【ダンガンロンパ×ペルソナ】???「我は汝、汝は我……」【安価コンマ】

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69 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:34:20.53 ID:dicbFleK0
20XX年 4/10 san



最原「…………」

最悪の目覚めだった。
意味のわからない夢。しかしその中で感じた全てのことが現実のようで……。

最原「絶望って、何のことだ……?」

考えれば考えるほど意味がわからない。

最原「まあ、夢のことをいつまでも気にしてたって仕方ないか」

今日は日曜日。入学式の次の日ではあるけど、学園は休みだ。
休みでも学園は基本的に開放されてはいるけど、街に出てみるのも悪くないかもしれない。

最原「そう言えば百田くんはどうしてるんだろう?」

部屋を出て彼の部屋をノックするけど、反応はない。
早起きして出かけたんだろうか?

最原「ま、いいか」

いくらルームメイトって言っても昨日知り合ったばかりなんだし、そんな間柄で休みに一緒に行動するのも変だろう。

とりあえず僕はどうしようか。


‡選択
1 とりあえず朝ごはん(食堂へ)
2 外へ出て街を歩こう(学園外へ)


↓2
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:35:23.59 ID:+WHlr9jA0
加速。安価なら↑
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:38:26.34 ID:lb4tf60AO
2
72 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:49:54.55 ID:goudj+aj0


外へ出よう。せっかくの転校先だし、街のことを知っておくべきだ。

そう思った男子寮を出て、街へ出ることにした。





希望ヶ峰学園がある街はかなり大きく、行ける場所は限りなくある。

ショッピングモールに行けば売店やファミレス、書店があるし。
大通りに行けばゲームセンターやスポーツジムにカラオケなんてものもある。

他にも探せばまだ知らない場所があるだろうし……街の散策は定期的にしておくのもいいかもしれない。

さあ、どこへ行こう?


‡選択
1 ショッピングモール
 ※売店・ファミレス・書店から選択
2 大通り
 ※ゲームセンター・スポーツジム・カラオケ


↓2
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:53:37.35 ID:h1RF7S/D0
1 売店
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:55:20.23 ID:UvFhFQF/O
75 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 21:19:02.43 ID:wAyHquG30


【売店】

「いらっしゃいませ〜」

ショッピングモールにある売店の一つ。
そこで店員の声に出迎えられ、中へ入る。

最原「へぇ、結構大きい売店なんだな」

見れば普通の商品に並んで希望ヶ峰学園が協力したという商品もいくつか並んでいる。
まあ、確かにこの街にとって希望ヶ峰学園は誇るべき物なんだろうし、こういうのもあって当然か。

「ふぅ……聞き込みもこれくらいにしておこうかしらね」

そんな売店の奥。店員が出入りするような扉から女性が一人出てきた。
背の高いスーツ姿の女性だ。凛とした雰囲気を放つ美人という言葉が似合いそうである。

最原「…………」

店員、ではないだろう。
それならあの人は何をしているのか? それに聞き込みって……?

最原「って、ダメだダメだ」

こういうところは探偵の悪い癖というか。一度怪しいと思ったらそう思い込んでしまいがちなところは悪いところだ。
そう思った僕は適当に中を歩いた後で出ようと思い、足を動かすが――続けて外から一人の男の人が入ってくるのに気付く。

「すいません、聞き込み終わりました」

スラっとした背丈に、茶髪と爽やかな顔立ちが印象的。
歳は僕と同い年くらいだろうか? もしくは一つ上とか……。

「お疲れ。それで、何かあった?」

「特別何も。しかし、やはり希望ヶ峰学園が関係しているとは思います」

希望ヶ峰学園……?
自分が通う学園の名前を出されては気にならないわけがない。でも、盗み聞きは……。


‡直後コンマ40以下で二人にバレる
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:20:43.15 ID:3pMyBp600
ほい
77 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 21:35:52.72 ID:eRx1lu4f0


「……ちょっと。そこのキミ、盗み聞きとは感心しないわね」

しまった……バレてしまったみたいだ……。

最原「すいません、希望ヶ峰学園の名前が出ていたので気になってしまって……」

「へぇ、希望ヶ峰の名前が出たのがそんなに気になったの?」

女性の代わりに男の子の方がそう言ってくる。

最原「はい。一応、僕も今年から希望ヶ峰学園の生徒になったので」

「ということは……79期生?」

「冴さん、これは望んでいたチャンスなのでは?」

「そうね……」

そうして冴さんと呼ばれた女性は胸ポケットから名刺を取り出し、僕に渡してきた。

冴「検察官の新島冴です。最近この周辺で起こっている事件について調査しているの」

冴「……明智くん。あなたも自己紹介して」

「はいはい」

もうひとりの男の子も自己紹介をしてくれた。

明智「明智吾郎。高校生兼、探偵だよ。テレビとかでも一応何度かは出てるから、もしかしたら知ってくれてるかもね」

そうだ……どこかで見た顔だなと思ってたら、テレビとかでたまに見る明智吾郎くんだ……。

最原「それで、調査って?」

冴「先生方から話くらいは聞いたことはない?」

言われてみれば、確かに昨日もそんなことを言っていた気が……。

明智「まあ、立ち話もなんだしファミレスにでも行こうか。冴さんが奢ってくれますよね?」

冴「…………」

明智「そんなに睨まないでくださいよ……」


‡選択
1 調査に協力する(ファミレスに移動。その後時間が夜まで進む)
2 理由をつけて協力を断る


↓2

※ちょっと離脱しますぅ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:38:00.96 ID:3pMyBp600
kskst
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:38:59.01 ID:CgyA3I2zO
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:39:01.59 ID:jDgMupLwo
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:39:37.29 ID:fGQELnrmO
1
82 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:21:57.39 ID:SHkZZXVS0


最原「わかりました……何ができるのかわかりませんけど、協力します」

冴「ありがとう」

明智「それじゃあ行きますか」





【ファミレス】

冴「それじゃあ、早速本題に入る……よりも前に、今この周辺で起きている事件について教えておくわね」

場所を変えてファミレスに来た僕と新島さんと明智くん。
新島さんと明智くんが並んで座り、その対面に僕が座っているという構図だ。

冴「とは言ってもその規模や内容は様々で、深く説明するとキリがないから簡単に言うと……事件の犯人やその周囲に関わっていた人におかしな現象が起きる、不可解な事件がこの街で起きてるの」

明智「今までは窃盗や暴行、その他傷害といった小規模で済んでいたけれど……ついに先週、死人が出る事件が起きてしまった」

最原「死人……!?」

冴「とあるテレビ局のディレクターなんだけどね。以前にもいくつか小規模の事件が起きていたから私達もマークはしていたのだけど……」

明智「そのディレクターが死ぬ直前まで親しくしていた人物がいた。多分、最原くんも見覚えくらいはあると思うよ」

そうやって明智くんが懐から一枚の写真を取り出した。

最原「この人は……」

明智「【超高校級のアイドル】の舞園さやか。希望ヶ峰学園の78期生だ」
83 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:38:24.85 ID:B5KuX0xl0


最原「78期生……僕の先輩ってことですか」

最原「でも、どうして舞園さんのことを調べているんですか? ……まさか、彼女が犯人って思っているんじゃ」

冴「それはまだ確定していない。でも、彼女の様子が事件前後で明らかに違っているのよ」

明智「事件前はアイドルとしての活動をしていた彼女だけど、事件後はその頻度も著しく減っている。テレビ関係者に聞き込みをしても仕事後はすぐに帰宅していて同じグループのメンバーともろくに話をしていないとのことだ」

……確かにそれは明らかにおかしい。
犯人ではないにせよ、事件への関わりは確定だろう。

明智「彼女自身に話を聞こうにも拒否されて終わりなんだ。だから同じ学園の生徒であるキミに頼みたい」

最原「でも、78期生ってことは先輩ですよ? 新入生の僕に聞き込みなんて……」

明智「そこは他の先輩を味方にしてみるとかね」

冴「さっきの名刺に私の携帯番号が書いてあるから、もし何かわかったら教えてくれるかしら?」

明智「それなら僕の番号も……」

メモ用紙を一枚取り出し、簡潔に番号を書いて手渡してくる。

最原「……可能な限りはやってみせます」

会ったこともない人。でも、同じ学園で生活する先輩。
そんな人を疑えと言われるとあまりいい気はしないけど……これも探偵の宿命だと思うしかない。


84 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:54:08.40 ID:Goh4Yn8M0
20XX年 4/10 san
朝→夜


すっかり日も暮れて夜。
僕は学園に戻る道中で考え事をしていた。

それはもちろん舞園さやかさんのこと。
彼女が全国的に有名なアイドルであることは知っていたし、希望ヶ峰学園の先輩であることもありえないことではないと思っていた。

でも――そんな彼女が。まだ出会ったことすらない人だけど、そんな彼女がおかしな事件に巻き込まれている?

最原「…………」

これが夢の中で言っていた絶望というやつなのか?
なら……これを放っておくといずれ僕にも振りかかる?

最原「……【超高校級のアイドル】の【舞園さやか】か……」

その瞬間。視界が歪んだ。

最原「え?」

まるで渦を巻くように視界が回る。
回る。回る。回る。回る。回る。

ぐるぐると回る視界がやがて元に戻ると――僕の周りの風景は一変していた。


※今回終わりです。短い&遅くてごめんなさいです
 何かあればどうぞご自由に。次くらいに仲間一人増えるかな?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:44:13.82 ID:wd6jx7ikO
絶女や3のキャラも出てくるかな?
86 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/27(木) 21:40:04.25 ID:qI3rUp+bO
今日は休み

>>85
出てきます
3はともかく絶女は上手くやれるか不安ですが
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:46:32.02 ID:Td7BOF8jO
イゴールのしゃべり方に違和感。敬語じゃなかったっけ?いや、理由があるんなら悪い
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:49:28.58 ID:nwptWhgF0
>>87
P5だとあんな感じだったはず。 
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:49:36.53 ID:pLfQ6mwbo
5のイゴールはこんなかんじ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:51:01.84 ID:Td7BOF8jO
そうなん?知らんかった
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:53:03.98 ID:V//jzBdVO
5だとあんな喋りだったな
理由は最大級のネタバレになるから言えんが
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:58:52.05 ID:lCAGqi4To
クリアしてないわい喋り方を調べようとして「p5イゴール」で検索して今最大の後悔をしている
93 : ◆AmrfQFpObA [sage]:2017/04/28(金) 08:54:50.23 ID:uUV/k9FVO
1はペルソナ5しかやってないので……すいません
なるべく気を付けますが以降もネタバレがあると思いますのでお気をつけください
94 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:07:17.53 ID:+vZdRT080


【???】

最原「なんだ、ここ……」

確かに街を歩いていたはずだった。
学園に戻ろうとしていたのに、今は全く別の場所に来ている。

最原「……ドーム?」

今僕の目の前に建っているのは巨大なドーム。
テレビとかでよく見る、アイドルや歌手がライブをするときに使いそうな場所だけど……こんなものは間違いなく無かったはずだ。

最原「どういうことだ……夢でも見ているのか?」

とにかくこの場を去ろうとする――その瞬間、ドームの入口のところで誰かが動いたような気がした。

あれは……舞園さやかさん?

直前に明智くんから写真を見せられていたからすぐにわかった。
今のは間違いなく舞園さんだ。

最原「こんなところで何を……?」

疑問に思った僕は少し迷った後で彼女の後を追うことにする。
普段なら気にしなかったかもしれない。でも今はなぜか――嫌な予感がする。


95 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:25:36.23 ID:HYEiw5Z70





正面入口を抜け、中にはテレビで見るような光景が広がっていた。
たくさんの観客席があり、中央には舞台がある。

最原「あれは……」

その舞台の上にさっき見かけた舞園さんと――もう一人誰かの姿が見えた。

舞園「うう、ううう……」

頭を抱えて苦しんでいる舞園さん。
それは何か普通とは違う、苦痛と心痛が伴っているような表情だった。

「――は、本――から――」

舞園「ち、違う! 私は……」

舞園さんの方はよく聞こえるけれど、もう一人の方はあまり鮮明に聞こえない。
何を話しているのか。その内容がわからない。

最原「…………」

もう少し近づければもっとよく聞こえそうだけど、バレたりしたらアウトだろう。

どうする……?


‡選択
1 もう少し近づく(コンマ40以下で見つかる)
2 このままでいる
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 21:26:23.63 ID:oAU1ZsF90
1
97 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:53:46.54 ID:x4gdcas40
よく見たら安価先書いてなかった。ごめんなさい
今回は直下のを採用します


最原「少しずつ……少しずつ……」

物音を立てないように少しずつ近づいていく。

「お前が、あの男を殺したんだ」

舞園「ち、違う違う違う! 私はそんなことしてない!」

「本当にそう? 記憶を辿ってみればわかるんじゃない?」

舞園「あ、あああ……」

……あの男を殺した? 記憶を辿ればわかるだって?
おそらく、新島さんや明智くんが言っていたディレクターの事件についてだろう。

なら――舞園さんの前に立っているあの人は誰だ?
暗い空間で表情も見えない。声はかろうじてはっきりと聞こえてくる程度にはなったけど……。

最原「……これ以上の深追いは危険かな」

そう判断した僕はひとまずここから出て外に向かうことにした。
彼女のことは気になるけど、僕だけでどうにかできるとも思えないし……警察か、新島さんに連絡をしないと。





「――ッ!!」

外に出た僕に襲いかかるのは激痛だった。
上から飛び降りてきた何者かに倒され、僕は正面から地面に倒れこむ。

最原「が、あっ……!?」


※ちょっと離脱します
98 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:23:38.23 ID:Y7WHLKsh0


最原「な、なんだよこれ……!?」

僕の体を押さえ込むようにしているのは、ガードマンの制服に身を包んだ【怪物】であった。

険しい表情をしているからだとか、尋常ならざる力だからだとか。そんな些細な問題ではなく――単純に、人の形を成していない。

「――ッ!!」

怪物の咆哮が響き渡る。
その瞬間、僕の背筋が文字通り凍るようだった。

最原「ひ、っ……」

首だけを動かし、その怪物の目を見る。

憎しみ。妬み。敵意。殺意。

その様々な感情が入り混じった視線は――身に覚えがある。

最原「う、うわあああああ!! 離せ、離せッッッ!!」

そこから先はもうがむしゃらであった。腕や足を動かそうとし、怪物の束縛を振りほどこうとする。
だけど、僕なんかの力じゃそれは叶わなくて……。

――その瞬間、不意に怪物が吹き飛んだ。

最原「え……?」

突然の出来事に現実の認識が追いつかない。
そんな僕の元に、とある人物が現れる。

「……危ないところだったわね。もう少しであなた、死んでいたわ」


99 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:34:34.54 ID:60J4wNIj0


その人は凛とした態度で僕を見下ろしていた。
長い髪の毛が印象的で、その瞳は僕のことを冷静に見据えている。

最原「だ、誰ですか……?」

「話は後で。それよりも――あなたは逃げなさい」

彼女の声とほぼ同時で僕の後ろから物音が聞こえてくる。
先ほどの怪物。しかもその数が三体に増えている……!!

最原「で、でもっ!」

「あなたに戦える力はない。でも、私にはある」

「ならあなたは逃げるべきよ」

あくまで僕を逃がそうとする彼女。
でも僕がここで逃げたら彼女が危ない目に……!!

最原「しまっ!?」

「くっ……そっちにもいたのね……! 待っていなさい、すぐに助けて……!」

後ろからもう一体が現れ、僕を羽交い締めにする。
彼女も僕を助けようとしてくれるけど、他の三体に阻止されてしまっていた。

まずいまずい! このままじゃ僕どころか彼女まで本当に……!!


ドクン……。


最原「ッ……!?」

不意に、僕の鼓動が早くなった。

『どうしたのだ? よもやこれで終わりだと言うつもりではあるまいな?』

そして僕の頭に声が響く。
聞き覚えのない――でも、どこか気持ちが昂ぶるような声。


100 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:59:49.63 ID:cU5UW+WX0


『お前の瞳に映る真実がこんなものでいいのか? 解明できぬ謎に身を危険に犯され、見知らぬ少女さえも犠牲にしようとして』

いいわけがない。でも、僕なんかに何ができるっていうんだ……!!

『力ならあるだろう。幾重にも張り巡らされた謎を解きほぐす知恵が』

最原「あ、ああ……あああ……!!」

頭がガンガンする。全身に激痛が走る。

『それとも、お前の才能はその程度であったのか? この程度の謎に敗れるくらいであったのか?』

最原「ち、が……う……!!」

確かに僕はまだ探偵として見習いだ。解いてきた事件の数も本当に数える程度でしかない。
でも……それでも、こんな僕のおかげでと笑ってくれた人もいたんだ……!!

『ふっ……いいだろう。お前の覚悟、受け取った』

ドクン……!!

再び鼓動が早くなる。
しかしそれは先ほどとは違い、比べ物にならないほどの激痛が伴った。

最原「ああああああああ!!」

「これは……」

『眼前に立ちふさがる謎を解き明かさんとする者よ……契約だ』

『我は汝、汝は我……』

『その両の目に映る謎を暴き、見事己の真実を紐解いてみせるがいい!』

『例え虚像がお前を惑わそうとも、その決意を忘れるな!!』

その瞬間。僕の周囲に暴風が巻き起こった。
僕を束縛していた怪物と、彼女と相対していた怪物。合計四体が吹き飛ぶ。

最原「これが……キミの力なんだね……」

最原「……【シャーロック・ホームズ】……」


※今回ここまでです。安価ほぼ無かったですが、お疲れ様でした
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 23:01:19.67 ID:oAU1ZsF90
乙。ワクワクすっぞ。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 23:08:57.32 ID:/2en5/rG0
この展開は熱い
103 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:04:19.89 ID:L1/ukKfJ0


『さあ、契約は完了した。己の仮面を取り払い、お前の全てを開放しろ!』

いつの間にか僕の目元を隠すように仮面が付いていた。
これは何なのかとか。どういう原理で出てきたものなのかとか。そんな考えは追いついてこない。

それよりも前に――僕はその仮面を取り払った。

最原「ペルソナァァァッッッ!!」

青白い炎にも似た何かが僕の周りを取り囲む。
そうして轟々と燃え上がる炎はやがて消えていき、中から見たことのない人物が現れた。

最原「いや、これは……違う」

人物、ではあるもののそんな言葉で収めていいわけがない。

【シャーロック・ホームズ】。
探偵を名乗る人間ならば知らないわけがない。それほどまでに巨大な存在。
それがどうして今僕の近くに立ち、この謎を解き明かすための力を貸してくれているのか。

それはまだわからない。
でも……この現状を打破するにはペルソナの力があれば十分だ!

「あなたも目覚めたのね……ペルソナの力に」

最原「それじゃあ、キミも……?」

「希望ヶ峰学園78期生。【超高校級の探偵】の【霧切響子】よ」

目の前の彼女は顔色一つ変えずに言う。

霧切「よろしくね。79期生の【超高校級の探偵】、【最原終一】くん」

最原「霧切響子……?」

どこかで聞いたような名前だった。いや、名前というよりは苗字の方か。

「そこまでです!」

不意にダンッと地面を蹴る音がする。
それを合図に怪物達は姿を消していき、その向こう側に誰かの姿が見えた。

最原「あれは……」

この緊迫感漂う状況とは裏腹に、底抜けに明るい服装。
有名アイドルがライブで着るような衣装に身を包んだ、僕らと同い年くらいの女の子。

最原「舞園さやか……なのか?」

舞園さやかだと断定はできなかった。
なぜなら、今目の前に立つ彼女からは人間が放てるとは思えないような空気を感じられるからだ。


104 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:21:50.75 ID:/1uVzuf50


霧切「いいえ、違うわ。彼女は舞園さやかであって舞園さやかではない」

最原「それってどういう……」

「正解です。さすがは探偵さんですね……一目で看破しましたか」

ニッコリと笑顔を浮かべ、目の前の少女は頭を下げた。

「初めまして……私は舞園さやかの心が生み出したもう一つの存在です」

霧切「物は言いようね。つまり彼女の心に眠っていた負の心……つまりは【シャドウ】ということよね?」

シャドウ舞園「そう言われるのは心外ですけど……まあ、お好きなように捉えてください」

シャドウ舞園「それよりも、どうでしょう? この場で私が他のシャドウを消したのには理由があります。取引、しませんか?」

取引、だって……?

霧切「へぇ?」

シャドウ舞園「ここでお二人を見逃す代わりに、もう二度とこの中には入ってこないでください。それを約束してくれるのであれば私はお二人に対して不干渉でいてあげます」

霧切「随分と上から目線で言うじゃない」

シャドウ舞園「そちらの彼がペルソナに目覚めたのは多少予想外でしたが、だからといって私の方が有利な状況には変わりません」

霧切「…………」

言っていることは正しいのかもしれない。まだ戦力差を比べるなんてことは僕にはできないけど……彼女の自信がそう言っているようなものだった。

最原「断る」

だけど、僕の口から発せられた言葉は否定の言葉だった。

最原「キミが舞園さやかに何をしようとしていのかは知らないけど……あんな怪物を使ってまでしようとしていることだ。どうせロクなことじゃないんだろ?」

最原「なら……その目的を暴くまではキミの言いなりにはならない」


105 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:33:06.58 ID:VzBCakez0


霧切「あなた……」

シャドウ舞園「そうですか……」

シャドウ舞園「霧切さんはどうですか? そちらの素人探偵さんはああ言ってますが?」

素人探偵って……!!

霧切「……そうね。私もお断りさせていただくわ」

霧切「ここで舞園さんの偽物の言いなりになっては、現実世界で本当の舞園さんに合わせる顔がないから」

シャドウ舞園「わかりました……非常に残念ではありますが――」

ため息を一つ吐き、彼女は続けた。

シャドウ舞園「――死ね!!」

前後左右。四方に先ほどの怪物が再び現れる。

最原「くっ……」

霧切「ここでバカ正直に戦いを挑むのは愚策よ。ペルソナの力に目覚めたばかりのあなたでは消耗の方が激しいでしょうから」

最原「ならどうするっていうのさ!?」

霧切「当然、逃げるわ」

直後。霧切さんが僕の手を取って駆け出した。

最原「ええっ!?」

目的は当然このドームの敷地から出ること。
しかし後ろに逃げたところで怪物がそれを許すわけもなく……。

霧切「ッ!!」

ギリギリまで近づいたところで左に方向を変える。
その先には――大きな木があった。

霧切「喋らない方がいいわよ。舌を噛むことになるかもしれないから」

最原「それってどういう……!?」

不意に霧切さんが左手を横に払うと、木が折れた。
原理も方法も不明の攻撃であったがそれは確実に木を折っていき……。

霧切「ッ!!」

最原「うわっ!?」

その倒れゆく木を足場にして霧切さんは大跳躍。
怪物の頭上を飛び越え、そのまま出口になっている空間に空いた穴へ飛び込んだ。

最原「うわあああああ!?」





シャドウ舞園「逃げられましたか……ですが、どうせ同じことです。何をしようとももう手遅れなんですからね……ふふふふふ……」


106 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:34:23.51 ID:VzBCakez0
ちょっと休憩。適当な時間に再開します。
イベントパート長いね。安価出せなくてごめんなさい。

霧切さんのペルソナも最原と同じようにして決めます。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 18:36:32.79 ID:Ibi6D6Vl0
一旦乙
108 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 21:39:00.90 ID:X8L5ez4G0
20XX年 4/10 san



最原「はっ!」

混濁する意識が覚醒したとき、僕は見慣れた街中に立っていた。

霧切「ギリギリだったわね」

最原「霧切さん……よく、あんなこと思いついたね。木を倒して足場にするなんて……」

霧切「別にあれくらいはどうということはないわ。それよりも、最原くん。あなたはこれからどうするつもり?」

どうするって……。

霧切「ペルソナに目覚めた以上、あなたには是が非にでも戦ったもらいたい。シャドウと戦うにはペルソナの力が必要不可欠なのだけど……生憎私以外に能力に目覚めた人は見たことがないの」

霧切「私も今までは一人でなんとかやってきたけれど、舞園さんのようなケースは初めてだったから」

最原「……うん。わかったよ。このまま逃げたら気持ちが悪いというか、目覚めが悪いし……」

最原「それに、ここで逃げたらカッコ悪いしね」

霧切「愚問だったみたいね」

僕の言葉に霧切さんは薄く笑った。

霧切響子。僕と同じ【超高校級の探偵】か……。


‡選択
1 シャドウのことについて聞く
2 舞園の学園での様子について聞く
3 あの世界について聞く

↓2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 21:49:38.52 ID:Ibi6D6Vl0
3
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 21:50:06.05 ID:YgSWrs53O
1
111 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:05:58.96 ID:Mh4TpowD0


最原「あのさ。シャドウって結局どういう存在なの?」

学園へと戻る道中で僕は霧切さんに質問をすることにした。

霧切「そうね……説明するのは少し難しいのだけど。仮にあの舞園さんのシャドウを例として出すんだったら……」

霧切「舞園さやかという人間の内側に潜むもう一人の自分、かしら」

つまり、多重人格ということか……?

霧切「先に言っておくと、多重人格とかじゃないわよ。シャドウはそういう枠組みから外れた、もっと特殊なものだから」

霧切「嫉妬や憎しみみたいな負の感情だったり、欲望が実体化した姿とでも言うべきかしら」

最原「ということは、舞園さんにもそういう感情が?」

霧切「当たり前。私達はどこまで言っても人間なのだから、そういう感情はあって当然のことだわ」

霧切「普段ならそれぞれの理性によって抑えられているから実体化なんてことにはならないのだけど……それも限界を超えたらアウト。一気に放出され、シャドウという形で実体化する」

最原「なら、僕や霧切さんもああいうことになる可能性があるってこと?」

霧切「ペルソナに目覚めるまではそうだったでしょうけど、今はもうそんな心配はいらないわ。負の感情や欲望に負けた姿がシャドウとなるのなら、自分の心に立ち向かった姿がペルソナとなる」

自分の心に立ち向かったのなら、シャドウという形で心が歪むことはもうないってことか……。


‡自由安価
他に何か聞きたいことがあれば↓3までで
何もなければそのまま進行
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 22:12:24.98 ID:Ibi6D6Vl0
あの世界の事(入った瞬間のことも話す)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 22:14:13.01 ID:YgSWrs53O
ディレクターが殺された事件との関係性(自分が目撃したことも含めて)
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 22:20:43.37 ID:4YsKHdJnO
他にペルソナに目覚めた人、もしくは詳しい人はいるのか。
115 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:42:42.34 ID:sPIVdaBM0


最原「それじゃああの世界ももしかして……」

霧切「舞園さんの心が生み出した世界。あのシャドウはそこの主といったところね」

最原「でも、どうして僕がそんな世界に? 特別何かをした覚えはないんだけど……」

霧切「意図的にあの世界に入る他にも手段はあるわ。例えば、誰かがあの世界に入った瞬間に自分も近くにいて巻き込まれるとか……あとはそこの主が招き入れるとか」

そんな偶然が起きて、偶然ペルソナに目覚めた……?
偶然にしては出来すぎている。でも、誰かの意図でそうなったとは思えないし……。

霧切「それよりも、私が気になるのは彼女の知り合いであるディレクターが殺された事件ね」

霧切「こちらでもある程度の捜査はしてきたけど……舞園さんと事件の関連性はほぼ皆無と言ってもいいくらいだったわ」

最原「そうなの?」

霧切「なのにも関わらず舞園さんは自らの事件との関係性を否定しない。……それどころか、警察を避けている。そんなことをすれば警察は間違いなく彼女を怪しむというのに」

最原「つまりそれも……」

彼女のシャドウによる影響ということか……。

最原「それともう一つ。他にペルソナに目覚めた人や詳しい人っているの?」

霧切「目覚めた人に心当たりはないわ。詳しい人なら……心当たりはあるけれど」

最原「それって?」

霧切「……ごめんなさい。あまり言いたくない」

最原「でも」

霧切「…………」

僕を見る彼女の視線は少し冷たい。
もう少し彼女と親しくなれば話してくれるかもしれないけど……。


116 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:55:13.17 ID:k3FaM18/0





【希望ヶ峰学園・最原と百田の個室】

百田「うーっす! どうした最原、随分と遅い帰りじゃねぇか!」

霧切さんと別れ一人になった僕は個室へと戻ってくる。
元気な百田くんの声が僕を現実へとようやく戻してくれたようで……何故かホッとした。

最原「あはは……ちょっと、探偵の仕事がね」

百田「あー、そうか。それなら仕方ねぇな。でもなんだ、こうルームメイトの帰りが遅いとオレも心配になるな」

百田「そうだ! そんならいっそのこと番号交換しとくか! つーかむしろしてねぇことがおかしかったってわけだ!」

最原「そうだね。ルームメイトで番号も知らないなんておかしな話だし」

百田「ルームメイトでクラスメイトでダチだかんな! それに番号交換しときゃ色々と不都合もなくなるだろうしよ!」

それならと僕は携帯を取り出して起動させる。
するとそこには見慣れないアプリがあった。

最原「……【サイノウナビ】?」

入れたことのないアプリの名前だ。
こんなもの、いつの間に……?

百田「どうした?」

最原「あ、ううん。なんでもないよ」

普段なら即アンインストールしていたところだけど、もしかしてこれは……。


そうして僕の一日は終わった。
でも寝たからといって次の朝を待てばいいわけではなく――僕はまたあの空間へと行くことになる。


117 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:59:32.27 ID:k3FaM18/0
本日ここまで。今日は途中で長期休憩(爆睡)してごめんなさいなの。

仲間数もペルソナも何も決まってないノリと勢いだけで進行していきますがこれからもよろしくお願いします。

後霧切さんのペルソナ先に決めておきたいです。オーケー?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:02:57.65 ID:iCi7jTgYO
おk
女探偵か
推理小説家ならいっぱいいるけどな
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:05:27.48 ID:Ibi6D6Vl0
おk
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:09:12.37 ID:PuMGLdRbO
おk
探偵じゃなくても『聡明な女性』くくりで行けば結構あるよね。
121 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 23:12:22.68 ID:eGpimltkO
では決めるぞー

霧切のペルソナ決め
↓3まででお願いします
その後多数決安価で決定なり
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:12:36.64 ID:Ibi6D6Vl0
ブラヴァツキー
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:14:30.04 ID:ylb6rcM30
マープル
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:14:42.01 ID:PuMGLdRbO
マーブル
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:15:32.67 ID:PuMGLdRbO
>>124
ミスったマープルや。
126 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 23:18:03.10 ID:eGpimltkO
あと1枠可能です
安価下で
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:18:48.23 ID:sbhQXCYGO
モリアーティ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:18:49.97 ID:ImrHFTeno
アケチ
129 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 23:23:10.32 ID:eGpimltkO
では
・ブラヴァツキー
・マープル
・モリアーティ

上記3つで多数決
先に3票入った方で採用
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:43:31.55 ID:sbhQXCYGO
マープル
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:47:22.34 ID:PuMGLdRbO
モリアーティ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:50:23.26 ID:vQnJoDK5o
モリアーティ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:54:55.92 ID:ksMchMLno
マープル
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 00:01:04.02 ID:OU1bKVPp0
マープル
135 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/30(日) 00:46:34.72 ID:FwkFX3gFO
霧切のペルソナはマープルに決定しました

属性というかステータスは追々公開
仲間は8〜9人を予定してます

※ペルソナのサントラ流しながら書いていくのが最近の流行り
136 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 21:03:33.75 ID:AdM+4QJW0





【ベルベットルーム】


イゴール「ペルソナの力を目覚めさせたようだな……」

僕が再びやって来たのはあの空間だった。
目の前には鼻の長い男性――イゴールさんがいる。その隣には前回は見なかった二人の女の子が。

イゴール「ああ、この二人とは初対面になるな。紹介しよう」

イゴール「向かって右がカロリーヌ。左がジュスティーヌだ」

カロリーヌ「お前が最原終一か。少々頼りない感じだな……」

ジュスティーヌ「初めまして。私達はあなたの運命への抗いを手助けする存在……一応は味方であると思ってくれてよろしいかと」

最原「……どうも」

イゴール「ほう、このような現実も受け入れるようになったか。適応力が高いようで大いに結構だ」

最原「どうせいくら否定したり慌てたところで現実は変わらないんだろう? それに……」

あの力を体験した以上はもう受け入れるしかない。

最原「それで? 僕をここに呼び出した理由は?」

イゴール「まずは私から送らせてもらった【サイノウアプリ】はどうであった? あれがあれば異世界への侵入が可能となる。お前の運命を打ち破るには必要不可欠な代物だ。大切に扱え」

最原「あのアプリ……やっぱりそういう意図があったのか」

インストールした覚えのないアプリ……やっぱりこの男の仕業だったのか。

カロリーヌ「あれがあれば異世界への侵入はいつでも可能だ」

ジュスティーヌ「起動ワードは【対象の超高校級の肩書き】に【対象の名前】となります」

……待てよ。それってつまり。

最原「あの空間は僕ら希望ヶ峰学園の生徒にしか生まれないってことか?」

イゴール「そうだ。今回より前の段階で生まれた異世界はいわば劣化版となるが……今回の物は別だ。それ相応の備えを持って立ち向かわないと死が待っているだろうな」


137 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 21:22:04.07 ID:k408jSaW0
※×サイノウアプリ
 ◎サイノウナビ


最原「待ってくれ。どうして僕ら希望ヶ峰学園の生徒にしかあの異世界が生まれないんだ? ……いや、そもそもそうなるとお前たちはどうしてその異世界のことを知っている?」

最原「今の言葉を信用するなら、希望ヶ峰学園の関係者しかあの異世界のことは知りえないはずだ。なら……お前たちは学園の関係者なのか?」

イゴール「ふふふ……さあ、どうであろうな?」

イゴール「一つ言うならば、これは運命のイタズラ……本来ならば起こり得なかった分岐点の果てだ」

イゴール「そうなれば、私達が気まぐれに力を貸すのもおかしな話ではあるまい? なにせ本来ならば起こりえない出来事なのだから」

最原「…………」

イマイチ言っている意味がわからない。
でも……こうして僕の現実に起こっていることは間違いないのだから、それを解決するための力を貸してくれるというなら……素直に頂戴するとしよう。

カロリーヌ「さて、それでは今回お前を呼び出した用事を済ませるとしよう」

ジュスティーヌ「まず、あなたの運命に抗うには圧倒的に力が足りません。ペルソナは心の力……ですが、あなたの心はまだ力に目覚めたばかりでとても儚い」

カロリーヌ「異世界で鍛錬を重ね、ペルソナを鍛えるのも良し。しかしそれよりもまずするべきことは協力者を探し出して力を束ねることだ」

ジュスティーヌ「仲間を探し出し、絆を深めることであなたの心も強さを増すでしょう。それはやがてあなたの力の源となる……」

最原「……つまり、仲間や協力者を探し出して親しくなることでペルソナの力が増すってことか?」

イゴール「直接的な力の増加にはならないだろうが、間接的にお前の運命に抗う力にはなるだろう」


138 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 21:47:12.66 ID:PP/SMsGY0


最原「……わかった。それが僕のやるべきことなら……やってやるさ」

カロリーヌ「ほう? てっきり泣いて許しを請うと思っていたが……やる気だけはあるようだな?」

最原「……僕は探偵だ。目の前にある謎は全部解き明かしてやるさ」

ジュスティーヌ「…………」

イゴール「やる気があるのは大いに結構。そうでないとこちらとしても力を貸す意味がないからな」

イゴール「そうと決まればまずは手始めにお前に力を授けよう。せいぜい頑張るがいい……」

イゴールからの期待を感じる……。


――我は汝……汝は我……
――汝、ここに新たなる契を得たり

――契は即ち、
――虚像を破らんとする探求の翼なり

――我、【愚者】のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
――真実へと至る、更なる力とならん……


【愚者 ランク1】
イゴール
【get ability】
アルカナバースト
・ペルソナ合体時、対応コープのランクに応じて経験値が増加する


イゴール「さて、そろそろ時間のようだ」

意識が遠のいていく……。


139 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 22:00:21.25 ID:pWTD95Fm0
20XX年 4/11 man



最原「……朝か」

もうあのベルベットルームだとかに疑問を抱く必要はなくなった。
僕のやるべきことが決まったのなら、それを実行するまでだ。そしてやがて――。

最原「っと。それよりも、準備をしないと」

今日は初めての投稿日だ。遅刻は免れたいところだし、早く百田くんを誘わないと。

最原「……って、そうか。百田くんはもう出て行ってるんだっけ」

昨夜の話を思い出す。


百田『オレは毎朝の日課があっからよ、朝は勝手に登校してっていいぞ』

百田『寝坊だけはすんじゃねーぞ!』


最原「朝の日課って、何をしてるんだろう?」

ランニングか、それともただの散歩なのか……。

最原「まあいいか」

それよりも今は早く準備をしないと本当に遅刻してしまうかもしれない。





最原「いい朝だなぁ……」

‡判定
登校時に遭遇した生徒を一人指定
1・2・V3(百田以外)が対象。赤松・天海・王馬以外の生徒だとコンマ40以下で遭遇ならず。そのまま進行


↓2
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:00:50.13 ID:hCLk6C1dO
日向
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 22:03:48.93 ID:kts9GE6U0
赤松
142 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 22:22:02.39 ID:Zs/81M6l0


赤松「あ、最原くんおはよう!」

最原「赤松さん……おはよう」

登校途中で出会ったのは赤松さんだった。

赤松「今日から授業が始まるね! どう? 緊張とかしない?」

最原「別に緊張はしないかな……」

赤松「へぇ、そうなんだ? 私はもう緊張しっぱなしだよ」

最原「ピアニストならコンサートだってあるだろうし、別に初登校くらいで緊張する必要はないんじゃ……」

赤松「コンサートとはまた違う緊張なんだよ!」

そういうものなのか……よくわからないけど。


‡選択
1 もう街の方は行ってみた?(赤松が行ったという場所も指定。既存のものでなくても可)
2 クラスメイトはどういう風に見えた?
3 学園のなかで気になる場所ってあった?


↓2
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:24:58.74 ID:YqPB0Lsf0
3
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:26:56.86 ID:B5pgz9cwO
1 CDショップ
145 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 22:36:42.20 ID:Zs/81M6l0


最原「もう街の方は行ってみた?」

赤松「うん! やっぱり私としてはCDショップが気になったからさ! ネットで調べて早速行ってみたよ!」

赤松「でも……最近、舞園さんのグループのCDがあんまり出てないみたいでさ。ジャンルは少し違うけど、あのグループやっぱり好きだから残念だなって」

舞園さん……。

最原「舞園さんって、この学園の78期生のだよね?」

赤松「そうだよ。【超高校級のアイドル】って言われてる、あの人」

最原「…………」

舞園さんの事件については……知らせない方がいいかもしれないな。あまり確証がないことだし、それに不必要なことを言って赤松さんを怖がらせるわけにもいかない。

赤松「あ、もしかして最原くんも舞園さんのグループ好きだったり?」

最原「どうだろう……」

赤松「でも、最近解散の噂も流れてるからさ。そうなったらショックだなぁ」

……舞園さんのグループに解散の噂が?


146 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 22:45:55.62 ID:x59W9rqR0





朝→昼

午前の授業も終わって昼休み。
お昼ご飯をどうしたものかと僕が悩んでいると……教室の扉が大きく開かれた。

霧切「最原くんはいるかしら?」

ええっ!? 霧切さん!?

「最原くんに用事かい? いいや、それよりもどちら様?」

百田「見ない顔だな……あ、もしかして先輩か?」

霧切「そんなところよ」

「先輩だったんだネ……これは失礼したヨ」

最原「ちょ、霧切さんっ! いきなり何を……!」

突然の来客に僕が慌ててそこに駆け寄る。

霧切「ちょっと顔を貸して。話をしたいことがあるの」

それってもしかして……。

最原「わ、わかったよ……」

霧切「食堂……はやめておいて購買部で適当にお昼ご飯を買って外で食べましょうか」

そうして霧切さんに連れて行かれる形で僕は教室を出て行く。
多少強引ではあるけど、こうしてまでってことは――ペルソナ絡み、なんだろうな。


「入学早々先輩と交流を深めるなんて……最原くんは見かけによらず行動派みたいだネ」

百田「みてーだな。っておい、どうしたお前……なんか気持ち悪いぞ」

「心外だなァ、僕はただ二人を見て微笑ましく思っているだけだヨ。ククク……」


147 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 22:55:44.79 ID:x59W9rqR0


【中庭】


最原「それで、用事って?」

霧切「単刀直入に言うわ。今、舞園さんのグループに解散の噂があるみたいなんだけど……」

最原「あ、それ知ってるよ。僕も今朝聞いた噂だから」

霧切「……噂じゃないみたいなの」

え? 噂じゃないって……。

最原「それじゃあ、本当に!?」

霧切「ええ。詳しい事情はまだ調べていないけど……」

霧切「どうやら最近の舞園さんの態度に関係者やグループのメンバーが不信感を抱いているようで。それが仕事へのモチベーション低下にも繋がっているみたいだから……」

最原「で、でも! たったそれだけで解散なんて……!」

何か不祥事を起こしたのなら納得できるけど、そんなこともないはずだ。それなのにいきなり解散はおかしい!

霧切「それはあくまできっかけでしかないわ。言ったでしょう? 彼女は事件への関係性を警察に疑われているって。当然、警察の監視もされているはずよ」

霧切「この際不祥事の有無はどうでもいいのかもしれない。アイドルが警察に監視されているという現状が一般の人間に知られたらどうなるか……」

つまり……グループへのイメージダウン?
それが募れば舞園さんが何かしているんじゃないかって噂がネットに広まり……。

最原「そ、そんなのって……!」

霧切「幸い今彼女のグループは大掛かりな仕事に追われているみたいだから、すぐに解散とはならないでしょうけど……それも時間の問題だわ」


148 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 23:09:45.06 ID:rIVBpdpB0


最原「それを阻止するにはどうすれば?」

霧切「彼女のシャドウを説得する必要がある。私と最原くんの二人で、あのシャドウを相手にね」

……それはかなり困難だということは僕にも分かる。
ペルソナの力に目覚めたばかりの僕では霧切さんの足を引っ張る可能性だってあるし、せめてもう一人仲間がいれば……。

霧切「彼女は【超高校級のアイドル】としての自分を誇りに思っている。アイドルになるのは幼い頃からの夢だったみたいだから、そのアイドルの夢がこんな形で消えるのは……」

最原「許せない、だよね?」

最原「僕も同じだよ。誰かの夢がそんな理不尽に潰されるのは嫌だ」

霧切「そう……なら、役割分担をしましょう」

霧切「私は舞園さんのグループの今の仕事が終わる日時を突き止める。おそらく解散が現実になるのだとしたらそこだと思うから」

最原「それじゃあ僕は仲間になってくれそうな人を探せばいいんだね?」

霧切「確実な約束はできないけど……今週中までには突き止めてみせるわ。だから最原くんもそれまでには仲間になりそうな人を探してくれる?」

霧切「ただ、当然だけど無理強いはダメよ。それにペルソナやシャドウのことを他言はしないように。相手によっては適当に言いふらされて面倒なことになるから」

それじゃあ、どうやって仲間を探せば……。

霧切「具体的な方法は提案できないけど……お願い。無理だったら無理で構わないわ。そのときは二人で動くまでだから」

最原「それじゃあ僕は仲間になりそうな人を探しつつ、学園での舞園さんのことも調べてみるよ。霧切さんが別のことで手が離せないなら、そっちは僕に任せて」

霧切「……助かるわ。ありがとう」


149 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 23:21:11.39 ID:ui18B9R00


仲間になりそうな人を探しつつ、学園での舞園さんのことも気にかける。
……やるべきことは山積みだけど、やるしかない。こんな理不尽な謎で誰かが傷つくのは間違っている!

最原「それじゃあ、携帯の番号を交換しておく? それとチャットの方も」

霧切「ええ」






昼→放課後

授業も終わり、放課後。
霧切さんは調査で忙しいだろうから、しばらくは会えないはずだ。

なら、僕は僕でやるべきことをやらないとな……。


☆announce☆
以降の放課後はイベントを除き自由行動となります。
学園の内外で仲間になりそうな人物や協力者になりそうな人物を探し出して交流をしてください。その他様々な行動が可能となります。
なお現在は異世界の攻略は不可となります。


‡選択
1 どこかへ行く(場所指定)
2 学園の外へ(場所指定)
3 誰かに会いに行く(赤松・百田・天海・王馬)
4 個室へ戻る


↓2
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:25:12.28 ID:zgm9DZgzO
1図書室
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:28:18.68 ID:+rO/YlHeO
3 百田
152 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 23:40:40.07 ID:+wx2uwwM0


【寄宿舎前】

最原「百田くん!」

いち早く教室を出て行った百田くんを追いかけて僕はようやく寄宿舎前で彼に追いつくことができた。

百田「お? どうした最原、オレに何か用事か?」

最原「ちょっと話をしたくて。ほら、僕らってルームメイトなのにあまり話もできていなかったでしょ?」

百田「んなこたねーと思うけど……つーか、話くらいなら既に何度かしてるじゃねーか」

百田「まあ、ルームメイトっつー間柄なのにちょっと距離があるかもしれねぇのは同意だけどよ」

最原「うん、だから……」

百田「でも悪い、オレはちょっと急ぎの用事があんだよ」

急ぎの用事って……。

百田「あ、勘違いすんなよ? 別にお前を避けようとしてるとかじゃねーからな?」

最原「それはわかってるよ……」

百田「でもまあ少しくらいならいいぜ! で、用事ってなんだよ?」


‡選択
1 朝早くからどこかに行ってたみたいだけど何をしてたの?
2 百田くんは僕らのクラスどう思う?
3 最近この街で起こってる事件のこと、知ってる?
4 自由安価


↓2
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 23:41:30.23 ID:kts9GE6U0
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:42:40.98 ID:+rO/YlHeO
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:43:11.61 ID:+rO/YlHeO
あ、ごめん連投になってたね
↓にずらして
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:54:39.85 ID:YqPB0Lsf0
3
157 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/02(火) 00:09:59.99 ID:6ReOcUUW0


最原「最近この街で起こってる事件のこと、知ってる?」

百田「あー……噂程度だけど、知ってるぜ。なんか警察とかが頻繁に街中歩いてるしよ」

百田「少し前に有名になったジェノサイダー翔とは違うみたいだし、全く世の中物騒になったもんだ!」

やっぱり、もう事件の存在は新入生である僕らの間でも知られているみたいだな。

百田「ああ、もしかして最原も既にその事件のこと調べてんのか? 昼に来てたあの先輩って78期生の霧切響子だろ?」

最原「う、うん。そんなところ……かな?」

ペルソナのことを話さなければ探偵である僕らが事件のことを調べているのはおかしなことじゃないし……。

百田「そうだなぁ……もし事件のことが気になるんだったらオレとかじゃなくてもっと別なヤツに聞いた方がいいと思うぞ」

百田「同じクラスだったら真宮寺とか王馬が詳しそうじゃね? 先輩とかなら……よくわかんねぇけどなんか凄い金持ちがいるみたいだし、そういうのなら警察とかにもコネクションあるかもしれないぜ?」

最原「そうだね、そうしてみるよ」

百田「まあなんだ。そういうのじゃオレは役に立てそうにないけどよ、普通の世間話くらいなら大歓迎だからな!」

最原「あはは、ありがとう」

学園の外へ出て行く百田くんを見送った。

もう少し時間が経てば仲良くなれそうだ……。


158 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/02(火) 00:18:52.49 ID:wWu9RFHn0
‡終わりです。以下質疑応答タイム。寝る前か更新前にでも答えていきます。

お疲れ様でした(ブレイブザッパー)
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:20:34.62 ID:goLCLIwvO
十神は何処で会える?
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:26:33.12 ID:rZqkCIcl0
人間観察に富む塩か『嘘』の達人たる王馬を頼るのが一番よさそうかな…。
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/02(火) 00:35:05.78 ID:7UIjKAoa0
塩はともかく、言いふらされるのがよくない今回は王馬は避けたほうがいいでしょ
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 11:55:46.09 ID:XeNJUaAjo
仲間は最終的に何人になります?
163 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/03(水) 01:45:34.75 ID:hWsaCwzwo
夜に再開予定
以下質問返し

>>159
放課後の図書室
なお判定次第では天海が現れる

>>160
>>161
別にどっちも頼らない選択肢もあるかもしれない

>>162
属性一つずつ担当するなら8人だけどまだ決めてない。たぶんそれくらい
場合によってはメンバーのどなたかが離脱するかも
基本1・2・V3で構成になると助かるけどまあ安価による(モルガナ枠だけは勝手に決めましたけど残りは安価)
164 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/03(水) 20:54:27.84 ID:IN8KGEwV0


放課後→夜


【寄宿舎 最原と百田の個室】

最原「ただいまー……って、まだ百田くんは帰ってきてないか」

自分の個室に戻ってきた僕は、ルームメイトの百田くんがまだ帰ってきていないことに気付く。
そういえば、夜の出歩きってしてもいいのかな……。というより、よく考えたら部屋の鍵とかってまだ一つ発行されてなくて百田くんが管理してるし……出歩きようがないか。

最原「……うーん」

自分の部屋に戻り、椅子に座って考え事をする。
仲間になりそうな人は目星もつかないけど、事件のことについて何か知ってそうな人については知ることができた。

クラスメイトの真宮寺くんと王馬くん。それに先輩にいるお金持ちの人か……。
お金持ちの先輩については予想のしようもないし、霧切さんに話が聞けたらいいけど……彼女はこの時間調査中のはずだからなぁ。

最原「まあ、いいか。寝るには早いし……何かできることはないかな?」


‡選択
1 本棚を見てみる
2 テレビを点ける
3 電話をしてみよう(霧切、明智、冴から選択。霧切の場合コンマ35以上で電話かからず)
4 寝よう
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 20:55:43.02 ID:hKzfAUaE0
166 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/03(水) 20:56:04.42 ID:IN8KGEwV0
↓2で
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 20:56:58.95 ID:m1fWanQg0
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 20:57:34.43 ID:26/mDdoi0
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