【オリキャラ注意】加賀「ガガガロンパ!」城須賀「リゲインモード…です…」

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209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 23:34:22.49 ID:e2fEtIiDO
210 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/23(木) 23:56:59.75 ID:RYbypEDr0
加賀「…樫月さんって、優しいんだね」

樫月「…はて?」

加賀「私はそう思うよ。樫月さんは自分で、自分は小さい子にしか優しくないって言ってたけど……」

加賀「そんなことないよ。本当に優しくないんだったら、私を突っぱねてる筈だからさ」

樫月「…ふふっ」

加賀「どうかした?」

樫月「…私、そのような発言をした記憶はないのですが…」

加賀「あれ?」

樫月「真理華さんと園児達を同列に扱う、そういった発言は確かにしましたよ」

加賀「…そうだっけ」

樫月「…平等に優しさを振りまいたって、いいじゃないですか」

加賀「いや、私はそこに文句を付けてる訳じゃ…」

樫月「ふふっ。冗談ですよ」

樫月「勿論、何も不便に感じていない人を助けるほど、私はお節介で非常識な人間ではないだろうと思っています」

樫月「私を頼ってきたり、私に何か合図を送ってきた方…そういう方であれば」

樫月「…子どもに限らずとも、助けるのかも知れません」

樫月「尤も、それは私が心を許した相手に限るのかもしれませんけれどね」

加賀「…それは自分でも計りかねてるって事かな?」

樫月「…ええ、そうなりますね」

樫月「優しさというものは如何なる物差しでも定義出来ないと私は思うのです」

樫月「他人が思う優しさと、私が思う優しさというものが一致するとは限りませんし」

樫月「…少し難解な話になってしまいましたね」

加賀「えっ、あ、うん…大丈夫、だよ?」

樫月「…それでも、こんなちっぽけな優しさしか持てなかったから…」

加賀「…?」

樫月「…守れる物も、守れなかったんでしょうか」

加賀「?」

樫月「…」





『通信簿 樫月明美 2/6』

『昼時と言う事で、敢えて大江さんではなく樫月さんに食事をお願いしたくなってしまった私』

『…面と向かってその旨を伝えるのは気が引ける…と思っていたら、何とか樫月さんが察してくれた』

『彼女曰く顔に完全に出ていたらしい。…全然気が付かなかったし、そういうところまで気付けるのは彼女が優しい証拠』

『…そうやって言ったら、ちょっと小難しい話をされたあと意味深に黙り込んでしまった。…何かあったのかな』

211 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/23(木) 23:57:40.92 ID:RYbypEDr0
本日の自由行動 残り2回 



25芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
28大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
28不知火1/6
33城須賀2/7
42谷2/6
35紡2/6
28露寺1/6
21新島1/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1 栗須(1) 飯田(2) 樫月(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 23:58:51.74 ID:3mhptHdIo
新島
213 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/24(金) 00:17:42.51 ID:ioonW0t20
                     PM 2:44   Nijima's room


新島「…何の用?」

加賀「大した用じゃないんだ。ちょっと話に来たって言うか…」

彼女の部屋に入ると、机にはコーヒーカップが置かれていた。

加賀「あ、休憩中だったりする?」

新島「…いえ。特に重大な考え事をしていた訳では無いけれど…」

加賀「…けど?」

新島「…でもまあ、貴女にとってはある意味重大かもしれないわね」

加賀「…何考えてたの?まさか、身の引き方とか…!?」

新島「そうね…どこかで夜逃げしてそのまま消えてしまった方がいいかしらね」

新島「屋上から転落して脳髄を白日の下に晒すのもいいかしら」

加賀「新島さん」

新島「…黒幕の城須賀君諸共心中しても良いわね。彼の返答に関わらず実行するとすれば…」

加賀「ねえ!」

新島「…何かしら」

加賀「…冗談でもきついよ」

新島「…」

加賀「…」

新島「…これは冗談でないと笑えない案件かしら」

加賀「そうだよ!冗談でも笑えないけど!」

新島「…また一つ賢くなったわ」

加賀「…」

新島「どうしたの?そんな怪物を見るような目で私を見て」

加賀「…」

言い返したいけど…。

新島「…私の思考回路の異常さに呆れているのね」

加賀「…自覚はあるんだね」

新島「感情という概念を捨て去っている所為で、他人の感情を読み取れない上に…」

新島「どういった発言によってどのような反応を受けるのか…それさえもまだ曖昧なのよ」

加賀「…やっぱりロボットなんじゃないの」

新島「そうでないことを立証するのなら、やはり飛び降りが手っ取り早いわね…」

新島「機械であるのなら、脳髄や脳漿が飛び出す事は有り得ないもの」

新島「…尤も、人間に限りなく近付けたアンドロイドともなってしまえば、判別は困難でしょうけどね…」

加賀「…」
214 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/24(金) 00:40:22.02 ID:ioonW0t20
新島「まあそうであるのなら、私の戸籍を調べればはっきりすると思うわ」

新島「そこに虚偽が潜んでいる可能性は否定出来ないし、両親を辿っても記憶を操作されている可能性は当然否定出来ない」

新島「そこまで精密なアンドロイドを製作出来るのなら、記憶操作は困難な事象ではないわ」

新島「…結局、人間が疑いよう無く人間である事は誰にも証明出来ないのよ」

新島「何故なら人間と見分けの付かないアンドロイドを製作する技術が存在しない事の証明が出来ないから」

新島「…つまり、これは悪魔の証明になってしまうのだけれど」

加賀「…理屈ばっかじゃんか!」

新島「…感情論なんて要らないわ。理屈で説明出来るのなら、ね」

加賀「…なんでそんな窮屈なの?」

新島「窮屈?私はそう思った事はないけれど…」

新島「強いて言うのなら、もう私の脳内には"感情"を貯蔵する容量が存在しないのかしら」

加賀「…は?」

新島「脳内には論理思考や一般論理、感情、記憶、運動能力、基本的な生活能力、道徳…様々な分野の"何か"を貯蔵するスペースがあるのよ」

新島「一般人は分野に多少の偏りがあっても、一般生活に影響の出ない程度の偏りになっているはず」

新島「…所謂変人に分類される私のような人間は、ある分野において卓越しているが為に」

新島「ある分野において、劣らざるを得ないのよ」

新島「そして私の劣っている分野が、"感情"を貯蔵する容量だった。ただそれだけよ」

加賀「…?」

…話について行けない。

新島「…貴女はリービッヒの最小律という言葉を知っているかしら?」

加賀「あ、うん…リービッヒは聞いた事あるかなぁ、リービッヒ冷却器って言うし…」

新島「そのリービッヒよ。…今私が言いたいのは、何か劣っている人間は…その劣っている部分がその人物の能力だと判断される」

新島「それ故に私は変人だと判定されてしまうのよ」

加賀「…」

新島「周りの人々は今からでも容量を開けるべきだと私に訴えてくるわ」

新島「…そんなことが出来るのなら、苦労はしないわ」

加賀「…」





1 …だったら私があなたに感情を教えてあげるよ!
2 まず難しい言葉でまくし立てる癖を直したらどうかな…
3 そうやって自分に言い訳するの?

↓1
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/24(金) 00:40:57.90 ID:hBa1CrZDO
216 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/24(金) 01:14:34.46 ID:ioonW0t20
加賀「そうやって自分に言い訳するの?」

加賀「確かに脳の構造がそういう風なのかもしれないけれどさ…」

加賀「努力も何もしないで、全部自分の頭の所為にしちゃうってのは何か違うと思うんだよね」

新島「…」

加賀「それにさ」

加賀「新島さんだって、一切の感情が無い訳じゃないんだと思うよ」

加賀「だって前、私に怒ってたじゃんか」

新島「…何の話かしら」

加賀「とぼけないでよ」

新島「…」

加賀「…本当は自分でも分かってるんじゃないの?」

加賀「リービッヒの最小律も、ドベネックの桶も」

加賀「ただ自分を正当化したいが為に持ち出してるんだって」

加賀「ただ自分が、自分が…感情を捨てて天才になったって事実を正当化したいが為に…」

新島「…まだ言うかしら」

加賀「言うよ!」

加賀「…本当は感情だってあるんでしょ」

加賀「それを出したくないのか、出し方を知らないのか…私は知らないけど」

加賀「感情がないって言い訳するのは変だよ!」

新島「…」

加賀「…」

新島「面白い事を言うわね」

新島「…でも十数年眠ってきた感情を呼び起こすのは簡単な事ではないのよ」

新島「…それくらい分かっているでしょう?」

加賀「…分からなくはないよ」

新島「…それでもまあ、努力はしてみるわ」

新島「貴女にまた頼るのかもしれないけれど、ね」



『通信簿 新島飛鳥 2/6』

『彼女の部屋に押しかけると、話の流れで訳の分からないロボットトークに』

『…そのまま議題の主題が彼女の感情について、ということになったんだけど…』

『訳の分からない単語を並べ立てて私をまくし立てる彼女に、正直嫌気が差してきたので』

『…少しだけ怒ってみた。というか、煽ってみた。』

『案の定彼女は感情をどうにかして呼び覚ます努力はしてみる、そう約束はしてくれたけれど…』

『…もうちょっと、探ってみるのもアリ、なのかな』
217 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/24(金) 01:16:04.83 ID:ioonW0t20
本日ここまで 明日以降の更新は未定です  
質問等ございましたらどうぞ



ついつい飛鳥さんだけ文章が長くなる…あと>>214、窮屈じゃなくて偏屈だごめんなさい
218 :三日ぶり ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 13:56:44.51 ID:bFx3dvrx0
本日の自由行動 残り1回 



25芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
28大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
28不知火1/6
33城須賀2/7
42谷2/6
35紡2/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1 飯田(1) 樫月(2) 新島(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 13:59:03.11 ID:XCvbHvFFo
大江
220 :汎用 ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 15:59:31.52 ID:bFx3dvrx0
大江「…なるほどなるほど」

加賀「…ということなんですよ」

大江「料理が上手くなりたい、と…」

大江「まあ理由は聞くまでもないか」

加賀「なんとかならないかなぁ…」

大江「なんとかって言われても…具体的にどの辺りからなの?」

大江「オムレツをダメにしたのまでは分かってるんだけど」

加賀「…あれが限界かなぁ。この前は運良く形にはなったんだけど…」

加賀「今度は味付けが辛かったみたいで…」

大江「…みたい?」

加賀「城須賀君に食べさせたら辛いって…」

大江「…味覚は私じゃどうにもならないなぁ」

大江「でも料理の部分に関しては何とかしてあげられるかな…」

加賀「…具体的には?」

大江「とにかく作るしかないよ!理論だけ学んでも紅香ちゃんが理解出来るとは思えないし」

加賀「…」

笑顔で正論ぶつけられましても…。

大江「失敗したのも私が食べればいい話だから」

加賀「…まあ、確かに」

大江「わざと失敗するのはナシね?梨だけに」

加賀「…はい?」

…梨の話題は今出てきたんだけど…。












加賀「…」

大江「むむ…9品目の梨のタルトタタンが一番食べられた味かなぁ」

大江「最初のコンポートは砂糖で煮詰めるだけなのになんでこんなに不味くなるのか説明して欲しいくらいだけど」

加賀「えへへ」

大江「褒めてないよ!」

加賀「それは分かってるけどさ…なんだろうね?」

大江「あ、あとカルメ焼きはまあまあ美味しいよ。料理って言えるかは微妙だけどね」

加賀「他は?」

大江「微妙かなぁ。食べられない訳じゃないんだけど、美味しい訳でもない」

加賀「…そっか」

大江「また作るときは私を呼んでくれれば同じような事はしてあげられるからさ、頑張ろー!」

加賀「そ、そうだね…」

…あまり彼女に負担を掛ける訳にはいかないけど…本人も同意の上だし、しょうがないよね…。
221 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 16:24:16.38 ID:bFx3dvrx0
                  Day 8 AM 9:11


…翌日。

大江さんの指導(…指導?)の甲斐あってか、苦労して作り上げた味噌汁と鯖の塩焼きは…。

加賀「…あれ…美味しい…!」

…塩辛くもなく、不味くもなく…今まで史上で最高に美味しい…!

加賀「…と思うけど…」

味音痴なのが分かってるから、あんまり…うん、他の人にも食べてもらった方がいい。






加賀「…誰がいいかな」

大江さん…でもいいけど…昨日あれだけ食べてもらっちゃったからちょっと申し訳ないなぁ…。

加賀「…よし」




↓1 誰に食べてもらうか
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 16:27:19.27 ID:dwSbRHIDO
不知火
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 16:29:21.61 ID:dwSbRHIDO
あと>>219のコンマがゾロ目だけど、据え置きゲームのイベントはしないのですか?
224 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 17:08:05.63 ID:bFx3dvrx0
うひー…見落としてました…ですが男死一人に女子三人でゲームとは言語道断ですよっ!(後でやります)





加賀「…あ、不知火さん」

不知火「コウどうかしたの?」

加賀「…これ食べてみて?」

不知火「さかな?」

加賀「…大丈夫だよ!毒とかは入ってないから!」

不知火「そんなしんぱいしてない!」

加賀「…と、とにかく…」

不知火「…んー…」

加賀「どう?」

不知火「かわがにがい…コウがつくったにしてはおいしい」

加賀「…」

釈然としない褒められ方だな…。

不知火「トウがつくったにしてはまずい!」

加賀「ですよねー…」

不知火「…コウがつくったの?」

加賀「うん…」

不知火「ふーん…」

加賀「どうやったら美味しくなる…?」

不知火「ひがよわい!ずっとよわびでやったでしょ!」

加賀「何で分かるのかなぁ…」

焦げるのを避けるために弱火で焼きはしたけど…。

不知火「やきざかなだよ!?"つよびのとーび"だよ!」

加賀「…???」

不知火「ひをつよくしてはなすの!じゃないとかわがにがくなる!」

加賀「あ、そうなんだ…」

また一つ賢くなった…いや、一般常識なのかな?
225 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 17:51:46.97 ID:bFx3dvrx0
                   AM 10:19   Kaga's room


加賀「…狭い?」

私の部屋に私含め四人。…広い訳がない。

加賀「…これは…レースゲーム?」

部屋に置かれていたのは何処かで見覚えのあるレースゲーム。

加賀「…」

大江「やる?四人だし」

イモニア「Race?Umm…OK、受けて立つネ」

加賀「樫月さんは?」

樫月「私は…どちらでも…」

加賀「…まあでも四人の方が都合はいいんだよね」

樫月「でしたら…」

加賀「…よし、じゃやろうか」




コンマ大小で順位判定(00は0とみなす、加賀より順位が上位の人物の好感度が上昇)
↓0 加賀  1 大江 2 イモニア 3 樫月
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 17:55:33.61 ID:XCvbHvFFo
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 17:57:39.27 ID:dwSbRHIDO
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 18:06:38.81 ID:XCvbHvFFo
229 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 20:16:04.01 ID:bFx3dvrx0
                    <<FINISH!!>>


加賀(一位)「…」

樫月(二位)「紅香さん、お強いですね…」

イモニア(四位)「Unluckyだったネ、bananaがpersistだったネ…」

大江(三位)「不運ってより操作ミスじゃないの?」

イモニア「…Cheat?」

加賀「してないよ!いや、たまたまコースの当たりが良かったんじゃないかな…」

自分でも驚きである。

イモニア「One more?」

大江「いや…私はいいかな」

樫月「そうですね…」

イモニア「Umm…But oddsはないネ…ここは引きネ」

加賀「いや、もう一回やったら流石に私勝てないよ…あはは…」

なんでこういうときに限って強いんだよ私!











本日の自由行動 残り4回 



25芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
28不知火1/6
33城須賀2/7
42谷2/6
35紡2/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1 大江(1) 樫月(1) 新島(2)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 20:19:07.06 ID:XCvbHvFFo
芦本
231 :汎用 ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/03/27(月) 20:36:41.69 ID:bFx3dvrx0
                 Ashimoto's laboratory


芦本「…何をしている」

加賀「え?」

芦本「…どうやって此処に入った」

加賀「開いてたけど…」

芦本「…彼奴が鍵を支わなかったのか」

加賀「彼奴って?」

芦本「…お前ならば察しが付くだろう」

加賀「…狭野さん?」

芦本「…ああ」

加賀「入り浸ってるの?」

芦本「奴が部屋の前に立っていたから招き入れたまでだ。入り浸っている訳ではあるまい」

加賀「…」

…?

芦本「…不興そうな面構えだがどうした?」

加賀「いや、鈍感だなぁって」

芦本「鈍感?何の話だ」

加賀「…」







本日の自由行動 残り3回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
28不知火1/6
33城須賀2/7
42谷2/6
35紡2/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1 新島(1) 芦本(1)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 21:23:29.64 ID:gw9VvXE2o
不知火
233 : ◆MHdQKyTE3k [sage]:2017/04/17(月) 22:41:20.43 ID:3nUddFrI0
                           PM 0:05   Dining room


不知火「おなかすいた…」

加賀「そうだね…」

もう昼時だ。…私が料理する訳にも行かないので。

加賀「…じゃ作ろっか?何か」

不知火「コウがつくるの?」

加賀「ダメ?」

不知火「…だめ」

加賀「じゃあ誰が作るの?」

不知火「いいよ!つくってくるから!すわってて!」

加賀「あ、うん…」

…こうやって誘導するしかないんだよね。

不知火「すわってて!」

加賀「あ、はい」










不知火「はい!どーん!」

加賀「どーん…?」

…目の前に置かれたのは…えっ、丼物?

加賀「…何これ…」

器はどんぶり。…中身はよく分からない。

不知火「どんぶり!」

加賀「丼は分かるんだけど…肝心なのは中身なの!」

不知火「ぎゅーどん!」

加賀「牛丼!?」

牛肉はどこだ。ということはこのおどろおどろしい物体は…。

不知火「…なにそのめ」

加賀「…これ何?」

不知火「たまねぎ」

加賀「えぇ…」

絶対これ不味い。絶対に不味いよ!

加賀「いや…要らないかな…」

不知火「まずくないよ!」

加賀「信用ならないよ!」

不知火「とにかくたべて!」

加賀「…えぇ…」

…怖いなぁ…。
234 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/04/17(月) 23:03:35.59 ID:3nUddFrI0
加賀「じゃあ…いただきます…あっ」

不知火「どう?」

加賀「…美味しいけど…美味しいけどさぁ…」

なんで…この見た目なのに美味しいんだよ…!

辛い…。

加賀「辛い…!」

不知火「あれ?しちみいれすぎた?」

加賀「入れすぎだよ…!本当に火吹いちゃうよ…」

不知火「え!?ふけるの!?」

加賀「吹けないよ!」




加賀「…そういえばさ」

七味まみれの牛丼を、辛さを堪え食べ進めながら談話する。

加賀「不知火さんって何で花火師に?」

不知火「あれ?まえはなさなかった?」

加賀「…話されたっけ?」

不知火「はなしたよ!パパがこしいためてやめちゃったって!」

加賀「…あっ」

朧気だけど…。

不知火「…でもちょっといいわすれてた」

加賀「何を?」

不知火「こしいためたのはじぶんのせいじゃなくてわるいひとのせいなんだって」

加賀「…?」

不知火「まりかはつぐつもりなかった」

不知火「パパもすごいはなびしだったけど、やっぱりすごすぎてみんなねこんでたんだって」

加賀「妬んでた?」

不知火「あ、そう!ねたんでた!だからパパがはなびしをやめちゃえばじぶんたちがどくせんできるっておもったのかもって」

不知火「パパがいってた」

加賀「…」

不知火「でもけっきょくまりかがパパのかたきをうったんだけどね!」

加賀「お父さん死んでないよね!?」

不知火「いきてるよ!」

加賀「ならいいんだけど…」

…花火師の環境は複雑なんだなぁ…。



1 …怪我の功名、ってヤツかな?
2 お父さんが復帰しても不知火さんは花火師を止めなかったの?
3 …そもそも花火師の技量って何?

↓1
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:04:34.56 ID:p7/NieVxo
236 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/04/17(月) 23:22:17.99 ID:3nUddFrI0
加賀「お父さんが復帰しても不知火さんは花火師を止めなかったの?」

不知火「んー…なんで?」

加賀「えっ」

不知火「だってやめるりゆーがないじゃんか!まりかがけがしたー、とか、まりかがだれかにおそわれたー、とか」

不知火「そういうりゆーがあるならともかく、そんなこともないし」

不知火「どかーん!ってなるのがすきだもん!」

不知火「それはパパもわかってたとおもう。だってまりかがちいさいときにやくそくしたから」

加賀「約束?」

不知火「『もしおれになにかあったらついでくれるか』、って。まりかはおぼえてたけど、パパにはかなわないから」

不知火「つぎたくないなぁ、っておもってた」

不知火「…でもやってみたらたのしかった。つめたかやくがきれいにそらにあがってくのが」

不知火「やめたくない、っておもった」

不知火「パパがかえってきたけど、まわりのひとはまりかがのこることになにもいわなかった」

不知火「きっとまりかのじつりょくをちゃんとみとめたから、かな?」

不知火「いっかいやめちゃったらもうあじわえないかもしれないから」

不知火「やめられなかった」

加賀「…そっか」

…最後の発言だけ切り取るとまた違った意味を孕んで聞こえるのは黙っておこう。

不知火「かやくのにおいもたまんないし!」

加賀「そこは共感しにくいなぁ…」




『通信簿 不知火真理華 2/6』

『お昼時、料理を作ってくれた不知火さん。…出てきたのは見た目がおどろおどろしい牛丼』

『それでも味は十分だった。…これは彼女の芸術的センスに因る物なのかな』

『食べ進めながら、彼女の強攻世襲について話を振ってみる』

『意外な事に、というか…まあ必然なのかもしれないけど、彼女の父親の怪我は仕組まれた物だった…のかもしれないらしい』

『それでも彼女はそれを切っ掛けにここにまで至った。…父親が復帰しても、引退する事無く続けてきたからこそ』

『…天性の花火師、ってヤツなのかな、彼女は』
237 : ◆MHdQKyTE3k [sage]:2017/04/17(月) 23:34:20.92 ID:3nUddFrI0
お久しぶりです、三週間ぶりですか ちょっとごたごたして更新が滞ってしまいました
今後もかなり不定期な更新頻度となる事をお許しください



過去スレを読み返していて、このスレで返答しなければならない質問6個+1個の内から今明かせる物(というか本編で明かすタイミングがないもの)を回答しておきます



紡さんの遺体まで所在不明にしたのはどうして?⇒狭野と誤認させるため(頭部がない+体中を刺されているのは紡も同じなので)
貴方が[ピーーー]ば私はここから出られるの?⇒冒頭を見ていただければ分かるように無理です。死なないと出られません。
それじゃ、あなたにこれまで降りかかった不幸も全部人為的に?⇒人為的というか機械的にそういうパラメータ設定を施していた、という感じになります
置物と写真の意味は何。あれを置いたのはあなたでしょ?⇒写真は言及通り。置物は…七つあるのがちょっとしたヒントになっています(詳細は本編で)
238 : ◆MHdQKyTE3k [sage]:2017/04/17(月) 23:35:49.92 ID:3nUddFrI0
誰と行動するかだけ決めて本日の更新は終了とします 質問等ありましたらどうぞ…。



本日の自由行動 残り2回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
35紡2/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  不知火(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
239 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/04/17(月) 23:36:16.52 ID:3nUddFrI0
上がってませんでした…




本日の自由行動 残り2回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
35紡2/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  不知火(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:37:07.75 ID:Cih7XtlDO
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:37:52.02 ID:Q5EHcxn1o
狭野
242 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/01(月) 20:46:42.26 ID:zmoVgONg0
   PM 3:19  Tsumugi′s laboratory

加賀「…また閉め切ってる」

彼女の研究室は、前来た時と同じように閉め切られていた。

紡「だって…慣れない、から…」

加賀「でも健康に悪いんじゃないの」

紡「ひっ、光を浴びる方が健康に悪いよ!」

加賀「そうかなぁ…」

確かに過度はよくないけれど…適度なら問題ないと思うけどなぁ。

加賀「ま、いいや。ちょっと物色してもいい?」

紡「あ…うん。でも…破かないでね…」

加賀「大丈夫だって、そんな真似しないよ…」




加賀「…服ばっかだね」

どの棚を開けても服、服、服。

加賀「後は糸巻きに裁縫箱と…隅に人力ミシン…か」

…一昔前の裁縫屋、と形容するのが適切だろうか。

今の時代、電動ミシンを使うのは必然だと思う。…人力は効率悪いし。

加賀「…ねえ、紡さん」

紡「えっ…な、何?」

加賀「電動ミシン無いの?」

紡「えっ…?」

加賀「だって、この部屋って紡さんの研究教室でしょ?」

加賀「それならミシンがあってもおかしくないかな、って思ったから…」

紡「電動のは…調整が難しくて…それに…」

加賀「それに?」

紡「…怪我、しちゃうから…」

加賀「…?あ、手の絆創膏…」

…今は貼られていない。

紡「ホントはね、私だって…手縫いとか人力ミシンで作りたかったんだけど…」

紡「お客さんが変わってて…電動ミシンじゃないとダメだって…」

加賀「我が儘だね…」

紡「で、でしょ…?」

電動ミシンを嫌う紡さんも我が儘だよね、という言葉は思いとどまった。

紡「それで、無理してやってたら…寝ぼけてて手を…ザクッ!って…」

加賀「うわぁ…え、でもそれって人力ミシンでも起こり得ない?」

紡「温かみと…愛情が違う、から…」

加賀「…?」

紡「木と…プラスチックじゃ…温かみが全然違う…」

紡「それにね、ずっと使ってると…ミシンも私のことを分かるのかな、思うように使えるように…なる…」

紡「だから…」

1 でも、電動ミシンもちゃんと使えるようにならないと…
2 …そういうオカルトじみた話はちょっと…
3 あー…でも分からないことはないかなぁ
↓1
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 20:47:17.79 ID:lLgw/iF+o
244 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/01(月) 23:29:31.57 ID:zmoVgONg0
加賀「あー…でも分からないことはないかなぁ」

加賀「何か愛着が湧いてくると、他の物が使いにくくなるというか…」

加賀「どうしても、後ろめたさを感じちゃうってのは分からなくもない、かな」

紡「…変わってないね」

加賀「?」

紡「紅香さんも…そういう人だったからさ…」

加賀「…それは…」

…昔の事を言ってるのかな。

紡「私が…言えたことじゃないんだけど…」

紡「よく…本棟に行ってね、部屋に入って…自分の所有物みたいに」

紡「シャーレを可愛が…」

加賀「可愛がって?」

紡「…あ…」

加賀「…どうかした?」

紡「…あ…あ…いや…」

加賀「…?」

紡「今のは…わす、れて…」

加賀「?」

そういうこと言われると忘れられないよ…。

紡「…ごめん…」

加賀「なんで謝るの…」

…本当に、何でだろう。




『通信簿 紡紫葉莉 3/6』

『彼女の研究教室を訪れると、前と同じように閉め切られていた』

『この癖を脱却するのは難しいと私は思い、部屋の物色を始めた』

『…不思議な事に電動ミシンがない。工芸部のイメージは電動ミシンなんだけど…』

『聞いてみると、人力ミシンでないと難しい、愛着があるから…心が通じ合っているから』

『そう話す彼女に、私は同調する』

『同調に合わせるように彼女は私の過去(?)を語り始めたのだが…途中で口を閉ざしてしまった』

『…気になるなぁ』
245 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/01(月) 23:30:32.28 ID:zmoVgONg0
本日の自由行動 残り1回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
25狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  不知火(2) 紡(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:31:08.23 ID:Y9y+gzCDO
狭野
247 :惜しい 汎用 ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/02(火) 00:20:10.73 ID:SrNF2kdi0
              PM 8:55    Sano's room


狭野「…何しに来たし」

加賀「ちょっとお喋りに来た…って感じかな」

狭野「…入れば」










狭野「…別にお喋りならウチじゃなくてデラミとしてればいいじゃん」

加賀「やさぐれてる?」

狭野「別に?」

加賀「…ならいいけどさ」

狭野「つーか、こんな遅くに押しかけてくるのって非常識だから」

加賀「いや、まあ…それは分かってるけどさ…」

狭野「…」

加賀「ごめん…じゃ帰るね…」

狭野「…っ…待って!」

加賀「えっ」

…いや、今のはどう見ても追い出しの流れでしょ…。

狭野「…」

加賀「えーと…狭野さん?待って、ってどういうこと?」

狭野「さ…寂しいだけだし!誰かいるなら…一緒にいても…いいかなって思っただけだし!」

加賀「…ふぅん」

狭野「…なんだし」

加賀「いや?この前は私を追い出したのになぁって」

狭野「あれは…そ、添い寝が嫌だったから…」

加賀「でもずっと引き留めるなら今日はこの部屋で寝るって事だよね、私」

狭野「そうだけど…」

加賀「…どっちが床で寝るの?」

狭野「…」

加賀「…」

狭野「…分かったし!…その代わりウチが壁側な!落ちたくねーから!」

加賀「分かった分かった」

…成功、かな?
248 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/02(火) 00:28:00.74 ID:SrNF2kdi0


狭野「…ちょっ!」

加賀「どうかした?」

狭野「抱き枕みたいにすんなし!苦しいし!」

加賀「別によくない…?」

狭野「よくねーし!何だと思ってるんだし!」

加賀「…可愛い人形?」

狭野「はぁっ!?」

加賀「冗談だよ…」

狭野「…可愛くなんかないし」

否定するのそこなんだ。

加賀「…そんな事ないと思うけどな」

狭野「…いい加減にしろし」

加賀「逆にどこがダメなの?」

狭野「…胸」

加賀「…私に対してそこ言うんだね…他は?」

狭野「…い、言わないし!黙ってろし!」

加賀「…ケチだなぁ…」

狭野「ケチでいいし!」



249 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/02(火) 00:32:24.56 ID:SrNF2kdi0
三週間ぶりですね 

本日ここまで GWは頑張りたいところではあります(無理かも)
六人のオシオキは長期的に更新が出来ない際に一人ずつ投下出来たらいいなぁと思ってます
あと名前の由来なんかもどこかで投下出来たらなぁとは…。

次の更新は「九日目の朝」から開始致します
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:55:09.80 ID:LGj3wPwY0
おつ
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 16:06:00.00 ID:REXhggFno
更新来てたか乙
252 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/06(土) 00:34:32.95 ID:DCLyBJV10
                  Day 9    AM 8:10


加賀「ん…」

…もうこんな時間か。そういえば、昨日は狭野さんの部屋で寝たんだった…。

加賀「…あれ?狭野さんは?」

狭野「…ここに居るし」

加賀「…もう着替えたんだね」

寝間着姿ではなく、いつもの和服に戻っている。

狭野「…ご飯食べる?」

加賀「え?」

狭野「いや、だから…」

加賀「そりゃ、食べるでしょ…」

狭野「…ガガガ作る?」

加賀「いや、それだったら別に抜きでも…」

狭野「…いーし、作ってくる」

加賀「…狭野さんが?」

狭野「文句言うなし」

加賀「一言も言ってないよ…」
253 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/06(土) 00:51:10.00 ID:DCLyBJV10
               AM 8:29 Dining room


狭野「…ほい」

目の前に置かれたのは、形の整った目玉焼きと白米、そして味噌汁。

加賀「…これ全部狭野さんが?」

狭野「そうだけど?」

加賀「…上手だね」

狭野「いや、普通っしょ」

加賀「…」

まあ…和に関する才能だから、本人にしてみれば当然なのかなぁ。

加賀「…味付けも丁度いいし」

狭野「…だから普通だって」

加賀「私にとっては普通じゃないんだよ…」

狭野「これくらい出来ねーと絶対苦労することない?」

加賀「苦労するだろうねそりゃ」

狭野「開き直んなし」

加賀「いっそのこと狭野さんがお嫁さんになってくれればいいのに」

狭野「…は?」

加賀「いや、だってそうすれば私ご飯作らないで済むじゃん?」

狭野「頭打った?」

加賀「打ってない」

狭野「…はぁ…」

加賀「まあ私のお嫁さん、ってのは冗談だけどさ」

狭野「おい」

加賀「狭野さんをお嫁さんに貰う人、幸せだろうなとは思うよ」

狭野「…んな物好きいる訳ねーし」

加賀「さあ、どうだろうね?」

狭野「…さっさと食え!」

その後狭野さんは、少しぷんすかしながらも一緒に食べてくれた。美味しかった。




本日の自由行動 残り4回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
18狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
28露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  不知火(1) 狭野(1) 紡(2)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 01:30:25.77 ID:l25phhq+o
露寺
255 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/16(火) 23:36:03.77 ID:L7h9WU3B0
                AM 9:19    Tsuyudera's laboratory


加賀「うわぁ…」

気紛れで露寺さんの研究教室を訪れてみる、と。

露寺「おっ、コウちゃんじゃん!どうかした?」

加賀「いや…どうもしてないけど…その…」

加賀「標本まみれだね…」

壁一面、標本の入った棚で埋め尽くされている。

露寺「そりゃーまあ、生物学者だからねぇ」

加賀「いやまあそうだけどさ…えっこれ何」

露寺「んん?それはね…アンコウだったかな?ここの海洋学者が深海で回収してきたのを貰ったんだ」

加賀「ああ…アンコウ…え、じゃあこれは?」

露寺「それは確か…突然変異したプレーリードッグのレプリカ標本、だったっけ。アメリカの南部で発見されたんだけどね」

露寺「関節が全部長くて、プレーリー、ってより別の種って感じだったねぇ」

加賀「…レプリカ標本なのに何か詳しい?」

露寺「一応観に行ったからねぇ。あたしは研究者その他大勢って感じだったから、流石に本物は飾れないよ」

加賀「…これは…角?牙?」

露寺「これは牙だねぇ。あ、あれだよあれ。ほら、入学したときに言った…」

加賀「…?」

露寺「…あれ?あ、言って…ないか?」

加賀「新島?」

露寺「そうそうそう…キタゾウアザラシの牙だね。これは本物」

加賀「…」

なんであるんだよ…。

露寺「日本での発見例だったし、アメリカじゃそんな珍しい物でもないからさ、普通に」

加賀「えぇ…」








加賀「…さっきこれ、人骨、って言ったよね…?」

露寺「うん、言ったけど?恐らく人類史上唯一"呪殺された可能性のある"ご遺体の骨」

加賀「なんでそんな禍々しい物が…」

露寺「生物学者だからねぇ。当然これだけじゃなくて、奇怪な死を遂げた動物の骨なんかも幾つかあるし」

露寺「呪殺遺体が禍々しいなんて考えは古い古い、古いよ古い!」

加賀「えぇ…」



1 …そんな奇妙な標本に囲まれて、怖くないの?
2 …ああいうのはないの?ほら、ホルマリン漬けみたいな…。
3 …大事にはしてるんだね

↓1
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 23:37:06.95 ID:306NHv5vo
257 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/17(水) 00:14:12.64 ID:0zEQ+ZHt0
加賀「…ああいうのはないの?ほら、ホルマリン漬けみたいな…」

露寺「あれはここには置かないねぇ。色々場所を転々としてるけど、確か今は生物準備室に置いておいた筈…」

加賀「置かないの?」

露寺「まあねぇ。あれも標本だろ!って言われちゃったらあたしからは何も言い返せないんだけど」

露寺「あれね、長い間置いておくとちょっとした隙間から結構匂うし、臭いの所為で骨格標本の価値が下がっちゃうんだよねぇ」

加賀「そんなもんなの?」

露寺「端から売るつもりはないけどさ、標本の価値って所謂ステータスみたいなもんだから、やっぱ気にしちゃうじゃん?」

露寺「変にホルマリンの臭いが付いてる標本よりかは、自然体に近い標本の方が好まれるのは自明でしょ?」

加賀「ああ…まあ、確かに…」

露寺「…それにさ」

加賀「それに?」

露寺「…あれ有毒なんだよねぇ。ここは標本の所為で十分な換気ができないし、一回ぶっ倒れちゃってね…」

加賀「えっ」

露寺「それで懲りてここに置くのをやめたの。生物準備室には換気設備がちゃんとあるし、万一の時にはヒュームフードからホルムアルデヒドを逃がしてやればいいから」

加賀「…?」

さっぱり分からない…。





『通信簿 露寺美緒 2/6』

『気分で彼女の研究教室に立ち寄った私。そこで目にしたのは大量の標本だった』

『何なのか全く分からない私が聞くと、毎度のように教えてくれる彼女』

『しかし中には曰く付きの標本もある、らしい。…ちょっと怖いな』

『そんな中私が気になったのは何故かホルマリン漬けの標本がないこと。標本と言えばそっちのイメージが強いんだけど…』

『…聞いたところニオイが移るから避けているらしい。…納得いくような、いかないような』
258 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/05/17(水) 00:15:32.87 ID:0zEQ+ZHt0
今後は多分自由行動1回で1セットみたいな感じになってしまう気がします 申し訳ありません




本日の自由行動 残り3回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
21大江1/6
42樫月2/6
35栗須2/6
18狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
42露寺1/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  紡(1) 露寺(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 00:16:17.48 ID:MCdUkUiDO
大江
260 :生存報告 ◆MHdQKyTE3k [sage]:2017/06/15(木) 18:17:34.85 ID:uTb9ykZy0
長らく更新が出来ず申し訳ありません 更新する文章を考える時間をなかなか割けていないのが原因です
今後も突発的更新となってしまうことをお許し願います
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 21:06:35.86 ID:S0Ru0RKCo

ただ、最近オリロンスレが次々乗っ取りにあってるみたいだから
荒らされる可能性があることを頭に入れておいたほうがいいかも
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 21:11:34.41 ID:FVB7WjL1o
了解
待ってます
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/25(日) 05:50:20.28 ID:4vGf2TJV0
エタ確定
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 07:27:49.70 ID:5vU+sQQgO
まだこのゴミシリーズ残ってたのか…
265 :本当に申し訳ない ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/07(月) 19:04:19.52 ID:Yt4lhDDC0
                     AM 11:49     Dining room


加賀「ふー…」

先程まで標本ずくめの部屋に居たせいか、誰も居ない食堂が妙に寂しく感じる。

加賀「もうこんな時間か…うーん…」

厨房に立つのは気が引ける。…でも、誰かを待つのも時間が無駄な気もする。

加賀「…作ってみようかな」

そう思い厨房へ足を踏み入れると、聞き覚えのある音楽が微かに聞こえてきた。

加賀「…誰かセンサーでも付けたの?まあ、確かに料理する気は高まるけど…」

無意味に独り言を言っていると、その音楽はどんどん大きくなる。

加賀「…え?」

よく耳を済ませてみると…。

加賀「これ誰か口ずさんでるよね?」

…聞こえてきたのは確かに「おもちゃの兵隊のマーチ」に違いない。かといって3分で作りきる義理も無い。

加賀「…誰?」

そう思って、ふと入り口に目を見やると…。

大江「てってっててって…あれ?紅香ちゃん」

加賀「歌ってたの大江さん!?」

大江「ん?何が?」

加賀「え、いや何がって…あれだよ!あの…マヨネーズの会社の…」

大江「あーうん、歌ってたよ。で、それが何か?」

加賀「あ、いや…別に何って訳じゃ…」

大江「…ところで紅香ちゃん、厨房に立ってるって事は料理をしてるってことかな?」

加賀「あ、うん…あ、ごめんね!大江さんが作るなら今すぐ退くけど…」

大江「いやいやそれは大丈夫だよ。どうせなら一緒に作る?」

加賀「…はい?」









加賀「…」

大江「やっぱり上手くいかないねぇ」

加賀「…コツが掴めてないのかな?」

大江「いや、コツは十分掴めてると思う。でもなんか…何だろうなぁ。気持ちというか…うーん…」

加賀「…愛は食卓を作る、的な?」

大江「まあ…遠くは無いかなぁ。愛、じゃちょっと広すぎる気もするけど、そういう気持ちを込めて作ればまたちょっと違うと思うよ」

大江「漠然としてると難しいから、最初は誰か特定の人を思い浮かべるとやりやすいかも」

加賀「…そっか」

大江「…どうかした?」



1 大江さんは具体的に誰かを思い浮かべたりすることあるの?
2 …逆に難しくなりそうだなぁ、それ
3 そんなことで変わるのかな?

↓1
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 19:05:53.93 ID:0s4OCa4To
267 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/07(月) 21:30:26.11 ID:Yt4lhDDC0
加賀「大江さんは具体的に誰かを思い浮かべたりすることあるの?」

大江「えっ!?」

あ、すごい動揺してる。

加賀「あ、勿論皆のことを思って料理してるのかもしれないけれど」

加賀「でもその中で特に…ってあるじゃん?」

大江「それは…い、言わないよ…」

加賀「ふーん…言わないってことは居るには居るんだ…へー…」

大江「…!引っかけは反則…!」

加賀「いや、引っかかるのが悪いじゃん…」

大江「そういう紅香ちゃんはどうなのさ!」

加賀「いや、私は居ないし居ても言わないし…」

大江「またまたぁ、そういう強がりはいいから…」

加賀「大江さん道連れにする気満々だよね?」

大江「道連れじゃなくて情報共有だよ?」

加賀「…」

すごい体よく聞こえるけどそれ道連れと同じ意味だよ…。

加賀「だから居ないから…」

大江「…ふーん」

加賀「何その反応…」

大江「いや?あの子が知ったら可哀想だなぁって」

加賀「そんなこと言われても…」

…思い当たる節はなくはないけれど…。



『通信簿 大江杜麩果 2/6』

『何となく食事を作ろうとすると、大江さんが歌を口ずさみながら食堂にやってきた』

『一緒に食事を作ることになったが、どうにも私は上手く行かない』

『大江さんがコツを教えてくれたけど…ちょっと悪戯したくなって、そのままそっくり返してみる』

『…物の見事に引っかかってくれた。誰なのかは気になるけれど、どうせ私のことも聞かれるだろうから…仕方ない、かな』
268 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/07(月) 21:57:18.42 ID:Yt4lhDDC0
本日の自由行動 残り2回 



18芦本1/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
35大江2/6
42樫月2/6
35栗須2/6
18狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
42露寺2/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  露寺(2) 大江(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 21:58:52.50 ID:ARyPvp8qO
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270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 21:59:34.37 ID:Z3nOqQIDO
芦本
271 :本日ここまで ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/07(月) 22:50:30.17 ID:Yt4lhDDC0
               PM 4:19        Ashimoto's Laboratory


芦本「…一体いつから此処はお前の住処になった」

狭野「二十年前」

芦本「…巫山戯た事を抜かすな」

狭野「つーかそれガガガにも言えよ!なんでウチだけなんだよ!」

芦本「加賀は今来たばかりだろう。…それに大して長居する事もあるまい」

芦本「対してお前はどうだ?朝から晩までここに入り浸り、時折出て行くかと思えばすぐに戻ってくる体たらく」

芦本「指摘されるのも仕方なかろう」

狭野「…チェッ」

加賀「あはは…」

…夫婦漫才みたい…。

狭野「つーかさっきからアッシー何やってんの?」

芦本「見れば分かるだろう。執筆だ」

狭野「いや分かんねーし!パソコンカタカタしてるだけで執筆って判断するの無理ゲーじゃね?」

加賀「それはまあ…確かに…」

芦本「…俺が他にするべきことがあるとでも?」

狭野「ライバルの悪評を書きまくるとか?」

芦本「…そのような下らぬ真似はせぬ」

狭野「逆に自分の作品をよいしょしまくるとか?」

芦本「…」

狭野「あー、じゃ裏垢で編集者の悪口垂れ流すとか?」

芦本「…狭野」

狭野「はい?」

芦本「…お前は何がしたい?」

狭野「別に何も?」

芦本「そんなに俺を愚弄して楽しいか?」

狭野「楽しい」

芦本「…」

…黙っちゃった。

狭野「つーかそんな誤解招きたくないならパソコン使わなきゃいーじゃん?」

芦本「…前にも言っただろう。こう見えて俺は先端恐怖症だと」

芦本「先の丸い鉛筆でしか非電子的に執筆する事は出来ぬ。効率を考えればどちらが勝るかは自明であろう?」

加賀「…そうだったんだ」

狭野「…えっ聞いてねーぞそんな話」

芦本「…俺の記憶違いか」



1 …狭野さんに悪用されない?
2 そんなに重症なの?
3 …なんで先端恐怖症に?

↓1
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 22:53:15.48 ID:VNd2+L9Jo
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 03:11:50.79 ID:dY6KD9G2O
またエタってんのかよゴミ
274 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/10(木) 12:11:51.99 ID:RNCe0+4X0
加賀「そんなに重症なの?」

芦本「…尖った物を見る事が出来ない程度には、な」

加賀「…ってことは鋏とかカッターはダメ、ってこと?」

芦本「後者はダメだ。前者は…刃先が丸い型の物であれば我慢できる」

狭野「…つーかそれ料理出来ねーって事じゃん」

芦本「包丁さえ使わなければどうということはない」

狭野「いやそれ非現実的だし!」

加賀「ええと…先端恐怖症なのは分かったんだけど、どんな症状が出るの?」

芦本「…大した症状は出ぬ。先に述べたように唯『見る事が出来ない』程度だ」

加賀「…はい?」

芦本「…視界に入った途端目を瞑ってしまう、と言い換えれば理解出来るか?」

加賀「…ああ、なるほど…」

芦本「だから包丁の類いを向けられた暁には抵抗も出来ぬ。…ただ目を瞑って刺されるのを待つのみだ」

加賀「…」

芦本「…はぁ…」

加賀「え、何その溜息」

芦本「…あまり考えたくもない空想を考えてしまったまでだ」

狭野「何それ気になるんですけど」

加賀「私も気になる…」

芦本「…教えぬ」

狭野「ケチかよ」

芦本「…それで結構だ。特にお前達二人には教えぬ」

芦本「教えて得になる当てがないことくらい分かっているからな」





『通信簿 芦本軽明 2/7』

『彼の研究教室を訪れると、狭野さんが入り浸っていた』

『彼がパソコンで何をしているのか彼女が問うと、執筆である。彼はそう返した』

『作家のイメージは何となく手書きで原稿用紙に書き連ねている感じだけれど…そうもいかないのは彼が先端恐怖症だかららしい』

『…時代が進んで、紙媒体以外で執筆が出来る今だからいいけれど…どうしてそんなハンデを背負ってでも作家になったんだろう』
275 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/10(木) 12:13:09.62 ID:RNCe0+4X0
本日の自由行動 残り1回 



31芦本2/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
35大江2/6
42樫月2/6
35栗須2/6
18狭野1/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
42露寺2/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  露寺(1) 大江(2) 芦本(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 12:17:57.61 ID:QatSLZuoO
狭野
277 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/10(木) 13:09:46.89 ID:RNCe0+4X0
               PM 7:51       Sano's Laboratory


狭野「…いつの間に入って来てるし…ストーカー?」

加賀「そういう訳じゃないよ!…というか言わなかった?狭野さんの研究教室見るって…」

狭野「…聞いてねーし」

加賀「じゃあ今言ったってことで…」

狭野「後出しってセコくね?」

加賀「…」

狭野「ま、いいけど。何か用でも?」

加賀「ああ、ええっとね…」












加賀「…無理なお願いだったかなぁ」

彼女にある事を頼んだ。…初めは面食らっていたが、どうしても、と懇願したら渋々了承してくれた。

彼女は準備があるから、と言って私を部屋の外に追い出したけれど…一向に準備が終わる気配がしない。

加賀「まあ、ダメ元だったし…無理ならしょうがないかなぁ…」

諦めて、彼女に帰る旨を伝えようとしたその時。

狭野「…どうぞ、お入りになってください」

加賀「…え、あ…」

狭野「…どうぞ」

加賀「あ、はい…」

…気後れしてしまう。彼女は笑顔で私に入室するよう促している。…その笑顔は、芦本君を弄ぶ時の悪戯じみた笑顔とは…少し違っているように見えた。






狭野「…紅香さんは、茶道経験がない…ということですか?」

加賀「え、あ…はい…」

…違和感しかない。彼女の口調は、いつもの口調とまるで異なっている。

狭野「…まあ、間に合わせの準備ですし、夜も遅いですし…何より正式の場では無いので」

狭野「最低限の礼儀さえ守っていただければ、多少の問題は目を瞑らせていただきますよ」

加賀「あ、はい…」

…ダメだ。混乱してきた。

狭野「それでは…始めますね」




278 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/10(木) 14:58:04.08 ID:RNCe0+4X0









狭野「…いかがでしたか?」

加賀「えっと…あの…」

…彼女はあの仮想生活の二日目、茶道家としての肩書きに縛られている。確かに…そう言った。

あの閉鎖的空間がそうさせたのか、将又彼女の本心なのかどうか。それは私には分からない。

…けれども。

加賀「…すごい…ね…」

縛られていると彼女が思うのなら…確かに彼女は縛られているのかもしれない。

縛られているからこそ、これだけのパフォーマンスを…突発的な願いであっても、出来るのだろうか。

狭野「皆さんそうおっしゃいます。…私は決してそうは思わないのですけれど」

…まあ、縛られていようが、そうじゃなかろうが…彼女の技術があまりにも確かすぎるというのは、疑いようが無い。

…そう考えると、やっぱり彼女が羨ましく思える。

例え縛られても、縛られる才能がある。そんな彼女が…やっぱり…。

狭野「…どうかなされました?紅香さん。急にお泣きになって…」

加賀「えっ?え、あ…」

気付かない内に涙を流していたみたい。…相変わらず、感情は留めておけない質だ。

狭野「…何か悩み事でもあるのですか?私で良ければご相談に乗りますが…」

加賀「え、いや…大丈夫だよ…」

狭野「…本当ですか?些かもそうには見えませんが…」

…ああもう!ちょっとくらい顔に出るの抑えてよ!

加賀「…うーん…」




1 才能の事について悩みを打ち明ける
2 涙を拭い茶道家が楽しいかどうか改めて聞く
3 芦本君について言及する


↓1
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 14:59:54.69 ID:A0wqOU5Xo
280 :一旦ここまで ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/10(木) 16:40:16.56 ID:RNCe0+4X0
加賀「…うん、大丈夫…ちょっと感動しただけだから…」

狭野「…そう、でしたか…」

…また訳も無く嘘を吐いた…。

狭野「では、そういうことにしておきましょうか。今日の所は」

加賀「…あはは…」

…バレるよねぇ…そりゃ…。

加賀「…あ、ねえ…えーと…由地夜さん」

何となく『狭野さん』と呼ぶのを躊躇ってしまう。

狭野「どうかなさいましたか?」

加賀「ちょっと…聞きたい事があるんだけど、いいかな?」

狭野「ええ。殆どの質問には答えられるとは思いますが…」

加賀「…芦本君のことなんだけどさ」

加賀「由地夜さん、さっきもそうだけど…よくちょっかい出してるよね?」

加賀「そうじゃなくても、色々芦本君に突っ掛かったり…」

加賀「…恋愛経験の無い私が言うのも妙な話なんだけどさ」

加賀「…どう思ってるの?芦本君の事」

狭野「…」

加賀「…」

狭野「…紅香さん」

加賀「何?」

狭野「あまり人の色恋沙汰に口を出すのは賢明で無くてよ?」

狭野「紅香さんだって自分がそうされたら嫌でしょう?例えばあの方との関係だとか」

加賀「…へ?」

狭野「端から見たらすぐ分かりますよ。紅香さんはお気付きになっていないのかもしれませんが」

加賀「教えてはくれないの?」

狭野「…色恋沙汰には口を出さない主義ですので」

…あの方?やっぱりあの子のことかなぁ。

加賀「…そっか」

狭野「…」





『通信簿 狭野由地夜 2/7』

『私は一度彼女を茶道家として見てみたくなって、彼女にすぐ見せてくれるよう、無茶なお願いをしてしまった』

『その願いに対して、素人目線とはいえ素晴らしいパフォーマンスで対応してくれた彼女』

『才能に縛られていながら、その才能を遺憾なく発揮する彼女が少し羨ましく感じた』

『…ただ、羨望を誤魔化すための質問に、妙な答え方をしていたのはちょっと気になったなぁ…』
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 16:48:13.50 ID:A0wqOU5Xo
282 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/15(火) 17:52:26.24 ID:nODMhDBU0
ひょっとしたら今日少しだけ更新出来るかもしれません 

何か質問ありましたら、今日の更新時に回答致します 質問ありましたらどうぞ
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 18:13:58.69 ID:y8+9gQ5Eo
最終的な目標はなんだっけ?
もう説明されていたっけ
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 22:16:02.90 ID:NgJhtFzKo
真面目な話主人公の才能をさっさと明らかにして
タイミングだとかそういうのはどうでもいいから
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 22:32:57.76 ID:SDPtMwRWO
更新が不定期な上に進行がぐたぐだになってるのどうにかして
もう安価とかいいからさ
286 : ◆MHdQKyTE3k [sage]:2017/08/15(火) 22:41:28.17 ID:nODMhDBU0
再開していきます

>>283 加賀からしてみれば「才能や記憶を失った理由」、こちら側からすれば「通信簿の全埋め」…という感じでしょうか うまく言葉に出来ずすみません
>>284 うーん…正直4章の下りを見ればある程度推測は付くと思われるので…すみません
>>285 不定期更新になってしまっているのは謝罪します
287 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/15(火) 22:43:22.85 ID:nODMhDBU0
               Day 10     AM 8:44


           本日の自由行動 残り5回 



31芦本2/7
28亜堂1/6
21飯田1/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
35大江2/6
42樫月2/6
35栗須2/6
31狭野2/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
42露寺2/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  大江(1) 芦本(2) 狭野(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 22:44:55.71 ID:y8+9gQ5Eo
飯田
289 : ◆MHdQKyTE3k [sage]:2017/08/15(火) 23:19:25.27 ID:nODMhDBU0
                      AM 9:07   Gymnasium


加賀「…?」

バレーボール…っぽい音がする。卓球のピンポン球の音ではないし、バスケットボールにしては…音がちょっと軽い。

加賀「となると谷君?」

…でも何か…弱い?

加賀「左手で打ってる…とか?」









加賀「…何これ…」

体育館に入った私の第一声がこれである。

…そこには卓球台の半分が壁に凭れ掛かっており、バスケットボールのリングが飛び出していて、何故かサッカーのゴールまであって…。

加賀「…谷君じゃ無いのか」

…一番奥には、淡々とバレーボールで壁当てを続ける飯田君の姿。

加賀「とにかくこれなんとかしないと…」

彼に声を掛ける前に、私はまず目下の散時を何とかする事にした。





加賀「はぁ…」

卓球台を倉庫に押し込み、バスケットゴールを試行錯誤を繰り返しなんとか畳んだ私は、最後にサッカーのゴールを仕舞おうとした。

飯田「何やってんだ?」

加賀「うわあっ!」

いつの間に終わったんだ…。

飯田「…片付け?悪ぃな、なんかやらせちゃって」

加賀「ああうん、気になってやっただけだから大丈夫だけど…これ全部飯田君が?」

飯田「ん?そうだぜ?身体動かすの楽しいしな!」

快活に笑う彼。…放っておいたら自分で片付けしたんだろうか。しなさそう。

加賀「へえ…えっと、今日は走らないの?」

飯田「走りたいのか?」

加賀「そういう訳じゃないけど…」

飯田「ほら、他の競技だって腕を磨いておけばそっちでもお声が掛かるかもしれねーだろ?特にサッカーなんて足だけなんだし」

加賀「闇雲に手を出しても船頭多くして船山に上ると思うんだけど…」

飯田「闇雲じゃねえって。こう見えて自分で素質があるって感じた競技しかやんねーよ、俺は」

加賀「は、はあ…」



1 飽きっぽいの?
2 …整理整頓下手なの?
3 その熱心さは…運動だけに?

↓1
290 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/15(火) 23:19:53.49 ID:nODMhDBU0
あげてなかったので上げます



1 飽きっぽいの?
2 …整理整頓下手なの?
3 その熱心さは…運動だけに?

↓1
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 23:23:39.14 ID:ec+oVGzDO
292 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/16(水) 00:08:47.38 ID:b0mArnXT0
加賀「その熱心さは…運動だけに?」

飯田「ん?どういうことだ?」

加賀「ああうん、勉強には興味ないのかなぁって…」

飯田「そんなもん興味ねーよ!勉強が出来たところで何にもなんねーだろ」

加賀「いや、そんなことは…」

飯田「大体、勉強何とかしたところで俺の運動のレベルには追いつけねーだろ!だったら時間の無駄だ!」

加賀「そんな暴論…」

飯田「…いやいや、暴論じゃねーだろ」

飯田「人間は全部極められるようには出来てねーんだよ」

飯田「だったら効率よく得意な分野伸ばした方がいいだろ」

加賀「それは…どこかの論文に書いてあったりするの?」

飯田「いいや?勘だ」

加賀「勘って…」

飯田「別に俺がどう生きようが加賀には関係ねーだろ」

加賀「そりゃまあ、私には関係ないけどさ…」

飯田「だろ?だったら気にすんじゃねーって」

加賀「…」

武一本、ってのも厳しいって思えるんだけどなぁ…。







あとサッカーゴールはちゃんと二人でしまった。…当然だよね。




『通信簿 飯田典羽矢 2/6』

『体育館から物音がするので行ってみると、倉庫の中の物品がこれでもかと体育館中に置かれていた』

『どうやら犯人は飯田君のようで…壁当てに夢中な彼を横目に荒れ放題の体育館をなんとか元通りにしようと試みる』

『…途中で飯田君が気付いて、その上自らの素質について語り始めた』

『ちょっと面倒だったので勉強について話を振ってみると、見事に弱点だったみたいで…でもやっぱり勉強はするべきじゃないのかなぁ』
293 : ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/16(水) 00:09:50.91 ID:b0mArnXT0
               Day 10     AM 10:39


           本日の自由行動 残り4回 



31芦本2/7
28亜堂1/6
35飯田2/6
28因幡1/6
28イモニア1/6
35大江2/6
42樫月2/6
35栗須2/6
31狭野2/7
42不知火2/6
33城須賀2/7
42谷2/6
50紡3/6
42露寺2/6
35新島2/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)



↓1  芦本(1) 狭野(2) 飯田(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 00:15:13.46 ID:Vw+XRwEDO
亜堂
295 :今日はここまで ◆MHdQKyTE3k [saga]:2017/08/16(水) 00:55:38.42 ID:b0mArnXT0
                  AM 10:59   Ado's room


亜堂「…なんだ紅香さんか」

加賀「新島さんじゃ無くてごめんね」

亜堂「別に構わねえけどさ。何の用だ?」

加賀「世間話?」

亜堂「…まあいいや、入れ」






亜堂「世間話、ねぇ…」

加賀「といっても、私がネタを持ってきた訳じゃないんだけど…」

亜堂「なんだそりゃ。俺が語れって事か?」

加賀「う、うん…」

亜堂「急に話せって言われてもな…話題もねえの?」

加賀「えーと…じゃあ亜堂君の才能のこととか…」

亜堂「…二番手?」

加賀「それ以外にある?」

亜堂「…まあ、いいか。つってもこれ語るのも一苦労だけどな」

加賀「えっ?」

亜堂「…考えて見ろよ。二番手ってどう定義するんだよ」

亜堂「何かに次いで二番、って言っちまえばそれまでだけど、それ以外に定義のしようがねえだろ」

亜堂「…大体どういうメカニズムで二番を保ってるのかも分かりゃしねえ。チャンピオンを倒す挑戦者が出てきたら、チャンピオンは普通二位になるだろ?」

亜堂「でも俺がいることでチャンピオンは三位になっちまう。…本当にそうか?」

亜堂「勿論俺が認知されていればそうなるだろう。…俺が観測されて居なけりゃ、二位はそのチャンピオンに与えられる順位になる」

亜堂「これっておかしくねえか?確かに言っている事は間違っちゃいない。間違っちゃいねえけど…」

亜堂「論理的に破綻してる、だろ?」

加賀「ああまあ、そう…なのかなぁ」

亜堂「俺もこの才能、手に余してんだよ。何せ扱いづらい」

亜堂「…まあこう言うのも、紅香さんの才能知っててその利便性も理解した上、だけどな」

加賀「…気になるなぁ」

亜堂「俺からは教えねえからな」



1 手に余すなら放棄しちゃえば?
2 …そんな面倒な事考えなくてもいいんじゃないかな
3 弱音を吐くのはよくないよ

↓1
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 08:17:10.62 ID:wg8HjAx0o
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/16(水) 11:47:56.91 ID:vsqAR8ehO
だからここまでぐだるなら安価とかいらないでしょ
どうせ通信簿全部埋めなきゃならないんだから
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 07:56:13.18 ID:TL3OTGRjo
ゴミ
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/16(土) 13:52:24.68 ID:2UnfHT2s0
おい一ヶ月経ったぞまだか
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 07:28:23.23 ID:LHAuC0OVO
本編はゴミ
外伝はエタ
本当に救えないね
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 22:40:20.13 ID:7EtXEzla0
早く帰って来いよ せめて結末くらいバラしてから消えてくれ
それが無理なら続き書け
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/23(月) 05:14:25.20 ID:VTYbr5s/0
あげ
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 23:25:18.80 ID:+1gl11WN0
.
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/03(水) 20:14:51.54 ID:hfxOqtME0
まだ?
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/11(木) 00:33:38.91 ID:ELoWB3Yp0
あげ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/21(水) 20:14:16.63 ID:n76ukYPB0
まだ?
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 23:04:51.00 ID:nLOGaaUlo
エタらせて逃げるんだったらせめて加賀の才能だけでも書いて行けよ
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/06(木) 08:54:42.27 ID:Pf0K6AwV0
野々山紘美
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