【Zガンダム×艦これ】クワトロ「無理は禁物だ」雷「はーい」【その6】

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1 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 07:56:10.84 ID:jC+W4sdf0
このスレは
【Zガンダム×艦これ】雷「大尉、寝癖が」クワトロ「……これが、若さか」【その5】
の続きです。

前スレから繋げられず、また期間も空いてしまいすいません。
更新は飛び飛びになりそうですが、またご覧になってもらえれば幸いです。

その1〜5

【Zガンダム×艦これ】雷「大尉、もっと私に頼っていいのよ!」クワトロ「……ああ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434969820/

【Zガンダム×艦これ】雷「大尉、元気出して!」クワトロ「……うむ」【その2】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435853250/

【Zガンダム×艦これ】雷「頑張ったわ、大尉!」クワトロ「すごいな」【その3】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436958531/

【Zガンダム×艦これ】クワトロ「私のケーキは?」雷「はい、大尉!」【その4】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438082983/

【Zガンダム×艦これ】雷「大尉、寝癖が」クワトロ「……これが、若さか」【その5】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441634524/


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477349770
2 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 07:57:56.79 ID:jC+W4sdf0
前スレのあらすじ。

※「サイド3において戦災孤児の少年、アンジェロとの出会いを通し、ついに『シャア・アズナブル』を、そして『キャスバル・レム・ダイクン』を名乗ることを決意したクワトロ。だが、アクシズを覆う闇は深く、ミネバ・ザビを擁しつつもザビ家への復讐をを誓うハマーン・カーンとの交渉はタウ・リンの暗躍もあり完全に決裂。見捨てられたミネバを連れアクシズを脱出した一行に、無数のMSを引き連れたハマーンのキュベレイが迫りつつあった……」

キャーコスギサーン
3 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 07:59:33.26 ID:jC+W4sdf0

>アクシズ 研究施設

「……騒動は収まったようだな」
「ええ、『こいつ』の調整に不備があってはなりませんから、ホッとしましたよ」
「全くだ、なにせ……」


タウ・リン「そいつには『赤い彗星』になってもらわんといかんから、な。ククク」


「誰だ! ……何だ、お前か」
「テロリストの来る場所じゃないぞ! お前は自分の役目を……!(パァン)が、ふ……っ!?」ドサリ
「き、貴様血迷ったか! 我々の支援がなければ貴様らなぞ……(パァン)」ドサリ

タウ・リン「用済みになったのはお前たちのほうさ。港湾、ゴミの片付けは任せる」

港湾「……ハイ」

タウ・リン「ふん、結果的にはシャアに感謝せんとな、こうしてどさくさに紛れて行動できたのだから。さて……待たせたな。起きろ」

《カプセルから身を起こす金髪の青年》

青年「……ようやくか、随分待たされたよ」

タウ・リン「悪いな、舞台を整えるのに手間取った。まあ、展開次第ではお前の出番はなかったのだが、な。クク」

青年「それは……僥倖、と思っておくべきかな? 『彼』のことを差し置いても、僕……『私』にも生きる理由ができたからな」

タウ・リン「……そうか」

青年「少し寄りたい場所がある。状況はそのあとで聞こう」

タウ・リン「わかったよ『赤い彗星』……sy「待て」」

青年「『彼』がいる今、その名はまだ早い。ならば私は……」



「……フロンタル。そう『フル・フロンタル』と呼んでくれ」


タウ・リン「『一糸纏わぬ者』? ク……クハハハ! そいつは奴にとって随分な皮肉だな!」

4 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 08:01:21.95 ID:jC+W4sdf0

>アーガマ ブリッジ


トーレス「Z、着艦を確認! ブレックス准将、ウォン代表を収容しました!」

カミーユ(通信)『こちらカミーユ! 前線の援護に向かいます!』

ブライト「頼むぞ! 増援、どうか!?」

サエグサ「依然増加中! このままですと……」

ブライト「侵海MSの出現もありえる、か……間宮、アーガマの出力上げろ! 頃合を見てパラライザーで足止め、戦域を離脱する!」

間宮「了解です! アーガマ、もう少し頑張って」



>戦闘宙域


カミーユ(Zガンダム)「大尉の援護に向かわないと……アンジェロ、本当に付いて来る気か?」

アンジェロ(ローゼンハンマ・PA)「大佐だけに負担をかけられるか! 心配しなくても後方からの援護に留める……おい北方! まだサイコア
ーマーのマッチング終わらないのか!」

北方(アンジェロの頭の上)「ンー、マダチョット合ワナイ。あすとなーじニヤッテモラッタラヨカッタ」ガチョンガチョン

カミーユ「はあ……仕方ない、無理はするなよ(ピキィィィン)っ! 離れろ、アンジェロ!」

アンジェロ「(ピキィィィン)っ! わかってる!」ゴォッ


バシューッ!!


北方「ワワワ!」

カミーユ「メガ粒子砲! かなりの出力だ。どんな奴が……」



マシュマー(ハンマ・ハンマ)「見つけたぞぉぉぉぉっ! 大人しく私の麗しきMSを返せぇぇぇぇ!!」



北方「ア、同類来タ」

カミーユ「同類? 確かに同型機みたいだけど」

アンジェロ「あんなのと一緒にするなっ!」

5 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 08:03:54.15 ID:jC+W4sdf0

>戦闘宙域 前線


・ガザC×21
・ガザD×7
・ドライセン×15
・ガルスJ×2
・ガルスK×1


ピシュピシュン
バシューッバシューッ
ドシュンドシュン


アポリー(シュツルムディアス)「多勢に無勢だってのに、容赦ないな全く!」バシューッ!

ロベルト(シュツルムディアス)「泣き言言う前にとにかく撃て!」ピシュピシュン


「ドムもどきが本家ドムの流れを汲むドライセンに勝てると思うな!」
「マニューバJ・S・Aだ! 一気に畳み掛けろ!」
「おうっ! 5小隊同時のジェットストリームアタック、躱したところでぇっ!」


アポリー「(ピピピピ……ピーッ)っ!? センサーが誤認を……ええい、避けるしか!」

ロベルト「いかん! アポリー!」

《ドライセンの影から現れるガルスK》

アポリー「しまっ……!」

「ハイパーナックルバスター……ゼロ距離! もらった!」


ザシュッ……ドガァァンッ!


「なっ!? う、腕が……(ガシャァァンッ)ぐうっ!」

ガトー(Zプルトニウス)「遅い! チェストォォォッ!」ズバッ! ザシュゥッ!

「うわぁぁぁっ!?」
「は、速っ……がぁぁぁっ!」

夕立改二「これもおまけっぽい!」ドパァンドパァンッ!

「うぉぉぉっ!?」
「や、やつは後ろに目でも付いてるのか!? ぐわぁぁっっ!」

「い……一瞬で13の小隊が戦闘不能……!?」
「や、やはりアクシズで見たのは記憶違いじゃない……あのMSのパイロットは……『ソロモンの悪夢 アナベル・ガトー少佐』……!」


アポリー「ガトー少s……大尉!」

ロベルト「助かりました、かたじけない」

ガトー「いえ、無事でなにより」

夕立改二「ぽい! ここは夕立と少佐さんにおまかせっぽい!」


6 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 08:08:32.58 ID:jC+W4sdf0

>アクシズ 近海


ハマーン(キュベレイ)「ふん……裏切り者が揃って首を差し出しに来たか」

キャスバル(ゾーリンソール)「待てハマーン! 自分が何をしようとしているのか、理解しているのか!」

ミネバ「ハマーン……お願い、話を聞いてくれ! 元の優しいハマーンに戻ってくれ!」

ハマーン「今更くだらぬ事をグチグチと……私の望む未来には貴様らが邪魔だと言っている!」

雷「そんなの嘘よ! ハマーンさんは意地を張ってるだけだわ!」

ハマーン「黙れ小娘が! その賢しい口、二度と開けなくしてやる! ファンネル!」シュパパパ キキキュン キキキュン

キャスバル「くっ……ソードブレイカー展開! 守れ!」


ビシューッ! バシィィン
ビシューッ! バシィィン


ハマーン「ぬ……機体性能に救われたか。だがそれも……」

キャスバル「もう止せ! 今の君のやり口は、嫌悪していたザビ家の行動そのものだぞ! そんなものに染まる必要などないんだ!」

ハマーン「ほう? ならばザビ家はザビ家に滅ぼされる形になる。それこそ痛快というものだ」

ミネバ「ハマーン……やめてくれ……そんなことを、言わないでくれ……ハマーン……」

ハマーン「安心しろ『ミネバ・ザビ』。私は『ミネバ・ザビ』は大切にするさ……『私の言うことを聞くミネバ・ザビ』は」

ミネバ「ハ、マー、ン……」

ハマーン「だから安心して……ここで『偽物』として死んでいけ」

キャスバル「ハマーン! いい加減に……!」

ハマーン「賢しいぞシャア!」ヴォン……バヂィィィン!

キャスバル「ぐっ……!」バヂバヂバヂ

雷「大尉!」

ハマーン「思えば、貴様は初めからそうだったな」

キャスバル「何?」

ハマーン「戦場を臆病風に吹かれて逃げ出し、小娘の口車に乗せられて舞い戻る。貴様はその繰り返しだ! そんなことではザビ家への復讐も半端

なものになって当然だ! 此度もその小娘に乗せられていい気になっているだけだろう!」

雷「ちょっと! わたしはそんなことしてないわ!」

ハマーン「どうだかな、そいつは子供を誑し込むのが上手いのさ。哀れだよ、お前は」

雷「哀れ?」

ハマーン「シャアは、その男は女を食いつぶして生きるのさ。それがわからない、ララァとかいう女も、お前も、その男のために無駄死にするのが

お似合いだ!」

――――プチン

雷「なっ……! ちょっと! 言わせておけば……!!」





キャスバル「今、なんと言った?」


7 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 08:09:58.16 ID:jC+W4sdf0

ミネバ「シャア……?」

雷「た、大……尉?」


ズズズズズズズ


キャスバル「ララァが無駄死にだと? 雷が哀れだと? ハマーン……君は忘れてしまったようだな」

ハマーン「なっ……何、だ、この、強大なプレッシャー、は……!」

キャスバル「人には触れてはならない思い出があると……汚してはならない領域があると……君がララァの記憶を見た時に、私は教えたはずだが?」

ハマーン「ひっ……!?」


コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛コ゛



キャスバル「ミネバ……すまないが、ハマーンには少し『おしおき』が必要なようだ」

ミネバ「う……うむ、よきにはからえ」

キャスバル「雷、デストロイモード開放を」

雷「りょ、了解よ!」


ゾーリンソール(デストロイモード)「」ギィンッ


ハマーン「う……く、うっ! 嘗めるな! ニュータイプとしての力なら、とうの昔に私は貴様より勝って……」




キャスバル「ハマーン。少し頭を冷やそうか」



ハマーン「……っ! ファ、ファンネル! 奴を……シャアを墜とせぇぇぇっ!!」

キキキュン キキキュン
キュィィ……

キキキュイン
ズガガガガガガガガガガッ!

《片っ端からソードブレイカーに撃墜されるファンネル》


ハマーン「……え?」

キャスバル「終わりかね? では……私の番だな」


――――ゴオオッ!!



8 : ◆jIEqZKD2vo [saga]:2016/10/25(火) 08:11:10.86 ID:jC+W4sdf0


>アクシズ 廃棄施設


――――イタイ
――――イタイ


――――クライ
――――クライ


――――サムイ
――――サムイ



――――タスケテ


――――ダレカ
――――ダレカ……



「……待たせて、しまったね」


――――アタタ、カイ


「ア……アア……!」


――――キテ、クレタ


「まだ喋らないほうがいい。すまない……君しか、助けられなかった」
「ふん、死にぞこない相手に、よくやるもんだ……死なせてやったほうが、慈悲深いかもしれねえものを」
「黙れタウ・リン。こればかりは口出しはさせん」
「ちっ……好きにしろ。港湾、手伝ってやれ」
「ハイ」


――――ワタシノ、『テイトク』


「ウ……ア……」
「……足が『こう』では立つことも……私に捕まりたまえ」


――――テイトク、アタタ、カイ


「ナ……マエ」
「名前……? ああ、私の名はフル・フロンタル。君の、名は?」


――――ワタシ
――――ワタシノ、ナマエハ



「ハル、サメ」

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