京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

469 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 02:15:42.14 ID:bsQmhxXL0


京太郎(ドラを増やしてがんじがらめにする!)

京太郎「カン!」

男子D「そのカン成立せず!」

京太郎「なにっ!」

男子D「今までの私と同じと思うな! これが……セプスロ!」ドンッ☆

京太郎(い、意味がわからんが恐ろしく強いということだけはわかる……!!)グハッ



―――【観客席】


玄「お義兄ちゃんっ」

宥「きょ、京太郎くん……!」

晴絵「せ、セプスロ……なんだか恐ろしい気配がする」ゾクッ

智葉「なんだ、あの攻撃は……」

初瀬「精神が焼き切れちゃう! 死なないで京太郎、ここを乗り越えればバリアンを倒せるんだから!」

憧「次回、京太郎死す」

灼「京ちゃんが死んだ!」

晴絵「この人でなし!」
470 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 02:31:16.12 ID:bsQmhxXL0

穏乃「ところで、バリアンってなに?」

玄「あの三人のことだよ!」

穏乃「チームバリアン、ハートランド学園に通う男子団体戦優勝チーム……」ゴクリ

灼「……なに県?」

憧「シッ、聞いちゃダメよ!」

灼「えっ……でも」

初瀬「知らない方が良いこともありますよ」

やえ「……私も気になる」

初瀬「えっとですね!」

灼「レズめ」

初瀬「レズじゃない! 尊敬が加速してるだけだって!」

憧「初瀬ぇ、あんたはそんな子じゃなかったはず……ちょっと過激な少女マンガとか好きだった普通の子なのに」

初瀬「それ言う必要あった!?」

やえ「初瀬……」

初瀬「ああ、そんな哀れむような目で見ないで!」

智葉「良いから京太郎の試合を見ろ!」

471 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 02:54:33.84 ID:bsQmhxXL0


男子D「うわぁぁぁぁー!」ヒュー

男子V「京太郎巡査、ご苦労さん!」ビシッ

男子M「わたしの美しいタキオン……」バタッ


京太郎「ど、どうにか勝てた」



―――その後【廊下】


京太郎「ぐっ……」ガクッ

宥「きょ、京太郎くんっ!」タッタッタッ

京太郎「ゆ、宥さんか……ありがとう」

玄「お義兄ちゃん、大丈夫?」スッ

京太郎「玄も……お、恐ろしい力だった、バリアン……」

晴絵「でも優勝チームを倒すなんて、やっぱスゴイよ京太郎は」フッ

京太郎「だけど、最後はなんとか逃げ切ったみたいなもんですよ……後半は赤牌でドラを」グッ

智葉「やはりドラゴンスレイヤー、ドラを使われるのもプライドが許さないか」フッ

初瀬「ぐはぁっ!」

やえ「ど、どうした初瀬!」

初瀬「ふ、古傷が……」

憧(一時好きだったよね、初瀬……二つ名とか)


宥「きょ、京太郎くん」

京太郎「っ……次の、試合が」

玄「お義兄ちゃん、無理しないで?」

京太郎「……いや、ここまで来たんだ。死んでも……勝つ!」


灼「麻雀って死ぬの?」

智葉「死ぬかはわからんがダメージはあるだろう?」

灼「え」

エイスリン「イタイ」

灼「麻雀って……」シロメ
472 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 03:16:12.42 ID:bsQmhxXL0


京太郎「……次、か」スッ

宥「きょ、京太郎くんっ……無理、しないでっ」グスッ

京太郎「大丈夫です。ちゃんと殺します」ニコッ


灼晴憧(こ、こええぇぇぇぇっ!!?)ナミダメ


玄「絶対、だよ?」

京太郎「はい、もちろん」フッ


初瀬「……やえさん、良いんですか?」

やえ「へっ!? な、なにが!?」

初瀬「いや、自覚無いなら良いんですけど……」

エイスリン「ガンバ!」グッ

智葉「京太郎、応援してるぞ」フッ


京太郎「はい……行ってきます!」


晴絵「え、なに、最終決戦?」

灼「違うけど……確かチームバリアンのエースが出てくるはず」

晴絵「エースって言うと……確か」

「出た、マジックコンボだ!」

晴絵「あ〜なんか呼び名が3、4あってわけわかんない」

灼「とりあえず札付きの悪らしいよ」

憧「出場停止になれば京太郎の勝ちね」

宥「京太郎くんは、それじゃ喜ばないんだよね、きっと」クスッ

憧「確かに」ハハッ


宥「……京太郎くんっ」

玄「大丈夫……きっと、お義兄ちゃんなら」


473 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 03:30:15.37 ID:bsQmhxXL0


京太郎(……ドラを増やすか? いや、ここでカンしたら手の内が)

男子S「チッ、イラッとするぜ!」

京太郎(ドラを持ってるのは確かか)

男子K「ふん」タンッ

男子S「ドラを捨てた……ミスか?」

男子K「俺がミスだと、とんだロマンチストだな!」

男子S「なにっ!」

京太郎(うるせぇ)

男子Y「おいおい、仲良く麻雀しようぜ」

男子S「誰が!」

男子K「ふん」

京太郎(うるせぇ……)

男子Y「ほいっと」

京太郎「そいつだ、ロン」

男子Y「おお、やるなぁ! さすがだぜっ!」ニッ

京太郎「……楽しそうだな」ハハッ

男子Y「せっかくの決闘なんだ、楽しまなきゃ損だろ!」

京太郎(決闘? 麻雀で? でもまぁ……)

京太郎「楽しまなきゃ損ってのは同感だ」フッ

男子Y「だろ!」

男子S「おい、どういうことだ!」

男子K「知るか」

京太郎「仲悪いな」

男子Y「そんなことないって! 本当は仲良いんだぜ!」ハハハッ

京太郎(まぁなにはともあれ……ここで楽しむ、けどまぁ……あわよくば新しい力とか、目覚めないもんかね)



―――【観客席】


トシ「ないね」

エイスリン「?」

トシ「いや……でもまぁ、自分自身じゃ無理でもあるいは」チラッ

エイスリン「?」キョトン

智葉「む?」

玄「へけ?」

宥「ん?」

トシ「……まぁなにはともあれ、確定かね」

晴絵「なにがですか?」

トシ「京ちゃんがあんたルートはいかないことが」

晴絵「」

灼「なんでそんなこと言った!」
474 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 03:40:03.12 ID:bsQmhxXL0


京太郎(なんだ、アイツ……ドラを持ってる気がする!)

男子K「……ツモ」

京太郎「ッ」

男子K「三暗刻自風……ドラ2」

京太郎(また赤牌っ!?)

男子K「6000・3000だ!」

京太郎「……はい」

男子Y「おお〜親じゃなくて良かったぁ」

男子K「赤牌は殺せないか?」

京太郎「くっ」

男子S「俺の時もそうだったな」

京太郎(バレてなかったってのもびっくりだけどな……いやこいつらたぶんちゃんとテキストとか読まないタイプだ……ん、テキストってなんだ?)


男子Y「おおーでもなんでだ?」

男子S「そうだな、ドラゴンスレイヤーなのに」

男子K「これからお前の相手はこういう手が多くなるだろうな」

京太郎「でしょう、ね」

男子K「だから、俺で慣れておけ」フッ

京太郎「え?」

男子K「それか、しっかり赤牌もドラゴンだとして倒すんだな」

京太郎(ドラゴン……赤牌は、ドラ……)チリッ

男子S「にしても、ダメージ結構食らっちまってるな」

男子Y「へへっ、俺のライフも結構ヤバくなっちまった!」

京太郎(点だろ……って、前のダメージも残ってるか)チッ

京太郎「でも……勝つ」フッ

475 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 03:53:12.58 ID:bsQmhxXL0


京太郎「っ……ツモ、三色トイトイ白ドラ3!」ダンッ


男子Y「うわぁあー!」


男子K「ぐわぁっ!」
                             ト  _,, -‐ ア
                        r‐l \~  ィ´
                       イ  l  ヽ 〈
                  ト 、,,____/___, '    l、ヽ
                  ‐- k-‐<ヲ,,,,,__、-、 _〉z_ ,`ニニ=    __,, -- ^~
                  `_;;ェ='フ 〉{ °Y´°}K‐-_,,─---─  イ
                  ´ _, イ.6ll   ̄ /ミ≡イD^~\     ∠k
                <_^~_  !、 リ、   /7 /リ  _____ヾ、,,,,,_____  ヽ
            (⌒)   イ~^ ==\〈ヾ、凵ィ ノ _,,=ヲ^^~~ ̄`   ` ´
         r‐ 、_j~~ \__ ィ つ    \、〈〉,'/,//
         し'、ノヾ    _/、~==、   `Y´,r"/
         r-‐j    _-´}. \ ヽラl、  ql llf7
         j y7__)__,;´ィ y' 》-‐‐l、 `! l、  .ll ll'|
         '" t_ノ~\__∠ィ '    ヽ、 ll  .ll ll |      , 、   y 、
                         _〉 .ll  l」 ll l__    l j   | /
                    .//|_ll__.ll_〉コ_ -‐d」_二ニd」
        _,, -‐ ^~^ ‐- ..,,__ |ー| ! o〔 凶 〕卜 _ゝ==    ̄   ⌒ヽ、

男子S「くっそぉ!」

            |\    /|      j  }::::::::::::::::::::/_, -‐:::7
           |:::::\  /└∧∧/  ̄`ヽ::::::::::::::|::::::::::::::/
.             |::::::::::\/ ̄ ^~^x≦=== |::::::::::::l::::::::::::/.|
.            |::::::::::::::/ '二,_  ' // ̄o フ7|::::::::::::i:::::::::/.:::i
              |:::::::::::/}Y__゚_|!、` ゙\ニ二/ .|::::::::::::i::::::::{::::::l
             |::::::::// 三 ___  三三   |::::::::::::|:::::::l:::::::|      ト、
             ;::::::/.:|   / -¬ヽ       .|::::::::::::|::::::::!::::::!.    |:::ヽ
          /.:::::::::::|   |ゞ ____ハ     |::::::::::::|::::::::l::::::| |ヽ   |:::::::}
    /        /.:::::::::::∧   |, /   ハ      |::::::::::::|::::::::ゝ::」 |:::ヽ /.:::::::!. ,|
.   /.:|     /.:::::::::::/::∧  {r二二二ノ     |:::::::::::::\::::::::::::/.::::::V.:::::::/ ノ:}
  /.::::|    //.:::::::::::/.::::::∧  ̄三 ̄´    ./|::::::::::::::::::\_/.::::::::::}:::::://.::/
. {::::::::\∠.::::'.:::::::::::/.:::::::::::∧           / .\:::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::/:::::::::/
  \:::::::::::::::::::::::::::___.:::::::-‐ ¨´>x____/    \::::::::::::::::::::::::/__/.::::::/
   \:::::::::-‐ ¨´                     \::::::::::::/     ̄
      ̄                            \/
476 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 03:59:20.70 ID:bsQmhxXL0


京太郎「8000オール!」


男子Y「へっ、すげぇかっとビングだぜ!」


京太郎(勝った、次っ……あと一回!)


男子Y「ん? おい、どうした……二人共、麻雀でのダメージが!」


京太郎(玄、宥さん……待ってろ……今戻る!)フラッ


男子Y「くっそぉ! 絶対に許さねぇぞドン・サウザンドぉ!!」


男子(うるせぇ……)

477 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 04:07:57.71 ID:bsQmhxXL0


―――【???】


京太郎「あれ、ここ……旅館、か?」


???「まーじゃんやりたい!」

??「良いわよ、おいで京太郎くん」クスッ

???「うん!」


京太郎(あれ、小さい頃の俺と……親父とお袋と……)


須賀父「まったく、露子さんに甘えすぎるなよ」

須賀母「ごめんね」クスッ

露子「ううん、二人の子供だもの」クスッ

須賀父「あれ、露子さんとアイツ……えっと、姉妹だっけ?」

露子「ええ」ニコッ

京太郎(子)「つゆこさんのそれ、カッコいいね!」

露子「あら、そう?」クスッ ナデナデ

京太郎(子)「う、うんっ!」カァッ


須賀父「やはり俺に似たか」

須賀母「巨乳好きなところ?」

須賀父「お前それ自分のこと巨乳って言ってるからな?」


京太郎(なんだこれ……てかこれ、露子さんって宥さんに似てるし、きっと……てか後ろに……赤い、龍?)


露子「京太郎くんも頑張ればきっと強くなれるわよ」フフッ

京太郎(子)「そしたら、つゆこさんと結婚する!」

露子「私はもうしてるから」アハハ


須賀父「NTRか!」

須賀母「親友のお嫁さんを息子が?」

須賀父「……なんてニッチでコアなんだ、さすが京太郎」

須賀母「もう死んじゃうとか?」

須賀父「つめてぇ……ホントに死んだらどうする!」

須賀母「保険金掛けるまで待っててね」ニコッ


京太郎(子)「つゆこさん、どんなおとこが好き!?」

京太郎(恥ずかしいことを、てかなんだこれ……なに見てんだ俺)

露子「う〜ん、私より強い人、かな」クスッ


須賀父「いや、アイツ全然麻雀強くないじゃん」

須賀母「黙ってなさい、ね?」ニコニコ

須賀父「あ、はい」

478 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 04:22:03.96 ID:bsQmhxXL0


京太郎(子)「それじゃあつよくなる、ぜったい!」

露子「ふふっ、それじゃあ期待してるわね?」

京太郎(子)「うん! ぜったいその龍、たおすからな!」

露子「ええ」ニコッ


京太郎「あ〜なるほどね。俺が昔麻雀チラッとやってた理由も、なとなくわかった。にしても会ってなかったのか、宥さんとか玄とは」

??「まぁこれも因子のちょっとした変化って奴さね」

京太郎「へ?」

??「いやまぁ……あんたはあんたでいつもどこでも妙な因縁抱えてるねぇ」

京太郎「聞き覚えがある声……?」

??「ま、気にしないで良いよ……ほら」

京太郎「え……あれ?」


露子「……京太郎くん、すっかり大きくなって、身長も抜かされちゃった?」

京太郎「ど、どういう……ゆ、夢?」

露子「どっちでも良いじゃない。それよりどう? 私は、負けちゃうかな?」

京太郎「……ええ、あなたを倒すためにたぶん、俺はこれを」

露子「……でも、まだ足りない?」

京太郎「はい……赤龍は、殺せない」

露子「なら、どうするの?」

京太郎「だったら……」

479 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 04:26:34.87 ID:bsQmhxXL0


―――【廊下】


京太郎「ッ!」バッ

京太郎(ここは……廊下、俺壁によりかかってそのまま、寝てたか? じ、時間は)スッ


京太郎「ま、まだ試合終わって五分」ホッ

京太郎(にしても……)

京太郎「なんだったんだ、今の」
  /    '   |   ',         :}∧∨',ヽ, /  V |   | ' /: : :ヾv  v
 '     :|   ',    ,         }  ! V / :|  V |   |{ ,: : / } ヽ v
'    / !   :{ハ   ハ ∧       } V| /{ V |_,  v!   |      }  ヽ
    '  :,   ' ,   ' ∨∧     ' ,}イ' _j{≫!7:f心刈 V       / {l 、|斗 ―――
   /  ,∧  ∧ー=ミ{__ ヽ ',    j{⌒'| 7/j' j'うゝ:ア |  '  '      ' :{l ヽ! `ヽ
   ,'  / ∧  ∧:、 {`~^ ー--  /: : j ^    ≫'’     V'    _ノ  {l  |   V
/ ,'  /  j{∧  ∧ヽ{ ,ィァ=v云|  ': : : i|   ~´       '   「:\ } {l      ,ヽ
  ,' ./:| / v∧  {ヾ八{  ヽぅ! /: : :  U           し  :!: : : V:V      , \
  ! ./ | /  ヾ∧  ,、\: `: : : :|/: : : :、               }: : : : : '        ,
  |/  :| '     )ヽ , \ヽ: : : :': : : : ノ!                八: : : :'       ,
     '    } / / ヽ   丶: :.} !: : : `: .、       _      ': : : : : '        ,
        j/ ,       \し: : : : : : :.   _,.  '"      /: : : : : '           ,
           ,          ヽ.,: : : : : :冖、 _      ,イ{: : : : :/           !
           、         > .,: : : : : : (     /: U : : :./          |
          | ヽ           / :≧s。.,:ヽ  _ ./\: : : : {「 \           |



宥「あ、京太郎くん!」

京太郎「あ、ああ宥さん」

宥「そ、そんなところに座ってどうしたの!?」

京太郎(ちょっと意識飛ばしてましたとは言えないな)

京太郎「ちょっと疲れただけです」フッ

宥「そっかぁ、良かったぁ」ニコッ

京太郎(似てる、なぁ……やっぱ)

玄「あ、お義兄ちゃん!」

京太郎(てかホント、子の二人の母親って感じだわ)ジー

玄「ど、どうしたの? そんな、じっと見られると恥ずかしい、よ?」カァッ

京太郎「あ、ああ、悪りぃ」

宥「立てる?」

京太郎「ん」スクッ

宥「手、かそうか」スッ

京太郎「助かる。ありがとう」フッ

宥「えへへ、どういたしまして」ニコッ

京太郎(あ〜ちくしょう、すっげぇ意識する)カァッ

宥「?」

京太郎「なんでも、ないっす……」

玄「えへへ、それじゃ私は反対側から支えるね!」スッ

京太郎「だ……ダブルおっぱい」

宥玄「……っ」カァッ


初瀬「ぶれないなぁアイツ」

憧「まったく」

穏乃「ぶれたら怖いまである」

灼「それ」
480 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/27(木) 04:27:28.63 ID:bsQmhxXL0

眠い、寝る

まぁほとんどノリで書いてるからたまに後悔する
話の大筋とかは決まってんだけどどうにも細かいとことかね

そんじゃまたー
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 05:14:57.33 ID:6JvcSWt3o
乙〜
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 08:45:30.98 ID:ZrjL3rn40
おつー
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 09:06:02.91 ID:yUJX8NPXo
乙です
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 14:46:02.42 ID:7NCMpb4R0

結構好きな展開
にしてもどうなってんだこのインハイ…やっぱドン千最悪だな
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 16:56:39.79 ID:SGs+LT9QO
ドン千川?(難聴)
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 00:34:04.54 ID:xneg+/kPO
男子Y先生の連続シャイニングツモが発動していたらちょっとヤバいかったな
487 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 02:55:47.75 ID:P7moy7lx0

よし、こんな時間からだけど再開するおー


                         _)\/|/(_
                   _)`       <_
                   ノ         <
                       フ _______ 孑
                __z-√`''厶_|   ィ@フ  | そて‐-z__
           _>        {_| 〔トェv‐vェイ |从{    <_
.             〉           |__]  _|: Y_/       〈
          ∠_         ミx:::心_二_イリ{        ,ゝ   まさかこんな時間から再開とは思うまい……
             イ        _孑////////j{ィ      ≧
          Ζ___      ミx//////////彡x      _ミx
              イ::}イム\リ\{─────‐弋=从i个リト、
.            j{::::j{ ∧=ニコリ::::::::::::::::::::::::::::::::::/三)}i::}i
            j{__;j{∨ ∧=ニコs≦ ̄¨"'''- ュ,,≦_弋¨ム:::}!
              j{::::j{ ∨ _》////≧¨¬<_    }//∧ム:::}!
            |___|   ∨イ//////}_,s>・''`;<j{/////}:::|
            |:::::|  j}守三二才゙::::::::::::::::::::::::::゙≦三/::::|
            |___|  ,マ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::├─┘
               |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
               |:::::::::::::::::::Hl────lH:::::::::::|
                [二ニニ≡|::::::::::::::::::::::::::::|ニ二]
                  }//////├l────l┤///{
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 02:58:42.77 ID:E6f317ep0
きたか
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/29(土) 02:59:53.42 ID:gapVu49BO
ブームなるほどなるほど
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 03:09:05.42 ID:AOAXFC/ao
連休って素晴らしい
491 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 03:14:25.14 ID:P7moy7lx0


―――【休憩所】


京太郎「ふぅっ……」ドサッ

晴絵「疲れてるね」ハハッ

京太郎「まぁ、そりゃ……優勝チームと、ですからね」ハァッ

晴絵「男子Yと男子Kが優勝チームに入らなかった理由は強い仲間が揃わなかったとかいう話があるぐらいだからね」

京太郎「そんな……でも、三人がやりあってくれたおかげで漁夫の利を得られた、か……」

初瀬「自信もてば? あんたは十分強いでしょ」

京太郎「お、おう、ありがとな」

初瀬「……」フイッ

智葉「だが、奴らが個人戦で負けた理由はいくつかある……」

京太郎「え?」

やえ「ああ、牌の創生、役の創生も禁止されてしまったからな」

灼「え、牌を作るの? 役も?」

智葉「既存では無い牌を創生して既存にはない役を完成させて和了るんだ」

憧「ゆ、許されるの?」

灼「みたいだね」シロメ

憧「」シロメ

穏乃「阿知賀の山に帰りたいなー」


京太郎「くっ、本気だったらどうなってたかわからない、か……」

宥「でも、京太郎くんは、勝ったんだよ?」

京太郎「っ」

玄「うん、それが禁止されても勝つのなんて難しい、けど勝ったんだよ。だから良いんだよ……それにその人たちのために」

京太郎「ああ、そうか……俺が、勝つ。次の……決勝も」グッ

宥「うん、それでこそ京太郎くんだよっ」ニコッ

京太郎「だが、俺のドラゴンスレイヤーも……」
492 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 03:27:47.52 ID:P7moy7lx0


宥「ううん、京太郎くんはもう……やれるはずだよ」ギュッ

京太郎「え?」


憧(なんでナチュラルに恋人繋ぎしてんのあの二人)

穏乃(山行って熊を一体伏せてターンエンドしようかな)

灼(ハルちゃん……)チラッ

晴絵「」

灼「ハルちゃぁん!」


京太郎「やれる?」

宥「うん、殺せないなら殺せるぐらいになるまで……自分のレベルを上げれば良い」

京太郎「自分を……」

宥「うん、京太郎くんならもう超えられるはずだよ。壁も……お母さんも」ニコッ

玄「え、お母さん?」

宥「あ、え……なんで、今、私お母さんなんて」


京太郎(殺す、ドラゴンを……)


京太郎「……ドラゴンスレイヤーと、して」ギンッ

493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 03:34:07.20 ID:Nf2C89XyO
ランクアップで翻が上がったり捨て牌呼び出して役が付いたりするのだろうか
494 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 03:41:01.19 ID:P7moy7lx0


京太郎(必ず……)フラッ

宥「あ、と、突然立ち上がったら!」

京太郎「いえ、平気です。こんなところで倒れててもしょうがない」ハッ

晴絵「……決勝は、長いよ」

灼(は、ハルちゃん……わざわざ京太郎を心配して地獄から舞い戻るなんて、スゴイ!)

憧(やっぱすごいわね、ハルエは)


晴絵「団体戦然り、前半後半で別れてる……京太郎の精神が持つ保証はない」

京太郎「持たせます。あの人たちに勝ったんだ。じゃなきゃ……会わせる、顔がない」フッ

晴絵「……そ」フッ

京太郎「だから、行ってきます……」

宥「京太郎くんっ」

京太郎「……」フッ ナデナデ

宥「あっ……」

京太郎「待っててください……玄も」ナデナデ

玄「うんっ、お義兄ちゃんを待ってるよ……!」ニコッ

495 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 03:55:20.72 ID:P7moy7lx0

―――【対局室】


京太郎(とは言ったものの……どうすっかな)テクテク


男子X「きたな」

男子Y「ドランスレイヤー、ね」

男子Z「よっしゃ、おもしろくなてきたぜ!」


京太郎(殺せるのか俺に……いや、殺す。刃向うなら赤龍だろうが他の龍だろうが関係ねぇ、ドラゴンは鏖だ!)ゴウッ


男子X「くっ」

男子Y「おもしろい」フッ

男子Z「優勝にふさわしい相手だぜ!」


京太郎(全員まとめて……殺すッ!!)ギンッ

496 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 04:02:08.47 ID:P7moy7lx0

―――【観客席】


宥「京太郎くん、大丈夫、かなっ……」ギュゥッ

玄「大丈夫だよ、きっとお義兄ちゃんならっ……」

智葉(しかし、あの疲労……精神が焼き切れかねない。ともなれば……危険だ)


『開始ぃ!』

『ちょ、テンション高すぎでしょ恒子ちゃん!』


晴絵「京太郎、耐えて……優勝なんて良いから、生きて戻ってくれれば……」

憧(麻雀って……)

灼(麻雀で死ぬわけな)

穏乃「……でも、京太郎の能力だって負けちゃいないはず。ドラゴンスレイヤーは火力を削れる。ともなれば並な威力の一発ぐらいなら……」

初瀬(あ、あんたもそっち行くんだ……)白目

やえ「京太郎ぉ……がんばれっ」グッ

497 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 04:41:48.59 ID:P7moy7lx0


―――【対局室】


京太郎(やればできるもんだなぁ……)ハッ

男子Y(これは、隠していた……いや、できるようになったのか、今日!)ゾクッ

男子Z(おお、センコーが言ってたんと話が違う。赤牌まで範囲内かよ!)

男子X(なるほど、三つだが赤牌が使えなくなると……厄介だな)チッ


京太郎「殺して、やるよっ」フラッ

『それでも、もっと……』

京太郎「ッ!」ハッ


京太郎(跳びかけてた……)

男子Y(もう、限界という表情だ。バリアンやらとやりあったとなればそうなるか)

男子Z(へっ、いくら消耗してるからって容赦してやらないぜ!)


男子Z「ツモ!」

京太郎「くっ」

男子Z「よっしゃぁ!」


京太郎(殺すことはできた……けど、もっと、本質は違う……)

男子Y(なにか、あるか……?)

男児X(なにする気だ?)

京太郎(だがそれを掴めるか? 今、この戦場で……っ!)

498 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 04:51:54.45 ID:P7moy7lx0


『前半戦終了! 一位は〜〜〜!』

『結構荒れたね、3位の須賀君は能力が攻略済み……後半が楽しみだ』

『それは私の台詞だゾ☆』

『なぜ瑞原プロがここに! (スタジオから)逃げ出したのか? 自力で脱出を!?』

『京ちゃんが負けるのははやりん的に不本意だよ!』

『そういうことあんたが言っちゃダメでしょうがぁ!』


京太郎「無理、だったかっ……」

男子Z「おもしろいな! でもまだなにか隠してるんだろ?」

京太郎「んなわけ」

男子Z「隠すなよ!」

京太郎「……」

男子Y「ですね、なにか……あるんだろう?」

京太郎(それが見つからないから困ってるんだけどな)

男子X「ま、このまま勝たせてくれたらありがたいんだけどな」


スタスタスタ


京太郎「勝手ばっか言いやがって、どいつもこいつ……もっ」ググッ

京太郎(足、重いなぁ……でも一回戻らないと、心配するよなぁ)

499 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 05:08:04.09 ID:P7moy7lx0


―――【廊下】


京太郎「っべぇ……きつ」ズルズル

京太郎(とりあえず壁に寄りかかっとくか……)

宥「京太郎くん……」

京太郎「あ、宥さん」

宥「もう」スッ

ポスッ

京太郎「へ?」

宥「膝枕……好き、でしょ?」カァッ

京太郎「……おう」ハハッ

宥「無理しないでなんてここまで来て言わないけど……心配はするんだってばぁ」

京太郎「悪い」フッ

宥「もう……言っても、聞かないんだろうけど」ジト

京太郎「ま、そりゃそうでしょ……優勝したいし」

宥「……なんで、そこまで」

京太郎「まぁ色々、男の子としてのプライドとか、みんなが優勝したのに俺だけ、とか」

宥「そんなの、どうだっていいよっ……」

京太郎「ああ、あと一つ」

宥「?」

京太郎「……宥さんからのご褒美が、楽しみなんで」ハハッ

宥「……もぉ」クスッ

京太郎「ってことで、戦います。俺は……戦わなきゃ、逃げるぐらいなら死んだ方がましだ。戦わなきゃ生き残れない」

宥「……極端だね、生きづらくない?」

京太郎「宥さんに生きづらいなんて言われたらおしまいだなぁ」

宥「あっ、ひどいよぉ」

京太郎「あははっ」

宥「もう……ほら、寝てて良いよ……始まる前に起こすから」

京太郎「……はい」フッ

宥(綺麗な顔……)トク


宥「……好き、だよ」

500 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/29(土) 05:09:45.12 ID:P7moy7lx0


―――【観客席】


晴絵「……」スッ

灼「ん、どうしたの? 京太郎のこと見に言って来たんじゃないの?」

晴絵「ま、良いんじゃないどうでも」

憧「どうしたの、あんたがそんな態度」

晴絵「ま、大人のおねーさんとしてここはどうするべきかって話よ」

憧「……処女のくせに」

晴絵「しょしょしょ、処女ちゃうわ!」

穏乃(処女だ)

智葉(処女だな)

灼「なっ、ハルちゃんが処女じゃな……誰っ!?」クワッ

晴絵「こわっ!」


玄(お義兄ちゃん、頑張って……!)ギュッ

501 : ◆Bc4KZX4MNU :2017/04/29(土) 05:10:25.43 ID:P7moy7lx0

ここまで、眠い

おかしいもっとギャグ調にする予定が……
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 06:10:16.07 ID:l9OC52VYo
乙〜
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 15:13:26.24 ID:sR0ycKun0
乙ー
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:32:19.93 ID:eEuolSJK0

誰か壁殴り代行を呼んでこい
505 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 00:49:46.16 ID:nJ5VURYB0

おっし、再開してくよーん


                  |\  .∧イ /|jしl  /|  ,ィ
            ___  | \/   `´   |/ ///
              `ヽ、`¨´              /しィ_
              <_                         /
         _。s≦゛                     ≧s。
         \                           <__
          _>     _。s=====s。__          _/
          ¬‐-ッ r-‐´    ,,s=sィ彡   ¨¬‐t    \
              /  {!     〃 歹ミx        j}:     \
           / ,ィ  {! rュ_  込s。_ノ     jI斗 j}   戈¬¨
            /// / {! | `><___>≦__ | j}__   }i
          __/イ: ,イ{i |:下ユェヾ、 '",ィエユ彡j} j} ム 圦:|彡′
        ≧s  ̄| ハ{ {i {!     ̄ ;}    ̄   j} j}'¨7 }i ヾ≧s。_
.      z-√ ̄  リ 刈 入/   '      \/  /_/入|     <
     _>        |圦  `Y        /  /_イ |           ミx
     \          |∧》,  |   ^ ^    |   / ∧|         て
     彡            リ人,_!  '¨こ ¬  |_才|人|             <_   そろそろ終わるよ!
     _>          |刈\  |!   / :|/                そ
    _)             / {≧s≧‐-‐≦-─¬}                 (
    _≧             ,炸三三三三三三三{!            ミx
    ミx              厶三三三三三三三三}                 ≦´
   _≧           ミ守三三三三三三三l7,イ               てs。
  ィ升>         ≧沁三三三三三三三三致,イ          ィ彡会ュ。_
506 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 01:07:09.91 ID:nJ5VURYB0


京太郎「んっ……」

宥「起きて、そろそろ時間だよ?」

京太郎「あ……うっす」フッ

宥「どう、したの?」

京太郎「いや……気持ちよく寝れました。ありがとうございます……」

宥「なら、良かった」クスッ

京太郎「やらかくて、好きです」ハハッ

宥「そ、そっか……」カァッ

京太郎「さて」スクッ

宥「……大丈夫?」

京太郎「ええ、視えました。自分が良く……」

宥「え?」

京太郎「こんなんだから……俺ってバカなんっすよ」

宥「ど、どうしたの? つ、疲れた?」

京太郎「頭のネジ飛んでるわけじゃないっすよ。ただ色々と視えただけですって」

宥「……大丈夫、なの?」

京太郎「はい、信用してください」ナデナデ

宥「……信頼はしてるよ? 信用は、できないよ……無茶、するでしょ?」ジト

京太郎「うっ」メソラシ

宥「……待ってるからね?」

京太郎「……はい」フッ

507 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 01:21:05.98 ID:nJ5VURYB0


―――【対局室】


バッ

京太郎「さて……」ビリビリ

京太郎(このプレッシャー……他の三人も負けれないって気持ちは同じか)


男子X「はっ、顔色良くなってやがる」

男子Z「それでこそだぜ!」

男子Y(厄介ではあるけどな……)


京太郎「俺の力は、殺すことだけで完結してるわけじゃあない……」


男子Y「なに……?」


京太郎「見せてやるよ。ドラゴンスレイヤーの真髄……俺が欲しかった力。俺が勝ちたいがために手に入れた能力」

京太郎(初恋のせいで芽生えた能力とか……ハッ、ちゃんちゃらおかしい)


京太郎「でも……」

京太郎(『ありがとう』それしか言う言葉が見つからない……!)


508 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 01:33:21.61 ID:nJ5VURYB0


京太郎「……ロン、そいつだ」


男子X「これは……ドラゴンスレイヤーか、懲りずにまた!」

男子Y(だがなにか違うぞ……なんだ、この妙な感覚は)

男子Z「おお、すっげぇ!」


京太郎「白發、ドラ7……24000だ」

男子X「お゛、おぉっ!?」

男子Y(跳びはしなかったが……戦意を殺すには十分すぎる一撃、しかしまぁ……)

男子Z「ドラ、多くないか?」


京太郎「そりゃそうだ……俺が殺したドラゴンだ。使ってやらなきゃなぁ、殺したからには……」ハッ


男子Z「……なっ!」ハッ

男子Y(そういうことか、一定条件下で『松実玄』と似たような能力を……殺したドラゴンを使うのか、こいつ!)

男子X「く、くそっ」


京太郎(勝つ……この力で)

509 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 01:51:28.24 ID:nJ5VURYB0


京太郎(いや、玄さんのとも違う……こいつは)ゴゴゴッ


男子Z(へへっ、おもしろいけど……こりゃ、ヤバいな)

男子Y(このままじゃ二位抜けも難しい、親の局ならここでなんとかする!)

男子X(なんとか点数を稼ぐ……が、ここは流すか!)


京太郎(赤龍……赤牌だって、俺の手の中で……)


京太郎「っ」クラッ


京太郎(くそ、ダメージが……こいつらの直撃も受けてる。このまま続けてたら体が持たないっ)


男子Y(あいつ、ふらついてる……不戦勝みたいになるが、アイツを『倒せば』こっちも楽になる、か?)

男子X(ちっ、捨てるか)

男子Z(今回は流して次だな!)


京太郎「逃がさねぇよ」ハッ


男子Z「え?」

男子X「なに?」

男子Y「っ」ゾクッ


京太郎「ハッ……最後だ」スッ


男子Z「おい、まさか!」

男子X「や、やめろっ!」


京太郎「海底ツモ……サンショク、中、ドラ……8」


男子Y「なぁっ!?」

男子X「う、そだろ……」


京太郎「16000・8000……ッ!!」


男子Z「か、数え役満!!?」


京太郎「俺の、勝ちだ……!」

.            _,.. -- 、__, 、___
            .⌒>.::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ、
.        _,....::::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
           ̄7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.
            /イ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.{
          _/_:::::::::::::::::::::::::::::O:::::::::::::::::::|!
.         ̄´ {∧ . :::::O:::::::::::::::::::::::::::::::ト\
            {从.ハ::::::::::::::::::::::::::::::::ミ`
              ' ;.v   ァ::::::::::::マ_
               ヽ;:::::::::::::::::::::::::
                ,':::::::::::::::::::::::::::`:::::::::-、
               ,...:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
           ,....::::'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i、
           .i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
          .ノ.::::::::::::::::::○::::::::::::::::::::::::::ィ-、::::::::::::.ヘ
          |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.  ヽ::::::::::::::::..
         ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/    〉:::::::::::::::ヘ
          /.:::::::::::::::::::::○::::::::::::::::::::,'.    /.:::::::::::::::::/
510 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 02:06:03.76 ID:nJ5VURYB0


『ききき、決まったぁぁぁっ! 優勝は女子団体戦の阿知賀学院の須賀京太郎ぉぉ!』

『落ち着きなよ恒子ちゃん! でもまぁ、スゴイね……まさにドラマチック。最後に数え役満とは』

『すっごい、興奮したぁっ!』

『そ、そりゃなにより……』



京太郎(うるせぇ、声が頭に響くんだよなぁ)ググッ

男子X「おい、ふらついてるけど大丈夫かよ!」

京太郎「大丈夫、だ……ありがとな」

男子X「……次は勝つ」

京太郎「……楽しみにしてる」フッ

男子Z「凄かったぜお前、また麻雀しような!」

男子Y「ふん、次はしっかりと解析した上で倒す」


京太郎「そりゃ、楽しみだよ」フッ フラフラ

京太郎(よっし、とりあえずインタビューより前に、行く場所が……)

男子Z「おい、インタビューが」

京太郎「代わりに頼んだ」

男子X「はぁっ!?」

京太郎「10分もしたら戻る」

男子Y「……やれやれ」


京太郎(これで良い、あとは……)

宥「!」

京太郎(ああ、そこまで来てたのか……とりあえず、近くのベンチで膝枕でもしてもらお)
511 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 02:18:21.34 ID:nJ5VURYB0


―――【???】


京太郎「んぁ?」

京太郎(あれ、宥さん……じゃ、ない)

??「良かったわね」クスッ

京太郎「え、ああ……なるほど」

??「うん、おめでとう」

京太郎「……俺の能力」

??「ん?」

京太郎「そういう邪な欲望が、あったんですかね、殺してから使役とか」

??「……そうかもしれないわね」クスッ

京太郎「すみません……人妻相手に」

??「良いの、思うだけは自由だから」

京太郎「そうですか」フッ

??「宥ちゃんのこと、大事?」

京太郎「はい」

??「玄ちゃんのことも、大事にしてあげてね?」

京太郎「え、それってどういう」

??「あ、そろそろ起きなきゃね」

京太郎「え、ちょ……ちょっと待っ!」バッ

京太郎(もう少しで掴める、その手を……!)


ムニュッ


京太郎「へ?」パチッ

宥「あぅっ……」カァッ

京太郎(あれ、目の前に山……でもやらかい、これは……)ムニムニ

宥「んぁっ、だ、だめだよぉこんなところでぇ……」

京太郎「あ、す、すまぬ」
512 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 02:29:54.23 ID:nJ5VURYB0


―――【休憩所】


京太郎「え、えっと、起きます」スクッ

宥「う、うんっ……」カァッ

京太郎「……何分、経ちました?」

宥「あ、でもまだ5分ぐらいかな?」

京太郎(十分回復したな……まぁ麻雀やったらまたぶり返しかねないけど)

宥「大丈夫?」

京太郎「ええ、まかせっきりですしインタビュー受けなきゃみたいだし、戻ります」

宥「私も、一緒に行こうか?」

京太郎「いや、別に」

宥「……ううん、やっぱり一緒に行く」

京太郎「え、なんでまた」

宥「……ダメ?」

京太郎「いや、ダメじゃないですけど」

宥「やった……!」グッ

京太郎(小さくガッツポーズとかなにそれ可愛い)

宥「それじゃあ、行こっか」ニコッ

京太郎「ですね」フッ

513 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 02:44:37.67 ID:nJ5VURYB0


―――【対局室】


京太郎「ただいまーっと」


男子Z「おお戻った! 早くしろって……」

男子X「女連れかよ……」


京太郎「ああいや、ダメージでふらつくかもしれないから心配って言って」

宥「うん、支えなきゃだから、ね?」ギュッ

京太郎「あ、はい」

京太郎(おっぱい)

男子Y(女連れには変わりない気が)


恒子「お、きたきた須賀君!」

京太郎「おお、福与アナだ!」

恒子「そー! みんなのアイドル恒子ちゃん!」

???『アイドルを取るってのはどういうことなのかナ☆』

恒子「ギャー! イヤモニから死神の声が!?」

京太郎「え?」

恒子「あ、何でもない! ほれすこやん優勝者来たから!」

健夜「もう、うるさいよ」

恒子「え〜」

京太郎「こ、小鍛治プロだ!」

宥「す、スゴイねっ」

京太郎(おっぱい)


健夜(くっ、目の前でいちゃついてからに!)

514 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/04/30(日) 02:46:59.30 ID:nJ5VURYB0

ここまでー

次回は軽くすこやんとお話し
そのあとはいちゃついて……奈良に帰ろうか

ハルちゃん、幸せにしてぇ……
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 02:51:53.19 ID:docCXD5A0

ハルちゃんだけじゃ飽きたらずすこやんにもダメージを与えるのか…
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 05:09:12.38 ID:Ms0jahSCo
お疲れさま
ルール教えてください・・・
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/04/30(日) 09:21:12.08 ID:A3LDf49Q0
乙ー
そろそろ終わっちゃうのかー、残念
もっと長く読みたい
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 10:55:53.97 ID:+tb7/IdDo
乙です
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 11:18:08.56 ID:RToCf24z0
読み直したら宥の三点リーダー使ったセリフとかがケツピン語録っぽく脳内再生されて泣きたい
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 12:14:56.14 ID:+lubGebXo
乙〜
え、すこやんとお話ししていちゃつく?
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 22:01:41.52 ID:+JK8qSxqO
>>519
君のせいで語録にしか見えなくなった
訴訟
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 23:40:14.21 ID:eFak09V80
ファッ!?
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 01:28:33.95 ID:K1MHWs9bo
アラフォースレイヤーの能力も開眼していたようだな?
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 21:45:03.18 ID:0Sjj/vZh0
>>519
もう許せるぞオイ!
525 : ◆Bc4KZX4MNU :2017/05/03(水) 00:43:59.41 ID:G8XXljEz0

よっしゃ投下すんで!

久々にモンブチもありだなぁとか考えてみる
絆スレ以降はほぼまともに書いてないし

              |\  Λ   /|
         | \|  \/  V/ !
       _|          L _
      _>             /
       \      √ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ \
        >  Λ/    ィゆ゙~  } \<_
     乂_   {  /\ ^'ー'^/V}―┘ <_
     X  | . γ{  { 弋フ   弋フ }\    <_
    >   |イ弋{  { ___      -} ̄      <__
   >     |ノ从  ^}!          }        <
   >       \ /  =ニつ  心        <      >>521-524 なんだこの流れは、たまげたなぁ
   >、      <ミi ≧s。 ノ イ          <
    X>     >ニニニニニ>        <‘,
.  // へV vVヘニニニニニ >     ト、「   ‘,
. /7L/ニニニニニニニニニニニハV vV vV     ‘,
// /ニニニニニニニニニニニニニニニニ\   / ‘,
/ /ニニニニ{ ̄ ̄¨¨¨¨¨¨¨¨¨ ̄ ̄マニ{二二ニ\    ‘,
__/ニニニニニ{                   マ{ニニニニ\   /
. /ニニニニニ{                マニニニニニ\/!
/二二ニニニ{  L   ____________   L  寸ニニニニニ}  |
ニニニニニニ{                   {ニニニニニ{_|
二ニニニニニ\               /ニニニニニニ厂
.、ニニニニニニ\            __/二二二二ニニ/
 \ニニニニニニ\       {ニニニニニニ/ 、
 ̄¨ \ニニ/ ̄\イ       / ̄ ̄\、-===-  \
ニ二二\/ヘ    \    /    /二二二二\ }
二二二二二}     }   /    /ニニニニニニニ} }
526 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 00:53:33.88 ID:G8XXljEz0


―――【会場:メインホール】


京太郎「つ、疲れたぁっ」ドサッ

宥「わわっ、大丈夫!?」

晴絵「ベンチに座り込んじゃって……立てんの?」

京太郎「あ〜無理かも、誰かおんぶ」

晴絵「無理だっての」ケラケラ

智葉「こ、ここは私が友として一肌脱ごう!」

京太郎「いやいや冗談ですよ。体格的に誰も無理」

智葉「そ、そうだな……」シュン


エイスリン「オメデト!」

京太郎「ああ、ありがとうございます」フッ

智葉「あ、遅れたがおめでとう京太郎」ニコッ

京太郎(天使かな? 天使じゃないよ、天使だよ)

やえ「やったな京太郎!」ダキッ

京太郎「抱き着かないでくださいよ、みんな見てますから」ハハッ

やえ「あっ……!」バッ

京太郎「かわいいなぁ」アハハ

宥「むぅ……」

玄「お義兄ちゃんやったね、お義兄ちゃんなら絶対できるって信じてたよ!」ギュッ

京太郎「お前もか、てかそんなに信頼されてたとは」フッ

玄「だってお義兄ちゃんの妹だもん!」

京太郎「……そうだな」ナデナデ

玄「えへへっ」

527 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 01:04:13.91 ID:G8XXljEz0

タンッ タンッ

京太郎「っ!」

穏乃(この邪気っ!)

智葉(禍々しい気配!)


京太郎「……咲か」フッ

咲「優勝おめでとう、京ちゃん」ニコッ

京太郎「そっちこそ、優勝おめでとさん」

咲「まぁね、いやぁまさか京ちゃんが優勝するなんて思ってもみなかったよ」アハハ

京太郎「まったくだな、命の危機をかんじたけどな」

咲「うわぁ、男子って怖い」

京太郎「麻雀中のお前の方が怖いわ」

咲「は?」ゴッ

京太郎「ごめん」

528 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 01:16:01.77 ID:G8XXljEz0


咲「もう、せっかくおめでとうって言いにきたのにそんな言いぐさなんて」ハァ

京太郎「お前が素直に俺に『おめでとう』って言いに来たことの方がびっくりだわ」

咲「そうでもないでしょ、いや可能性としてはまた京ちゃんが泣き出す可能性が」

京太郎「やめろばか! こんなとこでいうな!」カァッ

玄「え、どういうこと!?」

咲「えっとね松実さん、昔ハソドボールやってた時に県大会の準決勝で負けて」

京太郎「やめろ!」

咲「え〜あの時だけは京ちゃんかわいいな〜って思えたのに、ほんと可愛くないなぁ」ハァ

京太郎「お前に可愛いと言われても嬉しくない!」

咲「はいはい」ヤレヤレ

京太郎「こいつむかつく!」


初瀬「す、須賀が一方的に……す、スゴイ!」

灼「これが個人戦優勝者の力……」

晴絵「そういうの関係ないから!」

529 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 01:43:13.02 ID:G8XXljEz0


宥「きょ、京太郎くんは寝顔……かわいいよっ」カァッ

京太郎「ちょぉ!?」


晴絵「」

灼「ハルちゃんが死んだ!」

憧「この人でなし!」

健夜「」

恒子「すこやんが死んだ!」

初瀬「小鍛治プロ! なぜ小鍛治プロがここに!?」


宥「そ、それに普段、かっこいいし……」カァッ

京太郎「そ、そうっすか?」

宥「うんっ」ニコッ

京太郎「……そ、そっか」アハハ

咲「あ〜はいはい」ケッ

京太郎「対応雑だな!」

咲「幼馴染の惚気見せられてどういう顔したらいいのさ!?」

京太郎「喜んでくれよ!」

咲「あ〜……よかったね、京ちゃん」ニコッ

京太郎「……あ、はい」

咲「言っといて微妙な反応ってどうなの? ん?」

京太郎「す、すまん」

宥「むぅ」

京太郎「え、どうしたんっすか?」

玄「そりゃ前で他の女の子とイチャイチャし始めたらそうなるよ……私もなる」ジト

京太郎「イチャイチャ?」

咲「……反吐がでる」

京太郎「そんなに!?」
530 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 01:57:34.03 ID:G8XXljEz0


京太郎「とりあえず、ホテルに戻りますか」

宥「うん、そうだね」クスッ


咲「……やらしい」

京太郎「そういうことじゃねぇから!」

宥「あぅっ」カァッ

京太郎「宥さんまで、もう玄に晴絵さんたちも、戻りますよ!」

初瀬「うわぁ……他の子たちも連れて」

京太郎「ぶっとばすぞこの野郎!」

初瀬「野郎じゃないでしょ!? こんな美少女掴まえといて!?」

京太郎「いつ掴まえた!?」

やえ「初瀬と京太郎は、仲いいな」

京初「どこが!?」

憧「わりと仲良いわよね」

初瀬「殺したいの!? 殺したいの私を!? 私はこういうポジションで……っ!?」ビクッ

咲「……私の心許せる友達ってキャラが死ぬじゃん?」

初瀬「あ、はいすみません」

智葉(奴らとは違い私は親友を目指してるから問題ないな!)


京太郎「なんか、とりあえず戻るか」

宥「うん」クスッ
531 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 02:08:07.17 ID:G8XXljEz0


―――【ホテル:女子部屋】


ガチャッ

京太郎「ただいまぁ〜っと」

宥「あのあとも、記者さんにつかまっちゃったもんね」クスッ

京太郎「ホント、疲れますよ」フゥ ヌギッ

宥「だね……あ、上着掛けるね」

京太郎「ああ、ありがとうございます」スッ

ポスッ

京太郎「あ〜このソファ良い〜」グテー

晴絵「あんまだらけすぎないでよ、明日もインタビューあるんでしょ?」

京太郎「まぁそうなんですけどね〜」

灼「もう、頑張ったのは確かだけど」

憧「そうそう、もっと日本一位って自覚を持ちなさいよね」

穏乃「憧がそういうこと言うの新鮮」

憧「私は真面目でしょ!」


玄「お義兄ちゃんお疲れ、肩もむね!」グッグッ

京太郎「あ〜助かる……あ゛ぁ゛〜気持ちいぃ」ホフッ

宥「お義兄ちゃんっこだね、玄ちゃん」クスッ

玄「もちろんお姉ちゃんっこでもあるよ!」グリグリ

京太郎「はふぅ〜」

京太郎(しかしまぁ、おっぱいが当たってる……玄っぱいもまた良い)

532 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 02:21:32.82 ID:G8XXljEz0


京太郎(おっぱい、おっぱいかぁ……)チラッ

晴絵「ん?」

晴絵(あ、京太郎と眼があった……って視線がちょっと下……っ!?)カァッ

晴絵「……」モジモジ

京太郎(うっ、バレタ……いかんいかん)


玄(お義兄ちゃん、先生のおもち、見てた……むぅ)ギュゥッ

京太郎(なっ、背中からの乳圧が変わった!)

玄(えへへ、赤くなってる……私も、良いってことかな?)ニコニコ

宥(玄ちゃん、くっつきすぎだよぉ……)


灼「あ〜テレビつけよ」ピッ

『須賀君! 今の気持ちを誰に伝えたいですか!』

灼「テレビをつけても京太郎」

『いま隣にいる松実宥さんはやっぱり噂通り?』

憧「テレビをつけてもこれ」

穏乃「あ〜胃薬買お、そして早く山に登りたい」

憧「そうね、私も一緒するわ」

灼「私はボーリングしたい」

533 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 02:40:57.01 ID:G8XXljEz0


京太郎「もう良いぞ、ありがとな玄」フッ

玄「うんっ! いつでもするからねっ」ニコッ


晴絵「……それにしても、これから取材もくるよねー」

京太郎「まぁ、団体戦優勝、個人戦優勝ですからね」

晴絵「我が弟子ながら立派なもんだよ」

穏乃「最後はドラゴンスレイヤーどころじゃなかったしね」

京太郎「見えてた?」

玄「うんっ!」

宥「お母さん、みたいだったね」


京太郎「……まぁきっと、力、借りたんでしょうね」

宥「え?」

京太郎「ドラゴンを殺して、使う……まぁ酷い話ですけど」

玄「ドラ、大切にしなきゃダメだよ〜?」

京太郎「俺はちょっち違うんで良いんですよ」フッ

宥「……うん、そうだね。ちょっと違うよね」クスッ

玄(うん……お義兄ちゃんはなんていうか)


穏乃「京太郎はドラを徹底的に叩きのめして使うスタイルって感じだよね」

京太郎「ドラ擬人化すると俺凄い酷い人」

穏乃「それに比べると玄さんはドラと一緒に戦う人、だね」

京太郎「……」

宥「私は、どうなんだろぉ」

玄「お母さんと同じ力、なのかなぁ?」

宥「でも、何回もはできない気がするなぁ」

京太郎(宥さんが、露子さんに似てる、か……ああ〜俺、案外引きずるタイプっていうか、なんつーか……運命だなぁ)


晴絵(明らかに宥を見る目、違うよねぇ……はぁ〜飲みに行こ)

灼「ハルちゃん」

晴絵「ん、なに? いまちょっと感傷に浸って」

灼「酔っぱらって帰ってこないでね」

晴絵「!?」
534 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 02:59:04.57 ID:G8XXljEz0


京太郎「……なぁ」

穏乃「ん?」

京太郎「麻雀、するか」


憧「今日、決勝だったのに?」

京太郎「おう」

灼「別に良いけど、なんでまた」

京太郎「したくなったんですよ。純粋に……みんなと」

灼「……死ぬの?」

京太郎「なぜに!?」

憧「うん、死にそうだった」

穏乃「死亡フラグビンビン」

京太郎「たく……ね、宥さんと玄も、良いだろ?」

宥「うん!」ニコッ

玄「えへへ、頑張って勝つからね!」

京太郎「っし、やるか!」グッ


穏乃「本当に……麻雀好きだよね」アハハ

京太郎「お前らには負けるっての」ハハッ

535 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 03:04:12.29 ID:G8XXljEz0


―――【バー】


晴絵「ちくしょぉぉぉ! うぇぇぇ〜ん!」ブワッ

トシ「めんどくさいねぇ」ハァ

晴絵「めんどくさい!? めんどくさいからダメだったの!?」

トシ「いや、そういうことじゃなかったんだけど……まぁあんたを選んでくれる世界もあるから、ね?」

晴絵「今の私の話してんのぉ!」

トシ「……まぁあんたを選ぶ世界の方が少ないけど」ボソッ

晴絵「」ブワッ

トシ「やば」


晴絵「びえぇ〜ん! きょうたろーのばかぁっ!」

トシ「ほらほら、泣きやみな……いつか良いことあるから」

晴絵「ほんどぉ゛!?」

トシ「……たぶん」メソラシ

晴絵「くっぞぉぉぉ!」


トシ(まぁなんつーか、そういう因果なんだよねぇ……辻垣内智葉も松実姉妹もだし、なんていうか)

トシ「罪な男だねぇ京ちゃん」フッ

晴絵「ほんとだよぉぉぉ!」

トシ(めんどくさいねぇ……鷺森灼あたりに押し付けるか)



はやり「……ねぇ、私ルートじゃないの?」

えり「いや、そもそも無さそうな雰囲気だった気が」

良子「確かに」

はやり「ちくしょぉ!」

536 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/03(水) 03:05:20.23 ID:G8XXljEz0

ここまでー

寝るよん
まぁ色々あったけどそろそろ奈良に帰るかって感じで
終わりが見えてきた……

そんじゃまたー
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 06:59:05.17 ID:XaWw8gWzo
乙〜
ハルちゃんはまだ優勝したご褒美渡すチャンス残ってるし(震え声)
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 08:28:26.18 ID:cdBtFpHLO
乙です
ハルちゃん、来世に賭けようぜ!
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 08:59:52.21 ID:DPjz6COBo
乙です
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/03(水) 10:05:09.14 ID:LQ9m/Mfl0

諸君らが愛してくれたハルちゃんは死んだ!何故だ!
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 10:49:47.04 ID:bOiojgdyO

すこやんとお話ししなかったね
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 12:09:42.19 ID:pHFj4jvFo
すこやんはリア充を見ると目がつぶれるからしゃーない
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 13:30:50.95 ID:V6W2evYmo
はやりんルートは来々々々々々世くらいですかね
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 14:14:16.82 ID:UuohwW+A0
すこやんを出した意味ww
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 15:53:10.37 ID:ncoSi8Vio
すこやんは施しの力で恋愛運を分け与えるタイプとみた
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 17:05:50.14 ID:1xHxr43Bo

>>532
掘るのかあらたそ……
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/03(水) 19:46:10.54 ID:qvNL5v5J0
アッー!
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 19:56:14.83 ID:UuohwW+A0
なんだage荒らしか
549 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 00:59:37.12 ID:yiX+TiEW0

さて、投下でもするか


       _≧=lヽl\vi_
      _≧        ム
.     フ _____ て
     厶 _|  ィ@,ィi.r俐
.      从 {_| {トェir、i ij i,}リ       すこやんの出番はこれからだ!
       リ八_Y } リ ト /〉
       /ト ヽ{    ∧`ー- 、
      / : : : ヽr==-〈ハ: .ヾ : i
   / : : : : : : :| : : : : |rN. : : >{
  γ. : .`.ヽ、. : : | : : : : lH:、ト、:.ヽ、
  {、 : : : : : ヽ. : | : : : : |:::'i `,.: : ;
   \: : : : : : ヾ |: : : : :|::::|  | : ノ
     \Z_ : : : >i.: : : : |::::!  }:./
     `ト、 : : : : : : : : }:::ノ i/|
       V\ : : : : : /:./  {::|
       }/.`.ー- イ:イ  'ト,
       / : : : : : : : |´ ヽ__ }::ヽ
   rー< : : : : : : : :.厂〔:i〕ニ{、:::{
   > : : : : : : : : : : /::::::::::::::::::iへ}
   〈 : : : : : : : : :/::::::::::::::::::::::|  j
    ヽ : : : : : /:::::::::::::::::::r::::::::|_r´
     V. : : :/::::::::::::::::::::::i:::::::::|
550 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 01:13:32.13 ID:yiX+TiEW0


―――夜【公園】


京太郎(案の定、宥さんと一緒に寝てたわけだけども……出てきてしまった。寝てたから)

京太郎「ううむ……」ズズッ


??「どうしたの?」

京太郎「え……あ、こ、小鍛治プロ?」

健夜「良いよ、そんなかしこまらなくても」クスッ

京太郎「そ、それじゃあ……小鍛治さん」

健夜「うん、それでよし」ニコッ

京太郎(20代後半には見えないなぁ)

健夜「個人戦優勝のヒーローが一人で公園のベンチでコーヒー飲んでるとか……どうしたの?」スッ

京太郎「いやぁ、どうってことないんですけど……なんか、実感わかないんですよね」アハハ

健夜「あ〜……わからないでもないかも」

京太郎「小鍛治さんも?」

健夜「うん」

京太郎「へぇ〜」


健夜(……私、スゴイ大人っぽいことしてる!)

551 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 01:34:16.88 ID:yiX+TiEW0


京太郎「……でも、まぁなんつーか……あの人のおかげかなぁ」

健夜「あの人って、熊倉さん?」

京太郎「あの人、どこにでも顔知れてるんだ」

健夜「まぁ……熊倉トシって言って知らないプロの方が少ないんじゃないかな」アハハ

京太郎「あの人のおかげでもありますけど……ある人、故人なんですけどね」フッ

健夜「あ〜……ごめん」

京太郎「いや、別に良いですよ。俺は全然引きずってないし」

健夜(“俺は”……?)

京太郎「……なんつーか、初恋っていうか」フッ

健夜「初恋は成功しないとは良く言うけどね」

京太郎「あ〜、なるほどそういうことか……まぁ人妻だったしなぁ」

健夜「凄い初恋だね」アハハ

京太郎「別に珍しくもないでしょう……たぶん、きっと、メイビー」

健夜「……でも、年上が好きなのかな?」クスッ

京太郎「まぁ、確かにそれはあるかも」アハハ

健夜「例の、宮永さんは?」

京太郎「あ〜今日、記者さんにも聞かれましたけどマジで友達なんですよね」

健夜「男と女の友情って、成立すると思う?」

京太郎「なんつーか、あいつと俺、兄妹みたいな関係だなって思うんですよ」

健夜「……じゃあ友情とは、ちょっと違う?」

京太郎「まぁ、そんな感じっす」

健夜「それじゃお姉さんは、須賀君にはどう見える?」クスッ

京太郎「……み、魅力的ですよ、もちろん」カァッ

健夜「ありがと」フフッ
552 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 01:43:25.32 ID:yiX+TiEW0


健夜「にしても、例の松実さんは?」

京太郎「ああ、宥さんはその……」カァッ

健夜「なるほどね、そっちが本命なわけか」クスッ

京太郎「ま、まぁ……」

健夜「それじゃあ頑張らないとだね、男の子がしっかりしなきゃダメだよ?」

京太郎「ですよ、ね……」

健夜「うん、案外ちょっと強引なやりかたを期待してたりもするんだから」

京太郎「そっか、そうか……俺からしっかりアプローチしなきゃ、か」

健夜「うん♪」

京太郎「そうだよなぁ、俺の部屋ににわざわざ来てくれてるのになにもしないとかんぁあ」

健夜「……うん?」

京太郎「ベッドで一緒に寝てるのになにもしなかったり」

健夜「……ん?」

京太郎「一緒にお風呂入ってるのになにも言わないしなにもしない方が失礼だよな」

健夜「……?」

京太郎「よし、しっかりしろ俺! 頑張れ俺! ガンガン行こうぜ!」

健夜「……」

京太郎「ありがとうございます小鍛治プロ! おかげでなんか色々スッキリしました!」ニッ

健夜「」

京太郎「それじゃまた!」ダッ


健夜「……うらやましいなぁ、恋人とか……むしろ男友達とか欲しい」

553 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 02:04:40.55 ID:yiX+TiEW0


京太郎(あ、小鍛治さんの連絡先ぐらい……いや、軟派みたいになっちゃうしなぁ)

京太郎「って、あれ?」


?「ご、ごめんなさぃっ」

男A「だから、別に謝ってほしいとかじゃなくて」

男B「そうそう、ちょっと一緒に飲もうよって」

?「わ、私、高校生だからっ、ご、ごめんなさぃっ」グスッ

男A「いや、別にそういうの関係ないからさ!」アハハ

男B「そうそう」


京太郎「やめろ、お前ら」

男A「っ」ビクッ

京太郎「聞こえなかったか? うちの義妹だ」

男B「あ、ああ……行こうぜ」

男A「お、おう」


京太郎「なぁにやってんだ……玄」

玄「お、お義兄ちゃぁん」グスッ

京太郎「こんな真夜中に、そりゃそうなるわ」ハァ

玄「お義兄ちゃぁん!」ガバッ

京太郎「おおっ!?」
554 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 02:32:57.08 ID:yiX+TiEW0


―――【ネット喫茶】


玄「……」ギュゥッ

京太郎(泣いてる玄を連れてホテルに帰るのが怖くてこっちに来てしまった)

玄「お、にぃちゃん」

京太郎「わ、悪いな……こんなとこに」

玄「ううん、ごめんね……危ないこと、させて」

京太郎「いや、大丈夫だけど、なんであんなとこに?」

玄「部屋に行っても、お義兄ちゃん、いなかったからっ……」ギュゥッ ムニムニ

京太郎(やめてくれ玄、そのおっぱいは俺に効く)

玄「こわかった……」

京太郎「ああ、そうだな……こわかったな」ナデナデ

玄「でも、嬉しかった。お義兄ちゃん、来てくれた時っ」

京太郎「そ、そっか……」

玄「あんなことされたら、もっと、好きになっちゃうよっ」ギュゥッ

京太郎(な、なんだ……いつもと違う! 違いすぎりゅぅ!)

555 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 02:38:58.08 ID:yiX+TiEW0


玄「お義兄ちゃんっ……」ギュゥッ

京太郎(うおぉ、腕に抱き着かれるとかじゃなく、正面からぁっ!?)

玄「お義兄ちゃんっ、お義兄ちゃんっ……」

京太郎(おお、しかも狭い個室……さ、殺人的な場所だ!)

玄「好きっ、お義兄ちゃん……っ」ギュゥッ

京太郎「……へ?」

玄「お義兄ちゃんが、好き……ダメなのは、わかってる。お姉ちゃんの、お義兄ちゃんなのに……でもっ、でもっ……」

:::|:::::/〃   斗-- 、 ヾメ、ヽ /::::/.: :/:::::/::::::::::::::::::::/::::::::::/}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
:::|:::/   /   {~⌒ヽ_ V》. {:::/ : : :/::/ /:::::::::::::::://:::::::/: :/:::::::/}::::::::::::::::: ど お ::::|
:::|::{   /   r'⌒ヽ   } `  レ: : : :/ ': : :/:::::::::::::/: /::::/: : :/::::://:::::::::::::::::: う .に ::::|
:::|::|  ん  〃⌒) v‐ ' } : : : : : : : : : : : /::::::::::/:⌒//: : : :./::/: :/::::::/::::::::: し  .l ::::|
: W __{   {{ し' 〃  / : : : : : : : : : : :/::::::/: : : 斗=≡メ: ://: : /::::/:::::::::::::: よ .ち :::′
:::| (  ゝ⌒) `− ´  ./ : : : : : : : : : : :/:::/ : : : : : :  , -‐-ミx : : :/:/}::::::::::/:::::: う  ゃ /
:::|  〉- <\\\\ : : : : : : : : : : :.//: : : : : : :./  {   )ヾメ/: :/::::::::/::::::::: :  ん/
:::|  {   ノ  \\\\\ : : : : : : : : : : : : : : : :′' >-='  〉ヘ : /::::::::/::::::::::::::::::::/:::/
::|l.  } /´               : : : : : : : : : : : : : :{ { { し 〃   }}/:::::::::/:::::::::::::/://
:八 { {                           乂` `ー=' _/ /'::::/}/::::::::::/::::/'
:::::::ヽ} }                  ′  \\\/   `ヽ}/::::/:::::::/:::::::::|
::::::::::::\   斗-―-                 \\>- r' \/:::::::::::::::::::::|:::::::::|
:::::\::::::::ヽ {      ⌒~`ヽ __            } j \,′::::::::::::::::::ハ::::::::|
::::::::::ヽ:::::::::\                   `ヽ        //  j:::::::::::::::::::::/ }:::::|
556 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 03:01:05.34 ID:yiX+TiEW0


京太郎「く、玄っ……!?」ウラガエリ

玄「だ、だからっ、今だけっ……」ギュゥッ

京太郎(うおぉ、正面から抱き着かれてるせいで声が耳元でぇっ!)

玄「今だけっ……お義兄ちゃんの、恋人が、いいっ」

京太郎(な、なるほど……さっきのせいで心寂しいのか?)


京太郎「お、おう……その、別にその……い、今だけなら」

京太郎(玄が落ち着くぐらいまで、な……大事な妹、だしな)

玄「お義兄ちゃん、ほんとぉ?」スッ

京太郎「ああ」ニッ

玄「……お義兄ちゃんっ!」

京太郎「お、おう、どうし……んむぅ!?」


京太郎(あれ、唇が、やらかいよ?)

玄「んむっ……」

玄(なにこれっ、心も、身体も……溶けちゃいそぉ……)

京太郎(い、今だけ恋人ってこういうこともするかぁっ!!?)


玄「おにいちゃっ、んむっ……んっ」

京太郎「ちょ、んむっ……ま、待、んぐっ」

京太郎(うわぁっ、スゴイふわふわしてきたぞぉ……ま、まずい、抑えが利かなくなりそうだっ!!)

玄(気持ちいぃっ……ぴりぴりする、もっと、深くっ……舌もいれたら、どうなっちゃうんだろぉ)


玄「んっ!」

京太郎「んんっ!?」

玄「んふぁ……」

京太郎(あ、やばい、押さえ効かなくなりそう)

玄「お、にいちゃ……すきぃ」

京太郎(うおぉぉ! 耐えて俺の理性、ここでやられたらどうなっちゃうの!?)

557 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/04(木) 03:02:00.27 ID:yiX+TiEW0

おう、ここまで

まったく阿知賀に帰る気がない
いや、そろそろ……そろそろ帰るはず

そして松実館に永久就職だ!

そんじゃまたー
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 03:38:27.27 ID:jsOUYuhGo
おつ
姉妹修羅場or共有待機
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 04:20:40.66 ID:3pKPImWY0
( ´艸`)ムフフフフフフフフフフ
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 08:48:24.57 ID:Vfx3ndSs0
おつなのです
私にも一口ください松実姉妹丼
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:46:07.51 ID:ztrju1A6O
おつ
DQNも青ざめるバカップル
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:52:57.59 ID:44C+Hl+eo
両方もらおうぜ
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 23:49:27.92 ID:fDWNjVEG0

このクロチャーホントかわいい(かわいい)
564 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/05(金) 02:02:38.27 ID:vqSkWOaG0

投下ビングだ俺ぇ!

                         _)\/|/(_
                   _)`       <_
                   ノ         <
                       フ _______ 孑
                __z-√`''厶_|   ィ@フ  | そて‐-z__
           _>        {_| 〔トェv‐vェイ |从{    <_
.             〉           |__]  _|: Y_/       〈
          ∠_         ミx:::心_二_イリ{        ,ゝ     姉妹丼なんて不誠実あるわけないだろ!
             イ        _孑////////j{ィ      ≧
          Ζ___      ミx//////////彡x      _ミx
              イ::}イム\リ\{─────‐弋=从i个リト、
.            j{::::j{ ∧=ニコリ::::::::::::::::::::::::::::::::::/三)}i::}i
            j{__;j{∨ ∧=ニコs≦ ̄¨"'''- ュ,,≦_弋¨ム:::}!
              j{::::j{ ∨ _》////≧¨¬<_    }//∧ム:::}!
            |___|   ∨イ//////}_,s>・''`;<j{/////}:::|
            |:::::|  j}守三二才゙::::::::::::::::::::::::::゙≦三/::::|
            |___|  ,マ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::├─┘
               |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
               |:::::::::::::::::::Hl────lH:::::::::::|
                [二ニニ≡|::::::::::::::::::::::::::::|ニ二]
                  }//////├l────l┤///{
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 02:09:31.28 ID:DPBv4ndIo
不誠実(不誠実ではない)
566 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/05(金) 02:21:05.35 ID:vqSkWOaG0


―――早朝【ネットカフェ】


京太郎「……ふむ」

玄「んぅ……」スゥスゥ

京太郎(このままって、結構悪いよなぁ……下に)

玄「おにぃ、ちゃん……」

京太郎(ああもう、可愛い妹だなぁ、かわいすぎて性欲湧くまである……ってダメだろぉ!)クワッ

玄「んぅ……お、にぃちゃん?」

京太郎「お、おう」

京太郎(起きたぁっ! まずい、おさまれ京ちゃん! 間に合わなくなっても知らんぞぉぉぉぉ!)

玄「えへへ、おはよっ」ニコッ

京太郎「あ、はい」

玄「えへへ……あっ」カァッ

京太郎(どっちの意味で!?)

玄「そ、その……すごい、気持ちよかった、よ?」ニコッ

京太郎(う、うおぉぉ!?)

567 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/05(金) 02:38:49.83 ID:vqSkWOaG0


玄「お義兄ちゃんの、口……もう、一回」

京太郎(マジか!?)

玄「あ、でも……ご、ごめんね、あの時だけ、だよねっ」アハハ…

京太郎「……」

玄「す、すぐ降りるか……あれ、なんか」

京太郎(うぉい気づくな!)

玄「……ふぇっ!?」カァッ

京太郎(oh……)

568 : ◆Bc4KZX4MNU [saga]:2017/05/05(金) 02:49:08.66 ID:vqSkWOaG0


―――【ホテル:女子部屋】


ガチャッ

京太郎「ただいま〜」

玄「戻りました!」ビシッ

宥「あ、二人共どうしてたの?」

京太郎「いや、買い物行ってきただけですよ?」

宥「そっか、ありがとう」ニコッ

京太郎「はい」


京太郎(ぐ、なんだか妙な罪悪感)

憧「朝早くから玄が起きるなんて珍しいわね」

玄「そんなことないよ! むしろ早いよっ!」

憧「わかってるわかってる」アハハ

京太郎「ほい、みんなどーぞ」

晴絵「ありがと〜!」

灼(……しかしまぁ、京太郎の匂いがいつもと違う)

京太郎「……どうしたんっすか?」

灼「ううん」

灼(これは、良くない予感)
494.57 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)