【ガルパン】みほ「副隊長格付けチェックです!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 22:40:37.15 ID:9mJYITMN0


前作です


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476101719/


よろしくお願いしマウス




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497706836
2 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 22:41:52.79 ID:9mJYITMN0


桃「私が戦車道のPRをですか…?」

杏「そそ、西住ちゃんは来年の編成で忙しそうなんで、代わりに、かーしまに行ってもらいたいんだよね」

柚子「一応、桃ちゃん副隊長だし」

桃「桃ちゃんと呼ぶな!それに一応とはなんだ!!」

杏「まー、向こうには他のメンバーがいるし、PRって言ってもバラエティみたいなもんだからさ」

杏「…それに、私がこんな事を任せられるのは、かーしまだけだしね」

桃「会長、そこまで私を…わかりました!大洗の代表として、しっかりとPRしてまいります!!」

杏「おおー、期待しているよー!」

柚子「私達は行けないんで、独りになっちゃうけどお願いね」

桃「えっ」


3 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 22:44:48.73 ID:9mJYITMN0


― 都内某所スタジオ


桃「ううっ…やっぱり会長や柚子ちゃんがいないと不安だよぉ…」

エリカ「なに、暗い顔をしているのよ」

桃「お、お前は!黒森峰の!」

アリサ「隊長に言われて来てみたら…なんで、アンタ達がここにいるの?」

ノンナ「どうも、選抜戦以来ですね」

ペパロニ「お久しぶりッスね!」

オレンジペコ「御無沙汰しております」

福田「ほ、本日は!よろしくお願いします!!」

アキ「みんなが揃って、なんだか楽しそうだね」

桃「この…メンバーは?」

エリカ「どうやら、各校の副隊長…とそれ以外ってとこね」


蝶野「はーい!皆、元気?」

理事長「どーも」

役人「こんにちは」


桃「!!」


4 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 22:49:07.26 ID:9mJYITMN0


桃「で、出たな!極悪メガネ!!また、大洗を廃校にするつもりなのか!!」

役人「い、いや…今日はですね…」

理事長「嫌われちゃったねー」ニヤニヤ

蝶野「まぁ、今までの行いを見てたらねー」ニヤニヤ

役人「ちょっとー、二人とも、助けて下さいよー」

ノンナ「…これは、私たちの方から助け舟出した方がいいですかね」ヒソヒソ ←何が始まるかわかった

オレンジペコ「このままだと、ややこしいことになるかもしれませんし」ヒソヒソ ←同上

ペパロニ「そっスね」ヒソヒソ ←同上


ペパロニ「あの!役人さん!今日、集められたのって、この前ウチの姐さん達がやった収録の続きなんスか?」


役人「!!…そ、そうです!さすがペパロニ様!!」


5 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 22:54:46.33 ID:9mJYITMN0


蝶野「実は先日、大学選抜戦を戦い抜いた各校の隊長の皆様を集めて、勝利したのは隊長が一流であるからと実証をしてみたのですが…」

理事長「残念ながら、総ての隊長が一流というわけじゃなかったんだよね」

役人「そこで我々は考えました!!隊長を影で補佐をしていた副隊長の皆様方のご尽力があったからではないかと!!」

役人「そして、本当に皆様が一流なのかを!!はっきりさせるべく、本日は一流の!!いや!超一流の!!副隊長がたにお集まりしていただいたという次第なんです!!」


エリカ「一部、副隊長じゃない人もいるけど?」

オレンジペコ「私は、ダージリン様に泣きつかれて出場しました」

アキ「私もミカに言われて」

福田「自分は生き残りだったので来ました…」


6 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:00:33.06 ID:9mJYITMN0


アリサ「い、生き残りぃ?」

福田「はい、今回の集まりで副隊長が招集されるにあたって、まだ知波単では副隊長の任命が済んでおらなかったのです…」

エリカ「そういえば、知波単は隊長の西が引き継いで日が浅かったわね」

福田「急遽、この場に来る者を決めるために勝ち残りによる決闘が行われたのでありますが…」

桃「そ、その戦いを勝ち抜いたのがオマエなのか…」

ペパロニ「可愛い顔して、腕っぷし強いんスねー」

福田「ち、違うであります!!自分は下級生の身ですから控えていたのです!!」

福田「…ですが、先輩方全員が同士討ちで倒れてしまった為…残っていた自分が行って来いと命令されて来たのであります!!」

桃「大丈夫か知波単は…」


7 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:05:30.41 ID:9mJYITMN0


役人「ではルールを説明させていただきます!!これから、一流の副隊長の皆様には 1チーム2人 の 計4チーム に分かれていただき」

役人「我々が用意した2つの物を比べていただきます。一方は一流の皆様にはわかって当然の一流の物を!、もう一方はその一流を模した物あるいは価値の低い物をご用意いたしました」

役人「一流の皆様には一流の方を選んでいただき、A、Bどちらかの部屋に入ってお待ちいただきます。そして最後に私が入った部屋の方が正解の一流となります」


桃「西住達がやったアレか!!」 ←やっと思い出した


役人「一流の皆様には赤子の手をひねるよりも簡単なゲームですが!!もしも!!万が一にも!!不正解の場合にはそれに応じたご対応をさせていただきます!」



『一流副隊長』→『普通副隊長』→『二流副隊長』→『三流副隊長』→『お荷物』→『乗せる価値なし』



理事長「こんな風になっちゃうからね、頑張ってね」


8 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:10:10.85 ID:9mJYITMN0


役人「ではチーム紹介をさせていただきます!!」


役人「まずは、大洗女子学園より河嶋桃様、アンツィオ高校よりペパロニ様のチーム『アホの子』でございます!!」


ペパロニ「よろしくッス!」

桃「おい!アホとはなんだ!!アホとは!!」

役人「まぁまぁ、深い意味はありませんのでwww」

ペパロニ「いいじゃないッスか、アタシがよくアホの子呼ばわりされてるからでってことで」

桃「う、うむ…そこまで言うなら」

役人「ペパロニ様、フォローありがとうございます、今回は副隊長の皆様に向けて前回参加の隊長の方々からビデオメッセージもありますのでご覧になってください」


9 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:12:58.86 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― 普通の西住みほ ― (収録風景 大洗女子学園)


みほ『え、えーと…河嶋先輩がいつも学園の為に率先して働いてくれているのは私をはじめ、他の皆はよく知っています』

桃「西住…」ウルウル

みほ『問題も砲弾とちがって2分の1で当たりますんで、頑張ってください!!』

桃「おい!西住!」

みほ『…でも、ボコの問題は絶対に当ててください』ゴゴゴゴ…

桃「に、西住…」

みほ『当ててください』ゴゴゴゴ…

桃「……」 ←絶句


役人「のっけから、とんでもないビデオでしたね」

理事長「ワシ、色々と不安になってきたんだけど…」

桃「お、おい!役人!こ、今回の問題にボコはあるのか!?」

役人「それは、お答えできませんよー」

桃「うう…」 


10 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:17:05.65 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― 一流のアンチョビ ― (収録風景 豪華な椅子と屏風のセット)


アンチョビ『フハハハ!ペパロニ!!一流のアンチョビ様を引き継ぐオマエだ!!きっと上手く行くさ!!』

アンチョビ『画面の向こうのオマエに勝利の秘訣を教えて…』

ペパロニ『アンチョビ姐さんー!パスタ、茹で上がったッスよー!!』

アンチョビ『馬鹿者!!今、オマエに向けてのメッセージを撮っている最中なんだぞ!!』

ペパロニ『んなこと、直接言えばいいじゃないッスか、それよりピザもなくなるッスよー』

アンチョビ『あー!わかった行くから、行くから!!残しておけよー!!』


ペパロニ「アンツィオに似合わないセットがあるなーって思ったけど、この前の撮影だったんスね」

役人「それで、ペパロニ様、アンチョビ様から直接聞いた秘訣と言うのは?」

ペパロニ「それが姐さんのぶんのピザ食べちゃったんで怒って言ってくれてないんスよ」

理事長「相変わらず抜けたところあるね、アンチョビさんは」


11 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:22:05.44 ID:9mJYITMN0


役人「続きましては、黒森峰女学園より逸見エリカ様、サンダース大学付属高校よりアリサ様のチーム『ひねくれもの』です!!」


エリカ「ちょっと!!」

アリサ「もっと、ましな名前あるでしょ!!」

役人「おっしゃる通りだと思いますが、お二方は『素直ないい子ちゃん』ではありませんよね」

エリカ「そ、それは…」

アリサ「そうだけど…」

役人「根っこは優しいのはおわかりになるのですが、素直になれない天邪鬼なところを考慮してこのチーム名にいたしました」

理事長「ちなみにチーム『天邪鬼』だと暴走族っぽいんで平仮名にさせてもらいましたよ」

蝶野「そんな二人にもビデオが来ております」

12 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:29:15.25 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― 普通の西住まほ ― (収録風景 黒森峰女学園)


まほ『エリカ、今回は突然の状況に驚いているかもしれない…だが、この不測の状況に対応できる事が、これからの黒森峰に必要だと思う』

まほ『そして、これをこなす事ができるのが…エリカ、お前ならきっとできる』

エリカ「隊長…」←感動

まほ『エリカ…楽しんでこい! その上で一言伝えておく…』

まほ『我々、黒森峰には…』

まほ(2カメ)『!!』キッ

まほ(3カメ)『!!』キッ

まほ(1カメ)『後退はない!!』キリッ!


エリカ「た、隊長…こんなキャラだっけ?」

役人「前回の収録でわかったんですけど、隊長の中で一番テレビ慣れしてるのって、まほさんですよね」

蝶野「彼女、インタビューよく受けてますので」


13 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:31:03.92 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― 二流のケイ ― (収録風景 サンダース格納庫)


 キュイーーーン… ウォン… ウォン…

ケイ『ハーイ!アリサ!驚いた?』


アリサ「周囲のエンジン音がうるさくて聞き取りにくいです…」


ケイ『戦車道も格付けも正々堂々でエンジョイするのよ!!』

 キュイーーン!!

優花里『おお!!あれはC-5Mスーパーギャラクシー!!』

ケイ『あら、オッドボール、潜入しにきたの?』

優花里『はい!お邪魔させてもらっております!!』

ケイ『奥に新しく導入したパーシングもあるから、ゆっくり潜入していってね!!』

優花里『おお!ありがとうございます!!』


アリサ「…隊長、守秘義務、守秘義務」

役人「相変わらず、おケイはマイペースですね」

蝶野「あのオープンさは見習いたいですね」

理事長「蝶野君がそれを言うの?」


14 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:32:36.59 ID:9mJYITMN0


役人「さぁ!今度はプラウダ高校よりノンナ様、知波単学園より福田様のチーム『親子』でございます!!」


ノンナ「よろしくお願いします」

福田「よ、よろしくお願い申し上げまふゅ!!」

役人「緊張しまくりですね」

ノンナ「福田さん、大きく深呼吸して、肩の力を抜いてがんばりましょう」

福田「は、はい! …スー、…ハァー」

理事長「ネーミングにはツッコまないんだね」

ノンナ「なんとなく、予想はついてたので」

福田「頂いた名前に異議を唱えるなんて畏れ多いであります」


15 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:43:35.22 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― 二流のカチューシャ ― (収録風景 プラウダ高校)


カチューシャ(頭頂部)『ノンナ!恥ずかしいとこを見せたらシベリア送りなんだからね!!』

ノンナ「あの…頭しか映ってないのですが」

役人「カメラ位置のミスですね」

カチューシャ(頭頂部)『まー、ノンナなら私がいなくても、ちゃんとやってくれるって信じてるんだけどね!』フフン


理事長「頭だけピョコピョコ動いて微笑ましいですね」ホッコリ

ノンナ「そうですね、可愛らしいですね」ホッコリ


16 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:47:24.44 ID:9mJYITMN0


役人「福田様へのメッセージは、知波単学園からの中継でお送りします」


― お察しください(笑)の西絹代 ― (中継 知波単学園)


細見『…ふ、福田ァ…』

玉田『わ、我々の分まで…』

名倉『ち、知波単魂を…』

ガクッ…


福田「せ、先輩殿ぉーーっ!!」

役人「ガチでやりあっていたんですね…」

蝶野「現場を見てみたかったわ」


西(白旗)『福田!突撃精神で行って来い!! お前が散って消えるときはメガネだけは残しておくように頼んでおいたぞ!!』


福田「西隊長…」

役人「散るの前提で話を進めるのはどーかと思いますけどね」


17 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:53:02.09 ID:9mJYITMN0


役人「最後は、聖グロリアーナ女学院よりオレンジペコ様、継続高校よりアキ様のチーム『気苦労』でございます!!」


オレンジペコ「よろしくおねがいします」

アキ「よろしくおねがいしまーす!」

理事長「今までのチームと比べると、見た目は普通の女子高生だよね」

役人「こんな控えめそうな、お二人ですが、実際には変わり者の隊長の相手を勤め気苦労の絶えない中々のキャラでございます」

オレンジペコ(否定できない…)

アキ(否定できないよ…)

蝶野「それでは変わり者の方々からのメッセージをご覧になってください」


18 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:56:03.99 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― お察しください(笑)のダージリン (収録風景 聖グロリアーナ女学院)


ダージリン(白旗)『ペコ、この誉れ高き、聖グロリアーナの名に恥じないよう頑張りなさい』

オレンジペコ「あ、あの…ダージリン様が白旗になっているのですが…」

役人「撮影時にカメラが不具合を起こしたんで差し替えの画像でってことでお願いします」

オレンジペコ「はぁ…(多分、実際はドヤ顔で話しているんだろうなぁ)」

ダージリン(白旗)『…そうね、この格付けに相応しい、こんな格言を御存…』

 …ブツッ!!

オレンジペコ「途中で切れてしまったみたいですけど…」

役人「あー、フィルムが終わってしまったんですねー」


19 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:58:28.23 ID:9mJYITMN0


ビデオメッセージ

― 一流のミカ ― (収録風景 豪華な椅子と屏風のセット)


ミカ『……』モゾモゾ

役人「なんか、落ち着かない様子ですねミカ様」

アキ「たぶん、柔らかい椅子に慣れてないからだと思います」

ミカ『アキ、格付けにはね人生にとって大切な総ての事が詰まっているんだよ』

ミカ『ここからじゃ、私はアキの吹かす風を感じることができないけど検討を祈るよ…』ポロロン

アキ「もう!ミカったら私に勝手に押し付けたくせに!!」

理事長「ミカさんの相手も大変だねぇ」


20 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/17(土) 23:59:22.48 ID:9mJYITMN0


― 一流副隊長へのおもてなしは ― 

 高級な椅子

 高級なスリッパ


桃「おぉ…、会長の椅子より立派だ」

ペパロニ「会長の椅子、座った事あるんスか?」

桃「す、座ってないぞ!!会長がいない時にこっそり会長ごっこなんかしてないぞ!!」

エリカ「黙ってれば良いのに、バレバレじゃないのよ…」

ペコ「アキさんどうかしましたか?」

アキ「あ、なんでもないです…(ミカが落ち着かなかったのわかるよ…)」←慣れない座り心地で落ち着かない


21 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/18(日) 00:00:50.86 ID:WWVhEPgD0

今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 00:02:59.16 ID:hY0Zr5Hyo


楽しみ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 03:50:26.92 ID:pPPUrFek0

継続……お金無いんやな……(涙
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 11:29:43.47 ID:AEKZDG06o
>>23
戦車鹵獲しなきゃいけないくらいにお金ないから
25 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 12:20:43.58 ID:D4RsgpRi0


役人「第一問は『戦車服』!!」


ノンナ「副隊長だけに『服』というわけでしょうか?」

理事長「洒落ですけど、そんなとこです」


蝶野「今から、皆様には二着の『戦車服』、タンクジャケットを見比べて頂きます、皆様に選んでいただきたいのが、島田千代様の戦車服!!」

蝶野「当番組のスポンサーでもあり、島田流家元としても名高い島田千代様が全日本大会で連覇を成し遂げた時に着用していた、まさに一流にふさわしい一着でございます」

蝶野「もう一方はその大会のメンバーが使われていた同サイズの予備となります」


アリサ「という事は全く同じもので選べという事なの?」

エリカ「いきなり、難しい問題ね…」

役人「一流の皆様方なら一流の匂いを感じ取れると思っての問題でございます!!」



役人「では、お答えいただく代表の方は!!」


役人「チーム『アホの子』より、河嶋桃様!!」

桃「やっぱり、そのチーム名は釈然としないな…」


役人「チーム『ひねくれもの』より、逸見エリカ様!!」

エリカ「そうね、そこには賛同するわ…」


役人「チーム『親子』より、福田様!!」

福田「ノンナ殿!突撃してまいります!!」


役人「チーム『気苦労』より、オレンジペコ様!!」

オレンジペコ「聖グロの為にも私が頑張らなくっちゃ…」



理事長「では、皆様一流キープできるように頑張ってね」


26 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 12:28:02.19 ID:D4RsgpRi0


― 一流の回答者への待ち時間のおもてなしは ―

 最高級玉露

 てぃーがー屋の羊羹


桃「お茶と羊羹か」

エリカ「うん?このお茶温くない?」

オレンジペコ「緑茶は紅茶より温度を低めにした方がお茶の香りを楽しめるんですよ」

エリカ「へー、そうなの」ズズズ…

福田「ううう…羊羹…こんな上等なものをいただけるなんて、先輩方に申し訳ないであります!!」モグモグ

桃「ええい!泣きながら食べるな!!」


― スタジオ


役人「さて、いきなり難しい問題かもしれませんが頑張ってもらいたいですねー」

理事長「そうだねぇ、あの明るい娘達の笑顔が曇らないのを祈るばかりだね」

ペパロニ「んー、これ、そんなに難しい問題ッスかねー?」

役人「おや?ペパロニ様、見分ける方法でもあるのですか?」

ペパロニ「匂い嗅げば一発ッスよ!!」

アリサ「犬じゃあるまいし…」

ノンナ「一理あるかもしれませんね、私もカチューシャの匂いならわかりますし」

アキ「食料が腐ってないかどーかくらいの判別かな、私は」


27 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 12:39:05.60 ID:D4RsgpRi0


 一流のチーム『アホの子』


桃「見ていろ…私がビシッと決めてやるからな!!」


理事長「意気込み充分だねー」

役人「これは期待していいのではないですか」

ペパロニ「頼むッスよ!桃姐さん!!」


 A の戦車服

桃「ふむ…」


 B の戦車服

桃「ふ、ふむ…」




役人「河嶋様、どーですか?」ニヤニヤ


桃「う、うむ!!どちらも激戦を戦い抜いた戦車服だな!!」


ペパロニ「な、なんか、声上ずってないッスか?桃姐さん」

理事長「きっと最初で緊張してるんだよ(…あっ、これは)」


役人「では、お答えの方、頂戴してもよろしいですかー?」


桃「両方すばらしい一品だろうが、私の目は欺けない!!」

桃「ズバリ!島田流の戦車服は A だ!!」


役人「なるほど、では A の部屋へ移動お願いしまーす」


桃「フッ、楽勝だな」Aガチャ ←余裕


28 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 12:48:03.07 ID:D4RsgpRi0


 一流のチーム『ひねくれもの』


エリカ「西住流の私が島田流を当てる問題ねぇ…やれやれだわ」


役人「出題が西住流の戦車服だったなら外すわけにはいかないですよねー」


エリカ「フン、流派は違えど家元である方だから違いくらいは判って当然よ」


 A の戦車服

エリカ「……」ジー


 B の戦車服

エリカ「……」ジー


エリカ「なるほどね…」


役人「おお!逸見様、なにやら自信おありのようで!!」

エリカ「二着供、確かに同じだけど、私には感じる…」


エリカ「正解は A の方よ!」キリッ


理事長「お、河嶋様と被ったね」

アリサ「あっ…」←なんとなく不安


役人「わかりました!では A の部屋へ移動お願いします!!」


エリカ「余裕ね」Aガチャ ←自信あり


桃「おお!黒森峰もこっちか!!」 ←同じで嬉しい

エリカ「えっ…」 ←おとずれる不安


29 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 12:56:55.48 ID:D4RsgpRi0



役人「さて、問題の途中ですが、ここでスタジオの皆様には正解をお伝えしておきます!」


ペパロニ「当っているッスかね…」

アリサ「……」 ←不安


蝶野「正解は…」

蝶野「 B が島田千代様の戦車服となります」


ペパロニ「あちゃー!桃姐さんダメじゃないッスかー!!」 ←普通のペパロニ

アリサ「やっぱりだったわ…」 ←普通のアリサ



桃「一目で見て違いがわかったぞ、私は」ドヤッ ←見当外れ

エリカ「ええ、家元の服を間違えるなんてありえないわよね」 ←アリエール


役人「こうやって感想を述べてくれると、我々的にはいいですねー」ニヤニヤ


ペパロニ「うわぁ…これは、恥ずかしいッス…」

アリサ「お願いだから、黙ってて…」


30 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:05:18.36 ID:D4RsgpRi0


 一流のチーム『親子』


福田「が、頑張ります!!///」


理事長「お顔真っ赤だね」

役人「緊張のあまり倒れるんじゃないかってくらい心配になりますね…」


 A の戦車服

福田「うぅ、わからないであります…」


 B の戦車服

福田「同じなのではないのでしょうか…」


役人「思いっきり自信ない発言ですねー」

ノンナ「……(頑張って、福田さん)」


福田「どうしよう…!!そ、そうだ!!」

福田「あ、あの!!比べるのに直接触れてもよろしいでありますか!?」


役人「理事長、ご判断は?」

理事長「破く等の真似さえしなければオッケーですよ」


福田「ありがとうございます!!…では、いきます!!」ダッ!


 ボフッ!


役人「戦車服に…」

理事長「突撃…走って、顔をうずめてるね…」


福田「よし、次は B の方であります…」


 ボフッ!


理事長「知波単の突撃脳がここまでとは…」

蝶野「あとは、回答の方ですね」


役人「どーですかー?福田様ー?」


31 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:17:48.59 ID:D4RsgpRi0


福田「は、はい!!…え、えーと…」


ノンナ「……(あわてなくて良いから落ち着いて)」ハラハラ


役人「ノンナ様、固唾を飲んで見ておりますね」

理事長「発表会を見守る親御さんのようにも見えるんだけど」


福田「じ、自分が突撃して!怖かった方の…」

福田「 B を選ぶであります!!」


役人「おー」

理事長「怖かったで選ぶんだ」

ノンナ「よくできました」パチパチ


福田「き、緊張したであります」Bガチャ

福田「だ、誰もいない…」


桃「そんな、選び方じゃ正解にはたどり着けんぞ」←自信あり(不正解)

エリカ「残念だけど、現実はこうなのよ」←現実(笑)(不正解)


福田「ううっ…また、やってしまったかも…」←不安(正解)


32 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:25:36.78 ID:D4RsgpRi0


 一流のチーム『気苦労』


オレンジペコ「……」


役人「さて、今回の挑戦に一番思い入れが強い聖グロですね」

理事長「前回のダージリンさんが…まぁ…アレだったからね」


 A の戦車服

オレンジペコ「……(なりふり構ってはいられないですよね…)」

オレンジペコ「あの、直接触れてもいいですか?」


役人「オッケーですよ」


オレンジペコ「では…失礼して…えいっ!」


 クンカ…クンカ…


役人「ふ、服を…」

理事長「か、嗅ぎまくってるね…」

アキ「うわぁ…大胆…」


オレンジペコ「…ふぅ」


33 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:32:51.19 ID:D4RsgpRi0


 B の戦車服

オレンジペコ「つ、次いきます…」


 クンカ…クンカ…


役人「しかし、匂いを嗅いでどんな違いがあるんですかね… 防虫剤? 」

理事長「 加齢臭 かね?」

蝶野「いいえ、染み付いた 炎のにおい かと」


オレンジペコ「うぇっふ!!ゲホ!!ゲホ…」


役人「むせる」

理事長「むせる」

蝶野「むせる」


役人「大丈夫ですかー?オレンジペコ様ー?」


オレンジペコ「ハァハァ…だ、大丈夫です」


34 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:42:43.67 ID:D4RsgpRi0


オレンジペコ「お恥ずかしい所をお見せしました…でも、これで答えが出せます」


アキ「…頼りしてるよ」ドキドキ


オレンジペコ「島田流の家元が着用していたのは… B で間違いありません」


アキ「やった!!凄い!!」


役人「ほー、優雅さを捨ててまで匂いを直接嗅ぎまくった理由とか、おありなんですか?」


オレンジペコ「え、えーとですね、確か島田千代様が愛用していた香水の匂いがどこかに残っているかを探して…」

オレンジペコ「 B の方には加齢臭の匂いと混ざって残っているのが確認できたので…」


役人「凄いな、この子本気ですよ(加齢臭あるんだ…)」

理事長「島田さんも自分の服をこんな風にされるなんて思わなかっただろうね(加齢臭あるんだね…)」


蝶野「では、B の部屋へ移動お願いします(酒臭い女はセーフよね…)」



オレンジペコ「失礼します」Bガチャ

福田「見ておりました!!お見事としか言いようがないであります!!」

オレンジペコ「あ、ありがとうございます」


桃「おいおい、そんな方法で選んで間違えてたら、恥ずかしいぞ」←この後、赤っ恥

エリカ「……」←自分の間違いに気づく


役人「逸見様の方は何かを気づいたようですね」

アリサ「もう、遅いわよ…」


35 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:49:34.22 ID:D4RsgpRi0


役人「では!私が正解の部屋にお邪魔させていただきまーす!!」


 A の部屋

桃「ふふん、さぁ来るがいい!!」←自信あり(笑)

エリカ「いや、もしかしたら…でも…」←自信なし


 B の部屋

オレンジペコ「大丈夫なはずです…」←不安

福田「うう…また緊張してきたであります…」←不安



 ――――


役人「ハイ!おめでとうございます!!」Bガチャ


オレンジペコ「やった!!間違ってなかった!!」

福田「やりました!!西隊長!!敵は取ったであります!!」



桃「よ…え!?扉、一瞬開いたのに!!」

エリカ「ああ…やっぱりぃ…」ガックシ


36 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:55:41.78 ID:D4RsgpRi0


 第一問 結果


一流 → 一流 『親子』『気苦労』

一流 → 普通 『アホの子』『ひねくれもの』


理事長「じゃ、普通の二組にはこちらを使ってもらいますね」

 普通の椅子

 普通のスリッパ


桃「こんなの納得いかないぞ!!」

ペパロニ「まー、しゃーないッスよ」

エリカ「…ごめんなさい」

アリサ「ガチであやまらないでよ…怒れないじゃないの…」


37 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/25(日) 13:56:38.05 ID:D4RsgpRi0

今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 15:01:13.11 ID:pEWlmsDwo
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 15:10:15.47 ID:Xndb/KVDO
むせるような加齢臭と香水のブレンド…
失望しました、西住流に入門します
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 15:55:24.62 ID:HfueWlnLO
乙。ペコはある意味田尻以上にやらかしてないか?ww
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 16:03:26.08 ID:Dxk0bI7p0
乙、再開待ってたで
エリアリがわりと良いコンビしてるな
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/25(日) 19:49:04.62 ID:hYHALmQzO
ふむ、聖グロは島田流を敵にまわしたな。乙
43 : ◆OBrG.Nd2vU :2017/06/25(日) 22:53:14.38 ID:Nq27nfbX0
脳内再生余裕でした。
期待して待ってる。
44 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:36:11.38 ID:3kURoJOs0
合いの手、レスといつもありがとうございます

続きにの第二問になります よろしくお願いしマウス
45 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:37:24.58 ID:3kURoJOs0



役人「第二問は『味覚』でございます!!」


ノンナ「やっぱり戦車とは関係ない、この流れですか」

蝶野「今から、皆様方には二種類の『ハンバーグ』を食べ比べてもらいます」

アキ「お肉だぁ!!」←テンションUP


蝶野「皆様に選んでいただきたいのが ランクA5黒毛和牛を使用した最高級ハンバーグ 」

蝶野「そして、もう一方は スーパーで購入した牛肉を使用したハンバーグ となります」

蝶野「なお、問題中は味覚のみの判断の為、回答者の皆様にはアイマスクを着用して頂き、さらに同校のメンバーの手で味わっていただきます」


役人「よかったですね、ペパロニさん、アリサさん、良い肉ですよ!!お二人じゃ、めったに食べられない良いお肉ですよ!!」

ペパロニ「ほんとッスね!!最高じゃないッスか!!」←純粋に喜ぶ

アリサ「いや、アンタね…ランク落ちたから嫌味で言われてるのよ」

アキ「うわぁ〜牛のお肉なんていつ以来だろう!!」←ガチで嬉しい

ノンナ「牛肉ですか…」


46 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:39:27.38 ID:3kURoJOs0


役人「では、回答者は!!」


役人「チーム『アホの子』から ペパロニさん!!」

ペパロニ「よっしゃ!!料理なら負けないッスよぉ!!」


役人「チーム『ひねくれもの』からは アリサさん!!」

アリサ「ハンバーガーが主食のサンダースを舐めないでよね!!」


役人「チーム『親子』より ノンナ様!!」

ノンナ「ビーフストロガノフのプラウダもお忘れなく」


役人「チーム『気苦労』より アキ様!!」

アキ「お肉!お肉!おっ!にっ!くっ!」


理事長「お肉だけじゃなく野菜もちゃんと食べてバランスの良い食事を心がけようね」

蝶野「理事長、それは今は関係ないでしょ」


47 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:42:56.88 ID:3kURoJOs0


― 一流の回答者への待ち時間のおもてなしは ―

 最高級玉露

 和三盆の落雁


ノンナ「まぁ、砲弾や戦車を模った見事なお菓子ですね」

アキ「う、うん…(高そうだなぁ…)」 



― 普通の回答者への待ち時間のおもてなしは ―

 普通のお茶

 どら焼き


ペパロニ「たまにはこういうのも良いもんッスねー」モグモグ ←普段はイタリアン

アリサ「そうね、個人的にはカステラが食べたいとこだけど」モグモグ ←長崎県民


アキ(あっちの方が大きくていいなぁ…なんて言えないし…)


48 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:47:32.59 ID:3kURoJOs0


 普通のチーム『アホの子』


アンチョビ「フハハ!ペパロニ!!今回はこの私が試食を手伝ってやるぞ!!」

ペパロニ(アイマスク)「アンチョビ姐さん!お願いします!」

アンチョビ「うむ!!」

アンチョビ(フフフ…前回の紅茶の恨み…ここで晴らす!)


 A のハンバーグ

アンチョビ「では行くぞ…」ニヤニヤ

ペパロニ「頼んます!!」(んー…肉の焼ける良い香りがするッスねー)クンクン…

ペパロニ「…ふぇっくしょん!!」


 ペタッ


ペパロニ「んっ?」

アンチョビ「!! んぎゃー!! は、ハンバーグが!!」


桃「何をやっているんだ…あいつらは…」


49 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:51:20.51 ID:3kURoJOs0


カルパッチョ「どうしました!?ドゥーチェの酷い声が聞こえたんですが…」

アンチョビ「お、おお!!カルパッチョか!!ちょうどいい、ペパロニを抑えてくれ!」

カルパッチョ「わかりました!」

ペパロニ「うおっ」ガシィ!


 B のハンバーグ


アンチョビ「フフフ…さぁ、行くぞ〜」

アンチョビ「いいか!カルパッチョしっかり抑えておけよ!」

カルパッチョ「はい」

アンチョビ「ちゃんと抑えろよ!ちゃんとだぞ!絶対だぞ!!絶対!!」

カルパッチョ「はい」(あら?ペパロニ、トリートメント変えたのかしら?良い香りね…)クンクン…

カルパッチョ「…クシュン!」


 ペタッ


ペパロニ「んっ?」

カルパッチョ「あっ」

アンチョビ「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーっ!!!」


桃「うわぁ…」


アンチョビ「お、お前らーっ!!」

ペパ・カル「「ドゥーチェwwドゥーチェww、落ち着いてwww」」

アンチョビ「すいません、取り乱しました」ペコリ


50 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:54:25.33 ID:3kURoJOs0


役人「そのネタはいいんで進めてくださーい!」

カルパッチョ「わかりました、私が食べさせますのでドゥーチェはそこでじっとしててください」

アンチョビ「くすん…」


 A のハンバーグ

ペパロニ「美味いッスねー」モグモグ


 B のハンバーグ

ペパロニ「おっ!美味いッスよ!!」モグモグ


役人「さて、持ちネタも終わって実食しているところですが…ここで先に正解をお伝えしておきますね」


蝶野「正解の最高級ハンバーグは B になります」


理事長「さぁ、料理に自信のあるアンツィオですが、答えの方はどうでしょうかね」

桃「頼むぞ…」


ペパロニ「う〜ん…どっちも、ちゃんとした調理がされているッスよね…」

ペパロニ「肉の味なら… うん! B だと思うッス」


役人「お、当てましたね」

桃「おお!!流石、アンツィオ!!」


ペパロニ「昔、もらい物で食べた良い肉がこんな感じだったんスよねー」Bガチャ


51 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/29(木) 23:57:22.95 ID:3kURoJOs0


 普通のチーム『ひねくれもの』


アリサ(アイマスク)「さぁ、いつでも来なさい」


エリカ(ハンバーグかいいなぁ…) ←好物

役人「さて、アリサさんのお手伝いをするのは…」


ナオミ「……」

アリサ(アイマスク)「うん?誰なの?ナオミ?それともケイ隊長?」

ナオミ「……」


役人「無言ですね」


ナオミ「……」スッ…


理事長「何かを置きましたね」


 ラジカセ


ナオミ「……」

アリサ(アイマスク)「ちょっと!!誰なのかくらい言いなさいよ!!」


???(ラジカセ)「…アリサ」

アリサ(アイマスク)「そ、その声は!!」


52 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:01:44.02 ID:T/hBU/J/0



タカシ(ラジカセ)「オレだよ、アリサ」

アリサ「た、タカシ!!」


役人「タカシぃ?」

蝶野「タカシさんと言うのは、アリサさんが想いを寄せている同級生です」

理事長「ほぉー」

エリカ「ちなみに、アリサさんの片思いのようです、現在の所は」

理事長「甘酸っぱいねー」

エリカ「思いっきり好きな人をバラされてる…」

役人「さぁ、そんなサプライズに動揺せずにアリサさんが正解できるか見ものですねー」


アリサ「た、タカシ…どうしてここへ?」ドキドキ

タカシ(ラジカセ)「アリサが出るって聞いたから“アリサの為”に駆けつけたのさ」

アリサ「わ、私の為!!」ドキドキーン!


役人「ラジカセの音声とも気づかずに動揺しまくりですねー」

エリカ「…いや、それもだけどラジカセと会話できてるのおかしくない?」


53 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:03:51.31 ID:T/hBU/J/0



 A のハンバーグ


タカシ(ラジカセ)「じゃ、アリサ、あーんして」

アリサ「う、うん!!////」(ああ!!タカシが私の為に!!)


役人「うわぁ…アリサさん、顔真っ赤ですよ…」


ナオミ「……」(笑っちゃダメだ…笑っちゃダメだ…)


蝶野「ナオミさん、仲間の痴態を必死に堪えてますね」


タカシ(ラジカセ)「どうだい?アリサ」

アリサ「うん!凄く美味しい!!タカシ(が口に運んでくれたお肉)の汁が溢れてきて…」


役人「おい…なんかヤバくないですか?」

理事長「ひっでぇ表現だなぁ」


タカシ(ラジカセ)「じゃあ、ポーズで現してみてよ?」

アリサ「う、うん!!こうかな!!///」ダブルピース


役人「おい、まて、これ以上だと撮影ができなくなるぞ」

理事長「ひっでぇ表現だなぁ」


54 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:11:58.94 ID:T/hBU/J/0



 B のハンバーグ


タカシ(ラジカセ)「じゃあ、次いくよ…」

アリサ「あーん…///」ハァハァ…


蝶野「顔をあんなに真っ赤にして…エサをねだる飼い犬みたいですね」

役人「心なしか、涎も垂れているようですね…」

理事長「ひっでぇ表現だなぁ」


ナオミ「……」プルプル…(笑っちゃダメだ!!)


アリサ「た、タカシ?なんだか手が震えているけど…?」


タカシ(ラジカセ)「…あ、アリサの口元に見とれていたからさ」

アリサ「た、タカシぃ…」キュンキュン!


役人「お、上手くリカバリーしましたね」

エリカ「だから、ラジカセで会話が成立してるのおかしいでしょ…」


タカシ(ラジカセ)「どうだい?アリサ」

アリサ「うん!こっちも美味ふぃ…すごく美味ふぃよぉ…///」ダブルピース


蝶野「グルメ漫画も真っ青の恍惚の表情ですね」

役人「本人は顔真っ赤で目隠しされてダブルピースですけどね」

理事長「ほんと、ひっでぇ表現だなぁ」


55 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:15:04.13 ID:T/hBU/J/0


役人「はい!じゃあ、ナオ…タカシさんは下がって、アリサさん回答おねがいしまーす!!」


アリサ「う〜ん…(ま、マズイ!!ハンバーグは美味かったけど、タカシに夢中で味に集中してなかった…)」


理事長「悩んでるね」

役人「そうですね、色ボケしてて、味を見てなかったとか?」

エリカ「私もそんな気がする…」


アリサ「決まったわ!!(そうね!女の直感よ!ここは)」

アリサ「最初の A にするわ!!(タカシとの初めての方よ!!)」 


エリカ「あぁ…もう…」←二流決定

役人「選んだ要因とかおありですかー?」


アリサ「 A の方が汁がピュピュッと出るくらい美味しかったわ!!」

役人「その表現はやめてください!!では A の部屋へお願いしまーす」


アリサ「フッ…愛の勝利ね」Aガチャ ←不正解

ペパロニ「あ…別々になったッスね…」

アリサ「明るさがウリのアンツィオにしては元気ないじゃない…さては、自信ないのね」ニヤニヤ

ペパロニ「そ、そッスかもッス…」 ←ドン引き


役人「見て下さい、あのペパロニさんが腫れものをさわるような扱いをしてますよ」

理事長「可哀想だから、真実は隠しておいてあげようよ」


56 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:19:13.67 ID:T/hBU/J/0


 一流のチーム『親子』


カチューシャ「ノンナ!私が食べさせてあげるから光栄に思いなさい!!」

ノンナ(アイマスク)「はい、カチューシャ」


 A のハンバーグ


 ジュワァ〜… ジュワァ〜…


カチューシャ「じゃ、じゃあ切るわよ…」ビクビク


役人「そういえば、今回のハンバーグって大きな肉団子を半分にして熱い鉄板で焼きつけるんですね」

蝶野「さやわか、はんぐりーてぃーがーといったファミリーレストランでも見受けられるタイプです」

エリカ「あの形式だと肉の旨味がしっかり味わえるのよね」

役人「お、師匠、解説ありがとうございます」

エリカ「誰が師匠よ!!」


57 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:22:19.48 ID:T/hBU/J/0


カチューシャ「よいしょ…よいしょ…」キコキコ…


 ジュワッ!!


カチューシャ「きゃあっ!!」

ノンナ(アイマスク)「カチューシャ!!」ガバッ

カチューシャ「ノンナはじっとしてて!!」

ノンナ(アイマスク)「で、でも…」

カチューシャ「マスク取ったら失格なんでしょ!!座ってなさい!!カチューシャにだってこれくらい出来るんだから!!」


 ジュワッ!! ヘアッ!!


カチューシャ「負けないわよ…」カチャカチャ… ←真剣

ノンナ(アイマスク)「カチューシャ…」 ←心配


福田「カチューシャ殿…がんばってください!!」 ←真剣

役人「いや、ただお肉を切ってるだけですから…」

理事長「がんばれ…がんばれ…」 ←真剣

蝶野「もう孫を見てるおじいちゃんですね、理事長」


58 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:25:13.31 ID:T/hBU/J/0


 A のハンバーグ


カチューシャ「切れたけど、ボロボロになっちゃった…」ショボーン

ノンナ「構いませんよ、さぁ、食べさせてください」

カチューシャ「う、うん、じゃあ、口を開けて」

ノンナ「はい…うん、美味しいですよ」モグモグ

カチューシャ「そ、そう!!」


理事長「微笑ましいねぇ…」ホッコリ

役人「理事長、楽しそうですねー」



 B のハンバーグ


カチューシャ「もう慣れたから…、今度は上手く切れたわ!!」

ノンナ「カチューシャ、お願いします」

カチューシャ「ふふん、しょうがないわねぇ!カチューシャが食べさせてあげるわ!」エッヘン

ノンナ「…うん、美味しいですよ」モグモグ


理事長「いいなぁ…ワシも食べさせてもらいたい…」

役人「理事長、自重してください」


59 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:27:21.53 ID:T/hBU/J/0


役人「はい、じゃあノンナ様、お答えいただいてもいいですかー?」


ノンナ「そうですね…、肉の美味しさを味わえたのは… B ですね」


福田「流石であります!!ノンナ殿!!」

理事長「あれもしかして、上手く切り分けられた方で選んでるとかじゃないよね?」


ノンナ「さて、当たっているといいのですが…」Bガチャ

ペパロニ「おお!お疲れ様ッス!」 ←仲間が増えてうれしい

ノンナ「アンツィオがいるのは心強いですね」 ←安心


アリサ「お仲間が増えて喜んでいるようだけど、アンツィオ、さっきまで怯えて自信なさげだったのよ」 ←怯える原因の不正解


ノンナ「そうなんですか?」

ペパロニ「ああ…まぁ…そんなとこッス…」 ←空気が読めるアホの子


60 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:30:52.39 ID:T/hBU/J/0


 一流のチーム『気苦労』


アキ「お肉楽しみぃ〜」

役人「大丈夫ですかね…もう肉が食べられることしか頭にないように見えるんですけど…」

オレンジペコ「うう…始まれば、ちゃんとしてくれるかと…」 ←不安


 A のハンバーグ


 ジュワァ〜…


アキ(アイマスク)「う〜ん!良い匂いだー!!」クンクン

ミカ「そうだね…とても素敵な匂いだね」

アキ(アイマスク)「あ!ミカ!!どうしてここにいるのよ?」

ミカ「それはね…アキにこのハンバーグを食べて欲しいと思ったからだよ」モグモグ


オレンジペコ「あ、あの…食べさせる方のミカさんがすでに食べていらっしゃるのですが…」


アキ(アイマスク)「ちょっと!ミカ、私のハンバーグを食べないでよ!!」

ミカ「食べるのがアキ…それって重要なことなのかな」モグモグ


オレンジペコ「さっきと言ってる事が間逆なのですが…」

役人「重要です…おい、誰かミカさんをつまみ出せ!!」


ミカ「あ!まって!せめてもう一口だけ!!」


理事長「はい、進行の邪魔をする人はしまっちゃおうねー」


ミカ「あわわ…」


61 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:37:14.54 ID:T/hBU/J/0


 A のハンバーグ


ミッコ「ミカの代わりに私が食べさせるぞ…」

アキ「うん!!ミッコお願い!」

アキ「…!!美味しーーっ!!」

ミッコ「そっか…(いいなぁ…)」ジュルリ…


役人「なんでしょう…ミッコさんの物欲しそうな表情が、ここからでも見て取れますね…」

理事長「うん、そうだね…」



 B のハンバーグ


ミッコ「次、行くぞ(こっちも美味しそうだなぁ…)」ゴクリ…

アキ「う、うん…」


 ぐぅ〜きゅるる〜


ミッコ「!!」

アキ「み、ミッコ?」

ミッコ「き、気にするな!!///」

アキ「…あ、あの!!役人さん!!」


役人「なんでしょう?アキ様」


アキ「あの…試食の残りをミッコにも食べさせてあげてもいいでしょうか…」


役人「理事長!!ご判断を!!」

理事長「ええよ…回答が出た後なら…いくらでも食べてええよ!!」ウルウル

蝶野「と言う訳です」


アキ「ありがとうございます!!じゃ、先に試食するからミッコは後で食べてね!!」

ミッコ「すまない…」


62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 00:39:00.98 ID:47B1Rub9o
ミカ…
63 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:41:13.80 ID:T/hBU/J/0


 B のハンバーグ


アキ「んー!!こっちも柔らかくておいしー!!」


役人「では、美味しく食べていただいたところで、答えをいただいてもよろしいでしょうか?」


アキ「んー…」

オレンジペコ「アキさんはどっちも喜んでいたけど…」


アキ「うん! B にする!!」

オレンジペコ「やりました!!」


役人「ほうー、 B の方が舌を唸らせましたか」


アキ「あ、逆です B の方が未知の味すぎて良くわからなかったんで…」

アキ「たぶん、こっちの方が高いんじゃないかなーって思いました」


役人「貧しさ故の判断と言う訳ですか…」


アキ「もう二度とこんなお肉食べれないかも」Bガチャ

ペパロニ「継続さん!!今度ウチと試合しようッス!!それで料理ご馳走するッス!!」ウルウル ←憐れみ

ノンナ「ウチも戦車や部品を盗むのはダメですが、食料くらいならお分けしますから…」 ←憐れみ

アキ「…あ、ありがとう」 ←戸惑い


アリサ「…あれ?もしかして、やらかしたの?私…」 ←哀れ


64 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:44:23.81 ID:T/hBU/J/0


役人「それでは正解の部屋に行きますよー!!」



 A の部屋


アリサ「タカシ…私、間違ってないよね…」オイノリー ←タカシじゃないし正解じゃない


 B の部屋


アキ「どんな料理、ご馳走してくれるの?」 ←余裕

ペパロニ「そりゃ、イタリアンッスよ!!良いトマトが安く手に入るようになったんスよ!!」 ←余裕

ノンナ「まぁ、ボルシチにもトマトは欠かせないですから、後で詳しく聞かせて下さい」 ←余裕



 ――――


役人「もうちょっと緊張感持ってくださいよー、おめでとうございまーす」Bガチャ


ペパロニ「お!やっぱ正解ッスか!!」

アキ「やったぁ!!」

ノンナ「まぁ、余裕です」



アリサ「そんなぁ…」


65 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:50:37.99 ID:T/hBU/J/0


 第二問 結果


一流 → 一流 『親子』 『気苦労』

普通 → 普通 『アホの子』

普通 → 二流 『ひねくれもの』


理事長「二流の連中にはこれで充分です」

 パイプ椅子

 便所スリッパ


アリサ「きぃ〜っ!!、こんな屈辱!!」

エリカ「こ、ここから、がんばりましょう…」


役人「そうだぞ、ここからはしっかりしろよ!!エリサ!!」


エリカ・アリサ「「まとめないでよ!!」」


66 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/06/30(金) 00:51:44.37 ID:T/hBU/J/0

今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 08:08:48.65 ID:VvCsQkRAO
エリサ頑張れ!
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 18:54:26.90 ID:5a+9rIm2O
乙っす。
後でこの収録を見て真実を知ったアリサの顔を見てみたい(笑)
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 18:54:51.04 ID:ZE18OAFp0
乙乙
ハンバーグをエリカに担当させなかったのがちょっと新鮮
だがネタの濫用回避という意味では評価する
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 23:41:08.61 ID:8AnMmxuDO
アリサくん、タカシ(ラジカセ)と一緒にグルメレポーターになろう!
必ずマニアックな人気が出るから!
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 11:01:24.43 ID:xVFNBocro
普段食べ慣れないいいものを食べるとお腹を壊すって言うよね

ラジカセタカシ(ボイスチェンジャーナオミ)
72 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/07/05(水) 23:16:23.59 ID:NU7sGCcE0
合いの手、レスとありがとうございます

短いですが、続きの第三問の問題紹介までになります よろしくお願いしマウス
125.76 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)