遊矢「だ、誰なんだお前は!?」 ユート「俺の名はユート」

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308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/29(月) 21:15:10.80 ID:5eQf7HpY0
ユート「じゃあ俺が遊矢と分離した後に」

赤馬「そうだ。3体のモンスターが出現しLDSのデュエリストは襲われた」

黒咲「…」

赤馬「モンスターを喰らうモンスター…いや喰うというよりは魂を封印すると言うべきか」

瑠璃「何か対処する方法は」

赤馬「それを持って来た」

ユート「一体何を!?」

赤馬「魂の篭っていないデッキだ。奴ら3体の属性に合わせ急ピッチで作り出した」

黒咲「そんなものを作り出すとは」

赤馬「先の戦いで四つの次元を巡った経験が生かされた。この三つのデッキを受け取ってくれ」

ユート「炎属性、水属性、地属性…」

赤馬「3体のモンスターの属性を参考にした。さあ」

黒咲「地属性だ」

赤馬「…」

黒咲「ディザスター…地のモンスターはそう名乗っていた。奴は俺がケリをつける」

赤馬「いいだろう」

ユート「他のデッキは俺達が」

アレン「待った!そいつは俺らがやるぜ」

カイト「…」

ユート「君もなのかカイト」

カイト「ああ」

赤馬「では残り二つも受け取ってくれ」

アレン「何かワクワクするな」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/29(月) 21:26:47.13 ID:5eQf7HpY0
黒咲「何だこれは…赤馬零児!」

赤馬「どうした」

黒咲「貴様はエクシーズを小馬鹿にしているのか」

赤馬「いいや最先端の技術で作り出したのだが」

黒咲「何が最先端だ」

カイト「…」

赤馬「君なら私や遊矢同様にペンデュラムを使いこなせるだろう」

カイト「問題無い」

アレン「エクシーズじゃねえじゃねえか!シンクロって何だよシンクロって!?」

赤馬「やはり無理か」

アレン「無理じゃねえよ!エクシーズのヤマは俺らエクシーズ次元でケリをつける!じゃあ行ってくるわ」

瑠璃「行くって何処に」

アレン「シンクロ次元!シンクロって言えばシンクロ次元じゃね?」

カイト「こいつは融合も兼ねているのか」

ユート「じゃあ融合次元に」

カイト「いいや俺は融合の心得も多少はある。こんな形で生かせるとはな」

ユート「昔の友人の教えか」

カイト「ああ」

黒咲「十二獣…馬鹿げた話だ」

アレン「水晶機巧か!」

カイト「メタルフォーゼ」

ユート「ところで遊矢は元気か」

赤馬「ああ…エクシーズで片付けると彼らに伝えておくか」

ユート「今まで遊矢に戦わせすぎたからな。今回ばかりは俺達がケリをつけるよ」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/29(月) 23:06:20.71 ID:5eQf7HpY0
ユート「隼」

黒咲「極めるとするか…お前はどうする」

ユート「俺は俺で何とかしようと思っているが…如何せん魂を喰らう効果を秘めているなんてな。まるで赤馬零王の時を飛ばす力だ」

黒咲「奴らはモンスターだ。何かしらの効果があっても不思議ではない…俺とデュエルしろ」

ユート「ああ!」

ユート・黒咲「デュエル!!」

黒咲「俺からだ。十二獣モルモラットを攻撃表示で召喚!モルモラットの効果を発動!召喚に成功した時、デッキから十二獣カードを墓地へ送る!」

瑠璃「どんなデッキなんだろ」

黒咲「このカテゴリーは1体のモンスターでエクシーズ召喚が可能のようだ」

ユート「そんなバカな」

黒咲「事実だ。赤馬零児め…何を考えている」

ユート「やって見せてくれ」

黒咲「十二獣モルモラットでオーバーレイ!」

瑠璃「可能なのかな…そんな事が」

黒咲「エクシーズ召喚!」

ユート「…何も起こらないな」

黒咲「口で言うのは簡単だが実際には使いこなすのに時間がかかるだろうな」

ユート「何だったら俺が」

黒咲「俺は黒咲隼だ。俺に不可能な事はない」

ユート「…そうだな」

黒咲「さっさと極めてディザスターを地獄へ叩き込んでくれるわ!」

瑠璃「カイトはともかくアレンは大丈夫かな」

ユート「大丈夫だろう…多分」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 19:14:25.83 ID:hgTa5aQX0
V「時代は変わってもモンスターの味は変わらぬな」

F「それは言えてる。だが厄介そうなデュエリストも何人か居るようだ」

D「ああ…特に黒咲隼だったか?あれはまるで…」

ミスト「エクシーズ次元のモンスターの負の感情から誕生したモンスター…その名も真竜皇V.F.D」

V「こいつ!」

F「いつの間に!?」

D「貴様…」

ミスト「お前達を俺が正しく使ってやるよ。一人の人間としてな」

V「正しくだと…何者だ!名を名乗れ」

ミスト「俺はミストって言うんだ。まあ本名じゃないんだけどさ」

F「ミストだと…?」

ミスト「その為に作らせたデッキがあるんだ」

D「わけのわからん事を!」

ミスト「元の俺が持ってた力が上手いこと適合したようだ。なあ真竜皇」

パチッ

V「!」

F「!」

D「!」

ミスト「書き換え…これが俺の力だ」

スッ

ミスト「心が踊る…生身の肉体が俺に馴染んでる。だが一度使えば暫く使えないのが難点だな」

ユート「…」

ミスト「赤馬に作らせたデッキと真竜皇…こいつらでリターンマッチだ。俺とお前の…そうだろユート」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 20:26:38.27 ID:hgTa5aQX0
瑠璃「…」

ユート「どうした瑠璃?」

瑠璃「ここに何か封印してあったような気がしてね」

ユート「そうだったか?昔から普通の洞窟だと君は言ってただろ」

瑠璃「そうだったかな…何か兄さんもここ見てイライラしてたし」

ユート「隼がイラつくのはいつもの事だろう。ちっとも変わらない」

瑠璃「ユートが戻って来て二週間か…遊矢達とは会ってるの?」

ユート「いいや、あれから特には」

瑠璃「へえ…」

黒咲「…」

ユート「はっ!」

黒咲「どういうわけか無性にイライラしてな。何故だ」

ユート「何故と言われても…」

黒咲「何か居ないのか」

ユート「居ないのかとは」

黒咲「アカデミアのような脅威だ」

ユート「言ってる事が無茶苦茶だぞ隼」

黒咲「…」

ユート「平和が1番だ。違うか?」

黒咲「…まあな」

瑠璃「何処行くの!」

黒咲「暴れてくる」

ユート「隼!」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 22:19:53.69 ID:hgTa5aQX0
アレン「しかし奇妙な感じじゃね?」

サヤカ「そうかな?はいリトル・フェアリー」

ユート「そうか?」

アレン「ま、エクシーズ次元に戻れば逆転するっぽいし別に変でもねえか…」

ユート「…」

アレン「どういう気分だ」

ユート「どうと言われてもな…変な気分だな」

アレン「すっかり背後霊が板についてるって顔してるな。実際どんなんだったよ」

瑠璃「そうね…何というか」

ユート「…」

瑠璃「似合ってるっていうか」

ユート「君まで」

アレン「でも何だってユートは遊矢と」

ユート「遊矢の前世やカイトと激しくやりあった邪神の一部…そいつが俺を遊矢と合体させたそうだ」

アレン「へえ」

ユート「厳密に言えば俺であり邪神であり遊矢であり…」

ミスト「俺は俺だろユート」

ユート「その声は…」

アレン「ゲッ!ユートが2人!?どうなってんだ」

ユート「お前…ミストなのか」

ミスト「その通りだユート…元気そうだな」

ユート「何故…まさか俺と遊矢が分離した時にお前も」

ミスト「ああ…そういう事だ。けど元気そうで良かったぜ」

ユート「…」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 22:36:47.88 ID:hgTa5aQX0
アレン「早え話が偽者なのか」

ユート「俺自身だ」

ミスト「…」

ユート「ならば前のように」

ミスト「ははは…今のお前のレベルじゃ俺とデュエルするなんて無理だって」

ユート「何だと」

ミスト「俺は人間としての肉体を得た。そして神のギフトをも得た…こいつは書き換える効果を持っている」

ユート「書き換えるだと」

ミスト「そう、信じられないだろうけどな」

ユート「俺じゃお前に勝てないと」

ミスト「信用できないって顔してるな」

ユート「ならば俺とデュエルしろ」

ミスト「負けを覚悟にか」

ユート「負ける覚悟でデュエルをするバカが何処に居る!」

ミスト「過去の力と現代の力を合わせたデッキを見せてやるよユート」

ユート「ああ!」

アレン「…」

ミスト「残念だったなアレン!だが有り難く使わせてもらうぜ」

アレン「俺の名前まで知ってる」

サヤカ「不気味ね」

アレン「俺のファンだったりして」

サヤカ「それは無い」

アレン「…」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 22:39:29.60 ID:hgTa5aQX0
次は日曜日
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 14:08:57.37 ID:L7coNjVXO
乙乙
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 21:05:02.11 ID:aGS7xtuL0
ユート・ミスト「デュエル!!」

ミスト「先ずは俺から行くぜ。十二獣サラブレードを攻撃表示で召喚!エクシーズ召喚!ランク4!十二獣ブルホーン!!」

黒咲「…」

ミスト「な?簡単だろ?」

黒咲「何なんだ奴は」

ミスト「カードを1枚伏せてターンエンド」

ユート「俺のターン!幻影騎士団ダスティローブを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドに幻影騎士団モンスターが存在する事で手札から幻影騎士団サイレントブーツを攻撃表示で召喚!レベル3の幻影騎士団ダスティローブと幻影騎士団サイレントブーツでオーバーレイ!戦場に倒れし騎士達の魂よ。今こそ蘇り闇を切り裂く光となれ!エクシーズ召喚!ランク3!幻影騎士団ブレイクソード!!」

ミスト「…」

ユート「幻影騎士団ブレイクソードのオーバーレイ・ユニットを一つ使い自分及び相手のカード1枚を対象に発動!そのカードを破壊する!」

ミスト「おいおい…やってくれるな」

ユート「そしてブレイクソードが破壊された時、墓地の幻影騎士団モンスター2体を対象に発動!その幻影騎士団モンスターのレベルを一つ上げ墓地から特殊召喚する!」

ミスト「成る程な。それでこそ我がライバルってわけだ」

ユート「レベル4の幻影騎士団ダスティローブと幻影騎士団サイレントブーツでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

ミスト「…」

ユート「バトルだ!」

ミスト「ふふふ…」4000→1500

アレン「笑ってやがる」

サヤカ「不気味ね…」

ユート「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ミスト「俺のターン!」

ユート「この妙な胸騒ぎは何だ…」

ミスト「その正体を教えてやるよユート!」

ユート「こいつは本当に得体が知れない…前のように俺っぽさが感じられない」

ミスト「それが進化ってやつだろ?違うかユート」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 21:32:08.13 ID:aGS7xtuL0
ミスト「十二獣モルモラットを攻撃表示で召喚!エクシーズ召喚!ランク4!十二獣タイグリス!!」

アレン「あいつ…また1体のモンスターで!」

ミスト「タイグリスのオーバーレイを一つ使い墓地の十二獣モンスターを対象に発動!そのモンスターをオーバーレイ・ユニットとして重ねる!」

ユート「…」

ミスト「お前と一緒に遊矢の中に居た頃、俺は面白い事を考えたんだ」

ユート「面白い事?」

ミスト「ザークの4体のドラゴンを統合したらどうなるかってな」

ユート「…」

ミスト「きっと今よりも大変な事になる。そう思わないか?」

ユート「いい加減にしろ。お前は何が目的だ!さっきから書き換えるとか統合だとか」

ミスト「ゲームをするなら難易度が高い方がいいだろ?俺らが主人公で他の3人と愉快な仲間は敵キャラ」

ユート「俺達だと?」

ミスト「何か違和感を感じないか?自分に…」

ユート「いいや」

ミスト「鈍感なんだな…俺とお前は一つだって言ってるのに」

ユート「…」

ミスト「お前には無いんだよ。デュエリストに必要な運命力が」

ユート「…まさか」

ミスト「飛び出した時に俺の方に移っちまったってわけだ。今のお前は…ただの人間だ」

ユート「それが何だと言うんだ」

ミスト「俺は確実に強くなってる。書き換える力もその一つだ…けど無意味だ。こういう切り札はいざって時に使わなきゃ意味がない。何処ぞのハゲみたいな単細胞なら使うだろうけどよ」

ユート「…」

ミスト「人間として前世の力を得た俺とザークの前世である遊矢と同化し力を付けたお前…再び統合する事で俺達は四つの次元の覇者となる!なあユート!」

ユート「ふざけるなよ…だったら俺がその運命を断ち切る!」

ミスト「俺からは逃げられない」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 21:54:28.89 ID:aGS7xtuL0
翌日

遊矢「こっち!」

柚子「待ってよ遊矢!」

沢渡「エクシーズ次元…何か久しぶりに来るって感じだな」

黒咲「…」

遊矢「黒咲!」

黒咲「来い」

遊矢「ユートは!?」

黒咲「あいつは居ない。話した通りだ」

遊矢「じゃあ…」

黒咲「消えた…いや消えたとは違うんだろうな」

アレン「…」

遊矢「これ!覇王黒竜…ユートのカードだ」

アレン「ユート!出て来いよ!?何やってんだよ!」

黒咲「やめろ」

遊矢「…」

柚子「大丈夫?」

瑠璃「う、うん」

黒咲「赤馬と権現坂の姿が見えんが」

沢渡「あいつらは別件らしいぜ。権現坂は護衛だってよ。似合ってるよな」

遊矢「ミスト…そう聞いたけど何者なんだ?俺も何となくしか知ってる事がなくて」

黒咲「説明してやれカイト」

カイト「前世からの因縁…簡単に言えばお前がザークの生まれ変わりのようにミストとかいう奴は邪神の生まれ変わりだ」

黒咲「そしてミストはユートの肉体を乗っ取り真の力を取り戻した…というわけだ」

遊矢「くっ…ユート…!」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 22:17:04.25 ID:aGS7xtuL0
ロジェ「お久しぶりですね赤馬零児」

赤馬「やはり生きていたか…何をしに来た?この前の続きか」

権現坂「此奴は…」

ロジェ「これを御覧なさい」

赤馬「地図?これが何だと言うんだ」

ロジェ「シンクロ次元最深部ウィラコチャラスカ…ここがホワイト一族の拠点です」

赤馬「…」

ロジェ「だが問題がありましてね。ここには誰も行けないそうです」

赤馬「なら無意味だな」

ロジェ「しかし一つだけ可能な事があります。シンクロ次元には年に一度生える十本の樹木があるそうです」

赤馬「樹木だと?」

ロジェ「それらを彼らは生命の樹セフィロトと呼んでいるようです」

赤馬「…」

ロジェ「それらは光り輝き光は一つの道へ重なる。そこが」

赤馬「ジャックの怨敵の居場所…礼を言う」

ロジェ「どうやら役に立ったようですね」

権現坂「赤馬よ」

赤馬「彼と私は似ている。血の繋がりを持つ宿敵…あまりにも重すぎる」

権現坂「…何か魂胆があるのか」

ロジェ「いいえ神のお導きです」

権現坂「ジャックやユーゴらの手助けなら俺も手伝うぞ」

赤馬「…」

権現坂「きっと遊矢や沢渡も動くだろう。文句を言われようがな」

赤馬「フッ」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 22:29:20.70 ID:aGS7xtuL0
ロジェ「では」

赤馬「待て」

ロジェ「はい?」

赤馬「お前との戦いは終わっていない」

ロジェ「…」

赤馬「何処で身を隠している」

ロジェ「時が来たら導きましょう…そして」

赤馬「何れな」

ロジェ「はい…それと樹木は一週間後の筈です。おそらくキングも知っているでしょうね」

権現坂「…」

赤馬「彼らはエクシーズ次元だったな」

権現坂「何よりユートに緊急事態だそうだ」

赤馬「…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

赤馬「…」

権現坂「どうした?」

赤馬「元が一つ…ボタンの掛け違いで四つに別れなかったら」

権現坂「どうした?」

赤馬「いいや…まるで闇の中に向かっているようだ。ユートの件もシンクロ次元もドクトルらアカデミアの残党も」

権現坂「…」

赤馬「一週間か」

権現坂「うむ」

赤馬「私は一足先にシンクロへ行く。君は遊矢らとともにユートを」

権現坂「うむ!」

赤馬「もし世界が分裂しなければ私は生きているのか?そして今とは違い平和なのか…」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 22:31:24.44 ID:aGS7xtuL0
次はちょっと変わって明日
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 10:09:39.78 ID:7RMLpU3Po

十二獣はやっぱ害悪だわ
OCGテーマを適当に取り上げたりとかしてほしかったよなぁ
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/05(月) 22:34:54.25 ID:RPW+xC+Z0
ユート「…」

「君…君は俺なのか?」

ユート「誰なんだお前は」

「俺は君だ…妙な話かも知れないが…頼む俺達だけではクリアできそうにない。あいつは…」

ユート「おい!」

ゴンッ

ユート「…夢か」

アレン「夢か…じゃねえよ!痛えじゃねえか!!」

ユート「すまん」

アレン「何か寝言言ってたけど何かあったのか?」

ユート「俺と会った」

アレン「はあ?」

ユート「…」

サヤカ「だ、大丈夫?」

ユート「問題無い」

アレン「なあ知ってるか?」

ユート「知らん」

アレン「まだ何も言ってねえっつうの」

ユート「聞かせてくれ」

アレン「ファントムって謎のデュエリスト」

ユート「…」

サヤカ「何でも悪いデュエリストを裁いてるんだって」

ユート「知らないな」

アレン「ファントムって言うぐらいだからな…お前なんじゃね?」

ユート「…」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/05(月) 22:52:56.20 ID:RPW+xC+Z0
アレン「俺的にはこいつら何じゃねえかって思ってんだ」ペタッ

ユート「…」

アレン「舞網市ってのは塾が多くある。その中でも特にヤバいのが…」

カイト「フュージョンアカデミア、シンクロゼミそしてLDS…」

アレン「いつの間に居たんだ!?ビックリするじゃねえか!」

黒咲「そして俺達エクシーズスクールだ。他の連中に負けてたまるか」

アレン「こいつら気配消すの上手いんだよな…」

ユート「修造塾?聞いた事が無い」

アレン「それが塾生が1人でさ」

黒咲「なら話にならん」

アレン「最後まで聞けって!それが強えんだぜ?」

ユート「名は」

アレン「遊矢…榊遊矢って言うんだ」

ユート「榊遊矢…」

サヤカ「噂じゃ六つの属性のドラゴンと六つの召喚を使いこなすんだって」

カイト「…」

黒咲「…」

ユート「…」

黒咲「…珍しいな」

ユート「どういう人物なのか見て見たくてな」

黒咲「なら俺も行くか」

カイト「面倒を起こすなよ隼」

黒咲「俺を誰だと思っている」

カイト「狂犬病の黒咲隼」

アレン「絶対に派手やるぜ」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/05(月) 22:59:10.79 ID:RPW+xC+Z0
沢渡「見つけたぜ榊遊矢…いやファントム!」

柚子「ほらチャレンジャーよ!」

遊矢「今日は勘弁してくれよ」

柚子「そういう契約でしょ!遊矢が頑張って塾生を増やさなきゃ潰れちゃうんだから」

沢渡「お前が噂のファントムだろ」

遊矢「ファントム?違う違う」

沢渡「嘘つけ!」

遊矢「ひょっとしてこいつの事?」

沢渡「オッドアイズ・ファントム・ドラゴン…それだ!」

遊矢「俺も最近知り合ったばっかでさ!ペンデュラムって知ってる?」

沢渡「知らねえよ!」

遊矢「君も知らないのか」

沢渡「デュエルするのかしないのか!」

遊矢「…いいよ!」

沢渡「俺の名は沢渡シンゴ!LDSの刺客だぜ!」

遊矢「俺は榊遊矢!」

柚子「私は遊矢のマネージャーの柊柚子!」

沢渡「聞いてねえし」

黒咲「…」

ユート「こういう時に鳥獣族は便利だな」

黒咲「…」

ユート「あの男は沢渡シンゴ…手練れだぞ」

黒咲「らしいな」

遊矢・沢渡「デュエル!!」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/06(火) 19:33:25.39 ID:6BKZwbdf0
沢渡「魔法『汎神の帝王』を発動!手札の帝王と名のつく魔法・罠を1枚墓地へ送りデッキから2枚ドロー!冥帝従騎エイドスを攻撃表示で召喚!エイドスの効果を発動!このターン自分は通常召喚に加え1度だけアドバンス召喚ができる!冥帝従騎エイドスをリリースし魔帝アングマールをアドバンス召喚!」

沢渡「魔帝アングマールがアドバンス召喚に成功した時、墓地の魔法カードを除外し同名カードを手札に加える!俺は魔法『帝王の深怨』を除外しデッキから手札に加え発動!手札の攻撃力2800守備力1000のモンスターを相手に見せる事でデッキから帝王と名のつく魔法または罠を1枚手札に加える。カードを2枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!」

沢渡「さあファントム!てめえの化けの皮を剥ぎ取ってやるぜ!」

遊矢「だからファントムじゃないんだよな…俺のターン!沢渡シンゴ!君にペンデュラムを見せる!」

沢渡「だから何だよペンデュラムって!?」

柚子「何なの?」

遊矢「それはカードが教えてくれるさ!スケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラムスケールをセッティング!」

ユート「あいつ…」

遊矢「ペンデュラム召喚!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

沢渡「リリース無しでレベル7のモンスターを!?」

遊矢「バトル!オッドアイズ・ファントム・ドラゴンで魔帝アングマールを攻撃!」

沢渡「おっと…驚いてる場合じゃねえな。罠発動!『連撃の帝王』相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにアドバンス召喚ができる!魔帝アングマールをリリースし手札から冥帝エレボスをアドバンス召喚!このモンスターはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚ができる!」

遊矢「!?」

沢渡「ペンデュラムか何か知らねえが返り討ちにしてやれ!」

遊矢「いてて…」4000→3700

沢渡「どうだ!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「俺のターン!」

ユート「…」

黒咲「どうやら大した奴では無さそうだな」

ユート「いや」

沢渡「エレボス!奴にダイレクトアタックだ!」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/06(火) 20:14:19.64 ID:6BKZwbdf0
柚子「ちょっと大丈夫なの!?」

遊矢「と、とりあえずは」3700→900

沢渡「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!」

沢渡「負けたら大人しく着いて来てもらうぜ」

遊矢「後出しはやめてくれよ…再びペンデュラム召喚!」

黒咲「もういいな。沢渡シンゴの勝ちだ」

ユート「待て」

遊矢「レベル3!EMファイア・マフライオ!レベル4!EM小判竜!そしてエクストラデッキより蘇れ!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

沢渡「なっ…」

黒咲「エクストラデッキから破壊されたモンスターを召喚だと!?」

遊矢「EM小判竜の効果を発動!このモンスターがフィールドに存在する限りフィールドのドラゴン族モンスターの攻撃力は500ポイントアップし効果では破壊されない!オッドアイズ・ファントム・ドラゴンで冥帝エレボスを攻撃!夢幻のスパイラルフレイム!!」

沢渡「ぐわっ!?」4000→3800

遊矢「オッドアイズ・ファントム・ドラゴンの効果を発動!ペンデュラム召喚したこのモンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、ペンデュラムゾーンのオッドアイズと名のつくモンスターの数×1200のダメージを与える!ペンデュラムゾーンには2体のオッドアイズモンスター!よって2400のダメージを与える!」

沢渡「くっ…だがまだ」3800→1400

遊矢「EMファイア・マフライオの効果を発動!1ターンに1度、自分フィールドのペンデュラムモンスターが相手モンスターを戦闘破壊したダメージ計算後に発動!そのモンスターの攻撃力は200ポイントアップしもう1度だけ攻撃ができる!」

沢渡「な、何だと…」1400→0

遊矢「沢渡シンゴだっけ?楽しかったよ」

沢渡「そ、そうか」

遊矢「けど俺はファントムじゃない。これだけは言える」

沢渡「…」

遊矢「LDSって事は赤馬零児の知り合い」

沢渡「一応な」

遊矢「ちょっと調べたい事があるんだけど…いいかな?」

沢渡「はあ!?」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/06(火) 20:27:48.77 ID:6BKZwbdf0
翌日

カイト「ペンデュラムか」

黒咲「知ってるか?」

カイト「いいや…だが奴なら何か知っているだろう」

黒咲「奴?」

カイト「零児…赤馬零児だ」

黒咲「赤馬零児?あの若社長か」

カイト「ああ」

黒咲「殴り込むか」

カイト「俺はどっちでも構わん…いずれ零児とはやり合う運命だった」

ユート「…」

アレン「全面戦争ってやつか!?いいな!均衡ってやつが崩れて一気に戦国時代突入ってか?」

カイト「単純な奴だ」

ザッ

ユート「…何だお前は」

「あなたとデュエルがしたい」

ユート「別に構わぬが」

カイト「お前…」

アレン「知り合い?元カノとか」

サヤカ「まさかカイトが…あり得ない!」

アレン「カイトみたいなボーッとしてるタイプが結構ヤバいんだぜ?なあ隼」

黒咲「知るか」

ユート「デュエル!!」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/06(火) 21:24:50.10 ID:6BKZwbdf0
ユート「カードを4枚伏せてターンエンド!」

「私のターン!手札を1枚墓地へ捨てる事で幻想の見習い魔導師は手札から特殊召喚する事ができる!さらに魔法『死者蘇生』を発動!手札から墓地へ送ったブラック・マジシャン・ガールを特殊召喚!」

ユート「ブラック・マジシャンだと…」

「この世界にデュエルを広めた初代キング・オブ・デュエリストは知っているようね」

ユート「知らなければタダの人だ」

「バトル!2体のモンスターでダイレクトアタック!」

アレン「ユート!」

黒咲「…」

ユート「俺はセットした速攻魔法『非常食』を発動し同じくセットしたカードを1枚墓地へ送りライフを1000回復した!」4000→1000

「ターンエンド」

ユート「俺のターン!幻影騎士団クラックヘルムを攻撃表示で召喚!さらに永続罠『コピー・ナイト』を発動!自分フィールドにレベル4以下の戦士族モンスターが召喚された時に発動!このカードは召喚したモンスターと同じレベル同名カードとなり特殊召喚する事ができる」

ユート「レベル4の幻影騎士団クラックヘルム2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!希望皇ホープ!!」

「それがエースモンスター」

ユート「そしてここからが俺の勝利の方程式だ!エクストラデッキの希望皇ホープONEは希望皇ホープの上に重ねてエクシーズ召喚する事ができる!」

「そんな事が…RUMを使わずに」

ユート「宇宙の秩序乱れしとき混沌を照らす一筋の希望が降臨する!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!見参!希望皇ホープONE!!」

ユート「希望皇ホープONEは自分のライフが相手より3000ポイント以上少ない場合、オーバーレイ・ユニットを三つ使う事でライフポイントを10になりように払って発動!相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て除外する!」1000→10

「!?」

ユート「そして除外したモンスターの数×300ポイントのダメージを相手に与える!」

「ううっ…」4000→3400

カイト「終わったな」

黒咲「で?何者だ」

カイト「あいつは…」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/06(火) 22:28:02.74 ID:6BKZwbdf0
瑠那「私は瑠那…月からの使いとでも言っておこうかしら」

カイト「元親父の助手だった女だ」

サヤカ「例によって変わり者なのね。月からの使いって…」

アレン「そうか?美女だぞ?ボインだぞ?凶暴な隼や真顔のカイトや何考えてるかわからないユートよりマシだぞ?」

カイト「あれから故郷に帰った…それが今また俺の前に姿を現すとは」

瑠那「大きくなったわねカイト」

カイト「質問に答えろ」

瑠那「遺跡が荒らされたわ」

黒咲「遺跡?」

カイト「こいつの家は代々モンスターの墓守の家系らしくてな」

瑠那「おそらく赤馬零王が関与している…ユート」

ユート「?」

瑠那「このカードをあなたに託すわ」

ユート「ブラック・マジシャン…どうして俺に」

瑠那「守ってくれる筈よ。あなたと一緒なら半身を探せる筈だと囁いてる」

ユート「半身?」

瑠那「遺跡を荒らされた時にブラック・マジシャンは自らの力を半分に分けた」

ユート「自らの力を…」

カイト「赤馬零王だと?奴はとっくの昔に死んだ筈だ」

瑠那「そう…Dr.フェイカーと赤馬零王は爆発事故でこの世を去った…けど相手は赤馬零王」

カイト「…」

瑠那「あの野心家なら姿を隠し裏から世界を牛耳る事を考える筈…あなただって今も探っているのでしょ」

カイト「…」

瑠那「間違いなく赤馬零王は今も生きている。そして何らかの計画を実行している筈よ」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/06(火) 22:40:18.77 ID:6BKZwbdf0
カイト「…」

黒咲「どうでもいいが喧嘩相手だろ?構わんぞ」

カイト「簡単に言うな。赤馬家を敵に回す事は」

アレン「塾同士の争いと一緒じゃねえのか?」

ユート「違うだろ」

黒咲「俺からすれば一緒だ」

ユート「君はどうするんだ」

カイト「俺は俺のやる事を行う。今がその時だ」

アレン「その時?」

カイト「未知の召喚に遺跡荒らし…全てが動き始めている。親父の仇…息子が討たねば誰が討つ」

アレン「隼とカイトが呼びかければ全員来るぜ!」

カイト「だから言っただろ。こいつは俺の」

アレン「ダチじゃねえか!俺もカイトも…違うのか!」

カイト「…」

黒咲「俺は天涯孤独だ。どうせ死ぬなら戦いの場がいい」

ユート「俺は…」

カイト「…」

ユート「俺も俺で何かを成し遂げなきゃならない気がする」

瑠那「…」

アレン「やっぱカイトのこれか?」

カイト「あいつのが年上だ」

黒咲「文句はないな?あっても俺は暴れるぞ」

カイト「勝手にしろ」

アレン「よーし…少数精鋭チーム!その名もレジスタンスだ!!」

サヤカ「えぇ…何かダサい」

瑠那「あなた苗字は何て言うの」

ユート「九十九…九十九ユートだ」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/07(水) 10:10:55.65 ID:iKArSMQDO
おっ、漫画版時空か?
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 19:25:40.12 ID:iCrU5CsE0
ユーゴ「それでさ…なあ聞いてんのか!?」

シンジ「ん?ああ…聞いてるよな」

ジャック「下らん事だ」

ユーゴ「大体おかしくねえか?あり得ねえよ!ハーレムだよ!現代の殿様じゃねえか!」

シンジ「ま、いいんじゃね?なあ」

ジャック「何でも俺に話を振るな」

ユーゴ「帽子被って無口な奴なのにモテる理由って何だよ?教えてくれよ蓮」

蓮「…私か?」

ユーゴ「私だよ!」

ジャック「誰の話をしてるんだ」

シンジ「ほら赤い帽子のコナミっての居るだろ?」

ジャック「あいつか?」

シンジ「何かモテるだろ?それが気に入らねえってよ」

ジャック「デュエリストに女は不要だ」

シンジ「蓮も蓮でモテるよな。仮面被ってるってのに」

蓮「私の一族は代々仮面の着用が義務付けられている。素顔を見られた場合は自害せねばらない」

ユーゴ「チラっと見せてくれよ」

蓮「私を死なせたいのか」

ジャック「そんな一族の風習に縛られるな!」

シンジ「お前も思春期の中坊だもんな…紹介してやろうか?」

ユーゴ「お、おう…べ、別に下心あるってわけじゃねえぞ!」

ジャック「こんな子供を相手にする奴がウチの学校に居るか」

シンジ「これだよこれ」

蓮「あ、あの子か…」

ユーゴ「やっべえ程ワクワクするぜ!」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 19:34:37.39 ID:iCrU5CsE0
素良「帰ろうよユーリ」

ユーリ「…」

素良「ねえ!」

ユーリ「帰りたいのならどうぞ」

デニス「言い出したら聞かないタイプだよね」

ユーリ「運命を感じました」

デニス「ははは…運命だってさ」

素良「みどり先生に言いつけるぞ!おい聞いてるのか!?」

ユーリ「デニス説明を」

デニス「えーっと名前は十六夜アキって言ってね。早い話がスケバンってやつさ」

素良「スケバン?」

デニス「そう、ロンスカの…今時珍しい硬派女子だってさ」

素良「その子を狙ってるの…こいつが!?」

デニス「可哀想な娘さんだ…こんなのに狙われるなんて」

ユーリ「何か言いましたか?」

デニス「別に」

素良「ここまで下らない事に付き合わされたのは初めてだ!せっかくファントムの正体がどうとか言ってたのに」

ユーリ「僕がファントムです」

素良「嘘つけ!」

シンジ「珍しい連中が集まってるじゃねえか?殴り込みか?」

デニス「シンジ!?」

蓮「…」

素良「蓮…!」

ユーゴ「ユーリ!」

ユーリ「おや?お久しぶりですね」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 20:26:14.46 ID:iCrU5CsE0
シンジ「へえ…お前がね」

ユーリ「はい」

シンジ「あの姉ちゃんは辞めとけ辞めとけ何か人を寄せ付けねえっつうか…なあジャック」

ジャック「俺に同意を求めるな」

ユーリ「障害があるほど燃える…それが恋なのですよ」

シンジ「はっはっは…ムカつくタイプだな」

素良「蓮!僕とデュエルしろ!!」

蓮「何故?」

素良「何故じゃないだろ!」

デニス「まあ…ここで会ったのも何かの縁だ。どうだい」

シンジ「んな事しなくても塾対抗戦が始めるじゃねえか?気楽にやろうや」

デニス「いつも余裕たっぷりだよね君は」

シンジ「そりゃシンジだからな」

ユーゴ「ぶっ潰す!かかって来いや!」

ユーリ「…」

ジャック「今日は奴は居ないのか?なら俺の出番はないようだ」

蓮「…」

シンジ「まあ今日はいいんじゃね?あの姉ちゃんならいつもこの辺りに居るぜ」スッ

ユーリ「…」

シンジ「まあ頑張れよ」

ユーリ「どうも」

ユーゴ「シンジ!俺はどうなるんだ!?」

シンジ「まあ待ってろよ…おーい!聞いてくれ!!誰かここに居るユーゴと遊んでやってくれねえか!?」

ジャック「やめんか!」

蓮「やれやれ…」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 21:18:06.04 ID:iCrU5CsE0
ユーゴ「誰も来ねえ…誰も来ねえぞ!?」

シンジ「そりゃチビだし評判悪いもんお前」

ユーゴ「何で!?」

蓮「悪名高いシンクロゼミ…その中でも不動ユーゴ、シンジ・ウェーバー、ジャック・アトラスは札付き…だとか」

ジャック「お前もだろ」

蓮「私が?まさか」

ジャック「仮面の一族など聞いた事が無い…そもそも俺が中学生の時だ。転校早々にお前は派手にやっただろ」

蓮「不慣れだったからな。私にとってこの時代は」

シンジ「別にいいじゃねえか?なあ…ジャック」

ジャック「だから俺に同意を求めるなと言っているだろ!」

ユーゴ「カリカリすんなよお前も」

ジャック「何?」

ユーゴ「とりあえず気が短けえんだよジャックは!」

ジャック「お前達が俺を怒らせる…違うか!?」

ユーゴ「んなこと言われてもよ」

ジャック「何が女だ。貴様に女など100年早い!」

ユーゴ「言っちまったな…遂に言っちまったな!!」

ジャック「ならばどうする」

ユーゴ「デュエルに決まってるじゃねえか!」

シンジ「こいつらも何かあるとデュエルするよな」

蓮「デュエリストだからな」

ユーゴ・ジャック「デュエル!!」

シンジ「デュエリストだもんなぁ…」

蓮「…」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 22:43:05.02 ID:iCrU5CsE0
ユーゴ「なら俺から行くぜ!SRバンブー・ホースを攻撃表示で召喚!そしてSRバンブー・ホースの召喚に成功した事で手札からレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SR赤目のダイスを攻撃表示で特殊召喚!レベル4のSRバンブー・ホースにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!」

ユーゴ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

ジャック「俺のターン!相手フィールドにモンスターが存在し自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からバイス・ドラゴンを特殊召喚!この効果で特殊召喚したバイス・ドラゴンの攻撃力と守備力は半分になる。そして幻影王ハイド・ライドを攻撃表示で召喚!」

ジャック「レベル5のバイス・ドラゴンにレベル3の幻影王ハイド・ライドをチューニング!漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!万物を睥睨しその猛威を振るえ!シンクロ召喚!琰魔竜レッド・デーモン!!」

ジャック「琰魔竜レッド・デーモンの効果を発動!このモンスター以外の全てのモンスターを破壊する!クリムゾン・ヘル・バーン!!」

ユーゴ「!」

ジャック「これでガラ空きだな!受けよユーゴ!!レッド・デーモンの攻撃!アブソリュート・ヘル・ジャッジ!!」

ユーゴ「罠発動!『ダイスロール・バトル』墓地のスピードロイドモンスターと手札のスピードロイドチューナーモンスターを除外し、その合計のレベルを持つシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!墓地のレベル5のHSRチャンバライダーに手札のレベル3のSR三つ目のダイスをチューニング!星海を切り裂く一筋の閃光よ!魂を震わし世界に轟け!シンクロ召喚!閃b竜スターダスト!!」

ユーゴ「スターダストの効果を発動!1ターンに1度自分フィールドのカード1枚を対象に発動!このターン戦闘または効果では破壊されねえ!そしてこの効果は相手ターンにも発動できる!ソニック・バリア!」

ジャック「だがダメージは受けてもらうぞ」

ユーゴ「うっ…」4000→3500

ジャック「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!SRバンブー・ホースの効果を発動!墓地のバンブー・ホースを除外しデッキから風属性モンスター1体を墓地へ送る!さらに魔法『ハイ・スピード・リレベル』を発動!墓地のスピードロイドモンスターを除外し自分フィールドのシンクロモンスターを対象に発動!このターンのエンドフェイズ時まで除外したスピードロイドモンスターのレベル×500ポイントアップ!除外したモンスターはSRビードロ・ドクロ!攻撃力3500アップ!」

ジャック「何だと!?」

ユーゴ「バトル!閃b竜スターダストで琰魔竜レッド・デーモンを攻撃!シューティング・ブラスト!!」

ジャック「くっ!」4000→1000

ユーゴ「ターンエンド!どうだジャック!」

ジャック「思い上がるな!まだ始まったばかりだ!」

ユーゴ「そりゃそうだ」

ジャック「俺のターン!」

蓮「ユーゴとジャック…これが若かった頃の姿か」

ユーゴ「さあ…どう来るよジャック」

ジャック「俺のデュエルは燃え上がる炎!風のように軽い貴様など焼き尽くしてくれる!」

蓮「…」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 22:51:05.38 ID:iCrU5CsE0
シンジ「あーあ…何か面白え事はねえもんかな」

「待って!」

シンジ「面白えこと発見!」

「え?」

シンジ「生きてりゃいい事ってあるのな。逆ナンってやつか」

「どういう意味?」

シンジ「まあ…ギリギリってところだよ。いいんじゃね?美人だしさ」

「あなたからは感じるわ。レッド・デーモンとスターダストの気配が」

シンジ「はあ?んだよ。ジャックもファンか?」

龍可「私の名前は龍可…信じられないかもしれないけど過去の世界から来た決闘巫女」

シンジ「意味不明だぜ」

龍可「でしょうね。過去の人だなんて」

シンジ「タイムスリップってやつか?」

龍可「ドラゴンの力で過去から現代へ」

シンジ「やっべえな…ちょっとズレた奴に出くわしちまったぞ」

龍可「この現代に…」

シンジ「しっかし美人だけど足りねえよな…貧しいっていうか」

龍可「聞いてる?」

シンジ「お?お、おう…ジャックだろ?ユーゴはねえもんな」

龍可「とりあえず案内して」

シンジ「ま、いいか…何か変な奴だし」

龍可「…」

シンジ「ついて来な」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/07(水) 23:03:22.49 ID:iCrU5CsE0
シンジ「終わったか?」

ジャック「何だその女は!?」

シンジ「デュエルシスターの原始人」

ジャック「…大丈夫かお前」

ユーゴ「おお…綺麗な姉ちゃんだ」

龍可「あなた達がスターダストとレッド・デーモンに選ばれたデュエリストなのね」

ユーゴ「やっべえな俺に気があるぞ」

蓮「いや…君は能天気だな」

シンジ「っつうか過去から現代だってよ。信じられるか蓮よ」

蓮「珍しいな私に話を振るとは」

シンジ「何となくさ」

蓮「未来からなら可能だろう。だが過去…先ず不可能だ」

ユーゴ「姉ちゃんは何で現代に来たんだ?俺は信じる系だから安心して話してくれよ!」

龍可「私達の時代に出現したモンスターが現代に渡り破壊しようとしている…この世界を」

シンジ「だとよ。早え話が人探しってわけだ」

蓮「簡単に言ってくれるな」

シンジ「やっぱ人探しって言えば…彼処だよな。ジャックのコネで頼むぜ」

ジャック「零児か?」

シンジ「彼処なら街の異変やら人探しやら簡単に済むだろ」

ジャック「…」

シンジ「お前ら赤馬の大将の親父が死ぬまで兄弟同然に育ったんだろ?だったらこの姉ちゃんだって帰らねえとダメっぽいし」

龍可「使命を終えるまでは」

ユーゴ「帰しちゃダメだっつうの!なあジャック!」

ジャック「何でも俺に聞くな!面倒な奴らだ」

シンジ「そうと決まればさっさと行こうぜ!」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 19:21:18.47 ID:defwACsL0
ユーリ「ここ…ですね」

素良「あーあ!こんなバカの下らない付き合いに付き合っちゃって僕って優しいよね」

デニス「どっちもどっちでしょ。性格悪いよ君って」

素良「…言ってくれるね」

ユーリ「ほら発見」

アキ「…」

デニス「えーっとね…彼女には」

ユーリ「こんにちは」

素良「逃げた方がいいよ!こいつ頭おかしいタイプだから!」

アキ「またナンパね。男ってどうしてこうも」

ユーリ「僕はタダの男じゃありません。フュージョンアカデミアの遊城ユーリです」

アキ「デュエリストならデュエルで語りなさい」

ユーリ「では語らせて懐きます」

ユーリ・アキ「デュエル!!」

デニス「始まっちゃったか」

素良「もう帰ってもいいよね?」

デニス「どっちでもいいんじゃない?」

亮「いいや見ておくべきだ」

素良「いつの間に!?」

亮「今日の調子はどっちだデニス」

デニス「闇…じゃない?」

ユーリ「では僕から行きましょう」

亮「どちらかと言えば光じゃないか」

デニス「ユーリと僕の付き合いの長さを舐めないでよね?間違いなく闇だ」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 20:58:51.27 ID:defwACsL0
ユーリ「シャドール・ハウンドを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『魂写しの同化』を発動!属性を一つ宣言して発動!このカードを装備したモンスターは宣言した属性に変化する。僕が宣言する属性は炎!燃え上がる炎さ」

デニス「ね?」

亮「…」

ユーリ「さらに第二の効果を発動!シャドール融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを手札・フィールドから墓地へ送り融合モンスターをエクストラデッキから融合召喚する!僕は自分フィールドのシャドール・ハウンドと手札のシャドール・リザードを融合!融合召喚!エルシャドール・エグリスタ!!」

ユーリ「カードを1枚伏せてターンエンド」

アキ「私のターン!ローンファイア・ブロッサムを攻撃表示で召喚!ローンファイア・ブロッサムの効果を発動!自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースしデッキから植物族モンスターを特殊召喚する!ローンファイア・ブロッサムをリリースしデッキから凛天使クイーン・オブ・ローズを特殊召喚!」

ユーリ「エルシャドール・エグリスタの効果を発動!1ターンに1度相手がモンスターを特殊召喚した際に発動!その発動を無効にし破壊する!」

アキ「…」

ユーリ「ふふふ…強いでしょ僕って、この効果の発動後手札からシャドールカードを1枚墓地へ送る」

アキ「さっきと態度が違うのね」

ユーリ「まあ気にしないでよ…素敵でしょ僕って」

アキ「…大した事はないわ。墓地の凛天使クイーン・オブ・ローズと手札の魔天使ローズ・ソーサラーを除外し手札から大凜魔天使ローザリアンを特殊召喚!」

ユーリ「へえ…」

アキ「さらに魔法『ワンダー・クローバー』を発動!自分フィールドのモンスター1体を対象に発動!手札のレベル4以下の植物族モンスターを墓地へ送り選択したモンスターは1度のバトルフェイズに2度の攻撃ができる!バトル!」

ユーリ「…エグリスタが破壊され墓地へ送られた事で墓地のシャドールと名のつく魔法または罠を1枚手札に加えるよ」4000→3550

アキ「2回目の攻撃!」

ユーリ「ああ…心地いいや」3550→650

アキ「カードを1枚伏せてターンエンド」

ユーリ「僕のターン!」

デニス「丁寧な感じが腹立つねっとりした光のユーリと気色悪さ全開のムカつくネチネチした闇のユーリ」

素良「カイザーはどっちがいい?」

亮「あれはあれで良い所があるだろ…それはデニスが1番理解しているだろ」

デニス「それはそうだけど何か腹立つでしょ」

亮「それは認めるが」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 21:37:57.01 ID:defwACsL0
ユーリ「永続罠『影依の原核』を発動!このカードは闇属性レベル9の効果モンスターとして特殊召喚する。そして魔法『超融合』を発動!手札を1枚墓地へ送り自分フィールドのモンスターと相手フィールドのモンスターを融合する!さあ一つになろうよアキさん!」

アキ「…不気味な子」

ユーリ「融合召喚!エルシャドール・シェキナーガ!!バトル!」

アキ「ッッ!」4000→1400

ユーリ「ターンエンド」

アキ「私のターン!」

ユーリ「…」

アキ「この子の中には二つの心がある…さっきまでの何か得体の知れない人格と今の自らの欲望を剥き出しにする人格…フェニキシアン・シードを攻撃表示で召喚!そしてフェニキシアン・シードをリリースし手札からフェニキシアン・クラスター・アマリリスを特殊召喚!」

デニス「攻撃表示?」

アキ「フェニキシアン・クラスター・アマリリスでエルシャドール・シェキナーガを攻撃!」

ユーリ「ふぅ…どういうつもりなのかな?」

アキ「くっ…」1400→1000

ユーリ「何とか言いなよ!」

アキ「フェニキシアン・クラスター・アマリリスが破壊され墓地へ送られた場合、相手に800のダメージを与える!」

ユーリ「…何だって」650→0

素良「やった!」

アキ「…」

ユーリ「待ちなよ。僕は狙った獲物は逃がさない主義だから」

デニス「もっと普通に頼めないの?あのですね。こいつは」

ユーリ「僕と寝ろ」

デニス「いい加減にしろ!」

アキ「変な子…」

亮「まったく大した男だ」

素良「何処が」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 21:51:12.14 ID:defwACsL0
ユーリ「やれやれ…フられましたね。けど諦めませんよ」

デニス「ここだけの話なんだけどさ彼女には想い人が居るんだって」

素良「やった!ざまあ見ろ」

デニス「けど海外に留学してるんだってさ、科学者の卵だとか」

素良「遠距離恋愛か…全力で阻止しないと!」

亮「君が他人の為とは珍しいな」

デニス「ユーリの悲しむ顔が見たいだけなんだよ」

亮「君ら3人と生活している響先生の心労が思い遣られるよ」

ユーリ「いいアイディアが浮かびました」

素良「さあ帰ろう」

デニス「何するの?」

ユーリ「何事も盛大なのが1番なのですよ…というわけで」

素良「嫌な予感が」

ユーリ「LDSを占拠しましょう…そうすれば大々的に」

素良「バカじゃないの!?」

亮「彼処とうちは友好関係にあるからな。それに零児とは個人的に交友関係がある」

デニス「ま、人生って1度しかないもんね」

素良「待ちなよ…本気で行くの!?」

デニス「本気なんだろ」

ユーリ「当然です」

亮「なら行くか」

素良「は、犯罪だよ」

亮「言って聞くタイプではないだろ」

素良「さ、最悪だ…」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 21:58:32.79 ID:defwACsL0
遊矢「無いか…」

沢渡「早くしろ!こんなのがバレたら俺のクビが」

遊矢「ふぅ…君の半身は何処にあるんだろうな」

沢渡「も、もういいだろ!?」

赤馬「いいやダメだ」

沢渡「あ、赤馬零児…さん」

遊矢「…」

赤馬「君が噂の榊遊矢」

遊矢「そういう君は赤馬零児」

赤馬「…」

遊矢「用事は済んだ。それじゃあ」

赤馬「簡単に帰られない」

遊矢「…」

赤馬「この街の主要デュエリストが動き出した」

遊矢「…」

赤馬「目的は私だろう」

遊矢「俺に何をしろって?」

赤馬「何もしなくてもいい。ただデュエルをしてくれれば」

遊矢「いいよ」

沢渡「いいのかよ!?」

遊矢「この街のデュエリストのデータを見させてもらったんだ。借りは返さないとな」

赤馬「フッ」

遊矢「そのデュエリスト達は強いの?」

赤馬「強い…だが私を攻略する方法は零だ」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 22:43:09.17 ID:defwACsL0
>>333
うん
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 23:21:26.04 ID:defwACsL0
黒咲「他愛もない」

アレン「さすがだぜ隼!」

サヤカ「警備員を殴り倒すなんて…」

瑠那「彼は凶暴なタイプなのね」

ユート「御覧の通りだ」

カイト「…」

黒咲「出て来い!」

瑠那「隠密性も無しね…」

ユート「やけに静かだ」

カイト「ああ」

赤馬「君達が来る事はわかっていた」

カイト「零児」

赤馬「そして君が今でも私の父に恨みを持つ事を」

カイト「当たり前だ…そして貴様の父親は生きている可能性がある」

赤馬「…」

アレン「何でわかったの?」

赤馬「この街に生きるデュエリストは私の監視下にある」

アレン「さすが大企業の社長だぜ!」

黒咲「それがどうした?権力が無ければ貴様はタダの坊ちゃんに過ぎん!」

ユート「やめろ隼」

カイト「こいつはホログラフィーだ」

赤馬「ついて来てくれ」

ユート「罠かもしれんぞ」

黒咲「罠なら粉砕するだけだ」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/08(木) 23:37:56.91 ID:defwACsL0
ユート「…」

ユーゴ「あれ?」

ユーリ「どうも」

ユート「…揃いも揃ってってわけか」

赤馬「ようこそ我が社のデュエル場へ」

アレン「お前が呼び寄せたんじゃねえか!」

赤馬「殴り込みをかけたのは君達だろう」

アレン「あ、そうだった」

ユート「仕事が早いんだな。警備員以外消えている」

赤馬「若輩者だが経営者だからな私も」

黒咲「どいつもこいつも見知った顔ばかりだ」

赤馬「では君達の目的を教えてくれ」

黒咲「貴様の親父の所在」

蓮「人探し…みたいなものか」

素良「バカの犯罪行為の片棒」

赤馬「父は…奴は死んでいる」

瑠那「あの手口は赤馬零王のものだわ」

赤馬「人探しなら警察が1番だと思うが」

龍可「人って言うかモンスターって言うか…」

赤馬「そして君達はアウトだ」

黒咲「御託はいい。どうせデュエリストが揃ってるんだ…デュエルでケリをつける!そして勝った者の頼みを聞け!」

ユート「隼!」

赤馬「いいだろう。ならば勝った所属塾の者の願いを叶えよう」

蓮「相変わらずエクシーズの彼は凶暴だな」

素良「苦手なタイプなんだよね」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 00:09:04.06 ID:l4BEqhxr0
沢渡VSユート

素良VSユーゴ

蓮VSユーリ

黒咲VS遊矢

ユート「沢渡が相手か」

カイト「願い…親父に似て創造主気取りか」

赤馬「そういえば君とは1度も決着が付かなかったな」

カイト「ああ」

赤馬「だが私と君がデュエルを行えば決着はつかないだろう」

カイト「何だったらお互いの命でも賭けるか」

赤馬「…」

ユート・沢渡「デュエル!!」

ユート「俺からだ!カードを3枚伏せてターンエンド!」

沢渡「俺のターン!相手の魔法・罠ゾーンにカードが2枚以上存在する時、手札から氷帝家臣エッシャーを特殊召喚!そして氷帝家臣エッシャーをリリースし氷帝メビウスをアドバンス召喚!氷帝メビウスの効果を発動!アドバンス召喚に成功した時、フィールドの魔法または罠を2枚まで対象に破壊する!」

ユート「…」

沢渡「さらに魔法『帝王の凍気』を発動!自分フィールドに攻撃力2400以上で守備力1000のモンスターが存在する時、フィールドにセットされたカード1枚を対象にそのカードを破壊する!バトルだ!氷帝メビウスで攻撃!」

ユート「相手の直接攻撃宣言時、墓地の幻影騎士団シャドーベイルを守備表示で特殊召喚!」

沢渡「3体か…カードを2枚伏せてターンエンド」

ユート「俺のターン!2体の幻影騎士団シャドーベイルでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!希望皇ホープ!!」

ユート「希望皇ホープで氷帝メビウスを攻撃!ホープ剣・スラッシュ!!」

沢渡「永続罠『連撃の帝王』を発動!氷帝メビウスをリリースし凍氷帝メビウスをアドバンス召喚!」

ユート「この前の榊遊矢戦で出した永続罠か」

沢渡「返り討ちだぜ!」

ユート「…」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 00:39:33.89 ID:l4BEqhxr0
沢渡「破壊されてねえだと…」

ユート「攻撃宣言時、ホープのオーバーレイ・ユニットを一つ使う事で攻撃を無効にする!」

沢渡「厄介な効果だぜ」

ユート「カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「俺のターン!厄介な効果だが…残りは一つだ!凍氷帝メビウスでホープに攻撃だ!」

ユート「くっ…」4000→3700

沢渡「効果を使わねえのか」

ユート「何をするにも意味はある」

沢渡「…ターンエンド!」

ユート「俺のターン!罠発動!『エクシーズ・リボーン』墓地のエクシーズモンスターを特殊召喚し、このカードを重ねてオーバーレイ・ユニットとする!バトルだ!」

沢渡「今度は自滅する気か?」

ユート「ホープのオーバーレイ・ユニットを一つ使い攻撃を無効にする!」

沢渡「無効!?」

ユート「そして速攻魔法『ムーンバリア』を発動!モンスターの攻撃が無効になった時、自分フィールドの希望皇ホープを対象に発動!このターンのエンドフェイズ時まで元々の攻撃力が倍になる!さらに速攻魔法『ダブル・アップ・チャンス』を発動!モンスターの攻撃が無効になった時に発動!そのモンスターの攻撃は倍になり、このバトルフェイズ中もう1度攻撃ができる!」

沢渡「って事は…」

ユート「攻撃力10000だ」

沢渡「な、何だって!?」

ユート「ホープ剣・スラッシュ!!!」

沢渡「うわああああああああああああ」4000→0

ユート「先ずは俺の勝ちだ」

黒咲「ふん」

ユート「このデュエルに意味はあるのか」

アレン「デュエルはデュエルだぜ」

ユート「それはそうだが」
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 14:42:32.25 ID:l4BEqhxr0
ユーゴ・素良「デュエル!!」

素良「僕ら行く!永続魔法『トイポット』を発動!1ターンに1度、手札を墓地へ捨て発動できる。デッキから1枚ドローし、お互いが確認する。そのカードがファーニマルモンスターだった場合、手札からファーニマルモンスターを特殊召喚できる!」

ユーゴ「ファーニマル・ベア!」

素良「僕はファーニマル・ベアを特殊召喚!そして手札のエッジインプ・シザーとフィールドのファーニマル・ベアを融合!融合召喚!デストーイ・シザー・ベアー!!」

素良「カードを1枚伏せてターンエンド」

ユーゴ「俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!SR赤目のダイスが召喚に成功した事で自分フィールドのスピードロイドモンスターのレベルを1から6に変更!ベイゴマックスのレベルは5!レベル5のSRベイゴマックスにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「魔法『ヒドゥン・ショット』を発動!墓地のスピードロイドモンスターを2体まで除外し除外した数だけ相手フィールドのカードを破壊する!手始めにSRベイゴマックスを除外しデストーイ・シザー・ベアーを破壊だ!」

素良「罠発動!『デストーイ・マーチ』自分フィールドのデストーイモンスターを対象にするモンスター効果・魔法・罠が発動した時に発動!そのカードを無効にし破壊する!」

素良「その後、対象となったデストーイモンスターを墓地へ送りレベル8以上の闇属性モンスターを融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚!僕はエクストラデッキからデストーイ・デアデビルを特殊召喚!」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

素良「僕のターン!バトル!デストーイ・デアデビルでHSR魔剣ダーマを攻撃!」

ユーゴ「罠発動!『シンクロ・バリアー』自分フィールドのシンクロモンスターをリリースし次の自分ターンのエンドフェイズ時まで自分が受けるダメージを0にする!」

素良「カードを1枚伏せてターンエンド…そしてデストーイ・マーチの効果でデストーイ・デアデビルは除外される」

ユーゴ「俺のターン!魔剣ダーマの効果を発動!自分フィールドにカードが存在しない場合、墓地の魔剣ダーマを特殊召喚する!俺は魔剣ダーマを守備表示で特殊召喚!ターンエンド!」

素良「僕のターン!永続罠『闇次元の解放』を発動!除外されてるデストーイ・デアデビルを特殊召喚!さあバトルだ!」

ユーゴ「俺は簡単には倒せねえぞ!」

素良「いいや倒せるよ!デストーイ・デアデビルが相手モンスターを破壊した場合、相手に1000ポイントのダメージを与える!」

ユーゴ「くっ…」4000→3000

素良「ターンエンド!」

ユーゴ「再び魔剣ダーマを守備表示で特殊召喚!そして自分フィールドにモンスターの特殊召喚が成功した事で手札から手札からSR56プレーンを特殊召喚!SR56プレーンの効果を発動!召喚・特殊召喚に成功した時、相手モンスター1体を対象に発動!そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで600ポイント下げる」

素良「そんな事をやっても無意味だ!わざわざ攻撃表示で召喚するなんて僕を舐めすぎだよ!」

ユーゴ「ッッ!」3000→2400

素良「さらに1000のダメージだ!」

ユーゴ「まだだ…まだやれるぞ…!」2400→1400
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 15:41:16.46 ID:l4BEqhxr0
素良「ターンエンド」

ユーゴ「俺のターン!カードを2枚伏せてターンエンド!」

素良「僕のターン!これで終わりにしてやる!魔法『デストーイ・リニッチ』を発動!墓地のデストーイ・シザー・ベアーを特殊召喚!デストーイ・デアデビルでHSR魔剣ダーマを攻撃だ!!」

ユーゴ「罠発動!『ダイスロール・バトル』墓地のスピードロイドモンスターと手札のスピードロイドチューナーモンスターを除外し除外したモンスターの合計のレベルを持つシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!墓地のレベル5のSR56プレーンに手札のレベル3の三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!閃b竜スターダスト!!」

素良「そんな事をしたって無駄だ!」

ユーゴ「速攻魔法『リミッター解除』を発動!魔剣ダーマの攻撃は倍になる!」

素良「けどデストーイ・デアデビルが破壊された事で墓地のデストーイモンスターの数×500のダメージを与える!」4000→2600

ユーゴ「…」1400→900

素良「それにリミッター解除の効果でこのターンのエンドフェイズに破壊される!」

ユーゴ「スターダストの効果を発動!自分フィールドのカードを1枚対象に発動する。このターン1度だけ戦闘及び効果では破壊されねえ!」

素良「くっ…ターンエンド」

ユーゴ「俺のターン!魔剣ダーマの効果を発動!墓地のスピードロイドモンスターを除外し相手に500のダメージを与える!俺は赤目のダイスを除外!」

素良「こ、このパターンは」2600→2100

ユーゴ「そして魔剣ダーマでデストーイ・シザー・ベアーを攻撃!これでフィールドはガラ空きだ!行け!スターダスト!!」

素良「うわああああああ」2100→0

ユーゴ「よっしゃあ!」

蓮「…」

ユーゴ「じゃあ後は頼むぜ」

素良「やっちゃってよユーリ!あのシンクロ軍団をコテンパンにしちゃえ!」

ユーリ「はいはい」

蓮「…」

ユーリ「一筋縄では行かないタイプですね」

蓮「それは君もだろ」

ユーリ・蓮「デュエル!!」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 17:07:48.45 ID:l4BEqhxr0
ユーリ「じゃあ僕から行くよ。シャドール・ドラゴンを攻撃表示で召喚!カードを2枚枚伏せてターンエンド」

蓮「私のターン!魔法『チューナーズ・ハイ』を発動!手札からモンスターを墓地へ捨て発動!そのモンスターと同じ種族・属性でレベルの一つ高いチューナーモンスターをデッキから特殊召喚する!私は水晶機巧-シトリィを特殊召喚!そして水晶機巧-ローズニクスを攻撃表示で召喚!レベル4の水晶機巧-ローズニクスにレベル2の水晶機巧-シトリィをチューニング!シンクロ召喚!白闘気海豚!!」

ユーリ「速攻魔法『超融合』を発動!手札を1枚墓地へ送り自分フィールドのモンスターと相手フィールドのモンスターで融合を行う!融合召喚!エルシャドール・アノマリリス!!」

蓮「…カードを1枚伏せてターンエンド」

ユーリ「僕のターン!」

蓮「罠発動!」

ユーリ「エルシャドール・アノマリリスがモンスターゾーンに存在する限りお互いに魔法・罠の効果で墓地からモンスターを特殊召喚する事はできない」

蓮「…まさか」

ユーリ「それが狙いだったんだろ?残念だったね」

蓮「さすがは伝説のデュエリストの1人…か」

ユーリ「さらに永続罠『影依の原核』を発動!さらに魔法『融合』を発動!フィールドの罠モンスターと手札のシャドール・ヘッジホッグで融合!融合召喚!エルシャドール・ミドラーシュ!!さあバトル!」

ジャック「これが通れば蓮の負けだ」

ユーゴ「なーに蓮なら何か方法あるぜ!なあ!」

シンジ「いいや…あれはねえな」

蓮「…」4000→0

ユーゴ「おい!」

蓮「すまない」

龍可「…あなた」

蓮「ん?」

龍可「ううん…他の3人とは違う感じがするわ」

ジャック「お前が負けるとは珍しいな」

蓮「そうでもないさ」

龍可「…」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 18:30:11.20 ID:l4BEqhxr0
遊矢・黒咲「デュエル!!」

瑠那「あの子…」

ユート「どうした?」

瑠那「私が渡したカードを」

ユート「ああ」

アレン「私が渡した…だってよ」

サヤカ「はあ…」

アレン「な、何だよ!?」

黒咲「RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!」

カッ

ユート「これは…」

瑠那「どうやら彼の半身はあの子が所持しているようね」

ユート「隼!」

黒咲「何だ!」

ユート「俺と交代してくれ」

黒咲「何!?貴様ァ…!」

ユート「頼む」

黒咲「後にしろ!そして俺は2バニシング・レイニアスの効果で2体目のRR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で特殊召喚!レベル4のRR-バニシング・レイニアス2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-ブレード・バーナー・ファルコン!!」

瑠那「後にしましょう」

黒咲「ここからが俺が掴んだ力だ…赤馬零児!そして貴様らに見せてやろう…エクシーズを超えたエクシーズを!RUM-レイド・フォースを発動!」

赤馬「RUM?」

素良「な、何のそれ!?」

蓮「…」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 19:08:08.08 ID:l4BEqhxr0
黒咲「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」

赤馬「始めて見るな」

瑠那「RUM…エクシーズモンスターの原始の記憶を呼び起こす魔法カード」

龍可「私も知ってる。私の生きる時代のエクシーズモンスターはかなり凶暴なモンスターだったもの」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!まるで炎属性だな。闇なのに」

黒咲「…」

遊矢「ここに居るメンバーの中で最も激情型ってやつなんだな君は」

黒咲「で?」

遊矢「だから冷やす!スケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ドラゴン!同じくレベル7!竜穴の魔術師!そしてレベル7のオッドアイズ・ドラゴンとレベル7の竜穴の魔術師でオーバーレイ!エクシーズ召喚!オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン!!」

遊矢「バトル!オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンでRR-ブレイズ・ファルコンを攻撃!」

黒咲「罠発動!『RR-レディネス』このターンRRモンスターは戦闘では破壊されない」

遊矢「ターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-ブレイズ・ファルコンの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを持つこのモンスターは相手への直接攻撃が可能!」

遊矢「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い攻撃を無効にする!そして、その後手札または墓地のオッドアイズモンスターを1体選んで特殊召喚する!俺は墓地へ送られたオッドアイズ・ドラゴンを特殊召喚!」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン…来た!ユートだったね」

ユート「ああ」

遊矢「今日はいい日だ…俺が探していた者が見つかった。このカードをドローした時に相手に見せ発動!このカードは特殊召喚する事ができる」

瑠那「あ、あれは!?」

ユート「まさか…あいつが半身を」

遊矢「降臨せよ!守護神官マハード!!」

カイト「…」

赤馬「知っている。あの教材に載っているモンスターそっくりだ」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 20:00:14.44 ID:l4BEqhxr0
赤馬「引き分けか…これでは」

ユート「…」

赤馬「だが私が掴んだ情報が確かなら…カイト」

カイト「何だ」

赤馬「Dr.フェイカーは素晴らしい科学者だった。私の父とは違う」

カイト「それが何だ。人間とゲスを比べても無意味だろ」

赤馬「Dr.フェイカーは宇宙を研究していた」

カイト「宇宙だと?」

アレン「まさか宇宙人だとか言うんじゃねえだろうな」

赤馬「ああ」

アレン「宇宙人!?本気で言ってるのかよ!」

赤馬「厳密に言えば地球外知的生命体…Dr.フェイカーはワームと名付けた。連中は長い間地球に潜伏しているそうだ」

瑠那「目的は」

赤馬「ワームはモンスターを食う性質を持つとされている」

カイト「…」

ユート「それが蠢いているというわけか」

赤馬「その可能性がある」

遊矢「はい」

瑠那「…」

遊矢「ここ最近探してたんだ。彼の半身をさ」

瑠那「…ありがとう」

黒咲「用事は済んだな」

赤馬「これは私が個人的に調べたワームの資料だ。受け取ってくれ」

カイト「…」
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 20:20:24.03 ID:l4BEqhxr0
シンジ「じゃあ帰るか」

ジャック「おい」

シンジ「冗談だよ冗談…社長に質問」

赤馬「私に?」

シンジ「人間が自力で時間移動とかできるのか?」

赤馬「不可能だろう。そういう術式があったとしても人間の肉体には限界がある…魂とは違うのだ」

シンジ「ふーん…」

龍可「あ、私は」

シンジ「やっぱ人間じゃねえってわけか」

龍可「この姿は私のマスターの姿を借りて…申し訳ありません」

シンジ「いいんじゃね?ここにはノッポも居るし変な仮面野郎も居るんだしよ」

ジャック「何だと」

蓮「…」

ユーゴ「んだよ!じゃあモンスターってか?嘘だろ!?どんなんだよ!」

ボンッ

ユーゴ「きっと獣戦士族だぜ?わざわざ他人の姿を借りるなん…」

赤馬「君達は」

ユーリ「はい?」

赤馬「あまり責任感はないようだな。だが一つ言える事がある」

ユーリ「はい」

赤馬「再び我々が集結し共に戦う事を」

ユーリ「頭に叩き込んでおきますよ赤馬社長」

素良「もう帰ろうよ!」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 21:13:18.61 ID:l4BEqhxr0
遊矢「じゃあ俺も」

赤馬「…榊遊矢」

遊矢「ん?」

赤馬「君もモンスターの声が聞こえるんだな」

遊矢「そうなんだよな。俺も驚きでさ」

赤馬「…それは約1ヶ月前から」

遊矢「ああ…何で」

赤馬「おかしな夢を見た。誰かが囁く夢を」

遊矢「俺も同じさ」

赤馬「…」

遊矢「…」

赤馬「…何れまた」

遊矢「何れな」

沢渡「…何だこれ」

赤馬「君にも期待しているぞ沢渡シンゴ」

遊矢「また遊びに来いよな沢渡」

沢渡「お、おう!」

赤馬「地球外知的生命体ワーム…奴らは人に寄生しモンスターを喰らう」

遊矢「何かが蠢いてるぞ…この街で」

沢渡「っつうか負けてるじゃねえか!何だこれは!?」

遊矢「もし戦うっていうならエクシーズの人達かな?何か曲者っぽい感じだけど…まあ仲良くできるだろ」

ユート「…」

遊矢「それに彼とは同じ波長を感じる」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 22:06:23.21 ID:l4BEqhxr0
数日後

アレン「おお!」

遊矢「やあ」

柚子「こんにちは」

アレン「坂田遊矢」

サヤカ「榊よ」

遊矢「ユート達は?」

アレン「迎えに行ってるんだ。ほらこの前の姉ちゃん居たろ?」

遊矢「ああ…あの人」

アレン「回収した2枚のカードを故郷に戻しに行っててさ!そんで帰って来るんだ」

遊矢「わざわざ?」

アレン「相手はワームとかいう得体の知れねえ奴だろ?自分も手を貸すってよ」

遊矢「じゃあ俺も仲間に加えてもらってもいいかな?」

柚子「遊矢のレンタル料は1時間500円ね」

遊矢「安ッ!?」

柚子「こんなゴタゴタに巻き込まれたけど目先の事が1番大事よ!エイリアン退治よりも…私たち一家の生活が!」

遊矢「わかったわかった」

アレン「当たり前じゃねえか!だってよ隼とやり合って勝っただろ?凄えよ!それに良い奴だしさ」

遊矢「ありがとう」

サヤカ「ただ他の3人がね」

アレン「あいつら揃いも揃って無愛想だろ?」

サヤカ「そうなのよね…」

アレン「けど俺が説得してやるよ!なあ遊矢!」

遊矢「ああ!」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 22:30:18.54 ID:l4BEqhxr0
黒咲「…」

蓮「…」

素良「うわっ!?」

黒咲「面倒な奴に会ったな」

蓮「それは私のセリフだ」

素良「マズいぞ…ユーリもデニスも居ない!」

黒咲「その仮面を外してやろうか」

蓮「君はこの平和な世界に相応しくないタイプの人間だ」

黒咲「ほぉ…ここでやるか?貴様が望むなら!」

蓮「いいだろう」

素良「やい!僕に手を出したら先生に言いつけるからな!聞いてるのか!?」

「見つけた!俺達の侵略計画を邪魔する連中だな!?」

黒咲「失せろ」

蓮「侵略?そうか…お前がワーム」

素良「人間に見えるけど」

蓮「身体を乗っ取って居るのだろう」

「俺の名はワーム・ヴィクトリー!貴様達を食らいつくしてやるわ!」

黒咲「何だそのポーズは」

「血殺のVサイン!俺の母星ではヴィクトリーは勝利を意味している」

黒咲「ならば害虫駆除と行くか」

蓮「あくまで敵はワームだ。無関係な彼の身体を傷つけるな」

黒咲「関係無い」

蓮「狂犬め」

黒咲・ヴィクトリー「デュエル!!」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/09(金) 22:31:27.04 ID:l4BEqhxr0
次は再来週
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 15:17:17.01 ID:v9sSNuspO
デュエルターミナルかー
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/19(月) 19:14:42.79 ID:k6jXUrz00
ヴィクトリー「俺からだ!魔法『スネーク・レイン』を発動!手札を1枚捨てデッキから爬虫類族モンスター4体を墓地へ送る!カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果を発動!手札からレベル4以下のRRモンスターを特殊召喚する。RR-ミミクリー・レイニアスを攻撃表示で召喚!ミミクリー・レイニアスの効果で自分フィールドのRRモンスターのレベルを全て一つ上げる!レベル5のRR-バニシング・レイニアスとRR-ミミクリー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!RR-エトランゼ・ファルコン!!」

黒咲「身の程知らずの怪物め…バトル!」

ヴィクトリー「ううっ!この瞬間、罠発動!『ダメージ・コンデンサー』自分が戦闘ダメージを受けた時の発動!手札を1枚捨て、そのダメージの数値以下の攻撃力のモンスター1体をデッキから特殊召喚する。俺はワーム・ヴィクトリーを特殊召喚!」4000→2000

黒咲「カードを3枚伏せてターンエンド」

ヴィクトリー「俺のターン!貴様のような愚か者を俺は何人も見た。俺は有象無象のワームとは違う…何はワームを支配し俺が大宇宙の覇者となる!」

黒咲「貴様はこの場で終わりだ」

ヴィクトリー「笑止!俺は墓地に存在するワームモンスターの数×500ポイント攻撃力をアップする!さらに魔法『月の書』を発動!フィールドの表側表示モンスター1体を裏側守備表示へ変更!さらに魔法『太陽の書』を発動!」

黒咲「…」

ヴィクトリー「そして俺のリバース効果を発動!ワームと名のついたフィールドの表側表示モンスターを全て破壊する!これで貴様のフィールドはガラ空きだな!」

黒咲「RUM-ラプターズ・フォースを発動!このターン破壊されたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのランクより一つ高いRRエクシーズモンスターを重ねて特殊召喚する!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」

ヴィクトリー「だが俺の攻撃力の方が優っている!」

黒咲「…」4000→3500

ヴィクトリー「これが俺!俺こそが…」

ドドドドドドドドドド

黒咲「俺こそが…何だ?」

ヴィクトリー「なっ…何なんだ!?」

黒咲「大宇宙?俺が舞い上がる限り大宇宙だろうが何だろうが俺の物だ。俺はRUM-デス・ダブル・フォースを発動していた。戦闘によって破壊されたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのランクの倍のRRエクシーズモンスターを重ねて特殊召喚する」

蓮「ランク12…ファイナル・フォートレス・ファルコン」

素良「だから嫌いなんだよね僕」

黒咲「貴様らが制圧した星々に俺が居なかったのは幸運だったな。だが…この惑星には俺が存在する!」

ヴィクトリー「思い上がるなよ…ターンエンド!」

黒咲「俺のターン!」
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/19(月) 20:42:53.57 ID:k6jXUrz00
黒咲「さあ…潔く散れ!」

ヴィクトリー「バカな…俺が!」

黒咲「バトル!!!」

ヴィクトリー「おおおおおおおおおおおおお!!!」

素良「やった!」

蓮「…」

ヴィクトリー「勝ったと思うなよ…この星は時期に俺達の物となる…その暁には貴様を…」

シュゥゥゥ…

蓮「不気味な生命体だ」

黒咲「1匹残らず駆逐してやればいい」

素良「カッコつけるな!」

蓮「どうやら手を組む必要がある」

素良「本気で言ってるの!?」

蓮「本気で言っている…耳をすませ」

素良「え!?」

蓮「ボヤボヤしている間にワームの侵攻が始まっている」

素良「みんな人間だよね?」

ゾロゾロ…

ゾロゾロ…

蓮「…」

素良「目的は地球人類の抹殺?」

蓮「俺達の物になるか…」

素良「ねえってば!」

蓮「…」
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/19(月) 21:22:28.96 ID:k6jXUrz00
蓮「私の時代で伝えられている言い伝えがある」

素良「何言ってるの」

蓮「この世界の裏側には魔轟神と呼ばれる邪悪な一族が住んでいると」

素良「こいつって黒咲並に変なんだよね…」

蓮「御世辞にもヴィクトリーは強者とは思えない。そして黒咲にも何かを伝えようとしていた」

素良「やだやだ…変人ばっかでさ」

蓮「人間に取り憑く必要性は人間社会への潜伏だけではないかもしれない」

素良「じゃあ何だよ!勿体ぶらずに言ってよ!」

蓮「ワームの生態を調べているカイトと赤馬零児に伝えてくれ…奴らは星を乗っ取りそこに生存する生命体の身体を得て自らの姿に変化させると」

素良「そんな事は言い切れるの!?」

蓮「言い切れない。だが可能性はある」

素良「…」

蓮「黒咲」

黒咲「フン」

蓮「シンジか?行動開始だ」

黒咲「奴らが動くのか」

蓮「我々は大義名分で動かない。祭りが好きなんだ」

黒咲「貴様らシンクロ使いはガサツな連中ばかりだ」

蓮「しかし幸運なのは共通の敵が出現し我々が手を組む事だな」

黒咲「ワームの件だけだ」

ドォォォォォォォォォォォォ

素良「何処かで誰かが派手やってるよ!」

黒咲「さっさとケリをつけ…蓮!」

蓮「今度は私が敵の大将格の首を討ち取る」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/22(木) 19:27:39.77 ID:I8k8pyRy0
黒咲「得体の知れぬ奴だ…何を考えて居るのかサッパリだ」

蓮「随分と活発なんだな。君たち宇宙生命体は」

ホープ「俺はワーム・ホープ…」

黒咲「堂々と醜い姿を曝け出して見ろ。大方そこに転がっている奴と同じ系統だろう」

ホープ「そんなのはお前に関係無い」

ゾロゾロ…

ゾロゾロ…

ゾロゾロ…

黒咲「まあ…デュエルをすれば憑依されている人間は解放され…貴様ら醜い化け物は死ぬだけか」

ホープ「デュエルだ」

蓮・ホープ「デュエル!!」

蓮「私からだ!私は水晶機巧-シストバーンを攻撃表示で召喚!水晶機巧-シストバーンの効果を発動!1ターンに1度自分フィールドの表側表示カード1枚を破壊しデッキから水晶機巧チューナーモンスターを特殊召喚!私は水晶機巧-シストバーンを破壊しデッキから水晶機巧-シトリィを特殊召喚!カードを1枚伏せてターンエンド」

ホープ「俺のターン!永続魔法『ワーム・コール』を発動!相手フィールドにモンスターが存在し自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からワームと名のつく爬虫類族モンスターを手札から裏側守備表示で特殊召喚できる。そして特殊召喚したワームモンスターをリリースしワーム・イリダンをアドバンス召喚!」

ホープ「バトル!」

蓮「水晶機巧-シトリィの効果を発動!相手のメインフェイズまたはバトルフェイズに発動可能!墓地からチューナー以外の水晶機巧モンスターを特殊召喚し、その2体でシンクロ召喚を行う!水晶機巧-シストバーンを特殊召喚!レベル3の水晶機巧-シストバーンにレベル2の水晶機巧-シトリィをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!水晶機巧-アメトリクス!!」

蓮「アメトリクスの効果を発動!シンクロ召喚に成功した時、相手フィールドに特殊召喚されたモンスターを全て守備表示にする…が無意味のようだ」

ホープ「くっ…まさか!」4000→3500

蓮「お前達は兵隊とは違い上級モンスターのようだ…本丸は何処だ」

ホープ「誰が言うか!カードを1枚伏せてターンエンド!」

蓮「なら聞き出すまでだ。お前達の存在は予想外だったが…私のターン!罠発動!『クリストロン・エントリー』自分の手札・墓地から水晶機巧チューナーモンスターをそれぞれ1体ずつ特殊召喚する!私は墓地の水晶機巧-シトリィと手札の2体目の水晶機巧-シトリィを特殊召喚する!」

黒咲「…」

蓮「ここからは未知の境地!シンクロが司るのは燃え盛る炎の如く荒々しき魂と吹き抜ける風の如く静寂なる魂!魂よ荒ぶれ!私はレベル5の水晶機巧-アメトリクスにレベル2の水晶機巧-シトリィをダブルチューニング!!」

ホープ「ダブルチューニングだと!?」

蓮「シンクロ召喚!!レベル9!!水晶機巧-グリオンガンド!!!!」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/22(木) 19:54:28.03 ID:I8k8pyRy0
ホープ「なっ…」

蓮「自らを神と気取る悪しき男…こいつを知っているか」

ホープ「な、何だそいつは」

蓮「名はタキ・ホワイト…ヴァイロン・アルファと共に時間を超え過去の世界へと降り立った」

ホープ「知るか!人間など…俺はワームだぞ」

蓮「…」

ホープ「それが何だと言うんだ!」

蓮「我が祖父…そして大罪人」

ホープ「はあ?」

蓮「あの男は自らの片割れを探すと言い…そして消えた。私の家族を殺し私の顔に焼き払いな」

黒咲「!」

蓮「何故ここの時代に来たかは知らん…この世界に奴のいう片割れが存在するのか…それとも」

ザッ

ホープ「ハッ!」

プリンス「…」

ホープ「プ、プリンス…どうして」

プリンス「かつて制圧した星々の中でも厄介な種族が多いようだね…まさかヴィクトリーが敗れ多くの兵隊が薙ぎ倒されるとは」

ホープ「お待ちください!これからは…これから俺達が」

プリンス「もういいよ。君の代わりは幾らでも居るから」

ズバッッ

ホープ「ギャッ!」

黒咲「貴様は他のと違うようだな」

プリンス「王子だからね」

黒咲「お前のような薄気味悪い王子が居てたまるか」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/22(木) 20:15:09.19 ID:I8k8pyRy0
黒咲「で?今ここでケリをつけるか」

プリンス「君達に敬意を表して戦おうじゃないか…宇宙最強生物のワームと君達デュエリストとやらでね」

スッ

プリンス「復活せよ…ヴィクトリー!そして新たな力を宿し蘇れイリダン!」

ググッ…

ヴィクトリー「オオオオオオオオオオ!!!」

黒咲「…」

ヴィクトリー「貴様!2度目はないぞ!!」

イリダン「シュルルル…」

蓮「…」

黒咲「敬意を評するだと?貴様は俺を舐めているのか」

プリンス「彼らを含む6人の上級ワームと君達の代表者を決めてのデュエル…どうかな?小賢しい事は無いだろう」

蓮「…いいだろう」

黒咲「貴様は引っ込んでいろ。こいつは俺の街を襲撃した…ならば俺達がケリをつける」

蓮「仕方が無い」

黒咲「そういう事だ」

プリンス「エレガントに堂々と決めようじゃないか」

黒咲「その見た目の何処にエレガントな部分があるんだ。失せろ」

ヴィクトリー「貴様を殺してやる」

黒咲「貴様では俺を倒すのは不可能だ」

プリンス「ククク…では日時は」

黒咲「デュエル庵に来い。神月という表札が目印だ」

プリンス「さあ行きましょう」

ヴィクトリー「黒咲隼!」

黒咲「フン」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/22(木) 20:25:12.03 ID:I8k8pyRy0
翌日

素良「ってわけで大変だったんだよね」

デニス「あんなのに関わるからでしょ」

素良「どうして?」

デニス「君って緊迫感とか無いタイプだよね」

素良「そんな事無いよ!あいつらが巻き込んだんだ」

ユーリ「…」

素良「ユーリ!?」

ユーリ「ワーム退治を僕も参加しましょうかね」

素良「やめた方がいいって!だってさ」

ユーリ「は?」

素良「…」

デニス「まあまあ…そういえば探されてたよ」

ユーリ「はい?」

デニス「先生だけど」

ユーリ「またですか?何で僕ばかり目の敵にされるのでしょうね」

デニス「悪ガキだからでしょ」

ユーリ「じゃあワームを倒して評価を上げましょうか」

デニス「嫌な予感がするんだけど」

ポンッ

デニス「!」

みどり「見つけたわよユーリくん」

ユーリ「ははは…おはようございます先生」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/22(木) 20:38:44.67 ID:I8k8pyRy0
みどり「このガラスを割ったのは」

ユーリ「素良くんです」

素良「違う違う!」

みどり「…」

ユーリ「申し訳ありません先生」

デニス「これはこれで反省してるし…許してほしいなって」

ユーリ「では僕達は」

みどり「待ちなさい」

ユーリ「…」

みどり「昨日の騒ぎは聞いてるわね」

ユーリ「まあ」

みどり「揉め事に首を突っ込むのが好きな3人組なんだから無茶は」

ユーリ「デニス!何てことを言うんですか」

デニス「へ?」

ユーリ「説教なら家でしてくれとか早く結婚しろ年増だとか…酷いなぁ」

デニス「こいつ殴ってください」

みどり「はあ…どうして見え見えの嘘ばかり付くのかしらね」

素良「人して終わってるからね。この微妙な二重人格者は」

ユーリ「では提案しに行きますか」

デニス「本気!?」

ユーリ「かなり本気」

デニス「はあ…自分勝手だな」

ユーリ「それが遊城ユーリでしょ?」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/22(木) 20:50:47.18 ID:I8k8pyRy0
赤馬「…」

ユート「俺とデュエル?どうして」

遊矢「何となくかな」

ユート「悪いが拒否する」

遊矢「どうして?」

柚子「あ、嫌いなんでしょ!」

ユート「ああ」

柚子「えぇ…当たっちゃった」

遊矢「ま、嫌われる要素あるもんな俺」

ユート「…」

遊矢「けど君とデュエルしたい」

ユート「ここから忙しくなるんだ」

遊矢「そこに俺も参加するって言ったら」

ユート「…」

遊矢「ワームは共通の敵…違うかい?」

ユート「…」

遊矢「何ていうか似てるだろ?俺と君って」

ユート「そんな事は無い」

遊矢「…そっか」

ユート「だがデュエルをしよう」

遊矢「よし!」

ユート「…」

遊矢・ユート「デュエル!!」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/23(金) 19:10:09.44 ID:rC/UUR9Q0
遊矢「俺は魔法『ペンデュラム・コール』を発動!手札を1枚捨てデッキからカード名の異なる魔術師ペンデュラムモンスターを2枚手札に加える!俺はスケール1の竜脈の魔術師とスケール8の黒牙の魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ドラゴン!同じくレベル7!竜穴の魔術師!」

遊矢「レベル7のオッドアイズ・ドラゴンと竜穴の魔術師でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク7!オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン!!」

遊矢「ターンエンド!」

ユート「俺のターン!幻影騎士団ダスティローブを攻撃表示で召喚!さらに自分フィールドに幻影騎士団モンスターが存在する事で手札から幻影騎士団サイレントブーツを特殊召喚!レベル3の幻影騎士団ダスティローブと幻影騎士団サイレントブーツでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!幻影騎士団ブレイクソード!!」

ユート「幻影騎士団ブレイクソードの効果を発動!1ターンに1度オーバーレイ・ユニットを一つ使いフィールドの自分及び相手のカードを1枚対象にして発動!その対象のカードを破壊する!」

遊矢「!」

ユート「そして幻影騎士団ブレイクソードが破壊され墓地へ送られた場合、同じレベルの墓地の幻影騎士団モンスター2体のレベルを一つ上げ特殊召喚する!そしてレベル4となった幻影騎士団ダスティローブと幻影騎士団サイレントブーツでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!絶望皇ホープレス!!」

ユート「バトル!ホープレスでダイレクトアタック!」

遊矢「くっ…」

ユート「カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!」

ユート「…」

遊矢「俺は…」

ユーリ「やってるやってる」

柚子「あっ!」

ユーリ「それと覗き見している人も」

赤馬「…」

ユーリ「ワーム退治はエクシーズの連中がするって聞きましたが…僕達にも参加する権利ってあるんじゃないですか?」

柚子「私は嫌だけどなぁ…」

ユーリ「君には聞いていませんよ。どうですか?」

赤馬「何故そこまで」

ユーリ「ヒーローになる為…それ以上の理由はありませんよ」

赤馬「…」
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/23(金) 19:29:39.02 ID:rC/UUR9Q0
ユート「バトル!」

遊矢「うっ…」1500→0

ユート「…」

遊矢「ユート!」

ユート「…」

遊矢「君は他の世界の存在を信じるか?」

ユート「いいや」

遊矢「けど何かの前触れを感じた…例えば声とか」

ユート「何故それを」

遊矢「俺も同じだから」

柚子「それならやる!場所は修造塾!それで決まり!」

ユーリ「さあ後は舞台を整えるだけですよ」

赤馬「カイトと黒咲隼がうるさいぞ」

ユーリ「同じ召喚の者が何度もやればワームは認識する…エクシーズへの対応方法をね」

赤馬「…」

ユーリ「ノリのいいシンクロ組はOKを出すでしょう…しかし問題は」

赤馬「…」

素良「はっ!重い腰を上げないってやつか!」

デニス「出た出た。自分の実力を理解できてない奴の遠吠え」

素良「僕が勝てば言う事を聞けよ!赤馬零児!!」

赤馬「どういう性格をしているんだ」

ユーリ「歪んでます」

デニス「虎の威を借る狐ってやつさ」

素良「う、うるさい」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/23(金) 20:41:56.67 ID:rC/UUR9Q0
赤馬「先ずは私からだ」

デニス「どういうデッキ?」

赤馬「榊遊矢!ペンデュラムの使い手は君だけではない…私はスケール6のDDプラウド・シュバリエとスケール8のDDプラウド・オーガでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル7!DDD超視王ゼロ・マクスウェル!!」

遊矢「そうか…あんたも」

赤馬「この世界の危機はワームだけではない…」

遊矢「どういう意味だ」

赤馬「1年も前の話だ…1人の老人が別世界の門を開いた」

ユート「別世界の?」

赤馬「信じられぬかもしれないが声を聞いた筈だ。私も君達も」

素良「無視するな!」

赤馬「カードを1枚伏せてターンエンド」

素良「僕のターン!」

赤馬「永続罠『常闇の契約者』を発動!自身のペンデュラムゾーンにDDモンスターが2体存在する場合に発動!相手はフィールドのモンスターを魔法・罠の対象にできずアドバンス召喚のリリースができず融合・シンクロ・エクシーズの素材にもできない」

素良「だったら手札からの融合だ!魔法『融合』を発動!手札のファーニマル・シープとエッジインプ・チェーンを融合!融合召喚!デストーイ・チェーン・シープ!!」

素良「ターンエンド!」

赤馬「私のターン!」

素良「フィールドが無理?だったら墓地があるんだよ。守備表示のデストーイ・チェーン・シープは間違いなく破壊される。けど次の僕のターンで魔玩具融合で…」

赤馬「君に未来は無い…運命は決した。常闇の契約書の効果により私は1000のダメージを受ける!」4000→3000

素良「運命は決した?やって見ろよ!君みたいな温室育ちのお坊ちゃんが」

赤馬「手札のDDD運命王ゼロ・ラプラスは自分フィールドのDDDモンスター1体をリリースし特殊召喚する事ができる!バトル!DDD運命王ゼロ・ラプラスで攻撃!この瞬間、DDDゼロ・ラプラスの効果を発動!このモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時のみ発動!このカードの攻撃力は相手モンスターの元々の攻撃力の倍となる!」

赤馬「そしてゼロ・ラプラスが守備表示モンスターに攻撃をした時、その守備力が攻撃力を超えた分だけダメージを与える!」

素良「うわっ!だが始まったばかりだ!」4000→2000

赤馬「それはあり得ない。君が私に勝利する可能性は…零だ」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/23(金) 21:03:48.19 ID:rC/UUR9Q0
赤馬「以上だ」

ユーリ「いいですよね?戦う7人の餞別は」

赤馬「相手が相手だ…集まるのは少数だろう。場所は修造塾」

柚子「やった!」

赤馬「そして君達2人にも参加を願いたい」

ユート「そのつもりだ」

遊矢「勿論!」

素良「絶対に…」

デニス「ここからは僕らの役目でしょ」

素良「ふざけるな!やってやる…絶対にやってやる!!」

ユーリ「…」

ユート「…」

遊矢「…」

ユート「…またな」

遊矢「ああ…ユート」

ユート「…」

遊矢「借りは返す」

ユート「…」

ユーリ「無愛想ですよね?ねえ遊矢くん」

遊矢「いい奴だと思うんだ」

ユーリ「ま、頑張りなよ遊矢くん」

デニス「やれやれ…こいつは何を考えているのやら」

素良「負けない…負けてたまるか!」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/23(金) 21:21:48.97 ID:rC/UUR9Q0
シンジ「聞いたか?」

ユーゴ「何を?」

シンジ「宇宙人退治…ほら例のあれよあれ」

ユーゴ「それより俺は…ジャック!」

ジャック「俺に八つ当たりはやめろ」

ユーゴ「あんな綺麗な姉ちゃんがウナギだぞ!どうなってんの!?」

シンジ「ウナギじゃねえよ…妖精鰻エンシェントとかだったろ」

蓮「竜だ」

ユーゴ「クソ!」

シンジ「さてと…この祭りをどうするよ?」

ジャック「俺は用事がある」

蓮「私も却下だ」

シンジ「どいつもこいつも…まあいいや」

ユーゴ「やるよ!ワームとの戦いを俺も参戦してやらァ!」

シンジ「ってわけだ!ウナギの姉ちゃん!あんたはどうするよ」

「私も?」

シンジ「何か手がかりの一つや二つ…三つに四つぐらいあるかもしんねえぞ?五つあったら最高じゃね」

「まあ…て言うかウナギじゃないし」

ジャック「…」

蓮「…」

シンジ「こいつらも忙しそうだしよ…へへへ!」

蓮「シンジは…何とかいうか読めないな」

ジャック「ああ見えて頭の方はいい。但し悪知恵の方だがな」

ユーゴ「派手にやってやるよ!」
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/23(金) 21:22:23.57 ID:rC/UUR9Q0
次は来週
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 21:25:27.31 ID:sdR16VF+o
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/04(火) 19:45:16.23 ID:pDMZiz3J0
柚子「大人1000円の子供500円よー!」

遊矢「さあ…て言うかノリノリだよな。命懸けって感じなのに」

ユート「…」

遊矢「よっ」

ユート「遊びじゃないんだぞ…相手は得体の知れない」

ユーゴ「それで相手は?どうやって呼ぶんだよ」

沢渡「何でも呼び出した連中を連れて来るってよ」

ユーリ「わざわざですか?」

ユート「本当なら俺達だけでやる予定だった…それを」

沢渡「来た!」

プリンス「わざわざ舞台を変更する理由とは人間のショー…妙な種族だ」

「着ぐるみか?」

「変な連中だな」

「何か宇宙人っぽい」

黒咲「さあ…始めるぞ!」

プリンス「ヴィクトリー」

ヴィクトリー「オオオオオオオオオ!!!俺がやる相手は貴様!かかって来い!!」

黒咲「ゴチャゴチャと喧しい奴だ」

ヴィクトリー「こいつで貴様を焼き殺してくれる!この俺が」

黒咲「少しは黙るという言葉を知らんのか」

アレン「やっちまえ隼!」

黒咲「…」

黒咲・ヴィクトリー「デュエル!!」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/04(火) 20:34:40.15 ID:pDMZiz3J0
黒咲「先攻は俺が貰う!RR-トリビュート・レイニアスを攻撃表示で召喚!トリビュート・レイニアスの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、デッキからRRカードを墓地へ送る!そして自分フィールドにRRモンスターが存在する事で手札からRR-ファジー・レイニアスを攻撃表示で召喚!」

黒咲「レベル4のRR-トリビュート・レイニアスとRR-ファジー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!RR-フォース・ストリンクス!!」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

ヴィクトリー「俺のターン!炎の惑星フレムベル…そこで得た力を見ろ!フレムベル・ヘルドッグを攻撃表示で召喚!さらに手札のフレムベル・ベビーを墓地へ送る事で自分フィールドの炎属性モンスター1体を選択し発動!そのモンスターの攻撃力は400ポイントアップ!」

ヴィクトリー「魔法『真炎の爆発』を発動!墓地の守備力200以下の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する!フレムベル・ベビーを特殊召喚!レベル4のフレムベル・ヘルドッグにレベル1のフレムベル・ベビーをチューニング!シンクロ召喚!フレムベル・ウルキサス!!」

ヴィクトリー「バトルだ!フレムベル・ウルキサスで守備表示のフォース・ストリンクスを攻撃!」

黒咲「…貫通か」4000→3900

ヴィクトリー「如何にも…そして!ウルキサスが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、攻撃力を300ポイントアッ…何だそいつは」

黒咲「速攻魔法『RUM-ラプターズ・フォース』の効果によりこのターン破壊されたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのモンスターにランクが一つ上のエクシーズモンスターを重ねて召喚する事ができる!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」

ヴィクトリー「カードを3枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!」

ヴィクトリー「罠発動!『火霊術-「紅」』を発動!自分フィールドの炎属性モンスターをリリースしリリースした炎属性モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!」

黒咲「くっ…」3900→1800

ヴィクトリー「ワームの中のワーム!絶対勝利者の俺を貴様は負かした…貴様には死を持って償ってもらうぞ!」

黒咲「ほざくな」

ヴィクトリー「永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動!フレムベル・ウルキサスを特殊召喚!」

黒咲「オーバーレイ・ユニットを持ったRR-ブレイズ・ファルコンは相手への直接攻撃が可能!行け!!」

ヴィクトリー「フン!」4000→3000

黒咲「そしてブレイズ・ファルコンが相手にダメージを与えた時、そのモンスターを破壊する!」

ヴィクトリー「永続罠『バックファイア』を発動!自分フィールドの炎属性モンスターが破壊された時、相手に500のダメージを与える!」

黒咲「…」1800→1300

ヴィクトリー「どうだ」

黒咲「お前の手札は0だ…カードを2枚伏せてターンエンド」

ヴィクトリー「俺のターン!俺は運が良いな…魔法『死者蘇生』を発動!フレムベル・ウルキサス!ブレイズ・ファルコンを破壊しろ!」

黒咲「…」1300→200
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/04(火) 20:52:39.46 ID:pDMZiz3J0
ヴィクトリー「お前に勝ち目は無い!」

黒咲「上を見ろ」

ヴィクトリー「今度は何をした!?」

黒咲「RUM-デス・ダブル・フォース…このターン戦闘破壊されたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し倍のランクを持つRRエクシーズモンスターを重ねてエクシーズ召喚する。ランク10!RR-アルティメット・ファルコン!!」

ヴィクトリー「倒しても倒しても…何だお前は!」

黒咲「人間だ」

ヴィクトリー「ターンエンド!」

黒咲「RRモンスターを素材としたアルティメット・ファルコンはお互いのエンドフェイズ毎に相手フィールドのモンスターの攻撃力を1000ダウンさせる」

ヴィクトリー「まるで不死身…そして闘神」

黒咲「アルティメット・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を1000ダウンさせる!何処の惑星だか知らんが…反吐が出る侵略者共め!バトルだ!!」

ヴィクトリー「ぐあああああああああああああああ」3000→0

黒咲「先ず一勝」

ヴィクトリー「良くも…良くも!」

黒咲「次は誰だ」

遊矢「俺でいいんじゃない?」

プリンス「ふぅ…ウォーロード!」

ウォーロード「…」

遊矢「俺が相手だ!」

ウォーロード「…」

アレン「あいつ大丈夫なんか?気の良い奴だけどさ」

黒咲「奴は強い」

ユート「…」

遊矢・ウォーロード「デュエル!!」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/05(水) 20:52:59.36 ID:xLE/gOvM0
ウォーロード「XX-セイバー-ボガーナイトを攻撃表示で召喚!XXセイバーボガーナイトの効果を発動!召喚に成功した時、手札からレベル4以下のX-セイバーモンスターを特殊召喚する。手札からXX-セイバーフラムナイトを特殊召喚!」

ウォーロード「レベル4のXX-セイバーボガーナイトにレベル3のXXセイバーフラムナイトをチューニング!シンクロ召喚!X-セイバーソウザ!!」

ウォーロード「カードを2枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!スケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ドラゴン!さらに手札の貴竜の魔術師は自分フィールドのオッドアイズモンスター1体のレベルを三つ下げ特殊召喚できる!レベル4となったオッドアイズ・ドラゴンにレベル3の貴竜の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン!!」

遊矢「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンが特殊召喚に成功した時、ペンデュラムゾーンのカードを1枚対象にし特殊召喚する!俺はオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンを特殊召喚!」

遊矢「さらに魔法『オッドアイズ・フュージョン』を発動!自分フィールドのオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンと手札の賎竜の魔術師を融合!融合召喚!オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン!!」

遊矢「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンの効果を発動!このカードが特殊召喚に成功した時に発動!相手モンスター1体を対象に、そのモンスターを手札に戻す!」

ウォーロード「まさか…」

遊矢「あいつが使っていたモンスターもお前のモンスターも明確な意思を感じる…どうしてだ」

ウォーロード「我らが支配した惑星の戦士だからだ」

遊矢「戦士?」

ウォーロード「我らはその惑星の原住民を乗っ取り制圧を行う…言わば我らに敗北した戦士をデッキに組換えたのだ」

遊矢「何て奴らだ」

ウォーロード「だがワームの生命も尽きようとしている…まさか自分が死を迎えるとは」

プリンス「だからこそ父上と母上は地球に目を付けた。ここには私達が求める力が存在する…」

黒咲「何が寿命だ。俺や蓮に敗れ再び蘇った奴が居るだろ」

プリンス「ワームの中でも彼は上流の者だ。レベルが違うのだよレベルが!」

遊矢「バトルだ!炎と風のオッドアイズの力を喰らえ!!」

ウォーロード「ぐああああああああああああああああ」4000→0

プリンス「…」

イリダン「仮面の男は何処だ!この前の続きをやるぞ!」

遊矢「あいつらの親玉か」

ユート「何処かで何かを行っているのかもしれんな」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/05(水) 22:00:11.64 ID:xLE/gOvM0
プリンス「2度の敗北…あり得ない」

ノーブル「どうやら見くびっていたようですね。この星の連中を」

プリンス「くっ…」

イリダン「出て来い!!」

ユーゴ「よーし…じゃあ俺が!」

ジャック「俺が行く」

シンジ「用事は済んだってか?」

ジャック「ああ…蓮なら来んぞ」

イリダン「蓮?ああ…あの仮面の」

ジャック「その代わりが俺だ!」

シンジ「張り切ってんな」

ジャック「用心しろ貴様らも」

ユーゴ「何が?」

ジャック「聞けワーム共!貴様らは制圧した住民をカードに変えデッキとして扱っている…デュエリストとカードの絆の無いデッキなど性能が良かろうと紙束に過ぎぬ!」

イリダン「何を!」

ノーブル「お遊びは終わりです。あれを使いましょう」

プリンス「父上と母上には!?」

ノーブル「お許しになるでしょう」

プリンス「こんな連中に…あれをだと…!」

ノーブル「あれを使うのは惑星連合として我らに逆らったA・O・Jと名乗る連中以来ですね」

プリンス「くっ…ノーブル!ワームを集合させろ…ゼロを発動させる!」

ノーブル「御意」

ジャック・イリダン「デュエル!!」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/05(水) 22:10:31.95 ID:xLE/gOvM0
遊矢「何かザワついてるな」

瑠那「…」

ユート「…いつの間に」

瑠那「彼が話があるそうよ」

ユーゴ「すっげえ綺麗な姉ちゃん!なあ!?」

ユーリ「お下品ですね」

遊矢「マハード?」

ユート「ブラック・マジシャン…」

マハード「単刀直入に言おう。この世界の兄弟とも言える世界が危機に陥っている」

遊矢「危機?」

マハード「そうだ」

ユーリ「不穏な話ですね。それは一体?」

マハード「ミスト…そうだな」

「ああ」

ユーゴ「人魂が喋ってんぞ!?」

遊矢「ユートと同じ声だ」

「俺は別世界のユート…言っても信じてもらえないだろうが俺の住む世界はミスト…俺から誕生した俺が暴れ回っている」

遊矢「ミスト?」

「そしてホワイト一族と呼ばれる集団も次元制覇に乗り出した」

ユーゴ「早え話が力を貸してくれってわけか?けど…何だって」

「君達と俺達は表裏一体…俺とミストは繋がっている。俺がこの世界に舞い降り感じた。俺の仲間が次元が次から次へと侵略され支配されていると」

遊矢「…」

ユート「…」
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/05(水) 22:21:22.53 ID:xLE/gOvM0
ユーリ「突然ですよね。まあ別に僕は構いませんが」

遊矢「考えている暇は無いだろ?デュエリストは助け合いなんだから」

ユーゴ「そりゃそうだろ!」

ユート「だが行く方法が無い。それにワームとの戦いもある」

マハード「それは彼が突破した」

ユーゴ「誰だそれ?」

マハード「名は確か蓮だったか…この世界と彼方の世界の境界に住み着く魔轟神を破り突破した」

ユート「…」

沢渡「何か難しい話してるな」

遊矢「まあ…大丈夫?」

黒咲「日頃からいがみ合っている連中が組めば負けはしない。地球外知的生命体だろうと太古の魔神だろうとな」

素良「君達が帰って来なかったら僕が…ふふふ」

遊矢「案内してくれ」

ユーゴ「シンジ!ウナギを受け取れ!」

シンジ「おうよ!」

アレン「見ろよ!なーんか勢揃いして来たぜ?」

柚子「何あれ!?怖いんだけど!」

デニス「ユーリ!これを」

ユーリ「これは…」

マハード「…行こう」

プリンス「集えワーム!私を中心にし全てのワームを融合!!!」

黒咲「結局は乱戦ってわけか…面倒な連中よ」

遊矢「待ってろよ俺…俺達が助けるからな!理由は良くわからないけど…そうしなきゃダメな気がするんだ!」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/05(水) 22:31:30.38 ID:xLE/gOvM0
蓮「…到着だ。我が祖父…いや奴は本当に突破したのか?あの魔神達が嘘をついているとは」

シュッ

蓮「むっ!」

ジャック「怪しい奴め…貴様もネオアカデミアのものか!?」

蓮「ネオアカデミア?」

ジャック「知らんとは言わせんぞ!貴様はタキとどういう関係だ!あまりにも風貌が」

蓮「若い頃のタキ・ホワイト…それは君も同じだぞ。どうやら平行世界のジャックというわけか」

ジャック「何を言っているんだ」

蓮「この世界はどうなっているんだ?彼方此方が」

ジャック「甘かった…タキ達を見くびりアカデミアの残党を…奴らの新たな首領として君臨した男はあまりにも強い…そしてユーゴや榊遊矢を!」

蓮「…」

ジャック「どういう事情なのかタキは若返った。ちょうど俺と貴様のような風貌に」

蓮「ヴァイロン…この世界のタキのカテゴリはヴァイロンか」

ジャック「ヴァイロン・オメガ」

蓮「アルファとオメガのタキが統合し新たな力を得たというわけか」

ジャック「…」

蓮「歪な世界だ。色々な街が融合している」

ジャック「それがミストの力だ。あれを見ろ」

蓮「老人達の生首…」

ジャック「タキの仲間だった連中だ。ネオアカデミアの誘いに乗り仲間の首を跳ね晒し首にしている」

蓮「…」

ジャック「ついて来い。俺の仲間を紹介する」

蓮「仲間?」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/06(木) 19:40:02.07 ID:egtWkmoD0
蓮「成る程…つまり四つの次元が一つとなり今の現状に」

赤馬「ユートの肉体を奪ったミストはユーゴ、ユーリそして遊矢をも吸収し世界を統合させた」

黒咲「さらに俺の妹をリン、セレナ、柚子を拉致し何やら企んでいるそうだ」

赤馬「たった5日…その5日で全次元に猛威を振るい廃墟に変えたのだ」

蓮「まさかと思うが…この人数なのか?」

沢渡「おう…て言うか何だお前!?」

蓮「蓮と呼んでくれ…この世界に私が追い続けている男が居る」

ジャック「赤馬零児!もう俺は我慢できんぞ…今すぐにでも!」

赤馬「…」

黒咲「聞いているのか赤馬零児」

赤馬「この人数でか?神月アレンやシンジ・ウェーバー、デニスらの怪我が癒えるまで」

権現坂「だが戦力は減らす事ができるぞ…今なら敵も油断しているだろう」

蓮「…そこにタキが居るのなら私も手を貸そう」

ジャック「おい」

蓮「それで場所は」

赤馬「ここより西のエリア…旧融合次元アカデミア本部」

黒咲「人の親友と妹を奪った罪を奴らの骨身に叩き込んでくれる!!」

蓮「私の目的はタキだ。君達のゴタゴタに付き合う必要はない」

ジャック「俺がやる」

沢渡「そんじゃやるか!」

権現坂「これは遊びではないのだぞ」

蓮「…」

ジャック「フン」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/06(木) 20:33:45.43 ID:egtWkmoD0
ミスト「あっさりとやる事が終わっちまったな?次は宇宙でも行くか」

バレット「宇宙ですか」

ミスト「どうよタキ?」

タキ「ふふふ…その前に面倒な奴を始末せねば」

ミスト「俺らと戦えそうなデュエリストも残りってわけか…このゲームも終わりってわけ」

ドクトル「…」

ミスト「どうやら終わらないかもな。相変わらず心を躍らせてくれるよ」

バレット「どういう事だ」

ドクトル「前のに比べて奴は読めない…だが強い」

ミスト「…行け」

スッ

スッ

スッ

スッ

バレット「こ、この四人組は」

ミスト「タキ!そいつらを引き連れて奴らと遊んで来な」

タキ「ああ」

ミスト「楽しいゲームになりそうだ。まるで格ゲーの1Pと2Pのな」

バレット「はあ?」

ミスト「さあ…楽しませてくれよ」

ドクトル「私は私で自由にさせてもらうよ」

ミスト「好きにしろよ。ネオアカデミアは自由がモットーだ」

タキ「ジャックと蓮…忌々しい孫達だ」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/06(木) 22:13:00.89 ID:egtWkmoD0
赤馬「むっ!何か来るぞ」

ジャック「タキ!」

蓮「あれがタキの今の姿というわけか」

タキ「若さとはいいものだ。そう思わないか?」

ジャック「何が若さだ」

蓮「老いを恐れ偽りの姿を得たに過ぎない」

タキ「ならば今この場で決着をつけようか」

蓮「いいだろう」

ジャック「貴様を倒す…その為に俺は今日まで生きて来た!」

黒咲「で?その四人は」

「俺達だよ」

黒咲「ユートに遊矢?だが声が違う」

「そりゃそうだろうな。何たってミストから誕生したんだからな」

黒咲「ユートの姿で…何処までも腹の立つ連中だ!頭を替えようが貴様らの手口は変わらんようだな!かかって来い…俺が貴様らを」

赤馬「どうやら我々だけではないようだ」

黒咲「何」

ユート「どうやら別世界の隼も気性が荒いようだ」

蓮「ユーゴ?どうして」

ユーゴ「お前が派手やったロードを通過したぜ?」

ユート「面倒だ。さっさと片付けよう」

黒咲「どういう事情だか知らんが…行くぞミスト!」

ミスト「この姿の時はユートって呼んでくれよ?元は俺だったんだぜ」

ユート・黒咲・ミスト「デュエル!!」
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 19:31:38.35 ID:FT1BdAEd0
ミスト「俺のライフは合計値8000!お前らはライフとフィールドを共有しターンは俺、ユート、黒咲の順番でいいな」

黒咲「俺は一向に構わん」

ユート「俺もだ」

ミスト「じゃあ始めるか…俺のターン!幻影騎士団フラジャイルアーマーを攻撃表示で召喚!そしてカードを1枚伏せる。このセットしたカードは墓地の罠が存在しない場合、セットしたターンに発動できる。このカードの効果はレベル4の通常モンスターとして特殊召喚する!幻影騎士団シェード・ブリガンダインを特殊召喚!」

ミスト「レベル4の幻影騎士団フラジャイルアーマーと幻影騎士団シェード・ブリガンダインでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

黒咲「貴様!」

ミスト「感動の御対面も終わりだ。魔法『エクシーズ・シフト』を発動!自分フィールドのエクシーズモンスターをリリースし発動!リリースしたモンスターと同じ属性・種族・ランクを持つエクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚し、このカードを素材として扱う!じゃあなダーク・リベリオン」

黒咲「何をする気だ」

ユート「…」

ミスト「漆黒の闇より住まう反逆の牙よ、我に屈し我に従え!エクシーズ召喚!ランク4!覇王眷竜ダーク・リベリオン!!」

黒咲「お前のダーク・リベリオンか?だが甘いな」

ユート「エクシーズ・シフトの効果はエンドフェイズ時に終了し特殊召喚したモンスターは墓地へ送られる」

ミスト「カードを2枚伏せてターンエンド」

ユート「俺のターン!俺はカードを4枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!貴様のフィールドはガラ空き!今こそが勝機!」

ミスト「勝機…わかるよ。お前が出すにはライズ・ファルコンだな?」

黒咲「RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果を発動!手札からレベル4以下のRRモンスターを特殊召喚する。RR-ラダー・ストリンクスを特殊召喚!ラダー・ストリンクスの効果で600のダメージを与える!」

ミスト「俺のフィールドには特殊召喚したモンスターは居ないんだぞ?拘りって面倒だよな隼」8000→7400

黒咲「気安く俺の名を呼ぶな!俺は火の玉…火の玉の黒咲隼!自分フィールドにRRモンスターが存在する事で手札からRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!レベル4のRR-バニシング・レイニアスとRR-ラダー・ストリンクスとRR-ファジー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!!」

ミスト「本気で出したのか?隼」

黒咲「こいつで貴様を倒す…!バトル!!」

ミスト「気性の荒い奴だ」

ユート「…」
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 20:08:01.60 ID:FT1BdAEd0
数年前

凌牙「エースって…それがエースなのかよ」

黒咲「強さだけではない。俺の象徴だ」

凌牙「なーにが象徴だよ?」

黒咲「文句なら俺に勝ち越してからにしろ」

凌牙「てめえ!」

瑠璃「また喧嘩してる」

ユート「2人とも短気だからな」

瑠璃「兄さんも凌牙も拘りが強いから」

ユート「兄貴はサメで隼はハヤブサ…だからな」

「おい!」

「見つけたぞコラ!」

黒咲「誰も隠れちゃいないだろ」

凌牙「はっ!相変わらず群れが好きだな?今流行りの群れバトルってやつか」

「舐めやがって…てめえらが威張ってられるのも今日で最後なんだよ!火の玉黒咲隼!」

黒咲「…」

「狂犬九十九凌牙!」

凌牙「…」

黒咲「こいつが何故象徴なのか教えてやろう…ライズとは昇り増大し反乱し暴動を起こす。まさに今の俺達だ」

凌牙「カッコつけやがって」

黒咲「さっさとケリをつけるぞ。多く人数を倒した方が飯を奢れ」

凌牙「かかって来いよ。因みに何処中だよ?」

「やれ!!!」
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 21:33:13.90 ID:FT1BdAEd0
黒咲「何だと…」4000→1600

ユート「…熱くなった代償か」

ミスト「俺は罠『エクシーズ・リボーン』を発動した。墓地のエクシーズモンスター1体を対象にそのモンスターを特殊召喚し、このカードを重ねる事ができる」

ユート「速攻魔法発動!『非常食』このカード以外のセットしたカードをリリースしリリースした枚数×1000ライフを回復!俺は3枚墓地へ送り俺達のライフは3000回復!」1600→4600

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

ミスト「俺のターン!だが意味は無い…無意味だ!そうだろ?ユート!!覇王眷竜ダーク・リベリオンでユートに攻撃!!」

ユート「相手の直接攻撃宣言時、墓地から幻影騎士団シャドーベイルを特殊召喚!さらに罠発動!『ワンダー・エクシーズ』このカード効果で相手ターンにエクシーズ召喚ができる!レベル4の幻影騎士団シャドーベイル2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!希望皇ホープ!!」

ミスト「へえ…それがお前の」

ユート「希望皇ホープのオーバーレイ・ユニットを一つ使い攻撃を無効にする!」

ミスト「何か俺まで助けられた感じがするな。カードを1枚伏せてターンエンド」

ユート「俺のターン!ここからが俺の本領発揮だ。エクストラデッキの希望皇ホープ・ザ・ライトニングは自分フィールドの希望皇ホープに重ねて召喚する事ができる!一粒の希望よ!今、電光石火の雷となって闇から飛び立て!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!希望皇ホープ・ザ・ライトニング!!」

ユート「バトル!」

ミスト「何か裏があるってわけか…いいぜ?来いよ」

ユート「ホープ・ザ・ライトニングのオーバーレイ・ユニットを二つ使う事でダメージ計算時のみ攻撃力が5000となる!」

ミスト「へえ…」

ユート「ホープ剣ライトニング・スラッシュ!!」

ミスト「グッ…こいつは聞いたぜ」3400→900

ユート「ターンエンド」

黒咲「俺のターン!罠発動!『エクシーズ・リボーン』蘇れライズ・ファルコン!!カードを1枚伏せてターンエンド」

ミスト「俺のターン!魔法『エクシーズ・リベンジ』を発動!相手フィールドにオーバーレイ・ユニットを持ったエクシーズモンスターが存在する場合に発動!自分の墓地のエクシーズモンスターを対象に対象のエクシーズモンスターを特殊召喚する!来い、覇王眷竜ダーク・リベリオン!!」

ミスト「さらにエクシーズ・リベンジの効果で相手エクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットを効果で蘇生させたエクシーズモンスターに重ねる!お前のライズ・ファルコンがまた足を引っ張ったな…残念」

黒咲「俺を舐めるなよ…オーバーレイ・ユニットがあろうと無かろうとエクシーズモンスターはエクシーズモンスターだ!」

ミスト「ふぅ…強情な奴だよ隼は」
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 22:15:41.73 ID:FT1BdAEd0
ミスト「覇王眷竜ダーク・リベリオンで希望皇ホープを攻撃!そしてこの瞬間、効果を発動!相手モンスターとダメージ計算を行う前、オーバーレイ・ユニットを一つ使い発動!その相手モンスター1体の攻撃力を0にし、その数値分攻撃力をターン終了時までアップする!楽しいデュエルだったぜ…隼!それに偽者の俺!!」

黒咲「偽者は貴様の方だろ…罠発動!『攻撃の無敵化』このバトルフェイズ中、自分へのダメージは0になる!ライフとフィールドを共有しているのならば俺達へのダメージは0だ!!」

ミスト「だが破壊されるぜ?しかし粘るなお前らも…ターンエンド」

ユート「俺のターン!幻影騎士団シャドーベイルの効果を発動!自分フィールドの表側表示モンスターを対象に発動!そのモンスターに装備し攻撃力と守備力は300アップ!カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!装備魔法『ラプターズ・アルティメット・メイス』を発動!自分フィールドのRRモンスターに装備し攻撃力を1000ポイントアップ!」

ミスト「シャドーメイルの300と奴の装備魔法の効果で攻撃力は1400?それでも届かないだろ?」

ユート「いいや…届く!罠発動!『エクシーズ・ソウル』自分または相手墓地のエクシーズモンスター1体を対象に発動!自分フィールド上のモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで対象としたエクシーズモンスターのランク×200ポイントアップ!希望皇ホープを選択!その後、選択したエクシーズモンスターはエクストラデッキへ戻る!」

黒咲「罠発動!『エクシーズ・ソウル』ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!俺の手元に来い!お前の相棒に合わせてやる…奴の言い成りになるな!!」

ミスト「あ、あいつ…」

黒咲「焦っているようだな。お前も…いい気味だ」

ミスト「…」

黒咲「攻撃力は3000だ」

ミスト「だから何だ?俺はまだ!」

黒咲「強がるなミスト!バトルだ!!」

ミスト「ユート…何処の世界でもお前は俺の邪魔をするようだな!」

ユート「そんなのは知らない。罠発動!『幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ』フィールドのモンスター1体を対象に攻撃力を600ポイントダウン!」

ミスト「!」

黒咲「残りは3体…まあ奴らなら上手く片付けるだろうな…消え失せろ!」

ミスト「先ずは1敗ってわけか…残念だ」

黒咲「ブレイブクロー レボリューション!!」

ユート「…」

黒咲「…」

ユート「やったな」

黒咲「フン」
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 22:22:05.45 ID:FT1BdAEd0
黒咲「さてと」

ザッ

ユート「新手か」

凌牙「何だ?生きてるじゃねえか」

黒咲「それは俺の台詞だ」

ユート「知り合いか」

黒咲「まあな」

凌牙「妙に余所余所しいじゃねえか?どうしたんだお前」

ユート「俺はこの世界の者ではない」

凌牙「面倒くせえな…別にいいけどよ」

黒咲「で?何をしに来た」

凌牙「こんな世界じゃ試合もできねえんだよ…それに俺の弟分を喰らいやがったなんて聞いてよ!」

黒咲「誰からだ」

凌牙「アレン」

黒咲「あのお喋りめ」

凌牙「んじゃ行くか?舐めやがったボンクラ連中をぶっ潰す為によ」

黒咲「当たり前だ」

ユート「…」

凌牙「瑠璃もヤバいんだってな」

黒咲「またアレンか」

凌牙「これはサヤカ」

黒咲「どいつもこいつも…」

ユート「フッ」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/08(土) 18:02:26.95 ID:Wk1mmS950
ユーゴ「お前の相手は俺だ!見た目真似しやがって!!」

ミスト「あいつの魂も面倒なのを連れて来ちまったな」

キキッ

シンジ「やーっと見つけたぜユーゴ」

ユーゴ「シンジ!?」

シンジ「っつうか2人居るな…おいユーゴ!お前食われたんじゃねえのか!?」

ユーゴ「何ていうか…別世界の俺?」

シンジ「別世界の?ま、何でもいいか…おい!人からユーゴとリン奪った代償はデカいぞ!!」

ミスト「お前とも少し因縁があるもんな…いいぜ始めようか」

シンジ「ルールは」

ミスト「お前とユーゴのそれぞれのライフは4000フィールドと墓地は共有だ。そして俺は合計値の8000」

ユーゴ「てめえの不利っぽいな」

ミスト「そして互いに最初のターンは攻撃ができない!先攻は誰が行く?」

シンジ「俺だ!魔法『エクスチェンジ』を発動!お互いに手札を公開し1枚ずつ交換する。ほら出しな」

ミスト「…」

シンジ「不機嫌そうな顔しやがってよ。こいつでいいや」

ミスト「お前は変わってるな。大したカードがない…俺はこいつだ。お前が奪ったカードも雑魚だぞ?お前もしかして雑魚専ってわけか?そんな使い道のねえ」

シンジ「良く言われるぜ。そして自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からジャンク・フォアードを攻撃表示で特殊召喚!そしてニトロ・シンクロンを攻撃表示で召喚!レベル3のジャンク・フォアードにレベル2のニトロ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!スカー・ウォリアー!!」

ユーゴ「自分フィールドにモンスターが特殊召喚された事で手札からSR56プレーンを特殊召喚!」

シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド!何処の育ちでもデッキは同じってわけか」

ユーゴ「俺のターン!SR三つ目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル5のSR56プレーンとレベル3のSR三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!閃光竜スターダスト!!」

ユーゴ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

ミスト「俺のターン!」
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/10(月) 20:31:34.59 ID:x8nWvOtu0
ミスト「自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!さらに自分フィールドに風属性モンスターが存在する事で手札からSRタケトンボーグを特殊召喚!さらにSR赤目のダイスを攻撃表示で召喚」

ミスト「レベル3のSRベイゴマックスとSRタケトンボーグにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

シンジ「罠発動!『波動障壁』自分フィールドのシンクロモンスターをリリースし相手モンスターの召喚または特殊召喚を無効にし破壊する!」

ミスト「…」

シンジ「てめえにクリアウィングは使わせねえよ」

ミスト「ターンエンド」

シンジ「俺のターン!ユーゴ2号!こいつを借りるぜ!」

ユーゴ「誰が2号だ!」

シンジ「行け!!」

ミスト「焦るなよ。相手モンスターの直接攻撃宣言時、手札からSRメンコートを特殊召喚し相手フィールドの表側表示モンスターを全て守備表示にする!」

シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド」

ユーゴ「俺のターン!だったら俺が破壊してやる!」

ミスト「…」

ユーゴ「ターンエンド!」

ミスト「俺のターン!こいつは本当に厄介だ…はっきり言って嫌いなタイプだぜ。このクリアウィングは」

シンジ「そいつもお前が嫌いだろうぜ」

ミスト「だからこうする。魔法『死者蘇生』を発動!お前を俺好みに書き換えてやる」

シンジ「な、何だこりゃ…」

ミスト「闇属性ペンデュラムモンスターにクリアウィング…これで準備は整った。そして!お前から奪ったターボ・シンクロンを攻撃表示で召喚!レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1のターボ・シンクロンをチューニング!光の翼を持つ眷属よ。その鋭利なる翼で敵を討て!シンクロ召喚!現れろ、覇王眷竜クリアウィング!!」

ミスト「覇王眷竜クリアウィングがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター全てを破壊する!」

ユーゴ「閃光竜スターダストの効果を発動!1ターンに1度自分フィールドに存在するカードを1枚対象にし発動!そのカードはこのターン1度だけ戦闘またはカード効果では破壊されねえ!」

ミスト「ならそいつとバトルだ」

シンジ「何をする気だ…?」
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/10(月) 21:43:57.91 ID:x8nWvOtu0
ユーゴ「や、野郎…何をしやがった!?」4000→1500

ミスト「覇王眷竜クリアウィングは1ターンに1度、相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動!その相手モンスターを破壊し元々の攻撃力分のダメージを与える!」

シンジ「…」

ミスト「ターンエンド!」

シンジ「俺のターン…てめえは何も分かっちゃいねえな」

ミスト「は?」

シンジ「使いこなせてねえんだよ。お前にはセンスがねえよ…俺とやり合った時の遊矢は凄かったぞ?」

ミスト「…何が言いたい」

シンジ「ユーリは可愛げあったしユートは…あんまし知らねえな。ユーゴ!あいつは俺の弟っつうかダチっていうかな。ま、四人に比べりゃお前なんてクソもクソってわけだ」

ミスト「身の程知らずってのはお前の事だ」

シンジ「そりゃお前だろうが…魔法『死者蘇生』を発動!蘇れ、クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ミスト「蘇らせた…何をやる気だ」

シンジ「てめえが罵ったカードは俺らにとって絆の象徴なんだよ。初代鬼渡京介、二代目シンジ・ウェーバーそんで三代目になる予定のユーゴから榊遊矢とユートのコンビに受け継がれて来た!てめえには一生かかっても理解できねえだろうけどよ」

シンジ「さらに調律の魔術師を攻撃表示で召喚!感じるぜ…こいつが一緒に戦い続けた遊矢達やライバルとのデュエルが!」

ミスト「敵のライフを回復させるなんて使い物にならないカードだ」4000→4400

シンジ「てめえの物差しで図ってんじゃねえぞ」4000→3600

ミスト「お前が何をするか頭の中に流れ込んで来るよ…けど無駄だ!」

シンジ「無駄?チームサティスファクション二代目頭!シンジ・ウェーバーを舐めんなよ?レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1の調律の魔術師をチューニング!てめえら!眠ってんじゃねえぞ!!このクソッタレ野郎にぶちかましてやれ!」

カッ

ユーゴ「何か来たぞ!」

シンジ「素直じゃねえか…シンクロ召喚!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ミスト「こいつ…」

シンジ「卑怯なんて言わせねえぞ。てめえも同じような事してんじゃねえか!何か言ってみろよ?この亡霊捕食野郎!14のガキ四人も食ってそういう気でもあんのか?」

ミスト「…腹が立つ」
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/10(月) 22:18:37.39 ID:x8nWvOtu0
シンジ「へっ」

ミスト「だから何だ」

シンジ「だから何だ?それを今から見せてやるよ!バトルだ!!」

ミスト「覇王眷竜クリアウィングの効果を発動!」

シンジ「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!1ターンに1度、このモンスター以外の効果が発動した時に発動!その効果を無効にし破壊する!!」

ユーゴ「やった!」

シンジ「それだけじゃねえ!この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分だけターン終了時まで攻撃力をアップする!」

ミスト「…シンジ・ウェーバー!」

シンジ「じゃあな偽者!」

ミスト「あまり俺の心を滾らせるなよ…!」

シンジ「てめえに心なんてねえだろうがよ」

ユーゴ「やったぜ!」

シンジ「しっかし見た目も中身も似てるよな」

ブオオオオオオオオオオオ

クロウ「不動九郎参上!」

ユーゴ「新手か!?」

バキッッ

クロウ「何しやがる!て言うかユーゴ!?」

シンジ「ま、説明は後でするよ。行こうや」

クロウ「お、おう?」

ユーゴ「何処行くんだ!」

シンジ「そりゃリンや他の子を助けに行くんだよ」

クロウ「ジャックは!?」

シンジ「あいつは…」
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/10(月) 22:34:25.12 ID:x8nWvOtu0
亮「…ユーリ!」

ミスト「2人は敗れ俺が勝ちか…大した事は無いな」

ユーリ「…」

亮「2人居る?何故だ」

ミスト「遊城亮?お前は俺を楽しませてくれそうだな」

亮「しっかりしろ」

ユーリ「…先輩じゃないですか」

ミスト「俺から行く!魔法『融合』を発動!手札の闇属性ペンデュラムモンスター2体で融合!融合召喚!覇王眷竜スターヴ・ヴェノム!!」

ミスト「カードを1枚伏せてターンエンド!」

亮「今は考えている暇はないか…俺のターン!」

ユーリ「無茶をやってくれますよ。相変わらず性格が悪い奴だ…あの馬鹿デニスは」

亮「融合召喚!サイバー・エンド・ドラゴン!!」

ミスト「ハッ!面白くなって来たぜ」

ユーリ「E・HERO…僕のような捻じ曲がった奴が使える代物ではないですよ」

亮「バトル!」

ミスト「罠発動!」

ユーリ「情けない…紅葉さん…あなたは」

ミスト「ハハッ!」

亮「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ミスト「俺のターン!」

ユーリ「…」

ミスト「感じるぜ!お前は別世界のあいつらや隼やシンジ・ウェーバーとは別格だってな!」

亮「デュエリストに格なんてない」
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/10(月) 22:38:56.35 ID:x8nWvOtu0
数年前

デニス「知ってた?」

ユーリ「何がです」

デニス「僕達を引き取りたいって人が出たんだって」

ユーリ「…」

デニス「何て顔してるんだよ…」

ユーリ「どうして君と一緒なのでしょうね」

デニス「僕だって嫌に決まってるでしょ」

ユーリ「で?その物好きは何者ですか」

デニス「響みどりって人」

ユーリ「…響」

デニス「うん」

ユーリ「何も気がつかない?」

デニス「え?」

ユーリ「君は割り切りが早いもんね」

デニス「…来てるよ」

ユーリ「行きましょうか」

デニス「礼儀正しく光のユーリでね」

ユーリ「どうして」

デニス「とにかくだよ!」

ユーリ「響か…」

デニス「早くしろよ!」

ユーリ「はいはい」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 19:08:50.17 ID:9yVQuZuG0
みどり「遊城ユーリくんとデニス・マックフィールドくんね?」

デニス「はい!」

ユーリ「何でまた2人を?何かの人体実験とかですか」

デニス「おい」

みどり「弟が君達の事を気にかけててね」

デニス「じゃあ響紅葉さんのお姉さん!?」

ユーリ「どうも妙な話ですね。あの人と会ったのはここに慰問に来た一度きり…それなのにですか?」

みどり「2人には輝くものがあるとか」

デニス「プロに褒められるなんて感激だな!」

ユーリ「はあ…輝くもの?こいつも僕もそんなものは」

みどり「…だったらデュエルで決めましょうか」

ユーリ「デュエル?相手が誰だかわかってるのかな?おば」

デニス「バカ!大人しく大人しく」

ユーリ「…いいですよ。やりましょうやりましょう」

ユーリ・みどり「デュエル!!」

みどり「手札の堕天使イシュタムの効果を発動!手札からイシュタムと堕天使モンスターを墓地へ送りデッキから2枚ドロー!さらに魔法『堕天使の戒壇』を発動!墓地から堕天使モンスターを守備表示で召喚する。私は墓地へ送った堕天使イシュタムを守備表示で特殊召喚!カードを1枚伏せてターンエンド」

ユーリ「僕のターン!ジェムナイト・アレキサンドを攻撃表示で召喚!アレキサンドの効果を発動!このモンスターをリリースしデッキからジェムナイトと名のつく通常モンスターを特殊召喚する。デッキからジェムナイト・クリスタを守備表示で特殊召喚!」

ユーリ「カードを2枚伏せてターンエンド」

みどり「堕天使イシュタムの効果を発動!ライフを1000払い墓地の堕天使と名のつく魔法または罠1枚を対象にし発動!その効果を適用する。墓地の堕天使の戒壇の効果を適用!墓地から堕天使マスティマを特殊召喚!」4000→3000

ユーリ「…ところであなたが勝ったらどうなるんですか?」

みどり「…勝っても負けても輝くものが」

ユーリ「どうやら考えてなかったようですね」

デニス「ははは…うっかり者だ」
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 19:36:00.46 ID:9yVQuZuG0
みどり「バトルよ!堕天使イシュタムでジェムナイト・クリスタを攻撃!」

ユーリ「罠発動!『ブリリアント・スパーク』自分フィールドのジェムナイトモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された時に発動!その破壊されたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

みどり「なっ…」3000→550

ユーリ「…」

みどり「それでも君のフィールドはガラ空き!マスティマでダイレクトアタックよ!!」

ユーリ「罠発動!『廃石融合』墓地のジェムナイトモンスターを除外し、そのモンスター同士で融合を行う!墓地のジェムナイト・クリスタとジェムナイト・アレキサンドで融合!融合召喚!ジェムナイト・ジルコニア!!」

みどり「まさか!」

ユーリ「返り討ちだ!!」

みどり「…」550→250

ユーリ「ははは…」

みどり「この純粋さと捻くれた性根…けど本質は寂しがり屋ってわけか」

デニス「ユーリも手加減無しだな」

ユーリ「手加減?必要ないですよ。これから僕らの保護者になりますし」

デニス「じゃあ…けど何で突然」

ユーリ「面白そうだから」

デニス「…それだけか」

みどり「ターンエンド!」

ユーリ「僕のターン!」

デニス「頑張れユーリ!」

ユーリ「男の声援で喜ぶ奴が居ると思ってるのかい?」

デニス「げっ…出てきたよ」

みどり「ど、どういう事」

デニス「二重人格…どっちも性格悪いけど」
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 20:13:11.83 ID:9yVQuZuG0
ユーリ「学校でも家でも怒られて…けど楽しい日々に生まれ変わった…」

ミスト「まだ立ち上がるのか?もういいよ、お前は」

ユーリ「こっちの僕は…どういう人物…」

ミスト「こいつは俺が取り込んだ奴の中でも異質でな。陰険で陰湿…一歩間違えば犯罪者ってやつだな」

ユーリ「…」

ミスト「はっきり言って俺から見ても人間として終わりじゃないか?なあ遊城亮…こいつとは因縁があるんだろ?」

亮「…一方的だが」

ミスト「何処までもさもしい奴…それがお前」

ユーリ「それが君の人生に何か関係でも?」

ミスト「おいおい乱入する気か?」

ユーリ「すみませんね先輩」

亮「…」

ユーリ「僕はまだ終わっちゃいない!僕のターン!」

ミスト「だから勝手な事を」

ユーリ「ヒーローはね。最後の最後まで立ち上がって足掻くんだよ」

ミスト「はあ?」

ユーリ「手札のE・HEROフォレストマンとE・HEROオーシャンとE・HEROフェザーマンで融合!融合召喚!E・HERO Core!!」

ミスト「…何だそりゃ」

ユーリ「ヒーローだよ」

ミスト「掴めねえ奴…お前は俺の嫌いなタイプだ」

ユーリ「まるで自分を見ているように…違う?」

亮「何処の世界でもユーリはユーリだな」

ミスト「あまり舐めるなよユーリ」

ユーリ「舐める?バカにしてるだけなんですけど!」
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 20:50:04.81 ID:9yVQuZuG0
ミスト「ユートとユーゴには負けてユーリと交戦中…て言うか何でお前ら?」

沢渡「文句あるのか!」

権現坂「…」

ミスト「だって雑魚だろ」

沢渡「う、うるせえ!」

権現坂「別世界から来た遊矢は」

ミスト「俺の本体に向かってるんだろ?あいつはしつこいからな…」

沢渡「じゃあデュエルだ!この偽遊矢!!」

ミスト「じゃあバトルロイヤル形式で行くか?感謝してくれよ権現坂」

権現坂「…」

ミスト「黙りか…ま、構わないけどよ」

沢渡「やってやろうぜ!」

権現坂「うむ!」

沢渡・権現坂・ミスト「デュエル!!」

沢渡「覚悟決めるぞ権現坂!!」

ミスト「覚悟?」

沢渡「遊矢と柚子…あいつら2人を取り戻す!」

ミスト「覚悟…何が覚悟だ。だったらお前らをゲームオーバーにしてやるまでだ!俺は…スケール2のEMオオヤドカリとスケール4の覇王眷竜オッドアイズでペンデュラムスケールをセッティング!」

沢渡「ペンデュラム!?遊矢や赤馬以外にも」

ミスト「あのショボいハゲとユートも使ってたろ?ユートが使えて俺が使えない理由はない」

権現坂「…そしてオッドアイズの亜種まで」

ミスト「ペンデュラム召喚!レベル3!EMディスカバー・ヒッポ!」

沢渡「何を考えてるか掴めやしないぜ」

ミスト「ターンエンド!」
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 21:54:12.81 ID:9yVQuZuG0
沢渡「俺のターン!言っとくがお前だけじゃねえんだぞ」

ミスト「お前も?まさか」

沢渡「そのまさかだよ!俺はスケール1の魔界劇団-デビル・ヒールとスケール8の魔界劇団-ファンキー・コメディアンでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル2!魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤー!レベル7!魔界劇団-ビッグ・スター!」

ミスト「お前…どんな裏技使ったんだ」

沢渡「ビッグ・スターの効果を発動!1ターンに1度、デッキから魔界台本魔法カードを1枚デッキからフィールドにセットする!セットした魔界台本は『ファンタジー・マジック』行くぜビッグ・スター!ディスカバー・ヒッポに攻撃だ!!」

ミスト「やっちまったな…榊遊矢のお気に入りを!EMオオヤヤドカリのペンデュラム効果を発動!1ターンに1度、自分フィールドのEMモンスターが戦闘破壊された時、自分のペンデュラムゾーンのEMモンスターまたはオッドアイズモンスターを特殊召喚する!さあ…出番だぜオッドアイズ!」

権現坂「来るぞ沢渡!」

沢渡「お、おう…」

ミスト「二色の眼を持つ眷属よ、その鋭き両目で捉えた敵を焼き尽くせ!現れろ、覇王眷属オッドアイズ!!」

沢渡「まだだ…まだファンタジー・マジックの効果で…うっ!」

ドサッ

権現坂「沢渡!」

ミスト「凡人がペンデュラムを使うからこうなるんだ…虚しいな。その様じゃ立ち上がれないだろ?俺が言ってやるよ。ターンエンド」

権現坂「くっ…俺のターン!超重武者ジシャ-Qを攻撃表示で召喚!超重武者ジシャ-Qの効果を発動!このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の超重武者モンスターを特殊召喚する!俺は手札から超重武者ツヅ-3を特殊召喚!」

権現坂「レベル4の超重武者ジシャ-Qにレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!シンクロ召喚!超重剣聖ムサ-C!!このカードがシンクロ召喚に成功した時、墓地の機械族モンスターを1枚手札に加える!」

権現坂「さらに手札の超重武者装留シャイン・クローを装備!攻撃力及び守備力は500アップし装備モンスターは戦闘では破壊されない!」

権現坂「ターンエンド!」

ミスト「俺のターン!」

権現坂「沢渡…もし俺が敗れた時はお前に託すぞ」

沢渡「…」

権現坂「遊矢をよく知る俺より対抗心を燃やしているお前の方が…救える可能性があるかも知れぬ…だから沢渡よ」

沢渡「…」

権現坂「お前が目覚めるまで俺が稼ぐ!!」

ミスト「何で攻撃しないんだ?妙な奴だ」
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/12(水) 18:50:03.62 ID:2C1RGag/0
ミスト「俺のターン!覇王眷竜オッドアイズで魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤーを攻撃!覇王眷竜オッドアイズの効果を発動!自分のペンデュラムモンスターが相手と戦闘を行う場合、与えるダメージは倍になる!」

権現坂「身動きを取れぬ沢渡を!」

ミスト「派手に散れ!!」

沢渡「…」4000→400

ミスト「ターンエンド」

権現坂「俺のターン!超重武者装留シャイン・クローの効果を発動!自身の効果で装備されたこのモンスターを特殊召喚!そしてムサ-Cの効果で墓地から手札に加えた超重武者ツヅ-3を通常召喚!レベル2の超重武者装留シャイン・クローとレベル5の超重剣聖ムサ-Cにレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

ミスト「へえ…」

権現坂「遊矢!ユーゴ!俺の声が聞こえるか!?」

ミスト「お前ら本当に好きだよな…何がいいんだ?」

沢渡「て、てめえには理解できねえだろうな…」

ミスト「理解?何を?」

権現坂「蘇ったか沢渡!」

沢渡「俺が簡単にくたばると思うなよ!」

ミスト「たった3人とユートの身体の為に…意味がわからねえ」

沢渡「だったら理解しなくてもいいぜ!」

ミスト「ッッ!何だこの感じは…うおおおおおおおおおおおおおお」

沢渡「な、何だ?」

ミスト「クソ!何でだ!あいつは認められて何で俺だけ認められない!あいつは俺で俺はあいつなんだぞ!俺はミストだ…邪神でもザークでもユートでもない!俺がオリジナルだ!!」

沢渡「権現坂…遊矢からの声が聞こえたぜ。オッドアイズに自爆してくれ」

権現坂「会ったのか」

沢渡「語りかけたって感じっつうか…とりあえず!行け権現坂!!」

権現坂「ならば賭けよう!覚醒の魔導剣士で覇王眷竜オッドアイズを攻撃!」

沢渡「遊矢…戻って来い!ユーゴ!お前には恩義がある…ユーリ!お前とは関わりは少ないが…俺達が助け出す!!」
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/12(水) 19:36:12.23 ID:2C1RGag/0
ミスト「…ターンエンド」

沢渡「俺のターン!さあ…見せてやるぜ!ペンデュラム召喚!エクストラデッキから蘇れ!レベル2!魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤー」

沢渡「さらに魔法『死者蘇生』を発動!蘇れ、覚醒の魔導剣士!そして俺はレベル8の覚醒の魔導剣士にレベル2の魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤーをチューニング!」

ミスト「狂ってるのか…できるわけが無いだろ!!おい!沢渡シンゴ!!」

権現坂「奴は狂っているのか計算なのか出鱈目な事ばかり行うが…無駄な事は…結構多いな」

沢渡「かっこ良く意外性ナンバー1って言えよ!平穏なる時の彼方から、あまねく世界に光を放ち蘇れ!シンクロ召喚!現れろ、レベル10!涅槃の超魔導剣士!!」

権現坂「シンクロ…いやペンデュラムモンスター!?」

沢渡「一発限りの大勝負!俺と権現坂と遊矢が居なきゃ出せなかっただろうぜ!」

ミスト「…」

権現坂「でかしたぞ沢渡!」

ミスト「人間っていうのは意味がわからないな…喋ってるだけで腹が立つぜ」

パチッ

沢渡「バトルだ!権現坂!攻撃名はお前が決めろ!!」

権現坂「涅槃…」

沢渡「トゥルース・スカーヴァティ!!」

権現坂「おい!」

沢渡「ノロノロしてるのが悪いんだよ!」

ミスト「…」4000→700

沢渡「どうだ!」

ミスト「…タイムオーバー」

沢渡「は?」

ブンッッ

権現坂「消えたぞ」

沢渡「逃げるんじゃねえ!」
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