安藤「魔女の呪いと星の従者たち」【ダンガンロンパ/安価】

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1 : ◆G2e7.dr63M [saga sage]:2017/05/27(土) 19:47:51.68 ID:jA2HsCWK0
☆ダンガンロンパとfunfun工房の設定クロス安価SS
☆funfun工房は知らなくても別に読める
☆流流歌が主役になるかどうかはわからない
☆のんびり更新

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495882071
2 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 19:50:10.98 ID:jA2HsCWK0
話を始める前にいくつか安価


安藤・十六夜・忌村の三人は

1、原作通りの事件で退学済
2、原作の事件は起こっておらず、流流歌と静子ちゃんの仲もこじれていない

安価↓
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 19:54:49.52 ID:UGf2QJUF0
2
4 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 20:03:40.80 ID:jA2HsCWK0
>>3
犬は巨大化していないし、爆発も起こっていない……いいね?


↓から↓11まで
ゼロ・無印・2・3・V3のキャラの中から安藤を除いて一名選んでレスしてください
被った場合は↓にずれて取ります
とりあえず連投は無しの方向でレスが無いようだったら連投許可アナウンス出します

一番コンマの大きいレスに書かれたキャラの視点中心に進んでいきます
他の10人にも意味はあるのでコンマの数値だけ取ります
最大が同数値で複数いる場合は先に書かれたキャラが優先されます
00は100扱い
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:04:38.79 ID:dzky4rRBo
罪木
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:05:11.28 ID:pd6FBgaDO
白銀
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:07:12.02 ID:UH7tUm19o
ゴズ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:10:13.11 ID:T0+iN9310
春川
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:13:57.29 ID:iWOERZ070
雪染先生
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:24:37.02 ID:6I5LCi5T0
夜助
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 20:28:08.00 ID:vXQUFJdSO
天海
12 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 20:35:24.05 ID:jA2HsCWK0
連投アリにします

引き続き↓〜↓4まで
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:36:07.28 ID:T0+iN9310
桑田
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:37:20.90 ID:UH7tUm19o
石丸
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 20:39:37.81 ID:vXQUFJdSO
御手洗
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:40:50.13 ID:FJ9dQ9Gpo
澪田
17 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 20:46:56.42 ID:jA2HsCWK0
ご協力ありがとうございました

それでは>>11天海視点中心で話は進みます

その前にもういっこだけ


天海の才能は

1、超高校級の冒険家
2、超高校級の???
3、超高校級の生存者

安価↓
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:52:29.15 ID:6I5LCi5T0
19 : ◆G2e7.dr63M [saga sage]:2017/05/27(土) 21:00:59.29 ID:jA2HsCWK0
>>17 天海蘭太郎 超高校級の???

所用を済ませてからプロローグに移ります
22時くらいから更新予定
20 : ◆G2e7.dr63M [saga sage]:2017/05/27(土) 21:39:28.48 ID:jA2HsCWK0
天海(俺の名前は天海蘭太郎)

天海(才囚学園に通う超高校級の学生の一人っす)

天海(超高校級……なんすけど、みんなと少し違うところがあって)

天海(俺は……俺自身の才能について実は自分でよく知らなかったりするんす)

天海(この辺りの事情については話すと人によってはきっととてもいい加減に感じるのかもしれないんすけど……)

天海(とにかく、どうして才囚学園に呼ばれたのか、それすらも曖昧なまま……なんとなくそれを受け入れて、なんとなく学園に通う日々)

天海(それに不満がある訳ではなく、むしろ超高校級の生徒に囲まれた環境にいられるなんて光栄な事なのかもしれないっすけど……どうにも釈然としないのは確かっすね)

天海(でも、それで何か怪しい事件に巻き込まれているという事も無いし、クラスの人達はこんな俺にも優しくしてくれるしで……)

天海(とてもとても。平和で穏やかな日々は続いていた)

天海(今日、この日を迎えるまでは――)
21 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 21:47:21.89 ID:jA2HsCWK0
天海「ふあーあ……今日はいい天気っすね」

天海「けど、まだ眠いっす……せっかく早起きしたんで少し早めに家を出て散歩でもしながら学校に行こうかと思ったんすけど……もっと寝ていても良かったかもしれないっす」

天海「んー……」ウツラウツラ

天海(秋も深まり大分肌寒くなってきたっす……そろそろ冬に片足突っ込む頃っすかね)

天海(けどやっぱり何時もと変わらない……何事もない、ちょっと退屈な……)


まだ半分寝惚け気味な通学途中の天海とすれ違った人物一名
V3キャラ以外から指定

安価↓
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 21:48:31.03 ID:iWOERZ070
封印されし田中
23 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:02:50.28 ID:jA2HsCWK0

チューチュー


天海(? ちゅーちゅー?)

天海(なんかネズミの鳴き声のようなものが聞こえたような……)

天海(……と、視線を上げたところで、紫色のストールを巻いた一人の男子学生が前から歩いてきている事に気付いたっす)

天海(あの制服は、希望ヶ峰学園のものっすね。希望ヶ峰はここから少し離れてるんすけど……)

天海(なんて思いながらその男子学生とすれ違った……瞬間)



「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」


天海「!?」


「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」


天海「……」


天海(変な歌? を小さく口ずさみながら……その男子学生は俺の行く方向とは反対の方向へ颯爽と歩いて行ってしまったっす)

天海(突然の事でびっくりしたけど、ぴりっとって……なんすかね、あれは)

天海(まあ、いいか。俺も学校に向かうっす)
24 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:10:05.67 ID:jA2HsCWK0
教室


最原「おはよう、天海くん」

天海「おはようございます。最原くん」

最原「あのさ、天海くん。今日の放課後、空いてるかな?」

天海「今日っすか? 特に予定はありませんよ」

最原「よかった。それじゃあ……」

百田「よーし! じゃあ今日の放課後、オレたちにちょっと付き合え!」

天海「百田くんもおはようございます。何処かに遊びに行くんすかね」

百田「おう! 遊びに行くっつーかオメー……」

最原「も、百田くん!」

天海「?」

最原「えっと……と、とにかく、また放課後にね!」

天海「あ、はい。放課後に」

天海(……放課後に何があるんすかね?)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 22:20:52.88 ID:jA2HsCWK0
放課後


天海「おまたせしました」

百田「よーし、じゃあ行くか!」

天海「あれ、春川さんも一緒なんすね?」

春川「……いたら悪い?」

百田「そうツンツンすんなよハルマキ」

最原「あはは……ゴメンね、天海くん」

天海「いえ」

天海(別に俺は気にしていないし、そもそも最原くんが謝る事じゃないっすよね)

春川「……」

天海(春川さんの様子だと、多分、彼女も百田くんたちに誘われて……断るにも断りきれなかったとかってところっすかね?)

天海「メンバーはこれで全員っすか?」

最原「うん。ちょっと歩くけど、いいかな?」

天海「そういえばまだ、何処に行くのか詳しく聞いていないんすけど……何しに行くんすか?」

最原「それは……」

百田「着いてからのお楽しみだ!」

天海(やけに勿体ぶるっすね……?)

春川「無駄口叩いてる暇があるならさっさと行くよ」スタスタ

天海「あ……」

百田「ちょ、待てよ! ハルマキ!」


……
26 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:30:18.96 ID:jA2HsCWK0
天海(そうして少し時間をかけて着いた先は……)



天海「カフェ……っすか?」

天海(結構かわいらしい感じの、女の子が好きそうな感じのお店っす)

最原「ここはね、ちょっと有名なお店なんだよ」

百田「希望ヶ峰の超高校級のお菓子職人が才能研究も兼ねて経営している店なんだとよ」

天海「へえ、そうだったんすか」

最原「今、オープン一周年記念で日毎に特別なスイーツを出しているらしくて……」

天海「なるほど。それが目当てって事っすか」

最原「……」

天海(もしかして、あの春川さんもスイーツにつられてやってきたのか……なんて言ったら殴られそうっすね)

天海「じゃあ、入りましょうか」
27 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:51:42.56 ID:jA2HsCWK0
天海(結構賑わってるみたいっすね)

天海(うーん、甘い良い匂いっす)

天海(なになに……希望ヶ峰の生徒は学生証の提示で全品半額……)


最原「あの、予約していた最原です」

天海「わざわざ予約までしてたんすか」

最原「調べたら、何時も満席状態みたいだって言うからさ」

百田「ま、超高校級の作るお菓子を食べてみたいってヤツは多いだろうな」

春川「……アンタもその一人でしょ?」

百田「ははっ、まーな」

天海(店員に案内されて、ボックス席に通される)

天海(それからお冷がすぐに出されて俺も何を食おうかとメニューに手を伸ばそうとすると……)

最原「あ、ちょっと待って。天海くん」

天海「? どうしたっすか、最原くん」

最原「あのね、実は予約してるお客には今やってる特別なスイーツとは別に予約限定メニューっていうのがあって……」



安藤「いらっしゃいませー、店長の安藤です」

最原「あっ」

天海「?」

天海(え、店長直々に……一体何事っすかね?)

安藤「えーっと、天海蘭太郎くんはどちら様かな?」

天海「えっと、俺っすけど」

天海(しかも何故俺の名前を……)

安藤「はい、どうぞ」

天海(そう言って、頼んでもいないのに目の前にフルーツとケーキの刺さったパフェが目の前に出された)

天海(そのパフェにはチョコレートのプレートものっていて……)

安藤「お誕生日おめでとー」

天海「……えっ?」

最原「やっぱり覚えてなかったんだ」

百田「今日は10月3日、天海の誕生日だろ?」

天海「……まさか俺の為に予約を?」

百田「ま、そういうこったな!」

春川「予約してたのは最原でしょ」

最原「はは……えっと、改めて。誕生日おめでとう、天海くん」

百田「おめっとさん!」

春川「……おめでと」

天海「……」

天海「ありがとうございます!」
28 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 23:08:00.30 ID:jA2HsCWK0
天海(まさか、こんなサプライズされるとは思わなかったっす)

天海(……純粋に嬉しいっすね)

安藤「他のお客様たちはご注文はお決まり?」

最原「えっと、僕たちは……」

百田「一周年記念の今日のスペシャルスイーツを3つで!」

春川「ちょっと、3つって私の分まで入ってるの? ……まあいいけど」

安藤「あー、ごめんなさーい。そちらのスイーツは本日はお後一名様限りなの」

百田「まじか! じゃあ、しょうがねえ。三人で山分けしようぜ」

春川「私は別に……」

天海「俺のスペシャルスイーツもみんなで食べましょう」

最原「そんな、それは天海くんのだし……」

安藤「はいはい、それじゃあ、本日のアニバーサリースイーツをおひとつですね。ありがとうございまーす」

天海(そう言って、店長さんは奥の方へと引っ込んで行く)

天海(その去り際に……)


安藤「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん♪」

安藤「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん♪」


天海(……あれ。あの歌、今朝の希望ヶ峰の男子が歌ってたやつすよね)モグモグ

天海(なんだか妙に中毒性があるというか、脳内に残る感じの歌なんすよね……)モグモグ

天海(ぴりっとぱれっと……あ、ダメっす、俺も洗脳されかけてる)モグモグ

天海(ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん)モグモグ

天海(ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん)モグモグ




ザワッ……


天海「っ……!?」ガシャンッ

最原「? どうしたの? 天海くん」

天海「いや……今、パフェから……」

百田「パフェがどうした?」

天海「……いえ」

天海(気のせい……っすかね?)
29 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 23:28:21.71 ID:jA2HsCWK0
天海(それから少しして、百田くんが頼んだ本日のアニバーサリースイーツが運ばれてくる)

天海(こっちはちょっと豪華なプリンアラモードって感じっすね)

春川「……これを三人でつつくの?」

百田「ん? ハルマキはもっとガッツリ食いたい派か?」

春川「そういう事じゃなくて……なんか不気味な絵面になりそう」

天海(想像したらちょっと笑ってしまったっす)

春川「天海のにも見た事ないイチゴみたいなフルーツがのってたけど、これにも何か珍しいのがのってない?」

最原「あ、本当だ。中が星みたいな形になってる……寒天? いやブドウ、かな?」

百田「でも一つしかのってねぇな。ハルマキ食うか? ほれ、あーん」

春川「なっ……ひ、一人で食べれるしっ……うぐっ!」

天海「わわっ、無理矢理押し込んじゃダメっすよ! 百田くん!」

春川「……。殺されたいの?」ゴゴゴゴゴ

最原「み、店の中で暴れたらマズイよ!」


天海(……こんな風に、賑やかに俺のサプライズの誕生日のお祝いの時間はあっという間に過ぎていった)


百田「ふぅ……美味かったな!」

最原「流石、超高校級のお菓子職人のスイーツなだけはあったよね。中毒性がある感じで……」

春川「それ、何かやばいものでも入ってるんじゃない?」

天海「はは、まっさかぁ」

天海(……けど、さっきのパフェを食べていた時のあの感覚。あれはいったいなんだったんすかね)

天海(うーん、冷たいものをとって身体が冷えたのかもしれないっすね。寒くなってきたし、風邪には気をつけないと……)

最原「じゃあ、今日はここで解散にする?」

天海「……あ、はい。今日はみなさん、俺の為にありがとうございました」

春川「結局、百田がスイーツ食べたい為の口実だったんじゃない?」

天海「は、春川さん!」

百田「なっ! んなこたぁ、……」

最原「ちょ、ちょっと! 春川さんも百田くんもやめなよ……!」

天海(えっ)

天海(……ま、まあ、楽しかったのは事実なんで、気にしないっす)


天海(その帰り道……)


帰宅路の方角が一緒なのは?

1、最原
2、百田
3、春川

安価↓
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 23:33:58.69 ID:oe8d+G1B0
最原
31 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:00:14.50 ID:0tX46EM80
天海「最原くん。最原くんって確か、帰り道こっちだったすよね。俺も方角一緒なんで途中まで一緒に行きませんか」

最原「あ、うん。いいよ」



天海「今日は本当にありがとうございました。突然だったんでビックリしたっすよ」

最原「喜んでくれたなら何よりだよ。……春川さんに言われちゃったけど、あの店のスイーツ食べてみたかったのは僕もそうだしね」

天海「ははは、良いダシにされてしまったっすね」

天海(うーん、でも確かに美味しかったっす)

天海(……そんな風に、舌がとろけるくらいの極上のスイーツを食べて、お腹も膨れて俺はとても気分が良くなっていた)

天海(それは……つい、何か口ずさんでしまいたくなるほどで……)

天海「……ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん♪ ぴかっとぽけっとぺぺれほぱけらん♪」

最原「天海くん?」

天海「あっ……と。ははっ、完全に洗脳されてしまったようっすね」

最原「洗脳……って?」

天海「いや、今日朝から妙な歌? を聴きいたんすけど、それが変に脳内にこびりついてしまったらしくて」

最原「へえ。なんだか呪文みたいだね」

天海「呪文っすか……確かに言われてみると」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「うん。そんな風に聞こえ……」




ヒュルルルルルルルルル……
32 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:00:45.97 ID:0tX46EM80
天海「る」ベシャッ

天海「……べしゃ?」

最原「あ、天海くん……? あ、頭の上に……」

天海(何が降ってきたんすか……まさか鳥のフンとか……)



ベシャッ ベシャッ ベシャッ


天海「へ?」

天海(気付くと俺の周りには……)

天海(大漁のケーキがばらまかれていた)

天海(いや、空の上から……落ちてきていたのだ)

天海(当然、俺の頭に落ちて来たのも……手で触れて初めてわかったけれど、それはショートケーキで……)

天海(俺も最原くんも訳がわからず、その場に固まってしまっていた)

最原「……」

天海「……」

天海「なんなんすかね? これは……」

最原「さ、さあ……?」

天海「……」

最原「……」

天海・最原(ええぇぇ……?)


1、なんでケーキなんか降ってきたんすかね?
2、それじゃあ、最原くん。僕はこっちなので……(混乱&帰宅)
3、その他自由

安価↓
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 00:07:07.77 ID:sh/GT0g/o
34 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:20:05.05 ID:0tX46EM80
天海「なんでケーキなんか降ってきたんすかね?」

天海「超高校級の探偵である最原くんなら何かわかりませんか?」

最原「う、うーん……? そうは言われても……」

最原「……」

最原「天海くんの呪文のせい……とか?」

天海「呪文、って」

最原「ほら、今さっき歌ってた」

天海「ああ……ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん ってヤツっす」


ヒュルルルルルル……


天海「か」ベシャベシャベシャベシャッ

最原「……」

最原「ビンゴ……かな?」

天海「はい。そうみたいっす。……あと、すみません。最原くんまでケーキまみれにしてしまって」

最原「う、ううん……大丈夫だよ」

天海(けど、何故突然こんな事に……!?)

天海「……まさかこれが俺の真の才能!?」ハッ

最原「そ、それは違うよ……多分」

最原「とりあえず、移動しない? 人気が無いところで良かったけど……このままケーキだらけの場所にケーキ頭に乗せてたら不審人物だよ」

天海「それもそうっすね……」

天海(……本当に何が起こったんすかね。どうして突然こんな事に)

天海(まさか……)


1、スペシャルスイーツが原因では……?
2、呪いの呪文を習得してしまったせい……?
3、その他

安価↓
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 00:36:02.74 ID:66M7+b480
2
36 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:43:02.22 ID:0tX46EM80
天海(この妙な呪いの呪文? を習得してしまったせいなんすかね……?)

天海(となれば)

天海「……最原くん。俺について来てください」

最原「どうしたの?」

天海「この呪文について心当たりがありそうな人を訪ねてみようと思うっす」

最原「というと……?」


1、今朝すれ違った紫のストールの希望ヶ峰学園の男子生徒を探しに行く
2、カフェの店長を訪ねる
3、その他、呪文や歌に精通していそうな人(V3キャラ限定)

安価↓
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 00:43:57.17 ID:Mul0IR5VO
1
38 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:58:16.57 ID:0tX46EM80
天海「実は……この呪文を最初に聞いたのはとある希望ヶ峰学園の男子生徒の口からなんっす」

天海「結構特徴のある人物だったんで、希望ヶ峰の方へ探しに行けばすぐ見つかるんじゃないかと」

最原「けど、今日はもう下校時刻もかなり過ぎてるよ? その男子生徒も帰宅している頃なんじゃ……」

天海「……それもそうっすね」

最原「……。とりあえず、今日のところはこのまま家に帰って、明日の放課後にでも訪ねてみない?」

最原「もしかしたら、何かの一時的な要因や巡り合わせておかしな事が起こっているだけで、明日になったらなんともなくなるかもしれないし」

最原「とにかく、天海くんは今日その呪文を口ずさむのは禁止にしよう」

天海「わかりました」

天海(何かあったらすぐに僕のところに相談してと言って、その日はそのまま最原くんと別れて帰宅をした)

天海(謎の呪文にケーキ……一体急に何が起こったんすかね……?)

天海(……最原くんの言うように、もしかして一晩寝て明日になったらまた平穏で平和で退屈な日常は戻ってきているのだろうか? 本当に?)

天海(……)



今回はここまで
39 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 06:43:19.35 ID:0tX46EM8o
翌日


天海「……うーん。昨日の出来事のせいかよく寝られなかったっす」

天海「しかも今日は昨日より寝坊してしまった……うえに」

天海「……何故かベッドがケーキまみれっす」

天海「あの変な現象、まだ治っていないんすね。……というか、俺、寝ながら呪文唱えてたって事っすかね……」

天海「はあ……勿体無い。朝ごはんにちょっといただく……のは色々マズイっすかね」


……



教室


天海「おはようございます」

最原「おはよう。天海くん」

最原「昨日はあれからどう……」

天海「……」どんより

最原「……まだ妙な事は起こってるみたいだね。その様子だと」

天海「はい……」

百田「おっす! どうした? 顔が暗いぜ?」

天海「あ、百田くん。……おはようございます」

百田「何か悩みでもあるのか? それならこの宇宙に轟く百田解斗にどんと話してみろ! そうすれば何か解決策を助手も考えつくかもしれないぜ。な? 終一!」

最原「う、うーん……」

百田「んん? 終一もどうした?」

天海「……。百田くん、実はですね……」



百田「はあ? なんだそりゃ……ケーキが降ってくる?」

最原「も、百田くん! 声が大きい……!」

天海「……信じられないっすよね? 俺もこれは夢なんじゃないかと疑ってるくらいっすから」

百田「……。いや、俺は信じるぞ」

天海「えっ……」

百田「天海は王馬みたいな嘘つきじゃないのはオレもよく知ってるし、何より二人とも目が真剣だ」

百田「オレをからかってるって訳じゃなさそうだからな」

天海「百田くん……」

百田「だから、それちょっとオレにも見せてくれねーか?」

天海「えっ……!?」

百田「大丈夫だって、何か起きてもフォローしてやるから。そうだろ? 終一!」

最原(僕頼みなんだ……?)

最原「……。けど、そうだね。僕もちょっと試してみて欲しいかも」

天海「最原くん!?」

最原「本当に不思議な事がまだ起こるのか、この目でもう一度きちんと確認してみたいんだ」

天海「うーん……」


1、試してみるっす
2、放課後になってからじゃダメっすか?
3、その他自由回答

安価↓
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 07:28:19.82 ID:I9b845+B0
41 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 12:17:00.29 ID:qkrI3KbpO
天海「放課後になってからじゃダメっすか?」

天海「最原くんも百田くんも、突然教室にケーキが溢れた時の上手いフォローなんて思いつきます?」

最原「それは……」

百田「うーん、サッパリだ!」

最原「も、百田くん……」

天海「ね? それに、もしかしたらケーキが降ってくるだけで済まない……なんて事もあるかもしれない」

天海「だから、放課後例の男子生徒を探しに行くついでに何処か人気の無い場所で試してみたいっす」

最原「……そうだね。その方がいいかもしれない。ゴメン、無理を言って」

天海「いえ……」

天海(最原くんたちクラスのみんなをあまり変な事に巻き込みたく無いっすからね……)



放課後


天海「それじゃあ、行きましょう。あの男子生徒に上手い事会えると良いんすけど……」


このレスのコンマで判定
10の位が偶数で遭遇またはすれ違い発生

遭遇またはすれ違う人物の判定
このレスの1の位
1罪木
2白銀
3ゴズ
4春川
5雪染
6松田
7桑田
8石丸
9御手洗
0澪田
42 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 12:42:20.15 ID:qkrI3KbpO
百田「えーと、それで、なんだっけ? ぷりっちょぺろっちょだっけ?」

天海「全然違うっす」

百田「とにかく、その変な呪文を口にするとケーキが降ってくるなんて愉快な事が起こるんだろ? スゲーじゃねーか!」

最原「夢野さん辺りが聞いたら食い付きそうなシチュエーションではあるけど……」

天海「あまり愉快でもないっすよ。朝から生クリーム塗れで無駄な洗濯ものも増えましたから」

百田「ふーん、そんなもんか? この目で確認しねぇとあんまピンとこねぇかもな」

最原「……この辺りなら平気そうかな」

天海「そうっすね」

天海「……じゃあ、お二人とも。覚悟は良いっすか?」

百田「おう!」

最原「……うん」

天海「……」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺろほぱけらん」

天海(軽く深呼吸をしてから、気持ち小さめな声で例の呪文を発してみる)

天海(すると……)







「いたっ……」バタンッ
43 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 12:42:47.96 ID:qkrI3KbpO
百田「? 何も起こらねえぞ?」

最原「……本当だ。やっぱり一時的なものだったのかな?」

天海「それより……今、何か声と音がしませんでしたか?」

天海「いたっ……て」

百田「オレじゃねぇぞ」

最原「僕でもないよ」

天海「! あそこ……!」

最原・百田「!?」

天海(少し離れた所に一人の人間が倒れているのを発見し急いで駆け寄った)

天海「だ、大丈夫っすか!?」

「うぅ……」

天海(この制服、希望ヶ峰学園のものっすね)

天海「一体、どうしたんっすか!?」

天海(……外傷は特に無いし、周りにケーキが落ちているわけでもなさそうだし)

天海(てっきりこの人にケーキをぶち当ててしまったのかと焦ったけど、そうではないみたいっすね)

最原「君、立てる?」

百田「つーか、その前に意識はあんのかよ!?」

天海「おーい、聞こえるっすか!」

「……帰……らなきゃ」

天海「え?」

「家に……帰、って……」

最原「この近くに家があるのかな?」

百田「近さで言うなら、希望ヶ峰学園もすぐそこだし保健室にでも運んだ方がいいんじゃねぇか? そいつ希望ヶ峰の奴だろ?」


1、倒れている人物を家まで運ぶ
2、保健室へ連れて行く
3、その他自由


安価↓
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/28(日) 12:47:39.22 ID:1nomEIPO0
1
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 12:48:22.38 ID:L5FhDR5CO
2
46 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 18:49:49.48 ID:t+C76LPJO
「……家……帰る……」ズルズル

天海「うわっ、そんな這いずってまで行こうとしないでください!」

「うぅ……っ」

天海「……わかりました。俺たちが君を送り届けるっすよ」

天海「申し訳ないですが、最原くんも百田くんもいいっすか?」

百田「オレは別にいいけどよ」

最原「……天海くんはそれでいいの?」

天海「こんな人を放っておく訳にもいかないっすからね」

天海「さて、君の家はどっちっすか?」

「……あ……あっちの……」

最原「あっち?」

天海「なるほど。とりあえずあっち行くっす」

百田「背負うのはオレに任せておけ!」



このレスのコンマで判定
偶数で迷う
ただし、奇数偶数問わず、ゾロ目で詐欺師が迎えにくる
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 18:55:08.39 ID:I9b845+B0
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 18:59:58.57 ID:rG6Q4OEwo
>>47
よく見るんだ安価下じゃなくて作者の投稿レスのコンマ参照だぞ
49 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 19:22:05.53 ID:t+C76LPJO
天海「……ここ、何処っすかね」

最原「なんかどんどん人気の無い所に迷い込んじゃっている様な気が……」

天海「百田くんの背中の彼は?」

百田「呼びかけても返事しねーんだよな……」

最原「それマズイんじゃ……!」

百田「ああいや、ただ寝てるだけっぽいぞ。どうやら寝不足だったらしい」

天海「それで、あんな場所に倒れこんでたって事っすか」

最原「なるほど……おそらくそうだったんだろうね」

天海(……それにしても俺たちはどこまで来てしまったんすかね? 彼に起きてもらわないと何処に行けばいいのかもまだあやふやなままっす)


天海(ここは……)


1、倒れていた彼の携帯を失敬する
2、自分の携帯で助けを求める(連絡する相手を指定、V3キャラ限定)
3、その他自由

安価↓
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:27:13.96 ID:DKAt2m5m0
1
51 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 19:33:36.76 ID:t+C76LPJO
天海「すみません、ちょっと失礼します」

天海(死んだ様に眠っている彼の懐を漁り、携帯電話を探し出した)

天海「非常事態だし、勘弁してくださいっす。……えーと、最後の着信か発信の相手にでもかけてみるっすかね」


このレスのコンマ一桁で判定
電話の相手

1234山田
567罪木
8詐欺師
9田中
0江ノ島
52 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 19:49:49.71 ID:t+C76LPJO
天海「えっと、ツミキミカンさん……っすかね」

百田「女か?」

天海「おそらく。彼女さんっすかね?」

最原「もしそうだったら、心配するだろうし連絡してあげよう」


prrrrr……


『も、もしもし……御手洗さんどうしましたかぁ? また栄養剤が必要という事でしたら……』


天海「あの、すみません」


『ひぅ!? ど、ど、ど、どなたですかぁ!?』


天海「突然申し訳ないっす。この携帯の主なんですが……道で倒れているのを発見しまして」


『へ? み、御手洗さんがですかぁ!? い、今はどちらに……!?』


天海「それが、恥ずかしながら彼に家へ連れて行ってやると言ったのですが道に迷ってしまって……彼に道を尋ねようにもどうやら熟睡している様なので聞くにも聞けなく……」

天海「誰かの助けを求めようと彼の電話から適当にかけた先が貴女だったという様な具合っす」


『そ、そうでしたか……迷ってしまったのですか……それじゃあ、えとえと、周りに見えるものなど教えていただけますか……?』

天海「えぇと……」キョロキョロ


周りに何があった?
安価↓
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:55:21.04 ID:VZxeTJlN0
喫茶店
54 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 20:09:06.91 ID:t+C76LPJO
天海「えぇと……あれは喫茶店、っすかね」

最原「……え? ちょっと待って。あの店って」

百田「もしかして、昨日行った超高校級のお菓子職人のトコか?」

天海「あ、本当っす。あの、罪木さん……でいいですか? 罪木さんは超高校級のお菓子職人の方が開いているカフェをご存知ですかね?」

罪木『あ、は、はい! 昨日連れて行っていただきましたから場所は知ってますぅ』

天海「どうやらその近辺まで来ているみたいなので、そちらで今から待ち合わせる事って可能っすかね?」

罪木『大丈夫ですぅ! す、すぐ支度して行きます!』


プツッ


天海「……あ、きれてしまったっす。名乗らなかったんすけど、大丈夫っすかね」

最原「彼の知り合いなんでしょ? だったら彼と一緒なら平気じゃないかな」

百田「うっしゃ! 今日は何食おっかな!」

天海「百田くん……目的をちゃんと果たしてからにしてくださいっす」


このレスのコンマで判定
奇数で罪木が来る前に、御手洗の意識が戻る
55 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 21:26:14.56 ID:0tX46EM8o
天海(外から見た感じ、お店の雰囲気は昨日に比べて閑散としてるっぽいすね。とにかく……)

天海「中に入って彼を少し休ませてあげましょう」




「お客さん、ごめんなさい……今日はもうラストオーダーの時間は過ぎて……、!?」

「な、何? その子一体どうしたの……!?」

天海「不躾ですみません。少しでいいので席をお借りしてもいいっすかね?」

最原「ラストオーダーを過ぎてるって事はもう閉店間際なのかもしれませんけど……ごめんなさい」

「だ、大丈夫よ……ちょっと待って。流流歌! 流流歌!」



安藤「何騒いでるの静子ちゃん。どうかした? ……って」

安藤「君たち昨日の……最原くんと天海くんだったっけ? もう一人の子は名前知らないけど、君も一緒に流流歌の店に来てたよね?」

「流流歌! 話は後にしてっ……この子ちょっと休ませたいからお店の席借りていい!?」

安藤「えっ、う、うん……別にいいけどさ」

「こっちに来て」

天海(マスクの女性に案内されて、一番奥の一番広い席まで通された)

天海(その女性はテキパキと百田くんが背負っていた彼を安静な状態にさせて、何か薬を投与していて……)

「……ふぅ。これでひとまずは安心……の筈よ」

天海「あの……ありがとうございます。えっと」

「……ああ、ごめんなさい。私は忌村静子。流流歌の……この店の店長の安藤の……友人」

「超高校級の薬剤師って一応呼ばれてるから……変なものを打ったとかしてないから安心して」

天海「超高校級の薬剤師……なるほど」

忌村「……それで、一体どうしたの? この子衰弱してるみたいだけど……」

天海(忌村さんに事情を説明した)
56 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 21:45:19.99 ID:0tX46EM8o
忌村「そうだったの……」

忌村「この子の事はよく知らないけど、その電話の相手の罪木さんなら知ってる……私と近い才能の持ち主だから、彼女もくればじきによくなると思う」

天海「そうなんっすか! よかった」

百田「とりあえずはひと段落ついた感じか?」

天海「そうっすね。心なしか、彼の顔色も少し良くなって来たような……」


「……ん……んー……?」


最原「! 言ってるそばから起きたみたいだね」

天海「大丈夫っすか! ええと……」

天海(罪木さんは確か……)

天海「御手洗くん」

天海(こう彼を呼んでいたっすね)

御手洗「……? どうして僕の名前を……って、家にはついたの!?」 ガバッ

忌村「あっ、ダメよ、そんな急に起き上がったりしちゃ……!」

天海「落ち着いてください。申し訳ないですが、まだ君の家では無いっす。けど、迎えを呼んだので……」

御手洗「一人で帰るから別に……、っ」グラッ

忌村「ダメって言ったでしょ……薬が効いてるからもう少し大人しく座っていて」

御手洗「で、でも……」

忌村「お と な し く し て」

御手洗「……は、はい」ストン

天海(今の忌村さんの殺気……)

最原(ちょっと怖かった……)

百田(普段はおとなしいけど、キレさせたらヤバイタイプと見た……)



天海(罪木さんはまだ来てないっすけど、御手洗くんはまた何かあれば忌村さんがついてるから大丈夫そうっすね)


罪木が来るまで会話したい人


1、御手洗
2、安藤
3、最原

安価↓
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 21:48:03.50 ID:rG6Q4OEwo
1
58 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 05:35:56.94 ID:TmdxefJXo
天海「えっと……御手洗くん、なんであんな場所で倒れていたか改めて聞いてもいいっすかね?」

天海「なんだか寝不足のようだったみたいですけど」

天海「それになんでそんなに家に帰りたいんっすか? 門限が厳しいとかっていうのなら、お家の方に連絡いれた方がいいっすよ」

御手洗「寝不足なのは……何時もの事だよ。寝る暇も惜しいし」

御手洗「……今日は、下級生との合同才能研究の発表の日だったから久し振りに登校したんだけど、連日の徹夜が祟って学校終わった途端具合が悪化したみたいでさ」

御手洗「昨日きちんと休息と栄養は取れって言われて糖分も無理やり摂取させられたりしてたんだけどね……」

天海「寝る間も惜しいっていうのは……」

御手洗「ああ……僕は超高校級のアニメーターなんだ」

御手洗「要はアニメ制作で忙しいって事」

御手洗「……こんな所で油売ってる暇があるなら早く家に戻って続きに取り掛かりたいのに」

忌村「だから無理はダメよ……身体は大切にしないと、そのアニメ制作にも支障をきたす事になるわ……」

忌村「アニメ作りが大事っていうのなら、それこそ今日1日はこのまま静かに休むべき……」

御手洗「……」

天海「アニメっすか」

天海(俺、その手の知識はあまり詳しく無いんすよね)

御手洗「……うーん、まだおでこちょっとヒリヒリするような」

忌村「倒れた時にぶつけたのかしら……? 見た感じ、擦りむいたりはしていないようだけど……」

御手洗「いや……帰宅している時に突然額を思い切り叩かれる様な感覚に襲われてさ……」

御手洗「ふらふらしてたからそのせいで倒れちゃって更に具合も悪く……」

最原「額を叩かれる?」

百田「弱ってる奴にひでぇ事しやがるな。どんな奴にやられたとか覚えてんのか?」

御手洗「誰かに叩かれたって訳じゃないんだ」

天海「?」

御手洗「なんか突然……風圧みたいのがバシッときてさ。なんだったのかな、あれ」

天海「風圧……ですか」

天海「……。その前後に何か気になる様な事はあったっすかね?」

御手洗「うーん……そういえば、なんか歌みたいのが聞こえた様な……? 意識が朦朧としてたから、あまり詳しくは覚えてないんだけど……」

天海「……歌」

最原「……ねえ、天海くん」コソッ

最原「もしかして、彼……」

天海「……俺の呪文のとばっちり受けたのかもしれないっすね」コソッ

百田「えっ。天海のケーキの被害者だったのか?」コソッ

天海「いや……周りにケーキはなかったんすけど……」

天海(今度は俺……何しちまったんすかね)
59 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 05:41:42.10 ID:TmdxefJXo
天海(呪文で思い出したっすけど、今日もまた目当ての男子生徒探しはお流れになりそうっす……)

天海(けど、どうせなら御手洗くんから何か話を聞けないっすかね……)


1、御手洗にも呪文の事を尋ねてみる
2、御手洗に紫のストールの男子生徒について心当たりがないか聞いてみる
3、その他自由

安価↓
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 07:11:48.72 ID:2HuLVX+N0
2
61 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 16:16:44.07 ID:w+T5KD+dO
天海「御手洗くん、ちょっとお尋ねしたい事があるんですけどいいっすか」

御手洗「ん、何?」

天海「御手洗くんの知っている希望ヶ峰学園の生徒の中で紫のストールを巻いている男子学生はいますか?」

天海「顔にタトゥーを入れてて片目の色が違ってて……あれは多分カラコンだと思うんすけど」

御手洗「……ああ、それってもしかして田中くんのことかな」

天海「田中くん?」

御手洗「ちょっと待って」

天海(御手洗くんはスマホを取り出すと、少し操作をしてから一枚の写メを見せて指をさす)

御手洗「この彼?」

天海「当たりっす!」

最原「探していた人、見つかったの?」

天海「はい。思わぬところでっすね」

百田「やったな! これで解決に一歩近付いたんじゃねぇか?」

御手洗「? なんの話? 田中くんがどうかしたの?」

天海「ええとですね……彼に少し聞きたい事がありまして」

天海「図々しいのを承知で頼みますが、どうにか彼と話が出来るように取り合ってもらえないっすか?」

御手洗「うーん……それならクラスにあまりいない僕に言うよりは……」




「み。御手洗さぁん! 大丈夫ですかぁ!?」

「ひゃわあぁぁ!?」ステーン

天海「!?」

最原「な、何……?」

百田「すげぇカッコで転んでんな……」

忌村「そ、そういう貴女こそ大丈夫……?」

「ふえぇん……ころんでしまいましたぁ……」

天海「ん? この声って……」

御手洗「罪木さん! またそんな風に転んで……」

天海(ああ、彼女が罪木蜜柑さんか)

天海(御手洗くんは席から立ち上がると慌てて罪木さんを助けようとするけど……)

御手洗「うわっ……!?」

天海「御手洗くん!?」

天海(……罪木さんと並ぶような形で転んでしまっていた)

天海「お二人とも本当に大丈夫っすか……?」

御手洗「……いてて……」

罪木「ふえぇぇん……ごめんなさぁい! 御手洗さんまで転ばせてしまってごめんなさぁい!」

御手洗「……いや、これは僕が勝手に転んだだけだし……」

安藤「今の音なに? 今度はどうしたの?」

天海(なんだかもう大騒ぎっすね……)
62 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 16:34:28.56 ID:w+T5KD+dO
……で


罪木「ふゆぅ……お騒がせしました。えっと、そちらの方は電話の……?」

御手洗「そういえば助けてもらっておいて名前聞いてなかった!」

天海「俺は天海。天海蘭太郎っす。こちらは、最原終一くんと百田解斗くん」

最原「どうも」

百田「よろしくな!」

罪木「ご、ご丁寧にありがとうございますぅ……私は罪木蜜柑と言います」

御手洗「僕も改めて言った方がいいのかな。御手洗亮太だよ」

御手洗「……で、田中くんの話だったっけ」

罪木「ふぇ? 田中さん?」

御手洗「天海くんが田中くんと話がしたいらしいんだ」

御手洗「事情はよくわからないけど、知り合いという訳ではないんだよね?」

天海「昨日の朝すれ違った事があるだけっす。多分向こうは記憶に無いかもしれませんね」

御手洗「……という事らしいから、罪木さん取り合って貰えないかな?」

罪木「田中さんにですかぁ? それは良いですけどぉ……」

天海「都合は田中くんの方に合わせるので。俺の連絡先渡しておくっす」

罪木「は、はい……受け取りましたぁ……」

罪木「では、御手洗さん。外にタクシーをお待たせしているので行きましょう」

御手洗「タクシー? そんな大袈裟な……大体料金は……」

罪木「あの人の方へご連絡したら自分は用事があって迎えに行けないけど代わりにこのお金でタクシーでも呼んで迎えに行ってくれ……って」

御手洗「彼にも連絡したの? まったく、そこまで気を使わなくてもいいのに」

御手洗「……じゃあ、天海くん。今日は色々とありがとう」

罪木「し、失礼しましたぁ」

天海(頭を下げて、二人は席から去っていった)


1、御手洗たちがまだ心配なので一緒についていく
2、この場に残る

安価↓
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