東方野猟日誌

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231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 01:09:28.79 ID:/jVciu5A0
続きこないかなあ…
232 : ◆c820aNQT76 [saga]:2018/11/07(水) 00:34:34.77 ID:zcmUxUjOo
てすと&生存
近々続き書く
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/07(水) 05:37:18.90 ID:yrUHuvB9o
待っとるぜ
234 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 00:45:27.85 ID:BeLXC/QC0
男「こうなるんならザック持ってくれば良かった...っと」カチャ ドン!ドン!

素早く弾込めを行い、近い標的から撃つ。
一番遠くても20m程しか離れていないので、外すわけがない。

男「くそっ、明らかに雑魚っぽい相手にスラッグ使いたくねぇのに」

魔理沙「男!!後ろ!!」

男「あ?うぉ!?」

恐らく背後の屋根の上にいたのであろう。2体の鎧武者が背後から男を襲う。
いきなり現れた至近距離の標的に急いで照準を合わせようとするが

鈴仙「フッ!!」

すかさず鈴仙がカバーに入り、1体を蹴飛ばしもう1体も一瞬で組み伏せる。

鎧武者「...」カチャリ

男「大人しくしとけ」ドォン!

蹴飛ばされた鎧武者が立ち直ろうとしたので、男がすかさず頭部を撃ち抜く。
235 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 00:46:10.33 ID:BeLXC/QC0
男「鈴仙さんありがとうございます」

鈴仙「いえ、それより刃物をお借りしてもよろしいですか?」

男「いいですけど...ちなみに何を?」

鈴仙「こいつの首を落とします」

男「お、おう...どうぞ」

剣鉈を渡すと、鈴仙は躊躇無く首に振り落とした。

男(この子戦闘能力高過ぎでしょ...)ドォン! ドォン!

236 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 00:46:57.27 ID:BeLXC/QC0
男「とりあえず終わった?」

鈴仙「気配はないようですが...」

魔理沙「ひ、久しぶりにドキドキしたんだぜ...」

永琳「...」

永琳は目の前に転がる骸を見ながら考える。

永琳(こいつらは一体なんなのかしら...弾幕勝負を仕掛けるわけでもなく、ただただ殺す為に襲ってきた?魔力や霊力がほとんど感じられないのも不思議だわ...)

男「んで、結局こいつらなんだったんですかね?」

鈴仙「分かりません...妖怪ではなさそうですし、悪霊のようなものなのでしょうか?それにしては霊力をあまり感じません」

魔理沙「それは私達も同じなんだぜ。今は魔法が使えるけど、こいつらに襲撃されてた時は魔力も何も使えなくなったんだぜ」

鈴仙「確かに、能力も元に戻った気がします」
237 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 00:47:29.57 ID:BeLXC/QC0
魔理沙「それにしても男がいてよかったぜ。一時はどうなることかとヒヤヒヤしたんだぜ」

男「それは俺も同じだ。とりあえず襲われそうだったから撃ったが、未だに頭の理解が追いつかない」

本当に焦った。これ撃っちゃったけど大丈夫だよね?
追加の許可申請とかいるのか?あ、そもそも幻想郷の従事証とか持ってなかったわ。

男「俺としては鈴仙さんが戦闘なれしててビビッたんだけど...」

鈴仙「あはは...」

永琳「ウドンゲは元月の兵士なんですよ。なのでこういった戦闘はある程度できます」

男「月の兵士...?」
238 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 00:48:56.60 ID:BeLXC/QC0

待たせたな
つまりはそういうことだ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/21(土) 11:31:09.81 ID:JzeUtYKR0
ビ、ビックボス!?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/21(土) 20:07:01.87 ID:yj1reyTW0
次は太陽の畑でゆうかりんとラブラブになろうぜ
241 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 23:08:20.20 ID:BeLXC/QC0
男「月の兵士ってどういうことですか?」

鈴仙「なんといいますか...色々あったとしか」

永琳「ごめんなさい。簡単には説明できないの」

男「いえ、大丈夫です。むしろ詮索するような質問して申し訳ない」

鈴仙「ごめんなさい...」

男「ホントに謝まらんでください。とりあえず鈴仙さんは元兵士で強くて、俺は助けてもらった。それでいいですね?」

永琳「理解していただきありがとうございます」

永琳(これは私の失言だったわね...不信感を抱いてなければいいけど)

男(よく分からんけど、鈴仙ってすげぇのな。強くてかわいいって最高かよ)

対して男は気にもせず考えてもいなかった。
242 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 23:11:27.94 ID:BeLXC/QC0
魔理沙「しっかし、この腐りかけっぽい身体はどうするんだぜ?」

先の戦闘で倒した鎧武者は12体。その躯があちこちに転がっている。
魔理沙が枝でつついてみるが、頭を砕かれた鎧武者は完全に機能を停止しているようだ。

すると...

サァァァ...

男「!?」

魔理沙「うお!?砂になった!?」

永琳「いえ、これは塩ね」

永琳が鎧武者であったはずの粉を手で掬う。

魔理沙「死体が塩になる?どういう魔術なんだぜ?」

永琳「いえ、恐らく魔術ではないでしょう」

いきなりの展開に各々が驚いていると、空から声が聞こえてきた。

霊夢「男!!大丈夫!?」

男「お、霊夢ちゃんか。なんとかな」

霊夢「団子屋でお茶を飲んでいたらその武器の音が聞こえたから...」

魔理沙「霊夢!遅かったんだぜ!」

霊夢「しょうがないでしょ!何故か飛べなくなってたし、能力が何も使えなかったんだから!」

永琳「やはり霊夢もそうだったのね。こちらも誰一人として能力が展開出来なかったわ」

霊夢「それで男が...結果的には男がいて助かったみたいね」

男「俺だけじゃない。なんなら鈴仙さんに助けられた」

霊夢「そっか、鈴仙は能力が無くても戦えるものね。男を助けてくれてありがとう」

鈴仙「そんな、とんでもないですよ!」
243 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 23:13:58.90 ID:BeLXC/QC0
事の顛末を霊夢に話すと、少し考え込んでいるようだ。

霊夢「なるほど、骸骨のような鎧武者ね。そして機能を停止すると塩になる...」

魔理沙「やっぱりこれは異変なのか?」

霊夢「その可能性が高いけど...能力が使えなくなるってのがネックね。鈴仙とかは生身でも戦えるけど、それ以外は能力を無くせば唯の女子供になってしまうわ。解決するにしても対策が思い浮かばないわね...」

男「鎧武者みたいな手下を扱える知り合いはいないのか?」

霊夢「いるとすれば幽々子、もしくは青娥」

魔理沙「あとは正邪なんかも怪しいんだぜ」

男「紅魔館から一番近いのは?」

霊夢「多分白玉楼だから幽々子になるけど...あなた、何を考えているの?」

男「ん?そんなの行って確認するに決まってんだろ。こんなんが続かれると困る」

霊夢「はぁ!?あなたは紅魔館で異変が解決するまで避難してなさい!」

男「じゃあ誰が行くんだ?もしドンピシャだった場合、どうやって戦うんだ?」

霊夢「そりゃもちろん弾幕ごっこで...」

男「能力が使えなくなるのにか?相手は弾幕なんて撃ってこないぞ?めっちゃ肉弾戦だったぞ?」

霊夢「...」

魔理沙「二人とも落ち着くんだぜ。少なくとも紫と一緒で幽々子は明日まで帰ってこないんだろ?なら明日まで待つしかないんじゃないのか?」

男「あ、そうなの?直に日も暮れるだろうから近いとこ行きたかったんだけど...準備もできてないのに他に行くのは得策とは言えないな」

魔理沙「そういうことだぜ。とりあえず今日は解散、明日また考えようぜ。霊夢もそれでいいか?」

霊夢「...うん」
244 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 23:15:02.14 ID:BeLXC/QC0
今日のところは魔理沙の一言で解散になった。
明日、事情を知る代表者が紅魔館に集まり、もう一度話し合う。
もうだいぶ日も傾き、薄っすらと夕焼けが空を覆っていた。

男「...さっきはごめんな。霊夢ちゃんの立場を考えてなかった」

霊夢「え...?」

男「色々聞いたんだけどさ。今までこういう事が起きてたら、霊夢ちゃんが解決してたんだろ?それなのに否定するようなこと言ってごめん」

霊夢「別に気にしてないわ...私もちょっと焦ってただけよ」

男「でもさっき言った事は考えといてくれ。実際問題能力が使えない状態がどうなるのか。こっちの世界に来たばっかの俺が言ってもしょうがないけどさ、頼ってくれていいんだよ」

霊夢「...ふんっ、現に私に抱えられてる人に言われても説得力がないわね」

男「そりゃそーだ。少なくとも二度目の空中浮遊にビビってる」ククッ

霊夢「二度目?咲夜かしら」

男「咲夜もそうだが、アイツの場合能力かなんかのせいで飛んでいた記憶がない。覚えてるのは早苗ちゃんの時だ」

霊夢「あぁ...大方、外来人だからって暴走したんでしょう」ハァ...

男「ご名答。お、紅魔館が見えてきたな」

霊夢「男...」

男「あんじゃ?」

霊夢「...ありがと」

男「どういたしまして」ククッ
245 : ◆c820aNQT76 [saga]:2019/09/21(土) 23:15:39.63 ID:BeLXC/QC0
とりあえずここまで。
また気が向けば
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/22(日) 05:11:55.45 ID:vDwgE3250
人里に降りた子熊とかも駆除して理解無い人から非難されてそうだな
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/20(日) 21:16:00.80 ID:ddAkeCJ/0
三毛別のあの事件を知ってればそんなこと言えなくなるだろうな
248 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/14(月) 22:44:42.73 ID:JP20b/Ti0

〜〜紅魔館〜〜

レミリア「そう、事情は分かったわ」

男「ということで、明日は朝から白玉楼ってとこに行きたいんだが」

パチェ「なるほどね。能力が一切使えなくなる・・・これは確実に異変ね」

レミリア「ただの異変だったらいいのだけれど、これは幻想郷の者にとっては厄介ね」

男「さっき話したとおりだが、霊夢ちゃんとかフランとかの最大の強みが失われている状況だ。部外者だから頼りにならないかもしれんが、俺が動くってのが一番合理的だと判断した」

レミリア「そうではあるけれど。男、一つだけ訂正しなさい」

男「?」

レミリア「あなたはもう部外者じゃない。紅魔館の家族よ。次そんな腑抜けたこと言ったら、全力でフランと鬼ごっこしてもらうから注意しなさい」

男「・・・ん、それならまずフランが全力を出せるようにしてあげないとだな」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/12/14(月) 22:46:23.07 ID:JP20b/Ti0
パチェ「それで、乗り込むと言ってもどうするのかしら。あなた流石に一人で突っ込むような事はしないわよね」

男「とはいってもな・・・こればっかりはどうしようもなくないか?」

レミリア「・・・咲夜、美鈴、聞いてるんでしょ」

ガチャ

美鈴「あはは・・・バレてましたか」

咲夜「・・・」

男「なんか気配を感じると思ったら、二人だったのか」

美鈴「いやー、只ならぬ様子で男さんが帰ってきたので、これは何かあるなと思いまして」

咲夜「それで門番をサボっていい理由にはならないのだけれど?」

美鈴「そんなこと言ったって、咲夜さんなんて私よりさk「黙りなさい」ひぇ・・・」

咲夜「まったく・・・美鈴といい男といい、どうして私の同僚はこうも勝手に動く馬鹿が多いのかしらね」

男「おい、美鈴のせいで俺まで怒られちゃったじゃねぇか」

美鈴「この場合男さんのほうが怒られる割合多いと思いますけどね」

咲夜「・・・男、一つ言っておくわ」

男「そんなイライラしながら放たれる言葉怖すぎるんだが。何?」

咲夜「茶化さないの。・・・いい?」

咲夜「私はお嬢様にあなたを守るように言われた。そして何より、あなたは家族なの」

咲夜「家族で支えあう大切さを教えてくれたのは、あなただったはずだけれど?」

男「・・・自分で言ったことを曲げるわけにはいかないな」
250 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/14(月) 22:47:31.69 ID:JP20b/Ti0
レミリア「安心しなさい。美鈴は言わずもなが武術の達人。咲夜もナイフさえあれば負けることはないわ」

男「鈴仙さんのときも思ったけど、君たち能力あるのに戦闘力高すぎない??」

美鈴「伊達に何度も死線潜ってないですよー」

咲夜「して、明日の早朝に白玉楼へ向かえばいいのですね?」

レミリア「そうなるわね。男が強いことは知ってるけど、もし幽々子が犯人だった場合、男だけだと対処に困るはずよ。二人でしっかりサポートして頂戴」

咲夜・美鈴「はい!!」

レミリア「パチェは小悪魔に明日からの門番をお願いして、それと」

パチェ「分かっているわ。この異変に関連してそうなものを調べておく」

レミリア「とにかく今は情報が必要よ。早急にお願い」

251 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/14(月) 22:48:41.43 ID:JP20b/Ti0
〜〜翌朝〜〜

男「んじゃ、とりあえず行ってくるわ」

レミリア「分かってると思うけど、十分に気を付けてね」

フラン「行っちゃうの?」

男「いや、ちょっと近所に行って来るだけだから、そんな大層なことじゃないぞ」ナデナデ

フラン「むふー。ちゃんと帰ってきてね?帰ってこなかったら全部壊しちゃうから」

男「おう、それなら是が非でも帰ってこないとな」

美鈴「門番お願いしますね」

小悪魔「はい!こちらのことはお任せください!」

咲夜「ではお嬢様、行って参ります」

レミリア「3人とも、よろしくね」

252 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/14(月) 22:50:18.97 ID:JP20b/Ti0
〜白玉楼前〜〜

咲夜「さて・・・」

男「この階段を上がれば白玉楼」

美鈴「能力が使い辛くなってますね。もしかしたら本当に主犯はここかもしれません」

咲夜「2人とも、気を付け行くわよ」

男「・・・ちょっと待って。え?さっきゅんがリーダーなの?」

咲夜「何かしらその不名誉な呼び名は。不快だわ」

男「いや、こういうのってリーダーちゃんと決めておいた方がいいだろ」

咲夜「それはそうだけれど、別に私がリーダーになりたい訳じゃないわ」

男「いやいや、完全に前のめりになってたじゃないですか。いいですよさっきゅんリーダーで」

咲夜「次その名で呼んでみなさい。二度と声を発せなくするわよ」

男「おい、俺の護衛怖すぎんだろ。なんで前も後ろも気をつけなきゃいけないの」

美鈴「あのー・・・」

男「どうした美鈴。リーダーやりたいのか。それならまず小型移動式クレーンの免許を取ってだな」

咲夜「何の話をしてるのよ」

美鈴「そうではなくて・・・階段の上に」

男「あ?」
253 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/14(月) 22:51:43.81 ID:JP20b/Ti0
階段を見上げると、そこには昨日振りの姿があった。
3人を敵と認識したのか、武器を手にゆっくりと下ってくる。

咲夜「あれが話に聞いてた・・・」

美鈴「実際見ると不気味ですね。どれ・・・やっぱり能力は使えないみたいですね」

咲夜「使えてたらとっくにあいつらを串刺しにしているわよ」

男「どうしたさっきゅん、焼き鳥屋にでもなりたいの?鳥の妖怪とか虐めるなよな」

咲夜「そうなったら記念すべき最初のメニューは人間の串焼きね」

男「自分から肉を調達するわけか。言い値で買った」

咲夜「あんたの肉に決まってるでしょ!!」

くだらない言い争いをしている最中にも、鎧武者はどんどんと近づいている。
あと何段もしないうちに3人と接敵するだろう。

美鈴「2人とも、もうすぐ側まで来てますよ」

鎧武者の1人が腕を振り上げる。そうやら槍を投げるつもりらしい。
が・・・

ドォン!! ヒュッ!

鎧武者「!!??」

槍を投げるはずだった鎧武者の頭部が粉々に砕け、喉と心臓、槍を投げようとした手首にナイフが突き刺さっている。
そんな光景を目の当たりにした周囲の鎧武者が、明らかに動揺する。
なんてことはない、相手が悪すぎたのだ。

男「やっぱりバックショットがいいみたいだな」

咲夜「あなた達?まだ人が話してるでしょう?不躾な輩には教育をしてあげないとね」

美鈴(これ私いるのかなぁ・・・)
254 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/15(火) 00:04:35.96 ID:VdPzyVgr0

ドォン!!  ドォン!!

男「これぐらいならただの的だ」カチャ カチャ ガチャン!

咲夜「フッ…!!」ヒュッヒュッ

高速で放たれる鉛の粒と、視認不可能な速さのナイフが飛び交う。

男「くそ、もうちょっとで階段が終わるのに、どんどん沸いてきやがる」

咲夜「美鈴!後ろの頼むわよ!」

美鈴「りょーかいです!!」

美鈴が腰を深く落とし、鎧武者と対峙する。
切りかかる刀をいなし、懐に入り込んだ。

美鈴「ッセイっ!!」ドン!

深く踏み込んだ下半身から力が集中するように、美鈴の掌底が鎧武者の喉元を砕く。
放たれた衝撃は一転に集中し、ガラスを割るように骨が砕け、鎧武者の首が飛ぶ。

男「なにあれすごい。美鈴かっこいい」

咲夜「よそ見してるんじゃないわよ!」ヒュッ

咲夜から放たれたナイフが、男の脇を抜けて鎧武者に突き刺さる。

男「あぶね!なんで不機嫌になってんだよ。拗ねてんのか?」

咲夜「口はいいから手を動かしなさい!」

美鈴「階段が終わります!」

男「おっしゃ、ようやく本丸か」
255 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/15(火) 00:05:01.99 ID:VdPzyVgr0
階段を上がると門が見えた。
門は閉まっているが、中から何者かが戦っている音が聞こえる。

咲夜「どうする?」

男「決まってんだろ、突破するぞ」ガチャ

男「鍵がかかってやがる」

美鈴「男さん、少しどいてください」

男「おう?」

美鈴「スゥ・・・ハッ!!」

美鈴が鉄山靠を放ち、門を突破する。

男「流石門番。門の破り方に詳しいな」

美鈴「いやー、それほどでも」

咲夜「褒めているのかしら?」

男「この場においては大絶賛だろ」
256 : ◆c820aNQT76 [saga]:2020/12/15(火) 00:05:53.13 ID:VdPzyVgr0
美鈴が破壊した門をさらに蹴飛ばし、完全に門を開く。

男「おら!!紅魔組だ!!!であえであえ!!」

咲夜「あんたがそれ言ってどうするのよ」

白玉楼に侵入し、最初に目撃したのは

男「・・・女の子が襲われてる」

咲夜「妖夢!」

銀髪女の子が額から血を流し、片膝をついている。
手には刀を持っているが、多勢に無勢で襲われたのだろう。
周囲には何体もの鎧武者が立っている。その中に、ほぼ人の肉体をとどめている、明らかに周囲とは雰囲気の違う武者がいた。

???「・・・菴輔□雋エ讒倥i縺ッ縲り?蜉帙′菴ソ縺医↑縺??縺壹↑縺ョ縺ォ縺昴≧??」ドォン!!

理解できない言語を発している武者に対して、男は躊躇なく引き金を引いた。
頭部を撃たれた武者は膝から崩れ落ち、その場に倒れた。
銀髪の少女は何が起きたかのか把握できず、目を丸くしている。

咲夜「・・・あんたね、いや判断としては正しいのかもしれないけど、もうちょっと間というかなんというか」

男「んなもん逃げられたら意味がねぇ。安全が確保されてて捕獲対象が視認出来たら、俺は躊躇なく撃つぞ。しかも目の前に被害があるのに、戸惑う理由がねぇ」

美鈴(なるほど、これが男さんの強さの根源ですか)
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 22:40:57.32 ID:hX8h4wz80
楽しみにしてるからな
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