俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2

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614 :1 [sage]:2019/07/13(土) 20:48:10.37 ID:SkCQuLIZ0

三浦「あんたの妹 …… じゃないよね? 前見たのと感じ違うし」

三浦も三浦で昨年の夏に一度会ったきりの小学生のことなんぞまるで覚えていないのだろう。
覚えていたらいたでいろいろと面倒臭いことになりそうなので、もっけの幸いではある。

しかし、どこかで見たことがあることに気が付いたのか、眇めた目で視線を向けられた、るみるみの身体が固く強張るのがわかった。


八幡「あー……、それで、こっちのお姉ちゃんは俺のクラスメート、な。 見た目はちょっと怖いかもしんないけど ……… 」

そこで少しだけ間を置き、できるだけ当たり障りのない紹介しようと三浦の顔色を窺いながら慎重に言葉ぶ。


八幡「 ………… 中身はもっと怖い」

三浦「ちょっと何よそれぇ?!」

八幡「おっとすまん、つい本音が」

三浦「あんた今、本音っつった? っていうか、それって全然謝ってなくなくない?」

八幡「わかった、わかったから、そんなに怒んなって、今、訂正するから、訂正。 えっと ……… 大丈夫だ安心していいぞ。 見た目ほどじゃないから、な?」

三浦「だからそれ全然フォローにもなってないしっ!?」

三浦の剣幕にたじろいだるみるみが俺の背後にそっと隠れながら半信半疑といった態で俺の耳元に小声で問うてくる。


留美( ……… ホントに? 八幡も怖くない?) ヒソヒソ

八幡( ……… いや実を言うと俺も本当は怖いんだけどね) ヒソヒソ

留美( ……… やっぱり) ヒソヒソ


三浦「 ……… あんた達、それ全然丸聴こえだし。っていうか、いい加減にしないとあーし、マジ怒るよ?」

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