【ガルパン】まほ「ラジオ道、はじめます」その2【安価あり】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

49 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/04/17(月) 21:26:04.94 ID:J5C5FR2r0

まほ『お三方、こんばんは』

三人「こんばんは」

まほ『島田愛里寿さんに単刀直入にお伺いいたします』

まほ『ぶっちゃけ本当はエリカのこと大好きなんじゃないですか?』

エリカ「ちょっと!」

まほ「とのことだ」

エリカ「単刀直入にしたって刀を入れる角度が斬新すぎるでしょう!」

エリカ「なんでよりによって私なんですか!というかお便りのチョイスどうなってんのよ!」

エリカ「続けざまに危ない質問持ってこないで!!」

愛里寿「こちらも単刀直入に答えるなら…」

エリカ「こわいこわいこわいこわい!」

エリカ「考えるそぶりもなく結構あとに響く質問に答えようとしないでください!」

まほ「何だエリカ、質問に答えるのも邪魔をするのか」

まほ「ラジオをなんだと思っている!」クワッ

エリカ「すくなくとも今後の関係に深いしこりを残すためのものではないです!」

まほ「プラスな返答かもしれないだろう」

エリカ「マイナスだった時のどうしようもなさが怖いんですって…」

愛里寿「そうだな」

エリカ「でしょう?適当にごまかしつつ無難に答えていただけると幸いです」

愛里寿「わかった、では単刀直入にいうとだな…」

エリカ「話が通じない!」


愛里寿「まあ大好きだな」


まほ「…」

愛里寿「……」

エリカ「………」


エリカ「………あ、ありがとうございます///」


愛里寿「そういうところはあんまり好きじゃない」

エリカ「どうしろっていうんですか!!!」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/17(月) 21:27:35.80 ID:J5C5FR2r0

まほ「一応聞いておくがエリカのどこが大好きなんだ?」

エリカ「ざっつ」

エリカ「何よりも心に刺さるんでそんな不思議そうに尋ねるのやめてくださいよ、隊長私のこと嫌いですか!?」

まほ「大好きだが?」

エリカ「……」

エリカ「……え、えと、ありがとうございm」

まほ「そういうところはあんまり好きじゃない」

エリカ「だからどうしろっていうんですか!!!!」

まほ「まあいい、愛里寿、答えてやってくれ」

愛里寿「…どこが好きかといわれると少し困る」

エリカ「そここそ即答してほしかったです」

愛里寿「うーん…」

エリカ「そんなに悩まれると自信なくなってきます…」

エリカ「大丈夫ですか?実は社交辞令的な荒アレだったとかですか?」

愛里寿「それはない、大好きなのはほんと」

エリカ「あ、はい///」

愛里寿「そういうところはあんまr」

エリカ「もうわかりましたんで!!勘弁してください!!!」

まほ「わかってる人間はそんなに繰り返さないぞ」

エリカ「心が死んでいく…」

51 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/04/17(月) 21:29:04.50 ID:J5C5FR2r0

愛里寿「そうね」

愛里寿「エリカは短気だしすぐ怒鳴るし時たま周りが見えなくなるうえに言わなくていいことまで言っちゃうし…」

エリカ「いったんタイムおねがいします!!」

まほ「?」

愛里寿「どうしたの?」

エリカ「いえ、心が…」

愛里寿「続けていい?」

エリカ「情けとか容赦があったもんじゃない」

愛里寿「大学選抜戦の後に黒森峰で案内してもらったときにいろいろエリカのダメダメなところはだおおむね把握した」

エリカ「あぁ…根拠があることがわかって言葉の重みが増しました……」

まほ「とりあえず今まで言ったことはこれから隊長を継ぐにあたり少しづつ注意しようとしていたことだからしっかり心にとどめておけ」

エリカ「少しずつ伝える予定だったことが十秒ほどで流れ込んできてしまったのですが!」

まほ「安心しろ、それ以外のことは少しずつ伝える」

エリカ「まだあるんですね…」

愛里寿「私から言うのもこのくらいにしておこう」

まほ「そうしてくれると助かる」

愛里寿「確かにエリカはいろいろ欠点のようなところがあるかもしれない」

まほ「でも、そういうところも含めて」
愛里寿「そういうところがあるからこそ」


まほあり「大好きだな」


エリカ「………うぅ///」

まほあり「そういうところも好きだぞ」

エリカ「最後にそれはちょっとずるくないですか!///」

52 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/04/17(月) 21:30:13.54 ID:J5C5FR2r0

まほ「そろそろいい時間だろうか」

エリカ「そうですね///」

愛里寿「気持ち悪い…」

まほ「いつまで照れている、気持ち悪いからやめろ」

エリカ「いつものように手のひらの返し方がひどくてもなんだか今日は許せちゃいます!」

まほ「いや、ほんとに気持ち悪いからやめて」

エリカ「口調が乱れるほどですか…」

愛里寿「マジで」

エリカ「口調やめて」

53 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/04/17(月) 21:31:04.72 ID:J5C5FR2r0

 ♪〜 (なんかそれっぽい音楽)

まほ「よし、締めるぞ」

まほ「みなさん、今週の西住まほのラジオ道、いかがだったでしょうか」

まほ「これからも今回の放送のように戦車道の情報を幅広く日本中に発信していきますのでよろしくお願いします」


まほ「おい、エリカ、エンディングだぞ」

まほ「いい加減に気持ち悪い感じなのやめろ」

エリカ「いや、もう普段通りですって」

愛里寿「めっちゃきもきかな」

エリカ「口調云々以前に現代風なのか古風なのか判断に困る言葉遣いやめて」

愛里寿「%$#*?@〒×〇」

エリカ「え!?え、なんて!!?」

まほ「%$#*?@〒×〇、だそうだ」

エリカ「え!!?はい!!!?!?!?」

まほ「…」チラッ

愛里寿「…」ヤレヤレ

まほ「…では、また来週もこの時間にお会いしましょう」

エリカ(結局何なのよ…)

まほ「お相手は黒森峰女学園隊長、西住まほと」

エリカ「同じく副隊長、逸見エリカと」

愛里寿「大学選抜隊長、島田愛里寿でした」


三人「よい戦車ライフを」


 ♪〜 (ちょっとずつフェードアウト)
54 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/04/17(月) 21:34:11.14 ID:J5C5FR2r0

第七回は以上になります

たった一回分終わらせるのに一カ月以上かけちゃってすいません…

年度はじめの怒涛の忙しさがもうちょっと落ち着けばもっと更新できるのですが…

時間かけたわりにつたないですが、これからよろしくお願いします
55 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/04/17(月) 21:37:24.99 ID:J5C5FR2r0

第八回のゲストとお便りの安価をおねがいします

参考までに過去のゲストを書いておきます

第一回 逸見エリカ
第二回 カチューシャ
第三回 ケイ
第四回 ダージリン
第五回 ミカ
第六回 西住みほ
第七回 島田愛里寿

ゲストの連続での重複は避けたいので、愛里寿は遠慮して下さい

安価下1 ゲスト
安価下2 お便りその1
安価下3 お便りその2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 21:40:49.12 ID:1EZTAK4DO
西住しほ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 21:42:23.48 ID:OJaPbIB20
個人的に注目している選手はいますか
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 21:45:16.26 ID:KDcBSPb+O
旦那さんとの馴れ初めを教えてください
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 21:46:14.71 ID:k84usATuo
いままでお便りだしてたのについにでたか
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 22:14:36.71 ID:/mgW5Yo4o
しほりんって呼んでいいですか?
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 00:05:58.78 ID:9ja+TIVn0
乙。
というか次は家元かい。そういえば今回は全人類ボコボコ大作戦さんのお便りなかったな。
隊長でまだ来てないのは、アンチョビと西さんか。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 00:31:40.53 ID:3Ih3o5PL0
更新乙
次は第二次西住サンドか・・・エリカの不憫さよ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/18(火) 09:13:45.92 ID:xrAG1DyeO
・西住親子丼
・巻き起こる親子ゲンカ
・しぽりん大暴走
どうあがいてもエリカはしぬ(諦め)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 18:25:25.98 ID:bU5ll5Xm0
公式でもラジオ再開したな
このSSだと最初のラジオ道が雰囲気あうかもしれない
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 19:06:57.05 ID:CSCD10j+o
みんな、"しぽりん"って呼ぶの?
俺的には
"みぽりん"←ぴったり
"まぽりん"←少し違和感あるけどまあわかる
"しぽりん"←語感的に違和感有りまくり、やっぱり"しほりん"じゃね?
って感じなんだが…
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 20:37:01.43 ID:U1YNe8RYo
いわゆるえっちい言葉のようにきこえるしなあ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/06(土) 03:28:21.91 ID:M8KTookFo
しぽりんは最低2回しっぽりやって娘を作ったからHで問題なし
68 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/05/08(月) 20:53:21.42 ID:KQ3WYCil0

最近全く更新できずすいません

近く、少なくとも一週間以内には再開できると思います
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 23:58:08.29 ID:MrqVUmjd0
気長に待ってるぞー
70 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:07:50.13 ID:2WE+E/Pm0

パーソナリティ 西住まほ
        逸見エリカ
八回 ゲスト  西住しほ
71 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:09:13.17 ID:2WE+E/Pm0

 ♪〜(なんかそれっぽい音楽)

まほ「……全国の戦車道ファンのみなさん、こんばんは。西住流公認ラジオ、『西住まほのラジオ道』の時間ですー」

まほ「……この番組は、戦車道を愛するすべての人と共にこれからの戦車道を盛り上げていくため、わたくし西住まほが戦車道の素晴らしさを改めて発信していく番組となっておりますー」

まほ「……はあ」

まほ「……今週も、よろしくお願いします…」

まほ「……第八回放送も、ほんと、がんばります…」

まほ「…はあ」

 ♪〜

72 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:10:58.02 ID:2WE+E/Pm0

まほ「…はい、えー」

まほ「パーソナリティーの、西住、まほ、です、はい」

エリカ「…えと、」

エリカ「同じくパーソナリティーの…」

まほ「もっと、ゆっくりしゃべるといい」

エリカ「は?」

まほ「リスナーの方も、聞き取りづらいと、ダメだろう…?」

エリカ「……」

エリカ「同じくパーソナリティーの逸見エリカです」

まほ「……はあ」

エリカ「気持ちはお察ししますがあきらめてください」

まほ「はい、えー」

エリカ「隊長、あからさまな時間稼ぎはそのあたりで」

まほ「チッ」

エリカ「隊長、目の前にいらっしゃるのですからちょっとはこう、気を遣って」

まほ「チッ!!」

エリカ「聞いてます?」

まほ「チッッ!!!!」

エリカ「舌打ちのクレシェンドやめてください!」

まほ「…まあゲストの紹介から先にやらなければならない決まりはないんだ」

まほ「どうだ、今日は先にお便りから…」

エリカ「では本日のゲストを紹介しましょう」

まほ「おい」

エリカ「日本戦車道にその名を知らぬものなし」

エリカ「日本で最も歴史ある西住流の家元であり、西住まほ隊長の母」

まほ「おい!!!」

エリカ「西住しほさんです」

しほ「よろしくお願いします」

まほ「……」

しほ「………」

エリカ「………あの」

しほ「なにか?」

エリカ「え、こわい」

まほ「もう今日はエリカに任せていいか」

エリカ「いいわけないでしょう」

エリカ「さっきのやり取りのすぐ後でその提案切り出せちゃう神経にびっくりです」

まほ「けち」

エリカ「ケチ云々以前に『西住まほのラジオ道』で西住まほがしゃべらないって詐欺でしょう」
73 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:13:55.42 ID:2WE+E/Pm0

しほ「グダグダ言ってないでいつものようにゲストをいじりなさい」

まほ「自分から何言っているんですか?」

まほ「どうせ頭空っぽにしていつも通りやったところで家帰ったらお説教でしょう?」

まほ「いろいろ考えてたら普段通りになんてできません」

しほ「そうでなくてもお説教です、もう何も考えなくて大丈夫よ」

まほ「えぇ……」

エリカ「いや、まあしょうがない感じの態度でしたよ、さっきまで」

まほ「今回もエリカは敵か」

エリカ「敵とか味方みたいな概念ありましたっけこのラジオ?」

まほ「だいたい家元がラジオなんていうひっくいギャラの仕事安請け合いしないでもらいたいですね」

エリカ「生々しい話は禁止ですよ」

しほ「西住流公認と銘打っているのですから一度くらいは私が出ておかないと示しがつかないでしょう」

まほ「じゃあ黒森峰の練習にももう少し顔出してください」

しほ「やだわ面倒くさい」

まほ「おまえいま面倒くさいっつった?」

しほ「まほ、いま母親におまえって言いました?」

エリカ「喧嘩やめてください!」

エリカ「隊長も家元もこれが全国波に乗ること意識してくださいね?」

まほ「というか、さっき一回は顔出しとかなきゃって言いましたよね?」

しほ「えぇ」

まほ「じゃあもう今後はくる必要ないですよね?」

まほ「絶対来ないでくださいね?」

しほ「定期的に来るわよ?」

まほ「おまえ本当にふざけるなよ?」

しほ「まほ、いま母親におまえって言いました?」

エリカ「喧嘩やめてくださいってば!!」

エリカ「隊長ちょっと口調気にして下さい!!」

エリカ「かつてないほどに乱れてますよ!」

まほ「黙れ」

エリカ「すべての理屈を無に帰すタイプ注意…」
74 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:16:54.64 ID:2WE+E/Pm0

まほ「はーあ、もう今回はラジオとかやめにしてポーカーとかでお茶を濁してしまわないか?」

エリカ「リスナーは三十分間聞こえるトランプのこすれる音を聞いて何を想像すればいいんですか…」

まほ「そこはいい感じにお母様が実況してくれるだろう」

エリカ「ゲストに求める労働のレベルじゃない」

しほ「いい加減にしなさいまほ」

エリカ「まあこうなる原因を作ったのは家元なんですけどね」

しほ「なにか?」

エリカ「え、こわい」

しほ「私は今日とてもこのラジオを楽しみにしていたのです」

しほ「それがふたを開けてみればなんですかこの体たらくは」

しほ「いつも言っているでしょう」


しほ「わたしはポーカーよりも大富豪派だと!!」


エリカ「いや、ちょっと」

まほ「お母様はいつもそうだ!!」

エリカ「ちょっと」

まほ「私もみほも、お父様だってポーカーとか七並べとかをしたいといっているのに!」

しほ「嘘を言わないで、常夫さんはいつも大富豪をしたいと言ってくれているわ」

エリカ「いや、ちょっとってば」

まほ「あんなの、おまえに合わせているだけだ」

しほ「まほ、いま母親のことおまえって言いました?」

まほ「大体いつも砂嵐だの救急車だのキングボムだの、ほどほどにマイナーなルールまで全部詰め込むせいで大富豪の政権が長く続いたことはない!!

まほ「すぐに都落ちだ!!」

しほ「いいじゃない、楽しくて…」

まほ「何だ四止めって!気持ちよく八切りをさせてくれ!!!」

エリカ「それは私も別にいいと思います…や、じゃなくて!!」

エリカ「どうしていつの間にトランプ談議になってるんですか!」

しほ「大富豪談議が主ね」

エリカ「そういう冷静な観点からのどうでもいい一言いいですから!!」

しほ「…」シュン

エリカ「西住家の遊戯事情とか本当に誰も興味ないですからね!?」

エリカ「だいたい戦車道のラジオで由緒正しき西住流総本家の親子二人そろっていまだに戦車の言葉が一回も出てこないのってどうなんですか?」

まほ「戦車」
しほ「戦車」

エリカ「小学生ですかあんたら……」

まほ「エリカ、いま隊長のことあんたっつった?」
しほ「逸見さんいま家元のことあんたって言いました?」

エリカ「西住家そういう時だけ息ぴったりですよね」

まほ「誰がこんな奴と息がぴったりか」

しほ「…まほはカレーが好きだったわよね。明日は久しぶりに三食カレーにしましょうか」

まほ「……エリカ!!!」

エリカ「ええ!?私のせいですか!!?」

まほ「お前以外に誰がいる…っ!」

エリカ「怨みがましさが尋常じゃない…」
75 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:19:18.99 ID:2WE+E/Pm0

まほ「今日お母様が来たのもどうせ貴様の差し金だろう…!」

エリカ「とんだ冤罪!」

まほ「ネタは上がってるんだ!」

エリカ「えぇ…」

まほ「こないだみほが……」


みほ『次のラジオはお母さんが来るらしいね!』

みほ『なんでもスタッフがエリカさんのために呼んだらしいよ。エリカさんがより輝けるように、って』


まほ「と言っていた!」

エリカ「私関係ないじゃない!!!!」

エリカ「完全に私も被害者じゃないですか!!」

エリカ「あとスタッフ!!」


エリカ「けして楽な死に方はできないと思いなさい…っ!!」

76 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:19:44.61 ID:2WE+E/Pm0

しほ「…なぜエリカさんが被害者になるのですか?」

まほ「お母様の扱いが面倒くさいからじゃないですか?」

エリカ「へっ?」

しほ「ほう…?」

エリカ「いえ、ちょ、まっ」

しほ「まほ、やはりたまには私も黒森峰の練習にくらい顔を出すべきだと思わないかしら?」

まほ「はい、みんなもよろこびますよ」

エリカ「やだ、私死んじゃう!!」

しほ「死ぬなんてことはありませんよ」

まほ「そうだぞ、死ぬまで行くことはない」

エリカ「ひえっ…」


しほ「…ふふっ、冗談よ」

エリカ「ほんとうにやめてください!!!!」

しほ「……」

エリカ「え、本当に冗談ですよね?」

しほ「………」

エリカ「お願いですから何とか言ってください!!!」

しほ「冗談よ」

エリカ「何も信じられない…」

まほ「言えと言っておいて、言ったら言ったで信じないのか」

まほ「すごいなエリカ」

エリカ「胃が死ぬ……」

まほ「おっ」


まほ「家元だけに胃炎の元ってわけだな」


しほ「……」

エリカ「………」

まほ「…………」

まほ「やはりお母様に練習に来てもらおう」

エリカ「や゛め゛て゛く゛た゛さ゛い゛!!!」

77 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/05/15(月) 01:21:08.38 ID:2WE+E/Pm0

今日はここまでで

改行制限とかあるんですね、知りませんでした…
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 01:44:36.22 ID:0Rzy8lwb0
乙乙
エリカ……強く生きろ……
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 06:05:15.78 ID:AAonNCxKo
母親をおまえ呼びは笑う
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 06:44:59.94 ID:2J92WiE2o
西住家の家庭環境は複雑
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 09:08:15.09 ID:RP2tIJVf0

みほゲスト回と違って、こんなにうれしくない西住サンドもないものだ
あと、みほはなんでスタッフの意向を知ってる・・・
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 09:06:44.86 ID:1rC7566B0
月一回連載かな
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 09:24:47.12 ID:VJBfETW20
カモさんチームのラジオまたやるらしいな
楽しみだ
>>1も更新楽しみにしてます
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/13(火) 09:19:47.02 ID:7Yfwq0Bo0
もうすぐ1か月たつな
更新楽しみだ
85 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/06/16(金) 22:46:32.76 ID:Cr1Jcjrr0

めっちゃ更新サボってごめんなさい…

一週間以内にはなんとか更新したいなと思います

月一更新でなくもっとちゃんと更新したい…
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/17(土) 06:31:59.63 ID:IlNRV+K4o
生存報告があるだけでありがたいんやで
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 01:33:33.20 ID:6DEm0Q270
ゆっくりでも報告してくれりゃなんでもええで
88 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/06/23(金) 00:44:08.94 ID:cyP0A7320

一週間以内ダメかもしれないです…

ごめんなさい…ほんとごめんなさい……
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 09:34:54.34 ID:aLSqh3LH0
いいよ、いいよー
とりあえず待ってるよー
暑いから気を付けてねー
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 16:45:10.92 ID:wHrBFxIzO
ゆっくりでいいよ〜
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 09:25:19.66 ID:/oO4C8Wc0
7月1日はまほさんの誕生日だったとか
遅れたけど誕生日おめでとう〜
92 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/07/03(月) 21:28:57.09 ID:ya2oF3IJ0

一週間以内とは…

時間が全く取れずすいません

謝ってばっかだなお前ほんま
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 23:12:05.93 ID:ZwykOPXfo
このスレに限らず夏場は筆者の体力が奪われるから更新は滞る
下手をすれば永遠に更新されなくなるかも
熱中症による死亡などで
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 12:16:21.43 ID:IblOjYck0
>>92
台風のせいでSSどころじゃない人も多いだろうな
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 15:12:10.22 ID:y+wHSmPU0
たまに生存報告があるだけで凄く安心するのでよし
96 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/07/21(金) 21:05:28.75 ID:51Wf4e+g0
8/2にテストが終わります
さすがにそのあたりから更新再開します
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 11:02:23.47 ID:/HzOYCLP0
>>96

リアルが大事だしね
テスト頑張って〜
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 04:47:24.79 ID:AIWaPqZQ0
頑張れ頑張れ、でも無理せずにな
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:26:58.71 ID:Y+NB3Jns0

お久しぶりです
おおよそ三カ月ぶりの更新になります

そのくせ更新はお便り一通分だけとかお前……
100 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/08/03(木) 00:28:27.85 ID:Y+NB3Jns0

まほ「まあいい、そろそろお便りを読んでいくとするか」

エリカ「な、ながかった…」

まほ「おいおい、まだ序盤だぞ。どうしたエリカ」

エリカ「なんだか最初の隊長が嘘のように吹っ切れましたね…」

まほ「何も考える必要がなくなったからな。あのオニババアに対する扱いは今日はもうこれでいいだろう」

しほ「まほ、いま母親のことオニババアって言いました?」

エリカ「もう早くお便り読んでください…」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:29:34.07 ID:Y+NB3Jns0

まほ「一通目のお便りだ」

まほ「熊本県にお住いの天草さくまさんからのお便り」

まほ『みなさんこんばんは』

三人「こんばんは」

まほ『今回はとうとう家元のしほさんの登場ということで、いつにもまして楽しみにしていました!』

まほ「余計なことを言うな」

エリカ「隊長も余計な口を挟まないでください」

まほ「チッ…」

エリカ(がんばれわたし…っ!)

まほ『そこで質問なのですが、西住流の家元の視点からみて、個人的にこの選手は期待できる!となるような注目の選手はいますか?』

まほ『よろしければ教えてください!』
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:30:36.36 ID:Y+NB3Jns0

エリカ「そう!こういう普通のお便りを待っていたのよ私は!!」 

エリカ「さあ家元!お願いします!!」


まほ「ふっ、愚問だな」


エリカ「私は!家元に!!聞いたのですが!!!」

まほ「西住流家元が個人的に注目する選手など決まり切っているだろう」

まほ「次期家元候補最有力、この私をおいてほかには…」


しほ「エリカさんね」


まほ「…っ……っっ……っ!!!」

エリカ「あぁ…また望まぬ恨みを……」

まほ「ぶっ…こ……ろす…っ!」

エリカ「女の子が言っちゃいけないこと言いだしちゃった…」

まほ「グルル……ガルゥ…」

エリカ「人としてはみ出てはいけないラインまで超えようとしてません??」

しほ「あわれね」

エリカ「母親が娘にとどめさしに行くのやめません????」


しほ「……なーにがオニババアよ」ボソッ


エリカ(あ、やっぱり傷ついてたんだ)

103 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/08/03(木) 00:32:42.54 ID:Y+NB3Jns0
なんか酉めっちゃ忘れてたりしますね、すいません



まほ「うぅ…」

エリカ「……」

エリカ「というか、なんでめったにイキったこと言わない隊長が今日は張り切っちゃったんですか…?」

まほ「……さすがにちょっと自信があったんだよぅ…」

エリカ(……あれ、かわいいぞ?)

エリカ「…あ、えっと」

エリカ「さすがに家元もさっきのはちょっとしたジョークですよね?」

しほ「??????」

しほ「はて?」

まほ「あぁ…」

エリカ「隊長ー!!」

エリカ「家元!私も今までのあれこれ謝りますから!」

しほ「…冗談抜きに話せばもちろんまほよ?」

しほ(みほもだけど)

まほ「!!」

まほ「そ、そうですか…!」

まほ「いやー、そうですよね!!」

まほ「ふっ、やはりGUMONだったな!!!」

エリカ(………ん、かわいいぞ?今日どうした??)
104 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/08/03(木) 00:34:03.70 ID:Y+NB3Jns0

エリカ「…あ、えー」

エリカ「やはり隊長のことは見ておられるのですね」

しほ「当然よ、家元でもあるけれど、それ以前にまほの母親だもの」

まほ「母親はあんなにシャレにならない冗談言わないのでは?」

エリカ「おおむね同意ですが今は静かに」

しほ「…それに以前、母親であることを忘れて手痛い失敗をしたばかりだしね」

エリカ「家元…」

まほ「……」


まほ「…………?」


エリカ(あ、わかってないな)

まほ「よくわからないですが過干渉はやめてくださいね」

エリカ「おかしいわね…久しぶりにいい話の流れが来たと思ったのだけれど…」

しほ「途中でまほが口をはさんだ時点で望み薄だったわね」

エリカ「やっぱあそこですか…」

まほ「私のせいにするのはやめろ、今回もまたエリカが悪いでいいじゃないか」

エリカ「お約束で私のせいにしないでください」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:36:15.65 ID:Y+NB3Jns0

今日はここまでで

いや、ほんとごめんなさい
これからはもうちょっとちょいちょい更新します
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/03(木) 09:00:25.90 ID:JjBI8zwG0
エリカわいい
がんばれエリカっ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/03(木) 09:34:36.48 ID:Mvs/u2sM0
更新乙!
エリカ頑張れ!
まほかわいい!
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/03(木) 15:06:05.63 ID:GAlKEcg3O
掛け合いが良いSSはそれだけで面白いということを再認識させてくれますね
乙です
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 17:48:09.30 ID:AsDbapVk0
次もまってるよ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 09:36:37.48 ID:znnV21IJ0
待ってる
楽しみです
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/25(金) 09:22:54.29 ID:8uGFjuLI0
まだかな
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 09:13:47.64 ID:bxph4smP0
今月はもう無理かな
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/01(金) 09:13:18.40 ID:RrKstQS40
9月
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 23:29:14.81 ID:ua/ytBaP0
1か月たっても更新なしか
115 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/09/09(土) 15:32:06.22 ID:RS2+i9GtO
なんとしてでもこの回は終わらせます

更新はいつできるかちょっとわかんないですが…

だらだらやってて申し訳ありません
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 17:08:15.44 ID:q1/YlS/tO
乙。気長に待ってるよ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:05:00.90 ID:u+lP2ljn0
保守
118 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/10/18(水) 01:42:34.24 ID:Wu5oOnGT0
あっ、あっ…

なんとかします…
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 10:31:19.50 ID:kc8aKssUO
がんばれーまけんなー
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 12:26:12.34 ID:8ZObvxC90
年内に終われるかな…
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 11:54:46.31 ID:qtvlBMAy0
今月は生存報告こないかな
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 11:10:30.49 ID:4agKpi150
もうだめか
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 11:32:16.01 ID:pJnA2Fmk0
だめだな
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 15:59:45.42 ID:q3ajImk6O
年内には復活しなかったか…>>1は元気だろうか
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 18:40:53.63 ID:7Uqr+H1DO
残念
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 21:57:02.56 ID:houkrhG20
もう3ヶ月音沙汰なしかあ・・・続きは流石に期待できないか
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/10(火) 01:51:00.55 ID:Bwl6+obC0
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/14(土) 11:52:09.93 ID:PUCT1IiL0
なんで家元は浮気ばかりしているのか聞いてもらいたかった…
129 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:21:58.73 ID:ri1Y3vXA0
まほ「もう次のお便り行くぞ」

エリカ「ああっ!せっかくのまともなお便りだったのにあんまり真面目な話できなかった!」

まほ「エリカのせいだがな」

エリカ「隊長と家元のせいでしょう…」

まほしほ「「は?」」

エリカ「え、こわい」
130 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:23:16.54 ID:ri1Y3vXA0
まほ「続いてのお便りは、岩手県にお住いの前沢牛さんからだ」

まほ『お三方こんばんは』

三人「こんばんは」

まほ『いつもたのしくラジオ聴かせていただいています』

まほ『早速ですが、今回のゲストはラジオ初の経産婦ということで』

エリカ「そんなナチュラルに経産婦とかいうワード出てきます…?」

まほ『せっかくなので旦那さんとのなれそめなんかを聞かせていただきたいなと思いました』

まほ『よろしければ聞かせてください』

まほ「とのことだ」

エリカ「うそでしょ…西住流現家元に向かって経産婦……えぇ…」

まほ「まったくだ」

まほ「何が悲しくて親のなれそめ話を娘が、しかも全国波に乗る中で聞かなければならないんだ」

エリカ「いやまあそれもそうでしょうけど」

エリカ「そこか〜…」

しほ「あれは私が高校三年生のころだったわ…」

エリカ「おかまいなしか〜……」
131 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:24:29.28 ID:ri1Y3vXA0
しほ「まあなんかいろいろあって知り合ったんだけど、いろいろあって好きになったから告白していろいろあって結婚したわ」

エリカ「どんなに面倒でも超えちゃいけないラインがあるんですよ!!!」

エリカ「そのはしょり方が許されちゃうなら世界中の夫婦のなれそめが同じになってしまいますからね!?」

エリカ「せめてもう少し詳しく!掘り下げられませんかね!!」

まほ「ほう…?」

まほ「つまりエリカは私が嫌がっていることを察して濁してくれたお母様に対して」

エリカ「そうだったの!?」

しほ「いえ、違いますが」

まほ「気遣いを踏みにじった挙句、誰も幸せにならない提案をするわけだな?」

エリカ「ごり押していく!!!」

まほ「答えろエリカ!!!!!!」

エリカ「前提が違うって言ってるんですよ!!!!!!!!」

まほ「チッ…」

エリカ「情緒が怒りにしか振れていない…」
132 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:25:27.90 ID:ri1Y3vXA0
しほ「まあめんどくさくなったのではしょっただけでまほのことを案じたわけではないのですが」

エリカ「怒りの概念みたいになってる隊長の神経をさらに逆なでするのはどうして???」

しほ「このままだとエリカさんが悲しむので詳しく話しますか」

エリカ「もしかして増幅させた怒りこっちに向けようとしてます????」

まほ「グルル……ガルゥ…」

エリカ「また野生化しちゃってますよ!!!!」

しほ「あれは私が高校三年生だったころよ…」

エリカ「おかまいなしか〜……」

しほ「自家用戦車の調子が悪くてね、本家のほうに派遣されてきたのが常夫さん、今の夫だったのよ」

まほ「ゲグガルゥ…グゥ…」

しほ「当時まだ若手だったのだけれど男性には珍しく戦車が好きだったらしくてね、」

まほ「グガガガルゥ…」

しほ「戦車の修理にたけてるってことで派遣されてきたのだけれど…」

まほ「グガッ!?…ギッ…ギギッ…」

エリカ「全然頭に入ってこない!!!!!!!」

エリカ「隊長なんか苦しんでません!?このままだと人に戻れなくなっちゃう!!!」

しほ「あわれね」

エリカ「あんたらほんとに親子の情あんの!?!!?」

しほ「あら、失礼ね」

しほ「こんな時のまほの扱いなんてそれこそ簡単よ、母をなめないで」

しほ「まほ、みほがラジオいつも楽しみにしてるって言ってたわよ」

まほ「なるほど、確かに戦車を扱える男性は少ないからな」

エリカ「いやいやいやいやいや!!!」

エリカ「もう無理でしょ!!取り戻せないでしょ!!!」

まほ「エリカ、何を言っているんだ?ゲストのトークに集中しろ」

エリカ「軌道修正の仕方が力づく過ぎて慣性に耐えられないんですってば!!」

まほ「うるさい」

エリカ「それ以上の反論を許さないタイプの注意」

しほ「それでまあなんやかんやあって結婚したわ」

エリカ「ちょっと頑張ったんだから最後まで頑張ってくださいよ!!」

まほ「私はもう知ってる話だしよくないか?」

エリカ「これラジオ!!視聴者は!!しらないの!!!!!!」

まほ「では質問コーナー行きまーす」

エリカ「ダレカタスケテ…」
133 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2020/05/14(木) 20:28:20.00 ID:ri1Y3vXA0
お久しぶりすぎです、生きてます
久しぶりに身に来たら残ってたのでどさくさに紛れての更新ですね…
とりあえずこの回だけでもやり切るぞという気概で存在する幽霊のような存在なので優しくしてくれると嬉しいです…

質問コーナー受付

まほ『安価下』
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 20:41:42.96 ID:+u88KtPn0
まほさんぶっちゃけ両親のことどう思ってるんですか
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 20:46:39.13 ID:eoKqfH130
カレーが好物とのことですがそのきっかけとなったエピソードを
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/14(木) 20:50:11.76 ID:ri1Y3vXA0
まほ『家元、次期家元、…誰だっけ、こんばんは』

しほまほ「こんばんは」

エリカ「逸見エリカです!!よろしくね!!!」

まほ『質問コーナーとふつおたの違いがよくわからないのですがとりあえず質問なのでこちらに送らせていただきますね』

しほ「実際になが違うのかしら?」

エリカ「ライブ感ですかね…」

まほ「質問読んでいますが!?」

エリカ「うわびっくりした」

しほ「番組側の怠慢に依る曖昧さに起因するものなのだから私は悪くないわ」

まほ「チッ…」

エリカ「どんどん険悪になる」

まほ『まほさんの母親、しほさんがゲストということで普段のラジオを聴いていてふと疑問に思ったことを聞かせていただきます』

まほ『まほさんはぶっちゃけたところ両親のことをどう思っているのでしょうか』

エリカ「…」

しほ「………」

まほ『…ぜひお答えいただきたいです、お願いします』

エリカ「……」

しほ「……………」

まほ「…………………………」

しほまほエリカ「……………………………………………………」

エリカ「質問者さんは一つの家庭が壊れる瞬間に立ち会えたかもしれないですね」
137 : ◆Fy/1.pr/0U [saga sage]:2020/05/14(木) 20:58:31.09 ID:ri1Y3vXA0
あ、酉…



エリカ「一応この空気あまりにもしんどすぎるので何かしゃべっていただけますか…?」

しほ「…」

まほ「……」

エリカ「……えぇ…」

まほ「逆に私がここで本心かどうかは別として『お母様大好き!!喧嘩するほど仲がいいって言いますよね!!心の底からマジリスペクト!!』って言ったら信じるか?」

エリカ「いやまあ口調さえ準拠させればまだ通るかもしれないですよ…?」

まほ「…な?」

まほ「発言の結果がどうあがいても信じられないんだからやめません?」

エリカ「ウス…」

しほ「…で、実際どうなの」

エリカ「聞いてました??」

まほ「何とも答えにくい雰囲気なので私は空気を読みます」

エリカ「悪い空気読んじゃったら悪い空気のままなのですが…」

しほ「…そうね、不公平だものね」

しほ「私からあなたへの正直な気持ちを述べましょう」

まほエリ「!!」
138 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 21:15:53.01 ID:ri1Y3vXA0
しほ「まどろっこしいのは嫌いなので単刀直入に言うけど」



しほ「心の底から大好きよ、愛してるに決まってるわ」



まほ「…!」

しほ「あたりまえよ、腹を痛めて産んだ子だってだけでも愛おしいのにまほは本当によくやっているわ」

しほ「私なんてろくに親としてふるまえてなんていなかった、そんな私にも文句も言わずついてきてくれて、いつも私が望む物以上の結果を出してきたわ」

まほ「……」

しほ「ま、結果なんて伴わなくたっていいのだけれどね」

しほ「みほとのことでつらい気持ちもたくさんさせたわ、普段はこんなことだって素直に言うことのできない母親だもの、きっと思うことだっていくらでもあるはずよ」

しほ「実際私が嫌われてしまっているのも仕方のないことかもしれないわ、でも少なくとも私は、不器用で、それでいて一所懸命なまほをとても愛していると胸を張って言えるわ」


まほ「…ずいぶんと勝手な物言いですね」

まほ「私は結局のところお母様のことをどう思っているのか、言った覚えはありませんよ」

しほ「え…?」



まほ「わたしだってお母様のことが大好きです」



まほ「お母様は不器用すぎるんです」

まほ「お父様にいつも弱気になって私たちの子と相談していたことだって知っていますし、みほのことだって転校してからずっと気にかけていたことも知っています」

まほ「家元の立場に縛られてしたくない決断ばかりしてきたことだってちゃんと伝わってるんですよ」

まほ「私のことが不器用だって言いましたが…」

まほ「それはお母様が不器用なのが悪いんです」

しほ「まほ…」

まほ「そして、お母様が言ったように、私だって不器用ながらに私たちとちゃんと向き合おうとしてくれているお母様のことが好きなんです」

まほ「勝手に嫌われているなんて被害妄想はなはだしいことはやめていただきたいものですね」
139 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 21:25:50.70 ID:ri1Y3vXA0
まほ「だいたい今のいままでそんなこと言ってくれたこともなかったのに卑怯です!」

まほ「普段はくそ真面目で石頭の融通利かないクソババアのくせに…」

しほ「まほいま母親のことクソババアって言いました??」

まほ「私が質問直後にまごついてる隙にまんまと好感度上げてくれましたね!それがお前のやり方か!!!!」

しほ「まほいま母親におまえって言いました???」

エリカ「あれっ!?結構感動的な流れじゃありませんでしたっけ!!?」

エリカ「しみじみしてた次の瞬間には喧嘩なんですが!?なに!?夢!?!!?」

まほ「だいたいいつもは鉄面皮も鉄面皮で何考えてるのかわからないくせしてお父様の前ではデレデレデレデレ、バレてないとでもお思いですか!?」

エリカ「自分の親御さんの夫婦事情を全国波に乗せないで上げて!!!」

しほ「い、いいじゃない!ちょっとくらい心許せる時間があったっていいじゃない!!」

まほ「私たちの前でも気を抜けっていってるんですよ!!」

しほ「嬉しいこと言わないでちょうだい!」

エリカ「喧嘩風にいい話するならちゃんとしんみりした空気にしてからやって…」
140 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 21:28:49.44 ID:ri1Y3vXA0
まほ「はーやだやだ、もう次の質問へ行こう」

エリカ「一応両親について聞かれてるんですが…」

まほ「お父様、すきすき」

エリカ「かっる」

しほ「私は愛してるわ、常夫さんがいない日常があるなら死を選ぶくらい愛してる」

エリカ「おっも」

まほ「では改めて次の質問行くぞ」

まほ『安価下』
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 21:50:27.46 ID:+u88KtPn0
戦車以外に操縦してみたい乗り物はありますか

連取りだめなら安価↓
142 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:17:12.96 ID:ri1Y3vXA0
まほ『お三方こんばんは』

おさんかた「こんばんは」

まほ『おそらく日本でもトップレベルにたくさん戦車に乗っていらっしゃる方々だとは思うのですが、戦車以外に乗るとするなら操縦してみたい乗り物はありますか?』

まほ『戦車道頑張ってください』

まほ「とのことだ」

しほ「ふむ…」

エリカ「そもそも普段は戦車以外の何かに乗ったりすることはあるのですか?」

まほ「うちは何かにつけて戦車だからな、自家用車も戦車だし乗り物としてはカウントしていいかわからないが船しか乗ったことがない」

エリカ「学園艦は確かにカウントしていいか微妙ですよね」

まほ「あぁ、操縦したことはあまりないがドラッヘもたまに乗るか」

しほ「私も実はあまり戦車以外の乗り物には乗りませんね」

しほ「そうね…あ、つね」

まほ「おい」

まほ「全国の西住流門下生が聴いていることを前提にしたうえでの発言か?それは」

エリカ「あなたが言いますか?」

しほ「まほ、親にため口をきくものではありませんよ」

エリカ「家元も、全国波で穴と程の立場の人が下ネタはいうものではありませんよ」

しほ「誰に口をきいているの?」

エリカ「こっわい」
143 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:19:44.33 ID:ri1Y3vXA0
しほ「…そうですね、実は自動車の免許は持っているのですが…」

しほ「戦車の運転に慣れてしまうと自動車を運転するときにいろいろ問題が発生してしまうのよ」

エリカ「それはわかります、どうしても戦車の大きな動きに慣れているので自動車でも新井運転になってしまうとよく言いますもんね」

しほ「そうなのよ、ブレーキも毎回急ブレーキじみたものになってしまうし、多少整地されてない獣道でも行けるかしらと思ってしまうのよね」

エリカ「そういった意味では自動車なんかよりもっと大きなものを運転してみるといいのかもしれませんね」

しほ「何かないかしら、操縦したい乗り物ね…」

まほ「そうだな…」

まほ「わたしは学園艦を操縦してみたいな」

エリカ「大変に大きなものが出てきたぞ〜」

しほ「いいじゃない、ちょっとやってみれば」

しほ「黒森峰なんて私の言葉一つでどうにでもなるから話し通しておきましょうか?」

エリカ「正々堂々と職権乱用の宣言かまさないでください!!!」

エリカ「気が付けば同窓の仲間と海の藻屑みたいな未来は嫌ですよ!!」

まほ「エリカ、私が信じられないのか?」

エリカ「今そういう話してなくないですかね!」

エリカ「信頼と崇拝は違うんじゃありませんでしたっけ!?!!?」

まほ「うるさい」

エリカ「すべての理不尽を具現化したタイプの注意」

しほ「学園艦なんてそんな簡単にしずむようにできてないわ」

しほ「ちょっとくらい素人が舵とったって平気よ」

しほ「…たぶん」

エリカ「たぶん!?!!?!?」

エリカ「想像だけでウン万人の生死をゆだねないでくださいよ!!!」

まほ「エリカ!!」

エリカ「!!」

まほ「これも戦車道よ」

エリカ「戦車以外の乗り物の話しとろーが!!!!!!」
144 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:34:55.95 ID:ri1Y3vXA0
エリカ「どうせ学園艦運転してみほに会いに行くつもりだったんでしょうが」

まほ「いいだろう!最近会ってなくて心がしんどいんだ!!!」

エリカ「付き合いたてのカップルみたいなこと言わないでくださいよ!!」

まほ「////」

エリカ「照れんな!!!」

しほ「そういうことなら私ものせてください」

しほ「みほがたりない」

エリカ「家元この間までみほのこと勘当しようとしてませんでしたっけ!?」


エリカ「大体この間寄港したとき会わなかったんですか?」

エリカ「私はちょっとしか会えませんでしたけど、隊長はしっかり会ってるでしょうし、あれからそんなには日がたってないでしょう?」

まほ「……は?」

エリカ「………あれ?」

まほ「ちょっと待てどういうことだ…?」

まほ「前回の寄港ではみほは用事があったから会えないと…」

エリカ「……あ」

まほ「あさましい女だ。」

まほ「お前はそういうことをする人間だったのか。」

まほ「人間というにもおこがましいな、正式に海の藻屑にしてやる」

エリカ「こわいこわいこわいこわい!!!!」

まほ「ふふふ…そうか、ふふふ…」

エリカ「ヒィィイイ!!!」

エリカ「家元、どうにかならないですか!?」

しほ「エリカさん、あなた、みほと、エリカさん…いいな、みほ…」

エリカ「家元!?」

しほ「ふふふ…私は…ふふ…」

エリカ「家元も壊れちゃった!!!」
145 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:52:54.27 ID:ri1Y3vXA0
エリカ「…あ、時間ですよ!!ラジオしめなきゃ、隊長!!」

まほ「…ラジオが終わっても私の憎しみが消えるわけではないからな…っ!」

エリカ「はいもういいですから締めちゃってください、家元もしゃきっとして!」

しほ「…さっきまでのおどおどエリカさんはどうしたのかしら」

エリカ「頃合いでしょう」

しほ(この子ちょっと怖いわね…)
146 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:54:06.74 ID:ri1Y3vXA0
 ♪〜 (なんかそれっぽい音楽)

まほ「しかたないから締めてやる」

エリカ「ばちばちの上から目線ですね」

まほ「わたしは隊長だぞ!!!お前の上なの!!!!わかる!?!!?!!?」

エリカ「声おっき…」

まほ「チッ…」

エリカ(今日すごい舌打ちする)

まほ「みなさん、今週の西住まほのラジオ道、いかがだったでしょうか」

まほ「これからも今回の放送のように戦車道の情報を幅広く日本中に発信していきますのでよろしくお願いします」

しほ「あ、実際の私は戦車道けっこうすごいので西住流をこれからもどうぞよろしくお願いします」

エリカ「大丈夫か西住流ってなってないことを祈ります…」

まほ「締めろって言ったのあなた!!!!」

まほ「締めているのわたし!!!!」

まほ「わかる!?!!?!!?!?!?」

エリカ「日本語覚えたてですか…?」

まほ「ババアも黙っててください」

しほ「まほいま母親のことクソババアって言いました?」

まほ「クソは言ってないです」

しほ「ババアは言ったのね」

まほ「…では、また来週もこの時間にお会いしましょう」

しほ「…黒森峰の練習に顔出します」

エリカ(とんだとばっちりだ!!!!!!!)

まほ「お相手は黒森峰女学園隊長、西住まほと」

エリカ「同じく副隊長、逸見エリカと」

しほ「西住流から西住しほでした」


三人「よい戦車ライフを」


 ♪〜 (ちょっとずつフェードアウト)

147 : ◆Fy/1.pr/0U [ sage saga]:2020/05/14(木) 22:57:19.62 ID:ri1Y3vXA0
と、いうわけで以上になります
3年もかけてしまいましたがひとまず終わらせることができてよかったです

今後ももしかしたらどこかで何か書くこともあるかもしれませんが、優しくしていただけると幸いです…
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 01:15:25.76 ID:UkRnjUCh0
おう寧ろこのまま続けて書いてくれてええんやで
71.56 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)