【安価】普者「勇者補正が無くなった?」

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56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/23(日) 16:02:04.27 ID:etYeWR6yO


女神「む、軽いですね。お金ではなさそうです」


普者「(完全にネコババする気満々だったんだね……)」


女神「どうやら、不思議な力のこもったお守りですね。身につけておいたらどうです?」


普者「いや、まず持ち主を探すべきじゃ……」


女神「この潮風による痛んだ様子だと今回の便よりも前に落としたんじゃありませんかね? 持ち主が見つかるまで永久に活用しましょう」


普者「落とし主を探す気ないやつだこれ」


普者は『堅守のアミュレット』を手に入れた!


HPが半分以下の時に物理ダメージが半減する!



女神「少ししぶとくなりましたね」


普者「本当にいいのかなぁ……罪悪感……」





・・・
4/9


普者「やっと陸に足がつける……ふわふわ揺れないっていいなぁ……」


女神「一週間ほどこの港街で待機です。このままゆるゆると時間が過ぎるのもアレですが……まあ、次の船旅に備えましょう」




安価↓コンマ二桁

01〜25:女神「合理性についてお話しましょう」

26〜50:女神「インセンティブについてお話しましょう」

51〜75:女神「魔物退治をしましょう」

76〜00:女神「旅の商人ですか」

ゾロ目:アイテムまたはG入手

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 16:12:38.37 ID:NETRqpyS0
アイッテムー
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/23(日) 17:09:20.36 ID:etYeWR6yO


女神「さあて、インセンティブのお話をしましょうか。誘因ともいいますがインセンティブと呼ぶことが一般的でしょう」


女神「インセンティブは機会費用、裁定と並ぶ、ひっじょぉに重要な概念です。『経済学はインセンティブの学問』とさえ言えます」


普者「難しそう……」


女神「難しいことではありませんよ。要するに、『人々の意思決定を左右する要因』、それがインセンティブなのです」


普者「うん?」


女神「裁定についての説明の際にレンガの転売のお話をしましたね? あそこで人々は転売することによって利潤を得ることができました。すなわち町と町の間で価格差が存在したため、転売をするインセンティブがあったのです」


女神「しかし、みんなが同じように転売を行った結果、二つの街の格差がなくなると、転売しても利潤が出なくなります。このとき転売するインセンティブが存在しないのです」


普者「うーん……?」


女神「ざっくり言えば人間の行動には必ず理由があるのですね」


女神「例えば政府が貧しい人々のためにお金を分け与えるとしましょう。生活を保護するお金ですね。この人たちが自分で働いてお金を稼げるようになったらそのお金は支払われなくなるとしましょう」


普者「僕も貰いたい」


女神「健全な肉体と知能を持つなら労働しなさい。……さて、ここで給付額が大き過ぎたら、その人たちは全く働くつもりがなくなってしまいますね。お金は働かなくても貰えますから。労働する代わりに、ぐうたらした方が楽に決まっています。このとき、労働するインセンティブがなくなっているのです」


普者「まあ、お金が貰えるなら働かないよね。働いてもちょっとだけとか」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/23(日) 17:10:36.47 ID:etYeWR6yO


女神「勘違いしないで欲しいのは、そうしたお金を貰ってる人が悪いわけではないのです」


女神「そして制度そのものが悪いわけでもないのです。困ってる人を助けるのは美徳だと女神たる私は考えます」


女神「制度のデザインが悪いのですよ。困ってる人々を助け、かつ人々が自立できるような制度を作る。そのためにはインセンティブについて考える必要があるのです」


普者「……女神さまは本当に女神さまだったんだね」


女神「はあん? この美しくて綺麗で可愛くて可憐な私が女神以外の何者に見えるんですか?」


普者「ははっ」


女神「……」ぺちぺちっ


普者「痛いって……ごめんごめん」





女神「さて、一週間も滞在するなら何かしら出来そうです」


普者「そうだね」


女神「お馬鹿なふーくんは、時間をどのように使いますか?」


普者「いちいち酷いよね……そうだなぁ……」




安価↓
普者の行動

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 17:21:27.90 ID:Ac+vrzmO0
強い仲間捜し(貧困街辺りで燻ってる感じの人らへんで安上がりに)
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/23(日) 17:41:26.20 ID:etYeWR6yO

普者「仲間がいたらいいなぁ」


女神「……まあ、いいですけど、そのぶんお金も倍近くかかったりしますから、その点も考慮してくださいね」


普者「う、うん……近くのスラムに格安で雇えて有望な戦力がいたりしないかな」


女神「それなら、子どもがいいですね。子どもの方が従順で扱いやすくて便利ですから。最悪、身体に爆弾くくりつけて魔物に特攻させましょう」


普者「発想がゲス過ぎるよ!」


女神「まあ、手癖が悪かったりすると冒険に支障を来しますからね……安かろう悪かろうも考えものです。それに乳幼児期の健康状態が悪いと、大抵知能も体力も平均的に低下しますしね」


普者「き、きっといい仲間が見つかるよ」


女神「チャンスは2回くらいですかね。ある程度信頼できるか確認する時間も欲しいですから」




安価↓コンマ二桁
01〜85:安かろう悪かろうな人材
86〜00:無口な美少年
ゾロ目:快活な褐色娘


安価↓↓コンマ二桁
01〜85:安かろう悪かろうな人材
86〜00:無口な美少年
ゾロ目:快活な褐色娘


コンマの大きい方を採用します(ゾロ目最優先)
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 17:42:05.78 ID:H69JXMod0
かっしょくぅぅぅ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 17:42:36.36 ID:Ac+vrzmO0
てりゃー
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 17:43:01.54 ID:H69JXMod0
あああ・・・
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 17:58:18.46 ID:NETRqpyS0
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/23(日) 18:11:28.81 ID:etYeWR6yO


・・・

【港町近郊】


女神「ふうむ……見るからに貧しそうですね。港町自体は経済的には比較的豊かですが、この辺りは職を求めての出稼ぎ移民たちが住んでるんでしょうかね」


普者「治安悪そう……」


女神「まあ、ふーくんなら大抵の人間は千切って投げられますよ。そんなに裕福にも見えませんし、男性ですから大丈夫だと思いますが」


普者「うん……」


女神「さてと……ふむ、あれは使えそうな人材ですね。女神レーダーに反応アリです」


普者「なにそれ……」


女神「ふむ、結構当たりかもしれませんね。格安の割には、ですが」


普者「おお」




安価↓
仲間の職業
該当コンマが奇数:男性
該当コンマが偶数:女性


安価↓2
仲間の性格
該当コンマ÷2:年齢(最低値10)

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 18:17:41.59 ID:Ac+vrzmO0
テイマー
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 18:42:21.56 ID:NETRqpyS0
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 19:05:52.81 ID:iUNPPO6Ao
愚痴が多く根暗でひねくれてる
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 23:24:06.53 ID:H69JXMod0
40歳もしくはアラサー男愚痴が多く根暗でひねくれている、安かろう悪かろうなテイマーか…
快活な褐色娘とは完全に対極だな…
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 00:13:42.74 ID:Zn7LutKjO
勇者なら褐色娘だったんだろうが普者じゃ仕方ない
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/02(火) 22:38:03.00 ID:sbfG14SkO


テイマー「……金貸しの野郎……足元見やがって……俺だって金さえあれば……もっと上手く商売やって……」ぶつぶつ


女神「あの小汚いオッサンですね」


普者「えぇ……可愛い女の子とか贅沢は言わないから、せめて同世代が……」


女神「勇者補正があれば、快活で強くて目鼻立ちがくっきりした褐色肌の美少女やらが仲間になったでしょうが……まあ、補正なしならこんなものでは?」


普者「つらい……」


女神「人生そんなものです。さて、さっそくコンタクトを取りましょう」ぱたぱた…



テイマー「なんだよ……何の用だよ……」


女神「しけた面の中年、あなたにはテイマーの才能があります。魔王討伐のため、私たちと共に来なさい」


普者「態度!」


テイマー「何言ってんだ、この生物……」


女神「もちろんタダとは言いませんよ。貴方の一日の収入は1Gにも満たないですよね? 私たちとの冒険は多少は危険ですからプレミアムで1G上乗せして、それから諸々の雑費を引いて節目ごとに10Gで雇わせていただきます。悪くないでしょう?」


普者「(や、やすっ!?)」


テイマー「バカにしてんのか……はっ……俺はこんな虫モドキにまでバカにされるような存在かね」


女神「やれやれ、貴方みたいに学もなく若者のように肉体労働もあまりできない生産性の低い人間に払う金額としては充分過ぎるでしょう」


普者「(本当に失礼だよね……)」


テイマー「俺が好きでこういう生活してると思ってんのかよ……魔王とか意味分からんし……」


女神「貴方、インフォーマルな金貸しに雪だるま式に膨らんだ利子の支払いを求められていますよね? 貴方の代わりに私がボロ屋と、不要な私財を全て売り払って精算しておきました」


テイマー「何をバカな……」


女神「目で見るのが早いでしょう。さっさと行きますよ」



テイマー「なんなんだよ、一体……」



73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/02(火) 22:38:29.87 ID:sbfG14SkO


・・・

テイマー「お、俺の家が……跡形もない……」


女神「私にかかれば、どんな財も資本もすぐに貨幣に変えられます」どやっ


普者「いつの間に……」


女神「ふふん、仕事の早さには定評があります」


普者「でも、せめて同意を得てから……」


女神「私に従えばみな幸せになるのですよ。それなのになぜ同意を得る必要が?」


普者「ええ……」


女神「まあ、流石にそれは冗談ですが、こちらも目的がありますからね。手段は選んでいられません」


普者「こんなのが女神でいいのかな……」


女神「ああん?」


普者「な、なんでもないでーす……」



テイマー「て、てめ、なにしやがるんだ……!?」


女神「うるさいですね…あなたへのナッジですよ。家無しの一文無しが生き延びる手段……血液精製袋として中央国で血液を売るよりも、私たちと来る方が得だと思いますが」


テイマー「っ……」


女神「もちろん悪いことばかりではありませんよ。冒険の中で人的資本を身に付ければ、これからの人生は今までの恥辱に満ちた日々とさよならばいばいです。ハイリスクハイリターンですが、頑張り次第では何とかなりますよ」


テイマー「そんなこと望んでねえぞ……ふざけんな……ふざけんなよ……」ぶつぶつ…


普者「心中お察しします……」



テイマーが仲間になった!

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/02(火) 22:44:39.19 ID:sbfG14SkO

女神「どれどれ、ふーくんとてっちゃんの強さをチェックしてみましょう」


テイマー「てっちゃん……俺をいくつだと思ってやがるんだ……」


普者「あはは……」




普者
LV.1(0/100)
20歳男性
HP:1000/1000
通常攻撃(コンマ二桁)

○特殊能力
・HP半分以下で物理ダメージ半減



テイマーLV.1(78/100)
41歳男性(10G/イベント)
HP:195/195
通常攻撃(10)

○特殊能力
・敵との遭遇率アップ
・敵を倒した際、ゾロ目で仲間になる



女神「この戦力で魔王を倒すとかギャグですね、ギャグ」


普者「そんなに……」


女神「ネズミがライオンに挑むようなものです」


テイマー「けっ、ネズミにはネズミに合った生き方があるんだっての……魔王を倒すとかバカだろ……」


女神「口を開けば暗いことしか言えないようですね。貴方の人生はさぞつまらない日々の集合だったんでしょうね?」


テイマー「うるせえ……誰が望んでこんな生き方を……そもそもテイマーってなんだよ、俺には戦いなんてできねえぞ……先祖からの土地を魔物に破壊されて移住したら何とか生きてきたってのに、またこんな意味分かんねえ目に遭うのかよ……」ぶつぶつ…


普者「……」


女神「思考を閉ざした人間に何を言っても無駄ですね。さて、明日からまた船旅です。しっかり寝て、少しでも酔わないように気をつけなさい」


普者「う、うん……」




6/9


普者「やっぱり船は苦手だ……」うぷ…


テイマー「なんで陸に生きる俺たちが海の上を渡ろうなんてバカなことを考えたんだよ……」おえ…


女神「貴方たちの三半規管ガバガバですね」



安価↓コンマ二桁

01〜25:女神「退屈なものですね」

26〜75:女神「魔物ですか」

76〜00:女神「行商人ですか」

ゾロ目:アイテムまたはG入手
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 22:46:08.93 ID:Q46AMi1uO
テイマーさんわりといい人かもしれない(願望
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/02(火) 23:02:59.81 ID:sbfG14SkO


商人「おやおやー!? これは面白そうな人たちですねー!?」ずいずいっ


女神「何の用ですか小娘」


商人「たはー! これは手厳しい。ミュ……ボクは旅の行商人! ここで合ったのも何かの縁ですねー!」


テイマー「よくある押し売りか……面倒だな……俺たちだけ狙われるし、本当についてねえよ……」


普者「ま、まあまあ……」


商人「見た所、冒険の最中でしょうかー? いやいやー、もしかして世界を巡ってる感じですー? いやはやボク運命感じちゃいますよぅ」


女神「貴女、口を開けば開くほど胡散臭さが滲み出てきますね……」


商人「やや、これは哀しい! あ、ところで何か入り用だったりしません!これでも、凄腕の商人ですよ、ボク!」


テイマー「自分で言うやっぱり大抵信用におけねえよ……」


女神「てっちゃんの言う通りです」


普者「欲しいものかぁ……」



安価↓
欲しいアイテム

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 01:05:51.02 ID:2e5lJ0V5O
一度だけコンマを振り直す腕輪(メタ)
普者的には破邪のお守り的な
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 05:02:20.18 ID:w9JGzGq2O
女神かわいいと思う
かわいくない?
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 15:13:19.92 ID:MlRyaMDWo
かわいいかはわからないけどキャラは皆いいと思う
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 16:13:32.61 ID:burjAO7to
何気に経済学がタメになる
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 21:27:50.55 ID:14CCfXKSO


普者「うーん、苦しい時の神頼み的なアイテムが欲しいかな……」


女神「私がいるのにですか?」ボソボソッ


普者「ま、万一の手段は多い方がいいから……」ボソボソッ


女神「……まあ、いいですけど」


商人「ほー、なるほどなるほど! それでしたら、こちらはどうでしょう!?」


テイマー「……なんだそりゃ?」


女神「……神錆びた砂ですか!? 貴女、どこでこんなものを……?」


商人「おや、お目が高い! ふふん、ボクは世界を股にかける行商人ですから! しかもなんと! 今回は特別に無料サービスです!」


普者「おおっ!」


女神「……フリーランチはないんですよ。何が目的ですか?」


商人「いえいえ、これからもご縁がありそうですからね」にこぉ


女神「う、うさんくさ……」


テイマー「……本当は呪われてるとかそんなオチだろ……世の中の商人はみんな嘘つきなんだからよ」


女神「そこまで偏った思考はありませんが、さすがに怪しさしかありませんね……これ、市場価格で買ったら私たちの所持金を超過しますよ」


商人「今後もこれでご贔屓にしていただけるなら!」にこぉ


テイマー「これ渡したからって、贔屓にするかは分からんだろ……抜け目ない小狡い商人がそんな不確実なことするはずはないだろ……」


商人「あれあれ? それなら任意のお金をいただきましょうか? それともボクが指定した金額の方がよろしいですか?」

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 21:31:13.92 ID:14CCfXKSO

普者「えーと……」


女神「……まあ、これは本物ですし、少し混ざり物があるみたいですが、特に変な呪いやらがかかっているわけではないようですね。貰えるなら今は貰っておきましょう」


普者「(そう言う割には釈然としてなさそう……)」



普者は『神錆びた砂』を手に入れた!


作中で一度だけコンマを振り直せる!



商人「貴方たちには、期待してますよー♪」にこぉ


女神「……何者ですか?」


商人「商人でーす! それではそれでは♪」


商人はその場を後にした……



テイマー「怪しさが服着て歩いてるみたいなヤツだったな……本当に大丈夫か? この後で、因縁つけて襲われたりしそうだな……」


女神「それだと少し整合性に欠けるように思いますね……邪悪な気配も感じませんでしたし、魔王の手先ということもなさそうですが、私たちの事情を知ったようでもありますし何だか気持ち悪いですね……」


普者「奇特な良い人なのかも?」


女神「……まあ、不安や警戒する気持ちだけで廃棄するには惜しいだけのメリットがありますからね」


テイマー「世の中は騙し合ってお互い奪い合うことしか考えてないヤツらばかりだ……どうせそのうち手のひら返しを食らうぜ……」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 21:32:34.89 ID:14CCfXKSO

・・・
7/9


普者「もう、吐くものが何もないです……」うつろ…


テイマー「どうしてこんな目に遭わねばならんのだ……」げそっ……


女神「情けないですね」ぱたぱた…


普者「僕も空が飛べたらなぁ…!」


女神「仮定法ですか?」



安価↓コンマ二桁

01〜25:女神「退屈なものですね」

26〜75:女神「魔物ですか」

76〜00:女神「金づる……いえいえ、お困りの人がいるようです」

ゾロ目:アイテムまたはG入手
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:37:53.39 ID:0MI0dZrko
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 22:02:58.40 ID:14CCfXKSO



<<魔物の群れだぁ!
<<甲板まで来たぞ!?


女神「おや、魔物が来たようですね」


普者「っ!」


テイマー「おいおい、逃げ場がねえぞ……ここで死ぬのか……」


女神「死にたくなければ戦って追い払いなさい。行きますよ」



あばれウミウシ’sが襲いかかってきた!


あばれウミウシ’s
HP:90/90
3体で行動します
しばしば身体が痺れる攻撃をします(コンマ二桁×3;奇数で1ターン行動不能)



あばれウミウシ’s<<ウネウネ…


女神「気持ち悪いですね……」


テイマー「こんなのと戦うのかよ……絶望しかねえよ……」195/195


普者「うぅ……!」1000/1000



女神「さあ、ふーくん。構えなさい」


普者「ぅぅ……」


女神「尻込みしていても得られるものはありませんよ。さあ、ヒノキの棒で叩き殺してやるのです。相手は虚弱ながら集団で攻められると危険ですよ……行きなさい」


普者「……う、うわぁぁっ!」


普者の攻撃!



安価↓コンマ二桁
あばれウミウシ’sへのダメージ

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:04:03.63 ID:0MI0dZrko
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 22:18:55.35 ID:14CCfXKSO


普者「この! このぉ!」


普者の攻撃!


あばれウミウシ’sに63の攻撃!


あばれウミウシC<<ぶちゃ…0/30


あばれウミウシB<<ぐちゃ…0/30


あばれウミウシA<<ちりっ…27/30


女神「及び腰の情けない攻撃ですが……まあ、ギリギリ及第点でしょう」


テイマー「ぉらっ」ぽいっ


あばれウミウシ<<ガツッ……!


テイマーの攻撃!


あばれウミウシに10のダメージ!



女神「まあ、私たちの勝ちはほぼ確実ですね……と、一匹逃げ出しましたか、まあ、合理的ですね」


普者たちはあばれウミウシ’sを倒した!




安価↓コンマ二桁
・経験値
・÷4:獲得G
・ゾロ目であばれウミウシが仲間に

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:48:01.17 ID:8tiNWT640
そいや
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 23:12:11.63 ID:14CCfXKSO


普者たちは17の経験値を得た!

普者たちは5Gを得た!




普者「はぁ……はぁ……」


テイマー「ふぅ……ふぅ……」


女神「疲れ過ぎです。緊張し過ぎは体を硬直させてパフォーマンスを低下させます。追い込まれてる時こそ真価が発揮できるくらいの気概を保つと万事うまくいきますよ」


テイマー「追い込まれたら……そのまま終わりだ……」


女神「でも今は助かってるじゃないですか。あなたのその自分への呪いの如き期待が今の貴方を作ったのでは? もちろんそれが全てとは言いませんが」


テイマー「けっ……この世に自分で変えられるものがいくつあるってんだ……」


女神「少なくとも今の貴方は、今の貴方が変えられるでしょう? それによって将来の貴方も変わるのです。自己効力感を持ちなさい。そして今の自分の行動に責任を持ちなさい。そこから、望ましい習慣が生まれ貴方の人生は変わるのですよ。たとえ貴方が一般的にもう枯れた年と言われても、そんなことは関係ありません」


テイマー「……けっ」


女神「まあ、貴方は聞く耳を持ちませんよね。しかし、私はこの冒険の間はパターナリスティックですからね、まあ、私に従えばそれなりに幸せにしてあげますよ。それを効率的にできるか否かは先ほどの要因ですが」


普者「(意外に女神さましてるんだよなぁ……)」


女神「それより、早くお金を拾いなさい! マネーイズパワーですよ!」


普者「ああ、うん……って、ウミウシがお金に……?」


女神「私の力で、素材や食品としての市場価格と交換です。貨幣は自由に使えますからね。物々交換と比べると遥かに良いものです、貨幣は。経済学的には流動性が高いといいます」


普者「まあ、貨幣だとみんな欲しがるもんね」


女神「いずれは金本位制を廃止したいところですが……まあ、しばらく先ですね。たまに不換紙幣よりも兌換紙幣等の方がいいと言う輩がいますが、正直言って正気かって感じですね」


テイマー「お前が何言ってるか分からん……」


女神「ああ、大きい独り言ですから、お気にせず」

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/03(水) 23:28:26.48 ID:14CCfXKSO

・・・
8/9


【北東国】


普者「やっと、北東国についたよ!」


女神「思った以上に時間がかかりましたね。もっとさくっと移動できる魔法やらアイテムがあれば重宝するのですが」


テイマー「今日は地に足つけて寝れるのか……はぁ……」


女神「まあ、魔物が出ないとも限りませんしあまり弛むと痛い目に遭いますよ。運が悪いと強力な魔物にカチ合う可能性もありますしね」


普者「それは勘弁願いたい……」


女神「鬼の村までもう少しですね。優れた労働力かアイテムがあると良いのですが」




安価↓コンマ二桁

01〜25:女神「市場についてお話ししましょう」

26〜75:女神「魔物ですか」

76〜00:女神「金づる……いえいえ、お困りの人がいるようです」

ゾロ目:アイテムまたはG入手
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:57:07.60 ID:s4Bblk1mO
こっちの世界線の女神様が意外と真面目で怖い
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 00:13:38.60 ID:miicYE5tO


<<ガサッ……


女神「また魔物ですか。どうせ大した敵では……」



雷獣<<グルルル…!!


女神「ッ!?」


テイマー「……なんだこのバケモノ」



雷獣
HP:3000/3000
痛烈なカウンター攻撃をします(敵コンマ二桁×10)
2ターン後にパーティ全体に破滅的な雷撃を繰り出します(コンマ二桁×100)



女神「今の私たちに敵う相手じゃありません! 逃げますよ!」


普者「あ、え……」


テイマー「こいつはやばいだろ……!」


女神「ほら、早くしなさい! ……ああもう、こういう想定外があるから補正なしは嫌なんです!」



雷獣<<ノソッ…



普者「……っ」


普者たちは逃げ出した!



安価↓コンマ二桁
偶数:成功
奇数:失敗
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:15:02.44 ID:usznLCWaO
前みたいに仲間が死ぬのはごめんだぞ
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 00:35:44.28 ID:miicYE5tO


・・・

普者「に、逃げ切れたみたい……?」


女神「そのようですね……中々見事な逃走ぶりでした」


テイマー「げほっ……ごほっ……」


女神「補正があると魔物の強さも完全にコントロールされるんですが、やはり補正なしだと理不尽な敵に遭遇しますね……今回はまだマシな方でしょう」


テイマー「こんなの生命がいくつあっても足りないぞ……」


女神「ま、まあ、体力をつければ生存確率はあがりますよ……多分……」


普者「怖い……」


女神「その恐怖をこの世界から取り除くのが貴方たちの責務ですから」


テイマー「どうして俺が……」




強敵からの見事な逃走に成功して経験値を得ました


安価↓コンマ二桁
経験値
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:45:37.75 ID:LMO1+PCDo
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:54:40.55 ID:cEHF2B5ro
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 09:43:26.70 ID:BOfFLul0O

普者たちは75の経験値を得た!


テイマーはLV.2になった!


テイマー
LV.2(70/100)
給料:10G/イベント
HP:300/300
通常攻撃(25)

○特殊能力
・敵との遭遇率アップ
・敵を倒した際、ゾロ目で仲間になる


テイマー「……!?」


女神「『神の誓約』の力でどんどん強くなるのですよ。もっとも期日までに魔王を倒さないと貴方が滅びるんですがね」


テイマー「お、おま、ほんと何者だよ……!?」


女神「女神ですが何か?」


普者「あ、気づいてなかったんだね……」


テイマー「女神……けっ、こんな理不尽なのが女神なんてこの世はやっぱり最悪だ……」


女神「まあ、貴方に強制はしましたが、努力次第では貴方個人にも大きいメリットがあるのですから、努力なさい」


・・・
9/9


普者「そろそろ鬼の村が近いみたい……」


女神「ええ、思った以上に長くかかりました」


テイマー「本当にこのまま鬼の村とやらに言っていいのか?」


普者「この前に寄った町の人たちの話だと、人間たちと仲が悪いみたいだよ? しかも、相当……」


テイマー「着いた瞬間八つ裂きにされるとかな……」


女神「何とかなりますよ。ならなければ死にますけど」


普者「雑だね!?」


女神「まあ、下調べしている限り大丈夫ですよ、楽観的にいきましょう」


テイマー「そんな暢気でいいのかよ……」


女神「貴方はいちいちリスク回避的過ぎるんです。ここはガンガン行きますよ」




安価↓コンマ二桁

01〜25:女神「市場についてお話ししましょう」

26〜75:女神「魔物ですか」

76〜00:女神「金づる……いえいえ、お困りの人がいるようです」

ゾロ目:アイテムまたはG入手

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 09:48:34.69 ID:u6k4jMF8O
ほいな
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 09:58:23.57 ID:BOfFLul0O


管狐<<クルル……


普者「いっ、また魔物!?」


女神「……大した相手ではなさそうです。さっさと倒してしまいましょう」



管狐
HP100/100

手痛い攻撃をします(コンマ二桁×3)
変化の術でパーティを惑わせます(次ターンのパーティの命中半減)




女神「これも訓練みたいなものです。倒してしまいなさい」


テイマー「ちっ……なんで魔物なんかと戦わなきゃいけねえんだよ……」


普者「や、やぁ……っ!」



普者の攻撃!


安価↓コンマ二桁
管狐へのダメージ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 09:59:27.43 ID:LMO1+PCDo
とりゃ
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 10:13:39.13 ID:BOfFLul0O


普者の攻撃!


管狐に43のダメージ!


管狐<<ギュゥ……!?


テイマー「おらっ!」


テイマーの攻撃!


管狐に25のダメージ!



管狐<<グルルル……ッ!


管狐の『変化の術』!


ドロンドロン……


次ターンはコンマ奇数の攻撃が当たらない!



普者「うわっ、増えた!?」


女神「変化の術というよりは分身の術では?」


テイマー「めんどくせえ……」





・・・
普者1000/1000
テイマー300/300
管狐32/100



女神「さくっと倒してしまいなさい。外してこけたりしないでくださいよ」


普者「う、うん……!」


普者の攻撃!


安価↓コンマ二桁
管狐へのダメージ
奇数ミス




テイマー「さっさとどっか行けよ……!」


テイマーの攻撃!


安価↓コンマ二桁÷2(最低値50)
管狐へのダメージ
奇数ミス
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:14:44.59 ID:5kHd4PTC0
せい
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:14:46.14 ID:LMO1+PCDo
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 10:28:39.83 ID:BOfFLul0O

普者の攻撃!


ミス!


普者「あれー!?」


女神「何やってるんですか……」はぁ…


普者「ご、ごめん……」


テイマー「どう見てもこっちが本物だろ」


テイマーの攻撃!


管狐に25のダメージ!


管狐<<キューンッ!?7/100


管狐の『変化の術』!


次ターンはコンマ奇数の攻撃が当たらない!



女神「……めんどくさいですね。どうせ私たちの勝ちは変わらないんですから、引っ込んでなさい」げしっ


管狐<<キュゥッ!?


管狐を倒した!


普者「り、理不尽!?」


女神「ああん? チンタラやるのは嫌いなんですよ。文句があるなら、貴方に150のダメージです」


普者は150のダメージを負った!


普者「いだっ!? なんで!?」850/1000



女神「こんな雑魚相手にちんたらとしてるからです。さて、進みますよ」


普者「ひ、ひどい……」


テイマー「はぁ……」




安価↓コンマ二桁
・経験値
・÷4:獲得G
・ゾロ目で管狐が仲間に
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:32:47.49 ID:5kHd4PTC0
とおうりゃーっ!
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:39:02.40 ID:FCY8YbBY0
相変わらず理不尽女神だなww
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 10:58:13.28 ID:u6k4jMF8O
鬼!悪魔!女神!
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 11:27:47.24 ID:BOfFLul0O


普者たちは49の経験値を得た!

普者たちは13Gを得た!



普者はLV.2になった!

テイマーはLV.3になった!


普者
LV.2(41/100)
HP:1050/1200
通常攻撃(コンマ二桁+25)

○特殊能力
・HP半分以下で物理ダメージ半減
・作中で1度だけコンマを振り直せる


テイマー
LV.3(19/100)
HP:400/400
通常攻撃(50)

○特殊能力
・敵との遭遇率アップ
・敵を倒した際、ゾロ目で仲間になる



普者「なんか、どんどん強くなってく……」


テイマー「そうだな……」


女神「何言ってるんですか。これじゃ魔王はおろか四天王や七魔、人間側の九聖にも手も足も出ませんよ」


普者「また知らない単語が出てきた……」


テイマー「別にそいつら倒さなくてもいいだろ……」


女神「まあ、それはそうですが」

109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 11:38:33.44 ID:BOfFLul0O


・・・

残り271日
所持金:428G



【北東国・鬼の村】


普者「な、長かった……ようやく目的地についたね……」


テイマー「もうここがゴールでいいだろ……なんで、ここから大陸の端まで行かなきゃいけないんだよ……」


女神「やれやれ、口を開けば文句ばかりですね」


普者「でも遠かったから気持ちは分かるよ」


女神「やれやれ……」



ザッ…


普者「わわっ!?」


女神「あら、囲まれていますね」


テイマー「この亜人たち、デケェな……」


<<手を上げろ!

<<ニンゲンめ! 何用だ!


普者「あ、怪しいものじゃないんです! ほ、本当に!」あわわ…


テイマー「やっぱりこうなるんじゃねえか……」


女神「まあ、無抵抗を示せば大丈夫ですよ……多分」


<<どうする?

<<シュテンさまの御殿まで連行だ!



普者たちは鬼たちに捕らえられてしまった!



女神「私は何者にも縛られません」


女神は空中に逃げ出して姿を隠した!



普者「えぇっ!?」

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 11:44:38.52 ID:BOfFLul0O


・・・

【シュテンの屋敷】


シュテン「人間がワシらの村に何の用だ?」


普者「(デッカ!? 怖っ!)」


テイマー「(このまま喰われて終わりかよ……なんて人生だ……ちくしょぉ……)」


<<奇妙な羽虫もいたのですが、空を飛んで逃げられました


テイマー「あのヤロォ……やっぱり体裁を言うだけのクソだった……」


普者「(女神さま、きっと助けに来てくれるよね!? 見捨てたわけじゃないよね!?)」


シュテン「ふん、まあいい。貴様らがこの村に来た理由を話せ。場合によっては……」


テイマー「ひっ……」


普者「(なな、なんて答えたらいいかな……)」



普者「……>>111


111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 11:55:32.66 ID:31ngwyWDO
鬼たちが魔王と敵対関係なのか聞く(女神様なら知ってますよね…?)
敵対関係なら魔王討伐の目的を正直に
魔王側なら金目当てで身売りに来たと言う
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 12:18:27.60 ID:BOfFLul0O


普者「(女神さまが、魔王討伐の戦力にしようとしていたくらいだから、魔王の味方ではないよね? そうだよね?)」


普者「ぼ、僕たち魔王討伐の旅の最中でして……鬼の人たちにも助力がいただけないかなぁと……はい……」


テイマー「(正直に答えるのかよ……)」


シュテン「魔王? お前たちが魔王を倒すだと?」


普者「は、はい……」


シュテン「嘘はついてないようだが……ふははは! つまらん! 殺せ!」


普者「ひっ!?」


イバラキ「まあまあ、殺す必要はないじゃない」


シュテン「……イバラキ、人間に肩入れするのか?」


イバラキ「魔物は私たちにとっても敵だし、別にこの人間たちも悪さをしに来たわけじゃないんでしょう? それなら殺すこともないんじゃないの?」


シュテン「しかしだな……」


イバラキ「あの娘がいなくなって貴方、気が立ってるのよ。後悔するだろうから、一応止めておくわ」


シュテン「……ちっ、座敷牢に捕らえておけ!」


普者「(た、助かった……? でも結局、捕まっちゃうんだなぁ……)」


テイマー「はあ……なんつー人生だ……」


113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 12:56:00.32 ID:BOfFLul0O

・・・

【座敷牢・深夜】


普者「ぐぅぅ……」


「もし……」


普者「ふぁ?」ぱちっ


イバラキ「昼はすみませんね。ウチの、今気が立ってますし、鬼と人間もあまり良好とは言えない関係ですから」


普者「ああ、いえ……むしろありがとうございます」


テイマー「(……何しに来たんだ? わざわざ殺しに……というわけではないようだが……)」


女神「まったく、すぐに捕まって情けない……」やれやれ


普者「えっ!? なんで!?」


イバラキ「あの後にお話ししましてね。ここから逃がす代わりに、一つお願いを聞いていただくことにしました」


テイマー「な、なんだよ、一体……」


イバラキ「端的に言えば私たちの娘を探し出して欲しいのです」


普者「娘?」


イバラキ「はい、一月ほど前にふらりと姿を消しまして……多くの者たちが人間に攫われたのだろうと決め付けて、鬼と人の軋轢は一層大きくなりました。けれど、私としてはあの娘は人間に捕まってはいないと思うのです」


普者「は、はあ……」


イバラキ「ぜひあのお転婆の無事を確認してお伝えください……あと4ヶ月程度までによろしくお願いします」



ミッション「鬼姫を150日までに連れ戻せ!」が追加されました



テイマー「(また厄介事かよ……)」


普者「な、なんとか見つけ出してみせます」


イバラキ「お願いします。これはせめてもの餞別です」



普者たちは『キビダンゴ』を手に入れた!

普者たちは100G手に入れた!



普者「い、いいんですか……?」


イバラキ「私のへそくりですから。有効に使ってください」

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 12:57:28.41 ID:BOfFLul0O


普者「は、はい……」



女神「あんまりノンビリしていると鬼たちに見つかってしまいます。早く逃げますよ」


<<ガチャガチャ……キィ……


テイマー「……」ほっ


イバラキ「あちらに、廃棄された隠し通路がありますから、そこを通るとおそらく無事に出られます。……ご武運を」


普者「ありがとうございます……!」



普者たちは座敷牢から逃げ出した!
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 13:47:39.14 ID:BOfFLul0O
・・・
残り270日
所持金:518G
ミッション
・魔王を倒せ!
・鬼の姫を150日までに連れ戻せ!


女神「ふぁぁ……眠いですね……誰かさんたちのせいで」


普者「ご、ごめん……?」


テイマー「一人逃げてたくせに……」


女神「助けてもらってその態度だなんて、良い心持ちしてますね?」


普者「え、えーと…そ、それよりも……そうだ! お腹が空いたし、イバラキさんにもらった食べ物を食べようよ!」


テイマー「けっ、鬼の食いもんなんて食えんのかよ……」


女神「食べれば分かりますよ」ぐぃぃっ


テイマー「お、おま……!」もご…


女神「ふん、お味はどうですか?」


テイマー「……なんだこりゃ?」


普者「マズくはないのかな?」ぱくっ


普者「……おいしい! なにこれ!? とってもおいしいよ!?」


テイマー「おい! 俺にももっとよこせ!」


普者「えぇ? さっき、鬼の食べ物なんてって言ってたよね?」


テイマー「ぐっ、分かった、俺が悪かったから……」


普者「おいしい!」ぱくぱくっ


テイマー「おい!」



女神「意地汚いですね……何ですか? 別に羨ましくなんてないです。本当ですよ?」



キビダンゴによって普者たちのレベルが上がった!

普者はLV.3になった!
テイマーはLV.4になった!



普者
LV.3(41/100)
HP:1250/1400
通常攻撃(コンマ二桁×2)


テイマー
LV.4(19/100)
HP:500/500
通常攻撃(60)



女神「食べ物でレベルアップって何なんですか……」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 13:50:44.32 ID:BOfFLul0O


普者「しかし、思っていたより収穫は得られなかったね……次はどうしよう?」


テイマー「北東国でまだ何かすんのか……? それとも今までの苦労を無視してまたすぐに移動すんのか……?」


女神「経済学的に言えば取り戻せない費用はサンクコストと言って、意思決定する場合は考慮しないことがほとんどです」


普者「つまり?」


女神「移動に27日かかったからといって、それに囚われてここに居座る必要はないということです。もちろん、ここで何かしら探索したりするのも良いでしょう」


普者「うーん……」


女神「イバラキの話によれば鬼の姫は中央国のブトー街に行ったのではないかとのことです。戦いが好きなようですね」


テイマー「魔法都市とやらも気になるがな……」




普者「それじゃぁ……」



安価↓

1.中央国(ブトー街)に向かう

2.北国(魔法都市)に向かう

3.北東国でやり残したことがある(具体的に)

4.自由安価(具体的に)

117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 13:56:10.40 ID:5kHd4PTC0
1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 14:14:58.43 ID:BOfFLul0O



普者「中央国に向かおう。鬼のお姫様を見つけないと。それに、中央国なら色々と魔王を倒すための情報も得られそうだしね」


女神「ふむ、まあ良いでしょう。ぜに武闘会にも出場してもらいたいものですが」


普者「……?」


テイマー「また長旅かね……はぁ……」


女神「移動はさっさと済ませたいところですが……」



安価↓コンマ一桁×3
中央国(ブトー街までかかる日数)
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 14:15:28.80 ID:5rDGPHxro
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 14:16:11.76 ID:5rDGPHxro
ワープじゃダメかな…
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 14:44:39.16 ID:BOfFLul0O


女神「まあ、来るのに27日かかりましたからね……30日かかるのも仕方ないでしょう……はぁ……」


普者「一瞬で移動できないかな……」


女神「……ブトー街は、数多くの戦闘力、お金、そしてアイテムが手に入るまさに世界の中心です。ここで『キメラの翼』を絶対に複数個手に入れましょう」


普者「300日のうちの10分の1だもんね……まだほとんど何もしてないのに……」


テイマー「それ使えばどこにでも行けるのか……どうせ好きなとこには行けないんだろ?」


女神「……まあ、一回は自分の足で踏破しなければいけませんが……こうなったら南東国に眠る神鳥を蘇られせて……」


普者「と、とりあえず中央国だね!」


テイマー「俺の給料も含めると……」


女神「110Gの出費ですね……時間もお金もかかる旅です……」




移動の行程をカットします


安価↓コンマ二桁
移動に際しての経験値
コンマ一桁が倍率


122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 14:50:14.86 ID:3vIhT5tB0
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 15:09:39.75 ID:BOfFLul0O


・・・

女神「さあ、行きますよ!」


普者「おおー!」


テイマー「はあ……」




・・・

普者「うわ、また敵だ!?」


女神「叩き殺しなさい! パワーイズパワーです!」


テイマー「どういうことだよ……」



・・・

ウールウッド<<モコモコ……


普者「これをお布団にしたら気持ち良さそう……」


女神「さっさと換金しますよ」


テイマー「慈悲はないのか……」



・・・

黒龍<<ギャォォォオッッ!


女神「逃げますよ! こんなの相手にしていられません!」


普者「死にたくなぃぃぃ……!」


テイマー「勘弁してくれ……!」




・・・

普者「水……水……」


テイマー「あー……あー……」


女神「気をしっかり持ちなさい……!」


普者「……女神さまにも水分はあるんだよな……」


女神「しょ、正気じゃないですね……!」

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 15:11:34.94 ID:BOfFLul0O


・・・

普者「ちょっとは戦えるようになってきたかも……」


女神「はんっ、その程度の実力じゃ、ちょっと強い魔物にボコボコですよ」


テイマー「たまに出て来る理不尽な魔物はほんと何なんだ……」



・・・

普者「虫もタンパク源……虫もタンパク源……」


女神「餓死したくなければ、さっさと食べなさい」ぐぃぃ…


普者「いやだぁぁぁ……っ! せめて佃煮にしてぇぇぇえっっ」


テイマー「……」おえっ



・・・

普者「なんでこんな辛い旅をしながら魔王なんて倒さなきゃいけないんだ……東国に帰ってレンガ作りして暮らしていればそれで満足なのに……」


女神「弱気になっても挫けてはいけませんよ。諦めない者にその門は開かれるのですよ」


テイマー「開いてんの地獄の門だろ、これ……」


女神「それは貴方たち次第です。今は私を信じて従いなさい」




・・・

普者「また魔物……! 僕は……負けない!」


テイマー「おらっ……!」


女神「ブトー街はもう少しですよ!」




・・・

古代蜂<<ぶぶぶ……


普者「やばいやばいやばい……っ!」


テイマー「こっちだ普者!」


女神「こんなところでくたばっていいんですか!? 早く逃げますよ!」


普者「もぉぉ! どうしてこんなに強い魔物が人の住む地にいるんだよぉぉ!」


女神「私が聞きたいですよ!」


125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 15:37:49.75 ID:BOfFLul0O


・・・

普者たちは129G手に入れた!

普者たちは516の経験値を獲得した!

普者はLV.8になった!

テイマーはLV.9になった!



普者の能力に5の倍数ボーナスが付きます

安価↓コンマ二桁
01〜25:やけくそ攻撃
26〜50:かばう
51〜75:食いしばり
76〜00:即死無効
ゾロ目:地属性攻撃



テイマーの能力に5の倍数ボーナスが付きます

安価↓2コンマ二桁
01〜25:引き付ける
26〜50:捕らえる&放つ
51〜75:即死無効
76〜00:仲間になる確率アップ
ゾロ目:説得
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 15:39:52.31 ID:SGSDHXmlo
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 15:44:46.36 ID:2ga18lE20
はぁ!
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 16:00:00.78 ID:BOfFLul0O


普者は『かばう』を覚えた!


かばう(味方一人を防御しながら守る;攻撃不可)



普者の能力に7ボーナスが付きます


普者の『かばう』が進化した!


普者は自分よりHPの少ない味方のダメージを肩代わりする!




テイマーは『捕らえる&放つ』を覚えた!


捕らえる&放つ(HP10%以下の敵を捕らえて1回だけその力を使う)



テイマーの能力に7ボーナスが付きます

テイマーの『捕らえる&放つ』が進化した!

捕らえる&放つ(HP20%以下の敵を捕らえて1回だけその力を使う)




ステータス

普者
LV.8(57/100)
HP:100/2400
通常攻撃(コンマ二桁×4+25)

○特殊能力
・自身よりHPの少ない味方をかばう
・HP半分以下で物理ダメージ半減
・作中で1度だけコンマを振り直せる


テイマー
LV.9(35/100)
HP:100/1000
通常攻撃(110)

○スキル(各戦闘1回)

捕らえる&放つ(HP20%以下の敵を捕らえて1回だけその力を使う)

○特殊能力
・敵との遭遇率アップ
・敵を倒した際、ゾロ目で仲間になる




普者「大変だったけど、お陰でしぶとくなったよ……」


テイマー「変な壺を拾ったが、本当にこれは使えるのか……?」

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/04(木) 16:09:07.76 ID:BOfFLul0O



【中央国・ブトー街】



普者「つ、ついたぁ……」


テイマー「な、長かったな……」


女神「ええ。早速ですが、さすがにボロボロですから今日は休養を取って、明日以降に本格的な活動としましょう」


普者「そ、そうだね……」


テイマー「地獄のような日々だった……これからもこんな日々とか勘弁してくれよ……」ぶつぶつ…


女神「いや、貴方もう既に用心棒としてもうかなりの腕利きですよ? 『神の誓約』さえ乗り越えたら人生は明るいです。体化した能力は消えませんから」


テイマー「……そうかよ」


女神「この調子で努めなさい」



普者たちは宿屋で休養を取った!

普者たちは20G支払った!

普者たちは体力が全快した!

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 16:10:26.52 ID:2ElXRDpa0
テイマー以外に仲間をどっかで増やしたいなぁ・・・鬼娘とかありそうではあるけど
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 19:04:43.12 ID:UDggVHlS0
女神様の水分prpr
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 19:45:36.67 ID:FCY8YbBY0
村人A「こしょぐれば仲間になる武闘家がいるらしい…」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 19:46:40.35 ID:+m4k2mXqO

残り239日
所持金:517G
ミッション
・魔王を倒せ!
・鬼の姫を150日までに連れ戻せ!

普者2400/2400
テイマー1000/1000




普者「さて、まずはどうしようね?」


女神「当てがないならコロシアムがいいですね。勝てばお金も貰えますし、優勝すればアイテム等も貰えますし、何より鬼っ娘は戦いが好きらしいですから」


普者「そっか、それじゃあ、コロシアムに行ってみようか」


テイマー「俺は戦わんからな……」




【ブトー街・コロシアム】


<<参戦者ですか? それならこちらで登録を致します


女神「(見物客とは思われませんでしたか。側から見ても少しは戦う佇まいになってきているのでしょうかね)」


<<まだご登録いただいていない方ですか? それでは、資質の調査をしますため、今日の指定時間に指定場所においでください。お二方での登録でよろしかったですか?


テイマー「いや、俺は……」


女神「こちらの男性二名です」がばっ


テイマー「おま……もごっ……」


<<……よろしいのですか?


女神「よろしいのです」


<<……かしこまりました。資質調査はお二人分登録させていただきます


普者「あはは……」


テイマー「この野郎……ケガしたらどうするんだよ……」


女神「骨折やら火傷やら裂傷なら中央国の回復技術で何とかなりますよ。ボロカスになりながらお金を稼ぐのです」


テイマー「お前、ナチュラルにクズだよな……」

134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/05(金) 19:49:03.56 ID:+m4k2mXqO

・・・

普者「よっ……」ググゥゥゥッ…


<<あれだけの重量をあげやがった……!

<<あいつ、さっきの短距離と長距離で、獣人族さえも負かしてたぞ!?

<<ほんとに人間かよ? 魔物なんじゃねえのか?



テイマー「(……あいつ、この一月で更に化け物じみてきたもんな)」グッ…


<<あっちのおっさんもすげえぞ……

<<こいつらと戦うのかよ……嘘だろ……


???「……」じー


・・・

普者「魔法? 使えないです」


テイマー「同じく。普通に考えて使えるやつのが少ないだろ……」


<<魔法適正はなし……と。はい、これで検査は終わりです。中央の間にて合格が掲示されますが……お二人とも間違いなく合格でしょう


普者「わ、やった……!」


テイマー「俺は落ちてた方が気が楽だったんだがな……どうして手を抜かなかったんだ俺は……」


普者「ま、まあまあ……自分の身体能力を測っておくときっと便利ですよ」


テイマー「その代償でコロシアムでボコられろって?」


普者「い、いや、そういう意味じゃ……っと、あっちの人たちは魔法を使うみたいですよ」



魔法使い「『火炎魔法』!」メララッ!


<<うぉぉっ……すげえ威力だな

<<あの魔法剣士に匹敵するんじゃないのか……


魔法使い「ふふん、こんなものでしょ」




黒装束「魔法か……『闇黒魔法』」


ゴォォォッ!



普者「わわっ!? なんだ、あれ凄い!?」

テイマー「……あんなのと戦えるわけねえだろ……ほんとこの世は理不尽なことばっかだな……」



魔法使い「ア、アナタ、やるわね。どこの出身?」


黒装束「……」ぷいっ


魔法使い「なっ……」いらっ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 19:50:51.62 ID:+m4k2mXqO

・・・

普者「あ、僕の番号貼られてる」


テイマー「ちっ、俺もだ……」



普者とテイマーはコロシアムに参加する権利を得た!



???「……」じー



・・・

女神「合格したようですね。まあ、私の『誓約』があるのですから当然ですが」ちゅー


普者「う、うん。……なんか美味しそうなもの飲んでるね」


女神「私なりに鬼の姫を探していたので、自分へのご褒美です」


テイマー「嘘だろ。お前、絶対にその辺の屋台を物色して楽しんでただろ」


女神「それの何がいけないんですか?」


普者「開き直った!?」


女神「まあ、特に収穫はありませんでしたよ。私は楽しみましたが」


テイマー「こいつ……」


女神「この街は活気があっていいですね。ここを拠点に冒険をするのも悪くないですね……大山脈のせいで西部地域にアクセスできませんが」


普者「中央国と西三諸国の国境線として『世界の背骨』があるもんね」


女神「さて、この後は何をするのです?」


普者「え? えーと……」



安価↓

1.普者「大衆食堂に行ってご飯と情報集めしよう」

2.普者「アイテム屋で、何か便利なものは売ってないか見ようよ」

3.普者「武器防具屋に行って装備を整えたいかな」

4.普者「疲れたし、今日はもう宿屋で休もう」

5.自由安価(具体的に)

136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 20:13:30.16 ID:1hX9qM590
コロシアムで仲間集め
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 20:43:48.37 ID:+m4k2mXqO


普者「あ、コロシアムで仲間集めとかできないかな?」


女神「……別にいいですけど、コロシアムに出る猛者をまだ実力も知名度もない私たちが雇うとなると、費用が嵩みそうですね」


テイマー「まず今の時間にコロシアムに行って会えるのか?」


普者「う……ま、まあ、資格者は無料で観戦できるみたいだし行ってみよう」



・・・

【ブトー街・コロシアム】


女神「おや、ちょうど今日の決勝の途中ですか」


テイマー「毎日のように闘ってんだろそれで、この盛り上がりようか……」


女神「政府運営ですが、やはりこういった興行を官が行うと腐敗の香りがしますね」


普者「決勝の戦いは……」



安価↓1〜2コンマ二桁(重複時は区間下)
01〜10:傭兵
11〜20:武闘家
21〜30:美剣士
31〜40:武剣士
41〜50:魔法剣士
51〜60:狂戦士
61〜70:女騎士
71〜80:聖騎士
81〜90:オカマタイツ
91〜00:鬼姫
ゾロ目:Υ
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 20:52:25.92 ID:dGJmCxJFO
さて…
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 20:55:37.51 ID:XZBecWzvO
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 20:57:35.21 ID:MxzEv78A0
ラッキー、鬼姫みつけたな
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 20:58:55.67 ID:dGJmCxJFO
なにこの狙いすましたようなコンマ
鬼姫VS狂戦士
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 21:35:35.35 ID:+m4k2mXqO


実況「さあ、本日の決勝はぁぁっっ!」


実況「突如として舞い降りた麗しき新星! その華奢な体躯からは信じられない棍棒の使い手! パワーファイター!」


鬼姫「……勝ちますわ!」ふんすっ


実況「対するは! 人類とは思えない体躯! 戦いに飢え! 戦いの中でしか生き得ない凶悪生物!その常人離れした膂力で扱う戦斧は数多くの人間の骨を断ち!血を啜ってきた! 狂戦士ィィ!」


狂戦士「グアァァァァアア!」


司会「何百という人間を喰い殺したバケモノ死刑囚は! この闘いの地で最低最悪の野蛮の英雄として今日も君臨するッッ!」


司会「パワー対パワーの戦い!となりますが……私、惨劇は見たくありません!」


ワハハハ……!


狂戦士「女ダロウト殺ス!」


鬼姫「お父様に比べたら全然怖くありませんわよ」




普者「あわわ……だ、大丈夫なのかな、あの娘……」


テイマー「……なんであんな小柄なのに、あんなデカい金棒を持てるんだ? バケモンばっかりだな」


女神「というか、イバラキに似てません? あれ、鬼の姫さまっぽいんですが……」


普者「えっ!? あのシュテンさんの娘があんなに可愛いの!?」




ガァァアアアンッッ


実況「試合開始のゴングが鳴り響くゥゥゥ!」


狂戦士「ォォォォオオオオッッ!」


狂戦士の『破壊撃』!



ミス!



鬼姫「ただの大振りは喰らいませんわよ」


狂戦士「チィッッ! グォォォオオッッ!!」


狂戦士の『乱れ破壊撃』!
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 21:42:01.33 ID:+m4k2mXqO


実況「狂戦士! 攻める! まるで鬼神の如き怒涛の攻めだぁ!」


鬼姫「……鬼神ですって?」ぴくっ


実況「疲れたのか足を止めてしまったパワーファイター選手! これはマズィィィィ!」


鬼姫「この程度じゃ、村の若衆にも勝てませんわよ」


狂戦士「ガァァアアアッッ!」ブンッ


ガシッ


実況「な……ッッ!?」


鬼姫「……しかし、決勝もこの程度とは、今回がたまたまレベルの低い大会だっただけですわよね?」グイッ



実況「パ、パワーファイター選手……顔色一つ変えずに狂戦士選手の腕を抑えつけています……! 先ほどまでの試合と同じ光景だがぁぁ!?」


鬼姫「それじゃあ、これで終わりですわね」ブンッ


狂戦士「ガァッッ!?」


鬼姫は狂戦士を場外の壁に叩きつけた!


狂戦士「……」ずる……


実況「ほ、本日の優勝は初出場のパワーファイター選手だぁぁッッ!」


ワアァァァァアアッッ!



鬼姫「噂を聞く限りもう少し楽しめると思ったのですが……もう少し戦ってみましょうか」

144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 22:07:20.55 ID:+m4k2mXqO





テイマー「鬼の姫さまっぽいやつ、強くないか?」


女神「ふーくん、戦って勝つ自信のほどは?」


普者「え? えーと……厳しいのかな?」


女神「そうですか? 私は割といい戦いをする気がしますけどね。ちなみにデッカい方の男はどうです?」


普者「あれは見かけ倒しなんじゃない? 凶暴で怖そうだけど、それならこの二ヶ月でももっと怖いのに遭遇したし、あれくらいは何ともないと思う。強さも大したことなさそうだよ」


女神「まあ、そうでしょうね。人間にしては強いのでしょうが、そこまで並外れてはいません」


テイマー「(こいつらの基準どうなってるんだ? まあ、今の俺ならそこそこいい戦いを……いや、斧で腕を切断され傷口が腐って死んでしまうかも……)」


女神「取り敢えず鬼の姫らしき少女とコンタクトを取らなければ。一人になったところを狙いましょう」


普者「まるで誘拐するかのような口ぶりだね……」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 22:11:49.46 ID:+m4k2mXqO


・・・

【ブトー街・高級レストラン】


鬼姫「……♪」


女神「値の張る肉料理を食べてご満悦そうですね」


鬼姫「……なんですの、貴方たちは?」じとっ


女神「不用心ですね。被り物がずれて見えていますよ?」


鬼姫「!?」バッ


女神「お馬鹿が一匹つれました♪」


鬼姫「……」じろっ


普者「いや、あの、別に迷惑をかけに来たわけじゃないんです」


女神「ええ。あ、私、ヤシジュースで。このあたりはナツメヤシが美味しいですからね」


テイマー「俺も美味い肉が食いたいね」


普者「そ、そんなにたかっちゃダメだよ」


鬼姫「私が支払うんですの!?」


女神「ああん? ファイトマネーでがっぽり稼いだんだからいいじゃないですか、鬼姫さま?」


鬼姫「……下賤ですわね」


普者「ご、ごめん……ああ、僕は水でいいです……」


女神「このお店、水も有料ですけどね」


普者「ほんとに!? いやいや、こっちの分はこっちで払うから」


テイマー「給料より高い肉を頼んだけど、良かったのか?」


普者「そんなに高いの!? 容赦ないね!?」


鬼姫「はあ……分かりました。ここは私が支払いますから少しお静かにしてくださいませ」


女神「お、気前がいいですね。いい肉付きをしているだけあります」


鬼姫「……」むっ


普者「ちょっとちょっと!ケンカしに来たわけじゃないんだから!」


鬼姫「……いったい何の用なのです?」


普者「えーと……>>146


146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 22:11:57.43 ID:XZBecWzvO
早速インフレの匂いがしてまいりました
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 22:12:28.43 ID:XZBecWzvO
あー被ったかごめ
したで
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 22:28:09.38 ID:XZBecWzvO
貴方がいなくなったことで今貴方の村が混乱しています、ですので連れ戻すことを貴方のお母さんから頼まれました

人少ないっぽいので一応、ダメならスルーしてくれ
149 :人少ないし、連投とか気にしない [saga]:2017/05/05(金) 22:55:32.06 ID:+m4k2mXqO


普者「貴方がいなくなったことで今貴方の村が混乱しています、ですので連れ戻すことを貴方のお母さんから頼まれました」


女神「あら、真面目ですね。もっと金! 暴力! セックス! って感じかと思いました」


普者「女神さまは僕を何だと思っているの!?」


鬼姫「とにかく! 私は帰りませんわ!」つーん


テイマー「わがまま娘……親がどれだけ心配していると思ってるんだ……」


鬼姫「ふん、私だってもっと世を見て回りたいですもの。あそこは、長閑で良いところですわ。けれど、息が詰まりそう!」


普者「う、うーん……でも、いきなり失踪するような形はダメだよ」


鬼姫「仕方ないじゃありませんの。父は、私に村の外に行くことを許可してくれませんでしたわ。それに、一度帰ったら父は二度と私を村の外に一歩も出さないように軟禁するに決まっています!」


普者「そ、それは流石にないんじゃ……」


鬼姫「あります! とにかく! 私は村に帰りません!」ぷいっ


普者「困ったなぁ……」


テイマー「親の心、子知らずってか……」


女神「さっきから親の目線ですね。子どもがいたんですか?」


テイマー「……」


普者「えーと……あと、そうだ、僕たち魔王を倒すために仲間を募ってるんだ。よければ仲間になってくれないかな?」


女神「その話をした後に、協力を切り出しますか?」


鬼姫「本当ですわよ」


普者「あ、そ、そうだよね……」あは……


鬼姫「私は自分より弱い者に従う気はありませんわ。私と戦って勝ったら考えてもいいですわよ」


女神「おや、それならやりましょうか?」


普者「え、今から!?」


鬼姫「コロシアムで優勝してからか、コロシアムの大会の中でにしてくださいませ。それをお食べになったらお引き取り願いますわ」


女神「約束ですよ」


テイマー「……」もぐもぐ…



コロシアムで優勝すると鬼姫と戦えます
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 23:11:01.13 ID:+m4k2mXqO

残り238日
所持金:517G
ミッション
・魔王を倒せ!
・鬼の姫を150日までに連れ戻せ!

普者2400/2400
テイマー1000/1000



普者「よし、今日は何をしようかな」


女神「中央国近辺は本当になんでもありますからね。ダンジョン探索に魔物討伐、その他の依頼、種々の物を売る行商人」

テイマー「コロシアムの外でも強そうな戦士たちに会いそうだな……難癖つけてきたりしそうだ……」


女神「一応、私的に気になる依頼等をピックアップしてきましたよ」


1.郊外東方における奇妙な邪教集団
2.郊外南方における湖の魔物の集団
3.郊外北方における死霊魔物の集団
4.郊外西方における不死鳥捕獲


普者「おおっ! 情報収集もちゃんとしてたんだね」


女神「私は有能ですから」


テイマー「いや、コロシアムで闘うんじゃねえのか……」


普者「えーと、今日は>>151をしよう」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 23:14:35.56 ID:XZBecWzvO
装備新調
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 23:28:32.49 ID:+m4k2mXqO


普者「……僕たちが今一番しなければいけないのは装備の新調だと思うんだ」


テイマー「ヒノキのぼうだもんな……いや、よく国二つ渡ったよ……」


女神「いやいや、ヒノキのぼうには涙無しには語れない感動のストーリーがあるんですよ?」


普者「女神さまは実利を取る人でしょ!」


女神「コロシアムでお金が手に入ってからの方がいいかとは思ってますがね」


普者「う、それはそうだけど……」


テイマー「まあ、武具と防具は良いに越したことないだろ」


女神「金欠注意ですよ」


普者「とりあえず武器を買おう……防具は割と体力で何とかなる気がする……」

女神「属性について耐性がついたり、状態異常になりにくい防具があれば良いですけどね」

テイマー「あそこにちょうど店があるぞ」



安価↓コンマ二桁
01〜25:普通の店
26〜50:高い店
51〜75:良品の店
76〜00:商人
ゾロ目:???
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 23:37:09.04 ID:og53cZqJO
ひのきのぼう最強伝説
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/05(金) 23:40:40.30 ID:XZBecWzvO
かつて1人の僧侶がひのきのぼうで魔王を倒した伝説があっての……
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/05(金) 23:48:00.55 ID:+m4k2mXqO


<<らっしゃっせー


普者「まあ……普通だね……」


女神「悪くもなく、かといって良くもなく……」


テイマー「攻撃が一段階強くなるくらいか?」


女神「二人合わせて400Gくらいでしょうか……普通にダンジョンで拾ったりできないんですかねぇ。所持金もたまりないし、正直時間とお金の無駄な気がしますけどねぇ」


普者「もう一店くらいは回れそうかもね……」


テイマー「まあ、買っちまうのもありか?」



安価↓
1.武器購入(攻撃力+25;2人で400G)
2.買わない(別の武器屋に)
3.買わない(別のところに)
4.自由安価(具体的に)


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