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ドラえもん のび太と進撃の巨人
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 15:59:40.97 ID:fUXuq4kQO
- のび太「ゲームでは一番悪い奴を倒せばゲームクリア、何だ、よく考えれば当然のことじゃないか。」
ドラえもん「さて、どうやって倒そうか。」
のび太「・・・・・・あっ。」
ドラえもん「おい、考えてなかったのか。」
のび太「まあ、何とかなるだろ。」
ドラえもん「何言ってんだ、ものすごく強いんだろ!」
のび太「僕が巨人の力を使いこなせていないんだぞ!あいつもきっとそうだ!」
ドラえもん「いや、その理屈はおかしい。」
のび太「何だと!」
ドラえもん「やるか!」
しずか「うふふ。」
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 16:00:07.45 ID:fUXuq4kQO
- のび太「へ?」
しずか「あはははははは!!!」
ドラえもん「どうしたの?」
しずか「ごめんなさい、緊張してたのに、二人の喧嘩を見てたら力が抜けちゃって。」
ドラえもん「・・・ははは!」
のび太「あはははははは!!」
しずか「あははは!!」
プルルルルルルルルルル
ドラえもん「あっ、ドラミからだ。もしもし?」
ドラミ「もしもしお兄ちゃん、進撃の巨人のゲームのことだけど・・・。」
ドラえもん「ちょっと待って、タイムテレビ〜!」
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 16:00:59.59 ID:fUXuq4kQO
- ドラミ「改造したゲームを販売した人が逮捕されたらしいの。おそらくお兄ちゃんたちが遊んでるものだと思うわ。」
ドラえもん「そうだったのか。」
ドラミ「それでいま、改造の修正パッチが配布されているんだけど、ちょっと問題があって・・・。」
のび太「問題?」
ドラミ「ゲーム内のキャラが、修正を妨害するらしいの。」
しずか「そのキャラって・・・。」
ドラミ「獣の巨人よ。あいつを押さえつけないと、パッチを当てるのはほぼ不可能みたいね。」
のび太「そいつなら見たよ、めちゃくちゃな強さだった。」
ドラえもん「どうやって押さえつけるの?」
ドラミ「分からないわ。多分、コンピュータのスペシャリストがいないとだめだと思う。」
ドラえもん「そうか・・・。」
ドラミ「何か手は無いのかな・・・。。」
しずか「誰か、ゲームに詳しい人がいればいいんだけど。」
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/15(土) 16:01:20.29 ID:0lRwsrREo
- 困った時のドラミちゃん
初期の映画は割りとマジでドラミいないと詰むよな
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 16:01:24.50 ID:fUXuq4kQO
- セワシ「それなら僕に任せてよ!」
ドラミ「セワシさん!」
ドラえもん「任せてって?」
セワシ「僕は進撃の巨人のゲームのプログラムを知ってるからさ。」
のび太「どうやって知ったの?」
セワシ「簡単だよ、ちょっと解析するだけさ。」
ドラミ「セワシさん・・・あなたって人は・・・。」
セワシ「いや、怒らないでよ、僕がいれば役に立つんだろ?ね、おじいちゃん。」
のび太「うん。じゃあ早速こっちに来てくれ。」
- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 16:01:59.97 ID:fUXuq4kQO
- セワシ「やあ。」
ドラえもん「いらっしゃい。」
のび太「来て早々だけど、どうやって解決すればいいと思う?」
セワシ「そうだね、色々あるけど、やっぱり一番強力なのは改造かな。」
ドラえもん「そんなことができるのか!」
セワシ「苦労したよ、ネットで同志を募って、苦労してツールを完成させたんだからさ。」
しずか「自分で作ったの!?」
セワシ「まあね、仕組みは簡単だけど、なんせ数が多いからさ、大変だったよ。」
ドラミ「セワシさん、まじめに勉強してると思ってたら、そういうことだったの!」
セワシ「怒らないでよ、ね?」
ドラミ「・・・今回だけよ。」
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 16:02:37.47 ID:fUXuq4kQO
- セワシ「それじゃあ今晩が勝負だ。獣の巨人を倒して修正パッチを当てる。」
ドラえもん「うん。」
セワシ「僕が作ったチートを使えば、ゲームのデータが壊れることは無いはずだ。ただし、一つしか使えないけどね。」
のび太「何を使うの?」
セワシ「ひみつ道具を使えるようにするんだ。」
ドラえもん「何だって!」
ドラミ「すごいことなの?」
ドラえもん「ゲーム内の数値をいじるとかじゃなくて、道具そのものを作り出すだなんて!」
セワシ「そういうわけじゃないよ。元々クリア後のお楽しみ要素として色々あったみたいだから、それをちょっと変更しただけさ。」
しずか「すごいわね・・・。」
セワシ「へへへ・・・。」
のび太「他にはどんなものがあるの?」
セワシ「そうだね、例えば、し「セワシさん!」
ドラミ「そこらへんでやめないと、怒るわよ?」
セワシ「・・・は〜い。」
- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:12:51.97 ID:fUXuq4kQO
- 〜その夜〜
ドラえもん「準備は良いかい?」
のび太「うん。」
セワシ「いつでもいけるよ。」
ドラミ「ええ。」
セワシ「僕は起きていて、ゲームの外から援護する。」
ドラミ「お兄ちゃんたちに加え、私も夢の中に入ってひみつ道具を使って戦う。」
のび太「獣を倒す。」
ドラえもん「出木杉君を、ジャイアンを、スネ夫君を、助けるぞ!!」
のび太「おやすみ!」
ドラミ「おやすみなさい!」
ドラえもん「おやすみ!」
セワシ「よし、頑張るぞ!」
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:13:18.57 ID:fUXuq4kQO
- 〜夢〜
エルヴィン「何?また壁外へ?」
ハンジ「無茶言うなよ、今回の壁外調査で、どれだけの犠牲を払ったと思ってるんだ!」
ミケ「リヴァイがやられてしまって、士気が下がっている。あいつほどのやつが死んでしまうんだから、壁外は恐ろしいってな。」
のび太「そこを何とか、お願いします!」
ドラえもん「今度は上手くやりますから!必ず!」
エルヴィン「その根拠はどこにある!」
ドラミ「不思議な道具があるんです!」
エルヴィン「お前は誰だ!」
ハンジ「不思議な道具?一体何だい?」
ドラミ「そうですね、タケコプタ〜!」
ハンジ「何だいそれ?」
ドラミ「これを頭につけると、飛ぶことができるんです!」
ハンジ「ほう、やって見せてくれ。」
ドラミ「はい!」
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:13:48.44 ID:fUXuq4kQO
- のび太「僕にやらせて!」
ドラミ「頼んだわ。」
ビューーーン!
ハンジ「・・・・・・。」
エルヴィン「なっ・・・・・・。」
ミケ「これは・・・・・・。」
ドラえもん「どうですか?」
ハンジ「これがあれば、巨人と戦わずに壁外を探索できる!」
エルヴィン「ふむ、素晴らしい、もっと他にも見せてくれ。」
ドラえもん「そうですね、じゃあ・・・どこでもドア〜!」
ミケ「!?」
ハンジ「え!?今どこから出したの!?」
ドラえもん「のび太君、使ってみて。」
のび太「うん。行きたい場所を頭に浮かべて、ドアを開けると・・・。」
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:14:16.12 ID:fUXuq4kQO
- 〜シャワールーム〜
しずか「・・・・・・。」
のび太「・・・あっ、失礼。」
しずか「のび太さんのエッチ!!!!」
のび太「うわ〜〜!!」
バタン!
アニ「どうしたの?」
しずか「のび太さんが覗いてきたの。」
アニ「覗けるところなんかあったっけ?」
しずか「ドラちゃんのひみつ道具を使ったのよ。」
アニ「ひみつ道具?」
しずか「ドラちゃんはね、不思議な道具をたくさん持ってるのよ。」
アニ「ふうん・・・。あんた、変わったね。」
しずか「そう?」
アニ「うん、いつも神妙な顔してたからさ。」
しずか「分かりやすく顔に出てた?」
アニ「うん。でも、今は何か吹っ切れたような顔してる。」
しずか「実際に吹っ切れてるしね。」
アニ「へえ。」
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:14:44.45 ID:fUXuq4kQO
- 〜全兵団合同会議〜
エルヴィン「我々調査兵団は、この度壁外調査に出ることに決めた。」
ナイル「正気かエルヴィン!この前の戦果を見て、我々がそれを許すと思っているのか!」
エルヴィン「問題ない。なぜなら今回の壁外調査には、これまで程のリスクがない。」
ピクシス「リスクがない?どういう意味じゃ?」
エルヴィン「ドラえもんの不思議な道具を使うことにより、熟練の兵士でなくとも一人で巨人を倒すことができる。」
ピクシス「何?」
ナイル「ではその不思議な道具とやらを見せてみろ!そもそもドラえもんというやつが来てないじゃないか!」
エルヴィン「ふっ。」
ナイル「何がおかしい!」
エルヴィン「そろそろ出てきてもいいんじゃないか?」
ドラえもん「ばあ!」
ナイル「どわっ!何だこいつ!どこから入ってきた!」
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:15:30.96 ID:fUXuq4kQO
- ドラえもん「こんにちは、僕ドラえもんです。エルヴィン団長と一緒に入ってきましたよ。」
ナイル「そんなはずはない、お前の姿は見えなかった!」
ドラえもん「これですよ、モーテン星〜!」
モーテン星
これを付けた者の姿は周囲の人間の目の盲点にしか届かなくなるので、透明人間のように誰にも姿を見られずに行動できる。
ピクシス「こんなもので姿を消したというのか・・・。」
ドラえもん「どうです?すごいでしょ?」
ナイル「確かに、これなら巨人に捕まらずにシガンシナ区までたどり着ける。」
ドラえもん「いやいや、もっと簡単な手があるんですよ。」
ピクシス「面白いのう、もっと見せてくれ。」
ドラえもん「どこでもドア〜!」
ナイル「どこから扉が!?」
ドラえもん「さあ、入って入って。」
エルヴィン「会議の場所を変更しよう。」
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:15:58.61 ID:fUXuq4kQO
- ナイル「ここは・・・。」
ピクシス「確か我々は屋内にいたはずだが・・・。」
ナイル「不思議な力だ・・・。」
ジャン「本当に団長たちが出てきたぞ!」
コニー「すげえ!」
サシャ「のび太がこんなに手品を得意としていただなんて!驚きです!」
マルコ「一体どういう仕掛けなんだ?」
のび太「手品じゃないよ、科学の力さ!」
コニー「よくわかんねえけどすげえ!」
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:16:25.22 ID:fUXuq4kQO
- ナイル「エルヴィン。」
エルヴィン「何だ?」
ナイル「さっき言っていたことは、本当なのか?並の兵士でも巨人を倒せるというのは。」
エルヴィン「ああ、本当だ。」
ナイル「ならば我々も協力しよう。」
エルヴィン「ふふふ、憲兵が壁外に出るとは、珍しいな。」
ピクシス「その話、駐屯兵団も混ぜてくれんかのう。」
エルヴィン「駐屯兵団まで?」
ピクシス「今こそ人類の力を一つに合わせる時じゃ。」
ナイル「ええ、その通りです。」
ジャン「おい、団長たちが・・・。」
マルコ「あれは・・・結束したってことでいいのかな?」
コニー「よっしゃ!」
サシャ「領土を増やして、食料も増えて、みんなハッピーです!」
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:02:13.34 ID:fUXuq4kQO
- 〜作戦決行前〜
マルロ「いけるぞ!絶対にうまくいく!」
ジャン「うるせえな、静かにしろよ。誰だよお前。」
マルロ「俺はマルロ、憲兵だ。」
ジャン「ちっ、憲兵かよ。」
マルロ「今回の作戦には、憲兵も調査兵団も関係ないだろ。みんな仲間だ。」
ジャン「しかし、こんなに上手く領土を奪還できるとはな。」
コニー「まったくだ、ドラえもんに感謝しねえとな!」
サシャ「そういえば、そのドラえもんたちはどこに行ったんでしょう?」
ドラえもん「のび太君。」
のび太「ドラえもん、僕らは勝てるかな?」
ドラえもん「大丈夫だよ、兵士みんなが力を合わせるんだ。いくら獣が強くても、数で押せば何とかなるよ。」
のび太「だといいけど。」
しずか「心配することないわよ。ひみつ道具があれば、絶対に勝てるわ。」
ドラミ「そうよ、向こうはチートだって言うけど、こっちもチートなんだから。」
のび太「チートvsチート・・・か。」
ドラえもん「必ずジャイアンとスネ夫を助けようね。」
のび太「うん。それと、出木杉もね。」
- 218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:02:45.27 ID:fUXuq4kQO
- しずか「獣を倒せば、出木杉さんは目を覚ますのかしら。」
のび太「それは修正パッチによるね。未来の科学を信じるしかないさ。」
ドラえもん「心配しなくて大丈夫だよ。安心して。」
しずか「うん。」
ドラミ「そうだ、のび太さん、作戦前にみんなに何か一言言って!」
のび太「えっ、僕が!?」
ドラえもん「いいね、かましてやれ!」
しずか「頑張って!」
のび太「よ、よ〜し!」
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:03:26.75 ID:fUXuq4kQO
- のび太「みんな!!!話がある!!!」
アルミン「のび太?」
クリスタ「どうしたのかしら?」
ユミル「作戦前に何を言うのか、楽しみだな。」
のび太「今から僕たちはシガンシナ区に向かい、壁の穴を塞ぎに行く!」
のび太「でもそのためには、敵を倒さなければならない!」
のび太「強い敵だ。ひみつ道具があっても、これだけの数で挑んでも、勝てるかどうかわからない。」
のび太「だけど決して僕の力だけじゃ勝てない!だから!」
のび太「みんなの力を貸してほしい!お願いだ!」
のび太「勝つための力を!!!貸してください!!!!」
- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:03:56.28 ID:fUXuq4kQO
- ドラえもん「ふふふ。」
オルオ「へっ、のび太にしては上出来じゃねえか。」
ケニー「あんな奴に力を貸すのか?この俺が?仕方ねえな。」
ハンネス「何か、堅苦しくなくていいな。このぐらいの緩さが丁度いいわ。」
キース(のび太、俺も元調査兵だ、喜んで力を貸そう。)
エルヴィン「こほん、それでは、これよりウォールマリア奪還作戦及び巨人討伐作戦を決行する!!!!」
エルヴィン「心臓を捧げよ!!!!!!」
兵士たち「おおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:04:34.08 ID:fUXuq4kQO
- 〜シガンシナ区〜
獣の巨人「バカ共が・・・俺に勝つ気でいやがる。」
巨人たち「・・・・・・。」
獣の巨人「こっちには大小様々、千体の巨人を準備してある。それに・・・。」
ジャイアン「・・・・・・。」
スネ夫「・・・・・・。」
獣の巨人「おい、お前らの敵は誰だ?」
ジャイアン「俺の敵は・・・のび太だ・・・。」
スネ夫「のび太を・・・殺す・・・。」
獣の巨人「そうだ、それでいい。」
獣の巨人「さて、こいつらを相手にどう立ち回るのか見物だな。」
巨人たち「・・・・・・。」
ジャイアン「・・・・・・。」
スネ夫「・・・・・・」
獣の巨人「面白いものが見れそうだ。」
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/15(土) 23:06:00.82 ID:Nm11w/uu0
- そういやユミル巨人はどうなってるんだろ
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:28:20.07 ID:4z5T4aMvO
- 〜現実〜
セワシ「みんな・・・頑張ってくれよ・・・。」
〜夢〜
ドラえもん「準備は良いか?行くぞ!」
のび太「ああ、みんなを取り戻すんだ!」
しずか「頑張りましょう!」
〜シガンシナ区〜
獣の巨人「・・・・・・。」
ガチャ! ガチャ! ガチャ!
スネ夫「あっ、あれは!」
ジャイアン「どこでもドアだ!」
スネ夫「どうして?ゲームの中でひみつ道具は使えないはずだろ!」
獣の巨人「チートか・・・お互い様だが。」
- 224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:29:06.28 ID:4z5T4aMvO
- スネ夫「ねえ、おかしくない?誰も出てこないよ?」
ジャイアン「確かに変だな。」
獣の巨人「いや、知覚できていないだけだ。」
ジャイアン「どういうことだ?」
獣の巨人「石ころ帽子かモーテン星を使っているんだろう。」
スネ夫「そういうことか!だったら僕の巨人で暴れまくれば誰かに当たるだろう。」
ジャイアン「よし、じゃあ俺も!」
獣の巨人「いや、お前たちの出番はまだだ。ここは俺が巨人を操って戦わせる。」
スネ夫「さすが!」
ジャイアン「頼りになるぜ!」
獣の巨人「さて、じゃあまずは・・・そこだ。」
兵士「うわああああ!!何だ、何で俺がここにいるって」
バクッ!
獣の巨人「まずは一人。次は・・・そことそこ。」
兵士「やめろおおおお!!!」
兵士「助けてくれ!!!」
バクッ!
バクッ!
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:30:10.22 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「ほらどうした、隠れてるだけじゃあ俺たちを倒すことはできないぜ?」
マルロ(まずいな、まさかこれほどの数の巨人がいるとは思わなかった。)
マルロ(しかもひみつ道具があっても、巨人に見つかってしまう。)
マルロ(こちらはお互いを認識できないし、どうすれば・・・。)
エルヴィン「全員、モーテン星、石ころ帽子を取れ!」
マルロ(やはり、仕方ないか・・・。)
ジャイアン「おい、次々と兵士たちが・・・。」
スネ夫「すごい数だ・・・。」
獣の巨人「数で言えば、俺たちと同じぐらいと言ったところか。」
スネ夫「調査兵団だけじゃなく、駐屯兵団と憲兵団も来ているのか・・・。」
ジャイアン「どうやって集めたんだ・・・。」
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:31:23.54 ID:4z5T4aMvO
- エルヴィン「総員、空気砲を装着せよ!」
獣の巨人「ははは、そんなもので倒せると思ってんのか?」
ドカーン! ドカーン!
獣の巨人「そんな程度じゃ、巨人は死なねえ。」
キース(エルヴィンどうする?これがあれば巨人を吹き飛ばすことはできても、殺すことはできんぞ?)
エルヴィン「・・・・・・。」
獣の巨人「めんどくせえ、お前らやっちまえ!」
ダダダッ!
兵士「急に巨人たちの動きが速くなったぞ!」
ハンネス「こいつはやべえな、逃げるか?」
キース「バカを言うな、作戦遂行のためには、俺たちが時間を稼がなくてはならんのだ。」
ハンネス「冗談だよ。本気にすんな。」
キース「こんな時に冗談を言ってる場合か!」
ハンネス「うるせえな、そんな性格だからグリシャにカルラを取られたんだよ!」
キース「貴様!」
ハンネス「やるか!?」
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:32:00.00 ID:4z5T4aMvO
- ユミル「何やってんだあそこは・・・。」
クリスタ「さあ、喧嘩しながらでも攻撃できてるし、いいんじゃない?」
ユミル「あれ、お前そんな性格だっけ?」
クリスタ「あれ?」
ユミル「おいおい、どうしたんだよ。」
クリスタ「う〜ん、分からないけど、今の方が自然体でいられている気がする。」
ユミル「ならいいけどな。」
クリスタ「そういえば、ユミルって巨人なの?」
ユミル「バカ言え、そんなわけないだろ。」
クリスタ「じゃあ、最後の巨人は誰なんだろう?」
ユミル「ああ、作戦前にのび太が言ってたあれか。」
クリスタ「うん、巨人化能力者は名乗り出てください、って。」
ユミル「本当にいるのかねえ。」
- 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:33:19.38 ID:4z5T4aMvO
- スネ夫「ねえジャイアン、巨人化能力者って、最後は誰なんだろう?」
ジャイアン「さあな、俺たちが必死に探して、それらしい人物が見つからなかったんだ。おそらくいないんだろう。」
スネ夫「でも、この状況で出てこないはずは・・・。」
ジャイアン「じゃあ聞いてみるか?」
スネ夫「へ?」
ジャイアン「おい、お前!」
獣の巨人「・・・あのな、口の利き方には気を付けろ。俺の方が年上だ。」
ジャイアン「生まれは俺たちの方が先だ。」
獣の巨人「・・・それもそうだな。で、何だ?」
ジャイアン「最後の巨人化能力者を教えてくれよ、知ってんだろ?」
獣の巨人「知ってるが、ここで巨人化することは無いだろう。」
スネ夫「何でさ?」
- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:34:00.29 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「このゲームじゃあ、人物を指定しなければ、巨人化能力を持つ人間はランダムに決まるんだ。」
ジャイアン「じゃあ、最後のやつは・・・。」
獣の巨人「もちろんランダムに決まった。そして本人は自分が巨人化能力者であることを自覚していない。」
スネ夫「じゃあ、能力を行使することはないんだ!」
獣の巨人「ああ、おそらくな。」
ジャイアン「それじゃあ心配いらねえな。」
スネ夫「うん!」
獣の巨人(だが、何が起こるか分からねえのが戦いってやつだ。)
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:35:14.77 ID:4z5T4aMvO
- ジャン「おらおらおらおらおらあ!吹っ飛べえ!!」
アルミン「楽しそうだね、ジャン。」
ジャン「楽しかねえよ!」
アニ「・・・・・・。」
ベルトルト「・・・アニ、楽しい?」
アニ「何言ってんの?」
ベルトルト「いや、何でもない・・・。」
アニ「そう。」
ベルトルト「・・・僕が守るから。」
アニ「えっ、何?」
ベルトルト「何でもないよ。」
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:36:07.21 ID:4z5T4aMvO
- コニー「うひょお!楽しいいいいい!!!!」
サシャ「最高の気分ですううううう!!!!!」
マルコ「楽しそうだね、二人とも。」
コニー「そりゃそうだろ!巨人をぶっ飛ばせるんだからよ!」
サシャ「速く動けるとは言え、数の力には敵わないのです!」
マルコ「そっ、そう。」
コニー「ああっ!この感覚!癖になる!」
サシャ「やめられない!止まらない!」
ヒッチ「・・・・・・。」
マルロ「ヒッチ、お前は騒がないんだな。」
ヒッチ「あのバカと一緒にしないでくれる?」
マルロ「ああそうだな、お前はバカじゃなかったよ。」
ヒッチ「何、バカにしてんの?」
マルロ「はあ?バカじゃないって言ったろ?」
ヒッチ「言い方がバカにしてるんだよ。」
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:37:15.71 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「おかしい・・・。」
スネ夫「何が?」
獣の巨人「調査兵の数が少ない。」
ジャイアン「この前俺たちがたくさん殺したからな!」
獣の巨人「だとしても、ハンジやミケがいないのはおかしい。」
スネ夫「・・・確かに、調査兵団の主力が見当たらないな。」
ジャイアン「じゃあまだどこかに隠れてるのか?」
獣の巨人「姿を隠しているが、動き回っているのか、場所が特定できない。」
スネ夫「そりゃ、こんだけ巨人が動き回ってればねえ。」
ジャイアン「敵の感知まで気が回らねえわ。」
獣の巨人「うるせえ。」
獣の巨人(それに、ドラえもんやのび太の姿も無い・・・。)
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:38:16.05 ID:4z5T4aMvO
- スネ夫「しかし、随分空気砲撃ちまくるんだなあ。」
ジャイアン「変か?」
スネ夫「そりゃあんなに撃ってたら、すぐに壊れちゃうよ。」
ジャイアン「確かに、変だな。」
獣の巨人(何か狙いがあるのか?まるでこの短時間、時間を稼ぐような動きだ・・・。)
ジャイアン「最初に撃ちだしてから、どれくらい経った?」
スネ夫「えっと、あと少しで5分経つかな・・・。」
ジャイアン「5分生き残って、その後どうするつもりなんだ?」
スネ夫「う〜ん・・・。」
獣の巨人(何か秘策があるのか?)
- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:38:48.76 ID:4z5T4aMvO
- エルヴィン(そろそろ5分か・・・。)
マルロ(5分経つぞ・・・。)
アルミン(上手くやったのかな?)
ベルトルト(頼む、上手くいってくれ・・・。)
のび太「ドラえもん、作戦はちゃんと進んでるのかな?」
ドラえもん「大丈夫、調査兵は優秀だから。」
しずか「そうよ、信じましょう。」
のび太「・・・そうだね。」
ドラえもん「さあ、そろそろだ、準備をして。」
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:39:43.64 ID:4z5T4aMvO
- ズブ・・・ ズブ・・・
獣の巨人「!?」
スネ夫「何だ!巨人たちが!」
ジャイアン「沈んでいく!?」
アルミン「やった!作戦成功だ!」
エルヴィン「さすがだ、精鋭たちよ・・・。」
ハンジ「ふう、疲れた。」
ミケ「まさか巨人の足元を掻い潜ることになるとはな。」
オルオ「死ぬかと思った・・・。」
ペトラ「私も・・・。」
エルド「おいおい、この程度で値を上げてちゃ、兵長の敵は取れねえぞ。」
オルオ「言われなくても分かってる!」
グンタ「ああそうだ、俺たちが必ず、兵長を殺したあいつを・・・。」
ペトラ「憎き獣を・・・。」
エルド「そうだな・・・絶対に倒そう。」
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:40:27.66 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「ドンブラ粉か・・・。」
ドンブラ粉
この粉を体につけると、体の触れている床、地面、壁などが水のようになる
スネ夫「ドンブラ粉!?」
ジャイアン「こんないっぺんに、すべての巨人に塗ったってのか!?」
獣の巨人「一体どうやって・・・。」
ハンジ「しかしすごいな、ドラえもんの道具は。確か、どんぶら・・・。」
ミケ「どんぶらガスだ。」
ハンジ「そうそう、そしてこのカチンカチンライト、すごいなあ!」
どんぶらガス
ドンブラ粉と効果は同じ
カチンカチンライト
この道具の光を当てると、流動体を5分間固形物質にすることができる
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:41:01.23 ID:4z5T4aMvO
- 〜作戦実行前〜
ドラえもん「いいですか、このどんぶらガスを巨人にかけて、巨人を地面に沈めます!」
ハンジ「巨人にガスだって?そんなことできると思ってるのかい?」
ドラえもん「大丈夫です。皆さんがかけ終えるまでは、他の兵士たちが巨人を攻撃していますので。」
しすか「そうです、この空気砲を使うのです。」
ミケ「しかし、敵もバカではない。沈められれば手を打つだろう。」
ドラえもん「・・・えっと、それは・・・。」
エルヴィン「何か、ガスを固めるものはないのか?」
ドラえもん「固める?」
エルヴィン「一定時間固めておけば時間差で効果が現れ、敵が気づくころには全ての巨人にガスがかけられているはずだ。」
ドラえもん「そうか、だったら・・・カチンカチンライト〜!」
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:41:50.89 ID:4z5T4aMvO
- ドラえもん「これを使えば、流動体を固形物に変えることができます。」
のび太「効果はどれぐらい続くの?」
ドラえもん「5分。」
ハンジ「5分か・・・。」
ミケ「その間にどれだけの巨人を・・・。」
エルヴィン「立体起動装置を最大限に活用できなければならない。我々に任せてくれ。」
ドラえもん「お願いします。」
のび太「そして、地面に沈んでいく巨人に獣が注目しているところを・・・。」
〜現在〜
ハンジ「やっぱり、全部とはいかなかったか・・・。どんぶらガスもなくなっちゃった。」
ミケ「だが半分以上は沈んでいった。よくやったさ。」
ハンジ「そうだね。さあ、次はのび太たちの番だ。」
- 239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:43:17.45 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「畜生・・・俺の巨人が・・・。」
スネ夫「でもまだまだたくさんいるよ!」
ジャイアン「こんだけあれば、あいつら全員倒すには十分だ!」
獣の巨人「くそ、ここからどうする?まずは鬱陶しい調査兵団を・・・。」
のび太「・・・・・・。」
しずか「・・・・・・。」
のび太(いた、あそこだ!)
しずか(一気に行くわよ!)
カッ! カッ!
スネ夫「何だ!?」
ジャイアン「上から来るぞ!気を付けろ!」
獣の巨人「!?」
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:44:26.19 ID:4z5T4aMvO
- のび太巨人「ウオオオオオオ!!!!」
女型の巨人「ウアアアアア!!!!」
ドゴォ!! ドガァ!!!
獣の巨人「ぐぉぉぉぉ!!!」
のび太(やったぞ!)
しずか(攻撃が当たった!)
獣の巨人(下に注意を向けすぎてた・・・。まさか上から飛んでくるとは・・・。)
ジャイアン「のび太、来やがったな!」
スネ夫「覚悟しろ!」
- 241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:45:09.26 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「ジャイアン!スネ夫!そいつらを殺せ!」
ジャイアン「分かってる!」
スネ夫「任せな!」
のび太(ジャイアン、スネ夫・・・。)
しずか(やっぱり、獣は洗脳する力を持ってるのね・・・。)
カッ! カッ!
鎧の巨人「ウオオオオオオ!!!!!!」
超大型巨人「ウオオオ!!!」
のび太(戦うことになるのか・・・いや!)
シュゥゥゥゥゥ・・・
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:46:04.81 ID:4z5T4aMvO
- ジャイアン(巨人化を・・・!)
スネ夫(解いた!?)
のび太「二人とは戦いたくない。だから、巨人化している必要は無い。」
ジャイアン(なめやがって!)
スネ夫(なめるのはキャンディーだけにしやがれ!)
のび太「しずかちゃん、ここは僕に任せて、君は獣をやってくれ。」
しずか(のび太さん・・・。)
のび太「早く!」
女型の巨人「・・・・・・アア。」
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:46:32.88 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「おいおい・・・。」
女型の巨人「・・・・・・。」
獣の巨人「やってくれるじゃねえか・・・、しずか。」
女型の巨人「・・・・・・。」
獣の巨人「そっち側に着いたってことは、もう目を覚ましたくないってことだよな?」
しずか(・・・こいつに耳を貸しちゃダメ・・・。)
獣の巨人「いいのか?俺を敵に回すってことは、そういうことなんだぞ!」
獣の巨人「今ならまだ間に合う。こっち側に来い!」
ドゴォ!!
獣の巨人「ぐふっ!・・・それがお前の答えか・・・。」
しずか(もう、喋らないでほしいわ。)
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:47:57.63 ID:4z5T4aMvO
- ジャイアン(あいつを殴り飛ばすって、どれだけの怪力なんだよ。)
スネ夫(ドラえもんの道具を使ってるんだな?)
ジャイアン(だとしたらのび太も・・・。)
スネ夫(こうして一人で挑んでいるということは、何かあるはず・・・。)
のび太「二人とも、すぐに目が覚めるから。」
ジャイアン(何をする気だ?)
のび太「声紋キャンディ〜!」
声紋キャンディー
このキャンディーを舐めると、対象の人物とそっくりな声が出せる。
スネ夫(何だあれ?)
のび太「よし、覚悟しろよ〜!」
ジャイアン(来い!)
- 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:48:57.63 ID:4z5T4aMvO
- のび太「お〜れはジャイア〜ン、ガ〜キだいしょおおうううう!」
ジャイアン(は?)
スネ夫(ジャイアンの声?)
のび太「て〜んかむ〜てきいの、おうとこおだあぜええ〜!」
スネ夫(下手だな・・・。)
ジャイアン「おいのび太!ふざけてんのか!」
スネ夫(ちょっとジャイアン!巨人化解いちゃだめでしょ!)
ジャイアン「俺の真似をしたい気持ちは分かる。だがな、やるなら真面目にやれ。」
のび太「いや、僕は真剣に・・・。」
ジャイアン「真剣に歌ってそんな歌になるか!!!」
のび太「そんなこと言われたって・・・。」
ジャイアン「仕方ない、俺が見本を見せてやる。光栄に思え。」
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:50:26.12 ID:4z5T4aMvO
- スネ夫(は?ちょっと待てよ。)
ボエエエエエエエ〜〜〜〜〜!!!!!!!
獣の巨人「ぐええええええ!!!!!」
しずか(のび太さん、そこまでリアルに再現しなくても・・・あれ、たけしさん!?)
サシャ「いやああああああ!!!!」
コニー「ぎゃああああああ!!!!!!!」
マルコ「何だこれは!地獄か!?」
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:51:17.59 ID:4z5T4aMvO
- ハンジ「見ろおえ!巨人がおえ!苦しんでいるおえ!」
ミケ「嘔吐しながらしゃべるんじゃない!」
ジャン「ううう・・・やべえなこりゃ・・・。」
アルミン「一体どんな兵器を使えばこれほどの・・・。」
アニ「きゃああああ!!!!」
ベルトルト「うわああああ!!!」
アニ「ベルトルト、どうにかしてよ!」
ベルトルト「無茶言わないでくれ!」
アニ「私を守るんだろ!!」
ベルトルト「なっ!聞こえてたのか!」
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:51:59.00 ID:4z5T4aMvO
- ジャイアン「まあ、こんなもんだ。参考になったか?」
のび太「うん・・・すごく・・・。」
スネ夫(うう・・・ううん・・・。)
ジャイアン「そうか、じゃあもう一回歌ってみろ。」
のび太「いや、それはさすがに。」
ジャイアン「俺様に逆らうのか・・・なら死ね。」
のび太「そんな!」
スネ夫(あれ・・・僕は何を・・・。)
カッ!
鎧の巨人「・・・・・・。」
ジャイアン(俺様に逆らう奴は、みんな死刑だ。)
のび太「えっと、えっと・・・。」
ジャイアン(俺様の声で、そんな慌てんじゃねえよ!)
ブンッ!
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:52:31.69 ID:4z5T4aMvO
- のび太(やられる!)
ガシッ!
のび太「・・・あれ?」
ジャイアン(なんの真似だ・・・スネ夫。)
スネ夫(友達を攻撃して、どうしちゃったのさジャイアン。)
のび太「スネ夫、守ってくれたのか!」
獣の巨人「あいつ・・・どうして鎧のパンチを止めた・・・。」
しずか(スネ夫さん・・・洗脳が解けたのね!)
獣の巨人「やってくれたな・・・。」
しずか(おっと、私はこいつの相手をしないと。)
獣の巨人「しずか・・・そのパワーをどうやって手に入れたのかは知らないが、遊びはここまでだ。」
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:53:14.85 ID:4z5T4aMvO
- ガシッ!
しずか(速い!?)
獣の巨人「捕まえた。」
しずか「残念でした!」
獣の巨人「ああ?」
獣の巨人(こいつ、巨人化を解きやがった。何のために・・・。)
しずか「捕まったのはあなたの方よ!」
獣の巨人「何だと!」
ドラえもん「・・・この瞬間を待っていた。」
ドラミ「準備はいい?お兄ちゃん。」
ドラえもん「いつでもいけるよ!」
獣の巨人「こいつら、女型の腹の中に・・・。」
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:53:54.22 ID:4z5T4aMvO
- ドラえもん・ドラミ「ジャンボ・ガン!!!!」
ドガーーーン!!!!!
獣の巨人「ぐわあああああ!!」
のび太「やった!獣をやっつけた!」
しずか「遂にやったのね!」
ドラえもん「あれだけ至近距離で当たったんだ。ひとたまりもないよ。」
ドラミ「たけしさんとスネ夫さんから離しておいて、正解だったわね。」
スネ夫(やるじゃないか!)
ジャイアン(・・・・・・。)
のび太「獣は倒された。もう正気に戻ったろ、ジャイアン。」
鎧の巨人「・・・・・・。」
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:56:05.70 ID:4z5T4aMvO
- ジャン「やったのか、倒したのか?」
アルミン「ああ!そうだよ!」
ジャン「だったら後は、この巨人どもを掃除するだけだな!」
アルミン「ドラえもんの道具があれば、簡単だね!」
ジャン「おうよ!」
ベルトルト「・・・終わったのかな?」
アニ「どうだろう?」
ベルトルト「嫌な予感がする。」
アニ「・・・・・・。」
ベルトルト「もしかしたらここでみんな・・・。」
アニ「不吉なことを言うな。」
- 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:56:42.97 ID:4z5T4aMvO
- のび太「後は巨人を倒すだけだ!」
しずか「私たちの力で、巨人を駆逐しましょう!」
ドラえもん「もうひと踏ん張りだ!」
ドラミ「頑張りましょう!」
鎧の巨人「ウオオオオオオーーーーー!!!」
のび太「ちょっとジャイアン、張り切りすぎだよ。」
ドラえもん「そうだよ・・・え?」
ドガン!
のび太「危ないな!当たるところだったじゃないか!何するんだ!」
ドラえもん「待って、様子がおかしい!」
鎧の巨人「・・・・・・。」
のび太「ジャイアン?」
スネ夫(もしかして・・・まだ・・・。)
- 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:57:41.93 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「はあ・・・死ぬかと思った。」
のび太「!?」
しずか「どうして!?」
獣の巨人「言ったろ、俺はチートだ。」
のび太「・・・・・・つまり?」
獣の巨人「つまりな、今俺の体力はゼロじゃねえんだ。まだお前らを殺す力を持っている。」
のび太「・・・・・・まずい!」
獣の巨人「巨人ども!ここにいる兵士全員をぶっ殺せ!!!」
エルヴィン「巨人の動きが!?」
ハンジ「何だこれは!」
ミケ「まるで飢えた獣のようだ・・・。」
- 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:58:32.22 ID:4z5T4aMvO
- 兵士「空気砲で態勢を崩す!その間にうなじを削げ!」
兵士「よっしゃ!」
バクッ!
兵士「ぎゃあ!!」
マルコ「嘘だろ!?」
コニー「何て動きだ・・・。」
サシャ「あれは・・・何としてでも食べてやるという執念を感じました。」
マルコ「他の巨人もだ!」
ハンジ「どういうことだ!」
ミケ「考えてる暇はない!早く討伐するぞ!」
エルヴィン「道具があっても油断するな!心してかかれ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
兵士たち「うおおおおおおお!!!!!!」
バクッ! バクッ! バクッ!
バクッ! バクッ! バクッ! バクッ!
バクッ! バクッ! バクッ! バクッ! バクッ!
バクッ! バクッ! バクッ! バクッ! バクッ! バクッ!
兵士たち「ぎゃああああああ!!!!!!!」
エルド「くそ!」
グンタ「何だこれは・・・。」
ペトラ「さっきまでと全然違う・・・。」
オルオ「地獄絵図だな・・・。」
- 256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:59:09.03 ID:4z5T4aMvO
- すいません、上はミスです
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 00:59:37.62 ID:4z5T4aMvO
- 兵士「空気砲で態勢を崩す!その間にうなじを削げ!」
兵士「よっしゃ!」
バクッ!
兵士「ぎゃあ!!」
マルコ「嘘だろ!?」
コニー「何て動きだ・・・。」
サシャ「あれは・・・何としてでも食べてやるという執念を感じました。」
マルコ「他の巨人もだ!」
ハンジ「どういうことだ!」
ミケ「考えてる暇はない!早く討伐するぞ!」
エルヴィン「道具があっても油断するな!心してかかれ!」
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:00:28.75 ID:4z5T4aMvO
- 兵士たち「うおおおおおおお!!!!!!」
バクッ! バクッ! バクッ!
バクッ! バクッ! バクッ! バクッ!
バクッ! バクッ! バクッ! バクッ! バクッ!
バクッ! バクッ! バクッ! バクッ! バクッ! バクッ!
兵士たち「ぎゃああああああ!!!!!!!」
エルド「くそ!」
グンタ「何だこれは・・・。」
ペトラ「さっきまでと全然違う・・・。」
オルオ「地獄絵図だな・・・。」
- 259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:01:20.09 ID:4z5T4aMvO
- 〜現実〜
セワシ「うわあ、これはやばい。何とかしないと。」
セワシ「そうだ、とっておきのチートを使うか?」
セワシ「でも重ねてチートを使うのは・・・。」
セワシ「いや、そんなこと言ってる場合じゃない!」
- 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:02:04.45 ID:4z5T4aMvO
- 〜夢〜
ジャン「おいおいおい!どうすりゃいいんだこれは!」
アルミン「仕方がない、一旦逃げよう!」
ジャン「それしかねえか!・・・!?」
ガシッ!
アルミン「え?」
ジャン「・・・なんだよ、だっせえな、捕まっちまった。」
アルミン「ジャン、今僕をかばって・・・。」
ジャン「早く行け!」
アルミン「でも・・・。」
ジャン「エレンの分も海を見るんだろうが!!」
アルミン「・・・・・・。」
ジャン「早くしろ!」
アルミン「・・・くそ・・・。」
ジャン(ミカサ・・・安心してくれ、アルミンは無事だ。)
ジャン(あの世でたっぷり話そうぜ。)
ジャン(・・・しまった、もうエレンがいるのか。じゃあ俺は邪魔者だな。)
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:02:55.15 ID:4z5T4aMvO
- ベルトルト「アニ、この数を相手に逃げ切るのは無理だと思う。」
アニ「あんたね、さっきから何でそうマイナス思考なの?」
ベルトルト「最悪の状況を想定してるだけだよ。今回はそれが現実になるだけさ。」
アニ「・・・それで、対策は考えてあるの?」
ベルトルト「あるよ、一人が囮になって、その隙にもう一人が逃げるんだ。」
アニ「囮は誰がやるの?」
ベルトルト「もちろん僕だ。」
アニ「・・・・・・何で。」
ベルトルト「・・・男が女を守るのに、理由がいるのかい?」
アニ「かっこつけてないで、早く言え。」
ベルトルト「・・・それはね。」
ダッ!
アニ「待ちなよ!ベルトルト!」
ベルトルト「君のことが好きだからさ。」
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:03:30.31 ID:4z5T4aMvO
- エルド「ちくしょう、俺たちが苦戦するとは・・・。」
ペトラ「これじゃあ全滅してしまう・・・。」
オルオ「・・・・・・。」
ペトラ「どうしたの、オルオ。」
オルオ「・・・刃が尽きた。」
エルド「何だと!」
オルオ「ガスも、もう残ってない。」
オルオ「もうだめだ・・・。俺が囮になるから、みんなは早く逃げてくれ。」
グンタ「何を言っている!」
オルオ「俺を守りながら逃げ切れる相手じゃないだろ!」
ペトラ「・・・こんな時に、兵長がいてくれたら・・・。」
オルオ「おいペトラ、今何つった!」
ペトラ「兵長がいれば、こんな奴ら一瞬で片付けてくれるのに!」
オルオ「もう兵長はいないんだ!!!」
ペトラ「じゃあどうすればいいの!どうすればあんたを守れるのよ!」
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:04:19.01 ID:4z5T4aMvO
- のび太「ジャイアン、やめてよ!」
ドラえもん「どうしよう!」
ドラミ「まず離れましょう!」
しずか「ああ!スネ夫さん!」
スネ夫(ジャイアン、目を覚ませ、僕らは仲間だろ!)
鎧の巨人「オオオオオオ!!!!」
ドラえもん「スネ夫君が押さえているうちに、早く離れよう!」
のび太「うん!」
ドラえもん「何か、何かいい道具は・・・。」
ドラミ「えっと、えっと・・・。」
のび太「どんぶらガスは?」
ドラえもん「ダメだ、全部渡したし、おそらく使い切ってる。」
しずか「ああ、そういえば!」
ドラミ「どうしたの?」
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:05:22.06 ID:4z5T4aMvO
- しずか「忘れてたわ、私、スーパー手ぶくろをしてるんだった!」
スーパー手ぶくろ
身に着けると腕力を中心とした全身の力や持久力が強化される
のび太「そうだったそうだった!僕もだ!」
ドラえもん「それを使って、鎧の巨人を倒すんだ!」
しずか「無理言わないで!あんなところに飛び込むだなんて!」
のび太「こっちの攻撃を当てる前にやられちゃうよ!」
スネ夫(うわあ〜〜!!)
ドラえもん「超大型が負けた!」
のび太「何だって!?」
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:06:08.89 ID:4z5T4aMvO
- ドラえもん「鎧が来るぞ〜!」
のび太(獣との戦いのために、なるべく巨人化したくないけど・・・。)
しずか(仕方ないわ・・・。)
ドラミ「だめよ。」
のび太「えっ?」
ドラミ「獣の巨人を倒すためには、あなたたちの力が必要なの。」
ドラミ「すでに一度力を使ってしまってるんだから、今は耐えなさい。」
のび太「じゃあ、どうすれば・・・。」
???「僕が隙を作る!」
ドラえもん「・・・ああっ、あれは!!」
しずか「嘘っ!?」
のび太「・・・ああ・・・ああ・・・。」
- 266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:06:44.31 ID:4z5T4aMvO
- ジャン(ああ、やっぱ死ぬのは怖えな〜。)
ジャン(・・・・・・。)
ジャン「あれ?俺、食べられてない?」
ジャン「っていうか、巨人やられてる!?」
アルミン「ジャン!」
ジャン「アルミン!逃げろって言ったろ!」
アルミン「もう大丈夫だよ!ほら!」
ジャン「・・・・・・は?」
???「アルミン、ジャン、ケガはない?」
???「悪いな、遅くなっちまって。」
ジャン「おい、これは・・・どういうことだ?」
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:07:43.99 ID:4z5T4aMvO
- アニ「ベルトルト〜〜〜!!!!!」
ベルトルト「さあ、僕に注意を向けろ!アニに近づくな!」
ベルトルト(この数を相手に、どれだけやれるかな・・・。)
バタッ バタッ バタッ
ベルトルト(何だ?巨人が次々に倒れていく・・・。)
???「ベルトルト、囮になってくれたのはありがたいが、それは俺の仕事だ。」
ベルトルト「・・・そんな・・・どうして・・・。」
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:08:43.27 ID:4z5T4aMvO
- ペトラ「うおおおお!!」
エルド「うおおおおおお!!!!」
グンタ「うおおおお!!!」
オルオ「お前ら、俺を置いて逃げろよ!何で戦ってんだよ!」
ペトラ「私たちは、仲間を置いていったりしない!」
エルド「兵長ならそうするはずだ!」
グンタ「俺たちはリヴァイ班だぜ!?」
オルオ「・・・お前ら。」
ペトラ「きゃあ!!」
オルオ「ペトラ!!」
エルド「まずい、ペトラがやられる!」
グンタ「だが、今は援護ができねえ!」
オルオ(すまねえ、ペトラ、無力な俺を許してくれ・・・。)
ペトラ「兵長〜〜〜〜〜!!!!!」
- 269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:10:04.30 ID:4z5T4aMvO
- ズバッ!!!
ペトラ「ふえ?」
オルオ「・・・・・・ははは、俺は幻でも見てるのか?」
???「おいお前ら、状況を説明しろ。」
オルオ「今目の前に・・・。」
???「なぜこんなに巨人が湧いてるんだ。」
オルオ「・・・・・・リヴァイ兵長が・・・。」
リヴァイ「おい、聞いてるのか?」
エルド「・・・・・・。」
グンタ「・・・・・・。」
ペトラ「・・・・・・。」
リヴァイ「何だ、幽霊を見たかのような面しやがって。」
- 270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 01:14:29.62 ID:3m2T2SsEo
- 燃えるな
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:39:32.58 ID:4z5T4aMvO
- のび太「出木杉!」
出木杉「それ!」
鎧の巨人「グオオオオオオ!!!」
出木杉「さすがに目の表面を硬質化するわけにはいかないだろう。見えなくなるし。」
しずか「どうして出木杉さんが・・・。」
出木杉「さあ、早く!二人とも!!」
のび太「あ、ああ!」
しずか「いくわよ!」
ドシン!!!
ジャイアン(どわ〜〜〜〜!!)
シュゥゥゥゥゥゥ・・・
スネ夫「ジャイアン!」
ジャイアン「ううん・・・。」
ドラえもん「ジャイアン、目を覚まして!」
しずか「ちょっと強く投げすぎたかしら。」
ジャイアン「・・・あれ、俺は一体・・・。」
のび太「ジャイアン、君の敵は誰だい?」
ジャイアン「敵?決まってるだろ!獣の巨人だ!」
獣の巨人「・・・・・・ちっ。」
- 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:41:09.95 ID:4z5T4aMvO
- のび太「やった!」
スネ夫「ジャイアンも元通りだ!」
ジャイアン「何のことだ?」
しずか「獣に洗脳されてたのよ?」
ジャイアン「洗脳?」
出木杉「・・・まさか、鎧の正体がジャイアンだったなんて・・・。」
のび太「ああ、これには深い訳があるんだ!」
ドラえもん「そうそう、深い訳が!」
しずか「・・・・・・。」
出木杉「訳?」
スネ夫「えっと、何から話せばいいのか・・・。」
出木杉「気にすることないよ、ゲームで敵味方に分かれるのは、よくあることだ。」
しずか「・・・・・・許してくれるの?」
出木杉「何を?」
しずか「私があなたを・・・騙したこと。」
出木杉「騙した?」
しずか「そうよ、あなたを殺したときに・・・。」
出木杉「ちょっと待って、僕は死んでないよ。」
のび太「でも、君は今までゲームの中では死んでたんだよ?」
出木杉「そうなのかな?確かに、シガンシナ区まで来た記憶がないけど・・・。」
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:42:10.60 ID:4z5T4aMvO
- エレン「目が覚めたらここに来ていて、アルミンがいたんだ。」
ミカサ「ジャンが食べられそうになっていた。間に合ってよかった。」
アルミン「ううう・・・二人とも・・・。」
エレン「おい泣くなよ。」
ミカサ「怖い思いをしたのね。」
アルミン「違うんだ、また二人と会えて、嬉しくて・・・。」
ジャン「・・・・・・。」
エレン「そういえば、お前その服、調査兵団に入ったのか。」
ジャン「うっ、そうだよ、悪いかよ。」
エレン「あんなに憲兵になりたがってたのに、どうして・・・。」
ジャン「・・・さあな。」
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:43:27.72 ID:4z5T4aMvO
- ミカサ「そう言えば、さっきアルミンから聞いた。」
ジャン「?」
ミカサ「アルミンを助けてくれたと、ありがとう、ジャン。」
ジャン「・・・いや、当然のことをしたまでだ。」
エレン「ありがとな、ジャン。」
ジャン「お前に礼を言われても、嬉しくないんだよ!」
エレン「なんだとこの野郎!」
ジャン「やるか!」
エレン「やめろよ!破けちゃうだろうが!」
ミカサ「・・・ふふふ。」
アルミン「ミカサ、止めなくていいの?」
ミカサ「いいと思う。」
アルミン「・・・そうだね。」
ジャン(おい、止めてくれないのか?)
エレン(いいのか、殴っちまうぞ?いいのか?)
- 275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:46:08.80 ID:4z5T4aMvO
- ライナー「そうか・・・俺はお前をかばって巨人に・・・。」
ベルトルト「うん。」
ライナー「すまん、全く覚えてない。」
ベルトルト「いや、いいんだ。ライナーが生きていれば、それで十分だ。」
ライナー「しかし、お前の話が正しければ、俺はどうやって生き返ったんだ?」
ベルトルト「分からない・・・。神様か何かかな?」
アニ「・・・・・・ねえ、ベルトルト。」
ベルトルト「何だい?」
アニ「さっき言ってたことだけど・・・。」
ベルトルト「えっと・・・何だっけ?」
アニ「とぼけるな!ちゃんと聞こえてんだよ!」
ライナー「ベルトルト、何の話だ?」
ベルトルト「えっと、その・・・。」
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:47:13.30 ID:4z5T4aMvO
- ベルトルト「僕は・・・君が好きだ。」
ライナー「・・・そうか、ついに伝えたか。」
ベルトルト「知ってたのか!?」
ライナー「見すぎだ、俺でなくても分かる。」
アニ「・・・・・・。」
ライナー「それで、アニ、お前はどうなんだ?」
アニ「私は・・・。」
ベルトルト「答えを聞かせてくれ。」
アニ「・・・この戦いが終わってから言うよ。」
ベルトルト「何だよそれ!」
アニ「答えが聞きたきゃ、生きて帰るんだね!」
ライナー「ツンデレだな。」
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:49:03.17 ID:4z5T4aMvO
- リヴァイ「なるほど、大体分かった。俺はあの獣に殺されたんだな。」
オルオ「はい、おそらく。」
リヴァイ「記憶はねえが、やられたならやり返さねえとな。」
ペトラ「でも、前みたいにまたやられるんじゃ・・・。」
リヴァイ「今回は大丈夫だ、ドラえもんのひみつ道具とやらを使う。」
エルド「勝機があるんですか?」
リヴァイ「分からんが、やるしかない。」
グンタ「ですがその前に、周りの巨人を何とかしないと・・・。」
オルオ「なんか、ここだけ他より巨人が多くいませんか?」
リヴァイ「・・・そうだな。」
ペトラ「私たちが協力すれば!」
リヴァイ「そうだな、ペトラとエルドはオルオを守れ。グンタは俺と来い。」
オルオ「二人でやる気ですか?」
リヴァイ「そうだ、お前を失うわけにはいかないからな。」
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:50:06.63 ID:4z5T4aMvO
- オルオ(俺は、みんなの足手まといになって・・・これじゃあまた兵長が・・・。)
リヴァイ「!?」
グンタ「兵長!!!」
獣の巨人「へへへ、よそ見してると食われるぜ、リヴァイ。」
リヴァイ「くっ!」
オルオ「兵長!危ない!」
バクッ!
エルド「オルオ!」
ペトラ「オルオ〜!」
リヴァイ「まだだ、丸呑みされただけだ!まだ生きてる!」
グンタ「腹を引き裂いて、助け出してやる!」
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:51:45.96 ID:4z5T4aMvO
- 獣の巨人「おっと、こいつはラッキーだったな。よし、そのまま遠くに逃げろ。」
エルド「あの巨人、向こうへ逃げるぞ!」
グンタ「逃がすか!」
ペトラ「ああ!この巨人ども、鬱陶しい!!」
リヴァイ「まずはこいつらを片付ける。いくぞ、お前ら。」
エルド・グンタ・ペトラ「了解!!!」
獣の巨人「さすがのリヴァイ班でも、あの数を処理してオルオを助けるには無理がある。」
獣の巨人「運命は俺に味方してくれているようだな・・・。」
- 280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 01:53:16.29 ID:4z5T4aMvO
- 〜巨人の腹の中〜
オルオ「最後にリヴァイ兵長の役に立てて良かった・・・。」
オルオ「しかし気味が悪いな、ここは。」
オルオ「・・・・・・。」
オルオ「どうせ最後だし、誰も聞いてないし、言っとくかな・・・。」
オルオ「・・・・・・おほん。」
オルオ「必ず巨人を駆逐してやる!この世から!一匹残ガシュッ!」
オルオ「いだああ〜〜〜!!!!!」
カッ!
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 09:46:16.21 ID:ukMWt9yRo
- お前かよwww
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:07:10.88 ID:2qXrIpbkO
- 獣の巨人「!?」
オルオ巨人「ウオオオオオオ!!!!!」
獣の巨人「何てこった・・・死の間際で覚醒するとは・・・。」
オルオ(何だこれは・・・一体俺はどうしちまったんだ・・・。)
リヴァイ「・・・・・・。」
オルオ(あっ、兵長!)
ペトラ「・・・・・・。」
オルオ(ペトラ、俺は無事だ!)
ペトラ「邪魔するな!」
オルオ(おっと、危ねえ!)
ペトラ「避けた!?」
エルド「こいつ、すばしっこいぞ!」
グンタ「気を付けろ、小型だが手強い。」
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:07:51.47 ID:2qXrIpbkO
- オルオ「ちょっと待てよ、何で俺を攻撃するんだ!」
リヴァイ「・・・・・・。」
ペトラ「・・・・・・。」
エルド「な、ななな・・・。」
グンタ「オルオが巨人のうなじから出てきやがった!」
オルオ「うなじ?・・・本当だ!?」
リヴァイ「どういうことだ、お前も巨人化能力者だったのか?それを今まで隠してたのか?」
オルオ「いや、俺もついさっき気づいたところなんです。」
ペトラ「本当に?」
オルオ「本当だ!」
リヴァイ「・・・信じよう。」
オルオ「兵長!」
リヴァイ「オルオ、お前の巨人は機動力が高いようだな、俺たちをドラえもんのいるところまで連れて行ってくれ。」
オルオ「了解です!兵長!」
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:09:10.06 ID:2qXrIpbkO
- 出木杉「・・・そうか、そんなことになっていたとは・・・。」
しずか「・・・・・・。」
出木杉「獣の巨人・・・許せない。」
しずか「!?」
のび太「やっぱりそうだよな?」
出木杉「ああ、さっきのジャイアンといい、獣の巨人がおかしな力を使ったとしか思えない。」
しずか「でも私が・・・。」
出木杉「自分を責めることはないよ、しずかちゃん。」
のび太「ほらね、出木杉だって同じこと言うだろ。」
しずか「・・・・・・。」
出木杉「さあ、みんなで獣を倒そう!」
しずか「・・・ええ!」
スネ夫「うん!」
ジャイアン「おう!」
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:15:16.65 ID:2qXrIpbkO
- ドシン! ドシン!
のび太「あわわわわわ!!!」
ドラえもん「巨人がこっちに向かってくる!」
ジャイアン「しかも屋根伝いに!」
スネ夫「何て身軽なんだ!」
ドシン!
ドラえもん「みんな気を抜くな!」
のび太「分かってる!」
ドラミ「出木杉さんがせっかく生き返ったんだし、もう誰もやられちゃダメよ!」
リヴァイ「おい、落ち着け。」
スネ夫「この巨人、喋るぞ!」
ジャイアン「しかもリヴァイ兵長の声で!」
リヴァイ「落ち着けと言っているんだ、お前ら。」
しずか「待って、巨人の背中を見て!」
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:16:06.93 ID:2qXrIpbkO
- のび太「ああ〜!リヴァイ兵長!」
ドラえもん「どうなってるんだ、出木杉だけじゃなく、リヴァイ兵長まで生き返ってる。」
リヴァイ「話をしている暇はない。ドラえもん、お前の道具を貸せ。」
ドラえもん「道具?」
ジャイアン「リヴァイ班の人がみんないるぜ!」
スネ夫「すごい!巨人をてなづけたのか!」
オルオ「ばかやろう、これは俺の巨人だ。」
のび太「オルオさん!」
しずか「最後の巨人化能力者は、オルオさんだったのね!」
オルオ「よく分からんが、すごいだろ?」
リヴァイ「話している暇はないと言っただろう。」
オルオ「はい!すみません!」
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:16:40.98 ID:2qXrIpbkO
- リヴァイ「よし、ドラえもん頼む。」
ドラえもん「はい、ビッグライト〜!」
リヴァイ「おっと、これで獣にブレードが届く。」
のび太「ねえドラえもん、ビッグライトで大きくしたって、攻撃力が大きくなるわけじゃないんだよね?」
ドラえもん「うん、セワシ君の説明では、確かそのはずだよ。」
リヴァイ「よし、次はカチンカチンライトとかいうので強度を最強にしてくれ。」
ドラえもん「なるほど、カチンカチンライト〜!」
リヴァイ「これなら獣にも勝てそうだ。」
ドラえもん「でも、パワーで勝っててもあいつのスピードは・・・。」
リヴァイ「問題ない、なあオルオ。」
オルオ「え、まさか!?」
リヴァイ「こいつに乗って戦う。」
オルオ(そんな責任ある仕事を俺が〜!)
ペトラ「やったじゃんオルオ!」
エルド「兵長の力になる時が来たんだ!」
グンタ「よっ、兵長の犬!」
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:17:37.45 ID:2qXrIpbkO
- オルオ「・・・分かりました。俺は兵長に一生ついていくって決めてますから!」
リヴァイ「というわけだ、後は俺たちに任せてもらおう。」
のび太「待ってよ、獣を倒すのは僕たちだ!」
リヴァイ「・・・お前にその力があるのか?」
のび太「ドラえもんの道具を使って、何とかします。」
リヴァイ「・・・いいだろう。」
ペトラ「兵長、いいんですか?あいつは兵長を・・・。」
リヴァイ「俺よりもこいつらの方が、因縁があるみたいだ。」
のび太「・・・・・・。」
リヴァイ「周りのザコ巨人どもは俺たちに任せろ。」
ドラえもん「お願いします。」
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:18:32.09 ID:2qXrIpbkO
- エルヴィン「・・・何だ?巨人が急に倒れていく。」
ミケ「どれどれ・・・あれは!?」
ハンジ「どうしたミケ!」
ミケ「リヴァイだ・・・。」
ハンジ「そんな!リヴァイは死んだはずじゃあ!?」
ミケ「しかし、ああして生きて、巨人を狩っている!」
ハンジ「・・・何だよ、生きてるなら顔ぐらい見せに来いよ。」
エルヴィン「・・・ミケ。」
ミケ「ああ・・・行ってくる。」
ハンジ「これほどの巨人、ミケとリヴァイ以外に任せられない。」
エルヴィン「ここら一帯の巨人どもを、一掃してこい。」
ミケ「了解。」
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:19:12.09 ID:2qXrIpbkO
- ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ!
リヴァイ「ふう、ブレードが太いから、わざわざV字に切る必要が無いってのは楽でいい。」
オルオ「そうですね、兵長!」
リヴァイ「いちいち顔を出すな。集中しろ。」
オルオ「すいません!」
ミケ「さすがだなリヴァイ、巨人を乗りこなすとは・・・。」
ミケ「と思ったが、そいつはオルオか。」
リヴァイ「ミケか、今巨人どもをぶっ殺して回ってるところだが、俺たちだけじゃ時間がかかる。」
ミケ「だろうな。」
リヴァイ「手を貸してくれないか?」
ミケ「・・・元からそのつもりで来ている。」
オルオ(いま兵長、俺たちって言った!たちって!)
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:19:45.75 ID:2qXrIpbkO
- エレン「おい、あれリヴァイ兵長か?」
ミカサ「すごい、あれほどのスピードで巨人を・・・。」
アルミン「最初から兵長がいれば、苦労は無かっただろうね。」
ジャン「ああ。」
ライナー「すげえなリヴァイ兵長、巨人をああもあっさりと。」
ベルトルト「そうだね、僕もいつかはあんな風に・・・。」
アニ「・・・なれるよ、きっと。」
ベルトルト「えっ、何?」
アニ「さあね。」
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:20:44.45 ID:2qXrIpbkO
- のび太「ドラえもん、僕らは獣を倒そう!」
ドラえもん「うん、あと少しのところまで来てるんだ、頑張ろう!」
スネ夫「ジャイアン以外は、あと一回巨人化できる力を残してる。」
ジャイアン「ちょっと待てよ、三回までは・・・。」
しずか「だめよ、使うとしても、確かなチャンスをものにできる時だけよ。」
ドラミ「そうよ、巨人化のエネルギーは無限じゃないの。三度目の巨人化がどれだけ持つか・・・。」
ジャイアン「・・・・・・。」
のび太「あいつを倒すには、確実な手段を取らないといけないんだ。」
出木杉「・・・・・・ねえ、こんなのはどうかな?」
ドラえもん「なになに?」
出木杉「そもそも・・・・・・。」
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:22:36.93 ID:2qXrIpbkO
- ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ!
リヴァイ「・・・・・・ん?」
獣の巨人「おいリヴァイ、俺は言ったよな?」
オルオ(あいつは・・・!)
獣の巨人「お前がいると、ゲームバランスが崩れるってよお!!!」
リヴァイ「・・・知らねえな。」
獣の巨人「もう一度殺してやる!」
リヴァイ「・・・・・・悪いが。」
キィィィン!!!
オルオ(最強硬度のブレードに耐える腕だと!?なんて頑丈な奴だ!!)
リヴァイ「お前の相手は俺じゃない、あいつらだ。」
獣の巨人「あいつら?」
リヴァイ「じゃあな、俺は忙しい。」
オルオ(あばよ!)
- 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:23:48.52 ID:2qXrIpbkO
- カッ!
獣の巨人「ん?」
超大型巨人「ウオオオオオオ!!!」
獣の巨人「あいつらもあがくねえ。相手してやるか。」
ドラえもん「みんな、頑張れ!」
ドラミ「頑張って!」
出木杉「・・・・・・。」
〜さっき〜
出木杉「僕は巨人化できないから、この作戦は君たちに任せることになる。」
出木杉「正直上手くいくかは分からない。」
のび太「大丈夫だよ、出木杉が立てた作戦なんだから、上手くいくに決まってるさ!」
ジャイアン「そうそう!」
スネ夫「後は僕たちに任せてよ!」
しずか「必ず成功させるわ!」
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:25:11.35 ID:2qXrIpbkO
- 〜現在〜
出木杉「・・・みんな、頑張れ!頑張れ!」
獣の巨人「超大型は体がでかいだけ、俺の敵じゃない。」
出木杉(獣の巨人は自分の力に絶大な自信を持っている。)
スネ夫(だから僕が攻撃を仕掛ければ必ず向かってくる!)
獣の巨人「まずは一人だ!」
ドゴオ!
獣の巨人「!?」
出木杉(超大型を倒せると油断したところで、女型が背後から攻撃する。)
女型の巨人「・・・・・・。」
獣の巨人「まさか後ろを取られるとはな・・・、スピードも上げたのか。」
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:26:35.10 ID:2qXrIpbkO
- 〜さっき〜
ドラえもん「チータローション〜!」
チータローション
このローションを足に塗ると、目にも止まらぬ速さで走ることが出来る。ただし効力は短い。
ドラえもん「これを使えば、獣のスピードにも対応できるはずだ!」
出木杉「念のため、カチンカチンライトで防御力も上げておこう。」
〜現在〜
ドガン! ドガン! ドガン!
獣の巨人「やるじゃねえか、しずか。」
しずか(スーパー手袋、カチンカチンライト、チータローション。)
しずか(攻撃、防御、スピードを極限まで高めて、やっと互角だなんて・・・。)
獣の巨人「確かチータローションの効果時間は短いんだよな?」
しずか(!?)
獣の巨人「だったら距離をとって時間を稼げばいい。」
しずか(・・・まさかこれほどとはね。)
- 297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:27:27.49 ID:2qXrIpbkO
- 〜さっき〜
出木杉「ドラえもん、このゲームは未来で発売されていたんだよね?」
ドラえもん「うん、そうだよ。」
出木杉「だったら、改造した人も未来人だ。ってことは、ひみつ道具についてもいろいろ知っているはず。」
のび太「うん。」
出木杉「ひみつ道具の効果についても、分かっていると思う。」
〜現在〜
しずか(出木杉さんの言った通り、距離を取ってきたわ。)
出木杉(さあ、後は一発当てるだけだ。)
獣の巨人「さあて、効果が切れた時が最後だ。」
ジャイアン「いや、その前にお前が消える。」
獣の巨人「!?」
- 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:28:08.99 ID:2qXrIpbkO
- 獣の巨人「いつの間に俺の後ろについてやがった!?」
ジャイアン「さあ、いつだろうな?」
〜さっき〜
出木杉「女型の最初の攻撃時、かべがみハウスを獣の背中に貼ってほしい。」
ドラえもん「ちょっと待って、あれは平らな壁に貼るものだよ。さすがに背中には・・・。」
出木杉「ひみつ道具が使えるというのは、のび太君の子孫が作った機能らしいね。」
のび太「うん、セワシ君っていうんだ。」
出木杉「だったらさ・・・。」
〜現在〜
ジャイアン「やっぱりのび太の子孫、細かいところは適当だ!」
カッ!
獣の巨人「巨人化して後ろから攻撃か?」
鎧の巨人「・・・・・・。」
獣の巨人「そんなんで俺が倒せるかよ!」
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:29:32.33 ID:2qXrIpbkO
- のび太「ジャイアン、そいつを離すなよ。」
獣の巨人「のび太、お前も・・・おい、それは・・・ジャンボ・ガン!!」
ジャイアン(じたばたするなよ・・・。)
獣の巨人「離せ!!」
獣の巨人(まずい、あれをまた食らえば・・・。)
獣の巨人「おい巨人ども!俺を助けろ!!!」
リヴァイ「残念だったな、もう全部討ち取った・・・。」
獣の巨人「リヴァイ・・・!!!」
リヴァイ「残るはお前だけだ。」
〜さっき〜
出木杉「最後はのび太君にやってもらう。」
のび太「僕?」
出木杉「鎧が獣を押さえている間に、ジャンボ・ガンで撃つんだ。」
ドラえもん「やったなのび太君、君の得意な射撃だ!」
ジャイアン「いやいや、俺が獣を押さえられる時間なんて、一瞬だけだぜ?」
のび太「ノープロブレム、一瞬あれば・・・。」
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:30:16.96 ID:2qXrIpbkO
- 〜現在〜
のび太(十分さ・・・。)
ドン!!!
獣の巨人「」
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:27:09.60 ID:2qXrIpbkO
- ドラえもん「やった〜!!!」
ドラミ「やったわ!」
出木杉「よし!」
〜現実〜
セワシ「よし、修正プログラム、オン!」
〜夢〜
ジャイアン「・・・終わったんだな。」
スネ夫「・・・うん。」
しずか「・・・私たちの苦しみも・・・ね。」
スネ夫「・・・・・・ふふふ。」
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