比企谷八幡二十歳「レンタル彼氏?」

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1 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/06(土) 06:00:12.49 ID:zjAW1AYDO
大学生活にも慣れて時間を作れるようになり、楽して稼げるバイトないかなーとか考えてたら良さげなやつ見つけた。


彼女いない歴=年齢な男に需要があるかは分からんが、応募してみる価値はあるかと思って必要なプロフィールを記入して返事を待つ事にした

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494018012
2 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/06(土) 06:06:43.50 ID:zjAW1AYDO
そして一週間後、直接面接するから指定した場所に来いとの旨が書かれたメールが届いた。


東京で面接するらしい、千葉県在住だから行けなくもない、ダメ元だから面接で落ちても仕方ない。


面接会場の場所を詳しく把握しながら細かな日取りを返信した。
3 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/06(土) 06:14:14.25 ID:zjAW1AYDO
時は平成

俺二十歳

場所は東京

なんか知らんが意外にも受かっちまった

面接の内容として、女性の面接官を本当の彼女としてあれこれしてみろと言われてしてみた。

女性の扱い方とか色々結構怒られたけどギリギリセーフらしかった。


ネットに掲載する写真を撮られて名前を決めて、いつなら都合がつくかを記入してその日は帰る事になった。
4 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/06(土) 06:20:57.84 ID:zjAW1AYDO
俺を呼び出したい客の情報は、運営を通じて連絡が来るそうだ。

取り分は半分、例えば一万円のコースなら五千円が俺の取り分となるらしい。


チップはキャストの総取りでいいらしい


デート代も客が全額負担らしく、今更イケナイバイトな感じがしてきた。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/06(土) 09:10:56.94 ID:s7Cicesz0
まーたホモが新スレ建ててるよ俺修羅二期早よ俺ガイル二期途中で切ったンゴ
6 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 04:33:44.29 ID:GJ8hkNODO
レンタル彼氏なんて登録したことすら忘れた頃、運営からメールが来た。

どうやら千葉市内の客で俺に白羽の矢が立ったらしい


夕方に駅前で待ち合わせと書いてある


俺からでは分からないので相手から声を掛けてくるそうだ


一応清潔感を心掛けた身だしなみをして駅へと向かった
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 04:37:42.93 ID:i3Ld7QYV0
しずかちゃんかな
8 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 04:44:29.81 ID:GJ8hkNODO
待ち合わせの30分前、駅前でも比較的見つけやすいであろう場所で待っている。


そういえば千葉県内の他のレンタル彼氏達の中には、芸能人みたいな王子様系イケメンとかいたのに本当に俺でいいのか?

俺だって見た目は悪いつもりはないが芸能人級に適うほど身の程を知らないわけがない


イケメン過ぎたら緊張するとかそんな理由なんだろうか


「ほ、本当に来たんだな」


あれ?聞き覚えのある声がするぞ?


「随分ひねくれたアルバイトをしているな、比企谷」


聞き覚えのある声の主は平塚先生だった
9 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 04:57:42.93 ID:GJ8hkNODO
八幡「えっとですね、楽して稼ぎたくてつい応募したら受かっちゃったと言いますか…」


殴られそうなので弁明にならない弁明をしてしまう


静「何故志望動機を話し出すんだ?」


八幡「はい?」


静「ほら、先払いなんだろう?」


レンタル彼氏の料金丁度の二万四千円を渡される

八幡「あの、怒らないんですか?」


静「何を言っている、君は遅刻もしていないし分かりにくい場所で待っていたわけでもないのに怒る理由があるのか?」


ああ、この人単に俺と遊びたいだけだ


八幡「愚問でした」


静「もう君も成人しているよな、酒でも飲もうか」


高校生の頃、ラーメン屋に連れて行かれるように居酒屋へと連れて行かれた
10 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:11:42.62 ID:GJ8hkNODO
静「酒は飲んだことはあるのか?」


八幡「はい、何回かは」

酒は強くもなく弱くもない


静「ならとりあえずビール二つだな、あと漬け物盛り合わせと枝豆」


ビールは好きでもないし嫌いでもない
まさか先生とこんな形で酒を飲みに行くとは思わなかったが


八幡「先生」


静「君は彼女を先生呼ばわりするのか?」


結構シチュエーションにうるさいタイプなのか


八幡「静…さん」


静「何かね」


八幡「普段からこういうのは利用されるんですか?」


婚活を諦めたのだろうか

静「興味はあった、だが知らん男とサシで飲みに行くのはハードルが高かった」


そこは婚活で鍛えられただろうに…いやそこまで中々漕ぎ着けられなかったのか


八幡「だけどたまたま俺の情報が掲載されてるサイトを見て連絡したと」
11 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:19:17.94 ID:GJ8hkNODO
静「そんなところだ」


八幡「別に直接呼び出せるんだから俺のバイト通す必要ないでしょ」


静「卒業したとは言え生徒を一人だけ無闇に呼ぶのは気が引けてな」

たしかに卒業してからは一回も連絡は来なかった

先生的には在学中に無闇に呼んでたのはセーフですかそうですか
12 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:28:40.42 ID:GJ8hkNODO
静「それにしても比企谷」

運ばれてきたビールを煽りながら先生が舐め回すように俺を見る


八幡「なんすか?」


静「きちんと身なりに気を使っているじゃないか」


安くはない金を受け取るんだからこのくらいはする


八幡「彼氏ですから」


静「わはは、良い男だな」


タッチパネルで追加の注文を入力しながら先生が笑う


八幡「静さんも綺麗ですよ」

ピタッ


とタッチパネルを押す指が止まる


静「比企谷…」


え、ちょっとこの人ガチで照れてるんですけど
13 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:34:25.97 ID:GJ8hkNODO
八幡「から揚げ頼みました?」


フラグを折るべく話題を逸らす


静「あ、ああ頼んである」


八幡「よかったです」


静「…」


ぶっちゃけると照れてる先生を可愛く思ってしまった
14 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:37:18.02 ID:GJ8hkNODO
そこからは普通な感じで盛り上がり、二軒目も先生のお気に入りの店で飲むことになった
15 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:44:01.37 ID:GJ8hkNODO
八幡「ほどほどにしてくださいよ」


二軒目は先生がいきなりワインとか飲みだした


静「らいじょぶらぁ」


いや絶対ヤバいからねその呂律


八幡「でもワインもチーズもうまいですよね」



大人なだけあって良い店を知っているんだろう


静「ひっく」


八幡「静さん?」


静「すー…」


なんてこった!先生が潰れちゃった!
16 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:48:44.45 ID:GJ8hkNODO
最後の気力を振り絞ってくれたのか、フラフラしながら財布を出して支払いをしてくれて店を出た

建て替えるつもりだったが助かったようだ


先生に肩を貸して夜の千葉を歩く
17 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:52:37.92 ID:GJ8hkNODO
八幡「水飲みますか?」

静「すう…すう…」


肩を貸しているにしても寝息を立てられる器用さに感心してしまった


八幡「ふう、仕方ないか」


幸い先生の家は知っているので送る事にした
18 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/08(月) 05:57:30.92 ID:GJ8hkNODO
八幡「あー疲れた」


初レンタル彼氏は何とも言えない感じで終わりそうだな


静「んー…」


八幡「もう家ですよ」


静「ん」


本当に分かっているのか、短く返事をする先生


もう家は見えている、ラストスパートだ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 07:55:23.38 ID:BgxZ92x1o
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 10:44:28.74 ID:s1s8GbOAo
乙です
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 11:41:56.93 ID:Vblvs3fA0
おつ
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/08(月) 21:25:08.86 ID:V8r25gSoo

続きをはやく頼む
23 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/09(火) 06:02:00.93 ID:Gi+IgUyDO
静「ぐおー」


いびきがオッサン過ぎだろ


八幡「静さん、帰りますからね」


一応帰る旨を伝えてみる

静「ぐおー」


物騒な世間だから念を入れておくか


八幡「家の鍵貸して下さい、鍵掛けたらドアの新聞受けに入れときますんで」


静「むにゃむにゃ…」


完全に夢の世界に旅立ってやがる


八幡「困ったな…」


静「んん…」


八幡「おおっ!?」


寝ぼけたのか腰に抱きつかれる
24 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/09(火) 06:11:28.12 ID:Gi+IgUyDO
静「うへへ…」


なんかオッサンくさい笑い方で幸せそうな顔をして頬ずりしてくるんですけど


八幡「静さん起きて下さいってば」


静「や!」


子供か

八幡「子供か」


思わず脳内と言葉がシンクロする


静「比企谷はいい匂いがするなぁ」


酔いが醒めてきたみたいだ


八幡「はいはい鍵貸して下さい」


静「やだ」


やだじゃねえよ
25 : ◆Ldzc67dy9w [saga]:2017/05/09(火) 06:32:59.04 ID:Gi+IgUyDO
八幡「追加料金取りますよ」


静「私は一向に構わん!」


なんか烈海王みたいなこと言い出した


八幡「酔った勢いで散財し過ぎたら後悔しますよ」


諭してみる


静「君が帰った方が後悔する」


八幡「え…」


不覚にもドキッとする


静「なあ比企谷」


八幡「えっ」


いきなり押し倒される


静「ん…」


八幡「っ!?」


キスされた、しかも舌まで入れてきている


静「ん…ん…」


執拗に舌を絡めて、逃げられないように両手首を掴まれている


静「っはぁ…私だって女なんだ」


八幡「え、っんぅ!?」

何も言わせる気はないのか、またキスで口を塞がれる
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