貴方「安価で喰種の世界を生き延びる」【東京喰種】【喰種編】【TAKE3】

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265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 01:00:46.28 ID:/zhDZrxNO
突然のゲイの面影に草
266 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 01:08:30.75 ID:kiPRVsLS0
>>264、本人曰く「大きいから荷物や人も載せられるし、何より扱いやすいからね。
    昔は2人とも暴れてたから、大きくないと困ってたんだ。…実は、親の遺品なんだよ」とのことです。


20区 あんていく

店のドアに手を掛け、深呼吸。

どうにも、ここに入る時は緊張して仕方がない。

まあ、この次に起きうることを想像すれば当然なのかもしれないが。

ここで退いては男が廃る。

玉砕覚悟で進むのみだ。

「いらっしゃいませ…。ってなんだ、兄貴かよ」

「なんだ…っていうのは酷いなぁ」

「わりぃわりぃ。で、何しに来たんだ?」

こういうところがアサヤらしい。

…早めに白状した方が良さそうだね。

「…ちょっと二人で話がしたいんだ」

「ん…?分かった。少し待っててくれ」

そう言って、アサヤは二階へと移動した。

待っている間、店に置かれてある雑誌を読んでおく。

…温泉でのんびりするのもいいかもね。

あっ、この犬けっこう可愛いな。

飼ってみよう…いや、そうホイホイ飼っていいものじゃないか。

あれこれ考えていたら、アサヤが戻ってきた。

「スタッフルームを使えって」

「そう。今行くよ」

…ああ、胃が痛い。
267 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 01:24:00.77 ID:kiPRVsLS0
「それで、何を話しに来たんだ?」

「…今から言うことを、冗談とは思わないでほしいんだ」

「んあ?そんなの聞かねえと分かんねえよ」

「…そうだね」

「…マシロが失踪した」

「ふーん。失踪ねぇ…」

「…失踪?」

突然、こんなカミングアウトをされたらこうなるのも無理はない。

というか、これが普通な気がする。

「おいおい…。そんな冗談を言うなんてらしくない…」

「…マジのことかよ」

どうやら、こちらの表情を見て察したようだ。

「…詳しく教えろ」

「…元からそのつもりさ」

そして、アサヤに全てを打ち明けた。

なぜ失踪したのかを、今はどうなっているのかを、CCGとアオギリ両方に追われていることを、全て。

その間の、アサヤの表情は痛々しいものだった。

アサヤは、口は悪いが、他人を思いやることのできる優しい人でもある。

妹が突然、大変なことになってしまったと知ったら、それはつらいだろう。


直下コンマで、アサヤの判定を行います。1に近いほど、頼ってくれなかったことへの怒り、9に近いほど、同情となります。
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 01:29:08.68 ID:H20L6S2/0
兄貴なんだから寛容で頼むぞ
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 01:38:15.68 ID:6nEcv0mUO
なんという兄弟愛
270 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 01:53:58.80 ID:kiPRVsLS0
コンマ判定:8 アサヤは優しい、はっきりわかんだね。


「そう…か…」

手で顔を覆ったまま、下を向くアサヤ。

ふと、顔を上げて、こちらを見つめてきた。

「…どうして黙っていたんだ?」

「…迷惑を掛けたくなかったんだ」

「…アサヤだって、今は一人暮らしだから大変だと思ってね」

「そうか…」

そう言って、アサヤは微笑む。

「兄貴はよ、抱え込みすぎなんだよ」

「まぁ、原因は俺たちなんだろうけどな」

「兄貴はすげぇ。一人で何でもできちまう」

「…だからってよ、家族のピンチまで、一人で解決しようとすんなよ」

「俺だってさ、兄貴を助けてぇんだ」

「今まで、何度も助けてくれたからな」

「…今の俺じゃ、頼りにならないのは自覚してるんだ」

「だから、正直に言うと嬉しかった」

「俺に言いに来たってことは、俺を頼ったってことでもあるだろ?」

「…っ!…そう…だね…」

「…まぁ、要するにアレだ」

「困った時はお互い様ってね!」

「俺たちは家族なんだ。だから、遠慮なんかしねぇでくれよ!」

…どうやら、俺はアサヤを見くびっていたようだ。

一緒に暮らしていた頃とは違う。

アサヤはもう、立派な大人に成長している。

きっと、俺が助けようとしなくても、自分の力で進んでいくだろう。

…もう、俺がお守をする必要はない。

むしろ、見守るだけにするべきなのだ。

過剰な保護は、アサヤの未来を摘み取っていくのと同じだから。

「…ゴメンね…」

「おいおい…。気にしないでくれよ…」

「今まで、俺たちを守ってくれたのは兄貴だぜ?」

「感謝はすれど、恨みなんかしねぇよ」

「だから、いつものようにシャキッとしてくれ」

「…ああ…!」

…子供だったのは、俺の方なのかもしれないな。
271 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 02:23:10.68 ID:kiPRVsLS0
「…で、マシロはヤバい状態なんだろ?」

「うん…。正直、アサヤは黒焦げになってお陀仏しそうだよ」

「げ…。俺の赫子でもダメか?」

「うーん…。甲赫を使えば大丈夫だろうけど、それでも接近するのは厳しいかな…」

「マジかぁ…」

「このことは店長に言ってるんだよな?」

「うん」

「ちょいまち」

外に出て二分後、またアサヤは戻ってきた。

店長を連れて。

…対策を練る予定だったし、好都合かな。

「あ、言い忘れてたことがあるんだけどよ」

「マシロのことはしょうがないと思うぜ?」

「いくら兄貴でも、アレをどうにかできるとは思えねえ」

「いつ起動するか分からない爆弾みたいなもんだしな」

「…その言い方は酷いよ」

「ん、そうかな」

「イツキくん、マシロちゃんともし戦うしかない場合は、どうするのかい?」

「そうですね…」

交戦する時の一番の問題は、マシロの戦闘力が不明なところだ。

アサヤよりは、おそらく強い。

だが、俺と同レベルなのかも分からない。

それに、あの赫子は広域殲滅型の可能性が高い。

下手に集まると、一網打尽にされかねない。

芳村さんの能力も不明だ。

これは、なかなか厳しいものになるね…。

↓1〜3に作戦をお願いします。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 02:27:57.31 ID:k7gJ935j0
不意打ちの一撃で赫子を一個でも使えなくする(できれば三つ目の赫子を)
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 02:39:58.55 ID:6nEcv0mUO
囮を立てるなり遠距離攻撃なりで注意を反らし、一気に懐に飛び込む

作戦考えるのって難しいな
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 02:40:07.90 ID:1RCMyI190
イツキが囮になって注意を引きつけた隙を狙う
275 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 03:08:44.87 ID:kiPRVsLS0
何度か討論した結果、作戦は次のようになった。

まず、不意打ちを決めることで、赫子そのものを減らす。

減らす赫子は、骨状のものを優先したい。

なにせ、甲赫すらも余裕でぶち抜く威力なのだ。

連射できないとしても、脅威的な赫子であるのには変わらない。

赫子の破壊は、不意打ち以外でも積極的に狙いたいものだ。

五種類の羽赫とかバカげてる。

マトモに相手取るには厳しいのだ。

次に、俺を囮にしたり、遠距離攻撃で注意を逸らし、接近戦に持ち込む。

今回の戦いでのキーマンは、アサヤだろう。

この中で最も接近戦に強い上、羽赫への相性もいい。

芳村さんは、羽赫を使うらしいので、遠距離攻撃を担当してもらう。

俺は、囮になりながら、甲赫の爆撃と尾赫での牽制の担当だ。

…ここまで決めても、一瞬で瓦解しかねないのが恐ろしいところだが。

「…戦闘を行う時は、私に連絡を頼むよ」

「分かりました」

「了解っす」

「…それじゃ、俺は帰るよ」

「おう。今度来た時は、俺がコーヒーを淹れるからな」

「ハハハ。その時はありがたく頂戴しますね」

「…なあ兄貴」

「なんだい?」

「…絶対に、マシロを救おうな」

「ああ。絶対だ」

「じゃあな」

「またね」
276 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 03:29:36.48 ID:kiPRVsLS0
思いのほか、話し合いは長引いてしまった。

サラリーマンやOLたちが、ちらほら見受けられる。

それに紛れて、『白鳩』の姿も確認できる。

やはり、警戒は全体的に強化されているようだ。

夜間の行動にも気を付ける方がいいだろう。

マシロを助ける前に、コクリア送りにされました!

こんなことになったら笑えない。

冗談でもなく真面目に。

マシロを助けることができなくなる上に、『if』の運営もダメになりかねない。

「…こうして考えると、責任重大だな…」

学校で仕事を任されるだけだったのが懐かしい。

それに、まだ大学でも仕事が残ってる。

こんなところで、止まるわけにはいかないんだ。

↓2、3に夜の行動をお願いします。
277 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/20(月) 03:33:12.17 ID:kiPRVsLS0
本日の更新はここまでです。一ヵ月も空けてしまいすみませんでした!いちおう、数日は問題なく再開することができます。

もし安価を踏んだ場合は下にずらします。待っていてくれてありがとうございました!これからもよろしくお願いします!

次回は、24時頃に再開を予定しております。お疲れ様でした!
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 04:05:19.58 ID:4Xd0VyPlO
おつ!
マシロ戦がどうなるか予想がつかないぜ

安価なら
芳村さん以外のあんていくメンバーや『if』メンバーに、顔を出す機会が減るかもしれないが心配しないように伝えておく
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 04:18:53.98 ID:H20L6S2/0

安価なら家に帰る途中に白鳩に追われる某草野お嬢様御一行を目撃してしまう

無理なら安価下で
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/20(月) 13:15:48.09 ID:k7gJ935j0
乙、作戦考えてたらマシロチートで笑う
安価は知り合いの喰種に特殊な仕事で忙しくすることを伝える(マシロのことは秘匿)
281 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 01:02:15.75 ID:s0SFX46g0
遅れて申し訳ない!今から再開します!

ですが、昨日の今日で、財閥に突入ってできるものなんですかね…?

月山家のアレは怪しいところがあったとはいえ、ある程度時間が掛かっていましたし…。

こういう時こそ、コンマ神に聞くべきでしょうね。直下コンマが5以上で、>>279を採用します。ダメなら、>>280を採用します。
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 01:03:41.41 ID:Ix3kdZZGo
うい
283 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 01:08:02.68 ID:s0SFX46g0
今回の安価は、>>278>>280を採用させていただきます。すみません…。
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 01:17:35.71 ID:iMtqGM5aO
見てるぜ
285 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 01:40:04.15 ID:s0SFX46g0
いつものように、駐車場へと向かっていると、見知った人の声に呼び止められる。

「あれ、イツキさんじゃないですか」

「『あんていく』に行ってたんですか?」

「まあね」

カネキくんとトーカちゃんか…。

こんな時間に二人で何をしてたのだろうか。

もしや、逢引?

「…あー、勘違いしないでくださいね」

「コイツに、参考書とかを勧めてもらっただけですから」

道理で、いくつかの本を持っているわけだ。

2人にも、ある程度のことは伝えておこう。

「…そうだ。しばらくの間、顔を出さなくなると思うけど、気にしないでね」

「何かあったんですか?」

「まぁ…ちょっとした仕事があってね」

「それを片付けようとしたら、少し余裕がなくなりそうなんだ」

無駄に心配を掛けたくないから、適当な理由を付けておけば、大丈夫だろう。

「はぁ」

「…最近、『白鳩』の警備が強化されてるんだ」

「あまり夜中まで、出歩かない方がいいよ」

「そうですね。分かりました」

「忠告ありがとうございます」

「気を付けて帰ってね」

「はい。イツキさんこそお気を付けて」

これで、『あんていく』の人たちに心配は掛からないはずだ。

あとは、『if』の方か。
286 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 01:57:04.54 ID:s0SFX46g0
『if』のメンバーに伝えるために、わざわざ招集をかけるのもバカバカしい。

ヨスケさんに伝えておけば、後のことは処理してくれるだろう。

『…もしもし』

「あ、ヨスケさん。こんばんは」

『どうした?』

応対の仕方が事務的すぎるが、ヨスケさんはこういう人だから仕方ない。

「…実は、少々厄介な仕事をしないといけないんです」

『ふむ』

「…ですので、しばらく顔を出せないと思いますが、大丈夫ですので、心配しないようにお願いします」

『ああ』

『このことを全員に通達すればいいのか?』

「はい」

『了解した。失礼する』

それだけを告げ、切断された。

だが、これくらい冷静な方が、自分としてはありがたい。

もし、自分が命を落とした時。

もし、みんなが冷静さを失った時。

その時に、束ねることが出来るのは、きっとヨスケさんだけだろう。

…もしもの時は、任せましたよ。
287 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 02:19:42.93 ID:s0SFX46g0
一週間後 アマナツ家


あれから一週間が経過したが、いまだにマシロを発見出来ていない。

めぼしいところは、ほとんど確認を終えている。

だが、まだいくつかは残っている。

そのいくつかに懸けるしかない。

いちおう、今日は休日だ。

大学に向かう必要も、何か仕事をする必要もない。

…塾に向かうのは、やめたほうが良さそうだが。

というか、喰種の疑惑が掛けられているのに、うかつに彼女が行動を取れるとは思えない。

塾に向かっても大丈夫だろう。

今日は何か授業を行うわけではないが。

個人的には、『白鳩』もそうだが、アオギリの動向も気になる。

マシロという、『天使』という脅威を前に、どういった行動を取るのか。

無駄な被害を出さないように、穴熊を決め込むのか。

それとも、混乱に乗じて、一気にCCGを陥落させるのか。

いくら考えても、こればかりは分からない。

不確定要素が多すぎるのだ。

それを排除するために、調査をするのもアリかもしれない。

場合によっては、マシロへと繋がる手がかりを入手できる可能性もあるからだ。

さて、何を進めていくべきか。


朝の行動を↓1、2にお願いします。
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 02:31:10.71 ID:+BUiKNic0
CCGでの天使の認識を調査、可能なら(まぁ大丈夫だろうが)詳細な情報の奪取
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 02:38:31.85 ID:iMtqGM5aO
塾に行ってみる
290 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 02:40:57.44 ID:s0SFX46g0
短いですが、今回はこれで終了です。次回は23時に再開の予定です。お疲れ様でした!
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 03:03:09.47 ID:iMtqGM5aO
292 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/21(火) 23:30:33.92 ID:mMisAwXn0
お待たせしました。それでは再開を始めます。
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/21(火) 23:31:06.51 ID:XI91LQN/o
はい
294 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 00:01:59.30 ID:qkTato420
CCGは、マシロのことをどう認識しているのだろうか。

いや、危険な存在と思われているのは理解している。

正直、身内の自分から見ても彼女は危険だ。

それ以外に、どういう感じで認識されているのかを知りたいのだ。

例えば、『美食家』が嗜好が偏りまくった変態と思われているように。

例えば、『大喰い』が底なしの食欲を持つ、正体不明の喰種と思われているように。

そういう認識があるのか、を知りたいのだ。

多少欲張りではあるが、マシロの詳細な情報も入手しておきたい。

…これは、捜査官と接触する必要があるから、あまり気が乗らないのだが。

それでも、やってみる価値はあるだろう。

成功するかは別にして。

「…そうと決まれば、まずは『白鳩』捜しかな…」

最近は、かなり警戒レベルが上がっている。

いつまでたっても、マシロへの対処が出来てないからだろう。

捜査官を発見する程度なら、簡単にできるはずだ。

だが、一度発見されたら面倒なことになる。

瞬時に、包囲網が形成されるだろう。

『CCGの死神』がこの区にいる可能性も否定できない。

慎重に進めていこう。
295 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 00:11:30.97 ID:qkTato420
イツキの情報収集判定です。直下コンマで判定します。合計5以上で成功です。

チートスペック:+2
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 00:12:02.77 ID:H3m4mQzXo
うおお
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 00:12:55.23 ID:l27V9nW7o
頑張りすぎぃ
298 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 00:14:02.00 ID:qkTato420
ゾロ目なので、強制成功(ボーナス付き)です。入手した情報が特徴、その他を含んだ詳細なものに確定しました。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 00:40:39.47 ID:gk55NQlHO
さすがのコンマ神である
300 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 00:57:27.55 ID:qkTato420
認識自体の調査は簡単だ。

捜査官に聞き込みをすればいい。

なぜ、そんなことを知っているかを聞かれても、こう返答すれば大丈夫だ。

「偶然、他の捜査官の方が喋っていたのを聞いてしまったんです」と。

どういう組織でも、大きくなれば無能な輩は出てくるものだ。

それに、捜査官が喰種の話をするのがおかしいわけではない。

だからセーフなのだ。

それで、CCGの認識はだいたいこうだ。

いったいどこに潜んでいたのか、どこに所属しているのか、行動目的は何なのか、全てが不明な謎の喰種。

だが、その姿は美しく、そして恐ろしくもあった。

美しい…のかは分からないが、あの姿は実際怖い。

普通の天使の姿なら、怖くはないだろう。

だが、顔の部分は黒い箱。

そして、箱には小さな穴があり、そこから紅い光がこちらを覗いている。

その上、サイズは2〜3mはあり、羽は帯電している。

普通の人なら、見ただけで死を覚悟するだろう。

今回は運よく、『天使』に関する情報を入手することができた。

方法は若干手荒だったかもしれない。

路地裏で悲鳴を上げ、捜査官をおびき寄せる。

その後、後ろから不意打ちをして、気絶させる。

最後に、資料を写真で撮影して、安全なところに捜査官を運んで終了。

これくらいなら、証拠を残さないでこなせる。

資料には、赫子の特徴と、関係についての考察が記載されていた。

やはり、遠近両用の赫子であるのは間違いないようだ。

関係については、アオギリと敵対している無所属の喰種で、24区出身ではないか、と推測されている。

実際には俺の妹なのだが。

貴重な情報も入手できたことだし、早めに退散しておこう。

移動先は塾でいいか。

今日は誰かいるだろうか、と思いながら、この場を後にした。
301 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 01:05:50.11 ID:qkTato420
誰かいるかの判定です。直下コンマです。

1〜3:誰もいないんだなぁこれが
4〜6:一人だけいる
7〜9:二人もいる
0、ゾロ目:立場が危ういお嬢様が助けを求めてきました

今日はお休み:-1
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:06:49.50 ID:DsvyrMxK0
お嬢様は現状どうなんだろう?
303 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 01:07:58.32 ID:qkTato420
コンマ判定:0 だからぁ…。だからぁ…!…少々お待ちください。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:08:50.70 ID:l27V9nW7o
コンマ神張り切ってますねぇ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:09:07.46 ID:DsvyrMxK0
おっと、コンマ神は一息つく時間もくれないのか
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:14:23.47 ID:gk55NQlHO
さすがのコンマ神である(本日二回目)
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:27:39.96 ID:H3m4mQzXo
愛されてるなぁ
308 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 01:27:53.69 ID:qkTato420
教員室のドアを開けると、そこにはなぜかお嬢様がいた。

「…来てくれて助かりましたわ」

「…うん、色々聞きたいことがあるんだけど、まず一つだけいいかな?」

「どうしました?」

「…俺の机に座らないでくれるかな?」

「嫌だと言ったら?」

「…ミンチになるかもしれないよ」

「…はい」

どうしてこんなに色々なことが起きるのだろうか。

神様が遊んでいるのだったら、ちょっと痛い目に遭わせたい。

「…で、なんでここにいるの?」

「…今の立場じゃ、外出するのもマズいだろうに」

「…あなたが『長槍』というのを知って…いや、あなたが『長槍』だからこそ、お願いします」

「私を助けてください」

自業自得なのに、敵対している人に助けを求めるとは、見苦しいにも程があるのではないだろうか。

「えっと…。前に君が言ったことを憶えてるかい?」

「…はい」

「…宣戦布告しておいて、これは恥ずかしいと思うんだけどなぁ」

「…思っています!ですが、思ったうえで、庶民のあなたにこうして頭を下げているんですのよ!」

「…その庶民よりマズい立場にある人のセリフとは思えないね」

「…それで、助けるメリットはあるの?」

「資金の融通くらいはできます」

「財閥がピンチなのに…?」

「持ち出せばいいでしょう」

「他には、戦力を提供できるかと」

すでに、充分なくらいの戦力はあるのだが。

正直、助けるメリットはあまりない。

それに、彼女の行動理念は俺たちにとってはマズいものだ。

食欲旺盛。

人間だったらまだよかった。

だが、彼女は喰種。

余計な被害を出すこともありえる。

また、寝首を掻かれる可能性が無きにしも非ず、だ。

本当に助けてもいいのだろうか…?

↓1〜3に、助けるかどうかをお願いします。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:29:26.81 ID:l27V9nW7o
助ける
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:37:03.01 ID:DsvyrMxK0
条件付き助ける
面倒でも安直に襲うことは減らすよう要請
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 01:59:19.56 ID:aMzZyCYj0
>>310
312 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 02:43:54.32 ID:qkTato420
…まあ、彼女は頭が良い。

そのくせに、目立った行動をして、自分から破滅へと進んではいるが。

ともかく、今の自分が置かれている状況も、よく理解しているはずだ。

だからこそ、敵である俺のところに来たのだ。

そうでもしなければ、終わってしまうから。

だから、こちらが多少の制約、制限を付けたとしても、吞まざるをえないわけだ。

申し訳ないが、黙ってもらおう。

「…助けてもいいよ」

「…!」

「…だけど、こちらが提示する条件を呑んでもらうよ」

「…多少の要求なら受け入れます」

「そう。じゃあ面倒でも、安直に人間を襲うのは減らしてもらうよ」

「そうするしかない時は、俺が許可を出すから」

「…それだけで君は助かるんだ。断る理由はないだろう?」

「…分かりました」

よし、これで問題はないはずだ。

「…そういえば、CCGから何か要求は来たの?」

「…この紙に書いてあります」

「どれどれ…」

内容はなかなか酷いものだった。

一月以内に、社長や、重役の後釜を人間だけ″で揃えること。

それと同時に、財閥内の喰種全てを投降させること。

これらを一つでも怠った場合は、殲滅を行う。

という文書だった。

あまりに酷くて、これには苦笑いするしかなかった。

「…まあ、その、アレだ」

「…ドン☆マイ」

「…グスッ…」

自業自得だから仕方ないでしょうに。
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 02:54:30.22 ID:aMzZyCYj0
目立つと此方も二の舞三の舞だから一層気を付けなくっちゃな...
314 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 02:55:23.61 ID:qkTato420
「…助けるといっても、具体的には何をするんですか?」

「君はもう、堂々と歩くことは出来ないからね…」

「頃合いを見計らって、迎えに行くよ」

「その時は連絡するから、荷物とかを準備しておいて」

「何人かは連れてきてもいいけど、よくて三人くらいかな」

「あ、お父さんとかを連れてくるのは絶対ダメだよ」

「どう考えてもマズいことになるから」

「…はい」

「…今は家に帰りなよ。こっちも目を付けられたら困るからね」

「…はい」

なんだかんだで、けっこう堪えているみたいだ。

だが、これは彼女の失態だ。

安易に行ったことが、自分の首を絞めたのだ。

それを知ることができたのだから、次も同じ過ちをすることはないだろう。

こっちも、エリカちゃんの情報は改竄しておいた方がいいだろう。

疑惑の目を、少しでも減らさなければ。

…何と言うか、けっこう貧乏くじを引かされている気がする。

↓2、3に、昼の行動をお願いします(改竄はオートで行われるので、安価で出さなくても大丈夫です)。
315 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 02:58:07.46 ID:qkTato420
今日の更新はこれで終了です。次回も同じ頃に再開をしたいと思います。

安価を踏んだ場合は下にずらします。夜遅くまでお疲れ様でした!
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 03:19:07.36 ID:aMzZyCYj0
乙 エリカをマシロを誘き出すエサにする邪悪な考えが浮かんだけどそれは置いといて

どうするかな、マシロが襲う時間帯って割と昼夜関係無かったかね...?その気になればある程度限定しても
何処でも休めるからなあ、喰種も通り魔的に襲ってそうだし...傾向とかあんまり当てにならなさそうか...? 安価下
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 04:27:20.83 ID:DsvyrMxK0
マシロを探すのではなく誘い出す方法を考える
↑にあるクソザコお嬢様を餌に使い潰してもいいし、暴れてるチンピラ喰種を餌にしてもいいし
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 19:03:21.77 ID:1YOhU8RKO
君らエリカお嬢様をネタにする割に扱いヒドイなww

安価有効ならエリカを懐柔させる手段と有効に利用する手段を考える
財閥のお嬢様なら餌なんて勿体無い
裏の世界にコネクションとかあるならイツキ自身を売り込んでいざという時に融通とか効かせられる様にするとか
裏から操って何処ぞに圧力を掛けられる様にするとか
安心安全のアジトをゲット出来るかもしれない
319 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/22(水) 23:31:15.41 ID:ouiCXgIp0
お待たせしました。今から再開します。

裕福な喰種は、だいたい裏の世界でも活動できると思っていただいて結構です。

ですので、上手く利用すれば、オークションに参加したり、ぶっ壊したりも出来ます。

財閥の一族な時点で、没落しても顔は充分利くのです。
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 23:33:12.84 ID:DsvyrMxK0
顔が利くなら餌は勿体ないな、
なら縄括りつけて飼い慣らすか
321 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 00:31:01.43 ID:TmSElGGo0
冷静に考えれば、どこにいるか分からない人を捜すより、向こうから来てもらう方が楽である。

餌となるのは、喰種か捜査官か。

捜査官はダメだ。

孤立するどころか、増援を呼ばれてしまう。

なら、ちょうどいいのは喰種だろう。

エリカちゃんを利用するのもいいかもしれないが、こんなことに、ジョーカーを切ることもない。

もっと別の使い道があるはずだ。

…となれば、そこらにいるチンピラを焚きつけるのがいいだろうか。

そう簡単に引っ掛かるかは分からないが、それでも、俺自身が囮になるよりは成功率は高いはずだ。

エリカちゃんが、自分の欲求を優先することは、おそらく無いだろう。

彼女には、もう頼る相手はいないのだ。

ここで、懐柔するために、あれこれ手を出すのは逆効果かもしれない。

財閥の令嬢…。

これだけで、利用価値は非常に高いだろう。

たとえ没落しようと、知名度は高いのだ。

裏の世界でも活動しやすくなるはずだ。

上手くいけば、安全なアジトも入手できるかもしれない。

喰種レストランには、上流階級の人が見受けられた…らしい。

とすると、同じようなものが他にあってもおかしくないだろう。

例えば、人間的には非合法だが、喰種的には合法に、人間を入手できるオークションか。

実際に行われているのかは分からないが。

それについては、エトかイトリさんに聞けば分かるだろう。
322 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 00:35:25.99 ID:TmSElGGo0
情報を弄っている間に、時間は夕方になってしまった。

途中で次の授業で使うプリントを製作したのがマズかったか。

ともかく、ここでやることは全て終わった。

誰もいないというのは、案外怖いものだ。

どこから奇襲されるか分からない。

こんな考え方は、喰種特有のものなのか。

それとも、人間も同じように思っているのか。

ふと、疑問に思ったことがある。
323 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 00:46:15.35 ID:TmSElGGo0
あああ…。間違えて途中で書き込んでしまった…。


人間と喰種も、外見上はまったく変わらない。

せいぜい、赫眼を発現させるか、赫子を出せるか、くらいだ。

どうして、人間と喰種が存在するのだろう。

喰種にとって人間は、生きるためにはなくてはならない、必要不可欠な存在だ。

では、人間にとって喰種は?

純粋に、害獣でしかないだろう。

なら、なぜ喰種が出現したのか?

ジンコさんやマドカちゃんの例を見るに、人間と喰種は同一種だ。

捕食、被捕食の関係から、人間から喰種が枝分かれしたのは間違いないだろう。

どうして、喰種が生まれたのか?

人間に一切のメリットがない喰種が、生まれる理由が分からない。

生まれざるをえない危機が、人類に訪れたとも思えない。

いったい、何があって喰種が生まれたのだろう。

それが、俺には分からない。

人間と喰種の根本的な違いは何なのだろうか。

それも分からない。

…こんなことは、専門家にでも任せておけばいいだろう。

そろそろ、喰種も活動を始める時間か。

マシロの活動周期では、この日は活動期だ。

上手くいけば、釣ることができるかもしれない。

上手くいけば、だが。

夕方の行動を、↓1、2にお願いします。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 00:52:51.81 ID:hV+MAmd50
頭がパッパラパーそうな喰種を探して脅して地味な迷惑活動をさせる(落書きスプレーとか庭の破壊とか)
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 01:06:51.70 ID:DtjFunbe0
衝動を我慢できてなさそうだったりで人襲いそうな喰種を探して離れた場所から見張ってみる
マシロは帯電した羽赫使うだろうから多少離れてても光で解るだろうし
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 01:09:10.84 ID:eQKFX0PB0
マシロ戦になった場合に備えて捕食など自身を万全の状態にしておく(精神的にも肉体的にも)
327 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 01:23:14.48 ID:TmSElGGo0
頭がパッパラパーで不覚にも笑ってしまいました…。

↓1、2のコンマで、発見判定を行います。5以上で、目的の喰種を発見できます。

なお、マシロとの戦闘が発生する可能性があるので、芳村さんとアサヤが強制的に呼び出されます。
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 01:30:23.84 ID:hV+MAmd50
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 01:35:57.65 ID:nZShrZt60
330 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 01:55:21.62 ID:TmSElGGo0
この区は、少しばかり治安が悪くなっている。

なら、頭が弱い喰種もいくらかいるだろう。

彼らを餌に、おびき寄せてみよう。

「ダメか…」

路地裏や寂れた商店街等、人の少ないところを探したが、喰種一人見つからない。

だが、捜査官がたくさんいるせいで、捕食をほとんど行えていないであろう喰種はチラホラ見受けられた。

彼らなら、いい生餌になってくれるはずだ。

おそらく、戦闘になる。

2人を呼んでおいた方がいいだろう。

しばらく待機していたら、後ろから声を掛けられる。

「お待たせ。イツキくん」

「今日が決戦になるのか…」

「…まだ、確定ではないですけど」

「それで、どこにいるんだい?」

「…不明ですが、喰種を囮にしようと思います」

「…なるほどね。場所が分からないから、向こうから来てもらうわけだ」

「はい」

「…乗った」

「ついて来てください」
331 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 01:56:32.34 ID:TmSElGGo0
直下コンマで、マシロの判定を行います。成功したら、接触が可能です。

半暴走:+2
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 02:02:15.62 ID:t52F87AZo
どれ
333 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 02:17:11.12 ID:TmSElGGo0
そして、近くの送電線に乗って偵察をする。

「あー…。兄貴…?感電とかしないよな…?」

「…ここには電気は通ってないよ。そこのワイヤーだけだから」

「怖いわ」

「…あの喰種は…ダメだね」

「ですね…。捜査官に討伐されました」

周りを一瞥しても、光は見当たらない。

どうやら、近くにはいないようだ。

それとも、普段は赫子を使わないで潜んでいるのか…。

「これから夜になる。マシロちゃんが行動する確率は上がるはずだよ」

…そうだ。

まだ時間はある。

諦めている場合じゃない。

↓1、2に夜の行動をお願いします。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 02:30:31.35 ID:hV+MAmd50
夜だし確立上がるだろう、囮りとらい
335 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 04:08:32.66 ID:TmSElGGo0
時間もかなり遅いのでこれで終了です。安価を踏んでいる場合は下にずらします。

それと、直下コンマでマシロの判定をします。合計5以上で成功です。お疲れ様でした!

半暴走:+2
夜:+1
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 05:35:50.01 ID:t52F87AZo
どれ
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 06:41:20.59 ID:eQKFX0PB0
これ言うの久々だな…マシロのステルス性能ヤバない?
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 09:53:26.97 ID:DtjFunbe0
ステルス過ぎる...安価なら調査継続
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 16:21:47.05 ID:hV+MAmd50
バーサクでも完璧ステルスとか凄い…
340 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/23(木) 23:51:35.95 ID:TmSElGGo0
まさか文句なしの最低コンマを叩き出すとは…。恐ろしいですね…。今から再開します。直下コンマの合計が5以上で成功です。

半暴走:+2
夜:+1
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 23:55:33.96 ID:t52F87AZo
どれ
342 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/24(金) 00:09:07.18 ID:J0uHS/OX0
それから、20人くらいの喰種を餌にした。

だが、結果は芳しくなかった。

マシロが出現するよりも先に、捜査官に遭遇してしまうのだ。

もう、俺たちが暴れた方が早いんじゃないか?

そんな思いが浮かび上がった時、天使はそこに舞い降りた。

「お兄さん…ですか…?」

そうだよ、と返答をしようとしたが、それよりも先に、マシロが口を開く。

「いいえ…違いますね…」

「まったく…。他人に化ける赫子でもあるのでしょうか…」

「俺たちは本物だ!」

「違います」

「お兄さんたちが、私の邪魔をするはずがありませんから」

「…ふざけるなよ」

怒りがこみ上げてくる。

そうやって、自分を騙し続けても、意味はないのに。

今、マシロがやっていることは、自分が受けた仕打ちを、他人にやっているのと変わらないのに。

マシロは、自分を襲った喰種と同レベルに堕ちようとしている。

マリちゃんの想いを踏みにじりながら。

…いや、踏みにじる、というのは語弊があるか。

ただ、目を背けたいだけなのだろう。

大切な人を目の前で奪われた。

だから、無力な自分を恨み、力を求めたのだろう。

…大切な人を奪われたことを、免罪符にして。

マシロの心は深く傷ついている。

どれほどなのか、それは分からない。

だが、家族である俺だからこそ、何かを伝えることができるはずなんだ。

↓1〜3に、マシロに伝えたいことをお願いします。必要ない場合は、その旨を書き込んでください。
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 01:27:51.26 ID:cOCej8goo
家に帰ろう
アサヤも待ってるぞ
344 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/24(金) 01:30:58.81 ID:J0uHS/OX0
あー…。こういうのは自分で考えるものですよね…。すみません。少し待ってください…。
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 01:33:44.60 ID:uZj3UTG60
うん、ゴメン。ちょっと思い付かなかったもんだからさ...中々...ね。
346 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/24(金) 02:09:50.13 ID:J0uHS/OX0
「…マシロがやっていることは間違ってる」

「そんなはずない!」

「間違っているんだよ」

自分自身を誤魔化しているのなら、まずはそれを否定しないといけない。

マシロのやっていることは間違っている、と。

「…君なら分かるはずなんだけどね…」

「…どうして、マリちゃんは君を庇った?」

「…それは…」

「…君に復讐をさせるためでは、決してないよ」

「ただ、君に生きてほしいだけなんだ」

「そこに、復讐を望んだりといった邪な考えは一切入ってない」

「君は悔しかったんだろう?」

「友達一人守れない、友達一人救えない無力な自分が」

「だから、君は強くなるためにあらゆるものを屠り、喰らった」

「そして、マリちゃんの死を免罪符として使い、自分の行いを正当化させた」

「あ…」

「…皆は君を愚かだと罵るだろうね…」

「だけど、俺はそんなことはしない」

「むしろ、嬉しく思ったさ」

「友達を失って、悲しまない方がよっぽど愚かだ」

「君にも、他人を想う心がある」

「それを示しているわけだからね」

「…起きたことは仕方がないよ」

「大切なのは、それをどう、未来に活かしていくか、だ」

「…一人で頑張って、疲れただろう」

「だから、もう休んでいいんだ」

「自分を傷つけることは、もうしなくていいんだ」

「だから、一緒に帰ろう。マシロ」

「あ…ああ…」

直下コンマが57以上で、救出成功となります(戦闘が発生するかは次の判定で決定します)。なお、今回は失敗しても戦闘になります。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 02:14:00.97 ID:17HnLtIz0
57
348 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/24(金) 02:16:45.74 ID:J0uHS/OX0
成功しましたが、隠しパラメータが30あるため、直下コンマが3以下で戦闘になります。
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 02:19:22.67 ID:WzRmQByH0
くっ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sege]:2017/03/24(金) 02:30:53.78 ID:VjU+/itK0
セーフ
351 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/24(金) 02:44:09.83 ID:J0uHS/OX0
マシロの赫子が崩壊を始めた。

「私は…弱いです…」

「…ああ。そうかもしれないね」

「だけど、それを言うなら、俺だって弱いさ」

「家族一人止められない。そんなやつが強いわけがない」

「強いとしても、それを活かすことができなければ意味がないんだ」

「…君は、力の使い方を間違っただけなんだ」

「これからは、守るために使うんだ」

「君ならできるはずだ。大切な人を失う、その痛みを知っている君なら、ね」

箱の部分は砕け、涙を流すマシロの顔が見える。

「…こんなことやった私を…許してくれるんですか…?」

当たり前だ。

家族を見捨てるつもりなど毛頭ない。

「許すよ。これからの行動に活かすなら」

「ありがとう…ございます…」

「そして…ごめんなさい…」

「手間のかかる…いもう…とで…」

そう言った直後に赫子から転げ落ちるマシロ。

今までの疲れが出たのだろう。

地面に落ちる前に抱きかかえる。

…まったく、手のかかる妹だよ。

「…で、俺らがいた意味はあんの?」

「あった…かなぁ…?」

「何はともあれ一件落着、だよ」

「怪我人が出なかったからよかったじゃないか」

「そうですね」

餌になった喰種は…うん、仕方ないね。

コラテラル・ダメージだと思っておこう。

「まぁ、これでマシロ失踪事件も解決だな」

「後のことは兄貴に任せたよ」

「じゃあな!」

「…落ち着いたら、また店に連れてきてあげなさい」

「…今回は本当にありがとうございました」

「どういたしまして。お代は次回のコーヒー代でよろしくね」

「ハハハ…。そうですね」

「気を付けて帰るようにね」

「はい」

2人の姿が消える。

…近くには捜査官が数人か。

余裕で逃げ切れるだろう。

ここで言うことではないかもしれないが、あえて言おう。

おかえり、マシロ。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 02:45:40.55 ID:WzRmQByH0
おかえり
353 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/03/24(金) 02:46:35.31 ID:J0uHS/OX0
キリが良さそうなので、これで終了とさせていただきます。今日はやらかしてしまいましたね…。

これからは、始める前に募集する安価の説明をした方が良さそうですね…。

次回の更新は、一週間ほど空くと思います。また、始める前日にスレをageるので、よろしくお願いします。皆さん、お疲れ様でした!
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 06:55:53.69 ID:kPRRNeGA0
乙乙

主人公交代かとびくびくしてたけど戦闘なしでマシロ帰還とはさすが人間ヴェーダ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 10:44:57.36 ID:uZj3UTG60
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 13:29:45.45 ID:b8P99JbNO


マシロおかえり
これから組織戦か
357 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/04/01(土) 01:29:36.93 ID:GU3sjqwF0
お待たせしました!今日の24時頃に再開します!
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 01:40:44.23 ID:lHorq6R3o
それは明日では?(ボブは訝んだ)
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 17:52:54.77 ID:kdUiIfQyO
やったぜ
360 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/04/02(日) 00:58:20.36 ID:ZKScWDCx0
すみません遅れました!今から再開します!
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 01:01:29.85 ID:nkxvltc40
わーいやったー!
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 01:11:15.84 ID:v8kyZNqnO
どきどきだー
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 01:41:09.01 ID:EGbdvUkSO
ん?寝たのか?
364 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/04/02(日) 01:42:41.30 ID:ZKScWDCx0
>>361>>362、けもフレ見れてないんですよ…。面白そうだったんですがね…。後悔中です…。


一週間後 アマナツ家

死闘になるかと思われたマシロ救出作戦も、恐ろしく感じるほどに円滑に進んだ。

隣の部屋で安らかに眠っているマシロを見れば、結果は分かるだろう。

一番の悩みの種が無くなったから、キーボードを叩く音が軽快に感じられる。

次の問題は『if』の運営と、間近に迫った学園祭の開催だ。

学園祭…というより、催し物自体は嫌いではない。

むしろ、好きだと言ってもいい。

バカ騒ぎをする人には嫌気が差すが、楽しい雰囲気を感じることができるのはいいと思う。

それに、低コストで利益を出す、ということがしやすいのも理由かもしれない。

縁日の屋台がいい例だろう。

値段が高くても、「仕方がない」と納得できてしまうのは恐ろしいと思う。

お祭り恐るべし。

っと、こんなことを考えるのは卑しいかもしれないな。

ともかく、お祭り自体は好きな方とだけ言っておこう。

「おはようございます…」

天使さんもお目覚めのようだ。

「おはよう。よく眠れたかい?」

はい、と返事をしながら、背中に抱きついてくるマシロ。

いくら家族とはいえ、中学生にもなってこういうことをするのはどうかと思う。

もっと慎みを持ってほしい。

…だが、先週まであんなことがあったから仕方ないのかもしれない。

しばらく甘えさせてあげよう。

「…温かいですね…」

「…生きてるから当然だと思うけどね」

「何て言えばいいのでしょう…」

「優しさというか…そういうのを感じます」

「…そうかい」

こういう時は、どう答えればいいのだろう。

それが、分からない。

そういえば、来週の学園祭、俺は何か予定があっただろうか。

あるのなら、準備をしておきたいところだ。


直下コンマで判定します。

1〜3:優秀だからこそ、仕事がいっぱいなのだ。行動不能。
4〜6:いくつか仕事を任されている。少しの間、自由行動。
7〜9:できるイツキくんは全てを終わらせている。自由行動。
0、ゾロ目:むしろ休んでくださいと言われ、仕事を取られた。
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