元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」

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181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 22:17:49.58 ID:IGjSP1OVo
はい
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 22:18:38.89 ID:Q3wm000Wo
よし! コンマ神は寝てるな!
183 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/21(月) 22:32:11.07 ID:d5aXjMsVo
ソピア「…………」

ソピア(兵士が飛んでくる気配はない)

ソピア(私が言う事じゃないけど、この基地、大丈夫かな……)

ソピア(許可証の提示を求められないように、余計な接触は控えなきゃね)


ソピア(入れたのはいいけど……この後どうしよう?)

ソピア(施設は大きく分けると管理棟、宿舎、訓練施設、武器庫、食料庫があるみたい)

1.訓練施設に潜入
2.武器庫に潜入
3.管理棟に潜入
4.自由安価

184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 22:32:44.57 ID:Qgc1FzySo
185 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/21(月) 22:49:37.37 ID:d5aXjMsVo
訓練施設には屋外訓練所、武術訓練所、射撃訓練所、軍楽隊訓練所、医務室などがあるようだ。

見付かった瞬間に怪しまれるので迷彩マントを被って移動する。

ソピア(小さくなったから隠れやすいね)

ソピア(もう訓練は終わったみたい。誰もいない)

ソピア(あっ、あれは!)

教官長「振りが甘い」

新兵「すみません!」

ソピア(普段着の上から軍服の上着をひっかけているお婆さんが、一人の男性に槍術の指導をしている)

ソピア(あのお婆さんはたしか強者の勲章を持つ軍人の一人、通称『全武』……)

教官長「もうおしまいかい?」

新兵「ま、まだいけます!」

教官長「それなら立たんかい! 戦場では誰も待ってくれやしないよ!」

ソピア(教官長なんだっけ。厳しそう……)

新兵「はー、はー……もう、駄目です」

教官長「……よく頑張ったね。お疲れさま」

新兵「お疲れさまです! 本日はお休みのところ、ご指導下さりありがとうございました!」

教官長「いいんだよ。若造を鍛えるのがあたしの仕事だけど趣味でもあるのさ」

ソピア(意外と優しい人?)

教官長「さて……」

教官長「そこに隠れてるのは誰だい?」

ソピア(転移!)

教官長の投げた石は空を切った。

教官長「逃げたか……」
186 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/21(月) 22:52:31.60 ID:d5aXjMsVo
ソピア(危なかった!!)

ソピア(気を付けないと……今この駐屯地には強者の勲章を持った人たちが集まってるんだ)

ソピア(せっかくリスクを冒して潜入したんだから、何かして帰らないとね)


1.来ている勲章持ちの人々を探ってみる
2.武器庫に潜入
3.管理棟に潜入
4.自由安価

187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 22:59:32.90 ID:xedIkyyeo
3
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 23:11:25.60 ID:WOzTy+bNO
深いところまで入り込むのもいいけど、とりあえず内部全体の大まかな間取りを把握しときたいな、不意打ち対策にもなる
189 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/21(月) 23:21:29.85 ID:d5aXjMsVo
ソピア(管理棟……何か重要な情報無いかな)

ソピア(って重要機密がありそうな場所なのに普通に入れちゃった……)

魔法兵士「俺たちも監獄に向かうぞ。早くしろー」

女魔法兵士「待ってまだお化粧済んでなーい」

ソピア(魔術師もいるんだ……気を付けないとね)

ソピア(私が知らないだけで他にももっとずるい魔法があると思うから……)


管理棟、指令室。

ソピア(ここなら何かあるはず)

ソピア(あっ、声が聞こえる。あの人は……)

魔導長「荷が重いことですなあ。まず間違いなくこちらを攻めてくるでしょうに……」

ソピア(電話で話してるみたい)

魔導長「しかしなぜ六勇がただの一人も来れないのですかな?」

魔導長「ふむ。3人が来れないのは仕方ないでしょう。大統領選に専念して欲しく思います」

魔導長「海軍大将、衛生兵長、空軍大将は? ……ほう、ほう、なるほど」

ソピア(六勇はこの町に来てない? ラッキーだね)

魔導長「老兵2人、全力を尽くすとお伝えください。では、はい、では……」

ソピア(魔導長さんとさっきの教官長の2人がここのリーダーなんだ……)

魔導長「待たせてすまないね、ソフィアさん。電話中じゃった」

ソピア「っ!?」

魔導長「なぜ隠れておるんじゃ……?」

ソピア「その、子供は帰れって言われそうなので……」バサッ

魔導長「ソフィアちゃん、少し見ない間に……小さくなったのう」

ソピア「いろいろありました」

魔導長「若返りの術があるのならばぜひワシにも教えてくれないかな?」

ソピア「あ、これ呪いなんです」

魔導長「ワシも退職したら、見かけだけでも若さを取り戻したいものじゃな」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 23:23:10.05 ID:WOzTy+bNO
見た目の変化も意味なくなっちゃったな
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 23:25:30.11 ID:s093Qd+U0
まぁ、どうせ後々ばれるんだし多少はね?
192 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/21(月) 23:50:18.87 ID:d5aXjMsVo
ソピア(ああ……風魔術で気配探知できるんだ)

ソピア(風魔術は月魔術以上に情報戦向きの魔法なんだね)

ソピア(私の容姿が後で全軍に伝えられることになりそうだけど、着替えれば何とかごまかせるかな……)

魔導長「何かワシに用があったのかい?」

ソピア「え、えーっと」

魔導長「しかし、無理せんでもいいんじゃよ」

魔導長「ワシに予知は使えないが、一つ分かる。王子達は必ず今日ここに攻めてくるとな」

魔導長「いくら英雄と言えどもキミはまだ若い。やめておきなさい」

ソピア「は、はあ」

龍殺「え〜、私はやだ〜」

ソピア「わっ」

龍殺「神殺ちゃん小さくなった〜?」

拳魔「おや、貴女でしたか。言われなければ分かりませんでしたよ」

ソピア(英雄『龍殺』、私と同じくらいの子で同じように誤解で英雄に認定された子。麓町に住んでるんだったね)

ソピア(英雄『拳魔』、ひょろひょろした記者の男の人。外国の軍隊を一人で退けた凄い人。交渉力が高そう)

ソピア「お二人も監獄の警備を?」

龍殺「ううん〜。私は山に行くよ〜。モンスターの気が立ってるってドラゴンの幽霊が言うの〜」

拳魔「自分は取材ですね。魔導長さん、よろしくお願いします」

魔導長「うむ。だがワシの横にいても面白いことはないよ」

龍殺「神殺ちゃんも一緒に来る〜?」

ソピア「ううん。私は遠慮するよ」

龍殺「わかった〜。がんばってね〜」

拳魔「魔導長さん。監獄の地図はありませんか?」

魔導長「コピーは禁止しておるよ」

拳魔「では、新聞には載せられませんね」

ソピア「当たり前です……」

ソピア「あっ、私にも見せてください。警備場所の確認を」

拳魔「止めなくていいんでしょうか?」

魔導長「もう止めはせんよ。吸血鬼から町を救ったこの子の勇気は本物じゃ」

拳魔「実力もですね。ラヌーン国を滅ぼすほどですから安心して任せられます」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 23:56:13.03 ID:s093Qd+U0
それにしても今まで軽い変装程度だったのに、目立ちまくってもばれないとかこの国大丈夫なのか(スパイ的な意味で)
194 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 00:07:16.75 ID:NdUrv+Fvo
ソピア(駐屯地の地図もこの部屋にあった)

ソピア(監獄と駐屯地の構造を頭に叩き込む!)


〜駐屯地〜

狙撃対策だろうか、背の高い建物は見張り台のみ。

出入り口は南北西の三か所。塀と同じ高さの鉄扉を閉めることができる。


〜監獄〜

出入り口は正門だけ。

塀の上に監視用の通路が通っている。塀に魔法対策があるかどうかは地図では不明。

内側には囚人の労働用の施設や広場が存在し、かなり広い。

監獄の中心付近に一般囚人の牢があるが、貴族が囚われているのはさらにその地下牢であるようだ。

地下には迷路のような通路がある。今の短時間で道を覚えることはできない。


ソピア(うわあ何このダンジョン)
195 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 00:11:54.95 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「ありがとうございました」

魔導長「職員でもたまに迷うと聞くから、地下には入っちゃいけないよ」

拳魔「ソフィアさん、それではいずれまた」


ソピア(ちゃんとワープで脱出。門だと検査がありそうだもんね)

ソピア「時間は……後2時間くらい?」


39日目夜 現在地:鉱山の町シスヤタ
1.監獄前
2.旧ザネッティ邸
3.美食街
4.宝石店
5.シスヤタ魔法局

196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 00:12:57.54 ID:JRTlwQuMO
3
197 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 00:39:35.29 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「美食と聞いたら黙ってられないよね!」


美食街。

ソピア「美味しい匂いが、いっぱーい!」

男性「もう夜9時だぞ。なんで小学生がここに」

男性2「こりゃ悪い人に捕まる前に助けてあげなきゃな。オレ軍の人探してくる」

男性「頼んだ! おい嬢ちゃん名前は……っていねぇ!」


ソピア「駄目だ……この格好じゃ、夜出歩けない!」

アン「そんなことだろうと思ってましたぁ♪」

ソピア「アン!」

アン「アンが保護者代わりになりますよぉ」

ソピア「ありがとう!」

アン「ソフィーはどこに行こうと思ってました?」

ソピア「適当に、美味しそうなお店を探そうと」

アン「いけませんっ! そんな風に何にも考えないで美食街を歩いたら死んじゃいますよぉ!」

ソピア「し、死ぬ!?」

アン「はい! 脅しではありません!」

ソピア「ど、どんなお店があるんだろう……」

アン「2軒に1軒はアンブロシア並みのハズレですぅ!」

ソピア「アンブロシアはハズレじゃないよ!!」


1.ベーカリー『いきいきブレッド』
2.酒造『シャトー・プリチュール』
3.鮮魚店『賢者の石』
4.精肉店『生肉屋』
5.カフェ『エアー』
6.洋食店『ヒートフレイムプロージョンボンバー』
7.洋菓子店『ヘヴンズドア』
8.軽食屋台『鉱山グルメ』

↓1、2 2つずつ指定
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 00:41:18.25 ID:a/FODwFpO
17
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 00:42:55.43 ID:pfWqh/cI0
2と3
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 00:43:33.23 ID:RX4GSEHSo
68
201 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 01:43:06.08 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「パン屋さんに行こう」

アン「行きましょー!」

ソピア「……アン。どうして後ろの方にいるの?」

アン「そんなことないですよぉ」

ソピア「ま、いっか」


ベーカリー『いきいきブレッド』
「パンが美味しいあなたを待っている!」


ソピアは店に入るなり頬をかじられた。

ソピア「いたい!」

戦士「よう、嬢ちゃん、ここは初めてか?」

パン「シャアア!」

戦士「……はあっ!」パクッ

パン「グギャアアア!」

ソピア「パンがいきいきしてる!」

職人「ここは……パンとの戦いを通じて己を鍛える店」

職人「我が丹精込めて育てたパン、簡単に喰えると思うべからず」

ソピア「きゃっ! いたた……本気を出せばこんなパンなんて……!」

ソピア「でも今は本気を出してる場合じゃない……」

ソピア「ああ、最高の香りが私を引き留める……! でも、これは私を釣ろうとするパンが仕掛けた釣り餌なんだ!」ガチャ

ソピア「……ぜーぜー」

アン「どうでしたぁ?」

ソピア「ハズレだったよ!」

アン「ここは安全な方ですよぉ」

ソピア「…………え?」
202 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 01:44:07.09 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「遠くからでも分かる甘い香り……」

アン「この店はお菓子ですよぉ?」

ソピア「いいもん。見るだけだから」


洋菓子店『ヘヴンズドア』
「甘党以外お断り」


師匠「チッ、これしき耐えれずにどうする……!」

師匠「まだか……頭の中がおかしくなりそうだ……!」

店員「お待たせしましたー!」

師匠「釣りはいらん。退散だ!」シュバッ

ソピア「今のって……」

店員「こちらでお召し上がりですかー?」

ソピア「い、いえ。どんなメニューがあるのかを見学に……」

ソピア(す、すごい匂い……砂糖に全身を包まれてるみたい)

店員「初めてのお客様ですね。ではまずこちらのビスケットをご試食ください」

ソピア「は、はい。……アッマーーッ!! でもハーブの風味が素晴らしいィ! アンブラーの私も舌を巻くゥ!」

店員「お売りしても良さそうですね」

ソピア「…………どういうことですか?」

店員「試食の段階で吐きだしてしまう方が製品を食べてしまうと、最悪ショックで死に至る恐れがありますので……」

ソピア「」


ソピア「甘いアンブロシアだった」

アン「このお店、一度死亡事故が起きたんですよぉ」

ソピア「そういう意味で『天国への扉』なんだ……」
203 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 01:44:37.33 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「あっ、酒屋だけどチーズやピクルスも売ってるんだ」

アン「こ、ここは……ダメですぅ!」

アン「あぁ……入ってしまいましたぁ」


酒造『シャトー・プリチュール』
「レディース&レディース! 私の発酵食品をご賞味あれ」


代理「いらっしゃいませ」

ソピア「ここもすごい臭い……。アンブロシアの別バージョンがいっぱい……」

代理「当店は発酵食品のお店です。店主の意向で女性には一品無料サービス&全品50%オフです」

ソピア「なんてあからさまな男女差別!」

代理「未成年にはお酒は売れません。これは私の意向です」

ソピア「パープルチーズ……泡立つヨーグルト……」

ソピア「マンドラゴラのピクルス……蛇酒『山脈大蛇の欠片』……」

ソピア「貴腐ワイン〜永遠の若さが欲しい貴女へ ……これぶっかけたら武器に使えるかな」

代理「あ、装備品ならそちらのコーナーです」

ソピア「武器売ってるんですか!?」

ソピア「アルコール放射器……泥酔爆弾……」

ソピア「細菌噴射装置……カビキラー(相手をカビさせて殺すスプレー)……」

ソピア「硫黄細菌の杖……脳拡張キノコ……」

代理「何か欲しい物はございましたか?」

ソピア「いりません」ニッコリ

代理「またお越しくださいませ」バラバラ

ソピア「店員さんが粉末状になって消えた……!?」


ソピア「もしかしなくても貴腐の店だよね」

アン「よくご無事でしたねぇ……」
204 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 01:48:14.08 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「お魚のお店。料理も出してるんだって」

アン「ここで夕ご飯を食べましょうか」

ソピア「賛成!」


鮮魚店『賢者の石』
「作りたてほやほやの新鮮な魚介類」


ソピア「ヒラメのムニエルすっごく美味しかった!」

アン「新鮮な魚を使っている証拠ですぅ」

ソピア「でもどうして活きのいい海のお魚がこの町で出せるんだろう」

アン「余計な詮索はダメですよぉ」

ソピア「気になるから迷彩マントで……」


厨房。

ソピア(ここに魚の秘密が……!)

錬金術師「ふんふんふーん♪」

・材料
腐った肉×3
軽石×1
水魔術紙×1
賢者の石×1

錬金成功! → ヒラメ×1


ソピア「オエーッ!!」


アン「ここは鮮魚を錬成するお店なんですよぉ」

ソピア「知ってたなら先に言ってよ!」

アン「教えたら食欲が無くなっちゃいますよぉ……」

ソピア「なんてもの食べさせるの!」

アン「アンが払ったからいいじゃないですかぁ!」

ソピア「良くないよ! もっとまともなお店紹介してよ!」

アン「お昼のお返しですうー!」

ソピア「アンブロシアと一緒にしないで!」

アン「こっちは安全性に問題は無いですよぉ!」

ソピア「安心安全アンブロシア!」

アン「ふん!」

ソピア「むー!」
205 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 01:52:17.19 ID:NdUrv+Fvo
洋食店『ヒートフレイムプロージョンボンバー』……ただの激辛料理
軽食屋台『鉱山グルメ』……食べられる鉱石
精肉店『生肉屋』……次回少し登場します
カフェ『エアー』……店主が仙人、空気を食べる店
でした

明日の夜も少しですが進めます
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 01:53:55.94 ID:l0vMChHVO
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 02:40:22.65 ID:ss9BmDmBO

ハズレしかない
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 03:02:19.26 ID:G5tXLGzlO
乙です
フィナの師匠は何やってんだよw
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 07:35:47.99 ID:W/4bCRqgo
アンブロシアは当たりだろ! いい加減にしろ!
おつ
210 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 23:01:02.88 ID:NdUrv+Fvo
ソピア「ハーブは食べ物だけど、腐った肉は食べ物じゃないよ」

アン「まだ引きずるんですかぁ」

ソピア「だって……!」

アン「気分転換……じゃないですけど、ちょっと付き合ってくれませんか?」

ソピア「……何?」

アン「ちょっと……見ておきたい場所があるんですぅ」

ソピア「どこに行くの? あまり遠いところはやだよ」

アン「……旧ザネッティ邸に」


旧ザネッティ邸は現在
1.監獄
2.公園
3.墓地
4.自由安価

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 23:03:08.33 ID:dE0Mvlor0
3
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 23:03:26.12 ID:pfWqh/cI0
2
213 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 23:27:45.31 ID:NdUrv+Fvo
公共墓地。

アン「……教会の墓地になってたんですね」

ソピア「もしかして、ニコラさんを探しに来たの?」

アン「……はい」

アン「せめて手がかりくらいあると思ったんですけど、ごめんなさい、無駄足でしたねぇ」

ソピア「たしか……火災で一家心中したんだよね。ザネッティ家の人たちもここに眠ってるのかな」

ソピア「公爵様の家だったのにどうしてそんなことになったんだろう……」

アン「その話をするなら先にどうして栄えたのかをお話しないといけません」

ソピア「あれ、知ってたんだ?」

アン「ザネッティ家は農民たちを酷使し、他の町よりも多くの税を要求し、シスヤタの全領民から嫌われていました」

アン「気に入らないという理由で処刑したり、若い子供をさらって奴隷にしたり、それはそれは横暴な公爵家でした」

ソピア「なんてひどい、貴族の風上にもおけないよ」

アン「ウベローゼン市の貴族が例外なだけですよぉ。直接悪いことしませんから」

アン「他の町の貴族のほとんどは真っ黒ですぅ。商会と同じくらいに……」


アン「そんなシスヤタ市である日、鉱脈が見付かったんですぅ」

ソピア「石炭だね」

アン「はい。それともう一つ、世界でここでしか採れない希少鉱物です」

アン「その宝石はニコライトと名付けられました」

ソピア「ニコライトって……ニコラさんから?」

アン「そうです。どうしてニコラはこんな名前を付けちゃったんでしょうねぇ……」

ソピア「名前を残したかったのかな?」

アン「話を戻しますぅ。鉱脈が見付かると、市民は裕福になりザネッティ家への怒りも減りました」

アン「さらにザネッティ家は自費で浄水施設を作ったのですっごく喜ばれました」

ソピア「いいこともするんだね」

アン「ただ、自分たちの食生活のためですよぉ。美食街が出来たのも、ザネッティ家による投資の結果ですから」
214 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 23:41:40.03 ID:NdUrv+Fvo
アン「市民からの評判が良くなった一方で、家の内部はまとまりが無くなりました」

ソピア「もしかして……鉱石の取り合い?」

アン「はい。元々欲深い一族でしたけど、お金が入って来てさらに狂っちゃったんですねぇ」

ソピア「そして最終的に一家が崩壊して、心中を……」

アン「と、言われています。火災から逃げ延びた庭師の証言が新聞に載ってましたぁ」


ソピア「たまに墓石にへこみがあるんだけど、これ何だろう?」

アン「ニコライト鉱石が入ってたんだと思います。盗まれちゃったんですねぇ」

ソピア「これだけ人目に付かないとね……」

アン「ちなみにこれがニコライトですぅ」

ソピア「持ってたの!?」

ソピア(指輪にはめ込まれた大粒の宝石はピンク色で、その中に輪っかになった虹が入っている)

アン「昔見せたじゃないですかぁ? アンの宝物って」

ソピア「これがそうとは思わなかったの。どこで手に入れたの?」

アン「拾いましたぁ」

ソピア「拾った、って……」チラッ

アン「お墓から盗んでませんからねぇ!」

ソピア「じゃあ、誰かの家から……!」

アン「街道で拾ったんですぅー! それにこんな大粒の宝石、普通ならホワイトシーフや黒魔術師に頼んで何が何でも探すはずですぅー!」

ソピア「探してないからいいってこと……?」

アン「そういうこと! 持ち主が現れたら返しますよ!」

ソピア「実は私、小さなころ街道でお母様の指輪を落としてしまって」

アン「あげませんよぉ」
215 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 23:44:26.40 ID:NdUrv+Fvo
一方、ヒレアとマリンはハルカと行動していた。


ハルカ「矢の補充付きあってくれてありがとね」

ヒレア「魔法弓は使わないの? 矢が必要ない弓もあるって聞いたけど」

ハルカ「あたし、魔法の適性があんまり無いから……。どんな魔法でも選べるのって実はすごいことだよ」

ヒレア「そうだったの。ごめんなさい」

ハルカ「少しお食事しない?」

ヒレア「うん」

ハルカ「肉料理のお店。ここでいいかな?」

ヒレア「いいお肉使ってそうね」


フード&バー『マンイーター』
「当店では精肉店『生肉屋』から卸した肉だけを使用しております」


ハルカ「メニュー……変わった肉ばかりね」

ヒレア「スライム肉ってそれ液体じゃないの……?」

ハルカ「普通に牛肉でいいかな……。高級なのに意外と安いから」

ヒレア「私も」

常連「裏メニュー、もも」

店員「かしこまりました」

ハルカ「……裏メニュー、頼んでみる?」

ヒレア「アンブロシアよりひどい食事なんて無いわ。物は試しに」

ハルカ「あたしは遠慮しておくよ……」


ヒレア「もぐもぐ……」

ハルカ「どう?」

ヒレア「……肉が少ないわ。普通に牛肉の方が美味しい」

ハルカ「そうよね……。美味しいから高級なんだからね、牛は」




「吸血鬼のお肉ってどんな味がするのかしらぁ……♪」ペロリ
216 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/22(火) 23:45:10.22 ID:NdUrv+Fvo
シスヤタ市、裏路地。

ハルカ「ヒレアさんはもう準備はない?」

ヒレア「無いわ。先に集合場所に行きましょ」

ブチッ

ヒレア「え……?」

ハルカ「ヒレアさん、腕が……!」

背後から咀嚼音。

ヒレア「誰!?」

「ほどける食感、闇の味……煮込んでスープにしたいわぁ……♪」

そこではウェイトレスの服を着た女が、半分霧状になったヒレアの腕を片手に持って立っていた。

「はじめまして!♪ 私は生肉屋の店主です……先程はお召し上がりありがとうございました♪」

ヒレア「ハルカ、危ない!」バッ

「活きのいい吸血鬼だこと……♪」ウットリ

ハルカ「は、早い……人喰い……?」

「味見させてぇ……?♪」

ヒレア「……よく分からないけど、止めないと」

マリン(ヒレアー! こいつは共和国軍の勲章を持った強者『悪食』よー!)

ヒレア(強者……あの偽魔人と同じくらい強い相手……)

マリン(ここで倒しておけばソフィーの危険を減らせるわー)

ヒレア(わかった。平和のためにもこの食人鬼はここで倒す)

ヒレア「許さないわ。あなたは絶対に監獄送りにする。今までに何人を手にかけて来たの?」

悪食「食物連鎖ですよ……私たちは命をいただいて生きている……動物でも植物でも人でも同じこと……♪」

悪食「さっきあなたも食べてたじゃない?♪ ……あれ、人間のお肉です……♪」

ヒレア「…………こんなこと言われても吐かないなんて、私、頭の仲間で人間やめちゃったのかしら」

悪食「うふふ……♪ 吸血鬼のお肉を逃すわけにはいかなぁい……♪」スチャ

ハルカ「あれ、包丁なの? ……剣より長い」

悪食「では……すべての命と神様に感謝をこめて……」

悪食「……いただきますっ!!♪」


↓コンマ51以上で撃破、50以下で逃げられる
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 23:46:49.54 ID:7FlNiRxBo
ソピアじゃないから大丈夫
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/22(火) 23:49:14.46 ID:dE0Mvlor0
あぶねぇ
219 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/23(水) 00:12:55.83 ID:evw+23Uto
ヒレア(常人とは思えないほど速い、でも)

悪食「手ごたえが無い……?♪」

ヒレア「あなたに霧が食べれるの?」

悪食「霧肉ぅ!♪ 口に入れればなんだってお肉なのぉ……♪」

ハルカ「……はっ!」バシュ

悪食「あむ。ごっくん」

ハルカ「この速さの矢を食べるの……!?」

悪食「あなたはデザート♪ メインディッシュは吸血鬼ぃ♪」

悪食「……」スッ

ヒレア「……止まった?」

ハルカ「あれは居合! 逃げて!」

悪食「解体っ!♪」ヒュッ

ヒレア「うあっ……」

ヒレアは一瞬で関節や首を切断され、調理しやすい大きさにカットされた。

兵士100人を相手にする強者の試練……悪食と呼ばれる彼女が挑んだ際には兵士の9割が死亡したと言う。

だが、魔力を伴わない斬撃がヒレアに通用するはずもなかった。

悪食「スープを用意、沸騰を待つ間に内臓を取り除いて3枚おろし」テキパキ

見惚れるような手さばきでヒレアを調理していく悪食。

悪食「みじん切りにした矢はいれません……♪ 次、料理の邪魔したらスムージーにするから」

ハルカ(空中で……! 駄目だ、敵わない……)

悪食「腕と脚は洗ってから皮ごとフライ、頭と内臓はよく加熱してパイに挟んで……♪」

悪食「できあがりぃ♪ もぐもぐ…………」

ものの3分で料理を完成させてそれを一瞬で腹に収める。

悪食「」バタリ

倒れた悪食の口の中から黒い霧が溢れだし、ヒレアの形に戻る。

ヒレア「胃袋の中は気持ち悪かった……」

ハルカ「…………」

ヒレア「……すごいショックを受けたのね。後でソフィアの日魔術で癒してもらいましょ」
220 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/23(水) 00:38:05.06 ID:evw+23Uto
宿屋前に集合した一同は再びソピアの異空間にいた。

トール「なるほど……この町で食事をしてはいけませんね」

ハルカ「キミは大丈夫だった……?」

トール「僕は携帯食品を持ってきてたので……」

ヒレア「人間を食べて、人間に食べられたわ」

ソピア「お姉様に負けた……!」

アン「張り合うところじゃないですよぉ!」

ソピア「でも悪食って人、見た目で吸血鬼だってよくわかったね」

ヒレア「においで分かったんじゃないかしら……。料理人の上位職なんでしょう?」

ハルカ「料理界……恐ろしい世界ね」

アン「フォローしておきますけど、『バーテンダー』はカクテル作りをはじめとした美しいテクニックを持つだけで、人喰いは普通いませんし」

アン「『調合士』も料理に特殊な効果を持たせるだけで、アンブロシアのような変な効果を売りにしてるお店ばかりじゃありませんから、誤解しないでください……」


ソピア「改めて役割分担しよう」

ソピア「さっき監獄の地図を見て来たんだけど、広いから簡単には助け出せないと思う」

アン「勲章を持った人がたくさん来てますもんねぇ」

ソピア「私一人だけなら警備のふりをして奥まで行けそうだけど、戦えない貴族と王族を逃がすのは大変そう」

ソピア(イデアさんも連れていかないといけないしね……)

ハルカ「強者程度ならヒレアさんが全滅させられるんじゃないかな……」

ヒレア「ソピアちゃんが奥まで行って、私が霧で敵を全員眠らせる。……それだけでいいんじゃない?」

ソピア(ここにきてイデアさんが邪魔になったよ……)

トール「一応、ヒレアさんが対策されてた時のことも考えておきましょう」

ハルカ「その時は、あたしたちで引きつけておくしかないと思う」

ソピア(奥まで全員で突っ切って、ルーンで転移魔法陣を作って、魔人先生の城まで逃げるのも手かな)

ソピア(私たちは王子様に合流しないといけないけどね)
221 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/23(水) 00:41:08.48 ID:evw+23Uto
今日はここまで、次は木曜日です


今ある選択肢

・ソピアが単独で地下牢に行き、ヒレアたちに退路を確保してもらう
・ソピアが単独で地下牢に行き、転移魔法陣で貴族を魔人の城へ逃がす
・全員で地下牢まで突き進み、転移魔法陣で貴族を魔人の城へ逃がす

他に作戦があればお願いします(自由安価)
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 00:46:02.39 ID:MDqi4AZAo
おつおつ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 00:46:12.22 ID:DDQMpVIIO
魔導長がいる時点で魔術全般への対策は何かしら施されてそうだなぁ

ヒレアの霧だけに頼るのはやめたほうがいいか
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 02:01:18.47 ID:J7Q011toO

魔導おじいちゃんが最大の壁か
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 12:45:19.78 ID:0T+npNz4O
バレた時の錯乱用として軍が麻薬に関わってる事や、黒幕がいる可能性などをこの街にいる不特定多数の人間に伝える方法を用意しておく。
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 23:15:23.17 ID:TUtMtPtoo
前回の集会で反乱の意志5つしかなかったけど裏切りも想定した方がいいのかな
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 23:49:57.66 ID:UYdmiLe90
今まで半チートな魔法に頼ったのが枷になるのか?
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 00:10:22.02 ID:au9jU6WW0
クルトさんからもらった催涙スプレー使える?
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 13:12:19.87 ID:qDk5ljEdO
こっちがチート化すると、それが霞むレベルで敵側もインフレするからぶっちゃけ強化パートって無d…

おや、誰か来たようだ
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 18:56:20.37 ID:6xVzwvbMO
強者の称号持ちの悪食程度なら瞬殺できるだけまだましとはいえ、きついな。
この上、味方内での裏切りとかマジ勘弁。
231 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 21:25:04.26 ID:6nj1zO/+o
>>223 >>227
岩魔術師や風魔術師、数少ない月魔術師、高位の聖教徒は同じチート魔法を使えますからね
万能な呪いに対して解呪があるように対策はあります

>>228 自由安価で使えます、とはいえスプレーなので広範囲には使えません

>>229
吸血鬼・海神には逃げ回って辛勝しましたが、その吸血鬼は5スレ目で勇者にワンパンされてます
すでにソピア以外がインフレしてて強化無しだと勝つどころか逃げるのも無理なのでテコ入れしました
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 21:45:33.33 ID:HHVzI8kNO
まぁ元々はバトルものにする気自体が無かったわけだし多少は仕方ないべ
233 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 21:51:11.35 ID:6nj1zO/+o
ソピア「いざと言う時のために町の人たちを扇動する手段を用意しておきたいかも」

アン「それこそテレビ局を奪って、生中継用のディスプレイで情報を使えるとかぁ?」

トール「肝心の情報は何を伝えるんですか?」

ソピア「うーん……軍が違法ハーブの販売に関わってること?」

ヒレア「それ、証拠はあるの?」

ソピア「クルトさんたちが頼りだね……今は使えないか」

ソピア「じゃあ、革命の黒幕がいるかもしれないことは?」

ハルカ「……革命を計画して実行した人がいるのは当たり前じゃないかな」

ソピア「そうじゃなくて、国民には言えないような別の目的のために動いた黒幕だよ」

ヒレア「別の目的って何かしら?」

ソピア「軍が国を支配するためじゃない?」

トール「信憑性は高いですけど……貴族が言っても聞き入れてくれるかどうか」

アン「ウベローゼン市以外では貴族の評判はすこぶる悪いですからねぇ」

ソピア「今のところ有効な手段じゃないのかな……」

アン「でもぉ、テレビ局を奪うのには賛成ですぅ」

アン「あちらにも警備がついてるみたいですし、彼らが監獄や駐屯地に駆け付けるのを防ぐことができます」

トール「それならソピアさん以外で行くことになりますね……」


ソピア(まずは私が何をするのかを決めよう)

1.ソピアが単独で地下牢に行く
2.全員で地下牢まで突破する

↓2票先取
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 21:52:39.17 ID:08gmF9qAo
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 21:53:16.03 ID:HHVzI8kNO
1

236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 21:54:30.10 ID:uIJtDZ3cO
安価なら2だけど、まずはそれぞれがどのような場面でどういう風に活躍できそうか戦力を確認しておきたい
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 21:54:45.42 ID:muD4CT5Wo
1
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 21:57:27.79 ID:uIJtDZ3cO
全員で突入することのメリットデメリットをそれぞれ確認しておきたいという意味です
239 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 22:12:13.29 ID:6nj1zO/+o
・単独で向かう
反乱者から監獄を守る警備として振る舞い、地下牢まで安全に辿り付ける確率が高いです
ただし途中で止められる可能性もあります
脱出時には仲間に逃げ道を作ってもらいます

・複数で向かう
警備を倒して強引に地下牢まで突き進みます
警備にあたっている強者含む兵士全員を相手にしなければいけません
侵入時に障害を排除しているので脱出時は楽です

↓3で決まる
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:13:42.56 ID:yClQ9sezo
単独
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:14:57.39 ID:uIJtDZ3cO
なるほどね

安価は変わらず2で
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:15:37.01 ID:VplBNBN90
一人で行こう
243 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 22:22:50.74 ID:6nj1zO/+o
ソピア「とりあえず……私は一人で地下牢まで行くよ」

トール「い、いくら勲章を持ってるからって一人で行かせるのは心配ですよ!」

ヒレア「……目を離すとピンチだものね」

ソピア「その代わり、みんなには脱出経路を作って欲しいの」

トール「囚われてる方々も全員で出てくるんですよね……」

ソピア「転移魔法陣で私の先生の城まで逃がせるけど、私は脱出しないといけないから」

トール「なるほど……」

アン「攻略班とテレビ局襲撃はどうなさいますぅ?」

ソピア「分担してもいいけど……」


1.4人+イデアで退路を確保してもらう
2.分担する

↓2票
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:24:49.25 ID:o4jsWqgNo
1
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:26:11.89 ID:fC6cI4uoo
1
246 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 22:34:02.24 ID:6nj1zO/+o
ソピア「攻略班は王子様に任せよう」

ソピア「みんな、私の帰り道を作って。お願い」

ヒレア「わかったわ」

トール「ヒレアさんの霧が効かない相手は僕たちで何とかします」

ハルカ「任せて」

アン「合図を決めておいた方が良さそうですぅ」

ソピア「連絡用の魔法がない……」

マリン「ワタシたちの出番ねー。出てきてー」

クジラの妖精「なに?」

マリン「ワタシが地下に入ったのが分かったら、このヒレアにそれを教えてー」

クジラの妖精「おーけー」

ソピア「そんなことまでできたんだ……」

マリン「ワタシも全部把握できてないわー」
247 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 22:50:35.75 ID:6nj1zO/+o
人気のない墓場(旧ザネッティ邸)。

ミハイ「揃ったようだね」

逃亡貴族全員が無事に集合していた。

ソピア「あれ? お姉様たちは?」

アン「監獄の近くに待機してらっしゃいますぅ」

ミハイ「諸君の時計を確認させてもらいたい。…………ふむ、時間はずれていないようだね」

ミハイ「夜の2時、攻略班と救出班は同時に行動を開始してくれ」


ソピアはイデアに作戦を伝えた。

イデア「……はい。了承しました」

ソピア「ごめんなさい、イデアさんも助けに行きたいかもしれませんのに……」

イデア「いえ、ソピアさんと違い、私は救出のために有効な術を持っておりません」

イデア「お役に立てる場で貴女の助けとなるよう尽力しましょう」

イデア「どうか……私の仲間をよろしくお願いします」



※スキルセットは各キャラ最後です

〜ヒレアの追加スキルセット〜

体力130 精神130 筋力100 敏捷120 知力60 器用30 交渉力50 (目安)

現在ヒレアは
『魔剣』『飛翔』『吸血』『生命ドレイン』『生命の加護:極』『ヒール』
『ダークボール(誘導・炸裂)』『ダークミスト(侵蝕・霧化・霧刃)』『呪い(夜・復活・雨ほか)』『インフェルノ』
を持っています

ほとんど不死身な上に接近戦も撃ち合いも空中戦も得意、あらゆる呪いを使えて、特殊な相手以外は霧で一掃できて、簡単な回復までできる人外です

『キュア』…肉体系の状態異常を治す白魔術
『サニティ』…精神系の状態以上を治す白魔術
『浄化』…悪感情を消し去る光を放つ白魔術
『ギロチンボディ』…高速で突進しつつ自分の体そのものを大きな刃に変える
『ブリザード』…命を枯らす死の寒風を呼び出す
『死体使役』…復活呪いで蘇った死体に指示を出す
『幽霊対話』…幽霊と交渉することができるようになる

↓1、2 追加スキル選択
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:52:35.12 ID:VplBNBN90
キュア
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 22:56:30.21 ID:yClQ9sezo
浄化
250 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 22:59:46.53 ID:6nj1zO/+o
ヒレアは白魔術が成長しました
浄化は戦意を喪失させることができますが、相手に悪意が無い場合は効きづらい



〜トールのスキルセット〜

体力45 精神20 筋力10 敏捷15 知力80 器用55 交渉力90

現在トールくんは
『風魔法:殴』『エアバッグ』『つむじ風』『追い風魔法』『停止魔法』『気配・属性・魔力察知』『気流・気温制御』『速読』
を持っています

攻撃力は控えめですが戦闘時のサポートに長け、特に気配察知と停止魔法で先手を取って無力化することもできます

『風魔法:斬』…風の刃で切り裂く魔法
『竜巻』…強力な上昇気流を発生させる大規模魔法
『エアボム』…好きな位置に圧縮された空気を生み出し爆発させる
『魔力収集』…周辺に漂う魔力を一点に集める、通常の魔法を強化できる
『精霊操作』…魔法の根源である精霊を認識・操作し、単純な全属性の魔術を再現できるようになる
『気体制御』…空気中の各成分を単離して集められるようになる
『クロックアップ:擬似』…対象の時間認識を操り行動を素早くさせる

↓1、2 持たせるスキル選択
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:05:30.99 ID:VplBNBN90
時間かかってるから連取いいかな?

クロックアップ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:06:48.11 ID:uIJtDZ3cO
エアボム
253 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 23:10:15.00 ID:6nj1zO/+o
ここは連取りOKです

トールの攻撃力が上がった!
クロックアップはあくまで感覚的な時間操作なので筋力的に限界がありますし飛び道具は早くなりません、ヒレアとの相性はバッチリ



〜アンの追加スキルセット〜

体力40 精神70 筋力10 敏捷70 知力80 器用10 交渉力50

現在アンは『拳銃術T』『視界拡張』『匍匐』『隠密』『パルクール』『手当て』『道具知識』『重荷運び』『夜目』『聞き耳』『忍び足』『嗅覚』
を持っています

持っている道具次第ではかなり強いですがドジなのがネック、銃撃戦は器用にこなします

『近接格闘術T』…ガンマンのための格闘術、キックやグリップ殴りなど
『跳弾』…銃弾を反射させて対象を撃つ、上手く反射させるだけでも難しい
『壁ジャンプ』…壁を蹴って連続で跳べるようになる
『盗み』…スリスキル、相手からアイテムや装備品を奪い取る
『危険察知』…些細な危険の兆候に気づきやすくなる
『攻撃アイテムセット』…スキルではない、強力な爆弾やトラバサミの罠など
『攪乱アイテムセット』…スキルではない、閃光弾や魔封じ風船など
『回復アイテムセット』…スキルではない、医療用ポーションなど

↓1、2 追加スキル選択
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:10:58.06 ID:o4jsWqgNo
クロックUP
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:11:37.99 ID:o4jsWqgNo
すまん安価下
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:13:54.27 ID:baqYKvGMO
錯乱アイテムセット
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:15:44.32 ID:ehf8uWmnO
危機察知
258 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 23:29:28.77 ID:6nj1zO/+o
アンは割とお金持ちです
もし器用だったらアイテムの暴力で強者の勲章ぐらいは取れます



〜ハルカのスキルセット〜

体力40 精神60 筋力80 敏捷80 知力40 器用90 交渉力25

現在ハルカは
速射・強射・連射・精密射撃・拡散射撃・狙撃・遠距離回避・乗馬
を持っています

弓矢は物理攻撃力がかなり高く一撃必殺も可能、ただし弓を失うとほぼ何もできなくなる

『超速射』…弓を引く瞬間が見えない早撃ち、連続では使えない
『爆発矢』…着弾すると爆発する射撃、魔法ではない
『ホーミング射撃』…標的めがけてある程度矢の軌道が曲がる射撃、魔法ではない
『ノックバック射撃』…刺さらないが大きく跳ね飛ばす射撃
『超連射』…連続での速射、使用中は移動できない
『瞬間移動』…魔法ではなく技術での素早い移動、大振りな攻撃なら避けつつ反撃できる
『空撃ち』…弓も矢も無い状態で撃つ弓技、実物よりは弱いが思念の矢で攻撃できる、魔法ではない

↓1、2 追加スキル選択
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:32:50.80 ID:o4jsWqgNo
ノックバック
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:33:23.79 ID:VplBNBN90
ホーミング
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:41:25.05 ID:8mNy6lEMO
そういえば王子たちがメインの場面もあるの?

安価踏んでたら下で
262 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/24(木) 23:51:31.74 ID:6nj1zO/+o
盾役のイデアさんと相性が良さそうです
次でラスト



〜マリンのスキル追加〜

体力15 精神50 筋力5 敏捷90 知力20 器用10 交渉力0(精霊量で大きく変化)

現在マリンは
『風魔法:殴』『追い風魔法』『気配察知』
『暴風』…嵐を起こす、風向きや雨粒は自由に操作可能
『洪水』…塩水を操る、ただ水位を上げるだけでなく、重力に逆らって滝を作ったり生物から脱水したりと適用範囲は広い
『ブルーレーザー(マリンビーム)』…円盤から太い光線を放つ、なお光線は宇宙から見た地球の青色の光でできている
『海子契り』…相手の脳に潜り込み自分の体にする
『海流し』…生物に対して捕縛作用のある高波を起こし溺れさせる
『海神の守護(マリンバリア)』…筋力・魔法・防御を強化する青いオーラを与える
『メイルストロム』…青色の精霊を纏った大嵐を起こす、風や水の流れは自由に操作可能
ほか
を持っています

不死身のヒレアに対して火力のマリン、なお周囲が海なら持久力も化け物級です


海に関連する妖精の力でいろんなスキルを閃けます

例1:『造礁』…珊瑚礁の妖精、岩を作り出す
例2:『変形』…船の妖精、船舶の形になれる

↓1、2 自由安価
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:53:50.70 ID:8mNy6lEMO
深淵
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/24(木) 23:54:35.16 ID:muD4CT5Wo
凍結
265 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 00:00:50.65 ID:rxPmlPSWo
『凍結』…氷の海の妖精、自身の操る水を凍らせる


↓2 『深淵』ってどんな効果の魔法?
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 00:04:51.09 ID:3OHbUG/Oo
kskst
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 00:08:20.85 ID:9+h7J3C6o
目潰し+恐怖みたいな感じかな
268 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 00:18:16.50 ID:rxPmlPSWo
『深淵』…深海の妖精、暗闇で視界を奪いつつ恐怖を与える


今晩はここまで、続きは明日

次回はちょっとエルミス視点で進行します


>>261 王子率いる攻略班はさらっと流す予定です
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 00:42:00.77 ID:rfrc48bvo
乙ー
270 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 22:10:10.61 ID:rxPmlPSWo
エルミス「ソフィー、行っちゃったわね」

エルミス「人質のルーン……」

エルミス「…………」

エルミス(わたしが一度下僕を裏切ろうとしたように、下僕がわたしを裏切ったら、わたしの命は……)

エルミス「……いいえ! そんなことないわ!」ブンブン

エルミス「とにかく、わたしにできることをしましょう。まずは父上ね」
271 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 22:11:20.19 ID:rxPmlPSWo
エルミス「父上、入っていいかしら?」

元帥「ああ。ちょっと忙しくしているが気にしないでくれ」

エルミス「明日、大統領選なのにまだお仕事があるの?」

元帥「私が大統領に選ばれることはすでに確定している。今はその先の仕事に手を付けているところだ」

エルミスは机を回り込むと父の膝に座った。

エルミス「名簿?」

元帥「エイラ、一国のリーダーとして最も必要な力は何だと思う?」

エルミス「リーダーに必要なのは……下僕を上手く使う力ね!」

元帥「そう。所詮私は軍人、国政においてはほとんどの分野で門外漢だ」

元帥「多くの国民に協力して動いてもらわなければ国を運営することはできないんだよ」

エルミス「今まで王国がやってたものをそのままやるだけじゃいけないのね?」

元帥「王国では、政治のあらゆる分野で貴族が活躍していたからな……」

元帥「貴族は世間で言われているような無能ばかりじゃない。それぞれの町を治めていた公爵は産業、教育、衛生、治安維持などを一手に担っていたのだ」

元帥「大統領に就任したならば、一刻も早く彼らの代わりを務められる人材を適切に配置しなければならない」

エルミス「へえ。あ、この束は教育関係者のプロフィールね」

元帥「私が任せられると思った人材を選び出しているんだ」

エルミス「……忙しいところ悪いのだけど、父上に聞きたいことがあるの」

元帥「ああ。だが今は手短に頼むよ」


1.革命を起こして共和国を作ろうと最初に提案したのは誰なの?教えて
2.元貴族の人たちは絶対に全員殺さないといけないの?わたしはやめて欲しい
3.父上を失脚させようとする人たちがいる可能性はない?大丈夫?
4.自由安価

↓2
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 22:15:23.68 ID:3UflVZGbo
1
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 22:16:51.35 ID:rfrc48bvo
1
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 22:16:53.16 ID:Zaq6BONTo
275 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 22:59:39.49 ID:rxPmlPSWo
エルミス「ねえ、革命を起こしたリーダーは父上だけど、革命を起こそうと言い出したのは誰?」

元帥「うん? どういうことだ?」

エルミス「世間では、大統領には共和制を説いた父上がふさわしいなんて言われているじゃない」

エルミス「あれって本当なのかしらと思ったの」

元帥「ああ……。さっきも言ったように私はただの軍人だからな。確かに、私に共和制の良さを説いた者は別にいる」

エルミス「じゃあその、革命を起こして共和国を作ろうと最初に提案したのは誰なの? 教えて!」

元帥「知将殿だ」

エルミス(……まあ、そうでしょうね)

元帥「彼は軍の参謀長なのだが、政治や司法についても博識な人でな、よく話をするんだよ」

エルミス「でもその人、政治に詳しくない父上が大統領になることについて何も言わないの?」

元帥「だから彼自身も出馬している。もっとも、私が大統領になること自体を批判してはいないがな」

元帥「軍の力を強くすることができれば満足らしい」

元帥「民の安全を常に考える、私と志を同じくする者の一人だ」

エルミス「王様の処刑を決めたのもその人?」

元帥「彼は、王族と貴族は共和制の大きな障害になるため処刑せねばならないと進言してくれた」

元帥「……私も最初は反対したんだ」

エルミス「よかった。父上はみんなを助けるリーダーだものね。何か事情があったのね?」

元帥「革命の前に知人の貴族を呼んで共和制についての話をしたんだ」

元帥「しかし、駄目だった……。感情的に否定するばかりで話にならなかった」

元帥「妥協案として提示されたのも、公爵家の中から全国民が選ぶという形式だった」

元帥「結局、普段いかに人格者を装っていても、約束された裕福さを捨てる覚悟のある者はいなかったのだ」

エルミス「父上も迷ってたのね……」


門衛「元帥殿、来客です」

元帥「身分が確認できたなら通しなさい」

元帥「……エイラ、すまない。来客だ。しばらく出て行ってくれ」

エルミス「わかったわ。お話ありがとう、父上」
276 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 23:11:03.02 ID:rxPmlPSWo
エルミス(革命の発案者は知将。後でソフィーに教えてあげなくちゃ)

エルミス(他に調べておくべきことはあるかしら?)

エルミス(やるべきことはやったのだから、普段通りに過ごしてもいいかもしれないわ)


39日目日暮れ 現在地:自宅
1.フローラに会う
2.フィナに会う
3.キュベレに会う
4.軍の基地に行く(六勇がいる)
5.魔法街を散策
6.町はずれで鎌の訓練

↓2
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 23:12:21.28 ID:9+h7J3C6o
2
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 23:24:09.76 ID:tKesxKwr0
2
279 : ◆k9ih1s9J/w [saga]:2016/03/25(金) 23:36:31.75 ID:rxPmlPSWo
ある道具屋。

エルミス「フィナ! 捕まえたわ!」ガバッ

フィナ「ひっ!! ……ってエルミスかー」

エルミス「師匠かと思った? 安心なさい、あなたの主よ!」

フィナ「てかさ……また今度って3時間後の事だったの!?」

エルミス「そうよ!」

フィナ「あと、ここ! あたしの家の近所なんですけど!?」

エルミス「そうなの? なんとなくフィナがいそうな場所を探しまわっただけよ」

フィナ「この広いウベローゼン市でよく探せたね」

エルミス「運命を感じるわね!」

フィナ「全然」


1.革命の真実について何か知らない?
2.グリエール商会について知ってることを吐きなさい
3.とりあえず、手伝いなさい!
4.自由安価

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 23:37:24.68 ID:+5o6rEnJ0
3
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