【京一SS】一「ボクの京太郎に手を出さないでよ!」純「…は?」

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52 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:07:23.13 ID:us8m73bX0
次の投下予定は恐らく今日の午後九時半とかになると思います
ちゃんと書き溜めておくので許してくださいなんでもしますから!
でわでわ〜<(`・ω・´)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 01:09:27.54 ID:m2TWyDXDO
がんばれ、乙
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 01:49:56.40 ID:fyk6VHQI0
純くんのが大きくなかったっけ?気のせいかな
55 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 02:14:57.66 ID:us8m73bX0
>>54 公式プロフィール見たら純くんのがデカかったわ…不覚
まあほら、京太郎の高身長イケメンっぷりをアピールするための…ね?
…言い訳すんませんあとで本編で軌道修正しますorz
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 07:28:06.46 ID:JSYnZIfA0
京ちゃん実は年上のハギヨシは仕方ないとしても同学年の誠よりも身長低いんだよね
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 07:51:30.41 ID:/U8RMDHUO
高久田が高すぎるだけだろ
流石にアレは作画に設定を後から合わせたとしか思えないくらいデカい
58 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 07:58:14.49 ID:us8m73bX0
>>56 なんだろう、高校生で180超えるのとか普通なのかな…

>>57 確か192?だっけ?正直同じ学年にいたらでかすぎてちょっと引く…

ていうか純くん大きすぎませんか…
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 08:42:28.20 ID:lWTGentqO

みんなの話の噛み合わなさが読んでいて面白いわー
60 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 09:13:30.77 ID:us8m73bX0
>>59 そう言ってもらえると嬉しいなぁ
当初は普通に京太郎と一をイチャコラさせるつもりだったのに、周りの描写に気合い入れてたらギャグになってたんよ
だからキャラ崩壊ってのは致し方ない犠牲なんだなって、コラテラルダメージなんだなって…
61 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 18:04:09.53 ID:us8m73bX0
最後の本編投下からずっと新曲とその動画作ってて気が付いたらこんな時間だよ…
眠くはないから書けるけど文章が支離滅裂になるかもです…
では予定通り九時半ごろから投下します〜
62 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 18:09:40.70 ID:us8m73bX0
あーすみませんやっぱり今日無理かもしれません
精神状態が…なんかふわふわする…心がぴょんぴょんしてる(してない)
わざわざこんなマイナースレにご足労頂いた方々、大変申し訳無いです
今日投下できない分、明日に書き溜めたものも含めてドバーッと流すのでどうかよろしくお願いします…
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 19:02:06.55 ID:/KWonADt0
楽しみに待っ照る
64 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 07:44:01.37 ID:oJ+RZO7y0
他の人のSSとか読んでるとたまに思うのが、「…」って本来2つ付けるものなんだよねって話で
いつも拙者が文章書く時は三点リーダーは2つ並べるようにしてるんだけど、このSSは速度意識で一個しか打ってないんだよな(どうでもいい)

あ、そういや咲の実写全部見てた人います?
一昨日だかにやった特別編、キャップあざとくて個人的にすごくハマってたんですけどどうですかね
あと、ワハハがワハハって言ってないのに喋ってるの聞いたらワハハでマジワハハだったなあ

そういやこのSSに一区切りついたら、みんな大好き京モモでも書こうと思ってます
では本日投下はいつもどおりの午後九時半で〜
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 11:51:55.29 ID:ErFmxkRK0
京ワハが好きな子もいるんですよ
66 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:32:45.35 ID:oJ+RZO7y0
>>65 京ワハいいですねぇ…
拙者愛宕ネキとかワハハみたいな、普段陽気だけどメスの部分出た瞬間絶対可愛いだろって子が結構好きなんですよ
てかそれはみんな同じか…
ワハハは口調も再現しやすいしね、京ワハ書こうかな

といった感じで投下していきます〜
67 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:35:32.96 ID:oJ+RZO7y0

純「まだそれ言ってんのか…」

透華「これは一より智紀の方が心配ですわね」


『間もなく決勝戦が始まります。各校の先鋒の生徒は、速やかに対局室にお集まりください』


純「あー、んじゃ行ってくるわ」

一「純くん頑張ってね〜」

透華「先鋒戦でどこかトバしてきても構いませんのよ」

純「いやそれは無理だろ…」


〜対局室〜


優希「お前は!」

優希「まともノッポ!」

純「来て早々の呼び方はねえだろ!」

美穂子「お二人とも、仲がいいんですね」

純「いや、違うんだ。このちっこいのが突っかかってくるだけで」

優希「何を〜!」

睦月(完全に溶け込めない雰囲気になった…)

純「鶴賀のアンタもよろしくな」

睦月「う、うむ!」

優希「なんか決勝戦とは思えないじぇ」

美穂子「仲が良いのはいいことですよ?」
68 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:36:30.52 ID:oJ+RZO7y0

〜清澄高校 控室〜


京太郎「いよいよ始まりますね…」

久「ええ、私と須賀君の…」

咲「京ちゃんとハギヨシさんの…」

和「私と宮永さんの…」

久・咲・和「「「熱い夜が!」」」

京太郎「決勝戦ですよ!」

まこ「ほっとけ京太郎、あんたが関わるとややこしいけえ」

京太郎「俺巻き込まれてるだけなんですけどね…えっと、先鋒戦は…」

まこ「東場でどれだけ稼げるかが勝負じゃな」

京太郎「南場は優希のやつ、てんでダメですからね…」

まこ「それに、風越が黙って見てるとも思えん…」

久「須賀君は私とアツい夏を過ごすのよ!」

咲「それはダメです部長!ハギヨシさんがずっと待ってるんですよ!」

和「宮永さん可愛い」

まこ「…あいつらどうにかならんかの…」

京太郎「染谷先輩、気にしたら負けです」

まこ「何がすごいって、全く関係ない和があの会話に割り込んどることじゃ」

京太郎「一人だけ素っ頓狂なこと言ってますもんね」


純『それ、ポンだ』


まこ「ん、なんじゃ今の鳴き…」

京太郎「え、どうかしたんですか?」

まこ「手牌見りゃ分かるじゃろ。明らかに不自然じゃけえ」

久「…でも今の鳴きがなかったら、優希が和了ってたわね」

まこ「まるで見えてる流れを断ち切ったみたいじゃ」

和「そんなオカルトありえません」

京太郎「へえ、井上さんってすげえんだな…」

まこ「京太郎、あんたどこを応援しとるんじゃ」

京太郎「や、今はもちろんうちですよ?」

咲「今はってことは…夜は!?」

京太郎「誰も応援しねーよ」

まこ「ちょっとでも鞍替えしたら控室からつまみ出すけえ覚悟せえよ…」

京太郎「エッアッハイ」
69 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:37:40.58 ID:oJ+RZO7y0

〜先鋒戦終了後、龍門渕高校 控室〜


純「くそ、やられた!」

透華「何をしていますの!」プンスコ

一「まあまあ、風越がちょっと異常だったよアレは」

純「…まるで手牌が全部見られてたみたいだ」

透華「そんなことありえませんわ!」

透華「あぁもう!このままでは華麗に優勝できませんわ!」

一「まあでも良かったんじゃないかな」

透華「何をおっしゃいますの?」

一「京太郎を犬呼ばわりする下賤な娘が堕ちたよ?」

純「透華、無視しとけ」

透華「も、もとよりそのつもりですわ」

透華「そんなことより!智紀!」

透華「あなたはやってくれると信じていますわ!」

智紀「…頑張る」カタカタ


〜対局室〜


まこ「ようやっとあの魔窟から逃げてこられたわ…」

智紀「…大変」

まこ「ま、それとこれとは別じゃ」

まこ「正々堂々戦わんと」

智紀「…攻めと受けを明確にするのは、大事」

未春「…ハギ京、ですね」

智紀「…同志」ガッ

未春「当然ですよ」ガッ

まこ「いけんかった」

佳織「…?」


ミッツズツミッツズツ…ツモデス!
70 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:39:05.81 ID:oJ+RZO7y0

〜清澄高校 控室〜


まこ「最悪じゃ…すまん」

京太郎「役満出ちゃったらしょうがないですよ!」

久「そうよ、安心しなさい」

久「ちゃんと私が取り返してくるから」

まこ「すまんのお部長…」

久「だから須賀君、応援よろしく♪」


ガチャッ


まこ「…で、京太郎は誰を応援するんじゃ?」

京太郎「この期に及んでそれ聞きます?」

優希「こればっかりはしょうがないじぇ」

まこ「まあわしらは危害加えんけえ、安心せえ」

京太郎「ありがとうございます」

京太郎「そうだ、ちょっとだけ…」


〜龍門渕高校 控室〜


透華「智紀!何をしていますの!」

智紀「…ごめんなさい」

純「純粋に運の問題だろうよ」

一「純だけに?」

透華「…」

純「…」

智紀「…ふふっ」

透華「そ、それはさておき!一!」

一「大丈夫だよ、安心して透華」

一「ボクがこの場で一歩退くと思う?」ゴゴゴゴゴ

純「ちょうどいい組み合わせだったな」
71 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:39:37.68 ID:oJ+RZO7y0

ユーガッタメール!


一「ん、試合直前のメールか…誰だろ」


====================================
From:須賀京太郎
------------------------------------
件名:応援してます
------------------------------------

いよいよ中堅戦ですね
本当なら会いに行って応援したいんです
けど、あいにくそうもいかなくて…
ちゃんと見てます、頑張ってください!

京太郎

====================================


一「…へへへ///」

純「おーおー溶けそうになってる」

一「ボク、京太郎のために頑張る!」

純「まあうちのためになるんだけどな」

一「中堅戦終わったら会いに行こっと」

透華「私の出番は完全にスルーですの!?」

智紀「…くくっ、純だけ…に…ふふふっ」

純(まだツボってたのか…)


〜対局室〜


久「あら、これはこれは。どこぞの破廉恥娘じゃない」

一「あれれ?薄汚い雌犬が喋ってるぞ〜?」

星夏(こ、言葉で同様を誘う作戦…!キャプテン…!)

智美「ワハハ、対局前から口喧嘩かー。仲いいなー」

星夏「え、これって仲いい部類なんですか!?」

久「私がこの露出狂ド変態クソ女と仲良し?そんなことあるわけないじゃな〜い」

一「辛うじて日本語を話せる性欲の塊みたいな淫獣なんてボクは知らないな〜」

智美「ワハハ」

智美(やりづらいなぁー…)

一(見ててね京太郎…危険因子はすぐに消してあげる!)

久(さーて、どうかわいがってあげようかしら…)
72 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:41:02.80 ID:oJ+RZO7y0

〜清澄高校 控室〜


京太郎「そういえば、部長はなんであんな変な感じになったんですか?」

まこ「確かラーメン屋で…」


カクカクシカジカ…


京太郎「…それって若い男なら誰でもいいってことですよね?」

まこ「そういうことじゃ」

京太郎「淫乱だ…」

まこ「淫乱じゃ」

優希「淫乱だじぇ」

まこ「女子部員だけじゃったら、こがなことにはならんかったんじゃが…」

京太郎「あれ、俺犯人扱いされてます?」

優希「私は京太郎がいると助かるじぇ」

京太郎「タコスだろ」

優希「よくわかったな!」

まこ「まあ部長のことじゃ、どうせ副会長拐かすのに失敗したんじゃろ」

京太郎「つまり完全に八つ当たりですよね…」

優希「あ、前半終わったじぇ」

京太郎「ちょっと一さんのところ行ってきますね」

まこ「…もう帰ってこんでええ…」

優希「反逆者は処分だじぇ」

京太郎「物騒だな!?」
73 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:41:40.22 ID:oJ+RZO7y0

〜対局室〜


一(困ったなあ…清澄、結構強い)

一(あーあ、こんなとき京太郎がいたらなあ…)

京太郎「一さん!」

一「…へ?きょ、京太r」

久「どうしたの京太郎?私の応援しに来てくれたの?」

一「はぁあ!?」

京太郎「いや、俺は一s」

久「嬉しいわねぇ、それじゃちょっとサービス♪」

京太郎「なな、な、なんで制服を捲し上げてるんですか!」

一「淫乱!淫乱女めぇ!」

京太郎「…じゃなくて!俺は一さんの応援に来たんですよ!」

一「うう、京太郎好きぃ」

久「チッ」

智美(今舌打ちしたなあー)

一「ねえ京太郎、ボク実は手品が得意なんだ」

京太郎「そうなんですか!初めて聞きましたよ」

一「だから今日は、ボクがちゃんと京太郎の応援パワーを受け取るマジックするね!」

京太郎「え?は、はあ、分かりました…」

一「じゃあまずこっちに来て」

京太郎「はい」テクテク

一「それで、膝と腰をこのくらい曲げて…っと」

一「はい!じゃあ目を閉じて!」

京太郎「えっと、これでいいですか?」


チュッ


京太郎「…唇に柔らかいものが」

一「へへっ、これでボクも元気100%だよっ♪」

一「とはいえ、やっぱり恥ずかしいなあ…///」

智美「ワハハ、ダイタンだなー」

久「どっちが淫乱なんだか」

星夏「キャプテン…私多分、既に雰囲気に飲まれてます…」

京太郎「で、では!頑張ってください!」

一「うんっ!ありがとね!」
74 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:42:30.40 ID:oJ+RZO7y0

シツレイシマシターッ!


京太郎「いい、いくらなんでも大胆すぎるだろ…」ブツブツ

純「お、高身長金髪イケメンだ」

京太郎「うわっ!…って井上さんですか。驚かせないでください」

純「はあ?こっちのほうが驚いたんだぞ」

京太郎「…まさかからかうために控室から出てきたんですか」

純「あたりめーだろ」

純「こちとら大変なんだぞ。控室でお前の名前を出すだけで殺されそうになる」

京太郎「何言ったんですか…」

純「身長差的にオレの方がちょうどいいって話を…って!」

純「オメー大してデカくねえじゃねえか!」

京太郎「な、なんですか突然!」

純「もっとでけーもんだと思ってた…」

京太郎「あーでも、髪型のせいもあるかもしれないですね。それに…」

純「それに?」

京太郎「井上さん、因縁つけるとき姿勢悪いですもん」

純「因縁は毅然とした態度でつけるものじゃねーからな」


ビーマイベイビービーマイベイビー


純「ん、メールだ」

京太郎「着メロ渋いっすね…」

純「どれどれ…」


====================================
From:国広一
------------------------------------
件名:(件名なし)
------------------------------------

純くん、廊下をほっつき歩くのはいいけ
ど、そんなに長い時間喋る必要あるのか
な?
言っておくけど、手を出したら命にかか
わるからね。気をつけて(*^^*)

====================================


純「」

京太郎「どうしたんですか」

純「…そういや透華に呼ばれてるんだった。またな」

京太郎「へ?あ、はい」

京太郎「何だったんだろう…」
75 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:46:13.46 ID:oJ+RZO7y0

〜龍門渕高校 控室〜


純「」ガタガタガタガタ

透華「純?どうしましたの?」

純「」ガタガタガタガタ

透華「あら、ケータイ?それが何か?」

純「」ガタガタガタガタ

智紀「…たけし城」カタカタ

透華「あら、純にメールが来てますわね…えっ」

透華「送信時刻…対局中、ですわ…」

智紀「…ネットで、指定時刻にメールするサービス、ある」カタカタ

透華「しかしこれは誰も見ていないところでのタイムリーな話題ですわ!」

透華「もしそれを使っているのでしたら、一は預言者ですわ!」

純「」ガタガタガタガタ

智紀「…一の、手品」カタカタ

純「なんだ、手品か。確かに国広君なら対局中にメールくらい打てるな」

透華「しかし、この状況をどうやって見ていたんですの?」

智紀「…実は真後ろにいた、とか」カタカタ

純「」
76 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:47:10.82 ID:oJ+RZO7y0

〜中堅戦終了後、清澄高校 控室〜


久「ただいま〜」

優希「部長お疲れ様だじぇ!」

まこ「いい感じじゃったのお」

久「まあね、なかなか手強かったわ」

久「特に龍門渕のあの子…なかなかにそそるわね」

まこ「あんた、マジか…?」

優希「もう部長は手の施しようがないじぇ…」

京太郎「部長それ全員に言ってるんですか…」

久「あら、全員じゃないわよ」

久「私が気に入った人だけよ〜、ね?須賀君」

京太郎「いや、知らないですよ…」


〜龍門渕高校 控室〜


透華「一はやればできる子だと思っていましたわ!」

純「なかなかよかったじゃねーか」

智紀「…いい感じ」カタカタ

一「へへへ、京太郎とチューしちゃった〜」

純「…中堅戦終わってもどうしようもないな」

透華「流石にあのキッスは私も驚きましたわ…」

智紀「…」カチッ


『じゃあまずこっちに来て』

『はい』テクテク

『それで、膝と腰をこのくらい曲げて…っと』

『はい!じゃあ目を閉じて!』

『えっと、これでいいですか?』


チュッ


『…唇に柔らかいものが』

『へへっ、これでボクも元気100%だよっ♪』

『とはいえ、やっぱり恥ずかしいなあ…///』


一「ちょ、だからともきー!大音量はやめて!」

智紀「…小さい音なら、許す?」

一「そういう問題じゃないよ!」

純「智紀だけは敵に回したくねーな、オレ」

透華「同感ですわ…」

透華「なんてうかうかしているうちに、副将戦が始まってしまいますわ!」

純「ちゃんと原村和を倒してこいよ」

智紀「…応援してる」カタカタ

一「ボクにもできたんだから大丈夫だよ〜」

透華「説得力が一人だけ違いますわね…」
77 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:47:51.30 ID:oJ+RZO7y0

〜対局室〜


透華(さあ、原村和!あなたがのどっちかどうか、しっかりと見極めさせてもらいますわ!)

和(宮永さんは渡しません!)

桃子(先輩のためにがんばるっすよ!)

純代(邪念が渦巻いてる…)

実況「中堅戦とは打って変わって、静かですね」

靖子「それぞれ、胸に秘めたる思いがあるようだな」

実況「はあ…?」


〜副将戦終了後、龍門渕高校 控室〜


透華「あまり目立てませんでしたわ…!」

純「いや、充分だっただろー」

一「目立つためにダマで高目のところをリーチかけたりしてたからね〜」

透華「あれでは目立ったとは言えませんわ!」

純「まあオカルトのやつには、ド高目にリーチかけて点数あげようとするやつもいるからな」


〜風越女子高校 控室〜


華菜「くしゅん!」

未春「華菜ちゃん、風邪引いたの?」

華菜「分からないけどくしゃみ止まらないし…」


カン!カン!カン!ツモ!リンシャンカイホウ!マージャンッテタノシイヨネ!
78 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:48:19.04 ID:oJ+RZO7y0

〜大将戦終了後、龍門渕高校 控室〜


衣「うう…ごめんなさい…」

透華「まったく、衣は調子に乗るとすぐこれですわ!」

一「まあ悪い癖だよね〜」

純「衣、ああいうのを舐めプっていうんだぞ?」

衣「舐めプ?」

智紀「…相手を舐めてかかること」カタカタ

衣「清澄のリンシャン使いも似通ったことをしていたぞ」

純「あー、それは否定できねえ」

透華「さ、今日はもう帰りますわよ」

透華「私達はまだ来年もありますわ」

純「なんか腹減ったな…肉食いてーな」

衣「焼肉か!?」

智紀「…外食は久しぶり」カタカタ

透華「外食前提ですの!?」

一「…あー、うー、あー」

純「なんだ?肉が楽しみで日本語話せなくなったか?」

一「いや、違うんだけど…多分そろそろ」


コンコンッ
79 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:48:45.84 ID:oJ+RZO7y0

透華「…なるほど、待ち人来たる!ですわ!」

純「昨日から約束してたし、国広君はしょうがねーな」

智紀「…録音したい」カタカタ

一「やめてよ!怖いなぁ」

衣「一はこれから想い人と食事か?」

一「う、うん、そういうことになるね」


京太郎「中から返事が返ってこない…」


純「それより、須賀のやつ廊下でずっと待ってるんだろうが、放置でいいのか?」

智紀「…忘れてた」カタカタ

衣「衣が呼んできてやろう!」

純「まあ慌てんなって。行かなくていいのか?国広君」

一「わ、分かってるよ!」タッタッタッガチャッ

京太郎「は、一さん、あの…」

一「そんなに気を遣わなくていいよ。どうせボク達は来年もこのメンバーだからね」

一「それより、何食べに行くか決めてるの?」

京太郎「えっと、俺がおごるんで、肉でも食べに行きません?」

一「初めてが焼肉デートか…まあそれも面白そうだね」

一「ってちょっと待とうか。焼肉?」

京太郎「ええ、そのつもりでしたけど」

純「なんだよ、だったらみんなで行った方が早いじゃねーか」

透華「純!ここは空気を読むべきですわ!」

衣「衣は大勢いた方が楽しいと思うぞ〜!」

智紀「…ムードクラッシャー須賀」カタカタ

京太郎「俺、なんか悪いことしちゃいましたね」

一「ううん、いいんだよ全然。でも流石に龍門渕全員とってのは気が進まないよね…?」

透華「個室!個室を使えばいいのですわ!」

衣「衣達は隣の部屋から盛り上げればいいのか?」

純「それこそムードぶち壊しだな」

智紀「…行く店を変えればいい」カタカタ

「「「「それだっ!」」」」

純「逆になんでみんな気付かなかったんだよ…」
80 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:51:33.14 ID:oJ+RZO7y0
ここまでしか書き溜めてなかったん…
徹夜で作曲してたら生活リズム狂って筆が進まんでな…申し訳なし
ちょい書いてきますわ
今日中に投下できるレベルの量ができたら投下しますゑ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 07:14:06.53 ID:1C5gBAsP0
82 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 20:31:23.94 ID:I1GQpQsK0
今日はちょっと外での用事があったので投下難しそうです
もう一回外出てくるので、帰宅して時間あったら小話一つ書いて投下します
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 21:21:20.59 ID:YMC3XroDO
小ネタ?
今までは咲さん咲さん言ってたのに、京太郎が転校して長野からいなくなった途端
須賀くん須賀くんとヤンデレ気味になるのどっちとか?
84 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 21:55:12.47 ID:I1GQpQsK0
帰ってきたでー!(愛宕ネキ並感)

>>83 何それすごく面白い、それもらってもいいですかね…

とりあえず今日は本編も少し書き進められそうなので、できたら投下します
今日の小話は、本編で純くんにメールを送った時の一の様子です
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 22:00:37.97 ID:YMC3XroDO
>>84
了解。寒いから無理しないでな
あとあんなネタで良ければいくらでも活用して!
冥利に尽きます
86 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 22:21:28.20 ID:I1GQpQsK0

[小話 近づいちゃダメ!]


〜先鋒戦、龍門渕高校 控室〜


一「あ、純くんケータイ置いていってる」

一「今のうちにちょっといじっておこっと…」ピッピッピッ…


〜中堅戦、対局室〜



チュッ


京太郎「…唇に柔らかいものが」

一「へへっ、これでボクも元気100%だよっ♪」

一「とはいえ、やっぱり恥ずかしいなあ…///」

智美「ワハハ、ダイタンだなー」

久「どっちが淫乱なんだか」

星夏「キャプテン…私多分、既に雰囲気に飲まれてます…」

京太郎「で、では!頑張ってください!」

一「うんっ!ありがとね!」

一(なーんてやってる間に、京太郎のポケットに面白いもの仕込んじゃった…)

一(これで京太郎を誰からでも守れる♪)


ブルッ


一(おやおや、早速反応だ)

一(ケータイに細工したの、実は純くんだけなんだよね〜)

一(だ・か・ら)

一(今京太郎に近付いてるのは純くんだって一発で分かっちゃう!)

一(まあでも立ち話くらいならいいかな〜)


…………


一(…長い、話しすぎ)

一(これはちょっとメールで諭してあげないと)

一(ふふっ、今助けてあげるからね、京太郎♪)



カンッ
87 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 23:30:27.63 ID:I1GQpQsK0
本編投下します
今日はちょっとだけですが…



一「じゃあランダムにしよう、話し合い無しで食べに行く!」

衣「共に食べることはないのか…」

一「普段はいつも一緒でしょ?落ち込むことないって」

透華「そうと決まれば早速出発ですわ!」

純「じゃあ一緒に会場を出てオレ達は右、須賀と国広君は左に行くか」

智紀「…あとは道中の話し合い」カタカタ

一「それで、いいかな?」

京太郎「ぜんぜん大丈夫ですよ!」

衣「では行くぞ〜!!」


〜京太郎・一ペア〜


一「京太郎、もしかして行くところ決めてたりしてた?」

京太郎「ええ、まあ」

一「じゃあ連れてって〜♪」

京太郎「仰せのままに」

一「ふふっ、あっそういえば」

京太郎「ん、なんですか?」

一「ボクには敬語使わなくていいよ」

京太郎「でも一さん年上ですし…」

一「年齢なんてただのステータスだよ〜」

一「年上が偉いなんてこと、本当はないんだから」

京太郎「そ、そうは言いますけど…」

一「むぅ」

京太郎「ええっとじゃあ…一?」

一「あぁんやっぱ照れる!!」モジモジ

京太郎「ちょ、こんなところで悶えないでくださいよ!」

京太郎(か、可愛い…)


ザワザワ・・・


京太郎「めっちゃ見られてますよ…」

一「うう、京太郎…敬語!」

京太郎「ええ、み、見られてるから行きましょ、あ、行こうぜ?」

京太郎「やっぱ難しいですよ〜」

一「そんな京太郎も可愛かったりするんだよね〜」

京太郎「も、もう!からかうのはやめてくだ…くれよ!」

一「へへっ…大好きだよ//」

京太郎「ああ、俺も」


イチャイチャ…
88 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 23:31:17.33 ID:I1GQpQsK0

〜龍門渕組〜


透華「さて、焼肉とは言いましたが、目処は立っていますの?」

純「実はオレ、めっちゃ美味い店知ってるんだよ」

透華「まさか最近屋敷にいないと思ったら…抜け出していたんですの!?」

純「あっ」

衣「衣もよく駄菓子屋に行くぞ?」

透華「え?」

智紀「…私は部屋にいる」カタカタ

透華「智紀は部屋にこもるのをやめなさい!」

純「…ま、まあまあ落ち着けよ」

純「すっげーうまい肉食わせてやるからよ!」

透華「どうせ払うのは私ですわ…」

衣「どうせならハギヨシも呼ぶぞ!」

ハギヨシ「お呼びですか、衣様」

透華「仕方ないですわね…ハギヨシ!焼肉に行きますわよ!」

ハギヨシ「お心遣い、ありがとうございます。では失礼致します」

純「しっかし、衣とハギヨシが並ぶとおもしれーな」

衣「衣はちっちゃくないぞ!」

純「まだ何も言ってねえよ…ああ、ここだこの店だ」

京太郎「あ、この店だ」

純「え?」

京太郎「は?」

智紀「…被った」カタカタ

透華「完全にやらかしましたわね…」

衣「ともあれ、衣は嬉しいぞ!」

一「ん〜、これはポイント低いなーなんて」

京太郎「勘弁してくれよ…」
89 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 00:26:23.90 ID:mi/YTlT00
日付変わったので今日は午後九時半にいつも通り投下します
今日めでたくも拙者の誕生日なので、いつも小話は本編に則して書いてるんですが、京太郎の誕生日のお話も投下します
というかはじめが彼女だったら誕生日はこんなのがいいなっていう拙者の個人的見解で書きます
小話リクエスト受け付けてるのでどんどんアイデアください…
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 00:48:32.77 ID:Fwkks23DO
乙。
91 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:34:43.44 ID:mi/YTlT00
|ω・`)ノ ヤァ
まずは小話投下するよ
京太郎の誕生日回です


[小話 HAPPY, HAPPY, BIRTHDAY]


京太郎「県予選からもう随分と経つんだなあ」

一「懐かしいよね、初めて会ったときのこと」

京太郎「って言ってもまだ数ヶ月だけどな」


prrrr…


京太郎「ありゃ、電話だ。はいもしもs」

透華『京太郎!今すぐ私の屋敷にいらっしゃいまし!』

京太郎「…え、あ、はい」


〜龍門渕のお屋敷〜


京太郎「言われたから来てみたものの…」

京太郎「どこに行けばいいのかわからない…」

京太郎「しかも広いから迷うんだよぉ!」

一「んー、とりあえず食堂に行ってみたらどうかな?」

一「どうせ京太郎相手に麻雀は打たないだろうし」

京太郎「はいはいそうですかー」

一「じゃあボクが案内するね」


〜食堂〜


京太郎「失礼しまーす…」

透華「須賀京太郎!誕生日おめでとうですわ!」

純「2月って…オレ達よりかなり遅いんだな」

衣「衣も祝うぞ〜!」

京太郎「…まさか一、これ知ってた?」

一「もちろんじゃないか〜」

透華「さあ!存分に楽しむといいですわ!」


ワイワイガヤガヤ…
92 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:35:19.73 ID:mi/YTlT00

京太郎「いやぁ〜今日はありがとうございました」

透華「一の婚約者ですもの、このくらい当然ですわ!」

京太郎「いや、婚約とかしてないんですけどね」

京太郎「ケーキを自分達で飾り付けるというのも楽しかったです!」

京太郎「純さんが突然コーヒーをかけたのには驚きましたけどね…」

純「わりかし美味かっただろ?」

智紀「…偶然の産物」

京太郎「ゲームもすごく面白かったです!」

一「衣の誕生日の時は、Aボタンが壊れてたんだよね」

衣「うむ…しかしゲームの代わりに、智紀がジャンプしてくれたからな!」

京太郎「なんか色々大変だったんですね…」

透華「さあ!最後は私が作詞作曲したバースデーソングで締めますわ!」


キョウタンイェイ-


京太郎「…え、終わりですか!?」

衣「素晴らしい曲であろう!?」

京太郎「えっと…は、はい!すごく!」

一「京太郎、無理しなくていいんだよ?」

透華「それでは本日はお開きですわ!」

透華「一!殿方をご自宅まで送って差し上げなさい!」

一「え、でも後片付けは…」

純「いいから行ってこいよ」

智紀「…こっちで終わらせる」

一「そっか…ありがとう!じゃあ行こっか、京太郎!」

京太郎「お、おう!今日はありがとうございました!」


バイバイマタキテネ-


純「楽しそうで何よりだったな」

智紀「…ラブラブ」

衣「トーカは彼氏を作ったりしないのか?」

透華「な、何をおっしゃいますの!?」

純「はぁん、もしかして一とイチャついてる金髪野郎が気になったりしてるのか?」

智紀「…ブロンドカップル」

透華「もう!からかうのはやめてくださいまし!私にはハギヨシが…」


「「「「…え?」」」」
93 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:36:27.85 ID:mi/YTlT00

〜京太郎・一 帰路〜

京太郎「いやぁ楽しかったな」

一「龍門渕の誕生日パーティーはいつもあんな感じなんだ」

一「せわしなくなかった?」

京太郎「いやいや、めちゃくちゃ楽しかったぜ!」

一「あれがみんなからの精一杯の誕生日プレゼントだからね」

一「そして…」


チュッ


一「これがボクからのプレゼント///」

京太郎「…いつももらってる気がするんだけどな?」

一「もう、何言ってるの?プレゼントはキスじゃないよ?」

京太郎「え?」

一「ボクの、この愛全部だよ…えへへ」

京太郎「まったく…それもいつももらってるだろ?」

一「ん〜、まあそれもそうだね」

京太郎「じゃあこれからもありがたく頂戴しますわ」

一「もちろんだよ!その代わり…」

一「ボクの誕生日には、京太郎からもちゃんともらうから!」

京太郎「分かってるよ、約束約束」

一「…ふふっ、大好き」


カンッ
94 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:42:04.41 ID:mi/YTlT00
…とまあ幸せな誕生日回でした
京太郎のバースデーソングですが、噛み砕いた歌詞のフルバージョンだと京太郎の「きょ」の部分を八分音符のアウフタクトにするとぴったりハマります

間もなく本編投下します〜

95 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:48:28.14 ID:mi/YTlT00
ほんへ



イラッシャイマセ-


純「ここまで一緒に来ておいてテーブルは別って、一周回って面白いな」

一「相当迷惑な客だけどね…」

衣「何はともあれ、食べるぞ〜!」


〜龍門渕卓〜


純「…にしても、国広君に彼氏ができるとはな…」

純「先越されたぜ…」

透華「あら、純にそのような感情があったんですの?」

純「いや、違うんだけど、なんか悔しくねーか?」

衣「純は女子力なるものが著しく欠如しているからな」

智紀「…男の子だから」

衣「ハギヨシは交際相手などいないのか?」

ハギヨシ「私は透華お嬢様に仕える身でございます」

ハギヨシ「異性交遊など言語道断です」

純「ハギヨシは透華大好きだからな」

智紀「…ゾッコン」

透華「へ?そ、そんなことありませんわ!」

衣「実際どうなのだ?ハギヨシ」

ハギヨシ「皆様のご想像にお任せします」

純「お、これは脈ありか?」

智紀「…ヒューヒュー」

衣「めでたいな!トーカ!」

透華(まさか、ハギヨシが、そんな…!)

ハギヨシ(この店のどこかに須賀君が…んっふ)
96 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:48:59.12 ID:mi/YTlT00

〜京太郎・一卓〜


京太郎「ううっ」ブルッ

一「どうしたの?」

京太郎「なんか今悪寒が…」

京太郎「誰かに見られてる気がして…」

一「なるほど」ガタッ

京太郎「なんでいきなり席を立つ!?」

一「ほら、そういう輩は始末しないと…」

京太郎「大丈夫だから!大丈夫だから落ち着いて!」

一「…ホント?」

京太郎「本当だから!」

一「んーそっかぁ、京太郎が言うんだからホントなんだね」

京太郎「ようやく落ち着いた…」

一「それにしても、せっかく清澄が優勝したっていうのに、一緒に打ち上げとか行かないのかい?」

京太郎「いや、その案もあったにはあったんだが…」

京太郎「厄介な人が四人ほどいてな…」

一「四人?三人じゃないの?」

京太郎「食い物の話になると途端に騒ぎ出すメキシカンがいるんだよ」

一「ふぅん…よくわからないけど強烈だね」

京太郎「井上さんとかなら知ってんじゃないかな」

一「清澄の先鋒の子?」

京太郎「うん」

一「メキシコ人なんだ…」

京太郎「違う!違うけど違わない!なんか誤解を招く表現した、すまない!」

一「???まあ別にいいんだけど」

一「そういえばさ」

京太郎「ん?」
97 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:49:35.76 ID:mi/YTlT00

一「実はまだ告白とかされてないんだよね」

京太郎「えっ…あ」

一「このままじゃボク達、いつまで経っても交際はしてないことになるよね」

京太郎「えっと…一、オレと」

一「ストップ」

京太郎「付き合って…へ?」

一「ボクはまだこのままでいいよ?」

京太郎「は、はぁ…?」

一「だって、付き合ってないのにデートとかしちゃって、挙げ句の果てにはあんなことやこんなことも…」

一「この背徳感がたまらなく心地良いから、ね?」

京太郎「…これは同意を求められてるのか?」

一「さあ、どうだろうね♪」

一「そんなことより、そこのお肉もーらいっ」

京太郎「あっ!俺が食べようと思って取っておいたのに…」

一「スキだらけだぞ〜?」

一「…ダブルミーニング」ボソッ

京太郎「ん?なんか言った?」

一「い、いや!なーんにも言ってない!」

京太郎「そ、そうか…」
98 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:50:19.70 ID:mi/YTlT00

〜食事後〜


一「今日はありがとね」

京太郎「こちらこそありがたいですよ…」

京太郎「…龍門渕さん」

透華「気を遣わなくてもよろしくてよ」

純「あのな透華…こういう時は男を立てろよ」

透華「しかし、一がお世話になっていますわ。これは恩返しですわ!」

純「だからって須賀が奢ろうとしてたところを全部払うってお前…」

智紀「…太っ腹」カタカタ

衣「衣は沢山食べることができて大満足だ!」

ハギヨシ「私めのためにわざわざありがとうございます、透華お嬢様」

透華「よろしくてよ」

純「よろしくねーけどな」

京太郎「なんか全然顔が立たなくて…面目ない」

一「いいんだよ気にしなくて。透華がこういう人だっていうのは知ってるから」

一「それに、ボクはすごく幸せだから」

智紀「…録音完了」カタカタ

純「ほんと鬼だよな…」

透華「ところで須賀京太郎」

京太郎「ん、なんですか?」

透華「あなたはきちんと一のために尽くす覚悟はできていらっしゃいますの?」

京太郎「ええ、もちろんですよ!」

純「決まりだな」

智紀「…言質取った」カタカタ

衣「家族が増えるのは喜ばしいことだ!」

ハギヨシ「んっふ」

京太郎・一「「…ん?」」
99 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:51:11.78 ID:mi/YTlT00

透華「須賀京太郎!あなたは龍門渕高校に転校なさい!」

一「ちょ、透華!それは強引なんじゃないかな?」

純「国広君、等華はそういう人間だろ?」

一「いや、それはそうなんだけど…」

京太郎「…清澄には幼馴染もいますし、離れるのは心苦しいですね」

一「ほらやっぱり…」

京太郎「しかし一のためなら…!」

一「えぇっ!?」

純「須賀、オメーやっぱ男だぜ」

純(これでオレは龍門渕のお父さん役を降りることになる…!)

衣「では京太郎は龍門渕のお兄さんだな、いや弟か!」

純「は?」

智紀「…年齢的には弟」カタカタ

純「ちょっと待て」

透華「はぁ…手のかかる姉弟ですわね」

純「なんでオレは」

一「姉弟で関係を持っちゃうのも、それはそれでいいね」

純「話を聞け!」

京太郎「えっと…弟ですか?よくわかんねーけどよろしくお願いします」

透華「では転校の手続きは全て私の方で済ませますわ、弟くん」

純「なんでだよおおおおおお!!!」
100 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:51:45.16 ID:mi/YTlT00

〜それから一週間後〜


京太郎「はぇ〜、それにしてもでっかい学校だな…」

京太郎「今日からここに通うのか…」

京太郎「清澄のみんな、結構サバサバしてたな…」

京太郎「部長はお構いなしって感じだったし」

京太郎「染谷先輩は『頑張ってきんさい』って言ってくれたなあ」

京太郎「咲と和はむしろ是非龍門渕へって感じ、酷くないか?」

京太郎「優希だけか、『いなくなっちゃヤダ』って泣いてくれたのは…」

京太郎「…タコス、届けに行くか」


〜龍門渕高校 麻雀部室〜


京太郎「失礼しまーす…」

透華「お待ちしておりましたわ!」

純「よっ」

智紀「…いらっしゃい」カタカタ

衣「よく来たな!」

京太郎「今日からお世話になります…ってあれ?一は」


???「だーれだっ」


京太郎「…声でわかっちまうんだよな〜」

???「ちぇっ、つまんないのー」

京太郎「ただいま、一」

一「おかえり、京太郎」

透華「…こほん」

京太郎・一「あっ」

純「咳払いなら良かったんだけど…まさか自分でこほんって言うとはな」

透華「う、うるさいですわ!まず、何はともあれここに来たからにはまず…」

衣「プールに行くぞ!」

純「…だってさ、どうするんだ?」

透華「衣が言うのなら仕方ありませんわね…」

京太郎「え、ちょ、よく分からな」

一「行こっか、京太郎♪」

京太郎「え…ええええええ!?」
101 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:52:52.24 ID:mi/YTlT00
ようやく100いった…
書き溜めるとか言ってここまでしか書けませんでした
しかし今日はよく筆が走るのでちょっくら書いてきます
できたとこから乗っけていきますね〜
102 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:08:57.50 ID:mi/YTlT00

〜龍門渕所有プール〜


衣「泳ぐぞ〜!」

純「衣、プールサイドは走るとあぶねーぞ」

一「ともきーはやっぱりパソコンなんだね…」

智紀「…プールは見てるだけでいい」カタカタ

透華「さあ京太郎!ダイブ・トゥ・プールですわ!」

京太郎「こう見えて運動は得意なんですよ…とうっ!」

一(ああ…京太郎の体イイなあ…)

一(やっぱりかっこいい…好きすぎるよ…)

純「国広君!避けろ!」

一「…へ?」


ドグシャアッ


純「大丈夫かよ…」

一「今の、何…?」

純「ただのビーチボールだけど」

一「威力おかしいよね…」

純「確かこのボール打ったのはあいつだよ、あのガキ…って」

優希「お、お前は!」

純「焼き鳥タコスじゃねーか!」

優希「ノッポがこんなところにいるとは奇遇だな!」

優希「ビーチバレーで勝負だ!」

純「へっ望むところじゃねーか!」

一「じゅ、純くん落ち着こうよ…」


ウオオオオオ-ッ
103 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:09:45.50 ID:mi/YTlT00

京太郎「一!さっきすごい物音がしたけど大丈夫か?」

一「もう、遅いよ京太郎!彼女を待たせるなんて〜」

京太郎「自分で『付き合ってない』って言ってたのはどこの誰だっけ?」

一「むう…ただビーチボールが飛んできて当たっただけだよ」

京太郎「怪我は?」

一「まったくない」

京太郎「それは良かった…で、そのビーチボールをぶつけてきたのは誰なんだ?」

一「ほら、そこで純くんとビーチバレーしてる女の子だよ」

京太郎「ほう、どれどれ…って優希じゃないか!」

優希「ふぇ、京太郎?」

優希「京太郎…京太郎だじぇ!」

優希「京太郎〜!元気にしてt」ドグシャアッ

純「あ、わりーわりー」

優希「やるなノッポ…それより京太ろ…」


京太郎「ああ、あれだよ例のメキシカン」

一「へ〜、仲いいの?」

京太郎「まあ結構?それなりに?」

一「ボクとどっちが好き?」

京太郎「そりゃ一に決まってんだろ〜」

一「へへっ、やっぱいつ聞いても嬉しいな♪」


優希「…」

純「おーいどうした、タコス娘」

優希「…う、ううん何でもないじぇ!」

純「じゃあとっとと続きいこうぜ」

優希「ちょ、ちょっと用事を思い出したじぇ!勝負はおあずけだ、ノッポ!さらばだ!」ダッ

純「え、ちょ…なんなんだ?アイツ」


優希「…バカ犬」グスッ
104 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:18:57.07 ID:mi/YTlT00

〜龍門渕所有プール、清澄高校麻雀部〜


和「おかえりなさい、優希」

優希「…ただいまだじぇ」

咲「あれ、優希ちゃんどうして泣いてるの?」

優希「なな、なんでもないじぇ!そんなことよりビーチバレーだじぇ!」

和「いいでしょう」

咲「ええ、私無理だよ〜」

和「大丈夫です、宮永さんは私が守ります」

優希「なぬっ!?おっぱいでガードする気か!?」

和「宮永さんのためならそれも厭わないでしょう」

優希「あれ、ツッコミ…」

優希「こういうときこそツッコめ京太郎!」

「「「…」」」

優希「…そ、そうだったじぇ」

和「優希はまだ寝ぼけてるんですか?」

咲「そうだよ、京ちゃんはハギヨシさんと愛を育みに行ったんだよ!」

和「そうですよ、そして宮永さんと私も愛を育むんですよ」

咲「え!?聞いてないよ…」

優希「…今だ、スキあり!」


ポヨヨーン


優希「なっ、おっぱいガードはやっぱりずるいじぇ!」

和「当てたのは優希でしょう!」

優希「てへ☆」

和「まったく…」

優希(なんかモヤモヤするじぇ…)

優希(忘れたいのに、忘れられない…)

優希(いつもみたいに会うことも話すこともできない…)

優希(ワケわかんなくなってきたじぇ…)

咲「…優希ちゃん、また泣いてるよ?」

優希「…ふぇ?」

和「…落ち着くまで、少し休みましょうか」

咲「うん、そうしよっ」

優希「うう…申し訳ないじぇ…」
105 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:21:43.07 ID:mi/YTlT00
ストーリー展開に神が降りてこない&自分で書いてて優希可哀想になってきたんで今日ここまで
タコスゥ…俺が養ってやるよ…
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 22:46:19.42 ID:GWLEjNUt0
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 22:47:51.50 ID:Fwkks23DO
タコスかわいい
大事なものはいつも無くしてから気づく
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 05:40:33.94 ID:nyo4iQ+qo
乙です
109 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/15(日) 23:05:31.77 ID:qdMusIo00
すんません今日体調悪いんよ…申し訳ない
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 08:05:34.80 ID:B2hZZqOXO
タコスはぐう聖
はっきりわかんだね
111 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 13:43:13.42 ID:6diO6VGx0
>>107 タコス可愛いよな、京タコは正義
失ってからじゃ手遅れなんだよな…

>>110 これ書いててどれだけ京タコにシフトチェンジしようと思ったか…
しかも京一書いてるからこれから出番少なくなると思うと京太郎はギルティ


今日は体調いいぞ〜夜11時半に投下せしめんとす
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 18:45:56.83 ID:Wpzb5crY0
京淡が一番なんだよな
113 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:36:10.67 ID:6diO6VGx0
>>112 京淡最高だよな、大好きすぎて一時期狂ったように漁ってた
淡たんまじあわあわ

さあ投下するぜ〜


〜一方その頃、お嬢様と眷属達は〜


透華「純!離してくださいまし!」

純「これだけ暴れておいて『離せ』はねえよ…」

一「浮き輪で殴ったのにともきーが気絶する威力だからね〜」

智紀「…死にそう」

衣「絢爛な宴でも始めるのか!?」

一「違うよ!もう既に一人死んでるのにパーティーなわけないじゃないか!」

智紀「…まだ死んでない」

京太郎「え、ええっと、これはどういった状況ですか?」

純「透華はプールとか海に来るといっつもこれなんだ」

一「なんでも、おっぱいが大きいリア充が許せないみたいでね…」

透華「ああもう!じれったいですわ!リア充爆発、リア充爆発ですわ!」

ハギヨシ「透華お嬢様、お嬢様には私めが付いております」

透華「っ!?///」

純「昼間っからアツいな〜」

透華「し、仕方ありませんわね!ハギヨシがそういうのでしたら…///」

ハギヨシ(んっふ、無理を承知で連れてきていただいた甲斐がありました)

ハギヨシ(須賀君の半裸体も見放題です…!)

一「ははは、リア充爆発だって京太郎…」

京太郎「…お、おっぱいがいっぱい…」

一「…京太郎?」
114 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:37:03.37 ID:6diO6VGx0

京太郎「一!いっぱいの『い』を『お』にするとどうなるか知ってるか!?」

京太郎「そう、おっぱい…」

京太郎「つまりおっぱいがいっぱいでも何らふしぎなことではnへぶしっ」ゴッ

純「…国広君怒りのボディーブローだな」

一「京太郎はさ…よくそんなことを彼女の前で平然と口に出すよね…」

京太郎「ああ、つい癖で…」

一「もう一発いいこと教えてあげるよ…」

一「いっぱいの『い』を『お』にしても…」

一「おっぱおなんだよーっ!」ナンダヨーッナンダヨーッダヨーッダヨーッ…

透華「あ、鮮やかな昇竜拳ですわ…」

智紀「…京太郎も、虫の息」

京太郎「理不尽に殴られるとは、沢村さんも災難ですね…」

一「理不尽じゃないよね!?むしろ当然だよね!?」

智紀「…殴られるなんて、似た者同士」

一「待って!京太郎の隣はボクのものだから!その座は渡せない!」

一「さあ透華!ボクを殴って!」

透華「…と言われましても」

純「国広君は胸がねーからな」

一「そ、それを一番気にしてるんだよ!なんてこと言うんだ!」

京太郎「一…そうだったのか…」

一「当たり前じゃないか〜!」ポカスカ

衣「やはり宴ではないか!大いに結構!」

純「オメー、これのどこが宴に見えるんだよ…」

衣「ん?血祭りであろう?」

純「…なるほど」


ソロソロカエリマスワヨーッ!
115 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:37:33.08 ID:6diO6VGx0

一「いや〜今日は楽しかったよ!」

一「溜まってたものが吹き飛んだ感じ!」

純「まあそりゃあ国広君、あのあとずっと須賀のことどついてたもんな」

京太郎「体中が痛い…」

智紀「…かわいそうに」カタカタ

透華「一!生涯の伴侶に怪我を負わせるのはいけませんわ!」

一「透華は大げさだよ〜」

純「でもなぁ、須賀もかなり呻いてるぜ」

京太郎「うう…ううう…」

智紀「…わざとらしい」カタカタ

透華「決まりですわ…一!」

透華「京太郎の家に行って看病して差し上げなさい!」

一「ええ!?」

衣「おお!それは妙案!」

京太郎「いや、俺病気でもなんでもないんですけど」

純「カタイこと言うなよ、せっかく可愛い彼女が家に来てくれんだぞ?」

京太郎「いやそれはそうなんですけど…」

京太郎「さすがにそこまで強引だと一の都合が…」

一「で、でも、ボクみたいなのが突然行ってもいいのかな…迷惑にならないかな…」モジモジ

京太郎「存外乗り気なのかよ!」

智紀「…親は?」カタカタ

京太郎「今日は家に誰もいないですけど…」

純「やったな国広君!大チャンスだ!」

透華「しっかり既成事実を作ってきなさい!」

一「なんか心配の方向性がおかしいね!?」


〜京太郎宅〜


一「お、お邪魔しま〜す…」

京太郎「そんな恐る恐る入っても何も出ないって」

一「いや、でも初めてだしさ、緊張するよ…」

京太郎「まあ親いないから…ここが俺の部屋。入っていいぜ」

一「そ、それじゃあ失礼します…」

京太郎「じゃあ俺は飲み物でも入れてくるよ」ガチャッ

一「…」

一(ここが…ここが京太郎の部屋かあああああ!!)

一(京太郎の匂いがする!ああ、たまらない!!)

一(はっ…!あれは…ベッド!)

一(ええい、飛び込め!!!)


クンカクンカ


一(ああああ、やっぱり京太郎の匂いだ〜!)

一(幸せ!幸せすぎるよぅ!!)
116 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:38:09.09 ID:6diO6VGx0

京太郎「戻ったぞ〜」ガチャッ

一「え」

京太郎「…えっと、何やってんの?」

一「い、いやあほんの出来心で…」

京太郎「お、おう…」

一「…」

京太郎「普通に恥ずかしいからベッドから下りてくれ!」

一「そそ、そうだよね!ごめんごめん!」

京太郎「…」

一(明らかに気まずくなった…)

一(よ〜し、ここは…)

一「きょ、今日はすごく楽しかったね!」

京太郎「俺殴られてばっかだったけどね?」

一「あっ…」

京太郎「…」

一「…で、でも!ボクちゃんと京太郎のこと好きだよ?」

京太郎「…っ!」

京太郎「…お、俺も好きだぞ?」

一「…きょ〜たろ〜」ダキッ

京太郎「ふ、普通に照れるって!」

一「ボクは甘えたい年頃なんだよ〜」

京太郎「こ、この体勢やめようぜ!その服だと…その…色々と見えるし…」

一「やだなぁ、京太郎なら見てもいいんだよ?」グイグイッ

京太郎「ちょ、やめぇ///」

須賀母「帰ってきたわよ〜京太郎」ガチャッ

京太郎「…は?」

須賀母「…あらあら、お取り込み中だったのね〜」

京太郎「…今日帰ってこないって言ってたよな?」

須賀母「そうなんだけど、なんだか帰ってきたくなっちゃったのよ〜」

須賀母「それじゃ、ごゆっくり〜」ガチャッ

一「…ボ、ボクもう帰るね?」

京太郎「あ、ああ、すまねえ」

一「いいんだよ?気にしないで」

一「だってこれ、親公認ってことだよね?」

京太郎「へ?」

一「これならどこで抱きついても怒られないよね?」

京太郎「あ、あの、一さん?」

一「じゃ、帰るね!バイバイ京太郎」チュッ

京太郎「お、おう…じゃなくて、送ってくぜ?もう外暗いし」

一「ん〜、じゃあお言葉に甘えます♪」
117 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:44:10.58 ID:6diO6VGx0

〜龍門渕のお屋敷〜


一「たっだいま〜」

透華「遅かったですわね…まぁ!」

純「…まさかとは思うが、ずっと腕組んで歩いてきたのか?」

一「うん、そうだけど?」

純「外暗いっつっても、まだ八時だぞ…人多いだろ」

京太郎「ぶっちゃけ恥ずかしかったです…」

一「だって〜京太郎が夜はオオカミさんだから〜」

一「誘ってくるから〜」

純「うわっ、マジかよ…」

智紀「…ドン引き」カタカタ

京太郎「ちょ!俺何もしてないだろ!」

純「それ学校でやったりするなよ?」

純「いや、俺はいいんだけど…」

透華「キーッ!リア充!リア充ですわ!」

純「こんなやつもいるからな」

一「え〜だって親公認なんだよ〜?」

京太郎「一酔っ払ってるのかな…」

一「もう人前でキスしてもいいってことだよ〜」チュッ

京太郎「ひゃっ!?///」

純「お前らなぁ…」

透華「死罪ですわ!ギルティですわ!」

智紀「…録画完了」カタカタ

純「智紀、それあとで国広君が冷静になった頃に校内で流してやれ」

京太郎「井上さん鬼畜すぎません…」

一「ふふふっ、京太郎可愛い♪」

透華「ムキーッ!今すぐ処罰を!」

純「あーもう一局打ったら寝るぞ透華」
118 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:45:16.36 ID:6diO6VGx0
ああ、ダメだ…最近全然筆進まねえ…
毎日更新してたけど隔日にしていいっすか…
書きたい気持ちは山々なのに頭痛が引かないのなんでですかねぇ…
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 23:50:35.15 ID:Wpzb5crY0
書きたいときに書くのが一番なのよー
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 23:03:16.59 ID:UkRk/GKd0
イッチッ!お前のネタだらけの作品ッ!僕は乙を表するッ!
121 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/18(水) 06:22:51.66 ID:udDimM8f0
ぽきたww魔剤ンゴ!?

>>119 なんや真瀬さんぐう聖やん…ありがとう頑張る!

>>120 むしろネタメインみたいになっててこれもうわかんねえな!ありがとう!


今日は起きてすぐ吐血しました☆(布団から出たくなくて唸ってたら喉切れた)
今日の夜九時半に投下します!!
122 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 10:46:46.92 ID:BeLtJdvO0
すまね、書きながら寝落ちしてた…orz
今日こそ投下します
123 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:28:11.68 ID:BeLtJdvO0
衣も来たぞー!なんだろうくっそ眠い…
書いた分投下します


一「今日は送ってくれてありがとね」

京太郎「一のためなら全然問題ないよ」

一「ふふっ♪じゃあボク達は透華をなだめてからメイドの仕事に戻るよ」

京太郎「おう、んじゃまた明日会おうな」

一「うん!あ、待って待って」

京太郎「ん、なんだ…」

チュッ


一「バイバイ///」

京太郎「お、おう!」


サヨウナラー


純「…国広君、もう少し控えてくれないか…」

一「なんでさ?」

純「透華の精神が持たねえ…そしてそれをなだめるオレ達の精神も持たねえ…」

一「え〜、しょうがないなぁ」

智紀「…一件落着」カタカタ

透華「何も落ち着いてませんわ!落ち着いてませんわーっ!!!!!」


〜時は流れ、合同合宿〜


純「京太郎、オメー本当に行かなくていいのか?」

一「ボクも『一緒に行こう』って言ってるんだけどさ、『一緒に』」

透華「一緒かどうかなどどうでもいいですわ!京太郎、なぜ参加しませんの?」

京太郎「なんか清澄の人達に合わせる顔がないといいますか、何といいますか…」

智紀「…分からなくはない」カタカタ

衣「衣は、京太郎が来てくれれば感慨無量なのだが…」

京太郎「う〜ん…」

透華「一!やって差し上げなさい!」

一「了解!」

純「い、一体何が始まるっていうんだ!?」
124 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:29:06.68 ID:BeLtJdvO0

一「京太郎…ボク…」

京太郎「いきなりどうしたんだよ一…」

一「ボク、京太郎がいないと…やだよ…」グスッ

京太郎「うっ」

一「お願いだよ…一緒にいてよぉ…」グスッ

京太郎「…わかったよ」

一「やったぁ!」ニパー

透華「やりましたわね!」

純「ただの泣き落としかよ…しかも京太郎の意志もポッキリ折れたな…」

智紀「…ウブな男の子…ふふっ」カタカタ

純「!?」

透華「そうと決まれば、合宿所へ向けて出発ですわ!」

京太郎「でも、俺打つ相手いないですよ?」

衣「衣がいるではないか!」

京太郎「いやいや、俺じゃ衣さんの練習相手にもなりませんよ…」

透華「ハギヨシ!」

ハギヨシ「お呼びですか、透華お嬢様」

透華「合宿で京太郎の練習相手をして差し上げなさい!」

ハギヨシ「んっふ、須賀君の…失礼しました。かしこまりました、んっふ」

智紀「…ハギ京ktkr」カタカタカタカタカタカタカタカタ

純「キーボードが唸ってやがる…」

透華「では仕切り直しまして、いざ出発ですわ!」

衣「お〜!」

一「おー!」

京太郎「お、おー!」

ハギヨシ「んっふ」

智紀「…ふふふ」カタカタカタカタカタカタカタカタ

純「…合宿始まる前から胃が痛むな」


〜合宿所〜


透華「着きましたわ!」

久「長旅お疲れ様…あら?京太郎じゃない」ニヤッ

京太郎「半ば強引に連れてこられました…ははは」

一「待ってよ!ボクと一緒にいたいから来てくれたんじゃないか!」ドヤァァァァ

衣「違うぞ!京太郎は衣と遊びたいのだ!」

ハギヨシ「んっふ、須賀君は私と愛を…おっと」

智紀「…ふふふっ、ハギ京、ハギ京」カタカタカタカタカタカタカタカタ

純「なんかうちのアホ共が…すまん」

久「あら、いいのよ。なんか面白いことにできそ…なりそうだし」

純「ダメだ〜この人もダメな人だった〜」


チラチラッチラチラッ
125 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:29:54.03 ID:BeLtJdvO0

京太郎「…なんか視線を感じる」

一「ストーカーだね!気をつけて京太郎!」バッ

京太郎「いやいやそんなわけねーよ…ってあれは!」

優希「!」

和「!」

京太郎「優希と和じゃないか!優希はプール以来だな!」

優希「…よう京太郎!元気にしてたか犬っころ!」

京太郎「俺はまだ犬なのかよ」

和「あ、あの…須賀君」

京太郎「なんだ?」

和「その…龍門渕の彼女さんとは、最近どうですか?」

京太郎「へ?どうもこうも…楽しくやってるぞ」

和「そう、ですか…」

優希「…のどちゃん、もう戻るじぇ」

和「はい…ふふふ」


タッタッタッ

京太郎「…一体何だったんだ?」

久「最近ずっとあんな感じよ」

京太郎「麻雀のしすぎで狂ったんですかね」

久「んーまあ、須賀君が思うならそうなんでしょう、須賀君の中ではね」

京太郎「はぁ…」

久「さ、そんなことよりまず全体ミーティングよ」

透華「行きますわよ!」

純「すげーな透華、まるで部長みたいだ」

透華「部長『みたい』ではなくて正真正銘部長ですわ!」

一「まあうちは部長らしいぶちょうはいないからね〜」

智紀「…部長いたんだ」カタカタ

衣「透華は部長だったのか!驚天動地!」

京太郎「そんなに驚くことだったんですか…」
126 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:30:29.37 ID:BeLtJdvO0

〜温泉入浴後、全体ミーティング〜


久「…以上が、今回の日程です。何か質問ある人いるかしら?」

???「質問!」

久「はい、えっと…風越の池田さんであってるかしら?」

華菜「ここになんで男がいるんですか!」

美穂子「華菜、そういうことを言うのは良くないわ!」

???「私も男がいるのはちょっとおかしいと思うっす!」

久「あれ、今の誰かしら?」

???「ここにいるっすよ!」

久「え、どこ…」

ゆみ「落ち着こうモモ。龍門渕の人達が連れてきた人だ、多分害はない」

智美「ワハハ、ユミちんはいつも部長の私を差し置いていくなー」

ゆみ「す、すまない。蒲原が発言するところだったか」

智美「謝られると逆に気まずいぞー」

京太郎「…俺、大丈夫なのかな」

一「大丈夫!ボクが一緒にいるから!」

優希「むうっ」

華菜「あいつめんどくさそうだし」

桃子「先輩に近付いたらただじゃ置かないっすよ」

和「淫乱露出女、[ピーーー]」ボソッ

久「と、とりあえず今日この後は自由行動にしようと思います」

一「京太郎!温泉行こうよ!」

京太郎「え、お前また入んの?」

一「だって京太郎入ってないでしょ?」

京太郎「いや、俺はいる理由もなかったし」

一「も〜、ボクが一緒に入ろうって言ってるの!」

京太郎「あ、あのなあ、混浴じゃあるまいし…」

華菜「変態だし」

桃子「危険な思想の持ち主っすね」

優希「私だって京太郎と…」ボソッ

和「須賀君にくっつくな雌豚」ボソッ

まこ「Xデーじゃ…」
127 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:31:13.67 ID:BeLtJdvO0

〜合宿所 温泉〜


桃子「私のわがままに付き合ってくれてありがとうっす、先輩」

ゆみ「いや、いいんだ。私もモモと入りたいと思っていたからな」

桃子「せ、先輩…///」


ガラガラーッ


一「ほら、はやくはやく」

京太郎「まさか混浴とは…」

一「今なら誰もいないっぽいし大丈夫だよ」

ゆみ「!?」

桃子「ま、まずいっすよ!」

ゆみ「仕方ない…二人がいなくなるまで隠れてるか…」

一「やっぱ京太郎の腕、いいね〜」

京太郎「な、何言ってんだよ」

一「男の人の筋肉っていいよね」

京太郎「それ俺に言うのか…」

ゆみ「イチャついてて出ていかない…」

桃子「耐えるしかないっすよ…」


〜20分後〜


京太郎「そろそろのぼせるぞ…」

一「そうだね、そろそろ出ようか」

京太郎「…ん?なんか浮いてないか?」

一「そ、そういう人を驚かすようなのはいらないから!」ダッ

京太郎「あっ、ちょっと待てよ!…それにしてもなんだ、あれ」

ゆみ「…」プカプカ

桃子「…」プカプカ

京太郎「えっ」

京太郎(一を呼んだほうがいいか…いや、もっとややこしくなる!)

京太郎「は、一!足つったから先に行ってて!!」

一「うぇっ!?う、うんわかった!」

京太郎「さて…」

京太郎「とりあえず運んで体を拭かないと…」

京太郎「よいしょっと」


ハコビダシマシター
128 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:31:55.36 ID:BeLtJdvO0

京太郎「さあ、無心になろう」

京太郎「浴衣は…あったあった」

京太郎「拭き終わったらこれを着せるか」


ユカタキセマシター


京太郎「後は部屋に運ぶだけか…っとその前に」ガラガラーッ

一「ん、足大丈夫?」

京太郎「ああ、待っててくれたんだな」

一「当たり前でしょ」

京太郎「待っててくれたところ悪いんだが…ネックレス失くしちゃって」

一「…そんなもの持ってたっけ?」

京太郎「お、おう。中学の時に誕生日プレゼントで友達にもらったんだ」

一「ふーん、初耳だなあ」

京太郎「い、言う必要ないと思ってたからな」

一「隠し事ねぇ…」

京太郎「悪かったって。ああ、それでそれを探すから先に部屋に戻っててくれ」

一「じゃあロビーの方で面白そうな話してたからそっちに行くよ」

京太郎「おう、わかった」


ミツカッタラレンラクシテネー


京太郎「…よし、後は鶴賀の部屋まで運ぶか」

京太郎「どっちから…なんてどうでもいいか。よいしょっと」

京太郎「ん〜、女子ってやっぱり軽いなあ」

智美「ん、何やってんだー?」

京太郎「あっ、えっと…」カクカクシカジカ

智美「ワハハ、そういうことかー。ごめんなーわざわざ」

京太郎「いえ、大丈夫ですよ」

智美「鶴賀の部屋はすぐそこだぞー。今は誰もいないから安心しろー」

京太郎「ありがとうございます!」

智美「私も力持ちなら手伝えたんだけどなー。モモのことも頼んでいいか?」

京太郎「分かりました!」

智美「んじゃ後で牛乳おごってやるからなー、ワハハ」

京太郎「…ふう、変に勘違いされなくてよかった」

京太郎「ここが鶴賀の部屋か。さ、もう一人もう一人」


タッタッタッ
129 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:32:31.26 ID:BeLtJdvO0

京太郎「よいしょっ」

京太郎「まあ誰かに会っても説明すればなんとかなるだろ」

京太郎「抱えてる本人が起きたらビビるけどな…」

桃子「…ん、ここどこっすか?」

京太郎「今は浴場出て廊下ですよ…って」

桃子「へ?お姫様抱っこ…へ?」

京太郎「え、えっとその…ですね」

桃子「へ、変態!触るな!」ジタバタ

京太郎「暴れないでくださいよ!!」

桃子「不潔っす!早く下ろして…っ!」

桃子「落ちっるっ」

京太郎「危ないっ!」


ドーンッ


桃子「…大丈夫っすか?」

京太郎「俺は大丈夫ですけど…怪我ないですか?」

桃子「な、ないっす」

桃子「…で、なんであんたが私を運んでるんすか」

桃子「先輩はどうしたんすか」

京太郎「お二人とも温泉で浮かんでたので、その…とりあえず運び出して」

桃子「先輩に触ったんすね!」

京太郎「風邪引くと良くないので体を拭いて、浴衣を着せて鶴賀の部屋に運んでました」

桃子「先輩の裸を!見たんすね!やっぱり変態っす!」

京太郎「そ、そんな…」

桃子「私もう歩けるっす!もう近寄らないでほしいっす!」

京太郎「す、すみません…」

桃子「…助かったっす」ボソッ

京太郎「え?」

桃子「なんでもないっす!」ダッ

京太郎「さ、災難だった…一のところ行くか」
130 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:33:03.02 ID:BeLtJdvO0

〜鶴賀学園 宿泊部屋〜


桃子「先輩!大丈夫っすか!?」

ゆみ「ああ、今目が覚めたところでね」

ゆみ「しかし、いつの間に私はここに…?」

桃子「あの変態金髪男っす」

ゆみ「運んでくれたのか?迷惑かけてしまったな…」

桃子「いいんすよあんなやつ!先輩の裸を見たんすよ!?」

ゆみ「いや、彼も大変だっただろう。きっとそれも不本意だったと思う」

ゆみ「そういえばモモはいつ気がついたんだ?」

桃子「…あいつに運んでもらってる時っす」

ゆみ「そうか、須賀君には後でお礼を言わなければ」

桃子「…意外と優しいんすね、あいつ」

ゆみ「今更何を…ははは」

桃子「あいつの腕、龍門渕のマジシャンさんが言ったとおりだったっす」

ゆみ「…モモ?」

桃子「男の人の腕って全部あんな感じなんすかね」

ゆみ「頭打ったか?大丈夫か?」

桃子「なんか暖かいものに包まれてる感じだったっすよ」

ゆみ「…恋か?」

桃子「…へ?私なんか言ってたっすか?」

ゆみ「ああ、それはもうつらつらと…」

桃子「わ、忘れてください!」

ゆみ「今回の合宿はXデー、かな」
131 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:33:31.85 ID:BeLtJdvO0

〜ロビー〜


未春「…ってことがあったんですよ」

一「そんなことってあるんだね、ははは」

京太郎「ふー疲れた疲れた」

一「あ、京太郎おかえり」

未春「あ、えっと…どちら様でしたっけ」

京太郎「清す…龍門渕一年の須賀です。お話中でしたか…」

未春「ああ、別に気にしなくていいんですよ!」

一「京太郎はいちいち堅苦しいなー」

京太郎「すみません…」

華菜「で?何しに来たし」

京太郎「あ、え、いや…」

未春「そういう言い方は良くないよ、華菜ちゃん」

華菜「用がないならみはるんに近付くなよ、男」

未春「もう、華菜ちゃん!…ごめんね」

京太郎「あ、いや、大丈夫です」

華菜「そもそもなんで男が、スケベそうな顔してるし。キャプテンが危ない!」

未春「ダメだよ!良くないよ!」

京太郎「まあそう考えるのも当然ですし…」

一「京太郎、戻ろ」

京太郎「あ、ちょ、一?し、失礼しましたっ!」

未春「あっ…もう、華菜ちゃんがああいうこと言うからだよ!」

華菜「ま、間違ったこと言ってないし!」
132 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:35:57.96 ID:BeLtJdvO0
本編ここまでしか書けませんでした…
のどちゃんの規制はあれです、命を摘むっていう表現です
なんでここまでのどちゃんが過激になったのかって小話一本書いたので投下します〜
あ、そっちも規制ガッツリかかっちゃうかもしれませんすみません!
133 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:37:24.96 ID:BeLtJdvO0

[小話 おっぱいでも誘惑できない不思議]



まこ「京太郎がいなくなって何日じゃ?」

久「ん〜、一週間ちょっと?」

まこ「嘘じゃろ!?もっと経っとるもんだと思っとった…」

久「雑用係がいなくなったのは痛いわね…」

まこ「あんた、この状況でも鬼畜じゃな…」

咲「おはようございます」

久「あら、今日は早いわね」

咲「ちょっとパソコン貸してもらいたくて…」

まこ「気になる対局データでもあるんか?」

咲「あっいえ、そうではなくて」

咲「最近、ハギ京のスレが凄まじい勢いで更新されてるので、私も負けないように部室でプロットだけでも書ければと思い…」

まこ「はぁ…相変わらずじゃなぁ」

久「まだ面子も足りないし、集まるまでなら使っていいわよ」

咲「ありがとうございます!」

まこ「本当にそれでええんか…」

久「ちょっと私も気になるのよね〜」

まこ「咲が言っとるやつの中身か?」

久「ええ、そうよ。ちょっと覗いてくるわね」

まこ「…部長も相変わらずじゃ」


〜数分後〜


まこ「どうじゃった?」

久「…ちょうどR-18描写でね」

まこ「ほう」

久「なんというか、生々しかった…」

まこ「普段生々しいことしかしとらんあんたが言うんか…」

和「おはようございます」

久「おっはよ〜」

和「優希は今日も休むそうです」

まこ「こればかりはどうしようもできんな…」

久「仕方ないわね…とりあえず四人揃ったことだし、まず一局打ちますか」

まこ「咲、和も来たけぇ打つぞ〜」

咲「い、今行きます!」

和「…はぁ」

まこ「部長部長」ヒソヒソ

久「なに?」ヒ

まこ「最近、和の様子も変じゃな」ヒソヒソ

久「ん〜、優希がいないからじゃないかしら?」

まこ「…そういうもんなんか…?」
134 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:38:05.30 ID:BeLtJdvO0

〜半荘一回目 東一局(親:竹井久)〜


和(何か最近調子が出ませんね…)

和(あれだけ大好きだった宮永さんを見ても、よだれが出ない…)

和(やはり優希がダウンして、少し不安定になっているのでしょうか)

久「ロン。ピンピンロク」

和「…」

久「…和?」

和「あ、え…あ、すみません」

和(何かが足りない…集中できない)


イッポンバーッ!


和「ポン」

まこ(九索ポン…トイトイかチャンタ系、染め手もアリじゃな…)

和「チー」

久(五筒をチー…既に字牌役ができてるってことかな)

和「ポン」

咲(あれ、南家の原村さんが西ポン…?字牌に気をつけないと…ってあれ)

まこ(三元牌も東も南も全部河に二枚切れじゃな)

久(ってことは…役なしか)

久「テンパイ」

和「…ノーテン」

咲「ノーテン」

まこ「ノーテンじゃ」

久「和が役なしで鳴くなんてめずらしいわね」

和「っ!」グスッ

久「…ありゃ?泣いてる」

まこ「部長…女の子泣かせるんはアウトじゃな…」

久「え、これ私のせいなの?」

和「…すみません、今日はもう失礼します」ダッ

咲「は、原村さん!?」

久「…しょうがないわねー、三麻にしますか」

まこ「三麻か!?染めやすいの〜♪」

咲「原村さん…大丈夫かな…」
135 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:39:11.20 ID:BeLtJdvO0

〜清澄高校 校門〜


和「…取り乱したとはいえ、少々大人気なかったですね」

和「思い切り走ったら校門まで来てしまいました…」

???「だから、別に家まで送ってもらわなくても大丈夫だって!」

???「だって透華が行けって言うんだもん。それにボクとしても一緒にいたいし?」

???「まあそんなことだろうと思ったぜ。嬉しいけどな?」

???「へへへっ///」

和(あれ、この声…)

和「須賀…君?」

京太郎「お、和か!元気にしてるか?」

和「須賀君、あのっ」

一「あっ、原村和だね〜覚えてるかな、ボクのこと」

和「…国広、一さん」

一「覚えててくれたんだ!嬉しい嬉しい!」

一「褒めて!褒めて京太郎!」

京太郎「なんで今ので褒めるんだよ〜」ナデナデ

一「って言ってなでてくれるんだよね〜///」

和「…」

京太郎「あ、そうだ一、今日ウチで飯食っていかね?」

一「え、いいの!?」

京太郎「多分母さんも喜ぶと思うぞ〜」

和「え、親…公認…」

一「京太郎のお母さんのご飯美味しいんだよね〜」

和「初めてじゃ…ないの…?」

京太郎「まあでも龍門渕のお屋敷並に豪華なのは用意できないけどな〜」

一「あれはほら…金に物を言わせてるから…」

京太郎「まあ飯なんて人それぞれだろ、タコスばっか食ってるやつもいるからな」

京太郎「なあ和?…ってあれ、なんで泣いてるんだ?」

和「…え?泣いて…あれ…?」

和「なんで…?涙が、止まらない…なんで…」

一「え、大丈夫?ハンカチあるけど…」

和「いりません!」

一「うぇっ!?ボクなんか悪いことしたかな…」

和「…失礼しますっ」ダッ

一「あっ…行っちゃった」

京太郎「なんなんだ〜あいつ…」
136 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:39:53.77 ID:BeLtJdvO0

〜原村宅 浴室〜


和「はぁ…」

和(今、気付くなんて…)

和(ずっと、自分の気持ちに嘘をついていた…)

和(こんなにも、須賀君が、愛しかったんですね…)

和「ううっ…あああっ…!!」


〜翌日、清澄高校麻雀部室〜


和「おはようございます」

まこ「お、今日は和が早いのぉ」

久「あら、随分と晴れやかな顔になったじゃない?」

和「…はい!」

和「だって須賀君が欲しいなら力ずくでも奪い取ればいいですよね?いっそくっついてるあの女を殺せば…ですが弁護士の父に迷惑ですか、いやお父様なら私を弁護してくれるはずです、だって私の須賀君を盗んでいったあの女が」

まこ「…これでええんか?」

久「よ、よかったんじゃない?」

優希「おっはよーだじぇっ!」バァンッ

まこ「お、優希は久しぶりじゃのお」

優希「のどちゃんが昨日の夜電話で『大切なものは諦めなければ手に入る』って言ってたから元気出たじぇ!」

久「多分考え方の方向性が違うのね…」

まこ「優希はなんだかんだピュアじゃからなぁ…」

優希「ちょっぴり不安だけど、もうあとには引けないじぇ!頑張ろーのどちゃん!」

和「ええ、さっさとあの女を殺して須賀君を奪い返しましょう!」

優希「…なんか思ってたのと違うんですケド」

久「まったく、須賀君は罪な男ね」

咲「私もそう思います!だってハギヨシさんと…あ、おはようございます」

まこ「はあ…合同合宿はXデーになりそうじゃな」


カンッ
137 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:43:39.87 ID:BeLtJdvO0
すみませんこれしか書けませんでした…
小話の方は規制入らなかったっす、基準わっかんねー
合宿に入ったのであとは京太郎にフラグ立てまくるだけの簡単なお仕事なので頑張ります
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 22:08:38.38 ID:XX3O/wf8o
おつ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 22:57:45.34 ID:bx/Gwn710
おつ
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/20(金) 05:29:47.12 ID:pR0KrzIvo
乙!
141 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/20(金) 21:07:45.33 ID:lttizLV00
ちょっと今日は用事があり書けなかったので明日投下します
こんなシチュエーションがほしいって人は書き込んでくだされば反映しまする
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 23:03:01.53 ID:e0U++/IDO
修羅場だな、修羅場が見たい
純くんやゆみさんやキャップなど、和や優希より更に強敵感がある恋敵が登場しても良い頃

咲さん?咲さんは手遅れだから
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/22(日) 13:12:46.74 ID:lmpsPHyf0
すばら!
144 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/22(日) 17:40:58.50 ID:TPrOxHAl0
大学生で一人暮らしのイッチ氏、両親のアポなし訪問によりパソコン触れず…。
普通アポなしで東京まで来るかよ…。

>>142 合宿編はな、恋敵を量産するイベントなんだぜ?任せておけ…ッ!
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/01/23(月) 00:03:21.30 ID:FUvFDM1A0
イッチには期待してるやで
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/23(月) 13:53:39.32 ID:ocw29n840
待ってますよー
頑張ってくださいね
147 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/23(月) 19:30:09.62 ID:WPCzELsf0
ワシじゃよ
只今執筆中です。量は少ないけど今日少しだけ投下するかも…
そういやこの前雀荘行ったら初っ端から半荘ラスだったんで、
とりあえず頭ん中で「もし神がいるのなら、前に向かう者を好きでいてくれるはず!」(CV:森永理科)って叫んだら、
そっから本当にツモよくなって半荘六回収支プラスで終われたよ。
やっぱり麻雀って気持ちが大事だし!
あと、のどっちみたいなデジタルはノーレートでこそやっていいものの、0.5じゃ死ぬね。
流れを感じていきたいと思います。(長野県在住Jさん 17歳)

さて、本編は合宿編ということで、たっぷりフラグ立ててます。
修羅場シチュは考えてあるので、ここでどれだけフラグを立てられるかが勝負となります。
お楽しみに…(ここで文字が途絶えている)
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 20:13:26.23 ID:BVqbYUqJo
ワクワク
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 22:23:08.97 ID:IKpty2yDO
もちろんラッキースケベもあるよね?
恋愛にラッキースケベは重要なファクター
150 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/23(月) 23:44:22.62 ID:WPCzELsf0
>>149 ラッキースケベは秘剣だからな…ここぞという時に抜刀すると映えるから全裸待機推奨

ほんのちょっと投下します。明日からはガツガツ書き溜めていくっすよ!



〜廊下〜


京太郎「ま、待てよ!」

一「…」タッタッタッ

京太郎「部屋に戻ってしまった…」

ゆみ「やあ」

京太郎「!?」

ゆみ「さっきは世話になった、ありがとう」

京太郎「え、あ…なんていうか、すみません」

ゆみ「なぜ謝る必要がある?君は私達を助けてくれたのだろう?」

桃子「やっぱこの人、エッチな目で先輩を見てたんすよ!」

京太郎「いやいや、そのようなことは決してなく!」

ゆみ「モモは照れ屋だな、先ほどまで顔を赤らめていたというのに」

桃子「ちょ、何言ってるんすか!」

京太郎「…なんかよくわかんないですけど、別に感謝されるようなことはしてないですよ?」

ゆみ「謙遜しなくてもいいんだが…」

京太郎「謙遜じゃないですよ。だって…」

ゆみ「なんだ?」

京太郎「気絶してる女性をそのままにしてたら男として失格ですよ」

桃子「〜〜っ!?」ズッキューン

京太郎「では俺は龍門渕の部屋に戻りますね」

ゆみ「あ、ああ、いきなり呼び止めてすまなかった。本当にありがとう」

京太郎「いえいえ、それでは!」


タッタッタッ


ゆみ「すっかり牛乳を渡しそびれてしまったな、モモ」

桃子「…」ポケー

ゆみ「…モモ?まだ具合がわるいのか?」

桃子「なんか…いいっすね…」

ゆみ「医者は、医者はいるか!?」

桃子「ちょ、私は大丈夫っすよ!!」
151 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/23(月) 23:47:43.44 ID:WPCzELsf0

〜龍門渕高校 宿泊部屋〜


京太郎「戻りました〜」

一「…京太郎」

京太郎「ん、どうした?」

一「鶴賀の人と、何してたの?」

京太郎「んー、いや、世間話をちょっと…ね」

一「…ちょっとこっち来て」

京太郎「お、おう」

一「…」ギュッ

京太郎「…は、一?」

一「嘘つき。」

京太郎「なな、な、なんだよ?」

一「ボクさ、本当は今回の合宿、ちょっと怖かったんだ」

一「京太郎と萩原さん以外はみんな女の子でしょ?」

一「だから、京太郎が誰かに取られちゃうんじゃないかなって…」

一「すごく、怖かったよ…」グスッ

京太郎「…一以外に取られるだって?あるわけねえだろ」

一「…ほんと?」

京太郎「嘘ついてどうする」

一「ちょっと、安心した」

京太郎「じゃあ泣くなって。俺はここにいるぞ」

衣「…泣かせたぞ」

智紀「…泣かせた」カタカタ

京太郎「い、いたんですか!?」

衣「誰も触れない、二人だけの国であった」

智紀「…ロビンソン」カタカタ

京太郎「また懐かしいものを…」

智紀「…ちょっと対局してくる」

衣「衣も打ちたい!」

一「衣はちょっと待っていようね」

衣「うう…」
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