永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/07(日) 12:24:01.13 ID:qbKvk9zbo


レイセン「さあ、いよいよ大詰めよ薬売り。兎の理、余す事なく全部知って頂戴」

レイセン「そして……”とっとと斬って”。あたし達を隔てる、この憎らしい”壁”を、さ」


 大がかりな芝居まで用意して、この玉兎が本当にしたかった事。
 それはやはり――――”一つに戻る事”であったのだ。
 ひょんな事から、二つに分かれし「鈴仙」と「レイセン」。
 一羽の兎を引き裂き、別れさせ、ほぼ別人までに仕立て上げたのは、やはりあの時の”鬼”の仕業であったのだ。



薬売り「幕が閉じてから……ね」



 しかもその鬼は決して死なぬと来た。
 不老不死の体をひっさげ、永遠に存在し続ける事が、残念ながらすでに決まっておるのだ。
 さもあれば、兎が揶揄せし壁はまさに――――「恐怖の壁」。

 果たして、数多のモノノ怪を払いし退魔の剣は……斬れるのであろうか。
 恐怖と名を変えた、「永遠」を。



【鈴仙の半生・第三幕】
717.96 KB Speed:0.3   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)