怪奇物語 この町の十不思議 安価

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54 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 10:36:00.91 ID:vHznvq0CO
安価の連取りなので再安価↓です

実は>>18>>24も連取りだったのですが気づかずすみません
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 10:46:16.99 ID:+uHZQH0a0
会うと幼女に会う確率が大きくなるって…
56 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 11:19:51.70 ID:vHznvq0CO
男「幼女って、迷子少女の事でいいのかな」

女「そうかも知れないわ。話によれば、全員知り合いだったらしいの」

友「マジかよ、例えば俺が迷子の子と会って、そのあと男に会うと、男がその子に会えると言うことか!」

男「ううーん、でも会えるわけではないんだな」

先輩「精神を惑わされたなら、精神病院とか心療内科を調べれば……わかるかもしれないわ」

友「えー、個人情報教えてくれるのかな」

先輩「通っている人に聞き込みよ」

女「先輩気を付けてくださいね? この間みたいに大怪我されたら」

先輩「大丈夫よこのくらい」

男「いや、心配ですよ///」

先輩「ありがと男君! 気を付けるわ!」ムギュ!

男「先輩//」

女「このバカどもがあっ!!」


〜〜
57 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 11:24:40.88 ID:vHznvq0CO
男「手分けして探すことになった……が」

友「なんで俺と男のチームと、女ちゃんと姉貴のチームなんだよ」

男「まあ……公平にクジで決めたからな」

友「意気地なしが」チッ

男「うるせえ(先輩と組みたいって言ったら不公平感でるだろーが! 馬鹿!)」

友「とにかくついた……このあたりで精神科があるのはこのクリニックと、姉貴たちが行った病院だけだ。お、交番がある」

男「うぅん……よし、まず交番の人に聞いてみよう。あのーこんにちは」

巡査「はい、こんにちは」ニコ

男(いい人っぽいな)

友「あのすいません、人を惑わす迷子の少女って知ってますー?」

男「お前あっさりと直球すぎ」

巡査「……」

男「?」

巡査「私も、見た」

男「!?」

58 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 11:31:11.94 ID:vHznvq0CO
巡査「あれは、3年も前だったか。女の子が……女の子が……と言いながらここのクリニックに連れられて行く男性と出会った。その夜、私は見たんだ」

男「マジですか……白いワンピースの女の子!?」

巡査「……ああ。白いワンピースを着た、黒髪の少女だった」

友「はあー」

巡査「私は十不思議……と言うものを知っているかな。その一つである、人を惑わす迷子少女の話を知っていた」

男「お巡りさんも知っていたのか」

友「誰でも一つは知ってるらしい。全く知らないのは珍しいぞ」

男(俺は知らなかったなあ……あ、アニキも知らなかったっけ)

巡査「……いいかな。私は、まさかと思いながらその子に話しかけた。無論、女の子が一人で歩く時間ではなかったからだ」

男「……っ」

巡査「するとその子は笑った」

友「笑っただけ?」

巡査「そう。ただ笑っただけだ。口を何メートルにも大きく開いて」

男「う」

友「化け物……!?」

巡査「私は自分が食べられそうになる気がした。そして慌てて逃げだした。人を惑わす少女ではない、人を食う少女だ、と思い逃げたのだ」

男「……っ」ゴクリ

友「食われた人もいたんだろうか」

巡査「……なんてな」

男「え?」

巡査「はっはっは、少しは怖かったかな? いやー、面白いオチがなくてすまん。のっぺらぼうみたいに、後で出会った人が……じゃつまらんだろう?」

男「えええ……作り話」
59 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 11:32:29.55 ID:vHznvq0CO
チエートボトボトボ

巡査「行ったか……よし」



巡査「もうここには近づくな……自分から首を突っ込むことはない。とはいえ、私と出会ってしまったばかに、君達もまた出会うこととなってしまうかもしれないな……」



……
60 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 11:37:17.50 ID:vHznvq0CO
女サイド〜〜

女「精神病院……というか、病院の精神科」

先輩「誰か知ってる人いるかしら?」

女「患者さんに聞くと悪い気がするわね……じゃ、付き添いの人とか看護師さんに聞いてみましょ」

先輩「そうね」

女「じゃああの震えてる男の人……の横にいるおばあさんに。ぴったり横にくっついてるから他人ではないはず! あの……すいません」

老婆「なんだい?」

女「(耳がよく聞こえる人みたい)えっと。夜に女の子を見た人って知りませんか?」

老婆「はあー? なんだいそれは。最近、小さい子も夜中に走り回ったりして危ないねえ」

女「ま、まあそうですよね……」

男性「ううう、うううう」ブルブルブル

女(この人何があったんだろ……)

看護師「あの、ここは精神科なのであまり人に話しかけたりされるのは……」

女「あ、す、すいません」ペコ


〜〜
61 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/22(土) 11:39:39.12 ID:vHznvq0CO
トボトボ

女「駄目でした」

先輩「大丈夫、私は聞けたわ」

女「え」

先輩「男性の看護師さんに聞いてみたの」

女(色仕掛け……腹が立つけど役に立つ!)グヌヌ

先輩「で、そしたらね……その人、良い噂を知っていたのよ!」

女「そ、それは……?」


噂の内容 安価↓1〜2 具体的な内容で1行程度でお願いします。

今回はここまでです。次は明日の夜に再開です。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 12:04:28.58 ID:s0FL2G2so
迷子の少女に会えるのは夕方(巡査の「女の子が一人で出歩く時間じゃない」と矛盾するなら安価下で)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/22(土) 12:06:05.80 ID:OggiRFDG0
4時44分4秒に中学校の証拠口ある合わせ鏡の前に立つと、鏡の世界に引きづり込まれる
64 : ◆uNOqeZtsKc [ saga sage]:2017/07/23(日) 12:18:23.22 ID:JQaUFHxtO
ゲリラ下げ更新


女「迷子の少女に会えるのは夕方……」

先輩「そういう話よ」

女「さっき言いましたよね、夜道でその少女に出会うと惑わされる……って」

先輩「そう言えばそうね」

女「どっちが正しいのかしら……それとも、たまたま夕方に出会った人が多かったってだけの事?」

先輩「……あり得るわ。所詮噂と言うことなのかしら」

女「うーん、手掛かりになりそうでならないなあ」

先輩「そんなことないわよ、会える可能性のある時間が増えたと思わないと」

女「ま、前向きな意見……どうもありがとうございます」

先輩「いいのよ(ふふ、ちょっといい気味かしら)」ニヤニヤ

女(ちょっと悔しい……で、でも、まだまだ負けない!)クウッ
65 : ◆uNOqeZtsKc [ saga sage]:2017/07/23(日) 12:21:21.84 ID:JQaUFHxtO
先輩「もう一つ、噂があるの」

女「それは?」

先輩「4時44分4秒に中学校の昇降口にある合わせ鏡の前に立つと、鏡の世界に引きずり込まれる」

女「それ、新しい十不思議……ですか?」

先輩「おそらくはね。これで私達が知ることのできる十不思議が7つになったわ」

女「ううん……そうですね」

先輩「さて、そろそろ看護師さん達の目が怖くなってきたことだし、お暇しましょ」ススッ

女「あ、は、はーい」トコトコトコ



看護師「……あの子達……」
66 : ◆uNOqeZtsKc [ saga sage]:2017/07/23(日) 12:25:58.46 ID:JQaUFHxtO
男・友サイド〜〜


男「って、このまま他を当たらないでどうするんだよ」

友「クリニックに行くぞー!」タッタッタ

男「あ、待て!」

友「自動ドアを通って中に入る!」ガーッ

患者たち「?」「誰だ……」「早く順番来い……うつだああ」ウウウ

友「あのー! 女の子に会って惑わされたって人いますかー!」

患者たち「「!?」」

男「バカ何もそんな直球に!」

老人「う、うあああっ! あの子は……あの子は……うわあああ!」ブンブンッ!!

付き添い「やめろお前! 爺さんはそれで今も苦しんでるのに!」キッ!!

友「っつっ!!」

男「ほら見ろバカ!!」ボカッ!!

友「いてっ! ……でも、俺の捨て身の行動で、女の子に遭った人に会えたぞ」

男「だからって……バカやろ!」ガンッ!!

友「うげっ!」

男「今度やったら仲間に入れないからな」

老人「あの子はあの子はあの子は……うあああううう、うああああうううう! ……>>67!!!」

男「え?」

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 12:29:01.24 ID:0boJvep3o
赤い目で睨んできたんだ
68 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:27:15.19 ID:PmrpaTfoO
町の一角〜〜

男「あ、先輩!」

先輩「男君!」

女「私もいるんだけど……」イライラ

友「どーだった姉貴」

先輩「収穫は微妙だったわ」

男「こっちとしては……んー、あの子に赤い目で睨まれた、っておじいさんがいただけです」

先輩「そう……」

友「食われそうになったって警官もいたけど、作り話だって言ってたぜ」

先輩「そうなの」

女「こっちが得た情報は、夕方に現れるって話だけ。でも、私が知ってる……夜に出会えるって話とは矛盾してるわ。両方の時間出会える可能性はあるけど」

男「そうか……ふうむううう……でも、出会ったことがある人と会うと、出会いやすくなるって言うなら俺も俺達は出会えるかもしれない」

友「赤目で睨まれるだけならいいんだが……」

先輩「もう一つ、中学の昇降口の合わせ鏡の話も聞いたわ。十不思議の一つかもしれないの」

男「そ、そうですか……これで七つの不思議ができたわけか」

女「とにかく今は、迷子の女の子を探しましょ」

男「やっぱり一人じゃなきゃ出会えないのかな……?」



……
69 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:31:38.00 ID:PmrpaTfoO
夕方の道〜〜


男「俺か友が会えるかもしれない……それぞれ、遠くから見はっておいてもらったほうがいいかもしれない」

友「よし、男は姉貴に見ててもらえ」

男「えっ? (友おまえ)」

友(さっきの罪滅ぼしさ……それに姉貴の為にもなる)

先輩(友、なんて素晴らしい! いい弟を持ったわ!)

女「きょ、姉弟なら先輩が友を見てればいいんじゃない!? 私が男みるわよ」

男「う……(ここで否定したら先輩に変だと思われないか……?)」

先輩(この……何を言い出すのバカっ!!)

友「別にとっかえる必要ないだろ、さーいこーぜ」ステテー

女「あ、待ってよバカ! こ、こらー! (変な提案して許せないっ!!)」ウギー!



男「……じゃ、じゃあ行きましょうか先輩///」

先輩「え、ええ///(やった!!!!!!!!!!!!!)」


……
70 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:37:08.08 ID:PmrpaTfoO
男サイド〜〜


男「どうせなら並んで歩きたいな……おっと、聞かれたらまずい///」

先輩(男君と並んで歩きたいな……手とか繋いだり腕組んだり胸当てたり!)

男「ふう、10メートルは後ろ歩いて……せっかくの二人っきりが台無しにもほどがある」

先輩「……っ!」


女の子「お兄ちゃん」

男「!?」

女の子「お兄ちゃん」

男(白いワンピースに黒い髪……赤い目の女の子! 早くも会えたか!)

女の子「目医者さんはどっちですか?」

男「え……あ、なんだ。あっちの道を右だよ」

女の子「ありがとう……」


先輩(なに? 話してる? 聞こえないけど……あの子、目が真っ赤……)


女の子「お兄ちゃん」

男「?」クルッ

女の子「>>71
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 20:38:52.09 ID:73LXg++80
そっちの胸大きいお姉ちゃんは彼女?
72 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:43:18.92 ID:PmrpaTfoO
男「うえっ!?」////


先輩「な、なに!? あの子に何か言われた途端、男君が真っ赤に!? まさか本当に幼女趣味!?」アワワワワ


男「い、いや何言ってんだよ、それはあのなあ///」

女の子「違うの? 違うの?」

男「ち、違う……よ//」

女の子「そっかあ……」


先輩(私と触れ合った時の赤い頬は何だったの? 通じ合えたと思えた瞬間は嘘だったの? ああ、あああ、お願い! お願いだからーーーー)


男「そ、それは」

先輩「待ってええええええええ!」ダダダダーーーーーーッ!!

男「うわ先輩!?」

先輩「男君っ! 年上の女は嫌いなの!? お願い本当のことを話してーーーーーーーっ!」アアアアア!

男「せ、先輩何で泣くんで……うわわ胸がー!」////


女の子「……うふふ」クスクス



……
73 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:45:15.57 ID:PmrpaTfoO
友サイド〜〜


友「うーん、何もないな」


女(うろついてるだけかあ。あーもお……男、先輩に何かされてないでしょうね)イライラ


友「お、女の子がいる。白のワンピース!」

女の子「おかあさーんたすけてー! 変なお兄さんが大声出したーっ!!」

友「やばい!」ダーーーーーーーーーーッ!!

女「すごい危機回避力!?」

プーポープーポー

友「うわわわわ警察呼ばれたああああああああああ!!」



〜〜
74 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:49:06.78 ID:PmrpaTfoO
夜・合流地点〜〜

男「で、ま、まあ、赤い目の女の子に惑わされたわけで……二人そろって///」

先輩「ご、ごめんねさっきは///(やあんはずかしっ!)」

友「そうだったか……」

女「こっちは普通の女の子に友が声をかけて警察呼ばれちゃったのよ」

友「声はかけてねえ!」

先輩「何考えてるのバカ」

友「そ、そりゃねえよお」

男「ふう……」

女「で、どんなふうに惑わされたの?」

男「え……あ、いやー」

先輩「ふ、ふふふ///」

女「な、なに? 何を……言いなさい! 何があったの!?」

男「うわわ! 怒るなよー」

友「あーりゃりゃ。まあいいや……でも、男と姉貴が会ったなら、俺達が会える可能性が高まったってことじゃないか? 少なくとも、この全員が会える可能性が出てきたわけだ」

女「うーん、そうねえ」



……
75 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:51:03.49 ID:PmrpaTfoO
男「……あれ、街灯が消えちまった」

先輩「あら、本当ね。真っ暗だわ」

友「ありゃりゃ? ……いや待て、何も見えないぞ!?」

女「ちょっと、どういうこと!? このあたりのすべての街灯が一気に……停電!?」

ヒョワワワワ……

男「う!」ゾクッ

友「なんだ今のやけに冷たい風は」

女「まさか……私達4人、全員迷子少女に囚われてしまったんじゃ!?」

先輩「っ!!」


−−お兄ちゃん、お兄ちゃん


−−お姉ちゃん、お姉ちゃん


うふふふふふ……
76 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:55:24.81 ID:PmrpaTfoO
友「うわあ! 白いワンピースの……女の子が浮いてるぞ!」

男「え、どこだ!?」

友「そこ! そこ!」

男「どこだ……あ!!」


−−お兄ちゃん、お兄ちゃん

うふふふふふ……


男「本当だ!」

女「どっち!? 私には見えないわよ!?」


−−お姉ちゃん、お姉ちゃん 


うふふふふふ……


先輩「あ、あ!」

女「見える! 女の子の……霊!? 白いワンピースに真っ赤な目……間違いないっ! う、うう」ズズッ

ドンッ

男「背中に何かぶつかった!?」

友「俺もだ!」

77 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 20:55:56.09 ID:PmrpaTfoO
先輩「ちょっとまって、これ男君と友の背中じゃ!?」

女「っぽいです……みんな、もしかして今後ずさった?」

男「え、ああ」

友「ま、まあ」

先輩「驚いて……確かに」

女「みんな目の前に女の子が見えるの!?」

男「ああ」

友「そうだよ!?」

先輩「え……と言うことは!」


うふふふふふ


うふふふふふふふ


男「囲まれた……!?」

女「そうみたい……私達は全員背中合わせ。その四方から、女の子が寄ってくるのよ!」


女の子「お兄ちゃんお姉ちゃん……>>79
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 20:57:04.86 ID:q4OmHDZ30
お願い、私たちを探して
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 21:02:50.61 ID:KPTSJllR0
その綺麗な目をちょうだい
80 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:07:15.39 ID:PmrpaTfoO
男「げ、やべえ!」

友「惑わすどころじゃねえ! 物理的に来てる!!」

女「どうしよ……このままじゃ!」

先輩「く……! 何か方法はないの!?」

男「弱点くらい調べればよかった……!」



ピリリリリリーーーーーッ!!


巡査「やはり……やめないかーっ!!」

男「え!? この声は……」

女の子「!」

女の子「あのお兄ちゃんだ」

女の子「お兄ちゃん……もう一個、目をちょうだい」

巡査「う、うわ……に、逃げろ皆逃げろーーーーーーーっ!!」

男「お巡りさん!?」

先輩「に、逃げるのよっ!」グイグイグイ

友「やべえ! う、うわああ!」

巡査「ぐああああああああああ!」ブチブチブチイイイイイイイッ!!!!


女の子「きれいな目……また一個貰っちゃったあ」ニッコリ



……。
81 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:14:06.76 ID:PmrpaTfoO
翌日・病院〜〜

男「俺達を尾けていたんですね」

巡査「……夜になっても、まだうろついていたから心配になったんだ……」

友「目に包帯巻いて……大丈夫なんですか?!」

巡査「……もう、既に一個取られていてね。これで両方奪われた……」

先輩「片方が義眼だったと言うことですね」

女「そんな! じゃあお巡りさんの目は」

巡査「……きれいな目をした人間の目を、奪うそうだ」

男「っ」

巡査「正義に燃える警察官、恋にときめく少年少女、仲間を思う友……そんな目を狙って、彼女は現れる」

友(男と姉貴と女はそれぞれ、純粋な恋愛感情……かな? そして俺はたぶん、男の恋路を応援したりとかしてるから……か!? それでも綺麗な目って判定されるものなのか……)

巡査「彼女は……生前、悪い大人……汚い目をした大人に、目を焼かれたんだという」

男「だからあんなに赤い目を……そして、最後に見た者が汚い目の大人。だから綺麗な目を獲ろうと襲う、と?」

巡査「……そうだ」

友「なんでそんなこと知ってるんですか!?」

巡査「彼女は……俺の同級生なんだ」
82 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:19:16.36 ID:PmrpaTfoO
30年前〜〜


女の子「ねえー男の子君、宿題やったー?」

男の子「う、うるさいなやったよ//」

女の子「へえー、ほんとー?」

男の子「み、見つめるなよ、ほんとだよ!」

女の子「ふうん……あっ!?」

クズ「ぐふへ……へへっ」トローリ

男の子「うわあ!? なんだおまえ!」

クズ「ぐへへへふふえへへへへへへ」トロトロトローリ

女の子「やだあ! よだれきたなーい! はなしてはなしてー!」

男の子「おまわりさーん! だれかいないのーっ!?」

クズ「だまれ!」ボゲッ!!

男の子「っ!!」ゲホオオオッ!!

男の子「男の子ぉおおお!!」

クズ「だまれだまれ……だまれええええ!」ダッタッタッタッタ……

男の子「あ、ああああ、女の子ぉ……女の子……」



巡査「……それが私が、警察官を目指した理由。そして、目を焼かれた状態で死んでいたあの子が……きれいな目をした人間を、欲する理由」
83 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:27:43.28 ID:PmrpaTfoO
男「おまわりさんをお兄ちゃん、と呼んでいたのは?」

巡査「彼女の記憶に遭った私は、同年代の少年……成長した私を、大人になった私を、あの時の少年と思わなかったのだろう」

先輩「私達が十不思議を解明しようとしたばかりに……」

巡査「……いや。違う。いずれは、彼女に誰かが狙われ、目を抜かれていただろう。私も、彼女にとっては標的の一つなんだ。二年前と同じ……」

友「二年前にもやられたんですか」

巡査「その時は恐れの中で拳銃を使ったよ。そのせいなのか、その時だけはいなくなってくれたがね」

男「うーん、あの女の子の弱点は火なのか?」

先輩「でも、そんな可哀想な子を火で追い立てる真似はしたくないわ」

女「逆に、好きだったもので救えないかしら? そのためにやってるんでしょ、男」

男「そ、そうだ! お巡りさん、あの女の子が好きだったものは何か知ってませんか!?」

巡査「確か……そうだ、>>84が好きだった」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 21:29:19.17 ID:WymwjKPRo
おままごとで遊ぶ
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 21:29:28.72 ID:73LXg++80
うさぎ
86 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:35:24.48 ID:PmrpaTfoO
男「おままごと?」

友「やったことねえや」

先輩「友は子供の頃から女の子と縁がなかったからね」

女「懐かしいわ……いつも子供役だったけど」

先輩「私はいつもお母さん役だったわ」

男「そ、そっか」

先輩「よおし、私がお母さん役をやるから、男君はお父さん役をやって。女さんは子供役、友は犬役で」

友「おい」

男「そうやってあの女の子をおびき寄せるわけですか///(せ、先輩と夫婦)」///

女「そ、そんな勝手に」

先輩「昔やった役をやり切ったほうが、よりリアルにできるんじゃないかしら。彼女を呼び寄せられなくなる可能性も、否定できないわ」

女「勝手に解釈を……くうー!」

男「でも、おままごとしてれば寄ってくるってわけでもないだろ。どっかで子供が目を抜かれたのか?」

巡査「……彼女が殺された場所……電気屋の第三倉庫の裏に行けば、会えるかもしれないな……」

男「!」

先輩「よっし、そこに行きましょ! そしてそこで……ふ、夫婦になるのよ私達///」

男「///////////」

友「おやおやー」
87 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:41:48.34 ID:PmrpaTfoO
〜〜

女「でも、目を奪われた人は他にいないのよね」

男「ああ。そういう人たちは……赤い目で脅されたりしたんじゃないのか?」

友「うーむ」

先輩「何とも言えないわね。とにかく、着いたわ」


倉庫裏〜〜


男「せめて図書館で何か調べられれば良かったんだが」

友「ま、夜だからな」

女「それにしても汚いわね」

先輩「女の子が殺された場所にしては手入れがなってないわね」

男「だからこそ誰も寄り付かなくなって、汚れていったんじゃないでしょうかね」

先輩「さすが男君//」

女「そ、そんなこと誰だって思いつくわよ! いちいち褒めて甘やかさないで!」

先輩「あら」

友「とにかくおままごとはじめよーぜ、ブルーシートは持ってきた」ザーッ
88 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 21:44:14.54 ID:PmrpaTfoO
〜〜

先輩「はいあなた、あ〜〜〜ん♡」

男「は、はい」……パク!

先輩「おいしい?」

男「お、おいしい……です///」

先輩「です、なんて言わないで/// 夫婦じゃない/// うまいよ、って言ってくれればいいのよ///」

女「うー腹立つ腹立つ……おとーさん、あそんでー!」ボゲン!!

男「いでええっ! 頭蹴るなよお!」

先輩「悪い子はお尻ぺんぺんよ!?」

女「え!? げ、げえええ!?」

友「わおーんわんわん……ん?」

男「どうした?」

友「……出た! 女の子の霊だ! >>89!!」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 21:45:30.39 ID:73LXg++80
って女何で尻出してんだよ!
90 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 22:15:37.19 ID:PmrpaTfoO
女「へ? ……ぎゃあああああああああああ!」ピッチン!

友「イイもの見たぜ!」

男「うわわ/// 何考えてんだ///」

先輩「はしたない」

女「ど、どーいうこと!?」

先輩「それはこっちのセリフよ!」ペンペンペン!

女「え、えええー!? ちょ、やめて先輩恥ずかしい!!」///

先輩「なぜか体が……勝手に」

男「ど、どうしてこんなことに///」

先輩「って男君!? 顔が血だらけ!!」

男「え? うわあ!?」ドダダダアア……

友「うわわわ! なんでこんなになってんだあ!?」


アハハハハ……ウフフフ……

アハハハハハア……


男「この声は?!」

女「あの子の声だわ!」

友「あの子が来る!? 何役だ!? 赤ちゃん役とか!? 姉貴のおっぱい狙ってくる!?」


女の子「……ばぶばぶ」クププ

先輩「!?」
91 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 22:20:02.20 ID:PmrpaTfoO
パク!

先輩「はう!?」

男「うわ、女の子!?」

女「わわっ、先輩の胸にしゃぶりついてる///」

先輩「な、なんなの!? 言ったことが実現してるような///」

友「そ、そっか! この場所は霊力が強いから、おままごとするとその通りになるんだ! よし、試そう。姉貴がぜん」

先輩「友が犬ションしてるー!」

友「え? う、うわ、うわー!」クイッ

ジョロロロー

男「げえっ」

友「うわわわわなさけねえーーーーーーーっ!」ヒエエエエ!!

男「確かに犬ション……でもポーズだけで、しっこもそれっぽく出ているように見えるだけだ」

友「見えるだけでも屈辱だーっ!」ウワワワワーーーッ!!

女「ありゃりゃ……」

先輩「じゃ、じゃあこの女の子も……お、おなか一杯になったみたい、私の胸から離れたわ」

女の子「ぷはっ」バブバブ

先輩「……やっぱり」

男「マジかよ……そんなにおままごと好きなのか」

女の子「ばぶばぶ」ニコニコ
92 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 22:29:09.39 ID:PmrpaTfoO
女「久しぶりにおままごとができて楽しいみたい」

女の子「ばぶー」

友「さっきとはえらい違いだな」

男「確かに……同じ子とは思えないくらいだな」

女「そうよね……変だわ」

女の子「ばぶばぶばぶ」チュッチュ

先輩「あらら、指しゃぶっちゃだめよー……本当に子供みたいにかわいいわ」

男「……いくらおままごとが好きだからって、純粋すぎないか?」

友「そうだよなあ……もしかして、別の霊?」

女の子「……ふ、ふぎゃあああ! ふぎゃーんっ! あーーーーーんっ!!」ビービー!

先輩「!?」

友「なんだあ!?」

男「どうした急に!」

女「あっ!? あ、あ! 上! 上から……!!」


女の子「お兄ちゃん、お姉ちゃん」

女の子「きれいな目……頂戴?」フフフフウフフフ

女の子「きれいな目……きれいな目……」ウフフフフフフ
93 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 22:40:10.53 ID:PmrpaTfoO
男「上を……上空を旋回してる!?」

友「やべえ、女の子が上から来る! スカートの中は……」

女の子「ばぶー!」ガブ!

友「ぐおわ!」

先輩「それでよくきれいな目と判定されたわね……でも、待って。宙に浮いてるこの目は黒、こっちは赤だわ」

女の子「ばぶばぶ」

友「た、確かに」

男「何が違うんだ? この子は純真な子供の霊で、あっちは怨念なのか?」

女の子「ば……ぶううっ」プルプル

先輩「震えてる……何かが違う。明らかに違う何かが……待って? どうして犯人は、この子の目を焼いたの?」

友「え?」

男「まさか、この子の目玉を……」


女の子→屑の霊「目玉を……よこせええええええええええええ!!」ブハッハッハハハーーーーーーッ!


男「屑の霊が女の子の霊に化けていた……!?」

友「うわわ来るぞおおっ!! うわわわ! 口の中に目玉がいっぱいだーーーーーっ!!」

屑の霊「むうがあああああああ!」


目を喰らう女の子の霊の正体は、迷子少女を殺した屑の霊だった。どうする男達? 安価↓&↓↓
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 22:42:07.09 ID:wKgP7Pjp0
先輩双子の妹、妹さんは幼い頃に交通事故で死んでいたらしい
95 : ◆uNOqeZtsKc [ saga ]:2017/07/23(日) 22:45:15.80 ID:PmrpaTfoO
「どうする?」男達。 再安価↓&↓↓
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 22:49:34.06 ID:KPTSJllR0
女の子の霊をつれて逃げる
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 23:02:05.32 ID:73LXg++80
先輩の服をまくり上げて動揺させる
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/03/30(月) 03:23:34.59 ID:rnn5Ur/K0
ageますwww ageますwww
さらにageますwwwwww
さぁwwwよってらっしゃいwwwww見てらっしゃいwwwwwwwww
どんどんageるよwwwwwwwww
そこのwwwお兄さんwwwあんたもageて行きなよwwwwwwwww
遠慮しなくていいのよwwwwwwwww
ほらwものの数秒だよwww
さあさあwww本日wwwageのばーageんセールwwwなんつってwww
早くしないと落ちちゃうよwwwwwwwww
こんなスレなかなかないよwwwwwwwww
さあさあ順番www順番にねwww
押さないでwww押さないでwww
こりゃwww1000いっちゃうかなwwwwwwwww
どもwwどもwwwwwww
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