【モバマスSS】ちひろ「無くて七癖」

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1 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/27(水) 12:52:35.99 ID:WQ2vtU2VO
[事務作業中]

モバP「…」カタカタ

ちひろ「…」ペラッ…カキカキ

モバP「…

フンフンフーン…」カタカタ

ちひろ(今日もはじまったよ…)

モバP「タラッタッタッタッターン…」カタカタ

ちひろ(モバPさんは個人作業をしてる時、無意識に鼻歌を歌いますが…
部屋が静かだとスッゴい響くんですよね…)

モバP「ユーアーマデスティニー…」カタカタ

ちひろ(一旦気になり出すともーダメ、どこまでも耳に入ってくる…
リズムも音程も曲も毎回バラバラだから全然慣れないし。)

モバP「テーテーテー…」カタカタ

ちひろ(モバPさんは鼻歌歌ってるときスゴく集中してるので、中断させるのも忍びないし…
ええい、自分の仕事に集中するのよ千川ちひろっ!)

モバP「アロワナノー…」カタカタカタカタ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506484355
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 18:47:46.87 ID:1sMAjo21O
鼻歌じゃなくて普通に歌っとるやんけ!
3 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/27(水) 18:56:38.02 ID:WXd65sPYO
[朝の事務所]

卯月「お早うございます、ちひろさん」

ちひろ「お早う卯月ちゃん、今日は冷えますね。来るとき大丈夫でしたか?」

卯月「大丈夫ですよっ、防寒対策はバッチリですから」

ちひろ「そう、それなら良かった。最近急に気温が下がってるから、体調を崩さないように気を付けませんとね。
ところで、今日の仕事についてのことで…」

卯月(…ちひろさん、話すときしょっちゅう身振り手振りするんですけど)

ちひろ「…1人での仕事とニュージェネレーションでの仕事が1つずつ…
…凛ちゃんとは現地合流で…」

卯月(動くたびに明るいグリーンがチカチカして…
夜更かし明けの時とか、眼に辛いです)

ちひろ「…ほら、ここの仕事先は行くの初めてでしょう?だから到着時間に余裕を持たせたスケジュールで…」

卯月(でもわざわざ指摘するほどのことでもありませんし…
服の色か身振りのどっちかをもう少し落ち着いたものにしてもらえるといいんですけど…)

ちひろ「…ということなんですが…卯月ちゃん、ちゃんと聞いてます?」

卯月「は、はいっ!聞いてますよっ!」
4 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/27(水) 19:19:12.39 ID:WXd65sPYO
[電話中]

未央「でさー?その時茜ちゃんが『釜玉にはぽん酢を少しかけるのが最高です!』って主張してさ…」

卯月「へーそうなの?ちょっぴり変わってるね…

あ、そうだ。ところで未央ちゃん、…」

未央「ん、どしたのしまむー?」

卯月「あーいや、やっぱりなんでもない!続けて続けて?」

未央「そう?うん分かった…それで藍子ちゃんは…
(出たよ、しまむーの話題キャンセル!
言いかけて止められると何だったのか気になるっ!
それに、話がノッてきたときとかにやられると面食らうんだよねー)」

未央「結局さ、それはダライ・ラマかエルサレムかってことで…
(急にクスクス笑いだして、『何でもない』とか『こっちの話』とか言うことも多いし…
直接話してる時はそんな気にならないけど…)」

卯月「わたしはケンブリッジ飛鳥さんの方が…」

未央「(ま、いっか。どっちにせよ他愛のないおしゃべりだし。)えー?やっぱ焼おにぎりでしょ?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 20:39:50.49 ID:4POzqU/SO
なんだこの内容
6 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/27(水) 20:53:07.21 ID:WXd65sPYO
[待機中]

凛「…」スマホポチポチ

未央「待ち時間、結構長いねえ…」

凛「うん、そうだね…」ポチポチ

未央「…」…パタパタ…

凛「…未央。またやってる。」

未央「あっ…ゴメンゴメン」

凛(未央は…手持ちぶさたになると靴の先をパタパタやりだす。無意識みたいだけど…
床が硬いとことかだと音が結構響くから、周りに聞かれて一緒にいる私が恥ずかしい…)

未央「…あー、でもさ…こう待ち時間が長引くと…アレだよね、何と言うか…」

凛「…ちょっと静かにしてくれないかな?」

未央「…うん、分かった。」

凛(足パタパタさせる癖止めてって何度も言ってるけど、全然おさまらないんだよね…)

未央「…」…パタパタ…

凛「ほらっ!まただっ!」

未央「うひゃあっ!ゴメンってばあ!」
7 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/27(水) 21:49:54.76 ID:WXd65sPYO
[会話中]

凛「アイドルとして売れ出してから、うちの店に来る人が増えてさ…」

乃々「へー…いいことなんじゃないですか?」

凛「そうじゃないんだ。ただ買い物するんなら良いんだけど、やたらうろつき回ったり、写真をバシャバシャ撮ったり…」ファサッ

乃々(ああ…凛さんがまた髪をかきあげました…
凛さんはわたしよりずっと美人ですし、この仕草は写真みたいにサマになってますけど…
会話の中で何度もやられると、何だかコミカルに思えちゃいます…)

凛「挙げ句、父さんに絡んだり、モノを盗っていこうとしたり…迷惑だよね、ホント…鬱陶しい」ファサッ

乃々「(2連続うっ…!)あ、は、はい、そうですね…

…んふっ…」

凛「乃々…今、笑った?そういう話してなかったよね?どこが面白かったの?ねえ?変だよ?」

乃々「ひいいっ、ごめんなさいい…そうじゃないんです…

…で、でも凛さんも今日ちょっと変ですよ…
何だかイライラしてます…」

凛「…っ!何でもないよ、何でもない。
ゴメンね?責めるようなこと言って。
さ、話をもどそうか。」ファサッ

乃々「はいっ…(こらえなきゃ…こらえなきゃ森久保…次笑ったらヤバイです…)」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 23:13:16.92 ID:+mmV0e63O
はよ
9 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/28(木) 00:01:16.95 ID:2UL4+JXdO
[昼下がりの事務所]
乃々「…」キョロキョロ

小梅「…」

乃々「…」キョロキョロ

小梅(乃々ちゃん…ずっとキョロキョロしてる…
スマホをいじるのも…本を読むのも…辺りを見回しながらしてる…)

乃々「…」チラッ…

小梅(あっ…目があった)

乃々「っ」ササッ

小梅(何でいっつもあんな感じなんだろ…?キョロキョロしてるからかえって注目を浴びるのに…)

小梅「きっと…ホラー映画なら二番目くらいにやられちゃうタイプだね…」ヒソヒソ

輝子「それ…ボノノさんには言っちゃダメだぞ…」ヒソヒソ

乃々(何か森久保のことを小声でしゃべってるみたいです…何だろう…悪口かも…
うう…森久保はハブられくぼなんですか…)
10 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/28(木) 00:34:48.75 ID:2UL4+JXdO
小梅「…」ジーッ

輝子「マイタケくんは…そろそろ収穫か…ブナシメジたちは…原木を交換しなきゃな…」

小梅「…」ジーッ

輝子「…うーん…(小梅はまた虚空を見つめてるな…
ひとたび目線を定めたら、小梅、微動だにしないんだよなあ…正直ちょっと怖い…
どこ見てるのか聞いたら、どこも見てない、って言うし…)」

小梅「…」ジーッ

輝子(小梅が言うと…何だか、ちょっと意味深だぞ〜…
たまに人のことも見つめてるよな…あの大っきな眼で覗きこまれると、距離感が分からなくなってくる…)

小梅「…あたしがどうかした?輝子ちゃん…」ジーッ

輝子「フヒャッ!?い、いや特に…さーて、フレンズにみ、水やりしなきゃ…」ソソクサ
11 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/28(木) 12:42:53.83 ID:2UL4+JXdO
[会話中]

まゆ「…それで、そこのカフェのほうじ茶スイーツが結構美味しくて…」

輝子「へー…ちょっと、興味あるかも…」

まゆ「でしたら、場所を教えますよお?なんなら、一緒にどうですかあ?」

輝子「フヒヒ…でも、渋谷にあるんだろ?そのカフェ…わたしみたいなのが行ったら浮いてしまうよ…きっと変な眼で見られる…わたしの心は磨り潰されてキノコペーストになっちゃう…」

まゆ(ああ、また…どうして輝子ちゃんは、自虐を挟まずにはいられないんでしょう?)

まゆ「そんなことありませんよお…輝子ちゃんは、とっても魅力的なんですから。」

輝子「そうかな…まゆさんの方が、わたしより…」

まゆ(いつまでも卑屈なままで…もっと自信を持っても良いはずなのに。
芸能人としては…今のところ、ほんのちょっぴりだけ、まゆより有名ですし…今のところ、ね?
自虐風の自慢?をしたい訳でもないようですが…)

輝子「…ああ…まゆさんはすごいよなあ…
ボッチのわたしには、とても出来ないようなことをあっさりと…」

まゆ(ネガティブなことばかり言ってると、こっちまで暗い気分になってきますよお…
毎度毎度ウダウダウダウダウダウダと…
会話が無駄に長引くんですよ…)

輝子「…わたしなんか……まゆさんの方が……それに比べて……云々かんぬん……キノコッノッコーノコゲンキノコ……」

まゆ(…いっそのこと言ってやりましょうか?『輝子ちゃんは謙遜のつもりかもしれないけど、ただウザったいだけだ』って…)

輝子「?まゆさん…何だか顔が険しいぞ?どうしたんだ?わたし、何か気に障るようなことを…」

まゆ「…何でもありませんよお。心配してもらわなくても大丈夫…」

まゆ(いけません、今のまゆはどうにも気が立っているみたいです…こういう時は何事も上手くいきません、落ち着かなくては…)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 16:19:07.85 ID:K5I+EJqEO
よく考えりゃ個性のサラダボウルな事務所なんだからこの程度の摩擦がないわけないよな
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/28(木) 16:25:50.97 ID:fPAnPSC1o
自虐風自慢とか謝罪風脅迫とかはほんま糞
14 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/28(木) 18:09:04.68 ID:2UL4+JXdO
[事務所併設のカフェテリア]

まゆ「…」コクコク

幸子(宿題をこなすため、カフェに来ましたが…まゆさんが1人でいますね…コーヒー1杯だけですか…そんなに長居しそうな雰囲気でもありませんし…
一声かけるべきか否か…)

まゆ「…ふぅー…」

幸子(まゆさんは手持ちぶさただと手首に巻いたリボンを弄り出します…
まゆさんは感情をあまり露にしませんが、カワイイボクならばリボンの弄りかたからまゆさんのその時の気持ちを読み取ることが出来ます!
さて、今は…)

まゆ「…」ギリギリ…ガリガリ…

幸子(手首をリボンで絞めてみたり、爪で引っ掻いたり…何だか…苛立ってる?声をかけるのはよしておきますか…)

まゆ「…」スック

幸子(あ、もう店を出るみたいですね…
何でしょう、最近はまゆさん、ずっとあの調子ですねえ…他にも何人か様子のヘンな人がいるようですが…)

幸子(何があったのか知りませんが…このままなら、まゆさん、アイドルとしてのパフォーマンスにも支障をきたすかもしれませんね…?
でも、ボクがそこを何とかしようと介入する必要もなければ、義理もないし…
もしそうなったら、しばらく仕事では関わり合いにならない方が良さそうですね…)

幸子「ああいけないいけない、そんなことより自分の宿題に取り掛からなければ…」バサバサ
15 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/28(木) 20:35:30.85 ID:2UL4+JXdO
[会話中]

紗枝「その時、突然ぶぶ漬が発光しはりましてな…」

幸子「何と…それじゃあ周子さんも棚からほたるさんを引っ張り出すわけですね?
まあボクがその場にいたら華麗に生八つ橋の反逆を鎮めてみせますが!」スッスッ

紗枝「ふふ…それはまた何とも勇ましいことで…」

幸子「フフーン、ヨモギもゼンザイもドンとこいですよ!
…っと…」ササッ

紗枝「…(幸子ちゃん、話してる間もスカートを整えたり髪を弄ったり…うちが目の前におるのに。
うちと話してる時は、うちのことだけ見ておくれやす…)」

紗枝「そう言えば、オルニチンについてはどう思います?」

幸子「ああ、そっちの話ですか?パラダイムシフトの後なら何とか…」スス…

紗枝「ええ、うちも同じ考えどす…(ああ、また…そのヨコハネやおさげ髪がそんなに大事なん…?)」

幸子「…ま、いずれにせよ最後はボクがカワイイって結論に落ち着きますが!」

紗枝「全くその通りですなあ…

…」

幸子「…紗枝さん?どうかしましたか…」

紗枝「えいっ」ギュム

幸子「フギャッ!…紗枝さん?なぜボクのおさげ髪を握るんですか?」

紗枝「…えいえいっ」グニグニ

幸子「ああ、ボクの髪をグニグニしないで!左右に振らないでくださいよお!何ですか急にっ!」

紗枝「…ふふ」クリクリ

16 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/29(金) 00:00:49.35 ID:CKxIf9QSO
[夕方の事務所]

比奈「うー…おはよーごさいまス…」フラフラ

春菜「比奈さん…もう夕方ですよ?どんなリズムで生活してるんですか…」

比奈「あーっと春菜チャン…うん…ちょっと…原稿が…ね…3徹…」

春菜「それでさっきまで仮眠室で寝てたんですか…
比奈さん今日の夜に仕事があるでしょう?大丈夫ですか?」

比奈「うん…あとちょっとしたらシャキッとしまスから…ふーっ…」ポスン

春菜(ソファーに座り込んじゃった…)

比奈「むー…」スマホポチポチ

春菜(比奈さん、癖っ毛の上に寝癖までついてスッゴい髪形…ファンには見せられませんね…
いや、かえってこういう姿も需要あるのかも…)

比奈「あー…たつき降板…?ほーん…」ポチポチ

春菜(後ろの方の髪、まとまってぶわっと立ってる…)

比奈「ああ…またヤジュセン連投…」ポチポチ

春菜「…(比奈の髪を持ち上げる)」

比奈「…スーっ…」

春菜「…(手を離す)」

比奈「…」ウシロガミバルルン

春菜「…(また比奈の髪を持ち上げる)」

比奈「…拳…てーこう…?」ポチポチ

春菜「…(また離す)」

比奈「…ログイン…」ウシロガミバルルンバルン

春菜「…(またまた比奈の髪を)」

比奈「…春菜チャン?アタシの髪で遊ばないでほしいっス…」

春菜「…(気まずそうに手を離す)」
17 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/29(金) 00:39:06.81 ID:CKxIf9QSO
[夕方のカフェテリア]

飛鳥「」

沙織「」

飛鳥「そう…それはさながら」

沙織(この会話中4回目の『さながら』いただきますた…)

沙織(言葉について熱く語ってっけど…何度も同じ『れとりっく』を使うのは美しくねーんでねーかな…)
18 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/29(金) 00:42:03.45 ID:CKxIf9QSO
書き込み途中でやっちまった
幸子のヨコハネに免じてみなかったことにしてくれ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 01:06:13.82 ID:lwMDrzhSO
の・け・も・の・し・た・い
20 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/29(金) 01:22:52.91 ID:CKxIf9QSO
[夕方のカフェテリア]

飛鳥「ああ…沙織さん、あなたの日本語は美しい…」

沙織「んだか?とうほぐ訛りってだせえって思われてねが?しゃべってっとかっぺに見らえんだけども…」

飛鳥「そんなことはないさ。実のところ皆、外から与えられた標準に従って物事の美醜を判断しているにすぎないのさ。
ボクは、あなたのこれまで生きてきた積み重ねの表れている言葉遣いが、とても素敵だと思うんだ…
さながら、清い水に育てられた蛍があるがままで瞬くようにね。」

沙織「んだべか…(今日4回目の『さながら』だな…口癖なんかな?)」

飛鳥「そもそも、言葉の良さとは多様性にあるのだとボクは思うんだ。土地の風物や人間の活動にあわせ、それぞれに適した形を作りながら、また柔軟に変化もする…
そんな言葉を標準化、統一化しようとするのは、さながら、流れる水を手で留めようとするのと同じさ。不自然だし、無意味だ。そうだろう?」

沙織(言葉のエさについて熱く語ってっけど…同じ『れとりっく』を何度も使うのはエくねんでねえのかな…)

飛鳥「…それはやはり、…ということで…それはさながら…」

沙織「さなづら…」

飛鳥「?」

沙織(あいや、こんたのは秋田県民にしか伝わんねえか…)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 01:23:55.55 ID:lwMDrzhSO
さなづらひろゆき
22 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/29(金) 13:01:17.19 ID:0FSLY8KSO
[夕方の事務所]

雫「ふぅ…お疲れ様ですー。」バルルン

愛海「あっお疲れ様でーす…」ソワッ

早苗「いやー仕事が予想以上に長引いちゃったわね…汗もかいちゃったし、女子寮に戻ってシャワー浴びたいわ…この後飲み会もあるし。」タユン

愛海「…」ソワソワ

裕子「元気ですねえ早苗さん…あたしは疲れちゃってもうサイキック切れですよ〜…」

雫「今日は大変でした〜…」バルン

愛海「…」チラッ…

裕子(愛海ちゃん…最近は、手癖の悪さが何だか落ち着いてきたみたいですね…前はもっとがっついてたのに。
まあ清良さんも向こうにいるし、今日は警戒しなくても大丈夫でしょう。)

愛海「…

早苗さーん…」

早苗「ん、どしたの愛海ちゃん?……!」

愛海「いくよーっ!」ヒュバッ

裕子(!?)

早苗「(愛海の突撃を止める)
…いくら疲れてても、そんな直線的な動きに対応できないあたしじゃないわよ、愛海ちゃん?」

愛海「…んー、そうみたいだね?」プラプラ

裕子(愛海ちゃん、雫さんやあたしでなく、何故わざわざ早苗さんに…?
天敵?の清良さんも近くにいるのに…
それに、今の動き、本気じゃ無かった…?)

清良「あらあら愛海ちゃん、またやったの?懲りないわね…」

愛海「うひひ…まあ、ね…(地面に下ろされる)」

清良「…これはまた、『オシオキ』しなきゃいけないわね…?」

早苗「あー、清良さん?別にいいんじゃないの?今回は未遂だし…」

愛海「いやーいいよ早苗さん、あたしは大人しく清良さんの『オシオキ』受けるから…」

早苗「そう?まあ本人がそう言うんなら…」

愛海「そうそう。じゃーあたしたちもう行くね?
…あ、さよーならセクギルの皆さん。また明日。」フリフリ

雫「あー…さようなら?」

裕子「愛海ちゃん、また、明日ね…
(…何なんでしょう?雫さんも困惑してますよ…)」



清良「それでは…行きましょうか、愛海ちゃん?」

愛海「うん、そだね…へへ」

裕子(…詮索は止めておきましょう。あたしのサイキックが、深入りしてはいけないと言っています…)

清良「…ふふっ?」

愛海「…へへ…?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 13:50:38.06 ID:LBhzp/GxO
レズ要素多っ
24 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/29(金) 21:52:25.08 ID:r+YhBuzwO
[社内の一角]

ベテトレ「美城専務、少々宜しいですか?一部のアイドルの今後のトレーニングスケジュールについて、打ち合わせたいことが…」

美城専務「ん…では、小会議室へ移動しようか?3階に空いている部屋があったはずだ…」

ベテトレ「いえ、それほど時間は頂きませんから…」

美城専務「そうか?ならば、そこの角に移動して話そうか…」



ベテトレ「…橘ありす、鷺沢文香両名の仕上がりがやや遅れています。特に、鷺沢は一時体調を崩していたこともあって、合わせが不十分で…」

美城専務「ならば、サイドの者の動きを増やし、鷺沢のサポートをしてもらおう。鷺沢には、ソロパートを仕上げることに重点を置いたメニューを…」ツツ

ベテトレ「はい、そのように調整します…
(この人はどうして立ち話しているとき、ほんの少しずつ後退するのだろう?)」

ベテトレ「その分、宮本や速水にかかる負担は少々大きくなりますが…
(それと言われなければ気にならないようなことだが…慶が彼女の足癖を話題に出してからというもの、どうにも意識してしまうよ…)」

美城専務「まあ、多少は仕方がないだろう…」ツツ

ベテトレ「(ん…?今日は後退のペースが少し速いぞ…?)それと、大槻の新曲について…」

美城専務「ああ…そちらの方は…」



ベテトレ「…それでは、今後のトレーニングはこのような計画で進めさせていただきます。」

美城専務「ああ…宜しく頼む。私はこれで失礼させて貰おう。」ツカツカ

ベテトレ(何だか専務殿、ソワソワしているようだったな…このあと用事でもあったのだろうか?
…引き止めてしまって悪いことしたかな)


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/29(金) 22:00:03.01 ID:lwMDrzhSO
トイレか?
26 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/30(土) 00:21:55.01 ID:S8OXtPCOO
文香「…」ペラ…ペラ…

ありす(文香さんが本を読んでいます…随分集中しているようですが…)

文香「…」ググ…

ありす(ああ、やはり今日も…
文香さんは本の内容に入れ込みすぎると、どんどん背中が曲がってきます…)

文香(顔全体に影が落ちた状態)「…」ペラ…ペラ…

ありす(文香さん、アイドルになってからは、読書中の姿勢にも気を付けていると言っていましたが…集中すると、どうしても…)

文香「…」ググ…

ありす(無意識の動作なので、その場で注意することでは改善するはずもなく…
それに、文香さんの読書を無理矢理中断すると、文香さん、蹴っ飛ばされた仔犬みたいな目でこちらを見てきますし…)

文香(目が完全に見えない状態)「…」ペラ…ペラ…

ありす(ああ、文香さんのために、私はどうすればいいのでしょうか…
私がもっと大人なら、悩むこともなく、スマートな解決法を見つけられるのかなあ…)

文香(貞子状態)「…」ペラ…ペラ…ペラ…ペラ…
27 : ◆Uziy.AhwOc :2017/09/30(土) 10:58:28.64 ID:53fnsMCFO
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28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 11:05:02.38 ID:kJGI9cSwo
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