【安価】ダンガンロンパ・グロウ【オリロンパ】

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115 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:52:44.43 ID:MB5vkxBA0
【学生寮・エントランス】

静希「寮周辺にはいい場所はありませんでしたね」

金網は気になるところですが……

【自由行動を開始します】

【残り一回】

【一度に二人まで選べます】

【羽佐間、豊穣院は選べません】

↓2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:53:35.50 ID:qYTMKas7o
中根 酒谷
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:54:56.77 ID:7/lyhnxtO
118 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/24(日) 23:56:03.03 ID:MB5vkxBA0
中根、酒谷選択で本日はここまでです。

ではまた次回
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 23:57:25.61 ID:+gdw4MQWo
乙です
120 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 20:26:49.41 ID:gxj2v27A0
始めます。
121 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 20:43:53.39 ID:gxj2v27A0
酒谷「おー、シズ。さっきはお酒に合ういいご飯ありがとね」

静希「ありがとうございます。夕飯もリクエストがあれば受けますよ」

酒谷「そうだね……次は日本酒に合う料理がいいかな」

静希「日本酒ですか……わかりました」

酒谷「バンも何かリクエストあるなら言ったら?」

中根「……ふん、静希望の作った物以外なら何でもいい」

酒谷「それリクエストって言えるの?」

中根「いいか!この際だからはっきり言うが、私は静希望や豊穣院玲奈のような人間がこの上なく嫌いなんだ!」

中根「そんな人間の作った食事など吐き気がする!」

酒谷「うわぁ、そこまで言う?」

静希「……」

1…ですが、お昼は食べていましたよね?
2…なるほど……僕ですから、しかたがありませんね

↓2
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 20:44:35.28 ID:TbAw2KnDO
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 20:44:54.05 ID:BbEyy4xno
1
124 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 20:57:27.58 ID:gxj2v27A0
静希「ですが、お昼は食べていましたよね?」

中根「ぐっ!?」

酒谷「そういえばそうだね。しかもあたしの記憶が確かなら……一番食べてた」

中根「ぐぐっ!?」

酒谷「ははあ、つまりバンはツンデレってやつ?」

中根「違う!ただ、料理に罪はないからな」

酒谷「それアカの言葉じゃない?」

中根「ぐぐぐっ……!話にならん!」

バンッ!

酒谷「あらら、怒らせちゃったかな?まあ、なんだかんだ言って夕飯も食べるだろうから、嫌じゃなかったら作ってあげてシズ」

静希「はい、もちろんそのつもりです」

中根さんの気持ちはわからないでもありませんからね……

【酒谷美野里の好感度が上がりました】

【中根万利の好感度は上がりませんでした……】
125 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 21:16:52.82 ID:gxj2v27A0
静希「さて、夕飯を作るとしましょう」

ナナシさんの分は別に作るとして……

静希「……おや?」

いくつか食料が減っていますね……もしかしてナナシさんでしょうか?

静希「……」

もしもこれがナナシさんなら、僕の料理を食べてはくれそうにありませんね。

しかし他の人かもしれませんし……

静希「食事を無駄にはしたくありませんから……」

1…ナナシの部屋に行って直接確かめる
2…他の人に確認してみる

↓2
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 21:17:24.68 ID:8LoKD4MAo
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 21:20:30.70 ID:5KFOZgz5O
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 21:20:31.23 ID:TbAw2KnDO
129 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 21:34:17.70 ID:gxj2v27A0
静希「ナナシさんに直接確かめてみましょう」

そうと決まれば早速……

【ナナシの部屋前】

静希「ナナシさん、静希です。少し聞きたい事があるので開けていただけないでしょうか?」

…………

静希「留守なんでしょうか……」

いえ、ナナシさんの事だからおそらく居留守でしょう。

静希「ここはメモを挟んでおきましょう」

【キッチンから食料が減っていますが、ナナシさんが持ち出したのでしょうか?】

これでいいですね。

スッ

静希「……」

スッ

静希「返ってきましたね」

【だったらなんなの】

静希「やっぱりそうでしたか……」

【いえ、それが知りたかっただけですので】

スッ

静希「さて、夕飯の準備に戻りましょう」



…………

スッ

【は?それだけ?】

ガチャッ

ナナシ「……なんなの」
130 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 21:42:52.53 ID:gxj2v27A0
【静希の部屋】

静希「夕飯も好評でしたね」

一応明日の献立も考えておきましょう。

静希「僕が明日を迎える事はないかもしれませんけど……」

献立をメモすると鞄を置いてベッドに横になります。

鍵は捨てているのでもちろんかけていません。

静希「誰かが殺しに来てくれるんでしょうか……」

その時を少し楽しみにして、僕は眠りにつきました。


【一日目終了】
131 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 22:00:45.63 ID:gxj2v27A0
【二日目】

静希「……ん」

朝ですか。

どうやら昨日に僕を殺しに来てくれる人はいなかったようですね。

静希「こればかりは仕方ありません。今日も生きていくとしましょう」

時刻は……六時半ですか。

食堂は七時まで開きませんから……散歩にでも行きましょう。

1…砂浜
2…学生寮屋上
3…学生寮周辺

↓2
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:02:36.00 ID:8LoKD4MAo
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:04:15.98 ID:TbAw2KnDO
134 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 22:19:06.74 ID:gxj2v27A0
【砂浜】

静希「……」ザッザッ

昨日のボールのようなものは、さすがにありませんか。

静希「……」

この島は随分と人の手が入っています。

しかし僕達以外の人がいる痕跡は見当たりません。

あの金網の向こうにいるんでしょうか?

静希「……僕が考えてもしかたがありませんか」

僕はこの島で殺されると決めているんですから。

ザッザッ

静希「誰か来ましたね……」

【砂浜に来たのは?】

【須辺鈴、山藤は選べません】

↓2
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:21:18.97 ID:TbAw2KnDO
望月
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:26:05.36 ID:BbEyy4xno
緋色
137 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 22:50:06.05 ID:gxj2v27A0
緋色「静希さん、おはようございます!」

静希「緋色さん、おはようございます。ジョギングですか?」

緋色「はい、ボディーガードは身体が資本なので!」

静希「緋色さんらしいですね」

緋色「らしいって、静希さんとは昨日会ったばかりじゃないですか!」

静希「ああ、すみません。実は僕の家で緋色さんを専属ボディーガードにしようと調べていましたから」

緋色「えっ?私が静希さんの家で、ですか?」

静希「はい。その過程で緋色さんの事は調査していたんです」

緋色「……」

1…嗅ぎ回るような真似をしてすみませんでした
2…やはり愉快な話ではありませんよね

↓2
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:57:51.95 ID:8LoKD4MAo
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:57:59.93 ID:BbEyy4xno
1
140 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:10:55.26 ID:gxj2v27A0
静希「嗅ぎ回るような真似をしてすみませんでした」

緋色「……そ、それじゃあまさか」

緋色「私の秘密を静希さんは知っているんですか!?」

静希「いえ、僕は調査をしていたという事しか知らないので……」

緋色「そ、そうですか……ほっ」

静希「……」

ここまで安堵するという事は緋色さんには大きな秘密があるんでしょうね。

だから静希家専属のボディーガードにはならなかったんでしょうか……

緋色「まあ、静希さんが謝る事じゃありませんよ!ボディーガードが調べられるのは想定済みですから!」

静希「そう言っていただけるとありがたいです」

しかしそんな秘密があるようには見えませんがね……

【緋色朱里の好感度が上がりました】
141 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:20:07.31 ID:gxj2v27A0
キーンコーンカーンコーン

静希「……?」

なんでしょう、このチャイムは。

モノクマ「おはようございます!七時になりました!」

モノクマ「今日も一日頑張っていきましょう!」

静希「朝のアナウンスですか……こんなものがあったんですね」

緋色「昨日の十時にもアナウンスしてましたよ?」

静希「そうなんですか?九時には寝ていたので知りませんでした……」

とにかく食堂も開いたでしょうから、朝食の準備をしに行きましょう。

【学生寮・エントランス】

静希「……おや?」

誰かいますね……

静希「……」

いや、あれはいるというより……


倒れている?
142 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:24:04.67 ID:gxj2v27A0
胸騒ぎがして、僕は走りました。

するとだんだんと見えてきます。

やはりその人は倒れていて。

その脇腹には包丁が、確かに突き刺さっていました。

静希「……!」

なぜ?

なぜ僕ではなくこの人が?

半ばパニックになって僕はその人の名前を叫びます。
143 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:26:03.37 ID:gxj2v27A0






静希「須辺鈴さん!」

しかし、【超高校級の霊能力者】須辺鈴洸さんは何も答えてくれず。

その脇腹から流れ出す血がエントランスの床を濡らしていました。






144 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/25(月) 23:26:43.63 ID:gxj2v27A0
本日はここまで。

それではまた次回に。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:30:11.05 ID:BbEyy4xno
乙です、早いな…そこが落ちるか
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:31:20.74 ID:8LoKD4MAo
147 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 20:34:19.94 ID:d6BoG1WA0
開始します。
148 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 20:49:05.43 ID:d6BoG1WA0
静希「須辺鈴さん!」

僕は倒れている須辺鈴さんの側に跪くと、鞄からタオルを出して包丁が刺さった部分にあてがいます。

弱くなっていますがまだ息はあります、急いで処置すれば……!

緋色「なっ、静希さんこれは!?」

静希「緋色さん!須辺鈴さんが刺されました!羽佐間さんを呼んできてください!」

緋色「わ、わかりました!」

緋色さんが個室の方に行き、少ししてから羽佐間さんが鞄を手に走ってきます。

羽佐間「状況は!」

静希「今はタオルで圧迫してますが……それまでの出血が多いです」

羽佐間「わかった、後はこちらが引き受ける!」

静希「助かりますか?」

羽佐間「助けるさ、わたしは医師だからね」

交代すると羽佐間さんは鞄から注射や小型のクーラーボックスを取り出して、須辺鈴さんの治療を始めました。

静希「須辺鈴さん……」
149 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:05:16.95 ID:d6BoG1WA0
【食堂】

望月「それで須辺鈴君は大丈夫だったの!?」

羽佐間「出血はしていたけれどなんとか峠は越したよ。もう大丈夫だ」

石動「そりゃよかった。さすが【超高校級の医師】ってところか?」

羽佐間「発見が早かったのが幸いだっただけさ。もう少し遅れていればわたしでも手のつけようがなかった」

山藤「だけどなんで須辺鈴が襲われたんだ?言っちゃなんだがわざわざ殺されてくれるって奴がいるのによ」

静希「……」

本当にそうです。

なぜ僕ではなく須辺鈴さんが……

酒谷「それはコウの才能考えたらわかるでしょ?」

有栖川「……【超高校級の霊能力者】か」

澤木「そっか、霊能力者だからちょっと霊と話せば犯人わかっちゃうもんね!」

だから須辺鈴さんは狙われた……そういう事ですか。
150 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:18:39.33 ID:d6BoG1WA0
中根「問題はそこじゃない!」

皆賀「そ、そそそうよ……誰かが早速コロシアイ始めたって事よね……ひいいっ!?」

糸沼「殺人を企てたような人間と一緒にいないといけない……不幸だね」

梁瀬「……危険因子」

豊穣院「まあ……先生、わたくし怖いです」ギュッ

誰かが殺人を犯そうとした……その重みが食堂を支配します。

須辺鈴さんが目を覚ませば、誰がこんな事をしたのかはっきりするんでしょうが……

緋色「とにかく須辺鈴さんが狙われるとはっきりした以上、今は彼の警護が必要不可欠です」

緋色「ですから、これから私が須辺鈴さんの警護をしたいと思いますが、いいですね」

緋色さんの言葉に反対する人はいませんでした。

こうして何もわからないまま、僕達は朝食を摂る気分にもならず解散となりました。
151 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:31:58.37 ID:d6BoG1WA0
【須辺鈴の部屋】

須辺鈴「……」

静希「須辺鈴さんの様子はどうですか?」

緋色「まだ意識は戻りませんね……だけどもう危険な目には遭わせませんから安心してください!」

静希「【超高校級のボディーガード】の言葉となると重みが違いますね」

しかし失念していました……まさか僕が殺される事にこんな壁があったなんて。

静希「どうしたものか……」

緋色「何がですか?」

静希「いえ、こちらの話です……」

考えなければならない事が増えてしまいましたね……
152 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:40:12.70 ID:d6BoG1WA0
【静希の部屋】

静希「須辺鈴さんではなく僕を殺してもらう方法……」

これは難題ですね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選べます】

↓2
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 21:41:59.30 ID:Kh5AK3wDO
有栖川 梁瀬
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 21:42:08.01 ID:pUQBholvo
望月 皆賀
155 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 21:51:35.87 ID:d6BoG1WA0
皆賀「な、なんで私が……」

望月「うーん、私にもわからないけど……」

静希「どうしましたか?」

望月「あっ、静希君。皆賀さんに真歩ちゃんが捜してたから行ってあげてってお願いしてたんだけど」

皆賀「私は嫌よ……なんであんな悩み事なんかありませんと言わんばかりの能天気な奴につきまとわれなきゃ……」

望月「真歩ちゃん、皆賀さんの事妙に構いたがるんだよね……話しててもどこか目で捜してるっていうか」

1…澤木さんは自分と皆賀さんが似ていると言ってましたよね
2…単純に仲良くなりたいだけにしては熱が入ってますね……

↓2
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 21:52:54.76 ID:pUQBholvo
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:01:54.61 ID:Kh5AK3wDO
158 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 22:14:08.29 ID:d6BoG1WA0
静希「澤木さんは自分と皆賀さんが似ていると言ってましたよね」

皆賀「ま、まずそれがわからないのよ……!あれと私にどんな共通点があるって言うの……」

望月「うーん、真歩ちゃんにしかわからない何かがあるんじゃないかな?」

皆賀「そ、そんなわけのわからない物に私は巻き込まれるなんてごめんよ……!」

望月「あっ、行っちゃった……」

静希「どうするんですか?」

望月「真歩ちゃんには見つからなかったって言うしかないかな……」

静希「僕も付き合いましょうか?」

望月「ううん、大丈夫。ありがとう、静希君」

【望月遊希の好感度が上がりました】

【皆賀莉子の好感度が少し上がりました】
159 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 22:18:38.96 ID:d6BoG1WA0
【静希の部屋】

静希「澤木さんの情熱はどこから来るんでしょうね……」

【自由行動を開始します】

【残り三回】

【一度に二人まで選べます】

【望月、皆賀は選べません】

↓2
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:20:49.47 ID:pUQBholvo
梁瀬 澤木
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:28:38.20 ID:Kh5AK3wDO
有栖川 澤木
162 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/26(火) 22:43:38.24 ID:d6BoG1WA0
澤木「ねーねーねーねー」

有栖川「……」

おや、あれは有栖川さんと澤木さんですか。

どうやら有栖川さんに澤木さんが声をかけているようですが……

澤木「ちょっと無視しないでよ!アリスっち!」

有栖川「……おい、まさかそれは俺の事か」

澤木「他にいないじゃん!ねーねー、ちょっとお願いがあるんだよー!」

有栖川「……」

普段より二割増しで疲れた顔をしていますね……

1…皆賀のいた場所を澤木に教える
2…話に加わる

↓2
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:44:24.46 ID:Kh5AK3wDO
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 22:51:35.88 ID:pUQBholvo
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 08:17:07.68 ID:CpZDkf2ho
166 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 21:51:16.70 ID:RTNvou+A0
静希「こんにちは」

有栖川「……静希か」

澤木「おー、シズっち!」

静希「シズっち……こほん」

静希「お二人は何をなさっていたんですか?」

有栖川「絡まれていただけだ」

澤木「あー、そういう言い方ないじゃん!アタシはただアリスっちにお願いがあるだけなのに!」

有栖川「……聞くだけ聞こう。お願いとはなんだ」

澤木「アタシのこの案を童話にしてほしいんだよね!」

有栖川「……なに?」

澤木「何さ、その意外って顔!」

有栖川「いや……実際意外だったからな」

静希「確かに」

澤木「シズっちまでそういう事言う!?」

静希「ああ、いえ……澤木さんは才能も体育会系ですから」

有栖川「……とにかく見せてみろ」

澤木「ふんだ、感動して泣いても知らないからね!」

澤木さんが有栖川さんに渡した案を僕も横から覗いてみます。

有栖川「これは……」

静希「……」

澤木「ふふん、どう?」

有栖川「……読めん」

澤木「えっ?」

静希「……」

澤木さん、少し文字が読みづらいですよ……

【有栖川幸正の好感度が上がりました】

【澤木真歩の好感度が上がりました】
167 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 21:53:02.06 ID:RTNvou+A0
静希「澤木さんの考えた童話とはなんだったんでしょう」

結局読めなかったので余計気になります……

【自由行動を開始します】

【残り二回】

【一度に二人まで選べます】

【望月、皆賀、有栖川、澤木は選べません】

↓2
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:54:46.08 ID:ujENEOzbo
梁瀬 糸沼
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:58:48.70 ID:2TVg9GKDO
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:59:21.42 ID:vJrqdqOR0
171 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 22:30:12.36 ID:RTNvou+A0
糸沼「いや、悪いね……ボクにこんな事を頼まれるなんてキミは不幸だよ」

梁瀬「……不幸異論」トントン

糸沼「ああ、またそんな事を言わせてしまうなんて……」

梁瀬「…………」トントン

静希「……」

なんなんでしょうか、あの噛み合ってない会話は。

静希「何をなさっているんですか」

糸沼「ああ、せっかく気分がよかったのに……ボクはやっぱり不幸だね」

梁瀬「仕事」トントン

見たところ、糸沼さんに頼まれて梁瀬さんが何かを作っていたようですが……

1…これは家、ですか?
2…素晴らしい出来ですね

↓2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:32:30.64 ID:ujENEOzbo
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:53:44.00 ID:2TVg9GKDO
174 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:01:29.19 ID:RTNvou+A0
静希「これは家、ですか?」

梁瀬「人形住処」

静希「人形……糸沼さんのですか?」

糸沼「他に誰がいるんだい……」

糸沼さんはポケットから二体の人形を出してこちらを威嚇してきます。

なぜここまで警戒されているんでしょうか……

梁瀬「完成」

糸沼「ああ、ありがとう梁瀬クン。それじゃあこの家はもらっていくよ」

梁瀬「所持可能疑問」

糸沼「これぐらいボクだって持てるよ……っ、あっ」

静希「糸沼さん!?」

下敷きになってしまいましたね……

糸沼「……やっぱり不幸だ」

梁瀬「……不安的中」

【梁瀬大鉄の好感度が上がりました】

【糸沼命の好感度が上がりました】
175 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:03:52.95 ID:RTNvou+A0
静希「糸沼さんに怪我がなくて何よりでした」

しかし梁瀬さんが作ったあの家、本当によく出来ていましたね……

【自由行動を開始します】

【残り一回】

【一度に二人まで選べます】

【望月、皆賀、有栖川、澤木、梁瀬、糸沼は選べません】

↓2
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:05:58.51 ID:Vb8WjyVYo
石動 ナナシ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:08:13.30 ID:9SKt33Y4O
酒谷、豊穣院
178 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:19:19.05 ID:RTNvou+A0
酒谷「いやー、本当に惚れ惚れしちゃう腕だったね」

静希「羽佐間さんの事ですか?」

酒谷「そうそう、コウを助けた時のあの流れるような手さばき……あたしも病気になったらあんなお医者様に診てもらいたいよ」

確かに羽佐間さんの治療は怪我の治療なら決して少なくない数をこなした僕も目を見張る物でしたね……

豊穣院「もし……少しよろしいですか?」

酒谷「ん?レイじゃない、どうしたの」

豊穣院「今、先生に惚れるなどと言っていたのが聞こえましたが……」

静希「酒谷さんのそれは、医師としての腕が素晴らしいという意味だと思いますよ」

酒谷「あはは、そうそう。残念ながらあたしのタイプではないんだよねタクは」

豊穣院「そうだったんですか……ほっ」

1…もしかして不安になったんですか?
2…羽佐間さんで駄目とは酒谷さんのタイプとやらはどんな方なんですか?

↓2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:20:47.45 ID:2TVg9GKDO
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:23:42.86 ID:vJrqdqOR0
1
181 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:30:29.57 ID:RTNvou+A0
静希「もしかして不安になったんですか?」

豊穣院「……はい」

酒谷「不安?なんで?」

豊穣院「だって酒谷さんはスタイルもいいですし、先生の隣でも見劣りしない雰囲気ですから……」

酒谷「あっはは、これはまた持ち上げてくれるね」

豊穣院「わたくし本当に不安で……だから違うとわかってよかったです」

豊穣院「えぇ、本当に」

静希「……?」

なぜでしょう、豊穣院さんは確かに安堵しているようですが……

どことなく、寒気がするのは。

酒谷「あー……こりゃタクも苦労するね」

【酒谷美野里の好感度が上がりました】

【豊穣院玲奈の好感度が上がりました】
182 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:50:22.72 ID:RTNvou+A0
【須辺鈴の部屋】

静希「羽佐間さんに聞きましたけど、須辺鈴さんが目覚めたとは本当ですか?」

緋色「静希さん!はい、ついさっき」

羽佐間「とはいえ、あれだけ血を流したんだ。しばらくは安静にしていた方がいいね」

須辺鈴「はい……ありがとうございます羽佐間さん……」

羽佐間「わたしは医師として当然の事をしただけさ。痛み止めは置いておくから、食後に飲むように」

須辺鈴「はい……」

羽佐間「今日は遅いから皆には明日にでも伝えるようにしよう。それじゃあわたしはこれで」

静希「須辺鈴さん、よかったですね」

須辺鈴「はい……あの、静希さんも僕を助けてくれたって聞きました……ありがとうございます」

静希「いえ、僕も当然の事をしただけですから……ところで須辺鈴さん」

須辺鈴「僕を刺した人、ですよね?」

緋色「確かにそれは知っておかないといけません。場合によっては拘束しなければ」

須辺鈴「……実は、わからないんです」

静希「わからない?」

須辺鈴「はい。食堂に行こうとしたら急に刺されてしまったんです」

須辺鈴「だから顔は見てなくて……お役にたてなくてすみません」

静希「いえ、仕方ありません。急に襲われたんですから」

緋色「しかし困りましたね……」

そう、須辺鈴さんが見ていない以上誰が動いたかは結局わかりません。

この事が、明日響かなければいいんですが……
183 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/27(水) 23:51:25.57 ID:RTNvou+A0
本日はここまで。

また次回に。
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 00:01:00.70 ID:v72NjjTto
乙です
185 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 21:37:44.76 ID:3xe0sSTA0
【三日目】

静希「今日で三日目……今日も生きるとしましょうか」

豊穣院さんや中根さんの家が動いていない以上、無駄だとは思っていましたが助けは期待できないようですね。

静希「やはり僕を誰かに殺してもらわなければいけませんか……」

……さて、時刻はまた六時。

どうしましょうか?

1…須辺鈴の様子を見に行く
2…散歩に行く

↓2
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 21:38:20.24 ID:PIgPSp9Qo
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 21:38:42.26 ID:Kplqz/iDO
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 21:43:06.12 ID:LwpHzzjj0
1
189 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 22:05:22.89 ID:3xe0sSTA0
須辺鈴さんの様子を見に行きましょうか。

緋色さんがいる以上大丈夫だとは思いますが……

【須辺鈴の部屋前】

ピンポーン

静希「須辺鈴さん、起きてますか?」

「あっ、か、鍵は開いてます」

静希「鍵をかけていなかったんですか?少々無用心では……」

ガチャッ

静希「……」

須辺鈴「おはようございます静希さん」

静希「おはようございます……それで、彼女はどうしたんですか?」

僕が指さしたのは須辺鈴さんのベッドに突っ伏して寝ている緋色さん。

緋色「すう、すう……」

小柄な彼女らしい幼さの残る寝顔ですけど……ボディーガードである彼女がこんな事をするとは思えないのですが。

須辺鈴「僕がお願いしたんです。ずっと気を張っていたら疲れちゃいますから」

静希「よく納得しましたね……」

須辺鈴「へへ、そこは押し通しました」

静希「意外に頑固なんですね須辺鈴さんは……」

須辺鈴「流されてたら霊能力者は出来ませんからね」

そんなものですか……

【須辺鈴洸の好感度が上がりました】
190 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 22:19:35.58 ID:3xe0sSTA0
【食堂】

中根「まだ脱出方法は浮かばないのか!?」

朝食後中根さんが話があると元々いないナナシさん、須辺鈴さん、緋色さん以外は残っていましたが……

まさかいきなり怒号が飛ぶとは。

中根「情けない……それでもお前達は【超高校級】なのか!?」

皆賀「い、いきなり何よ……!」

酒谷「まあまあ、落ち着きなよバン。簡単に脱出出来るようなら苦労しないでしょ」

中根「うるさい!酒を飲んでるだけの役立たずが!」

酒谷「うわあ、正論キッツいなー」

望月「ちょっと言い過ぎだよ!」

中根「私は事実を言ったまでだ!梁瀬、大工なら船ぐらい作れないのか!?」

梁瀬「道具不足、沈没確実」

中根「ちっ……!それをどうにかしてこそ超高校級だろうが!」

有栖川「落ち着け中根。当たったところで事態は好転しない」

中根「黙れ!私は誰もこの状況をきちんと理解していないのが腹立たしいだけだ!」

中根「この私の命はお前達より重いんだ!早く何とかしろよ!」
191 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 22:48:40.47 ID:3xe0sSTA0
石動「はあ……」

静希「石動さん?」

石動さんが急に席を立ったかと思うと……座っている中根さんの胸ぐらを掴み上げました。

中根「な、ななななな……なんだお前!?」

石動「あー……重っ。慣れない事するもんじゃねえや」

かと思えばすぐ手を放しました。

澤木「ランっち……えっと、今の何?」

石動「いや、ちょっと胸ぐら掴んで凄んでやろうかと思ったんだけどよ……お前痩せろや」

中根「な、何だと……」

石動「つーかさ、静希や豊穣院の前で自分のすげえとこ見せてえなら逆効果だぞ?」

中根「!?」

豊穣院「わたくしですか……?」

静希「……」

石動「まっ、恨まれて死にたくなきゃ今の言葉は撤回しとけ」

中根「ぐっ、う、うるさい!」ドスドス

石動「かー、せっかく無料アドバイスしてやったってのに」

山藤「いや、スッキリしたぜ石動!あいつムカついたしな!」

糸沼「はあ……朝からあんな風に言われて不幸だ」

羽佐間「……ストレスが溜まっているのだろう。良くない兆候だね」

静希「……そうですね」
192 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 22:55:07.18 ID:3xe0sSTA0
【静希の部屋】

静希「ストレスですか……」

おそらく中根さん以外にも感じている人はいるでしょうね。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選べます】

↓2
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 23:00:00.93 ID:Kplqz/iDO
中根 山藤
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 23:00:21.38 ID:eULNrO8Mo
石動 ナナシ
195 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 23:27:14.48 ID:3xe0sSTA0
石動「はー、腕が疲れちまった」

静希「お疲れ様です」

石動「中根もリーダーぶりたいならもっとやり方があるだろうによ」

静希「ですが、この状況を打開したいという気持ちは本物でしょうし……」

石動「そうかねぇ……俺にはそうは見えなかったけどな」

静希「と言うと?」

石動「それはだな……おっ?」

静希「石動さん?」

石動「また珍しい奴が出てきたぞ」

静希「あれは……」

ナナシ「……まだお喋りしていたなんて本当に状況を理解できてないのね」

石動「それにしては話しかけてくれんのなお嬢さん」

ナナシ「ふん、あまりにお花畑だから言ってやりたくなっただけよ」

石動「へいへい、そういう事にしときますよ」

1…ナナシさん、食事でしたら用意しましょうか?
2…石動さん、あまり煽らない方が……

↓2
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 23:28:49.93 ID:eULNrO8Mo
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 23:30:09.54 ID:Jqu2yeBT0
198 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/09/29(金) 23:42:31.83 ID:3xe0sSTA0
静希「ナナシさん、食事でしたら用意しましょうか?」

ナナシ「毒が入っているかもしれない物なんかいらないわよ」

石動「こいつは毒なんか入れねえよ。むしろ殺されたいからって入れてほしがる人間だぞ」

静希「恐縮です」

ナナシ「そんな言葉が信用出来るわけないでしょう」

石動「疑り深いお嬢さんだな……だったら静希、俺の食ってんのと同じの渡してやれよ」

静希「あれは石動さんがおかわりする分ですが……」

石動「いいんだよ。他でもねえ俺が言ってんだからな」

ナナシ「……なんの真似?」

石動「いちいち警戒してんのもめんどくせえだろ?美味いもん食ってたまには休むこった」

静希「どうぞナナシさん」

ナナシ「……ふん、本当に馬鹿な連中」

静希「本当によかったんですか?」

石動「いいって事よ」

【石動嵐馬の好感度が上がりました】

【ナナシの好感度が上がりました】
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 08:58:49.04 ID:a3m4jAJco
200 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 20:35:55.15 ID:ZfPHp2jA0
静希「ナナシさんは食べてくれたんでしょうか?」

受け取ってはくれましたから捨てられたという事はないでしょうが……

【自由行動を開始します】

【残り三回】

【一度に二人まで選べます】

【石動、ナナシは選べません】

↓2
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 20:55:51.89 ID:DMAGwQVDO
中根 山藤
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 20:56:31.77 ID:4oxg/Mbfo
中根 皆賀
203 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 21:11:49.80 ID:ZfPHp2jA0
皆賀「はぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

地の底から響くようなこのため息は……皆賀さんですね。

中根「なんだ!そのため息は!?」

皆賀「めんどくさい男に捕まったから出たため息よ……」

中根「な、なんだと!?」

どうやら、中根さんと話しているようですが……

皆賀「だ、だいたい私に何を期待してるのよ……私は内職だから脱出なんて不向きなんだけど……」

中根「ふん、期待などしていない。お前は自分の立場を理解しているようだから話しかけただけだ」

皆賀「……立場?」

中根「見るからにみすぼらしい、才能がなければ底辺を這っているだけだろう存在。それを自覚しているからこそ、お前は怯え、すぐに悲鳴をあげるんだろう?」

皆賀「……」

中根「わかるか?お前は石動のような野蛮な男や他の口答えする連中に比べればまだマシという事だ」

皆賀「……あっそ」

静希「……ふむ」

1…それはどうなんでしょうか?
2…あまり恨みを買うような発言は慎んでいただきたいんですが

↓2
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 21:13:51.79 ID:4oxg/Mbfo
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 21:14:17.81 ID:DMAGwQVDO
206 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 21:40:26.60 ID:ZfPHp2jA0
静希「それはどうなんでしょうか?」

皆賀「みぎゃああああああ!?」

静希「ああ、すみません。驚かせてしまいました」

皆賀「あんたアレね!?驚かせてからの心臓麻痺ってある意味斬新なトリックで私を殺す気なのね!?」

静希「いえ、僕は殺される側なので」

皆賀「そういう話じゃないのよぉ……!」

中根「……何の用だ静希」

静希「ああ、そうでした。中根さん、皆賀さんがみすぼらしい存在だとおっしゃっていましたが」

中根「なんだ?ただの事実だろう」

静希「彼女は確かに悲鳴をあげますし、怯える人ではありますが……だからといって彼女がみすぼらしい存在とは言えません」

中根「……何が言いたい」

静希「みすぼらしい存在とは僕のような人間の事です。皆賀さんに対するその暴言はあまりにも不適切なものだと言いに来ました」

中根「みすぼらしいだと……静希家に産まれたお前がそれを口にするのか!ふ、ふざけるなよ!くそっ!」ドスドス

皆賀「……よくわかんないんだけど私庇われたわけ?」

静希「一応そのつもりなんですが」

皆賀「わかりにくいわね……まあ、感謝しとくわ」

【中根万利の好感度は上がりませんでした……】

【皆賀莉子の好感度が上がりました】
207 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 21:44:39.66 ID:ZfPHp2jA0
静希「中根さんは大丈夫なんでしょうか」

このままだと敵を作りすぎる気がしますが……

【自由行動を開始します】

【残り二回】

【一度に二人まで選べます】

【石動、ナナシ、中根、皆賀は選べません】

↓2
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 21:46:32.72 ID:4oxg/Mbfo
山藤 糸沼
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 21:46:50.79 ID:1UifZZS+O
羽佐間 山藤
210 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 22:18:15.45 ID:ZfPHp2jA0
山藤「おっ、先生じゃん。相方はどうしたよ」

羽佐間「わたしだって常に玲奈君と一緒にいるわけではないさ」

静希「山藤さん、コーヒーでいいですか?」

山藤「おう、ありがとよ。で、先生は一人で何してんだ」

羽佐間「道具の手入れだよ。わたしにとって医療器具は命と変わらないからね」

山藤「はー、メスや鉗子まであんのか。さすが【超高校級の医師】は抜かりねえな」

静希「どうぞ」

山藤「おっ、サンキュー。静希もそのバッグに色々入れてんだろ?はー、プロ意識ってやつか?」

1…山藤さんは道具を持っていないんですか?
2…プロと呼ばれるほどでは……

↓2
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 22:19:38.79 ID:DMAGwQVDO
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 22:21:24.32 ID:1UifZZS+O
2
213 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 22:43:02.00 ID:ZfPHp2jA0
静希「プロと呼ばれるほどでは……」

山藤「おいおい、【超高校級の救済者】とまで呼ばれてる奴がそれ言うのか?」

羽佐間「わたしも聞いた事はあったよ。災害や事故が起きた場所に行くと応急措置や避難が完了している……それを成していたのはたったの一人の高校生だと」

静希「……」

山藤「俺ですら知ってたんだぜ?もう立派なプロだろ」

静希「そういうものなんでしょうか」

羽佐間「そんな君がなぜここまで殺されたがっているのかはわからないがね」

僕はただ……

【羽佐間卓郎の好感度が上がりました】

【山藤切哉の好感度が上がりました】
214 : ◆j0P4o6SKvY2M [saga]:2017/10/01(日) 22:49:17.94 ID:ZfPHp2jA0
静希「【超高校級の救済者】ですか……」

皮肉な話ですね。

【自由行動を開始します】

【残り一回】

【一度に二人まで選べます】

【石動、ナナシ、中根、皆賀、羽佐間、山藤は選べません】

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