[安価]勇者「ダークファンタジー」魔王「まともなことのなんとつまらないことか」

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555 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/23(土) 15:57:23.15 ID:Vo1TziuEO
勇者「じゃあ魔王の設定やめるか?」

魔王「くっくっく、我は魔の凶皇にして万物の魔を統べる魔族の王」

魔王「世界を作り変え、村娘に身を変えようともそれは決して変わることなき我が信念よ」

勇者「じゃあ無理だな」

魔王「くくく、魔王である我をコントロールしよう等無理なことよ!アーハッハッハ」

勇者「あー、はいはい」

魔王「何だ何だそっけないなあ?何なら我の悪っぷりを思い出させるために弱いお仲間が泣き叫びながら内臓ズタズタにされて殺されるのを脳内に魔法で映像再現させてあげようか?」

勇者「お前俺に嫌われたいのか好かれたいのかどっちだよ」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 16:53:35.23 ID:9VUUDufjO
仮にヒロインとしてジャンルは何になるんだろう
アホの子?Sを装った残念な子?
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 18:40:39.69 ID:XOfiPLgko
病みMってところじゃない
この狂い方はどちらかというとMのいきすぎたものに近いような
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 18:54:31.73 ID:b4FCItEiO
おおむねかまってちゃん
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 03:51:37.96 ID:3/Oedma50
仲間って割には勇者冷めてるよね
560 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 11:25:34.50 ID:vdA3zgtHo
>>560
勇者にとって魔王はついてきてるだけ
前の世界での仲間はこの世界では絡んできてないので既に十数年以上も前の記憶に過ぎない

もしこの世界で前の世界の仲間とまったく同じ顔、名前の人間と出会うことがあれば何かあるかもしれないが
561 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 11:32:29.83 ID:vdA3zgtHo
コンコン


ダグ「失礼するぞ」


ダグが両手に大量の魚料理を持ってやってきた


ダグ「久しぶりに漁をしてきた。料理のほうは本分じゃねえから変な盛り付けは許せ」

勇者「いや、充分美味そうだぞ…」

魔王「その通りだ。私の中の食欲が暴走しそうだ…」ギュルルルル

@勇者「この辺で漁をできるってことは、やっぱり…」
A勇者「やっぱりここまでしてもらって金を払わないわけには」
Bダグ「じゃあ次の満月に向けて色々話そうか」
C勇者「自由安価」

>>562
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 11:33:12.35 ID:LmlXEMvIo
563 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 12:26:36.27 ID:vdA3zgtHo
勇者「やっぱりここまでしてもらって金を払わないわけには」

ダグ「ふん、こんなとこに住んでる儂が金を必要とすると思うか?呪いが解けたとしてもこの村に骨を埋めるつもりだ」


ダグ「そうだな、どうしてもというなら酒でもいただこうか」

勇者「分かった。ならこの酒で払うよ」


そう言ってダグに酒を注いで渡す


@ダグ「じゃあ次の満月に向けて色々話そうか」
A勇者「自由安価」

>>564
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 14:30:33.35 ID:saPSrKxgO
2
勇者「この辺で漁をできるってことは、やっぱり…」
565 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 14:38:59.07 ID:vdA3zgtHo
鬼「よう、体調はどうだ?」

勇者「まあだいぶ良くなってきたかな」

鬼「なら良かった。宿の人がおかゆ作ってくれたけど食えるか?」

勇者「ああ、食べさせてくれるか?」

鬼「ま、まあいいぞそのくらいはな」

鬼「フー、フー…ほら、あーんしろ」

勇者「」アーン

勇者「んぐ…モグモグ…なんか初めてロクな看病してもらった気がする」

鬼「てめえが熱でうなされてただけで皆ちゃんと看病してたぞ」
―――――
―――

勇者「ふう、ごちそうさま」

鬼「…オレの筋肉質な太ももでよければ膝枕してやろうか?」

@:勇者「いや、固そうだからいいや」
A:勇者「是非!」
B:サキュバス「交代の時間ですよー」
C:勇者「自由安価」

>>566
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 14:40:06.58 ID:Lp0lmzLKo
3
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 14:42:51.02 ID:9YHWakjzO
>1 タイトルタイトル
568 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 14:42:58.64 ID:vdA3zgtHo
しまった間違えた。誤爆だ
すまぬ
569 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 14:57:25.07 ID:vdA3zgtHo
勇者「この辺で漁をできるってことは、やっぱり…」

ダグ「ああ、そういうことだ。まだ効力を失って無いようで良かったよ」


ダグはそう言って左腕を捲くった

そこには勇者によく似た、しかし違う刻印が刻まれていた


だがその刻印は、何度も何度も刃物で傷つけたような痕が幾重にも重なっていた


ダグ「これはきっと彼女の与えてくれた最後のチャンスなのだろう」

ダグ「もう二度とチャンスなど無いと思っていた。こんな儂らのことなどもう許す気は無いと思っていた」


ダグ「だが、このチャンスだけは絶対に見逃すつもりはない。ただの偶然で何でもいい、儂に力を貸してくれ」

勇者「もちろんだ。任せな」
570 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 15:24:03.32 ID:vdA3zgtHo
ダグ「何度か言っているが満月の日、明後日だ。満月が高く昇る時に奴は現れる」

勇者「そいつの見た目は分かってるのか?」

コンマ30以下
>>571


もしこっちにRスレのエロシーンを誤爆してしまったらどうなるのだろう…怖ヒ…
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 15:35:34.67 ID:PR+wUp+Vo
よい
572 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 17:17:46.69 ID:vdA3zgtHo
ダグ「いや、あいつに姿は無い。ただ邪悪な存在感と物理的な当たり判定があるだけだ」

ダグ「それだけが不安な点だが…物理的辺り判定があるなら砂をかけるなりすれば輪郭ぐらいは分かるかもしれない」

勇者「いや、それは大丈夫だと思うぜ」

ダグ「何か秘策でもあるのか?」

勇者「策ってわけじゃないけどな」


両腕を捲くってニャルの刻印を見せる


ダグ「なっっ、それはっっっ」


ダグの顔には嫌悪感と果てしない怒りが現れていた


@勇者「邪神と言えども一枚岩じゃない。対立してるのもあるのさ」
A勇者「俺はどんな力だろうと自分の信じる"正義"のために使う。これが何だろうと関係無い」
B勇者「やっぱりこれと同列の力か。毒を以って毒を制す。そういうことだ」
C勇者「自由安価」

>>573


>>528がコンマ77なので計7エネルギーがたまった

現在の運命操作装置に溜まったエネルギー:36
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 17:21:35.17 ID:PR+wUp+Vo
1
574 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 21:58:16.28 ID:1JrixqAVO
勇者「邪神と言えども一枚岩じゃない。対立してるのもあるのさ」

ダグ「…あんたは対立する邪神を殺しに来たってのか?」

勇者「それは半分偶然だ。その存在を知った以上打倒するするつもりだがこの村にそれがいるとは思わなかった」

ダグ「…」

勇者「信じられないか?まあ、そうかもな。あんたにとっては村を滅ぼした元凶とおなz…」

ダグ「いや、信じるさ。"彼女"の祝福の証があるんだからな。彼女を疑うことなどできようはずもない」

勇者「ありがとう」


ニャル『物は言いようだな。均衡が崩れたこの世界にあって我が対立するのは他全ての神であり、例え善神でも食らうつもりだからな』
575 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 22:49:32.78 ID:1JrixqAVO
勇者「ということで多分見えない敵も大丈夫だ。俺なら感知できるだろう」

ダグ「そうか。じゃあ頼んだぞ」

ダグ「奴が出現する位置には儂が案内する。悪いが儂は戦えぬ故足手まといにならぬように逃げるのが精一杯だ」


勇者「ああ、問題ない。そうしてくれ」

@その満月の夜が来るまでカット
A自由安価

>>576
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:50:04.32 ID:mRr/uhwD0
1
577 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/24(日) 23:58:41.48 ID:165EgjYgO
今日はここまで

誤爆本当にすまん
アブノーマルなエロSSやらリョナSSやら書いてるからマジに気をつけなきゃな…
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 04:57:27.41 ID:C0Ben/v40
他のスレも気になるね
579 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/09/25(月) 05:48:52.75 ID:hraw4RXqO
>>578
今書いているSSの中でこのSSと同じ勇者魔王系ファンタジーはこれくらい
ジャンルが同じってだけで完全に関係は無いので読む必要はないです

わざわざ隔離されてるR板のURLを直接張って良いものか分からないので下二つはタイトルだけ

勇者「安価で人外娘とイチャコラ旅したい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448453901/
女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1438/14385/1438598471.html

[安価]女勇者がリョナられるSS[R-18G]
女冒険者「異種姦しまくる旅に出る!」
580 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/25(月) 07:06:10.63 ID:hraw4RXqO
夕方、陽が海面に沈み、丸い月が上がってくる


ダグ「暗くなる。行くぞ」

勇者「ああ」

魔王「ふふ、楽しみだね」

勇者「お前も手伝えよ」

魔王「やだよ。君が死のうと生きてようとどっちに転んでも私は良い思いしかしないからね」


魔王「で、できれば生きていたほうがいいんだからね!」

勇者「むりやりツンデレ演出しても何もならんぞ」


ダグが案内したのは

@小高い丘
Aとある地下室
B村の外れにある洞窟

>>581
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 07:55:56.53 ID:BbEyy4xno
2
582 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/25(月) 08:31:22.72 ID:hraw4RXqO
仕事に行くので一旦ここまで
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 08:37:25.03 ID:/CV8EjKlO
あーもしかしてRが分離する前に人外ハーレムとかヤンデレ彼女書いてた人かな

おつ
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 08:51:28.75 ID:y6lkQtNL0
あなたの書くss好きだわ

585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 11:48:20.88 ID:/hRuCsYzo
思った以上に過去作が沢山あってすっごく驚いた
586 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/09/25(月) 12:05:19.34 ID:VUsKGYWHO
>>585
エタったSSの方が多いんだけどね…
逆になんかエタる傾向が分かってきてる
学園ギャルゲ風SSとか異能力バトルとかは書きたいけど絶対に落とし所が分からなくてグダグダになって必ずエタる

だからこのSSも落とし処はきちんと考えています
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 12:07:46.13 ID:lBOC0mggO
完結しない作者の代表格じゃんって思ったけどそもそもこの板のSS自体が完結すること殆ど無かったな
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 12:08:39.89 ID:lBOC0mggO
ぶっちゃけ完結すること求めてる人殆どいなさそうだしエタるならエタるで構わんけど
589 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/25(月) 12:11:41.71 ID:VUsKGYWHO
ダグ「こっちだ」

村の中でも外れの方に位置する大きな屋敷に連れていかれる
それは他の建物より一層廃れ、禍々しい気配を放っていた


魔王「なんとも素敵な場所だねえ。私だったら魔物の巣窟に選んでるよ」

勇者「そうでなくてもヤバいのが住み着いているけどな」

ダグ「準備はいいか?入るぞ」

勇者「ああ」

魔王「問題無いよ」


ギィィィと音を立てて寂れた大きな扉を開く
―――――
―――

勇者「ぅ」

酷い悪臭がする
これは一度味わった、あのツァトゥグァの落とし子のところで嗅いだおぞましい悪臭と同じ

間違いない、ここにいるのはニャルと同じクトゥルフ神話の神話生物
それがいるに違いない

ダグ「臭いは気にすんな。いずれ慣れる」

ニャル『慣れた頃には大抵狂っているがな』


とある部屋は巨大な書斎となっており、時空が歪んでいるかのように錯覚する程天高く本棚が聳えていた

どうやって上の方を取るのか考えるよりあれも模様ではないかという疑問の方が強くなる膨大な蔵書と粘りつくような重い空気

ふと見ると
「アレイスター・クロウリー」「テオフラストゥス・フォン・ホーエンハイム」「サンジェルマン」等世界中の魔術師と錬金術師達の著書
「エイボンの書」「無名祭祀書」「屍食教典儀」「死霊秘法」
等物語の中でしか聞いたことの無いようなおぞましい書物の数々

そのようなものが軒を連ねていた

@無意識に惹かれた一冊に手を伸ばす
A勇者(後で屋敷ごと燃やし尽くした方が良さそうだ)
B勇者「ダグ、この屋敷の持ち主はどういう奴だったんだ?」
C自由安価

>>590

※小ネタ解説
本の著者達はどれも現実に実在した魔術師と錬金術師。本のタイトルはどれもクトゥルフ神話の魔導書
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 12:16:46.54 ID:ZFoTBb9wO
1
591 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/25(月) 12:23:33.81 ID:VUsKGYWHO
コンマ10以下とゾロ目
>>592
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 12:26:50.15 ID:eQCmDiJUO
やっぱりアカン本やん
593 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/25(月) 12:45:41.92 ID:VUsKGYWHO
コンマ値15
運命操作装置をエネルギー5消費して10にしますか?
>>594

現在の運命操作装置に溜まったエネルギー:36

運命操作装置を使った場合、ゾロ目判定とクリティカル判定は利用できません
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 13:54:31.65 ID:nrXeW5GeO
そうす?
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 13:54:57.24 ID:nrXeW5GeO
ミス、そうする(消費する)
596 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/26(火) 00:06:50.40 ID:77yc5KwqO
某アニメ監督関係で色々ショック受けたり調べたり愚痴ったりしてたらこんな時間になってしまった
本当にすまん、明日はちゃんと書く
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 01:10:30.99 ID:2G7V86GaO
いろんなところで言われてる「後任監督かわいそう」に納得
矢面に立たされる仕事だもんなあ
598 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/26(火) 06:38:58.12 ID:DTJkuN+FO
勇者「…これは…」

ニャル『だっ、ダメだ!!』


ふと目に映った本を手に取ってしまった

それを手に取った時、自分の意識が遥か彼方に飛んで行くのを感じた

無明の闇、どこまでも続いていく深淵の彼方、無名の霧が門を形作り、俺の魂を顔の無い鬼が運んでゆく

幾星霜の時が遥か後方に吹き飛んで行き、光を吸収する暗黒星団が自分を睨めつける

ダークマターを食らって生きる旧き神の成れの果てが失った自我の匂いを嗅ぎつけて俺を食らおうと迫ってくる

だが俺は次元のズレたところを飛んでいる。襲い来る恐ろしい怪物たちは触れることすら出来ない


やがて永劫に思われた恐ろしき飛行は終わり、終点に着くことになる

そこは

@誰からも忘れされれた旧き都
A原初の混沌吹き荒ぶ狂気の宮殿
Bニャルがいたところと同じような封印の間

>>599
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 06:45:35.67 ID:6fS7Nl6LO
2
600 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/26(火) 11:29:06.58 ID:j/tlmPGPO
闇も光も炎も氷も電気も物質も精神も風も重力も魂も器も何もかもが待っている

どんなものにも限らず、何もかもが渦を巻き、そこで時間も空間も、全ての概念が混流し、混濁し、混沌たる渦となっている


勇者「こ、ここは」

「原初の混沌。なべての無限の中核であり外なる宇宙の中心点なのです」


この空間は"空間"とすらいえず、どこが地面なのか、どこが上なのか、自分は立っているのか倒れているのか、落ちているのか、上っているのか、それすらわからない

そんな中、自分の目の前にゴシックロリータ調のドレスを着た幼女が姿を現した

いや、目の前といっても良いのだろうか。目の前にいると同時に真後ろに立たれているような、ともすれば真上から見下ろされているような感覚するある


「再びここに人が来る事は予想していましたがそれでも驚愕を隠せないのです」

「あなたのように人間としての正気を保ったままここに来れたのは未だ片手で足りる程度なのです」

「ランドルフ・カーター、タイタス・クロウ、大十字九郎、どいつもこいつも人間というには疑問が残る化け物どもなのです」


「さて、アルはオマエに問うのです。この先に進むのです? この先にいるのは見たものの精神を破壊する存在、外なる宇宙において最高神とされる禁断の存在
 人が踏み入れてはいけない領域なのです」

アル「とは言ってもランドルフ・カーターの奴は何事も無く謁見して帰還しやがったのですが。それもノーデンスとかいう旧き神の加護あってこそのこと
   オマエが正気を保ったままあのアザトホートを見られる保証は一切無いのです」

@進む
A進まない
B勇者「ここは…これは、本、だよ…な?」
C勇者「その前にお前は何なんだ?」
D勇者「自由安価」

>>601
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 17:12:14.54 ID:c3aH8DWOO
5
残りのクロウとか大十字とかってのは無事じゃなかったのか?
602 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/26(火) 21:55:01.28 ID:mFjvnpz3O
勇者「残りのクロウとか大十字とかってのは無事じゃなかったのか?」

アル「そもそもその二人は謁見してないのです」

アル「アザトホートは敢えて口にする者とていない果てしなき魔王。破壊と破滅のみをふりまく存在
    正常な頭ならば、いえ狂っていたとしても謁見しようなどと考えることは"あり得ない"事象なのです」

アル「未知なるカダスを求めたランドルフ・カーターですら望んで謁見したのではなくニャルラトホテプに無理やり連れてこられたのです」

アル「ニャルラトホテプに騙され。しかも殺されるために」


アル「なのにあいつはアザトホートを"視"ても精神を欠片も傷つけず帰還しおったのです」


アル「いやぁ、自分の仕掛けた最大最凶の罠からまんまと逃げられた上にダメージ0だと知ったときのニャルラトホテプはとっても見ものだったのです」ゲラゲラ

アル「なんと下級の神に"八つ当たり"したんですよ?八つ当たり、そんな大人気無いことを邪神が!
    いやぁ、何百億年生きていても一生見ることのない面白いイベントだったのです」ゲラゲラゲラ


アルと名乗る幼女は一しきり笑い転げたあとすっくと真顔に戻って俺に問うた



アル「さて、その存在に自らの意思で謁見する覚悟があるのです?自分の意思で会いに行く初めての人間になるのです?」


アル「オマエはその資格が十分にあるのです。アルが保障するのです。命は保障しないのです」

@進む
A進まない
B勇者「ここは…これは、本、だよ…な?」
C勇者「その前にお前は何なんだ?」
D勇者「自由安価」

>>603
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:16:28.64 ID:X5uDC2lt0
604 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/26(火) 22:40:05.41 ID:mFjvnpz3O
勇者「その前にお前は何なんだ?」

アル「アルは狂気の水先案内人。そうですね、この本の語り手なのです」

アル「その真の姿はまた別にあるのですが、それはまた別の機会に。それまでは真名も明かせぬのです」

勇者「本の語り手…じゃあやっぱりここは本の中…」


アル「オマエは本当にここが本の中とでも思っているのですか?だとしたら原生ショゴスよりも脳みそがお粗末なのです。そんなゴミ、ミ=ゴに持ち去られてしまえなのです」

勇者「…」

@勇者「性格悪…」
A勇者「じゃああの本を媒介として何らかの魔術が発動したってことか?」
B勇者「調子に乗ってんじゃねえぞ幼女コラ」
C勇者「帰るわ」
D勇者「自由安価」

>>605
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:48:50.74 ID:ptko/zRk0
5
お前は本をなんもわかっちゃいない……
606 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/26(火) 23:13:48.42 ID:mFjvnpz3O
勇者「お前は本をなんもわかっちゃいない……」

アル「オマエの本に関するあれこれなんてしらねーのです。論ずる気もねーのです」


アル「とりあえず、この先に進むか否か。イエスかノーで答えやがれなのです。とっととしろなのです。やれやれ」


「やれやれ」まで口に出して言う幼女


@進む
A進まない
B勇者「自由安価」

>>607
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 23:23:26.24 ID:qyN129m8O
2
608 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 00:02:55.82 ID:TX+ClFeHO
今日はここまで
609 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 00:30:32.99 ID:TX+ClFeHO
というかいくらなんでもクトゥルフネタ入れすぎだな
このSSでクトゥルフに興味持ってくれる人がいてくれると嬉しいと思うがクトゥルフネタ知らない人が置き去りになっちゃ意味無いし

すまん、この漁村編終えたら少し自重するわ
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 00:58:08.29 ID:XpSMuN1RO
ようやく気づいたか……
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 01:12:34.32 ID:P4ApHj7Ko
クトゥルフ神話のTRPG本持ってるから解るけど
専門用語満載だからイミフになり易いとおもう
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 02:01:17.10 ID:OO6TTdlUo
クトゥルフは故あってよく知ってる方だけど、知らん人にはほんとに何言ってるかわからん分野だからなあ
個人的には海帝魚設定は好き、既存の何かよりこういうのもっと出してほしい
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 04:02:13.74 ID:uC99rLVOO
>>530の安価も簡潔に洒落てるしそれをオーロラジュエルフィッシュとしたのもいい
614 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/09/27(水) 05:32:49.41 ID:mM2nhG91O
>>610
うむ、すまんかった
むしろここまで見捨てず着いてきてくれてありがとう
615 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 06:05:19.91 ID:mM2nhG91O
アル「賢明な判断なのです。アルはその選択を尊重するのです」

アル「ならば問いを変えるのです」


アル「力と魔力オマエはどちらを望むです?」


@力
A魔力
B勇者「むしろオマエが欲しい」

>>616
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 07:11:34.31 ID:0xjlGbt2O
3
617 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 07:42:50.13 ID:mM2nhG91O
勇者「むしろオマエが欲しい」

アル「そう言ってくれると嬉しいのです」ニィ



アル「我が真名はアル・アジフこの本に仕込まれた術式によって起動する魔術稼動式自律人形≪オートマタ≫」



アル「血の盟約か膨大な魔力を寄越すのです。是を以ってアルはオマエをマスターとして付き従いましょう」

@血の盟約
A魔力を注ぐ

>>618
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 07:50:32.05 ID:0xjlGbt2O
1
619 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 08:27:43.69 ID:mM2nhG91O
勇者「血の盟約で」

アル「了解なのです、マスター。では少し失敬するのです」

アル「ニャルラトホテプの烙印…むかつきますね。ここに上書きしてやるのです」

勇者「お、おい」

アル「心配するななのです。あいつとのリンクが切れることは無いのです。ただの嫌がらせなのです」


そう言って右腕に歯を立てるアル


アル「あむ…んんちゅ。ちゅ…ぷは…美味しい血なのです♪」

@現実に戻ると目の前にアルが
Aいない(いつでも呼び出せる)

>>620
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 08:33:23.78 ID:AICcpATRO
1
621 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 12:04:57.34 ID:w83lc3uZO
現実

勇者「はっ」

ダグ「おい坊主、そりゃ何だ?」

魔王「ロリコンすぎるあまりについに自ら作り出したの?」


見ると目の前に先ほどのゴスロリ幼女―アルが立っていた

まるで絵画のように美しく整った顔立ち、透き通るような白い肌

風もないのになびく白銀の髪

金と翡翠色のオッドアイは半分閉じられ、ジト目になっている


勇者「ちげえよ!」

アル「そうなのです。こんなのに作られるほどアルは単純な存在じゃないのです」

勇者「フォローするならもっと優しい言葉選んでくれない?」

アル「アルは本当のことを言ったまでなのです」


ダグ「あ、あー、とりあえずお嬢ちゃんは外で待っていた方がいいんじゃねえか?」

アル「心配するななのです小童、アルはこの場にいる有象無象の中で最も最強に強いのです」

魔王「ほう?言うじゃないか幼女の癖に」

アル「アルからすればオマエの方が小娘なのです。見た目だけが全てでは無いのですよ、オマエがそうであるように」

魔王「勇者、私は少々鉄拳制裁の必要性を感じるよ」

@勇者「ねえよ」
A勇者「アル、マスターからの命令だ。無意味に煽るな」
B勇者「アル、自分より小さな奴と喧嘩するということはそれと同じレベルってことだぞ」
C勇者「どうでもいいから行くぞ」
D勇者「自由安価」

>>622
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 12:19:58.68 ID:GkRAyTifO
B
623 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 15:43:13.46 ID:5PTJwEv2O
勇者「アル、自分より小さな奴と喧嘩するということはそれと同じレベルってことだぞ」

アル「これと同レベルはとても嫌なのです。流石マスターですね、ド正論を突いてくるのです」

魔王「くそムカつく!何このクソガキ!」

アル「マスター、小動物が何か鳴いているのです。餌でも欲しいのではないのですか?」

魔王「〜っっ!!」

勇者「うん、その辺にしておこうか。とても面白いけど話が進まん」


ニャル『相変わらずの毒舌小娘だ…我はあまり関わらないようにしたい』

アル「」ニタァ


ダグ「進んでいいか?」
624 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 15:44:36.29 ID:5PTJwEv2O
本棚の一つを倒す

その下には鉄の扉があり、そこには魔法陣が幾重にも描かれていた


勇者「封印か?」

ダグ「役に立った試しはないがな」


ガゴン、と音を立てて重い鉄の扉を開き、地下室への階段を降りていく


酷い悪臭がより一層強くなり、全体的に空気が重くなっていく

所々に虫の死骸が固まり、中には小動物の死骸すらもあった


ドンドン地下へ降りていき、それと比例して空間が縦にも横にも広くなっていく

やがて見たことないほど巨大な鉄の扉が立ち塞がる

その扉には悪魔崇拝を彷彿とさせる冒涜的な画がでかでかで描かれていた


ダグ「先にも言ったが儂は戦えない。だからあんたらに頼ることになるがいいか?」

勇者「ああ、分かってる」

ダグ「開くぞ」

@アルだけを先に部屋に入らせる
A何があってもすぐ対応できるように両腕の操作をニャルに任せる
B勇者「開くのは俺がやる。ダグはここまで案内してくれただけで充分だ、先に戻っててくれ」
C自由安価

>>625
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 17:06:27.65 ID:SZ3uvsGYo
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 18:01:13.92 ID:N/5Oul4G0
クトゥルフネタ俺は好きやで
627 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/27(水) 22:48:46.85 ID:jv/Xlc/IO
勇者「開くのは俺がやる。ダグはここまで案内してくれただけで充分だ、先に戻っててくれ」

ダグ「…分かった。死なないでくれよ」

勇者「大船に乗ったつもりでいていいぜ」

アル「しかも大型戦艦なのです。目の前にあるものは全て薙ぎ払うのです」

勇者「ま、そういうことだ」ギィ


扉を開く


コンマ30以下
>>628

>>626
ありがとう、そう言ってくれると嬉しい
でも自分自身でもちょっと多すぎたと思えてきたので
元々フレーバー程度に混ぜるつもりでメインに据えるつもりはなかったのだがいつの間にかメイン並みになってたので軌道修正する
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:32:51.36 ID:OO6TTdlUo
629 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 00:11:15.41 ID:fXBx0BY3O
コンマ値36
運命操作装置をエネルギー6消費して30にしますか?
>>630

現在の運命操作装置に溜まったエネルギー:31

運命操作装置を使った場合、ゾロ目判定とクリティカル判定は利用できません



今日はここまで
あんまり書けなくてすまん
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 00:15:57.09 ID:ueZJu0WR0
使う
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 00:27:37.47 ID:uib5148+o
no
632 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 11:20:06.85 ID:6lcDB3x/O
扉を開けた瞬間、ムワァとおぞましいほどの悪臭が鼻を突いてくる

地面には様々な生き物の骨が転がっており、その中には既存のどの生物にも一致しない骨格をした不気味な生物が混じっている

しかし、そんな視覚情報を脳内で整理する暇は無かった


ギュォォ


風が渦を巻き、見えぬ何かが攻撃を仕掛けてくる


勇者「ぅぉおっっ!」ガキィンッ


咄嗟に腕を鋼鉄化させ、弾く

しかし咄嗟のことでバランスを崩し、そのまま壁に叩きつけられる


勇者(マジで見えない敵かよ…)


ニャル『宿主、我が眼でなら見えるぞ』

@ニャルに眼を借りる(両腕と違って自由に使えないため魔力消費:大)
A勇者「腕の操作を任せていいか?ニャル」
B勇者「アル、サポート頼む」
C自由安価

>>633
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 12:07:21.81 ID:4Tmej/tfO
魔王、助けてくれ
634 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 14:33:34.78 ID:6lcDB3x/O
勇者「魔王、助けてくれ」

魔王「はっはっは、私は戦う気なんてさらさら無いよ」

勇者「はぁっ!?」

魔王「正直君が死のうと生きようと私には関係無いからね。死んだら死んだで魔物として生き返らせて再び世界征服する気だよ」

勇者「てめぇ!」

魔王「勇者が魔王の手先になって操られる。なんてことになりたくなけりゃ頑張ってね」ケラケラ


アル「マスター、観葉植物より役立たずな喋る置物なんて放っておくのです」

アル「それよりアルにオーダー(命令)を」


@:勇者「決まっている。破壊しろ!」
A:勇者「俺のサポートだ!」
B:@+ニャルに眼を借りる(魔力消費:大)
C:A+ニャルに眼を借りる(魔力消費:大)
D:@+勇者「腕の操作を任せていいか?ニャル」
E:A+勇者「腕の操作を任せていいか?ニャル」F:自由安価

>>635
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 15:19:11.59 ID:JgY0V7evo
いまだ魔王にすがるとか
636 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 21:56:07.04 ID:p44oMYWXO
勇者「決まってる。破壊しろ」

アル「イエス、マイマスター」


アルが自分の背丈より巨大な斧を作り出し、跳躍する


勇者「ニャル、両腕の操作任せるぞ」

ニャル『うむ。その前に奴のことについて話すぞ』


次の瞬間、勇者の頭の中に情報が入ってくる

それは一瞬の出来事であり、時間はかからなかった


ニャル『あれはこの前のような落とし子ではない』

ニャル『邪神の"幼生"このまま育てばいずれ神になる存在だ』

ニャル『しかも海帝魚類の血が混ぜられている。どうやらこれを作った魔術師の目論見は成功したようだね』

ニャル『そんな大それた存在を作り出して世界の支配者にでもなるつもりったのかね。人間如きが制御できるわけもなかろうに』
637 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 21:57:32.41 ID:p44oMYWXO


ボス戦:名も無き邪神の幼生

沢山の人間と海帝魚類の祝福を受けた人間、そして海帝魚類の稚魚を材料として作り上げられた"いずれ神になる者"


だがしかし、それはよく出来た失敗作に過ぎない

命を食らうだけ食らい、外宇宙に飛び立つことなく地に縛り付けられ腐るのだ
638 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 22:33:56.20 ID:p44oMYWXO
アルが空中で跳び、巨大な斧を振り下ろす

その度に悲鳴のように空気が振動し、世界が揺れる


ニャル『宿主、こちらにも来るよ。君はバランスを取るために足をふんじばってくれ』

勇者「ああ、頼むぞ」


両の腕が鋼鉄の触手へと変わる

二本が四本に、四本が八本に。その先端は鋭い槍となる


もはや人のシルエットを失い、グインと勇者の体を引っ張りながら何も無いように見える空間で何かを叩き落とす仕草を見せる


ニャル『そら掴まえた!』

アル「でかしたのですニャルラト」


ニャル『あ』


グシャァッ


何も無いところから血が噴出した


アル「お手柄は頂いたのです。マスター、アルを褒めるのです」

@頭を撫でる
A勇者「本当に倒したのか?」
B勇者「ニャル、どんまい」
C自由安価

>>639
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 22:42:57.34 ID:ueZJu0WR0
4
勇者「アル、今何やった?」
640 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 23:13:14.10 ID:p44oMYWXO
勇者「アル、今何やった?」

アル「ぶった切ったのです。幼生を」

勇者「それだけで息の根を止められるのか?」

アル「もちろんなのです。第一段階は」

勇者「は?」


ニャル『だろうな。そんな簡単に死ぬわけ無い』

勇者「じゃあ…」


@今すぐ逃げる
A勇者「ニャル!今取れる最善の手は!?」
B勇者「アル!第二段階って何がどうなるんだ!?」
C自由安価

>>641
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 23:19:30.76 ID:iMAnTG900
Cニャルの力を開放し、右腕で捕食を試みる
642 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/28(木) 23:24:15.81 ID:p44oMYWXO
コンマ30以下
>>643
643 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 00:06:17.38 ID:FnIzteI1O
今日はここまで
やばいな、また書ける量が少なくなってきてる

明日も週の終わりだし疲れて書けないかも

安価↓
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 00:30:24.19 ID:Jn74JuPsO
645 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 19:37:07.52 ID:wCjdruslO
ちょっとした個人的設定

全ての魔法・魔術は術式の構築によって成り立ち、その術式は様々な方法で構築される

・呪文は"知識"と"音"による術式
・単純に術式を地面や紙に書く
・魔道具は道具そのものに術式が組み込まれている
・永続的効果のある「呪い」は対象に術式を刷り込むことによって強制的に発動させる
・詠唱を使わない魔法は脳内で"知識"によってのみ術式を構築する(高等技術)


アルが宿っていた本は中に書かれている「文字列」を目にすることによって目から脳に術式が入り込んで強制的に発動される
そしてその術式とは精神だけを"道"に乗せてアルのいた外宇宙の宮殿に飛ばす魔術だった

ただし本を読んだものがそれを術式として理解し、脳内で構築し さらに発動するための魔力を持っていなければアルに会うことは出来ない
646 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 19:51:42.18 ID:wCjdruslO
≪暗い宵闇、深き深海≫

≪深淵に寝そべる我が君よ≫

≪その揺り篭は、なべての命≫

≪子守唄は狂喜の悲鳴≫

≪死を恐るることなき其の命≫
647 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 19:59:58.95 ID:wCjdruslO
勇者「ニャル、その邪神の幼生を食っていいぞ」

ニャル『それではいただきまぁす』


ガブゥ


勇者「アルはいらないのか?」

アル「ニャルラトが必要なのは封印を解くためなのです。アルはそういった事をする必要等無いのです」


ニャル『なあ宿主』

勇者「どうした?」

ニャル『これ…死体ではない。ただの抜け殻だ』

勇者「何!?」

ニャル『それでも魔力の足しにはなるがね』


食うことで覚醒した勇者の体の一部分(魔力消費無しでニャルの力を使うことが出来る部位)は

@右目
A左目
B第三の目
C左足
D右足

>>648
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 20:00:36.27 ID:aV3eXxwPo
649 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 20:35:36.07 ID:wCjdruslO
≪星に謳い、光が瞬く≫

≪闇夜に浮かぶ星々よ≫

≪星座が結ぶ魔法陣≫

≪其の秘密は我のみぞ知る≫
650 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 20:37:57.16 ID:wCjdruslO
勇者の額に真っ赤な縦切れの目が現れる

その効果は第1に「姿無き邪神」を視えるようになる

第二に

@魔力の流れを見ることが出来る
A強い魔力を持つ存在を見分けることが出来る
B"禁断の知識"を保有している者を見分けることが出来る

>>651
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/29(金) 20:39:29.75 ID:/w/DZ/QiO
1
652 :今日は飲酒日 ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 20:53:32.59 ID:wCjdruslO
≪刻に捕らわれし我が魂≫

≪彼の者の蘇りし日にまた我は呼ばれん≫


「ああ、もうすぐだ。おいで。私の可愛い子…」



ダグ「な、てめえは!!」


「…ああ、お前のおかげか。感謝するよ」

「生贄に喜んでなるがいい」
653 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/29(金) 20:56:51.30 ID:wCjdruslO
ニャル『我の呼び名の一つに"燃える三眼"と呼ばれるものがある。その額の眼はそれよ』


@髪の毛に隠れるし常に発動する
Aとりあえず今発動する
B今は発動しない
C自由安価

>>654
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 21:04:06.65 ID:3de1e5ojO
1
655 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/30(土) 10:06:33.32 ID:rTHCnBPIO
勇者「常に発動しても大丈夫か?」

ニャル『問題無い。魔力も必要無く発動していられる』


勇者の額に縦に切れた赤い瞳が現れる

髪の毛に隠れているも燃え上がるような赤を湛えている瞳だ


それを発動すると魔力の流れが見えた。天井を突っ切って地上に流れていってる


勇者「こ、これって…」

ニャル『そうだ。あの幼生から出ていった魔力だ』

勇者「い、行くぞ!」
656 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/30(土) 10:14:31.31 ID:rTHCnBPIO
≪今、海より害凶は誕生を始む≫

≪雑草覆う黄金塔≫

≪太古の逸陸≫

≪極光狂舞し乱れ落ちたり≫


外に出るとダグが歌うかのように海に向かって唱っていた

その正面には魔力が渦巻いている


≪いあ!いあ!よぐ=そとと!≫


ダグ「おや、坊主とも。下の邪神は倒したのか?」

@勇者「あんた、ダグじゃないな」
A勇者「ダグをどこにやった」
B無言で攻撃を仕掛ける
C勇者「アル、殺せ」
D自由安価

>>657
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 10:37:22.94 ID:lIbpLlHc0
5
3 優先して喉笛を切り裂く
658 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/09/30(土) 20:58:20.88 ID:XYDpx+3IO
ダクの姿をしたそいつに切りかかる


ダグ?「っ!」


見事に喉笛を真一文字に引き裂く


ダグ?「勘が良いのかな。それとも私の演技が駄目だったのかどっちだろう」

勇者「既に人間じゃねえ、か」


喉がぱっくりと開いているにも関わらず喋り、その傷口からは黒い触手が伸びて勇者の腕を掴んでいる


ダグ?「ワンステージ上に進んだんだよ。人よりも上の存在にね」

@勇者「いや、お前は紛い物さ」
A勇者「狂った奴と話し合う気はない。アル!」
B勇者「そのくだらない企みはここまでだ。アル!」
C自由安価

>>659
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 21:11:35.83 ID:+swBjhFpO
3
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 00:51:58.24 ID:+gt5D+kA0
661 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/01(日) 01:51:00.23 ID:qNleliWwO
勇者「そのくだらない企みはここまでだ。アル!」

アル「イエス、マイマスター」

アルが小柄な体を勇者とそいつの間に潜り込ませ、勇者の腕を掴んでいる触手を切り落とす


「くだらない企み?はは、凡人には理解できぬことだ」

勇者「凡人?これを見てもそう言うか?」


両腕をニャルの腕に変えて見せる


「っ!それ、は…」

勇者「分かったか?お前は中途半端なだけなんだよ。くだらない中途半端な存在だ」

「っ、っっっぅ、ふざけるなあああぁぁぁぁ!」
662 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/01(日) 21:29:24.35 ID:gQU6e2UlO
ボス戦:魔術師ジョン・ウェイトリィ

邪神の副王と契約し、その子を作り、自らももはや"人"の概念を捨てた魔術師

普通の殺し方では殺せないだろう
663 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/01(日) 21:30:02.76 ID:gQU6e2UlO
ジョン「邪魔をするなぁ!」


空に巨大な術式が展開され、あまねく星々が火となって降り注ぐ


ジョン≪滅帝王(メテオ)≫


@防御魔法
Aニャルの腕で降り注ぐ火を払いながらジョン本人に攻撃する
Bニャルの"眼"を使って魔力の流れを見極めて避ける
C自由安価

>>664
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 21:30:44.69 ID:OPfVXYuko
665 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/01(日) 21:33:37.85 ID:gQU6e2UlO
コンマ70以下
>>666
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 22:06:26.82 ID:5EHfq9qco
667 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/01(日) 22:23:20.79 ID:gQU6e2UlO
コンマ値82

運命操作装置をエネルギー12消費して70にしますか?
>>668

現在の運命操作装置に溜まったエネルギー:25

運命操作装置を使った場合、ゾロ目判定とクリティカル判定は利用できません
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 22:41:42.11 ID:5EHfq9qco
no
669 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/01(日) 23:11:36.78 ID:gQU6e2UlO
勇者「ニャル、頼んだぜ!」

ニャル『うむ!』


降り注ぐ炎の雨をニャルの触手で叩き落とす


ニャル『くっ、手数が足りなすぎる』

勇者「うぐっっ」

ニャル『す、すまぬ』

アル「マスター、アルは防御と攻撃どちらを行うです?」


@:勇者「すまん、防御頼む」
A:勇者「オーダーは変わらん!デストロイだ!」
B:自由安価

>>670

>>668がコンマ11なためエネルギーが1たまった
現在の運命操作装置に溜まったエネルギー:26
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 23:39:42.90 ID:5EHfq9qco
3
敵の足元までの即席穴掘削
そして穴に潜って回避+奇襲に転じる
671 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/02(月) 00:04:07.91 ID:eZ1UZ+v/O
今日はここまで
672 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/02(月) 22:19:15.83 ID:hTiXrVa/O
ニャルの腕を使って地中に潜る

その間にもアルはジョンの目を引きながら隙あらば攻撃しようとする


勇者(!?)


地中に潜って初めて気づいた


勇者(何だ、これ)


膨大な魔力が方々から地中のある一点に集められている


@その中心点へ向かう
A今はそれを無視してジョンの足元へ
B自由安価

>>673
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 22:35:08.30 ID:OLiMAPw3O
1
674 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/03(火) 00:05:38.47 ID:W9Aws4YAO
すまん、今日はここまで

コンマ安価10以下とぞろ目
>>675
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 00:31:26.80 ID:HSenAn8bo
676 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/03(火) 22:48:43.69 ID:mEecAq1HO
中心点に向かう


勇者「!?っっ、あ…な、なん…だ…」


意識が引っ張られる

全身が内側から外側に向けて押し出され、血も内臓も骨も全てがひっくり返る


勇者「こ、れは…」


せめて、せめて最期にその存在を…見極めて…


コンマ50以下
>>677
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 23:10:01.24 ID:HSenAn8bo
678 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/03(火) 23:41:44.89 ID:v9YGtvw4O
最後に勇者の目に映ったもの、それは地中で胎児のようにうずくまる巨大な何かだった

間違いない。邪神の幼生…


勇者はそれに"食われ"た
679 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/03(火) 23:52:28.07 ID:v9YGtvw4O
―――――
―――

アル「っっ、そんな、マスター…?そんな、そんな…いやぁぁああああ!!!!」


ジョン「ふっ、ふははははは!!!!!ついに、ついに最後の生贄が捧げられたかぁ!しかも自ら飛び込んでぇ!!!ひははははは!」

魔王(ま、邪神が完成したらしたでこの雑魚も邪神も魔物化させるけどね)

魔王(あと勇者、掘り出さなきゃね)


BAD END
680 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/03(火) 23:59:44.08 ID:v9YGtvw4O
contine?

@>>663
A>>669
B>>672

>>681

※運命操作装置のエネルギーは消費した量・溜まった量共に戻ることはありません


今日はここまで
家に帰ってから眠すぎてすぐ寝てしまったためちっとも書けなくてすまん
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 00:01:28.92 ID:lfBFpcPPo
3
682 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/04(水) 00:05:12.04 ID:fy4cl2QsO
ニャルの腕を使って地中に潜る

その間にもアルはジョンの目を引きながら隙あらば攻撃しようとする


勇者(!?)


地中に潜って初めて気づいた


勇者(何だ、これ)


膨大な魔力が方々から地中のある一点に集められている


@今はそれを無視してジョンの足元へ
Aその一転に向かって魔法攻撃を仕掛ける
B自由安価

>>683

今度こそ寝る
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 00:22:34.97 ID:o7CAhhx30
つまり装置には今どんだけ溜まってるん?
2
684 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/10/04(水) 00:25:32.13 ID:fy4cl2QsO
>>683
最後に変動があったのが>>668なので26(>>669参照)
685 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/10/04(水) 21:24:06.63 ID:YdcKx6LVO
@ありったけの魔翌力を全て叩き込む
Aニャルへの供給分を残して@
B戦える分の魔翌力を残して上級攻撃魔法
C自由安価

>>686
686 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/04(水) 21:24:37.78 ID:YdcKx6LVO
age忘れ
安価↓
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/04(水) 21:43:53.63 ID:UGo9N6AjO
1
688 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/04(水) 22:32:37.55 ID:YdcKx6LVO
勇者(調整の必要は無い)

勇者(方向だけは絶対に外さず)


勇者≪密なる極界より広大無辺の外界へ≫

勇者≪流れは混在し、一方から多方を超え、我が身を媒介として門とせよ≫

勇者≪なべての影を焼きつくし、闇さえをも消し去るは破滅の光≫


勇者「極大光魔法」

勇者≪極光一閃撃!!!≫
689 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/04(水) 23:53:07.54 ID:YdcKx6LVO
―――――
―――

〜深淵の森〜

戦士「くっ、モンスターが多すぎる!」ズバッ、ズバッ

勇者「多い…全部、殺して、いい?」

戦士「ああ、どうせここに人間は来ないんだ。俺たち以外全員殺していいぞ!」


勇者「分かった、よ」
690 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/04(水) 23:53:40.23 ID:YdcKx6LVO
やべ、またコピペするのミスった
691 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/04(水) 23:56:23.57 ID:YdcKx6LVO
「ギュァァァアアアアアア」


ジョン「なっ!?まだ不完全のはず、何故出てきた!!」


アル「精神的動揺。愚かなのです」


大きく動揺し、アルから視線を逸らしてしまったジョンに大きな斧が振り下ろされる


アル「細切れになるまで切り刻んでやるのです」
692 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/05(木) 00:02:29.70 ID:1nS43YeQO
今日はここまで
693 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/05(木) 21:01:09.56 ID:iAetlme7O
ジョン「くそっ、どけっ、あの子はまだ不完全なんだ!地中に戻さないと!」

アル「どっちにしろあれは失敗作なのです」ザクゥッ


ジョンの首を切り落とす


ジョン「邪魔をするな!せめて、せめてあの子の姿を見せてくれ!お願いだ!死んでも死にきれない!」


首を生やしながらそう懇願するジョン

再生のスピードに追い付いてないのか再生する度に首は歪になり、適当な粘土細工のようになっていく


@勇者「アル、再生出来なくなるまで殺し続けろ!」
A勇者「アル、そいつはいい!まだ不完全の内にこいつ(邪神の幼生)を殺すぞ!」
B自由安価

>>694
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 21:09:35.57 ID:eZjjhlH2O
2
695 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/05(木) 22:58:48.98 ID:8elnE3m2O
勇者「アル、そいつはいい!まだ不完全の内にこいつを殺すぞ!」

アル「イエス、マスター」


アル「…ぺっ」

ジョン「」ビチャ


アル「今行くですマスター」
696 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/06(金) 00:26:38.19 ID:LxQhDu4SO
また寝落ちしてた
すまん、今日はここまで
697 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/06(金) 18:48:21.64 ID:hlmuhAMzO
ジョン(こうなったら…こうなったら…)

―――――

勇者「…なんて、ことだ…」


幼生が形を成してゆ光り輝くエネルギー体が魚を形作ろうとする

だが、その途中で形は崩れた

歪で醜い、ぶくぶくに腫れあがった体は最初に目指した魚の形ではない

もはや形容しがたい怪物となり、全身から長い針が飛び出し、ザワザワと蠢いている

蕩けた目は全身に不均一に生え、そのどれもがギョロギョロとグルグルと回っている


全身は透けているが透明ではなく、まるで濁った川のような色だ

その下には赤黒い血管がドロドロと血液を運び、毒々しい紫色の内臓がドクンドクンと脈動している


ダグはこれを見ずにいられたのだろうか。見ずに死ねたのだろうか
その方が幸せかもしれない。そう思うほどおぞましい存在


それは間違い無い。間違いようもない。だが、決して認めたくない

"彼女"オーロラジュエルフィッシュの面影が残っているのだ


ジョン「素晴らしい…素晴らしいよ、わが娘。マリー」
698 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/06(金) 19:17:36.71 ID:hlmuhAMzO
ジョン「君の姿を見られたんだ。もう思い残すことはない。最後の生贄は、私がなろう」


勇者「なっ!?」


あの罪の塊を破壊しようとした時、後ろのジョンの魔力が形を変えた


勇者「アル!」

アル「イエス、マスター」


そうだ、おかしいと思うべきだった

"何故俺たちが対敵した時詠唱を止めたのか"

もう詠唱する必要なんか無かったんだ。既に、最初から、あいつは仕込んでいたんだ


見ると服を全て脱いだジョンの体には全身に魔法陣が描かれたいた


ジョン「もう遅いわ!マリー、私が親として最期の役目を果たすからな!ヒィハハハハハ!!!」


コンマ30以下

>>699


今日は酒が入ってる
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/06(金) 19:36:02.04 ID:akA3MI0I0
南無
700 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/06(金) 20:06:57.08 ID:hlmuhAMzO
ザクゥッ

ジョン「なっ!?!?!」


アル「マスターの命令は絶対なのです」


あるが魔力の流れを分断し、ほぼ同時に手投げ斧を心臓に投げつける


ジョン「ぐっはっ…」


自分の作った邪神に全魔力を注ごうとでもしたのかジョンは回復することなく死に、ダグの死体だけが残った



術士は死んだ

あとはこの可哀想な邪神を葬るだけだ
701 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 12:10:41.71 ID:c9buL+QOO
漁村編ラスボス
穢された宝石、邪神「マリー」

海帝魚オーロラジュエルフィッシュの児をベースに作り上げられた邪神の幼生

失敗作でもあり、生け贄が足らず、未成熟でもある

それでも残りあと一人で"完成した失敗作"となる

ジョン・ウェイトリィの悲願はあと一歩

しかしてその一歩を進んでも何もない。結果の無い"願"だけの存在なのだ
702 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 14:21:13.48 ID:ldlp7UJnO
@先行攻撃に出る(攻撃の方法を安価で指定してもいい)
Aどう動くか様子見
B自由安価

>>703
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 14:29:15.05 ID:zSJ+4y9Lo
1
ニャルの力で両腕をドリルとチェーンソーに変化
残っているアルの力と自身の魔翌力のありったけを注いで撃滅
704 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 14:54:05.10 ID:ldlp7UJnO
コンマ80以下

>>705
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 14:55:42.58 ID:ROioa22v0
706 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 15:22:25.22 ID:ldlp7UJnO
マリーの澱んだ半透明な体の中で魔術の術式が練り上げられていく


アル「吹き飛べなのです!!!!」キュィィィイインンン


アルの右腕が機械式の砲台へと変化し、音を立てて光が集中する

今勇者には魔法として編めるほどの魔力は持ち合わせてない


なら大きな一撃が見込めるのは


勇者「ぶちかませ!」

アル「イエス」


チュドォォオオオオオオオンンンン


光が空気さえも切り裂き、全てを貫通せんという威力を持ってマリーの巨体にぶち当たる


マリー「ギュィィィっっ!!!」


マリーに直撃し、悲鳴を上げる

@:その隙ついて両腕のドリルとチェーンソー、アルの斧で物理攻撃
A:もう一度アルの魔力レーザー砲を
B:自由安価

>>707
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 15:33:40.94 ID:zSJ+4y9Lo
1
708 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 16:32:26.47 ID:ej9SOqIsO
勇者「行くぞ、ニャル」

ニャル「うむっ」


右腕をドリルアーム、左腕をチェーンソーに変化させて飛び掛る

同時にアルも跳躍する


マリー「ギュィィィイイイ」


ニャル『精神を削る怪音波のような鳴き声』

ニャル『しかし我の加護がある宿主には効かぬよ』


勇者「おらぁっ!」

アル「なのですっ!」


コンマ50以下

>>709
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 18:08:31.67 ID:A6bI/yYq0
ほい
710 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 18:47:06.39 ID:rs+8rlCLO
運命操作装置をエネルギー17使って50にする?

>>711

現在溜まっているエネルギー:26
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 19:22:07.00 ID:E8C6Plm7O
使う
712 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 20:18:32.69 ID:rs+8rlCLO
運命操作装置、残りエネルギー:9
713 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 20:31:22.78 ID:rs+8rlCLO
マリーの体中の棘が伸び、勇者とアルを串刺しにしようとする

しかしアルがその棘を斧で弾く


マリー「ギュィィッ!!!」


棘を弾いて体の表面からドリル、チェーンソー、アルの巨大な斧で切りかかった


マリー「キィィイイイ!!!!」


鋭い悲鳴を上げるマリー、傷口から血が噴出す

しかし、噴出した血が空中に術式を描き出す

@そのままマリーに攻撃を続ける
A一旦退く
B自由安価

>>714
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 20:40:35.58 ID:ROioa22vo
アルに術式を壊させて、勇者がマリーに攻撃
715 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 21:04:13.42 ID:rs+8rlCLO
勇者「アル!術式を壊せ!」

アル「イエス、マイマスター」


アルが空中に飛ぶ

黒に近い紫色のこうもりのような翼を出し、羽ばたいた

それはゴシックロリータの服にはとてもよく似合う翼だ


アル「っ!」


術式の周りに更に小さな術式が現れ、アルに向かって鋭い水流の槍を突き出す


アル「こんなのでアルを殺れると思わないことです!」


斧で薙ぎ払うこともせず、中心を突っ切る
716 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/08(日) 22:24:32.33 ID:rs+8rlCLO
ギュィィィィィインン


ドリルとチェーンソーが体を削る


マリー「キュィィッ!!!!」


噴出した血が槍となって勇者に降り注ぐ


勇者「ちっ!」

一旦攻撃をやめて槍を弾く


その一瞬にマリーは転がるように逃げる


勇者「逃がすか!」

マリー「ギュイ!」


ザッバァァァン


勇者「なっ!」


巨大な津波が勇者に向かってくる
717 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 13:04:44.36 ID:JGhBpn0tO
アル「マスター、今行くです!」


巨大な斧を空中の魔法陣に投げ、他の小さな魔法陣は無視して地上に戻る


津波が形を変え、巨大な怪物となって勇者に襲い掛かる


アル「っ!?」


砕けた魔法陣を描いていた血が全て槍となって飛んでくる


アル「くっ、邪魔をするななのです!!」ガキンッキンキン
718 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 15:56:42.36 ID:JGhBpn0tO
勇者「くっ、化け物が二体か!」


津波の怪物と邪神マリー

マリーの体の棘が触手のように伸び、勇者を襲い、津波の怪物も覆い被さるように襲いかかる


@両手から炎魔法を出してマリーと津波の怪物を焼く
A勇者「アル!早くしてくれ」
B雷魔法をこの場全体に落とす
C自由安価

>>719
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 16:00:26.30 ID:YxaQOo3FO
MP足りるなら1で牽制して距離を取ってから3
無理なら安価下
720 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 17:40:19.94 ID:JGhBpn0tO
勇者(MPは回復した。完全な攻撃ならまだしも一瞬だけ、牽制だけならやれる)

勇者≪初級火炎砲魔法!≫


シュィィン、ボァァアアアアアア!!!!


ニャルの力を借りて魔力を底上げする

津波怪物の腹に穴が開き、そこから全体が蒸発する


マリー「ギュィィ!?」


マリーがダメージは無いまでも驚いた様子で動きを止める


勇者「ニャル、頼む」

ニャル『我の魔力を全て使い切ることになる。良いか?』

>>721
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 18:19:52.05 ID:mMh5rPlco
OK
722 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 20:32:53.92 ID:XOAd7KQsO
勇者「OK」ズドン


巨大な雷が音を立てて降り注ぐ

まるで物理的に大きなものが振ってきたかのような、大きく響く重い音が辺りに撒き散らされる


アル「避雷針も追加なのです」

大きな斧をマリーの体に投げて突き刺す


雷が斧を避雷針としてマリーの体を貫く


「ギュッィィィィィィイイイイイ!!!!!」


コンマ90以下
>>723

運命操作装置使用不可
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 20:49:35.30 ID:SUFvqbJG0
だがしかし
724 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 21:42:41.47 ID:XOAd7KQsO
「ギュィィィイイインンンンン!!!!」


激しい叫びを上げたあと黒焦げた体で勇者に飛び掛る


アル「これは手向けです。憐れな成り損ないへの」


子供の落書きのような歪んだ五芒星が出現し、その真ん中に黒目が燃えあがっている目のような文様が現れる

マリーの体はその単純のようで禍々しい陣に捕らわれて固まった



アル「旧き世界に還してあげますです」


アル「憐れな迷い子」



その小さな幼女は母親のような慈悲深い表情で、慈悲深い声が紡がれる

暖かい光が包み込み、静かに命を絶った
725 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 21:54:30.67 ID:XOAd7KQsO
勇者「まさか、今の最初から使えたんじゃ…」

アル「そんなわけないのです。自分の使い魔のことを疑うなんてダメなマスターなのです。軽蔑するのです」

勇者「え、っちょ」

アル「そんなことよりとっととあれ食わないでいいのですか?」

勇者「そうだった。ニャル、出てこれるか?」

ニャル『一瞬だけ』


勇者の腕を単純なホースに変化させ、吸い込んだ


勇者「すげ…」


溢れるほどの魔力が体を満たしていく

とてつもなくおぞましい量の魔力、それはまさに神話級の魔力だ

無論、言われるまでもなくニャルが入っていなかったら要領オーバーで俺は魔王クラスの変異体になっていただろう


褒美は
@両足の覚醒
A魔法一発一発の威力アップ
B超回復能力会得
C内臓の覚醒
D首から上丸々覚醒

>>726
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 22:23:50.07 ID:V68BBf7I0
3
727 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 22:38:06.97 ID:XOAd7KQsO
▽超回復能力を会得した

▽勇者の人間離れが加速した


勇者「よくやったな、アル」ナデナデ

アル「えへへ、なのです」ニコニコ

魔王「ねえ勇者、君まさかその幼女連れて行く気じゃないよね?」

勇者「いや、連れて行くけど」

アル「マスター、マスター、戦闘に参加すらしなかった観葉植物が何か言っているです」

魔王「誰が観葉植物だ!」

アル「まあオマエの言いたいことは分かるです。でも問題は無いのです。アルはマスターと恋愛関係にはならないです」

魔王「そ、そう?」


勇者(俺も魔王と恋愛関係になる気は更々無いんだが)


アル「でも、アルは恋愛よりも深く強く、複雑な絆をマスターと結んでいるのです。これはもう恋人でも家族でも無く一身同体です」

魔王「っっっっっ!!!!」


言葉にならない声で威嚇するように怒る魔王


@勇者「だよなー、アル」ナデナデ
A勇者「うるせー役立たず」
B勇者「どうでもいいからついてくるかついてこないか、それだけだ」
C勇者「自由安価」

>>728
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/09(月) 23:10:23.90 ID:mMh5rPlco
4 観葉植物呼ばわりされたくなかったら、今後はお前も少しは手伝え
729 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/09(月) 23:46:36.28 ID:XOAd7KQsO
勇者「観葉植物呼ばわりされたくなかったら、今後はお前も少しは手伝え」

魔王「ふーははは、この魔王様を使おうなどと思っても無駄よ無駄。私は誰の下にもつかず、手伝いもしないのだ!」ドヤァ


勇者「だってさ?」

アル「観葉植物なのです。少々口やかましいのですが気にしなければうるさくも聞こえないのです。見た目だけは可愛いので観葉植物がふさわしいのです」


魔王「え、ちょ、ちょっと?」


勇者「だな。観葉植物だ。でも見た目が可愛いってのは言い過ぎじゃないか?お前の方がかわいいぞ」

アル「アルはちゃんと事実を言うのです。アレが可愛いのは認めるです。少々オツムが残念なのと、マスターが言う通りアルのほうが可愛いのも事実です」

魔王「誰がオツムが残念だ!私は魔王だ!魔王よ、魔王」

アル「それは元の世界での話しなのです。今はとてつもなく強いだけの村娘なのです。アルとニャルの次に強いだけなのです」

勇者「あれ、俺魔王以下なの?前の世界で倒したはずだけど…」

アル「あとで慰めてあげるですマスター」

魔王「君ら二人が化け物過ぎるだけだ!」

アル「オマエがそういう風に世界を書き換えたのです。自業自得なのです」

魔王「バランス調整しただけなのに…どうしてこうなった…」ギギギ

勇者「インフレをバランス調整とは言わん」


アル「ところでマスター、すぐ出発するです?」

@:その前に魔術書を全て焼き捨てていく(アルの本含む)
A:@ただしアルの本だけはとっておく
B:すぐ出発
C:行動かセリフで自由安価

>>730
730 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/10(火) 00:10:20.43 ID:ea2SAv9pO
今日はここまで
安価↓
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 00:53:15.46 ID:7iM2CqoBO
2+軽くダグの遺品整理
732 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/10(火) 20:50:13.31 ID:0SLtee22O
勇者「魔術書は全て焼いていくか」

アル「マスター…?」


アルが心配そうに覗いてくる


勇者「大丈夫だ。お前の本はちゃんと取ってあるよ」

アル「それなら良いのです」ホッ


勇者「じゃ」


ボァァアアアアアア



呪文詠唱も無しに火をイメージして手を振ると火の海が広がった


勇者「…やば」

アル「素晴らしいのです。ゾクゾクするのです」

魔王「ふふ、私のパートナーとして申し分ない強さになったじゃないか」

ニャル『宿主、いいパワーアップだろう?』

アル「おい観葉植物、マスターは決してオマエのパートナーなんかじゃないのです」

魔王「だからその観葉植物と呼ぶのをやめろ!」

勇者「これ、下手したら大惨事になるな…」


しかしそのとき一冊の本が抜かれ、持ち去られていったことに気づいたものは誰一人いなかった
733 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/10(火) 20:51:24.16 ID:0SLtee22O
勇者「そうだ、発つ前に」


軽くダグの遺品を整理してみる

ダグが寝床に使っていた家は簡単に見つかった
宿屋以外に唯一生活感のある家だった


だが、その中に物はほとんど無く、本当に必要最低限の日用品しかないという感じだった


勇者「これは…」


それはダグを含む数名の漁師が笑い、大漁を祝い、その奥の海に巨大な海帝魚類の影が映っている

そんな写真だった

勇者「…これは、一緒に葬ってやるか」


@海のすぐ近くに墓を立てる
A海を見渡せる小高い丘の上に
B死体を海に還す
C自由安価

>>734
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/10(火) 20:52:13.48 ID:tj8PSgpRo
735 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/11(水) 20:39:14.60 ID:iQusIVXrO
勇者「よし、これでいいな。行くか」

アル「はいなのです。マスター」

魔王「ようやく終わったの?死人を悼むなんて私には理解できない習慣だよ」

アル「観葉植物にはハードルが高すぎたようなのです」

魔王「魔物は無駄な感情を切り離しているんだよ。人間より進化しているからね」ドヤァ

アル「マスター、マスター、この観葉植物自身の欠陥を逆に誇っています。哀しい生き物なのです」

魔王「何をっ!」


勇者「キリがないからやめろ」


次に辿り着いた場所は

@何故かまた廃墟の町。今度は完全に誰一人とていない
A賑やか(この世界基準)な町

>>736
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 20:42:34.30 ID:6kWrGN2DO
2
737 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/11(水) 20:58:58.04 ID:iQusIVXrO


ガヤガヤと賑やかな大きな町、だがその半分は首輪をし、鎖に繋がれている

露店には死んだ目で陳列されている少年少女がいる

そう、ここは


勇者「奴隷売買の町か」


「許可されているからね」

「邪魔したらそれこそ法律違反だよ」

「それも刑罰もののね」


通りすがりの人間がそう言いながら通り過ぎていく
738 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/11(水) 21:43:31.05 ID:iQusIVXrO
宿


魔王「ねえねえ、奴隷解放しないの?」

勇者「国から許可が出ているんだ。俺は何も出来ない」

魔王「ふふ、君らしくないなあ」

勇者「あ?」

魔王「私は君を買っているんだよ。君は魔王城に来たとき私の部下を皆殺しにしてくれたじゃないか」

勇者「襲い掛かってくるからだろ」

魔王「違うね。"敵"だからさ。君に襲い掛かってない魔物をも殺したじゃないか。それは"敵"だから、違うかい?」


魔王「君は正義のためならなんだって出来る気高き"勇者"だ。さあ、君の正義を貫いて見せてくれ」

アル「一理あるのです。アルのマスターならルールなんてぶっ壊して"信念"を貫いてくれると信じているのです」

ニャル『破壊と創造、そして生まれる混沌。くだらない秩序なんて破壊して混沌をもたらしたまえよ宿主』


@勇者「…そう、だな」
A勇者「お前等なんだかんだいってやっぱり"そっち側"だよな」
B勇者「この世界じゃ正義も曖昧だよ」
C勇者「自由安価」

>>739
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 23:06:20.04 ID:jHf+U4hXo
2からの3
740 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/11(水) 23:36:03.90 ID:iQusIVXrO
勇者「お前等なんだかんだいってやっぱり"そっち側"だよな」


魔王「くっくっく、私は魔王だよ?何を今更」

ニャル『我も言わずもがな。這いよる混沌、邪神ニャル…である』

アル「こんなやつらと一緒にされちゃたまらねーです。アルは可愛い幼女なのです」


ニャル『邪悪な魔術によって生み出された傀儡だろう?』

アル「だからといってアルまで邪悪とは限らないのです」

ニャル『アル・アジフとは魔物の鳴き声と恐れられていた音を書き表した言葉だ』

アル「あのジジイ、こんな可愛い幼女にとんでもねー名前をつけてくれたもんです」


アル「ねえ、マスター?アルは可愛い幼女ですよ?」

@勇者「それはともかくだ」
A勇者「まあ、魔王よりはよっぽどな」
B勇者「でも邪悪なことには変わりないだろ?」
C勇者「自由安価」

>>741
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 23:45:03.79 ID:jHf+U4hXo
4 まあ、ただの幼女ではないな、色んな意味で
742 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/11(水) 23:57:27.90 ID:iQusIVXrO
勇者「まあ、ただの幼女ではないな、色んな意味で」

アル「そう。アルは強くて可愛い幼女なのです」

魔王「うっわー、自分で可愛いとか無いわぁ」

アル「うるさいです観葉植物」

魔王「君もだろ可愛いだけの機械人形」

アル「カッチーンです」


勇者「とにかく、この世界じゃ正義すらも曖昧なんだ。前の世界の正義感なんて意味を成さないんだ」


<コンコン


扉を叩く音がした
743 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/12(木) 00:19:36.59 ID:oUdftUjCO
今日はここまで
744 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/12(木) 21:42:39.16 ID:xIJrAaXBO
メイド「今の話、聞かせてもらったわ」

勇者「え?」

メイド「あなた、奴隷解放してよ」


見るとこの宿屋で働いているメイドだった


メイド「私虐待受けてんのよ?ねえねえ」


そう言って見せたのは手首の傷。どっからどう見てもリストカット―自傷痕だ


メイド「ほら、首にも」


ただ爪で引っ掻き壊しただけの傷跡にしか見えない


メイド「ほら、可哀想でしょ?助けなさいよ」


そういうが顔は思いっきりニヤついている


@勇者「…嘘つけ」
A勇者「ちゃんと働かないと店主にいいつけるぞ」
B勇者「アル、どう思う?」
C勇者「自由安価」

>>745
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 21:45:53.10 ID:ZVhtaAqmo
746 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/12(木) 21:52:22.31 ID:xIJrAaXBO
勇者「アル、どう思う?」

アル「一切の濁りもない純粋な嘘の塊なのです」

魔王「だね、ただの嘘つき」


メイド「ちっ」


勇者「『ちっ』って…」


メイド「でもさ、奴隷なんて悪習じゃん?ぶっ壊してよ」


アル「と言ってますが?」

魔王「破壊には大賛成だね。正義のために悪に落ちる様を見せてよ勇者くん」

メイド「そうしよそうしよ」


@勇者「少なくともお前のためには動けないわ」
A勇者「じゃあ具体的には何に困ってるんだ?」
B勇者「自由安価」

>>747
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:13:15.74 ID:p6nzEUqIo
2
748 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/12(木) 23:06:23.19 ID:xIJrAaXBO
勇者「じゃあ具体的には何に困ってるんだ?」

メイド「えっとぉ、それは…ほら、この傷!」

勇者「どれも自傷痕だろ」

メイド「モラハラ!セクハラ!パワハラ!」

勇者「思いついたの片っ端から言ってるだけだろ」

メイド「〜〜〜〜〜!!!!」


メイド「そ、そう。セー奴隷よセー奴隷!いつもレイプ?されてんのよ!」


アル「あれ処女なのです。ユニコーンが実在するならすぐさま取って食うレベルの処女なのです」

勇者「俺の知ってるユニコーンはそんなことしないぞ」


メイド「ああもういいわよ。今回もヘタレね!」


@引き止めて。勇者「自由安価」
A勇者「何だったんだ、あれ?」
B自由安価

>>749
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 23:27:56.89 ID:DbUvhcw8O
3
引き止めず
勇者「見た目はいい腕っぷしはどうもたたない……ともするとゴロツキすら避けて通るほどの性悪かねあれは」
750 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/12(木) 23:33:05.82 ID:xIJrAaXBO
勇者「見た目はいい腕っぷしはどうもたたない……ともするとゴロツキすら避けて通るほどの性悪かねあれは」

魔王「それこそ宿の主人に聞いてみたら?」

アル「いい感じに強かですね、あれは」

@聞いてみる
A自由安価
B夜

>>751
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 23:36:35.80 ID:gn+4RrPsO
1
752 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/12(木) 23:59:41.15 ID:xIJrAaXBO
今日はここまで
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 01:37:39.09 ID:rMZypqP10
今回もってなにゃ
754 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/13(金) 17:40:23.72 ID:4RyL4v/1O
宿主「またあの子が迷惑をかけたんですか。申し訳ありません」

勇者「いや、それはいいんだよ。それよりあの子はいったい」

宿主「あの子は沙耶。遥か東の扶桑という国の出身…らしいのですがそれすら本当なのかどうか」

勇者「飼い主なのに知らないのか?」

宿主「あの子は奴隷ですらありませんよ」

勇者「え、あの首輪は!?」


確かに間違えなく奴隷の首輪をしていた。奴隷商人と取り仕切る商業ギルドしか持っていないはずの物をだ


宿主「どこから手に入れたのか…なんとか取り上げようとしているのですが中々上手くいかなくて」

魔王「くっくっく、やはり強かだね。あのガキ。メリットとリスクをよく考えてる」

勇者「メリット?」

宿主「ええ、奴隷の首輪は飼い主がいるという証。それを傷つけよう物ならどんな報復を食らうか分からない。奴隷を飼っている奴なんてロクでもない連中か権力者が多いですから」

勇者「マジか…」

宿主「あの子は今はここに留まっていますが今までにいくつもギルドや組織に潜り込んで内部から崩壊させてきた悪ガキなんですよ」

宿主「可愛さを武器に内部から引っ掻き回し、仲違いさせ、最後には自分だけ逃げる。そんなことを繰り返していました」

勇者「…よく殺されないな、あの子」

宿主「今は私に懐いていますがいつ盾にされるか…早く首輪を取り上げたいものです」

魔王が腹を抱えて笑い、アルは呆れていた

@勇者「無理やり追い出せばいいじゃないか」
A勇者「それにしてはお粗末な嘘をついてたような…」
B勇者「俺らが無理やり首輪ひっぺがしてやろうか?」
C勇者「自由安価」

>>755
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 17:43:40.28 ID:EcrA3jtYo
756 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/13(金) 17:56:11.08 ID:4RyL4v/1O
勇者「それにしてはお粗末な嘘をついてたような…」

宿主「今のあの子にとっては"遊び"ですからね。本気で嘘を着く必要が無いんでしょう」

宿主「それでも数人騙されて業務妨害で捕まってますよ。気を付けてください」

魔王「くっくっく、あんなお粗末な嘘に騙されるやつがいるのか」

アル「アホですね」


宿主「もしくは本気でやっても通用しないと思ったのかもしれませんね。あの子の一番の武器は可愛さなので」

アルと魔王を見て言う


アル「あの程度じゃアルの可愛さには敵わないのです。懸命な判断なのです」

魔王「私に可愛さで勝てるわけ無いもんね。魔の王であるとともに美の女王だからね。私は」



アル&魔王『うんうん』コクコク


勇者「…」

ニャル『この二人はもうダメかもね』

@宿主にまだ何か言う「自由安価」
A部屋に戻る

>>757
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 17:58:37.91 ID:EcrA3jtYo
1 もしかすると……隣の宿で
  誰かをたぶらかしてるかも
758 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/13(金) 21:32:33.96 ID:wi6Z8KFeO
勇者「もしかすると……隣の宿で、誰かをたぶらかしてるかも」

宿主「だったら厄介払いできていいんですけどねえ」

勇者「厄介払いって…」

宿主「私はあの子の保護者でもなければ義務も責務もありません。ただの従業員ですよ…離れてくれない」

@宿主にまだ何か言う「自由安価」
A部屋に戻る

>>759
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/13(金) 22:36:06.28 ID:opsm1NiMO
2
760 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/14(土) 18:38:05.29 ID:N0Vh9fukO
部屋に戻って少しすると


沙耶「どうやらパパから色々聞いたようね」

先ほどのメイド―沙耶―が入ってきた。その両手にはちゃんと夕食がお盆に乗せられている


沙耶「安心してよ。毒なんか入れてないから。解雇されるきっかけなんて与えてたまるかっての」

沙耶「あ、何なら毒見しようか?」

@毒見させる
A勇者「毒見なら適切な奴がいる。な?魔王」
B勇者「アル、どうだ?」
C勇者「パパ?」
D勇者「ああ、色々聞いたぞ悪ガキめ」
E勇者「自由安価」

>>761
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 18:39:05.07 ID:dGuWG4CIO
3
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 19:22:19.29 ID:3/Zemq1k0
クトゥルフで沙耶と来たらあの少女しかでてこないなwwww
763 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/14(土) 19:32:55.95 ID:N0Vh9fukO
勇者「アル、どうだ?」

アル「視認成分分析したところどれにも毒や睡眠薬含め変な効果は付与されてないのです」

魔王「じゃあ食べる!」


魔王がさっそくがっつく


アル「食い意地の張ったやつなのです。マスター、食事の可否は?」

勇者「ああ、食ってもいいぞ。いただきます」

アル「いただきますです」


勇者「って、何でまだいるんだ?」

沙耶「おこぼれもらえないかなあって。チップでもいいよ?」

@勇者「はい、あーん」
A勇者「これでももってけ」とお金を渡す
B勇者「誰があげるか」
C自由安価

>>764

クトゥルフネタは当分自重すると言ったので知っている人がニヤリとする程度の意味しかありません
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 19:46:22.59 ID:eOHBzcH4O
4
勇者「ん、ほれ」3分の一ほど残した皿を突っ返す
765 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/14(土) 22:27:24.76 ID:N0Vh9fukO
勇者「ん、ほれ」

3分の一ほど残した皿を突っ返す


沙耶「わっはー、いただきまーす」


と見えない速さで食い尽くした


アル「意地汚いです…」


沙耶「げふん。さてパパから色々聞いたようだけど、私に協力する気ない?」

勇者「逆に何故あると思うのか」

沙耶「今回の標的は国の認可を受けての奴隷売買の裏で非認可の奴隷売買もやっているところよ!」

魔王「非認可?」

沙耶「そう。実験材料や虐待用、怪しい儀式用に、登録されてない奴隷を売買しているのよ」


魔王「ねえ勇者、これは正義をもって打倒する案件じゃないかな?」

アル「ぶっ壊しましょうなのです!」

ニャル『どうする?宿主』


沙耶「ほらほら、あんたのお仲間二名は賛同してくれているわよ?」

@勇者「具体的にどうしろってんだ?」
A勇者「証拠は?」
B勇者「断る」
C勇者「自由安価」

>>766
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 22:52:43.10 ID:KUw3MuJcO
次スレからは念のためキャラクロス注記でもしといた方がいいね
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 22:53:38.10 ID:KUw3MuJcO
766はなしで
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 23:10:34.32 ID:+CHGTOM0O
2
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 01:35:26.40 ID:1fRx0tTWO
クロスじゃなくてただのパロなんだよなぁ
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 01:45:16.57 ID:vkuKWqGwO
どっちにせよ既製品に近い存在はグレーでしょ、名称まで引用してるなら尚更
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 08:24:45.30 ID:N6YErm95O
漢字が違ってたらまだね
772 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/15(日) 21:24:28.47 ID:9eSmVsWpO
勇者「証拠は?」

沙耶「抜かりないわ」ニッ


テーブルの上に写真を出した

それは奴隷の首輪すらつけていない両手両足のない、いわゆる達磨な少女が人から人に手渡しされている写真だった


勇者「う…」

沙耶「魔法動力写映器で写したものよ。ラジコン使えばよゆー、よゆー」

勇者「ラジコン…」


沙耶「ほらほら、これなら私の手伝いしたくなったんじゃない?」

沙耶「一緒に悪の組織をぶっ潰しましょうよ!」

@はい
Aいいえ
B勇者「自由安価」

>>773
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/15(日) 21:55:58.55 ID:ZVOeshsUo
@
774 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/15(日) 23:56:11.21 ID:9eSmVsWpO
今日はここまで
せっかくの休日なのに少なくてすまん。ここ最近体のダルさがやばいのだ…
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 00:30:41.10 ID:MirTFhxuo
>>774
肝臓か?
黄疸出てないだろうな…
早めに病院行く事を勧める
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 18:37:27.90 ID:u9Ghz/VQo
大丈夫けえ
777 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/10/16(月) 22:26:38.02 ID:wjMpNWe/O
ありがとう
一応原因は分かってて病院にも定期的に行っているんだが治る気配はなさそうだ…
778 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/10/16(月) 22:36:29.54 ID:wjMpNWe/O
勇者「ああ、いいよ」

沙耶「よっしゃ、明日楽しみにしてるわ」

勇者「明日?」

沙耶「私は今日は別の楽しみがあーるのっ」


そう言って足取り軽やかに部屋から出ていく沙耶


アル「マスター、アル暴れていいです?」

ニャル『正義の名のもとに混沌を振りまこうではないか主よ』

魔王「楽しそうだね。くっくっくぅ」

@勇者「二人は留守番な」
A勇者「暴れんのは俺の指示を待ってからな」
B勇者「何で生き生きとしてんだお前ら…」
C勇者「今日の内に下見行くぞ」
D勇者「自由安価」

>>779


>>773がコンマ55なのでエネルギー+5

運命操作装置、残りエネルギー:14
779 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/16(月) 22:36:58.41 ID:wjMpNWe/O
age忘れ
安価↓
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 23:04:40.69 ID:Z3ZD/bK40
781 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/16(月) 23:23:07.38 ID:wjMpNWe/O
勇者「暴れんのは俺の指示を待ってからな」

アル「イエス、マスター」

ニャル『うむ、了解した』

@寝る
A夜だが外に少し出る
B自由安価

>>782
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/16(月) 23:28:58.19 ID:u9Ghz/VQ0
3
最近魔王に構ってないから構ってあげる
783 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/17(火) 00:00:33.38 ID:Hn/y+QSmO
今日はここまで
784 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/18(水) 20:13:08.38 ID:ptFYnSjhO
魔王「明日はついに勇者が人間を虐殺する姿が見れるのか、楽しみだなぁ」

勇者「勝手に決めつけんな」

アル「アルはマスターに命じられてから虐殺するのです」

勇者「お前も虐殺前提かい」

アル「違うのです?」

勇者「まだわからんってだけだ」

魔王「ふふ、私には見えるよ。笑いながら虐殺する君の姿が」

勇者「適当言うな」


魔王「あ、私そろそろ布団敷くよ」
―――――
―――

勇者「何で布団二つしか敷かないんだよ」

魔王「そりゃ私と勇者で一つ、その機械人形で一つだよ」

アル「何を言っているんですか観葉植物。アルとマスターで一つ。オマエはもう一つで寂しく寝ろなのです」

魔王「私と勇者!」

アル「アルとマスターなのです!」


魔王「ねえ勇者!?」

アル「マスター、オーダーを!」

@魔王と
Aアルと
B無言でもう一つ布団を出す
C勇者「お前ら二人で寝ろ」
D勇者「自由安価」

>>785
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 20:15:45.42 ID:Llk6qrL7o
786 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/18(水) 21:34:55.91 ID:ptFYnSjhO
勇者「…」ズルズル

魔王「おい!」

アル「マスター!?」


勇者「争うぐらいならこうするまでだ」


アル「ぐぬぬ…」

魔王「ぐぬぬぅ…」


勇者「そうだ、魔王」

魔王「え?」

勇者「最近構ってやれなかったからな…」


@:勇者「トランプでもするか」
A:ちょっとだけ頭撫でて終える
B:自由安価

>>787
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:08:43.81 ID:jokYxq05O
2
788 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/18(水) 22:17:37.47 ID:ptFYnSjhO
勇者「」ナデナデ

魔王「っっ///」


勇者「はい終わり」

魔王「え、ちょ、あ、あの…え、ええと///」

勇者「もうしないぞ」

魔王「ちょ、ちょっと…いきなりすぎて堪能、できなかったから///」


@勇者「明日おとなしくしてると誓うか?」
A勇者「残念だったな。おしまいだ」
B無視してアルも撫でる
C自由安価

>>789
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:19:10.39 ID:RRw8Dvzf0
790 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/18(水) 22:31:04.84 ID:ptFYnSjhO
勇者「アルにも」ナデナデ

アル「ん〜///」


幸せそうな顔して撫でられるがままのアル

手を放すといつものクールな半目に戻る


魔王「私だけじゃないの!?」

アル「アルはされるがままなのです。マスターに言えなのです」

勇者「平等だ。というかお前に優しくするだけでもありがたく思え」

魔王「君と私との仲だろ!?」

勇者「どんな仲だよ」

魔王「運命に宿命づけれられた因縁によって殺しあった仲でしょ?」

勇者「ロクなもんじゃねえ!」

@寝る
A自由安価

>>791
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 23:06:31.25 ID:/Wj6aO0J0

もっかいなでてやる
792 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/18(水) 23:32:08.85 ID:UzNZflPWO
勇者「しょうがないなぁ。ほら、もう一回」

魔王「うん!…えへへ///」

勇者に抱き着いて頭を撫でられる魔王


魔王「うん、満足」

勇者「はいはい、そうかい」


アル「わがままに付き合ってあげるマスターは優しいのです」

@寝る
A自由安価

>>793
793 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/18(水) 23:53:59.43 ID:UzNZflPWO
今日はここまで
安価↓
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 01:22:06.74 ID:BqhgM0pO0
1
795 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/10/20(金) 21:44:35.66 ID:6tpGJTcbO
勇者「じゃ、おやすみ」

魔王「おやすみ」

アル「おやすみなのです」
―――――
―――

魔王(そろそろ寝たな)

アル(寝ましたですね)


モゾモゾ


魔王(狭いだろこっちくんな機械人形!!!)

アル(オマエが入ってくんななのです観葉植物)


魔王&アル((グギギギギギ))

@勇者「お前ら何やってんだ!」
Aそのまま朝まで熟睡
B夢の中でニャルに会いに行く
C自由安価

>>796
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:45:48.80 ID:3gh/zPhno
797 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/10/22(日) 09:41:23.96 ID:xB9mG1NLO
すまない、現実世界で大きなショックが重なりすぎてSS書く精神的余裕がない
今日一日でなんとか回復するから待っていてほしい
最悪再来週までには絶対再開する
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 12:04:02.47 ID:SkTBAR4z0
一日と言わず復活するまで待ってるから大丈夫だぞ
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/22(日) 13:24:59.86 ID:tX/+7aWqO
そういう予告をして追い込むのは一向に構わないけど
復活しなかったら恨むよ(身勝手)
800 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [sage]:2017/11/07(火) 18:56:13.24 ID:faVlPdUkO
本当にすまん、来週更新する
エタるつもりは全くない
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 19:58:29.69 ID:7YjPoJf5o
報告乙です
舞ってるぞ
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 07:24:45.60 ID:K7i2B/iAO
絶対とか使うやつに約束守れるのはいないんだよなあ
803 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/11/13(月) 21:53:31.10 ID:FaSZEIdZO
縞瑪瑙の城は以前より少し明るくなっている気がした

そこらじゅうに小さな不定形の存在がたたずみ、歩き、這いずっている


見知らぬ神々の彫られた意匠の大扉を開いて入ると壮大な音楽が鳴り響いた

不格好な不定形の小さき物が狂ったリズムのフルートを吹き続け、唾棄すべき太鼓の連打がグルグルと渦を巻くように音を奏でる

人間離れした姿の踊り子がくるくると踊り続けている


ニャル「よく来てくれた宿主。我の隣に来てくれ」


見ると今回は玉座ではなく二人座れるソファーになっていた

@:ソファーに座る
A:@+ニャルに寄りかかる
B:椅子を出現させてニャルの前に座る
C:むしろニャルに前から抱きついて胸に甘える
D:自由安価

>>804

>>802
ホントすまん……
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 21:57:42.79 ID:8hVqiSRDO
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:01:42.11 ID:2kzIyJ8Ko
>>803
待ってた!
806 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/11/13(月) 22:14:19.73 ID:FaSZEIdZO
思い浮かべると目の前に質素な椅子が出現する

勇者「いや、俺はこれでいいや」


そう言ってニャルの目の前に座る


ニャル「何だ、せっかく二人で座れる椅子を用意したというのに」

@:勇者「この方がニャルの顔を見ていられる」
A:勇者「流石に現実にいない存在とそういう関係にはなれないな」
B:勇者「悪いがこの世界で女は作れん」
C:自由安価

>>807
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:16:37.65 ID:2kzIyJ8Ko
808 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2017/11/14(火) 00:05:22.23 ID:P4YsQm6gO
今日はこれだけ
明日から本気出す
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/14(火) 06:22:37.80 ID:pzTRNrvOo
乙乙
810 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2017/11/17(金) 21:19:15.97 ID:Crf2LDalO
勇者「この方がニャルの顔を見ていられる」

ニャル「そ、そういうこと言われると…恥ずかしいぞ///」


異形の奏者たちが更にけたたましく吹き鳴らす


ニャル「やかましい!」

勇者「…全部消えた」

ニャル「いいじゃないか。起きている間は二人きりになれないんだから今くらい」

そう言って勇者に微笑むニャル

@:次の朝
A:勇者「あの二人やかましいもんな」
B:勇者「確かに魔王は邪魔だな」
C:勇者「そうだな、二人きりだ」と言ってニャルの手を握る
D:自由安価

>>811
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 21:26:38.12 ID:4XrJNwFB0
812 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2017/11/17(金) 22:20:13.96 ID:Crf2LDalO
次の日の朝


勇者「…狭い」

魔王「ぐへへ…勇者ぁ…永遠に私の奴隷…ムニャムニャ」

アル「マスターと一緒に邪神どもを殺して世界征服…ムニャムニャ」


両側から二人にガッチリとホールドされて抜け出せない


@:無理やり振りほどく
A:勇者「朝だぞ起きろ!」
B:自由安価

>>813
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:37:14.32 ID:2ZE86ncmo
814 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2017/11/17(金) 23:51:06.23 ID:Crf2LDalO
勇者「朝だぞ起きろ!」

アル「イエス、マスター」バッ


魔王「ムニャムニャ…跪いて忠誠を誓うがいい…」


アル「マスター、頭かち割って起こしますです?」

勇者「それやったら永遠に眠るからやめろ」

アル「イエス、マスター」


@:魔王をおいて抜け出す
A:頭にチョップ
B:耳元で大声
C:自由安価

>>815
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 23:53:02.57 ID:UcdvV65Yo
1
816 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2017/11/21(火) 22:26:11.88 ID:Vgfm105JO
勇者「…魔王を置いて出るか」

アル「イエスです」


そう言ってそーっと出ようとすると魔王がバッと起き上がる


魔王「私を置いていく気か下僕!」

勇者「誰が下僕だ」

アル「マスター、マスター、あの観葉植物に立場というものを叩きこもうと思うのです」

勇者「何言っても無駄だからやめておこう。時間の無駄だ」

アル「それもそうですね」

魔王「どうした?下僕、早く私に奉仕しろ」

@:無視
A:勇者「寝ぼけてないで朝食行くぞ」
B:勇者「アル、やっぱ優しめに頭ぶっ叩いてやれ」
C:自由安価

>>817
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 22:41:55.45 ID:KALr2y1l0
3
818 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/12/01(金) 17:47:27.69 ID:HV2W2lvCO
勇者「寝ぼけてないで朝食行くぞ」

魔王「はあい」

それでも尚寝ぼけ眼の魔王を引き連れてゆく
―――――
―――

沙耶「さあさあ、昨日の話は覚えているよね?」

勇者「…ああ」


朝食後、沙耶がにんまりと満面の笑みを張り付けて話しかけてくる


魔王「勇者が人間を虐殺する話だっけ?」

勇者「なわけあるか」

アル「マスターが悪の巣窟を殲滅する話なのです」

勇者「ちげえよ」

沙耶「じゃあ殴り込みに行こうか!」

勇者「そんな話じゃ無かっただろうが!」
―――――
―――

ギルド「デラボーア」アリク支部


沢山の人間が出入りし、活気を感じさせる大きな建物だ

その中にはマントをはおい、フードで顔を隠した明らかに怪しい者、巨大な剣を背負う者、妙な魔力を纏う者、様々だった

@:依頼人のふりをして真正面から入る
A:裏口に回る
B:勇者「魔王、たまには暴れたくないか?」
C:勇者「…あいつは」
D:自由安価

>>819
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 19:09:39.33 ID:oJBTcEIy0
820 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2017/12/01(金) 20:24:28.67 ID:LyM/ihk/O
沙耶「あれが裏口よ」

魔王「ずいぶん厳重な警備だね」


迷路のように入り組んだ裏路地の目立たない場所にある扉


だがそこには屈強な男が二人

一人は魔翌力を増大させる武器を、一人は剣…いや、巨大な鉄の塊を片腕で持っている


アル「魔法特化と物理特化、良い組み合わせなのです」

沙耶「じゃあ頼んだね♪」

勇者「…」

@:素早さ重視で目の前に飛び出し、相手が戦闘準備に入る前に不意打ちで決着をつけに行く
A:ここから魔法で攻撃する
B:効くかどうか分からないが催眠魔法を試す
C:自由安価

>>821
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 21:00:13.33 ID:CFG/BPFQo
822 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2017/12/01(金) 21:06:38.66 ID:+r+CzeJPO
コンマ安価

武装警備兵:60以下
>>823

魔装警備兵:15以下
>>824
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 21:08:37.41 ID:w6Ax8vZl0
せいや
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 21:08:48.87 ID:6k9hIrOcO
825 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2018/01/07(日) 21:34:31.08 ID:VWUU0dYRO
生存報告
流石にそろそろ書く時間作る
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 21:48:04.67 ID:oKO80DSUo
年末年始は忙しいからな
827 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2018/01/19(金) 22:23:34.35 ID:OdwIxbqDO
勇者「≪催眠魔法≫」


二人に催眠魔法をかける

だが


武装兵「ぐがー」

魔装兵「お、おいどうした!」



勇者(ちっ、落とせたのは一人だけか)


@:摩装兵に魔法で攻撃
A:飛び出して物理攻撃
B:アルに先に攻撃させて注意を惹きつけてから勇者が不意打ち
C:自由安価

>>828
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:03:50.30 ID:VEXzRdD8o
魔王を投げ込む
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/26(金) 10:44:47.28 ID:NA2DNYrCO
はよ
830 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2018/01/31(水) 21:40:21.79 ID:Zis2BUcmO
勇者「ほら行け」ボソッ

魔王「わっ」


魔王の背中を思いっきり押して奴らの前に出す


魔装兵「あぁ?何だお前」

魔王「…通りすがりの女の子だよ?」

魔装兵「そんなわけあるか!」

魔王「知らないよ、それよりあっちに怪しい人いたよ?」


そう言って勇者たちが隠れている場所を指さす魔王



勇者(あの野郎!)

アル「あの観葉植物、後でブッコロしてやるのです」


@魔装兵、信じる
A信じず魔王に攻撃する

>>831
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 21:45:13.50 ID:VRSZdTMLO
2
832 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saaga]:2018/01/31(水) 22:04:49.94 ID:Zis2BUcmO
魔装兵「誰が信じるか!おおかた奴隷にされた友達か姉妹を連れ戻しにでもきたんだろ」

魔王「…へー」

魔装兵「悪いが嗅ぎまわる奴は帰すなって話だ。お前も来てもらうぞ!」

魔装兵≪催眠魔法≫

魔王「…私に魔法で挑むなど数百年早い」


魔王がくるりと指を回すと魔装兵の体がグルンと丸くなる


魔装兵「ぐっ、がっ、これっ、はぁぁああっっっ!!!!」


そのまま骨が、肉が、皮が、服が、武器までもが肉体の中心に引き寄せられ、数秒の内にビー玉程度の大きさしかない肉の玉になってしまった


@勇者「そこまでやれなんて言ってない」
A勇者「グッジョブだ魔王」b
B勇者「さて行くか」
C勇者「自由安価」

>>833
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 15:26:31.47 ID:r95wJzN1O
3
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/03(土) 21:32:30.33 ID:V1r3oXmho
おつ
魔王の扱いが相変わらずで何より
835 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/04(日) 20:48:47.23 ID:qz2NC8oNO
勇者「さて行くか」

沙耶「はいはーい」

アル「イエス、マイマスター」

魔王「おい無視するなー!」

沙耶「大声禁止だよ?」

魔王「うぐぐ…こんな人間のガキにまでぇ…」

@重要そうな部屋を見つける
A巡回の警備員がかなり多い
B"何か"が歩き回っているのを見つける
C分かれ道でどっちを行くか悩む

>>836
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/06(火) 20:09:27.03 ID:7d3gg71Co
投下おつ
837 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/08(木) 21:35:14.16 ID:9X3QWvH0O
沙耶「ねえねえ、ここ怪しくない?」


その扉は鍵がかけられており、立ち入り禁止のマーク


勇者「…入ってみるか」


魔法で鍵を解除するとその部屋に入ってみる

そこは

@大量の檻が
A何かの実験施設のような場所
B会議室のような場所

>>838
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 18:33:05.15 ID:OBRhIQo1o
839 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/14(水) 23:01:00.83 ID:f8jrtc88O
勇者「ここは…会議室?」

沙耶「よし、めちゃくちゃにしちゃおう!」

勇者「してどうすんだよ」

@潜伏して会議を盗み聞き
A誰か来るのを待って捕獲
B自由安価

>>840
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 13:47:36.61 ID:oV+RmEOMo
1
情報収集しよう
841 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/15(木) 21:18:44.17 ID:JtiOxvXBO
勇者「情報収集しよう。会議が始まるまで潜伏だ」

沙耶「はーい」

魔王「はいはい」ニヤ

アル「イエス、マスター」


@勇者「アル、魔王を抑えてろ」
A勇者「魔王、絶対声出すなよ。動くなよ。余計なことするなよ」
B会議が始まった

>>842
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 21:48:50.57 ID:R0LEig+70
843 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/15(木) 21:56:35.94 ID:JtiOxvXBO
アルマの町


師匠「うん、いつ来ても活気のある良い町だね」

助手「…そうですね」

師匠「どうした?あまり元気ではないね」

助手「はは、人ごみが苦手でして」

師匠「では私から離れないようにしたまえ」


そう言って手を繋ぐ


師匠「まずは食材だね。野生物も良いけど人間が育てた食材は一級品だ。私たちも学ばなければならない」


「私たち」というのは多分魔物全体を指しているのだろう


師匠「次に実験や薬品作りに欠かせない器具も購入して」


師匠「あ、少年は欲しいものとか無いかい?この間にスライムたちの件で酷い目に遭わせちゃったしね。何か買ってあげるよ」

@助手「武器!武器が欲しい!」
A助手「うん、防具で」
B助手「じゃあ高級料理店でも」
C助手「自由安価」

>>844
844 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/15(木) 21:58:02.87 ID:JtiOxvXBO
やばい、誤爆した
845 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/15(木) 22:02:19.80 ID:JtiOxvXBO
勇者「魔王、絶対声出すなよ。動くなよ。余計なことするなよ」

魔王「酷いね君は、私がそんなことするとでも?」

勇者「思う」

アル「思うのです」

沙耶「しそう」


魔王「揃いも揃って君らは私をなんだと!」

勇者「し、来た」


全員で物陰に隠れて気配を消す魔法をかける
846 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/18(日) 15:53:51.57 ID:dq30fPruO
数人ほどが入ってくる

やがて全員が席につき、リーダー格の男が口を開く


「では報告を聞こうか」

「人間の確保は予定通りに進んでいます」

「その四分の三は"取引先"、残りは実験場に送る予定。こちらも支障はありません」


勇者(実験…?)
―――――
―――

それ以外は特に有用な情報は無かった


「では解散とする」

@勇者「アル、魔王、暴れるぞ」
A解散した後最後まで会議室に残っていた一人だけを捕縛して情報を聞き出す
B自由安価

>>847
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/19(月) 18:59:16.43 ID:cBGtI2Q9O
2
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 22:37:46.65 ID:4Pji72obo
乙なの
人体実験wktk
849 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/20(火) 22:31:36.84 ID:TO5rUUZmO
最後に一人残って片づけをしていた男を後ろから捕まえ、腕を首に巻きつける


勇者「大人しくしろ。質問に答えれば何もしない」

「何だ、誰か!―グエッ

勇者「聞いたことだけに答えろ。さもなければこのまま折る」


大声を出しかけたので首を絞める


魔王「ふふふ、勇者のすることじゃないね。うふふふ」

勇者「お前も黙れ!」

魔王「はいはい、首折られちゃたまらないからね」


折れるものならとっくに折っとるわ


勇者「浚ってきた人間はどこにやった」

「人身売買用に…生物用倉庫に」

@勇者「どこにある」
A勇者「実験場とやらはどこだ」

>>850
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 19:15:02.11 ID:0qCqd8H+o

色んな情報を引き出したい
851 : ◆bCs0r4M9IE [saga]:2018/02/23(金) 09:01:50.63 ID:ktpAIIW6O
勇者「実験場とやらはどこだ」

「ち、地下二階…魔法の隠し扉がある…」


なるほど魔力探知すれば見つかりそうだな…


「こ、これで充分だろ…?」(早く報告しないと…)

@実験場に向かう
Aこいつは殺す
B自由安価

>>852
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 22:01:11.58 ID:nCVDjdcQo

何の実験をしているかきく

投下乙なの
853 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/28(水) 18:40:19.12 ID:OGpMqkuuO
勇者「何の実験だ?」

「お、俺はそこ担当じゃねえから知らねえよ」

魔王「嘘だね」

「う、嘘じゃねえ!」

魔王「嘘よ嘘。拷問して吐かすといい」

「ひっ」

勇者「ほう、嘘か」

「違う、嘘じゃない、嘘じゃねえよ!」

勇者「拷問って…」


魔王(ふふ、嘘だけどね。勇者がどう拷問するのか楽しみで楽しみで仕方ないよ)クツクツクツ

アル「」ジトー


@勇者「アル、どう思う?」
A勇者「まあいい、実験室とやらに行けばわかるか」
B勇者「今から指を一本ずつ折る。全部の指が折れる前に吐いた方がいいぞ」
C勇者「自由安価」

>>854
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/28(水) 21:02:07.20 ID:D7GLl0wPo
4お前の担当はなんだ?
855 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/02/28(水) 22:26:44.39 ID:OGpMqkuuO
勇者「お前の担当はなんだ?」

「か、勘弁してくれよ!浚ってきた人間を閉じ込めてある部屋の場所は話しただろ!」

@勇者「じゃあ指折るわ」
A勇者「じゃあもう用は無い」
B勇者「自由安価」

>>856
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 12:37:44.00 ID:uZrtOjtCo
乙です
人質として連れていく
857 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/03/03(土) 16:44:59.96 ID:2RwHvsuCO
勇者「人質として連れて行くか」

「なっ―ウッ


気絶させて魔法で浮かせて連れて行く

@人身売買用に捕えられている部屋へ
A実験場へ

>>858
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 16:56:21.70 ID:DaYKpddl0
859 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/03/04(日) 15:51:57.42 ID:FHTJVZe7O
1階

勇者「地下に降りる階段見つからねえなあ」

@空間把握魔法を使う
A今連れてる人質を締め上げて吐かせる
B自由安価

>>860
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 18:46:36.31 ID:rFOoK0lpo
魔王に探させる
861 : ◆z5rHt/.r1Ne6 [saga]:2018/03/08(木) 21:35:28.63 ID:gMxHF4QLO
勇者「魔王、探せ」

魔王「やなこった」

勇者「おい、魔王」

魔王「やだよ。私は君を見るのが面白くてついてきているだけだからね。野次を飛ばすことしかしたくない」

とか言ってる

@空間把握魔法を使う
A今連れてる人質を締め上げて吐かせる
B自由安価

>>862
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/08(木) 23:04:26.71 ID:MnuDiUOio

投下乙なの
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/19(金) 12:18:49.11 ID:e7Q0twW2o
待ってる
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/12/31(金) 10:51:50.19 ID:KeFqTU0jo
続いて欲しい
祈願age
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2022/03/05(土) 17:18:16.73 ID:sgTzOvT/O
加藤純一(うんこちゃん)
Youtubelive

フロム・ソフトウェア
エルデンリング全クリ配信
予習無し初見実況#1

『エルデンリングをやる。初日。
〜ネタバレあり〜指示厨歓迎〜
広告無し』
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