ゼロ「オレを目覚めさせてどうしようっていうんだ」×艦これ2

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244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/30(金) 21:08:29.31 ID:9k8RphJVO
>>243
4ぬほどヤバいのか?
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/10/31(土) 09:18:29.15 ID:gi89zzz0O
乙ー
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/03(火) 19:32:37.99 ID:NcPAD6wzo
おおぅ追いついた
247 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:35:12.84 ID:lJ1fWm0k0
鎮守府 執務室


提督「…遅いわね」


曙 「あの屑鉄がいるから大丈夫よ」


提督「叢雲」


叢雲「一応、捜索隊を編成しておいたわよ」


提督「ありがとう。日が落ちる前に向かわせましょう」


ドア<コンコン!


長門「提督、いいか?」


提督「どうしたの?」


長門「それがだな…」


ハルピュイア「失礼する」


提督「!」


ハルピュイア「突然の訪問で申し訳ないな」

248 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:36:05.87 ID:lJ1fWm0k0
深海棲艦アジト


如月「…ここは独房かしら?」ムクッ


  「当然、扉は開かない。艤装も取り上げられたわ」


  「なんとかしないと」<キサラギチャン…キコエル?


如月「え?睦月ちゃん」


ドア<ヨカッタ、スコシマッテネ


ドア<カチャカチャ…カチカチ!ガチャリ!!


睦月「ふぅ…少し手こずっちゃいました」フキフキ


如月「睦月ちゃん!」


睦月「しーっ。直ぐに逃げないと」


如月「睦月ちゃん…逞しくなったわね」


睦月「睦月だけ、攫われたり、…漏らしちゃったり、轟沈したりしてるもん」ボソッ


  「強くなるしかないもん」


如月「アッハイ」


睦月「朝潮ちゃん達も助けないとね」

249 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:37:27.41 ID:lJ1fWm0k0

数分後


朝潮「睦月さん、助かりました」


満潮「感謝するわ」


霞 「…ありがと」ボソッ


睦月「ここにはゼロさんがいませんでしたね」


如月「違うところにいるのかしら」


朝潮「艤装を取り返して助けにいかないと」


朝潮「ゼロさんのDNAデータを抜き取ると言っていましたよね」


睦月「DNAデータってなんだろう?」


霞 「それ…」


一同「?」


霞 「あ・赤ちゃん…作るのに…必要なんじゃないの///」


満潮「はあ!赤ちゃんですって!」


如月「それって人間の男性から出る…」


睦月「にゃーし!にゃーし!」


朝潮「それがあればゼロさんの子どもを孕めるのですね」


霞 「孕むとか言うな!」


睦月「にゃまにゃましい」


如月「それが奪われたら深海棲艦とゼロさんの愛の結晶が出来るのね」


睦月「違うよ!」


朝潮「睦月さん」


睦月「無理やりなら愛の結晶じゃないよ!」


朝潮「何としても止めないと」
  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!

睦月「正妻の座は渡しません」
  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!


睦月・朝潮「どんな手を使ってもゼロさんを取り戻します」
     ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!

250 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/05(木) 11:38:03.04 ID:lJ1fWm0k0
鎮守府 執務室


ハルピュイア「六角蒼子提督、艦娘を兵器としてではなく人として扱い」


「艦娘からの信頼は厚く、地域復興にも協力的だ」


「しかし、本部からの評価はよくないようだな」


「艦娘の被害を抑える為に数多の命令違反を犯した」


提督「当然です。私は艦娘達を家族のように愛していますから」


ハルピュイア「…家族か」


提督「そうです」


ハルピュイア「ここに来たのは、大佐鎮守府に所属していた艦娘を保護するのが目的だったのだが」


提督「…」


ハルピュイア「他にも目的がある」


提督「なんでしょうか」


ハルピュイア「いるのだろ?ゼロが…」


251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/05(木) 23:45:42.59 ID:TbPHbWofO
睦月ェ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/06(金) 09:13:39.93 ID:0X3QSXnjO
乙ー
253 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:19:51.58 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト 倉庫


朝潮「艤装を取り返す事が出来ましたね」


満潮「見張りがいないから楽だったわ」


霞 「艤装を点検するのよ」


如月「弾薬、燃料も溢れるぐらいあるわ///」


朝潮「ゼロさんの装備も回収しました」


睦月「あれれ、これは?」


如月「どうしたの?」


睦月「空母の人が使う弓かな?」


朝潮「どうしてここに弓が」


霞 「あんまり考えたくないけど奴らが倒した艦娘のじゃないの」


満潮「矢がないじゃない」


矢<ココニイルゾ


睦月「ありました。紫色の矢です」


朝潮「私達に使えますかね」


如月「何かに使えるかもしれないわ」

254 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:20:52.55 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト 牢獄


ゼロ「…睦月達は無事なんだろうな?」


装甲「第一声が部下の心配か」


南方「一応無事だが貴様の協力次第だ」


ゼロ「協力だと」


装甲「お前のDNAデータを貰う」


南方「大人しく渡せば仲間は無傷で返してやろう」


ゼロ(仲間の無事が優先だ。従うしかないか)


ゼロ「好きにしろ」


装甲「賢明な判断です」


南方「体を楽にしてください」


ゼロ(何故こいつらはDNAデータの存在を知っている?)


  (それにオレを被弾させた兵器はレプリロイド用のものだった)


  (誰だ…こいつらに協力しているのは?)

255 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:22:17.14 ID:aZKNqYdK0
睦月「こっちかな」


朝潮「私もそう思います」


霞 「なんでわかるのよ」


如月「愛ゆえにかしら」


睦月・朝潮「ゼロさんの匂いがする・します」


満潮「なんなのよ…あんたらは」


睦月「何としてもゼロさんからDNAデータを取り出す行為を防がないと」


<グワアァァァ!


如月「今の声は!」


霞 「あいつの声…」


睦月「ゼロさんだ!」


ゼロ「ぐぅ…」ガクッ!


装甲「まだ始まったばかりですよ」バキバキ!


南方「どんなに堅い装甲に覆われていても」メキメキ!


ゼロ「…はぁ…がぁ!」バチ!バチバチバチ!


南方「内部はどうしようもありません」ドシュ!


ゼロ「…」ガラン!ガラガラ!


南方「装甲は特別仕様です。堅くて軽い」


装甲「機械人形かと思えば一部は我々と同じでしたか」


南方「見た目は全く違うのに中身は我々と同じ」


装甲「目標は達成しました。行きましょう」

256 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:24:35.50 ID:aZKNqYdK0


睦月「うぅ!ぐぅ!」


如月「駄目よ。落ち着いて睦月ちゃん」ガシッ!


睦月「けど、けど、けど、ゼロさんが」ポロポロ


満潮「あんなの拷問よ」


霞 「麻酔無しで胸部解放するもんじゃない」


朝潮「あの二人…許さない」


如月「今は我慢よ。隙をついてゼロさんを助けないと」


朝潮「誰か来ます」


ゼロ「…」グッタリ


泊地「何てことだ」


  「おい。大丈夫…な訳ないよな」


  (内蔵は機械と我々の艤装の部品が組み込まれている)


ゼロ「…ぐはっ!…」バチバチ!


泊地「楽にしてやる」スッ


ゼロ「…ぐ…」


<ゼロサン!


泊地「誰かいるのか!」


シーン…


泊地「南方も装甲もいないからゆっくりするか(棒)」

257 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:25:20.38 ID:aZKNqYdK0
睦月「ゼロさん、ゼロさん」


ゼロ「…」


如月「大変意識が無いわ。直ぐに鎮守府に戻らなきゃ」


朝潮「鎖を外さないと」


霞 「刃物なんて無いわよ」


睦月「えぃ!えぃ!」ガキン!ガキン!


満潮「固すぎるわ」


如月「睦月ちゃん、どこにナイフを隠していたの?」


睦月「そうだ!」


睦月はゼロにZセイバーを握らせスイッチを押させる。


Zセイバー<ブォン!


睦月「やったぁ!動いた」


朝潮「なるほど、その手がありましたか」


如月(睦月ちゃん///本当に逞しくなったわね)シミジミ


睦月「さあ、脱出です」ガシッ!


ゼロ「…」
258 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:25:54.82 ID:aZKNqYdK0
泊地(これでいいだろう。ゼロと勝負が不本意な形で終わるのは嫌だし)


  (しかし、薬を使って強くなったが肌が変わったような?)


鏡<オレヲミロ


泊地「なんだこれは!」


  「肌が髪が服が中途半端に変化している…」


  「なんか…艦娘みたいになってる」


「あの二人め、私を騙したな!」

259 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:26:44.06 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト付近


満潮「まだ起きないの!」ドォン!


朝潮「あんな事されてたんですよ。起きるほうが不思議です」ドォン!


霞 「あぁ!もう!起きなさいよ。このクズ」ゲシッ!


如月「通信機の有効範囲までまだ遠いわ」ザージー!


睦月「撃ち続けて敵の追撃を防ぐのです」ドォン!


ゼロ「…」


霞 「頼むから起きなさいよ」ガシガシ!


満潮「叩いて起きるわけないでしょ!それより撃ちなさいよ」ドォン!


睦月「霞ちゃん、帰ったらお話しましょう」
   ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!バシュン!バシュン!

霞 「ひぃ!お願いだから起きなさいよ」ユサユサ

260 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:27:46.22 ID:aZKNqYdK0
南方「油断しました」


装甲「まさか逃げだすとはね」


南方「装甲わかっていますね」


装甲「もう発艦している」


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


睦月「艦載機が来ます!」ドォン!ドォン!


朝潮「制空権を確保されたら不味い」ドォン!


艦載機<ヒューーーーーーーーーン!


満潮「爆撃よ!」


ドカ―――――――ン!


睦月「…みんな大丈夫?」


朝潮「まだ…戦えます」


霞 「ゼロも…無事よ」


如月「敵艦載機…直上よ」


艦載機<ヒューーーーーーーーーン!


睦月「うにゃ!にゃめだぁ!」
261 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:28:47.48 ID:aZKNqYdK0
艦載機<被弾…被弾!ドカン!


睦月「…あれ?」


如月「もしかして、ゼロさんが助けてくれたの?」


ゼロ「…」


霞 「まだ目を覚まさないわよ」


朝潮「一体誰が」


泊地「残念だったな。私だ!」ビシッ!


満潮「なんで敵のあんたが!」


泊地「今は見逃してやるから逃げろ」


睦月「助けてくれるの?」


泊地「いいから逃げろ!小娘達」


如月「もう少しで通信可能範囲よ。頼るしかないわ」


南方「何をしている」


装甲「艦娘に協力した?」
262 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:30:19.01 ID:aZKNqYdK0
泊地「協力?違うな。見逃してやっただけだ」


  「私はゼロとの真剣勝負を望んでいる。その為だ」


南方「そんな事の為にか」


装甲「理解出来ません」


泊地「それと貴様らに聞きたい。あの薬はなんだ!この姿はなんだ!」


装甲「あれは開発中の薬です」


南方「使用者の潜在能力を過度に引き出すようですね」


泊地「深海棲艦である私に艦娘の力があるのか」


装甲・南方「それは違います。あなたは我々に沈められた艦娘です」


泊地「…艦娘だと…私は深海棲艦の姫だ」


装甲「それはあなたが生まれ変わったからです」


南方「我々は二人の艦娘を沈めた」


装甲「暫くしてその場所にあなたがいた」


泊地「嘘だ!また私を騙すのか!」ドオン!


南方「これは真実だ」


装甲「その時に沈めた艦娘の名前は…」


泊地「違う!私は深海棲艦の誇り高き姫の泊地棲姫だ」


装甲「聞く耳持たず」
263 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:31:28.46 ID:aZKNqYdK0
如月「はい…そうです。至急救援をお願いします」


  「鎮守府と通信出来たわ!」


朝潮「後は後退しながら迎撃するだけですね」


霞 「最後まで油断するんじゃないわよ」


満潮「霞…ゼロはどこよ?」


霞 「満潮が運んでたでしょ?」


睦月「えーと…オレが時間を稼ぐから撤退しろ、って」


霞 「ばっかじゃないの!あいつ」


如月「お願い早く来て!ゼロさんが単独で姫と戦っているの!」無線


満潮「どうして止めなかったのよ」


睦月「にゃって…大丈夫だ。オレに任せろって言って」


朝潮「言って?」


睦月「頭をナデナデされたら///」


朝潮「くっ!それは仕方ない」


如月「ゼロさんは心臓剥き出しで戦っています!」無線

264 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:32:34.06 ID:aZKNqYdK0
泊地「くっ…」大破!!!


南方「何を思って我らに歯向かったのか」小破!


装甲「だが、これまでだ」小破!


泊地(時間は稼げただろう)


南方「二度目の死だ」


装甲「もう会う事はないでしょう」チャキッ!


泊地(あぁ…ゼロと戦いたかったなぁ)


<バシュン!


装甲「なに!」ビリビリ!


南方・装甲「ぐぬ!」ドギャン!


泊地「どうして…ここに?」


ゼロ「借りを…返しに来ただけだ」


南方「その体でよく動けるな」


装甲「心臓が剥き出しですよ」


ゼロ「それがどうした?問題無い」


南方「今度こそスクラップにしてあげましょう」チャキッ!


装甲「行け!艦載機よ」


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


ゼロ「動けるか?」


泊地「え…あぁ、動ける」


ゼロ「なら逃げろ。オレが奴らを倒す」

265 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:33:08.99 ID:aZKNqYdK0
鎮守府 レヴィアタン格納庫


提督「後どれくらいで出撃出来るの!」


明石「2分です」


提督「長い!40秒で支度しな!」


明石「了解!」


提督「ハルピュイアさん、申し訳ないけど」


ハルピュイア「職務を全うしてくれ」


提督「ご理解ありがとうございます」


明石「提督、行きますよ!」


提督「今行くわ」

266 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:33:40.71 ID:aZKNqYdK0
レヴィアタン船内 格納庫


アイリス「ゼロの胸部が開いたままと聞きました」


  「直ぐに修理出来るように準備します」


夕張「胸部開いたままってどういうことですか!」


電 「それって…はわわ」


雷 「心臓丸出しよ」


暁 「きゃー!」


響 「それは…恥ずかしいな」


夕張「違うそうじゃない」

267 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:34:14.18 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト付近海域


南方「沈め!」ドオン!


装甲「穴だらけにしてあげる」ズドドドド!


ゼロ「…」シューシュタッ!


南方「逃げてばかりか」ドオン!


ゼロ「ハア!」ガキン!


艦載機<ブオオオオオォォォォ!


ゼロ「そこだ」バシュン!


艦載機<!!!墜落


装甲「攻め続けて消耗させますよ」


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!


南方「ふふ…本当は力が出ないのではないですか?」


ゼロ「…」


装甲「沈黙は肯定です」


泊地「ゼロ…やはり負傷したせいで」


ゼロ「ぐっ…」被弾


泊地「駄目だ!主砲が破壊されて…何も出来ない」


ゼロ「…ぐは!」中破!!


南方「バラバラにしてやる」
268 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:35:56.60 ID:aZKNqYdK0
睦月「ゼロさん!」ドォン!


霞 「無茶するんじゃないわよ」ドォン!


満潮「全弾撃ち込むのよ!」ドォン!ドォン!


泊地「お前ら…」


如月「私達の後ろに隠れてください」ドォン!


朝潮「あなたがゼロさんを治療していたのはわかっています」ドォン!


睦月「あなたは敵ではありません」ドォン!ドォン!


泊地「うぅ…」


如月「もう少しで救援が来るけど…弾薬が心もとないわ」


睦月「この弓矢使えるかな?」


霞 「力が足りないわよ」


如月「みんなで使えばどうかしら?」


泊地「やらせてくれ」


朝潮「え?」


泊地「私の力なら飛ばせるはずだ」


朝潮「しかし…どうしましょう」


睦月「必ずゼロさんを助けてください」


泊地「任せろ」


如月「これをどうぞ」

269 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:36:44.79 ID:aZKNqYdK0
泊地「やはりな…実に手に馴染む」


  (私が使っていたんだろうな。私は…)


矢<集中しろ


泊地「え?」


矢<今はゼロを助ける事に集中しろ


泊地「矢がしゃべっている!」


矢<見た目はかなり変わったが中身はそのままだ


泊地「ゼロを知っているのか?」


矢<早く射ろ


泊地「終わったら聞かせろよ」


グッ!キュキキキキキ!


泊地「…この一撃は外しはしない!」


ヒュン!キュイ―――――――ン!ピカーン!

270 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/18(水) 01:38:57.64 ID:aZKNqYdK0
装甲「艦載機で何ができる!」ドオン!


イーグリード「空中で負けるかよ」ズドドドド!


装甲「ぐっ!ただの艦載機じゃない」被弾


睦月「すごい!あの紫色の艦載機とっても速い」


南方「なんだ!」被弾


イーグリード「これで今までの貸しは帳消しだ!」
     ヒューーーーーーーーーン!

ゼロ「紫色の…鷲」


ドカン!ビュオオオオオオオオ!


紫の艦載機から放たれた魚雷が爆発し巨大な竜巻が発生する。


装甲「この竜巻は!」バリバリ!


南方「飛ばされる!」バリバリ!


イーグリード「ゼロ!」


ゼロ「あぁ…解っている」キュイン!キュイン!


装甲・南方「!!!」


ゼロ「テイ!セイ!ハア!」
   シュパ!シュパン!ザシュ!シュパ!


装甲・南方「きゃあぁ!」大破!!!


竜巻により飛ばされた二人に止めの連続斬りを浴びせる。


ゼロ「また助けられたな。イーグリード」


イーグリード「礼なら彼女らに言え」


一同<やったー!


ゼロ「…そうだな」

271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/11/18(水) 18:48:13.81 ID:nxMI63KiO
来てたか
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/18(水) 23:35:10.42 ID:JTVevbyYO
乙ー
273 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:18:43.86 ID:Me9xPSFn0
イーグリード「また助けが必要なら矢を飛ばせ」


ゼロ「イーグリード、お前は」


イーグリード「悪いな。あまり長く話せないようだ」


ゼロ「これだけは言わせてくれ」


イーグリード「なんだ?」


ゼロ「…ありがとう」


イーグリード「当然だろ」…シュン


南方「ぐっ…ここまでとは」


装甲「目標は達成しました。ここは退きましょう」


ゼロ「待って!ぐっ…」ガクッ!


南方・装甲「それでは失礼」


ゼロ「…深追いは無理だな。合流するか」

274 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:19:27.81 ID:Me9xPSFn0
―――――


南方「もう少しだったのですが」


装甲「DNAデータを手に入れただけよしです」


南方「…まだ副砲が生きています」ガチャン!


装甲「奴は危険すぎる」


南方「イレギュラーは排除する」ドォーン!


―――――
275 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:20:13.16 ID:Me9xPSFn0
睦月「ゼロさん、大丈夫ですか?」


ゼロ「大丈夫だ」


霞 「そんな体で無理するんじゃないわよ!」


如月「もう少しで提督達も到着します」


ゼロ「泊地、助かった」


泊地「貴様との決着がついていないからな。死なれては困る」フンス


ゼロ「そうだったな。ぐっ…」ガクッ!


朝潮「今は休む事が優先です」


泊地「全力で戦いたいからな。万全の状態で…危ない」バッ!


ビシュッ!……ポタッ…ポタポタ…


泊地「…ごふっ…」ビシャン!


ゼロ「泊地!」

276 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/11/19(木) 11:21:01.49 ID:Me9xPSFn0
泊地(あぁ…そうか。南方に狙われてたゼロを庇って…)


ゼロ「目を覚ませ!」


朝潮「血が止まりません!」


如月「こっちです!直ぐに救護班を」無線


満潮「あいつら許さない!」ドォン!


霞 「ふざけるんじゃないわよ!」ドォン!


睦月「ゼロさん、話しかけ続けて下さい!」


ゼロ「泊地、大丈夫だ!もう少しで助けが来る」


泊地(…もう無理だ。急所に当たったのはわかっている)


ゼロ「起きろ!オレと戦うのはどうした!」


泊地「……てを…」


ゼロ「手なら握っているぞ!」


泊地「…さいご…に…さびしくない」フッ


ゼロ「…」


泊地(…生まれ変わったら…ゼロと…一緒に…いたいな)

277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/11/19(木) 12:30:56.45 ID:yW+5sMl5O
乙ー
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/19(木) 12:49:04.23 ID:OWI5pq2co
おっつ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/19(木) 15:24:09.92 ID:Y8yVDQ/zO
どうしてわざわざ根絶やしにされる道を選んだんだ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/05(土) 00:44:58.69 ID:WPP4TblN0
まってる。
281 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:33:19.73 ID:s7J9RdL40
ゼロ「…如月」


如月「…なんでしょう」


ゼロ「鎮守府の港湾達と話したい。無線をくれ」


如月「どうぞ」スッ


ゼロ「ゼロだ。あぁ、大丈夫だ。それより港湾達と話したい呼んでくれ」無線


朝潮「…あの」


睦月「朝潮ちゃん、今は…」


朝潮「わかりました」


ゼロ「…それが一番いい方法なんだな。大丈夫だ。わかった」


指揮船<みんなー!


ゼロ「お前達は先に行け」


睦月「ゼロさんはどうするのですか?」


満潮「まさか、あいつらを追うなんて言わないでしょうね」


ゼロ「違う」


ゼロは泊地を抱きかかえ答える。


ゼロ「泊地棲姫を海に還してくる」

282 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:34:30.65 ID:s7J9RdL40
――回想――


泊地「何てことだ」


  「おい。大丈夫…な訳ないよな」


ゼロ「…ぐはっ!…」バチバチ!


泊地「楽にしてやる」スッ


ゼロ「…ぐ…」


泊地「我々の使う傷薬だ。何もしないよりはましだ」


ゼロ「…」


泊地「私はこんな卑怯な方法でゼロに勝とうなんて思っていなかったのに」


ゼロ「…」


泊地「そこにお前の仲間がいる。上手く逃げろ」


  「次こそは一対一でゼロと戦いたい」
283 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:35:03.44 ID:s7J9RdL40
ゼロ「あの時、お前の治療がなければオレの命も危なかった」


  「ありがとう」


  「ゆっくり眠ってくれ」


ゼロは泊地棲姫に弓を握らせ海に沈める。


ゼロ「出来る事なら…」


  「敵としてで無く仲間として出会いたかった」


ゼロ「…」バチバチ!


ゼロ「…そろそろ限界か」
284 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2015/12/05(土) 01:35:39.65 ID:s7J9RdL40
鎮守府 工廠


ゼロ「悪い」


アイリス「悪いと思うなら無理をしないで下さい」カチャカチャ


ゼロ「お前が…」


アイリス「え?」


ゼロ「鎮守府に戻ればアイリスが直してくれるからな」


アイリス「もう…そんな調子の良い事言って///」テレテレ


妖精1「天然ジゴロです」


ゼロ「どれくらい掛かる?」


アイリス「明日の朝までにはなんとか」


ゼロ「そうか」


アイリス「ただ、動力炉付近の損傷が…」


ゼロ「無理やり開けられDNAデータを取られたからな」


アイリス「…DNAデータを?」ピキッ!


ゼロ「あぁ、専用の機械で抜き取られ」


アイリス「一大事じゃないですか!」


ゼロ「!」


アイリス「そのデータがあればなんでも出来ちゃうのですよ」


ゼロ「わかっている。だからだ。…直ぐに取り返しに行く」


アイリス「…わかりました。朝までには終わらせます」


ゼロ「…アイリス」


アイリス「なんですか?」


ゼロ「本当にありがとう」


アイリス「もう///本当にずるいですよ」

285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/12/05(土) 03:36:52.63 ID:N2meeyTGO
乙ー
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/05(土) 15:19:00.00 ID:3cMGgLxIo
乙乙
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/21(月) 17:20:45.68 ID:CYHh645AO
待ってるよ。
288 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/01(金) 01:00:32.46 ID:u0SK2Hu50
アイリス「…すぅー」zzzz


ゼロ「ありがとう。さて、行くか」


エックス「行くのかい?」


ゼロ「あぁ、止めるのか?」


エックス「止めないよ。君の単独行動は必ず意味があるから」


ゼロ「そうか」


エックス「君が不在の間は僕がみんなを守るよ」


ゼロ「身体も無しによく言う」


エックス「それなりに出来る事はあるよ」


ゼロ「…そうだったな。行ってくる」


―――
――


1週間後


睦月「うにゅーゼロさんー」


如月「睦月ちゃん…」


北方「ゼロ…1週間も帰って来ない」


睦月「大丈夫だと思うけど」


早霜「…寂しくて乾きそうよ」


北方「濡らすか?」


早霜「心が乾くのよ」


如月「女は潤いが必要なのよ」


睦月「ゼロしゃーん」


天龍「おーい!ゼロが帰って来たぞ!」


一同「ゼロさん!」


―――


289 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/01(金) 01:04:04.74 ID:u0SK2Hu50
ゼロ「戻った」


睦月「ゼロさん!心配しましたよ」


ゼロ「悪いな」


北方「ゼロ!おかえり!」


早霜「ゼロ…待っていたわ」


ゼロ「悪いな。もう少し早く終わる予定だったのだがな。だが、収穫はあった」


??「……」


如月「あの…後ろのは?」


装甲「……」武装解除済


ゼロ「…捕虜だ」


睦月「あの時の姫じゃないですか」


早霜「…一人で倒したの?」


ゼロ「最初はそのつもりだったが…」


??「二対一は卑怯ですから」


如月「あなたは?」


??「私は…」

290 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 01:09:15.60 ID:Ecbg5ywAO
久しぶりの再開だ!

待ってたよ!
291 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/01(金) 01:17:27.11 ID:u0SK2Hu50


多忙につき再開が遅れました。


一週間に1回は投稿出来るようにしたいです。


今年もよろしくお願い致します。
292 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 03:40:35.86 ID:shf2ppTGo
待ってた
あけおめ!ことよろ
メリィイークリスマァス
293 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 06:17:48.07 ID:Nog+/jMD0
乙。まっててよかったよ。
294 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/01(金) 13:21:53.28 ID:7Xl177Noo
乙です
295 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage saga]:2016/01/01(金) 21:40:54.80 ID:21jr+ok4O
乙ー
296 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/10(日) 11:23:07.67 ID:YoftbEQG0
3日前


装甲「準備は整いました」


南方「奴のデータを早く届けましょう」


装甲「取引場所は我々二人で問題無い」


南方「アジトを転々するのも終わりだ」


装甲「これで…」


ゼロ「どうなるんだ?」


装甲・南方「!」


ゼロ「随分と念入りに移動していたな。それほどオレのDNAデータが重要なのか?」


装甲「何故ここがわかった?」


ゼロ「オレが捕まったアジトから虱潰しに怪しい場所を探しただけだ」


南方「全てに護衛もいたはず」


ゼロ「あぁ、全員相手にしてやった」


南方「だが、我々に一人で挑むとはいい度胸だ!」


装甲「この際、お前の体も奴に届けてやる!」


ゼロ「来い。取引相手の情報も話してもらうぞ!」


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


ゼロ「フン!」シュー!シュタッ!バシュン!


艦載機<被弾…ボン!


南方「この!」ドオーン!


ゼロ「ハア!」スパン!


装甲「沈め」ズドドドドドド!


ゼロ「…」キン!キン!キキン!バチン!


南方「シールドか。ならば、これでどうだ!」チャキッ!


ゼロ(あれは不味いな)


南方「喰らえ!」ズドオオ――ン!!
297 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/10(日) 11:24:58.38 ID:YoftbEQG0
南方「…消し飛んだか」


装甲「行きましょう」

ザバア―――ン!

ゼロ「残心を忘れるな」ザシュッ!


南方「槍だと!」ビリビリ!


ゼロ(貫くつもりだったが…)


装甲「よくも南方を!」…カチャリッ!


ゼロ「躊躇ったな」ドゴ!ドゴ!ドゴン!


装甲「ぐはっ!」小破!


海中から飛び出したゼロはトリプルロッドで南方に刺突し、リコイルロッドで装甲を殴り飛ばす。


ゼロ「見事な連携だが接近戦が得意な者がいないのではな」


南方「舐めるな!」ズドオオ―ン!


ゼロ「ハア!」ガキン!


艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!


装甲「ならばこれでどうだ」ガシッ!


ゼロ「なに!」


装甲「南方、私ごと撃て!」


南方「くっ…当たれ!」ズドオオ―ン!


ゼロ「仲間ごと撃つとはな」小破!


装甲「…それでいい」中破!!


南方「我々は何としても勝たなければいけないのだ!」


ゼロ(…不味いな。左腕がやられたな)


南方「お前も連れていくぞ!」カチャリッ!

ヒュン!

南方「ぐっ…!主砲が!」ドカン!


ゼロ「矢だと」


??「…ゼロ置いていくなんて酷くないか?」


ゼロ「お前は…誰だ?」


??「私か?」


翔鶴「泊…翔鶴!ゼロの艦娘だ!」
298 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage saga]:2016/01/10(日) 22:49:23.39 ID:eKgiL7HGo
あけおめ乙ーことよろー
299 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/10(日) 23:17:53.26 ID:Z3UDoDby0
翔鶴がおとこらしく感じてしまう。乙。
300 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/29(金) 23:01:08.31 ID:KVjceQ1b0
ゼロ「翔鶴…それがお前の名前か。置いていくとはどういう事だ?」


翔鶴「お前が最初のアジトを襲撃した時にドロップしたのだ」


ゼロ「もしかして、あの奇妙な光か」


翔鶴「お前が倒した敵の屍を辿って来た」


ゼロ「そうか。…ところで、」


翔鶴「やれるぞ」


ゼロ「あぁ、援護を頼む」


翔鶴「援護?私も前に出るぞ」


ゼロ「…いくぞ」


翔鶴「ゼロ…共に戦えて嬉しいぞ」


南方「生まれたばかりの練度の低い艦娘が調子に乗るな」カチャリッ…


翔鶴「練度の低い?」ヒュン!


南方「ぐっ」ドス!ドス!ドス!ドス!


翔鶴「悪いな。艦載機は一機しかいないから…うふふ」


装甲「南方…逃げてください」


南方「しかし…」


装甲「あなたがデータを届ければ勝ちです」


南方「わかりました。私の艤装の一部を渡します」
301 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/01/29(金) 23:03:41.15 ID:KVjceQ1b0
翔鶴「南方が逃げるぞ。奴を射抜く」グッ!キュキキキキキ!


ゼロ「頼む」シュー!シュタッ!


翔鶴「逃さない」ヒュン!キュイ―――――――ン!


装甲「そんな矢でどうにか出来ると思うな」ガキン!


ゼロ「喰らえ」バシュン!


装甲「そんな光る弾が通るか!」ガキン!
  ズドーン!ドオーン!


ゼロ「…」シュタッ!ガキン!


翔鶴「悪いな…盾がないと攻撃と回避しか出来ん」


ゼロ「名前の通り固いな…矢はあるか?」


翔鶴「数本だがな…私に考えがある」


ゼロ「わかった」


翔鶴「ふっ…思い切りのいい奴だ」


装甲「死ぬ覚悟は出来ましたか?」カチャカチャ


ゼロ「行くぞ!」シュタッ!


翔鶴「あぁ」グッ!キュキキキキキ!


装甲「消し飛べ!」
  ズドーン!ドオーン!ズドドドド!

ゼロ「フン!」ガキン!ガキン!カキン!


装甲(奴め…打ち合いに勝てると思っているのか?)


翔鶴「まずは1本」ヒュン!


装甲「諦めの悪い!」ズドドドド!

ドガン!

装甲(煙幕。しかし、これなら艦娘は狙え…)


装甲「!」ドス!ドス!ドス!ドス!


翔鶴「ゼロを射抜くと思ったか?」


装甲「砲身に矢を…」


ゼロ「燃えろ!」ザシュン!


装甲「ぐわああ!」


翔鶴「…爆ぜろ」


装甲「こんな…奴らに」艤装完全破壊!
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/29(金) 23:35:18.88 ID:sS9LkLQk0
乙。待ってた。ところでこの翔鶴は男勝りな感じだな。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/01/30(土) 14:17:48.67 ID:4Aei9E5ko
乙ー
304 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/04(木) 01:59:41.07 ID:3Hcls+H/0
翔鶴「勝負あったな」


ゼロ「艦載機を積んでいないから矢に魚雷を付けたか」


翔鶴「お前の破壊したアジトには無くてな…中々の物だろ?」


ゼロ「あぁ」


装甲「…ぐっ…」


翔鶴「さて、連れ帰るか」ガシッ


装甲「…た…れ…」


翔鶴「なんだ?」


装甲「く…た…ばれ」カチッ


ドゴオオオン!!!


翔鶴「…げほっ!ごほっ!…」


ゼロ「自爆するとはな」


翔鶴「助かったぞ…お前が奴の右腕を斬り飛ばさなかったら」


ゼロ「その腕はどうした?」


装甲「…」


ゼロ「何故だ!お前がレプリロイド用の腕をしている」グイッ!


装甲「…」


ゼロ「答えろ!」


翔鶴「無駄だ気を失っている。それに…悪いが足を」


ゼロ「…まずは立て直すぞ」
305 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/04(木) 02:01:24.65 ID:3Hcls+H/0
元深海棲艦アジト


ゼロ「どうだ?」


翔鶴「厳重に拘束しておいた」


装甲「…」


ゼロ「艤装を見せろ。可能なら修理する」


翔鶴「本当か?」


ゼロ「必要なものは確保した」


翔鶴「悪いな」


ゼロ「被害は艤装だけか…身体は?」カチャカチャ


翔鶴「問題無い」


ゼロ「お前が来てくれてよかった」


翔鶴「追って来た甲斐があったな」


ゼロ「…」


翔鶴「…」


ゼロ「泊地棲姫なんだろ?」


翔鶴「…ぁ…そうだ」


ゼロ「やはりそうだったか」


翔鶴「私も解らないんだ…気がついたらこの姿で海の中で目覚めた」


ゼロ「オレが弔った時、お前は確かに…」


翔鶴「死んでいた…最後に手を握ってくれたな///」


ゼロ(どういう事だ?艦娘が深海棲艦化する事はあるが逆もあるだろうが…死人が生き返る事は無い)


翔鶴「その…やっぱり気持ち悪いし信用できないか?」


ゼロ「そんな事は無い…三度も助けられたんだ」


翔鶴「そうか…ありがとう」


ゼロ「後でいくらでも調べられる…よろしく頼むぞ」スッ


翔鶴「勿論だ!」アクシュ
306 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/04(木) 02:02:09.52 ID:3Hcls+H/0
某所


南方「はあ…はあ…」


??「ボロボロだな」


南方「奴のDNAデータだ」


??「確かに受け取った」


南方「これで妹を…」


??「任せておけ…装甲はどうした?」


南方「奴らを足止めして…わからん」


??「そうか。見付かれば儂がなんとかしよう」


南方「お願いします…バイル様」


バイル「あぁ…ゼロのDNAデータが手に入れば…くっくく…ははははは!」


南方「バイル様?」


バイル「待っていろよ…貴様から全てを奪う!」

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/04(木) 02:43:10.09 ID:6+OMcYJMO

相変わらずこの爺さん元気だなあ
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/02/04(木) 07:14:19.62 ID:mN1wR2luO
乙ー
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/16(火) 09:48:59.37 ID:rNIgHQTZ0
乙です。
310 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 10:54:04.27 ID:QmpN4jF/0
元深海棲艦アジト


ゼロ「資材に弾薬に燃料・・・これだけあれば充分だな」


翔鶴「ゼロ、奴を縛り付けておいたぞ」


ゼロ「引き続き見張っておいてくれ。もう少しでそちらにいく」


翔鶴「わかった。抵抗はしないが油断しないのが一番だな」


ゼロ「・・・小型船もあるのか」


翔鶴「使えるか?」


ゼロ「時間は掛かるが問題無い」


翔鶴「よーし。私が見張っているから安心しろよ」


ゼロ「その前に紫の矢を置いていけ」


翔鶴「この矢か?」


ゼロ「そうだ。調べたい事がある」


翔鶴「最初から持っていたが艦載機にならなくて困っていたんだ」スッ


ゼロ「見ておくから任せろ」


翔鶴「見張っているぞー」


ゼロ「さて、もういいぞ」


矢「・・・」


ゼロ「・・・違ったか」


矢(イーグリード)「間違いでは無い。オカマ野郎」


ゼロ「さっさと答えろ。鳥ガラ」
ーー

イーグリード「なるほど・・・そんな事があったのか」


ゼロ「オレのわかる範囲だがな」


イーグリード「だから見た目が少し違ったように思えたのか」


ゼロ「昔のオレを知る者は皆そう言うんだ」


イーグリード「話の続きは基地に戻ってからだ。エックスもいるのだろ」


ゼロ「それどころか奴の子どもに当たるレプリロイドもいる」


イーグリード「あのエックスにか・・・」


ゼロ「頼りになる仲間と後輩もいる。・・・娘(北方)もな」


イーグリード「子持ちかよ!?」
311 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 11:01:22.37 ID:QmpN4jF/0
装甲「・・・」


ゼロ「交代の時間だ」


翔鶴「そうか。船はどうだ?」


ゼロ「二日以内になんとかなりそうだ」


翔鶴「ようやくお前の鎮守府に行けるのだな。楽しみだ」


ゼロ「提督も歓迎してくれるだろうな」


翔鶴「・・・え?ゼロが提督じゃないのか?」


ゼロ「オレは提督じゃない」


翔鶴「そんな!?じゃあ、ゼロの元で戦えないのか?」


ゼロ「全体の指揮は提督の仕事だからな」


翔鶴「しょ、しょんなぁ〜」ションボリ


ゼロ「大丈夫だ。信頼出来る提督だ」


翔鶴「それでも〜」


ゼロ「それに・・・オレも提督を目指して・・」


翔鶴「その時は秘書艦にしろ!」


ゼロ「お、おぅ。わかった」


翔鶴「絶対だぞ!(秘書艦なら提督と密接な関係になれるぞ///)」


ゼロ「とりあえず休んだらどうだ?」


翔鶴「いや、晩飯の魚を獲ってくるぞ!」
312 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 11:01:50.45 ID:QmpN4jF/0
ゼロ「お前の右腕は誰が作った?」


装甲「・・・」


ゼロ「レプリロイド用装備はどこで手に入れた?」


装甲「・・・」


ゼロ「まあいい。鎮守府で話してもらう」


装甲「必ず・・・あなたを倒す者が現れる」


ゼロ「そうか・・・オレを倒したとしても今は頼りになる仲間がいる」


装甲「・・・その仲間があれですか?」


翔鶴「ごぼぼぼぼぼぼぼぼ!?」バシャン!バシャン!


ゼロ「泳げないのか!?」


装甲「こんなのに負けたのか」
313 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/02/29(月) 11:12:32.57 ID:QmpN4jF/0
ゼロ「何をしていた」


翔鶴「魚を獲ろうしたのだ。けど、前みたく泳げなくて・・・」


ゼロ「水中での呼吸も出来ないのか?」


翔鶴「そうだ」シュン


ゼロ「まあいい。オレがなんとかする」


翔鶴「すまぬ」


ゼロ「魚ぐらいしか獲れないがいいか?」


翔鶴「デカイのがいい!」


ゼロ「フッ・・・任せておけ」


ーーー


翔鶴「うまい!デカイ!」ガツガツ


ゼロ「・・・それはなによりだ」


翔鶴「焼き魚は最高だな」ムシャムシャ


ゼロ「蘇った時の事だが何か覚えていないか?」


翔鶴「うーむ。そうだな。気がついたらこの姿だったしな・・・そうだ!」


ゼロ「なんだ?」


翔鶴「髭でハゲのおっさんが出て来た気がするぞ」


ゼロ「・・・誰だ?」


翔鶴「知らん」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/29(月) 12:30:39.32 ID:WM8un4BTo

泊地翔鶴可愛い
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/29(月) 12:45:23.70 ID:hUP8OeTAO
乙!
アホカワイイな!
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/29(月) 20:29:04.99 ID:CYzL6xpJ0
姉がポンコツになっちゃったずい。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/02/29(月) 22:13:18.27 ID:ap+g9hD0O
乙ー
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/05(土) 01:26:39.53 ID:dQH81Eg10
髭でハゲ・・・一体何リーなんだ・・・
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/03/05(土) 09:30:33.80 ID:R3GEQ/ArO
下げよう
320 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:11:11.28 ID:/kiRwEV+0
翔鶴「走馬灯で知らないおっさんを見るとは」モグモグ


ゼロ「そうか」


イーグリード「こりゃ駄目だな。食う事しか考えていない」


翔鶴「なんだと?!この鳥妖精め」グリグリ


イーグリード「よせ。やめろ!」ジタバタ


ゼロ「許してやれ。こいつもやるから」


翔鶴「いいのか!?」


ゼロ「オレは食べなくても問題無い」


翔鶴「やっぱりゼロはいい奴だな!」ガツガツ


ゼロ「・・・デカイ北方が増えた気分だ」


ーーー

装甲「・・・」


ゼロ(抵抗がする気はないようだな)


翔鶴「私も見張るぞ」


ゼロ「オレが見張っているから寝ていろ」


翔鶴「大丈夫だ。起きていられる」


ゼロ「仮眠室のベットで寝ておけ」


翔鶴「やだ」


ゼロ「・・・好きにしろ」


翔鶴「ふふーん」ドヤー


ー数分後ー


ゼロ「・・・」


翔鶴「zzzzz」


ゼロ「・・・風邪ひくぞ」ファサッ


イーグリード「お前は昔から面倒見がいい奴だったな」


ゼロ「そうだったのか?」


イーグリード「そうだ」
321 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:12:10.18 ID:/kiRwEV+0
ー現在ー鎮守府ー執務室


提督「帰って来ないと思ったらそんな事になっていたのね」


ゼロ「収穫は装甲棲姫と奴らのアジトにあった物資だ」


西門「俺と妙高型姉妹で回収するか?」


提督「ゼロの持って帰って来た量で充分だから。暫くは隠しておきましょう」


西門「万が一の隠れ家に使えるかもな」


翔鶴「私はどうすればよろしいですか?」


提督「後で部屋を案内するから待っててね」


翔鶴「わかりました」


ゼロ「無理しなくていいぞ」


提督「え?」


ゼロ「お前らしくいろ。いつも通りで問題いい」


翔鶴「そうだな!?じゃあ、いつも通り。なあ、はやくここを案内してくれ」


ゼロ「来い」


翔鶴「食堂もみたいな。ご飯うまいのか?」パタパタ


ゼロ「最高だ」


翔鶴「おぉ!最高だな///」


西門「こりゃ随分と個性的な」


提督「大きな子犬ね」
322 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:12:47.04 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ー工廠ー


イーグリード「ヘッドパーツは役に立ったようだな」


エックス「イーグリードさん!?」


イーグリード「よせよ。呼び捨てでいい」


エックス「けど・・・」


イーグリード「相変わらずだな」


エックス「まさか、また会えるなんて思ってもいませんでした」


イーグリード「まったくだ。俺が死んでから何があった教えてくれ」


エックス「長い話になりますよ」


イーグリード「あぁ・・・わかっている」


エックス「まずは・・・どこから話せばいいかな?」


イーグリード「お前の見てきたものを教えてくれ」

323 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:13:34.93 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ーゼロの部屋の前ー


翔鶴「・・・私はゼロの艦娘だからな。寝床を共にするのは当たり前だ///」


ドア<ガチャッ…キィー


??「zzzzzz」


翔鶴「し、失礼しまーす」ソローリ


??「zzzzzz」


翔鶴「寝ているみたいだな」ゴクリ


??「zzzzzz」


翔鶴「あ、暑いな〜寝間着が邪魔だな〜」シュルシュル…


??「zzzzzz」


翔鶴「はあ〜はあ〜添い寝だけだから」


??「う〜ん」


翔鶴「あぁ〜きれいな茶色の髪?」


睦月「ふぇ?」


翔鶴「・・・ゼロじゃない」


睦月「ひぃ〜にゃんですか!?にゃんにゃんですか!?」


翔鶴「違う!添い寝だけだから」


睦月「ゼロさんが来るのを待っていただけなのにぃ」


早霜「・・・待っていただけ?楽しんでいたじゃない」


朝潮「このマントも新鮮な匂いが薄れてきまし・・・ナニをしているのですか!?」


翔鶴「私は無罪だ!」


朝潮「なんで裸なんですか!?」


如月「あらあら楽しそうね」


北方「パジャマパーティか?」


港湾「またみなここに集まっていたのね」
324 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/12(土) 12:14:09.80 ID:/kiRwEV+0
ー鎮守府ー工廠ー


エックス「どうしたんだい?」


ゼロ「部屋が騒がしくてな」


イーグリード「来たな・・・元特殊0部隊隊長さん」


ゼロ「その部隊名はなんだ?」


エックス「君の部隊名だよ」


イーグリード「特殊0部隊・・・くっくく」


ゼロ「・・・本当なのか」


エックス「オレが部隊名を決めたって自慢してたよ」


ゼロ「・・・」


イーグリード「くっく・・・」


アイリス「私はカッコいいと思いますよ」


レヴィアタン「まあ、悪くないんじゃない」


妖精1「誰だってそういう時期があるです」


イーグリード「これからも頼むぜ。ゼロ隊長」


ゼロ「鳥アタマ。戦場で酷使してやるからな」

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/12(土) 13:19:01.28 ID:ydCGctP6o
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/12(土) 14:05:44.79 ID:r6Z9Oiqx0
第0特殊部隊ってもともとマグネ・ヒャクレッガーが所属してた部隊じゃなかったっけ
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/03/12(土) 21:36:15.57 ID:zaE3HuCSO
乙ー
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/19(土) 22:54:44.48 ID:PCz015LBo
お、追いついたー乙
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 00:49:58.40 ID:5d66y3bN0
乙ー

面白すぎて一気見しちゃった。
レジスタンスビデオレターとか泣くしかなかった。
330 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:45:37.25 ID:tvhjgL+L0
ー大和孤児院ー


雪風「やまとさーん、お客さんですー」


大和「お客さん?今行きますね」


雪風「大きな男の人です」


大和「一体誰でしょうか?」


ハガー「はじめまして、このたび市長となりました。マイク・ハガーです」


大和「テレビで見ました。当選おめでとうございます。けど、市長さんがどうしてここに?」


ハガー「若い娘さんが孤児院を開いていると聞きまして是非とも支援したいと思いまして」


大和「それは…ありがとうございます」


ハガー「街にある孤児院を全て訪問していまして」


大和「そうなんですか。それは大変ですね」


ハガー「そんな事はありません。市長の務めですから…早速ですが困っている事はありますか?」


大和「そうですね…」


VAVA「学習道具が足りん。その次は食料だ」


大和「あらVAVAさん」


ハガー「なるほど」


VAVA「物は直せるが消耗品はどうにもならん」


ハガー「直せるというのは?」


VAVA「スクラップを修理しただけだ」


ハガー「なんと!」


VAVA「あいつらには学ぶ事と食べる事は必要だ」


ハガー「わかりました。直ぐに手配しましょう」


VAVA「あぁ、頼むぞ」


大和「ちょっと、VAVAさん」


VAVA「貰えるならありがたく貰っておけ」


ハガー「そうです。遠慮する必要はありません」


大和「はい。ありがとうございます」
331 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:46:41.94 ID:tvhjgL+L0
数日後ー鎮守府ー海上訓練場ー


提督「みんなお疲れ様」


潮「提督どうでしたか?」


提督「日増しに上達していくね」


潮「ありがとうございます」


夕立「夕立は?」


提督「勿論だよ」ナデナデ


夕立「えへへ」


大淀「提督に急ぎの電話が着ています」


提督「ちなみにどこから?」


大淀「陸軍です」


提督「陸軍?」

332 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:47:53.86 ID:tvhjgL+L0
ー鎮守府ー


ゼロ「…」


??「…」ジー


ゼロ「…」ツカツカツカ…


??「…」サササッ…


ゼロ「…」ヒュッ!


??「!?」ダッ!


??「いない…どこに」


ゼロ「何をしている?」


??「ひぃっ!」


ゼロ「お前は…青葉だったな」


青葉「はい。覚えて頂き光栄です」


ゼロ「何をしていた?」


青葉「えーと…一応取材なんですが」


ゼロ「コソコソと嗅ぎまわるのがか?」


青葉「それは謝ります。ごめんなさい」ペコリ


ゼロ「もういい。何が知りたいんだ?」


青葉「取材してもいいんですか!?」


ゼロ「答えられる事ならな」


青葉「ゼロさんの覚えている範囲で結構ですので」


ー緊急出撃です!!−各員は会議室に集合してください!!


ゼロ「話は後だ。先に向かう」


青葉「はい!」


青葉「………」ニヤリ
333 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/03/31(木) 02:49:51.68 ID:tvhjgL+L0
ー鎮守府ー会議室ー


提督「大淀お願いね」


大淀「はい。先程、陸軍との共同作戦が決まりました」


  「内容は暴走した貨物列車をどんな手段を使ってでも止めろとの事です」


天龍「どうして俺らにも命令が来たんだ?」


大淀「一応は陸軍から支援要請ですね」


天龍「今回ばかりは陸がメインだろ?出番なさそうだな」


提督「そうでもないわよ。列車を止めないと街が大惨事になるわ。なんとしても止めないと」


ゼロ「何をすればいい?」


提督「列車に乗り込んで止めれればいいんだけど」


大淀「陸軍が協力してくれれば…」


ゼロ「協力的じゃないのか?」


西門「海軍と陸軍は昔から仲が悪くてな…それと今じゃ海軍が主戦力だからな」


ゼロ「…なるほど」


提督「それじゃあ、こちらも作戦を考えないとね」


334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/31(木) 06:07:47.60 ID:gn3E55Bs0
乙です。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/31(木) 06:29:56.39 ID:QiQDBQvX0
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/03/31(木) 11:46:53.69 ID:gBEgLB59O
乙ー
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/02(土) 21:10:02.80 ID:/Qop6VL00
ロックマンxとロックマンゼロ大好きで俺得ですな
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/04/02(土) 22:10:26.72 ID:BFhPYwHYO
下げよう
339 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:23:07.86 ID:arAPgZzo0
ー現場付近ー臨時作戦本部ー


提督「陸上での作戦指揮は初めてね」


大淀「不安ですか?」


提督「みんながいるから大丈夫だよ」


大淀「しかし、いつもとは違いますので注意しましょう」


陸将「…よろしく頼む」


提督「はい。本日は宜しくお願い致します」


陸将「海軍の列車を陸軍が止めるとは…情けない話だ」


提督「はい。本部の管理能力の無さは私たちも困っています」ニコッ


陸将「……」


提督「それでは陸軍さんはどのような作戦で海軍の列車を止めるのですか?」


陸将「既に行動済みだ。ヘリに乗った部下達が…」


兵士1「大変です。ヘリが撃墜されました!」


陸将「…」


兵士1「列車から攻撃を受けた模様です」


陸将「ただの列車じゃないのか!」


提督「では、私たちが…」


大淀「提督、橋で待機していた部隊からです」


提督「どうしたの?」


長門<すまない!>


提督「何かあったの?」


長門<爆破予定の橋付近にヘリが落ちてきて>


陸将「おい!橋を爆破する予定だったのか!」


電<ごめんなさい。陸軍さんを助けていたら通り過ぎちゃったのです>


雷<電は悪くないから怒らないであげて>


暁<あのまま爆発させたら巻き込んでいたわ>


響<人命を優先したんだ>


提督「よくやったわ。次の策があるからいいのよ」

電<本当にごめんなさいなのです>
340 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:29:11.73 ID:arAPgZzo0
大淀<…ゼロさん、聞こえていましたね>


ゼロ<あぁ>


大淀<情報によるとただの貨物列車ではありません。おそらくは偽装された武装列車でしょう>


ゼロ<被害が広がる前に止める>


大淀<先頭車両にある動力炉を停止すれば止まるはずです>


ゼロ<動力炉が攻撃してこなければいいのだがな>


大淀<え、動力炉が攻撃ですか?>


ゼロ<何でもない。目標を確認した…任務開始>シュタッ!
341 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:29:59.55 ID:arAPgZzo0
ー武装列車ー車内ー


ゼロ「全員いるな」


天龍「これくらい楽勝だぜ」


龍田「あらあら…最後に飛んだのは誰だったかしら?」


翔鶴「これが列車か…ガタガタと揺れるな」


ゼロ「各自、武装を確認しろ」


天龍「いつでも戦えるぜ」


龍田「天龍ちゃんと同じよ」


翔鶴「ゼロの命令を待っているのだが」


ゼロ「よし。行くぞ」

ーーー


天龍「誰もいないな」


龍田「何を運んでいたのかしら?」


翔鶴(なんか…揺れて…気持ち悪い)


ゼロ「このポットはなんだ?」


天龍「でけえな…内側から壊されてないか」


龍田「何だかとっても嫌な予感がするわ〜」


天龍「これの中身が逃げて暴れたとか…」


ゼロ「そうみたいだ」


天龍・龍田「!?」


ゼロ「…見張りの兵士の死体だ」


天龍「…なんだよ…こりゃ…」ブルッ…


龍田「引き千切ったり、抉ったりかしら?随分と乱暴みたいね」


翔鶴「…」ガクッ!


ゼロ「翔鶴…無理するな」


翔鶴「うん(…駄目だ。この列車に乗ってから気分が悪い)」

342 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:30:54.51 ID:arAPgZzo0
ゼロ「この扉の先が動力炉だ」


天龍「生き残りは…誰もいなかったな」


龍田「そうね…可哀想だけど」


翔鶴「…」


ゼロ「行くぞ」


ウィーーーーン!ガシャーン!


天龍「動力炉だけみたいだな。ポットの中身が兵士を殺して逃げたのか?」


龍田「なんか焦げ臭くない?」


翔鶴「…血の匂いだ」


……グォン!


ゼロ「全員下がれ!」


ボワッ!ゴオオオォォ!


天龍「熱!」


龍田「あら」


翔鶴「なんだ!」


パンテオン・コア「…目…標確…認」


ゼロ「また、こいつに乗っていたとはな」
343 : ◆J1uqY4ZuttsS [saga]:2016/04/29(金) 00:33:50.69 ID:arAPgZzo0
【頭脳特急】パンテオン・コア

ネオ・アルカディアへの列車による物資、兵士輸送ルートを全て管理するホストブレイン
EXスキルはブレインプレッシャー


天龍「なんだよ。知り合いか?」


ゼロ「前に殺されかけたから破壊しただけだ」


龍田「いい関係じゃないわねえ」


ゼロ「奴の攻撃は巨大な火炎放射器と天井の棘だ」


翔鶴「火炎放射器に気を付ければいいんだな」


ゼロ「棘を甘く見るな…一発で死ぬぞ」


翔鶴「ひぃ!ごめんなさい(おぉ…気を付ける)」


龍田「確かに気を付けたほうがいいみたいよ。天井の棘に串刺しになった兵士がいるわ」


天龍「焼かれて串刺しはごめんだぜ!」


ゼロ「コアを破壊すれば止まるはずだ。(しかし、以前とは見た目が違うな。何かあるな)」


天龍「あの頭だな」チャキッ!ドォン!


パンテオン・コア「…」ガキン!


龍田「そう簡単にはいかないわねえ」


ゼロ「オレが行く…援護してくれ」シュタッ!


天龍「任せろ!」ドォン!ドォン!


龍田「天龍ちゃん、援護もいいけど…」グイッ!


天龍「うおっ!」


ガシャーン!


翔鶴「常に動きながら撃つしかないな」グッ!キュキキキキキ!


ゼロ「決して無理をするな」シュタッ!


パンテオン・コア「…認識」


ボワッ!ゴオオオォォ!


ゼロ(攻撃は前と変わらない)
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