貴方「奴隷たちに救済を」【安価スレ】【2スレ目】

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699 : ◆rOVqyGu.Qw [saga]:2018/02/03(土) 03:45:11.04 ID:aCyIgYxd0
数十年後


「ふう…。飯はこんくらいでいいか」

鍋にたっぷり入った肉と野菜。

じっくりコトコト煮られたそれは、香ばしい匂いを放っている。

「おーい。カガリ、ヒナ。飯の時間だぞー」

「はい、母上。今行きます」

「お母様、本日の収穫は飛龍五頭ですよ」

「おお…。そりゃ凄いな…」

獲物を抱える少年と少女。

少年は金色の髪と、紅い瞳を。

少女は水色の髪と、紺の瞳を。

僅かに突き出た角を、帽子で隠して。

優しく微笑む母の声に、心を昂らせる。

「ったく…。まだちっこいのにお強いことで。強さは親父譲りなのかねぇ」

髪を解き、胸元のペンダントを撫でる。

「見てるのか、俺を。悪いが、まだまだそっちに行くには時間が掛かる」

「先に、あいつらが行くだろうからよ。そっちを見てあげてやりな」

満天の星空を見上げ、少女は笑った。
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