【ミリマス】765学園物語HED √SSL

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494 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:19:11.54 ID:fe8r6lrCo
朝、のそっとベッドから起き上がる

時刻は大体5時、今日から夏休みなので普段なら昼まで寝ているところだが…

ここで時は数日前に遡る

数日前、学食にて

恵美「そういやPと美奈子は夏休みどうすんの?」

P「夏休みか…一応美奈子と泊まりで出かける以外は予定は無いかな」

恵美「泊まり…ね」

エレナ「メグミ…」

美奈子「私も、特に予定は無いかな」

冬馬「泊まりがけの旅行か、けっ、リア充は羨ましいぜ」

P「羅刹はなんであんな荒れてるんだ?」

翔太「最近Pくんに構って貰えなくて拗ねてるんだよ」

P「なるほど」
495 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:33:43.61 ID:fe8r6lrCo
P「冬馬」

冬馬「なんだよ」

P「夏休みの課題、お前さえよければ一緒にやろうぜ」

冬馬「!し、仕方ねえな、どうしてもって言うなら一緒にやってやるぜ」

P「おう、頼む」

翔太(ちょろ)

恵美(あまとうちょろいな〜、アタシもだけど)

エレナ(アマトウちょろいネ〜)

美奈子「じゃあ先に課題を終わらせちゃいましょう!」
496 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:37:45.14 ID:fe8r6lrCo
恵美「あー、待った待った」

P「?」

恵美「美奈子、旅行は行くつもりだったの?」

美奈子「一応夏休みが入ってすぐのつもりでしたけど…」

恵美「ならその予定通り進めなって」

美奈子「え?でも」

恵美「課題なんかいつでも出来るからさ、ウチらに合わせたら滞在期間の予定とかも変わっちゃうかもしれないし」

恵美「だから自分達の予定を優先させること、わかった?」

美奈子「恵美ちゃん…うん、わかった」
497 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:50:55.59 ID:fe8r6lrCo
恵美「良し、じゃあ美奈子とPが帰ってきたら適当に集まって課題やろっか」

エレナ「わかったヨー」

翔太「おっけー」

冬馬「早く帰って来いよな」

P「気が向いたらな」

美奈子「あ、早く食べないとお昼休み終わっちゃいますよ!」

P「っと」

その言葉に昼食を掻き込む

さっと食べ終えた俺達は、それぞれの教室へ戻った

その途中で

美奈子「周防くん」

P「ん?」

美奈子「お泊まり、もう夏休みの初日から行っちゃいましょう」

P「ん、わかった」

そして今に至る
498 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/11(水) 00:51:21.38 ID:fe8r6lrCo
一旦ここまで
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 11:21:50.72 ID:miQp7gGKO
これは食われるな(確信)
500 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/12(木) 23:57:57.89 ID:CUWcdf0Go
P「そろそろ準備するか…」

まだ眠い頭を振りながら、俺は着替え始めた





美奈子「周防くん!」

約束の時間の10分前、待ち合わせのバス停に美奈子がやってきた

美奈子「ごめんなさい、待たせちゃいましたか?」

P「いや、俺も来たばかりだから大丈夫だ」

美奈子「それなら良かった…」

P「ここからどのくらい掛かるんだっけ?」

美奈子「色々と乗り継いで大体3時間くらいですね」

P「3時間か」

美奈子「途中の景色も良いので、楽しいですよ!」

P「楽しみだ」
501 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:21:49.44 ID:a6jU13eNo
バスに乗り、電車に乗り、再びバスに乗る

変わる景色を美奈子と一緒に楽しみながら、俺達は目的地へと向かう

P「良い景色だ」

綺麗な川や青々とした山

何故こういう山の景色は人の心を穏やかにするのだろう

美奈子「ここの川で取れる鮎は絶品なんですよ」

P「鮎か」

鮎は美味い魚だ

それが絶品となると腹が空いてくるのも当然というもの

…早く色々と食べたいな
502 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:31:13.07 ID:a6jU13eNo
美奈子「着きました!」

P「うーん、空気が美味い」

バスから降りた俺はその場で深呼吸をする

澄んだ空気を胸一杯に吸い込み、吐き出した

美奈子「実はですね、ここは水がすごく美味しいんです」

P「水が?」

美奈子「はい、佐竹飯店で使う水は毎日ここの水を送って貰ってるんです」

P「へー」

そんなに美味しいのか
503 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:41:00.68 ID:a6jU13eNo
美奈子「さ、行きましょう周防くん」

美奈子が自然に手を握ってくる

P「ああ」

俺はそんな美奈子の手を握り返し、歩き出した




少し歩くと、目的地にはすぐに到着した

俺達を待っていたおばあさんと一言二言話す

どうやらこのおばあさんは俺達が泊まる場所の管理人らしい

美奈子が管理人と会話をしているのを尻目に、俺は村を見渡していた

田んぼや畑があり、そこで作業をしている人達がいる

少し向こうには川もあり、きっとあそこで鮎が悠々と泳いでいるんだろう

すごくのどかで、穏やかなところだ

美奈子「さ、周防くん、入りましょう」

P「ん」

管理人との話が終わったのか、美奈子が声をかけてくる

俺は美奈子と一緒に、家の中に入った
504 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:48:28.84 ID:a6jU13eNo
家の中はひんやりとしており、暑くて茹だりそうな外とは大違いだ

P「結構ひんやりしてるんだな」

美奈子「木造家屋ですから」

快適で過ごしやすそうだ

美奈子「さてと」

荷物を置いた美奈子が、鞄からエプロンを取り出す

美奈子「周防くんも長旅でお腹が空いてますよね?だから今からご飯を食べましょう!」

P「確かに、腹ペコだ」

昼には時間まだ早いが、この時間ならまだまだ朝食の時間だ

朝食は食ってなかったから尚更だ

美奈子「それじゃあ準備しますね!」

P「手伝うよ」

美奈子と一緒に朝食の準備をし、美味い朝食を楽しんだ
505 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/13(金) 00:49:04.54 ID:a6jU13eNo
一旦ここまで
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 11:32:46.76 ID:BcYP2ktcO
朝食の量に関する言及が無い…
これは、もう…
507 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/14(土) 00:55:13.46 ID:fbskbYGFo
朝食の後、二人で釣りの準備をする

P「すごいつりざおだな、これ」

美奈子「その釣り竿、噂では龍すら釣れるそうです」

P「龍ね…」

龍のようにでかい魚ということだろうか

美奈子「お弁当よし、釣り具よし、水筒よし」

美奈子が指を差しながら持ち物を確認している

美奈子「準備完了です!それじゃあ周防くん、行きましょう!」

P「ああ」
508 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/14(土) 01:03:09.31 ID:fbskbYGFo
少し歩くと、川が見えてくる

バスから見たときも思ったが、綺麗な川だ

適当な位置にクーラーボックスを置く

美奈子はその周辺にブルーシートを敷き、日光避けのパラソルを立てた

そしてクーラーボックスの中からスイカを取り出すと、川に沈める

美奈子「お昼ご飯の後に一緒に食べましょう」

P「ああ」

俺は釣り竿を調整し、美奈子に渡した

美奈子「それ!」

二人分の浮きが川に浮かぶ

さあ、どれだけ釣れるかな
509 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/14(土) 01:20:10.92 ID:oPc9khqQO
P「夕飯には困らないな」

美奈子「ですね」

また釣れた魚をクーラーボックスに放り込む

入れ食いだった

面白いくらい釣れる

P「いや−大漁大漁」

美奈子「私、こんなに釣れたのは初めてかも」

クーラーボックスを所狭しと泳ぐ魚を見ながら美奈子がそう言った

P「そろそろ昼にする?」

美奈子「そうですね、良い時間ですし」
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 02:45:16.46 ID:jldd1tiEO
保守
511 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/24(火) 01:25:56.12 ID:6lEpcj0co
P「ふう…食った食った」

クーラーボックスに入っていた魚の半分を食べ、一息つく

やはり釣りたての魚をその場で塩焼きにして食べるのは最高だ

量も中々に満足出来る量だったし

この数ヶ月で以前とは比べものにならないくらいの量が食べられるようになった

これも美奈子のおかげかな

美奈子「周防くん、デザートに西瓜はいかがですか?」

P「食べよう」

西瓜くらいならまだ3玉はいける
512 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/24(火) 01:42:59.14 ID:6lEpcj0co
P「良い場所だな」

二玉目の西瓜を食べながら、美奈子に本心を伝える

P「穏やかで、なんて言うのかな…すごく落ち着く場所だ」

良く若い人達が老後は田舎に住みたいっていう気持ちが分かった気がする

P「俺も年を取ったらこういうところで余生を送りたいな」

美奈子「そうですね…子供にお店を託して、二人でのんびり過ごして」

P「たまにやってくる孫にお小遣いあげてさ、みんなで飯食って」

美奈子「花火をしたり、今日みたいに釣りをしたり、お店のために新鮮な肉や野菜を届けたり」

P「きっと、何だかんだで忙しくしてるんだろうな、未来の俺達も」
513 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/24(火) 01:54:58.80 ID:6lEpcj0co
美奈子「…周防くん、ちょっとこっちを向いてくれませんか?」

P「ん?」

美奈子に言われた通り美奈子の方を向くと

美奈子「…ん」

俺の唇に、美奈子の唇が重ねられた

P「…美奈子」

美奈子「えへへ…♪周防くんとの未来を想像したら、すごくキスしたくなっちゃいました」

P「…俺もだ」

美奈子「んっ」

今度は俺の方からキスをする

美奈子「お返しです」

P「こっちも反撃だ」

俺達は周りを一切気にせず、キスをし合った

気が付いたときには日が沈みかけていた
514 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/24(火) 01:55:34.79 ID:6lEpcj0co
一旦ここまで
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 06:32:55.87 ID:aiL99ivE0
更新きた!アリシャス!!
スイカ3玉とかいろいろもう拡張され過ぎてこれもうわかんねぇな…
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 19:24:11.15 ID:UhAzLPtpO
明らかに体の体積以上の食料が入ってる、だったっけ?
517 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 01:41:19.43 ID:xvp1rvpZo
P「良い湯だ」

夕飯を食べた後、風呂に入る

かなり大きな檜風呂で、まるで温泉みたいだ

天窓からは星も見えており、露天風呂に入っているような気分になる

美奈子「周防くん、湯加減はどうですか?」

脱衣所の向こうから美奈子が声をかけてきた

P「最高の湯加減だ、極楽だよ」

美奈子「それなら良かったです」
518 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 01:49:55.47 ID:xvp1rvpZo
曇りガラスの向こうに美奈子のシルエットが見える

何か作業をしているようだが洗濯だろうか?

そう思い意識を逸らした瞬間

美奈子「お邪魔しますね!」

ガラッと音を立てて美奈子が浴場に入ってきた

P「えっ」

バスタオルを巻いた美奈子が浴場に現れ、一瞬呆けるが…

P「み、美奈子!?」

すぐに焦りに変わった

な、なんでいきなり入ってきたんだ!?
519 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 02:14:11.35 ID:xvp1rvpZo
さっと身体を流した美奈子は浴槽に入り、腰を下ろす

美奈子「はい周防くん、よく冷えた麦茶をどうぞ」

P「あ、ああ、ありがとう」

美奈子からコップを受け取り、飲む

キンキンに冷えていて美味い

美奈子「本当に、良いお湯ですね」

美奈子が空を見上げながらそう呟く

俺は美奈子の身体に視線を奪われてそれどころではないが
520 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 02:31:07.16 ID:xvp1rvpZo
美奈子「…周防くんの視線、感じます」

P「あ、ご、ごめん」

美奈子「周防くんに見られてすっごくドキドキして…身体が熱くなっちゃいます」

P「美奈子…」

美奈子「ねえ、周防くん…ううん、Pくん」

美奈子が俺を下の名前で呼ぶ

美奈子「私、Pくんが好きです、大好きです」

美奈子「ずっと一緒にいたいって思ってます、だから」

美奈子「今日、一緒に寝てくれませんか…?」

P「…ああ、もちろんだ」
521 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 02:40:52.86 ID:xvp1rvpZo
美奈子「な、なんだか緊張しますね」

P「あ、ああ…」

風呂からあがった俺達は並んで敷いた布団の上に座り、顔を伏せていた

これから美奈子と、そういうことをする

もちろん俺は初めてだし美奈子もきっとそうだと思う

だからこそ余計に緊張する

美奈子「で、電気消しますね」

美奈子が紐を引き、照明が落ちる

暗くなった部屋を、豆球の光だけが辺りを照らす

P「…」

部屋が暗くなったからか、少しだけ落ち着くことが出来た
522 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 13:42:17.23 ID:EmQJCAY8O
P「美奈子」

美奈子の手を握ると、握り返される

美奈子「私、やっぱりちょっとだけ怖いですけど…」

美奈子「この温かさがあれば安心できます」

美奈子「だからPくん、私の手、離さないでくださいね?」

P「ああ、もちろん」

美奈子「良かった」

そう言って微笑んだ美奈子とキスをし、抱き締め合う

そして

美奈子のスペシャルフルコォスを隅々まで、心行くまで堪能した
523 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/25(水) 13:42:51.73 ID:EmQJCAY8O
一旦ここまで
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 15:26:39.22 ID:KlJQ2RQtO
これは満腹至福のフルコォス間違い無しですね
満腹になったか否かは翌朝の元気具合でわかるでしょう
525 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/30(月) 00:37:39.94 ID:+WGoHt8Ro
P「ん…?」

美奈子と繋がり、心も体も満たされた俺はふと違和感を覚えて目を覚ました

美奈子「あっ、起こしちゃいましたか?」

P「美奈子…?」

美奈子が微笑みながら俺の頬を突いていた

美奈子「Pくんの寝顔が可愛らしかったのでついいたずらしたくなっちゃいました」

P「可愛らしいか…」

可愛いと言われてもあまり嬉しくない

美奈子「昨日は凄く…その…えへへ」

照れながらはにかむ美奈子

凄く可愛らしい
526 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/10/30(月) 00:46:45.21 ID:+WGoHt8Ro
美奈子「昨日お腹一杯になって、改めて思ったんです」

美奈子「お腹が一杯になるって幸せだなぁって」

P「そうだな…満たされた感ってやっぱり重要だよ」

美奈子「だから私は、Pくんをずっとずっとお腹一杯にしたいって思ってます」

P「美奈子…」

美奈子「でも今は」

美奈子がしなだれかかってくる

美奈子「また、私をお腹一杯にして欲しいなって」

そう言いながらキスをしてくる美奈子に俺は

おかわりをした
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 15:33:57.25 ID:pnoKMfaOO
お腹いっぱい(意味深)
つまりまぁそういうことか
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 22:32:52.34 ID:SwybtYGOO
保っ守!
529 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/12(日) 23:41:12.36 ID:/69HQffAo
P「もうこんな時間か…」

美奈子との田舎暮らしはあっという間だった

一緒に熟れたトマトをもいだり交わったり花火をしたり交わったりハイキングしたり交わったり…

無駄な時間なんか一切無く、最後まで満たされた最高の時間だった

しかし時間は有限なもので、俺達は家に帰る準備をしていた

P「もう少しいたかったな」

美奈子「私も…P君と一緒にいた時間が楽しすぎて帰りたくないなぁ…」

…いかんいかん、最後の最後で楽しかった時間にケチをつける訳にはいかない

切り替えないと
530 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/12(日) 23:52:14.00 ID:/69HQffAo
P「…でもさ美奈子、考えを変えてみないか?」

美奈子「考えを変える?」

P「ああ」

P「もっといたいのに残念じゃなくて、次来るときが楽しみって考えよう」

美奈子「次に来るときが楽しみ…」

P「そう、それなら悲しくないし早く来年になれ!って思えるだろ?」

P「1度に全部やる必要はないんだ、俺達にはまだまだ時間があるんだから」

美奈子「…そうですね、うじうじするより前向きに考える方が楽しいですよね!」

P「ああ、だから帰ろう美奈子」

P「また来年、ここで楽しい思い出を作るために」

美奈子「はい!」
531 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/12(日) 23:56:10.30 ID:/69HQffAo
美奈子と手を繋ぎ、数日世話になった場所を出て、振り返る

…来年も、再来年もその先も

またここで思い出を作れたら良いな

そんなことを思いながら、俺達は町に帰った
532 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/13(月) 00:13:24.46 ID:y02y7srto
田舎から帰ってきた数日後

冬馬「勉強しろオラァ!」

冬馬の叫びがリビングに響き渡った

P「なんだよいきなり」

冬馬「いきなりじゃねえよ!今日何のために集まったか言ってみろ!」

P「そりゃお前、勉強会のためだろ」

冬馬「ああそうだ、勉強会のためだ、で、この状況はなんだ?」

冬馬がリビングの一角を指差す
533 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/13(月) 00:24:07.30 ID:y02y7srto
恵美「アタシは仲間を裏切らないよ、つまりアタシに裏切られるって事は仲間じゃ無いって事」

志保「恵美さん、あそこに増資すればたんまりと資産を奪えますよ」

翔太「げ、外道!」

海美「ちょっと待ってめぐみー!私次の目1しか出ないのにそこに増資しないで!」

美奈子「大丈夫だよ海美ちゃん!私達なら巻き返せる!」

琴葉「エレナ、恵美のエリアの株は?」

エレナ「もちろん確保してあるヨー」



発売されたばかりの某蹴落としすごろくゲームで遊んでいる課題手付かず組(一部を除く)がいた
534 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/13(月) 00:29:09.74 ID:y02y7srto
P「楽しそうだよな」

冬馬「そうだな、俺もやりた…ってそうじゃねえ!勉強しろよ!」

P「良いじゃないか息抜きくらい」

冬馬「この勉強会を始めて何時間経ったか言ってみろ」

P「30分だが」

冬馬「息抜き早すぎんだろ!というか所や翔太は課題のノートすら最初から出してねえじゃねえか!」

今の状況になんだかんだで真面目な冬馬は頭を抱えていた
535 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/13(月) 00:29:42.48 ID:y02y7srto
一旦ここまで
長く期間空けちまって申し訳ないね
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 00:33:55.98 ID:oTPcyJH00
色々あったからね
ちかたない
537 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/14(火) 00:25:25.41 ID:TTB7GYQeo
P「まあ良いじゃないか、夏休みはまだまだ始まったばかりなんだし」

冬馬「それはそうだけどよ」

P「俺達も何かして遊ぼうぜ」

冬馬「ならこいつで勝負するか」

P「良いぜ、ちょうど新しいデッキ組んだところだ」

冬馬「へっ、んなもん叩きのめしてやるぜ」

結局勉強そっちのけでカードファイトを始める俺達

勉強会に集まった筈の俺達は、誰一人として課題に手をつけなかった
538 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/14(火) 00:32:45.47 ID:TTB7GYQeo
昼を少し回った頃

冬馬「そろそろ腹が減ってきたな…」

デッキをカットしていた冬馬がポツッと呟いた

その呟きは小さなもので、殆ど独り言のようなものだったのだが

美奈子「天ヶ瀬君がお腹が空いたみたいですしそろそろお昼にしましょうか!」

美奈子にはバッチリ聞こえたようだ

冬馬「昼か、なら俺がつく」

美奈子「天ヶ瀬君は座っててください!私が皆の分ちゃんと用意しますから!」

そう言って胸ポケットからエプロンを取り出した美奈子は、さっとエプロンを身に着けて台所へと向かった
539 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/14(火) 00:43:20.03 ID:TTB7GYQeo
恵美「美奈子−、アタシも手伝うよ」

美奈子「ありがとうございます恵美ちゃん!」

冬馬「なあ、P」

P「ん?」

美奈子と恵美のエプロン姿を眺めていると冬馬が声をかけてきた

冬馬「佐竹が昼飯作るのは良いんだがよ、量は大丈夫なのか?」

P「量?ああ、(美奈子や俺にとって)普通の量だから大丈夫だよ」

冬馬「そうか、それなら一安心だな」
540 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/14(火) 00:44:01.78 ID:TTB7GYQeo
一旦ここまで
なんとぉ!食欲の秋キャンペーン開催中です!
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 08:27:56.39 ID:xdKqwcWrO
アカーン!
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 11:23:38.90 ID:GmsXPoQto
おつおつ冬馬…
食欲の秋でログボ貰えるのはさすがミリオンだと思った
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 13:22:37.27 ID:Wy8/p/PUO
まぁPが大半食べてくれるでしょ
しかし胸ポケットにエプロンとか厚さが凄いことになっていそう
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 13:00:35.02 ID:N/ONW2TMO
>>543
「服の」胸ポケットとは書いてない
ということは…?
545 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/15(水) 23:40:57.84 ID:EO5qP8/Eo
その後琴葉が調理の手伝いに向かった

海美も手伝いたがっていたのだが、流石にキッチンが狭く、皿出しに回ったようだ

翔太「お昼ご飯、楽しみだねー」

P「美奈子の料理は美味いぞ−、世界一だ」

冬馬「俺の料理とどっちが美味い?」

P「言うまでもなく美奈子に決まってるだろ、ThePurgeのスキル、フィフスドライブ」

冬馬「げっ…ノーガード」

P「ファーストチェック、クリティカル、セカンド、クリティカル、サード、ドロー」

ドライブチェック中にエレナの声が掛かる

エレナ「ご飯出来たヨー」

冬馬「よっし運ぶのに邪魔だからファイトは中断な!片付けようぜ!」

P「あっ、てめ!」
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 06:26:51.51 ID:dJ+VTpS5O
またかげろう高くなるんだろうなぁ(小並)
547 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/16(木) 23:27:01.11 ID:Nt+Lb/4EO
冬馬の姑息な手でファイトは強制的にせ引き分けになってしまったが、海美達が皿を運び始めたのでカードを片付けて手伝いに行く

冬馬「…おい、P」

山盛り炒飯で顔の隠れている冬馬が声をかけてきた

炒飯が重いのか、手がプルプルと震えている

P「なんだ?」

冬馬「お前普通の量だから安心しろって言ったよな?」

P「言ったな」

冬馬「で、なんだよこれは」

P「普通の量だろ」
548 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/16(木) 23:59:59.96 ID:Nt+Lb/4EO
冬馬「そうか…これが普通か…」

P「普通だろ」

翔太「Pくん、完全に洗脳されちゃったんだね…」

洗脳とは失礼な奴だ

恵美「まー今日は人数多いし量があるにこしたことはないから良いじゃん」

冬馬「それはそうかもしれねえけどよ…」

P「恵美、それ重いだろ、俺に任せてくれ」

恵美「だいじょーぶだいじょーぶ、このくらいなら全然平気…ぃ!?」

そう言った直後にバランスを崩す恵美

P「恵美!」
549 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/17(金) 00:40:36.31 ID:6NKSlzqLO
片手で皿を受け止め、もう片方の手で恵美を抱き止める

P「言わんこっちゃない」

恵美「あ、ありがと…」

P「俺が持って行くから、恵美は他のを頼む」

恵美「う、うん…」

恵美から皿を受け取り、テーブルまで運ぶ

P「…?」

何だろう、チリチリするような視線を感じる

視線の出所を確かめるために辺りを見渡してみるが…

誰かが俺を見ているわけでも無い

…気のせいか
550 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/19(日) 23:35:59.73 ID:ghsx7N6lo
テーブルに料理を並べ終え、席に着く

冬馬「美味そうだな…量はともかく」

翔太「ほんと、美味しそうだよね…量はともかく」

海美「はやく食べようよ!」

P「そうだな」

美奈子「それじゃあ皆さん!たんと召し上がれ!」

海美「いただきます!」

みんな思い思いに食べたいものに箸を伸ばす

俺は何から食べようかな

そう頭を悩ませていると

P「?」

またチリチリするような視線を感じた
551 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:11:41.60 ID:YR2gowtPo
今度ははっきりと感じる

視線の主は…

美奈子「…」

ニコニコしながら俺を見ている美奈子だった

しかし何故だろう、すごく良い笑顔のはずなのに凄まじいプレッシャーを感じる

…もしかして、怒ってる?

もし怒っているなら理由がわからない

何でだ?
552 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:19:41.82 ID:YR2gowtPo
美奈子のプレッシャーを受けながら昼を食べる

結局食べ終わるまで、美奈子が怒っている理由がわからなかった




冬馬「結局一日遊んでるだけだったな…」

P「そんな日もあるさ」

昼食後も遊び倒して日も沈んだ頃、お開きとなった

翔太「じゃあ僕たちは帰るね」

P「おう、またな」

恵美「ウチらも帰るね」

P「送っていかなくて大丈夫か?」

恵美「へーきへーき」
553 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:22:31.83 ID:YR2gowtPo
エレナ「Pはワタシ達よりも、ミナコをちゃーんと送ってあげなきゃだヨー」

P「それはもちろん」

恵美「にゃはは、送り狼になっちゃ駄目だよ?」

P「…おう」

琴葉「送り狼って?」

P「えっ」

恵美「んじゃまたねー」

エレナ「バイバーイ!」

琴葉「ねえ恵美、送り狼って?」
554 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:25:13.85 ID:YR2gowtPo
みんなを見送った後、美奈子と帰り道を歩く

美奈子「…」

P「…」

しかし会話は無く、二人の間には重い空気が流れていた




結局家に着くまで会話は無く、美奈子と分かれる時間になった

P「それじゃあ美奈子、また」

重苦しい空気が嫌だったのですぐに立ち去ろうとしたのだが

美奈子「…」

美奈子に後ろから抱きしめられた
555 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:29:23.74 ID:YR2gowtPo
P「美奈子…?」

美奈子「Pくん、今日恵美ちゃんを抱き締めてました」

P「あれは…」

助けるためだったから仕方ない、そう言おうと思ったのだが、口には出せなかった

美奈子「分かってるんです、あれは恵美ちゃんを助けるためだから仕方ないって」

美奈子「逆に助けてなかったらあそこで怒ってましたから」

美奈子「でも、頭で理解していても心はそんな簡単じゃなかったんです」

美奈子「恵美ちゃんを抱き止めたのを見たときすごくもやもやして…」

美奈子「私以外の女の子に触れて欲しくないって、思っちゃった…」
556 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:34:47.12 ID:YR2gowtPo
P「美奈子…」

振り返って美奈子を抱き締める

P「ごめんな、嫌な思いをさせて」

美奈子「ううん、謝るのは私の方ですから」

美奈子「でも、もっともっと強く抱き締めて欲しいです」

P「ああ」

美奈子の希望通りに強く、包み込むように抱き締める

美奈子「Pくん」

美奈子がキスを求める
557 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:37:27.20 ID:YR2gowtPo
俺はそれに応えるようにキスをする

美奈子「…今日は、両親が泊まりがけで出掛けてるんです、だから」

P「…じゃあ」

美奈子「はい、今日は…朝まで一緒にいたいな」

P「…俺もだ」

美奈子に手を引かれて家に入り…

夜の運動会おかわりもあるよ!を堪能した
558 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/20(月) 00:38:07.50 ID:YR2gowtPo
一旦ここまで
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 10:50:30.65 ID:iyZ0q1OOO
満漢全席の愛ですなぁ
560 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/25(土) 22:25:58.72 ID:SlmbG8Fio
何もしなかった勉強会からしばらくして、再度集まり課題を終わらせた俺達は今、夏祭りに来ていた

冬馬「屋台ってのは良いもんだ」

P「ああ」

屋台の食べ物ってどうしてこう美味いのだろう

恵美「やー、つい買いすぎちゃうし食べ過ぎちゃうね」

美奈子「恵美ちゃん、食べ過ぎちゃうのは悪いことじゃないよ!だって美味しいものを求めるのは人の本能なんだから」

美奈子「だからもっと食べよう!まだこんなにあるから!」

恵美「それ全部…?いやいやいや」

美奈子が恵美に屋台の食べ物を勧めている

しかしあの程度で腹の足しになるのだろうか
561 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/25(土) 22:35:21.06 ID:SlmbG8Fio
冬馬「相変わらずスゲえ量だ」

P「そうかの?」

冬馬「そうだよ」

P「そうか…俺にはあれで腹の足しになるとは思えないな」

冬馬「…そうか」

翔太「なんでも良いけど、置いてかれちゃうよ」

P「おっと」
562 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/25(土) 23:10:44.92 ID:SlmbG8Fio
粗方屋台を回り終えた俺達は、花火のために移動を開始する

美奈子「ここは?」

P「我が家の花火スポットだよ」

P「家の母親がそれはもう大層な面倒臭がりでな、花火のために人ごみに飲まれるのは嫌だからって言って土地を買ったんだ」

美奈子「す、凄いですね……でも、Pくんのお母様か…いつか、お会いしたいですね」

P「そうだな…いつこっちに帰ってくるかはわからないけど、その時は是非会ってやって欲しい」

P「まあ母さんは美奈子みたいな子は基本的に大好きだから、すぐに気に入ってくれるさ」
563 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/25(土) 23:22:43.34 ID:SlmbG8Fio
P「基本的に単純な人だから美奈子の手料理でも食べさせたら簡単だ」

美奈子「ふふ、その時はお母様に最高の料理を振る舞いますね」

P「ああ」

そうこうしているうちに花火が上がる

美奈子「わあ…!ここ、とても良く見えますね!」

P「だろ?だから毎年花火はここで見るんだ」

美奈子「綺麗…」
564 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/25(土) 23:32:31.43 ID:SlmbG8Fio
P「…来年も、ここで一緒に花火を見よう」

P「再来年も、そのまた次も、一緒にここで」

美奈子「Pくん…」

P「約束だ」

美奈子「!…はい!約束ですよ!」

美奈子と約束を交わす

昔交わした約束はもう思い出せないけど

…今度は絶対に忘れはしない

この約束は、絶対に果たすんだ

肩を抱くと、美奈子は頭を預けてくる

二人で見上げる花火は、今まで見てきた花火の中でも最高に輝いていた
565 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/11/25(土) 23:46:19.54 ID:SlmbG8Fio
一旦ここまで
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 12:58:02.60 ID:km8Xvam7O
花火のシーンいいよね…雰囲気
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 03:36:22.45 ID:iis04bTXO
保守します
568 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/23(土) 00:24:49.18 ID:iOWQU8zto
夏休みも終わりが近付いてきたある日のこと

P「…」

ベッドでスマホを弄っていた俺は

美奈子「Pくん!大変です!」

P「おわぁ!?」

突然部屋に飛び込んできた美奈子に不意を突かれ、ベッドから転げ落ちた

P「な、なんだ!?…美奈子?」
569 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/23(土) 00:31:35.82 ID:iOWQU8zto
美奈子「Pくんこれ!これを見てください!」

そう言ってチラシを俺に見せる美奈子

P「何々…?商店街大食い大会…?」

美奈子「はい!今年からやるようになったみたいで、景品も出るみたいです!」

P「大食い大会か、面白そうだな」

美奈子「ですよね!それでですね、私は是非Pくんに参加して欲しいなって思って」

P「美奈子がそれを望むなら出るよ、格好いいところ見せましょう」
570 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/23(土) 01:54:54.93 ID:iOWQU8zto
美奈子「なら今日から特訓しましょう!」

P「特訓?」

美奈子「はい、大食い大会はただ食べられるだけでは勝てません」

美奈子「適切な胃拡張、食べる際の工夫、食べ方を極めてこそちゃんとしたフードファイターになれるんです」

P「いや、フードファイターになる気は無いが」

美奈子「なので私と一緒に特訓して、必ず勝ちましょう!」

P「…そうだな、出る以上は負ける気は無い、必ず勝ってみせる」
571 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/23(土) 01:55:57.43 ID:iOWQU8zto
一旦ここまで
次回、765学園物語 √FF
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/23(土) 03:44:51.63 ID:Jgj3Ubqco
FFってなんだ?
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/23(土) 12:29:21.71 ID:tPGpVPCx0
そのまんまFood Fighterってことじゃない?
574 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/23(土) 20:22:07.54 ID:Lk54Uq51O
美奈子「まずはPくんが今どれだけ食べられるか確認しましょう」

美奈子「最大許容量を把握して、それから調整のメニューを考えます」

P「わかった」

美奈子「ではまずは焼きそばです、丁度一皿1kgあります」

美奈子「これを食べてみてください」

P「いただきます」

俺は小盛りの焼きそばに手をつけた
575 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/23(土) 20:59:04.60 ID:Lk54Uq51O
P「ごちそうさま」

美奈子「流石Pくん、1kgは余裕ですね」

P「まあな」

このくらいなら後6皿くらい追加しても問題は無い

美奈子「では次は焼き飯を1kgです」

P「了解」

美奈子「苦しくなってきたら言ってくださいね?」

P「ああ」

俺は小盛りの焼き飯に手をつけた
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 01:03:47.56 ID:DpqhvqDdO
>小盛り
待って、ちょっと待って
俺の知ってる小盛りと何か違う
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 01:32:50.02 ID:YybGhcFRo
小盛り・・・?
叙述トリックか何かかな?
578 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/25(月) 00:25:28.24 ID:WDDrxs1eo
765学園物語SE √Xmas

RRR
海美「P!メリークリスマス!クリスマスだよ、クリスマス!」

P「そうだな…今日一日、一緒に過ごそうな」

海美「今日だけじゃなくて、これからもずっとだよ!」

P「海美…ああ、その通りだ」

海美「ほら、ケーキ焼いたから皆で食べよっ!」

P「海美はほんと料理が上手くなったな、楽しみだ」

海美「皆でケーキ食べて、パーティーして」

P「その後は?」

海美「もちろんプレゼントをあげる!期待しててねっ!」



FW
恵美「クリスマスだね」

P「クリスマスだな」

恵美「雪降ってるね」

P「雪降ってるな」

恵美「寒いね」

P「寒いな」

恵美「でもさ、くっついてたら暖かいね」

P「恵美の熱、全身で感じられるよ」

恵美「アタシも」

P「…なあ、恵美」

恵美「うん、良いよ」
579 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/25(月) 00:51:56.60 ID:WDDrxs1eo
HW
琴葉「クリスマス…聖なる夜」

琴葉「いつもPくんと一緒にいるけれど、やっぱり何だか特別な感じがする」

P「年に一度のイベントだからな」

琴葉「でもね、Pくん」

琴葉「私にとってPくんといる毎日は一日一日が特別な日なの」

琴葉「だからこれからも私に、特別な日をくれますか?」

P「ああ、もちろんだ」

P「俺も、琴葉と過ごす毎日は凄く特別だと思ってる」

P「だからこれからも、ずっと特別な日にしよう」

琴葉「…はい!」



BMC
翼「クリスマスですよ!」

P「クリスマスだな」

翼「チキン食べ放題!」

P「ちゃんと買ってあるぞ」

翼「わあい!P先輩大好き!」

P「ケーキも買ってきた」

翼「ねえねえP先輩」

P「ん?」

翼「わたしも、P先輩にプレゼント用意したんですよ?」

翼「なんだと思いますか?」

P「なんだろ…?気になるな」

翼「えへへ、きっと驚きますよ」

P「楽しみだ」

翼「それじゃあ早く帰ってパーティーしましょー!」
580 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/25(月) 01:03:22.08 ID:WDDrxs1eo
PN
P「ジュリア、今日はクリスマスだぞ」

ジュリア「そうだな、それで?」

P「今日は恋人同士が仲良くする日なんだ」

ジュリア「そうだな、それで?」

P「だから仲良くしよう!」

ジュリア「わかったから近付いてくるなバカP!」

P「仲良く…してくれないのか?」

ジュリア「だってその…恥ずかしいだろ」

P「ジュリア−!」

ジュリア「こ、このバカー!」



LR
P「良い物あったか?」

志保「はい、これならりっくんも喜んでくれると思います」

P「楽しみだな」

志保「はい」

P「ま、それはそれとしてだ、はいこれ」

志保「…これは…?」

P「サンタからのクリスマスプレゼント、かな」

志保「猫のペンダント…」

P「きっと志保に似合うと思う」

志保「ありがとう兄さん…一生の、宝物にします」

P「さ、帰ろう志保」

志保「はい!」
581 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/25(月) 01:18:41.37 ID:WDDrxs1eo
PG
静香「寒いですね…」

P「雪も降ってきたからな〜」

静香「でも、繋いだ手は温かいです」

P「もうちょっとくっつくか?」

静香「そうですね…では、お言葉に甘えます」

P「こうやって、静香とクリスマスを過ごせて良かった」

静香「私も、あなたとクリスマスを過ごせることが嬉しいです」

静香「…もう少しこうやっていたいけど」

静香「志保から3秒おきに早く帰ってこいと催促されているので、一度帰りましょう」

P「そうだな…」

静香「Pさん」

P「ん?」

静香「大好きですよ」




TP
百合子「今日はクリスマス、イエス・キリストの生誕祭ですね!」

百合子「仏教が主流の日本でキリストの生誕祭がこんなにも人気があるのは不思議ですよね」

P「やっぱりみんな好きな人といちゃいちゃしたいんだよ」

百合子「私達みたいに…ですか?」

P「そうそう」

百合子「ふふ、昔はクリスマスなんか中止すれば良いのにって思ってましたけど、今はクリスマスはなくてはならない行事になっちゃぃました」

百合子「だってずっとこうやって先輩に甘えられますから」

P「百合子…」

百合子「ところで先輩、クリスマスは別名性なる夜ですよね」

百合子「今日は私の家が空いてますので、サンタさんが来てくれるのを、待ってますねったら」

P「…百合子はいやらしいなぁ、ま、俺もサンタにプレゼントをお願いしておこうかな」

P「一番大切な女の子と過ごす、クリスマスプレゼントを」
582 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/25(月) 01:19:11.69 ID:WDDrxs1eo
一旦ここまで
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 01:21:30.35 ID:d/T8CF+7O
百合子はいやらしいなぁ
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 01:41:27.73 ID:k6PVC9Dio
さすがの百合子である
585 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/26(火) 01:41:46.60 ID:bY/wW+lTO
天津飯、エビチリ、回鍋肉をそれぞれ2kgずつ食べ、青椒肉絲を半分程食べた辺りだろうか

P「…」

俺は満腹感を覚え、少し箸が止まった

一度箸を置き、水で口直ししようとしたところで

美奈子「ストップです」

美奈子からストップがかかった

美奈子「Pくん、今満腹感を覚えましたよね」

P「すごいな…なんで分かったんだ?」
586 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/26(火) 02:06:38.44 ID:bY/wW+lTO
美奈子「表情です」

P「表情?」

美奈子「はい、Pくんは考えていることが割と顔に出てわかりやすいというのもありますけど、苦しさが顔に出ていました」

P「マジか」

美奈子「はい、プロのフードファイターはそれで相手の状態を察知して戦意を削ぐためにスパートをかけたりします」

美奈子「もちろんブラフとしても使えますけど…Pくんは正直ですから」

P「ブラフには使えそうに無いって事か」

美奈子「あ、でも私は正直で誠実なPくんが大好きですよ!」

P「ありがとう美奈子、俺も美奈子が大好きだ」
587 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/26(火) 02:07:09.12 ID:bY/wW+lTO
一旦ここまで
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 15:29:24.98 ID:k09IXUMIO
乙です
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 16:21:48.28 ID:X5o4r83Jo
おつ 所かまわずイチャつくバカップルの鑑
590 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/12/31(日) 23:56:41.34 ID:1K3hFzZkO
今年は後半かなりサボり気味だったので来年はそうならないように努力します
良いお年を
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 13:11:23.50 ID:BxtDYMG5o
あけおめ
姫始めまだですかね
592 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2018/01/09(火) 23:41:26.24 ID:9uGsXxZsO
姫始めは修学旅行までお待ちを
とりあえず一旦これをどうぞ

765学園物語 √U10p 序1
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9105481
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/10(水) 18:10:31.95 ID:wOjPfHQ30
久々のジュリア分補給嬉しい、、、、ジュリア書かれたの一年ぶりくらいじゃないか?
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