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あずさ「流離」 -
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1 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:15:20.36 ID:19/QbXVV0
石畳の上を、こつ、こつと靴音を鳴らしながら歩く。
鈍色をした石畳の上に、所々赤や黄色い箇所。
イチョウやカエデの落ち葉ね。
道の両脇に、沢山の木々が並び立っている。
並木道の中はとても静か。
「ここは、どこなのかしら?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1450062920
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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【安価】いつも、何度でも。─千と千尋の神隠し その後の物語─ @ 2025/01/20(月) 23:24:27.24 ID:YHu7yDPj0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1737383066/
寒いにゃ!!!!!!! @ 2025/01/20(月) 20:05:02.18 ID:QyCOCCxBO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1737371102/
シマエナガの日 @ 2025/01/20(月) 06:47:15.05 ID:YuudJY1t0
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ハンジ「リヴァイって本当に人類最強なのかな〜?」 @ 2025/01/20(月) 05:54:10.29 ID:L78gBgUkO
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【学マス】星南「…」 @ 2025/01/18(土) 18:19:22.07 ID:ppoNmHJ/0
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コナン「女児のパンツが生んだ二つの悪!」 @ 2025/01/18(土) 02:11:21.49 ID:yDKw41+dO
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去年まではそもそも知らなかったようだから教えたけど今年も意味がなかった @ 2025/01/17(金) 07:00:17.37 ID:VSczMiBy0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1737064816/
ガビ「・・・は?」リヴァイ「聞こえなかったのか?」 @ 2025/01/16(木) 00:25:01.48 ID:mrVCqz+LO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1736954701/
2 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:15:54.61 ID:19/QbXVV0
とても綺麗で穏やかな景色と空間だけれども、今、自分が立っているこの場所が判然としない。
なんとなれば車の音も聞こえない、右も左も分からないまま歩みを進めると、所々にしか無かったイチョウやカエデの落ち葉が、並木道を覆っている。
もしかしたらここは夢の中なのではないか。
そう思ったけれど、黄色や赤の絨毯を踏みしめる感覚が、夢でないことの証明だった。
暖色に包まれた空間を一人歩き続け、並木道を抜けると、一軒の旅館が。
誘われるように中に入り、まるで当然であるかのようにその旅館の温泉に浸かる。
3 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:16:22.59 ID:19/QbXVV0
露天風呂から外を眺めると、さっきまで黄色と赤だった景色は一変して、そこから見える景色は白銀の世界。
遠くに見える峰々は、雪化粧を施され、陽の光を浴びながらキラキラと輝いている。
そうしてしばらく景色を眺めて、冷たい外気と温かいお湯を楽しんだ後、旅館を後にした。
数歩進んでから振り返ると、旅館は影も形も見えない。
不思議に思いながらも、あてど無く歩を進める。
相変わらず、ここがどこなのかは分からない。
4 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:17:07.97 ID:19/QbXVV0
さっきまで気持ちの良い天気だったのが嘘のように、今は雪がチラついている。
いつの間にか着ていたコートの襟を立て、次第に強くなっていく雪の中、寒さに身を強張らせて歩く。
視界が雪で白く塗りつぶされたかと思ったら、次の瞬間には綺麗な青空に変わっていた。
雪を被った木の、枝に転々と桃色の花が付いている。
梅の花だった。
5 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:17:34.53 ID:19/QbXVV0
雪の中でも力強く、そして美しく花を開かせていた。
木を眺めながら歩くと、次第に雪はなくなり、代わりに梅よりも太い幹の木々が立ち並ぶ景色に変わる。
瞬間、少し強めの風が吹いた。
薄いピンクの花弁が、風に吹かれ、ヒラヒラと舞い始めた。
桜の花だ。
6 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:18:02.03 ID:19/QbXVV0
風に弄ばれるように花弁が宙に舞う。
その様に見とれながら、それでも足は自然と進んでいく。
どちらが前か後ろかも分からないのに。
桜吹雪を抜けた時、目の前には海が広がっていた。
雲一つない空に、燦々と太陽が辺りを照りつけている。
7 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:18:27.33 ID:19/QbXVV0
いつの間にか薄着になっていた私は、靴を脱ぎ、素足になって、波打ち際を、ぱちゃぱちゃと水音を聞きながら歩いた。
歩いていると、次第に空はオレンジ色に変わり、太陽は海へ沈んでいこうとしていた。
オレンジに染まる海、そこから空に向かうに連れて藍に染まり、天頂付近では濃紺に包まれている。
ぽつぽつと星も見え始めていた。
陽が沈みきると、満天の星空。
あれは、南十字星かしら?
8 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:18:55.58 ID:19/QbXVV0
すっかり暗くなった頃には、砂浜は終わり、気づけば街を見下ろす高台を歩いていた。
自然の灯りから、人口の灯りへ。
高台に設置された柵に手を置いて、そこで立ち止まった。
ふと、誰かに呼ばれた気がして、その場で背後へ振り返る。
「――――迎えに来てくれるって、信じてました……っ」
そう投げかけた相手に、私は微笑むのだった。
9 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:19:31.93 ID:19/QbXVV0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
10 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:20:05.32 ID:19/QbXVV0
監督「はい、カーーーット!!」
あずさ「ふぅ……」
監督「あずさちゃん、良かったよ、いや良い画が撮れた!」
P「お疲れ様です!」
監督「おぉ、Pくん! いや〜、こりゃ良いCMになるぞ〜」
P「ありがとうございます!」
11 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:20:34.20 ID:19/QbXVV0
あずさ「お疲れ様です〜」
P「あずささん、お疲れ様です」
あずさ「プロデューサーさん、お疲れ様です」
監督「お疲れさん、あずさちゃん!」
あずさ「お疲れ様です〜、監督さん」
監督「いやホント良い画が撮れたよ! あずさちゃん様様!」
あずさ「いえ、そんな……」
12 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:21:06.90 ID:19/QbXVV0
監督「最後のセリフなんて、誰かに向けて言ってるみたいなリアリティがあったよ!」
あずさ「そ、それは……その……」
監督「わっはっは! それじゃあチェックしてくるから、休んでていいよ!」
あずさ「あ、お、お疲れ様です!」
P「良かったですよ、あずささん」
あずさ「そ、そうでしょうか?」
13 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:21:36.19 ID:19/QbXVV0
P「えぇ。最後のセリフなんて、思わずドキッとしちゃいましたよ」
あずさ「本当ですか?」
P「勿論!」
あずさ「そうですか……」
P「色んな景色を背景に立つあずささんが見られて、楽しかったですよ」
あずさ「私も、色々な場所でロケができて楽しかったです」
14 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:22:48.14 ID:19/QbXVV0
P「あずささんの迷子癖が、こんな形で仕事に繋がって良かったですよ」
あずさ「も、もぅ! プロデューサーさん!」
P「ははは、冗談ですよ。まぁでもJ◯の駅にも広告が出ますから、かなりの反響が期待できそうですね!」
あずさ「あの……プロデューサーさん」
P「どうしました?」
あずさ「……もしも私が、遠くへ迷子になっても……その……い、いえ、なんでもありまs」
P「迎えに行きますよ、どこにいても」
あずさ「えっ?」
15 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:24:15.69 ID:19/QbXVV0
P「だって俺は、あずささんのプロデューサーですから。どこに行っても、必ず探し出しますよ」
あずさ「プロデューサーさん……!」
P「はは、ちょっと、クサかったですかね?」
あずさ「ふふっ、そうですね」
P「ちょ、あずささぁん!」
あずさ「うふふ、ちゃ〜んと見つけてくださいね? 約束ですよ?」
おわり
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/12/14(月) 12:24:49.45 ID:vj4XiHZso
乙です
17 :
◆sIPDGEqLDE
[sage saga]:2015/12/14(月) 12:25:11.51 ID:19/QbXVV0
終わりです。
よくわからない。
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/12/14(月) 13:26:45.63 ID:AD50QW4ao
乙です
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クオリティの高いサービスを貴方に
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荒巻@中の人 ★
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