>


セルヴォ<もう動力炉に向かっている!指揮に専念しろ!>


アルエット<わかった>


ロシニョル<アルエットちゃん、聞こえるかい!?>


アルエット<はい。どうしました?>


ロシニョル<メディカルルームにエネルギーが来ていないよ!>


アルエット<倉庫のバッテリーを使ってください>


ロシニョル<負傷者が多すぎて格納庫から離れられないよ>


アルエット「近くに誰かいないの!?」


??<倉庫の何が必要なんだ?>


アルエット<バッテリーです!それをメディカルルームに運んで繋げてください!>


アンドリュー<儂に任せなさい>
596 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/30(土) 11:46:38.32 ID:wubPybhA0
ーシャリテ号ー廊下ー


北方「船が揺れてる。何かあったんだ」


アンドリュー「お…お嬢ちゃん」


北方「お爺ちゃん、どうしたの?」


アンドリュー「こ…このバッテリーを…」


北方「バッテリーを」


アンドリュー「メディカルルームに…運んで繋げてくれ」


北方「わかったの!」


アンドリュー「すまない…頼んだぞー」

597 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/30(土) 11:50:28.65 ID:wubPybhA0
ーシャリテ号ーメディカルルームー


北方「これを…どこに繋げれば」


妖精エックス「…」


北方「エックスさん…早く助けないと」


  「ここじゃない…このポット『シ・エ・ル』?」


??「北方さん」


北方「妖精さん!」


??「ここにバッテリーを繋いでください」


北方「うん」ガシン!


??「エックスさん!?」


ーー再起動開始ーー


北方「やった!これで大丈夫!」


妖精エックス「…」


北方「どうして?光が弱くなってる」


??「力が弱くなっているんです」


北方「そんな死んじゃうの?」


??「北方さん…ここでお別れです」


北方「どういうこと?」


??「私の力をエックスさんに捧げます」


北方「そんなことしたら妖精さんが…」


??「いいんです。私は過去の過ちを償うことが出来るのだから」


北方「うぅ…」


??「あなたは優しい心を持ち強い…だから大丈夫です」


北方「うん…今までありがとう」


??「こちらこそありがとうございました」


  「エックスさん…あの時の償いをさせて頂きます」
598 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/06/30(土) 11:51:07.03 ID:wubPybhA0
ーーーー
ーーー
ーー

妖精エックス「ここは…僕は眠っていたのか?」


北方「エックスさん!」


妖精エックス「北方ちゃん、それに…」


??「良かった…間に合ったようですね」


妖精エックス「エルピス!?」


エルピス「エックスさん…あの時は本当に申し訳ありませんでした」


妖精エックス「君が僕に力を…」


エルピス「償いたかった…それが…叶った…本当に良かった」


妖精エックス「君は悪くない。悪いのは…」


エルピス「あなたは…本当に優しい…私がなりたかった英雄の一人だ」


  「ゼロさんと共に戦ってください…ロックマンエックス」


  「どうか…明るい未来を…」キラキラキラー……


妖精エックス「エルピス…君は間違いなく英雄だ」

599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 12:59:05.26 ID:JJlQ+AeCO
また嫁が増えるフラグ…じゃないよな?
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/03(火) 00:28:07.51 ID:yUGJhTr4O
アカルイミライヲー
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/03(火) 16:16:38.62 ID:wcOz8VguO
乙ー
602 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/07/31(火) 20:09:21.55 ID:gQRg9RdV0
8月5日投稿予定
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/01(水) 00:28:05.64 ID:pkh67b/Po
楽しみにしているよー
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/06(月) 23:37:11.81 ID:cCOPTcmFo
まだー?
605 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/08/12(日) 20:33:48.49 ID:NkJU6hY30
ーシャリテ号ー


ビー!ビー!ビー!


ジョーヌ「狙われています!」


ルージュ「アラートが鳴り止まない!」


アルエット「街に落ちるのは何とか阻止して!」


セルヴォ<アルエット司令官!想像以上に悲惨だ!数分で停止するぞ!>


アルエット(どうしよう…シエルお姉ちゃん…)


<聞こえるかい!>


アルエット「この声は…エックスさん!?」


妖精エックス「敵はボクに任せて逃げるんだ」


アルエット「けど、どうやって?」


ジョーヌ「コルボー隊長から『準備完了』との連絡です!」


アルエット「本当なのね!エックスさん、私にいい考えがあります」
606 : ◆J1uqY4ZuttsS [sage]:2018/08/12(日) 20:57:28.40 ID:NkJU6hY30
ー海軍本部ー


バイル「街の爆破失敗か。だが、ゼロ…貴様の仲間の船は追い詰めたぞ」


『このワシが!人形如きに!滅べ!滅んでしまえー!』


ゼロに敗れ焼かれながら地球に落ちた。


野望もかなわず、このまま惨めに死んでいくと思った。


だが、あの忌々しい生命維持装置がそうはさせなかった。


バイル(ここは…海か?)


中途半端に機能したせいで死にかけで海に浮いている。


バイル(なんてことだ…こんな状態で…生きているだと!)


憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!
憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!


ワシを拒否した全てが憎い!


イ級「…」


バイル(このワシがサメの餌か)


イ級「ガアー!」

ーーー
ーー

今思えば生命維持装置の暴走だったのかもしれん。


イ級を体内から乗っ取った時には実験生物として捕らえられていた。


他とは違う優秀さを見せつけ生き残りこの体になった。


バイル「愚かなレプリロイドよ!沈め!」


ドゴオオオオオオオオオ!!!


バイル「手ごたえがない。これは…まさか!」


妖精エックス<ホログラムだよ>


バイル「エックス!」
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/08/17(金) 00:38:26.58 ID:BIH2IxA2o
乙ー
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 10:25:51.93 ID:9eV77R+A0
松ー
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 21:34:03.36 ID:zxj2YpvA0
竹ー
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 23:16:01.84 ID:gK1Udp6A0
保持
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/25(月) 16:30:04.85 ID:ysgDVKGA0
保持
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 16:45:27.51 ID:nBy0TPGbO
保守
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/30(月) 10:25:14.54 ID:rVyu7iFUO
保守
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 21:27:00.83 ID:rYxNjyYC0
保守
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 14:18:11.76 ID:uHdqQiQpO
保守
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 16:17:54.21 ID:5d3BDVvkO
保守
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 11:11:54.72 ID:qjW3mGoz0
保守
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 01:34:14.89 ID:Stz0TldK0
もう来ないのかな
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 08:32:57.05 ID:qWHe4mo0O
待ってる
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/16(土) 10:31:58.83 ID:vaU5e8bNO
保守
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 20:56:40.99 ID:cTPd3K/d0
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622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/04(土) 12:14:34.03 ID:ZxDdpVb+O
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