貴方「安価で喰種の世界を生き延びる」【東京喰種】【喰種編】【TAKE3】

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465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 02:20:04.08 ID:+NgPp7ZfO
飛ばすほうに一票
466 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/06(木) 02:39:53.91 ID:NBr4YeVW0
もう夜も更けてますので、今日はこれで終了にします。スキップするかどうかは、次回更新まで意見を受け付けます。

次回の予定は来週火曜日です。次回の更新では、キャラメイクは確定で行います。お疲れ様でした!
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 09:33:18.32 ID:C3e0SUvSo
飛ばしていいかな
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 09:33:44.25 ID:C3e0SUvSo
おつおつ
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 10:10:40.54 ID:c0Vjw1v/0
飛ばしてもいいと思うんだけどマシロ復帰後に他の面々と話をロクにしてないから小話位挟んで欲しかったり

マシロとエトのエンカウント(地獄編)とか
アサヤと三人兄弟で久々に駄弁ったり
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 19:24:47.81 ID:92jIBJUHO
おつおつ
471 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/11(火) 23:59:17.52 ID:1+3Wpyg60
>>459、たしかに、あまり交流していないですね…。次回あたりにでも投下できたらしますね。

お待たせしました!今から再開します!
472 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:39:09.09 ID:VWhW1YAu0
とうとう、草野財閥の一斉摘発の日がやってきた。

あと一時間ほどで捜査官が屋敷に到着するだろう。

それまでに、エリカちゃんや物資を回収しなければならない。

今回の作戦は、俺一人で行う。

フットワークを軽くするためなのと、このことを知ってるのは組織の中で自分だけだからだ。

彼女のことが漏れたらマズいので、そのリスクを最小限に抑えるための措置だ。

「…時間だ。手短に済ますか」

赫子を出し、屋敷の壁に六つの穴を空ける。

続けて、鉄球状の赫子をぶつけ、壁を吹き飛ばす。

屋敷内部に入った後は、足元を幾つか破壊して退路の確保と妨害を行う。

「よし。これで逃げるのは簡単だ。…っと」

警備の喰種だろう。勢いよく飛ばされた赫子を回避し、破壊した穴に入り込む。

下に降りたら、喰種のいる場所を確認し、走る。

自分を追って穴を降りてきた喰種に、赫子を撃ち出す。

「ぐあっ…」

赫子は四肢と赫包は貫き、貫かれた衝撃により喰種は壁へと吹き飛ばされる。

「…あちら側も、このことを知っている人は殆どいないから襲われて当然か」

歩きだそうとした瞬間に気配を感じたので、その方向を向く。

「…あ、イツキさんでしたのね」

「…お嬢様がそんなことするのはどうかと思うよ」

すると、上に空いた穴から頭を出してこちらを覗いているお嬢様がいた。

「…準備はできてるの?」

「…お金以外は」

「…後で金庫を壊すから大丈夫だよ」

「化け物ですか…」

「というか、壊すまでもないと思うけどね」

そのための道具も、幾つか用意している。
473 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:40:39.41 ID:VWhW1YAu0
今からキャラメイクに入りますが、まずは人数を決めます。直下コンマで決定します。

1〜5:一人
6〜9:二人
0、ゾロ目:三人
00:化け物三人衆
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 00:44:26.37 ID:uelG6b2No
475 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:47:43.52 ID:VWhW1YAu0
今回味方になるのは二人です。まずは一人目から。直下に性別をお願いします。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 00:48:26.11 ID:rsyfUpGmo
477 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 00:49:25.89 ID:VWhW1YAu0
次に外見です。これも直下でお願いします。
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 01:08:40.93 ID:qe6gd9q/0
ヒップホッパー風
(デカTシャツに腰パンに平行帽)
479 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 01:13:29.84 ID:VWhW1YAu0
>>478、チャラそう(小並感)

次に性格です。これも直下でお願いします。同時に、直下コンマでNT力の判定もします。
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 01:22:30.04 ID:uelG6b2No
意外と小心者
481 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 01:27:38.87 ID:VWhW1YAu0
この人って人間よりも感覚鈍いのではないだろうか…。

次は喋り方です。これも同じく直下でお願いします。同時に戦闘力と赫包の判定も直下コンマで行います。

赫包は直下コンマの下一桁/2した数です。小数点以下切り上げとなります。
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 01:40:02.84 ID:bWBVfj/W0
O
483 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 02:01:06.85 ID:VWhW1YAu0
うーん…。Oの意味が分からないですね…。いったん保留にしましょうか。

名前を直下でお願いします。これで一人目の設定は一回終了にします。直下コンマで好感度も判定します。
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 04:04:05.08 ID:5tYNGB8/0
草野仁
485 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/12(水) 07:00:01.35 ID:8242qcdEO
すみません…。寝落ちしてました…。今回の更新はこれで終了です。本編が進んでなくて申し訳ない…。

次回の更新まで間があるので安価を投げておきます。もし合わないものがあれば、その都度下にずらします。

↓1は性別、↓2は外見、↓3が性格とコンマでNT力、↓4が喋り方とコンマで戦闘力と赫包、↓5で名前と好感度です。

あと、仁の喋り方を再度安価です。↓6でお願いします。

次回の更新は火曜の予定です。皆さん、お疲れ様でした。それと、寝落ちして申し訳ありませんでした…。
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 07:12:16.11 ID:jfvR8TFDO
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 08:59:45.73 ID:YN+zpL4B0
正統派メイドの格好
ロングスカートにスリットが入ってる
目つきは鋭くて眼鏡着用
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 09:18:15.22 ID:cm4q7OGeo
冷酷
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 09:33:03.32 ID:QCoRsU8iO
基本敬語、戦闘中は罵詈雑言を交えながら敬語
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 10:03:11.57 ID:HLGEKIkKo
冷泉 陽羽(れいぜん ようは)
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 10:08:12.24 ID:JUE0vAJtO
大言吐きで良く語尾にハッ!と笑い捨てる
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 16:52:18.19 ID:/SWwloPU0
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 18:07:30.54 ID:vBaaeKG10

















































































ああ
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 18:23:08.00 ID:bWBVfj/W0
変な書き込みをしてしまった、赫包は決まってないようなので鱗赫で。……安価取ったことになるならだけど
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/14(金) 02:11:40.07 ID:e7mwbQ+Z0
赫包の種類じゃなくて数の安価だろ
どっちにしても無効に決まってんだろ
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 21:35:02.89 ID:MXl0SglyO

二人目のジンか
497 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/17(月) 08:40:02.47 ID:JCZqqmAvO
>>494、赫胞の種類等を決める安価はまだです。前回の安価はあくまで数だけですので…。誤解を招いてしまったのなら申し訳ありません…。

>>496、たしかに2人目ですね。今回はマシロも暴走してないので、しぶとく生きてくれるでしょう。何より強いですし。イツキがプッツンしたら消し飛びますけど!

明日の更新時に、今回追加されるキャラについて軽くまとめたものを投下する予定なので、その最後の仕上げ的な感じのことを今からしようと思います。

↓1、2に仁くんさんの赫子の種類と特徴、↓3に陽羽ちゃんさんの赫子の種類と特徴をそれぞれ一まとめにお願いします。

例:甲赫 エク○カリパーみたいなのがニョキニョキ生えてる…などなど

あと、仁くんさんと陽羽ちゃんさんの年齢の設定です。大雑把でもキチッとしてても大丈夫です。↓4が仁くんさん、↓5が陽羽ちゃんさんでお願いします。

ゾロ目が出てるので、直下コンマ分陽羽ちゃんさんのNT力に加算されます。

安価だけ投げて皆さん頼りな感じになって申し訳ないですね…。もっと円滑に進められるように努力しなければ…。
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 10:12:18.32 ID:eW10Zl2K0
羽赫
設置型で、一定範囲内に入ると麻痺毒が入った太い針を飛ばす球体を出す。ちなみに同時展開は現状30個程度までできる。
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 10:53:23.07 ID:JGF0KSyYO
尾赫
トカゲの尻尾切りみたいに任意で切り離しが可能
切り離した美赫はビチビチ跳ねて暴れまくる
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 10:53:59.58 ID:Y1s0n6uT0
羽赫
氷が細長いひし形になった物が重なり合った形状
温度調整する事によって相手を即座に凍傷にする事が可能
凍気を常に放出している為、相手は体が冷えて動きが鈍くなる
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 18:06:06.12 ID:djhLTeZrO
お嬢様より一個下
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 18:10:21.15 ID:djhLTeZrO
19歳
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 19:15:49.29 ID:TWNDNRlZO
いくら秘匿せにゃいかんと言っても、たった一人でおぜうさまとお付きの二人を迎えにいくイツキマジイケメン
504 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:15:58.34 ID:5zeqW6Th0
お待たせしました。今から小話と新キャラまとめを投下して再開です。
505 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:19:02.56 ID:5zeqW6Th0
小話 運命の邂逅〜ヤンデレとヤンデレ〜


今日は休日。

つまり、マシロと強制お出かけの日だ。

向かう場所はラウワン内のゲーセンで、目的はマキブオンだ。

嫌って言ったら泣いちゃうから断れないよね。

肝心のマシロは超ご機嫌だ。

ポニテが上下にブンブン揺れている。

「今日は何連勝できますかね〜」

「…そんなの誰にも分からないよ。ガン逃げされたら勝つことも厳しいし」

「まぁ、お兄さんと一緒だから絶対負けませんけどね」

残念ながら、俺はそこまで強くありません。

最善と思う行動を取っているだけなので。

「うわー…。多いですね…」

「当然だよ」

休日なだけあってゲーセンエリアは大繁盛だ。

やはりと言うべきか、この場所には殆ど女性がいないので、マシロに注目が集まっている。

見た目は中学生だから珍しい、というのもあるだろうが。

待ち時間の間、家で静かに積まれていた本を読み進めていく。

「お兄さんは何を使いますかー?」

「…Zで。あと抱き着くのはやめてね」

「嫌ですー…はふぅ…」

他の客の視線が凄い。

10回くらい死んでもおかしくないくらいの殺気を感じる。

横を通るたびに舌打ちするのもやめてください。

「…今舌打ちした人たち憶えていてくださいね…」

「マシロ、ステイ」

早く順番は回ってこないだろうか。

このままでは、遊ぶ前にマシロがパーティーしてしまう。
506 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:20:22.01 ID:5zeqW6Th0
暴走しかけるマシロを抑えていると、やっと順番が回ってきた。

俺はZ、マシロはクアンタフルセイバーで、基本的には俺が支援、マシロが荒らしを担当している。

異常なまでにマシロの反応は早く、俺は中距離で弾を撒いていたら勝手に終わる。

「ふふっ、まずは軽く7連勝です」

次の戦闘で強制的に終了になるので、荷物をまとめる。

次の対戦相手は片方がCPUだった。

「アルケーとデルタプラスか…。とはいえ、デルタプラスはCPUだから相手はアルケーだけだね」

「私がやりますね」

「ん」

案の定、瞬殺だった。

勝負が決まった瞬間、聞いたことのある声が聞こえる。

「あーっ!一発も当たらないとかマジっすか…」

「…エト?」

「…おおぅ!?イツキくんじゃないか」

「…ずいぶん可愛らしい彼女さんですな」

「…妹ですよ」

「…カブってる」

何がだろう。

「立ち位置がカブっています!」

「同感だねぇ」

「何となくですけど、このままじゃ、お兄さんの隣の位置が女狐に奪われそうな気がします!」

「それを言うなら私のパートナーがガキンチョに占領されそうなんじゃが」

「私のお兄さんですー!」

「いいやッ!私のパートナーだねッ!」

…話についていけない。
507 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:22:14.56 ID:5zeqW6Th0
「…あなたも匂い的に喰種っぽいですし、ここで勝負しますか」

「乗った。生き残った方が伴侶っていうことで」

「それでいいです」

俺の意志は無関係なのか。

「危ねぇぇぇぇ!」

マシロが答えた瞬間、エトの頭を羽が横切る。

間一髪で、エトがしゃがんで避けた形だ。

近くの観客は…。

真っ黒焦げだ。

「躊躇なしとかマジですか…。っていうかその赫子ヤバいでしょ」

エトも対抗して赫子を出すが、マシロの方が圧倒的に危険な感じがする。

「いやー。目と目が合う瞬間殺すと決めましたから」

「はっはっは。私を殺すとか大きくd…ってうおぉぉぉお!?」

「…チッ」

「あんなのマトモに食らったら死ぬわ!かすっただけで腕両方とも飛んだじゃないか!」

マシロの赫子から放たれた電撃は、エトを覆う怪物のような赫子を根こそぎ吹き飛ばす。

すでにラウワンは崩壊している。

「…どないしましょ。私が勝てる気しないんだけど」

目を少し離していたら、エトの周りをマシロのビット赫子が囲んでいた。

それに対して、エトの赫子は肩のブレード一本のみだ。

…無理やりにでも止めるしかないな。

「それじゃ…。さよならでs」

「あふんっ」

少し強めに赫子を二人の首に当てる。

意識を飛ばすくらいで済んだはずだ。

瓦礫の上で、近づいてくるサイレンの音を聞きながら、一人呟く。

「ヤンデレって怖いなぁ…」

この怒りの矛先が自分に向かないよう、頑張ろう。

でないと、俺が死ぬ気がする。


〜Fin〜
508 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:25:07.14 ID:5zeqW6Th0
超短編ですみません…。相変わらずの駄文ではありますが、少しでもご期待に応えられたのなら幸いです。

次はまとめ投下です。
509 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:35:05.61 ID:5zeqW6Th0
草野 仁 種族:喰種 赫子:羽赫&尾赫 14区在住 備考:赫者(不完全)

ステータス 戦闘力(84) NT力(04) 好感度 イツキ(08)


あの高飛車お嬢様エリカの弟で、どういうわけか道を踏み外している。本来は後継者だったのだが、絶賛グレ中。

実は小心者だが、それがバレたら情けないと思っているので、よく大言を吐いてハッ!と笑い捨てている。

このSS二人目の仁で、初代と違って戦闘力は圧倒的に高い。が、感覚はアホみたいに鈍い。後ろにコッソリ移動しても気付かない。

姉とは違い、人間でも喰種でも美味しくいただくタイプ。小心者らしく、ピンチと思ったらスタコラ逃げる。

姉には全く頭は上がらなく、姉の言うことなら渋々従う。戦闘スタイルは羽赫と尾赫で離れた所からネチネチと戦う。

羽赫は自前で、ナッツクラッカーさんの赫子のような設置トラップ型。一定範囲内に入ったものに大きな麻痺針を一本発射する。

毒はタンパク質がRC細胞の影響を受けて変質したもの。30個も設置できるが、イツキくんには全く効果はない(速攻で特性を分析されるので)。

尾赫は『共喰い』の影響でなんか増えたもの。トカゲの尻尾と同じ特性を持つ。切り離すとピチピチ跳ねる。活きがいい。

小心者故か、イツキくんから何か感じ取ったらしく、めちゃくちゃビビってる上に怪しく思っている。


Q:どうしてそんな恰好なんですか?

A:「カッコよかったから(真顔)。なぜかこの服装にしてから敬遠されてるけどな。解せぬ」

Q:ぶっちゃけダサいですよ。

A:「これの良さが分からないとか時代遅れだな。ハッ!」

Q:最後のって和田ア〇子さんの真似ですか?

A:「ぶっ殺す」
510 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:36:56.05 ID:5zeqW6Th0
冷泉 陽羽 種族:喰種 赫子:羽赫 14区在住 

ステータス 戦闘力(32) NT力(54) 好感度 イツキ(57)


なんと冷泉天皇の子孫!…なんてことはなく、ただの同姓なだけの無関係な人。(松前さんポジでは)ないです。

草野財閥に所属するまでは、一人でコソコソと喰種社会で生きてきた。なので、性格は結構冷酷だし、言葉遣いは荒い。

かなり厳しく指導されたらしく、基本誰とでも敬語で話す。戦闘時は本性が出て罵言雑言が飛び出るが、敬語は崩れない。

自分が弱いことを自覚しており、基本手を出すことはない。昔も、他の喰種の食べ残しに与っていた。

服装は正統派メイドで、動きやすいようにロングスカートにスリット加工がされている。

目つきは鋭く、眼鏡を着用している。他の従業員にとっては、その視線が堪らないらしいが真相は藪の中。

赫子は羽赫で、東方のチルノの羽っぽい感じの外見をしている。

温度調整をすれば、傷口を凍結させて凍傷を与えられる。常に冷気を放出しているので寒い。体が冷えて相手の動きも鈍る。

原理としては、タタラっちのファイヤーと同じもので、性質が逆転している。

RC細胞が多い(圧縮されている)ほど温度は下がるが、逆に言えば、捕食していなければ充分な冷気を放てない(威力が下がる)。

イツキくんのことは警戒していない。


Q:草野財閥で働いている理由は?

A:「求人広告を見て何となく受けました。そうしたら、喰種だとバレたので受かりました(ダブルピース)」

Q:草野財閥のことはどう思いますか?

A:「コソコソ周りを窺う必要もない、気楽に過ごせるいい所ですね。就職できて良かったです」

Q:イツキさんのことはどう思いますか?

A:「能力を分けてほしいです。チートスペックすぎて笑えません。なろうの主人公と言われても納得できます」
511 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 01:42:13.02 ID:5zeqW6Th0
それでは、本編を再開していきます。
512 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 02:06:17.53 ID:5zeqW6Th0
「…それで、今回脱出するのは君一人かい?」

エリカちゃんは、首を振って否定する。

「いえ、あと二人います」

エリカちゃんの言葉に合わせ、上の穴から二人が降りてきた。

「冷泉 陽羽です。ヨウハとお呼びください」

「…ジンだ。不本意だがお前の力を借りてやる。光栄に思いな」

「…ずいぶん上から目線だね」

「そりゃそうだ。俺の方が格上だからな」

どうやら、相当拗らせているようだ。

「んー…。とりあえず四肢を捩じ切った方がいいかな…?」

「暴れられたら面倒だし、ね」

さて、この露骨な挑発にはどう出るかな?

「…暴れはしねえよ。そんなことで時間を取ったら、俺らが捕まる可能性もある」

「無意味なことをすることもないだろ」

しっかり物事を考える頭はあるか。

「言っておくが、俺はお前を信用しないからな」

「別に構わないさ」

むしろ、その方がありがたい。

ぽっと出の俺を無条件で信用するなど、おめでたいにも程がある。

こうやって疑ってくれる方が、かえって制御しやすい。

「…それじゃ、金庫を開けてくるよ」

「ロックはどうするんですか?」

「…まずは指紋を検出して、使用されている数字を判断する」

「その後は虱潰しさ」

「もしダメなら、その時は扉を壊すだけだよ」

「最初から壊すべきでは?」

「証拠は残したくないのさ」

壊すといっても、爆発させたりするわけじゃない。

赫子で固定部品を破壊して、扉を外すのだ。

侵入した時は、爆撃を何度か行ったので証拠の赫子痕は検出されない。

だが、金庫を壊す場合は嫌でも残ってしまう。

俺の存在自体はCCGに認識されている。

今回の作戦の首謀者が俺だと判断されたら困る。

「10分で済ませてくるよ」

「いってらっしゃいませ」

さて、人間ヴェーダの本領発揮といきましょうかね。


直下コンマが5以上で成功です。

人間ヴェーダ:+2
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 02:08:17.64 ID:KwoVgx5cO
514 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 02:35:34.92 ID:5zeqW6Th0
コンマ判定:6 イツキの前では金庫の鍵など無力


金庫のテンキーボードに粉を少し掛けると、幾つかの部分が白くなる。

指で触れた場合に付着する、皮脂に粉が付くからだ。

なお、手袋をやっている場合は、文字の削れ具合等から判断する予定だった。

「番号は…1と9だけか…」

たった二つの数字で、4桁のパスワードなら、組み合わせはかなり絞れる。

一つ一つ順番に試していくと、数分でロックが解除された。

「番号は1919か。何の意味があるんだろうね」

金庫の中には、数百億はくだらない量の札束が入っていた。

用意していたスーツケースに、綺麗に収納していく。

15個ものスーツケースが満杯になったところで、銃声が聞こえてきた。

「おっと、そろそろ退散しないとね」

天井を爆発させて、瓦礫でバリケードを作る。

バリケードで隔てられたのを確認し、三人の所へと戻る。

「…本当に解除してきたのか…」

「…できるって言っただろう?」

「…みんなは動かないでね。移動の邪魔になるから」

三本の赫子でスーツケースを抱え、残りの赫子で三人を縛る。

「離せよ!おい!」

「…静かにして。ちょっと本気で走るからね」

「っ…」

床を蹴り、入ってきた時の穴から飛び出る。

その後は、電柱や建物の屋上を使い、移動する。

「ひぃぃぃ…」

「…落としたりはしないから安心していいよ」

「速すぎるんですよ…!」

ちょっと本気だから、多少速くてもおかしくないと思うのだが。
515 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 02:50:43.63 ID:5zeqW6Th0
草野財閥の屋敷を脱出して10分。

セーフハウスである波羅勝橋のたもとにある、プレハブ小屋へと到着した。

「…ここですか?」

「そうだよ」

「こんな所に住めるかよ…」

お嬢様たちは不満そうだが、当然のことだろう。

清潔で荘厳だった屋敷から、申し訳程度に吊るされた電球とガスコンロ、シャワーのみが配置されているプレハブ小屋へと変わるのだ。

不便というレベルではない。

「…たしかに不便だけど、隠れるのならここが一番だと思うよ」

「どうしてですか?」

「まず、君たちは財閥の令嬢と御曹司だ。つまり、裕福な人なわけだ」

「そんな彼らをぞんざいに扱うわけがない…。CCGたちはそんな固定観念に囚われるのさ」

「だから、こんな汚いプレハブ小屋は、真っ先に潜伏場所の候補から外される」

「快適に暮らせないのは嫌だろうけど、捕まるのに比べたら数倍マシだろう?」

「…限度ってものがあるだろ!」

「…君たちがものを言える立場じゃないんだよ」

「…クソが…」

こちとら慈善事業というわけじゃない。

かなりのリスクを背負っているのだから、これくらいは受け入れてもらわなければ。

「…食料は定期的に送るから安心して」

「用があったら連絡する。それまではここで待機すること」

「…分かった」

「了解です」

「み、見捨てないでくださいね…?」

「…そんなことはしないさ」

エリカちゃんが安堵した表情になったのを見て、小屋を出る。

急いで家に帰らないと、マシロにも怪しまれるな。
516 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/19(水) 02:53:12.49 ID:5zeqW6Th0
これで今回の更新は終了です。次回から、いよいよアオギリ編が進んでいきます。カネキくんは拷問回避ができるのでしょうか…。

次回の更新は再来週になると思います。更新する日が決定したら、その時にお知らせします。皆さん、お疲れ様でした!
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 06:51:45.84 ID:Ey+IWKOwO
おお更新来てたか乙
短編読んでてニヤニヤしてしまったわ
マシロの前ではエトの対イツキ好感度185なんて意味が無かったんだ…

それにしてもエリカお嬢様が不憫で泣けてくる
これからの活躍に期待
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 07:23:57.40 ID:nJRHs8odO
乙です
リクしといてなんだが地獄編が被害甚大で良心が痛むわー(棒読みー)
あと、数百億下らない金庫の暗証番号が1919の4桁とか草野財閥は全体的にポンコツなのかな?
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 11:12:09.80 ID:EwCjhrZSo
金持ちはお金の価値が五桁くらい下がるんだよきっと
おつ
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 00:42:05.03 ID:YEdhT7I2O

エトvsマシロ、ラウワン一件で済んで良かったね(錯乱)
本編で顔を合わせたらと考えると恐ろしいな
521 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/30(日) 10:30:42.67 ID:a+ZGaQ2XO
今日の深夜は更新できそうです。なお、一時的に視点がアサヤになります(アオギリ編のため)。

また更新時にお会いしましょう!
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 10:53:01.90 ID:bOP1k41LO
おっ来てるじゃん
>>1

カネキを奪えないばかりかアサヤにフルボッコされるアオギリの面々が目に浮かぶ…
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/30(日) 12:21:02.04 ID:NXmjFM2yO
乙乙
了解です!

今の状態で白カネキになったらイツキ越えしそうな予感がする
524 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 02:25:20.27 ID:JJyBy4NE0
深夜もいいとこですが、今から書けるだけ書いていきます。

話は変わりますが、:reの11巻の終盤からたまに出てくるロリ喰種が可愛い。養いたいです(真顔)。

12巻で出てくる話も、考えてみればそうだよな、と思いますね。
525 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 02:33:05.86 ID:JJyBy4NE0
面倒な案件が片付いたので、仕事をする手が軽く感じる。

いつもよりも美味しいコーヒーを淹れているとさえ思えるほどだ。

兄貴に頼られたってのは、とんでもない進歩だよな。

「エスプレッソ二つです。どうぞ」

「ありがとう。…いい匂いだね。ニコ」

「ホントねぇ。しかも店員さんもイイカラダしてるし…。じゅるり」

うっ、何か嫌な感じがしたぞ。

具体的には、股間とかケツとかが酷い目に遭う感じだ。

「えっと…。アサヤさん…」

謎の恐怖に悩まされていた時に、二階から降りてきたヒナミが呼んできた。

こりゃちょうどいいな。

「おう。今行くわ」

しっかし…。このおっさんずいぶんガタイがいいが、匂いからして喰種だよな…。

それも、血の匂いがプンプンしやがる。

まぁ、何かあったらぶっ殺せばいいか。
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 02:38:15.39 ID:OwZCUZUDO
見てるぜー
527 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 02:46:14.04 ID:JJyBy4NE0
二階に上がると、ヒナミとリョーコさん、カネキとトーカがいた。

「どうした?」

「あの…。コーヒーをお願いします…」

「ん。深煎りの方がいいか?」

「私は普通ので…」

「私のは深煎りでお願いね」

「僕はエスプレッソ」

「カプチーノのミルク抜き」

それただのエスプレッソじゃねぇか。

と、心の中でツッコミを入れる。

「あ、お兄ちゃん。イツキさんっていつ来れるのかな?」

「え?うーん…。イツキさんも今年で卒業だし忙しいんじゃないかな…」

「そっか…」

弟の俺がいるのに、わざわざカネキに聞くのか…。

やっぱり距離を置かれてるな。分かっちゃいたけどちょっと堪えるわ…。

…整形してみるか?

「いちおうメールを送ってはみたけど期待しない方がいいと思うよ」

「ありがと、お兄ちゃん」

「…チッ」

「痛ッ!蹴らないでよトーカちゃん!」

…こんなもんかな。

「ほい、できたぞ」

「サンキュ」

「ありがとう」

「いいってことよ…。ん…?」

客が三人か。にしては、なんかおかしいな。

「ちょっと下に行ってくる」

「何かあったら呼べよー」
528 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 03:00:41.00 ID:JJyBy4NE0
下に降りると、そこにはガスマスク三人組と、マッチョな男が一人いた。

「あれ…。俺の感覚も鈍ったか…?」

「悪いんだが、店長と話せないか?」

さすがに急じゃねぇかな。これは。

…見たところ、この四人組も喰種か。

敵意はなさそうだし、上げてもいいかな。

「…ついてきてください」

「おう」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「どうぞ」

「ありがとな」

「…美味いなコレ!」

「ど、どうも」

「あ、いちおう赫眼は見せてもらうぜ。万一の場合があるからな」

「…これでいいか?」

その両目は、しっかりと紅く光っていた。

「オッケーだ。で、何の用だ?」

「…唐突だが、リゼさんって知ってるか」

「ホアッ!?」

「カネキ、落ち着け」

「…そこの眼帯から匂ってるのってもしかして…」

「たぶんリゼさんのだろ?」

「なんだとぉぉぉ!?」

「あ、その、これには深〜い事情がありまして…」

「深い事情って何だ!?そんなディープなところまで進んでるのか!?」

「「ちげぇよ」」

「問答無用じゃぁぁ!」

いきなり殴り掛かってきたなら、仕方なく対応するしかないよな。

後ろに回りこんで、脚を払って相手を転ばせる。

「カネキ、任せた」

「う、うん」

転んでいる男の上に乗っかったカネキは、キャメルクラッチを極める。

「いででででで!ギブギブ!」

「あっ、すみません!」

「…ちったぁ頭は冷えたか?なら、こっちの話をちゃんと聞け」

「…はい」
529 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 03:17:34.68 ID:JJyBy4NE0
大の男が正座して俯いているのを見ると、なんか自分たちが悪人みたく感じるな。

「端折って説明すると、コイツはリゼさんとデートしてなんやかんやあって、リゼさんは死んだ」

「で、瀕死だったカネキはリゼさんの内臓を移植してもらって、喰種と人間の間の存在になったってわけだ」

「なるほどな。道理でリゼさんの匂いがするわけだ…」

「早とちりして、大変申し訳ございませんでした」

「土下座はやめろ」

「うごぉっ!?」

「まぁ…なんだ。悪意があったわけじゃないから気にしてねぇよ。俺は」

「ここに来た理由はそれだけか?」

「…いや、俺たちは警告しに来たんだ」

さっきまでの空気が一変する。

これは真面目ムードだな。

「『アオギリの樹』って知ってるか?」

「まぁ、多少はな」

「今、アオギリは何かとんでもないことをするつもりらしいんだ」

「なんでも、『白鳩』をみんな潰すとかそんなことらしいんだが…」

「絶対無理だろ」

あの『死神』がいるのに、勝てるとは思えない。

「悪いことは言わねぇ。もし、アオギリのやつらが来ても、逆らわない方がいい」

「バンジョーさん、さっき下にヤモリとかいましたよ?」

「…しまったぁぁぁぁ!」

あいつらもアオギリだったのか。

潰しても全然問題は無かったわけだ。

「…静かにしろ」

この建物の屋上に、数人がいる気配を感じる。

(来る…!)

刹那、窓ガラスを破って青年が蹴り込んできた。

「キャー!」

その足を、両手でしっかりと固定する。

「チィ…。邪魔すんなクソ野郎が!」

「ハハハッ!ずっと見ねぇから野垂れ死んだと思ってたぜ!」

「テメェの兄貴のせいで少し前までマジで死に掛けだったっつの!」

「プッ。よく生きてたな」

「ホントマジでそう思うって笑うなクソがぁ!」

「…アヤトォ!」

「ゲッ!?姉貴ィ!?」

「…兄ィ、どうすりゃいいんだ?」

「…様子見しとくか」

「あら、賑やかねぇ」

「僕たちも混ぜてよ」

「もうわけが分からねぇ」
530 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 03:35:29.38 ID:JJyBy4NE0
「ちょっと状況を整理するぞ?」

バンジョーとかいう男は、俺たちの安全のためにも逆らわない方がいいと言っていた。

名前を聞いただけではあるが、ニコとかいうホモとヤモリとかいう鼻デカ野郎はペア。

で、トーカの弟と双子の弱そうなやつらは、窓から特殊部隊みたいに突入してきた。

たぶん、こいつらの目的はカネキだ。

隻眼だから珍しそうだし。

こいつらに対して、こっちはカネキとトーカとヒナミとリョーコさんと俺。

「こんな感じか?」

「That's right」

無理だろ。

俺一人とかならまだマシだった気がしないでもないが、ヒナミとリョーコさんが一番困る。

こんなところにいたら間違いなく巻き添え食らって乙るし。

今取れる俺たちの手は二つ。

一つ目は、ダメージ覚悟で戦うこと。

まぁ、これはオススメできねぇわ。

何人か死にそうだし、正体がバレるのが早くなりそうだ。

二つ目は、一時的に従って、アジトから逃げることか。

連れていかれるのはカネキだけな気がするが、戦力も求めてるなら俺が付け入る隙もある。

最悪、頑張って尾行するしかないな。

4、500mならほぼ状況は認識できるから、見逃すことはそうそう無いし。

さて、どうするべきか…。
531 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 03:38:08.09 ID:JJyBy4NE0
↓1〜3で、戦うか一時的に従うかをお願いします。

時間もそろそろヤバいので、今日はここまでにします。アサヤ視点は次回までの予定です。

次回更新は、まだいつになるかは分かりませんので、また日時が判明したら報告に来ます。皆さん、遅くまでお疲れ様でした!
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 03:48:28.16 ID:OwZCUZUDO

従っときましょう

さすがにリョーコさんとヒナミちゃんがな……真っ先に狙われそうだしさ

もしイツキが居たら戦う方選んでたな
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 03:51:20.71 ID:AsT5ey9a0
乙です

ここのカネキは弱くないし一時的に従って尾行の方が良いと思う
リョーコさん達には応援を頼めば良いんじゃないかな?
あれれー?天奈津兄弟妹三人が大暴れしたらアオギリ倒せる気がして来たぞ(白目)
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 11:08:40.35 ID:+yJflR/No
上2つ混ぜてかんじで
おつ
535 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 15:05:30.69 ID:6+Vk4eSMO
いつになるか分からないと言いましたが、今日の夜(22:00頃)再開可能となりました。

カネキくんは綺麗なままでいられるのでしょうかねぇ…(ゲス顔)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 16:17:40.46 ID:R2Pv2BivO
思わずこけそうになったw
嬉しいお知らせサンクス

アサヤマジがんばれ

そういえばマシロはしばらく戦線には戻ってこないのかな?
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 16:46:47.59 ID:lmA0rKDxO
やったぜ(ガッツポ

アマナツきょうだいがコンマ神の寵愛を受けすぎてるから
カネキが覚醒したら戦闘力のバランスがいい感じになるのでは
だからカネキはヤモリの兄貴とキャッキャウフフ(マイルドな表現)するとよい、と思ってしまうわ
でもその辺はコンマで判定するのかな
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 18:40:33.48 ID:AtjZf067o
遅れながら乙

久しぶりの原作側進行ですね
539 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 22:50:42.14 ID:JJyBy4NE0
>>536、マシロ自体は、戦闘を行うことは可能です。イツキくんがそれを許すとは思えませんが…(暴走の件があったため)

>>537、だいたいの流れは原作と同じです。今回カネキとヤモリの兄貴がイチャイチャするのを阻止する条件は、アレです(無責任)
原作の方でも、あることがきっかけになって、あんなことやこんなことをすることになったのでわかるかな、と。

>>538、リョーコさん生存と、亜門さん昇天くらいしか大きな違いはありませんからね。そろそろ進めないとヤバいですし…。
カネキくんはかなり強いですが、メンタル面は迷ってばかりの黒カネキのままですよ(亜門との対話を行っていないので)

いちおう、今までに起きたことは全て反映しているので、実際のシーンとは結構異なったりします。

特に、攻略編が(あったら)分かりやすいのかな、とは思っています。

今から再開していきますね。
540 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 23:10:01.19 ID:JJyBy4NE0
後ろを見ると、怯えた表情のヒナミとリョーコさん、青筋を立てて弟…アヤトを見るトーカがいる。

また、隣には諦めたような感じで本を読んでいるカネキがいる。

「…お前たちの目的はカネキだろ?だったら、とっとと連れていってくれ」

「アサヤくぅん!?」

「いや、ここで抵抗したらヒナミとかが絶対死ぬし」

「あ、そっかぁ…」

(後で尾行するから、今は我慢してくれ…。コーヒーも淹れてやるから…)

「それじゃ遠慮なく」

「オカヒラッ」

ヤモリの赫子が、カネキの腹を貫く。

痛みに耐えきれなかったようで、カネキは意識を失い、倒れた。

「テメェ!」

「動くなクソ姉貴!」

「やめろって!」

ヤモリに向かって走るトーカを左腕で静止させ、アヤトが撃ち出した赫子を、鱗赫で防ぐ。

甲赫は、この小さな密室だと使いづらいから仕方ない。

「アサヤ!カネキが連れていかれるんだよ!?」

「かと言って、ここで手を出したらもれなくヒナミたちがお陀仏だ」

「こいつらがカネキを殺すことはありえないからな」

「なら、俺は一番被害が小さくなるように動くぜ」

「くっ…」

「…今は堪えてくれ」

「クソォ…」

「ねぇ君」

「あ?」

「君のそれって鱗赫だよね?」

「まぁ、そうだな」

「どれくらいのダメージなら再生できる?」

なんでニヤニヤしながら聞くんだコイツは。

気色悪い。

「んーっと…。胴体から真っ二つにされても、いちおう再生はできたぞ」

「つっても、数年前のことだから詳しいことは憶えてねぇけどな」


直下コンマが、ヤモリ→アサヤの好感度です。合計が70以上だと…?

凄い再生能力:+30
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 23:17:59.89 ID:v+/Koeuz0
アッー!
542 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/07/31(月) 23:47:27.96 ID:JJyBy4NE0
コンマ判定:119 カネキ?そんな人もいましたね(すっとぼけ)


俺の答えを聞いた瞬間、ヤモリの顔がヤバいことになる。

「それだけ凄い再生能力か…。ヤベェ…。絶対楽しい…!」

「ヒヒ…ヒヒヒヒ…!」

頭壊れたか?

「決めた。アサヤくんも一緒に来てよ」

「は?」

「君が僕の部下になってくれるなら、ここには二度と手は出さないよ」

「おいヤモリ、勝手な行動は慎め」

「あァン?今回はアレを回収しろって言われただけだろうが」

「別に俺が部下を増やしても問題ねぇだろ?」

「どうせアレをするために部下にしたんだろ…」

「ごちゃごちゃウルセェよ。死にてえのか?ン?」

「チッ…」

今の態度で確信した。

コイツ頭はおかしいけど、それなりにはやるやつだ。

「…本当に手を出さないんだな?」

「もちろん。つまらないことはしない主義だからね」

「…分かった」

「…ッ!おいアサヤ!」

「アサヤくん…」

「なぁに、やることをやったらすぐ戻ってくるさ」

「じゃあな」

窓から飛び出し、ヤモリたちについていく。

服が『あんていく』の制服のままだが、別にいいだろ。

上手いこと中には潜り込めたし、何とかカネキを救出しないとな。

アレが何なのかは気になるが、ろくでもないことなのは分かる。

再生能力がどうとか言われたし、指を詰めたりするのか?
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 00:41:09.05 ID:HOUMzTXrO
アサヤェ……
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 00:43:48.85 ID:lia+4lpXO
マシロは家族依存だからイツキ程じゃ無いだろうけどアサヤに手を出したら黒い箱の天使が降臨するっていう
545 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/08/01(火) 00:55:43.60 ID:eVKRwJUo0
ヤモリたちの後を追い、数時間ほど移動すると、大きな廃墟が見えた。

ざっと百人以上の喰種がいるな。

『アオギリの樹』のアジトってとこか。

アジトの集会所にあたる場所に入ったと同時に、カネキが目を覚ました。

「あれ…僕は…」

「よっ、カネキ」

「アサヤくん!?どうして君が一緒に…」

「色々あって同行してる」

「ほらシャキッとしろ。みんなが見てるぞ」

集会所には無数の喰種がおり、全員がカネキを見ている。

「えっ?状況が飲み込めないんだけど」

「俺もよく分からねえから安心しな」

カネキと話をしていると、ステージに上がってくる二人の喰種が見えた。

他の喰種が敬礼しているところを見ると、リーダー格なのは間違いない。

「君の眼は?」

「え?」

『君の名は』のパクリだろうか。

「赫眼。さっさと答えろ」

「左ですけど…」

「…ダメだ、使えない。リゼは本当に消されたのか…?」

「…リゼさんのことを知ってるんですか?」

「それを答える義理はない」

「…そうですよね…」

「…唐突だけど、『長槍』って知ってる?」

「『長槍』…?あ、イツキさんですか?」

「…少しだけヒントだ。君に移植された臓器が、腎臓だけならそうはなっていない」

「そして、嘉納も、赫子が出せるようになっているのだから、何らかの数値が変わっているのも知っているはず」

「…ということは、移植されたのは赫包…かな…」

「俺もう出ていいですか?」

「君誰?」

「アサヤでーす」

「…イツキの弟か…。これは幸運だ」

「何がです?」

「いや、なんでもない。ゆっくりしていくといい」

なんだか、はぐらかされたような気がする。

「はあ」

「…カネキはこっちだ。ついてこい」

「アサヤくんはこっちねー」

「うぃーっす」
546 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/08/01(火) 00:59:12.83 ID:eVKRwJUo0
突然ですが、ここで運命のコンマです。直下コンマが3以下だと何かが起きます。
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 01:12:53.34 ID:WLoSogCw0
548 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/08/01(火) 01:27:36.77 ID:eVKRwJUo0
コンマ判定:4 何も起きませんでした


ヤモリに連れてこられた場所からは、かなりキツい血の匂いがした。

「君には、ここで人間の解体をしてもらうね」

「解体っすか」

「うん。僕たちは外で人を狩ってくるから、それを食べやすいようにするんだ」

「了解っす」

「今日は特に予定はないから、もう休んでいいよ」

「分かりましたー」

他の喰種に指示された場所には、粗末なシーツが敷かれているだけだった。

「うわー…。これなら家の毛布を持ってくりゃ良かったな…」

エアコンを効かせながら毛布に包って寝る。コレ最高。

(カネキたちは最下層の牢屋か…。昼間のやつらもいるな)

思ったよりも疲れていたみたいで、横になった直後に眠りについた。
549 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/08/01(火) 01:45:10.48 ID:eVKRwJUo0
アオギリで生活をし始めて2日が経過した。

もともと死体を見るのには慣れていたので、手際よく解体を進めていた。

カネキは全く慣れておらず、リバースしてばっかりだったので代わりに処理しておいた。

まぁ、元人間には辛いわな。

仕事を終え、寝床に戻ろうとしたら、カネキが俺の耳に小さな声で呟いた。

「今日の深夜2時に、ここを逃げる」

どうやら、今日脱走するようだ。

わざわざこのタイミングで言ったということは、今日が一番守りが薄い日なんだろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「アンタ、凄く強いんだってな」

「バンジョーだっけ。まぁ、弱くはないぜ」

「ヤモリとかより強かったりするのかなぁ」

「それは分からねえな」

「っと、前の草むらから一人出てくるぞ」

俺がそう言った直後、ゾンビのようなアホ面をした喰種が出てきた。

「そらよっと」

その顔面を、一気に手刀で割る。

喰種はあっけなく地面に倒れ伏した。

「今の喰種にバレてたら瓶兄弟にもバレてましたよ…」

「どこに誰がいるかは分かるからなぁ」

「…前方100mの林にヤモリがいるな」

「なんでですか!?今日は街で遊ぶ日のはずじゃあ…」

「たぶん、お前たちの会話が聞かれてたんだろ」

「終わった…。俺たち全員ここで死ぬんだ…」

「どうするの?アサヤくん…」

「どーすっかなぁ」
550 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/08/01(火) 01:47:28.38 ID:eVKRwJUo0
↓1〜3に、どうするかをお願いします。

選択候補

1:カネキとコンビでヤモリ討伐すっぞオラー!
2:一人でヤモリを抑えるor潰して、その間に別ルートから逃がす。
3:諦めて戻る。

その他の意見でも構いません。
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 01:50:45.29 ID:HOUMzTXrO
んー迷うけど……3で
552 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/08/01(火) 02:25:56.83 ID:eVKRwJUo0
時間もかなり遅くなりましたので、今回はこれで終了です。

次回はいつになるのか分かりませんので、分かった時に報告しますね。

なお、現在のカネキかアサヤ一人でも、ヤモリの駆除は充分可能です。コンマ次第ではありますが…。

このレスが安価を踏んでいる場合は安価下でお願いします。遅くまで、お疲れ様でした!
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 02:42:05.96 ID:HOUMzTXrO

どうなるか全く予想がつかんわ

安価下
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 03:55:45.52 ID:baonN+ITO
2日経ってるって事はそろそろ応援とかは来ないのかな?
アサヤが連れ去られてるならイツキが黙ってないと思うんだけど
家族が絡んでるなら非合理的な判断を躊躇いなくするイツキならそろそろ応援に来るはず
それ込みでヤモリに脱走話聞かれてたなら戻った所で拷問されそうだしそれならハデに暴れてやってSSレートのサンドロックに手を出した事を後悔させよう(マジキチスマイル)
ってな訳で安価は1
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 04:06:43.40 ID:DFqpoEaxO
1
他のグールにバレてないならさっさと突破した方がいい
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 12:37:36.29 ID:Ts31+xPK0
そろそろアサヤとリョーコさんの未亡人√開拓してえなぁ
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 19:07:17.47 ID:mF8PvVfKO
安価は1で決まりか

アマナツきょうだい達が苦戦する未来が見えないぜ
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 13:13:51.23 ID:+MOxY2jP0
わたし待つわ
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/14(木) 15:27:34.99 ID:U7JbCPUCO
いつまでもまーつーわ
560 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/10/09(月) 13:26:08.12 ID:YveClUxfO
仕事が辛くてアーイキソ 再開は今週の土日ですかね…。

スレ見直したら、イツキ兄貴アオギリ本部の場所ほぼ突き止めてましたね…。これは情報が入ったら壊滅待った無し。

というわけで直下コンマが5以上で芳村さんから伝達済みとなります。つまり大惨事アオギリ大戦が始まります。

再開まで待て、しかして希望せよ(巌窟王並感)。なかなか再開できなくてすみません!許してください!なんでもしますから!いやホントすみません…。
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 13:47:15.53 ID:cXceeKu/o
報告おつおつ
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 14:14:58.90 ID:GaX7D5Eto
おっつおっつ
563 : ◆BOjnShBY1I [saga]:2017/10/13(金) 13:15:28.40 ID:Ujbd6sUCO
更新は今日の深夜と明日に変更させてくだしあ…。シフトが急遽変更になりましたので…。
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 17:28:59.37 ID:SpjrzDR80
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