【ラブライブ!ss】海未「Printempsを倒します」【安価】

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155 :残り体力:海未5/花陽9/絵里3 [saga]:2016/02/12(金) 03:11:02.13 ID:/br9dsCK0
海未「花陽、大丈夫ですか」

花陽「海未ちゃんこそ。治療したほうがいい?」

絵里「…まだ余裕だっていうの…?」





>>156

・海未の行動選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定



>>158

・花陽の行動選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 03:21:54.57 ID:B40C54sSo
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 03:32:22.86 ID:6pn8RsV40
召喚
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 03:38:03.81 ID:V1RAFBMkO
海未に回復
159 :残り体力:海未5/花陽9/絵里3 [saga]:2016/02/13(土) 21:22:02.85 ID:Q1KUjNAS0
海未(…相手もそろそろ体力的に限界のはず)

海未(…仕留めます!)



海未「行きます!」

絵里「くっ…」



海未(やはり相手の反応は遅れています。…行ける!)



海未(しかし、撃たれた脚に痛みが走りもつれました。こんな時に…!)



絵里「このっ…!」

海未「うぅっ…!」



海未(隙だらけのところを銃床で殴られてしまいました。…みすみすチャンスを逃すなど…!)






海未:体力5→3(判定ダメージ1+技量ダメージ1)
160 :残り体力:海未3/花陽9/絵里3 [saga]:2016/02/13(土) 21:40:12.27 ID:Q1KUjNAS0
花陽「海未ちゃん!」

絵里「邪魔しないで!」



海未(叩き伏せられた私に銃を向けた警官に、花陽は赤黒い光を放ちました。察知した警官も身を引いてかわしましたが)



花陽「無茶はダメだよ?海未ちゃんは私にとっても重要な人物なんだから」

海未「…すみません。悪いくせですね…」

花陽「もうしないでね?」



海未(魔の光を帯びた手で私の傷口をなぞると、すぐにふさがりました)

海未(しかし、隙だらけの花陽を攻撃しないほど、あの警官は甘くはないようです)



絵里「隙だらけよ!」バンッ

海未「…!」



海未(咄嗟に身体が反応しました。相手に背中を向けていた花陽を突き飛ばして伏せさせ、私は横へ転がります)

海未(間髪入れずに警官に向かって駆け出して、体当たりをかまします)



絵里「ぐぅっ…なんて反応…!」

海未「……不思議ですね。魔の力が身体をめぐっている時は、感覚が冴えているように思えます」

花陽「いたた…。海未ちゃん、ちょっと乱暴すぎだよ?」






絵里:体力3→2



※行動失敗時には、相手が回復のコマンドでもダメージを受けます
161 :残り体力:海未5/花陽9/絵里2 [saga]:2016/02/13(土) 21:44:34.16 ID:Q1KUjNAS0
花陽「相手はかなり疲弊してるね。行けるよ」

海未「はい、大詰めです」





>>162

・海未の行動選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定



>>164

・花陽の行動選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/13(土) 22:04:46.63 ID:6tPsmfUL0
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/13(土) 22:09:29.08 ID:UuH2yzr9O
ksk
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/13(土) 22:31:35.18 ID:UuH2yzr9O
回復 海未
165 :残り体力:海未5/花陽9/絵里2 [saga]:2016/02/13(土) 22:50:24.48 ID:Q1KUjNAS0
絵里「なめてくれちゃって…!」

海未「…!」



海未(相手もまともに身体が動かないのでしょう。銃の先は離れていてもブレているのが見えます)

海未(しかし、散弾は反射で避けられるものではありません)

海未(ならば反撃に徹するまで!)



海未「…っ!」

絵里「よ、避けない…!?」

海未「そこですっ!」ヒュン

絵里「くぅぁっ…!」



海未(致命傷さえ避ければ、どうにでもなります。…美しい戦いではなくなりますが)






海未:体力5→3(判定ダメージ1+技量ダメージ1)

絵里:体力2→1
166 :残り体力:海未3/花陽9/絵里1 [saga]:2016/02/13(土) 23:10:04.17 ID:Q1KUjNAS0
花陽「もう。また海未ちゃんは」

海未「私の戦い方はこんなものですよ」

花陽「回復にも限度があるから、程々にね」



海未(花陽が私の腕に触れた時です。警官はアクションを起こしました)



絵里「そう、何度もさせないわよ!」



海未「!!これは…!」

花陽「きゃっ!!」




海未(フラッシュバン…!?視界が…!)










海未(……視界と聴覚が戻ってきた時には、すでに相手は次の手を打っていました)



絵里「さっきの仕返しよ…!存分に味わいなさい!」

花陽「うあっ…やめ……」

絵里「ふふ、私も嗜虐心は理解できるのよね」

海未「っ!花陽を放しなさい!」



海未(警官は花陽を取り押さえ、下水に顔を突っ込ませています。先程ヘドロを食わされた仕返しでしょう)

海未(剣で突きを繰り出しますが、やはり避けられました。この状況でもまだ冷静ですね)



海未「花陽、無事ですか!?」

花陽「うぇぇ…ぁう…」

海未「…しばらくしゃべれそうにないですね…」






花陽:体力9→3(判定ダメージ3+技量ダメージ3)
敏捷7→6



※絵里は行動判定で1,0の場合、閃光弾を使用します。攻撃タイプはなし、行動成功時に相手の敏捷を1下げます。
167 :残り体力:海未3/花陽3/絵里1 [saga]:2016/02/13(土) 23:23:18.94 ID:Q1KUjNAS0
海未「……あなたも満身創痍でしょう。大人しく取り引きに応じてはくれませんか?悪いようにはしません」

絵里「…………………」



海未(何か考えているようですね。彼女がここまで冷静なら、取り引きに応じてくれるかもしれません)




>>168

・コンマ一の位判定

9,8,7→「…わかったわ。協力すればいいんでしょ」

6,5,4,3→「勝ったつもりかしら?なめられたものね」

2,1,0→「…犯罪者との取り引きはできないわ」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/13(土) 23:37:46.39 ID:y1//fs67o
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/13(土) 23:59:34.17 ID:Q1KUjNAS0
絵里「…わかったわ。協力すればいいんでしょ?」

海未「……その言葉、信じていいのですね?」

絵里「悔しいけど……その娘たちを助けるにはそれしかないんだから」

海未「賢明な判断、ありがとうございます」






花陽「うへぇ…気持ち悪ぅ…」

海未「大丈夫ですか?花陽」

花陽「うん…。…絵里ちゃん、何でこっちの取り引きに応じたの?」

絵里「……現場の指揮官としての判断よ。…一番大切なのは、隊員の命だから」

絵里「それに、星空凛の所在を突き止めるのは急務だし。…あなた達を確保するのはその後でもいいわけだし」

花陽「……絵里ちゃんみたいな人がこの国のトップならなぁ……」

絵里「何か言った?」

花陽「ううん。何でもないよ」



花陽「とりあえず隊員さんは返してあげるね」



海未(首から下を泥で埋め立てられていた隊員たちですが、花陽が触ると泥は弾けました)



突撃手「うう、助かった…」

狙撃手「す、すみません署長…!私たちが下手打たなければ…!」

絵里「いいのよ。無事ならそれで」

絵里「それに……私達にとって今一番重要なのは、反抗作戦でしょ?この二人をどうこうするのは優先すべきことじゃない」

狙撃手「署長……」

突撃手「署長っ!しょちょ〜うっ!」



海未(お調子者の隊員のひとりは、泣きながら署長に抱きつきました)

海未(…信頼、されているんですね)
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/14(日) 00:25:09.30 ID:kaIbB6uG0
海未「…では、星空凛を捜索しましょう」

絵里「まだ脱走して時間は経ってないわ。屋外は警官を張り巡らせてるから…ガウラの街で潜伏している可能性が高い」

花陽「……魔法を売っていた巫女を連れ去ったって言ってたよね?」

絵里「ええ。東條希…カンダーランド出身の巫女。それがどうかしたの?」

花陽「…どの属性の魔法を使ってたかわかれば、探知できるかもしれない」



海未(……思ったのですが、花陽や…Printempsのメンバーと、その巫女の魔法の出所は別なんでしょうか。それに…魔法を“売る”という仕組みがわかりません)



絵里「私が彼女たちを確保した時は……特に使った形跡はないわね。どんな魔法かも不明よ」

花陽「そっか…」

海未「一つ聞きたかったのですが…」

花陽「?なに、海未ちゃん」

海未「魔法はどういう仕組みで発現させているのですか?」



花陽「…これだよ。この“ラブカ”って結晶が触媒になるの」



海未(花陽のブレスレットに埋め込まれていた赤い結晶…確かに凛が手に持っていたものと同じです)



花陽「たぶん、その希ちゃんって人もカンダーランドからラブカを持ってきてるんだと思う」

海未「……なるほど。そのラブカを売りさばいて儲けていたと」

絵里「押収物にも同じものがたくさんあったわ。取り押さえた荒れくれ者も持っていたし」

海未「…では、あなたとその巫女は直接関係ないと」

花陽「うん。まさかこれを商売に使うなんて人、考えられないよ」






海未(………………。…どうやら、東條希はPrintempsとは無関係のようですね)

海未(カンダーランド…一度赴いて調べる必要があります)
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/14(日) 00:48:49.66 ID:kaIbB6uG0
絵里「何か手掛かりは他にないかしらね?」

花陽「……わからないね。手当たり次第に探すしかないかも」

海未「………………」



海未(……凛はラブカを巫女から盗みました。しかし、ラブカは警察に押収され巫女共々取り押さえました)

海未(その時にもし、ラブカはカンダーランドから持ってきたと聞き出したとしたら…)



海未「…花陽、確か凛は指名手配されるほどの盗賊のリーダーでしたよね?」

花陽「うん」

海未「警察の包囲を突発するくらい訳ないくらいの」

絵里「過去に一回やられているわ」





海未「……彼女の目的がラブカだとすれば、もうすでにカンダーランドへ向かっています」

絵里「?どういうこと?」

海未「凛と東條希が揉めていたのは、ラブカをめぐってのことです。…本来略奪を望まない凛は、警察や東條希から奪い取ることを避けて原産地に向かうはずです」

絵里「ああ…確かに。希は口軽いからベラベラしゃべってそう」

花陽「なら、行き先は決まりだね。凛ちゃんも争いを本当は好まないから、その予測は正しいと思うよ」



絵里「街での捜索は各隊員に任せて…私たちはカンダーランドに向かいましょう」

海未「はい、急ぎます!」


172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga ]:2016/02/16(火) 21:19:58.16 ID:0NHS4wQm0
花陽「移動手段はどうする?Printempsの勢力下の街を避けて行くと、徒歩なら数日かかるよ?」

絵里「列車は走ってるけど…私たちが乗車するのは、いらない争いを起こす原因になるわ」

海未「警察の車両は使えないですか?」

絵里「…目立つのはNGよ。一応反体制派トップの私が現体制のトップと共に行動してる訳だし、隠密にいかないと」

花陽「……まあ、凛ちゃんたちま同じ状況だし…列車で先回りするか、徒歩で後を追うかの二択だよね」



海未(…果たして、どちらの方法が良いのでしょうか?)





>>173 選択

1,徒歩でPrintempsの勢力下を迂回しましょう

2,争いは避けられないですが、列車で向かいます

3,貨物列車に忍び込めば、穏便に済ませるのでは?
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/16(火) 21:44:16.01 ID:BmDeeUVDO
1
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/16(火) 22:28:46.93 ID:0NHS4wQm0

海未「遠回りですが、徒歩でPrintempsの勢力下を迂回しましょう」

花陽「…本当にいいの?盗賊団の移動速度は私たちより倍速いと思うよ?」

絵里「奴らがモノを探してる間には追い付くでしょ。確実さが最も重要よ」






海未(必要な物資を集めて、早々に出発しました)

海未(真姫のいた病院の院長に…まだ真姫を助ける方法が残っていると告げると、延命しておきますと言ってくれました。…感謝しなければ)

海未(警察の署長…絵里は影武者を立てて指揮官を離れるようです。その真相はあの場にいた隊員にしか知らされていないとか)

海未(花陽はそもそも居場所を体制派にすら知らせていないようで、どんな行動をとろうが問題ないとのことです)






海未「うーん。日がくれてしまいましたね。出発時間が遅かったですから、あまり進めませんでした」

花陽「夜中は危険だから、凛ちゃんたちも休むと思うけど…」

絵里「真っ暗なのよね…。方向がわからなくなるくらい……」



海未(一歩夜中の街の外に出れば、光は存在しません。ただ静かで、磁気嵐が不気味に通り抜ける平原や森は、生き物の闊歩を許しません)

海未(科学がいくら発達しても、自然は支配できないのが道理です。だから、人は作り上げた街で搾取し合う)

海未(私たちの国の、限界なのかもしれませんね)



海未「絵里、怖いのですか?」

絵里「…よ、夜中はダメなの…。作られた暗闇ならまだマシだけど……」

花陽「じゃあ、あの集落で休ませてもらおうよ。私たちの勢力争いなんて関係ない場所だから」

海未「そうですね。そうしましょう」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/16(火) 22:47:51.08 ID:0NHS4wQm0

海未「すみません、夜分遅く。旅の者なのですが、この集落に一晩泊めていただけませんか」

「今夜は珍しい。来客がまたいらっしゃった」

「まあ、こんなチンケな集落で良ければ」

海未「ありがとうございます」



海未(集会所と思われる大きな建物に、宿が併設されていました)

海未(謝礼を払って部屋を借ります)



絵里「先客がいるの?」

「ええ。ハーバラの街で先生をやっていたという人が。カンダーランドへ帰郷するようでして」

絵里「へえ。列車を使わないんだ」

「盗賊の襲撃とかなんとかで、列車がジャックされたようで。徒歩を余儀なくされたらしいですね」

花陽「……?何か腑に落ちないね…」

絵里「?どういうことかしら?」

花陽「凛ちゃんの率いる盗賊団は、資源の最適な配分を調律するってスタンスで活動してるんだ。だから、公共性の強いものには手を出さないはずなんだけど…」

絵里「……他のゴロツキが幅を効かせているとは考えづらいし…。…統率ができなくなってる、とか?」

花陽「……わからないけど…私が把握してるより、もっと強い勢力が動いているのかも」

絵里「……今考えてもしょうがないわね。今日はもう休みましょ?」

花陽「そう、だね」


176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/16(火) 23:27:38.74 ID:0NHS4wQm0

海未(一応、その先生に顔をあわせておきましょう。お互いに情報共有は大切です)

海未(それに、絵里や花陽は顔が知れていますから、それが原因でトラブルになる前に手は打っておきたいですし)



海未「こんばんは。あなたも旅人ですか?」

「ええ。そうよ」

海未「列車が襲撃されたそうで。徒歩を強いられたみたいですね」

「はた迷惑な話よ。まあ、急ぐわけじゃないからいいけど」



海未(赤いリボンが特徴的な先生は、集会所のベンチに座って外を眺めています)



「あなたは?どこへ行くつもり?」

海未「カンダーランドへ。探し物があるんです」

「へえ、疎開とかじゃなくて」

海未「そうですね。その後ハーバラに戻ってやらなければならないことがあります」

「……見たところ戦士、よね?PrintempsとA-RISEの戦いに参加するの?」

海未「……そう、なりますね。…どちらに刃を向けるかはわかりませんが」

「もしかして傭兵?」

海未「いいえ。…ただ、どちらの支配も気に入らないだけです」

「そうなんだ…」



「私はもっぱらA-RISEを支持してきたけど…この情勢じゃ教え子たちどころか自分を守ることも難しいし」

「落ち着くまで故郷へ帰ろうかなって」

海未「…子供たちは?疎開しなかったのですか?」

「……親の大半は、Printempsの勢力へ亡命して去ったわ。残された子は…反体制派の警察が保護してる」

「私はお役御免ってわけ。…子供たちは本当に信じるべきことを教えられないまま、居場所を決められてしまったわ…」

「……何のための教師なんだか。…わからなくなっちゃったのよ……」



海未(先生は、無表情のまま涙を流していました)

海未(…強い信念を持っていても、それを実現できない自分が情けないのでしょうか)

海未(……何と声をかければいいのでしょうか)






>>177

1,信念より安寧が大切な時もあります

2,あなたが信念を捨てなければ、必ず誰かに引き継がれます

3,作ればいいじゃないですか。子供たちが信念を見つけられる場所を
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/16(火) 23:42:41.81 ID:LRuIGXbU0
2
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/17(水) 11:29:34.59 ID:13Yqe8CQO
とりあえず、登場人物の現状をまとめると
A-RISE…拘束された後、ハーバラから追放 その後の消息は不明
高坂穂乃果…反体制派のリーダー、現政権のprintempsのトップ 海未とクーデター直前に対立し、現在意識不明の状態 魔翌力の属性は光、炎
園田海未…元反体制派の主要メンバー 意見の相違により穂乃果、ことりとは袂を分かつ。その後ガウラの街での戦闘で瀕死になった真姫を蘇生させるために利害関係が一致した花陽、絵理と共に凛が行ったと思われるカンダーランドへと出発した 魔翌力の属性は海(氷と魔)
南ことり…反体制派の主要メンバー 現政権printempsの実質的トップ リーダーシップが取れないため傀儡になりつつある
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/17(水) 11:31:34.09 ID:13Yqe8CQO
星空凛…盗賊団の首領 義賊としてガウラの街で魔法を売っていた巫女からラブカ盗むもそのまま警察に捕まる。その後、希を連れて脱獄しラブカを求めカンダーランドに向かったと思われる 魔翌力の属性は光
西木野真姫…ガウラの街で活動していたフリーの医者 海未と共に花陽と戦うが魔法によって瀕死になる。現在延命処置を受けている 魔翌力の属性は炎(火と闇)
小泉花陽…現政権printempsの主要メンバー 穂乃果を唆し、魔法を教えた。ガウラの街で海未・真姫と遭遇し、真姫を瀕死にさせるも海未に返り討ちに遭い拘束される。その後利害関係の一致した海未、絵理と共にカンダーランドへ向かう。魔翌力の属性は土(地と魔)
東条希…魔法を売る巫女 ラブカを盗んだ凛と共に捕まるが、拉致される形で脱獄しカンダーランドに行ったと思われる
絢瀬絵理…現政権の反体制派 警察署の署長 元バウンティハンター 部下を守るために海未、花陽と協力することに 共にカンダーランドへ向かう。 魔翌力の属性は水(闇と氷)
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/17(水) 22:27:56.09 ID:8Epy738f0
海未「あなたが信念を捨てなければ、必ず誰かに引き継がれます」

海未「今自分ができることを精一杯やるしかない。大丈夫、いつか必ずあなたの思いは伝わります」

「………………」



「……ははははは。なかなか…青臭いこと言うじゃない」

「けど…私が子供たちに教えたかったことをそのまま言われるとは思ってなかったわ」

海未「…先生は、私と同じ熱くて青臭い理想をお持ちですから」

「あなたに先生って呼ばれたくないわね。同じ思いを心に持った変人なんだから」



「にこ、って呼んで。矢澤にこ。教え子たちからはにこにーって呼ばれてるけど」

海未「はい、にこ。私のことは海未と呼んでください。元Printemps側の園田海未です」

にこ「元、ね。確かに海未にはPrintempsは似合わないわ」



にこ「何かありがとうね。イライラだとか落ち込んだのとか、海未と話したらすっきりした」

海未「例には及びませんよ。にこのような熱い思いを持った人が、この国には必要なんです。こんなところでくすぶってもらっては困ります」

にこ「ははっ、まだ私に働けって?」

海未「ええ。カンダーランドでも教師はできますよ」

にこ「……それもそうね。私にはそれしかできないし」

海未「応援しますよ」

181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/17(水) 22:54:24.81 ID:8Epy738f0
にこ「ねぇ。行き先が同じなら、一緒に行かない?」

海未「……私には癖の強い連れが二人もいますけど、大丈夫ですか?」

にこ「問題ないわよ。私の教え子だって一筋縄じゃ行かない子ばかりだったし」

海未「まあ、達観しているにこ先生なら、彼女らもおてんば娘といったところなんですかね」

にこ「人を年寄りみたく言うのやめてくれる?」






海未「旅の都合、盗賊や…人間と戦う可能性もありますが、大丈夫ですか?」

にこ「元々軍の教導隊で教えてたから、戦闘は問題ないわよ。武器の整備もぬかりないわ」



海未(椅子の足元にあるケースには…恐らく小銃サイズの銃器が入っているのでしょう。小柄なにこが大きいサイズの銃器を携行するあたり、腕に相当覚えがあるんでしょうか)



海未「それなら問題無さそうですね。人数が多い方がもしもの時安全ですし」

にこ「そうね。よろしくお願いするわ」







※にこがパーティーに加わりました

__ステータス

・(体力/技量/敏捷)=(5/9/9)

・特性:精神(技や特性効果を無効化する)

・属性:陰(魔と森)



__コマンド

・間接攻撃(突撃銃)

・支援魔法(次のターン技量+1。対象選択可)

・防御


182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/02/17(水) 23:57:55.31 ID:WkP2c4Ep0
前スレどこ?
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/18(木) 00:18:16.52 ID:lg2Vo0AJ0
乙です

展開が気になって更新チェックが日課になりつつある
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/21(日) 22:06:35.31 ID:P6U2wkuJ0

落ちた前スレはここhttp://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1421145165

>>178 さん、情報のまとめありがとうございます

185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/21(日) 22:30:41.90 ID:P6U2wkuJ0
__翌朝

海未「では、先を急ぎますよ」

花陽「…海未ちゃん?その人は…?」

海未「昨日この集落に泊まっていた先生の、にこです。行き先が同じようなのでご一緒してもらおうかと」

絵里「一晩で口説き落とすなんて、なかなか…」

海未「誤解を招く言い方はよしてください」



にこ「……癖の強いって言ってたけど、Printempsのメンバーと反体制派の指揮官じゃない!何がどうなったらこんな一触即発な連れを持つのよ!」

海未「利害の一致とか、取り引きの結果とかですよ。まあ、私がいる間は争いは起きないし起こさせません」

絵里「……そういうことよ。私はガウラの警察署長の絢瀬絵里。海未と協力して逃走中の星空凛を追跡しているわ」

花陽「別に私は争いたい訳じゃないんだけどなぁ。…Printempsの小泉花陽です。とある事情で凛ちゃんの行方を追ってるよ」

にこ「や、矢澤にこよ…。…カンダーランドまでだけどよろしくにこ♪」



海未「…ん?」

花陽「んん?」

絵里「ハラショー♪よろしくね可愛らしい先生♪」



花陽「……気圧されてキャラ被っちゃった?」

海未「大丈夫です。目的を達成するまでは無駄な争いはさせませんので」

にこ「あー…はい。気を遣わせないように頑張りますよ…」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/21(日) 22:42:19.61 ID:P6U2wkuJ0

海未「この先には大きな川がありますね…。橋には検問があるかと」

絵里「果たして、どの勢力が管理してるのかしらね」

花陽「うーん、どの勢力でも面倒はさけられないと思うよ。一層のこと渡し船を見つけた方がいいかも」

にこ「…あなた達が一緒に行動してる時点で異常だしね。けど、海未と私だけなら、橋がどんな状況か調べてくることはできそうよ」

海未「さて…どう手を打ちましょうか」






>>187 選択

1,時間が惜しい、正面突発です!

2,争いは避けなければ…渡し船を探しましょう

3,私とにこで橋の様子を探り、花陽と絵里で渡し船を探しましょう
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/21(日) 22:55:43.23 ID:8PbMoOoM0
2
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/21(日) 23:10:36.02 ID:P6U2wkuJ0
海未「争いは避けなければ…渡し船を探しましょう」

絵里「…地図を確認したけど、渡し船が出てそうな集落は国家直轄の橋のずっと下流よ?さらに長い距離歩くことになるわ」

にこ「あなた達の事情なら確かに急いだ方がいいのかもだけれど…検問でトラブル起こして時間をロスするのもマズいんじゃない?」

花陽「…まあ凛ちゃんたちも同じ状況だし、あっちが泳いで渡りでもしない限り大丈夫だよ。確実に追い付く方が大事です」

海未「はい。では、下流の集落へ向かいます」



189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/21(日) 23:49:56.61 ID:P6U2wkuJ0
__下流の集落

海未(集落に到着したのは昼過ぎです。特に変わったこともなく歩を進めていたのですが…)

海未 (たどり着いた集落は、悲惨な状況でした)



にこ「な、何よこれ…」

絵里「……略奪。金目のものはもちろん、人さらいまで……」

花陽「…うそ、だよね…?…こんな酷いの、今まで起きたことないよ…?」

海未「………………」



海未(何者かに襲撃されたかのような廃村に成り果てていました)

海未(家は潰され、畑は根こそぎ作物を抜き取られ、そこにいたはずの人間も恐らく……)

海未(……花陽の言ったとおり、こんな悲惨な略奪は類を見ません。…秩序の崩壊が招いた賊の台頭、というのでしょうか)

海未(…行き所のない怒りが拳を強く握らせ、瓦礫を叩きます)



海未「……ん?」

にこ「どうしたのよ、海未」

海未「いえ、…何か、瓦礫の下に気配を感じまして…。水、のような何かが…」

絵里「井戸、かしら。……賊から身を隠すなら、都合のいい場所かも」

花陽「……うん。確かに。人の魔力の反応がするよ」

海未「調べましょう。助けられる命があるなら、できる限りのことはします」

海未(荷物の中にあったワイヤーを命綱のようにしばって、瓦礫の下にある井戸を降ります)



絵里「調べ終わったら言って。引き上げるから」

海未「ありがとうございます」



海未(絵里から借りたライトで井戸の中を照らして調べます)

海未(…盗難を恐れたと思われる金品や利権書などが散乱してます)

海未(そして…)



「ひっ……」

海未「大丈夫ですよ。私は賊ではありません。悪いタイミングでこの集落に訪れた旅人です」

「ほ、ほんと…?」

海未「ええ。あなたの気配を察知したので助けにきました」

海未(子供が一人、隅でかがんでいました。……私の勘って、意外と当たるみたいですね)



海未「もう賊は去ったみたいですので、一緒に上がりましょう」

「う、うん!」

海未(子供を抱えて離れないように固定しました。後は…)



海未「絵里ー!引き上げてくださーい!

海未「………………絵里?」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/22(月) 00:14:14.46 ID:LErfwOFp0

絵里「……ねぇ、二人とも」

にこ「どうしたの?絵里」

絵里「この惨状、どう思う?」

花陽「……正直、私も予想外で…。こんな小さな村を跡形もなく消し去る人達が出てくるなんて…」



絵里「……本当に、人なのかしら?」

花陽「え?」

絵里「建物を破壊するなら、一番効率的なのは火を放つこと」

絵里「でも、この集落には燃えたものは一切ないわ。…人間の力だけで、この建物全てを壊せるかしら?」

にこ「そうよねぇ…。そのためだけに重機を持ってくる訳もないし」

花陽「……まさか、ねぇ」



にこ「花陽、何か心当たりあるの?」

花陽「……動物を使役する魔法というのもあるけど……それじゃないと思う」

絵里「?順を追って説明して」

花陽「…魔法生物を召喚する魔法……あまりに難解で私は習得を諦めたけど…」

花陽「けど、もし巨大な魔獣やドラゴンを召喚できる人がいるなら、村一つを壊滅させることなんて訳ないよ」






「ん?まだ生き残りがいたか」

「構わないさ。あれも出荷よ出荷」

「根こそぎ、がマスターの支持ですものね」



絵里「!!そこの三人組!武器を捨てて手を上げなさい!」スチャ

「!銃!?あいつ、警察かよ!」

「てか、気取られた!?」

花陽「大人しく投降した方がいいと思うよ?」

「…可愛らしいお嬢様が生意気言うものですわね」

にこ「……やる気のようね。まあ、まともな人間だとは微塵も思ってなかったけど」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/02/22(月) 00:49:06.36 ID:LErfwOFp0

※花陽、絵里、にこが今回のローグたちとの戦闘に参加します




※ローグスa(ファイター)のステータス

・(体力/技量/敏捷)=(9/3/7)

・属性:地

・行動テーブル↓
9,8,7→チャージ(次のターン与ダメージ+1)
6,5,4,3→直接攻撃(剣)
2,1,0→防御




※ローグスb(ハンター)のステータス

・(体力/技量/敏捷)=(5/8/6)

・属性:雷

・行動テーブル↓
9,8,7,6→間接攻撃(弓)
5,4,3,2→防御
1,0→全体間接攻撃(ダメージ1固定)




※ローグスc(ソーサレス)のステータス

・(体力/技量/敏捷)=(5/9/5)

・属性:氷

・行動テーブル↓
9,8,7→回復魔法(体力+2)
6,5,4,3→魔法攻撃(氷属性)
2,1,0→防御




絵里「海未がいないけど…やるしかないわね!」

花陽「うん。いろいろ聞きたいこともあるし」

にこ「まったく…命知らずね」



>>192
・絵里(8/10/8)の行動(散弾銃、閃光弾、防御)と対象(ファイター、ハンター、ソーサレス)選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定




>>194
・花陽(9/7/7)の行動(地属性魔法、魔属性魔法、回復魔法、召喚魔法、防御)と対象選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定



>>195
・にこ(5/9/9)の行動(突撃銃、支援魔法、防御)と対象選択

・コンマ一の位行動値判定

・コンマ十の位相手の行動判定
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/22(月) 01:04:47.35 ID:4HMjSRXb0
散弾銃
ファイター
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/22(月) 01:18:04.74 ID:bzhGScFTO
召喚
ハンター
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/22(月) 01:46:35.91 ID:CWBMkNLbo
地属性 ファイター
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/22(月) 01:55:38.28 ID:61v/UVvdO
ファイター 銃
196 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ5/ファイター9/ハンター5/ソーサレス5 [saga ]:2016/02/23(火) 01:15:35.48 ID:tt7e9zc10
※行動順は敏捷の高い順で決定します




※にこ9>ファイター7の行動値テーブル

9→にこ行動失敗、被ダメージ1

8,7,6,5→両者行動成功

4,3,2,1,0→ファイター行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ1増加



(にこ:突撃銃)(ファイター:防御)(行動値8)



にこ「実際に発砲するのなんていつ以来かしら」ズドドド

ファイター「!!なんのためらいもなくぶっぱなしてきたよ!あの小さいの!」

にこ「ま、ブランクもあったし当たらないわね…」

ファイター「銃を相手にするなんて聞いてないって!しかも軍隊仕様の!」

絵里「制圧射撃サンキューにこ!さあ、こっちよ!」

ハンター「あの警官、いつのまに後ろに!囲まれた!」
197 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ5/ファイター9/ハンター5/ソーサレス5 [saga]:2016/02/23(火) 01:27:41.18 ID:tt7e9zc10
※絵里8>ファイター7の行動値テーブル

9,8→絵里行動失敗、行動値増加毎に被ダメージ1増加

7,6,5,4→両者行動成功

3,2,1,0→ファイター行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加




(絵里:散弾銃)(ファイター:剣)(行動値5)



絵里「背中を向けていいのかしら?」ダンッ

ファイター「あぐぁっ!」

絵里「所詮素人ね。勝ち目は与えないわよ」

ソーサレス「…マズイ相手と戦っているのかも知れませんね…」

花陽「はは、今ごろ気づいたの?どんくさいなぁ」



ファイター:体力9→1(判定ダメージ1+技量ダメージ7)
198 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ5/ファイター1/ハンター5/ソーサレス5 [saga]:2016/02/23(火) 01:52:32.02 ID:tt7e9zc10
※花陽7=ファイター7の行動値テーブル

9,8,7→花陽行動失敗、行動値増加毎に被ダメージ増加

6,5,4,3→両者行動成功

2,1,0→ファイター行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加



(花陽:地属性魔法)(ファイター:チャージ)(行動値1)




花陽「じゃあ、あなたから消えてもらうね」

にこ「!!砂嵐!?花陽の魔法!?」

絵里「これは…迷惑ね…っ!」

ファイター「なっ……え…?ど、どこに…?」

花陽「目の前にいるよ」



絵里(突然砂嵐が吹き荒れて花陽は姿を消した。私からも見えない)

絵里(でも、声は遮られることなく響いてる)



花陽「触ったものを全部金に変えられる手、って夢みたいだよね」

花陽「…試してみよっか」

ファイター「な、やめっ…!」






絵里(その後すぐ砂嵐は止んだ)

絵里(そして、いつの間にか花陽はにこの隣で構えていた。…くすんだ鉛の塊になった賊を残して)



花陽「ダメ、かぁ。私じゃ金は無理だね」

にこ「ちょっ…」

絵里「錬金術の研究もいいけど、あまり非人道的な行為はやめてよ。…気分が悪くなるわ」

花陽「うん。この術は自重するよ」

ハンター「ウソ…でしょ……?…返事しなさいよっ…!」

ソーサレス「こんな高次元な魔法、使える人間がいたのですか…!?いったいあなたは…!?」




ファイター:体力1→0(判定ダメージ2+技量ダメージ4−属性ダメージ1)
199 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ5/ハンター5/ソーサレス5 [saga]:2016/02/23(火) 02:04:49.68 ID:tt7e9zc10
花陽「数は減ったね。どんどん攻めるよ」

にこ「…まあ、因果応報なのかしら。まだ価値のある金属になっただけマシだと思うし」

絵里「…あなたは、恐ろしい人ね。人の命をそうも簡単に…」

ソーサレス「…うろたえてはいけません。必ず隙はあるはずです」

ハンター「で、でも、負けたら何されるかっ……!」





>>200

絵里の行動、対象選択
コンマ一の位行動値判定
コンマ十の位相手の行動判定





>>202

花陽の行動、対象選択
コンマ一の位行動値判定
コンマ十の位相手の行動判定





>>203

にこの行動、対象選択
コンマ一の位行動値判定
コンマ十の位相手の行動判定
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/23(火) 02:13:36.96 ID:gJ0aylAg0
閃光弾 ソーサレス
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/23(火) 02:20:14.16 ID:LCuwyPmVo
ksk
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/23(火) 02:36:59.81 ID:RF88XK8lO
召喚
ソーサレス
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/23(火) 03:49:18.65 ID:dZWIf0EjO
支援 花陽

敵の選択が必要ならソーサレス
204 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ5/ハンター5/ソーサレス5 [saga]:2016/02/24(水) 22:01:09.77 ID:rnf87KpO0
※敵が複数で、味方に支援or回復の場合、相手のパーティーの最も敏捷の高いキャラで判定します



※にこ9>ハンター6の行動値判定

9→にこ行動失敗、被ダメージ1

8,7,6,5→両者行動成功

4,3,2,1,0→ハンター行動失敗、行動値現象毎に与ダメージ1増加



(にこ:花陽へ支援魔法)(ハンター:弓)(行動値5)




にこ「花陽」

花陽「?なにかな、にこちゃん」

にこ「そんな怖い顔しないで。女の子はいつも笑顔でなきゃ♪」



絵里(妖しく光る花陽の眼は別の意味で怖いわね…)

絵里(その表情がお気に召さなかったのか、にこは花陽の手をとってウィンク。笑顔を促す)



花陽「……ありがと。何か…捨てちゃった大切なものを少しだけ取り戻せた気がするよ」

にこ「笑顔は花陽ちゃんの力になるにこ♪ほら」

ハンター「…緊張感あるのかしら!?なめてるの!?」ヒュン



絵里「!!にこ!!」



絵里(痺れを切らした賊の一人は矢を放った)

絵里(それはにこの腕に刺さったけど、彼女は笑顔を崩さない)

絵里(一体…何なの…?)



花陽「これがにこちゃんの魔法かぁ…。笑顔の魔法。すごく素敵だね」ニコッ

ハンター「……ひっ」



絵里(笑顔でにらむ花陽は余計怖い気がするんだけど…)

絵里(でも、花陽の身体からは赤黒い魔力が弾けて溢れてるみたい。…本当に魔法、なのかしら)




にこ:体力5→4

花陽:技量7→8
205 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス5 [saga]:2016/02/26(金) 22:55:22.97 ID:tWwFJC6t0

※絵里8>ソーサレス5の行動値テーブル

9→絵里行動失敗、被ダメージ1

8,7,6,5→両者行動成功

4,3,2,1,0→ソーサレス行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加



※敵が回復を使用する際、最も体力の減ったキャラを回復します



(絵里:閃光弾)(ソーサレス:回復魔法)(行動値6)






絵里「花陽!にこ!伏せて!」

花陽「へ?」

にこ「オーケー!花陽も!」ガバッ

花陽「うわぁ!」



絵里(私がフラッシュバンを使うのを察したにこは、ムリヤリ花陽を伏せさせた)

絵里(手慣れてるわね…元は軍人かしら)



ソーサレス「うっ!眩しいっ…!」

絵里「こっちよ!」

ソーサレス「あうっ…!」



絵里(視覚聴覚がダメになってるところ悪いけど、背負い投げで転ばせてお腹にエルボーを打ち込んだ)



ハンター「くそっ…!このっ…!」ヒュン

絵里「おっと。見えないのによく矢を放てるわね」

ソーサレス「…さすがに…効きましたわね…」

絵里「……魔法、ね。すごく面倒な相手だわ」



絵里(この魔法使い、お腹の露出した服装だから狙ったけど…内出血してたのがもう引いてる)

絵里(この再生の魔法、どう対策すればいいかしら)






ソーサレス:体力5→5(判定ダメージ1+技量ダメージ1−回復2)

ソーサレス:敏捷5→4

206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/26(金) 23:17:48.29 ID:jtAPCDeu0
ぶひいいいいん
207 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス5 [saga]:2016/02/26(金) 23:24:21.78 ID:tWwFJC6t0
※花陽7>ソーサレス4の行動値テーブル

9→花陽行動失敗、被ダメージ1

8,7,6,5→両者行動成功

4,3,2,1,0→ソーサレス行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加



(花陽:召喚魔法)(ソーサレス:回復)(行動値1)





花陽「ふーん。あなたも魔法を買ったんだ」

花陽「でも、使うには相応しくないかな。小悪党が使いこなせるものじゃないよ」ゴゴゴゴ



絵里(すさまじい地響きと共に地面が陥没と隆起を繰り返す)

絵里(……やっぱりPrintempsの主要メンバーね。…スケールが違うわ)



ソーサレス「大地を砕くだけですか?遊んでいるのですか?」

花陽「……ふふ」

ソーサレス「?」



ソーサレス「ぐぎゅぅっ…!」メリメリメリ



絵里(花陽が不敵に微笑んだ瞬間、地面から巨大な岩の手がせりあがって魔法使いを握り潰した。不様な悲鳴と人体の壊れる不快な音がこだまする)



絵里「えぐいわね…」

花陽「そうかな?生き埋めにするよりかはましだと思うよ」

にこ「…時々花陽の性格がわからなくなるわ…。お人好しなんだかサイコパスなんだか…」

花陽「私もよくわからない。元々こんな性格だった気もするし、ただのお人好しだった気もするし」



花陽「けど、敵には容赦しないよ」



絵里(巨大な手は、そのまま魔法使いを地面に叩きつけた。その後は花陽のそばまで来て、拳骨を構えてる)



ハンター「し、しっかりして!大丈夫!?」

ソーサレス「あ……が……」




ソーサレス:体力5→1(判定ダメージ4)

花陽:次ターンからダメージをゴーレムが代わりに受けます
208 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス1 [saga]:2016/02/26(金) 23:37:30.21 ID:tWwFJC6t0
にこ「さて、あんたはどうする?そいつを捨てて逃げた方がいいんじゃない?」

花陽「酷い提案だね、にこちゃん。仲間を見捨てれば生かしてあげるだって」

絵里「…好きにすれば?小悪党の行方を追ってる場合じゃないのよ」



ハンター「……くそっ」

絵里「…殊勝なことね。でも、温情はかけてあげないわよ?」





>>209

・絵里の行動、対象を選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定




>>210

・花陽の行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定




>>212

・にこの行動、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/26(金) 23:41:22.05 ID:ZMDEHcmBo
散弾 ソーサレス
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/26(金) 23:56:24.85 ID:ELDle8WXO
ハンター 地属性
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/27(土) 00:39:33.42 ID:JtV0CDwTO
銃 ソーサレス
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/27(土) 00:55:52.56 ID:6cMkDn1FO
突撃銃
ハンター
213 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス1 [saga]:2016/03/01(火) 00:53:57.39 ID:hvj+MdG20
※にこ9>ハンター6の行動値テーブル

9→にこ行動失敗、被ダメージ1

8,7,6,5→両者行動成功

4,3,2,1,0→ハンター行動失敗、行動値減少毎に与ダメージ増加




(にこ:突撃銃)(ハンター:防御)(行動値6)





にこ「……あまり動かれても面倒ね。着実に追い詰めてあげるわ」ズドドド

ハンター「…っ!慈悲もないのかよ…っ!」

にこ「ないわよ。私に悪意を向けた時点で敵だから」



絵里(にこの弾丸は当たりはしなかったけど、敵二人を引き離すことに成功した)

絵里(ここがチャンスね!)




214 :残り体力:絵里8/花陽9/にこ4/ハンター5/ソーサレス1 [saga]:2016/03/01(火) 01:35:29.34 ID:hvj+MdG20
(絵里:行動値5)(花陽:行動値5)→連繋発動


※連繋するキャラのターゲットが分散されている場合、各ターゲットが受けるダメージの低い方を全体化します。





花陽「絵里ちゃん、ちょっといい?」

絵里「えっ」

花陽「試してみたいことがあるの」



絵里(突然花陽が私の隣まできて、ハンドガードを握る私の手に彼女の手を重ねる)

絵里(……すると、花陽が放った赤黒い光とは違う、青っぽい薄暗いが私の身体を走った)



花陽「…うん。いけるね。絵里ちゃんの持ってる…闇の魔力。私が制御してあげるから、銃に込めて撃ってみようよ」

絵里「………………」

花陽「大丈夫。絵里ちゃんはただ集中して引き金を引けばいいだけ」



絵里(…正直、得体の知れないものに対する恐怖より、怖いもの見たさとか単純な好奇心の方が強かった)

絵里(無言でうなずいて、言われるがまま横たわる魔法使いに照準を合わせてトリガーを引いた)



絵里(弾丸はもはや物体ではなくなり、青黒い霧みたいだった。音も消音器をつけたように吸い込まれ、霧に包まれた魔法使いは…)



ソーサレス「……っぁ…た、す……け」

絵里(……霧に飲み込まれて、姿を消してしまった)



花陽「……まるで死霊だね。…ほら、霧がもう一人の敵を引き込もうと蠢いてるよ」

絵里「……これが私の、魔法…?」

ハンター「く、くるなぁっ!うわぁぁあ!」

絵里(霧は一人では飽き足らず、猟師を足元から取り込み……消し去ってしまった)



花陽「…なるほどね。闇は霊とか異界と近い魔法なんだね」

絵里「なにが…どうなったの…?」

花陽「連れていかれたんだよ。別の世界に」

絵里「それって…」

花陽「うーん、黄泉の国とか、冥府とかかな」

絵里「……!!」



絵里(…好奇心で知った私の力は、私が最も苦手なものだった)




ソーサレス:体力1→0(絵里10+花陽8−ソーサレス9)

ハンター:体力5→0(絵里10+花陽8−ソーサレス9)
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/01(火) 02:07:08.68 ID:hvj+MdG20
にこ「恐っろしい魔法ね。なに、絵里の魔力を引き出したわけ?」

花陽「うん。闇属性をもった人は初めてだから戸惑ったけど、上々だね」

絵里「………………」



絵里(……小悪党の自業自得とはいえ、後味が悪い。…私の中には、こんな不気味な力が……)



「絵里ー!花陽ー!にこー!聞こえませんかー!」

花陽「あ、海未ちゃんのことすっかり忘れてたね」

にこ「可哀想だから引き上げてあげましょう」

絵里「ええ…」



海未「はあ、…置いていかれたかと思いました…」

にこ「そ、そんなことしないにこ♪ね、絵里ちゃん?」

絵里「え?あ、そうね…」

花陽「海未ちゃんは大事な仲間だよ?」

海未「…私だって心細いんですからね?」



海未「…で、何かあったんですか?銃声や地震が鳴ってましたが」

花陽「この集落を襲ったかもしれない賊が現れて。応戦してたの」

海未「なるほど。……で、その金属の人形は」

にこ「花陽がミダスの手をやろうとして失敗した残骸」

花陽「失敗じゃないよ。金に変えるにはエネルギーが足りなかっただけ」

海未「……まあ、それはいいです。問題は、このままでは情報を聞き出せないことです」

にこ「その子からは?何かわかった?」

海未「いいえ。何も教えられなかったみたいで」

花陽「そっか……。なら、この人を元に戻してあげようかな」



花陽「……はい、元通りです。逃げられないように手足は鉛のままだけど」

ファイター「た、助かった…」

海未「初めまして。少しお伺いしてもよろしいでしょうか」

ファイター「…あんた、この期に及んで改まって…皮肉か?」

海未「いえ、私とあなたは直接敵対してないので。礼節は大事かと」

ファイター「なんだそれ。ま、いいか」

ファイター「知ってることは教えてやるよ」

216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/04(金) 22:11:09.38 ID:iN16kaWEO

海未(賊の戦士と思われるこの人から、裏で彼女らを操る人物がいることがわかりました。集落を襲い、財も人も根こそぎ奪うのもその人の指示だそうです)



花陽「一体何者なのかな?腕っぷしだけでローグたちを支配できるとは思えないし」

ファイター「……あんたより強力な魔法を使う、…正しく魔女だったよ。この集落を破壊した時だって、巨大な蛇を召喚して村人を残らず蹂躙していたよ」

花陽「……全然心当たりがないよ。正直、私より魔法の扱いに長ける人なんて想像もつかないし」



絵里「……人さらいをする理由は何かしら。そんなに労働力が必要なことをするの?」

ファイター「…わからない。魔女の本拠のカンダーランドに連れていかれた後は、不明だ」

絵里「ふーん。直接行ってみないとわからないわね」



海未「それより…この指名手配書の人物を見かけませんでしたか?」

ファイター「星空、凛…」

ファイター「……うん、襲撃した際にこの集落にいた。変な巫女と共に私たちに反抗してきたけど、魔女の蛇に返り討ちにあって逃げた」

海未「!!本当ですか!?」

ファイター「ああ。…まさか、川を泳いで渡るとは思ってなかったが」

海未「すでに川を…」



海未(魔女…蛇…カンダーランド…。気になる情報が沢山ありますが、まずは凛の行方を追うのが先です)



海未「ありがとうございます。…花陽、彼女の拘束を解いてあげて下さい」

花陽「いいの?また悪さするかもしれないよ?」

海未「賢明な判断ができるのであれば、もう悪事は働けないでしょう。…それを上回る悪逆で報復されますから」

ファイター「はは、違ぇねぇ。もう鉛の塊になるのはこりごりだ」

花陽「…それって私のせい?」

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/04(金) 22:34:07.58 ID:iN16kaWEO
ファイター「少し上流にボートをつけてある。あんたら、渡河に困ってるなら使ってけよ。私はこっち側で事が収まるのを待つからよ」

海未「…ご助力感謝します。…では、達者で」

ファイター「あんたらもな」



海未(賊、とはいえ、竹を割ったような清々しい方でした。…彼女にもう、悪を成す理由はないのでしょう)






絵里「…さて、予期せぬアクシデントで足が手に入ったわね」

にこ「…誰か操縦できるの?ボート」

絵里「うーん。それよね」

海未「残念ながら私は無理です」

花陽「私もダメかな」

にこ「……しょうがないわね。私が操縦する」

海未「にこ、できるのですか?」

にこ「…たぶん。昔上陸作戦で使ったことあるし」

絵里「頼もしいわね。お願いするわ」



絵里「…この先の支流に入れば、カンダーランドのすぐ近くまで着けるわ。陸路より断然早いし」

にこ「なるほどね、そのルート採用。じゃ、早速出発するわよ。みんな乗った乗った」





海未(思わぬところで近道、出来そうですね)

海未(恐らく、凛たちとほぼ同じ時間にカンダーランドへ着けるでしょう)

海未(……しかし、何か私たち以外の、大きな存在がそこにいるように思えます)

海未(………………。気を引き締めなければ)
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/05(土) 00:56:34.15 ID:+W276EzPo
>>1
死 ねゴミ
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/07(月) 23:12:33.71 ID:8FqD6xQC0
海未(夕方にはカンダーランドの街の近く、ボートが停泊してある桟橋までつきました)

海未(奥地の辺境にしては、船の数が多いですね。漁村ではないのですが)

海未(…運搬用の船舶なのでしょうか)





海未(そして、もうひとつ問題が)

にこ「この子…連れてきちゃったけど、どうするの?」

海未(廃村に置き去りにされた子どもを連れてきてしまったのです)

海未「あのまま廃村に置き去りにしておく訳にはいかないでしょう。ここの…教会かどこかで保護してもらいましょう」

にこ「ダメなら私が引き取るわよ。それが私の仕事だし」

海未「お願いします」


海未(…にこの本来の姿は、先生ですよね。それが一番安心できる気がします)





絵里「日が暮れる前に市街まで行きましょう。すぐそこだから」

花陽「……なんだか街の方が騒がしいけど…。誰かが戦ってるのかな?」

にこ「!花陽、わかるの!?」

花陽「うん。誰かが…魔法を使ってる」

海未「私も何となくですが感じ取れます。幻覚…を使ってるような…」

にこ「何だっていいわよ!私の故郷で何してくれちゃってんのさ!…行くわよ!」

絵里「手遅れになる前に行動した方がいいわね。急ぎましょう」

花陽「だね。凛ちゃん、大丈夫かな…」

海未「行かねばわかりません。さあ、走りますよ!」


220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/07(月) 23:44:01.26 ID:8FqD6xQC0
海未(市街地へたどり着くと、喧騒は耳でわかるくらいに大きくなりました)

海未(黄色の靴の…盗賊と思われる勢力と、紫のたすきの僧兵と思われる勢力があちこちで戦っています)

海未(僧兵たちは火を起こしたり、雷を落としたり……魔法を多用していますが、盗賊たちは身のこなしと気合で突破しているようで。盗賊たちに大勢は傾いているように思えます)





海未(傷ついて倒れた僧兵に、事情を聞いてみました)



海未「一体何が…?」

「奴ら、魔法で世の中を乱した報復と言って、この街の寺社を力ずくで占拠して嗅ぎ回ってるんです…」

「私たちは、何も知らないっていうのに…」

「あんたらは…どっちの味方なのさ…?」



花陽「…やり方が全然凛ちゃんらしくないけど…黄色の靴の盗賊は、確かに凛ちゃんの勢力だよ…。どうしちゃったの…」

にこ「どうもこうもないわよ!賊は賊よ!追い払ってやりましょう!」

絵里「さっきの賊が言ってた…魔女の正体をつかむなら、星空凛の勢力に取引を持ち込むのもあり、かしら。彼女とも接触できそうだし」

海未「………………」



海未(凛を見つけることが一番大切ですが…)

海未(この混乱の中ではうまくいかない可能性が高いですね…。…状況を利用して、最適な立ち回りをしなければ)





>>221 選択

1,盗賊を捕らえて、凛との交渉材料にしましょう

2,盗賊に取り入って、凛と魔女の情報を探りましょう

3,混乱に乗じて寺社を探り、魔女の正体を暴きましょう

4,手分けして両者に取り入って、必要な情報を集めましょう
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/07(月) 23:57:44.38 ID:P1Y5yQUso
2
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/07(月) 23:57:46.64 ID:Ua24sjCbO
1
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/10(木) 20:43:18.05 ID:Nl1gFzNd0
海未「…凛にたどり着くには、盗賊たちに力を貸すのが最も効率的ですね。共に行動すれば魔女についてもわかるかもしれませんし」

にこ「ちょっと、正気!?罪もない人が賊に襲われてるのよ!!」

絵里「…私も同感だわ。……ここも、あの集落と同じように荒廃してしまう」

花陽「私は海未ちゃんの意見に賛成かな。真姫先生や穂乃果ちゃんの延命も、どこまでもつかわからないし。早く凛ちゃんを見つけ出さないと」



にこ「あんた達の仲間のためにカンダーランドの人たちを見殺しにするっての!?冗談じゃないわよ!!」

絵里「なるほどね。あなた達が星空凛を追う理由はそこにあったのね」

絵里「……じゃあ、あなた達に与するのは危険だわ。高坂穂乃果が戻れば、事態は最悪の展開になる」



海未「…そう、ですか」

絵里「海未、あなたも考えてみて。本当に高坂穂乃果を復権させていいの?あなたの敵ではなかったの?」

花陽「違うよ。穂乃果ちゃんは海未ちゃんの一番の親友。穂乃果ちゃんはいつも海未ちゃんのことを自慢気に話してたもん」





海未「……………」





海未(…穂乃果は私をそのように……)

海未(あの時、私のことを傀儡でしかないと言ったのは……?)

海未(……わからない)

海未(真姫の命を取り戻したいのは変わりません。ですが…)

海未(……私の心の中に、穂乃果の復活を望む気持ちが、忌むべき敵の復活を望む気持ちがあるとでもいうのでしょうか…)






↓4つ下までで一番多かった選択肢で進行します



1,穂乃果は敵です。いない方がいいに決まってます

2,穂乃果は親友です。例え世界の敵だとしても、そこだけは譲れません

3,真姫を助けるためです。穂乃果はその後打ち倒します
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/10(木) 21:05:35.99 ID:xtFDNug0O
2
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/10(木) 21:27:05.09 ID:lziiDWigO
1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/11(金) 00:22:58.11 ID:DsIRMFPU0
2
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/11(金) 02:23:33.24 ID:DMuO75nyO
2
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/11(金) 04:10:28.76 ID:P96FPgZ6o
打ち切り
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/12(土) 20:41:41.56 ID:rwDkoRgG0
海未「穂乃果は親友です。例え世界の敵だとしても、そこだけは譲れません」

花陽「海未ちゃん…。…わかってきたみたいだね。きれいごとを並べるより、自分欲しいものに一歩でも近付こうとする眼差し。そういう人が今一番必要なんだよ」

にこ「……そう。…じゃあ、あんたは私の敵ね。とんでもない馬鹿だわ」



絵里「…高坂穂乃果の復活を助長する気はないわ。この街で暴れる賊を野放しにするつもりもない。でも…私の本当の敵は星空凛」

絵里「あなた達がどうこうしようと、私の仕事には関係ない。…仮に高坂穂乃果が実権を握ったとしても、私が叩きつぶす。それだけよ」

絵里「行きなさい。私にはこの街を守るっていう大事な仕事があるから。邪魔するなら、その時は排除する」

にこ「ちょっと!逃がすっていうの!?」

絵里「……彼女達と戦って無傷で済むわけがない。その状態じゃ、街を守れないわ」



海未(にこは下唇を噛んで絵里をにらみつけています。彼女の怒りは最高潮なのでしょう)

海未(しかし絵里は冷静…冷酷な表情のままにこと視線を合わせません)



海未「…ありがとうございます。短い間でしたが、お世話になりました」

絵里「……できれば、敵にはしたくないわ。そうならないことを祈ってる」

花陽「うん。なるべく…戦乱を治められるよう努力するよ」

にこ「なんなのよっ…もう!……海未!」

海未「はい」

にこ「あんたが馬鹿でガキなのはわかったから、…やるからには最後まで折れるんじゃないわよ!次会ったらぶっ飛ばすけど!」

海未「…心得ました。…あなたを屈服させてでも、押し進みます」






※絵里、にこがパーティーから抜けました
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/12(土) 21:02:13.59 ID:rwDkoRgG0
海未(盗賊たちに話をかけると、意外な反応をされました)



海未「あの、少しよろしいですか?」

「あ?なんだてめぇ…って」

「こら!この人は姐さんの!」

「しっ、失礼しました!」

海未「???」



海未(…何故だか私の顔は盗賊たちの間で知れ渡っているようでした)



海未「…私のこと、知っているのですか?」

「姐さんの恩人ですから!」

「恩人は手厚く歓迎するのが習わしでして。失礼ながら、調べてさせてもらいました」ペラッ

海未「これは…」



海未(取り出された紙には、私の写真と…懸賞金が書かれていました。いつのまに…)



花陽「昨日の日付だね。ことりちゃん、仕事が早いなぁ」

海未「ことりが?」

花陽「うん。…私が魔法で擬態して海未ちゃんのことを監視してたのも、ことりちゃんのお願いだから」

海未「………………」

花陽「…たぶん、海未ちゃんだけは失いたくなかったんだよ。ことりちゃんの手の届くところに置いておきたいんだと思う」

花陽「…どんな形であっても」



海未(ことり……。…想像以上に追い詰められているようですね…。…私がことりを見捨てたばかりに……)



「ま、とにかく姐さんのところに案内します!ついてきてください!」

「持ち場は私が何とかしておく」

海未「お願いします」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/12(土) 21:41:46.42 ID:rwDkoRgG0
海未(案内されたのは、軍から強奪したと思われる装甲車。電子戦用の機材が多数搭載してあります)



「凛姐さん!園田海未さんをお連れしました!」

「!!ホントに!?」



海未(後部のハッチが勢いよく開いて、あの時見た小柄な少女が飛び出します)



凛「ほ、ホントだ!海未ちゃん!」ガバッ

海未「う、おわっと」ダキッ

凛「もー!なんであの時そそくさと退散しちゃうのさ!おかげで警察に捕まるわせっかく手に入れたラブカを全部押収されるわで大変だったんだからねー!」

海未「それは…申し訳ないです」

凛「まあ、そのおかげでもっと大事な情報…と仲間を迎えられたんだけどね」

海未「?」



海未(相変わらず無邪気な顔で話しかけてきます。…少し、お手伝いをしただけの仲なのですが。その人懐っこさが人心を掴む才能なのかもしれませんね)

海未(少し恥ずかしくて視線を逸らすと、装甲車からもうひとつ人影が)



「…あ、あの時の剣士さん。やっぱ凛ちゃんの知り合いだったんやね」

海未「巫女…魔法を売っていた…」

「希だよ。東條希。わけあって、凛ちゃんのところの盗賊団でお世話になってるん」

海未「そうでしたか。…申し遅れました、園田海未です」





花陽「……凛ちゃん」

凛「えっ……その声は……」

花陽「やっと……やっと見つけたよっ!」ガバッ

凛「か、かよちん…?…ホントに……かよちん…?」ダキッ

花陽「うんっ…!凛ちゃんっ…凛ちゃん!」



海未(その光景に私は面食らいました。ほぼ感情の波がない花陽が、涙を浮かべて凛を抱き締めて離そうとしません)

海未(……凛を探していた理由は穂乃果のことだけではないと、私でもわかります)

海未(しかし、凛は…)



凛「……離してよっ!」バッ

花陽「!!!」

凛「何がPrintempsなの!何が革命なの!バッカみたい!」

凛「結果こんなヒドイことになって…まだA-RISEがいたころの方がマシだよ!」

花陽「そ、それはっ」

凛「にゃー!にゃー!聞きたくない!偽善者にすらなれないバカとなんて話したくない!」

花陽「!!!」



海未(…まさか、凛からこんな罵声が出てくるとは思いませんでした。私に文句を垂れる様子とはまるで違う、悪意があります)
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/12(土) 22:44:03.08 ID:rwDkoRgG0
海未「凛、少し席を外して話しましょう。冷静さを欠いては、無駄な争いを引き起こすだけです」

凛「…そうだね。ちょっと海未ちゃんと話してくるから、希ちゃん、よろしく」

希「しょうがないなー」



海未(雑木林の一角にある公園で、街灯に照されたベンチを見つけました。ここなら落ち着けるでしょう)



海未「…あれでも、花陽は同じ目的を持った私の仲間です。…何があったか教えてもらえませんか」

凛「同じ目的?」

海未「はい。…ガウラの街の病院で治療をしていた鋭い眼の先生がいたじゃないですか」

凛「うん。見つけた怪我人を診てくれた先生だよね」

海未「故あって彼女と行動を共にしていたのですが…戦乱に巻き込まれて、仮死状態になってしまったのです」

凛「うそ……お医者さんまで…?」

海未「……………」

海未(花陽の弁明をしたいところでしたが、…これは花陽自身が成したことです。私だって憤りを感じますので…言葉を続けることができませんでした)



海未「彼女を救うには…魔法の力が必要なのです。それも、炎の力を持つ人間の」

海未「それを持っているのは……高坂穂乃果。同じく仮死状態となったPrintempsのメンバーだけだと、花陽は言っていました」

凛「…じゃあ、先生を助けられないじゃん。ならどうしてかよちんと一緒に行動してるの?」

海未「穂乃果を救えば、真姫も蘇生できます。そして、穂乃果を蘇らせることができる光の力を持つのは……」

海未「凛、あなただけです」

凛「私……?」





希「凛ちゃんもヒドイなぁ。せっかく会いに来た友達をこんなにボロクソに言い倒すなんて」

花陽「…力を持たないものは、力を振るうことができない。支配する力もないのに世直しをしようとしたから、ただいたずらに人を傷つけただけ」

花陽「私は…凛ちゃんが一番嫌いなことをやってたんだ…。良かれと思ってやったことは、実は無意味で迷惑なだけ…」

花陽「誰も幸せにならない…偽善者ですらない人が、一番嫌いなんだよ…」

希「…確かにね。それはバカでしかないよ」

希「でも、そんなバカが力を持ったら?世界中の人に影響を与えるくらいすごい力を持ったら?」

希「凛ちゃんは…花陽ちゃんに力があるって認めてないかもしれんけど、うちはそうは思わん」

希「一回でダメなら二回。それでダメならもう一回。そうやって試行錯誤する気概がまだあるやん。海未ちゃんと一緒に、革命をやり直したいんでしょ?」

希「それも立派な力やよ」



花陽「……希ちゃん」

希「なぁに?」

花陽「…私、すごくびっくりしてる。私のやったことを非難して、私のやろうとしてることを賛成してくれる人がいるなんて」

希「……うちやないよ。たぶんそれ」

花陽「え?」

希「それ、海未ちゃんが一番先だよ」

花陽「ううん、海未ちゃんは穂乃果ちゃんのための共同戦線だよ?」

希「その先のこと、考えたことある?Printempsと決別した海未ちゃんのやりたいこと」

希「それは、花陽ちゃんと同じでしょ?」

花陽「……………」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/12(土) 23:36:19.63 ID:rwDkoRgG0

凛「…もしかして、私のところに来たのってそれのため?」

海未「私はそうですが…花陽は違うようです」

凛「………………」

海未「あなたと、仲直りしたい。ただそれだけではないでしょうか」

海未「……教えてください。花陽と、何があったかを」



凛「……かよちんがPrintempsの活動を始めたのって、いつぐらいからか知ってる?」

海未「…いえ。穂乃果とことりは教えてくれませんでした。花陽の存在を知ったのも、昨日のことです」

凛「たぶん、海未ちゃんが穂乃果ちゃんと一緒にレジスタンス活動を始めたのと同じくらいだよ」

海未「………………」

凛「海未ちゃんに教えなかったのは、かよちんの思考は海未ちゃんが受け付けないと判断したからだと思う」

凛「……その頃のかよちんは、もう荒んでて…A-RISEを追い落とすことしか考えてなかった」

凛「だから、私はかよちんと距離をとって盗賊を始めたの。誰かを追い詰めるだけが、世の中のバランスをとる方法じゃないって」

凛「…元々、かよちんには世の中を治めることなんてできっこないと思ってたけどね」



海未「…でも、あれだけ突き放したのは?はっきり言って異常ですよ?」

凛「大人げないかなーとは思ったけど、…かよちんには少し反省してもらわないと。たくさんの人が…意味もなく死んじゃったから」

海未「………………」

凛「……もう、私の知ってるかよちんはいないから…。…かよちんを守れなかったから……」



海未(この街の惨状を見て、凛は失望してしまったのでしょうか。きっと、花陽を止めようと努力して、上手くいかなかったのでしょう)

海未(親友を闇から救い出せなかった自分に失望し、その状態で悪びれもしない親友に失望し…)

海未(……まるで私と穂乃果、じゃないですか)





>>234 選択

1,あなたの決断は正しい。報復もバランスの一つです

2,…花陽にもう一度道を示してあげましょう。彼女の心を変えられない道理はありません

3,私は花陽を後押しします。良い結果が得られるまで革命を続ける気ですから
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/12(土) 23:42:10.82 ID:Vdqb0MtBO
3
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/18(金) 22:03:31.56 ID:t6qFBqbX0
海未「私は花陽を後押しします。良い結果が得られるまで革命を続ける気ですから」

凛「そう、なの?今の政権で支配するんじゃないの?」

海未「…であれば、私はもう花陽に殺されています。トップの南ことりに良からぬ影響を与える、異分子ですから」



凛「…わけがわからないよ。かよちんはいったい何を考えてるの…?」

凛「戦いが続けば、それだけ命が奪われるっていうのに…」

海未「それでも、虐げられて追い詰められて、ただ耐えるだけの人生よりずっと価値があります」

海未「そういう希望を持った人が集まれば、世界に希望を拡散させられるはずです」



海未「ああ、そうですね。…私のやりたいことも、それです。やっと答えが見つけられました」

海未「革命というのは煽動。人々に希望を持ってもらうための戦いなんです」

凛「でも…私は認められないよ。戦いに負けた人は希望を見ることができないなんて」

凛「それは正義っていえないよ…」



海未「……では、花陽を許す気はないのですね?そして…私と相容れることも」

凛「…ごめん。できない」

海未「わかりました……。それもあなたの正義です」

海未「……どうか、そのままでいてください。私が失った正義の心を持っている人…ですから」

凛「…うん」






236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/18(金) 22:41:01.97 ID:t6qFBqbX0
凛「……かよちんに、お別れをいわなきゃ」

海未「………………」



海未(…これでよいのです…。純粋な正義の心を持った人間がいなければ、弱者は救われません)

海未(ただ…真姫を、穂乃果を救う手段は……もう…)





希「お、二人とも戻ってきた」

花陽「凛ちゃん…海未ちゃん…」

凛「……長々とは話さないよ。いいたいことだけ言うから」

海未「………………」

凛「かよちん。…ううん。Printempsの小泉花陽さん」

凛「私はあなたを許すつもりはないよ。海未ちゃんの手前、手は出さないけど…」

花陽「……………」

海未「…それが凛の遺志です。…穂乃果を救う手段は失われますが、仕方ないです」



花陽「海未ちゃん」クイクイ

海未「?どうしました?」



海未(花陽が手招きしてます。…密談でしょうか)



花陽「まだ、あるよ。穂乃果ちゃんを救う方法」ヒソヒソ

海未「…それはいったい」ヒソヒソ

花陽「……ラブカに、凛ちゃんの魔力を吸収させれば、できるよ」ヒソヒソ

海未「えっ?」

花陽「ラブカを使って、凛ちゃんにとどめを刺す。それで魔力は転移するよ」ヒソヒソ

海未「ほ、本気で言っているのですかっ…!」



海未(花陽の提案は、まさに非道の体現でした)

海未(なんのためらいもなく発せられた言葉。生気は失せ狂気が満ちた紫の眼)

海未(……花陽は、もう凛のことが見えてないのでしょう。かわりに…同じ志を持った私が彼女の瞳に移る最後の人)

海未(……私はどうすれば……)








>>238 選択

1,…やりましょう。あなたを捨て置けませんから

2,…希がいてはうまくいきません。私が注意を引きます

3,どうか考え直して…!あなたの大事な人でしょう…!?

4,あなたは危険すぎます…!

237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/18(金) 22:55:49.39 ID:VJqu80CPO
3
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/19(土) 00:34:08.62 ID:befRCum6O
3
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga ]:2016/03/19(土) 22:43:26.84 ID:IOA50In60
海未「どうか考え直して…!あなたの大事な人でしょう…!?」

花陽「決めたの。罪を償うって」

花陽「私の償いは、…描いた理想を完全に成し遂げること。目の前の善い行いで清算できることじゃないよ」

海未「でも…!その後あなたは後悔する…!」

花陽「それは罰、だね。清算しきれなった分の罰」

海未「そんな…。あなたは、そんな覚悟を…」



希「……凛ちゃん」

凛「うん…。行こう、希ちゃん」

花陽「!まっ、待って凛ちゃん!」

凛「もう話すことはないよ。…それとも何?戦うの?」

海未「…いいえ。行ってください」ギュッ

花陽「は、離して海未ちゃん!」


海未(凛たちの乗った装甲車はすぐにその場を去りました)

海未(まるで表情をうかがえない花陽と、やるせない気持ちのまま彼女を抱き押さえる私を残して)



花陽「………………」

海未「………………」

花陽「……そんな…。これで…穂乃果ちゃんを救う方法は……」

海未「あなたが間違った道を行くよりましです。…死者は、甦らないのです」

花陽「うっ…あぁ……」ポロポロ



海未(革命はうまくいかず、仲間を救うこともできず、親友と決別し…なお、自分の欲するものに手は届かず)

海未(残ったのは…邪魔ばかりする同志だけ。…こんな状況では、気が狂って泣きたくもなります)

海未(私にできるのは、ただ抱きしめることだけ)

海未(…花陽とて、脆弱な人間です。だから、助け合わなければ)

海未(……それは、私にしかできないこと、だと思います)

海未(その感情は同情や使命感ではなく…)

海未(自分のやりたいことができる素直さへの尊敬や…私のやりたいことを応援してくれる優しさへの親愛、なのでしょう)

海未(だから…花陽を絶対に守ります。道を踏み外さないように、誰かに引きずり下ろされないように)


240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/19(土) 23:12:20.86 ID:IOA50In60
__集会所

海未(落ち着く場所を求めて、この街の集会所に来ました)

海未(そこには、戦火を逃れた人々が避難しています。窮屈ですが、戦いに巻き込まれるよりかは)

海未(…花陽を少し、休ませないと)



海未「…もうこの街でやれることはありません。夜が明けたら、ハーバラまで戻りましょう」

花陽「……穂乃果ちゃんが、いないと…」

海未「確かに穂乃果の求心力は他の誰より優れています。…しかし、花陽や私にだって人に希望を持たせる力はあります」

花陽「……でも、どうやったらいいかわからないよ…」

海未「私にだってわかりません。できることをやるしかないのです」

花陽「………………」



「え?盗賊たちが撤退してる?」

「なんでも、魔女が現れたらしくて。大蛇が盗賊を蹴散らしたってさ」

「ほぇー。悪人じゃないんだねー魔女」



海未「魔女…少しお話を伺ってもよろしいですか?」

「ん?昔からこの街の地下に住んでるって魔女なんだけど、私たちも全然その姿を見たことなくてね」

「ときどき神隠しに遭う人がいるし、悪い魔女なのかと思ってたけど」

「こうして街の危機を救ってくれたし、案外いい人なのかも」

海未「……………」



海未(…神隠し……人さらいと同じでしょうか?何か多くの人の手がいるから、集落を襲わせた…?)



海未「ちなみに、魔女は今どこへ?」

「さあね。地下じゃない?」

「一番大きな神社の境内から地下につながってるって聞いたことあるよ」

「けど、怖くて近寄れないよー」

海未「…ありがとうございます」



海未(……聞いてみたいことがたくさんありますね。戻る前におもむいてみますか)

海未(もしかしたら、穂乃果や真姫を救うのに協力してくれるかもしれませんし)



海未「花陽。予定変更です。夜が明けたら魔女に会いに行きましょう」

花陽「…なんで?」

海未「もしかしたら、真姫や穂乃果を救う魔力を持っているかもしれませんし。集落を襲った理由も聞きたいですし」

花陽「…!そっか!そうだよね!魔女さんなら…!」

海未「ええ。まだ一縷の望みはあります」



海未(花陽の瞳に少しだけ光が射しました。その表情を見られただけで、なんだか嬉しくなります)

海未(もう、あなたを絶望させたりしませんよ)



241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/19(土) 23:43:11.90 ID:IOA50In60
__翌朝



海未「ここですね。一番大きな神社」

花陽「歓迎、してくれなさそう。私が街をこんなにした元凶だし…」

海未「大丈夫。私がついてますよ」

花陽「…そうだね」



海未「……誰もいませんね。参拝客はともかく、関係者も見当たらないです」

花陽「…だって、ものすごい魔力だよ?普通の人でも近寄りたくないくらいに」

海未「無人の廃屋、にしては綺麗で手入れが行き届いてますが…」

花陽「とにかく、誰もいないなら境内に入っちゃおうよ」

海未「そうですね。埒があかないです」



海未「…やはり中にも誰もいないですね」

花陽「けど、人が通った形跡があるよ。この靴の型とか」

海未「……行ってみましょう」




“またお客さんかしら?忙しいわね”




花陽「!その声…!」



海未(境内を歩いていると、頭の中に直接響く声が。若い女性、でしょうか。花陽は何か聞き覚えがあるようですね)



“まあ、いらっしゃい。あなたたちも中々の使い手と見たわよ”



海未「!壁が回転した…?」

花陽「忍者屋敷じゃないよ、ここ…」

海未(壁の奥は階段でした。予想通り地下へ続いています)



海未「…洞窟、ですね。自然のままですか…」

花陽「……なんだろう。この洞窟、何かおかしいよ」

海未「?」

花陽「色んな属性の魔力があちこち飛び回ってる。洞窟なら、氷とか地、あと闇くらいしか集まらないのに」

海未「魔女の住みか、ですし。不思議ではないと思いますよ」

海未(いくつか分かれ道がありましたが、炭鉱用のランプが灯っている道は1つだったので迷いませんでした)

海未(そして最奥部には人が生活しているような場所がありました)



「こんなところまで来るなんて勇者?それとも気狂いかしら?」

花陽「!やっぱり、その声…!」

海未「!!あなたは…!」



海未(予想だにしない人物がそこにいました。私も、その人を知っています)
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/20(日) 00:14:52.35 ID:bLRYqL3D0

花陽「優木あんじゅ…さん」

あんじゅ「お久しぶりね、花陽ちゃん。あの時はお世話になったわ」



海未(…旧支配者の一人、A-RISEの優木あんじゅがチェアに座ってこちらに微笑みました)

海未(気狂いはどちらですか…。その微笑みだけで足が震えて視界が定まりません)



花陽「まさかあんじゅさんが魔女だなんて…」

あんじゅ「ツバサのあんぽんたんが融通効かないだけで。私は裏で魔法の研究をしてたのよ」

あんじゅ「魔法の抑止力は魔法しかないからね」

花陽「…やっぱりあんじゅさんは抜け目がないよね。私はそういうところ、好きだったなぁ」



あんじゅ「ところで、何か用があってきたのよね?まさか私にとどめを刺しにきた?」

花陽「ううん。そのつもりはないかな。外の世界がどうなっても、あんじゅさんは気に止めてなさそうだし」

あんじゅ「別に国を治めるとかそんなの興味なかったし。ただツバサと一緒にいると面白いから付き合っただけで」

花陽「そうだよね。あんじゅさんはそういう人だよね」



あんじゅ「まあ、私はツバサを生き返すまで隠居してるから。外の世界は好き勝手にどうぞ」

花陽「ツバサさんが…?」

あんじゅ「ええ。…まさか、私と英玲奈を逃がすために仮死状態になるまで戦うなんてね…」

あんじゅ「…この話はやめましょう。悲しくなってくる」

花陽「ごめんなさい…変なこと聞きました」



243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/20(日) 00:43:19.37 ID:bLRYqL3D0
あんじゅ「あなたもリラックスしていいのよ?…園田海未ちゃん?」

海未「は、はい」

あんじゅ「鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してるけど、大丈夫?」

海未「ええ…」



海未「…賊に指示を出して集落を襲わせたのは、あなたですよね?」

あんじゅ「そうよ。ちょっと人手がいるのよ、ツバサの蘇生に」

海未「どういうことですか?」

あんじゅ「ツバサも変な属性を持っててね。蘇生術を使うのに必要な属性の人間を探してたんだけど」

あんじゅ「なかなか見つからないから、私の魔力を増幅して賄おうと思ったわけ」

花陽「…そっか!この変な魔力の正体は…あんじゅさんが全ての属性に微弱ながらも通じてるから、だよね?」

あんじゅ「正解よ。さすが花陽ちゃん」



海未「魔力の増幅というのは?どうやって?」

あんじゅ「ラブカの精錬。それくらいしか知らないわ」

花陽「………………」

海未「…そもそもラブカとは何なのですか?何に由来するものなのですか?」

あんじゅ「……簡単に言えば、人の想いの結晶よ」

海未「…?」

あんじゅ「人の想いには特別な力がある。それを発現させるくらいに強くする増幅器が、ラブカ」

あんじゅ「精錬するには多くの大きな想いを集めて形にするんだけど…」

あんじゅ「……想いを引っこ抜かれた人間は、人として生きられない」

海未「……!!」



海未(つまり…意志の存在しない人間。置物と何ら変わらない人間)

海未(ラブカを精製するには…人の命とほぼ同等のものを人から奪う必要があるということ)

海未(そんな、非道なことっ…!)



あんじゅ「…顔が強ばってるわよ?」

海未「………………っ」

あんじゅ「まあ、ツバサを生き返すためなら何だっていいけどね」

あんじゅ「…つまらないこと話しちゃって、何だか悪いわね。お詫びに何か協力させてよ」



海未(……この人ならば、その気になれば穂乃果や真姫を救うこともできるのでしょう)

海未(やってることは魔女そのものですが、…もう、手段を選べるほど時間も選択肢も残っていません)

海未(どうすれば…)





>>245 選択

1,実は私たちも、仮死の人間を蘇生させたくて…

2,いえ、結構です。お邪魔しました

3,では、その命をもらいます。悪の魔女に粛清を

4,…私たちに、力を貸してください。外の世界は今、混沌としているのです…
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/20(日) 03:22:55.43 ID:uJKewTl50
4
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/20(日) 03:41:25.30 ID:H7ePwtwUo
4
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/25(金) 22:53:29.94 ID:ivBINL5FO
海未「…私たちに力を貸してください。外の世界は今、混沌としているのです…」

あんじゅ「……ははは」



あんじゅ「やっぱり面白いわね、あなた。現支配者を仲間にしておいて、旧支配者にも協力を乞うなんて」

あんじゅ「その敵を取り込もうとする貪欲さ、ツバサとか穂乃果さんにもない気質よ」

海未「は、はぁ」

あんじゅ「協力、してあげてもいい。ツバサを無事目覚めさせられればの話だけど」

花陽「なら、私たちも協力するよ」

あんじゅ「…ツバサのことだし、Printempsの勢力に反抗すると思うけど、いいの?」

花陽「構わないよ。必要ならPrintempsを畳むつもりだから」

あんじゅ「花陽ちゃんが見据える先が、私にはわかんないね」

海未「…綺羅ツバサも同じことを思い描いたと思いますよ。多くの人が希望を持って生きる世界を」

あんじゅ「ふーん。一味違う平和を求めてるのね」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/25(金) 23:41:52.35 ID:ivBINL5FO
あんじゅ「…さて、もうそろそろ帰ってくるこ頃ね」

花陽「??」

あんじゅ「召喚魔法よ。大蛇を人集めに使わしたの」

海未「召喚魔法…」



海未(魔物をこの世に送り出す魔法、ですか)

海未(…しばらくすると、洞窟内に轟音が鳴り響きました。巨大な何かが、地面を擦る音)



あんじゅ「ご苦労様。一人で行っても何とかなるものね」



海未(音が止んだ後私たちの背後には…真っ白な鱗の大蛇が首をもたげて舌をチラチラさせていました)

海未(その迫力に絶句する私たちをよそに、あんじゅは蛇の頭を撫でて慈しみます。蛇も表情を変えませんが、何だか満足げな様子です)



あんじゅ「じゃ、今日の成果を吐き出そっか」

花陽「えっ…胃袋の中にいるの…?」

あんじゅ「蛇には手も足もないからね。くわえようにも牙が邪魔だし」



海未(言葉どおり蛇は人を吐き出しました。意外に少なく、二人しかいませんでした)

海未(……そして、その面々が見覚えのある人々と気付くまで、そう時間はかかりませんでした)



「うへぇ…死ぬかと思ったにゃ…」

「召喚魔法やし、食物を摂取しないから助かるとは思ってたけど…」

あんじゅ「うん、最高よ♪やっぱりあなたを選んで正解だったわ」

海未「…凛…希……」

花陽「捕まっちゃったんだね」


248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/28(月) 21:57:48.80 ID:aP39+wl30
凛「あ、海未ちゃん。てか、ここどこ?」

あんじゅ「魔女の住みか。ご招待してあげたの」

凛「!!お前がっ…!」

あんじゅ「ようやく見つけたのよ。ツバサと同じ雷の魔力。一回取り逃がしちゃったけど」



あんじゅ「ありがとね、希ちゃん。あなた魔力のおかげで大蛇もたどり着けたみたいだから」

希「そうやって人の命を弄んで…!もう騙されないよ!覚悟しい!」

あんじゅ「私は約束を守ってるわよ?この街を守ったし、国家から独立する計画も順調だし」

あんじゅ「あなたの願いは叶えられてると思うんだけど…。それで、クライアントにたてつく のはどうなのかしらね?」

希「ラブカがあんなトチ狂ったものだって知ってたら…!」



海未(凛と希は臨戦態勢です。武器を構えて敵意を明らかにしています)

海未(どういう事情、なんでしょうか)



海未「クライアント?」

あんじゅ「カンダーランドの独立のために力を貸す代わりに、ラブカを売って資金調達と魔法の流布をしてもらってたの。…まあ、契約不履行な訳だけど」

希「何が不履行や!独立の前に国が滅んじゃうよ!」

凛「世界から秩序を奪ったのも、私からかよちんを奪ったのも…お前だっ!絶対許さない…!」



あんじゅ「だってさ、花陽ちゃん」

花陽「凛ちゃん…。それじゃあ未来は変えられないし、過去は変えられないよ」

凛「えっ…?なんでかよちんが…?」

あんじゅ「頼りにならないあなたの代わりに世界を変えるお手伝いを頼まれたの。…あっ、ホントに花陽ちゃんを奪っちゃったわね」

凛「…っ!」



希「海未ちゃんも!騙されちゃダメ!この魔女は他人のことなんて考えてない!」

凛「海未ちゃんならわかるよね…!?」

海未「………………」



海未(私は、どうするべきでしょうか)

海未(間違いなく、あんじゅは魔女です。世界を混沌に陥れる悪の使い)

海未(しかし…私の目的に一番近い人でもあります)

海未(………………)





>>249 選択

1,あんじゅは真姫を、穂乃果を救う最後の希望。絶対守ります

2,…ここで凛に恩を売れば、あんじゅの力を借りなくても…

3,私怨の戦いに興味はありません。失礼します
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/28(月) 21:58:34.15 ID:xuo9Znpho
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/28(月) 22:52:42.10 ID:aP39+wl30
海未「あんじゅは真姫を、穂乃果を救う最後の希望。絶対守ります」

花陽「同感だね。これ以上に恵まれた選択はないもん」

あんじゅ「あなた達…。…まあ、守られるほど私も弱くないけど、気持ちはもらっておくわね」



凛「そんな…海未ちゃん……」

希「凛ちゃん!来るよ!」


251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/28(月) 23:44:06.47 ID:aP39+wl30
__あんじゅのステータス

(体力/技量/敏捷)=(10/8/9)
属性:無
特性:増幅(弱点属性で攻撃した際属性ダメージが倍になるが、属性攻撃の被ダメージ倍加)

__コマンド
・魔法攻撃(相手の弱点属性になる)
・直接攻撃(剣)
・召喚魔法(5/8/9の大蛇を召喚。属性、攻撃タイプはなし)
・防御



__凛のステータス

(体力/技量/敏捷)=(8/6/10)
属性:天(雷と光)
特性:翻弄(両者行動成功枠が二つ減り、行動失敗枠が両者に一つずつ増える)

__行動パターン
9,8,7,6→直接攻撃(短剣)
5,4,3→???
2,1,0→防御



__希のステータス

(体力/技量/敏捷)=(10/8/6)
属性:金(幻と地)
特性:幸運(両者の行動失敗枠が一つずつ減り、両者行動成功枠が二つ増える)

__行動パターン
9,8,7→直接攻撃(長刀)
6,5,4,3→魔法攻撃(幻属性)
2,1,0→防御




あんじゅ「海未ちゃんと花陽ちゃんから頼まれたからには、負ける訳にはいかないわね」

凛「絶対お前を倒して…海未ちゃんとかよちんを取り戻す!」

花陽「凛ちゃんは何もわかってないなぁ。私たちはもう誰の指図も受けてないんだよ」

希「でも、あんなに正義感たっぷりな海未ちゃんが魔女と手を組むなんて…」

海未「私が正義?…だったら良かったのですけれど…。どうやら私は、そうではないので」

あんじゅ「じゃあ、そんな立派な戦士の海未ちゃんにプレゼント」

海未「?これは…ラブカ…!?」

あんじゅ「あなたならもう使えるはずよ。魔力をそんなに敏感に感じ取れるんだもん」

海未「………………」


海未(人の命を弄ぶようで一瞬ためらいましたが…)

海未(…こうなってしまったものはしょうがありません。人の世のために使うのがせめてもの手向けでしょう)


※海未が氷の矢(氷属性、間接攻撃)を修得しました



>>252
・海未の行動(剣・弓・氷の矢・防御)と対象(凛・希)選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定


>>254
・花陽の行動(地魔法・魔魔法・召喚・回復・防御)、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定


>>255
・あんじゅの行動(魔法・剣・召喚・防御)、対象選択
・コンマ一の位行動値判定
・コンマ十の位相手の行動判定
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/29(火) 02:07:07.97 ID:b0KwCvt90
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/29(火) 06:02:15.09 ID:scEspUtH0
剣 希
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/29(火) 07:04:18.83 ID:YkJ5gd6FO
召喚 希
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