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【安価】京太郎「冥球島?」睦月「バントをしない2番打者」【咲-Saki-】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:06:38.74 ID:7j+Z2fiu0
注意書き

・このスレは何番煎じの京太郎スレです。

・安価スレです。

・野球をします。実在のプロ野球選手のエピソード、名前なども出てきます。

・基本的にsage進行です。安価を取る時だけageます。

・人によってはあんまりじゃないかという扱いのキャラ、実在選手なども出てくるかもしれませんが、
 >>1は咲-Saki-の全キャラも出てくる実在選手も大好きです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491581198
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【ダンガンロンパ】安価とコンマで作成したキャラクターでコロシアイ学園生活【安価進行】 @ 2019/06/25(火) 22:32:58.90 ID:Dy6meBWPO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1561469578/

【コンマ・安価】リキシマン「超人界の頂点にたつ」旧:キン肉マンSS PART19 @ 2019/06/25(火) 22:07:52.89 ID:0iSwdcgOO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1561468072/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:52:26.48 ID:kOoCgfCv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463546/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:52:08.72 ID:1ZIkCXuf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463528/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:51:52.53 ID:HmpaiTo/0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463512/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:51:34.19 ID:JICXdFKO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463494/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:51:16.08 ID:kOoCgfCv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463476/

■ 萌竜会 ■ @ 2019/06/25(火) 20:50:56.72 ID:1ZIkCXuf0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1561463456/

2 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:07:03.71 ID:7j+Z2fiu0
【投球・打撃システム】
引っ張り←→内角攻め
流し打ち←→外角攻め
センター返し←→低めに集める

一致した場合はそのまま打者側は巧打、投手側は変化を使ってのコンマ勝負
外れた場合打者にマイナス補正で打者側は巧打、投手側は変化を使ってのコンマ勝負

[投手側]
内角攻めで外す→長打−30の補正
外角攻めで外す→長打−20の補正
低めに集めるで外す→長打−10の補正

[打者側]
引っ張りで外れる→巧打−30の補正
流し打ちで外れる→巧打−20の補正
センター返しで外れる→巧打−10の補正

投手側は『くさいところ』を選択できる。
これは打者側がどの選択肢を選んでも−20の補正を一律でかける。
ただし体力消費2倍。制球力によって判定変動。

消費体力→通常時2
     ランナーが1人いる毎に+1

【制球S〜A】
通常通りの判定。

【制球B】
投手側コンマ下一桁が9の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。

【制球C】
投手側コンマ下一桁が9の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+5する。

【制球D】
投手側コンマ下一桁が9、7の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+5する。

【制球E】
投手側コンマ下一桁が9、7の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+10する。

【制球F】
投手側コンマ下一桁が9、7、6の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+10する。

【制球G】
投手側コンマ下一桁が9、7、6の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+20する。
3 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:08:10.21 ID:7j+Z2fiu0
投手側が勝利した場合数値差によって結果に変動。
+50以上の勝利→ランナーがいる場合はゲッツーなど、最良の結果。
+49以下の勝利→ランナーがいる場合でも1アウトのみ取れる。
※コンマ合計で同数値の場合は、投手側勝利として扱う。

打者側が勝利した場合打者側は長打、投手側は球威の差を使い更に判定。
ただしそれぞれの打球方向のポジションの合計守備力/10+
投手の球威≧打者の長打力の場合投手の球威/10も加算しその数値以下のコンマが出た際はファインプレーによりアウトとなる。

センター返し→ピッチャー、セカンド、ショート、センター
引っ張り(右打者の場合)→サード、ショート、レフト、センター/2
流し打ち(右打者の場合)→ファースト、セカンド、ライト、センター/2

【引っ張り】
00〜50 シングルヒット
51〜90 ツーベース
91以上 ホームラン

【流し打ち】
00〜70 シングルヒット
71〜110 ツーベース
111以上 ホームラン

【センター返し】
00〜90 シングルヒット
91〜130 ツーベース
131以上 ホームラン

【投手の体力推移】
29以下→球威・変化−10。制球1段階下降。
19以下→球威・変化−20。制球2段階下降。
9以下→球威・変化−30。制球3段階下降。
0→球威・変化−50。制球5段階下降。
4 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:08:57.60 ID:7j+Z2fiu0
【タッチアップ判定】
ランナーが塁に出ていて打者側がアウトになる判定結果が出た際、任意でタッチアップ判定。
打球方向の外野手の守備力と走者の走力で判定する。
1塁からの進塁→走者側−30の補正。
2塁からの進塁→打球方向がセンター・ライトの際はそのまま。レフトの際は−30の補正。
3塁からの進塁→そのまま判定。

外野手の守備力−走者の走力が。

+30〜→進塁阻止
+29〜+0→進塁阻止、アウト
-1〜→進塁成功

【盗塁判定】
ランナーが塁に出ている際に任意で判定。
捕手の守備力+投手の球威/2と走者の走力で判定する。
1塁から2塁への盗塁→そのまま判定。
2塁から3塁への盗塁→走者側−30の補正。
1塁・2塁からのダブルスチール→ケースによって判定式を変更。

捕手の守備力+(投手の球威/2)−走者の走力で守備側が0以上の際アウト、それ未満の際はセーフ。

【バント判定】
セーフティバントの際はランナー1塁の際のバントの判定表を使った後、捕手の守備力+30−打者の走力でアウト。
ランナー1塁の際のバント→コンマ70以下で成功、71以上で失敗。
ランナー2塁の際のバント→コンマ50以下で成功、51以上で失敗。
ランナー3塁の際のスクイズ→コンマ40以下で成功、41以上で失敗。
5 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:10:02.79 ID:7j+Z2fiu0
【味方ステータス】
                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
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・須賀京太郎

紹介:一応主人公。流れに流されなし崩しに野球企画に参加させられた高校生雀士(強いとは言ってない)
   所有カードは2枚ながらどちらも中途半端な1.5軍レベル。それでも懸命の努力でそこそこの実力を持つようになった。
   日常生活では突っ込み気質を見せつつ、周囲にある大きな胸について色々と青い性を発動させている。

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:三嶋一輝(De)、国吉佑樹(De)

球威70 変化40 制球E 体力60
巧打30 長打30 走力40 守備30

【テンポ○】
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

【???】
相手投手が【???】のカードを所有していた際、球威・変化+30。制球2段階上昇。
6 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:11:10.49 ID:7j+Z2fiu0
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・津山睦月

紹介:鶴賀の新部長にしてカードコレクター。その実態はプロ野球選手カードも集める熱狂的ベイスターズファン。
   持前の野球知識とベイスターズ愛で陰に日向にチームを支える。
   割と貴重な野手/投手両方出来る選手。

右投げ左打ち 守備位置:投手/外野手

所有カード:高崎健太郎(De)、乙坂智(De)

球威40 変化40 制球E 体力50
巧打30 長打50 走力50 守備30

【高さ危険太郎/低め安全花子】
試合開始前に判定。
出たコンマが偶数の場合投手時制球力一段階上昇、奇数の場合二段階下降。

【筋肉がエキサイトしている】
ツーベースヒット以上を打った以降の打席で長打力+20。

【横浜愛】
試合に出場中の横浜所属カードを持った選手の数×3、全能力上昇。
7 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:11:57.70 ID:7j+Z2fiu0
.          /                           ヽ
         /             ′              :.
.        /   ′i i i     i      i           :.
        ′   ′ i i ii  i  i i      i   i   i  :.
.        i    i   i i_」iLi _i  i i       i   i   i   :
.        i    i i i ´i i i i`  i i  ii i  _i_!_ ,′   i } i
        八 i ii i ii i { i !{  ii i  ii i  从  /`ヽ   i ′i
.           ヽ从小「八八八从__i从__ハノ__//ハ//   ノ ノ/ i |
.           ′|{   ___      x''丐ミメ、ヽィイl/   |
            ′   i ゞ=≠''      し':::::::::ハV/^   i  |
           ′   i :::.:.:.           r辷'゚シ′/     i  |
          ′    i       ,       ̄^` /     i |
          ′    人            :::.:.:  ///    i   |
       ,′  / / へ、    ‐ -         イ//    i  |
       ,′   / /  // ト .         .イ //      ii  |
       ,′    /  // /  }  ー   ´{ |//      jj   |
       ,′  / /  // /..斗ノ      ト .」.'/ / /        |
.     {{{ { i{  {>'" r{       ノ〉 `ヽ/ /        |
     r‐くく { i{  |     |ー-、     ,′  { {     //从ノ
    /`ヽ \ヽハ i |     |________,′   ヽヽ从///ヘ、

・福路美穂子

紹介:頼れる我らのキャップ。寮では当番制ながらいつも台所に立っているのではないかという噂が流れている。
   誰も利用しないような部屋を掃除したり、ザコプロさん達のお弁当まで用意してくれる聖母。
   野球においては俊足巧打のリードオフマンタイプ。独特のステップを解消し守備にも不安がなくなった(不安がなくなったとは言ってない)

右投げ左打ち 守備位置:二塁手/遊撃手

所有カード:石川雄洋(De)

巧打60 長打30 走力60 守備40

【痛恨のミス】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて投手側が勝利して打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手合計コンマの下1桁が7の際エラーで出塁される。

【サンキューキャップ】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が07・77の場合アウトにする。

【バントが上手い】
バント選択時、バント判定を+20する。

【開眼】
7回以降発動。全能力+10。
8 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:13:12.43 ID:7j+Z2fiu0
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                V/:::i: ::f斧刈 / /⌒i:::::::::i }:::〉
     _rvヘ^ヽ         / ミ/|::::| " `    f斧/::::://::/
    比∧}く>'7     /::::::::/\:::ト  、 __ ` {::::イ-==く
.     人  _ノ     ヾ::::::/ ⌒ヾ 、      人⌒>:::::::}
   / __彡ヘ__ -==ニ¨¨ヽ\  `ー-y< ≧ニ=<
    ∨  _ 人   `ヽ       \:ヽ/^ヽ{ ∧ `≫
    ∨    /}          }:::r≠‐rァ=ミVi {{ r'^ヽ
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・小走やえ

紹介:奈良の王者にして京太郎たちのチームの4番。ニワカは相手にならない。
   基本的に自信家で、かつ尊大であるが決して空気が読めない訳では無いらしい。流石王者は格が違った。
   京太郎達の中では貴重な長打力のある選手にして、ムードメイカー。ちなみに京太郎は彼女のドリルがお気に入り。

左投げ左打ち 守備位置:外野手/一塁手

所有カード:T−岡田(Bs)

巧打40 長打70 走力30 守備20

【チャンスに強い】
得点圏にランナーがいる際、巧打力+10。

【4番の一振り】
4番に置いている時のみ発動。得点圏にランナーを置いた際、長打力+20。

【王者の打ち筋】
第1打席の時のみ任意発動。読みが一致した際、巧打・長打+20。外した場合巧打・長打−20。
9 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:14:17.47 ID:7j+Z2fiu0
                ---
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         |::::::|::l:|::|八 !从{:::/:::/::::/--.l::::|::|:::|l::|
         |:::八从斧苧ミxl厶厶イ- 、从::::|:::|l::|
         |::::::::| |l^乂_ツ     斧ミv' 厶イ: 八|
         |:::: 人|l  、、     Vツ }/:::::::::/ ノ
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・石戸霞

紹介:永水のおっぱいオバケさん。おっとり加減では美穂子にも負けてないが、それと同時に彼女には威圧感もある。色々と。
   野球には詳しくないが、キャプテンに就任し、その職務を対外的にも全うしている。
   野球においても打撃では決して目立たないが、うまく投手を支える恋女房。貫禄あるたたずまいはベテラン捕手そのものである(彼女の前で言ってはいけない)

右投げ左打ち 守備位置:捕手

所有カード:戸柱恭孝(De)

巧打30 長打30 走力30 守備50

【円熟したフレーミング】
捕手時能力。投手の制球判定を2段階上昇。

【体で止める】
捕手時能力。投手の変化力+10。

【苦手分野】
任意発動。守備時スキル・守備力−30して巧打・長打力+20。一度発動すると試合終了まで継続。
10 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:14:59.47 ID:7j+Z2fiu0
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                乂|   イ⌒|     |/_..八|   |_彡 |___  \
                    八   |八_人    ァ卞卞ト   |  / |       ̄\
                   /\ N|卞卞ト、/ Vrウ|   |<   ゙
                /「\| Vウ     ,,, |   |⌒) /   
             //´ │ i| ,,, ′       |   |/ /
               /     │ 从    _      │| │‐<
                  | l 个     `    |│ 人_____\
          _r、_       | |  |   丶 __,,..     レ厂\〉  ` \
         /´| | l.       レ|/      __|  _彡ヘ
        ,゙ | | | h              />レく      \
        │i. | | l |         _/xく___/>、__,,...   ´ ̄⌒ア\
        │   丿|       r宀⌒ |/^【 》/        /  ∧
        │ '´ ノ      /      厂「         ∨     │


・戒能良子

紹介:京太郎たちを纏める監督。
   時たま怪しい片言を喋る以外は、顔に似合わず至って気さくで朗らかな頼れる大人。
   基本的に褒めて伸ばすタイプ。

所有カード:アレックス・ラミレス(De)

スキル? ないない、ノーウェイノーウェイ
11 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:16:28.86 ID:7j+Z2fiu0
好感度
睦月  12
美穂子 22
やえ  21
霞   11
良子  11

咲   ??+7
和   21
久   22

佳織   7
泉    4
哩    4
誠子  10

恭子  10
エイスリン   8

穏乃   8
12 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:17:09.68 ID:7j+Z2fiu0
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489679812/

ここまでテンプレです。このスレでもよろしくお願いします。
13 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 01:35:19.09 ID:7j+Z2fiu0
>◆WBi1YNma2Q=ザコひっぱ
>京太郎:変化50+コンマ55=105
>ザコプロ:巧打20+コンマ64=84
>【アウト】

京太郎「しっ……!」ビュッ!!

ザコプロ「くっそ……!」ブゥンッ!!

アァァァァイッ!!

ひとまずは目の前に集中。
と、京太郎はその腕を強く振って力投を続ける。
とにかく、自信のあるストレートでのごり押し。
ザコプロではどれだけ強く振っても振り遅れ、最後はどう見てもボール球のチェンジアップを振らされて空振り三振に切って取られる。
多少のコントロールのアバウトさは、球威で押し切る。
京太郎の真骨頂――というよりは、それしか出来ないような投球スタイル。それをありありと示した打席であった。

京太郎「とはいえ……」

DJ「3番 センター 竹井」

ワァァアアアッ!!

久「はーい。 さっきぶりね、須賀くん」

京太郎「(この人相手にはそんな単純な攻めでいけるとも思えない……)」
14 : ◆ooZOkpq8Hg [saga]:2017/04/08(土) 01:42:16.79 ID:7j+Z2fiu0
打席に入るのは、竹井久。
先ほどの打席では内角を厳しく攻めた京太郎のボールに振り遅れ、詰まった打球はキャッチャーへのファウルフライ。
無事に京太郎としては打ち取れた形であったが、そこを修正してこない程甘い選手ではないだろう。
その事は、誰よりも京太郎が身に染みてよくわかっている。

久「〜♪」フンフン

京太郎「(のんきに鼻歌歌ってるけど……)」

打席でも相変わらずのらりくらりと言うべきか、つかみどころのない態度を示す久だが、
バットを構えるその姿からはザコプロらとは比較にもならない威圧感が出されている。
少しでも甘く入れば、あっさりとはじき返されるのは想像に難くない。

霞「(とはいえ、厳しくつきすぎてもいけないわよ。 委縮しないように、強く腕を振って)」ササッ

ゴクリとつばを飲む京太郎を諭すように、霞は一旦間を取りながらも素早くサインを出す。

久「次はライトスタンド狙っちゃおうかしら」

霞「(打者側からささやかれるなんて聞いた事ないわね……)」

京太郎「(とにかくここを打ち取るんだ。 そうすれば……)」

レフト側守備力合計:20+20+20+21=81
センター側守備力合計:30+40+20+42=132
ライト側守備力合計:20+20+20+21=81

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 01:43:01.89 ID:fJxD9MuPo
低め
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 01:43:13.56 ID:EzW6afBPo
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 01:43:18.39 ID:RkdYxJTPO
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 01:43:20.15 ID:LlgOU45A0
19 : ◆ooZOkpq8Hg [saga sage]:2017/04/08(土) 01:53:28.88 ID:7j+Z2fiu0
>◆ooZOkpq8Hg=久中
>京太郎:変化50+コンマ89=139
>久:巧打50+コンマ56=106
>【アウト】

厳しく突きすぎてもいけない、と、どれだけ霞が注意をした所で気になるものは気になる。
打席での謎の余裕も気に障ったか、京太郎は強く久の事を意識し過ぎ、
2球続けて大きく外れるボール球を投じる。

久「(そしてそうなれば普通は置きに来る所なんでしょうけど……)」

ちら、と久は視線だけを動かして自身の後ろでミットを構える霞を見る。
ここまで、よく京太郎も抑えているが、その実その京太郎を巧みに操っているのは霞だ。
特にノーコンである京太郎のボールをなんとしてでも止めている事が、京太郎の信頼にも繋がっているのだろう。
強く腕を振りワンバウンドをしてもいいというくらいの勢いで、京太郎は投げ込めている。

そして、思わぬ所で思わぬリードをする強かさも持っている。

食えない相手だ、と久は思っていた。
自分の事を棚に上げて。

久「(歩かせてもいい、くらいのつもりで来る。 際どい所に。 なら……それを打ち返す!)」

京太郎「!!」ビュッ!

久「(キターッ!!)」ブゥンッ!!
20 : ◆ooZOkpq8Hg [saga sage]:2017/04/08(土) 02:00:57.02 ID:7j+Z2fiu0
久の予感は当たっていた。
ここで普通なら、見逃せばボールとなるそれを見送り、3ボール0ストライクというカウントに持っていくだろう。
しかしながら、久はあえて手を出す。
清澄の悪待ちの異名を取る彼女だ。あえて本来ならばセオリーとされる行動を外す事に、何ら不思議はない。
何より、彼女はその低めに投じられた変化球を打ち返す事に何よりもたけていた。

カキィンッ!!

久「(手ごたえあり!)」ダダッ!!

京太郎「うあっ!?」

そして、その悪待ちは功をなした――かに見えた。
実際、久の振ったバットは的確にボールを捉えて外野へと飛んでいったのだから。しかし――。

睦月「うむ!」ポスッ

久「……えー」

残念ながら、その打球はセンターを守る睦月の真正面。定位置へと飛んでいた。
会心の当たり、もう少しズレていればヒットになっていたかもしれないが、飛んだ場所が悪い。
打球の行方を見て走るのを止め、非難の声を上げる久だったが、京太郎はホッと溜息を吐きつつ、強気にこう言う。

京太郎「甘いっすよ部長! 守備ってのはそこにボールが飛んでくるから定位置ってのがあるんですから!
    例えいい当たりしても真正面に飛ぶように出来てるんですよ!」

久「ヒヤッとした癖によく言うわねー」

京太郎「うぐっ……」

なお強がりなのはバレバレのもよう。

美穂子「久、いい当たりだったわ! ドンマイ!」

久「ええ、ありがとう美穂子」

霞「(福路さん……相手を元気づけてどうするの)」

京太郎「(聖母だから仕方ない)」
21 : ◆rDEe4rUqILul [saga]:2017/04/08(土) 02:10:08.60 ID:7j+Z2fiu0
いずれにせよ、これで2アウトである。
驚異とも言える久を打ち取り、しかし続くは4番打者。
リードをしているとはいえたったの1点。一発が出れば、すぐさま追いつかれるだけのリードである。

DJ「4番 ファースト 亦野」

ワァァァアアアアッ!!

観客「亦野ー!!」「フルスイングで魅せてくれ!!」「一発で同点だ!!」

誠子「……言われるまでもないね」スィッ

その名がコールをされると同時に、レフトスタンドの観客からは再び歓声が上がる。
ベイスターズファンの多くで埋め尽くされたライトスタンドとは対照的に、レフトスタンドにはジャイアンツファンが多数を占める。
中には白と黒と青を基調としたユニフォーム――北の大地を本拠地とした球団のそれを着たファンもおり、
それらはイルカのぬいぐるみを手に一心不乱に誠子を応援していた。

誠子「………………」

そう、一発出れば同点なのである。
警戒すべきは、当然ながら誠子の一発。数多の本塁打を量産した、島国の和製大砲。
しかし、だ。

京太郎「(さっき、津山さんに聞いた事が本当だったら……)」

須賀京太郎の【テンポ○】が発動 球威・変化+20

レフト側守備力合計:20+20+20+21=81
センター側守備力合計:30+40+20+42=132
ライト側守備力合計:20+20+20+21=81

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 02:12:12.02 ID:LlgOU45A0
外角
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 02:12:33.43 ID:fJxD9MuPo
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 02:17:40.49 ID:RkdYxJTPO
25 : ◆rDEe4rUqILul [saga sage]:2017/04/08(土) 02:31:55.75 ID:7j+Z2fiu0
>◆rDEe4rUqILul=matafull引っ張り
>京太郎:変化70+コンマ02=72
>誠子【スランプ】発動中 常時巧打・長打−50
>誠子【フルスイング】発動 巧打−20 長打+30
>誠子:巧打0+43−読み外し−30=13
>【アウト】 【3アウトチェンジ】

………

それは、3回の表が終わった時の事である。
次の回、誠子まで打順が回るとして睦月が京太郎に対して授けた助言があった。

睦月「亦野さん……所有しているカードについてだけど」

京太郎「確か小笠原でしたよね? それが、何かありましたか?」

睦月「うん。 あれは……あれは、私が見た所、スランプだった頃の小笠原だよ」

初回、誠子の打席を見て感じた睦月の感想。
それはバットの角度、という客観的な視点もあってかほぼ確信に近いものである。
京太郎自身、今の誠子に、小笠原のカードを持っているという割には決して恐怖心を抱かない事を疑問に思っていた為、
この睦月の言葉は素直に呑み込めた。
実際、打たれる気がまるでしないのだ。

京太郎「……スランプだった頃の小笠原かぁ」

美穂子「私は知らないけれど、その……その人は、スランプでそんなに打てなかったのかしら?」

京太郎「ええ。 全盛期に比べて、どころでなく。 まるで打てなかったですね」

野球については詳しくない美穂子たちは疑問を持つが、それに対して京太郎は答える。
とにかく、あの頃の小笠原は酷い有様であった。
26 : ◆rDEe4rUqILul [saga sage]:2017/04/08(土) 02:47:25.13 ID:7j+Z2fiu0
甘い球でもひっかける、かつての怪我で足も劣化した状況ではランナーが1塁にいればゲッツーを量産。
長年続いていた30の大台のホームランは、やがて0本になってしまう始末。
島国の大砲と呼ばれた姿は何処。
長期の契約を球団と結んだ為、ファンからは謂れの無い誹謗中傷を浴びせられる事も多かった。

やえ「それがプロの世界と言ってしまえばそれまでだがな」

京太郎「ただ、功労者でもありましたからね。 何より、努力家としても知られてます」

睦月「ベテランになっても誰よりも早く練習に来て、誰よりも遅く帰っていく。 そういわれてたね。
   実際の所は、いちファンである私たちにはわからないけれど」

良子「努力をしても報われるとは限らないものです」

京太郎達が同情に近い感情を抱く中、キッパリとそう言い切ったのは、この中で唯一プロの世界で生きる良子だった。
プロとしては若輩ではあるが。
否、若輩であるからこそその言葉には重みがある。

良子「プロはお金を貰って、仕事として試合に挑む訳です。仕事とは、つまり我々なら麻雀をする事。
   プロ野球選手ならば、当然野球をすること。
   しかし、ただするだけでお金を得るという事など烏滸がましい。 プロは結果が全てです」

京太郎「そりゃそうですけど……」

良子「しかし……気になりますね」

割とドライな良子の言葉を聞いて 眉を潜める京太郎だったが、それには構わず良子は首を傾げる。

良子「本来、カードはその選手の能力そのものを映し出すものです。 そして、雀士はそれをどれだけ引き出せるか。
   同調出来るかが肝要となります」

引き出す、同調する、という事は以前京太郎も言われた事だ。
その際は京太郎の所持する2枚のカードの力を引き出した所でどうなるかと突っ込みたくなったが、
今の京太郎はそれを引き出したうえで更に成長を遂げている。
京太郎・美穂子のように負の側面を持つカードでも、相応のメリットがあるのがカードなのだが……。

良子「話を聞くに、亦野さんはカードの能力を引き出せていない……だけではないようです。
   単純に引き出せていないというのなら、スランプという負の側面も劣化されていなければ話がチグハグです」

霞「ふんふむ……?」

良子「それに、慕さんが言っていた――彼女の性格が寮での際とまるで違う、というのも気がかりですね」

今は敵チームなのですから、我々がそれを気にする事はありませんが……。
そう言葉を結ぶ良子。
彼女の言う通り、些か不自然な点もあるのかもしれない。が、今は試合中。
京太郎は、ともかく、睦月の助言通りに誠子の調子が決して良くないという事を頭に入れるのだった。
27 : ◆rDEe4rUqILul [saga sage]:2017/04/08(土) 02:56:23.87 ID:7j+Z2fiu0
………

京太郎「…………ふっ!」ビュッ!!

そして、再び時間は戻って現在。
誠子と相対した京太郎が投じたボールは、しかし、甘く入った。
ド真ん中、絶好球、これを見逃さず、誠子は強くバットを振る。持前のフルスイングで。

誠子「はぁああああああっ!!」

カキィイイイイイイイイイイイイインッ!!!!

京太郎「!!」

誠子「(捉えたぁっ!! 今度こそ!!)」ピョインッ

それは、完璧な当たりだった。
先ほどのような捉えたつもりだったのが芯を外していた訳ではない。ひっかけた訳ではない。
確実にバットの芯で捉え、そして強くフルスイングをして白球は飛んだ。
狭いハマスタ、投手にとっては地獄ともいわれるこの球場。
白球はぐんぐんと伸び、レフトスタンド観客の歓声の後押しもあってライトスタンドに飛び込む筈だった。
実際、誠子は入ったと確信し、小さく飛び跳ねながらガッツポーズまで取っていた。

だが、だ。

ザコプロ「オーライオーライ」パシッ

誠子「…………え?」

白球は、ライトの守備位置につくザコプロのグラブに収まった。
フェンスギリギリではない。
ほぼ定位置に近い、なんでもない、ライトフライ。
28 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 03:08:13.00 ID:7j+Z2fiu0
誠子「は……え?」

その光景を、誠子は1塁ベース付近で見ていた。
彼女の予定では、ここからガッツポーズを取った後ゆっくりとダイアモンドを一周するはずだったのだ。
しかし、相手の守備陣はベンチに戻り始めている。
3アウトが取れた。これから、次の自分たちの攻撃が始まるのだから。

それを見ても誠子はしばらく現実を認識できていなかったが。

あぁぁぁぁ……

誠子「うっ……」

観客「うーんこの」「行ったかと思ったらただのライトフライだった」「切り替えていく」

観客たちから漏れ出る、ため息、そして失望の声。
それを耳にし、誠子は現実に引き戻される。
それは今、誠子が一番聞きたくない声だった。
それは今、誠子が二度と目にしたくない光景だった。

誠子「(なんで……なんで? 私のカードは……小笠原の筈じゃないの?)」

思わず、ポケットから所有カードを取り出してみれば、そこにいるのは確かに小笠原である。
紛れもない、巨人軍を救った救世主。

誠子「(ロクに名前も売れてない……1.5軍レベルだろう投手相手に、こんないいように打ち取られるような打者じゃない。
    なんで……どうして……? ここでも私は……)」

1打席目でも、彼女は打てる球と思ったボールを振った。しかし、芯を外した。
2打席目でも、彼女は打てると思ったボールを振った。芯を捉えたが、飛ばなかった。

その現実は、認識したくても認識したくない。
しかし、否が応でも、野球に詳しく、それなりに頭のいい彼女は理解をしてしまう。

誠子「(足を引っ張るのか……?)」

当たれば飛ぶ、しかし当たらないという佳織よりも更に下。
そもそも当たらないし、当たっても飛ばない。自分がそのような存在になってしまっているかもしれない、という事に。
29 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 03:09:53.67 ID:7j+Z2fiu0
という所でいったん区切らせていただきます

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
G  0 0 0 0           0 1
De 1 0 0             1 2

現在のスコア。
それではお疲れ様でした。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 03:11:52.83 ID:VLJXNWdo0
乙でした
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 03:20:41.00 ID:LlgOU45A0
乙です
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 03:31:26.28 ID:NDjjgg740
乙です
誠子さん引き抜いてスランプ消して大活躍させたくなってきた
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 05:27:46.09 ID:c3XfTX+6o
乙です
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 09:07:22.34 ID:r18Nlyc6O

ガッツの場合は腰も痛めやすいって聞いたことがあるから、あの魅力的なフルスイングからくる代償なのかもしれないよね
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 12:05:48.14 ID:6x/zHdhA0
乙です
とは言えミッポさん的に一番欲しいのは久部長の筈なんですよね
むっきーさん的にもなんですが(久部長のカードは横浜OB)
そう言えば筒香や菅野と言った侍ジャパンの選手は京太郎くん達のチームにも久部長達のチームにも居ませんが
もしかして侍ジャパンのメンバーで固めたチームを構想して居るんでしょうか?
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 15:01:40.70 ID:hkfkTgDX0
得点力面で弱点削除した小笠原は欲しいがヒッサ引き抜くとイベント多そうで悩ましい
37 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 23:16:22.82 ID:7j+Z2fiu0
>>30-31 >>33
乙ありです。
>>32
乙ありです。スランプさえ無ければ中軸を打てる打者ですからね。
>>34
乙ありです。実際晩年は守備にもつけず塁に出てもすぐ代走の本当に代打屋としてしか出れなかったので、体を痛めてたんでしょうね。
>>35
乙ありです。そこらへんも追々でしょうか。あと侍メンバーなら過去の参加者なら誠子さんとか一応京太郎の持ってる三嶋も日本代表の経験はありますね。
>>36
頑張って3点差つけて勝ちましょう。

もうちょっとしたら再開します。
38 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 23:37:17.99 ID:7j+Z2fiu0
誠子「…………」

茫然とする誠子であったが、それでも、辛うじてベンチまでは戻れた。
しかしながら、やはりその表情は晴れない。
本来ならば自身が主軸として引っ張り、早く追いつかなければならない展開。
初回以降ヒットが出ていないのは何も誠子だけの責任という訳ではないが、
試合開始前に抱いていた希望と現状の自身の打席内容――そして、得も知れない感覚とのギャップ。
それらが誠子に与えたショックは、大きい。

慕「誠子ちゃん、どうしたの?」

誠子「あ、監督……」

流石にそんな誠子を心配したのだろう。
監督である慕は誠子のファーストミットを手渡しながら声をかける。
何かあったのかと首を傾げながら問いかけるその表情は心から心配しているようで、
だからこそ誠子としては辛い。

誠子「いえ、なんでもないです。 守備、頑張ってきます」

慕「ならいいけど……。 うん、頑張ってね。 まずはここを守っていこう」

誠子「はい」

必死に感情を表に出さないようにしながら、グラウンドへと駆けだす誠子。

慕「………………」

その背中を見送りながら、慕はぽつりと呟く。

慕「何でも無い事は無いよね……。 うん……よしっ!」ゴソゴソ
39 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/08(土) 23:44:16.71 ID:7j+Z2fiu0
………

霞「……亦野さん。 さっきの打席では完全に捉えていたわね」

京太郎「はい」

一方、京太郎と霞。
2人のバッテーリはといえば先ほどの誠子の打席についてベンチで話し合っていた。
最後の最後、誠子に打たれた球。あれは完全なる失投である。
誠子は確実にそれを捉え、打たれた瞬間京太郎は行ったかと思わずへたり込みそうになっていた。

京太郎「でも実際には平凡なライトフライでしたね」

良子「津山さんの推測が当たっていた、という事でしょうね。
   明らかにノーパワーでした」

何故、彼女がそんな事態になっているのか――それについては把握できない。
しかしながら、これは好材料であると良子は言う。

良子「今の彼女たちはエネミーですからね。 弱点があるというのなら、それを突かない理由が無い」

京太郎「なんか心苦しいですけど」

良子「真剣勝負の場です。 遠慮する事の方が、相手に失礼にあたるでしょう。 勝ちたくないのですか?」

京太郎「……いえ。 そうですね、監督の言う通りです」

良子「グッド。 さぁ、次は私たちの攻撃。 そして3番からの好打順。
   頼みますよ、津山さん」

睦月「うむ!」
40 : ◆dsYvp.PlnI [saga]:2017/04/08(土) 23:56:48.72 ID:7j+Z2fiu0
泉「フー……」

マウンドに立つ泉は、そっと自身の右手を見つめる。
まだ4回の裏――その先頭を迎えた所。
全体の試合の中で言えば、まだ半分にも到達していない時点だ。しかし。

泉「(アカン、痺れが取れへん)」

元来、彼女の持つカードの投手が高校時代はともかくプロ入り後それほどスタミナが豊富だったという訳でもなく。
彼女自身もまた、上手く力配分が出来るような器用なタイプでもない。
主軸に合わせて全力投球、ザコプロ達相手ならある程度気を抜くという事をしてこなかった結果、
まだ決して危険域という訳ではないにしろ、少しずつ投球に悪影響が出るレベルで疲弊をしていた。

泉「(でもまだここで降りる訳にはいかへん……後におるのもザコプロさんらしかおらんし。
   せめて6回まで……いや、7回までは行きたい)」

DJ「3番 背番号33ン! 津山ぁぁぁぁ! 睦月ぃぃいいいっ!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

睦月「…………」ザッ

泉「その為にも、ここが踏ん張りどころやな……」ハァ

コールを聞き、泉はすっと視線を打席へと向ける。
バッターボックスには先ほどレフトへのツーベースを打った、睦月の姿。

泉「二打席続けて打たれてたまるか……! 抑えたる!」グッ

睦月「(ここまで頑張ってる須賀くんの為にも、中押し点が欲しい。 その為にも、ここで打つ!
    大丈夫、いける……! だって今の私は……)」

睦月「さっきのツーベースで、筋肉がエキサイトしている!」

二条泉の体力が29を切り、球威・変化−10 制球一段階下降
津山睦月の【筋肉がエキサイトしている】発動中 長打力+20

レフト側守備力合計:20+70+0+25=115
センター側守備力合計:20+70+20+50=160
ライト側守備力合計:40+20+20+25=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 23:58:03.80 ID:fJxD9MuPo
引っ張り
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/08(土) 23:58:27.60 ID:/lIuFQz90
低い
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 23:58:35.85 ID:Z7UAVUl8O
はい
44 : ◆dsYvp.PlnI [saga sage]:2017/04/09(日) 00:08:54.67 ID:9mY7j9DX0
>◆dsYvp.PlnI=強気にイン
>睦月:巧打42+コンマ80=122
>泉:変化20+コンマ60=80

>睦月:長打82 泉:球威20 差は62
>打撃結果判定85+長打補正62=147
>………

泉「何がエキサイトや! アホか!」

ビュッ!!

仮にも年上相手にも関わらず、そうぼやきながら投じた泉の一球。
内角から、落ちてボールになるフォーク。
まずはそこに投じて打ち気を誘い、あわよくばひっかけさせてバックに守ってもらおうと考えての一投であった。
しかし、である。

泉「(落ちへん!?)」

低下した握力のせいか、ボールは落ちない。
中途半端な半速球が、高さは丁度ベルトの位置――そして睦月が手を出しやすい内角へと向かっていく。

睦月「アホじゃない……!」ブゥンッ!!

ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!

睦月「そこはバカかって返す所だよ!」タタタタタッ!!!

泉「」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 00:11:36.89 ID:4Yu2NXWoo
逝ったあああああああああああ
46 : ◆dsYvp.PlnI [saga sage]:2017/04/09(日) 00:15:02.62 ID:9mY7j9DX0
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

強く振りぬいたバットは、泉の失投を逃さず捉えた。
白球は無常にもライトへと高く上がり、角度は十分。
観客たちはその打球を見た瞬間に歓声を上げ……。

ドンッ!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

ボールがライトスタンドへと飛び込むと同時、更にその歓声を大きくする。

睦月「…………」

打った直後、1塁へとダッシュしていた睦月はようやくその白球の行方を確認し、
ややペースを落としながら無言でダイヤモンドを駆け巡る。

泉「嘘やろ……なんでやねん……」

ソロホームラン。

ここを踏ん張りどころとして意気込んでいた泉の初球は、儚くもただの一振りで粉砕され。
思わずそう呟く泉を後目に睦月はホームベースを踏むのだった。

>打撃結果【ソロホームラン】

De2−0巨
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 00:21:40.10 ID:4Yu2NXWoo
こんなに頼りになる乙坂智 じゃなかった 津山睦月をください
48 : ◆dsYvp.PlnI [saga sage]:2017/04/09(日) 00:31:13.40 ID:9mY7j9DX0
DJ「津山睦月選手 今季 第1号のホームランです」

ドン! ドンドンドン!

観客「「「されば港の数 多かれど この横浜に 優るあらめや〜」」」

やえ「ふふふ、よくやったな津山。 私がチームの初ホームランを打ってやろうと思っていたが、
   まあこの程度で私は嫉妬しないぞ。 王者だからな!」

睦月「…………」

やえ「うん? どうした、津山?」

観客たちからはホームランのファンファーレが流れ、ネクストに立っていたやえが出迎えに来る最中。
ホームベースを踏んだ当の睦月はしばし無言でいた。
それを訝しむやえであったが……。

睦月「ホ、ホームラン……」

やえ「なんだ、自分が打ったのがまだ信じられないのか」

睦月「だって、私……いくら筋肉がエキサイトしているとはいえ」

やえ「(エキサイト?)ともかく、見てみろ、ライトスタンドを」

未だに信じられない、といった表情の睦月に対してやえがライトスタンドを指し示す。
そこでは一心不乱に旗が大きく振られ、ファンファーレの後には得点を祝う球団歌を歌う観客たちの姿。
続いてスコアボードに目を向ければ、そこには確かに『1』の数字。

睦月「…………!」ジーン

やえ「おかしなやつだな。 てっきりもっと喜ぶと思ってたのに」

睦月「げ、現実を直視できなくて。 でも、本当に打てたんだ……!」

やえ「ああ。 でかしたぞ、津山」

睦月「う、うむっ!」
49 : ◆dsYvp.PlnI [saga sage]:2017/04/09(日) 00:36:40.94 ID:9mY7j9DX0
京太郎「ナイスです、津山さん!」パシッ

美穂子「凄いわ津山さん。 絶好調ね」パシッ

霞「これで2点差。 試合が中々初回から動かなかったけれど、いいタイミングで追加点が取れたわね」パシッ

良子「ベリーグッド。 エキサイティングなホームランでした。 今季1号、おめでとうございます」パシッ

睦月「う、うむ! うむ!!」

そのままベンチへと下がった睦月は、身を乗り出す選手たちとハイタッチを交わしていく。
ここまでくればようやく彼女も自分が打ったのだと確信が持て。

睦月「あ……そうだ」キョロキョロ

京太郎「? どうかしましたか、津山さん?」

気持ちに余裕が出た睦月は、ベンチを見渡してあるものを探し近づく。
京太郎達がどうしたのかと首を傾げる中。
睦月は探し当てたもの――中継映像を映しているのだろう、カメラに向かい。

睦月「うむっ!」ムキッ

何故か両手で力瘤を作るポージングを披露するのだった。

京太郎「…………えっ、なにそれは」

睦月「乙坂はホームランを打った後、このポーズをするのが決まりなんだよ!」

美穂子「私ももし打った時は何かした方がいいのかしら?」
50 : ◆dsYvp.PlnI [saga sage]:2017/04/09(日) 00:48:56.67 ID:9mY7j9DX0
佳織「わわ……やっぱり津山さん凄いなぁ」

大盛り上がりとなるベイスターズ側とは正反対に、ジャイアンツ側としては厳しい状況である。
唯一、ぽややんとしている佳織だけは呑気に睦月の活躍を尊敬していたが、
他の選手たちはそうはいかない。

哩「どうにも流れば悪かな……。 ホームランば打たれたら、流石にカバーもようできんばい」

誠子「(2点差……私が殆ど役に立たない状況で。 2点のビハインド)」

久「(んー……まあ、そろそろ失点するかなぁとは思ってたけど。 実際に打たれるとなると厳しいわね。
   ま、劣勢の状況なんてのはむしろ上等ではあるんだけれど)」

打線は初回以降沈黙。次の攻撃は5回から。そして打者は5番の佳織から。
ジャイアンツ側としては、かなり厳しい条件が揃いすぎている。
特に、京太郎の攻略をここまで殆ど出来ていないというのが懸念事項だ。
まだ1点ならば返せるかもしれないという希望があったが、このタイミングでの追加点。
都合2点を取らないと同点にも追いつけないというのは、非常に厳しい。

それでも久はまだ勝算はあると踏んでいるが――。

久「問題は泉か。 監督は……」

慕「………………」

それはあくまでもこれ以上失点を積み重ねない事前提である。
果たしてこのまま泉を続投させるのか否か。
久は視線を自軍ベンチへと向けるが、監督の慕は動かず座り込んだままだ。

久「(ま、ザコプロくんたちに投げさせても今の泉以下でしょうしね。 それなら続投させるか)」

その判断に久は納得をしながら、スコアボードを見る。
刻み込まれた『1』。何度見返しても、やはりそれは消える事は無かった。

久「これを『2』にしちゃわないようにね、泉……」
51 : ◆tI6RZ6hHvQ [saga]:2017/04/09(日) 00:57:37.78 ID:9mY7j9DX0
DJ「4番 背番号55ォ! 小走ぃぃぃい! やえぇぇぇええ!!」

ワアアアアアアアアアアアッ!!

やえ「さて、では私も津山に続くとしようか」

コールを背に、威風堂々と打席に現れるのはやえ。
出会いがしらの初球をホームランにされ、動揺しているだろう泉をノックアウトするには絶好機という場面で、
ベイスターズ側としてはこれ以上無い主砲の打席が回ってきた。

逆に、ジャイアンツ側からすれば窮地。
マウンドの泉は体力不足からかそれとも動揺からか、はたまたその両方か。
荒れる呼吸を抑えようとしながら、右手を二度、三度と握りしめて向き直る。

泉「(まだ……まだ2点差や。 とにかく、目の前の相手に集中するんや)」

やえ「…………」

打席で構えるやえは、表情こそ笑みを浮かべているが真剣そのものだ。
必ずや畳みかけるという強い意気込みすら感じる。

泉「(これ以上打たれる訳にはいかへん……!)」

レフト側守備力合計:20+70+0+25=115
センター側守備力合計:20+70+20+50=160
ライト側守備力合計:40+20+20+25=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 00:59:23.80 ID:cmfBHqCIO
流し打ち
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:00:27.24 ID:obxzcx3n0
低い
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:00:58.89 ID:RIm7k7Joo
ほい
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:03:30.34 ID:obxzcx3n0
補正が悪くなければまたホームランか?
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:12:15.19 ID:4Yu2NXWoo
逝った気がするけどどうだろ
57 : ◆tI6RZ6hHvQ [saga sage]:2017/04/09(日) 01:16:49.72 ID:9mY7j9DX0
>◆tI6RZ6hHvQ=低めに泉
>やえ:巧打40+コンマ80−読み外し−20=100
>泉:変化20+コンマ24=44

>やえ:長打70−読み外され−20 泉:球威20 差は50
>打撃結果:89+長打補正50=139
>…………

強気に睦月に続くと言ったやえだったが、彼女の中には決して睦月に先を越されたという焦りはなかった。
むしろその逆に、頭の中は冷静だったと言っていいだろう。
体力が切れ、動揺がまだ収まっていない泉のボールは制球が相変わらず定まらない。
それでも中には際どい所に来るが、球威の無い、変化量も決して大きくないそれをカットできるだけの技術をやえは持っている。

そしてカウントは3−2のフルカウント。

泉「はぁ……はぁ……」ビュッ!!

やえ「むっ!」ブゥウンッ!!

ガキィイイイイイイイイイイインッ!!!

やえ「(また打ち損じたか……!)」

泉の投じたボールは、低めへのボール。
読みを外したやえはこれを救い上げるようにしてレフト方向へと打ち上げた。
タイミングが早すぎたか、ボールはファウルゾーンへとたかだかと上がりそのまま観客席に飛び込もうとするのだが……。

睦月「! 行った!!」

京太郎「えっ? 行ったって……飛距離はそりゃ十分ですけど」

美穂子「あれはファウルじゃないかしら?」

ベンチから身を乗り出し、叫ぶ睦月に顔を見合わせて疑問を持つ京太郎と美穂子。
誰が見ても、どう見てもただのファウルフライである。無論、観客席には飛び込むだろうが。それは3塁内野席の観客席だ。
しかし、睦月は2人の言葉を首を振って否定する。

睦月「今日の試合、風は強い。 そして、あの高さでレフト方向に上がったボールはね……」

睦月「スライスするんだよ」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:18:20.08 ID:obxzcx3n0
泉ちゃん、運悪すぎ
59 : ◆tI6RZ6hHvQ [saga sage]:2017/04/09(日) 01:22:02.68 ID:9mY7j9DX0
ふらふらふらっ……

泉「……え?」

やえ「お、おう?」

睦月が呟いた、直後である。
ファウルフライを追いかけていた佳織がバンザイをしながら右往左往とする中で、
急激にボールの方向が変わった。
ゆっくり、ゆっくりと風で押し戻されたボールはフェアゾーンへと戻ってくる。カーブを描くようにして。

佳織「オ、オラーイ。 オラーイ……」

ぼふっ

佳織「あ、あれ?」

そして、佳織が手を上げながら後退をした所で……不意に背中に感触を感じた。
恐る恐る振り返れば、そこにはフェンス。
頭上には、まだ高い高度に白球。

ドンッ!

佳織「え? ……え?」

泉「なんでやねん……なんでやねん!? ファウルと違うんかァ!?」

やえ「……ホームラン、でいいんだよな?」

スライスした打球は、睦月の言った通りにスタンドインした。
オレンジに染まるジャイアンツファンが埋める、レフトスタンドへと。

>打撃結果【ソロホームラン】

De3−0巨
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:23:48.32 ID:4Yu2NXWoo
ここはハマスタ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:24:54.77 ID:obxzcx3n0
中盤で3-0はつらい
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:28:01.39 ID:8S4/lwgA0
スタジアムだからあること(千葉から目を背けつつ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:28:29.38 ID:6ZU9t8OA0
やっぱりT岡田恐るべし!
長打力なら筒香に勝るとも劣らない!
64 : ◆tI6RZ6hHvQ [saga sage]:2017/04/09(日) 01:33:09.21 ID:9mY7j9DX0
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

二者連続、3番4番のアベックホームラン。
更に相手を突き放す4番の一打とあって観客たちのボルテージも大きく高まる。
応援団の旗が更に強く振られ、応援歌が流れ、そしてやえが戸惑いながらもダイヤモンドを回る中、
バックネット裏で腕組みをして試合を眺めていた恭子は呟く。

恭子「決まりやな。 ベイスターズの勝ちや」

以前にも言った通り、とにかく、現段階での両チームは互いにザコプロを多く抱える以上点が入りにくい。
打線の半数近くを、ザコプロが占めているせいだ。
よって、基本的には両軍も投手戦という名の貧打戦に持ち込むしかない。
しかしながら、ここにきて2本のホームランで2点の追加点。
点差は3点。

恭子「普通のプロ野球とかなら、まだまだ諦める点差やないはずや。
   せやけど状況がちゃう。 おまけに、ジャイアンツ側はまだあの須賀いうんをまるで攻略出来てへん。
   条件が悪すぎるわな」

エイスリン「アキラメタラ、シアイ、シュウリョウ!」

恭子「勿論、ここで諦めるようなタマはおらんやろ。 レフト守ってるのは知らんけど、他のは全国でも出てきた有数の雀士や。
   私かて、立場が同じやったら諦めへん」

恭子「ただ……客観的に見たら、8割、9割は決まったようなもんや」

エイスリン「ジャイアンツ、ドウヤッタラカテル?」

恭子「こっからは絶対無失点で切り抜ける事。 3点差でも正直厳しい、なのに4点差5点差となったら……まあ無理やろな。
   それと、もう1つ」

言いながら、恭子は視線をセンター。ファーストへと向ける。

恭子「主軸の2人が、やり返す。 今の調子やと、あの2人には回ってきても2回が限度や。
   その中で最善の結果を残せるかどうか……そこが勝負の分かれ目やろな」
65 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/09(日) 01:37:59.88 ID:9mY7j9DX0
という所で短いですが一旦区切らせていただきます。
本日もご参加、合いの手ありがとうございました。

あと訂正。>>57で長打の差が50となってますが正しくは30ですね。
ただ30でもホームランになってる結果なので、このまま進行します。

また、前スレの>>1000については試合後考えます。

そして3点差になりましたが……どうしましょう、ダイジェストに移行しましょうか?
以前5回以降に3点差以上ついていたらと言いましたが、このままダラダラ、と続けるのもという気もしますので。
割とジャイアンツ側がここから勝つのは、やはり厳しいです。

ダイジェストの場合はザコプロさんとの対決をカットし、
主に久・誠子との京太郎との勝負の描写が中心になると思います。
ダイジェストになった時点で引き抜き対象は2人で固定になりますので、1点でも返されたらという事もないのでご安心を。

それでは、お疲れ様でした。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:39:04.13 ID:RIm7k7Joo
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:39:47.71 ID:obxzcx3n0
個人的にはダイジェストしてくれれば楽だけどね
5回目以降に3点以上と言ったから続けるべきかな。どっちからダイジェストがいいけど
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:39:51.83 ID:4Yu2NXWoo
乙 ダイジェストでいい気も
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:40:20.10 ID:8S4/lwgA0
乙 ダイジェストするならしちゃおう
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:46:17.94 ID:IxnF9Pi00
乙 ダイジェストでいいと思う
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:51:18.71 ID:FNR1/2hM0
乙 ダイジェストでOKです
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 01:59:35.59 ID:HaeKegsA0
乙です
引き抜きは久とマタンゴでほぼ確定かな?
哩入れたら姫子も入れなきゃならんし
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 02:16:29.75 ID:4Yu2NXWoo
哩が井端なんで姫子は荒木雅博かな? とするとキャップの居場所が苦しくなる
二人入れたらアライバ的なスキルが発動しそう
久の金城と小笠原の亦野は若い頃はゴールデングラブもとったことある名手
泉の斎藤と佳織の大田は実績的には厳しい浪漫タイプ
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 02:51:38.08 ID:SK21gESzo
人数増えたらリソース内のペイに対するリターン先細って行くだけなような
練習に好感度つけるとかバディ制で複数人に経験値入るなどテコ入れはいるんじゃ
ハード以上狙うならコミュ削らざるを得なくなりそう
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 05:22:10.79 ID:z8avPRVO0
乙です
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 08:25:45.89 ID:mzSoDpCDO

>>73あえて泉を引き抜いて中継ぎか抑えとして開花させたい気もするが
それこそまさに気の迷いなんだろうな…
何か発動すれば強力なスキルでもあればなぁ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 18:36:18.10 ID:z8avPRVO0
好感度は上がりやすくするかコミュ回数増やす必要あるかなあ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 18:58:09.87 ID:mCo4qY+mo
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 21:55:59.94 ID:+GpjR3w8O


横浜でプレーしてるとやっぱりツツカジロペス欲しくなるな
80 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/09(日) 23:06:43.33 ID:9mY7j9DX0
沢山の乙と意見ありがとうございます。
一度は5回からと言いましたが、やはりダレるのもという事で今回はダイジェストでとさせてもらおうと思います。
見通しが甘く、前言撤回を何度もする事になってすみません。

>>74 >>77
そこらへんは私も色々考えている所です。
現状、6日間で5回の行動。単純に今の人数で割れば監督を含めて6回ずつコミュニケーションが取れる事になりますが、
人数が増えればそれだけ裂ける行動数も減りますしね。
考えているのは

・朝2、昼2に加えて夕方2を追加。・夜も2回行動に。一週間で都合18回行動回数が増える感じに
・偵察、お出かけの見直し(偵察はこの先相手チームの人数が増えれば増える程裂く時間が増えるので。お出かけはやはり選ばれにくそうなので違う形を考えます。
 主にデートコマンドとして使い、その中で他チームの選手と知り合う機会が増えるとか)
・練習で経験値と同時に好感度も上がるように(京太郎を選択した時は感心したとかで良子監督の好感度が上がる形に)
・ゾロ目の導入。会話でゾロを出した場合は多少プラス要素を入れるとか

ただただでさえ進行が遅いスレなので、特に1番上の18回行動が増えるだと今度は日常パートがダレないかなとは不安はありますが、
とりあえずはこんな感じで考えています。

今日はルーキーの濱口くんに初勝利がついて本当に嬉しいです。怪我も特に問題無さそうで。
ドラフト時にはあまりいい評価を得られませんでしたが、ここからその評価を覆す活躍をしてほしいですね。

もう少ししたら再開します。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:34:02.38 ID:4Yu2NXWoo
サンキュー梶谷サンキュー濱口
この逆天王山みるのほんときつい
82 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/09(日) 23:35:57.93 ID:9mY7j9DX0
その後、一旦マウンドへと内野陣が集まり泉へと声をかけた。
その中心にいたのは、哩である。

哩「しょんなか。 取られたもんばどうしようもなか。 ……二条、こん後も行けんな?」

泉「……はい」

哩「しゃんとせんか!」

泉「は、はい!」

二者連続ホームラン。おまけに二発目はアンラッキーな形でのホームランである。
気落ちをするなという方が無理からぬ状況ではあるが、
現状、泉以上のピッチャーはジャイアンツ側にはいないのだ。
彼女に立ち直って貰わなければならない、と泉の背中をバン!と強くたたき、気合を入れる哩。

哩「残った攻撃ば5回もあるばい。 まだ、半分も過ぎてなか。
  こっから抑えていけば、必ず追いついて追い越す事も出来ろう」

泉「そう……ですよね!」

誠子「…………うん」

哩「(これで二条ば立ち直った……問題は亦野ん方ばい)」

哩の言葉を聞き、多少なりとも気持ちを落ち着けた泉。
しかしながら、それ以上に哩が問題視していたのは誠子の態度――姿勢である。
試合開始前、そして直後。
その時から見られた彼女の自信に満ちた表情が、今はすっかり鳴りを潜めている。

哩「(私が亦野ん何か言うても逆効果ばなりかねん……ばってん、こいつに立ち直って貰わんと逆転なんて夢の夢ばい)」
83 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/09(日) 23:47:12.66 ID:9mY7j9DX0
カキィンッ!!

霞「!!」

泉「んなアホな……!?」

そして、再開された試合。続く5番の霞を相手に泉が投じた球を、霞は綺麗にセンター方向へとはじき返した。
打球の勢いも鋭い、高度も十分。
睦月はライト方向、やえはレフト方向。今度は霞が、センター方向に叩き込むのか。
3,4,5番――揃っての三者連続ホームランなど話にならないと泉が焦る中。

タタタタタタッ!! バッ!!

久「よっと!!」バシッ!!

泉「! た、竹井さん……」ホッ

この打球は、フェンス直前で失速。
如何に泉が疲弊していたとしても、霞とて決して長距離打者という訳ではないのだから致し方ない事である。
それでもフェンス直撃のツーベースにはなりそうだったのだが、これを久がフェンス際ジャンプ一番で好捕。
1塁をドタドタユサユサと回っていた霞は荒く息を吐きながら(その姿はとてもエロい)残念そうにその足を止め。
逆に助けられた形の泉はホッと胸をなでおろす。

その後も、続くザコプロ達にすら鋭い打球を打たれた泉だったが、
ショート――哩への痛烈なライナーを哩がやはり好捕。
更にはレフト前方へのフライをたまたまそんな気がしていたからとかいうよくわからない理由で前に出てきていた佳織が捕球。

運と味方に助けられながら、続く3人を切って取ったのだった。

泉「はぁ……はぁ……」

慕「お疲れ様、泉ちゃん。 この後も、いける?」

泉「……大丈夫です。 5回まで。 5回までは投げさせてください」

慕「うん……。 よし、それじゃお願い。 さあみんな、次の回だよ。 今度こそ点を取って、泉ちゃんの負けを消してあげよう!」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 23:51:39.17 ID:4Yu2NXWoo
四球出してないだけ優秀にはみえる
85 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 00:02:19.58 ID:+B1GAzUR0
しかし、である。

佳織「うっ……うぅ〜……!!」

アァァァイイイッ!!

京太郎「っし!」

5番から続くジャイアンツの打線。
一発を期待された佳織の打席は、先ほどの打席を反省したのか慎重だった。
ただ、今度は慎重に行き過ぎた。
バットを一度も振る事もないまま、5球で見逃し三振。最後のボールは、ド真ん中のストレートである。
続くザコプロ達も当てるだけが精いっぱいであり、三者凡退。
これで京太郎は初回の先頭、哩の打席以降はパーフェクトピッチを達成する。

誠子「(反撃の糸口すらつかめない……)」

ベンチから、マウンドを降りる京太郎を見つめる誠子は溜息すらつけなかった。
これで残る攻撃は6,7,8,9の4回。
ここまでまるで攻略の出来ていない京太郎も、そろそろ体力が危うくなってくる頃かもしれないが……。

誠子「(あっちは投手が2枚いる……)」

睦月の存在がある。
どこまで京太郎が投げるかはわからないが、仮に彼を下した所でスタミナが有り余っている睦月が出てくるのだ。
先発を京太郎に任せている以上、彼女が京太郎以上の投手という事は無いだろう。
しかし、それでもザコプロよりは遥かにいい投手である筈である。

誠子「(どうすりゃいいんだ……)」

泉「はぁ……ふー。 よし!」

久「泉、この回よ。 この回だけ我慢して」

泉「はい!」
86 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 00:12:43.88 ID:+B1GAzUR0
味方の援護が無く、体力が既に底をつきそうになっても泉はマウンドに立ち続けた。
まずは先頭のザコプロをやはり哩の好守備で打ち取ると、続くザコプロもひっかけてあっさりと2者を打ち取る。
だが、ここからベイスターズ側は先頭打者に返る。
今日の試合ここまでノーヒット。しかしながら、ベイスターズの誇るリードオフマン。
当てる技術ならば、文句なしに今のベイスターズでトップの実力を誇る選手である。

泉「(2アウトや。 最悪、歩かせてもええ。 次は2番とはいえバッティングがそれ程ええ訳やない須賀なんや。
   甘く入るのだけはアカン……甘く入るのだけは……)」

美穂子「…………」ポンポン

ここで、泉は極めて冷静になろうとしながら投球に入った。
しかし、美穂子もそんな泉の心理をわかっているのかバットを一度も振らず。
カウントは3−1。歩かせてもいいとおもったとはいえ、泉にとっては苦しいカウントとなる。

そして、投じられた5球目。

泉「!!(しもた!)」ビュッ

美穂子「(来た……! 基本に忠実に、センター方向に……!)」ブンッ!!

カキィンッ!!

それは明らかな失投であった。
ど真ん中に、抜けたフォークボール。
ホームランバッターならば強く振りぬく所であるが、それでも美穂子はやはり冷静に基本通りにセンター返しを狙う。
センター方向は哩・久とジャイアンツ側が誇る鉄壁の守備陣が待ち構えた方向だが、
それでも打球速度は強く如何に名手のカードを持つ哩でも追いつきそうにはない。
そのまま抜けるだろう、と打った美穂子も半ば確信をしていた。が。

バッ!!

泉「うぐっ!!」バシッ!!

美穂子「えっ!?」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 00:14:51.01 ID:ZiIzoQB1o
踏んだり蹴ったりだなww
88 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 00:24:25.31 ID:+B1GAzUR0
これを泉が、とっさに右手を差し出して止める。
当然、右利きの泉がそちらにグラブをつけている筈もなく、素手だ。
強い打球を捕球しきれる筈もなく止められたボールはマウンドを転々と転がるのだが……。

泉「んぐぎ……! 亦野さん!!」ビュッ!!

誠子「! う、うん」パシッ!!

すぐさま泉は拾い直し、ファーストへと送球。
その一連の動作はすばやく、俊足を持つ美穂子でも内野安打とはならない。
これで3アウトチェンジ。

泉「はぁ……はぁ……へへ、ザマァミロや。 抜けたと思ってましたよ福路さん」

送球を終えた後、そう呟きながらその場に崩れる泉。
慌てて内野陣が集まるが、泉は疲れただけで別に負傷はしていないと右手を振って無事をアピールする。

哩「無茶ばし過ぎばい! 右手ば怪我したらどげんするつもりやったと!?」

泉「とっさやったんで……すんません。 せやけど、1個アウト取れたんです。 ええやないですか」

誠子「…………」

注意をする哩を後目に、誠子は信じられないものを見るかのような目で泉を見ていた。
既に敗色濃厚。無理をするような場面でもない。
おまけに、これはあくまでも雀士に野球をやってもらおうというだけのお遊びに近い企画である。
尚更、無理をするような理由は無いのだ。

誠子「どうして右手を差し出したの?」

だから、誠子は思わずそう尋ねていた。そして、泉は息も絶え絶えながら、ニッと笑みを浮かべて返答をする。

泉「決まっとるやないですか。 勝ちたいからです」

誠子「…………」

泉「3点取られて何を寝ぼけた事ぬかしとんねんと思うかもしれませんけど……勝ちたいやないですか。
  麻雀と野球、競技は違っても、私は千里山のレギュラーって看板を"背負って"ここに立ってるんです」

泉「持ってるだけやない、言われたからしゃあなしでやってる訳やない。
  常勝千里山の。 そして、このYGマークの常勝軍団のユニフォーム着て、背負って立ってるんや」

泉「そう簡単に、負けられる筈ないやないですか」

誠子「………………」

誠子「そうか。 そうだね」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 00:28:59.36 ID:ZiIzoQB1o
どうしてこんなにかっこいいのに不憫が似合うのか
90 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 00:36:06.44 ID:+B1GAzUR0
6回表である。
先頭の泉には、当然のように代打が出された。
代打はやはりザコプロであり、あっさりと凡退――しかし、である。

哩「ふっ……!」カキンッ!!

ザコプロ「(今度こそバントを……と思ったけど……お? お?)」

久「ピッチャービビってるー、ヘイヘイヘイ♪」

京太郎「…………」パシッ

霞「(あらあら……困ったわねぇ)」

ここにきて、とうとう京太郎の悪癖が顔を出した。
京太郎の悪癖というよりは、京太郎の所有カードの悪癖という方が正しいだろう。

訳のわからない所での『乱調』である。

続いた哩には今日2本目となるヒットを打たれ、これに動揺をしたのか京太郎はザコプロ、久に対して連続四球。
あっという間の1死満塁の状況。

観客「あ、あれ……?」「なんか焦げ臭くなってきた」

これには観客たちも、或いは京太郎以上に動揺をする。
そして、である。
ここでバッターボックスに立つのは、レフトスタンド側応援団が待ち構えていた4番打者。

DJ「4番 ファースト 亦野」

誠子「…………」

三度目の正直。捲土重来を図る亦野誠子である。
91 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 00:47:54.88 ID:+B1GAzUR0
京太郎「……ふー」ポンポン

霞「(1死。最悪、外野フライでも1点は返される場面。 ただ、この回、点差なら犠牲フライでも構わないわね。
   須賀くんも、それはわかってるでしょう……)」

ロジンを手に取り、一旦間を取る京太郎。
一瞬キャッチャーの霞はタイムを取って駆け寄ろうかとしたが、それは取りやめた。
投球のスタイル上、テンポを何より重視する京太郎である。
他者が不用意に間を図るより、己のペースで投げさせた方がいいと感じての決断だった。

誠子「(ここで点を入れなけりゃ、逆転は無い……ここが決め所だ!!)」

そして、一方の誠子はといえば闘志を燃やしてバットを構えていた。
一度は萎びかけた闘志。それを再び燃やしたのは、泉の言葉である。
千里山のレギュラーとして、彼女は失点をしながらも懸命にアウトを積み重ねた。
そんな彼女に少しでも報いたい、と思える程度には、彼女は心無い少女ではない。

誠子「(打つんだ……! 私が、私が……私が、決める!! だから頼む……お願いだ!!
    私の持つカード。 小笠原のカード!! 力を、この一打席だけでいい。 貸してくれ!!)」

心中で叫びながら、強くバットを握る誠子。

投じられる、京太郎のボール。

誠子「(打つ……打つんだ!!)あぁぁぁあああああああああああっ!!!!」ブォオオンッ!!!

ガキィンッ!!!

京太郎「!!」

誠子「!!」
92 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 00:53:54.20 ID:+B1GAzUR0
しかし、どれだけ想いを込めた所で、打席で結果が出せる訳でもない。
誠子にも負けられない思いがあるのと同様、京太郎にも打たれる訳にはいかないという意地と思いがある。
つまり、だ。

コロコロコロ

京太郎「っし! 石戸さん!」ビュッ!!

霞「! ふっ!」パシッ ビュッ!!

誠子「あ……」

誠子の、フルスイングはボールの上っ面を擦っただけだった。
まだ、下を叩けていれば犠牲フライにはなったかもしれない。
或いは三振で済んでいれば、後続の佳織にチャンスを託す事が出来たかもしれない。

だが、結果はボテボテのピッチャーゴロである。
京太郎はすばやくこれを捕球するとホームに転送。続いて霞がファーストに投げ、こちらでもアウト。
満塁。だからこそ出来る、ホームゲッツー。

1死満塁というチャンス。

誠子「あ……あ……」

ここしかないという、相手が半ばくれたも同然の好機。
亦野誠子は、ここにきて1番やってはいけない最低の打撃結果を残してしまう。
93 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 01:08:44.86 ID:+B1GAzUR0
あぁぁぁぁぁ……

当然のように、レフトスタンドからは盛大な溜息が聞こえる。
それを、誠子は耳にする。

観客「せめて外野フライを打てと」「4番の格が違いすぎますわ」「三振で終わるだけ妹尾の方がマシだな」

誠子「う……う……」

批判し、非難し、誠子を責める観客たちの声。
ある意味では、仕方のない事である。
元来、観客というものは基本的に勝手なのだ。
結果を出した選手にはその場では褒めちぎり、しかしながら下手を打てば徹底的にこき下ろす。
真面目に彼らの声を聞くだけ無駄である。

しかし、それでも、その声は耳に届いてしまう。

麻雀とは違い、観客たちの声がダイレクトに届くのがこの野球という競技である。
聞きたくなくても、聞こえてしまうのだ。

誠子「………………」

打席に入る前の覇気を失くし、無言のまま誠子はベンチへと下がっていった。

泉「ド、ドンマイです亦野さん。 次です次。 お願いします!」

誠子「(……次って言ったって)」

ベンチでは、肩をアイシングしている泉が出迎え、気丈に誠子を励ましてくる。

久「そうそう。 まだ3回も攻撃残ってるんだから、最悪でもまた誠子には打順が戻ってくるんだって」

誠子「(3回しかない、の間違い。 点差は3点なんだ……)」

久も、そして他の者たちも誠子を励まそうと声をかけてきた。
だが、その程度で誠子の想いが晴れる訳ではない。
残りの回。ベイスターズとの点差。全てを考慮すれば、ここから逆転――同点に追いつく事すら至難の業だ。

この試合、誰のせいで負けたのか――誰が戦犯か。失点をした泉は、不運もあった。
他の者たちも、佳織はともかく哩も久もそれなりには結果を出している。
なら、誰か。この好機を決められない、4番に相応しくない4番打者。

誠子「(私は……やっぱり足手まといなんだ)」

泉たちの声を受け流しながら、肩を落とす誠子。

慕「………………」
94 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 01:21:35.25 ID:+B1GAzUR0
その後、試合は淡々と進行をしていった。
6回の裏。先頭は京太郎からであったが、ここで泉に変わってマウンドに上がったのは左腕ザコプロである。
ここまで泉のガチャガチャな右投げに慣れていた為か、右打席に立ったにも関わらず京太郎はこれを打てず、
続く睦月、やえも外野フライに終わる。

とはいえ、ジャイアンツ側もまたやはり京太郎を打ち崩せない。
7回の先頭佳織は根性のデッドボールで出塁し、続くザコプロがバントを決めるも後が続かない。
セカンドライナーを美穂子が華麗に好捕し、飛び出していた佳織がアウト。
ライナーゲッツーという不運もあり結果的には3人で攻撃を終えてしまう始末だ。
サンキューキャップ。

その後もお互いランナーは出したり、或いは出されたりといった攻防が続きつつも。
試合は進み、9回の表である。

この回、先頭打者は2番のザコプロ。
2番、3番、4番と続く好打順――の筈であった。

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
G  0 0 0 0 0 0 0 0   0 2
De 1 0 0 2 0 0 0 0   3 5
95 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 01:35:42.79 ID:+B1GAzUR0
既にバッターボックスにはザコプロが向かっており、久もネクストで待ち構えている。
マウンドには、ここまできたら完封をと思っているのか。
ベイスターズ側ベンチは動いておらず、京太郎の姿があった。

誠子「(また回ってくる……私の打順が……)」

しかし、誰がマウンドで投げていようと、今の誠子にとってはどうでもいい話だった。
今の誠子にとって重要なのは、再び自分の打順が回ってくるという事である。
1打席目、2打席目、共に呆気ない凡退。
3打席目では最悪の結果を残し、観客たちからは非難を受けた。

慕「誠子ちゃん、そろそろ準備して」

誠子「監督……」

虚ろな目でマウンドを見続けていた誠子に、そっと慕が声をかける。
ザコプロの打席が終われば、今度は誠子がネクストに立つ番だ。
当然、準備をしなければならない。
だが、今の誠子にはその慕の言葉にうなずけるだけの気力はなかった。

慕「誠子ちゃん?」

誠子「監督……すみません」

誠子「代打を、出してください……」

慕「?」

誠子「もう、打席には立てない……」
96 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 01:51:56.62 ID:+B1GAzUR0
絞り出すようにそう呟く誠子。
思わず、その声を聞いていた周囲の哩や泉、佳織は声をかけようとするのだが……。
慕はそれを手で制して、ゆっくりと誠子の肩に手を置き優しく声をかける。

慕「どうしたの? さっきの打席の事、気にしてるの?」

誠子「さっきの事だけじゃないです……それも、あるんですけど。 それだけじゃない」

誠子「私は麻雀でも野球でも、みんなの足を引っ張るしか出来ないんです」

そう言う誠子は、懸命に涙を堪えていた。
ここで涙を流さなかったのが、彼女の最後の矜持だったのだろう。

誠子「あれだけ啖呵切ったのに、今日みたいな結果。 麻雀の時もそうだった。
   全国で準決勝、決勝――チーム虎姫の中で、白糸台の中で、私はNo.5だとは自分で思ってました。
   周りに強い雀士が山ほどいて、だけどその中でチーム結成の時に私を選んでくれて。
   なんとか結果を出そうと思ったけど……」

準決勝では、大失点。決勝でも似たようなものである。
先鋒の照がいなければそもそも準決勝でも敗退していてもおかしくない。
それだけの情けない闘牌を見せたのが、全国大会での誠子だった。

歴代最強のチーム。内外からそう言われているチーム虎姫であるが、実際の所は殆どが照と淡、菫におんぶにだっこのチームである。
少なくとも、実力的な面だけで言えば。

誠子「ギリギリ通過こそ出来たけど、決勝では結局それを挽回する事だってできなかった。
   だから、この企画では。 競技こそ違えど、ここでこそ私も活躍してやろう。
   白糸台のレギュラーとして、恥ずかしくないようにって思ってたのに……」

泉「亦野さん……」

彼女の気持ちがよくわかる泉は、思わず彼女の名を呼ぶ。
97 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/10(月) 02:00:13.82 ID:+B1GAzUR0
それでも、誠子は泉の声が聞こえないのか、そっと自身のポケットからカードを取り出した。

誠子「本当なら強い筈なんです、このカードは。
   近代の野球界では、指折りの強打者――格で言えば、向こうの4番にだって全然負けてない」

そこにあるのは、かつてこのチームの救世主と呼ばれた男の姿。
そのカードを持つ誠子が、まるで結果を残せない戦犯となったのは皮肉か何か。

誠子「だけど、私が持っただけでこのザマです。 もう、私は打てる気がしない……」

練習ならばかっ飛ばせた。自信もあった。
しかし、実際の試合となってみればこのありさまである。
まるで麻雀の時と同じ。
強い者の下にいながら、その足を引っ張るしか出来ない。
強いカードを持ちながら、チームの足を引っ張るしか出来ない。

誠子「もう、足を引っ張るのは御免なんです……。 だから、お願いです。 代打を出してください……」

これ以上、戦犯と呼ばれたくはない。
これ以上、仲間たちの足を引っ張りたくはない。
観客たちからの非難の声は、正しく全国大会で誠子が周囲からたたかれた陰口と同種のものだった。
あの声を、もう二度とは聞きたくない。

慕「………………」

誠子の、叫びにはなってないがそれでも感じる悲痛な叫びを聞き、慕は……。

ゾロ目 慕「誠子ちゃん、思い出して……」
それ以外 慕「一度、積み上げたものを全部壊しちゃおうか」

↓1
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 02:04:21.43 ID:/lxy5K1w0
ゾロ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 02:06:24.26 ID:/lxy5K1w0
まじすまんかった
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 02:08:49.61 ID:ZiIzoQB1o
いや、惜しかった
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 02:25:21.14 ID:MJMV4P6KO
一応敵の判定だから悪くはないよ
102 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 02:30:41.05 ID:+B1GAzUR0
>慕「一度、積み上げたものを全部壊しちゃおうか」

誠子「……は?」

突拍子もない慕の言葉に、思わず誠子は間の抜けた声が出た。
しかしながら、慕はそんな誠子に構わず更に続ける。

慕「誠子ちゃんが、凄く一生懸命なのはわかる。
  今まで一生懸命麻雀をしてきて、ようやく白糸台でレギュラーになれて……だけど結果が出なくて。
  それで、自信を無くしちゃう。 わかるよ」

でも、と慕は笑みすら浮かべながら言った。

慕「麻雀と野球は別物だよ、誠子ちゃん」

誠子「…………」

当然である。

慕「白糸台での事も、勿論あったのかもしれない。他人から、何かを言われて思う所もあるかもしれない。
  でもね、それを気にし過ぎちゃ駄目。 泉ちゃんみたいに、それを背負う事で力を発揮出来る人もいるかもしれないけど……」

泉「わ、私ですか?」

慕「うん。 でもね、今やってるのは、麻雀じゃないんだから。
  それに、ここは千里山でもなければ、白糸台でもないんだ。 全然違う、ジャイアンツっていうチーム」

だから。

慕「身に着けたものを全て取っ払って、もう一度。 もう一度、打席に立ってみよう、誠子ちゃん」

慕「白糸台の亦野誠子じゃなくて。 このチームの、亦野誠子として」

誠子「………………」

哩「どがんにしろ、ザコプロよかお前ん方が打撃ば期待出来るのはおらんばい」

誠子「白水さん……」

哩「うじうじ悩んどらんと、とっとと準備ばせっ!」
103 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 02:47:23.97 ID:+B1GAzUR0
一方その頃、マウンドに立つ京太郎は先頭のザコプロを仕留め、一息ついていた。
ここまで僅か2安打、無失点。
完封までこれで2アウトである。
しかしながら、ここからが相手打線の脅威。

久「さーてさて? そう簡単に終わらせないわよ、須賀くん!」

打席に立つのは、この日4度目のバッターボックスとなる久。
彼女は相変わらず軽口を叩くが――。

ゴォッ!

久「………………」

京太郎「(やっべぇなぁ……)」

9回表。1アウト。ランナー無し。3点ビハインド。
敗色濃厚、追いつかない程度の反撃、そんな言葉が脳裏に浮かぶ中で、しかし久は諦めていない。
諦めの悪さ――情勢の悪い時の悪運が強いのが、竹井久の真骨頂。

久「(一度もリードを奪えてない。試合は終盤も終盤。上等じゃない?ここから逆転してこその悪待ちってもんでしょ)」

竹井久の【稀代の悪待ち】発動

試合開始から一度もリードを保っていない場合、7回以降発動。
巧打・長打力+20。
104 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 02:54:25.12 ID:+B1GAzUR0
京太郎「(石戸さん……)」

霞「(……なるべく勝負は避けましょう。 最悪、四球でもいいわ。 ここで1番悪いのは、長打を打たれる事。
   ただし、素直に行くことはない。 勝負はしましょう。 3点のリードよ)」ササッ

霞とのサイン交換をし、意志を統一する京太郎たち。
彼らが選択したのは、『くさいところ』をついての勝負である。
結果として、四球になるのなら仕方ない。うまく手を出して引っかけてくれれば御の字。
仮に歩かせても、続くのはスランプに陥っている誠子と、まるで当たる気配の無い佳織の2人だ。
恐れる事は何もない。

京太郎「……フッ!!」ビュッ!!

既に重くなった体にむち打ち、投げ込む京太郎。
低め、内角ギリギリいっぱい。
見逃せばボールになるだろう――しかし、見極めるには難しいコース。

だが、久のバットは迷いなく動いていた。
105 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 02:55:20.50 ID:+B1GAzUR0
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::::::::::::::::゙l:::l|:゙|   ヽ. ,,、                                 / 「通らないなぁ……そのボール!」
::::::::::::::::::゙l::lll:゙l    `、ヽ、                              /:::
ヽ::::::::::::::::|::||:ト     `、 `ヽ、                           /::::::
:::`、:::::::::::|::|ト:|       `、  `-、                        /::::::::
::::::`、:::::::::|::|:|:::`、      ヽ、    `ヽ、..._               ,,     爪::::::
:::::::::ヽ::::::|: /           ` 、_     ゙̄`'ー‐‐---------ゥ-‐''    /::/::::::;/,
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二,,,、、_z      `、                           ,,,/:::::ク::::://
::::゙l::::|ト ハ       `、                      ,,,//::::::;":;;/ /
:::人::ハ::::::`、        ヽ                ,,,,,,,, ∠ニニ=== _ク/
::::::::Y::::\:::`、        `ヽ、,,,,,,,,         ,,,,,,/:::::::/::::ハ::::::::/

竹井久の【悪球打ち】発動 投手側が『くさいところ』選択時、自身の判定のコンマ下1桁が偶数の場合マイナス補正を反転。
106 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 03:10:12.19 ID:+B1GAzUR0
ギィンッ!

京太郎「ハァッ!?」

救い上げるようにして久が出したバットは、ボールを捉えて二遊間へ。
開眼をし守備範囲が幾分か向上した美穂子でも届かぬ位置を転々とボールは転がり、
ライト前へのヒットとなる。

久「ふふーん。 いやー、ようやくヒットが出てホッとしたわ」

京太郎「(まーた厄介な人出しちゃったなぁ……って)」

1塁ベース上、カラカラと笑いながらそう言う久にげんなりしつつ、
それでも後続を仕留めれば問題ないとして京太郎は気合を入れ直し打席へ視線を向けた。
例え久が塁に出たとしても、後にいるのは誠子と佳織。
打ち取れる筈だ、と京太郎は思っていた。誰もが思っていた。
しかし、だ。

ザッ

誠子「………………」

京太郎「うっ……?(なんだ?)」

打席に入った次の打者――誠子を見た瞬間、京太郎は体を思わず震わせる。
先ほどまでの誠子とは、姿こそ同じだが、感じる威圧感がまるで違う。
そう、それはまさに――刀を構えた、1人の侍の姿。

睦月「あれは……」

センターの守備位置から、その姿を見ていた睦月は、思わず息を飲んだ。
他球団のファンながら、1人の野球選手のファンとして。誠子の持つ、そのカードの栄光と挫折。
そして、たどり着いた最後の地を彼女は知っている。

睦月「あれは……尾張の侍……!」

【小笠原道大】
元日本ハムファイターズ所属。元読売ジャイアンツ所属。 そして、元中日ドラゴンズ所属。 現役引退済。
スランプに陥り、自他ともに満足いかない成績を残した小笠原。
かつての栄光を、貢献を蔑ろにされた彼が行きついた先は終わりの地、尾張。
栄光を、プライドを捨て、ただ愚直なまでに野球にしがみ付いた侍が見せた最後の姿。
巨人晩年は不良債権として揶揄された彼は、
嵐を呼び打つ代打として、頼れるベテランとして無くてはならない存在となった。

積み上げた実績を壊し、身に着けたものを取っ払い。
セ界を開いた『全力中年』
107 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 03:14:10.27 ID:+B1GAzUR0
半端ですが、一旦ここで区切らせていただきます。
明日には試合終了からヒロイン、試合後に改めて引き抜くキャラの多数決を取れればいいなと思います。
それではおやすみなさい。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 03:41:01.51 ID:/lxy5K1w0

引き抜きは久と誠子にほぼ決めてます
自分としては姫子のいるチームと対戦するのかわからんから哩は無しですね
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 04:10:05.49 ID:TCRFT10CO

個人的には成長イベントみたし誠子はいらん
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 04:18:00.76 ID:ZiIzoQB1o

スランプ解消に時間かかりそうなのが難しいよな バステかかってるメンツ多いし
その中では哩は即戦力っちゃそう
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 07:26:50.76 ID:U80JiU5io

哩は欲しいけどリザベ的にアライバじゃなくてイバアラになりそうなとこがちょっと気になる
自分の中では1番荒木が塁に出て2番井端がヒットエンドランのイメージなんだよなぁ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 07:40:50.43 ID:vrq1wbHx0
誠子成長イベント見たしもういいかなって感じはした
久確定とすると他はリザベ狙いで哩かロマン砲のかおりん引き抜きか
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 08:43:27.88 ID:ZiIzoQB1o
金城久:三塁、外野手
安牌。打撃タイトル、ゴールデングラブ経験者。横浜愛が乗る可能性もある
ベテランや故障持ちはありえる
小笠原亦野:一塁、三塁
安牌。打撃実績はピカイチ。ゴールデングラブ経験者。代打能力も高い
スランプさえ解消してしまえば圧倒的な強キャラだが、どのくらい時間かかるか
井端哩:遊撃手
安牌。ミートが高くゴールデングラブ常連。荒木姫子と組めばブースト。WBC井端に進化するかも
姫子がいなくても輝けるはずだが、採ってみないとわからん
大田佳織:外野手
ロマン枠。長打力と身体能力はある。幸運持ち
実績ないし守備ミートを始め足りないものが多すぎて、ヘタしたらスランプ組より時間かかる
斎藤泉:投手
ロマン枠。甲子園優勝投手。
実績ないしポジかぶりだし立場的には一番苦しい。いるからには鍛えたら輝けるのかもしれん

おまけ
荒木姫子:二塁手
ゴールデングラブ常連、哩と組んだらブースト。盗塁◎ 実績も石川美穂子よりかなり上
加入がいつになるかわからないのでコミュと訓練を重ねた美穂子に負けるかも

色々書いたけど安価だ、すきなのえらべ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 09:03:19.19 ID:i665CKLZ0
いくら安価スレでも周りから「ええーーっ!!?」というのはできればやめといた方がいいよ
満足できたとしても単発扱いされるかもしれないし、スレの空気も悪くなる


個人的には引き抜きはできる限り反発がない投票方法でやってほしい(何票入ったら決定とか)
>>1次第だけど、スレのためにはそうするのが一番いい
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 09:08:50.42 ID:xhSDQO1A0
>>113 サンキュ 分かりやすい

ヒッサはともかく、井端かガッツで悩むのう
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 11:12:46.73 ID:jPfUpSacO
今のメンバーが投手1捕手1外野2(サブ一とサブ投)内野(二遊)1だから哩が欲しいかな
二遊間はネームドにしたいし
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 16:47:24.76 ID:TqIC3Z20O
やえさんにファーストやってもらえば金城小笠原で行けるな
というか金城サードできるなら石川もサードと外野守れるよね
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 22:02:51.34 ID:ZiIzoQB1o
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489679812/23
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489679812/24

見たら金城久は三塁適正もってないな 荒木姫子は遊撃適性ももってる
スレでどう再現されてるかは分からんので誤情報スマン
119 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 22:21:51.66 ID:+B1GAzUR0
こんばんわ。沢山の乙と意見ありがとうございます。
誰を引き抜こうか〜などのお話は、見ているだけで書いてる方としては楽しいですね。

>引き抜きの投票形式について
以前も話しましたが多数決で。前回対戦チームを決める際は1時間でやってましたが、
今回は2人分になるので30分30分で区切ってやれればいいかな?と思います。
また、投票前にシークレットだったスキルなども全て公開しますので参考にしてもらえればと思います。
>守備位置の適正について
守備位置については割と感覚で決めている所もありますが、例えば久については後年殆ど三塁は守っていなかったりとかでついてません。

もうちょっとしたら開始します。
120 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:01:52.96 ID:+B1GAzUR0
打席に入る誠子が構えるバットは、まず角度が違う。
先ほどまではほぼ垂直に近い形で出していたそれは、今はやや横ばいに。
それだけでも京太郎は威圧されそうになるのだが……。

誠子「………………」ギンッ

眼光鋭く、ピッチャーを睨み付けるその眼差し。
一太刀に斬って取ると言わんばかりの表情は、侍そのもの。

誠子「(このチームの……亦野誠子として)」

打席に入りながら、誠子はベンチで聞いた慕の言葉を思い出す。
思い返せば、監督だけではない。
泉は自身も辛い状況ながら常に4番であった自分がいつか点を返してくれる筈だと信じていたし、
まるで野球のやの字も知らなかった佳織は誰よりも誠子を頼ってきた。
色々とこちらが一方的に怨恨があった哩も、言葉はキツいが励まし、
そして普段からどこか不真面目そうに見えた久も、しかし、その実、試合に入れば誰よりも真剣にそれに向き合った。

誠子「(負けたくない……! 勝ちたい……!)」

誰かを見返すではなく。
評価を改めさせるでもなく。

誠子「(私は、このチームで勝ちたい! その為にも……!!)」

その一振りに誠子は全てを込めた。

京太郎「…………っ!」ビュッ!!

誠子「(ここで打つ!!)」ブォオオオオオンッ!!!

カキィンッ!!
121 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:12:28.43 ID:+B1GAzUR0
それは詰まった当たりでもなく、態勢を崩された訳でもない。
気迫のこもったフルスイングは、しかし的確に京太郎の投じたストレートを捉えていた。

誠子「ぐっ……」ブルンッ

誠子「!!」シャカシャカシャカ

ヘルメットが取れる程のフルスイングから一転、そのままの姿勢で1塁へと走り出す誠子。
視線を横に向けると、放った打球はライナー性でセンター方向に抜けようとしている。
ピッチャーの横を白球が通り過ぎる際、京太郎の驚いた顔が後ろを振り向いた。
恐らくは、京太郎としては予想外だったのだろう。

誠子「(1発を狙うと思ってたんだろうけど、この場面……欲しいのは1発なんかじゃない)」

点差は3点。一発が出ても、まだ敗けているのだ。
もしかしたら、今までの誠子ならば一発狙いをしていたかもしれない。
己の力を証明する為に。
だが、今の――ただ勝つことだけを目指している誠子は違う。
ここで勝つ為に最適な行動は、ランナーを貯める事である。

誠子「(私の後ろには一発だけなら期待できる妹尾さんがいる。希望を繋げば……!)」シャカシャカシャカ

佳織「…………」ゴクリ

1死1・2塁のチャンスを作るために、誠子はあくまでも塁に出る事を意識し打席に立った。
逆に一発を警戒した京太郎は、内角に投げる事を恐れ低めに決めようとする。
上手く掬い取られた形になった分、勝負としては誠子の勝ちである。

が。
122 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:19:56.29 ID:+B1GAzUR0
  !|   | |   |ト|、_ |i |i      | |   _,A-┼―‐!|
  |.|   |i |i    !、A    |V|     川.   -H  !  /|
  ゝ! _」┘ー‐┘  ̄ ̄   ̄ ̄ ̄`   ̄ ̄` `ニー┘L
-┬:!^´                     彡'=≠==ミ、、
 | !.|                         ´ /::::::::::::::::::ヽヽ
 | N     __,............、                 L:::i:::::::::i::::::i ヾi 「バットの構えと石戸さんのサイン……この打球方向は、あらかじめ予想がつくわ」
 | | |  __彡ィ≠ーテ‐┬-               ィ..{:::::::::::!.....!
 | | :i. 7'")_!、__ノ_C′              !::..、;;;;;ノ..r┘
 | | |                       ゝ=====シ
 .!.| .!    ,, ,, ,, ,,                     ,, ,, ,, ,,
  |.ト、 !  ///////                   ///////
  | | ヽ!   " " " "        ′         " " " "
123 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:24:03.04 ID:+B1GAzUR0
痛烈なライナー性の打球を、しかし、美穂子は読んでいた。
何も誠子のバットの構えの違いに気づいていたのは京太郎や睦月だけではない。
試合終盤7回以降、その右目を開き他の選手の一挙手一投足を文字通りつぶさに観察していた美穂子は、
この打席での誠子の狙いと意図、そして打撃結果をほぼ確実に読んでいた。

結果、守備位置を本来のセカンドの位置よりも2塁よりに。 そして、やや後方に。
そして――。

バッ!!!

美穂子「!!」パシィッ!!

久「へっ!? 美穂子!?」

ジャンプ一番、華麗な動きでボールを捕球する。
当然、ヒットだと思っていた久は1塁を飛び出しており、そんな美穂子の守備を見て唖然とするのだが……。

美穂子「ファーストさん!」ビュッ!!

久「あ」

無駄なステップを踏む事が無くなった美穂子は、着地と同時に1塁へと転送。
決してそれは強い送球ではなかったが、飛び出していた久が戻るには足りない。
悪送球をするという事もなく、ボールはファーストザコプロのミットに収まり……。

パシッ!!

1塁塁審「アーウツッ!!!」

セカンドライナー、ランナー飛び出しでのダブルプレー。
これで3アウト、すなわち――。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

ゲームセット。
観客席からは青い風船が飛び立ち、それを見ながら1塁に到達していた誠子はほうっと一息を吐くのだった。

誠子「……負けたかぁ」

De3x−0巨
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 23:25:51.95 ID:ZiIzoQB1o
サンキューキャップ
石川も活躍できる・・・できるんだ・・・
125 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:40:35.85 ID:+B1GAzUR0
誠子「………………」

結局の所、今日の試合、誠子の成績は4打数無安打。おまけに2併殺。
戦犯も戦犯。これがプロ野球ならファンからボコボコにたたかれている所だろう。
実際、レフトスタンドからも心無い声が多少なりと誠子の耳には届いている。
しかしながら、不思議と誠子の気持ちは晴れやかだった。

久「いやー、最後の最後で美穂子にやられたわね」

誠子「ですね」

そんな誠子の元に、苦笑いをしながら久がやってくる。
普通なら抜けている筈のセンター前ヒットがまさかのダブルプレー。
流石にあれは誰が悪いという訳でもない。ランナーだった久もバッターだった誠子も判断も内容も悪くなかった。
ただ、美穂子のファインプレーを褒めるべきだろう。

久「ふーん、へー」

誠子「……な、なんですか? ジロジロ見て」

久「いや、さっきまでとは顔つきが全然違うじゃない? なになに、私がいない間にベンチで何かあったの?」

誠子「まあ、あったと言えばありましたけど……そんなに変わりました?」

久「うん。 なんだか凄くヒゲが似合いそうな顔つきになったわ」

誠子「しませんよ! っていうか、生えませんよ!!」

久「付け髭とか!」
126 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:49:04.05 ID:+B1GAzUR0
じゃれ合いながら、というよりは一方的にからかわれながらベンチへと戻っていく久と誠子。
一足先にネクストから戻ってきていた佳織、それに哩、泉、慕に迎えられながら、誠子は頭を下げる。

誠子「すみません。 結局、打てませんでした」

泉「ありゃしゃーないですって……」

哩「二条ん言う通りばい。 お前はよう打った、胸ば張らんね」

誠子「はい!」

佳織「やっぱり私全然お役に立てなくて……」シュン

慕「ノーヒットで終わっちゃうくらい、野球ではよくある事なんだからしょうがないよ。
  これがプロ野球みたいに長いレースならともかく、1試合だけだからね」

清々しい表情の誠子とは対照的に、今日の試合同じくノーヒットの佳織も浮かない表情だ。
それを慰めながら、慕は手を叩き注目を集める。

慕「悲しいけど、負けちゃったから……本当に悲しいけど、今日をもってこのチームは解散です」

誠子「………………」

慕「だけど、うちのチームからあっちに移籍をする事になる人も出てくるから、気持ちを切らさないように。
  それと、負けちゃったけれど生活は今の寮でする事も出来るし、希望があれば最初の会場のホテルに戻る事が出来るからね」

慕「短い間だったけど、みんなと一緒に過ごせて楽しかったです。 お疲れ様でした!」

「「「「「お疲れ様でした!」」」」」
127 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/10(月) 23:58:18.13 ID:+B1GAzUR0
こうして敗者たちがベンチで最後のミーティングをしている頃。
京太郎達はライトスタンドからの歓声を聞きながらマウンドに集まっていた。

京太郎「ナ、ナイスプレーです福路さん。 助かりました」

美穂子「今日はバットでは貢献出来てなかったから……ふふ、須賀くんを助けられて良かったわ」

思えば7回にも一度、美穂子はファインプレーを見せていた。
彼女の言う通り、バットで貢献出来ない分せめて守備ではという気持ちもあったのだろう。
投げている方としては、援護点を貰えるのと同様に守備で救われるのはありがたい気持ちである。

霞「須賀くん、ナイスピッチ」

京太郎「ありがとうございます、石戸さん」

そしてマスクを外した霞も声をかけ……それに遅れるようにして、外野から睦月、やえもやってくる。

やえ「フッ! やはり王者たる私がいるこのチームが負ける訳がなかったな。
   須賀もよくやったぞ」

睦月「うん、私の出番も無かったね……今日は安全花子な気がしたんだけどなぁ」

ふんぞり返って鼻息荒く言うやえに、ちょっと残念そうにしている睦月。
とはいえ、睦月もそこまで落ち込んでいるという訳ではない。
むしろ勝てた事に対する喜びの方が大きそうである。

睦月「そうだ、折角勝ったんだしアレしよう!」

京太郎「アレ?」

睦月「みんなで輪になってジャンプしてお尻をぶつけ合う勝利のポーズ」

京太郎「えっなにそれは」

曰く、それはベイスターズが勝利した際、選手たちがやるパフォーマンスなんだとか。
京太郎としてはむしろ役得というか望むところであるが、そもそもこの場にいるのは京太郎とザコプロを除けば女子たち。
いくらなんでもお尻をぶつけ合うなどという行為をする訳が無い。と、京太郎は思っていたのだが……。
128 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:03:08.70 ID:UTYD60k90

美穂子「少し恥ずかしいけど……それが決まり事なのよね?」

睦月「うむ!」

霞「じゃあ、仕方ない……のかしら?」

やえ「こういう事をする事でチームメイト同士の結束を高め、ファンにもパフォーマンスを見せる。
   王者としては当然の事だな」

京太郎「(いいのかそれで……いや、俺としては断る事もないけど!)」

何故か許可された。
美穂子の言う通り恥じらいが無い訳ではないのだろうが、それよりは睦月の熱意に押された事。
また、ここまでの付き合いでこの程度の事ならば京太郎やザコプロとしても問題無いと一同が思ってくれていたのだろう。
……流石にお尻は触らせてくれないだろうが。

睦月「それじゃ行きましょう! せーのっ!」

ピョンッ ペチンッ

京太郎「(やあらかい!)」

この後、京太郎は最後のアウトを取ったボール――ウイニングボールをファーストを守っていたザコプロから手渡されたのだが、
その時まで夢心地だったという。
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:04:25.88 ID:Xj4c1ySIo
うらやましすぎる
130 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:17:27.17 ID:UTYD60k90
………

エイスリン「ヤッパリ、ベイスターズガカッタ!」

恭子「せやなぁ」

その後、ベンチから良子や控えのザコプロが出迎え。
出場していたメンバーが笑顔でハイタッチをしベンチに戻っていく光景をバックネット裏から眺めていたのは、恭子とエイスリン。
結局、恭子の予想通りの試合展開でベイスターズの勝ちである。

エイスリン「ベイスターズ、ツヨイネ!」

恭子「まあ、エースの格としての違いが結局は勝負を左右したちゅう感じやな。
   ただ最後の最後、ジャイアンツ側も諦めんとようやったわ。 あれ普通やったら抜けてピンチなっとる所やで」

エイスリン「マダワカラナカッタ?」

恭子「……そこまでは無理かもな。 多分、妹尾じゃ須賀の球は打てん。 後続もザコプロやしな」

恭子「せやけど、まぁ……偵察の甲斐はあったわ」

少なくとも、これでベイスターズ側の主力についてはある程度の能力が判明した。
エース京太郎、リードオフマン美穂子、扇の要霞、主砲やえ、長打が魅力の睦月。
ここにジャイアンツ側から更に2人を加えれば、中々に強力なチームの完成だ。

恭子「今だけでもバランス良さそうやからな。なんにせよ、試合前にも言うたけどバッテリーがちゃんとしっかりしてるのがええ」

エイスリン「ジャイアンツハキャッチャーザコプロクンダッタモンネ!」

恭子「結局野球はピッチャーや。 そしてキャッチャーは扇の要と言える司令塔。 そこがしっかりしてるチームが勝つっちゅう話やわな」

エイスリン「ウチトイッショダネ!」ニコッ

彼女たちもまた、投手と捕手というコンビである。
注目をしたのが京太郎と霞というのも、ある意味では納得だろう。

エイスリン「キョーコ、アタッタラカテルトオモウ?」

恭子「どうやろな。 勝てるとは言い切られへん、ちょっとでも油断したらポコポコ打たれるのは目に見える。 けどや……これだけは言える」

恭子「須賀の球は速いけど、私の方が速さでは負けてへん」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:23:41.55 ID:Xj4c1ySIo
155以上出るなら大したもんだ 問題はキレだけど
132 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:30:34.16 ID:UTYD60k90
霞「勝った後にもこんな事をしないといけないのね」カキカキ

京太郎「ですねー」カキカキ

美穂子「ふふ、でもこんなことで観客さんが喜んでくれるならとても嬉しいわ」カキカキ

一方、ベンチへと戻った京太郎たちは座りながらボールに何やら文字を書いていた。
この後勝利を祝って選手たちがもう一度グラウンドに出て、
それぞれ選手たちがサインと一言を添えたボールをスタンドに投げ入れるというイベントが待ち構えている。
野球をするだけでなく他にもファンサービスをしなければならない辺り、プロ野球選手というのも大変だ。
いや、別に京太郎はプロ野球選手になった訳ではないのだが。

DJ「それでは本日のヒーローは……」

京太郎「ん?」

そんなことをしていると、いつの間にかグラウンドには謎のステージが。
それと同時に聞こえてきたDJの声を聞いて、京太郎は納得をする。
ヒーローインタビュー。その試合、活躍をした選手の晴れの舞台である。
一体誰が選ばれるのだろうと呑気に思っていたのだが……。

DJ「須賀ぁぁぁぁぁぁ! 京太郎ぅぅぅぅぅぅ!!」プァーン

京太郎「……はっ!? え、俺っ!?」

自身の名を呼ばれて、思わずそう叫ぶ京太郎。
そんな京太郎を見て、睦月は苦笑しながら突っ込みを入れる。

睦月「完封勝利。 これで呼ばれないヒーローはいないよ……」

京太郎「いや、でもヒーローってガラじゃないっすよ俺」

良子「ノー。 少なくとも、オーディエンスはそうは思ってないようですよ」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:32:06.95 ID:Xj4c1ySIo
ホームだからムッキーも呼んでくれてええんやで
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:33:52.08 ID:Q+JHd1ZGo
球速だけは凄いというと……北方?
135 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:35:49.70 ID:UTYD60k90
ワアアアアアアアアアアアアアッ!!!

キョータロー! キョータロー!!

京太郎「………………」

良子の言葉を聞いて、じっと観客たちの声に耳を傾ければ……。
確かに京太郎の名を呼ぶ声援と、もう一度その姿を見たいと送られる歓声。
京太郎は、面映くなりながらも緊張した面持ちでグラウンドへ。そして……。

DJ「小走ぃぃぃぃ! やえぇぇぇぇぇぇ!!!」プァーン

やえ「フッ、まあ当然だな。 お聞かせしよう、王者のインタビューを!!」

DJ「津山ぁぁぁぁぁ!! 睦月ぃぃぃぃぃ!!!!」プァーン

睦月「………………」

睦月「うむっ!? わ、私も!?」

良子「4−2で今日の試合、2安打1打点2得点。 文句なしではありませんか?」

美穂子「津山さん、須賀くんたちが手招きしてるわよ」

睦月「う……うむっ!!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:38:00.07 ID:lZA0h+RI0
よかったね、ムッキー
あと睦月ってかわいいと思うけど、みんなはどう思う?
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:39:37.07 ID:Q+JHd1ZGo
咲VITAやってたらカットインの美人ぶりが心臓に悪い程度
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:39:42.16 ID:Xj4c1ySIo
北方は三嶋国吉を超えるノーコンだからさすがにないだろうww
139 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:41:57.11 ID:UTYD60k90
こうして呼ばれた3人は、揃ってお立ち台へ。

京太郎「…………(ところでなんだこのぬいぐるみ)」

睦月「(バート&チャピーだ!)」

霞「……可愛い」ポソッ

良子「えっ」

霞「えっ?」

【TIPS・バート&チャピー】
横浜DeNAベイスターズのマスコット……とはまた違うシンボルキャラクター。
よくわからない姿をした、よくわからない謎生物。
姿かたちは説明しにくいので、ググってもらった方が早い。
ベイスターズの選手たちは、彼ら(?)のぬいぐるみを持ってヒーローインタビューを受けるのが通例。
しかしながら、どっちがバートでどっちがチャピーかはファンでもわかっている人は少ない。

ちなみに試合中、攻守切り替えの際などに彼らのミニアニメがバックスクリーンに流される。
これもよくわからないアニメになっている。
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:43:20.22 ID:Xj4c1ySIo
たぬきじゃなくそっちなんだww
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 00:43:43.75 ID:Y8H+zCLeO
あれは哲学
142 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:51:13.34 ID:UTYD60k90
DJ「まずはこの方からお話を伺いましょう!
   今日の試合、先制点を叩きだしました! 背番号55、我らが主砲! 小走ぃぃぃ! やえぇぇぇぇえ!!!」

ワァァァァアアアアアッ!!! パチパチパチ ヨコハマニモコンナシュホウガイルンダ!!

やえ「…………」帽子を取ってフリフリー

DJ「まずは今の気持ち、率直にお聞かせください」

やえ「うん? 今の気持ち……今の気持ちか。 最高に気持ちいいな!」

ワァァァァァァアアアアッ!!

DJ「まずは1回、2アウトから津山選手がツーベースで出塁しました」

やえ「言われてるぞ、津山」クイクイ

睦月「う、うむぅ……」

DJ「津山選手には後でお話を聞きますので……小走選手、その時の心境はどうでしたでしょうか?」

やえ「返すしかない。 それしかないに決まっている。 アウトカウントだとかは関係ないからな。
   ランナーがいれば返す、それが4番の仕事というものだろう」フフン

ワァァァァァアアッ!!!

DJ「そして第二打席! こちらも、津山選手のソロホームランの後に回ってきた打席でした」

やえ「言われてるぞ、津山!」クイクイッ

睦月「うむ……うむ……」

DJ「あの……後で聞きますので。 小走選手、打った感触はどうだったでしょうか?」

やえ「あれはファウルになったと思った」

ドッ ワハハハ

やえ「が、風で流されたみたいだな。 次こそは、これぞ王者と言われる程の完璧な一打をお見せしよう!」

DJ「ナイスバッティングでした! 小走やえ選手でした!」

ワァァァァァァァァァァ!!!

やえ「……………(まずい、すごく気持ちいい)」帽子取ってフリフリ
143 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 00:58:33.22 ID:UTYD60k90
DJ「続きまして! 今日の試合、2本の長打! うち1つはチーム初本塁打となるソロアーチ!!
   背番号33! 津山ぁぁぁぁぁ! 睦月ぃぃぃぃ!!!」

ワァァァアアアアアアアアアッ!!!!

睦月「…………」カチコチになりながら帽子を取って一礼

DJ「今のお気持ち、率直にお聞かせください」

睦月「う、うむ……」

DJ「…………」

睦月「うむ……うむ……」

睦月「と、とても……緊張してます」

DJ「……みたいですね」



霞「だ、大丈夫かしら津山さん」

良子「元々物静かな方ではありますが……緊張がオーバーフローしてそうですね」

美穂子「(何故かしら? 私もあそこに立ったら同じ感じになってしまいそう)」

【TIPS・事故ヒロイン】
ハマスタでのヒーローインタビューでは、時たま放送事故のようなヒーローインタビューが起こる。
受け答えがちゃんとしない。答える側が小学生並の感想。やたらと自身のあだ名押しをする、などなど。
そして、その事故ヒロインをする大多数が、地元横浜高校出身の選手。
ちなみに睦月の持つ「乙坂智」、美穂子の持つ「石川雄洋」もその高校出身である。

しかし、「乙坂」についてはあまり事故をしない。

その為これは単純な睦月の緊張である。
144 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 01:06:01.51 ID:UTYD60k90
DJ「まず1回。 2アウト、ランナー無しで回ってきた場面で、ツーベースヒット。
   次の小走選手の打席に繋がりました。 あの時の気持ち、教えてください」

睦月「う、うむ……とにかく無我夢中で……なんとか食らいつこうと思って、バットを出しました。
   結果、ヒットになってくれて良かったです」

ワァァァァァアアアアッ!!!

DJ「そして! 続く第二打席では、チーム初となる本塁打!
   ファンの待つ、ライトスタンドへと完璧な当たりでした! 打った感触は如何でしたか?」

睦月「う、うむ! それも、本当に無我夢中で……打った後も、全然気づかず走っていました。
   ファンの人たちがいるライトスタンドに……」

睦月「ファンの人たちの声援が、後押しをしてくれて飛び込んだんだと思います」

ワァァァァァァァアアアッ!!!

DJ「噂によれば、津山選手は元々ベイスターズファンなのだとか。 ファンの方々も、津山選手の活躍を期待しています」

ヨコハマニモコンナファンガイルンダ!! ショウガイヨコハマ!!

睦月「うむ! 本物の選手たちには全然敵いませんけど……このユニフォームに恥じないように。
   これからも、私なりに精一杯頑張ります!」

DJ「ありがとうございました! 津山睦月選手でした!!」

ワァァァァアアアアアッ!!!

睦月「(本物のハマスタじゃないけど、ここに立てるなんて思ってなかった……本当に生きててよかった)」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:07:06.87 ID:Xj4c1ySIo
アイラブ横浜やるんだろうかww
146 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/11(火) 01:14:43.22 ID:UTYD60k90
DJ「そして……今日の試合、120球を超える熱投!! 見事な完封勝利!!
   背番号17! 須賀ぁぁぁぁ! 京太郎ぉぉぉぉぉ!!!」

ワァァァァァアアアアッ!!!

京太郎「…………(すっげー声援。これ全部俺に送られてんだよな)」帽子を取る

DJ「須賀選手、ナイスピッチングでした!」

京太郎「ありがとうございます」

DJ「初回、いきなり白水選手にヒットを許しましたが、以降はパーフェクトピッチ!
   見事な投球でした!!」

京太郎「いや、余計な四球は出すわで無駄に球数増えちゃったんで。 そこは反省ですね」

DJ「今日の試合、相手は強敵ジャイアンツ――のようなチームだった訳ですが、終わってみれば完封。
   初登板、初先発が初完封です。 今日、勝てた最大の要因! それはなんだったのでしょうか!?」

京太郎「そうですね……」

1.「監督からエースに任命されましたからね。 エースが初戦で躓いちゃ駄目でしょう!」
2.「石戸さんのリードのお蔭です。 上手く俺を操縦してくれました」
3.「バックの堅い守備に助けられました。 特に福路さんには好守を連発してもらって本当にありがたかったです」
4.「早い段階で小走さんが先制点を取ってくれましたので、楽に投げる事が出来ました」
5.「津山さんの闘志がとんでもなかったですからね。 俺もその波に乗っかる事が出来ました」

↓1
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 01:15:49.71 ID:lZA0h+RI0
個人的には5だけどなぁ……
安価↓
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:16:48.28 ID:e5CWUS3A0
さて次の相手はまたセ・リーグのチームでしょうか?
其れともパ・リーグでしょうか?
はたまたまさかの日本代表“侍ジャパン”でしょうか?
いずれにしても次の相手がどのチームに成るのか楽しみです!
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:18:27.03 ID:ZJ9/fxKA0
5
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:18:29.23 ID:Xj4c1ySIo
4
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 01:20:30.54 ID:lZA0h+RI0
これは>>149か?
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:22:10.04 ID:Xj4c1ySIo
じゃないかね
153 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 01:22:36.48 ID:UTYD60k90
>>149で進行します。無効なものがあれば下に下にズレて安価下になります。
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:24:09.60 ID:lZA0h+RI0
むっきーがここまで輝いたスレってあっただろうか……?
155 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 01:31:35.78 ID:UTYD60k90
>5.「津山さんの闘志がとんでもなかったですからね。 俺もその波に乗っかる事が出来ました」

睦月「う、うむっ!?」カァッ

DJ「闘志ですか。 津山選手はどこかクールで理知的なように見えますが」

京太郎「いや、さっきも言ってましたけど本当に熱狂的なベイスターズファンなんで。
    あんなもんじゃないですよ」

睦月「す、須賀くん! それは今言わなくても……」アセアセッ

ドッ アハハハハ

京太郎「なんでまぁ、津山さんのこの試合にかける意気込みが並々ならないものだったんで。
    俺も……多分俺以外のチームメイトも、それに乗る事が出来たんじゃないですかね」

やえ「まあ……そうだな」

睦月「うむぅ……」マッカッカ

DJ「なるほど! では次の登板に向けての意気込み、きかせてもらえますか?」

京太郎「次の試合も俺が登板するかはわかりませんけど」

ソンナコトナイヨー!! オマエガコノチームノエースダ!! キョウタロウ、オマエハベイスターズノハシラニナレ

京太郎「…………」

京太郎「もしも次も俺が投げる事になれば、今日以上のピッチングで勝利を呼び込めるよう、頑張ります!!」

ワァァァァァァァァァァ!! ヨコハマニモコンナトウシュガイルンダ!!

京太郎「…………」帽子取って一礼

京太郎「(初めてだな、こんだけ歓声を浴びたのって……ハンドじゃそもそもマイナースポーツだし県予選準決勝敗退だったし。
     麻雀は話にならなかったし。 なんか……やっぱ、照れくさいな。 悪い気持ちじゃないけど)」
156 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 01:39:38.88 ID:UTYD60k90
DJ「それでは最後に……これで締めましょう!」スッ

京太郎「ん?」

やえ「なんだ?」

睦月「!!」

そしてヒーローインタビューも終わりかと思われた時である。
突如DJが取り出したのは、3枚のタオル。
それをそれぞれ京太郎、やえ、睦月へと配っていく。

DJ「今から私が『勝利に導け』と言いますので、『I☆YOKOHAMA』のコールをお願いします!」

やえ「☆?」

睦月「うむ! ☆はラブと読みます。 アイラブ ヨコハマです!!」

京太郎「(えぇ……)」

思いっきりテンションの上がっている睦月を後目に、やえと京太郎は困惑気味だ。
いきなりタオルを掲げて叫べと言われて、困惑するなという方が無理がある。
とはいえ、どうも流れ的に逆らえない。

京太郎「(っていうか津山さん……緊張がすっかり取れてまたいつもみたいに……)」

DJ「コールは……折角ですのでお三方にしていただきましょうか。 スタンドの皆さんも、タオルを掲げて!
   それでは行きます! 『勝利に導け』!!」

睦月「『I☆YOKOHAMA』ァァァァァ!!!!」

京太郎・やえ「ハ、ハマー……」

DJ「ありがとうございました! 小走選手、津山選手、須賀選手でした!!」

【TIPS・I☆YOKOHAMA】
罰ゲーム。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 01:47:28.09 ID:Xj4c1ySIo
毎試合やるんだろうかww
158 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 01:53:12.17 ID:UTYD60k90
………

その後、ヒーローインタビューが終わり、ベンチにいた霞、美穂子、ザコプロらも合流して一同はグラウンドへ。
先ほど書いたサインボールをスタンドに投げ込む為である。
今日の試合のヒーローである京太郎たちへの歓声も多いが、霞たちへの歓声もまた多い。
特に男性ファンからの歓声では、彼女たちの方へのものが大きいくらいだ。

一方、監督である良子はこの投げ込みを適当な所で区切りをつけ、ベンチ裏へと下がる。
報道陣の囲みに応える為である。

リポーター「お疲れ様です戒能監督。 先発の須賀は9回完封、打線3番・4番にホームランが出る完璧な展開でした」

良子「実にエキサイティングなゲームでした。 皆さん、己の実力を出し尽くしてくれましたね」

リポーター「須賀投手は後半、疲れが見えているように思えました。
      津山選手への継投は考えなかったのでしょうか?」

良子「須賀くんには6回、7回を100球、110球でと考えていました。
   しかし、彼の長所の1つにスタミナがある。 いいテンポで投げていた。 リズムを崩したくありませんでした」

リポーター「結果、見事な完封勝利です」

良子「私が今まで練習で見た中でも、ベストなピッチングでした。 パーフェクトです」

リポーター「打撃では津山選手、小走選手がアベックホームラン。 小走選手はタイムリーも打ち、今日2打点の活躍です」

良子「須賀くんが抑えてくれる中、早い段階で点を決めてくれたのは良かった。
   0が進行すれば、須賀くんに我慢を強いる、タフなゲームになっていたでしょう。
   中押しという意味でも、4回のホームランは良かった。 結果を残せて、あの2人も喜んでいるでしょう」

リポーター「逆に1番の福路選手、5番の石戸選手には快音が聞かれませんでしたが」

良子「福路さんはこのチームで1番守備が上手く、当てる技術もある。バントも出来る。焦る事はありません。
   霞も、彼女がベストなキャッチャー。 彼女たちの存在が、バッティングではなくディフェンス面で非常にチームの助けになったのは言うまでもありません」

リポーター「まずは順調な滑り出し。 この後、ジャイアンツからの引き抜きですが」

良子「まだ考えている所です。 まずは念入りに精査をしたい」

リポーター「次の試合も期待しています」

良子「ありがとうございます。 それでは」
159 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:02:29.63 ID:UTYD60k90
そして、リポーターと別れ――良子は更に奥へと進む。
スタジアム内の監督室。コンコン、とその部屋の主である筈なのに、良子はノックをし。
しかし、その中からは返答がある。

良子「ソーリー。 遅れてしまいました」

慕「ううん、そっちは勝ったんだもん。 色々と時間もかかるよね」

中にいたのは、白築慕。
先ほどまでジャイアンツの指揮を執っていた監督。
挨拶もそこそこに、良子は慕の対面に座ると1枚の書類を取り出した。
続けて、慕もまたテーブルに5枚の紙を出す。

慕「……決めちゃわないと、だもんね。 誰がそっちのチームに移籍をするか」

良子「ある意味では、これも選択した選手にとってはチャンスでもあります。 これから先も試合を続ける事が出来るのですから」

慕「そうだね。 でも……」

そこまで言うと、少し言いにくそうにしながら……慕はそれでも言葉を絞り出した。

慕「……やっぱり寂しいな。 ようやく、みんな仲良くなれたから」

良子「………………」

元来心優しい慕は、ここまでどこかちぐはぐだったチームが、今日の試合で1つに纏まった事を感じていた。
誠子の迷いが晴れ、泉が闘志を燃やし、久も哩も彼女たちを支え、佳織も自分なりに懸命に頑張っていた。

良子「ですが、それはこちらも同じです」

とはいえ、教え子たちをこんな所で解散させたくないという思いは良子も同じである。

慕「うん、わかってる。 あーあ、悔しいなぁ……」

良子「慕さんに勝った以上は、優勝してみせますよ」

慕「強気だね、良子ちゃん」

良子「やる以上は優勝を目指しませんと。 それに、今日の試合は彼らにとっても大きな自信になったでしょうからね」

慕「うん……だろうね。 ……よし! それじゃあ、はじめようか」

良子「イエス」

慕「まずは私たちのチーム……その選手たちの能力を、公表するよ」
160 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:04:23.07 ID:UTYD60k90
                /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : :\
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           〃,: . :/`ヽ、/    ヾ{ ヽ{ヘ: リ: . : .:}. : . : .
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            {: . :{         { :::: ノヾ ,ノ: .: .ノ: . ,
    ,. . -‐: . :−-ヾ、: .ハ    '    `¨" ´. : . /: . ,
  /'"孑´: . : .: . :彡ゞ‐-丶  _      /: . /: . :,
  ,' ,ィ'´: . : .> '"___,,,,,....>  `    _,/: . : . : . :./
  /: //´ ,ィ 7´ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:7 `r − ''   {_: . : ..>'
  {;/  { /  {.ii:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:7  !     /ミュ={
  ヾ / ヘノ {.ii:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;7_   --‐ /: . : . }、
   /   i! ヘ', :;:;:;:;:;:;:;:;:;i ``  、_,/;:;i!: . : .ノ;:;:\
  /  {  .i! / ヘ', :;:;:;:;:;:;:;i    /;:;:;::;7 . : /;:;:;:;:;:>>、
./   {   レ  ヘ', :;:;:;:;:;i    /;:;:;:;:;:;7 . : /;:;:;:; /  ∨
     ', , '     ヘ', :;:;:;i ./;:;:;:;:;:;:;:;7 . :./;:;: / イ´ }

・竹井久

右投げ両打ち 守備位置:外野手

所有カード:金城龍彦(De)

巧打50 長打50 走力40 守備50

【サヨナラ女】
ヒットが出ればサヨナラの場面で巧打・長打力+20。

【悪球打ち】
投手側が『くさいところ』選択時、自身の判定のコンマ下1桁が偶数の場合マイナス補正を反転。

【叩きつけるバッティング】
ノーアウト・1アウトで3塁にランナーを置いている際発動。
投手側+50以上での勝利でも3塁ランナーが生還する。

【稀代の悪待ち】
試合開始から一度もリードを保っていない場合、7回以降発動。
巧打・長打力+20。
161 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:05:36.07 ID:UTYD60k90
           ,..-‐: . : . : . :,、: . : . : . : . \: し-<_>、__
            /: . : .:/.:./..:../ ヽ.:..、:..:..:i.:..l:. ヽ.\ \ \ `フ
          /;..:./.././..:/ .//   } i :i_}:-|、 |:.. i:..:.:\/!_/!/
          .// i { { .{,.:A-i/、   }ィ ´リ }ハ`:}ー:|.|.:..:..:.i..:..:..:..ヽ
        {ハ: |ハ:..:!..:!.ハ.{!   ノ}..:ノ .}! |ハi!:..}ノ.、:.|.:.|:..:..:..|:..|
         丶!、!:.|:.:ゝ `    '´     }ノ!:..:..i:|.:.|.:..:. |..:|
           }人!、__`○_,===、_`○_/7 } :..|.ト!..|:..:..i..:|.:.|
          //:..〉 ー;;‐;;―′  `ー‐;;‐;;‐′! .:.|i:リノ:..:/:./!:..!
           {ハ:..!      r----┐    //..:..|イ!:..:./::/ }:/
           {! |:.ト、      !    ノ     /.:..:..:/!ノ:..:/ / ,jノ
            丶゙、`ー-、_`ー'"   ,..ィ.:..: /ノ:..:..{:/
            ヽ:゙、____7! ̄ ̄ノy':..;イ‐(:.|:..:..:.{
            /r) V ,.ィ リ  /〈:..:〈 !|  i..|、:..:..\
           ハ{/) / |  |/ /ヽ:..)!/、{ `ーr-、ヽ
            |__{(_,/ .|/ /  r)ケぅー'    |  )ノ
            r<_ ク/   / /    /((ハ \:... |ノノ

・妹尾佳織

右投げ右打ち 守備位置:外野手/一塁手

所有カード:大田泰示(巨)

巧打10 長打50 走力50 守備10

【当たれば飛ぶ】
読みが一致した際、長打力+30。

【ビギナーズラック】
打者時コンマ下2桁が55・44・33の際、コンマ数値を2倍にする。
162 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:06:38.45 ID:UTYD60k90
                                   __     /ヽ/ヽ
                 . -‐: 7             |:.:.:.:.:. !    ./:.:./:.:./
             /: : : : / .ィ              |:.:.:.:.:.:|   /:.:./:.:./
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     |: : : ヽ: : : {: : 乂__.ノ: : : : :{{   }} :} :|        .!:.:.:.:!               /:.:.:./   二二ア:.:./___
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    Y: :廴__     /   V   ,ィ}       イ  // ,. ャ                       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ヽ: : : : :ヽ   .′ ∧{ /{//      ./ {/ /'´/
         \ト、 : ≧-廴_./  /. :/───ァ / . : : /
             ヽ:キ、:.\/  く: : :〈__.  -‐'´′{ヽ : : \
            ,i `ヽ{    .> ========{  .〉 ===========---
               ハ   ゚。  く: : . /‐- .、 ', ‘./: : . 〈
.             ,′ }  ‘,  : : > : : /{  ', ‘,: : く
          ,′ ハ   ∨ヽ、{ : : : :/ヽ   \  r .、 \
          ,′./ :} / : : : : : : /  ‘.,   \!   `¨`
           ¨´  └} : : : : : : /  \   `ヽ、
                  /: : :_> ´ ,     ` ー┘ヽ
                ̄ \   ‘,     `¨¨
                   \  ゚。、
                      dノ }
                       ヽ./

・二条泉

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:斎藤佑樹(Fs)

球威30 変化30 制球E 体力50
巧打20 長打20 走力30 守備20

【打たれて取ってもらう】
出塁しているランナーの数×5、味方の守備力が上昇する。
163 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:07:33.14 ID:UTYD60k90
               ,. : :´          `: : 、
            ./                `ヽ
        ,.:                     :.
        ,.:゙ ,      |  |             ),
       ./ /         |  |             / ハ
      厶ニ| i     l   |  |
.     「 ̄ | l     ト,| |  |
.       i   | |   _,以 || 「二ニ=‐- ..,,_
     |   l,斗<  .| i |`||
      |  ∧ | j云ニL」ノ .|├=Y⌒ヽ
     .从  .从 jI八::rA || ヾ   }
.      ヾ:、  ハ   ,)ヅ ||       ./
          `ト己   .:::::: ノイ    ,.イ     \
         | .ノ           :' 从       \  jI斗┐
         | ,心、             `ヽ   ___(   |
        ||| 心r_;          ,.厶=孑ヘ\ ├ヘ,_|
            || |!.心、  ,.。o心,  ´    _,,.⊥、L| |
         ! |[レ' `i´  rく    /     `ヽ|
            ! ;||     r 1 :|   /        ∨
.            ! 小|    ,ハ|| /           ∨
          ! |     _|///|/               ∨
           !|     /  / /              ___∨
            弋   厶イ/            /////∧
                / //             ////////∧
             / ./          \////////// ∨
            ./ ./        ヽ  \///////   ∨

・白水哩

右投げ右打ち 守備位置:遊撃手/二塁手/一塁手

所有カード:井端弘和(巨)

巧打50 長打30 走力40 守備80

【起死回生の同点打】
ヒットが出れば同点の際発動、巧打力+30。

【黄金の二遊間】
『荒木雅博』のカードを持つ選手と二遊間を組む際、守備力+30。

【リザベーション】
自身の次の打者が『鶴田姫子』の際に任意発動。巧打力−10。
自身がヒットを打った際、『鶴田姫子』の巧打力+30。
164 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:08:39.77 ID:UTYD60k90
                 、、_,/(ィ-―ァ
             ≦゙        ` ヽ、
            /ィ   ,.、,、、  、    \
            /...;、;リ'"  ` ヽiヽ:.、:.:.:.:.:.. ヽ
            /;.:リ'           jハ:.:.:.:.:.:.:!、
             i;.:.|  _     ,.=-   iハ!:.:.:.:.:!、
               iハ:.:! __`ニ  ´ ‐_,...、  |:.:.:.:.:.i`
           | !、i< ('::i゙     ´Lン'゙ |^ }:i:N
               、!               /ル
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                  丶   ‐--   ,.:V′
                     `丶 _  _,..::'   !
                      〕´     |-.、
              _,...-‐''/7   __/   `丶、_
           rrr''"    i   ′/        >>、
          λi:!      |   /         //  ヽ
          / ヽヾ、     |  /    ,,:=='"イ

・亦野誠子

右投げ左打ち 守備位置:一塁手/三塁手

所有カード:小笠原道大(中)

巧打70 長打40 走力20 守備30

【フルスイング】
任意発動。巧打力−20、長打力+30。

【全力少年】
試合中任意で1度だけ発動。巧打・長打力+20。その後の打席で巧打・長打力−20。

【代打の切り札】
代打で出た際発動。巧打力+20。

【フィッシャー】
ランナーがいる際発動。ランナーの人数×巧打力+5。
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:13:07.11 ID:Xj4c1ySIo
デバフスキルついてないから亦野小笠原が使いやすい
思ったより井端の打力が低めの評価 代りに守備が段違い
166 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:14:53.02 ID:UTYD60k90
良子「……ふむ?」

5枚の紙。それらに記載されたジャイアンツ側の資料を見て考慮する良子だったが、ふと気になるものを見つける。

良子「……亦野さんは、これは」

慕「うん」

前回偵察に行った際、偵察で感じた誠子の能力。
今の誠子はスランプという最大の懸念事項が解決されはしたが……しかし。

良子「そもそもの能力、スキルが変動していませんか……?」

単純にスランプが解消されただけならば、もう少し長打力もあっていい。
おまけに微量ではあるが走力・守備力も今日見たものよりも劣化しているようだ。
更に言うなら、代打適正。これも以前の誠子には無かった筈のものである。

慕「それがね……なんだか、あの9回の打席が回ってきた時。 誠子ちゃんのカードが変わっちゃったんだって」

良子「……変わった?」
167 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:26:17.34 ID:UTYD60k90
慕「元々、誠子ちゃんが持っていたのは、巨人時代の小笠原選手のカードだったの」

言いながら、慕は己が持っているカード――原辰徳のカードを取り出す。
つられるようにして、良子もアレックス・ラミレスのカードを取り出した。
お互い、それをしげしげ見てみるが……別段何もおかしな所は無い。
中に龍門渕の科学の力ってすげー的なものが働いているマイクロチップが埋め込まれている以外は、
何の変哲もない野球カードである。

慕「だけど、9回の打席が終わって、負けて……ベンチに下がった後、誠子ちゃんが驚いた声を上げてね。
  どうしたの? って聞いたら、中日時代の小笠原選手のカードに変わってたみたい」

良子「………………」

その時の誠子の驚きは想像に難くない。
今まで持っていたものが、姿かたちを変えてしまったのだから。

慕「良子ちゃんこういうの詳しかったよね? わかる事ってある?」

良子「いえ、まったく……。 このカードからは何の力も感じませんよ。 ただ……」

以前から聞いていた、慕の言う寮での誠子と京太郎たちと対面をしていた時の性格の違い。
巨人時代の小笠原のスランプ能力だけは引き出す癖に、肝心の能力自体はそこまで引き出せていた訳ではない。
色々と、気になる要素は試合前、試合中からも良子は感じていた。

良子「気になる事ではあります。 オカルト染みた話ではありますから」

慕「まあこんなカードを持ってるだけで野球が出来るっていうのも、十分オカルト染みてるけどね」

良子「いえ、これは至って科学的な理論が色々あるようですから。龍門渕さんの力で」

慕「そうかなぁ……まぁ、ともかく。 良子ちゃん、誰を選ぶ?」

良子「…………色々と考えさせて下さい。 流石に即決は出来ません」

その後、良子は資料を眺め、また慕からも話を聞き。
今のチームに足りないもの、性格面の考慮などをしながら2人に絞るのだが――。
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:27:22.01 ID:Xj4c1ySIo
練習でスキル付けれるけど、コミュでカードが変化するかもしれんのか
169 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:28:20.81 ID:UTYD60k90
という所で加入選手を決めたかったですけどどうでしょう。遅い時間なので何人くらいいますでしょうか。
人がいなさそうなら、明日の開始時(多分23:00か22:30くらい)に投票するようにします。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:29:02.21 ID:YMZN22URO
時間的に明日でいいんでないかな
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:29:17.95 ID:P0dbxBnso
居るよ〜
172 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:30:41.65 ID:UTYD60k90
>>168
成長システムに影響があるので、答えておきます。
カードについては変化というのは基本的にレアです。今回は誠子が敵だった事もあって、ほぼ自動的なイベントでこうなりました。
味方の場合は、カードが追加という形でパワーアップする場合があります。基礎的な能力が下がる事はありません。
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:31:55.50 ID:VEoy1AQc0
いますよ
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:34:23.69 ID:Xj4c1ySIo
いるけど流石に時間ひどいから明日でいいんじゃねとは思うww
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:34:29.00 ID:ZJ9/fxKA0
みんな久選ぶだろうしとりあえず今一人決めてもいいんじゃないかと
176 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 02:35:39.47 ID:UTYD60k90
反応ありがとうございます。
ただそうですね、>>170さんの仰られるように遅い時間ですので、申し訳ありませんが投票は明日に持ち越したいと思います。
開始予定時間は、先述の通りです。

投票形式についてですが、考え直して、投票時間は1時間。
一度に2人を投票してもらう方式にしようと思います。同数の選手がいた場合はその後決選投票で。

あと忘れていたので。
>>155の結果睦月の好感度が+2され14になりました。

本日は一旦ここで区切らせていただきます。また明日。
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:39:11.31 ID:Xj4c1ySIo
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:40:41.89 ID:VEoy1AQc0
乙ー
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:41:19.51 ID:ZJ9/fxKA0
乙です
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 02:56:45.20 ID:P0dbxBnso
乙〜。
投票開始時間は仕事中なので投票出来ないのが残念だけど、久と誠子だとイイかなと願ってます
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/11(火) 07:41:00.31 ID:+y67AogLO
誠子が思い出すイベントはないのか
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 08:20:28.31 ID:Agpt8H0RO

という事は小笠原はファイターズ時代に変わる可能性もあるのかな?
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 09:02:16.32 ID:e5CWUS3A0
>>182
其の辺りどうなんでしょう?
って言うか日ハム時代の能力を取り戻せたり消えた巨人時代の能力が復活したりするんでしょうか?
亦野先輩をスカウトしたら分かるんでしょうか?
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 09:37:14.63 ID:lZA0h+RI0
>>98でゾロ目が出ていたらどうなったんだろう?
あと>>102の慕が一瞬、めだかボックスの過負荷勢かと思った。言葉が
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 18:19:54.78 ID:q/Cl/ZGdO
三嶋の???は広島のあの人かな
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 21:21:05.18 ID:07+BwxWS0
正直ジャイアンツにここで勝てたのはありがたいかな〜、ジャイアンツの歴代名選手の全盛期をだされたらマジで勝てる気がしないし
187 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/11(火) 22:57:47.23 ID:UTYD60k90
沢山の乙ありです。
>>180
ごめんなさい。なるべく人の多い時間帯をと思うと、こうなりました。
申し訳ないです。
>>181>>184
ゾロなら思い出していました。それ以外で全力少年中日小笠原です。
因みに全力少年は中日時代の小笠原の登場曲でした。
>>182>>183
あそこのコンマが分岐なのでこれ以上の変化は今のところ考えてないです。

23:00から投票を開始しようと思います。
事前に言いました通り、1回で2人を投票してください。時間は1時間です。
3人以上の場合は無効。同数の選手がいた場合は再投票となります。
188 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/11(火) 23:00:23.52 ID:UTYD60k90
それではこの書き込みから00:00までの間で投票期間を設けます。

>>160-164の中で、加入させたい選手を【2人】投票してください。
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:04:22.43 ID:VEoy1AQc0
久、誠子
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:06:01.31 ID:2ZX/f6wv0
久、誠子
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:06:19.37 ID:XpyZ8DiqO

192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:07:14.50 ID:rw9prn7A0
久 誠子
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:07:41.03 ID:lZA0h+RI0
久 誠子
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:09:10.57 ID:XPTyLHcC0
久哩
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:09:22.45 ID:4KW8XATEO
久哩
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:09:56.11 ID:Xj4c1ySIo
久、哩
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:10:02.07 ID:GMVq3Y1Oo
久哩
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:10:37.17 ID:/WuQW7bZo
久哩
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:10:51.55 ID:zY1SzZkpO
久哩
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:11:46.22 ID:o0FbF9O7O
誠子 久
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:14:32.45 ID:nhY/U4K60
久 誠子
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/11(火) 23:15:08.79 ID:eBS4tVYb0
久誠子
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:16:34.13 ID:bGtxqFXKo
久誠子
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:16:37.14 ID:INBVlpI6o
久 哩
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:16:41.51 ID:07+BwxWS0
久、哩
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:17:15.06 ID:d1E9fLCqO
久哩
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 23:18:44.74 ID:lZA0h+RI0
>>206まで
久誠:8票
久哩:10票
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:41:34.31 ID:GOZqEvnyO
久 哩
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 23:47:33.98 ID:mwfR6i9Zo
久 哩
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 23:50:08.00 ID:lZA0h+RI0
残り10分ラストパートのためにアゲ
211 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 00:03:26.95 ID:6XQFcqTq0
思った以上に票が集まって驚きました。沢山のご参加ありがとうございます。
とりあえず久は確定ですが集計してきます。
212 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 00:05:42.98 ID:6XQFcqTq0
久20票
哩12票
誠子8票

という事で久と哩が加入決定で進めます。
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 00:10:11.69 ID:5uQSzdSro
井端哩が石川美穂子より打撃評価低いのはかなりショックだったんだが
きっと中日井端に進化するんだきっとそうだ・・・
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 00:13:37.73 ID:fCWoLPJSO
巨人井端だと考えると守備が高い気がする
215 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 00:22:31.92 ID:6XQFcqTq0
>>213
バランスとか考えるとって感じでこんな感じになっております……。申し訳ない。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 00:22:54.79 ID:VTK4gXaA0
>>212
久部長と哩ぶちょーが加入ですか
さて…鶴姫が居るチームと当たれるのか?
って言うか次の試合ではクローザーが欲しいかも
大魔神佐々木か
黒魔神クルーンか
どちらか欲しいですよね
217 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 00:32:42.64 ID:6XQFcqTq0
試合も終わりましたので、諸々の処理をしていきたいと思います。
まずは前回言いました通り、このままだと人数が増える=1人1人に裂ける時間が減るという事で、
次の週からの行動回数の増加と練習時には選択した選手の好感度が+1されるという事を実装しようと思います。
(京太郎の練習の際は、練習に熱心な姿に感心という事で監督の良子さんの好感度が+1)
それにあたって、ここまでの練習で上がっていなかった分を清算。

今までの練習回数がそれぞれ↓のようになっているので。これを加えて

美穂子 1
やえ 1
京太郎(良子) 5
睦月 4
霞 2

睦月  18
美穂子 23
やえ  22
霞   13
良子  16

こちらが現在の好感度になります。
218 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/12(水) 00:41:03.20 ID:6XQFcqTq0
また、練習がイージー〜ベリーハードとある中で、今のままだとハードなどを選ぶメリットなどが無いのかなと思いますので。
今後はそれぞれの試合に勝利すると経験値or好感度のどちらかを、
難易度に応じてメンバー全員に与えられるという方式にしようかと思います。

今考えているのはこちらです。

イージー   2ポイント
ノーマル   4ポイント
ハード    6ポイント
ベリーハード 8ポイント

ただ、こちらも後出しでの事なので、今回に限っては、イージーでしたが、
お詫びを込めてノーマル相当の4ポイントの追加でと思います。
ちなみにこれは試合勝利時のメンバーへのボーナスなので、今回の場合は久・哩には割り振られません。

ひとまず、チームメンバーにどちらのポイントを割り振るか。
ちなみに経験値の場合はそのまま京太郎に振られますが、好感度の場合はやはり良子に振られる事になります。

↓1 経験値or好感度
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 00:43:05.05 ID:fCWoLPJSO
経験値
220 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 00:45:54.98 ID:6XQFcqTq0
それでは全員に経験値を割り振り、それぞれの現在経験値はこうなります。

京太郎 5
睦月 4
美穂子 4
やえ 4
霞 4

行き当たりばったりで申し訳ないです。
今後もシステムなどが、何か不都合などがあったらもしかしたら変更するかもしれませんが、何卒よろしくお願いします。
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 00:55:46.76 ID:Xo0oyoj60
はいよー、こちらこそよろしくー
222 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 00:59:49.57 ID:6XQFcqTq0
………
……


迷いに迷った末、最終的に良子は2人の加入選手を絞った。

良子「まずは竹井さん、彼女を加入させたいですね」

1人目は竹井久。
走攻守、バランス良くまとまった外野手である。
スキルの豊富さも魅力であり、左右を苦にしないスイッチヒッターという点も評価出来る。
何よりも良子が重視したのは、彼女が京太郎・美穂子とも仲がいいという点だろう。
既に1週間という期間を共にしてきたチームの中に突然放り込ませる場合、色々と軋轢を生みだしてしまう可能性もある。
だが、その点、久ならば問題は無いだろうという判断もあった。

睦月にしても、金城のカードを持つ彼女が加入をするとなれば涙を流して喜ぶだろう。

慕「久ちゃんだね。 うん、あの子はとっても……いい子?だよ。 うん」

良子「……………」

慕「ほ、本当だよ。 ちょっと意地悪な所とかもあるけど、よくみんなの事見てくれてたんだから」

慕の言葉を聞いて選択に今更不安を抱く良子だったが、かといって取りやめるつもりはない。

慕「それで、2人目は?」

良子「迷いました。 亦野さんか、白水さんか……」

久についてはすぐに決まったが、残る1名を誰にするかで良子は迷った。
打撃力の高い誠子。守備力の高い哩。
やえ以外にも中軸を任せられ、将来的には代打の切り札としても考えられる誠子か、
守備で何よりも大事とされるセンターラインを固める為にも二遊間を高いレベルで守れる哩か。
迷った末に出した結論、それは――。

良子「白水さんにします」

打撃よりも守備。まずは守りを固めなければこの先は勝てない、と考えての選択だった。
223 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 01:08:21.42 ID:6XQFcqTq0
良子「今日の試合を見ていても、やはり野球は守備からです。
   須賀くんが長い回を投げぬけたのも、バックの福路さんが好守を後半見せてくれていたからに他ならない」

慕「うちも泉ちゃんの事を哩ちゃんが助けてたからね」

良子「センターラインを固めれば、より須賀くんも安定するでしょう。
   それに、白水さんも決して打撃が苦手な訳ではない。 上位を打てる選手です」

慕「うん、わかった。 それじゃあ、2人にはこっちから伝えておくね。
  今日中にはそっちの寮に行ってもらうようにするから」

良子「ソーリー。お手数おかけします」

必要な書類にサインをし、正式に加入選手を決定した良子と慕。
2人はそのまま両者同時に立ち上がると、共に監督室を出る。
慕は久と哩に移籍の事を伝える為に。
そして、良子はチームメイトを連れて寮に戻る為に。

良子「そういえば、慕さんは今後はどうされます?」

慕「寮に残りたいって子がいればその子たちと一緒に生活するよ」

良子「折角日本に戻ってきたんです。 ゆっくり羽を伸ばされては?」

慕「考えておくよ。 それじゃあね」

良子「はい」

………
……
224 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 01:15:16.98 ID:6XQFcqTq0
プルルル プルルル

慕「あれ? ……もしもし、どうしたの?」

慕「うん、うん……そっか。 そういえばドイツの方でも衛星中継で試合見れるんだよね」

慕「うん、負けちゃいました」

慕「わわっ、もう、なんでそっちの方が泣きそうな声になってるの」

慕「負けちゃったけど、私は楽しかったよ。 チームのみんなも、悔しがってたけど最後は楽しんで野球をしてくれてたと思う」

慕「………………」

慕「えっ!? 今から日本に行く!? なんで!?」

慕「そりゃ、暇になったと言えば暇になったけど……」

慕「心配って……私もう28歳だよ? もう1人で心配されるような年じゃないよ」

慕「それにお母さんはどうするの?」

慕「……お母さんが行けって言ってるんだ。 もう……」プゥ

慕「でも……」フフッ

慕「過保護嬉しいな♪」
225 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 01:24:14.09 ID:6XQFcqTq0
一方その頃、良子は京太郎たちと合流。
選手用の通用口から出て乗ってきたバスへと揃って向かう。

良子「ソーリー、遅れました」

京太郎「あ、監督。 いえ、それ程待ってませんよ」

睦月「うむ! 福路さんと石戸さんも、セカンドヒーローインタビューがありましたからね」

美穂子「あんなのもあるのね……お客さんと近すぎて、なんだかすごくドキドキしたわ」

霞「今日の試合、私たち全然打てなかったのに……あれだけのお客さんが待っててくれたなんてね」

睦月「福路さんも石戸さんも、守備では大活躍でしたから!」

京太郎「(……多分それだけじゃないような気もする。 絶対男性客の割合が普段以上に多かっただろうなぁ)」

【TIPS・セカンドヒーローインタビュー】
ヒーローインタビューの後、ハマスタの外周で行われるその試合ヒーローインタビューには呼ばれなかったが、
影の殊勲者として活躍をした選手を呼んで行われるヒーローインタビュー。
グラウンド内ではなく外周でする為、客との距離が非常に近い。
逆にお客さんからすれば、間近で選手を見られるチャンスでもある。
本来のヒーローインタビューよりも、こちらを優先してみたい為にすぐに試合後ハマスタを出るという人もいる程である。
226 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 01:36:23.24 ID:6XQFcqTq0
そして、京太郎がバスの中に入ろうとした時である。

【前スレ>>1000 京ちゃんに強くなるイベント発生】

泉「ご、ごめん! 須賀くん、ちょっと待って!」

京太郎「? 二条さん?」

不意に背後からかかったのは、先ほどまで対戦していたジャイアンツのエース。泉の声である。
一体何事かと、京太郎は一言他のチームメイトに断りを入れてからバスを降り、
急いでこちらに駆けてくる泉へと歩み寄る。

京太郎「どうしたんだ?」

泉「ハァ……ハァ……。 せ、せや。 ちょっと……そんな時間かからへんから。 話があるんや」

全力疾走をしていたのだろう、荒れる呼吸の泉の背中を摩り、
泉はそれに礼を言いながらもやがて落ち着きを取り戻すと、ポケットから一枚のカードを取り出す。

泉「勝手言うてすまん……けど、頼む。 このカード、須賀が使ってくれへんか?」

京太郎「これって……」

彼女が取り出したのは『斎藤佑樹』の選手カード。
彼女がこの企画に参加した際、引いたカードである。
思わず驚く京太郎に、泉は苦笑しながら続けた。

泉「さっきな、亦野さんから聞いたんや。 このカード……ホンマはあんまり強くないみたいやな」

京太郎「うん、まぁ……そうだな」

泉「遠慮せんでええよ。 知らんかった私がアホやっただけや」

歯切れ悪く言う京太郎だが、泉は自らが無知だっただけだと自虐をする。
知名度は抜群。だが、実際の所はそれだけ。実力はプロとして1.5軍なら関の山と言えるレベルのカード。
それを引いて喜んでいたのだから、それはそれは滑稽な事だ。
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:37:56.05 ID:fCWoLPJSO
さいてょはケガさえなければなぁ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:41:06.89 ID:fEikW+G8o
大学で酷使された結果だっけか
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:44:37.38 ID:G6VFGQvnO
託されて強くなるんやなって
良いなぁこういうイベント。また発生させたい類いのイベントやな
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:46:42.25 ID:EWI38Myr0
悪魔合体…
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:49:07.30 ID:Xo0oyoj60
斎藤、三嶋、国吉で悪魔合体か
どんな選手になるのか
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:50:58.25 ID:5uQSzdSro
活躍してほしいんだけどなあ
233 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/12(水) 01:52:10.14 ID:6XQFcqTq0
泉「やけどな、亦野さんの話聞いてたら……なんかコイツが他人のように思えんのや」

京太郎「………………」

泉曰く、こうである。
亦野から聞いた話では、このカードに描かれた投手は、それはそれは過去に大きなブーム――社会現象を起こした。
大学時代も活躍をし、プロ入り後も最初の頃はまずまずの成績を残していた。
その際、言い放った『最強の24歳』になるという宣言。
それはつまり、同世代で1番強い――最強の選手になるというものだ。

泉「私もそのつもりやったけど……あ、私の全国での成績知っとる?」

京太郎「いや、ごめん。 反対側のブロックだったし」

泉「ま、そうやわな。 まぁ、全然アカンかってん。
  なんだかんだで千里山で1年でレギュラー取ってたからな。
  それこそ『最強の1年生』やと自分では思ってたんや……」

しかしながら、彼女が残した成績はなんとも不本意なものだった。
同じブロックでも白糸台やら阿知賀やらにはとんでもない1年がいた分、尚更みじめである。

泉「だから、ちゅうたらなんやけど……。 こいつには、もっと先で戦ってほしいねん。
  私はまぁ、多分、そっちに移籍って事は無さそうやし」タハハ

京太郎「いや、そりゃまだわかんないだろ」

泉「そっちは投手2人おるようなもんやろ。 今更3人に増やさへんと思うわ。 下手な慰めはいらんて」

泉「せやから……須賀にこいつを使って欲しいんや」

京太郎「……どうして俺なんだ? 津山さんだって投手は出来るんだぞ」

泉の気持ちはわかった。
しかし、何故自分なのか――投手なら睦月もいる、なのに何故自分を選んだのか。
そう問いかけると、泉は呆れたような目で京太郎を見つめ、ため息を吐いた。

泉「……君はあれやな、結構鈍感やな」

京太郎「いや、そんな筈はないぞ」

泉「アホー、ならそんな事言うかい。 投げ合った相手、託すならそいつ以外におらへんやろ。
  それに、まあ、あれや」

泉「同じ1年や。 私はなられへんかった、『最強の1年』になってみてくれ。 こいつを使って」

京太郎「………………」

1.「わかった。二条さんとコイツの分まで、優勝してみせる」
2.「ごめん。俺は、この2枚だけで割と手一杯だから」

↓1
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 01:54:29.74 ID:3f/T1RpJ0
1
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 02:04:25.72 ID:VTK4gXaA0
およ?
京太郎くん泉さんからカードを託されるとは
哩ぶちょーや久部長も亦野先輩や妹尾さんからカードを託されてたりして
236 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 02:12:54.85 ID:6XQFcqTq0
>1.「わかった。二条さんとコイツの分まで、優勝してみせる」

泉「頼むで!」ガシッ

京太郎「おう!」ガシッ

両者、共に握手を交わしながら、京太郎は泉からカードを受け取り、そっとポケットへとしまい込んだ。
そのまま、京太郎はバスの中へ。
泉はそれを見送ると、そのまま身を翻しまたスタジアムの中へと戻って行った。

良子「もうよろしいんですか?」

京太郎「はい、すみません発車を遅らせてしまって」

良子「ノープロブレム。 他チームの選手と交流を持つというのも、重要な事です。
   では席について、発車しますよ」

京太郎「はい」

一言謝罪をしつつ、京太郎は車内へ。
適当な席を見つけて座ると、そのままバスはスタジアムを出て帰路につく。
他のチームメイトたちは、流石に疲れもあったのか、あの騒がしいやえですら無言であり。
それぞれがゆっくりと休息を取っていた。

そんな中で、ふと京太郎はポケットからカードを取り出す。
先ほど託されたものだけではない、自らの持つ3枚のカード。

京太郎「(笑えるくらいパッとしないのばっかりだな……どれもこれも一線級じゃない)」

もしもこの企画に参加した当初なら、悪態を吐いていただろう。
正直な所、今でももうちょっといいカードが引けなかったのかと思う時もある。睦月の前では言えないが。
しかし、先ほどの泉の言葉を聞いて、少しだけその感情も変化しようとしていた。

京太郎「(でも、このカードに描かれた選手も……必死こいて1軍狙って、頑張ってるんだよな)」

京太郎「(麻雀やってる時の俺と同じだ。笑えるくらいパッとしない。華やかな舞台で戦える程の器じゃない)」

だけど。

京太郎「(やってやるさ、このカードで……優勝出来るって所を見せてやる)」
237 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 02:15:21.36 ID:6XQFcqTq0
【アナウンス】京太郎のステータスが更新されました。

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rYィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |
            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Yム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

・須賀京太郎

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:三嶋一輝(De)、国吉佑樹(De)、斎藤佑樹(Fs)

球威70 変化40 制球E 体力65
巧打30 長打30 走力40 守備30

【テンポ○】
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

【打たれて取ってもらう】
出塁しているランナーの数×5、味方の守備力が上昇する。

【???】
相手投手が【???】のカードを所有していた際、球威・変化+30。制球2段階上昇。
238 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 02:17:43.08 ID:6XQFcqTq0
という所で、安価はありませんが一旦ここで区切らせていただきます。
今日も沢山のご参加ありがとうございました。
それではおやすみなさい。
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 02:55:14.95 ID:yihUrd8T0
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 09:24:48.74 ID:Dh1hUBOF0
守備のために哩にしたというけれど、今でも守備が低かったりするの?
それとも口実?
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 11:32:12.61 ID:bhPV5IrDO
もう出番はないのかもしれないけど、泉の好感度が上がらなかったのは残念
せっかく斎藤というお荷も…ゴホンゴホン…戦力を託されたのに
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 17:02:04.98 ID:5uQSzdSro

ステ見りゃ分かるけど哩の守備はダントツ高いぞ このスレでちゃんと役立つかは知らん
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 17:59:22.53 ID:n8zfjbnZo
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 22:23:13.75 ID:Xo0oyoj60
乙です
マホちゃんて出てくんのかな
245 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/12(水) 22:49:55.22 ID:6XQFcqTq0
>>239 >>243
乙ありです。
>>240 >>242
乙ありです。守備については、本来ならヒットになる筈のものがアウトに出来るという事であまり実感は沸かないですが高ければ勿論いいです。
ここら辺はパワプロと同じで打力>守備になりがちかもです。
>>241
システム上チームメイトにならないとあまり好感度を上げてもって感じですねうーん。
そこらへんも今後もうちょっと考えてみます。
>>244
乙ありです。高校生雀士だけが一応選手としては出場なのでマホは少なくとも選手としては出ない予定です。

一方その頃的に他チームの情勢をと思うので

↓1 高校生雀士1人
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 22:50:44.66 ID:M6YMFY1no
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 22:50:54.16 ID:yihUrd8T0
姫子
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 22:55:14.94 ID:5uQSzdSro
打撃はちゃんと出番回ってくるし分かりやすいんだよね
トリップで感覚的に効果わかりづらいし
249 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 23:03:25.34 ID:6XQFcqTq0
京太郎達が帰路につき、その後、久たちと合流をしてしていた時間軸。
ナイターゲームで行われていた試合があった。

ハマスタと同じく屋外。
伝統と歴史が詰まった、高校球児の聖地――によく似たグラウンド。
そのフィールドで躍動していたのが、この球場をホームとする球団――を模したユニフォームに身を包む少女。
新子憧、その人だった。

カキーンッ!!

憧「! 来たわね!」ダダダダッ!!

彼女の幼馴染とは違い、彼女自身は決して身体能力が高い訳ではない。
だが、所有するカードのお蔭もあり、今の彼女は通常時からは考えられない程の俊足を持っていた。
打席に入ったバッターが放った打球は、左中間へ。

憧「(あっちは……)私が取る! 下がって!!」

レフトの守備位置につく選手に大声で言いつつ、快速を飛ばしてダイビングキャッチ。
ものの見事にグラブの中へと収まった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

憧「うへ……」

瞬間、轟く大歓声。
憧のファインプレーは確かに見事だったが、それでもその声量の凄さたるや、
ハマスタで睦月、やえが連続ホームランを放った時の比ではない。

アコチャーサイコーヤ!! アコチャンダァァァァァ エエノトッタワ!!

好き勝手がやがや騒ぐ観客たちを後目に、憧は立ち上がるとベンチへと戻っていく。
いずれにせよこれで3アウトチェンジである。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:05:47.63 ID:Xo0oyoj60
憧は阪神か
赤星かな?和が鳥谷っぽいし
251 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 23:17:59.41 ID:6XQFcqTq0
洋榎「助かったでー、アコチャー。 まあ今のは私でも取れたけどな」パンッ

憧「アコチャー言うな……っていうか、絶対嘘でしょ取れたっていうの」パンッ

そんな折、声をかけてくるのはレフトを守っていた張本人――このチームのキャプテンでもある愛宕洋榎である。
元来、付き合いの深い者には気さくを通り越して年上だろうがなんだろうが呼び捨てにする憧だが、
そうでもない者にはとにかく距離を置く内弁慶ぶりにも定評がある。
しかしながら、不思議とこの一週間という期間の間で、洋榎にはすぐに打ち解ける事が出来た。

というよりは、洋榎がやたらと構ってくる為に打ち解けざるを得なかったというのが実際の所でもある。

グラブをパンッと合わせながら2人がベンチに戻ると、既に戻っていた内野陣。
そして監督が、ファインプレーを見せた憧を揃って出迎える。

和「ナイスプレーです、憧」

憧とは小学生時代からの付き合いであり、このチーム結成時唯一と言える顔見知りの和。

巴「さっきのは選手カードのファインプレーそっくりそのままの素晴らしいものだったわね。
  ……ちょっと怪我しないか怖かったわ」

やたらと野球選手に詳しい(特に格好いい選手)、洋榎と共に野球知識の頼り所でもある巴。

メガン「助かりマシタ……一瞬、抜けたかと思ったモノデ……」

昨日はしっかりとラーメンを食べて、この日に備えてきたというよくわからない備え方をしたメガン。

そして……。

理沙「やった!」プンスコ

このチームを率いる、何を言っているのかまるで訳がわからない監督。理沙。
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:22:22.85 ID:5uQSzdSro
ネキは鉄人引いてそうだけどどうなんだろ
253 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 23:29:06.50 ID:6XQFcqTq0
憧を含めてこの6人が、このチームの主戦力。
改めて見ても、個性派集団だ――精々まともなのは巴と私くらいじゃないだろうか、と憧は考える。
和も和で、割と奇天烈なのだ。

理沙「次!」プンスコ

憧「……え、何?」

理沙「相手!」プンスコ

茫然とそんな事を考えていた憧だが、ベンチで理沙が檄を飛ばす。
が、何を言ってるかは当然わからない。
憧を含めて周囲の殆どが困惑するのだが、そんな一同に何故わからないのかと理沙も困惑気味だ。

そんな時の助け船。

洋榎「監督はこう言いたい訳やろ。 次(の回は上位からの攻撃だからなんとしてもこの回で点を取らなきゃならない)」

洋榎「相手(投手も次から3巡目。そろそろ捉えないとメグが悲しい顔になるから攻めるならここ)」

憧「………………」

理沙「そう!!」プンスコピー

憧「あってるんだ……」

何故か、洋榎だけは理解出来る理沙の言葉。思わず憧としては脱力しかけるが、当の洋榎は鼻高々だ。

巴「凄いわね、愛宕さん」

洋榎「せやろー? 流石やろー?」

褒められて、図に乗る洋榎。
しかしながら、彼女を中心として上手く回っているのがこのチームの現状である。
憧としても、彼女がこのチームの精神的主柱であるという点については文句も無い。
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:29:31.78 ID:yihUrd8T0
ダヴァンは野球のルールは知ってると思うが選手の知識はないだろうな
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:29:36.06 ID:Ubr/vWhY0
そういや巴さん3枚くらいカード持ってなかった?
キャラセレクトの時
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:30:03.34 ID:5uQSzdSro
野球脳優秀
257 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 23:38:25.29 ID:6XQFcqTq0
洋榎「まあ任しときー、相手はうちもよう知っとる相手や」チラッ

言いながら、洋榎はちらっとマウンドへと視線を向ける。
そこには、今日、ハマスタで京太郎が出会ったやたらと次の対戦相手だぞ感プンプンさせてた感のある投手。
そして、洋榎にとっては旧知の仲の雀士。

洋榎「なんや、試合前に会った時はここ来る前に偵察行ってたとかゆうとったけどな。
   どこの強豪のつもりやっちゅう話や。 目の前の試合に集中せえってもんや」

理沙「一意専心!!」

洋榎「ああ、今のはな……」

憧「いや、流石に今のは言いたい事くらいわかるわ」

メガン「一つに集中をする、ブシドーの心意気デスネ」

洋榎「あっ、ホンマ……。 ……原村、さっきから黙っとるけど何してんねんお前」

和「水分補給ですが」

洋榎「そうか……それ、美味いか?」

和「水ですね」

洋榎「もうちょっと面白い返しないんかい! 見たら水な事くらいわかるっちゅうねん!」

憧「(……本当にまとまりあるようでないわー、このチーム)」

本当に、しっちゃかめっちゃかである。
やがて巴と憧がはしゃぐ洋榎を落ち着け、しかし、洋榎は声たかだかに宣言をした。

洋榎「ええか! うちらのこのユニフォーム! この球場はどこよりも誰よりも何よりも気高く尊く素晴らしいもんなんや!!
   ここに来るお客さんは、日本一のお客さんや!!」

憧「(やったらガラ悪いんだけど……)」

洋榎「その客に恥かかしたり、このユニフォームに泥塗るような真似したらアカン! 絶対に勝つんや!!
   決勝でジャイアンツと戦う為にもな!!」

なお、ジャイアンツは既に負けているもよう。

和「……水を差すようですけど、勝算はあるのですか?」

洋榎「勝算? あるに決まってるやろ! なんせここは地元で、このチームの主将はウチや!」

洋榎「負ける気せーへん、地元やし!!」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:39:36.54 ID:5uQSzdSro
倒してネキから虎縞剥がしたい
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:52:19.42 ID:Zz3oiurXo
巴以外はもうほとんど分かっちゃうな
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:52:22.48 ID:Owian/o6o
菅野の負け凄いと思ったわ
野村の勝ち運と合わさりとてつもないオカルトパワーを感じた
261 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/12(水) 23:55:37.44 ID:6XQFcqTq0
………
……


そして、時間軸は巻戻り、京太郎たちが寮にたどり着いていた頃。
疲労困憊といった京太郎達であったが、それでも腹の虫は無視出来ない。
午前中から体を動かし、午後には全員がフルイニングでの試合をしたのだ。
腹が減るものは減る。

京太郎「とはいえここから何か用意するのも……」

美穂子「なら私が何か作るわ」セカセカ

京太郎「いやいやいや! 福路さん1人に料理させられませんよ、福路さんも疲れてるでしょう」

美穂子「でも、誰かが用意をしないといけないのだし。 それに私は料理が好きだから……」

霞「そうはいっても気が引けるわ。 何か店屋物とかを取れないかしら?」

やえ「私が卵を割ってもいいぞ」

良子「ノープロブレム。 ふふふ、このような事があろうかと事前に準備は万事OKです」

ああでもないこうでもない、と言い合う一同をに、不敵な笑みを浮かべながら食堂に向かい奥から何かを取り出してくる良子。
1つの卓にそれを置き、中身を取り出すと……。

霞「……ホットプレート?」

良子「ふふふ、そしてこちらには」パサーッ

やえ「これは……肉!」

京太郎「まさか、監督!」

良子「イエス! ささやかではありますが、初戦を突破した皆さんへのご褒美です。 今日は焼き肉パーティーと行きましょう!」

睦月「うむ!! やっぱりベイスターズと言えば焼き肉ですよね!」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 23:57:28.61 ID:5uQSzdSro
昨日の巨人広島ほんとひどかったよなあww
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 00:06:02.00 ID:HqZckX3Uo
ホンマかわいそう、今日も先に新人苛めたから4倍返しで怒りの報復食らってたしね
これで先発は勝ち9だっけ?最年長野村が今年28だから相当若いねぇ
京ちゃんにも勝ち運つかねえかな
264 :巨人どうこうより広島が強すぎるような。9連勝ってなんですか ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 00:09:39.16 ID:F1h19FA/0
こうして緊急企画。
ドキッ! 野菜もあるよ、チキチキ焼き肉パーティーが開催される。
京太郎は当然として、他の者たちも女性とはいえ食べ盛りの女子高生が多数。
おまけにはしたない話ではあるが、お腹を空かせているとあっては盛り上がらざるを得ない。

やえはいつもの事として、美穂子や霞、睦月もまた歓声を上げる。

良子「汚れ物は水につけておいてまた明日洗えばいいでしょう。
   皆さん、お箸とお飲物と取り皿の準備はOKですか?」

「「「「「はーい」」」」」

良子「結構です。 では本日は本当にお疲れ様でした。
   明日からまた練習に、遊びに、そして一週間後の試合にと頑張りましょう。 乾杯です!」

ジュー ジュー

京太郎「うま……うま……」

良子の号令と共に、大型のホットプレートには多量の肉と野菜が投下される。
京太郎は誰に遠慮をすることもなく、肉を食らい、白米を頬張る。

霞「須賀くん、お野菜もちゃんと食べないと駄目よ?」

京太郎「あ、はい」

注意を受けて野菜も取り、喉が渇けばウーロン茶。
至福。圧倒的至福。
他の者たちも、京太郎程にはガツガツと食べている様子は無いが、それでも積極的にホットプレートに箸を伸ばしていた。
と、そんな折である。

ピンポーン

京太郎「むぐ?」

突如寮に響き渡るのは、呼び鈴の音。
食事中の来客など無視に限るが、とはいえこのままでいては美穂子あたりのとてもいい人がわざわざ対応に出向いてしまうだろう。
流石にそれは拙い。

美穂子「もう遅い時間なのに誰かしら? ちょっと見てきますね」

京太郎「あ、いいですよ! 俺が1番近いですからちょっと見てきます」ダッ

予想通り美穂子が立ち上がろうとしたところで、それを制して京太郎は玄関へと向かう。
内心文句を言いながら扉を開けてみれば……。

久「はーい、さっきぶりね須賀くん」

哩「こんばんわ」

京太郎「げぇっ、部長!?」

久「…………流石にげぇっ、は無いんじゃないかしらねー?」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 00:10:47.85 ID:/RbUgiSoo
ヒッサショック受けてて笑う
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 00:13:47.52 ID:cE7zKRbA0
遂に久部長と哩ぶちょーが来ましたね
京太郎くん達の対応や如何に!?
267 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 00:25:20.23 ID:F1h19FA/0
突如目の前に久と哩の2人が現れ、驚きの声を上げる京太郎だったが、
流石にその声を聞いて久としては少なからずショックである。
京太郎はまずったと思いつつ、謝罪をしながらも2人が何故ここにいるのか問いかけるのだが……。

久「あれ、監督さんから聞いて無い? 私たちが移籍する事になったのよ、須賀くんのチームに」

京太郎「ほげーっ!?」

久「……ねぇ哩、私泣いてもいいかしら?」

哩「お前、こいつになんばした」

その答えを聞いて、再び声を上げる京太郎。
久は頭に手を当て困惑の表情を浮かべ、哩はジト目でそんな久をねめつける。
割と、信用は無い。

とにもかくにも、京太郎は落ち着きを取り戻すと2人を中に案内。
そのまま食堂に行くと、まずは美穂子が先ほど肉を目の前にした時以上の歓声を上げる。

美穂子「久!」

久「やっほー。 あらー、なんかいい匂いすると思ったら焼き肉? いいわねー」

美穂子「夕飯はまだなのかしら? 折角なら、一緒に……」

久「あらそう? 悪いわねー」

哩「(恥ずかしか……)」

霞「白水さんも、ご一緒にどうかしら?」

哩「ん……そん言葉ば甘えるばい。 すまん」

テキパキと久と哩の分の取り皿、飲み物を美穂子が準備し、2人は空いている席へ。
ある程度落ち着いた所で、良子は改めて説明する。

良子「皆さんもお察しかもしれませんが、今回、あちらのチームからはこの2名。
   竹井久さんと白水哩さんを加入させてもらう事になりました。
   今日は敵でしたが、明日からは友。
   トゥデイズ エネミー バッド トゥモロー フレンド ですね」

やえ「……何故言い直した」
268 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 00:41:47.12 ID:F1h19FA/0
その後、簡単な自己紹介が久と哩からあり、2人は暖かく(一部熱く)一同から迎えられた。
色々と問題点はあるが、久に関しては人当たりが元々よく。
哩にしても方言がどぎつい以外には至って生真面目で嫌われる要素の無い人間だ。
元々このチームにいた人間も悪い人物など1人もいない。
まだぎこちなさも残るが、すぐにこの共同生活にも慣れるだろう。

美穂子「はい久、食べて」

久「ありがとう美穂子。 でも自分で取れるわよ」

美穂子「でもこれ以上焼いちゃうと焦げちゃうから……」

久「そうね……。 ええ、ありがとう美穂子」

というかそもそもぎこちなさの全くない間柄の2人もいる。

やえ「なんというか……アレだな。 仲がいいのか、清澄の部長と福路とは」

京太郎「みたいですよ。 ここ最近の付き合いみたいですけど、下手なカップルよりラブラブで目の毒っすね」

やえ「そうか? あれはカップルというよりは母親と子供みたいに見えるがな」

京太郎「(部長が子供かはともかく、福路さんは確かに母性の塊だよなぁ……)」

そんなこんなを考えながら、視線を違う方向へと向ければそこでは哩が霞と談笑をしている。

哩「……ばってん、まさか永水の大将と同じチームになるとは思わんかったばい」

霞「そちらは……鶴田さんは? どのチームにいるかとかは聞いていないのかしら?」

哩「ん……私も姫子も、今は違うチームばおるけん、下手に情報ば与えるんはよかないと思ってな。 けじめったい。
  ま、こんチームに移籍ばさせてもろてよかばい。 これで姫子にもまた会えるチャンスばある」

霞「鶴田さんが敗退しているとは考えないのかしら?」

哩「ふん。 そっちは神代がそう簡単に負けるとでも思っとるんか?」

霞「……そうね。 あの子が、あの子たちがそう簡単には負けないわよね」

同じ九州出身。そして大事な存在が他のチームにいるという共通点。色々と話が合うらしい。
269 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 00:57:54.08 ID:F1h19FA/0
そんなこんなで食事は、至って和やかなムードで進行する。
ただ、京太郎は、ふとここまでいつも以上に口数が減った睦月の存在が気になった。
今度はそちらに視線を向ければ、やはり、どこか上の空である。
最初はどうしたのだろうかと思ったが、やがて思い当たった。

京太郎「(妹尾さんが移籍しなかったから、かな……)」

考えてみれば、金城のカードを持つ久が加入した事で、美穂子と同じくらい喜びそうなのが睦月である。
いつものようにやたらと饒舌になりハイテンションになる事が無いのは不自然で。
つまりはそれだけの反応を示す事が出来ない程のショックを受けているのだろう。

京太郎「(俺もなんだかんだで部長が移籍してなけりゃショックだった……と思うし)」

新チームを結成したとはいえ、元いた高校の仲間はやはり特別だ。
哩にとっての姫子、霞にとっての小蒔だけでなく。
京太郎にしてもやはり清澄の仲間たちは大事である。
睦月のショックも、理解できなくはない。だからか、ふと京太郎はこんな事を聞いていた。

京太郎「そういえば監督。 どうして部長と白水さんを加入させる事を選んだんです?」

良子「ふむ? ……無論、チームに必要な戦力として判断したからです」

返ってきた返答は、予想通りではある。
実際、あのチームから戦力として選ぶならば彼女たち2人に誠子を含めた3人に絞られるだろう。
その中でもバランスのとれた久、守備に長けた哩、打撃に長けた誠子の中、前者2人を良子は選択したまでだ。

久「なーにー? 須賀くんは私たちじゃ不満な訳かしら?」

哩「ほう……?」

そして、その質問は飛び火をする。
多分、久あたりはわかってて聞いているのだろうが、哩はギロッと京太郎を睨み付けている。

京太郎「(そういえば前に会った時もチャラチャラした男は好かないとか言われたんだっけ……嫌われてんのかな俺。
     っていうか部長も部長でなんで焚き付けるかなぁ。 ああ、もう!)」

1.「そんな事無いですよ。部長が仲間になってくれるんなら百人力です」
2.「いやいや不満なんて滅相もない。白水さんの守備は投手からしたらありがたいですから」

↓1
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 00:58:51.76 ID:DWYZhn6h0
俺は1にしたいけど重要な気がするので安価↓
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:02:47.41 ID:JzG3e7zw0
1
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:03:04.62 ID:/RbUgiSoo
2
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 01:04:34.10 ID:DWYZhn6h0
哩はこのスレではレズじゃないんだろうけど、男子に偏見持っているから誉めてもあんまり上がらなさそうだしなぁ……
274 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 01:13:57.28 ID:F1h19FA/0
>1.「そんな事無いですよ。部長が仲間になってくれるんなら百人力です」

久「ふふーん、そう? いやー、照れるわねー」

美穂子「ええ、久がいてくれれば本当に頼もしいわ」ニコニコ

京太郎「(半ば言わせたようなものだと思うんですがそれはいいんですかね……)」

やえ「(王者になった清澄の部長はこんなに、なんというか、こう、掴みどころのないというか、アレな性格だったのか)」

ああいわれては、こう返すしかないのだが、久はやっぱり得意げである。
美穂子が微笑みながら追従する中、京太郎はげっそりとし、やえは困惑する。
外から見れば部員数ギリギリの弱小部を引っ張り全国大会で優勝をした優秀な指揮官も、目の前にしてみればこんなもの。
やえの心中は推して知るべしである。

哩「………………私は!?」

京太郎「ひぇっ。 あ、いや、白水さんも勿論頼りにしてますよ! これで二遊間がより強固になりますからね」

霞「そうね。 しかもバッティングもいいし」

哩「そ、そか。 ならよか」

京太郎「(いいのか……え、今のでいいの?)」

言った京太郎ですら取ってつけたような褒め言葉だと思うが、それで哩は満足をしている様子である。
ちょろい……というよりはやはり。

京太郎「(この人ポンコツなんじゃないだろうか……)」

※久の好感度が+2され、24になりました。
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:18:49.18 ID:/RbUgiSoo
このぶちょーは咲日和のぶちょー
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:19:30.28 ID:DWYZhn6h0
哩との単体コミ取っても行けるのかな?この様子だと
277 :>>276 コミュで選んで好感度が上がらないという事は基本無いです。キャップがある事はあるかもしれません。 ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 01:24:40.68 ID:F1h19FA/0
そして、縁もたけなわ。
沢山あった食材も久と哩の参戦、そして京太郎驚きの胃袋をもってして完食となる。
周囲が女性ばかりな為に普段からも人一倍の量を食べて彼女たちを驚かせていた京太郎だったが、
今日に関しては試合後の空腹で倍率2倍、更に肉という事で更に倍である。
成長期の男の子、しかも体格のいい男子の胃袋を舐めてはいけない。

京太郎「げふっ……流石に食べ過ぎたかな。 ちょっときつい」

なお、動けんもよう。

京太郎「とはいえこのままだらだらするのももったいないような気もする今日この頃だ。
    まだ試合の疲れもあるけど、幸いデイゲームで夕飯も早かったし時間はある。
    何しようかな」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:25:37.83 ID:cE7zKRbA0
早く新道寺の誰かを加えないと(特に姫子か美子かすばら先輩)
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:25:47.33 ID:/RbUgiSoo
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:26:18.07 ID:NdxLBbvU0
まこ
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:26:50.56 ID:DWYZhn6h0
この場合は>>279でいいんだよね?
282 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 01:27:42.99 ID:F1h19FA/0
>>281
ですです。基本的に無効安価の場合は↓にずれます。
283 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 01:41:38.19 ID:F1h19FA/0
>哩

何かしよう、と思った京太郎だったが、かといってやはり動く事がだるい事には変わりない。
全身疲労、おまけに食べ過ぎ。しばらくは食堂でのんびりしていた。のだが……。

哩「…………!」ザッ

京太郎「? 白水さん?」

そんな時、不意に食堂に姿を現したのはこの日加入する事になった白水哩である。
やたらと鬼気迫る表情でやってきた哩は、京太郎の顔を見つけるとバツの悪そうな表情を浮かべ……。
しかし、そのままキッチンの方へとプイと顔を背けながら向かう。

京太郎「やっぱ嫌われてるのかなぁ、俺……」

配属されたチームの皆はよくしてくれた。
胸を無意識でも見るという事にも理解を示してくれた美穂子や霞に、信頼してくれる指導者である良子。
なんだかんだ言いながらよく周囲を見ているやえに、京太郎と共に野球に熱心に取り組んでいる睦月。
久にしろ、元々は清澄で同じ部活でいた仲間である。
が、よくよく考えればやはり周囲が女性ばかりの中に男性である京太郎が混じっている事が異常でもある。

哩が男嫌いなのかなんなのかは知らないが、京太郎を毛嫌いするのも……仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。

京太郎「(でもせっかく同じチームになったんだから……好かれるとまでは言わないけど、嫌われる事は無いようにしたいなぁ)」

ウマの合う、合わないはどうしてもあるだろう。
だが、それでもこれからは共に生活をする仲間なのだ。
出来れば、嫌われたくはないというのが人間として普通の感情である。

京太郎「(そういえば、白水さん何しに来たんだろ? 水飲みに来たにしては時間かかってるけど)」

と、そこまで考えた所で。

ドッタン! バッタン! バッキィ!!!

哩「うぎゃあああっ!?」

京太郎「何やってんだあんた!?」

キッチンから起きてはいけない音と同時に、哩の悲鳴が上がり、京太郎は思わず駆け出していた。
284 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 01:53:11.99 ID:F1h19FA/0
………
……


京太郎「なるほど、なるほど……つまり、あれですね。 この寮では持ち回りの食事当番制」

哩「……ん」

京太郎「だから白水さんも料理をしないといけない」

哩「そうやね」

京太郎「だけど出来ないから練習しに来たら……」

グッチャ〜

京太郎「この有様ですか……」

哩「こ、こいはあればい。 慣れん台所やったから……」

京太郎「慣れないからで、包丁はまな板にぶっ刺さりませんよ!!」

やはり、ポンコツだと京太郎は思った。というか、確信をした。
話を聞いた所によると、哩が元いた寮では食事は全て監督である慕が用意。
上げ膳据え膳でいたのだが、ここでは当番制である。必然的に、哩も料理をする必要がある。
しかしながら、本人は頑なに否定しているが、まず間違いなく、彼女は料理が出来ないのだろう。
よって、練習の為にキッチンにこっそりやってきたら……このザマである。
包丁を使おうとしたらまな板に刺さるなど、ポンコツを通り越して色々と危険だ。

京太郎「っていうか、どうやったんですかこれ。 何したらこうなるんですか」

哩「渾身の力ば込めて、一球入魂、気合注入で……」

京太郎「見てくださいよこのトマトの無残な姿。 なんか赤い分グロいですよ」

哩「気合ば入れすぎたと……?」

京太郎「そういう問題じゃないんだよなぁ……」

周囲には哩が振り下ろした衝撃で飛び散ったトマトが付着し、色々とグロい。あと、青臭い。

京太郎「ああもう、とりあえず掃除して、あと……」

1.「福路さんを呼んできましょう。福路さんなら教えてくれますよ」
2.「俺が練習に付き合います。簡単な料理なら教えられますよ」
3.「食事当番外してもらいましょう。流石にこれは危険すぎる」

↓1
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:54:45.60 ID:poDtBTVY0
2
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 01:55:00.72 ID:DWYZhn6h0
2
287 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 02:09:45.09 ID:F1h19FA/0
>2.「俺が練習に付き合います。簡単な料理なら教えられますよ」

流石にこのまま1人で哩に料理(そもそも包丁をトマトにズドンとするのが料理と呼べるのかはさておき)させる訳にはいかないと、
教師役を買って出た京太郎。
本来ならばこの寮内どころか全国雀士で見渡しても有数の料理上手だろう美穂子に頼るのが1番なのだろうが、
今日の試合で疲れている彼女にこれ以上疲れさせる事もないだろうという京太郎の配慮である。

しかしながら、この京太郎の提案に――。

哩「なんばいいよっと!」

哩は不服のようである。

京太郎「いや、だって1人じゃ難しいと思いますよ流石に」

哩「ふん、さっきんは台所に慣れてなかとやと言うとるやろ。 私が本気ば出せばこんくらい……」スッ

言いながら、哩が取り出すはきゅうり。

哩「…………」グッ

京太郎「おい」

哩「…………」グググッ

京太郎「おい、おいちょっと待ておい」

思わず敬語を忘れる京太郎。無理もない。今の哩の状況を説明すると、侍。
あれおかしいな。加入したのは尾張の侍じゃなくて守備の名手だったのになと錯乱しかける。
――そう、彼女は今、思い切り包丁を両手で握り頭の上で振りかぶっていた。

哩「チェストォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

京太郎「それ鹿児島だろおおおおおお!?」

バッギィイイイッ!!!
288 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 02:21:38.94 ID:F1h19FA/0
………
……


京太郎「…………」

哩「…………すまん」グスン

当然、きゅうりは爆散した。まな板はとうとう駄目になった。
2人は手分けして残骸を処理し終え、哩は流石に京太郎に悪いとは思ったのか涙目になりながら謝罪する。
致し方ない。飛び散ったきゅうりは京太郎にも降り注いだのだから。

京太郎「ともかく、練習するならだれか付き添うのは理解してくれましたか?」

哩「ん……ばってん、それでも須賀の手ば借りるのは……」

京太郎「…………そんなに俺が嫌いです?」

流石にここまできて断られるのは、京太郎としても凹む。
が、京太郎がガクッと肩を落とすのを見ると、哩は慌てて手を振りながら否定をした。

哩「そ、そういうこっちゃなかとやけど……男子ば」

京太郎「?」

哩「男子ば厨房ば入るんは、よかことやないけん」

京太郎「…………………えぇぇぇぇ」

何のことは無い。哩が京太郎の手助けを断ったのは、彼女のポリシー。
男子厨房の入らず。というのを守る為だったという事らしい。
いつの時代だと思いたくなる京太郎だったが、そう言う哩の表情は真剣そのものである。

哩「本当はこげな所も見せたくなかったと。 料理ば出来んおなごなんて……」

京太郎「………………」

哩「男に思われるんは一生の恥ばい!」

どうにも、哩は古風な女性らしい。だいぶポンコツだが。

京太郎「(さてどうしよう……結構頑固っぽいけどポンコツっぽい分上手くなんとか言いくるめられないものか)」

1.「でもほら、有名レストランのシェフなんかみんな男性ですよ」
2.「今はそんな時代じゃないですよ、追いオリーブの人みたいに趣味が料理の男性って結構いるんですから」
3.「いやでも、料理が下手な女の子ってそれはそれで可愛いですようん」

↓1
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/13(木) 02:23:06.53 ID:DWYZhn6h0
3か?1と2はある意味バカにしているような……
安価↓
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 02:28:07.82 ID:NdxLBbvU0
3
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 02:32:58.36 ID:09TDXocIO
選択を誘導するくらいなら自分で踏めと
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 02:36:02.72 ID:DWYZhn6h0
>>291
スマン……こういうの自分で選ぶと後悔することが昔からあってね……
まあ、基本的にただのアゲだから気を付けるよ
293 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 02:45:45.42 ID:F1h19FA/0
>3.「いやでも、料理が下手な女の子ってそれはそれで可愛いですようん」

哩「………………」

京太郎「あれ?」

ここはなんとかフォローを、と思って今の哩を素直に褒める方向で発言する京太郎だったが……。
哩から返ってきたのは、冷たい視線である。

哩「やっぱチャラチャラした男ばい。 そう簡単におなごに可愛いだとか綺麗だとか言うもんやなかとやろ」

京太郎「むぐっ……」

ぐうの音も出ない。

確かに、直接対面したのもつい最近なら共同生活を送る事になったのも数時間前。
出会ってまだそれほど時間も経っていない、ほぼ初対面に近い間柄だ。
にも関わらず可愛いだのと言っては、それは哩が以前言っていたように、『軟派』な男であると思われても不思議ではないだろう。
困ったように頭をかき、なんと弁明したものかと思う京太郎だったが……。

哩「………………」フゥ

哩「まぁ、もうよかとよ。 私ば慰めようとして言うたことやろ」

京太郎「え?」

哩「……ばってん、そういう事ば軽々しく言うのはやめた方がよかってのは本当ばい」

京太郎「あっはい」

哩としても、京太郎が彼女を慰めようとして、フォローしようとして言った事というのは流石に理解をしていたようだ。
もっとも、その手段についてはあまり好ましいとは思わなかったようだが。
294 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 02:53:51.34 ID:F1h19FA/0
哩「……で、付き合ってくれるとやろ?」

京太郎「いいんですか? 男子は厨房に入らない方がいいんでしょ?」

哩「本当はそうばい。 ばってん、文句ばっか言うてみんなに迷惑かける訳にもいかん」

京太郎「ですか」

哩「ほんに触りだけでよかよ。 やっぱり男子ばおるとはどうにも気になっと」

京太郎「(男性嫌いなのか古風なのか俺が嫌いなのかこれもうわかんないな)」

結局、その後は京太郎と哩が2人揃って台所に立つ事となった。
哩としては未だにしこりはあったようだが、背に腹は代えられない。
こうして京太郎の料理教室。
KYO‘Sキッチンははじまったのだった。
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 02:54:14.05 ID:/RbUgiSoo
意訳)もっとコミュれ
296 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 02:55:14.81 ID:F1h19FA/0
京太郎「ですから、まず切る時は猫の手を使ってですね」

哩「……こうか!」ニャー

京太郎「(手を頭に当てて猫耳作ってる……可愛い)ってそうじゃない!」

………

京太郎「卵を割る時はこうやって優しく……」

哩「チェストォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」パリィンッ!!

京太郎「………………」

哩「須賀ぁ……どがんしゅう……」

京太郎「布巾で拭いてください……」

………

京太郎「火は最初は弱火で、ゆっくりゆっくり……」

ボォオオオオオッ

哩「す、須賀あぁぁぁぁ! 火があああああああ!?!?」

京太郎「油入れすぎィ!!」

………
……
297 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 03:08:10.44 ID:F1h19FA/0
こうして紆余曲折、右往左往、七転八倒、すったもんだがありながらも、2人は料理に取り組んだ。
そして完成したものがこちら。

パンパカパーン

哩「チャーハン!」

京太郎「疲れた……本当に、本当に疲れた……」

困難な道を乗り越えて、ようやく完成したのはチャーハン。
夕飯で肉は余らなかったが野菜は余った為、その材料を使い、同じく余った白米を使い。
明日の朝食にと考えていたハムを入れて作った、渾身の一品である。

哩「作れた……私にも料理がちゃんと作れたと!」

京太郎「ああ……そうですね。 まあ、色々ありましたけど」

駄目にした材料、使った時間、多数の犠牲を払って、ようやく哩は料理を完成させた。
哩は感動のあまりか目を潤ませており、京太郎もそれにつられて目を潤ませる。
断じて「よく俺死ななかったな」という安堵からくるものではない。

京太郎「で、作ったはいいですけどこれどうしましょう」

問題はそこである。
既に夕食は終わっている。明日の朝食にしようにも1人分だ。処理に困る。
が、哩はきょとんとしながら言い放った。

哩「須賀が食べるとやろ?」

京太郎「……はぁぁぁ!?」

思わず京太郎が驚きの声を上げても、哩は素知らぬ顔で続ける。
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:12:47.07 ID:/RbUgiSoo
箸が進まないようだな 食べさせてやろう
299 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 03:13:14.08 ID:F1h19FA/0
哩「おなごの手料理ばい。 まさか残すとは言わんとやろ?」

京太郎「いや、さっき夕飯食べたばっかなんですが……」

哩「男ならそれくらい食べてみんね。 沢山食べる男はモテっとよ?」

京太郎「さっき沢山食べ過ぎたんですが……」

とはいえ、選択肢は他にないだろう。結局、京太郎は哩の視線を受けながらチャーハンを食べた。
後半は食べるというよりは、水で流し込むに近かったのだが。

哩「…………」ジーッ

京太郎「……なんです?」モグモグ

哩「うまか?」

京太郎「あー。 ええ、美味いっすよ」

意外な事に、というか、まあ横で京太郎がつきっきりで教えた為か、料理の味自体は悪くない。
ただ、満腹の上に食べるのが辛いだけで。
それを聞くと哩は嬉しそうに笑みを浮かべる。

哩「そうか……うまかか。 そうかぁ……」

京太郎「(……クールビューティーに見えるのになんでこの人こんななんだろう)」

ニコニコと笑みを浮かべる哩の視線を受けながら、結局、京太郎は人のいい事に完食をするのだった。

京太郎「げふぅ……ご馳走様でした」

哩「おそまつ様でした! 須賀……」

京太郎「うっぷ……はい?」

哩「あんがとうな……それじゃ、こいは私が洗っとくけん!」タタッ

最後にそれだけ言って、キッチンへと戻っていく哩。

京太郎「(まぁ……少しでもこれで仲良くなれたと思えば、よかったかな。 しかし……)」

京太郎「(これ以上喋ったり何かすると逆流しそうだ……まじでやばい)」

※哩の好感度が+3され、7になりました。
300 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 03:16:35.48 ID:F1h19FA/0
その後、京太郎ははちきれんばかりの胃袋の消化を食堂で座して待った。
その間に哩は洗い物を済ませると、すぐに食堂を出て行く。
どうにも、やはり男子と厨房に立った事。自分が料理が不得手だという事を知られた事が恥ずかしいらしい。

京太郎「ふぅ、ようやくマシになってきた。昼にあれだけ動いたのに太りそうだ……。
    っと、まだ時間はあるな。 次は何しよう」

夜行動1回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:16:48.02 ID:xZAXT7NA0
まこ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:16:59.67 ID:NdxLBbvU0
まこ
303 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 03:19:01.47 ID:F1h19FA/0
まこさん……一体どの球団に所属しているんだ。という所で区切らせていただきます。

咲日和で見せる哩さんよりポンコツ度がグレードアップしてる気がしますが、
書いてる内に止まらなくなったので、こうなりました。
咲日和のたのしいよ!おいで哩さん大好きです。

それではお疲れ様でした。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:21:33.41 ID:/RbUgiSoo
たしかに。 乙
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:28:29.53 ID:NdxLBbvU0
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 03:30:30.56 ID:xZAXT7NA0
乙です
いちご→カープ女子
まこ→5位力のころからの鯉党って設定でも違和感無さそう
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 04:35:10.03 ID:n3AvYfBDO

鯉のぼりは五月まで、というのがカープの伝統だったはず
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 07:45:37.94 ID:Wck6NKrdO

ついに京太郎の???が解禁されるか?
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 08:57:23.50 ID:cE7zKRbA0
乙です
何か哩ぶちょーは久部長に色々と吹き込まれて居るっぽいですよね
其の辺りまこ先輩に愚痴るんでしょうかね?
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 11:01:59.30 ID:AdJQiV2aO
ポンコツに疲れたら癒されたいしまこさんに電話したくなるよなぁ
311 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 22:35:49.67 ID:F1h19FA/0
沢山の乙ありです。
そろそろまた日常パートも再開という事で、改めて今後のシステムを考えましたので説明します。

・今まで6日間で朝2・昼2・夜1行動=30回の行動だったものを
 6日間で朝2・昼2・夕方2・夜2行動=48回行動に
・3日目に対戦チームを決めますが、その当日に対戦チームと合同練習というていで時間を潰します。
 潰れる時間は朝2・昼2の4回分。その行動分で相手チーム全員に偵察効果。
 ただしコンマなどでスキルやマイナス補正がかかる感じではなく、単純に選手カードと能力値だけがわかるという事にしたいと思います。
 スキルに関してはシークレットで、試合で発動機会がきたら判明という形にしたいと思います。
・↑に伴って偵察コマンドを撤廃。
・↑↑の結果、4回分時間がつぶれるので実質的には自由行動時間は44回ですが、44回なら十分増えた方かなと思います。

・お出かけも、他チームの選手と知り合えるというのは撤廃しようと思います。
 単純にチームメイト相手だけでも時間が足りないんじゃないかという中で、他のチームの選手と関わりを持つのは難しいかなという判断です。
・ただ、夜のコマンドで清澄の面子と知り合った穏乃とは連絡をやり取りできるようにはします。
・お出かけ=デートの効果は2回分の行動を消費して好感度上昇が3倍になる会話コマンドという位置づけにしようと思います。
 現状の会話ですと+2〜+4が限度ですが、+6〜+12までが考えられます。

・また、会話コマンドで安価を取った際にゾロ目の場合は、その安価の上昇好感度を2倍にしようかと思います。

・他球団選手と知り合う事が無くなった為、対戦チーム投票の際は対戦チーム所属選手を全員公表するようにしようと思います。

とりあえずはこんな感じで進めたいと思います。
何か意見や質問などがあればどうぞ。

もう少ししたら再開します。カープ強いなぁ。
312 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 22:56:28.04 ID:F1h19FA/0
>まこ

京太郎「……そういや染谷先輩はどうしてんだろ」

ふと京太郎が気になったのは、同じ清澄麻雀部仲間、染谷まこの事だった。
久とは初戦から当たる事になり、今では無事にチームメイトに。
優希とはチーム結成直後に顔を合わせており、和と咲については電話で互いの近況を報告し合った。
ただ、まこの事だけはこの企画が開始してからどう過ごしているか聞いてはいない。

京太郎「まああの人に限って心配事は無いんだろうけど」

清澄随一の常識人である彼女の事である。
新天地でも、問題を起こすという事はまずもって考えられない。考えられないが……。

京太郎「(それとは別にちょっと気になる事があるんだよなぁ……)」

思えば、企画を聞かされた時から、いつになくテンションが高かったのがまこである。
プロ野球選手のカードを使って野球をしろと言われ、
目当ての選手カードが出るかどうかに一喜一憂をしていた彼女。
そして、普段からまるだしであるその方言。

思えば、普段の部活動の際、他愛のない雑談でも彼女とは野球談議をした事も少なくは無かった。
周囲が殆ど野球に興味が無い女性ばかりだった為に、まこの方が好調な贔屓球団の自慢を京太郎に一方的にするという形式だったが。

京太郎「(あそこの球団を引けてなかったら絶望してそうだけど……)」

そんな事を考えながら、京太郎はスマホを操作しまこに向けてコールをした。
忙しいのか何なのか、しばらくはコール音が響き、京太郎がまた後でかけ直そうかと思った時である。

まこ『おお、すまんすまん。 京太郎かの?』

京太郎「染谷先輩。 すみません遅い時間に、お忙しかったですか?」

まこ『ん……いや、うちは今日ナイトゲームじゃったからな。 とはいえ試合も終わって今から帰る所じゃ。
   問題は無いけぇ気にせんでええぞ』

一週間ぶりに聞くまこの声は、相変わらず優しげ。
また、その声色を聞くに……。

京太郎「勝ったみたいっすね」

まこ『まあな。 今日もうちらはかーちかーちかっちかちじゃけぇ』

京太郎「………………」

この時点で京太郎、色々と察する。
313 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 23:13:03.48 ID:F1h19FA/0
まこ『で、そっちはどうだったんじゃ?』

京太郎「勝ちましたよ。 こっちはデイゲームだったんで、染谷先輩が試合する前には終わってましたけどね」

咲たちはどうなったかはわからないが、ともかくこれで京太郎とまこ、清澄の2人が2回戦に駒を進める事が出来た。
久にしても初戦敗退ではあるが、敗者復活とでも言うべきか。
今後は京太郎たちと共に2回戦に挑む事になる為、負けた上で駒を進められるという状況にある。
ある意味、やはり彼女は悪運が強いのだろう。

まこ『咲達の結果についてはきいちょらんのか?』

京太郎「そっすねー、試合が終わってからこっちも結構バタバタしてましたし。
    電話したのは染谷先輩だけです」

まこ『ほうかぁ。 ん……』

京太郎「? どうしました?」

まこ『ああいや、なんでもないけぇ。 試合の疲れか船をこぎだしたのがわしにもたれかかってきての』

バスで帰路についているらしいまこ。
隣に座っているチームメイトが、眠りこけてそのまま肩にもたれてきてしまったらしい。

京太郎「あ、なら切った方がいいです? 隣で喋ってたら起こしちゃうかもしれないでしょう」

まこ『気にせんでええわい。 一度眠ったら中々起きんけぇ。
   それに周りは周りでわし以上に騒がしくやっとるけぇ関係ないわ』

確かに、よくよく耳を澄ませてみると奥の方からワイワイと騒いでる声が聞こえる。
どうにも、まこの所属するチームもにぎやかなようだ。

京太郎「(うちも約1名……これからは2名のせいで騒がしいけどな。 さて、それはともかく何か振れる話題あったかな)」

1.「そういや部長の事ですけど、次から俺達のチームで戦う事になりました」
2.「そっちも賑やかですね。 染谷先輩も楽しそうですし」
3.「今日の試合、そっちのスコアとか聞いてもいいですか?」

↓1
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 23:16:17.95 ID:sSBFG86Uo
2
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 23:31:46.15 ID:HqZckX3Uo
カープやばいですね
失得点差 セ
広島 +34 阪神 +1 巨人 ±0 ヤク −6 DeNA −15 中日 −14だもんなぁ
ちな パ
楽天 +10 西武 +12 オリ +12 SB +6 ロッテ −20 ハム −20
316 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/13(木) 23:33:48.13 ID:F1h19FA/0
>2.「そっちも賑やかですね。 染谷先輩も楽しそうですし」

まこ『ん? そうかの……いや、まぁ、楽しいは楽しいがな』

京太郎の言葉に、一瞬まこは返答に詰まるが……すぐに肯定をした。
実際、先ほどから彼女の声色は試合に勝ったというだけでは無い明るさがあり、
今の環境――チームに関しても、そして野球が出来るという事に対しても面白さを感じている様子である。

まこ『ただまぁそれを言うなら京太郎の方もじゃろ?』

京太郎「俺っすか?」

まこ『京太郎の声も、明るいけぇ。
   ここ最近……というよりは一週間前か。 それまでは結構、浮かない顔してたようじゃったからなぁ。
   まぁ、それについては何が原因かっちゅうのは想像出来ん事はないが』

京太郎「………………」

まこ『すまんのう、京太郎。 今更じゃが』

京太郎「いや、謝らないでくださいよ。 実際、染谷先輩の言う通り俺も、今の状況は楽しいですし。
    それに、麻雀の事だって結構前向きになれたんですから」

まこ『そうか? ……ならまぁ、安心したがの』

ホッ、と胸をなでおろすかのような安堵の溜息が聞こえる。
恐らくは、まことしても心のどこかで京太郎の事が気がかりだったのだろう。
317 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/13(木) 23:45:59.96 ID:F1h19FA/0
京太郎「ま、ぼちぼち麻雀の方もやっていこうと思ってます。 今はそれより野球に集中ですけどね」

まこ『そうか。 ま、野球に集中はこっちも一緒じゃけぇ。
   ただ、なんか麻雀の勉強をしようと思ってわからん事があったらいつでも聞きんさい、メールでもなんでも』

京太郎「助かります」

出来る限り、京太郎の力にはなりたいとはまこも思っているのだろう。
優しく声をかけてくれる彼女の気持ちをありがたく思いながら、
とはいえ今は敵チーム――出来るだけ迷惑はかけたくはないと内心京太郎は考える。

京太郎「(そもそも監督にも上を目指し過ぎず、まずは見える所から手をつけなさいって言われたしなぁ。
     染谷先輩に質問どうこうの前に、もっと地力を鍛えないと話にならなそうだ)」

まこ『ああそうそう、それとじゃ』

京太郎「はい、なんです?」

まこ『周りが女子ばっかりって事で何か問題なんか起こしてはおらんじゃろうな?』

京太郎「いや、してないっすよ!」

そして、一転。
先ほどの労わるような言葉からは180度変わり、まこは今度は京太郎を怪しむ言葉をかける。
京太郎は思わず必死に否定をするが、まこはカラカラと笑いながらも続けた。

まこ『わしゃ嫌じゃぞ。 次期部長になった途端、清澄麻雀部の男子部員が問題起こしたなんて』

京太郎「だからしてないですって。 っていうか、してたら一週間もこの企画に参加なんて出来てませんよ」

まこ『どうかのう……京太郎はこう、結構助平じゃからな』

京太郎「ひでぇ……」

1.「大体清澄じゃ何の問題も起こさなかったでしょ俺」
2.「まあその……時々誘惑に負けそうになる時が」
3.「今は野球に集中してますからそんなものに興味ないですよ! 俺ほら、硬派ですから!」

↓1
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/13(木) 23:47:01.65 ID:HqZckX3Uo
2かな
319 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/14(金) 00:05:12.02 ID:/9bW3Uby0
>2.「まあその……時々誘惑に負けそうになる時が」

まこ『はっはっは!』

京太郎「ぐぬぬ……」

まことも短くない付き合いだ。京太郎の性分というものを彼女もよく理解しているだろう。
それをわかっていた京太郎は、あえて隠さず素直に白状をするが、これを聞いてまこは大笑い。
内心、やはり言うべきではなかったかと京太郎は思うが、吐いた唾は呑み込めない。

まこ『ま……程ほどにな。 負けてないんじゃったら問題は無いわい』

京太郎「はい……」

??『ん……ふわ……もう夕餉の時間ですか?』

まこ『っとと、すまん。 起こしてしもうたか』

軽く嗜めながらも、笑って済ませるまこであったが、京太郎の耳にはまことは違う声が聞こえてきた。
どこかのんびりとした、間延びしたような声。
恐らくは眠っていたというまこの隣に座っていた少女なのだろうが、どうやらまこの笑い声で起きてしまったらしい。

京太郎「すみません」

まこ『いやいや、わしが勝手に大笑いしただけじゃけぇ。 すまんが、切るぞ。
   もうバスも寮につきそうじゃからな』

京太郎「はい、それじゃあ」

まこ『ん、おやすみ。 ……京太郎』

京太郎「はい?」

まこ『ほんにええ声をするようになった。 一週間前とは、別人じゃ。
   じゃが……もしも試合で当たったら、そう簡単には負けてやらんけぇな』

最後に、優しくも強い闘志を燃やしながらそう呟くまこ。
彼女の野球に対する――というか、特定球団に対する愛の深さについては、京太郎もよく知っている。
京太郎を労わり、思いやりこそすれ、だからといって負けるという選択肢は彼女には無いのだろう。
だが、そのくらいの事は京太郎としても望むところだ。

京太郎「そりゃこっちの台詞ですよ。 ……俺だって負けません」

まこ『ふふ。 ならまぁ……当たる事を楽しみにしとこうか。 じゃあの』

京太郎「はい、失礼します」

↓1 コンマ1桁+部員仲間補正+15でまこの初期好感度
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 00:06:15.50 ID:vyPmA/dj0
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/14(金) 00:07:15.11 ID:z+/rjhQD0
0かよ……
322 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 00:17:57.67 ID:/9bW3Uby0
………
……


プツッ

まこ「ふぅ……」

京太郎との電話を終えて、一息吐くまこ。
なんだかんだと言いながらも、やはりまことしては京太郎の事が気がかりであった。
彼女自身が言った通り、一週間前まではどこかぼうっとして覇気のなかった京太郎。
おまけに周囲が女子ばかり。ついでに言えばその殆どが女子高出身で男性に免疫が無いのが多数という環境。
下手をすれば彼がより一層鬱屈した感情を抱いても、不思議ではない。

しかしながら、やはりまこ自身が言ったように、京太郎の声は明るかった。
今日の試合に勝ったという事もあったのだろうが、しばらくあのような京太郎の声はまこは聞いていない。

??「ふわ……染谷さん、お電話してたんですか?」

まこ「ん? まあの」

??「あーっ、起きたんですね! よし、それじゃさっそく写真撮りましょう!」

まこ「おう!?」

そのまま、隣に座っていたチームメイトと話す中、不意に割って入ったこのチームの元気娘。
試合が終わったばかりだというのにまだまだ体力は有り余ってると言わんばかりのこの少女は、
その手にスマホを持ったままぐいぐいと自分が入るように調整しつつまこ達もフレームインさせようと位置取りをする。

まこ「こ、こらやめんか。 っていうか、まだバスが動いてるじゃろ! 危ないから席に座りんさい」

??「すぐすむから! それにほら、キャプテンの運転よりは全然安全だし!!」ウェヒヒ

??「……聞こえてるぞー」

注意をしても止まらない元気娘に、その言葉を聞いて乾いた笑いを浮かべる(一応)チームキャプテン。
結局、押し切られるようにしてまこ達は3人揃って写真を取られた。
323 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 00:35:08.61 ID:/9bW3Uby0
??「よーし、それじゃさっそくアップしよー」スマホカチカチ

まこ「ほんに……お前そういうキャラじゃったかのう?」

??「いやー、勝った後にも写真をアップしてーっていう声が結構多いんですよ。
   折角だし答えたいから……よしできたっ!」ポチー

まこ「……早いのう」

??「慣れましたから!」フンスッ

何はともあれ、これで満足したのだろう。
彼女は再び席に戻り、(一応)チームキャプテンと何やら話をしている。

??「凄いですねすまほさんは。 写真も撮れるなんて」

まこ「スマホじゃのうて昔の携帯でも……ああいや、あんたは持ってなかったんか」

??「でもこの企画に参加するようになってからは持たせてもらえるようになったんですよ!
   お電話も出来るようになったんですから!」

隣の席に座る彼女は、箱入り娘だ。
よくもまあ企画に参加してくれたものだと思うが、そんな彼女がこのチームの中心選手だというのだから面白い。

まこ「(しかしまぁ、なんとも個性派ばかりを集めたもんじゃ……。
    清澄も大概じゃったが、これはまたなんというか……輪をかけて、酷い)」

この一週間を過ごしてわかった事だが、このチームの面子も中々に個性的な集まりである。
正直な所、まこ1人だけでは面倒を見切るのがかなり手一杯なくらいだ。
今日の試合の結果、対戦相手から移籍してもらう2人の選手について監督と話し合ったが(チームキャプテンは別にいるが実務面は大体まこの仕事だった)、
その2人が比較的まともそうな性格だったのがまこにとって不幸中の幸いだろう。

まこ「(ま、これはこれで楽しいがの……)」

とはいえ、現状にまこが不満を抱いているという訳でもない。
京太郎に言ったように、今の環境を楽しいとはまこ自身も思っていた。
色々と面倒事はあるが、基本的にチームメイトたちはみないい人ばかりだ。
だからこそ、このチームで勝ち上がっていきたいという気持ちもまこにはある。

まこ「(それにこのユニフォームを着ている以上、負ける訳にはいかんしな)」

まこ「(やっぱりわしらがNo.1! という所を教えてやらんといかんけぇのう)」

赤く、熱い闘志を燃やし、まこは既に次戦へと狙いを定めていた。

※まこの好感度が+4され、19になりました。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 00:36:07.72 ID:0FarXlhj0
さりげなく清澄と鶴賀の同チーム率が高いね
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 00:37:10.28 ID:z+/rjhQD0
個人的にはいつか戦いたいけどどうやったら闘えるんだろう?
326 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 00:56:56.37 ID:/9bW3Uby0
………
……


こうして京太郎がまことの電話を終えて、自室に戻る睡眠をとっていた頃。
同じく電話をしていた者がいた。

睦月「残念だったね、妹尾さん……その……同じチームになれなくて」

佳織『うん……でも、仕方ないよ』

加入選手の中に佳織が含まれておらず、どこか気落ちしていた睦月。
色々と迷った挙句、彼女は佳織に直接電話をする事にしていたのだった。
慰めたかったのか、それとも単純に今、彼女がどうしているのか気になったのか。
どっちだったのかは睦月自身でもよく整理が出来ていないが。

睦月「妹尾さんはこれからどうするつもり?」

佳織『亦野さんも二条さんも、この寮に残るみたいだから一緒に残ろうかなって。
   折角だから、一緒に遊んだりとか。 あと、麻雀も教えてくれるって二条さんが』

睦月「そうなんだ」

佳織『うん。 亦野さんはちょっと麻雀からは離れたいからって断られちゃったんだけどね』

睦月「うむ……(大丈夫かな二条さん。 色々と妹尾さんの打ち方を見てショック受けたりしないかな)」

ド素人丸出しの打ち筋ながら、圧倒的な豪運――ビギナーズラックで役満を連発する佳織。
麻雀は技術云々ではなくとどのつまり運という事を体現しているかのような存在が彼女である。
名門校に所属し、プライドの高そうな泉が佳織の麻雀を見て何を思うか。
睦月としては、色々と心配ではある。
327 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 01:12:59.47 ID:/9bW3Uby0
佳織『そういえば、津山さんは鶴賀の皆にはもう連絡とかは?』

睦月「一応はしたけど、初日だけ……。 後は、練習とかで忙しかったし、迷惑になるかもしれなかったから」

佳織『迷惑とか気にしなくてもいいとおもうけどなぁ』

睦月「妹尾さんは? やっぱり元部長とはよく連絡とってるの?」

佳織『うん。 昨日も電話して、励まされたんだけど……結局負けちゃったね。 智美ちゃんは勝ってるといいんだけど』

やはりとも言うべきか、佳織は幼馴染である鶴賀麻雀部元部長、蒲原智美と頻繁に連絡を取り合っていたようだ。
もう片方の、実質的な元部長ポジションと言える先輩についても、
恐らくはその先輩を慕う後輩と連絡を取り合っているのは想像に難くない。

睦月「蒲原先輩はどこと当たるとか、誰と一緒とかは言ってなかったの?」

佳織『言ってたかもしれないけど覚えてないなぁ……ごめんね』

睦月「ああいや、気にしないで」

佳織『でもなんだか、凄く自信満々だったな。 むちゃくちゃ強いチームに入ったぞーとか言ってたから』

睦月「そうなんだ。 なら、今日の試合にも勝ってるかもしれないね」

佳織『うん。 試合は夜だからって、まだ電話はしてなかったけど……津山さんとの電話が終わったらまたかけてみる。
   私はもう負けちゃったから、これからは気兼ねなく智美ちゃんの応援も出来るし』

アハハ、と苦笑いを浮かべている佳織の表情が睦月からは簡単に想像がついた。
そして、それを聞いて――ふと睦月は口を開く。

睦月「もし……」

佳織『? 何?』

睦月「……ううん、なんでもない。 なら、もう試合も終わってるだろうし蒲原先輩にかけてみたら?
   私もそろそろ明日に備えて眠ろうと思ってたから」

佳織『そうなの? うん、わかった。 それじゃあおやすみなさい、津山さん』

睦月「うむ。 おやすみ、妹尾さん」
328 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 01:20:28.54 ID:/9bW3Uby0
通話を終えた睦月は、そっと溜息を吐いてからスマホをじっと見る。
明日に備えたい、というのは本当だ。
試合も終わって、また次の試合に向けての練習の日々が始まる。
ただ、それが理由で佳織との電話を打ち切った訳ではない。

単純に、あのまま話していたら言わなくていい事を言ってしまいそうだったからだ。

睦月「………………」

睦月「……うむっ!」

少しだけ陰りのある表情を見せた後、しかしすぐに睦月は表情を真面目なものにした。
そのままベッドに入り、消灯。
ゆっくりと瞳を閉じて眠りの世界へと入っていく。

睦月「明日からまた、頑張ろう……優勝すれば……」

その先の言葉は、発する事が出来なかった。
今日一日、試合をして疲れていた体は睦月の予想以上に休息を求めていたのか、
まるで子供のようにものの数分で彼女が寝息を立て始めたからだ。

睦月「zzz……」

睦月、暖かくして寝る。
329 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 01:28:25.74 ID:/9bW3Uby0
翌日。

京太郎「うおお……体がだるい……」ビキビキ

良子「グッドモーニングです。 大丈夫ですか、須賀くん?」

京太郎「おはようございます。 いや、まぁ……やっぱ簡単に疲れって取れないもんすね」

起床した京太郎は全身が悲鳴を上げているのを感じながらも食堂へ。
既に起きていた良子らとあいさつを交わしつつ、半ば倒れこむようにして席につく。

久「やーねぇ須賀くんったら、おじさんみたいよ」

哩「軟弱もんが」

京太郎「酷い……」

睦月「120球を超える球を投げたんですから仕方ないですよ」

その動きに久、哩は文句をつけるが睦月だけはフォローを入れる。

久「ボール投げるだけでそんなに疲れるものかしら?」

睦月「うむ。元々人間の体は何かを投げたりするようには作られてないみたいですよ。だからどうしても負荷がかかって疲れも溜まりやすいとか」

美穂子「怪我はしないようにね、須賀くん。はい、朝ごはん……食べられる?」

京太郎「はい(食べさせてください……って言えたらいいんだけどなぁ)」

久「あ、邪な事考えてる顔」

京太郎「そ、そんなことないですよ!?」ビクッ

やえ「須賀。 反応でモロバレだ」ハァ
330 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/14(金) 01:32:16.02 ID:/9bW3Uby0
そんなこんなで京太郎はなんとか朝食を取り終える。
体についてもまだ疲れは残っているが、起き抜けの時に比べれば大分マシにはなった。
とはいえ、まだ今日の所は激しい練習は出来そうにないが。

(なお、一応今日京太郎の練習をしても経験値が入らないという事は無いです)

京太郎「ふぅ、相変わらず福路さんの作るご飯は美味い……というか、昨日の後片付けも全部やってくれたのかな福路さん。
    本当にあの人がいなかったらこのチームはどうなっていたことか。
    ……さて、それはともかく朝は何するかな」

朝行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 01:33:31.91 ID:yAZSU73/o
1
332 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/14(金) 01:35:32.49 ID:/9bW3Uby0
>1.会話(チームメイトと交流します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 会話相手選択
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 01:38:54.09 ID:0FarXlhj0
334 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 01:43:59.35 ID:/9bW3Uby0
短いですが眠いのですみませんが一旦区切らせていただきます。

>>324
言われて気づきましたが、ちょっと確かに高いかもしれないですね。
鶴賀好きなので、無意識に主人公校のキャラと組ませようとかしてたかもしれないです。

>>325
前回は4つの選択肢でしたけど今度からは5つの選択肢に選択肢増やそうかなと考え中です。
イージー、ノーマル、ノーマル、ハード、ベリーハードくらいで。
まこさんの所属チームが次の選択肢に入るかどうかはちょっと考え中です。

それでは、お疲れ様でした。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 01:51:23.04 ID:0FarXlhj0

まこのチームメイトはしず、ワハハ、姫様で残り一人がちゃちのんかね?
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 04:50:22.59 ID:Jrxmtpk/O

今年の赤いチームは去年の勢いそのままだもんなぁーそれに比べて北のチームはケガ人続出で
なんで日本一になれたんだろうって言うぐらい別チームだしw
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 14:02:07.98 ID:+bNaDH2A0
乙です
まこ先輩達のチームの監督役は誰なんでしょうかね?
慕ちゃーは巨人
戒能プロが横浜
のよりんは阪神っぽいんですから違いますし
対戦相手に成る迄誰が監督なのか凄く気に成りますね
まこ先輩の電話の後全く試合後のまこ先輩達と絡まなかったから
率先して絡むで有ろういくのんや久保コーチやはやりんやチョコさんの可能性も消えましたがね
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 17:24:00.00 ID:2UctIHFx0
乙です
339 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 22:38:19.39 ID:/9bW3Uby0
乙ありです。
今季初のサヨナラ!は良かったですが色々と心配になる一戦でもありました。
ツツカジヤスの3人は看板ですからなんとか軽傷・不調からの回復を祈りたいですね。

もう少ししたら開始します。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 22:40:09.79 ID:6jNzXExbo
三上とヤマヤスを勝ちパターンからポイーで
341 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 23:01:10.86 ID:/9bW3Uby0
>久

久「まだぐたっとしてるの須賀くん? いつもは練習ばっかりしてるって聞いたんだけど?」

京太郎「部長……いや、勘弁してください」

相変わらず食堂でぐったりする京太郎に声をかけてきたのは久である。
他のチームメイトたちから――というか、恐らくは美穂子から聞いたのだろう。
京太郎が毎日のように練習をしていたという情報を聞いていた彼女だったが、当の京太郎はご覧の有様。
無論、先ほど睦月が言ったように前日に120球を超える球数を投げた投手が、
翌日に激しい運動をするものではないという常識はあるのだが、
悲しい事に野球に然程詳しくない久としてはあまりその点、理解が出来ていないようであった。

久「……本当に大丈夫?」

とはいえ、流石に京太郎の様子にガチのマジで疲れているとは感づいたのだろう。
珍しく心配する久である。

京太郎「どうしたんすか部長。 俺の心配するなんて熱でもあるんじゃないですか?」

久「……最高に心外なんだけど。 何? 私が心配したらおかしいかしら?」

京太郎「それを俺に聞きますか」

久「言っとくけど、これでも普段から気を使っていたつもりよ? ……まぁ、色々と蔑ろにしてしまった所はあるかもしれないけど」

京太郎「(色々かぁ……)」

久の名誉の為に言っておくと、この時、彼女は本気で京太郎の体調を心配している。
また、普段から気を使っていた――というのも、一応は本音だ。
結果としてはアレではあるが。
342 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 23:14:11.02 ID:/9bW3Uby0
京太郎「(ただまぁ、清澄の頃も仕方ないっちゃ仕方ない事ではあったんだよなぁ)」

そもそも、京太郎は元々中学生時代ハンドボール部というマイナースポーツではあるが体育会系の部活に所属をしていた。
となれば、所謂体育会系の規律というものもわかっている。
1年生は雑用。2年生は普通。3年生は神様。
下っ端である京太郎が清澄麻雀部の雑用を殆どこなすというのも、ある程度は理解している。

問題点を上げるとすれば男子部員が京太郎しかいない為に力仕事は全て彼に任せられる事。
(とはいえ、京太郎本人としても力仕事を他の部員に任せたいとは思わなかったが)
更には部員が少ない弱小部である為にレギュラーと言える雀士以外には自分しかいなかった事だろう。
せめて、もし、他に部員でもいれば負担は分散していたのだろうが。

京太郎「(いや、でも他に男子部員がいてそいつが俺より強いとかだったら余計肩身狭かったような気もする)」

久「どうしたの須賀くん、さっきから百面相して」

京太郎「…………いえ、なんでも」

久「そ。 ならいいけど。 あ、何か飲む? ついでに淹れるわよ」

京太郎「ああいや、俺が用意しますよ」

久「いいからいいから、疲れてるんなら任せときなさい。 さっきも言ったしついでだから」

京太郎「……じゃ、ホットコーヒーお願いします」

久「はいはい」

言いながら、久は席を立つとキッチンへと向かい準備を始める。
正直なところ、今は少しでも動くだけでも辛いので久の言葉はありがたかった。

久「はいどうぞ。 お砂糖とミルクはお好きなように」

京太郎「ありがとうございます」

しばらくして運ばれてくるホットコーヒー。久の手元にも同じものがあり、久はブラックのままそれを一口啜る。
京太郎はミルクを1つ。そしてシュガーポットから砂糖を一匙投入し、軽く混ぜてから一口啜るのだが……。

ブーーーーーーーーーーーッ!!!

久「ひゃっ! きったないわね、何よ須賀くん!?」

京太郎「これ塩じゃないっすか!?」

久「あらーそうなのー? うっかりうっかり!」
343 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/14(金) 23:26:10.10 ID:/9bW3Uby0
そう、それは塩であった。ソルト。
一匙だけとはいえ、コーヒーに投入されたそれは効果抜群。
てっきり砂糖だと思っていた――というか誰でもそう思うだろう状況でまったく予想だにしない味を舌に受けた京太郎は思い切り噴出。
久は棒読みで間違えたというが、2000%嘘だろう。
口では謝罪をしているが、目は笑っている。

京太郎「部長……これわざとでしょ」

久「ひどいわー須賀君。 まさか私がそんな事するわけないでしょー」ニヤニヤ

京太郎「はぁ……」

久「あ、怒った? ごめんごめん」

指摘をしても久は悪びれる事はなく、京太郎としてはこれ以上追及するのは無駄だろうと溜息を吐くばかりだ。
流石にこれには久も謝罪し、そっと自身の持っていたホットコーヒーを京太郎に差し出す。

久「どうも須賀くんはからかいたくなるのよねー」

京太郎「……あの、部長、これは?」

久「ああ、うん、それもう駄目でしょ? こっち飲んで。 さっきのはほら、一発芸的なアレだから。
  私はもう1つ入れてるし」スッ

言いながら久はどこに隠し持っていたのかアイスティーを取り出し、今度こそ砂糖が入っているだろうシュガーポットから砂糖を1つ。
そのままゴクリと、いい音をさせて飲む。

久「真夏に熱いコーヒーなんて飲まないわよ。 あ、砂糖が欲しいならこっちからどうぞ」

京太郎「どうも……(って、いやいやそうじゃない。 違う、そうじゃない)」

問題点はそこではない。今、京太郎の手元にある2つのコーヒーだ。
1つは、久の策略によって塩を投入してしまったしょっぱいコーヒー。
もう1つは何も投入されていない、ブラック――だが。

京太郎「(部長、さっき口つけてたよな……)」

そう、1口だけ。1口だけではあるが、それには久が口をつけている。
まだ湯気がホカホカと上るそれは間違いなくホットコーヒーだが、色々な意味で京太郎としてはホットなコーヒーである。

久「どうしたのかしら?」ニヤニヤ

京太郎「………………」

1.「(確か部長はこっち側に口つけてたはず。なら逆側から飲めば……)」 機転を利かせる
2.「あんまりやりすぎると勘違いする男子出ますよ、もう……」 普通に飲む
3.「いいっすよ、別にそんなに喉乾いてる訳じゃないですから」 飲まない

↓1
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 23:28:34.57 ID:U3C7sV2A0
2
345 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 23:37:31.55 ID:/9bW3Uby0
>2.「あんまりやりすぎると勘違いする男子出ますよ、もう……」 普通に飲む

下手に意識し過ぎたら久の思い通りだろうと考え、京太郎は結局久の飲み差しのコーヒーを飲む事にした。
今度こそ砂糖を入れ、ミルクを入れ、かきまぜ一口。
……うん、普通に美味い。

久「どう? 間接キッスの味は」

京太郎「ブッフ」

久「あら汚い」

が、やはり突っ込まれた。思わず吹き出し、赤面する京太郎。
赤面をしているのは、単純に噴出しただけが理由ではないのは誰の目からも明らかである。

京太郎「だ、だからそういうのをやめましょうって言ってるんですよ」

久「わかってるわかってる。 何も私だって誰にだってこんな事する訳じゃないわよ」

京太郎「えっ……」ドキッ

久「須賀くんってほら、ヘタレだし。 勘違いなんてしないでしょ」

京太郎「だと思いましたよ畜生!」

カラカラと笑う久に、しかし京太郎としてはぐうの音も出ない。
実際、京太郎が久のこういった行動に勘違いをしない程度には、
悲しい事に京太郎自身が色々と悟っているというか諦めている状況である。
346 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/14(金) 23:46:14.97 ID:/9bW3Uby0
京太郎「ったくもう……」

久「でもあれよ? 勘違いしない云々はともかく、私が仲良い男子ってそんなにいないからねー。
  そういう意味では、須賀くんはそれはそれで結構特別な存在よ?」

京太郎「……またそういう事言う」

久「本当だってば。 ま、一応それなりには顔広いけど、浅く広くだし」

議会のロリコン副会長が泣いてそうな事を言いながら、頬杖を突きつつアイスティーを飲む久。
京太郎としても、これ以上藪を突っつくような事はしたくないと、しばらくは無言でコーヒーを啜るのだが……。

久「そういえば」

京太郎「?」

久「いい加減部長って呼び方やめない? 正式には引継ぎはまだだけど、もう私は部長じゃなくなる訳だし」

京太郎「……あー」

ふと、何気なく久が言い出した言葉に京太郎は声を上げる。
確かに、まだ、清澄麻雀部の部長は久である。
だが恐らくはこの企画が終わり、ある程度落ち着いたら正式にまこに部長の肩書は引き継がれるだろう。

京太郎「じゃあ……竹井先輩?」

久「おもしろくなーい」

京太郎「呼び方が面白くないってなんすか……」

久「あれかしら? 私も須賀くんって呼んでるのが駄目だったりする?」

京太郎「いや、関係無いでしょ。 っていうか人の話を……」

久「そうねぇ……それじゃ」

久「京太郎」フフッ

京太郎「ふぇっ」ビビクンッ
347 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/14(金) 23:52:06.47 ID:/9bW3Uby0
突然呼ばれた名前。いや、別にそれ自体は――名前呼びされる事自体には、慣れているといってはおかしいがよくある事だ。
同じ部活仲間でも、優希やまこからはそう呼ばれている。
だが、今まで苗字にくんづけだったのがいきなり名前呼び、しかも呼び捨て。
更にはやたらめったら色気たっぷりにそっと囁かれては、京太郎としてもビビクンをしてしまう。

京太郎「ちょっ……いきなり何言って……」

久「あら、何で? 優希やまこだって同じ呼び方じゃない、私がこう呼んでおかしいかしら京太郎?」

京太郎「うへっ……」

久「ふふ、どうかしたかしら、京太郎?」

京太郎「…………」

1.「わかった、わかりました、わかりましたから勘弁してください久先輩」
2.「いや、どうもしてないよ久」
3.「……なんでもないですよ、竹井先輩」

↓1
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/14(金) 23:53:43.88 ID:z+/rjhQD0
2

仕返しで
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 23:54:08.80 ID:0FarXlhj0
3
350 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 00:00:03.15 ID:0RkzkepW0
>2.「いや、どうもしてないよ久」

ここで守ったら負ける、攻めろ!と、京太郎の奥底で何かが叫んだ。
実際、久にこのまま弄られ続けるというのも癪である為、意趣返しとして京太郎はこう返した。
出来るだけ平静を装い、己に出来る最大限のイケボを出し、そしてありったけのさわやかスマイルで。

この京太郎、声だけはとにかくいいと周囲からはそれなりの評価を受けている。

久「………………」

京太郎「………………」

結果。

久「プッ……」

京太郎「………………」

久「あっ、あはははは! いい、いいわ今の! ね、もっかいやって!!」ケラケラ

京太郎「……穴があったら入りたいとはこのことです」

笑われた。盛大に。
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:03:10.98 ID:WwtJmo9wo
あのAAだ
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:05:14.21 ID:5Yc4VdN+o
福山が最大限頑張ったら、どう考えてもイケボになるだろJK
353 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 00:07:01.16 ID:0RkzkepW0
自身では精一杯のイケボ、イケメンスマイルだったつもりだが、残念ながら久には通用しなかったらしい。
流石は百戦錬磨(に見える)の恋愛の達人(っぽい)竹井久。
この程度の事でうろたえる程の軟な精神はしていないようだ。

久「いやー、やっぱ面白いわ京太郎くんは」

京太郎「うぅ……って、京太郎くん?」

久「ま、流石に呼び捨てってのはアレでしょうけど、実際呼び方を変えるのにもいい機会だと思うしねー。
  京太郎くんはどうする? やっぱり久って呼んじゃう?」

京太郎「……久先輩でお願いします」

久「あら残念。 ため口でもよかったのに」

京太郎「本当、勘弁してください」

久「はいはい。 じゃ、可愛い後輩を苛めるのはこのくらいにしておきましょ」

そう言うと、久はすっくと立ち上がり、席を立つ。

京太郎「あれ、飲み物まだ残ってますよ」

久「ちょっとやる事が自室であるからねー。 このまま持ってくわ。
  それじゃ、またね京太郎くん」

京太郎「へーい」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:08:42.07 ID:WwtJmo9wo
ちょっとやる事(意味深)
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:12:58.88 ID:kr4Eo5cA0
やっぱり久部長は凄いっすわ
同じ共学校の部長でもやえさんとは一味も二味も違う!
356 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 00:13:27.00 ID:0RkzkepW0
………
……


久「………………」

美穂子「久! どうしたの、ぼーっとして……って、顔が真っ赤! 大変、熱でもあるんじゃ……」

久「美穂子……ああうん、なんでもない。 なんでもない……大丈夫だから」

美穂子「大丈夫って、ふらふらじゃない。 いけないわ、そこが私の部屋だから一旦そこに……」

久「いや、本当大丈夫……」

美穂子「でも……」

久「だ、大丈夫。 うん、大丈夫だから」

食堂を出た久は、すぐに美穂子と鉢合わせした。
が、美穂子は久の様子を見てすぐに目を見開いて(しっかり右目も)驚く。
それはもう、驚くだろう。
なんせ久は耳まで真っ赤になっており、明らかに正常な状態には見えないのだから。
心配する美穂子を振り切り、久は自室へと戻ってそっと一息つく。
ここまでの道のりで手に持ったグラスを落とさなかったのはファインプレーと言えるだろう。

久「はぁー……うあ。 あっつ……」

そして、一息つくと同時に久は顔の熱に今更気づき、パタパタと仰ぎながらぐっとアイスティーを呷る。
しかし、それだけでは熱は冷めそうにない。

久「あーもう……なんでああいう事をするかしらねぇ。 いや、からかいすぎたんでしょうけど! だからっていきなりああくる!?」
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:22:52.23 ID:fzBpZ7Iy0
きちんとダメージ受けていてほっこり(⌒-⌒)
358 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 00:25:05.92 ID:0RkzkepW0
何のことはない、あの場では平静を装ったが、久は久で照れていたというだけの話だ。
そりゃ京太郎が本気でイケボを出せばそうなる。誰だってそうなる。
無論、殆ど馴染みの無い人物にそんな事をしては変質者扱いまっしぐらだろうが、
生憎と久と京太郎とは、浅からぬ縁はある。
少なくとも、久からしてみれば、唯一の男子部員の後輩であり、それなりには端正な顔立ちをしている、まあ、ぼちぼちいい男だという評価を受ける程度には。

そんな京太郎にあんな事を言われて、思わず「ぴゃっ!」だとか「ふぇっ!」だとか叫ばなかったのは、
偏に彼女が京太郎にとっては掴みどころのないいつでも余裕のあるお姉さんという立場でいたいという思いからの事。
先輩としてのプライドだとかなんだとかが、ギリギリの所で久に演技をさせていた。

久「久って何よ! 呼び捨てとかびびるわ! 反撃しようにももっとやり方あるでしょうに!」

ただ、余裕のあるお姉さんぶりたいかもしれないが、割と彼女自身はそんなに余裕がある訳ではない。
割と、いつでもいっぱいいっぱい。

久「あーもう! あーもう!!」

そのまま適当な所にグラスを置き、ベッドにダイブする久。
うごめく。そのまま、うごめく。うにょうにょと。

久「うぐぎぎ……」

うにょうにょ。
うごうご。

しばらく久はベッドでぐだぐだとし、色々なものを発散した。

久「京太郎くんのばかー」

………………

美穂子「どうしたのかしら久……須賀くんは何か知ってる?」

京太郎「久先輩がどうかしたんすか?」

美穂子「……久先輩?」

京太郎「?」

なお、京太郎の方は京太郎の方で色々と面倒そうな事になってるもよう。

>>348のゾロ目効果もあり、久の好感度が+6されました。
※久の好感度が30になりました。
359 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 00:27:11.19 ID:0RkzkepW0
【アナウンス】久の好感度が25を超えた為、全能力が+5されました。

                /: : : : :: : : : : : : : : : : : :_: : : : : : :\
               . : : : イ: : : : : : : ;ィ: '". :_; ; ; ; ;_: : : : : :∧
              /:/: : : : : : :_; / '''"´  /イ: :/:}: : : : : : :.
              /: : : /: / / ヽ    /´ ///: :}: : : i: : : :}
            /{: : : :/: /__ /       ,_  ハヘ|: : :.:}: : : :.
           /   ,: : :/: { 仍 心ヽ      `` 、 ,イ: : :.リ: : : :.
           ,'    ,: :.{: :i  v :: ノ     _,_    ヽ: : : ,': : : :,
                }: : :,   `¨       -ァ=ュ、  ,': : :.7 : : :.,
                 ,: :.{          ん’:沁∨: : :./: : : :
               }:.ハ      '    ` ー'"ノ: : :〃: : :.,
              ノ: :ノヘ     、__     _,/: :彡: : : :
            r'': : //: :ヘ      , ': : : : : '": : : : :/
      ,> -−  '''ヒ: (: : : : : } ヽィ‐ォ''’  ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ: /
    /  ∨;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;`ヽ: : ;ノ ./ / / / ,、    ,  〉{、
   /  ヘ ∨;.;.;.;.;..;;.;.;.;.;.;.;}ソヘ _{ 〈 .( ∧ ゝ__`,,ー、' 〆 >',ヾ、
  ,      ヘ .∨;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヘ(_,ゝ,_ヽ{'"` ’}: : : : .ヘ/  .∨;.;ヽ


・竹井久

右投げ両打ち 守備位置:外野手

所有カード:金城龍彦(De)

巧打55 長打55 走力45 守備55

【サヨナラ女】
ヒットが出ればサヨナラの場面で巧打・長打力+20。

【悪球打ち】
投手側が『くさいところ』選択時、自身の判定のコンマ下1桁が偶数の場合マイナス補正を反転。

【叩きつけるバッティング】
ノーアウト・1アウトで3塁にランナーを置いている際発動。
投手側+50以上での勝利でも3塁ランナーが生還する。

【稀代の悪待ち】
試合開始から一度もリードを保っていない場合、7回以降発動。
巧打・長打力+20。
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:28:51.11 ID:5Yc4VdN+o
ヒッサは小悪魔な先輩(お姉さん)からファッキューヒッサまで、なんでも出来る良いキャラ。
そう言えば、控室にもロッカーはあるんだよな……
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:29:07.61 ID:WwtJmo9wo
好感度節目強化つおい……
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:29:41.73 ID:kr4Eo5cA0
ダメージを受けた久部長に何が有ったのか解らずオロオロするミッポさん良いっすわ
他のメンバーで久部長のダメージの原因を察せられるのは同じ共学校出身のやえさんだけでしょうかね?
363 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 00:32:52.55 ID:0RkzkepW0
あの後、呼び方が変わっている事について美穂子から突っ込まれた京太郎は、
今後は部長職を止めるのだからいつまでも部長呼びはおかしい、と久に突っ込まれ。
ならばとこれからは呼び方を変える事にした、と説明した。
それにしたって何故に下の名前で……と美穂子は訝しんだが、これには京太郎も、久が『竹井先輩じゃつまらないから』と言ったからだ、と再び説明。

久の性格を知っている美穂子は、そういう事かと納得を無事してくれたもよう。

京太郎「しかし部長……じゃなかった、久先輩って何の用があったんだろ。
    まあ、この寮に来てまだ1日も経ってないんだし色々整理とかあるのかな。
    ともかくまだ朝だ。 まだ朝か! 時間経つの遅いなぁ。 この後は何しよう」

朝行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:33:46.99 ID:WDCPb7fro
3
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:35:34.76 ID:kr4Eo5cA0
あ…ゾロですね
これは全員でお出かけに成りますかね?
366 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 00:37:40.82 ID:0RkzkepW0
>3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 お出かけ相手選択
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:37:49.04 ID:Q/1XJPTA0
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 00:38:56.18 ID:EqivF5/X0
良子
369 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 00:52:33.56 ID:0RkzkepW0
>霞

京太郎「そうだな……もう結構体も楽になってきたし、出かけてみようかな」

いつまでも寮にこもっているというのも退屈。
しかしながら練習をするにはまだだるい。
ならばと京太郎は暇つぶしに散歩に出かける事にした、のだが――。

霞「あら、須賀くんもお散歩かしら?」

京太郎「石戸さんもですか?」

寮を出ようとした所で、霞とばったり出くわす。
どうやら彼女もこれから付近の散策に出かけようとしていたらしい。

霞「思えばこの寮に来てから、まだあんまり出かけてはないもの。
  たまに、お買い物に出かけたりするくらいで……」

京太郎「あー……俺は俺で練習ばっかしてましたからね。 出かけたのも、1回だけか」

京太郎「(そういや高鴨元気してんのかな。 ……いや、多分元気過ぎるくらい元気だろうなあいつ)」

ともかく、考えてみれば京太郎にしろ霞にしろ、あまり外出をしていなかった。
京太郎は単純に練習に打ち込んでいた為。
霞はといえば、そもそも彼女自身あまり活発に動き回るというタイプではない為である。
どうせ出かけるなら一緒にどうか、と霞の方から提案があり、京太郎としては断る理由もなく快く承諾した。

京太郎「(むしろ俺からお願いしたいくらいっていうか……なぁ)」チラッ

霞「………………」

京太郎「すみません、違うんです。 これは違うんです」

霞「言い訳をしないの。 もう……」フフッ
370 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 01:09:42.37 ID:0RkzkepW0
京太郎としては、霞と並んで歩ける時点で色々と役得である。
普段から女性ばかりの集団で行動しているとはいえ、霞程の美人(なおかつスタイル抜群)の女性と並んで歩いた経験など京太郎にはない。
貧相な女性とならば、両手では数えきれない程にはあるのだが。

閑話休題。

ともかくとして2人は揃って周囲を散策するのだが……。

霞「見事に何もないわね……」

京太郎「ですね……」

この島は龍門渕家が改修をしたリゾート施設――ではあるのだが、どこもかしこも栄えているという訳でもない。
繁華街があれば住宅街もあり、当然ながら僻地と呼ばれる場所だってある。
京太郎達が住んでいる寮は、その僻地と呼ばれる場所にあった。
野球に集中できる環境を作る為には当然の立地だったが、こういう時はなんというか、寂しいというか空しい。

霞「でも私が住んでいた所も似たようなものだったわね」

京太郎「長野もそうですよ」

霞「あら、長野なら別荘とか避暑地とかがあって、辺鄙というよりは都会の喧騒から離れた所謂理想的な田舎って感じじゃないのかしら?」

京太郎「そりゃそういう場所だけですよ。 それこそ龍門渕さんとかならそういうトコにも縁があるんでしょうけどね」

霞「ふんふむ……そういうものなのね。 ……あら?」

それでも雑談をしながら歩いていると、不意に霞が声を上げて足を止める。
京太郎も気になり霞の見ている方向に視線を向けると……。

少女「…………」オドオド

京太郎「?」

そこには1人の年端もいかない少女がいる。
ここまであまり人とはすれ違わなかったが、とはいえ人通りがまるでないという訳でもない。
別段女の子が1人でいたところで、不思議でもなんでもないのだが……。

霞「どうしたの?」

少女「ふぇっ……」

霞はそんな少女に突如声をかける。
すると少女は驚いた表情を浮かべ……やがてじわっと目から大粒の涙を流しながらこう呟いた。

少女「マ、ママぁ……」

京太郎「!?」

少女「ママとはぐれちゃったぁ……」

京太郎「あ、そういう事か……」ホッ

霞「……須賀くん、後で何がそういう事なのかきかせてもらうわ」

京太郎「ひぇっ」

霞「でもそう……お母様とはぐれてしまったのね」
371 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 01:25:30.29 ID:0RkzkepW0
どうやら少女は迷子らしく、母親とはぐれてしまったようである。
高校生になって迷子になるならともかく、これくらいの年の子なら致し方ない。

京太郎「よくわかりましたね石戸さん」

霞「1人で出歩くには小さすぎるし、それに落ち着きがなかったもの……でも困ったわね。
  ねぇ、どこから来たかわかる?」

少女「…………」フルフル

霞「お母様……ええっと、ママのいる所がどこかは?」

少女「…………」フルフル

言いながら、霞は途方に暮れている。
出来る事ならば少女を母親と引き合わせたいが、悲しい事に霞も京太郎も土地勘がまるでない。
そもそも自分がどこからやってきたかも、母親がどこにいるかもわからないらしいのだ。
これでは探しようがない。

かといって交番を探そうにも、やはり土地勘が無い為にどこにあるか霞たちは見当がつかない。

京太郎「そもそもなんではぐれちゃったんだ?」

少女「……ん」プカプカ

京太郎「……なるほど」

京太郎が訪ねると、少女は犬の形の風船を掲げる。
見た瞬間、一瞬で理解をした。
間違いなく、これで遊んでいる内にはぐれてしまったのだろう。
この犬の風船が楽しそうなのが悪い。

霞「どうしましょう……」

京太郎「うーん……」

1.「とりあえず人通りの多い所に行きませんか? ここでじっとしていてもラチがあかないでしょうし」
2.「交番を探すのが1番でしょう。 お母さんも交番に届け出てるかもしれませんし」
3.「この近場を探してみましょうか。 小さい子の足でそう遠い場所まではぐれちゃうとも思えないですし」

↓1
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 01:27:32.34 ID:5Yc4VdN+o
3かな
373 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 01:43:28.59 ID:0RkzkepW0
>3.「この近場を探してみましょうか。 小さい子の足でそう遠い場所まではぐれちゃうとも思えないですし」

交番の場所はわからない。人通りの多い場所に行っても、かえって母親の服装なり人相なりがわからない以上は逆効果かもしれない。
ならば近場をぷらっと回って、探してみるのが1番だろう。
もしもそれで見つからなければ、また別案を考えればいい。

霞「そうね。 ねぇ、これからお姉さんたちと一緒にママを探しましょうか」

少女「でもママが知らない人についていっちゃいけないって」

京太郎「最近の子はしっかりしてるな……じゃああれだ。 お兄さんの名前は須賀京太郎って言うんだ。
    こっちのお姉さんは、石戸霞さん。 ほら、これで知らない人じゃないだろ?」

少女「……うん!」

霞「……いいのかしらこれで」

京太郎「屁理屈も理屈っすから上等でしょう」

ともかく、ここは京太郎が一計を案じて無事に母親を探す事となった。
とはいえ、本当にまるで手がかりが無い。
しばらくうろついてみたが、通りかかる人はおれど、誰もかれも少女の母親ではなかった。

そうこうしている内に少女も歩き疲れ、仕方なく京太郎は少女を背負って徘徊を始める。

京太郎「しっかり捕まってなよ」

少女「たかーい」キャッキャ

霞「須賀くん、大丈夫? 疲れてるのに……」

京太郎「なんのなんの、軽いですから平気ですよ」

正直結構つらいが、やせ我慢は男の勲章なのだ。
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 01:46:50.77 ID:fzBpZ7Iy0
今更だけど、スマホで交番探せなかったのだろうか……
375 :>>374 つまり2が+2(+6)でした ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 01:56:27.42 ID:0RkzkepW0
そして歩き回ること、数分後である。

少女「あっ、ママ!!」

結局結構歩いた場所――しかしながら、人通りが多いとは言えない、住宅街の隅の方である。
どこか慌てたように周囲を探し回っている様子の女性を見つけると、京太郎の背中の少女が叫ぶ。
瞬間、バッと女性はこちらを振り向くと駆け出し、少女に声をかける。

母親「もう、どこにいってたの! ママから離れちゃ駄目だって言ってるでしょう」

少女「ご、ごめんなさい」シュン

母親「心配したんだからね……すみません、ご迷惑をおかけしまして」

京太郎「いえいえ、俺達の方こそお子さんを連れまわしたみたいになってしまって。
    無事に会えてよかったです」

ようやく再会した母親は、娘の事を叱りながらも京太郎から娘を抱き上げ、強く抱擁する。
京太郎としては、変に何か言いがかりをつけられるかとも思ったが、
いわゆるモンスターなペアレントな訳ではないらしく、礼を言われて、照れくさいやらなにやらだ。

母親「少し目を離した隙にいなくなっていて……本当にありがとうございました」

霞「次からはなるべく目を離さないように……お子様、本当に心細そうでしたから」

母親「そうですね。 私も反省します」シュン

逆に霞は、はぐれたのが子供の方だとしても、片時でも目を離したという母親に対して注意をした。
実際、まだまだ少女は幼い。
そんな彼女から一瞬でも目を離したのは、親の責任だろう。

京太郎「それじゃあ、俺達はこれで……」

母親「はい。 本当にありがとうございました」

少女「バイバーイ」ブンブン

霞「ふふ、さようなら」フリフリ
376 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 02:09:57.40 ID:0RkzkepW0
………
……


少女たちと別れ、京太郎と霞は手近なファミレスに入り昼食を取っていた。
母親を探す事で予想以上に時間がかかり、寮での昼食の時間に間に合わなかったのである。
思えば、この島にやってきてから、外食をするのは始めてだが、それもまた霞とというのは京太郎にとって喜ばしい事だった。
ファミレス、というあまり色気が無い場所ではあるが。

京太郎「(それにしても……ファミレスに巫女さんって結構異質だなぁ)
    あ、そういや適当に店選びましたけど大丈夫でした? ファミレスで」

霞「あら、ファミリーレストランくらい利用する事はあるわよ」

京太郎「……巫女服でですか?」

霞「学校に行くときはしっかり制服よ……」

京太郎「(……てっきり巫女服が制服かと思ってた)」

全員が揃って巫女服を着て試合に出場していたのだから、そう思っても仕方ない。
ともかく、2人は注文の品が来るまで先ほどの事について言葉を交わしあう。

京太郎「それにしても、無事にお母さんが見つかって良かったですね。
    あのままもし見つからなかったらと思うと……幼い子供を連れまわし、とかになっちゃいそうで」

霞「ふふ、そうね。 でも……あのお母様もお母様だわ」プンスコ

京太郎の軽口に笑いながらも、霞は未だに怒り心頭のようだ。
どうにも、彼女の中では子供から目を離した母親というものが許せないらしい。

霞「まだ小さい子供なら、一時でも目を離すのはいけないなんて私でもわかる事なのに……。
  それを自分が悪かったと謝るより先に、子供を叱るだなんて」

京太郎「うーん……」

1.「まあそういう時もあるんじゃないですか? 母親といっても人間なんですから失敗もしますよ」
2.「石戸さんならいいお母さんになりそうですね」
3.「自分の事を棚に上げてって訳じゃないでしょうけど、それでも叱るときは叱らないといけないんじゃないですかね」

↓1
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 02:17:31.82 ID:4Razyapwo
2
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 02:19:37.46 ID:fzBpZ7Iy0
うーん……霞さんは母親扱いされるのが嫌いだから、これが一番好感度低いんじゃ……?
379 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 02:35:31.66 ID:0RkzkepW0
>2.「石戸さんならいいお母さんになりそうですね」

霞「…………それはさっきの『そういう事か』についても合わせて、どういう意図なのか聞いてみたいわね?」ゴッ

京太郎「い、いやいやいや! 変な意味ではなくてですね」

先ほどは少女がいた為に出さなかった殺気を放ちつつ、京太郎に問いかける霞。
しかしながら京太郎は慌てて手を振り、否定しながら説明する。

京太郎「そうやって子供の事思いやれるなら、っていう純粋な気持ちですよ。 別にその……変な意味じゃないっす」

霞「……本当に?」

京太郎「ですです」

なんとなくではあるが、京太郎は霞が己の容姿にコンプレックスを抱いているというのは察知していた。
京太郎からしてみれば不思議な話である。
美人でスタイルも良くてと、まあ人が聞いたら嫌味かと思われそうな程であるが、
当人からしてみれば同年代よりも老け……もとい、大人びて見えるというのはそれはそれで悩みの種なのだろう。

ただ、それとは別に、実際に霞のような性格の持ち主なら、母親としても理想像なのではないか、と京太郎は素直に思った。

京太郎「料理は美味いですし、優しいし、今だってチームのキャプテンでまとめ役やってくれてるじゃないですか。
    それにさっき怒ってたみたいに、子供の事を大切にしそうですし」

霞「……ありがとう。 でも、それだと福路さんも大体当てはまってるような気もするけど」

京太郎「それは否定しません」

実際、霞の言うように美穂子も母親にしたらいい母親になる事間違いなしだろう。

京太郎「ただ福路さんの場合、子供を必要以上に甘やかせそうな気もしますよね……」

霞「確かにそれは……そうかもしれないわね」
380 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 02:46:10.38 ID:0RkzkepW0
天使で聖母で女神な美穂子だが、とにかく、彼女は甘い。
誰かに対して怒るという所を想像するのが難しい程度には、だだ甘だ。
彼女や嫁にするには理想像かもしれないが、時に厳しく躾るという事が必要な母親についてはどうだろうという気持ちにもなる。
まあそこらへん、美穂子ならば所謂怒るという事も優しくながらもしっかりと躾しそうではあるが。

その点で言えば、霞の方が締める所は締めるタイプのように、京太郎からは思えた。

霞「……それは私が優しくないとか言ってる訳ではないのよね?」

京太郎「そう聞こえますかね……心外ですけど」

霞「ふぅ……。 いいえ、ありがとう。 でも……そうねぇ、やっぱり母親になるのねぇ」

言いながら、霞は溜息を吐きながら水の入ったグラスを撫ぜる。
やはりどこか、物憂げな表情だ。

霞「彼氏もいなければ、旦那さんもいない状況で母親と言われてもねぇ……」

京太郎「ははは……まぁ、ものの例えみたいなもんですし。
    それに向いて無いって言われるよりはいいじゃないですか」

霞「あら? なら、須賀くんはいいお父様になれそうって言われて嬉しいかしら?」

京太郎「あー……」

霞「ほら」

京太郎「いや、でも……石戸さんに言ってもらえるなら嬉しいですよ」

霞「………………」

霞「そ、それはどういう意味で?」

京太郎「いや、だって、しっかりしてる石戸さんにそう言われるなら俺もそれなりにはどっしりと頼もしいのかなと思えますし」

霞「そ、そうよね。 そういう意味よね」フゥ
381 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 02:52:41.13 ID:0RkzkepW0
京太郎の返答に、ホッとしたように溜息を吐く霞。
京太郎は何か変な事でも言っただろうかと首を傾げるが、思い当たる事はなかった。
と、いったところで……である。

ヒソヒソ ヒソヒソ

「お母さんとお父さんですって……」

「まだ若そうに見えるのに……」

「最近の子は進んでるわね……」

京太郎「………………」

霞「………………」

周囲の客の声が、聞こえる。
なるほど、確かに先ほどからの会話を断片的に聞いていたら、そういう風に思われるかもしれない。
誤解だ、と言いたい所だが、ヒソヒソ話に弁明するなどという事は出来ない。
ふとバツが悪そうに視線を霞に向ければ、霞は困ったような恥ずかしいような表情を浮かべ、俯いている。

店員「オマタセシャシター ハンバーグAランチ ワフウパスタ ニナリャース」

京太郎「あ、き、来ましたよ石戸さん」

霞「そ、そうね……食べましょうか」

京太郎「はい! ちゃちゃっと食べて寮に戻りましょう!」

そんな折、タイミング良く注文の品が届いた。
2人はぎこちなくも話題を打ち切ると、お互い会話なく黙々と食事をするのだった。

なお料理の味はそこそこ美味しかったもよう。

※霞の好感度が+9されました。
※霞の好感度が22になりました。
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 02:53:46.42 ID:fzBpZ7Iy0
まだステータスアップまで遠いのかな?
383 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 02:55:51.43 ID:0RkzkepW0
その後、料理を黙々と食べ終えた京太郎と霞は、逃げるようにファミレスを出た。
帰りの道中、当初は気まずかったものの、それでもしばらくすると、あの空気から抜け出せた為か、
いつも通りには喋れる程度には回復をし、そのまま寮に帰り着く。

京太郎「しかし石戸さんが母親か……俺は赤ん坊になりたい。
    ……さて、バカな事言ってないでどうしよう。 もう昼は回ってるな」

昼行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 02:56:05.14 ID:Q/1XJPTA0
2
385 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 02:59:37.29 ID:0RkzkepW0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 5
睦月 4
美穂子 4
やえ 4
霞 4
久 0
哩 0

※新規加入キャラ(久・哩)の習得可能スキル一覧

久スキル群
【スイッチヒッター】pt5
相手投手の[対右or対左打者]用スキルを完全無効化。
【超スーパープレイ】pt5
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が01・11の場合アウトにする。
【変態打ち】pt5
読みが外れた際、自身の判定のコンマ下2桁がゾロ目で発動。巧打マイナス補正を無効化する。

哩スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。
【守備職人】pt10
打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、投手側合計コンマの下2桁がゾロ目でアウトにする。
【ねばねば】pt5
打席時発動。自身の判定のコンマ1桁が偶数の際、相手投手の体力減少量に+2。




【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 03:03:45.63 ID:6UNzE63M0
美穂子
387 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 03:07:02.82 ID:0RkzkepW0
>>382
25が区切りで上がるようになります。次が50、75、100でMAXですね。

本日は一旦ここで区切らせていただきます。
いつも遅くの時間までお付き合いありがとうございます。
遅筆であんまり進みませんが、ぽつぽつ進めていきたいので、よろしくお願いします。
おやすみなさい。
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 03:09:06.77 ID:Q/1XJPTA0
乙です
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 03:12:59.64 ID:6UNzE63M0
乙ー
事故が起こらないようにこの練習後にキャップのマイナススキル消しときたいな
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 03:19:09.92 ID:5Yc4VdN+o
乙です。
俺も安価取るの下手やね。
あえてうろついた方がイベント起きるかと思ったんだが。
深読みする前に常識的に行動した方が良いんだろうか。
ま、ヒッサとかすみさんじゅうはっさいが可愛かったから良いや。

そして哩のねばねば(意味深)
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 03:21:04.60 ID:fzBpZ7Iy0

聞きたいけど比較的に経験値増やした方がいいキャラって誰?
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 03:26:20.52 ID:WwtJmo9wo

京太郎と霞 なぜなら野球は投手だから
ついで得点力のやえ
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 05:10:49.01 ID:gcxK47r00
行動二回分なのにお出かけあんまり旨味ないな
好感度調整用と割り切るべきか
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 08:10:26.79 ID:JoOEak7VO
女性陣のステータスは好感度上げれば上昇するけど京太郎のステータスは上がらないのだろうか?
それとも戒能さんの好感度でも上げればいいのか?
395 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 23:00:43.55 ID:0RkzkepW0
沢山の乙ありです。

>>394
戒能さんの好感度を上げればになります。

ちょっと色々データ関連整理していましたが、進むにつれてその分チームが減っていく為に雀士足りないんじゃないかとか色々不安。
選択されなかった&まだ接触してない選手に関しては、以前提示した対戦チーム選択肢からでもそれぞれ割り振られる可能性があるので、
その点ちょっとご了承ください。
例:前回で言えば淡・池田・豊音が同じチームに所属してるのが見えましたが、チーム解体して割り振るかもって事です。

もうちょっとしたら再開します。
396 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 23:30:39.99 ID:0RkzkepW0
>美穂子

京太郎「そうだな。ちょっとグラウンドの方の様子でも見に行ってみよう」

自分が体を動かすのはともかくとして、少し様子を見に行こうと考えた京太郎。
そのままの足でグラウンドへと移動すると、そこではザコプロ達と美穂子、そして新加入した哩が練習をしていた。

ザコプロ「よう須賀、昨日試合があったばかりなのにもうグラウンドに来たのか。たまげたなぁ……」

京太郎「おはようございますザコプロさん。まぁ、ちょっと様子見程度です。
    軽くストレッチくらいはしときたいですし……それより、あれ」

ザコプロ「ああ、白水さんと福路さんな。 なんでも福路さんの方が誘って練習に来たみたいだぜ。
     やっぱこれから二遊間を組むって事で色々思う所もあるんだろ」

次の試合のオーダーについては未だわからないが、まずもって今のネームド選手陣がスタメンから外れるという事は無いだろう。
その上で――例えばやえが今度はファーストを守るか否かについてはわからないが、
間違いなく、二遊間を守る事になるのは美穂子と哩、この2人である。

そして、あの試合を見たうえで――ついでに言えば選手カードの格的に言っても、
哩の方が美穂子よりも数段以上守備面においては秀でているのは言うまでもない。
少しでも連携を上手くして、哩――ひいてはチームの足を引っ張らないようにと考えたのは、なんとも美穂子らしい。

美穂子「ふぅ、ふぅ……」

京太郎「精が出ますね、福路さん、それに白水さん」

哩「もう負けるんはこりごりばい。 勝てるように、練習ばするのは当然やろ」

京太郎「ま、そりゃそうですね。 俺も手伝いますよ」

美穂子「ふぅ……いいの、須賀くん? まだ疲れが残ってるんじゃ……」

京太郎「投げる方じゃなくてノックです。 それに、体動かしてた方が逆に安心しますしね」

実際の所はまだ結構動くのもキツいのだが、それでもその言葉は本心だ。
昨日の試合前まではほぼ毎日練習に勤しんでいた為か、どうにも体を動かさないのは落ち着かない。
果たして自分はここまで練習熱心だっただろうかと、思わず内心苦笑するほどである。
397 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 23:34:37.55 ID:0RkzkepW0
美穂子「ありがとう須賀くん。 それじゃあ、折角だからお願いしていいかしら?」

京太郎「はい!」

申し訳なさそうにしながらも、京太郎の申し出を受け入れる美穂子。
ザコプロのノックでも問題無いと言えば問題ないのだが、
打撃センス的にも正直な所ザコプロ以上なのが京太郎である。
強い打球を取る、ギリギリの打球を取るという意味では京太郎のお願いをした方が効率はいい。

京太郎「それじゃいきまーす」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 23:34:58.49 ID:gAl273y5O
399 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/15(土) 23:38:32.39 ID:0RkzkepW0
>コンマ49 獲得経験値2
>美穂子合計経験値6

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

美穂子スキル群
【痛恨のミス除去】pt5

【勝利の輝き】pt5
初回、1番打者として出場した際に発動。その回のみ巧打・走力+20。

【忍者走塁】pt5
タッチアップ判定時走力+30。ホームへのタッチアップ時、−10以内での敗北の場合勝利で扱う。

【バントがとても上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+40する。[バントが上手い発展形]

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【痛恨のミス】除去
2.【勝利の輝き】
3.【忍者走塁】
4.【バントがとても上手い】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 23:38:56.97 ID:Q/1XJPTA0
2
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 23:40:58.45 ID:fzBpZ7Iy0
>>400
前レスでマイナススキル消すとかいう話にならなかったけ?
別にいいけどさ……
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 23:43:34.65 ID:WwtJmo9wo
別にいいんじゃね 痛恨のミスは条件限定的だし石川だし
403 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/15(土) 23:49:54.73 ID:0RkzkepW0
>【勝利の輝き】

ただ、練習を再開してもあまり美穂子の守備力は改善されなかった。
動き自体は悪くない、彼女自身も努力している。
しかしながら、悲しい事に彼女の気力も情熱も、技術には伝播しない。

美穂子「くっ……」コロコロ

哩「福路、そこで諦めたらいかんとやろ。 最後まで追わんね」

美穂子「は、はい」

哩「最悪アウトば取れんでも、前で止めればランナーの進塁ば阻止できるけんそれだけでも意味がある」

途中からは哩も指導役として福路と共にセカンド守備に回り、手本を見せるのだが……。

哩「ふっ!」ザッ パシッ ビュッ!!

京太郎「(うーんなんという安定感とスローイングの正確さ……)それじゃ次いきまーす」カキンッ

美穂子「え、えいっ!」ピョッ パシッ ……

美穂子「ええと……」

哩「今度は止めるこつば意識し過ぎばい……なんであの打球でダイブばするとや」

美穂子「と、届かないと思って……」

やはりうまく行かない。
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/15(土) 23:56:18.56 ID:WwtJmo9wo
胸が痛い
405 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 00:00:33.34 ID:zGz1B5Yh0
結局、得るものは殆どなく、練習は終わる。
これ以上残っても成果は無いだろうと、一同は帰り支度を始めるのだが……。

美穂子「ザコプロさん、すみません。 打撃投手をお願いできますか?」

ザコプロ「お? おう、いいぞ」

京太郎「福路さん……一旦休んだ方がいいんじゃないですか? 福路さんだって、昨日の試合で疲れてるでしょ」

しかし、美穂子だけは今度はグラブをバットに持ち替え、続けて練習する事を選択した。
これには流石に京太郎も注意をするのだが、美穂子は首を振って口を開く。

美穂子「あともう少し。 ね?」

京太郎「…………」

哩「好きにさせればよかろ。 ただ、無理ばせんようにな」

美穂子「ええ」

困った京太郎が哩に視線を向ければ、哩はあっさりと了承。
それを受けて美穂子はニコリと微笑むと、すぐさま打席へと駆けていく。
残った京太郎と哩は、ベンチに腰掛けながらその様子を眺める。

京太郎「いいんですか? 絶対オーバーワークだと思うけどなぁ」

哩「あんくらいで倒れる程ヤワやなかろ。 野球と麻雀、モノは違っても名門風越のキャプテンばい」

打席に立った美穂子は、ザコプロの球を綺麗に左方向へと流していく。
ゴロ性のものも幾らかあるが、殆どは華麗なレフト前。

哩「穏やかに見えても、あいつもやっぱ雀士やな」

京太郎「?」

哩「気迫ば違う」
406 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 00:10:43.77 ID:zGz1B5Yh0
そう言う哩の視線の先では、一心不乱にバットを振るう美穂子の姿。
確かに、言われてみれば――いつもの美穂子とは違う、ように見える。
いつも穏やかで、優しく、包容力があり、笑顔を絶やさない美穂子。
今の美穂子もその表情こそ優しげだが、しかし、そこからはそれと同時に闘志のようなものも見え隠れする。

美穂子「(守備を改善しなければならないのは当然だけど、今日は少し調子が悪い。
     なら……せめて打撃だけでも……)」

勘違いされやすいが、美穂子とてただ優しいだけの少女ではない。
名門風越のキャプテンを任される程には、そして長野個人戦で1位を取る程度には強豪の雀士。
そこまで上り詰めたのには、持って生まれた才能だけでなく努力や情熱があったのは言うまでもない事である。
なんのかんのと言っても、彼女もまた負けず嫌いなのだ。

美穂子「(打順はわからないけれど、今のチームで一番足を使えるのは私。
     なら、恐らくは……1番か2番で起用される事が多くなるはず。
     初回から、打って、塁に出て、チームに勢いをつけられるように……)」

風越においても、先鋒として獅子奮迅の活躍を見せ、後続に託す役割だった美穂子。
チームの切り込み隊長として、今また、彼女はその力をいかんなく発揮しようとしていた。

勝利の輝きを目指して。

美穂子「えいっ」カキンッ ポテポテ

美穂子「あら……」シュン

京太郎「打ち損じましたね……」

哩「ま、まあああいう事もあるやろ。 ……試合やったら初球凡退っぽいけど」

色々不安になるのは、カードのせい。

※美穂子が【勝利の輝き】を習得しました。
※美穂子のスキルは現時点ではこれ以上解放されません。
※美穂子の好感度が+1され、24になりました。
407 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 00:14:09.47 ID:zGz1B5Yh0
とはいえ、色々不安はあったが打撃においては美穂子も収穫があったようだ。
実際、見ていた京太郎としても打撃ならば今の美穂子は頼れる存在だと感じる。
守備についても……まあ、ザコプロよりは頼れるし。痛恨のミスが不安ではあるが。

京太郎「しかし福路さんも意外に熱いんだなぁ。 まぁ、全国レベルの雀士となればそれが普通なのかな。 俺も見習わないと。
    さて、もう結構日が暮れてきたけど次は何をしようか」


夕方行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:15:45.57 ID:bP7sfYR2o
409 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 00:17:58.02 ID:zGz1B5Yh0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 5
睦月 4
美穂子 1
やえ 4
霞 4
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:18:40.51 ID:OKqLPLW90
ここはやえ、霞、ムッキーの誰かかな?全員4止まりだし
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:19:16.28 ID:OKqLPLW90
すいません。安価↓で
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:19:53.11 ID:bP7sfYR2o
10分連取できないから安価取ってええんやで
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:20:00.00 ID:VvUCwYxLo
やえ
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:20:25.57 ID:+nvKko270
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:29:32.98 ID:1gnvajSA0
>>410
思い切って三人(むっきー、やえさん、霞さん)まとめてでも良いと思いますが
416 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 00:37:09.76 ID:zGz1B5Yh0
>やえ

やえ「待たせたな!」

京太郎「あ、小走さん……誰かと待ち合わせですか?」

やえ「そういう訳ではないが、福路と白水がいるんだろう? 守備の要である2人がいるのならば、
   ここは攻撃の方の王者が練習に参加するというのが道理というものだ!」フンス

京太郎「……もう休憩入ってるんですけど」

やえ「えぇ!?」

相変わらず、間の悪い事に、丁度休憩タイムにやってきたやえ。
京太郎の言葉を聞くと同時に情けない悲鳴を上げるのだが、さりとて時間は巻き戻せない。
京太郎は勿論の事、美穂子も哩も困惑顔だ。

美穂子「ご、ごめんなさいね小走さん。 あの、もうすぐ休憩終わるから……」

流石に申し訳ないと思ったのか、美穂子がそう言うと、やえはしょげかえっていた表情を一転。
ガバッと顔を上げて笑みを浮かべる。

やえ「そ、そうか! うん……いや、違うぞ。 何も私が仲間はずれみたいになってるのが嫌だったわけじゃないぞ」ピョコピョコ

京太郎「(まーたドリル揺れてる……引っ張りてぇ)」

哩「……小走はこげな性格やったとか?」

美穂子「え、えぇ……なんというか、その……とても賑やかで」

哩「(竹井といい、他所の高校の部長ばなしてこうも個性派ばっかやろか。
   ……いや、石戸と福路はまともか? 私もまともな方やし)」

間違いなく個性派に入る哩はそんな事を考えつつ、呆れた表情でやえを見つめる。
というか部長職経験者が非常に多い。睦月にしても新部長である。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:38:38.73 ID:bP7sfYR2o
このスレナイズされたぶちょーがなにかいってる
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:41:30.92 ID:1gnvajSA0
ふんふむ
女子校出身の部長(ミッポさん、哩ぶちょー、霞さん)と共学校出身の部長(久部長&やえさん)との違いって奴ですかね?(違)
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:45:29.95 ID:lGfkSjzko
自分のことをまともと言う人にまともなやつがいるわけないじゃない
420 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 00:45:30.21 ID:zGz1B5Yh0
その後、休憩を早めに切り上げて一同はやえと共に練習を再開する。
とはいえ、相変わらず京太郎は投げる事はせずもっぱら手伝い、雑用だ。
美穂子と哩は、それぞれセカンドとショートに入り守備の練習。
そして、当然のようにやえは打席へ。

京太郎「今更ですけど守備練習とかしないんですか、小走さん?」

やえ「そんなのはいつでもできるからな。 福路と白水が守備についている間に打撃練習をしたい」

京太郎「……案外考えてるんですね」

やえ「お前は本当に私を何だと思ってるんだ! ……いや、まあ、打つのが好きというのもあるんだが」

京太郎「(やっぱりな)」

しかしながら、単純に打撃練習が好きとはいえ、それでも美穂子と哩。
このチームの守備の要2人が守っている間に、バッティングの練習をするというのは理に適っている。
彼女たちの守る間を抜ける打球を打つ、という練習は確かに効率的だ。

やえ「そもそもだ! 私に守備を期待している訳じゃないだろう。 私はとにかくバットでチームに応える!
   それが4番にして王者としての役割だからな!」フンス

京太郎「ま、そりゃ間違いじゃないっすね……」

そのやえの言葉も正しい。
やえに期待されているのは長打、得点力。
無論、守備を蔑ろにされては投手の京太郎としては非常に困るのだが、それ以上に打撃において貢献して貰った方がありがたい。

やえ「さあ来いザコプロ! 王者の打ち筋を見せてやろうじゃないか!」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:45:46.75 ID:lGfkSjzko
はい
422 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 00:47:40.76 ID:zGz1B5Yh0
>コンマ75 獲得経験値3
>やえ合計経験値7

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

やえスキル群
【フルスイング】pt5
任意発動。巧打力−20、長打力+30。

【ノーステップ打法】pt5
読みを外した際の巧打マイナス補正を2/3にする。

【ここで決める乙女】pt5[チャンスに強い発展形]
得点圏にランナーがいる際、巧打力+20。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【フルスイング】
2.【ノーステップ打法】
3.【ここで決める乙女】
4.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
5.保留

↓1
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 00:49:00.07 ID:bP7sfYR2o
2
424 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 01:00:40.93 ID:zGz1B5Yh0
>【ノーステップ打法】

とにかく騒がしいやえであったが、しかし、練習には真剣に取り組んだ。
もっとも、京太郎や美穂子にしても既に1週間の付き合い。
なんだかんだ言いながらもやえが真面目な性分だという事は理解していた為、不安はなかったのだが。

やえ「むぅ……しかし、どうにも振り遅れるな」

京太郎「小走さんの場合、結構強く振ってますからね。 バットにしたって俺達の使ってるのとは違いますし」

哩「ホームランバッター用のやね。 あっちでも亦野がつかっとったばい」

快音を連発するやえであったが、課題も残る。
これまでの練習――そして試合においても、半速球やら変化球には上手く対応が出来るが、
速球となれば少し振り遅れる事も目立ってきたのだ。

やえ「何か解決法は無いか?」

京太郎「小走さんの場合、パワーはあるんですから……無理に大振りにならなくてもいいんじゃないですかね」

やえ「うん?」

京太郎「もっとボールを引き付けて、回転を小さくコンパクトに。 ステップに関しても……」

やえ「………………」

やえ「???」

京太郎「えっとですね」

京太郎も別に指導者ではないが、思いついた事は言う。
が、悲しい事に伝わらない。仕方ない、やえには詳しい野球の知識は、まだあまりないのだ。
ニワカじゃ(話の)相手にならんよ。
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:02:59.53 ID:bP7sfYR2o
きょとん顔の王者いいじゃない
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:09:09.76 ID:1gnvajSA0
>>425
こう言う時に安打製造機なカード持つ久部長かヤクルト史上最強の外国人選手のカードを持つ戒能プロの出番でしょう!
427 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 01:11:53.69 ID:zGz1B5Yh0
その後、京太郎は手を変え品を変え、言葉を変えて説明。

やえ「つまりあれだな……今やってる足を上げるのを、すり足みたいにしてスキを減らすという事だな」

京太郎「まあ……そうですね」

やえ「麻雀で例えると面前で役を作ろうとするのではなく鳴いて早上がりを狙うという訳だ。
   私はパワーがあるから鳴いても点が下がらないという寸法だな」

京太郎「……福路さん、白水さん、この例えであってるんですかね?」

美穂子「た、多分……」

哩「なして麻雀ば例える必要があったとやろな……スキを減らすって自分で言ってるのに、鳴いてってどがんこつやろ」

もしかしたら麻雀初心者な為にやえの例えがわからなかったのかもと一縷の望みにかけて問う京太郎だったが、
美穂子にしろ哩にしろ、やはり困惑していた。
ただ、やえ本人はこれで納得したらしい。不思議なものである。

そうしてしばらく、やえはフォームの改造に着手する。
まだまだ慣れない様子だが、少しずつ慣らしていけば次の試合には十分使える事になりそうではあった。

京太郎「凄い早く順応しましたね……普通フォームの改造なんて一朝一夕じゃ無理っすよ」

やえ「いや、まだ完全に出来た訳じゃないぞ?」

京太郎「だとしてもですよ。 殆ど完璧じゃないですか、これなら試合でも十分使えます!」

やえ「そ、そうか。 ふふん、まあ私は王者だからな! この程度の事は朝飯前だ!」ピョコピョコ

美穂子「(揺れてる……)」

哩「(揺れてる……)」

京太郎「(引っ張りてぇ……)」

無い胸を張って、揺れないそれの代わりにドリルを揺らして得意げなやえ。
そんな姿を見て、なんとも言えない気持ちになる3人だった。

※やえが【ノーステップ打法】を習得しました。
※やえのスキルは現時点ではこれ以上解放されません。
※やえの好感度が+1され23になりました。
428 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 01:14:37.26 ID:zGz1B5Yh0
京太郎「知らない人にモノを教えるって大変なんだなぁ……。
    逆に言えば今の俺が他の人に麻雀教えてって言っても中々相手にとっては伝えにくいかもしれない。
    人に何かを教えるって難しいなぁ。

    ともかくとして次はどうしよう……もうすぐ夜だ」

夕方行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
×.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:15:09.18 ID:OKqLPLW90
2霞さん
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:15:53.37 ID:bKggKP/Jo
その内、透華のアンテナみたいにドリルが回ったりして
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:17:32.07 ID:oV1cFsAp0
んでそのドリルを発射すると
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:17:57.17 ID:1gnvajSA0
なかなか新メンバー(久部長&哩ぶちょー)の経験値が稼げませんね
433 :>>429 ごめんなさい。対象まで指定だと実質連取になるので、2の練習選択のみとして進行します。 ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 01:18:41.14 ID:zGz1B5Yh0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 5
睦月 4
美穂子 1
やえ 2
霞 4
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:18:55.80 ID:oV1cFsAp0
京太郎
435 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 01:28:45.93 ID:zGz1B5Yh0
>京太郎

むずむず。

京太郎「ええい、我慢出来ん! こうなれば俺も本格的に練習するぞ!」ガバッ

ザコプロ「なにィ!?」

ザコプロ「はやい!」

ザコプロ「きた! 主人公きた!」

ザコプロ「エースきた!」

ザコプロ「これで勝つる!」

ここまで手伝い、練習に付き合ってきた京太郎だったが、しかしながら彼の中で沸々と湧き上がる情熱。
目の前であれだけ野球をしている所を見せられては、これまで毎日のように練習をしてきた京太郎としても我慢できない。
幸いにしてもう殆ど体のだるさ、倦怠感は抜けており、体を動かしても痛みは無い。
意気揚々とマウンドに向かおうとする京太郎だったが……。

良子「ストップですよ」グイッ

京太郎「ぐえっ……って、監督!?」

いつの間にやってきていたのか、そこにいたのは監督である良子。
ぐっ、と京太郎の服の裾を引っ張り、京太郎は思わずその場でたたらを踏む。
一体何事かと振り返れば、良子は相変わらずポーカーフェイスを浮かべながら、注意をする。

良子「オーバーワークは厳禁。 体を動かしたくなるのはわかりますが、ペースは抑えましょう」

京太郎「わ、わかってますって……俺がそんな無茶するような奴に見えますか!?」

良子「イエス」

京太郎「………………」

ぐうの音も出ない。
436 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 01:42:29.94 ID:zGz1B5Yh0
良子「ですので私がしっかりと見ておきます」

京太郎「……はーい」

まるで要注意人物のような扱いに、流石の京太郎としても凹む。
が、監督の言う事なのだから仕方ない。
何より監督自身に練習を見てもらえるというのならそれはそれでいい事なのだから、むしろ望むべきなのだろう。
そうやってなんとかプラス思考になろうとしつつ、京太郎はマウンドに向かう。

良子「ふぅ……」

一方、ベンチで京太郎を見送った良子は溜息1つしてから周囲に質問をする。

良子「私が来るまで、須賀くんは投げてましたか?」

美穂子「いえ、お手伝いはしてくれましたけど……後は軽いストレッチやランニングくらいで」

良子「結構。 やれやれ……本当に目が離せません」

哩「そげに心配ばするほどかいね?」

良子「これが平時ならともかく、試合翌日ですからね……下手にハードな練習をしてミートグッバイやらをされても困ります」

滅多な事ではないかもしれないが、それでも細心の注意は必要だ。
いざ怪我をしたとなれば良子としても監督責任になるし、チームにとってもエースの離脱という大きな痛手。
そういった損得を抜きにしても、熱意を持ってこの企画に取り組もうとしている京太郎が怪我で参加できなくなるというのはあまりにも悲惨だ。

やえ「暇さえあればいくらでも練習をしているからな、あいつは……今日に関してはおとなしい方だ」

哩「ほう……」

良子「さあ、皆さんも行きましょう。 残りの練習時間は限られています。 ラストスパートですよ」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:43:56.85 ID:RFUVu2fEo
438 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 01:47:29.50 ID:zGz1B5Yh0
>コンマ85 獲得経験値3
>京太郎合計経験値8

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【集中力】pt5
任意発動。体力消費量2倍にして制球力2段階上昇。

【ピンチに強い】pt5
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【集中力】
4.【ピンチに強い】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:49:06.53 ID:bP7sfYR2o
3
440 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 02:01:27.99 ID:zGz1B5Yh0
>3.【集中力】

京太郎「(さてと、言われた通りあんまり投げ込みは出来そうにないんだよなぁ……)」

自分としても抑えめにはするつもりではあったが、特に今は良子の目もある。
普段のように何球も投げ込みをする、という事は出来そうにない。

京太郎「(しょうがない。 今日はもう少し集中力高めて一球一球に力こめてやってみるか)」

何もいつもは集中力に欠けているという訳ではない。
練習の時からいつでも一球入魂、1つ1つのボールに意図を持って投げている。
だが、どうしても投げ込む数が増えると、おざなりになってしまう部分というものが出てくる。
ただ強く腕を振る、早いボールを投げ込むという事に意識を置きすぎて、丁寧に行くというものがどこかぽっかりと抜け落ちるのだ。

或いはそれが京太郎の制球力の不安定さを形成しているのかもしれないが……ともかく。
京太郎はいつも以上に集中をして、一球一球を丁寧に投げ込んだ。

ビュッ! ズバンッ!! ビュッ!! ズバンッ!!!

京太郎「次、スライダーいきまーす」

ザコプロ「あいよー」

いつもよりはテンポは遅く。しかし、集中力を切らさないように。
丁寧に、しかし腕はしっかりと振り、リリースポイントを意識し、フォームを崩さないように。
1つ1つ、一連の動作を確認するようにして行うそれは、
何故だかいつも投げている球数の半分も投げていないというのに異常に疲れる。

京太郎「(それだけ集中して投げるのが難しいって事か……っていうか、あれじゃねーか。
     それなら結局今まで俺がやってたのって集中してたつもりでも実際は全然出来てなかったって事じゃ……)」

良子「ストップです」

京太郎「うえっ!?」
441 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 02:10:19.21 ID:zGz1B5Yh0
と、突然良子が京太郎に声をかけ、練習の取りやめを宣言する。
まだまだこれから――と思っていた京太郎としては青天の霹靂であったが、良子は人差し指をすっと上空へと向け、続ける。

良子「もう日も落ちます。 これ以上は効率も悪い」

京太郎「あ……ほんとだ」

良子「それに集中、切れかけていましたよね? あのまま続けていたら、いつもの練習と変わりません。 ここが辞め時です」

京太郎「(確かに……余計な事考えてたかも……って)よくわかりましたね」

良子の言う通り、既に日は落ちかけており今から帰り支度をしても寮に帰り着く頃には夜になっているくらいの時刻。
このまま続けても、残った時間は少ない。
更に、京太郎自身の集中力というものも長時間の練習で切れかけていた。
どうでもいい事を考えて集中力を乱しかけていたのがその証拠であり、京太郎としては反論の余地も無かったのだが、
ふと、よくもまあ自分の様子に気づいたものだと質問をする。

すると良子はくすりと笑みを浮かべ。

良子「須賀くんの事だけを見ていましたから」フフッ

京太郎「うぇっ!?」

良子「無茶しないかベリーベリー不安でしたからね。 他の皆さんはそのような心配ありませんで」

京太郎「ですよねぇ!」

京太郎はまんまとからかわれた。
というかこの手口、割と久のそれと似ている。今日の朝にも見た光景だ。
進歩しない男、京太郎。
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 02:11:40.81 ID:EeaGxphr0
パワプロならオートを考えてピンチ一択のところやね
443 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 02:28:06.10 ID:zGz1B5Yh0
やえ「鼻の下を伸ばすな須賀、だらしない」

京太郎「いやいや、伸ばしてないですよ! ね、ねぇ福路さん?」

美穂子「そ、そうね……」

京太郎「(なんでどもるんすか……マジで? 俺そんなだらしない顔してた?)」

哩「やっぱり……」

京太郎「いやいやいや! やっぱりじゃないですって!」

良子「ふふふ……なんとも、賑やかな事です」

京太郎「監督のせいでしょー!」

擁護ではないが、良子のような女性にそれっぽい事を言われたら誰でも鼻の下を伸ばす。京太郎だって伸ばす。
ドキッとして、色々と妄想してしまってもおかしくない。
が、やはり女性陣にはいまいち不評なようだ。
ガックリと肩を落とし、しょげた様子で帰り支度を始める京太郎を横目で見ながら、他の者たちもそれに倣う。

美穂子「す、須賀くんが落ち込んでる……や、やっぱり悪い事をしちゃったかしら。 すぐに返答できなかったのは……」

やえ「とはいえ事実だからなぁ」

哩「いくら監督ば綺麗だろうと、デレデレするような奴ば男らしくなかね……やっぱ軟弱ばい」

良子「まあ、あれもメンズの性というものでしょう。 からかった私が言う事ではありませんが、あまり気にしないように」

流石にこのままでは問題かと、良子はフォローをする。
するまでもなく、一応は、美穂子たちも京太郎の人となりを知っている――哩としても初対面の時よりかは大分マシになった――のだが。
単純に京太郎の名誉を考えても、弁明しておいた方がよさそうだという良子の判断である。

が。

美穂子「そういうものでしょうか? どうも男性の事は疎くて……監督はお詳しいんですね」←天然

やえ「ま、まあ私の所は共学だから理解は出来るぞ。 監督の言う通り、うん! あれは仕方ない」←ニワカで天然

良子「………………」

哩「男の性ち、監督ば彼氏ばおっと?」←ポンコツ

良子「……………………」

良子「藪からスネークですね」

キラキラと光る眼でこちらを尊敬の目で見る美穂子とやえに、懐疑的な視線を向ける哩。
その視線を受けて、良子はそっと溜息を吐くのだった。

※京太郎が【集中力】を習得しました。
※京太郎の新スキルが解放されました。
【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。
※良子の好感度が+1され、17になりました。
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 02:32:13.51 ID:euNQihU40
次の試合までに良子の好感度を25まで上げたいな
445 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 02:38:16.79 ID:zGz1B5Yh0
その後、なんやかんやもありつつも、一同は揃って寮に帰り着く。
ちなみ今日の夕飯係は霞と久と睦月――だったのだが。

美穂子「久の手料理……ええと、久は何を作ってくれたのかしら?」

久「私? 私はね……」

久「お米を研いだわ!!」ドヤヤァ

………

美穂子「まぁ! 偉いわ久……お疲れ様、手は水仕事で荒れたりしてない? ちゃんとケアをしないと……」

久「大丈夫よ。 ま、私にかかればざっとこんなものね!」

京太郎「……石戸さん、津山さん、久先輩の料理って」

霞「……洗剤を持ってお米を洗おうとしたときはどうしたものかと思ったわ」ゲッソリ

睦月「うむ……」ゲッソリ

京太郎「(うわぁ……えらいことになっちゃったぞ)」

キャッキャとはしゃぐ久と美穂子を後目に、内心頭を抱える京太郎。
昨日の夜の哩。そして今日の久。よりにもよって、加入した2人が揃ってアレである。
どうしたものかと視線だけで良子に問いかければ、彼女も難しい顔をしていた。
規律としては全員で分担させなければならない所だが、しかし、不味い飯は食べたくない。

良子「(何か考えなければなりませんね……)」

ともかくとして、夕食の時間に。幸いにして、霞達の監視のもと研がれた米は特に問題はなく。
それ以外のものも久は触っていないのか、いつも通り美味しい夕飯だった。

美穂子「とても美味しいわ、久」

久「そう? いやー、料理って苦手だと思ってたんだけどね。 こうしてやってみると案外得意なのかも、なんて」

京太郎「………………」

久「あ……ど、どう京太郎くん?」

京太郎「ええ、まあ、美味いっすよ」

久「そう? ま、とーぜんよね!」

京太郎「(ほんとどうすんだこのメシマズ軍団……)」
446 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 02:41:08.91 ID:zGz1B5Yh0
………
……


京太郎「ふぅ、食った食った……まぁ、今日は本当に何事もなくて助かった。
    しかし、もし食事当番が久先輩と白水さん、それに小走さんとかぶったらどうしよう……。
    考えるだに恐ろしい……。

    もういい、一旦忘れちゃおう……それより寝るまで時間あるけど何するかな」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 02:41:17.69 ID:bKggKP/Jo
穏乃
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 02:41:20.67 ID:GtWl6+tA0
449 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 02:43:50.38 ID:zGz1B5Yh0
穏乃に決定というところで一旦ここで区切らせていただきます。
久には公式設定でメシマズ属性があるってどこかで見たんですけどどこだったかは覚えてないです。
それではお疲れ様でした。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 02:48:55.35 ID:bKggKP/Jo
乙です
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 02:49:44.08 ID:GtWl6+tA0
乙です
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 04:06:56.05 ID:oV1cFsAp0
乙です
穏乃はどんなカード持っているのかな
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 10:37:09.41 ID:+nvKko270
乙〜
情報収集もかねてそろそろタコスにも電話しときたい
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 17:40:18.36 ID:Pc1vbqnto
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 18:58:42.75 ID:OKqLPLW90
お勧めのスキルって何かありますか?
今の所、誰かが覚えられるもので
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 20:35:28.89 ID:bP7sfYR2o
京太郎の持ってる男 次の対戦相手次第では高さを生かす
457 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 23:07:11.29 ID:zGz1B5Yh0
沢山の乙ありです。
日曜に勝てると気分良く月曜日を迎えられますね。
もう少ししたら再開します。
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 23:11:16.78 ID:bP7sfYR2o
悪送球からあっさり失点したときはビキビキでした
459 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 23:22:20.37 ID:zGz1B5Yh0
>穏乃

京太郎「そうだな……折角手に入れた番号なんだし、高鴨に電話してみるか」

以前スーパーに買い出しに行った際、出会った阿知賀の元気娘。
やたらと人懐っこい彼女とひょんな事から写真を撮る事となり、
その過程で連絡先まで交換してしまった。
女性の連絡先が増える事は嬉しいが、それが色々と小さい穏乃のものというのは京太郎としても思う所はあったものの、
折角の縁なのだから大事にした方がいいだろうと電話をかける。

穏乃『もしもーし、須賀くん?』

京太郎「おう、久しぶり」

すると暇だったのか、それともスマホを丁度弄っていたのか。
穏乃はすぐに京太郎の電話に出てくれた。

穏乃『久しぶりー、どうしたの? 何かあった?』

京太郎「いや、別に何もないけど暇だったからそっちはどうしてるかと思ってな。
    ……あ、そういやそっちは初戦は勝てたのか?」

穏乃『勿論! 須賀くんの方もその口ぶりだと勝てたみたいだね』

京太郎「まあな」

相変わらず、殆ど言葉を交わした事が無い間柄ながらそれを感じさせないフランクさである。
いい人達ばかり(一部いたずら好きも存在)ではあるが、周囲に上級生ばかりがいる寮に住まう京太郎。
こうしてため口で話せる機会というのは、割と貴重である。
460 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/16(日) 23:32:43.34 ID:zGz1B5Yh0
京太郎「そっちは何してたんだ?」

穏乃『んー? ちょっとSNSの方弄ってた』

京太郎「……前も写真アップしたとか言ってたなお前」

穏乃『いやー、なんだかハマっちゃってねー。 ほら、前も言ったかもしれないけど結構反響もあるし。
   昨日の試合でファンになってくれた人たちからもフォローとかが凄い事になってるんだよ』

今思い返しても、強烈なインパクトがあった穏乃とのファーストコンタクト。
出会っていきなり写真を求められたのだ。驚かない筈がない。
誰だって驚く。京太郎だって驚く。
しかしながら彼女の口ぶりを聞くに、こうして写真を撮ってSNSに上げるというのは彼女にとっては日常茶飯事。
ほとんど日課のようなものらしい。

京太郎「そういう感じには見えないかったけどなあ、お前……」

穏乃『最近始めたばっかだしね。 でもさ、嬉しいんだよ。
   元々は私山に登ったりするのが好きだったんだけど、その時の写真とかを上げたら感動してくれる人とかもいてさ。
   山に興味持った〜って人がいてくれたりして』

京太郎「なるほど……」

穏乃の気持ちは、京太郎としても理解は出来る。
いわゆる感動の共有だ。
ネットの繋がり、写真での感動とはいえ、それで自分の好きなものに興味を持つ感心を持つという人が出てくれば、確かに嬉しいものだろう。

穏乃『まあこっちに来てからはもっぱら練習の事とか島の色んなものを撮ってあげてるんだけどね』ウェヒヒ

京太郎「ふーん。 それって毎日更新してるのか?」

穏乃『基本的にはねー。 そういえば須賀くんは何かやってるの?』

京太郎「俺は……」

1.「アカウントは持ってるぞ。放置してるけど」
2.「そういうのが苦手で全然やってないな」
3.「日記なら書いてる。リアルで」

↓1
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/16(日) 23:35:55.47 ID:OKqLPLW90
1かな?
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 23:35:59.07 ID:jfJL1JPMo
1
463 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/16(日) 23:59:32.80 ID:zGz1B5Yh0
>1.「アカウントは持ってるぞ。放置してるけど」

穏乃『えー、勿体ないなぁ』

京太郎「どうも面倒でな……」

以前、友人に勧められて大手SNSサイトのアカウントを作ったはいいものの、放置している京太郎。
それに対して穏乃は不満げな声を上げるが、仕方ない。
京太郎としてはそもそも何か一々呟いたりするような発見など日ごろからある訳でもなく、
ついでに言えば毎日何かを定期的に発信するというのは面倒だ。

また、偏見かもしれないがそういうものに下手に触ると炎上だなんだというのに巻き込まれそうで怖いというのもある。

京太郎「だからそうやって毎日更新してるってのは素直に尊敬できるかな」

穏乃『そうかなー、普通の事だと思うけどねー。 まぁさ、気が向いたら私の事もフォローしてよ。
   私の名前で検索したらすぐ出ると思うから』

京太郎「ああ(といっても多分やらないと思う……)」

この須賀京太郎、割と無精。

京太郎「そういやさっき勝ったって言ってたけど……」

穏乃『うん、言ったよー』

京太郎「そっちももう移籍選手って来てるのか?」

穏乃『勿論! 今日の朝に寮の方に来たよ』

京太郎「そっちは今日だったのか。 俺んとこは昨日の夜にはもう来たけどな」

穏乃『こっちは夜に試合やったからね。 須賀くんのとこは昼だったんじゃないの?』

京太郎「その通りだな。 ま、試合終わってバタバタしてる時にすぐに引っ越しなんてのも無理な話か」
464 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 00:16:23.82 ID:3K5TlZOT0
穏乃『でもどうしてそんなこと?』

京太郎「いや……まあこっちに来てくれた移籍選手、頼もしい事は頼もしいんだけど、色々と問題点があってなぁ」

周囲に誰もいない事を確認してから、そっと愚痴を吐く京太郎。
野球をやるうえではこれ以上なく心強く、そして普段からもそれなりには頼りになるかもしれない2人。
しかしながら、それ以上に不安要素もある。
とにかく人をからかう(というか京太郎をからかう)事を至上目的にしてそうな久。
見た目はしっかり者に見えるが、予想以上のポンコツぶりを見せる哩。
彼女らの名前こそ出さなかったが、京太郎は溜息混じりに穏乃に言う。

京太郎「まあ、どっちも悪い人じゃないし……多分。 不和を起こしそうにないってのは不幸中の幸いだけどさぁ」

穏乃『ご飯作るのが苦手かー……そりゃ大変だね。 こっちはそんなこと無かったけど』

京太郎「そうなのか?」

穏乃『うん、こっちも2人入ったんだけど、どっちもいい人だったよ。 上級生だから気を遣うけどさ』

京太郎「……高鴨にも人を気遣うっていう気持ちがあったのか」

穏乃『凄く失礼だね! これでもちゃんと礼儀はあるよ!』

基本的にフランクではあるが、目上年上への言葉遣いに関しては穏乃はしっかりしている。
そういう所を見た事が無い京太郎としては、にわかには信じがたい事であるが。

京太郎「ところで……」

1.「高鴨の持ってるカードとか教えてくれたりしないか?」
2.「高鴨自身は料理とか出来るのか?」
3.「そっちは同じ高校の人と合流出来たのか?」

↓1
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:19:41.62 ID:Gb+iTvdno
3
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:21:18.92 ID:AV1m9L3y0
1じゃだめだったのか?聞く機会はなさそうなのに
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:26:41.01 ID:BDXNi0riO
シズはTwitter関連でヤマヤスか?
468 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 00:28:54.27 ID:3K5TlZOT0
>3.「そっちは同じ高校の人と合流出来たのか?」

穏乃『それが駄目だったんだよねー……。初戦当たった中には阿知賀の人がいなくってさ』

京太郎「(……そういや、さっき移籍してきた一の事を『いい人だったよ』ってな他人行儀な感じで言ってたな。
     そりゃ合流出来てねーか)」

残念な事に、穏乃は初戦ではかつての知り合いには会えなかったらしい。
もっとも、この環境もまた楽しんでいるらしく、彼女自身はそこまで落ち込んでいないらしいが。

穏乃『でもさ、須賀くんの方は合流出来たみたいだね?』

京太郎「え?」

穏乃『そっち『は』って言ったでしょ。 それって、須賀くんの方はしたって聞こえるよ』

京太郎「あ」

そして、京太郎は思い切り墓穴を掘る。
確かに穏乃の言う通り、京太郎の口ぶりではモロに清澄の生徒がチームに加入したと言っているのと同様だ。
誤魔化そうにも、出てしまった「あ」という気づきの言葉は今更取り消せない。

京太郎「……意外に頭いいなお前」

穏乃『だから失礼だよ須賀くんは! ひっどいなぁ!』

些細な点からこのことに気づいた穏乃に思わずそんな事を呟く京太郎だったが、穏乃はご立腹である。
褒めたつもりであるが、『意外に』の一言は余計だった。

京太郎「参ったなぁしかし。 出来る限り情報はあげたくなかったのに」

穏乃『んー……こっちも聞くつもりはなかったけどね。 じゃ、情報交換してあげよう』

京太郎「ん?」

穏乃『うちのチームにもね、須賀くんと同じ――清澄の生徒がいるよ』

京太郎「は? ……マジか!?」
469 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 00:40:51.70 ID:3K5TlZOT0
このままだとフェアじゃないだろう、として穏乃から齎された情報。
それを聞いて、思わず京太郎は驚いた声を上げる。

京太郎「だ、誰だ?」

穏乃『流石にそこは秘密〜。 私も須賀くんからは同じ高校の人と合流したって話しか聞いて無いもん』

京太郎「むぐ……」

そう言われては何も言えない……が、ちょっと待てと京太郎は考える。
まず、穏乃と一緒にいるというメンバーだが――久は既に京太郎のチームにいる為に除外。
和についても、以前穏乃の口から和とは同じチームではないと聞いている。
残った清澄の面子は咲、優希、まこの3人。

京太郎「(誰なんだろう……咲……だと高鴨といるとちょっと不安か? 色々振り回されそうだな。
     優希……うわ。 しっちゃかめっちゃか度が2倍になりそう。
     染谷先輩……あたりなら苦労しながらも手綱は握れそうか?)」

穏乃『そっちは阿知賀の他の皆とは会えた?』

京太郎「……それはノーコメント」

穏乃『ちぇー。 ま、いっか』

お互い、腹の探り合いをしようとするが――穏乃は勿論として、京太郎にしてもそういうのが得意な訳ではない。
結果、聞き出したい事を聞きだせる筈もなく、それ以上の事は京太郎も穏乃もわからなかった。
もっとも、情報を集めるのが目的で電話をかけた訳ではない為、京太郎としてもそこまでショックは無かったが。

穏乃『あ、ごめん、そろそろお風呂入りたいから切るね』

京太郎「あー、すまん。 長々と話しちまったな」

穏乃『いいっていいって』ウェヒヒ

穏乃『それじゃ、おやすみー』

京太郎「おう、おやすみ」
470 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 00:47:09.63 ID:3K5TlZOT0
………
……


ピッ

穏乃「ふー……よーし、それじゃお風呂はいろっと!」

京太郎との通話を切った穏乃は、宣言した通り風呂の準備を始める。
昨日の今日だが、この日も元気にそこらじゅうを歩き、走り、動き回っていた穏乃。
当然ながら汗でべとべとである。

穏乃「っとと、それじゃカードはここにちゃんとしまって……よし、いくぞーっ!」

衣類を綺麗に畳み、タオルと寝巻用のジャージを持ってバスルームへ。
無論、マイクロチップだのなんだのが内部に入っているカードは水が厳禁。
いつも肌身離さず持っているそれをベッド横の棚に置く。

しばらくしてから、聞こえてくる水音と穏乃の気持ちよさげな声。
赤と青、異なるユニフォームを着た選手が描かれた2枚のカードは、
静かに主人の帰りを待ち続けていた。

※穏乃の好感度が+4されました。
※穏乃の好感度が12になりました。
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:50:31.41 ID:cGJZxFBl0
穏乃の赤カードは菊池かな
472 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 00:50:32.04 ID:3K5TlZOT0
ピッ

京太郎「ふぅ……いや、焦ったなぁ」

一方その頃、穏乃との通話を終えていた京太郎はそっと額の汗を拭っていた。
なんとか情報交換、という形にはなったものの、情報を無暗にさらしてしまったのは京太郎の落ち度である。
別に誰がいる、という情報を相手側に与えた所でカードの中身がわからなければ意味が無いとはいえ、
それでもチーム内の情報を晒すというのは心苦しい。

京太郎「情報交換してくれた高鴨には感謝だな。 騒がしいけどあいつもいい奴だ。
    さて、まだ時間は少しあるか? 寝る前に何かしようか」

夜行動2回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:50:46.37 ID:GMvdy7wA0
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 00:50:55.42 ID:cGJZxFBl0
良子
475 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 01:03:39.02 ID:3K5TlZOT0
>和

京太郎「……そういえばさっき高鴨と話してる時に気になったけど、和はどうしてるだろ」

気になった事は聞いてみるに限る。
まだそれほど遅いという時間帯でも無い為に起きているだろうと判断し、京太郎はすぐさま和に電話をかける。

和『もしもし……須賀くん?』

京太郎「よう和。 起きてたか?」

和『ええ。 今日の分のテキストをやっていました。 昼は出来なかったので』

京太郎「テキスト……」

和『……忘れていませんよね、須賀くん? 私たちが学校にも行かずにこの企画に参加出来ているのは、
  このテキストを終わらせるのが前提なんですよ?』

京太郎「あ、ああ……大丈夫、覚えてる覚えてる(やってるとは言ってない)」

日ごろから、基本的に練習に明け暮れている京太郎。
ついこの時までは、和の言うようにテキスト――いわゆる宿題、課題というものがある事をすっかり忘れていた。
為に、思い切りうろたえた声を上げ……京太郎の耳には和の溜息が聞こえてくる。

和『ゆーきと以前電話した時も似たような反応でしたよ……しっかりと、やるべき事はやってくださいね』

京太郎「お、おう……」

和『わからない部分があれば私でよければ教えますから。電話で、になってしまいますけどね』

京太郎「そりゃ助かる。 悪いな」

和『いえ。 ゆーきにも言いましたが、友人が留年して後輩になってしまうというのは避けたい事なので』

京太郎「……そりゃそうだ」

勉強も頑張ろう。
476 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 01:17:00.92 ID:3K5TlZOT0
京太郎「ところでそっちは初戦は勝てたのか?」

和『はい、なんとか。 少々苦戦しましたが』

京太郎「そうなのか?」

和『あちらの投手が中々打ち崩せなかったので、5回終わっても0行進だったんです。 なんとか後半に入って点を入れる事が出来ましたが』

京太郎「へぇ。 あ、俺の方も勝ったぞ!」

和『おめでとうございます。 そちらはどうでした?』

京太郎「こっちは初回から点が入って楽ではあったかな。 中押しもしっかり出来たし」

和『なるほど……いいゲームだったようですね』

お互いの昨日の戦績を話し合うが、和の方もなんとか勝てていたようで京太郎は安心する。
やはり元いた高校の仲間が、出会う前に敗戦するというのはなるべくなら避けたい所だ。

京太郎「(……さて、何か和に言っておくこととかあったかな?)」

1.「そういや久先輩だけど、初戦で当たって俺のチームに入る事になったんだ」
2.「高鴨とこの前会ったぞ。 あいつ無茶苦茶元気だな……」
3.「優希と電話したって、あいつ元気そうだったか? 初日から連絡取ってないからさ」

↓1
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:17:46.78 ID:cGJZxFBl0
3
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:18:43.55 ID:AV1m9L3y0
1は早く言わないといけなかったような……
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:22:08.90 ID:cGJZxFBl0
なんで?
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:27:56.90 ID:StUE+H2I0
他人の安価に難癖付けるくらいなら自分で取ろうとした方が建設的だぜ?
481 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 01:33:46.17 ID:3K5TlZOT0
>3.「優希と電話したって、あいつ元気そうだったか? 初日から連絡取ってないからさ」

和『ゆーきですか? ええ、相変わらずでした。
  野球には詳しくない筈ですが、楽しそうでしたね』

京太郎「へぇ。 ま、あいつの事だし心配いらないか」

清澄高校の切り込み隊長にしてムードメイカー。
その振る舞いは馴れ馴れしいが、人を不快にさせない天真爛漫さを併せ持つ。
誰とでも仲良くなれるような性格をしている彼女が、この企画でストレスをためているという状況は京太郎には想像がつかなかった。

和『先ほども言いましたが、ゆーきも須賀くんと同じでテキストをやっていないようで……』

京太郎「はは……」

和『注意したら、しっかりやるとは言ってくれましたけどね。 幸い、同じ1年生の方がチームにいるようなので。
  教え合いながらやるとの事でした』

京太郎「あいつの場合、教え合うっていうよりは教えてもらう方が割合的には多いんじゃないか?」

和『須賀くんが言えるんですか?』

京太郎「……言えません」

和『ふふ、冗談ですよ』クスッ

京太郎「(和の冗談ってわかりにくい……)って、1年生か。 そういえば、滝見さんとかいう人と一緒にいる所は見たな」

ホテルを出る際、偶然再会をした優希と一緒にいた少女。
自己紹介の時に聞いた事、そして全国大会で当たった時にちらっと見た資料のプロフィールを思い起こすと、確か彼女も1年生だった筈だ。
ふとそんな事を呟くと、和はそれに付け加えるように発言をする。

和『なんでもゆーきを含めて3人が1年生らしいですよ。 滝見さん以外にも、もう1人いるんでしょうね。
  まあ、ゆーきが勝ち上がっていれば人数は変動しているかもしれませんが』

京太郎「ふーん(ちょっとうらやましいな。こっちは同学年1人もいないのに)」
482 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 01:47:09.98 ID:3K5TlZOT0
穏乃との電話の際も思った事だが、やはり同学年の存在というのはいてくれればありがたい。
別に今の京太郎が肩身の狭い思いをしているという訳ではないが、
1年生は京太郎1人。2年生にしても睦月1人。後は美穂子、やえ、霞、久、哩と全員最上級生である3年生だ。
色々と、気を遣ったりしなければならない場面もある。

京太郎「で、勝ち上がってればって言ったけど試合終わってから電話はしてなかったのか?」

和『そうですね。 こちらは昨日、夜に試合がありましたから。
  今日は色々と立て込んでいて、中々そういう時間もありませんでした』

京太郎「そっか……あ、悪い。 忙しい時に電話したか?」

和『言ったじゃないですか、今はテキストをやっていたって。 別に問題ありませんよ』

京太郎「ならよかった」

京太郎「で、どうだ? 企画が始まって1週間経ったけどさ」

和『どう、とは?』

京太郎「環境に慣れたか、とかそういうの色々。 こっちはこっちで、まあ色々楽しくやれてるからさ」

和『そうですね……ええ、私も楽しくやれてますよ。
  野球についても、色々覚える事が多くて大変ですが中々奥が深くてこれもまた面白いです』

咲とは別方向で、色々と他校の生徒との共同生活をしていて心配になる和。
以前も心配で電話を掛けた事があったが、改めて今の生活について聞いてみれば、和としても現状には全く不満も不安も抱いて無いようだ。
以前聞いた、阿知賀時代の友人がいるというのも強みなのかもしれないが。

和『元々私は転校ばかりでしたから、新しい環境で過ごす、というのは慣れていますからね……』

京太郎「そうか……」

1.「そういう、どこにいても自分の芯を持てるのは和の強みだよな」
2.「俺は転校とかした事無いからなぁ。 新しい土地で過ごすっていうのはちょっと憧れとかあるかも」
3.「でも長野には中学時代からいるんだよな? このまま卒業までいられるのか?」

↓1
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 01:47:48.78 ID:GMvdy7wA0
1
484 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 02:06:58.03 ID:3K5TlZOT0
>1.「そういう、どこにいても自分の芯を持てるのは和の強みだよな」

和『…………』

京太郎「あれ? お、俺なんか変な事言ったか?」

和『い、いえ……ただ、そういった事を言われたのは初めてだったので』

一瞬沈黙をする和に思わず狼狽える京太郎だったが、単に和が虚を突かれただけだと知りホッとする。
京太郎自身が言う通り、和のどこにいても『自分』というものを持てる性格は1つの強みだ。
麻雀においてはS・O・Aなど、自身の信念を貫きとおし、
究極のデジタル打ちとして打ち手である相手については意識を持たずただ卓上だけを見つめるのが彼女のスタイル。

実生活にしても、基本的には柔和で温厚に見えるが、割と強情で負けず嫌いで頑固。
ともすれば欠点にも思えるそれだが、自身の信念、軸を持っていると言い換えれば長所でもある。
どこにいてもブレない、揺れないのが原村和だ。
胸はとてもよく揺れるが。

京太郎「俺なんかこの企画に参加したのだって流された結果だからなぁ……」

和『それは私も同じというか、清澄の皆はそうじゃないですか』

京太郎「いや、初日……監督に色々言われなかったら、今でもただ流されるだけだったと思うんだよな」

和『(監督……ふむ)今は違うんでしょう? それならいいとおもいますけど』

京太郎「和の場合は最初から、参加する以上は真面目にって考えてた訳だろ? それは素直に凄いなって思うんだよ」

和『それは……競技に取り組む以上は、当然の事です。 不本意だとしても』

京太郎「な、そこが凄い所だよ」

和『………………』

和『ど、どうも……』
485 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 02:25:35.88 ID:3K5TlZOT0
京太郎「だからっつったらアレだけど……やっぱ和については心配いらなかったかな」

和『……そういえば以前電話をかけてきた時も言ってましたね、私が心配だとかなんだとか。
  咲さんじゃないんですから、問題を起こしたりはしませんよ』

京太郎「………………」

和『…………あの』

京太郎「ああ、うん、大丈夫。 言わない」

和『助かります』

思わず本音をポロリしてしまう和だが、京太郎はフォローするでもなく、和の言葉を心に留めておく事だけを告げた。
京太郎としても、先の和の発言を否定する事は出来ない。割とまっとうというか、事実ではあるのだから。

和『そういえば、咲さんの様子はどうだったんですか?』

京太郎「ああ、前に和と電話した後にまた電話しておいたけど、なんとかやれてるみたいだったな。
    食事当番は咲がやってるとか言ってたし」

和『咲さんも料理は上手のようですからね。 でも、お台所を任せてもらえるなら、やっぱりしっかりやれてるんじゃないでしょうか?』

京太郎「かな」

和『あまり過保護はいけませんよ、須賀くん』

京太郎「いや……多少過剰過ぎるくらいじゃないと、あいつの場合不安だろ?」

和『否定はしませんが……あまりべったりしすぎというのも問題だと思います』

京太郎「(和がそれを言うのか……)」

割と、どっちもどっちである。
486 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 02:37:10.50 ID:3K5TlZOT0
………
……


その後、しばらくやり取りがあった後、京太郎もそろそろ明日に備えて寝る時間となり電話を切る。
これといって中身の無い雑談であったが、やはり気心知れた仲間との会話というのは癒しだ。
そのまま京太郎はベッドに入り、すやすやと暖かくして眠る一方。
和は電話を切ると、自室を出て食堂へと向かう。
テキスト――課題はまだ途中であったが、割と長時間電話をしていた為に、喉が渇いていたのだ。

と、そこで。

和「……末原さん、それに憧?」

恭子「ん……原村か」

食堂の一角、何やら難しい顔をしていたのは末原恭子と新子憧。
先日の試合で和たちに敗北し、今日この日から和たちのチームへと移籍してきた選手と、
設立当時からこのチームにいた和の旧友である。

和「どうしたんですか、こんなところで」

憧「ちょっと末原さんの方から話があるってね……」

恭子「どうせや、原村の方も時間あるんやったら付き合ってくれ。 話がある」

和「構いませんが……それで、なんでしょう?」
487 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 02:48:52.04 ID:3K5TlZOT0
恭子に誘われるまま席につき、用件を聞く和。
憧も、まだ話の内容自体は聞いていないのだろう、和の言葉にうなずきながら恭子に視線を向ける。

恭子「話ってのは簡単や。 あんたら……まあ、あんたらがこのチームの守備の要や。狩宿もおるけど、そっちはまた後で話すとして。
   ……率直に聞くで。 主将についてどう思う?」

和「主将? って……」

憧「ヒロエの事?」

しかしながら、恭子からの言葉は2人にとっては予想外のものだった。
愛宕洋榎――このチームの主将にして、恭子が元いた姫松高校の主将でもある。
一体彼女がどうしたのだろうか、と和と憧が顔を見合わせる中、恭子はやはり難しい顔をしながら言う。

恭子「正確には、主将の守備について、やけど」

憧「あー……」

和「………………」

そして、続いた言葉を聞いて、2人はその事か、と溜息を吐いた。

恭子「新子にしろ、原村にしろ、負担がでかいやろ……アレは。 なんや昨日のあの試合。
   原村、あっこお前の守備範囲ちゃうやん……」

和「……愛宕さんが守備が下手という訳ではないんですけどね。 ただ、アレばかりはどうにも治らないようで」

恭子「臨海のダヴァンなんか可哀想に、泣きそうになってたで……実際投手からしたらあんなんやってられへん」

昨日の試合を思い出しながら、そう嘆く恭子。
洋榎は、和の言う通り守備が決して下手な訳ではない。ただ、ちょっとした問題点を抱えている。守備面で。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 02:54:21.10 ID:GMvdy7wA0
晩年のアニキ…ショフト鳥谷…
489 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 03:03:27.72 ID:3K5TlZOT0
憧「末原さんはヒロエが試合に出場する事に不満あるっていう訳? 同じ高校だった訳でしょ」

恭子「別に私かて主将が嫌いでこんな事言うとる訳ちゃうわ。
   試合に出る事かて、そらあの打力考えたら当然やと思う。 ただやな、昨日もう試合も終盤に差し掛かってたのにまだ出てたやろ。
   あれについてや、私が気にしてるのは」

和「……そうは言いましても、ザコプロさん方しか控えはいませんし」

恭子「まだザコプロの方がマシやと思うで……いや、主将より下手かもしれへんけど、アレはないし」

投手側である恭子としては、守備において致命的な欠陥を持つ選手がバックを守るという点は避けたい。
例えそれが同じ高校出身の洋榎だとしても――。
否、同じ高校出身だからこそ、恭子としてはその問題点を指摘する。

恭子「出来たら、監督に直談判でもして次の試合では終盤に守備固め出す事も視野に入れてくれっちゅうつもりや」

和「……ほかの方々には意見は聞いているんですか?」

恭子「いや、まずはあんたらに話聞きたいと思ったからな。 で、どう思う?」

憧「私は……反対かな」

和「私もですね」

恭子「……ええんか。 新子にしろ原村にしろ、さっきも言うたように負担えらいことなるぞ。
   特に原村。 続けて行ったら、この先絶対動き悪くするで。 最悪今みたいに守れへんようになるかもしれへん」

和「大丈夫ですよ、私はそこまで軟なつもりはありません」

憧「それと、多分だけど私たち以外の人に聞いても答えは同じだと思うわよ。 監督も、全試合フルイニング出場を辞めないと思う」

恭子「…………なんでや?」

眉を潜め、問いかける恭子に2人は同時に言い放った。

和・憧「「愛宕さん(ヒロエ)はこのチームの精神的主柱だから(です)」」

………

恭子「……お笑い野球やのうて、普通の野球させてぇな……」

まるで答えになってないような答えを聞き、メゲる末原さん。
そもそも彼女が一応このチームの初戦でマウンドに立ったダヴァンを押しのけて投手として試合に出る事があるのかも含め、前途多難だった。

こうして、夜は更けていく。
490 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 03:09:16.83 ID:3K5TlZOT0
2週目 2日目

翌日。起床した京太郎は、身支度を整えるとすぐさま食堂へ。
今日は朝食の調理担当の為にいつもより早起きをしたのだが……。

哩「おはよ」

京太郎「そうか、そうきたか……」

相方を務めるのは、哩。まな板を破壊し、食材を粉砕し、フライパンを1つ駄目にする程度の飯マズ力の持ち主。
飯マズというか、それ以前の問題な気もする。
ともかく、彼女に何かをやらせるのはマズいだろうと、京太郎は――。

京太郎「この味噌汁の入った鍋見ててください。 沸騰してきたら、教えてください。 絶対に触らないように」

哩「……そげなこつだけでよか? 私もなんか手伝いばした方が……」

京太郎「いえ、皆さんにいい状態、最高の味噌汁を提供する為にも沸騰する時間を見極める事が大事なんです!!
    これは白水さんにしか出来ない事なんです! お願いします!!」

哩「そ、そか……ふふ、ならまぁしょんなか。 気合ば入れて鍋ば見とくけん、他のこつば任せた!」ググッ

京太郎「はい!(なんで鍋見るだけで袖まくってるんだこの人……)」

なんとか適当な仕事を与えて、無難に危機を乗り越えたもよう。
491 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 03:11:54.03 ID:3K5TlZOT0
その後、無事に朝食の準備を終えた京太郎は配膳も殆ど1人で済ませ、一息つく。
哩の面倒まで見なければならなかった為、肉体的以上に精神的に疲れた。

京太郎「早く試合になってメシウマな人来ないかな……メシウマじゃなくても、せめて普通レベルの人。
    と、それはそれとして今日の朝は何をするかな」

朝行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 03:14:07.97 ID:VlTzYoKj0
2
493 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 03:17:51.99 ID:3K5TlZOT0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 3
睦月 4
美穂子 1
やえ 2
霞 4
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 03:18:18.33 ID:y3i0sFcy0
京太郎
495 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 03:20:14.84 ID:3K5TlZOT0
本日は一旦ここで区切らせていただきます。
ほんと遅筆で申し訳ないです。
お疲れ様でした。
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 03:21:18.31 ID:VlTzYoKj0
乙〜
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 05:39:23.99 ID:cGJZxFBl0
乙です
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 08:20:20.60 ID:YXz2awNQo

金本洋榎、鳥谷和、赤星憧、投手(藤浪?)恭子、捕手エイスリン、巴
阪神が対戦相手なら149cm以下が3人いるんで高さを生かす取ったほうがいいね
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 11:46:12.55 ID:ZWYw+PrdO
エイちゃんといえば天使、天使で捕手といえばあのお人やろなぁ
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 12:14:24.88 ID:1xKIVscA0
>>498
あれ?そう言えば洋榎姉さんのチームには投手として臨海女子のメグさんが居た様な
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 14:47:35.63 ID:urWmEl65O
咲キャラで身長149cm以下って何人くらいいるんだろ?
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/17(月) 15:15:47.25 ID:iUhuzSWz0
そういえば和の好感度の更新は忘れたのかな?
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 21:05:39.10 ID:YXz2awNQo
アッ ダヴァン忘れてたごめん 咲キャラの身長はリッツのまとめたやつが
ttp://sciasta.com/characters.html
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 21:56:08.18 ID:X6OQ8Y9BO
こんなのもあったりする
ttp://blog-imgs-64-origin.fc2.com/s/i/k/sikabane99/1393691571537.jpg
505 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 22:19:19.17 ID:3K5TlZOT0
乙ありです。
>>502
はいそうです、思い切り忘れてました申し訳ない。
※和の好感度が+3され、24になりました。

もう少ししたら再開します。
506 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 22:35:27.94 ID:3K5TlZOT0
>京太郎

京太郎「昨日と打って変わって今日は体の疲れもだいぶ抜けたからな!
    よし、今日はみっちり練習するぞ!」

ザコプロ「こいついっつも練習してんな」

早速グラウンドへと移動した京太郎は、ザコプロ達と軽いウォーミングアップをし入念に準備。
そうこうしている内に良子もグラウンドへと姿を見せる。

良子「グッドモーニングです。 今は……須賀くんだけですか?」

京太郎「はよざーっす。 そうですね、他の人はちょっとまだ来てないみたいです」

良子「なるほど……わかりました。 では、須賀くんの練習を集中的に見させて貰いましょう」

まだ食後すぐの時間帯という事で、他のチームメンバーはザコプロ以外誰も来ていない。
この状況ならば京太郎の動きを注視も出来るだろうと、
良子は捕手ザコプロの後ろに立ち京太郎の球筋をつぶさに見ようと陣取る。

京太郎「うっし! それじゃいきます!」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 22:37:00.64 ID:J1t8koQA0
そいや
508 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 22:39:15.45 ID:3K5TlZOT0
>コンマ64 獲得経験値2
>京太郎合計経験値5

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【ピンチに強い】pt5
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】※選択出来ません
4.【ピンチに強い】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 22:42:59.89 ID:YXz2awNQo
6
510 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 23:00:26.31 ID:3K5TlZOT0
>6.保留

ズバァンッ!

京太郎「よしっ!」

良子「(ふむ……)」

投球を開始し、どんどんとザコプロの構えるミットに投げ込んでいく京太郎。
昨日得た集中力はそのままに、球威・変化についても戻ってきている。
相変わらずたまにボールが抜けて良子がヒヤッとする場面もあったが、適度に散る球は京太郎の武器でもある。
極端に定まらないという訳ではないのならば、打者に狙い球を絞らせないという意味はあるのだから。

京太郎「ふー……どうですか監督?」

良子「グッドですよ。 まあ、試合の時程にはまだ球速も出ていないようですがね。
   ゆっくり調整をして、コンディションを整えていきましょう」

京太郎「うっす!」

しかしながら、中々の回復力ではある。
まだ試合が終わってから2日目――中1日でのマウンドだ。
しかも前の試合では120球を超える球数を投げている。肩の負担は半端無いだろうが……。

良子「そういえば、です。 須賀くん、以前二条さんから受け取ったカードの効力などは実感できていますか?」

ふと気になる事があった為、良子がそう問いかけると京太郎はユニフォームのズボンにあるポケットから1枚のカードを取り出す。

京太郎「これですか?」

『斎藤佑樹』
前回の試合後、二条泉から託された京太郎の3枚目のカードである。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:11:54.62 ID:9J7FYCH7O
直接的な変化は今んとこスキルが一つ増えて体力が5上がったくらいだっけ?
512 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 23:15:14.65 ID:3K5TlZOT0
良子「先ほどまでの球筋……それに昨日の投球を見ていても、特別変化があったとは感じませんので……」

良子の言う通り、京太郎の投球は本当にいつも通りだ。
無論、まだ試合から日が立っていないという事もあり球速は抑えめではあるものの、
それでも基本的なスタイルは変わっていない。
3枚目のカードを得た事による能力の上昇、というものを彼らは感じていなかった。

京太郎「実際俺も何も感じないですね……」

彼らは知らない。
球威・変化、そして制球こそ以前の京太郎からは変わり映えしていないものの、
体力だけは微量であるが上昇をしているという事を。

夏の甲子園、延長15回までを投げた翌日にも登板をし、その試合でも13奪三振を取って優勝。
その大会で投げた投球回は69回。投じた球数は948。
優勝をめざし、身を粉にして、熱闘を繰り広げた甲子園の英雄の力が多少なりと京太郎に力を与えていたという事に。

目に見えてわかりやすい効果ではない為、わかりにくかったが。

京太郎「あ、でも1個」

良子「ふむ?」

京太郎「ちょっと気を抜いて球を投げると……こうなります」

ビュッ! コクッ

良子「…………」

京太郎「ご覧のように、お辞儀します。 ストレートが」

良子「今のは抜けたカットボールとかではないんですか……」

京太郎「ストレートです……」

なお、ちゃっかりあまりよくない目に見えてわかりやすい効果も得てしまっていたもよう。

※良子の好感度が+1され18になりました。
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:16:46.56 ID:YXz2awNQo
いかんでしょww
514 :>>511持ってる男も斎藤カードの効果ではあります。まだ習得していませんが ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 23:18:13.79 ID:3K5TlZOT0
京太郎「まぁ気を抜かなければ『おじぎングファスト』……もとい、あのストレートは出ないからな。
    俺が試合でちゃんと集中すればいいだけの話だ」

一旦休憩を取り、水分補給をしながらベンチでぐったりする京太郎。

京太郎「さてと、次はどうしようかな」

朝行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:18:55.24 ID:VlTzYoKj0
1
516 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 23:19:53.43 ID:3K5TlZOT0
>1.会話(チームメイトと交流します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 会話相手選択
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:20:23.56 ID:pgwkvGgvo
やえ
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:21:08.52 ID:YXz2awNQo
なるほどww>持ってる男
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:22:33.25 ID:AV1m9L3y0
持ってる男→モッテル男→モテル男→モテる男


こんなのが浮かんだ。たぶん、違う
520 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 23:30:41.32 ID:3K5TlZOT0
>やえ

京太郎「一旦切り上げて帰るとするか」

やはり体の疲れは残っており、あまり無茶をする事は無いだろうと京太郎は判断。
朝の内は練習を止め、昼食時までは寮で過ごす事を選択する。
そして寮に帰り着いた京太郎であったが……しかし、今度はそれはそれでやる事が無い。

京太郎「どうしたもんか……うーん」

やえ「ん、何してるんだ須賀?」

京太郎「何もしてないをしてます」

やえ「なんだそれは」

と、そこで通りかかったのはやえである。
彼女も朝の間は練習に行くつもりはないのだろう。
いつものように晩成高校の制服を着ていた(基本的に寮内ではみんな制服。なお霞だけは巫女服)。
暇である旨を伝えると、やえは呆れたように溜息を吐く。

やえ「野球を離れたらすることが無いとは、寂しい男だな……」

京太郎「ひでぇ……っていうか、それ言うなら小走さんはどうなんですか? 何してたんです?」

やえ「わ、私は……あれだ! 寮内をちょっと見回りしていただけだ。
   何か不備が無いかと、確認をするのも王者の役目だからな!」フンス

京太郎「やる事なくてぶらぶらしてただけじゃないんですか?」

やえ「…………」ションボリ

京太郎「(やっぱり図星じゃないか……)」

京太郎の言葉と同時に、ドリルがへなへなと萎びるやえ。どうやら図星だったらしい。
521 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/17(月) 23:39:57.61 ID:3K5TlZOT0
やえ「別に寂しい女じゃないぞ私は……」

京太郎「はいはい。 あ、なんか飲みます? ついでだから淹れますけど」

やえ「……紅茶を。暖かいので」

しょげるやえを引き連れ、京太郎は食堂へと向かうと自分の分とやえの分、2人の飲み物を用意する。
やえには注文通りホットティーを、京太郎は外で動いてきたという事もあり熱いのは止めアイスコーヒーにした。
お互い、適当な椅子に座りまずは1口。

やえ「うん、美味い」

京太郎「そうですか? ならよかったです」

やえ「店で金取れるとは言わんが、普通に美味いぞ」

暖かいものを飲み気持ちも落ち着いたのか、多少元気になるやえ。

京太郎「まぁ、部活とかでも結構飲み物淹れたりとかは俺がやってましたからね」

やえ「1年だからな。 雑事については下っ端がやるのが当然だ。 私にもそういう時代はあった」シミジミ

京太郎「(懐かしいなぁ……みたいな顔してるけど2年前の事の筈なのに……あれか、大二病ってやつか?
     さて……)」

1.「そういやテキストが溜まってるんですよ、小走さんちょっと見てくれませんか?」
2.「小走さんでも雑用とかしてたんですか? 1年からエースとか張ってたものかと」
3.「いい機会なんてちょっと麻雀教えてもらえませんか? 野球だけじゃなく麻雀も強くなりたいんで」

↓1
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:42:21.93 ID:HHDFK117o
1
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:42:43.22 ID:YXz2awNQo
3
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 23:45:49.35 ID:AV1m9L3y0
できたらどれを選んだら好感度がどれだけ上がったか教えてほしい所
今後選択を選ぶときに参考にしたいし
525 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/17(月) 23:55:49.72 ID:3K5TlZOT0
>1.「そういやテキストが溜まってるんですよ、小走さんちょっと見てくれませんか?」

やえ「うん? なんだ須賀、ちゃんとやっていなかったのか? いかんぞそれは」

京太郎「ははは……面目ないです」

やえ「まあ、いつも練習に行ってたからな。 いつやってるのかとは思っていた。
   仕方ない、この王者が見てやろう。 心配しなさんな、この私は中学生の頃から赤点を取った事が無い」ドヤァ

京太郎「(本当かなぁ……)」

何故かその右手を開いて突き出し、ドヤ顔で言い放つやえ。
京太郎としては彼女に頼んで大丈夫だったかと少し不安に思うが……まあ、大丈夫だろう。
仮にも彼女は3年生で、地頭自体は多分悪くは無さそうだから。

京太郎「っと、それじゃあ……移動しましょうか?」

やえ「? 何故だ、ここに持ってくればいいだろう」

京太郎「もう昼になりますから、ここ昼食作って結構わちゃわちゃしますし」

やえ「ああ、なるほど。 確かにそれでは集中して勉強も出来んか。 で、どこでやる?」

京太郎「あー……。 ……すみませんけど、俺の部屋とかでいいですか?」

やえ「………………」

やえ「うにゅっ!?」ピョンコ

京太郎の提案を聞き、いつもより大きく、1度だけ跳ねるやえのドリル。

やえ「す、須賀の部屋?」

京太郎「……やっぱ駄目っすかね。 あ、飯が終わった後なら!」

やえ「い、いや! 女に二言は無い。 昼食が出来る前に、ささっと片づけるぞ! 行くぞ須賀!」ツカツカ

京太郎「(まずったかなぁ……)」
526 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 00:06:18.93 ID:pAG25vFE0
この1週間、共に暮らす中でそれなりには信頼関係というものを築けてきたとは京太郎本人としては思っている。
やえに対しても、時々辛辣というか呆れ混じりの感情を抱く事はあるものの、
根本では真面目で仲間思いないい先輩として尊敬に近いものを持っており、やえからしても京太郎の事は悪くは思ってないだろう。

ただ、それでも、まだ完全に打ち解け切ったという訳ではない。
これが女性同士ならば部屋の行ったり来たりなどは何の問題もないのだろうが、京太郎は男性だ。
やえも、共学校出身という事だがあまり男慣れをしている様子もなく、
実際に京太郎が提案をした際にはあからさまに動揺をしていた。

やえ「須賀、何をしている! い、行くぞ!!」

京太郎「は、はい!」

だが、それでもプライドなのかなんなのか。
やえは己の言葉を反故にする事はなく、京太郎の部屋で勉強を見る事を選択した。
京太郎としても自分から提案した事であるし、今更やめようとも言えない。
途中、やえの部屋に寄って、やえ自身のテキストも持ち寄り、2人は京太郎の部屋へ。

京太郎「じゃ、どうぞ」

やえ「…………」

京太郎「あの……小走さん?」

やえ「い、いいのか? 何か片づけたり隠したりするようなものが男性の部屋にはあるんじゃ……」

京太郎「無いですよ!」

長野の自宅になら勿論あるが、ここは共同生活をしている寮の1つの部屋だ。
そういうものを買いに出かける機会も無かった為、隠したりしなければ困るものなど京太郎の部屋には1つも無い。

やえ「そ、そうか……いや、知っていたぞ! これはそう、1つのマナーとしてだ!」

やえ「それじゃ……た、たのもう!!」ノッシノッシ

京太郎「頼もうって……。 あ、とりあえずこれ使ってください」

やえ「う、うん」

適当なクッションを手渡し、2人は机に向い合せになってテキストを広げる。
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 00:11:30.34 ID:4JvJeqyA0
やえさんが通う晩成高校は奈良の進学校(偏差値70)ですから(震え声)
528 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 00:20:25.25 ID:pAG25vFE0
やえ「…………」ソワソワ

やえ「…………」ソワソワソワ

京太郎「えーと、それじゃさっさと片付けちゃいましょう。
    俺もわかる所は自力でやってくんで、何かあったら聞きますけど小走さんは自分の勉強やっててください」

やえ「あ、ああ。 よし、ではお見せしよう! 王者の教師からは結構評判のいい授業態度を!!」

その後、2人は揃ってペンを動かし始めた。
京太郎としては――例えばこれが霞や美穂子ならば必要以上にドギマギしたかもしれないが、
いわゆる、持たざる者と部屋で勉強をするというのは幼馴染との事で慣れている。
しばらくすると課題に集中する事が出来た。が……。

京太郎「あ、小走さん、ここなんですけど」スッ

やえ「ひっ」サッ

京太郎「……なんで逃げるんすかねぇ」

やえ「ち、違う! 今のは……そう、いきなりだったからだ! いきなり声をかけるな須賀!!」

京太郎「どうしろと?」

やはりともいうべきか、やえはそもそも男性に対して慣れていないのだろう。
京太郎と同じ部屋、しかもその部屋は京太郎の部屋という事もあり。
また、ドアは当然ながら閉めている為に密室。
京太郎にその気など毛頭ないのだが、意識しすぎている形である。

やえ「うぅ……」

京太郎「………………」

いつになく躁鬱が激しく見えるやえだが、一応は京太郎の質問には答えてくれる。
赤点を取った事が無いというのは本当のようだ。
529 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 00:28:27.87 ID:pAG25vFE0
やえ「…………」ソワソワ

京太郎「……よし。 それじゃ、結構進みましたしここらで終わりましょうか」

やえ「え、もう終わったのか?」

京太郎「お蔭さまで。 ……小走さんの方は、あんまり進んでないみたいですけど」

その後、切りのいい所で京太郎が止める宣言をすると、やえが驚きの声を上げる。
無論、ここまで溜まりに溜まった課題を全て終わらせた訳ではないのだが、
それでも1人でやるよりはやえに聞いた方がわかりやすく、割とサクサクと済ませる事が出来た。
時刻も昼食前であるし、ここらが丁度いい止め時だろう。

一方でやえの方はといえば、持ってきたテキストは殆ど進んでいない。
その事を指摘するとやえはやはりシュンとし、顔を俯かせる。

京太郎「あー……俺の面倒見てもらったせいですね。 すみません」

やえ「いや……これは私が集中できていなかったからだ」ションボリ

京太郎が謝罪をするも、やえは首を振ってそれを否定する。
実際、やえの言う通り、テキストが進んでいなかったのはそれが原因なのは一目瞭然だろう。

やえ「男性の部屋に入る、というのは初めてだったんだ……。それでガラにもなく緊張して……」

京太郎「(だろうなとは思ったけど……)でも、晩成って共学校ですよね?」

やえ「お前はあれか? 共学校の奴ならば誰でも彼氏彼女がいるとでも思っているのか?」

京太郎「い、いやいや! そうでなくても……異性の友人くらいなら普通に……」

やえ「いない!!」

京太郎「断言されましても……」
530 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 00:44:06.35 ID:pAG25vFE0
やえ「うちの麻雀部が伝統と実績のある部だというのは以前も話したな?」

京太郎「ああ、それははい」

数十年連続での県大会優勝、全国大会出場。
今年、そして数年前に阿知賀が優勝する以外の年は、全て晩成が奈良の代表として全国への切符を手に入れていたのだ。
当然ながらその麻雀部の格式は高く、伝統と実績、歴史の重みは即ち敷居の高さにも繋がる。

やえ「うちの麻雀部は部員数が多い。 その中でレギュラー・ベンチ入り・ベンチ外に分けられる」

京太郎「まぁ、でしょうね(伝統校って一軍二軍があるって聞くし)」

やえ「その中でレギュラーを取れるのは一握り。 エースともなれば別格だ」

京太郎「ふむふむ」

やえ「つまり私は別格な訳だ。 わかるな?」

京太郎「はい」

やえ「……男子は寄ってこないんだ、肩書が重くて」

京太郎「……あー」

やえ曰く、女子の後輩たちにはよく懐かれているらしい。
彼女自身、後輩がいてもそれをパシリに使わずに対等に接するなど王者でありながら心優しい性格を持っている為、
また女性同士ならば多少なりとも気楽に話せる為に慕われるのも無理はない。

ただ、男子となると難しいらしい。
別に嫌われている、避けられているという訳ではないらしいが、遠巻きに見られたりあこがれられるだけで、
積極的に声をかけようとするのは少数のようだ。

京太郎「高嶺の花って事ですかね」

やえ「よく言えばな……。 王者は常に孤独とはいえ、結構ショックなんだぞ」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 00:47:33.22 ID:TYbKpgcO0
このスレの世界がレズ世界ではなければそのうちにいい人が見つかりそうな気がしなくはないけどね
532 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 00:52:07.12 ID:pAG25vFE0
或いはやえの性格が、割と自信家で常に威風堂々としている所も関係あるのかもしれない。
女子生徒からしてみればやはり格好いい女性として憧れや尊敬を持つかもしれないが、
男子生徒からすると一層近寄りがたいものもあるだろう。

やえ「麻雀に強い女性雀士は中々男性に縁が無いとは言うがなぁ……」ションボリ

京太郎「……あの、彼氏とかの話じゃなくて男友達の話ですよね?」

やえ「男友達もおらずにいきなり彼氏なんて作れるか! 物事にはステップというものがあるだろう!!」

京太郎「……ですね」

なんのかんのと言いながらも、やえも年頃の少女である。
この事実はそれなりに彼女の心に浅からぬ傷を残していた。
のだが。

京太郎「でも……あー」

やえ「どうした?」

京太郎「いや、こういうのも照れくさいというかなんというか……ですけど。
    その、小走さんと俺って、友人というか……まあ、少なくとも、ただの知人って間柄では無くないですか?」

やえ「………………」

やえ「ぷえっ!?」ピョンコ

京太郎のこの発言に、やえのドリルが再び跳ねた。

京太郎「いや、ね。 まだ一週間しか一緒にいないっすけど、同じ釜の飯食って同じトコで暮らしてる訳ですし。
    お互い、そこそこ遠慮なく話せるようになってきましたし」

やえ「そ、そりぇはそうだが」

京太郎「(噛んだ……)」

京太郎の言う通り、初日に比べればやえと京太郎のやり取りも自然なものになってきた。
今は京太郎の部屋にいるという事でやえも緊張をしていたが、互いに遠慮というものがなくなってきている。
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 00:56:09.52 ID:4JvJeqyA0
晩成に京太郎くんタイプの男子が居ないのかも
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 00:57:28.72 ID:TYbKpgcO0
普通にコミ力あるしな>京太郎
535 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 01:03:06.26 ID:pAG25vFE0
京太郎「なんでまぁ、男友達がいないって訳じゃないんじゃないですかね、小走さんも」

言っていて流石に京太郎としても照れくさいが、とはいえ落ち込むやえをこのままにはしておけない。
頬をかきながらそう言った所で、やえは口をパクパクとさせながら……。
やがてコホン、と咳払いをすると居住まいを正して口をもう一度開く。

やえ「た、確かにそうだな。 うん……学年こそ違えど、須賀とはもう友人と言って差し支えないだろう。
   ……そうか、男友達か」

京太郎「(ん?)」

やえ「ならあれだな、いつまでも他人行儀にする事も無い。 ええと……」

やえ「きょ、京太郎?」

小首を傾げながら、下の名前で呼んでくるやえ。
彼女の中では、友人ならば呼び方を変える――というのが1つのプロセスになっているのかもしれない。
慣れない事をしているせいか赤らむ頬のまま、こちらを見つめるやえに……。

1.「なんですか、やえ先輩」
2.「どうしました、やえさん」
3.「なんだ、やえ」

↓1
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 01:03:54.12 ID:GAjQQEBA0
1
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 01:04:44.46 ID:TYbKpgcO0
やえさんはこれでいい
久とは違って呼び捨てやさん付けするほどじゃないし
538 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 01:14:36.88 ID:pAG25vFE0
>1.「なんですか、やえ先輩」

京太郎「(……でいいかな?)」

やえ「!!」ビョンビョンビョン

京太郎「(うわぁなんだかえらいことになってるぞ)」

自分も名前で呼ぶべきだろうと考えた京太郎だったが、どうやらその選択は正しかったらしい。
やえのドリルは京太郎が見た事もないほど激しい上下運動をしている。
多分、嬉しさを現しているのだろう。どういう原理だろう。

京太郎「………………」

ぐいっ

やえ「ぐへぇ……って、だから引っ張るな!!」

京太郎「つい……っていうか、目の前であれだけ動いてたら誰だって触りたくなりますよ!」

思わずドリル部分を引っ張る京太郎。
仕方ない、これまで結構我慢をしていたが、思った以上に揺れていたのだ。
あれを引っ張るなという方が無理である。京太郎にとっては。
しかし、当然やえはこれにまたも怒るのだが……。

京太郎「俺、女友達相手に髪の毛撫でたりしますしこれくらい普通ですよ普通」

やえ「そ、そうか? ……そうか」

京太郎に、思い切り言いくるめられた。
そもそもその女友達というか幼馴染にしているのは頭を撫でるであって、髪を引っ張るではないのだが。
悲しい事に、今のやえにはそこまで考えるだけの余裕が無いのだろう。
なにはともあれ。

やえ「これからもよろしく頼むぞ、京太郎」

京太郎「はい、やえ先輩」

より一層仲が深まった気がしないでもない。こういうのも悪くはないかと、京太郎とやえは揃って思うのだった。

※やえの好感度が>>521+2>>535+1で+3され、26になりました。
539 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 01:17:12.05 ID:pAG25vFE0
【アナウンス】やえの好感度が25を超えた為、全能力+5。更に新スキルが解放されました。

                 ... -―――‐- ....      /}
               /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::\  / /
              /:::::::::/::/:::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ∠...__
             /{_:::/::::/::/l::::::| :::::: :ト、:::::::::::::::∨\__彡'
.             ∧__::|::::/::/八::::|\:::::| \:::::|__∧\\
           /イ::::::|:/l:/ ̄`ヽ{  \{´ ̄ }从::|:::|  \\
.          {::::|:/∧{ /芹うト     /芹うト }:|:::l    }::::}_
          _ノミV ノ{∧ 、V炒      V炒/ 小リ   ノ-=≦}
.          /::::::::::/   {ハ   ̄   '     ̄  /^l/  /≧=-く__
.       {/:::::::::{   ヽ圦    r― v    //  {/-=≦彡'_
.          廴:::::::l            `ニ ´   . ´    \/≧=-く
           `^^′        `ト  __ ィ        辷_ -=≦)
                   ┌ |   __ノ\__ __       /∠
                / /∨ \____// ̄\    ̄} /
             __∠二ニ≠==≦二二/:.:.:{   /∧   くく
             //:.:.:{二二二襾二ニニニ/.:.:.:.:|  /   }   ノノ
.          / /.:.:.:.:}ニニニニ/ ∧二ニニ{:.:.:.:.:.:| ,/  \_〉 /

・小走やえ

左投げ左打ち 守備位置:外野手/一塁手

所有カード:T−岡田(Bs)

巧打45 長打75 走力35 守備25

【チャンスに強い】
得点圏にランナーがいる際、巧打力+10。

【4番の一振り】
4番に置いている時のみ発動。得点圏にランナーを置いた際、長打力+20。

【ノーステップ打法】
読みを外した際の巧打マイナス補正を2/3にする。

【王者の打ち筋】
第1打席の時のみ任意発動。読みが一致した際、巧打・長打+20。外した場合巧打・長打−20。


・新スキル候補
【得点帝国】pt5
その回得点をしている際発動。その回に入った得点×10、巧打・長打にプラス補正。
ただし最大で×30まで。
540 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 01:23:46.77 ID:pAG25vFE0
その後、食堂に移動し昼食を取る京太郎とやえ。

やえ「京太郎、ソース取ってくれ」

京太郎「……目玉焼きにソースですか?」

やえ「当然だろう」

京太郎「醤油だと思いますけどね……普通。 はい、どうぞやえ先輩」

やえ「ああ、ありがとう」

良子「(ふむふむ……大変グッド。 仲もどんどん深まっているようですね)」

呼び方が変わっている京太郎達を見て目を細める良子さんであった。
なお、彼女はマヨネーズをかけるもよう。

………

京太郎「絶対醤油だと思うんだけどなぁ……。
    それはともかく、昼からはどうしようかな」

昼行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 01:25:00.90 ID:FK6BlOSZo
2
542 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 01:28:39.39 ID:pAG25vFE0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 5
睦月 4
美穂子 1
やえ 2
霞 4
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 01:28:52.01 ID:GAjQQEBA0
睦月
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 01:29:01.24 ID:TYbKpgcO0
545 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 01:47:17.91 ID:pAG25vFE0
>睦月

京太郎「あれは……津山さんと久先輩?」

午後もまずは練習から、とグラウンドに向かった京太郎。
そこには既に先客がおり、睦月と久が練習をしていたのだが……。

睦月「金城! 金城!!」カシャカシャ

久「ねぇ津山さん、もうそろそろやめにしない? ……何回撮るの」

睦月「ごめんなさい、あともう少しだけ……今度は後ろ向いて貰えますか? 背番号を!!」

京太郎「……練習?」

訂正。

練習、ではなく、睦月がやたらとスマホで久の事を撮っていた。
いつぞやの穏乃の事を京太郎は思い出すが、何のことは無い。
睦月がこうやって久の事を撮っているのはただ純粋に、久がベイスターズのユニフォームを着ているからだろう。
背番号1、久が持つカードがかつて在籍したチームでの背番号。
以前、偵察に行った際に熱狂していた睦月の事を想えば、これでもまだマシな方かもしれない。

睦月「うぅ……背番号1が……いや、今の背番号1に文句がある訳じゃないけど」

久「ねぇ京太郎くん、この子っていつもこうなの?」

京太郎「いつもじゃないですけど……その、ベイスターズの事が絡むと……」

久「なんともまぁ……面白い性格してるわね」
546 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 01:58:56.39 ID:pAG25vFE0
基本的には寡黙で真面目。それが津山睦月だ。
ただ、ことベイスターズの事となると途端に人が変わったようにテンションを上げ破天荒な行動もたびたび起こす。
京太郎達にとっては既に慣れた事だが、久たちがそのギャップに困惑しても仕方ない。
なにはともあれ、睦月もある程度の所で満足をしたのか、ホクホク顔でスマホをバッグに片付ける。

睦月「うむ! とてもいいものが撮れました!」ホクホク

久「それは良かった。 さ、早く練習しましょ」

睦月「うむ! 竹井さんには、ぜひとも一緒に守備の連係を……」

久「……外野でそんなに連携とかって必要だったっけ?」

京太郎「察してください、久先輩。 久先輩の持つカードは、津山さんにとっては本当に大切なものなんですよ」

野球の簡単なルールなどもこの企画前から知っていた久であるが、別段彼女自身は野球に特別詳しい訳でもない。
特定球団のファンであるという訳でもない。
恐らく、睦月の気持ちというものは理解出来ないのだろう。

久「ま……慕ってくれるっていうのは悪い気しないわ。 それじゃ睦月」

睦月「う、うむっ!」

京太郎「(またナチュラルに名前呼び……)」

久「ビシビシしごいていくわよ! 私はゆみみたいに甘くないんだからね」

睦月「うむ! 望むところです!!」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 01:59:41.84 ID:TYbKpgcO0
ゾロ目
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 02:02:06.01 ID:GAjQQEBA0
斎藤と松井は知ってたけど横浜も投手が1番なんだな
549 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 02:02:46.87 ID:pAG25vFE0
>コンマ84 獲得経験値3
>睦月合計経験値7

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

睦月スキル群
【高さ危険太郎除去】pt5

【道を切り開け】pt5
その回の先頭バッターの際、巧打力+20。

【意外性】pt5
打順が6〜8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【ピンチに強い】pt5
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【高さ危険太郎】除去
2.【道を切り開け】
3.【意外性】
4.【ピンチに強い】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 02:06:58.23 ID:w1m98ybAo
保留してコミュ開放に期待した方がいいのか迷うが2
551 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 02:24:40.63 ID:pAG25vFE0
>2.【道を切り開け】

守備連携を……と言って聞かない睦月であったが、京太郎も練習をしたかった事。
そして、久の指摘もあってか素直に実戦形式でのバッティング練習に従った。
京太郎を相手に、打席に立ちスイングを続ける睦月。
が、ちらちら、と順番を待つ久に視線を向けている――やはり久のことを気にしているようである。

久「あのねぇ、睦月。 私は金城さんっていう人のカードを持ってるだけで、金城さん本人じゃないのよ?」

睦月「う、うむ……わかっているんですけど、どうも……」

久「そんなに凄い人なの、この人?」

睦月「うむ!」

久のその言葉でスイッチが入ったか。
睦月は懇々と、言い聞かせるようにして如何に金城が優れた選手であったかを話した。

元々は投手として入団しながらも、野手に転向。
俊足を生かす為(盗塁や走塁が上手いとは言ってない)にスイッチヒッターとなり、いきなり新人王と首位打者を獲得。
サヨナラ安打数は横浜の中でも歴代トップの勝負強さ。
性格も温厚で後輩の面倒見もよく、頼れるベテランだった……と切々と語るのだが。

久「じゃ、睦月の持ってる方は?」

睦月「うむ?」

久「そっちの方はそこまで凄くないのかしら? だって、睦月はこっちの金城さんの方が好きなんでしょ?」

指摘され、思わずたじろく睦月だったが、久は平気で続けた。
言われ、睦月はそっとポケットから2枚のカードを取り出す。
どちらも期待こそされど、実績では金城には遠く及ばない。
1枚は激しすぎる外野戦争で押しのけられがちなもう若手とは呼べない年齢になってきた外野手。
もう1枚は復活を期待されながらも中々結果を残せないエース候補だった投手。
が。

睦月「……いえ」

睦月「この2枚は、凄いカードです!」
552 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 02:39:00.68 ID:pAG25vFE0
睦月は強くそう言い放った。
基本、彼女はベイスターズ所属の選手に対して、だだ甘である。
嫌になるくらいポジティブであると言い換えてもいい。
京太郎の持つ三嶋と国吉のカードを、エース級と言い放った所からもそれは察する事が出来る。

睦月「須賀くん……やろう!」

京太郎「うっす!」

久との問答を終えた睦月は、再び打席に立つと京太郎との実戦形式での練習に励む。
先ほどまでは集中がどこか欠けていた睦月だったが、
今度は先ほどに比べヒット性の当たりを増やし、右に左にとうまく打ち分ける。

睦月「(乙坂も高崎も、いつかは金城に負けないくらい横浜を背負える選手になってくれる筈)」

その原動力となったのは、やはりとも言うべきか彼女の横浜愛であった。
彼女の心の内で思う事は、正直、現状ではかなり難しいと言える事である。
ただ、その困難な道のりでも、彼らならば必ずや切り開けるだろうと彼女は信じてもいた。

何度も言うが、彼女はとにかくどの選手たちも好きであり、だだ甘であり、ポジティブなのだ。

睦月「(私もこのカードを持つ選手として、恥ずかしくないようなプレイを見せないと……!)」

しかし、そんな彼女の姿勢は、長所でもある。
困難な道のりを切り開こうとする、選手たちに恥じないように。
ただただ、彼女は愚直なまでにバットを振り切っていた。

………

京太郎「なんというか、上手く煙に巻きましたね久先輩」

久「流石にずっと金城金城言われて付きまとわれても困るしね……」

なお、この一件で少し睦月の病気が収まった事にホッとする者もいたもよう。

※睦月が【道を切り開け】を習得しました。
 睦月のスキルは現段階ではこれ以上増えません。
※睦月の好感度が+1され、19になりました。
553 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 02:40:47.12 ID:pAG25vFE0
………
……


その後、京太郎は再び休憩を取りつつこの後の予定を考える。

京太郎「しかし、津山さんのベイスターズ愛はどこからやってくるのか。
    さてと、次は何をしようかな」

昼行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 02:40:59.46 ID:GAjQQEBA0
3
555 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/18(火) 02:41:53.52 ID:pAG25vFE0
>3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 お出かけ相手選択
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 02:42:31.94 ID:s+3rvE3po
良子
557 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 02:43:55.70 ID:pAG25vFE0
良子さんとお出かけ、という所で一旦ここで区切らせていただきます。
おやすみなさい。
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 02:48:16.78 ID:GAjQQEBA0
乙です
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 02:50:15.43 ID:s+3rvE3po
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 03:43:32.90 ID:SRPsHIPJ0
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 08:46:19.01 ID:TYbKpgcO0
チームメイトじゃないのに好感度24あるということはこの和は結構好意的?
タコスの初期値は高そうだけど……
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 09:01:37.25 ID:yi7QROdhO
最初に清澄補正かかったし、よく電話するからね。
なお、タコスとは未だ電話なし。
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 09:15:09.17 ID:TYbKpgcO0
>>562
いいところの8割が声優さんだから仕方がないね
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 10:02:17.01 ID:sDI/R/V/o
乙ー
デレた王者は可愛い、俺はよく知ってるんだ
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 17:36:47.15 ID:1hycBwX50
乙です
566 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 22:19:39.22 ID:pAG25vFE0
乙ありです。
今日はちょっと帰りが遅くなったので、いつもより開始時間遅れるかもです。ご了承ください。
広島強いですね……。
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 22:21:53.34 ID:w1m98ybAo
おk
筒香がさっさと打ってさえいれば! と思うが仕方ない
568 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 23:34:52.07 ID:pAG25vFE0
>良子

良子「おや? ここにいましたか、須賀くん」

京太郎「監督? 何か用でもありましたか?」

ベンチに座りのんびりしていた京太郎に声をかけたのは、いつの間にかグラウンドへとやってきていた良子である。
一体どうしたのかと京太郎が振り返れば――。
良子はいつもグラウンドに来る時に着ているユニフォームではなく、ラフな格好をしている。

良子「ソーリー、実はチームメンバーも増えた事ですので、日用品の買い出しに行きたくて……。
   男手が欲しいのです、お願いできますか?」

京太郎「ああ、なんだそんな事なら……ええっと」チラッ

京太郎としても特にこの後に予定があった訳ではない、が――。
先ほどまでは練習をしていたのだ。
休憩が終われば、自然とその流れで練習に取り組むつもりだったのだが、と共に練習をしていた久と睦月に視線を向けるが、
彼女たちは笑みを浮かべながら気にすることは無い、と言うように手を振っている。

睦月「気にしないで、むしろごめんね、私たちが手伝えなくて」

京太郎「ああいや、大丈夫です。 むしろ津山さん達に力仕事させなくて済むなら本望ですよ」

久「京太郎くんはそういうタイプよね。 ま、頼んだわ」

京太郎「うっす!」

良子「ソーリー……では向かいましょう」

京太郎「はい。 っと、その前に着替えてきていいですか?」

良子「オフコース。 玄関で待っていますので……ゆっくりでいいですよ」
569 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/18(火) 23:46:45.19 ID:pAG25vFE0
良子に断りを入れてから、寮の自室へと戻り手早く着替えを済ませる京太郎。
女性ではないのだからそれ程時間がかかる訳でもない。
すぐに寮の玄関へと向かうと良子と合流し、そのまま外に出るのだが……。

良子「では、乗って下さい」

京太郎「? 車で行くんですか?」

良子「ええ、荷物もありますから車の方が楽です。 さ、どうぞ」

そこにあったのは、いつもチームで移動する際に使うマイクロバスや、少人数で移動する際使うB級バスでもない。
いわゆる、普通の乗用車だ。
良子の車なのだから左ハンドルかと思っていたが、右ハンドル。
良子に促されるまま助手席へと乗り込み、京太郎はシートベルトを締める。

京太郎「この車もチームのものなんですか?」

良子「イエス。 私の愛車でドライブと行きたかったのですが……流石にこの島までは持ってこれませんからね。
   これも、龍門渕さんが用意をしてくれたものですよ」

京太郎「(まあ、本土からは相当離れてるもんなぁこの島。 持ち込もうと思えば持ち込めるのかもしれないけど)」

良子「さ、それでは行きましょうか。 よいしょと」ポチッ

ブブーン

言うや否や、カーナビに目的地を入力し車を発車させる良子。
ちらと見た限りでは、そこそこ遠い場所まで行くらしい。
なるほど、それならば車を使わなければならないのも納得できる……が。

京太郎「あの……車で行くなら別に荷物持ち必要じゃなかったんですか?」

そもそも車で目的地に向かうなら、荷物持ち自体が必要ではないだろう。
荷物は車に全部乗せて、返ってきてから京太郎にでも寮の中に運ばせればいい。
わざわざ京太郎を買物にまで連れていく必要性は、まったく無いとは言わないが薄い。
570 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 00:01:37.88 ID:fzYY8EUy0
良子「ふむ……まあそうですね」

京太郎「そうですね……って」

良子「君と2人になりたかった、その為の口実に買い出しに付き合ってもらったのですが……それでは不服ですか?」

京太郎「えっ」ドキン

良子「思えば試合後、じっくりと話す機会がありませんでしたからね。 監督とエースのコミュニケーションをとりたいと。
   ……おや? どうしました?」

京太郎「そんなことだと思いましたよ! くそっ!!」

良子「君は本当に……学習しませんね」クスッ

以前にも似たようなからかい方をされたが、案の定というべきか、今回も引っかかる京太郎。
そんな京太郎を見て良子は面白そうに微笑を浮かべるが、仕方ない。
京太郎が学習をしないのではない、ただ、良子のような美女にそういう事を言われて、
一瞬でもドキリとしない男はいないというだけの話だ。
誰だってドキリとする。

京太郎「そんなに俺をからかって楽しいですか!?」

良子「イエス……っと、そんなに膨れないでください。 何もバカにしているつもりはないんですよ」

京太郎「…………」

流石にからかいすぎたと思ったのか、謝罪をする良子であるが、京太郎としては色々と不本意だ。
そもそも久が加入をしただけでも色々と悩みの種だというのに、その上良子までその手のいたずらをされてはたまったものではない。

良子「リアクションが面白くて……ソーリー」

良子「先ほども言いましたが、バカにしているつもりは無いんですよ。 これも、1つのコミュニケーションと思っての事です」

京太郎「……別に怒ってないですよ」

良子「ならいいんですがね。 ……それに、何も単なる監督とエースとしての間柄でなくとも、
   こうして君と2人で話をしておきたいと思ったのは本心でもあります」

京太郎「………………」

良子「本心ですよ、そんなに見つめないでください、照れます」

京太郎「監督、これは疑惑の目って言うんです」

良子「心外ですね。 まぁ、信じるも信じないもお任せしますが」
571 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 00:08:48.49 ID:fzYY8EUy0
そのまましばらく、お互い何も口を開かず沈黙が流れるのだが……。
やがて、再び良子がその口を開く。

良子「どうです、試合を終えて、今の心境というものは?
   あれから2日経って、色々と思う所もあるでしょう」

京太郎「そうですね……」

試合直後はまだ実感が沸かなかった。
試合翌日は久や哩と共に過ごす初めての1日であり、そして京太郎自身も疲弊が大きかった為に、
そういう感慨に浸るには色々と余裕が無かった。
だが、2日経てば、ようやく京太郎としてもあの日の試合をゆっくりと思い起こす事が出来るようになる。

京太郎「なんというか……」

1.「疲れました。 野球って、あんなに疲れるもんなんすね……」
2.「楽しかったです。 勝つって、やっぱり楽しいですね」
3.「まだ実感はそれ程沸かないです。 今でもあれが夢だったんじゃないかと」

↓1
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 00:09:39.85 ID:+0/6oNCZ0
2
573 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 00:20:22.60 ID:fzYY8EUy0
>2.「楽しかったです。 勝つって、やっぱり楽しいですね」

思わず、京太郎の口からはそんな言葉が漏れていた。
楽しい。勝つ事が楽しい。
シンプルであるが、だからこそ素直で、わかりやすい一言。
その一言に、あの日の――そしてこれまでの京太郎の想いが詰まっている。

京太郎「俺が投げて、みんなが打って守って……勿論、相手の方だって、久先輩や白水さんをはじめ、亦野さん達も練習してたんだと思います。
    でも、それでも俺達が勝った。 それが嬉しくて、楽しかったんです」

良子「………………」

良子「グッド。 楽しい、と思えたならそれはとても素晴らしい」

勝てば嬉しい。負ければ悔しい。
どんな競技でも、どんな勝負事でもそれは共通する事だ。
その、当たり前の事を、京太郎は一体どれだけの間忘れていたのだろう。

良子「須賀くんはあの試合、楽しかったんですよね?」

京太郎「はい」

良子「なら、もっともっと勝って、楽しみたいと思える。 それは、須賀くんだけではない。
   津山さん、福路さん、石戸さん、小走さん、みんなが共通して思っている事でしょう」

良子「それが原動力となり、次の試合への糧となる。 また勝ちたいと思える」

良子「……自信は持てましたか、須賀くん?」

京太郎「え?」

良子「このチームに配属された当初は、うじうじと少し情けなく、
   おまけに投手のカードしか持たない癖にエースとなる事にあまり乗り気には見えませんでした。 自信に欠けていたように、見えました」

京太郎「…………」

良子「しかし、今の君の顔は非常に清々しい。 ……ジョークではありませんよ?」
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 00:32:04.86 ID:Xbkm1ryA0
ふんふむ
こう言う時って買い出しに来た別チームの監督役の大人組に遭遇しそうなんですが
575 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 00:34:22.41 ID:fzYY8EUy0
信号待ちの間、ふと京太郎に視線を向ける良子。

良子「今の君は、信頼できます。エースとして、チームの柱として」

京太郎「………………」

京太郎の目を見て、そう告げられ、思わず京太郎はそっぽを向く。
面と向かって、誰かに評価をされるという事に彼自身は慣れていない。
ついでに言えば、やはり良子のような美女にじっと見つめられるというのは照れくさい。
そんな京太郎の仕草に、良子はくすりと笑いながら青になった信号を見て車を発進させる。

京太郎「で、でも柱って言うなら石戸さんはキャプテンですし津山さんも野球に詳しいですし……俺だけじゃないでしょう?」

良子「ええ、それは勿論。 私はこのチームの皆を信頼しています。
   石戸さんの巧みなリードとリーダーシップ、福路さんの思いやりと懸命さ、小走さんの自信と勝負強さ、津山さんのひたむきさと情熱。
   更には竹井さんと白水さんも加わってくれました。 が……」

良子「チームに勇気を与えるのは、4番とエース。 少なくとも私はこう考えています。
   一翼を担う君に、期待をかけるのは当然でしょう」

京太郎「…………」

野球とはチーム力のスポーツである。誰かが優れているだけで勝てる程、甘いものではない。
だが、その中でも何が1番重要かと問われれば、やはり投手。そして、主軸となる4番打者。

良子「須賀くん、次の試合は楽しみですか?」

京太郎「どうですかね……まだ、試合が終わったばっかで次の試合考える余裕が無いです」

良子「うーん……プロの世界では、試合が終わればすぐ次の試合に意識を切り替えるものなのですが……まあ、そこは仕方ないでしょう。
   ……ただ、君はまだ余裕が無いかもしれませんが私は楽しみです」

京太郎「そうなんですか?」

良子「このチームがどこまで強くなるか、勝ち上がれるか。 ワクワクするじゃないですか」

そういう良子の横顔は、年相応に子供っぽいようにも見えた。
普段は余裕綽々で京太郎の事をからかうが、思えば彼女もまだ成人して間もない女性だ。
576 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 00:42:23.34 ID:fzYY8EUy0
京太郎「……そうですね。 俺も、楽しみです」

良子「ふふ、グッドです」

そんな良子の横顔を見ていて、京太郎も思わず同意をしていた。
どこまで強くなれるか、勝ち上がれるか。
試合をする前ならまだ少し不安はあったかもしれないが、今の京太郎は一度勝ってつけた自信がある。
自分でも、エースになれるのだという、そんな自信が。

良子「やる気に満ち満ちているのは大変結構。
   ……そうだ、折角です。 次の試合、勝てたらご褒美をあげましょうか」

京太郎「ご褒美?」

良子「ええ。 私に出来る事なら、何でもしてあげますよ」

京太郎「ん?」

今なんでもするって言ったよね?と凄まじい勢いで良子へと振り向く京太郎。
その視線を受けながら、良子はしかしたじろぐ事はなく平然と運転を続けている。

良子「選手のモチベーションを維持するのも監督の務めですからね。 何かありますか?」

京太郎「(なんでも……なんでもって、そんなもんお前……)」ゴクリ

1.「おっぱいを揉ませてください!!」
2.「勝てたら、名前で呼んでもいいですか?」
3.「いらないです。 勝てれば、それが俺にとっては最高のご褒美ですから」

↓1
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 00:42:56.43 ID:TWFUf3jko
2
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 00:43:01.82 ID:PVAW2WQA0
2
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 00:45:11.10 ID:+0/6oNCZ0
良子さんって20歳なのか
それなら名前呼んでも別に大丈夫だな
580 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 00:53:56.04 ID:fzYY8EUy0
>2.「勝てたら、名前で呼んでもいいですか?」

良子「…………」

京太郎「…………」

色々と下世話な事も思い浮かんだが、結局、京太郎はその選択肢を選んだ。
勝てたら、もしも次の試合に勝てたら、良子の事を名前で呼ぶ。
流石に呼び捨てという度胸は無い――が、綺麗な年上のお姉さん(しかもスタイル抜群)だ。
そんな女性を名前で呼べるだけ、お近づきになりたいと思うのは当然の事だろう。
意を決してそう発言した京太郎に対し、しばらく良子は無言でいたのだが……。

良子「ふ、ふふっ……」

京太郎「?」

良子「い、いえ……てっきり、その、エッチなお願いでもされると思ったら、えらく可愛いお願いでしたので。
   なんというか君は……本当に、ベジタリアン系ですね」クスッ

笑われた。
ゲラゲラと下品な大笑いではなく、しかし、本当に可笑しそうに。
思わず京太郎は赤面し、俯く。
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 00:59:54.25 ID:+0/6oNCZ0
フリなのかむしろ1を選んでほしかったのか……?どっち?
582 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 01:07:23.88 ID:fzYY8EUy0
京太郎「わ、笑わないでくださいよ! これでも結構、勇気がいったんですよ!?」

良子「でも、ふふ……可愛いじゃないですか。 名前を呼ぶのに、わざわざ理由が必要なんですね」

女性に可愛い、と言われても嬉しくない。
そもそも、京太郎は可愛いと言われるような外見ではないのだ。
髪は金髪、背は高校1年生としては無駄にデカい、どう見ても可愛くはない。
むしろ不良に間違われる事だってある。
髪の毛が金髪どころかピンクやら緑やらもいるというのに、理不尽な世界だ。

良子「そのくらいお安い御用ですよ。 なんなら、今からでもいいですけど……。
   『須賀くん』が一度言い出した事です、私もそれに倣いましょう」

京太郎「う……」

良子「頑張って下さいね、次の試合」

京太郎「(なんでもないように振る舞ってるなぁ……やっぱ、他のプロの人たちよりは年齢も近いとはいえ、もう社会に出てる訳だし。
     大人なんだなぁ……)」

余裕を持って、笑みを浮かべながら了承する良子に、京太郎はただただコクンと頷くしかなかった。
そのまま、やはり照れ臭いのか、そっぽを向いて窓の外へと視線を向ける。

良子「…………」クスッ

京太郎「な、なんです?」

良子「いえ、なんでも」

そんな京太郎を横目でちらりとだけ見てから、良子は再び笑う。
もしも運転中でなければ、思わず彼女は京太郎の頭を撫でていたかもしれない。
試合中はあれだけ頼もしく、実生活では周囲のポンコツへのツッコミに勤しみ、しかし、自分の前では可愛い所を見せる年下の男の子。

良子「(やはり君は――京太郎くんは、面白い)」

心の中でだけ、名前を呼ぶ。
先ほど言ったように、良子には次の試合を楽しみにする理由がいくつかある。
口に出してその名を呼べるようになる――そんな楽しみもまた、その中に付け加えられえるのだった。

※1つ目選択肢+2(×3)2つ目選択肢+2(×3)で良子の好感度が+12され、30になりました。
583 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 01:11:20.05 ID:fzYY8EUy0
【アナウンス】良子の好感度が25を超えた為、京太郎の全能力が+5されました。(なお制球は上がりません)

          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
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        / :.:.:.:.:{  ::|\ハ_,          ノ            ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧
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・須賀京太郎

右投げ両打ち 守備位置:投手

所有カード:三嶋一輝(De)、国吉佑樹(De)、斎藤佑樹(Fs)

球威75 変化45 制球E 体力70
巧打35 長打35 走力45 守備35

【テンポ○】
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

【集中力】
任意発動。体力消費量2倍にして制球力2段階上昇。

【打たれて取ってもらう】
出塁しているランナーの数×5、味方の守備力が上昇する。

【???】
相手投手が【???】のカードを所有していた際、球威・変化+30。制球2段階上昇。
584 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 01:14:31.92 ID:fzYY8EUy0
その後、無事に買い出しを終えた京太郎と良子は寮へと帰り着いた。
荷物を寮へと運び終え、一息つく京太郎。
車があるなら行かなくても問題無いのではと思ったが、割と量は多かった。
あれは買い出しを終えた後、車に持っていくだけでも良子1人では一苦労だっただろう。

京太郎「なんだかんだで行った方がよかったんだな。 うん。
    それに……恥ずかしかったけど、楽しいドライブにはなった訳だし。 ……次の試合、頑張ろう!
    と、夕飯まで時間はあるな。 何しよう」

夕方行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
×.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 01:14:54.10 ID:KVlAjEVm0
2
586 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 01:16:17.19 ID:fzYY8EUy0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 5
睦月 2
美穂子 1
やえ 2
霞 4
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 01:16:43.88 ID:+0/6oNCZ0
588 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 01:29:54.01 ID:fzYY8EUy0
>霞

京太郎「よし! 一も二も無く練習だ!!」

ザコプロ「こいついっつも練習してんな」

夕飯までの時間は練習に費やそうとした京太郎は、再びユニフォームに着替えるとグラウンドへ。
ザコプロの定番となった台詞を聞きながらグラウンドへと姿を現すと、
そこにはやはり久と睦月――そして、その中に新しく霞の姿が見える。

京太郎「石戸さんも来てたんすか」

霞「あら須賀くん。 ええ、須賀くんは買い出しに行っていたのよね? お疲れ様」

京太郎「まあ車だったんで疲れはしてないんですけどね」

軽く挨拶をしながら、京太郎は3人の練習の様子を見る。
昼から立て続けに練習をしている久と睦月が、どうやら霞の練習の手伝いをしているらしい。
前者2人は、それまでの練習でそれなりに成果を出せた、という事なのだろう。

京太郎「俺も手伝いますよ」

霞「いいの?」

京太郎「捕手としての練習するにしろ、バッティングの練習するにしろ、投手がいた方がいいでしょう。
    俺にとってもいい練習になりますし、問題無いですよ」

霞「そう? それじゃあ、お願いしようかしら」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 01:34:47.49 ID:o0YZC7guO
うみゃ
590 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 01:41:25.98 ID:fzYY8EUy0
>コンマ49 獲得経験値2
>霞合計経験値6

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

霞スキル群
【ささやき戦術】pt5
捕手時能力。対戦打者のコンマ下1桁が2・4の際巧打力−10。

【高速スローイング】pt5
捕手時能力。ランナーが盗塁した際守備力+10。

【意外性】pt5
打順が6〜8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【いぶし銀】
7回以降の同点・2点差以内のビハインドの際巧打力+20。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【ささやき戦術】
2.【高速スローイング】
3.【意外性】
4.【いぶし銀】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 01:41:40.64 ID:PVAW2WQA0
6
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 01:45:14.07 ID:ZJ6VetOvo
保留か 霞睦月辺りは好感度25超えのスキル追加待ちかね
593 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 01:55:11.55 ID:fzYY8EUy0
>6.保留

ビュッ! ズバンッ!!

霞「ナイスボール!」

京太郎「ういっす!」

霞が選択した練習法は、京太郎の球を受ける捕手としての練習。
ザコプロよりは打撃もマシとはいえ、やはり彼女の野球選手としてのスタイルも麻雀同様、守りが軸。
久や哩といった野手も新たに加入した事により、一層自身にかかるバッティング面での負担も減ると考えたのか、
捕手としての技量を磨こうとしていた。

実際、京太郎としても霞が受けてくれる方がザコプロを相手に投げるよりも数段やりやすい。
特に霞のフレーミング技術は京太郎の制球力の低さをカバーし、
そして何があっても止めるという安心感は投げやすくしてくれる。

この日も、いつも以上に張り切って腕を振り、ビュンビュンと投げ込み続けるのだが――。

霞「うーん……」

京太郎「どうかしましたか、石戸さん?」

霞「なんだか、少し球威も変化球のキレもよくなった気がするわ……何かあったのかしら?」

京太郎のボールを受け続けた霞は、ふとそんな疑問を持つ。
試合後2日目、まだまだ疲労は残っているとはいえ、それを考慮した場合、
京太郎の球はノビもキレもいつもより若干ではあるが向上していた。

京太郎「いや、特には心当たりないですけど……調子いいんすかね、今日の俺」

霞「ふんふむ?」
594 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 02:12:23.07 ID:fzYY8EUy0
無論、京太郎としては心当たりはない。
泉から貰った斎藤のカードの影響ではない、という事は既に午前中の練習で良子と共に確認している。
それ以外に練習で何かを掴んだ、という訳でもない。
よって、京太郎としては単に今日は調子がいい日なのだろう、と考えていた。

霞「(単に調子がいい、というには……話を聞く限り、午前中もお昼もいつも通りだったみたいなのよねぇ)」

勿論、何を切っ掛けにして調子がよくなるかはわからない。
京太郎が持つカードに書かれた張本人にしたって、どこかでスイッチが入って急に好投したり逆に崩れたりなど日常茶飯事だ。
少し時間を置いた事で、午前中に比べて京太郎の調子が上がっていた所でなんら不思議ではない。
しかし、何故か無性に霞はそれが気になった。

単なる調子の良しあしでなく、純粋に京太郎の能力が上昇しているかのように感じるのである。

霞「(とはいえ、二条さんから貰ったカードの影響という訳ではないようだし……一体何が原因なのかしら?)」

とはいえ、その原因の特定には至らなかった。
それを残念に思いながらも、霞は再びマスクを被り練習を続ける。

原因こそわからなかったものの、京太郎の能力が上昇した事について感づいた霞。
着実に、彼女自身も捕手としての経験値を順調に貯めていっていた。

※霞の好感度が+1され、23になりました。
595 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 02:19:06.63 ID:fzYY8EUy0
その後、練習を切り上げた京太郎たちは揃って寮へと帰り着いた。
幸運な事に、今日の食事当番は美穂子とやえ。
やえに関しては戦力にはならないが、さりとてマイナス要素は無い。せいぜい卵を必要以上に割るくらいだ。

美穂子「久、これも食べて。 ちゃんとバランス良く食べないと栄養が偏ってしまうわ」

久「ありがと。 うん、美味しい」

美穂子「ふふ、ありがとう」ニコニコ

京太郎「(甲斐甲斐しいなぁ……久先輩が羨ましい)」

相変わらず、久の食事の世話をする美穂子。
以前までは仲睦まじい――を色々と通り越しているそれに見えていたが、
やえの言葉を聞いてからはこれが母親が子を世話するそれに見えてきた。

ただ、割とそれが京太郎としても羨ましかったりする。

そうして大変美味な夕食をとれた事に安堵と感謝をしつつ、食後、京太郎は食堂でくつろいでいた。

京太郎「今日も沢山動いたなぁ。 さてと、後の時間はどうしようかな」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 02:19:56.80 ID:ZJ6VetOvo
ゆーき
597 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 02:26:42.40 ID:fzYY8EUy0
ゆーきに決まった所で、本日はここで区切らせていただきます。
明日は夜行動を終わらせて、出来れば3日目朝、次の対戦相手の選択までいければと思ってます。時間が早ければですが……。
一応、選択肢候補については乗せておきます。誰がいるかまではまだシークレットですが。

【海風受けるドラゴンエース】
【獣王の意気? いいえ、悲鳴です】
【北の国から〜偶像 立ち上がれヒーロー(ヒロイン)〜】
【いざゆけ無敵の個性派集団】
【地平を駆ける怪物を見た】

こんな感じのラインナップになる予定です。

それでは、お疲れ様でした。
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 02:29:37.91 ID:ZJ6VetOvo
上から中日(ロッテ?)、西武、ハム、SB、最後どこだオリ?
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 02:34:13.80 ID:hwrK4uxf0

姫子が居そうなチームは何処だろう?
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 03:48:36.76 ID:ZJ6VetOvo
姫子は荒井だろうだから中日っぽいドラゴンエースにいなかったらちょっとわからん
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 07:56:27.09 ID:umTe6WDA0
最後が西武じゃね?地平を駆ける獅子を見た が元ネタ
となると獣王は阪神じゃないかな ミスリードかもしれんが
いずれにしろ、強打の西武がいるのは怖いな
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 10:36:40.79 ID:G4FG0Dk0O
ドムさんがおかわり君か
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 10:56:10.75 ID:ZJ6VetOvo
なるほど じゃあ上から中日、阪神、ハム、SB、西武かな?
一番上の中日が多分姫子がいて、阪神はメンツが割れてる
ハムにユキがいるのはわかるけど他は不明
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 11:19:03.56 ID:RYRhTh+1O
荒井じゃねーよ、荒木だよ、とマジレス
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 11:21:10.67 ID:RYRhTh+1O
ちなみに獣王の意気ってのは六甲おろしの歌詞なので多分阪神ですね
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 16:19:48.08 ID:FubM8flMO
確実性に勝ちを取るなら、ハムあたりか?
ハム意外カードとメンツがとてつもなくヤバそうな感じなんだよなぁー
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 17:11:34.29 ID:Xbkm1ryA0
哩ぶちょーのスキルを生かしたい場合中日なんですが
って言うか選択肢に広島は無いんですね
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 18:05:48.20 ID:Xbkm1ryA0
そう言えば今シリーズに出て来るチームの総数って何チームなんでしょうか?
私…計算したんですが
其の結果NPB12球団+侍ジャパンの13チームよりも5チームも多い18チームに成ったんです
もしかして今は無き古の球団(阪急、南海、大洋、近鉄、ダイエー)のユニフォームを着たチームも有るんでしょうか?
609 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 23:00:16.24 ID:fzYY8EUy0
乙ありです。

>>608
総数は割とアバウトに考えてます。
以前にも言いましたが、選択されなかった球団が解体されて他のチームに編入とかもありますので。

誤審もありましたが今永初完投初完封はとても嬉しい。
もうちょっとしたら再開します。
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 23:18:21.83 ID:ZJ6VetOvo
横浜にも完投能力をもつ投手がいるんだ(*^○^*)
611 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/19(水) 23:28:51.99 ID:fzYY8EUy0
>優希

京太郎「そうだな、久しぶりに優希に連絡でもしてみるか」

久とは無事に合流をした。咲、和とは定期的に連絡を取っている。
そして、まことは以前連絡を取った。
初日以来、これで声を聞いていないのは優希だけである。
久しぶりに彼女の元気な声を聞くのも悪くないだろうと考えると、京太郎は迷わずスマホを操作しコールする。

プルル プルル

優希『京太郎?』

京太郎「おう、久しぶりだな優希」

優希『久しぶりだな、じゃないじぇ! これまで連絡の1つも無いとはどういう事だ!』プンプン

と、数回のコールで出てくる優希。
どうやら彼女はここまで一切連絡をしてこなかった京太郎にご立腹のようであり、
それに対して京太郎は呆れ半分返答する。

京太郎「なんだよ、連絡欲しかったらそっちから電話してくりゃいいだろ」

優希『それは私のプライドが許さないじぇ!』

京太郎「なんだそれ?」

優希『まあいい。 それで? そっちはこの前の試合勝ったのか?』

京太郎「あ? ああ、勿論。 そっちはどうだったんだ?」

優希『快勝も快勝! この優希様の力もあって圧勝だったじぇ』
612 :>>610 正直チーム初完投が今永は予想外でした。井納か助っ人2人のどちらかかと ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/19(水) 23:38:45.64 ID:fzYY8EUy0
何の気は無しにかけた電話であったが、やはり気になるのは前回の試合の結果だ。
優希から切り出された話題だが、どうやら彼女は前回の試合、大活躍を収めた末に勝利した模様。

京太郎「活躍って本当か? お前みたいにちっこいのが野球出来るとも思えないけどな」

優希『失礼な奴だな。 5打数3安打2得点! 1番打者としてこれ以上無い戦果だじょ?』

京太郎「(……とりあえず優希の奴は野手で、1番打者と)」

挑発めいた言葉を投げかければ、返ってきたのは戦果を自慢する声。
ただ、京太郎が気にかかったのはその内容。
自らの打順と成績をさらけ出すそれは、今の京太郎としては有益でもある情報である。
こっそり、心の中のノートに書き留める。

優希『そっちはどうだったんだ? 足引っ張ってないだろうな?』

京太郎「バカ言えよ、俺だってちゃんとチームの役に立ったさ」

優希『本当か? 和ちゃんや咲ちゃんにも電話したけど、2人とも勝ってたみたいだからな。
   清澄1年生カルテットの一員として、情けない試合しちゃ駄目だじぇ?』

京太郎「あのなぁ……」

1.「カルテット、って。 世間一般じゃどう考えてもトリオとして認識されてるだろ」
2.「こっちは初完投初完封だっての。 エースとして頑張ってるって」
3.「染谷先輩や久先輩には電話しなかったのか?」

↓1
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/19(水) 23:40:44.99 ID:+0/6oNCZ0
2
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 23:45:51.86 ID:ZJ6VetOvo
オープン戦観る限り井納しかいないし出来ないと思ってたからなー
今永には感謝しかない
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 23:50:38.76 ID:2tsHEHheo
相性悪い相手だととにかく打てないからな鯉打線は
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 23:51:25.70 ID:hwrK4uxf0
タコスがシズより頭が回らないことを祈ろう
617 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 00:02:19.71 ID:X9KE7VpL0
>2.「こっちは初完投初完封だっての。 エースとして頑張ってるって」

優希『じぇっ!?』

京太郎「なんだその反応?」

優希『だって完封って0点に抑えたって事だじょ? 京太郎、本当にそんなことしたのか?』

京太郎「失礼な奴め……」

京太郎自身、優希と野球の話などをした事は無い。
よって、少なくとも、優希が野球に詳しいなどという認識は無かった。
だが、ここでの生活、企画への参加により、優希もある程度は野球に対する知識を得ていたようだ。
京太郎が完投、完封をした――それがどれだけ凄い事か、という事にも理解をしていたのだろう。
半信半疑、ではあったが。

京太郎「(っていうか、あれ? これ俺のポジションとか言って良かったんだっけ?)」

優希『でもそうか……うん、それなら私も満足だじぇ! 清澄の名前に泥を塗らなくて良かったな、京太郎!』

京太郎「お、おう(あ、心配するだけ無駄か)」

そもそも、優希との会話で腹の探り合いをしようという方がバカバカしいのかもしれない。
と、いうか。
清澄の名前に泥を塗る云々の前に……。

京太郎「(久先輩はもう負けちゃってるんだよなぁ……)」

部を代表する部長――少なくとも現時点では――が、初戦敗退しているという事実。
これを押しとめたのは、京太郎渾身のファインプレーであった。
618 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 00:14:38.27 ID:X9KE7VpL0
なにはともあれ。
いずれにせよ、これでお互いの状況は確認出来た。
どちらも初戦は無事に突破し、2回戦へと駒を進めている。

京太郎「そういや、優希は咲が勝ち上がったかどうかとか知らないか?」

優希『ああ、今日丁度電話して聞いた所だけど、咲ちゃんも勝ってたみたいだじぇ?
   まあ、新しく入った人とまた仲良くするのがちょっと頑張らないととか言ってたけど』

京太郎「あいつは本当に……」

優希の話を聞く限り、これで清澄の久以外の雀士は初戦勝利。
久にしても負けはしたが、京太郎たちのチームに加入した事により更に上のステージへと進める。
こうしてみれば、清澄麻雀部部員、全員が勝ち上がったと言えるだろう。
ただ、勝ち上がれば勝ち上がる程、咲については色々と心配になる事もあるのだが。

優希『しょうがないじぇ、咲ちゃんはあんなだからな……』

京太郎「あいつの世話役をチームで誰がやってるかが気になる所だ。
    ……そういやそっちは迷惑なんかかけてないだろうな?」

優希『バカにするな! これでもちゃんとやってけてるじぇ? まあ、タコス分を補給するのに監督には毎回車出して貰って買ってきて貰ってるけど』

京太郎「やっぱり迷惑かけてるじゃないか……」

優希『タコスは私の血であり魂だじぇ! 欠かすなんてとんでもない!』

案の定なタコス狂いっぷりに辟易するが、しかしこれが優希の優希たる所以でもある。

京太郎「はぁ……」

1.「ついでに先輩なんかにも迷惑なんてかけてないだろうな? 流石に他校の人に迷惑かけてたら失礼が過ぎるぞ」
2.「そういや、滝見さんとは仲良くやれてるのか? 初日、見た限りじゃもう結構仲良さそうだったけど」
3.「思えばずいぶんお前にもタコス作ってない気がするな……」

↓1
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:15:50.36 ID:+BOG0oVvO
3
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:22:32.81 ID:bo3ZAmLA0
>>618
車で買い出し
って事は優希ちゃんのチームの監督は料理上手なはやりんじゃないって事でしょうかね?
然も料理上手な人が一人も居ない可能性も有りますかね?
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:27:02.40 ID:9lbcvtmio
はやりんはハムの監督じゃねえの
622 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 00:32:50.99 ID:X9KE7VpL0
>3.「思えばずいぶんお前にもタコス作ってない気がするな……」

別にそれが日課だった、という訳でもない。
ただ、全国大会中は、とにかくタコスを食べたい、食べないと力が出ないという優希の願いを聞き、
京太郎はハギヨシに習って美味いタコスの作り方を覚えた。
当時の頃を思い返すと、あの時はただ、なんでもいいから役に立ちたかったのかもしれない。
或いは単にわがままを言う優希の願いに応えざるを得なかったのかもしれない。

いずれにしろ、なんだか遠い昔のような気分になる。

優希『ん、んー……まあ、確かに。 京太郎のタコスはずいぶんと食べてない気がするじょ』

優希にとっても、それは同様だったようだ。

優希『ま、まぁいずれ私のチームと当たったらどうせ京太郎は負けるんだ。
   その時は跪いてこの私にタコスを献上するといいじぇ』

京太郎「なんだそれ?」

優希『明日には試合相手が決まるんだじょ? その時、私が相手になったら試合当日にタコス用意しておくこと!! いいな!』

京太郎「へいへい、ま、当たったらな」

何せどこと当たるかは明日になるまではまるでわからないのだ。
口約束程度なら簡単。あっさりと京太郎は了承の旨を伝える。

優希『でもそうか……京太郎は、ピッチャーなんだよな』

京太郎「そうだぞ?」

優希『そうか……いや、なんでもない』

先ほどまでの勢いはどこへやら、どこか気落ちした様子の優希に首を傾げる京太郎だったが……。
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:34:26.06 ID:bo3ZAmLA0
>>621
其の辺りどう成って居ますかね?
>>1さんってかなりの秘密主義な所有りますし
対戦チームが決まる迄監督役の大人組すら明かしませんから
監督役の大人組の名前位は出しても良い様な気がしますが
如何でしょうか?
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:36:37.91 ID:9lbcvtmio
いや、別にマスクでいいじゃんww 俺もチーム名から予測しただけだし
前も監督のことで絡んでたろ ちょっとしつこい
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:38:59.31 ID:MxH82DGyO
ライダースレだと完全にスルー対象になってる困ったちゃんだから放っておくのが吉よ
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:40:27.28 ID:3FAlQqro0
監督役の大人組の名前位は出しても良い様な気がしますがって……
それはこっちが判断することじゃないだろ?
って言うか晒してもいいような情報って逆説別に知らなくてもいい情報な気がする
627 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 00:43:33.67 ID:X9KE7VpL0
あらかじめ言っておきますと、メインに据えたいのが高校生雀士達なので、基本監督役になる大人たちはサブです(良子さんは例外)
それにプラスして、割と行き当たりばったりで考えてる所もあるので、決まってからこの人当てはめようとかしてるので先出があまり出来てないのもあります
勿論、ここにはこの監督をと決めているのもありますが
なので監督についても相手チームが決まってからの描写とかに基本はなります。
のよりんについては、もうこれは阪神の監督やらせるしかないだろうって感じでそうしました。
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:44:24.60 ID:9lbcvtmio
すまん ほかのレスに触るべきじゃなかった
629 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 00:48:51.69 ID:X9KE7VpL0
優希『あ、悪いけどそろそろ切るじぇ』

京太郎「ん? 何かあったか?」

優希『いや……のどちゃんから課題をちゃんとやっておけってこの前言われてな……』

京太郎「あ、あー……」

バツが悪そうに言う優希だが、京太郎としてもそれに対して茶化すような事は言えない。
彼自身、今日、やえと共に取り組むまではその存在をすっかり忘れていたのだ。
むしろよく自発的に電話を切り上げて課題をやろうとしたな、と褒めてやりたいくらいである。

京太郎「わかった、それじゃ切るぞ」

優希『おう。 あ、そっちもちゃんとやっとかないと後が怖いじぇ?』

京太郎「ああ、程ほどにやるさ。 それじゃ、頑張れよ」

優希『そっちもな!』

ピッ

通話を切り、ふぅ、と溜息1つ。
京太郎は天を仰ぎながら、ぽつりと呟く。

京太郎「優希も勝ち上がってるんだなぁ……咲もそうみたいだし。 そうか……また、清澄の皆と当たるかもしれないのか」

無論、その可能性は高くは無いだろう。
1試合目を終えたとはいえ、まだまだチームの数は絞り切れてはいない。
しかし、もしも当たったとしたら……。

京太郎「……勝ちたいな」

実際、久の所属していたチームには勝てたのだ。それは、今日、良子にも言われた通り自信に繋がっている。

京太郎「いや……勝たなきゃ駄目だな」

自分に言い聞かせるようにそう言い、京太郎は他チームで勝ち上がった4人の仲間たちに思いをはせたのだった。
630 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 00:57:13.92 ID:X9KE7VpL0
………
……


優希「ふー……」

春「……電話終わった?」

優希「じぇっ!? って、なんだはるるか……びっくりさせないで欲しいじぇ」

一方、電話を切り終えた優希はといえば、寮の食堂で京太郎と同じく溜息を吐いていた。
京太郎と違ったのは、近くの人がいたという事。
物音立てず声をかけてきた春に驚き視線を向ければ……その横にはもう1人、優希らと同じ1年生のチームメイトがいる。

友香「誰誰? 誰と話してたんでー?」

森垣友香。
劔谷高校の期待の1年生。
基本的に明るく、活発で天真爛漫な彼女は、優希ともすぐに仲良くなれた。
今ではいつだってマイペースな春を含め、3人でよく一緒にいる所が見られる。
このチームにおける、1年生トリオである。

優希「誰って……清澄の麻雀部の仲間だじぇ?」

友香「えー、だってさっき、通話口から男の人の声が聞こえたよ?」

優希「じぇっ!?」

友香「彼氏とかじゃないんでー!?」

優希「ばっ! 違うじぇ! 変な事を言うんじゃないじぇ、でーちゃん!!」

友香「でーちゃんじゃないでー」

優希「ほら、はるるの方からも何か言ってやるじぇ!」

春「…………」ポリポリ

春「あの、ホテルで会った金髪の人?」

友香「ホテル!?」

優希「じぇ!? って、誤解を招きそうな言い方はやめるじぇ!!」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 00:59:33.83 ID:9lbcvtmio
ラス1はでーちゃんかww
632 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 01:07:02.34 ID:X9KE7VpL0
喧々囂々。三人よれば姦しい。
友香、はしゃぐ。
優希、支離滅裂になりながらもなんとか説明。
春、それを眺めながら黒糖ポリポリ。

いつもの流れをやりながら、やがて騒動は落ち着きを見せる。
なお、友香と優希の役割は入れ替わる事が頻繁にあるもよう。

友香「なーんだ。 彼氏じゃないんでー? つまんないなぁ」

優希「アレはあの……アレだじぇ! 犬だじぇ、犬!!」

春「…………」ポリポリ

春「そういうプレイはちょっと早いと思う」

友香「優希ちゃん大人〜!」

優希「だからそういうんじゃないって言ってるじぇ!!」

しかし、落ち着いた所で再燃する。
とにかく、やかましいのだ。このチームは。何せキャプテンからしてそうなのだから。

爽「お、お? 何やってんの?」

友香「あ、キャプテンでー!」

そこに現れたのが、当のキャプテン本人。
有珠山高校大将――獅子原爽その人である。
633 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 01:16:51.36 ID:X9KE7VpL0
春「優希に、彼氏がいて、ちょっと口には出せないようなプレイをしているという話に……」

爽「へぇ!? ほーほー、ふーん……それはそれは……」

爽「犯罪だな! 見た目的に!!」

優希「だから違うって言ってるじぇー!!」

はしゃぎ、騒ぐのが優希と友香ならば、それを引っ掻き回して更に燃料を足すのが爽である。
基本的に優希にしろ友香にしろ、無邪気に――ともすれば子供っぽく騒いでいるだけに過ぎない。
だが、爽の場合は違う。
彼女の場合は火種が何にしろ、焚き付ければ面白ければ例えそれが事実でないとわかっていても焚き付ける。
非常に、なんというか、厄介な性分である。

ちなみに、その一連の流れを見守るだけなのが、春でもある。

よって収拾をつける役は、残り1人の初期メンバーに委ねられていた。負担が半端ではない。

純代「……どうしたの?なんだか騒がしいけど」

優希「すーみん先輩! いい所に来てくれたじぇ!!」

負担が半端ではないが、それでもやってのけるのが彼女。
風越女子2年、深堀純代である。
寡黙でありながら常識人、その温厚な人柄もあってか、唯一と言えるこのチームの良心であった。
彼女がいなければ、初期状態でこのチームは空中分解をしていたかもしれない。

純代「どうしたの片岡さん?」

優希「かくかくしかじか、まるまるうまうま」

純代「………………。 流石にそれではわからない」

優希「駄目かー」

純代「(困ってるように見えたけど、案外余裕あるんじゃないだろうか?)」
634 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 01:32:23.44 ID:X9KE7VpL0
内心呆れながらも、それでも純代は優希に事情を聴く。彼女はとても忍耐強いのだ。
そうしている間は周囲も茶化す事はなく、優希の釈明を一同は聞いていた。
なんにせよ、京太郎とはそういう関係ではない、という事を。

爽「なーんだ、スクープだと思ったんだけどなぁ。
  全国優勝の偉業を達成した清澄高校、その裏で行われる先鋒エースとマネージャーとの爛れた関係! みたいな」

優希「爛れてないし、そもそも京太郎はマネージャーじゃないじぇ!!」

純代「……まあ、あまり獅子原さんもからかわないように。 片岡さんも一応困ってたみたいだし」

爽「すーみんに言われたならしょうがない。 勘弁してあげよう」

純代「(あっさり聞いたなこの人……っていうか私に言われたなら仕方ないってどういう事)」

恐らく、単に飽きただけだろう。

友香「でもいいなぁ、男の人なんてもうロクに話した事ないでー」

春「…………ん」

一方で、友香と春は未だに優希に絡んでいる。
彼女たちにしろ、男性とは交流した経験はあまりない。
純粋に、男友達がいるとうのが羨ましいのだろう。

優希「清澄は共学だしなー。 別に京太郎だけじゃないじぇ? クラスにだって男友達くらいいるじょ」

爽「ははーん? これはビッチってやつだね」

純代「……獅子原さん、それはいけない」

春「……でも」

優希「ん?」

春「ほんとにただの男友達? さっき、楽しそうに電話してたけど……」

優希「…………」

↓1 優希の初期好感度(コンマ下1桁+部活仲間補正+15)
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 01:34:40.71 ID:OM6s6EAz0
高く
636 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 01:48:01.83 ID:X9KE7VpL0
>コンマ71 初期好感度16

優希「そりゃそうだじぇ?」アッケラカン

春「………………」ゼック

友香「やってしまいましたでー、これは大変なことでー」

色気のある事を期待していた春や友香には悪いが、実際ただの男友達なので仕方ない。
というより、そもそも優希に色気というものを期待しても無駄というものだろう。
京太郎からしてみても、優希のパンモロをイラネーで一蹴するレベルである。

優希「でもまぁ、あれだ。 1番仲のいい男友達であることは間違いないじぇ?」

照れたようにそう呟く優希。
実際、彼女の言う通り、クラスにも――そして学年単位でも男の友人がいるとはいえ、だ。
京太郎程に気軽に話せる、仲のいい友人というのはいない。

だからこそ、麻雀部では同じチームで――団体戦では戦えなかったものの(そもそもルール的に無理だが)。
この企画では、同じチームで力を合わせて戦ってみたいという思いは、あった。
ただ――。

優希「(京太郎……ピッチャーなんだよな……)」

電話で聞いた、京太郎のポジション。それは投手。
初戦でこのチームに加入をした2人の選手がいるとはいえ、それでもまだザコプロ以外の名前のある選手は7人だ。
基本的に、次の試合では残った2つの穴を埋められるようなポジションを持つ選手を獲得していく事になるだろう。
或いは京太郎が、本当に実力を持つならば――それでも強引に獲得しようというチームもいるかもしれない。
が、こと、このチームにおいてはそれは無理難題に優希は思えた。

優希「…………」チラッ

爽「ん? どうしたのユーキ?」

優希「いや、なんでもないじぇ」
637 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 01:54:03.72 ID:X9KE7VpL0
獅子原爽。
キャプテンにして、このチームの絶対的なエース。
練習においても、優希は実戦形式のそれで彼女のコテンパンにやられてしまった。
彼女が存在する限り、他チームから投手を取る事は無いだろう――そう思える程には。

優希「(準決勝の卓を見てた時も思ったけど……このお姉さんは……)」

あの化け物揃いの大将卓の中でも、一際化け物染みた闘牌をしていた爽。
その実力は、野球においても健在。
否、それは化け物ではなく――。

優希「(怪物だじぇ……)」

獅子の名を持つ怪物。
性格は剽軽ながら、しかし、その実力は本物。
このチームを束ねるキャプテンである獅子原爽は、そんな女性であった。

※優希の好感度が1回目+2(ゾロ目で2倍で+4)、2回目+2され、22になりました。
638 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 01:56:11.63 ID:X9KE7VpL0
そんな怪物とかしまし1年生トリオと寡黙なおドムさんチームから視点を戻し、京太郎である。

京太郎「優希は今頃課題やってんのかなぁ」

やってない。

京太郎「さてと、まだ寝るまでに時間はあるし俺は何しようかな」

夜行動1回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 01:56:25.04 ID:hIgOKtcA0
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 01:57:44.16 ID:O4ocx9XB0
獅子で怪物…全盛期の松坂かな
641 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 02:08:34.76 ID:X9KE7VpL0
>霞

京太郎「そうだなぁ……いや、もうとりあえず部屋に戻ろうかな。
    明日の朝には対戦相手が決まるんだし、その為にも早起きしないとだ」

あまり夜更かしをしてはいけないだろう、と思い京太郎は部屋へと戻ろうとするのだが……。

京太郎「あれ? 石戸さん?」

霞「須賀くん……」

ロビーを通りがかった際、鉢合わせしたのは霞であった。
その手には巫女服にはちょっと似合わないスマートフォンが握られており、
どうやらその様子から先ほどまで電話していたのだろうという事が伺える。

京太郎「電話ですか? えーっと……」

霞「ええ。 多分、須賀くんの予想通り……小蒔ちゃんとね」

霞が溺愛をする――というか、永水のメンバー全員が全員溺愛している、小蒔。
霞は彼女に電話をし、近況を報告し合っていたらしい。

京太郎「今、したんですか? もう試合が終わって結構経ってますよね?」

霞「なんだか試合直後だと、ちょっと気おくれしちゃって……無いとは思ってたけれど、小蒔ちゃんが負けてたらどうしよう、ってね」

京太郎「なるほど……でも、その様子だと神代さんも勝てたみたいですね」

霞「ええ。 チームメイトの方とも、相変わらず良好な関係みたい。
  この間は新加入の選手の歓迎会を一緒にやって、盛り上がったって言ってたわ」

京太郎「へぇ、良かったじゃないですか」

霞「ええ……そうよね」フゥ

京太郎「(うん?)」
642 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 02:19:33.25 ID:X9KE7VpL0
霞にとって、小蒔が楽しくやれている――順調に、他校のチームメイトと交流を深められているというのは喜ばしい事の筈だ。
だが、その割には、霞の表情はどこか物憂げ。
溜息を吐くその姿は非常に色っぽく艶っぽいが、だからこそ疑問である。

京太郎「えっと……どうかしたんですか?」

霞「え?」

京太郎「いや、その……神代さんがほかの方たちと仲良く出来ているのなら、いい事だと思うんですけど。
    石戸さん、なんか少し不満っぽいっていうか、寂しそうというか、物憂げというかで……」

その為、思わず京太郎としてもそう口にしていた。
実際、不思議でならないからだ。
余計なお世話と言われるかもしれないが、それで霞の負担になる訳ではない。
普段世話になっている分、何か話を聞けるだけ聞くだけでもと思い問いかけると、
霞は少しだけ困ったように 眉を下げ……それでも口元には微笑を浮かべ、言う。

霞「ふふ、私もまだまだね……須賀くんに、察せられるなんて」

京太郎「そこはほら! なんだかんだで、俺と石戸さんはバッテリーですから!
    恋女房の様子がちょっとおかしいな、なんてすぐ気づきますよ!!」

霞「ふふふ、そうね……なんというのかしら……ちょっと、寂しかったの」

京太郎「寂しい?」

霞「ええ……」

軽口を言う京太郎に対して笑みながら、霞は、そう告げた。
寂しい。
643 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 02:28:17.04 ID:X9KE7VpL0
やはりとも言うべきか、京太郎の予想は当たっていた。
物憂げな表情、憂鬱な溜息――それは、霞の寂しいという感情からきていたもの。
ただ、何故霞がそのような感情を抱いたかまでは予想できず……京太郎は黙って霞の続きを聞く。

霞「今まで、小蒔ちゃんは私たちとずっと一緒にいて……勿論、永水でもクラスメイトでお友達はいたわ。
  でも、そこまで深い仲になった子はいないの。
  ただ……この企画が始まって、同じ家に住んで、同じ事をして……それは本当に楽しそうなの。 さっき電話で聞いて、わかったわ。
  それが、なんだか小蒔ちゃんが遠くに行ってしまった気がしてね……」

京太郎「………………」

きっと、霞にとっての小蒔という存在は、それだけ大切な存在。
親と子――というには年が近すぎるが、姉と妹と言える程のものだ。
実際、遠からぬ親戚でもある小蒔と霞である。

だからこそ、小蒔が自分の手の届かぬ所で交友を広め、深め、文字通り独り立ちしている事に、
安堵もありながらも寂しさを感じているのかもしれない。

京太郎「…………」

1.「石戸さんは、もっと自分の事を考えてもいいんじゃないですか?」
2.「もう少し、妹離れをしましょうよ。 あまりべったりしすぎると嫌われますよ」
3.「確かに寂しいかもしれないですね、俺も……まあ、俺の場合は幼馴染ですけど。ちょっと寂しい所もあります」

↓1
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 02:32:20.97 ID:NI4YLqzno
1
645 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 02:48:56.12 ID:X9KE7VpL0
>1.「石戸さんは、もっと自分の事を考えてもいいんじゃないですか?」

霞「え?」

京太郎「だって、そうじゃないですか……なんというかこう、いつも心の片隅で神代さんの事を考えてて」

無論、霞も、このチームの為にと奮闘をしている。
野球には不慣れながらも重要なポジションである正捕手を任され、
キャプテンとしても一同をよくまとめている。
だが、その実、あまり心を自分たちには開いてくれていないのではないか?と京太郎はうすうす感じていた。
どこかでこのチームの為にやっている事も、全ては小蒔に会うまで負けない為。
全ては小蒔の為にやっているように、京太郎は感じていたのである。

京太郎「別にそれはいいです。 でも……神代さんは、今のチームで楽しくやれてるんでしょう?
    それなら、それは喜ばしい事ですし。
    それを素直に祝福して、石戸さんも今のこのチームで、一緒に楽しみましょうよ」

霞「…………」

小蒔の事を心配するのは別に構わない。
京太郎にしたって、咲の事にしろ和の事にしろ、色々と悩みの種はあったのだから。
ただ、それでも京太郎は――どこかで咲達と戦う為に、というのもあるが。
何より、今、このチームの為に、目の前の試合に勝つ為に戦いたいという気持ちが何より強かった。
そして、その為に練習に毎日励む事が楽しかった。

京太郎「前も言ったかもしれませんけど、いい機会なんですから。 ね?」

霞「………………」

霞「そう、ね……」
646 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 03:08:17.06 ID:X9KE7VpL0
京太郎にそう声をかけられて、霞としても、靄が晴れる気持ちであった。
確かに京太郎の言う通り、そして霞自身も思っていた事であるが、小蒔の現状は喜ばしい事である。
今の小蒔は今のチームで、楽しくやれている。
それは独り立ちし、自分の足で歩き、永水にいた時のチームメイトから離れても元気でやれているという事。
当然、寂しい気持ちはある。が、それに縋っている訳にもいかない。

霞「私も、今の状況を楽しまないとね」

折角の、各校の代表者を多種多様に合わせた企画なのだ。
この機会に親睦を深め、仲良くなり、そして、普段では出来ないような遊びにだって出かける事も出来る。
彼女の住まう場所は、京太郎と同じく都会とはかけ離れた場所ではあるが、ここはリゾート地だ。
行こうと思えば、どこにだって遊びに行ける。

実際、小蒔はそういった場所にも行ったようなのだから。

霞「ふふ……ありがとう、須賀くん」

京太郎「あー……いえ、俺こそなんだか、生意気言ってすみません」

霞「ううん、なんていうのかしら……本当に、そうだな、って思えたの。
  ……そうよね。 私も、私の事を考えて、いいのよね……」

京太郎「?」

少しだけ、霞の語尾に違和感を感じた京太郎だったが……それでも、霞の表情は明るい。
そして、少しだけ……いたずらっぽい。

霞「折角だわ。 親睦を深める……という意味でも」

京太郎「はい?」

霞「お互い、名前で呼んでみてもいいかしら? 京太郎くん」

京太郎「……ぷえっ!?」
647 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 03:23:37.63 ID:X9KE7VpL0
思いがけない霞の言葉に、変な声が出る京太郎。
それにくすくすと笑いながらも、霞は続ける。

霞「あら、おかしい? だって、楽しんで、親睦を深めてと言ったのは『京太郎くん』の方でしょう?」

京太郎「い、いや……そうですけど。 ……いきなりだったんで」

霞「ふふ、ごめんなさい。 でも、こういうのは形からっていうし……いいかしら?」

京太郎「それは……俺は全然、構いませんよ」

京太郎としては、名前で呼ばれて文句なんてものは何一つ無い。
むしろ呼んでくださいと言わんばかりだ。
ただ、霞が注文をつけたのはお互いに、という点である。

霞「それで……京太郎くんは、どう呼んでくれるのかしら?」

1.「ええと……霞さん、でいいですか?」
2.「霞先輩、とか……」
3.「そうですね。ここは霞ママ一択でしょう」

↓1
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 03:24:11.29 ID:hIgOKtcA0
2
649 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 03:35:20.76 ID:X9KE7VpL0
>2.「霞先輩、とか……」

霞「あら、呼び捨てじゃないの?」

京太郎「無茶言わんで下さい」

霞「残念ね……」クスッ

やはりからかうように、そう言う霞。
京太郎としては、久に良子のような存在が、もう1人増えたような感覚だ。
というか、やはり今更ながら考えても、年上の綺麗なお姉さん枠が多すぎるだろう。
無論、需要である京太郎としては望むところなのだが。

霞「でもね、京太郎くん」

京太郎「はい?」

霞「本当に、さっきの一言には感謝してるのよ。 ……なんだか、気持ちが軽くなった気がして」

そう言う霞の表情は、確かに晴れやかである。
だからか。

霞「ふふっ」ナデナデ

京太郎「ちょっ!」

霞は京太郎の肩に手を置き、大きく背伸びをしながら手を伸ばして京太郎の頭を撫でた。
多分、感謝の気持ちなのだろう。いい子いい子である。
が。

ムニュムニュン

京太郎「おうふ……(当たってる……当たってるよぉ……)」
650 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 03:40:43.24 ID:X9KE7VpL0
京太郎としては、頭よりも腕に当たる霞の胸の方に集中してしまう。
仕方ない。男の性だ。

霞「ありがとう、京太郎くん」

礼を言う、霞。

京太郎「こちらこそ、本当にありがとうございます!!」

ただ、京太郎としても礼を言いたいくらいだった。というか言った。

霞「………………」

京太郎「………………」

霞「それじゃあ、私はこれで、『須賀くん』」

京太郎「ち、違うんです!! これは誤解で!!!」

結果。霞は冷たい視線を向けた後、踵を返して部屋へと戻ろうとし、慌てて京太郎は声をかける。
それでも、そのまま霞は自室へとすたすたと歩いていくのだが……最後、部屋に入る寸前に振り向き。

霞「……ふふ。 おやすみなさい、京太郎くん」

京太郎「…………」

霞「返事は?」

京太郎「は、はい。 おやすみなさい」

最後にそう言って、部屋へと戻っていった。
この時になって、ようやく京太郎は、霞が最後の最後まで自分をからかっていたのだと知った。

そして……。
651 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 03:50:39.08 ID:X9KE7VpL0
………
……


霞「ふぅ……あら?」

部屋へと戻った霞は、そのまま湯あみを済ませ、いつもの巫女服から寝間着へ。
京太郎がこの姿を見れば色々とエレクトしていた事だろうが、残念ながらそこまでまだ彼女との仲は深くは無い。
よって、この時、霞は1人だったのだが……。

霞「これは……」

寝床につこうとした霞が、ふと気になり手にしたもの。
それは自身が持っていたカード――ではない。
湯あみの際、テーブルに置いていた自身が持っていたカードの横には、いつの間にか、違うカードが置かれている。
知らない間に突如現れた、2枚目のカードだ。

霞「……ふんふむ?」

しげしげとそれを見つめてみるが、おかしな所は無い。
これも1枚目のカード同様、恐らくは内部に色々と仕掛けが施されているのだろうが、
外見上は何の変哲もないカードだ。オカルト的な力も、感じない。

霞「(興味深いわね、本当に……でも)」クスッ

これもまた、1つの楽しみになるのかもしれない。

霞「(明日、また、津山さん……いいえ、睦月ちゃんと京太郎くんにでも聞いてみましょう)」

考えた所で、結論は出ない。ならば、まずは、このカードに描かれている選手について知るべきだろう。
明日、起きたら、聞いてみよう。
そう思いながら寝床につく霞。

ただ、明日が楽しみ過ぎて。いつになく、興奮していた彼女はしばらく寝付く事が出来なかった。

※1回目+2、2回目+1で霞の好感度が+3され、26になりました。
652 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 03:52:43.54 ID:X9KE7VpL0
【アナウンス】霞の好感度が25を超えた為、全能力が+5されました。
更に霞の好感度が25を超えた為、【????】のカードを入手。巧打力が+5されました。

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                      :                      \|
.       \                |                        ,′
  ――‐ 、\           -、                       /
       / ≧=‐┬ 、_,.∠....___  \
      /     {∠二二二二二二ニ=\            //
    /    _ノ二二二二二二二二二≧=-   ___  -= /
   /     {二二二二/二二二二\二二二\   /  /

・石戸霞

右投げ左打ち 守備位置:捕手

所有カード:戸柱恭孝(De)、???

巧打40 長打35 走力35 守備55

【円熟したフレーミング】
捕手時能力。投手の制球判定を2段階上昇。

【体で止める】
捕手時能力。投手の変化力+10。

【苦手分野】
任意発動。守備時スキル・守備力−30して巧打・長打力+20。一度発動すると試合終了まで継続。
653 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 03:55:24.02 ID:X9KE7VpL0
という所で2日目終了します。
次は3日目朝からという事で、明日の22:00から23:00までで2回戦の対戦チームを決定したいと思います。
以前の加入選手の投票の時と同様、多数決です。
今から選択肢だけを投下(投票はまだです)するので、チェックしてきますのでしばらくお待ちください。
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 03:58:49.04 ID:OM6s6EAz0
655 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 04:13:16.90 ID:X9KE7VpL0
2回戦相手 選択候補

【獣王の意気? そんなオカルトありえません】(今日も聖域に立つ、精神的支柱。しかし、精神は保てても、肉体はついていかない)
イージー 原村和、愛宕洋榎、狩宿巴、新子憧、メガン・ダヴァン、末原恭子、エイスリン

【海風受けるドラゴンエース】(受けた屈辱はそのままに、お任せあれと少女は立つ。震え、怯え、涙を見せて)
ノーマル 松実玄、沢村智紀、上重漫、清水谷竜華、鶴田姫子、辻垣内智葉、弘世菫

【いざゆけ無敵の個性派集団】(結成時、龍門渕透華は思った。「(私より目立つ人がこんなに!?)」 この集団、個性しかない。 なお、一部影の薄いのがいるもよう)
ノーマル 龍門渕透華、園城寺怜、花田煌、松実宥、東横桃子、姉帯豊音、大星淡

【北の国から〜偶像の証明〜】(ヒーローとは何か、ヒロインとは何か、アイドルとは何か? ――を元気にする人)
ハード 小瀬川白望、渋谷尭深、真屋由暉子、ハオ・ホェイユー、国広一、岩館揺杏、井上純

【地平を駈ける怪物を見た】(華の舞台甲子園。そこにいた、2人の怪物・傑物。 今も、それはここにいる)
ベリーハード 獅子原爽、片岡優希、森垣友香、深堀純代、滝見春、安河内美子、文堂星夏

こちらの予定となります。
なお、予定ですので、明日になって一部メンバーを変更するかもしれないのでそこだけはご了承下さい。
多分このままいくと思いますが。

それでは、本日は一旦ここで区切らせていただきます。
明日は予告通り、22:00から投票できるようにスタート出来ればと思います。
おやすみなさい。
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 04:14:32.46 ID:hIgOKtcA0
乙です
劔谷のキャラがいるならキングスライムの人とか新免さんとかもどっかのチームにいるのかな
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 05:47:03.22 ID:9lbcvtmio

えらくメンツが割れたな
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 07:21:07.24 ID:vMpBd5EEO
カード持つだけで身体能力上がったり、カードが書き換えられたり、増えたりってSOA
デュエリストじゃあるまいし
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 07:46:28.09 ID:Jl40PAfaO
ハムに新庄のカードがありそうだね
次の試合は姫子のいるチームを狙うかな
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 09:34:59.39 ID:xhsGqzxPO
松坂と清原は強烈だな
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 10:34:39.65 ID:5vOLeY0r0
ベリーハードは止めよう、ガチでヤバい、最悪コールド負けすらありえる
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 12:19:37.41 ID:TfeWImPjO
辻垣内さんは素晴らしい先輩かな
あと井上純くんは井上純であって欲しいけどチーム的に違いそうだな
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 12:54:28.34 ID:Iaqx9yhTo
乙です。
爽は全打席敬遠くらいで良いな。
664 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 21:24:00.12 ID:X9KE7VpL0
乙ありです。

もうちょっとしたら再開。投票開始時間もしかしたらズレるかもです申し訳ない。
665 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 22:34:05.35 ID:X9KE7VpL0
2週目 3日目

一週間前のこの日同様、京太郎達は朝早くから監督室へと集まっていた。
あの日と同じく、既に監督室の前方にはモニターが設置されており、
時間になれば対戦チームの選手たちが表示されるのだろう。

良子「グッドモーニング、です。 皆さん既に集まっていますね?」

霞「はい」

良子「結構……では、しばらくお待ちください」

言い終えると、良子はストンと空いている席へと座り、腕を組んでモニターへ視線を向け。
京太郎は壁掛け時計を見て時間を確認する。

京太郎「(そろそろかな?)」

京太郎の記憶の限りでは、今は一週間前対戦相手が発表された時刻のほんの数分前。
周囲の者たちもそれをわかっているのか、どこか落ち着きが無い。
既に1戦終わっているとはいえ、やはりこの瞬間は緊張するものだ。
と、そんな時である。

霞「京太郎くん……それに、睦月ちゃん」

京太郎「霞先輩? えっと、なんですか?」

不意に声をかけてきたのは、霞である。
京太郎の隣に座っていた睦月にも声をかけ、睦月と京太郎はどうしたのだろうかと顔を見合わせながら霞の用件を聞く。

霞「実は、昨日の事なのだけど……」

そして、霞が巫女服の袖をまくり、その中から一枚のカードを取り出そうとしたときだった。

ピピッ

良子「お静かに。出ますよ」

室内に電子音が鳴り、良子が声を出す。
第二回戦――その対戦相手が、発表される瞬間だった。

京太郎「!!」
666 : ◆0RbUzIT0To [sage]:2017/04/20(木) 22:37:18.71 ID:X9KE7VpL0
『2回戦対戦チーム』の選択

【獣王の意気? そんなオカルトありえません】(今日も聖域に立つ、精神的支柱。しかし、精神は保てても、肉体はついていかない)
イージー 原村和、愛宕洋榎、狩宿巴、新子憧、メガン・ダヴァン、末原恭子、エイスリン・ウィッシュアート

【海風受けるドラゴンエース】(受けた屈辱はそのままに、お任せあれと少女は立つ。震え、怯え、涙を見せて)
ノーマル 松実玄、沢村智紀、上重漫、清水谷竜華、鶴田姫子、辻垣内智葉、弘世菫

【いざゆけ無敵の個性派集団】(結成時、龍門渕透華は思った。「(私より目立つ人がこんなに!?)」 この集団、個性しかない。 なお、一部影の薄いのがいるもよう)
ノーマル 龍門渕透華、園城寺怜、花田煌、松実宥、東横桃子、姉帯豊音、大星淡

【北の国から〜偶像の証明〜】(ヒーローとは何か、ヒロインとは何か、アイドルとは何か? ――を元気にする人)
ハード 小瀬川白望、渋谷尭深、真屋由暉子、ハオ・ホェイユー、国広一、岩館揺杏、井上純

【地平を駈ける怪物を見た】(華の舞台甲子園。そこにいた、2人の怪物・傑物。 今も、それはここにいる)
ベリーハード 獅子原爽、片岡優希、森垣友香、深堀純代、滝見春、安河内美子、文堂星夏

1.【獣王の意気? そんなオカルトありえません】
2.【海風受けるドラゴンエース】
3.【いざゆけ無敵の個性派集団】
4.【北の国から〜偶像の証明〜】
5.【地平を駈ける怪物を見た】

『22:45から23:45』までの間の多数決とします。
同数の場合は、その後決選投票をします。

投票は22:45からお願いします。よろしくお願いします。
667 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/20(木) 22:38:19.72 ID:X9KE7VpL0
おっとage忘れました。申し訳ない。

予定時刻から遅れて申し訳ないです。
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:46:15.96 ID:NI4YLqzno
2
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:46:56.62 ID:L3px9kb5O
ダメもとの4で
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:47:54.57 ID:aGxMnItA0
3かな 打力欲しいし
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:49:28.95 ID:xjYIWhRl0
1.【獣王の意気? そんなオカルトありえません】
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:49:52.25 ID:OeJdzuN5o
1
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:50:16.91 ID:bQnwGT93O
2
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:50:29.68 ID:hE7Clu56O
1で
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:51:19.13 ID:OM6s6EAz0
2
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:52:48.10 ID:eQNOFBg3O
4
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:54:30.40 ID:SKXhLFX1O
4
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:55:02.90 ID:pEtPEqBtO
4
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 22:58:48.59 ID:FMPjOfcmo
1
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:00:28.00 ID:yggWcpkvo
2
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:06:20.77 ID:WhdOJ07d0
2で
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:16:53.47 ID:9lbcvtmio
くそ悩むが2
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:18:15.27 ID:B/IgwFRlo
1
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:23:55.16 ID:002CyYgno
2
685 :sage :2017/04/20(木) 23:25:40.10 ID:nTwcvNhOO
1(^○^)
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:31:37.68 ID:nfOvErrDO
2
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 23:36:50.30 ID:G6qXHb610
1といってみる
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:37:29.25 ID:u/N4ICxbo
2
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:37:46.87 ID:+MvHuxg20
1
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:42:13.65 ID:OjyCxPhP0
2
691 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/20(木) 23:48:09.85 ID:X9KE7VpL0
1 8票
2 10票
3 1票
4 4票
5 0

で、【海風受けるドラゴンエース】に決定しました。
データの確認もしてきますので、お待ちください。
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/20(木) 23:52:21.49 ID:9lbcvtmio
2か そういやドメニキいないな 阪神か中日にネリーでいるかと思ったんだけど
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 00:00:18.62 ID:cCjGKuSA0
2に成りましたね
哩ぶちょーのガッツポーズと其れを見た久部長とやえさんが哩ぶちょーをからかう姿が目に浮かびますね
694 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 00:32:48.49 ID:lNQbW40g0
【海風受けるドラゴンエース】

………
……


その時、対戦相手チームもまた京太郎らと同じく、彼女たちの住まう寮の一室へと集まりモニターに注目していた。
そして、電子音と同時に表示される名前。

ピピッ

『清澄高校所属 須賀京太郎』
『清澄高校所属 竹井久』
『風越女子高校所属 福路美穂子』
『鶴賀学園高等部所属 津山睦月』
『永水女子高校所属 石戸霞』
『新道寺女子高校所属 白水哩』
『晩成高校所属 小走やえ』

緊張のせいで静まり返っていた一室。
ただ、名前が表示されると同時に声を上げる者がいた。

姫子「ぶちょーっ!!」

新道寺女子所属、鶴田姫子。
前回京太郎らとの試合で敗れ加入をした哩の後輩である彼女と、哩との関係性については今更説明する事も無いだろう。
この企画には両者がこれから先、離れてもやっていけるようにとの意図も込めて参加をしたが、
しかしながらそれがイコール別に哩と会いたくないという事には繋がらない。

むしろこの時までは離れ離れになったのを我慢していたのだからもういいじゃないか、感まで姫子にはあった。

当然、その喜びは形容しがたいものであり、絶叫に近い声を上げて表現。
周囲の者たちも姫子の気持ちを既に知っているのだろう、苦笑を浮かべるだけだ。

しかし、そんな周囲の中に……ずーんと落ち込み気落ちしている少女の姿もある。

竜華「そうか、アカンか……」

千里山女子所属、清水谷竜華である。
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 00:38:35.29 ID:cCjGKuSA0
そう言えば竜華さんの場合
最高で怜さん
最低でもセーラさん
ですからね
696 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 00:46:41.53 ID:lNQbW40g0
姫子同様、彼女もまた仲のいい――というレベルでは片づけられないような縁のある少女との再会を望んでいた。
しかしながら、初戦、2戦目と共に当たらず。
無論、幾多あるチームの中から特定の選手がいるチームと当たる確率など元々が低い。
姫子のように、2回戦で意中の選手と出会えるという方が稀なのだ。
それでも、竜華としてはやりきれない気持ちである。

竜華「怜ぃ……」ションボリ

姫子「元気ば出して下さいって、竜華さん。 次の試合ば勝ってぶちょーば入れてもっともっと勝っていけばその内会えますばい」ニッコリ

竜華「ふえぇぇん」

笑顔の姫子に慰められ、思わずしがみつく竜華。

漫「(……姫子ちゃんが慰めるんは逆効果やと思うんやけどなぁ)」

その光景を見て、内心そっと呟いていたのは姫松高校所属、上重漫である。
彼女の場合は、慕う先輩こそいる。
いる――が、姫子や竜華のように対戦相手にならなかったからといって、それで泣く程の事ではない。
……いや、別に漫がその先輩に対してそこまで深い情を持っていないという訳ではないのだ。
単に、姫子と竜華の愛とかそういうのが重すぎるだけである。

漫「でもなんちゅうか……知らん名前も多いですね。 鶴賀ってドコやろ?」

智紀「私たちと同じ長野の高校……県予選ではうちと、風越と、清澄……そして鶴賀が当たった……」

漫「あっ、ホンマ……」

智紀「………………」コクリ

漫「(智紀ちゃんも相変わらずミステリアスやなぁ……)」

そして、いい加減話題を野球の方に戻そうとした漫の一言に反応をしたのは龍門渕高校所属、沢村智紀。
いつものようにノートパソコンを叩きつつ、何やら打ち込んでいる様子。
覗いてみたい気もするが、流石にそれはマナー違反なのと怖いやらなにやらで結局漫は見た事が無い。

漫「そうすると……7人中4人が長野出身ですかぁ。 なんかまた、えらく偏ってますね」

竜華「せやせや。 大阪出身のを1人か2人くらい混ぜた方がバランスええと思う!」

漫「ランダム毎に無茶言わんで下さい……」
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 00:48:36.93 ID:oHZAXGxUo
チームカラーはなぜか横浜だけどね・・・
誰も想像つくまい
698 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 01:01:58.87 ID:lNQbW40g0
姫子の胸に顔を埋めながらも、漫の一言に抗議をする竜華。
それにげんなりしつつ、漫はここまで沈黙を保っていたこのチームを束ねるキャプテンへと視線を向けた。

漫「えっと……キャプテンはどう思います?」

智葉「流石に情報が少なすぎて、どうもこうも言えないよ」

臨海女子所属、辻垣内智葉。
彼女はメガネを光らせながら、じっとモニターを眺めていたが――やはり現段階では情報が少なすぎる。
今はまだ、相手の名前と顔がわかっただけなのだから。

智葉「だが……一筋縄ではいかなそうだな」

漫「はぁ」

それでも、今の段階でわかる事もある。
冷静に、モニターから視線を外さないまま更に智葉は続ける。

智葉「まずあちらも7人という事は、初戦は3点差以上をつけて勝ったという事。 ギリギリ勝ち上がったという訳でもないだろう。
   そして、いずれも――雀士としては錚々たる面子だ。
   まあ、一部、よくわからないのもいるが……それを補って余る程だな」

漫「(麻雀で戦う事になったら……団体戦ルールやったらええ勝負になりそう。
   ……って、その場合うち補欠になりそうやなぁ)」

智葉「勿論、私たちがやるのは野球である以上雀士としての実力については関係は無い。
   無いが……勝負師としての才覚、センスは把握出来る。
   油断は、出来ないだろう。 勿論、するつもりも無いが」

竜華「せやなぁ。 ……怜に会うまで、負けられへんし。 しゃあない、切り替えていこ」

姫子「ぶちょーによかとこ見せて、褒めてもらいたか!」

漫「……姫子ちゃんはそれでええんか。 ええんか……ええんやろなぁ」

智葉「それに、あちらも7人かもしれないがこちらも7人だ。 新戦力には期待させてもらうぞ……なぁ?」
699 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 01:19:32.13 ID:lNQbW40g0
言いながら、前回の試合後、加入した2人の選手へと視線を向ける智葉。
漫――そして他の者たちもそれに追従するように、視線を移動させる。

菫「……ああ。 勿論、全力で勝利に貢献できるようやらせてもらうさ」

白糸台所属、弘世菫。

玄「…………」コクリ

阿知賀女子所属、松実玄。

まだチームに加入をして日が浅いせいか、そこまで馴染めている訳ではない……が、
それでも元々2人とも問題児という訳ではない。
菫はそもそも元いた高校では問題児を管理する側に近く、部長職を務めているという事もあってか人並みにはコミュニケーション能力はある。
クールに見える外見上近寄りがたい印象を受けるが、基本的には優しい人物だ。

玄にしろ、悪い病気はあるにしても根本的に彼女は人懐っこく、礼儀正しい。
初対面の人とでも仲良くなれる程度には、やはりコミュニケーション能力がある。
何より、この場には漫に竜華、智紀にサラシを外せば智葉と彼女の病気を満足させるものをおもちの少女が多数いた。
本来ならば、テンションを上げてすっかりチームに溶け込んでいてもおかしくない。

対戦相手を見ても、霞の名前を見た瞬間にモニターに飛びついてもおかしくないレベルだ。

だが、この時の彼女は酷く落ち込んでいた。
先ほど、怜が対戦相手にいないと知った際の竜華と同様か、或いはそれ以上に、である。

理由は、2つ。

智葉「……大丈夫か、松実?」

玄「ひぅっ! だ、大丈夫です……」

智葉「……そうか?」

1つは、単純に玄が智葉に対して苦手意識を持っていたという事。
基本、この少女はメンタルが弱い。
かつての全国大会決勝卓の先鋒戦において、智葉にいいようにやられた事がまだ少しあとを引きずっているのだろう。
智葉としては、別段、気にしている訳ではないのだが……玄側が少しだけ壁を作っている形である。
もしも竜華の願い通り、怜と当たりこのチームに加入をしていたら――どうなる事か想像もつかない。
700 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 01:29:00.38 ID:lNQbW40g0
ただ、それでも、まだこうして会話自体は出来る。
だからこそ、もう1つの理由の方が玄にとってはダメージが大きかった。

玄「あの……質問なんですけど」

智葉「どうした」

玄「今更なんですけど、どうして私を入れたんですか? だって……」

言いながら、玄はちらりと視線を智紀へと向けた。
視線を受けた智紀は首を傾げている。

玄「沢村さんがいるじゃないですか。 投手を取るより、他の選手を取った方が……」

智紀「私は長いイニングを投げられない」

玄「ふぇっ」

智葉「沢村の言う通りだ。 まあ、前回は上手く抑えてくれたが……彼女の適正は、リリーフ。 先発は向いていない、というか体力が続かない」

玄の疑問は、智紀と玄。2人が投手でかぶっているのではないかという事だったのだが、あっさりと答えを返される。
実際、前回の試合では智紀が先発を務めたが5回を超えた頃にはもうヘロヘロ。
結局後はザコプロに任せる形となってしまったのだから仕方ない。
それでも勝てたのは、堅い守備(一部薄い)と智葉たちが効率的に得点を重ねた為である。

しかし、試合を続けていく中でいつまでも投手としてザコプロを登板させるような事態にはさせたくない。
先発の出来る――前回の試合で投手として対戦をした玄を獲得したいとした智葉の選択は、間違っていないだろう……が。

玄「………………」プルプル

菫「松実……」

要は、期待をされているという事である。
それを理解してから玄は小刻みに震えはじめ、思わず隣にいた菫は小さな声で問いかけた。
それに玄は辛うじて頷くが、どう見ても大丈夫そうではない。
701 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 01:44:54.25 ID:lNQbW40g0
玄「(期待されてるんだ……でも、もしまた点を取られちゃったら……)」プルプル

前回の試合、玄たちは負けてこのチームに加入をした。
それはつまり、投手である玄が智葉たちに3点差以上をつけられるだけの点数を奪われたという事である。
点を奪われる――全国大会でもあった、無情なまでに毟られていく点棒。
あの日、あの試合の記憶がフラッシュバックし、涙が浮かびそうになる。

実際、前回の試合でも玄は失点をするたびに狼狽え、動揺を見せた。
その隙を突かれてポンポコ滅多打ちにされたのだが、今度はその時の記憶そのものも玄にとってはトラウマになっている。

菫「……大丈夫だ、今度こそ。 今回のチームは守備が堅いからな、立て続けに失点なんて事はそうそうない。
  危なくなれば、沢村もいる。 気負いすぎるな」ポンポン

玄「は、はい」

菫「(やれやれ……照や淡とはまた違った意味で手のかかる)」

流石に見ておけず、菫は玄の背中を叩きあやすように言葉をかける。
これを受けて、玄もようやく震えが収まり、少しだけ笑顔を見せてくれるようにもなった。
まだチームに加入をして3日目とはいえ、菫と玄の付き合いは1週間以上。
それなりにはこの2人の間にも、信頼関係というものが芽生え始めていたらしい。

姫子「セカンドばばんばん飛ばしてくれたら私が取るけん!」

漫「外野の方は……まあ、ぼちぼちでお願いな」

竜華「あはは……私はその、打つ方頑張るから勘弁してな?」

そして、周囲の者たちも元気づけるように声をかける。

智紀「8回までとは言わないから、6回まで投げてくれれば……後はなんとか、繋ぐ……」

玄「は、はい!」

基本的に松実玄という少女は、メンタルも弱いが立ち直りもそれなりには早い。
よって、これだけ言われれば、空元気に近いとはいえようやく決め台詞を言える程度には精神も安定した。

玄「この松実玄に、お任せあれ!!」

菫「(……この前の試合の前もそれを言ってたんだよなぁ)」

なお、その台詞を聞いて菫は内心冷や汗を流していたもよう。
702 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 01:57:20.96 ID:lNQbW40g0
竜華「あ……ところで、監督は?」

姫子「まだ今日は見てなかとですね」

智葉「……また寝坊か、あの人は」

そして、ここにきて、彼女たちはこの場に監督がいない事に気づいた。
まあ、そもそも日頃からそれ程監督としての職務をあまりまっとうしていない人だ。
練習などの指示や監督は智葉がまかない、寮内の食事など雑多な事は竜華と、加入してからは玄が担当。
今日この対戦相手発表についてのモニターなどの設置など機械類については智紀が担当している。
無論、姫子や漫、菫もそれらの手伝いはしていた。

監督がやっているのは移動の際のバスの運転、そして書類関係の仕事だけである。

だからこそ、彼女たちがここまで監督の不在に気づかなかったのは仕方のない事と言えば仕方のない事なのだが……。
噂をすればなんとやら。

ガチャリ

扉が開き、このチームの監督がやってくる。大幅に遅れて。

健夜「お、おはよ〜……あの……もう決まっちゃったかな?」

寝ぐせがつき、まだ少し寝ぼけ眼。寝間着兼用と思われるジャージ姿。
手にした栄冠と称号の数々からは想像もつかないような、スーパーだらしないプロ雀士。

監督――小鍛治健夜が、姿を現した。

漫「決まりましたよ、とっくの昔に」

健夜「そ、そうなんだぁ……えっと、勝てそう?」

智葉「流石にそれはまだ相手の実力を見てないのでなんとも……あ、対戦チームの選手、モニターに映ってるんで一応確認していて下さい」

健夜「うん。 ……ん?」

遅刻した事でバツが悪いのだろう、少し申し訳なさそうにしながら部屋へと入った健夜は智葉に言われるままモニターへと視線を向け……。

健夜「おっ……男の子だああああああああああ!?」

智紀「!?」ビクッ

思わず京太郎の姿を見て絶叫をしていた。

玄「よく見れば……永水の石戸さんもいるっ!!!!」

菫「(元気になったらなったでこっちも面倒な……)」

なお、玄もようやくモニターを確認し、こちらも絶叫していたもよう。
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 01:58:24.78 ID:oHZAXGxUo
うっそだろお前ww 予想外の監督
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 02:00:16.38 ID:qtS38+l+o
このすこやん色々駄目過ぎるwwwwww
705 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 02:08:04.97 ID:lNQbW40g0
………
……


そして視点は京太郎に戻る。

『龍門渕高校所属 沢村智紀』
『姫松高校所属 上重漫』
『臨海女子高校所属 辻垣内智葉』
『阿知賀女子学院所属 松実玄』
『白糸台高校所属 弘世菫』
『千里山女子高校所属 清水谷竜華』
『新道寺女子高校所属 鶴田姫子』

哩「や、やたっ! 姫子ばおる! 第三部完っ!!」

京太郎「勝手に終わらせないでください……」

こちらでも、予想通りというべきか哩が開口一番そう叫び喜びを露わにしていた。
時間的には、丁度あちらで姫子が絶叫をしていた怜と同時刻である。
こんな所でも繋がっているのはやはり愛の為せる技なのかもしれない。

久「あらー、残念。 今回は清澄の皆とは当たらなかったみたいねー」

霞「(……小蒔ちゃんだけでなく、永水の皆と2回連続で当たらない確率ってどのくらいなのかしら?)」

ただ、哩はともかくとして、他の面々は特にこれといって縁のある雀士が見当たらない。
京太郎としても。

京太郎「(中々巨乳率が高いな……)」

と、色々と不埒な事を考える程度だった……のだが。

やえ「ふ、ふふふ……」

京太郎「うん?」

そんな時、ふと不敵な笑みを浮かべたのはしばらく食い入るようにモニターを眺めていたやえであった。
706 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 02:20:35.19 ID:lNQbW40g0
やえ「よもや2回戦で当たるとはな……だが、これもまた運命なのだろう」

京太郎「あの……やえ先輩?」

やえ「松実玄、今度こそは目にもの見せてやろう! この王者のうちしゅじを!!」ビシィッ

京太郎「どうしたんだこの人」

美穂子「え、ええっと……ああ、なるほど。 松実さんは、阿知賀の先鋒だから……」

京太郎「あー」

そこまで言われて、ようやく京太郎も理解をした。
今年の奈良県代表、阿知賀女子学院。
京太郎の所属する清澄高校は決勝まで当たらなかったが、その阿知賀の先鋒こそが今、モニターに映っている松実玄その人。

和の紹介で一度面通しをした事があるが、中々喋りやすい人だった。胸も大きい。

そして、そんな玄たち阿知賀に今年負けて団体戦出場を逃したのがやえの所属する晩成。
やえの団体戦でのポジションを聞いた記憶は無いが、エースを務めているのだ。恐らくは先鋒だったのだろう。
当然、彼女としては因縁浅からぬ相手という事になる。

やえ「俄然やる気が出てきたぞ! 次の試合はホームラン50本くらい打つ!!」

京太郎「試合終わりませんよそれ……」

睦月「うむ……」

良子「まあ、やる気になってくれているのは結構な事です」

後は空回りをしない事だけを祈るばかりだ。
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 02:34:05.38 ID:oHZAXGxUo
先制したら動揺してくれそうだけど こっち王者以外強打者いねえしな
708 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 02:41:09.49 ID:lNQbW40g0
京太郎「あ……ところで霞先輩、発表される前に何か言ってましたけど、なんだったんです?」

霞「ああ、それがね……実は昨日の事なんだけど……」

ある程度発表が終わって落ち着いた所で、京太郎は霞に問いかける。
霞はそのまま、昨日――京太郎と別れた後、自室で起こった事を説明。
湯浴みをしている間にいつの間にかカードが1枚から2枚に増えていた、というのである。
京太郎としては湯浴みという単語を聞いた時点でちょっと色々と興奮しかけるのだが、それを理性で押さえつける。

京太郎「カードが2枚に増えた?」

久「あれかしら? ポケットに入れて叩いたりしたんじゃないの?」

京太郎「ビスケットじゃないんですから……」

睦月「それで、どんなカードだったんですか?」

霞「京太郎君と睦月ちゃんに見てもらおうと思って持ってるわ……これなんだけど……」

言いながら、霞は先ほどと同じ動作をして一枚のカードを取り出した。
それを表にし、京太郎と睦月に見えるように開示。
そこに描かれているのは、彼女が持っていた1枚目――戸柱のカードと同じ、蒼のユニフォームを着た1人の選手。

京太郎「これは……」

睦月「ひろきにぃに!!」

霞「……にぃに?」

【嶺井博希】
横浜DeNAベイスターズ所属。
ルーキーイヤーから一軍公式戦に出場するなど、期待されていた若手捕手。
ただし、インサイドワークに課題があり送球も一時不安定だった。
それを補って余りある彼の長所は、打てる所。
近年は打てる捕手というものが貴重になってきているが、彼の場合は勝負強さと長打力も併せ持つ。

特にメモリアルな場面での値千金の一打の印象が強く、
初安打・初打点がサヨナラ安打になったり(なお、当人はサヨナラであるにも関わらず3塁まで進んでいた)。
2016年シーズン、横浜DeNAベイスターズの初のCS1stステージ突破を決めた勝ち越し打が印象深い。

因みに沖縄県出身であり、南国育ち。声がハスキー過ぎて何を言っているか聞こえない。
そして、200人以上の親族を擁しており、オリンピックイヤーには嶺井一族総出での大運動会が開かれる。

一族誇りの名選手となれるかどうかは今後の彼の成長にかかっている。
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 02:43:11.70 ID:oHZAXGxUo
嶺井かよwwww ヤマヤスいねーぞ
710 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 02:57:44.08 ID:lNQbW40g0
美穂子「にぃに……?」

久「(何かしら……にぃにって単語を聞くと、なんだか凄くおぞましい何かが脳裏をよぎるんだけど)」

霞「えっと……それで、このカードは?」

京太郎「あー、っと。 そのカードも、横浜所属の捕手のカードですよ」

睦月「うむ! 特に、打撃に関しては現在いる横浜の捕手の中ではかなりいい部類だと思います」

京太郎「(確かその代わりに守備がダメダメだった気がするんだけど……それは言わない方がいいんだろうなぁ)」

そもそも、打てる捕手ならばスタメンに名を連ねていておかしくない。
それが正捕手を掴み切れなかったという事は、打撃以上に捕手として重要な守備に課題があるという事である。
興奮をする睦月を他所に、投手である京太郎としては不安だ、が……。

京太郎「(戸柱のカードを先に持ってたんだし、守備が悪化するって事は……無いか)」

例えばこれが霞の所持するカードが嶺井だけ、とかならばともかく。既に彼女は戸柱のカードを持っている。
その守備の安定感と巧みなリードについては、前回の試合で京太郎もよくわかっていた。
あの守備が維持されたまま、単純に嶺井の打力だけが更に加算されるというのなら、京太郎としても言う事は無い。
むしろ打撃面であまり貢献できていなかった霞が自動アウトにならないだけ、プラスと言えるだろう。

睦月「うむ、うむ……今いる捕手たちの長所を合体させて、とか思った事は一度や二度じゃなかったけど……それが実現するなんて……」

良子「……霞、そのカード……本当にいきなり出現したんですか?」

霞「え? ええ……本当に、知らない間にあったもので」

良子「ふむ……」

興奮する睦月を後目に、良子はしばらく口に手を当て考え事をしていたのだが……。

良子「……まあ、いいでしょう。 霞、そのカード……大事に使うように」

霞「はい」

良子「では、対戦相手も決まった事ですし……朝食を取り終えたら、すぐに向かいますよ」

京太郎「向かう……って、どこへ?」

良子「合同練習、です。 朝から夕方までの間、今週から発表日には対戦相手との練習をする事になりました」

哩「姫子と、もう会えると!?」

久「練習ねぇ……まぁ、練習とは名ばかりの偵察よね、要するに」

良子「イエス。 こちらとしても時間をあまり縛られませんので好都合……皆さん、朝食を終えたらすぐにロビーに集合してください」
711 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 02:58:47.01 ID:lNQbW40g0
という事で安価はありませんがここで一旦終了です。
明日も、対戦チームの能力公開などになるので、安価が出るかはわからないです。

それでは、お疲れ様でした。
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 02:59:33.06 ID:oHZAXGxUo
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 03:21:29.04 ID:QkYwE28A0
乙ー
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 16:17:56.84 ID:x1jzCRe+O


にぃに……にぃに……
715 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 22:27:52.36 ID:lNQbW40g0
乙ありです。
もうちょっとしたら再開します。
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 22:39:38.36 ID:on5dI5cAo
出たわね。
717 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 22:44:51.02 ID:lNQbW40g0
          |: : :(: : :.\i (ソi: : |            `  |<       
            . : : : \: . \`,i: : !       r ´ i   ト、: :ヽ      
           ,' : : : : : : : : ,'ヘ\: :.!.         ー ′ 人 〉: : }     「……出たわね。」 
        / : : : : : : : : /  }: :|: | ≧。         < i./: :/       
          / : : : : : : : : /   ヽ|: !    `≧‐''"´  |: :|:/      
        / : : : : : : : : /      |/ `ヽ.   |_      i: :|       
     , ': : : : : : : : : :.:/ _  r''"´     \ ノハ    |: :!             
.     /: : : : : : : : :>''"´   `ヽ      ∧ハ \  i:/
   /: : : : : : : /         \     /`Y:YVi \

それじゃはじめます。
718 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 22:46:20.38 ID:lNQbW40g0
………
……


その後、朝食を終えた京太郎たちは揃ってバスに乗り込み寮を発った。
目的地は対戦チームとの合同練習をするグラウンド。

哩「姫子は大丈夫やろか……もしもいじめられでもしとったら」ハラハラ

車中、そわそわとしていたのはやはり哩である。
思っていたよりは早い後輩との再会の機会に彼女は喜びながらも、
それと同時に自分がいない間後輩が寂しい思いをしていなかったか――チームメイトに恵まれず苛められでもしていないかと不安になっていた。

久「まぁまぁ、落ち着きなさいよ哩。 見た感じ、そんな酷そうなチームメイトなんていそうにはなかったし」

霞「そうね……。 ……強いて言うなら、辻垣内さんがちょっとカタギには見えなさそうなくらいで」

哩「やっぱり!!」ガタッ

京太郎「霞先輩、煽らないでください」

美穂子「白水さん、運転中に立ち上がるのは危ないわ」

残念ながら、対戦チームの中で京太郎たちが縁のある選手というのは少ない。
哩と繋がりのある姫子を除けば、一度和の仲介もあって久・京太郎が面通しをした事のある、そしてやえが対戦をした事のある因縁の相手、玄。
四校合同合宿で久・美穂子が共に合宿に挑んだ智紀くらいである。
ただ、そこまで深いつながりがある訳でもなく――そして、それ以外の面子に関してはそれ以上に繋がりがない。

無論、名前や姿こそは知っているが、どのような性格でどのような人物かという点については把握しきれていないのだ。
よって、見た目の印象などで話す事しか出来ず。
その中でちょっとアウトローっぽい雰囲気を出す智葉が槍玉に上がるのは致し方ない事ではあった。

霞の言葉を聞いて思わず立ち上がる哩を溜息混じりに一同は見やりつつ、
そういえば……と、運転をする良子に京太郎は声をかける。

京太郎「向こうの監督って誰なんです? 合同練習の手筈を整えたなら、連絡とったんですよね?」

良子「イエス……ですが、まぁなんというか……」

京太郎「?」
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 22:46:46.12 ID:oHZAXGxUo
ネキ獲りたいんですけど負けないでネキ!
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 22:52:30.12 ID:QkYwE28A0
合同練習ってことは経験値入るの?
まあ、お互い手の内見せないようにやるだろうから貰えても全員に1ぐらいかな
721 :>>720 相手の能力とカードが判明するだけで、経験値は入らないです。 ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 22:57:30.56 ID:lNQbW40g0
京太郎の声に、しかし良子の返答はどこか歯切れが悪い。
これには京太郎だけではなく、他の者たちもどうしたのだろうか?と首を傾げるが……。

良子「まあ、会えばわかる事です。 ……あの、なんというか、会っても驚かないようにだけお願いしますね?」

睦月「う? うむ……」

やえ「(びっくりするような監督という事か?)」

その後、良子はこの話題を打ち切り、そのまま運転に集中をした。
京太郎達も無理には聞きだそうとせず、こうしてバスは目的地に到着。
一行はバスを降りると荷物を持ち、グラウンドへと向かうのだが……。

姫子「ぶちょーっ!!」ダダダッ!!

哩「!! 姫子!!」ダダダッ!!

グラウンドへと一同が姿を現した瞬間、駆け寄ってくる1人の少女。
鶴田姫子――哩の探し、追い求めていた後輩である。
猛ダッシュをしてくる彼女に対し、哩もまた荷物を放り投げて駆け出した。

高速で縮まる距離。
お互い、笑顔で駆け寄ると、迷うことなく哩の方が姫子の方に飛びつく。
哩の方が姫子よりも背が低いのだ。仕方ない。
722 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 23:03:40.22 ID:lNQbW40g0

                             ̄ ̄
                        ´              ` 、           --
                       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
                    /.:.:.:/.:.:.:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::>:´...........................................................\
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                   .:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.|===ァ.:.:. /ハ.:.:.:.:.:.:.:〃........./ ............|....................................................`、
                  i.:.:.:.:.|.:..:.:.:.|:.:.:/..:.:.:/i|/:/ '  |:.:.:.:.:../,l|......_/.|..............|................|......................................`、
                  |.:.:..:.:|.:..:.:.:.|.::/i|.:.:/ |:/    | |.:.://l|...../ |ヽ..........|二二二|...........................................
                  |.:.:.:.:.|.:..:.:.:.|/ 八/  .{′   } |.:.{ 八./.  |..∧ .....|................|...........................................i  「姫子、私がおらんで平気やったとか?」
                  |i:.:.:.:.|.:..:.:.:.| ,斗芹 冬       r冬、 ノ`,,_ |/..∧....}二二二|...........................................|       「はい! ぶちょーこそ、お変わりなさそうで安心しました!」
                  |i:.:.:.:.|.:..:.:.:.|  乂hソ      ゝ゛r '  ⌒ヾ   Y..../........l|..........................................i|
                  |l.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|  ""      、  "|           // .........l|.........................................∧
                     八:.:.:.|:.:.:.:.人               |    ""   / /..............リ................................................
                    r‐,\|!:.:.:.:./ \   r   ┐   ,:. r ┐     /.............../....................................................
                  У  乂.:.:.:./,|:` .,      ,.イ.Λ ノ      /.............,:'/′............................................|...ヽ
                  〈_/Λ\:∨⌒≫x  ーr<ー‐== . __   /........../.l{ ..................................................|\|
                  > ´     :}      ,> /  `ヽ      、⌒У....../____l| ...../ ....l|.................i................|  }
                 /         ノ'、   /⌒Y 〉   i     ,/..,..イ/  l|..../  ...l|.................|.......iト、...|
                           \O/ \∨ \o|    xr──<== 一 八/    lレ'     人 八  !
                 |           ⌒\{ ̄_,〕     /        `           \
                 |   \           ∨/_}    /                       ヽ

花咲くような笑顔を見せ、久方ぶりの再会を喜び合う哩と姫子。
久方ぶり――といっても、1週間と少し程度しか離れていなかったのだが、それでも彼女たちにとっては一日千秋の思いだったのだろう。
何せ2人とも、自分たちが積み上げてきたものは他の人とは違う、とまで言い切るレベルなのだ。

京太郎「(白水さんの場合……鶴田さんの心配するより、自分の心配をした方がよかったんじゃ……)」

霞「(ふんふむ……見た限り、鶴田さんは割とまともそうに見えるけど、どうかしら……)」

久「(揃ってポンコツとかだと、新道寺の他の選手の胃痛が半端じゃなさそうだけどねぇ)」

なお、この光景を見て、姫子の事を案じていた哩に対して一同は割と酷い感想を抱いていたもよう。
723 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 23:14:49.58 ID:lNQbW40g0
ともかく、しばらくの間は哩と姫子が2人の世界を作って旧交を深めていたのだが……。

睦月「須賀くん、鶴田さんのユニフォーム……」

京太郎「え? ……ああ、はい。 ……まあ、松実さんや清水谷さんがいる、って時点でちょっと意識はしてましたけど」

睦月「うむ……それに、白水さんのカードを考えるとね」

京太郎達がベイスターズのユニフォームを着てこのグラウンドに現れたように、
姫子もまた彼女のチームのユニフォームを着ている。
京太郎達同様、青と白を基調とした――しかし、その青は蒼というよりは紺。

京太郎「(っていうか、あれってちょっと前のユニフォームだよな?)」

京太郎、そして睦月が知る、今の時代のユニフォームの数世代前。
かつてそのチームが日本一となった時と同様の、シンプルながらも強いブルーの色を持ったそれ。

阿知賀のドラゴンロードが所属し。
清水谷『竜』華が所属をし。
そして、井端弘和のカードを持つ哩と抜群のコンビネーションを麻雀では見せる鶴田姫子が所属をするチーム。

京太郎「ドラゴンズかぁ……」

睦月「うむ」

かつて強竜と言われた、愛知を本拠地とする名門チーム。
次の対戦相手は初戦と同じく、中々に手ごわい相手になりそうだと京太郎は息を飲むのだった。

京太郎「(まぁ、ベイスターズと比べたらどこも手強いチームになりそうだけど……)」

それを口にしたら横にいる睦月が怖い為、流石に黙っておいた。
724 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 23:27:15.92 ID:lNQbW40g0
竜華「姫子ちゃーん、先に行かんといてーな」

その後、しばらくしてから他の選手たちも姿を現してきた。
どうやら彼女たちも別に先に到着していた訳ではないらしく、
単に姫子がバスを降りると同時に先行してグラウンドへとやってきていたらしい。

彼女のチームメイト――竜華が声をあげながら、姫子の分の荷物を持ってやってきた所で、一同はそれを認識する。
ただ、文句を言いながらもその顔は姫子が哩と再会出来た事を祝福しているようで、
なんとも彼女の人の良さが滲み出ていた。

そんな彼女の後ろには、ぞろぞろと他のメンバーも揃っており、京太郎たちも思わず佇まいを正す。
哩も、名残惜しそうにしながらも一旦姫子から離れ、京太郎たちの傍に。

智葉「辻垣内智葉だ、このチームのキャプテンを任されている」

霞「石戸霞です。 私も、不肖ながらこのチームを任されています。 本日は……そして、次の試合ではよろしくお願いします」

智葉「ああ、よろしく」

整列をした所で、互いのチームの代表者が揃って前に出て挨拶。
京太郎もそれに習い、帽子を取って一礼をした。

智葉「そのユニフォーム……ベイスターズか」

霞「そうみたいで……。 辻垣内さんは野球にお詳しいのかしら?」

智葉「企画に参加する前に、予習はしていたからな。 ……それに、参加した後も、覚えざるを得ない環境だった」フゥ

霞「?」

良子「ソーリー、辻垣内さん。 そちらの監督さんは今、どちらに?」

智葉「……監督は、バスを停めるのに苦労しています。 もうすぐこちらに来られると思いますが」

タタタッ

智葉「……言っていたら、来たようですね」
725 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/21(金) 23:40:28.90 ID:lNQbW40g0
良子が声をかけたと同時に、グラウンドに颯爽と――とはいかず、恥ずかしそうに小走りに現れた1つの影。
小柄で、ともすれば高校生と言っても通るような外見。
しかしながらその実、京太郎たちとは割とかなり年が離れている少女……とは到底言えない年齢の女性。

健夜「ご、ごめんねみんな、バスを運転するなんて慣れてないから……」

小鍛治健夜が姿を見せたのだった。

久「は?」

霞「え?」

美穂子「…………」

哩「えぇ……」

やえ「にゃにぃ!?」

睦月「うむー!?」

と、当然これには一同揃ってリアクションを取る。美穂子に関しては黙っているので無反応に見えるが、単純に絶句しているだけだ。
目を見開く事が無かったのは、彼女この日一番のファインプレーである。
無理もない。数多のタイトルと称号を総なめにした、今現在日本で1番強いと目されるプロ雀士。
彼女たちにとってはまさに雲の上のような存在の人が、その場に対戦相手の監督として現れたのだから。

良子「お久しぶりです、健夜さん……大丈夫ですか? その、バスは……」

健夜「うん、久しぶり良子ちゃん。 バスはもう、どうせここ私たち以外使わないから……ちょっと適当でもいいかなぁって」アハハ

京太郎「(妥協したんだ……駐車……)」

やはり恥ずかしそうにそう言う健夜に、良子は溜息1つ。

良子「まあ、そうですね。 それで、そちらは全員揃っているんですか?」

健夜「えっと……智葉ちゃん?」

智葉「ちゃんと7名、全員いますよ。 点呼でも取りましょうか?」

健夜「あ、あ、そこまでしなくていいよ。 良子ちゃん、全員いるって」

京太郎「(引率出来てないじゃん……)」
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 23:49:43.64 ID:oHZAXGxUo
すごく残念ww
727 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/21(金) 23:54:51.47 ID:lNQbW40g0
瞬く間に、何とも言えないトッププロの有様を見せつけられ、京太郎は内心で突っ込みを入れる。
周囲にそっと目配せをすれば、京太郎たちのチームの者たちは大半が意外なものを見たような目をするか、
呆れたような視線を向けるかのどちらか。

一方で智葉たちを見れば、慣れたものなのか――特にこれといってリアクションは取っていない。
いや、智葉だけは盛大に溜息を吐いていたが。

智紀「……練習開始予定時刻まで、あと15分。 準備などを含めると、あまり時間が無い」

健夜「わわっ、そ、そっかぁ。 えっと……それじゃあ……えーっと」

菫「辻垣内、練習の段取りはどうなってる?」

智葉「幸いにして、グラウンドは両チームが使っても余る程度には広い。
   ……戒能プロ、ここは合同練習と銘打っていますが各々のチームで普段通りの全体練習をする形ではどうでしょう?」

良子「ええ、こちらはそれでオーケーですよ」

健夜「え!? いいの!? だって折角の合同練習なんだよ?」

智葉「……いいんです、これで。 敵対チームなんですし、守備の連係とかしても仕方ないでしょう」

菫「(実戦形式でやってもいいかもしれないが……それで松実が打たれでもしたら試合に引きずりそうだからな)」

玄「(永水の石戸さん……凄い……凄いおもち……!)」ギラギラ

霞「(何かしらあの子……こっちを凝視してるけれど……)」

そして、あっさりと健夜を後目に良子と智葉の間で練習計画について話される。
合同練習と言っているが、その実、結局は互いが互いの力量を知る為のものだ。
それぞれがそれぞれ、普段通りの練習をしてその実力を見せる形の方がいいだろう。

京太郎「(こっちの手の内も知られちゃうけど、仕方ないよな……こっちとしても相手の手の内が知れる分、イーブンだし。
     しかし……こうして折角会えたのに交流出来ないってのも癪だなぁ。 誰かと今の内に喋っておくか?)」

【智葉、漫、竜華、智紀、姫子、玄、菫、健夜(非加入キャラです)】から選択

↓1
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 23:56:29.67 ID:BdqGhgbv0
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:01:33.96 ID:j2lrf//YO
最強の選手が最高の監督になるとは限らないって好例だよなぁすこやん
そういう意味では戒能さんは真面目で面倒見もいいから監督としてはかなり当たりの部類だと思う
730 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 00:12:26.98 ID:/n8SDXRa0
>玄

京太郎「(そうだな……とはいっても、殆どが初対面だし、唯一の顔見知りの……)松実さん、お久しぶりです」

玄「おもちもちもち……え? あ! えーっと……須賀くん、だったよね! うん、お久しぶりです!」

京太郎「(おもち?)」

こういう所が良子にベジタリアン系と言われる所以なのかもしれないが、さりとて性分は替えられない。
そもそも、自分以外全員女性という状況だけでも割と居心地が悪いのだ。
折角の機会とはいえ、顔見知り以外に声をかけるというのは中々に難易度が高い。

よって京太郎は唯一の知り合い(というには接点がかなり薄いが)である玄に声をかける。
何かに集中をしていたのか、玄は京太郎に声をかけられてもしばらくは上の空だったのだが、
すぐに気を取り直すと笑顔で京太郎に挨拶をしてくれる。
幸い、彼女は京太郎の事を覚えていてくれたようだ。
流石は将来の女将さん、一度会った知り合いの知り合い程度の人でも顔と名前は忘れない。

玄「まさか須賀くんも参加してたとは思わなかったから、最初名前を見た時は驚いたのです!
  男性雀士も参加してたんだねー」

京太郎「ええ、まあ。 とはいってもここまでザコプロさん以外の男性を試合で見かけた事は無いんですけどね」

玄「うん、私もだね」

やはりというべきか、玄としても京太郎が参加していたのは意外だったようである。
常識的に考えれば、確かに女性雀士ばかりが跋扈するこの企画。
京太郎の存在はイレギュラーと言っても過言ではないのだから当然と言えば当然だ。

玄「でも、その珍しい男性雀士が須賀くんでよかったのです」

京太郎「えっと……?」

玄「だって和ちゃんのお友達だもんね。 みんなも……ちょっと怖いとか言ってる人もいたけど、
  私の知り合いの知り合いだよって言ったらちょっと安心してたみたいだし」

京太郎「あー……やっぱ、怖がられてます? 俺」

玄「うん、ちょっとだけね」

金髪、長身、哩いわくチャラく見える外見。
殆どが女子高育ちの面子から見れば、確かに怖いという感想や嫌悪感を抱かれても仕方ないだろう。
流石に京太郎としてはへこむが。
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:19:39.40 ID:dafMMOUE0
そんなイメージとっくの昔のイメージだと思っていたけどなぁ……そこまで顔悪くないと思うし
732 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/22(土) 00:23:28.60 ID:/n8SDXRa0
玄「でも、こうやってみんなと一緒にいる所を見ると、須賀くんもチームで上手くやれてるんだよね?」

京太郎「ええ、お蔭さまで。 皆さんいい人ばかりですから……(……一部アレな人もいるけど)」

玄「いいなぁ……私は負けちゃったから、最初のチームの時のメンバーは弘世さんしか残れなかったから」

京太郎「え? ……松実さん、最初からそっちのチームにいたんじゃないんですか?」

玄「うん……。 残念ながら、負けてしまいましたのだ」

悔しそうに――というよりは、負けた時の事を思い出したのだろう、悲しそうにそう呟く玄。
これを聞いて、京太郎は意外な事実だと言わんばかりに絶句する。
何せ、阿知賀のドラゴンロードだ。
ドラゴンズに最初からいたものだ、と考えるのが自然である。

京太郎「(ってことは、松実さんの持ってるカードってドラゴンズ関係の選手じゃないのか?
     いや……久先輩みたいに他のチームに配属されても違う球団の選手のカードを持ってる事例はあったし……)」

それでも、基本的には配属されたチームのカードを多くの者は持っているだろう。
実際、先の試合においてジャイアンツに所属をしていた選手カードを持っていたのは5人中4人。
京太郎達ベイスターズにしても、5人中4人が持っていたのだ。

京太郎「(まぁ、練習を見てればわかる事だけど……)」

玄「だから……」

京太郎「ん?」

玄「だから、今度こそは負けないように頑張るよ! 須賀くんたちも頑張るだろうけど、私も負けないくらい頑張るから!」

玄「点はもう、失わない!」

京太郎「…………」

1.「そちらが点を失わないなら、俺だって点を失わない」
2.「そんな事を言って大丈夫ですか? うちの打線は凄いですよ」
3.「正々堂々戦いましょう、俺も負ける気はないですよ」

↓1
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:24:27.46 ID:q1fG8nJSo
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:24:30.55 ID:kuWcCK/A0
取り敢えず喋りながらブルペンに向かう感じでしょうか?
其れで其処にはむっきーと智紀ーが居ると
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:24:50.88 ID:AN4WM22J0
3
736 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 00:35:26.34 ID:/n8SDXRa0
>3.「正々堂々戦いましょう、俺も負ける気はないですよ」

玄の気持ちも京太郎はわかる。
以前、京太郎が良子に語った通り――勝つという事は、楽しかった。
しかしながら、逆に負ければ――当然ながら悔しいし、悲しいだろう。
彼女の場合、既に一度負け、現状は敗者復活に近い形で勝ち残れているようなもの。
今度こそ勝ちたい、というその思いは理解できる。

ただ、それでも京太郎としては負ける訳にはいかない。
咲達と会うまで負けられない、そう約束したからというのもある。
次の試合に勝てれば良子の事を名前で呼んでいい、そう約束したからというのもある。
だが、それ以上に……もっともっと勝ちたい、そういう貪欲な願いが彼自身の中にあったからだ。

そして、その気持ちもまた玄はわかっているのだろう。
キリッ、と眉を上げて京太郎の宣戦布告を受け止め、その右手を差し出す。

玄「うん、正々堂々戦おう!」

京太郎「はい!」

なんとも、爽かなスポーツマンらしい一幕だったのだが――。

やえ「京太郎! 敵と仲良くしていてどうする!!」ウガーッ

京太郎「うわっ!? やえ先輩!?」

玄「ひぅっ!」ビクッ

ぶち壊しである。
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:36:40.98 ID:dafMMOUE0
この程度で仲良くって……『君って友達少なさそうだよね(笑)』
738 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 00:44:26.04 ID:/n8SDXRa0
ずかずか、と京太郎が玄と交流を深める場に歩み寄ったのは小走やえ。
彼女はずずいと身を乗り出すようにして玄に近づくと、威嚇をするようにドリルを揺らす。

京太郎「(え、あれって意志で揺らせるのか!?)」

と、京太郎がどこか頓珍漢な事を考える一方で、玄は涙目だ。
そりゃそうだ、何故だか知らないがやたらと敵意を剥き出しにされて威嚇されたのだから、彼女としたらたまったものではない。

玄「え、えっと……小走さん? 何か、悪い事したかなぁ……」

やえ「したかなぁじゃない! うちのエースと交流を持って情報を引き出そうというハラなのだろうがそうはいかんぞ!」フンスフンス

玄「え、須賀くんってエース……ピッチャーなの?」

やえ「あれ?」

京太郎「あーもう滅茶苦茶だよ」

自爆である。
というかこの場合は誘爆か。

京太郎「いやまぁ……松実さんも、点を失う訳にはいかないって言ってる以上、そっちがピッチャーなのはわかってますけどね」

玄「はぅっ!?」ビクッ

やえ「やれやれ、うかつな奴め!」

どっちもどっち。

京太郎「というかそもそもこれから合同練習するんですからここでぶっちゃけなくてもどうせ知る事になりますし」

玄・やえ「「あっ、そっかぁ」」

京太郎「(大丈夫かこの人たち……)」
739 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 00:58:00.86 ID:/n8SDXRa0
割と迂闊な2人を見やりながら、げんなりする京太郎。
一方で、やえは気を取り直すかのようにコホンと咳払いを1つしてから、ビシィ!と玄に指さし、宣言をする。

やえ「ともかく! 松実、お前が投手だというのなら話は早い!!
   今度こそ、この私が王者のうちしゅじというものを見せてやる!」

玄「?」

やえ「ええと……つまりだな、今度の試合で県大会でのリベンジをしてみせるという事だ!!」

玄「リベンジ……」

やえ「…………あ、あれ? そこはこう、望むところだ!的な感じで来る所じゃないのか?
   さっきは京太郎と握手交わしてたのに……」

京太郎「(これは……あれか)」

やえとしては、玄に対して色々と思う所があり、リベンジのいい機会だと思っていたのだろうが、
玄としてはそこまでやえに対して執着というものが無いのだろう。
無論、県大会で一応強敵としての認識はあったのだろうが――それ以上に全国で出会った強敵の印象が彼女の場合強すぎた。
どうしてもそちらに意識が向いて、やえの印象が薄くなったとしても仕方ないと言えば仕方ない。

やえ「松実……お前、まさか私の事覚えてないとか無いだろうな?」

玄「い、いえ! それは無いのです! 壮行試合とかも開いてくれたし、感謝してます!」

やえ「だ、だよな? ……だよな?」

玄「リベンジですよね! はい、勿論お受けします! 負けないぞ〜」

京太郎「(明らかにさっきと気合の入りが違う……なんていうか、拍子抜けした感じだぞ松実さん)」

やえは悪くない。彼女からしてみればこの機会はリベンジの千載一遇のチャンスなのだから。
玄は悪くない。やえの事を忘れていた訳ではないし、むしろ感謝している。ただ、やえが自分にそこまで執心していたと知らなかっただけで。

よって、少し間が抜けた形ではあるが、2人は改めて握手を交わし健闘を祈り合った。

やえ「改めまして……今度こそお見せしよう、王者のうちしゅじを!!」

京太郎「(また噛んでるし……)えっと、松実さんは大丈夫なんです?」

玄「お任せあれ!!」

京太郎「…………」

これは玄が抑えるか、やえが打つか、試合が始まってみない事にはわからないなぁと、しみじみ思う京太郎であった。
740 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 01:17:57.71 ID:/n8SDXRa0
………
……


その後、両チーム、事前の打ち合わせ通り別れての練習となる。

智葉「よし、ではいつも通りやるとしよう」

漫「ええんですか、いつも通りで? わざと手ぇ抜いたりして油断させたりした方がええと思いますけど」

玄「駄目だよ漫ちゃん、正々堂々とやろう!」

姫子「ぶちょーばおる前でそぎゃん情けなかこつ出来んばい!」

智葉「手の内を曝け出すリスクと、あちらの情報を得るリターンとを天秤にかければ、後者の方がどう考えても勝る。
   あちらが手を抜くという可能性は……監督、戒能プロはそういう指導をするような人ですか?」

健夜「えっ、ど、どうかなぁ? 多分、そういうのはしないタイプだと思うけど……」

智葉「なら迷う事は無い、こちらも全力で練習するだけだ」

言いながら、着々と準備を進めていく一同。
健夜はベンチに座っている智紀と一緒に、その光景をのんびり見るだけだ。

健夜「(みんな凄いなぁ……私も何か手伝えたらいいんだけど、私がやっても邪魔になるだけだしなぁ……)」

智紀「………………」カタカタカタ

智紀「監督……練習中、これを使ってください」

健夜「ん? あれ、これカメラ?」

そんな中、智紀が健夜に渡したのは一台のビデオカメラである。

智紀「私たちも練習中、注意して相手を見ておくつもりだけど……監督にはこれで、相手チームの動きをよりじっくり記録しておいてほしい」

健夜「な、なるほど!」

野球の知識は殆ど無い。あるのはプロ野球選手にはそこそこイケメンの人も多いという知識だけ。
普段の雑事などにおいても効率が悪く、料理も壊滅的に下手な訳ではないがレパートリーも少なければなんとも言えない味。
殆ど監督業を出来ていない健夜だが、これならば猿でもできる。
やっている事は監督業というよりはスコアラーだが。

健夜「うん、わかった! 私に任せて!」

智紀「お願いします……(流石に、風越のキャプテンじゃないんだから機械を壊すなんて事は無い筈……)」
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 01:24:33.72 ID:dafMMOUE0
フラグー!
742 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 01:38:56.06 ID:/n8SDXRa0
そして、一方で京太郎たちもまた練習をしながら相手チームの練習風景をつぶさに観察していた。
現在、京太郎たちがしているのは守備連携の確認。
相手側も、同様であるが……。

京太郎「あっちも二遊間は固めてるんですね……」

京太郎のつぶやき通り、相手チームの二遊間はどちらもザコプロではない。

カンッ!!

姫子「ひょいっ!」ダダッ! パッ!!

智葉「ん……」パシッ! ……

姫子「うー、今ので投げられんとですか?」

智葉「すまないな……」

遊撃手に入っているのは、チームキャプテンである辻垣内智葉。
二塁手に入っているのは、鶴田姫子。
ザコプロが打ったノックは際どい打球となり、姫子がそれに飛びついて捕球。
そのままグラブトスをして智葉に渡すのだが、受け止めるだけで精一杯――ファーストへの送球は出来ていなかった。

思わず倒れこんだまま姫子は頬を膨らませるのだが、智葉の動きが悪いという訳ではない。
ただ、まだ少し彼女たちの間で連携が上手く取れていないというだけのようだ。

哩「はがゆか……! 私やったら姫子んトスば完璧に取って1塁でアウトできっとやに!」

睦月「うむ……まぁ、白水さんのカードを見た段階で予想はついていたけど、今の動きで確信持てたね」

京太郎「ええ、まぁ。 むしろこれで違うカードだった時の方が驚きですね」

良子「……一応、聞いておきましょう。 鶴田さんのカードは?」

京太郎「『荒木雅博』……背番号も2だし、間違いないですよ」

【荒木雅博】
中日ドラゴンズ所属。
2000年代、同じく中日ドラゴンズに所属をしていた井端弘和と共に黄金期を支えた名プレイヤー。
井端との二遊間はヒットになる打球をアウトにされ、他球団にとっては忌々しい壁となり。
1・2番という並んだ打順では足と小技で翻弄され、他球団にとってはやりにくい上位打線となっていた。
彼とのコンビは通称『アライバ』と呼ばれ、同列で語られる事も多い。
そんなアライバだったが、井端の巨人への移籍・そして引退によりもう見る事は出来なくなった。
1つの時代が終わったような喪失感こそあれど、彼自身はまだ現役。2000本安打を目指して頑張って欲しい。

彼個人の選手としての能力は、足の速さこそトップクラスの選手には劣るが優れた盗塁・走塁技術を持っている事が特徴。
2004年から2009年までの間に連続30盗塁を記録している。
その顔の事もあって、正しく駿馬。

また、もっと目立つ人がいる為にあまり言われないが、かなりの顔芸の持ち主。
743 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 01:41:58.17 ID:/n8SDXRa0
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             / ̄>x \   乂 _)>    /:.:.:.:/  i.:.:.:.:.:.:l ノ:ノ
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        ∨           l\ノ\}         ̄  ノノ
          ∨         ヾ::L             /
            ∨            〈::::::}
          ∨      / /  ヾ┤
              ∨ミx/ //    ヾx、
                ∨/ /         V゙、
               V/          V゙、
               ∨         }::ハ

・鶴田姫子

右投げ右打ち 守備位置:二塁手/遊撃手

所有カード:荒木雅博(中)

巧打50 長打20 走力60 守備60

【??】
???

【??????】
???

【???????】
???
744 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 01:58:15.39 ID:/n8SDXRa0
京太郎「まぁ、鶴田さんが荒木なのは予定調和だったとして……です。
    次は……」

漫「ふー……(じろじろ見られると集中しにくいなぁ……しゃあないけど)」

守備練習が終わり、続いて相手チームはバッティング練習に取り掛かる。
投手を務めるのはバッティングピッチャーザコプロ。
そして、打席に入ったのは姫松の先鋒――上重漫である。
ヘルメットを目深に被り、どこかこちらの視線を気にしている様子だ。

やえ「右打席に入ったな。 どうだ京太郎、何のカードかわかったか?」

京太郎「いやいやいや。 まだバッティングすら見てないじゃないですか、そんなすぐには……」

睦月「いや……ちょっと待って」

京太郎「ん?」

漫「…………」クイックイッ

それでも、集中をして打席に入った漫は構えを取る。
基本的に、野球選手のバッティングフォームというものは選手個々人に合わせて多種多様だ。
それぞれがそれぞれに合うようなフォームをする事で、その能力を生かす事が出来る。
ただ、そんな中でも――いわゆる、あまり他の選手とは違う、独特のフォーム、というものがある。

以前京太郎達の戦った誠子が持っていたカード――小笠原の刀を構えるかのようなフォームもまたそれなのだが……。

今、京太郎たちが目にしている漫の構えもまた、独特。

バットを上段に構える事については不思議ではない。
ただ、それを小刻みに、クイ、クイ、と揺らす。まるでタイミングを計るように。

京太郎「………………」
745 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 02:17:37.72 ID:/n8SDXRa0
ビュッ!!

そして、ザコプロが投球動作に入りボールを投げ込んだ時である。

漫「……!」グワァッ!!

瞬間、漫は大きく左足を上げ――。

漫「むんっ!!」ガキンッ!!!

大きくそのバットを回転させた――振る、ではなく回転させる、である。
そのまま、背中にまでバットを届かせる程の勢いで振り切り、足を上げた余波で漫は腰を落とし、その場に崩れ落ちそうになる。
が。

ガツンッ!!

漫「あたっ!」ペカッ

京太郎「ぶふっ!?」

漫の打った打球は打ちそこないであり、地面にバウンドをして跳ね返る。
そこまではよかったのだが、それがそのまま腰を落とした漫の頭部に当たった。
幸いにして、ヘルメットを掠めただけだったのだが、その衝撃でヘルメットが外れ、漫の可愛らしいそのおでこが露出。
ペッカリーンと輝き、思わず京太郎は噴出した。

漫を笑ったわけではない。

ただ、漫が持っているであろうカードの姿を思い出してしまっただけである。

睦月「……なんでだろう、と思ったんだけど。 つまりは、やっぱり頭部なのかなぁ」

京太郎「でしょうね……いや、でもこれは大変だ。 名選手じゃないっすか……」

美穂子「えっと……今の一打席だけで、もうわかっちゃったの?」

睦月「……はい。 あの独特のフォームを見れば、わかります。 上重さんのカードは、恐らく……」

京太郎「『和田一浩』……2000本安打も達成した、強打者です」

【和田一浩】
元埼玉西武ライオンズ所属。元中日ドラゴンズ所属。現役引退済み。
プロ入り当初は捕手だったが、後に外野手へと転向。
何故そのフォームで打てるのか?と疑問を持ちたくなる変態フォームを駆使しながら、
巧打と長打を兼ね備えた2000本安打も達成した好打者である。
本塁打は、30本の大台を超えた年が4度。生涯打率も3割を超えている。

そんな彼の特徴的なフォーム以外にももう1つ。
身体的な特徴と言えば、頭部である。
ファンもそれを愛ある弄りとしているのか、応援団の掲げる横断幕には『輝く男』の文字。

現役引退後も地元のローカルTVに出演している今なお愛される、輝く男。
746 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 02:19:27.42 ID:/n8SDXRa0
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    |ハγ ヽ   =─ 、       弌::::::|ノ   /:::::::::::::::::::::::::::::.
    ..::-::≧-!'. /´{::::::::::。           |   r'/:::::::::::::::::::::::::::::::
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\::::::::::::::::::::::::::::::|  ヽ _    ` ´ /.|/  ヽ
  フ:::::::::::::::::::::::|        ̄ 〉 ̄ /      \

・上重漫

右投げ右打ち 守備位置:外野手

所有カード:和田一浩(中)

巧打60 長打60 走力20 守備30

【???】
???

【????】
???

【????】
???
747 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 02:20:59.77 ID:/n8SDXRa0
という所で半端ですが一旦ここで区切らせていただきます。
明日には全員の紹介を終えられたらいいなと思います。
それではお疲れ様でした。
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 02:24:15.09 ID:qrQBqCJHo
乙ー
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 02:53:20.06 ID:A47Iyn8m0
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 04:31:44.17 ID:qAuY44O+o

ば、ばかな…… 姫子はせめて巧打60じゃないのか
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 09:51:39.66 ID:8T322DMBo

荒木はほら、固め打ちだからそれ系のスキルで補うんでしょ
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 09:55:58.54 ID:kuWcCK/A0
乙です
漫ちゃんは和田さんですか
元近鉄の佐野さんの可能性も有りましたが
これは次のスカウト候補は姫子さん(哩ぶちょー絡み)と漫ちゃん(後で佐野さんのカードが入手出来るかも)ですかね?
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 10:26:57.99 ID:2wIECsuH0
乙です
空いてるポジション一塁と三塁やし打てる選手が欲しいから姫子はないやろ
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 14:48:20.00 ID:xfNWBTPJ0
3割打ちまくってる和田さんで60なら荒木がそれより低いのは別におかしくないでしょ
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 16:15:32.61 ID:oIGVP1uIO
それを言うなら和田と巧打が同じの雄洋が高過(ry
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 16:19:38.46 ID:qAuY44O+o
ここは横浜スレだからという納得
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 16:30:46.30 ID:OvidMFXsO


ネキはねぇねだった……?
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 16:46:14.97 ID:2wIECsuH0
つまり絹ちゃんは新井さんか
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 21:01:15.71 ID:IhgVDsG00
ガイトさんがタッツならどの時期のやろな
ショートやってるなら若い頃かな
760 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 23:10:07.05 ID:/n8SDXRa0
乙ありです。それでは続きを書いていきます。
761 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 23:20:56.76 ID:/n8SDXRa0
漫「ふー……」

竜華「お疲れ様、漫ちゃん。 ほな次は私の番やな」パチンッ

漫「あ、はい。 お疲れさんです」パチンッ

その後、光り輝く可愛いおでこを持つ漫は数打席ザコプロを相手に打撃練習を行った所で、バトンタッチ。
今度は千里山女子の大将――清水谷竜華がバッターボックスに姿を現す。
とはいえ、ニコニコと笑みを浮かべて漫を労いながらハイタッチをするそのさまからは、さしたる驚異を感じない。
本当に、お人よしで世間知らずなお嬢様といった様相だ。
割と失礼ながら、京太郎としては南大阪と北大阪で育った者の違いというものをパッと見で感じてしまう。

の、だが――。

竜華「それじゃザコプロさん、お願いします」

竜華「…………」ゴッ!!

京太郎「!?」

睦月「うむ……!?」

右打席に入り、彼女が構えを取った瞬間――京太郎には悪寒が走る。
そして、同時に睦月もまた同じものを感じたのだろう。
ぞくり、と背筋を震わせて……京太郎へと目配せをした。

睦月「須賀くん……あれは……」

京太郎「……この前の試合、最後の亦野さんの打席で感じたものと同じものを感じました。 多分……」

睦月「うむ……」

京太郎「清水谷さんが、あちらの4番なんでしょうね」
762 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 23:32:36.51 ID:/n8SDXRa0
京太郎も、睦月も、野球を深く知る以前に、この場では投手である。
だからこそわかる――竜華の放つ威圧感を見て、彼女が相手側のチームの4番打者。
姫子はともかく、かつて中日ドラゴンズで一時的にでも4番を張っていた和田のカードを持つ漫を押しのけ、
4番に座っている程の強打者であるという事を。

京太郎「(でも……誰だ? 中日で、4番ってあんまりそう凄い選手のイメージがあんまり無いなぁ……。
     中日ってやっぱりアライバに代表されるように、守備と投手力のチームってイメージだし……)」

漫のように、独特のフォームをしている訳でもない。
今の時点で京太郎、そして睦月がわかっている事は竜華が右打ちだという事くらい――。
いや、この時点で睦月はある程度予測をつけているようである。

睦月「もしかして……いや、でも……」ブツブツ

京太郎「津山さん、もうわかったんですか?」

睦月「確証が、まだ持てないけど……」

そして、始まる練習――竜華はザコプロの投げるボールを綺麗に引っ張りヒット性の当たりを量産。
打球速度の凄まじさたるや、恐らく彼女のそれに匹敵するのは京太郎たちのチームではやえくらいであろう。

京太郎「(それにしても……)」

竜華「………………」ムチムチ

京太郎「(なんていうか、目のやり場に困るなぁ……)」

相手の持つ能力、カードを判別しようと注視をする京太郎だったが、
ユニフォームを着る事によって竜華の肉体は、どこか非日常的なセクシーさを醸し出していた。
わかりやすく言えば、とにかくいろんな所がパツパツでエロいのだ。

胸の大きさで言えば、京太郎たちのチームにいる霞がダントツである。
ただ、竜華の場合は肉感的な魅力というものが霞に比較し秀でている――と、京太郎は思う。
いわゆる、肉付きのいい、欲情を煽る体型と言えるだろう。

京太郎「(ユニフォームのサイズがあってないのかなぁ……?)」
763 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 23:43:24.92 ID:/n8SDXRa0
そんな不埒な事を考えていた時である。

ビュッ!

竜華「絶好球や! ほれっ!!」

ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!

竜華「うっし!」ピトン

京太郎「うおっ!」

霞「あらぁ……」

待ってましたと言わんばかりに、竜華が甘く入ったザコプロのボールを強打。
瞬間、瞬く間にボールはレフト方向へと飛んでいき、あっさりとフェンスを越えた。
それは飛んでいく――というよりは、正しく弾丸と言った方がいい打球である。
思わず京太郎は驚きの声を上げ、他の者たちは呆気にとられるのだが……。

睦月「う、うあぁ……」ペタン

美穂子「つ、津山さん? 大丈夫?」
764 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 23:55:47.93 ID:/n8SDXRa0
そんな中、睦月は突如うめき声を上げたかと思うとその場に力無く座り込んだ。
気の抜けた――いや、腰が抜けたようなその姿に、周囲が心配する中、睦月は震える声で呟く。

睦月「な、なんで……なんでまた中日……? 竹井さんも……うちに入ってくれたのに」

久「え、私?」

京太郎「(津山さんが久先輩の話題を出す時は、決まって金城関連……そして、清水谷さんを見て驚いた、いや、なんか変な事口走った。
     つまり……)清水谷さんの持ってるカードは、横浜関連って事です?」

睦月「うむ……うむ……」

睦月「あのホームランを打った後のフォロースルー……間違いようが無い……」

先ほどのホームラン性の当たりを打った瞬間、竜華はバットを振り切ると同時に地面に置いた。
その仕草に、睦月は心当たりがある。
竜華が打席に入った瞬間に見せた威圧感にも、彼女が『あのカード』を持ってるのだとしたら納得がいく。

睦月「ブランコ……」

やえ「? 遊具がどうした」

京太郎「……マジっすか」

睦月が呟いた瞬間、他の者たちは理解をしていなかったが、京太郎だけは理解が出来た。
遊具――そう、確かに遊具とその選手は呼ばれた事がある。

睦月「『トニ・ブランコ』……そりゃ、あんな威圧感ある筈だよ」

横浜の危険遊具。かつてそう呼ばれた強打者が、清水谷竜華の所持するカードだった。

【トニ・ブランコ】
元中日ドラゴンズ所属。元横浜DeNAベイスターズ所属。元オリックス・バファローズ所属。
2009年から2016年までの間、活躍できなければすぐ切られる外国人選手という立場ながらも日本でプレーを続けた強打者である。
元々はドミニカ出身で、持前のパワーを武器に本塁打を量産し続けた強力助っ人。
パワーに自信の外国人らしく、三振も多いのが玉に瑕。

中日との契約が切れた後は、横浜DeNAベイスターズとの契約が成立。
この時、中日からはブランコ本人も含め3人の外国人がそっくりそのままベイスターズに移籍をするという前代未聞の珍事が起こった。
横浜では移籍初年度から41本塁打、136打点という圧倒的過ぎる数字を残し(なおチームの順位)。
負けても見ていて楽しい試合にしてくれた功労者でもあった。

しかしながら、そんな彼の弱点はそのムチムチとえっち過ぎる――もとい増えすぎた体重である。
強打者の宿命であるが、その過重により肉離れなどの怪我を頻発し、DeNAからは自由契約。
後にオリックスへと移籍をするも、既に全盛期の輝きは失っていた。

何故清水谷竜華が彼のカードを持つのか?同じムチムチしたエッチな体繋がりである。
765 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/22(土) 23:59:19.84 ID:/n8SDXRa0
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     r|:::::::::|三ニニ/ |     /三|::::::|=\:::::|
    /| |::::::::ムニニ|      /ニ三|::::::|ニニ>、|
.   / V:::::/三三ニ|――- /=ニニ/:::::/ニ三三>
  /  /::::/三三ニニ|   /==ニ/:::::/三三/ |
. /  /::::/三三ニニ|  /ニ三/:::::/=三/ /  |

・清水谷竜華

右投げ右打ち 守備位置:一塁手

所有カード:トニ・ブランコ(中)

巧打50 長打80 走力10 守備10

【??????】
???

【???】
???

【????】
???

【???】
???
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 23:59:28.39 ID:qAuY44O+o
ゲェーーーッ いや中日ブランコならまだマシなはず
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:01:46.01 ID:/QbmyErbo
Deブランコだったらマジでヤバい
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:06:08.98 ID:wnEsxpyA0
むむむ…竜華さんはブランコですか
そんな竜華さん攻略の為にも京太郎くん&むっきーさんの投球練習の時…戒能プロに打席に立って貰わないと
え?何故かって?
其れは戒能プロの持つラミちゃんのカードがブランコに匹敵する強打者だからです!
ラミちゃんのプレッシャーに負けなければ抑えられるのです!
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:11:09.35 ID:NcYTNqz4o
ムチムチはわかるがエッチ過ぎるってなんだw
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:12:05.34 ID:nSQEnWN/0
次の試合からはくさいところと敬遠も選んでいった方が良さげかな?
771 :>>769 ブランコはブラジャーとパンツをかぶってる写真があったりするくらいなのですごくえっちです。 ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 00:17:02.34 ID:vm5PDAbk0
やえ「ブランコだかシーソーだか知らないが、あんなのより私の方が飛ばせるぞ!」フンス

睦月「ブランコをバカにしないでください! 規格外のアレがいなければ三冠王だった筈なんです!」

やえ「えっ……あっ、ごめん」

哩「津山ば何にキレとるんと?」

京太郎「ある種の病気なんで気にしないでください……」

睦月は熱狂的過ぎるくらいのベイスターズファンである。
思わず、同じ4番として対抗意識を持つやえに対して注意をするのだが、それも仕方ない。

霞「駄目よ、睦月ちゃん。 清水谷さんが睦月ちゃんの好きな選手のカードを持ってるとしても、今は敵なのだし……。
  それに、小走さんは味方なんだから……そういう言い方したらめっ、よ」

睦月「う、うむ……すみません小走さん」

なお、なんとか丸く収まるもよう。

京太郎「と、ともかく……次ですよ次。次の選手に注目しましょう」

久「選手の名前とかはわからないけど、さっきの上重さんといい清水谷さんといい、かなりの強打者揃いよね?
  これ以上強打者が増えると京太郎くんでも抑えられないんじゃないの?」

京太郎「……少なくとも、クリーンナップの2人は埋まってそうなのが現状です。
    ただ、打線は線にならないと点になりませんから。 うまく分断出来れば……」

そうこうしている内に、竜華のバッティング練習は終了。
次に打席に入るのは……。

竜華「ええ感じで打てたわー。 ほな、バトンタッチー!」パチン

智葉「ああ、さて……私も負けてられないな」パチン

久「あっちはキャプテンさんの登場って訳ね」
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:21:33.00 ID:PzklxHuro
ホームランで点は入るんだよなあ
このスレクサイところに投げないと四球でないしそっちのがヤバイ
773 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 00:24:25.88 ID:vm5PDAbk0
竜華の次に打席に入ったのは、相手側のキャプテン――辻垣内智葉。
彼女もまたヘルメットを被り、右打席へと向かうのだが……。

ザコプロ「辻垣内さん、バッテっす!!」

智葉「あ? ああ」スッ

ザコプロ「辻垣内さん、バットっす!!」

智葉「ああ、ありがとう」

何故か手ぶらでやってきていた彼女の元に、ザコプロ達が次々と用具を持ってくる。
別に、彼女がうっかり忘れ物をしていた訳ではない。
ただ、ザコプロ達がとにかくやたらと智葉の面倒を見る――否、智葉の手を煩わせないようにと遮二無二動いていただけなのである。

智葉自身も、悪い気はしていたのだが、何度言っても聞かない為にこうやってザコプロ達に任せるのが今では当たり前となっていた。
なっていたのだが――やはり、その光景は異常である。

京太郎「…………」

睦月「…………」

良子「あの……2人とも?」

京太郎「なんか、さっきの清水谷さんとは違う意味での悪寒がしてきたんですけど気のせいですかね」

睦月「気のせいじゃない、と思う……私も感じてる」
774 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 00:40:07.17 ID:vm5PDAbk0
そして、始まる智葉のバッティング練習。
打撃投手を務めるザコプロも、決して手を緩めている訳ではない。
しかしながら、智葉は華麗に右へ左へと広角にボールを打ち分けてヒット性の当たりを出す。

パァン! パァン!!

智葉「うん調子がいいな」

何故か、バットがボールに当たった際の音が「カキーン」でも「ガキィン」でもなく、「パァン」である。
ただ、これは智葉の調子が良い時の兆候だ。
原理はわからないが、とにかく、彼女がいい当たりを打つ時は、打撃音がこうなる。

健夜「わわ、やっぱり智葉ちゃんは凄いなぁ。 私の代わりに頑張ってくれてるし、本当にいい子だよ」

竜華「時々怖くて話しかけられへん時もあるけど、やっぱり智葉ちゃんが一番キャプテンらしいなぁ」

菫「(……私は割とあいつとは交流があった方だが、なんというか……照とはまた違う意味で、先輩でもなく後輩でもなくて良かったと思える奴だ)」

玄「素晴らしいバッティングだね!」

姫子「素晴らしかバッティングばい!」

智紀「……素晴らしいバッティング」

漫「(……これ、私も言わんとアカン流れなんやろか。正直、凄さもわかるけど、なんでか知らんけど怖さもあるねんなぁキャプテン……)」

これを見ての、チームメイトたちの反応はこうである。

基本的に、彼女は慕われている。慕われているのだ。
ザコプロ達が彼女につくすのも、彼女が健夜の代わりに監督業の大半を請け負っている為、その負担を減らそうという考えから。
チームメイトたちからしてみても、それだけ負担があるにも関わらず――つまり練習時間の確保も出来ないのに、
『素晴らしいバッティング』を見せる彼女に感嘆の声が上がるのも不自然ではない。

不自然ではないのだ。
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:40:36.22 ID:PzklxHuro
やめーやww
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:41:26.39 ID:wnEsxpyA0
さて智葉先生は誰なんでしょうかね?
守備の上手さから宇野さんって事は無いと思いますが
やっぱり立浪さんでしょうかね?
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:46:55.07 ID:47QQj6WUO
菫のカードはセリフ的に桑田かな?
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:49:16.06 ID:47QQj6WUO
違う橋本清だ
779 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 00:59:06.43 ID:vm5PDAbk0
京太郎「………………」

睦月「………………」

一方、それらを見ていた京太郎たちは絶句である。
京太郎と睦月のみならず、他の面々まで、智葉の――外から見れば異常としか言えないバッティングの音。
そして、ザコプロの甲斐甲斐しいというか、どこから見ても舎弟にしか見えない行動に二の句を継げない。

それでも、だ。

それでも、京太郎は口を開いた。

京太郎「は、はは……いやーまいったなー。 クリーンナップ埋まっちゃったぞー」

睦月「ほんとうだね、いやーこまった」

京太郎「さ、次の人は……」

良子「ストップです。 ……須賀くん、津山さん、言いたくないのかもしれませんが、報告をお願いします」

口を開き、次に行こうとしたが逃げられない。
良子としても、何か嫌な予感はあるのだろうが――それでも、情報を得る為だ。
静止を受け、京太郎と睦月は顔を見合わせてから溜息を吐き、白状する。

京太郎「……アレは、多分。 『立浪和義』……さんのカードですね」

睦月「ミスタードラゴンズとも呼ばれた名選手……キャプテンに相応しい、けど……」

美穂子「けど……?」

睦月「私の口からは、とても言えないです……」

【立浪和義】
元中日ドラゴンズ所属。現役引退済み。
高卒野手ながら、ルーキーイヤーから開幕スタメンを経験。
高卒投手での開幕ローテーション入りならば前例は割とあるが、野手となると少なく、どれだけ彼が素晴らしい選手であるかがこの一例だけでもわかる。

ルーキーイヤーはショートながら、その後はセカンド、外野手、また内野へと守備位置を転々。
最終的にはサードに落ち着いたが、どのポジションでもしっかりと自身の役割を果たした。
この事からも、どれだけ彼が素晴らしい選手かがわかる。

16年連続規定打席到達。
2000本安打達成。
毎年必ず本塁打を放っており、二塁打においては日本プロ野球記録である487本。
ただ、通算本塁打は171本と2000本安打達成者の中では最少であり、二塁打についても年間最多二塁打の記録は取っていない。
また、打撃タイトルにも縁が無かった。
しかしながら、それは彼が長くの間一線で活躍をし続けたという証左でもある。

高卒ルーキーの時から長くの間中心選手として活躍し、最後までドラゴンズ一筋を貫いた事から、「ミスタードラゴンズ」と呼ぶ声もある。

ちなみに、上下関係が非常に厳しいとされるPL学園の出身。
先輩には可愛がられ、後輩からは尊敬される素晴らしい選手。
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 00:59:57.20 ID:PzklxHuro
うるせーよwwwwww
781 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 01:00:58.73 ID:vm5PDAbk0
                          ___
                       ..::.::.::.::.::.::.::.::.::.`丶、
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                  _,,..、¬冖づ庁外、   斗劣、ハ::.::.|
                   / ヘ. } し小 うソ ノー{ うソ/ /:/|/
                     /  _,-Уy个ー   ゚   ゚ ー- =行
                    ノ  八‐:、    ′   厶|
              丿  ´__/  \丶、  ‐‐    イ |/
              /    / ______〕: |> _. イ、_______
                /    //二ニァ¬ア_]       |¬r<二,¨¨ ̄\
            /   /´ ̄/ /  〔∧     〕 ∧   | ̄ ̄\〉
                    /     |      |--  --|   |   |  \ \
              /    /    [ │     マ¨¨¨¨¨ア  |   |    ヽ  \

・辻垣内智葉

右投げ左打ち 守備位置:三塁手/遊撃手

所有カード:立浪和義(中)

巧打50 長打40 走力40 守備50

【?????】
???

【???????】
???

【???】
???

【??】
???
782 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 01:16:14.69 ID:vm5PDAbk0
良子「……いずれにせよ、須賀くんの言うように、クリーンナップと思しき選手が3人。 確認できましたね」

京太郎「はい。 見た感じ辻垣内さんはちょっと巧打も長打も物足りないかなって感じしますけど……」

久「ああいうタイプってね、特殊能力で強烈なの持ってるのよ」

京太郎「でしょうね……そんな感じします」

実際、打席に立つ智葉からは相応の迫力を感じる。
雀士としての格というものを考えても、数値面だけでは測れない何かを持っていても不思議ではなかった。

良子「私があちらの監督なら……1番鶴田さんとし、3番辻垣内さん、4番清水谷さん、5番上重さんですかね。
   中々、重量級な打線です」

京太郎「(この前の試合は、亦野さんがスランプだった事もあってかなり楽が出来たからなぁ……。
     今度はそう簡単には行きそうにないぞ、これ……)」

美穂子「ところで、2番は誰なんでしょう?」

哩「次に出てくりゃわかっとやろ……って、ん?」

しかしながら、智葉が打撃練習を終えると同時に(因みに、終わった後も道具はザコプロ達が回収していた)、
打撃投手を務めていたザコプロが降板をし、違う投手がマウンドへと上がる。

智紀「…………」

京太郎「打撃練習は終わりって事か? っていうか……沢村さんも投手なのか」

やえ「話によれば松実も投手らしいからな。 つまり、相手側には2人の投手と」

霞「……それだけではないようね。 見て」

菫「さて……なんだかんだと言って、試合後こうして沢村とバッテリーを組むのは初めてか」

菫「よろしく頼むぞ」

智紀「………………」コクリ

京太郎「……キャッチャーかぁ」

やえ「白糸台の部長とは、これまたやりにくそうな相手だな」
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 01:21:26.57 ID:wnEsxpyA0
弘世様キャッチャーっすか?
ふんふむ誰なんでしょうか?
まさかむっきーさん発狂モンのあのキャッチャーっすかね?
だとするとすこやんはやっぱりあの三冠王ですか!?
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 01:26:39.93 ID:N+SfN+pK0
ともきーは筋肉?
785 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 01:38:05.50 ID:vm5PDAbk0
マスクを被り、智紀と打ち合わせをする菫の姿。
内心、京太郎はそれを見て歯噛みをし……ちら、と視線を睦月へと向ける。

京太郎「(これ……あのカードだったりしたら、津山さん卒倒するんじゃないか? いや、駆け寄る?)」

何せ、久を見た時は自らのユニフォームを脱ぎつつ久にいきなり抱き付いた睦月だ。
ドラゴンズの捕手――といえば、京太郎の脳裏にはかつてベイスターズにいたはずの球界を代表する名捕手が思い浮かぶ。
頼むから外れていてくれと思うのを他所に、智紀は早速菫を座らせ投げ込みを始める。

哩「あん沢村とかいうのは、ナリからして理論派ってな感じやね」

美穂子「実際、麻雀でのスタイルもそんな感じだったけれど……野球だとどうなのかしら?」

久「んー……少なくとも今は……」

ビュッ! ズバンッ!! ズバァンッ!!!

智紀「………………」

菫「(やはり、投げてるボールはいい。 最高球速に関しては松実以上だな……)」

久「どう見ても、理論派ってよりは力押しよねぇ?」

そう、いつもメガネをかけパソコンを持ち、寡黙でクールな智紀。
見た目同様、麻雀のスタイルも理論派であり、どちらかといえばかわしていく投法が似合いそうなのだが。
そんな彼女は先ほどから、豪球とも言える速球を立て続けに投げ込んでいる。
思わず、その勢いで帽子が取れる場面が何度か見られるほどだ。

哩「須賀ん球よかはやかとやないか?」

京太郎「……どうすかね。 ガンが無いからわからないですけど……って、ん?」

ビュッ! ズバンッ!! ズバァンッ!!!

智紀「………………」

京太郎「(あ、あれー……なんか、急にボールが入らなくなってるぞ)」
786 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 01:54:01.81 ID:vm5PDAbk0
しばらく投げ続けていると、とたんに智紀の制球が乱れ始めた。
とにかく、ゾーンに入らない。
あからさまなボールになる球ばかりを投げ込み続け、思わず菫が駆け寄る所が京太郎達からも見える。

京太郎「……もしかして、沢村って名字だからって」

美穂子「須賀くん、心当たりがあるの?」

京太郎「豪速球が武器で、だけど制球に不安定な沢村っていうプロ野球選手が1人……」

言いながら、京太郎は何とも言えない表情で頬をかく。
いくらなんでも、カードのこじつけが強引過ぎやしないだろうか。
ただ、そんな京太郎の言葉に、睦月が異を唱える。

睦月「……アレは、沢村じゃなくて澤村。 同音だけど、字が違うよ」

京太郎「あー……まあ、それはそうですけど」

睦月「それに、背番号も違う。 フォームも違うしね」

睦月は、じっと智紀と菫に視線を向けながらそうつづけた。
背番号「24」を背負った智紀は、相変わらず菫と何やら話し込んでいる。

菫「ストレートの制球が定まらないのはわかった。 次は持ち球の確認だ、チェンジアップとスライダーだったな?」

智紀「いい」

菫「は?」

智紀「論理的に考えれば、私の最大の武器は速球。 変化球を試すより、速球を磨く方が効率的」

菫「……いや、ストレートだけで抑えられる程野球は甘くないぞ。私もそれほど野球を知っている訳じゃないが」

智紀「大丈夫」

智紀「論理的に考えれば、ゴリ押しが1番相手を抑えられる可能性が高い策」

………

睦月「あれは……『福谷浩司』だね」

【福谷浩司】
中日ドラゴンズ所属。
ドラ1大卒の剛腕投手。1年目から、大学時代の守護神としての適性を買われ中継ぎで一軍で登板。
2年目には72試合に登板をし、好成績を残した。

彼の特徴はAO入試で慶応義塾大学に入学をした、その野球選手らしからぬ学力。
大学時代も野球部監督に「勉強が7、野球が3でやっている」「学者が野球をやっているイメージ」と言われた程。
履修科目の成績は、全て「A」だったというのだからとんでもない。
そして、極め付けは卒論の「投球動作における球の出所の見づらさの定量化」何を言っているのかわからないよ……。

そんな彼が行きついた先は、持前の速球を生かしたゴリ押し投法である。
学力も何もあったものではない。

彼が登板するたびに、ラボが立つ。近年はボヤが多くなってきた。

賢い脳筋。
787 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 01:55:53.99 ID:vm5PDAbk0
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・沢村智紀

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:福谷浩司(中)

球威60 変化50 制球F 体力40
巧打10 長打10 走力10 守備20

【????】
???

【???】
???

【????】
???
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 02:00:27.12 ID:wnEsxpyA0
残るは
弘世様と玄ちゃーですが
さて誰なんでしょうかね?
移籍組だから中日じゃない可能性も有りますが
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 02:01:46.15 ID:PzklxHuro
福 谷 ラ ボ
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 02:05:30.54 ID:NcYTNqz4o
なんjとかあんまり見ないからあれだけど
ネタが濃いな
791 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 02:13:54.73 ID:vm5PDAbk0
ズバンッ! ズバンッ!!

しかしながら、その後も智紀の制球は定まらない。
彼女の言う通り、速球こそが最大の武器である事は確かなのだが、元々彼女のコントロール自体そこまでいい訳ではなく。
ついでにいうなら、今日は調子がすこぶる悪かった。
故に、これは仕方のない事でもある。

菫「……なぁ沢村、やはり球種の確認を」

智紀「ゴリ押しこそ正義」キリリッ

菫「(……逆玉を取るのも結構疲れるんだぞ)」ハァ

ただ、それでも智紀は頑なにストレートに拘った。理論派は割と頑固なのである。
これに溜息を吐きながら、菫は再び戻ろうとする。

京太郎「(大変そうだなぁ、弘世さん……)」

霞「(私の場合は、京太郎くんも睦月ちゃんもとてもいい子だから助かってるけど……。
   いえ、沢村さんが悪い子という訳じゃないけれど)」

そんな姿を見ていて、京太郎たちは思わず菫に同情をする。
なんというか、彼女からは非常に苦労人臭が漂っている。

京太郎達の知る由もないが、実際、彼女は元いた白糸台でも問題児2人の監督役をしていたのだ。
生粋の苦労人、と言ってもいい。
ある意味では、縁の下の力持ちと言われるポジションの捕手は彼女にとっても天職にも思える程だ。

プルル プルル

京太郎「(ん? なんだ、弘世さん。 ユニフォームのポケットから……)」

ピッ

菫「はい、もしもし。 ……ああ、後援会の。 その節はどうも」
792 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 02:24:57.80 ID:vm5PDAbk0
と、そんな折である。
どうやら菫のスマホに電話が入ったらしく、彼女はユニフォームからそれを取り出し、通話ボタンを押す。
白糸台の後援会――部長である菫に、何やら連絡があったらしい。
菫は仕草で少しばかり席を外すとジェスチャーし、そのまま離れて電話を続ける。
やはり部長職というのは大変だ。

菫「すまないな」

智紀「気にしていない……それより早く……」

プルル プルル ピッ

菫「はい、もしもし。 ……はい、弘世ですが。 え? 高麻連、ですか? はい、はい……」

そして、もう一度智紀の球を受けようとした所で再び連絡が入る。
今度の相手は高校麻雀連盟――通称高麻連の関係者からの電話。
名門白糸台高校の部長である菫に、これまた何やら連絡があったらしい。
仕方ない、名門の部長故の責任というものだ。

菫「すまない、今度こそ……」

プルル プルル ピッ

菫「はい、もしもし。 ん? なんだ、お前か……え? 麻雀何切るがわからないって?」

またまた、電話が入る。
今度は白糸台に残してきていた後輩からの電話らしい。
どうも菫達がこの企画に参加するに当たり、菫が課題として渡した問題に詰まった為に連絡をしてきたようだ。
これに対して、菫は親切丁寧に懇々と説明をし、解説をする。
これもまた、部長としての責務である。後進の育成はしっかりしないといけない。
793 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 02:48:50.83 ID:vm5PDAbk0
京太郎「…………津山さん、わかりました?」

睦月「当たりはつけたかな。 須賀くんは?」

京太郎「いや……俺、パの方はあまり詳しくないんで……あんまり自信ないんです。
    ただ、あの選手ってかなり有名ですから」

睦月「だよね……」

苦労性な性分に、とにかく責任ある立場――役割の多い立ち位置。
これに加えて、捕手というポジション。
1人の選手の名前が京太郎の脳裏に浮かび、睦月に確認を取ると――彼女は既に当たりをつけていたようだ。

睦月「FA獲得した時は、欲しいって思ったもん……結局FAで来るどころか、宣言自体しなかったけど」

京太郎「あの人がFAしたら、東北は阿鼻叫喚じゃないですか?」

霞「あの……2人はわかってるみたいだけど、弘世さんの持っているカードは何なのかしら?」

睦月「『嶋基宏』……楽天を支える捕手です」

霞「嶋さん?」

京太郎「……多分、『野球の底力』っていう言葉を聞けば、野球を知らない人でもなんとなくわかってくれると思います」

美穂子「ああ……あの……」

【嶋基宏】
楽天ゴールデンイーグルス所属。
新人ながら、そして捕手ながら開幕一軍登録された捕手。
その後は楽天をけん引する正捕手として、名監督・名捕手として謳われた男の元で成長をしてゆく。

野球を見ない、知らないという人でも、『野球の底力』というフレーズを聞けばなんとなく思い起こす事が出来るのではないだろうか。

東日本大震災。プロ野球開幕が大幅に遅れた後でのスピーチをしたのが、彼である。
東北を地元とする球団の選手会長として行ったスピーチに、心を打たれた人も数多くいるだろう。
『見せましょう、野球の底力を』という言葉はその年の流行語大賞にもノミネートされている。

その実直で真面目な性格と、学生時代の優良な成績から後にプロ野球選手会会長にも就任。
電話で打診をした前任の前会長からは、当時若輩だった嶋に対して「お前しかいない。引き受けてくれるまでこの電話は切らない」と言われる程。
当然、断り切れず引き受けた。真面目過ぎる。

プロ野球選手会会長という肩書だけではなく、チームのキャプテンや日本代表のキャプテン。
選手会のセカンドキャリア機構代表やら大学のOB理事会の会長やら副理事やら。
とにかく、色んな組織の重要な役割を担っている。
その為にオフにしろシーズン中の休みにしろ、殆ど無いに等しい。

真面目過ぎる苦労人。しかし、だからこそ好かれる偉大な捕手。
794 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 02:52:09.60 ID:vm5PDAbk0
             . . : : : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ : : : . .
        . : ´: 斗──‐-: : : : : : : : -── ミ.、
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  | : : : |: : : : :|  ̄    ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄    ̄ ̄「 : : : : |
  | : : : |: : : : :| 三三三三三      三三三三 !: : : : : |
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  | : : : ヽ、: : |: : : : : : :             : : : : : 丿: : :/
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  |: : : : : : : : i   ゝ .._ 丶、 ‘, i  / .ャ′  : :!
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  |: : : : : : 〈         !     /Πヽ   .:      〉
  |: : : : : : : ヽ      丿   ,′/ 丶 ゚。  {.     イ:|
  |: : : : : : : : :Ε三三.}     .{ /  ‘,i! Ε三三}:.!

・弘世菫

右投げ右打ち 守備位置:捕手

所有カード:嶋基弘(楽)

巧打40 長打30 走力40 守備50

【????????】
???

【????????】
???

【?????】
???
795 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 03:09:38.98 ID:vm5PDAbk0
その後、ようやく連続お電話も終わったのか、元いた捕手の位置に戻る菫。
なお、その間はザコプロくんが智紀の球を受けてくれていたもよう。
それと同時にマウンドには、先ほど京太郎たちを相手に絶対に点を失わないと宣言をしてくれた、
多分相手チームのエース。

そして、阿知賀の誇る先鋒――エースが、智紀と交代をして推参する。

玄「お待たせしました! 弘世さん、今日も張り切っていきましょー!!」

菫「相変わらず元気な事だ……よし、来い」

元気よく宣言をすると玄に、菫もまたパンパン!とミットを叩いてから座り、構える。

京太郎「そういえば……松実さんは、負けてあのチームに移籍したって言ってましたね」

久「そうなの? って事は……単純に考えれば、あれよね。 松実さんの持ってるカードも、弘世さんの持ってるカードと同じ球団のものって事?」

京太郎「まあ、単純に考えればそう、なんですけど」

京太郎「(だとすると、むっちゃくちゃやばそうなんだよなぁ)」

楽天という球団は、とにかく投手力は高い。というより、エースの能力が高い。
ドラフトなどの戦略で、ドラフト1位でその年の目玉と言える投手ばかりを取れているのも1つの要因であるが、
エースがいなくなるたびにぽんぽこ次のエースが芽生えてくる。
正直、睦月からすれば羨ましくて仕方がない。

京太郎「何せ、とんでもない記録残した歴史に名を残す大エースもいた球団ですからね……」

やえ「流石にそれは、勘弁願いたいな……」

哩「私でも名前ばしっとるレベルやけんね」
796 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 03:23:26.10 ID:vm5PDAbk0
いずれにせよ、油断は出来ない。
ここまで野手に関しては5人中3人が2000本安打達成者、1人は間近というラインナップ。
強敵なのは間違いではなく、そしてそれは投手にしても同じだろう、と一同は考えていたのだから。

だから……。

ビュッ! ズバンッ!!

玄「あ、あれ?」

菫「(また松実も病気か……)」ハァ

彼女もまた、制球を乱し、思わずマウンドでおろおろしている様を見て、むしろ京太郎たちの方が動揺をしていた。

京太郎「(沢村さん並か? あのコントロールの悪さ……いや、俺が言えた義理じゃないけどさ。
     っていうか、最高球速も多分沢村さん程出てないし……うーん?)」

果たして誰なのか、誰のカードを持っているのか。
推理をしようとするが、京太郎の知識では見当がつかない。
先ほど言ったように、そもそも京太郎自身はパの選手に対してそれ程詳しくないのだ。

が。

睦月「……あぁ。 そういう……」

京太郎「津山さん?」

しかし、睦月はわかったらしい。
797 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 03:30:50.65 ID:vm5PDAbk0
睦月「……松実さんの異名、阿知賀のドラゴンロード」

京太郎「ふむ」

睦月自身、玄とは以前会った事がある。
かつて阿知賀が全国大会に入ってからも特訓をしたいとの事で、風越・鶴賀が縁もあって協力をした際の事だ。
もっとも、その時睦月はあまりその特訓に役立てはしなかったのだが。
ともかく、その縁もあってか玄の異名についても知っていた。

そして、彼女たちが闘っていたブロックも――注視する、という程ではなかったが、見た。
その時の睦月の衝撃は言い表せない程である。
特訓の際でも、ドラを呼び込む力でとんでもない火力を見せつけていた玄が、いいようにやられる様。

先鋒――エースとして期待されながら、結果を出せず飲み込まれ、いい所を見せる事もないまま終わった様子。
いや、いい所自体はあった。
だが、期待通りとはいかない。

それが、重なる。ドラゴンの名と共に。

ビュッ! グググンッ!!

菫「(よし! シュートのキレ自体はいい!!)」

睦月の視線の先では、玄が球種を変え、シュートを投げ込んでいた。
これが、睦月に確信に近い印象を与えた決定的な球種。

睦月「あれは……」

京太郎「あれは?」

睦月「………………」

睦月「あれは……『一場靖弘』だよ」

京太郎「………………」

京太郎「ハァ!?」
798 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 03:40:59.12 ID:vm5PDAbk0
【一場靖弘】
元東北楽天ゴールデンイーグルス所属。元東京ヤクルトスワローズ所属。現役引退済。
球団創設時、ドラフトで加入をした大型ルーキー(なお入団の経緯には色々と問題とかもあったもよう)。
1年目から開幕ローテーションの座をつかみ取るが、思うような成績を残せず期待には添えなかった。

2年目、3年目と年数を重ねる毎に調子を下げていき、最終的には楽天からヤクルトへのトレード。
新天地での巻き返しを図るも、結果を残せず自由契約となる。

かつてはゲーム『実況パワフルプロ野球』のOPにも出る程、将来を熱望されていた。
事実、ただ一度、対戦チームの投手が完全試合をしている中で、自身も無失点に抑え続けて完全試合をついには阻止したという事もある。
持っているものは、凄かったのだろう。

それでも環境が悪かったのか、そこまでの器でもなかったのか。
ファンから期待をされたにも関わらず、『ホンモノ』になれなかった期待外れのエース。
彼の入団時には消滅した球団からやってきたホンモノのエースが。
彼の入団後には後に大記録を達成したホンモノのエースがいた事が皮肉である。

ちなみに、ヤクルト移籍後、彼が開発した魔球の1つに『ドラゴンシュート』というものがある。
799 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 03:42:14.29 ID:vm5PDAbk0
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・松実玄

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:一場靖弘(楽)

球威60 変化40 制球G 体力70
巧打20 長打20 走力20 守備30

【????????】
???

【??】
???

【??????】
???

【??????】
???
800 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 03:44:25.76 ID:vm5PDAbk0
という所で本日は一旦ここで区切らせていただきます。
なんとか紹介が終えれてよかった。
おやすみなさい。
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 04:01:56.37 ID:4Mozbyv/0
乙ー
せっかくの合同練習だしアライバコンビの守備披露とかあっても良いかもなぁと思ったり
リザベコンビのモチベもそうだしそれ見てそれぞれの相方も奮起しそうだし
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 05:13:08.79 ID:7zIPAiIDO

うーん、この投手陣
まあこの野手メンツで投手が全盛期の死神とか介護士だったら絶望だし仕方ないね。
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 05:31:23.21 ID:oTDk2Oya0
乙です
引き抜きは空きポジション的に智葉と竜華、やえ一塁で外野に漫の三人か
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 05:38:54.74 ID:N+SfN+pK0
アライバにしたいところだけど美穂子いるし他の野手が魅力的すぎるな
やえさん以外に長打打てる選手欲しいね
一塁専の竜華よりは外野の漫かな
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 07:11:29.20 ID:I6HaLYVF0
乙です
これは点の取り合いになるかもね
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 09:37:38.91 ID:PzklxHuro

姫子狙いだったけど獲るメリット少なく感じちゃうな
今のとこ守備でどうにかなった記憶がないし、練習やコンバートの時間考えてもちょっと
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 11:39:16.58 ID:WgkJPUsr0

空いているポジションを埋めるのが先決、二塁はキャップがいるので微妙
トカダは一/外なので、強いチームに勝ちたいなら一塁三塁外野中継ぎあたりを獲得するのが良いかと
でもまぁサブポジ習得という手段もあるしあんまり勝ちにこだわりすぎるのも面白くないかもね
俺はヒッサじゃなくてかおりん欲しかったしw
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 13:35:47.37 ID:/0Nb7mVnO
一場かぁー
一つ一つの球は本当に良かったんだけど、試合になると一つの球種だけ良くて後はストライクが入らないから
その球種を狙い打ちされまくったイメージ・・・
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 13:44:09.61 ID:IKYwp+iE0
まだ練習する時間があるなら京ちゃんは今回はある程度打たれる事を予想して『ピンチに強い』は取っておきたいなぁ
後はまだ好感度25まで行ってないミッポとムッキー重点
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 13:49:51.62 ID:iMEoTnHZo
乙。
漫、智葉が補強ポイントにドンピシャか…。個人的には玄採って西口と投げ合いさせたい所だけど
811 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 23:17:07.86 ID:vm5PDAbk0
乙ありです。
守備については、まだ1回戦が終わった段階だと投手同士の勝負に近いのであまり実感が沸かないかもしれませんが、
ヒット性の当たりをアウトに出来るそこそこ重要な数値だったりします。

例えば現状の京太郎チームのセンター方向の守備は、投手京太郎35+ショート哩80+セカンド美穂子40+センター久55で210
打撃結果判定のコンマで21以下が出ればアウトになる計算です
姫子がセカンドになった場合は哩にスキル補正が入る為、おおよそ3割くらいの確率でアウトに出来るようになります。
この先々、相手チームに強打者が揃ってくると考えればそこまで疎かには出来ない項目だったりします。

もう少ししたら再開します。
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 23:22:51.06 ID:47QQj6WUO
なら姫子かな投手京太郎と睦月以外取らなさそうだし
キャップには横校時代守備位置を思いだしてもらおう
813 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 23:39:27.63 ID:vm5PDAbk0
京太郎「一場……一場って、あの一場ですか?」

美穂子「えっと……有名な選手なのかしら?」

京太郎「有名と言えば、有名ですけど……」

割と、不名誉な方での有名人である。
裏金事件やら、エースと期待されておきながらエースにはとうとうなれなかった事だとか。
流石に前者は、京太郎の口から説明するのは憚れたが。

久「エースになれなかった、エースねぇ……」

それでも、決して実力が高い訳ではない――という事を京太郎は説明した。
一場靖弘……ローテーションを守った年もあったが、消去法的なローテの座。
壊滅的なまでにコントロールが悪く、自慢は無尽蔵とも言えるスタミナだけ。
100球どころか150球を超えても投げ続けただけの体力だけはあるが、本当にそれだけなのだ。

ある意味では、玄の阿知賀におけるポジションを示唆しているとも言えなくもない。
エースとして先鋒に取り立てられながらも、全国では殆どいい所を見せられなかった。
上には3年生で姉でもある、安定感のある宥が座し。
そして下には怪物クラスの穏乃が存在。

エースと期待されておきながら、なりきれなかった。

やえ「ただ……」

京太郎「何か、気になる事がありますか?」

やえ「松実は、そんな甘い奴ではないぞ。 あれは、仮にも王者である私たち晩成を破った阿知賀の先鋒だ」

睦月「うむ。 私も、一度実際に彼女の闘牌を見た事があるけど……少なくとも、侮れるような相手じゃないよ」

京太郎「(でも……一場なんだよなぁ……)」
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 23:40:17.04 ID:PzklxHuro
カードの能力と本人の能力が別途であるからなあ
815 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/23(日) 23:51:15.42 ID:vm5PDAbk0
………
……


智葉「ふむ……」

そして、京太郎たちが智葉たちの能力を確認していた頃、同じく智葉たちもまた彼らの能力を判別していた。
固まって相談ごとをしているように見えた京太郎たちであったが、しっかりと練習はしていたのである。

竜華「あっちの小走さんもよう飛ばすな〜。 どっちが飛ばせるか、試合では競争になりそうやな」

漫「……聞いた事無かったですけど、あの鶴賀の津山さん言うのは注意した方がええですね。
  野手と投手、両方出来るって反則やないか……」

智葉「ああ。 うちは投手専門が2人、野手に関しては5人で固めるしかない。
   あちらは野手が6人いながら投手が2人いるようなものだ、アドバンテージが違う、が……」

京太郎達の実力を見て、一同は検討を重ねる。
漫の言う通り、やはりまだチーム全員が「ナイン」として固まっていない状況では、
投手と野手、どちらも出来る睦月という存在は京太郎たちにとって大きなアドバンテージだ。
どちらも一線級の選手ではないとはいえ、駒が多い事に損は無い。
層の厚さというのも、野球を語るうえでは重要なファクターとなるのだ。

智葉「クリーンナップの破壊力なら、こちらが優っている自信はあるな」

智葉が見るに、京太郎たち側――ベイスターズはクリーンナップを久・やえ・睦月で固めるだろう。
久と睦月、どちらが3番5番に入るかは流石にわからないが、しかし、恐らくここは固定の筈だ。
だとすれば、間違いなくその火力だけなら智葉たち、ドラゴンズの方が格上である。

智葉「とはいえ、6番からはザコプロ達が控えている事もある。
   5番で勝負をしてくれるとも限らないのが痛い所だな……」

ザコプロ「すんません姐さん!!」

ザコプロ「エンコ詰めだけは許して!!」

智葉「……いや、責めてるつもりではないんだが」
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:02:30.20 ID:iyY2OmZHo
今年のトレンドは2番に強打者だゾ
817 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:07:26.43 ID:8/zUTUOL0
菫「それと……あの須賀、というのも要注意だな」

智葉「ああ」

口に出しては言わないが、智葉も菫も練習を見ていて、京太郎が玄以上に先発としての適性がある事を睨んでいた。
球威は文句なし、変化球についても中々のキレ。
コントロールについては悪い者の、それは玄にしてもどっこいどっこいだ。

智葉「しかし、打てない訳ではないだろうな。 ……甘く入ったボールを打ち返すのが4番の仕事だぞ、清水谷」

竜華「うん、任せといてーな。 ブンブンスタンドに放り込んだるで〜」

健夜「み、みんな〜。 もうすぐ時間だよ、そろそろ寮に帰ろー」

と、このタイミングで健夜がベンチを出て声をかけにきた。
彼女の言う通り、確かに既に日は落ちかけ、今から戻らなければ夕食の時間には間に合いそうにない。
別に遅れた所で誰が誰に文句を言う、という訳ではないが――夕食の時間は寮に入った際、彼女たちが決めた独自のルールだ。
守らなければ規律というものが乱れる為、送れるのは避けたい。

基本的に、彼女たちは真面目な面子ばかりで構成されているのである。

よって、智葉はここで練習を打ち切るべく、良子の元へと向かった。
一応、監督である健夜もついていっている。本来は立場が逆だろうと思うが、気にしてはいけない。

智葉「すみません、戒能プロ。 そろそろ戻らなければならない時間なので、このあたりで練習を打ち切ってもよろしいでしょうか?」

良子「ふむ? ええ、オフコース。 こちらも、丁度いい区切りでしたので……」

姫子「ぶちょーっ!! また、試合まで会えんとですね……」グスッ

哩「寂しかったら電話ばしてこんね……姫子からの電話ならいつでも出るけん」ジワッ

京太郎「(まるで今生の別れのように……)」

ここで一旦お別れとあって、姫子と哩はこの日初めて会った時のようにくっつきつつ、お互い涙を覗かせる。
精々数日程度の我慢の筈なのだが、どうにも彼女たちにはそれが我慢できないようだ。
呆れるやらなんとやらで、京太郎はポリポリとほほをかきながら周囲に視線を向けるのだが……。

健夜「!!」

京太郎「(あ、小鍛治プロ……)」

不意に、相手チームの監督――健夜と、目が会った。何故か、健夜は目が会った瞬間体を強張らせたが。
818 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:22:18.79 ID:8/zUTUOL0
何故、健夜が体を強張らせたか?

健夜「(男の子だ! 生男の子だ!! しかもやっぱり、近くで見ると結構イケメン!!
    まずい……声をかけたりしたら、声かけ事案になってしまうんじゃ……)」

単純に、色々とこじらせていたからである。

かつて良子が語った、この企画にプロ雀士達が大勢監督として参加をした要因。
企画に参加する事でプロ野球選手との接点を持とうという、あまりにも壮大かつ回りくどいやり方に、
しかし健夜はものの見事に食いついていた。

案の定、1回戦で勝った所でこれといった成果は出せなかったのだが、
こうして京太郎と出会うという、本来の目論見とは少し違うがそれでも男性と知り合いになるという目的は達成できていた。
京太郎、割とルックスはいい。

ただ、こうして面と向かった所で、悲しい事に彼女は色々とこじらせている。
よって、自分から声をかける事を躊躇し体を強張らせるのだが……。

京太郎「あ、そういえば小鍛治プロ」

健夜「はひゅっ!?(ナ、ナンパ!? え、いいのかな!? 持ち帰られていいのかな!?)」

辛うじて、京太郎が声をかけてくれた事で色々と発展する。
彼女の脳内は発展しすぎていたが。

京太郎「小鍛治プロの持ってるカードってなんなんです?」

健夜「カ、カード? カード……」

智葉「……初日に私たちに見せてくれたでしょう、プロ野球選手カードですよ」

健夜「あ、そ、そっか(てっきりクレジットカードだかを渡せって言われてるのかと……でもニッコリ笑ってお金貸してって言われたら渡しちゃうかもなぁ)」

こじらせ具合が天元突破しているが、それでも智葉に言われ、健夜は軌道修正。
ごそごそとポケットから一枚のカードを取り出すと、京太郎――それにこの会話に食いついていた他のメンバーにも見えるように提示する。
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:24:48.63 ID:5ZD5s9o+o
すこやんwww
820 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:30:34.33 ID:8/zUTUOL0
健夜「は、はい。 これが私のカードだよ」

京太郎「(なんでこの人声が震えてんだろ……って)…………」

健夜「あ、あれ?」

そのカードを見せた瞬間、京太郎は何とも言えない表情で健夜を見やった。
続けて、睦月もまた確認すると同時に視線をフイッと外す。

健夜「あ、あの? 何かこのカードおかしい?」

京太郎「あ、いや。 そうではないんですが……予想外のカードだった、というか」

睦月「(俺竜だと思ったけど、違うんだ……)」

そう、てっきり京太郎も睦月も、健夜のカードをかつてドラゴンズを日本一へと導いた監督。
現役時代も三冠王を3度も達成したいわゆる『俺竜』と呼ばれた名監督のカードを引いていたのだと思ったが、違った。
勿論、そのカードはドラゴンズに深くかかわりのある選手の映ったカード。

生涯ドラゴンズを貫いた、将来的には指導者になるかもしれない……。
いや、指導者としてセカンドキャリアを始めるには少々第一歩が遅すぎるのではないか?と思われる程のカード。

割と、京太郎も睦月も反応に困っていたのだが……。

哩「ん……こん人ば私でもしっちょるばい」

京太郎「あ、白水さん?」

ここでにゅっと顔を出したのが、哩。そのまま続けて、こう述べた。

哩「あれやろ? アラフィフになるまで現役続けちょった、偉い人ばい」
821 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:31:32.22 ID:8/zUTUOL0
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822 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:32:12.07 ID:8/zUTUOL0
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. . . . . 《{`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´|..》.. .Y..│    \\   \ \`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´
. . . . . . 《{ 爻=====}><{====|.》 . . } . |   \   \\    \ \
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:32:27.68 ID:iyY2OmZHo
えっ まさか山本昌??wwwwww
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:33:26.26 ID:3roifzlko
これがやりたかっただけだろwwww
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:39:01.05 ID:9jxD2VeA0
山本昌さんですか
高三デビューなすこやんの経歴を考えると落合さんの方が良かった様な
826 :>>824 その通りです。 ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:44:16.58 ID:8/zUTUOL0
【山本昌】
元中日ドラゴンズ所属。現役引退済。ちなみに本名は「山本昌広」
『1965年』に生まれ、『1983年』のドラフトで中日ドラゴンズに入団。
つまり、彼が入団をしたのは現在『2017年』から34年前である。
そして、引退をした年は『2015年』……実に32年もの長きに渡り、プロ生活をしていたというのだから驚きだ。

その長い長い現役生活の中では、自分より後に入団をした選手が最後までやり切り引退をしたり。
或いは面倒を見ていた後輩が兼任監督をしたりなどという事もあった。
監督も声をかけるのにどう呼んでいいか困りそうである。

現役引退時の年齢は既に50歳。孫がいてもおかしくない年齢である。
それでも、前年の49歳の時には1軍で投げて1勝を挙げている。
たかが1勝、とはいえこの齢でプロの世界で1勝を挙げる事がどれだけ難しいかは言うまでもないだろう。

ノーヒットノーランも、41歳の時に達成している。なんだこのおじさん!?

長きに渡り、プロ野球界を見守り続けてきたシーラカンス。
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:47:47.88 ID:iyY2OmZHo
ラジコンかクワガタもたせようぜ
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:49:06.18 ID:9jxD2VeA0
益々すこやんとは真逆な気が
すこやんって高三デビューな突然変異系女子ですからね
829 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 00:55:13.09 ID:8/zUTUOL0
………

健夜「何か言ってよ! なんだか自爆したみたいになってるよ!!」

哩「……なんか、すみません」

京太郎「申し訳ないです」

睦月「謝罪します」

健夜「なんだか腫れものに触っちゃったみたいな感じで余計辛いよ!!」

哩のアラフィフ発言に対する、健夜の突っ込み。
これに対して思わず一同は絶句をし、謝罪をするのだが、それが逆に健夜にとっては辛いようだ。
変に弄られるのではなく、こうして謝られる事の方が辛い時もある。

智葉「ほら監督、そろそろ戻りましょう」

健夜「えぇ!? この流れで!? せめて、せめて何かこう、誤解のようなものを解かないと……」

智葉「大丈夫です、監督は誤解される程の威厳や尊厳があまりありません」

健夜「さらっと酷いよ!?」

智葉「……今日の晩御飯はなんでも監督の好きなもの作りますから、返りましょう」

健夜「あ、うんわかった!」

京太郎「はっや!?」

霞「(確かに威厳も尊厳も無さそう……)」
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:55:30.89 ID:c4uuTHmA0
最近この人馬にも手をつけたとか
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:56:32.55 ID:iyY2OmZHo
やりたかったならしょうがないからね グッバイすこやん
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:02:34.21 ID:KzWtzLElo
すこやんだからしょうがないね
833 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 01:09:52.74 ID:8/zUTUOL0
姫子「じゃ、ぶちょー。 また試合で会いましょー!!」

哩「ん……ま、試合じゃ私も負ける気はないけん。 恨みっこばなし、正々堂々やるばい」

姫子「はいっ! 勿論、私も負けるつもりばなかです!」

智葉が健夜を引き連れて下がり、姫子もまた哩と別れを惜しみながらもその後に続く。

竜華「ほなみんなー、今度は試合でなー」ブンブン

竜華がブンブンと大きく手を振って別れを告げ。

智紀「(さて……監督はちゃんと仕事をしてくれた? 一応、カメラは見た限り壊れてない様子だけど……)」

智紀は歩きながらカメラのチェックをし、バスの方向へ。

漫「(しかし……1回戦でも2回戦でも姫松の人らに会えんのは、なんだかんだで私も運が悪いんかなぁ。
   っていうか、やっぱり何度考え直しても向こうに長野出身が4人固まってその内2人が同じ高校出身って出来すぎやないか。 羨ましいなぁ……)」

ちらちら、とこちらを見やっては溜息を吐きながら漫もその後ろを歩き。

菫「松実、今日はストレートはともかく……シュートのキレは良かった。 あれを実践でも使えるようになれば、次の試合では抑えられる」

玄「は、はい!」

菫と玄は今日の練習での課題を話し合いながら、去っていく。

後に残ったのは、京太郎たちのみ。

京太郎「なんともまぁ……しかし、個性的な人たちが相手ですね、今度も」

久「あら、こっちだってそれを言えば負けてないんじゃない?」

哩「どげんにしろ、姫子でんでなく、手強そうな奴らばっかりばい」

やえ「心配しなさんな、4番の格の違いというものを今度もまた教えてやる。 ニワカどもは相手にならんよ」

良子「確かにあちらは手強い。 ですが、我々もまた――強い。 検討については、また、帰ってからゆっくりやりましょう」

良子「ゴートゥーホーム。 こちらも寮に戻りますよ」
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:13:36.14 ID:3sYLSe7T0
??「(アラサーともなると結婚するには)タフな年齢になった」
835 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 01:15:05.06 ID:8/zUTUOL0
………
……


その後、寮へと帰り着いた京太郎たちは、やはり疲れもあって一旦休憩を取った。
とはいえ、朝早くから出かけたが為にまだ少し時間にも余裕がある。

京太郎「夕飯までは……あと2回くらいは動けそうかな。
    しかし、今日は色々と激動だった……ドラゴンズってやっぱなんだかんだで強いよなぁ……。
    いや、ベイスターズからしてみればどこの球団も強いのかもしれないけれど。

    さて、夕飯まで何して過ごすかな」


夕方行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:15:51.09 ID:axxRH02DO
2
837 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 01:17:59.12 ID:8/zUTUOL0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 5
睦月 2
美穂子 1
やえ 2
霞 7
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:19:31.11 ID:iyY2OmZHo
京太郎
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:20:36.37 ID:HpFVZ5gc0
ここでゾロ目が出るのが憎い
840 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 01:22:10.03 ID:8/zUTUOL0
短いですが、眠いので本日は一旦ここで区切らせていただきます。
ペース的には今ようやく3日目の夕方ですので、GW期間中くらいにはなんとか試合に入れるようになればいいなと思います。
それであh、おやすみなさい。
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:23:39.48 ID:HpFVZ5gc0

試合までにやっておくべきことって何だろう?
経験値と好感度で
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:29:05.52 ID:iyY2OmZHo

美穂子と睦月の好感度を25以上にする、京太郎の持ってる男を取得する
霞の新スキルを確認、かな とりあえず
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:29:43.59 ID:9jxD2VeA0
乙です
やるべき事
取り敢えず…京太郎くんとむっきーさんには戒能プロを打席に立たせた状態での投球練習でしょうかね?
理由としては竜華さんの威圧感を再現出来そうなのが現状京太郎くんチームの中では戒能プロ位ですからね
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:30:53.09 ID:HpFVZ5gc0
キャップとムッキーの好感度ってどれだけだっけ
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:31:11.24 ID:ukSgkDZ8O
マイナス能力持ち削除かな
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:34:59.95 ID:iyY2OmZHo
>>217によると
睦月 18 美穂子 23 か あと久が24 >>274 で近いな
哩は遠いから悪いけど後回し
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:37:03.08 ID:iyY2OmZHo
あ、すまん 久はもう25超えてたわ 美穂子は24だな>>406
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:37:28.50 ID:HpFVZ5gc0
>>846
あれ?久は30になったんじゃなかったけ?
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:48:55.28 ID:iyY2OmZHo
睦月 19 美穂子 24 霞 26 やえ 26 哩 7 良子 30 久 30
優希 22 和 24 まこ 19 咲 ??+7 穏乃 12 泉 4

恐らくこれが最新 >>406見るに練習の好感度処理はスキル習得後
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:50:14.45 ID:HpFVZ5gc0
キャップ→ムッキーの順だな。
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:51:06.57 ID:EUvAYHVv0
乙〜
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 01:56:09.63 ID:EUvAYHVv0
乙〜
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 02:14:54.59 ID:vGDgOHD2O
乙ー
持ってる男とピンチに強いだったらどっちが優先度高い?
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 03:29:49.91 ID:tdJA0fQqo
乙です。
とにかく相手チームのクリーンナップをどう抑えるか。
やっぱ京太郎の強化が急務かな。

それと、肝心の宮永姉妹の行方が未だに分からんのよな。
やっぱ姉妹でラスボス的存在になるんだろうか?
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 03:34:11.10 ID:5ZD5s9o+o
乙〜。
相手先発が一場なら先制点取れる可能性高いから京太郎強化はピンチに強いで良いと思うな
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 03:35:24.36 ID:nTtbnYEjo
抑え派ならピンチ、打ち勝て派なら持ってる男
ただチーム特性含めやっぱ野球は投手能力強化の方が優先度は高いかな
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 05:31:19.20 ID:haS+cgUa0
乙です
ピンチに強いが優先かな。持ってる男は智葉・漫・竜華の三人から引き抜きで打線強化してからでいいと思うよ。
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 18:00:58.49 ID:/AiZFmgA0
身長一覧見たら高さを生かすが思ったより使えないスキルだな
習得した後5pt追加で155cm以下のキャラに有効とかになるんだろうか
859 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 21:57:16.79 ID:8/zUTUOL0
乙ありです。
チームメイトの好感度については、今のところこうなっています。

睦月  19
美穂子 24
やえ  26
霞   26
良子  30
久   30
哩    7

また、スキルについてですが、最大提示数はこちらでは4です。
霞さんの場合は新規解放スキルがありますがまだ4つ全て空いている訳ではないので解放されてません。
また、発展形などもありますので、覚えていくごとに新しく解放されるスキルもあります。

もう少ししたら再開します。
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 21:59:40.15 ID:haS+cgUa0
哩の好感度上げ試合までに間に合うかな
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:02:02.39 ID:iyY2OmZHo
毎日お出かけすれば間に合うと思う たぶん
862 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 22:13:29.86 ID:8/zUTUOL0
>京太郎

京太郎「よし、相手が強敵な以上は俺もこのままじゃいられないな。 練習するぞ!」

ザコプロ「こいついっつも練習してんな」

既に午前、そして午後と対戦チームとの合同練習をしたにも関わらず、更に練習する事を選択した京太郎。
練習の虫とも言える彼の行動にザコプロは相変わらず定例文を投げかけるが、
それで京太郎が止まる訳もない。この男、割と真面目である。

京太郎「カードだけ見れば立浪さん、ブランコ、和田さんですよ。
    そりゃ万全の態勢で挑めるように練習に励むのも仕方ないですって」

ザコプロ「こっちは……金城、T−岡田、乙坂って所かな? まあ、ネームバリュー的には落ちるかもなぁ」

良子「イエス。 ですが、当然こちらが負けているつもりはないですよ」

ザコプロ「ゲェーッ、監督!?」

と、そんな京太郎の練習についてきたのは良子である。
とにかく練習しまくるマンである京太郎が、オーバーワークをしないようにというお目付け役。

良子「あちらの弱点としては、クリーンナップに走れる選手が殆どいない事です。
   こちらは津山さん、竹井さんも決して足は遅くないというのは長所です」

京太郎「(金城は足は速くても走塁と盗塁は下手だった気がするけど……)」

良子「それでは須賀くん、練習を開始しましょう。 あちらの強力打線を封じられるか否か、それは君にかかっています」

京太郎「はい!(暗に次の試合でも俺を先発に……って言ってくれてるんだよな。 よし……期待には応えて見せる!)」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:14:46.76 ID:n75rVmogO
864 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 22:18:06.59 ID:8/zUTUOL0
>コンマ76 取得経験値3
>京太郎合計経験値8

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【ピンチに強い】pt5
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】※選択出来ません
4.【ピンチに強い】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:20:11.54 ID:VyeFrpU+O
4
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:20:26.96 ID:iyY2OmZHo
持ってる男派なんだが
4取っとくか
867 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 22:32:08.49 ID:8/zUTUOL0
>【ピンチに強い】

次の試合、あの強力クリーンナップを思えば、失点をされる事も覚悟はしなければならない。
しかし、だからといってある程度は仕方ないと考えてしまうのはナンセンスだ。
少なくとも、京太郎はそう思う。

京太郎「(そもそも、投手として失点をするのが仕方ないなんて考えられるかっつーの)」

1点に泣き、1点に笑うのが野球というスポーツだ。
そして、投手という人種は往々にしてその1点を失う事を嫌がる――否、恐れる、怖がると言った方が正しいかもしれない。
先発投手としてなら、6回3失点程度ならば十分仕事を果たした、試合を作ったと評されるケースもある。
それで満足が出来ないのならば、7回2失点ならば十分以上のものだとされる指標もある。

ただ、それでは納得出来ない――やはり無失点に抑えてこそ、と誰でも思うのが投手である。

無論、京太郎は別に野球選手ではない。
野球選手、どころか。そもそも野球に触れたのだって体育の時間の授業の一環、或いは小学生時代友達同士での遊び程度だ。
同じく体育会系部活のハンドボール部に所属をしていたとはいえ、接点は殆どない。

殆どないが……それでも、1点の重みというのはどちらのスポーツでも共通をしている。
そもそも、このチームのエースになると決めた京太郎が、失点ありきで試合に臨む訳にもいかない。

京太郎「(ヒットを打たれる事自体は増えるだろうけど、それで失点をする訳にはいかないよな!)」

京太郎「うらぁっ!!」

ビュッ! ズバァンッ!!!

ザコプロ「うへ……気合入ってんなー、須賀」

良子「(ふむ……)」
868 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 22:45:47.56 ID:8/zUTUOL0
どんな試合でも、ランナーは出る。
それは四球だったり、ヒットによるものだったり、さまざまではあるが、しかし、当然の事だ。
ランナーを出さないままに試合を終える、という事が大記録とされているのだから、その難しさは説明するまでもないだろう。

つまり、問題はどんな場面でランナーを出すか。
そして、ランナーを出してもどれだけ平常心で後続を抑える事が出来るかである。

京太郎「っし!」

ビュッ! スパァンッ!!

良子「(気合が入る。 それ自体は悪くないですが、しかしやるものがやればそれは往々にして気負い過ぎ――心の乱れに繋がる)」

ただ、この時、京太郎のボールは決して不安定ではなかった。
いや……制球そのものは定まってはいないが、それはいつもの事である。
問題とするのは、それ以外――すなわち、球威などその他の要素がいつものそれに比べて秀でている事。

良子「(いわゆる、ギアチェンジと呼ばれるものですね……)」

先発投手というのは試合を作る事を何より義務付けられている。
それはつまり、長い回を投げぬき、あるところでは手を抜き、あるところでは力を入れて投球をするという事。
失点は最小限に、しても最低限にとどめ、後続に繋いで試合の勝利に貢献をする。
ランナーを得点圏に背負った時には、最少失点に抑える為に気合を入れ直す。

それが今の京太郎には、出来ているように良子の目には映った。

良子「(無論、実際の試合にならなければまだわかりませんが……)」

ズバァンッ!!

ザコプロ「ナイボール!! いいぞ須賀!!」

京太郎「ういっす!!」

良子「(……実に生き生きと投げますね。 本当に、見ていて楽しい投手ですよ……京太郎くん)」

※京太郎が【ピンチに強い】を習得しました。
※新たに京太郎に新スキル【攻撃に繋がるリズム】が解放されました。

【攻撃に繋がるリズム】pt10[テンポ○発展形]
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

※良子の好感度が+1され、31になりました。
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:47:53.01 ID:iyY2OmZHo
強いのが開放された
870 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 22:48:10.08 ID:8/zUTUOL0
京太郎「ふぅ……いつも以上に集中して、ランナーがいる事を想定して投げられた気がするな。
    次の試合は初戦以上に厳しい戦いになるのは明白だし、これで少しは抑えられるといいんだけど……。
    さて、それはそれとして次は何するかな。 そろそろ夕食の時間だ」

夕方行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
×.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:48:47.41 ID:iyY2OmZHo
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:48:54.94 ID:+OnahfsZo
1
873 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 22:50:28.95 ID:8/zUTUOL0
>1.会話(チームメイトと交流します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 会話相手選択
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 22:52:16.87 ID:+OnahfsZo
875 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 23:05:43.23 ID:8/zUTUOL0
>哩

続けて練習を、とも思ったが、流石に疲労もピークだった為に京太郎は寮へと一旦引き上げる事にした。
着替えを済ませてシャワーを浴び、ゆったり。
今晩は夕食の当番ではないため、余裕がかなりある。

とはいえ、余裕がありすぎるというのも暇なもの。
湯上りのまま、ホカホカと少しまだ水気の残る髪でロビーへと向かうと……。

京太郎「あれ、白水さん?」

哩「ん……須賀か。 ……ん?」

そこには同じく暇をしていたのだろう、哩の姿がある。
彼女は彼女でロビーに置いてあった雑誌を読んでいたようだが、京太郎に声をかけると一旦それから視線を外し……。

哩「…………」スンスン

京太郎「ちょっ、なんですか?」

近寄ってくると、何やら京太郎の匂いを嗅ぎ始める。
一体何事かと京太郎が驚く中、哩は少しだけ距離を取ると……。

哩「こげな早い時間からシャワーば浴びるとは……いやらしか」

京太郎「無茶苦茶言うなこの人!?」

疑惑の目を向けてきた。とんでもない誤解。誤解とも言えないような、言いがかりである。
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 23:06:52.04 ID:iyY2OmZHo
いやらしいのは哩さんの頭じゃないですかねえ
877 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 23:22:24.92 ID:8/zUTUOL0
京太郎「練習して汗掻いたから浴びただけですよ。 汗臭いよりはいいでしょ?」

哩「そうやって上手く言い訳ばして女ば誑し込むんがチャラチャラしたのの常套手段ときいとるけん」

京太郎「どうすりゃいいんだ……」

この前の一件(哩さんドタバタお料理教室)で、一応は警戒は取れた……と京太郎自身は思っていた。
実際、あれ以来、京太郎に対する態度もある程度は軟化している。
ただ、それでも、彼女の京太郎に対する「チャラ男」という認識は改まっていないようだ。
割と、京太郎本人としてはショックな事でもある。

京太郎「(まあ見た目で怖がられたり、警戒されたりってのは結構あるけどさぁ……ん?)」

そんな時、ふと京太郎の目に留まったのは哩が見ていた雑誌である。
何を読んでいたのだろう、と思って手に取ってみれば……。

京太郎「『ゆるふわモテガール特集』? ……こっちは『あか抜けた都会の女性になる100の特集』」

哩「ちょ、なんば勝手に!?」バッ

京太郎「うわっと」

どちらも、なんというか、今風の可愛らしい女子大生になる為には――といった風な事が特集で組まれた雑誌であった。
思わず手に取ってその名を読み上げた京太郎に対し、
哩は顔を真っ赤にしながらその雑誌をひったくるようにして奪い取り、隠す。
隠すが、後の祭りだ。

哩「〜〜!!」

京太郎「え、えーっと……」

1.「モテたいんですか?」
2.「垢抜けたいんですか?」
3.「俺は何も見てない……何も見ていません」

↓1
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 23:23:29.34 ID:iyY2OmZHo
3
879 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/24(月) 23:40:16.99 ID:8/zUTUOL0
>3.「俺は何も見てない……何も見ていません」

哩「嘘ばつくな! ああもう……なんでバレるとやろか」

京太郎「(いや、むしろなんでこんな隠したいような本を部屋じゃなくてロビーで読んでいるんですか……)」

京太郎の言葉に、しかし哩は赤面しながらもすぐさま反抗。
実際、見ている。それはもう、京太郎はしっかりとその雑誌に書かれていた煽り文句を記憶してしまっている。

哩「うぅぅ……」シュン

京太郎「まぁまぁ、落ち着いて……」

哩「落ち着いてられるか! こいじゃ私の威厳が……」

京太郎「(元々無いに近いんだよなぁ……いや、凄い人とは思うけど)」

京太郎の哩に対する印象としては、しっかり者に見えて迂闊。堂々としているが融通が利かない。
真面目だがポンコツ、という3点セットだ。
麻雀の腕に関しても凄いとは思うが、威厳というものはあまり感じない。
ただ、やはり哩にとってはショックだったのだろう、ズーンと沈んでいる。

哩「うぅぅ……」

京太郎「あの……話なら聞きますよ、白水さん。 仲間じゃないですか」

哩「チャラ男の癖によか奴ばい……」

京太郎「(それでも、チャラ男っていうレッテルはやっぱり残ったままなんだなぁ)」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 23:49:49.06 ID:9jxD2VeA0
哩ぶちょーって久部長と一週間以上一緒に居ましたし
京太郎くん達と戦った時に久部長に有る事無い事を吹き込まれて居るのでは?
やっぱりミッポさんに誤解を解いて貰うしか
881 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/24(月) 23:54:51.48 ID:8/zUTUOL0
なんにせよ、京太郎の言葉を受けて哩はおずおずと後ろでに回していた雑誌を前に出してくる。
そこに描かれているのは、やはりなんというか、あまり哩には似合いそうもない特集の組まれた雑誌。

哩「……次ん春からは私も華の大学生ばい」

京太郎「(華のって……)」

哩「推薦ば貰えそうなんが東京やけど、東京ば恐ろしか所やけん……舐められんようにせんと」

京太郎「んー……(つまり……)」

哩の気にしていた方は、先ほど京太郎が読み上げた特集の後者。
『垢抜けた都会の女性になる為』の方法、とかいうものらしい。
まあ、京太郎としても哩の気持ちというのはわからないでもない。
性差はあれど、京太郎も決して都会とは言えない地方に住まう一男子高校生だ。
男性ならばそこまで都会に出た時に気にする必要も無いのかもしれないが、女性となれば一大事なのだろう。

京太郎「(実際、あまり白水さんって化粧っ気も無いしなぁ)」

いまどきの女子高生ならば化粧の1つや2つはしているのが普通である。
実際、京太郎の周囲でも心当たりのある人はそこそこにいるが、哩の場合はそんな様子が無い。
まったくのすっぴん、という訳ではないようだが。

哩「姫子ばあれでいわゆる最近流行りの『小悪魔チック』なおなごやし……先輩の私が田舎もん丸出しで恥ばかかせる訳にはいかんとやし……」

京太郎「(確かに、鶴田さんってこう……なんというかいまどきの女子高生って感じだったよな。
     ユニフォームもぶかぶかで、いわゆる『萌え袖』って奴だったし、男心を擽る。 俺も正直擽られたけど)」

1.「いや、逆に田舎者的な方が男性受けは結構いいですよ」
2.「その為にはまずその方言を直した方がいいんじゃないですかね……」
3.「でもこういういまどきの女子大生って感じになった白水さんって、どうも想像つきませんね」

↓1
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 23:55:48.81 ID:c4uuTHmA0
3
883 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 00:10:09.62 ID:nuvDlxhK0
>3.「でもこういういまどきの女子大生って感じになった白水さんって、どうも想像つきませんね」

言いながら、京太郎は雑誌をパラパラと捲り中を見る。
そこには確かに綺麗な女性、垢抜けた女性、都会の女といった様相のモデルさんが多数写っている。
が、彼女たちのように派手ないでたちをして化粧を施し、髪の毛もよくわからない感じにする哩の姿というのが想像もつかない。

哩「む、むーん……」

京太郎「そもそもですよ。 こういった女性に食いつくのって、大体がよくない男ですよ」

哩「………………」

必ずしもそうとは限らないが、やはりちゃらちゃらしたのにはちゃらちゃらしたのがつくものだ。
特に大学デビューしたての田舎者となれば尚更である。

哩「須賀みたいなか」

京太郎「いや……ああ、もう……それでいいです」

哩「ん……まあ、言われてみればそうかもしれんな」

正直、哩の一言に再びダメージを受けた京太郎だったが、一応は納得をしたようだ。
実際、彼女としてもモデルたちみたいに着飾っている自分というのが想像つかないのだろう。

哩「ばってん……やっぱ田舎者とバカにされるんは悔しかね」

京太郎「言う程、福岡って田舎ですか? 地方都市ってレベルだと思いますけど。
    少なくとも、長野よりはよっぽど都会ですよ」

哩「佐賀ばい」

京太郎「え?」

哩「私ん出身ば福岡やなくて佐賀ばい。 新道寺には、越境入学しとる」

京太郎「…………佐賀」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 00:11:58.37 ID:pTg76Y5Do
ええっ!? 20時には佐賀駅周辺がまっくらなあの佐賀!?
885 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 00:24:04.31 ID:nuvDlxhK0
言われ、京太郎の脳裏には日本地図が現れ――さて、佐賀ってどこだっけと探し始める。
少なくとも、彼の中で佐賀県というものに対するイメージというものはすこぶる薄い。
これがまだグンマーだとかならば、秘境だとかで弄れる。
長野にしても、魔境だとかよくわからない異名がこの世界ではついている。

しかし、佐賀。佐賀ってなんだ。佐賀って何があったっけ。

京太郎「(なんだろ……昔、お笑い芸人がそこをネタにした歌を披露してたくらいしか印象が無いぞ)」

哩「ほーらな! やっぱり田舎もんやと思ってバカにされるとやろ!!」

京太郎「い、いや! 田舎者だと思ってないですって!! ほら、さっき言ったように長野だって相当な田舎なんですから!!」

哩「そっちはイナゴの佃煮とかゲテモンでも名物ばあるし、別荘だかスキーだかで観光かてあるけん……。
  昔々にはオリンピックだって開催されとるばい。
  ばってん、佐賀はなんもなか……」

京太郎「そんな事無いでしょ。 ほら、名物とか……」

哩「佐賀ん土産もんば買って行こうと思ったら福岡土産んなっとる」

京太郎「あ、遊ぶ所とか……」

哩「ファミレスばい。 あまりに行き過ぎて店員さんから顔も覚えられちょった」

京太郎「(あっ、田舎だこれ)」

お土産物は他県のものがメイン。学生の遊び場はファミレスのみ。まごう事無き田舎だった。

京太郎「と、ともかく……だからといって、不自然にイメチェンを図ろうとするのだけはやめた方がいいですよ。
    慣れない事をするとよくないですし(特に白水さんってそういう事しようと突飛な事になりそうだし)」

それでも、ここはそう締めて京太郎はこの話を打ち切る事にした。

京太郎「(この人のポンコツぶりは田舎で育ったから育まれたものなのか……? 咲も、それにやえ先輩も、都会と言える出身じゃないしなぁ)」

新しい定説が出来たかもと思いながら、京太郎はしょげる哩を引き連れて夕食の席へと向かうのだった。

※哩の好感度が1回目+1、2回目+2され10になりました。
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 00:25:25.08 ID:pTg76Y5Do
よ、吉野ケ里・・・ 有田焼・・・ 古伊万里・・・
887 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 00:26:40.55 ID:nuvDlxhK0
その後、夕食を取った京太郎は食休みにロビーでくつろいでいた。
どうやら哩の読んでいた雑誌は彼女の持ち物ではなく、このロビーに置いてある共用物らしい。
他にも雑誌があるようなので、京太郎は手あたり次第まくっていくのだが……。

京太郎「悲しい事に男性向けの雑誌が無いな……まあ、殆どここにいるのが女性陣ばかりだから仕方ないのか?
    さてと、これ読んでてもしょうがないし、寝るまで何しようかな」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 00:27:43.99 ID:FgZhcuFE0
ロマンシング佐賀行きました
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 00:27:58.91 ID:aiVR+5Mio
美穂子
890 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 00:44:13.40 ID:nuvDlxhK0
>美穂子

京太郎「そうだなぁ……そろそろ部屋に戻ろう。 どうせやる事も無いし……って、ん?」

部屋に戻ろう、としていた京太郎が目にしたのは、入寮している選手たちの名のマグネットが貼り付けられたボード。
このボードはロビーに置かれてあり、それぞれ選手たちが外出している際には裏に、
寮内にいる際は表にされ、選手たちの所在を監督である良子が即座に把握できるように作られたものである。
当然、今の時間、全員の選手は寮内にいる筈なのだが……。

京太郎「(福路さんのマグネットが……)」

美穂子のそれだけ、外出中の表示となっている。
先ほどの夕食の際にはいた。哩とこのロビーで会話をした時には、寮内にいる表示となっていた筈。
ならば、美穂子が外出をしたのは夕食後――一体どこに行ったのだろうかと京太郎は考え……。

京太郎「………………」チャッ

ソファーから立ち上がると、自身のマグネットも外出中の表示にし、外へと出た。
そのまま、向かうのは夕方にも向かったグラウンド。
既に照明は落ちているのだが、その一角――用具小屋の方に、明かりが灯っている。
迷わず京太郎はそちらへと歩を進めると、コンコンとノックをして小屋の中に。

京太郎「こんばんわ、福路さん」

美穂子「えっ!? あ……須賀くん。 驚いたわ、こんな時間に来るなんて。
    えっと、何か忘れ物かしら?」

京太郎「いえ、そういう訳じゃないですけど……」

果たして、その中には京太郎の予想通り美穂子がいる。
一体彼女が何をしているのか……それも京太郎はある程度予想がついていたが、振り返る彼女の手元を見て確信をした。

京太郎「ボール磨き、ですか?」

美穂子「ええ。 夕食前は、食事を作るので出来なかったからね」セッセ セッセ
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 00:46:37.61 ID:eajtcIY/O
もう只の難癖女だよな
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 00:47:59.90 ID:LYE/HKdA0
そう言う所ミッポさんらしいですね
893 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 00:56:25.31 ID:nuvDlxhK0
福路美穂子という少女は、大変な努力家であると同時に雑用を進んで引き受けるような女性である。
常日頃、目立たない所で、彼女は寮内の雑事を殆どこなしていた。
勿論、京太郎たちが黙って彼女に押し付けていた訳ではない。
彼らも自分たちのやれる事は率先してやろうとしたり、美穂子の手伝いをしようとはしていた。

ただ、美穂子の場合、本当に流れるような動作で手早く雑事を片付け、そしてそれを周囲に気取らせなかった。
今回にしても、京太郎が何の気なしにロビーのボードを見ていなければ、気づくことは出来なかっただろう。

小さく溜息を吐きながら、京太郎はすっと中に入り込むと汚れたボール籠の1つを自身の方に引き寄せ、
手近にあった布を取るとボール磨きを始める。

美穂子「あ、あの……須賀くん? 須賀くんまでしなくていいのよ?」

京太郎「いいんですよ、どうせ暇ですし。 それに2人でやった方が早く済むじゃないですか」

美穂子「でも、私が勝手にやってる事なんだから……」

京太郎「なら、俺も勝手させてもらいますよ。 ほら、早く終わらせちゃいましょう」

京太郎の行動に驚いた美穂子は、申し訳なさそうにしながらそう言うが、
京太郎としてもこのまま美穂子1人で雑事をさせる訳にはいかない。
彼女は勝手にやっていると言っているが、それはチームの為、みんなの為に地味な仕事をやってくれているという事だ。
誰に褒められる訳でもなく、ただ、周囲がよりよい環境で野球に集中できるように。

そんな美穂子を、1人で置いて寮に帰ってだらだら過ごす程、京太郎という男は不人情ではない。

京太郎「(とはいえ……男と女が結構な密室にいるっていうのに……)」セッセセッセ

美穂子「じゃあ……お言葉に甘えるわね。 ごめんなさい」セッセセッセ

京太郎「いえいえ(やる事がボール磨きってのは本当に地味だなぁ。いや、でも隣にいるのが福路さんみたいな美人ならこれはこれで?)」セッセセッセ
894 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 01:05:31.58 ID:nuvDlxhK0
割と不純な事を考えていながらも、しかし京太郎もそこは男である。
一度雑事をやると決めたら、後は黙々とボール磨きに集中をした。
美穂子については言わずもがな、彼女は京太郎に一言謝罪と感謝の言葉を口にした後はせっせとボールを磨いている。

やがて、京太郎の持っていた籠の分が終わり、今度は美穂子の取り掛かっていたそれを手伝おうとしたところで。

ピトッ

京太郎「わっ、とと、す、すみません!」

美穂子「え? ああ、いえ、こちらこそ……ごめんなさい?」

丁度美穂子も手を籠に入れようとしていた所。
京太郎の手、美穂子の手がふれあい、思わず京太郎は瞬時に手を戻し謝罪をするのだが、美穂子はきょとんとした様子。
一体何を謝っているのか?といったような表情である。

京太郎「(なんか……まるっきり意識されてないんだなぁ、俺……それはそれでいいんだろうけどさぁ)」

密室で2人きり。というシチュエーションなのだが、美穂子はそれを特に気にも留めていないようだ。
意識され過ぎてギクシャクするのも嫌だが、さりとて意識されなさすぎるのもどうなのか。
京太郎は内心溜息を吐きながら……そういえば、と今度こそボールを手にしつつ口を開く。

京太郎「いつも福路さん、雑用されてますけど……本当、もっと周りを頼って欲しいです。
    俺以外にも、他の皆だって心苦しいと思いますよ」

美穂子「ごめんなさい……でも、私、みんなには野球に集中してほしいの。
    それに、これはもう癖みたいなものになっちゃってるから……」

京太郎「癖ですか?」

美穂子「ええ」
895 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 01:17:03.23 ID:nuvDlxhK0
風越麻雀部にいた時もキャプテンでありながら雑用に精を出していた美穂子。
献身的なその姿に、部員たちは皆、誰しもが彼女についていこうと思ったものだが、
美穂子にはそうやって部員達を懐柔しようなどといった下心というものはまるでない。
彼女にあるのはたた、もっと麻雀に親しんでほしかったという純粋な願いだけである。

美穂子「風越の時にも言われたわ、そんなことは1年生やランク外の人に任せればいいんだ、って。
    でも、新しく入った人やランク外の人こそもっともっと麻雀に触れて欲しかったの。
    だからこれは、私の我儘ね」

京太郎「我儘って……」

美穂子「幸い、風越では私はキャプテンを任されて、エースとして先鋒も務めさせて貰ったわ。
    だからこそ、言い方は悪くなるけれど……私より下の人には、麻雀に触れて欲しい。
    だから、我儘なの。 私の勝手よ」フフ

そう言って、少しだけおどけるように笑みを浮かべる美穂子。

1.「なら、なおのことここでは福路さんは雑用を控えた方がいいです。もっと野球に触れましょう」
2.「なら、俺も我儘言わせてください。これからはせめて俺だけでも福路さんを手伝いますよ」
3.「……久先輩に、福路さんの10分の1でもやさしさがあればなぁ」

↓1
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 01:17:32.78 ID:kE8jp0pA0
2
897 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 01:35:52.75 ID:nuvDlxhK0
>2.「なら、俺も我儘言わせてください。これからはせめて俺だけでも福路さんを手伝いますよ」

ただ、ここではいそうですか、と言って引き下がれるような男では京太郎は無かった。
雑用を率先してやる、というのが美穂子の我儘なのだとしたら。
それをまた手伝うという京太郎の我儘も、押し通させてもらう。
そう宣言をすると、美穂子は驚いたように口を小さく開け……それからやはり申し訳なさそうに、眉を下げる。

美穂子「そんな、悪いわ……だって……」

京太郎「悪くないです。 福路さんに、なんでもかんでも押し付ける方が気分が悪いですよ。
    それに、麻雀とは違って野球の雑事なんて力仕事も多いじゃないですか」

美穂子「それは……」

実際、美穂子の力ではボールの入った籠を運ぶだけでも一苦労だった。
1つ1つは軽くても、それが籠に一杯となれば女性が持つには中々の重量となる。

京太郎「こう見えて、雑用なんかは得意ですから俺! って……なんの自慢にもならないですけど」

美穂子「もう……ふふっ」

京太郎「あ、笑いましたね?」

美穂子「あ、ち、違うのよ? 今のは変な意味じゃないの……そうじゃ、なくて」

慌てて手を振りながら、美穂子は更に言う。

美穂子「本当に、久の言ってた通り……須賀くんは、いい子なんだなぁ、って」

京太郎「前にも言ってましたけど、本当に久先輩が言ってたんです? それ」

美穂子「ええ」
898 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 01:40:19.27 ID:nuvDlxhK0
美穂子曰く、全国大会が終わった後、久は美穂子と会う機会があったそうな。
その時、不意に出たのは京太郎の話題。
清澄が全国優勝を果たしたのは、まずもって間違いなく団体戦出場5人それぞれの能力が高かったからに他ならないが、
その彼女たちを陰に日向にサポートをつづけたのが京太郎。
軽口を叩いたり文句を言ったりはするものの、決して放棄する事はなく最後まで自分たちを支えてくれた、と久は語っていた。

美穂子「だから、感謝はしてる……って言ってたけど……あっ!」バッ

京太郎「(本当かなぁ)って、どうしたんです?」

美穂子「これ、恥ずかしいから他の人には内緒って言われてたの……お願い、忘れてくれる?」

京太郎「ど、努力はします……(多分、無理だけど)」

福路内野手、ここで痛恨のミスである。
899 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 01:52:05.41 ID:nuvDlxhK0
その後、涙目になって忘れるように縋る美穂子にドギマギしながらも、
京太郎たちはボール磨きを終えた。
やはり2人でやった分、それ程時間はかからず、2人は戸締りをしてから寮へと戻っていく。

京太郎「本当に、何かあったら言ってくださいね。 どんなことでもいいですから」

美穂子「ええ」

京太郎「特に力仕事なんかは全部俺に任せてくれるくらいでいいんで。 無理しないでくださいよ」

美穂子「ふふ、わかってるわ。 ちゃんとこれからは、お願いします」

京太郎がしつこすぎるように思えるかもしれないが、美穂子の事である。
これくらい言っておかなければ、京太郎に頼るという事もなくまた1人で無理しかねない。
そんな事を考える一方で、美穂子はやはりニコニコと笑みを浮かべていた。

美穂子「そういえば、須賀くん……いつの間にか、久の事を名前で呼ぶようになってたのね。
    久も、須賀くんの事を名前で呼ぶようになってたし」

京太郎「え? あー……ま、そうですね。 ついこの間から、もう部長じゃなくなるんだから呼び方変えろって言われて」

不意に、美穂子から久への呼び名について問われ、素直に返答をする京太郎。
これを受けて美穂子は、やはりくす、と笑いながら続ける。

美穂子「私も」

京太郎「はい?」

美穂子「私も、須賀くんの事を京太郎くんって呼んでいいかしら?」

京太郎「へぇっ!?」
900 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 02:04:29.88 ID:nuvDlxhK0
京太郎「え、なな、なんで?」

思わず敬語も忘れてそう言ってしまう京太郎だが、無理もない。
いきなり、脈絡も無く、美穂子のような美女から名前で呼んでいいかと問われたのだ。
誰だって動揺するだろう。
だが、そんな京太郎の反応も面白いのか、美穂子はやはりコロコロと笑いながら言う。

美穂子「風越にもね、須賀くんみたいに……凄く一生懸命で、私なんかの事を慕ってくれて。
    そして、私の為に図々しくしてくれる、って言ってくれた後輩がいたの」

京太郎「ず、図々しく……ですか」

あまりよい言葉ではない。が、きっと美穂子にとってはほめ言葉なのだろう。

美穂子「私はおせっかい焼きで、あの子は図々しくて……だけど、本当に優しい子。
    それから仲良くなって、お互い名前で呼べるようになったのだけど……久の時も、あの子の時も、向こうから切り出されてね。
    だから、今度は私から」

京太郎「はぁ……」

美穂子「もっと須賀くんと仲良くなりたいから。 名前で呼んでも、いいかしら?」

1.「勿論です、美穂子さん」
2.「はい、美穂子先輩」
3.「わかりました、キャップ!」

↓1
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:05:49.68 ID:k/kHDniP0
1

霞さんには先輩を取られたので
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:06:51.92 ID:k/kHDniP0
あっ、今更だけど3でもよかったかも?
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:10:07.16 ID:aiVR+5Mio
1
904 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 02:18:50.90 ID:nuvDlxhK0
>1.「勿論です、美穂子さん」

美穂子「ふふ、ありがとう京太郎くん」

京太郎「(可憐だ……)」

夜道である為に、あまりよく見えないが、ほんわかと柔らかい笑みを浮かべる美穂子。
多分、昼間ならば京太郎は失神していたかもしれない。
なんにせよ、京太郎としては美穂子の申し出を断るような理由もなく、
試しに彼女の名を呼ぶと彼女は至極嬉しそうな表情をしながら京太郎の名を呼ぶ。

のだが。

美穂子「……あら?」

京太郎「えっと、どうかしました?」

美穂子「何か、地面に落ちてて……カード?」

そのまま歩いていた折、ふと立ち止まった美穂子の足元には――言われてみればカードがある。
やはり、暗がりの為によく見えない為、美穂子は拾ってそのカードをよく見ようとし、
京太郎もまた何のカードかと近づいて覗き込むのだが……。

美穂子「……京太郎くん」

京太郎「プロ野球選手カード、ですよね。 しかもこれ……」

美穂子の言う通り、それは彼女たちも持つプロ野球選手カードのそれ。
しかしながらそこに映っているのは、美穂子の持つ石川でもなければ京太郎の持つ三嶋でも国吉でも斎藤でもない。
誰も所持していないはず、しかし、そこにいつの間にか存在していたカード。

京太郎「(なんでこんな所に落ちてんだ? いや、霞先輩も確か知らない間にカードが増えてたって言ってたよな?)」

美穂子「あの、これ……他の皆のものでもないわよね? 交番に……」

京太郎「今日はとりあえず、遅いですから明日にしましょう。
   (これが俺達の持ってるカードと同じなのだとしたら、落し物だとかっていうのはあり得そうにない……美穂子さんがそれを自分のものにしてもいいとおもう。けど……)」

ちら、と困った表情の美穂子を見やり、再びカードへと視線を向ける京太郎。

京太郎「(よりにもよって……また守備難の内野手なのか、美穂子さんのカード)」

そこには、やはりベイスターズのユニフォームを着こんだ背番号『5』。
安打は打てるが殆ど単打、守備率はいいが範囲は狭い。
賛否両論別れる現在のベイスターズのショートストップ――『倉本寿彦』の姿があった。
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:20:22.51 ID:pTg76Y5Do
アヘ単でも三割打てばええんや…… なお今年
906 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 02:27:49.95 ID:nuvDlxhK0
【倉本寿彦】
横浜DeNAベイスターズ所属。
2015年ルーキーイヤーからスタメンに抜擢された、若き遊撃手。
当時、というよりそれ以前からベイスターズの内野陣は壊滅的であり、レギュラーが固定出来ていない状況だった。
そんな中で彼も内野戦争に挑むが、レギュラー獲得には至らず。

しかし、翌年、2016年には前年度.206だった打率を大幅に向上。
一時期は3割を超え、首位打者も狙えるのではないかという程までに成長した姿を見せつけた。
とはいえ、彼のバッティングスタイルは外の球を流して単打にするというもの。
長打は打てないうえ、内角を攻められると打てないという弱点もある。
事実、2016年はその弱点を突かれて後半戦では失速、一時3割超えだった打率も.294まで落とした。それでも立派だが。

守備に関しても守備率(エラーをしない確率)はいいが、範囲が狭いのが欠点とされる。
名手は範囲が広いが為に撮れない筈のボールを無理に取ろうとして結果的にエラーとなる事が多い、とされているが、
彼の場合は範囲が狭い為に取れるボールだけを取っている。よってエラーになりにくい、という事である。

彼もまた、美穂子の1枚目のカードである石川雄洋と共にファンとアンチが多数存在する選手。
それでも彼は背番号『5』を背負い、明日の星を掴む為にスタジアムを駆け抜ける。
907 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 02:32:22.84 ID:nuvDlxhK0
【アナウンス】美穂子の好感度が25を超えた為、全能力+5。巧打力+5。更に新スキルが解放されました。

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                l:/               | l   i
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                ||       ヽ     ||    !

・福路美穂子

右投げ左打ち 守備位置:二塁手/遊撃手

所有カード:石川雄洋(De)、倉本寿彦(De)

巧打70 長打35 走力65 守備45

【痛恨のミス】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて投手側が勝利して打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手合計コンマの下1桁が7の際エラーで出塁される。

【サンキューキャップ】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が07・77の場合アウトにする。

【バントが上手い】
バント選択時、バント判定を+20する。

【勝利の輝き】
初回、1番打者として出場した際に発動。その回のみ巧打・走力+20。

【開眼】
7回以降発動。全能力+10。

・新スキル候補
【美穂子くじ】pt10
初回、自身が出塁した際、試合終了まで自身以外の全野手の巧打力+5。
908 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 02:38:16.58 ID:nuvDlxhK0
※忘れていました。美穂子の好感度が1回目+1、2回目+2され27になりました。

その後、寮へと帰り着いた京太郎たち。
美穂子はカードを早く持ち主に……と思っていたようだが、やはり今は時間も遅い。
明日の早朝にでも交番に行って、遺失物届が出ていないかを確認した方がいいと京太郎が懇々と説明すると、
ようやく納得をしたのか引き下がってくれた。

京太郎「しかし、不思議だな……霞先輩にしても、美穂子さんにしても、急にカードが沸いてきたって感じだ。
    いやいや、流石にそんなオカルトありえないよな、うん。
    さてと、後の時間はどうしようかな」

夜行動2回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:38:28.02 ID:kE8jp0pA0
910 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 02:40:00.25 ID:nuvDlxhK0
短いですが本日も一旦ここで区切らせていただきます。
それではお疲れ様でした。
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:41:54.41 ID:k/kHDniP0

哩の好感度上げは諦めた方がいいかもね
個人的には睦月の方を上げた方がいい気がする
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:49:25.30 ID:joVSWZaV0
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 02:50:47.37 ID:kE8jp0pA0
乙です
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 19:25:51.17 ID:JGVLdk3u0
乙です
次で美穂子の痛恨のミスを消したいな
915 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 23:09:38.07 ID:nuvDlxhK0
乙ありです。

>>911
一応あんなですが、書かれてるように好感度自体は上がってます。
試合までに、となるとお出かけ2回くらいは必要になってきそうですが。

もう少ししたら再開します。
916 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 23:21:51.22 ID:nuvDlxhK0
>咲

京太郎「そうだな、咲に電話でもしてみるか」

初戦が終わった後、まこ、和、優希と既に情報交換は済ませている。
久は既にチームメイト。残った清澄の仲間にして、京太郎の幼馴染である咲にここらで連絡をするのもいいだろうと京太郎は判断。
部屋に戻ってからスマホを弄り咲へとコールをする。

プルル プル……

咲『も、もしもし、京ちゃん?』

京太郎「はえーな……」

と、やはり素早く、2コール目で出てくる咲。
思わず京太郎も驚きとも呆れとも取れる声を上げる。

京太郎「なんだ? 携帯を弄ってた……訳でもないか」

咲『うん、今、部屋で本を読んでたんだ。 すぐそばに携帯置いてたから、すぐに出れたの』

京太郎「……通話ボタンをすぐに押せたのか?」

咲『それくらい出来るよ!』プンプン

京太郎「はいはい」

咲『本当だよ! だから実際出たでしょ!』

京太郎「わかったって、ムキになるなよ」

咲『むー……』
917 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 23:33:08.42 ID:nuvDlxhK0
京太郎のおざなりな言葉に、咲としては納得がいかない様子である。
が、折角の電話の機会――いつまでも機嫌を損ねているだけでは勿体ないと感じたのだろう、
咲は溜息を吐きながら、京太郎に問いかける。

咲『でも、久しぶりだね。 この前は試合の前に電話してくれたっけ?』

京太郎「ああ。 和や優希から聞いたけど、咲も初戦突破したみたいだな」

咲『も、って事は京ちゃんもなんだね。 うん! これでまた、会えるかもしれないね』エヘヘ

京太郎「まぁ、次の試合は違う対戦チームに当たっちまったけどな」

咲『そうだね……』

どこの誰がしているかは知らないが、抽選の結果またまた咲とは違うチームと当たる事になった京太郎。
決勝まで勝ち残れば嫌でも会える、とぶち上げたものの、
出来れば早くに当たりたいというのが咲・京太郎両方の本心だ。
口に出すのは照れくさい為、両者ともに言わないが。

咲『でも、京ちゃん和ちゃんや優希ちゃんにも電話してたんだ』

京太郎「そりゃな。 一応、染谷先輩にもしたけどあっちも勝ち残ってるみたいだぜ。
    咲は……」

1.「和や優希とは頻繁に連絡してるのか?」
2.「染谷先輩にはちゃんと連絡したか?」
3.「お姉さんとは連絡取ったりしてるのか?」

↓1
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:36:52.38 ID:pq/O7z7g0
3
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:42:41.45 ID:kE8jp0pA0
2スレ目の後半で初めて照の話題が出たな
京太郎と照はまったく面識無いのかな?
920 :>>919 一応面識はありますが幼馴染ではない設定です ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/25(火) 23:51:16.30 ID:nuvDlxhK0
>3.「お姉さんとは連絡取ったりしてるのか?」

咲『お姉ちゃんと?』

京太郎「おう、仲直り出来たんだろ?」

ここで京太郎が気になったのは、咲の姉――宮永照の事だった。
以前から聞かされた事であったが、咲と姉の照はとある一件のせいで仲たがいをしていた。
それが全国大会を切っ掛けとして、再び元のように仲のいい姉妹に戻る事が出来たのだが……。
その内容については置いておくとして、今、咲がしっかりと照と連絡を撮れているかが京太郎は気になったのだ。
よもや仲直りした直後にまた放置、という事もあるまい。

咲『うん、この前も……昨日も電話したよ』

京太郎「そうなのか? それで、元気そうだったか?」

咲『うん。 お姉ちゃんもあんまり野球は詳しくなかったみたいだから、苦労したみたいだけどね』エヘヘ

咲『でも、お姉ちゃんあれで凄く外面がいいから……』

京太郎「……あー」

京太郎も、全国大会後、咲が仲直りをした後に咲の仲介で照と会った事がある。
TVや雑誌などで照の事を知っていたつもりだった京太郎だったが、
実際に会った照の印象はそれらとは真逆。
笑顔や愛想はメディア向け、普段の彼女は至ってクールな女性だった。

そんな彼女である。全国大会団体戦3連覇という偉業こそ達成できなかったとはいえ、まだまだメディアからの関心は高い。
この企画のコンセプトを考えても、メディアから受ける注目は他の雀士以上だろう。
つまりは、野球なんて全く知らないという事も、そして雀力と野球の能力が必ずしも比例しない事も理由にはならず。
メディアからはとにかく高校生最強雀士宮永照が野球でも活躍!という画が求められているハズである。

咲『だから凄く頑張ってるって。 1回戦も無事に突破出来たみたいだよ』

京太郎「そうなのか、そりゃよかったな」
921 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/25(火) 23:58:36.01 ID:nuvDlxhK0
咲としては、京太郎と当たりたいと思う以上に照と当たりたい――会いたいと思っているだろう、と京太郎は考える。
ようやく仲直りが出来た、ただ一人の姉なのだ。
この企画も野球がメインとはいえ、本来ならばリゾート的な側面も持ってるハズなのである。
姉と一緒に色々と遊びまわりたい、と考えても仕方ないだろう。

……いや、咲の性格上は、遊びまわりたいというアウトドアな考えはあまりないかもしれないが。
それでも、一緒にいたいと思うのは自然な事に思える。

京太郎「で、そのお姉さんとは当たれたのか?」

咲『それがそっちも駄目だったんだぁ。 それに、次の試合はこっちもちょっと手強そうで……』

京太郎「そうなのか?」

咲『うん……』

京太郎達と同じスケジュールならば、咲も今日、対戦相手との合同練習で対戦チームの実力を把握していた筈である。
その中で、咲が強敵だという弱音を吐く――。
咲自身の能力、カードを知らない以上は何とも言えないが、やはり咲の声は沈んでいるようだ。

咲『打てるイメージが、あんまり沸いてこないんだよね……』

京太郎「うーん……」

1.「弱音吐くなよ、俺と会うんだろ? 一緒に頑張ろうぜ」
2.「お姉さんも頑張ってるんだろ、咲がそんなんでどうするんだよ」
3.「打てる、って……咲は野手なのか?」

↓1
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:59:11.73 ID:k/kHDniP0
1
923 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 00:12:37.12 ID:UD4B/Ksi0
>1.「弱音吐くなよ、俺と会うんだろ? 一緒に頑張ろうぜ」

基本的に、宮永咲という少女は驕る事は無い。
魔王だの大魔王だの白い悪魔だのと言われるが、彼女の本質はおとなしい文学少女だ。
ただ、少し麻雀の腕が化け物染みているだけで。

故に、こうやって不安に駆られる事もある――それが麻雀ではなく、まるで知らない野球という競技なら尚更だ。
だからこそ、京太郎は励ますように、叱咤するように告げる。

京太郎「2回戦でも会えないけど、3回戦では会えるかもしれないじゃんか。
    ここで勝ちあがって、次に望みをつなげようぜ」

咲『京ちゃん……』

京太郎「俺も咲には会いたいしな!」

咲『……そうだね。 うん、私も頑張るよ』

思えば前回、前々回に電話をかけた時も、咲は不安になっていたような気がする。
それだけ今の状況に慣れていない、という事もあるのだろうが――。
この時の咲の声は、その時に比べてもずいぶんと明るくなったような気がした。
言い換えれば、立ち直りが早い。

京太郎「(少しずつでも、馴染め始めたのかな?)仲のいいチームメイトは出来たか?」

咲『うん、この前の試合でも知り合いに会えたから……少しずつだけど、頑張ってるよ』

京太郎「そうか」

咲『あ、そうだ。 そういえばこの前ね!』

京太郎「(よかった……咲も1人で友達を作れるようになったんだなぁ)」ホロリ

嬉しそうに、チームメイトとのエピソードを語る咲。
名前こそ出なかったが、仲良くしている様子に思わず京太郎は涙した。
気分は完全に不登校児が学校に行けるようになった時の親御さんの心境だった。
924 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 00:24:05.52 ID:UD4B/Ksi0
………
……


咲「ふぅぅ……いけない、長電話し過ぎちゃった。京ちゃん、電話料金大丈夫かなぁ」

その後、1時間ばかりの長電話をしてから両者は電話を切った。
時計を見れば既に就寝時間、咲もこのまま寝ようかと思ったが、久しぶりに京太郎と電話をした事で気分も上り調子で寝付きにくく、
おまけに慣れない長電話のせいで喉も乾いている。

咲「何かお飲物貰おう」

よって、咲は部屋を出て食堂へと向かった。
寝る前だし、という事でホットミルクでも作ろうかなと考えていたのだが……。

咲「あれ、衣ちゃん?」

衣「だからちゃんではなく……どうした、小腹でも空いたか?」

ゆみ「この時間の間食は太るぞ。 毎日運動をしているとは言ってもな」

咲「加治木さんも……って、違います。 ちょっと喉が渇いたのでホットミルクでも貰おうかなって」

食堂には既に先客の姿。
咲のチームメイトであり、先ほど京太郎に話した通りの見知った顔。
長野決勝卓でも、そして合同合宿でも世話になった加治木ゆみ。
そして、天江衣がそこには鎮座をし、何やら話し込んでいた。

衣「それなら衣の分も頼む。 砂糖はたっぷりで」

咲「あ、うん。 えっと、加治木さんは……」

ゆみ「私はいいよ」

咲「そうですか? それじゃあ、すぐ作ってくるね衣ちゃん」

衣「だからちゃんでなく」
925 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 00:39:55.99 ID:UD4B/Ksi0
1つ学年が上である衣を、やはり相変わらずちゃん付けで呼ぶ咲。
衣がどれだけ訂正をしても直さない辺りは、割と彼女も図太いのかもしれない。
ともかくとして、咲はホットミルクを2人分(1つは砂糖たっぷり)を作り、席に着く。

衣「あまぁ〜い♪」

咲「……それで、何のお話をしてたんですか?」

にへら、と実に可愛らしい笑みを浮かべてちびちびとミルクを飲む衣を見つつ、咲はゆみへと質問する。
因みに彼女の手元にはブラックのホットコーヒー。
咲はよくそんな苦いものが飲めるな、と思うと同時にこの後寝れないんじゃないかな?とも思う。
それでも、似合ってるなと最終的には思ってしまうのだが。

ゆみ「何を話していた、という訳でもないが。 今日、試合の対戦相手が決まったからな……」

衣「数奇な運命と言っていた所だ」

咲「……ああ、なるほど」

今、こうして席に座り、同じ卓を囲む3人。
彼女たちは以前にも、こうして同卓に座った事があったのだが――その時はもう1人、少女がいた。
そして、今日決まった対戦相手の中に、その少女がいる。

ゆみ「次の試合が終われば、今度は4人でこうして卓を囲む機会もあるかもしれないな。
   もっとも、囲むのは麻雀卓ではなく食堂のテーブルというのがマヌケな話だが」

咲「そうですね」

衣「いや、いらんだろうあいつは。 投げ手ならば既に衣がいる。 あいつは衣の足元にも及ばんぞ、見た限り」

ゆみ「……まあ、そうかもしれんが。決めるのは監督だからな」

ただ、目下の問題は彼女のポジションが衣とかぶる、という事。
その上で、衣の方が実力的には相当上であろうという事だった。悲しい事に。
割と歯に衣着せない衣の言葉に、ゆみはバツの悪い顔をしながら一口コーヒーを啜る。いつもより苦く感じる。
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 00:41:21.07 ID:pips60y3o
池田ァ!
927 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 00:53:01.35 ID:UD4B/Ksi0
実際、衣の方が実力がどうこう、というのもあるが――それ以上に、現状のチームのポジションのバラつきなどを考えると、
投手をここで取りに行くか?というのも疑問。
何がセオリーという訳ではないが、出来れば打線を全員ザコプロ以外にするのが先決に思える。
そういう意味でも、この場にいない最後の1人を取りに行く必要はないように思える、が――。

咲「でも……私は、きっと次の試合打てないと思います」

ゆみ「打てない? ……前の試合、天江を相手に特大のホームランを打っていながらか?」

衣「あいつが衣よりも強いとでも言うのか?」

京太郎にも話した通り、次の試合、咲は自分が打てそうにないという予感を抱いていた。
今日の練習で見せた、今、話題に上っている彼女の投球。
それ自体は、衣が言う通り、衣の足元にも及ばないのだろう。そもそも持ってるカードの格とかも色々違う。
ただ、格だけで決まるのが野球ではない。

咲「衣ちゃんの方が、大多数の人を打ち取れるとは思うけど……でも、やっぱり私は打てないと思う」

衣「実際に闘う前から、何を世迷言を……あんな棒球、衣でも打てるぞ」

ゆみ「(そもそも天江の場合、極端にストライクゾーンが小さいから打つ云々の前に入れるのに苦労しそうだが……)
   根拠はあるのか、宮永? まさか、適当に言ってる訳じゃないだろう」

咲「根拠……実際に打席に立った訳じゃないですけど、外から見てるだけでも、難しいかなって」

脳裏によぎるのは、今日の練習で見せた少女の投球。
オーバースローから繰り出される糸を引くようなストレート、そして……。

咲「あの、池田さんのサイドハンドを攻略するのは……」

腕の振りを変える、サイドスロー。
対戦打者に合わせて投法を変化させる投手――池田華菜の姿を思い起こし、咲はそっと溜息を吐いたのだった。

※1回目+2、2回目+2で咲の好感度が??+11になりました。
928 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 01:03:20.49 ID:UD4B/Ksi0
………
……


一方その頃。

智葉「皆、集まっているな?」

竜華「はーい」

場所は移り変わり、中日ドラゴンズ――を模したまた別のチームの寮の監督室。
ここではチームメンバー全員が揃い、ミーティングを開始しようとしていた。
無論、監督が呼びかけた訳ではなく智葉が声をかけたのである。

智葉「今日の練習でもわかったが、やはり相手は相当手強い。 今日のミーティングでは細部に渡って検証をするぞ」

漫「(姫松でも末原先輩が主導して同じような事やっとったなぁ……末原先輩元気してるやろか)
  えっと、でも細部を検証って言うてもどうやってです?」

智葉「沢村、準備は出来ているな?」

智紀「……バッチリ」

声をかけられた智紀はコクリと頷きながら、しかしパソコンを触る手を止めない。
そのパソコンからは色々とケーブルが伸びており、監督室前方にある巨大なモニターに繋がっている。

智葉「今日の練習中、監督には対戦チームの研究の為にずっとカメラを回してもらっていた。
   それを沢村がパソコンにデータを移し、これからモニターを通して視聴する」

智紀「編集は出来てないけれど……」

智葉「時間も無かったから仕方がない。無論、長時間だから今日全てを見るという事は出来ないが……。
   試合までの数日間、夜、こうして集まる時間を作れば試合までには全て見る事が出来る筈だ」

玄「なるほどなるほど!」

姫子「監督が仕事ばしとる!?」

健夜「え、えへへ……褒められちゃった」

菫「(褒めて無いと思うんだが……いいのか? いいんだろうなぁ……)」
929 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 01:15:32.59 ID:UD4B/Ksi0
いずれにせよ、珍しく監督らしい仕事(正確にはスコアラーの仕事)をした健夜。
チームメイトたちは口々にその仕事ぶりを称え、健夜は照れたように表情を綻ばせる。

智葉「よし、では早速見るとしよう。 沢村」

智紀「…………」ポチー

そして、智葉の声を合図に智紀はパソコンを操作――すぐにモニターには画像が映る。

竜華「あ、えーっと確か……須賀くんやな!」

漫「相手のエースですかぁ。 うん、重点的に研究せんとアカンのはやっぱりエースですよね」

現れたのは京太郎である。
画面の中の京太郎は、蒼いユニフォームを着こみ、大きく振りかぶって投球中。
練習の時にも感じた事であるが、やはりかなり重いストレートを投げているように見える。

玄「やっぱり須賀くんも凄いなぁ……」

菫「ストレートの走りもいいが、変化球も悪くないか。 縦と横のスライダーに……今のはフォークか?」

智葉「いや、チェンジアップだな。 緩急をつけられると厄介そうだ」

菫「ただ、見た限りチェンジアップの制球自体は甘そうだぞ。 狙い打てれば……」

竜華「私がドカンや!」

智葉「(実際、うちのチームでもこの球威を前にして力負けしそうにないと言えるのは清水谷くらいだな……)ん?」

と、ここまではいい。
京太郎の特徴、球種について語り、攻略法などについてもある程度は話し合える。それはいい。
それはいいのだが……ある程度時間が経っても、カメラが切り替わらない。

智葉「(えらく須賀を映す時間が長すぎるような……いや、投手を重点的に調べるのは上重の言う通り悪い事じゃないんだが)……んんん?」

それでも、まだ不自然ではなかった。
問題は、京太郎が画面の中で投球練習を終えて汗を袖で拭きながらベンチへと下がった所である。
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 01:20:01.00 ID:pips60y3o
おいwwww
931 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 01:21:35.94 ID:UD4B/Ksi0
健夜「わわわっ! 見た、今の!?」

智葉「は?」

健夜「智紀ちゃん、巻き戻して! 巻き戻して!!」

智紀「…………」コクリ

そこで健夜、謎の興奮と共に巻き戻しを要求。
思わず周囲が呆気にとられる中で、智紀は監督の命令とあらばと素直に巻き戻し。
画面の中では再び京太郎が汗を袖で拭きながら、ベンチへと下がる。

健夜「うわー、うわー。 いいよねぇ、男の子が汗をこういう風に拭く仕草って。 なんていうか、ワイルド!だよね」

智葉「………………」

菫「辻垣内、もしかして……」

智葉「いや……いや、流石にそれは無い筈だ。 続きを……続きを見よう」

この時点で、智葉と菫は既に色々と察していたのだが、それを信じたくなかった。
よって、録画の続きを見ようとした。

智葉「………………」

漫「あの……なんか、須賀くんがベンチで水飲んでる所ずーっと映ってるんですけど。なんですこれ」

健夜「ちょっと待って……あ、きた!」

ギュイィィン

竜華「ズームアップした!?」

健夜「飲み物飲んでる男の子の喉仏って、なんだかちょっと色気があるよね」

菫「おお、もう……」
932 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 01:34:57.61 ID:UD4B/Ksi0
照れなのか見惚れているのか、頬を染めながらキャーキャー言う健夜。
菫は頭を抱え、智葉は天を仰いだ。
他の者たちも、薄々、これが「マトモ」な練習風景を映した動画ではないと察し始めた。

姫子「今度は石戸さんと話ちょる所が写ってるばい……」

健夜「須賀くんも初心なんだね、やっぱり石戸さんの胸をちらちら見て赤くなってるんだよ。 初心な男の子っていいよね」

姫子「(監督が初心とかそういうこつ言うのは……いや、よしとくばい。 悲しくなるけん……)」

玄「と、智紀ちゃん! 今の、今のところ巻き戻して欲しいのです!」

智紀「?」

玄「石戸さんのおもちが、揺れたのです!!」

漫「アカン(アカン)」

………

竜華「あ、や、やっと須賀くん立ち上がったで。グラブ持ってるし練習再開や!」

漫「そ、そうか! これで……これでようやく練習内容を見れる訳ですね!」

菫「1人しか見れないというのは問題だが、もうこの際それはよしとしよう。見れるだけで十分だ……って」

ギュイィィィン

竜華「またズームアップ……って」

姫子「ちょっ!? 監督、どぎゃんとこアップで映しとっとですか!?」

健夜「つい、出来心で……でもよく撮れてるなぁ。智紀ちゃん、後でダビングしてくれる?」

智紀「ダビング……コピーなら……」

玄「(石戸さんと話してる所しかおもちが出てこなかった……福路さんや戒能プロのも見たかったなぁ)」

………

結局、練習が見れたのは最初の数分のみ。後は誰が得するのかわからない京太郎のイメージビデオみたいなものだった。
いや、誰が得するのかわからないと書いたが――1名、得をしたものはいたようである。

健夜「えへへ、みんなの役にも立てたし、私も嬉しいし、これがwin-winって事だね!」

智葉「どうすりゃいいんだ……」

菫「辻垣内……お前は悪くない。 監督も悪くない。 ただ、そこに男がいたのが多分悪いんだ……」

こうして、智葉たちの偵察大作戦は失敗した。
菫の言う通り、もしも京太郎の代わりに女性がいれば健夜も京太郎ばかりを撮るという事はなかっただろう。
なんもかんも京太郎が悪い。
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 01:37:13.03 ID:pips60y3o
ともきーのスキルで補正つけるのかと思ったらそんなことはなかったぜ
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 01:45:49.88 ID:SVwQjmcA0
何故京太郎がメインなSSのすこやんは残念になってしまうのか
935 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 01:45:51.65 ID:UD4B/Ksi0
2週目 4日目

こうして、謂れのない汚名を着せられた翌日の事である。
京太郎は今日も今日とて元気に起床。すっかりこの生活にも慣れてきたものだ。

京太郎「最初は毎日早起きってのも辛かったけど、人間慣れるもんだなぁ。 あ、美穂子さん!」

美穂子「おはよう、京太郎くん」

京太郎「おはようございます。 早いですね、今日は朝食当番じゃなかったでしょう?」

美穂子「昨日拾ったカードを交番に届けようと思って……それで、行ってきたんだけどね」ピラッ

京太郎「……落とし主さん、いなかったんですか?」

美穂子「ええ。 おまわりさんに預かって貰おうともしたんだけど、こんなカードだから預かるのもって言われて……」

京太郎「(ま、そうだよなぁ……)いいんじゃないですか? 一応、拾いましたって事は伝えたんですよね?
    それなら持ち主が出たら連絡が来るはずですし、それまで美穂子さんが持ってれば」

美穂子「いいのかしら?」

京太郎「警官の人もそう言ってるなら、問題無いと思いますよ。あくまで預かるだけ、って事で」

美穂子「そう……そうね」

美穂子としては、拾い物を自分のものにするというような行為は出来るだけ避けたいのだが、
さりとて警官の言うようにたかだかプロ野球カード1枚を交番があずかるというのも妙な話である。
京太郎の言葉もあり、あくまで預かるという形で――とすることで、やはり迷いはあったようだが美穂子はカードを手の中に置く事に決めたようだった。

京太郎「(倉本のカードでどれだけ能力が上がるかはわからないけど……無いよりはマシだろうしなぁ)」
936 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 01:57:18.13 ID:UD4B/Ksi0
その後、京太郎は美穂子と別れて食堂へ。本日も京太郎は朝食当番なのだが。

久「おはよー、京太郎くん」

京太郎「おはようございます、久先輩(昨日に続いて今日は久先輩かぁ……)」

昨日は哩、今日は久。連日メシマズの先輩が相方となって、割と京太郎としても辛い。
それでもそんな気持ちはおくびにも出さず、
京太郎はなるべく久に手伝わせないようにしながら調理を進めた。
ちなみに久の役割は、サラダに使うレタスを千切る事である。

久「そういや京太郎くんさー」チギリチギリ

京太郎「なんです?」

久「なーんで美穂子にはさんづけで、私には先輩呼びなのかなー?」チギリチギリ

京太郎「えぇ!? って……もう知ってるんですか!?」

久「知ってるも何も、美穂子から昨日自慢されたわよ。 『自分から名前で呼んでいいか聞けたわ!』ってねー」チギリチギリ

どうやら、昨日の一件の事は美穂子にとっても割と勇気を出した一歩だったらしい。
京太郎から言い出したのならともかく、美穂子から言われれば断る事など120%あり得ないのだが、そこはそれ。
あの時も言っていたように、美穂子も不慣れな事だったのだろう。

久「ま、別にいいんだけどねー。 ふーん、京太郎くんは同じ高校で同じ部活の部長には先輩付けで、他校の人にはさんづけなんだー」チギリチギリ

京太郎「別に変な意味じゃないですよ。 っていうか、久先輩も別に怒ってる訳じゃないでしょ」

久「あらバレた。 まあねー、そういう、呼び方ってしっくりくるものってのがあるからね。本人が呼びやすいように好きに呼べばいいのよ」チギリチギリ

京太郎「ええ。 あと久先輩」

久「あら、何?」チギリチギリ

京太郎「それ、千切りすぎです。どうすんですかこのレタス。食べ応えゼロですよ!」

久「あー……ついなんか、止まらなくなって」

京太郎「プチプチじゃないんですから……」
937 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 02:00:24.34 ID:UD4B/Ksi0
こうして朝のメニューはハムエッグとコンソメスープとパン、そして千切りすぎたレタスを使ったサラダとなった。
なお、美穂子は美味しい美味しいと言ってありがたそうにサラダを食べたもよう。

京太郎「まあ、あの程度で被害が済んだならむしろ良かったな、うん……。
    さてと、今日は4日目か。 今日、明日、明後日の3日が終わればまた試合だな。
    まず今日は何から始めるか」

朝行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 02:02:35.77 ID:pips60y3o
2
939 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 02:03:57.59 ID:UD4B/Ksi0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 3
睦月 2
美穂子 1
やえ 2
霞 7
久 0
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 02:04:16.85 ID:SVwQjmcA0
ヒッサ
941 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 02:07:55.98 ID:UD4B/Ksi0
久に決定という所で、本日も短いですが一旦ここで区切らせていただきます。
あまり安価出せませんでしたが、対戦チームはもとより、他の清澄面子とかも含めて色々どんな事してるかとかも描写出来ればしたいなと思ってるので、
こういう展開にも稀によくなると思って貰えればと思います。

それではお疲れ様でした。
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 02:12:24.30 ID:mGeU86EMO
霞ママ
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 02:14:00.47 ID:pips60y3o
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 02:14:13.03 ID:SVwQjmcA0
乙です
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 02:51:38.08 ID:YVtU9+fu0
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 11:32:32.87 ID:c3ea3qEqO
うちの監督が戒能さんで良かった
少なくともすこやんじゃなくて良かった
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 14:53:59.43 ID:i88w4MhU0
対戦表に無い中で描写があったのはまこと咲のチームだけかな
まこは広島だとして咲はどこだろ
948 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 22:40:04.02 ID:UD4B/Ksi0
乙ありです。もう少ししたら再開します。
それと、見直していたら久のスキルもちょっとこれ発動機会無さそうだなというのがあったので訂正します。

・以前提示した分

【スイッチヒッター】pt5
相手投手の[対右or対左打者]用スキルを完全無効化。
【超スーパープレイ】pt5
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が01・11の場合アウトにする。
【変態打ち】pt5
読みが外れた際、自身の判定のコンマ下2桁がゾロ目で発動。巧打マイナス補正を無効化する。

・訂正分

【技の左/力の右】pt15
対戦投手が右投げの際、巧打力+10。対戦投手が左投げの際、長打力+10。
【超スーパープレイ】pt5
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が01・11の場合アウトにする。
【変態打ち】pt5
読みが外れた際、自身の判定のコンマ下2桁がゾロ目で発動。巧打マイナス補正を無効化する。
949 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 22:50:10.32 ID:UD4B/Ksi0
>久

京太郎「よし、やっぱりまずは練習だな」

ザコプロ「こいついっつも練習してんな」

京太郎「こいついっつも『こいついっつも練習してんな』って言ってんな」

もはや練習の虫と言っていいほどにグラウンドに通い詰める京太郎。
ザコプロ達が呆れるやら感心するやらといった、微妙な表情をする中。
京太郎は軽く準備運動をしてから練習に取り掛かろうとするのだが……。

久「やっほー、京太郎くん」

京太郎「ゲェッ、久先輩!?」

久「……あいっかわらずのその態度は、ちょっと私も傷つくわよ?」

どうやら久も練習をしようとしていたらしく、ストレッチを終えた京太郎に声をかける。
これに対して京太郎は驚きの声を上げるが、許してやってほしい。
これはもはや条件反射のようなものなのだ。

久「しかし京太郎くんも物好きねー。 折角綺麗どころが揃ってるんだから、デートの1つや2つ誘ってみたりしないの?」

京太郎「…………」

久「ああ、それで断られたら後がちょっと気まずいとかで躊躇ってるんだ」

京太郎「何も言ってないでしょう!?」

久「顔見ればわかるわよ。 ま、しょうがない。 そんな寂しい京太郎くんの為に練習に付き合ってあげましょうか」
950 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 22:51:59.91 ID:UD4B/Ksi0
ケラケラ、と笑いながらからかう久の姿も、もはや日常茶飯事だ。
言い訳や取り繕いをしようにも、また上手く返されるのがオチである。
溜息一つ、京太郎はこれ以上の問答は自分の立場が悪くなるだけだと考えると、
バッターボックスに入る久に対して自身もマウンドに立ち、実戦形式での練習に取り掛かる。

久「思えばこうして対戦するっていうのも、前の試合以来かしらね?」

京太郎「ですねー。 ……今度は打たれないですよ」

久「最後の最後しか打てなかったんだから、ちょっとは私にもいいとこ見させてちょうだいよ」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 22:52:15.11 ID:pips60y3o
あい
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 22:52:22.97 ID:IdJVr71po
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 22:53:39.26 ID:pips60y3o
無欲の勝利 スイッチヒッター頼…… 消えとる
どっちでもいいや
954 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 22:54:44.70 ID:UD4B/Ksi0
>コンマ11 ゾロ目により獲得経験値5
>久合計獲得経験値5

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

久スキル群
【技の左/力の右】pt15
対戦投手が右投げの際、巧打力+10。対戦投手が左投げの際、長打力+10。

【超スーパープレイ】pt5
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が01・11の場合アウトにする。

【変態打ち】pt5
読みが外れた際、自身の判定のコンマ下2桁がゾロ目で発動。巧打マイナス補正を無効化する。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【技の左/力の右】※選択できません
2.【超スーパープレイ】
3.【変態打ち】
4.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
5.保留

↓1
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 22:56:33.30 ID:Kr7iRbqc0
5
956 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 23:02:55.31 ID:UD4B/Ksi0
>5.保留

この前の試合では、確かに、久は4打数の1安打。
決していい成績が残せたという訳ではない。最低限、一日一善と言われる1安打を放てただけである。
それも、試合の大勢が決した最終回ビハインドの状況でだ。
もしもこれがプロ野球の試合だったら、もっと前のいい所で打てと言われていただろう。

ならば久の能力が低いのか?そんな事は無い。

カキィーンッ!!

久「うん、絶好調ね!」

京太郎「ほげぇ……」

むしろ久の野球選手としての能力は高いレベルで纏まっている。
スイッチヒッターであるが故に、右も左も苦にしない。
右打席では長打、左打席では巧打と打ち分け、守備面においても強肩を持つ。
おまけに、盗塁は下手だが足は遅くない。
守れるポジションが外野手だけという点を除けば、非常に使い勝手がいい選手である。

そんな彼女は、京太郎の投げる球を悉く打ち返した。
別に京太郎が手を抜いている訳でもなければ、調子が悪い訳でもない。
これが久の実力、という訳である。

久「っていうか、あれね。 石戸さんが受けてないのもあるかしら?」

京太郎「ぐふぅ!」
957 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 23:13:35.30 ID:UD4B/Ksi0
強いて京太郎がここまで打ち込まれた理由を上げるとするならば、
久が今上げた通り、霞が受けていないからというものがあっただろう。

基本的に、京太郎は球威で押していくだけの投手である。
無論、変化球こそ持っているが、彼の1番の武器はノビのあるストレート。
それをナチュラルにゾーン内で散らす事で相手を打ち取っていくのが京太郎のピッチングスタイルである。

ただ、この投球スタイルに大きくかかわっているのは霞の存在だ。
彼女の絶対的な安心感と巧みなリード、捕球技術があってこそ京太郎の力は発揮される。
際どい所をストライクにし、とんでもない暴投も体で止めてくれる霞。
今の捕手ザコプロでは、ぞんぶんに京太郎の力を引き出せない。

そして、そんな京太郎の力押しのピッチングは、久にとっては格好の獲物だ。
安易に入った棒球を、技ありの一打で綺麗にライトへレフトへと打ち分ける。
思わず京太郎としても自信を喪失しかねない程である。

京太郎「霞先輩がいないとやっぱダメダメなのかなぁ……俺」

久「あらら、一人前に凹んじゃって。 なーに? 私がそう簡単に打ち取られるとでも思ってたのかしら?」

京太郎「そこまで思ってないですけど……でもここまでいいようにやられると」

久「ま、そこはほら、私も一応清澄麻雀部部長としての意地って奴よ。 京太郎くんに、簡単に負ける訳にはいかないってね」

久「かっこ悪い所は見せたくないもの、ね」

京太郎「それを言えば俺だって格好悪い所見せたくないっすよ」

久「じゅーぶんかっこいいわよ、京太郎くんは。ま、私には程遠いかもしれないけれどね」

京太郎「(この人は本当に……ドキッとさせるような事を言ったかと思ったら落とすなぁ)」

やはり笑いながら、練習を一旦止める久を横目で見つつ、京太郎は苦笑する。
いいようにやられたとはいえ、それでも、やはり久が相手なら――とどこかで納得してしまうような自分もいると感じていた。

※久の好感度が+1され31になりました。
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:14:55.68 ID:O+CopGfj0
前半はたぶん本気。後半は照れ隠しだと思われる
959 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 23:15:52.20 ID:UD4B/Ksi0
京太郎「しかし久先輩は言動といい行動といい、本当に格好いいな。
    俺が女だったらコロッといってたかもしれない。いや、久先輩も女なんだけど。
    なんとかあの格好よさにあやかれないものかなぁ。

    さて、煩悩退散煩悩退散だ。 次は何しようかな」


朝行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:16:16.83 ID:SVwQjmcA0
2
961 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 23:17:00.69 ID:UD4B/Ksi0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 3
睦月 2
美穂子 1
やえ 2
霞 7
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:19:06.76 ID:pips60y3o
963 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 23:29:54.29 ID:UD4B/Ksi0
>霞

霞「なんだか呼ばれた気がしたので来たんだけれど……何かあったかしら?」

と、久と京太郎が休憩をしていた所で、グラウンドへと姿を現したのは霞であった。
頬に手を当てながら、首を傾げるそのさまは非常に似合っているのだが、彼女の発言には思わず久と京太郎が顔を見合わせる。
実際、ついさっき久の口から彼女の名前が挙がったのだから。

久「いやね、石戸さんがいないと京太郎くんが全然シャキッとしないって話をしてたのよ」

京太郎「ちょっ、そういう話じゃないでしょ!?」

霞「あらあら……ふふ、駄目よ京太郎くん、しっかり練習に集中しないと」

京太郎「いや、違いますよ? ちゃんと練習はしてますからね!」

久が火を点け、霞がそれに反応し、京太郎が弁明。
しかしながら、霞もわかってそれに乗っているのだろう。
口調は注意をしているように聞こえるが、彼女の表情は笑顔である。
なんだかんだで彼女も1週間以上、既に京太郎とバッテリーを組んでいるのだ。
京太郎が練習に対して不真面目な態度を取る、という事は考えられないのだろう。

霞「それじゃあ、京太郎くんの為にも私も練習に付き合わせてもらおうかしら」

京太郎「ああ、それはもう願ったりかなったりで……久先輩?」

久「はいはい、私もまだ動き足りなかったしね」

京太郎「霞先輩はどうします? 受けますか? それとも打席立ちます?」

霞「そうねぇ……」

おっとり系お姉さん、引っ掻き回す系お姉さんに挟まれながら、こうして京太郎は再び練習に取り掛かった。
羨ましいったらない。

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:31:05.24 ID:N6eYlxjDO
965 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/26(水) 23:33:03.82 ID:UD4B/Ksi0
>コンマ24 獲得経験値1
>霞合計経験値8

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

霞スキル群
【ささやき戦術】pt5
捕手時能力。対戦打者のコンマ下1桁が2・4の際巧打力−10。

【高速スローイング】pt5
捕手時能力。ランナーが盗塁した際守備力+10。

【意外性】pt5
打順が6〜8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【いぶし銀】
7回以降の同点・2点差以内のビハインドの際巧打力+20。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【ささやき戦術】
2.【高速スローイング】
3.【意外性】
4.【いぶし銀】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:33:37.19 ID:SVwQjmcA0
1
967 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/26(水) 23:50:28.24 ID:UD4B/Ksi0
>1.【ささやき戦術】

やはり、とも言うべきか霞が選択をしたのは捕手としての練習であった。
何度も言うようだが、彼女のプレイスタイルは麻雀も野球も守備ありきのもの。
時たま攻撃的な動きも見せるが、それは全て彼女の言う『苦手分野』である。

スパァンッ!!

京太郎「うっし!!」

久「あらら、急に張り切っちゃって……妬けちゃうわね」

霞「(ふんふむ……)」

そして、そんな霞が座る事で一層京太郎も力を出し切れた。
先ほどまでザコプロが捕手をしていた時とは、雲泥の差である。
生き生きと投げ込む京太郎を見て、久はやはり笑いながら呟くのだが、京太郎もそれにはもう構わない。
今は野球に集中をしていたし、何より久のからかいに構うだけ無駄であると彼は誰よりも知っていたからだ。

ただ、それに反応を示したのは霞である。

久「(さてさて、投げるボールの球質まで変わっちゃってる気がするけど……そろそろ打ち返さないと面子が立たないわねぇ……)」

ビュッ!!

久「(ん、よし……!)」

霞「妬けちゃうって言うくらいなら、素直になった方がいいとおもうのだけど……」

久「んはっ!?」

ブルゥンッ!

京太郎「お、おおう? だ、大丈夫ですか久先輩?」

甘く入った京太郎のボールを、強くたたこうとした久に対し、霞からの一言。
これに久は思い切り動揺し、態勢を崩して空ぶった……更に、その勢いのまま倒れこんだ。
思わず京太郎が心配してマウンドから降りてくるが、久はそれを手で制しながら立ち上がり、霞をねめつける。
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:54:29.68 ID:pips60y3o
いいっすねー
969 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/27(木) 00:08:55.65 ID:9GNCnGho0
久「い、石戸さん?」

霞「ふんふむ……この手は使えるわね」

だが、霞はそんな久の視線もどこ吹く風。
どこか納得をしたような表情をしながら、頷いている。
これを見て、ようやく久も一杯喰わされたのだと理解をした。
いわゆる、『ささやき戦術』――内容は様々であるが、言葉巧みに打者を困惑させ、本来のバッティングをさせない捕手の戦法である。

久「やってくれるわ……結構いい性格してるのね」

霞「永水ではそういうお役目も多かったものだから。 それに、あながち私が言った事も間違いでは無いわよ?」

久「んー?」

霞「ね、京太郎くん」

京太郎「えっと……何の話ですかね」

頬をかきながら困ったような表情を浮かべる久を後目に、
霞はマスクを取るとそのまま立ち上がって近づいてきた京太郎にボールを手渡す。
2人の会話を聞いていなかった京太郎にとっては何の話だかわからないが、霞は構わず笑みを浮かべて続ける。

霞「京太郎くんは私の靄を取ってくれて、楽しむ事を教えてくれたんだもの。 ね?」

京太郎「え? は?(いや……確かにこの前、そんな話したような気はしますけど!)」

久「ほーん」

事実である。実際、京太郎は霞が小蒔中心の考えである事を優しく窘め、今はチームに集中しこの状況を楽しもうと言った。
これによって霞は心の荷が下り、表情も以前に比べて晴れやかなものになったのである。
ただ、聞きようによっては色々と誤解されそうなワードである。

久「ずいぶんと楽しくやってたみたいね、京太郎くんは。美穂子とも知らない内に仲良くなってたみたいだしさー」

京太郎「いや、まあ、お蔭さまで?」

霞「(確か京太郎くんは宮永さんが幼馴染なのよね……素直じゃない先輩と、麻雀に関してはともかく見るからに純朴そうなあどけない少女との三角関係は……うん、いいわね)」

ジト目で見る久に、京太郎は頭をかきながらなんとしたものかと首をひねる。
そんな2人を見やりながら、霞はホクホクとした顔を浮かべるのだった。
乙女石戸、割と恋愛話が好き。

※霞が【ささやき戦術】を習得しました。
※霞の新スキル【強気なリード】が解放されました。
【強気なリード】pt5
捕手時能力。読みを外した際、打者の巧打力−10。一致した際、長打力+10。
※霞の好感度が+1され、27になりました。
970 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/27(木) 00:10:34.90 ID:9GNCnGho0
その後、一旦昼になったという事で京太郎たちは寮へと戻って昼食を取った。
なお、昼食係は睦月とやえ。
相変わらずやえの卵割りぶりにより卵尽くしだったもよう。

京太郎「これコレステロールとか大丈夫かな……毎日卵食べてる気がする。
    さて、それはともかく昼からは何をしようかな」

昼行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:14:01.10 ID:Lh2p/czA0
2
972 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/27(木) 00:15:15.07 ID:9GNCnGho0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 3
睦月 2
美穂子 1
やえ 2
霞 3
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:15:53.68 ID:arEzH/BM0
京太郎
974 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/27(木) 00:25:03.48 ID:9GNCnGho0
>京太郎

京太郎「よし、霞先輩や久先輩にも負けてられないな。 俺も張り切るとするか!」

午前中の練習で一定の成果を上げた久と霞。
彼女たちには負けてられないと、京太郎は再びグラウンドへと向かった。

良子「本当に君は……練習バカというかなんというか、ですね」

京太郎「あ、監督……いやいや、それは酷い。 まるで俺が練習しかしてないみたいじゃないですか」

良子「少なくとも、今日はそうですね」

京太郎「ぐぬぬ」

午前中で監督としての仕事も終えたのだろう。
既にグラウンドには良子の姿も見え、京太郎が顔を見せると素早く突っ込む。
京太郎としても彼女の言う通りな為、ぐうの音も出ない。

京太郎「でも、昨日の事を考えたらやっぱりもっと強くなりたいんですよ。
    あっちのクリーンナップは以前の試合に比べたらやっぱり強力なようですし」

良子「物怖じするでもなく、かといって傲慢になる訳でもなく。 相手の力量を図りながらも勝とうとするその姿勢はグッドですね。
   とはいえ、オーバーワークは禁物ですよ」

京太郎「大丈夫です! そこらへんは上手くやってますから」

良子「……そう言っても心配は心配ですからね。 丁度、君以外には主力選手もいません。 見させて貰いますよ」

京太郎「うっす!」

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:27:52.01 ID:LqsiqegLo
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:27:58.16 ID:Lh2p/czA0
んほー
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:29:22.24 ID:DwBb5BTr0
イチオオイ
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:34:19.50 ID:eCRj8QC2o
強気なリードって常時開放?
979 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/27(木) 00:36:34.33 ID:9GNCnGho0
>>978
常時開放ですね。任意発動にもしようかと思ったのですがテンポ悪くなりそうなので。
そろそろ次スレを立ててきます。
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 00:37:36.29 ID:eCRj8QC2o
はい
くさいところに放ったときは発動せずって認識でOK?
981 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/27(木) 01:17:30.03 ID:9GNCnGho0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493222546/

新スレを立ててきました。このスレは990くらいまで使ってから、後は質問などの場にしてもらえれば。
何も無かったら適当に埋めます。

>>980
はいそうです。ちょっと説明文がわかりにくかったですねすみません。
2/3でメリットが受けられて、1/3でデメリットがあるスキルとなります。
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:19:48.62 ID:eCRj8QC2o
立て乙 了解です
983 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/27(木) 01:27:21.91 ID:9GNCnGho0
>コンマ01 獲得経験値1
>京太郎合計経験値4

ビュッ! ドバァンッ!!

ザコプロ「うおう!?」

京太郎「あ、すみません!」

良子が見ているという事もあってか、いつも以上に気合を入れて練習に励む京太郎。
ただ、その気合の入りが今回は無駄な力みとなってしまったのだろう。
いつも以上の気合は、いつも以上の制球の乱れにつながった。

京太郎の投げたボールは高く、高く浮き。
思わずザコプロは立ち上がって捕球をする。名GKザコプロである。

京太郎「おっかしいなぁ……」

良子「ふむ……少し、いただけませんね」

京太郎「うぐ……」

良子の目の前で乱調を見せ、思わず京太郎は居心地悪そうにそっぽを向く。
これに良子は溜息を吐くのだが……彼女が気にしているのは、京太郎が悪い投球をしたからではない。

良子「いいですか須賀くん、君の実力については私もよく存じています。 君こそがエース、それは間違った判断ではないと思っています」

京太郎「はい……」

良子「ただ、メンタル面で課題がある」
984 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/27(木) 01:33:31.32 ID:9GNCnGho0
良子「以前にも言ったと思いますが、野球はメンタルのスポーツです。 試合に臨むまで、どれだけの準備が出来たかが結果に繋がります。
   君が練習に励むというのもまた、1つ。 ただ、それと共に精神も安定させないといけない」

それは良子の1つの持論である。
麻雀にしろ野球にしろ、やるのは結局人である。
人であるからには、そこに精神面での影響というものが少なからず存在をする。

麻雀ならば、負けているから高い手が欲しいと欲張る。
野球ならば、ピンチになったから慎重に行こうとして縮こまる。

いずれも、人間がすることである。

良子「エースに欲しいのは、安定感です。 君なら勝てる、という絶対的な信頼。 それが必要です」

京太郎「信頼……」

良子「今もしていますけどね。 落ち込む事なく、続けましょう。 継続はパワーなり」

京太郎「……うっす!」

叱咤をしながら、激励をする。
あくまでもエースとして京太郎を立てる良子の面子の為にも……と、京太郎はその後も練習に集中。
いくらかは満足のいくボールを投げ、一応の面目は保つのだった。

良子「(さて、とはいえ次の試合……前回のように京太郎くんが完封とはいかないかもしれません。
    津山さんのリリーフ起用も念頭に入れておきたいですね……)」

※良子の好感度が+1され、32になりました。
985 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/27(木) 01:35:17.89 ID:9GNCnGho0
京太郎「監督には格好悪い所見せたなぁ……いやいや、監督どうこうじゃない。
    俺はエースとしてこのチームを引っ張っていかなきゃいけないんだ。それであの結果っていうのを恥じるべきだな。うん。

    さてと、次は何をしようかな」


昼行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:40:08.87 ID:Lh2p/czA0
2
987 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/04/27(木) 01:43:13.04 ID:9GNCnGho0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 4
睦月 2
美穂子 1
やえ 2
霞 3
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:43:58.04 ID:5OIXGB9Q0
美穂子
989 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/04/27(木) 01:46:06.58 ID:9GNCnGho0
美穂子に決まった所で、次スレで続きは書かせていただきます。
後は何かあれば。1000についても無理ない範囲でなら対応させてもらいます。
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:48:41.15 ID:TKPH3qHw0
>>1000なら初めての哩とのお出かけでもらえる好感度は全て倍に
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:49:00.75 ID:eCRj8QC2o
うぃ
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:50:57.84 ID:TKPH3qHw0
>>1000なら全員の経験値に+1
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:51:05.91 ID:eCRj8QC2o
うめ
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:53:32.97 ID:TKPH3qHw0
>>1000なら久にデレ期が
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:54:07.75 ID:xHcsCvvmo
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:54:26.71 ID:LqsiqegLo
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:54:33.86 ID:eCRj8QC2o
うめ
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:55:53.53 ID:TKPH3qHw0
>>1000なら哩の好感度が一気に上がるイベントが発生
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:56:12.86 ID:eCRj8QC2o
うめ
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:56:24.12 ID:Lh2p/czA0
>>1000なら睦月の投手能力微増
1001 :1001 :Over 1000 Thread
              わ〜い、>>1001ゲット〜
               __
                    ‖ _~",ー 、,,_
      |           ‖ /  |ノ  ,>
   \ |  /      ‖ /ヽ_,:-−'´
                ‖/~         ヽ | /
                    ‖     ,   ))
       ,、      ,、   /'ll__/ ヽ
      / ヽ__/ ヽ/ _‖   _  ヽ.    ∧___∧
    /       /  ´ ‖ー/  `   l ロ. / _    _
    / ´ 、__,  ` |.    ‖∨      ,! || | l--l `
   _l    ∨    ヽ/ ̄)( ̄ ̄`"::::ノ (⌒ヽ, ..ヽノ   ,
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モバP「胸の奥の錘」 @ 2017/04/27(木) 00:15:05.57 ID:g6bPWNIPO
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