垣根「何処だここ?」漣「初めまして、ご主人様!」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 12:50:58.75 ID:ML7HBfpFO
禁書スレ少ないから期待
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 13:28:05.98 ID:4xvhE2ne0
なら夕方に立てろよ
そわそわして待つことになんだろ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 13:33:40.56 ID:wloEpSYl0
未元物質がチートやね
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 15:06:20.90 ID:5bdgru3k0
名前を垣根提督にしようとしたが誤って別の名前を付けてしまい
直そうとしたが一度付けた名前は変えられないと知り、絶望した艦これ初日…

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 16:27:33.39 ID:RWT1dpFQ0
漣「特型駆逐艦の19番目、綾波型でいうと、9番艦の漣だよ」

漣「読みにくいって?貴方が字を知らないだけヨ」

垣根「……」

漣(……あれ?)

漣「どうしましたご主人様。そんな嫌な顔をして」

垣根「……おいガキ、もう一回聞くぞ」

漣「いやガキって、上官が初対面で言うセリフzy」

ドン

垣根「ここは、何処なんだオイ」

漣「……えーと、ご主人様の鎮守府ですけど?」

垣根「……はぁ!?」

垣根「おいおいふざけんなよガキ、俺が何回も死んだり生き返ったりしてるからって適当な嘘つくんじゃねぇよ。だいたい、なんで俺が鎮守府、何十年も昔の海軍母港を任されてる話になってんだよ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 16:28:02.62 ID:RWT1dpFQ0
漣「いや知らないですしおすし」

漣「それに、ご主人様こそ何を言ってるんですか?海軍学校から成績トップの秀才で提督の地位に上がったっていうのに」

垣根「はぁ!? だからなんで俺が海軍にいるんだって言ってんだ!」

漣「そんなの知らないですよ! 私だってこの鎮守府の艦娘で着任したばかりなんですから!」

垣根「は、艦娘? なんだよそりゃ。学園都市にそんな造語あったか?」

漣「艦娘を知らないんですか……それに……が、学園都市?……すみませんご主人様、一旦お互いの情報を交換して確認しませんか?」

垣根「あぁ……とりあえずはそうしようか」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 16:28:57.64 ID:RWT1dpFQ0
垣根「つまり、ここでは海を支配しようとする深海棲艦と戦うために艦娘ってガキを戦線に送る腐った世界……ってことか」

漣「ツッコミどころがありますが、ご主人様が異世界から来た人だってのは分かりました」

漣「学園都市ですかー、何だか聞いただけでも科学の粋を集めた場所ですね!」

漣「そしてご主人様はその20万人もの学生の中の第2位! これは期待できそうです」

垣根「期待すんな。とりあえず俺は元の世界に帰るぞ、そして今度こそあの第一位とボールにした半裸のクソ女をぶっ殺してやる」

漣「うわー、第2位でも性格はクズ極まりないなこの人ー」

垣根「てめぇ、あんまり調子乗んなよ。この世界で最初に会ったのがてメェだっただけで、本来ならその舐めきった態度した直後に俺の未元物質で息するだけの肉塊にしてたんだぞ」

漣「わ、わー怖いなー。ちょうのうりょくでころされちゃうー」

垣根「……そういえばお前にまだ能力を見せてなかったっけな」翼バサァ

漣「!?」

垣根「これが俺の能力『未元物質』、この世界には存在しない物質。ほら、さっきの態度を詫びるなら許し」

漣「ご主人様ってメルヘンちっくなんですね! 天使の翼とかwwwwwキマシタワーーーー!!」

垣根「……」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 16:48:39.52 ID:RWT1dpFQ0

垣根「ほら、ちゃんと謝れ」


漣「ずびばぜんずびばぜんずびばぜんずびばぜんずびばぜんンンンンンンンン!!!!!!!!!」大破


垣根「分かればいいんだよ」


漣「……あのーご主人様?」


垣根「ご主人様って呼び方止めねえと」


漣「か、垣根帝督様!」


垣根「いや、提督じゃないし」


漣「垣根様! とりあえずこの鎮守府はどうしたらいいでしょうかね!」


【鎮守府】大破


垣根「派手に暴れちまったなー」


漣「そんな感想ではなくて!!」


漣「この今にも崩れそうな建物はどうすれば良いんですか!?」


垣根「知るかよ、俺はこんなところに留まるつもりは毛頭ねぇから」


漣「そんな!そしたら私1人が責任を負っちゃうじゃないですか!」


垣根「お前がいるのって海軍だからキツイかもな、まぁこんなガキ1人の失態に重責置くような上官どもじゃねーだろ」


漣「……『艦娘が鎮守府に対して破壊活動及び支援をした場合、即解体及び除隊』」


垣根「……あ?」


漣「軍規ですよ……」


漣「……あー私せっかく艦娘になって着任したっていうのに、すぐに解雇されちゃうんだなー」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 17:34:52.11 ID:4/tjFU5JO
20万ってどっからきた
学園都市の総人口は230万で学生はその8割だから180万だろ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 17:34:59.03 ID:RWT1dpFQ0
垣根「生き方は人それぞれだろ」


漣「世の中の荒波にいたいけな少女が1人残されちゃうんだなー」


垣根「……」


漣「そしてこの幼い歳ですぐに娼館に送られ……」


垣根「あー!わーったよ!」


垣根「おらぁ!」バサァ


【鎮守府】全快


漣「スゲーですね司令官……」


漣「破壊した建物をあっという間に直すなんて……」


垣根「ハッ! こんなの未元物質に任せりゃ朝飯前だぜ」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 17:37:16.62 ID:RWT1dpFQ0
>>10
すみません間違えました!
修正で180万人でお願いします
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 17:40:27.66 ID:RWT1dpFQ0


垣根「とりあえず、元の世界に戻る算段も方法も分からねぇから当分の間はここ、孤島にある鎮守府を務めることにしたが……」


漣「お茶いれてきました」


垣根「この場にはお前しかいないんだな、あと…」


妖精s「「「「?」」」」


垣根「……なぁ、この小さい二頭身の奴らはなんだ?」


漣「あれ?ごsy「垣根さんでいい」……垣根さんは妖精を知らないんですか?」


垣根「妖精? まーたワケわかんねぇモンが出たな」


垣根「オカルトの類は胡散くせーけど……何回も復活してる俺が言うのもなんだしこの際どうでも良いか」


垣根「で、こいつらはなんでこの場にいるんだ?」


漣「ふっふっふ、垣根さんは気づきませんか?」


垣根「……あ"?」バサァ


漣「言いますから翼をしまってください。まったく……」


漣「私の身体を見てください」


垣根「? セーラー服来たガキってところか」


漣「さっきまで服がボロボロでしたでしょ?」


垣根「そういや……いつ着替えたんだお前? さっきお茶淹れてきた時か?」


漣「ふっふっふ〜、知りたいですか?」


垣根「興味ない、ほらさっさと部屋から出ていけ邪魔だ。こっちは今からここの書類全てに目を通してるんだ」


漣(この人、けっこう言動が雑だけど……必要な書類と要らない書類を分けてる……、案外仕事ができる人なのかな……)


漣「……それも大切ですけど、その前にこの鎮守府内の施設を見て回って確認したりしませんか?その妖精のことや、私の服についても教えますので」


垣根「……まぁ、わけ分かんねぇ世界でもあるし、施設を見て周るのもいいかもな」


垣根「よし、案内しろ」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 18:17:20.41 ID:RWT1dpFQ0
垣根「……なんだこの倉庫は?」


漣「倉庫じゃなくて工廠です!」


垣根「あぁ、確か艦船とかの修理や改修とかするところだったか……」


垣根(……にしても、学園都市とはえらく技術レベルが低いな。あっちじゃ地下で船を作って地上に運んでバラして外に運んで合体させるからな)


垣根「で、この工廠のそばで作業してるあの二等身共はどう関係してんだ?」


漣「入ってみれば分かりますよ……」


垣根「いま言えよ、もったいつけんなうぜぇ」


漣「面白くないなー、入った瞬間『おお!! すごいところだな……おい、あの機材は何だ!?』とか言われたかったのにー」


垣根「そう言うの要らないから、ほら早く言え。俺はさっさと施設の確認したらすぐ書類確認して経費をどう節約するか計算するからよ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 18:18:10.42 ID:RWT1dpFQ0
漣「……さっきの服なんですが、私たちの服や艤装が壊れた時、あそこにいる妖精さんたちが直ぐに服や艤装を直してくれます」


漣「平たく言えば……私達の武器や標準装備を開発する場所という認識で良いですよ」


垣根「そんじゃ武器庫って覚えりゃ良いか……」


垣根「……気になったんだが、この妖精どもの給料って出んのか? そうなると、ここの経営やる事なす事全てに支障が出るんだが……」


漣「妖精さんはお金じゃなくて小さいおにぎりなどをあげれば喜びますよ」


垣根「現物収入ってブラック企業かよ……まぁ、飯だったらどうにかなるか……あと作るのはお前だからな」


漣「えぇー!! ごsy「垣根さんだっつってんだろ」……垣根さんがここの司令官なんですから自分から作るべきだと思いまーす!」


垣根「うるせぇ! 俺がちっこいおにぎり作る姿なんか想像出来るか!? それだったらガキのお前が作ったほうがまだマシだろ」


漣「あーもー、なんでこの鎮守府内には明石さんや間宮さんがいないんですかー!」


垣根「誰だよ……」


漣「本来どの鎮守府にもいるはずの人達ですよ……あーもー、分かりましたよ! 私が作りますよ! その代わり垣根さんは食べないで下さいね!」


垣根「誰が食うか!!」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 19:35:56.14 ID:2ksbIL1q0
期待期待期待待機待機待機
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 20:03:19.07 ID:Yx+0UbgIo
わっふるわっふる
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 20:14:57.40 ID:RWT1dpFQ0

漣「ところで垣根さん、この鎮守府に新しい仲間とか欲しくないですか?」


垣根「あーその事か、分かってるよ」


漣(おぉ!……さっきの書類から建造のやり方を知ったようですね!)


垣根「この世界の人材派遣のブローカーに紹介してもらう金と、契約するための3倍ほどの金をここの経費からどれくらい落とせるか考えてる最中だ、最低でもスナイパーと近接戦闘が得意な傭兵が欲しい」


漣(……(^ ω ^))


垣根「深海棲艦ってのがどんなのかも分からないし……もう少し狙撃が得意なやつを雇うか?」


漣「……あの垣根さん、それはなんの話でしょうか?」


垣根「何って……」


垣根「手下の増やし方に決まってるだろ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 21:43:42.70 ID:RWT1dpFQ0
漣「ちっがいますよーーー!!!」


垣根「はぁ?」


垣根「そんじゃブローカー使わずに海軍に頼んでタダで兵送ってもらえるのか?」


漣「それは……!うーん、ちょっと合ってるけども……」


漣「とにかく全然違います!!」


垣根「じゃあどうやんだよ、……まさか、艦娘ってだけあってあそこで作られるわけないよな」


漣「そうです! それです! 偶然ですけど当たってますよ!」


垣根「マジかよ……この世界も俺の能力同様、意味がわかんねぇな……」


垣根「……まぁ良いか、さっさと手下増やしたいし」


垣根「んでどうやって手下を作るんだ?」


漣「その前に、私たち艦娘の事を手下と言ったりするの止めてもらえませんか? その、なんか嫌な感じなので……」


垣根「そんじゃ名前呼べば良いのか?ったく面倒クセェ……」


垣根「えーと、さざなみだったか? どうやって艦むすを作ればいいんだ」


漣(改めて名前呼ばれると恥ずかしいな……)


漣(この司令官、顔だけイケメンだし……)ぽー


垣根「おい聞いてんのかさざなみ」


漣「…………へ!?」


漣「わ、分かりました!! ではまずは工廠に入りましょうか」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 21:45:33.84 ID:RWT1dpFQ0

漣「工廠内部はこのようになってます」


垣根「はー、殺風景な場所だな」


垣根「……妖精どももあちこちでなんか作ってたりしてんな」


漣「建造には妖精さんの協力が必要なんですよ」


漣「それじゃ、あちらの機械をご覧ください!」


垣根「……」


垣根(なんだこの焼却ポッドみてぇの……ここから艦娘とやらが出んのか?)


漣「ここに操作パネルがあるので、艦娘を作る材料の燃料、弾、鋼鉄、ボーキサイトの量を設定できます」


垣根「あぁ、確か書類の中で毎週届く物資一覧で量とか見たな」


垣根「敵を攻めたりすると消費する必需品だって事らしいな」


漣「はい! これら資源は艦娘にも鎮守府にとっても貴重な資源ですから、考えて使ってくださいね!」


垣根「お前俺を馬鹿にしてんのか?」翼バサァ


漣「してませんからその翼をしまってください」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 21:46:24.10 ID:RWT1dpFQ0
漣「……とにかく、この機械で艦娘を建造することができるんです」


垣根「分かったよ、ならちょっとどいてろ……」


垣根「えーと……今の資源が1000だから……この後何が起こるか俺にもわかんねぇからあんまり使いたくねぇし……」


垣根「とりあえず初期値30で建造するぞ」ポチ


ウィィィン……

【00:20】


漣「おーやっぱり最初は定番ですね」


垣根「何が出るのかわかんのか?」


漣「いーえー、でも私と同じ駆逐艦が出ますよ!」


垣根「おいふざけんな、こんなガキ何人もいらねぇよ! ?」


漣「ガキって言われるとすっごくムカつくんですけど!?」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 21:49:30.37 ID:RWT1dpFQ0

【00:02】


垣根「なるほどな、建造に使う資材の量で強い艦娘ってのが出るんだな」


漣「そーですね!ちなみに今の資源の量だと私と同じ駆逐艦が出てきますよ」


漣「稀に軽巡も出るので悪しからず」


垣根「……くそ、本当に面倒だなこの世界」


垣根「……いや、元の世界の方がここ以上に面倒くさかったかもな……」


漣「何か言いましたか垣根さん?」


垣根「なんでもねーよ」


垣根「もうそろそろか?」


【00:00:15】

垣根「さて、どんなガキが出てくるんだか……タイプの子だったら良いけどよぉ」


漣「垣根さんって理想の女性像とかあるんですか?」


垣根「あるけどお前には絶対言わねーよ」


【00:00:00】

プシュゥゥゥー……

ガチャ


?「……」


どの駆逐艦が出るかで安価
>>25
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:02:57.88 ID:akCdDUuo0
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:04:26.35 ID:tq95SCdBo
スレタイに安価って入ってない云々
安価が遠い云々と叩かれるぞ
なので安価はこれっきり推奨
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:09:16.26 ID:akCdDUuo0
村雨
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:11:48.39 ID:RWT1dpFQ0
>>24
すいません、まだ始めたばかりで……
安価宣言は絶対なんですね今後は気をつけていきます
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:29:11.02 ID:tq95SCdBo
>>26
モチベ下げるようなこと言ってすまない
スレタイに過剰反応して騒ぎながら叩いてくるのがたまにいるから言わせてもらった
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:41:28.17 ID:RWT1dpFQ0
>>27
ありがとうございます
参考にさせていただきます


村雨「は〜い! 白露型3番艦、村雨だよー!」


垣根「……」

垣根(ガキが来るのは知ってたけどよ……よりにもよって面倒くせぇのが来ちまったな……)


漣「あ、私は秘書官の漣です……」


村雨「おうおうー! よろしくね漣ちゃん!」


村雨「そ・れ・でー……あなたがここの司令官さんかしら!」

ギュ

漣(抱きついた!?なんて大胆な!)


村雨「しーれーいーかーんー!!」ギュゥゥ


村雨「今後ともこの村雨の活躍を期待していてね!」ギュー


垣根「……」


漣(や、ヤバイ!! 司令官の顔が見た事ないくらい嫌そうな顔してる!!)


漣(私よりよっぽどウザいんだろうなコレ……)


垣根「…俺はこの鎮守府に仕方なく着任した垣根帝督だ」


村雨「ていうか、司令官ってば髪染めてんじゃん!悪だね〜」


垣根「……今後ともよろしく頼むな村雨ェ」


村雨「それにしても眉間のシワがひっどいぞ! もっとスマイルスマイル!」


垣根「……」ブチ



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 22:44:48.89 ID:RWT1dpFQ0
垣根「さざなみー、ちょっとごめんな」


漣「ちょっ!!」



垣根「もうむりだ! がまんできねぇわ」

ガシ

村雨「……あれ?」

村雨「ど、どうして肩を掴むの……い、痛いよぉ〜……」


垣根「いや何心配すんな、こいつは通過儀礼ってやつだ」


村雨「つ、通過儀礼?」


垣根「艦娘って結構頑丈なんだってな。だったら耐えられんだろ」


垣根「この俺の、未元物質に」


村雨「だ、だーくまたー? あはは、はは……それって何かな司令官ー?」


垣根「何も聞くな答えないから。ただ俺が言いたい事は一つだけさ」


漣「今のうちに逃げます!妖精さんも早く!」


妖精「「「「「!!!!」」」」」」


垣根「……なめてんじゃねぇぞクソガキが!!!」翼バサァ

村雨「キャァァァァつ、つば……!?鳥ぃぃぃぃぃ!!??!」


ズガァァァァン


【このあと無茶苦茶 未元物質した】
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 23:38:50.88 ID:5bdgru3k0
曙、霞だったらこの程度じゃすまないだろうな

愉快なオブジェ…
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/27(水) 23:43:12.89 ID:Tsa29dx7O
23 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/04/27(水) 22:02:57.88 ID:akCdDUuo0


25 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/04/27(水) 22:09:16.26 ID:akCdDUuo0
村雨


よく見たら範囲内連投じゃねえか氏ね
こんな安価無効だろ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:03:22.45 ID:Dh/CwF/W0
>>31
ID見落としてましたすみません……
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:08:00.60 ID:P5ISHRioo
連投無効っていつの間に板全体のルールになったんだ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:09:23.21 ID:PvUEF8UgO
連取、連投無効はもはや暗黙の了解だろ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:13:50.66 ID:AY8Djnjjo
再安価かいっそ>>1の好きな駆逐艦で書いてどうぞ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:26:04.80 ID:Dh/CwF/W0
安価は先ほどご指摘を受けましたので、自分の好きな駆逐艦の子を書かせていただきます。

村雨の方は、書いてておもしろかったのでこのお話はifという事にさせていただきます。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:46:53.32 ID:SolrYnyqo
別に>>1が書いてて面白かったんなら村雨のままでもええんやで
連投はルール違反というよりマナー違反、>>1が明言してなけりゃ連投安価で(最初は)そのまま進むスレだってある
まあ2回目以降の連投は再安価とかにして欲しいが、>>1の立てたスレなんだ、>>1の好きなようにやるのが一番いい
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:56:06.91 ID:XGpFfUPgO
IDや末尾変えてまで自分の安価を押し通そうとしなくていいよ
はっきり言って見苦しいぞ諦めろ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 00:59:34.38 ID:SolrYnyqo
そう言われると思ってたが、別に俺は ID:akCdDUuo0じゃないぞ。証明手段はないが
これ以上は荒れるだろうから後は黙る。>>1は楽しんでSS書いてくれ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 01:05:04.94 ID:xOye1SDwo
俺はルール違反だと思うがそこらへんは個人個人の主観だからな
まあ迷った時は厳しい方を選んだ方が後々まで引きずらなくて良い
一つグレーゾーンを容認すると次から次へとこれはセーフだったんだからこれもセーフにしろとかいう厚かましい馬鹿が出てきて収拾がつかなくなる
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 01:31:33.48 ID:rq8k01eOO
連投禁止はマナーじゃなくて安価スレをやる上での最低限のルールなんだよなあ…
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 08:00:58.47 ID:HtVHTR3To
とりあえず、面白いからマイペースでいいので更新してほしい
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 08:38:42.69 ID:DWLbdQxWO
再安価はなしで、村雨ちゃんの話も無しで今日の昼ごろまでに自分の好きな駆逐艦の子の話を書きます。

少々お待ちください
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/28(木) 11:31:00.85 ID:DWLbdQxWO
時雨ちゃん好きなので時雨でいきます

時雨「僕は白露型2番艦の時雨だよ」


垣根(お、普通そうなやつだな……)


漣(良かった、この人なら司令官の機嫌を損ねることはしなさそう……)

垣根「よう、俺はこの鎮守府に仕方なくいる垣根提督だ」


漣「私は秘書官の漣です!よろしくお願いします時雨さん!」


時雨「うん、提督も秘書官の漣さんもこれからの僕のことよろしくお願いします」


時雨「ところで提督」


垣根「おう、なんでも聞け」


垣根(真面目そうだな……こいつは結構従順に働きそうだな)

時雨「ではなんでも聞くけど」


時雨「どうして提督は髪を染めてるんだい?」


垣根「はぁ?いやこれは俺の趣味だし……」


時雨「それに、僕が思うに提督には海軍上官としての気質が感じられないんだけど……」


垣根「……おぉ、そうだな」


時雨「その仕草、手をポケットに入れてズボンもサイズが合ってない。少しチャラついてるし……カッコつけてる?」


垣根「…………そだな」


漣(あ、これはまずい……)
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/28(木) 11:48:40.07 ID:DWLbdQxWO


時雨「あとこれは僕の推察だけど、提督の性格の悪さが顔から滲み出てるように感じる」


垣根「…………うん」


漣「し、時雨さんもうその辺で……」


時雨「そんな顔じゃ好印象を持てないから、もう少しフレンドリーな笑顔が出来るように練習する事をお勧めするよ」


垣根「……」ブチ


垣根「さざなみー、こいつすなおすぎるわ!」


垣根「がまんできねぇわ!!!」



漣「もう無理だ!戦術的撤退!!」

妖精「「「!!!!」」」」


垣根「しぐれー、おまえのすなおさや、けなげさにはおれもあたまがさがるなー」ガシ


時雨「て、提督?」


時雨「ご、ごめんよ……僕ってつい本音とかが出ちゃうんだ! 上官に対して少し失礼な物言いをしちゃった」


時雨「もし傷付けたなら謝るよ…!!!」


時雨「…い、痛い……肩が……!?」


垣根「なるほど、とりあえずはお前は嘘がつけない奴だということはわかった」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/28(木) 11:49:24.20 ID:DWLbdQxWO

垣根「分かったから……なんだという話だが」


時雨「ご、ごめんなさい!もうあんなに言わないから!!」


垣根「何も言うなもう聞かない」

垣根「艦娘って結構頑丈だから大丈夫だろ……」


垣根「俺の未元物質に十分耐えられるだろ?」


時雨「だ、暗黒物質?………… えな、何する気なの!?」


垣根「……誰がカッコつけだとこのクソガキが!!!」翼バサァッ


時雨「え……て、天使!?」


垣根「天使じゃねぇよ!!?」


ズガァァァァン……


【この後滅茶苦茶 未元物質した】
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/28(木) 11:52:49.49 ID:DWLbdQxWO
時雨「ごべんなざい……でいどくごべんなざい!!!」大破


垣根「分かればいいんだ、今後はあんまり正直に話すなよ」

垣根「俺の心もだが、この工廠内が未元物質で壊れちまうからな」


漣(さり気なく傷付いてる……よっぽどショックだったんだなぁ……)




垣根「そういや、こいつボロボロだけど手当とかってどこでやるんだ? 軍医とか……いないんだったな」


漣「ボロボロにした本人が言うとサイコっぽく感じますけど、艦娘は傷ついたら入渠させるんです」


垣根「…その単語だとでっかいドックとかを連想しちまうが、どうせこんな工廠みたいにこじんまりとしてんだろ」


漣「入渠って言いますけど、実際はお風呂です」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/28(木) 11:54:00.79 ID:DWLbdQxWO

垣根「ほらな、そう思ってたよったく……」


垣根「んじゃそこまで案内しろ漣、俺はこいつ抱えるからよ」

ヒョイ


時雨「ひっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」


垣根「暴れんじゃねぇって」


垣根「大人しくしないともう一回やるぞ」翼バサァ


時雨「い、いやです……大人しくしますから……つ、翼を戻してください……」


垣根「あーいや、これは今使うから引っ込めねぇよ」


垣根「漣、入渠出来る施設ってどこにあんだ?」


漣「えーと、この工廠の横の施設ですね、ほらあの煙突があるところです」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/28(木) 11:54:56.89 ID:DWLbdQxWO

垣根「わかった、んじゃ行くか」

ヒョイ

漣「え!? ななにを!!」


漣(腰に手を回されて抱えられた……ちょ、手がす、少し胸に当たってる気が……)


垣根「歩くよりは能力使ったほうが早く着くからな」

バサァ


垣根「ほらよ」


時雨「す、すごい!!」


漣「きゃーー!私飛んでる!?」


時雨「提督のその翼すごいね! 一体それはなんなの?」


漣「未元物質って恐ろしい超能力らしいですよ……でも、私初めて空を飛んだので最高です!」


時雨「ぼ、僕もだよ!海が遠く、青と白の空が近く感じる! 艦娘の僕にとってこんなの初めてだよ!」


垣根「少し飛んでるだけってのにあんまり騒ぐんじゃねぇよ!」


垣根「落とすぞ」


漣「きゃー!垣根さんこわーい!」


時雨「ほ、本当に落とさないでくれよ提督!!」


垣根「……」


垣根(……なんだこの気持ちは)


垣根(今一瞬だけ、ほんの一瞬だけだったが……あのカブトムシが反乱を起こした時と同じ………)


垣根「……気のせいか、俺には似合わねぇし」


漣「何か言いましたか垣根さんー?」


垣根「なにも言ってねぇよ、ほら着地すっぞ」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 11:58:12.56 ID:DWLbdQxWO
今日の夕方か夜に更新します
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 12:04:27.82 ID:q/uGi7rhO
とりあえずトリップつけちゃどうだい
52 :未元物質で飯がうまい! [sage]:2016/04/28(木) 16:37:01.90 ID:d7TbdElcO
>>51
分かりました、今からトリップつけて更新します
名前は「未元物質で飯がうまい!」でいきます
53 :未元物質で飯がうまい! [sage]:2016/04/28(木) 16:37:42.32 ID:d7TbdElcO
漣「あー楽しかった!」


垣根「ふん、あんなの能力を使ったとは言わねえくらい簡単なことなんだぜ」

漣「なんも言えねぇ〜!」


垣根「……んで、ここが……入渠ドックで良いんだよな……」


垣根(なんで暖簾が掛けられてるんだ、しかも『入渠』の二文字って……銭湯かなんかか)


垣根「とりあえず中に入ってみるか」


時雨「……え、提督本気で言ってるの?」


漣「げ、ゲスや……」


垣根「……あーはいはい、ようは服を脱いで風呂に入る感じってことかよ」


垣根「誰が好き好んでガキの裸見るかよ……」


垣根「つーか艦娘が裸見られて恥ずかしいのか?」


漣「そりゃ恥ずかしいですよ! 時雨さんも同様だと」


時雨「うん、でも……さっきの失態が許されるなら見ても良い……なんてね」


垣根「……思い出すとまた暴れそうだからさっさと入ってこいよ」イラ


時雨「ご、ごめんなさい! 修復に1時間くらいかかると思うからから出たら執務室で待ってるよ!」

ガララ

バタン

垣根「……ッチ、なんか調子狂うな」


漣「でも垣根さんの命令はなんでも聞くと思いますよ」


漣「さっき躾されましたからね……」フフ


漣「……アレは躾っていうか……矯正?」
54 : ◆KAe7o5mt2E [sage]:2016/04/28(木) 16:50:10.55 ID:U4p/XArXO
酉は#の後ろに文字打たないと
後文字列はもうばれたから他のに変えたほうがいい
55 : ◆S/b6.cbTDGhp [sage]:2016/04/28(木) 16:53:24.77 ID:d7TbdElcO
>>54
さっきやり方調べてきたんですがこれで良いですか?
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 16:58:18.12 ID:itVMDrfFO
問題なきことよ
#の後ろの文字列を知らないと同じトリップは出せぬのです
57 : ◆iPIF0O2lVIn3 [sage]:2016/04/28(木) 17:03:45.69 ID:d7TbdElcO
>>56
勉強になりました。ご教授感謝します!
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 17:25:58.94 ID:UUH/SatY0
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2016/04/28(木) 17:27:01.31 ID:JAinn8rfo
乙です!
艦これ知らなくても面白いなぁ
60 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/28(木) 18:59:34.75 ID:Dh/CwF/W0

漣「さて、これでこの鎮守府には艦娘が2人に増えましたね!」


垣根「……なぁ」


漣「なんですか垣根さん?」


垣根「あの機械で艦娘が作れるなら何体でも作って大艦隊でも作れないのか?」


漣「垣根さん……ちゃんと資料読みましたか?」


垣根「あぁ? この俺に見落としてる点があると?」


漣「……開発資材ってご存知ですか」


垣根「……そーいうことか、確か遠征と大陣営?から毎月1回送られてくるんだったな」


漣「そうです、この鎮守府にある開発資材はさっき使ったのでもう残り4個しかないんです」

垣根「そうか……」
61 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/28(木) 19:00:39.69 ID:Dh/CwF/W0


漣「だから諦めて明日には出撃を……」


垣根「なら今日中に全部使っちまうか」


漣「ちょっ!なんでそうなるんですか!? 」


垣根「漣、この鎮守府には人が少なすぎる……いや3人とUMAが数十体だけだ」


垣根「そして、俺はこの世界に来てから日も浅い、なるべく多くのやつらからこの世界の情報を仕入れたい」


垣根「だったら、頭数増やしてそいつらから人脈を広げていく……まぁ俺も海軍学校の主席扱いだし、どうにかして上の偉そうにしてるデブどもから元の世界に戻る為の情報を得る………」


漣「本当につっこみどころありますけど、その考えはわかります」


漣「でももう少し考えたりしないんですか!? ほら日本人の精神『もったいない』とか」


垣根「うるせぇ!出し惜しみしたら出し抜かれるのはこっちだ!」


垣根「とりあえず俺は工廠に戻って今から建造する! そうなりゃこの後のこともスムーズにいくだろ!」

バサァ!


漣「ちょっ!! 勝手に飛び立たないでください!」


垣根「先に工廠の方に戻ってるからあとから追ってこい!」

バッサバッサ


漣「……マジで行っちゃったよ」
62 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/28(木) 19:01:41.48 ID:Dh/CwF/W0
【5分後】

漣「さっきは空飛んでたからわかんなかったけど、歩くと結構時間かかるんですねー」


漣「…この鎮守府、移動の便悪くね?どんな考えでこんなに離して施設置いてんだし…」


漣「はーい、ようやくさっきまでいた工廠に到着…隣なのに資材置き場がデカすぎるし長い…」


漣「まぁ、垣根さんだったら同じ事思って無理やりくっつけそうだなー、『俺に常識は通用しねぇ!』…って言ってさ!」うぷぷ


キャー!!


漣「!! …今のは女の子の悲鳴!?…でもまだ5分くらいしか経ってないのに…」


漣(…まさか!!?)ダッ



【工廠】


漣「垣根さん!まだ手を出しちゃ!!」


垣根「おう漣もう着いたのか!でも…」


村雨「…がは」大破


垣根「遅かったな!」


漣「良い笑顔で言わないで下さい!?」
63 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/28(木) 19:03:28.42 ID:Dh/CwF/W0
村雨「」チーン


漣「なんで5分でこんな事になるんですか…そもそもこの子名前は?」


垣根「白露型3番艦の村雨だと、出てきて早々馴れ馴れしく抱きついてきたからムカっとしてやった」


漣「そんな事だとは薄々分かってました…それにしてもまさか工廠の隅に置いてあったあの高速建造材の存在に気づくとは…」


垣根「書類の中にその高速建造材の事は見ていたからな」


垣根「ここにあると思って協力的な妖精どもに探してもらった甲斐がある」


妖精「「「「ガタガタ」」」」


漣(あの様子じゃ脅したな…)


垣根「さてこれでこの鎮守府、もとい俺の部下は3人になった! あと3回建造できるから今すぐ作る」


漣(この人は止めても聞かなそうだから、しょうがないな〜)


漣「作るんだったら軽巡とかを狙ったほうが良いですよ」


垣根「軽巡…あぁ確かそいつと駆逐艦数隻で水雷戦隊とか組めるんだっけな」


漣「そうですよ、私たち駆逐艦をリードする存在の軽巡洋艦があれば戦力も上がるんですから!」


垣根「ならこの資材の量をどうすればいいんだ?」


垣根「量によって艦種が変えられんだろ?だったらどんな数値入力すれば出るか教えてくれ」
64 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/28(木) 19:05:22.63 ID:Dh/CwF/W0

漣「…良いですよ、でも私の背がパネルより少し小さ手しか届かないので…持ち上げてくれませんか?」


垣根「はぁ!?今目の前にいる俺に数字を言えば良いじゃねーか!」


漣「…なら教えませんよー」


垣根「…あそこで転がってるウザ雨のように、ぶちのめしたって良いんだぞ」翼バサァ


漣「そ、そんな事言われても教えてあげないです!」ガクガク


垣根「…足震えてるぞ」


垣根「…あーもー!そこまで引き下がんねーならほらよ!」


漣「あ、まだ心の準備が!!」


垣根「ほら早く入力しろよ!」


漣「わ、分かってますよ…」


漣(うわうわ!本当に私の事持ち上げてくれた!!で、でも……)

ムニ

漣(む、胸に手が当たってますよー!!って言うかこの人は気づいてるの!!?)


垣根「まだかよ…」


垣根(早く軽巡だす数値入れろよ)



漣(この人本当に興味なしだ!!?)


漣(で、でも…ちょっと嬉しいな…)ぽー

65 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 02:01:57.94 ID:hNZqDnhn0
漣「……はい、入力終わりました」ピ

ウィィィン…


垣根「おうご苦労さん」ポイ


垣根「…あ?お前顔真っ赤にしてどうしたんだよ?」


漣「ほへ!?顔赤くなってるんですか!?」

漣「うっわ!本当だ顔あっつい!!」


垣根「まぁどうでもいいけど、艦娘が風邪なんかひくんじゃねーぞ」


漣「は、はいー…」カァァ


垣根「気を受けろ…さて、時間はどれくらいかかるんだかな」


【01:14:40】


垣根「はい長い」つ高速建造材


【00:00:00】

プシュゥゥゥ…

ウィィィン…

ガシャンッ


垣根「軽巡ってのはどんな奴が出てくんのか」


垣根「…あんまりうるさくないやつがいいけどな」


漣「時雨さんだってうるさくないですよ?」


垣根「そこに転がってるのがうるさいから、プラスマイナス1にしなきゃ気が済まないんだよ俺は」


漣「ふーん」


村雨「…そ、それより入渠させて…」
66 : ◆iPIF0O2lVIn3 [sage]:2016/04/29(金) 02:03:43.24 ID:hNZqDnhn0
今日のの夕方に更新です
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 02:50:56.15 ID:GaaFal/Z0
1:15:00…あっ(察し)
姉の方は言わずもがな、妹の方も声甲高いしなぁwww でもレア軽巡引く辺り運良いな
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 07:55:06.03 ID:4hXWUGDIo
資材にダークマターまぜたら、すごいことになりそう(こなみかん
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 08:24:03.38 ID:rny/ts71O
未元料理作るのが得意な艦来そう
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 10:31:09.22 ID:i5tB7Uwu0
俺の艦隊に常識は通用しねぇ!
71 : ◆iPIF0O2lVIn3 [sage]:2016/04/29(金) 10:50:17.78 ID:01fdGDGy0
僧正「うほほーい♪」


陸奥「もう提督ったら!また大型建造しちゃって!」


僧正「いやぁ、ワシは新しい艦娘が欲しくてたまらんのじゃ! この衝動はワシの悪いクセじゃのう」


陸奥「あとで大淀さんに怒られても知らないんだから!」


僧正「ほっほ、若いおなごに怒られるのも新しいのぉ♪」


僧正(ほほほ、まさか魔神のワシが死んだ後の世界が異世界じゃったとはの……これもアレイスターが仕組んだことなのじゃろうが……)


暁「提督ー!暁ってば遠征頑張ったんだから褒めて褒めてー!」

電「い、いなずまも頑張ったのです!」


僧正「ほほ♪ そうかそうか偉いのぉ〜」


僧正(……悪くないわ〜)



垣根帝督の鎮守府よりさらに離れた地の鎮守府での一幕


fin
72 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 10:51:28.77 ID:01fdGDGy0
>>71

なんか思いついたら書いてたので上げておきます
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 11:32:21.34 ID:CssIaUyj0
おいジジイなにやってんだ
74 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 16:35:43.65 ID:bOE1pPsE0

漣「…ってよく考えたら私もうるさいのに入ってんですか!?」

垣根「当たり前だろうるせぇな…お、出てくるぞ」

漣「こんないたいけな淑女に向かってそんなこと言うとは…およよ」

垣根「無視無視」


ガチャ


阿武隈「長良型軽巡洋艦の阿武隈です……こ、こんにちは」

垣根「…軽巡が出るんだよな?」

漣「え?目の前に軽巡いるのになに言ってんですか?」


垣根「いや…」


垣根「こいつお前と同じガキじゃん」

阿武隈「え…な、なんで着任して早々にガキって言われているの私…」

漣「ちょっと垣根さん、その言い方はひどいと思いますよ」

漣「確かに私のいっこ年上に見えますけど、これでも火力や装甲もこの阿武隈さんは駆逐艦よりは上なんですから!」

阿武隈「私あなたよりは結構おねぇさんなんだけど!?」

垣根「ふざけんな、年上の女ってのは雰囲気でわかるんだよ! 」

垣根「阿武隈だったか?お前からはそんな雰囲気感じねぇ!!」

阿武隈「えぇーー!!?」

阿武隈「着任早々になかなかイケメンな提督に罵られた!? 私なんでここに来ちゃったんだよぉ〜…」

垣根「まぁお前が軽巡なのは最初から知ってるから気にすんなよ」

漣「ごめんなさい阿武隈さん、私もちょっと垣根さんのノリにのっちゃいました!」

阿武隈「今の全部小芝居なの!?」

垣根「改めて言おう……よく来たな俺の部下、4番目の艦娘」


阿武隈「……う、うん」チラ


阿武隈「とりあえず歓迎は後ででいいから、その前にあの子なんとかしないとマズイんじゃないかなぁ……」


阿武隈「死んじゃうよ?」


村雨「あ…暁の水平線に勝利を…」轟沈間近


漣「あマジだ……ってこんな呑気にしている場合じゃねぇ!!?」


漣「垣根さんあれマジで死んじゃいますよ!」


垣根「死なれると困る!」


垣根「さっきの高速建造材が無駄になっちまう!!」


漣「そこですか!?」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 17:05:13.56 ID:PaiAFpC50
艦これ知らなかった当時はスレタイの提督の意味がわからなくて、
「なんでこんなにていとくん流行ってんの?」って思ってたなぁ
76 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 21:31:34.36 ID:hNZqDnhn0
垣根(そのあと、瀕死だった村雨を入居まで運んで服を着せたまま入居風呂?とやらにぶち込んでやった)


垣根(まだ風呂に入っていた時雨から「やっぱり僕の裸を見にきたんだね…」なんて寝言を言うから未元物質ぶつけてまた1時間入ってもらうことにした)

垣根(さて、現在この世界に来てからまだ8時間ってところだが、提督業務の書類関係は明後日までの分全部を終わらせたところだ)


垣根(もちろん、未元物質をフルに使って10人ほど俺のコピーを出してやらせただけなのだが…あの艦娘共にはあまりにもショッキングな光景だろうから出入り禁止にしてから行った)


垣根(執務も終わったし、今日はもう飯を食って終わりにしようとしたんだ…)


垣根「…んで、飯がこれか」


【カップラーメン】

【大根の浅漬】


漣「あははは……」


時雨「ご、ごめんよ帝督……」


阿武隈さん「漬物程度だったら作れるんだけどね〜、お米が見あたんなくて…」


村雨「村雨ってば料理とかやったことないやー!あはははh」

ブン


ドガン!


村雨「…な、なぜ…」中破


ドサ


漣(いや、あの人が怒ってる時に笑ったらダメですよ…)


時雨(体ふやけちゃうんじゃないかな…)


阿武隈(アホなのかな…)

77 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 21:51:14.38 ID:hNZqDnhn0
垣根「お前らご飯を作れないのか?」


漣「…まぁ、もう少し材料があればよかったんですけど」


阿武隈「この鎮守府長い間人がいなかったせいなのか、非常食のカップ麺と裏にある妖精さんの畑しかなくて…」


時雨「もしかしたら僕ら餓死する可能性もあるね」


垣根「……クソ、暗部の頃にゃ食で困ることなんざ無かったぞ」


漣(暗部?)


垣根「しかし困った、どっかから食材が出てくれれば……」


時雨「なんなら僕が鎮守府の裏にある山から山菜でも採ってこようか?」


阿武隈「今は真っ暗だから危ないよ?」


時雨「でも帝督が困ってるんだ」


時雨「帝督の為だったら僕は暗い森の中でも山菜を採るよ」


漣「時雨さん…」


阿武隈「なんて良い子なんだろう……」


垣根「いや、そこまでされると重いし…胡散臭いわー」


垣根「余計なことすんな」


漣「私はそう言うと思ってましたよ」


時雨「…くぅーん」


阿武隈「よしよし…」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/29(金) 22:28:55.24 ID:CssIaUyj0
阿武隈さんワロタwwww
79 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 22:56:56.43 ID:hNZqDnhn0
垣根(…しょうがねぇ、こいつらには内緒にしとくことにして…あの手段を使うしかない)


垣根(カップ麺だなんて栄養の偏るもんなんざ食うのも嫌だが……正直アレは俺も嫌だ…)



垣根(それでもやるか……カップ麺なんて俺はいやだからな)



垣根(俺は学園都市第2位 垣根帝督だ)



垣根「俺に常識は通用しねぇ!」


漣(何言ってんだこの人…)

80 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 23:08:52.58 ID:hNZqDnhn0
【入渠ドック】


漣「あーもう何考えてんだかあの人はー」


時雨「急に僕らに風呂入ってこいと言って調理場に籠るんだからね」


阿武隈「なんなのあの提督さん」


漣「さー、私に聞かれても異世界から来た超能力者だということしか分かりませんよー」


阿武隈「そ、そうなの!?……って異世界って本当なの!?」


時雨「僕も初耳だよ」


村雨「ふっふーん! 私ってばあの翼に2回も叩きのめされたんだからねー!」


漣「それは自慢できることじゃないですねー」


時雨「死にかけてちゃ世話ないと思うよ…」


阿武隈(アホなのかしら…)
81 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 23:34:11.72 ID:hNZqDnhn0

ザバァー


漣「あーいいお湯ー」


阿武隈「なるほど、あの人の名前は垣根帝督なのね」


時雨「僕ずっと帝督って下の名前で呼んでたけど……気付いてくれたかな」


漣「いやー気付いてないどころか聞いてすらいなそうですね」


時雨「…クーン」


阿武隈(忠犬可愛い…)


漣(2回もぶっ飛ばされたから忠犬に目覚めっちゃったようですね…)


村雨(時雨ったらいつも通りね…お腹すいたなー)
82 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/29(金) 23:34:49.96 ID:hNZqDnhn0
阿武隈「でも…なんでその学園都市の第2位さんが、違う世界であるここへ来たのかな?」


漣「わっかりませんよー、着任して執務室に挨拶しに行って入ったらすでにいたんですから」


漣「その直後に死んだとか生き返ったりとか、第1位とか半裸の子供だとかわけがわからないこと言ってますし」


阿武隈「…もしかしてさ、提督ってその第1位って人や子供に殺されてここに来たってことになるの?」


時雨「だとすると霊体…いや霊魂なのかな?」


村雨「でも、あんな翼生えたり伸び縮みするようなすっごい能力を使えている時点で霊じゃないじゃん」


漣「そうですね…」


時雨「もしかしたら帝督がここに来た原因に、あの『未元物質』って能力が関係してるんじゃないかな?」


阿武隈「確かにありえそう…」


漣「…人材派遣…暗部…あの言動は一体なんだったのか」


阿武隈「漣ちゃん?」


漣「あぁ…いえ、何でもありません」


漣「もうそろそろ垣根さんが指定した時間ですしもう出ましょうか!」


阿武隈「あ、もうそんな時間なんだ!遅れたら村雨ちゃんの二の舞になっちゃう!」


村雨「阿武隈さーん!?それを言うなら時雨だって何回も入渠入りさせられてるんだけどなー!?」






時雨「僕のはワザとだけどね」ボソ





漣「え?」



時雨「さー早く出ようかみんな、帝督が待ってるからさ」


漣「……き、聞き違いだよね」
83 : ◆iPIF0O2lVIn3 [sage]:2016/04/29(金) 23:56:32.26 ID:hNZqDnhn0
今日の更新はここまでにします。

明日の更新は20時以降になります
その間、ふと考えたssも投下したりします

おやすみなさい
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 00:43:04.59 ID:tXfWgd9nO


突然の僧正本当笑う
85 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/30(土) 01:06:24.39 ID:+LXD+40I0
結標「ショ、ショタよ……あ、あなたはショタよぉ……」ハァハァ


レーベ「」ガタガタ


結標「だ、大丈夫……女同士なら問題ないから……」
ガシ

レーベ「ひぃ!!?」


結標「レーベちゃん……お姉ちゃんって呼んでちょうだい……」ハァハァ



秋雲「う、薄い本が順調に描けますわー!!」

秋雲「ウヘヘ!い、良い笑顔ですよレーベさーん」



結標提督の好みは、男装させた若葉とレーベです

fin


課題終わったので本当に寝ます
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 01:58:41.83 ID:oXw+Na8G0
帝督提督
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 02:11:27.21 ID:fFNizAQ/0
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 12:33:54.26 ID:GuH4nRWDO
>>1のおかげで余った村雨を解体しても胸が痛みませんでした。
アリガトウ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 13:55:17.48 ID:9m8+ZwaC0
唐突のあわきん
90 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/30(土) 16:15:55.47 ID:8mrAvYbR0
漣「お風呂あがりましたよ垣根さんー」


垣根「おう、そんな時間ぴったりに来ることもなかったのに、偉いなお前ら」


時雨「そうでもないよ」


漣「阿武隈さんと村雨さんはまだ髪乾かしてる最中です」


垣根「…まぁ、女にとっては髪は命だし、身だしなみには俺は寛容だ…」


阿武隈「ごめんなさい、遅れちゃいました〜!」


阿武隈「…あれ? 村雨ちゃん私より先に出たのにまだ来てないの」


垣根「…よしお前ら、これからすごいもんを見せてやる」


漣「え? いやいや、村雨さんが…」


垣根「腹減ってるんだろ?だったら後にしておけ」


垣根「村雨はちゃんと見つけたら目も当てられない姿にしてやるから」


村雨「しーれーいーかーんー!!」


漣「あちゃー…」


時雨「グッバイ村雨…」


垣根「おう村雨遅かったな!どこ行ってたんだ?」


垣根「…その持ってるカゴは何だ?」



村雨「いやー妖精さんから『これでも食べて!』って言われてトマトやキノコを貰っちゃったんだ〜」


村雨「流石に重かったから妖精さんと一緒に運んできたの!」


垣根「……そうか」


垣根「なら許す……ほらその野菜は置いてさっさと席に座れ」


村雨「はーい!」


漣(おぉ許された、確変かな?)


時雨(信じてたよ村雨」


阿武隈(アホだけど良い子ね…)


垣根(こいつらぜってぇ村雨のこと思ってないだろ…)
91 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/30(土) 22:53:55.88 ID:+LXD+40I0
垣根「それではこれより、俺がある方法で入手した食材を使っての料理をお前らに見せてやろうと思う」


漣「わーすごいなー」パチパチ


時雨「帝督が出したものなら僕は残さずに食べるよ」


村雨「ちょっと楽しみー!」


阿武隈「期待してるかも…ちょっと…」


垣根「そんな口をきけるのはあと数秒だ! 見ろこの俺が作った鮮やかな料理を!!」バッ


【食欲が湧く豪華な料理】


漣「え!!!?ちょっとこれは!!」


時雨「我が目を疑うよ……!!」


村雨「すっごーい!」


阿武隈「いや待って待って!! 提督はどこからこの食材手に入れたのよ!?」


垣根「」ギク


垣根「お、俺の能力は空を飛ぶことができる……あとは分かるな?」


漣「…まさか野生の動物を狩ったんですか?」


時雨「それはひどいんじゃないかな…」


垣根「俺とこの能力、未元物質に常識は通用しねぇ」
92 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/30(土) 23:01:37.24 ID:+LXD+40I0

垣根「腹が減れば他の命を食べる、それが人間だろ」


垣根「ここは海軍所属の鎮守府、だったらお前らも軍人らしく相手の命に対して敬意を持て」


垣根「それに明日、初めての出撃をするんだ」


垣根「だったら精がつくもの食って備えるべきだと俺は思ったまでだ」


垣根「米はないが…残さずに、食え」


漣「またまたツッコミしたい気もしますが…今回は無粋かもしれませんね」


時雨「うん、帝督の意図が分かっただけでも僕は嬉しいよ」
93 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/04/30(土) 23:02:59.20 ID:+LXD+40I0

村雨「明日は村雨の1番良いところ見せてあげるね!」パク


垣根「!!」


阿武隈「ちょっと村雨ちゃん!まだ食べちゃダメでしょー!」



阿武隈「提督に殺され……」


垣根「……いや…うん、罪悪感なんてねぇし…」ドキドキ


阿武隈「……提督?」



村雨「うん…うん…」むしゃむしゃ


垣根「ど、どうだ味は?俺も見よう見まねで作ったんだが」


村雨「うーん、何だかしょっぱいんだか甘いんだかよく分かんない味だけど……」ゴクン


村雨「美味しいよこれ!」

垣根「え、嘘だろ」

村雨「嘘って?」


垣根「いや俺も初めてだから味付け間違えたかもなーって思ってよぉ…美味いんだったらいいんだ…うん」


漣「村雨さんずるいですよ!だったら私も、いただきます!」パク


時雨「僕も、いただきます」パク



垣根「うし、これで艦娘には悪影響がないのが分かったな…」


漣「提督!これ美味しいですね!」モグモグ


時雨「味付けはよく分かんないけど、これは元気が出るね!」ほっこり


阿武隈「うーん、美味いけどぉ…なんかしっくりこないような…」ムグムグ


垣根「おう、そのままどんどん食え」


垣根(今さら未元物質で作った俺でも得体の知れないもんとは言いづらい…形を整えて色を塗っただけのもんだからな…)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 23:04:08.78 ID:JBwT5Onjo
魔改造不可避
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 23:06:37.74 ID:9m8+ZwaC0
艦娘インベーダー化不可避
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 23:08:41.45 ID:UOpop8/Xo
かわいいなぁ……
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/30(土) 23:27:58.08 ID:b7IIyrH3o
既知のものは作れないんだっけ?
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/30(土) 23:33:17.53 ID:+LXD+40I0

>>97
未元物質そのものに制限がないからできたはず、生命や生き物は作れないけど姿形の再現は出来る
新約6巻でそうだったはず





垣根(よく考えたら、俺がこんなの食う意味や作る理由なんざねぇな)





垣根(俺だけ村雨の持ってきた野菜でも調理して深夜にこっそり食うか)




垣根(こいつら良くこんな甘いんだかしょっぱいんだか分からねぇもんを美味しそうに食えるな…おー怖)





【こうして垣根帝督にとって長い1日が終わった】
99 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/05/01(日) 00:30:06.06 ID:DMi07kBQ0


アウレオルス「当然、この海域も難なく突破したな」


大淀「提督、今日は海域突破の宴会を開きますから1時間後に大広間に来てくださいね」


アウレオルス「うむ、では今行こうか」

大淀「でも今はみなさんが…」


アウレオルス「依然、私は部下の喜ぶ顔や声が聞きたいだけだ」


アウレオルス「彼女たちは私のために頑張ってくれたのだ…その為に少しでも手伝いをしたい」


大淀「提督…」グス



加賀(cv井口裕香)「提督、頑張りました」


利根(cv井口裕香)「うむ!ワシは頑張ったぞ!」


五十鈴(cv井口裕香)「私たちの力すごいでしょ!」


加賀2(cv井口裕香)「第二艦隊も頑張りました」


利根(cv井口裕香)「うむ! 第二艦隊も頑張ったぞ!」


アウレオルス「はっはっは、そうかい」


アウレオルス「感嘆、私も嬉しいぞ」
100 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/05/01(日) 00:32:33.44 ID:DMi07kBQ0


アウレオルス(インデックス、私は君がいなければ生きる意味がない)


アウレオルス(君が救われてしまったあの日、私は目の前のあの少年が許せなかった…)


アウレオルス(だが敗れた、自身の心の弱さの前に…)


アウレオルス(あの少年の右手…騒然、あの竜の顎に噛まれたせいで私の意識は無くなり…ここで目覚めた時は驚いたが)


アウレオルス(君の声に似た子達と出会えて私は今が楽しい…)


アウレオルス(静かそうな君の声、優しそうな君の声、恥ずかしがり屋な君の声……)



アウレオルス(私は記憶をなくす前の君を見ているようで今が本当に楽しい)



アウレオルス(でも、もしいつか戻れたら…ここにいる子たちの声ではない君本来の元気で無垢な声が聞きたい…)


アウレオルス(『おかえり』……と)




名取(cv井口裕香)「あのー、どうしたんですか提督?涙流してますけど…」


アウレオルス「おっと、これは嬉し涙さ…、さてこの祝賀会の準備を早く終わらせ鎮守府の艦娘たちで戦いの疲れを取ろうではないか」


名取(cv井口裕香)「そうですね!」


天龍(cv井口裕香)「ほらさっさと準備進めようぜ!」


アウレオルス「必然、今日は楽しもう」



錬金術士が艦これの世界に迷った場合


fin
101 : ◆iPIF0O2lVIn3 [saga]:2016/05/01(日) 00:37:28.50 ID:DMi07kBQ0
アウレオルス=イザードが結構好きだったので書きました
今日は少し書いて寝ます
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