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千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!」【安価】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/10(木) 11:45:22.11 ID:KFGrqAD6O

前スレ
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1472661733/

part2です。
要所で安価。
引き続き、暇つぶし程度にお付き合いくださいm(__)m



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478745922
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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 12:51:10.98 ID:o7QhFgNSO
新スレ乙
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 22:41:57.73 ID:KFGrqAD6O

キャモメ「クァー」

パタパタッ

サアァァァァ――――ッ



千歌「……………………」パタパタ

千歌「……いい風だね」

梨子「なにカッコつけてるのよ」スパン

千歌「たっ!!もうっ、なにするの梨子ちゃんっ!!!」ガーッ

梨子「なんかイラっとしたからつい」

千歌「いいじゃん別にっ!!せっかくの船旅なんだから!!」

梨子「船旅って……アヤセ島を目指してるんでしょ?」

梨子「船旅は船旅だもーん」

梨子「もう……」



――――――――

――――

――
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/10(木) 23:50:53.84 ID:KFGrqAD6O

――――――――トウジョウシティ

――――――――希の家



バンッ!

千歌「これより私たちは、曜ちゃん奪還、並びにてんかいのふえとプレートの奪還に向けて行動します!!」

ルビまる「はいっ!!」

梨子「具体的には?」

千歌「GUILTYLEAは、プレートを狙って動いてる。今何枚向こうがプレートを手に入れてるのかはわからないけど……ソノダシティのプレートはまだ奪われてない!!」

梨子「そうね……」

千歌「ソノダシティに、確実にGUILTYLEAほ現れる!!そのときこそ……」

ルビィ「で、でも……今のままじゃ……」

千歌「うん……だから、ソノダシティを目指す前に……」

梨子「アヤセ島ね」

千歌「うん。アヤセ島に、私が求める力がある」グッ

梨子「メガストーン……」

花丸「千歌ちゃんの……リザードンの力……」

千歌「っ」コクン

梨子「でも……アヤセ島にあるって予言だけで、アヤセ島のどこにあるかは……」

希「ううん。どこにあるか、見当はついてる」

ルビィ「本当ですか?」

フーパ「にっしし〜♪本当だよ〜♪」ピョンッ

ルビィ「あわわっ」グラグラ

希「まあ、確証は無いんやけどね」

梨子「いったいどこに……?」

希「アヤセ島は、この地方のメガストーンの鉱脈が最も多く存在し、数多くのメガストーンが生まれる神聖な場所。その中心……メガストーンの力が一手に集中する聖域、スノーハレーション大聖堂に、未だ手付かずのメガストーンが一つあるんよ」

花丸「スノーハレーション大聖堂……」

梨子「まさかそれが……?」

希「言うたやろ?確証は無いって。大聖堂の女神像の手に握られたメガストーンは、まるで持ち主を選ぶように、これまでに多くのトレーナーを拒絶した。うちらジムリーダーも、穂乃果ちゃんもね」

ルビィ「チャ、チャンピオンも……」

希「重ねて言うけど確証は無いし、千歌ちゃんに手に入れられるとも限らない。……でもうちは、あれは千歌ちゃんが手に入れるべきものやと……そう思った」

千歌「……………………」

希「……行く?行かない?」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 00:05:20.43 ID:mnfbD34vO

梨子「……クスッ、聞くまでもないですよ」

ルビィ「うんっ♪」

花丸「……ずら♪」

千歌「……答えは、言うまでもありません!!」

希「そっか」ニコリ

千歌「それに、アヤセ島にはジムもある。新しい力……そこで試させてもらいます!!」

希「そう簡単にいくかな〜?えりちは強いよ〜?」ニヤニヤ

梨子「えりち?……にこさんの話じゃ、アヤセ島のジムリーダーは絵里さんって……」

希「うん。だからえりち♪」

梨子「……?……?」

フーパ「えりちはね〜、μ's1のメガシンカの使い手なんだよ〜♪」

千歌「μ's1の……メガシンカ使い……!!」キラキラ

千歌「〜っ!!///よーっし!!!燃えてきた〜っ!!!」ウォーッ

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 00:30:21.65 ID:HXM88VNSO
>>3
>梨子「船旅って……アヤセ島を目指してるんでしょ?」

>梨子「船旅は船旅だもーん」

>梨子「もう……」

ちょっと笑った
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/11(金) 00:37:20.31 ID:mnfbD34vO

誤爆すみませんm(__)m

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/11(金) 00:54:04.11 ID:mnfbD34vO

ルビィ「あ、あのっ!千歌ちゃん!」

千歌「ん?どうしたの、ルビィちゃん?」

ルビィ「千歌ちゃんのキーストーン……少しの間、預けてほしいの」

千歌「キーストーンを?」

ルビィ「うん……メガシンカの力を使うなら、キーストーンも使いやすいように加工しないと……。ルビィのクロサワストーンラボラトリで、そのキーストーンを千歌ちゃんに合ったアクセサリーに作り替えてくる」

花丸「そういえば、ラボはこの近くずらね」

ルビィ「うん」

希「それはいいんやけど、次のアヤセ島への定期船はもうすぐなんよ。次の船は何日か後になっちゃうけど……」

ルビィ「はいっ。だから……ルビィは後を追う。千歌ちゃんたちは先にアヤセ島に向かって」

梨子「でもそれじゃ……」

ルビィ「大丈夫」

花丸「ルビィちゃん……」

ルビィ「ルビィも、力になりたいから」

千歌「……わかった」スッ キラン

ルビィ「……っ」ソッ

千歌「任せたよ、ルビィちゃん」

ルビィ「うんっ!」

花丸「それじゃ、マルもルビィちゃんについていくずら」

ルビィ「花丸ちゃん……」

花丸「ルビィちゃん一人じゃ、寂しいずらよ」ニコッ

ルビィ「……ありがとう///」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 00:56:28.87 ID:is6c8iET0
メガシンカ使い・・・鬼か御大か・・・
そして妹は里帰りしてるのか
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 01:06:58.05 ID:VVQYjWnY0
絵里はアローラキュウコンとか似合いそうだよな
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/11(金) 01:16:38.39 ID:ND+waWbD0
これはメガオニゴーリ(cv.あばれるくん)が来るかな?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 02:05:16.94 ID:qmRMwcg10
えりちはユキメノコとかも似合いそう
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 09:38:01.24 ID:mnfbD34vO

――――――――

――――

――



千歌「おぉ〜……っ!」

梨子「大きい船ね……」

希「豪華客船ガラスノハナゾノ号。このウラノホシの海を渡る船や」

千歌「希さん、いろいろお世話になりました」

希「こちらこそ」

フーパ「また会おうねっ♪」

梨子「ええ♪」ニコッ

ルビィ「千歌ちゃん、梨子ちゃん。少しの間……バイバイっ」

花丸「すぐに追いかけるずら♪」

千歌「うんっ。アヤセ島で待ってる」

希「みんなに、最高のスピリチュアルがありますように♪」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 12:29:24.46 ID:K9KBOk6LO
絵里ちゃんはグレイシアもアリな気がする
それにしても、地名やら船名やら食べ物の名前やら、細かいところまで遊び心満載で楽しいストーリーだよなぁ
前スレになるけど、しゅかシューとかワシワシまんとかはポケモンに使うと状態以上回復できたりして
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 14:08:35.91 ID:mnfbD34vO

――――――――

――――

――



ソヨソヨ……

梨子「船に乗ったのは初めてだけど、案外快適なのね」

千歌「そうだね〜」

梨子「あれ、千歌ちゃんも初めてなんだ?」

千歌「またナチュラルに田舎者扱いした?」

梨子「じゃなくて、海辺の街で育ったんでしょ?船くらい……」

千歌「いやいや、さすがに小型の舟にくらい乗ったことはあるよ?でもこの船に乗るのは初めてなんだ。昔は遠くから眺めてただけだったけど、いざ乗ってみると感動だね♪それもこれもシスターズパスのおかげっ♪」ピラピラ

梨子「?……眺めてた?」

千歌「うん。この船、トチマタウンに停泊する航路を進むんだよ」

梨子「へえ。それじゃ、途中でトチマタウンに寄るのね。千歌ちゃんにとっては久しぶりの里帰りになるわね」

千歌「そうだね〜♪志満姉ちゃんに美渡姉元気かなあ♪それに果南ちゃんも♪」

梨子「果南さんって、例のアンノーン文字を読めるっていう?」

千歌「そう。はやく会いたいな〜♪果南ちゃん全然返信してくれないんだもん」プクー

梨子「フフッ。とにかく、トチマタウンに着くまではゆっくりしていましょう」

千歌「……うん」

梨子「どうかした?」

千歌「……曜ちゃん、船好きだったなぁ……って」

梨子「……あ」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 15:04:39.44 ID:mnfbD34vO

千歌「曜ちゃんのお父さん船乗りで、自然と曜ちゃんも船と海が好きになってたんだって。子どものとき、私の家の窓から一緒になってこの船を眺めて、目をキラキラさせてた」

梨子「……そう」

千歌「曜ちゃんにも……乗せてあげたかったな……」

梨子「……………………!!」

クシャクシャッ

千歌「!!?」

千歌「なにするのっ!?ぅあ、髪ぐちゃぐちゃ……」

梨子「湿っぽい空気を出そうとするからよ」

千歌「う……」

梨子「……一緒に乗ればいいじゃない。曜ちゃんを連れ戻して」

千歌「……うん」ニコッ

梨子「そのためにも、もっと強くならなきゃね。千歌ちゃんも、私も」

千歌「……そうだね」ニコッ

梨子「……」ニコッ

梨子「……………………?」

千歌「どうしたの?」

梨子「いや……あれ。なにかが……こっちに向かって飛んで……」



ポケモンゲットイベント

千歌たちに向かってなにかが飛んできた……
飛んできたポケモンは……
安価下1
ポケモン(伝説、準伝説無し。ひこうタイプ限定)

安価下2
性別 特性

安価下3コンマ
ゲットするのは……
1〜5→千歌
6〜0→梨子

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 15:05:08.81 ID:mVoiqtmt0
トゲキッス
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 15:07:37.17 ID:VCVlBVDko
♂ てんのめぐみ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 15:15:08.28 ID:VVQYjWnY0
千歌
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 16:23:54.92 ID:dzxzqzWgO
そういえば前スレの1000ってどうなる?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 16:35:14.15 ID:K9KBOk6LO
>>19
あらら…外れだね
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/11(金) 17:23:48.23 ID:YdObKedmO
>>20 別に募集したわけじゃないから>>1が興に乗るかコンマで引き当てるかしない限りはないんじゃない?
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 20:11:11.01 ID:mnfbD34vO

トゲキッス「トーゲーッ!!!」パタパタ パタパタッ!

梨子「トゲキッス!?」

千歌「なにかに追われてる!!」



トゲキッスを追いかけているのは……

安価下1
みずタイプorひこうタイプ

安価下2
ポケモン(伝説、準伝説無し)

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 20:12:37.31 ID:b4a5HFif0
ひこう
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 20:12:57.00 ID:h/3oQmMjO
オンバーン
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 20:31:51.47 ID:mnfbD34vO

梨子「オンバーン!!」

千歌「あれ……あの子……」

オンバーン「オンッ、バーン!!!」バアァァァァンッ

トゲキッス「トゲッ!!」グラッ

梨子「ばくおんぱ……!!なんでトゲキッスを……とにかく、あの子を助けないと!!」

千歌「梨子ちゃんはトゲキッスを!!オンバーンは私が止める!!」シュッ ポンッ

リザードン「リッザアッ!!」ガアッ

トンッ

千歌「んしょ……っと。行くよリザードン、オンバーンを止めて!!」

リザードン「リザッ!!!」バサッ!

オンバーン「オーンッ!!!」ゴオッ!

トゲキッス「トッゲ……!!」

梨子「危ないっ!!船にぶつかる!!ゲコガシラ、ケロムースでトゲキッスのクッションを!!」

ゲコガシラ「ゲコッ!!!」モコモコッ

ボフンッ

トゲキッス「トゲッ!?」

ゲコガシラ「ゲーッ、コッ!!」グイッ

梨子「っと!!」ギュッ

トゲキッス「トゲ……?」

梨子「危なかったわね。もう大丈夫よ」ニコッ

トゲキッス「トゲ……」



オンバーン「オォン!!!」バサッ ゴオッ!

リザードン「リザッ!!!」バッ!

オンバーン「オン、バッ!!」

リザードン「リィザ!!」

千歌「オンバーン、ケンカなんかしちゃダメだよ!!なんでこんなことするの!?」

オンバーン「オンッ……」



理亞『負けたあなたにもう用は無い』



オンバーン「オンッ、オォォォォォン!!!!」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 20:33:11.85 ID:is6c8iET0
まさか…千歌のゾロアの元のトレーナーって…
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 20:34:25.33 ID:VCVlBVDko
オンバーンもゲットの流れか
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 20:41:50.17 ID:mnfbD34vO

千歌「オンバーン……?」

オンバーン「オンッ!!!バァーンッ!!!」

千歌「なんで……そんなに悲しそうなの?」

オンバーン「オンッ!!!オォォォォッ!!!」

千歌「……っ!!オンバーン!!」

オンバーン「オンッ、バアアアアアア!!!!!」

ポンッ

ゾロア「ゾロッ!!」

千歌「ゾロア!?」

オンバーン「オンバッ……!!」

ゾロア「ローア!!ゾロ……ロアッ……」

オンバーン「オンッ……」

ゾロア「ロアッ!!ロァ……」

オンバーン「……バアン」バサッ

ゾロア「ゾーロ!!!」

オンバーン「……………………」バサッ バサッ

千歌「オンバーンが……」

ゾロア「ロア……」シュン

千歌「……ゾロア?」

ゾロア「……ロア」スリッ

千歌「……………………」ナデ

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 20:43:41.41 ID:is6c8iET0
トゲキッス追い回すオンバーンってよく考えたら凄い
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 20:52:27.73 ID:mnfbD34vO

バサッ バサッ

千歌「っと。ありがとう、リザードン」

リザードン「リザ」カチッ

梨子「千歌ちゃん」

千歌「トゲキッスは?」

梨子「安心したみたいで、気を失ってるわ。ダメージがあるみたい。きずぐすりで応急処置はしたけど、船内の医務室で手当てをしてもらいましょう。オンバーンは?」

千歌「あ、うん。どこかに行っちゃった」

ゾロア「ロア……」スリッ

梨子「……ゾロア?」

千歌「なんか、急に甘えだして。さっきのオンバーンって……」

梨子「ええ。あの二人……Saint Snowの理亞……だっけ。あの子のオンバーンよね」

千歌「なんでこんなところに……」

梨子「もしかしたら、逃がしたのかもしれないわね」

千歌「逃がした?なんで?」

梨子「わからないわ。でもあの子、やけに強さとかに拘ってたから。私たちに負けたオンバーンを、用済みって判断したのかもしれないわね」

千歌「用済みって……そんな!!一度負けたくらいで!!?そんなの酷すぎるよ!!!」

梨子「落ち着いて。かもしれないって、そういう話よ。それより今は、トゲキッスを」

千歌「……うん」

ゾロア「ロッ……」クシクシ

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/11(金) 21:05:47.60 ID:s5N7VsOIO
もし、シンジが闇堕ちしていたらセイントスノーみたいになってたんだろうな...
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 21:11:19.35 ID:mnfbD34vO

――――――――ガラスノハナゾノ号・医務室



トゲキッス「トゥゲ……」パチッ

梨子「気が付いた?」

トゲキッス「ト……ゲ……?」

梨子「まだ寝てなさい。傷の手当ては済んだけど、ダメージは残ってるでしょ?」

トゲキッス「トゲ……」

梨子「災難だったわね」ナデナデ

トゲキッス「キーッス……」

梨子「柔らかくて、キレイな羽……。ずっと撫でたくなるわ」

トゲキッス「トゲ……」

梨子「ゆっくり眠りなさい。回復するまで、見ててあげるから」

トゲキッス「……トゲ///」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 21:28:27.32 ID:mnfbD34vO

――――――――ガラスノハナゾノ号・ラウンジ



千歌「んっ……!!」ノビー

千歌「はぁぁ……」

ゾロア「ローア」スリスリ

千歌「どうしたの?そんなに甘えて」

ゾロア「ロアッ」

千歌「可愛いなあ、もう……。……ねえ、ゾロア」ナデナデ

ゾロア「ゾロッ……」

千歌「……さっきのオンバーン、ゾロアの友だち?」

ゾロア「……………………」

千歌「ゾロア……。前に、トレーナーに捨てられたって……聞いたよね」

ゾロア「……………………ロァ」

千歌「……ゾロアを捨てたトレーナーって……もしかして――――」

ピンポンパンポン

千歌「?」

アナウンス『本日正午より、ガラスノハナゾノ号バトルトーナメント、ユリノメイロ杯を開催致します。腕に自信のあるトレーナーの皆さまは、ぜひご参加くださいますよう、お願い申し上げます。繰り返します……』

千歌「バトルトーナメント……」

ゾロア「ゾロッ」

千歌「……………………」ニコッ

千歌「出てみよっか♪ゾロア♪」

ゾロア「……ゾロッ♪」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 21:44:13.99 ID:mnfbD34vO

――――――――ガラスノハナゾノ号・医務室



ピンポンパンポン

梨子「バトルトーナメント……。千歌ちゃんが喜びそうなイベントね」

トゲキッス「トゲ?」

梨子「今ごろ躍起になって……」

ドタドタ!

バタバタ!

梨子「……ほら」クスッ

バタンッ!

トゲキッス「トゲキッ!?」ビクッ

千歌「梨子ちゃんっ!!!」

梨子「トゲキッスがビックリするでしょ。静かにしなさい」

千歌「あ、ゴメン……。トゲキッス、元気になった?」

トゲキッス「トゲ……」

梨子「心配しなくて平気よ。害は無いから」

千歌「害って」

ゾロア「ロァ……」

トゲキッス「キッ?」

梨子「そういえば、まだ自己紹介をしてなかったわね。私は梨子」

千歌「私、千歌!こっちはゾロア!」

ゾロア「ゾロ!」

トゲキッス「トゲ……」

千歌「あっ!そうだ梨子ちゃん!」

梨子「バトルトーナメントのことでしょ?放送聞いてたわよ」

千歌「私は出るけど、梨子ちゃんはどうする?」

梨子「そうね……。潮風に吹かれるのも飽きたし、たまにはいいかもね」

千歌「決まりっ♪さっそくエントリーしに行こうっ♪」

梨子「ええ」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 21:49:57.16 ID:mnfbD34vO

グイッ

梨子「?」

トゲキッス「トゲッ、トゲッ」

梨子「大丈夫よ。エントリーが済んだらすぐに戻ってくるから」

トゲキッス「トゲッ、トゲッ!」ブンブン

梨子「?」

千歌「もしかして、梨子ちゃんと一緒にバトルしたいんじゃない?」

梨子「私と?」

トゲキッス「トゲッ!」コクコク

千歌「梨子ちゃんの力になりたいんだよ、きっと♪」

トゲキッス「トゲッ♪」

梨子「……そうなの?……///そ、それじゃ……///」スッ

トゲキッス「キッス♪」カチッ

フォンフォン……

フォンフォン……

フォンフォン……

カチッ

梨子「……///やっぱり、嬉しいわね///ポケモンに好かれるのって///」

千歌「うんっ♪」

ゾロア「ロアッ♪」

千歌「さてっ!それじゃ、エントリーに行こう♪」

梨子「うんっ!」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 23:23:40.11 ID:HXM88VNSO
ポケモンだろうと口説く梨子ちゃん
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 01:42:59.29 ID:FBuK8heLO

――――――――ガラスノハナゾノ号・レセプション



千歌「ほぇ〜……いっぱい人がいる……。これが全員参加者なのかな?」

梨子「でしょうね」

千歌「うわっ……なんか緊張してきた……」

梨子「なんで?」

千歌「なんでってそれは……」

梨子「ここにいる人たちがどれほどのものかはわからないけど、千歌ちゃんはバッジ5個の保持者よ?実力は保証してあげるわ。千歌ちゃんは、私と当たったときのことだけ心配してなさい♪」

千歌「むうっ、梨子ちゃんこそ。私に負けても泣かないでよ」プイッ







???「♪」クスッ







千歌「登録をお願いします」

フロント「はい、かしこまりました。お名前と、使用ポケモンは?」

千歌「千歌です。パートナーはゾロアで」

フロント「千歌様とゾロア様ですね。バトルのルールは、使用ポケモン一体のみのシングルバトル。こちらで登録したポケモン以外は使用出来ませんのでご注意下さい」

千歌「はい、わかりました」

フロント「それでは、こちらを」スッ

千歌「これは?」

フロント「スクラッチカードです。カードの表面をコインで削っていただくと、A〜Dの文字が表れます。それがお客様の戦っていただくブロックになり、各ブロックの勝者が決勝トーナメントに駒を進めます」

千歌「へぇ〜」

フロント「良いバトルとなりますよう」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 06:01:41.53 ID:QVnopkyKO
梨子ちゃんの手持ちが更にやばくなっていく
ゲッコウガ ガブリアス シャンデラ トゲキッス


実際の対戦で、クレセリア・フーパVSメタグロス・ギルガルドの状況ってどうなの?
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/12(土) 06:43:44.70 ID:5lH055B3O
フーパはガルドのかげうちで終わる
クレセは2対1で嬲り倒される、相性も悪いし
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 09:19:29.99 ID:FBuK8heLO

千歌「梨子ちゃん、エントリー終わった?」トテトテ

梨子「ええ。私はトゲキッスとエントリーしたわ」

千歌「私はゾロアと。あっ、ねえねえ、カード削った?」

梨子「ううん、まだよ」

千歌「一緒なブロックになっても恨みっこ無しだよ?」

梨子「こっちのセリフよ」




???「……………………」ジーッ



梨子「……?」クルッ

千歌「梨子ちゃん?」

梨子「今、誰かこっちを見てたような…………。気のせい……かしら」

千歌「お、私Aブロックだった。梨子ちゃんはどう?」

梨子「えっと……」ゴシゴシ

梨子「Dね」

千歌「よかったね〜、私と違うブロックで」ニヤニヤ

梨子「なんでそんな上からなのかしら?」イラッ

千歌「お互い頑張ろ……がんばルビィ♪」

梨子「ルビィちゃんに怒られるわよ」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 10:42:27.42 ID:L9niaD1SO
>>32
シンジ?
アニメの影の薄いやつかな?
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/12(土) 11:01:14.52 ID:7VDXtNAQO
>>42 もしかして:シューティ?

シンジはメインライバルだし、ゴウカザル関連のエピソードが強いから...
44 :オリキャラ(ゲームのCPU)出しますm(__)m [saga]:2016/11/12(土) 18:33:37.44 ID:FBuK8heLO

――――――――ガラスノハナゾノ号・バトルフィールド



ジェネラルマネジャー(GM)「ご乗船の皆様、大変長らくお待たせ致しました。これより、ガラスノハナゾノ号バトルトーナメント、ユリノメイロ杯を開催致します!!」

ワァァァァァ――――!

GM「ルールは、1vs1のシングルバトル!トレーナーとポケモンの力の全てを以てバトルしていただきます!A〜Dの各ブロックを勝ち抜いた選りすぐりのトレーナーが決勝トーナメントに駒を進めます!そして、決勝トーナメントを制した栄えある優勝者には、ガラスノハナゾノ号船長より、トロフィーと記念品を贈呈させていただきます!」

ワァァァァァ――――!



梨子「スゴい盛り上がりね……。千歌ちゃん、この空気に呑まれないといいけど」



GM「さあそれでは、初戦を彩る二人のトレーナーの入場です!!」

千歌「……………………」

マナミ「……………………」

ワァァァァァ――――!

GM「トチマタウン出身のポケモントレーナー、千歌選手!対するは、ホウエン地方より、ポケモンレンジャー、マナミ選手!両選手、ポケモンを!!」

千歌「輝くよっ、ゾロアっ!!」シュッ ポンッ

ゾロア「ロアッ!!」



ポケモンレンジャーのマナミが現れた。
マナミは……を繰り出した。

安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン(伝説、準伝説無し)

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 18:36:31.77 ID:L9niaD1SO
かくとう
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 18:36:49.36 ID:NdJpGzJs0
グレッグル
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/12(土) 21:27:31.43 ID:FBuK8heLO

マナミ「おいでっ!グレッグル!」シュッ ポンッ

グレッグル「レグッ!」

千歌「……………………」

GM『それでは、Aブロック第一試合!千歌選手対マナミ選手!バトル……スタート!!』

マナミ「グレッグル、どくづき!!」

グレッグル「レーッグ!!」ダダダ……ググッ

千歌「……………………」

マナミ「もらった!!」



ゾロア「ゾロッ!!」スッ



グレッグル「グレッ!?」スカッ

マナミ「なっ!?」

千歌「あくのはどう!!」

ゾロア「ローッ、アッ!!!」キイィン……バシュッ!

グレッグル「レグッ!?」

ドオオォン!

マナミ「っ、グレッグル!!」

グレッグル「レ……グッ」パタッ

千歌「っ!!」グッ!

ゾロア「ゾロッ!!」

ワァァァァァ――――!

GM『き、決まったぁ!!!開始早々、まさに電光石火!!ゾロアのあくのはどうが炸裂したぁ――――!!!第一試合、勝者はっ!!!』バッ!

千歌「♪」ノシ

GM『千歌選手――――!!!』

ゾロア「ロアッ♪」ピョンッ クルンッ

ワァァァァァ――――!



梨子「やるわね、ゾロア。あくのはどうの威力が上がってる。それに、グレッグルのどくづきを避けたあの技……。みきり……。いつの間に覚えたのかしら。千歌ちゃんと長い付き合いなだけはあるわね。バトルの中で、確かに経験値を積んだ証拠だわ。これは……」



千歌「♪」ノシ ノシ



???「想像以上に、楽しめそうね」クスッ

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 21:33:29.76 ID:PuCUddfm0
千歌ちゃん可愛い。
てか梨子ちゃんガチパすぎるだろ。安価ってすごいな。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 21:37:52.82 ID:NdJpGzJs0
まぁゲームで強くても別メディアで強いとは限らないからね・・・
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/12(土) 22:08:54.98 ID:nSb+ApocO
そうそう、浮翌遊持ちで募集したゲンガーがサンムーンで浮翌遊が消えたしなw
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 00:00:11.36 ID:dWy1H1xcO

千歌「へへ〜ん♪」ドヤァ

梨子「あ、オーキド博士の特集載ってる」ペラッ

千歌「無視しないで!」

梨子「ゴメン、なんかイラッとしちゃって」

千歌「まずは一勝♪このまま予選突破だよ♪」

梨子「油断して足元掬われないようにね」

千歌「わかってるって♪あ、他のブロックもバトルしてるんだね。梨子ちゃんから見て、強そうな人っている?」

梨子「軒並みレベルは高いみたいだけど……それでも十人並みってところかしら」

千歌「じゃあホントに私と梨子ちゃんで優勝争いになっちゃう?」

梨子「……さあ、それはどうかしら。千歌ちゃんが負ける可能性は十二分にあるし」

千歌「負けないよーっだ!」ベー

梨子「それに……」

千歌「ん?」



ワァァァァァ――――!



千歌「うわっ!?スゴい歓声……」

梨子「一人だけ、頭ひとつふたつ抜きん出た選手がいるわ」

千歌「?」



???「♪」



千歌「フード被って顔が見えないね」

梨子「強いわよ。あの人」

千歌「Bブロック……か。戦うとしたら決勝トーナメントだね」

梨子「まあ、あの人は確実に勝ち上がるでしょうね」

千歌「そういえば、梨子ちゃんのバトルは?」

梨子「今Dブロックでやってるバトルが終わったらよ」

千歌「トゲキッスの調子はどう?」

梨子「……それは、見てのお楽しみね♪」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 00:24:45.36 ID:dWy1H1xcO

GM『さあ、Dブロック一回戦第四試合!!シンオウ地方より、エリートトレーナーのユウカ選手!対するは、オトノキザカ地方より梨子選手!!』

ワァァァァァ――――!

ユウカ「よろしくお願いします」

梨子「こちらこそ」

GM『両選手、ポケモンを!!』

ユウカ「おいでっ」シュッ ポンッ



エリートトレーナーのユウカが現れた。
ユウカは……を繰り出した。
安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン(伝説、準伝説無し)

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 00:25:07.77 ID:v/Tce+O00
むし
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 00:26:29.67 ID:o12W57ACO
メガヤンマ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 01:49:09.10 ID:dWy1H1xcO

メガヤンマ「ヤンマッ!!」ブウウン

梨子「初陣よ、トゲキッス」シュッ ポンッ

トゲキッス「トゲッ!!」パタパタッ

梨子「優勝まで……羽ばたくわよ」

トゲキッス「トーゲ!!」

GM『それでは……バトル!スタート!!』

ユウカ「メガヤンマ、むしのさざめき!!」

メガヤンマ「メーッ、ガッ!!」ヴウンッ!

梨子「トゲキッス、しんそく!!」

トゲキッス「トゲ!!トーッ、ゲッ!!」シュンッ シュンッ シュンッ!

ユウカ「むしのさざめきを回避した……なんて速さ……けど、メガヤンマはここからスピードを上げる!!」

メガヤンマ「ヤンッ、マッ!!」キュイィン……

梨子「メガヤンマの特性……かそくね。バトルが長引けば面倒なことになりかねない……。トゲキッス、エアスラッシュ!」

ユウカ「こっちもエアスラッシュ!!」

トゲキッス「キーッ、ス!!」ズバッ!

メガヤンマ「ヤンマァ!!」ズバッ!

ズバズバッ!

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 11:58:43.19 ID:Ny54zx/p0
しかし曜ちゃんはどうなるんだろうか
闇堕ちはしないだろうから鞠莉の理想(果南絡み)を知り助けてあげたいと想って手助けするのかね
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 12:28:56.44 ID:v/Tce+O00
妹ほど強さに執着してない聖良も加入したのは妹が心配だからなのか
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/13(日) 13:26:57.19 ID:1hYsXaDPO
>>56 闇堕ちには洗脳されるタイプもあるからな...
ダークライとかゲンガーが催眠術使えるし
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 13:43:27.47 ID:dWy1H1xcO

千歌「おお……トゲキッス強い……!今日ゲットしたポケモンでも、あそこまでバトル出来るなんて。さすが――――」

???「さすが、オトノキザカ地方の元チャンピオンね」

千歌「?」クルッ



ユウカ「げんしのちから!!」

梨子「しんそく!!」



???「あのメガヤンマのトレーナーも中々だけど、さすがにあの子相手では役不足ね」

千歌「あなたは……たしか、Bブロックの……」

???「あら、見ててくれたの?嬉しいわ」クスッ

千歌「はい」

???「いきなり話しかけてごめんなさいね。私、あなたに興味があったの。千歌さん」

千歌「私に、興味?」

???「人をポケモンを惹き付ける魅力……カリスマ性とでもいうのかしら。これだけのトレーナーの中にいてなお、輝いて見える」

千歌「いやぁ、そんな〜///」テレテレ

???「クスッ、あなたとはぜひバトルしてみたいわ。決勝で会いましょう」クルッ スタスタ

千歌「え、あ……はい。こちらこそ」

???「……………………」ニコッ

千歌「……なんだったんだろ?」

ワァァァァァ――――!

千歌「っ!!」



GM『決まったぁ!!!白熱のバトルを勝利したのは、梨子選手――――!!!』

ワァァァァァ――――!

梨子「♪」

トゲキッス「トゲッ♪」

梨子「いいバトルだったわよ、トゲキッス♪」ナデナデ

トゲキッス「トーゲ♪」スリスリ



千歌「梨子ちゃんも勝ったね。よーしっ!!頑張るぞ〜!!」オーッ

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 14:46:38.59 ID:dWy1H1xcO

ゾロア「ゾロッ!!ローアッ!!!」

ガルーラ「ガルァ――――!!」ズシンッ



トゲキッス「トーッ、ゲーッ!!」

エレザード「エレェッ!!!」バタッ



GM『Aブロック、Dブロック、破竹の勢いで快進撃を続ける二人のトレーナー!!千歌選手、梨子選手!!!見事決勝トーナメントへと進出致しました!!!』

ワァァァァァ――――!

千歌「やったね梨子ちゃんっ♪」

梨子「ええ♪」

GM『そしてBブロック……』

ちかりこ「!」



???「♪」



GM『まさに圧倒的!!一度のダメージも負わずに危なげ無く決勝トーナメントへの進出を決定した、ウイング選手!!!これで全てのブロックのバトルが終了!!予選を勝ち抜いたトレーナー四名で、決勝を争っていただきます!!!』

千歌「あの人も勝ち残ったね」

梨子「当然ね」

千歌「決勝トーナメントの組み合わせの発表はもう少し後だって。ちょっと飲み物買ってくるね」

梨子「ええ」

千歌「梨子ちゃんはなに飲む?カレー?」

梨子「モーモーミルク」

千歌「辛口?甘口?」

梨子「モーモーミルク」

千歌「梨子ちゃんって激辛食べられる人?」

梨子「モーモーミルク」

千歌「もうわかってるって♪ちゃんとライスも持ってくるから♪」

梨子「千歌ちゃんのめんどくさいところちょっと好きになりそう」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 14:48:14.22 ID:3KZlCyQEo
ツバサか
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 14:57:44.66 ID:eC+BAPPSO
チカ同士かと思ったチカァ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/13(日) 17:28:34.12 ID:1oDsYNSg0
>>62
さすがにトウジョウシティ発アヤセ島行きの船でエリチカはないだろ
てかツバサさんどんなポケモン使うんかね
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 18:31:03.01 ID:eC+BAPPSO
>>63
えっ決めつけハゲしくない?
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 20:54:38.39 ID:jUp4Wt43o
ジムリーダーだからって自分の街から出ないなんてことはないだろ。決めつけひどいな
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 21:41:36.12 ID:TZLvMKB40
そろそろゾロアークに進化かね?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/14(月) 01:03:54.42 ID:ESnhB+FdO

――――――――ガラスノハナゾノ号・エントランス



千歌「行くっ、Z〜♪激しく燃えるバトル〜♪行くっ、Z〜♪ピンチはフンフーフーフーン♪」ルンルン

ドンッ

???「きゃっ」

千歌「おわっ!」グラッ

千歌(ヤバっ、ジュースこぼれる……!!)

???「サイコキネシス」パチンッ

フォン

ガシッ

千歌「とと……」

???「大丈夫か?」

千歌「は、はい……。あ、ジュース!!」

フワフワ

メタグロス「メタッ」

千歌「……白い、メタグロス」

フワフワ

千歌「サイコキネシス……。あ、ありがとう」

メタグロス「メッタ」

???「おい、気を付けろ」

???「わかってるわよ。ゴメンね、ちょっとよそ見をしていたから」

千歌「こ、こちらこそ」

千歌(うわ……サングラスしてるけど、スッゴくキレイな人たちだなぁ……///)

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/14(月) 01:19:09.91 ID:ESnhB+FdO

???「あら?この子……」

???「ん……ああ。千歌さん……だったか?」

千歌「は、はいっ!あれ、なんで……」

???「クスッ、そう緊張されると寂しくなってしまうよ。トーナメントの様子を見ていた。素晴らしいバトルだったよ」

千歌「はっ、ひゃいっ!ありがとうございましゅっ!!……うぅ///」プシュー

???「クスクス♪この子おもしろいわね♪」

???「ああ、彼女が目に付けただけのことはある」

千歌「……彼女?」



ゲンガー「ンガァー!!」バアーッ



千歌「うわっ!!」ビクッ

???「こら、あまりからかうなよ」

???「クスクス♪本当にいい反応をするわ♪」

千歌「び、ビックリしたぁ……。あれ?このゲンガーも色が違う……。お姉さんたちもトレーナーなんですか?二人とも色違いのポケモンを持ってるなんて、スゴいですね」

???「まあね♪」

千歌「トーナメントにはエントリーしなかったんですか?」

???「私たちが出たら興醒めしてしまうもの♪」

千歌「?」

???「まあ尤も……あいつはそんなことは微塵も考えてはいないがな」

???「あの子だってさすがに本気は出さないでしょ」

???「どうかな。わざわざお気に入りの様子を間近で見に来るくらいの奴だぞ」

???「それもそうね」

千歌「あの……?」

???「ああ、すまない。引き留めてしまった。もうすぐ決勝トーナメントの組み合わせが発表される頃だろう。急いだ方がいい」

千歌「あっ、ホントだ!!すみません、失礼しますっ!!」タッタッタッ……

???「がんばってね〜♪」フリフリ

千歌「はいっ!!」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 03:14:00.08 ID:06JKOLoMO
ARISEが来た
ツバ…ウイングさんはどんなポケモン使うのか楽しみだわ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 06:29:14.33 ID:4Xr6rXpH0
ゲンガーにメタグロス・・・GUILTYLEA戦での対戦相手は・・・
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/14(月) 11:30:47.08 ID:ESnhB+FdO

???「……なるほど、実際会ってみるとよくわかる」

???「ええ。本当、あの頃の穂乃果さんを彷彿とさせるわ」クスリ

???「あの梨子という子もな。元とはいえ、さすがはチャンピオンだ。映像越しでもなお、気迫が伝わる」

???「見え隠れする才能の片鱗ね。彼女たちの言葉を借りるなら、可能性を感じた……ってところかしら♪」

???「あいつに誘われ彼女たちを一目見るために無理やり連れてこられたが、なかなかどうして心が躍る」

???「私もトーナメント、出場すればよかったかな」

ゲンガー「ゲガガガガ」キシシ

???「無茶を言うな。あいつだって身分を隠して出場しているんだ。我々は本来、こういう催し物には参加してはならないんだぞ」

???「わかってるわよ。ていうか、なにウイングって」

???「偽名の方がいいと伝えたらあれだ」

???「酷いネーミングセンスね。あーあ、その辺にいるトレーナーに声かけてバトルしよっかな」

???「バトルの相手なら私がしてやる。向こうのデッキに空きフィールドがあったぞ」

???「……いい。私と英玲奈、相性最悪なんだもん」プクー

英玲奈「連れないことを言うなよあんじゅ。仲間じゃないか」

メタグロス「ロオス」

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/14(月) 14:40:10.46 ID:ESnhB+FdO

――――――――ガラスノハナゾノ号・バトルフィールド



千歌「ただいま梨子ちゃん」

梨子「遅かったわね。もう組み合わせが発表されるわよ」

千歌「うんっ。あ、これ」つ

梨子「ありがとう」ゴクッ

千歌「モーモーミルクのカレー風味あった」

梨子「……頭からぶっかけていいかしら」

千歌「おいしい?」

梨子「私の反応を見て察しなさい」

千歌「……おかわり?」

梨子「」イラッ



GM『皆様、大変長らくお待たせ致しました!これより、決勝トーナメントの組み合わせを発表致します!!』

梨子「あ、始まったわね」

千歌「……………………そうだね」ビチャビチャ

GM『決勝の組み合わせは……第一試合、Bブロック、ウイング選手!!対するは、Dブロック、梨子選手!!』

ワァァァァァ――――!

梨子「私?相手は……」チラッ

???「♪」ニコッ ヒラヒラ

梨子「……あの人ね。……………………」

千歌「……………………」スンスン

千歌「牛乳くさいしカレーくさい……。シャワー浴びてこよ……」

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/14(月) 20:46:08.83 ID:ESnhB+FdO

――――――――

――――

――



千歌「んー……においとれたかな……」スンスン

千歌「どう?ゾロア」

ゾロア「ゾロ……」スンスン

ゾロア「ロアッ♪」

千歌「よかったぁ……くさい優勝者ってイヤすぎるもんね……。ていうか、シャワー浴びてる間に梨子ちゃんのバトル終わってるなんてことないよね……?」

千歌「ウイングさん……だっけ?梨子ちゃんは強いって言ってたけど、さすがに梨子ちゃんほどでもないよね。私が次のバトルを勝ったら、梨子ちゃんと決勝かあ〜。絶対勝とうね、ゾロアっ♪」

ゾロア「ローア♪」

ワァァァァァ――――!

千歌「おっ、バトルの決着がついたかな?」

千歌「どれどれ〜♪……………………え?」





梨子「っ!!」

トゲキッス「ト、ゲ……」ボロッ

???「♪」

タブンネ「ターブンネー♪」





千歌「うそ……。梨子ちゃんが……押されてる……?」

ゾロア「ロァ……」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/14(月) 22:13:49.28 ID:noBD2Qbc0
ツバサがタブンネ?って思ったけど、これA−RISEはメガシンカ後の白色で統一されてるのか。
タイプ的にははツバサはノーマル、英玲奈ははがね、あんじゅはどくかゴースト?
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/15(火) 00:11:19.48 ID:Woqv0jVt0
このSSって穂乃果主人公のやつと>>1一緒なん?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/15(火) 01:03:00.88 ID:S4iXjmlOO

梨子「……っ、強すぎる。今までのバトルは本気じゃなかったってこと?」

ウイング「あら、もう終わり?」クスクス

梨子「くっ!!トゲキッス、エアスラッシュ!!」

トゲキッス「トォッ……ゲッ!!」ズバッ!

ウイング「そうこなくちゃ♪タブンネ、10まんボルト!!」

タブンネ「ターブンッ!!」バリバリッ!

ドオオンッ!

ウイング「こごえるかぜ!!」

タブンネ「ターブンネーッ!!」ビュオォォッ!

トゲキッス「トッ……ゲッ……!」ピキッ パキッ

梨子「トゲキッス!!」

ウイング「その子、ゲットして間がないのかしら。まだまだ動きが固いわ。もう少し特訓を重ねたら、次はこっちが危ういかもしれないわね♪」

梨子「なにをこっちが負ける前提で話してるんですか?トゲキッスも私も、まだまだ本気は出していませんよ!!」

トゲキッス「トッゲェッ!!」

ウイング「クスッ♪」

梨子「トゲキッス、全力を込めるわよ!!はどうだん!!!」

トゲキッス「トォーッ、ゲエーッ!!!」ギイィィン……ドオンッ!

梨子「決まれぇ――――っ!!!」

ウイング「その熱さ、私好きよ♪」

キランッ

梨子「っ!!キーストーン!!」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/15(火) 10:44:08.68 ID:S4iXjmlOO

英玲奈「……あのバカ」

あんじゅ「止める?」

英玲奈「……いや」

あんじゅ「いいの?」

英玲奈「あいつがいくらバカとはいえ、考え無しではない。アレを使うということは……使わざるを得ない相手ということなんだろう」

あんじゅ「……へえ♪」



ウイング「いくわよタブンネ♪正義と狡さをその手に、ただ聖なる少女は趣味は趣味じゃない♪メガシンカ――――!!!」

キイィィィィ――――ン!

パアァァァ――――ッ!

メガタブンネ「ターブンネーッ♪」



ウイング「タブンネ、ほのおのパンチ!!」

メガタブンネ「ターブンッ、ネッ!」ボオッ ゴオッ!

ドオオンッ!

梨子「渾身のはどうだんを……!!」

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/15(火) 15:45:24.24 ID:S4iXjmlOO

ウイング「足りないのは経験だったわね。だったら、次のバトルはもっと楽しいものになるでしょうね♪」ニコッ

梨子「……………………っ」

トゲキッス「トゲ……」

メガタブンネ「ターブンネー♪」

梨子「……そうですね。足りないのは経験"だけ"でした」キッ

ウイング「……♪」

梨子「私もトゲキッスも……今はまだこれが実力です。でも、ここが限界じゃない。次は……負けません」

ウイング「……強気なのは、いいトレーナーの第一条件よ」

メガタブンネ「ターブンッ、ネーッ!!!」

ドオォォォン!

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/15(火) 20:16:00.38 ID:Woqv0jVt0
ゲットしたばっかやでしゃーない。
がんばれトゲキッス。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/15(火) 20:46:30.04 ID:NtEv2d6SO
>>72
千歌ちゃんにミルクを頭からぶっかけるだって?
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/15(火) 23:28:11.72 ID:S4iXjmlOO

――――――――

――――

――



タッタッタッ……

千歌「えっと……」キョロキョロ

千歌「あ、梨子ちゃーん!」ノシ

梨子「千歌ちゃん」

千歌「お疲れさま〜」

梨子「うん」

千歌「仕方ないよ。トゲキッスがいくら強くても、やっぱり今さっきゲットしたばかりなんだし。これからだよ、なにもかも全部が♪」

梨子「……わかってる」

千歌「よしよし♪」ポンポン

千歌「それじゃ、次は私のバトルだ♪勝ってウイングさんとバトルして、梨子ちゃんの敵討ちだー!!おーっ!!」タタタタタ……



梨子「……違うのよ、千歌ちゃん」

梨子「どんなポケモンだって、その力を100%引き出すのがトレーナーなのよ。トゲキッスの力を引き出せなかったのは、私の落ち度。トレーナーは弱さを言い分けにしちゃいけない。ましてや、私は……」



ヨハネ『……………………』

ダイヤ『……………………』

鞠莉『……………………』





曜『千歌ちゃんのことっ!!!よろしくねっ!!!』





梨子「っ!!」ガンッ

梨子「……負けっぱなしじゃ、いられない」

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/16(水) 07:12:11.40 ID:vWI0d7AN0
この梨子ちゃんの考え方を見ると対GUILTYLEA戦は
梨子VSセイントスノーになりそうだよね
リコゲッコウガ・オンバーンVSギルガルド・メタグロスの変則ダブルバトルは面白そう
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/16(水) 10:38:19.05 ID:HBfHjpKtO

千歌「ゾロア、めざめるパワー!!」

ゾロア「ゾーッ、ロッ!!」バシュッ!

ドォンッ!

ヤドラン「ヤー……ド」ドシン

GM『それまで!!千歌選手の勝利!!』

ワァァァァァ――――!

千歌「よっし!!」グッ

GM『これにより、決勝戦の組み合わせが決定致しました!!ウイング選手対千歌選手!!勝利の栄光を手にするのははたして――――!!』



ゾロア「ローアッ♪ローアッ♪」ピョンッ ピョンッ

千歌「ゾロアったらはしゃいじゃって♪今日は絶好調だね♪」

ゾロア「ロアッ♪」

ゾロア「……」ブルッ

千歌「ゾロア?」

ゾロア「……ロア♪」パアッ

ゾロア(千歌)「♪」ニコッ

千歌「おお……私だ。上手くなったね、イリュージョン」

ゾロア(千歌)「♪」ソッ

千歌「ん?握手?」ソッ

ギュッ

千歌「あ」

スッスッ

千歌「てのひらに、文字?」

ゾロア(千歌)「……………………」













千歌「ちか、だいすき……?……ゾロア///」

ゾロア(千歌)「♪」ニコッ

千歌「〜っ、私も大好きっ!!///」ギューッ

ゾロア(千歌)「♪」

千歌「私たちはずっと一緒だよ、ゾロア♪次のバトル……絶対勝とうねっ!!」

ゾロア(千歌)「♪」コクッ

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/16(水) 14:13:59.92 ID:+nKVXcq10
オスやけどゾロアくっそかわいい。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/16(水) 21:17:49.81 ID:AT/PY9bSO
はしゃいじゃってウェヒヒ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/16(水) 22:33:42.40 ID:HBfHjpKtO

GM『さあっ、ガラスノハナゾノ号・ユリノメイロ杯。いよいよ、決勝戦……!!まずは、この方の入場です!!』

プシュー……ッ

ワァァァァァ――――!

千歌「いっけーっ♪ゾロアー♪」

ゾロア(千歌)「ロァ♪」タタタッ

GM『元気全開!ポケモンとの抜群のコンビネーションでバトルを駆け上がった小さな太陽!千歌選手――――!!!』

ワァァァァァ――――!

千歌「ゾロアっ、めざめるパワー!!」

ゾロア(千歌)「ローアッ♪」バシュッ バシュッ

ゾロア(千歌)「ロア、ロアッ、ローアッ♪」トン トンッ トーンッ

クルリン ポンッ

ゾロア「ロアッ♪」トンッ



梨子「……ポケモンコンテストじゃないのよ、もう」ハァ



GM『続いてはこの方……!!』

ビュオォォッ! キラキラ

千歌「うわっ……!」

カツン……カツン……

ウイング「♪」

GM『圧倒的な強さで相手を制し続けてきた、その風格まさに強者!』

ウイング「フフッ♪」プチッ バサッ

GM『ウイング――――ん……い、いや……こっ、この方は――――!!!』



ツバサ「みなさん、こんにちは♪」

タブンネ「タブンネー♪」



GM『しっ、四天王!!!王者、ツバサだぁ――――!!!!!』

ワアアアアアアアア――――!!!!!

ツバサ「♪」ニコッ

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/17(木) 01:36:45.10 ID:kAuFfE+FO

梨子「四天王……あの人が?……どうりで」

コツ……コツ……

英玲奈「あのバカ……」

あんじゅ「やってくれたわね」クスクス

英玲奈「まったく笑えないんだが。なんのための偽名だ……」アキレ

あんじゅ「まあ、これもエンターテイメントでしょ」

英玲奈「なにがエンターテイメントだ……ん?」

梨子「……?」

あんじゅ「あらっ?ハロー♪」フリフリ

梨子「は、はろー……?」

英玲奈「オトノキザカのチャンピオンか」

梨子「元……ですけど。あなたたちは……?」

英玲奈「ああ……」

あんじゅ「あそこのおバカさんの仲間♪」ニコリ



千歌「四天王……」

ツバサ「はじめまして、と言っておくわね。穂乃果さんから話は聞いてるわ、千歌さん♪会うのを楽しみにしてたわ♪」

千歌「ど、どうもっ!えっと……王者、ツ……ツ、ツバ……ツバシャモさん?」

ツバサ「ツバサよ。どこをどう聞いたらそう間違えるのかしら」ヒクヒク

千歌「すっ、すみませんっ!!!」

ツバサ「まったく……」

千歌「えっと、王者ツバサさん……」

ツバサ「ツバサでいいわ。それに、王者って呼び方はやめてくれる?好きじゃないのよ、周りが勝手に言い出したあだ名だけどね」

千歌「えっ?カッコいいじゃないですか、王者!」

ツバサ「王者とは頂点に立つ者だけが名乗ることを許される称号。私はただの四天王で、王者とは穂乃果さんのこと。いつかその座を奪い取ったそのときに、王者を名乗らせてもらうわ♪」

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/17(木) 01:49:58.96 ID:kAuFfE+FO

ツバサ「あなたとは、チャンピオンの座を狙うライバル同士ということになるのかしら」クスッ

千歌「わ、私が四天王と!?そんな……!!」

ツバサ「謙遜も遠慮も無用よ。誰だってそうよ。チャンピオンに憧れ、チャンピオンを目指す。そこに立場なんか関係ない。あるのは、頂を目指そうと手を伸ばす純粋な渇望。もがいてでも王者の喉元に喰らいつこうとする果てない勝利への飢餓」

千歌「勝利への飢餓……」

ツバサ「あなたはどうか、確かめさせてもらうわよ」

タブンネ「タブンネ〜♪」

千歌「……っ、はいっ!!」

ゾロア「ロアッ!!」

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/17(木) 11:42:34.62 ID:kAuFfE+FO

GM『それでは決勝戦……バトル、始めっ!!!』



千歌「ゾロア、あくのはどう!!」

ゾロア「ゾーッ、ロッ!!」バシュッ!

ツバサ「タブンネ、10まんボルト!!」

タブンネ「ターブンッ、ネッ!!」バリバリッ!

ドオン!

ツバサ「こごえるかぜ!!」

タブンネ「ターッ!!」ビュオォォッ!

ゾロア「ゾロッ!!」

千歌「ゾロア!!」

ツバサ「ほら、手をこまねいてる暇はないんじゃないっ?ほのおのパンチ!!」

タブンネ「ターブンッ、ネーッ!!」ボオッ ゴオッ!

千歌「ゾロア、みきり!!」

ゾロア「ロァ!!」ギンッ

タブンネ「ターッ!!」ゴオッ!

ゾロア「ロッ!アッ!」シュッ シュッ

ツバサ「いい動きね♪」

千歌「あくのはどう!!」

ゾロア「ローアッ!!」

ドォンッ!

タブンネ「ンネッ!!」

ツバサ「へえっ♪」

千歌「まだまだっ!!ゾロア、めざめるパワー!!!」

ゾロア「ゾローッ!!!」

フワッ フワッ

ツバサ「めざめるパワーを空中に展開した……?」

千歌「ゾロア、GO!」

ゾロア「ロアッ!!」ピョンッ ピョンッ

ツバサ「〜♪」

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 12:50:24.94 ID:W4s9LpmSO
総合演出:自分とかやばい
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 00:38:45.43 ID:ECgtN3DxO

あんじゅ「なにあれ♪すっごく楽しそうじゃない♪」

英玲奈「めざめるパワーを足場に空中戦か。おもしろい発想だ。制空権を得るのはバトルの理にかなっている。……だが」

梨子「……………………」



千歌「ゾロア、あくのはどう!!」

ゾロア「ローアッ!!」ドシュウッ!

ツバサ「10まんボルト!!」

ドオォンッ!

ツバサ「いい威力ね♪でも、ちょっと物足りないかしら?」

タブンネ「ターブンネー♪」

千歌「ゾロア、もう一度あくのはどう!!」

ツバサ「タブンネ」スッ

タブンネ「ターブンネー♪」バチバチッ!

ゾロア「ゾロッ!?」

ドォンッ!

千歌「ゾロア!!」

ツバサ「めざめるパワーを足場に空中戦……おもしろいアイデアだけど、それはもう見切ったわ」

千歌「っ!!」ゾクッ



英玲奈「あの技……いや、技法と言おうか。柔軟な発想と、幼い経験を補おうと創意工夫を張り巡らせて編み出したものなのだろう。しかし、それはあまりにも幼すぎた」

梨子「……………………」

あんじゅ「その様子だと、あなたはわかっていたのかしら♪けどあえてそれをあの子に伝えなかった♪」

梨子「……………………」

英玲奈「あの技法の欠点……それは……」

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:45:38.09 ID:fX9i/Zxf0
この世界にもコンテストはあるのか
にこやことりはそっちでも上位張ってそう
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:20:11.12 ID:ECgtN3DxO

ツバサ「ゾロア自身のスピード」

千歌「スピード……?」

ツバサ「いくら制空権を得て上空から攻撃をしかけようと、技の出所さえわかれば、避けるのも防御するのもわけはないわ。大量のめざめるパワーで多少の目眩ましはしているみたいだけど、それもほんの少しの効果しかない」

ゾロア「ロア……」

ツバサ「そして……」パチンッ

タブンネ「ターブンッ、ネッ!!」ドンッ

千歌「跳んだ!?」

タブンネ「ターブンネー!!」ボオッ ゴオッ!

ゾロア「ロァ――――!!」

ボガァンッ!

千歌「ゾロア――――っ!!!」

ガラッ

パラパラ……

ゾロア「ロ、ア……」ググッ……

千歌「……っ!!」

ツバサ「中距離・遠距離のバトルに対して、極端に近距離のバトルが不得意であること。それは修得している技も関係しているんでしょうけど、下手に距離を取るから、相手にゾロアの姿を確認させる視野を与えてしまう」



英玲奈「足場に使用するため、めざめるパワー自体の威力も限りなく低くなる。攻撃に利用することもままならない。つまりあれは……」

あんじゅ「愚策。素人の浅知恵っていうわけね」

梨子「っ!!」キッ

あんじゅ「あら、怖い♪けど本当のことでしょう?あなたもわかっていたのに、それを伝えなかった。伝えられなかったのかしら?友だち思いのステキな友情ね♪」

梨子「……そんなんじゃありません」

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/18(金) 02:44:27.54 ID:sLFYeLdy0
そういやこのめざパって何タイプなんだろう?
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/18(金) 03:08:11.04 ID:ECgtN3DxO

ツバサ「さて、次はどうするのかしら?自慢の戦法を破られて、次はどんな技を見せてくれるの?」ニコリ

千歌「……………………」

ゾロア「ゾロッ……」

ツバサ「さあっ♪」

千歌「……ゾロア」

ゾロア「ロア?」

千歌「コイズミジムで……花陽さんとバトルしたときのこと、覚えてる?」

ゾロア「……ゾロッ!」



千歌『私のこと、信じてくれる!?』



ゾロア「ゾロオッ!!」

千歌「うんっ。私もだよ!ゾロア、めざめるパワー!!」

ゾロア「ゾーッ、ロッ!!」バシュバシュッ!

ツバサ「……………………」

96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 08:30:36.34 ID:VHIQBEJSO
>>94
万能じゃね?(適当)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 11:41:39.01 ID:ECgtN3DxO

あんじゅ「破られてなお、あの戦法に頼るのね」

英玲奈「愚直と言うほかない……」

梨子「愚直……たしかにそうですね」

英玲奈「?」

梨子「千歌ちゃんはまだまだ経験も浅いし、子どもっぽくて、それになにより不器用です。これと決めたら一直線で、他の何にも目もくれない。けど、そんな千歌ちゃんが、他の誰よりも優っているものが一つだけあります」

あんじゅ「優っているもの?」

梨子「ポケモンとの……信頼関係です」



ツバサ「……残念だわ、千歌さん。もう少し骨があるかと思ったけど。タブンネ、もう決めるわよ」

タブンネ「タブンネー」

ゾロア「ゾロッ!ゾロッ!!ゾロォッ!!!」トン トンッ トーンッ!

千歌「あのとき……この技で初めて勝った。これは私とゾロアの思い出の技……間違ってようとなんだろうと、私たちは思い出を捨てない!!この技で、私たちは輝いてみせる!!」



梨子「あなたたちは、千歌ちゃんを過小評価しすぎです。千歌ちゃんはポケモンたちを、ポケモンたちは千歌ちゃんを。信じ、思いやることで強くなる。どんな壁も乗り越えられる。私がなにも言わなかったのは、いつか自分でなんとかするってわかってたからです。千歌ちゃんは、いつだって自分で自分の未来を切り開いてきたんですから」



千歌「私は、ゾロアを信じる!!ゾロアの無限の可能性を!!!」

ゾロア「ロアッ!!!」

千歌「輝くよ!!ゾロアっ、サーンシャイーンッ!!!!!」

ゾロア「ゾオッ!!!ロオォォォ――――!!!!!」



安価下1コンマ
奇数→進化、新技
偶数→進化しない、新技のみ
00は100扱い

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 11:43:41.95 ID:JFUdw3djo
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 12:54:36.03 ID:VHIQBEJSO
>>98
よくやった
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 14:04:48.67 ID:ECgtN3DxO

パアァァァァァ――――ッ!

ツバサ「これは……」



英玲奈「まさか、応えたというのか」

あんじゅ「絆の力が、進化の光を呼び起こした……」



バッ!

ゾロアーク「ロォアァァァァァ――――!!!!!」

ビリビリッ

タブンネ「タブンネッ!?」

ツバサ「雄叫びが空気を震動させるなんて……これが……!!」

千歌「いけっ!!ゾロアーク!!!」

ゾロアーク「ゾッ、ロオッ!!!」

ダンッ

ダンッ!

ダンッ ダンッ ダダダダダ――――!

ツバサ「めざめるパワーの足場から足場へ……」



あんじゅ「これは……とびはねる……?」

英玲奈「速い……さきほどまでとは桁が違う……」

梨子「めざめるパワーを足場に縦横無尽に空間を駆けてる……今のゾロアークは、誰にも捉えられない!!」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/19(土) 00:21:23.01 ID:3UhmZjRT0
千歌ちゃんのゾロアが進化ってめちゃくちゃ感慨深いな。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/19(土) 19:00:08.33 ID:jydKe03kO

ツバサ「少し面喰らったけど、その跳躍が永遠に続くわけじゃない。いずれ疲労でスピードは落ちる。タブンネ、その隙を見逃さないで」

タブンネ「ンネッ!!」

ゾロアーク「ゾロオッ……!!」ダンッ……

ツバサ「!!」

ツバサ「タブンネ!!」ビッ!

タブンネ「タブンネーッ!!」ビュオォォッ!

千歌「ゾロアーク!!!」

ゾロアーク「ロアッ、アァーック!!!」ダンッ! ダンッ! ダダダダダ――――!

ツバサ「またスピードが……なによ、その呆れるまでの信頼は……!!」ニイッ

千歌「勝利への飢餓とか……難しい話はわからない……。でも、勝ちたいって思いは誰にも負けない!!私たちの力で、私たちは私たちにしか行けない道を行くんだ!!!」

ゾロアーク「ロオッ、アアアック!!!」ダンッ! ドッゴォッ!

タブンネ「ネエッ!!!」グラッ

ツバサ「タブンネ!!!」

千歌「一緒に行こう!!!ゾロアーク!!!」

ゾロアーク「ゾロアアァ――――!!!」

千歌「勝利の……その先へ!!!」

ゾロアーク「ロォアァァァァァ――――!!!!!」キイィィィンッ……

タブンネ「タブンネ――――」

ドオォォンッ!

103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/19(土) 21:33:53.69 ID:S82Sud5q0
そういやこの話の初ダイレクトアタックはマリーさんなのか
それ見てたらサトシ達はあの3人組に結構手痛い仕打ちしてるんだな・・・
向こうは悪い事はするけど暴力は極力控えてるっぽいのに
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/19(土) 23:45:02.11 ID:jydKe03kO

梨子「ナイトバースト……!!」

あんじゅ「これがゾロアークの……いえ」

英玲奈「彼女の力か……どうやら、我々は彼女たちをみくびっていたらしい。猛省しよう」

梨子「とびはねるの強烈な一撃に、至近距離からのナイトバースト……。これで……」

英玲奈「しかし、君もまた我々を侮りすぎだ」

梨子「っ!!」

あんじゅ「私たちの予想を越えたあの子は称賛するわ。でも……まだもう少し、四天王には及ばない」

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/19(土) 23:48:57.59 ID:GEby30jo0
クサイハナ出してほしい……
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/20(日) 00:39:52.35 ID:RjJMqSD7O

パラパラ……

ゾロアーク「ゾロッ……」

ガラッ……

タブンネ「ターブンネー……」

千歌「っ……!」

ツバサ「ヒヤヒヤしたわ。背筋の凍るいい攻撃だった。咄嗟に急所をはずしていなければ倒れていたでしょうね」

ゾロアーク「ロアッ……!!」

ツバサ「経験とレベルの差を一気に埋める急成長……バトルの中で強くなり、高まり、熱くなる。それを若さ故の特権と言うと、自分が年をとったみたいでなんだか複雑な気分に駆られるけれど」クスッ

ツバサ「千歌さん」

千歌「っ、はいっ!」

ツバサ「今はまだ及ばなくても……あなたの牙は、確かに私に届いたわよ」

千歌「……………………」

ツバサ「タブンネ」スッ キラン

タブンネ「ターブンネーッ♪」キラン

千歌「敵わないって……」

ツバサ「……………………」

千歌「敵わないってわかったバトルでも……諦めたくない。それは……私もポケモンも頑張ることを否定することになります。最後の一瞬までなにが起こるかわからない……それが、バトルの楽しみなんです」

ゾロアーク「アアク!!!」

ツバサ「……最後まで足掻く姿を羨ましいって思ってしまうのは、やっぱり……私が大人になったからなんでしょうね」クスリ

千歌「いくよっ!!!ゾロアーク!!!ナイトバースト――――!!!!!」

ゾロアーク「ゾオッ、アァァァァァ――――!!!!!」キイィィィン……バシュッ!



ツバサ「メガシンカ――――――――」

107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/20(日) 00:56:50.02 ID:RjJMqSD7O

――――――――

――――

――

――――――――ガラスノハナゾノ号・一等客室



千歌「……………………」ポフッ

梨子「……………………」ボー

千歌「……………………梨子ちゃん」

梨子「……………………なに?」

千歌「へい、かもん」ポフポフ

梨子「結構です」

千歌「来て、お願い」

梨子「……………………」スッ

スタスタ……ポフッ

千歌「頭撫でて」

梨子「……………………これでいい?」ナデ

千歌「……ん」モゾッ

梨子「なによ」

千歌「なんでもない」

梨子「……………………」

千歌「ねえ」

梨子「ん?」

千歌「私に足りないのって……なんだと思う?」

梨子「いくつまで挙げていい?」

千歌「笑って済ませられるくらいで」

梨子「……経験でしょ」

千歌「……だよね」

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/20(日) 01:32:33.98 ID:RjJMqSD7O

梨子「経験は時間だもの。四天王の人たちも、穂乃果さんたちも、私たちより長くポケモンと触れ合い、多くの知識を得てきた。経験では差は埋まらない」

千歌「……じゃあ、どうすればいいんだろうね」

梨子「経験で劣るなら、努力で上回るしかない。バトルは、ポケモンの力をより引き出せた方が勝つ。経験とレベルの差を帳消しにするくらいね」

千歌「でも……それってつまりトレーナーとしての才能ってことだよね?」

梨子「……………………」



――――――――

――――

――



メガタブンネ『ターブンネーッ!!』

ゾロアーク『ロオッ!!!』

千歌『とびはねる!!!』

ゾロアーク『ロッ、アァァァク!!!』

ツバサ『タブンネ、じゅうりょく!!』

メガタブンネ『ネーッ、エッ!!!』ズウゥンッ!

ゾロアーク『アァッ!!?』ズシンッ!

千歌『ゾロアーク!!!』

ゾロアーク『ゾッ、ロオッ!!!』ズシッ! ズシッ!

ツバサ『10まんボルト!!!』

メガタブンネ『ターブンッ、ネーッ!!!』



――

――――

――――――――

109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/20(日) 02:45:10.99 ID:RjJMqSD7O

梨子「才能……か。その言葉は、あんまり好きじゃないわ」

千歌「え?」

梨子「みんな誰しも才能って呼ばれる種を持っていて、努力という水をあげてそれを咲かせる。種の数も、どんな才能が咲くかなんて誰にもわからない。誰もが普通で、でも特別で。どんな才能を秘めた人だって、努力しなきゃそれは絶対に芽吹かない」

千歌「……そっか。やっぱりチャンピオンの言葉って重みがあるね。……なんか、頑張れって言われた気がする」

梨子「千歌ちゃんはまだ、水をあげている途中なのよ。焦らずに、ポケモンと手を取って歩いていけばいい。私も……そろそろ前に進まないとね」

千歌「……?梨子ちゃん?」



コンコン



千歌「誰か来た?」

梨子「ええ」スクッ

ガチャッ

ツバサ「お邪魔するわね」

千歌「ツバサさんっ!?」

英玲奈「やあ」

あんじゅ「ハロー♪」ヒラヒラ

千歌「えっと……エントランスで会った……」

ツバサ「悪いわね。表彰式のあと、ファンに囲まれて身動きがとれなくなっていたの」

梨子「それはツバサさんが不用意に正体を明かすから……」

あんじゅ「まったくだわ」

ツバサ「うっ……」

英玲奈「軽率な行動は控えろと言っておいたものを」

ツバサ「コ、コホン……それより、改めて自己紹介といきましょうか。私はツバサ。ウラノホシリーグの四天王よ」

英玲奈「同じく四天王の一人、英玲奈だ」

あんじゅ「あんじゅよ♪よろしくね、千歌さん♪」パチッ

千歌「は、はいっ!」

ツバサ「私たちは穂乃果さんたち……μ'sと頂点を競い合った仲なの。世間ではA-RISEとして名が通っているわ」

梨子「はい。にこさんからお話を伺っていました」

英玲奈「我々もだ」

あんじゅ「穂乃果さんからあなたたちの話を聞いていたの」ニコッ

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/20(日) 17:42:27.44 ID:RjJMqSD7O

千歌「穂乃果さんから?」

ツバサ「私たちも、各地のジムリーダー同様、GUILTYLEAに対抗するための戦力として穂乃果さんに頼まれたのよ」

梨子「四天王が……」

英玲奈「相手が四天王である以上、それ相応の戦力を整える必要があるからな」

千歌「四天王?」

あんじゅ「GUILTYLEA総帥……鞠莉。彼女は私たちと同じ、四天王の一人なのよ」

梨子「あの人が四天王……どおりであの強さ……」

千歌「……………………っ」ギュッ

梨子「チャンピオンに四天王、ジムリーダー……豪勢なメンバーですね」

ツバサ「向こうの戦力が未知数な以上、こっちもフルメンバーで迎え撃つ必要があるからね」

千歌「……そっか、ツバサさんたちはGUILTYLEAのこと……」

梨子「そうね。ここで持ってる情報を交換しておいた方がよさそうね」

111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/21(月) 00:14:29.84 ID:JqbNGnsi0
今って確定してる千歌勢が、
千歌、梨子、ルビィ、花丸
穂乃果、海未、ことり、花陽、凛、真姫、希、にこ
ツバサ、英玲奈、あんじゅ
って感じ?
まだ登場してない絵里は除いて。
てか普通にGUILTYLEAのメンバーで勝てる気がしないんだが。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 00:40:35.56 ID:qUfoktJiO
こういう時の敵は二対一でも互角かそれ以上の実力を発揮してくるものだってポケスペで学んだ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 00:48:56.29 ID:Fn+LhLpx0
向こうはいたいけな女の子に伝ポケでダイレクトアタックしてくる非道になってるからな・・・
この戦力差を埋めるだけの狡猾な手を使ってきそう。
支援先のシスターズホールの会員洗脳して戦力にするとか。
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/21(月) 12:50:42.41 ID:s9D8zW6CO

英玲奈「なるほど、かのクロサワストーンラボラトリ所長が……」

あんじゅ「それに謎のダークライ使い……」

ツバサ「二人組の実力白昼のトレーナー……SaintSnow……。戦力を整えるいるのは、向こうも同じってことね」

英玲奈「SaintSnowという名は耳にしたことがある。我々と同じ、UTXシティ出身のトレーナーの姉妹だな」

あんじゅ「ああ、覚えてるわ。かなりの手練れだったわね。妹の方はやけに強さに固執した感じだったから印象が強いわ」



梨子「リーグサミット……なるほど、たしかにそれなら」

千歌「うんっ!これなら……曜ちゃんを……!!」

ツバサ「あなたたちも大切なものを奪われたのね」

千歌「……っ」コクン

ツバサ「……私たちは今日、あなたたちに会うためにこの船に乗ったの」

千歌「私たちに?」

梨子「……まあ、偶然だとは思っていませんでしたけど」

あんじゅ「共闘っていう立場を組む以上、相手のことを理解しておく必要がある」

英玲奈「相手の強さも等しくな」

梨子「試したと、そういうことでしょう?私たちが戦力になり得るかどうか」

ツバサ「そういうことね」

千歌「それで……結果は?」

ツバサ「もちろん合格。私たちは、あなたたちの力を認めたわ」ニコッ

千歌「よかった……」ホッ

梨子「……………………」

ツバサ「奪われたものを取り返すために、私たちは力を貸すわ」スッ

千歌「はっ、はいっ!よろしくお願いしますっ!」ギュッ

ツバサ「ええ、よろしくね」ニコッ

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/21(月) 14:21:29.14 ID:s9D8zW6CO

梨子「待ってください」

ツバサ「……………………」

千歌「梨子ちゃん?」

梨子「あなたたちは私たちを認めてくれた。……でも、私たちはまだあなたたちを認めていません」

英玲奈「ほう」

あんじゅ「まぁ♪」クスッ

千歌「ちょっ!?梨子ちゃんっ!?なに言ってるの!?」アセアセ

ツバサ「さっきのバトルで、強さは証明したつもりだけど?」

梨子「はい。四天王の力……身に沁みるほど痛感しました」

あんじゅ「だったら……」

梨子「わかってます。これは……ただの八つ当たりです」

千歌「八つ当たり?」

梨子「負けっぱなしの自分の無力さに……夢を追うことにかまけてチャンピオンとしての力量を疎かにした不甲斐なさに対しての……。なんでもいいから捌け口が欲しいっていう、自己満足も甚だしい癇癪です」

ツバサ「……………………」

梨子「勝手な申し出なのはわかってます。その上でお願いします。私と……本気でバトルしてください」ペコッ

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/21(月) 18:19:21.88 ID:s9D8zW6CO

ツバサ「……クスッ♪」

ツバサ「癇癪を受け止めるのは、大人の役目よね。いいわ、バトルしましょう。本気で」

梨子「っ、ありがとうございます!」

英玲奈「いいのか?」

ツバサ「ええ。チャンピオンたってのお願いよ?断る理由は無いわ♪」

あんじゅ「いいなあ、私もバトルしたいのに」

英玲奈「そういうことなら私もだ」

ツバサ「あら、それじゃあじゃんけんして勝った人が、梨子さんとバトルするっていうのはどうかしら」

英玲奈「のった」

あんじゅ「一回勝負ね♪」



ワイワイ……

梨子「……………………」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「……ごめんね千歌ちゃん。勝手なこと……」

千歌「ううん。でも……なんで?」

梨子「……前に、穂乃果さんとバトルしたときみたいに……これが私の強さを取り戻す一番の方法なの。格上の相手に挑む……いつだって挑戦者だったあの頃の私を。挑戦し続けることでチャンピオンにまで登り詰めた、最も強かった頃の私を」

千歌「一番強かった梨子ちゃん……///……うん、私も見てみたい!!強くてカッコいい、梨子ちゃんの姿!!」

梨子「ええ。曜ちゃんを助けるために。あのときの千歌ちゃんとの約束を果たすために。二度と悔しい思いをしないために。私は……勝ってみせる!!」



フワリ

メロエッタ「メロ♪」コソッ

117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 18:35:21.98 ID:Wzf9ELISo
梨子ちゃんカッコよすぎて濡れた
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/21(月) 18:56:07.63 ID:s9D8zW6CO

――――――――ガラスノハナゾノ号・船尾



ツバサ「ここなら誰も来ないわ。気兼ね無くバトルが出来るわね」

梨子「ありがとうございます」

千歌「うっわぁ〜♪夕陽キレ〜♪」

英玲奈「サンセットクルーズだな。悪くない」

あんじゅ「いいステージになりそうね♪」

ツバサ「さっそく始めましょうか。本気のバトル……」ニコッ

梨子「っ」ゾワッ

梨子「はいっ!!」



梨子とバトルするのは……
安価下1コンマ
1〜3→ツバサ
4〜6→英玲奈
7〜9→あんじゅ
0→A-RISE全員

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 18:56:53.54 ID:BnAhxSMT0
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/21(月) 21:51:08.14 ID:s9D8zW6CO

千歌「梨子ちゃんの相手は……」

英玲奈「私が相手をさせてもらおう」ザッ

梨子「英玲奈さん」

英玲奈「不服……とは言ってくれるなよ」ニコッ

梨子「っ」ピリッ

梨子「胸をお借りします」

あんじゅ「負けちゃダメよ、英玲奈♪」クスクス

英玲奈「無論だ」

千歌「梨子ちゃん」

梨子「千歌ちゃん、見ててね。私のこと」

千歌「うんっ!!!」



ザッ

ザッ

梨子「……………………」シュッ ポンッ

ゲコガシラ「ゲコ!!」

英玲奈「……………………」シュッ ポンッ

メタグロス「メッタ!!」

千歌「……………………っ!」ギュッ

ツバサ「それではこれより、英玲奈と梨子さんのバトルを開始するわ。使用ポケモンは1体、どちらかが戦闘不能になったとき終了。いいわね?」

梨子「はい」

英玲奈「ああ」

梨子「ゲコガシラ……最高の音を奏でるわよ」

ゲコガシラ「ゲコッ!!」スウッ……

英玲奈「メタグロス、進撃の刻だ」

メタグロス「メタッグ!!」ガシンッ

ツバサ「それでは、バトル……始めっ!!」

121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [SAGE]:2016/11/22(火) 00:14:30.80 ID:7kq4+oEJ0
梨子ちゃんちょっとイケメンすぎませんかねえ(歓喜)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 00:45:04.00 ID:sFRzcxlD0
そろそろ最終進化来るか
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 11:07:37.33 ID:EpLicauSO
色違いの戦いやね
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/22(火) 11:44:53.93 ID:Gj5tsHK0O

梨子「ゲコガシラ、いあいぎり!!」

ゲコガシラ「ゲコッ!!ゲーッ、コッ!!」シャキンッ

英玲奈「ほう、速いな。ならばこちらも行くぞ。メタグロス、コメットパンチ!!」

メタグロス「メエッ、タッ!!」ガシンッ ドゴオッ!

ギイィンッ!

ゲコガシラ「ゲコッ!!」ズザッ

メタグロス「メタッ!!」ズシンッ

梨子「さすがのパワーね……。なら、こっちは……!!ゲコガシラ、かげぶんしん!!」

ゲコガシラ「ゲェアッ!!!」シュバッ シュバッ シュババババ……!

英玲奈「メタグロスのパワーに対してスピードで対抗するか」

梨子「みずのはどう!!!」

ゲコガシラ「ゲッ、コオッ!!!」キイィン……バシュッ!

英玲奈「並のメタグロスとトレーナーなら翻弄されていたかもしれないな。だがあいにくだ」

梨子「っ!!」ゾワッ――――!

英玲奈「私もメタグロスも並みではない」

メタグロス「メッ……タァッ!!!」ゴオォッ!

梨子「!!?」

英玲奈「コメットパンチ!!」

メタグロス「メッ!!タッ!!」

ボフン ボフン ボフン!

ゲコガシラ「ゲコッ!?」



千歌「こうそくいどう!!」

あんじゅ「何度見ても圧巻の速さね。中、軽量級のポケモンを思わせる抜群のスピード」

ツバサ「英玲奈の育て方ももちろんだけど、あのスピードを実現している最大の特徴が、夢特性ライトメタル」

千歌「ライト……メタル?」

ツバサ「自身の重さを半分にする特性よ」

千歌「半分に?」

あんじゅ「メタグロスの重さは、通常550.0kg。ライトメタルはそれを半分にする。つまり、英玲奈のメタグロスの重さは275.0kgってことね」

千歌「そんなに……」

あんじゅ「従来の威力、破壊力はそのままに、軽量化したスピードで猛攻を仕掛ける。あそこまではがねというタイプの性能をフルに生かせるトレーナーを、私は知らない」

ツバサ「鋼鉄の麗人。英玲奈は、ウラノホシ最強のはがねタイプ使いよ」

125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/22(火) 16:42:06.74 ID:Gj5tsHK0O

梨子「なんて推進力……これが、ウラノホシの四天王……!!」

英玲奈「ぼさっとしている暇はないだろう!れいとうパンチ!!」

メタグロス「メタッ!!!」ゴオッ!

梨子「つばめがえしで迎え撃ちなさい!!」

ゲコガシラ「ゲエッ、コッ!!!」クルッ ドゴッ!

メタグロス「タッ、グッ!!!」ガシンッ ガシンッ!

ピキッ……パキッ……

ゲコガシラ「ゲコッ!!?」

梨子「ゲコガシラの右腕が凍った!!」

英玲奈「不用意に受けるべきではなかったな。捩じ伏せろ、コメットパンチ!!」

メタグロス「メェッ、タッッ!!!」



千歌「危ないっ!!」



梨子「っ!!かげ――――」



いつだって挑戦者だったあの頃の私を――――――――



梨子「!!」

梨子「……そうよ。昔の私は……逃げ腰のバトルはしなかったじゃない!!」

英玲奈「!!」

梨子「ゲコガシラ、つばめがえし!!!腕の氷を砕きなさい!!!」

ゲコガシラ「ゲコッ!!!」

メタグロス「タッ、グ!!!」ゴオォッ!

ゲコガシラ「ゲェアァッ!!!」ゴオォッ!

パキィ――――ン!

126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/22(火) 16:43:46.32 ID:+oWWGNmxO
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/22(火) 18:05:53.92 ID:Gj5tsHK0O

あんじゅ「嘘でしょ!?」

ツバサ「あんな方法で状態異常を解くなんてね。下手を踏めばポケモンも危いギリギリの采配。それは無鉄砲さ……いえ、梨子さんはゲコガシラを信じた。ゲコガシラもまた、梨子さんの指示に迷わなかった。けして揺らぐことのない絶対の信頼関係……それこそが梨子さんの素質。チャンピオンたる資格」

千歌「チャンピオンの資格……!」



英玲奈「無茶なことをする」

梨子「格上の相手に、リスクも無しに勝てるとは思っていませんよ」

英玲奈「けして褒められたものではない。が、その気概は……嫌いじゃない!」ニイッ

メタグロス「メタ!!」ガシンッ

梨子「反撃よ!!かげぶんしん!!」

ゲコガシラ「ゲコッ!!」シュバッ シュバッ ダダダダダ――――!

梨子「いあいぎり!!!」

ゲコガシラ「ゲコッ!!!」シャキンッ!

英玲奈「メタグロス、こうそくいどう!!!」

メタグロス「メッタ!!!」

英玲奈「続けてれいとうパンチ!!!」

メタグロス「メタッグッ!!!」

ボフン ボフン ボフン!

英玲奈「なにっ!?」



ツバサ「全てかげぶんしん!!」

あんじゅ「本物は!!」



ゲコガシラ「ゲコオッ!!!」

英玲奈「上か!!」ビッ!

メタグロス「メッタ!!!」ガシンッ ブンッ!

ボフン!

英玲奈「っ!!」



千歌「あれもかげぶんしん!!!」



梨子「本物は……!!!」

ゲコガシラ「ゲェアァッ!!!」

英玲奈「真下だと!!?」

メタグロス「メッタ――――」

梨子「切り裂きなさい、ゲコガシラ!!いあいぎり!!!」

ゲコガシラ「ゲッ、コオッ!!!」

ズバアッ!

128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/22(火) 21:22:28.43 ID:Gj5tsHK0O

ズシンッ……

梨子「よしっ!!」グッ

ゲコガシラ「ゲコッ」



千歌「やった!!梨子ちゃんっ!!ゲコガシラ!!」

あんじゅ「メタグロスの防御を越えてダメージを与えた……」

ツバサ「研ぎ澄まされたいあいぎりね。それに熟練の技を思わせるかげぶんしん……」

千歌「さすが梨子ちゃんだよっ!!」キラキラ

ツバサ「ええ、さすがね。史上最年少でチャンピオンになっただけのことはある。あの勇猛果敢な攻撃。あれが本来の梨子さんのバトルスタイルなんでしょうね。でも……」



ゲコガシラ「ゲコッ……?」ピリッ

――――ブワッ!

梨子「!!」

ガッシィ――――!

ドゴンッ――――!

ゲコガシラ「ゲコォアッ――――!!?」ギリギリ

梨子「ゲコガシラ!!!押さえつけられた……!?決めたはずなのに……!!」

英玲奈「ああ、もう少しだったな。あいにく慣れているのさ。息もつかせぬ疾風怒濤の攻撃にはな」

メタグロス「メタッッ!!」ズシンッ

ゲコガシラ「ゲェアァッ!!!」

梨子「ゲコガシラぁっ!!!」

英玲奈「お望み通り……」スッ



英玲奈「本気で行こうか」キラン

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/22(火) 23:17:49.36 ID:Gj5tsHK0O

千歌「キーストーン!!」



英玲奈「地を駆け巡る聖女の御手は、全てを砕く鋼の拳!!」

キイィィィ――――ン!



英玲奈「メガシンカ――――!!!」

パアァァァァァ――――ッ!

メガメタグロス「メエッ……タッ、グアァァァァ――――!!!」



梨子「っ!!!」ビリビリ

梨子「やっぱり……メガシンカポケモンはプレッシャーが違う……!!」

英玲奈「メタグロス、ゲコガシラを投げ飛ばせ!!」

メガメタグロス「メッタ!!!」ブンッ!

ビュンッ!

ゲコガシラ「ゲコッ!!?」

梨子「っ!!!」



千歌「ゲコガシラが船から落ちちゃう!!!」



ゲコガシラ「ゲ……コッ!!」モコモコッ ビュッ!

グイーッ!



あんじゅ「ケロムースで船の欄干を!!」



梨子「耐えた……!」

英玲奈「そう思うか?」

メガメタグロス「メッ、タッ!!!」ゴオッ!

ゲコガシラ「ゲコッ――――」

英玲奈「コメットパンチで海に叩き落とせ!!」

メガメタグロス「グッ、ロス!!!」ゴスッ!

ゲコガシラ「ゲコオッ!!!」

ザッパァンッ!

梨子「ゲコガシラ――――!!!」

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/23(水) 00:15:09.33 ID:5cOBNjf6O

ブクブク…….。o○

ザパッ!

ゲコガシラ「ゲェアァッ!!!」シュタタタ……シュバッ!



ツバサ「船の外壁を駆け上って……!」



ゲコガシラ「ゲコ!!!」

梨子「ゲコガシラ……うんっ!!かげぶんしん!!!」

ゲコガシラ「ゲコオッ!!!」シュババババ……!

梨子「みずのはどう!!!」

ゲコガシラ「ゲェーッ、コッ!!!」キイィン……バシュッ!

英玲奈「れいとうパンチ!!!」

メガメタグロス「メタッ!!!」ガシンッ!

パキッ……パキッ……パキイイン!

梨子「みずのはどうが……!!」

英玲奈「かげぶんしんを薙ぎ払え!!ラスターカノン!!!」

メガメタグロス「メェア……タグァァァァァ――――!!!」ゴオオオオオッ!

梨子「なっ!!?」

英玲奈「こうそくいどう!!!」

メガメタグロス「タッ、グ!!!」ビュンッ!

英玲奈「コメットパンチ!!!」

メガメタグロス「メタッ!!!」ガシンッ!

ゲコガシラ「ガッ――――!!」

梨子「ゲコガシラ……」

英玲奈「れいとうパンチ!!!」

メガメタグロス「メッ、タッ!!!」ガシンッ

ゲコガシラ「ゲッ、コ――――!!!」パキイイン

梨子「ゲコガシラ……!」

英玲奈「とどめだ。ラスターカノン!!!」

メガメタグロス「タッ、グアァァァァ――――!!!!!」キイィィィン

ドオォォォォン!

梨子「――――――――」



千歌「――――――――っ!!!」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 00:47:47.19 ID:EqlOimno0
メガシンカ時の決め台詞全員あるのか
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/23(水) 02:01:37.05 ID:5cOBNjf6O

ゲコガシラ「ゲ――――コ――――」ボロッ



ツバサ「満身創痍……ね。英玲奈のメガメタグロスを相手によく保ったわ。あのゲコガシラ、いい育てられ方をしてる」

あんじゅ「冷静沈着。鋼鉄の麗人なんて字で呼ばれてはいるけど、品位という薄皮を剥いた英玲奈は、私たちA-RISEの中の誰よりも苛烈で攻撃的。あの猛攻は誰にも止められない」

千歌「……………………」

あんじゅ「絶句ね……まあ、気持ちはわかるわ」

ツバサ「目の前の出来事を受け入れられないでしょうね。けれど、今この瞬間が事実。これこそが……」



英玲奈「四天王の"本気"であり、梨子さん……君が望んだ"現実"だ」

梨子「……………………」

英玲奈「……もう陽が落ちるな」

スウゥゥ……

英玲奈「……さて、バトルは決着だ。はやくゲコガシラを治療して――――」

梨子「まだです」

英玲奈「……………………!」

梨子「ゲコガシラは……まだ負けていません」



あんじゅ「虚勢……いえ、強がりね。チャンピオンになったと言ってもまだ子ども……この結果を受け入れられない気持ちはわかるけど」

千歌「……………………」

ツバサ「……?千歌さん?」

千歌「……なんか、同じだな……って思って」

ツバサ「同じ?」

千歌「ケロマツがゲコガシラに進化した……あのときと」



梨子「ピンチのときほどよくわかるんです。ゲコガシラの鼓動……ゲコガシラの音……まだやれる、おれを見ろ、おれが梨子を勝利に導いてやるって心の声が」



千歌「今度は、私はなにも言わない。だって……梨子ちゃんはもう……」

133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/23(水) 02:39:02.35 ID:5cOBNjf6O

メロエッタ「メーロ……」コソコソ



梨子「相手が強いほど燃える。ピンチのときこそワクワクする」グッ

ゲコガシラ「ゲコ……!!」ググッ

英玲奈「っ!!」



あんじゅ「立ち上がるの……?」

ツバサ「これが……彼女たちの信頼……」

千歌「梨子ちゃんはもう……わかってるから」



梨子「この胸に宿るドキドキを……思いっきり奏でてみたい!響かせてみたい……!ゲコガシラと一緒に……輝きたい!!」

ゲコガシラ「ゲコッ!!!」ザッ!



千歌「自分の中の……輝きを!!」



梨子「あなたとなら、どこまでだっていける!!!どんな夢だって叶えられる!!!」

ゲコガシラ「ゲコオッ!!!」

梨子「もう一度……いえ、何度だって言うわ!!」



これからもずっと……



梨子「私たちは、パートナーだから!!!!!」

ゲコガシラ「ゲェアッ、コオォォォォォ――――ッ!!!!!」

パアァァァァァ――――!

134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 10:57:43.19 ID:Z+4TglzSO
メロエッタがかわいい
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/23(水) 18:02:19.97 ID:5cOBNjf6O

千歌「きた……!!」パアァ

あんじゅ「これは……っ!!」

ツバサ「進化の……夜の闇を掻き消すような……光の奔流……!!」



ゲッコウガ「コウッ、ガアァァァァァ――――!!!」バンッ!



ツバサ「!!!」

あんじゅ「あの姿は……色違い特有の……」

千歌「黒い……ゲッコウガ……!!///」



メロエッタ「メロォ……♪///」



英玲奈「夜に融けるその姿……私のメタグロスとはまさに正反対だな。我々を見据えるその眼光……いずれ我々を脅かす猛威となり得る前に、ここで杭を打っておくとしようか」

梨子「私たちが見ているのは……もっと先です。私たちはもう二度と……」



ヨハネ『……………………』

ダイヤ『……………………』

鞠莉『……………………』



曜『――――――――』



梨子「負けない!!!!!」

ゲッコウガ「ゲコ!!!!!」

136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 19:15:45.86 ID:EqlOimno0
負けたくない相手にナチュラルにハブられるセイントスノー・・・
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/23(水) 23:16:06.84 ID:WAjOMxEe0
>>113 ちょうどSMで精神操作系のえげつないやつが出てきたな、それも岩タイプ

今後ポケモン安価とるときはアローラポケモン解放してもok?あとUBは伝説扱い?
138 :>>1ですm(__)m [saga]:2016/11/24(木) 00:48:07.80 ID:Cevcl2GOO

>>137
ネタバレ含むので詳細は省きますが、今後SM要素も随所に絡めていくつもりではありましたm(__)mことりちゃんのくだりとか。

ゲットもゆくゆくは解禁にしたいと思いますが、現状いきなりアローラポケモンを絡めるのはストーリー的に難しいので、もう少し待ってくださいm(__)m

UBはそうですね、μ's、Aqours、A-RISEのメインがほぼほぼ決まっているので、サブ枠で登場させるかどうかですかねm(__)m

139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 01:08:48.85 ID:Cevcl2GOO

梨子「行きなさいっ、ゲッコウガ!!かげぶんしん!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!」グッ……ダンッ! シュババババッ!



千歌「さっきまでとはスピードが違う!!」



英玲奈「いくら速かろうとも!!メタグロス、コメットパンチ!!」

メガメタグロス「メッタ!!!」ガシンッ ドゴオッ!

梨子「つばめがえし!!!」

ゲッコウガ「ゲェアッ、コッ!!!」グルンッ!

バチィッ!

メガメタグロス「メタッ!!?」

英玲奈「なにっ!!?」



あんじゅ「メタグロスが押し負けた!!?」



梨子「いあいぎり!!!」

ゲッコウガ「コウガ!!!」シャキンッ!

ズバッ ズバッ……ズババババババ――――

メガメタグロス「メッ……タ……!!」

英玲奈「いつまでも好き勝手させるな!!メタグロス、甲板に向けてれいとうパンチ!!」

メガメタグロス「メタッ、グアッ!!!」ドンッ! パキパキ……


千歌「甲板が凍っていく!!ゲッコウガが!!」



梨子「跳びなさい、ゲッコウガ!!」バッ

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」シュバッ!

140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 01:29:53.84 ID:49boV0eqO
>>136
セイントスノーには負けてないから…(引き分け)
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 01:46:20.74 ID:Cevcl2GOO

千歌「上に跳んで凍るのをかわした!!」

ツバサ「でも、それこそが英玲奈の狙いよ!!」



英玲奈「空中では避けられまい!!メタグロス、残るパワーの全てを込めろ!!」

メガメタグロス「メッ、タ…………!!!」キイィィィン……!

英玲奈「称賛しよう、梨子さん!!君も、君のゲッコウガも、バトルに懸ける情熱も全て!!まごう事なき一流だ!!しかし、私は負けない!!四天王の……いや、私がA-RISEである誇りに懸けて!!!」

梨子「誇りなら私にもあります!!誰にも譲れない……勝利への思いが!!」

ゲッコウガ「ゲッ、コッ!!!」



メロエッタ「メロ♪///〜♪」



梨子「他の誰でもない!!!私たちだけの音が!!!」

ゲッコウガ「ゲエアッ、コウ……ガアッ――――!!!」

梨子「奏でるわよ、ゲッコウガ!!!私とあなたで!!!最高の音色を!!!太陽のような、無敵の輝きを!!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガアァァァァァ――――!!!!!」



〜♪

キィ――――ン

ドクンッ



メロエッタ「〜♪」〜♪



ゴオオオオオ――――ッ!

A-RISE「!!!?」

千歌「……梨子……ちゃん?」

142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 02:02:12.08 ID:Cevcl2GOO

あんじゅ「なに……あの水柱……!!」

ツバサ「ゲッコウガが……いやっ、梨子さんも……激流を身に纏った……!?」

千歌「〜っ!!!//////」



英玲奈「っ、撃ち抜けメタグロス!!!ラスターカノン!!!」

メガメタグロス「メェアッ、タッ……グァァァァァ――――!!!!!」ドオォォンッ!

梨子「行くわよ、ゲッコウガ!!!勝利の先へ!!!みずしゅりけん!!!!!」ヒュウンッ!

ゲッコウガ「ゲコッ!!!コウッ……ガアァァァァァ――――!!!!!」ヒュウンッ!

ギギギギギ……!

梨子「はあぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガアァァァァァ――――――――!!!!!」

ギィンッ!

メガメタグロス「メタッ!!?」

ドオォォォォ――――ンッ!

143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/24(木) 02:04:15.79 ID:z+Gb8r+oo
激アツだな
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/24(木) 02:10:24.19 ID:fYmBRDKdO
BGMがあるなら間違いなくXY&Zが流れてるな
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 03:19:18.39 ID:EtphExnJ0
まだ水柱を纏った状態だから、完全体じゃないんだよな
アニメみたいにコントロールするまでひと山あるのか…
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 07:37:23.11 ID:gES8FKrK0
梨子ちゃんもかっこいいけど、ゲッコウガもイケメンすぎるなこれ
このゲッコウガに壁ドンされたら濡れる
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 11:39:51.26 ID:BS9y5JkSO
UBってなんぞ?
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 13:33:39.52 ID:8zlXme2MO
>>147
サン・ムーンで登場するポケモンとも人間とも違う存在
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 16:54:28.05 ID:Cevcl2GOO

ゴオオオオオッ!

ゴオオオ……

ゴォッ……

フゥッ……

梨子「はあっ、はあっ!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガッ!!」

メガメタグロス「メ……タ……」

シュウン

メタグロス「――――」ズシンッ

英玲奈「メタグロス……」

ツバサ「勝負有り。メタグロス、戦闘不能。ゲッコウガの勝ち。よって勝者――――」

千歌「梨子ちゃんっ!!!」

梨子「……っ!」グッ

ゲッコウガ「ゲコ」

梨子「やったわね、ゲッコウガ……♪」

ゲッコウガ「コウガ」



千歌「スッゴい!!スゴいスゴいスゴい!!スゴいよ梨子ちゃんっ!!!」ギューッ

梨子「ちょっと……千歌ちゃん……///」

千歌「四天王に勝っちゃった!!スゴいよぉ!!!」

梨子「さっきからスゴいしか言ってないじゃない……」クスッ

千歌「ゲッコウガもスゴかったよ!!」

ゲッコウガ「コウガッ」

千歌「ホントに強かった!!それに最後のあれ!!」

梨子「?」

ゲッコウガ「?」

梨子「……あれ、って?」

千歌「覚えてないの!?梨子ちゃんとゲッコウガが……!!」

梨子「無我夢中で……」

千歌「うえぇ!!?本当にスゴかったんだよ!?」

梨子「ボキャブラリーが貧困すぎて伝わらないのよ」

150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 16:55:53.42 ID:+4dCdRFA0
じゃあ『アローラのすがた』と『今までのすがた』が居るポケモンはどういう扱い?
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 17:44:14.39 ID:Cevcl2GOO

千歌「私鳥肌立ったんだから!!なんか、二人がまるで一つになったみたいな!!」

梨子「私たちが……?」

ゲッコウガ「ゲコ……」

梨子「……たしかに、そうかも。最後の数秒……ゲッコウガの考えてることがわかった。まるでゲッコウガの見えてるものが私に見えているような……私自身がゲッコウガになったみたいに」

千歌「梨子ちゃんがゲッコウガに?」

梨子「……よくわからないけど、たぶんそんな感じ」



ツバサ「おそらく今のは、キズナ現象と呼ばれるものね」



梨子「キズナ……」

千歌「現象?」

ツバサ「特に信頼関係の強いトレーナーとポケモンとが、心の波長を重ね合わせたとき、極めて稀に発生すると言われる現象……。カロス地方ではそれに纏わる伝承があるし、あるトレーナーがキズナ現象を発動させたという前例はあるみたいだけど、私たちも直に見たのは始めてだわ」

梨子「心の波長……」ソッ

英玲奈「まあ……今の発動は偶発的で、発動時間もごく数秒……。完全なキズナ現象とは言えないだろうがな」

千歌「英玲奈さん」

あんじゅ「ぷっ♪英玲奈ったら、負け惜しみ?」ククッ

英玲奈「うるさい」プイッ

英玲奈「……………………」チラッ

梨子「?」

英玲奈「……///」クシャッ

英玲奈「……ふぅ。負けたよ、梨子さん。完敗だ」

152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 18:36:18.51 ID:Cevcl2GOO

梨子「いえ……こっちもギリギリでした」

英玲奈「謙遜はやめよう。全力を出して負けたんだ。悔いはあれど、不満は無い。キズナ現象……メガシンカにも匹敵する素晴らしい力だ。ものにしたとき、今度は私が梨子さんに挑戦させてほしい」スッ

梨子「……光栄です」ギュッ

英玲奈「ふふっ……♪」

あんじゅ「なーにいい感じに締めようとしてるのよ。英玲奈ばっかりずるいわよ。梨子さんっ♪次は私とバトルしましょ♪」

梨子「えっ!?」

英玲奈「おい、梨子さんはバトルしたばかりで疲れているんだ。無理を言うな」

ツバサ「そうよ、あんじゅ」

あんじゅ「二人はいいわよ。思う存分バトルしたんだから。私はず〜っと観てるだけだったのよ?少しくらいいいじゃない。ねーっ?♪」

梨子「いや、その……」タジッ

あんじゅ「なんだったら、あなたでもいいわよ?千歌さん♪」ニコッ

千歌「私ですか!?よ、喜んでっ!!」

梨子「千歌ちゃん……」

英玲奈「あんじゅ……」

あんじゅ「ペロリ……♪蕩けるような甘い時間を味わわせてあげるわ♪」クイッ

千歌「は、はい……///」カアァ

英玲奈「子どもをからかって楽しいのかお前は……」

梨子(顎クイだぁ……///)

153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 20:45:02.43 ID:BS9y5JkSO
顎クイは見るのもされるのも好きな梨子ちゃん
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 00:17:32.63 ID:EzxsdszB0
あんじゅえっろ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 00:43:10.90 ID:qrQgePiuO

ツバサ「盛り上がってるところ悪いけど、タイムアップよ」

ちかりこ「?」

ツバサ「迎えが来たわ」

バババババババ――――

千歌「うわっ!?」

梨子「ヘ、ヘリ?」

ツバサ「言ったでしょ?今日は本当にあなたたちに会いに来ただけなのよ。用が済んだらすぐに帰るつもりだったのよ。これでもなにかと忙しいのよ」クスッ

梨子「す、すみません……」

英玲奈「そういうことなら仕方ないな」

あんじゅ「えーっ?むー……」プクー

英玲奈「バトルならあとからいくらでも付き合ってやるさ」

あんじゅ「だから……私と英玲奈は相性最悪だって……」

シュルシュルッ

千歌「縄ばしごが……」

ツバサ「行くわよ、二人とも」

英玲奈「リーダーぶるな」

あんじゅ「イライラする」

ツバサ「リーダーでしょ!?」

156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 01:16:28.84 ID:qrQgePiuO

バババババババ――――

梨子「……行っちゃったわね」

千歌「うん」

梨子「……千歌ちゃん。ツバサさんのあの話……」

千歌「……………………」



ツバサ『千歌さん、梨子さん。今日、あなたたちに会えてよかったわ』

千歌『よかった?』

ツバサ『私たちが……A-RISEとμ'sが四天王とジムリーダー、そしてチャンピオンになってからというもの、私たちに憧れた挑戦者が激増した。けど、そのほとんどが志半ばに挫折した』

梨子『何故……ですか?』

ツバサ『みんな諦めたのよ。私たちにはけして敵わないって、心が折れてしまったの』

千歌『諦めた……』

英玲奈『……………………』

あんじゅ『……………………』

ツバサ『私たちは強すぎた……それは過信や慢心にも似た強い傲り。けど、れっきとした事実。挑戦者はジムリーダーに勝てず、ジムリーダーに勝てど私たちに勝てず……そしてやがて、チャンピオンに辿り着ける者がいなくなった』

梨子『挑戦者を試すための圧倒的な強さが……挑戦者に現実を突き付ける壁になった……』

ツバサ『……………………』コクン

英玲奈『本来は……その壁を乗り越えることこそが試練。その様を我々が判断し、先に行けるかどうかの合否を定める』

あんじゅ『私たちが見るのはポケモンの強さだけじゃない。本当に見ているのは、トレーナーの本質。壁を乗り越え、前に進むことを決意する心』

ツバサ『けど……その心が折れてしまったら、私たちは……私たちの意味を無くすのよ』

157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 01:56:16.06 ID:qrQgePiuO

千歌『ツバサさんたちの……意味……』

ツバサ『……クスッ。あなたたちみたいに、どこまでもまっすぐで……夢を見続けることをやめないトレーナーに会えて、本当によかった。四天王であり続けようって、そう思えた』

梨子『……………………』

ツバサ『千歌さん』

千歌『はい』



梨子「リーグで待ってる……だって」

千歌「……うん」

梨子「諦められないわね……これで」

千歌「諦めないよ。絶対に」

スッ

千歌「届かない星なんて無いんだもん」

梨子「……うんっ♪」

158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 02:03:39.64 ID:bYloOVx3O
イイハナシダナー
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 02:50:19.24 ID:qrQgePiuO

――――――――ヘリ内



ツバサ「いい子たちだったわね」

英玲奈「ああ」

あんじゅ「本当にね」

ツバサ「彼女たちみたいなトレーナーが、きっとこの先の時代を創っていくんでしょうね。未来は明るいわ。だから……私たちが彼女たちを守る。それが私たちに出来る……今を未来に繋ぐということ」



ザザッ……

鞠莉『悪いけど……だとしたら阻止しないとね〜♪』



A-RISE「!!!?」

鞠莉『Hello,A-RISE♪』

ツバサ「鞠莉さん……なんで」

鞠莉『そのヘリ、うちのグループのメーカーだから♪勝手にモニターをハッキングさせてもらったわ♪』

英玲奈「よく、我々の前に顔を見せられたな。裏切り者の四天王」

鞠莉『裏切り?四天王だからといって、仲間意識を持った覚えはないわ』

あんじゅ「だったらなんの用かしら?世間話をしにわざわざこんなことをしたわけじゃないでしょ?」

鞠莉『言ったでしょ?邪魔をされたら困るのよ』

ツバサ「邪魔?まるで自分の行動が正当なものなような言い方をするのね」

鞠莉『Exactly♪私は正当で、正常よ♪』

ツバサ「話にならないわ。それで?自称正常なあなたが、画面越しに私たちになにが出来ると言うのかしら?」

鞠莉『そうね……♪たとえば……』



ドゴォンッ!



グラッ!

あんじゅ「っ!!?」

英玲奈「なんだ!!?」

ツバサ「!!!」

ガラッ!

ゼクロム「ゼェアァ……!!」コオォ……

ツバサ「ゼクロム……!!」

鞠莉「こうしてヘリを墜とすこと……とか♪」

160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 03:56:08.40 ID:qrQgePiuO

ツバサ「くっ!!」

鞠莉「あなたたちはここで脱落♪次の世界には必要無いわ♪」

あんじゅ「次の世界?妄言も大概にしなさいよお嬢様!!」

鞠莉「Non♪やがて世界は生まれ変わるの♪私たちみんなが輝ける世界に!!」

英玲奈「なにを言って……」

鞠莉「あなたたちには関係ないわ♪……さよなら、A-RISE♪」

ゼクロム「ゼァ……」バチバチ

ツバサ「……次の時代を切り開くとき、いつだってそれに見合った担い手がいるものよ。私たちの時代では、それは穂乃果さんだった」

鞠莉「……なにが言いたいの?」

ツバサ「時代の担い手は、少なくともあなたではないと言うことよ」

鞠莉「……っ!!!ゼクロム!!!」

ゼクロム「ゼエア――――ッ!!!」



ツバサ「……千歌さん」



ドオォォォォン!



ザパンッ……

161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 06:28:50.85 ID:VL3bWICJ0
ついにやりやがった・・・
これ見てにわか悪役な聖雪姉妹はどう思うか・・・
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 08:25:08.94 ID:v+XJbGHSO
クロムさん…
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 11:45:47.69 ID:qrQgePiuO

――――――――ガラスノハナゾノ号・一等客室



千歌「?」クルッ

梨子「千歌ちゃん?」

千歌「今……誰かに……ううん、なんでもない」

梨子「それにしても、今日はハードな一日だったわね」

千歌「うん。もうクタクタだよ〜」パタッ

梨子「でもそれ相応の成果もあった」

千歌「うんっ!」ガバッ

梨子「私はトゲキッスをゲットしたし、ゲコガシラはゲッコウガに進化した♪」

千歌「ゾロアもゾロアークに進化したもんね♪」

梨子「こうやって着実に成長していくのを実感するのは、嬉しいものがあるわよね」

千歌「……そういえば」



安価下1
ルート選択

1、千歌「オトノキザカ地方にいた頃の梨子ちゃんって、どういう感じだったの?」

2、千歌「梨子ちゃんとケロマツの出会いってどういう感じだったの?」

164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/25(金) 11:51:41.51 ID:HVroSE1iO
1
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 12:37:37.76 ID:qrQgePiuO

千歌「オトノキザカ地方にいた頃の梨子ちゃんって、どういう感じだったの?」

梨子「なに急に?」

千歌「いや、そういえばそんな話しなかったな〜って」

梨子「ああ……まあ、別に話すようなことでもないかなって」

千歌「気になるよ!!よし、一緒にお風呂行こう!!そこで詳しく聞かせてもらうね!!」

梨子「え?」

千歌「ポケモンも一緒に入れる大浴場があったの!ほら行くよ!!」

梨子「……えっ?えぇっ!!?」

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 12:50:50.66 ID:qrQgePiuO

――――――――ガラスノハナゾノ号・展望大浴場



千歌「ふぃ〜///」

梨子「くつろぎすぎでしょ……」

千歌「実家が旅館だからね〜///お風呂好きなんだよ〜///」

梨子「……たしかに、いいお湯だけど///」

リザードン「リザ」

ゲッコウガ「ゲコ」

梨子「……っえぇ!!?なっ、なんでリザードンたちが!!?」ザパッ!

千歌「ふぇ?だってポケモンも一緒に入れるし。ゲッコウガは私が勝手に出した」v

梨子「一緒に入れるって……この子たちオスでしょ!?」

千歌「ポケモンになに恥ずかしがってるの?ねー?」

リザードン「リザ……///」

梨子「……………………//////」

ゲッコウガ「コウガ……」

梨子「……あんまりこっち見ないでね?///」

ゲッコウガ「コウ……ガ///」



千歌「で?」

梨子「で?……って?」

千歌「オトノキザカにいた頃の話。聞かせてよ」

梨子「……べつに、大した話もないわよ。ジム戦に勝って、リーグに挑戦して、チャンピオンに勝って……こうして私は史上最年少でチャンピオンになりましたとさ。めでたしめでたし」

千歌「はしょりすぎだよ!!どれだけ話すのめんどくさいの!!」

梨子「えぇ……?」

167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 13:43:41.64 ID:qrQgePiuO

千歌「そういえば、向こうでバトルしてた頃のポケモンは?」

梨子「向こうを出るとき、みんなお母さんに預けたわ。夢を追うためにチャンピオンの座を降りてウラノホシを目指すときに、一からスタートしよう……って」

千歌「へぇ……じゃあ、どんなポケモンを使ってたの!?」キラキラ

梨子「……ヒミツ♪」

千歌「なんでっ!?」

梨子「……千歌ちゃんとバトルするメンバーは、もう決まってるから」

千歌「バトルのメンバー?」

梨子「6vs6のフルバトル。私は、私の最高のメンバーで千歌ちゃんとバトルするつもり。ウラノホシのゲットしたみんなと、オトノキザカで私の一番のパートナーだったポケモンでね」

千歌「ゲッコウガに、ランプラー、ガバイト……トゲキッス。オトノキザカのパートナー……って、あと一人は?」

梨子「まだゲットしてないけどね。けど、もう決まってる」

千歌「メロエッタ?」

梨子「うん♪」

千歌「そっか……手強いね。んあー、私もゲットしたいんだけどね〜」

梨子「ポケモンとの出会いは運命だものね。どんなポケモンをゲットしたいとか考えたりしてるの?」

千歌「ん……なんだろ。よくわかんない。けど、お互いが好きって思えるような関係になれたら、それだけで嬉しいと思う。ねっ、リザードン♪」

リザードン「リザッ」

梨子「千歌ちゃんらしいわね」クスッ

ゲッコウガ「コウガ」

168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 14:45:23.63 ID:qrQgePiuO

千歌「梨子ちゃんは、どうやってそこまで強くなれたの?」

梨子「強く……かどうかはわからないけど、私はお母さんにバトルの指導を受けてたから」

千歌「梨子ちゃんのお母さん?」

梨子「昔、オトノキザカでチャンピオンだったんだって」

千歌「親子二代でチャンピオンかぁ。梨子ちゃんってサラブレッドなんだね〜」

梨子「いやぁ、それほどでも」テレテレ

千歌「そんな梨子ちゃんに勝つのか〜」

梨子「勝ってみせて」クスクス

千歌「バトル以外は勝ってるんだけどね〜。胸のサイズとか♪」フニッ

梨子「はあっ!!?///サイズだけでしょ!?///トータルバランスはどう考えても私の方が勝ってるじゃない!!」ザパッ!

千歌「はいはい負け惜しみは見苦しいよ梨子ちゃん」プフー

梨子「誰がよ!!」

千歌「フフン♪どーだ、まいったか♪」フンス

梨子「うるっさいわよ普通怪獣!!」

千歌「ちかちーだぞー♪がおー♪」ザパーッ

梨子「きゃっ!!?//////」

ザッパーン

ブクブク……ザバッ

梨子「ぷはっ!!もうっ!!」

千歌「エッヘヘ〜♪」

リザードン「……リザ」ハァ

ゲッコウガ「コウガ……」ヤレヤレ

169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 19:14:50.70 ID:VL3bWICJ0
これは梨子が真のラスボス・・・
ならあのガチ手持ちでも問題ないか
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 21:49:49.74 ID:v+XJbGHSO
漁夫の利子ちゃん
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/26(土) 00:21:05.31 ID:tSDh0vuY0
これ曜ちゃん二人の様子見て普通に闇堕ちしそうじゃね
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:29:27.86 ID:5Z61wbm5O

――――――――

――――

――



千歌「うぅ……のぼせた……」グデー

梨子「お風呂ではしゃぐとか……バカなの……ぅぷ……」グデー

リザードン「リザッ……」バサバサ

ゲッコウガ「ゲコ……」パタパタ

千歌「うえぇ……ありがとー、リザードン……」

梨子「こんな情けない姿……ごめんねゲッコウガ……」

千歌「梨子ちゃんが意地張るから……」

梨子「千歌ちゃんが見栄張るから……」

ちかりこ「……………………」

梨子「……ねえ」

千歌「うん……」

梨子「ルビィちゃんたち……どうしてるかしら」

千歌「……止める人がいるって、嬉しいことなんだね」

梨子「電話してみる?」

千歌「ん……」ノソッ

千歌「ぅあ、充電切れてる……充電器……」

梨子「もう……」



ピンポンパンポン



アナウンス『当ガラスノハナゾノ号は、ノーブランドガールズ水道を順調に航海中。なお、明日正午、物資の搬入、燃料の補充のため、トチマタウンへの停泊を予定しております。繰り返します。――――』



千歌「んぁ……」

梨子「トチマタウンか……ちょっと楽しみ」

千歌「えー?どれだけ田舎なのかって?」

梨子「千歌ちゃんたちが生まれ育った町だからよ」クスッ

千歌「……まあ、うちの旅館の温泉にくらい入れてあげてもいいけどねっ」

梨子「楽しみにしてる♪」

173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 11:51:24.40 ID:FX0LKd6SO
ノーブラ水道か…
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 14:37:01.32 ID:5Z61wbm5O

――――――――ルビィ・花丸SIDE

――――――――クロサワストーンラボラトリ



カーン……カーン……

カチャ……カチャ……

カチッ……

ルビィ「……よし、出来たっ。千歌ちゃんのキーストーン♪」

花丸「ずらぁ♪オレンジ色のメガリングずら♪」

ルビィ「これで……///」

花丸「すぐに千歌ちゃんたちの後を追うずらよっ♪」

ルビィ「うんっ♪ありがとう、花丸ちゃん♪」

花丸「気にしなくていいずらよ♪久しぶりにラボに来られて嬉しいずら。ラボのみんなにも会えたし、昔とちっとも……変わ――――あ……ゴメン、ずら……」

ルビィ「ううん。変わってないよ。いつかまた……お姉ちゃんは帰ってくる。クロサワストーンラボラトリ所長として」

花丸「ダイヤさん……なんで、あんな悪い人たちと一緒にいるずら?」

ルビィ「……わからない」

花丸「それに善子ちゃんも……」

ルビィ「……………………」



――――――――

――――

――

175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 16:03:11.01 ID:ZYEAxh1N0
何だかんだでここまでゴンベ1匹でやってきたずら丸が凄い
バトルは曜ちゃん任せだったんだろうか
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 17:33:11.64 ID:FX0LKd6SO
秘伝要員だったかもしらん
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 01:22:04.96 ID:CHjlsRuTO

――――――――数日前

――――――――トウジョウシティ・希の家



千歌「善子ちゃん?」

花丸「……………………」コクン

梨子「それがあの子の……ヨハネって子の本当の名前?」

花丸「ずら」

ルビィ「花丸ちゃんはあの子の友達なの?」

花丸「……マルと善子ちゃんは子どもの頃、ベンテンの里で一緒に暮らしてたずら」

希「ベンテンの里……人とポケモンが自然のままに暮らすと言われているウラノホシの秘境やね」

花丸「はい。どこへ行くのも、なにをするのも一緒で、マルたちは姉妹みたいに一緒な時間を過ごしてたずら」



よしこ『なにしてるの!おいてくわよ、ずら丸!』

ラルトス『ラール♪』ピョンピョン

はなまる『ずら〜♪』ノビー

ゴンベ『ンゴー』グデー

よしこ『もーっ!』

178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 01:45:44.58 ID:CHjlsRuTO

梨子「そんなに仲がよかったのね……」

花丸「……………………」



善子『ずら丸、あんた……里を出たらどうするの?』

花丸『里を出たら?』

善子『私たちももうすぐ里を出られる歳になるわ。そしたらどうするのかってこと』

花丸『う〜ん……どうしよう?』

善子『あんたね……』

花丸『善子ちゃんは?』

善子『私?フフン♪そんなの決まってるわ♪外の世界でたくさんのことを勉強して、このベンテンの里をもっとも〜っと大きくて住みやすい場所にするの!』

花丸『住みやすい場所に?』

善子『自然と一つになった生活……それも嫌いじゃない。でも、外の文化を取り入れることでもっと里の暮らしは豊かになると思うの!そして……外の人たちにも知ってほしい。ここには……私たちの里があるんだって』

花丸『おぉ〜///善子ちゃん、なんかカッコいいずら〜///』

善子『当っ然!!』フンス

花丸『それじゃ、マルはそのお手伝いをするずら!マルも外のことをたっくさん勉強して、ゴンベと一緒に強くなって、ゆくゆくはこの里のジムリーダーになるずら!』

善子『プッ♪ずら丸がジムリーダー?ププッ♪』

花丸『なんで笑うずら!!///』

善子『だって、あんたポケモンバトルで一度も私に勝ったことないじゃない♪そんなのがジムリーダーなんて、無理よ無理♪』

花丸『む〜!!///』

善子『アッハハハハ♪』

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 01:51:44.02 ID:CHjlsRuTO

花丸「それからしばらくして、マルたちは里を出たずら。善子ちゃんは旅をしながら各地を巡り、マルはクロサワストーンラボラトリの研究員としていろんな勉強をさせてもらったずら。そのとき、ルビィちゃんとは出会ったんずらよね」

ルビィ「うんっ。でも花丸ちゃんは、一年ほどでラボを出て凛さんのところへ弟子入りしちゃったけど」

花丸「やっぱり、マルの目標はジムリーダーだったから。ラボを出た直後くらい……だった。善子ちゃんからいっさいの連絡が無くなったのは」

180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 08:30:44.85 ID:F2fhazRSO
ヨーシコー
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 09:10:41.28 ID:JVQWZlxb0
何の因果か本編でもルビィ同様がんばるの使い手が・・・
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/27(日) 09:14:46.71 ID:LmMA671uO
ルビィ「今日も一日がんばルカリオ」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 11:57:05.94 ID:F2fhazRSO
>>182
ルギアじゃ駄目ですか…?(小声)
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/27(日) 12:04:18.02 ID:Xzd8J6X9O
>>183 っポケだちの歌
あんま知名度ないかな...
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 02:21:01.80 ID:k4kb592yO

希「音信不通になった十年来の友だちが、なんの運命のイタズラか今は敵……。神様も残酷なことをするね」

千歌「GUILTYLEAの目的って……」

梨子「世界を創り変える……あの人たちはそう言ってたわね」

ルビィ「世界を……」

花丸「話が大きすぎてよくわからないずら……」

フーパ「そうやね。でもこれだけは確かに言える。世界を創り変えるだけの力を、アルセウスは持ってる。始まりの白き神……てんかいのふえとプレートだけは、絶対に揃えちゃいけない」

千歌「フーパの力で、てんかいのふえとプレートを取り返すことは出来ないの?」

フーパ「うちのリングはトレーナーの意思の力に相応してくぐれるものが決まるんよ。つまり、希が願ったものがリングから取り出せる」

梨子「じゃあ……」

希「無理やったんよ。うちの意思が弱いのか、アルセウスの力が強すぎるのか。プレートとてんかいのふえは、リングをくぐらせることは出来なかった」

梨子「やっぱり、直接取り返すしかないってことですね」

希「相手の本拠地さえわからない現状では、向こうの襲撃を待つしかないっていうのが、なんとも心許ないけどね」

花丸「……善子ちゃん」

ルビィ「……………………」



――――――――

――――

――

186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 03:07:18.12 ID:k4kb592yO

――――――――クロサワストーンラボラトリ



ルビィ「……とにかく、今は考えてても仕方ないよ。すぐに千歌ちゃんたちの後を追うことが、今ルビィたちに出来ること……でしょ?」

花丸「ずらっ」

ゴンベ「ゴーン……」テクテク

花丸「ゴンベ?」

ルビィ「どうしたの?」

花丸「さあ?」

ゴンベ「ゴーン……ンーゴッ」カチッ

ゴゴゴゴゴ……

ルビまる「!!?」

ルビィ「ゴッ、ゴンベ!?なに押したの!?」

花丸「ずらぁ!!か、壁が……!!」

ゴゴゴゴゴ……

ガシャン……

187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 17:29:21.37 ID:k4kb592yO

ルビィ「これは……」

花丸「隠し扉……ずら?」

ルビィ「こんな仕掛けがあるなんて……ルビィ、知らなかった」

花丸「……ゴクリ」

ルビィ「……っ」ガチャ

ギイィィィ……

188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 19:46:53.15 ID:fqMzaPhK0
ダイヤさんの秘密基地……滑る床とかありそう
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 21:02:52.17 ID:k4kb592yO

――――――――クロサワストーンラボラトリ・隠し部屋



花丸「……スゴいずら。ポケモンの進化に必要な石が、ポケモンの化石が……こんなにたくさん……」

ルビィ「それだけじゃない……メガストーンもこんなに……」カチャ

ルビィ「……ここ、もしかしてお姉ちゃんの研究室……?」

カツン、カツン……

花丸「ルビィちゃん、これ」

ルビィ「?」

ルビィ「……箱?」

花丸「上にこれが……」ピラッ

ルビィ「メッセージカード……これ、お姉ちゃんの字」



『これを読んでいるということは、この部屋を見つけたということですね。ここは私の秘密の小部屋。今この部屋にあるのは、全て私の宝物ばかりですわ』



花丸「ダイヤさんの……」

ルビィ「宝物……」



『出来ることならば、私はあなたとは戦いたくありません。私の哀れな姿を見てほしくはないのです。私がこんなことをしている理由は話せません。ただ、友達のために……私は私に出来ることをしています』



ルビィ「友達のため……?」

花丸「それってGUILTYLEAの……?」

ルビィ「……………………」

190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 22:20:18.38 ID:1nYBASPS0
ここは トチマタウン
うみのかぜ かおる はじまりのまち

みたいな?
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 22:59:15.88 ID:SWNosBjK0
そういや志満姉ってポケモンの何を研究してるんだろうか
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 23:48:42.06 ID:k4kb592yO

『これは最後の忠告です。もしも私たちを止めようと本気で思うならば、この箱を開けなさい。覚悟が無いなら、なにもせずに平穏な日々に戻りなさい』



ルビィ「……っ!」

花丸「ルビィちゃん……」

ルビィ「お姉ちゃん……ルビィは……」

ポンッ

ルビィ「!」

花丸「ルビィちゃん……オラがついてるずら」ニコッ

ルビィ「……うんっ!」

ルビィ「ルビィは……もう止まらないよ。お姉ちゃんっ!」

パカッ

パアァァァ……

ルビィ「!!」

花丸「キレイずらぁ……」

ルビィ「なんだろう……この石?水晶?……こんなの初めて見た……」

花丸「ひぃ……ふぅ……みぃ……3つあるずらね。全部色が違うけど……」

ゴンベ「ゴーン」ヒョイッ

花丸「うあっ!?ゴッ、ゴンベ!!ダメずらよ!!なにがあるかわからないずら!!爆発するずらよぉ!!」

ルビィ「しないよ……たぶん……」

カサッ

ルビィ「……箱の中に、またメッセージカード……」ピラッ



『願わくば敵になることは望みはしませんでしたが……それがあなたの選んだ道ならば、私の理想を阻もうとするあなたを倒します。私自身が選んだ道を、私自身の意思で進みます。そうすることに後悔はありません。ですから……』



ルビィ「!」



『あなたも……後悔のしないよう。このクリスタルの輝きが、あなたを未来へと導いてくれるでしょう。最後に我が親愛なる妹へ。愛していますわ、ルビィ』



ルビィ「……お姉ちゃんっ///」

花丸「ダイヤさんは、ちゃんとルビィちゃんのことを思ってるずらね」

ルビィ「うん……///」

193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 23:59:13.00 ID:1nYBASPS0
ここは コイズミタウン
わかばもゆる みどりのまち
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 00:52:58.39 ID:njvivwFd0
まさかZ・・・はまだ早いか
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/29(火) 00:55:03.34 ID:buCbIqcg0
多分、金剛玉、白玉、白金玉じゃない?アルセウスが主軸だし

アルセウスと言ったら、タイプ:ヌルがどう関わるかだな
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/29(火) 01:05:48.54 ID:iM8+SF4U0
いや、Zじゃね??
前スレでことりちゃんがリングみたいなのを持って帰ってきた描写あるし。
ここにはいずれ専用Zを使えるゴンベさんがいるんだぞ。
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 02:41:56.71 ID:OTPL3h/3O
トチマタウンに行ったら果南関連のイベント発生しそうだな
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 13:18:03.37 ID:2Y2EX8a+0
ダイヤさんは悪に堕ちてはいなかった(歓喜)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/29(火) 14:39:00.22 ID:ctFRxFmOO
最後の良心の可能性もあるぞ
...そこにはウツロイドを出して誰かに寄生させるダイヤさんの姿が...とかあってもおかしくない
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/29(火) 17:19:26.91 ID:2Y2EX8a+0
ギルティリアサイドは十七枚目のプレートの存在を知らない。
けどダイヤさんはアンノーン文字を読める。
ってとこに大きな矛盾があるよな。
それはダイヤさんが意図的に十七枚目の存在を隠してるってことなのか?
果南ちゃんはまず間違いなく文字を読めるだろうけど、鞠莉ちゃんはどうなんだろう。
これまでのダイヤさんの様子を見るに、敵でありながら敵じゃないっていう微妙な立ち位置にいることは確かなんだろうけど。
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 20:15:56.86 ID:lk85FR5qO

――――――――

――――

――



ルビィ「すっかり日が暮れちゃったね」

花丸「夜道は危ないし、明日朝になったら出発するずら」

ルビィ「うんっ。早く会いたいなあ」

キラン

花丸「ルビィちゃん、なんだかスゴく嬉しそうずらね♪」

ルビィ「これでやっと千歌ちゃんたちの力になれるって思うと……///それに、お姉ちゃんは心の底から悪い人になったんじゃないって思ったら……///」ギュッ

花丸「よしよし、ずら♪」ナデナデ

ルビィ「うゅ///」

花丸「それにしても……これ」

ルビィ「うん」

キラン

ルビィ「キーストーンでもメガストーンでも……進化の石でもジュエルでもない……」

花丸「ゴンベは気に入っちゃって放さないし……」

ゴンベ「ンゴー」

花丸「食べちゃダメずらよ」

ルビィ「ルビィ、ちょっと調べてみる。お姉ちゃんの部屋になにか資料があるかもしれない」

花丸「それじゃ、その間にご飯の準備しておくずら」

ルビィ「花丸ちゃんが?」

花丸「ゴンベが」

ゴンベ「ゴーン」ポフッ

ルビィ「あ、やっぱり……」

202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 22:58:53.46 ID:lk85FR5qO

――――――――ダテンの深淵



キィン……

キィンッ……

ヨハネ「……この反応は」

ヨハネ「……………………」スクッ

ダークライ「……ライ」

ヨハネ「……なに?」

ダークライ「……………………」

ヨハネ「……行くわよ。てんかいのふえに反応があったわ」

ダークライ「……………………」

ヨハネ「……なによ」

ポンッ

ラルトス「……ラル」

ヨハネ「あんたまで……。……なにか文句でもあるっていうの?」

ダークライ「……アァク」

ラルトス「……ラル」

ヨハネ「……!」ギリッ

ヨハネ「あなたたちは黙って私に従っていればいいわ。私は……間違ってない」

カツン

ヨハネ「……………………」キッ

ヨハネ「盗み見なんて、いい趣味してるじゃない」

スッ

理亞「……………………」

203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/29(火) 23:56:17.63 ID:iM8+SF4U0
まさかのヨハりあ
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/29(火) 23:57:47.67 ID:lk85FR5qO

ヨハネ「なんの用?」

理亞「べつに。通りかかっただけ」

ヨハネ「フン。こんなところで油を売ってないで、プレートでも探しに行ってきたら?」

理亞「プレート集めに興味は無い。というより、GUILTYLEAの目的自体、どうでもいい。私は、私たちが最強であることを証明するためにここにいる」

ヨハネ「最強……ね」

理亞「ジムリーダーも四天王もチャンピオンも、全員を叩き潰して、私たちSaintSnowが一番になる」

ヨハネ「……つまらない夢ね」

理亞「なに?」ギロッ

ヨハネ「つまらないって言ったのよ。誰が強いとか弱いとか、その程度の物差しでしか尺度を計れない愚か者。人間とはつくづく嫌になる生き物だわ」

理亞「私たちの夢をバカにするなら、まずはあんたから潰してあげる」スッ

ヨハネ「やれるもんならやってみなさいよ」

ゴゴゴゴゴ……

ラルトス「ラル……ラルッ……」

ヨハネ「……って、言いたいところだけどね。あいにく私は忙しいのよ」

理亞「逃げるの?」

ヨハネ「格下相手に逃げる意味があるはずないでしょ。事が済んだら、そのときは改めて相手をしてあげるわよ」

理亞「……ちっ」

ヨハネ「暇なら来なさいよ。自慢のお姉ちゃんもいないんでしょ」

理亞「……指図するな」

205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 01:04:21.22 ID:xeFymJ9f0
強さの証明の為に悪事に手を貸す聖雪妹・・・ある意味一番危ういかも
姉も妹より理解してる上で付き合ってるあたりタチ悪い
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 01:09:16.61 ID:tQt+ysZeO

――――――――千歌・梨子SIDE

――――――――トチマタウン



ザァ……

ザパン……

果南「……………………」

ゴオォォォ……

果南「……………………帰ってきた、か」

207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 09:57:43.42 ID:tQt+ysZeO

美渡「……………………」ソワソワ

美渡「……………………」ウロウロ

志満「クスッ、落ち着きがないんだから。心配しなくてもそろそろ到着の時間よ」ニコニコ

美渡「うえっ!?///べっ、べつに!?///心配っ!?///なにがっ!?///」

志満「フフッ♪」

オーイッ!

美渡「!!」

志満「あら♪」

おーいっ!!

美渡「〜っ!!///」

千歌「おーいっ!!」ノシ

志満「千歌ちゃんっ♪」

美渡「千歌!!///」

千歌「志満姉ちゃんっ!!美渡姉っ!!」

ピョンッ!

千歌「ただいまっ!!」

モッギュー

志満「おかえりなさい♪」

千歌「えへへ〜♪美渡姉もっ♪」モッギュー

美渡「ちょっ!!///……っ、おかえり///」

千歌「うん♪」

208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 13:59:08.10 ID:8qvKXJWT0
よし、ついに果南ちゃんにスポットライトが当たる時が来た
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 15:56:20.29 ID:tQt+ysZeO

梨子「ちっ、千歌ちゃ〜ん……」タッタッタッ

千歌「あっ!梨子ちゃんっ!こっちこっちぃ!!」ノシ

梨子「はぁっ、はぁっ……!もうっ、船を下りるなり走り出すんだから……」ゼーゼー

千歌「えへへ、久しぶりに帰ってきたから嬉しくて♪」

志満「この子が、千歌ちゃんがいつも話してた梨子ちゃん?美人さんね♪」

千歌「でしょ?いかにも都会って感じだよね」

美渡「オトノキザカのチャンピオンなんだって?」

梨子「元ですけどね。梨子です、よろしくお願いします」ペコリ

美渡「私は美渡。千歌の二番目の姉。トチマ研究所の研究員なんだ。こっちは志満姉。私たちの姉で、トチマ研究所の所長だよ」

志満「よろしくね♪」

梨子「はい。所長っていうと、博士ですか?」

志満「ええ♪ポケモンが秘める無限の可能性をテーマに、各方面にアプローチを掛けて研究しているの」

梨子「無限の可能性……?」

志満「堅苦しい話は後にしましょう。船の停泊期間は?」

千歌「一日。だからあんまりゆっくり出来ないかも」

志満「それじゃ、その分しっかり身体を休めないとね。改めて……おかえり、そしてようこそ、二人とも」ニコッ

210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 18:23:41.48 ID:tQt+ysZeO

――――――――トチマタウン

――――――――トチマ旅館



千歌「懐かしの我が家〜♪」

梨子「スゴい、本当に家が旅館なんだ」

千歌「町一番の旅館だよ♪まあ町に旅館はうちだけなんだけど」

梨子「自慢したかったっていうのは、なんとなく伝わったわ」

千歌「今日は志満姉ちゃんたちがごちそう作ってくれるって♪楽しみだねぇ〜♪」

梨子「……よかったの?」

千歌「もう♪遠慮なんかしなくていいってば♪とりあえずお風呂入る?うちの自慢の露天風呂――――」

梨子「曜ちゃんのこと……」

千歌「……………………」

梨子「曜ちゃんのこと……話さなくて、よかったの?」

千歌「……………………二人に心配掛けても仕方無いからね」

――――――――

――――

――



美渡「そういえば千歌、曜ちゃんは?」

千歌「……!」

梨子「……………………」

千歌「よ、曜ちゃんと一緒だったのは最初だけで、それからは別々の道を行こうって決めたんだ。なんたって私たちはライバルだからねっ!」

志満「元気でやってるといいわね」

千歌「っ」ズキッ

千歌「……うんっ♪」ニコッ



――

――――

――――――――

千歌「曜ちゃんのことは、私たちだけでなんとかしなきゃ」

梨子「……そうね」

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 18:45:38.26 ID:tQt+ysZeO

千歌「……………………」

梨子「……そ、そういえばさっき美渡さんにポケモン図鑑を渡してたわよね?」

千歌「え?あ、うん。なんか、アップデートするから一晩預かる……って」

梨子「アップデート?ポケモン図鑑のアップデートって言ったら……」

千歌「?」

ザッザッ



果南「おかえり、千歌」



梨子「?」クルッ

千歌「おおっ、果南ちゃんっ!ただいまーっ!」ギューッ

果南「アッハハ♪相変わらずだね、千歌♪元気だった?」

千歌「うんっ!こんなに立派になりました!」フンス

果南「ゴメン、成長したところがわからない」

千歌「人間の器的なものが」

果南「わからないよ……っと、そっちの子は?」

梨子「あ、旅の途中で友だちになりました。梨子です」ペコッ

果南「はじめまして♪果南です♪」

梨子「はい、お噂はかねがね」

千歌「果南ちゃん果南ちゃん♪梨子ちゃんってばスゴいんだよ!なんと梨子ちゃんは、オトノキザカ地方のチャンピオンなのだ!!」

ザワッ

果南「……………………!!」

梨子「元だって言ってるでしょ……。まったく……。……?」

果南「チャンピオン……か」

梨子「……果南さん?」

果南「……へえ、スゴいんだね梨子ちゃん。まぁ……私には関係のないことだけど」

梨子「?」

千歌「果南ちゃん、ラプラスは元気?」

果南「あ……うん、元気だよ。千歌のヒトカゲは?」

千歌「フッフーン♪気になる?気になる?」キラキラ

果南「あ、なんかめんどくさいやつだ」

212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 19:42:18.58 ID:tQt+ysZeO

――――――――ウチウラの浜辺



果南「わざわざこんなとこまで連れてこなくても……」

千歌「だって、せっかくだからみんなに見てほしいんだもん!私の大好きな海をっ!!」

果南「やれやれ……梨子ちゃんも大変だったね。千歌のお守りは」

梨子「ええ、とても」クスクス

千歌「もーっ!!」

果南「フフッ♪ほら、久しぶりの千歌だよ♪」シュッ ポンッ

ラプラス「ラープ♪」

千歌「ラプラス〜♪久しぶり〜♪」スリスリ

ラプラス「ラァ〜♪」

梨子「キレイな声……」

果南「わかる?さすがだね」ニコッ

梨子「……………………この人」

千歌「梨子ちゃんっ!私たちもっ!!」シュッ ポンッ

リザードン「リッザ!!」

ゾロアーク「ロアッ!!」

ピカチュウ「ピッカ♪」

梨子「わかってるわよっ」シュッ ポンッ

ゲッコウガ「コウガッ」

ランプラー「プラー♪」

ガバイト「ガバッ」

トゲキッス「トゲッ♪」

果南「おぉ〜……圧巻だねー」

千歌「これが私たちのポケモン!」

梨子「です」

ガバイト「ガバー♪」ガジガジ

梨子「あの……べつになつかれてないわけじゃありませんから///」

千歌「いいなあ梨子ちゃん」

果南「羨ましいの、これ?」

213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 22:25:07.75 ID:tQt+ysZeO

果南「あのヒトカゲが、立派になったね」ナデナデ

リザードン「リザッ」

果南「色違いのゲッコウガか……初めて見た」マジマジ

ゲッコウガ「コウガ」

果南「みんないい顔してる♪」



千歌「わーい♪ラプラスの遊泳船だぁ〜♪」

ピカチュウ「ピカー♪」

ランプラー「プラー♪」

ラプラス「ラープ♪」プカプカ



梨子「千歌ちゃん、子どもみたい♪」クスクス

果南「昔から変わらないんだよね、千歌は♪」

梨子「フフ、なんかわかります」

果南「なにをやっても長続きしない性格だったけど、昔からポケモンが好きで、ポケモンのことになるととことん夢中になって。そんな千歌を羨ましく思ったこともあったなぁ」

梨子「あのまっすぐなところは……千歌ちゃんの長所ですね」



千歌「アッハハ〜♪」

ラプラス「ラーップ♪」



果南「本当にね。……二人とも、いつまでここに?」

梨子「アヤセ島行きの船が停泊している間なので、明日の正午にはここを発つ予定です」

果南「そっか。二人とも、よかったらうちでお茶でも飲んでいってよ。旅の話も聞きたいしさ」

梨子「ぜひ。千歌ちゃーん!!」ノシ



千歌「なーにー!?」グラッ

千歌「おわっ!?」

ピカチュウ「ピカッ!?」

ランプラー「プラッ!?」

ザッパーン!



梨子「ちょっと、みんなっ!!?」

214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 22:39:44.84 ID:xeFymJ9f0
千歌ピカは♀だから進化・・・するかな
昔の4コマでキャラの濃い♀ライチュウいたし
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 23:09:29.68 ID:tQt+ysZeO

――――――――マツウラダイビングショップ



ピカチュウ「ピカ……」ビッチョリ

ランプラー「プラー……」グッショリ

梨子「もう、気を付けてよ……。でんきとほのおタイプがまとめて海に落ちるって……」フキフキ

千歌「エッヘヘ……つい」テレテレ

ガチャッ

ゲッコウガ「コウガ」

梨子「ゲッコウガ?」

ゲッコウガ「コウ、ガ」つ○

千歌「ビーチボール?みんなで遊ぼうって?」

ピカチュウ「ピッカ♪」タッタッタッ

ランプラー「プラァ♪」フワフワ

ゲッコウガ「ゲコ」

梨子「ううん、私たちは少し休んでるわ。みんなで遊んできて。ケンカしないようにね」

ゲッコウガ「コウガ」コクン

パタンッ

パタパタ……

果南「みんなすっかりラプラスと仲良くなったみたいで嬉しいよ」コトン コトン

千歌「ありがとー♪」ズズッ

千歌「あちっ」

梨子「ありがとうございます」

果南「どの子も元気でいい育てられ方をしてる。大事にしてるのがよくわかるよ」ストン

千歌「それほどでも〜♪」

果南「千歌も頑張ってるんだね。バッジは?」

千歌「今5個♪」

果南「あと少しでリーグに挑戦かぁ」

千歌「うんっ♪もっと頑張んないと。今のままじゃ穂乃果さんにも、四天王の人にもまるであいてにならなかったしね」アハハ

果南「……………………」

梨子「……?」

216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 23:58:26.42 ID:tQt+ysZeO

果南「……ふーん。チャンピオンに会ったんだ」

千歌「うんっ♪ニシキノシティでね〜♪まあ、いろいろあってそんなには話せてないんだけど……でも、穂乃果さんスッゴく強かったんだ〜♪それにね、ここに来るまでに船の中で四天王のA-RISEって人たちにも会ったの!果南ちゃんは知ってる?A-RISE!」

果南「うん、まあ名前くらいは」

梨子「そういえば、果南さんもトレーナーなんですよね」

果南「あー、まあ……ね。たいした腕前じゃないけど」

梨子「……?謙遜なんて……ラプラスのあんなにキレイな声、普通のトレーナーじゃなかなか出せませんよ」

果南「いやいや、私海が好きだから。海のポケモンのことが少しだけ詳しいんだよ」

梨子「そう……なんですか?」

果南「うん」ニコッ

千歌「果南ちゃん話したいことがいっぱいあるの!旅で出会ったいろんな人やポケモンのこと!」

果南「はいはい、聴かせて」

梨子「あ、すみません。私ちょっとお手洗いに……」

果南「あ、出て左だよ」

梨子「ありがとうございます」スクッ

千歌「えっとね〜♪まずは……」

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/01(木) 00:23:37.87 ID:koN6uJwmO

梨子「っと……出て左って。……ここ?」

ガチャッ

梨子「あっ、間違えた……。失礼しまし――――」

キラン

梨子「っ?……今のは……」ギイィ

パタ……パタ……

キラン

梨子「……」スッ

梨子「これ……キーストーン……。ここは……果南さんの部屋……かな?」キョロキョロ

梨子「キーストーンを持ってるなんて、やっぱりあと人……普通のトレーナーじゃ……っ」ハッ

カタン……

梨子「……これ」

218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/01(木) 00:56:06.02 ID:EZLaTXG50
果南ちゃん同行してくれるのか、それとも・・・
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/01(木) 07:25:36.60 ID:koN6uJwmO

千歌「――――でね!ゾロアが私の初めてゲットしたポケモンになったの!!」

果南「へぇ♪」

ガチャッ

千歌「あ、梨子ちゃん!」

果南「はやかったね。場所わかった?」

梨子「……………………」

果南「……?どうかした?」

梨子「……果南さん。訊きたいことがあります」

果南「訊きたいこと?」

スッ

果南「!!」

千歌「写真と……キーストーン?」

果南「……勝手に人の部屋に入るのは、どうかな?」

梨子「すみません。けど、どうしても説明してほしくて」

千歌「……っ!?これ……!!」

梨子「何故……鞠莉さんとダイヤさん、そして果南さんの三人が写った写真があるのか」

220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/01(木) 18:30:18.72 ID:koN6uJwmO

梨子「果南さん……この二人と知り合いなんですか?」

果南「二人こそ、鞠莉とダイヤを知ってるんだ」

梨子「質問しているのはこっちです」

果南「怖いな、梨子ちゃん。そんな顔したトレーナーにポケモンはなつかないよ」

千歌「果南ちゃん」

果南「……千歌」

千歌「お願い。答えて。……私たちにとっては、大切なことなの」

果南「……まずは、千歌たちの話を聴かせて。話はそれからだよ」

千歌「……………………」チラッ

梨子「……」コクン

千歌「……わかった。話すよ……旅の途中で、なにがあったのか」

221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/01(木) 21:59:19.00 ID:koN6uJwmO

――――――――

――――

――



果南「……そっ、か。曜ちゃんが……」

千歌「……っ」コクン

果南「……あの……バカ」クシャ

果南「なんで……」ギュッ

梨子「果南さんと、あの二人は……」

果南「……友だち、だった」

千歌「だった?」

果南「向こうはどうか知らないけど、私は……もう友だちだとは思ってない。その資格が無いから」

梨子「……?」

果南「……………………」スクッ ガラガラ

ヒュウゥ……

果南「……私と鞠莉とダイヤは、子どもの頃知り合ったんだ」



だいや『み、みつかったらしかられますわ……』ビクビク

かなん『へーきだよ』

まり『?』

だいや『ぴぎっ!?』

まり『あなたたちは?』

かなん『あ……ぅ……は、ハグッ!』

まり『?』

かなん『……っ♪ハグ……しよ♪』



鞠莉『ポケモン、トレーナー?』

ダイヤ『そうですわ!!私たちでトップを目指すのです!!』

果南『鞠莉でんきタイプ詳しいし、絶対イケるって!!』

鞠莉『興味なーい』

果南『えいっ』ギューッ

鞠莉『ちょっ!?///果南っ!!』

果南『いいって言うまでハグするっ!!♪』

222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/01(木) 22:00:58.06 ID:5DL9TOjSO
旧Aqoursがついに
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/02(金) 00:28:46.76 ID:YGZNuhWiO

果南「私たちは一緒に旅をした。カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュ、カロス、アローラ……ラプラスに乗ってオレンジやデコロラ諸島を巡ったこともあった。いろんな経験をして、互いに助け合って、学んで、高め合って……私たちは一緒に強くなった。ウラノホシのジムを制覇して……バッジを集めた私は……いつしか四天王と呼ばれるまでになった」

千歌「四天王!?果南ちゃんが!?」

果南「梨子ちゃんと同じだよ。元……ね」

千歌「果南ちゃんが四天王……そんなの、全然知らなかった」

果南「志満さんたちには、黙っておいてって私が頼んだんだよ。言ったら、挑戦する挑戦するって聞かないだろうって」クスッ

千歌「うっ……」

梨子「四天王……A-RISEの3人がその座に座り、残る席は一つ……」

果南「そう。ダイヤにも鞠莉にも、その席に座る資格はあった。けど辞退した。ダイヤはラボの所長って立場を推して。鞠莉は、その席を勝ち取った私が座るべきだって無理やりに。二人とも、自分だって四天王になりたかったくせに」

梨子「それで、どうしたんですか?」

果南「もちろん諦めなかった。ダイヤも鞠莉も、何度も四天王の席を賭けてバトルした。けど……」

梨子「勝てなかった」

果南「はっきり言うね……。そう……まるで歯が立たなかった。格が違う……その言葉の意味がはっきりわかったよ。私たちはたしかに強くなった。上に行けば行くほど強さを実感出来た。そして、上に行けば行くほど……自分たちの限界がよくわかった」

ヒュウゥ……

果南「なにをやっても勝てない相手、越えられない壁……目の前に広がる途方もない暗闇……そんな苦しく絶望的な現実がたしかにあることを知ってしまった」

224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 00:59:05.21 ID:12M7NMjd0
ほぼ全地方回ってたのか・・・どっかでアニポケ一行とニアミスしてたりして
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/02(金) 01:06:03.17 ID:YGZNuhWiO

ホエルオー「オオオー」プシャー

ザパアァン



果南「……それでも。それでも前を向いて努力した。ポケモンを進化させて、技を覚えさせて、ポケモンと一緒に身体を鍛えて……伝説って呼ばれるポケモンをゲットするために、アンノーン文字を覚えて古文書を解読したり」

千歌「っ、あのアンノーン文字はそのために……だから、ゼクロムやディアンシーを……」

果南「何度も負けた。一度も勝てなかった。それでも挑戦して挑戦して挑戦して……そして、あるチャレンジマッチでのことだよ」

千歌「チャレンジマッチ?」

梨子「リーグの番人、四天王に与えられる特権よ。四天王は優先的にチャンピオンに挑戦する権利を与えられるチャンピオンに勝てばそのまま王座の交代劇が起こる。それがチャレンジマッチ」

果南「私にとって、最期になった……ね」

226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/02(金) 21:35:12.97 ID:YGZNuhWiO

ダイヤ『果南さん、根性ですわよ!!』

鞠莉『勝ってあなたがチャンピオンよ!!』

果南『』コクン



果南「……今思えば、私はとっくに折れてたんだろうね」



穂乃果『リザードン、エアスラッシュ!!』

果南『ハイドロポンプ!!』



果南「何度やっても勝てないバトル。……光の見えない、終わりのない、先のないバトルに……。その苦しみから逃げるために……私は……」



穂乃果『いっけーっ!!』

果南『――――――――っ』スッ



梨子「ポケモンに指示を出さずに……わざと、負けた……?」

果南「……うん」



ドンッ!

果南『……っ!』

鞠莉『なんで!?なんであのときなにもしなかったの!?』

ダイヤ『鞠莉さん、落ち着いて……』

鞠莉『あそこで諦めなきゃ、まだ先はあったのに!!なのにどうして!!!』グイッ!

果南『先ってなに……?何度も何度も負け続けること?どんなことをしても勝てないのに……そんなのあるはずないじゃん!!』

鞠莉『っ!!』

果南『あの人たちがいる限り……私たちがトップになることなんてないんだよ……!!』

鞠莉『そんなことない!!!諦めなければ必ず――――』

バッ!

鞠莉『――――――――っ』

果南『もう……疲れちゃったよ……』

227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 21:42:21.39 ID:12M7NMjd0
この世界の穂むらは繁盛してるんだろうなぁ・・・あればだけど
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/02(金) 21:46:52.44 ID:YGZNuhWiO

ダイヤ『――――――――っ!!』

果南『私……ポケモントレーナー、やめる』

鞠莉『……What?冗談やめてよ……ねえ、果南』プルプル

果南『もう二度と……バトルはしない』

鞠莉『待ってよ……なんで!!!』

果南『私は……もういいや』

ダイヤ『果南さん……』

鞠莉『約束……したじゃない……!!』

果南『……………………バイバイ』クルッ スタ……スタ……

鞠莉『――――――――ッ!!!』





鞠莉『嘘つき!!!!!』





鞠莉『三人でトップになろうって誓ったのに!!!それなのに!!!』

果南『……………………』スタスタ……

鞠莉『私は……っ!!私は諦めない!!!どんなことをしても、必ずチャンピオンになってみせる!!!私と、ダイヤと、果南で!!!一番になるの――――――――!!!!!』



ザァ……

ザパン……

果南「これが、私たちのいきさつだよ」

千歌「……………………」

果南「私が退いた四天王の空席に鞠莉が座り、鞠莉はダイヤと一緒にGUILTYLEAっていうチームを組んだ。……まさか、悪事に手を染めてるなんて思いもしなかったけど」

千歌「……………………」

果南「幻滅した?」クルッ

果南「私がこんなに弱い人間で」クスッ

229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/02(金) 21:52:00.74 ID:UIWHmBG3O
...その結果が物理的に四天王を潰しに入ったのか

そりゃ、聖闘士雪や闇堕ち寸前の曜を味方に取り込もうと考えるわけだ、強くなるために手段選ばなくなってそうだし
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/02(金) 22:36:59.05 ID:12M7NMjd0
後はヨハネとの出会いか
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/02(金) 23:01:09.97 ID:YGZNuhWiO

千歌「……………………」

梨子「……」チラッ

梨子「……正直、同情はまったく出来ません」

果南「……だろうね」

梨子「けど、果南さんが諦めた結果……彼女たちが常軌を逸した行動に出ていることだけはわかりました」

果南「やめてよ。私はもう鞠莉たちとは関係ない。鞠莉たちがなにをしようと……誰をどうしようと……」



ダイヤ『本気で私たちを止めたいと思うなら――――』



果南「どうでもいいよ」



千歌「――――――――ッ!!!」ガタッ

梨子「千歌ちゃんっ!!」

ガシィッ!

果南「っ!!」

千歌「……っ!!」ギリッ

果南「……ッハハ、千歌のそんなに怒った顔……初めて見たよ」

梨子「千歌ちゃん……」

果南「なにに対しての怒りなのかな。曜をぞんざいに扱ったこと?チャンピオンの夢を諦めたこと?」

千歌「……………………!!」

果南「千歌、よく見なよ。強い者に嘆いて、弱いことを受け入れて……これがそうだよ。千歌が目指したもの……千歌と同じ夢を持ったトレーナーの末路だよ」

千歌「違う!!!」

232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/02(金) 23:29:56.53 ID:YGZNuhWiO

果南「違う?」

千歌「違う……全部間違ってるよ!!!」

果南「なにが?」

千歌「私が……私が目指した夢は、どんなことがあっても諦めない大切なものなんだよ!!!いつだって心の中にあって、前を向こうって……頑張ろうって思える希望なんだ!!!果南ちゃんだってそうでしょ!!?」

果南「……一緒にしないでよ。私は――――」

千歌「何度も負けたくらいでなにさ!!一回立ち止まったなら、また歩けばいい!!」

果南「千歌にはわからないよ」

千歌「わからないよ!!!果南ちゃんの悔しさも、絶望も……でも!!!鞠莉さんや、ダイヤさんの思いを踏みにじったってことだけはわかる!!!」

果南「…………さい」

千歌「私が赦せないのは、二人の気持ちを無視したことだよ!!!あの人たちがしたことはいけないことだけど……果南ちゃんがしたのはそれ以上にヒドイことだよ!!!二人の期待も、熱い思いも、なにもかもを捨てて逃げ出したんだ!!!」

果南「うるさい!!!!!」

ガシッ!

果南「なにも知らないくせに!!!好き勝手なこと言って!!!理想と現実は違うんだよ!!!私が逃げたことも全部……っ、千歌には関係ないでしょ!!!」

千歌「あるよ!!!私は……果南ちゃんに憧れたんだから!!!」

果南「っ!?……わた……しに?」

千歌「小さい頃からずっと……果南ちゃんに憧れてた。いつだって頑張る果南ちゃんの姿を見て、トレーナーになりたいって思った!!」

果南「――――――――っ」スッ

ギュッ

千歌「諦めちゃダメなんだよ!!!その日は絶対来る!!!果南ちゃんも感じてたでしょ!!?始まりの鼓動を!!!」

233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 00:15:39.88 ID:JxJNeQ8FO

果南「始まりの……鼓動……?」

千歌「っ!!」

果南「……ハハ、アッハハハ!!」

千歌「果南ちゃん……」スッ

果南「……始まりどころか、私はもう……終わってるんだよ。トレーナーとして……ボロボロに……」スタスタ……

ソッ

梨子「……あ、キーストーン」

果南「これは……私の未練だね……」

果南「――――――――っ」スタスタ……ガチャッ

千歌「果南ちゃん?」

梨子「どこへ……」

千歌「追いかけよう!」



ヒュオォ……

果南「……………………」

タタタ……

千歌「果南ちゃんっ」

果南「こんなものがあるから……」ギュッ

グワッ

梨子「まさか……海に投げ捨てるつもり!?」

千歌「!!」



安価下1-3まで

果南はキーストーンを捨てる。
or
千歌が阻止する。

安価の結果で果南のメインポケモンが変わります。

234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 00:16:28.47 ID:vVaxESbQ0
阻止する
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/03(土) 00:16:34.35 ID:Xse8QJCT0
ぶん殴ってでも止める!
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 00:20:12.87 ID:vVaxESbQ0
バトルだ!
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 00:44:06.40 ID:JxJNeQ8FO

ガシッ!

千歌「果南ちゃんっ!!ダメっ!!」

果南「放してっ!!放せって言ってるの!!こんなのがあるから、いつまでも過去を引きずるんだ!!」

千歌「それは果南ちゃんたちが戦ってきた証でしょ!!?果南ちゃんの思いがこもった宝物でしょ!!?」

果南「そうだよっ!!!だから……だから……!!!」

ザッ

梨子「キーストーンを捨てても、きっとなにも変わりませんよ」

果南「っ!!」

梨子「それは……果南さんが一番わかってるでしょう?起きたことを無かったことには出来ない。人は、過去を過去のままにしか出来ないんです。だからこそ、前に進もうとする。次の道を歩こうとする」

果南「……言うね。さすがチャンピオンってところかな」

梨子「いくらでも卑屈になればいいです。けど、私はそれを受け止めるつもりはありません。道半ばで立ち止まっている人の言葉なんか、これっぽっちも刺さらない」

果南「この――――!!」

梨子「悔しがれるなら……バトルしたらどうですか?」

千歌「バトル……?」

梨子「千歌ちゃんと果南さんで、1vs1の」

千歌「私が果南ちゃんと……」

果南「……っ、私はもう……」

梨子「そうやって、いつまで現実から目を背けるつもりですか?」

果南「……………………」ギリッ

梨子「立ち上がって、前へと歩いたらどうですか?」

果南「……っ!!」ザッザッ……

梨子「……………………」

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 00:53:10.67 ID:JxJNeQ8FO

千歌「果南ちゃんっ!!!」

果南「……………………」ザッザッ

千歌「明日の朝、私……ここで待ってるから!!!」

果南「……………………」ザッザッ

千歌「絶対に来るって……信じてるから!!!」

果南「……………………!!」ザッザッ



千歌「……………………」

梨子「千歌ちゃん」

千歌「大丈夫……果南ちゃんは、きっと来てくれる。……悲しみに閉ざされて、泣くだけの果南ちゃんじゃない。私は……そう信じてる」

239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 01:44:03.56 ID:JxJNeQ8FO

――――――――トチマ旅館

――――――――千歌の部屋



千歌「……果南ちゃん」

梨子「今気にしてても仕方ないわよ。立ち上がるかどうかは、あの人自身が決めるしかない」

千歌「……うん。ねえ、梨子ちゃん」

梨子「なに?」

千歌「なんで私なの?バトルするなら梨子ちゃんだって……」

梨子「なんとなく……ね。果南さんが抱いてるモヤモヤ気分をきりばらい出来るのは、千歌ちゃんだけかな……って」

千歌「……………………」

梨子「千歌ちゃん?」

240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 02:19:38.25 ID:XRMZQsKSO
梨子かわいい
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 03:09:05.78 ID:Edvcaivt0
アクアジェットでぶっとばせ??
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 14:03:29.34 ID:vVaxESbQ0
明日の朝にバトル・・・出航時間ギリギリだな
最悪ラプラスに乗せてもらえばいいか
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 17:38:22.54 ID:buyq/QmO0
ちょくちょく入る歌詞が絶妙で好き。
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 17:54:22.71 ID:JxJNeQ8FO

ズイッ

千歌「……………………」ジーッ

梨子「あの……近いんだけど……」

千歌「えいっ」

ムニムニ

梨子「いひゃいいひゃい!」

千歌「おー……柔らかい」

ムニムニ

梨子「ほっへはひっふぁふぁふぁいふぇ!(ほっぺたひっぱらないで!)」

千歌「アハハ♪」パッ

梨子「うぅ……」サスサス

梨子「なによ急に……」ジトッ

千歌「梨子ちゃんずーっと難しい顔してたから」ニッ

梨子「あ……」

千歌「私も……」ツネッ

千歌「果南ちゃんにバトルは楽しいんだって思い出してほしいのに、私たちがこんな顔してちゃ、果南ちゃんに思いは伝わらないよ」

梨子「……そうね」ニコッ

千歌「うん♪ねえ梨子ちゃん、甘いもの食べたくない?」

梨子「甘いもの?」

千歌「楽しい気分になりに行こうよ♪」

245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 18:40:21.74 ID:KkaACzPz0
カナンの心には深い霧(モヤモヤ)がかかっているようだ……

きりばらいを使いますか?

??はい いいえ

チカはきりばらいを使った!

カナンの心の中の霧が晴れていった。
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 20:37:19.14 ID:JxJNeQ8FO

――――――――洋菓子店・ショウゲツ



梨子「ここって?」

千歌「トチマタウンイチオシのお菓子屋さん♪すっごく美味しくて有名なの♪」

梨子「へぇ」

千歌「それにね、ここには女の人限定のスペシャルなイベントがあるんだ♪」

梨子「スペシャル?」

千歌「まあまあ♪とにかく入ろ♪」

カランカラン

???「いらっしゃいませー♪」

???「ショウゲツへようこそー♪」

千歌「こんにちは〜♪」

あんちゃん「わ〜っ♪千歌ちゃんだ〜♪久しぶり〜♪」パタパタ

千歌「えっへへ♪」

りきゃこ「ほんと久しぶりだね。旅に出る前くらい?」

千歌「うんっ♪」

あんちゃん「そっちの子は?」

千歌「旅の途中で知り合った梨子ちゃん♪」

???「梨子ちゃんかぁ♪りこちゃんと同じ名前だね♪」

???「いや、りこって呼ぶのあんじゅくらいなんだけど」

梨子「えっと……?」

???「おとと、まずは自己紹介しなきゃね♪私は杏樹♪あんちゃんって呼んで♪」

???「私は梨香子。周りからはりきゃこって呼ばれてる」

梨子「杏樹さんに、梨香子さん……」

千歌「二人はね、このショウゲツの店長さんなんだよ♪」

247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 21:47:02.72 ID:JxJNeQ8FO

梨香子「ここに来たってことは、そういうことでいいの?」ニヤッ

千歌「はいっ!」

杏樹「おー、そっか〜♪千歌ちゃんもついに挑戦か〜♪」

梨子「挑戦?それって、さっき話してたイベントのこと?」

千歌「そう♪ショウゲツ名物、ガールズマッチ!!」

梨子「ガールズマッチ?」

梨香子「女の子限定のバトルだよ♪使用ポケモンは一体の1on1♪」

杏樹「私たちに勝ったら、ショウゲツのスペシャルメニューを無料でプレゼント♪」

千歌「子どものときからずっと挑戦したかったんだけど、ついにこのときがきた!!」

杏樹「本当なら私とりこちゃんのどっちかとバトルなんだけど、今日は特別ルール♪タッグマッチでどうかな?」ニコッ

千歌「臨むところ!!」フンスッ

梨子「タッグマッチかぁ……千歌ちゃんと組むのも三回目ね。それじゃ、私はゲッコウガで――――」

千歌「ちょーっと待った!!」

梨子「えぇっ!?」

千歌「ガールズマッチだよ?使用ポケモンもメス限定なんだよ」

梨子「メス限定って……私の手持ちだとランプラーだけなんだけど」シュッ ポンッ

千歌「うん♪だから私もピカチュウでいくよ!」シュッ ポンッ

ランプラー「プラァ♪」

ピカチュウ「ピッカ♪」

梨香子「可愛いな♪」

杏樹「それじゃあ、バトルフィールドにご案内♪」

248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 21:56:20.17 ID:JxJNeQ8FO

――――――――ショウゲツ・バトルフィールド



杏樹「あの千歌ちゃんとバトルなんて、なんか感慨深いねぇ♪」

梨香子「まあね。だからこそマジでイッちゃうけど♪」

杏樹「もちろん♪」シュッ ポンッ

梨香子「いくよっ」シュッ ポンッ



安価下1〜6 連投、sage無し
SM、伝説、準伝説無し

杏樹が繰り出したポケモンは……
安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン

安価下3
性別、特性



梨香子が繰り出したポケモンは……
安価下4
タイプ

安価下5
ポケモン

安価下6
性別、特性

249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 21:58:50.33 ID:5YHX39gx0
はがね
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 21:59:10.12 ID:vVaxESbQ0
ドータクン
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 21:59:42.81 ID:Aeqk4k7io
エスパー
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 22:00:17.11 ID:vVaxESbQ0
ナッシー
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 22:16:33.93 ID:WCpzhXC/0
安価無視してね?ドータクンの特性どうなった。
ナッシー、♀、ようりょくそ
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 22:19:02.79 ID:vVaxESbQ0
ドータクン、ふゆう
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 22:49:09.53 ID:JxJNeQ8FO

ドータクン「ドー」フワフワ

ナッシー「ナーシ♪」

千歌「いくよ梨子ちゃん♪」

梨子「ええ」

ピカチュウ「ピカッ!」

ランプラー「プラーッ!」

千歌「楽しいバトルにしようっ!!」



梨香子「バトル、スタート!!」



千歌「ピカチュウ、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」グッ……ダダダ……ッ!

杏樹「おおっ♪はやいはやいっ♪」

梨香子「感心してる場合かっ」

杏樹「わかってるって♪ドータクン、くさむすび!」

ドータクン「ドーッ、タッ!!」シュルシュル……グイッ!

ピカチュウ「ピカッ!?」ズテーン

千歌「ピカチュウ!!」

梨香子「ナッシー、ウッドハンマー!!」

ナッシー「ナーッ、シーッ!!」ヴンッ

梨子「ランプラー!シャドーボールで止めなさい!!」

ランプラー「プーラッ!!」バシュッ バシュッ!

ドゴォンッ!

ナッシー「ナーッシ!」ズザァッ!

256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/03(土) 23:49:05.48 ID:WCpzhXC/0
てか、ガールズマッチって変則ルールで性別無し選ぶあたりセンスねーわ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/03(土) 23:49:38.19 ID:JxJNeQ8FO

杏樹「いいねいいね♪ピカチュウもランプラーもいい感じ♪」

梨香子「そろそろエンジンかけなよ」

杏樹「ご心配なく♪もうとっくに入ってるから」ニイッ

梨子「手強いわね」

千歌「うん。でも、まだまだこんなもんじゃないもんね♪」

梨子「もちろん」

杏樹「向こうもテンション上がってきたっぽいね。ドータクン、にほんばれっ!!」

ドータクン「ドォー!!」キィン

パアアアア……

千歌「うっ、まぶしっ……!」

ナッシー「ナシナーッシ♪」ワサワサ

梨香子「いい日射しっ♪ナッシー、ピカチュウにウッドハンマー!!」

ナッシー「ナシッ!!」

梨子「速いっ!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」

ナッシー「ナーッ、シッ!!」ドゴンッ!

ピカチュウ「ピカァッ!!」

千歌「ピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッ……カ……」ヨロッ

梨子「ランプラー、ピカチュウの援護!!シャドーボール!!」

ランプラー「プラー……」キイィン……

杏樹「おっと、させないよ!ふういん!!」

ドータクン「ドー……ン!!」

ランプラー「プラッ!?」シュウン

梨子「シャドーボールが!!」

杏樹「シャドーボール!!」

ドータクン「ドーッタッ!!」バシュッ!

ランプラー「プラッ!!」グラッ

258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/04(日) 00:17:34.84 ID:kQBXMv25O

梨子「この人たち……強い……!!」

千歌「うーん……やっぱりそう簡単には勝てないか……」

梨子「ていうか、タッグバトルで一番重要な連携が抜群に上手い……。攻撃のほとんどをナッシーが担当して、ドータクンが相手の妨害をしつつ、にほんばれでナッシーの補助。ナッシーはおそらく、ようりょくその特性を持ってるのね。にほんばれの効果を受けてスピードが上がった」

梨香子「へえ、よく見てるね♪」

千歌「どうする、梨子ちゃん?」

梨子「バラバラに戦っても勝てないわ。ここは……」

千歌「わかった!!攻めあるのみだね!!ピカチュウ、10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピーカー……チュー!!」バリバリッ!

梨子「なにがわかったの!!?今どうするか訊いたわよね!?」ガーン

千歌「いっけー!!」

梨香子「ナッシー、タネばくだん!!」

ナッシー「ナーッシ!!」ビュンッ

梨子「っああもう!!千歌ちゃんの性格はわかってたはずなのに!!ランプラー!!」

ランプラー「プラー!!」

梨子「トリック!!」

ランプラー「プラッ!!」ヒュンッ

ナッシー「ナシッ!?」ヒュンッ

ボンッ!

杏樹「トリックでタネばくだんをナッシーに!!」

梨子「千歌ちゃん!!」

千歌「ピカチュウ、アイアンテール!!」

ピカチュウ「ピーッカッ!!」ギィン! ブンッ

ナッシー「ナァッシ!!」ズシンッ

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/04(日) 01:05:40.75 ID:kQBXMv25O

千歌「梨子ちゃんっ!!」

梨子「どうせ小難しい作戦を伝えても理解しないでしょ?好きなだけ突っ込んでいきなさい。私たちが全力でフォローしてあげるわ♪」ウィンク

ランプラー「プラァ♪」

千歌「うんっ!!任せた!!」

ピカチュウ「ピカピカ!!」

杏樹「今のはやられたね〜」

梨香子「まだまだっ!!」

杏樹「よし♪ドータクン、シャドーボール!!」

梨子「はじけるほのお!!」

ドォン!

パチッパチッ

ドータクン「ドタッ!!」

ナッシー「ナッシ!!」

梨香子「はじけるほのおの追加効果か!!」

梨子「にほんばれの効果を利用させてもらいました!!」

千歌「ピカチュウ、でんこうせっか!!」

梨香子「ナッシー、サイコキネシス!!」

ナッシー「ナシーッ!!」ギンッ!

ピカチュウ「ピカッ!?」フワッ

杏樹「オッケーそのままっ!!ドータクン、シャドーボール!!」

梨子「ランプラー、フラッシュ!!」

ランプラー「プーラッ!!」パアァッ

ドータクン「ドタッ!?」バシュッ

ナッシー「ナシッ!?」

ピカチュウ「ピカ!!」シュタッ

杏樹「フラッシュで狙いが逸れた!!それにサイコキネシスも解けた!!」

梨子「はじけるほのお!!」

ランプラー「プラァッ!!」バシュッ!

梨子「シャドーボールをキャッチ!!」

ランプラー「プラ!!」ビュンッ ガシッ

梨子「トリック!!」

ランプラー「ラァプッ!!」ヒュンッ バシュッ

杏樹「はじけるほのおを自分で受けた!?」

梨香子「シャドーボールは!?」

ピカチュウ「ピカァッ……」ジリッ

杏樹「ピカチュウの前に!!」

千歌「打ち返しちゃえ!!アイアンテールっ!!」

ピカチュウ「チューッ!!!」グルンッ! バシィッ!

ドータクン「ドオッ!!!」

ドオォンッ!

260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 08:15:56.57 ID:cRCHvueSO
つまりバカ千歌ってことだな
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/04(日) 19:36:01.73 ID:kQBXMv25O

杏樹「ドータクン!!」

ドータクン「ドォ……」バタン

千歌「よっし!!」グッ!

梨香子「ナッシー!!ウッドハンマー!!」

ナッシー「ナアーッ!!」

千歌「うぇっ!?」

梨子「油断禁止!!」

ランプラー「プーラッ!!」バシュッ!

ナッシー「ナシッ!?」

千歌「あっぶな……ありがとー梨子ちゃんっ♪」

梨子「バトルが終わってないのに気を抜かないの!!」

千歌「てへぺろ♪ピカチュウ、10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピーッカッ!!チューッ!!!」バリバリッ!

梨子「合わせるわよランプラー!!はじけるほのお!!」

ランプラー「プーッ、ラッ!!」バシュッ バシュッ

ナッシー「ナァーッシ!!!」

ドオォンッ!

梨香子「ナッシー!!」

ナッシー「ナッ……シー……」バタッ

梨子「ナッシー戦闘不能♪」

千歌「私たちの勝ちだぁ〜っ♪」

ピカチュウ「ピッカッチュー♪」ピョンピョン

ランプラー「プラァ♪」ユラユラ

ちかりこ「イェーイ♪」パァン

杏樹「負けちゃったね〜♪」

梨香子「ああもうっ。めっちゃ悔しい!」

杏樹「でも楽しいバトルだったね♪」

梨香子「……うん」

杏樹「おめでと、千歌ちゃん♪梨子ちゃん♪」

千歌「うんっ!」

梨子「ありがとうございます」

梨香子「いいコンビネーションだったよ」ポンッ

梨子「アハハ……どうも」

梨香子「ランプラーのトリックが良かったね。まさかトリックで技を返してくるなんてね。一歩間違えればダメージを受けるのに」

杏樹「はじけるほのおを自分で受けたのは、もらいび?」

梨子「はい♪シャドーボールがふういんで封じられたので、少しでもはじけるほのおの威力を上げるために」

杏樹「へぇ〜♪」

千歌「むうっ。梨子ちゃんばっかり褒められてズルい!私は!?」

梨香子「元気があった」

杏樹「熱かった♪」

千歌「むぉー!!!」ウガー

ピカチュウ「ピカ……」

262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/04(日) 22:00:10.47 ID:kQBXMv25O

――――――――

――――

――



千歌「フンフフーン♪」ルンルン

梨子「ごきげんね」

千歌「だぁって〜♪念願だったショウゲツのスペシャルメニューが食べられたんだよー♪」

梨子「まあ……美味しかったけど」

千歌「焼きたてのしゅかシュー♪サックサクのふりりんごのアップルパイ♪フカフカのすわワッフル♪ひんやり冷たいありシャーベット♪食べて楽しいキングラノーラ♪ネコの形のあいニャシュマロ♪お土産にあいキャンディももらっちゃったしね♪」コロコロ

千歌「ん〜甘いっ♪」

梨子「たまにはいいわね。こういうバトルも」

千歌「だよね♪バトルってさ、やっぱり楽しいんだよね」ピタッ

梨子「?」クルッ

千歌「どうやって勝つか考えたり、ピンチのときこそワクワクしたり、ポケモンと息を合わせたり、ときには誰かと一緒に手を取って……勝ったときには笑って、負けたときには悔しがって、バトルってさ……バトルの中にある全部が楽しいんだよ」

梨子「……そうね」

千歌「果南ちゃんにも、楽しいって気持ちを思い出してほしい。明日……私、がんばるよ!」

梨子「ええ♪」

263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/04(日) 22:16:50.34 ID:kQBXMv25O

――――――――マツウラダイビングショップ



果南「……………………」スッ キラン



千歌『絶対に来るって……信じてるから!!!』



果南「……っ」ポイッ

ポスッ

果南「……ゴメン、千歌」

264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/05(月) 00:42:10.44 ID:kGCuz22AO

――――――――トウジョウシティ



希「……?」

フーパ「なんやろ……この感じ……」

クレセリア「リア……」

希「二人も感じたんやね……。これは……」

希「……………………」チャッ

Prrr……Prrr……

???『もしもし、希ちゃん?どうしたの?』

希「急でゴメン。ちょっとお願いしたいことがあるんやけど」

265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/05(月) 00:57:01.11 ID:kGCuz22AO

――――――――ヨハネSIDE



ヨハネ「……………………」ザッザッ

理亞「おい」

ヨハネ「なに?」

理亞「どこへ向かってる」

ヨハネ「来ればわかるわよ」

理亞「……………………」

ヨハネ「てんかいのふえに、これまでにないくらい強い反応があった。間違いなく、16枚目のプレートに違いないわ」

理亞「ああ、見つかったの」

ヨハネ「……いえ、まだよ」

理亞「は?」

ヨハネ「正確には出現してはいるけど、地上には存在しないってところね」

理亞「どういうこと?」

ヨハネ「……………………」スッ

理亞「……上?」

ヨハネ「降ってくるのよ。プレートが」

理亞「空から降ってくる?」

ヨハネ「空のその先。……宇宙から」

理亞「宇宙から……」

ヨハネ「私たちが向かっているのは、プレートの落下予測地点。この先にある研究所の近くよ」

266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/05(月) 08:14:44.66 ID:GB5d7j+SO
スペシャルメニューすげえ
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/05(月) 20:50:33.11 ID:kGCuz22AO

――――――――トチマタウン

――――――――トチマ旅館



千歌「おお〜っ♪」

梨子「うわぁ///」

千歌「スッゴいごちそう!!」

志満「フフっ♪頑張っちゃった♪」

千歌「ありがとう、志満姉ちゃんっ♪」

美渡「私も手伝ったんだけど?」

千歌「美渡姉もありがとっ♪」

梨子「ホント、ありがとうございます」

志満「遠慮しないで、たくさん食べてね」ニコッ

千歌「ではっ!」パンッ

ちかりこ「いただきまーす!!」



リザードン「リザッ」

ゲッコウガ「コウガ」

志満「ウフフ♪」



ランプラー「プラァ♪」

ピカチュウ「ピッカ♪」

美渡「いっぱい食べな」ナデナデ



ガバイト「ガバッ」

トゲキッス「トゲッ♪」

ゾロアーク「ロアッ」

千歌「エッヘヘ♪」

梨子「フフ♪」



美渡「これが千歌たちのポケモンかぁ」

志満「どの子もいい顔をしてるわね♪」

千歌「育て方がいいからねっ」

梨子「みんながいい子なだけよ」クスッ

268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/05(月) 21:39:12.91 ID:kGCuz22AO

美渡「ああ、そうだ。千歌」スッ

千歌「んぁ、ポケモン図鑑」

美渡「アップデートは済んだから返しとく」

梨子「アップデートっていうと、もしかしてポケモンの情報ですか?」

美渡「そっ。……最近、妙なことが起き始めててさ」

梨子「妙なこと?」

志満「二人は、アローラ地方って知ってる?」

千歌「アローラ?」

梨子「行ったことはありませんが、名前くらいは」

志満「独自の生態系と独自の進化を遂げたポケモンが多く生息するところなんだけど」

千歌「独自の進化?」

梨子「えっと、リージョンフォーム……でしたっけ?」

美渡「おっ、チャンピオンは博識だね」

千歌「リージョンフォームってなに?」

梨子「どう説明したらいいのかしら……そうだ。さっきショウゲツの梨香子さんとバトルしてナッシーを見たでしょ?」

千歌「うん」

梨子「その図鑑で……って載ってます?」

美渡「当然」

梨子「それじゃ、ナッシーを検索してみて」

千歌「ナッシーナッシー……っと」ピコピコ

千歌「ほいっ」つ

梨子「これが一般的なナッシー。そして……」ピッ

梨子「これがアローラのナッシー」

千歌「うぇっ!?なにこれ!?これがナッシーなの!?首長っ!!」

美渡「アローラの環境下で、アローラの環境に適した姿。それがリージョンフォーム。アローラのすがたって言い方もするかな。見た目はもちろん、タイプや特性と変化する場合がある」

志満「最近……このウラノホシにもアローラのポケモンが見られるようになってきたのよ」

千歌「どういうこと?」

美渡「アローラに行ってトレーナーがゲットしたポケモンとは別に、本来この地方に生息するはずのないアローラのポケモンが野生で発見されるようになったんだ」

梨子「……そんなこと」

美渡「普通ありえない。だから、今このウラノホシで普通じゃないことが起きてるんだよ」

269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/05(月) 22:52:38.83 ID:kGCuz22AO

千歌「普通じゃないことか〜。でもそれって、私もアローラのポケモンに会えるかもってことだよね?」キラキラ

梨子「なにその楽観的な考え方」

千歌「どんな子たちがいるんだろ〜♪梨子ちゃんを一瞬で倒しちゃうような子とかいるかな〜♪」

梨子「いるわけないでしょ。いたとしても私たちに敵うはずないじゃない。ね?」

ゲッコウガ「コウガ」

ランプラー「プラ!」

ガバイト「ガーバ」

トゲキッス「トゲッ」

美渡「おっ、スゴい自信♪」

千歌「む〜っ」プクー

千歌「ふんだ!まだちょーっと私より強いからって調子に乗らないことだねっ!!」

梨子「ちょっと?」

千歌「キズナ現象かなにか知らないけど、完全には使いこなせてないっぽいし、梨子とゃんだってまだまだなんだから!そこらへん忘れないでよっ!!」

梨子「挙げ足取りも甚だしいわね」

志満「キズナ現象……?」キラキラ

美渡「うわっ……」

270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/05(月) 23:14:40.97 ID:kGCuz22AO

志満「梨子ちゃん、あなたキズナ現象を使えるの?」ズイッ! キラキラ

梨子「はいっ!?」ビクッ

志満「話には聞いてたけど、実際に見たことはなかったのよ〜♪人間とポケモンの可能性を切り拓くカギになり得る力……」

美渡「あちゃ〜……」

千歌「志満姉ちゃん、興味あることには一途だからね〜」

志満「お願い梨子ちゃん♪キズナ現象を見せて♪」

梨子「いや見せてって……千歌ちゃんも言ったとおり、使いこなせるわけじゃないので簡単には……。ね、ゲッコウガ」

ゲッコウガ「コウガ」

梨子「第一、発動したときのこともろくに覚えてないのに……」

志満「あら、それなら……♪」

271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 00:05:54.51 ID:jUPQy+1rO

――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



梨子「……………………」

美渡「……………………」

梨子「……なんで、こんなことに」

志満「いつでもいいわよ♪」

千歌「梨子ちゃんと美渡姉のバトルかぁ……。志満姉ちゃんはバトルしないの?」

志満「バトルしながらじゃキズナ現象をよく見れないじゃない♪お願いね美渡ちゃん♪」

美渡「チャンピオン相手にムチャ言わないでよ……」

梨子「……………………」チラッ

千歌「いいじゃん♪バトルすれば♪」

梨子「他人事……」

千歌「ていうか、バトルするのがキズナ現象発動のきっかけなら、バトルの中でキズナ現象を使いこなすヒントが見つかるかもしれないよ?」

梨子「それは……まあ……」

千歌「だから頑張って!」

梨子「やっぱり他人事じゃない……」

美渡「ねえ梨子ちゃん。正直チャンピオン相手に善戦出来る気がしないから、ポケモン三体で相手してもいい?」

梨子「3vs1ですか!?」

美渡「それくらいじゃないと相手にならないと思うし」

梨子「うぅ……」

ゲッコウガ「ゲコ」ポンッ

梨子「ゲッコウガ……。もう……わかったわよ」ハァ

梨子「やってやりましょう、ゲッコウガ」ニッ

ゲッコウガ「コウガッ」

志満「♪」

272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 00:13:45.47 ID:jUPQy+1rO

――――――――マツウラダイビングショップ



Prrr……Prrr……

果南「……ん」ムクッ

果南「やばっ、いつのまにか寝てた……」

Prrr……Prrr……

果南「電話……?」

ピッ

果南「もしもし?」



???『Hello♪』



果南「!!」

273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 01:24:47.31 ID:jUPQy+1rO

――――――――ホテルアワシマ・トチマ本館



ガチャッ

果南「……………………」

カチッ パッ

果南「……………………来たよ、鞠莉」

鞠莉「♪」

鞠莉「おかえり♪果南♪」

果南「おかえり?戻ってきたつもりはないよ。鞠莉こそ、なんで今さらこの町に戻ってきたの?」

鞠莉「生まれ育った町よ?自然なことじゃない」

果南「違う。なんで今さら、私に会おうと思ったのってこと」ギロッ

鞠莉「今さら……ね。私はずっとずーっと果南を思っていたのよ?あのときからずっと……」

果南「私は……私は会いたくなかった。どんな顔して会えばいいかわからなかったから。鞠莉たちがしてること、聞いたよ。曜ちゃんまで巻き込んで……いったいなにをしてるの?」

鞠莉「もうすぐよ果南。もうすぐ……」



鞠莉「果南、あなたをチャンピオンにしてあげられる」



果南「!!」

果南「……なにを、する気?」

鞠莉「果南……」

果南「誰かを傷付けてまで……」ギリッ

果南「私がそんなことを願ってるとでも思ってるの!!?」

鞠莉「私は諦めない。必ず取り戻すの。果南とダイヤと失ったあのときを。私にとって宝物だった……あのときを」

果南「鞠莉!!」

鞠莉「私たちはもう止まらない。あなたのために……世界を変える」ニコッ

果南「――――――――ッ」ゾクッ

鞠莉「私は……果南のストーカーだから」ニコッ

274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/06(火) 01:33:14.49 ID:RWn6FYFY0
アカン、この鞠莉さんヤンデレ入ってる...
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 01:54:09.57 ID:jUPQy+1rO

――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



梨子「いつでも大丈夫です」

ゲッコウガ「コウガ」

志満「それではこれより、美渡ちゃん体梨子ちゃんの、3vs1の変則バトルを開始します。二人とも頑張ってね♪」

千歌「梨子ちゃんファイト〜♪」

美渡「オッケー♪それじゃっ!」シュッ ポンッ



美渡が繰り出したポケモンは……
連投、SM、伝説、準伝説無し
安価下1〜9

一体目
安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン

安価下3
性別、特性



二体目
安価下4
タイプ

安価下5
ポケモン

安価下6
性別、特性



三体目
安価下7
タイプ

安価下8
ポケモン

安価下9
性別、特性

276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/06(火) 01:58:22.40 ID:n9keH59U0
ゴースト
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 02:10:52.88 ID:+4MOHosnO
ムウマージ
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 02:14:10.70 ID:Mz+rlplA0
♀ ふゆう
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 02:14:26.04 ID:+4MOHosnO
くさ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 02:14:53.39 ID:Mz+rlplA0
ハハコモリ
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 02:19:01.49 ID:n9keH59U0
メス むしのしらせ
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 02:21:37.44 ID:+4MOHosnO
でんき
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/06(火) 02:25:53.75 ID:RWn6FYFY0
パチリス
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 03:26:54.05 ID:0KwpfTkho
ちくでん
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 03:38:14.38 ID:0KwpfTkho
性別忘れてた
オス
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/06(火) 13:21:19.57 ID:S3GS9O0aO
アローラフラグ建ったし、そろそろ第七世代が解放されるはず...
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 14:06:26.94 ID:jUPQy+1rO

ムウマージ「ムゥア」

ハハコモリ「ハリッ!」

パチリス「パッチッ♪」

梨子「ムウマージにハハコモリ、それにパチリス……。三者三様ね……気を引き締めていくわよ、ゲッコウガ」

ゲッコウガ「コウガッ!」

志満「千歌ちゃん、審判をお願いね♪」

千歌「うんっ!それじゃあいくよ!!バトル……スタート!!」



梨子「ゲッコウガ、かげぶんしん!!」

ゲッコウガ「コウッガ!!」シュバッ シュバッ シュバババババ……

美渡「おおっ、いきなり全開だね!!パチリス、スパーク!!ムウマージ、10まんボルト!!」

パチリス「パアーッチッ!!」バチバチ

ムウマージ「ムゥマッ!!」バチバチ

ボフン ボフン

梨子「くっ、いきなりかげぶんしんを掻き消された!!」

美渡「ハハコモリ、リーフブレード!!」

ハハコモリ「ハァーリッ!!」ダッ! シャキンッ!

梨子「いあいぎりで受けなさい!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!」シャキンッ!

キィンッ ギンッ! ギィン!

梨子「速くて強い……!!ゲッコウガのスピードについてくるなんて……」

美渡「パチリス、プラズマシャワー!!」

パチリス「パーチッ!!」シャアァァ……

梨子「!?」

美渡「パチリス、スピードスター!!ムウマージ、マジカルリーフ!!」

パチリス「パーチリッ!!」キラキラッ!

ムウマージ「マァジ!!」フワッ……シュシュシュッ!

ハハコモリ「コモッ!!」バッ

梨子「ゲッコウガ!!」

ドドドドド……!

288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/06(火) 17:21:24.83 ID:ReJ91qhT0
期待
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 18:33:06.02 ID:jUPQy+1rO

シュウゥゥゥ……

千歌「美渡姉……容赦無いな……。っていうか大人げない」

志満「プラズマシャワーででんきタイプに変化したスピードスター。それにマジカルリーフ。どちらも必ず命中するうえに、みずタイプのゲッコウガには効果ばつぐん。もう決まっちゃったかしら……?」

千歌「そう思ってるなら志満姉ちゃんは甘いよ」

志満「え?」

千歌「梨子ちゃんとゲッコウガは、これくらいじゃ倒れない」



ビュアッ!

美渡「!!」

ゲッコウガ「コウガ!!!」シャキン



志満「まさか、スピードスターとマジカルリーフを全て撃ち落としたの?あの一瞬で……?」

千歌「♪」ニッ



美渡「ちょっとビックリした……。そんなこと出来るんだ」

梨子「ゲッコウガを甘く見ないでください」

美渡「だね。それじゃ……ハハコモリ、シザークロス!!」

ハハコモリ「ハッ!!」

梨子「いあいぎり!!」

ゲッコウガ「コウガ!!」

美渡「ムウマージ、パチリス、ハハコモリの援護!!シャドーボール!!スピードスター!!」

ムウマージ「ムゥッ、マッ!!」バシュッ

パチリス「パーチッ!!」バチバチッ

梨子「シャドーボールは無視しなさい!!砂を巻き上げて!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガッ!!」

ボフンッ!

美渡「!?」

ハハコモリ「コモッ!?」

バシュッ

バチバチッ

美渡「シャドーボールが効かない!?それにスパークを砂でガードするなんて……!!」



志満「へんげんじざい……いあいぎりでノーマルタイプになったゲッコウガに、ムウマージのシャドーボールは通用しないのね」

千歌「いっけー、梨子ちゃんっ!ゲッコウガ!」

290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/06(火) 23:27:31.53 ID:jUPQy+1rO

梨子「ゲッコウガ、かげぶんしん!!!」

ゲッコウガ「コオッ、ガッ!!!」シュバババババ……!

梨子「つばめがえし!!!」

ゲッコウガ「コオオッ!!!」ダン! ドゴッ! ドンッ!

ムウマージ「ムマッ!!」

パチリス「パチッ!!」

ハハコモリ「コモッ!!」

美渡「振り払いなさい!!パチリス、スピードスター!!ムウマージ、マジカルリーフ!!ハハコモリ、リーフブレード!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガアッ!!!」ヒュンッ! ズバズバッ! シュンシュンッ!

美渡「!!?」



志満「あの至近距離で……掠りさえしない?なんて速さ……」



ゲッコウガ「ゲアッ!!!」シュタッ シュタッ!

梨子「いい調子ね、ゲッコウガ」

ゲッコウガ「コウガッ」

梨子「ええ……。私もよ。まだいける。まだまだやれる」ギュッ

トクンッ

梨子「感じるわ……身体中を迸る熱い鼓動。ゲッコウガ……あなたの声が、あなたの音が私の中に流れ込んでくるみたい」

ゲッコウガ「ゲコッ」

梨子「私とゲッコウガの音が重なるこの感じ……もっともっと……私たちは大きな音を奏でられる」

ドクンッ



ソヨッ……

千歌「……っ!//////」ゾワッ



梨子「私たちは……もっともっと強くなれる!!!」

キイィィィ――――ン

〜♪

梨子「行くわよゲッコウガ!!!」

ゲッコウガ「コオォッ、ガアァァァァァ!!!」

ゴオォォォォォ――――ッ!

291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 01:11:59.67 ID:fFFlBkvUO

千歌「この水柱……あのときと同じだ!!」

志満「わぁ……///」



美渡「うっわ……なんかヤバい雰囲気……。でも、なんだろ。スッゴいワクワクする!!!」

梨子「ハアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

ゲッコウガ「コウガアァァァァァ――――――――!!!!!」

美渡「みんな行くよ!!!パチリス、スパーク!!!」

パチリス「パァーチッ!!!」バチバチッ!

ゲッコウガ「ゲエアッ!!!」ビュンッ!



志満「速い!!電撃が追い付かない……瞬間移動にも似たあの速さ……まるで水の弾丸……!!」



ゲッコウガ「コオッ!!!」

梨子「つばめがえし!!!」ビュオッ!

ゲッコウガ「コオォッ、ガアッ!!!」ビュオッ!

パチリス「パチッ!?」

ドゴンッ!

パチリス「パチ……」コテン

美渡「パチリス!!!っ、ムウマージ!!」

ムウマージ「ムゥア!!!」

美渡「10まんボルト!!!」

ムウマージ「ムゥーアーッ!!!」バチバチッ!

ゲッコウガ「コウッ!!ガッ!!」ビュンッ ビュンッ!

ムウマージ「ムゥマァッ!!!」バチバチッ! バチバチッ!

バチッ!

ゲッコウガ「コオッ!!」ビリッ

梨子「つっ……!!」ビリッ



千歌「梨子ちゃんっ!?」

志満「今のは……梨子ちゃんにゲッコウガのダメージが……?」



梨子「っ、怯まないで!!!つばめがえし!!!」バッ!

ゲッコウガ「コオッ、ガアッ!!!」バッ!

ムウマージ「ムマッ!!?」

バシィッ!

ムウマージ「ム……マ……」パタッ

美渡「ムウマージ!!」

292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 06:27:32.10 ID:ba1vsIBK0
ダメージまでシンクロし始めたか・・・
まだ姿までは変わってないのか
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 10:23:51.89 ID:fFFlBkvUO

梨子「痛っ……!」ズキッ

梨子「今のは……」

ハハコモリ「ハァッ!!」ジャキンッ

梨子「っ!!」

ゲッコウガ「コガッ!!」

ギィンッ!

ギギギギギ……!

ギンッ!

美渡「シザークロス!!!」

ハハコモリ「ハァッ、モッ!!!」

チッ

梨子「くっ!!」ズキッ

ゲッコウガ「……ッ、ゲコッ!!」

梨子「!!」

梨子「……ええ、大丈夫よ。もっともっと……!!速く……高く……強く!!!」

ゲッコウガ「コオッ、ガアッ!!!」

梨子「もっと……もっと――――!!!」

ギュイィィィ――――ンッ!



千歌「ッ!!!水柱に……桜色の光が混じっていく……!!」



梨子「奏でるわよゲッコウガ!!!みずしゅりけんっ!!!」ビュンッ!

ゲッコウガ「ゲコッ!!!ゲェアッ、コッ……ガアァ――――ッ!!!!!」ビュンッ!

キイィ――――ンッ!



千歌「桜色のみずしゅりけん!!!」



梨子「アアアアアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」ゲッコウガ

ヒュン――――ッ!

294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 11:16:37.73 ID:NxaWidGSO
っょぃ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 15:01:53.41 ID:fFFlBkvUO

ドクン……

ドクンッ……

ドクンッ……!

ドクンッ!




梨子「――――――――ッ!!!?」

シュウンッ……

美渡「みずしゅりけんが……」

ハハコモリ「ハーモ……」

ズザッ!

ゲッコウガ「ゲコッ!!?」クルッ!

ゴオオオオオッ!

ゴオオオ……

ゴォッ……

フゥッ……

梨子「――――――――ァ、ッ……ゲッ、コウ……ガ――――」

バタッ

ゲッコウガ「ゲコ!!!」



千歌「梨子ちゃんっ!!!」ダッ!

梨子「梨子ちゃんっ!!梨子ちゃんっ!!!」

ゲッコウガ「ゲコ!!!ゲコ!!!!」

志満「落ち着いて。とにかく、研究所の方に運んで休ませましょう」

ゲッコウガ「ゲコ……」

志満「大丈夫よ、ゲッコウガ。心配しないで」

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 15:20:47.54 ID:bdQAC8W3O
梨子ちゃんの影分身炸裂??
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 17:14:58.98 ID:VHVxlQiPO
やっぱり体への負担が大きいのか
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 17:57:07.49 ID:fFFlBkvUO

――――――――トチマ研究所



志満「……………………」カツ……カツ……

千歌「志満姉ちゃん、梨子ちゃんは!?」

志満「安心して。気を失っただけよ。今は安静にしているわ」

千歌「そっか……」ホッ

美渡「あれ?ゲッコウガは?」

志満「梨子ちゃんの傍についてるわ」

美渡「……なにがあったの?」

志満「詳しいことはわからないわ……。キズナ現象にはまだまだ謎が多すぎる。けど、あの一瞬……」



梨子『アアアアアアアアアアア――――――――!!!!!』ゲッコウガ



志満「二人が……まるで一つになったような気がした」

千歌「うん。私も思った。……前にあれを発動させたときよりも……二人が重なったような……」

美渡「重なった?」

千歌「なんていうか……梨子ちゃんがゲッコウガになった……みたいな」

美渡「そういえば……ゲッコウガのダメージを梨子ちゃんも受けてたように見えた」

志満「……二人の波長が重なり、極限のシンクロ状態に達した……なんて、とても言葉では言い表せないわね」

千歌「梨子ちゃん……大丈夫だよね?」

志満「すぐに目を覚ますわよ。ただ……今のままキズナ現象を使い続けるのは、危険かもしれないわね」

千歌「どういうこと?」

志満「前にあの力を使ったとき、こんなことになった?」

千歌「ううん……」フルフル

志満「それはきっと、前回よりも今回の方が二人のシンクロ率が上がり、より強い力を発揮したからだと思う。キズナ現象はより高く、より深く二人が一体化することでさらに力が上がるとされているわ。でも、梨子ちゃん自身の身体がその力に耐えられない。とてもじゃないけれど、今のままじゃあの力を制御するのは難しいわ」

千歌「……………………」

299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/07(水) 18:01:14.14 ID:bB7iMr23O
ちゃんと扱えるようになれれば負担も減るみたいなんだがな...
あのスーパーマサラ人でさえ倒れるからな...
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 18:16:07.63 ID:fFFlBkvUO

――――――――トチマ研究所・医務室



ピチャッ……ギュウゥ……ピトッ

ゲッコウガ「……………………」

梨子「……………………」パチッ

ゲッコウガ「ゲコ……!」

梨子「ゲッコウガ……?」ポー

梨子「ここは……」

ゲッコウガ「コウガ……」

梨子「……………………ああ、そっか。私……」ムクッ

梨子「っ!」ズキッ

ゲッコウガ「ゲコッ!!」ガタッ

梨子「ありがとう……」

ゲッコウガ「コウガッ……」ソッ

梨子「タオル……ずっと看ててくれたの?」

ゲッコウガ「コウガ……」コクッ

梨子「そっか……♪」

ゲッコウガ「…………ゲコッ」

梨子「そんな顔しないで……。ゲッコウガのせいじゃない。私が……弱かったから……」

ゲッコウガ「コウガッ!!コウ……ガッ……!!」

梨子「……………………」クスッ

梨子「ゲッコウガ」ソッ ギュッ

ゲッコウガ「ゲコッ……」

梨子「最後に撃ったみずしゅりけん……今まで感じたことのない強い力を感じたの」

ゲッコウガ「ゲァ……」

梨子「あれで確信したわ。私たちは……まだまだ強くなれるって」

ゲッコウガ「ゲコ……」

梨子「ゲッコウガ、私はあなたを信じる。だから……あなたも私を信じて。あなたに置いていかれないように……頑張るから」

ゲッコウガ「ゲコッ……」ギュッ

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 18:37:29.55 ID:fFFlBkvUO

――――――――ソノダシティ



キリキリ……

バシュッ!

ストンッ!

海未「……ふぅ」

穂乃果「ふあぁ……」

海未「……人がトレーニングしている横であくびをするのはやめていただけますか?」

穂乃果「だって眠いし……」

海未「寝なさい」

穂乃果「一人じゃ寂しいんだよぉ〜……」

海未「ことりがいるでしょう」

穂乃果「それが、希ちゃんから電話もらったって、どこか行っちゃったんだよ」

海未「希が?」

穂乃果「うん」

海未「……なんでしょう、この妙な胸騒ぎは」

穂乃果「海未ちゃんの小さな胸が騒ぐんだから相当だね――――」

バシュッ!

ヒュオッ!

ストーン

海未「なにか?」ニコッ

穂乃果「なんでもないですっ!!」

302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 19:01:10.59 ID:fFFlBkvUO

――――――――宇宙



デオキシス「……………………」

ォ……

ォオ……

ゴオォッ……

デオキシス「デオ……」

ゴオォォォォォ――――ッ!

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 20:19:19.36 ID:ba1vsIBK0
まさかのデオさんか、ことりへの依頼は空中戦への備えか
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 21:10:11.47 ID:fFFlBkvUO

――――――――トチマタウン

――――――――カナマリの埠頭



ザァッ……

ザパンッ……

果南「……………………」



鞠莉『私たちはもう止まらない。あなたのために……世界を変える』



果南「……………………」ポロッ

果南「鞠莉……ダイヤぁ……」ポロポロ



ザパンッ……

ザパンッ……

305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 21:10:44.62 ID:NxaWidGSO
ほのかわいい
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 21:47:04.29 ID:fFFlBkvUO

――――――――翌朝

――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



リザードン「ザアッ!!!」

千歌「ドラゴンクロー!!」

リザードン「リイッ、ザッ!!!」ゴオッ!

ビュオォッ!

千歌「……うんっ♪いい調子だね♪」

リザードン「リザッ」

千歌「エヘヘ♪」ナデナデ

リザードン「リィザ」スリッ

ザッザッ……

千歌「あ!!」

梨子「おはよう、千歌ちゃん♪リザードン♪」

千歌「梨子ちゃんっ!!」

リザードン「リーザ」



千歌「もう大丈夫なの?」

梨子「ええ。ゲッコウガが付いててくれたし」ニコッ

ゲッコウガ「コウガ」

梨子「心配かけてゴメンね」

千歌「本当だよ」プンスコ

千歌「……でも、無事に目が覚めてよかった♪」

梨子「うん♪」

ゲッコウガ「ゲコッ」

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 22:48:23.52 ID:fFFlBkvUO

梨子「こんな時間からトレーニング?」

千歌「うんっ。相手は果南ちゃんだからね」

梨子「……そっか」

梨子「……………………ねえ、千歌ちゃ――――」

千歌「来るよ」

梨子「……っ」

千歌「果南ちゃんは……絶対来る」

梨子「……………………」

千歌「だって……」



ザッ



果南「……………………」

クルッ

梨子「!」

千歌「果南ちゃん……ポケモンのこと、大好きだもん」

308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 02:07:36.53 ID:KDruoMvcO

果南「……………………」

千歌「待ってたよ、果南ちゃん」

果南「……………………」

千歌「いつでも準備は出来てるよ。さぁ、バトルしよ――――」





果南「ゴメン」





ザワッ――――

千歌「……………………え?」

309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 11:48:28.17 ID:wGXF+ar8O

千歌「……果南……ちゃん?」

果南「私は……やっぱり、バトル出来ない」ブルブル





鞠莉『果南♪』





果南「諦めて、挫折して、立ち上がることをやめた。私にはもう……その資格が無いんだよ」

千歌「……………………っ」

果南「……っ」ピラッ シュッ

ヒラヒラ……

梨子「この写真……これ、石碑……?」

果南「……海底神殿、マーメイドホールにある石碑。千歌なら、その文字も読めるでしょ。きっと役に立つと思う。それから……」シュッ

千歌「!」パシッ

千歌「……モンスターボール」

果南「私がゲットしたポケモン……千歌ならきっと仲良くなれるよ」

千歌「果南ちゃん……」

果南「もう二度とみんなの前に顔を見せない。私はこの町を出ていくよ」

千歌「果南ちゃんっ!!!」

果南「……………………」

千歌「こんな……こんな中途半端に、全部を投げ出すの!!?そんなに簡単に全部を捨てるの!!?夢も……ポケモンも……友だちも……!!!」

果南「……千歌」

千歌「!!!」





果南「あとは全部、任せるよ」ポロッ





クルッ

ダッ!

ザッ……ザッ……

千歌「果南ちゃんっ!!!」

果南「……………………」ポロポロ

千歌「そうやってまた逃げるの!!?ツラいことから目を背けて、立ち向かおうともしないで!!!そんなの……そんなの私が知ってる果南ちゃんじゃないよ!!!私が憧れた果南ちゃんじゃないよ!!!」

果南「……………………」ポロポロ

310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 12:17:53.96 ID:wGXF+ar8O

果南『大丈夫だって千歌!』

千歌『うぅ……』

果南『怖くないよ!絶対出来るから!今やらないと後悔するよ!』

千歌『……っ!えーいっ!』

バシャーンッ!



千歌「果南ちゃん……っ!」ポロッ

果南「……………………」ポロポロ

千歌「――――ッ!!!」

千歌「果南ちゃんっ!!!」

果南「……………………」ポロポロ

千歌「私……信じてるから!!!ずっと信じてるから!!!果南ちゃんは絶対立ち上がるって!!!信じてるからね――――――――!!!」

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 12:49:21.69 ID:wGXF+ar8O

――――――――

――――

――



志満「千歌ちゃん、梨子ちゃん、気を付けてね」

千歌「うんっ、ありがとう」

梨子「お世話になりました」ペコッ

美渡「次は、本気の梨子ちゃんとバトルしたいね」

梨子「アハハ……頑張ります」

千歌「……それじゃ行くね。また」

志満「千歌ちゃん」

千歌「?」

志満「ツラいことがあったら、いつでも帰ってきなさい。ここは、あなたの故郷なんだから」

千歌「……志満姉ちゃん」

志満「行ってらっしゃい」ニコリ

千歌「……っ」グシグシ

千歌「うんっ!」

312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/08(木) 13:18:02.21 ID:wGXF+ar8O

――――――――ガラスノハナゾノ号・甲板



ゴオォォォォォ――――

梨子「いい人たちだったわね」

千歌「そりゃそうだよ。私のお姉ちゃんなんだもん」

梨子「それにいい町だった」

千歌「私が生れ育った町だよ」

梨子「また来たいって思ったわ」

千歌「いつでもおいでよ」

梨子「ええ」

ソヨソヨ……

千歌「海が広がって太陽が輝く私たちの町。小さくて人もいないけど、海にはたくさんのポケモンがいて、いっぱいミカンが採れて……温かな人で溢れる町。みんなが笑顔で暮らせる、優しい場所。だから……果南ちゃんのあんな顔……見たくなかったな」

梨子「……………………」

千歌「私たちには……なにも出来ないのかな……」

梨子「……さあ、わからないわ。でも……」

千歌「?」

梨子「千歌ちゃんが、楽しいって気持ちを忘れない限り……きっと、果南さんに思いは届く。私はそう信じてる」

千歌「……ありがと、梨子ちゃん」カチャッ

梨子「そのモンスターボール……」

千歌「うん。果南ちゃんがくれたポケモン……。どんな子が入ってるのかな」

梨子「見てみたいな、果南さんのポケモン」

千歌「うんっ」シュッ ポンッ



果南が千歌に託したポケモンは……
安価下1
みずタイプ限定(伝説無し)

313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 13:18:39.95 ID:B2B2n/zN0
カプ・レヒレ
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 13:19:40.95 ID:ZuFyKlodO
ラプラス
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 17:45:42.21 ID:q4A8m64Ko
カプレヒレって大丈夫なのか?
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/08(木) 18:29:35.11 ID:bc10xkKQO
準伝説だからNGな気がする
まあダイヤや鞠莉を見れば果南が持っていてもおかしくないし、メインキャラが持っている伝説、幻はある程度決まっているって>>1が言ってたから第七世代のなら大丈夫とは言えなくもないが...
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 18:30:55.78 ID:XNcA8KbYo
伝説だけNGだから準伝はいいんじゃない?
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/08(木) 19:28:31.99 ID:w+WkhudFO
何かしら伝説のポケモン持っててもおかしくないけど、第七世代はな……

>>1の判断次第だけど
319 :>>1ですm(__)m [saga]:2016/12/08(木) 19:43:28.46 ID:wGXF+ar8O

果南ちゃんは一応アローラも回っているという設定なのでSMを無しにしなかったのと、正直ミスですが準伝説を無しにしなかったこともあり、安価を尊重してこのままカプ・レヒレで書こうかなと思います。

ただ、現在の千歌ちゃんの手持ちでいきなりカプが加わるとパワーバランスが崩壊することにもなりかねないため、多少は性格を幼くしたり能力を抑えめに書いて調整しようかなと思いますm(__)m

よろしくお願いしますm(__)m

320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/08(木) 21:58:18.06 ID:+v2qqX0uO
カプ・レヒレは いうことを きかない!
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/08(木) 23:00:15.41 ID:Tu0KNl1A0
言うこと聞かない系はポケモンあるあるだしな
カプ・レヒレは実力以上のポケモンだろうし間違いなく通りそうな道だな
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/09(金) 00:20:13.43 ID:2no1H9eL0
千歌っちのステータスって、実際はゲットしたポケモンの数3匹、バッジ5個の平凡なトレーナーなんよね。
まさに普通怪獣(褒め言葉)
伝説準伝説が千歌っちに惹かれる要素は無いかな?
まぁ逆に3匹でここまで勝ち上がってきたのはそれはそれで才能なんかもしれんけど。
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/09(金) 00:44:34.96 ID:0SG67KtK0
新スレ入ってから恐ろしいほど描写されない曜ちゃん・・・
どんな目にあってるんだろうか・・・
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/09(金) 01:06:04.52 ID:5s1powGd0
ゲームで言えばバッチ5個はだいたいレベル30後半から40くらいだもんな
テテフは捕まえた直後でも60だったはずだから今の千歌には過剰戦力だな
護り神だし、千歌が強くなるまでは認めないとかありそう
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/09(金) 01:39:16.13 ID:5s1powGd0
間違えた、テテフじゃなくてレヒレだ...
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/09(金) 02:15:36.63 ID:YEsL46UaO

カプ・レヒレ「……………………」スウッ

カプ・レヒレ「……………………レァ」

千歌「キレイ……初めて見るポケモンだ」

梨子「私も……。どこか厳かで神秘的……。思わず目を奪われちゃう。千歌ちゃん、ポケモン図鑑を」

千歌「あ、そっか!えっと……」ピコピコ

千歌「あった!カプ・レヒレ……とちがみポケモン……タイプはみずとフェアリー。そういえば、なんとなく貝っぽいかな。……とちがみって?」

梨子「多分、その土地の神様のことよ。ほら、図鑑にもある。アローラの守り神の一人だって」

千歌「守り神……?だからフェアリータイプ……」

カプ・レヒレ「……………………」

梨子「きっとアローラ地方に訪れたとき、果南さんがゲットしたのね。こんなポケモンをゲットするなんて、やっぱりあの人スゴいのね」

カプ・レヒレ「……………………」キョロ……キョロ……

千歌「……はじめまして!私、千歌!カプ・レヒレ……果南ちゃんからあなたを受け取ったの」

カプ・レヒレ「……レィヒ」

千歌「いきなりで戸惑ってると思うけど、ゆっくり仲良くなっていこう。よろしくね、カプ・レヒレ」ニコッ

カプ・レヒレ「……………………」

カプ・レヒレ「……………………」フイッ

千歌「!」

千歌「カプ・レヒレ……?」

カプ・レヒレ「……………………レィ」シュイン

千歌「ボールに戻った……」カチャッ

梨子「もしかして、まだ千歌ちゃんをトレーナーとして認めてないから……。守り神って言われるくらいだもの。今の千歌ちゃんじゃ、まだカプ・レヒレと一緒に戦うのに値しないのかもしれないわね」

ピッ

梨子「ほら。本来カプ・レヒレは、アローラに伝わる試練を乗り越えた者だけを認めるみたいよ。残念だけど、カプ・レヒレは今の千歌ちゃんを認めていないようね」

千歌「……うん。それもあるんだろうけど」

梨子「それも?」

千歌「……きっと、果南ちゃんと離れて寂しいんだよ」



カプ・レヒレ『……レィヒ』



千歌「カプ・レヒレ……スゴく、悲しそうな顔をしてたから」

327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/09(金) 09:08:23.23 ID:YEsL46UaO

千歌「……………………お願い、もう一度姿を見せて」シュッ ポンッ

カプ・レヒレ「……………………」フワリ ジッ……

千歌「カプ・レヒレ」ソッ

カプ・レヒレ「……レレ」

千歌「……私ね、ポケモンマスターになるのが夢なんだ」

カプ・レヒレ「……………………」

千歌「一番強いポケモントレーナー……その夢にはまだまだ遠いけど、いつか必ず夢を叶えたいの。だから、あなたの力を貸してほしい」

カプ・レヒレ「……………………」

千歌「果南ちゃんみたいにとはいかないかもしれないけど、あなたに認められるようなトレーナーになってみせるから。果南ちゃんがあなたを託してくれた思いを、無駄にはしない。いつかそのときが来たら……」

カプ・レヒレ「……………………」



果南『一緒に戦ってほしいんだ♪』ニコッ



千歌「一緒に戦ってほしいんだ♪」ニコッ

カプ・レヒレ「……………………レァ」フイッ

スウッ……

梨子「カプ・レヒレ……。いいの?どこかへ行っちゃうわよ……?」

千歌「……大丈夫。きっと……大丈夫」

梨子「……………………そうね」

ヒラッ

梨子「っ、千歌ちゃん、これ。ポケットから落ちたわよ」カサッ

千歌「ん、あ……石碑の写真」

梨子「海底神殿……そんな場所があるなんてね。なんて書いてあるの?」

千歌「うん。えっと……」

328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/09(金) 13:21:28.62 ID:YEsL46UaO

――――――――クロサワストーンラボラトリ



ルビィ「んっ、しょっ……と」

花丸「ルビィちゃん、準備出来たずら?」

ルビィ「うんっ♪花丸ちゃんは?」

花丸「マルはこれっ♪」

ルビィ「なにそのパンパンのリュック……」

花丸「おやつは旅の必需品ずら♪」

ルビィ「もう……」



バタバタバタ!

バタンッ!

研究員「副所長!!!」

ルビィ「ぴぎゃっ!!?」ビクッ!

花丸「ルビィちゃん、驚きすぎずら……。どうしたんですか?」

研究員「大変なんです!!先ほど、隕石の反応が確認されました!!」

花丸「い、隕石!?」

ルビィ「それで……?」

研究員「落下予測地点はこの研究所の北西数百メートル先!!落下予測時間まであと数分!!」

花丸「そんなっ!!速すぎるずら!!」

研究所「ラボのレーダーにも反応が微弱で対応が遅れ……!!」

花丸「ルビィちゃん……」

ルビィ「……………………」

ルビィ「通達をお願いします!所員はすぐに避難を!それから避難後も、防御技を使えるポケモンで被害を最小限に留めてください!」

研究員「しかしラボは……!!」

ルビィ「緊急事態です!!所員の安全を第一に行動してください!これは副所長……いえ、所長代理としての命令ですっ!!」

花丸「ルビィちゃん……///」

ルビィ「はやくっ!!!」

研究員「は、はいっ!!!」ダッ!

タッタッタッ……!

ルビィ「ッ!!」ダッ!

329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/09(金) 14:20:25.67 ID:YEsL46UaO

ダッダッダッ!

ルビィ「……………………っ!!!」

花丸「ルッ、ルビィちゃんっ!!どこっ、行くずらぁ!!」ハァハァ

ルビィ「隕石の落下予測地点!!」

花丸「えぇっ!!?」

ルビィ「少しでも隕石の威力を抑えてみる!!」

花丸「なんて無茶をするようになったずらか……」

ルビィ「アハハ、千歌ちゃんたちとずっと一緒にいたからかな♪それに……」

花丸「?」

ルビィ「お姉ちゃんならきっと、ああしたはずだから!!」

花丸「さっきのルビィちゃん、かっこよかったずらよっ!!」

ルビィ「エヘヘ♪///」

ダッダッダッ!

ズザッ!

ルビィ「たぶん、この辺り!!隕石は……」キョロキョロ……

花丸「ルビィちゃん、あれっ!!」

ルビィ「!!」

ゴゴゴゴゴ……!

ルビィ「速い……このままだとあと少しで地上に激突しちゃう……!!」

花丸「それを食い止めるために来たんずら」カチャッ

ルビィ「うんっ!!」

花丸「ゴンベ、たらふく食べるずら!!」シュッ ポンッ

ゴンベ「ンゴーン」

ルビィ「カラマネロ、ゼニガメッ!!がんばルビィ!!」シュッ ポンッ

カラマネロ「ラーマッ!!」

ゼニガメ「ゼェニッ!!」

花丸「ゴンベ、みずのはどう!!」

ルビィ「カラマネロ、サイケこうせん!!ゼニガメ、みずでっぽう!!」

ゴンベ「ゴーッ、ンッ!!」バシュッ!

カラマネロ「ネェアロッ!!」ビビビビビ!

ゼニガメ「ゼーニィッ!!」ブシュウッ!

ゴゴゴゴゴ……!

花丸「全然勢いが弱まらないずら……!!」

ルビィ「まだまだ!!カラマネロ、ゼニガメ!!」

カラマネロ「ラァッ!!!」

ゼニガメ「ゼニァ!!!」

330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/09(金) 22:16:44.05 ID:YEsL46UaO

ゴゴゴゴゴ……!

ギギギギギ……!

カラマネロ「ラァマッッ!!!」

ゼニガメ「ゼニイッ!!!」

ルビィ「二人ともっ、ふんばルビィ!!!」

ゴゴゴゴゴ……!

花丸「ルビィちゃん……。あのルビィちゃんがこんなに熱く立派に……。〜っ!!///」

ゴンベ「ゴンッ!!」

花丸「そんなの見せられたら、オラたちだってテンション上がっちゃうずらよねっ!!」

ゴンベ「ゴーン!!!」

331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/10(土) 00:29:46.17 ID:Z7af2z9wO

花丸「いっくずらよ〜っ!!ゴンベっ!!!」

ゴンベ「ゴーンッ!!!」

パアァァァァァ――――ッ!

ルビィ「っ!!ゴンベが……!!」

カラマネロ「ネロッ……!!」



カビゴン「ゴォーンッ!!!」ズシィン!



ルビィ「進化した!!!」

花丸「さぁっ!!ルビィちゃんっ!!」

ルビィ「〜っ!!///うんっ!!///カラマネロ、トリックルーム!!」

カラマネロ「ネェアッ!!」ヴゥンッ!

花丸「カビゴン、ジャンプ!!」

カビゴン「ンゴォアッ!!!」ズシンッ! ダンッッ!

ルビィ「ゼニガメ、気を抜いたら失敗しちゃうよ!!みずでっぽうで下から押し上げて!!」

ゼニガメ「ゼェァッニィッ!!!」ブシュウ――――!

カビゴン「ゴォンッ!!」

ゼニガメ「ゼニィ……!!」ブシュウ……!

ルビィ「ゼニガメ!!!」

ゼニガメ「ゼニィ……ゼェアァァァァァ―――――!!!!!」

パアァァァァァ――――ッ!

花丸「おおっ!!」

ルビィ「ゼニガメも……進化の光を!!」



カメール「メアァァァァァ――――!!!!!」



バシュウゥゥゥゥゥ――――!

ルビィ「カメール……みずでっぽうがハイドロポンプに……!!っ!!これなら!!!」

花丸「いけるずら!!!」

カメール「カァッ、メエェェェェェ――――!!!!!」

カビゴン「ンゴァッ!!!」

花丸「カビゴン、ギガインパクト!!!」

カビゴン「カアァ、ゴオォォォォォ――――ッ!!!!!」

ゴゴゴゴゴ……!

ドゴオォォォン!

332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/10(土) 00:53:32.96 ID:sBHuT4FP0
これはできるカビゴンや
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/10(土) 12:39:01.98 ID:Z7af2z9wO

パラパラ……

ルビィ「やった……///」

花丸「隕石を砕いたずら!」

ヒュウゥゥゥ……ドシイィンッ!

ルビィ「ピギッ!!!」

花丸「パギャッ!!!」

カビゴン「ンゴーン」ノシリ

ルビィ「に、二個目の隕石かと思った……」

花丸「よくやったずら、カビゴンっ♪」モギュー

花丸「いい抱き心地ずらぁ♪」フカフカ

ルビィ「カラマネロもカメールも♪ありがとうっ♪」

カラマネロ「ラーマ」

カメール「カメッ!!」

ルビィ「エヘヘ♪」



トサッ

トサッ



花丸「ずら?」

ルビィ「今なにか落ちて……隕石の欠片……?」トテトテ

ルビィ「!!!」

ルビィ「こ、これ……花丸ちゃんっ!!」

花丸「?」トテトテ

花丸「……!……これって……もしかして」

ルビィ「うんっ!!プレートだよ!!間違いない!!」

花丸「隕石の中からプレート……それに……」カチャ

ルビィ「それ、めざめいし……?」

花丸「ずら」

ルビィ「宇宙からの石……じっくり調べてみたいけど、それどころじゃない!とにかく、ここに16枚目のプレートがあるんだ!これを持ってすぐに千歌ちゃんたちと合流しなきゃ!!」



ヨハネ「させないわよ」

334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/10(土) 17:37:02.49 ID:Z7af2z9wO

ルビィ「!!」

花丸「善子ちゃん……」

理亞「……………………」ザッ

ルビィ「SaintSnowの……」

ヨハネ「合縁奇縁……とでも言うのかしら。つくづく、私とあんたたちの運命は交わってるみたいね。そんなこと、これっぽっちも望んでなんかないのに」

花丸「切っても切れない腐れ縁ずら」

ヨハネ「……あいにく、無駄話をしてる暇は無いのよ。もうすぐ……。ダイヤの妹……ルビィだっけ。そのプレートを寄越しなさい。そうすれば見逃してあげるわ」

ルビィ「うゅ……!!」ギュッ

花丸「そんな小悪党みたいなセリフ、どこで覚えてきたずら?いい子だから、もう悪いことはやめるずら」

ヨハネ「チッ……いつまで友だちづらしてるつもり?」

花丸「友だちずらよ。マルたちは」

ヨハネ「……ハッ、笑わせないでよ」シュッ ポンッ

ルビィ「ヘルガー……」

ヘルガー「ガァッ!!」

ヨハネ「人間と堕天使が相容れるとでも?ずら丸……私とあんたじゃ、立ってるステージが違うのよ」

花丸「一緒ずらよ。マルたちは、ほんの少し道を違っただけ。違った道は、いつか同じ道へと繋がるんずら」

ヨハネ「なら、その道ごと断ち切ってやるわ。私とあんたたちとの因縁もね。ヘルガー、かえんほえしゃ!!」

ヘルガー「ルガアァッ!!」ボオオオッ!

花丸「カビゴン、みずのはどう!!」

カビゴン「ゴーンッ!!」バシュッ!

バシュウゥゥゥ……

花丸「断ち切らせはしないずら。マルたちはずっと、友だちずらよ!!」

ヨハネ「そういうところが鬱陶しいのよ、ずら丸」

335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/10(土) 19:53:16.58 ID:Z7af2z9wO

ルビィ「花丸ちゃんっ!!」バッ

理亞「……………………」スッ

ルビィ「理亞……ちゃん……」

理亞「名前を呼ばれる筋合いなんかない。プレートなんかにも興味はないけど、ザコが目の前をうろちょろしてるのは、不愉快だから」シュッ ポンッ

メタグロス「メタッ!!」

ルビィ「っ、ル……ルビィだって、悪いことする人たちなんかに負けたりしないもん!!」

カラマネロ「ネロッ!!」

カメール「メァル!!」

理亞「2対1なら相手になるとか思わないで」

メタグロス「タッ、ッグァッ!!!」ゴオッ!

ルビィ「!!」



ヘルガー「ヘァル!!!」ダッ!

カビゴン「ンゴァ!!!」ドンッ!

ヨハネ「ヘルガー、バークアウト!!」

花丸「めざめるパワーで押し返すずら!!」

ヘルガー「ガァル!!!」

カビゴン「ゴォンッ!!!」

ドオオンッ!

ヨハネ「……話にならないわね。ずら丸、あんたじゃ私の相手は役不足よ」

花丸「まだまだ本気は見せてないずらよ。伊達に凛さんの下で特訓してたわけじゃないずら」

ヨハネ「だからよ。あんた、私相手に本気を出すつもりがないでしょ?」

花丸「……………………」

ヨハネ「同情なのか憐憫なのか、本気で戦おうとしていないでしょ」

花丸「……………………善子ちゃん、オラは」

ヨハネ「いつまでその名前を呼ぶつもり?私はヨハネ。世界を破壊する堕天使。私のことを道を踏み外した憐れな仔羊だと思って本気を出さないなら、あんたに私の前に立つ資格は無いわ」

花丸「善子ちゃん……」

ヨハネ「なにもしないならそれでいい。おとなしく……」スッ

花丸「!!」

ヨハネ「闇に呑まれて消えなさい」ギランッ

336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/11(日) 00:52:00.59 ID:9Lrabu9SO
ヨーシコー
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/11(日) 01:35:08.97 ID:wCwJA/MpO

ドォン!

ドオォン!

ドゴォン!

理亞「メタグロス、しねんのずつき!!」

ルビィ「カラマネロ、リフレクター!!」

メタグロス「メタッ!!」

カラマネロ「ラァマ!!」ヴンッ!

ガキィン!

ルビィ「カメール、はどうだん!!」

カメール「メェ、ルッ!!」キイィン……バシュゥッ!

理亞「シグナルビーム!!」

メタグロス「タッ、グ!!!」キィンッ……!

ドォ……ン!

ルビィ「お願いっ、もうやめようよ!!ルビィたちが戦う理由なんか無いでしょ!?」

理亞「理由なんかどうでもいい。私は私たちSaintSnowこそが最強だと示すことにしか興味ない。お前みたいなザコを倒したところで何にもならないけど。弱い奴らは、みんな私たちの糧になればいい」

ルビィ「……っ!!」

理亞「説得しても無駄よ。吹けば飛ぶような塵に、情けなんか懸けるはずないから」スッ キランッ

ルビィ「キーストーン……!!」



ズザァッ!

カビゴン「ゴンッ……!!」

ルビィ「花丸ちゃんっ!!」

花丸「ルビィちゃん、そっちは大丈夫ずらか!?」

ルビィ「う、うんっ!でも……」

花丸「……っ」

ヨハネ「闇の炎に抱かれなさい」

キランッ

ヨハネ「我、真なる力の解放者。リトルデーモンよ……禍き闇の力を覚醒せよ!!」

ヘルガー「ヘァ――――ルッ!!!」キイィン……

理亞「弱者よ傅け。頂点に君臨する私たちの足下に!!」

メタグロス「メェアッ――――タッグ!!!」キイィン……



ヨハりあ「メガシンカ――――!!!!!」



パアァァァァァ――――!

メガヘルガー「ガアァァァァァ――――!!!」ザッ!

メガメタグロス「ロオォォォォ――――ス!!!」ガシンッ

338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/11(日) 08:17:05.81 ID:zOlh2bFb0
理亜ちゃんもう強さ言い訳に暴走してるだけのような・・・
姉はどう思ってるのか・・・
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/11(日) 10:07:24.18 ID:9Lrabu9SO
ダークフレイムマスター?
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/11(日) 11:48:19.13 ID:Q1s+6UzRO
>>338 まず総帥がその筆頭だからな...
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/11(日) 12:29:42.45 ID:zOlh2bFb0
そもそもの原因であるチャンピオンや四天王には何にも非はないってのがやるせない・・・
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 01:59:48.71 ID:tdksKAx7O

ビリビリッ!

ルビィ「メガシンカポケモンが二体も……」ビクビク

理亞「メタグロス、コメットパンチ!!」

メガメタグロス「メタッ、グッ!!!」ゴオッ!

カメール「メルッ!!?」

ズドォンッ!

ルビィ「カメール!!!」

理亞「ジャイロボール!!!」

メガメタグロス「タグッ、ロッス!!!」ギュイン……ギュイン……ギュイィィィィン

カラマネロ「ラマッ!!!」

ゴゴゴゴゴ……ドォン!

カメール「カメ……」パタッ

カラマネロ「ネ……ロ……」バタン

ルビィ「そんな……二人とも……」ペタン

花丸「……っ」タジッ

ヨハネ「最後よ。プレートを渡しなさい」

ルビィ「っ!!ダメっ!!」ギュッ

ヨハネ「……ヘルガー」スッ

メガヘルガー「ガァッル!!!」

ルビィ「ピギッ……!!」ビクッ!

花丸「……………………ルビィちゃん」ボソッ

ルビィ「花丸ちゃんっ?」

花丸「オラとカビゴンが時間を稼ぐずら。その隙に、ルビィちゃんは逃げるずら」

ルビィ「そんなの――――!!」ムグッ

花丸「ルビィちゃん」

ルビィ「ムグムグ……」

花丸「カラマネロもカメールもやられて、ルビィちゃんには手持ちのポケモンがいない……ここで嘆くよりも、ルビィちゃんにはやるべきことがあるずら」

ルビィ「……プハッ、で……でも……」

花丸「千歌ちゃんにキーストーンを届けるのはルビィちゃんにしか出来ないこと。善子ちゃんを止めること……それが、オラのやるべきことなんずら」

ルビィ「花丸ちゃん……」

花丸「3つ数えたら目眩ましをするずら。そしたら振り向かずに、一気に街まで走るずらよ……!」

ルビィ「……っ!!」コクン

343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 06:24:53.32 ID:BH2uq+rE0
花丸ちゃーん!!!
って流石にヤンデレマリーさんと違ってダイレクトアタックまではしないだろうからポケモンボコられても本人は無事・・・になるのか?
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 08:53:42.68 ID:tdksKAx7O

花丸「……3」

ヨハネ「……………………」

ルビィ「……っ」

花丸「……2」

理亞「……………………」

花丸「……1!」

ヨハネ「やりなさい、ヘルガー。かえんほうしゃ」

メガヘルガー「ガルッ!!」ボオオオッ!

花丸「カビゴン、みずのはどう!!」

カビゴン「ンーゴッ!!」バシュゥッ!

ヨハネ「!!」

バアァァァ……

ヨハネ「かえんほうしゃにみずのはどうをぶつけて水蒸気を……なんのマネ?奇襲でもかけようとしてるの?」

メガヘルガー「グルル……!」

理亞「メタグロス、ジャイロボールで霧を払って」

メガメタグロス「タグッ!!」ギュイィィィィン!

パアァァ……

花丸「……………………」

ヨハネ「作戦失敗?」

花丸「……さあ、どうだろう」

ヨハネ「……あの子、ルビィの姿が無い」

花丸「……♪」ニッ

ヨハネ「……チッ、小癪なことを考えるじゃない」

花丸「今重要なのは戦うことじゃないからね」

理亞「……メタグロス、行くよ」

メガメタグロス「メタッ!!」

カビゴン「ゴンッ!!」ヌウッ

理亞「……………………どけ」

花丸「どかないずら」

ヨハネ「ルビィを逃がしたのはいいけど、あんた一人で私たちを相手にするつもり?勝算の無い無謀なバトルに……いえ、一方的な蹂躙になるわよ」

花丸「大切なのは戦うことでも勝つことでもない。戦おうとすることだって、マルは師匠から教わったずら。それが友だちのためなら……これ以上ないマルの誇りずらよ」ニコッ

ヨハネ「誇りのために自分を犠牲にするの?」

花丸「本望ずら!!」

カビゴン「ゴオォォォォォンッ!!!」

345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 10:37:09.09 ID:tdksKAx7O

――――――――



ルビィ「はぁっ!はぁっ!」タッタッタッ……!

ドォン!

ルビィ「っ!!」ザッ!

ルビィ「……花丸ちゃん。……ダメ、行かなきゃ!!プレートを奪われるわけには……!!」

ルビィ「ルビィが今行っても……なにも……」

ルビィ「なにも……」

346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 19:20:20.67 ID:BH2uq+rE0
曜ちゃん誘拐、聖雪闇堕ち、A-RISE全滅(100%無事だろうけど)、果南トラウマ克服できず、この上ずら丸ピンチ・・・
正義側着実に戦力削がれていくな・・・
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 19:40:16.42 ID:tdksKAx7O

――――――――



ドン……

ドォン……

ドゴォン……!

カビゴン「ゴンッ!!」ズザァッ!

花丸「カビゴン、れいとうパンチ!!」

理亞「コメットパンチ」

カビゴン「ンッ、ゴッ!!!」ピキパキ……ドゴッ!

メガメタグロス「メタッ!!」ドゴォッ!

カビゴン「ゴッ……!!」

ヨハネ「ヘルガー、ほのおのきば!!」

花丸「みずのはどう!!」

カビゴン「ゴォン!!!」

メガヘルガー「ヘェルッ!!!」ガアッ!

カビゴン「ゴッ……オン……!!!」

花丸「カビゴン――――!!!」

カビゴン「ゴンッ……!!」ドシン……



ヨハネ「……もういいでしょ?」

花丸「……………………」

ヨハネ「カビゴン以外に手持ちもない。そのカビゴンもひんし寸前。メガシンカポケモン二体相手に、よくやったと称賛してあげてもいい。だから、さっさとそこをどきなさい」

花丸「……いやずら」

理亞「……チッ」イラッ ザッ

ヨハネ「……………………」スッ

理亞「……なんで止めるの?」

ヨハネ「……………………」

理亞「なんだかんだ言っても、あなたにも情があるってわけ?」

ヨハネ「……さあね。……ずら丸」

花丸「なんずらか?」

ヨハネ「あんた、私たちの仲間にならない?」

348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 20:21:35.22 ID:tdksKAx7O

花丸「本気で言ってるなら、頭がどうかしたとしか思えないずら」

ヨハネ「あんたの実力は評価してる。私たち相手に物怖じしない度胸と度量も」

花丸「それに応じるとでも思ってるずらか!!」

ヨハネ「あんたが私を友だちだと思っているなら」ソッ

花丸「!!」

ヨハネ「手を取りなさい。そして、一緒に世界を壊しましょう」

花丸「……………………!!」

ヨハネ「友だちとしての……最後の忠告よ」



ヒュウゥゥゥ……



花丸「……ダメだよ、善子ちゃん」

ヨハネ「……………………」

花丸「オラに悪いことは出来ないよ。それに……ルビィちゃんを裏切ることは、絶対に出来ないずら」

ヨハネ「……昔より、今の友だちを選ぶのね」

花丸「昔とか今とか関係無い……。友だちを大切にしたいって思いに優劣は無いずら。世界を壊すとか、そんなことどうでもいい。ルビィちゃんも、善子ちゃんも……みんなが手を繋いで笑える世界じゃないなら、そこにオラがいる意味は無いずら」

ヨハネ「……変わらないわね、あんたは」

花丸「オラはオラずらよ……♪善子ちゃんも、善子ちゃんずら」

ヨハネ「……血迷ったことを言ったわね。せめて、一思いに……。ここで私たちの因果を終わりにしましょう」

メガヘルガー「ヘルッ!!」

メガメタグロス「タグッ!!」

キイィ……ン!

花丸「っ!!」

カビゴン「ゴンッ……!!」ググッ……

ヨハネ「バイバイ、ずら丸」

メガヘルガー「ルッ、ガアッ!!!」ボオオオッ!

理亞「やれ」

メガメタグロス「タッ、グオッ!!!」バシュゥッ!

花丸「ッ!!!」

349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 21:24:36.80 ID:tdksKAx7O

バッ!

花丸「!?」

ヨハネ「!?」



ルビィ「!!!」



花丸「ルビィちゃんっ!?なんで!!」

ルビィ「花丸ちゃんを……友だちを置いていくなんて、ルビィには出来ないよ!!!」

ゴオォォォォ――――!

花丸「ダメっ!!このままじゃルビィちゃんまで!!!」

カビゴン「ゴンッ……!!」ググッ……ズシンッ

花丸「カビゴン……ルビィちゃんっ!!!」

ルビィ「絶対どかない!!!」

花丸「ルビィちゃんっ!!!わからずやも大概にするずら!!!」

ルビィ「それでもいい!!!」

ゴオォォォォ……!

ルビィ「友だちを見捨てるくらいなら、ルビィはわからずやでいい!!!」

ヨハネ「……!!」

ルビィ「わからずやでもなんでも……大好きなものを護りたいって思いだけは譲れないから――――!!!!!」

ゴオォォォォ――――――――ッ!



花丸「ルビィちゃんっ――――――――!!!」

ヨハネ「っ!!!」

ルビィ「!!!」ギュッ!



ドオォォォォォン!

350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 22:01:07.80 ID:tdksKAx7O

花丸「ルビィちゃん……」ワナワナ

カビゴン「ゴ、ン……!!」

花丸「……っ!!!ルビィちゃあ――――ん!!!!!」

ヨハネ「……………………っ」



ヒュウッ……

ヒュオォォォォ……!

ビュウゥゥゥッ!



花丸「!!!」

ヨハネ「!!!」

理亞「この風は……!!」



ルビィ「……………………?」

花丸「ルビィちゃん……!!」

ルビィ「ルビィ……あれ?」





???「大丈夫」





ルビィ「……?」

???「あなたのその勇気は、きっとみんなが笑える未来を造るよ」

ヨハネ「……誰?」

???「大好きなものを護りたい……それはいつだって、自分を奮い起たせる大きな力になる。今はうぶ毛の小鳥でも、いつか空に羽ばたける。大きな強い力で飛べる」

花丸「……あなたは」

???「♪」クスッ



ことり「ただのジムリーダーです♪」

モクロー「モクッ」

351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/12(月) 23:50:11.17 ID:tdksKAx7O

ルビィ「ジムリーダー……」

花丸「師匠たちの仲間……」

ことり「うんっ♪みんなのことは聴いてるよ。ありがとう」ナデナデ

ルビィ「うゅ……///」

理亞「……ミナミジムジムリーダー、ことり」

ことり「知っててくれてありがとう♪スゴく嬉しいよ♪」

理亞「私たちの最後の標的。私たちが最強だということを示すための、最後のジムリーダー」

ことり「標的……?あ、そっか……。ことり、アローラに行ってたからジム戦に挑戦出来なかったんだね。ゴメンね?」

理亞「今となってはジムバッジなんかどうでもいい。どうせ他のジムリーダーと同じ……。私たちの敵じゃない」

ことり「アハハ……そっか。みんなを倒したんだ♪それじゃあことりも相手にならないかもしれないね♪」

ヨハネ「……なに、この毒気の無さは」

花丸「……ずら」ポカン

ことり「ジム戦を受けてあげたいのはやまやまなんだけど、今はちょっと忙しいから♪今度ジムにおいでよ♪そこで思いっきりバトルしよ♪」

理亞「必要無い。今の私はジムリーダーよりも、チャンピオンよりも強い」



ピリッ



ゾワッ―――――――!

ヨハまルビィ「!!!!!」

ことり「……今、なんて言ったの?」

ルビィ「ピギッ……!」ブルッ

花丸「震えが……」ゾクッ

ヨハネ「たかが人間に、このヨハネが……」

理亞「……っ!!」

ことり「穂乃果ちゃんより強い……?ありえないよ、そんなこと」ザッ

理亞「なに……」

ことり「穂乃果ちゃんは最強なんだよ。それはこれからも揺るがない。穂乃果ちゃんに牙を剥くなら、それだけでことりの敵になる理由は充分だよ」ザッ……ザッ……

理亞「……来るな」タジッ

ことり「そもそもてんかいのふえのこともだよ。あれはことりたちの宝物なのに……穂乃果ちゃんとみんなとの大切な絆なのに」ザッ……ザッ……

理亞「……来るな!」

ヨハネ「っ!!」

ことり「……♪あんまりイケナイことばかりしてると♪」

理亞「メ、メタグロスッ!!!」

メガメタグロス「メッ、タァッ!!!」ゴオッ!



ことり「ことりのおやつにしちゃうぞ♪」

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/13(火) 00:59:31.64 ID:16aH74rmO

ビュウゥゥゥ――――ッ!

メガメタグロス「メタッグ……!!!」ビリビリ……

ビュオッ!

ドオォォォォォン!

理亞「メタグロス!!!」

ヨハネ「超重量のメタグロスが吹き飛ばされた……!?今の突風は……!!」バッ!

バサッ バサッ

ヨハネ「あれは……」



トルネロス「ネァロ……!」バサッ!



ルビィ「ト……トルネロス……」

ことり「ことりの相棒だよ♪」

トルネロス「トロス……!」バサッ……

ことり「ありがとう、トルネロス♪」スリスリ

トルネロス「ネロ」

モクロー「モック」

ことり「はいはい、モクローも♪」スリスリ

モクロー「ロォ///」

ことり「ん〜♪柔らかいなぁ♪」



ヨハネ「れいじゅうフォルムのトルネロス……。一撃でメガシンカしたメタグロスを……」

理亞「っ、また……負けた……!!」

ヨハネ「ジムリーダークラスに、メガシンカだけでは通用しない……か」

ことり「さて、次はあなたかな?♪」

ヨハネ「……………………」

ことり「いいよ♪かかっておいで♪」

ヨハネ「……あいにく」

ことり「?」

ヨハネ「タイムアップよ」



ゴオォォォォ――――――――!



ルビィ「空が……」

花丸「なにか……来る……」

353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 06:20:08.66 ID:Uf+EgRE50
怒れることりか・・・
というか聖雪もダイレクトアタック上等なのか
彼女達はポケモンバトルで勝てれば満足だと思ってたが
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 07:17:26.85 ID:1Qh/jhpbo
実際のオンラインゲームとかにもいるけど、弱い奴は許さないって気持ちが行きすぎた結果なんじゃないか


355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 07:51:21.41 ID:it4B5mOSO
病ん病ん
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/13(火) 14:15:56.32 ID:Gd3/rZY90
ことりちゃん怖っ
穂乃果ちゃんと同じファイアローを使ってるところにほのキチ要素を感じる
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/13(火) 17:41:48.37 ID:n4ZVw8h8O

――――――――ガラスノハナゾノ号



千歌「『とおきそらの かなたより ほしのかけら ひらいせしとき ほしを つかさどる しと ともに しろきかみのつかい として こんとんの ちにおりたつ 』」

梨子「星を司る使徒?それが石碑に刻まれた文面なの?」

千歌「うん。真ん中が崩れてて読めないけど。あとは……『やみを まといし おとめに りゅうは こうべをたれる それは はめつへの じょしょう』」

梨子「……意味は皆目見当がつかないけれど、なんとも不吉な文章ね」

千歌「……!」ブルッ

千歌「なんか、悪寒が……」

梨子「アヤセ島の気候帯に入ったのかしら……風邪をひくといけないわ。船の中に入りましょう」

千歌「うん……」

スタスタ……

ピタッ……クルッ

千歌「なんだろ……この嫌な感じ……」

358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/13(火) 19:12:12.70 ID:n4ZVw8h8O

――――――――クロサワストーンラボラトリ近郊



ヨハネ「……とんだ時間を喰ったわ」

ルビィ「ど、どういうこと……?」

ヨハネ「地上に飛来したのは、プレートだけじゃないってことよ」



ゴゴゴゴゴ……キィンッ!

ドオォォォン!



花丸「ずらっ!?」

理亞「なに……今のは……!」

ことり「なにかが降ってきた……」

シーン……

ビュオォッ!

ヨハネ「……………………」



デオキシス「……………………」



ルビィ「あ、あれは……」

花丸「デオキシス……伝説のポケモンずら……」

ヨハネ「プレートの守護者……アルセウスの使い……。プレートの行方を見定めるために、プレートの主に相応しい者を選定するために、宇宙から地上に降り立ったのよ」

ことり「プレートの守護者……ってことはつまり」

デオキシス「……デオ」ジッ

ルビィ「ピギッ!?」

ヨハネ「プレートを持っている者を容赦無く襲い掛かる…」

デオキシス「デェア!!!」ゴオッ!

359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/13(火) 19:27:12.81 ID:n4ZVw8h8O

花丸「ルビィちゃん!!逃げるずら!!」

ルビィ「っ!!」

グイッ

ルビィ「!?」

ことり「そのプレート、しっかり抱いててね」ボソッ

ルビィ「は、はひっ!!///」

ことり「モクロー!!」

モクロー「クロッ!!」

ことり「リーフブレード!!」

モクロー「ロォッ!!」

ギィンッ!

花丸「デオキシスの突撃を受け止めた!!」

デオキシス「デオ……」

ことり「難しいことはわからないけど、ようはデオキシスを倒せばいいんだよね?♪それくらいのことなら、ことりに任せて♪」ウィンク

ルビィ「はわぁ……///」

ヨハネ「伝説クラスのポケモンを、そんなこと扱い……。見かけによらず自信過剰じゃない」

ことり「それほどでも♪……っと、お話はまた後にしよっか。そっちの子もまだやる気みたいだしね♪」

ヨハネ「あんた……」

理亞「伝説のポケモン、デオキシス……その力、私がもらう!!その力で私たちが最強になる!!」シュッ ポンッ



理亞が繰り出したのは……
安価下1コンマ
1→ほのお
2→むし
3→じめん
4→でんき
5→フェアリー
6→ゴースト
7→かくとう
8→いわ
9→ドラゴン
0→ノーマル

安価下2
ポケモン(第六世代まで、伝説、準伝説無し)

安価下3
性別、特性
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 19:28:12.64 ID:wit4B5mOO
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 19:28:42.24 ID:Uf+EgRE50
レントラー
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/13(火) 19:29:57.90 ID:Gd3/rZY90
デンリュウ
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 19:34:03.31 ID:WXv58vYJo
♂、いかく
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/13(火) 21:47:52.45 ID:n4ZVw8h8O

レントラー「ガアッ!!」

理亞「レントラー、かみなりのきば!!」

レントラー「ガァル!!!」ダッ! バチバチッ!

デオキシス「……デオッ」スッ

ヴゥンッ!

ギギギギギ!

デオキシス(D)「……………………」

ルビィ「姿が変わった!!」

ヨハネ「ディフェンスフォルム……」

花丸「防御に特化した形態ずら……」

理亞「チッ!!」

ことり「まあ、ことりには関係無いけど♪」

トルネロス「ネロス!!!」ビュウッ!

モクロー「モクッ!!」

ことり「トルネロス、エアスラッシュ!!モクロー、リーフブレード!!」

トルネロス「ネァロッ!!」シュシュンッ!

モクロー「モック!!」ズバズバッ!

ヨハネ「ヘルガー、あなたも!!かえんほうしゃ!!」

メガヘルガー「ヘァル!!!」

デオキシス(D)「……デェオ」

理亞「どけっ!!レントラー、ほうでん!!!」

レントラー「トォッ、ラッ!!!」バチバチッ! バチバチッ!

トルネロス「ネェアッ!!!」ビリビリッ!

モクロー「ロッ!!」ビリビリッ!

メガヘルガー「ルガッ!!」ビリビリッ!

デオキシス(D)「……………………」ビリビリッ!

ヨハネ「あんた、なにすんのよ!!!」

理亞「うるさい!!邪魔だ!!」

ヨハネ「このっ……!!」

デオキシス(D)「……デオ」

ヴゥンッ!

デオキシス(S)「……オオッ!!」ビュンッ!

花丸「速いっ!!」

ルビィ「またフォルムが……!」

ヨハネ「スピードフォルム……!」

365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 22:06:30.15 ID:Uf+EgRE50
まぁ同じ組織に属しているとはいえ目的違うんだもん、連携とれるわけないよね。
そしてことりの強キャラ感
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/13(火) 22:38:42.42 ID:8beUO0E3O
そもそもあの組織目的がバラバラだしな
あの中だと鞠莉と聖雪が目標近かったりするけど最終目標からしてどこかで衝突はするだろうからな
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/13(火) 22:40:09.51 ID:8IG2fhA/O
なんとなくて
穂乃果が『最強』なら
このことりは『最凶』なのかな?
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/13(火) 23:45:54.83 ID:n4ZVw8h8O

デオキシス(S)「オオオ……!!」キュイィン……

ことり「トルネロス、おいかぜ!!」

トルネロス「トォル!!」ビュウゥゥゥッ!

デオキシス(S)「デェアッ!!!」バシュゥッ!

花丸「きあいだま!!」

理亞「っ、レントラー!!」

ことり「アイアンテール!!」

トルネロス「ネェアッ!!!」ブンッ!

ドォン!

ヨハネ「!!」

花丸「レントラーを……!!」

レントラー「レァ……!!」

理亞「何故……助けたの……?」

ことり「……さあ、なんでだろうね♪」ニコッ

理亞「……………………」

ことり「穂乃果ちゃんのことを悪く言う人は嫌いだけど、だからってポケモンに罪は無いもんね♪」

理亞「ポケモンに……罪は……」



デオキシス(S)「……………………」

ヴゥンッ!

デオキシス(A)「デェアァッ!!!」

ヨハネ「今度はアタックフォルム……!!」

デオキシス(A)「デオォォッ!!!」ギュイィン!

ルビィ「ことりさんっ!!危ないっ!!」

ことり「モクロー、まもる」

モクロー「モクッ!!」ヴン!

ギイイイインッ!

ルビィ「あんな小さなポケモンが……デオキシスの攻撃を止めた!!」

ことり「リーフブレード!!」

モクロー「クロォーッ!!」ギンギンギン!

花丸「おいかぜの効果で動きが早く……!!」

デオキシス(A)「デオッ……!!」

ヨハネ「デオキシスが押されてる……!?嘘でしょ……?伝説クラスのポケモンを圧倒するなんて……」

369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 00:25:26.97 ID:9jzNgus9O

デオキシス(A)「……………………」

ヴゥンッ!

デオキシス「……………………」

ヨハネ「フォルムチェンジが解けた……デオキシスの体力が限界だってこと?」

ことり「それじゃあ、そろそろ決めよっか♪」スッ カチャッ

ルビィ「腕輪……?……その石!!」

花丸「ラボで見つけたものと色と紋様が違うけど、同じものずら!」

ことり「トルネロス♪」

トルネロス「ロオォォォォ――――!!!」

ヨハネ「なにを……」

理亞「……………………」



キィンッ……

パアァァァァァ――――!

ことり「ちょっとだけ見せてあげる♪ことりの翼を♪」

キン……キィン……キイィンッ!

トルネロス「ネェア――――ッ!!!」

ことり「全身全霊の羽ばたきを!!」

ゴオォォォォッ!

ヨハネ「これは……この魔力……メガシンカの力じゃない。もっと別の……」

ヒュンッ!

ビュウゥゥゥッ!

デオキシス「デオ――――――――」



ことり「ファイナルダイブクラッシュ!!!」

――――ィン

キイィィィィ――――――――ンッ!

ドオォォォ――――――――ンッ!

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 00:27:17.49 ID:6vVpxog00
GUILTYLEAメンバーの目的って
鞠莉:挫折した果南の為に世界を造り変え、彼女をチャンピオンにする、そのためにはいかなる手段も辞さない。
ダイヤ:鞠莉の考えに賛同し手助け、ただ妹と敵対することには複雑な想いを抱える。
ヨハネ:世界の改変、まだ詳しい理由は不明。
理亞:GUILTYLEAの理念には乗らないが強さを示すために協力、ただことりの言葉に・・・
聖良:不明、妹が心配か同意見かのどちらか?
こんな感じか、一応冷静な判断下せそうな聖良が今後カギになるかも。
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 00:48:58.75 ID:9jzNgus9O

シュウゥゥゥ……

ルビィ「……………………!!」

花丸「……………………!!」

デオキシス「……………………」ガクッ

ことり「♪」シュッ

フォンフォン……

フォンフォン……

フォンフォン……

カチッ

ことり「っと♪」ヒョイッ

ことり「これでよし、かな?♪」



ルビィ「デオキシスを倒して、ゲットしちゃった……」

花丸「スゴすぎるずら……」

トルネロス「ネロ」バサバサッ

モクロー「モクッ♪」

ことり「二人ともお疲れさま♪」ナデナデ

ルビィ「スゴいです、ことりさん!!カッコよかった!!トルネロスに……えっと……」

ことり「モクロー♪アローラ地方のポケモンだよ♪」

ルビィ「モクロー……モクローもカッコよかった!!」

モクロー「ロォ……」ズーン

ルビィ「あ、あれっ!?」

ことり「この子、女の子だから」アハハ……

ルビィ「ご、ゴメン……可愛かったよ」

モクロー「ロォ///」テレテレ

花丸「ことりさん、さっきのは……?」

ことり「これ?アローラに伝わる、ZリングとZクリスタルっていうどうぐだよ♪」

花丸「ZリングにZクリスタル……」

ことり「このZリングに、ポケモンのタイプに合ったZクリスタルを装着することで、Zワザっていう、今までの技よりも遥かに強い力を秘めた技を使えるの♪」

ルビィ「たしかに……スゴい威力でした!」

372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 01:06:51.57 ID:9jzNgus9O

ことり「トレーナーの思いをポケモンに重ねて、互いの全力を解き放つことで発動する……それがZワザ」

ルビィ「この石……Zクリスタルっていうんだ……」カチャ

花丸「ずら……」カチャ

ことり「Zクリスタル……なんでそれを?」

ルビィ「これはお姉ちゃんが……もしかしたら、お姉ちゃんもアローラ地方ってところに行ったのかな……?」

花丸「きっとそうずら!そして、このZクリスタルをルビィちゃんに託したんずらよ!ルビィちゃんの力になりますようにって!」

ルビィ「でもこれって、Zリングが無いと使えないんじゃ……」

花丸「もしかしたら、あの隠し部屋にまだリングがあるんじゃ!」

ルビィ「そっか!!じゃあ早く探しに行かないと!!」

ことり「え〜っと……?」

モクロー「クロッ?」コクン



バッ!



ことり「!!」

メガヘルガー「ガルッ!!」

カチャッ

メガヘルガー「ルガァウ!!」

花丸「ずらっ!!」

ルビィ「ピギッ!?」

ことり「……………………ことりのZリングを」

ルビィ「ぜ、Zクリスタルも一つ盗られちゃった……!!」

花丸「オラが持ってためざめいしも……」

ヨハネ「……………………」

373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 01:19:16.41 ID:9jzNgus9O

花丸「善子ちゃん、どろぼうはダメずらよ」

善子「ふうん……これがZリングにZクリスタルね……。堕天使に相応しい魅惑の輝きじゃない」

ことり「イケナイ堕天使ちゃんだね。怒らないから、それを返して?」ニコッ

ヨハネ「本当はプレートを狙ったつもりだったけど……とりあえず今日のところはこれで勘弁しておいてあげるわ。これは私の闇を更なる次元へと昇華する供物となる」

ことり「逃がさないよ?♪」

トルネロス「トルッ!!」

モクロー「クロッ!!」

ヨハネ「言ったでしょ。タイムアップだって」

花丸「……?……デオキシスはもうことりさんが」

ヨハネ「だけじゃない。アルセウスの使いは――――」



ゴロゴロ……

ピシャアァァァッ!

ポツ……ポツ……

ザアァァァァァ――――!

ルビィ「そ、空が……!!」

ことり「一気に雷雲が立ち込めた……」

ゴオッ……

ゴゴッ……

ゴゴオッ……!

花丸「雲の中に……なにかいるずら……!!」

ズズッ……

ズズズッ……



きりゅりりゅりしぃぃ!



ルビィ「ピギッ!?い、今の鳴き声は……?」

花丸「ポケモン……ずら?」

ことり「……………………」

ヨハネ「来たわね……空を制する黒き龍の神……」

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 02:14:22.19 ID:6MDdGTWz0
色違いのレックウザか
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 06:25:15.26 ID:6vVpxog00
Zワザの際ちゃんとポーズとったのかな
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 07:44:00.46 ID:9jzNgus9O



レックウザ「ザアァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」

ビリビリッ!

ビリビリッ!

ことり「……黒い、レックウザ」

377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 13:40:08.57 ID:9jzNgus9O

レックウザ「ガアァァァァァ――――!!!」

ドゴン!

ドゴン!

ドゴンッ!

ルビィ「かみなりっ……!!」

花丸「なんて威力……!!これじゃ逃げ場が……!!」

ピシャアァァァッ!

ルビィ「ひっ!!!」

花丸「ルビィちゃんっ!!」

トルネロス「ネァッ!!!」バチィッ!

ルビィ「トルネロス……ありがとう……」

トルネロス「トルッ」

レックウザ「ガアァァァァァ――――ッ!!!!!」

ヒュウゥゥゥ……

バアァァァッ!

理亞「りゅうせいぐん……」

ドンッ!

ドォンッ!

ドゴォン!

ヨハネ「まるで天災ね。ダークライがいれば話は別だけど、今の私たちじゃ敵うはずないわ。行くわよ。戻りなさい、ヘルガー」シュイン

理亞「……………………レントラー」シュイン

花丸「善子ちゃん!!」

ルビィ「ダメ、行っちゃう!!」

ことり「逃がさないって言いたいところだけど……みんなを守りながらレックウザも相手するのは……。海未ちゃんも連れてくるべきだったかな……」チラッ

カチャッ

ことり「ことりじゃエスパータイプは使いこなせないしなぁ……これは、ちょっとピンチかも……」



???「だらしないわねぇ〜!!」

378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 13:50:20.30 ID:9jzNgus9O

キィンッ

ガチャッ!

レックウザ「ガアッ!!!」

ヨハネ「……!!」

ルビィ「あれは……フェアリーロック!!」

花丸「ずらっ!?」

ことり「……ちょっと、タイミング良すぎだよぉ」

???「ふん、あんたが子どもの前で弱音吐いてるのが悪いのよ」

ことり「弱音じゃないもん……ちょっと息を整えてただけだもん」プクー

モクロー「クロォ」

???「なによ……このことりもどき」

モクロー「クロッ!!」ムカッ ツンツンッ!

???「いった!!痛い痛い!!なにすんのよ!!」

モクロー「ロッ!!」プイッ

ことり「ダメだよぉ、モクロー♪」ナデナデ

???「助けてやっといてなによこの仕打ち……」イライラ

ルビィ「あ、あなたは……」

???「んぁ?久しぶりね、ルビィ♪」

クレッフィ「レフィ♪」フワフワ

ルビィ「にこさんっ!!」パアァ

花丸「ヤザワジムのジムリーダーずら!!」



ヨハネ「またジムリーダー……?」

???「にこちゃんだけじゃないわよ」

ヨハネ「!!」バッ!

ボオオオッ!

ヨハネ「チッ……あんたは……」

???「また会ったわね、なんちゃって堕天使」

理亞「ニシキノジムジムリーダー……」

ことり「真姫ちゃんっ!♪」

ギャロップ「ロオップ!!」ザッ!

真姫「今度は逃がさないわよ、ヨハネ」

379 :sage :2016/12/14(水) 17:08:24.39 ID:kNJy4g5k0
ご都合展開と俺つえーがひどすぎる
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 18:06:14.31 ID:9jzNgus9O

ルビィ「ジムリーダーが三人も……」

ポンッ

???「私たちも♪」

???「いるにゃ♪」

ことり「花陽ちゃんっ♪」

花丸「師匠!!」

凛「マルちん、よく頑張ったね♪」ナデ

ことり「みんなどうして……」

にこ「揃って希のところへ行くつもりだったのよ。隕石は降るやら空は曇り出すやら、騒ぎの元に駆けつけてみればこの有り様よ」スッ

レックウザ「ザアッ!!ガァッ!!」ガキン! ガギン!

にこ「フェアリーロックで縛っておけるのも限界なんだから、さっさとしなさいよ」

凛「了解っ♪」シュッ ポンッ

花陽「うんっ!」シュッ ポンッ

ルカリオ「ルォッ!!!」

メブキジカ「ジカッ」

ルビィ「ルカリオにメブキジカ……」

花丸「進化したんずらね!!」



真姫「そっちは任せるわよ。私は……」

ヨハネ「……でしゃばるのはやめたら?」

真姫「そういうわけにはいかないわ。子どもが悪いことをしたら叱る。それが大人の役目だもの」カミノケクルクル

ヨハネ「……………………」

真姫「私たちの絆に手を出した罪は、しっかり償ってもらわないとね」

ヨハネ「……………………」シュッ ポンッ

キリキザン「キザッ!!」

ヨハネ「大人なら、子どもの癇癪に下手に手を出せばケガするってこと……知っておいた方がいいわよ」

381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 19:10:27.83 ID:6vVpxog00
主人公コンビ不在でこの盛り上がり・・・
とゆうかヨハネは自分がやってる事が子供のワガママだって自覚してるのか
マリーさんは自覚してないんだろうな・・・
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/14(水) 19:23:54.29 ID:UVlLWO3IO
てか四天王殺人未遂の時点で社会復帰無理だろ
まあ、ポケモン協会は割とその辺目をつむるけど
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 19:55:56.37 ID:6vVpxog00
聖雪はまだ「彼女達のの目的知らされないで協力してました」って言えば済むか・・・
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 20:59:33.89 ID:9jzNgus9O



善子『――――――――ない』ポロッ



善子『――――――――さない』ポロポロ ギリッ



善子『許さない……許さない……!!許さない許さない許さない――――――――!!!!!』



ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ



ヨハネ『あいつだけは……許さない』



ヨハネ『この世界ごと……壊してやる……』



ヨハネ『あいつの全てを……』

385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 22:19:44.03 ID:9jzNgus9O

ヨハネ「私の罪も、怒りも、憎しみも……あんたたちには到底、理解出来ない」

386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 22:25:03.33 ID:6vVpxog00
こええ・・・
負けた悔しさをやつあたりしてるだけのマリーさんが小さく見えてきた・・・
案外真の総帥はヨハネだったりして
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 22:38:19.74 ID:9jzNgus9O

――――――――



ザアァァァァァ……

???「……………………」ポタ……ポタ……



レックウザ「ガアァァァァァ――――ッ!!!!!」



???「……………………♪」

388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/14(水) 23:08:17.27 ID:9jzNgus9O

――――――――アヤセ島

――――――――ハラショー雪原



ヒュウゥゥゥ……

聖良「……………………」

ザッ……ザッ……

ヒュウゥゥゥ……

聖良「……………………」

ザッ……ザッ……

389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 00:17:26.39 ID:HTAyROvQO

――――――――スノーハレーション大聖堂



ギイィ……

聖良「……………………」カツン……カツン……



オォォォォ……



聖良「……これが、氷の女神像」

キラン……

聖良「手に握られた……メガストーン……」

聖良「……………………」ソッ



???「あなたには無理よ」



聖良「」ピタッ

???「メガストーンは、あなたに輝きを示してはいないもの」

カツン……

???「せっかく一人で遊んでいたソルジャーゲームが盛り上がっていたところなのに、無粋な来客もあったものだわ」

聖良「……お久しぶりです、アヤセジムジムリーダー。絵里さん」



絵里「ええ。SaintSnowの、聖良さん……だったわよね」



聖良「覚えててくれたんですね。光栄です」

絵里「この場所は選ばれた者しか足を踏みいることを許されない氷の聖域。あなたを招いた覚えはないわ」

聖良「非礼は承知です。ですが、どうしても確かめたいことがあるんです」

絵里「確かめたいこと?」

聖良「私が求める強さとはなにか……。いずれここに来るトレーナーが、その答えを持っているような気がして」

390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 00:57:58.00 ID:HTAyROvQO

絵里「あなたたちの悪評は聞いてるわ。そのうえで、あなたは私の前に姿を見せたのよね」

聖良「ええ。そういうことになりますね」

絵里「私があなたを拘束して尋問する……なんてことは考えなかったのかしら」スッ

聖良「それでも……」

絵里「……………………」

聖良「……………………」

絵里「……敵意が無い人をどうこう出来ないわよね」

聖良「感謝します」ペコッ

絵里「ただし、監視はさせてもらうわよ」

聖良「はい」

絵里「待ち人が来るまで、ソルジャーゲームに付き合いなさい♪」

聖良「……なんですか、それ?」

391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 01:00:17.15 ID:WrSxNsmA0
姉はまだまともだったか・・・
とはいえ自分たちのやってる事わかってて所属してるんだよな・・・
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 08:28:44.45 ID:9vfdkcHMO
ごめんなさい、いいシーンなのは分かってるんだけどハラショー雪原に耐えられなかったwww
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 11:15:54.02 ID:10iCdomSO
>>373
ヨーシコー
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 13:24:19.23 ID:HTAyROvQO

――――――――



ザアァァァァァ――――!

希「はぁっ……!はぁっ……!!」ダッダッダッ!

バシャッ!

フーパ「っ……あ……」ボロッ

希「ダメや……!!」ダッダッダッ!

フーパ「のぞ……み……」

希「喋らなくていい!あれを……千歌ちゃんたちに会わせちゃダメや……!!」ダッダッダッ!

ザアァァァァァ――――!





パシャン……

パシャッ……

ピタッ

???「……………………♪」

ピシャッ……

パシャッ……

???「今行くよ」ニコッ

395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 18:26:43.85 ID:Yr6xXKW10
まさかついに・・・
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 19:09:04.84 ID:HTAyROvQO

――――――――



真姫「ギャロップ、オーバーヒート!!」

ヨハネ「キリキザン、ダブルチョップ!!」

ギャロップ「ロォア!!!」ボオオッ!

キリキザン「ザアッ!!!」ザシュッ! ザシュッ!

真姫「フンッ」

ヨハネ「フッ」



レックウザ「ザアァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ドゴン! ドゴン!

花陽「メブキジカ、ウッドホーン!!」

メブキジカ「ジアッ!!」

凛「ルカリオ、はどうだん!!」

ルカリオ「オオオッ!!」

にこ「クレッフィ、ミラーショットよ!!」

クレッフィ「フィリッ!!!」

ドンッ! ドォン! パァンッ!

ことり「トルネロス、エアスラッシュ!!モクロー、リーフブレード!!」

トルネロス「ネェアッ!!!」

モクロー「モックー!!!」

レックウザ「ガアァッ!!!」ブンッ!

ザザザザザ!

花陽「きゃっ!!」

凛「かよちん!!」

花陽「だ、大丈夫……!!」

にこ「ちっ!尻尾で薙いだだけでこの破壊力……冗談じゃないにもほどがあるわね……」

花丸「マルたちも力になれれば……」

ルビィ「……っ」

にこ「いいから、あんたたちは下がってなさい」

花陽「あぅ……み、μ'sが全員揃ってたらなぁ……」

にこ「無い物ねだりしても仕方ないでしょ。それにあいつらがいなくても、たかが伝説のポケモン一体、私たちで止められなくてどうすんのよ。子どもたちに情けない姿、見せるわけにはいかないわよ!」

凛「ちょっと寒くないかにゃ〜」

にこ「ぬぁによ!!!」ガーッ!

凛「にこちゃんカッコつけすぎ〜♪」プププ

にこ「いいのよ!!にこはアイドル♪なんだから!!」

凛「売れない?」

にこ「張っ倒すわよあんた!!!」

花陽「け、ケンカはダメだよぉ〜……」アワアワ

397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 21:29:44.00 ID:Xl579pcE0
この謎の人物
まさか果南?
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 21:30:20.55 ID:HTAyROvQO

真姫「遊んでるんじゃないわよそっち三人!!!」



凛「遊んでないにゃ〜!!!」フシャー

花陽「わっ、私もぉ!!?」ガーン

にこ「遊んでるって言う方が遊んでるんじゃないの〜!!!」



真姫「はぁ!!?私のどこが遊んでるってのよ!!そっちごと焼きつくしてもいいのよ!!?」



花陽「わ、私もっ!!?」

にこ「やってみなさいよ荒ぶる炎を統べる女帝(笑)」

凛「ナニソレ、イミワカンナイ」



真姫「ギャロップ!!あの二人にニトロチャージ!!!」

ギャロップ「ロッ……!?」

ヨハネ「……?……?」



ルビィ「……………………」ポカン

花丸「……………………」ポカン

ことり「……どうかした?♪」クスッ

ルビィ「みんな、こんな状況なのに……」

花丸「ずら。なんだか……楽しそうずら」

ことり「……うん♪」

ことり「どんなピンチも……私たちはこうして笑って乗り越えてきたんだよ。こんな困難くらい、今まで何度も経験してきた。その度にみんなで力を合わせて強くなった。でもそれは私たちだけじゃなくて、誰にだって言えることなの」

ルビィ「誰にでも……?」

理亞「……………………」

ことり「楽しいって思う気持ちが、前に進むための力になる。誰かと笑い合えるってことは、なにより幸せなことなんだよ。ツラいときも悲しいときも、誰かと一緒なら笑ってなんとか出来る。一人じゃ絶対に越えられない壁は、誰かと一緒に登ればいい。私たちμ'sは、そうやって強くなった」

399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 21:56:47.58 ID:10iCdomSO
闇に堕ちたか
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 22:41:07.53 ID:HTAyROvQO

ヨハネ「茶番ならヨソでやりなさい。キリキザン、からてわり!!」

キリキザン「キィッ、ザッ!!!」

ギャロップ「ロップ!!ギャアロ!!!」ボオオオッ!

キリキザン「ザァッ!!?」ヨロッ

真姫「ことが終わったらバトルで決着つけてやるんだから!!!」



レックウザ「ガアァァァァァ!!!!!」

にこ「やってみなさいよ真姫ちゃんっ!!!」

凛「ボッコボコにしちゃうにゃ!!!ねっ、かよちん!!!」

花陽「あうぅ……だ、誰か助けてぇ〜!!!」

クレッフィ「フィーレッ!!」キィン バシュッ!

ルカリオ「ルオォォォッ!!!」バシュッ!

メブキジカ「ジカッ!!!」バシュッ!

レックウザ「ガアァァァァァッ!!!」グラッ



花丸「……スゴいずら///」

ルビィ「うん……///これがジムリーダー……これが、μ's///」

理亞「……………………」



にこ「畳み掛けるわよあんたたち!!!クレッフィ――――」

ガサッ!

にこ「!?」

真姫「!?」

花陽「!?」

凛「!?」

希「はぁ……はぁ……!」

ルビィ「のっ――――」

花丸「希さんっ!!?」

401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/15(木) 23:22:31.44 ID:HTAyROvQO

にこ「ちょっと!!あんた、どうして……!!」

希「っ!」ドサッ

凛「希ちゃん!!!」ダッ!

フーパ「うぅ……」

花陽「フーパ……ひどい怪我……!!はやく手当てを!!」

希「それより……ことり、ちゃんっ……!」

ことり「っ、なにっ!?」

希「はやく……ルビィちゃんたちを連れて、えりちのところに行って……!!」



真姫「……………………!!」

ヨハネ「……………………」



ことり「どういうこと?なんでそんな急に……」

希「いいからはやく!!!」

ことり「!」ビクッ

希「このままじゃ、千歌ちゃんたちが……危ない……。はやく、キーストーンを千歌ちゃんに……!!」

ルビィ「千歌ちゃんたちが……?」

花丸「いったいなにが……」

希「……………………っ!!」

にこ「ことり、ここは任せて絵里のところに行きなさい」

ことり「でも……」

にこ「希がここまで切羽詰まってるなんて、ただ事じゃないわ。なにか良くないことが迫ってるんだと思う」

花陽「うん……お願い、ことりちゃん!」

凛「マルちんたちのこと、頼んだにゃ!!」

ことり「……っ、わかった!!トルネロス!!」

トルネロス「ロオッス!!!」

モクロー「ロォ!!」バサバサ ポスッ

ことり「二人もはやく乗って!!」

ルビィ「は、はいっ!!」

花丸「……………………」



ヨハネ「……………………」



花丸「必ず、善子ちゃんを止めるずら」



ヨハネ「……あっそ」



花丸「……………………!」

ことり「行くよ!お願いっ、トルネロス!!」

トルネロス「ネァ――――ッ!!!」バサッ!

バサッ! バサッ!

402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/16(金) 15:17:31.63 ID:UKZJu3qRO

希「トルネロスのスピードなら……っつ!」

凛「動かないで希ちゃん。今きずぐすりを……」

にこ「凛、花陽、希たちを頼むわよ。こっちは私たちでなんとかしとくから」シュッ ポンッ

ニンフィア「フィニッ!!」



真姫「いったい……」

ヨハネ「……戻りなさい、キリキザン」シュイン

キリキザン「キザッ」

真姫「なんのつもりよ」

ヨハネ「帰るのよ」

真姫「逃がさないって何度言えばわかるのよ」

ヨハネ「そんなことを言ってる場合?」

真姫「は?」

ヨハネ「あんたたちもはやく逃げることね。あれはもう、あなたたちでどうにか出来るようなものじゃない」

真姫「なんの話よ」

ヨハネ「今にわかるわ」スウッ

真姫「この――――」

ヨハネ「来るわよ……災厄が」

真姫「災厄……?」




ドゴゴゴゴゴゴ――――!



真姫「っ!!?」

ギャロップ「ギャロ!!!」グイッ

真姫「きゃっ!!」

ルカリオ「リオッ!!!」シュッ!

凛「にゃっ!!?」

メブキジカ「ジァッ!!!」グイッ

花陽「メブキジカ――――!!」

ニンフィア「フィアッ!!!」シュルシュルッ グイッ!

クレッフィ「フィ!!!」

にこ「なにを――――!!?」



ドガガガガガガ――――!

403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 19:17:21.18 ID:P9LaNlil0
行きつく先は・・・マリービーストか
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/16(金) 19:57:27.64 ID:UKZJu3qRO

花陽「っつ……」クラッ

真姫「なによ……今の……」

にこ「地面が抉れてるじゃない……」

希「……っ!!」

凛「みんな!!ルカリオたちが!!」

ルカリオ「ガッ……」

メブキジカ「ジ……カッ……」

ニンフィア「フィニ……」

クレッフィ「レー……フィ……」

ギャロップ「ロォッ……」

真姫「ギャロップ!!!」

にこ「ニンフィア、クレッフィ!!!」

花陽「まさか……今の衝撃から私たちを庇って……」

凛「……今のって、もしかしてリーフストーム……?」

希「うん……それも、全然本気を出してないレベルのね……」



ヨハネ「凄まじいわね。いえ、惨たらしいとも言えるかしら。欲望を解放した力というのは、こうも強く、おぞましい」

理亞「欲望……」

ヨハネ「なにを呆けているのよ。これこそが、あなたが望んだ力なんじゃないの?」

理亞「……………………これが」

ヨハネ「……来たわね。行くわよ、ここにいれば巻き添えをくらうわ」

理亞「……………………」スッ



ピシャッ……

パチャッ……

???「……………………」

真姫「!!!」

にこ「あ、あんたは……」

ジュカイン「……………………」

???「♪」ニコッ



???「待っててね。千歌ちゃん♪」

405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 20:02:59.48 ID:P9LaNlil0
あの岩毒野郎が絡んでるのか
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/16(金) 20:12:08.05 ID:MJuJ0vDYO
千歌とかちあったらカプvsUBになるわけか...
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 20:19:07.55 ID:tQqJEtWSO
開花しちゃったな
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 20:23:08.46 ID:P9LaNlil0
これは意外と早く聖雪姉妹改心フラグか・・・
そしてさりげないエルレイドフラグ
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/16(金) 22:17:10.64 ID:MJuJ0vDYO
足音から考えて、アレもう合体してる段階だよね
...アレ曜ちゃんヤバくね?ルザミーネですらあの姿は一戦闘でしかなってないのに
取り合えず、ほしぐもちゃんマジヘルプ
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/16(金) 22:21:49.17 ID:P9LaNlil0
気づいてますよね?
一番身の危険が迫ってるのは千歌ちゃんより梨子ちゃんだということを・・・
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/17(土) 00:25:23.39 ID:7q7vkTcE0
復讐心に囚われたヨハネ
四天王を(物理的に)抹殺しにかかったマリー
UBを容赦なくとりつかせるダイヤ
...この組織ヤバイ(確心)
聖雪、抜けるなら今だぞ(汗)
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/17(土) 00:32:00.31 ID:cbui+BDMO

――――――――アヤセ島

――――――――タメイキノ渚



千歌「〜っ!!くしゅんっ!!うぅ〜……」ブルッ

梨子「ちゃんと暖かい格好しなきゃダメよ。はい、マフラー」

千歌「ありがと……」

梨子「はぁ……息が真っ白。着いたわね、アヤセ島。静かなところ……波も穏やかで、降り積もった雪が幻想的だわ」

千歌「うん。この島に、私の力が……」グッ

梨子「確定ではないけど」

千歌「やる気削ぐようなこと言うの禁止。絶対にあるもん」プクー

梨子「どうする?希さんから、スノーハレーション大聖堂への地図はもらってるけど」

千歌「すぐ行く!!」

梨子「そうよね……この距離、もたもたしてると日が暮れそう」

千歌「待ってろ〜!!メガストーン!!」

梨子「寒いのに元気ね……犬みたい……」

千歌「わんわんっ♪」

梨子「はいはい、可愛い可愛い」



カプ・レヒレ「……レィヒ」



千歌たちはスノーハレーション大聖堂を目指してハラショー雪原へ。

道中イベント発生。
安価下1コンマ
奇数→バトルイベント

偶数(00を含む)→ハプニングイベント

413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/17(土) 00:33:07.48 ID:hAMeCZW+0
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/18(日) 00:54:51.53 ID:OfmbEuKCO

――――――――ハラショー雪原



ザクッ

ザクッ

千歌「寒い」

梨子「……………………」

千歌「寒い」

梨子「……………………」

千歌「さーむー――――」

梨子「次寒いって言ったら口にサンドイッチ詰め込むからね」

千歌「んぁー」

梨子「はい」つ

千歌「ングング……美味♪」

梨子「そんなに寒いなら、リザードンにフレアドライブされながら抱きつかれなさい」

千歌「リザードンに…………それは激しいね///」ポッ

梨子「なんで頬を赤らめたの」

千歌「スノーハレーション大聖堂までどのくらい?」

梨子「このペースなら、日が落ちる前には着けると思うけど」

千歌「そっか。じゃあ……かまくら作る?」

梨子「ごめん。なんで?」

千歌「いやぁ〜♪雪ってなんかテンション上がらない?♪普段出来ないことを思う存分やるチャンスっていうか♪」

梨子「で、かまくら?」

千歌「雪だるまでもいいよ♪たまには童心に返って遊ぼうよ♪」

梨子「いつだって子どもみたいなくせに。遊びたいなら、休憩ついでに一人でどうぞ。私は食事の用意でもしてるから」

千歌「ちぇーっ……」ブー

千歌「いーよいーよ。梨子ちゃんたら大人ぶっちゃって」シュッ ポンッ



ふてくされてポケモンと遊ぶことにした千歌。
出したポケモンは?

安価下1
カプ・レヒレ以外の手持ちから。

リザードン

ゾロアーク

ピカチュウ

415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/18(日) 00:55:45.47 ID:A/RWXbmf0
リザードン
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 02:00:09.14 ID:w+jiLL7SO
かまくら…吹雪…旅館…うっ頭が
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/18(日) 21:37:31.02 ID:kUnRvJcz0
つかの間の平穏やんね
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 00:28:30.91 ID:5KdFEN3SO
やっぱ地名で笑うわ
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 10:49:48.83 ID:kFuPmQ5rO

リザードン「リザッ」

千歌「リザードン♪一緒に遊ぼ♪」

リザードン「リザッ」コクン

梨子「あんまりはしゃいでケガしないようにね。リザードン、千歌ちゃんのこと見ててあげてね」クスッ

リザードン「ザアド」

千歌「よーっし!!いっくぞー!♪」



千歌「そーれっ!!」ビュンッ

リザードン「ザッ!」ビュンッ

千歌「えへへっ♪」ビュンッ

リザードン「リザッ!」ビュンッ

千歌「はぶっ!!」ベシャッ

リザードン「リ、リザッ!?」アワアワ

千歌「やったな〜♪えいっ!♪」ビュンッ

リザードン「ザァッ!?」ベシャッ

千歌「へへ〜♪」

リザードン「……リザッ♪」ハハッ



千歌「ウェールカームソーン♪ひとつになーるーこーこーろー♪」ゴロゴロ

千歌「ぃよし!出来た!リザードン、持ち上げて〜♪」

リザードン「リーザッ!」ヒョイ ボスッ

千歌「あーとーは〜♪その変に生えてた草と木の枝でこうしてこうして……出来た!梨子だるま!!」

梨子だるま「」ズーン

梨子 だるま「」グラッ ポロッ

千歌「うあぁ〜!!!梨子ちゃんの頭が取れたぁ!!!!」

梨子「怖いこと言わないでくれる!!!?」

420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 17:27:03.91 ID:kFuPmQ5rO

千歌「ふへぇ……♪」ポスッ

リザードン「リザッ」ボスンッ

千歌「遊んだぁ〜♪」

リザードン「リーザ」

千歌「そういえば、リザードンとこうして遊ぶことって、あんまりなかったよね」

リザードン「リザ……リザァ」

千歌「エヘヘ♪」ガバッ モギュー

千歌「ん〜♪あったかぁい♪」スリスリ

リザードン「リザ……///」

千歌「おっきくなったよね、ヒトカゲの頃は私より小さかったのに♪」

リザードン「ザァド」

千歌「トチマタウンを旅立ったのがもう昔のことみたい。覚えてる?初めて私たちが会ったときのこと」

リザードン「リザッ」

千歌「私ね、旅に出るときは絶対ヒトカゲをパートナーにしようって決めてたんだ」

リザードン「リザ?」

千歌「ポケモントレーナーになりたいって思ったきっかけは、ポケモンと仲良くしてる果南ちゃんをいいな、って思ったからなんだ。志満姉ちゃんたちもポケモンの勉強をしてたし、私もポケモンと仲良くなりたい。ポケモンのことをよく知りたい。果南ちゃんみたいに、ポケモンに好きになってもらえるようなトレーナーになりたい。そう思ったの」

421 : ◆sIr4Y55C54Nm [saga]:2016/12/19(月) 17:48:54.98 ID:XqfcaWSs0
【作者賽の目:4】
【青マス:朝雲&山雲】

マネージャー「監督!野球部員が怪しいおっさんにつけ狙われていた朝雲さんと山雲さんを救ったそうですよ!」

野球部員「ま、マネージャー!俺は別に大したことはやってませんって!」

朝雲「ま、まあ貴方にしてはやった方じゃない。・・・ありがと。」

山雲「私からもお礼を言うわ〜。ありがとね〜。」

【不審者につけ狙われていた山雲と朝雲を危機から救ったとして、野球部員の何人かが表彰された!】

【数人のテンションが上がった!】

【野球部員の一人に彼女ができた!】

【安価】

【高校に同行した艦娘(※複数可)】二個下

【止まった先のマス】艦娘安価のコンマ
【艦娘安価の01〜25:青マス 26〜40:無地マス 41〜50:赤マス 51〜75:黄色マス 76〜00:緑マス ゾロ目の時明石が追加で同行】

※なお、二個下が艦娘名以外の物だった場合その下の艦娘を採用させていただきます。
422 : ◆sIr4Y55C54Nm [saga]:2016/12/19(月) 17:49:56.31 ID:XqfcaWSs0
ぎゃあっ!誤爆してしまった!すみません!
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 20:26:24.30 ID:15MYw1rl0
唐突な艦これに草
更新中は他のスレ閉じたほうが安全だヨーソローなぁ
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 21:29:04.85 ID:kFuPmQ5rO

千歌「私も果南ちゃんみたいに旅がしたいって思ってたんだけど、もう少し大人になるまで待ちなさいって志満姉ちゃんに止められたの。私の中の冒険は本やテレビの中の出来事だけで、ずっと……そんな世界をいいな〜なんて羨ましく思いながら過ごしてた。そんなときね、テレビで観たんだ」





穂乃果『リザードン!!かえんほうしゃ!!』

リザードン『リイッ、ザアァァァ!!!』





千歌「キラキラしてた……。胸の奥が熱くなった。心の中でボオッって炎が燃え上がるのがわかった。リザードンと心を通わせる穂乃果さんに、穂乃果さんを信頼して戦うリザードンにドキドキした。これがバトルなんだ……これが、全てのポケモントレーナーが憧れる、チャンピオンとそのポケモンなんだって」

リザードン「……リザ」

千歌「私もキラキラしたい……ポケモンと一緒に輝きたい……。みんなが目指す場所を目指そう。チャンピオンに勝って、ポケモンマスターになる!そう決めたの」

リザードン「リザ」

千歌「だからあなたを選んだの。他の誰でもない、あなたを。あのときリザードンを……ヒトカゲを選んだことは間違いじゃなかった。……あなたでよかった」ニコッ

リザードン「……………………」

千歌「私はあなたに、選んでもらえてよかったって思えるようなトレーナーになれてるかな?」

リザードン「……リザッ」ギュッ

千歌「……だったら嬉しい///」

千歌「……絶対、強くなろうね」

リザードン「リザッ!」






カプ・レヒレ「……………………」

425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 21:39:14.02 ID:KDgfxQlZ0
千歌ちゃんええ子や・・・
なのにチャンピオンや四天王に妬みしか抱いてないマリーさん達・・・
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 22:02:45.58 ID:kFuPmQ5rO

果南『千歌のこと、頼んだよ』



カプ・レヒレ「……………………レレ」



リザードン「リザ?」



カプ・レヒレ「……………………」スウッ



千歌「……どうかした?」

リザードン「……リザッ」

千歌「?」

ガサガサッ

バッ!

千歌「うわっ!?な、なに?」



千歌の前に突如現れたポケモンは……

安価下1
ポケモン(伝説、準伝説無し、こおりタイプ、未進化限定)

427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 22:03:08.41 ID:KDgfxQlZ0
ニューラ
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 22:28:04.15 ID:kFuPmQ5rO

ニューラ「ニァ」

千歌「おぉっ!ニューラだ!」キラキラ

ニューラ「ニャア」グシグシ

千歌「可愛い〜♪よっし、ゲットゲット……♪」カチャッ

ニューラ「ニャッ」ダッ

千歌「あっ、林の方に逃げた!待って!!」ダッ

リザードン「リザッ!」バサッ

ニューラ「ニャッニャッ」タタタッ

千歌「待ってぇ!!」ザッザッザッ

429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 22:38:42.77 ID:kFuPmQ5rO

梨子「千歌ちゃん?ご飯出来たわよー?」

シーン……

梨子「?」

梨子「千歌ちゃーん?リザードーン?ご飯冷めちゃうわよー?」

シーン……

梨子「二人ともどこまで遊びに行ったのかしら……」カチャッ

シュッ ポンッ

トゲキッス「トゲッ♪」フワフワ

梨子「トゲキッス、二人を捜してくれる?」

トゲキッス「トーゲ♪」ビューン

梨子「まったく……」

430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 22:39:22.65 ID:5KdFEN3SO
梨子ちゃんはデュラハンだったのか
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 22:50:23.89 ID:kFuPmQ5rO

――――――――



千歌「あっれー?」キョロキョロ

千歌「ニューラどこ行ったんだろ。おーい、ニューラー」

リザードン「リザッ」

千歌「リザードン大丈夫?木の間、狭くない?」

リザードン「リーザ」

千歌「あー、見失っちゃった……ゲットしたかったのにな〜。仕方ない……戻ろっか――――」



ヒュウゥゥゥ……



千歌「……あれ?ここ、どこ?」

千歌「……もしかして……迷った?」

千歌「……………………」タラタラ

千歌「どぉーしよぉ――――っ!!!」

432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 22:57:06.13 ID:KDgfxQlZ0
そういやまだリザードンにはライドしてないのか
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 23:02:36.51 ID:kFuPmQ5rO

千歌「そうだ!!私たちの足跡を辿れば!!」バッ!

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

ウリムー「ウリ」

リザードン「……………………リザ」

千歌「う、ウリムーの群れが横切って足跡が消えちゃってる……」

ウリムー「ウリ」

千歌「そ、そうだ!!リザードン、空を飛んで梨子ちゃんのところへ――――」

リザードン「……………………」チラッ

千歌「き、木が密集して飛べそうにない……」

千歌「どうしよう……」

ガサガサッ

千歌「!!?」ビクッ



林の中で迷った千歌たちの前にポケモンが現れた。
現れたのは……

安価下1
ポケモン(伝説、準伝説無し、進化後のみ、こおりタイプ限定)

434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 23:03:13.77 ID:KDgfxQlZ0
アマルルガ
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 23:03:44.95 ID:t5kgP2Heo
クマシュン
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 23:13:49.31 ID:/uwLrw540
アローラキュウコン
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 23:17:45.80 ID:KrF9GAXaO
>>434連取になってね
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 23:49:55.31 ID:kFuPmQ5rO

アマルルガ「マアル」ズシン ズシン

メキッ ベキッ

千歌「あ、アマルルガ……」

アマルルガ「ルウゥゥゥ――――!!!」キイィィンッ!

リザードン「ザアァァァ――――!!!」ボオオオッ!

千歌「ぅあっ!!」

アマルルガ「ルゥガ!!!」ズシン ズシン

千歌「なんか気が立ってる……逃げよう、リザードン!!」

リザードン「リザッ!!」

千歌「うわわわわあ――――!!!!!」

439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/19(月) 23:55:57.93 ID:xI0ajD3w0
(アマルルガは連取りだからAキュウコンじゃないの?)
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 23:58:06.98 ID:oMRWiEOYO
なんだ連取りいいのか
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 00:21:23.59 ID:8+YvkijLO

――――――――



梨子「……遅いなあ、みんな」ハァ

梨子「……寒い。スープが冷めちゃったじゃない……温め直さないと」

トゲキッス「トゲッ!トゲッ!!」ビューン!

梨子「トゲキッス。二人は見つかった?」

トゲキッス「トゲッ!!トゲ、トゲキッ!!」パタパタッ!

梨子「……?」

トゲキッス「トゲ、トゲッ!!トーゲッ!!」パタパタッ!

梨子「……二人に、なにかあったの?」

トゲキッス「トゲッ!!!」

梨子「!!」ガタッ

梨子「案内して、トゲキッス!!」

442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 00:50:18.91 ID:8+YvkijLO

――――――――


千歌「はぁっ、はぁっ!!」ザッザッザッ

アマルルガ「ルガアァ!!!」

リザードン「ザアッ……」ボッ

千歌「ダメ!!攻撃するより逃げる方が先!!」

リザードン「リザッ……」

千歌「林の中じゃまともに戦えない……どこか……」

千歌「っ!!」

千歌「あそこ!!あそこに洞窟がある!!」

リザードン「リザッ!」

千歌「とりあえずあそこに逃げよう!!あそこならアマルルガも入れないよ!!」

アマルルガ「ルウゥゥゥッ!!!」キイィィンッ!

千歌「うあっ!!!」グラッ

ポロッ

キラン

千歌「っ!!!」

リザードン「ッ!!!」

ダッダッダッ――――

アマルルガ「ルガアァ――――!!!」

443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 01:02:49.16 ID:Z8xVzuCSO
>>433
ここすき
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 01:23:31.11 ID:8+YvkijLO

――――――――エンジェリックアイスホール



千歌「はぁ……なんとか逃げ切れたね」

リザードン「ザアッ」

千歌「まだ外にアマルルガがいるかも……外に出るのは無理っぽいかな……」

コオォォ……

千歌「この氷の洞窟……奥に出口とか繋がってるかな。行ってみよ、リザードン」

リザードン「リザッ」

445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 06:27:03.63 ID:yQx3hOMB0
バトルに勝てないだけであんな所業・・・
GUILTYLEA初期幹部はもうウツロさんの影響うけてるんじゃ
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 11:38:53.61 ID:8+YvkijLO

――――――――



トゲキッス「トゲッ!!」

梨子「こっちね!」ザッザッ!

梨子「!!」ザッ!

梨子「隠れて、トゲキッス!」

トゲキッス「キッス……!」

アマルルガ「……………………」ズシン ズシン

梨子「……アマルルガ」

アマルルガ「……………………」ズシン……ズシン……

梨子「……行ったわね」

トゲキッス「トゲッ」

梨子「?」ザッザッ……

梨子「これは、千歌ちゃんのマフラー……もしかして、アマルルガから逃げたときに落としたの?」

トゲキッス「トゲ、トゲ!」

梨子「これは……洞窟?もしかしてここに逃げ込んで……あれ?この洞窟ってもしかして……」

447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 20:25:14.52 ID:8+YvkijLO

――――――――エンジェリックアイスホール



カチコール「カチカチ」テクテク

カチコール「コチコチ」テクテク

カチコール「「カチコチ?」」クルッ

カツン……

カツーン……

千歌「この洞窟、全部氷で出来てるんだ……中はとっても広い……。キレイ……。それになんだろ、この感じ……なんだかとってもいい感じ」

リザードン「リザッ」

千歌「どこまで続いてるんだろ、この道……」

千歌「ん?」



【привидение】 【демон】 【зверь】



千歌「三本の分かれ道……?」

リザードン「リザ……」

千歌「どれかが正解の道で、どれかが外れの道ってこと?氷に文字が彫ってあるけど……よ、読めない……なにこれ、アンノーン文字?……じゃないよね」

リザードン「リザ」

千歌「ん?こっちは読める……」



『聖なる領域を侵す者。猛き守護者が行く手を阻む。氷の洗礼が全てを凍てつかせるであろう。臆せぬならば道を行くがいい。聖なる光を求めるのならば』



千歌「聖なる領域……?それって……もしかしてスノーハレーション大聖堂のこと?だとしたら……ここがその入り口だったんだ……!!」

448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 20:29:01.69 ID:8+YvkijLO

千歌「スゴい!!これはもはや運命だね!!メガストーンが私たちを呼んでるんだよ!!」

リザードン「ザアッ!」

千歌「そうとなったら行こう!!迷ってる暇なんか無いっ!!じゃあ……この道っ!!」ビシッ



三本の分かれ道。千歌が選んだのは……

安価下1

【привидение】と書かれた左の道。

【демон】と書かれた真ん中の道。

【зверь】と書かれた右の道。

449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 20:34:08.69 ID:4+vAxX2V0
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/20(火) 20:36:05.42 ID:UQ6LOl9BO
左がゴースト、真ん中がデーモン、右がビーストだから今回はゴーストか
ビーストだったらUBの誰かが来たのかな?
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 22:00:18.12 ID:8+YvkijLO

千歌「この左の道にしよう!なんか近道な気がするっ!千歌だけに!!」

リザードン「……………………」

千歌「……い、行こ?///」

リザードン「リザッ」

452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 22:07:30.05 ID:yQx3hOMB0
船出てるって事はアヤセ島には集落あるのか
まさかエリチ一人で住んでるわけじゃないよね?
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 22:27:24.78 ID:8+YvkijLO

――――――――スノーハレーション大聖堂



絵里「バタフリーをA-17へ。ねむりごなでニドクインを眠らせるわ。ルーレット判定。フィールドは森。命中率判定は+30%よ」

聖良「ニドクインはねむり状態に。では、ガチゴラスをC-37へ。いわなだれ。荒野のフィールド全域のポケモンを攻撃。マルマイン、サクラビスにダメージ。テッカニンにはこうかはばつぐんです」

絵里「テッカニン戦闘不能。やるじゃない」

聖良「どうも」

絵里「それじゃあ私は――――」ピクッ

聖良「……?どうかしましたか」

絵里「……♪……来たみたいよ♪」

聖良「……………………」

絵里「さて、お手並み拝見といこうかしら」ニッ

454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 22:45:58.23 ID:yQx3hOMB0
これがジムリーダーと悪の組織の一員の会話である
まぁ彼女は妹のついでに入ったようなもんだしな・・・
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 23:08:54.66 ID:8+YvkijLO

――――――――



千歌「……………………」カツン……カツン……

千歌「!」

千歌「氷の扉……。開けろ、って……ことだよね?」

千歌「……よし!」フン

千歌「よいっ、しょ!」

ギイイイイ……

ヒュオォォォォ!

千歌「うわっぷ!!」

リザードン「リザッ」

千歌「あ、ありがと……。うわあ……」



キラキラ

キラキラ



千歌「スッゴい……氷のドームだ……。氷の結晶がまるで絵本の世界みたい……。ここ本当に洞窟の中……?」

リザードン「……!リザッ……!」

千歌「?」

千歌「……ドームの奥に扉と」



ユキメノコ「……………………」



千歌「ユキメノコ……」

456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 23:25:06.92 ID:8+YvkijLO

ユキメノコ「……」スッ

ピシッ

パシッ

千歌「あられが……!」

ユキメノコ「……………………」ジッ

千歌「……なるほど。守護者……♪ここを通りたくば私を倒して行くがいい……みたいな感じかな」ニイッ

リザードン「リザッ!!」

千歌「いいね、なんかワクワクしてきたっ♪」

リザードン「ザアァッ!!」

千歌「通してもらうよ、ユキメノコ!!」

ユキメノコ「メノウ」

千歌「行くよっ、リザードン!!」

リザードン「ザアァァァァァッ!!!」

457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/20(火) 23:42:53.18 ID:8+YvkijLO

――――――――


梨子「……三本道」

トゲキッス「トゲ……」

梨子「千歌ちゃんはどの道を行ったのかしら……」



梨子が選んだのは……

安価下1

【демон】と書かれた真ん中の道。

【зверь】と書かれた右の道。
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 23:43:44.19 ID:yQx3hOMB0
真ん中
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 23:43:50.43 ID://YEmm0wO
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 01:58:46.92 ID:ZZklN50SO
>>451
かわいい(かわいい)
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/21(水) 09:05:13.60 ID:nzg9lGgMO

梨子「千歌ちゃんのことだから、きっと真っ直ぐ突っ走ったわよね。真ん中の道を行きましょう」

トゲキッス「トゲッ」



――――――――

――――

――



ギイイイイ……

梨子「ここは……空が見える。風穴かしら……千歌ちゃんは……いない。けど……」

トゲキッス「キッ……ス」



オニゴーリ「……………………」ズゥン



梨子「奥に通路……ただで通らせてもらえそうにはないわね」

オニゴーリ「オォリ……」

梨子「聖域に立ち入るための試練……ね。こんなとき、千歌ちゃんなら……ワクワクしてきたって言うのかも」ニッ

トゲキッス「トゲッ!!」

梨子「頼むわよ、トゲキッス」



梨子「バトル、スタートよ」

462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 09:28:14.75 ID:ZZklN50SO
ナチュラルなディス
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/21(水) 11:37:48.85 ID:nzg9lGgMO

――――――――スノーハレーション大聖堂



絵里「〜♪」

聖良「ごきげんですね」

絵里「また一人、試練を受けたみたいよ。今度はオニゴーリの道を通ったのね♪」クスクス

聖良「よくわかりますね」

絵里「ポケモンと心を通わせれば、自然と感じるのよ。ポケモンが感じているものを」

聖良「ポケモンが感じているもの……」

絵里「選ばれなかったあの子は拗ねていないかしら。フフっ♪ユキメノコもオニゴーリも手強いわよ♪」

464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/21(水) 11:59:19.89 ID:2r+fjvC6O
残りの一体は多分ツンベアーあたりかな?
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 12:11:43.91 ID:E5jmmt5R0
キャプテンの試練みたいなノリだな
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/21(水) 12:24:13.90 ID:2r+fjvC6O
おいでませ、やまおとこ
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/21(水) 18:02:53.48 ID:nzg9lGgMO

――――――――エンジェリックアイスホール



千歌「リザードン、かえんほうしゃ!!」

リザードン「リイッ、ザアッ!!」ボオオッ!

ユキメノコ「メノッ……」スウゥッ

千歌「また消えた……」

リザードン「リザッ……!」

千歌「ユキメノコの特性だね……。ゆきがくれ……天気があられのとき、技が避けやすくなるんだよね……」

リザードン「リザッ!」ピシッ パシッ

千歌「リザードン!……あられはリザードンの体力を奪っていく……すぐに勝負を決めないと……」

スウゥッ

千歌「っ!!リザードン、後ろっ!!」

ユキメノコ「メーッ、ノッ!!」バシュッ バシュッ

千歌「かみなりパンチでシャトーボールを撃ち落として!!」

リザードン「リザアッ!!」バチバチッ ゴオッ!

千歌「ドラゴンクロー!!」

リザードン「ザアァッ!!!」ジャキン!

ユキメノコ「メノッ……」スウゥッ

リザードン「ザアッ!!!」スカッ

千歌「また……!!」



カプ・レヒレ「……………………」ジッ



千歌「あのユキメノコ……たぶん野生のポケモンじゃないよね。なんか、戦い慣れてるって感じ……強いトレーナーに訓練されたみたいな……」

リザードン「リザッ……!!」ジリ……

千歌「大丈夫だよ、リザードン。相手が強いなら、私たちはそれ以上に強くなればいい。バトルの中で進化しよう!一緒に!!」

リザードン「リザッ!!!」グッ バチバチッ!

千歌「……………………」

リザードン「……………………」

ユキメノコ「……」スウッ

千歌「左!!!」

リザードン「ザアァ――――ッ!!!」

ユキメノコ「メノッ!?」バチバチッ ドゴンッ!

千歌「よしっ!!当たった!!」

ユキメノコ「メノウ……」バチバチッ

千歌「って、これくらいじゃ倒れないか」ガクリ

ユキメノコ「メェアッ!!!」キイィィンッ!

千歌「れいとうビーム!!リザードン、かえんほうしゃで迎え撃つよ!!」

リザードン「リザアッ!!!」ボオオオッ!

千歌「うんっ!!もっともっと……熱くなろう!!」



カプ・レヒレ「……………………レーレ」

468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/21(水) 20:19:00.02 ID:nzg9lGgMO

――――――――



ゴン!

ドガン!

ドゴンッ!

オニゴーリ「ゴオォッ!!」ギュイィン!

トゲキッス「トォーッ、ゲッ!!」ヒュンッ ヒュウゥン ビュウゥンッ!

梨子「スゴい威力のジャイロボールね。当たったらひとたまりもなさそう……スピードを上げるわよ、トゲキッス!!しんそく!!」

トゲキッス「トゲッ!!」ビュウゥンッ……ンンッ!

梨子「旋回してエアスラッシュ!!」

トゲキッス「トォーッ!!」シュシュンッ!

オニゴーリ「ニゴッ!!」ギィン!

梨子「まもるで防いだ!!」

オニゴーリ「ゴオッ、リィッ!!!」キイィィンッ!

梨子「れいとうビーム……!!かわして、トゲキッス!!」

トゲキッス「トゲッ!!トーゲッ!!」ビュウンッ! ビュウゥンッ!

キイィィンッ! ……ピキ……パキ

梨子「いい調子よトゲキッス!!はどうだん!!」

トゲキッス「キーッ……スゥ!!」キイィン……バシュッ!

オニゴーリ「ニゴッ!?」

梨子「よしっ!!」

シュウゥゥゥ……

オニゴーリ「オォニ……!!」ギンッ

梨子「はどうだんを受けてビクともしないなんて……」

トゲキッス「トゲ……」

梨子「……クスッ♪不安そうな顔してるわね♪」クスクス

トゲキッス「トゲ?」

梨子「大丈夫よ。あなたは、私が勝利に導くから」ニコッ

梨子「あなたの音で、このステージを彩りましょう」スッ

トゲキッス「トーゲ……」ジトッ

梨子「な、なに……?」

トゲキッス「トゲッ。トゲキッ」

梨子「……フフっ、わかったわよ。じゃあ……私はあなたを。あなたは……私を勝利へと導いてねっ♪」

トゲキッス「トゲッ!!!」ビュウゥンッ!

オニゴーリ「ゴオオオオッ!!!」

469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 22:30:19.21 ID:ZZklN50SO
段々にこが言ってるように見えてきた
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/21(水) 22:48:26.72 ID:nzg9lGgMO

――――――――スノーハレーション大聖堂


……ォン

……ォオン

絵里「ウフフっ♪遠雷のように響くバトルの激しさを耳にしながらのソルジャーゲームは最高ね♪」コトン

聖良「ずいぶんと詩的なことを言いますね」カタン

絵里「そうかしら。海未の影響かもしれないわね。はい、アイアント戦闘不能よ」

聖良「μ'sというのは、全員がそうなのですか?」コトッ

絵里「そうって?」カタッ

聖良「馴れ合いというぬるま湯に浸り、人前でそう簡単に甘さと隙を露呈することです」

絵里「甘さ……ね」

聖良「私たちSaint Snowは最強を目指した。いえ、今も目指している。しかし……最強に手をかけ、今もなお最強の座に君臨するμ'sは、私たちが在るべき姿とは違う」

絵里「一応、褒められてはいるのよね。貶されているのは承知だけど複雑だわ」

聖良「私たちは……A-RISEに憧れてポケモントレーナーになりました。圧倒的なカリスマ性を誇り、何よりも秀でた絶対的強者たる彼女たちこそが、最強の座に相応しいと思い続けた。しかし彼女たちは、μ'sに敗れた」

絵里「正確には、穂乃果にね」

聖良「A-RISEが敗れたのは、μ'sの方が強いから……。理屈ではわかります。ですが納得はいきません。A-RISEの方が勝っていた……私たちが目指した強さは絶対なのに……。何故……」

絵里「……………………」カツンッ

聖良「……!」

絵里「私たちがA-RISEよりも強いから。……なんて思い上がりも甚だしいことを言うつもりはないわ。実際に、A-RISEは私たちよりも格上だもの。ポケモントレーナーとしての才能も、努力に費やした時間も、私たちが勝てるところなんか何一つ無いわ」

聖良「……なら」

絵里「でも、ただ一つ。私たちがA-RISEにも劣らないと自信を持って言えるものがある」

聖良「……それは?」

絵里「それは、ポケモンが好きって気持ちよ」

471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/21(水) 23:36:44.71 ID:nzg9lGgMO

聖良「ポケモンが……好き?」

絵里「ポケモンが好きだから強くなりたいって思う。ポケモンが好きだから勝ちたいって思う。ポケモンが好きだから、同じ思いを持った仲間と一緒に頑張ろうって思う。それだけで、ただひたすらに、がむしゃらに、勝利に向かって駆け抜けられる」

聖良「それだけで……」

絵里「それだけで充分なのよ。それくらいが。人もポケモンも、行き過ぎた感情は抱えきれずに転んでしまうもの」

聖良「……………………」

絵里「転んだときは立ち上がればいい。少し立ち止まって周りを見渡してみればいい。目指す場所も、憧れる強さも、自分が望んだものを信じればいい。そのための手段は、いくらでも試せばいいのよ。それは未来溢れる若者の特権……でしょ?」ニコッ

聖良「……それは、どれだけ汚い手を使っても……という意味ですか」

絵里「私はけして認めないけれど、それがあなたが肯定する手段なら、そうなるわね」

聖良「誰かを傷つけるような悪人であっても?」

絵里「善人でも悪人でも、強くなりたいって思いは同じよ。思いの根幹は違えどそこに優劣は無いわ」

聖良「……何故、私にそれを説いたんですか。私はあなたたちの敵なんですよ」

絵里「大人だからよ」

聖良「……………………」

絵里「……なんて、カッコつけたセリフよね。かしこいかわいいエリーチカの名前が泣いちゃうわ。……もちろん、あなたたちのことを許したわけじゃない。敵だと理解しているし、今だってお腹の中が煮えくり返る思いでいっぱいよ?」

聖良「っ!」

絵里「それでも、ここは……敵意を振り撒くにはあまりにも不似合いな場所だもの」

聖良「……………………」

絵里「ここは、信念を懸けた戦いこそ相応しい神聖な場所。あなたも、ここでは自分の気持ちに正直になっていいのよ」ポンッ クシャ

聖良「……………………正直に」

絵里「……はい、これであなたの手持ちは全滅よ♪」コトン

聖良「あ……」

絵里「私の勝ち♪そして……向こうも決着が着いたみたいね」

聖良「……!」



ギイイイイ……



スノーハレーション大聖堂の扉を開けたのは……

安価下1コンマ一桁

1.4.7→千歌

2.5.8→梨子

3.6.9→同時に到着

0→再安価

472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 23:37:08.37 ID:rgCznfBM0
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 23:49:43.63 ID:ONCy9ff10
やってる事が悪だとわかってて暴走する妹と冷静でいられる姉・・・
どっちが恐ろしいだろうか
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/22(木) 00:01:25.39 ID:bN3hCOFVO
どちらにせよ倫理感が吹っ切れてるあの三人よりはまだ人間的な反応だと思うわ
...よほどなことない限り曜ちゃんは後遺症に苦しむのが確定してるからな...
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 00:33:29.23 ID:hAzJC4XsO

千歌「うわあああああ!!!//////」キラキラ



聖良「……!」

絵里「♪」



千歌「ここがスノーハレーション大聖堂……スッゴいキレイ……//////ねっ、リザードン!!スゴいね!!」キラキラ

リザードン「リザッ」

カツンッ

千歌「!」

絵里「ようこそ、スノーハレーション大聖堂へ♪」

千歌「あなたは……」

絵里「はじめまして、私は絵里。アヤセジムのジムリーダーよ♪」

千歌「あなたが絵里さん……」

絵里「ええ。千歌さん、よね。よろしく。希たちから聞いているわ。笑顔のステキなトレーナーだって♪」

千歌「いやあ……///」テレテレ

絵里「クスッ♪メガストーンを求めてここに来たのよね」

千歌「はいっ!!それにジム戦も!!」

絵里「慌てないで♪あなたが目指してるものは、あそこに……」

千歌「……!……氷の、女神像?手に握られているのはメガストーンですか?」

絵里「ええ」

千歌「あれが……!!」

絵里「慌てないでと言ったでしょ?希も言ったかもしれないけど、あれがあなたの望むものだとは限らないし、あなたが手に入れられるとも限らない。それでも、あれを望むの?」

千歌「はいっ!!」

絵里「……迷いの無い眼、みんなが口を揃えて穂乃果みたいって言うのもわかるわ」クスリ

千歌「え?」



カツンッ



聖良「……………………」

千歌「!!」

リザードン「リザァッ……」

聖良「お久しぶりです……そう言えばいいんでしょうか」

千歌「Saint Snowの……聖良さん……。どうしてここに……」

聖良「あなたを待っていました」

千歌「……わ、私を?」

聖良「あなたに……どうしても訊きたいことがあります」

476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 01:04:06.92 ID:7K+WPfmV0
トウジョウシティでは別の相手と戦ってたからマトモに話すのは久々か
「あの2匹」について聞くのだろうか
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 01:11:04.53 ID:hAzJC4XsO

千歌「訊きたいこと?」

聖良「トウジョウシティでのことです」

千歌「……っ!」ギュッ

聖良「あのとき……」



鞠莉『立ち上がれば……その友だちのために、命を落とすことになるのよ?』

千歌『友だちのためなら……惜しくないよ!!!』



聖良「あのとき……力の差は歴然で、結果は火を見るより明らかだった。なのに諦めず立ち上がり、手を伸ばした。何故ですか?」

千歌「……決まってる。友だちのためだもん!!」

聖良「そう……それです」

千歌「?」

絵里「……………………」

聖良「μ'sにも感じた、仲間との繋がり……それははたして、強さを助長するのか妨げるのか……。私にはそれがわからないんです。私が本当に目指すべき強さは、いったいどこにあるのか……このままでいいのかどうかも……なにも……」

千歌「……!」

聖良「迷いはバトルで晴らすしかない。私とはまるで対極の考えを持つあなたと、バトルがしたかったんです」

千歌「……………………」

聖良「もちろん簡単に申し出を受け入れてくれるとは――――――――」



千歌「わかりました。やりましょう」



聖良「……!」

絵里「いいの?」

千歌「難しいことはよくわかりません。でも、バトルすることで少しでも気が晴れるならいいかなって」

聖良「……あなたには、なにも得るものが無いんですよ?」

千歌「そうですか?」

聖良「敵である私の身勝手でしか無いのに……」

千歌「あのとき……ニコマキブリッジでのダブルバトルは引き分けだったから、いつか勝ちたいなって思ってました。それに……同じポケモンマスターを目指す者同士、私たちはきっとわかりあえると思うんです♪」

聖良「……………………」

千歌「だから……もしも私が勝ったら悪いことはやめて、私と友だちになってください♪」ニコッ

聖良「……………………」ポカン

478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/22(木) 01:17:03.92 ID:F0/86Y6S0
>>476
あの二匹?
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 01:37:06.95 ID:hAzJC4XsO

絵里「……プッ♪アハハハハ♪おもしろいわね、あなた♪」

千歌「うえっ!?なにか変なこと言いました……?」アセアセ

絵里「いいえ、なにも♪この勝負、私が見届けさせてもらうわよ」

聖良「……………………」

千歌「聖良さんっ」

聖良「……はい?」

千歌「いいバトルにしようねっ♪」

聖良「……………………はい」



絵里「この大聖堂は、なにがあろうと壊れることはない。存分に戦いなさい、二人とも♪」

千歌「はいっ!!行くよ、リザードン!!」

リザードン「ザアァッ!!!」

聖良「では……」シュッ ポンッ



1vs1のシングルバトル。
聖良が繰り出したのは……
連投無し

安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン(×伝説、準伝説、UB、GUILTYLEAサイドとの被り)

安価下3
性別、特性

480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 01:37:26.46 ID:F0/86Y6S0
ほのお
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 01:39:21.91 ID:3KnTPlw/0
ブーバーン
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/22(木) 01:40:10.85 ID:kD5XbTeP0
バクフーン
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 01:51:36.03 ID:hTaHvpkj0
やる気 ♂
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/22(木) 02:09:18.91 ID:hwAPHT5K0
セイントスノーは引き返すならここが最後の機会だろうな
GUILTYLEAは間違いなく国際警察に睨まれてるだろうし(天空の笛及びプレートの強奪、現四天王殺人(未遂)、UBの悪用、これだけやって睨まれないはずがない)
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 02:32:31.17 ID:hAzJC4XsO

ブーバーン「バアァーン!!!」

千歌「ブーバーン……同じほのおタイプのバトルだね」

リザードン「リザッ!!」

絵里「それじゃあ行くわよ!!バトル、始めっ!!」ビッ

486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 06:26:01.43 ID:7K+WPfmV0
まだ妹が逃がしたオンバーン(とおそらく千歌のゾロアーク)については言及しないのか・・・
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 10:55:41.86 ID:lbHlhjMSO
>>486
そんなものはいなかった、イイネ?
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 17:19:51.38 ID:ktgV+A8c0
オンバーンとかについて言及するにしても千歌との戦闘後だろうし、千歌じゃなくて梨子が聞いてきそうな気もする
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 21:08:59.81 ID:hAzJC4XsO

タッタッタッ……

ギイイイイッ!

梨子「はっ……!はっ……!」

トゲキッス「トゲ……」クター

梨子「ケホッ……つ、ついた……。ありがとう、トゲキッス。ゆっくり休んで」シュイン

梨子「ここが目的地……で、いいのよね――――」



千歌「リザードン!!」

聖良「ブーバーン!!」



千歌「かえんほうしゃ!!!」
聖良「かえんほうしゃ!!!」



リザードン「リイッ、ザアッ!!!」ボオオオッ!

ブーバーン「ブオッ、バァーン!!!」ボオオオッ!

ボオオオオオッ!

ブワッ――――!



梨子「っ!!?」

梨子「な、なに……?リザードンと、ブーバーン?千歌ちゃんに……あれは、Saint Snowの……」

絵里「あら、案外早かったわね♪」

梨子「えっと……」

絵里「絵里よ。ジムリーダーをやっているわ」

梨子「あなたが……。梨子です、はじめまして。……この状況は?」

絵里「青春まっしぐら……ってところかしら」

梨子「……?」

490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/22(木) 21:11:59.22 ID:lw+2PEtE0
先に着いたのがちかっちでよかった
主人公らしくなってきた
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 21:26:14.38 ID:7K+WPfmV0
ある意味で希の所もアローラの試練みたいだったな
本編でも恐怖体験させられる奴あったし
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/22(木) 22:36:18.75 ID:hAzJC4XsO

千歌「ドラゴンクロー!!」

聖良「クロスチョップ!!」

リザードン「ザアァッ!!!」ジャキン!

ブーバーン「ブゥアアッ!!!」キィン!

リザードン「ザアッ!!リッ、ザッ!!!」ギィン ギィン ギィン

ブーバーン「ブアッ!!バアアッ!!!」ギィン ギィン ギィン

聖良「後方にジャンプ!!距離をとりなさい!!」

ブーバーン「ブーバッ!!」バッ!

聖良「10まんボルト!!」

ブーバーン「ブオォッ!!!」バチバチッ!

千歌「かみなりパンチ!!」

リザードン「ザァッ……ドォッ!!!」バチバチッ!

バリバリッ! バリバリッ!

シュウゥゥゥ……

ブーバーン「ブゥア……!!」

リザードン「リザァッ……!!」



聖良「……強くなりましたね。ニコマキブリッジでバトルしたあのときよりも」

千歌「エッヘヘ♪聖良さんも、相変わらず強いです!」

聖良「当然です。強くなるための研鑽を怠ったことは、一度たりとてありませんから」

千歌「スゴいなあ……」

聖良「それがトレーナーとしての当然の義務です。勝利を目指すための。そして勝利に対する貪欲なまでの執着心、勝利を渇望する心、それこそがトレーナーに求められる条件です」

千歌「トレーナーに求められる条件……」

聖良「私たちはそれに見合った努力をしました。相応しいと言えるだけの時間を過ごしました。強者に相応しい経験を得ました。だからこそ赦せず、認められない。努力を怠り、平々凡々とした毎日を怠惰に過ごすトレーナーが」

493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/22(木) 22:51:32.06 ID:7K+WPfmV0
姉は姉で厄介だなぁ・・・
そういやユキメノコとオニゴーリは部屋で倒れたまま放置?
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/23(金) 00:22:11.21 ID:Eifx02y7O

梨子「無茶苦茶な言い分だわ。自己中心的で、まるで子どもが自分が世界のルールだって強調してるみたい。自分たちの努力とレベルを他人に望むのは、ただのおこがましい押し付けじゃない……」

絵里「そうね。一見して傲慢……だけれど、それを決めるのは私たちじゃない。いかに正否の明確な論点でも、その人がが信じるかぎりそれは正義になる。否定することは誰にも出来ないし、その権利はきっと誰にもない。凝り固まった考えは、氷のように冷たく心を閉ざしてしまう。だからこそ、必要なときがある」

梨子「……?」

絵里「間違いに気付かせてくれる人。あるいは、新たな考えを与えてくれる人。そっと手を差し出してくれる人が」

梨子「……………………」

絵里「意固地なわからず屋は、太陽みたいな人の言葉でこそ……心をスッと解かすんだから」



穂乃果『絵里ちゃん。私たちと一緒に、ポケモンマスターを目指そう♪』



絵里「あの子には、その可能性がある」

梨子「可能性……」

495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/23(金) 00:57:47.26 ID:1jNtoe0SO
作品は、いつだって、誰にだって夢を見させてくれる…わたしたちも、こうして夢を見ることが出来たんだよね
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/23(金) 01:03:02.95 ID:v0q9/ZQY0
こっちの穂乃果ちゃんもファーストライブや文化祭ライブ並の挫折味わったのか
千歌っちは既に0ショック以上の壁に立ち向かってるけど
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/23(金) 16:35:52.57 ID:Eifx02y7O

聖良「あなたを倒すことできっと証明出来る……。私は間違っていなかったと!!ブーバーン、あやしいひかり!!」

ブーバーン「バアァーン!!!」キィンッ

リザードン「リザッ!!?」クラッ



梨子「リザードンがこんらんした!!」

絵里「一気に勝負をつけるつもりね」



聖良「決めなさい!!クロスチョップ!!」

ブーバーン「ブゥアッ!!!」

リザードン「リ……ザ……」クラクラ

聖良「もらった!!!」



千歌「リザードン!!!!!」

リザードン「!!!」

ガシッ! ガシッ!



聖良「なっ!!?」

ブーバーン「ブバッ!!?」



絵里「止めた……?」

梨子「……………………」



リザードン「リ……ザァ……!!」クラクラ

聖良「こんらん状態のまま……ブーバーンの攻撃を受け止めた……?そんなことが……」

ブーバーン「ブバァッ!!」バッ! バッ!

千歌「……………………」

聖良「まさか、これがあなたの実力だとでも――――」



千歌「っあー!!あっぶなかった〜!!」プハー

498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/23(金) 20:31:22.61 ID:Eifx02y7O

聖良「!?」

千歌「リザードン、よく止められたね♪やっぱりスゴいよ♪さすが私のパートナー♪」

リザードン「リッ……ザッ!!」ビシッ

千歌「うんっ♪私の声を聴いてくれてありがと♪でもちょっと焦ったよ」アハハ

聖良「……かな」

千歌「?」

聖良「バカな!!今のは……今のは狙って止めたのではないんですか!!」

千歌「え?いやー、なんとなくリザードンなら大丈夫かなって思ったから」

聖良「な、なんとなく……?」



梨子「やっぱりね。千歌ちゃんらしいわ」クスッ

絵里「……………………」ポカン



聖良「そんな曖昧なものに頼ってバトルするなんて……やはりあなたは三流です。このバトルに、臨むほどの価値は無かった」

千歌「んー、そんなにいけないことですか?」

聖良「……なんですか?」

千歌「ポケモンを信じることは、けして悪いことじゃないと思います」

聖良「それは信じるとは言いません。低い確率に賭けるただの無謀さです」

千歌「私が憧れる人たちの一人に、無謀な賭けは勝ちにいけって教わりました。バトルに確かなことなんて無いし、どんなことでも確率が低くて当たり前です。けど……だからこそドキドキすると思いませんかっ?」パアッ

聖良「ドキドキ……?」

千歌「バトルしながら、胸の奥がジンジン熱く燃えるんです。ポケモンたちと一緒に戦ってる……って。ギリギリなバトルほど心臓がバクバクして、今にも爆発しちゃいそうになっちゃう……でも、それが楽しいし心地いいんです!」

499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/24(土) 01:59:11.64 ID:5cq8VEpeO

聖良「……理解に苦しみます」

千歌「そう……ですか?」キョトン

千歌「勝てば嬉しいし、負ければ悔しい……。トレーナー一人一人、考え方はいろいろだけど……そこだけは絶対にみんな同じだと思うんです」

聖良「ポケモンバトルは……遊びじゃない!!」

千歌「はい!遊びじゃありません!真剣なんです!」

聖良「!!」

千歌「同じバトル、同じ瞬間は二度と無いから……だからこそ強さも弱さも受け入れて、目の前で起きる一瞬一瞬にドキドキしたい!勝って笑いたい!喜びたい!仲間と一緒に!!戦った相手と一緒に!!名前も知らない誰かと一緒に!!」

リザードン「ザアァァァッ!!!」バサッ! ビュウゥンッ!

ブーバーン「バアァーンッ!!!」ボオオオッ!

リザードン「ザアァッ!!!ドオォォォッ!!!」ビュウンッ!

千歌「聖良さんだってそうだったはずです!!」

聖良「っ!!」

千歌「ひたすらに夢を目指すだけで、周りや自分の弱さを否定するだけなんて、そんなのおかしいです!!」

聖良「あなたになにがわかるんです!!!」

ブーバーン「ブーッ、バァッ!!!」バチバチッ! バチバチッ!

リザードン「リイィッ、ザァッ!!!」ジャキン! ズバッ! ズバッ!

千歌「今のままポケモンマスターになって、それで聖良さんたちは満足出来るんですか!?」

聖良「っ!!!」

千歌「胸を張って、最強だって言えるんですか!?」

聖良「うるさいっ!!!」

千歌「聖良さんだって思ったことはあるでしょっ!!?」

聖良「なにを――――!!!」



千歌「最高だと言われたい――――って!!!!!」

500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/24(土) 06:27:13.52 ID:hSqTUhbN0
聖雪理論ではポケモンをペットで飼うなって言ってるも同然だもんなぁ・・・
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/24(土) 08:41:03.98 ID:5cq8VEpeO

聖良「――――――――!!!」ドクン



聖良『理亞』

理亞『……うん』



千歌「ポケモンマスターはただ強いだけの人がなれるものじゃない!!みんなから憧れられて、みんなから挑戦されてこそ本当の意味があるんです!!私は……そうなりたい!!穂乃果さんみたいに……μ'sのように!!!」

リザードン「ザアァァァッ!!!」バチバチッ! ドゴンッ!

ブーバーン「バアッ!!!」グラッ



千歌「輝きたい――――――――っ!!!!!」



――――――――ィン



パアァァァァァ――――――――ッ!



聖良「!!!」

絵里「女神像のメガストーンが――――!!!」

梨子「!!!」



千歌「一緒にっ!!!輝こう――――――――っ!!!!!フレアドライブ――――――――!!!!!」

リザードン「ザアァァァァァ――――――――ッ!!!」ボオオオオオッ!

ゴオォォォォォッ!

聖良「これが……輝き……。これが……これが――――――――」



ドゴオオオオオン!

502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/24(土) 08:52:33.25 ID:5cq8VEpeO

シュウゥゥゥ…………

キン――――――――

リザードン「リザアッ!!」

聖良「……………………」

ブーバーン「ブ……バ……」ガクッ

絵里「ブーバーン、戦闘不能。リザードンの勝ち。よって勝者――――」

聖良「……………………負けました」

千歌「……っ///ありがとうございましたっ///」ペコッ



梨子「千歌ちゃんっ!」

千歌「梨子ちゃん!!来てたんだ!!エヘヘ、リベンジ達成っ♪」v

梨子「うんっ、やったわね。それにしても、常識はずれなことするわね……」

千歌「?」

梨子「?……って。まさか、気付いてなかったの?」

千歌「なにを?」

梨子「最後のフレアドライブ……あれは……」



聖良「……ありがとう、ブーバーン」シュイン

聖良「……………………」

絵里「答えは出た?」

聖良「……………………」

絵里「迷っている……そんな顔をしているわね」クスリ

聖良「最後の一瞬……リザードンの力が跳ね上がりました」

絵里「ええ。あまりにも不完全で常識はずれもいいところだけど。キーストーンもメガストーンも持たずに」
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/24(土) 09:35:57.63 ID:5cq8VEpeO

聖良「やはりあれは……メガシンカですか……」

絵里「とんでもないことをやってのけるわね、今の子は」クスッ

絵里「けれど……そんな奇跡があるから、バトルはおもしろい」

聖良「奇跡……」ギュッ

絵里「ドキドキした?」

聖良「……………………はい」



千歌「メガシンカ!!?したの!!?リザードンが!!?」

梨子「ええ」

千歌「うわ〜……全然気付いてなかった……」

リザードン「リザ……」

梨子「と言っても、メガシンカの光にリザードンが包まれただけだけど」

千歌「うぅ……決定的瞬間を見逃すなんてぇ〜……」

504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/24(土) 20:40:35.99 ID:5cq8VEpeO

梨子「まあ、ただの偶然だと思うからあまり気にしなくていいと思うわよ」

千歌「偶然!?そんなことないもん!!」

梨子「キーストーンもメガストーンも無しにメガシンカなんて出来るはずないもの。きっと私たちの目の錯覚だったのよ」

千歌「ちーがーいーまーすーぅー!私とリザードンの信じる思いが奇跡を呼んだんです〜!」

梨子「はいはい。そうですねー」

千歌「棒読み!!じゃあいいよ!!そこで見てて!!女神像の手からメガストーンを取ってくるから!!」

千歌「ふんす!!」グッ

千歌「んー!」グイー

千歌「んー!!」グイグイー

千歌「んー!!!」グイーッ

梨子「……………………」ジトー

千歌「……………………リザードン」チョイチョイ

リザードン「リザ?」

梨子「?」

壁|千歌「……して、……ね?」

リザードン「リザ……」

壁|千歌 ドン リザードン

壁|千歌「一発ギャグ。リザー、ドン」

梨子「きゃあ〜///なにそれ最高ね!!///ってごまかされないわよ!!!壁ドン舐めてるの!!?お茶とお菓子完備の快適空間で72時間耐久の壁ドンレクチャー受けさせるわよ!!」

千歌「ひい〜っ!!!ごめんなさいっ!!!取れませんでしたぁ!!!」

505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/24(土) 21:26:34.26 ID:E/9Bna3mO
キーストーンもメガストーンもなしに...

それキズナ現象やった梨子ちゃんが言うのかw
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/24(土) 22:56:08.16 ID:5cq8VEpeO

聖良「……………………」ポカーン

絵里「アッハハハ♪あーあ、あの子たちを見てるとどうしても懐かしい気持ちになっちゃうわ♪昔に戻りたいとか、これは老けた証拠ってことなのかしらね」

聖良「……………………クスッ」

絵里「あら、やっと笑ったわね♪」

聖良「……単純な話でした。頂点に立つ人間は仏頂面でいるよりも、朗らかで明るい方がいいに決まっています」

絵里「今からでも遅くないんじゃない?」

聖良「……どう、でしょう」

絵里「少なくとも、あの子はそう思ってるわよ」ポンッ

聖良「……っ」

千歌「うわぁ〜っ!!聖良さん助けてぇ!!梨子ちゃんが壁ドンの良さを伝えようとしてくる〜っ!!!」

聖良「えっ!?えっ!?」

梨子「どいてください!!そこのバカ千歌ちゃんに渾身の壁ドンを味あわせてあげるんですから!!」

千歌「べーっだ!!バカ千歌って言う方がバカ千歌なんです〜っ!!」

梨子「私は梨子よ!!!バカ千歌!!!」

聖良「!?!?」

絵里「アハハハハハ♪」ケラケラ

507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/24(土) 23:10:23.09 ID:hSqTUhbN0
この空間にいるのが主人公勢とジムリーダと悪の組織の一員か・・・
と思ったらアニポケも毎回こんな感じか
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 01:36:11.77 ID:hDgErfvSO
>>504
資格:壁ドン師
取得方法:3日間の講習会に参加
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/25(日) 02:05:42.55 ID:ESnK7DI6O

千歌「聖良さんっ♪」

聖良「は、はいっ」

千歌「♪」スッ

聖良「……………………!」

千歌「握手、しましょう♪」

聖良「……………………」

千歌「約束ですよね♪バトルに勝ったら、悪いことをやめて友だちになるって♪」

聖良「いや、それは……」

絵里「往生際が悪いわよ♪」

聖良「……私は」

千歌「♪」フンフン

聖良「……………………」

梨子「事情はよくわからないけど、ウジウジしすぎじゃないですか?」

聖良「ウジウジ……?」

千歌「梨子ちゃん、こんな人たちと友だちなんて正気?とか言って止めるかなって思った」

梨子「私のイメージどうなってるのよ。なんでそうなったかって成り行きはともかく、千歌ちゃんが友だちになりたいって思ったんでしょ?それをどうこう言うつもりはないわよ。たとえ、それが悪い人たちでも」

聖良「……………………っ」

梨子「ごめんなさい、キツい言い方をしました。あなたたちがGUILTYLEAに入った理由はわかりません。なにをしたのか、してないのかも。言っておきますけどそんなこと、千歌ちゃんには関係ありませんよ」

聖良「えっ……」

梨子「千歌ちゃんはどうせ、同じポケモントレーナー同士仲良くしたい!……くらいにしか思ってませんから。こんな実直な千歌ちゃんに、あれこれ考えるだけ無駄です」

千歌「あの、ひどくないですか?」

梨子「そうでしょ?」

千歌「そうです」

聖良「……………………」

梨子「だから、ようは聖良さんがどうしたいかです」ニコッ

聖良「私は……」チラッ

千歌「うんっ♪」ニコッ

聖良「……………………」



聖良「こんな私を……友だちと呼んでくれるなら……」

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/25(日) 02:10:28.06 ID:ESnK7DI6O

千歌「もちろんですっ♪」

聖良「……ありがとう、千歌さん。だけど……」

千歌「えっ?」

聖良「もう少しだけ、もう少しだけ待ってください」

梨子「もう少し?」

聖良「私たちSaint Snowは、二人で一つ。理亞が私の心を理解してくれたなら、そのとき……改めてなってください。私たちと……友だちに///」

千歌「……………………」

梨子「……だって」

千歌「……はいっ♪よろこんで!!♪」

511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 03:49:33.40 ID:sMCKUmUBO
これは最終決戦は姉妹対決だね

果南の動向がかなり気になる
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 07:31:00.45 ID:h7s24IA00
ヨーソロービーストは洗脳というか抑え込んでた感情が爆発した状態だからマリーさん達に従うわけじゃないんだよな
これは彼女達の予想を超えた暴走で敵味方協力か?
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/25(日) 21:01:11.90 ID:ESnK7DI6O

絵里「話はまとまったかしら?それじゃあ外に出るわよ」

千歌「いやっ、あ、あのっ!!私まだメガストーンを手に入れてないんですけど!!」ハイ!ハイ!

絵里「メガストーンは確かに反応を示したみたいだけど、残念ながらまだあなたを主だとは認めていないようね」

千歌「主だと認めてない……?」

絵里「あと少し、もう少しだけなにかが足りない……きっとそういうことなのよ」

千歌「……?足りないもの……?」

梨子「落ち着きとか」

千歌「もーっ!!!」

絵里「今日のところは街で休みなさい。焦らずにまた挑戦するといいわ。今日のことで確信した。これは、あなたが持つべきものだって。他の誰にも手に入れることは出来ないわよ」

千歌「〜///はいっ♪」

聖良「外に出るということは、またあの試練の道を?」

千歌「試練の道ってことは、聖良さんも通ってきたんですね♪どんなポケモンとバトルしたんですか?」

聖良「はい。私は……」

絵里「シーっ♪ダメよ、話しちゃ。通らなかった子たちは、千歌とのジム戦でのお楽しみなんだから♪」

千歌「おぉっ!!///楽しみだなぁ♪」

絵里「フフ♪さあ、こっちよ」

ガコン

絵里「この祭壇の下から、街の麓まで道が繋がってるわ」

梨子「隠し通路……」

絵里「行くわよ、みんな♪」

514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/26(月) 01:22:58.75 ID:omsZNUu0O

――――――――エンジェリックアイスホール・隠し通路



梨子「大聖堂の下に、こんな通路があるなんて……」

絵里「スゴいわよね。私も驚いたわ」

千歌「絵里さんがこの場所を造ったんじゃないんですね」

絵里「当たり前でしょ。私にここの氷を造形する技術は無いわ」

聖良「不思議な場所ですね。けして壊れず、けして溶けず、けれど氷と同じように冷たい」

絵里「この島の、とくにこの氷窟は特別なのよ。このアヤセ島はウラノホシのメガストーンの鉱脈の中心地。その影響を受けているみたいで、氷は頑丈になっているの。スノーハレーション大聖堂も、この洞窟も、昔の人が造り上げたものらしいんだけど、何故造ったのかも、どうやって造ったのかもわからない。その多くは謎に包まれているそうよ」

梨子「神秘的な場所なんですね」

絵里「メガストーンの波動で、ポケモンたちにとっては安らぎの場所みたい」

千歌「そっか、だからかな」

聖良「なにがですか?」

千歌「えっとね、ここに来てからリザードンが気持ち良さそうだな〜って思ってたんです」

聖良「そうなんですか?」

千歌「エヘヘ、なんとなくですけど♪」

聖良「……///」

梨子「みんなも外に出してあげればよかったわね」

千歌「うん、そうだね♪ゾロアークもピカチュウもきっと喜ぶ――――」

聖良「……?」

千歌「そういえば、Saint Snowの二人に会ったら訊こうと思ってたんですけど……」

聖良「はい」

千歌「アヤセ島に来る前……オンバーンを見かけたんです。たぶん、理亞さんの……」

聖良「あ……」

梨子「トゲキッスを攻撃していました。まるで、自分が強いことを証明するかのように」

聖良「……おそらく、理亞のオンバーンで間違いないと思います。GUILTYLEAに入る前に逃がしましたから……」

千歌「……………………なんで、ですか?」

聖良「……………………」

梨子「お願いします。話してください」

聖良「……………………」

千歌「……」ギュッ

聖良「っ!」

千歌「聖良さん……」

聖良「……………………」

515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/26(月) 01:38:04.72 ID:omsZNUu0O

聖良「負けたから……です」

千歌「……………………」

梨子「やっぱり、そうなんですね……」

聖良「妹は……理亞は……私以上に勝利に拘る子です……。弱いポケモンや……負けたポケモンは見限り、捨てる」

梨子「……………………」

聖良「きっと、梨子さんの言ったとおりです。オンバーンは、もう一度理亞の役に立ちたいと、むやみやたらに他のポケモンに攻撃を仕掛け、自分の強さを誇示していたんだと思います」

千歌「……かわいそう」

聖良「……………………」ズキッ

千歌「オンバーンも……理亞さんも……そんなの、かわいそう……」

聖良「……………………」



絵里「けれど、それはその理亞って子に限った話ではないわよ」

千歌「絵里さん……」

梨子「……たしかにそうね。ポケモンを捨てるなんて、考えたくはないけど……ざらにある話よ」

絵里「タマゴから孵したポケモンが弱いから、新しくゲットしたポケモンの方が強いから、自分の言うことを聞かないから、理由を挙げればキリが無いわ。ポケモンに対する思いやりの欠如は、トレーナーをやるうえで、ありふれた悲しみとして付きまとう。大切なのは、人がどうしたかじゃない。自分がどうするかよ」

千歌「……………………」ソッ

絵里「その子もきっとわかるときがくる。ポケモンの尊さ、ポケモンも自分と同じく生きてるっていうことを。そうでしょ?お姉さん♪」ウィンク

聖良「……!」

千歌「うん。聖良さんなら……きっと出来るよ」

聖良「……………………ありがとう」

516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/26(月) 01:58:09.48 ID:omsZNUu0O

千歌「……それから、もう一つ訊きたいことがあるんですけど」

聖良「なんですか?」

千歌「……理亞さんは、前に……ハクマイの森で……」

聖良「ハクマイの森……?」

千歌「……………………っ」

梨子「……!……千歌ちゃん、もしかして」

千歌「……うん。オンバーンを見かけたときね、話したの。なんか知り合いっていうか、友だちっぽくて……寂しそうな顔してた……。弱いから捨てられた……同じだなって。それでね、もしかしたらそうなのかなって、ちょっと考えてたの」



千歌「ゾロアのことを捨てたのは……理亞さんなのかな……って」



梨子「……………………」

聖良「ゾロア……はい、覚えています。タマゴから孵ったばかりでした。技を覚えていないゾロアを、森に捨てて……」



ゾロア『ロアッ!!ロアッ!!』トコトコ

理亞『邪魔。あっちへ行って』

ゾロア『ロアッ!!ロアァ……!!』ポロポロ

理亞『弱いポケモンなんか、いらない』



千歌「……そっ、か」

聖良「怒っています……よね」

千歌「ちょっとだけ……。でも、それ以上に理亞さんに会わせてあげたいな。……私、ゾロアをゲットしたんです♪」

聖良「ゾロアを?」

千歌「はいっ!今はゾロアークに進化したけど、理亞さんに話してあげたい!ゾロアークの活躍を……こんなに強くなったんだよ、って!理亞さんが後悔するくらい自慢してやるんです!ゾロアークもきっと、理亞さんに会いたいって思ってるだろうから」

聖良「……………………はい」

517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 06:24:49.27 ID:K/UTu+KY0
2人で1人・・・聖雪ってジム戦はちゃんと個別にやったのかな
それとも無理言ってタッグバトルにしてもらったとか?
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/26(月) 19:35:16.35 ID:omsZNUu0O

――――――――アヤセ島

――――――――オウチカエル鉱山跡地



ダイヤ「……………………」

ヒュウゥゥゥ……

ダイヤ「……………………」

ゴゴゴゴゴゴ……

ダイヤ「ディアンシー、メガストーンの波動は……?」

ディアンシー「……ディア」キイィン……

ダイヤ「……………………」

ゴゴゴゴゴゴ……

ドゴン!

パラパラ……

バンギラス「ギラ」スッ キラン

ボスゴドラ「ドラ」スッ キラン

ダイヤ「バンギラスナイトに、ボスゴドラナイト……。そして……」

コオォォォォォ……

ダイヤ「禍々しい光……これが……」

キイィィィ――――ン

ダイヤ「っ、より輝きが……。まさか……」

519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/26(月) 19:47:51.01 ID:omsZNUu0O

――――――――数時間前

――――――――クロサワストーンラボラトリ近郊



花陽「……………………」

凛「……………………」

真姫「……………………」

希「……………………」

にこ「あん……た、たち……」ググッ…

にこ「っ!!」バタッ

にこ「根性……見せなさいよね……。ジムリーダー……でしょう、が……。子どもを守るのが……役目……でしょ……!」クラッ…

にこ「……っ!ち、千……歌……」トサッ







鞠莉「……………………ワアォ♪」ニィッ

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/26(月) 22:08:25.97 ID:omsZNUu0O

――――――――アヤセ島

――――――――ハートビート氷河



絵里「ふう。さあ、外に出たわよ」

千歌「さむっ!!」ガタガタ

聖良「一面の氷河……」

梨子「この島はどこもステキですね。……そういえば、千歌ちゃんマフラー落としたでしょ。はいこれ」

千歌「ありがとー」ズビ

聖良「この氷河の麓に街が?」

絵里「ええ。氷河に囲まれた美しい街よ。お腹もすいたし、街の食堂で食事にしましょう」

千歌「ご飯っ!!」キラキラ

梨子「そういえば、千歌ちゃんを探しててご飯はまだだったわね」

千歌「お腹すいたぁ♪ねっ、聖良さんっ」

聖良「いえ、私は……」クウゥ

聖良「あ……///」カアァ

絵里「クスッ♪行くわよ、おいしいボルシチで温まりましょう♪」

千歌「はーいっ♪」



バサッ! バサッ!

オーイ!



梨子「?」ピタッ

千歌「どうしたの?梨子ちゃん」

聖良「?」

絵里「?」

梨子「いえ、今誰か……呼んだような……」キョロキョロ

千歌「誰か?」

バサッ! バサッ!

???「おーいっ!!千歌ちゃーん!!梨子ちゃーん!!」

521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/26(月) 23:22:07.26 ID:omsZNUu0O

聖良「あれは……トルネロス……?」

絵里「あら」

千歌「あれは……!!」



ルビィ「千歌ちゃーん!!梨子ちゃーん!!」

花丸「おーい!!ずらー!!」



千歌「ルビィちゃんっ!!!」

梨子「花丸ちゃんっ!!!」

トルネロス「トォル……」バサッ! バサッ…

ルビィ「うゅっ」トンッ

花丸「ずらっ」トンッ

千歌「二人ともっ!!」ギューッ

ルビィ「えへへっ♪」

花丸「苦しいずらよ〜♪」

梨子「久しぶりね。って言っても数日離れていただけだけど」

千歌「会いたかったよぉ〜♪」スリスリ



ことり「よいっしょっと♪ありがとう、トルネロス♪ゆっくり休んで♪」シュイン

絵里「久しぶりね、ことり」

ことり「絵里ちゃん♪」

絵里「どうしたの?わざわざここまで飛んでくるなんて。穂乃果と一緒に海未のところにいるんじゃなかったの?」

ことり「それがいろいろあって。希ちゃんに、すぐにここに迎えって言われて。そうだ……じつは……」



ルビィ「ピキッ!?せ、Saint Snowの……」コソコソ ビクビク

聖良「あ……」シュン

千歌「ルビィちゃん、花丸ちゃん。紹介するね、Saint Snowの聖良さんっ♪友だちになったの♪」

花丸「友だち……?」

千歌「うんっ♪」

ルビィ「うゅ……」ビクビク

梨子「大丈夫よ。心配しないで。ね?」

千歌「うんっ♪」

聖良「……………………」

ルビィ「……っ、る……ルビィですっ!よろしくお願いしますっ!」ペコッ

聖良「!」

花丸「オラは、花丸。仲良くしてほしいずら♪」

聖良「……こ、こちらこそ///」ニコリ

522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 23:40:43.81 ID:rKnxScMSO
オウチカエルwwwwww
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/26(月) 23:59:32.79 ID:omsZNUu0O

絵里「希が!?」

ことり「うん……ひどく慌てた様子だった……」

絵里「大丈夫なの?」

ことり「わからない……。でも、あんなに怯えた希ちゃん……初めて見た……」

絵里「……………………」



ルビィ「そ、そうだっ!これっ!!」スッ

千歌「おおお〜!!///」

聖良「キーストーン?」

花丸「ルビィちゃんの傑作ずら♪」

梨子「オレンジ色のメガリングね。いい仕事だわ」

ルビィ「エヘヘ♪」

千歌「これで私もメガシンカ使いだぁ〜!!」ウォー!

ルビィ「それでっ?メガストーンはゲット出来たのっ?」キラキラ

千歌「」ズーン

花丸「み、見るからに落ち込んだずら……」

千歌「無能で……ごべんなざいぃ……。ぜっがくキーストーンをごんな風にじでもらっだのに……」グスッ

ルビィ「言ってないよっ!!?」

千歌「うえぉぉぉぉ!!!聖良ざぁ〜ん!!!」

聖良「ち、千歌さんっ!?」アセアセ

梨子「なにこの茶番」

ルビィ「そ、それよりねっ!!ここに来る前に大変なことが起きたのっ!!」

千歌「グスッ……大変なこと……?」

ルビィ「んしょ、んしょ……これっ!!」

梨子「っ!!それ、プレート!?」

ルビィ「うんっ!!宇宙から降ってきた、16枚目のプレート!!」

梨子「宇宙から……?」

花丸「これを狙って、善子ちゃんや理亞さんとバトルしたずら」

聖良「理亞が……」

ルビィ「そしたらデオキシスが襲撃してきて……」

千歌「デオキシス?」

梨子「ちょ、ちょっと待って。情報の整理が追い付かないわ」

花丸「それに……」



きりゅりりゅりしぃぃ!

524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 00:51:09.55 ID:NdZ5Xat1O

ルビィ「!!」

花丸「!!」

ことり「……あの声」

梨子「なに……?今の嘶くような声……」

ゴロゴロ……

聖良「空が……」

千歌「……………………!!」



きりゅりりゅりしぃぃ!



ことり「レックウザ……」

絵里「レックウザ?伝説のポケモンが何故……」

花丸「善子ちゃんは、デオキシスと同じアルセウスの使いだって……」

梨子「アルセウスの使い……」

ルビィ「ルビィたちを……プレートを追ってきたのかな……」

ゴロゴロ……

ピシャアァァァッ!

ビュウゥゥゥッ!

千歌「っ!!!」

千歌「なんで……」ギュウ



レックウザ「ザアァァァ――――――――ッ!!!」



梨子「っ!!黒い、レックウザ……!!」

ことり「何度見ても……ひどい威圧感……」

絵里「本当……身が裂けそうなプレッシャーだわ」



千歌「なんで、こんなに……胸が……ざわめくの?」

525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 00:55:27.68 ID:VZ7GusYn0
望まぬ再会か・・・
とゆうかあれは洗脳というか暴走に近い状態だから下手したらギルティ側もヤバイ
そして着実に削がれていく味方の戦力・・・
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 01:11:15.91 ID:NdZ5Xat1O

???「レックウザ、降ろして」

レックウザ「ガアアッ!!」



花丸「レックウザが降りてくるずら!!」

ルビィ「っ!!」

絵里「ことり……」カチャ

ことり「うん……」カチャッ

梨子「……っ」カチャッ

梨子「……いや、待って……レックウザに、誰か乗ってる……」

千歌「……………………?」



レックウザ「ザアッ……」ゴゴゴ……



ことり「……………………っ」

絵里「……………………」



???「っと♪戻って、レックウザ」シュイン



聖良「レックウザをモンスターボールに……?」

ルビィ「も、もしかして……あのレックウザをゲットしたってこと……?そんなことが……」

花丸「いったい……誰ずら……?」

聖良「フードを被って顔が見えない……」

梨子「みんな、気を付けて」

千歌「……………………」



???「……………………」キョロキョロ

???「……………………」キョロキョロ

???「……………………」ピタッ



千歌「?」



???「〜///……やっと……見つけた///」

527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/27(火) 01:11:28.57 ID:kFelVmNW0
ただアレのおやは恐らくダイヤだろうからダイヤには危害を加えない気がする
アレする原因って自衛だったはずだし
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/27(火) 01:13:05.56 ID:NdZ5Xat1O

パサッ





花丸「!!!!!」

ルビィ「!!!!!」

梨子「!!!!!」

千歌「……………………!!!!!」





曜「千歌ちゃんっ♪」ニコッ

529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 01:23:48.80 ID:NdZ5Xat1O

千歌「曜……ちゃん……?」

曜「♪」ニコッ

千歌「曜……ちゃんっ」ザッ……ザッ……

曜「千歌ちゃん♪」

千歌「曜ちゃん……曜ちゃんっ……曜ちゃん!曜ちゃんっ!!」ポロッ

ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ!

曜「千歌ちゃんっ♪」

ザッ!

ピョンッ!

ギュウーッ!

トサッ

千歌「曜ちゃんっ……!!!」ポロポロ

千歌「心配したんだよ……!!!」ポロポロ

曜「やっと会えたね……」

千歌「ずっと……心配して……!!グスッ……よかった……また、会えて……!!!」ポロポロ



絵里「……どういうこと?」

ことり「……お友だち、なの?」

ルビィ「はいっ!!ルビィたちの、仲間です!!!」

花丸「よかった……無事で……」

梨子「ええ……」

聖良「……………………」

梨子「……聖良、さん?」



千歌「もう会えないかもって、不安だったの……!!私が弱かったせいで……怖かったよね、もう大丈夫だから!!もう離さない!!どこにも行かせないから!!」ポロポロ

曜「うん……♪どこにも行かないよ……ずっと千歌ちゃんのことを見てる。だって私は……」





曜「千歌ちゃんの……ラ イ バ ルだから♪」

530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 01:48:05.03 ID:NdZ5Xat1O

梨子「――――――――ッ!!!!!」ゾワッ

梨子「千歌ちゃんっ!!!!!」シュッ ポンッ

ゲッコウガ「コウガ!!!」シュタッ

ルビィ「!?」

花丸「!?」

千歌「梨子ちゃんっ!!?」

梨子「曜ちゃんから離れて!!はやく!!!」

千歌「え?な、なんで?曜ちゃんだよ?曜ちゃんが帰ってきたんだよ?」

梨子「いいから!!!」

千歌「んもー、なんでそんなに慌ててるの?曜ちゃんもなにか言って――――」

ガシッ

千歌「いたっ!……アハハ、痛いよ曜ちゃ――――」





曜「なんで、私以外を見るの?」





千歌「……へ?」

曜「千歌ちゃんのライバルは私でしょ?なんで私以外の子のことを見るの?」ギリッ

千歌「曜……ちゃん?」

曜「やだよ……私だけを見てよ。私だけを見ててよ!!私のことだけを話してよ!!私の声だけを聴いてよ!!ねえっ!!ねえっ、ねえっ、ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえ!!!」ギリッ!

千歌「っ!!」ゾクッ



絵里「これは……!」

ことり「なにが……!」



曜「私、強くなったんだよ?千歌ちゃんのライバルに相応しいくらい!千歌ちゃんとずっと一緒に肩を並べられるように!!強くなったんだよ!?なのになんで他の子を見たりするの!!?」

千歌「ひっ!!」ビクッ

曜「言ってくれたよね……?私は千歌ちゃんのライバルだって。それなら……それ以外はいらない。私だけが千歌ちゃんにはいればい!!千歌ちゃんの前から消え失せてよ!!」クルッ スクッ

梨子「っ!!!」

曜「私と千歌ちゃんの前から、いなくなってよ!!!」

531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 01:56:15.81 ID:NdZ5Xat1O

激情に燃えながら、曜はポケモンを繰り出した……
繰り出したポケモンは?

安価下1
ポケモン(伝説、準伝説、UB無し、どくタイプ限定)

532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 01:57:04.71 ID:mBxOdi5Y0
ドラピオン
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 03:12:38.10 ID:L1zUrxC/0
アレに寄生されると神経毒で無理やり極度の興奮と自我が解放されるからな…
本能の赴くままに行動する曜ちゃんヤバイ
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/27(火) 03:38:40.77 ID:kFelVmNW0
解放しようにもほしぐもちゃんの力借りなきゃだし、
解放されたらされたでその後遺症で病院から出られない体になるしな
そりゃ国際警察が出向くわけだ
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 06:28:51.13 ID:VZ7GusYn0
国際警察・・・この世界にハンサムさん来てもおかしくないが・・・
もしくはあの謎のロックシンガーさんとか
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 10:28:01.15 ID:NdZ5Xat1O

ドラピオン「ラァオッ!!!」

曜「みんなみんな……いなくなっちゃえ!!!ドラピオン、つじぎり!!!」

ドラピオン「オオオッ!!!」ギィン! ダダダ!

千歌「っ!!曜ちゃんっ!!!」

梨子「みんな下がって!!ゲッコウガ!いあいぎり!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガッ!!!」ジャキン! ダッ!

ドラピオン「ドオッ、ラッ!!!」

ギンッ! ギィン! ガギン!

ゲッコウガ「コウ……ガッ……!!」

梨子「強い……!!ゲッコウガが押されるなんて……!!」

曜「ポイズンテール!!!」

ドラピオン「ラアァッ!!!」ギィン! ブンッ!

梨子「避けなさい!!!」

ゲッコウガ「ゲアッ!!!」バッ

ドゴォン!

バキバキ……!



グラッ!

聖良「氷河が……!!」

絵里「この巨大な氷河をぐらつかせるなんて……バカげた威力……!!止めるわよ、ことり!!あの子だけじゃ止められない!!」

ことり「うんっ!!」

スッ

ことえり「!!?」

ダイヤ「……………………」

ルビィ「お姉ちゃんっ!!?なんでここに!!」

絵里「邪魔をするってことは、敵でいいのよね。そこをどいてくれるかしら」

ダイヤ「……申し訳ありませんが、出来ませんわ。それよりも……みんなを連れて逃げた方がいい」

花丸「どういうことずら!!?」

ダイヤ「鞠莉さん……あの子を使ったんですのね……」ボソッ

ルビィ「……?」

ダイヤ「あれはもはや、あなたたちの知っている彼女ではありません。一刻も早く、ここを去るべきです」

花丸「そ、そんなこと――――」

ダイヤ「ツラい現実を目の当たりにし、けして戻れぬ後悔と絶望を感じる前に」

537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 10:33:28.15 ID:NdZ5Xat1O

曜「ポイズンテール!!!」

梨子「かげぶんしん!!!」

ドラピオン「ラアァッ!!!」ブンッ!

ゲッコウガ「コウガ!!!」シュバッ シュバッ シュババババ!

ドラピオン「ラオオオン!!!」

ボフン ボフン ボフン!



千歌「……………………てよ」



梨子「つばめがえし!!!」

曜「つじぎり!!!」



千歌「……ん、で……二人が、ケンカしてるの……?」



梨子「止まって……曜ちゃん!!!」

曜「消えて……梨子ちゃん!!!」



千歌「やめてよ……やめてよ……!!私たちは……」



千歌「……っ!!!」

千歌「友だちなのに――――――――!!!!!」



曜「!!!」ドクン

538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 11:23:49.02 ID:NdZ5Xat1O

曜「友だち……?」

千歌「っ!!そう!!友だちだよ!!みんなみんな……私たちは友情で繋がった、かけがえのない仲間なんだよ!!!」

曜「……千歌……ちゃん」

千歌「曜ちゃんっ!!!」パアァ




曜「私だけを……見てくれないの?」




千歌「!!!」

曜「やだ……やだ……やだ!!!そんなのやだ!!!千歌ちゃんは誰にも……渡さない!!!私だけの千歌ちゃんにならないなら……そんな千歌ちゃんなんか……………………いらない」

千歌「――――――――!!!」

曜「ドラピオン」

ドラピオン「ラオオオン!!!」

千歌「よ――――ちゃ――――」

梨子「千歌ちゃんっ!!!!!」

ゲッコウガ「コウガアァッ!!!」

キイィ――――ン!

ゴオオオオオッ!

539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 13:58:21.79 ID:zKLH5SId0
にこちゃんのところで闇落ち回避したと思ったら結局ヤバいことになってるじゃん曜ちゃん…!?
そういうの免れ得ぬキャラだというのか
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/27(火) 14:25:23.28 ID:39YuraIPO
多分当初はダークライやゲンガーあたりの催眠術で洗脳か、あるいは人質あたりだったんだろうな...
SMで洗脳におあつらえなやつが来ちゃったからな...
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 14:56:16.45 ID:NdZ5Xat1O

ゴオオオオオ――――ッ!

シュンッ――――

千歌「!!」

ゲッコウガ「コウガ……!!」

千歌「ゲッコウガ……梨子ちゃん……」

梨子「大丈夫?」

千歌「う、うん……」

曜「あーもう……邪魔しないでよ……」

梨子「そういうわけにはいかないでしょ」



ルビィ「り、梨子ちゃん……?」

花丸「なんずら……あれ……?梨子ちゃんとゲッコウガが激流を纏って……」

絵里「あれは……」

ことり「うん……キズナ現象だよ」

ダイヤ「……………………」



ゴオオオオオ――――ッ!

曜「なにそれ……そんなので千歌ちゃんの気を引こうとしてるの?」カクン

梨子「――――――――ッ!!!」

千歌「梨子ちゃん……っ、梨子ちゃん!!それを使っちゃダメ!!!まだ完全にコントロール出来てないのに!!!」

梨子「曜ちゃんを止めるには……これしかない!!!私が、曜ちゃんの目を覚まさせてみせる!!!」

曜「目なら覚めてるよ?ちゃんと見えてる。私と千歌ちゃんだけの未来が!!」ニタッ

梨子「そんな曇った目でなにも見えるはずないでしょ!!ゲッコウガ!!!」

ゲッコウガ「コウッ、ガアッ!!!」ググッ……ダンッ!

542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 15:17:58.58 ID:NdZ5Xat1O

絵里「速い!!!」



曜「遅いよ。ドラピオン、つじぎり!!!」

ドラピオン「ドォラッ!!!」ズバッ!

梨子「いあいぎり!!!」ブンッ!

ゲッコウガ「コオッ、ガッ!!!」ブンッ!
ズバッ!

キィーン!

梨子「つばめがえし!!!」ヒュウン!

ゲッコウガ「ゲェッ、コッ!!!」ヒュウン!

ドガン!

ドラピオン「ドラァ!!?」

梨子「まだまだ!!!かげぶんしん!!!」

ゲッコウガ「コオオッ、ガアッ!!!」シュンッ シュバッ シュババババ……

曜「ポイズンテール!!!」

ドラピオン「ラアァァァッ!!!」ブンッ!

ゲッコウガ「コガッ、コウッ、ガッ!!!」ヒュン ヒュン ヒュン

ピシッ

ゲッコウガ「ガッ……!!」

梨子「っ!!!」ズキッ



花丸「脚に掠めたずら!!」

ことり「今、ダメージがシンクロした……?」



千歌「梨子ちゃん!!ダメ!!キズナ現象を解除して!!!」

梨子「平気よこれくらい……。まだやれる……あんな曜ちゃん……見てられない……!!はやく、元に……戻してあげないと……っ!!」ズキッ

千歌「でも!!!」

梨子「お願い……止めないで……!!」

千歌「っ!!」

梨子「一緒に旅をした時間は短いけど……曜ちゃんは千歌ちゃんと同じ……。ウラノホシで出来た、大切な……友だちなの……」

ゲッコウガ「コウッ、ガアアッ!!!」ドガッ! ドゴッ! ドガァン!

ドラピオン「ドォラ、ドオォォォッ!!!」ドンッ! ドゴォン! ドッガァン!

梨子「っ、あぁっ!!」ズキッ!

千歌「梨子ちゃんっ!!!もう限界だよ!!!」

梨子「必ず元に戻してみせるわ……友だちを守るために、私たちは強くなったんだもの!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

梨子「行くわよゲッコウガ!!!見せてあげましょう、私たちの本気を!!!これくらいの痛みなんかで……止まったりはしないんだから!!!」

キイィィィィィ――――ン!

梨子「限界なんか、越えてやるわよ!!!」

ギュイィィィィィ――――ン!

梨子「ハアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ゲッコウガ

パアァァァァァ――――ッ!

543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 16:37:15.06 ID:NdZ5Xat1O

ルビィ「水柱に、桜色の光が混じっていく!!」

聖良「……!!」

ダイヤ「これは……ここまでキズナ現象を発現させるとは……。さすがはチャンピオンと言ったところですか」



キイィィィィン!

梨子「ッアァァァァァ――――!!!!!」

キュイン……キイィ――――ン!

ゲッコウガ「コオォッ、ガアァァァァァ――――ッ!!!!!」

ビリビリッ!



ことり「水柱がゲッコウガに集まって……巨大なみずしゅりけんに……」

絵里「背中に背負ったみずしゅりけん……まるで、桜の花びらみたい……」

花丸「二人の一体感……まるで二人が一つになったみたいずら……」

ルビィ「うんっ……!」



千歌「ゲッコウガの目の色が、梨子ちゃんと同じに……今までよりもずっと、キズナ現象を強く発動出来てる!!」

曜「……だから?」スッ

ドラピオン「ラアァァァッ!!!」

梨子「――――――――っ!!!」

ゲッコウガ「コオッ、ガアァッ!!!」ダンッッッ!

ドラピオン「ドラァッ!!?」

千歌「!!!」

曜「……………………」



ダイヤ「速いですわね……先ほどとは、パワーもスピードもまるで段違いですわ」

544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 16:48:58.46 ID:NdZ5Xat1O

曜「ポイズンテール!!!」

梨子「ゲッコウガァ!!!」

ゲッコウガ「コガッ!!!」コクン

梨子「いあいぎり!!!」ズバッ!

ゲッコウガ「ゲェアッ!!!」ズバッ!

ドラピオン「ラアァァァッ!!!」ブンッ!

ギイイイイン!

ドゴォン!

梨子「っ!!」ドクン

ドクン……ドクン……

梨子「っ!!はぁっ、はぁっ!!」ゼェ……ゼェ……

千歌「梨子ちゃん!!?やっぱり負担が……!!」

梨子「っ、かげ……ぶんしん!!!」

ゲッコウガ「コオッ、ガッ!!!」シュババババ シュババババ……

ドクン……ドクン……

梨子「つばめ……!!がえし……!!」

ゲッコウガ「オオオオオッ!!!」

ドゴゴゴゴゴゴ!

ドラピオン「ドッ……ラァッ……!!」

曜「……………………」

梨子「これで……決まれぇっ!!!」

キィン!

ゲッコウガ「コオォォォッ、ガアァァァァッ!!!」

梨子「みずしゅりけん――――!!!!!」





ドクン――――――――!!!





梨子「か――――あ――――」グラッ……

千歌「梨子ちゃんっ!!!!!」

梨子「ダメ……まだ……!!もう、少しだけ……!!」

曜「♪」ニタァ

千歌「っ!!曜ちゃんっ、ダメ!!やめてぇ!!!」

曜「ドラピオン!!クロスポイズン!!!」

ドラピオン「ラアァァァ、オオオッ!!!」

ゲッコウガ「コッ――――!!!」

ズバアッ!

545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 20:32:44.86 ID:ZDv+X/FSO
そういえば私だけを見てって言ってたμ'sがいましたね
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 01:04:33.66 ID:9Hv9+oqNO

ゲッコウガ「コッ、ガアアアアアア――――――――!!!!!」

梨子「っああぁぁぁぁぁ――――――――っ!!!!!」



絵里「まずいっ!!!どく状態に!!!」

ことり「ダメージをシンクロするキズナ現象の最中に……!!!」

絵里「くっ!!どきなさい!!」グイッ!

タッタッタッ……

ダイヤ「……………………無駄だと言うのに。あの子の毒は、普通じゃない」



梨子「っ、あぁっ!!ああああああああ――――――――っ!!!!!」バタッ ギュウウウ……!

千歌「梨子ちゃん!!!」

ゲッコウガ「ゲコ……ッ!!!」ググッ……

曜「やっと邪魔者が消えたね♪」ニタァ

千歌「梨子ちゃんの身体が……どんどん冷たく……!!梨子ちゃん!!梨子ちゃんっ!!!」

梨子(なに……これ……!息をするのがツラい……!身体が張り裂けそう……!目が霞む……体温が下がっていくのがわかる……痛い……苦しい……!でも……)

曜「千歌ちゃん……♪千歌ちゃん……っ♪」

梨子「く、ぁ……!」ググッ……

曜「……………………まだ、動くの?」

梨子「あき……あぐっ!!……諦めが……つっ……!悪くてね……!」ヨロッ

曜「梨子ちゃんが立ったら……千歌ちゃんは私だけを見てくれないじゃん。はやく……倒れてよ」

ドラピオン「ラァオ!!!」

ゲッコウガ「コオッ、ガッ……!!」

梨子「っ!!」

千歌「やめてぇっ!!!」



絵里「ウッドハンマー!!!」

ことり「ニトロチャージ!!!」

ドッゴォン!

ボオオオッ!

ドラピオン「ドォラ!!!」

曜「……チッ。また……邪魔者が増えた……」

絵里「子どものピンチを黙って見てるほど、頼りない大人になった覚えはないわ」ザッ

ことり「子どもを守れないような大人になった覚えもね」ザッ

ユキノオー「オオオッ!!!」

ファイアロー「ロオオッ!!!」

547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/28(水) 01:21:36.77 ID:yTW+bkww0
レヒレがフィールド張っていれば...
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 01:26:24.65 ID:6BHGGaZP0
闇堕ちした曜ちゃん…イイぞ
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 01:40:44.95 ID:9Hv9+oqNO

ルビィ「ユキノオーに、ファイアロー……!!」

ダイヤ「さすがはジムリーダーのポケモン……いい気迫ですわ」

ルビィ「……お姉ちゃん……お姉ちゃんは、曜ちゃんになにがあったか知ってるの……?」

ダイヤ「……………………」

ルビィ「お願い……教えて……!あんな曜ちゃん、どう考えても普通じゃない!!まるでなにかに操られてるみたい……!曜ちゃんに……なにがあったの!!?」

ダイヤ「……………………」



曜「私と千歌ちゃんの邪魔をするなら……潰すだけだよ……」シュッ ポンッ



曜は二体のポケモンを繰り出した。

安価下1
ユキノオーの相手は……(エアームド、ミロカロス、マンムーの中から)

安価下2
ファイアローの相手は……(エアームド、ミロカロス、マンムーの中から。被り無し)

550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/28(水) 01:56:42.69 ID:yTW+bkww0
マンムー
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 02:00:15.66 ID:97WR6KFoo
ミロカロス
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 10:19:31.06 ID:9Hv9+oqNO

マンムー「マアァァァム!!!」

ミロカロス「ミロオォォォッ!!!」

ことり「うわぁ……いい手持ちが揃ってるね……」

絵里「苦笑ものね……。みんなよく育てられて、トレーナーとしてのレベルの高さが窺える……。だからこそ、今のあの子は止めてあげなくちゃいけない!!」

ユキノオー「ノオッ、オオオオオッ!!!」

ことり「お願い、ファイアロー!!!」

ファイアロー「フィアアアッ!!!」

絵里「あなたたちにはなんの恨みも無いけど、倒させてもらうわよ!!!」

553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 10:43:32.54 ID:9Hv9+oqNO

ドォン……

ドゴォン……

曜「みんな……うるさいなぁ。ね、千歌ちゃん」スッ

千歌「っ!!」ビクッ

パシン

曜「……………………」

梨子「はぁ……はぁ……」プルプル

梨子「千歌ちゃんに……触らないで……!」

曜「……………………」

梨子「っ!!」

ガシッ!

梨子「目を覚ましなさいよ曜ちゃんっ!!こんな……なにが、曜ちゃんを変えたっていうのよ……!!こんなに怯えた顔させて……千歌ちゃんが……どれだけ曜ちゃんのことを心配してたと思ってるのよ!!!」

曜「心配してくれてたの?///嬉しいなぁ……///」

梨子「!!」ゾクッ

曜「でも大丈夫だよ……これからはずっと一緒だよ……。他の誰でもない……私が千歌ちゃんの隣にいる……。私だけがそばにいる……。一緒に行こう……私たちだけの新世界がきっとある……」

千歌「……………………!!」ビクビク

曜「さぁ……♪」



千歌「……………………やだ」



曜「え?」

千歌「やだ……いやだよ……。私……そんなの、いやだよ……。みんなが一緒じゃないと……笑顔になれないと……いやだよ……」

曜「え……?」

千歌「お願い曜ちゃん……元の優しい曜ちゃんに戻ってよ!!!」

554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 13:22:00.88 ID:9Hv9+oqNO





曜「なんで……そんなこと言うの?」ポロッ




555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 13:30:07.09 ID:9Hv9+oqNO

千歌「……!?」

梨子「泣い……た……?」

曜「私は……千歌ちゃんのために強くなったのに……千歌ちゃんのライバルであり続けるために強くなったのに……」ポロポロ

曜「なんで……なんで私のことを見てくれないの……?なんで私を受け入れてくれないの……?」ポロポロ



ルビィ「曜ちゃん……?」

花丸「なにが……」

ダイヤ「……………………」



曜「私は……私は……わたしはワタシハわたシハワタシは……」

ズズッ……

ズッ……

ズルッ……

ちかりこ「!!!!?」



絵里「!?」

ことり「なに……あれ……」



千歌「曜……ちゃん……?」ワナワナ

梨子「こんな……なに、が……」フルフル

曜「ほら、見てよ……千歌ちゃん」







曜「私……こんなに、強くなったんだよ……♪」ニコォ

556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 13:40:58.36 ID:9Hv9+oqNO

千歌「なに……?その、姿……」

梨子「ポケモン……なの?」

曜「♪」バッ

ドラピオン「ラガアァァァァァ!!!!!」

マンムー「マンムオォォォォォ!!!!!」

ミロカロス「ミィルオォォォォォ!!!!!」

絵里「っ!!!」

ことり「くっ!!!」

絵里「なに……あの子の姿が変わってから、急にパワーが上がった!!」

ことり「さっきまでとは桁違い……押さえきれない……っ!!」

ユキノオー「オオオッ!!?」ズザッ

ファイアロー「ロアッ!!?」グラッ

マンムー「ムオオオッ!!!」

ミロカロス「ロオオオス!!!」



ルビィ「ことりさんたちが!!」

花丸「ルビィちゃんっ!!オラたちも!!」

ルビィ「うんっ!!」カチャッ

ダイヤ「行かせませんわ」シュッ ポンッ



ルビィと花丸を制止するために、ダイヤはポケモンを繰り出した。
繰り出したのは……

安価下1
バンギラスorボスゴドラ

557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 13:46:32.20 ID:Re2MlqGXO
バンギラス
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 16:50:53.67 ID:9Hv9+oqNO

バンギラス「ギィラ……」グルル……

花丸「ダイヤさん、なんで邪魔をするずら!!」

ダイヤ「忘れていませんか?私は、あなたたちの敵だということを。私たちの障害になり得る可能性が潰えるのなら、それを助けさせる道理はありませんわ」

ルビィ「……じゃあ、なんでルビィたちを止めるの?」

ダイヤ「何故……とは?」

ルビィ「お姉ちゃんだって、ルビィたちが今の曜ちゃんを止められるなんて本気で思ってない……。なら、ここでルビィたちを止めても止めなくても同じことだよね?」

ダイヤ「言っている意味がわかりませんわ」

ルビィ「わからないはずないよ……お姉ちゃんは頭がいいもん……。お姉ちゃんは、ルビィたちが傷付かないように守ってくれてる……そうでしょ?」

ダイヤ「買い被りですわ」

スッ

ダイヤ「……Zクリスタル」

ルビィ「ラボの……お姉ちゃんの隠し部屋で見つけたの。手紙も読んだよ……」

ダイヤ「……………………」

ルビィ「教えて、お姉ちゃん……。お姉ちゃんはいったい……なにがしたいの?なにをしようとしてるの?」

ダイヤ「……何度も言わせないで。あなたには関係ない。手紙を読んだのなら書いてあったでしょう。私は、私の夢のためにこうしていると」

花丸「夢……?」

ダイヤ「……全ては、運命が決めることですわ」

559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 19:14:18.42 ID:nNsOwOpB0
昔馴染みとはいえキチマリについてくなんてよっぽどの理由なんだろうな
そして放置されてる聖良ェ・・・
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 19:23:10.96 ID:b3I1ndrw0
>>曜「私……こんなに、強くなったんだよ……♪」ニコォ

やばいゾワっとした。
にこちゃんとのバトルで強いってことの意味を知ったはずなのに、心のどこかで自分の先を行く千歌ちゃんに対する劣等感を感じてたんだろうな。

未だ行動理由の不明なヨハネとダイヤさん...
物語の鍵はこの二人にあるのか...
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 19:51:15.41 ID:nNsOwOpB0
ジュカイン、エアームド、ミロカロス、マンムー、ドラピオン、レックウザ
何気に曜ちゃんフルメンバー揃ったか(ドラピオンとレックウザは無理矢理持たされたようなもんだけど)
いつの間にかゲットしたミロカロスとマンムーは特にドラマもなく普通に捕まえたのかな
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/28(水) 19:59:00.87 ID:KrWjLuzZO
>>560 そりゃ、闇堕ちしかけたくらいだからな...乗り越えたとしても、奥底には残っていたわけで...
それを無理矢理引きづり出すからアイツはマジでヤバイんだよ
しかも引きづり出しこそすれど、行動そのものは本人の意思なあたりたちが悪い
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 21:23:43.24 ID:nfAzDOCSO
>>561
ミロカロは前からいただろ?
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/28(水) 23:07:46.04 ID:JG0V3M/40
千歌
リザードン
ゾロアーク
ピカチュウ
カプ・レヒレ 懐いてない

梨子
ゲッコウガ 色違い
ランプラー
ガバイト
トゲキッス


ジュカイン
エアームド
ミロカロス
マンムー
ドラピオン
レックウザ 色違い

ルビィ
カラマネロ
カメール

花丸
カビゴン

ヨハネ(善子)
ダークライ
ラルトス
ヘルガー
キリキザン
ゲンガー

果南
ラプラス

ダイヤ
ディアンシー
バンギラス
ボスゴドラ

鞠莉
ゼクロム
エレキブル

かな?
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 23:19:04.82 ID:9Hv9+oqNO

曜「千歌ちゃん……見て……♪私のこと……♪」

千歌「……っ」

曜「これで……千歌ちゃんと……」

ズズッ……

千歌「ひっ!!」ビクッ

ゲッコウガ「コオッ、ガアッ!!!」ダッ! ガバッ!

曜「千歌ちゃん……千歌ちゃん……///」

ズズッ……

ズルッ……

曜「私の……千歌ちゃん……///」

梨子「正気じゃない……っ!!」グラッ

ゲッコウガ「ゲコ!!!ッ!!」グラッ

梨子「ゲッコウ……ガ……!千歌ちゃんを……」

ゲッコウガ「コオッ……!!」ダンッ!

ドラピオン「ラガァッ!!!」ズンッ

梨子「!!?」

ゲッコウガ「コガッ!!?」

梨子「はや――――」

曜「千歌ちゃん……♪」

ドラピオン「ドオォォォッ!!!」ブンッッ!

ゲッコウガ「ゲァ――――!!!」

梨子「っあ――――!!!」



ドッガァン!



梨子「あ――――――――」

バタッ……

千歌「りっ、梨子ちゃんっ!!!」

566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/28(水) 23:45:02.75 ID:9Hv9+oqNO

曜「これで……邪魔が消えたよ……♪」

千歌「……っ……っ」ズリ……ズリ……

曜「一緒に……行こう……♪」

千歌「……ぁ……あぁ」ビクビク……

曜「なんで……逃げるの……?」

曜「なんで……私から離れるの……?」

曜「私は……千歌ちゃんのために……」

曜「なんで……そんなに怯えた顔するの……?」

曜「なんで……なんで……なんで……なんで……」



曜「そっか……」



曜「この千歌ちゃんは……………………偽者なんだ」ニタッ



千歌「よ……ちゃ……。ちが……」

曜「偽者は……消さなきゃ……。じゃないと……」

ドラピオン「ラァ……」ズシンッ



曜「千歌ちゃんが……出てこられないよね……」

567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 00:15:21.10 ID:1igO50X3O

ルビィ「千歌ちゃんがっ!!!」

花丸「っ!!」



絵里「こっの……!!」

ことり「前に進めない……っ!!」



ダイヤ「……………………」

聖良「……っ!!」



梨子「――――――――」

ゲッコウガ「――――――――」



カプ・レヒレ「……………………」



曜「バイバイ、偽者」

ドラピオン「ラアァッ!!!」

曜「どくどくのキバ」スッ

千歌「――――――――ッ!!!」



絶体絶命の千歌……
襲い掛かるドラピオンの前に身を投げ出したのは……

安価下1コンマ一桁

1、4、7→キズナ現象発動中のゲッコウガ

2、5、8→聖良

3、6、9→カプ・レヒレ

0→ ドクン……曜「っ!!」

568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 00:16:53.03 ID:+uI77tAEO
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 00:17:01.08 ID:rgDLPjlM0
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 00:19:01.47 ID:iJLCgrCL0
申し訳ないけど人じゃなくてすごい安心した
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 00:52:51.72 ID:rgDLPjlM0
マジでこんな事させて何の得があるんだマリーさん・・・
単に世界をメチャクチャにしたいだけか
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/29(木) 01:14:29.67 ID:xZOe++vh0
ぶっちゃけ果南をチャンピオンに出来れば何でも良いんだろうよ
ウツロイドを使うことを躊躇わないあたり正気なんてもうないだろ
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:38:07.82 ID:1igO50X3O

――――ィン

ギイイイイン!

ドラピオン「ラ――――ッ!!?」

曜「……………………っ」



絵里「なに!?」

ことり「まもる……?誰が……」



千歌「……………………っ!!」

カプ・レヒレ「……………………」フワッ

千歌「カプ・レヒレ……」



ルビィ「なに、あのポケモン……」

花丸「初めて見たずら……」

ダイヤ「……!……カプ・レヒレ……果南さんのポケモン……。何故あの子が……」



カプ・レヒレ「……………………」

千歌「カプ・レヒレ……助けて、くれたの……?」

カプ・レヒレ「……レィヒ」

千歌「……っ、そうだ梨子ちゃんっ!!!」

曜「待ちなよ偽者……」ズルッ

カプ・レヒレ「……………………」スッ

曜「……邪魔……邪魔……邪魔……邪魔ばっかり……ああああああああああああああああああっ!!!ドラピオン!!!」

ドラピオン「ドォアアアアッ!!!」

カプ・レヒレ「……レーレ」

フワアッ……



花丸「き、霧……?」

ルビィ「これって……ミストフィールド……?」

ダイヤ「似て非なるものですわ。これは技ではありません。カプ・レヒレの特性……。ミストメイカー」



カプ・レヒレ「レーア……」

キイィィィン……

ドラピオン「ラアァッ!!?」

カプ・レヒレ「レイヒ……アァッ!」バシュッ!

ドオオオオン!

574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:44:13.97 ID:1igO50X3O

ドラピオン「ド……ラ……」ズシン……

カプ・レヒレ「レレ」



千歌「……っ!!」



ルビィ「む、ムーンフォース……」

ダイヤ「あれは、カプ・レヒレのしぜんのちからです。地形がミストフィールドのとき、しぜんのちからはムーンフォースへとなり得る」

花丸「ドラピオンを一撃で倒しちゃったずら!!」

ダイヤ「……ゲッコウガのバトルで消耗していたとはいえ、さすがは果南さんのポケモンですわ。……どうやら」チラッ

ダイヤ「トレーナーに従ってはいないようですが」

575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 06:00:42.13 ID:qIheSRWK0
ありがとう…カプ・レヒレ

とりあえず窮地は脱したのか?

ダイヤが傍観して梨子が倒れた今、マリーの暴走を止めれるのはもう果南しかいない
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 07:33:51.12 ID:rgDLPjlM0
このマリーさんもうビンタ1発じゃ済まないだろ
カイリキーに100発ビンタしてもらわないと
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 07:53:08.20 ID:i7/BebMX0
ついにレヒレが…!
アニメBWのアイリスのドリュウズちょっと思い出したがこっちのレヒレの真意は…?
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/29(木) 08:35:52.98 ID:6s3bm8gOO
>>576 ここはマッシブーンさんに全力の腹パンしてもらおう(提案)
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 08:52:17.25 ID:8Ys93H/SO
>>578
インド象さんにも来てもらおう
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 09:11:57.13 ID:rgDLPjlM0
マッチョ虫さんはUB唯一の良心だからそんなことしない
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 20:27:16.65 ID:1igO50X3O

カプ・レヒレ「……………………」

曜「……………………ゃん」ボソッ

曜「千歌ちゃん……千歌ちゃん……千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃん」ボソボソ

曜「……あれ?」

曜「私……なんのために、戦ってるんだっけ……」

カプ・レヒレ「……………………」スウゥ



千歌「梨子ちゃんっ!!!梨子ちゃんてばっ!!!」

梨子「……………………」

千歌「意識が……!!」

スウゥ……

カプ・レヒレ「……………………」

千歌「カプ・レヒレ……」

カプ・レヒレ「……………………」スッ パアァ……

千歌「……………………!」



マンムー「ムォ……」ズシンッ

ミロカロス「ミィロ……」フッ

絵里「この子たち、急に大人しく……。向こうは!?」バッ

ことり「とりあえず大丈夫そう……。あの光……いやしのはどう……?」

絵里「ええ……どうやら、回復させようとしているみたいね…。だけど……」



曜「……………………?……………………?」



ダイヤ「……行きますわよ、バンギラス」

バンギラス「ギィラ……」ズシンッ ズシンッ

ルビィ「ま、待ってお姉ちゃんっ!!」

ダイヤ「」スッ

バンギラス「ギラッ!」ドゴン

ルビィ「うゅっ!!」

花丸「ルビィちゃんっ!!」

パラパラ……

聖良「……………………」

ダイヤ「……あなたは、どうするんですの?」

聖良「……短い付き合いでしたが。友だちと呼んでくれる人が、出来たので」

ダイヤ「……それもまた、運命ということなのでしょう。ごきげんよう、聖良さん」

582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/30(金) 23:25:27.35 ID:eJrcnMjDO

聖良「……………………」

ダイヤ「友だちは……その絆は、大切にすることですわ」



鞠莉『嘘つき!!!!!』

ピシッ

果南『……………………』

ピシッ

パリィーン……



ダイヤ『鞠莉さん……果南さん……っ
ぅあ……』クシャ ポロポロ



ダイヤ「絆が砕ける言い様の無い虚無感を……味わいたくないのであれば」

聖良「……………………」

ルビィ「……………………?」

583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/30(金) 23:53:24.58 ID:Hcuwe+Pv0
バトルに勝てないだけで壊れる絆・・・
世の中には各地方回って何度もリーグ優勝逃しても諦めずに挑戦し続ける人もいるというのに・・・
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 00:11:44.23 ID:MyHpqLJHO

曜「……………………」ポー

ダイヤ「……などと、今の私が言うのは……あまりにもおこがましいことですが」

曜「……………………千歌、ちゃん」

ダイヤ「帰りましょう、曜さん」

曜「帰……る?」

ダイヤ「ええ」



千歌「っ、待ってよ!!!」



ダイヤ「……………………」

千歌「曜ちゃんを……私の友だちをまた連れてこうとするの!!?」

ダイヤ「この状態の彼女を、まだ友だちと呼ぶのですか……」

千歌「っ!!!曜ちゃんになにをしたのっ!!!あんな曜ちゃん……どう考えてもおかしいよ!!!」ギリッ

ダイヤ「……………………知る覚悟は……いえ、覚悟などどうでもいいことです。遅かれ早かれ、絶望のときは来るのですから」スウッ

曜「――――――――ぁ」

ズズッ

ズルッ……

ジジッ……

千歌「!?!?」

フワッ……フワリ……

曜「……………………」カクン



???【――――――――】ユラッ



千歌「なに……それ……」



ルビィ「ポケモン……?」

花丸「いや、なんだか……異質ずら……」



ダイヤ「これは、近年アローラ地方でその存在を発見された、人間でもポケモンでもないもの。その名を……ウルトラビースト」

千歌「ウルトラ……ビースト……?」

ダイヤ「この子は、コードネーム……UB01 PARASITE……。ウツロイド」

585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/31(土) 00:51:15.33 ID:pJkJSmcM0
>>583 あのマサラ人も何度かは心折れてるけどな
ダイヤさん鞠莉とも仲違いしたくないから非人道的な行いにも目を瞑ってるんだろうな
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 01:03:09.69 ID:MyHpqLJHO

千歌「ウツロイド……?」

ダイヤ「人間でもポケモンでもない……ですが、我々と同じように意思と感情を持ち得ています。同時に、人間とポケモンを越える能力をも」



ことり「人間とポケモンを越える能力……?」



ダイヤ「ウツロイドの能力……それは、他の生物への寄生」



絵里「寄生……ですって?」

587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 01:04:20.31 ID:O7yNfLYO0
それはもう「自分の友達のためなら、他人の友達傷つけてもいいのか」って話になってくるな
それにしても女の子同士のバトルでダイレクトアタック横行とか序盤のピクニック感覚のほのぼのとした旅路が
いつの間にかポケスペ真っ青のハードな世界に・・・
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 03:00:40.97 ID:qnt0UcbgO
友達の為に手段を選ばずに暴走する鞠莉
友達との繋がりを守る為に鞠莉を止めずにいるダイヤ
友達の凶行を知りながらも逃避をする果南

これ果南が覚醒して千歌陣営に協力してくれないと止めれなくね?
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/31(土) 03:21:23.61 ID:pJkJSmcM0
はっきり言って全員に「貴女は最低です」ビンタしないといけないレベル
て言うか上二人は社会復帰出来るのか?
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 07:45:14.90 ID:O7yNfLYO0
そういやことりはアローラ行ってきたのにUB知らないのか
一般には伏せられてるんだっけ?
それでもジムリーダークラスの彼女の耳には入ってきていてもいいような気もするが
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 10:04:42.86 ID:C/EpovASO
>>590
体験版までかもわからんね
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 13:01:14.04 ID:QMwfM8Oq0
話に関係ないけど海未ちゃんにカミツルギって似合いそう
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 20:02:03.94 ID:MyHpqLJHO

千歌「それって……」

ダイヤ「言葉の通りです」

千歌「それじゃ……今、曜ちゃんは……」

ダイヤ「半分は人間……半分はポケモンと言ったところでしょうか。思ったよりも早く、ウツロイドの侵食は進んでいるようですから」

千歌「……っ、平気……なはずないよね」

ダイヤ「害悪も害悪。有益なことなどいっさいありません。平気どころか、自我を保てていない彼女の状態は至って深刻でしょう」

千歌「他人事みたいに……!!そんなの見てたらわかるよ……!!そのウツロイドっていうのが曜ちゃんをおかしくしたんでしょ!!!」

ダイヤ「半分正解。半分不正解ですわ」

千歌「半分……?」

ウツロイド【――――――――】

594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 21:06:15.43 ID:MyHpqLJHO

梨子「……………………」

カプ・レヒレ「……………………」パアァ……



ダイヤ「ウツロイドは、寄生した宿主にあるものを注入します」

千歌「あるもの……って?」

ダイヤ「毒ですわ」



千歌「!!!」ブチッ!



ルビィ「千歌ちゃんっ!!!」



千歌「っ!!!」ダッ!

ダイヤ「……っ」

ガシッ!

バンギラス「ギラッ」ノシッ

スッ

バンギラス「ギィラ……?」

ダイヤ「……………………」フルフル

千歌「知ってること……全部話してよ……。じゃないと……」

ダイヤ「どうすると?」

千歌「自分がなにをするかわからない!!!」

ダイヤ「……激情に燃え憤慨したいのを理性が邪魔をする……。立派ですわ」

千歌「はやく!!!」

ダイヤ「……ウツロイドの毒は、神経毒。ただし、それは通常の毒とはまるで別物。強力な刺激を帯びるそれは、宿主となった者の自我を強制的に解放させるのです」



ことり「自我……?」

595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 21:26:40.99 ID:MyHpqLJHO

ダイヤ「極度の興奮状態に陥ることで、宿主が本来持っている能力を高め、全力が出るように仕向けるのです」



花丸「なんのために……」



ダイヤ「ウツロイドに限らず寄生体がそうするのは、自己の防衛のため以外に他ならない。ですが……今回ばかりは話が違うようですわね」



絵里「どういうことよ」



ダイヤ「ウツロイドは……自らの意思で彼女に寄生したのではないということです」

千歌「じゃあなんで!!!」

ダイヤ「おそらく、鞠莉さんがそうしたのでしょう」

千歌「!!!」

ダイヤ「仲間に引き込むため……無理やりに。以前から、鞠莉さんは曜さんに対して大変興味を持っていたようでしたから。自分と同じ、強さに嫉妬を抱く者として」

千歌「一緒じゃない!!!一緒なはずないっ!!!」

ダイヤ「真偽はわかりかねます。現に、彼女の行動や発言はそれに準じたものが多く感じ取れたように思いますが」

千歌「……っ!!」

ダイヤ「なにか思い違いをしているようですが、ウツロイドは宿主を狂わせこそすれ、直接操るわけではないのです」

千歌「……!?……それじゃあ」

ダイヤ「ウツロイドの毒でたしかに精神は錯乱していました。が、ポケモンを……友だちを傷付けたのは、曜さんの意思ということになりますわ」



千歌「――――――――」

596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 21:53:01.90 ID:MyHpqLJHO

千歌「そん……な、嘘だよね……曜ちゃんが、そんなこと……」

ダイヤ「繰り返しますが、真偽はわかりかねます。ですが目の前で起きたことは現実です。曜さんは心の中で、あなたに対しての劣等感を抱いていたのでしょう」

千歌「曜ちゃんが……私に……?」



曜『どこにも行かないよ……ずっと千歌ちゃんのことを見てる。だって私は……』

曜『千歌ちゃんの……ラ イ バ ルだから♪』



千歌「……………………っ!!」



曜『千歌ちゃんのライバルは私でしょ?なんで私以外の子のことを見るの?』

曜『やだよ……私だけを見てよ。私だけを見ててよ!!私のことだけを話してよ!!私の声だけを聴いてよ!!ねえっ!!ねえっ、ねえっ、ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえ!!!』



千歌「い……や……」ガクガク



曜『目なら覚めてるよ?ちゃんと見えてる。私と千歌ちゃんだけの未来が!!』

曜『やだ……やだ……やだ!!!そんなのやだ!!!千歌ちゃんは誰にも……渡さない!!!私だけの千歌ちゃんにならないなら……そんな千歌ちゃんなんか……………………いらない』



千歌「あ、ああ……………………!!」



曜『……これからはずっと一緒だよ……。他の誰でもない……私が千歌ちゃんの隣にいる……。私だけがそばにいる……。一緒に行こう……私たちだけの新世界がきっとある……』

曜『ほら、見てよ……千歌ちゃん』

曜『私……こんなに、強くなったんだよ……♪』



千歌「いやあぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」

597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 23:12:43.85 ID:MyHpqLJHO

絵里「千歌!!!」

ルビィ「千歌ちゃん!!お姉ちゃん、もうやめてぇ!!!」



千歌「っあ……あぁあ……!!!」

ダイヤ「あなたの強さに嫉妬し、曜さんは強さを求めた。一度は嫉妬の炎を消し去るも、心の片隅でその炎は焦燥と葛藤というかたちで静かに燃え続けていた。あなたに置いていかれたくない、並びたい、勝ちたい、共に歩んでいきたいという思いが、欲望が、この結末を呼んだのです」

千歌「っ、ぅぐ……!!」



ダイヤ「あなたが曜さんをこうさせた」



千歌「っああああああ!!!!」シュッ ポンッ

リザードン「ザアアアアッ!!!」

ダイヤ「バンギラス」

バンギラス「ギラァッ!!」

ダイヤ「メガシンカ――――」

キイィィィン……

パアァァァァァッ

メガバンギラス「ギラアァァァァァッ!!!」

リザードン「ザッ!!?」

ダイヤ「ストーンエッジ」

メガバンギラス「ギイッ、ラアッ!!!」ドゴゴゴゴゴ!

リザードン「ザッ――――!!!」

ドゴォンッ!

リザードン「……………………」バタン

千歌「あ……あぁ……!!!」ガタガタ ペタッ



聖良「強い……」

花丸「リザードンを一撃で……」

598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/31(土) 23:24:13.02 ID:MyHpqLJHO

ダイヤ「四天王になれなかった私にすらこの体たらく。中途半端な強さを翳して私たちに関わった結果がこれです。友だちを救えず、友だちが傷付くのを止められない」ズイ……



ダイヤ「弱さ。それが、あなたの罪ですわ」



千歌「――――――――」

599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/01(日) 00:21:17.13 ID:HttOyZqBO

千歌「――――――――」ポロポロ

ダイヤ「……………………」スッ

ザッ……ザッ……



ルビィ「ち、千歌ちゃん!!」ダッ!

花丸「千歌ちゃん!!」ダッ!



千歌「私が……私が曜ちゃんや梨子ちゃんを……私が……」クシャ……クシャ……

ルビィ「千歌ちゃん!!違う……違うよ!!千歌ちゃんのせいじゃない!!」

花丸「そうずら!!しっかりするずら!!」

千歌「私が……私が……」





ダイヤ「……………………」

絵里「言い逃げなんて、趣味が悪いじゃない」

ダイヤ「人は……絶望してこそ前に進める。私はそう信じています」

絵里「……まるでアドバイスね」

ダイヤ「強いて言うなら……あの子に、私自身を重ねてしまったのかもしれません。弱いくせに、多くを望んで……過去にすがるだけの私に」

絵里「……………………」

ことり「……あなた、敵じゃないの?」

ダイヤ「敵ですわよ。だから、ここで退散させていただきます。これ以上の被害が生まれる前に」

ザッ……ザッ……

ダイヤ「ごきげんよう、絵里さん。ことりさん」

600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/01(日) 00:36:40.55 ID:HttOyZqBO

ダイヤ「ウツロイド」

ウツロイド【――――――――】

ズッ……

ズズッ……

曜「……ぁ」

ダイヤ「帰りましょう」

曜「うん……帰る……千歌ちゃんの、ところに……どこ?……千歌……ちゃん」

ダイヤ「……精神の錯乱と喪失……崩壊するのも、時間の問題ですわね」ボソッ

曜「千歌ちゃん……ち、か、ちゃん……」

ダイヤ「……………………」カチッ



ゴオオッ!

レックウザ「ガアアアアッ!!」

ゴゴゴゴゴ……



花丸「レックウザ……」



ダイヤ「……………………」スッ キラン

コオオオ……



絵里「あれは……まさか、レックウザナイト?この島で見つけたのね……」



ダイヤ「……………………」ヒュッ

レックウザ「クゥア」ゴクン



ことり「メガストーンを飲み込んだ……」



ダイヤ「曜さん、お願いします」

曜「レックウザ、いくよ……」スッ

キイィィィン

曜「メガ……シンカ……」

パアァァァァァ――――!





メガレックウザ「ザアアアア――――ッ!!!」

601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/01(日) 01:22:00.69 ID:HttOyZqBO

ルビィ「レックウザがメガシンカした……!!」

花丸「……………………っ」



ダイヤ「戻りなさい、バンギラス」シュイン

トンッ

トンッ

曜「千歌ちゃん……どこ…………どこ?」

ダイヤ「またすぐに会えますわよ」

メガレックウザ「ザアアアアッ!!!」

ゴオオッ!



千歌「……………………」





ダイヤ「きっと……」

602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 09:42:34.32 ID:Mc1y4JZSO
仮面の男編を彷彿とさせる
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 10:36:27.08 ID:3C0SWz6C0
2度目の挫折・・・旅やめかねない落ち込みようだな
自力で立ち上がるか、誰かに励まされるか・・・
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/01(日) 11:52:01.59 ID:c/HaUeJQO
目には目を、歯には歯を、合体には合体をだな!
ここは対話フェイズB(物理)で行くべし!
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/01(日) 16:04:57.74 ID:HttOyZqBO

――――――――タカラモノズ水道



プカプカ……

スイー……

ラプラス「……………………」

果南「……………………」

ザァ……

ザパン……

果南「……?なんだろ、波が……」

ゴオッ……

ゴオオッ……

果南「……?」

ラプラス「……ラァス」

果南「ラプラス?……あれは」



メガレックウザ「……………………」ゴオオッ!



果南「黒い……色違いのレックウザ……?」



メガレックウザ「……………………」ゴオオッ!



果南「こっちに来る……」

ラプラス「ラープ……」

ゴオオオオオッ!

ビュオオオッ!

ザァッ!

果南「っ!!」

ラプラス「ラプッ!!」

果南「……っ……………………!!」



ダイヤ「……………………」



ゴオオオオオッ!

果南「……………………ダイヤ?」

606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 16:10:45.00 ID:3C0SWz6C0
もう海未ちゃんに地獄のトレーニングしてもらうしかない
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 17:16:40.82 ID:Mc1y4JZSO
>>606
遠泳30kmはNG
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/01(日) 19:56:32.52 ID:HttOyZqBO

ゴオオッ……

果南「なんでこんなところに……あっちはたしか、アヤセ島……?」



千歌『♪』ニコッ



果南「……千歌……?」

果南「まさか、千歌たちに……」

ラプラス「ラプ?」

果南「……………………っ」

果南「……行こう、ラプラス」

ラプラス「……ラープ?」

果南「……いいの。私はもう……ステージから降りたんだから」

果南「いいの……………………」

ザァ……

ザパン……

ザパン……

ザパン……

609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 00:07:18.53 ID:WPND1wg4O

――――――――

――――

――

――――――――アヤセ島・アヤセタウン

――――――――宿・ガッシュクヨォ



梨子「……………………」

ゲッコウガ「……………………」

ルビィ「……………………」

花丸「……………………」

聖良「……………………」

絵里「……………………」

ガチャ

絵里「ことり、どう?」

ことり「……………………」フルフル

ことり「ダメ、真姫ちゃんと連絡がとれない……」

絵里「そう……」

花丸「師匠たち……無事だよね……?」

ルビィ「大丈夫だよ、きっと……」

絵里「ええ、みんなタフだもの。心配ないわ。問題はこっちよ……」



梨子「……………………」

ゲッコウガ「……コウガ」



絵里「あれから二日……。カプ・レヒレ……だったかしら。あの子のいやしのはどうで傷は癒えたみたいだけど、梨子は一向に目を覚まさない」

ことり「ゲッコウガはすぐに目も覚めて、毒も回復したのに……」

絵里「ポケモンと人間で身体の構造が違うというのもあるんだろうけど、なにより……キズナ現象の影響が強いんだと思う」

ルビィ「そのキズナ現象って……?」

絵里「簡単に言うと、ポケモンと心を強く通わせることで、ポケモンと一緒になって戦うことが出来る現象のことよ。実際に見たのは初めてだけど、ポケモンが受けるダメージを自分も受けるなんて、あまりに負担が大きすぎる」

ことり「うん……。それに、心を一つにすればするほど力が強くなる反面、ポケモンとのシンクロ率が上がって、よりダメージが鮮明になる。たぶん……梨子ちゃんは今、ゲッコウガが受けた毒とダメージで意識が途切れてる状態……。いつ容態が悪化してもおかしくないわ……」

ルビィ「そんな……」

絵里「真姫か希ならはっきりと診断が出来るかもしれないんだろうけど……。普通のどくけしや薬草じゃ効果は無かった。回復は……正直なところ望み薄ね……」

610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 12:49:11.34 ID:WPND1wg4O

ことり「カプ・レヒレは?いやしのはどうを浴び続ければ回復する可能性も……」

絵里「そのカプ・レヒレがどこかに姿を消しちゃったんだから、しょうがないわ……。トレーナーにもなついていなかったようだし……。それに……」チラッ

千歌「……………………」

ルビィ「……………………っ」

花丸「……………………」

絵里「今、問題なのは梨子よりも……千歌の方かもしれない」

611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/02(月) 18:31:56.46 ID:kMfXzVcN0
聖良に「強さだけが全てじゃない」的な事言った直後に強さに屈してズタボロにされちゃったからなぁ・・・
その分のショックも加わってそう
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/03(火) 01:09:29.25 ID:IRjbx4ez0
今のAQOURSの強さをランク付けするとどうなるんかね?

上から
果南(元四天王)=鞠莉(四天王)
ダイヤ(四天王にはなれず)
善子(メガシンカ使い)
曜(ウツロイド寄生中)
梨子(元チャンピオン)
千歌(メガシンカ修得中)
花丸(凛の弟子)
ルビィ(可愛い)
みたいになるんかな。
実際にバトルしてなかったりしてあやふややけど。

個人的にはよしりこのバトルが見たすぎて。
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/03(火) 02:32:03.99 ID:IkNbyAUBO
善子はダイヤより上なんじゃないか

花丸ももう少し上な気がしたけど、他が強すぎるだけか
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/03(火) 07:45:34.28 ID:K7ErUbqSO
>>609
2期2話の謎の振りすき
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/03(火) 08:21:25.79 ID:5+drw3Qr0
そもそも巻き込んだ(曜ちゃん攫った)のそっちなのに説教する資格なんてあるのか
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/03(火) 09:11:47.94 ID:25IIEJQhO
>>615 首つっこんだ千歌や梨子が傷つくならともかく、廃人寸前(障害残る可能性大)にされた曜は完全にとばっちりだもんな
果南はロクでなしだけど、鞠莉はもはや人でなしだわ

てかこれAqours結成無理でしょ、鞠莉や善子は独房行き不可避だし、曜の両親が怒り狂わないはずがないし
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/03(火) 09:29:34.59 ID:5+drw3Qr0
最大の被害者は話の輪にも入れずがむしゃらに強さ追い求めてたら悪事の片棒担がされてた聖雪
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/03(火) 10:35:19.42 ID:TPTu4Elx0
今の千歌を立ち直らせることが出来るのは、本命:果南 対抗:聖良 大穴:千歌ママ
ぐらいか?
ただ果南がアヤセ島に行く為に必要なフラグが足りない気もする
そういえば、ことりが捕まえたデオキシスはどうなるんだろう。千歌たちの戦力にするのか、希に譲渡するのか
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/03(火) 21:21:56.56 ID:+PwFbMpiO

千歌「……………………」



花丸「あれ以来、ずっと塞ぎこんだまま……。ご飯も食べないで、ずっとああやって膝を抱えたまま……」

絵里「無理もない……なんて、わかったようなセリフしか吐けないのがツラいところね。友だちが置かれてる現状……私だって目を瞑りたくなるわ」

ことり「一人は意識不明……もう一人は精神が不安定な状態にさせられてる……。子どもが向き合うには、あまりにも非情な現実だよ……」

絵里「それが自分のせいだなんて突き付けられて……そのショックは計り知れないわ」

花丸「……………………」



ルビィ「あ、あの千歌ちゃん……なにか食べないと……。あれからなにも……」

千歌「いらない」ボソッ

ルビィ「で、でも……」

千歌「いらないって言ってるでしょ……」ボソッ

ルビィ「……千歌ちゃんの気持ち、わかるよ。梨子ちゃんも曜ちゃんも心配なのはわかるけど……でも――――」

千歌「ッ!!!」バッ!

千歌「ルビィちゃんになにがわかるの!!!」

ルビィ「っ!!?」ビクッ



絵里「!」ガタッ

花丸「千歌ちゃん……」

620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/03(火) 21:32:00.54 ID:5+drw3Qr0
ゼクロムもディアンシーもダークライもよくあんな奴らについていってるもんだ
幻や伝説級といえどゲットされてしまえばただのポケモンに過ぎないという事か
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/03(火) 21:41:28.44 ID:+PwFbMpiO

千歌「ずっと心配してた曜ちゃんがあんなことになって!!梨子ちゃんも倒れて!!目の前が真っ暗になった私の気持ちなんてわかるはずないくせに!!適当なこと言わないでよ!!!」

ルビィ「そんな……ルビィは……」

千歌「私が弱いから!!私がなにも見えてなかったから!!だからこんなことになってるって、私が悪いって!!!みんなだってそう思ってるんでしょ!!!?」

ルビィ「ち、ちが……」ビクビク

絵里「千歌、やめなさい」

千歌「私が弱いから!!!私のせいだってはっきりそう言えばいいじゃん!!!」

絵里「千歌!」

聖良「千歌さんっ!」

千歌「だいたい、ルビィのお姉ちゃんたちが曜ちゃんを連れて行っちゃったのがそもそもの原因じゃん!!!あの人たちがいなければ、今ごろみんな平和に旅が出来てたのに!!!」

ルビィ「っ!!」ズキッ

絵里「千歌!!」

千歌「みんなで笑ってポケモンマスターを目指してたのに!!!あの人たちさえいなかったら――――」



花丸「千歌ちゃん」



千歌「!!」

花丸「やめるずら」

シン……

千歌「……っ!!」バッ

ガチャッ

バタンッ!

タッタッタッ……

花丸「……………………」

ルビィ「……ひっ、えぐっ……!」

花丸「……よしよしずら」ナデ

ギュウ

ルビィ「ぅえぇぇぇ――――ん!!」ポロポロ

聖良「……きっと、本心じゃないですよ」

ことり「うん……。ほんの少しだけ、気持ちを抑えきれなかっただけ」

絵里「気に病むことはないわ。仕方ないわよ……」

622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/04(水) 00:26:08.35 ID:rc/2erE8O

――――――――ハラショー雪原



ザッ!

ザッ!

ザッ!

ザッ!

千歌「……っ、はぁ……はぁ……!!」

ザッ!

ザッ!

ザッ!

ザッ!

千歌「……………………っ!!!」ポロッ

千歌「っうう……!!」ポロポロ

千歌「ぅあぁ……!!」ポロポロ

千歌「ああああああ……!!!」ポロポロ

ザッ!

ザッ!

ザッ!

ザッ!

623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 01:25:51.30 ID:egzcGvQs0
かのマサラ人もあの3人組につきまとわれてなきゃどっかのリーグでは優勝できてたのかな
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/04(水) 01:57:38.71 ID:rc/2erE8O

――――――――宿・ガッシュクヨォ



ことり「……絵里ちゃん」

絵里「なに、ことり?」

ことり「梨子ちゃんのこと。"あれ"なら、もしかしたら梨子ちゃんの身体を治せるんじゃないかな?」

花丸「あれ?」

絵里「あれって……もしかして秘薬のこと?」

ことり「うん」

聖良「秘薬?」

ことり「うん。どんな病気やケガも治癒出来るとされてる伝説の薬。昔からミナミシティとソノダシティに作り方が伝わってるものなんだけど……」

花丸「それなら、梨子ちゃんは目覚めるんですか?」

絵里「はっきり言って期待は淡いわ。なにせ、実在するかどうかも怪しい代物なんだから」

聖良「実在するかどうかも怪しい?」

絵里「正確には、薬が……というよりも材料が……なんだけどね」

聖良「材料……?」

ことり「ミナミシティとソノダシティの中間にある谷……ワンダフルラッシュバレーでしか採ることの出来ない植物……霊草、ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜と……神木の根、ヤッパリホノウミナンデスヨ根を使って作るんだけど、その二つは未だに発見出来てはいないの」

花丸「なんでですか?」

絵里「考えられるのは、まだ発見出来ていないだけ……あるいは、そもそも秘薬の話自体が作り物だってこと。もしくはその二つが絶滅して発見出来なくなっているか」

ことり「ことりたちも何度か探したことがあるんだけど……」

絵里「見つかる見つからない以前の問題が、ワンダフルラッシュバレーという場所にはある」

625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/04(水) 02:29:47.46 ID:rc/2erE8O

ルビィ「も……問題って、なん……ですか?」

ことり「ワンダフルラッシュバレーは、ウラノホシで一二を争う危険区域。一般人の立ち入りは一切禁止されるほどのね。その理由の一つが、谷の深さ」

絵里「谷の深さは数百メートル。崖は険しく、下るのも登るのもプロの登山家でも困難な難所よ」

聖良「それなら、ひこうタイプのポケモンを使って降りれば」

ことり「ワンダフルラッシュバレーは、絶えず暴風が吹き荒んでるから……それなりに訓練されたポケモンじゃないとまともに飛べないの。それに谷の底に降りた後も問題はある。谷の底は、まるで迷路みたいになっていて、下手に歩けば二度と外には出られないの」

ルビィ「……………………っ」ビクビク

絵里「それに加えて、生息する野生ポケモンの強さと獰猛さ。劣悪な環境で育ったせいなのか、並みのトレーナーじゃまず歯が立たないわ」

626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/04(水) 02:36:40.67 ID:DLSMzhgYo
ひどい名前の植物だなwwwwww
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 04:23:13.05 ID:UzoqZaR20
シリアスな雰囲気を一撃で吹っ飛ばす威力の草の名前がw
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 04:36:10.19 ID:iSCWFudy0
薬草の名前酷すぎて笑っちまったわ
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 08:04:39.11 ID:egzcGvQs0
千歌ちゃん、初の1人旅か?
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 10:25:05.11 ID:V6BawmmkO
聖良よ
新たな友の為に立ち上がるのだ
花丸とルビィを伴ってワンダフルラッシュバレーに行き霊草ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜と神木の根ヤッパリコトウミナンデスヨ根を見つけるのだ
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/04(水) 11:38:40.49 ID:rc/2erE8O

聖良「ジムリーダー二人が口を揃えてそう言うなんて……よほどの場所なんですね……」

絵里「ええ。あるか無いかも不確かなもののために、そんな危険な場所に赴くのは賛成出来ないわ」

ことり「やっぱりそうだよね……」



ルビィ「……でも、可能性はゼロじゃないんですよね……?」



ことり「ルビィちゃん……」

ルビィ「だ、だったら連れてってください!お願いします!」

絵里「友だちのために言ってるのはわかるわ。でも……」

花丸「マルからもお願いします」

ルビィ「花丸ちゃん……///」

花丸「友だちが苦しんでるときになにも出来ないのは、カビゴンにのしかかられるよりツラいずら。たとえ可能性が低くても……なにもしないよりはマシだから」

聖良「私も行きます」

絵里「あなたまで……」

聖良「私も……友だちのために出来ることがあるなら力になりたい……。私に間違いを教えてくれた、千歌さんのために」

ことり「待ってみんな。本当に危険な場所なの。大人として……ジムリーダーとして、許可することは出来ないよ」

ルビィ「お願いします!!」バッ!

ことり「!!」

花丸「ルビィちゃん……」

ルビィ「もう……なにも出来ないのはイヤなんです!!守られてるばかりで……千歌ちゃんや梨子ちゃんに頼ってばかりで……。ルビィは……みんなを助けたいです!!!」

花丸「そうずら……曜さんのためにも……。出来ることがきっとあるはずずら。強いポケモンがたくさんいるなら、修行の場所にはピッタリかもしれないし……」



ヨハネ『……………………』



花丸「オラも、友だちを助けたい!!」

632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 13:04:00.62 ID:egzcGvQs0
聖雪姉妹、姉は離反したが妹はどうなるのか・・・
姉に逆らってでも強さ求めてあの鬼畜集団についてくのか
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/04(水) 18:04:48.03 ID:rc/2erE8O

ことり「みんな……」

絵里「……はぁ」

絵里「わかったわ」

花丸「!」パアァ

ルビィ「!」パアァ

ことり「絵里ちゃん……」

絵里「ここまで真っ直ぐな目をされたら、断れなくのは当然でしょ?」クスッ

ことり「でも……」

絵里「もちろん、三人だけで行かせるのは論外だけど……ことりが引率すれば問題は無いでしょ?μ'sきっての、ひこうタイプ使いのジムリーダー様が♪」

ことり「投げやりだよぉ……」

絵里「それに……」チラッ



ゲッコウガ「コウガ」



絵里「もう一人、強い味方もいる」

花丸「ゲッコウガ……」

ルビィ「ゲッコウガも、梨子ちゃんのためになにかしたいんだね」

ゲッコウガ「コウガッ」コクン

花丸「一緒に行くずら。もちろん、聖良さんも」

聖良「はいっ」

絵里「頼んだわよ、みんな」

ことり「絵里ちゃんは?」

絵里「私は残るわ。千歌のことが気になるし……ジムリーダーとしての仕事が、まだ残ってるもの」

ルビィ「ジムリーダーとしての仕事……って……」

絵里「私の次はことり、あなたね♪」

ことり「うんっ♪楽しみ♪」

聖良「ジム戦……」

花丸「こんなときにジム戦なんて……」

ポンッ

花丸「ずら」

絵里「こんなときだからこそ、必要なのよ。自分の強さと弱さに向き合う場所が」

ルビィ「絵里さん……千歌ちゃんのこと……」

絵里「♪」クスッ

絵里「任せて♪」ウィンク

634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 18:21:38.00 ID:egzcGvQs0
最悪ガバイトにキバってもらえれば・・・
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 20:44:59.84 ID:UldJgao10
>>1のネーミングセンスほんとすこ
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/04(水) 22:31:53.87 ID:rc/2erE8O

――――――――ダテンの深淵



曜「……………………Zzz」

鞠莉「フフッ、よく寝てるわね♪」

鞠莉「どうだった?曜は♪」

ダイヤ「どうもなにも……。想像している通りですわ」

鞠莉「そう♪」ナデ

曜「ん……Zzz」モゾ

鞠莉「なによりだわ♪」

ダイヤ「なにより……?」ギロ

鞠莉「どうしたの?怖い顔して」クスクス

ダイヤ「……失礼。……何故、彼女にウツロイドを寄生させたのですか」

鞠莉「何故?おかしなことを訊くわね。必要だからよ」

ダイヤ「仲間として……ではないでしょう」

鞠莉「そうよ?」キョトン

ダイヤ「……………………」

鞠莉「今さらなにを言っているのよ♪この子は、私たちの理想ために必要なだけ♪」

鞠莉「私にとっての仲間は……果南と、そしてあなただけよ。ダイヤ」ニコッ

ダイヤ「鞠莉さん……」グッ……



鞠莉「夢が叶ったらGUILTYLEAはいらない♪私たちと果南が揃ったとき、罪の花は散り……この世界に澄み渡るの。……私たち、Aqoursは///」



ダイヤ「Aqours……」



鞠莉「そして、世界最強の座に果南が君臨する……///未だかつて誰も手にしたことのない、神の力を手にしてね……///」

637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/04(水) 22:37:11.63 ID:egzcGvQs0
予想以上にクズマリ化してたな
この分だとヨハりあも最終的に切り捨てるつもりか
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/05(木) 00:16:08.64 ID:GM6fdcXsO
曜が使い物にならなくなったら次はりあを寄生させるんだろうな
ヨハネはどうも組織を利用している節があるからどうなるかはわからんな
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 00:38:23.03 ID:MVz8NfdmO

ダイヤ「……………………」

鞠莉「そういえば、あの子たちは?」

ダイヤ「あの子たち?Saint Snowの二人ですか?」

鞠莉「そうそう♪」

ダイヤ「理亞さんはヨハネさんと行動を共に、今はミナミシティへと向かっています。聖良さんは、短い間でしたが……と」

鞠莉「あら、ダメじゃないダイヤったら。逃がしちゃ。あの子も、妹の方も……曜と同じ♪大事な大事なScape goatなんだから♪」

ダイヤ「……………………」

鞠莉「まあ、最初から姉の方には期待してなかったけどね〜♪あの子、私があげたキーストーンも受け取らなかったし。器じゃなかったってことよね……」スクッ

鞠莉「兵隊にもなれそうにないなら、潰しちゃってもいっか♪悪の組織らしく……裏切り者には制裁を……ってね♪」



聖良に向けられた悪魔のピュアな矛先……
制裁者は……
安価下1コンマ
1.6→鞠
2.7→ダイヤ
3.8→曜
4.9→ヨハネ
5.0→理亞

640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 00:39:13.87 ID:XcySQMqy0
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 02:50:11.77 ID:MVz8NfdmO

鞠莉「ダイヤ、頼んだわよ♪」

ダイヤ「私が?」

鞠莉「……あなたは、どこか私と距離を置いているように見えなくもない。どこかで私のやり方を否定しているような、ね。なにかこそこそと手を回しているのも知ってる」

ダイヤ「そんなことは……」

鞠莉「なら、証明してみせて。友だちのためなら、どんな犠牲でも払えるという覚悟を」

ダイヤ「……………………」

鞠莉「ね、ダイヤ♪」

ダイヤ「……………………」



ルビィ『お姉ちゃん!!』



ダイヤ「……………………」スッ

ダイヤ「……わかりましたわ」

鞠莉「That's good♪大好きよ、ダイヤ♪」

ダイヤ「……私もです。だからこそ私は、昔のように……みんなで手を繋ぎたいと願うのです」

鞠莉「その日は絶対来る。私は感じているわ……始まりの鼓動を」

曜「……………………Zzz」

ダイヤ「……始まりなのか、はたまた終わりなのか。それでも私は……」

642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 02:51:06.19 ID:MVz8NfdmO

ダイヤ「希望を……奇跡を……信じています……」

643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 06:30:02.41 ID:XcySQMqy0
千歌VS鞠莉になった時に言いそうなセリフ

鞠莉「ウフフ・・・あなたの友達も贄としてよくやってくれたわよ」

千歌「その友達って・・・曜ちゃんのことかああああああ!!!!」

千歌「これはトレーナーとして再起不能になった耀ちゃんの分!」バキッ

千歌「これはそのために傷ついた梨子ちゃんの分!バキッ

千歌「そしてこれは…そんな2人になにもしてあげられなかった私の分だあああああ!!!」バキィン!

鞠莉「ぐわあああああああ!!!」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/05(木) 07:45:25.59 ID:GM6fdcXsO
>>643 それ、千歌ちゃんBurst戦士になってそうだな
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 09:08:24.38 ID:sW6nThgu0
善子の戦闘BGMはグラジオで良いよね?
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 11:36:37.09 ID:4dKMHeZIO

――――――――アヤセ島

――――――――タメイキノ渚



ことり「よし……っと」

ルビィ「ことりさん、準備出来ました」

ことり「うんっ♪」

花丸「こっちもオッケーずら」

ゲッコウガ「コウガ」

ことり「それじゃ、行こっか♪」シュッ ポンッ

トルネロス「ネァロ」

ことり「トルネロス、またよろしくね」ナデ

トルネロス「ロォス」コクン

聖良「これだけの人数……さすがにトルネロスだけには乗らないのでは……」

ルビィ「う、うん……。ルビィと花丸ちゃん、聖良さん……梨子ちゃんにゲッコウガ……それにことりさんだもんね……」

ことり「ご心配なく♪トルネロスだけじゃないよ〜♪」シュッ ポンッ



ミナミシティに向かうルビィたちを運ぶのは……?
安価下1
ポケモン(伝説、準伝説、UB無し、ひこうタイプ限定。明らかに人を乗せて飛ぶのが不可能なポケモンを除く)

647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 11:37:16.74 ID:LcrfT01G0
チルタリス
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 14:56:08.87 ID:MVz8NfdmO

チルタリス「リル♪」フワッ

聖良「チルタリス……」

花丸「おお〜///モッフモフずらぁ〜///」モフッ

ルビィ「ホントだぁ〜///」モフッ

ことり「お願いね、チルタリス♪」

チルタリス「チルッ♪」



ことり「それじゃ、絵里ちゃんっ」

絵里「ええ。そっちは頼んだわよ」

ルビィ「あの……絵里さん」

絵里「わかってる。任せてって言ったでしょ」ニコッ

バサッ

フワッ

絵里「あとで、千歌と一緒に必ず向かうわ」ノシ

ことり「うんっ!」

ルビまる「よろしくお願いしますっ!!」

絵里「聖良!!」

聖良「っ、はいっ!」

絵里「自分の信じた道を行きなさい!!」

聖良「……はいっ!!!」

トルネロス「ロァス!!!」バサッ

チルタリス「チィル!!!」フワッ

649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 19:15:06.49 ID:XcySQMqy0
ヨハりあもミナミシティに向かってるって事は実質3名による聖良粛清か・・・
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 20:14:20.46 ID:MVz8NfdmO

絵里「さて……こっちも頑張らないとね」

651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 20:58:39.16 ID:MVz8NfdmO

――――――――スノーハレーション大聖堂



千歌「……………………」

ギイィィィ……

カツン……カツン……

絵里「やっぱりここにいたのね」

千歌「……………………」

絵里「ふぅ」トサッ

千歌「……………………」

絵里「みんなはことりと一緒に、ミナミシティへ向かったわよ」

千歌「……ミナミ……シティ?」

絵里「ミナミシティにある秘伝の薬の力で、梨子の身体を治すのよ」

千歌「……………………」

絵里「薬の材料が採れる場所っていうのがね、それはそれは危険な場所なのよ。ことりと聖良が一緒とはいえ、少々心許ないくらい」

千歌「……………………」

絵里「私も当然向かう。あなたはどうするの?」

千歌「私は……」

絵里「みんなの力に、なりたくはないの?」

ギュッ……

千歌「私に出来ることなんか……なにも無いです……」

絵里「……………………腑抜けたものね」スクッ

ゴソッ……

絵里「そんな腑抜けに、これは似合わない」カチャッ

千歌「バッジケース……!」

絵里「ジャンプロープバッジ、ミラクルバッジ、ダーリンバッジ、ガールロードバッジ、ピュアラブバッジ……どれもこれも輝きが褪せて見えるわね。花陽も、凛も、真姫も、にこも、希も……あなたを認めたからバッジを授けたのよ。バッジを渡したいと思ったのは、今のくすんだあなたじゃない。当然、私も認められないわぁ」

千歌「かえ――――」スッ



曜『……………………』

梨子『……………………』



千歌「っ!!!」ビクッ

千歌「……………………っ!!!」ビクビク

絵里「逃げちゃダメ。怯えちゃダメ。現実と向き合わなきゃ、なにも始まらないわよ」

652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 21:12:59.61 ID:MVz8NfdmO

千歌「でも……私……」

絵里「膝を抱えたままじゃ、どこにも行けないわよ」

千歌「……………………」

絵里「……いい機会だわ。一度、自分の在り方について考えてみたらどうかしら」

千歌「在り……方……?」

絵里「なにがしたくて、なにを望むのか……自分の心の原動力はなんなのか……。この島を巡って、焦らずじっくり考えてみなさい」

千歌「……………………」

絵里「答えが出たら……町のジムまで来なさい。そして、あなたの全てでぶつかってきなさい」

千歌「……………………」

絵里「ここで塞ぎこむならそれでもいい。けど、それじゃなにも変わらない」スクッ

千歌「……………………」

絵里「それじゃあね」

カツン……カツン……

千歌「……………………」

カツン……カツン……

カツン……

絵里「そうそう、ルビィから伝言よ」

千歌「……………………っ」

絵里「『待ってるからね』……だって」

千歌「……………………!!」

絵里「……いい友だちね」クスッ

千歌「……………………」ツウッ

653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 22:05:46.72 ID:urn3n0gt0
台詞の中にさりげなく歌詞を混ぜるのが上手なんだよなぁ……ひしひしとセンスを感じる
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/05(木) 22:16:29.58 ID:XcySQMqy0
μ’Sは大人になってるんだよな・・・
少なくとも穂乃果ちゃんは海未ちゃんに「小さい」って言えるほど(2cm差から)成長してるのか
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/05(木) 22:56:59.56 ID:MVz8NfdmO

――――――――ハラショー雪原



千歌「……………………」

ヒュオオオオ……

千歌「……………………」



絵里『一日。それがタイムリミットよ。敵の動きがわからない以上、プレートを持っているルビィは必ず狙われる。ことりたちに追い付くには、それが上限。一日経って私の前に現れなかったら、そのときは千歌を置いて私だけ行くわ。だから……』



千歌「はやく来なさいよ……か」

ヒュオオオオ……

千歌「……………………」

ザッ……

ザッ……

656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 02:21:05.14 ID:ZhE6b3x7O

ザッ……

ザッ……

千歌「はぁ……はぁ……」

ザッ

ヒュウゥゥゥ……

千歌「広いなぁ……」

ヒュウゥゥゥ……

千歌「自分の在り方……。目指すもの……」

千歌「なにを目指したらいいんだろ……」

千歌「わかんないよ……もう……」



悩む千歌の前にポケモンが現れた。
現れたのは……

安価下1コンマ
1〜3→ツンベアー
4〜6→クレベース
7〜9→ケケンカニ
0→アマルルガ

657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 02:24:37.70 ID:LAULCu/Y0
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 02:25:08.64 ID:yb4VmUh2O
ダイヤ「ウツロイドの寄生で曜さんの心と体はボドボドダ!!」
千歌「ウソダドンドコドーン!!」
シリアスを無理矢理コミカルに変えようとしたらこうなった。だが、私は謝らない。
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 06:26:21.05 ID:6lGqidd70
千歌側からしたらギャグ成分完全にないムサコジが毎回襲ってくるようなもんだったからなぁ・・・
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 10:26:10.24 ID:ZhE6b3x7O

ズシン……

ズシン……

千歌「?」

ズシン……

ズシン!

アマルルガ「ルガアアア!!」

千歌「あっ、アマルルガ!!林で見かけた……!!どっ、どうしよう梨子ちゃ――――」



シーン……



千歌「……………………!!」



梨子『……………………』



千歌「っ!!今は……一人なんだ!!あのときはまともに戦えなかったけど、今なら!!いくよ、リザードン!!」シュッ ピタッ



曜『……………………』



千歌「……………………!!」ビクッ

千歌「え……うそ……なんで……?バトル……出来ない……」ガタガタ

アマルルガ「マァル……ガアァァァッ!!!」

ズシン!

ズシン!

千歌「ひっ!!……っうあぁぁぁぁぁ――――!!!」ザッザッザッザッ……

661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 13:35:30.85 ID:ZhE6b3x7O

――――――――アヤセジム



穂乃果『……そっ、か。そんなことに……』

絵里『ええ』

穂乃果『私たちの責任だよね……』

絵里『そうね。不甲斐ないわ……』

穂乃果『千歌ちゃんは?』

絵里『自分を見つめ直してるとこ。私も精一杯フォローするつもり。あのとき……』



穂乃果『♪』ニコッ

絵里『……………………///』



絵里「私はあの手に救われた。あのときのように、今度は私が千歌を救ってみせる」

穂乃果『絵里ちゃん……。うん、わかった。ことりちゃんたちの方は、私と海未ちゃんに任せて』

絵里「頼んだわよ。それと……希たちのことなんだけど……」

穂乃果『うん……。連絡がつかない』

絵里「ルビィたちの話だと、レックウザを食い止めるために残ったって……。でも、そのレックウザは曜がゲットしていた……。それはつまり……」

穂乃果『……やめよう。希ちゃんたちはきっと大丈夫。信じよう……』

絵里「……そうね」

穂乃果『うん。それじゃ、また』

絵里「ええ。リーグサミットで会いましょう」

ピッ

絵里「……さて、私もそろそろ身体を温めておかないとね」シュッ ポンッ

ユキノオー「……………………」

???「……………………」

???「……………………」

絵里「頼んだわよ。みんな」ニコッ

662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 15:44:27.08 ID:ZhE6b3x7O

――――――――PKE氷原



千歌「はっ、はあっ!!」ゼー…ゼー…

千歌「なんとか……逃げられた……。けど……」ブルブル

千歌「なんで……バトル出来ないの……?」



梨子『……………………』

曜『……………………』



千歌「……ううん。わかってる……。怖いんだ……」

千歌「負けるのが……。バトルが……。ポケモンが……」

ヘタッ

千歌「怖いよぉ……!!」ギュウゥ

663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 15:59:16.96 ID:ZhE6b3x7O

――――――――アヤセジム



ヒュウゥゥゥ……

ヒュオオオオ……

ビュオオオオオ!

絵里「あら……」

ガタッ!

ガタガタッ!

絵里「吹雪いてきたわね……」

664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 20:23:24.58 ID:g1crUiMj0
がんばれ千歌ちゃん
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 20:30:22.00 ID:ZhE6b3x7O

――――――――PKE氷原



ビュオオオオオ……!

千歌「吹雪……これ、ヤバいかも……。前が見えない……」

ザッ……

ザッ……

千歌「あれ……どっちが町だっけ……?」

ザッ……

ザッ……

千歌「リザードン……」スッ



ダイヤ『ストーンエッジ』

メガバンギラス『ギイッ、ラアッ!!!』



リザードン『……………………』



千歌「!!!」ビクッ

千歌「……………………」スッ

千歌「……っ」

ザッ……

ザッ……





カプ・レヒレ「……………………」

666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 20:39:31.79 ID:ZhE6b3x7O

ザッ……

ザッ……

千歌「はぁ……はぁ……」



ダイヤ『あなたの強さに嫉妬し、曜さんは強さを求めた。一度は嫉妬の炎を消し去るも、心の片隅でその炎は焦燥と葛藤というかたちで静かに燃え続けていた。あなたに置いていかれたくない、並びたい、勝ちたい、共に歩んでいきたいという思いが、欲望が、この結末を呼んだのです』



千歌「はぁ……っ!!はぁ……っ!!」



ダイヤ『あなたが曜さんをこうさせた』



千歌「……はっ……はぁっ!!!」



ダイヤ『弱さ。それが、あなたの罪ですわ』



千歌「っ!!!」

ザッ!

ボゴッ

千歌「!!?」

ズルッ……

千歌「あ――――――――」

ズザザザザザ……!

667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 20:43:36.93 ID:ZhE6b3x7O

ズザザザザザ……

ゴロッ……

トサッ……

千歌「っつつ……」

千歌「足……滑らせちゃった……。戻らなきゃ……」ググッ

クラッ

千歌「あ、れ……?」トサッ

千歌「起きられない……目、が……」

千歌「ダメ……こんな、ところで……倒れちゃ……」



梨子『……………………』

曜『……………………』



千歌「ダ……メ――――――――」



ビュオオオオオ……

ビュオオオオオ……

ビュオオオオオ……

ビュオオオオオ……

668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 21:28:08.78 ID:ZhE6b3x7O

――――――――



……ゃん

……か……ん

ち……ゃん……

ちかちゃんっ



千歌「!!!」

バッ!

千歌「あ、あれ……ここ……どこ?」

???「もう、なに寝ぼけてるの?」クスクス

???「アハハ♪昔からお寝坊なところは変わらないんだから♪」

千歌「!!」

千歌「梨子ちゃんっ!?曜ちゃんっ!?」

梨子「おはよ、ねぼすけさん♪」

曜「おはヨーソロー♪」ゞ

千歌「え?……え?なんで?二人とも……あれ……?」

曜「どうしたの千歌ちゃん。……ハハーン♪」ニヤニヤ

曜「さてはまだ夢を見てるんだな〜♪」

千歌「ゆ、夢……?」

梨子「そうなの?もう、困った千歌ちゃんね」

千歌「夢……?夢だったの……?全部?嫌なこととか、悲しいこととか全部?」

千歌「夢……そっか……///夢だったんだ……///」

曜「さあ、行こうよ千歌ちゃんっ♪」スッ

千歌「行く……?どこに……?」

梨子「なに言ってるのよ。チャンピオンに挑戦するんでしょ?」

千歌「チャンピオン……?穂乃果さんに……?」

曜「うんっ!!」ニコッ

梨子「はやく♪穂乃果さんが待ってるわよ♪」

千歌「そう……だ。私……ポケモンマスターになるんだ……。みんなと……一緒に!!夢を叶えるんだ!!」

669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/06(金) 21:34:45.02 ID:FrfV449L0
本当に優しい夢だよな...
だって曜ちゃんが元の元気な姿になる可能性は...
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 21:37:51.69 ID:6lGqidd70
もうマリーさんは被害者全員からビンタされても償えないレベルの罪
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/06(金) 21:47:55.98 ID:FrfV449L0
ルザミーネはまだウツロイドに操られていたって情状酌量の余地があるかもだけど、鞠莉に関してはそれがないからな
UBと言う"危険物"を危険とわかって使っているわけだしな
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 23:10:34.24 ID:ZhE6b3x7O

曜「え?無理だよ私は」



千歌「……え?」



梨子「うん。無理よ、私も」



千歌「曜ちゃん……?梨子ちゃん……?」



曜「だって……」

梨子「私たち……」



ようりこ「じ ぶ ん で は も う た て な い か ら」



千歌「ひっ……!!」

梨子「千歌ちゃんのせいよ?」

曜「そうだよ。千歌ちゃんのせいだよ」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

梨子「千歌ちゃんが弱いから」

曜「千歌ちゃんが弱いから」

千歌「やだ……やめてよ……!!」



曜「千歌ちゃんのせいで、私たちはこうなったの」ズッ……ズズッ……

梨子「千歌ちゃんのせいで、私たちはこうなったの」ボロッ……



ようりこ「千歌ちゃんのせいで!!!!!」

673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 23:25:01.01 ID:6lGqidd70
そもそも国際警察動くレベルの秘匿事項で捕獲にも特殊なボールが必要なUBをどうやって入手したのか・・・
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/06(金) 23:29:05.88 ID:1NcaSoFV0
迷いの森・・・進化の夜明け
みたいな感じだな
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/06(金) 23:41:22.12 ID:ZhE6b3x7O

千歌「ぅあぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」ガバッ!

ピチャン……

ピチャン……

ヒュウゥゥゥ……

千歌「はぁっ!!はぁっ!!っは……けほっ、ごほっ!!」

千歌「はぁ……はぁ……。ゆ、夢……今のが……」

ソッ

千歌「……?」

カプ・レヒレ「……………………」

千歌「カプ……レヒレ……」

カプ・レヒレ「……………………」

千歌「ここは……」

676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 00:02:37.14 ID:40OviYKyO

――――――――オウチカエル鉱山跡地



千歌「……私、崖から足を滑らせて……そうだ、あれからどれだけ経って――――」スクッ

千歌「……!!……痛っ!!」ズキッ

千歌「足……挫いてる……。いっ……」

カプ・レヒレ「……………………」スッ パアァ

千歌「いやしのはどう……」

カプ・レヒレ「……………………」パアァ

ヒュウゥゥゥ……

千歌「外、暗い……。吹雪も強くなってる……。もしかして、ここに運んでくれたの?」

カプ・レヒレ「……………………」

千歌「ずっとそばにいてくれたの?」

カプ・レヒレ「……………………レヒ」

千歌「私のこと……嫌いだったんじゃ……」

カプ・レヒレ「……………………レァ」コツン

千歌「んっ」

キイィ……ン



カプ・レヒレ『嫌ってなどいない』



千歌「!」

カプ・レヒレ『お前のことを認めていなかっただけだ』

千歌「……テレパシー?って……やっぱり認められてなかったんだ」

カプ・レヒレ『当然だ。お前はそれに値しない。心も、強さも……。……こうして、私が人間と言葉を交わすのは……お前で二人目だ』

千歌「二人目……」

677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/07(土) 00:05:20.80 ID:awdr8XNf0
おお、レヒレ・・・
レヒレはなんとなくクールビューティの印象があるよな
CVは水樹奈々がいいデース
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 00:40:42.60 ID:40OviYKyO

千歌「一人目は……やっぱり、果南ちゃん?」

カプ・レヒレ『ああ。果南はいいトレーナーだ。強く、気高く、美しい……私が唯一認め、尊敬した人間だ。だからこそ、果南が私をお前に譲渡した意図が読めなかった』

千歌「……そう、だよね。私もわからないよ……。なんで、果南ちゃんがあなたを私に渡したのか」

カプ・レヒレ『人間として幼く、トレーナーとして未熟。技術も拙く、やかましく、そしてなにより……弱い。お前の弱さが全てを招いた』

千歌「……うん。わかってる」

カプ・レヒレ『お前のようなトレーナーに、私が従うはずがない。……しかし、果南はそれでもと、私をお前に渡した。お前には……可能性があると』

千歌「可能性……?」

679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/07(土) 00:44:05.42 ID:IBg0KpGC0
伝ポケはやっぱ尊いな
そうなるとゼクロムとかが何であんな人でなしに従ってるのか・・・
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 01:03:41.03 ID:40OviYKyO

カプ・レヒレ『この数日、ずっとお前のことを観察していた。なにをやらせても普通で、いいところも特筆して無い。ありきたりで平凡……どこにでもいる十人並みのトレーナーだ』

千歌「スゴい……ズバズバ言うね……。ちょっと傷付く……」

カプ・レヒレ『だが……一つだけ』



果南『千歌は……いつかきっとポケモンマスターになる』

カプ・レヒレ『何故、そこまで……』



千歌「?」

カプ・レヒレ『一つだけ、目を惹かれたものがある』

千歌「惹かれた……?なにに?」



カプ・レヒレ『お前の、ポケモンに好かれる才能だ』



千歌「ポケモンに……好かれる才能?」

カプ・レヒレ『ポケモンを知り、ポケモンを知識として理解するのは口に出来るほど簡単だ。しかし、ポケモンに寄られ、ポケモンになつかれ、ポケモンに愛されるというのは、どんな熟練のトレーナーにも難しい。心を通わせる……口にするのは存外容易い。それを真に出来うる可能性……心に秘めた輝きを、私はたしかにお前の中に見た』

千歌「輝き……」



果南『カプ・レヒレもきっと、千歌のことを好きになるよ』



カプ・レヒレ『お前の近くにいるポケモンは、自然と笑顔になる。優しく気持ちになる。寄り添いたいと、力になりたいと。果南の言葉が偽りでなかったと……心底思う』

681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 01:22:28.44 ID:40OviYKyO

千歌「……それって、つまり」

カプ・レヒレ『……千歌』

千歌「!///」

カプ・レヒレ『改めて……私は千歌のポケモンになろう。千歌のために戦おう。だから……目を背けるな。ときに逃げ、ときに迷うことも、怯えることも、恐れることも悪いことではない。己を見つめ直し、己を知るためには必要なことだ。大切なのはそれを受け入れ、乗り越えること』

千歌「カプ・レヒレ……」

カプ・レヒレ『一人で抱え込むのがツラいなら、私たちを頼ればいい。困難が阻かるのであれば、私たちが千歌の道を切り拓こう。恐れるな……。恐怖に支配され私たちを頼ってくれないなど……』

シュッ ポンッ

ピカチュウ「ピッカ♪」

ゾロアーク「ロァッ」

リザードン「……………………リザ」

カプ・レヒレ『それは……とても寂しいからな』

千歌「みん……な……」



ポロッ

682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 13:20:05.21 ID:40OviYKyO

カプ・レヒレ『恐れることも、弱いことも……けして罪ではない。恐れたなら前へ進め。弱いならば立ち向かえ。一人では無理だと言うなら、いくらでも私たちを頼ればいい。千歌……お前のそばには、いつだって誰かがいるのだから』

千歌「ピカッ♪」ピョンッ

ゾロアーク「ローア」スリスリ

リザードン「ザァド」ギュウ

千歌「ア、ハハ……」ポロポロ

千歌「どうしよう……」ポロポロ

千歌「涙が……止まらないよ……」ポロポロ

千歌「みんなの……ヒッグ……トレーナ"ー……なのに"……」

キイィ……ン

カプ・レヒレ「……………………」スッ

千歌「〜っ!!!///」ポロポロ

千歌「みんなぁ――――――――っ!!!!!」

ギューッ!

683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 13:34:35.52 ID:40OviYKyO

―――――――――スノーハレーション大聖堂



シン……



キラッ……



パアァ……

684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 17:12:55.05 ID:40OviYKyO

千歌「夜が明けて、吹雪が止んだら、みんなで町に降りよう」

千歌「絵里さんのところに行って、大きな声で言うの」

千歌「トチマタウンの千歌です。ジム戦よろしくお願いします、って」

千歌「それと……心配かけてごめんなさいって」

千歌「ルビィちゃんや、花丸ちゃん、聖良さんにも謝らなきゃ」

千歌「みんな……怒ってる、かな?」

千歌「うう〜……」

千歌「梨子ちゃん……大丈夫かな……」

千歌「曜ちゃん……ちゃんとご飯食べてるかな?」

千歌「私はやっぱりバカ千歌で……見えてないものも、見えないものも、知らないこともたくさんあるけれど」

千歌「それでも私のそばには、みんながいてくれる」

千歌「前に進める」

千歌「諦めないって思える」



ちか『〜!!//////』キラキラ



千歌「私ね分かった気がするの。あの時、どうして私がポケモントレーナーを始めようと思ったのか。ポケモントレーナーじゃなきゃダメだったのか」

千歌「私にとって輝くということは、自分一人じゃなくて……誰かと手を取り合い、みんなと一緒に輝くことなんだよ」

千歌「梨子ちゃんや曜ちゃん、出会ったポケモンたち、普通のみんなが集まって、一人じゃとても作れない大きな輝きを作る」

千歌「その輝きが他のみんなに拡がっていく。繋がっていく……」

千歌「それが、私がやりたかったこと」

千歌「ポケモントレーナーの中に見つけた……輝きなんだ……………………」



――――――――

――――

――

685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/07(土) 17:39:04.90 ID:T5APIjrYO
感動
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 17:44:35.45 ID:40OviYKyO

――――――――翌朝

――――――――アヤセジム



チュンチュン……

絵里「……………………」チラッ

絵里「……あと三時間」

絵里「ことりたちに追い付くのは……」



タタタタタ……!



絵里「……♪」クスッ

絵里「っ、と」スクッ



バタンッ!



千歌「……………………!!!」



絵里「ペリメニでモーニングをしても余裕そうね♪」

687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 19:00:00.08 ID:40OviYKyO

千歌「絵里さんっ!!私っ!!」

絵里「フフっ♪みなまで言わなくていいわ♪見つけたんでしょ?自分が目指していたもの」

千歌「……っ、はいっ!!!」

絵里「それだけで充分。余計な言葉で飾り立てる必要はないわ。その顔を見ればわかるわよ」クスクス

千歌「うぇっ、か……顔……!?」ペタペタ

絵里「内から溢れ出しそうな笑顔。ステキよ。笑えたら変わる景色、まるで晴れ間が覗いてるみたい。そんなあなたとバトルしてみたかった」ニヤッ

千歌「っ!!」

絵里「楽しませてくれるんでしょうね?」ニッ

千歌「頑張りますっ!!!」

688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 21:23:49.93 ID:40OviYKyO

ヒュオオオオ……

千歌「氷のフィールド……」

絵里「やっぱり、凍土のジムはこうでなくちゃ……でしょ?」ニヤッ

千歌「なんかミーハー……」

絵里「遊び心よ♪遊び心♪そうやって油断してると、気付いたときには負けてました〜、なんてことになるわよ?」

千歌「うっ……!」

絵里「そ・れ・に……」カチャッ

千歌「あっ!バッジケース!!」

絵里「私が勝ったら、これは返さない。また一からみんなに挑戦することね」

千歌「そんなっ!!」



絵里「そのくらいの覚悟……してきたんでしょ?」



千歌「!!」ピリッ

絵里「見せてみなさい。あなたの本気」

千歌「……………………っ!!」ゾワッ

絵里「冷たく強く守らなきゃ。大切なものたちなら……ね♪」ウィンク

千歌「〜っ!!///じょーとーですっ!!!」



審判「これより、ジムーリーダー絵里さん対、チャレンジャー、千歌さんのバトルを開始します!!使用ポケモンは三体。どちらかのポケモン全てが戦闘不能となりましたら終了!!なお、ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます!!」

千歌「〜っ!」ブルッ

千歌「やっぱり……何度経験してもゾクゾクする……///強い人と戦う、この瞬間っ!!///」

絵里「クスクス……♪あなたの方がよっぽどミーハーじゃない♪」

カタカタ

千歌「?」

カタカタ

千歌「……バトル、したいの?」

カタカタ

千歌「……うんっ!わかった!一緒に、輝こうっ!!」シュッ ポンッ

カプ・レヒレ「レレッ」スウッ

689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 21:50:49.63 ID:40OviYKyO

絵里「カプ・レヒレ……。へぇ……♪千歌のことを認めたのかしら」

千歌「仲良くはなれたと思います。あとは、絵里さんに勝って……認めてもらうだけです!!」

絵里「ハラショー……♪いいわぁ、おもしろそうじゃない!!」シュッ ポンッ



絵里が繰り出した一体目のポケモンは……
安価下3まで、多い方

キュウコン(アローラのすがた)
or
グレイシア

690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/07(土) 21:51:27.92 ID:IBg0KpGC0
アローラキュウコン
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/07(土) 21:53:03.51 ID:QYsfScXEo
キュウコン
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/07(土) 21:53:19.52 ID:mrtWWXQFO
キュウコン
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 22:09:57.67 ID:40OviYKyO

Aキュウコン「コオォォォン!!」シャン……

千歌「キュウコン……?色違い……じゃないよね?もしかして……」

絵里「そう。アローラ地方で観測された特有の生態。リージョンフォームよ」

ピッ ピッ

千歌「こおり、フェアリータイプ……」

絵里「この子は最近この島でゲットしたの。あなたたちは通らなかったけど、試練の道の最後の一つを守っていたのよ」

千歌「そうなんだ……」

絵里「寂しい思いをさせたぶん、しっかり相手をしてあげてね♪」

千歌「こちらこそ!よろしくね、キュウコン!」ノシ

Aキュウコン「キュウ♪」

パラパラ……

千歌「可愛い〜♪……って、あれ?あられが降ってきた……」

絵里「キュウコンの夢特性、ゆきふらし。これで舞台は整ったわ。極寒のフィールドは私たちの領域。凍てつかせてあげるわ、アクアブルーへと溶けるスノーでね♪」

千歌「凍ったりしません!!私たち今……スッゴい燃えてるので!!!」



審判「それでは……バトル、開始っ!!!」

694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/07(土) 23:05:26.77 ID:40OviYKyO

千歌「先攻はもらいます!!カプ・レヒレ、みずのはどう!!」

カプ・レヒレ「レェーヒッ!!」ィン……バシュッ!

絵里「かわしなさい!!」

Aキュウコン「コォンッ!!」ヒュンッ!

千歌「速い!!」

絵里「スイープビンタ!!」

Aキュウコン「キュアッ!!」ブンッ! ブンッ!

カプ・レヒレ「レァッ!!」ビシッ ビシッ バシッ!

絵里「れいとうビーム!!」

千歌「カプ・レヒレ、前!!しぜんのちから!!」

Aキュウコン「コオオオッ!!!」キイィン!

カプ・レヒレ「レェアアアッ!!!」キイィン!

キイイイインッ!

ピキ……パキ……



絵里「れいとうビーム……なるほど、氷上でのしぜんのちから……。ちゃんとフィールドを活かし、カプ・レヒレの力を知ってきたってわけね」

千歌「強い……」

カプ・レヒレ「……レヒ」パチッ パシッ

千歌「あられは厄介だね……。でも、まだまだいけるよね……カプ・レヒレ」

カプ・レヒレ「レィヒ……?」

千歌「果南ちゃんのポケモンが、この程度なわけないよね?」ニシシ

カプ・レヒレ「……レァ。……レレァ!!!」

千歌「うんっ!!カプ・レヒレ、みずのはどう!!」

カプ・レヒレ「レィーアッ!!!」バシュッ! バシュッ!

絵里「代わり映えしない戦法が通じると思ってる?キュウコン、オーロラベール!!」

Aキュウコン「コオオ……ン」シャラン……フワリ……

695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/08(日) 00:34:57.77 ID:MY1MAnz0O

パシッ パシッ

千歌「!!」

カプ・レヒレ「レヒ……」

千歌「みずのはどうが防がれた……?」

絵里「オーロラベールは、あられ状態のとき味方のダメージを軽減させる変化技。その程度の攻撃じゃ、キュウコンは倒れないわよ!!」

キュウコン「キュウッ!!!」タタッ!

千歌「来るよ、カプ・レヒレ!!みずのはどう!!」

カプ・レヒレ「レェ……アアッ!!!」ィン……バシュウッ!

絵里「その程度じゃ効かないって言ってるでしょ!!れいとうビーム!!」

キュウコン「キュウ……コォッ!!」キイイイインッ!

ピキパキ……!

千歌「みずのはどうが凍っちゃった!!」

絵里「スイープビンタ!!」

キュウコン「キュッ、コオッ!!!」

ベシーン!

カプ・レヒレ「レァッ!!!」

696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/08(日) 00:46:03.73 ID:7WOneyZz0
ゆきあり戦を彷彿とさせる展開
やっぱ姉妹か・・・
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/08(日) 11:31:10.10 ID:MY1MAnz0O

絵里「ほらほら、どうしたの?アローラの守り神と呼ばれるポケモンの実力はそんなものなのかしら?」

千歌「っ……!!」

絵里「それとも、カプ・レヒレの力を完全には引き出せていないのかしら?」

千歌「……そうかも……しれません」

カプ・レヒレ「レヒァ」ジッ

千歌「仲良くはなりました。でも、私はまだまだカプ・レヒレのことを知らない。これから……これから時間をかけて知っていくつもりです。アローラにいたときのこと、果南ちゃんのポケモンだった頃のこと……たくさんたくさん」

絵里「それはいいけど、そんな悠長なことを言っていたら、このバトルが終わっちゃうわよ。せっかくの初陣が敗北なのは苦い思い出になっちゃうけど、これも一興というところね。キュウコン!!」

Aキュウコン「キュウゥンッ!!!」タタッ!

カプ・レヒレ「レァレ!!!」

絵里「!!」

千歌「うんっ!!わかってる!!負けないよ……もう絶対に負けない……。折れない。立ち止まらない。私と一緒に戦ってくれるみんなに、誇れるようなトレーナーになるって決めたんだもん!!!」

絵里「キュウコン、フリーズドライ!!!」

Aキュウコン「キュウッ……アアアッ!!!」コォォォォッ!



千歌「カプ・レヒレ、かげぶんしん!!!」

カプ・レヒレ「レェーッ、アアッ!!!」シュバッ シュバッ シュババババ!



絵里「かげぶんしんですって!!?」

千歌「カプ・レヒレのことは、今はまだ知らない……。でも、みずタイプのポケモンのバトルはずっと見てきました!!」



梨子『ゲッコウガ!!!』

ゲッコウガ『コオッ、ガッ!!!』



千歌「ずっとずっと……誰よりも一番近くで!!!」

698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/08(日) 14:12:51.35 ID:RrRdLYHSO
>>665
KKEもありますか…?(小声)
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/08(日) 22:19:47.65 ID:MY1MAnz0O

絵里「この短期間で覚えさせたの……?私も少し見くびっていたのかしら……。千歌っていうトレーナーを!!けど、いくらかげぶんしんしたって、薙ぎ払えば同じよ!!キュウコン、フリーズドライ!!!」

Aキュウコン「キュウァ……!」コォォ……

千歌「言いましたよね、ずっと見てきたって!!カプ・レヒレ!!ミストメイカー!!!」

カプ・レヒレ「レェアッ!!!」

ブワアァァァッ!

キュウコン「キゥッ!!?」

絵里「ここでミストフィールド……!?霧が濃くて、狙いが……!!」

千歌「梨子ちゃんまでとはいかないけど、果南ちゃんにはまだまだ及ばないかもしれないけど!!それでも私はあなたを輝かせてみせる!!!いっくよーっ、カプ・レヒレ――――!!!しぜんのちから!!!」

カプ・レヒレ「レァッ!!!レィヒ……アアアッ!!!」キイィン……パアアアッ!

絵里「眩しいほどのムーンフォース……!!!キュウコン!!!」

Aキュウコン「キュア――――」

カプ・レヒレ「レェーッ、アアッ!!!」

ドオオオ……ン!

700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/08(日) 22:29:34.96 ID:MY1MAnz0O

Aキュウコン「キュウ……」パタッ

絵里「……!!」

審判「キュウコン、戦闘不能!!カプ・レヒレの勝ち!!」バッ

千歌「ぃやったぁ!!!」

カプ・レヒレ「レヒ」

千歌「やったやった!!勝ったよ〜っ!!さすがカプ・レヒレ〜!!これで私のこと認めてくれたよねっ!?」キラキラ

カプ・レヒレ「……レーレ」

千歌「うぇっ……まだまだだ、って言ってる?」ジトー

カプ・レヒレ「レレッ」

千歌「それでもいいもーん♪」ギューッ

カプ・レヒレ「レァ!?」

千歌「えっへへ〜♪嬉しいものは嬉しいもんね〜♪」モッギュー

カプ・レヒレ「……………………レヒレ///」フイッ



絵里「ありがとう、キュウコン。お疲れさま」シュイン

絵里「いいバトルだったじゃない。初めてにしては息が合ってたんじゃない?」

千歌「ですよねっ!!」キラキラ

カプ・レヒレ「レレ」

絵里「フフっ、次はそうはいかないわよ♪」カチャッ

絵里「出ておいでっ♪」シュッ ポンッ



絵里が繰り出した二対目は……

安価下1
ポケモン(伝説、準伝説、UB無し。こおりタイプ限定、ストーリーの中で既出しているものを除く)

安価下2
性別、特性、コンマぞろ目で色違い

701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/08(日) 22:29:54.09 ID:7WOneyZz0
マニューラ
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/08(日) 22:30:55.19 ID:XKVllAFE0
グレイシア
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/08(日) 22:44:49.22 ID:WAnO2zlVo
メス・プレッシャー
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/09(月) 00:18:38.30 ID:Q2KdgqcSO
>>703
変な必殺技にみえた
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/09(月) 00:48:55.77 ID:N0Kc1pjNO

マニューラ「ニューア♪」グシグシ

千歌「マニューラ……。次も手強そうだね。よし、この調子で次もお願いねカプ・レヒレ!」

カプ・レヒレ「レレ」カチッ シュイン

千歌「うえぇっ!!?」ガーン

千歌「ちょっと!!なに勝手にモンスターボールに戻ってるの!!まだバトルの途中だよ!!」カチッ

千歌「って出てこない!!なに!?まさかの拒否!?ちょっと早めのストライキ!!?疲れたの!?疲れたの!?ねえ!!だとしたらなにに!?私に!?バトルにだよね!?バトルにだよねぇ!!?」ブンブンッ

絵里「あらあら、ずいぶん気まぐれみたいね♪」クスクス

千歌「ぐぬぬ……!いいもんいいもん!カプ・レヒレばっかりに頼らないもんっ!!」プクー

千歌「というわけで、お願いっ!!」シュッ ポンッ



千歌が繰り出したのは……

安価下1コンマ
奇数→ゾロアーク
偶数→ピカチュウ
00→リザードン

706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/09(月) 00:49:45.66 ID:W2DfzPROO
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/09(月) 00:50:47.74 ID:avoe3yoUO
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/09(月) 00:53:43.59 ID:N0Kc1pjNO

ピカチュウ「ピカッ♪」

千歌「頑張ろうねピカチュウ♪相手はマニューラ!強敵だ……よ?」

マニューラ「ニュアーン♪」

千歌「……………………マニューラって、あんな色だっけ」

絵里「いや、遅いわよ。気付くのが」

709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/09(月) 01:38:01.56 ID:N0Kc1pjNO

絵里「もう少し大きなリアクションをしてくれるのを期待したのに……。エリチカおうち帰っちゃうわよ」プンプン

千歌「いやぁ、カプ・レヒレのことで頭いっぱいで」テレテレ

千歌「色違いのマニューラは、ピンクっぽくて可愛いですね〜♪」

絵里「でしょ?♪」

ピカチュウ「ピーカ!ピカッ!ピカチュー!」ペシペシ

千歌「アハハ♪ピカチュウも可愛いってば♪」

ピカチュウ「ピッピカチュ♪」フンス

絵里「仲がいいわね♪それじゃ、第二バトル……開始といきましょうか!!マニューラ!!」

マニューラ「ニュアッ!!」



マニューラが繰り出した攻撃は……
安価下1
物理or特殊のみ(全世代、レベル、タマゴ、技マシンを含むマニューラが覚える技)

710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/09(月) 02:09:50.56 ID:zYBSyzjL0
やつあたり
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/09(月) 02:53:36.53 ID:N0Kc1pjNO

絵里「やつあたり!!」

マニューラ「ニュラッ!!」

千歌「ピカチュウ、でんこうせっかでかわしてっ!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」グッ!

ツルッ

ピカチュウ「ピカッ!?」

千歌「ピカチュウ!!」

絵里「氷のフィールドだってこと、忘れてないかしら?」ニヤッ

マニューラ「ニューッ、ラッ!!」ドンッ!

ピカチュウ「ピカァッ!!」ズザザ……!



千歌「ピカチュウ、大丈夫!?」

ピカチュウ「ピカ……!!」

千歌「このフィールド……思ったより厄介だね。どうしようかな……」

絵里「考える暇はあげないわよ。マニューラ、あくのはどう!!」

マニューラ「ニューッ、アアッ!!」バシュウッ!

千歌「っ、ピカチュウ!!10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピーカーッ、チューッ!!!」バリバリッ!

ドオォォン!

712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/09(月) 20:01:46.00 ID:8lPO1+mN0
マニューラ懐いてねーのかよw
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/09(月) 20:10:14.39 ID:3Ekq2aizO

シュウウウ……

ブワッ!

ピカチュウ「ピカッ!!?」

絵里「つじぎり!!」

マニューラ「ニュウ、アッ!!」ギィン! ブンッ!

千歌「アイアンテール!!」バッ

ピカチュウ「ピッカッ!!」ギィン ブンッ!

ギイイインッ!

マニューラ「ニュウラ!!」ズザッ

ピカチュウ「ピカァッ!!」ズザザ……

絵里「いい反応ね。アイアンテールの威力も申し分ないみたいだし、接近戦はこっちが少し不利ね。じゃあ……♪」スッ

千歌「!!」

マニューラ「ニュアッ!!」バッ! バッ!

絵里「こっちの距離で戦わせてもらうわね!!マニューラ、つららおとし!!」

マニューラ「ニュラアアアッ!!!」ヒュウゥン……ドゴン! ドゴン! ドゴン!

千歌「あぶないっ!!よけて!!」

ピカチュウ「ピッ!!ピカッ!!ピカァッ!!」

ゴゴゴ……

千歌「ピカチュウ!!右に跳んで!!」

ピカチュウ「ピカ――――ッ!!?」ツルッ

ドコンッ!

ピカチュウ「ピカァッ!!!」

千歌「ピカチュウ!!っ、このフィールドじゃ……ピカチュウのスピードが活かせない……。どうしたら……」

714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/10(火) 02:07:56.42 ID:3Y/pBeXuO

マニューラ「ニュッ!!ラァッ!!」ヒュウゥ……ドゴン! ドゴン! ドゴン!

ピカチュウ「ピッ!!カァッ!!チュピッ!!」ギィン! バキン! ゴキンッ!

千歌「考えるの……ピカチュウを、輝かせる方法を……!!」

絵里「防戦一方じゃない?為す術無しなの?」

千歌「考えろ……考えろ……。ピカチュウは……」



ピカチュウ『ピーカピ♪ピーカチュ♪ピーカピカピーカチュ♪』



千歌「!!」



千歌『わぁ///歌って……踊ってる///』

ピカチュウ『ピーカピ♪ピーカピーカチュウ♪ピッカピーカピーカチュッ♪』



千歌「そうだ……!!」ニィッ

千歌「ピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカッ!?」

千歌「ここはピカチュウのステージだよ!!だから……思いっきり、踊って!!」

ピカチュウ「ピーカッ!?」

絵里「踊る?」

千歌「氷で踏ん張りがピカチュウの全部で、絵里さんたちをメロメロにしちゃおうっ!!私がピカチュウにメロメロにされたときのように!!」

ピカチュウ「ピカ……。ピカッ、チューッ!!!」ダッ!

715 :>>714訂正m(__)m [saga]:2017/01/10(火) 02:19:44.25 ID:3Y/pBeXuO

マニューラ「ニュッ!!ラァッ!!」ヒュウゥ……ドゴン! ドゴン! ドゴン!

ピカチュウ「ピッ!!カァッ!!チュピッ!!」ギィン! バキン! ゴキンッ!

千歌「考えるの……ピカチュウを、輝かせる方法を……!!」

絵里「防戦一方じゃない?為す術無しなの?」

千歌「考えろ……考えろ……。ピカチュウは……」



ピカチュウ『ピーカピ♪ピーカチュ♪ピーカピカピーカチュ♪』



千歌「!!」



千歌『わぁ///歌って……踊ってる///』

ピカチュウ『ピーカピ♪ピーカピーカチュウ♪ピッカピーカピーカチュッ♪』



千歌「そうだ……!!」ニィッ

千歌「ピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカッ!?」

千歌「ここはピカチュウのステージだよ!!だから……思いっきり、踊って!!」

ピカチュウ「ピーカッ!?」

絵里「踊る?」

千歌「氷で踏ん張りが利かなくても関係ない!!ピカチュウの全部で、絵里さんたちをメロメロにしちゃおうっ!!私がピカチュウにメロメロにされたときのように!!」

ピカチュウ「ピカ……。ピカッ、チューッ!!!」ダッ!

絵里「でんこうせっか!?それはさっき失敗して……!!」

ピカチュウ「ピカァッ!!!」ツィーッ!

絵里「でんこうせっかのスピードで、氷上を滑ってる……?けど、動きが一直線よ!!マニューラ、つじぎりで迎え撃ちなさい!!」

マニューラ「ニュウ、ラッ!!!」ズバッ

ピカチュウ「ピカッ!!」ギィン! ズガガガ……

絵里「アイアンテールを氷に突き刺して方向転換!?スパイクのようにアイアンテールを使うなんて……」

千歌「そうっ!!それだよ!!もっともっと、はやく!!!」

ピカチュウ「ピィッ、カアッ!!!」

ヒュンッ! シュンッ! クルンッ!

絵里「なに……?動きが急によくなった……。細かくターンを繰り返す様は、まるで本当に踊っているみたい……。マニューラが追いつけない……!!」

千歌「ピカチュウは元々、自分の輝かせ方を知ってた……。ピカチュウを輝かせるためには、ピカチュウの良さを出せばよかったんだ。あとは……私との息を合わせるだけ!!」

716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/10(火) 08:12:32.83 ID:hBYKdPKSO
>>712
漢方で回復してたのかもしれない
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/10(火) 16:46:54.32 ID:65/1OHK40
ポケモンになつかれてないあたりが、むしろ絵里っぽい
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/10(火) 17:43:18.59 ID:5G65KpgX0
「こいつになら背中を預けてもいい」みたいな関係性なら全くポンコツじゃない
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/10(火) 18:02:39.89 ID:3Y/pBeXuO

絵里「マニューラ、つららおとしでピカチュウの進路を遮りなさい!!子ネズミ一匹、捕まえちゃうっ♪」バッ

マニューラ「ニュアッ!!」ズズッ……ドゴン! ドゴン! ドゴン!

ピカチュウ「ピカッ!!ピーカッ!!ピカァッ!!」

絵里「つららおとしのすき間を縫って……!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピーッカァッ!!!」

マニューラ「マニュッ!!?」

千歌「アイアンテールっ!!!」

ピカチュウ「ピッ、カァッ!!!」ギンッ! ブンッ!

ギイイインッ!

ピカチュウ「ピカッ!?」

千歌「オーロラベール……!!」

絵里「……フフっ、残念だったわね千歌!!オーロラベールはポケモンを交代してもしばらく味方に影響するの!!マニューラとの距離を潰したことは褒めてあげるわ!!でもここまでよ!!」

千歌「だったら、オーロラベールごと攻撃するだけです!!ピカチュウ、連続でアイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!ピッ、カッ!!ピーカピカピカピカピカピカピカピカピカ……ピッカァッ!!!」

ギギギギギギギギギギィン!

絵里「なんてラッシュ……!!ピカチュウの小回りが効いて、マニューラがまるで追いつけない……!!それに……」

マニューラ「マニッ!!ニュラッ!!」

ピカチュウ「ピーッカーッ!!!」

絵里「まるで踊っているみたい……視線が釘付けになる……。これは……にこの……」

千歌「みんなを魅了するバトル……ピカチュウが目指しているのは、最高のキラキラですっ!!」

ピカチュウ「ピッ、カァーッ!!!」

ギィンッ!

パリィ……ン!

720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/10(火) 18:12:30.98 ID:3Y/pBeXuO

絵里「オーロラベールを……!!くっ、マニューラ!!つじぎり!!」

マニューラ「ニュアッ!!ニャアッ!!!」ギィンッ!

千歌「ピカチュウ!!!今だよ!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」

マニューラ「ニュアァッ!!!」ズバァッ!

絵里「よしっ!……!!!」

バチッ……バチッ……

ピカチュウ「ピーカー……」バリッ……バチッ……

絵里「マニューラの爪に乗って……まさか、最初からこれを狙ってたの!!?」

千歌「ピカチュウ!!!フルパワーでいくよっ!!!ボルテッカー!!!」

ピカチュウ「チュウ――――――――!!!!!」

バリバリッ!

ドゴォォォォンッ!



マニューラ「ニャア……」クテー

審判「マニューラ戦闘不能!!ピカチュウの勝ちっ!!!」

千歌「ぃよーっし!!!やったねピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュ!!!」

千歌「いぇーいっ♪」パァン

ピカチュウ「ピッカーッ♪」パァン

721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/10(火) 20:38:20.89 ID:O9/rpX7C0
もし果南からもらうポケモンにちゃんと準伝禁止書かれてたらゾロアークが千歌に変身して指文字で励ましてたのかな
もしくは梨子負傷〜千歌ハートブレイクイベント自体起こらなかった?
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/10(火) 21:47:31.46 ID:NxjEz1JV0
実はマニューラが懐いてない訳じゃなくて、絵里に対してツンデレな反応(ツン成分多め)しているせいで絵里が懐いてないって勘違いしているだけかもしれない
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 09:17:47.50 ID:wtWc8ECSO
>>719
かしこくない
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 09:39:30.75 ID:OVjfGB9QO

絵里「やられたわね、ありがとうマニューラ」シュイン

絵里「見事だったわよ。最後のボルテッカー、あれは計算ずくだったの?」

千歌「計算ずく……とは言えません。氷のフィールドに苦戦してたのは事実だし」テレテレ

千歌「アイアンテールを使ってのブレーキで、マニューラとの距離を詰めるまでは考えついたんです。でもそれだと、氷の上で動くことは出来ても、でんこうせっかもボルテッカーも威力は落ちちゃう。このフィールドで、力いっぱいダッシュ出来る場所はどこだろうって思ったんです」

絵里「それでマニューラの爪?常識はずれのアイデアね。一か八かの一撃狙いなんて。アイアンテールをあんなに多用したのは、ボルテッカーから意識を逸らせるためかしら」

千歌「私……まだまだですから。みんなと同じことしてちゃ、一生普通怪獣のままだから。どんなことにも挑戦して、勇気で未来を見ようって、そう決めたんです。ワクワクするバトル……ドキドキするバトル……。強さで相手をねじ伏せるんじゃなくて……みんなが楽しいバトルをしたい。私が最初から求めてたのはそれなんです」

絵里「……いいじゃない。それがあなたの輝くってことなのね」クスッ

千歌「はいっ!!」

絵里「ただ、一つだけ」

千歌「?」

絵里「理想を掲げても、それを追い求めることは容易いことじゃない。理想のために必死になれるあなたは、けして普通じゃない。あなたはもう……充分立派な一人前のトレーナーよ」

千歌「〜っ///」

725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 12:43:19.70 ID:OVjfGB9QO

穂乃果『私たちの仲間に……μ'sに入ってくださいっ!!』



絵里「……………………」ウルッ

絵里「ああ……もうっ」ゴシ

千歌「絵里さん?」

絵里「ううん、ゴメンなさい。あなたを見ていると、本当にあの子に姿が重なる。何事にもまっすぐで、そばにいるだけで元気になって、不思議と笑みがこぼれちゃう。凍てついた心の氷が解かされていく……温かい気持ち。千歌……」

千歌「はいっ」

絵里「あなたとバトル出来てよかった」ニコリ

千歌「……私もです!」

絵里「あなたなら大丈夫。あなたの輝きは、きっとみんなに届くわ」

千歌「〜っ、はいっ!!!」

絵里「……さあ、ラストバトルよ!!私の最強のポケモンで相手をしてあげる!!一瞬たりとも気を抜かないことね!!最後の最後まで輝いて見せなさいっ!!!」シュッ ポンッ

ユキノオー「オオオオオオッ!!!」

千歌「〜っ!!!」ビリビリ

ピカチュウ「ピッカ!!!」

千歌「ピカチュウ」スッ

ピカチュウ「ピカ?」

千歌「ピカチュウは少し休んでて。絵里さんの最強のポケモン……私も一番のパートナーでバトルしようって決めてたの」カチャッ

千歌「ピカチュウ……ゾロアーク……カプ・レヒレ……。見てて、私たちのバトル。最っ高の輝きを見せてあげる!!!」シュッ ポンッ

リザードン「ザアァァァァァッ!!!」

726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 15:36:44.19 ID:OVjfGB9QO

千歌「リザードン……」

リザードン「リザッ」

千歌「私……あのとき……」



千歌『っああああああ!!!!』シュッ ポンッ

リザードン『ザアアアアッ!!!』

ダイヤ『バンギラス』

バンギラス『ギラァッ!!』

ダイヤ『メガシンカ――――』

キイィィィン……

パアァァァァァッ

メガバンギラス『ギラアァァァァァッ!!!』

リザードン『ザッ!!?』

ダイヤ『ストーンエッジ』

メガバンギラス『ギイッ、ラアッ!!!』ドゴゴゴゴゴ!

リザードン『ザッ――――!!!』

ドゴォンッ!

リザードン『……………………』バタン

千歌『あ……あぁ……!!!』ガタガタ ペタッ



千歌「わけがわからなくなって……目の前が真っ暗になって……怖くて……みんなから目を背けた。ゴメン……」

リザードン「リザ……」

千歌「でも……もう逃げないから。自分の恐怖と向き合う。弱さを受け入れる。気付いたから……私は、一人じゃないって」

リザードン「……………………」グルル……

千歌「ねえ、覚えてる?今までのジム戦のこと」ニコリ

727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 15:42:10.86 ID:OVjfGB9QO

千歌「いつだって、私たちのことを応援してくれる誰かがいたよね」

リザードン「リザァ……」

千歌「うん。今はここに誰もいない。でもね……」ソッ

千歌「心は……思いは繋がってる……。たとえどんなに離れてても私たちは、繋がってる」

728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 15:48:54.34 ID:OVjfGB9QO

――――――――



ヒュウウ……

バサッ……バサッ……

梨子「……………………」

ルビィ「梨子ちゃん……」ギュッ

梨子「……………………」

ルビィ「うゅ……」

花丸「大丈夫ずら。きっと……目を覚ますよ」

ルビィ「……………………」ゴシゴシ

ルビィ「うんっ!」

花丸「千歌ちゃんも、必ず追い付いてくるずら。だから……それまでオラたちで頑張るずら!がんばルビィずら!」

聖良「はいっ。が、がんばルビィ……です///」

ルビィ「そうだね……!千歌ちゃん……がんばルビィ!!」

ことり「……♪」ニコッ

729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 16:43:10.41 ID:OVjfGB9QO

――――――――アヤセジム



千歌「離れててもわかるくらい……どんな暗闇の中にいても届くくらい輝こう!お願いリザードン、力を貸して……!一度は逃げたけど……もう二度と、みんなを裏切らない!!私はみんなのトレーナーだから!!!」

ギュウッ

千歌「!!」

絵里「あらあら♪」

リザードン「リザ……」

千歌「リザードン……///」ギュウッ

スッ

千歌「ありがとう……大好きだよ、リザードン!!今……全力で輝こうっ!!!リザードン、サーンシャイーン――――――――!!!」

リザードン「リイッ、ザアァァァァァッ!!!」

絵里「始めるわよ、千歌!!!」

ユキノオー「グォオオオオオ!!!」

730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 17:10:03.66 ID:OVjfGB9QO

千歌「いきますっ!!リザードン、ドラゴンクロー!!」

リザードン「リッ、ザアアッ!!」バサッ ゴオオッ!

絵里「迎撃よユキノオー!!ウッドハンマー!!」

ユキノオー「ギッ、ノオォォォッ!!!」ブンッ! ドッゴォン!

ガガガガガ!

リザードン「リザッ!!」バサッ!

千歌「フィールドに向かってかみなりパンチ!!」

リザードン「ザアァァッドッ!!!」バチバチッ! ドゴンッ!

バリバリ! バリバリ!

ユキノオー「グォッ!!」ビリッ!

絵里「かみなりパンチの電撃をフィールドに伝わせた!!」

千歌「怯んだ隙を逃さないよ!!かえんほえしゃ!!」

リザードン「リッ……ザアアアッ!!!」ボオオオオッ!

絵里「私のユキノオーを甘く見ないことね!!ユキノオー、ふぶき!!!」

ユキノオー「オオオオオオッ!!!」ビュオオオオオッ!

ピキパキ……

千歌「かえんほえしゃが凍らされた!!?」

絵里「ユキノオーの冷気は全てを凍らせるわよ!!炎も、輝きも……私に勝つにはまだ足りないわ!!!」

ユキノオー「ヌォォォォォッ!!!」ビュオオオオオッ!

千歌「っ!!!」

リザードン「リザァッ……!!!」

絵里「後悔……するわよ?かしこいかわいいエリーチカに、本気を出させたことをね!!!」

731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 17:24:14.62 ID:OVjfGB9QO

絵里「ユキノオー、ウッドハンマー!!!」

ユキノオー「オオオッ!!!」ズシンッ! ズシンッ!

千歌「飛んでかわして!!」

リザードン「リザッ!!」バサッ!

絵里「甘いわ!!」

ユキノオー「オオッ……ギノッ!!!」ダンッ!

リザードン「リザッ!!?」

千歌「ジャンプでリザードンに届いた!!?」

絵里「並の鍛え方はしてないわよ!!ウッドハンマーで叩き落としなさい!!!」

ユキノオー「ギィノォッ!!!」ドゴッ!

ドッゴオォン!

リザードン「リ――――ザ――――!!!」

千歌「リザードン!!!」

絵里「追撃よ!!!もう一度ウッドハンマー!!!」

千歌「っ、上を向いて!!かえんほえしゃ!!!」

リザードン「リィッ、ザアアアッ!!!」ボオオオオッ!

ユキノオー「オオオオッ!!!」

リザードン「ザァドッ!!!」ダンッ! バサッ!

ドッゴォン!

パラパラ……

絵里「炎で押し返した一瞬で逃げた」

千歌「危なかった……。……やっぱり……強いなぁ///」ギュッ

絵里「いい顔するわね……」クスッ

絵里「でも勝ちはあげないわ!!行きなさいユキノオー!!!」

ユキノオー「オオオッ!!!」

千歌「ドラゴンクロー!!」

リザードン「ザアアアッ!!!」

絵里「くさむすび!!!」

ユキノオー「ギノッ!!!」

シュルシュルッ!

リザードン「リザッ!!?」ビタッ!

千歌「リザードン!!!」

絵里「ウッドハンマー!!!」

ユキノオー「ユオォォォッ!!!」ブンッッ!

ドッゴオォン!

千歌「リザードン――――!!!」

732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 19:20:03.73 ID:gPXeIMqr0
名前はアレだが凄い薬草探しに行ってるなら曜ちゃんの寄生後の後遺症もどうにかなるんじゃね?という希望
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 19:27:32.34 ID:OVjfGB9QO

ガラッ……

パラパラ……

絵里「……………………」

ブワッ!

絵里「!!」

リザードン「リザァッ!!!」バサッ!

ユキノオー「ユグオオッ!!」

リザードン「リザッ!!リィッ、ザアアッ!!!」バチバチッ! ドゴンッ!

ユキノオー「オオッ!!!」

ドッゴオォン!

リザードン「リザァッ!!!」バサッ……ドシンッ!

絵里「……へぇ♪」



リザードン「リザッ……?」

千歌「ううん、大丈夫。リザードンを……信じてるから」

トクン

リザードン「リザァッ……!!!」

千歌「うんっ!!まだまだいくよっ!!!」

734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 19:29:36.43 ID:OVjfGB9QO

―――――――――スノーハレーション大聖堂



パアァ……



パアアア……



パアアアアアア……

735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 22:09:28.11 ID:OVjfGB9QO

千歌「かみなりパンチ!!!」

絵里「ウッドハンマー!!!」

ドゴォォォォンッ!

リザードン「ザアアアアアアッ!!!」

ユキノオー「グォオオオオオッ!!!」

ゴンッ……ドゴンッ……ドガガガガガ―――――!

千歌「距離を取るよ!!尻尾でユキノオーを薙ぎ払って!!」

リザードン「ザアッド!!!」グルッ! ブンッ!

絵里「尻尾を掴みなさい!!」

ユキノオー「ユグオッ!!!」ガシッ

千歌「なら、そのまま飛んじゃえっ!!!」

リザードン「ザアァァァッド!!!」バサッ ゴオオッ!

ユキノオー「ユオォォォッ!!!」

千歌「フィールドを大きく旋回!!!」

リザードン「リザァッ!!!」ゴオオオオオッ!

絵里「ユキノオー!!ふぶきで動きを止めなさい!!」

ユキノオー「グォオオオオオッ!!!」ビュオオオオオッ!

リザードン「ザァアアアアアッ!!!」

ピキ……パキ……

千歌「翼が……!!っ、凍らされなんかしないっ!!リザードン!!フレアドライブ!!!」

リザードン「ザァアアアアアッ!!!」ゴオオオオオッ!

ユキノオー「ギノォッ!!!」

絵里「フレアドライブで加速した!!」

千歌「さっきのお返し!!地面に叩きつけて!!!」

リザードン「ザアァァァッドッ!!!」ブゥンッ!

ユキノオー「ノオオッ!!!」

ドシィーンッ!

千歌「いっ、けぇーっ!!!」

リザードン「ザァアアアアアッ!!!」

ドゴォォォォンッ!

736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 23:43:22.49 ID:OVjfGB9QO

シュウウウ……

リザードン「リザァッ……」バサッ バサッ ドシン……

パラパラ……

千歌「……………………どう?」

リザードン「……………………」

千歌「これ以上ないタイミングだったよね……。威力も、今までのフレアドライブよりずっと……」

シーン……

千歌「……………………っ」

……ゥウ

……ュゥウ

千歌「!!」

千歌「リザードン!!」バッ

リザードン「リザッ!!」

ビュオオオオオッ!

千歌「っ!!」

リザードン「ザッ!!」

ユキノオー「……………………」グググッ……

千歌「……タフすぎるよ」

絵里「言ったでしょ、並の鍛え方はしてないって。やるじゃない千歌。本気の私と張り合うトレーナーなんて、そうそういないわよ」

千歌「……でも、倒れてはくれないんですね」

絵里「私だって一人のトレーナーだもの。負けるのはイヤよ」クスッ

絵里「それに……」スッ キランッ

千歌「……!!……キーストーン」



フーパ『えりちはね〜、μ's1のメガシンカの使い手なんだよ〜♪』



千歌「……!!」

絵里「これを使うのは……いつ以来かしら。フフっ、誇っていいわよ千歌。あなたは……」

ブワ――――ッ!

絵里「私の本気のその先にまで手を掛けたんだから」

ビュオオオオオッ!

ユキノオー「オオオッ!!!」ズシンッ!

キイィィィィィン……!

千歌「もしもあれで決まれば……って、そんなのは甘かったですね……」

絵里「"もしも"は欲しくないわ……私は"もっと"が好きよ、Angel♪」ウィンク

千歌「え、エンジェル?///」

絵里「翼をただの飾りにはしないことね……♪踊らせてあげるわ……」

パアアアアア――――ッ!

737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/11(水) 23:51:10.58 ID:OVjfGB9QO

メガユキノオー「オオッ……グォオオオオオ――――――――!!!!!」



ビリビリッ!

千歌「っ!!!」ビリビリッ!

絵里「寒い場所ほど燃える……熱い炎のステップでね」

738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 00:30:57.94 ID:kXuE57H9O

パラ……パラ……

千歌「またあられが強く……」

リザードン「……………………」ピシッ……パシッ……

千歌「……リザードン、聞こえる?私の心臓の音……///」ギュッ

千歌「頭の先からつま先まで……ビリビリって10まんボルトをくらったみたいに……。身体の奥から湧き上がる、気持ちいいくらいドキドキしてる……///」

リザードン「リザ……………………」

千歌「このドキドキを感じるたびに、私たちは勝ってきたよね」

リザードン「リザッ」

千歌「リザードン」

スウッ

千歌「勝とう」

リザードン「ザアッ、ドオォォォォォ――――――――!!!」

739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 01:09:28.45 ID:kXuE57H9O

千歌「リザードン、かえんほえしゃ!!!」

リザードン「リイッ、ザアァァァァァッ!!!」ボオオオオオッ!

絵里「ユキノオー!!!」

メガユキノオー「ヌォォォォォッ!!!」ドシンッ! ドシンッ!

ボオオオオオッ!

千歌「なにもしない!!?かえんほえしゃをそのまま受けた!!」

絵里「ウッドハンマー!!!」

千歌「よけて!!!」

メガユキノオー「オオオオオッグ!!!」ドッガァン!

リザードン「リザッ!!!」バサッ!

ドゴォォォォンッ!

バキバキ……!

千歌「フィールドが!!!」

絵里「逃がさないわよ、くさむすび!!!」

メガユキノオー「ユゥオオオオッ!!!」ポウッ……シュルシュルッ!

リザードン「リザ!!?」

絵里「ふぶき!!!」

メガユキノオー「ユグオオオオアッ!!!!!」ビュオオオオオ――――ッ!

リザードン「ザァアアアアアッ!!!」ビュオオオオオッ!

ドッガァン!

千歌「!!!」

ガラガラ……

絵里「あら、勢い余ってジムの天井を壊しちゃったわ♪まあ……私のジムだからいいけどっ!!ユキノオー、くさむすびでリザードンを引きずり下ろしなさい!!!」

メガユキノオー「オオオオオッ!!!」シュルシュルッ!

リザードン「……リ、ザ!!」

千歌「リザードン!!!」

リザードン「リッ……ザアッ!!!」ガアッ

千歌「ドラゴンクローで草を切り裂いて!!!」

リザードン「リィッ!!ザァッ!!!」ズバッ ズバッ!

千歌「よっし、そのままユキノオーに向かって急降下!!」

リザードン「ザアァァァァァッド!!!」ゴオオッ!

絵里「ウッドハンマーで受けなさい!!!」

メガユキノオー「ギィッ、オオオオオッ!!!」

ギイイイイインッ!

740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 08:31:10.80 ID:T07geH/SO
突然ポンコツになったかと
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 09:38:44.95 ID:kXuE57H9O

リザードン「ザアァァァァァッ!!!」バサッ!

千歌「いけっ、リザードンッ!!!勝つのは……私たちだよ!!!フレアドライブ――――!!!」

リザードン「リッ、ザアァァァァァ――――ッ!!!!!」

ゴオオオオオッ!

千歌「勝って……一緒に、未来へ――――――――!!!!!」

リザードン「ザアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」



フッ



千歌「えっ……?」

リザードン「ザ――――ア――――」

千歌「炎が消えた……」

メガユキノオー「オオオオオッグァッ!!!」ブンッ!

ドッガァン!

リザードン「――――――――ッ」

千歌「リザードン!!うそ、そん……な……。なんで……」

絵里「地力の差よ」

千歌「っ!!」

絵里「リザードンは強い。技もパワーもスピードも申し分ない。千歌を一人前のトレーナーと言ったけど、リザードンは一流のポケモンと言っても過言じゃない。だけど……」

メガユキノオー「ギオッ!!!」ズシンッ!

絵里「超一流には届かなかった。それだけよ」

742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 09:57:03.59 ID:kXuE57H9O

千歌「……………………」グッ

絵里「正直追い込まれたけどね。危うい場面は何度かあったし。あと一歩だったわね」

千歌「……………………です」

絵里「さあ、次は誰?カプ・レヒレもピカチュウもまだ残って――――」



千歌「まだです」



絵里「……………………」



ガラッ



千歌「リザードンは……まだ負けてない」

リザードン「――――――――」ドシン……ドシン……

絵里「!!」

リザードン「――――――――」ヨロッ

絵里「意識が……。あんな状態で立つの……?」

リザードン「――――――――」ユラッ

絵里「尻尾の火が消えかかって……もうすでに限界のはずなのに……。それでも戦おうとするの……?勝利を目指そうとするの……?」ゾクッ

リザードン「ザ――――ド――――」

絵里「千歌のために……」

千歌「……………………」





梨子『限界なんか、越えてやるわよ!!!』





千歌「不思議だね……今の気持ち。空から降ってきたみたい……」

743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 10:07:03.98 ID:kXuE57H9O

千歌「炎が燃え上がってるみたいに熱いのに……本当に勝ちたいときって……こんなに世界が静かになるんだ……」

トクン

千歌「本当に心から勝ちたいって思うと、なんでも出来そうな気になってくる」

トクン

千歌「限界だって越えられそう」

トクン

千歌「どんな夢だって叶えられそう」

トクン

千歌「感じるよ、リザードン」

トクン

千歌「今までのどんな瞬間より、ずっとリザードンを近くに感じる」

トクン

千歌「今……私たちの心が重なろうとしてるんだ」

トクン トクン

千歌「リザードンの負けたくないって気持ち……私もおんなじ……」

トクン トクン

千歌「リザードン」ニコッ

トクン……

千歌「一緒に……行こう!!」



ドクン



千歌「光の向こうへ!!!」

744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 10:08:47.14 ID:kXuE57H9O

―――――――――スノーハレーション大聖堂



パアアアアアア……



パアアアアア――――!



スウゥッ……



シュンッ――――

745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 14:16:55.26 ID:kXuE57H9O

トクン

絵里「……なに?」

トクン

絵里「鼓動が聞こえる……これは……これが……」

トクン

絵里「あの子たちの……」

パアアアアア――――!

絵里「この光は……まさか!!!」バッ

パアアアアア――――!

千歌「夢が生まれて……夢の為に泣いたときでも……あきらめないことで繋がった!!」

千歌「みんなみんな……悩みながらここへ辿り着いた!!!」

千歌「これからだよ!!!今はもう……迷わない!!!」

千歌「憧れを抱きしめて……次へ進むんだ!!!」

リザードン「リィッ……ザァッ……!!」ググッ

千歌「私たちだけの――――!!!」





曜『私たちだけの新世界が――――』





千歌「違うよ曜ちゃん……。誰かだけが笑ってられる悲しい世界じゃない!!私たちが目指すのは……みんなが太陽みたいに輝ける世界!!そう……私たちだけの新世界が……きっとある――――――――!!!」

スゥーッ!




キイィィィィィン――――!

千歌「ヨォー――――ソロォォォー――――――――ッ!!!!!!!!!」

ガシッ!

リザードン「ザアァァァァァ――――――――ッ!!!!!!!!!」

746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 14:33:18.58 ID:kXuE57H9O

――――――――ダテンの深淵



曜「……………………Zzz」クークー



曜「……………………」パチッ



曜「……………………」ゴシゴシ



曜「……………………千歌、ちゃん?」ポー

747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 15:00:37.00 ID:kXuE57H9O

パアアアアア――――!

絵里「女神像のメガストーン……。そう……ようやく」ニッ

絵里「ようやく千歌を主と認めたのね……!!」



ボオッ……ボオオオオオ――――ッ!



絵里「手にしたわね!!メガシンカの輝きを!!!」





メガリザードンX「リッ……ザアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

ゴオオオオオ――――ッ!

748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 15:03:46.85 ID:kXuE57H9O

絵里「っ!!穂乃果とは対の……全てを燃やし尽くす青い炎……!!これが、いずれ穂乃果を脅かすことになるのかしら」

千歌「先のことは……まだわかりません。でも……この力で、あのとき0になったもの……友だちも、バッジも……全部全部取り返す!!目の前の0を1にしよう!!!」

メガリザードンX「ザアドッ!!!」

千歌「始めよう……私たちの物語を!!!叶え――――!!!私たちの夢!!!」

メガリザードンX「ザアアアアッ!!!」バサッ……ゴオオオオオオッ!

749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 19:09:13.11 ID:kXuE57H9O

絵里「来るわよユキノオー!!いくらメガシンカしたからといって、力を使いこなせるはずがない!!メガシンカの輝きごと、凍らせてあげなさい!!!ふぶきっ!!!」

メガユキノオー「グォオオオオオ!!!」ビュオオオオオッ!

メガリザードンX「ザアァァァァァッ!!!!!」バサァッ! ビュオオオオオッ!

メガユキノオー「グノッ!!?」

絵里「翼のはためきでふぶきを掻き消した!!?」

千歌「リザードン!!かみなりパンチ!!!」

メガリザードンX「リイッ、ザアァァァァァッ!!!」バチッ……バチバチッ!

メガユキノオー「ギィッ、ヌオォォォォッ!!!」

バリッ……バリバリッ!

ドゴォンッッ!

絵里「っ!!なんて電撃……まるで雷じゃない……!!さっきまでとは威力が……いえ、パワーもスピードも桁が違う!!メガシンカを会得したばかりで、メガシンカのエネルギーをこんなにもコントロール出来るというの!!?」

750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 19:59:25.96 ID:kXuE57H9O

千歌「ドラゴンクロー!!!」

絵里「ウッドハンマー!!!」

メガリザードンX「リッ、ザアァァァァッ!!!!!」

メガユキノオー「ユグオオオオァァッ!!!!!!!!」

ズガガガガガ――――!

絵里「メガシンカは、トレーナーとポケモンの絆が極限にまで達した進化の境地……。絶対の信頼を置くあの二人は、最初からその可能性を秘めていた……?」
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/12(木) 20:29:12.66 ID:kXuE57H9O

千歌「あのとき……私がメガストーンを手に入れられなかったのは、気付いていなかったから。自分の弱さを」

千歌「みんながいる。私にはみんなっていう強い力がある。弱くなんかない。……違うよね」

千歌「弱いって口にするのはとても簡単なこと。でも、それを認めるのは難しい。頭でわかってても、受け入れることが出来ないから。自分が弱いってわかってるつもりだった。わかってるつもりになってた。私は目を背けてた。認めたくなかっただけ。それを認めたら、なにもかもがそこで止まって、終わっちゃう気がしてた」

千歌「でも、違うんだよね。一歩を踏み出さなきゃダメなんだよね。バカ千歌なところも含めて、怖いとか、悔しいとか……自分のダメなとこ全部を、受け入れるところから全ては始まるんだよ」

千歌「一人じゃダメなところは補って、誰かと一緒に進めばいい。手に手を取って行けばいい。みんながいることは強さじゃないけど、みんなと手を取り合うことは勇気になる。一緒にだったら飛べるかな……躊躇わないで、もう諦めたくない」

千歌「知らないことばかり……なにもかもが。それでも期待で足が軽くなる。温度差なんていつか消しちゃえって……私のたった一つの取り柄で!!!」

千歌「元気だよ……元気を出していくよっ!!!」





千歌「元気っ!!!全開だよ――――――――っ!!!!!」

752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 20:50:31.42 ID:HXZlwQof0
ついにメガ進化したか。思えば長い道のり・・・
キズナ現象で梨子ちゃんの方が先に日の目を浴びるかたちになってたけど、やっと主人公っぽくなってきた。
千歌ちゃん推しの俺歓喜。
リザードン(X) オス
フレアドライブ
かみなりパンチ
ドラゴンクロー
かえんほうしゃ

ゾロアーク オス
みきり
とびはねる
ナイトバースト
めざめるパワー

ピカチュウ メス
10まんボルト
でんこうせっか
アイアンテール
ボルテッカー

カプ・レヒレ
しぜんのちから
かげぶんしん
みずのはどう
いやしのはどう
やね。
てかカプ・レヒレはドラピオンの攻撃からまもるで千歌を助けてたけど、ジム戦に向けてほかの技で上書きしたんかね。
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 20:56:59.96 ID:0EyEG9750
そういや2スレ目入って初のジム戦か、ここまで濃いイベント目白押しだったからなぁ・・・
敵側の描写も多かったし、マリーさんはどこまで堕ちていくのか・・・
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/12(木) 22:12:48.80 ID:kXuE57H9O

メガリザードンX「リザッ!!!リザァッ!!!リィッ、ザアアアア――――――――ッ!!!」

ボオオオオオッ!

絵里「かえんほえしゃ……!!ふぶきで相殺よ!!!」

メガユキノオー「グヌオォォォォォ!!!!」ビュオオッ……ビュオオオオオッ!

ブワ――――ッ!

絵里「千歌ぁ!!!」

千歌「はいっ!!!」

絵里「驚きの連続だわ!!あなたは何度も私の予想を越えてきた!!称賛に値するわ!!こんなにワクワクするバトル、μ'sやA-RISE以外じゃ初めてかもしれない!!だからこそ勝ちたい!!自分がこんなに欲張りだとは知らなかったわ!!他にはなにもいらない……このバトルの勝利だけはもらうわよ!!!」

千歌「あげません!!!バトルに勝ちたいって思いは、誰にも負けないから!!!このワクワクは……誰にも譲れませんっ!!!私はもっと欲張りだから!!!バトルの勝利も、バッジも……全部、私がもらいますっ!!!!!」

メガリザードンX「ザアァァァァァッ!!!!!」

メガユキノオー「オォォォォォッ!!!!!」

絵里「だったら……この一撃を耐えられるかしら!!!私たちの最強の技を!!!全身全霊……魂を懸けたブリザードを!!!」

千歌「耐えて……乗り越えて見せます!!!どんな嵐の先にも……きっと未来はあるって信じてるから!!!」

ビュオオオオオッ!

ボオオオオオオッ!

絵里「ユキノオォーッ!!!!!」

千歌「リザードォーンッ!!!!!」



絵里「ぜったいれいど――――――――!!!!!」

千歌「フレアドライブ――――――――!!!!!」



メガユキノオー「グォアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

メガリザードンX「リィッ、ゼェアアアアア――――――――ッ!!!!!」

755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 01:37:28.55 ID:xlrWgFISO
かえんほえしゃ

>>742
ここのスノハレすき
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:38:08.96 ID:n+LOC4RqO

ビュオオオオオッ!

ボオオオオオオッ!

絵里「ハアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

千歌「ヤアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

メガユキノオー「オォォォォォ――――――――ッ!!!!!」

メガリザードンX「ザアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

ピキ……パキ……!

絵里「勝つのは――――私よぉ――――っ!!!!!」

ビュオオオ――――ビュオオオオオッ!

千歌「絶対に負けない!!!勝つんだ……未来に手を伸ばすために!!!この思いはもう、止められない!!!止まらない――――――――!!!!!」

ボオオッ……ボオオオオオッ!

メガリザードンX「リイィッ、ザアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」



千歌「0から1へ!!!【――――】!!!サーンシャイーン――――――――!!!!!」

パアアアアア――――――――!

ゴオオオオオオオ――――――――ッ!

757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:39:53.22 ID:n+LOC4RqO

――――――――



梨子「……………………」

ルビィ「!!」

花丸「!!」



聖良「?」

ことり「どうかした?」



花丸「今……」

ルビィ「なにか……」

梨子「……………………」

758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:41:06.44 ID:n+LOC4RqO

――――――――



鞠莉「……!!」ピクッ

鞠莉「……………………今のは」

759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:41:58.22 ID:n+LOC4RqO

――――――――



曜「……………………千歌……ちゃん」

760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:43:07.68 ID:n+LOC4RqO

――――――――



ダイヤ「!!」

ダイヤ「……今一瞬なにかが」

ダイヤ「……………………」

761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:45:04.90 ID:n+LOC4RqO

――――――――



ヨハネ「……………………」ピタッ

理亞「……なに?」

ヨハネ「……別に。なんでもないわ」スタスタ

理亞「……そう」

762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 10:46:20.24 ID:n+LOC4RqO

――――――――



果南「……!」

ラプラス「ラプ?」

果南「……なんでもないよ。ただちょっと……」

果南「懐かしい光が、見えたような気がしただけ……」

763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 11:39:20.07 ID:xlrWgFISO
Aqours…
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 17:53:26.83 ID:n+LOC4RqO

シュウウウウ……

千歌「はぁっ……!!はぁっ……!!」

絵里「はぁっ……!!はぁっ……!!」

メガリザードンX「……………………」

メガユキノオー「……………………」

絵里「……………………千歌」

メガリザードンX「……………………」グラッ

バタン……!

メガユキノオー「オォッグ……」キュー



絵里「……負けたわ」ニヤッ

審判「それまで!!ユキノオー戦闘不能!!リザードンの勝ちっ!!よって勝者、チャレンジャー……千歌さんっ!!」バッ

千歌「はぁっ……はぁっ――――――――っ!!!」ガッ!




メガリザードンX「リ、ザッ……!!!」ガッ!

シュウゥン

リザードン「リザァ……」ズシンッ

千歌「っ、リザードン!!」タタッ

ツルッ

千歌「おわっ!!」ズテーン

リザードン「リザッ!」

千歌「いたた……お尻打った〜……」サスサス

絵里「なにやってるのよ……」ハァ

絵里「私に勝ったんだから、ビシッとしなさい」

千歌「アハハ、気が抜けちゃって……」テレテレ

絵里「……よくやったわね、千歌」ポンッ ナデナデ

千歌「……はい///みんなのおかげです///」

765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 18:01:35.12 ID:n+LOC4RqO

絵里「千歌、これを」スッ

千歌「バッジケース……よかった」ギュッ

絵里「今なら、そのバッジを持つに相応しいと断言出来る。ポケモンを信じ、自分と向き合い、バトルの中でメガシンカという未来への光を見出だした。私があなたに感じた可能性が嘘でないことの証として……これを授けるわ」スッ キラン

千歌「6個めのバッジ……///」

絵里「ピェチャーリバッジ。私のバッジの輝きを霞ませたら、承知しないわよ?」ウィンク

千歌「〜っ、はいっ!!!」

766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/13(金) 19:00:48.20 ID:GzPzWL+vO
とうとう6っこ目のバッジか
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 21:36:01.76 ID:n+LOC4RqO

千歌「えへへ〜♪」キラキラ

絵里「ほーら、いつまでバッジを見つめてるのよ。やる事は多いんだから、さっさとしないとことりたちに追い付けないでしょ」

千歌「ぅあっ!!そうだっ!!……って、どうやってみんなに……?船は出ちゃってるし、リザードンも……今はさすがに無理だし……」

絵里「心配しなくていいわ。ちゃーんと考えてあるから♪とりあえずシャワーとモーニングね。その間に、私はメガストーンをアクセサリーにしておいてあげるわ」

千歌「アクセサリー?」

絵里「メガストーンをずっと手に握ったままバトルなんか出来ないでしょ。それとも、リザードンはメガストーンを食べるような雑食なの?」

リザードン「リザァ……」フルフル

絵里「じつは、希から話を聞いたときから作り上げてたの。あと少しで完成だから、その間に身支度を済ませておきなさい」

千歌「はいっ。それじゃ、よろしくお願いしますっ」

絵里「それじゃあ、またあとでね♪」

768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 21:55:13.26 ID:n+LOC4RqO

――――――――絵里の家



カチャ……カチャ……

カチッ

絵里「これでよし……と」

絵里「まさか、またこれを作ることになるなんてね……」





穂乃果『ぃやったぁ〜っ!!絵里さんに勝った〜っ!!』

ことり『おめでとうっ、穂乃果ちゃんっ♪』

絵里『……………………』

穂乃果『絵里さん約束ですよね!約束ですよねっ!!』キラキラ

絵里『わかったわよ……。リザードン用のメガストーンアクセでしょ……。作るわよ』

穂乃果『はいっ♪それと……』

絵里『なに?まだなにかあるの?』

穂乃果『……絵里ちゃん♪』

絵里『!?』

穂乃果『私たちの仲間に……μ'sに入ってください♪』

絵里『なにを言って……』

穂乃果『私たちと一緒に戦ってほしいです!ポケモンマスターを目指すために!』

絵里『私が……?冗談で――――』

希『やってみればいいやん?』

絵里『希……』

希『やりたいからやってみる……。本当にやりたいことって、そんな感じで始まるんやない?』

絵里『本当に……やりたいこと……』

穂乃果『絵里ちゃん♪』

絵里『私は……』





絵里「……穂乃果」

絵里「ぽやぼやしてると、あの子の輝きに照らされちゃうわよ」クスッ

769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 23:04:22.69 ID:n+LOC4RqO

――――――――アヤセタウン



絵里「待たせたわね、千歌」

千歌「ふぁっ、ふぇふぃふぁん」モグモグ

絵里「その口いっぱいに頬張ってるのはなにかしら……」

千歌「ふぇふぃふぇふぃ」モグモグ

絵里「なに?」

千歌「ングッ……エリメニ!!」

絵里「ペリペニね。まあいいわ……はい、リザードン」

リザードン「リザッ」

ガチャッ

カチャッ

リザードン「リザッ!」

千歌「おおお〜……カッコいい〜!!」

絵里「でしょ?エリチカ特製の手甲(ガントレット)よ」

千歌「手甲(ガントレット)?」

絵里「そう。穂乃果とお揃いのね」

千歌「穂乃果さんと……」

絵里「未来のポケモンマスターへ。私からのプレゼントよ」

千歌「……ありがとうございます///」

リザードン「リザァッ!」

絵里「ウフフ♪さあ、行きましょうか♪」

千歌「行くって?」

絵里「ことりたちの元へ、私たちを連れて行ってくれる子のところへよ♪」

770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 23:24:17.04 ID:n+LOC4RqO

――――――――エンジェリック・アイスホール

――――――――ラブノベルスパーチ



千歌「……氷の木?絵里さん、ここは?」

絵里「神の止まり木と呼ばれる場所。スノーハレーション大聖堂と同じアヤセ島の聖域よ」

千歌「聖域……」

絵里「……そろそろ時間ね。来るわよ」

千歌「来るってなにが……」

バサッ

千歌「?」

絵里「♪」



千歌と絵里の前に姿を現したのは……

安価下1コンマ、00は100扱い
奇数→デリバード
偶数→フリーザー

771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 23:25:20.52 ID:lMt8BhFO0
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 23:43:29.96 ID:M2kdIK3s0
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/13(金) 23:58:54.76 ID:n+LOC4RqO

キラキラ……

千歌「わぁ……///」

フリーザー「フリィ……」バサッ……バサッ……トンッ

千歌「フリーザーだ……キレイ……///」

絵里「アヤセ島の守り神よ♪久しぶりね、フリーザー」

フリーザー「リィザ」

千歌「フリーザー、絵里さんのポケモンなんですか?」

絵里「いいえ。この子はこの島の象徴とも言えるから、存在を知っていてなおゲットする者はいない。というより、誰にもゲット出来ないわ。この子にその気が無いもの」

フリーザー「リザ……」バサッ……ストッ

フリーザー「リィ……♪」スリスリ

絵里「くすぐったいわよ♪」

千歌「絵里さんのことが好きなんですね♪」

フリーザー「リイ?」

絵里「千歌よ。トレーナーなの。私に勝ったのよ♪」

フリーザー「リィ?……リィザ♪」スリッ

千歌「わっ///」

絵里「千歌のことを気に入ったみたいね♪フリーザー、悪いけど私たちをワンダフルラッシュバレーまで運んでほしいの」

フリーザー「フィリ?」

千歌「お願い、私の友だちがいるの」

フリーザー「フィリ……フリィ♪」

千歌「〜っ///いいのっ?///」パアァ

フリーザー「リザ♪」コクン

千歌「ありがとーっ!フリーザー!!」ギュー

フリーザー「フィリィ♪」

千歌「よーっし、待っててねみんなっ!!今行くからっ!!!」

774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 00:06:01.78 ID:zEpV9wVq0
聖剣士の宿敵の氷竜はいないか・・・アイツいればマリのゼクロム実質無効化できるのに

そして千歌を襲ったアマルルガはえりちの差し金かと思った、試練としての

最後にネタばらしで「絶滅したポケモンがその辺うろついてるわけないじゃない」って言うオチ

ただ理由もなく怒ってただけなのか・・・
775 :中間レポート [saga]:2017/01/14(土) 00:52:26.27 ID:F2J/VIipO

現状のまとめ

千歌
リザードンナイトXを入手し、メガシンカを会得。
絵里とのジム戦を終え、絵里と共にワンダフルラッシュバレーへ。

梨子
キズナ現象中に受けたダメージにより昏睡状態。
ルビィ、花丸に付き添われるも未だ回復の兆しを見せず。

ルビィ、花丸
意識不明の梨子を目覚めさせるため、薬草を求めことり、聖良と共にワンダフルラッシュバレーへ。





鞠莉によって強制的にウツロイドを寄生させられ、精神が崩壊寸前……
薄れゆく自我の中、なおも千歌のライバルであることを望む。

ヨハネ
ルビィの持つプレートを奪うため、理亞と共に行動する。
世界の破滅を願う堕天使を称するも、その真意は不明。

ダイヤ
鞠莉の命令のもと、GUILTY LEAを抜けた聖良を粛清するためにミナミシティへと向かう。
鞠莉の行動に心から賛同している様子はないが、同じく否定もしていない。
ルビィには冷たい素振りを見せるも、その裏ではルビィを思って画策する。

鞠莉
果南のためにあらゆるものの犠牲を厭わず、アルセウスの力を手に入れるためにプレートを狙う。
GUILTY LEAさえ悲願成就の暁には不要と語る。



果南
動向不明。

776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/14(土) 01:23:20.89 ID:bKQftZcg0
曜の症状が明らかにルザミーネより重症だからな...

>>774 まずあいつが力貸してくれそうか、と言うとな...
ゼクロムに関しては鞠莉に"反"英雄の素質でもあったんじゃない?(Fate並感)
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 01:31:50.08 ID:QbRVKLXSO
ピェチャーリってなんだ?
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/14(土) 01:42:21.10 ID:bKQftZcg0
>>777 ロシア語で、「悲しみ」って意味だった
絵里のソロ曲からだな
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 02:42:43.99 ID:ieNT6aXTO
>>776ゼクロムは『理想』のポケモンだから、いくらの鞠莉の理想が狂っていてもその理想の成就に力を貸すんだろうね。
誰かがゼクロムの対になる『真実』のポケモン、レシラムで戦うことになるのか
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 02:59:10.84 ID:F2J/VIipO

――――――――



ヒュウウ……

バサッ……バサッ……

ことり「みんな、もうすぐミナミシティだよ」

ルビィ「はいっ!梨子ちゃん……もうすぐ梨子ちゃんを起こしてあげられるからね」

梨子「……………………」

花丸「……ずら?」

聖良「どうかしましたか?」

花丸「あそこ……」

聖良「……?……遊園地……ですか?」

ことり「エンドレスパレードランドだね。ポケモンと一緒に遊べる巨大テーマパーク。何年か前に出来たばかりだったと思うけど」

花丸「……………………」

ルビィ「全部解決したら、みんなで行ってみようね」

花丸「……………………ずら」

バサッ……バサッ……





花丸「あんなところに……遊園地……?」

781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 07:47:14.87 ID:F2J/VIipO

――――――――ミナミシティ

――――――――ことりの家



ことり「ありがとう、トルネロス、チルタリス♪」ナデナデ

トルネロス「ネァロ」

チルタリス「チルッ♪」

ことり「少しの間休んでて。もう少ししたら、また力を借りるから」

ことり「とりあえず、梨子ちゃんをベッドに寝かせてあげよう。それから、今からのことについて話そうか」

ルビィ「はいっ」

782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 08:01:54.55 ID:zEpV9wVq0
何気に1番辛い立ち位置に似るルビィちゃん・・・
姉が元所長で悪の組織の幹部とかマスコミに関与疑われてもおかしくないレベル
しかも姉が友達の精神ズタズタした上にその友達に半ば八つ当たり気味に全ての元凶扱いされる始末(間違ってはいないが)
これでもがんばルビィでいられるルビィちゃんマジ天使
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 10:09:05.53 ID:QbRVKLXSO
>>778
そうかthx
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 11:37:06.79 ID:F2J/VIipO

――――――――

――――

――



ことり「それじゃ、今後についてだけど」

花丸「はい」

ことり「まず、改めてワンダフルラッシュバレーという場所の危険性について。崖の険しさ、迷路のような広大さ、そしてポケモンの強さ……一瞬たりとも気を抜いちゃダメだってことを頭に入れておいてね」

ルビィ「……っ」ゴクリ

ことり「それともう一つ。これは念頭に置いてほしいの。薬草を確実に手に入れることが出来るとは限らない。行ってまったくの無駄足になる可能性だってある。それでも行く?」

ルビィ「行きます!」

花丸「当然ずら!」

聖良「私も……全力を尽くします」

ことり「……わかった。それじゃ効率を上げるためにグループを二つに分けるよ。ことりと……」



ことりと行くのは……
安価下1
ルビィor花丸

785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/14(土) 11:44:55.06 ID:bKQftZcg0
ルビィ
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 17:32:50.60 ID:F2J/VIipO

ことり「ことりとルビィちゃんは、ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜を探す。聖良ちゃんと花丸ちゃんで、ヤッパリホノウミナンデスヨ根を探してくれるかな」

聖良「はい」

花丸「足手まといにならないよう、気を付けるずら」

聖良「いや、そんなっ……」アセアセ

ルビィ「ルビィも……」

ことり「大丈夫♪なにかあってもことりが守るから♪……でも、どうしてもことりが助けてあげられないときがあるかもしれない」

ルビィ「……………………っ」

ことり「そのために……二人にはこれを渡しておくよ」スッ パカッ

聖良「これは……」

花丸「ことりさんが着けてた……」

ことり「うん、Zリングだよ。私のはあのヨハネちゃんって子に盗られちゃったけど……。二人はZクリスタルも持ってる。Z技を使える条件は揃ってる」

ルビィ「Z技……」

ことり「Z技はメガシンカと違って、全てのポケモンが使用出来るっていうメリットがある。メガシンカを使えない二人にも、強大な力を手に出来る」

花丸「このクリスタルにそんな力が……」

ことり「ルビィちゃんのはエスパーZ。花丸ちゃんのは……これは、カビゴンZかな……?」

花丸「カビゴンZ……?」

ことり「うん。ことりも多くは知らないけど、Zクリスタルの中にはそのポケモン専用のものもあるみたいなの」

ルビィ「エスパーZにカビゴンZ……。お姉ちゃんはルビィたちに合ったものをくれたんだ……」

花丸「カラマネロとカビゴン用に……ずらね」

787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 17:54:50.70 ID:F2J/VIipO

ことり「Z技はトレーナーとポケモンの心が重なり、互いに全力を出したときにのみ発動する。生半可な覚悟じゃ使えない。そういう意味じゃ、ワンダフルラッシュバレーは修行には持ってこいの場所かな……。本当にみんなを連れて行きたくはないんだけど……」

ルビィ「ことりさん、ルビィたち……なにがあっても後悔しません」

花丸「ずら。自分で決めた道ずら」

聖良「私も……自分の信じるままに……」

ことり「……余計な心配は、いらないみたいだね」クスッ

788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 19:13:42.38 ID:QbRVKLXSO
ほのうみを避けることりちゅん
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 22:07:23.50 ID:F2J/VIipO

ことり「二人にZの加護がありますように♪」

ルビィ「ありがとうございます!」カチャッ

花丸「必ず使いこなしてみせるずら」カチャッ

ことり「よし、それじゃあ……」

ポンッ

ゲッコウガ「コウガ」シュタ

聖良「ゲッコウガ……」

ルビィ「ゲッコウガも、梨子ちゃんを助けたいんだよね」

ゲッコウガ「コガッ」

ポンッ

ポンッ

ポンッ

ランプラー「プラァ♪」

ガバイト「ガバッ!」

トゲキッス「トゲッ♪」

花丸「みんなも……一緒に行きたいずら?」

ゲッコウガ「コウガッ」コクン

ことり「ポケモンに愛されるトレーナー……梨子ちゃんはとってもいい子なんだね」ニコッ

ルビィ「はいっ♪」

花丸「大切な友だちずら♪」

ことり「ことりもお話したいな、梨子ちゃんと♪……みんなで、梨子ちゃんを助けよう」

ルビィ「おーっ!!」

花丸「行くずら!ワンダフルラッシュバレー!!」

聖良「はいっ!!」

ゲッコウガ「コウガ……」チラッ

梨子「……………………」



梨子『ゲッコウガ♪』



ゲッコウガ「ゲコ……。コォッ……ガッ!」

790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/14(土) 22:11:09.12 ID:F2J/VIipO

――――――――

――――

――



コソコソ……

ヒョコッ

梨子「……………………」

メロエッタ「メロ……メーロ?」

梨子「……………………」

メロエッタ「メロウ……」シュンッ

メロエッタ「……メロッ!」ピカーン

メロエッタ「メロッ……メロー♪」クルクル ピタッ



メロエッタ「〜♪……〜♪〜――――♪」



梨子「……………………」

791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 22:15:11.56 ID:zEpV9wVq0
そういやバトル回数も勝ち数も後輩のトゲキッスに抜かれてるガバイト・・・
やっぱ進化前とはいえ一般ポケ最強の一角だから下手に活躍するとパワーバランス崩れるからか
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/14(土) 22:27:19.32 ID:bKQftZcg0
あいつ十年間もレートに居続けてるしな
今だとレー島の守り神とか言われてるし
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 23:07:12.12 ID:QbRVKLXSO
お話(物理)
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/15(日) 01:09:37.59 ID:qzu3shQ5O

――――――――ワンダフルラッシュバレー




ルビィ「ピッ、ピギャアアアア……!!た、高いぃ……!!」

ビュオオオオオッ!

花丸「わぷっ……!!風が……!」

聖良「暴風の吹き荒ぶ断崖絶壁……なるほど、たしかに一般人が立ち入りを禁止されているはずです……」

ことり「谷の底までは、トルネロスとチルタリスに乗って行くよ。ゲッコウガたちは一度ボールに戻って――――」

ゲッコウガ「コウガッ!」ダンッ!

ルビまる「えええっ!!?」

ガバイト「ガーバッ!!」ダンッ!

ランプラー「プラッ!」ガシッ

トゲキッス「トゲーッ!!」ビュンッ!

ルビィ「み、みんな先に行っちゃった!!」



ゲッコウガ「コガッ!コウッ、ガッ!」シュタッ シュタッ

ガバイト「ガバッ!ガアッ!!」ダンッ! ダンッ!

トゲキッス「トーゲッ!!」ビュウウン!



花丸「もうあんなに遠くに……」

ことり「さすがチャンピオンのポケモン……かな?この谷をなんの躊躇も無しに飛び降りるなんて……。とりあえず、ゲッコウガたちは大丈夫そうだね。私たちも後を追うよ」

795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 10:14:35.99 ID:nLMkytk80
自分の行動が原因で友人が闇落ちし幼馴染にも被害でてるのにまだ私関係ねーって言える果南も割とゲスい
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 11:34:12.38 ID:b07xurwSO
>>795
被害出てることはまだ知らないからセウト
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 14:24:38.84 ID:BbuvNuZMO
>>796幼馴染ならある程度は予想出来るはずだからアウト
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/15(日) 14:54:00.45 ID:qzu3shQ5O

――――――――ミナミシティ



キィィィィン……

ヨハネ「……プレートの反応が近い。あいつらに近付いてるみたいね」

理亞「……………………」

ヨハネ「浮かない顔ね」

理亞「……べつに」

ヨハネ「興味が無いなら着いてこなくてもいいのに」

理亞「お前に着いてきたわけじゃない」



ことり『ポケモンに罪は無いもんね♪』



理亞「私は……私たちが正しいことを証明するためにここに来た」

ヨハネ「正しさ……ね」





善子『やめて……』

善子『やめてよ……!』

善子『やめてったらぁ!!!』

善子『やめてえぇぇぇぇぇ――――――――!!!』



善子『私は……こんなこと望んでなかったのに……!!』

善子『なんで……なんで……!!』ギリッ

善子『うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!』





ヨハネ「そんなもの……力のある者が正義に決まってるじゃない」ボソッ

799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/15(日) 14:55:20.96 ID:qzu3shQ5O

――――――――ワンダフルラッシュバレー



オンバーン「……………………ォン」

800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 15:09:43.24 ID:nLMkytk80
姉の粛清を前に妹がどう出るか・・・こっちも姉妹対立あるか?
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/15(日) 16:01:32.86 ID:qzu3shQ5O

――――――――ワンダフルラッシュバレー

――――――――ラブマージナルツリー



バサッ……バサッ……

バサッ……

ことり「っと……」

聖良「なんとか無事に谷底までたどり着きましたね」

ルビィ「怖かった……」グスッ

花丸「よしよし」ポンポン

聖良「……………………」キョロキョロ

聖良「ゲッコウガたちはもうすでに散策に向かったようですね」

花丸「オラたちも行くずら」

ことり「そうだね。ありがとう、トルネロス、チルタリス」シュイン シュイン

ルビィ「思ったより暗いですね……。それにかなり入り組んでる……」

ことり「それじゃ、ここからは二手に分かれて行動しよう。それと……これを」スッ

聖良「これは……ほしのすなですか?」サラッ

ことり「うん。ことりたちのはオレンジ。聖良ちゃんたちのは白く色をつけてあるの。この場所は本当に迷いやすいうえに、方角もろくにわからないから。だから自分たちの通った道にこの砂を撒くの。なにがあってもここに戻ってこられるように」

花丸「ほんのり発光してるから目印にはピッタリずら」

ことり「みんな、これだけは守ってね。絶対にムチャはしないこと。万が一のときはすぐにここに戻ってくること。わかった?」

ルビまる「はいっ!」

ことり「聖良ちゃん」

聖良「はい」

ことり「絵里ちゃんから話は聞いてるよ。聖良ちゃんは強いってこと。でも、いくら強くても聖良ちゃんはまだ子どもなの。だから……いくらでも大人を頼っていいんだからね」

聖良「……はい」

ことり「無理しないようにね」ニコッ

聖良「……必ず、花丸さんを守ります」

802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 17:55:04.63 ID:b07xurwSO
オレンジ…白…あっ(察し)

やっぱりほんのり穂乃果色なんだよちゅんなあ…
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/15(日) 18:03:05.88 ID:qzu3shQ5O

――――――――



ルビィ「うゅ……」ビクビク

ギューッ

ことり「えーっと……ルビィちゃん……。ちょーっと……歩きにくきかな〜……なんて」アハハ……

ルビィ「だ、だってぇ……」

ことり(昔の花陽ちゃんみたい……)

ことり「頑張るって決めたんでしょ?」ポンッ

ルビィ「うぅ……」

ことり「大丈夫。ことりがついてるから」

ルビィ「ありがとうございます……。そういえば……あの、一つ訊いていいですか?」

ことり「ん?」

ルビィ「ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜って、どういう薬草なんですか?見たことないから、見つけてもわからないなって……」

ことり「うんとね……待っててね、今地面に絵を描くから」

ルビィ「描く?」

ことり「〜♪……はい♪」

(^8^)

ルビィ「……はい?」

ことり「これがヤッパリコトホノナンダヨチュン菜♪」

ルビィ「……………………はい?」

ことり「可愛いよね〜♪抜くときに、ヤッパリコトホノナンダヨチュンナァって鳴くらしいよ♪」

ルビィ「マンドラゴラ!?」

(・8・)

ことり「これはヤッパリコトホノナンダヨチュン菜の偽物、ホノウミハミトメラレナインダヨチュン菜だから気を付けてね」

ルビィ「間違い探し!?」

ことり「花丸ちゃんたちの方には、ヤッパリホノウミナンデスヨ根の絵を教えておいたから♪」

804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/15(日) 18:06:28.72 ID:qzu3shQ5O

――――――――



聖良「……………………」

花丸「……………………」

/cVσ_VσV

聖良「木の根にこういう模様が浮かんでいるらしいですね……」

花丸「……ずら」

/cVσ_VσV

聖良「……ことりさんの悪ふざけないことを願っています」

花丸「同じくずら」

805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 20:05:02.85 ID:qppkuuhA0
追い付いたです
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [(・8・) sage]:2017/01/15(日) 22:08:05.63 ID:b07xurwSO
(^8^)
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 23:48:56.08 ID:rZY6JaR30
笑いを忘れないスタイル好き
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 00:16:00.03 ID:hlrXOGee0
このことりちゃんは一歩間違えれば鞠莉サイドやんね
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 00:37:23.29 ID:sRtAvBsA0
個人的にA-RISE好きだから気になる
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/16(月) 02:57:52.97 ID:+IcDOAYEO

――――――――



ルビィ「あの、ことりさん」

ことり「なあに?」

ルビィ「えっと……こんなときにゴメンなさい……。もう一つだけ訊きたいことがあるんですけど……」

ことり「いいよー♪なに?♪」

ルビィ「ことりさんは……μ'sのみなさんは、なんでそんなに強くなれたんですか?」

ことり「なんで……?」

ルビィ「才能って言い切られちゃうとどうしようもないけど……ことりさんたちもきっと、最初は普通のトレーナーだったんですよね?」

ことり「そうだよ?」

ルビィ「ルビィは地質学者で……千歌ちゃんたちみたいにトレーナーとしてスタートが違います……。それでもみんなの力になりたい……強くなりたい……。どうしたら……μ'sのみなさんみたいに強くなれますか……?」

811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 06:24:20.77 ID:xhr7lfnAO
>>802 青より白とオレンジの方が目立つからね(震え)
色の選択に他意がある訳ないだろ(白目)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 06:26:37.29 ID:sLbgBb/R0
亜里沙「雪穂はお姉さんから妹だって紹介してもらえたのにお姉ちゃん・・・」(涙)
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/16(月) 11:00:15.16 ID:+IcDOAYEO

ことり「うーん……海未ちゃんや絵里ちゃんならちゃんとした答えが出せるんだろうけど……。ことりは、ただ穂乃果ちゃんについてきただけだから」

ルビィ「ついてきただけ……?」

ことり「うんっ♪ことりと穂乃果ちゃん、それに海未ちゃん……あ、海未ちゃんっていうのはソノダシティのジムリーダーなんだけどね。ことりたちは幼なじみで、どんなときも一緒だった」



穂乃果『海未ちゃんっ、ことりちゃんっ!!ポケモントレーナー、やってみないっ!?』



ことり「始まりは、なんてことない些細なものだった。右も左もわからないまま、手探りでポケモンたちのことを知って、μ'sのみんなと出会って、たくさんたくさん……とても語りきれないような冒険をしたの♪」

814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/16(月) 20:18:32.69 ID:X8QOvWuIO

穂乃果『ポケモンリーグの、あの大きな舞台で戦って……私たち!!一番になろう!!!』キラキラ



ことり『いつかこの広い空を飛んでみたいな♪ポケモンの背中に乗って……自由に♪』ポワー



海未『私を怒らせるとはいい度胸です!!荒ぶる龍の咆哮を聞かせてあげます!!』ゴゴゴゴ……



真姫『この私がほのおタイプのバトルで負けるわけないでしょ!!かかってきなさい!!』ムキー!



凛『凛はねー、ポケモンたちが元気に遊んでる姿を見るのが好きなんだ〜♪』ニャハー



花陽『ポケモンたちと食べるご飯は最高なんです♪』モグモグ



にこ『え〜っ?にこ〜、ポケモンバトルとかそういう野蛮なこと出来ないし〜♪ってあぁん!!?上等じゃないの!!ボッコボコにしてやるわよ!!』ガーッ!



希『ウチのスピリチュアルパワーがどれほどのものか……確かめてみない?♪』ムニュッ



絵里『楽しませてあげる!!この瞬間が永遠に感じられるように!!』

815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 21:38:22.26 ID:6qV8hPXSO
スピリチュアルやね
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 22:26:25.39 ID:sLbgBb/R0
アライズはあんじゅのポケモンは無傷だからどうにかなるとして(やぶれたせかいの王にお世話になってるかも)
音信不通のジムリーダー5人は良くてその場で気絶したまま放置か悪くて捕まって監禁されてるかか
最悪の事態は・・・考えたくない
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/16(月) 23:18:36.59 ID:X8QOvWuIO

ことり「いろんな人に出会って……」





ツバサ『悪いけど、誰にも負けるつもりはないの』クスッ

英玲奈『私に勝つのはまだ先のようだな』

あんじゅ『甘いひととき……プレゼントしてあげる♪』



ことり「いろんなポケモンに出会って……」



穂乃果『今そこにケンタロスいた!!捕まえてくる!!』

海未『もうやめなさい!!ケンタロスばかり何匹ゲットしたと思ってるんですか!!ハンターですかあなたは!!』

ことり『ふえぇ〜ん!サイホーンが追いかけてくるよ〜!!』



花陽『凛ちゃん、なにしてるの?』

凛『かよちんかよちん、モンスターボール落ちてた〜』

花陽『モンスターボール?』

ビリリダマ『ビリ……』

ビリビリ ビリビリ

花陽『ぴゃあぁぁぁぁぁ!!!』ビリビリ

凛『かよちーん!!!』



にこ『ぐぬぬぬ……!!このスロット全然絵柄揃わないじゃない!!インチキしてんじゃないの!!?』

真姫『なんでわざわざゲームでコインを増やさなきゃいけないのよ。コインなら買えばいいじゃない』カミノケクルクル

にこ『スロット全否定してんじゃないわよ!!ぜぇーったい自力でポリゴンゲットするわよ!!』

真姫『希を連れてきた方が早いんじゃない?』



絵里『の、希ぃ……』ビクビク

希『……………………わっ!!!』

絵里『ひいいっ!!!』ビックー

希『アハハハハ♪』ケタケタ

絵里『希ぃ!!!///』ガクブル

希『冗談や、冗談♪』

絵里『もうっ!!ビックリして近くにいたガラガラに抱きついちゃったじゃない!!ゴメンねガラガラ……』

希『……………………えりち』

818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/16(月) 23:40:30.74 ID:X8QOvWuIO

ことり「バトルをして……」



ことり『ヒノヤコマ、ニトロチャージ!!』

あんじゅ『ゴースト、クリアスモッグ!!』

ことり『ヒノヤコマのスピードが!!』

あんじゅ『身体の芯まで痺れる毒の味に酔いしれなさい!!』



海未『本気で行かせていただきます』

英玲奈『望むところだ』



ツバサ『次はこの子よ。来なさい、サーナイト!!』

サーナイト『サナッ!!』

穂乃果『黒いサーナイト……。燃えてきたっ!!こっちも行くよっ!!!』

リザードン『ザアアッ!!!』

ツバサ『全開で飛ばすわよ!!』

ほのツバ『メガシンカ――――――――!!!!!』

819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage タチサレ]:2017/01/16(月) 23:54:31.98 ID:6qV8hPXSO
ガラガラ…希の反応…あっ
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 00:52:30.20 ID:rUlzROhQ0
ポリゴンの値段が9999だとコイン買うだけじゃ変えない罠
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 15:21:36.24 ID:EDrvbl94O

ことり「たくさん笑って……」



凛『ぷっ、アッハハハハ♪にこっ、にこちゃんベトベトンにのしかかられてる!!アッハハハハ♪』

にこ『笑ってないで助けなさいよぉ!!!』

ベトベトン『ベートー♪』

にこ『いやあぁぁぁぁぁ!!!ベタベタするうぅぅぅぅぅ!!!』

真姫『……………………』パシャッ

にこ『なに撮ってんのよぉ!!!』



ことり『んーと……』

マネネ『……………………』

ことり『こっちかな?』スッ

マネネ『マネ……///』パアァ

ことり『やっぱり♪』ヒョイッ

マネネ『マネェ!!?』ガーン

ことり『海未ちゃんのマネ上手だね〜♪』

海未『ちょっと』



シェルダー『……………………』

ブロスター『……………………』

オクタン『……………………』

花陽『……………………』ジーッ

花陽『……お腹すいたなぁ』ジュルリ

ビクッ!

希『絶対あかんよ食べたら』

花陽『たっ、食べないよっ!!///』



穂乃果『絵里ちゃん絵里ちゃん』

絵里『なに、穂乃果?』

穂乃果『絵里ちゃんにスッゴい似合いそうな服あったよ』

絵里『ホント?どんなの?』

穂乃果『これ』スッ

絵里『……………………なにそれ』

穂乃果『エリキテルの着ぐるみパジャマ』

絵里『……………………』

穂乃果『絵里、来てる、エリキテル……みたいな』

絵里『……………………』

穂乃果『……………………』

絵里『穂乃果』

穂乃果『はい』

絵里『最高におもしろいわねっ!!』キラキラ

穂乃果『でしょ〜っ!!?』ドヤァ

822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 22:13:34.03 ID:EDrvbl94O

ことり「ときには言葉に出来ないような悲しいことも……」





穂乃果『やめます……。ポケモントレーナー……やめます』



ことり『穂乃果ちゃんや海未ちゃんと違って……ことりには、なにも無いから……』



海未『最低です……。あなたは最低です!!!』

823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:09:39.39 ID:EDrvbl94O

ことり「いろんな時間を過ごしたなぁ♪嬉しいときも悲しいときも、いつだってμ'sのみんなが一緒にいて、ことりたちが経験した全てが今のことりたちを作ってる」

ルビィ「経験した全てが……」

ことり「どうやって強くなれたか……たぶん、誰に訊いてもその答えは出ないよ。人は人で、ルビィちゃんはルビィちゃんだもん」

ルビィ「ルビィはルビィ……」

ことり「ゆっくり時間をかけて……なんて、そんな悠長なことは言ってられないのが現状で、ルビィちゃんが焦ってるのもよくわかるよ。だからこそ、今この一瞬を大切にしてほしい。ルビィちゃんだけの今がここにある。ツラいことも、目を背けたくなるようなことも……全部がルビィちゃんの冒険に繋がる。いつの日か、いつも眺めてたいと思えるような……そんなステキな思い出になる。ことりはそう信じてる。ルビィちゃんも信じて」

ことり「明るく輝く未来があることを」ニコッ

ルビィ「ことりさん……。ありがとうございます///」

ルビィ「ルビィは……」



ことりの言葉を受け、決意を新たにするルビィ。
そんなルビィたちに近付くポケモンの影……
現れたのは……

安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン

824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 23:14:27.20 ID:3SAsQZeV0
ゴースト
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 23:14:50.17 ID:rUlzROhQ0
ミカルゲ
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 23:14:52.58 ID:WsrjZqaOO
アローラガラガラ
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/17(火) 23:15:05.12 ID:vZ23JJnX0
ロトム
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:18:20.39 ID:N487bJecO

ミカルゲ「ゲゲゲゲゲゲ」ユラユラ

ことり「おっと……ミカルゲ……。いかにも好戦的な目でこっちを見てるね」

ルビィ「……………………」

ことり「ルビィちゃん下がって。ことりが相手を……」

ザッ!

ことり「!」

ルビィ「ルビィは……ルビィは決めました!!ルビィはルビィの冒険をします!!みんなに胸を張れるような、後悔しないような冒険を!!今起きてるツラいこともいつか、あのときは大変だったねって笑い合えるようにするために!!ルビィは……強くなります!!!」シュッ ポンッ

カラマネロ「ロァマ!!!」

ことり「カラマネロ……。相性は良くないよ」

ルビィ「わかってます。だからこそ意味がある。このバトルに勝って、先へ進もう!!カラマネロ!!」

カラマネロ「ネァッ!!!」

829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 06:29:11.24 ID:wj0yDpi50
がんばルビィ!というかここのダイヤさんは鞠莉に「ルビィを攻撃しろ」って言われたらどう出るか・・・
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 22:48:11.37 ID:N487bJecO

ミカルゲ「カァル……ゲェッ!!」シュルッ……シュンッ!



ことり「かげうち……はやい!!」



ルビィ「カラマネロ、リフレクター!!」

カラマネロ「ラァッ……マッ!!」ヴゥンッ!

ギィンッ!

ミカルゲ「ゲェアッ!!」

ギンッ!

ギィン!

ギイィンッ!



ことり「強い……。さすがワンダフルラッシュバレーのポケモン……かな」



ルビィ「カラマネロ、サイケこうせん!!」

カラマネロ「カァラ……!!」キイィン……



ことり「あくタイプを持ってるミカルゲに、エスパータイプの技は効果がない……」



ルビィ「ミカルゲにダメージは与えられない……。でもっ!!」ビッ!

カラマネロ「ラァ……マッ!!!」バシュッ!

ドガァンッ!

ミカルゲ「ゲゲッ!!?」



ことり「谷の岩壁を壊して岩雪崩を起こした!!」



ドゴゴゴゴゴ……

ルビィ「タイプの相性が悪くても、戦い方はある!!ルビィは……スゴい人たちのバトルをこの目でたくさん見てきた!!」

ガラガラッ……!

ルビィ「ルビィも……あんな風になりたい!!みんなみたいなスゴいトレーナーに!!」

831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 23:13:51.32 ID:N487bJecO

ことり「技が効かないからっていっても……」

ガラガラ……パラッ

ことり「ムチャするなぁ……」アハハ

ルビィ「ふんす!!」

ことり「下手をすれば私たちも生き埋めだよ……」

ルビィ「大丈夫です。ちゃんと地盤の強度と一番効率のいい箇所、それに角度とルビィたちには被害の無いように計算して撃ちましたから」キッパリ

ことり「ふぇ?」

ルビィ「トレーナーとしてはまだまだだけど……ルビィこれでも地質学者としては優秀なんですっ」エヘン

ことり「おおお〜」パチパチ

ことり「一瞬で地形を読んで攻撃したんだ……。洞察力が鋭いうえに、俯瞰的にポケモンや周囲をよく見てる。……この子、自分が思ってるよりもトレーナーとしての戦術眼は鋭いんじゃないかなぁ……」

ルビィ「うゅ?」

ことり「あ、ううん。なんでもないのよなんでも」

ガラッ……

ことり「!!」

ミカルゲ「カァル……」ユラッ

ことり「ルビィちゃん!!油断しないで!!ミカルゲはまだ――――」

ルビィ「っ!!?」

ミカルゲ「ゲェッ!!」キイィン……バシュッ!

ことり「シャドーボール!!」

カラマネロ「カラッ!!」

ルビィ「カラマネロ!!!」



シュバッ!



カラマネロに放たれたシャドーボール……
ピンチを救ったのは……

安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ゲッコウガ&トゲキッス
偶数→ランプラー&ガバイト

832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 23:14:26.88 ID:wj0yDpi50
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 01:20:59.27 ID:da2cRbDSO
ナンデモナイノヨナンデモ
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 07:01:08.68 ID:67T7GV+A0
ルビィちゃん最高
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/19(木) 20:21:04.70 ID:DM0XhZEOO

ダァンッ!

ガバイト「ガァバ!!」

ルビィ「ガバイト!!」

カラマネロ「ラァマ……」

ガバイト「ガバッ」コクン

ランプラー「プラッ!!」

ルビィ「ランプラーも!!」

ランプラー「プーッ、ラッ!!」バシュッ! バシュッ!

ミカルゲ「ルゲッ!!?」

ドオオン!

ランプラー「プラァー!!」



ルビィ「あ、ありがとうガバイト、ランプラー。助かったよ」

ガバイト「ガァ」シャー

ランプラー「プラァ♪」フワフワ



ことり「ガバイトにランプラー……あの子たちも無事でよかった。それにしても……シャドーボールを受けてビクともしないなんて、あのガバイトスゴい。ランプラーも……さすが梨子ちゃんのポケモン……。よく育てられてる」

836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/19(木) 21:52:34.15 ID:DM0XhZEOO

ガラガラッ……

ミカルゲ「カァゲ……」ユラッ

ルビィ「っ、まだ……」

ガバイト「ガバッ」キッ

ランプラー「プラッ!」

ことり「……………………」カチャッ



???「そこまで」



ルビィ「!!」

ことり「……こんな場所に、人?」

ミカルゲ「ゲゲゲ……」

???「お疲れさまです、ミカルゲ」

ルビィ「……だ、誰?」

???「……………………」クスッ

パサッ

ルビィ「!!!」



ヒデコ「お久しぶりです、ルビィさん」ニコッ

837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/19(木) 22:25:04.79 ID:DM0XhZEOO

ルビィ「ヒデコさんっ!!」タタタ……

ギューッ

ルビィ「なんでなんで!?なんでここにいるんですか!?」

ヒデコ「フフ、落ち着いてください」ナデナデ

ヒデコ「……………………」チラッ

ことり「ヒデコちゃん……?」

ヒデコ「久しぶり、ことり」ニコッ

ことり「〜っ///」ダッ!

モッギュー

ことり「久しぶりっ!!ヒデコちゃん!!何年ぶりだろ!!元気だった!?」キラキラ

ヒデコ「うんっ♪」



ルビィ「……………………」ポカーン

ランプラー「プラァ?」

ガバイト「ガバ……」

カラマネロ「ネェア……」

ことり「あっ、ゴメンね……///ついなつかしくて……///」

ルビィ「二人はお知り合いなんですか?」

ことり「昔旅をしてたときにね♪」

ヒデコ「あのとき、穂乃果がヒメグマと木の実の大食い勝負してたんだよね♪」

ことり「そうそう♪木の実の食べすぎで倒れてたところに、食料を調達してたヒデコちゃんたちが通りかかってくれて♪薬を作ってくれたんだよね♪」

ルビィ「へ、へぇ〜……」

ヒデコ「穂乃果たちは元気?」

ことり「うんっ♪」

ヒデコ「よかった♪ことりたちのことは、あれから噂に聞いてたよ。ずいぶん有名になったね」

ことり「エヘへ〜♪」テレテレ

838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 22:39:22.71 ID:da2cRbDSO
リ`・ワ・)
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/19(木) 23:29:45.92 ID:DM0XhZEOO

ルビィ「そ、それで……ヒデコさんはここでなにをしてるんですか?」

ヒデコ「はい。ココロア砂漠を出た後、各地を移ろいながら、この地方の安定をこの目で確かめていました」

ルビィ「安定……?」

ヒデコ「しかし、どうやらこの地を廻るエネルギーに乱れが生じているようで……」

ことり「乱れって?」

ヒデコ「この地方に生息するはずのないポケモンの出現、それに各地で天候の急激な変化が見られるようになったの」

ルビィ「それって……もしかしてプレートとなにか関係が……?」

ヒデコ「おそらく……自然の力を司るプレートに異変が生じているのでしょう」

ルビィ「……………………」ゴソッ

ことり「ヒデコちゃん、ことりとルビィちゃんで話し方違うのややこしくない?」

ヒデコ「元々こっちが素なんだから仕方ないでしょ///これでもモブの民の長なんだから、それなりの威厳を……///」

ルビィ「あ、あの……それならそっちの話し方でも……」

ヒデコ「うっ……。う……うん///」

ヒデコ「コホン……///それで、各地を巡りめぐってるうちにここに着いたの」

ルビィ「こんな危険なところに……」

ヒデコ「ルビィちゃんたちは、ここにいったいなにを?」

ルビィ「……じつは」

840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/20(金) 00:42:29.07 ID:SGnF1kTdO

――――――――

――――

――



ヒデコ「梨子ちゃんが……」

ルビィ「それで、秘薬の材料を探してここに来たんですけど……」

ヒデコ「ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜……ね」

ルビィ「ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜です……」

ことり「ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜……。でも、手掛かりもなにも無いから……」

ヒデコ「……ううん、ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜の手掛かりならあるよ」

ルビィ「!!」

ルビィ「本当ですか!!?」

ことり「本当!?ヒデコちゃん!!」

ヒデコ「この先……この先の谷のさらに深い場所に、小さな骨董屋があるの。そこには珍しい物が多く並んでた。もしかしたら、そこの店主ならなにか知ってるかもしれない」

ルビィ「案内してください!!」

ヒデコ「ええ。私も力になるわ。この谷は深い場所に行くほどポケモンも強くなる。少しでも戦力はいた方がいいからね」

ミカルゲ「ゲゲゲ」

ルビィ「このミカルゲ、ヒデコさんのポケモンなんですか?」

ヒデコ「妙になつかれてね」クスッ

ヒデコ「そっちの子たちも、見るからに強くなったみたいだね」

ランプラー「プラァ♪」

ガバイト「ガバッ」

ヒデコ「楽しくやってる?ガバイト」ニコッ

ガバイト「ガバァ」

ヒデコ「梨子ちゃんのために頑張ってるんだね」ナデナデ

ガバイト「ガバァッ!」

ことり「そういえばフミコちゃんたちは?」

ヒデコ「谷に住処を作って、二人ともそこにいるよ。私は……また食料を調達してた最中だったんだ」クスッ

ことり「♪」クスッ

841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 00:47:47.15 ID:GMI86Nad0
マリーさん友達に裏切られた(と思い込んでいる)から他人の友情ブチ壊すことに至上の喜び見出してるんだろうな・・・
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 10:02:47.16 ID:EKvQtY4SO
連呼するのは卑怯
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 12:49:51.85 ID:ePleFY5yO
地名に曲名が使われてると脳内BGMかけるのに便利でいいね
場面に合わせて楽器編成変えて妄想するとさらに雰囲気出るのでそれで楽しんでる
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 14:40:35.48 ID:o/YuquaP0
>>817
サファリパーク、カントー発電所、タマムシゲームコーナー、ポケモンタワーか。
穂乃果たちもカントーに行ってたか。
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/20(金) 15:22:00.10 ID:SGnF1kTdO

――――――――花丸・聖良SIDE



カビゴン「ゴオッ、オオン!!」ドゴンッ!

ギルガルド「ギィル、ガアッ!!」ズバァッ!

花丸「はぁっ、はぁっ!!」

聖良「くっ……!!」



二人を襲うポケモンの群れ。
そのポケモンとは……?

安価下1
伝説、準伝説、UB無し。

846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 15:26:39.99 ID:J90hOJQc0
キテルグマ
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 19:02:20.91 ID:/jxgsVTSo
キテルグマの群れ……?
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 19:41:01.85 ID:EKvQtY4SO
キテナイグマ
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/20(金) 21:44:04.03 ID:SGnF1kTdO

キテルグマ「クーッ」

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

花丸「な、なんずら……?」ゼーゼー

聖良「キテルグマ……たしかアローラのポケモンです。可愛い見た目とは裏腹に、凄まじいパワーと運動能力を誇る凶悪なポケモンです。ときにはトレーナーをハグして悲惨な目に会わせてしまうこともあるようですよ……」

花丸「そんなポケモンが群れで……」

キテルグマ「クーッ」

聖良「……花丸さん、他にポケモンは?」

花丸「カビゴンだけ……。聖良さんは?」

聖良「ギルガルドにブーバーン……それにあと一体」

花丸「……絶望的ずらね」

聖良「……ですね」

キテルグマ「クーッ。クーッ。クー……」ググッ

聖良「っ、来ますよ!!」

花丸「ずらっ!!」

キテルグマ「クーッ、マッ!!!」キイィン……ドゴォッ!

聖良「シャドークロー……!!ギルガルド、キングシールド!!」

ギルガルド「ギィアッ!!!」ギイィィィンッ!

キテルグマ「グゥーマッ!!!」ドッゴォッ!

花丸「メガトンキック……!!カビゴン、れいとうパンチで迎え撃つずら!!!」

カビゴン「カァビ……ゴンッ!!!」ピキパキ……ドゴォッ!

キテルグマ「グマッ。クーッ……」キイィン……

ィン……

花丸「!!?」

キテルグマ「マァーッ!!!」ドォンッ!

ドドドドドドドド!

カビゴン「ゴンッ!!!」

ギルガルド「ギッ……ガッ……!!」

聖良「群れできあいだまを放つなんて……ギルガルド!!カビゴンを守りなさい!!キングシールド!!」バッ

ギルガルド「ギルッ!!!」ギギギギギ……ギイィィィンッ!

カビゴン「ゴンッ……!!」

ギルガルド「ギガッ!!」

花丸「助かったずら、聖良さん」

聖良「いえ、このくらい」

850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/20(金) 23:14:23.98 ID:SGnF1kTdO

花丸「どうしたものずらか……」

聖良「二体一でなら一体は抑えられるでしょうが……」

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

クーッ クーッ クーッ クーッ クーッ

聖良「この群れを確実に倒せる保証も作戦もありません……」

花丸「それに……そんな悠長な時間も無い……」

キテルグマ「クーッ……クーッ……」ズウゥン

花丸「……………………」

聖良「くっ……どうすれば……」

花丸「キテルグマ」

キテルグマ「クー?」

花丸「そっちがどんな思いでオラたちの前に立ちはだかってるのかは知らないずら……。自然に生きる者が自然のままに獲物を狙うのは当然のことずら。マルも自然の中で生きてきた。それを否定はしないよ。でも……」



ピリッ



花丸「……これ以上邪魔をするなら……容赦はしないずら」



聖良「!」

キテルグマ「クー……」

花丸「かかってくるずら」

カビゴン「ゴォン……!!」

851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/20(金) 23:31:16.31 ID:SGnF1kTdO

聖良「この闘気……」

キラン

聖良「……?」

聖良「今一瞬……花丸さんのZクリスタルが……」

花丸「さぁ……どうしたずら」

キテルグマ「クーッ……」

花丸「……………………」

キテルグマ「クーッ……クーマァッ!!!」ダンッ

ダンッ ダンッ ダンッダンッダンッダンッ――――――――!!!!!

聖良「!!」

聖良「これはダメです……花丸さんっ!!ここは一度退きましょう!!」

花丸「ダメずら!!師匠の修行は……これよりもっとキツかったずら!!!」

カビゴン「ガアァッ!!!」

花丸「友だちが待ってるずら……!!カビゴン!!!全開で飛ばすずらよぉっ!!!」

カビゴン「ゴオオオオオンッ!!!」

852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 01:00:18.23 ID:0S5TVC1SO
ハグで悲惨な目…
果南ちゃんか
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/21(土) 01:18:18.71 ID:Dcgp/aH2O





???「ダークホール」




854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/21(土) 01:30:09.35 ID:Dcgp/aH2O

ギュイィィィン……ズウゥ――――ン!

花丸「!!」

聖良「!!」

キテルグマ「グ……マ……」バタッ

バタッ バタッ バタッ……

キテルグマ「Zzz……」

花丸「眠ってる……。今のは……」



フワッ

ザッ

花丸「……………………ありがとうって、言ってほしい?」

???「感謝してるんなら跪けば?」

花丸「笑えないずら」

???「私もよ。あんたたちのためじゃない。私の邪魔だったから眠らせただけよ」

花丸「マルたちだけでも余裕だったずら」

???「助けたわけじゃないって言ってるでしょ」

花丸「こんなところまで追ってきたずらか……。善子ちゃん」

ヨハネ「……………………」

ダークライ「……………………」

855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/21(土) 01:41:28.62 ID:Dcgp/aH2O

花丸「プレートを追ってきたんならあいにくずら。ルビィちゃんはここにはいないよ」

ヨハネ「みたいね。この谷、特殊な力が働いてるのか……てんかいのふえが正常に機能しない。おかげではずれくじを引いたわ。どうやら本命は理亞のほうだったみたいね」

聖良「理亞……あの子もここに来てるんですか」

ヨハネ「なんであんたがずら丸と……。ああ、裏切ったってわけ」

花丸「裏切ったんじゃない。聖良さんは本当の強さを知っただけずら」

ヨハネ「本当の強さ……ね。姉妹揃ってバカらしい。GUILTYLEAを抜けようが抜けまいが、どうでもいいわ。元々仲間意識も持ってなかったし。まあ、それはお互いさまだったんでしょうけど」クルッ

花丸「どこへ行くずら」

ヨハネ「決まってるでしょ。プレートのところによ。あんたたちに用は無いもの。それとも……」

花丸「……………………」

ヨハネ「三度目のバトル……ここで決着を着けるのも悪くないわね」

856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 07:52:07.01 ID:ARBFSy2x0
今梨子の命がかかってるって言ったら協力してくれるかな・・・流石にマリーさん以外はそこまで非道じゃないと信じたい
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/21(土) 08:33:56.76 ID:CvSoO3aBO
理亞ならまだわからないけど、ヨハネはないだろうな
あいつも復讐するために世界ごと○すとかなってるあたり、鞠莉と同じくらいぶっ飛んでるだろうし
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/21(土) 11:37:01.33 ID:Dcgp/aH2O

花丸「……今はそんな時間は無いずら」

ヨハネ「意外ね。あんたのことだから、食ってかかると思ったけど」

花丸「善子ちゃんの相手はまた今度ずら。今は……梨子ちゃんのためにやらなきゃいけないことがあるから……」

ヨハネ「梨子?……ああ、チャンピオンの。なにかあったの?」

花丸「関係……………………っ」

ヨハネ「関係無いって、はっきり言えないのがあんたらしいわ」

花丸「……余計なお世話ずら」

859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 11:47:08.90 ID:ARBFSy2x0
今作初のよしりこ要素が・・・
ってかこんな仲間意識の薄い連中がよく組織結成できたな
全員共通してるのは「強い奴は弱い奴に何してもいい」ってジャイアン思考くらいか
それでなまじ実力あるだけに始末が悪い
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/21(土) 12:17:39.87 ID:Dcgp/aH2O

――――――――

――――

――



ヨハネ「……へぇ。……プッ、アッハハハハ♪傑作だわ♪そんなおもしろいことになってたのね♪」

花丸「なにがおかしいずら!!!」

ヨハネ「笑わずにはいられないわよ。友だちを助けるために戦って、その友だちに傷つけられたんでしょ?無様極まりないじゃない♪そのうえ、あの千歌ってトレーナーまで戦意を失ったって?アッハハハハ♪」

花丸「……………………」ギリッ

ヨハネ「だから愚かだと言うのよ。あなたたち人間は。弱く、脆く、儚い……。最高に最低の生き物だわ。だからこそ……滅ぶべきよ」

花丸「それ以上は……言葉を選ぶずら……!!」キッ

聖良「花丸さん……」

ヨハネ「いい顔するじゃない。今のあんたとなら、全力でバトル出来そうね」

花丸「やるずらか……!!」

ヨハネ「……………………」



ヨハネ「チッ……あいつめ、余計なマネをしてくれたわね……」ボソッ



聖良「?」

ヨハネ「ずら丸。協力してあげてもいいわよ」

花丸「!?」

花丸「なにを……」

ヨハネ「ヤッパリなんとかっていう薬草?気の根っこよ。探すのを手伝ってあげるわ」

聖良「どういうつもりですか……」

ヨハネ「気まぐれととってくれていいわ。あんたたちについて行けば、プレートを持つルビィのところに辿り着ける。それまでの暇つぶしよ」

花丸「なにを考えてるずら……」

ヨハネ「だから気まぐれよ。それに……倒れてもらっちゃ困るのよ」





ヨハネ「あの子がいないと……メロエッタを手に入れられないじゃない」クスッ

861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 12:24:41.78 ID:ARBFSy2x0
リリーを嘲笑うヨハネなんてここでしか見れないだろうな
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/21(土) 18:32:01.51 ID:Dcgp/aH2O

――――――――ルビィ・ことりSIDE



ヒデコ「こっちだよ、みんな」

ガラッ

ルビィ「ピギィ!!」

ガバイト「ガバッ」ガシッ

ルビィ「はぁはぁ……ありがとうガバイト……」

ことり「大丈夫?」

ルビィ「大丈夫じゃないです……」

ヒデコ「気を付けて。ここからもっと足場が狭くなるよ」

ルビィ「はいぃ……」

カラマネロ「ラマ」

ランプラー「プラァ」

ルビィ「いいなぁ二人とも……浮かんでて……」

ことり「トルネロスたちに乗って行く方が早いと思うんだけど」

ヒデコ「そうすると……ほら」

ことり「?」チラッ



オニドリル「クアァァァァ――――!!!」



ルビィ「お、オニドリルの群れ……」

ことり「下手に飛べば狙われちゃうね」

ヒデコ「そういうこと。例のお店に行くには、このルートを通るしかないんだよ」

ことり「骨董屋だっけ……。こんな場所にそんなのがあるなんて、全然知らなかった」

ヒデコ「知ってのとおり、まるで迷路のように広く深いからね。未踏の場所があるのは当然だよ」

ルビィ「こんなところにお店なんて……誰か利用する人がいるんですか……?」

ヒデコ「さぁ……。行ってみればわかるよ。……っと、ほら。あそこに見えるのがそうだよ」

863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/21(土) 19:39:47.57 ID:7elK1iL8O
>>859 あの組織、要は精神ぶっ飛んだ二人の利害が一致している間だけ機能するわけだしな
目的さえ果たせれば犠牲はいくらでも出すし、利害が一致しなければ組織の人間でも○すって言う関係なんだろうな
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 19:44:19.08 ID:ARBFSy2x0
ただ曜ちゃんビースト化は完全に戯れだろ、特に目的に繋がるわけじゃないし。
単純にようちかりこの関係を妬んだマリーさんの憂さ晴らし。
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/21(土) 21:20:32.04 ID:0wmkhL1EO
ビースト化は使い捨て戦力としても使い道あるしな...
てか発言からして鞠莉は曜が使い物にならなくなったら聖雪にも寄生させる気まんまんみたいだしな...
国際警察仕事しろや
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/22(日) 02:05:46.21 ID:jaZqiPDBO

――――――――ナイチンゲール・アンティークショップ



ルビィ「……こ、ここが?」

ヒデコ「そう」

ことり「なんだかおばけ屋敷みたいだね」

ヒデコ「中も外観に違わぬって感じだよ」

ルビィ「うゅぅ……」ビクビク

ヒデコ「さ、入るよ」

ガチャッ

867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 02:54:58.38 ID:nZQFvK5Zo
>>859
気持ち悪い
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 07:54:24.26 ID:XBG8bGtSO
よ…よい…よいつ…
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 08:30:47.25 ID:ZQnOhJ6Y0
ムサコジは主人公達と同等かちょい下くらいの実力だからむしろ程良い練習相手になるからいいが
ギルティはいわばヤマコサンジやポケスペの仮面の男が毎度のように襲ってくるようなもんだからな・・・
そりゃ千歌も意気消沈するわな。
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 09:21:04.97 ID:jHadTUAqo
もう一つの千歌主人公のポケモンssもだけど、千歌が可哀想だな

そこが良い
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 10:17:54.41 ID:ZQnOhJ6Y0
話の都合上誰かを悪役にしなきゃいけないのはわかるが
・友達のためという名目で無関係な人間を平然と巻き込み傷つけるクズマリ
・そんな彼女を止めもせずあまつさえそんな自分を棚上げし「こうなったのは千歌のせい」などと言ってのけるゲスダイヤ
・そうやって起きた惨状を他人事のように嘲笑うダークヨハネ
・関わる必要ないのにわけが半ばヤケクソで彼女等に付き合うポンコツ理亞
最初はヨハネの単独犯かと思いきや気づけば大事になってきたな・・・
これ和解ENDできるのか・・・
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 12:25:04.54 ID:XBG8bGtSO
アニポケ基準なら兵器兵器
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/22(日) 15:53:52.38 ID:jaZqiPDBO

ルビィ「こ、こんにちは……。お邪魔しまぁ……す」ソーッ

ことり「静かな店内……。他にお客さんもいないし……商品みたいなものも無造作に置かれてる……。本当にお店なの?」

ルビィ「置いてあるものも……全部古ぼけてる……。わざマシンに、これは進化の石……砕けてるけど」

ヒデコ「店の主人本人がそう言い切るんだから」

ことり「店の主人って?」

ヒデコ「そういえば……。おーい、いないのー?」

ルビィ「?」



???「やぁ、人間のお客さんとは珍しい。ようこそ、ナイチンゲール・アンティークショップへ」



ルビィ「ピギッ!?」

???「驚かせてすまない。そんな気は無かったんだ。……おや、これはまたずいぶん可愛いお客さまだ」

ルビィ「う、うゅ……」

???「はじめまして。ボクは……」



ルビィたちの前に現れた、店の主人を名乗る喋るポケモン。
それはいったい……?
安価下1(伝説、準伝説、UB無し。陸上グループ、未進化限定)

874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/22(日) 15:54:24.00 ID:ZQnOhJ6Y0
ミミッキュ
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/22(日) 17:13:17.70 ID:TGBmYmygO
陸上グループ限定だから...

カモネギ
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/22(日) 20:46:28.34 ID:CEY22FXj0
>>871
いつからハッピーエンドだと錯覚していた?
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/23(月) 03:02:01.14 ID:5V8eAVeuO

カモネギ「カモネギ。この店の主人をやっている」

ことり「喋るポケモンだぁ♪希ちゃんのフーパと同じだね♪」

ヒデコ「珍しいよね」

カモネギ「ほう、誰かと思えばヒデコじゃないか。そうかヒデコの友人というわけか。よろしく頼むよ」

ルビィ「こ、こちらこそ……。あの、ルビィですっ」

ことり「ことりです♪」

カモネギ「ルビィにことり……いい名前だ。さて、自己紹介も済んだところで……改めてようこそ。ここにあるのは、ボクが集めた貴重な品物ばかりだ。どんなものをお探しかな?」

ルビィ「えっと……どんなものって……」

ボロッ……

ルビィ「……………………」

カモネギ「ふむ、君は正直者のようだ。こんなガラクタばかりの場所に、自分が求めているものがあるはずがない。そう思っているのだろう?」

ルビィ「ピギッ!?い、いやあの……」アセアセ

カモネギ「正直なことは良いことだ。隠す必要はないよ。アンティークショップとは、人間の言葉を借りて勝手に付けたただの符号にすぎない。実際は私のコレクションといったところだろう」

ルビィ「このボロボロのアイテムが、コレクション……?」

カモネギ「如何にも。これらは全て、この世界の移ろいを感じさせるものばかりだ。形あるものはやがて壊れゆく。しかし、その中に宿る思い……記憶……。それらは形無けれど確かに存在する。ボクは好きなのさ。これらが過ごした時間に思いを馳せ、夢物語のように紡ぐことが。もっと知りたい……もっと感じたい……その一心で人の言葉を覚えた」

ことり「スゴい行動力……」

ヒデコ「ねえ……」

カモネギ「知識欲とはそういうものだ。故に、ここにあるものは、誰かにとっては使い道のないガラクタでも、ボクにとっては宝物なのさ」

ルビィ「……なんとなく、わかるかも」

カモネギ「ほう?」

ルビィ「ルビィ、学者だから。そうやっていろんなことを考えながら研究するの好きなんだ」ニコッ

カモネギ「なるほど。君とは話が合いそうだ」ニコッ

ルビィ「エヘへ♪」

カモネギ「聞かせてくれないか?君たちがいったい、なにを探し求めているのか」

878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 06:28:59.20 ID:F4LCjebL0
さすがにハッピーエンドになってくれないと可哀想だし・・・特に曜ちゃん
心の奥でちょっと思ってた事で廃人寸前とかシャレにならんし
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/23(月) 15:42:38.44 ID:5V8eAVeuO

――――――――

――――

――



カモネギ「……なるほど。ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜か」

ルビィ「うん……」

ことり「ヒデコちゃんに、ここにならあるかもって言われて来たの」

カモネギ「……………………」

ルビィ「どう……かな……」

カモネギ「……………………事情はわかった。ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜は、たしかにこの店にある」

ルビィ「!!!」

ルビィ「本当!!?」

カモネギ「発見出来たのは偶然だが……以前この谷のとある場所で一輪だけ」ゴソゴソ

コトン

カモネギ「これがそうだ」

(^8^)

ルビィ「ことりさんっ!!」

ことり「うん。間違いない。ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜だよ」

ルビィ「これがあれば……梨子ちゃんを治してあげられる……///」

ランプラー「プラァ♪」フワフワ

ガバイト「ガァバ!!」シャー

ルビィ「これで……!っ、お願いカモネギ!!ヤッパリコトホノナンダヨチュン菜を、ルビィたちに譲って!!!」

カモネギ「……………………」

880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/23(月) 20:35:50.83 ID:5V8eAVeuO

ルビィ「お願いっ、カモネギ!!」

カモネギ「ルビィ……君の並々ならぬ情熱は伝わった。事情が事情故に、協力したい気持ちはある。どがしかし、譲る……という表現は適切ではない。符号と先程言ったが、それでもここは店舗なのだ。この霊草が欲しいなら、これに見合った対価を支払うのが道理というものだ」

ルビィ「お金なら払う!!今は持ち合わせてないけど……必ず払いに来るから!!」

カモネギ「金銭ではない。あっても意味は無いからだ。ボクが求めるのは……別のものだ」

ルビィ「別のもの……?」

ヒデコ「まさか、ここで働けって?」

カモネギ「それでもいいし、それでなくてもいい」

ことり「どういうこと?」

カモネギ「ボクがこの霊草を見つけたのは偶然。しかし、霊草が生えたのは必然だ。これはいつか、誰かのために必要とされるべく、世界が時間をかけて生み出したものだとボクは考える。それが今なのか、今でないのかは誰にもわからないが」

ヒデコ「つまり?」

カモネギ「この霊草が極めて稀少なものなのは知ってのとおり。ならば君たちは、これに相当する稀少なものを対価にする必要がある」

ことり「稀少なもの……」

カモネギ「ここで働くというならそれでも構わない。が、この霊草と引き換えにするには、人間一人の人生だけでは到底足りないだろう」

ルビィ「……………………」

カモネギ「霊草といえど、所詮はただの薬草だ。君たちはまだ若いだろう。人生を賭すにはいささか――――」



ルビィ「それでもいいよ」ボソッ

881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/23(月) 20:48:58.59 ID:5V8eAVeuO

ヒデコ「!!」

ことり「ルビィちゃん……」

カモネギ「……本気で言っているのか?たかが薬草一つのために、これから待つであろう明るい未来を棒に振り、こんな薄暗く危険な谷の底で生涯を終えると言うのかい?」

ルビィ「たかが薬草じゃないの……これに掛かってるのは、大切な友だちの命なの!!」バンッ!

ルビィ「ルビィの……大切な友だちなの……!!そのためなら、ルビィはなんだってやる!!」

カラマネロ「ラァマ……」

ルビィ「今すぐってわけにはいかないけど……絶対にここに戻ってくる!!だからお願い!!!」ガバッ

カモネギ「……………………」

カラマネロ「……ネェロ」

カモネギ「……君も、そうすると言うのかい?」

カラマネロ「ネェラ」

カモネギ「……………………」

ヒデコ「……ふぅ、前途有望な若者をこんな場所で終わらせられるわけないじゃん。カモネギ、私がここで働くよ。だから、ルビィちゃんとカラマネロは赦してあげてよ」

ルビィ「ヒデコさん……」

ヒデコ「こんな可愛い子に頭まで下げられたんだよ?願いを無下には出来ないでしょ?ルビィちゃんたちの代わりに、私がここに残る」

カモネギ「君はそれでいいのか?」

ヒデコ「元々私たちモブの民は、そういうものなんだよ。けっして自らを主張せず、誰かを支える……。友だちのために命を賭けるルビィちゃんの代わりになる。モブの民の長として、これ以上ない役目だと思わない?」ニコッ

ルビィ「そんな……ルビィ、そんなつもりじゃ……」

ヒデコ「わかってる。これは私の意思。ルビィちゃんは気にしなくていい」

ルビィ「でも……!!」

ヒデコ「いいの。私一人で、未来への光が守られるなら」

882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 01:02:36.33 ID:FHrGA3NvO

カモネギ「……………………」

ことり「……ねえ、カモネギ」

カモネギ「なにかな?」

スッ

ことり「これで手を打たない?」

ルビィ「それは……!」

カモネギ「モンスターボール?」

ことり「伝説のポケモン、デオキシス」

カモネギ「デオキシス……?」

ことり「ちょっといろいろあってね。この子をゲットしたの。この子とヤッパリコトホノナンダヨチュン菜を交換……っていうことでどうかな?」

ヒデコ「デオキシスと?」

ことり「ポケモンを物みたいに扱うのは気が引けるけど、これならカモネギのいう対価に釣り合うんじゃないかな?」

カモネギ「……たしかに、価する」

ルビィ「でもっ、せっかくゲットしたのに……」

ことり「ことりはひこうタイプの使い手だけど、エスパータイプは専門外。このままことりが連れていてもきっと手に余っちゃう。それなら、ここでカモネギの役に立ってくれた方がいい」

カモネギ「ふむ……」

ことり「ルビィちゃんの真摯な思いは伝わった。でもカモネギにしても、自分の信念と理念を曲げるつもりはないでしょ?」

カモネギ「無論」

ことり「これがお互いにとっての最善の選択だと、ことりは思うんだけどな」ニコッ

カモネギ「……………………」

ルビィ「……………………」ゴクリ

ヒデコ「……………………」

カモネギ「……わかった。交渉成立といこうじゃないか」

ルビィ「!!」パアァ

ことり「ありがとう♪カモネギ♪」

883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 06:28:21.21 ID:P1S4fpkM0
ここはポケダンの世界なのか、陸上グループ未進化の意味は・・・
そしてお姉さんが友達傷つけてその友達から八つ当たり気味に暴言履かれても友達のために尽くすルビィちゃんマジ健気。
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 18:04:46.83 ID:FHrGA3NvO

カモネギ「ただし、一つだけ条件がある」

ルビィ「ピギッ!?」

ことり「条件?」

カモネギ「このデオキシスと、君たちとの経緯をきかせては」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 18:19:59.95 ID:FHrGA3NvO

ガチャッ

ヒデコ「?」クルッ

ルビィ「!!」バッ

ことり「あなたは……」



理亞「……………………」



ルビィ「理亞……さん……」

理亞「……………………」

ことり「ことりたちを……ううん、ルビィちゃんを追ってきたの?」

理亞「……何度も言わせるな。プレートに興味はない。用があるのは……あなた」スッ

ことり「ことり?もしかしてバトルを……」

理亞「……………………」

ことり「……今すぐってわけじゃ、なさそうだね」

理亞「……………………」

ことり「いいよ♪少しお話しよっか♪」

理亞「……………………」

ルビィ「いいんですか……?」ボソボソ

ことり「うん♪少なくとも、今は敵意を感じないから♪」

ルビィ「……………………」

カモネギ「やれやれ、今日は来客の多い日だ。奥の部屋へ案内しよう。ンミ茶のいい茶葉がある」

ことり「ありがとう♪そうだ、さっきの続き。ことりたちとデオキシスの話をするのに、理亞ちゃんも交えて一緒に話すよ♪ね、理亞ちゃん♪」

理亞「……………………」

カモネギ「楽しみだ」

886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 18:36:48.35 ID:FHrGA3NvO

――――――――

――――

――



カモネギ「やぁ、どこにしまったかな。ちょっと待っていてくれ」ガサゴソ

ヒデコ「その茶葉って腐ってたりしないよね?」

ガバイト「ガバ……」

ランプラー「プラー」フワフワ

ランプラー「プラ?」

ルビィ「どうしたの、ランプラー?」

ランプラー「プラァ……」ジーッ

ルビィ「?」

ルビィ「これ……やみのいしだ……」

ランプラー「プラ?」

ルビィ「そっか、ランプラーはやみのいしで進化するんだよね。自然と惹かれたのかな……」

ランプラー「プラー♪」

ルビィ「ねえ、カモネギ。ここにあるやみのいしって……」

カモネギ「ん?欲しいなら譲るのもやぶさかではないが」

ルビィ「対価だよね……。んー……」ゴソゴソ

ルビィ「あっ」ゴソッ

ルビィ「カモネギ、これと交換はどう?」

カモネギ「?」

ヒデコ「つきのいし?珍しいものを持ってるね」

ルビィ「エヘへ♪千歌ちゃんと梨子ちゃんに初めて会ったとき見つけたんだ♪そういえば……ランプラーに会ったのも同じ日だったよね♪」

ランプラー「プラッ♪」

カモネギ「ほう?」

ルビィ「あのときはまだヒトモシで、ピョンピョン跳ねるす姿が可愛かったんです♪ニコマキブリッジで……あっ……!」



理亞「……………………」



ルビィ「……………………」ビクビク

理亞「……べつに、話せばいい。事実だから」

ルビィ「は、はい……。ニコマキブリッジでピカチュウと一緒にSaint Snowの二人とバトルして……最初は圧されてたけど、梨子ちゃんの思いに応えるように、ランプラーに進化したんです♪」

ランプラー「プラッ♪」エヘン

887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 18:49:43.10 ID:FHrGA3NvO

ヒデコ「へぇ♪」

カモネギ「なかなかおもしろい。いいだろうルビィ。君のつきのいしと私のやみのいしを交換しようじゃないか」

ルビィ「うんっ♪あ、でも……進化させるかさせないかは梨子ちゃんが決めることだよね……」

ランプラー「プラー?」

ルビィ「一応交換してもらったけど……どうする、ランプラー?」



ランプラーの執った行動は?
安価下1〜3まで多い方(連投無し)
1、梨子の判断を仰ぐ
2、やみのいしに飛びつく

888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 18:53:25.67 ID:TFcivACUo
1
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 18:54:16.34 ID:rKmFFYSVo
1
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 18:57:57.52 ID:Ep0y6TQRO
1
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 20:10:15.63 ID:d/e/Dz0SO
うーんこの一体感
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/24(火) 22:40:47.69 ID:FHrGA3NvO

ランプラー「プラ」フルフル

ルビィ「進化しないの?」

ランプラー「プラァ」コクン

ルビィ「そっか。やっぱり梨子ちゃんを待ってたいんだね」

ランプラー「プラッ♪」

ルビィ「フフっ♪」

理亞「進化すればいいのに」

ルビィ「……っ」

理亞「進化すれば強くなる。ポケモンは強くてこそ意味があるのに。強さを求めないなんて、チャンピオンのポケモンといっても所詮は三流か」

ルビィ「そ、それはその人の、ポケモンの考え方次第だと思う……!」

理亞「好んで弱いポケモンを連れてる意味なんてあるの?弱いポケモンに……存在の意味なんてあるの?」

ルビィ「強いか弱いかじゃない!!」

理亞「……………………」

ルビィ「……………………っ!」



コトン



ルビィ「!」

理亞「……………………」

カモネギ「人間とは、ポケモンとは、"意"の結晶だ。"意"とは心であり、一人一人その形は異なる。集えば歪みが生じ、やがて見解の相違という事象となる。まさに今の君たち二人だ」

ツーッ

フワッ……

ことり「いい香り♪」

カモネギ「意思の疎通は人間とポケモンにも出来うる。しかし話し合いとは、ボクのような例外を除き人間にのみ許された行いだ。それを台無しにするのはあまりにも愚かすぎる」コトッ

理亞「……………………」

カモネギ「理亞……と言ったね。ボクは君のことをよく知らない。君はここに話をしに来たのだろう?自分の意見を翳すのは良いことだ。しかし、他人の意見に耳を傾けることもまた……自分を前に進めるためには必要だと思うが。どうかな?」

理亞「……ポケモンに説教されるなんて、屈辱」

カモネギ「そう思うことも然りだ」

理亞「……ミナミジムジムリーダー、ことり」

ことり「うん♪」

理亞「お前がいう……強さとはなに?」

893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/24(火) 22:48:27.30 ID:p+xNpQ1j0
石進化するやつはすぐに進化するのが良いとは一概には言えないけどな
確かシャンデラは進化するとレベルアップで技覚えなくなったはずだし
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 23:22:40.69 ID:P1S4fpkM0
進化して体が大きくなると「かわせ!」がやりにくくなるからな・・・
というかポケモンが喋ってることにまず突っ込まない理亞・・・
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 23:27:48.96 ID:bmFJvcZg0
正直ランプラーのままの方が可愛くて好き。
今のランプラーのワザって、はじけるほのお、シャドボ、トリック、フラッシュやったっけ?
進化してれんごくとか使うよりは、今のままの方が汎用性高くね?
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/24(火) 23:33:27.33 ID:P1S4fpkM0
それよりもガバイトのやや不遇っぷりが・・・
・ゲット直後に行われたダイヤ戦で出されず
・次のバトルではルビィのゼニガメに敗北
・後輩のトゲキッスはゲット直後にトーナメントバトルに出場、準決まで勝ち進む
・アヤセ島は相性不利な氷ポケの巣窟
・そのまま梨子気絶
流石にキズナ変化あるのにメガシンカまではくれないだろうしなぁ・・・せめて普通に進化期待
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 00:17:07.10 ID:9xAsLnUQ0
>>896
まあガバイトは話の流れでゲットした感もあるしな。ゲッコウガという絶対的なエースの前では霞まざるをえない。
てか、そもそも梨子ちゃんキーストーン持ちじゃないしな。
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/25(水) 10:05:16.37 ID:YFTKrXEuO

――――――――



ザァ……

ザパン……

果南「ありがとう、ラプラス」

ラプラス「ラプ……」

果南「……ゆっくり休んで」シュイン

カチャ

果南「……………………」

ザッ……

ザッ……

ザッ……



千歌『私……信じてるから!!!ずっと信じてるから!!!果南ちゃんは絶対立ち上がるって!!!信じてるからね――――――――!!!』



果南「……………………」

ザッ……

ザッ……

ザッ……

899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/25(水) 13:59:44.82 ID:YFTKrXEuO

――――――――花丸・聖良SIDE



花丸「……………………」

聖良「……………………」

ヨハネ「……………………」

花丸(善子ちゃん……いったいなにを考えてるずら……)

ヨハネ「……………………」

花丸(快く協力をかって出ただけのはずがない……。メロエッタ……前に聞いたずら。てんかいのふえの力を引き出す鍵……。メロエッタを手に入れるために、メロエッタに好かれてる梨子ちゃんを治す……。理屈はわかる……)

ヨハネ「……………………」

花丸(でも……説明がつかないずら。なんで善子ちゃんは、てんかいのふえとメロエッタの関係を知ってるずら?善子ちゃんがアンノーン文字を読めるから……?それだとプレートの数を16枚と思ってる理由に説明がつかない。善子ちゃんたちの側には、アンノーン文字を読めるダイヤさんがいるんだから)

ヨハネ「……………………」

花丸(ダイヤさんが嘘を教えてる……?ダイヤさんがじつはマルたちの味方だから……?……それとも、『プレートが16枚でいい理由』がある……?)

ヨハネ「……………………」

花丸(アルセウスの力の源のプレートは17枚……。それを全て集め、てんかいのふえの力を、メロエッタの力で増幅することでアルセウスはこの世界現れる……。たぶん、そういうことなんずら……。でもそうだとすると、善子ちゃんはアルセウスを求めていないことになる。もしくはダイヤさんが……。16枚のプレートじゃ、アルセウスは現れないんだから。……何故ずら?アルセウスこそが、善子ちゃんたち……GUILTYLEAの計画なんじゃないんずらか?)

ヨハネ「……………………」

花丸(GUILTYLEAの……鞠莉さんと善子ちゃんとで行動の理由に大きな矛盾がある……。少なくとも二人はそう。ダイヤさんの真意はわからないけど……なにか画策してるのには違いない……。この組織自体、組織という形を取っているだけで形に成ってはいないずら)

900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/25(水) 18:31:43.79 ID:YFTKrXEuO

花丸(何故……?いつから……?組織を結成して時間が経つごとに道を違えたずら……?いや……初めから目指すものが違ったとしたら?それは……………………どちらかがどちらかを利用していることになるずら……)

ヨハネ「……………………」

花丸(だとしたら、どっちが……。鞠莉さん……のことは、よくわからない……。けど善子ちゃんは、ベンテンの里を出てからの数年で様子が変わった……。いったい善子ちゃんになにがあったずら……?)

ヨハネ「ずら丸」

花丸「!?」ビクッ

ヨハネ「な、なんずら?」

ヨハネ「後ろからそんな警戒心剥き出しにされると居心地が悪いんだけど」

花丸「……それはゴメンずら」

聖良「警戒するのは当然だと思いますけど」

ヨハネ「……へえ、もうすっかりそっち側の言い分ね。べつにどうでもいいんだけど。あんたたちは特に何をしたってわけでもないし。仲間意識があったわけでもない。強さも志も半端なあんたなんか、いらないわよ」

聖良「なんですって?」ギロッ

ヨハネ「なによ」

ゴゴゴゴゴ……

花丸「ケンカはやめるずらっ!!」

聖良「……………………」プイッ

ヨハネ「ふん」

花丸「今のところは敵同士じゃないずら。でしょ?」

ヨハネ「味方同士でもないけどね」

花丸「人の挙げ足をとるのはよくないずら。そういうとこ、昔のままずらね」

ヨハネ「ふん」スタスタ……

花丸「……善子ちゃん。せっかくの機会だから訊いておくずら」

ヨハネ「なによ」

花丸「善子ちゃんたちは……なにをしようとしているずら?」

ヨハネ「何度も言ってるでしょ。この世界を壊すのよ。この間違った世界を」

花丸「じゃあ、善子ちゃんはなにをしようとしているの?」

ヨハネ「……質問の意味がわからないわ」

花丸「GUILTYLEAの理想が世界の破壊だとして……そこに善子ちゃんの意思はあるずら?」

ヨハネ「当たり前じゃない」

花丸「本当に?」

ヨハネ「こんなことをしている私が、嘘をつく理由がある?」

花丸(たしかに……)

901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/25(水) 20:22:25.18 ID:YFTKrXEuO

花丸(でも、全部が全部本当じゃない。嘘の中にちょっとだけ真意を混ぜて曖昧にしてる……。世界を壊したいって思いは本当……でも、GUILTYLEAの理想としてじゃない)

花丸「ベンテンの里を出てから、なにをしてたずら?」

ヨハネ「なによ急に。べつに大したことはしてないわ」

花丸「……じゃあ、どうやって鞠莉さんたちと出逢ったずら?」

ヨハネ「さあ?どうだったかしら」

花丸(肝心なところははぐらかす……。それは……それこそが善子ちゃんの行動の原点に繋がるから……)

ヨハネ「らしくないことするじゃない。探りを入れてくるなんて」

花丸「いいでしょ、どうせ本当のことは言わないずら」

花丸(なにがあったら世界を壊したいって気持ちになるか……。マルだったら……………………いや、全然ピンとこないずら……。そんなこと思ったことないし……誇大妄想狂でない限りほとんどの人がそうずら。それが普通で、でも善子ちゃんにはその普通を覆すような衝撃的なことがあった)

ヨハネ「それでも気持ち悪いのよ。心の中を覗かれるみたいで」

花丸「覗けるものならそうしてるずら」

花丸(それはなにか……世界を壊したいって思うようなこと……。思いつくのは、憎悪……悲哀……虚無感……。極論、イヤなことずら)

花丸「覗けないから考えるしかないんずらよ」

花丸(善子ちゃんにとってのイヤなこと……。大好きなイチゴを誰かに食べられた……いやいや、さすがに……。友だちを傷付けられた……………………マルとラルトス以外に友だちがいた覚えがないずら……)

ヨハネ「ちょっと、今なにかスゴく失礼なこと考えなかった?」ジロッ

花丸「気のせいずら」

902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/25(水) 21:12:07.04 ID:YFTKrXEuO

花丸(だいたい……ここまで理由をひた隠しにする理由はなんずら?言えばマルが止めるから?……いや、もうすでに止めようとしてる……そうじゃない。もっと別の……たとえば、知られたくないから……?誰に……鞠莉さん、ダイヤさん……………………オラ……)

花丸「!!」

ヨハネ「どうかした?」

花丸「い、いや……」

花丸(オラに知られたくない?知ってほしくない……?なんで?……わからないずら。でも……)



ヨハネ『私たちの仲間にならない?』



花丸(マルを仲間に誘った……それはマルが賛同すると思ったからずら。GUILTYLEAにじゃない……善子ちゃんに。マルと善子ちゃんで共通するのは……ベンテンの里の出身だっていうこと……。そうだとするなら……マルと善子ちゃんで共通するイヤなことは……)

花丸「……善子ちゃん」

ヨハネ「なに?これ以上ムダ話は……」

花丸「これで最後にするずら」



花丸「ベンテンの里に……なにがあったずら?」



ヨハネ「……………………」

聖良「ベンテンの里……?」

花丸「答えるずら」

ヨハネ「……無いわよ。なにも」

花丸「嘘はいいよ」

ヨハネ「嘘じゃない。……自力で答えにたどり着いたのは褒めてあげるけどね」

花丸「マルが知らない間に……ベンテンの里でなにがあったずら」

ヨハネ「けど、もう少し足りないわ。知りたいなら自分の目で確かめればいい。そして知るがいいわ。知らない方が幸せだってこともあるって……………………私の方が正しかったって」

花丸「……………………よし――――」



ドガァンッ!



花丸「!!」

聖良「今のは……戦闘の音……?」

ヨハネ「……………………」スタスタ

花丸「善子ちゃん!まだ話は――――」

ヨハネ「今はそれより、やらなきゃいけないことがあるんでしょ?」

花丸「っ!!」

ヨハネ「ほら、行くわよ」

903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 21:14:13.76 ID:kmkP4ZTSO
>>893
ニョロゾ、ピカチュウ、イーブイ…

あと妖精とかか
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/25(水) 23:38:55.21 ID:YFTKrXEuO

――――――――アンバランスド・ウォーターフォール



バシャバシャッ!

ゲッコウガ「コウッ、ガッ!!!」ズバッ

トゲキッス「トー、ゲーッ!!!」バシュッ!



花丸「ゲッコウガにトゲキッス!!」

聖良「ここは……滝の落下地点……。なにかとバトルしてる……!」



谷のさらに先に進んだ場所……飛沫舞う渓流で、ゲッコウガとトゲキッスは何者かとバトルをしている。
その相手は……
連投無し
安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン(伝説、準伝説、UB無し)

905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 23:41:40.44 ID:uwPORfiE0
ドラゴン
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/25(水) 23:42:18.89 ID:CRRC1EB60
ジャラランガ
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/26(木) 01:10:22.23 ID:XuGjivj7O

ジャラランガ「ラァガアァァッ!!!」



花丸「あのポケモンは……」

聖良「ジャラランガ……ドラゴンタイプとかくとうタイプを併せ持つ、キテルグマと同じアローラのポケモンです」

ヨハネ「ふーん」



ゲッコウガ「コォガッ!!」キィンッ

ジャラランガ「ガアッ!!」ギギギ……

花丸「ゲッコウガのいあいぎりを片腕で受け止めたずら!!」

聖良「なんて強固な鱗……まるで鎧……」

トゲキッス「トーッ、ゲーッ!!!」バシュッ!

ヨハネ「はどうだん……」

ドオォンッ!

ジャラランガ「ラアアッ!!!」

花丸「直撃したのに全然効いてないずら!!」

聖良「おそらく、ぼうだんの特性です。ボール、爆弾系の技が効かない厄介な特性……」

花丸「ゲッコウガたち……なんでバトルを……」

ヨハネ「縄張りでも荒らされたとか思ったんじゃない?そうじゃなかったら……滝の裏に続いてる道の先にあるものを守っているとか」

花丸「滝の裏に……本当だ。うっすら道が見える……」

聖良「まさか、あの先に……!!」

花丸「行ってみればわかるずら!!」カチャッ

聖良「はいっ!!」カチャッ



ヨハネ「ザコはどいてなさい」



花丸「善子ちゃん!?」

聖良「なにを……」

ヨハネ「ま、調整相手くらいにはなるでしょ」シュッ ポンッ

ダークライ「ライ……」

花丸「調整……?」

ヨハネ「……………………」スッ キラン

花丸「それは……ことりさんのZリング!!それにZクリスタルも!!」

ヨハネ「今は私のよ。試してやろうじゃない。メガシンカに匹敵する力を」ニヤッ

908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/26(木) 06:28:23.36 ID:XO+NXddy0
他人の力でここまでドヤれるヨハネマジ黒い、相当な過去があったんだろうな・・・
そう思うとマリーさんのしてることってただのワガママと八つ当たりだよな。
それで友情メチャメチャにされたようちかりこ気の毒すぎる・・・
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/26(木) 07:32:59.79 ID:rbgB+plrO
どっちにしても、もう全うな精神状態ではないけどな
骨董屋を手伝うデオキシスとかイメージしたらシュール過ぎワロタ
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/26(木) 12:44:17.39 ID:XuGjivj7O

ゲッコウガ「コウガ……!!」

トゲキッス「トゲッ……!!」

パシャ……パシャ……

ゲッコウガ「コガッ!?」

ヨハネ「邪魔よ」

ゲッコウガ「ゲェコ……」ジリッ

花丸「ゲッコウガ!トゲキッス!」パシャッ パシャッ

トゲキッス「トゲトゲ!」

花丸「大丈夫ずらか?」

ゲッコウガ「ゲコ……コウガ……」

花丸「大丈夫……今は、敵じゃないずら。……今は」



ジャラランガ「ジャアラ……」

ヨハネ「ジャラランガ……だったっけ。十秒あげるわ。そのうちに消えなさい。痛い目に会いたくなければね」

ジャラランガ「ラァッ、ガアッ!!!」バシャッ!



聖良「ドラゴンクロー!!はやいっ!!」



ヨハネ「……好意を無下にしたのは、そっちよ」

ダークライ「アアク……!!」ズズッ

ヨハネ「あくのはどう」

ダークライ「ラアァク!!」キイィン……バシュッ!

ジャラランガ「ジャラッ!!!」

ドガァンッ!



花丸「ジャラランガを吹き飛ばした……!!」



ガラッ……

ジャラランガ「ジャララ……ガァラァッ!!!」ダンッ!



花丸「今度はドラゴンテール!!」



ヨハネ「かわしなさい!!」

ダークライ「ダァラ!!」フワッ

ジャラランガ「ラガァッ!!!」ブンッッ!

ヨハネ「チャージビーム!!」

ダークライ「アアアッ!!!」バチッバチッ!

ギギギギギィン……!

ジャラランガ「ラガッ!!!」



聖良「押し返した!!……善子ちゃん、やっぱり強い……!!」

911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/26(木) 14:29:21.94 ID:86c7A7mSo
聖良さん善子呼びだったの...?誤字かな...?
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/26(木) 16:03:20.52 ID:XuGjivj7O
>>911
花丸ちゃんと間違えたぁ!!m(__)m
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/26(木) 22:15:19.58 ID:XuGjivj7O

ヨハネ「今なんか名前間違えなかった!?私はヨハネよ!!」

聖良「い、いえ……すみません……」

ヨハネ「次は赦さないわよ」

ジャラランガ「ジャララ……」ユラッ

花丸「!!」

花丸「善子ちゃん、来るずら!!」

ジャラランガ「ジャアララ!!!」

ヨハネ「心配しなくても平気よ。ダークライ、もう一度チャージビーム」

ダークライ「ラアッ!!!」バチッバチッ……バチィッ!

ジャラランガ「ラガッ!!!」

花丸「さっきよりも威力が上がってる……!!」

聖良「とくこうを上げるチャージビームの追加効果ですね……。ダークライの能力をよく理解してる……」

ゲッコウガ「コウガ……」



花丸「ダークライの強さもそうだけど……やっぱり、善子ちゃんはスゴいずら……」

聖良「ダークライのみに限らず……多様なポケモンの性質を理解した戦い方……。メガシンカを使いこなすセンス……どれをとっても、彼女は一流のトレーナーと遜色ありません……」

花丸「子どもの頃から、里の大人も誰も善子ちゃんには敵わなかったずら。本人に興味は無かったけど……里の大人たちにはリーグへの挑戦を勧められるほど」



ラルトス『ラールッ!!』

デルビル『デァル!!』

コマタナ『タナッ!!』

ゴース『ゴォス……!』



花丸「ポケモンのことを誰よりも理解して、深い愛情を向けていた……。なのに……」

ヨハネ「ダークライ、連続してチャージビーム」

ダークライ「アアァク……!!」

花丸「なんで……そんな風になったずら……?」

914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/26(木) 22:18:24.95 ID:XO+NXddy0
本当に一時の気の迷いでとんでもない事に巻き込まれたな聖雪・・・メガシンカグッズもらったらトンズラすればよかったのに
まぁ大した事はしてないから解決後は厳重注意で済まされるかな?
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/26(木) 22:30:18.40 ID:XuGjivj7O

ジャラランガ「ラガアアアアアッ!!!」

ヨハネ「ふん……頑丈じゃない。チャージビームをあれだけ浴びてまだ立てるなんて」

ジャラランガ「ジャアラ……!!!」

ヨハネ「まだそんな目を向けられるのね。……上等じゃない」

スッ

ヨハネ「その気力……魂ごとゼロにしてあげるわ」

キン……パアアアアア――――ッ!

花丸「!!!」

聖良「黒い光……!!」

花丸「これが善子ちゃんのZクリスタルの輝き……!?ことりさんのとは全然違うずら……!!生命力に満ち溢れた温かい光じゃない……全てを呑み込むような暗黒の闇……!!」

ビュオオオオオッ!

ジャラランガ「ジャラッ!!ジャラァッ!!!」

ヨハネ「このおぞましく禍々しい……全てを滅ぼすような闇の輝き……!!まさに堕天使に相応しいじゃない!!」

ダークライ「ラアアアア……!!!」コオォォォォ……

ヨハネ「1を0に……!!九天を堕とす闇の一撃を受けなさい――――――――!!!」

ギュイィィィィン……!

……ィン

ジャラランガ「ジャラ――――――――」





ヨハネ「ブラックホールイクリプス――――――――!!!!!」

916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 00:40:31.85 ID:igHL7iqEO

花丸「――――――――!!!」

聖良「――――――――!!!」

ヨハネ「……フッ、フフフ……アッハハハハ――――――――♪なるほど……なるほどね……♪これが……」



パラパラ……



ジャラランガ「――――――――」



ヨハネ「全てを破壊する闇の力……!!!」



花丸「これが……Zリングの力……」

聖良「圧倒的……今までの技とはまるで比べ物にならない……。技を越えた究極の技……」

花丸「……………………」

917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 00:48:32.71 ID:K2gND1e60
今の所敵側が有利になってばっかだな・・・例えるならアニメで毎回ヤマコサンジが出てくる感じ?
そういやマリーさんカナンカナン言ってるけどポケモンに対して愛情ないのか
ポケモンあってのトレーナーなのに・・・
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 01:19:52.31 ID:BdvCKz8wO
>>917
ヤマコサンジ何回言うんだよ
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 08:06:04.62 ID:AJsbRjZho
(ダンスしてなくて不発する展開かと)
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 10:18:52.32 ID:7R1qUiJSO
そもそもヤマコサンジってなんだよ
コサンジだろ
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 10:51:32.77 ID:igHL7iqEO

ことり『Z技はトレーナーとポケモンの心が重なり、互いに全力を出したときにのみ発動する。生半可な覚悟じゃ使えない』



花丸「……善子ちゃんの覚悟も……それに付き添うダークライたちも……本当に、世界の破滅を望んでいるんずらね。オラ……オラは……」



花丸「とっても……寂しいずら……」

922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 11:03:32.39 ID:igHL7iqEO

ヨハネ「なに呆けてるのよ。さっさと行くわよ。邪魔者は消えたんだから」

聖良「……………………」

花丸「……行くずら」

聖良「花丸さん……」

花丸「今は……梨子ちゃんのことが先決ずら……」

ゲッコウガ「コウガ……」

トゲキッス「トゲキッ」

バシャバシャッ……





花丸「善子ちゃん……。善子ちゃんは、いったいどれほどの闇を抱えているずら……?」

923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 13:17:52.62 ID:igHL7iqEO

――――――――



パシャ……パシャ……

ズバット「キキキ……」

ゴルバット「キキキ……」



聖良「……隠れた道。この洞窟の先に……」

花丸「きっとあるずら。神木の根……ヤッパリホノウミナンデスヨ根が」

ヨハネ「あってもらわなきゃ困るわよ」

聖良「梨子さんのためじゃないでしょう?」

ヨハネ「決まってるじゃない」

花丸「……ねえ、善子ちゃん」

ヨハネ「なに?」

花丸「……マルたちじゃ、善子ちゃんの力にはなれないずらか?」

ヨハネ「……………………」

聖良「花丸さん、なにを!?」

花丸「もちろん、世界を壊すとかそんな物騒なことじゃない。マルたちで、善子ちゃんのイヤな思いを少しでも分け合えたらって――――」

ヨハネ「ずら丸」

花丸「……………………うん」

ヨハネ「今はなにもしない。けど、用が済めばまた敵になる。余計な感情を挟んで、あんたは私と本気で戦えるの?」

花丸「……………………」

ヨハネ「私は戦えるわよ。誰が相手だろうと。世界を敵に回す……その覚悟でここまで来たんだから」

花丸「世界を壊して……あとには残るずら?壊れた後の世界で、善子ちゃんはなにをするずら?」

ヨハネ「なにも」

花丸「なにも?」

ヨハネ「世界を壊したあとのことなんか、知ったことじゃない。ただ……今の間違った世界だけは、どうしても受け入れられない。認められない」

花丸「なにが間違ってるって言うずら……?」

ヨハネ「全部よ」

花丸「全部?」

ヨハネ「人間も……ポケモンも……なにも知らずにのうのうと生きてる。上辺だけの平和に浸かって……呑気に笑ってる。それがどれだけの犠牲の上に成り立っているかも知らないでね」グッ……

聖良「犠牲……?」

花丸「善子ちゃん……」

ヨハネ「私の前に立ち阻かるなら……あんただろうと容赦なく叩き潰すわよ」

花丸「……………………っ」ギュッ

花丸「……………………わかったよ」

ヨハネ「……………………」

花丸「……………………」

聖良「……!」

パアァ……

聖良「……洞窟の中に、明かり……?」

924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 14:14:18.95 ID:igHL7iqEO

――――――――プランタン・サンクチュアリ



パアァ……

花丸「これが……神木……」

ヨハネ「案外小さいのね」

聖良「木自体が光輝いて……この洞窟内を照らしてる……。なんて優しい光……」

花丸「なんだか癒されるずら……///」

聖良「花丸さん……」

花丸「ずら。……すみません、友だちのために少しだけ根っこをわけてくださいずら」ペコッ

ザッザッ……

/cVσ_VσV

花丸「……///間違いないずら///ゲッコウガ、お願い」

ゲッコウガ「コウッ、ガッ!」シュンッ! スパッ

花丸「……///」ソッ……ギュッ

花丸「これで……梨子ちゃんを……///」

ヨハネ「それだけじゃ足りないんでしょ?あともうひとつ、ナントカって霊草が」

花丸「大丈夫。きっとルビィちゃんたちは見つけてくれる……。さあ、はやくルビィちゃんたちのところへ向かうずら!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!」

トゲキッス「トゥゲッ!!」

聖良「はいっ!!」

ヨハネ「……………………」

925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 19:32:33.76 ID:igHL7iqEO

花丸「……てっきり、すぐにマルたちを出し抜くものだと思ってたずらが」

ヨハネ「その足元に蒔いてる砂を辿れば、いつかあの子のところにもたどり着くんでしょ?」

花丸「……………………」

ヨハネ「それならプレートは奪えても、リリーを治せないじゃない。私は薬の作り方は知らないんだから」

花丸「り、リリィ?」

ヨハネ「なによ」

花丸「歯の浮くようなあだ名だと思っただけずら」

ヨハネ「あんたにも付けてあげてもいいわよ?」

花丸「のーさんきゅーずら。マルはずら丸で間に合ってるずらよ」

ヨハネ「気に入ってるのね」

花丸「……………………さあ?ずら」



聖良「……元は仲のいい友だちだったはずなんですよね。それがほんの少し道を違えただけで敵になった……。痛ましいほどの悲劇的な運命です……」



???「ええ。本当に」



花丸「!!!」

聖良「!!!」



???「ただ……付け加えるならば、悲劇は運命ではありません。例えるならば、ありふれすぎて物語にもなり得ず、誰も気にも留めない路傍の石。平凡に日常と隣り合わせている影のようなもの」



ヨハネ「あんた……」



ダイヤ「意味のない同情は……侮辱に他ならないこと、ゆめゆめ忘れないようにすることですわ」

926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 19:47:54.89 ID:kSdGqsVt0
げぇ、ダイヤ!?
一応梨子を復活させるという点では善子と花丸の共闘もありえそうだが、果たして
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 20:26:57.77 ID:igHL7iqEO

花丸「ダイヤさん……!!」

ヨハネ「あんたまでプレートを奪いに来たの?」

ダイヤ「いいえ……。別件です」

ヨハネ「別件?」

ダイヤ「……聖良さん」

聖良「っ!」

ダイヤ「鞠莉さんの命により、あなたを粛清します」

花丸「!!?」

ヨハネ「へぇ……」

聖良「私を……。……なるほど」

ダイヤ「理由は訊かないのですね」

聖良「仲間でなかったとはいえ、裏切り者をただでは済まさない……そんなところでしょう?それに私は、あなたたちの本拠地を知っているのだから」

花丸「本拠地……?それって……!」

聖良「はい。全てのプレートがある場所です。梨子さんのことで詳しく説明する時間はありませんでしたが……」

ダイヤ「そこまでわかっているのなら結構です。悪く思わないでください。これも……鞠莉さんのため……延いては私たちのためです」シュッ ポンッ

聖良「エゴもそこまで掲げると見上げたものです。私はもう……戦うべき相手を間違えたりはしません!!」シュッ ポンッ



ダイヤvs聖良
互いに繰り出したのは……

連投無し
安価下1コンマ 0は偶数扱い
ダイヤのポケモン
奇数→ディアンシー
偶数→ボスゴドラ

安価下2コンマ 0は偶数扱い
奇数→ギルガルド
偶数→手持ちの三体目(安価下3タイプ(はがね、ゴースト、ほのお無し)、安価下4ポケモン(ダイヤがディアンシーの場合のみ準伝説有り、伝説、UB無し))

928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 20:27:54.00 ID:aIONNNoC0
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 20:48:34.57 ID:D5923Groo
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 20:49:27.36 ID:sVIX37NT0
バトルスイッチ
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 21:20:32.60 ID:Tx6L8c43O
ボスゴドラとギルガルドか
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 21:29:38.25 ID:7R1qUiJSO
わるいダークライか…
わるいポケモンほんとすき
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 21:48:47.15 ID:igHL7iqEO

ボスゴドラ「ゴォドォ!!!」

ギルガルド「ギィル!!!」



花丸「聖良さん!!ダメずら!!」

聖良「花丸さんは行ってください。彼女が用があるのは私です。あなたははやくルビィさんたちと合流して、梨子さんを!!」

花丸「でも!!」

ヨハネ「行くわよずら丸」

花丸「善子ちゃん……」

ヨハネ「いいじゃない。やらせてあげれば。あっちの都合でリリーを助けるのが遅くなってもいいの?」

花丸「それは……!!」

聖良「その通りです。さあ、はやく!!」

花丸「……っ!!」



安価下1コンマ 00は偶数扱い
奇数→この場に残り聖良を助ける。
偶数→この場に残ろうとするも、ヨハネに無理やり腕を引かれる。

934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 21:49:05.95 ID:6HT4WnmD0
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/27(金) 22:20:57.51 ID:wDUiHYQs0
と言うより本拠地知ってる聖良置いてく方が明らかに悪手だけどね
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 22:41:32.14 ID:igHL7iqEO

花丸「……ダメずら」

聖良「!!」

ヨハネ「チッ……リリーのことはいいの?」

花丸「友だちを助けるのに、先も後もないずら!!!」

聖良「……っ!!」

ダイヤ「……手加減はしませんわよ」

花丸「こっちは最初から全開ずら!!」シュッ ポンッ

カビゴン「ゴオォン!!!」

ヨハネ「……まあ、こうなるだろうとは思ってたわよ」



ヨハネは……
安価下1コンマ 00は偶数扱い
奇数→花丸、聖良と共にダイヤと戦う
偶数→傍観する

937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 22:43:39.71 ID:G5X+D5cv0
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/27(金) 23:10:17.86 ID:wDUiHYQs0
結果論とは鞠莉やらかしたな、まだ善子を切り捨てる段階じゃなかっただろうに
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 23:13:38.38 ID:K2gND1e60
善子が空っぽにした世界で鞠莉が好き勝手に果南をチャンピオンにする、あいつら一応ギブアンドテイクはできてるのか
善子結構ロードバロンだったな
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/27(金) 23:58:12.36 ID:igHL7iqEO

ヨハネ「はぁ……しょうがないわね」スッ

花丸「善子ちゃん!?」

聖良「何故……?」

ヨハネ「決まってるでしょ。私のためよ」



ダイヤ「ヨハネさん……」ジロッ

ヨハネ「こっちにも事情があるのよ。あいつの言うことを素直に聞いてるだけの忠犬と違ってね」

ダイヤ「私が忠犬ならあなたは駄犬ですわ。飼い主の言うことも聞けない畜生風情が」

ヨハネ「尻尾なら振ってあげてるじゃない。エサのために、こうしてプレートとメロエッタを手にしようとしている」

ダイヤ「それなら私に手を貸しなさい。そのあとで、私もそちらに手を貸しましょう」

ヨハネ「……………………根本的にずれてんのよ」

ダイヤ「なんですって?」

ヨハネ「私とあんたじゃ決定的に違うものがある。それは……自分の意思」

ダイヤ「意思?」

ヨハネ「誰かのため誰かのため……いい加減うざったらしいのよ。人のことばかり気にかけて大事にして、結局あんたにはなにが残るのよ。あんたの行動には自分が無い。自分の意思を掲げない奴が、なにかを成し遂げられるはずないじゃない」

ダイヤ「やかましいですわ……」ギリッ

ダイヤ「……牙を剥いたのはそちらだということをお忘れなく」

ヨハネ「裏切りじゃない。聞き分けの悪い飼い主の付き人に噛み付いただけよ」カチャッ



ヨハネが繰り出したのは……
安価下1コンマ
1〜3→キリキザン
4〜6→ゲンガー
7〜9→ヘルガー
0→ダークライ
00→ラルトス

941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/27(金) 23:59:13.42 ID:tmkB742cO
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 00:48:28.56 ID:N/BdoKtf0
やっと組織にほころびがでてきたな、いやむしろこんなに意思統一されてないでうまくいってたのが奇跡なのか。
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 00:58:07.31 ID:DNfKOHQfo
ずらずらいいすぎずら
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/28(土) 01:22:13.16 ID:lgn+hAl0O

キリキザン「キザッ!!」

花丸「善子ちゃん……いいずらか……?」

ヨハネ「勘違いしないで。あんたたちのためじゃない。わからずやの硬度10を粉々に砕いてやりたくなっただけよ」

花丸「……………………」

ヨハネ「敵の心配してる暇なんか無いでしょ?数が勝ってるからって油断しないで。あいつの実力は、鞠莉と同レベルよ」

花丸「……っ!!」

ゲッコウガ「コウガ……!!」

トゲキッス「トゲッ……!!」

聖良「ゲッコウガたちだけでも行かせてあげられればいいのですが……」

花丸「まるで隙が無い……」

ギルガルド「ギル……」

カビゴン「ゴォン……」

ダイヤ「1vs5ですか……。フン、まとめてぶちのめしてさしあげますわ」ギロッ

ボスゴドラ「ゴオオッ、ドオオッ!!!」

ビリビリ――――!










オンバーン「オンバ……!!」

945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 07:36:30.61 ID:Bxw62ZESO
もう950が近いのか

>>943
ずら丸乙
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 07:41:25.56 ID:N/BdoKtf0
これはもう0を1にする女、覚醒千歌ちゃんが降臨して次スレに続くだな。
にしても一度敗北し挫折、そこからのパワーアップとか昨今の仮面ライダーの最強フォーム取得話を彷彿とさせるな。
似てるのは友達同士で傷つけあってしまったフォーゼのコズミックか(プトティラだけは望まず手に入れた力だけど)
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/28(土) 09:37:16.74 ID:lgn+hAl0O

――――――――ルビィ・ことりSIDE

――――――――ナイチンゲール・アンティークショップ



ことり「強さ……?」

理亞「……………………」ジッ

ルビィ「……?」

ことり「強さ……強さかあ……んー……なんだろうね?」アハハ

理亞「ふざけてるの?」

ことり「ふざけてないよっ!これでもジムリーダーだもん。それなりのことは言えるよ」アセアセ

ことり「……たぶんね、それを理亞ちゃんに伝えても意味が無いんだよ」

理亞「……それは、私が弱いから?それともお前が強いから?」

ことり「違う。強さの定義が人それぞれだからだよ」

ルビィ「人それぞれ……?」

ことり「誰かのために強くなる、なにかを目指すために強くなる、なにかを得るために強くなる、強くなりたいから、負けたくないから……自分の強さを証明したいから。スタートもゴールも、それに至るまでの時間も、まるで同じ人なんて絶対にいない。だから意味が無いの。いろんな言葉を並べて納得してもらうのは簡単だと思う。でもそれじゃ解決はしない」

理亞「じゃあ……お前にとっての強さってなに?」

ことり「それはね、大切な友だちの傍にずっと一緒にいたいって思いだよ」ニコッ

948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/28(土) 13:36:05.00 ID:lgn+hAl0O

ことり「ことりの周りには、本当にスゴい人たちがいっぱいいた。ひたすらに夢を追いかける人、自分の理想を高く掲げる人、自分に厳しい人……そんな人たちの中で一緒に過ごして、落ち込んだこともある。自分にはなにも無いって思ったこともあった」

ルビィ「ことりさんに、なにも無い?」

理亞「ジムリーダーにまで、最強と呼ばれるグループにまで上り詰めて、ただの皮肉にしか聞こえない」

ことり「……クスッ。そう思われちゃうのも無理はないよね。でもね、本当にそうなの。……ねえ理亞ちゃん。この世界に、今どれだけのポケモンの種類がいるか知ってる?」

理亞「なにを……」

ことり「約800種類。それだけのポケモンが、今現在確認されてる」

理亞「それがどうした……」

ことり「じゃあ、その中でひこうタイプを持つポケモンがどれだけいるか知ってる?」

理亞「……………………」

ルビィ「えっと……リザードン、エアームド、トゲキッス……えぇと……?」

カモネギ「ボクもそうだね」

ルビィ「あ、本当だ」

ことり「答えは、約100種類」

ルビィ「そんなに!?」

ことり「けど、ひこうタイプを持つポケモンのほとんどが別のタイプを併せ持つ複合タイプ。ひこうタイプだけを持つポケモンは、約800種類の中でたった1種類しか確認されていないの」

スッ

ことり「それがこの子」

ルビィ「トルネロス……」

949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/28(土) 13:55:20.81 ID:lgn+hAl0O

ことり「ひこうタイプは他のタイプと組み合わせて力を発揮する。誰かの傍にいないと自分を主張出来ないの」

理亞「ほら。やっぱり馴れ合う」

ことり「ずっとそう思ってた。トルネロスに出会うまでは」

理亞「……………………」

ことり「ひこうタイプだけで戦える強さ、他のタイプの技を駆使することが弱さの露呈じゃないこと。μ'sというグループの中での自分の役割。みんなを支えられる、ことりだけにしか出来ないこと。白っていう色は誰かの色に染まってこそ、自分の存在をより色濃く表せることを知ったの」

理亞「……………………!」

ことり「馴れ合い……それも一つの言い方だと思う。けどそれはイコール弱さの証明にはならない。ことりは……みんなと一緒に強くなったことを、みんなで叶えた物語を誇りに思うよ」

理亞「みんなで叶えた……」

ことり「みんなで叶えて、今も叶えてる途中のね」クスッ

理亞「今も……?最強と呼ばれて……それでもまだ目指すものがあるの?」

ことり「うん♪ことりたちが叶えたい夢……これから先の未来を作る子どもたちに、ポケモンが大好きって気持ちを持ってほしい♪どんなときも諦めずに、自分の可能性を信じて、太陽を目指すように大きな輝きをつかまえてほしい♪ずっとずっと……ずーっと先の世界まで♪」

ルビィ「!!///」

理亞「……………………!!」

ことり「それがことりたちの夢。そして信じてること。まっすぐな想いがみんなを結ぶ……って♪」

950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/28(土) 14:52:55.35 ID:lgn+hAl0O

理亞「……そんなの……やっぱりただの馴れ合い。私たちは違う!私たちはわかってる!孤独が自分を高めること!今全て勝ちたい……前だけ見るって決めた!そうやって私たちは強くなったんだ!!」

ことり「うん。それが理亞ちゃんの強さなのかもしれない。それで正解なのかもしれない。けどね、誰かに頼らないことが強くなるための手段なんて、そんなの寂しすぎると思わない?」

理亞「寂しい?」

ことり「ことりだったら耐えられない。一人だとうずくまって、泣いたままかもしれない」

理亞「それは弱いからだ!!」

ことり「そんなとき、手を取ってくれる人の心を温かいって思うことも、同じようにそう言える?」

理亞「っ!!」





りあ『えぇん……えぇん……!!』

せいら『りあ』スッ

りあ「えぐっ……ひぐっ……。お、おねえちゃあ……」

せいら『♪』

せいら『いっしょにいこ♪』ニコッ

りあ『……っ!』グシグシ

りあ『……うんっ!』パアァ




理亞「……温かさ」

ことり「なにかを成し遂げたとき、見える景色の色は……自分一人じゃ一つの色しか塗れない。人の絆と繋がりは、必ず後悔しない道へと繋がるんだよ」

理亞「……私は」

ツウッ……

ルビィ「!」

理亞「っ、なんで……あれ?あれ……?」グシッ

ポロポロ……

理亞「なん……で……」

ことり「……♪」ニコッ

ルビィ「……っ、そ……それが答えなんじゃないですか?」

理亞「答え……?」

ルビィ「今までの理亞さんたちが間違ってたかどうか……それはルビィにはなんとも言えない……。ことりさんの話を聞いてどう思ったのか……少なくともなにかを感じて、理亞さんの考えは変わったんですよね?その涙が、なによりの証拠だと思います……。それが理亞さんにとっての強さなのか……弱さなのか……。ルビィは……難しいことはよくわからないけど……だけど、その涙を信じたい!いつの日かそれを確かめられるときが来たら……」

スッ

理亞「……!!」

ルビィ「ルビィたちと、友だちになりませんか?」ニコッ

951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/28(土) 17:27:19.72 ID:lgn+hAl0O

理亞「とも……だち?」

ルビィ「はいっ♪」

理亞「バカなの……?私が今までどれだけ――――!!」

ルビィ「今までは今まで……過去を無かったことには出来ないけど、新しく前に進むことは出来るでしょ?」

理亞「……っ!!」

ルビィ「さっきまで……スゴく怖かったけど……。時の流れは不思議だね……なんて、たった何分しか経ってはないけど///今ではほら、笑いながら話が出来るよ♪」

理亞「……!!」

ルビィ「それに、千歌ちゃんならきっとこうするだろうから……。良いことも悪いことも受け止めて、まあいっか……なんて笑っちゃう。ルビィの憧れたステキな人///」

理亞「あいつが……」

ルビィ「千歌ちゃんが聖良さんと友だちになれたように、ルビィたちもきっと友だちになれると思う!!」

理亞「姉様が……友だちに?」

ルビィ「理亞さんっ!!」ズイッ

理亞「っ!///」

ルビィ「新しい自分になるために、がんばルビィ……してみませんかっ!?」

理亞「がんば……ルビィ……」

理亞「私は……」

ことり「♪」ニコッ

理亞「私は……」

952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 17:34:50.88 ID:N/BdoKtf0
一応悪事に加担してる自覚はあったのか理亞
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 23:26:05.14 ID:aM6Im+6A0
これで聖雪陥落(良方向)かな?
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/28(土) 23:39:10.43 ID:9lxlWowxo
あぁ...ライバルめっちゃ好きだったわ...
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/29(日) 00:33:11.87 ID:/OsxkLcD0
全てが終わったら自首する気かな聖雪
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/29(日) 00:46:05.97 ID:PYT/JIlS0
ギルティリアに加入してただけで実際にはなにもしてないからノットギルティ
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/29(日) 09:25:52.62 ID:UO1K+BFNO

――――――――ワイルドスターズ原生林



果南「……………………」ザッ……ザッ……

ザッ……ザッ……

ザッ……ザッ……

ザッ……

果南「……なにやってるんだろ、私」

トサッ

果南「このままずっと……」



千歌『そんなの果南ちゃんらしくないよ!!!』



果南「……………………っ」グッ

果南「どうすればいいの……?」

果南「わかんないよ……」



ザッ……ザッ……



果南「!」



???「あれ、果南……ちゃん?」



果南「あなたは……」

???「ああっ!やっぱり果南ちゃんっ!!」

果南「穂乃果……さん……」

穂乃果「うんっ♪久しぶりだね♪」ニコッ

958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/29(日) 09:58:04.32 ID:UO1K+BFNO

――――――――ダテンの深淵



〜♪

鞠莉「GOLDEN SUN♪ & SILVER MOON♪」ルンルン

鞠莉「もうすぐだよ♪果南♪」

鞠莉「もうすぐ……♪」

鞠莉「私たち……またAqoursになれるんだよ♪」







ジジッ……

ウツロイド【――――――――】

ジジッ……

959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/29(日) 11:46:45.00 ID:/OsxkLcD0
鞠莉もやっぱ寄生されてたか・・・そりゃあ自分と同じ心に闇を抱えた人を引き入れて捨て駒にできるわけだな。
ダイヤもいけないことだってわかってても鞠莉ほっとくと何しでかすかわからないから従ったフリしてるんだろうな。
問題はどうやってUBと接触したかだけど
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/29(日) 16:52:51.71 ID:6VEMjvZSO
OK! すき

お日様とお月様
代わり番こに顔出して
みんなを見守ってくれてるよ
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/29(日) 17:44:54.33 ID:UO1K+BFNO

――――――――



曜「Zzz……」クークー

曜「Zzz……」クークー

曜「……………………」パチッ

ムクリ

曜「ふあぁ……」ノビー

曜「んぅ……」グシグシ

曜「……………………」ポケー

曜「千歌ちゃん……」

曜「千歌ちゃんに……会いたい……」

曜「千歌ちゃん……千歌ちゃん……」

962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 00:56:29.68 ID:ebe1i2CEO

――――――――ミナミシティ

――――――――ことりの家



梨子「……………………」

メロエッタ「〜♪〜♪♪」





モクロー「Zzz……」スピー

モクロー「フルル……Zzz……」コク……コク……

963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 01:03:10.27 ID:ebe1i2CEO

梨子『……………………』

梨子『……………………』

梨子『……………………ここは――――』




ワアァァァァ――――!




梨子『……!』



梨子ママ「おめでとう、梨子」ニコッ



梨子『お母さん……?』



梨子ママ「今日からあなたが、オトノキザカのチャンピオンよ」ナデッ

梨子「〜っ///うんっ!!///」



梨子『オトノキザカにいた頃の私……。これは、私の記憶……?』

964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 01:40:39.47 ID:ebe1i2CEO

梨子「ソーラービーム!!!」



梨子『チャンピオンになったばかりの私……』



梨子ママ「本当に強くなったわね」

梨子「うんっ♪バトルしてると、自分がキラキラするのがわかるの♪もっともっとキラキラしたいって気持ちになってくるの♪」



梨子『……そうだった』クスッ

梨子『そんな、まるで千歌ちゃんみたいなことを思ってたのよね……』

梨子『なんでも出来る……なんでも叶う……自惚れにも似た全能感でいっぱいだった』

梨子『けど……いつしかその想いが変わっていった……』



梨子「!!///」

梨子「……!」

梨子「……………………」



梨子『ここじゃない……私が本当に目指していたのは、ここじゃない。……そう思った』

梨子『観ているみんなを、私と同じようにドキドキさせたい……。私と一緒にキラキラしてほしい。そう思って、私はバトルよりも音楽を選んだ』

梨子『昔からピアノを弾くのが好きだったから』



梨子ママ「本当にいいの?」

梨子「うん……。本当に……ごめんなさいっ……!!」

梨子ママ「謝らないで。元々……バトルを教えたのは私。あなたは望んではいなかったもの」

梨子「違う!バトルは楽しかった……チャンピオンだったお母さんのことも大好き!でも……」

梨子ママ「それ以上にやりたいことが見つかったんでしょ?」ニコリ

梨子「……………………」コクン

梨子ママ「だったら私はそれを応援するわ。チャンピオンの件だったら心配しないで。リーグには話をつけておくわ」

梨子「ごめんなさい……」

梨子ママ「梨子」

梨子「うん……」

梨子ママ「頑張りなさい」ニコッ

梨子「……ありがとう///」ポロッ

965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/30(月) 06:29:13.80 ID:bIm7e8XI0
そういやヨハネ梨子の事「あのチャンピオンの〜」って言ってたけどどっかで名乗ったっけ?
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/30(月) 07:02:26.03 ID:Gjn8tWiD0
よしりこってかヨハりこで絡みは無かったけど、チャンピオンくらいの有名人ならそこそこの情報は入ってくるんじゃね?
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 09:18:41.14 ID:ebe1i2CEO

梨子『ああ……全部覚えてる。チャンピオンになったこと、チャンピオンを辞めたことも……音楽を選んだことも全部。そして、その道がけして楽なものじゃなかったことも』



梨子「……………………」



梨子『どれだけ演奏してもピンとこない。バトルしていたときのような輝きが出せない……。だから私は求めた。メロエッタの音を。私にしか出せない音を』





ポンッ

メロエッタ『メロ♪』

梨子『メロエッタ!?』ビクッ

メロエッタ『メーロ♪』

梨子『なん……あ、なるほど……。この記憶はあなたが見せてくれてるのね……』

メロエッタ『メロォ♪』

梨子『……不思議な感じ』

メロエッタ『メロ?』

梨子『ずっとあなたを探してた。全然見つからなくて……それが今こんなに近くにいる』

メロエッタ『メロッ♪メーロエッ♪』

梨子『メロエッタ』

メロエッタ『メロ♪』

梨子『あなたの音を……聴かせてくれる?』ニコッ

968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 09:34:27.20 ID:ebe1i2CEO

〜♪



梨子「お母さん……。私……ウラノホシ地方に行く」

梨子ママ「ウラノホシ?」

梨子「ウラノホシにメロエッタの目撃情報があるの」

梨子ママ「一人旅なんて危なくない?」

梨子「大丈夫よ。これでも元チャンピオンなんだから。けど……みんなはここに置いていこうと思う」

梨子ママ「置いていく?」

梨子「新しい場所で、新しい出会いをすれば、きっと今までとは違うものが見えると思うから」

梨子ママ「……寂しくなるわね」

梨子「きっとまた帰ってくるから。それまでみんなことよろしくね」

梨子ママ「……行ってらっしゃい」ニコッ



〜♪



梨子「迷った……」ズーン

梨子「お母さん……地図違う……」

梨子「ここどこぉ……?」キョロキョロ

ガサッ

梨子「ひいっ!!?」ビックー

ガサガサッ

梨子「な、なにかいるの……?」ビクビク

ガサッ!

梨子「ひゃあっ!!!」

ヒョコッ

ケロマツ「ケロ?」

969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/30(月) 19:18:54.50 ID:bIm7e8XI0
後はいつ梨子がメロエッタに関係してるの知ったんだ・・・
絡み少なかったしメロエッタの事は仲間内にしか話してないはず
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 21:01:36.71 ID:ebe1i2CEO

梨子「け、ケロマツ……?うわあ///色違い……///初めて見た……///」

ケロマツ「ケロッ」プイッ

梨子「あっ、ちょっ!ちょっと待って!」

ケロマツ「ケロッ?」

梨子「あ、あの……じつは道に迷っちゃって///」エヘヘ

ケロマツ「ケロ」プイッ

梨子「うわわっ!ま、待ってってばぁ!」



〜♪



梨子「一人なの?」

ケロマツ「……………………」

梨子「家族とか……友だちは?」

ケロマツ「……………………」

梨子「私がなってあげようか」

ケロマツ「ケーロッ」

梨子「あっ、そっぽ向いたわね」プクー



〜♪



梨子「なんだかんだ町まで案内してくれたわね。優しいのね、あなた♪」

ケロマツ「ケロッ」プイッ

梨子「あ、ねえ。よかったら……これ」ゴソゴソ スッ

ケロマツ「ケロ?」

梨子「私の作ったサンドイッチ。道案内してくれたお礼♪」

ケロマツ「……ケロ」スッ モグッ

ケロマツ「……ケーロ」モグモグ

梨子「そっか♪」クスッ



〜♪



ケロマツ「……………………」

梨子「もう行っちゃうの?」

ケロマツ「ケロ」

梨子「一匹狼なのね。あわがえるポケモンなのに」

ケロマツ「ケロ……」ジロッ

梨子「私はこの地方を巡るつもり。あなたはどこに行くの?」

ケロマツ「……………………」

梨子「もし行く宛が無いなら、私と一緒に来ない?」

ケロマツ「……ケーロッ」スタスタ

梨子「……フラれちゃったわね」

971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/30(月) 21:13:34.37 ID:crAM+i6xo
ケロマツ時代は一匹狼だったのかwwww
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 21:34:23.16 ID:ebe1i2CEO

〜♪




アーボック「シャーボッ!!」シャー

マタドガス「マータドガース」フワフワ

ケロマツ「ケロッ……!」ジリッ

アーボック「シャアーッ!!」グワッ

ケロマツ「ッ!!」

梨子「後ろに跳びなさい!!」

ケロマツ「ケロッ!?ケッ、ロッ!!」ピョンッ!

アーボック「シャア……」

梨子「危なかったわね」

ケロマツ「ケロ……?」

梨子「気になったからあとを追ってきたの!あわよくばゲットしようとか思ってたけど……。それどころじゃないみたいだし」

マタドガス「マータドガース」

梨子「ケロマツ、あなたバトルの経験は?」

ケロマツ「ケロッ!」ダン

梨子「いい顔♪」

梨子「まあ、あろうが無かろうがどっちでもいいんだけどね」クスッ

ケロマツ「?」

梨子「私があなたを勝利へと導いてあげる」

ケロマツ「……………………!!」ゾワ……

梨子「聴いてみない?」スッ

梨子「あなただけにしか奏でられない音を」

ケロマツ「……ケロッ!!」ギュッ

973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 21:36:10.14 ID:ebe1i2CEO

〜♪



梨子「私は梨子」



梨子「よろしくね♪ケロマツ♪」

974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 23:02:14.34 ID:ebe1i2CEO

〜♪



梨子『たくさんの出会い』



梨子『たくさんの経験』



梨子『たくさんの感動』



梨子『たくさんのものを手にした』



梨子『このいっぱいの気持ちを……音にしたい』



梨子『広く、大きく、強く……奏でたい』



梨子『だから――――――――』



梨子『はやく起こして――――みんな―――――――』




梨子『待ってるから』

975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/30(月) 23:23:39.36 ID:ebe1i2CEO

ガチャッ



メロエッタ「メロッ?」

モクロー「フルル…………クロッ?」パチッ




???「りーこちゃんっ」




梨子「……………………」

???「……まだ眠ってるんだね」キョロッ

???「……!」

メロエッタ「メーロ」

???「メロエッタ……。こうして会うのは初めてだよね」

メロエッタ「メロォ?」

???「私、梨子ちゃんの友だち。メロエッタも梨子ちゃんを心配してくれてたの?」ニコッ

メロエッタ「メロッ♪」

???「そっか♪」ナデナデ

メロエッタ「メロ〜♪」

モクロー「ロォ……」

???「……?」

モクロー「……………………」ジーッ

???「……えーっと?」

モクロー「フロッ」バサバサ……ポスッ

???「おとと……肩に……。おお……柔らかいなぁ///」

モクロー「モクゥ///」スリスリ

???「わわっ///くすぐったいよぉ///」

モクロー「ロォ///」

???「エヘヘ〜♪」

???「やっぱりみんな谷に行っているみたいね。こっちに寄ったのは間違いだったわね」

???「そんなことないです。だって……」

梨子「……………………」

???「……………………」ナデッ

???「?」

???「梨子ちゃん。一緒に行く?」



???「みんなのところへ」

976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 00:43:49.62 ID:EnD0JqYlO

――――――――ワンダフルラッシュバレー

――――――――プランタン・サンクチュアリ



ゲッコウガ「コオッ、ガアアアアッ!!!」

ダイヤ「ボスゴドラ、メタルクロー!!」

ボスゴドラ「ゴオオッ、ドオオッ!!!」

ガガガガガガ――――ッ!

ゲッコウガ「ゲァッ……ゲコォッ!!」

トゲキッス「トゲッ!!」ビュウンッ!

ダイヤ「行かせません!!がんせきふうじ!!」

ボスゴドラ「ボォゴォッ!!!」

ドゴンッ!

ドゴンッ!

ドゴンッ!

トゲキッス「トゲッ……!!」

ヨハネ「キリキザン、きりさく!!」

聖良「ギルガルド、せいなるつるぎ!!」

キリキザン「キッ、ザッ!!」

ギルガルド「ギィガッ!!」

ダイヤ「片腹痛いですわ!!」

ボスゴドラ「ゴォラアァァァッ!!!」ブンッッ!

花丸「二人の攻撃を防ぎきった!?っ、カビゴン!!れいとうパンチずら!!」

カビゴン「ゴオンッ!!」ピキパキ……ドゴッ!

ボスゴドラ「ゴラアアッ!!」

カビゴン「ゴッ……!!」ズザァッ!

シュウゥゥゥ……

ヨハネ「チッ……」

花丸「これだけの人数差で……全然歯が立たない。これが本気になったダイヤさん……」

聖良「まだです。彼女はまだ、メガシンカすら使っていない」

ダイヤ「……………………」

聖良「スピードはこちらの方が勝っているのに、彼女の采配がボスゴドラの機動力を上げている……。一流のトレーナーに違わぬ実力です……」

花丸「……ダイヤさん!!」

ダイヤ「……なにか」

花丸「それだけの強さを持って、なんで悪いことなんかするずら!!」

977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/31(火) 00:46:50.17 ID:nXPEN6xl0
カワイイ妹よりおかしくなった友人をとるくらいだからな・・・並の覚悟じゃない
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 01:35:56.25 ID:EnD0JqYlO

花丸「ルビィちゃんのことだって大切に思ってるはずなのに……なんで!!」

ダイヤ「人には……どんなことをしてでも護りたいものが、なにがあっても譲れない思いがあるのです」

花丸「そのために自分の手を汚すなんて、そんなの間違ってる!!本当に求めるものに手を伸ばすなら、しっかり前を見ないとダメずら!!!」

ダイヤ「だとしても……」





果南『さあ、行こう♪』

鞠莉『私たちでトップになりましょう♪』





ダイヤ「だとしてももう戻れないのです!!私の欲しいものは……遠い日の中にしか無いのですから!!!」

979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 10:17:58.18 ID:EnD0JqYlO

ボスゴドラ「ゴォア……ラアァァァッ!!!」

ゲッコウガ「コアガァッ!!!」シュバッ……シュバババ……!

ボスゴドラ「ゴドッ!!ゴオッ!!ラアアッド!!」

聖良「ゲッコウガの援護を!!かげうち!!」

ギルガルド「ギルッ!!」シュンッ!

ヨハネ「キリキザン、ロックカット!!さらにローキック!!あのデカブツの動きを止めなさい!!」

キリキザン「キザァッ!!キリィ……ザッ!!!」シュイイン……ダンッ!

ダイヤ「ボスゴドラ!!」バッ! バッ!

ボスゴドラ「ゴドッ!!ラドォォォォォッ!!!」ゴオオッ!

聖良「くっ!!」

ヨハネ「……ふん」

花丸「数で押してダメなら……わかってても止められない一撃を与えるずら!!カビゴン、ギガインパクト!!!」

カビゴン「カァ……ゴオオオオオンッ!!!」ゴオオッ!

ドガァンッ!

980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 17:03:30.19 ID:EnD0JqYlO

花丸「よしっ!!」グッ

カビゴン「カビ……ゴンッ……!!!」ググッ……

花丸「!!カビゴンっ!?」

ボスゴドラ「ゴオッ……ドラアッ……!!!」ググッ!

聖良「バカな!!なんて膂力……!!渾身のギガインパクトを技も出さずに!?」

ダイヤ「そんな威力だけの攻撃……私が失ったものの重さに比べたらどうってことありませんわ!!!」スッ キランッ

ヨハネ「来るわよ!」

花丸「!!!」

パアァァァ――――ッ!

ダイヤ「ボスゴドラ!!メガシンカ――――!!!!!」



メガボスゴドラ「ゴラアアアアア――――――――ッ!!!!!」



ビリビリ――――ッ!

聖良「っ、このプレッシャーは……!!」

ダイヤ「メタルクロー!!!」

ボスゴドラ「ゴドォッ!!!」ジャキンッ!

カビゴン「カビッ!!!」

聖良「危ないっ!!」バッ

ヨハネ「っ!!」

ドッガァンッ!

パラパラ……

ギルガルド「ギ……ガ……」バタッ

キリキザン「キザ……」バタッ

花丸「ギルガルド!!キリキザン!!二人とも、カビゴンを庇って……」

ヨハネ「貸しにしとくわよずら丸」シュイン

聖良「ありがとうギルガルド」シュイン

ヨハネ「さて……どうやって倒してやろうかしら」

花丸「倒すのが目的じゃない。ここから脱出するのが最優先ずら」

ヨハネ「あのメガシンカしたボスゴドラを押さえるっていう大前提があっての話でしょ」

聖良「あなた……さっきの技はもう一度出せないんですか?」

ヨハネ「Z技ね……。案外消耗が激しくてね。しばらくは使えそうにないわ。ダークライも今は休んでるし」

花丸「メガシンカは?」

ヨハネ「使えなくもないわ。ていうか、こんな閉じられた空間でメガシンカのエネルギーがぶつかり合えばどうなるかくらい、余裕で考えがつくでしょ」

聖良「ですね……」

花丸「八方塞がりずら……」

ダイヤ「ならばおとなしく……ここで果てなさい」キッ

981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 18:11:35.48 ID:EnD0JqYlO

聖良(このままではみんなが……。私一人犠牲になれば……)ギュッ

聖良「私……」

ガシッ

聖良「っ!!」

花丸「その先は……聞きたくないずら」

聖良「花丸さん……」

花丸「ここで果てる?……お断りずらよそんなの」

ダイヤ「あなたになにが出来ると言うんですの?」

花丸「さあ……なんだろう……。自分のことはよくわからないずら。でも……本当に譲れないものは、命を賭けてでも掴まなきゃいけない。それが愚かだと言われても、その信念だけは曲げちゃいけなことを、オラは知ってる」

ダイヤ「……………………」

花丸「自分の大切なものを全力で肯定する……そんなの誰だって当たり前ずら。そう出来ないなら、それは大切なものではないんだから」

ダイヤ「なにを……」

花丸「人と人との繋がりは温かいずら。日向でお昼寝してるみたいに、誰かと一緒に食べるご飯みたいに、手を繋いだときみたいに。心地よくて、ずっとこの温かさを感じたい、捨てたくない、忘れたくない。そう思えるだけの意味と価値があるずら」

ダイヤ「なにを言っているのです!」

花丸「それを護るために必死になるのはステキなことなのに……それを護るために他のものを犠牲にするのは間違ってるずら!!」

ダイヤ「っ!!」

花丸「誰かを傷付けて、自分も苦しんで……それで護れた繋がりに、いったいどれだけの意味があるずら!!胸を張って、誇れるような価値が本当にあるずらか!!」

ダイヤ「おだまらっしゃい……」

花丸「本当は全部を大切にしたいくせに、そう出来ない不器用な自分がイヤなくせに!!」

ダイヤ「おだまらっしゃい……!!」

花丸「今のダイヤさんは、本当に見なきゃいけないものを見失ってるようにしか見えないずら!!!」

ダイヤ「おだまらっしゃい!!!!!」

982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 18:34:48.58 ID:EnD0JqYlO

ダイヤ「はぁっ、はぁっ……!!」キッ

ダイヤ「あなたに……」ワナワナ

花丸「……………………」

ダイヤ「あなたになにがわかりますの!!?のうのうとご託を垂れ流して、生意気にも同情しているつもりですか!!?何様のつもりですの!!?あぁん!!?」

花丸「……………………」

ダイヤ「なにも知らないくせに!!!なんの力も無いくせに!!!勝手に首を突っ込んだだけのジャリが!!!知ったような口を叩くんじゃありませんわ!!!」

花丸「わかるずらよ」

ダイヤ「嘘ですわ!!!」

花丸「だって、ダイヤさん……スゴくツラそうな顔をしてるから」

ダイヤ「!!!」

花丸「オラの知ってるダイヤさんは、ラボのみんなに優しくて、ルビィちゃんのことを誰よりも愛して、気品があって、凛々しくて、賢くて、可愛くて。いつも笑顔でオラたちを見守ってくれる、ステキな人。オラの憧れた人ずら」

ダイヤ「……………………!」

花丸「ダイヤさんがお姉ちゃんだったらいいなって、ルビィちゃんを羨ましく思ってた。オラもルビィちゃんと同じずら///ダイヤさんのことが大好きだから、ダイヤさんを止めようって思うんずら」

ダイヤ「花丸さん……」

花丸「大好きだからこそ……そんな悲しい顔はさせたくない。頑張ろうって思うんずら。ダイヤさんに、もう一度笑ってほしいから」キランッ

パアァァァ――――ッ!

ヨハネ「これは……Zリングが……」

聖良「花丸さんの思いが、Zリングに共鳴した……」

カビゴン「カビッ……ゴンッ……!!!」ゴゴゴ……

花丸「このZクリスタルも……本当は自分たちを止めるための力としてルビィちゃんに授けたんじゃないずらか?自分たちが暴走したときのための抑止力として」

ダイヤ「……買い被りですわ」

花丸「エスパーZと、善子ちゃんの持ってるあくZ。そしてカビゴンZ……これは、オラたちに向けたものだったはず。これを託してくれたダイヤさんの思いに……全力で応えるずら!!!」

カビゴン「ゴオオオオオ――――――――ンッ!!!!!」ゴゴゴゴゴ……!

花丸「オラたちの全身全霊!!!ほんきをだすこうげきを受けてみるずらぁ――――――――!!!!!」
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/31(火) 20:43:28.05 ID:nXPEN6xl0
粛清とか言いつつダイレクトアタック狙わずに普通にバトルしてるダイヤさんマジいい人
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/31(火) 22:54:11.30 ID:EnD0JqYlO

――――ン

ドッガァ――――ンッ!

メガボスゴドラ「ボォッ……ドオッ……!!!」ガガガ……

カビゴン「ガアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」

花丸「ずらあぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」



ヨハネ「これが……ずら丸の全開……」



花丸「いくずらあぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」

カビゴン「ンッ、ガアアアアア――――――――!!!!!」ドガガガガ――――!

ダイヤ「……んじゃ……!!ナメるんじゃありませんわぁ――――――――!!!!!」

メガボスゴドラ「ドォラアァァァァァ――――――――!!!!!」

ダイヤ「認めますわ花丸さん!!あなたの覚悟が本物だということを!!!けど……それでも私は、私は――――――――!!!!!」



花丸「ずらあああああああああ――――――――!!!!!!!!!」

ダイヤ「はあああああああああ――――――――!!!!!!!!!」



ビシッ……パシッ……!

聖良「洞窟が!!」

ヨハネ「メガシンカとZリングの力がぶつかり合って……!!このままじゃまとめて生き埋めよ!!!」

聖良「花丸さんっ!!!」



花丸「オラたちは……オラたちは……!!!」

花丸「0を……1にするずらぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」

カビゴン「カァビッ……ゴオオオオオ――――――――ン!!!!!」

メガボスゴドラ「ドラ――――――――」

ダイヤ「!!!」

ドガァァァァァ――――ンッ!

985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/01(水) 20:28:44.04 ID:Um0nrrjSO
ずらあ?
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/01(水) 22:47:07.33 ID:VjVdslEbO

ブワ――――ッ!

ヨハネ「……っ」

聖良「ボスゴドラを吹き飛ばした……!!」

ゲッコウガ「コガ……」

トゲキッス「トゥゲ……」

花丸「はぁ……はぁっ……」

カビゴン「カビ……ゴ……ン」ズシンッ

花丸「カビゴン……。ありがとうずら……」シュイン

聖良「体力を使い果たしたんですね……」

花丸「頑張ってくれたずら……。とにかく、これでここから脱出出来る。さあ、行くずら」

聖良「はい」

ヨハネ「……………………」



ヨハネ「ずら丸もZリングの力を手に入れた……」

ニヤッ

ヨハネ「着実に予言が現実になりつつある……。あと少し……あと少しで全てが揃う」

ヨハネ「ククク……♪世界は……運命は……このヨハネを選んでいるわ♪……………………」

スッ

ヨハネ「やっぱり……こんな世界はあっちゃいけないんじゃない」

987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/01(水) 23:19:12.49 ID:VjVdslEbO

――――――――アンバランスド・ウォーターフォール



バシャ……バシャ……

花丸「ふぅ……やっと外に出られたずら……」

聖良「はやくルビィさんたちと合流しましょう」

花丸「ずら。梨子ちゃんも待ってる――――」



バシャッ



花丸「!!」

聖良「!!」





理亞「……………………」





聖良「理亞……?」

理亞「……………………」

聖良「あなた……なんで……。ああいや、彼女と一緒にこの地に来たんでしたね」

理亞「……………………」

聖良「理亞……。あなたと話がしたかった。私たちは……間違っていた。力に溺れ、自分の進むべき道を見失っていました。それに気付いたんです。一からやり直しましょう。私とあなたの二人で……一からSaint Snowとして駆け上がりましょう。理亞――――――――」



理亞「メタグロス、シグナルビーム」スッ

メタグロス「グロァ……ロス!!!」キイィン……バシュウッ!



聖良「え――――――――」



ドオォォォォン……!

988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/02/02(木) 00:01:59.22 ID:yWyaiW3M0
説得された結果自ら闇に踏み入るか...
あの組織にいても使い潰されるだけなのに...
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 00:22:25.83 ID:R6HO2UlqO

ビュア――――ッ!

花丸「――――っ!!!」

花丸「聖良さんっ!!!」



聖良「……………………」

シュウゥゥゥ……

ゲッコウガ「コウッ……ガッ……」ガクッ

トゲキッス「トゲ……ッ」ヨロッ



聖良「二人とも……私を……っ!!理亞!!何故こんなことを!!」

理亞「……………………」スッ

花丸「それは……ルビィちゃんの持ってたプレート……!!ルビィちゃんたちになにかしたずらか!!!」

理亞「……………………」

聖良「理亞……?理亞っ!!!」

ヨハネ「ムダよ。声なんか聴こえてない」

聖良「どういうことですか!!」

花丸「まさか……曜ちゃんと同じみたいな……」

ヨハネ「曜……ああ、違うわ。ウツロイドじゃない。あれはもっと人為的なものよ」

キランッ

聖良「あれは……鞠莉さんにもらったメガストーン……まさか――――!!!」



ダイヤ「小原グループの開発した洗脳装置」



花丸「ダイヤさん!!」

ダイヤ「万が一のときのためにメガストーンに仕組まれていたものですわ」

聖良「あなたたちは……どこまで――――!!!」

ダイヤ「花丸さん……あなたの言うとおりですわ」

花丸「っ!!」

ダイヤ「自分の信念だけは……たとえ愚かだと思われても曲げられない!!もう……後戻りは出来ないのですわぁ!!!」シュッ ポンッ

ディアンシー「……ディア」スウッ

990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/02/02(木) 00:38:34.53 ID:yWyaiW3M0
訂正、すでにおもちゃにされてましたね...

善子がまだまともに見えるレベルでダイマリが狂ってる...
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 00:46:19.71 ID:vgoiTUwp0
まだこの内誰かはそろそろやってくる覚醒千歌ちゃんの噛ませになるんだろうなという救い
流石に薬草までは手を出されなかったみたいだし梨子復活もなんとかなるか。


992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 01:21:00.27 ID:R6HO2UlqO

花丸「マズイずら……」

聖良「これ以上戦力を増やされては……」

花丸「カビゴンは休んでる……。ゲッコウガとトゲキッスはダメージを負ったずら……。残るのは聖良さんの手持ち二体だけ……」

ヨハネ「私をカウントしないところを見ると、さすがに状況は読めてるみたいね」

花丸「……あてにはしてないずら!!」

ヨハネ「ふん。まあ、あいつか……もしくはそこのカタブツがまだやる気なら、話は別だけど」ストン

ダイヤ「……ふん。もういいですわ。元より制御の可能な方とも思っていません」

ヨハネ「よくおわかりで」クスクス

花丸(梨子ちゃんのことで手を貸してくれるかもって期待したけど……っ!!)



ダイヤ「いいんですの?」

ヨハネ「なにが?」

ダイヤ「あなた、あちら側についていた理由があったのでしょう?」

ヨハネ「一度やられて頭が冷えたみたいね。……まあ、欲しかったものの一つは手に入れたし。それに……」



理亞「……………………」

聖良「お願い理亞!!目を覚まして!!!」

理亞「邪魔者……裏切り者……倒す……倒す……」

聖良「理亞――――――――!!!」

理亞「私は……強く……つよく……」スッ

メタグロス「メエッ、タァ――――ッ!!!」ゴオオッ!

花丸「――――――――!!!」

聖良「――――――――!!!」

993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 01:44:08.97 ID:R6HO2UlqO

ヨハネ「なにがあろうと……最後に嗤うのはこの私だもの」ボソッ





ヨハネ「♪」クスッ

ダイヤ「それに……なんですの?」

ヨハネ「ん?♪ああ……」



ヒュウウゥ……

ブワ――――ッ!



花丸「……………………っ」

グッ……ググッ……!

メタグロス「タッ……グッ……!!」

花丸「っ?」





リザードン「ザアァァァァァ――――――――ッ!!!」





花丸「っ!!り、リザードン!!!」

ゾロアーク「ロオッ、アアッ!!」ダンッ……ダダダダダッ!

メタグロス「タガッ!!」グラッ

ピカチュウ「ピイッ、カアッ!!!」ギィン……ブンッ!

ガキィン!

メタグロス「メッタッ!!!」ズシンッ

花丸「ゾロアーク!!!ピカチュウ!!!」

カプ・レヒレ「レーアッ!!」キィン……ズガガガガ!

メタグロス「タグ……ロァス……!!」

聖良「パワージェム……カプ・レヒレ……!!」

花丸「まさか……」



バシャッ



花丸「まさか……///」



バシャッ



花丸「〜っ!!///」

994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 01:46:09.19 ID:R6HO2UlqO





ヨハネ「ピンチのときには駆け付ける。それが……仲間ってやつなんでしょ?」





995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 02:12:05.05 ID:R6HO2UlqO





千歌「お待たせ♪」





花丸「千歌ちゃん……///」

聖良「千歌さん……///」



ダイヤ「……!!」

ヨハネ「……………………」






千歌「来たよ。全部を護るために」

996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 02:17:26.39 ID:R6HO2UlqO

To Be Continued……


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千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」【安価】
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997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 02:17:27.67 ID:DYGYvuJA0
胸アツ
998 :中間レポート [saga]:2017/02/02(木) 02:47:01.51 ID:R6HO2UlqO

お目汚し失礼してますm(__)m
まさかここまで長くなるとは……

誤字脱字多めのご都合展開上等な駄作はよ終われとか思ってる方もいらっしゃるでしょうが、もう少しだけお付き合いいただければ幸いですm(__)m

最初はほのぼの系で話を進めていくつもりが、まさかこんな展開になるとは思いもせず……これはガチの弁明ですが、べつに鞠莉ちゃんたちが嫌いだからクズ化させてるわけじゃありません!!!マジで!!!
話の流れで仕方なくなんです……m(__)m
いろいろミスってますが(希ちゃんのバッジとか)、これでもラブライブ!大好きなんです。ファイナルも行きましたm(__)m

当初思い描いてた設定は、μ'sの8人のジムリーダー、穂乃果ちゃんとA-RISEの四天王、梨子ちゃんがウラノホシ地方のチャンピオンという感じでした。
千歌ちゃんのパートナーはメガリザードンXにしようと決めていて、それのライバルは色違いの黒いゲッコウガとかいいかな〜くらいの軽い感じでした。
Aqoursのメンバーは旅の途中で知り合っていく流れで。

書き始めた頃にはアニメでサトシゲッコウガも登場していましたが、あれ出来るのサトシくらいだよな〜という考えでじつは梨子ちゃんにキズナ現象を使わせる気はありませんでした。見た目が梨子ちゃんみたいに……?という違和感と、女の子とオスでやれんの……?という矛盾があったためです。とりあえず、ゲッコウガに梨子ちゃんのイメージカラーを付加させて、みずしゅりけんを桜の花びらの形にすることにしました。見た目の変化はサトシゲッコウガでイメージしてもらえればちょうどいいですかね?

999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/02/02(木) 02:48:47.13 ID:R6HO2UlqO

今さらですが、世界観はアニメやらゲームやらごっちゃごちゃですw安価はなるべくゲーム性を持たせて皆さんに楽しんでもらえるようにしてるつもりです。地名やその他諸々の名称は、もちろん各曲、名言などから使用しておりますm(__)m

あとお気付きの方もいるかもしれませんが、作中ではアニメにならってじしん、マグニチュードなどの技は使用しておりません。
カプ・レヒレのしぜんのいかりも、HPゲージもないバトルで体力半分とかなあ……と思いあえて使用しませんでした。

Z技ですが、なんとなくイメージとそぐわないので踊りは省いて書いてます。SMはイナイレ要素が強すぎる……

とりあえず、弁解込みの補足を終えます。他質問がございましたら、話の合間に答えさせていただきます。

暇があれば、また次のスレで絡んでくださいm(__)m



ありがとうございましたm(__)m

1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/02(木) 04:42:57.87 ID:gZrEy64YO
おつ
1001 :1001 :Over 1000 Thread
 _,,..i'"':,  @    @   @
|\`、: i'、   @   @
.\\`_',..-i @   @ @
  .\|_,..-┘                    SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
提督「余命10レス」 @ 2017/02/02(木) 02:55:52.25 ID:aSzL+xn+0
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モバP「俺ありすの担当Pやめるわ」 橘ありす「は?」 @ 2017/02/02(木) 02:01:15.83 ID:rzq9WLrP0
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【モバマス】晶葉「安価で」飛鳥「グリプス戦役を」光「生き残る!」【Zガンダム】 @ 2017/02/02(木) 00:30:08.91 ID:eJybu/K7o
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京太郎「誕生日…かぁ」 @ 2017/02/01(水) 23:59:55.89 ID:mBFl1peo0
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うさぎごや 238匹目 @ 2017/02/01(水) 23:50:56.71 ID:0xEF7MfGo
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