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コナミ「未来へ続く」【遊戯王5DsTF】

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274 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 02:46:48.28 ID:1tQNRc8I0


ディヴァイン「…」


ザッ


ミスティ「……」


「ん?ミスティさん?」


「…あの、トレンチコートの人、どうかしましたか」



ミスティ「……ええ…いえ、じろじろ見てしまったわ、暑くないのかと思って…」



「まあ確かに…」


「ははは、ではこの映画でー……」


ワイワイ



コナミ「ミスティの弟、たしかトビー…は、ディヴァインのサイコデュエリスト開発の過程で殺された」



雪乃「ええ……それを知った彼女は…地縛神でディヴァインを食い殺した…でも、こうして今まで彼は生き延びて」



ディヴァイン「…」



ディヴァイン「…」スッ



コナミ「あれは、懐からカードを取りだしたぞ?」



ライズベルト「ディヴァインさん…?」


275 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 02:57:57.26 ID:1tQNRc8I0

ディヴァイン「…」


ディヴァイン「!」シャッ


ヒュオオッ!


オオッ



ミスティ「!」ピシイッ



コナミ「流石デュエリスト…鋭いカード投擲も人差し指と中指の間でキャッチだ」



雪乃「あのカードは…?」



「わ……あぶない…!」


「なんですかあの人…警備員の方!」


「カードをミスティさんに…」



ミスティ「…」カサ



ディヴァイン「………いくぞ」ザッ



ライズベルト「あれ、もういいんですか?」



コナミ「なんだよあのカード?」ザッザッザ



雪乃「…」



ディヴァイン「奴に絶好の舞台を用意してやったまでだ」

ザッザッザ









ミスティ「あれは……トビー…いえ…コナミね………本当によく似ている…」


276 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 03:08:22.97 ID:1tQNRc8I0


ザッザッザッザ


コナミ「だが、ミスティはお前が地縛神に食われて消滅したと思ってんじゃねえかと考えてたが、冷静だったな…」



ディヴァイン「ニュースで報道されているからな私は、知ってても何も不思議はない」



雪乃「そうね…じゃあ、十六夜さんももしかしたら」



コナミ「知ってる可能性は高えなあ」



ザッザッザ



ライズベルト「あの人悲しい目をしていましたね、ディヴァインさんを見る目は一転憎しみが宿ってましたが」



デイヴァイン「くっく……優しいもんだ」



ディヴァイン「私が奴なら私など生存を確認した時点で殺しに行ってる」



コナミ「ふー…」



雪乃「……ミスティは、貴方を何よりも憎んでいる」



雪乃「会わないのが…あなたにとっても彼女にとってもよかったんじゃないかと私は…」




ディヴァイン「………くくく、そう単純でもあるまい」



ディヴァイン「貴様たちは無関係、余計な口出しは無用だ」



コナミ「………まー……究極そういう事なんだよなあ」


ザッザッザッザ



……………………


277 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 03:22:26.84 ID:1tQNRc8I0


その日の夜



レストラン


遊星「乾杯」


アキ「乾杯」


アキ「ごめんなさい遊星、二人で食事がしたいだなんてわがままを突然」



遊星「いや、俺も楽しみにしてた、気にすることはないさ」



アキ「そう、それにしても。ふふふ」



アキ「遊星が飲食してるところ、なかなか見られない気がするわ」



遊星「そ、そうか…人並みに食べてるはずなんだが」



遊星「ふう……アキ、出発はいつだ?」



アキ「そうね…私の癒す力はほかの街でも役に立てる…一週間以内にはこの街を発とうと思ってるわ」



遊星「そうか…ふ、サイコパワーの真髄は癒しの力……お前なら多くの人を助け、救い出すことができるだろうな」



アキ「そうありたいわ、今まで傷つけてきた分はどれだけ癒しても消せはしない、けど、少しでも償えるなら」



遊星「……ジャック、クロウは既に外国で行われている大会に出場するために、龍亞龍可は親御さんの元へそれぞれ帰って行った」



アキ「ふふ、今度こそ長い別れになりそうね」



遊星「そうだな、だが、オゾンの下でつながっている、問題はないさ」



ppppppp


アキ「あら、ごめんなさい連絡が」



遊星「ああ」
278 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 03:26:50.52 ID:1tQNRc8I0

pppp


アキ「………」p



アキ「……え、この名前…」



遊星「…」



アキ「まさか………」



遊星「?」



アキ「ディヴァイン…だわ」



遊星「ディヴァイン…そうか…アキ、お前はディヴァインが生きていたことは…」



アキ「それは…ニュースでもやってたし…脱獄したとは聞いていたけど」



遊星「……なぜ、今ごろメールを…俺や他人にもみられる可能性は承知のはず…アキ、見てみてくれ」



アキ「ええ……」p



アキ「…………これは……地図ね」



遊星「地図…ネオドミノシティか」



アキ「ええ……それも、これって…!」


遊星「!」




………………
279 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 03:33:22.19 ID:1tQNRc8I0


数日後


中央広場


ミーーーンミンミンミン



コナミ「…」



コナミ「元竜魔王だよ俺…油売ってる場合じゃないよー」



銀龍「バイト生活からは中々抜け出せませんねえ」



コナミ「まったくだ…」



わいわい わいわい



コナミ「デュエル楽しそうだなあ、モーメント回転のために俺もやるか…」



雪乃「コナミじゃない」ザッ



コナミ「おう雪乃!数日ぶりだな、おはよう」



雪乃「ふふふ、おはよう、隣いいかしら」



コナミ「どうぞどうぞ、むしろ占領してて悪かったな」



雪乃「お邪魔するわね…コナミは、ここで何か?」ストン



コナミ「いや……とくには何も…だが、ディヴァインのやつをなんとなくでは探してたんだ」



雪乃「ああ……彼、少しこの前、雰囲気が違かったものね」



コナミ「そうなんだよ、笑っちゃいたが、精神的にガタが来てるんじゃねえかと思ってよ」


280 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 03:41:10.21 ID:1tQNRc8I0


雪乃「そうね…私は、彼に対して恐怖しかないわ」



コナミ「ああ、だってもう少しで火あぶりの刑だったからな、わかる」



雪乃「彼が、その、人々のためにサイコパワーを使っているというのは素晴らしいことだと思う」



雪乃「でも、あの時の恐怖が消えることはない……これは多分、ミスティの憎しみも同じだと思うの」



コナミ「そんなもんだろうなあ、むしろ、何をいまさらって余計にムカついちゃうかもな…」



雪乃「……私たちが彼にできることって…」



コナミ「………ふー」



コナミ「まあ……あいつが見つからないんじゃ何言っても…」




コナミ「あ………遊星と十六夜」



遊星「コナミ、それと藤原」



アキ「藤原さん、コナミ、久しぶりね、おはよう」



コナミ「おはよう、ジャックたちはもう出発したって聞いたから、お前も居なくなったとばかり思ってたぜ」



アキ「ええ、明日には発とうと思ってるの」
281 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 03:46:50.38 ID:1tQNRc8I0
ザッザッ



雪乃「じゃあ今は、チャンピオンと一緒に思い出作りのデートかしらね」



コナミ「愛なの?愛なの?」



アキ「もう、からかわないでちょうだい」




遊星「だが、いいところであったかもしれないな」




雪乃「それはダブルデート申し込みかしら」



コナミ「ダブル…だと」



遊星「いや……あいつ、ディヴァインと恐らく一番話せるのはコナミ、おまえだろう」



コナミ「!デイヴァイン・・・?お前十六夜の前だぜ…」



アキ「流石に知っているわ、彼が生きていたことくらい」



コナミ「そ、そうか……そうだよな遊星はそんなミスしないな」



雪乃「……え、その、ディヴァインがどうかしたのかしら?」



遊星「先日アキの端末にメールが来たんだ…ディヴァインからな」



コナミ「なに…」

282 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 04:04:20.95 ID:1tQNRc8I0


雪乃「直接十六夜さんに…」



アキ「私も驚いたわ……内容は、地図だった」ピ



コナミ「どれどれ……ここって…公園か?」



遊星「ああ、だが数年前はアルカディアムーブメントが建っていた場所だ」



コナミ「あー……そういえばそうだな」



雪乃「シティとサテライトが一つになった際の大規模建造で、あの場所は公園になっていたわね…」



コナミ「つまりそれは、ここに来いってことか…日付は」



遊星「今日だ、それで俺たちは今からDホイールで向かおうと思ってる」



アキ「ええ、私としても、これは避けては通れないことだから」



コナミ「なるほどな……じゃあ、俺もいくぜ」



遊星「ふ、そうしてくれると心強い」



アキ「そうね、藤原さんは…」



雪乃「私も…行くわ、いざとなったらコナミ助けてちょうだいね」



コナミ「任せㇽオ」



遊星「……ディヴァインか」
283 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 04:13:39.34 ID:1tQNRc8I0

…………………………


同時刻



ネオドミノシティ大公園



ディヴァイン「……」



ディヴァイン「…」



ザッザッザ



ミスティ「…ディヴァイン、このカードに書かれていた場所、つまりここ、アルカディアムーブメント跡地に何があるというの」



ディヴァイン「…これはこれは、あのミスティローラが来てくれるとは光栄だ」



ミスティ「ディヴァイン……二度とふざけないで、次私は理性を抑えられないかもしれないわ」



ディヴァイン「………ふん」



ライズベルト「……す…すごい憎しみの……うう」



ヒュプノ「うううう…」



ディヴァイン「…ついてくるといい、今日で憎しみの日々から解放してやる」


ザッ

ザッザッザッ



ミスティ「……」
284 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/14(土) 04:15:53.15 ID:1tQNRc8I0
ここまででー

やっぱりアーククレイドル突入から最終回までの怒涛の展開が大好きなんだぁ(小並感)
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 10:30:42.08 ID:BHrXqCxA0


ミスティ対アキの予感
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 12:09:13.80 ID:dH+rdVsRo

おじさん……
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 23:43:38.19 ID:eqKydK5d0
最後を迎える前に初代の最終回のような コナミVS竜王ベクターが見てみたいな
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 08:23:19.31 ID:FFDkYt1XO
このメンバー見て、サディスティックポーションの話を思い出してしまった。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 13:02:17.17 ID:AzvpV7R60
IF設定ありなら世界征服ENDみたいのも面白そうだよな
原作タグフォの持ち味だし
290 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 21:39:18.58 ID:2Xn1VQB70


ザッ


ディヴァイン「…」


ミスティ「どこへ」



ディヴァイン「女子トイレだ、そこにアルカディアムーブメントの遺産がある」



ミスティ「…トイレに遺産が…?」


ザッザッザ



……………………



ディヴァイン「一番奥の個室トイレのタイルのひとつがはがれる」パコン



ミスティ「これは…」



ディヴァイン「そしてパスワード、指紋、網膜」ウイイイン



ガコッ  ゴゴゴゴゴゴゴゴ



ミスティ「う…沈んでるわ」



ディヴァイン「隠し通路として残っていたのさ、正規の入口は封鎖されてしまったからな」


ウイイイイイン



291 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 21:50:11.29 ID:2Xn1VQB70


ウイイイイイイイン

イイイイイイイイイイイイイイン

ガコン



ミスティ「…」



ディヴァイン「ついた、いこうか」ザッザッザ



ミスティ「…」ザッ



ミスティ「これは……この装置は」



ディヴァイン「懐かしのサイコデュエリスト開発機構へようこそ、埃被ってはいるがまだ現役そうだな…素晴らしい」



ミスティ「開発…」



ディヴァイン「そう、こっちだ」ザッザッザ


ザッザッザ



ミスティ「…」



ディヴァイン「そこの寝台に寝かせ、コードを体に繋ぎ刺激を与え肉体に負荷をかける」



ディヴァイン「それによってサイコパワーを秘めた人間の潜在能力を引き上げる」



ミスティ「負荷ですって…?」

292 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 22:01:59.84 ID:2Xn1VQB70


ディヴァイン「そう、それによって不幸な不幸な事故も多発した」



ディヴァイン「たしか………このファイルか」ゴソッ



ミスティ「ディヴァイン」



ディヴァイン「…なるほどなぁ死者は12人、なかなかの数字」パラパラ




ディヴァイン「見てみるといい、6人目だ」サッ




ミスティ「……6人目…!トビー…」パラ…



ディヴァイン「そうだ、お前の弟は不幸にも肉体に限界が訪れここで果てた」



ディヴァイン「社会的には事故となっており病院でお前もそう聞いただろうが、真実はこれさ」



ミスティ「……トビー…!………」グググ



ディヴァイン「…12人か…」



ガタン!


ミスティ「…!ディヴァイン!貴方が弟を殺したことなんてすでに知ってたわ、なぜ今ごろ私を激怒させるような真似を!」



ミスティ「何故私の目の前に今ごろ現れたの!」


293 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 22:15:23.39 ID:2Xn1VQB70


ディヴァイン「…」



ミスティ「はあ……はあ…」



ディヴァイン「……………………ふふふふ」



ディヴァイン「美しい顔にそんな眉間の皺は似合わないぞ」



ミスティ「虫唾が走るわ!殺されたいのディヴァイン!」



ディヴァイン「そんなお前のために遺恨試合をしてやろうと思ってな」



ミスティ「…遺恨試合ですって…」



ディヴァイン「ついてくるといい、戦いの場に案内しよう」

ザッ



……………………………



ミスティ「ここは…デュエルフィールド」



ディヴァイン「そうだ、かつてサイコデュエリストたちの能力を確かめるために使用していた」



ディヴァイン「かつてはヘッドギアを被ることで痛烈な肉体のダメージと共にデュエルが楽しめた」



ディヴァイン「ここでも私の野望のために何人も死んだな…」



ミスティ「ディヴァイン、貴方は死んでいった人間に対してそんな他人事のように!」



ミスティ「今、この時になっても当時を思い出して懺悔の精神は生まれないというの!」




ディヴァイン「はははは!面白いこと言う」

294 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 22:23:36.52 ID:2Xn1VQB70


ミスティ「!ディヴァイン……貴方の精神はやはり壊れているわ、暗黒に染まりきっている!」



ディヴァイン「ひどい言われようだ…私だってすまないとは思っているさ」



ディヴァイン「だからこうして、ここで遺恨試合を行ってやろうって言うんだ」



ディヴァイン「もっとも、私が勝てばお前も肉体に深刻なダメージを負い、ひとまず復讐されうる面倒な人間は消えてくれるから私のためでもあるんだがな」




ミスティ「その口を閉じなさいディヴァイン」



ディヴァイン「やらないのか、お前の弟の血で両手が染まっている私が目の前にいるというのに」



ミスティ「………」



ディヴァイン「成功しきった人生が惜しいか、それはわかるな…大切な弟とはいえ過去の存在だ、華やかなこれからのお前の…」




ダンッ!



ミスティ「デイヴァイン…!私がだまらせてあげるわ…他の私と同じ境遇の人のためにも…トビーの冥福のためにも…貴方はこの世にいてはならない!」




ディヴァイン「あっはっはっはっは!!」



295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:31:44.92 ID:AzvpV7R60
ディヴァイン、お前・・・消えるのか?
296 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 22:32:01.22 ID:2Xn1VQB70

…………


ネオドミノシティ大公園


キキイイッ


ザッ



コナミ「大きい公園だなあ」



雪乃「でも…こうも広いとデイヴァインがどこにいるか」



アキ「多分……私は分かるわ」



遊星「アキ」



アキ「三人とも、ついてきて」


ザッザッザッザ



ザッ


アキ「多分、あそこに」



コナミ「トイレにいるのか?それが分かるお前もどうなんだ…」



アキ「もう、さ、ついてきて」ザッ




コナミ「しかも女子トイレかよ!ディヴァイン女だったのか…そんなわけあるか」



遊星「信じられないな…」


297 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 22:42:43.64 ID:2Xn1VQB70



アキ「正確には、個室トイレにアルカディアムーブメントの設備への隠し通路があるの」



コナミ「なにその事実!?」



遊星「いまだにアルカディアムーブメントの…」



アキ「でも、私も利用してたのはアルカディアムーブメント時代だったから…今でも動くのかしら…」



雪乃「あ…タイルが開いて」




アキ「ええと・・・確かパスは」ピピ



アキ「…」ピピ ピッ



遊星「厳重な認証だな…」



ガコンッ

ウイイイイイン


コナミ「おお……すげ…動いてるぜ」



遊星「ディヴァインは何を…」



雪乃「…」



コナミ「あいつミスティにも何か送ってたからな、何してんだろうな」




アキ「え!?……ミスティとディヴァインだなんて…」


298 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/18(水) 22:44:37.85 ID:2Xn1VQB70
ここまででー

コナミがトビーと似てるなら中々にはしゃいでる髪型なんだろうなあ 遊戯王的には坊主みたいなものか…
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 22:49:54.70 ID:AzvpV7R60
乙ー
おじさんがどうけじめをつけるのか見ものだな
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 23:13:44.40 ID:VBFY8qVho
遊矢族や柚子族を考えたら髪型はそう似てる訳でもないかもしれんぞ
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 01:15:28.43 ID:HHYUflPN0
ミスティ「トビー!なぜトビーがここに……逃げたのか?自力で(アルカディアムーブメントから)脱出を?トビー!」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 01:56:03.69 ID:loGgPjPDO
乙!
おじさんが自らを犠牲にソウルチャージで被害者を蘇生するのかと思ったらいつものデュエルだった
303 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 01:06:31.13 ID:F1u3ptdh0


ガコオン


アキ「ついたわ、行きましょうみんな」



ザッザッザ



遊星「…ここがアルカディアムーブメントか、流石に活動は停止されてるみたいだが」



コナミ「蜘蛛の巣とか結構あるぜ…」



雪乃「でも…ここにディヴァインはいるのかしら」



アキ「きっといるわ…そしてミスティも」



ザッザッザ



アキ「う……予想はしてたけど…やっぱりここに来ると……胸が痛くなるわね」



遊星「アキ…大丈夫か?」



アキ「ええ……ディヴァインも…きっと」



ズズゥウンッ!!!!!!!



コナミ「うお!?なんだ……今のは地震か……」



304 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 01:12:12.64 ID:F1u3ptdh0


雪乃「ひ!?」


グゴゴゴオオッ


グラグラ


遊星「く……!?地震じゃない…なんだこの衝撃は」



コナミ「爆弾が破裂したみたいな音だぜ…」



アキ「こ……この感じ…サイコパワー…」



コナミ「何!」



遊星「癒しが真髄のサイコパワーも…使い方を誤ればここまで…そして、ということはやはりディヴァインが!」



雪乃「誰かにサイコパワーで攻撃を…?」



コナミ「んー……そうなのかね…?」



アキ「とにかく、急いで向かいましょう!ついてきて!」ザッ!!



遊星「ああ」ザザッ!



コナミ「ディヴァイ―ン!」ザザザッ




コナミ「ん?」
305 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 01:18:48.85 ID:F1u3ptdh0


ライズベルト「!あ、コ…コナミさん!」



ヒュプノシスター「あわわわ」



コナミ「お前らはディヴァインの精霊!ってことはやっぱりここか、どうした慌てて」



遊星「何…カードの精霊が…?」



アキ「そこに居るのね…」



ライズベルト「デ、ディヴァインさんが大変なんですよ!僕達の言葉ではもう止められません!」



ヒュプノ「ご、ご、ご主人が…あわわわ」



セームベル「ぱにくってるねー、なんかやばそう…」



コナミ「ディヴァインがデュエルで誰かを傷つけたのか…?」



ライズベルト「い、いえ……とにかく僕についてきてください!」ダッ



コナミ「おお!みんな、俺に続け!」ダッ



雪乃「あ、コナミ!」



遊星「アキ、コナミについていこう!それで大丈夫か?!」




アキ「そうね、分かったわ!」


ダッ



306 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 01:30:39.91 ID:F1u3ptdh0

………


ズズウウウンッ



コナミ「衝撃が近くになってきた!」



遊星「コナミ、この先にディヴァインとミスティが!?」



コナミ「そのようだぜ!」



雪乃「ミスティが危ないのね…」



アキ「…」


ザザッ



ライズベルト「つきました!そこの窓ガラスから下を覗いてください!」



コナミ「ここか…!おいディヴァイン!」



アキ「ミスティ!」






ミスティ「はあ…………はあ………」LP4000



ディヴァイン「ゴホ……はははは……こんなものか…」LP3200



遊星「どうなってる…傷付いているのはディヴァインの方だ…まさかミスティにサイコパワーが…」



アキ「い………いえ…ここの舞台はかつてサイコデュエリストを戦わせて訓練するフィールドで…サイコパワーの無いデュエリストでもフィールドの技術で現実にダメージを発生させることができるの」



雪乃「つまり…ディヴァインはお互いが相手を傷つけられる舞台でミスティと雌雄を決しようと…」



コナミ「いや…これは」


307 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 01:40:47.90 ID:F1u3ptdh0


ミスティ「…私は…バッドエンドクイーンドラゴンでディヴァインにダイレクトアタック!」ばっ



バッドエンドクイーンドラゴン「!」ブオオオン



ドギャアアンッ!!



ディヴァイン「ぐわああああああっ!!?」ザザアアッ LP3200→1300



ブワァアッ



雪乃「ひ!?な……何あのダメージは…あんなのを生身になんて!」



コナミ「おいおいおい…ディヴァイン!」



遊星「なんだこのデュエルは…」



アキ「ディヴァイン!ミスティ!」



ミスティ「はー……はあ…」



ディヴァイン「〜〜〜〜〜っぐうう!」ギギッギギ



コナミ「ディヴァインの足が変な方向に…おい中止だ!」



ミスティ「ディヴァイン!バッドエンドクイーンドラゴンの効果で手札を一枚捨ててもらうわ!」シュッ



ディヴァイン「〜〜〜〜っぐううあ………いいだろう……」シュッ



ミスティ「……………タ……ターン終了…」



308 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 01:52:04.35 ID:F1u3ptdh0


ディヴァイン「はー……はー…………あ…く…」



ディヴァイン「ドロー…」シュッ



コナミ「聞いてんのかディヴァイン!サイコパワーの出力が高すぎだ!」ダンッ




ディヴァイン「…はあ…来たか…アキ…予想通り余計なのがいくつかついてきてるが…まあいい…」



ディヴァイン「ドローしたことによって、場の神の恵みが二枚発動する!」




ディヴァイン「LPが1000回復っ………はあ……」パアアア LP1300→2300


シュウウウウ


雪乃「あ…足も治って…傷も」



ミスティ「ディヴァイン………」


ディヴァイン「そして、さっき捨てたのは堕天使マリー……スタンバイフェイズに200P回復する…」LP2300→2500 パアア



遊星「堕天使マリー…そして神の恵み…サイキック族じゃない、奴のデッキじゃないのか…」



コナミ「回復しまくってるな…」



ミスティ「あなた……私を侮辱してるのね、ずっと回復の繰り返しで私を攻める行動は一回もとらない」



ミスティ「デュエル前の挑発的物言いも結局はブラフだった!貴方は私に傷つけてほしいだけなんだわ!」



ミスティ「そしてそれで…トビーや………他の殺めた人たちの償いとしようとしている…」



ミスティ「自分が罰がほしいために、今更私に会いに来て、アキさんを呼んで!今更!」



ディヴァイン「……はっはっはっは……!ミスティ・ローラ…少し違うな」
309 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 02:08:53.48 ID:F1u3ptdh0


ディヴァイン「今更言われるまでもない……私の血は呪われている…ゴホ」



ディヴァイン「何人も殺めて…アキやお前たちを不幸にした……」



ディヴァイン「お前だって私を今の今に至るまで殺したいほど憎んでいるはずだ」



ミスティ「そうよ、だから決闘を受けたの、本気で貴方を乗り越えるためにね、しかし貴方はそれを侮辱したわ」



ディヴァイン「ダメなんだミスティ・ローラ…私はお前を傷つけることはできん」



ミステイ「腑抜けたのね…」



ディヴァイン「それは否めない…だが、私は罰がほしいんじゃない…」



ディヴァイン「私が救われる必要はない…だが…お前たちは救われなくてはならない」



ミスティ「………」



ディヴァイン「私を恨んでいる者たちのためにお前は私を痛めつけなければならない…気が済むまでな」



ディヴァイン「お前の責任でもあるんだよ」



ミスティ「それで…最終的には殺してほしいと…?私に、セキュリティのお世話になれって言うの?」



ディヴァイン「その必要はない…このデュエルでは命までは奪われないようにセットされている…ダメージは自分のサイコパワーでどうにでもなる…そして、私の最後のけじめは私でつける」



ディヴァイン「お前はトビーの仇である私に溜まった憎しみをぶつければいい…」



コナミ「何を言い出すんだディヴァインの野郎…」


310 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 02:28:12.21 ID:F1u3ptdh0


アキ「ディヴァイン!貴方は十分に償ったわよ!コナミから聞いたわ…世界を護るために何度も戦ったって」



アキ「貴方が罪なら私も罪!共にミスティに謝らせて!」



ディヴァイン「アキ、お前は私とは違う、お前の罪の意識を芽生えさせるきっかけを作ったのも私だ」



ディヴァイン「狂気の男を見届けてくれ」



遊星「ディヴァイン…」



雪乃「コナミ…ディヴァインはとても不器用で歪んだやり方を…私たちは…」



コナミ「まあな、だけどこういう話で無関係者が入り込むのは…冷たいと思われるかもだが俺はやりたくない」



コナミ「あのディヴァインがけじめをつけたいって言うんだ…くそ」



コナミ「遊星おまえはディヴァインをどう思う」



遊星「俺は…勿論何人もの人を殺めた罪は生涯消えない、かつての俺なら狂気の男と片づけていたかもしれない」



遊星「だが知ってしまっている、ディヴァインの魂を、世界を護るために戦ってくれた奴を」



遊星「どんなにどす黒い過去を持っていたって未来は変えられる、サイコパワーという力も使い方によっては多くの人を助けることができる」



遊星「そして今日までディヴァインはそれを実行してきた…俺の耳にも入っている…俺にやつを責めることは…できない」



アキ「ディヴァイン、無理よ見届けるなんて…貴方は私に居場所を与えてくれたの…歪んでいたとはいえ心の支えになってくれた…」



アキ「貴方は十分償ってきたわよ!ミスティにだって通じるわ…わかってくれるわ!」
311 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 02:48:05.42 ID:F1u3ptdh0


ミスティ「…」



ディヴァイン「…私もな、今更ながら分かったんだ」



ディヴァイン「近親者の死は重過ぎる…アキ、通じる通じないじゃなくもはや手遅れだ」



ディヴァイン「言葉なんて軽い…血は血で清算する、それ以外にはない…ゲホ…」」




雪乃「そ、そんな……彼は…じゃあ最後には自ら命を…」



コナミ「言われてないのについてきたのは俺たちだが…黙って見過ごすわけにもなあ…」



遊星「ああ…俺も奴が死ぬのは見過ごせない…なんとか…何とかならないのか」



ディヴァイン「私は…ターン終了だ」



ミスティ「…ドロー」シュッ



ミスティ「……トビー…お姉ちゃんが…今……そして…同じ境遇の人々も…」



ミスティ「……バッドエンドクイーンドラゴン!ディヴァインを攻撃!」バッ



バッドエンドクイーンドラゴン「!」ブオオオンッ!!



アキ「ミステイ ディヴァイン!」



ドオオオンッ!!!




ディヴァイン「っぐあああああ!?」ザザザザザアッ LP2500→600


オオオオオンッ


コナミ「くあ…!」
312 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 02:58:37.44 ID:F1u3ptdh0

オオオン


ディヴァイン「かは……」

ザザアアア……




遊星「く……二人とも……やはりこれは間違っている!俺は黙ってみているわけにはいかない!」



アキ「遊星!」



コナミ「流石遊星!と言いたいが……今回ばかりは俺もお前も…」




遊星「こんな歪んだデュエルは認めるわけにはいかない…ディヴァインが回復したら介入させてもらう…」



シュウウウン…



ディヴァイン「かはっ…………はあ………」



ミスティ「…」



ディヴァイン「…く…はあ…」ザリ



ミスティ「…」



ディヴァイン「…………何の涙なんだ……」




ミスティ「…っ…」ポロポロ…



ミスティ「何故なのディヴァイン…っ……貴方は…っ……」



ミスティ「何故……今頃…人々のために…動くようなことをするのよ…」ポロポロ




ミスティ「邪悪なあなたならっ…………………く…っ…こんな気持ちには…っ…」ボロボロ


313 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/10/27(金) 03:01:44.40 ID:F1u3ptdh0
ここまででー 
あーあ、その辺にホルアクティ落ちてればいいのに(飯尾)
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/27(金) 12:08:27.60 ID:abUMUAlJo
時械神拾った(シーホース並感想)
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/27(金) 20:08:35.97 ID:A0IW/9UA0


見つからないものならば作ればいい!
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/27(金) 23:08:37.37 ID:q9FI7t6C0
乙!
このSSでの成果を踏まえると、おじさんが自分を許せるかどうかって所かもしれぬ
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/28(土) 09:12:08.11 ID:m+EtpuAV0

リアルだと《グレイ・ウイング》拾ったことがあるなぁ
318 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 05:39:15.97 ID:gQh39P+B0


ディヴァイン「……」グググ…



ディヴァイン「はあ…はあ…」



ミスティ「く…………貴方の事を生涯許すことはできない…けど」グス



ミスティ「それなら私だってダークシグナーとなって多くの人の魂を地縛神の生贄にしてしまったわ…」



ディヴァイン「私が復活してるんだぞ、他のやつらが復活してないはずがなかろう」



ミスティ「100%ではないわ……当時のサテライトの人達は…管理が行き届いてなかったもの」



ミスティ「死人に口なし…そうでしょう」



ディヴァイン「…お前がそれを勝手に悔やむのは勝手だが…ゲホ…」



ディヴァイン「憎き私への復讐とは関係ない…」



ミスティ「ディヴァイン、もう終わりよ……私にこれ以上貴方は責めることはできない」



ディヴァイン「………」



ミスティ「貴方が望むのは…強烈な罵倒と肉体へのダメージなのでしょうけど…私にはそれをしてあげる義理もない…」



ディヴァイン「違う…お前は他の犠牲者の分まで」



ミスティ「他の犠牲者ではなくて、貴方のためでしょう…?自分勝手なのはいつまで変わらないようね」



ディヴァイン「く……げほ…」
319 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 05:58:18.37 ID:gQh39P+B0


ズダッ



遊星「ディヴァイン、もう終わりだ、これ以上ミスティを困らせてはいけない」ザッ



遊星「それは二人にとって何のメリットもない」



ディヴァイン「………はっはっはっは!流石は英雄出しゃばってくるじゃないか…」



遊星「ディヴァイン……確かに甘いことを抜きにするなら、絶対に和解なんてできない相手というのもいるかもしれない」



遊星「俺が入り込める話ではないが…お前は何度も人々を救い、人のために動いてきた、だからこそミスティはここまでお前に対して気持ちを抑えていられる」



遊星「過去は忘れられないが、未来に生きることでお前も救われるはずだ…自害なんてしないでもっとこの世の行く末を見届けてほしい」



ディヴァイン「……」



ミスティ「……ま、サイコパワーが強力な能力であることは疑いようはないし、私もその方が有意義だとは思うわね」ゴシゴシ



ミスティ「私の前には、できれば現れないでほしいけどね…できれば」フウ…




ディヴァイン「……ふふふふ………」



ディヴァイン「……私のターン、ドロー」シュッ LP600→1600→1800 パアアア



ディヴァイン「………ふう……」パアアア



コナミ「おお…傷が」



アキ「ディヴァインもサイコパワーを癒しの方向に…」



雪乃「チャンピオン・・・これくらいの高さなら躊躇いなく踏み出せるのね…」


320 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 06:04:48.84 ID:gQh39P+B0


ディヴァイン「…」



ミスティ「…」



ディヴァイン「あとで私の腕を奪っておくべきだったと後悔しても遅いぞ…いいんだな」



ミスティ「くどいわね…精々世のため人のため生きていきなさい」



ディヴァイン「ふう…興ざめもいいところだ」カシャンッ 



ミスティ「…」カシャンッ


シュウウウウウン


コナミ「デュエルが終わった……」


アキ「ディヴァイン……ミスティ…よかった」




雪乃「はあ……心臓に悪いわ…」



ライズベルト「マスター…僕もホントにほっとしました……」


ヒュプノ「はあ…」



コナミ「いや…でもディヴァインこの後自害するって…」



ライズベルト「え…?いえ、マスターはそんなこと言ってませんよ…確かにややこしくこけじめをつけるって言ってましたけど…」



321 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 06:34:42.87 ID:gQh39P+B0


………………


シュウウウウン


ディヴァイン「こんな肩透かしな結果で終わるとは思わなかった…」



コナミ「お前見てるこっちはハラハラだって」ザッ



遊星「ふう…」



ミスティ「…」



アキ「ディヴァイン…」



ディヴァイン「アキ…お前にとってはトラウマを蘇らせるだけだとはわかっていたが…私が責められることでお前の負の歴史の責任は私にあると再確認してほしくてな…無理を言ってすまなかったよ」



アキ「責任は貴方だけではないわ…アルカディアムーブメントの思想に染まりきっていた私も貴方と何も変わらない…」



アキ「もう……こんなことはやめて」ギュ



ディヴァイン「………」



雪乃「ディヴァイン、貴方は、その…これからどうするの」



ディヴァイン「私はさっき言ったように、自らの存在にけじめをつける」



コナミ「自害するんじゃねえんだよな…?ライズベルトから聞いたけど、結局なんなんだ?」



ディヴァイン「…………………あまりみたくない顔だが、仕方あるまい」スッ


322 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 06:41:02.38 ID:gQh39P+B0


アキ「それは…カード?」



遊星「次元の裂け目のカードだ…」



ディヴァイン「発動!」バッ



グゴオオオオオオオッ



オオオオオオン



コナミ「うお!異次元の裂け目ができた…まさかカイバーマンの所に行くのか?」



セームベル「うっそー!久しぶりにおにいちゃんと一緒に家に戻ろうかな!」



ヒュプノ「二人きりにはさ、させない…」



コナミ「だが…いや…これは違う裂け目っぽいな」



ミスティ「…あ……頭が追いつかないわ、まさか次元が裂けるなんて…サイコパワー…」



ウォンウォンウォンウォンウォンウォンウォン!!!!!



遊星「な、なんだ!?」



コナミ「この音は…クルマか!?」



ディヴァイン「ち…うるさい…」



アキ「じ、次元の裂け目からよ!」



ウォンウォンウォンッ!!!


323 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 06:52:26.45 ID:gQh39P+B0

ギャギャギャギャギャギャギャギャギャッ



コナミ「!」



ミスティ「な…何か来るわ…」


キキイイイイイイィイッ!!!!!



メタルフォーゼ・ゴルドライバー「ヒャアアアアアアアッフウウウウ―――――!!!」ギャギャギャギャギャギャザザザザアアアアアアッツ



コナミ「うおおおあ!?」


遊星「セ、精霊か!?」



アキ「何あのモンスターは!?」



シュウウウウウ



ゴルドライバー「正義の味方参上!」



ディヴァイン「…」



ミスティ「モンスターなの…これが精霊…?」



コナミ「そうか…次元の裂け目が開いたから精霊が見えるように」



ゴルドライバー「次元の裂け目が開いたら迎えに来いだったなディヴァイン!速攻で来てやったぜ!」



雪乃「正義の味方…?」



アキ「迎えに来たって…ディヴァインを?」




ディヴァイン「…そういう事だ、俺はこの世界を出て、こいつらと共に征く」



コナミ「何!異世界へ行こうってのかディヴァイン」



ゴルドライバー「ああ、彼のクールでスペシャルなパワーは弱肉強食のバイオレンスな次元では役に立つからな!正義の味方として戦ってもらうことにしたのさ」



コナミ「た…確かにこの世界みたいに安定してる次元はそう多くない…無秩序な弱肉強食の世界だらけだが」



ゴルドライバー「弱気を助け強気を挫く、そんな素敵な活動だぜ!」ドルンドルン



324 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 07:01:00.80 ID:gQh39P+B0


雪乃「…正義の味方…」


コナミ「似合わない…似合わなすぎる」



ディヴァイン「うるさい、私は別に正義の味方などしない」



ディヴァイン「ただ好きに暴れられる相手がほしいだけさ」



遊星「…ディヴァイン、お前はサイコパワーを癒しの力としてもっと使う気はないのか…」



ディヴァイン「ふ…私の本質はどこまでも悪…悪いがその気はない」



遊星「ふう………ふふふ、お前みたいなひねくれた人間は俺も初めてだ」



遊星「ゾーンもゴドウィンもどこまでもまっすぐだった…」



ディヴァイン「はっはっは!」



コナミ「けじめってこういうことだったのか…この世からいなくなるのは確かにそうだな…」



コナミ「あ、てことはお前たちも?」



ライズベルト「はい、僕達もついていって様々な次元を見て回ろうと思ってます」


ヒュプノ「新婚旅行……♡」ギュ



セームベル「は?は?は?」



セームベル「は?」



コナミ「セームベル、お前はどうするんだ?多分、兄ちゃんとはしばらく会えなくなっちまうぜ」



せームベル「………うー」



ライズベルト「セームベル、お前がしたいようにするべきだ」



セームベル「んーーーー……」



セームベル「コナミは……どう思う?」



コナミ「俺は…やっぱり兄妹一緒にいたほうがいいと思うぜ、俺もお前が居なくなっちまうのは寂しいが、それでもな」



セームベル「そっかー…」
325 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 07:09:29.87 ID:gQh39P+B0


セームベル「…」


セームベル「…………」






セームベル「………決めた!コナミ、あたしのカード無くさないでよ!それがあればあたしは居場所が分かるんだから!」



コナミ「!ああ、当たり前だぜ、たまには顔見せに来いよ!」グッ



セームベル「うん!月一くらいで行くからね!」



コナミ「結構来るな…」



セームベル「あたしはお兄ちゃんと一緒に行くことにします…しばらく甘えられなかったことだしさ…」



セームベル「今日まで、すごく楽しかった!ありがとうコナミ、ジェネコン君!銀龍ちゃん、戦士くん!」



ジェネコン「ギー…マタ会オウ」


銀龍「うわああああああああああああああああああ!!!!!元気でいてくださいねえええええええええええええ」ボロボロボロボロボロボロボロボロ


霞の谷の戦士「兄としあわせにな」


コナミ「達者でな!ディヴァイン、セームベルは任せたぜ」


ディヴァイン「勝手に任せるな…クソ……荷物が増えた」


セームベル「おにいちゃーん!」ギュ


ライズベルト「甘えん坊はかわらないなあ」ギュ


ヒュプノ「ぬー………」



遊星「コナミの周りにもあれだけの精霊が」



雪乃「…」



アキ「目撃できるのもレアな経験ね…」



ミスティ「本当に…」


326 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 07:26:05.61 ID:gQh39P+B0

ゴルドライバー「じゃあ、ディヴァイン行こうか!闘いの旅に!仲間も待ってるぜ!」


ドルンドルンドルン



ディヴァイン「ああ…………」



銀龍「おーいおいおいおいおい」ボロボロ



コナミ「…」くしゃくしゃ



コナミ「ディヴァイン、セームベル、ライズベルトヒュプノシスター、元気でな」



セームベル「うん!やっばりがなじいぜえええええ」ブワアアア


ライズベルト「妹のことはお任せください!」


ヒュプノ「…」ギュウウ



ディヴァイン「ま、好きなようにしてくる」



ミスティ「はあ、意外と子どもっぽいわね貴方…」



ディヴァイン「ち……」



アキ「ディヴァイン、貴方も私もサイコデュエリストとして迫害され…世間への憎悪ゆえに曲がってしまった」



アキ「でも、私はそんなあなたがここまで他者のために動いてくれるようになって本当にうれしい…」



アキ「長い間、私の心の支えになってくれてありがとう……私のことはもう大丈夫、この恩は生涯忘れないわ………」



ディヴァイン「……利用されてたことを恩に思うな…ああ、もう面倒だ…」



ディヴァイン「いくぞ、ゴルドライバー、くそったれの世界に」



ゴルドライバー「ああ!この世界と同じくらい平和な次元がある、まずはそこで子供たちの安全を確保してからだぜ!」ドルンドルン



ドルンドルン





327 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 07:30:47.06 ID:gQh39P+B0


コナミ「そうか…セームベル達の事もちゃんと考えてくれてるんだなあいつ…」


ドルンドルン



ディヴァイン「……」ザッザッザ



遊星「ディヴァイン、もう何も言わない、死ぬなよ!」



アキ「ディヴァイン!」



コナミ「セームベル!またなー!」



セームベル「またね!!あたしは別れは笑顔でってきめてるんだ!」ニコ



銀龍「まだねえええええええええええええええええ!!おでがみだしまずううううううう」ボロボロボロ



ジェネコン「ギー!」



パァァアアアアッ!!!



雪乃「……ディヴァイン…」



ディヴァイン「………」ザッザ



ディヴァイン「さらばだお人よし共」



バシュウウウウウウウウンッ!!!!



ミスティ「う…この光…」
328 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 07:37:39.90 ID:gQh39P+B0


シュウウウウン……


ンンン…



コナミ「……」



遊星「……歪がきえた…行ったか…」



アキ「ディヴァイン…元気で」



雪乃「…」



ミスティ「ふう………」



アキ「ミスティ、ごめんなさい、でも、ディヴァインが恩人なのは本当だから…」



ミスティ「ええ、アキさん、分かっているわ、ふふふ」



遊星「奴も自ら修羅の道を…」



コナミ「ああ…俺達は無事を祈っててやろうぜ…セームベルも特にな」



銀龍「ううううう」ボロボロボロ



銀龍「お兄さんと一緒がいいのは分かりますけどかなしいですねええええ」ボロオロ



コナミ「なー、また会える日を楽しみにしようぜ」



遊星「……アキ、行こうか、明日発つんだろう?俺も買い出しを手伝おう」



アキ「ありがとう遊星、みんな、ここを出ましょう私についてきて」


コナミ「はーい」

329 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/02(木) 07:39:18.14 ID:gQh39P+B0
ここまででー

アニメ版のおじさんド外道でほんと好き  SSの終わりが見えてきてるぅ〜
330 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/11/02(木) 08:05:28.71 ID:eiSJFla80
コナミ全遊戯王収録サイバーポッドちゃん忘れずに2020年以内に3DSで1000円未満でソフト出せよ続編のカードはセブンイレブンで三枚配信しろよWIFI対応が無いセブンイレブンは潰れる
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 10:10:11.71 ID:OJ9CcOJVo
新作TFこねぇかなぁ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 18:58:13.00 ID:0149MEpgO
光の中に完結するおじさん
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 19:56:13.73 ID:TjDZHmi20
乙です
ほんとここのディヴァインすこ
最高のおじさんをありがとう作者殿…
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 15:57:04.61 ID:LP2ktHB10
乙!
おじさんらしいけじめのつけ方!
作者様、素晴らしい展開を本当にありがとう!
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 03:43:47.02 ID:Vg/T7ifA0
ムキムキになるまでメタルフォーゼ達に鍛えられたおじさんがネオアルカディアムーブメントを率いて侵略しに帰ってくる
逆襲のおじさん編への布石か
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 09:52:09.11 ID:JtHMz01yO
前にやってたゼアル編が再開、またはAV編が始まったら普通に次元の穴から出てきそう
337 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/10(金) 02:44:49.86 ID:G+sq9KDB0


……………………………


数日後



チュンチュン

早朝  噴水


コナミ「すがすがしい朝だぁ…」セノビ



銀龍「セームベルさん、元気でやってますかねえ」



コナミ「ディヴァインやあいつのにいちゃんがいれば多分大丈夫だろ…」グググ



銀龍「ですねえ、セームベルさんの分までこの銀龍がマスターを退屈させませんよ!」グッ



コナミ「いつも通りでおねがいしたい」



ジェネコン「ギー」



コナミ「ジャックやクロウ、十六夜に龍亞龍可はそれぞれの場所に戻っていったし…」



コナミ「復旧作業もほぼ完了だし…本当の平和がようやくおとずれたなぁ」



コナミ「少しのんびり歩いてみるか」

338 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/10(金) 02:47:23.65 ID:G+sq9KDB0
今月は忙しそうだぁ(絶望) あと次の雪乃ルートのストーリーがまるで決まらん みんなアイデア書いて盗ませて♡
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 04:57:25.35 ID:AXJ6HwVe0
雪乃は公式ハレンチだからなぁ

という訳でむっつりすけべルートでオナシャス!
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 07:10:59.42 ID:7gk5rr7vO
新作映画で主役に抜擢されたけどイケメン俳優とラブシーンが多くあることが判明し無意識にモヤるコナミ
役作りの一環と称して公私で恋人のように振る舞うのを見て思わず撮影現場に乗り込み俳優にデュエルをふっかける、とか
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 11:25:36.89 ID:3z7nln3A0
ネクロスの残骸を拾ってエクゾディアネクロス使いになった雪乃がデュエルクイーンとなるまでのサクセスストーリーにしよう!

ライバルの悪徳事務所の妨害でだんだんと女優の仕事が減って水着や下着姿とか露出の多い役ばかりになってもう脱ぐしかないところまで追い詰められる中でデュエルと仕事とコナミとどれを取るか選択を迫られる雪乃で
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 19:00:33.00 ID:nHlTEQ27o
満足街の時のヤンデレ結婚届の事件再来とか
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/11(土) 07:48:41.29 ID:MkkzUXNOo
>>340
これで逆にイケメン側がデュエルふっかけるのもよさそう
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/11(土) 07:49:10.84 ID:MkkzUXNOo
>>342
え?サディスティックポーション?
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 21:51:43.50 ID:lSWQLWnSO
雪のんルートも楽しみだが恵ちゃんのルートはあるのだろうか…
346 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 04:20:45.95 ID:/XqE0EMD0


中央広場


わーーーーわーーーー


コナミ「…」



コナミ「だれかとデュエルでもしにいこうかなー」



銀龍「デュエルディスクの戦歴データでは、今まで347勝376敗ってなってますね…結構負け越してるんですねえマスター」



コナミ「いやーいい線行ってると思うぜ…ジャックとかは数回くらいしか負けてなさそうだがな…」



ジェネコン「ギー…」



コナミ「子供たち相手に…勝ち星でも増やしに行くか」



銀龍「MAイングリットさんに負けこしてるんですが…」




コナミ「ナチュル普通につええ…身動きできなくなるんだよな…」



ザッ



雪乃「コナミ、ごきげんよう」



コナミ「あ、おう雪乃!また会ったな、暇ならデュエルしようぜ!」ザッ




347 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 04:34:44.86 ID:/XqE0EMD0


雪乃「ごめんなさい、これから映画の撮影があるのよ」



コナミ「あーそっか…それなら仕方ねえな」



コナミ「よっこらしょ……頑張れよー」グダ



雪乃「コナミはこれからやることがないの?」



コナミ「ああ、何しようか迷ってたんだよなー」



雪乃「ふふ、それなら現場に一緒にいかないかしら」



雪乃「見学も面白いと思うわよ」



コナミ「え…歓迎されないだろ俺…部外者だし」




雪乃「そんなことないわよ、私のお手伝いってことにすれば問題ないわ」



コナミ「そうか…じゃあお邪魔しちゃおうかね」



雪乃「じゃあ、Dホイールもってきてちょうだい。ふふ、ここで待ってるわね」



コナミ「ああ!」
348 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 04:50:03.64 ID:/XqE0EMD0


…………………

ネオドミノシティ某所ハイウェイ高架下



ブオオォオオオオオオオオォーーーーーーーーー



キキイイッ




コナミ「ここか…すごい人だな」カポ


ワイワイワイワイ



雪乃「最近になってようやく景色を楽しめるようになってきたわ…ふふふ」カポ



コナミ「すげえよな…お前主演なんだろ」



雪乃「そうね、今までの頑張りが報われた想いよ…両親の七光りを遮断して…ここまで来るのに大変な道のりだった」



コナミ「一時期肌の露出が増えた撮影が多い時期があったよなー」



雪乃「ええ……あのころが一番つらかった…でも私はどんな仕事も真摯に…って」



雪乃「良く知ってたわね?私の仕事について」



コナミ「あーーーーーー………………うん、まあね」



コナミ「俺のベッドの下は見ないでいいからな…」



雪乃「分かったわ、今度念入りに確認しておくわ」



コナミ「ウェイウェイ!」


349 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 05:02:47.16 ID:/XqE0EMD0

………



「藤原雪乃さん入りまーす!」


パチパチパチパチパチ


雪乃「よろしくお願いするわね」ペコリ




日陰


コナミ「…」チュー



コナミ「ふはー……アクション映画かー」パンフレットペラ



コナミ「ド派手なアクションと最新ソリッドヴィジョンを使ったデュエル演出ねえ」



コナミ「もっさ面白そうじゃねえか……雪乃はヒロイン役なんだ…」



コナミ「この前の騒動で撮影が止まってたが…今日から再開ね…見物させてもらうとするかぁ」ゴロン



コナミ「まあ結局は作り物だし…」





演者「迫真の演技」ピカアアアアアアアアア




コナミ「」ティアドロップ



銀龍「感動的イイイイイイイイ」ダバー



350 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 05:09:19.41 ID:/XqE0EMD0


コナミ「く……侮ってたぜ生のプロを」グイ



銀龍「そうですね……ここまで上手だとは」ズビ



コナミ「テレビで見てたら俺でも出来そうとか思ってたぜ……」



「休憩入りまーす」



コナミ「あ」



雪乃「ふう……コナミ、お水貰える?」テクテク



コナミ「へい」ザッザッザ スッ



雪乃「」ゴク



コナミ「いやー恐れ入ったぜお前の演技、乗り移ったみたいだったぜ」



雪乃「ふふふ、ありがとう」



コナミ「でも、派手なアクションシーンあるんだよな?大丈夫かこれ演者」



雪乃「そこはスタントマンの方がやってくれるわ」



コナミ「あー…代わりにやってくれる人がいるのか」








ドッギャアアアアアンッ!!!!


351 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 05:18:21.92 ID:/XqE0EMD0


シュウウウウン


コナミ「…」



雪乃「え……何今の轟音は」



コナミ「サテライトではけっこう聞いた破壊音だけど久しぶりに聞いたー」



雪乃「ええええ?!」



わーーーーー!わーーーーーーーーーー!!



「大変だ!ハイウェイで撮影してたスタントマンがミスって事故った!」


「病院に連絡しろ!足が変な方向に曲がっているぞ!」


「おい大丈夫かしっかりしろ!」




コナミ「ミスがあったのか……大変そうだな」ゴク



雪乃「う………大丈夫かしら…」



「監督!代わりのスタントマンは…」



「彼はフリーランスだったからな……代わりを用意するのも時間がかかる…くそ………」







雪乃「代わりの……あ、適任さん発見」ユビサシ



コナミ「………俺!?」

352 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/15(水) 05:19:25.24 ID:/XqE0EMD0
ここまででー
時間がとれない(血涙) 案出してくれてサンクス
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 07:42:08.53 ID:TnojJCtC0
乙ー
仮に事故ってもデュエリストなら大したケガにならないからね仕方ないね?>適任
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 07:45:55.84 ID:octGu0fsO
アクションスタントマン兼特撮俳優兼スーツアクターに就職か?
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 12:19:39.96 ID:GLEDofQUo
コナミくんが転けた程度で怪我なんかするわけないんだよなぁ…
コナミが怪我するってそれ一般人なら何処かしら消えてなくなってるレベル
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/15(水) 21:37:50.99 ID:Gfu/dpRT0
これアクションデュエルやるのかwあれはデュエリストにしかできんやろなあ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/16(木) 12:10:12.79 ID:j+1Rds970
乙!
なるほど、こう来ましたか!
コナミがスタントマンかー。何だろう、この絶対的安心感。
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/16(木) 23:11:18.54 ID:GMUSLomw0
終わってしまうのか…
ほんとに好きなシリーズなんだ…もっと個別ルート掘り下げてもいいのよ!レイン恵ルートとか…レイン恵ルートとか…
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 00:53:26.63 ID:Rjz+PcS2o
あんまり続けてもぐだるからね…
あっそうだ、公式には存在しないZEXAL編とか…

全部まっさらにすれば人間関係構築し直しだからロリキラーにもなれるし今回はあんまり出なかった人達とか先生とか…
360 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 03:38:02.94 ID:MkFduYtd0


「え…キミが?」



コナミ「はい、俺けっこう動けるし体は頑丈だし、やらせてくれないかなと」



雪乃「彼のことは私もよく知っています監督、一度使ってあげてみてくれませんか?」



「いやあ…流石にそんな簡単に…怪我されて困るのはこっちもだしなあ」



「ええ、新しい人呼ぶしかありませんね」



雪乃「そう…よね」



コナミ「えーと……」キョロキョロ



スタスタ



雪乃「コナミ?」


「おい君?そっち行きすぎると危ないぞ、10メートルくらい崖になっになてるからね」



コナミ「……てい!」バッ



「うお!?と、飛び降りた!バカあー!?うそだろ!?」



「何をしてるんだ君は!」


「大の字になってないで受け身の体勢を取れ!おい!?」




ドギャアアンッ!!!!


361 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 04:05:00.07 ID:MkFduYtd0



シュウウウウウウ


「おいおい…救急車また呼ぶのか!」


「急げー!」



雪乃「こ…コナミ?」



シュウウウウウウ



コナミ「……ふう」ムク



雪乃「そ、そうよね……ちょっとヒヤッとしたわ」



「うお!起き上がったぞ、大丈夫か!」


「全然地も出てないし赤くもなってねえ!?」



コナミ「かなり丈夫ですぜ!」



「監督…」


「とりあえず簡単なの、やらせてみるか?」


………………


「8メートルくらい間あるんだよ?ワイヤー本当にいいの?」



コナミ「助走していいのなら任せてくださいよ!」




「はい、ハイウェイから隣のハイウェイまで飛び移るシーン!アクション!」



コナミ「おりゃああっ!」ダンッ


オオオンッ



ザザッ


コナミ「ふう…」



「全然よ、余裕か……」




362 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 04:37:08.39 ID:MkFduYtd0

雪乃「ふう………」


「すごいぞおい……次、三回バク転して車の上に着地するシーンだ!」


「アクション!」



ババッバババッ


シュタッ



コナミ「はっ」ダン



「Dホイール集団の突撃を全て紙一重で躱すシーン!」


ブオオオオオオオブオオオオオオオ  ブオオオオオオオオオオブオオオオオオオオオオオオオ

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



コナミ「ほい!ほい!よっと!」ヒュンヒュンヒュンヒュン



「無駄が無さ過ぎて透り抜けてるじゃねーか!}



「なんだあの動きは…」



雪乃「監督どう…?」


「藤原さん…想像以上の目っけ物です彼は」


「ていうかデュエルの大会に出てた人だよなあれ…最近成績はパッとしないから注目されないけども」


「運動能力が高すぎる…」



………………………………



バババババババババッ


「ヘリの縄はしごからビルの屋上に飛び降りるシーン行きまーす」



コナミ「うりゃあああっ!!!」


………………………


「ロープを使って窓ガラスを破ってビル内に侵入するシーンいきまーす!」



コナミ「どりゃアアッ!」ガシャアアアアアアンッ
363 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 06:47:28.14 ID:MkFduYtd0

…………


「無法者との殺陣!」



コナミ「サテライト流奥義ィーーーー!!!」ドギャアアン



……………


「デュエルの凄まじい衝撃に吹き飛ぶシーン!」



コナミ「っぐっわああああああああああ」ドガッシャァアアアアアン!

……………


コナミ「ふう……」コキコキ


「き、君…怪我はないか?」


「連続スタントをこんなペースでこなすなんて」


コナミ「全然大丈夫だぜ」



「ド派手なアクションが予定より遥かに早く撮れたぞぉー!」


「すげえ迫力だぁー!!」



雪乃「コナミ、お疲れさまね」



コナミ「ああ、この二週間アクションしまくりで楽しかったけどな」



「君には天賦の才がある!世界一のスタントマンになれるぞ!」



コナミ「マジッすか監督!でも俺的には仕事にしていくと考えるとぐっと来てないんだよなあー」



「そ、そうか…でも今後私が映画を撮るときはぜひ来てほしい!」



コナミ「しょうがねえなああああああ」ニヤニヤ

364 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 07:15:24.34 ID:MkFduYtd0


ワイワイワイ チヤホヤチヤホヤ


コナミ「いやー褒められるのって気持ちいいなあ…自己顕示欲が満たされるゥ」テカテカ



雪乃「ふふふ、男性にならいくら褒められても許してあげるわ」



コナミ「雪乃も撮影続けてたな、お疲れ」



雪乃「ええ、私はアクションじゃなくて演技力で勝負しなくちゃね…」



コナミ「終わるの20時くらいだよな、見学してるぜ」



雪乃「ええ、私の演技を見て魅力を再確認しなさいね」



コナミ「よっと…ふー」 チュー



銀龍「マスターマスター、私もそのコーヒー牛乳飲みたいです、きゃっ♡間接キス」



コナミ「ふう、ごめーんもうない」ベゴッ



銀龍「シット!」



コナミ「一流演者たちの迫真の演技見せてもらおうぜー」



銀龍「そうですね!」



「西野浩三さん、はいりまーす!」


パチパチパチパチパチ



浩三「皆さんよろしくお願いします!」ペコ



コナミ「え?西野ってたしかプロデュエリストの…」


 
365 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 07:29:49.81 ID:MkFduYtd0




浩三「デュエリストとしてキングを目指してる僕だけど、役者としても全力で頑張らせてもらうね!」



コナミ「やっぱりだ、龍亞に見せてもらったプロカタログにのってた…女子受けのよさそうなルックスの…ちょっと秀行に似てるけど」



コナミ「プロデュエリストが主演かーすっげえなー」



銀龍「マルチに活躍してる人もいるみたいですねえ」



コナミ「ツァン子供たちと交流会とかしてたしな」



「ええと、藤原さんと西野さんは今まで別の場所で撮影してましたが、ここからは二入がそろってる場面を撮っていきます」



雪乃「はい」



浩三「ええ」



コナミ「もぐもぐ」



「じゃあとりあえずキスシーンから…」



コナミ「……………なにい!?」ガタン



銀龍「うわ!な、なんですかコラァ!?」



コナミ「え?キスってあの恋愛のあれだよな?口と口の情熱的なあの」



銀龍「そうですねえ、間接キスのキスです、マスターんー♡」



コナミ「雪乃がそれやるのか!?」銀龍の顔ガシ




雪乃「え…ええ、女優だもの当然それは…」
366 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/19(日) 07:30:51.81 ID:MkFduYtd0
ここまででー

久しぶりに秀行の声聞いたら面白すぎる。提訴
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 08:07:49.38 ID:Ufoih1IV0
乙です
勝訴確定裁判ですねぇ
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 08:28:26.87 ID:vXFBmn8oo
後で消すのかもしれんがスタントがそんなに叫び声を上げていいのか?wwww
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/20(月) 09:23:39.12 ID:7ciBY1uu0
乙です!
無自覚に嫉妬するコナミ、可愛すぎか!
まあでも、相手がゆきのんだとコナミは自然とカッコ可愛くなりますよね。
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 09:46:32.62 ID:Axw3t/xmO
またsage出来ない奴が現れたのか……
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:49:24.47 ID:ozO1RuXE0
でぇじょうぶだ
後でコナミがもっとすごいのをすれば問題ない
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 14:16:07.13 ID:H/UlMD/BO
もっとすごいの(デュエル)
373 : ◆y.Y/h1wyXqKb [saga]:2017/11/25(土) 01:05:22.10 ID:CsXXcYG80


コナミ「……そ、そうか…がんばれよ!」



雪乃「ええ、じゃ、行ってくるわね」

ザッザッザ



コナミ「うわー!視たくない…」顔覆い バッ



銀龍「マスター!」



コナミ「もう終わった?終わったのか?」



銀龍「いえ、まだ始まってもいませんが」



コナミ「OH」



銀龍「はじまりましたよ!直前にアクションシーンで華麗に藤原さんを助けたという場面からみたいです!」



コナミ「ぎゃー俺だぞアクションしたのはー!」



銀龍「夕日をバックにはい!二人が見つめ合います!」



コナミ「今更だけど今の俺の声入ってないよな?それはマジで心配だ」



銀龍「結構離れてますし誰もこっちみてないので聞こえてないと思いますよ、あ!藤原さんが西野さんに抱き着きました!ひゅー!」



コナミ「何でいうんだよ!実況しなくていいんだけど!」



銀龍「見られないマスターのために銀龍気を利かせました、ああーーー!!!これは、あああーーーー!!」



コナミ「どうした!」



銀龍「えんだああああああああああああああああああああああ」



コナミ「俺の雪乃がぁー!?」


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